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【15周年記念】ジョジョの奇妙な問題集【自由参加企画】
12
:
名無しのスタンド使い
:2023/11/28(火) 21:30:02 ID:DqvvoycU0
「やると思ったよ」
「!?」
「クマは切り札を装ったワンチャン狙いのブラフ、お前が直接クマの中に入り込んでいたなら、ガラスのギロチンを察知して難なく避けられていたかもしれない」
「ごふっ……!」
「でもあのクマは馬鹿の一つ覚えみたく襲いかかってくるだけ。飼い慣らしたか……或いは狂犬病にでも罹った野犬でも仕込んでいたんだろう?」
「うううぅぅぅグギギギギ……!」
殺人鬼の手からナイフがこぼれ落ちる。その腕が伸びる根元のトカゲは、高校生が隠し持っていたガラスの破片が突き立てられており、トカゲの器には収まりきらない量の赤黒い血液が溢れ出てくる。
殺人鬼は自身の能力で小型生物の中に入り込み隠密行動をしていたが、それなりのリスクがあり、受けるダメージも着ぐるみの大きさに合わさるようだ。小さければ当然、小さな刃物でも致命傷を受けてしまう。
「発想のスケールを見誤らなかった僕の勝ちだ」
「……キィコェェェェェェェェェェェェェェェェエエエエエエエエエエエエッ!!!!」
高校生の勝利宣言に殺人鬼は苛立ち、唯一自由に動かせる己の〈アライグマのスタンド〉……〈ファー・アンド・ローシング〉に意識を集中させて高校生を襲いかかろうとするが、隠れて攻撃する鈍いスタンドに、真向勝負で〈MJS〉は遅れを取らない。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ッ!!!!」
空中に独立浮遊する〈MJS〉の両拳から繰り出される殴打のラッシュ、避ける間も無い〈ファー・アンド・ローシング〉はなす術なく吹き飛ばされ、地面に倒れ伏せる事しかできなかった。
いたぶって遊びながら殺害しようとしていた獲物に、逆に見下ろされる殺人鬼。もしも彼がプロの殺し屋ならば謙虚に振る舞い、最初の強襲で確実に高校生を始末していたかもしれない。最後の瞬間もそうだ。高校生の希望に満ち溢れた顔を絶望に染めてやろうと、彼の顔色がどんな風に変化するのか見るために、敢えて背後に回り込もうとはしなかった。
人殺しを趣味嗜好としてしまった殺人マニアの悪癖が、そのまま勝負の分かれ目てなってしまったのだ。
殺人鬼に自分の落ち度に気がつく猶予は残されていない。ただ今際に……生意気な獲物に向けて呪いの言葉を吐き捨てる。
「クフフ……あの女の具合、クフフ……最高だったぜ。バラバラにして犬の餌にしてやった。あの場に捨て置いて……見捨てたお前のせい。クフフ、クフフフフフ、せいぜい犬の糞を探し回れ」
「……つまらない嘘つくね。死体はお前にとって大事なリソースじゃないのか?お前は最低最悪の屑の大馬鹿野郎だが妙に小賢しい。殺し合いの真っ只中で自分が切れる手札を悪戯に浪費する?自分の一張羅を無駄遣いするほど余裕あるの?腐った死体を着続けるギネス記録でも狙ってるなら知らないけど」
高校生は一瞬だけ苦虫を噛み潰したような表情をするが、すぐに平静さを取り戻すとつまらなさそうに一蹴する。それこそ彼女の死体を残酷に再利用でもされていれば、高校生の精神は揺さぶられ勝負はどうなっていたか分からなかっただろうが。
「クフ、フ……シ…………………………」
全てを見切られた殺人鬼は完全敗北を惨めに実感しながら事切れる。強がりで吐き捨てた虚言は、高校生の脳髄に巣くい、呪い続ける力など残されていない。同様に〈ファー・アンド・ローシング〉の能力は解除され、トカゲを突き破り血塗れの死体が飛び出てくるが……もうそいつの事は心底どうでもよかった。
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