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破滅の妖精(フェアリー)と不幸を呼ぶ不死身の傭兵
1
:
名無しのごんべへ
:2015/05/13(水) 13:15:08 ID:a7dmZX3w0
これはこの世界とは違う世界でのお話-
昔有るところに一人の妖精が飼われていました。
彼女の名前はフェリシア。その世界では「幸福」を表す名前です。
しかし、その名前とは裏腹に、彼女は「破滅」を呼ぶ妖精として名前が知られていました。
まず、彼女の生い立ちからして不幸でした。
母親は産後の肥立ちが悪く、すぐに亡くなってしまい、父親も若くして流行り病で亡くしてしまいました。
そして、商人に売られることになります。
この世界では妖精は貴族の観賞用として、また、兵士を護る御守りとしても重宝されていました。
しかし、フェリシアの持ち主となった貴族は破産や失脚の憂き目に合い、
兵士は部隊が壊滅したり戦死する事が多かったのです。
それで付けられた名前が「破滅の妖精」。路地裏で安値で売られることになります。
それでも買い手が付かない日が長く続きました。
その間も「破滅の妖精」と呼ばれ続けたため、彼女は心を閉ざしてしまいます。
そんなある日、一人の傭兵が路地裏にやって来ました。
「フェリシア…『破滅の妖精』ってのはどいつだ?」
傷だらけの、片目を怪我して見えなくなったような傭兵が、フェリシアの前に現れました。
「こいつだよ。買うつもりならただでやってもいい。こいつだけは買い手が付かないんでな。」
商人がそんな言葉を口にします。
フェリシアは冷たい目で黙っていました。
「おう、じゃあ貰っていくぜ。俺の名前はヴァリス。よろしくな。」
ヴァリスの言葉にも冷たい目を向けるフェリシア。
しかし、この出会いがフェリシアの、ヴァリスの運命を変えていくことになるのです-
----------------------------------
フェリシアがヴァリスの子供を産むお話です。
基本的にはキャラの会話以外は昔話風の語り口にしたいです。
フェリシア 「破滅の妖精」と呼ばれ続け、心を閉ざす女性。
体長的には手のひらサイズをイメージしてください。
ヴァリス 「不幸を呼ぶ不死身の男」と呼ばれる傭兵。
彼のいる部隊はなぜか壊滅するか解散するらしい。
フェリシアを買った理由は不幸と不幸が重なれば幸せが来るのではないかというゲン担ぎ。
2
:
六道
:2015/05/14(木) 08:39:13 ID:p1tPYi320
数日後。
部隊に従軍する、ヴァリスとフェリシアがいました。
ヴァリスを睨むような目をする兵隊や傭兵もいます。
そんなヴァリスに、フェリシアは訊ねていました。
「…なんで、私を買ったの…」
その目は冷めていながら戸惑っているようでした。
「なーに。俺も『不幸を呼ぶ傭兵』として有名だからな。
不幸なやつに破滅の妖精が加わればマイナスとマイナスが打ち消しあって
プラスになるんじゃないか、なんてな。」
「そんな理由で…」
フェリシアは無表情でそう呟いていました。
「硬いなあ、フェリシアちゃん。ほら、笑顔笑顔。笑顔は幸せを呼ぶんだぜ?」
ヴァリスはニコニコしながら語ります。
フェリシアは苦笑いした後ぎこちない笑みを浮かべていました。
3
:
七海
:2015/05/14(木) 22:04:18 ID:MxlIibX.0
そして、ヴァリスは戦場に向かいました。
フェリシアも傍らに付いています。
ヴァリスは最前線で単騎で突撃していきます。
フェリシアはハラハラしながら見ていました。ヴァリスが死なないか、不安になっています。
ですが、ヴァリスは怪我ひとつしませんでした。
所属していた部隊は壊滅的な打撃を受けましたが、ヴァリスは生き残り戻ったのです。
そして敵にも打撃を与えていました。
王様から褒美を貰いつつも、冷ややかな目で見られるヴァリスとフェリシア。
フェリシアは冷めた目でそれを見ていました。
「また、私のせいで部隊は壊滅した…私は、やっぱり破滅の妖精なんだ…」
褒美を貰った帰りに、フェリシアは呟きます。
「いや、フェリシアは幸運の妖精だ。
部隊の壊滅は俺の責任。フェリシアは悪くないぜ。
なんせ、俺は今回の戦闘で傷ひとつついてないからな。
これはフェリシアのお陰だぜ?」
ヴァリスはそうフェリシアに語りかけます。
その、優しい言葉に、フェリシアは氷のように冷たい心が暖かくなるのを感じました。
4
:
名無しのごんべへ
:2015/05/15(金) 22:25:08 ID:6w0y6UPM0
その後も二人は戦場を駆けていきます。
フェリシアと一緒になってからヴァリスには傷ひとつつかなくなりました。
相変わらず部隊は壊滅したり、停戦協定で解散することになりますが、ヴァリスは気にしていないようでした。
そんなヴァリスの明るさに、少しずつフェリシアにも笑顔が見え始めていたのです。
そんなある日、事件は起こります。
戦場でフェリシアを庇った結果、ヴァリスが大怪我することになったのです。
医療用のテントに運ばれ、うなされるヴァリス。
フェリシアは小さい体ながら甲斐甲斐しく世話をしたのです。
その結果、ヴァリスは一命をとりとめました。
しかし、その代償は大きく、左腕が動かなくなったのです。
このままではヴァリスは傭兵を続けられません。
幸い、これまでの蓄えがあったので、それを元手に傭兵ギルドを故郷で作ることにしました。
これは、その故郷までの道程のお話です-
ある夜、野宿をしながらヴァリスは星を眺めていました。
フェリシアも傍らに寄り添っています。
「ごめんなさい…私を庇ったせいで…やっぱり私は、破滅の…」
「そんなことはないぜ、フェリシア。俺が怪我をしたのは不注意からだ。
それに、命があるだけマシ。やっぱりお前は俺にとって幸運の女神だぜ。」
優しい言葉に涙するフェリシア。
そして、おもむろに服を脱ぎはじめたのです。
「ななな、なんだいきなり、フェリシア!」
ヴァリスも動揺を隠せません。
「私にはなにもできないから…これくらいしか、出来ることはなくて…ヴァリスも、たまっているでしょう?」
そう言ってフェリシアは、ヴァリスのイチモツを全身で愛撫しはじめたのです。
5
:
名無しのごんべへ
:2015/06/08(月) 07:01:31 ID:L/zioM620
フェリシアは、自分の背たけよりも大きなヴァリスのイチモツを、全身を使って愛撫していきます。
最初は驚いていたヴァリスも、次第に興奮していきました。
しばらく経った頃、
「ウッ……。フェリシア、離れて! 出る!」
ヴァリスが苦しそうに呻きました。
ここで出せば、フェリシアは精液まみれになってしまう。
彼女をそこまで汚す気はないし、手のひらサイズのフェリシアは溺れてしまうかもしれない。
そう危惧したヴァリスでしたが、フェリシアとて、性に関する知識はあまりありませんでした。
キョトンと小首を傾げ、何が出るのかヴァリスに聞こうとしたその時、頭上からヨーグルトのような、白濁液が降り注ぎました。
「フェリシア!」
白濁液の威力に負け、だんだんと落ちていくフェリシアに、とっさに両手を出します。
ヴァリスの両手に収まったフェリシアは、驚きに小さな目を見開き、少し具合が悪そうでした。
まるで風邪にかかったかのように、顔には赤みがさし、息も荒かったのです。
その瞬間、
フェリシアの身体が光りに包まれたかと思うと、少し離れたところに飛んでいきました。
思わず光の眩しさに目をぎゅっとつぶったヴァリスでしたが、光がやみ、目を開けると、フェリシアの姿はどこにもありませんでした。
「フェリシア……!」
「ヴァリス……」
目の前には、一人の美少女が立っていました。
ヴァリスの名を呼ぶその美少女は、どこかフェリシアの面影を宿していました。
「フェリシア……なのか?」
半信半疑で呼びかけるヴァリスに、美少女はうなずきます。
ヴァリスの胸ほどの背たけを持ち、淡いピンク色の髪は背中まで流れ、
スッと通った鼻筋に、黄金色の瞳。
そして、肩に緑色の端切れをまとっただけの姿は、豊満なバストや雪のように真白い肌を隠せてはいませんでした。
歩み寄ろうとした美少女、いや、フェリシアは、数歩歩いたところで、フラつき、身体がかしいでいきました。
ヴァリスは、とっさに身体を入れ、フェリシアを受け止めます。胸が当たる柔らかい感触と、甘く上品な香りにクラクラします。
我慢ができなくなったヴァリスは、そのままフェリシアを押し倒しました。
6
:
名無しのごんべへ
:2015/06/08(月) 07:23:46 ID:yNvd1cd60
「人生で一度だけ使える巨大化の魔法です。そんなに長い時間持たないので、早く挿入してください…」
フェリシアは優しく諭すように呟きます。
ヴァリスも優しくフェリシアを抱き締め、挿入を開始するのでした。
7
:
S.I
:2015/10/17(土) 20:59:51 ID:7YV84c.E0
ヴァリスが自分のイチモツをフェリシアの膣に挿入し、腰を激しく動かし始めました。
「ヴァリス、ヴァリスのおちんちん、最高。」
「フェリシア、お前の膣内(なか)も最高だ。」
セックスをしばらくしていると、フェリシアの顔が不安そうに変わりました。
「ヴァリス、私、ちゃんとあなたの子を私のお腹で産めるのかな?」
「俺の子を・・・フェリシアに俺の子を孕ませる‼」
ヴァリスは、フェリシアに自分の子を産ませたいという気持ちが強まり、腰を振る勢いを強くしました。
「私のお母さん、産後の肥立ちが悪く、すぐに亡くなったから・・・あなたの子を産んだら私もお母さんみたいに死んじゃうかなと心配に・・・」
「フェリシアが俺との愛の結晶が欲しいと思ってくれるなら絶対できるよ。君のお母さんがそんな死に方したのは知らなかったけど、フェリシアなら良いお母さんになって長生きするよ。俺はお前の事をとても愛しているよ。」
「ヴァリス、私を愛しているその気持ちを私の子宮に捻じ込んで!」
ヴァリスは、フェリシアを絶対に孕ませる気持ちいっぱいでイチモツを子宮に突っ込みました。
そして大量の精液をフェリシアの子宮に注ぎ込みました。絶頂した二人はしばらくまるで魂の抜けた抜け殻のように気を失いました。
その時の二人は気づかなかったが、フェリシアの子宮でヴァリスの精子とフェリシアの卵子が受精し、そして二人の魂が融合した事によって二人の愛と魂と精の結晶がフェリシアの子宮に宿ったのであった。
8
:
名無しのごんべへ
:2015/10/20(火) 01:58:20 ID:ilx4bHVQ0
フェリシアが、再び光に包まれます。
ヴァリスが目を閉じて、しばらくして開ければ、そこにはフェリシアが元の姿で存在していた。
「時間切れ…のようですね。ヴァリス、ありがとうございました。こんな、私を抱いてくれて…」
「良いんだフェリシア…俺の方こそありがとうな。」
儚い、一生に1度だけ出来る巨大化での逢瀬。
それを終えた二人は再び旅をするのでした。
だが、二人はまだ知りません。
フェリシアの胎内に、赤子が出来ようとしていることを…
9
:
熊猫
:2016/03/26(土) 17:35:48 ID:UMyQYyRQ0
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当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2015/10/20」から約6ヶ月が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
また、未だに具体的な妊娠・出産シーンが出てきておりません。
一週間後の、04/02 0:00まで待ちます。
それまでに具体的な妊娠・出産シーンを含む投稿がないようでしたら、
当掲示板の趣旨に反するということで、この小説は削除させて頂きます。
各位よろしくお願いします。
くまねこ
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10
:
蓬莱
:2016/04/02(土) 22:17:06 ID:tD3VfJ.U0
ヴァリスの故郷までは、幾つも山を越えなければならず、何回季節が巡るかもわからない程の遠い道のりでした。
二人が旅を再開して、数週間目のこと。
その数日前からフェリシアの身に異変が起きていました。
ほとんどまどろむような時が続き、起きていても頻繁に吐き気を訴えるようになりました。
フェリシアがヴァリスの子を身ごもったことで起きた悪阻の症状でしたが、
妊娠に対する知識のない二人には、全く理由が想像もできないのでした。
日に日に衰弱していくフェリシアに、ヴァリスは歩みを止めます。
大都市の妖精の専門医を訪ねても、「破滅の妖精」の名は知れ渡っており、門前払いの毎日でした。
そこへ、一匹のエルフがヴァリスに接触してきました。
雪のように白い皮膚と淡いピンク色の髪を持つフェリシアと違い、
そのエルフは紫色の皮膚と漆黒の髪を持つ、ダークエルフでした。
フェリシアの症状に心当たりがある。自分たちの女王様ならフェリシアを治せる。
その言葉に一縷の希望を宿し、二人はダークエルフに連れられて、ダークエルフの里へと向かったのでした。
11
:
六道
:2016/04/03(日) 14:31:18 ID:p.BrkfPU0
薄暗い森の中を、ダークエルフに連れられて進むこと数日。
その間もフェリシアの体調は優れず、ヴァリスは不安になりながらもフェリシアを胸のポケットに入れて進みました。
そしてようやく、3人はダークエルフの里へとたどり着いたのです。
「ここがダークエルフの里か……」
目の前に広がるのは、それまで見てきた森とは違う拓かれた土地。
中央には城が有ります。
その土地と城の広大さに、二人は圧倒されていました。
ダークエルフと二人は、そのまま入口近くの丸太小屋に向かいました。
「早速ですが、女王様との謁見の許可を頂いて参ります。しばらく、こちらの待機場でお待ちください。」
そう言うと、ダークエルフは二人を丸太小屋に残し、城の方へと向かいました。
「森の中にこんな場所があるとはな…」
ヴァリスがそう呟くと、フェリシアは
「妖精の村も、森の中にあったりするんですよ。ここまで大きくは有りませんが…」
と答えました。
そのまま二人は手持ちぶさたに小屋の中を彷徨(うろつ)いていましたが、
ティーセットを見つけたフェリシアが、紅茶を淹れますね、と話しつつ背中の羽を使い飛び回り始めました。
しばらくして、動きを止めたフェリシアが、トレイを持ちながらヨタヨタと飛び始めました。
「おっと…出来たのか。体調も悪いのに無理するんじゃねぇよ。」
そう言うとヴァリスは片手で器用にトレイを運びました。
机の上に、ティーカップを置き、器用に注ぐヴァリス。
それを笑顔で見ていたフェリシアですが、その笑顔が歪みます。
そして、口を手で押さえ、シンクへと飛んでいきました。
そのまま、嘔吐してしまうフェリシア。
ヴァリスも、不安そうにその背中を人差し指で撫でていました。
その紅茶を飲み終える頃、二人を連れてきたダークエルフが迎えに来ました。
「女王の謁見許可が出たので、二人とも着いてきてください」と。
12
:
蓬莱
:2016/07/01(金) 18:08:06 ID:j1YMZZEg0
「おおぉ……!」
謁見の間の玉座には女王が座っていた。
羽根を使いヒラヒラと舞い降りると、傅くフェリシア。
横を見ると、ここまで案内してくれたダークエルフも同じように、片膝立ちの姿勢で頭を垂れている。
ただひとり、女王を前にして呆けたように口を開けているのが場違いに感じ、ヴァリスも慌てて頭を垂れた。
頭を垂れても先ほど見た女王の姿はまぶたから消えなかった。
案内役のダークエルフと同じ、紫色の皮膚に黒い髪が腰のあたりまで流れている。
革で出来ているのか、鈍い輝きを放った黒いドレスから、紫色の肩が露出し、
自然と垂らした両腕の間には、窮屈そうにひしゃげたふたつの豊かな膨らみがその存在を誇示していた。
思わずヴァリスが感嘆の息を吐いたのも無理は無い。
この世のものとは思えない美貌に、頭がクラクラするようだった。
「その娘。体調が悪いようじゃな」
鈴を転がしたような美しい声。少し憐れむような、フェリシアを心配する感情が声には感じられた。
「はい。なんだか吐き気がするし、無性に眠たくなってしまうのです……」
頭を垂れたまま答えるフェリシア。
「ふむ……。妾の見立てによるとだな……」
頭を垂れた三人に、頭をあげるように言ってから、女王はゆっくりと切り出した。
「そなたは、身ごもっておるな。しかも、この人間の子を。そなたからもプンプンと人間の匂いがしてくるわい」
女王はたんたんと驚くべきことを口にした。
13
:
六道
:2016/07/01(金) 20:44:40 ID:puJFunp20
「わ、私が、ヴァリスの子を……?」
フェリシアは驚愕の顔でその言葉を受け止めました。
ヴァリスも驚いた顔をしましたが、それは一瞬。
「そうか、俺の子供が…嬉しいぜ、フェリシア」
ヴァリスは笑顔でフェリシアに、そう話しかけるのでした。
フェリシアも一瞬笑顔になりますが、その笑顔が曇ります。
ダークエルフの女王は、フェリシアに語りかけます。
「嬉しいかもしれぬが、そちと人間の間に出来た子…不安があるじゃろう。
だが、大丈夫じゃ。人間との間に産まれる子は、母親のサイズに合わせて大きくなると言う。
多少は大きくなるじゃろうが、無事に産まれると思うぞ。」
と。
フェリシアはその言葉を聞き、安堵の表情を浮かべます。
さらにダークエルフの女王は続けます。
「産まれるまではここに滞在するがよい。妾は出産についてそれなりの知識があるでの。」と。
14
:
舒龍
:2016/07/25(月) 11:26:32 ID:2I1DTfis0
それから数週間後。
フェリシアとヴァリス、それにダークエルフの女王が難しい顔をして話し合っていた。
議題はフェリシアのこと。もっといえば、フェリシアとヴァリスの子のことだった。
つわりはすでに収まっていたが、つわりが治まるのと同時にフェリシアのお腹が目に見えて大きくなっていた。
数週間しか経っていないにもかかわらず、すでにはち切れそうなお腹は産み月を思わせる。
人間で言えば、4ヶ月目か5ヶ月目程度のはずなのに、すでに臨月間違いなしと思われるぐらい大きくなっていた。
「どうやら、ヴァリスといったか。人間のほうが強く出てしまったみたいだな。普通はありえないのだが……」
柳眉を潜め、お手上げとも言える女王の様子に、一同暗くなる。
まだ半分ぐらいしか来ていないはずだ。そうすると、あと2ヶ月もするとフェリシアのお腹は破裂してしまうこと間違いなしである。
「そう言えば……。たとえば何だけどさ。アレが原因ってことは考えられないか」
おずおずといった様子でヴァリスが静寂を破って切り出す。
ヴァリスがアレといったのは、二人がセックスした時、フェリシアが巨大化したことである。
一生に一度しか使えない禁断の魔法。子が宿った時、フェリシアは人間サイズになっていた。
だから、子どもも人間サイズのまま大きくなっているのではないかと推理したのであった。
「ふむ……、それかもしれんな。そうすると、このままではマズイな。……一つ提案がある」
女王の提案とは、
女王の魔法で、人間サイズに巨大化するというものだった。あと1年は持つのだそうだ。副作用もない。
しかし供物としてヴァリスの精が欲しいという。ダークエルフ界も後継者不足なんだとか。
15
:
六道
:2016/07/25(月) 17:56:37 ID:9f3R7GS60
ヴァリスは二つ返事で引き受けます。
「フェリシアを死なせるわけにはいかない。
惚れた女だからな。」
そうヴァリスは話していました。
ダークエルフの女王が呪文を唱え始めます。
フェリシアが、光に包まれていき…
光が晴れると、フェリシアは人間くらいの大きさになっていました。
お腹も、まだ目立たない大きさになっています。
「よし、これでいいじゃろう。後は月に1回同じ魔法をかけるだけじゃ。
わらわは城に戻るとする。フェリシアはここにおれ。
ヴァリス殿はわらわに付いてまいれ。約束を反故にされては困るからの。」
そう言って女王はヴァリスを連れて城に戻るのでした。
16
:
蓬莱
:2016/08/09(火) 13:40:11 ID:V8GjN8G60
>>14
で、女王の魔法は一年は持つと書かれているので、月に一回魔法をかけなくてもいいと思うのですが……
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
ダークエルフの女王に連れられて来たのは、女王の寝室でした。
おとなが三人は楽に寝れるほどの大きな天蓋付きのベッドが置いてあり、
そのベッドの存在感が霞むほど女王の寝室は大きなものでした。
「服を脱いで、そこに寝るのじゃ」
短く言い捨ててから、女王も自らの衣服を脱いでいきます。
革のような質感の黒いドレスがふかふかの絨毯に音もなく落ちていきます。
衣服をすべて脱ぎ、産まれたままの姿になった女王の姿は美しく、紫色の宝石のようでした。
左手が思うように動かないヴァリスよりも女王のほうが早く、ベッドにその身を横たえていました。
「ほれ、早くしてたもれ。妾はもう、我慢できぬ」
ベッドの上でシナを作り、妖艶なポーズで挑発する女王に、ヴァリスのイチモツはすでに臨戦態勢になっていました。
もどかしい気持ちですべての服を剥ぎ取り、女王が待つベッドに向かいます。
女王の上に馬乗りになり、大きめの柑橘類のような豊かなバストを手で揉みしだいていきました。
17
:
名無しのごんべへ
:2016/09/27(火) 14:51:09 ID:TRV0Xri20
「んっ……、はぁあんんっ! うっ……、いいぞ。そうだ。くぅううっ……!」
女王は気品のある顔を歪め、口からため息のような嬌声を漏らした。
「ひぃいっんんっ! あっ! そこぉ! ダメだ……、そこはぁああ〜……!」
ヴァリスが女王の乳首をつねった瞬間、女王の声が大きくなった。
快感から逃げるように身を捩る女王だったが、ヴァリスが馬乗りになっているため、逃げれるはずもない。
「ほう……。もう濡れてるじゃないか。女王様」
挑発的に口をニヤリと歪めたヴァリスは、乳首を弄っていた手を股間に這わせた。
「いやっ! ぁあん、ぁあんんんっ! いいッ! いいッんッ!!」
ヴァリスが這わせた女王の股間はしどしどに濡れていた。
達したのか、女王はビクンビクンと身体を震わせる。
その様子を満足そうに眺めたヴァリスは、すでにフル勃起した肉棒を、しどしどに濡れた女王の股間に差し入れた。
18
:
名無しのごんべへ
:2016/10/16(日) 10:32:34 ID:10diYQJA0
「ふぅんっ、うぅっ、ぅんっ、んんっ、うっ、うぅっ……! んんっ、ふぅんっ、んぅ、んぅう、うぅんっ!」
高貴な女王の仮面をかなぐり捨て、ただのメスに成り果てた女王は喘ぐ。
激しく腰を動かすヴァリスに負けずと、より快感を味わおうと自らも積極的に動いていた。
「はぁんっ、あぁあんっ! ……ひぃっ、いぃっ、ぅいぃっ……ふはぁっ、んぅっ……こっ、腰がっ、腰が、溶けちゃ……、あぁんっ、はぁんっ、あぁあんっ!」
すでに数回絶頂に達している。だらしなく開いた口からはよだれが流れ、黒髪の間から紫色の先の尖った耳がピコピコとのぞいていた。
「うっ……! 出すぞ!」
ヴァリスが短く呻くと、ヴァリスのペニスから精液が迸った。
その後もガッチリと離さなかった女王のせいで、数回に渡り精を放ったヴァリスはグッタリとしていた。
「大丈夫?」
部屋にほうほうの体で帰ってきたヴァリスに、フェリシアが心配そうに声をかける。
ヴァリスは返事もできないぐらい消耗しきっており、ベッドの上に倒れ込んだ。
ヴァリスを介抱しようと思ったフェリシアだったが、女王の魔法で、人間サイズへと巨大化したものの、大きさがまだ把握できておらず手こずっていた。
また、お腹の子も同じ比率で大きくなってしまったせいか、フェリシアのお腹は、臨月と見紛う大きさのままだった。
そのため大きなお腹も邪魔して、動きづらいことこの上ない。
ただ、胎児の成長スピードは変わっていないので、耳が聞こえ始めたり、関節が出来上がってきたりと、五ヶ月目に変わらない。
そのため、更にお腹は大きくなることが予想されるが、その事をフェリシアはまだ知らない。
19
:
名無しのごんべへ
:2017/04/14(金) 09:04:30 ID:AJ8wIu8w0
それから数ヶ月後が経過した。
ヴァリスは片腕ながら、力仕事を手伝ったり、また一週間に一回ほど女王に精を放ちながら暮らしていた。
フェリシアも、巨大化の魔法が解けることもなく、また順調にお腹の子も育っているようだった。
「おぉ、フェリシア。そちも息災のようじゃな」
森の中をヴァリスと散歩している時、女王に声をかけられた。
その女王のお腹も優しい膨らみを見せている。
ダークエルフは通常、一回の妊娠で20個ほどの卵を身ごもる。
ヴァリスの力が強く出てしまったからか、今回女王は30個ほどの卵を身籠っており、しかも通常よりは大きいサイズの卵が生まれるようだった。
「はい、おかげさまで。最近良く動くんですよ」
嬉しそうに答えるフェリシアのお腹も、すでに臨月を超過し、双子の6ヶ月と思われるぐらいの大きさになっていた。
常に下から持ち上げるようにしないと、お腹が落ちてしまいそうに思えるぐらい重い。
腰も痛いし、胃も圧迫されて少しづつしか食べれない。
しかし、フェリシアは常に笑顔だった。愛するヴァリスの子がお腹にいる。すべてのことが幸せに思えるフェリシアだった。
20
:
熊猫
:2017/12/19(火) 15:59:04 ID:PBQiVxeU0
***************************************************************************************
当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2017/04/14」から8ヶ月以上が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
一週間後の、12/26 0:00まで待ちます。
それまでに投稿がないようでしたら、「落ちた」ということで、過去スレに移動させていただきます。
各位よろしくお願いします。
くまねこ
***************************************************************************************
21
:
名無しのごんべへ
:2017/12/23(土) 23:22:16 ID:aqebO2760
食事を終えた後、ゆっくりと休むフェリシア。
すると、ヴァリスが話しかけてきた。
「なぁフェリシア、今お腹のサイズってどうなってる?」
「そうね…生活で手こずってるぐらいなのは分かっているけど、どれぐらい大きいのか…」
「とりあえず今日風呂の後にサイズ測ってみようか?すごく気になるんだけど」
「う〜ん、そうね…」
22
:
熊猫
:2018/08/10(金) 12:48:54 ID:tPInOq7c0
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当掲示板管理者の熊猫です。
直近書き込みである「2017/12/23」から7ヶ月以上が経過しておりますが、
その後の投稿がない状態が続いております。
来週末、08/18 0:00まで待ちます。
それまでに投稿がないようでしたら、「落ちた」ということで、過去スレに移動させていただきます。
各位よろしくお願いします。
くまねこ
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23
:
名無しのごんべへ
:2018/08/18(土) 13:16:37 ID:ixuTmrAU0
乗り気ではないフェリシアだったが、ヴァリスの勢いに押され、結局お腹のサイズを図ることになった。
「っと……。130センチ、だな」
メジャーをフェリシアのお腹に回したヴァリスが感心したようにつぶやく。
ほとんど余力がないメジャーを見つめるヴァリスだったが、それが通常なのかそうではないのかの判断がつかない。
ついでにとバストも図ってみることにする。図った結果、バストは90センチを超えていた。
「で、どうだったの?」
不思議そうな面持ちで聞くフェリシア。なぜヴァリスがお腹のサイズを図ろうと持ちかけたのか、皆目見当もつかないからだった。
「いや、単純に興味だけだよ。どのくらいのサイズになってるのかなって」
しどろもどろになって答えるヴァリスに、まだ納得がいかない表情のフェリシアだった。
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