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俺「ストライクウィッチーズなのさ……」

969D.H.N俺:2012/01/19(木) 01:02:17 ID:Tik6Ler2
俺「エイラの今後を考えるというのもあるが、もしかしたら一緒に行きたかったんじゃないのか?」

サーニャ「そう、かもしれません。でも、私エイラに怒ってしまったからエイラももう……」

俺「……甘いな。そう簡単に諦められるもんでもないさ。特に大切な人を守ろうとするときはな」

サーニャ「大切な、人……」

俺「大切な人を守ろうと思ったらな、どんな困難でも乗り越えられるんだよ」


サーニャ「エイラにとって私は……大切な人、なんでしょうか?」

俺「えっと、今更感があるが、エイラにとってサーニャは本当に大切な人だろうな。疑いの余地なく」

サーニャ「……」

俺「だから守りたいんだよ。自分の手で、サーニャを。俺とかペリーヌさえも頼ってきたんだ、必死なんだよ」



俺は若干エイラの肩を持ちながらもサーニャの気持ちをなだめるように話す。
サーニャにとってもエイラは大切な人間だろう……だからこそシールドが張れるようになることを願ったのだ。

しばし考慮しているのか間が空くが、1分後ぐらいにサーニャが口を開いた。



サーニャ「……俺さんは、親しい友人と喧嘩したことはありますか?」

俺「もちろん。殴り合いもした。意見の食い違い、親切心の平行、理解不足からの喧嘩だ」

サーニャ「でも、仲直りできたんですよね?」

俺「……いや、できなかった」

サーニャ「え?なぜ、ですか?」

俺「そいつが、その次の日に戦死したからだ。ははっ……謝ることもできないし、酒を酌み交わすこともできないし、困ったさ」

サーニャ「すみません。嫌なことを聞いてしまって」




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