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肥満化小説・肥満化絵投下スレッド その2

1名無しさん:2011/12/05(月) 00:33:48 ID:tlxuFIYEO
肥満化小説や絵を投下したい方へのスレです。
作品の感想などもこちらへどうぞ。

409334:2012/07/13(金) 20:54:13 ID:v6zfIyYE0
「その辺にしておケ。さすがの私も引ク。」
一部始終を見ていたリリスが私に話しかけた。
「それよりも服を着たらどうダ。」
そう言えば、事態に夢中になっていて自分が裸だということを忘れていた。
リリスが空中から取り出した制服(今の私にサイズがぴったりだ)を着ながら、リリスに尋ねた。
「ねえ、リリス。『豚の呪い』を使える力、私に貸してくれない?」
「まア、お前からは十分魔力を集められたシ、言い方はおかしいが世話になったからナ。
少しだけならいいガ、何に使うんダ?」
「ふふ、ちょっとね。あなたに新しい魔力の源を提供してあげるわぁ。」
不可解な顔をするリリス。
私の頭には憎らしい金髪が浮かんでいタ。

410334:2012/07/13(金) 20:56:07 ID:v6zfIyYE0
以上で今回分は終了です。

※補足
今回の変化では、周囲の那須原への認識は変わっていますが、小尾里への認識は変わっていません。
つまり
・那須原はもともとデブだった。
・小尾里はデブだったがある日急に痩せて美人になった。
と認識されます。

411名無しさん:2012/07/13(金) 21:56:05 ID:wdXuGO920
乙でした!
内面の堕落要素も好きなので、すっかり歪んだ小尾里さんの内面描写に興奮したよ。

412387:2012/07/13(金) 22:48:46 ID:ek0QndkIO
リクエスト取り入れて頂きありがとうございます!小尾里さんの心が悪魔のように歪んで今後も気になります!また認識の設定も良いです。本来の美人な姿が仮の姿でデブスな姿が本来と思われているのが倒錯的な感じがして!

413名無しさん:2012/07/13(金) 23:59:32 ID:u2iqNwv20
乙です!
これからの展開が楽しみです!悪魔のように歪んだ小尾里さんと、
最初からデブだったと認識されてしまった那須原の今後が気になってしょうがないです!

414名無しさん:2012/07/14(土) 01:27:14 ID:xCH51UEsO
乙ですよ
小尾里さん痩せたかー。薬飲んだ翌日の体型位までは最終的にリバウンドして欲しいかもw
本人にはとってはあれぐらいでもショッキングな体型だけど
男連中はそれでも尚性的な目で見てるから
見られたくないのに周りはどんどん視線を寄せるって状況がたまらん

415名無しさん:2012/07/14(土) 01:27:28 ID:xUzvA5ho0
乙!
凛々しい武道少女だった那須原さんが完全にデブにw

416334:2012/07/14(土) 21:11:17 ID:t0xsgk2Y0
毎回コメありがとうございます!

>>412
すみません、案を取り入れさせていただきました。
リクエストに答えられたならよかったです。

>>413
自分も書いててここまで歪むとは思ってませんでしたw

>>414
デブ専が多いクラスということですねw

>>415
凛々しい性格の人物がだらくなくなるのって好きなシチュエーションですw


それでは、今回も投稿を開始します!

417334:2012/07/14(土) 21:13:09 ID:t0xsgk2Y0
翌朝。
私は元の体に戻れた喜びを胸に教室の扉を開いた。
「おはよう!」
クラスの連中(中端はまだ来ていないようだ)は「誰だ?」という表情でこちらを見ている。
「あは♪痩せたから分からないかな?小尾里でーす!」
クラス中にざわめきが広がった
「(小尾里だって?あのデブスの?)」
「(信じられないわ…)」
「(でも目元は小尾里の目だぜ。)」
ガヤガヤと議論しているクラスメートの中から、二人の女子生徒がこちらに駆け寄ってきた。
一人はぽっこりと出たお腹が印象的なおとなしそうな生徒で、名前は白水さんといったはずだ。
もう一人はいつも中端と一緒にいる錨木という生徒。
クラスのほとんどの女子が太っている中で、中端を含めてまだ痩せているグループの中のひとりだ。

白水さんが言った。
「本当に小尾里さんなの?信じられない、昨日まであんなに太ってたのに。」
「ふふ、悪魔の力を借りて痩せたのよ。」
「あはは、冗談が上手だね。でも、小尾里さんって痩せたらこんなに美人だったんだね。」
私は彼女の飾らない言い方に少し好感を持った。
「ありがとう。」

すると、黙っていた錨木が口をはさんできた。
「はん、どうせ脂肪吸引手術でもしたんだろ。
痩せたからって調子に乗るんじゃないよ。
前に、中端さんにしばかれたの、忘れたんじゃないだろうな?」
「そ、そんな言い方はよくないよ。」
「黙ってな、白水。おいデブ、これからもいじめてやっからな。」

418334:2012/07/14(土) 21:16:02 ID:t0xsgk2Y0
その言い草が癇に障った。
これはおしおきをしなければならないね。
私はほほ笑んで彼女を指差した。指先がかすかに紫色に光った。
「な、なに笑ってやがる…うっ!?」

次の瞬間、錨木の体が風船のように膨れあがった。
体中いたるところに贅肉がついていって、たちまち彼女は肉団子になった。
たっぷりとした肉に埋まり、喋るのにも苦しそうだ。
「ぅ…な、んだ…これ、てめぇ、小尾里…何…しやがっ、た。」
「あらあら、デブなのハあなたのほうじゃなくテ?」
「て、めぇ…お前が、太らせ…た、んだろ…」
「太らせた?嫌だ、あなたもともと大デブだったじゃない?ねぇ、白水さん?」
「なん、だと?おい、白水、なにかいってやれ。」

「自分が太ってるのが嫌なのは分かるけど、現実逃避は良くないよ。
私だってダイエット頑張ってるんだし…」
白水さんが目をふせた。
「ふ、ふざけ…んな、俺の…どこが、デブ、だ‥。」
「苦しい言い訳ねえ♪こんなデブにはかまってないで、行きましょうか?」
私は白水さんに向かっていった。

やはり、リリスから借りた『呪い』の力はすさまじい。
私は昨日のリリスとのやりとりを思い出した。
「『呪い』の力を貸してくれ、カ…。そんなことを言った人間はお前が初めてダ。」
「お願い!どうしても復讐したいやつがいるの。」
「うーン、まア、少しだけならいいガ、力を使うにあたってひとつだけ約束してくレ。」
「なに?」
「『呪い』を使いすぎないことダ。
もともとこのような特殊な力は、魔力を持った我々悪魔にしか制御できなイ。
人間が使いすぎると力が暴走して自分に跳ね返ってしまうことがあル。」
「ははは、そんなドジは踏まないわ!」
「約束だゾ。」

419334:2012/07/14(土) 21:18:24 ID:t0xsgk2Y0
(ま、まあさっきはついムカッときて使っちゃったけド、1回や2回だけなら大丈夫よね。)
自分の席に付いた私に、白水さんが話しかけた。
「ねえ、いまさらだけどこの学校って太った人が多くなったよね。
私も食べる量には気を付けてたのにこんなにお腹に…。
その点、痩せた小尾里さんってすごいなあ。」
白水さんは羨望のまなざしで私を見た。
「ふふん、まあね。」

「そう言えば聞いた?今朝早く、3年のクラスで生徒が暴れたらしいよ?
確か、那須原さんって言ったかな、「風紀委員長は私だー」って。
あはは、おっかし。風紀委員長は鶴崎さんなのにね。」
「そ、そうだね…。」
「で、結局、先生達に取り押さえられたらしいんだけどね。
その生徒が極度の運動音痴だったせいで、先生達も簡単に捕まえられたみたい。」
「あ、ああ、それは良かったわね。」
私は内面の動揺を悟られないように平静をよそおった。

どうやら、あのあと那須原は自力で家に帰りついたらしい。
リリスが手助けをしたのだろうか?
どちらにしろ、彼女は再起不能だろう。
私は彼女の境遇を思ってすこし心が痛んだ。

しかし、そんな後悔の念も、
次に聞こえてきたねっとりとした声を聞き、吹き飛んでしまった。
「おはようございますわ。」
がらりと扉が開いて中端が教室に入ってきた。
いよいよ復讐の始まりだ。

420334:2012/07/14(土) 21:20:59 ID:t0xsgk2Y0
以上で今回分は終了です。

話が長くなってきたので、
いまさらですが、登場人物の概要を投稿させていただきます。
もっと早くやっておけばよかったんですけどね…

421334:2012/07/14(土) 21:23:09 ID:t0xsgk2Y0
登場人物

小尾里 里桜子(こおり りおこ)
満開高校2年生。
潤んだ目が印象的な生徒。
年齢の割には長身でグラマーなため、男子達から人気がある(主に性的な)。
そのことは本人も自覚しており、色仕掛けで男子をパシらせたりするなど、結構打算的な性格。
『呪い』をかけられてから受けた仕打ちにより、その性格がさらに強くなり、
自分の利益のためなら他者を蹴落とすこともためらわなくなってしまった。
ちなみにアイスが好きで、よく男子達におごらせていた。


中端 峠(なかはし とうげ)
満開高校2年生。
小尾里と同じクラス。
父親がアメリカ人のため、金髪で掘りの深い顔。
小尾里に負けないくらい美人だが口下手なため、クラスでは地味な存在だった。
しかし、リリスが小尾里にかけた『呪い』の派生効果により、
改変された認識ではクラスの人気者になっている。
また、性格もドSになり、平気で気に食わない生徒を排除するようになった。


那須原 紫(なすはら ゆかり)
満開高校3年生で風紀委員長。
ポニーテールにした黒髪が特徴で、男勝りの口調でしゃべる。
剣道5段の腕前で、県大会で優勝するほど身体能力が高い。
時々周りが見えずに猪突猛進になることがあるが、
責任感が強い性格で、教師陣からの信頼も厚かった。
教師達からの依頼で、校内における肥満化薬の流通ルートの調査を行っていたが、
向こう見ずな性格が災いしてとんでもないことになった。
書いてて個人的に一番かわいそうな状態になったキャラ。

鶴崎 鷹子(つるさき たかこ)
満開高校3年生で風紀副委員長。
眼鏡をかけた落ちついた雰囲気の生徒。
冷静沈着な性格で、学校の成績もいい。
風紀委員会では実務的な面で那須原をサポートしていた。

白水 桃(しろうず もも)
満開高校2年生。
小尾里と同じクラス。
背が小さく、童顔。
気がやさしくおとなしい性格で誰とでも仲良くなれる。
甘いもの(特に果物)が大好きで良く食べていたが、
最近は体重が気になり、食べる量を減らしていた。

錨木 しずる(いかりぎ しずる)
満開高校2年生。
小尾里と同じクラス。
茶髪できつめの風貌。
気の荒い性格で、ぶっきらぼうに話す。
中端と仲が良く、小尾里への認識が改変された後は、
中端が気に食わない生徒を排除する役目を担っていた。

リリス
魔界から来た魔王の部下。
褐色の肌に釣り目・頭から生えた角・お尻から生えたしっぽ、と
本に出てくる悪魔と人間を足したような姿(角としっぽは体内に収納することができる)。
人間を見下しており、人間達がどのような状態になっても気にしない冷酷な性格。
その一方で、世話になった人物には義理がたいという一面をもつ。
人間界に召喚された魔王を追って満開町に来たが、魔王が人間と同居していたため、
失望して魔界に帰ることを決心。
しかし、探索に時間をかけすぎたため、魔界に帰るための魔力が残っていなかった。
そのため、食品に肥満化薬を混入させて太らせたり、
『呪い』によって人間達を絶望させることで、
魔界に帰るための魔力を集めていた。
結構、苦労人である。

422名無しさん:2012/07/14(土) 23:35:04 ID:TtmsHnG.0
乙でした
小尾里さんって元々それなりに腹黒だったのかw
むしろ中端さんの方が呪いの影響で人格歪んでる感じなんだね

423名無しさん:2012/07/15(日) 01:43:24 ID:bYCTvJ..0
乙です!
いよいよ中端さんに復讐ですね!果たして彼女がどうなるのか、
そして、小尾里さんはリリスの『呪い』を使いすぎないという約束を守れるのか、
次回が楽しみです!

424名無しさん:2012/07/15(日) 02:07:45 ID:wLrSBuj.0
初ですがSS投下しようと思います。
お目汚しスミマセン

大学生になってミサはついに念願の一人暮らしを始めた。
といっても実家からそう遠くないのだが・・・
両親には一人暮らしの費用はすべて自分で負担するという条件で交渉したため、
これからは色々と節約しなければならない。
そんなある日家にエミとリコが遊びに来た。
ミサは長い黒髪にすらっとした体型の美人で目元がくっくりしている。あまり胸は大きくない。
エミは茶髪で今はやりの髪型、大きな胸をした美人だ。態度もでかい。
リコは黒髪のボブカットで、控えめな性格。胸は普通の大きさだ。
引っ越してから初の再会ということになるのだが、どうもミサが心なしか元気がない。
エミ「ちょっとどうしたのさ〜ミサ〜、さっきから全然喋ってないじゃない。」
よく見るとミサはかなりやつれたようだ。顔色も悪い。
ミサ「あはは、最近何も食べてなくって・・・バイトも何個もクビになっちゃってさ・・・」
リコ「ミサは高校のときからあんまり要領のいいほうじゃなかったからね。いきなり一人暮らしってちょっと辛いんじゃない?」
ミサは引っ越してからというもの、様々なバイトを一日でクビになっている。
何枚の皿を割り、何回レジ打ちを間違えたかわからない。
エミ「あんたね〜修行僧じゃないんだから食べるものはちゃんと食べないとだめよ〜。」
ミサ「食べ物を買うお金がないんだってば・・・来月には電気も止まりそう。実家に強制送還かな;;あぁ、短い一人暮らしだったなー。」
そういって嘆息するミサ。ずいぶんため息が似合っている。貧乏神でも憑いてるんじゃないだろうか。
するとエミがやれやれといったふうにミサを見る。リコもこちらに体を向ける。
エミ「じゃあさ、私達がやってるバイトやってみる?治験っていうんだけど?かなり稼げるわよ〜。何もしなくていいんだから、とっても簡単よ!」
リコ「何も収入がないのなら、おすすめよ。」
治験とは聞いたことがないが簡単に稼げるのなら渡りに船だ。
ミサ「このまま一人暮らしが終わっちゃうのも嫌だし、やってみようかな。」

425名無しさん:2012/07/15(日) 02:09:18 ID:wLrSBuj.0
〜数日後〜
某製薬会社の研究所に三人はやってきていた。
ミサ「なんか怖い・・・」
エミ「大丈夫だって〜、ミサは心配性だな〜。」
リコ「私達も何度も経験してるし、大丈夫だよ。りらっくす、りらっくす。」
その後研究員と思われる男に出迎えられ、契約書を書かされた。
エミが「こんなもんてきとーに同意しとけばいいんだよ〜」というのでさっさと書いてしまった。
治験の内容は試薬を投与され、採血をし、薬の効果がちゃんとでているか調べるというものだった。患者服に着替えさせられ部屋に入る。
定時に採決をするだけの快適な空間だった。ベッドで寝ているだけでいいのだ。三人とも同じ部屋で時には遊び、時には思い思いの時間を過ごした。
食事も出るし、漫画を読むこともできる。最初の治験はすぐ終わった。
「これが今回の謝礼金になります。」
受け取った封筒に入っている封筒の中には、信じられないような金額が入っていた。
これでも一番安い治験なのだ。ミサはこれならもっと高額の治験をやってもいいかもと思ってしまう。
他の二人も同じ気持ちのようだ。
ミサ「あの、もっと高額な治験をやってみたいんですけど」
エミ「私も〜」
リコ「お願いします」
「わかりました。こちらが一番高額な治験になります。よろしければ契約書にサインをお願いします。」
そういって男は三枚の紙を差し出してきた。
どうやらそれぞれ違う内容のようだ。
早く治験に移りたかったので三人は以前のように内容をよく見ずにサインしてしまった。
この後どんな展開が待っているのかも知らずに・・・

426名無しさん:2012/07/15(日) 02:11:17 ID:wLrSBuj.0
ミサが案内されたのは広い部屋だった。
ただ広いだけで家具はベッドくらいしかない。
高い天井に白い壁、白い床、本当に研究のためだけというような印象だ。
前回の部屋とは趣が全く違うようだ。患者服に着替える。
「今回は部屋から出てはいけないという以外には特に制限はありません。何か必要なものがあればなんなりとお申し付けください。カメラがついていますのですぐに対応します。」
説明の後ミサに投薬がされる。どうやら拒食症を改善する薬のようだ。ミサはまだやつれたままだから選ばれたのだろう。
どうやら拒食症を改善する薬の治験らしい。投薬されて少しすると小腹が空いてきた。
そういえばそろそろお昼御飯の時間だ。
ミサ「あの、お昼ご飯ください。」
「わかりました。すぐにお持ちします。」
そう聞こえたと思うとすぐに料理が運ばれてきた。待ち構えていたような手際の良さだ。
ちょっと量が多い気がするが食べられるだろう。
ミサ「もぐもぐ、おいしい。病院食ってまずいってよくいうけどここは違うんだなぁ、前の治験の食事よりおいしくなった気がするよ。」
食事後ミサはベッドで昼寝をして、同じように夕飯を食べてその日は終わった。

427名無しさん:2012/07/15(日) 02:13:32 ID:wLrSBuj.0
〜次の日〜
ぎゅるる・・・
空腹でミサは目が覚めた。
ミサ「お腹空いたな・・・朝ごはんくださーい。」
「わかりました。すぐお持ちします。」
前のようにすぐに料理が運ばれてきた。朝なのに脂っこいものが多い気がする。
ミサ「おいしぃ、おいしぃ。もぐもぐ、でもなんか足りないなぁ〜。すみませーんどんどん持ってきてくださーい。くちゃくちゃ」
その日の朝ごはんは昼過ぎまで続いた。

〜数日後〜
ミサ「あれ?服がきついような・・・」
ミサは着替えが着れなくなってしまっていた。自分の体を見てみるとやつれていたのが嘘のようだ。
胸は揉んでいて気持ちのいい大きさになり、お尻はむちむちと膨らんでいた。
華奢だったころよりも色っぽくなった気がする。
お腹の肉がつまめるようになってしまったのは気にしないことにした。
一番小さいサイズの患者服を着ていたので、男のすすめで一番大きいものに換えてもらった。
〜数日後〜
ミサ「はぁ、はぁ、暑いなぁ。もぐもぐ、あ、おかわりくださーい。」
ミサは通常ではありえない速度で太っていた。
以前の色っぽい体は見る影もなくなり、胸はスイカのように膨らみ、ブラはとっくに着けられなくなっていた。
つまめる程度だった腹肉は患者服からあふれ出していた。
せりだした腹が邪魔で服がうまく着れないため、はだけるようにして着るのが精いっぱいだ。
尻肉はだらりと床に広がり座布団のようだ。いつの間にかベッドが撤去されているのにミサは気づいていない。
ミサ「ふぅ、ふぅ、すいませーん飲み物持ってきてくださーい」
運ばれてきたのはアメリカで売っているような大きさのコーラだ。それも一本ではない。
ミサ「ごきゅっ、ごきゅっ、ぷはぁ・・・ゲェップ」
ミサは大きなゲップをしてコーラを飲みほした。
すごい勢いで飲んだため口からいくらかコーラが垂れているが気にしていないようだ。
この薬は異常なまでに食欲を高める効果をもっているのだ。
そして副作用として食欲以外の意識が希薄になるというものがある。

428名無しさん:2012/07/15(日) 02:16:02 ID:wLrSBuj.0
〜数日後〜
そこには山と見間違えるような物体があった。
「はぁ、はぁ、はぁ、暑いィ・・・」
人語を発しているその肉塊はミサだった。
ミサは服を着ていなかった。いや、着れなくなったのだ。
ミサ「ぱくぱく、ゲフッ、くちゃくちゃ、おかわりぃ・・・」
体は以前のミサの何倍だろう。風船のように膨らみ。体に似合わないお粗末な手足がついている。
もう本来の機能を果たすことができないのだろう。肉が邪魔になり、ほとんど動かすことができない。
ミサの胸は爆発的に膨らみ、いまにもはちきれそうだ。乳輪も肥大化し、隆起している。
食べる以外に何もできなくなったミサは、食べることに快感を得ているのだ。
陰部からはトロトロの液体が絶え間なく溢れていて、体からはむわっとした香りが漂っている。
腹からは雪崩のように肉があふれ出し床まで続いている。
尻肉は床に密着し、形が変わってしまっている。
顔にはまんべんなく脂肪がついているが、以前の可愛さは失われていない。
あごはもうどこかわからなくなってしまっていた。
口には天井から伸びている機械の腕が食事を絶え間なく運んでいる。
もうミサは自分では何もできないのだ。いつしか治験をしているということも忘れてしまっていた。
「ミサさん、お友達が恋しくありませんか?」
ミサ「おぃしぃ、おぃしぃ、もっとぉ、もっとぉ、もぐもぐ、まだ足りないのォ・・・ごくっごくっ」
「・・・」
もはや食事以外に反応がないようだ。
「運んできてください」

429名無しさん:2012/07/15(日) 02:18:08 ID:wLrSBuj.0
男がそういうと巨大な台車が部屋に入ってきた。
何か物体のようなものが載っている。
頭部らしきものには茶色い髪の毛が生えていた。
ミサと同じく服を着ていないエミなのだろう。彼女が投薬された薬は体の特定の部位を成長させるというものだった。
体はなぜかロープでぐるぐるまきにされており(ハムのような巻き方)
ロープから肉があふれ出して本当にハムのようだった。
どの部位が成長したかわかりやすくするためにロープを巻くという意図があるようだ。
エミ「ふぅ、ふぅ、ぉあああっ」
副作用として食欲に支配され、正気を失っているようだった。
こちらも天井から機械の腕が絶え間なくエミの口に食事を運んでいる。
エミはただそれをケダモノのようにばくばくと食べ続ける。
エミの体は異様なものだった。
腹が極限まで大きくなっている。
体のバランスが狂っているため、もはや自立は不可能だろう。
腹が大きすぎて目立たないが胸はだらしなくだらりとひろがり、腹に引っ付いている。まるで餅のようだ。
尻肉はパンパンに膨らみ体が崩れ落ちるのを防ぐように最低限のバランスを取っている。
ミサと対面してもお互いに何も感じていないようだ。
必死に食事を続けている。
エミ「ぅうう・・・もぐもぐ、ゲェェップ」
エミがゲップをした時だった。ブチン!と鈍い音をしてロープがはじけ飛んだ。
どうやら想定以上まで太ってしまったらしい。しめつけられていた肉は変形してしまい、もとに戻ろうとしない。
いびつな肉体が形成されてした。

430名無しさん:2012/07/15(日) 02:20:53 ID:wLrSBuj.0
そして、
「ミサっ!エミっ!」
声がした方から巨大な台車が入ってきた。
やはり巨大な物体が載っている。
頭部らしきものに黒い髪の毛が生えているのを見ると、どうやらリコのようだ。
こちらも二体に引けをとらない巨体をしており、エミと違ってこちらは胸が異常なほど膨らんでいる。
そしてパンパンに膨らんだ胸の先には搾乳機のようなものが取り付けられている。いわずもがな、母乳が分泌されていた。
それも尋常な量だ。腹と尻はパンパンに張りつめ、破裂しそうだ。
リコが投薬された薬は豊胸薬だった。しかし異常な副作用により母乳が分泌され、またリコは母乳の味に依存してしまっている。
母乳を生成すると腹が減るため、リコは食べる、飲むのサイクルを繰り返しどんどん太っていたのだ。
さらにリコに関しては投薬された薬は一つではない。
消化を最高に高める薬も投薬されているのだ。
そのためリコのからだは食べ、飲んだ瞬間に太るのだ。
パンパンに膨らんだ体はいつまでも膨らみ続ける。
すでに部屋に入ってきたときよりも若干膨らんでいる。
リコ「もういやぁ・・・太りたくない。太りたくないよぉ・・・」
言い終わると同時に搾乳機のチューブか機械の腕により口に差し込まれる。
リコ「いやぁっ!モガ、モガ、ごきゅっ、ごきゅっ、はぁはぁ、おいしぃ、もっとぉ・・・」
母乳を飲んでいる間はリコの理性は失われる。
飲んだ分だけ全身が膨らんでいく。パンパンの張りは失われることはない。
チューブが外される。
リコ「はっ!もういやっ!家に帰して!」
「残念ながらそれはできません。契約書に書いてありますので。これは読んでいなかったお客様の過失です。」
男は丁寧に答えるが。言っている内容は恐ろしいものだった。
リコ「こんな体になっちゃて!もうどうすればいいの!私だけでもここから出して!」
案外友情とはもろいものである。
「お答えした通りです。それはできません。ですがお客様の苦痛を和らげる方法はあります。」
リコ「助けてっ!」
「かしこまりました」

431名無しさん:2012/07/15(日) 02:23:24 ID:wLrSBuj.0
そういうと男はリコに薬を投薬した。
リコ「何なのこれ?ヒギィッ!痛い!あそこが痛いぃぃぃ!」
リコの陰部がうごめいている。
なんと周りの肉が集まって巨大な陰茎を形成した。
胸に劣らない大きさで、グロテスクだ。
皮が無理やり剥かれる。
リコ「何なの!?痛いっ!いやぁああああああ!おちんちんじゃない!私は女の子よ!なんで生えてるのぉ!」
リコは動揺を隠せないようだ。
「すぐに楽になります」
男が言うと天井からホースのようなものが降りてきた。
そして、陰茎に差し込まれる。
リコ「痛いいいいいいい!ヒギぃぃぃぃ!抜いてぇ!抜いてェ!」
苦痛に泣き叫ぶが男は笑顔を崩さない。そして止める様子もない。
ホースの動きが止まった。最深部まで達したようだ。
リコ「あれ?止まった?・・・いやっ!何か上がってくるぅぅぅぅ!」
亀頭がパンパンに膨らんでいる。
充血して真っ赤だになり、ビクビクと脈打っている。
ホースが引き抜かれる。
なんとリコの陰茎から精液が吐き出された。
リコ「なにこれぇぇぇぇぇ!止まらないいいいいいっ!イクのとまらないのおおおおおおおお!」
ビュルッ!ビュルッ!と精液が吐き出され続け、数分後おさまった。
リコ「はぁ、はぁ、イッっちゃたぁ、女の子なのに、おちんちんでザーメンだしてイッちゃたぁ、あはぁ、あはは」
「無事精神崩壊を起こしたようですね。もう苦しむことはありませんよ。」
〜数日後〜
「はぁっ、はぁっ!、出る、出りゅうぅぅぅ!」
「んぁぁっ!んぁぁっ!イぐううううう!」
そこには異形な光景が繰り広げられていた。
巨大なクレーンでミサの体が持ち上げられ、寝転んだリコの体に騎乗位の状態でまぐわっていた。
精液がミサの膣内に放たれ、ただでさえ大きい腹がみるみる膨らんでいく。
「射精とまらなぃぃィ!気持ちィイぃぃぃ!」
エミは食餌され激しくくらいついている。
そのお腹は以前よりはるかに膨らんでいる。体の贅肉も蓄えも増えている。妊娠しているようだ。
「ミサさんも受精しましたかね。どんどん栄養を送り込まなくては。投薬の量を増やすとしますか。」
ミサ・エミ・リコ「もっと、もっと食べたぃぃぃ!」
今日も肥育と交配は続けられるのだった。

以上です。
失礼しました。

432名無しさん:2012/07/15(日) 08:51:35 ID:Lj4q7zFg0
乙乙
最近は小説が活発でありがたいことよ

433334:2012/07/15(日) 10:35:55 ID:kmch12.U0
乙でした!
面白かったです。

最終回分を投稿します!

434334:2012/07/15(日) 10:37:26 ID:kmch12.U0
「おはよう♪中端さん♪」
私は教室に入ってきた彼女に挨拶した。
「あら、あなた、誰?」
「小尾里さんだよ、痩せたんだって。」
白水さんが言った。
「はあ?あのデブスでノロマな小尾里がこんなグラマーなはずないじゃない。」
「本当なんだよ!」
「嘘おっしゃい。だまそうったってそうはいかないわ。
それに…あなた、わたしより綺麗じゃなくって。」
中端は私に嫉妬の視線を向けると立ち去った。
「どうしよう、小尾里さんだって信じてくれなかったよ‥」
「いいのよ、後で私が信じさせるかラ。」
私は笑みを浮かべた。

放課後。
私は中端の取り巻きたちを色仕掛けで籠絡し、今日は中端と一緒に帰らないように頼んだ。
頭の中が性欲でいっぱいの彼らは、少しおっぱいを強調したポーズをしてみせただけで、
すぐに了解した。

そして、いよいよ復讐実行の時。
理科室にあったクロロフォルムを布に染み込ませ、一人で帰っていた中端の背後からかがせた。
彼女はたいした抵抗もせずにその場に崩れ落ちた。
それを私は川べりの倉庫まで運んで行った。
私が辱めを受けたあの忌々しい場所だ。

「あ、あなた、こんなことして許されると思っているの?」
意識を取り戻した中端がヒステリックに叫ぶ。
手足は縛られ、服が脱がされて下着だけの姿だ。
「あはハ、お前が以前私にやってくれたことじゃない。
男子達にここで私を襲わせたよね。」
「まさか、本当にあなた小尾里…?!」
中端の顔をさあっと青くなった。
私はゆっくりとうなずいた。

435334:2012/07/15(日) 10:39:36 ID:kmch12.U0
「さてと、あの時のお返しをしなくちゃね♪」
私は中端を指差し、紫色の光を繰り出した。

途端に、彼女の体が膨れ上がり始める。
半球体だった胸は、でろでろと膨らんで垂れさがり、ブラからこぼれおちて。
同時に、乳輪も広がっていって、色は鮮やかなピンクになり。
お腹やお尻もむちむちとハリを保ちながら広がって。
「う…なに、これ…」
大きくなっていく自分の体を中端は見つめていたが、その顔は真ん丸になっていって。

「うーん、まだ何か足りないわネ。」
私は不満足そうに言って、さらに光を強くした。

すると中端の肥満化のスピードが上がった。
胸は爆発的に大きくなり、2つの巨大な肉饅頭のようになって胴体に覆いかぶさり。
それに負けじと腹肉も球体を保ちつつも、胸肉を押し上げる。
お尻は人間のものとは思えないほど、ぶくぶくと大きくなり、厚みを増して。
端正だった顔はみるかげもなく脂肪に覆われて。
「いやあぁぁん!」
まるでそれは巨大な洋ナシ型のお化けのようだった。
中端は自重に耐えきれずどしんと仰向けに倒れた。

「どウ、自分がいじめる対象のデブになった気持ちハ?」
「ぅ、あ…」
肥満化がひと段落し、ハァハァと息をつく彼女の腹に私は馬乗りになった。
たゆんたゆんな巨大な胸を両手でたくしあげ、ゆっくりと揉みこむ。
「ん、はぁ…」
「どう?デブになって嬲られる気持ちは?感じる?」
「お、前…んあ、こんなこと…して、ただで済むと…ひゃう!?」
今やこぶし大になったピンクの乳頭を、親指で押し込む。
むりゅっ、と乳首に陥没してしまう。
「ただで済むと思ってるからこんなことしてるのよ♪」
私は手を乳房の下に入れ、腹肉を揉みしだいた。
「うっ、くうぅぅ…」
「どう?お肉揉まれるのって気持ちいいでしょ?」
「き、もち…よく、なんか、ない…」
「その割にはさっきからパンツが濡れてきてるけど?」
私は肉に埋もれて紐のようになっているパンツに手を伸ばし、指をたてて局部を突いた。
「ひゃあん?!」
「口では嫌がっても体は素直ねえ。」
くりくりと動かすとトロリとした液体が染み出してきた。
「ぶはぁぁ、ん♡」
目がぐりんと上を向き、顔を上気させている。
「うふふ、発情寸前じゃない?イってもいいのよ?」
体の躍動にあわせて、ぶるんぶるんと揺れる全身の肉。
それを私は丁寧に愛撫する。
「だ、れが‥いひぃ!?…イカセら、んは♡ 、れ…たく…」
「本当は嬉しいんでしょ?気持ちいいんでしょ?顔がゆるんできてるわあ♪」
目をうっとりととろけさせている。
私は豊満な彼女の顎をたぷたぷともてあそぶ。
「ああん、んは♡」
「言ってみなさい?本当はどうして欲しいのかしら?」
「…してほしいです」
「聞こえなかったわあ。」
彼女は少し躊躇した後言った。
「も、もっと、気持ちよくしてほしい、です…」

「良く言ったわね♪」
私は一度立って中端の拘束を解き、四つん這いに伏し倒した。
「さあ、これで自由よ、自由に感じなさぁイ♪」
そう言うと、私は彼女のたっぷりと脂肪がついた尻を一度叩いた後、
自らの局部を押しつけて上下に擦りつけた。
「んああああ、気持ちいぃぃぃ!柔らかくて気持ちいいよぉぉぉ!」
頭から足の先までぴりぴりとした電流が流れるようだ。
「んっ、あ、何を…してる、の?んぅ…」
戸惑う中端の顔もまんざら嫌そうでなく。
私はさらにスピードを速くする。
じんわりと股間が濡れてくるのが分かる。
頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる。

「あはぁ、中端さんのお肉、たっぷたっぷで、ぶっとくて…」
「あ、んあ、小尾里…さん、んは♡」
彼女も私からの刺激にエクスタシーを感じたのか、
立って自分の胸を揉み始めた。
「ああああ、小尾里さ、ん…ああああ!」
「イくっ、イっちゃうのおおおお!」
「ん、ひゃあああぁぁん!」
私の股から粘液が足を伝って床に流れ落ちる。
同時に、中端さんの爆乳から白い飛沫があがった。

436334:2012/07/15(日) 10:41:20 ID:kmch12.U0
「あは♪これで…私達…、一緒だね。」
私は中端さんに話しかけた。
彼女は目をそらしながら、しかし、恥ずかしそうにこくんとうなずいた。

その瞬間、私の体がぴくりと躍動した。
「ひゃうっ!」
なんと、体がむちむちと膨らんでいるではないか。
たちまち制服のボタンがはじけ飛び、ぽっこりとお腹が出てきた。
おっぱいもお尻もみちみちと肉が付いていき、制服が破れ、肉がはみ出した。
そして最後に、頭に角が、お尻にしっぽがぴょこんと生えた。

「あはは、なんだその格好。まるで太った悪魔じゃない。」
中端さんは私の姿を思いっきり笑ったが、不思議と怒りは湧いてこなかった。
「あはは、そうね。」
私たちは一緒になって笑った。

その様子をリリスが物陰から見ていた。
小尾里の姿を見ながら額に手を当てている。
「遅かったカ。『呪い』を何度も使った気配がしたから来たのだガ。
『呪い』の副作用で小尾里は悪魔になってしまっタ。」
リリスは腕を組んだ。
「さテ、あいつをどうしようカ。私の魔力もたまったし魔界に帰ろうと思うのだガ。
あいつらも連れて行くカ。」
無邪気に笑い合う小尾里達をリリスはためいきまじりに眺めていた。

「リリス様〜♡人間界に行ってもいイ?」
ここは魔界の魔王城。
玉座に座ったリリスに小尾里がすり寄る。
「こらあっ、魔王様になんちぇ無礼ナ!」
リリスのそばに控えてた那須原が剣をとってたしなめる。
「だってぇ〜、また人間達を太らせたいんですもノ♪」
小尾里は長い尻尾をくるくると回す。
「小尾里さんが行くなラ…私も行っていいかしラ?」
中端は角が生えた大きな顔を赤らめながら尋ねた。

あの後、リリスは小尾里・中端・那須原の3人を魔界に連れてかえった。
自分が引き起こした騒動に少し責任を感じていたのだろう。
3人を悪魔として転生させ、一生自分の部下として養うことを決めたのだ。

小尾里は、こんな姿では人間界にはいられないと言って魔界行きに乗り気だった。
中端は小尾里が「行くなら…」と魔界行きを志願した。
那須原は、いじめられていた境遇に耐えきれず、半ばやけになって魔界に行くことを決めた。
今では全員リリスの忠実な部下だ。

「わ、わかっタ!分かったから落ち着ケ!」
騒々しい悪魔が3人増えて、リリスの気苦労は絶えることはない。

(完)

437334:2012/07/15(日) 10:47:20 ID:3nCxWt.Q0
以上で全話終了です。
拙作にお付き合いいただき、ありがとうございました!

今回の話は一部414様の案を参考にさせていただきました。
コメントしてくださった方、リクエストをいただいた方
今まで駄文長文にを読んでいただき、本当にありがとうございました!

438名無しさん:2012/07/15(日) 22:18:25 ID:uarRvV.o0
乙でした
リリス割と面倒見がいいなあw
那須原さんだけちょっと可哀想な気がするけど他はほっこりしたw

439名無しさん:2012/07/15(日) 22:35:09 ID:wLrSBuj.0
乙でした!

毎日楽しみにしてました。

440名無しさん:2012/07/16(月) 01:20:27 ID:/.awUkFU0
乙でした〜!

3人ともブクブクに太らされてしまいましたが、
リリス様に連れられて悪魔にしてもらって幸せそうで良かったです!

441名無しさん:2012/07/16(月) 01:23:16 ID:YcFVnRoA0
那須原さんがドツボだ。
スピンオフ、パラレルが本気で見たい。
俺はやっぱ凛々しいキャラが堕落するギャップがたまらないようだわ。

442名無しさん:2012/07/16(月) 02:32:12 ID:NnCuV1q60
乙です!
呪いを使いすぎて太るってのは予想できたが、こういう終わり方とはw
機会があったら風紀委員会の面々が返り討ちで肥満にされた場面も見たい
ってのは欲張りすぎかw

443334:2012/07/16(月) 22:38:45 ID:3rpvkU9g0
コメありがとうございます!

441様・442様のリクエストにお答えして
勝手に番外編を投稿させていただきます。

444334:2012/07/16(月) 22:45:34 ID:3rpvkU9g0
番外編 
風紀委員長 那須原 紫の災難

「それで、私に肥満化薬の流通ルートを調査して欲しい、と。」
満開高校風紀委員長、那須原 紫は手を組んで言った。

放課後の校舎。
野球部の練習のかけごえが聞こえる以外、いたって静かだ。

その校舎内の一室、「風紀委員会」と書かれた看板が下がった部屋で、
那須原は机をはさんで二人の女性と向き合っていた。
一人は20代後半だろうか、ばっさりと切りそろえたショートヘアで
さばさばとした感じの細身の女性。
もう一人は丸いお腹が目立つおとなしそうな女生徒である。
また、那須原の横には眼鏡をかけた女生徒がパソコンのキーボードを叩いていた。

ショートヘアの女性が言う。
「そうなんだ、那須原も担任から配られたプリントでみただろう。
現在、この町ではやっている、例の白い錠剤だよ。」
「ええ、私も知っています。穂波先生。」
「その薬を、この白水が校内で見たらしいんだ。」

那須原は女生徒に話しかけた。
「もう一度、薬を見た場所を詳しく話してくれるかな?」
白水はうつむきがちになりながら話し始めた。少し人見知りな性格なのだろう。

「え、えっと、あれは3日前のお昼休みのことでした。
私はお腹がすいてたから、食堂に早くいこうと思って一番に教室を出ました。
食堂の入口に着くと、他の生徒は誰もいなくて…。
給仕のおばちゃんも、一息いれていたのか、いませんでした。
ちょっと早く来すぎたかなって辺りを見回した時に、見たんです。
黒い服を着た女がスープの入った鍋に白い錠剤をいれているところを。」

「その女の顔とかは見えたかい?」
「えっと、湯気で顔までは分からなかったけど、肌の色が茶色でした。」
「ふーむ…」
「その後、給仕のおばちゃんが戻ってきて。
「あら、こんなに早く来てたの?ごめんね、休憩してて」って笑いながら
注文を取ってくれたんですけど。」

「私は気になって尋ねてみたんです。
「新しい給仕の人がいませんでしたか?」って。
でもおばちゃんは「給仕は私一人だよ。」って言いました。」
「と、なると外部の人間か…。」
「でも、そのこともおばちゃんに尋ねてみたんです。
「誰か食堂に入ってきませんでしたか?」って。
でも、おばちゃんは「私は裏口で休んでたけどそんな人はいなかった。」って言いました。」

445334:2012/07/16(月) 22:47:12 ID:3rpvkU9g0
「つまり、その女は霧のように消えてしまったというわけか。」
「はい。それで私は気味が悪くなって。
おばちゃんに「そのスープは変な物が入っているから配らない方がいいよ」って言ったんですが、
「私が作った料理にケチつける気かい?!」って怒られてしまって。
私は一応スープを頼まずに他の料理を頼んだんですけど…。」
「どこか具合が悪くなったんだな?」
「はい、その日から急に太りだして…。
いくら食べる量を減らしても次の朝には体重が増えているんです。
来週は大会なのに、もうどうしたらいいか…。」
白水はそこで言葉を切った。

穂波先生が言葉を継いだ。
「この白水は、私のクラスの生徒なんだが水泳部でも期待されててな、来週は地区大会なんだ。
白水に限らず、ここ数カ月間で太りだした生徒の数は多い。
町に太った女性が急増した時期から考えても、
これは町に肥満化薬をばらまいている犯人の仕業である可能性が高い。
これ以上被害が出る前に、風紀委員会に校内の調査を頼んで真相を解き明かしてほしい。」

「と、言いますと?」
「具体的には、白水が目撃した「褐色の肌の女」が
ウチの食堂の料理にその薬をいれているという証拠をつかんでほしい。
写真でも動画でもいい。また、他の方法で校内に薬を持ち込んでいるなら、その証拠でもいい。
ようは、薬が校内に出回っているという証拠さえつかめれば、後は私達教師が対策を講じる。」
「証拠うんぬんと言わず、すぐに対策を立てればいいではないですか?」
正義感の強い那須原はもどかしげに言った。

それを聞き、穂波先生はポリポリと頭をかきながら苦笑いを浮かべた。
「私もぜひそうしたいのだけど、校長以下、年配教師の腰が重くてね。
「変な薬が入った食べ物を食べさせていたことが分かれば保護者になんと言われるか」
と怒られたよ。
余程確かな証拠がない限り、行動を起こすことでことを荒立てたくないらしい。」
「そんな…」

「けれど、私はこの異変は間違いなく町に肥満化薬をばらまいているやつの仕業だと思っている。
那須原も剣道部だから分かるだろう。白水のような体育会系の生徒にとって、
体形というのは非常に気になるポイントなんだ。
私はかわいい生徒達の思いをめちゃくちゃにしている犯人が許せなくてね。
老人連中には内緒で風紀委員会に調査を依頼することを決めた。」
「でも、勝手にそんなことをしていいのですか?」
「ははは、追及があった時は適当に言い訳してごまかしておくさ。
お前達は校内でどのように犯人が薬をばらまいているか調べてくれ。頼んだぞ!」
そういって穂波先生と白水は席をたった。

「分かりました!我々におまかせください!」
那須原は使命感を胸にはきはきと返事を返した。
白水は、その威勢に圧倒されて、しかし、丁寧な口調で
「よ、よろしくお願いしますね。」
とぺこりとお辞儀をした。

446334:2012/07/16(月) 22:49:21 ID:3rpvkU9g0
満開高校風紀委員会は伝統ある組織である。
創立以来、校内のトラブルシューターや折衝役として数々の貢献をしてきた。
役割の性質上、その組織のトップである風紀委員長は、
文武両道で正義感が強く、リーダーシップがある生徒しかなることができない。

那須原は第54代目の風紀委員長だ。
後ろで纏めたつややかな黒髪がトレードマーク。
一見スラリとした体に見えるが、その服の下には剣道で鍛え上げられた引き締まった筋肉がある。
常にきりりとむすばれた眉は凛々しく、人によっては近づきがたいという印象を与えるが、
間違ったことは許せない性質で弱者には優しい。
性格・能力とも風紀委員長に最も適任であると誰もが認めている。

穂波先生と白水が出て行ったあと、ずっと黙ってパソコンのキーボードを叩いていた女生徒が
モニターを少し見つめた後、口を開いた。
「さきほどの話の議事録を見直してみますと、
どうやら犯人はスープ以外にも薬を混入しているみたいですね。
また、ざっと周囲の友達に聞きこんだ情報から類推すると、この薬は女子にしか効かないようです。」
「そのようだな、鶴崎。ここ数日間、食堂を利用した女子生徒には、
個人差はあれ、何らかの影響が出ているといっていいだろう。
不幸中の幸いというべきか、ここで弁当を食べることの多い私達には被害が及んでいないようだがな。」

「しかし、事態は一刻を争います。現に生徒の中には太りすぎで動けない者まで出ている始末です。」
「確かに早いところ犯人の証拠をつかみ、教師達に対策を講じさせる必要があるな。
鶴崎、何か良い案はあるか?」
「はい、私の考えによると犯人は食堂に戻ってくる可能性が一番高いと思われます。
犯人がなぜ薬をばらまいているのか分かりませんが、
給仕させる料理に薬を混ぜる方法が生徒達に効率的に薬を摂取させることができますから。」
「私もそう思う。よし、明日から食堂の張り込みを行うぞ!」

次の日。
那須原達を始めとした風紀委員達は、食堂のおばちゃんに頼みこみ、
昼休み中に食堂を見張ることにした。
調理場の裏口に鶴崎を含む3名、食堂の入口に那須原を含む8名が待機している。
連携をとりやすくするため全員がGPS付きの携帯電話を持っている。

キーンコーンカーン♪
昼休みのチャイムが鳴り、生徒達が食堂に集まってくる。
(今まで意識したことはなかったが、太った女子が目立った。)
褐色の肌をした女がいないか、委員達は目を皿にして見まわしている。
たまに肌の色が茶色の人物がいたかと思うと、それは日焼けした運動部員だったりする。

昼休みも残り10分となった。
「今日はこないんじゃないですか?」
一緒に入口を見張っていた風紀委員が那須原にいった。
「うむ、そうかもな…。」
その時、那須原の耳にキンキンした声が聞こえた。

「あの女、何のために俺達にこんな薬くれたんだろな。」
声の方を見ると、小瓶を持った茶髪の女生徒が数人の男子生徒達と話していた。
その小瓶の中には…白い錠剤。
那須原は茶髪の女生徒に詰め寄った。

「今の話をもう一度聞かせてくれないか?」
女生徒はひるんだようにわめいた。
「な、なんだよ!?お前?」
「風紀委員会だ。その薬を誰からもらった?」
「そ、そこの食堂のゴミ捨て場の裏で女にもらったんだよ。
「痩せる薬です。」とか言われて。」
「どんな女だった?」
「え、肌が茶色で釣り目だったな。」
「ありがとう!」
女生徒に礼をいって那須原は走り出した。
去り際に「その薬は使うんじゃないぞ!」と忠告を残して。
残された女生徒達は呆気に取られて彼女を見送っていた。

ゴミ捨て場の近くには細い路地に出る裏門がある。
那須原がゴミ捨て場に着くと、裏門から出ていく人影が見えた。
「よしっ!」
追いかけようとする那須原の後ろから、一緒に食堂の入口を見張っていた風紀委員が追いかけてきた。
「はぁ、はぁ、待ってください。校外への探索は管轄外じゃないですか。」
しかし、彼女の言葉は那須原の耳にははいらず、那須原はそのまま外へ出て行ってしまった。

447334:2012/07/16(月) 22:51:29 ID:3rpvkU9g0
つづきます。

というか、那須原さんにこんなに人気が出るとは思わなかった…

448名無しさん:2012/07/16(月) 23:16:20 ID:vZe4BjI20
乙です、番外編まで来るとはw
未来を知っているだけに那須原さんの全盛期を見てもどうしても憐憫の情が先に来てしまうw

449名無しさん:2012/07/17(火) 01:12:30 ID:B3ykLr6cC
乙です!
自慢の身体が100kg近いデブになるシーンが楽しみですw

450名無しさん:2012/07/17(火) 10:25:44 ID:A3sGVDWE0
乙です
続きが楽しみです!!

451名無しさん:2012/07/17(火) 22:13:57 ID:dnYd6ni20
乙です!
那須原さん主役の番外編を書いていただけるとは!
自分も那須原さん好きなので、続きが楽しみです!

452名無しさん:2012/07/17(火) 23:01:06 ID:mqXsvJ.M0
乙です。
続きを楽しみにしてます。

453334:2012/07/18(水) 03:26:42 ID:LItH9DO20
遅くなってしまい、すみません
続きを投稿します!

454334:2012/07/18(水) 03:28:41 ID:LItH9DO20
私は門の外に飛び出し、辺りを見回した。
丁度、路地の角に黒い服の端が切れていくのが見えた。
「よしっ!」
大地を蹴って、走り出す。
あっというまに角を曲がる。
500m先にさっきの女が歩いているのが見えた。
私はさらに速度を上げた。
400m、300m、200m…
その差はみるみるうちに縮んでいく。
後もう少しで追いつこうとした時、女は廃ビルに逃げ込んだ。

私も続けてそのビルに飛び込んだ。
その時、ドアの陰からさっきの女が飛び出して、パンチを繰り出した。
私は冷静に手を使ってそれをいなし、女と間合いを取った。

「ほウ、あのパンチを受けるとはなかなかやるナ。」
心の底をひっかくようなざらざらした声で女は喋った。
私は近くにあった木の棒を手に取り、両手で構える。
「お前が食堂に薬を入れた犯人だな。」
「ふフ、私を倒すことができたら教えてやろウ。」

再度、女が顔を狙って殴りかかってきた。
女の拳を顔の前で棒を使って受け止め、そのまま胴を狙って振り下ろす。
ドゴッ。
鈍い音がした。相手の急所に打撃が入った音だ。

しかし、女は笑みを浮かべながら、棒をつかんだ。
「くくク、効かんナ。」
女が手に力をいれると、みしみしと音を立てて棒がへし折れた。
「ば、ばかな。さっきの一撃を喰らって!?」
「驚いている暇はないゾ。」
驚愕する私に女は容赦なく蹴りを喰らわした。
一瞬反応が遅れて、私の体は仰向けに倒れた。

「しまった!」
立ちあがろうとする私に女が乗っかった。
「人間にしてはまあまあな強さカ。
丁度いイ、新しい肥満化薬の実験台になってもらおウ。」
そう言って、女はふところから白い錠剤が入った小瓶を取り出した。
「何をする?!」
私は女を振り払おうとしたが、まるで鉛が載っているかのように重い。
「心配なイ。お前もデブの一員になれるのだからナ。」
女はにやりと笑みを浮かべながら、錠剤を取り出し、私の口に押し込んだ。
「ふむっ、んんんん!?んっ!」
ごくん、とそれを飲み込んでしまった。

455334:2012/07/18(水) 03:30:09 ID:LItH9DO20
女は私から降りて、にやにやと笑いながら、倒れたままの私を見下ろしている。
「ぷはっ。こ、この、よくも…んあっ!?」
体の芯が熱くなった。
「な、なに…!?」
熱は体全体へと伝わっていく。
そして。
ドクンッ。
「あ、ひゃあっ!?」
びくん、と体が痙攣した。

次の瞬間、お腹が締め付けられる感覚があった。
(スカートが小さくなっているのか!?)
お腹の辺りに手をやると、いつもは腹筋の堅い感触があるはずのところに、
マシュマロのように柔らかい感触があった。
しかも、そのマシュマロはどんどん大きくなって、指の隙間から膨れ上がっていくようだ。
お腹を見ると、まるで風船のように丸く、丸く膨らんでいく球形の物体が見えた。
それが大きくなるのに合わせて、制服の布地がぴちぴちに張りつめていく。

「ふ、太ってる!?私、太っている!?」
腕を上げてみると、筋肉が張り出したしっかりとした腕ではなく、
文化部のようなぷよんとした丸い腕に変わっていくのが見えた。
お尻を触ってみると、ぷるんとしたなんとも柔らかいクッションのような贅肉がついていく。

長年かけて鍛え上げてきた鋼の肉体が不節制の塊といえる脂肪で覆われ、変貌していく。
「う、くっ…」
苦し紛れに体をねじってみたものの、増大する肉が揺れるだけで肥満化は止まらず。
ただ、屈辱を押し殺してじっと我慢するしかなかった。

30秒くらい経っただろうか。ようやく肥満化は止まった。
「ずいぶんかわいらしい体になったナ。80kg前後というところカ。」
女がさも楽しげに言った。
私は変わり果ててしまった体を隠そうと腕で体を包み込むようにしながら、
顔から火がでそうなのを我慢して、できるだけ気丈に見えるように言い放った。
「そ、それがどうした!お前だけは絶対許さん。」
女に向かって突進していった。

けれども。
肥満した体はかつてのような俊敏さはなく。
右足を踏み込めば、ふくよかな尻肉が、ぶるんっ、と揺れ。
左足を踏みこれば、大きなお腹が、たぷんっ、と弾む。
もっと早く走りたいのに、体中についた贅肉が私の動きの邪魔をする。

「何ダ?そんなのたのたした動きでは蠅が止まるゾ。」
そう言って、女は私の胸を小突いた。
「うえっ!?」
私は尻もちをついた。
ドシーンと部屋が揺れる。
たっぷりとついたぶ厚い尻の脂肪のおかげで痛くはなかったけれど、
返ってそれがどのくらい太ったのか私に自覚させる。
「ふ、ぐ、くそっ。」
立ちあがろうとするが、お腹のお肉が邪魔でなかなか起き上がれない。

私が四苦八苦していると、部屋の扉が開き、
鶴崎を先頭にして学校に残してきた風紀委員達がなだれこんできた。
「ここよ!ここに委員長がいるはず!」
きょろきょろと室内をみまわした彼女達の視線が私で止まった。
「え、嘘…?!あれ…、委員長?どうしてそんな姿に…?」
鶴崎が手を口に当てた。
「気をつけろ!犯人が潜んでいるぞ!」
「えっ…」
とっさに委員達は交戦体勢をとろうとしたが、
それよりも早くねずみのようなスピードで女が彼女達をなぎ倒していく。
「お前達!」
私の叫びもむなしく、女は委員達に薬を飲み込ませていった。

「あっ、何これえええ!?」
「いやあああん!!」
薬をのみ込ませられた委員達の体がつぎつぎに膨れ上がっていく。
肥大する胸を押さえて苦しそうにあえぐ者。
制服のボタンが弾け飛び、肥満する体を隠そうとかがみこむ者。
お尻の自重でどすんと尻もちをつく者。
10名ほどの女子達が肥満していく様子は地獄絵図だった。

「き、貴様…」
歯ぎしりしている私に女が近寄ってきた。
「ははハ、いいざまじゃないカ。お前は『雌豚』にしてやってもいいんだがナ。
お前はこのままにしておいた方が後で面白いことになりそうダ。
今日は見逃してやル。」
その言葉を聞いた直後、首筋に衝撃が走り、目の前が真っ黒になった。

456334:2012/07/18(水) 03:35:56 ID:LItH9DO20
以上で今回分はおわりです。

457名無しさん:2012/07/18(水) 10:04:11 ID:sNXejR.A0
やっぱ凛々しいキャラが太るのって最高ですねww
続き楽しみにしてます!!

458名無しさん:2012/07/18(水) 20:42:32 ID:clAwa3MYC
乙です!
“凛々しい風紀委員長”から“デブな風紀委員長”に変わる瞬間堪能させて頂きましたw
強気なセリフも、太った身体と声で言ってるんだと思うと最高です

459334:2012/07/18(水) 21:35:30 ID:LItH9DO20
もう少し続きます。
最終回を投稿します。

460334:2012/07/18(水) 21:37:11 ID:LItH9DO20
そこで私の意識は現在に引き戻される。
閉じていた目を開けるとリリスが覗きこんでいるのが見えた。
「おはよウ。少しうなされていたゾ。人間だったころを思い出していたのカ?」
私は顔をうつむかせ、しっぽをくるくると回した。石畳の冷気がひんやりと身に染みる。
「地上のことは忘れロ。お前はもう魔物なのだかラ。」

確かに今の私は悪魔に生まれ変わっている。
リリスとの戦闘の後、さらに肥満化薬の調査を続けていた私は、
小尾里の裏切りに遭って、これまで築き上げてきたものを全て失ってしまった。
高い身体能力も、信頼できる仲間も、周囲からの評価も、全部だ。
だが、私は小尾里を恨んではいない。
むしろ、今までの彼女の身分まで堕落してしまったことで、
彼女が私を裏切った気持ちが良く分かった。
周囲への不信と絶望。
リリスの誘いに従って魔界に来たのは、彼女に同情心が湧き、
一生彼女のそばにいてやろうと思ったことも理由のひとつだ。

「リリスちゃマ。」
私は舌足らずな口調で喋りはじめた。
「わたちは今まで自分の能力におごっテ、周囲のことをあまりにも考えていまちぇんでしタ。
魔物に身を堕とちたことデ、ようやくそのことが分かりまちタ。」
「そうカ。そうカ。(騒動のほとんどの原因は私だということは黙っておいたほうがいいのかナ…)」
「こうなった以上、一生あなたにちゅいていきまチュ。」
「ふふフ、私こそかわいい部下が一匹増えて嬉しいゾ。
体のほうもだいぶ育ってきたじゃないカ。
やはリ、オークの遺伝子を入れたのが効いたナ。」
そう言って、リリスは私の大きな豚鼻をツンとつついた後、
全身をいつくしむように弄びはじめた。
「んっ…あっ♡…ふごっ♡」
細い指が体中の肉をはいまわり、私は快楽の声を上げる。

私の体。
少し前までは筋肉で引き締まっていた私の体。
今では、筋肉がぶ厚い脂肪に変わってしまい、満足に立つことすらできない。
首をかしげて見下ろすと、ぶよぶよと弛んだピンク色の肉、肉、肉。
身につけている服はないが、不思議と羞恥心は湧いてこない。

「現在、200kgオーバーというところカ。
お前にはこれからも育ってもらわねばならないからナ。
堕落と食欲の悪魔としテ。」
リリスの言葉に、私はこくんと頷いた。
堕落と食欲を司り、それを振りまく悪魔でもいい。
もうあの頃の私は戻ってこないのだ。

「そろそろ食事の時間だナ。」
リリスが手をたたくと、小さな下級悪魔たちが料理を持ってきた。
ローストチキン、ケーキ、チャーハン、ピザ…
私はそれを片端から手づかみで口の中に頬張った。
「いい喰いっぷりダ。これからもどんどん育ってくれヨ、私のかわいい下僕としテ。」
リリスが満足げに笑った。
私も笑った。
今は本能のままむさぼり食う『豚』になろう。

(完)

461334:2012/07/18(水) 21:39:11 ID:LItH9DO20
以上で終了です。
コメして下さった方、ありがとうございました!

462名無しさん:2012/07/18(水) 23:07:20 ID:blnRrA2Q0
乙でしたー
これはこれで幸せ…なんだろうかw

463名無しさん:2012/07/19(木) 00:57:06 ID:Xekx4BiA0
最高でした!
凛々しいキャラの堕落ネタ流行ってくれないかなw

464名無しさん:2012/07/19(木) 01:00:32 ID:EeizbczA0
乙でした!
那須原さんの太った時の瞬間と、悪魔化した後の展開が読めて嬉しいです!
身も心も堕落しちゃいましたが、幸せそうで何よりです!
ワガママですが、悪魔になった3人のその後の活躍とか見たいですw

465334:2012/07/20(金) 01:31:27 ID:uaH1EixA0
では、その後の活躍(?)をちょっとだけ

466334:2012/07/20(金) 01:33:05 ID:uaH1EixA0
私達がいる世界とは次元が異なるパラレルワールドがいくつか存在する。
今回、お話する世界もその中のひとつ。
中世ヨーロッパのような文明に、剣と魔法とモンスターが混在する世界。

その世界の中の国のひとつにマーロ王国という国があった。
キリスト教のような一神教の司祭が治めており、経済的にも文化的にも発展している。

マーロ王国には十字騎士団という組織が存在する。
「汝、暴食するなかれ」「汝、姦淫するなかれ」「汝、怠惰になるなかれ」の教えの元、
国内の治安維持を担っている戦闘集団だ。

十字騎士団にはマリアという若い兵士が所属している。
ショートカットにした赤い髪に端正な顔立ち。
剣の技能は卓越しており、若干20歳ながら騎士団内でも5本の指に入る実力者だ。

ある日、彼女は司祭に呼び出された。
白い髭を蓄えた老司祭はマリアに言った。
「北の洞窟に巣食った悪魔どもを退治してきてほしい。」
「承知いたしました。」
忠実なマリアは二つ返事で答えた。

田舎道を歩いて数時間、マリアは北の洞窟の入り口にたどり着いた。
暗い穴の中からピリピリと強い魔力を感じた。
(どうやら敵は手ごわそうだな)
気配を押し殺しながら様子を窺っていた。

しばらく様子を見ていると、洞窟から2つの影が現れた。
人型の体に角としっぽが生えている。
魔力の量から考えて下級悪魔だろう。
「リリス様にも困ったもんだナ。前回いた世界を放り出して新しい世界にくるとハ。」
「コーリやカハシ、ナスハといった新入りの実践訓練だとサ。」
「あいつらはリリス様のお気に入りだからナ。仕方ねえヨ。」
おしゃべりをしながらこちらに近づいてくる3匹との間合いをはかり、
すきをついて切りかかった。
数秒の間に、悪魔たちの胴体が2つに割れた。
悪魔たちの死骸を一瞥した後、マリアは暗い洞窟の中に入って行った。

467334:2012/07/20(金) 01:35:58 ID:uaH1EixA0
松明をともしながら洞窟を進んでいくと、ひらけた空間にでた。
壁には人形がたくさんかかっている。
「気味の悪いところですね。」
マリアがつぶやくと闇の中から声が聞こえてきた。
「私のコレクションたちを気味が悪いだなんテ、失礼ネ。」
とっさにマリアは剣を構え、闇に問いかける。
「あなたは悪魔ですね?」
「そうヨ。小尾…じゃなかった、コーリという名前ヨ。」
奥から大きな気配が近づいてきた。
ズシズシズシ・・・
「ん、何か足音が変じゃないですか?」
そういって松明を掲げたマリア。
目の前には、北欧風のドレスを着たブクブクに太った女の子がいた。
「ぷっ、なんですかその格好?」
ドレスをぱつぱつにするほどたるんだ腹。ぶよぶよとした二重あご。脂ぎった髪。
冷静な口調とはほど遠いその姿にマリアンヌは失笑してしまった。
「し、失礼ネ!私も好きでこんな姿になったんじゃないワ!」
顔を真っ赤にして反論するコーリ。

その様子を醒めた目で見つめるマリア。
剣をコーリに突きつける。
「何か事情がありそうですが、私には関係のないことです。
おとなしく切られなさい。脂がついて剣が駄目になりそうですが。」
マリアンヌのその言葉を聞いたアリスは、一転冷徹な笑みを浮かべた。
「あラ、実力差が分かっていないようネ。
リリス様からいただいた力のお披露目ヨ。」

コーリの体から魔力がほとばしった。
「エクスチェンジ!」
次の瞬間、彼女の手にはドレスを着た太めの人形と鎧を着た細めの人形が握られていた。
「ふフ、楽しいショーの始まりヨ♪」
そういうと、コーリは太めの人形の腹を裂いて中の綿を取り出し、細めの人形の腹の中に押し込んだ。
次の瞬間、ぷよん、とマリアの腹が一回り大きくなた。
「な、なにごとです!?」
「あはハ、「エクスチェンジ」という呪術を使ったワ。
この呪術は人形を依り代とすることで対象者の脂肪を入れ替える呪い。
つ・ま・リ、あなたにはこれから私の脂肪をぜーんぶ受け止めるノ♪」

コーリの無情な笑みにマリアは驚愕する。
軽く見積もっても、アリスの体重は100kgを超えているではないか。
それが全部自分にくるとなると…。
「やめてください!」
「もう遅いワ。さてト、どこを太らせてあげましょうカ?
お腹?お尻?それともその貧相な胸かしラ?」
コーリが人形の綿を移し替えていくと彼女は痩せていき、反対にマリアの体は肥満していった。
引き締まっていたウエストには見る見るうちに肉がついていく。
みっしりと筋肉がついていたヒップは、うっすらと脂肪がついたかと思うと、
ぶくぶくと膨らんで肉が垂れ下がり。
部隊内では貧乳で有名だった胸はスイカほどに膨らんで。

数分後、やっと肥満化が終わった。
「あ、ぃやあ…」
マリアは変わり果てた体を見渡して絶望の声を上げた。
戦士のたしなみとして体形維持に気を使っていた彼女にとってその変化はかなりのショックであった。

目を上げると、すっかり痩せたコーリの姿が目に入った。
「あはハ、どっちがデブかしらネ。」
そう言い残すと、コーリの姿は闇に溶けて、消えた。

468334:2012/07/20(金) 01:38:31 ID:uaH1EixA0
何番煎じか分からないネタですが
つづきます。

469名無しさん:2012/07/20(金) 19:38:30 ID:QOXPUuc20
乙。
フットワーク軽すぎワロタwww
速筆ですねー。
この先も期待。

470334:2012/07/20(金) 21:54:57 ID:uaH1EixA0
マリアはさらに下層をめざす。
その足取りはあまりにも重く、満足に走ることさえできなかった。
しかし、彼女の目は国への使命感で燃えていた。
「この身がどうなろうとも、この洞窟に巣くった悪魔だけは滅ぼしてやる!」

長い階段を下りると、祭壇のようなところに出た。
石造りで作られた壁がたいまつでちろちろと照らされている。

「「まってたワ。」」
声が聞こえたほうを振り返ると、そこには二つの肉塊がうごめいていた。
「「に、肉塊じゃなイ!」」
マリアの心を読んだのか、肉塊…いや悪魔達は声をそろえて喋った。
片方の悪魔は金髪、もう一方の悪魔は後ろに束ねた黒髪だ。
どちらもヒトの形を保っていないほど肥満している。
「私の名前はカハシ、肉欲を司る悪魔。」金髪が喋った。
「私の名前はナスハ、食欲を司る悪魔。」黒髪が喋った。
「「二人合わせて堕落ガールズ!」」

「なんです?こいつら…」
マリアは呆れた様子で、二匹を見ていた。
「とりあえず、切り倒しますか…」
マリアは剣の柄に手をかける。

「おおっト、そうはいかないゾ。」
ナスハが羽を生やし、こちらへ飛んできた。
巨体とは思えないほどの超スピードだ。
(は、早い!)
あっという間にマリアはナスハの肉の下敷きになってしまった。

「あ〜ン、私も〜♪」
カハシも歩み寄ってきた。
「じゃア、二人でしようカ♪」
ナスハはそう言うと、マリアを起こし、カハシと一緒に彼女を挟み込んだ。
ちょうど、マリアがナスハとカハシにおしくらまんじゅうされたようになった。

「う、ぶ、なに…を?」
マリアを暑苦しさにうめき声をあげた。
「ちょっト…ね♪」
二匹の悪魔がほほ笑むと、悪魔達の肉がまるでラードのようにうごめいて、
マリアを包み込んでいった。
「う、むぐっ…」
全身がスライムのようなピンク色の肉に包まれたかと思うと、
それらがマリアの体に吸収されていく。
鼻から、耳から、全身の穴という穴から吸収されていく。
と、同時に彼女の体がブクブクと膨らんでいった。

数分後。
そこには悪魔達の肉を全て受けてしまった変わり果てた姿のマリアがいた。
団子のようなシルエットで、どこが顔かすら分からない状態だ。
それをすっかり痩せた悪魔達が笑って見てましたとさ。

おしまい

471334:2012/07/20(金) 21:56:52 ID:uaH1EixA0
以上で終わりです。
最後が適当なのは、ネタが尽きたからです。すみません。

472名無しさん:2012/07/21(土) 01:19:41 ID:DdJ2X6Z.0
乙でした!
3人とも、悪魔になった後、
シェイプアップしちゃったのが少し残念ですが、
別世界で頑張っているようで安心いたしました!

473334:2012/07/21(土) 01:48:53 ID:gnZvXx0U0
>>472
たまには痩せオチもいいかなと思いまして…
というか内容が適当ですみません
筆力の限界でした;;

474名無しさん:2012/07/21(土) 17:14:54 ID:i.6mcN/Q0
自分たちで蓄えた脂肪を相手に移すことで生きる悪魔ってのもいいなぁ

475名無しさん:2012/07/22(日) 10:15:27 ID:gs5NxJPQ0
体型描き分け練習の落書き
人選は「目についた順」

ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1428_1.jpg

肥満絵だけでなく、体型を描き分けるってめんどくさいですね

476名無しさん:2012/07/22(日) 11:26:34 ID:eRCGM/pw0
乙乙
脂肪が腹にしかつかない72に涙したw

477名無しさん:2012/07/22(日) 12:54:13 ID:gACiBT7o0
3人ともぶよっぶよですねw動きにくそうにしてる感じが可愛くて萌えます!ちーちゃんwww

478名無しさん:2012/07/22(日) 16:16:47 ID:gs5NxJPQ0
>>476
比率が腹寄りだから小さく見えるだけで、ちゃんと胸も大きくなってるはずだから、
さらに追及すればこんな感じに巨乳に…

ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1429_1.jpg

片方だけでも頭と同じくらいデカいよ!やったね!

479名無しさん:2012/07/22(日) 17:36:22 ID:MHkiy5Uo0
やったねちーちゃん! お腹も更に割増だけどw

480名無しさん:2012/07/22(日) 18:04:38 ID:yC/yLxKs0
もはや肥満というより膨体ですな

481名無しさん:2012/07/22(日) 18:38:41 ID:d.trZcLw0
ぜひともマコチーとあずささんはド級になっていただきたいw踊れなくてもいいし、動けなくてもいいし、汗だくでステージの真ん中で何とか立っているだけでもいいから……

482名無しさん:2012/07/23(月) 03:49:19 ID:wF1NivigO
下手すると腹回りが720になりかねない…ww

483名無しさん:2012/07/23(月) 17:08:00 ID:j6Pa82vo0
>>475の貴音にいろんな物食べさせてやりたいぜ

484名無しさん:2012/07/23(月) 23:18:23 ID:0wnsGdyIO
『触ん...あぁぁぁぁ////』
胸や秘部をクリクリと刺激される度に女は嬌声を上げながら、ムクムクムチムチと肥え太っていき。
『俺の体が...あぁ////』
女を蹂躙し続ける天使は穏やかな笑みを浮かべて、絶望と快楽に表情をとろけさせる女の膨れた腹に手を添えると耳に甘く響く言葉を囁いて
『罪を犯したとは言え天使の接吻を受けるのは光栄の極みですよ』
女の贅肉が歪む程に抱きしめ嫌がる女を押さえつければ、その唇を奪い幾度も舌を這わせ互いの唾液を交え、その度に女は秘部から潮を吹き快楽によがりながら、ぶくぶくと肥えていく
顔は丸くなり二重顎が見えはじめ、砂時計を思わせるウエストは三段腹を形成し下へ下へと垂れ下がり、それに乗っかる胸は逆に小さくなりつつ横に広がっていき肥満児の胸のようで、手足も赤ちゃんを思わせる程に太くなっていく

『はあ...ふう...ふあぁ////』

それを見た天使は満足したように一人頷くと女を家へと連れていった。

その後、似たような目的を持った悪魔と戦い続けた...それはまた別のお話
『魔界の奴ら見てなさいよ。私の趣味を邪魔するなんて絶対に許せないんだから!!』

485名無しさん:2012/07/23(月) 23:19:24 ID:0wnsGdyIO
『触ん...あぁぁぁぁ////』
胸や秘部をクリクリと刺激される度に女は嬌声を上げながら、ムクムクムチムチと肥え太っていき。
『俺の体が...あぁ////』
女を蹂躙し続ける天使は穏やかな笑みを浮かべて、絶望と快楽に表情をとろけさせる女の膨れた腹に手を添えると耳に甘く響く言葉を囁いて
『罪を犯したとは言え天使の接吻を受けるのは光栄の極みですよ』
女の贅肉が歪む程に抱きしめ嫌がる女を押さえつければ、その唇を奪い幾度も舌を這わせ互いの唾液を交え、その度に女は秘部から潮を吹き快楽によがりながら、ぶくぶくと肥えていく
顔は丸くなり二重顎が見えはじめ、砂時計を思わせるウエストは三段腹を形成し下へ下へと垂れ下がり、それに乗っかる胸は逆に小さくなりつつ横に広がっていき肥満児の胸のようで、手足も赤ちゃんを思わせる程に太くなっていく

『はあ...ふう...ふあぁ////』

それを見た天使は満足したように一人頷くと女を家へと連れていった。

その後、似たような目的を持った悪魔と戦い続けた...それはまた別のお話
『魔界の奴ら見てなさいよ。私の趣味を邪魔するなんて絶対に許せないんだから!!』

486名無しさん:2012/07/23(月) 23:21:10 ID:0wnsGdyIO
間違えてダブルクリックしちゃった(^_^;)

487名無しさん:2012/07/24(火) 05:47:48 ID:OHKnFRkk0
>>478
お蔵入りした千早肥満化SSと題が被った…だと…?
これは完成させろとの天啓なのだろうか!

488名無しさん:2012/07/24(火) 16:31:35 ID:NAFrsg8M0
マジか!アイマス系俺得過ぎる!
そんじゃあ俺もモバマスネタでなんか書くぞ。
前に上がった智絵里のイラストを題材に書かせて頂きます。
あのイラストの状況から更に数時間あの部屋にいたらっていう俺の想像を文にするお。
モバマスであの部屋に入れたいキャラいる?
文章上だけど、入れられるよ。

489名無しさん:2012/07/24(火) 17:40:49 ID:z4QsAh7A0
>>488
神崎蘭子を入れちゃってくれ!
頼んます!!

490名無しさん:2012/07/24(火) 21:00:22 ID:mBmGlLCk0
蘭子ちゃんセリフ難しいな 上手く表現出来る自信が…

491名無しさん:2012/07/24(火) 23:21:14 ID:z4QsAh7A0
確かに難しいよな・・・。
まあモバマス好きだから気にせず他のキャラでも書いてくれ!

492名無しさん:2012/07/25(水) 07:58:35 ID:/YQxI7Uk0
>>488
あずささんオネガイシマス!!

493487:2012/07/25(水) 17:07:31 ID:X2bXTix60
とりあえず第1話…っていうかプロローグ書き上がったよー
ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/365017
導入部分ってことで肥満化描写がないから注意してね
一応これ含めて全5話で構成する予定
連日更新はできないけど気長に待ってくだされー

494488:2012/07/25(水) 19:08:14 ID:3M6FZTeA0
>>487しみです!
>>492 あずささん了解です。 蘭子も出来たら頑張ります。

495488:2012/07/25(水) 19:10:34 ID:r9uKOy9M0
誤字申し訳ない 汗
>>487 展開が楽しみです。 って書きたかったw
この投下の流れを大事にしたいね。

496名無しさん:2012/07/26(木) 19:18:44 ID:eynyBNvE0
>>487
乙です!
これからどうなるのか、展開がすごく楽しみです!

497名無しさん:2012/07/26(木) 19:39:36 ID:wQL.PyOM0
ちえりのSS楽しみにしてるぞ。
ぶっちゃけイラストでのちえりのその後も見たい。っていう素直な感想はリクになっちゃうのかね?

498945 ◆t3E9hfR0Bc:2012/07/29(日) 00:24:20 ID:JnZX94O.0
どうも、29日ですので駄文置いておきます。

ttp://www1.axfc.net/uploader/Sc/so/365925
パス:himanka

今回は前回にもまして肥満化要素がありません。
後日お詫びにまた何か上げますので今回はご勘弁を。

499名無しさん:2012/07/29(日) 07:28:44 ID:qiTmrJFI0
>>498
ゴウランカ!

500名無しさん:2012/07/29(日) 11:03:36 ID:h4JiKdcMO
肥満化要素が薄めでも気にならない
似たような内容が続くよりむしろ良いのでは?

俺は作風がブレ始めた人とか見ると進化の兆しみたいでワクワクするんだが

501名無しさん:2012/07/29(日) 11:44:36 ID:Kko1/mQI0
乙でした!
そろそろボスと決戦か…これからの展開を楽しみにしてます!

502名無しさん:2012/07/29(日) 23:59:17 ID:fCL0Awsc0
29の日ということでなんとか間に合いましたのでお納めください。


ttp://bbs1l.net4u.org/sr3_bbss/25694aburami/1430_1.jpg

適当にリプライでテーマを決めたので、
P4Gよりマリー?さんが改札口で挟まってるというお題でした。

503名無しさん:2012/07/30(月) 23:49:32 ID:76SFweTU0
乙!
改札口に挟まるってのは好きなシチュだけどなかなか見ないのでありがたいや
他ではポリ公マンくらいでしか見たことなくて…

504名無しさん:2012/07/31(火) 07:25:45 ID:/3nkuGZE0
改札口っで絶妙の狭さだよねw

505334:2012/07/31(火) 22:54:19 ID:NKjWye8o0
29の日には間に合いませんでしたが、
SS投稿します。

駄文ですがよろしくお願いします。

506334:2012/07/31(火) 22:58:05 ID:NKjWye8o0
薄暗い森の中、草を踏みしめながら歩く人影があった。
ボロボロのマントを纏い、フードを被っているので、
顔は分からないが、背格好から判断するにどうやら若い娘のようだ。

時折立ち止まって、後ろを振り向いている。
どうやら何かを警戒しているらしい。

やがて娘は森を抜け、小さな村の入り口にたどり着いた。
レンガ造りの家がぽつぽつと立ち並んでいる。

「誰かいませんか?」
娘は呼びかけたが、返事はない。
仕方なく入口の門をくぐる。

その時。
「ブフゥー…」
生臭い匂いとともに干し草が積まれた荷車の影から巨大な黒い影がのっそりと出てきた。
娘は声がした方に目を向ける。
そこには二足歩行の巨大な豚の化け物がいた。

「フゴフゴ…プギィー!!」
化け物は鼻をひくつかせた後、よだれを垂らしながら雄叫びを上げた。
しかし、娘はたじろがず、マントの下から短剣を取り出した。
「やれやれ、またオークか。レベルは15ってところね。」
襲いかかってくるオークにも躊躇せずに飛びかかり、短剣をオークの脳天に突きさす。
鮮血が吹き出し、地響きとともにオークは倒れた。

「ふぅ…」
飛びかかった反動で、ぱさりとフードがはずれて素顔があらわになった。
短髪に切りそろえた栗色の髪。
わずかにあどけなさが残る整った顔立ち。
百戦錬磨の戦士を思い起こさせる鋭い眼光。

「全く、この辺りはオークだらけだね。さっきも森で襲われたし。
ま、魔物ハンターの私にとっちゃ、あんなの何体いても変わらないけどさ。」

そう言うなり、娘は近くにある干し草が積んである荷車に向かって声をかけた。
「ところで、そこに隠れている人。この村が今どうなっているか教えてくれないかい?」

507334:2012/07/31(火) 23:00:52 ID:NKjWye8o0
「ひっ!?」とおびえた声がして、干し草の中から若い女性が出てきた。
「ど、どうして私が隠れていることが分かったのですか?」
「簡単さ。さっきから干し草が小刻みに揺れていたからね。」
娘はそっけなく言った。

「すごい観察眼ですね。さぞかし名のある戦士とお見受けします。」
女性はスカートについた干し草を払いながら荷車から降り、娘に駆け寄った。
「お願いします、私達の村を救ってください。」



村の中の、ある家の居間で、二人は椅子に座っていた。
女性は静かに話し始めた。
「私の名前はラウラ。この村の娘です。貴方様のお名前は?」
「私はラキ。気ままな一人旅の魔物ハンターさ。
ところでこの村は一体どうしたんだい?人っ子一人いないじゃないか。」
「そ、それは…」
ラウラはずいぶんためらった後、暗い表情でぽつりとつぶやいた。
「村人は…全員死にました。いや、死んだ方がましだったかもしれない」
「そりゃ、どういうことだい?」

「順を追ってお話します。
この村は貧しいけれど、大した争いも無く平和な村でした。
しかし、今朝森の奥から黒い霧が流れてきました。」
「黒い霧?」
「はい。闇のように黒い、邪悪な霧でした。
その霧に飲み込まれたものはことごとく魔物になってしまいました。
私の父も…」
彼女は無表情だったが、その声は震えていた。
まるで恐怖を押し殺そうとするように。
「幸いにも、私は自分の部屋で読書をしていたので、
黒い霧には飲み込まれなかったのですが、窓の外は阿鼻叫喚の嵐でした。
魔物と化した村人が生存者を襲いだしていたのです。
私は何とか村から脱出しようと家を出たのですが、先ほどのオークに見つかってしまって…
あの干し草に隠れていたのです。」
「ううん、黒い霧とやらは何かの呪いの一種だろうな。それもとびっきり凶悪な。」
ラキはかぶりを振った。
(しかし、今まで倒してきたオーク達は村人の成れの果てだったのか)」
知らなかったこととはいえ、罪悪感が胸をよぎる。

ラキはしばし考え込んだ後、立ち上がった。
「分かった。黒い霧をけしかけた奴を倒そう。」
村人への罪滅ぼしの念もある。

そんな彼女にラウラがためらいがちに話しかけた。
「あの…そこで、私もお供させていただけませんか?
みんなの無念を晴らしたいのです。」
「しかし、危険な旅だぞ?死ぬかもしれない。」
「構いません。覚悟はできています。剣術も一通りたしなんでいますので。」
「分かった。そこまで決意しているのなら…。
これからよろしくな!」
「はい!」
二人はがっしりと握手を交わした。


二人が出て行った後。
タンスの中から小さな黒い霧が現れて、彼女達を追いかけていった。

つづく

508名無しさん:2012/08/01(水) 00:12:01 ID:Tmuko7Ac0
乙です!
果たして二人がどうなっちゃうのか楽しみです!




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