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仮投下スレ

1176 ◆L62I.UGyuw:2011/11/10(木) 19:31:22 ID:5OgotkG.0
呼吸が酷く苦しい。
胸に食らった一撃のせいで、上半身全体がろくに言うことを聞かない。
垂れ下がった両腕に至っては、鉛の塊にでもなってしまったかのようだ。
抵抗のしようもなかった。

「ははは、捕まえた」

まだ若い、少年と思しき声。
吊られたまま上に眼を向けると、おぼろげに人影が見えた。割と小柄だ。
だが少年は、片腕の力だけで軽々とひよのの身体を持ち上げ、宙吊りにしている。
俄かには信じられない怪力だ。

女が悠々と歩み寄ってくる、そんな気配がする。

「じゃあ、任せるよ」

大きく育った大根を手渡すような感じで、少年は女にひよのの身を預けた。
人間扱いされている気はしない。

「私を――どうするおつもりで?」

女は怖気の走る声で哂った。
そしていきなり、股間に鋭い熱が生まれた。反射的に腰を引こうとするが、脚をがっちりと押さえられていて動かせない。
熱は下腹部から臍に向かってじわりじわりと移動していく。

「さあ、どうしようかしらん♪」

女の眼が闇の中に爛々と輝いている。
くるくると動く猫のような瞳が、酷く邪に感じられた。


***************


水面に顔を出した銀時は、代わり映えのしない景色にうんざりした表情を浮かべた。

「オーイ。さ〜えちゃ〜〜ん、い〜まりさ〜〜〜ん。ど〜こで〜すか〜〜」


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