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オリロワA part3
462
:
ラストスタンド
◆A3H952TnBk
:2025/12/31(水) 21:02:16 ID:jesZa4Jc0
「ヤマオリの巫女。アンタはそっちのお仲間と共に、オレ様と取引をしていたな。
“この刑務を抜け出すための協力がしたい”と」
トビはエンダを見据え、そう問いかける。
第二回放送前――エルビスが階段への道を阻んでいた時に結んだ取引だ。
傍に立つ仁成にも視線を向けながら、言葉を続ける。
「――オレ様に付き合う気がある。そう捉えていいんだろう?」
つまり、脱獄を目指すこと。
このアビスから抜け出すこと。
その意図があることを、今一度トビは確認する。
トビからの問いに対し、エンダと仁成は顔を合わせる。
互いに交錯する視線。それぞれの意思を、今一度確認する。
「……ここまでの検分と調査、感謝する。
やはり脱獄王の名は伊達じゃないようだね」
エンダは礼と共に、フッと感心するように呟く。
敵わないな、と観念するような素振りを見せながら。
「――勿論さ。私達も付き合おう」
「――僕もだ。宜しく頼む、脱獄王」
僅かな合間のやり取りを交わして、彼らはトビに対して頷いた。
その計画へと乗ることを、エンダと仁成と最初に宣言した。
「そして鉄の騎士サンよ。アンタは怪盗の依頼を遂行したいんだろ?」
それからトビは、ジョニーへと話を振る。
怪盗ヘルメス。世界の絶望を盗もうとした女。
トビは刑務開始当初に、ジョニーとルメスとのやり取りを交わしている。
彼女達が望む道も、既に聞いている。
「ヘルメスが掴んだネタを無駄にしたくねぇのなら、自ずとやるべきことが見えてくる筈だ」
だからこそ、トビはジョニーにも問う。
ルメスが遺した依頼をやり遂げること。
それが今のジョニーの目的であり、故に彼は保険としてトビにも情報を託した。
ジョニーの向かう先とは何なのか。
何を持って“ルメスの依頼を遂行した”とするのか。
その答えは、明白だった。
つまりは、“異世界移住計画”の告発だ。
秘密裏に遂行され、一部の特権階級のみが恩恵を受ける計画。
それを世界へと公表すること。その是非を問うこと。
強者の為に弱者が捨て置かれる結末を、断ち切ること。
なればこそ、彼も乗らねばならない。
ジョニーもまた、生きなければならない。
そして、此処を抜け出さなければならないのだ。
「――――ああ。そうだな」
ジョニーの答えは、その一言。
それだけで十分だった。
他に言葉など、要らなかった。
「さて坊主。知らん顔だが、お前はどうだ?」
続けてトビの視線が、安理へと向けられた。
――知らない顔。そう、トビは彼の存在をマークしていない。
青い竜人に変身する若い受刑者。刑務所内での噂にも聞かなかった。
秘匿受刑者の類いとも違う、恐らくは木端の犯罪者だろうと見立てていた。
ケチな犯罪で収監され、ヤミナのように此処までくっついてきたのだろうと。
故にこそ、トビは期待を抱いていなかったが。
「……安理です。北鈴 安理」
安理は自らの名を、ゆっくりと名乗る。
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