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◇月光裏街 =Moon Light Under the City= PartⅠ◇(
70
:
オーギュスタン
◆0yOf30V/Oo
:2011/04/09(土) 02:43:52
(p.またまたお久しぶりです。昨日でしょうか、もう一昨日ですね。参加者の皆様も、見て下さっている方々も、一昨日の地震は大丈夫でしたか?まだまだ余震には警戒が必要ですが、落ち着いて……と、突然の強い揺れにビビって腰を抜かした本体が通ります(^o^)三 それでは、今から順に返レス刺せて頂きます。その後、まだ絡んでいない方へ絡ませて頂きますね。ただ少し数日ほど日を跨いだりするかもしれませんが…orz)
>>44
可愛らしいお嬢さん(エリス=ヴィオレッタ
(プランターの縁に腰掛けて暗い街中を見ていれば不意に聞こえてきた声。小さな丸眼鏡を片手で押さえながらそちらに灰被りの視線を向ければ眼に飛び込んできた真っ白く揺れるそれに思わず目を瞠る。だがそれが白いワンピースだと気付けば何ら警戒することでもなく、彼は目の前にいる少女に視線を注いだ。先程から聞こえていた足音は彼女のものだったのか、と半ば安心のような感情を抱く。その双眸を緩めて笑えば、彼はステッキを手に持ったまま腰を上げ、プランターの縁に立った。それから仰々しく頭を下げれば、ふわりと青白い羽根が揺れた。顔を上げれば丸眼鏡の薄いガラス越しに彼女の姿を捉え、名前も知らない少女に話しかける。また誰かに網で捕まえられたりしたら大変だが、彼女ならばそんな事はしないだろう。……なんて根拠もない確信に従って、そのまま彼女の言葉に耳を傾ける。暗がりの中では少しばかり見えづらい紫水晶のような瞳を見てぱっと両手を広げた。そのままふわっ、と重力に逆らって浮遊し、まるで本物の蝶々のように羽根を羽ばたかせて少女の眼前、数十センチほどの間を開けて停止した。――そしてふと、思う。もしかして少女は、自分のような所謂“妖精”を見たことがなかったのだろうか?この反応からすればその予想は当たっているのだが、思わずそう尋ねてしまった。)
――やあ、今晩は。そしてご機嫌よう、お嬢さん。…………勿論飛べるとも。もしかして、私のような者を見るのは初めてかな?
(p/もう入学式も過ぎてしまったかもしれませんが、合格おめでとうございます。かなりの亀ですが、これからよろしくお願いします。)
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