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青空の無い街
207
:
零(gaol/幹部)
◆BMgkDp1egc
:2013/01/08(火) 20:30:22
(寒い寒い、雪の降るAY地区。空は今日も灰色で、所々に木の実の様な赤い蕾が咲き誇ります。この木の実は甘くはないけど、淋しく切ないのです。ああ、今年もクリスマスが終わりを告げました。何十年前にはこの教会でもクリスマスが行われていたのでしょうか。いまこの教会にいるのは小さな少女のみ。少女の腕の中には真っ白な首に桃色のリボンを付けた白猫。少女がそっと猫に話かけると猫はゆっくりとにゃーっと声をあげるのです。寒い冬に拾われた猫に彼女は一つのクリスマスプレゼントを渡しました。それは「百々」という名前です。少女が0であるように猫は永遠の百々なのです。今年の冬は思いの他寒く一人で生きてゆくには辛過ぎて、彼女は猫と行きてゆく事を決めました。一人で生きていく強さには何かを守る強さが必要なのです。本当に強くなるためには守るものが必要なのです。それをしったのが遅すぎたのか、彼女の手の平には救いあげては落ちて行くばかりでした。少し長く伸びた髪も見てくれる人もおらずそっと涙を流してもそれを吸い上げてくれる人はいません。それでも彼女は生きるのです。涙が零れれば百々がそっと舐めてくれます。寂しくはありません。それでも、それでも…。)
―――アァ、今日もさみぃな…。なぁ…百々、誰もいないんだ…これが寂しいっていうのか…。あぁ…あいてぇな…。
(そっと少女は目に見える事の無い神にお祈りをするのです、いつかきっと叶うようにと…)
(PL/あけましておめでとうございます。久しぶりにオリキャラに来てどうしてもこの子が懐かしくなってしまったのでソロルを書かせていただきました。クリスマス記念に書こうと持ったのでが、気が付けば年明けに…。皆様どうお過ごしでしょうか。久しぶりに皆様に会えないかなーっと零共々お待ちしております。どうか、小さな少女の夢がかないますように…)
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