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二次キャラ聖杯戦争OZ Re:visited

61Fluorite duet -彼女の使命と彼の理想- ◆Mti19lYchg:2022/08/03(水) 00:14:31 ID:8ZoAuRlE0
【サーヴァント】
【CLASS】
アーチャー
【真名】
エックス
【出典】
ロックマンX、ロックマンゼロ
【性別】
男性型
【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷B+ 魔力B 幸運C 宝具A
【属性】
 秩序・善
【クラス別能力】
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
単独行動:A+
 マスター不在でも行動できる能力。
【保有スキル】
千里眼:C
 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
戦闘続行:C
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦うことを止めない。
仕切り直し:B
 戦闘から離脱、あるいは、状況をリセットする能力。
 また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の初期値に戻す。
 同時にバッドステータスの幾つかを強制的に解除する。
騎乗:A-
 騎乗の才能。全ての乗り物を自在に操れる。
【宝具】
Rockman X(ロックマンX)
 ランク:EX 種別:対機(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 「無限の可能性」を持つエックスのボディそのもの。
 それは「悩み、考え、行動する」という自分で意志決定と行動を決めるという人間の意志と同じ機能であり、ロボットが生物のように進化する可能性を秘めている。
 普段のエックスは正義感と戦いを嫌う心優しさの間で悩んでいるが、いざ覚悟が決まった時勇猛:A、不屈の意志:Aがスキルに追加され、その戦闘続行中ステータスが上昇し続ける。
 サーヴァントを倒した場合、宝具をバスターから発射されるという形で使用可能になる。その際魔力消費は通常のショットより大きくなる。
 また、魂だけが独立して活動できる電子生命体「サイバーエルフ」となって電子機器の操作、クラッキングが可能。
Ultimate Armor(アルティメットアーマー)
 ランク:A+ 種別:対機(自身)宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 装備することにより全ステータスがワンランクアップ。
 バスターショットは敵にヒットするとその場に一定時間プラズマ弾が発生、消滅するまで対象に追加ダメージを与え続けるプラズマチャージショットになる。
 さらに倒したサーヴァントの宝具を魔力消費無しで真名開放まで可能となる。
 また、対粛正防御を纏ったまま無敵貫通効果を持つ同ランクの対機宝具「ノヴァストライク」が使用できる。
【weapon】
 エックスバスター
【人物背景】
 初代ロックマンの制作者にして、作中で『ロボット工学の父』として称えられているトーマス・ライト博士によって生み出された、「悩み、考え、行動する」という従来にはない機能を備えたロボット。
 ライト博士によれば、この機能は「機械が人間や他の生物と同じように進化できる可能性をもたらす」としている。
 しかし、ライト博士は、エックスのほぼ人間と変わらない感情や悩むという能力が、ロボット工学の原則に対しても疑問を抱かせ、人間に危害を加えてしまうかもしれないことさえ予期していた。
 そのため、安全性が証明されるまでカプセルに封印され、後にケイン博士によって発見された。
 完成年は不明であるが、封印したのは20XX年9月18日頃と思われる。
 “X”とは「無限の可能性」あるいは「危険」を意味している。
 ケイン博士に保護されたエックスはやがて、イレギュラー化したレプリロイドを逮捕・破壊する治安維持組織「イレギュラーハンター」に所属する。
 第17精鋭部隊に配属されたエックスだったが、心優しい性格で悩むことが出来るエックスは、ただイレギュラーを破壊するというイレギュラーハンターの任務に疑問と深い悲しみを抱くようになる。
 そのため、戦闘でも非情になりきれず、常にB級ハンター止まりで終わっていた。
 周囲の仲間からも軽視され嘲笑されていたが、同僚でライバルであるゼロや上官であるシグマなどはエックスの中に秘められた潜在能力の存在に気付いていた。
 その後、シグマが反乱を起こした際には平和と仲間を守るために戦うことを決意した。戦いに疑問を感じながらもVAVAらシグマの軍勢を退けていき、遂にはシグマを倒すことに成功する。
【サーヴァントとしての願い】
 人とAIが平和に共存する未来を。
【方針】
 聖杯戦争を止めようとするマスター達と合流を計る。

62Fluorite duet -彼女の使命と彼の理想- ◆Mti19lYchg:2022/08/03(水) 00:14:49 ID:8ZoAuRlE0
【マスター】
ヴィヴィ
【出典】
Vivy -Fluorite Eye's Song-
【性別】
女性型
【能力・技能】
戦闘プログラム
 一時的にロボット三原則の第零法則の実行により、人間を攻撃できるようになる。(第零法則は人間という種を守るという命令で、そのためなら個々の人間を犠牲にしても構わないというもの)
 能力として相手の動き、軌道を演算予測し、本来の機体限界以上の性能を発揮できる。
【weapon】
 無し
【人物背景】
 Vivyの世界で開発されたAIは、各個体ごとに一つの使命を与えられて稼働している。
 その中でヴィヴィは史上初の自律人型AIとして製造された。使命は『歌でみんなを幸せにすること』。
 ニーアランド中央のメインステージで歌うことを目標としているが、人気は今ひとつ。
 そんな中ある日突然100年先からやってきたAI、マツモトと共に100年後のAIによる人類殺戮を止めるべく「シンギュラリティ計画」に巻き込まれる。
 その中でヴィヴィは人やAIの感情を学んでいき少しずづ変わってゆく。
 性格は繊細で情に篤く、頑固で意地っ張り。
【マスターとしての願い】
 誰も傷つけずに願いを叶えようとするマスターがいるならその人の助けに、いないなら聖杯戦争を止める方向に動き聖杯を破壊する。
【方針】
 聖杯戦争を止めようとするマスター達と合流を計る。
【ロール】
 ライブハウスやステージを巡る歌手。
【把握媒体】
 ロックマンX、ロックマンゼロは全台詞集が検索すれば出てきます。
 Vivy -Fluorite Eye's Song-は全13話でレンタルか、dアニメストアとNetflixで全話公開されています。

63 ◆Mti19lYchg:2022/08/03(水) 00:15:15 ID:8ZoAuRlE0
以上、投下終了です。

64 ◆Mti19lYchg:2022/08/03(水) 00:38:21 ID:8ZoAuRlE0
前企画と違い筆者は積極的に投下するつもりなので、応援よろしくお願いします。

65 ◆K2cqSEb6HU:2022/08/04(木) 06:24:24 ID:iqFH1lA20
私もこの企画から離れた身ですが……。
ケジメとして、今度は遠慮とか抜きに、正直な意見を申し上げさせていただきます。


何故、"現に問題点があるというのに、未だに反省や改善しようとしないのか"、という点です。
滞ってしまったのは、「投下しなかった」という行動力の問題ではなく、そもそも「投下できなかった」という企画や設定側への問題や、問題に対して「同じような事態にならないためには」という反省や改善が見られない点に問題があるのではないかと。

企画や設定を見直さずにリトライしたところで、結果などあまり変わりません。
企画や設定そのものに「人を集められにくくしている点」や「本編を書きにくくしている点」などの問題点があるのですから、氏自身がなんとか変えていかないことには一生変わらないのです。

「妄想語り」などと企画を卑下するぐらいなら、卑下されないぐらいに問題を自己解決してください。
その問題を解決できないなら、次は本当に諦めた方がいいです。


そして、もう一つ。
話の全体的な「プロット」や「構成」といった計画性もなく、あまりにも行動が無軌道すぎると感じておりました。
リレー企画と言えども、この企画は「氏が主体になって展開されること」なのですから、主体となる氏が無計画だと信用や信頼もできないんです。

行動しなかったから、「盛り上がらなかった」のではなく、"面白いストーリー構成を立て、周りを引っ張っていけなかった"から、「盛り上がらなかった」のです。
どれだけ、作品を出したところで、全体的な構成をどうにかしないことには何の解決にもならないのです。

楽なことに逃げ続けたところで、人は離れていくだけなんですよ。

66 ◆Mti19lYchg:2022/08/04(木) 08:56:26 ID:1D.CKPAk0
>>65
ご意見ありがとうございます。(現在風邪ひいて休んでます)
まず第一の問題点「企画や設定そのものに「人を集められにくくしている点」や「本編を書きにくくしている点」」ですが
「星晶石」「予選」「独自世界観」などがありますが、この内「独自世界観」だけはこの企画の肝なので、前二つを書かなくていいことにしようと思います。
巻き込まれ型のマスターが登場できないというのが人が集まりにくくしている原因ですので、この世界に来た時点で聖杯を手に入れないと帰還できないという事にするというのも考えようと思います。
あと、無理に世界や上級NPCを描写しなくてもいいことにしたいです。独自の世界を造った理由はどの世界から来たマスターでも平等に困惑するだろうという事だったので。

もう一つの「プロット」「構成」についてですが、一応「主催者」は考えてました。その奥の「黒幕」については選考中でしたが。
それを募集期間中に出そうと思っています。

厳しくもありがたいご意見、誠に感謝いたします。

67 ◆Mti19lYchg:2022/08/04(木) 09:19:31 ID:1D.CKPAk0
本当に設定を作りこみすぎなことが本編をかきにくくしていることは承知なのですが、以前から割と適当な設定の企画に疑問を持っていまして。
でもその緩さで人が集まり、書きやすくしているのでしょうけど。
もしこれ以上に何か問題があるなら、どなたでも構いませんからご意見願います。

68 ◆koGa1VV8Rw:2022/08/04(木) 09:33:59 ID:di44NF8w0
上の方とは全く違う意見で、そしてこんなことを書いたら怒られそうだとも思うのですが、書かせてください
長いですが何が言いたいかというと、旧版の続きをかける場を残してほしいということです

作品が集まりにくい構造というのは私は最初から思ってました
それを自覚してないんじゃないかとも思ってましたが、いま個人的に驚いたのはこうやって新しく企画を立てれる努力はできるんだということ
忍耐力のある、じっくり書ける方と思ってたので予約を放置するってのは私の場合はいくら時間かけても書いてやるって程度のことだと思ってました

以下は同様に予約放置してた私が言うのも何なんだと思われるようなことなのですが
放置して何してたのかというと、色々なことに追われながらも候補作の原作を時間をかけてしっかり把握していました
だから話が完成しなかったのは誠に申し訳ない以外の感情はないんですが

でもそのなかでこのOZの世界観にどっぷり心を惹かれてしまったのも私なのです
OZに何かを書きたいっていう感情がいつも心の隅にあり、アイデアをメモしたりプロットをスローペースで加筆したりしてました
でもそれはリレー小説を書く心構えとしてはまずくて(なかなかSSを完成させるためのまとめに入れないため)
私はSS書き始めたのはほとんどこの企画が初めてですが、自分は致命的に創作ペースが遅くてリレー小説に向いてないことに気が付きました
そしてそれはスレ主さんあなたも同じなんだと私は感じていました

そして先日、リスタートによって今までの続きを書けなくなることをとても心苦しく感じてました
どれだけ時間をかけても僅かずつでも進めようとする方向性が私とスレ主氏では違ったことに気がついた日でした
でもそれをとても心苦しいと感じるほどには旧版の世界観に私は囚われています

普段あまりゲームもせずアニメも漫画も読まない私でしたが、こんなにたくさんの作品を教えてくれたオープニングと候補作にとても感謝しています
新たに視聴、プレイする作品を探すときも、その基準が旧版OZの作品と関連しているかどうかということになってしまっています

だから私は旧版の続きも投下がしたかったらできる場を残してほしいのです
どうか私のちっぽけな創作熱が消えるときが来るまで、旧版の方にまだ乗らせていてほしいのです
私は誰もいなくても書きます、また半年に1回とかかもしれませんし、熱が消えたらいなくなるかもしれませんが
でも世界観やスレの権利がスレ主さんあなたにありますので
スレ主さんは新作を続けるも、よそに投下するのも自由ですし、私は何もそれを拘束するつもりありません
ただ場所があるだけでも良いのでどうか

69管理人 ◆Mti19lYchg:2022/08/04(木) 19:20:59 ID:1D.CKPAk0
>>68
ここまで世界観を好きになっていただき、少し恥ずかしいくらいうれしいです。
旧版のつづきはwikiに旧作として取っておいてあるので、続きは直接投下という形でお願いします。

70管理人 ◆Mti19lYchg:2022/08/04(木) 19:30:08 ID:1D.CKPAk0
マスターの願いとして元の世界に戻る、というものを許容するために、オープニングのセリフを一部このように改変します。

「信用できない。元の世界に帰りたいというのなら、それでも構わない。
 聖壇の奥に扉がある。そこを潜れば元の世界に帰還できる。
 だが、と綺礼は言葉をはさむ。
「君たちマスターはこの世界に来た時点で肉体を『賢者の石』と呼ばれる物質に変換されている。
 元の世界に戻っても元通りとは限らない。強い『意志』が必要となってくる。サーヴァントを召喚した時のような、な。
 そして、聖杯戦争が始まれば、聖杯を手に入れ元の世界に帰還できるのはただ一人。それ以外は勝者の造る宇宙に転生することになる。
 君は違うだろうが、それを許容できないというのなら、もしくは他者を殺し、騙し、屍山血河を築き、それでも尚叶えたい願いがあるのなら」

71 ◆koGa1VV8Rw:2022/08/04(木) 19:36:43 ID:di44NF8w0
>>69
わがままに対応していただいて本当にありがとうございます。
スレ主氏の手を煩わせないように、wiki編集なども投下時にはします。

72 ◆Mti19lYchg:2022/08/04(木) 19:37:21 ID:1D.CKPAk0
これでいいのかよく分かりませんが、少なくとも元の世界に戻る、という願いが成立しやすくなったと思います。

73 ◆Mti19lYchg:2022/08/05(金) 02:18:58 ID:tjolvti.0
毒吐き版をみて適当な設定の企画というのは確かに無礼でした。
この場を借りてお詫び申し上げます。

74 ◆Mti19lYchg:2022/08/05(金) 22:20:26 ID:tjolvti.0
ハーメルンの方から投下された作品を代理投下します。

75 ◆Mti19lYchg:2022/08/05(金) 22:22:17 ID:tjolvti.0
「此処からだと町がよく見えるね!」

「そうね」

とある学園の屋上に二人の少女がいた。
一人は茶色の髪に御刀を持った少女。
彼女の名前は衛藤可奈美。元の世界では荒魂と呼ばれる存在から人々を守る刀使と呼ばれる存在である。

もう一人の少女は青空の髪に、凪の海ような眼を持つ黄金妖精(レプラカーン)の少女。
可奈美が召喚したセイバーのサーヴァントである。

「クトリちゃん、私と手合わせして!」

「手合わせなんてしないわよ」

「どうして!?」

「私は手合わせとかは好きじゃないの」

「セイバーなのに?」

「クラスは関係ないでしょう」

剣術マニアの可奈美はクトリに何度も手合わせを申し込んでるが断られる様子。

「そんなことよりも、可奈美には叶えたい願いはないの?」

「うん、ないよ。誰かを犠牲にして自分の願いを叶えるのは間違ってると思うから。剣の手合わせはしてみたいかな!」

「可奈美らしいわね」

「クトリちゃんには願いはないの?」

今度は可奈美がクトリに質問する。

「私はもう一度だけ、会いたい人がいるけど、誰かを犠牲にして願いを叶えるのは間違ってると思うし、彼もそんな事は望んではないと思うから。」

「その人はクトリちゃんの大切な人なの?」

「私のことを好きだと言ってくれた、大切な人」

「そっか……」

しばらくの沈黙の後……。

「そろそろ戻るわよ」

「うん!」

76 ◆Mti19lYchg:2022/08/05(金) 22:22:39 ID:tjolvti.0
サーヴァント
クラス
セイバー

真名
クトリ・ノタ・セニオリス

出典
終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?

性別
女性

ステータス
筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:A 幸運:C 宝具:A

属性
中立・善

対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

クラス別能力
騎乗・B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。魔獣や聖獣は乗りこなせない。

保有スキル

魔力放出・B
魔力で作り上げた翼で空を飛ぶ力。
これにより空中戦が可能になっている。
本来の彼女の能力がスキルに昇格したものである。

カリスマ・C
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上される。
彼女は妖精倉庫の妖精たち中では最年長であり、お姉さんとしてみんなの中心にいた逸話が昇格したスキル。

単独行動・B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失ってから二日間現界可能。
彼女自身も単独で戦うことがあったためこのスキルを持っている。

獣殺し・A
魔獣や野生動物に対する特効。
十七種の獣と呼ばれる存在と戦い続けた彼女の逸話が昇格したスキル

戦闘続行・A
彼女が最後まで大切な人のために戦い続けた
彼女の固有スキル。彼女の逸話が昇格したスキルである。

宝具
セニオリス
ランク:A 種別・対獣宝具 レンジ:1〜50 最大補足:500人
クトリの愛剣。最強の聖剣の人振り。
あらゆる伝説を打ち立てた聖剣。

妖精郷の門
ランク:A 種別:対獣宝具 レンジ:1〜50 最大補足:500人。
自らの妖精郷を開き、急激に魔力をおこすことにより、自らを爆弾にして自滅する宝具。

人物背景

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?の主人公の一人にして、メインヒロイン。

妖精兵と呼ばれる、黄金妖精「レプラカーン」の少女。セニオリスの適合者。

ヴィレムと呼ばれる青年と出会い、次第に彼を好きになっていく。最初に出会ったときに買ってもらった帽子がお気に入り。
殉職した先輩妖精から受け継いだブローチを大切にしている。

15番島に現れた六番目の獣と戦いで妖精郷の門を開いて戦死をするかと思われていたが、ヴィレムに覚悟を聞かれ、生きたいと思うようになる。妖精兵ではなくなり戦わなくても良くなったらヴィレムの隣りいた、と思うようになる。

それから地上捜索隊の救助班に同行するが
これが彼女の最後の戦いになる。
最終的に複数の獣を相手をすることになり
複数の獣の攻撃を受け魔力の爆弾を起こし、最後はヴィレムに感謝の言葉を残し死亡。
彼女の15年の生涯はここに終わりを向かえた。

サーヴァントとしての願い
もう一度だけ会いたい人がいるが誰かを犠牲にするのは間違いだと思い、聖杯は求めない。
マスターを最後まで守る。

方針
マスターに任せる。

把握媒体
アニメ及び、原作小説。

77 ◆Mti19lYchg:2022/08/05(金) 22:22:59 ID:tjolvti.0
マスター
衛藤可奈美

出典
刀使ノ巫女

性別
女性

能力・技能

写し
刀使の基本戦術で、最大の防御術。

迅移
刀使の攻撃術の一つ。通常の時間から逸して加速する。

無刀取り
真剣白刀取りと呼ばれる技。
相手の刀を素手で止める技。

千鳥
可奈美が使う御刀。別名雷切とも呼ばれている。

人物背景
刀使ノ巫女の主人公。
荒魂と呼ばれている存在から人々を守る刀使の少女。刀使の中では最強と呼ばれ、美濃関学院所属の中学二年生。

明るい性格で友達も多く、鍛錬が好きな努力家。周り人からは剣術オタクと認識されている。彼女の亡くなった母親も刀使である。

十条姫和と出会い、大きな戦いに巻きこれることになる。

参戦時期はアニメ終了後である。

マスターとしての願い
特になし。この戦いを終わらせる。
誰も殺さない、殺させない。だけど手合わせはしたい。

方針
自分からは攻撃はしない、誰も殺さない。
手合わせはしたい。

ロール
全てを守る刀使

把握媒体
アニメ

78衛藤可奈美&セイバー ◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/05(金) 22:23:24 ID:tjolvti.0
投下終了です。

79 ◆Mti19lYchg:2022/08/06(土) 23:01:06 ID:fhSy1V4o0
ハーメルンの方から投下された作品を代理投下します。

80柳瀬舞衣&アサシン◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/06(土) 23:01:44 ID:fhSy1V4o0
「ユウキちゃん、お菓子作ったから、一緒に食べよ!」

「うん、食べる! 舞衣の作るお菓子は美味しいから、ボク、好きなんだ!」

「ありがとう!」

とある神社で二人の少女が月を見ながらお菓子を食べていた。

一人は黒髪で、リボンで髪を結んでおり。
御刀を持った少女。彼女の名前は柳瀬舞衣。
元の世界では荒魂と呼ばれる存在から御刀で人々を守る刀使と呼ばれる存在である。
彼女はこの聖杯戦争の参加者である。

もう一人は耳が尖っており、頭には赤のバンダナを巻いている、長い黒髪の少女。
名前ユウキ。舞衣が召喚したアサシンのサーヴァントである。

二人は月を見ながら仲良くお菓子を食べている。そして、二人の話の話題は願いについての話になった。

「舞衣には本当に叶えたい願いはないの?」

「うん、わたしには叶えたい願いはないよ。それに誰かを犠牲して自分の願いを叶えるのは間違ってると思うから、わたしはこの戦いを止めたい。」

「うん、わかった! ボクは舞衣の力になるよ!」

「ありがとう! だけど、ユウキちゃんには叶えたい願いはないの?」

今度は舞衣がユウキに願いについて聞くのであった。

「ない⋯⋯かなぁ。それにボクも誰かを犠牲にして自分の願いを叶えるのは間違ってると思うから。」

「生き返りたいとは思わない? 聖杯があれば生き返ることも可能なんでしょう?」

舞衣はユウキが15歳という若さで死亡したことを知っているため、本当はもう一度生き返りたいと願っているのではないかと心配していた。

「心配しなくても大丈夫だよ! ボクは確かに長くは生きられなかったけど、自分の人生を頑張って生きたから、後悔はないよ!それにこうして舞衣と一緒にお菓子を食べられるだけでボクは満足だよ! ボクのことは気にしなくても大丈夫だよ! 」

ユウキは笑顔で舞衣にそう言うのである。

「うん、ありがとう! ユウキちゃん!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

81柳瀬舞衣&アサシン◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/06(土) 23:02:03 ID:fhSy1V4o0
【サーヴァント】

【クラス】
アサシン

【真名】
ユウキ『紺野木綿季』

【出典】
ソードアート・オンライン

【性別】
女性

【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運C 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】
気配切断:B
アサシンのクラススキル。
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。自らが攻撃態勢に移ると気配切断のランクは落ちる。

【保有スキル】

カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーとしてギルドの中心にいた彼女の逸話が昇格したスキル。

魔力放出:B
魔力で作り上げた翼で飛ぶ力。
これにより空中戦が可能になっている。
本来彼女が持つ能力がスキルに昇格したものである。

戦闘続行:B
自分の人生を最後まで全力で生きた彼女の逸話が昇格したスキル。

【宝具】
『マーザズ・ロザリオ』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ1〜10 最大補足1人

自らからが編み出した11連撃OSS「彼女のオリジナルソードスキルである。」
絶剣と呼ばれた彼女の必殺技であり、
親友に託した技でもある。

82柳瀬舞衣&アサシン◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/06(土) 23:02:23 ID:fhSy1V4o0
【人物背景】
『ソードアート・オンライン』の『マザーズ・ロザリオ編』の登場人物。

本名は『紺野木綿季』。
ユウキという名前は彼女が『アルヴヘイム・オンライン』と呼ばれる仮想空間ゲームで名乗っていた名前。ちなみに『アルヴヘイム・オンライン』は略称『ALO』とも呼ばれている。

『ALO』の世界では『絶剣』と呼ばれ圧倒的な強さを誇るプレイヤー。主人公のキリトを2度倒した唯一の人物「キリト本人は切り札の二剣流を使っていなかったが、それでもキリトを2度倒したのは彼女だけである。」
ギルド『スリーピング・ナイツ』のリーダーも務めている。『ALO』の世界ではインプ族であり、今回の聖杯戦争では『ALO』の姿で召喚されている。

自身が作ったOSSを賭けて辻デュエルをしていた際、キリトを倒したことに興味を持って
対戦を挑んできたメインヒロインであるアスナと出会う。アスナの強さを見込んでギルド1パーティのみによる新生アインクラッドの攻略するという無謀なチャレンジへの協力をアスナに依頼する。

実は現実の彼女は末期『HIS』患者であり
アスナと出会った時には彼女は長くは生きるのは難しいと言われていた。彼女の姉も同じ病気で亡くなっており、本来のギルドのリーダーも彼女の姉だったが、亡くなったことによりリーダーの座を受け継いだのである。
彼女のギルドのメンバーはそれぞれが難病を抱えており、最後の思い出作りのために新生アインクラッドの攻略に挑んたのであった。
ただボス攻略の後、アスナを自分の亡き姉と面影を重ねて見てることに気付きアスナの前から姿を消してしまう。

その後、病院を訪ねてきたアスナと再会。
それから『ALO』に戻り、アスナの仲間たちと交流あり、絆を深めていく。

それから容体が急変。
最後にアスナに『マーザズ・ロザリオ』を託し、たくさんの仲間やプレイヤーたちに見守られながらアスナの腕の中で静に息を引き取った。彼女は15年の人生を全力で生きたであった。

性格は明るく、陽気な人物。
純粋で前向きな人物でもある。

【サーヴァントとしての願い】
特にない。マスターを最後まで守る。
ただマスターと一緒にこの世界での生活を楽しみたいとも思っている。

【方針】
マスターに任せる。

【把握媒体】
原作小説及び、アニメ2期

83柳瀬舞衣&アサシン◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/06(土) 23:02:41 ID:fhSy1V4o0
【マスター】
柳瀬舞衣

【出典】
刀使ノ巫女

【性別】
女性

【能力・技能】

『写し』
刀使の基本戦術で、最大の防御術。

『迅移』
刀使の攻撃戦術の一つ。通常の時間から逸して加速する。

『八幡力』
筋力を強化させる。

『孫六兼元』
舞衣が使う御刀である。

【人物背景】
刀使ノ巫女の登場人物。主人公衛藤可奈美の親友。美濃関学院所属の中等部二年生。
大企業の令嬢であり、三姉妹の長女である。

性格は面倒見がよく、友達想いの優しい性格。お菓子作りが得意。

状況分析能力にたけており、集団行動では指揮官として活躍もしている。

参戦時期はアニメ終了後である。

【マスターとしての願い】
特になし。この戦いを止める。

【方針】
自分と同じ考えのマスターと協力する。
ただ人は絶対に殺さないし、殺させない。

【ロール】
とある神社の巫女で刀使。

【把握媒体】
アニメ

84 ◆Mti19lYchg:2022/08/06(土) 23:03:05 ID:fhSy1V4o0
以上、投下終了です。

85 ◆Mti19lYchg:2022/08/07(日) 21:01:38 ID:GbizZlJU0
ハーメルンの方から投稿された候補作を代理投下します。

86十条姫和&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/07(日) 21:02:52 ID:GbizZlJU0
「またチョコミントを食べていたんですか?」

「あぁ、お前も食べるか?」

「いえ、大丈夫です⋯⋯。」

とある学園の屋上に二人の少女がいた。
一人は黒色の長い髪に御刀を持った少女。
彼女の名前は十条姫和。この聖杯戦争の参加者である。元の世界では荒魂と呼ばれている存在から御刀で人々を守る刀使と呼ばれる存在である。
ちなみにチョコミントが大好きでこの世界でもチョコミントを何度も食べているらしい。

もう一人は金髪碧眼で青いドレスに黄金の鎧を着用している少女。彼女の名前はアリス・シンセシス・サーティ。今回の聖杯戦争で姫和が召喚したライダーのサーヴァントである。

「チョコミントは食べ終わりましたか?」

「あぁ、食べ終わった。」

姫和がチョコミントを食べ終わったことを
確認するとアリスは聖杯戦争の話をする。

「姫和は本当に聖杯には興味はないんですか?」

「かつての私なら聖杯を求めたかもしれない、たけど今の私には聖杯は必要ないな。」

「そうですか。姫和がそれでいいなら私はこれ以上はなにも言いません。」

「そういうお前は聖杯は求めないのか?」

今度は姫和がアリスに質問する。

「私も聖杯は求めません。私の人生は悲しいことや辛いこともありましたが、それと同じぐらい楽しいことや幸せなこともありましたから、だから聖杯は求めません。姫和も私のことは気にしなくて大丈夫です。」

「そうか⋯⋯。私はこのふざけた戦いを止めたい。だからお前の力を貸してほしい!」

「もちろんです!私は姫和のサーヴァントですから!」

「ありがとう! 」

二人は聖杯戦争を止めるために戦うことを決意する。

「聖杯戦争が始まる前にチョコミントを買いにいくか」

「まだ食べるんですか⋯⋯。」

87十条姫和&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/07(日) 21:03:11 ID:GbizZlJU0
【サーヴァント】

【クラス】
ライダー

【真名】
アリス・シンセシス・サーティ「アリス・ツーベルク」

【出典】
ソードアート・オンライン

【性別】
女性

【ステータス】
筋力A 耐久B 梅唐B 魔力B 幸運C 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力・B
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗・B
騎乗の才覚。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。魔獣や聖獣は乗りこなせない。

【保有スキル】

戦闘続行・A
戦場で最後まで戦い続けた彼女の逸話が昇格したスキル。

単独行動・B
マスターから魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失ってから二日間現界可能。
彼女自身も単独で戦うことがあったためこのスキルを持っている。

【宝具】

『雨緑「アマヨリ」』
ランク・B 種別・対人宝具 レンジ・1〜50
最大補足・50人
彼女の飛竜にして大切な相棒。
サーヴァントになっても彼女と一緒に戦う飛竜。

『神器・金木犀の剣』
ランク・A 種別・対人宝具 レンジ・1〜50
最大補足・500人
彼女が振る黄金の剣。かなりの威力を持つ剣。

【人物背景】
『ソードアート・オンライン』の『アリシゼーション編』の登場人物。
『アンダーワールド』と呼ばれる世界で整合騎士と呼ばれる騎士の少女。彼女の本名は『アリス・ツーベルク』。とある理由から整合騎士になってから名前が変わり、かつての記憶もなくしていた。

凛々しくも苛烈な性格で、毒舌家でもある。
生真面目で頑固者でもあるため自他共に厳しいが、逆に身内への面倒身はとっても良い。
クールな人物であるが、本当は不器用なだけでとっても優しく愛情深い人物である。

最初は主人公のキリトの敵として現れたが
後に仲間になり、一時的に言葉と感情を失ったキリトを守っていたのが彼女である。
キリトの親友ユージオの幼馴染でもある。

剣の腕前は整合騎士の中でもトップクラスである。

ちなみにメインヒロインアスナとは犬猿の仲。お互いのことは認め合っており、嫌ってるわけではない。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。マスターを最後まで守る。
ただ騎士として外道なことをする相手には容赦はしない。

【方針】
マスターに任せる。ただチョコミントを食べるのはしばらく禁止にする予定。

88十条姫和&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/07(日) 21:03:28 ID:GbizZlJU0
【把握素体】
原作小説及び、アニメ三期

【マスター】
十条姫和

【出典】
刀使ノ巫女

【性別】
女性

【能力・技能】

『写し』
刀使の基本戦術で、最大の防御術。

『迅移』
刀使の攻撃戦術の一つ。通常の時間から逸して加速する。

『八幡力』
筋力を強化する。

『ひとつの太刀』
彼女の必殺技とも呼べる技だが、使用後はかなり消耗するため、リスクもかなりある。

『小烏丸』
彼女が使う御刀である。

『人物背景』
『刀使ノ巫女』の登場人物。
主人公衛藤可奈美と並ぶ、もうひとりの主人公。平城学館所属の中等部三年生。

クールな物腰と馬鹿つくほど真面目な性格をしており、自分にも他人も妥協を許さない。
母親の敵討ちのために行動してたこともあり、最初の頃はツンケンとした振る舞いをしていたが、可奈美たちと出会い、一緒に行動していくうちに仲間の大切さを知るようになる。

ちなみにチョコミントが大好き。
それと胸が小さいことを気にしている。

参戦時期はアニメ終了後である。

【マスターとしての願い】
特になし。この戦いを終わらせる。

【方針】
自分と同じ考えのマスターがいるなら協力する。人は絶対に殺さない。

【ロール】
とある学園の生徒で刀使

【把握媒体】
アニメ

89 ◆Mti19lYchg:2022/08/07(日) 21:03:48 ID:GbizZlJU0
以上、投下終了です。

90 ◆Mti19lYchg:2022/08/08(月) 18:40:04 ID:Gy84x2qY0
ハーメルンの方から投稿された作品を代理投下します。

91ルーラー:アスナ『結城明日奈』◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/08(月) 18:40:31 ID:Gy84x2qY0
「まさかルーラーがもうひとり召喚されていたとはな」

「私もまさか自分が聖杯戦争のルーラーで召喚されるとは思ってなかったわよ」

監督役の神父、言峰綺礼の前にルーラーのサーヴァントが現れた。栗色長髪に榛色の瞳で
白を基調とした赤いラインが入った服を着ている少女。彼女の名前はアスナ。ルーラーのサーヴァントである。

ただルーラーのサーヴァントは既にアルヴィースと呼ばれるサーヴァントがルーラーで召喚されており、彼女は聖杯が今回の聖杯戦争を管理するために保険として召喚したもう一人のルーラーではないかと思われる。

「それで君はこれからどうするんだ?」

綺礼がアスナに質問する。

「他にルーラーがいるなら私は今回の聖杯戦争には関わらないけど、魂食いや無関係な人を襲うサーヴァントがいたらルーラーとして放置はしないわよ。」

それだけ言い残し、アスナは綺礼の前から姿を消す。


【サーヴァント】

【クラス】
ルーラー

【真名】
アスナ『結城明日奈』

【出典】
ソードアート・オンライン

【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力:B
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

真名看破:A
ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。

神明裁決:A
ルーラーとしての最高特権。
聖杯戦争に参加した全てのサーヴァントに二回令呪を行使することができる。
他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。

【保有スキル】

カリスマ:A
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
血盟騎士団の副団長としてギルドを率いた彼女の逸話が昇格したスキル。

戦闘続行:A
大切な人やみんなのために最後まで戦い続けた彼女の逸話が昇格したスキル。

仕切り直し:A
戦闘からの離脱、あるいは状況をリセットする能力。技の条件を初期値に戻し、同時にバットステータスの幾つかを強制的に解除する。

【宝具】

『マザーズ・ロザリオ』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 最大補足:1人
11連撃のOSS「オリジナルソードスキル」
彼女が大切な親友から託された技である。

『スーパーアカウントO 1・創世神ステイシア』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大補足:50人
アンダーワールドで彼女が使用したスーパーアカウント。創世神ステイシアの姿になれる。無制限地形操作が可能で、地形を丸ごと変える術である。彼女自身も頭痛に苦しむリスクもある。

92ルーラー:アスナ『結城明日奈』◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/08(月) 18:40:46 ID:Gy84x2qY0
【人物背景】
『ソードアート・オンライン』のメインヒロイン。

本名は『結城明日奈』。
アスナという名前は仮想空間ゲームで彼女が名乗っていた名前。

エリートコースを歩んできた令嬢。
『ソードアート・オンライン』と呼ばれる仮想空間ゲーム、略称して『SAO』と呼ばれるゲームに参加し、デースゲームに巻き込まれる。そこで主人公のキリトと出会う。時には反発したりしながらも、キリトと絆を深め、恋人になる(ゲームの世界では結婚もしてる)。
『SAO 』の世界では最強のギルド血盟騎士団の副団長を務め、閃光のアスナの異名で呼ばれていた。
『SAO』事件解決後もキリトを支え、お互いに大切な存在になっていった。

ちなみに本当の娘ではないがユイという大切な娘がいる。それと幽霊やオバケが苦手らしい。

【方針】
基本的に聖杯戦争に関わらず、見守るだけにするが、魂食いや無関係な人間を襲うサーヴァントがいたら全力で止める。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。聖杯戦争を最後まで見届ける。

【把握媒体】
原作小説及び、アニメシリーズ。

93 ◆Mti19lYchg:2022/08/08(月) 18:41:10 ID:Gy84x2qY0
投下終了です。

ルーラーに関してですが、実はアルヴィースは主催者によって召喚されたルーラーなので、独自の意志も持つ願望器の塊である聖杯の一部が呼んだという事ならOKかな、ということでこのルーラーはありにしました。

94 ◆Mti19lYchg:2022/08/09(火) 21:03:11 ID:fAVfCYbg0
この聖杯戦争のプロット、先の展開の道しるべとなる一つの作品を投下します。

95Interlude 楽園・天輪聖王 ◆Mti19lYchg:2022/08/09(火) 21:03:50 ID:fAVfCYbg0
 そこは荘厳な空間だった。

 地はまるでクリスタルグラスの切子の如く、蒼い光が走った透明な空間。
 天はまるで幾重にもステンドグラスを重ねたが如く、光の線が走った大輪が囲う。

 そこには二人の人物がいた。否、二人で一人というべきか。
 その二人が欠けた半身を互いに補い合っていたからだ。
 一人は老人で左半身、一人は青年で右半身。
 一人は半裸で一人は白衣を纏う。
 互いの瞳に共通していたのは深い絶望と諦念の感情だった。
 無言のまま、二人は空間ディスプレイとキーボードで何らかの作業をしている。

 その空間の中に、一つの卵状をした宇宙船のごとき物体が下方から現れた。
 扉が開き、二人の男女が姿を見せる。
 一人は聖杯戦争の案内役であり、マスターでもあるミザリィ。
 もう一人は聖杯戦争の管理人であるルーラー・アルヴィースだった。

『中間報告に来たわよ』
 キーボードのタッチ音だけが鳴る空間に、ミザリィの声が響く。
『星晶石でこの世界に召喚されたマスター達は、順調にこの世界になじんでいるわ。
 この分だと、戦いの中で自らの『理』を見出すでしょう』
 ミザリィに対し、二人は動きを止めず、返答もしない。
『最も、願いを叶えられるのはここまで来ることができればだけど』
 ミザリィはただ二人の背中に言葉を投げかける。
「やはり全ての宇宙を滅ぼす気なのかい、君たちは?」
 アルヴィースの問いに、作業を止めることなくだが、ようやく彼らは口を開いた。
「勘違いするな、我々が滅ぼすのは知的生命体だけだ」
「我々は全ての並行世界、多元宇宙の運営を停止させる。知的生命体全ての緩やかな終わりを迎えさせる」
 その声は静かで、念だけが強く籠っていた。
『もう、あなたたちはここにたどり着けるマスターでしか止められないの?』
 少し寂しそうに、ミザリィは問いかけた。
「『どうせ諦めたのならもう一度だけ試してみない?』 そう我々に言ったのはミザリィ、お前だ」
「その不敵な態度に免じ、我々は今一度人間の価値を見定めようと、ヘルメス・トリスメギストスが企画した聖杯戦争を改変した」
「大地を造り、都市を造り、住民を造り、技術を持ち寄り、マスター達が自らの『理』を定めやすくする環境を整えた」
『まさかこれほど大規模になるなんて思いもよらなかったけどね』
 ミザリィは肩をすくめた。
「我々は人間という種につくづく愛想が尽きた」
「だが、我々と違う結論、違う可能性、そう『理』が示せるのならば、聖杯を託すに否はない」
 作業を続行する二人に、ミザリィとアルヴィースは、踵を返しポットへ向かった。
「また、来るよ」
 そう言うアルヴィースはいつもの笑みではなく、少し悲しげな表情をしていた。

96Interlude 楽園・天輪聖王 ◆Mti19lYchg:2022/08/09(火) 21:04:09 ID:fAVfCYbg0
 ポットの中は外観よりはるかに広く空間が拡張されており、豪奢なソファーやテーブル、椅子、バス、トイレ、キッチンまである。
 その中で二人は絨毯の上で佇んでいた。

『ねえ』
 ミザリィが静寂を破った。
『貴方なら片方は倒せるでしょ? でももう片方は無理ね』
「当然だ。彼は僕の神(父)だ。神は僕では殺せない。
 君こそ僕の神を殺せても、同じ科学者だった彼は倒せないだろう?」
『そうね、私のサーヴァントを連れてきても厳しいでしょうね。
 だから私たち協力する必要があるんじゃない?』
 ミザリィはアルヴィースの方へ近づいた。
『二人とも生きながら死に囚われた、何も生み出さない悪性情報『死相(デッドフェイス)』。
 一人は自らの理想の体現者に勝利してしまった事で人間に諦念し、一人は新たな生命の輪廻を生み出しても人間は何も変わらないと諦観した。
 だけど死者に生者の世界をどうこうさせるわけにはいかないわ』
「その点については僕も同じだ」
『だけど』
 と、ミザリィはアルヴィースの瞳を覗き込んだ。
「そう、だけどだ」
 アルヴィースもミザリィを見返す。
『あの二人の死者をこのヘルメス・トリスメギストスが召喚したとはどうしても思えないのよ。
 だって、並行世界、多元宇宙の全ての運営が停止したら自身も維持できなくなるでしょう? 自身の存在を上書きするためにマスター達の『理』を導き出す、それがヘルメス・トリスメギストスの意志なんだから。
 何か裏で私達さえ知らない何者かがいるとしか思えないのよ』
「真実の奥の更なる真実……か。聖杯自体が汚染されている可能性は僕も考えた。
 だが、今のところガラクシア達以外の兆候は見られない」
『確かパラディウムシティにいるデッドフェイス達は悪しき願い、汚染された願望器、半壊した願望器の影響だったわね』
「そう、それらを一点に集中させることで、聖杯全体の汚染を防いでいる。これは彼らがやっていることだ」
『聖杯自体の意志は? それはどうなっているの?』
『それこそ自らが所属する世界を破壊しようとは考えないだろう、数ある願望器にそんな自殺志願があるとは思えないな」
『とりあえず、聖杯にエラーが出たらマスターやサーヴァントに何らかの形で影響が出るだろうから、そこから探るしかないわね。
 聖杯は現状、実質あの二人が管理しているわけだから』
「……ミザリィ」
『何?』
「僕はある宇宙の管理者だったものとして、彼らに宇宙を閉塞させるわけにはいかない。何より僕は人の中にある光を信じている。
 君はなぜ、彼らを止めようとする?」
『人類を諦めた短慮な連中に、勝手に人類の行き先を決めさせるわけにはいかない。それじゃつまらなさすぎるじゃない。
 私はアウターゾーンの案内人として、何の能力もない人間が超常的な存在に打ち勝ってきた姿を何度も見てきたわ。
 だから、今度もマスター達には期待しているのよ。願いを叶え、主催者の二人を止め、黒幕も突き止めて倒す。そんな贅沢な結末をね』
 それを聞いたアルヴィースはミザリィに対し微笑んだ。
「それは……僕もぜひ見てみたいものだ」
 ミザリィはアルヴィースに対し微笑み返した。

97Interlude 楽園・天輪聖王 ◆Mti19lYchg:2022/08/09(火) 21:04:30 ID:fAVfCYbg0
【主催者】■■■■(デッドフェイス)
【マスターとしての願い】
 全並行世界、多元宇宙から知的生命体を緩やかに死滅させる。
【能力・技能】
 死相(デッドフェイス)
 生きながら死に囚われた、何も生み出さない悪性情報。これまでに死亡した死者の怨念が自身の霊基に取り込まれており、その力を引き出せる。
 ■■■■の場合、残された宝具『天輪聖王』を自在に操ることができる。
 天輪聖王
 かつて■■■■が召喚したサーヴァントが残した宝具。
 大輪と小輪に分かれており、大輪は直径70kmのリング、小輪は直径7㎞のリングと武の王「転輪聖王」が持つとされる七つの具足を模したバンカーバスターで構成されている。
【weapon】
 天輪聖王
【人物背景】
 戦争を憎み、戦争から多くの功績を残してきた偉人。表向きはそうだったが実際は彼は戦争に対し常軌を逸した憎悪や苦しみを感じ、その痛みを和らげるため戦場へと赴いていた。
 その最後はテロに巻き込まれるというものだったが、その死の寸前で彼は戦争による功績をだれよりも否定できなかった事を実感する。
 死亡した彼は別の聖杯戦争で自我あるNPCとして再現され、聖杯戦争のマスターとして数十回の敗北から這い上がり、聖杯へと至る。
 だが、NPCの自身では聖杯は使えない。だから自身の理想の体現者を聖杯の近くで待ち続けた。
 戦争は欠落をもたらすが、だからこそ欠落以上の成果をもたらすし、もたらさなければならない。
 然るに今の停滞した世界はどうか?それまでに積み重ねた欠落に見合うほどの成果を得られていないではないか。
 そして欠落を埋めるほどの成果を得られないならば、更なる欠落をもって、更なる成果を生み出さなければならない。
 争いこそが進化の道。この星を枯らすのならこの星を離れ宇宙へ広がれ。それが彼の理想だった。
 その結論で聖杯の力で正しく行動すれば誰もが生き残れる、全人類規模の戦争を起こすことで人類を成長させ、現在の世界の停滞を打破しようという考えに至る。
 だが、彼はどこかで間違えた。自身の理想に勝利してしまった。
 その果てに人類全てに諦念した彼は、自分の消滅と引き換えに、聖杯に“人類の死を認めよ。この文明の終わりを看取れ”と入力した。

【主催者】■■■■(デッドフェイス)
【マスターとしての願い】
 全並行世界、多元宇宙から知的生命体を緩やかに死滅させる。
【能力・技能】
 死相(デッドフェイス)
 生きながら死に囚われた、何も生み出さない悪性情報。これまでに死亡した死者の怨念が自身の霊基に取り込まれており、その力を引き出せる。
 ■■■■の場合、進化を続けた生命の能力を自在に引き出す。
 未来視(ヴィジョン)
 因果律予測による未来を垣間見る力。
【weapon】
 無し
【人物背景】
 全世界の戦争で地球全体が破壊されそうになっている世界。その中で彼はあるプロジェクトを実行しようとしていた。
 ほんのわずかな好奇心と、実験により人類全てが新たなステージへと進化し、戦争を止められると信じて。
 そのプロジェクト――相転移実験は失敗に終わり、自身の半身、地球に残っていた人々や生命体の殆どが別の平行世界に飛ばされてしまったことで、地球はまさしく死の世界となってしまった。
 彼は、これを罰として受け入れ、贖罪するべく新たな世界再生計画を始動する。手始めに雲海という「物質再生能力」を持った分子を撒いて地上の建造物を分解・再構成し、続けてコアクリスタルを雲海に撒いた。
 雲海とコアクリスタルが結合することで新たな生命核を生み出し、それはやがて巨神獣となり、そこから知的生命体が生まれ進化を重ねていった。
 新しい生命には自分たちとは異なる精神構造を持つ種族になることを期待してたようだが、どれだけ時間が経っても人間の本質が結局愚かだった自分達と何も変わらないことに諦観と失望を抱く。
 かつての自分たちから何一つ変わっていないこと、もともと彼は人間という種自体に絶望していたこともあり、いつしか世界を放置し、自身の消滅を願うようになった。

98 ◆Mti19lYchg:2022/08/09(火) 21:05:36 ID:fAVfCYbg0
以上、投下終了です。以前の設定と矛盾や相違点があったらご指摘ください。

99 ◆Mti19lYchg:2022/08/10(水) 20:45:27 ID:Bc/k/oBs0
ハーメルンの方から投稿された作品を代理投下します。

100糸見沙耶香&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/10(水) 20:46:09 ID:Bc/k/oBs0
「今日も森の探索が進んだね!」

「うん、かなり進んだと思う。」

二人の少女が自分たちが管理する森の探索を終え、森の中にある自分たちの家に戻ってきていた。

ひとりは銀髪で御刀を持った少女。
彼女の名前は糸見沙耶香。この聖杯戦争の参加者である。元の世界では荒魂と呼ばれる存在から人々を御刀で守る刀使と呼ばれる存在である。

もうひとりは黒髪のショートカットにアホ毛がある少女。彼女の名前はメイプル。沙耶香が召喚したライダーのサーヴァントである。

「この世界の生活にも慣れてきたね!」

「うん」

メイプルの言葉に頷く沙耶香。

「沙耶香ちゃんは叶えたい願いはないの?」

「うん、私には叶えたい願いはないから、私はこの戦いを止めたい。」

「マスターの沙耶香ちゃんがそういうなら私も協力するよ!」

「ありがとう!」

二人は聖杯戦争を止めるために戦うことを決めったのであった。

(メイプルは可奈美に似てる気がする。)

心の中でそう思う沙耶香であった


【サーヴァント】

【クラス】
ライダー

【真名】
メイプル『本条楓』

【出典】
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います

【性別】
女性

【ステータス】
筋力C 耐久A 敏捷C 魔力C 幸運A 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力:B
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法を以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
騎乗の才覚。大抵の乗り物なら人並み以下に乗りこなせる。魔獣や聖獣は乗りこなせない。

【保有スキル】

カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。
ギルド『楓の木』の中心メンバーとして活躍した彼女の逸話が昇格したスキル。

竜殺し:A
竜種を仕留めたものに備わる特殊スキルの一つ。竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。

101糸見沙耶香&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/10(水) 20:46:34 ID:Bc/k/oBs0
【宝具】

『機動神』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ1〜50 最大補足:500人
自分自身の装備を破壊して銃器や刀剣を展開し、レーザーや銃弾を撃ちまくる。

『シロップ』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ1〜50 最大補足:50人
リクガメ型の亀のモンスター。彼女の大切な相棒である。

【人物背景】
『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います』の主人公。

本名は『本条楓』。『メイプル』という名前は彼女が『NMO』と呼ばれる仮想空間ゲームで名乗っていた名前。

性格は明るく素直で友好的、打算や野心とは無縁。天然でドジなところもある。
ギルド『楓の木』を立ち上げた人物でもある。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。マスターを最後まで守る。

【方針】
マスターに任せる。

【把握媒体】
アニメ及び、原作小説。

【マスター】
糸見沙耶香

【出典】
刀使ノ巫女

【性別】
女性

【能力・技能】

『写し』
刀使の基本戦術で、最大の防御術。

『迅移』
刀使の攻撃戦術の一つ。通常の時間から逸して加速する。

『八幡力』
筋力を強化する。

『無念無想』
自ら無心状態になることで迅移を持続的に使用出来る。彼女はこの技の使い手。

『妙法村正』
彼女が使う御刀である。

【人物背景】
『刀使ノ巫女』の登場人物。
鎌府女学院所属の中等部一年生。

無口かつ無表情であり、言動は必要最小限程度である。刀使として能力は天才と評されてる。柳瀬舞衣との出会いをきっかに命令ではなく自分の意志で戦うようになる。
仲間と一緒に戦ってからは喜怒哀楽や他人への気遣いが徐々に増え、仲間たちからは妹のように可愛がられてる。

アニメ最終回では仲間の益子薫と一緒に親衛隊に所属している。

【マスターとして願い】
特になし。この戦いを止める。

【方針】
自分と同じ考えのマスターがいるなら協力する。人は絶対に殺さない。

【ロール】
とある森の管理人で刀使。

【把握媒体】
アニメ

102 ◆Mti19lYchg:2022/08/10(水) 20:46:58 ID:Bc/k/oBs0
以上、投下終了です。

103 ◆Mti19lYchg:2022/08/12(金) 22:46:01 ID:Q7eHFKz.0
ハーメルンの方から投稿された作品を代理投下します。

104燕結芽&ランサー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/12(金) 22:47:12 ID:Q7eHFKz.0
「あの神父のおじさん信用できるの?」

「信用できるかはともかく、聖杯戦争に付いては嘘は付いてはないと思うわよ」

ひとりの少女と女性が歩きながらそんな会話していた。

ひとりはピンク色の髪に御刀を持った少女。
彼女の名前は燕結芽。この聖杯戦争の参加者である。元の世界では荒魂と呼ばれる存在から御刀で人々を守る刀使と呼ばれる存在である。

もう一人の女性はウェーブの掛かった長髪をポニーテールして、着物を着た女性。彼女の名前は瀬名。芽が召喚したランサーのサーヴァントである。

「私は聖杯で自分の病気を治したい、それが無理ならみんなの記憶にすごい私を焼き付きたい」

「それが結芽の願いなのね。あたしの願いはある人にもう一度だけ会いたいの」

「ある人?」

結芽は瀬名のその言葉を聞いて昨日見た夢を思い出した。

その夢では瀬名と黒髪の男性が一緒にいる夢だった。

『さあ、あたしを斬るのよ!』

『そんな……』

『斬りなさい!』

『そなたを斬るなど、私にできるはずがない……!』

『まったく……あんたって人は……そんな覚悟で当主が務まると思っているの? だけど、そんなあんただから……一緒にいられて幸せだった。ありがとう……さようなら……』

そう言いながら瀬名は自害するのであった。

(もしかして瀬名お姉さんの会いたい人はあの男の人かな?)

心の中でそんなことを考える結芽であった。


【サーヴァント】

【クラス】
ランサー

【真名】
瀬名

【出典】
戦国無双5

【性別】
女性

【パラメータ】
筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具B

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力・C
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【保有スキル】

戦闘続行・A
最後まで大切な人のために戦い続けた彼女の逸話が昇格したスキル。

【宝具】
無双奥義
ランク・B 種別・対人宝具 レンジ1〜10
最大補足・50人
彼女が使う無双奥義が宝具になったものである。

【人物背景】
『戦国無双5』の登場人物。

駿河の大名・今川義元の姪。徳川家康の正室でもある。叔父てある義元には、目に入れも痛くないほど可愛がられるが、それ故か勝気な性格で、家康にもよく活を入れる。その一方で愛情深く献身的な一面もあり、家康を支えるが、最後は息子の信康の武田へ内通してた罪を自分でかぶろうとして、家康に感謝と別れを伝え、自害する。

【サーヴァントとしての願い】
徳川家康にもう一度と会いたい。

【方針】
マスターに任せるが自分でも考える。

【把握媒体】
ゲーム戦国無双5

105燕結芽&ランサー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/12(金) 22:47:31 ID:Q7eHFKz.0
【マスター】
燕結芽

【出典】
刀使ノ巫女

【性別】
女性

【能力・技能】

『写し』
刀使の基本戦術で、最大の防御術。

『迅移』
刀使の攻撃戦術の一つ。通常の時間から逸して加速する。

『八幡力』
筋力を強化する。

【Weapon】
『ニッカリ青江』
彼女が使う御刀。

【ロール】
とある学園の学生で刀使

【人物背景】
『刀使ノ巫女』の登場人物。
折神家親衛隊の第四席に所属。最年少の12歳である。

かつて回復不可能な病に身体を蝕まれた過去があり、それ故か「すごい私をみんなの記憶に焼き付きたい」という思いがあり勝手な行動をすることがある。

わがままな性格であるが、仲間想いの一面もある。刀使としては神童と呼ばれるほどの実力者である。

参加時期はアニメで死ぬ直前でこの戦いに参加している。

【マスターとしての願い】
病気を治す。それが無理ならすごい自分をみんなの記憶に焼き付きたい。

【方針】
まだなにも考えてない。

【把握媒体】
アニメ

106 ◆Mti19lYchg:2022/08/12(金) 22:47:56 ID:Q7eHFKz.0
以上、投下終了です。

107 ◆Mti19lYchg:2022/08/13(土) 23:09:26 ID:1igg2sEY0
ハーメルンの方から投稿された作品を代理投下します。

108ルーラー・リーファ『桐ヶ谷直葉』◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/13(土) 23:10:24 ID:1igg2sEY0
「まさか僕の他にもルーラーが召喚されていたなんてね」

「あたしも自分がルーラーで召喚されたのには驚いたけどね」

ルーラーのサーヴァントであるアルヴィース前に別のルーラーが現れたのである。

金髪の髪にシルフ族と思われる姿をしている少女。彼女の名前はリーファ。この聖杯戦争でアルヴィースとは別に呼ばれたルーラーのサーヴァントであり、聖杯が聖杯戦争を管理するため保険で呼んだサーヴァントだと思われる。

「君の真名はリーファだね」

「そういうあなたの真名はアルヴィースだよね」

お互いの真名を言い当てる二人。

「それで君はこれからどうするんだ?」

「他にルーラーがいるならあたしはこの聖杯戦争には関わらないけど、他のサーヴァントが無関係な人を襲ったり、魂食いをしたら、絶対に止めるよ」

それだけ伝えると、リーファは姿を消してしまう。


【サーヴァント】

【クラス】
ルーラー

【真名】
リーファ『桐ヶ谷直葉』

【出典】
ソードアート・オンライン

【性別】
女性

【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運B 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力:B
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

真名看破:A
ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。

神明裁決:A
ルーラーとしての最高特権。
聖杯戦争に参加した全てのサーヴァントに二回令呪を行使することができる。
他のサーヴァント用の令呪を転用することは不可。

【保有スキル】
魔力放出:B
魔力で作り上げた翼で空を飛ぶ力。
これにより空中戦が可能になっている。
本来の彼女の能力がスキルに昇格したものである。

戦闘続行:A
彼女が最後まで大切な人たちやみんなのために戦い続けた逸話が昇格したクラス。

【宝具】
『スーパーアカウント03・地母神テラリア』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ1〜10 最大補足:1人
アンダーワールドで彼女が使用したスーパーアカウント。地母神テラリアの姿になれる。
無制限自動回復という回復能力を持つ。
ただ回復はしても苦痛などは消えない。

【人物背景】
『ソードアート・オンライン』の『フェアリィ・ダンス編』の登場人物。

本名は『桐ヶ谷直葉』。
リーファという名前は彼女が『アルヴヘイム・オンライン』、略称して『ALO』という仮想空間ゲームで名乗っていた名前。
種族はシルフ族。今回の聖杯戦争では『AL O』の姿で召喚されている。

剣道で鍛えた剣の腕と反射神経で種族内ではかなりの実力者。魔法も得意としている。

メインヒロインのアスナを探して『ALO』の世界に現れた主人公のキリトに助けられ、アスナがいると思われる世界樹までキリトを案内をしている。アスナを助けた後はキリトやその仲間たちと行動するようになり、絆を深めている。

実は現実世界では主人公てあるキリトの妹である「両親を事故で亡くしったキリトが親戚である彼女の家に養子になったため、血縁上は従妹になる。」

【サーヴァントとしての願い】
特になし。聖杯戦争を最後まで見守る。

【方針】
基本的に聖杯戦争には関わらないが、他のサーヴァントが無関係な人を襲ったり、魂食いをしたり全力で止める。

【把握媒体】
原作小説及び、アニメシリーズ。

109 ◆Mti19lYchg:2022/08/13(土) 23:10:44 ID:1igg2sEY0
投下終了です。

110 ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:39:32 ID:IKCEvzd20
支援掲示板に投下された作品を代理投下します。

111 ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:40:39 ID:IKCEvzd20
「このたい焼き美味しいですね! 藍にも食べさせてあげたいですね!」

「確かにこのたい焼き美味しいね!」

学園の屋上に二人の少女がいた。
ひとりは黒髪にCHARMと呼ばれる武器を持つ少女。彼女の名前は相澤一葉。この聖杯戦争の参加者である。元の世界ではヒュージと呼ばれる存在から人々を守るリリィと呼ばれる存在である。

もうひとりはピンク色の髪に忍者のような服装をした少女。彼女の名前は源モモ。一葉が召喚したアサシンのサーヴァントである。

二人はたい焼きを食べながら聖杯戦争の話をしていた。

「一葉ちゃんは本当に聖杯を求めなくていいの?」

「はい、私は聖杯を求めません。聖杯があれば私の世界を救うことはできるのかもしれませんが、そのために誰かが犠牲になるのは間違ってると思いますから、だから私はこの戦いを止めたいです!」

「そっか……。なら、私は一葉ちゃんの力になるよ! 私は一葉ちゃんのサーヴァントだからね!」

「ありがとうございます! モモさん!」

こうして二人は聖杯戦争を止めるために戦うことを決めたのであった。


【サーヴァント】

【クラス】
アサシン

【真名】
源モモ

【出典】
リリースザスパイス

【性別】
女性

【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具B

【属性】
中立・善

【クラス別能力】
気配庶断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。

【保有スキル】

戦闘続行:B
大切なものを守るために最後まで戦い続けた彼女の逸話が昇格したスキル。

単独行動:B
マスターから魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失ってから二日間現界可能。
単独でも戦い続けた彼女の逸話が昇格したスキル。

【宝具】
託されし魂
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ1〜10 最大補足・100人
彼女が師匠から受け継いだ想いが宝具になったもの。自らの能力を一時的に上げ、敵を全力で倒す。

【人物背景】
『リリースザスパイス』の主人公。
『ツキカゲ』と呼ばれる組織に所属するスパイ。コードネームは『百地』。

高校の先輩でもある『半蔵門雪』の弟子。
武器は師匠と同じ日本刀を使用する。

視力が良く、夜目が利き、嗅覚に優れてる。
他人の肌を舐めると、その人の健康状態や感情を把握することができる特殊能力を持つ。

クラスメイトであり、『ツキカゲ』の先輩である『八千代命』と『石川五恵』に才能を見出され、『ツキカゲ』にスカウトされる。

それから師匠である『半蔵門雪』に鍛えられ
『ツキカゲ』の一員になる。

最初の頃は失敗も多く、悩むこともあったが、仲間たちに支えられながら成長していく。

『モウリョウ』と呼ばれる敵を壊滅させた後は、師匠である雪が『ツキカゲ』としての記憶を消し、一般人に戻ることを決意すると、
最初は躊躇するも師匠から想いと魂を受け継ぎ、雪に感謝を伝え、自分の手で雪の記憶を消したのであった。それから数カ月に彼女にも弟子ができていた。

性格は明るく、どんな時もあきらめず、正義感は誰よりも強い。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。マスターを最後まで守る。

【方針】
マスターに任せる

【把握素体】
アニメ

112 ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:40:49 ID:IKCEvzd20
【マスター】
相澤一葉

【出典】
アサルトリリィ

【性別】
女性

【能力・技能】

『レジスタ』
彼女のレアスキル。あらゆる効果をもたらす複合スキル。

『ブルドカング』
彼女が使うCHARMである。

【人物背景】
『アサルトリリィ』の登場人物。
私立エレンスゲ女学園所属の高校一年生。
トップレギオン『LGヘルヴォル』のリーダーにして、学園の序列第1位である。

真面目で正義感が強いが、うっかりミスがたまにある。

エレンスゲの犠牲を出す戦い方を変えようとしてるなどエレンスゲの良心とも言える存在。

実はかつてエレンスゲが引き起こした『日の出町の惨劇』の生き残りである。

その時にとある少女に助けてもらい
その少女に憧れ、その少女のようになりたいと思いリリィを目指した。

参加時期はゲームのメインストーリー第2章終了後である。

【マスターとしての願い】
特になし。この戦いを止める。
仲間との約束もあるため自分も絶対に死なない、誰も死なせない。

【方針】
協力してくれてマスターを探す。

【ロール】
とある学園の学生でリリィ。

【把握素体】
ゲーム及び、舞台

113相澤一葉&アサシン ◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:41:31 ID:IKCEvzd20
以上投下終了です。続けて投下します。

114傭兵システム:ヘクトール ◇TUV54iMsXU ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:42:16 ID:IKCEvzd20
◇傭兵
金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵である。


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【規定】
一つ、傭兵のサーヴァントは原則として「主催側のサーヴァント」である。
主催側への命令が最優先であり、令呪は主催側が有する。
また、如何なる場合において、マスター側に対するサーヴァントの譲渡は認められない。

一つ、傭兵のサーヴァントはQPを対価としてマスター達に貸与される。
違反行為への侵害が発生しない限り、如何なるマスターにも可能とする。
ただし、命令を従う是非はサーヴァントの判断に委ねられる。

一つ、傭兵のサーヴァントは聖杯にかける願いの一切を与えられない。
消滅を義務とする

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「♪〜〜」

鼻歌交じりに階段を歩く、無精ひげの壮年の男性。
スーツジャケットを肩にかけ、カッターシャツはだらしなく着崩す。
口には咥えているタバコ。煙が風に吹かれ、消されていく。

壮年の男性の足が止まる。

数段先の踊り場には鎧武者。
時代錯誤の甲冑を羽織り、腰に刀を携えていた。

「――ヘクトール、だな?」
「ん〜?」

壮年の男性はわざとらしく見渡す。

「そいつはオジサンのことかな?アンタに名乗った覚えなんかないし、人違いなんじゃないかね〜?」

お気楽な調子に答える男性。

ヘクトールとは、トロイアの智将として名を馳せたギリシャ神話の英傑である。

武者は男性を無視して、看板を指した。

「あからさまなヒントを晒しておきながら、よくも言う。」

店の名は、『BARトロイア』
雑居ビルの一角にある小さなBARであった。

タバコを一吹するヘクトール。

「……今、ここで戦っても何も得られないと思うよ?」

刀を抜き、殺気を放つ武者。
対して、ヘクトールはヘラヘラとした調子を崩さない。

「いやいや、本当本当。何の意味もないって。だって、オジサンは『主催側』だからさ。」
「……何?」

刀を下ろす武者。

「知らないのかい?『傭兵システム』ってのをさ。
『主催側がQPに応じてサーヴァントを貸し与える』っていう、隠しルールさ。」

武者は目を細める。

「何だそれは。何の企みがあって追加されたというのだ。」
「さぁ?上の考えは知らないな。」

頭を掻くヘクトール。苦笑みを浮かべる。

(……少なくとも後半は、「参加者同士」の戦いよりかは、「残留参加者側対主催側」の戦いになるだろうからねぇ。)

笑みを浮かべながら、タバコが一吹するヘクトール。

(表向きは支援でも、「戦力をある程度は減らしておくため」とか「覚悟を確かめるため」とか、そういう思惑があっても、不思議じゃないでしょ。)

床に落ちていくタバコの灰。

「……邪魔をした。」

武者は刀を納め、霊体化した。

地面に棄てられるタバコの吸い殻。

「――それと、先に言っておくぜ?」

ヘクトールは吸い殻を踏みつける。

顔付きは、真剣に変わった。

「オジサン。こう見えて仕事はこなすタイプだってな」

115傭兵システム:ヘクトール ◇TUV54iMsXU ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:42:34 ID:IKCEvzd20
【サーヴァント】

【クラス】
ランサー

【真名】
ヘクトール

【出典】
Fate/Grand Order

【性別】


【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具B

【属性】
秩序・中庸

【クラス別能力】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B
乗り物を乗りこなす能力。Bランクで魔獣・聖獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。

【保有スキル】
仕切り直し:B
戦闘から離脱する能力。また、不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。

軍略:C+
多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。守戦において高い戦術力ボーナスを獲得する。

友誼の証明:C
敵対サーヴァントが精神汚染スキルを保有していない場合、相手の戦意をある程度抑制し、話し合いに持ち込むことが出来る。聖杯戦争においては、一時的な同盟を組む際に有利な判定を得る。

【宝具】
『不毀の極槍』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:50人
世界のあらゆる物を貫くとされる投槍。
右肘から噴射炎が発生してより投擲される。槍は圧縮された魔力を帯び、着弾と同時に大爆発を起こす。
アキレウスの「蒼天囲みし小世界」かアイアスの「ロー・アイアス」、あるいはそれらに匹敵する防御宝具でなければこの槍を防ぎきることはできない。

『不毀の極剣』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
ローランの使う「不毀の極聖」と同一のもの。元々ヘクトールが所有していたが、宝具としてのモノは柄にあった聖遺物は存在しないため、大ダメージを与えるだけの単純な宝具に留まっている。
『不毀の極槍』と同一のものであるため、同時使用はできない。

【weapon】
「不毀の極槍」

【人物背景】
「トロイア戦争」において、トロイア側の総大将として軍勢を指揮した智将。
圧倒的な兵力差を誇るアカイア軍を一時は敗走寸前にまで追い込んだが、アキレウスの前に敗れることとなった。

お気楽なノリとやる気のない言動で振る舞っているが、根は義理堅く、頼まれた仕事は必ず成功させる誠実な面も持つ。

【サーヴァントとしての願い】
願いはない。主催側のサーヴァントとして仕事を全うする。

【方針】
仕事は仕事として割り切る。
ルールに違反していない限りは、雇い主には忠実。
ただ、決まりなので、主催側の意向を優先する。

【ロール】
平時はタウンゼン街の一角にある「BARトロイア」の店主

【把握媒体】
「Fate/Grand Order」など。

116傭兵システム:ヘクトール ◇TUV54iMsXU ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:42:55 ID:IKCEvzd20
以上投下終了です。続けて投下します。

117傭兵システム:無銘 ◇TUV54iMsXU ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:43:27 ID:IKCEvzd20
◇傭兵
金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵である。


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【規定】
一つ、傭兵のサーヴァントは原則として「主催側のサーヴァント」である。
主催側への命令が最優先であり、令呪は主催側が有する。
また、如何なる場合において、マスター側に対するサーヴァントの譲渡は認められない。

一つ、傭兵のサーヴァントはQPを対価としてマスター達に貸与される。
違反行為への侵害が発生しない限り、如何なるマスターにも可能とする。
ただし、命令を従う是非はサーヴァントの判断に委ねられる。

一つ、傭兵のサーヴァントは自身の願望に関する一切を与えられない。


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飲み干したカップがテーブルのソーサーに戻る。
胸元には警視のバッジ、ブラックのスーツを来た青年がチェアに座っていた。
青年の肌は浅黒く、髪は白髪に染まっていた。

「――世界を創造する『天の聖杯』。人の手に余る代物だと思うがね。」

目の前に座っているミザリィ。
笑みを浮かべて、凝視していた。

「一人の運命を望みとし、一家の運命を望みとし、一国の運命を望みとしたとして……。
そのような一個人の理想を礎とした『理』では、世界を制するなど到底及ばないだろう。
もし、そこに理想が実現したとしても、周りに広がっているのは見放された世界だ。」

腕を組み、足を組む、青年。

「手の届かない世界の裏側というのは、苦しみも絶えない。
飢餓や紛争、貧困、差別……。あらゆる無秩序がその地に根付いていくだろう。
世界に見放された者達が辿る運命とは、常に不平等なものさ」

本棚の裏に佇むアビゲイル。
アビゲイルの顔は、俯いていた。

「私としても、これ以上の仕事は増えてほしくないものだ。
『理』に見放された世界の掃除など、御免被る。」

溜息を吐く、青年。

ミザリィは笑みを浮かべたまま、凝視を止めていなかった。

『貴方は、他人に期待しないの?
勝ち残ったマスター達が、世界の『理』を制し、不平等を覆す結末を。』

顎に手の甲を置くミザリィ。人を試すような眼差し。

古時計の振り子だけが、店内に響いている。

ミザリィの目をみつめる青年、しばらくして鼻で笑う。

「理想主義な君と違って、私は現実主義のつまらない男でね。
吐いて捨てるような甘い期待など、他者にかける気にはなれない。」

青年は、徐に席を立ち始める。

「さて、そろそろお暇させていただくよ。いくらだい?」
『そうね……今日は1000QPでいいわ』
「相も変わらず、適当な値段設定だな……。」

ミザリィは席を立つと、青年から目を離す。

青年はQPを置き、身は霊体になった。



マークライト街は、雪景色であった。

空は灰雲で覆われ、雪は降りしきる。
風は靡き、雪は舞う。無音の間に、風音は鳴る。

(――いいだろう、せいぜい無駄な足掻きをするとしよう。)

傭兵に与する、アーチャーのサーヴァント「エミヤ」。
彼は抑止に名を売り渡した、「無銘」の武人であった。

118傭兵システム:無銘 ◇TUV54iMsXU ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:43:43 ID:IKCEvzd20
【サーヴァント】

【クラス】
アーチャー

【真名】
エミヤ

【出典】
Fate/stay night

【性別】


【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運D 宝具?

【属性】
中立・中庸

【クラス別能力】
対魔力:D
一工程による魔術行使を無効化する。 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:C
マスターからの魔力供給を断っても自立できる能力。ランクCならマスターを失っても一日間現界可能。

【保有スキル】
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す戦闘論理。

千里眼:C+
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力。プラスは魔術による瞬間的な向上を含めたもの。

魔術:C-
オーソドックスな魔術を習得。道具の本質を一時的に增幅する「強化」、物質の構造を把握し、一時的に複製する「投影」を得意とする。

【宝具】
『無限の剣製』
ランク:E〜A++ 種別:??? レンジ:??? 最大捕捉:???
大魔術『固有結界』の一つ。
結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、視認した武器や防具は、結界内の剣の一振りとしてストックされている。
通常に使用される投影品は、投影魔術を介して、外界に引き出したものである。

「複製品の能力は本物よりランクが一つ落ちる」、「神造兵装クラスになると原則投影出来ない」などの点がある。

【weapon】
「投影武器」

【人物背景】
「死後の自分」を抑止力に売り渡した、名前のない守護者。
人類滅亡の回避として、原因である加害者と被害者の皆殺しを義務とする「掃除屋」である。

その正体は「正義の味方」になることを目指し、たどり着いた衛宮士郎。
かつては正義の味方という理想に絶望し、多くの者を殺めた贖罪として「過去の衛宮士郎を殺す」目的としていたことさえもあった。
今は対峙した記録がある第五次聖杯戦争の中で、「答え」を得たという。

人間の醜さに辟易したが故、皮肉屋かつ悲観的な現実主義者となっているが、根はお人好しで世話好きな人物。

【サーヴァントとしての願い】
願いはなし。サーヴァントの契約である以上、とりあえず役割に則る。

【方針】
雇い主の命令にはとりあえず従うが、反対すれば、命令に背く。
魂食いの可能性があるかどうか(射殺対象かどうか)の内部調査も兼ねている。

【ロール】
平時のロールは警視庁公安部。階級は警視。

【把握媒体】
「Fate/stay night」の原作ゲーム・アニメ・マンガなど。

119 ◆Mti19lYchg:2022/08/14(日) 20:44:02 ID:IKCEvzd20
以上、投下終了です。

120 ◆Mti19lYchg:2022/08/16(火) 11:08:43 ID:R/kjo1yk0
支援掲示板に投稿された作品を代理投下します。

121 ◆Mti19lYchg:2022/08/16(火) 11:09:36 ID:R/kjo1yk0

「きみがぼくのマスターなの?」
バニーガールのような姿をした、上半身裸で白髪の男がボクに問いかけた。
突如彼が現れて黒い影を蹴散らしたかと思えば、ボクたちはいつのまにか見たこともない礼拝堂の中にいた。その状況に驚きつつも、彼に質問を返す。
「そういうキミは、もしかしなくてもサーヴァントだよね?」
彼はこくんと頷き、再びこちらを見る。
「じゃあ間違いない。初めまして、ボクがキミのマスター・・・ってことになるのかな、”超高校級の幸運”狛枝凪斗だよ。よろしくね」
 サーヴァントは圧倒的な才能を持つ存在であり、くだらない才能しかないボクとは次元の違う、絶対的な希望だ。にもかかわらず、こうして相まみえるだけでなくマスターになれるとは。まだ聖杯戦争について正確に把握しているわけじゃないけど、それでもとんでもない幸運であるのは明らかだ。
「まあ、ボクなんかがキミのマスターだというのも、なんだか申し訳ない気はするけどね」
 苦笑しつつ、彼に目を向ける。彼は相変わらずぼんやりした表情でこちらを見つめたままだ。
「で、良かったらキミが誰なのか、教えてくれないかな?」
 ボクがそう言うと、彼はおもむろに口を開いた。
「”卯”の戦士。『異常に殺す』憂城」
 彼——憂城クンは、口の端を歪めてニヤリと笑った。その無邪気だけどどこか壮絶な笑顔は、憂城クンが常識を超越した存在であること、そんな彼を生み出す聖杯なるものが確かに存在することをボクに直感させるのに十分なものだった。
憂城クンは高い足音を鳴り響かせて歩み寄ってくる。
「きみの願いはなに?」
 呟いたあと目の前で立ち止まり、こちらに顔を寄せて囁く。
「僕の夢はね、世界中のみんなとお友達になることだよ。だから聖杯にお願いして、夢を叶えてもらうんだ〜。いいでしょ? いいでしょ?」
 憂城クンは、心底楽しそうに目を細めた。そしてボクはその願いを聞いて肩を震わせる。
「素晴らしいよ! 凡人とは比べ物にならないほどにスケールの大きい願いだ! それを聞いた後にボクのようなクズの願いを言うのは少し恥ずかしいな…」
 そう言いつつ、ボクは喜々として想いを語る。
「キミはさ、”希望”って何だと思う?」
 文字通り目と鼻の先にある彼の顔に向けてほほ笑む。
「ボクが思うに、”希望”というのは、前向きな意志と才能…それらによって生み出される絶対的な『良きもの』なんだ。そして聖杯戦争は、才能ある人たちが、どうしても叶えたい願いをかけて争い合う場…。つまり希望と希望がぶつかり合って、より強い希望が残っていくわけでしょ? そうして、最後まで残った"最も強い希望"を……ボクはこの目で見てみたい。できることなら、そこに至る手助けをしたい。そのためならボクの命なんていくらでも差し出すよ」
「だから、ボクの願いはこの聖杯戦争で希望と希望の科学反応を見届けること・・・。だから、聖杯にかける願いなんて無いんだよね。まあ強いて言えば、世界をもっと希望に溢れたものにすること、かな」
 ボクは恍惚とした表情をしながらそう話を締めくくった。

122狛枝凪斗&アサシン◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/16(火) 11:10:09 ID:R/kjo1yk0
「うんうん。何事も前向きが一番だよねぇ」
憂城クンは1歩後ろに下がり何度もうなずく。そして、すっと手を差し出した。
「じゃあさ、お友達になってよ。友情の証として握手しよう? 握手」
「喜んで! ははっ、キミのような素晴らしい人と友達になれるなんて光栄だなあ!」
 ボクは当然差し伸べられた手を握ろうとして——コケた。
 直後、頭上を大鉈が走る。驚いたボクはとっさに床を転がって距離を取る。
「あれあれあれ、おかしいなあ。なんで避けれたの?」
 数メートル先で、憂城クンは大鉈を上下に振りながら、首を傾げている。
確かにあの一撃を意識して避けるなんて芸当、ボクなんかには絶対できない。ただ、今のは——
「“たまたま”だよ」
「ボクの才能忘れちゃった? まあくだらない才能ではあるけどさ、これでも”超高校級の幸運”なんだよ? だからさ、さっきの攻撃も避けたんじゃなくて、大鉈が振るわれたタイミングで”偶然”転んだだけなんだ」
「……攻撃したんじゃないよ? ただちょっと驚かせようとしただけだよ? 本当だよ? 信じて?」
 憂城クンはさも心外だとでも言うように反論する。
「いや、それは流石に嘘でしょ」
 ボクはわかりやすすぎる嘘に苦笑いする。
「キミの希望のためなら殺されるのは大歓迎さ。…けど、ボクの幸運は役に立つし、考え事も得意だから勝ち抜くためのプランも作ってあげられる。だから殺すなら、キミが聖杯に願いを叶えてもらってからの方が、より大きな希望に近づくんじゃないかな」
「…それもそうだね。お友達になってからじゃあ、扱いづらそうだし。じゃあ、殺すのは後にするよ」
 しばらく沈黙した後、そう言って大鉈を背中の尻尾にしまう。
 良かった。殺されてもいいというのは本当だけど、できれば聖杯戦争で希望の輝きを目に焼き付けてからがいい。
「話し合いは終わったか?」
 背後から声が聞こえる。この世界にきた直後に聞こえた、壮年の男性の声だ。
「さあ、始めよう。ボクたちの、希望に溢れた聖杯戦争を」
 ボクは期待に胸を躍らせながら、憂城クンに呼びかけた。

123狛枝凪斗&アサシン◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/16(火) 11:10:27 ID:R/kjo1yk0

【サーヴァント】

【CLASS】
アサシン
 

【真名】
憂城
 

【出典】
十二大戦
 

【性別】

 

【ステータス】

筋力C 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運B 宝具EX


【属性】
混沌・悪

【クラス別能力】
気配遮断:D
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。

【保有スキル】
戦闘続行:B
死体となった自分を能力により活動させた逸話が昇華されて獲得したスキル。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。

人間観察:D
人々を観察し、理解する技術。

心眼(真):D
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。

【宝具】
死体作り(ネクロマンチスト)
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:2  最大捕捉:3人
死体を使役できる。使役できる死体は、自分が直接殺すか、既に使役している死体が殺したものに限られる。死体はバラバラになっても活動できる。体のリミッターが外れるため、筋力のパラメーターが一段階上がる(一般人の死体ならD相当)。
マスターの死体を操る場合、死んだ直後に能力を使えば令呪及びサーヴァントとの契約関係は維持され、死体を通じて間接的に令呪を行使できる。使役状態の維持には一定の魔力が必要。
対象の生前の記憶・技術・スキル・魔力・宝具などは死体になってからも有効であり、十全に用いることができる。ただし意思や知能はほとんどない。死体は焼かれると使役状態が解除されるほか、凍結によって動きを封じることができる。使役者は、使役される死体と五感を共有できる。
常時発動型であり、真名解放は不要。

【weapon】
『三月兎』『白兎』
 

【人物背景】
第12回十二大戦に参加した「卯」の戦士。巧みな戦術で参加者を次々と殺害した。
殺した相手と本人に曰く「お友達」になれる(使役できる)能力『死体作り(ネクロマンチスト)』の使い手。
突飛な言動をするが、コミュニケーションは取れる。
失井と妬良の即席タッグと交戦し「生きている人間同士が信頼を結べる」という憂城にとってあり得ない光景を見たこともあり、殺される寸前に自殺を選び、自身の能力の対象下に自身を置くことで死体となった後も脱落することなく十二大戦を継続する。自殺直後の段階で失井によって細切れにされるも、砂粒を操作して筋線維や小腸、歯といった人体のパーツを使って無茶苦茶な設計を無理矢理体を修復した上で、奇襲のために砂粒をその内部に潜ませた。かくして奇襲は成功し、失井を押さえつけることに成功するが無茶な計画のために崩壊した体を修復している隙に寝住が回収した必爺の「醜怪送り」によって消滅した。

 
【サーヴァントとしての願い】
世界中の人とお友達になること。

124狛枝凪斗&アサシン◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/16(火) 11:10:42 ID:R/kjo1yk0
 

【方針】
聖杯を手に入れるためならば手段を選ばない。


【マスター】
狛枝凪斗
 

【出典】
スーパーダンガンロンパ2
 

【性別】
男性
 

【能力・技能】
“超高校級の幸運”
確率が大きく絡む事柄において良くも悪くも狙った目か最良の目を確実に引き当てる。
ただし、前段階として何らかの不幸に見舞われるという難儀な制約がある。

【weapon】
無し
 

【人物背景】
南国でのコロシアイに巻き込まれた人物。
推理力が高く、学級裁判においても重要な発言をすることの多いポジション。
常に仲間が持つ希望の力、そして自分の肩書である「超高校級の幸運」という才能を信じている。特に前者への信頼は盲信に近いほど強い。
仲間が殺人をするよう誘導するなど、希望という目的のためなら手段は選ばない。
自身の幸運をゴミのような才能と嘲っている。
自分を含めたクラスメイトたちが超高校級の絶望だったと知り、絶望を根絶やしにするためにトリックを用いて自殺し、超高校級の絶望の全滅を狙った。
 

【マスターとしての願い】
聖杯戦争における希望と希望のぶつかり合い及び、結果として残る最も強い希望を見ること。
希望のために尽力すること。
聖杯にかける望みは特に無いが、強いて言えば希望に溢れた世界にしたい。
 

【方針】
希望と希望のぶつかり合い(殺し合い)を促進する。
絶望は希望の踏み台として利用。
才能ある者の望みを最大限尊重する。
 

【ロール】
高校生
 

【把握媒体】
ゲーム

125 ◆Mti19lYchg:2022/08/17(水) 12:43:48 ID:FcX6YOs60
支援掲示板に投稿された作品を代理投下します。

126 ◆Mti19lYchg:2022/08/17(水) 12:44:37 ID:FcX6YOs60
「この紅茶は美味しいわね!」

「確かにこの紅茶は美味しい!」

二人の少女が部屋で紅茶を飲んでいた。
ひとりは銀髪にCHARMと呼ばれる武器を持つ少女。彼女の名前は今叶星。この聖杯戦争の参加者である。元の世界ではヒュージと呼ばれる存在から人々を守るリリィと呼ばれる存在である。

もうひとりは栗色のポニーテールの少女。
彼女の名前はサリー。叶星が召喚したアサシンのサーヴァントである。

二人は紅茶を飲みながら聖杯戦争の話をしていた。

「叶星には願いはないの?」

「聖杯があればたくさんの人をヒュージから救うことも、守ることも、できるかもしれない。だけど、そのために他の誰かを犠牲にするのは間違ってると思うから、私はこの戦いを止めたい!」

「マスターの叶星がそう言うなら私はそれに協力するよ!」

「ありがとう! サリーさん!」

二人は聖杯戦争を止めるために動くことを決めったのであった。


【サーヴァント】

【クラス】
アサシン

【真名】
サリー『白峰理沙』

【性別】
女性

【出典】
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います

【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具B

【属性】
中立・善

【クラス別能力】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に優れてる。

【保有スキル】
単独行動:B
マスターから魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失ってから二日間現界可能。
単独でも活躍した彼女の逸話が昇格したスキル。

【宝具】

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大補足:50人
彼女の相棒である白い狐のモンスター。
彼女をサポートする大切な相棒。

【人物背景】
『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います』の登場人物。

本名は『白峰理沙』。『サリー』という名前は彼女が『NMO』と呼ばれる仮想空間ゲームで名乗っていた名前。主人公の『メイプル』とは親友。

人間離れした集中力と身体能力がある人物。
観察眼かなり鋭い。『楓の木』と呼ばれるギルドのメンバーでもある。

ちなみにお化けが苦手らしい。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。最後までマスターを守る。

【方針】
マスターに任せる

【把握素体】
原作小説及び、アニメ

127今叶星&アサシン◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/17(水) 12:44:57 ID:FcX6YOs60
【マスター】
今叶星

【出典】
アサルトリリィ

【性別】
女性

【能力・技能】

『レジスタ』
彼女が持つレアスキル。あらゆる効果を持つ複合スキル。

『クラウ・ソラス 先行量産型』
彼女が使うCHARMである。

【人物背景】
『アサルトリリィ』の登場人物。
神庭女子藝術高校所属の高校二年生。
レギオン『グラン・エプレ』のリーダー。

凛とした立ち振る舞いで明るくメンバーを纏めているが、実は本来は臆病な性格であるが
責任感が強く、自分の責務を果たそうとする。

『グラン・エプレ』のメンバー『宮川高嶺』とは幼馴染の親友である。

参戦時期はゲームのメインストーリー2章終了後である。

【マスターとしての願い】
特になし。この戦いを止める。

【方針】
協力してくれるマスターを探す。

【ロール】
とある学園の学生でリリィ。

【把握素体】
ゲーム及び、舞台。

128今叶星&アサシン◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/17(水) 12:45:19 ID:FcX6YOs60
以上、投下終了です。続けて投下します。

129傭兵システム:『燕青』◇TUV54iMsXU ◆Mti19lYchg:2022/08/17(水) 12:45:59 ID:FcX6YOs60
◇傭兵
金銭などの利益により雇われ、直接に利害関係の無い戦争に参加する兵である。


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=======================

【規定】
一つ、傭兵のサーヴァントは原則として「主催側のサーヴァント」である。
主催側への命令が最優先であり、令呪は主催側が有する。
また、如何なる場合において、マスター側に対するサーヴァントの譲渡は認められない。

一つ、傭兵のサーヴァントはQPを対価としてマスター達に貸与される。
違反行為への侵害が発生しない限り、如何なるマスターにも可能とする。
ただし、命令を従う是非はサーヴァントの判断に委ねられる。

一つ、傭兵のサーヴァントは聖杯にかける願いの一切を与えられない。

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=======================


――歓楽街「アンダーダウンエリア」。

“ここは、無頼漢の俺に似合いの街だ”

街の至る所に点在する、ネオン看板。
修繕もされていない、荒れた街の通り。
忙しなく鳴る、行き交う民衆のガヤ。

“喉を焼く強酒、脂っこい食事、騒がしい音楽”

ウォッカをラッパ飲みする、大柄の男性達。
屋台脇で立ち食いしている、風俗嬢達。
クラブ中に流れ響く、EDMと歓声。

“毎日が楽しい莫迦騒ぎ。終わりのない享楽を謳歌している”

踊り子が流麗に舞う、パブのステージ。
チップが行き渡しが行われる、ルーレットテーブル。

“どいつこいつも、本能で生きているんだろうさ。
運命ってものを悟っているのなら、本能が求めるのは快楽だと思うぜ”

互いに喜々して殴り合う、闘技場のリング。
ラブホテルに男性を引き込んでいく、泥酔の女性。

“そりゃあいい。終われば、消えるかもしれない身なんだ。
今を十二分に楽しんで生きていりゃいい。どうせなら、笑ったまま消えろ”

壁際に横たわる男性。這い回る蠅の群れ。
薄暗い路地裏。路地の先にはネオンの明かり。

“俺の在り方は、この街と変わらない”

F-7地区を中心とした、小さな夜景。
遠ざかるほど、無明が続く、仮想の夜界。

“今、生きているのは単なる本能。意味なんかなく、理由なんかない”

輝くを放つ聖杯。
魔力が地に零れ落ち、霊体が成立する。

“楽しければ、まぁいい。拳闘も、諜報も、見物も、悪くはないね”

街の一角で繰り広げられる、人を越えた者の死闘。
都市内に潜伏している、令呪を手に持つマスター達。
寒空の下、作業員達が働いている、ライブ会場の準備。

“現界の終わりが来るその時まで、この世で享楽を謳歌しよう。俺はそう決めた”

華と龍の刺青をあしらった、黒い長髪を束ねた男の背中。

“聖杯を捧ぐ主など、俺は持つ気はない”


「――燕青」

殺気が込められた声色。
同時に、「燕青」なる男の足も止まる。

燕青の背後に、鎧兜を纏った戦士が槍を構えている。

「己が主人を持たず、願望を望まぬ貴様に、世に留まる筋合いはない」

緩やかに身を翻し、前方に構える燕青。
槍の切っ先は、燕青を捉えていた。

「貴様が主催側だろうと関係はない。魔力のため、その命を頂く――」

その場は、街の喧騒が遮られていた。
流れる闘気が、人や音を吞み込みつつあった。

同時。戦士の槍と燕青の足が動いた。


――我が忠義はすでに無く。今はただ一人の侠客として拳を振るうのみ

130傭兵システム:『燕青』◇TUV54iMsXU ◆Mti19lYchg:2022/08/17(水) 12:46:15 ID:FcX6YOs60
【サーヴァント】

【クラス】
アサシン

【真名】
燕青

【出典】
Fate/Grand Order

【性別】


【ステータス】
筋力B 耐久D 敏捷A+ 魔力D 幸運B 宝具D

【クラス別能力】
気配遮断:C
アサシンのクラススキル。サーヴァントとしての気配を断つ。
隠密行動に適している。自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは落ちる。

【保有スキル】
中国拳法:EX
中華の合理。宇宙と一体になる事を目的とした武術をどれほど極めたかの値。
修得の難易度は最高レベルで、Aでようやく“修得した”と言えるレベル。
原点である「水滸伝」に拳法の具体的なエピソードはないが、現存する様々な拳法の開祖として信仰されている。

無頼漢:A
騎乗スキル・単独行動スキルの複合スキル。
オマケとして宴会に強くなるなどの効果を持つ。

諜報:A
敵組織に潜入し、強い信頼を得ることができる程度の技量。
敵側にその名を知られてさえいなければ、まったく問題なく情報を横流しできる。

天巧星:A+
災いを為すという百八の星が転生した者たちの一人。
魔星の生まれ変わり、生まれついて災厄と業を背負う。
巧緻に極めて優れた天巧星である。

ドッペルゲンガー:B+
礼装のように装着された幻霊。「自己」を限りなく希釈することによる、変身スキル。
一部スキルなども模倣可能だが、宝具は不可。
使用すると投影した人物の記憶も残してしまうため、自己が曖昧になるというデメリットを持つ。

【宝具】
『十面埋伏・無影の如く』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜3 最大捕捉:1人
燕青拳独特の歩法による分身打撃。
魔法の域にこそ達していないものの、第三者の視覚ではまず捉えられぬ高速歩法による連撃。
その様はまさに影すら地面に映らぬ有様だったとか。

【weapon】
素手

【人物背景】
「水滸伝」に登場する無頼漢、燕青。
主である盧俊義を慕い忠義を尽くしていたが、盧と袂を分かち、行方を暗ます。

後に中国拳法の流派の一つ「燕青拳」の開祖として箔付けされたこともあり、世に知れ渡ることになる。

楽観家で、本能で生きているような侠客。
無頼漢として誇りを持ち合わせており、筋の通った好漢である。
幻霊として憑いているドッペルゲンガーとは相性が悪く、情緒不安定な性格になってしまう。

【サーヴァントとしての願い】
願いはなし。無頼漢として享楽に興じ、一人の侠客として拳を振るう

【方針】
基本的には雇い先側に就いて戦うこととする。
雇い先がないなら、年始の祭りを楽しみつつ、適当に人が集まりそうなところに向かっていく。
無頼の誇りや義理、そして金で動くが、特定の主人を持つ気にはなれない。

【ロール】
アンダーダウンエリアを根城とするギャング

【把握媒体】
「Fate/Grand Order」など。

131 ◆Mti19lYchg:2022/08/17(水) 12:46:34 ID:FcX6YOs60
以上、投下終了です。

132 ◆Mti19lYchg:2022/08/18(木) 00:04:24 ID:LjPO6jCc0
オープニングを一部変更しました。これで何の力もない一般人も参加させやすくなったのではないかと思います。
何かご意見があれば頂戴したいです。

「信用できない。元の世界に帰りたいというのなら、それでも構わない。
 聖壇の奥に扉がある。そこを潜れば元の世界に帰還できる」
 だが、と綺礼は言葉をはさむ。
「君たちマスターはこの世界に来た時点で肉体を『賢者の石』と呼ばれる物質に変換されている。
 元の世界に戻っても元通りとは限らない。おそらく肉体や精神に変質が起こりうるだろう。
 それを防ぐには強い『意志』が必要となってくる。サーヴァントを召喚した時のような、な。
 そして、聖杯戦争が始まれば、聖杯を手に入れ元の世界に帰還できるのはただ一人。それ以外は勝者の造る宇宙に転生することになる。
 君は違うだろうが、それを許容できないというのなら、もしくは元の世界に戻れるという事も信用できないというのなら。
 他者を殺し、騙し、屍山血河を築き、それでも尚叶えたい願いがあるのなら」
 綺麗は身を一歩引き、凛に対し半身になった。
「君の背後の扉を開き、聖杯戦争の舞台へ進みたまえ。そして汝自身を以って最強を証明せよ。
 さすれば万能の願望器は、君の手に与えられん」

133 ◆Mti19lYchg:2022/08/18(木) 00:05:22 ID:LjPO6jCc0
肉体を→魂をでした。

134 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:02:54 ID:FdGKvV6s0
支援掲示板に投下された作品を代理投下します。

135一柳梨璃&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:03:28 ID:FdGKvV6s0

「士さんは写真を撮るのが好きなんですか?」

「そうだな。趣味の一つかもしれないな」

ひとりの少女とひとりの青年がとある学園の屋上にいた。

ピンク色の髪にCHARMと呼ばれる武器を持つ少女。彼女の名前は一柳梨璃。元の世界ではヒュージと呼ばれる存在から人々を守るリリィと呼ばれる存在である。

もうひとりのカメラを持った青年の名前は門矢士。梨璃が召喚したライダーのサーヴァントである。

「お前は本当に聖杯は求めないのか?」

士がそんなことを梨璃に聞く。

「誰かを犠牲して自分の願いを叶えるのは間違ってると思いますから、わたしはこの戦いを止めたいです!」

「マスターのお前がそう言うなら、俺はサーヴァントとして最後まで協力してやるよ」

「ありがとうございます!」

「そろそろ戻るぞ」

「はい!」


【マスター】
一柳梨璃

【出典】
アサルトリリィ

【性別】
女性

【能力・技能】
『カリスマ(ラプラス)』
彼女が持つレアスキル。
邪悪なマギの力から身を守る浄化のスキル。

『グングニル』
彼女が使うCHARMである。

【人物背景】
『アサルトリリィ』の主人公。
私立百合ケ丘女学院所属の高校一年生。
レギオン『LGラーズグリーズ(一柳隊)』のリーダー。

人当たりがよい性格で、いつの間にか周囲から好かれるという才能の持ち主。
何事にも一生懸命。少し天然だが明るく優しい性格。

二年前の甲州撤退戦で『白井夢結』に助けられて以来、夢結に憧れてリリィを目指したのである。

リリィになってからは絆を深めた仲間たちと一緒にヒュージと戦い、成長していく。

仲間のひとりであり、妹のように可愛がっていた『一柳結梨』がヒュージとの戦闘で命を落としてしまう。これにより彼女自身も結梨を守れなかったことに絶望するが、仲間たちに助けられ、再び前に進み出しだ。

それからもたくさんの出会いや戦いを通し成長していく。

参戦時期はゲームのメインストーリー第二章終了後である。

【マスターとしての願い】
特になし。この戦いを止める。

【方針】
協力してくれるマスターを探す。

【ロール】
とある学園の生徒でリリィ

【把握素体】
アニメ、ゲーム、舞台、漫画

136一柳梨璃&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:03:46 ID:FdGKvV6s0
【サーヴァント】

【クラス】
ライダー

【真名】
門矢士『仮面ライダーディケイド』

【出典】
仮面ライダーディケイド

【性別】
男性

【ステータス】
筋力A 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力:B
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する。

騎乗:B
騎乗の才覚。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせる。魔獣や聖獣は乗りこなせない。

【保有スキル】

単独行動:B
マスターから魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。

戦闘続行:A
どんな時も最後まで戦い続けた彼の逸話が昇格したスキル。

【宝具】
コンプリートフォーム
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大補足:500人
仮面ライダーディケイドの最強フォーム。
クウガ〜キバまでの平成仮面ライダーの最終フォームを召喚し、同時攻撃する。

【人物背景】
『仮面ライダーディケイド』の主人公。
ディケイドの変身者でもある。

かなりの自身家で、誰に対しても尊大な態度を取る。襲われてる人を守ろうとする熱いハートも持っている。

あらゆる世界を旅した人物。写真を撮るのが趣味。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。最後までマスターに協力する。

【方針】
マスターに任せる

【把握素体】
テレビドラマ【仮面ライダーディケイド&劇場版】

137 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:04:03 ID:FdGKvV6s0
続けて投下します。

138 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:05:07 ID:FdGKvV6s0
 高窓から薄く光が差し込むだけの薄暗い礼拝堂の中。普段は使われていないのか、長椅子や床にはうっすらと埃が積もっている。廃墟然としていて、人がいないのが当たり前だとさえ感じさせられるこの場所に、どういうわけか三人の男が立っていた。
 そのうちの一人であるツンツン頭の少年、上条当麻は向かい合って立っている神父服の男、言峰綺礼の目を見る。
「つまりもうすぐこの世界で聖杯戦争ってのが行われて、それで最後まで残ったマスターとサーヴァントが聖杯に願いを叶えてもらえるってことか?」
 上条は綺礼が先ほどまで話していた、聖杯戦争のルールについてそう要約した。
 綺礼は口の端を吊り上げて、それにうなずく。
「ずいぶんと物分かりが良いな。大抵のマスターは、そこで信じられない、何かの冗談か詐欺に決まってると言い出すものだが」
 上条は半信半疑な様子ながらも、絶対にあり得ないと一笑に付しているようではなかった。それは上条が元居た世界で、魔神や悪魔といった、聖杯にも匹敵する圧倒的な力の存在を幾度も体感したことも大きいだろう。
「上条当麻、君に叶えたい願いがあるのなら、この聖杯戦争で勝て。なにせ万能の願望器たる聖杯の力があれば、富や権力はもちろん、世界平和や人類滅亡だって実現できる」
 そして、と綺礼は上条の後方を見る。そこには、身動き一つせず沈黙している、白いコートの男が立っている。
「彼が、パートーナーとして君を勝利へ導く存在、サーヴァントな訳だ」
 上条は綺礼の視線につられたように後ろを見る。
 視線の先にいる白いコートの男はフードをかぶりうつむいているため、表情をこちらから窺い知ることはできない。ただ、彼の口元がきつく引き結ばれているのだけが見て取れる。
 自分も関係者であるというのに、ここまで一切喋っていない。
 顔の前でいくら手をかざしても無反応なので、上条はあのー、聞こえてますかー、無視するようならコンビニでエッチなお姉さんのグラビア本を買ってきてあなたの顔に近づけますよー、などと呼び掛けてみるが、依然として彼はうつむいたままだ。
 やがて反応が無いことに諦めたのか、上条はため息をついて綺礼に向き直る。
「俺は聖杯にかける望みなんてない。俺だって、えっちで巨乳な管理人のお姉さんとむふふなことをしたいとか、インデックスに家事をして欲しいって思ってるけど、そんなもん誰かと戦って実現するようなもんじゃないだろ。泣いてる誰かを助けるにしたって、聖杯の力で簡単に解決してしまうようじゃ、きっとどこかで歪みがでるし、真剣に考えて苦しんでるその誰かの想いを蔑ろにしちまう。だからおかしいことをしてるやつがいたら俺がぶん殴ってでも改めさせるし、運命は自分の力で切り開いてみせる。だから、そんな幻想の力はいらねぇ」
 上条は拳を握りしめ、綺礼を睨みつける。
「では、君はこの聖杯戦争から離脱するということで構わないか?」
 綺礼は目を細め、心なしかつまらなさそうな口調で決定を促す。
「俺は——っ?!」

139 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:05:33 ID:FdGKvV6s0
 口を開き何かを言おうとする上条。だが急に嫌な予感がしてとっさにその場を飛びのく。
 次の瞬間、雷が落ちたような轟音が礼拝堂に響き渡った。
 上条は床を転がって長椅子の脚に頭をぶつけながらも、なんとか起き上がる。そこで上条が見たのは、白いコートの男が、先ほどまで上条の立っていた位置の床に銛を突き立て、大穴を開けている所だった。
 男の攻撃で舞った埃に咳ごみながら、上条は顔を歪める。
「急にどうしたっていうんだ!」
 驚きで頭が上手く回らないが、とりあえずこのままで座り込んでいるのはまずい。上条はふらつきながら立ち上がり、散らばった木片を踏み潰しながら礼拝堂の出入り口へ走る。
 だが。
(間に合わない!)
 男は走る上条の方を向くと、床を踏みしめて跳躍し、弾丸の如く一気に距離を詰める。
 上条は戦闘のエキスパートであり、これまで強力な魔術師や能力者を幾度も打倒してきた。だが、それはあくまで幻想殺しあっての成果だ。単純な身体能力で攻めてくる相手には無力だし、手も足もでない。
つまり。上条はあのサーヴァントに勝てない。
「——っ?!」
 迫りくる暴力に、上条はなす術もない。
「やめろ!」
 上条はただ、そう叫ぶことしかできなかった。
 本来、その叫びは何の意味もないもので、普通ならそのまま槍で貫かれ殺されていたのだろう。だがこれは聖杯戦争。普通であるはずがない。
 その叫びに共鳴するように、上条の左手に刻まれた令呪が赤く輝く。そして男の銛は、上条の喉元に突き付けられたところでぴたりと止まった。直後、銛の猛烈な勢いで生じた風が、上条の頬を撫でる。男は頬を引きつらせながらしばらく銛を震わせたが、最終的にそのまま銛をおろす。
「助かった…のか?」
 上条は呟きを漏らし、既に輝きを失った左手の令呪に目を向ける。
(もしかして今のが令呪の力なのか? だとしたら——)
 男の方へ再び目を向ける。男は目の前で仏像のように突っ立ったまま、動かない。
「なあ、なんでこんなことを」
 したんだ、と上条が言い終わる前に、男は口を動かし、何かを言った。そして上条のいる場所の反対側、牧師が説教をする台の方へ走り抜ける。そしてステンドガラスに体をぶつけて耳障りな音をさせながら割り、外へ飛び出していく。
「おい!!」
 上条の制止も聞かず、着地した彼はそのまま走り去っていく。
 ただの人間である上条の脚力では、サーヴァントであるあの男に追いつくことなどできない。上条にできるのはただ割れたステンドグラスの残骸を見つめることだけだった。
 そこに、部屋の隅の方から綺礼が、周囲を見渡しながら歩み寄ってくる。
「ずいぶんと派手にやってくれたものだな、君のサーヴァントは。…さて改めて問おう。上条当麻、君は聖杯戦争から離脱するということでいいか?」
 綺礼の言葉に、上条は何も答えない。それを受けた綺礼はふん、と鼻を鳴らし、立ち去ろうとする。
「離脱するということだな。ならば私はそのための準備を」
「あいつは言ってた」
 上条は綺礼の言葉を遮る。
「『エレインと擬神兵を救ってみせる』って」
 立ち去る直前に男が呟いた言葉を思い出す。
「あいつにはきっとすごく大切な人たちがいて。その人たちは聖杯の力がないとどうしようもないくらい追い詰められてる。助けるためには聖杯がどうしても必要だったのに、俺がそれをいらないと言ったからあいつは怒ったし絶望したんだ。
 それでだからあいつはたった一人で聖杯を手に入れようとして! 俺はあいつをこのままにして、自分だけ温かい世界に帰るなんて絶対にできない! あいつから詳しい事情を聞いて何とかしてやるまで、あいつを追い続ける! だから俺は」
 上条は力強い声で宣言する。
「聖杯戦争に参加してやる!」

140 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:05:54 ID:FdGKvV6s0
【サーヴァント】

【CLASS】
バーサーカー
 

【真名】
ハンク・ヘンリエット
 

【出典】
かつて神だった獣たちへ
 

【性別】

 

【ステータス】

筋力C 耐久C 敏捷C 魔力C 幸運D 宝具A


【属性】

秩序・狂

【クラス別能力】

狂化:B
全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。特定の言葉のみ、時たましゃべることがある。
【保有スキル】

獣殺し:B
擬神兵を狩り続けたことから得たスキル。自身に猛獣特攻状態を付与。

神性:B
擬神兵の生成には神の鉱石であるソムニウムが用いられている上うえ、人々から神として畏怖されていることから得たスキル。

【宝具】

月に叫ぶ獣(ウェアウルフ)
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:無し  最大捕捉:無し
夜に真名を解放することで人狼に変身できる。真名を解放しなくても夜であればある程度力を用いることができ、その場合人間状態のままの姿で、髪が白くなる。
真名解放無しだと、元のステータスに対して筋力のランクが1段階上昇。真名を解放すると元のステータスに対して幸運以外の全ステータスが一段階上昇。

神を喰らう獣(フェンリル)
ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:無し  最大捕捉:無し
夜に真名を解放することで巨大な白狼になる。破壊衝動の赴くままに全てを破壊する。
発動中は幸運を含む全ステータスが、元のステータスに対して2段階上昇する。

 
【weapon】
銛:刃の近くに爆薬が巻かれており、爆薬についている紐を引っ張ることで爆発する。
 

【人物背景】

パトリア大陸の内戦で擬神兵部隊を率いた男性。擬神兵としての姿はウェアウルフであり、擬神兵の中でも数少ない、人と獣の姿に自在に変化することのできる力を持つ。
普段は黒髪だが、ウェアウルフとしての力を発現すると髪が白髪になり、ウェアウルフの力が最大に出せる夜には巨大な人狼へと変化し、驚異的な力を発揮する。
内戦が終わってからはパトリアの軍部で特技曹長として活動している。 内戦中の擬神兵部隊における「人の心無くした者は仲間の手で葬る」という訓戒を実践に移すため、各地で問題を起こす擬神兵たちを殺して回る。
このことから巷では“獣狩り”と呼ばれているが、本人としては決して望んでかつての同胞たちを手にかけているわけではなく、話が通じそうな相手に対しては必ず説得を試みている。
擬神兵部隊の隊長時代には、多くの部下から慕われる良き上官であり、これは多くの擬神兵たちが未だにハンク・ヘンリエットのことを「隊長」と呼ぶことからも分かる。
 

【サーヴァントとしての願い】
擬神兵を人として蘇らせること。
エレインを復活させること。
 
【方針】
擬神兵の暴走を彷彿とさせる者は全て殺す。
聖杯戦争に勝利するためにやむを得ない場合は、殺人も辞さない。

141 ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:06:17 ID:FdGKvV6s0
【マスター】
上条当麻
 

【出典】
とある魔術の禁書目録
 

【性別】

 

【能力・技能】
幻想殺し(イマジンブレイカー)
自らの右手に触れたあらゆる異能の力を全て無効化してしまう能力。サーヴァントや令呪、NPCに対しても効果がある。
令呪に触れた場合は令呪が消え、サーヴァントとの契約関係が切れる。サーヴァントに対しては、一瞬触れただけでもかなりの魔力が消える。
NPCは消える。パラディウム・シティの一部として設定されているものについては、無効化されて消えるよりも速く聖杯が修復するため、触れても見た目上は変化が無い。
 

【weapon】
無し
 

【人物背景】
学園都市で暮らす高校生。性格は基本的には面倒臭がりかつ無気力で、面倒だと感じる事からは全身全霊をもって逃げようとする…と自認している。
しかし実際は、誰かに助けを求められれば、それが誰であれ、どんな事態であれ助けようと真摯に奮闘するタイプ。
逆に自分から他人に助けを求める事はかなり珍しく、騒動の渦中へと単身で乗り込むことも多い。
戦いに身を投じてでも人を救い出す理由については「見捨てる理由が一つもないから」とのこと。
対照的に、自分の事情は一人で抱え込む悪癖がある。
かなりの不幸体質なのだが、これは自分に来る幸運を右手が消していることが原因。
 

【マスターとしての願い】
ハンク・ヘンリエットの暴走を止め、彼の問題を解決すること。

 
【方針】
ハンク・ヘンリエットと対話を試みる。

 
【ロール】
高校生
 

【令呪の形・位置】
左手の甲にある。

【把握媒体】
アニメ・小説

【備考】
上条は令呪を1画消費していて、バーサーカーは上条に危害を加えられません。
マスターとサーヴァントは現在別行動です。

142上条当麻&バーサーカー◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/21(日) 06:07:01 ID:FdGKvV6s0
以上、投下終了です。

143 ◆Mti19lYchg:2022/08/22(月) 23:39:18 ID:Vx1RsfUg0
支援掲示板に投下された作品を代理投下します。

144 ◆Mti19lYchg:2022/08/22(月) 23:40:29 ID:Vx1RsfUg0
 とある廃工場の中。昼にも関わらず全体的に薄暗く、汚れた作業道具や機械の部品があちらこちらに散らばっている。かつてはうるさいくらいに音を響かせながら機械が稼働していたのであろうが、今はそのほとんどが撤去され、残った機械はガラクタとなってすっかり錆びついている。聞こえてくるのは、その工場を住処とする野生動物の鳴き声くらいなもの…のはずなのだが、何故か今日は工場全体に女の声が響き渡っている。
その声の発生源となっている女は、工場の中でも特にがらんとしていて広い部屋、その真ん中にぽつんと立ち、項垂れている。
「何とかやりきった…でもやっぱり地味に疲れたよ。二度目とは言え、人を殺すのってエネルギーいるよね」
 女は眼鏡を外し、血の汚れをティッシュで拭いてから再度かけ直す。
「というか、よりにもよって刺殺を選んじゃったのは失敗だったなあ…。服にべったり返り血ついちゃったし、床からすごい匂いするし、最悪だよ」
 上着の袖や履いているスカートを撫でて眉尻を下げ、とほほ、と困ったように下の方を見る。
 視線の先には、服を血で赤く染めた男が転がっていた。首の辺りが掻き切られていて、そこからあふれ出した血の池が、女の足元まで広がっている。出血量からして確実に死んでいると言っていいだろう。
「一回霊体化したら服の汚れはリセットできるし、場所も移動すればいいだけなんだけど…地味にそんな時間はないよね」
 はは、と女は諦めたように力なく笑いながら少しかがみこんで、手の中にある、血に濡れたナイフを血の池の外側に置いた。そしてすぐに立ち上がり、目を閉じて小さく息を吸う。
 次の瞬間。彼女の白い右手が赤く輝き、紋章が浮かび上がる。それが何なのかは見る者が見ればわかる。令呪だ。
 目を開けた彼女は令呪に加え、いつのまにか手の中に白地のカードがあることを確認し、堪えられなくなったようにふふっと笑いをこぼす。成功だ。そして高らかに声を張り上げる。
「さあ来て! 私のサーヴァント!」
 その声に呼応するように、みるみるうちに目の眩むような白い光で、部屋が満たされていく。
 そうしてから何秒経っただろうか。光が収まった後にいたのは、その女の他にもう一人。白いスクール水着を着た、スタイル抜群の少女だ。
 少女は、しばらく無表情で女を見た後、短く「だれ?」と呟く。
 それに対し女は硬直し——目を輝かせて早口でまくしたてる。
「えっ、巨乳スク水美少女とかやばいよ! あざとかわいすぎる! それってあなたの世界だと標準服だったりするのかな? ってあっえともしかして同業者? 同好の士だったりする? だとしたらすごくうれしい! コスプレ趣味の人って地味にいないんだよね! というかその衣装凝ってる! どんな素材なのか触っても…あっごめんオタク特有の早口になっちゃってて!」
 女の怒涛の勢いに反し、少女の方は全く表情を崩さない。そしてもう一度「だれ?」と言いわずかに首を傾げる。
 流石に女もこれでクールダウンしたらしく、眼鏡の位置を調節し、背筋をぴんと伸ばす。
「えっと…地味にはじめましてだね。私は”超高校級のコスプレイヤー”白銀つむぎ。サーヴァントにしてマスター。大冒険の途中で出てくる氷と炎の半身を併せ持つ岩石生命体的な、相反する二つの属性を持つ、地味に特殊な存在だよ」
 『サーヴァントにしてマスター』という言葉が興味を引いたのか、少女はピクリと眉を動かす。だが何も言うことなく白銀の全身を上から下まで見て、尋ねた。
「そのぶつぶつはなに?」
 白銀は自分の身体を見下ろす。少女の言うぶつぶつ——蕁麻疹は、手首や太ももなど、見える範囲の肌の至る所で発生していた。顔に手を当ててみてもやはりざらざらしていて、蕁麻疹が顔にも出ていることがわかる。
白銀は「ああやっぱり気になるよね」とため息を漏らす。
「それについては話の順序的に後に話すことにしていいかな。とりあえず先に君の名前も教えてほしいな」
「スイムスイム」
 少女——スイムスイムは即答する。

145白銀つむぎ&ランサー◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/22(月) 23:41:15 ID:Vx1RsfUg0
「サーヴァントにしてマスターって?」
 ぶつぶつの話は後にすると言われたことを受け、他に気になったことを話題に上げる。
「あはは…マイペースなんだね。もうちょっと自己紹介的なのを期待してたんだけど…まあ私も人のこと言えないか」
 白銀はどんよりとした様子で苦笑する。
「私は元々そこにいる彼から、サーヴァントとして召喚されたんだよ」
 白銀は転がっている死体を指さす。
「けど彼は聖杯戦争に地味に消極的で…元の世界に帰還しようとしてたんだ。でもわたしは聖杯にどうしても叶えてほしい願いがあったから、すごく困っちゃって…だから一日だけここを観光したいってお願いしたんだ。それで廃工場(ここ)に連れてきて…ぐさりと」
 その結果がこれなんだけどね、と白銀は自分の服をぽんぽんと叩く。
「サーヴァントがサーヴァントを召喚できた理由は?」
 スイムスイムは死体を一瞥した後、白銀を顔を見つめた。
「それは地味にスキルのおかげなんだよね。わたしの才能は”超高校級のコスプレイヤー”だから変装とか地味に得意なんだけど…それがEXランクの変化スキルに化けたんだよ。そのスキルが特殊で、自分の魂の在り方まで変化させられるものだった。で、これなら聖杯すらも騙せるんじゃないかって思ったんだ。
 だからマスターを殺してすぐに、そのスキルでわたしの魂を彼の魂に模倣(コスプレ)して、聖杯の認証を誤魔化した。…彼の魂は既に消滅してるから、必然的にわたしが彼で、令呪の持ち主だということになる。
 で、面白いのはここからでね、令呪を手に入れた後、わたしはスキルを解除したんだ。スキルを使っただけで、わたしの魂であることは変わらないから、マスターとしての資格は維持される。そしたら聖杯はさらに勘違いしたんだ。彼(わたし)がまだサーヴァントを召喚していないって。『彼』はサーヴァントを召喚したけど、突如出現したマスター、『白銀つむぎ』はまだサーヴァントを召喚していないって。正直この辺は賭けだったんだけど、ほんと上手くいってよかったよ」
 白銀はにやにやしながら、かゆいのか顔をぽりぽりとかく。
「で、この蕁麻疹は変身スキルの副作用だよ。わたし、現実の人間の変装をするのがどうしても無理なんだ。それってコスプレじゃなくてモノマネじゃんって思っちゃうし、コスプレイヤーとしての矜持に反するんだよね…それでもやろうとするとアレルギー反応みたいになって全身に蕁麻疹が出来ちゃうんだ」
 スイムスイムは白銀の言葉を聞き流す。彼女の中では、そこはもう重要なポイントでは無かった。
 疑問に思ったのだ。果たして本当にそんなことが可能なのか? そんなに都合よく聖杯を騙し、動かせるものなのか? 聖杯システムの穴をつくにしても、そのやり方は強引に過ぎる。だが今は情報不足で、真偽のほどはわからない。ただ、現に白銀はサーヴァントの身で令呪を持っていて、スイムスイムを召喚した。それは確かなことだ。ならばどの道白銀をマスターとして活動する他ない。
 ならば問題はむしろ——
「白銀と活動するのはいい。けど条件がある」
「何かな?」
「私がリーダーになること」
えっ、と白銀は素っ頓狂な声をあげる。
「形式上は白銀がマスター。でも作戦立案と指揮は私がやる。主導権は私」
 スイムスイムとしてもここは譲れないところなのか、語気を強めて強調する。
「まあ地味なわたしがやるより、そっちの方が絵になると思うし、別にいいけど…リーダーに拘りがあるの?」 
白銀からの問いかけに、こくんとうなずく。
「わたしはルーラにならないといけないから」
「ルーラ?」
「お姫様。強くて賢くて頼りになるリーダーで、憧れの対象。皆がそれに近づこうとすることで組織が活性化する。…だからわたしもルーラに、お姫様になろうとした。けど、駄目だった。わたしはルーラのような、偉大なリーダーじゃなかった。ルーラになれなかったから手下を死なせた」
 スイムスイムはわずかに目を伏せる。
「でも、ルーラが言ってた。『リーダーになろうという強い意思があれば、それだけで最低限の資質はある』。…一度失敗したけど、まだルーラになれる可能性は残されてる。わたしにはルーラしかない。ルーラになれるならなんでもする。だから」
 一呼吸置く。
「聖杯にお願いして、ルーラになる」
 相変わらず平坦で抑揚のない声だったが、白銀には確かな覚悟、強い意思が込められているように思えた。

146白銀つむぎ&ランサー◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/22(月) 23:41:55 ID:Vx1RsfUg0
「なるほどね。本当にそのルーラって人が大好きなんだ! わかるよ。わたしも推しキャラになりたくてなりたくてしょうがないから、コスプレしてるところもあるし!」
 白銀は胸のあたりでぐっと握りこぶしを作り、共感を示す。
「じゃあさ、これから結構人を殺すことになると思うんだけど…ルーラになるためならやれる?」
 まともなサーヴァントならまずNOを突き付けるだろう。少なくともやむを得ない場合に限定するくらいはするはずだ。
 だが、スイムスイムはまともではない。
「ルーラが言ってた。『手段を選んでいるうちは2流。一流のリーダーは、どんな手を使ってでも目標を達成する。その後で、周りにそれが正しかったと認めさせればいい』。…殺すことに問題は無い」
 スイムスイムは無表情で、無感動に言った。だがこれまで色々な人間を見てきた白銀にはわかる。表面上では感情が無いようにも思えるが、その胸の中には激情が渦巻いていることが。ルーラなる者への強い執着。粘り気のある狂気。そしてお姫様になりたいという願望。そういったものがルーラの言葉の解釈を歪め、スイムスイムに極端な思想を抱かせるようになったのだろう。
「ルーラが言ってた。『リーダーたるもの、手下が何を考えているかを常に把握しておくべき。そうすることで利用しやすくなる』。白銀の願いを教えて」
「いや『利用しやすくなる』まで言ったら駄目でしょ! 魂胆が筒抜けだよ?! もうちょっとルーラの言葉隠した方がいいよ!」
白銀は激しくつっこむ。
「あぁ、このわたしが、ツッコミしかできないなんて…一応わたし、ボケとツッコミを両立できる二刀流だったんだけどなぁ」
 明日の方角を向き、たそがれる。
「気を取り直して…えぇっと、わたしの望みだよね? …それは『ダンガンロンパの復活』だよ!」
 腰に手を当て、胸を張る。
「ダンガンロンパ?」
 スイムスイムの知らない単語が出てきた。
「ダンガンロンパっていうのはね! 閉鎖空間に閉じ込められた、超高校級と呼ばれる才能の持ち主たちが生き残りをかけてコロシアイをするゲームなんだよ! ただ殺し合うだけじゃなくて、殺人が起こった後学級裁判で推理を…」
 スイッチが入ったのか、白銀はダンガンロンパについて語りまくる。鼻息を荒くして目を見開き、早口でほとんど息継ぎをすることなくにじり寄ってくる様は、変態さながらである。
「もういい。十分」
 マイペースさに定評のあるスイムスイムも、これには耐えかねた。
「あっ、ごめん! オタクって、自分の好きなものに興味を持ってもらえると、つい押しつけがましく説明しちゃうんだよね…気を付けててもついやっちゃうんだよ…」
 白銀は頭を抱えて座り込む。
「復活させるというのはどういうこと?」
 スイムスイムは白銀の様子に構うことなく尋ねる。
「えっと、それがね。53回目のダンガンロンパは、わたしが参加者に交じって運営してたんだけど…色々やらかしちゃって、結局参加者たちにダンガンロンパというコンテンツそのものを破壊されちゃって…。
 恐らく今はもうあの世界にダンガンロンパは存在しない。わたしの生きがいである至高のエンターテインメントは終わってしまった。それは覆せないくらいに決定的だった。
 でも、さ。聖杯の力があれば話は別だよね。万能の願望器なら、万難を排してダンガンロンパを再開するくらいたやすいはず。だからお願い。ダンガンロンパを…わたしの希望を復活させるために、協力して。スイムスイムさん」
 今までの軽い様子から一転、白銀は真剣な表情でスイムスイムの目を見る。
「ルーラが言ってた。『利用できるものは何でも利用しろ』。目的を達成するのに白銀は利用できそうだから、手を貸す」
 スイムスイムのその言葉に、白銀は頬を紅潮させ、涙を浮かべる。
「ありがとう! スイムスイムちゃん! わたしたち、ズッ友だよ!」
 血まみれの服で抱き着いてくる、全身蕁麻疹の白銀を、スイムスイムは押しのける。
「ルーラが言ってた。『手下とリーダーの関係はあっても、友達なんていい加減な関係はない』。早く離れて……血生臭いから」

147白銀つむぎ&ランサー◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/22(月) 23:42:49 ID:Vx1RsfUg0

【サーヴァント】

【CLASS】
ランサー
 

【真名】
スイムスイム
 

【出典】
魔法少女育成計画
 

【性別】

 

【ステータス】

筋力D 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運C 宝具A

【属性】
混沌・善

【クラス別能力】
対魔力:C
魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。

【保有スキル】
カリスマ:E
国を統率はできても、兵の士気が極端に下がる。ただし、一軍を率いる将官程度の役職であれば、天賦の才と言えるランクである。

心眼(真):C
修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”。逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。

【宝具】
透潜万中(スイミング・マジック)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:無し  最大捕捉:無し
自分の体を物質透過出来るようにする能力。発動するとあらゆるモノを泳ぐが如くすり抜けられるようになる。スイムスイムがモノと認識したあらゆる物体を透過でき、地面・壁・置物はもちろん相手の攻撃や防御まで通り抜けられる。ただし光・音・衝撃波は透過不可能。また、透過中は自分のコスチューム以外の物体を携行することができない。
 

【weapon】
『ルーラ』
薙刀に似た武器。スイムスイムのコスチュームの一部で、能力使用中も携行できる。非常に頑丈で、壊れることはまずあり得ない。名前はスイムスイムが心酔する人物の名からとられた。
 
【人物背景】
本来の姿は小学1年生の7歳と非常に幼い。そのためニンジンが苦手だったり漢字が読めなかったりと年相応な面も見せる。
同じ魔法少女であり所属するチームのリーダーであるルーラの事を、狂信的なほどに崇拝しており、彼女に理想の女性像を抱き「憧れていたお姫様」だと思っている。
そんな中、ある出来事をきっかけに自分が「憧れていたお姫様」になることを目指し始めるのだが、その中で彼女はルーラを殺すことを思いつき、謀殺。所属するチームのリーダーの座に収まった。
リーダーとなってからはルーラのやり方を”自分なりの解釈で”踏襲する。その踏襲ぶりは徹底しており、ルーラの生前の発言を実行するためならば、大事に思っている仲間さえも殺害する。
冷静で高い戦術眼を持っており、殺人に躊躇がない。そのため魔法少女同士の戦いの中で、彼女の率いるチームは多くの魔法少女を殺害できた。しかしその過程で恨みを買い、殺害される。
 

【サーヴァントとしての願い】
ルーラと同等かそれ以上のリーダーになる。
 

【方針】
聖杯のためなら、残虐なこともする。
生前のルーラの言葉には絶対に従う。いかなる場合でも例外は無い。

148白銀つむぎ&ランサー◇DUsgYayewA ◆Mti19lYchg:2022/08/22(月) 23:43:08 ID:Vx1RsfUg0
【マスター】
白銀つむぎ
 


【出典】
ニューダンガンロンパV3
 

【性別】

 

【能力・技能】
マスターでありながら、同時にサーヴァントでもある。
以下、サーヴァントとしてのステータス等を記述する。

【CLASS】
キャスター

【ステータス】

筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A 幸運B 宝具EX

【属性】
混沌・悪

【クラス別能力】
陣地作成:EX
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。膨大な魔力があれば、『才囚学園』を形成することが可能。
道具作成:B
魔術的な道具の中でも、変装に関わるもののみを作成できる。
 

【保有スキル】
変化:EX
任意の対象に完全に変身することができる。変身の精度は極めて高く、魂の在り方など、存在の本質的なレベルで模倣することが可能。真名看破や魂喰いにおいても偽装は有効であり、聖杯すらも騙せる。ただしパラメーターは変わらない。

【宝具】
才囚学園
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:10〜100 最大捕捉:1000人
外界とは隔絶された学園を生成する。学園の中では、モノクマやエグイサルなどの兵器が多数配備されている。

模倣犯(コスプレイヤー)
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
自己または他者に、全く別の人格・記憶・才能を任意に与える。この宝具を発動させるには、相手を無力化する必要がある。

【weapon】
無し。
 

【人物背景】
漫画やゲーム、アニメのフィクションキャラクターの、高い再現性をもつコスプレをする《超高校級のコスプレイヤー》。
本人は自分が「地味」であることに一種のコンプレックスを抱いているらしく、自身の才能や趣味を「地味」と前置きしてから主張していた。普段でも「地味に〜」が口癖となっている。
フィクションキャラクターなら男でも女でもほぼ完璧になりきることができるが、「リアルの変装」に対しては嫌悪感を抱き、「リアルの人間」のコスプレをするとアレルギーが出てしまう体質。
実はコロシアイ学園生活の首謀者であり、コロシアイの様子をエンターテイメントとして世界中に配信していた。
しかし最終的に主人公たちの策により視聴者たちがコロシアイへの興味を失い、興行としてのダンガンロンパは崩壊することになった。
白銀はそのことに深く失望し、失意の中瓦礫に押しつぶされて死んだ。


【マスターとしての願い】
ダンガンロンパの復活。
 

【方針】
聖杯の獲得を目指す。
残虐な行為を厭わない。
 

【ロール】
高校生
 

【令呪の形・位置】
右手にある。

【把握媒体】
ゲーム

【備考】
白銀はランサーの召喚に成功した後、自分の端末と腕輪を取得している。他のマスターと同様にその機能を用いることができる。
サーヴァントとしての白銀の依り代は自分自身である。

149 ◆Mti19lYchg:2022/08/22(月) 23:43:36 ID:Vx1RsfUg0
以上、投下終了です。

150 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:35:04 ID:jZxxxWR20
支援掲示板に投下された作品を代理投下します。

151刀藤綺凛&アーチャー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:35:32 ID:jZxxxWR20
とある学園の剣道場で銀髪の少女が素振りをしていた。彼女の名前は刀藤綺凛。この聖杯戦争の参加者である。

「見事なものね」

「加賀さん……?」

綺凛の前に現れたのは黒髪でサイドテールの女性。彼女の名前は加賀。今回の聖杯戦争で綺凛が召喚したアーチャーのサーヴァントである。

「加賀さん、私の剣はどうでしたか?」

「見事なものよ。その歳で、あのレベルの腕前ならな間違いなくあなたは天才よ」

加賀は綺凛の剣の腕前を褒める。

「私の……願いは……叶うでしょか?」

「聖杯を手に入れば叶うと思うわ」

「そう……ですか」

(ただ、彼女は聖杯戦争に参加するには優しすぎるわね……)

加賀は心の中でそう思うのであった。


【サーヴァント】

【クラス】
アーチャー

【真名】
加賀

【性別】
女性

【出典】
艦隊これくしょん

【ステータス】
筋力B 耐久B 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具B

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力:B
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を似ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:A
マスターから魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。

【保有スキル】

嵐の航海者:A
「船」と認識されるものを駆る才能を示すスキル。

戦闘続行:A
最後まで戦場で戦い続けた彼女の逸話が昇格したスキル。

【宝具】

加賀改二
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大補足:500人。
加賀改二の姿になることにより自分の能力を上げ、敵を倒す。

【人物背景】
『艦隊これくしょん』の登場人物。
『加賀型1番艦』の艦娘。

口数が少なめなクールな艦娘。
感情がないわけではなく、怒っていても喜んでいても静かなげである。

冷静沈着ように見えて、実は激情家だったりする。

ちなみにかなりの大食いである。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。聖杯にも聖杯戦争にも興味はないが、マスターのことは最後まで守る。

【方針】
マスターに任せる。ただマスターには人殺しはあまりさせたくない。

【把握素体】
ゲーム及び、アニメ。
今回の聖杯戦争ではアニメ版の彼女が召喚されている。

152刀藤綺凛&アーチャー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:35:48 ID:jZxxxWR20
【マスター】
刀藤綺凛

【出典】
学戦都市アスタリスク

【性別】
女性

【能力・技能】

『刀藤流』
彼女が使う剣術

『千羽切』
彼女が使う日本刀

【人物背景】
『学戦都市アスタリスク』の登場人物。

『疾風迅雷』の二つ名を持つ天才剣士。
刀藤流宗家の生まれで、中等部一年生で学園の序列一位になった少女。ただ性格は気弱で引っ込み思案である。

彼女の願いは正当防衛でありながら刑務所に収監された父親を助けること。

参加時期は主人公の『天霧綾斗』と出会う少し前である。

【マスターとしての願い】
父親を助ける。

【方針】
あまり犠牲者を出さない方法で聖杯を手に入れる。

【ロール】
とある学園の剣道部員。

【把握素体】
原作小説及び、アニメ。

153 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:36:14 ID:jZxxxWR20
投下終了です。続けて投下します。

154ルーラー:リエール◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:36:44 ID:jZxxxWR20
この世界の聖杯戦争では、あらゆる並行世界、多元宇宙よりサーヴァントが召喚される。

そして、彼女も今回の聖杯戦争でルーラーとして召喚されたサーヴァントである。

「まさか私がルーラーで召喚されるとはな」

金髪の少女の名前はリエール。
今回の聖杯戦争で聖杯が聖杯戦争を管理するために保険として召喚したルーラーである。

「私は聖杯には興味ないが……ルーラーとしての役割は果たすとしよう」

ちなみに彼女はこの世界に召喚されてからは
食べ歩きとかをしていた……。


【サーヴァント】

【クラス】
ルーラー

【真名】
リエール

【出典】
邪神ちゃんドロップキック

【性別】
女性

【ステータス】
筋力C 耐久C 敏捷C 魔力A 幸運B 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】

対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現在の魔術では彼女は傷つけられない。

真名看破:A
ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。

神明裁決:A
ルーラーとしての最高特権。
聖杯戦争に参加した全てのサーヴァントに二回令呪を行使することができる。
他のサーヴァント用の令呪を転用するのは不可。

【保有スキル】
直感:A
戦闘時に常に自身にとって最適な展開を感じ取る能力。

【宝具】
『神の裁き』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大補足:500人
彼女の全力の力からを放ち、全ての敵を殲滅する。

【人物背景】
『邪神ちゃんドロップキック』の登場人物。

幼い少女の姿をしているが、天使たちから『主』と呼ばれる神である。

強大な力を持ってはいるが、子供っぽい一面もある。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。ルーラーの役割を果たす。

【方針】
無関係な人間や魂食いをするサーヴァントがいたら全力で止める。

【把握素体】
原作漫画及び、アニメ2期&3期『本格的に登場するのは3期から』

155 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:37:06 ID:jZxxxWR20
投下終了です。続けて投下します。

156長瀬琴乃&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:38:06 ID:jZxxxWR20
「本当に私の願いは叶うの?」

「君の願いはなに?」

とある学園の屋上で少女と少年が話をしていた。
長い黒髪の少女の名前は長瀬琴乃。今回の聖杯戦争の参加者である。

もうひとりの少年の名前は常磐ソウゴ。
今回の聖杯戦争で琴乃が召喚したライダーのサーヴァントである。

「私は……お姉ちゃんが事故で亡くなる過去をなかったことにしたい!」

自分の願いをソウゴに伝える琴乃。

「過去を変えるのは難しいと思う」

「でも、聖杯はどんな願いも叶えられるんでしょう!」

「聖杯でも過去を変えられるかは分からない。 それに、過去は変えられないと思う。 例え望んではない結果だとしても……受け入れるしかないんだ。 でも、未来は変えられる!」

「未来……?」

過去を変えたい琴乃と過去を変える難しいさを誰よりも知ってるソウゴ。この二人の聖杯戦争はどうなるのか……?


【マスター】
長瀬琴乃

【出典】
アイドリープライド

【性別】
女性

【能力・技能】
なし

【人物背景】
『アイドリープライド』の主人公のひとり。

クールで真面目な性格。『長瀬麻奈』という仲の良い姉がいたが、麻奈がアイドルになってから、自分に構ってくれなくなった姉に対して屈折した思いを抱くようなる。そして、姉の麻奈に対して暴言を吐いてしまい、その翌日に麻奈が交通事故で死亡してしまう。
彼女の願いはその交通事故をなかったことにするこである。

参戦時期は『川咲さくら』たちと出会う少し前である。

【マスターとしての願い】
お姉ちゃんが交通事故で死亡したことをなかったことにする。それが無理ならもう一度だけお姉ちゃんに会いたい。

【方針】
なるべく犠牲を出さない方法をとる。

【ロール】
学生

【把握素体】
アニメ及び、ゲーム。

157長瀬琴乃&ライダー◇L4nNqWs2T6 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:38:27 ID:jZxxxWR20
【サーヴァント】

【クラス】
ライダー

【真名】
常磐ソウゴ

【出典】
仮面ライダージオウ

【性別】
男性

【ステータス】
腕力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具A

【属性】
中立・善

【クラス別能力】
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以下に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。

対魔力:B
魔術発動における詩唱が三節以下のものを無効化する

【保有スキル】
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。

カリスマ:B
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において自軍の能力を向上させる。

【宝具】
『グランドジオウ』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1〜50 最大補足:500人
歴代平成仮面ライダーを最強フォームで召喚し、一斉に必殺技を放つ。

【人物背景】
『仮面ライダージオウ』の主人公。
仮面ライダージオウの変身者でもある。

王様になることを夢に見ていた少年。
仮面ライダージオウに変身したことにより
戦いに巻き込まれていくが、戦いを通し成長し、大切な仲間たちとも硬い絆で繋がっていく。最後の戦いでは『アナザーディケイド』を倒し、未来の自分にも向き合ってる。

【サーヴァントとしての願い】
特になし。マスターを最後まで守る。

【方針】
マスターに任せる

【把握素体】
テレビドラマ『仮面ライダージオウ&劇場版』

158 ◆Mti19lYchg:2022/08/27(土) 10:38:54 ID:jZxxxWR20
以上、投下終了です。

159 ◆Mti19lYchg:2022/08/29(月) 18:17:13 ID:4VgfixYM0
支援掲示板に投下された作品を代理投下します。

160 ◆Mti19lYchg:2022/08/29(月) 18:18:39 ID:4VgfixYM0
人種に問わず、多くの顧客で賑わっている真昼のフードコートで二人の男性が食事して居た。
白いスーツで藤色の長髪に虹色のメッシュを入れており、その部分を編んで金のリングで留めている長身かつ眉目秀麗な若い男、万灯雪侍ともう片方はどこか幼げな印象のある青年戦闘員Dが食事して居た。
戦闘員Dは何か思いだして

「なぁ、聞いて良いか?」

食事を止めて万灯雪侍に質問した

「答える範囲では」

万灯雪侍も食事を止めた。

「そんじゃあ、この世界?に来る前に黒い靄みたいな奴を俺が倒したじゃん」

「そうだね」

「そん時あんたがなって居た奴は何だ?
 まるで怪人だったぞ」

「そうは言わない
怪人ではなく…」

万灯雪侍は懐から空に瞬くオーロラでAと書かれたメモリ、オーロラメモリを出して

「ドーパントさ」

「どーぱんと?
 そんな小さい箱みたいなやつが?」

「そうは言わない」

「じゃあ何て言うんだ?」

「ガイアメモリのさ」

「がいあめもり……
 アアァァ!!どーぱんと、とがいあめもり聞いた事がないし
 この街は分からないことだらけだ」

戦闘員Dは頭を掻いた。

「ああ、その通りだ
 何せこの世界は私の世界と君の世界ではお目にかからない物ばかりだから」

「にしてもあんたの世界の人間はそんなものを使って……その……どーぱんとになりたいとか随分ぶっ飛んでいるな」

「しょうがない。
 何せ此れは完璧で何年経ってもこれ以上の発明品を人類は生み出せていないのさ」

「完璧ね……
 その……がいあめもりて言う物は他にも有るのか?」

「勿論とも」

万灯雪侍はオーロラメモリーを仕舞って他のメモリーを出した
書かれているイラストは溶岩が吹き出る火山でM、ティラノサウルスの横顔でt、身体を丸めたゴキブリでC、尖った爪を持つ左腕でV、トリケラトプスの横顔でTと等々色々有った

「随分あるな」

「ガイアメモリと言えど数は無数に有るんだ」

「ふう〜ん、其れで此れをばら撒くのか?」

「勿論私達が有利に動く為に」

「そうかい」

戦闘員Dは食事を再開して万灯雪侍も食事を再開した。


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