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都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……代理投下スレ

405夢幻泡影:Re † シン・レツヤ ◆7aVqGFchwM:2016/08/29(月) 22:07:03 ID:2ecBNypM
「一体、あいつが師匠に、何したってんだよ!」
「″原罪″ってのを知ってるか?
 原初の人間である我々の父と母---アダムとイヴが犯した罪は、
 その子孫たる人類全てが背負って生きている
 たった一匹の下等生物によって、俺は屈辱を味わわされた
 その罪は種族全てで負わなければならない
 それが都市伝説だろうと例外はない!!」
「間違ってる!!…馬鹿げてるぜ、先生ェ!!」
「何度も同じことを言わせるな!!
 はっきり言うが、俺は己が正しいなどと、″正義″などと思っちゃいない!
 寧ろ、この俺こそが真の″邪悪″…正されるべき″邪″そのものだ!
 正してみろ、お前等の全力の″正義″で!!」

攻撃を止め、4枚の羽が背中に装着されると、
裂邪は地面を蹴り、猛スピードで2人に接近した
一瞬、その気迫に臆したが、またとない好機、みすみす逃す訳がない
清太と賢志は、武器を振りかざした

「「うおおおおおおおおおおおおおおぉ!!!」」
「『ジャスティスブレイカー』」

剣とバットに両掌がぶつかる
否、触れる寸前に勢いが死に、時が止まったかのように静まる

「「ッ!?」」
「終わりだ、『クェーサー』」

金色の光弾が両掌より放たれ、武器は消滅し、
賢志達は吹き飛ばされ、塀に強く身体を打ち付けた
呻き声、荒い息遣い
ハァ、と裂邪は溜息を吐いた

「つまらん。この俺にただの一撃も与えられんとは
 時間の無駄だったな、お互いに」

そう言い残すと、裂邪は弟子達に背を向け、歩き出した
邪魔者はもういない、あとは光陽達が連れている「ライラプス」を---

「ま、て…師匠…」

ざ、と足を踏ん張り、彼等は立ち上がる
貫かねばならぬものがあった
己の″正義″、そして目の前の″邪悪″

「ほう、少し見直したぞ」
「うるせぇ…まだ、戦える…」
「絶対、止める…都市伝説をやっつけるつもりで…
 本気でぶん殴るからな、師匠!!」

怒りの熱気と冷気が、辺りに立ち込める
対する裂邪は、

「…ウヒヒヒヒヒヒヒ…」

わらった


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