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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第113話☆

1名無しさん@魔法少女:2012/02/19(日) 18:59:06 ID:zg55/4wg
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所です。


『ローカル ルール』
1.他所のサイトの話題は控えましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

前スレ

494野狗 ◆NOC.S1z/i2:2012/04/21(土) 00:10:00 ID:/hyVtx6w

「ワン」

 ワン、じゃわからないのですよ。

「ワン」

 もしかして、ワン、しか言えないですか?

「ワン」

 ……リインのこと舐めてますか?

「別に」

 !!!

「ワン」

 ……気のせいですか? 今、犬さんが喋ったような……

「ワンワン」

 気のせいみたいですね。

 どうしたらいいんでしょうか。
 リインは帰り道がわかりません。
 近場のパトロールのつもりだったから、装備も何もないです。
 無線機どころか、お財布もないのです。

 念話……は、まだリインには難しいです。はやてちゃんがいないと、遠くとはお話できません。
 こうなったら、周りを飛び回って、管理局の施設を探すです。

495野狗 ◆NOC.S1z/i2:2012/04/21(土) 00:10:43 ID:/hyVtx6w

 ……どう見ても山の中です。
 野良犬さん、頑張りすぎです。
 困ったのです。これではリインはお家に帰れません。
 はやてちゃんとも、ヴィータちゃんとも、シャマルも、シグナムも、ザフィーラも、みんなお別れです。
 ……う……うう……
 悲しいです。
 でも、泣いちゃ駄目なのです。
 リインは、リインフォース・ツヴァイなのです。だから、初代リインフォースに恥ずかしくないようにしなくちゃ駄目なのです。
 だから、こんなことで泣いていては駄目なのです。
 ……うう……うう……
 駄目です、泣いちゃ駄目です。

「ワン」

 犬さん、慰めてくれるですか? 
 大丈夫ですよ、リインは平気です。
 犬さんも一緒に帰るですよ?

 平気です。平気ですよ。
 ……うう……うう……



 泣いているリインが、散歩中のチンクに発見されて麓の管理局支部に連れて行かれるまで、あと、三十分。

496野狗 ◆NOC.S1z/i2:2012/04/21(土) 00:11:37 ID:/hyVtx6w
 以上、お粗末様でした

497名無しさん@魔法少女:2012/04/21(土) 01:39:32 ID:3kZdLRBM
GJ!
�❹呂ǂ△いい覆�w

498名無しさん@魔法少女:2012/04/21(土) 01:41:29 ID:3kZdLRBM
>>497
なんか文字化けしてるー!?

しかしリインはかわいいなぁw

499名無しさん@魔法少女:2012/04/21(土) 01:52:03 ID:pF6SIh1A
リインツヴァイ  (*´Д`)ハァハァ


かわいかったおGJ……

500名無しさん@魔法少女:2012/04/21(土) 06:21:06 ID:Qn1qzOv.
ワンさん喋れるやんけw
凄くなごんだGJ

501名無しさん@魔法少女:2012/04/21(土) 08:54:28 ID:4sEgSG3A
gjgj
6課の建物見るたびに「ここは地の果て…」と頭につけたくなる

502ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2012/04/22(日) 01:05:50 ID:ezoMsDrE
ツヴァイペロペロ、くんかくんかすーはーすーはー!


ハッ! いかん、そうじゃなかった。
うん、投下行きます。

レジアスのハイパーカオスイカレチンポSS、『おちんぽ中将レジアス』、連載、エロ、すごくイカれてます。

503おちんぽ伝説レジアス:2012/04/22(日) 01:06:49 ID:ezoMsDrE
おちんぽ伝説レジアス 3


 抜けるような澄み切った蒼穹の空、白い雲は陽光を浴びて輝き、朗らかな晴天を飾る。
 だがそんな景観を、蹂躙する一幕があった。
 戦闘である。
 小競り合いなどという範疇ではない、大規模な空戦であった。
 遥か天上に座す巨艦とそこから繰り出される小型戦闘機様の機械兵器、ガジェット。
 地上よりそれらを迎え撃つのは、人なる魔導師の軍勢。
 後の世にJS事件と書される一戦である。
 皆一様に同じ、管理局制定のバリアジャケットに身を包む魔導師たちの中、一人異なる装束の乙女がいた。
 三対六枚の黒翼を翻し、剣十字のデバイスを振るう美少女。
 機動六課部隊長、八神はやてである。
 果たして、Sランク魔導師の戦闘力は彼我の戦力比を覆しうるのだろうか。
 だがその疑問への回答よりもなお、凄まじいものが天空に舞い踊る。

「ん? なんや、あれ」

 関西圏のイントネーションを含むはやての語尾に、疑問符が混じる。
 何か、きらきらと光るものが視界に映った。
 魔法を放つ手を止め、彼女は目をそちらに向け、そして絶句した。
 危険な戦いの場にあってなおはやての精神を空白にした光景とは、実に怪奇というか、実に変態的であった。

「んほおおおおおおお!!! らめらめえええええ!!! そんなにとんだりゃしぎゅうにまたはいっぢゃううううう!!! しきゅうがおちんぽのかたちになりゅううううううう!!! へぐおおあああぎあいうおおおおお!!!! ジャンプすりゅたびにザーメンでぱんぱんのおなかがおちんぽたいほうででぐりゃれていぎゅううううううううう!!!!!」

 アヘ顔でアヘ声を発した雌の嬌声。
 ザーメンをぶちこまれ過ぎて妊娠初期のように腹が膨らみ始めた全裸の美女を、後ろから駅弁スタイルで犯しながら、空中を華麗に飛ぶ男の姿。
 彼もまた全裸であった。
 髭、胸毛、腕毛、脛毛、それどころか背中まで毛のびっしり生えた、筋肉と脂肪の積層装甲が如き威容。
 誰あろう、レジアス・ゲイズ中将その人であった。
 ただ、レジアスが美女を犯しながらこんな空中にいるという事の因果関係が脳内で結び付けられず、はやては茫然自失の呈を晒して口をあけていた。
 何故、魔導師でもない彼が空中を疾駆しているのか。
 ぼんやりとした脳髄が自然と疑問を描く。
 回答は速やかに訪れた。

「フンッ!」

 掛け声と共に、レジアスが空中で身を捻る。
 彼が跳ぶ先にあったのは、局員と戦闘を繰り広げているガジェットであった。
 軽く放物線を描くレジアスとガジェットの進行方向は一致し、即座に接触の時を迎えた。
 その瞬間、レジアスの脚、もちろん素足であるが、は眼前の装甲を踏み抜いた。
 ガジェットは戦闘機械である、もちろん小口径ならば銃弾でもびくともしない。
 その装甲を、まるで紙細工かのようにレジアスは粉砕、ばらばらに破壊して、飛散する部品を足場にさらに跳ぶ。
 そしてまた跳んだ先にあるガジェットを踏み台に、どんどん高みへと向かうのだ。
 連続で行ううちに、彼の軌道はいつしか天上のゆりかごに迫りつつあった。
 人間として極めて常識人であるはやての思考能力は、目の前の光景を現実として受け入れるのに随分掛かった。
 
「なんや……あれ」

 やっとその言葉が搾り出されたのは、レジアスの巨躯がゆりかご内部に侵入した時だった。


 
 冷たく硬質な廊下に、一人の少女が孤影を刻む。

504おちんぽ伝説レジアス:2012/04/22(日) 01:07:23 ID:ezoMsDrE
 肉付きの良いプロポーション露にする戦闘用ボディスーツ、首の後ろで長い栗毛を細く縛った、巨大な狙撃砲を手にした。
 ナンバーズ十番、ディエチである。
 拝領した任務は言うまでもなく、ゆりかご内部における防衛なのだが。

「ん……?」

 長距離狙撃の為に遥か遠距離まで見通せるディエチの目が、前方から近づく一つの人影を認めた。
 徐々にはっきりとしていく輪郭、肌色、毛。
 …………毛?
 少女の精神がそれを需要するまでに要した時間は長かった。
 無理もない、彼女のそれまでの短い人生の中で、そんな威容を見たのは初めての事だった。
 乳房や結合部を見せ付けるように脚を開いて貫かれる美女。
 そんな女を抱えた、毛深い男。
 指も腕も足も顔も太い骨格、筋肉と脂肪、縮れた体毛に覆われた肌。
 見るもおぞましい中年男とそれに犯される女の図であった。

「あべぎゅぼあああげあへおおおおおああああああ!!! でてりゅうう!! まらしきゅうにおちんぽミルクどばどばでてりゅうううう!!! これぜったいにんしんしちゃってりゅううううう!!! レジアスさまのあがぢゃんできちゃううううううううううううう!!!!!」

 くすんだ金髪を振り乱し、アヘ顔を晒して絶頂する美女。
 その容姿はディエチの記憶の隅にある人物と瓜二つであり、快楽で理性を完膚なきまでに破壊された様はあまりに遠かった。

「あの人は……ドゥーエ、姉?」

 直接会った事はないが、顔だけはデータで照合した事の在る、長期の潜伏任務に赴いていた姉ドゥーエ。
 それがむくつけき全裸男に陵辱されているという事実を飲み込めるまでに要した時間は、一体どれほどであったか。

「む、こいつは戦闘機人か? おい、答えんかこの腐れ雌豚が!」

「ひぎゅうう!!! そう、そうれしゅううう!! ナンバーズじゅうばんのぉ、ディエチれしゅううう!! わらしの妹、はぎゅあああああ!! 妹のまえでイっきゅううううう!!!!」

 一際強く挿入されて、ドゥーエが白目を剥いて絶頂する。
 びくびくと痙攣して大量に潮を吹く彼女を、男――レジアスは用済みの雑巾でも捨てるように、壁の端まで放った。
 大量の汁に塗れた裸体が、びちゃぁ、壁にぶつかり床の上に転がって、遂に露になるレジアスのアインヘリアル。
 愛液と精液でたっぷりと濡れた黒く太く硬く大きく禍々しい威容に、ディエチが、ひぃ、と声を漏らす。
 女所帯に育った彼女に、男の性器を見る機会などもちろんない。
 産まれて初めて見る雄雄しい魔羅の様は、恐怖心を喚起するのに十分すぎた。
 そんなディエチの心情など汲むそぶりすら見せず、レジアスは悠然と歩み寄る。

「さて、どうせ道を空ける気はなかろう。来るがいい、相手をしてくれる」

「え、あ……あなた、戦う気なんですか? 素手で?」

「何か問題でもあるか?」

「……」

 ぶるん、と規格外過ぎる超巨大ペニスを揺すって首を傾げるレジアスに、ディエチが絶句する。
 ありえない。
 ディエチの狙撃砲はSランククラスの魔導師の放つ砲撃に比肩、あるいは凌駕し得る威力を持つ。
 よしんばそれを知らずとも、生身で戦闘機人に挑む愚を知らぬ身ではあるまいに。
 だがもはや、姉妹を陵辱されたディエチに遠慮の気遣いはなかった。
 砲口の狙いをレジアスに定めて、少女は目を眇める。
 彼女の砲撃はある程度口径範囲を絞れる、威力を一点に集中すれば、廊下の脇にいるドゥーエを傷つけはすまい。
 その代わり、全ての威力を一点に集中させた砲撃を受けたレジアスは、地上から冗談抜きで抹消されるだろうが。

「それじゃあ、遠慮は……しません!」

 言葉と共に極光が弾けた。
 口径八十センチまで絞られた超砲撃が、レジアス目掛けて眩い光の奔流となって迸る。
 受ければ地上のどんな生物とて灰すら残らず消滅を約束した、それほどのエネルギーの光条。

505おちんぽ伝説レジアス:2012/04/22(日) 01:07:56 ID:ezoMsDrE
 レジアスに衝突した光の渦が生み出す衝撃が、周囲に凄まじい熱波を形成した。

「……?」

 理性的な判断で自分の勝利を確信しつつも、何か違和感を覚える。
 何だろう、この感覚は。
 脳裏に過ぎる疑問符の回答、それは数秒後に訪れた。

(エネルギーが、散りすぎてる……?)

 たかが生身の人間一人、高出力のエネルギー砲を受け止めるには脆弱すぎる対象物である。
 普通ならばこれほど拡散する事なく、一瞬で蒸発しそうなものを。
 ディエチはよく観察しようと注視し、そして気付いた。
 これだけ砲撃を続けていながら、まだ――レジアスの影が消えていない。

「な、一体……え? ……えええええッ!?」

 砲撃の轟音に溶ける、驚愕に彩られたディエチの声。
 少女は見た、その光景を、尋常ならざる様を、レジアスの力を――魔羅を。
 
「ふん、この程度でわしを斃せるなどと思うとは、甘すぎるわ」

 何かが凄まじい速度で、レジアスの腰の位置で回転していた。
 チンポであった。
 風力発電機のプロップのように、彼の超剛直が旋風を生み出して回転している。
 残像を残すほどの速度で回るペニスは襲い来るエネルギー砲を、さしずめ空手道に在る防御術、廻し受けの如くに受け流しているのだ。
 正に回転男根防御壁(オチンコプターシールド)!!
 如何なる攻撃をも防ぐ魔羅の業なり。
 もちろんの事、レジアスは防ぐだけで終わるようなマネはしない。
 
「はぁ!」

 掛け声を一つ腹から搾り出し、駆けた。
 巨大ペニスの回転防御はそのままに、太い脚が獲物を狩る獅子さながらに巨躯が躍る。
 その俊足、百メートルを一秒で切るまでの韋駄天。
 両者の距離は一瞬にして縮まり、レジアスの反撃が唸る。
 回転動作から流れるように動いた亀頭が、下段よりディエチの砲を打つ……否、“斬る”。
 射精のタイミングはおろか剛柔自在の魔羅は、硬度を日本刀を凌駕するレベルまで高め、強化金属製の砲身をチーズのように引き裂いた。
 衝撃に吹き飛び、鮮やかな断面を見せ付けて破壊されるディエチの固有武装。
 宙を舞い、地に落ちた時、それはもうただのガラクタだった。
 
「あ……ああ……嘘、こんな……」

 自分の持つ唯一にして最大の攻撃をいとも容易く破られて、ディエチが呆然と呟く。
 目の前には毛深いむつけき男、そして……大チンポ。

「さぁて、ではこやつにはどんなオシオキをしてやろうかのう」

 にたりと笑うレジアスの顔が、邪悪にも歪んだ。



「い、いやぁ……やだ、やめ……てぇ」

 かすれた、甘い上ずった声が、熱い吐息と共に漏れる。

506おちんぽ伝説レジアス:2012/04/22(日) 01:08:39 ID:ezoMsDrE
 先の姉妹たちと同じように、太く逞しいレジアスの五指で戦闘スーツを引き千切られたディエチの白い柔肌の上に、おぞましいほど巨大な男根が滑っている。
 たっぷりとザーメンで濡れた男根で、中将は乙女の身体を存分に味わっていた。

「くく、なかなかどうして、年の割りに良い肉付きをしているな」

 言いながら、ディエチの程よく発育した胸や尻にごりごりと魔羅を押し付け、滴る精液の臭いで少女の理性を破壊しに掛かるレジアス。
 敵を倒すならばただ一発の打撃で用を成すのだが、しかし、ディエチはそうやって流すには――いささかそそり過ぎた。
 如何にも嗜虐心に火を点けるような、貞淑然とした少女の怯え顔を素通りできるほどレジアスも聖人ではない。
 むしろ性人であった。
 とりあえず一発しない事には収まるものが収まらない。
 まずは味見とばかりに、若く初々しい乙女の肌を亀頭で丹念に味わう。
 
「ひぅ! や、やぁ……やめ、て……いや……いやぁ」

 乳首にこりこりと亀頭を押し付けてやると、びくんッ、と全身が跳ねて、弱弱しい泣訴が零れる。
 今まで幾人もの女を喰らってきたレジアスには、それで少女が絶頂したのだという事が分かった。
 彼の強力極まる体液を全身に塗り込められているのだから当たり前である。
 が、驚いた事にディエチの理性はまだかろうじて残っていた。
 これは実に凄まじい事だ。
 先に犯したドゥーエもトーレも、レジアス汁の威力の前には早々にただの雌になってしまったというのに。
 ますますヤる気が滾るというものだ。
 張りのある胸に押し付けた後、次は本命とばかりに、超巨根の先端は引き締まったウエストをなぞり、へそをくすぐり、股ぐらへと至る。
 慎ましい繁みの奥へ進むと、そこはすでにぐっしょりと濡れていた。

「おうおう、すっかり濡れおって。しおらしく嫌がっても身体は正直だな」

「やぁ……ちがう、ちがいます! 私、そんな……ふぁああ!!」

「グハハハ! イきおったな? ほんの少し入れただけで。まったく口上とは裏腹にいやらしい雌よのう!」

 言葉で攻めつつ、レジアスは僅かに亀頭を膣口に挿入する。
 柔らかく温かい粘膜と、その先にある微かな抵抗感が心地良い。
 やはり、というべきか、ディエチは乙女だった。
 そのくせ身体は中将汁に従順であり、その少しの接触でまた絶頂した。
 白い肌は淡く紅潮し、目はとろんと潤んで、すっかり快楽に飲まれつつある。
 だがしかし、

「や、やぁ……やめ、て……おねがい、だから……」

 驚く事に粘膜を接触されてもまだディエチの理性は、ほんの一片であるが、残っていた。
 涙と涎でぐしゃぐしゃになった顔で蕩けながらも懇願されては…………許してやりたくても出来ないではないか。
 髭を蓄えたレジアスの顔に浮かぶ笑みはもはや獣さながら、というより、獣そのものになっていた。
 やはり獲物の喰い応えというのはこうでなくては。
 
「よしよし、ではそろそろ大人になってみようか」

 少女のくびれた柳腰を毛だらけの指がしっかりと掴む。
 万力さながらの握力を持つこの手に捕縛されては、もう逃げる事などできない。
 触れ合った膣口は実に狭い、とてもレジアスの魔羅を受け入れるサイズがあるとは思えなかった。
 だが、この野獣将はそのような事に頓着しなかった。

「ひいいぃうああああああああああ!!!!」

 絹を裂くような乙女の悲鳴が迸る。
 無理矢理に巨大過ぎる逸物をねじ込まれて、愛液とカウパー液交じりの体液の中に、赤い色が溶けた。
 だがレジアスの鋭い嗅覚は、苦痛に歪むその表情の奥に、確かに快楽に打ちひしがれる甘い余韻を見逃さなかった。

507おちんぽ伝説レジアス:2012/04/22(日) 01:09:35 ID:ezoMsDrE
 ぎゅう、と規格外の魔羅を締め付ける処女の膣壁。
 決して初めてというだけでなく、狭いというだけでなく……絶頂した女特有の痙攣だ。
 
「処女喪失でイくとはなんという女だ。これでは獣と変わらんな、いやらしい雌犬め! ほら! 雌犬らしく腰を振らんか!」

「ふぁああああ! やぁ、だめ! だ、めええぇ! いま、そんな動いたら……また、イっちゃううう!!」

 力を込めてレジアスが腰を突き出すと、子宮口に亀頭が叩きつけられて、白濁液がぶち撒けられて、あっという間にディエチの快楽を跳ね上げた。
 達したばかりの身体は敏感で、過剰なほどの快楽はもはや拷問と同義だった。
 もう一度絶頂の波が少女の脳髄を沸騰させるのに、十秒とて掛からない。
 ディエチは必死に唇を噛み締めて、押し寄せる甘い雷撃の渦に耐える。
 だめだ。
 このまま快感に押し流されたら、だめになる、堕ちる。
 性の事など何もしらないディエチだったが、それは本能で分かった。
 猛毒さながらのレジアスの精液を身体の一番奥に塗りたくられて、決壊寸前の精神。
 それを少女は必死に繋ぎ止めようと足掻く。

(くく……面白い)

 この期に及んでまだ理性を残しているとは。
 こうも貞淑な女はそうそういない、何百、何千と女を手篭めにしてきたレジアスをして感嘆するものだった。
 ならば――――堕とさなければ男がすたる。
 
「よしよし、ではお前の貞淑ぶりにめんじてご褒美をくれてやろう、受け取れい!!」

 グッと腰を引いたかと思えば、レジアスは力を込めて突き上げた。
 もちろん手加減はしている、彼が本気で動いたら戦闘機人といえども肉体は容易く千切れてしまう。
 しかし子宮口を一息でぶち抜いてしまう力と、それに伴って生み出される快楽は、ディエチの精神にひびを入れるには十分すぎた。
 それだけではない、さらに身体の一番奥で、何か熱い液体が爆ぜた。

「ぃぃいいいああああああああ!!!! だめ! だめ、だめぇ! そんなに、だしたら……イく! イきすぎちゃう! イきしゅぎてあらまおかしくなりゅかりゃああああああ!!!!」

 どびゅるるるるる、どびゅっびゅっびゅ、びゅくびゅく、びゅるるるるる。

「だ、めぇ……だめ、だめ……だ、めぇ……」

 びゅくるるるるるる、どっびゅるるる、どびゅどびゅどびゅどびゅびゅぶるるるるる。

「あぁ……あ、ああ……あぁぁ……ぁぁ」

 びゅぶばばばばば、びゅくばばばばば、どばびゅぶ、びゅっぷばぶびゅ、ばびゅぶばばば。

「ぁぁ……ぁ、あ……」

 それは形容し難いほどの射精だった。
 果たしてレジアスに玉袋のどこにこんな大量のザーメンが詰まっていたのか。
 あまりに射精されすぎて、ディエチの下腹がぽっこりと膨れ、レジアスを中心に廊下には白濁液の泉が出来てしまう。
 鼻が曲がるような青臭い精液の臭い、どんな女をも雌に堕とすフェロモンが濃密に満ちる。
 こうなってしまっては、ディエチの理性もおしまいだ。

508おちんぽ伝説レジアス:2012/04/22(日) 01:10:09 ID:ezoMsDrE
 淀んだ瞳から正気の光が消えうせて、堕ちる。
 ずじゅるんッ、と魔羅を引き抜き、まだ続く射精の残滓を胸や顔に掛けるレジアス。
 飛び散る精液の雫に、虚ろな瞳の少女が微かな甘い吐息を漏らす様に、征服の欲望が満たされてなんとも心地良い。
 
「さぁて、小用を済ませたところで先へ進むかな。ん?」

 立ち上がって進もうとしたレジアスの、手がぎゅっとつかまれる。
 視線を下げると、とろんと虚ろな瞳を潤ませたディエチが、甘えた声で彼を引き止める。

「も、もっとぉ……してください……せーし、ちょうだぁい、おかしてぇ」

 最初は涙を流して嫌がっていたとは思えないほど、艶を帯びた、色香たっぷりの甘い声でディエチがねだる。
 堕とすつもりが、どうやら堕とし過ぎたらしい。
 
「むう、困ったな。あまり遊んでいる時間もないんだが」

 そう言うレジアスだがここで少女と戯れようとしたのはお前ではないか、と誰か見ている者がいたら突っ込んでいただろう。
 そんな時であった。

「うわ、なにここイカ臭い……って、レジアス中将? うわ! チンポでか!!」

 声に振り向くと、そこにいたのは白いバリアジャケットに杖型デバイスを手にした女性であった。
 
「む、君は局員かね」

「え、あ、その……はい、でもなんで全裸のあなたがここに……」

「いいんだ、それは気にせんでいい」

「はぁ……」

「そういえば君、わしのザーメンを嗅いでもなんともないのかね」

「ん? 特になにもありませんが」

「君、名前は」

「高町なのはです」

「高町!? まさかあの管理外世界での、アレが……いや、なんでもない、うん」

「……?」

 首を傾げるなのはをよそに、レジアスは彼女へ向けて縋り付くディエチを投げる。

「ではその娘を頼む」

「え!? いや、いきなりなにを……」

「あぁぁ、この人もいいにおいだぁ……ねえ、してぇ……いっぱい、エッチぃ……」

「うひゃぁ!? ちょ、いきなり首筋舐めないで! っていうか押し倒さないでぇええええ! だめ、ひゃ、うわああああ!!」

 後ろで聞こえる声を尻目に、レジアスはゆりかご内部の探索に戻る。
 もちろん、先ほど廊下の隅に投げたドゥーエを回収し、再びチンポにセッティングして生きたオナホカーナビにするのを忘れなかった。


続く

509おちんぽ伝説レジアス:2012/04/22(日) 01:11:05 ID:ezoMsDrE
おまけ


「なあ」

「ああ」

「あれなんだろうな……」

「いや、俺にもわからん……」

 首都防衛に出動した陸士隊員はそう言葉を交わした。
 それは彼らにも理解できない様だった。
 
「PIIIIII! PIIGIGIGIPIPIPIIIIII!!」

「PIGYUAAAA!!! PIGIIIII!!!!!」

 甲高い電子音声を迸らせてうねうねと絡まる細いケーブルの群。
 点滅するモノアイ。
 のしかかる鋼鉄のボディ。
 それは俗に言うガジェットというスカリエッティ製の戦闘機械である、のだが。
 幾つものガジェットが武器の触手ケーブルを延ばし、互いに絡ませあって奇妙な音を出している。
 一体これは何か。
 故障なのか、バグなのか。
 果たして誰が知ろう。

 ―――――レジアス汁でAIがイカれて発情しているなどと。
 
 機械でさえこんな風にしてしまう中将のザーメン恐るべし。
 ちなみに余談ではあるがゆりかご内部のヴィータもガジェットに囲まれてとてもオタノシミらしい、つまり性的に。

510ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2012/04/22(日) 01:12:40 ID:ezoMsDrE
投下終了。

ディエチ好きの地金が出てディエチだけアヘエロが足りなかったのは、なんだ……すいません!!


次回のクアットロとかなんだとかはちゃんとトばします。

511名無しさん@魔法少女:2012/04/22(日) 08:02:16 ID:UAfXA7gY
あんたは一体なんなんだwww
回転男根防御壁wの元ネタは○ろうに剣心か?

512名無しさん@魔法少女:2012/04/22(日) 09:48:38 ID:QaTLvAVE
中将を見る目が変質してしまいそうですどういうことだこれwwwwwwww

513名無しさん@魔法少女:2012/04/22(日) 12:21:10 ID:MzW5Az.c
なのはを見る目も変質してしまいそうだよwwwwwww酷すぎるwwwwww

514黒天:2012/04/23(月) 09:24:36 ID:w022koyE
シガー氏、酷すぎるよ。腹を抱えて笑ったよ。俺のカフェオレ返してよ。
それはさておき、私も一本投稿するでござる。

515雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:26:16 ID:w022koyE
タイトル通り、陵辱要素100%です。



古代ベルカに勇名を轟かせた、誇り高き雷帝の末裔ヴィクトーリア・ダールグリュン。
高貴な家柄、見目麗しい美貌、そして次元世界最強の十代女子を決める格闘大会、インターミドルにおいて、優勝候補に挙がるほどの魔法戦技の才能。
天から全てを与えられたとも形容できる彼女を貶めようとする輩は数限りが無い。

そう、どんなに卑劣な手段を使っても。

「・・・はあ、はあはあ・・・くっ、い、行き止まりですの!?」
凛々しい甲冑を纏ったヴィクトーリアを待っていたのは、分厚い石の壁だった。
これ以上、先には進めない。彼女に出来るのは、引き返す事だけ。

だが、それはーーー

「くっ・・・来ましたわね、こんな何処とも知れぬ場所に転移させて、この私を辱めようだなんて・・・何て卑劣な・・!!」
ヴィクトーリアは武器の斧槍を構え、後ろを振り返りながら自らの状況を呪った。
何らかの魔法アイテムによって、この薄暗い古代の迷宮の中に転移させられ、一方的に不利な戦いを強いられている。
この迷宮の各所に雷を吸収する物質がはめ込まれているらしい。

それによって雷帝の通り名を示す、電撃付与分の攻撃力は大幅に削られている。
斧槍の重量による攻撃だけでは、対峙している‘敵’には有効打が得られない。


やがて、その‘敵’――巨大な蛞蝓の様な化物が、ヴィクトーリアの方に近付いてきた。
‘蛞蝓’はヴィクトーリアの存在に気付くと、気色の悪い粘液を撒き散らし、赤黒い身体の表面に無数の触手を生やしながら、彼女の方に向かってきた。
生理的な嫌悪感に気高い美貌を歪めながら、ヴィクトーリアは斧槍を振りかぶった。

「はあっ!! しぃっ!! この、くぅ!!」
何度も何度も斧槍が勢いよく、‘蛞蝓’に叩きつけられる。
だが、‘蛞蝓’の身体は傷を負っても瞬く間に再生してしまう。
徒労感と焦燥感だけが募っていく。
やがて疲労でよろめきかけた彼女の腕に、‘蛞蝓’の触手が絡みつく。
ヴィクトーリアは、触手を腕から引き剥がし、もがいて逃れようと試みる。

だがーー

「・・・ぐっ、あ、あぐっ!!・・・い、痛いですわっ・・・」
鋭い風切り音と共に、二本目の触手が鞭の様にしなり、ヴィクトーリアを襲う。
身体中に走る痛みを無視し、ヴィクトーリアは斧槍を自由な方の手に持ち替え、全力で振り下ろし、否――深々と突き刺した。
斧槍の刃は‘蛞蝓’の身体の中枢近くまで突き刺さり、忌まわしい体液が吹き出た。
見苦しくもがく‘蛞蝓’に止めを刺す為、ヴィクトーリアは全魔力を雷撃に変換し、斧槍の切っ先に送り込み、爆発させた。
体液を蒸発させ、身体の破片を飛び散らせながら、‘蛞蝓’は内部から爆裂した。

「や、やりましたの・・・?」
‘蛞蝓’は数秒間、ビクビクと痙攣した後、赤黒いタールの様な粘液の塊と化し、迷宮の石畳に染み込んでいった。勝ったのだ。

「い、今の内に、ここから逃げ出さなければ・・・」
疲弊した身体に活を入れ、斧槍を杖代わりに歩き出そうとした、その時だった。
ヴィクトーリアの眼前の床に浮かび上がる、転移の魔方陣。
魔方陣の中からズルズルと這い出してくるのは、先程、葬った筈の‘蛞蝓’、いや、前のものよりも数段大きく、触手の数も多かった。
‘蛞蝓’は無数の触手を蛇の様にうねらせ、美しい獲物を包囲する。

516雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:27:31 ID:w022koyE

「は、離れなさ・・・んあぁん、こ、これ以上は許し・・・ひいぃんっ!!」
成す術なく、ヴィクトーリアは弄ばれる。彼女の様子に気をよくしたのか、‘蛞蝓’は更に動きを激しくしてーーー




「んぐっ・・・むぐおぉ、ん、ごふっ・・・」
麗しい唇に触手の先端部が密着してきた。
グチャリとした粘液の感触を感じ、ヴィクトーリアは顔を引き攣らせた。
「く、臭いですわ・・・それに、ドロドロしていて、き、気持ち悪いですわ、は、離れなさ・・・んむっ!? ん、んぐっ・・・うぅ、んむぅ!!」
必死に首を振って擦りつけられた触手の頭から逃れようとする。
だが、‘蛞蝓’はそんなヴィクトーリアを逃がすまいと、触手を伸ばし、頭を無理矢理に押さえつけてきた。動きを封じられた彼女の口腔に、触手が強引に捻りこまれた。
「んぐっ!!・・・ぐ、く、苦しい・・・んん、んじゅる・・・ひぐぅ・・・臭くて苦い味が口の中に広がって・・・ごふ、んぐっ・・・げふっ、ごほぉ・・・」
口腔に粘液の味が広まる。吐き気を催す様な匂いと共に、触手が口腔を占領する。
触手が口腔を弄り、粘膜を擦り、歯の一本一本まで舐め取ってくる。
咥えるには大きすぎる異形の行為に、ヴィクトーリアは息が詰まりそうになる。
「んじゅる・・・ふぐ、こんな・・・んちゅ、んん・・・はぶっ・・・んぶぶっ!!」
目尻に涙まで浮かび、ヴィクトーリアは苦悶に満ちた声をあげる。
そんな反応が愉快なのか、‘蛞蝓’は数十本の触手を、彼女の身体に絡みつかせた。
口だけではなく、淫核や太腿、淫口を激しく攻め立ててくる。
「んぶあぁっ!!・・・ふあぁ、んはぁぁ・・・も、もう許してぇ・・・あ、んあぁぁんっ!!」
触手が淫核を弾き、淫口を撫で上げる度に、ヴィクトーリアの身体が悩ましく揺れた。
喉奥を何度も抉られ、気管を塞がれ、咳き込んでしまう。
意識が飛んで行ってしまいそうな程に苦しい。
だが、その一方で甘い痺れがヴィクトーリアの下腹部にもたらされる。
「んぐっ・・・く、苦しい、はぐっ、い、息が出来ない・・・ごふっ・・・はあぁ・・・」
下腹部の刺激に、甲高い嬌声が漏れるのを止められない。
だが、口腔に触手が突きこまれたままでは、息が出来ない。
苦しさから解放されたい、このままだと酸欠で死んでしまいそうだった。
せめて下半身への攻めだけでも止めなければ。

だからヴィクトーリアはーーー

「くふっ、あ、はぁ、はあ・・・お、お願いですから、下の方を弄り回さないで・・・く、口で気持ちよくしてあげますから・・・言う事を聞いて」
本当に馬鹿げた試みだった。誇り高い雷帝の末裔たる自分が、こんな下賎な異生物に涙ながらに懇願している。言葉が通じるかも解らないのに。
だが、‘蛞蝓’は言葉の意味を理解したのか、触手はゆっくりと下半身から離れていく。
触手の先端が、ヴィクトーリアの眼前に突き出された。
蠢く触手の醜悪な様に戸惑いながらも、ヴィクトーリアは唇を開き、舌を伸ばした。
「んむ・・・ちゅる、ちゅう、や、やっぱり苦いですわ・・・そ、それに、この匂い・・・」
伸ばした舌で何度も丹念に触手の表面を舐める。
分泌する粘液を啜りながら、何度も触手に啄ばむ様に口付けした。
屈辱の余り、気が狂いそうになるが、続けねばならない。
ここで奉仕をやめれば、苛烈な攻めが待っているだろう。
だからヴィクトーリアは必死に舌を動かし、醜悪な異形に奉仕し続ける。

517雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:28:12 ID:w022koyE

「ふちゅ・・・んむ、ちゅぱ、ぐちゅぐちゅ動かないで・・・くちゅ、んむうぅ・・・あ、はあぁ、な、何ですの・・・あ、こ、擦りつけて・・・き、気持ち悪いですわ・・・んぶぅ!!」
吐き気を堪えながら口奉仕を続けていると、唐突に触手が身体に纏わりついてきた。
先程の様に無理矢理な攻めを下半身に加えては来ない。
だが、全身を何処だろうとお構い無しに扱き、擦り上げてくる。
その上で舐められるだけだった触手の先端部が再び、口咥内に侵入してきた。



「あ、むぐうぅぅ・・・舌に触手が絡んで、んぶっ、ひぐっ・・・饐えた匂いが広がって・・・」
気持ち悪い触手を咥え、何度も全身を嬲られながらも、ヴィクトーリアは逆転の機会を窺い、涙を浮かべながら口咥内の触手に積極的に舌を絡ませる。
舌で淫茎を締め上げ、舌先で先端部をツンツンと突付くと、触手は嬉しそうに震えた。
確かな手応えを感じ、ヴィクトーリアは舌の動きを加速させた。
「じゅる・・・ずず、んん・・・れろ、ちゅぱぁ・・・じゅ、ちゅうぅ・・・」
頬をすぼめ、触手を吸い上げた。
その途端、身体に纏わり付いていた触手達までもがうねる速度を上げた。
肌と、触手の表面が擦れあい、ヴィクトーリアの身体が熱を帯び始めた。
そんな感覚を誤魔化す様に、彼女は咥内の触手に意識を集中させ、筋を舐め回す。
「ふ、太くなって・・・に、苦い液体が・・・んじゅじゅ、ちゅるぅ・・・ん、ごふ、ちゅぱ・・・」
先から漏れ出す、凄まじい異臭を放つ、おぞましい液体。
それは吐き出したくなる程に不味かったが、必死になって啜る。
その直後、触手は跳ね上がる様に小刻みに震えーーー

「んぶぶっ!!・・・ごふぅ、んおおぉ、んぶっ・・・ごふ、うげほっ・・・出されていますわ、うぐ・・・・私の口の中に・・・酷い匂いの汁が・・・ごふ、はぐぅ・・・」
大量の白濁の樹液がヴィクトーリアの咥内に吐き出された。
咥内を埋め尽くす程の量。溶岩を流し込まれたみたいに熱く、そして苦い液体。
それは泥粘土とタールの混合液の様で、ベッタリと喉に絡みつき、飲み込めない。
おまけに射精しても、咥内の触手は、一向に出て行く気配が無い。
このままではヴィクトーリアは窒息するだろう。
呼吸をする為、咥内に溜まった白濁を処理しなければならない。
濃厚な白濁を自らの唾液と混ぜ合わせ、喉奥に流し込んでいく。
そうする事でようやく白濁を飲み干す事が出来た。
咥内の淫汁が無くなり、ようやく触手が引き抜かれていく。
「んん・・・はぐ、ごふっ、あぁ・・・うえぇ・・・」
触手が引き抜かれても、ヴィクトーリアは口を閉じられなかった。
僅かに残留する白濁が口咥内で粘った糸を引いた。
荒い息を吐くヴィクトーリアだったが、彼女に休む暇は与えられない。
引き抜かれた触手に代わり、新たな触手が口腔に押し込まれた。

「ま、待って・・・少し休ませ、んん・・・うぐぅ、げぶっ!・・・んぶっ!」
突きこまれた触手は容赦なく、ヴィクトーリアの喉奥を突きたて、抉ってきた。
更に数本の触手が、金色の絹の様な美しい髪に纏わりつく。
クルクルと髪を自らの淫茎に巻きつけ、そのまま触手は髪で扱き始めた。
「んぶっ!?・・・う、んぐうぅ・・・わ、私の髪、そんな事に使わない、んぶ、ごふっ・・・」
髪に纏わりつく触手を振り払おうと、ヴィクトーリアは頭を揺するが、口咥内の触手は射精を始めた。白濁の洪水が咥内を蹂躙する。

518雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:28:50 ID:w022koyE

「うぶっ!!・・・ぶくぶく、ごは、はあ、んん・・・げほっ、はぐ・・・」
射精を終えた触手は、直ぐに咥内から引き抜かれた。
そして咥内に溜まった淫汁を吐き出す間もなく、次の触手が入ってきた。
「く・・・苦しい、こ、こんな・・・んぶ、ごふ、あがぁ、ぃ、いやぁ・・・」
入り込んだ途端の射精だった。もう、咥内に白濁が入りきらず、唇の端からダラダラと溢れ出す。更に触手の攻めはエスカレートしていく。
数本の触手がヴィクトーリアの顔に、その先端を向け、濃厚な白濁を発射した。
「ひぐっ・・・こんな、酷すぎますわ、わ、わたくしの顔がぁ・・・」
白濁がシャワーの様に降り注いで顔に張り付き、視界まで奪われる。
そんな状態で、また触手がヴィクトーリアの口を蹂躙しようと迫ってくる。

「は、入りませんわ、さ、3本なん・・て、む、無理、んぐ・・・おぐおぉぉっ!?」
三本の触手が同時にヴィクトーリアの口を塞ぎ、壊れんばかりの勢いで抉ってくる。
まるで使い捨ての玩具で遊ぶ子供の様に触手は、ヴィクトーリアをいい様に弄ぶ。
だからといって逃げる術は無い。身体を触手に絡め取られたまま、口も犯される。

そして口を、胸を、腰を、太腿を蹂躙する触手が一回りも二周りも太くなり、ビクビクと脈打ち始めた。その様子を見て、これから何が起こるかを悟ったヴィクトーリアは涙を浮かべて、それから逃れようと身を捩った。
「んふごふっ、い、いや・・・お願いですわ、かけないで、これ以上、私を汚さないで・・・んぐっ・・・むぐ、げほ、んちゅ・・・んぐぐっ!!」

必死に懇願しても、聞き届けられる筈も無くーーーー


「い、嫌ぁ・・・で、出ていますわ、私の体中に汚いお汁が降りかかって・・・あ、あぁ・・・」
ヴィクトーリアの身体中に、触手の白濁が降り注ぐ。
白濁液の汚らわしい海に身体が沈み、絶頂に達し、思考が飛んで行く。
触手が引き抜かれた口からは、呑み切れなかった分の白濁汁が流れ落ちた。
グチャグチャに汚されたまま、ヴィクトーリアは身体を震えさせる。
そんな彼女に再び、触手が迫ってくる。

「あ・・・そ、そこは、あ、あぁ・・・も、もう許してぇ・・・」
滑った粘液に塗れた触手がヴィクトーリアの肉付きのいい尻に吸い付いてきた。
そのままこねくり回す様に、尻を揉みしだかれてしまう。
「や、止め・・・ぉ、お尻を広げないで・・・あ、んぐっ、ひあぅ・・・」
触手は左右の尻に巻き付いて揉みしだきながら、太腿にも絡みつき、強制的に大きく開脚させていく。更に触手の先端部の‘口’から舌が伸びて、ヴィクトーリアの尻の谷間を這い進み、不浄の穴を舐り始めた。排泄物の残滓を求めるが如く、舌は皺の一つ一つまで丹念に舐め回し、執拗に穿ってくる。
「・・・は、はあぁ、だ、駄目ですわ・・・や、やめてぇ・・・ひぐっ・・・」
不意に触手は‘口’を窄めて、肛門に強く押し当ててきた。
そして捻る様な動きで、ヴィクトーリアの肛門を押し広げ、内部に侵入し始めた。
「お、お尻に入らないで・・・許して、いや、いやぁ・・・!!」
ヴィクトーリアは尻の筋肉を締めて、触手の侵攻を防ごうとする。
それも無駄な足掻きに終わり、触手は強引に不浄の穴の中に押し割ってきた。
「はひぃ・・・ひぐあぁっ・・・あぁ、こ、こんな・・・」
アブノーマルな刺激がヴィクトーリアの全身を駆け巡り、白い肌を羞恥で色づかせる。
その羞恥心を煽る様に触手が、苛烈な抽送を開始する。

519雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:29:39 ID:w022koyE

「な、中を掻き回して・・・ゴリゴリした物が蠢いて・・・ひ、あふあ、あぁん・・」
痛烈な突き上げが背筋まで響き、ヴィクトーリアは快感と不快感の狭間で、腰を振るって身悶えるしかない。更に触手は先端部の‘口’から舌を出し、ヴィクトーリアの身体の彼方此方をベロベロと嘗め回しはじめた。
「んあぁ・・・く、くすぐったい・・・あぁん・・・駄目ぇ・・・で、でも段々気持ちよく・・・」
肌の上を舌が這い回り、徐々にヴィクトーリアの声が甘く蕩けてくる。
羞恥心すらも快感のスパイスにされ、ヴィクトーリアの肢体が淫らにくねる。
「・・・あ、こ、これ、気持ちいいですわ・・・だ、駄目なのにぃ・・・はあぁん・・・」
いつの間にかヴィクトーリアは、自分から腰を振りたてていた。
快感の大渦に呑まれ、だらしなく涎を垂らし、色っぽい嬌声を紡ぐ。
「あひぃ・・・気持ちいいですわ、もっと、抉って下さい・・・無茶苦茶に犯して・・・」
雷帝の末裔であるという矜持を放り捨て、ヴィクトーリアは浅ましく尻を振る。
ぼやけた意識の中で、絶頂の到来を予感する。
「はぁぁ・・・イ、イク、イってしまいますわ・・・あ、はぁ、はあぁーーーー!!」
快感に塗りつぶされた頭の中で、火花が散り、ヴィクトーリアを絶頂に押し上げた。
彼女が絶頂に達したのと同時に、触手の‘口’が充血した淫核を強く吸い上げ、女体は淫汗を滴らせ、大きく仰け反り、震え戦慄いた。
「あ、あぁ、んあぁん・・・す、凄かったですわ・・・あ、はふぅぅっ!!?」
絶頂の余韻に浸るヴィクトーリアの淫核をすり潰してしまう程の勢いで、触手は苛烈に擦り上げる。瞳を見開いたヴィクトーリアは迷宮を震わすような絶叫を上げていた。
身体中に張り付いた触手は淫核だけでなく、秘部にまで先端を擦りつけてきた。
「も、もう、い、いくら何でも、そ、そこはぁ・・・だ、駄目ですわ・・・ひぃんっ!?」
ヌルヌルとした身の毛がよだつ様な感触。それによって理性がいくらか戻ってきた。
身体の最も恥ずかしい場所に下賎な触手が密着していると思うだけで、快感は彼方に吹き飛び、鳥肌が立つ。だが、全身の自由を奪われたヴィクトーリアは虚しく身体を捩るしか出来ない。中途半端に理性が戻った分、無力感と嫌悪感に苛まれる。
「ふうぅ・・・あ、はあ、んあぁ・・・ふ、んふあぁっ・・・い、いやぁ・・・」
漏れる息に熱いものが混じり始める。
触手は全身をくすぐる様に擦り上げているだけ。
秘裂にも先端部が密着しているだけだ。それなのに全身が熱くなる。
熱病にでも罹ったみたいに身体中が熱に浮かされている。
「あ、あそこからいやらしい音が・・・そ、そんな・・あ、あぁっ・・・」
やがて淫蜜をしとどに溢れさせながら、淫口がパックリと開く。
触手は先端をうねらせながら、秘裂の間から覗く淫肉に容赦なく、その醜悪な肉柱を押し付けてきた。途端にヴィクトーリアの身体を甘い痺れが駆け抜けた。

520雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:30:11 ID:w022koyE

「し、痺れる・・・アソコを突付かれるだけで・・・き、気持ちよく・・・あ、んうぅ・・・」
ヴィクトーリアの肢体はビクビクと震え、麗しい唇からは涎が垂れ落ちている。
先端部が淫肉を突付く度、細い腰が敏感に反応して跳ね上がる。
だが、触手はそれ以上の行為はして来ない。ツンツンと股間を軽く刺激するだけ。
「あ・・・んうぅ、も、もう・・・は、はあぁ・・・身体が疼いてぇ・・・」
女としての芯が燃え上がる程の熱を持つ。
その熱によって理性が麻痺したヴィクトーリアは無意識の内に自分から積極的に股間を触手に押し付け、触手の方は淫壷の中にズボズボと埋没していく。
「あ、あぁ・・・と、止まって、止まって、こ、こんな事駄目ですわ・・・も、戻れなく・・・あ、あぁ・・・わ、私の中に入ってこないでぇ・・・!!」
ヴィクトーリアは首を左右に振って、激しく泣きじゃくり、絶叫していた。
それにお構いなく、触手の侵攻は止まらない。
溢れ出す淫蜜と、触手の粘液が混じりあい、簡単に触手は奥に潜っていく。
下腹部が内部から圧迫され、ヴィクトーリアは陸に打ち上げられた魚の如く、口を開閉させる。そんな彼女の反応を楽しむ様に、触手は奥部に進みーーー

「エ、エドガー、助けてぇ・・・あ、あぐああぁぁ・・・ーーーーーー!!!」
この場所には居ない執事に助けを求めても届くはずは無い。
何かが破れる音が確かにヴィクトーリアの耳に届いた。
今、奪われた。こんな‘蛞蝓’の化物に。
エドガーに捧げたいと思っていた「少女」だった証。
純潔を奪われた。激しく屈辱と怒りが湧き上がる。その一方で心地よさを感じていた。
秘所を犯される事に悦びを覚えていた。尻穴を犯された時よりも遥かに気持ちいぃ。

「あ、あぁっ・・・ぉ、奥をズボズボされて・・・気持ちいぃ、凄く気持ちいぃ・・・駄目なのに・・・恥ずかしいお汁が出ちゃうぅーーー!!」
破瓜の痛みなど、完全に消えうせ、下腹部が更なる快感を求めて疼く。
最奥部が何度も突き上げられ、容赦なく抉られる。
その度にヴィクトーリアの眼前が真っ白になった。
彼女の秘所に何本もの触手が殺到し、我先にと入り込んでいく。
同時に淫核も激しく擦り上げられる。もう何も考えられなくなる程の刺激。

「も、もう・・・イク、イってしまいます・・・わ・・あ、んあぁーーーーーー!!」
絶頂に達したヴィクトーリアの淫壷に、溶岩の様に熱い白濁液が数本の触手から発射された。同時にヴィクトーリアの身体に絡み付いていた触手も射精を始めた。
白濁の下劣な液がヴィクトーリアの身体の内外を穢し、そんな彼女の穴という穴に、触手が突っ込まれる。
「あ、あぁ・・・お尻とあそこに、か、硬い物が押し付けられて・・・じゅる、むぐぅ・・・」
淫蜜に塗れた触手が前後の淫穴をまさぐり、口咥内の触手の匂いがヴィクトーリアを蕩けさせる。茫洋とした快楽の海に溺れ、彼女は反射的に触手を両手で扱いていた。
豊かな胸の谷間にも触手が滑り込み、ズリズリと擦りたててきた。
「ん、気持ちいぃ・・んむじゅる、欲しいですわ・・・臭くて濃いお汁、身体中にかけてぇ、一杯注ぎ込んで欲しいですわ、んん・・・ちゅぱ、れろ・・・」
はしたなくおねだりしながら、ヴィクトーリアは太腿で下半身の触手を挟み込み、何度も腰を振り続ける。秘所も、尻穴も、口も、髪も、胸も、汚らわしい触手で犯されながらヴィクトーリアは快楽の底なし沼にドップリと沈んでいった。

521雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:30:55 ID:w022koyE

それから数時間後、‘蛞蝓’は寿命を迎えて朽ち果て、ヴィクトーリアの周りを獣の欲望に支配された、覆面姿の男達がグルリと取り囲んでいた。
「あ、はあぁっ・・・は、離しなさいっ!! わ、私を誰だと・・・」
「鼻っ柱の強いお嬢様だ、さっきまで俺が造った化物に犯されてよがっていた癖に」
「まあ、チンポを突っ込んでやれば、直ぐにエロエロな声を挙げはじめるだろーがな」
彼らの中でもリーダー格と思われる男が、口元に下卑た笑みを浮かべ、四つん這いになったヴィクトーリアの股間に、背後から極太の肉の楔を打ち込んだ。
「や、やめ・・・お、おやめなさい、こ、こんな、ひぐっ・・・あ、んふああぁぁっ・・・」
激しく抵抗していたヴィクトーリアは身体を硬直させた。
淫穴を、男は肉棒で容赦なく抉り、下腹部が盛り上がらんばかりに突き上げる。
「高飛車で可愛げのない女だと思っていたが、中々、いい声で鳴くじゃないか」
「そうだな、割と可愛らしい所もあるもんですな」
「な、あ、貴方達は・・・」
当惑する令嬢の前で、男達が次々と覆面を脱ぎ捨てる。
その中の数名には見覚えがあった。
「くくっ・・・お久しぶりです、お嬢様」
「あ、貴方はブラム、そ、それに他の者達も・・・」
驚きに引き攣ったヴィクトーリアの顔を愉快そうに眺め、男は一気に腰を突きあげた。
ヴィクトーリアの尻穴から、触手が注ぎ込んだ白濁が溢れ出す。

「くくっ・・・覚えていてくれたとは光栄ですな」
「わ、忘れるものですか・・・我が屋敷の調度品を盗み、先祖伝来の家宝まで貴方達は売り飛ばして、それで首にしたのを逆恨みした挙句・・・は、恥を知りなさい!!」
雷帝の末裔である令嬢は苛烈な憎悪の光を宿した瞳で、元使用人だった男達を睨みつける。その表情に興奮を煽られた男はピストンの勢いを一層強める。
「あ、はぐっ・・・や、やめなさい、はあぁっ・・・ひぐっ・・・」
白濁に穢された状態で犯される元雇い主を取り囲んで、下卑た会話を交し合う。
「おい、ブラム、次は俺にさせてくれよ、俺は前から、この生意気なお嬢様をヒイヒイと言わせてやりたかったんだな」
「俺もだぜ、この生意気な顔をドロドロに汚してやりたかったんだ」
「ぁ、貴方達、んぐっ・・・はあぁっ・・・ひ、1人残らず、雷で黒焦げにしてやりますわ」

「あくまでも虚勢を張るつもりですか。おい、次にこの女が反抗的な態度を取ったら、この顔を切り刻んでやれ」
「よーし、わかったぜ。この気位の高いお嬢様の顔がどんな酷い有様になるか、想像しただけで楽しみだぜぇ」
命令を受けた男はギラギラと血走った眼で、懐から小刀を抜き放つ。
短剣は禍々しい気配を放ち、柄の部分には貌の無い獅子の装飾が施されていた。

「へへっ、コイツは元々、やばかったんですが、この『闇黒王の小刀』を手に入れてからは、いよいよ手がつけられなくなりましてね」
「特に女を切り刻むのが大好きでしてね。この短剣で傷付けられると、治癒魔法でも治せない傷が残りますぜ、二目と見られぬ顔にされたくなかったら、おとなしくした方がいいですぜ」
「・・・う、ぐ、ぐうぅ・・・」
ヴィクトーリアの眼から悔し涙がこぼれ、噛み締められた下唇からは鮮血がポタポタ滴り落ちた。やがてヴィクトーリアの身体から力が抜けていく。

522雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:31:42 ID:w022koyE

「最初から素直にそうしてればいいんですよ・・・おい、お嬢様の身体にたっぷりと濃厚なザーメンをぶっかけてやろうじゃないか」
「なっ!?・・・や、止めなさい、そ、そんなっ!?」
男達は血に飢えた狼の様に、ヴィクトーリアに群がると、その脅えた顔や髪、乳房など全身の至る所に肉棒を擦りつけ始めた。
「んほおぉ・・・お嬢様のこの唇の感触・・・たまらないぜ」
「胸も張りがあって素晴らしい、やっぱりいいものを食べていると発育が違うねえ」
「この綺麗な髪、俺の精液でドロドロに汚してやるからな・・・」
「こ、こんな汚らわしい物を・・・これ以上、汚さないで・・・あ、はあぁっ・・・」
刃を突きつけられ、群がる男達を振り払う気力も無いヴィクトーリアは弱々しい抗議の声を上げるばかりで、そんな彼女の姿に興奮した男達は夢中になって、己の一物を扱き、彼女の体に射精し始めた。
「はぐうぅ・・・あぁ、いや、汚い、やめて、酷いですわ・・・で、でも身体が火照って・・・」
無数の男達の精液が令嬢の身体に降りかかり、触手の精液と混ざり合い、高貴なる肢体を穢しつくす。悶えるヴィクトーリアの顔や胸、果ては艶やかな金髪からも濃厚な白濁の汁が滴り落ち、迷宮の床に溜まって行く。
「あぁ、熱いですわ・・・くうぅ、はふ、あぁん・・・」
身体を流れる熱い精液の感触がヴィクトーリアの身体を火照らせ、理性を快感の火で蕩かせていく。自らの身体の変調にヴィクトーリアは顔を引き攣らせた。
「随分と甘い声を出して・・・そんなに精液をかけられるのがよかったですか?」
「そ、そんなこと・・・ある訳、あぁん、こ、擦りつけないでぇ・・・熱いのがヌルヌルして・・・こんな、だ、駄目ぇ・・・やめてぇ・・・」
甘い嬌声を漏らすヴィクトーリアの身体を、男達の肉棒が這い回り、ベタベタと精液を塗りたくる。火照り始めた身体の疼きを抑えきれず、ヴィクトーリアの腰が本人の意識を無視して勝手にくねり始める。彼女自身、心のどこかで悟っていた。

もう、この快楽の無間地獄から逃げられないと。

「腰を振るだけじゃなくて、俺達のチンポもしゃぶって下さいよ・・・」
「あぁ・・はい、むぐ・・・ちゅる、れろれろ、あん、生臭くて・・・凄く美味しいですわ・・・」
興奮に眼をぎらつかせる男達に責められ、いつしかヴィクトーリアは壊れた様に腰を振り、眼前に差し出された肉棒にむしゃぶりつき、美味しそうにしゃぶり始めた。
「随分と淫乱になっちまって・・・おら、もっと舌を使えや」
「はぶ、んぶ、れろっ・・・美味しいですわ、たくさん飲ませて、ん、んぶううぅーー!!」
男達の熱い精液を口や身体にぶちまけられ、ヴィクトーリアはビクビクと痙攣しながら、絶頂を迎えた。
「さあ、こっちにもくれてやるぞ!!」
絶頂に達した令嬢の淫筒の中で、男の獣欲の樹液が弾ける。
「あ、はあぁ、ま、また中に出されて・・・き、気持ちよすぎて・・・またいってしまいますわ・・・あ、んああぁぁんーーーー!!」
立て続けに絶頂に達したヴィクトーリアは、完全に理性を失った笑みを浮かべ、自ら股を開き、男達の欲情を煽り立てる。

523雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:32:18 ID:w022koyE

「あぁん、凄くエッチな匂いですわ・・・もっと、貴方達のオチンチン、欲しいですわ・・・もう、我慢できないんですの、太くて硬いオチンポで私を苛めてぇっ!!」
「いいぜ、たっぷりとぶちこんでやるぜっ!!」
「淫乱なお嬢様、大好物のチンポをくれてやるぞっ!!」
ヴィクトーリアの前後の穴を塞ぎ、男達は只管欲望の赴くままに、腰を振り続ける。
あられもない嬌声を張りあげ、悶え狂うヴィクトーリアの理性は完全に弾けとび、快楽のみを求める牝に成り下がっていた。
そんな彼女に飽きる事も無く、男達は入れ替わり、ギンギンに勃起した肉棒を突きいれ、卑猥な音を迷宮内に木霊させている。
「あぁん、生臭いおチンポのお汁、もっと私にご馳走してくださいですわぁ・・・たくさん頂戴・・・あむ、じゅるぅ・・・れろぉ、ちゅむ・・・」
口元から涎交じりの精液を吐き出しながら、肉棒をねだるヴィクトーリア。
前後の穴の淫肉を削る肉棒が、腹の中で擦れ合って粘膜を苛めてくる。
触手や男達によって引き出された官能が、甘美な陶酔を生み出し、ヴィクトーリアに被虐的な快感を無尽蔵に送り込んでくる。
「こんなに淫乱になっちまうとはな・・・気高き雷帝の末裔とはいっても、これじゃ、ただの好き者だな、おら、もっと腰を動かせよ!!」
「尻も締め付けるんだよ、お前はもう俺達の精液便所だ、立場を弁えろよ」
「は、はい、んあぁん、私の手の中のオチンチン、凄く熱い・・・んん、あう、はぁん・・・」
男達に口汚く罵られ、それによって快感を得ながらヴィクトーリアは両手に握り締めた肉棒を熱心に扱きたてる。肉棒の先端から立ち昇る異臭が、ヴィクトーリアの牝としての本能を刺激し、実に悩ましい喘ぎが漏れる。
「それにしても、このお嬢様、最高だな、感度はいいし、おっぱいは柔らかいし・・・」
「尻穴の締め付けも凄いぜ、食い千切られそうだ!!」
「いい、いいですわ、私のオマンコとお尻に、濃厚なお汁、吐き出してぇっ!!」

「う、うおおっ・・・し、締まるぞ、く・・・こ、これはっ!!」
「し、尻を激しく動かして・・・な、何て動きだっ!!」
ヴィクトーリアの身体が浮き上がり、床に足が着かない程に激しくピストンされる。
彼女自身も器用に腰を振りまくり、絶頂に向けて上り詰めていく。

「・・・あ、んあぁん、オ、オマンコとお尻にぃ・・・出されてますわ、熱いぃぃ・・・凄く気持ちいですわ、んん・・はふぅ・・・」
「くふぉぉ・・・吸い取られる・・・凄いぞ、これは」
「ぉ、俺もだぁ・・・たまらん」
前後の穴で男達の爛れた欲望を受け止め、自分自身も絶頂を迎えるヴィクトーリア。
握り締めた肉棒を無茶苦茶に扱きたて、更なる陵辱をねだる。
「・・・す、凄い速さで扱いてきやがる・・・だ、駄目だ、出るっ!!」
「ぉ、俺もだ、イ、イク・・・・う、ううっ!!」
「あぁぁん・・・・ぁ、熱い、精液、はあぁん・・・」
手こきをされている男達だけでなく、ヴィクトーリアを取り囲む男達全員が一斉に射精して全身を穢した。素肌を焼く濁った白濁の溶岩の熱さに、ヴィクトーリアは心地良さそうな息を吐き、絶頂の余韻を味わう。
「おい、代われよっ!! 俺の一物でアンアンよがらせてやるっ!!」
「ぐひひっ・・・尻穴をグチョグチョに犯してやるぜっ!!」

524雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:32:50 ID:w022koyE

入れ替わった男達が、猛然と前後の穴をズコズコと犯していく。
ただ己の欲求を満たす事を第一に優先させる、本能に忠実な動物的な挿入だった。
しかし、それすらもヴィクトーリアの中では被虐的な快感に直結してしまい、その仄かに色付いた肢体を妖艶にくねらせる。
「あはぁん・・・ん、いい・・・オマンコ、熱い、お尻ももっと・・・んん、はぁっ!!」
腰から下を大胆にくねらせ、ヴィクトーリアは快楽を求め、よがり狂う。
乱暴にされればされる程、身体の奥から熱い痺れがこみ上げてくる。
身体中に降りかかる白濁の感触が気持ちよくてたまらない。
「へへっ・・・出すぞ、お嬢様、穴をしっかりと締めろよ!!」
「・・・おい、尻の方にも力を入れろよっ!!」
「は、はいぃっ!!・・・身体中にかけてぇ、精液で汚して下さい・・・べチョべチョにしてくださいですわ・・・あぁん・・・んぶっ、あぁぅ・・・」
前後の穴を犯していた男達だけでなく、周りの男達も含めて途方も無い量の白濁がヴィクトーリアに降り注ぐ。生臭い粘液を愛おしむ様に、ヴィクトーリアは身体を開いて全てを受け止め、舌なめずりをした。

「まだまだ終わらないぞ、お嬢様。ほら、こっちに来い」
「はい・・・あぁん、犯してぇ・・・」
ヒートアップする男達は、ヴィクトーリアを床に引き倒して次なる陵辱を開始する。
すっかり従順になったヴィクトーリアは白く形のいい尻を掲げ、精液と淫蜜塗れの秘部をさらけ出して、獣の欲望を充満させた肉棒を待ち焦がれる。
「お望みどおり、くれてやるぞ、それっ!!」
「ひいぃ・・・あ、んあぁ、す、凄いですわ、んん、あ、あぁーーーーー!!」
貫かれた瞬間、ヴィクトーリアは絶頂に達していた。
だが絶頂の余韻に浸る間もなく、男達が群がってくる。
そして仰向けに押し倒されたヴィクトーリアの上に男が馬乗りになって、肉棒を胸の間に挟みこませ、左右からも肉棒が突き出されてくる。
「あむ・・・ちゅぱ、美味しいオチンチン、もっとご馳走して下さいですわ・・・私に貴方達のチンポ、しゃぶらせてください、精一杯御奉仕いたしますわ・・・んちゅぅ・・・」
火照りきった肌は、濃厚な匂いの精が振り掛けられ、代わる代わる唇や胸の谷間を熱を孕んだ肉槍が忙しなく出入りしている。
「んんんっ・・・ちゅぱ、れろ、私の胸を堪能なさってくださいですわ・・・先走りのお汁、とても美味しいですわ、はむ・・・ちゅうぅ・・・」
胸を揺らしながら、豊満な乳房を寄せて、肉棒を扱き上げていく。
その間も休み無く喉を貫く肉棒に舌を這わせ、刺激する事も忘れない。
「ふむぅ・・・んちゅ、れろ、ちゅ、ちゅ・・・こういうのは如何ですの?・・・ん、ん・・・はむ、ちゅぱ・・・もっと激しく擦って下さらない・・・ん、んん・・・ちゅぅぅっ!!」
横から突き出された肉棒の先端を丁寧に舐め、皺の1つ1つまで舐めしゃぶっていく。
一方、乳房の間に収まった肉棒はいつ爆発しても可笑しくない程に膨張していた。
柔らかな胸の谷間は夢の様な感触だろう。
何よりも上流階級の貴族令嬢が自ら進んで身体を開き、まるで奴隷の様に、醜悪な肉棒に奉仕しているのだ。男達の興奮は加速する一方だった。

525雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:33:30 ID:w022koyE

「くっ・・・そろそろ、お嬢様、出しますよ」
「俺もそろそろ限界でしてね」
「あぁん・・・んん、ちゅる、あ、貴方達、そんな一斉に!?・・・んん、はぁ、んん・・・」
胸の谷間と喉を強く突き上げられ、ヴィクトーリアの乳房が柔らかく形を変える。
挑発的に揺れる乳房や、金糸の様に煌く髪。喉を突かれる苦しさに涙が滲んだ。
「ん・・・くっ、あ、あぁん、はふあぁん・・・こ、こんなに一杯、凄いですわ・・・」
皇かな白い肌や、流麗な金色の髪、口の中や首筋にまで濃厚な白濁液をかけられ、ヴィクトーリアの唇から、とてつもなく甘い声が漏れた。
口中の精を飲み込もうとするが、余りに濃厚すぎた為か、殆どが溢れ出していた。
大きく深呼吸する度に、ヴィクトーリアは胸に挟んだ肉棒を締め上げる。
卑猥な水音が奏でられ、悩ましげに頬を染める令嬢の妖艶な姿と相まって、射精した男達の肉棒が瞬く間に硬度を取り戻す。
「・・・あぁ、まだ、こんなに硬いなんて・・・素敵ですわ、もっと私を犯して、滅茶苦茶にして、オチンチン、突っ込んで、しゃぶらせて欲しいんですのぉ・・・!!」
身体中を白濁塗れになり、ヴィクトーリアはあられもない嬌声を張り上げ、股間に手を這わせてクチュクチュと卑猥な音を響かせながら、肉棒をねだる。
その痴態に男達の興奮は最高潮に達し、ヴィクトーリアに襲い掛かり、彼女の穴という穴に肉棒を突っ込んで、攻め立てる。

迷宮の内部に、蕩けきった女の喘ぎと、卑猥な水音が虚しく木霊した。







その後、深夜のダールグリュン邸。
「あぁん、エドガー、エドガー・・・ふあぁ、はあぁんっ!!」
寝台の上でエドガーの肉棒を騎乗位で咥えこみ、ヴィクトーリアは夢中で腰を振っていた。透かしの多い黒い下着を身につけた身体を懸命に揺すり、快楽を貪る。
「・・・お嬢様」
「あぁっ・・・んはあぁん、か、身体が痺れてぇ・・・はふあぁん、いい、いいですわぁ・・・」
大仰に揺れる乳房を、エドガーは下から鷲掴む。
指に力を入れて、荒々しく揉み、白い柔肉を弄ぶ。
「あ、あぁん・・・はぁ、んあぅん・・・もっと、苛めてぇ、エドガー、大好きですわ・・・」
恍惚とした表情でヴィクトーリアは、エドガーを見下ろしてくる。
虚ろな瞳にエドガーの姿が映りこむ。
「速くぅ・・・エドガー、私を突いてぇ・・・滅茶苦茶に犯して欲しいですわ・・・」
「・・・・・解りました、お嬢様、存分に気持ちよくなられて下さい」
主君の求めに応じて、エドガーは渾身の力を込めて突き上げた。
流麗な金髪を振り乱し、ヴィクトーリアは唇から涎を垂らしながら、いやらしく身悶える。ヴィクトーリアの淫筒が収縮を始め、肉襞が硬い肉棒に吸い付いてくる。


あの迷宮でエドガーが発見した時、男達に嬲られ続けたヴィクトーリアは壊れていた。
高貴な令嬢ではなく、快楽を貪るだけの牝に堕ちていた。
彼女を陵辱した男達は迷宮から姿を消していたが、居場所は直ぐに解った。

リーダー格の男、及びその取り巻きの数名――この屋敷で働いていた同僚達――はエドガー自身がこの手で‘処理’して、近所の山の肥やしにした。
残りの連中は、ダールグリュン家がもつ裏社会の伝手を使って信頼できる職人達――――次元世界を暗躍する‘凶鳥’に任せた。
実際、‘凶鳥’達の仕事の腕前は確かだった。

526雷帝堕落:2012/04/23(月) 09:34:04 ID:w022koyE

『他愛無い仕事だったよ。‘宇宙怪獣’と戦えだの、半魚人の集落を潰すのを手伝えだの、といった仕事に比べれば、赤ン坊の手を捻るみたいなもんさ』とは、年齢不詳の女首領の言葉だが、ともあれヴィクトーリアを辱めた男達の始末はついた。



だが、ヴィクトーリアの精神は正常には戻らなかった。
沈静作用を持つ薬が効いている間は、凛と気高い令嬢を演じられるが、薬が切れると見境無く男を欲しがる、淫らな牝猫に成り下がる。
この分では、インターミドルに出られるかは怪しいものだった。
試合中に薬が切れたら一大事だからだ。

今夜も理性を失った状態でエドガーの肉棒を咥えこんでよがり狂っている
エドガー自身、彼女が求めてくれるのは嬉しい。だが、こんな形では無かった。
彼の想いを知る事無く、淫欲の虜となった令嬢は淫らに腰を振り、自らの手で乳房を揉みしだき始めた。
「・・・あぁ、エドガー、私のオマンコを抉ってぇ・・・貴方のオチンチンは私専用ですのよ
・・・もっと、思い切り、あぁん・・・動きなさい・・・!!」
「・・・はい、お嬢様」
肉感的な尻肉を掴んで、エドガーは渾身の力を込めて肉棒の切っ先をヴィクトーリアの最奥部に突きいれた。その刺激に反応して、ヴィクトーリアは火照った身体を大きく仰け反らせて、果てしなく上り詰めていった。


その後、一晩中、悩ましい嬌声が部屋の中に響き続けた。

527黒天:2012/04/23(月) 09:35:31 ID:w022koyE
これにて終了でござる。
唐突にお嬢様を穢してみたくなった。
触手に犯され、快楽に堕ちていくお嬢様っていいよね。

528名無しさん@魔法少女:2012/04/23(月) 12:55:57 ID:TTWV7vXA
全く関係ないんだが、>何て卑劣な・・!! って台詞が目に入った瞬間「なんと奇遇な!」を思い出して腹筋崩壊した俺

529名無しさん@魔法少女:2012/04/23(月) 23:03:31 ID:UIu0RajY
パツキンお嬢陵辱きた! これでかつる!!


まったく陵辱エロは本当によいね・・・

530名無しさん@魔法少女:2012/04/23(月) 23:15:16 ID:LEKpAsUk
ヴィクターのSSが読めてとても嬉しかったです。
脳裏に彼女の姿が浮かび上がってくるかのようでした。

531名無しさん@魔法少女:2012/04/24(火) 01:41:33 ID:WtCg63aA
カレン姉さん達は何と戦ってるんだよw

532名無しさん@魔法少女:2012/04/26(木) 21:00:08 ID:xYj5bg8U
ナンバーズ更正組はヴィヴィオの固有戦力でいいんじゃね?と思ったけどよく考えたらヴィヴィオは局員じゃなかった

533名無しさん@魔法少女:2012/04/27(金) 12:35:39 ID:AwPEsY1U
>>531
「不利になる情報、局にばら撒かれたくないなら手伝え」と、
フェレット一族にお話されるとこが見えたw

534名無しさん@魔法少女:2012/04/27(金) 14:11:51 ID:lLRwrC1E
陵辱エロはよいですよねー。
あとvivid組みではファビアたんを書きたいけど、まだ登場回数少ないので書きにくいです。

>カレン姉さん達は何と戦ってるんだよw

カレン「金払いはいいし、殺害衝動を抑える薬くれるから付き合ってて損は無いんだけど、依頼が無理難題なものばっかりなのがねえ・・・」

ステラ「しゃめっしゅ、しゃめっしゅ、にゃるらとてっぷつがー」
サイファー「目が・・・無数の目がぁ・・・」
アル「ひぎゃああぁ・・・触手プレイはもう嫌あぁぁ・・・!!」
被害甚大。

535名無しさん@魔法少女:2012/04/27(金) 17:10:42 ID:nxASnrrI
>>534
ファビアは普通に受けが狙えるとは思えん。呪術で男ちびりそうだ。
むしろ14歳の3人組と一緒になったら面白そうだ。
エリオがひどいことになるのは予定調和として。

536名無しさん@魔法少女:2012/04/28(土) 08:33:55 ID:pN3t6MSg
フォビアと聞いて某フリーゲームのエログロアクション思い出した
寄生ナントカとか、月光迷宮とか、市販ゲームになったコープスなんたら

そんな感じでエロ要素アリで話書くとしたら、登場人物は誰になるだろうか

537ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2012/04/29(日) 17:31:35 ID:/GUDWkIA
|3゜) コソ  誰も居ない、投下するなら今のうち……ッ


|〜ヽ(゜3゜)ノ  つうわけで投下するわ。


レジアス中将がおちんぽで全てを解決するキ○チガイ連載ギャグSS、キャラ崩壊、ストーリー崩壊、最終回、『おちんぽ伝説レジアス』

538おちんぽ伝説レジアス:2012/04/29(日) 17:32:12 ID:/GUDWkIA
おちんぽ伝説レジアス 4


「ひぎゅうおおおおおああぼえがっぼえがぼおがばおごぼええッッ!!!!」

 先ほどフェラチオを強制された時に飲み込んだ精液を口から大量に吹き零しながら、子宮から身体の中心まで貫くような衝撃と異常過ぎるほどの快楽に白目を剥いて喘ぎが迸る。
 膣を埋め、子宮を力ずくで犯しぬく超規格外のペニス。
 レジアスの股間のアインヘリアル。
 正に巨砲と形容するしかない逸物の浸入、処女の喪失、激痛から快楽への変遷。
 脳髄が沸騰するような刺激の中で、クアットロはそれまでの経緯を走馬灯さながら、おぼろげに思い出す。
 


「おう、お前がこの船を制御しておるのか」

「ちょ、な! ななな、なんでいきなり私の場所ばれてるのよぉ!?」

「この雌豚オナホカーナビ女に聞いたわい」

「ひぎゅぼげああがばばばああああああ!!! だしゃれてりゅううううう!!! れじあしゅしゃまのおちんぽみるくじゅーしゅまらだしゃれてりゅうううう!!!!! はらみアクメえええええええ!!! こりぇじぇったいにんしんしてりゅううううううう!!! れじあしゅしゃまのたねのこしちゃうううううううう!!!! イぎゅううううううううう!!!!」

 以下ゴーカーン。



 酷すぎる、あまりにも酷すぎる。

「いっぎ、あぐおおひぐああああああッッッ!!!!」

 子宮口をぶちぬかれて子宮に凄まじい粘度を誇るザーメンをバケツ一杯分ほど注がれて白目を剥きながら、クアットロはなけなしの理性でそんな事を思った。
 一体何度目の射精なのか、レジアスの極魔羅は一向に萎える気配もなく彼女の処女喪失したての新鮮マンコをこれでもかと抉りぬく。
 びくびくと痙攣する膣壁を味わうように、ずじゅる! と引き抜かれる硬い剛直。
 栓を抜かれた瓶から溢れるように、膣口から精液が零れた。
 これでやっと終わるのだろうか。
 そう思えたのは一瞬だった。

「ふむ、もうちょい仕置いておくか」

 まるで小用を思い出したかのようなさりげない一言と共に、レジアスはクアットロの身体をごろりとひっくり返す。
 力の抜けた状態でうつ伏せになり、尻たぶにがっしりとした手が添えられた。
 指の背から手の甲まで毛の生えた太い指が押し広げる、不浄の菊座。
 
「ひッ、や、やめ……あぐぅううううッッ!!」

 言葉はすぐに悲鳴に変わった。
 アナルが裂けるかと思う激痛、転じて快楽。
 レジアスは一片の呵責なく魔羅を肛門にねじこんだ。
 とても一児の(少なくとも彼が認知している数であるが)父とは思えない強姦ぶりである。
 さすが中将、今日日そこらに溢れる優男とは一味違った。
 クアットロの大きないやらしい肉付きの尻に、ずぶずぶと超巨根が飲み込まれる。
 今にも裂けてしまいそうな尻穴のきつい感触が、堪らなく心地良い。
 犯すのにも力が入るというものだ。

「そぉれ!」

「ひぎいいいいいいいいいいい!!!!」

 魂切らんばかりの絶叫を吐いて口の端から泡を垂らし、白目を剥くクアットロ。
 あろう事かレジアスはそのあまりにも大きなアインヘリアルを、根本近くまで挿入したのだ。
 子供の腕並みの太さを誇り、長さに至っては四十センチを越す立派な魔羅。
 それをねじこむのが一体どれほど凄まじいか。
 もはや凄惨と言うしかあるまい。
 それでも肛門が裂けなかったのは、流石に戦闘機人のボディなだけあった。
 加えて言うなれば、レジアス汁の影響で最初は拷問のようだった苦痛も、次第に快楽へと変わっていく。
 だがそれは痛みから快感にベクトルの変わった、新しい拷問に過ぎない。

「ようし、小慣れてきたところでそろそろペースを上げていくか」

「オおっぐぎうおおおああひぎううああああああああああああッッッ!!!」

 ばちん! ばちん! ばちん! と、クアットロの悲鳴の伴奏に添えて肉と肉がぶつかり合う凄まじい音が響いた。
 太く長すぎる魔羅を、レジアスが激しい腰の動きで動かし始めたのだ。
 言うまでもなくレジアスの膂力は尋常ではない、その力を以って腰を振るともなれば、速さも強さも人間の範疇ではなかった。

539おちんぽ伝説レジアス:2012/04/29(日) 17:32:42 ID:/GUDWkIA
 なにせ動かす腰が残像を生み出しているのだ。
 ただ挿入されているだけでも気を失いそうな逸物だというのに、斯様な動きまで加わればどうなるか。
 その結果がこれだ。

「ぎ、うごぼ、ぉおおおげっばっばああああああああああああああ!!!!」
 
 絶え間なくぶち込まれる精液の奔流、熱と痛みと快楽が生み出す絶頂の精神を破壊されて白目を剥くクアットロ。
 注がれる精液の量があまりにも多いため、腹が膨れて胃まで昇ってきている。
 口から溢れるまでにそう長い時間は掛からなかった。
 
「げぼ、っごぼ、ぼぼ、ぎぐばぼごごおぉおおおお……」

 舌の上に広がる苦く生臭い濃厚な味。
 どんな女もただの雌に堕ちるフェロモンが、舌粘膜までも侵す。
 苦痛と絶望が歓喜に変わり行く地獄のような天国で、クアットロの叫びが木霊した。



「さて、まあこんなものか」

 レジアスがゆっくり腰を上げる。
 ちゃぷん、と足首のあたりで水音がした。
 そして背後から声。

「うわ! な、なんやこれ!? っていうかイカ臭ッ! ちんぽでかぁ!?」

「む?」

 レジアスが振り返ると、セミロングヘアの剣十字のデバイスを持った少女がそこに居た。
 佇まいから察するに管理局の魔導師らしい。
 そういえばどこかで見た記憶がある、あれだあれ、なんかうざい部隊の。

「お前機動六課の八神なんとかか」

「はやてです。八神はやて。てか、その……なんでレジアス中将裸なんですか、これは一体……」

 顔を引き攣らせたはやての前には、凄まじい光景があった。
 ザーメンである。
 とにかくザーメンなのである。
 かなりの広さを誇るゆりかご管制室で足首まで漬かるほどの精液の海。
 言うまでもなく全てレジアスの魔羅から射精されたものだ。
 クアットロもドゥーエも、散々犯しぬかれた女二人はその中に沈んでいる。
 もう少し深ければ窒息死していたかもしれない。
 幸か不幸か、呼吸する余裕のある深さのお陰で二人は白目を剥いたアクメ面を晒してザーメンプールに浮かぶだけで済んでいる。
 
「む、しかし八神はやて、お前はわしのザーメンスメルを嗅いでも平気なのか」

「はい、まあ、そのようですね」

「出身世界はどこだったかな」

「97管理外ですが」

「97、八神……まさかあの時の……」

「どないしたんですか?」

「いや、なんでもない。とりあえずそこの眼鏡雌豚の面倒を頼む」

 言うや否やレジアスはザーメンの海に沈んでいる、気を失ったクアットロをはやてに投げた。
 勿論の事、雄汁まみれでイカ臭い人間を投げられていい気分などするわけないが、流石に捨ておくわけにもいかず受け取るはやて。

「あ、あの、中将はどないするんですか?」

「ああ、こやつを黙らせれば船が止まるかと思ったがまだ動いておるのでな。ちょっと聖王の器だかなんだかをぶちのめしに行く」

 え、ちょ! と何か言おうとしたはやてだが、彼女が声を発した時には既にレジアスはいなかった。
 旋風の如き素早さでザーメンの水面の上を疾駆し、再び極太ちんぽに肉便器オナホカーナビ機人のドゥーエをセットして行く。
 後にはただイカ臭い空気だけが残された。



「ふんぬ! お前が聖王のなんたらか」

「ひいいい!? いきなり壁をぶち破ってちんちんで女の人をメチャクチャにしてる裸のおじさんが来たぁああ!?」

 玉座の間に到着したレジアスの唐突な登場に、聖王の器ことヴィヴィオが怯えながらまなじりに涙を浮かべたのも仕方があるまい。
 毛深い熊のような体型をした中将は、やはりというべきか、既に妊婦並みにザーメンで腹の膨れたドゥーエを抱えて玉座の間に降り立った。
 アヘ声さえ上げない様子から察するに、間断なく続く絶頂でそろそろ精神が崩壊しかけているようだ。
 もちろんそんな事など歯牙にも掛けずレジアスは抱えていた女体を近くに放り投げると、極大のペニスを構えてヴィヴィオへと近づく。
 びゅく! びゅく! と痙攣する度に小刻みにザーメンを散らせる魔羅。
 漂う青臭い臭気、彼の誇る女殺しのフェロモンだ。
 普通の女ならばこれでもはやまともに立つ事さえ難しかろう。

「む?」

 だがしかし、眼前の少女は怯えはすれど、発情の兆候が現れない。
 聖王の器とは、レジアス汁への耐性があるのか。

540おちんぽ伝説レジアス:2012/04/29(日) 17:33:43 ID:/GUDWkIA
 それとも、まさか……

「時にお前、名前は何と言う」

「え、あ……ヴィヴィオです」

「ヴィヴィオ……ハッ! まさかあの時の」

 と、なにやら見に覚えがあるような中将。
 ん……いや……いやいや! ちょっと待てお前! あの時ってどの時だよ!? つうかヴィヴィオって数百年前の人間のクローンなんすけどぉ!? レジアス中将ッッ!?!?

「仕方あるまい、こうなってはただの戦いで動きを止めるよりないな」

 もはや地の文(わたし)の突っ込みなど意味をなさなかった。
 レジアス中将はまるで我が城へと凱旋を果たす王のように悠然と気高く、むくけき巨体で歩む。
 手をゆるりと上げて、魔羅を正眼に構えた磐石の構え。
 対するヴィヴィオもまた拳を構えた。
 静寂は一瞬とて保たれず、両者はそうすると同時に動く。
 聖王の少女が繰り出す拳、中将の突き出すチンポ。
 二つの超衝撃が空中でぶつかり合い、凄まじい大気の振動を生み出す。
 硬質堅牢を謳うゆりかごの構成素材がそのあまりの破壊力に、槌で打たれたクッキーのように砕けた。
 足場を一時的に失った二人はそれぞれに一度距離を取る。
 レジアスは眼下の崩壊した足場に着地、ヴィヴィオは飛行魔法を行使して空中へ翻った。
 魔法の使えない中将には空中戦が有利である。
 聖王の器として外的を排除しようとするヴィヴィオの戦闘機能の導き出した冷静な判断。
 だがそんな常識が、果たしてこの男を前に通用するか。
 回答はザーメンにて生み出される。
 どぷぁ! と音を立てて溢れる白濁。
 レジアスは着地すると同時、チンポの先端を地面にこすり付けるや射精、その爆発的な精液の反動を利用して跳躍した。
 イカ臭い汁を撒き散らしながら華麗に飛翔するむつけき毛深い巨躯。
 その流麗さ、その身軽さ、まるで水面より飛び立つ白鳥の如し。
 精液の飛沫を纏いながら空中に躍るレジアスは、極太の丸太から削りだしたような太い、脛毛だらけの脚で攻撃を見舞う。
 咄嗟にヴィヴィオは腕を翳して防御する。
 だが聖王の鎧たる無比の防護能力を以ってしても、レジアスの攻撃の重さを全て受け切る事は叶わなかった。
 
「クッ!」

 骨の髄まで響くような威力に苦渋の顔を呈しながら、吹っ飛ぶヴィヴィオ。
 空中で回転したレジアスは再びザーメンを射精した反動で跳び、追撃に突進を敢行した。
 今度は拳、背面まで毛を蓄えた岩石と見紛うばかりの無骨な手が絶大の破壊を秘めて大気を引き裂く。
 しかしヴィヴィオとてやられてばかりもいなかった。
 高出力の魔力の奔流が煌く光と共に解き放たれ、レジアスを飲み込む。
 全身を焦がしながら反対方向に吹っ飛ぶ中将。
 倒れる事無く回転して地を蹴り、体勢を一瞬で整えたのは流石である。
 やはり遠距離攻撃となると、魔法を使えぬ身は不利なのか。
 ヴィヴィオはここで勝負を決めんとばかりに連射の魔法弾を叩き込む。
 熊の如き毛深く逞しい身体からは想像も出来ない素早さで跳躍と側転を行い、回避するレジアス。
 その身軽さを以ってしても、弾幕の激しさは苛烈が過ぎる。
 ゆえに彼は体捌き以外の業を駆使した。
 チンポとザーメンである。
 戦闘の最中、さらに巨大さを増したかに見える魔羅がぶるんと震えたかと思えば、先端の尿道口から、どっばぁ! ぶりゃりゃ!! と音を立てて白濁液が飛び散った。
 否――射出された。
 それは一見してめちゃくちゃに撒き散らしたかに見えて、しかしその一滴一滴が精密な射撃と同義。
 音速を突破した精液の弾丸がヴィヴィオの魔力弾の全てを相殺する。
 弾け飛び、粉砕される魔力と精液の塊。
 交じり合う魔力光と濁ったザーメンのアイボリーが美しく絡み合う。
 射撃と射撃の連撃の勝負、先に弾切れを起こしたのはヴィヴィオだった。
 魔力量はともかく、変換する術式構築に窮したのか、魔力燻る手が白煙を立てて射撃を止める。
 その隙をザーメンは逃さなかった。
 鋭く強烈な精液の塊が、ヴィヴィオの脚を打つ。
 
「きゃあ!」

 乙女の悲鳴に次いで、びちゃあ! びちゃあ! とザーメンが次々にヴィヴィオの手足にぶつかり、そして絡みついた。

541おちんぽ伝説レジアス:2012/04/29(日) 17:34:57 ID:/GUDWkIA
 レジアスの精液は射精するタイミングも打ち出す威力も、そしてその粘度も自在にする。
 とりもちやにかわさえ凌ぐ粘着力を誇る精液がヴィヴィオの手足に纏わりつき、瞬時に硬化、その動きを封じた。

「ようし、これで動きはとれんな。ではトドメとしゃれ込むか」

 言葉と共に、レジアスが魔羅をヴィヴィオに向ける。
 太い己の剛直をしかと握り、ぐっと腰を落とす中将。
 するとどうだろうか。
 子供の腕ほどの太さのペニスが……さらに大きくなっていく。
 大人の腕ほどになり、丸太ほどになり、それでも飽き足りないのか、もっと太く、大きく。
 目の前で起こるあまりにおぞましく恐ろしい光景に、ヴィヴィオは絶句した。
 最終的に至ったその大きさ、それは土管かと見紛うほどに巨大化した超々巨大チンポであった。
 胴回りでも雄に一メートルは超えていよう、全長は五メートルはあろうか。
 人間の顔でも入りそうな鈴口から、とろとろとイカ臭い我慢汁が滴る。
 だが彼がこれから放とうとしているのは、さらに凄まじい汁であった。

「ちょっとだけ痛いの、我慢できるかね」

「え、え……い、いやああああ!! 無理いいいいいい!! やめてやめて、助けてママーーーー!!!」

 泣き叫ぶヴィヴィオ、もちろんレジアスはそんな乙女の悲鳴など聞き止める事はない。
 次の瞬間には必殺技を解き放っていた。

「ふんッ!」

 どっぷばああああ!!! どびゅるぶばばばば、びゅぷびゅぷ、どっぴゅうるるるる、どびゅるるるる、どびゅぶばびゅぶぶぶばばばば!!!! ぶぱ、ぶっぱぁああああ!!!! びゅびゅるるるるる!!!! ぶば、ぶばばばば、ぶびゅるるるる、どっぴゅるううううう!!!
 
 精液の奔流、ザーメンの光条、レジアス汁バスター。
 高町なのはの砲撃でさえ霞むほどの威力を内包した雄汁の迸りが全てを白く染め抜き、ヴィヴィオを包み込む。
 レジアスが誇る最大クラスの攻撃技、人呼んで、雄汁白濁砲(コクマロオチンポミルクブレイカー)である!
 玉座の間の床を易々と貫き砕き、イカ臭い臭いと共に破壊の限りを尽くす極大の精液砲。
 長々とぶち撒ける射精が終わりを告げて、ペニスが元の巨根へと戻っていく。
 射精の砲撃が済んだ後、穿たれた穴の中を、レジアスは見下ろした。

「ふむ、どうやら大丈夫のようだな」

 二十五メートルプールでもいっぱいに出来そうなザーメンの池に、ぷかぷかとヴィヴィオが浮いている。
 衝撃でレリックの機能が停止したのだろう、既にその身体は元の幼女に戻っていた。
 ただしあまりのイカ臭さに意識は失っている。
 
「ひいいい!! ちょ、ヴィヴィオ!? い、イカ臭ッ!!」

「おや、もうここまで来たのか高町くん」

 悲鳴に振り向くとそこになのはが居た。
 なにやら頬が赤く、着衣が乱れているのは、今までディエチの相手をしていたからだろうか。
 しかし気絶しているディエチを抱えているあたり、どうやら相手の意識がなくなるほど攻めたようだ。
 さすがの血統と言えよう。

「ちょ、ちょっとレジアス中将!? あんた人の娘にナニしてくれてるんですか」

「さて、しかしまだ船は止まらんようだな」

「うわ、くそ……この中将、人の話聞いてないし……」 

 ヴィヴィオをザーメンプールから引っ張り出すなのはをよそに、レジアスは状況を冷静に検分していた。
 ゆりかごの操舵を操っていたクアットロ、そして船の機動キーである聖王の器も撃破した。
 それでも動いているという事は、動力も止めねばならないのだろうか、いや、そうしても機動を止めるかどうか。
 
「君、その子らと共に脱出したまえ。そして艦内に居る人間を皆脱出させるのだ」

「は、はあ……えと、それは良いんですけどレジアス中将はどうなさるんですか?」

「うむ。まあなんだ、なんとかするとしよう」

 レジアスに促されるまま、なのははヴィヴィオも抱えて飛んでいく。
 ゆりかごの寿命、残り数分。

542おちんぽ伝説レジアス:2012/04/29(日) 17:35:28 ID:/GUDWkIA


 その日あった事を、当時現場にいたクロノ・ハラオウンはこう語る。

「え? ああ、あの時の事ですか……」

 ―はい、あなたは当時クラウディアの艦長として現場にいらしたんですよね―

「ええ。軌道上に上がるゆりかごを撃墜する為に、ですが。それは知ってのとおり無駄に終わりましたが」

 ―その前にゆりかごは破壊された、そうですよね。当時の事を詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか―

「僕の知っている範囲でよければ」

 ―お願いします―

「我々の艦隊は艦載射撃で砲撃を撃つ準備をし、衛星軌道で待機していました。案の定、ゆりかごは来たんですが、ね……」

 ―何が起こったんですか?―

「突如、ゆりかごに亀裂が走ったんです」

 ―亀裂ですか―

「はい、しかも一本や二本じゃない、無数に。そして……」

 ―そして?―

「白い光線が、内側からあふれ出して、ゆりかごを粉砕……いや、爆砕したんです。木っ端微塵に」

 ―そ、それは一体どういう―

「それを見た瞬間、自分はゆりかごが自爆したんだと思いました。ですが真実は違う、その時溢れた白い光は、光でなく液体だったんです」

 ―液体、というと?―

「我々の艦にも到達したそれはもちろん鑑識に回されました。結果は……………………ザーメンでしたよ」

 ―はッ?―

「ですからザーメンです」

 ―ザーメンですか―

「ザーメンです」

 ―そ、そうですか―

「これがゆりかごの消滅原因が未だにはっきりしていない理由ですよ。だってそうでしょう、誰が信じますか、ザーメンで古代ベルカの戦闘戦艦が消滅したなんて」

 そうして彼は、渇いた笑みを零した。



 遥か空の彼方で白い極光が瞬くのを、オーリスは見た。
 父譲りの野性の勘だろうか、それが事件の終焉であると、どことなく理解する。
 
「お、オーリス……レジアスは……」

 先ほどまでシグナムとアギトに絞り尽くされていたゼストが、息も絶え絶えに呻く。
 オーリスはくいと眼鏡の位置を直しつつ、冷静に答えた。

「おそらく、空かと」

「やはり、ゆりかごを止めに行ったか……しかし、あいつでもあれは……」

 ゼストの脳裏に不安が過ぎる。
 レジアスの益荒男ぶりを十分知る彼ではあったが、果たして、大気圏まで登り詰めた船からの脱出などできるのだろうか。
 友への安否に不安を募らせる彼を他所に、オーリスはいつもと変わらぬ冷淡な顔をしていた。
 彼女の視力は既に、上空に煌くそれを知覚していたのだ。

「その心配はないかと」

「なに。あ、あれは」

 ゼストが言葉に詰まる。
 視線を挙げれば、天空に何かが煌いていた。
 徐々に鮮明になっていく輝きは、クラナガン全ての住人たちの目にも肉眼視される。

「あれは、一体……」

「天使……いや、神、なのか」

 口々に囀られる、神々しきもののイメージ。
 果たして天空に眩く光を放つものとは、巨大な翼であった。
 太陽を背に受けて、周囲に黄金の輝きを火の粉のように散らす、あまりにも巨大な双翼。
 地上からもありありと巨大なフォルムが確認できる翼は、一体どれだけのサイズはあるのか。
 少なくとも全長数キロは下るまい。
 常識では在り得ざる大翼を翻すものなど、天使や神しか想像できずとも無理はないだろう。

543おちんぽ伝説レジアス:2012/04/29(日) 17:37:20 ID:/GUDWkIA
 だがオーリスの慧眼は、大翼の付け根にいる者を、しっかりと捉えていた。

「……お父さん」

 彼女の呟きの通り、そこに居たのは――レジアスだった。
 背に翼を翻し、股間の巨根にやはりドゥーエを突き刺した、レジアス中将その人。
 そして何を隠そう、広がる翼とは彼のザーメンだったのである。
 高高度からの落下で大地と激突すればレジアスでも無事では済まない、ゆえに、彼は己の精液を使ったのだ。
 柔剛伸縮形状自在のザーメンを、総量数兆リットルの単位で射精、形状を翼の形に変えて大気を掴む。
 そうすればむつけき毛深い肉体は、鳥よりもなお自由に空を駆ける。
 美しい輝きは、背後に受けた太陽光の反射であった。
 正に黄金神天双翼(ゴールデンスペルマゴッドウイング)!
 見るも鮮やかな金光に包まれながら、ぴちぴちと跳ね回る精子の一匹一匹を操作して翼を羽ばたかせ、チンポでドゥーエを犯す。
 
「っひぎゅううううううううう!!!!! りゃりゃめええええええ!!! おそらでイぐうのおおおおお!!!! みんにゃにみりゃれぢゃううううううう!!! ミッドじゅうにひとにれじあしゅしゃまのおちんぽでおがしゃれてはらみアクメしてりゅとこりょみらりぇりゅううううううううう!!!! んほおおおおおお!!! まらでてりゅううううう!!! もうおなかパンパンなのにこいおちんぽみるくどびゃどびゃだしゃれでりゅうううう!!!! んぼああげえええばあああおおおあああああああああ!!!  ばげぶあああがばあああおおぉぉああぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 もはや完全に理解不能な叫びを上げて、大人一人が丸々入りそうなほどザーメンで膨らんだ腹を震わせ、白目を剥いたアクメ面を晒してイキ狂うドゥーエ。
 道案内の必要がなくなったのに、なぜ犯すのか。
 それはきっと……そこに雌豚がいるから、ただそれだけだろう。
 すっかり自分の魔羅に形が合うようになった膣の感触を堪能しつつ、無遠慮に精液をぶちこむレジアス。
 泰然自若、いついかなる時も自分のスタイルを崩さないのは流石名にし負う地上本部中将である。
 翼を広げた飛行セックスをしながら、彼は眼下の地上本部へと降り立った。
 自然乾燥したザーメンは全て砕けて風に舞い、まるで雪が空気へ溶け込むような美しい姿を見せて消え去る。
 後には、異常なほど腹の膨らんだ女を犯す、むつけき男が残る。
 
「無事に生還されたようで何よりです、レジアス中将」

「うむ」

 敬礼して出迎えるオーリスに、邪魔になったドゥーエをその辺に放りつつ応えるレジアス。
 視線を上げれば、完全粉砕されたゆりかごの破片が大気圏で燃え尽きる様が、さながら流星雨とばかりに空を彩っていた。
 
「戦果はどうでしたか」

「粗方の事は片付いた。スカリエッティも倒し、ゆりかごも沈めてやったわい。そういえばゼストはどうした」

「病院に搬送しました。中将の汁で興奮した女性局員に襲われて疲弊なさっていたので」

「そうか。これで一件落着だな、オーリス」

「いえ、まだ一つ解決していない懸案があります」

「ん? なんだ?」

 にっこりと、まるで満開と花咲くような笑顔に絶対零度もかくやというばかりに冷ややかな視線を湛えて、オーリスは言った。

「いい加減服を着てくださいこのクソ親父がッ」



おしまい

544おちんぽ伝説レジアス:2012/04/29(日) 17:38:53 ID:/GUDWkIA
おまけ

 余談であるが、後の歴史書にはJS事件の記述はあまり大きく載っていない。
 何故ならば、この時レジアスの撒き散らした彼の体液による影響の方が、遥かに大きかったからだ。
 大気圏で展開されたザーメンウイングによって散布された精液の飛沫は惑星全体に広がり、後に第五次ベビーブームと称される一大出産ピークを迎え、少子化への劇的な対策として後世の歴史家に評価された。
 そして事件はこう呼ばれる…………おちんぽ伝説と。

545ザ・シガー ◆PyXaJaL4hQ:2012/04/29(日) 17:42:13 ID:/GUDWkIA
投下終了。


なんつうか、その・・・・・・サーセンwwww


次はまともなのを書きますwww

546名無しさん@魔法少女:2012/04/29(日) 17:53:10 ID:65ZxBzPA
どうしてこうなった。

というより、なるべくしてなったと言うべきかwwww



547名無しさん@魔法少女:2012/04/29(日) 19:16:31 ID:nFIv1jlA
乙wwwwwww最後までこのテンションで突き抜けるのは凄かったwwww

548名無しさん@魔法少女:2012/04/29(日) 19:36:43 ID:qJHkaUj2
どうしようもなく狂ってたwwwwこの1編だけで何度頭を抱えさせれば気が済むのwwwwwwww
乙wwww

549名無しさん@魔法少女:2012/04/29(日) 20:58:20 ID:kUYXS2RY
ただただ酷かったwww
乙w

550名無しさん@魔法少女:2012/04/29(日) 21:21:32 ID:jFCOwBFc
アンタは一体なんなんだあああw

551名無しさん@魔法少女:2012/05/04(金) 16:56:04 ID:tT.xIuQE
再放送されてるSTSを見ていて気付いた



ザフィーラってヴィヴィオがお着替えしてる時さりげなく同じ部屋にいたな!?www

さらにマリエルさんに抱きつかれたりしている。
なんちう役得……

552名無しさん@魔法少女:2012/05/04(金) 19:18:50 ID:brsZ5tds
…でもザッフィーって完全に六課のペット扱いだけどな

553名無しさん@魔法少女:2012/05/04(金) 20:16:40 ID:KcyetjC.
>>551
二期のの話SSだが、はやてが聖祥の制服に着替えてるシーンの時も居たよな>ザッフィー

554名無しさん@魔法少女:2012/05/05(土) 08:05:45 ID:vBaefQC.
>>551
抱きつかれたり が 巻きつかれたり に見えた

ロールミー!!ってリリなのじゃ出来んのよね…あんだけ人外盛り沢山で
デバイス?バインド? それは巻きつきとは言わん!!

555名無しさん@魔法少女:2012/05/05(土) 11:25:01 ID:G2ffiOVk
>>551
ザフィーラも未だやかましい連中に淫獣呼ばわりされるのは嫌だな。

>>554
同人でフェレットマフラーネタ見た事あるが、実際猫やフェレットでもできるのか?
季節はもう過ぎたが…。

556名無しさん@魔法少女:2012/05/05(土) 14:45:46 ID:jGlsQxtI
そろそろ「ユーノくんは俺の嫁」の新作を読みたいなぁ、と思う今日この頃(笑)

557名無しさん@魔法少女:2012/05/05(土) 21:34:45 ID:GBqUFxMI
変態とかはもうお腹いっぱいだから、ノマカプが読みたい…

558名無しさん@魔法少女:2012/05/05(土) 22:52:55 ID:YksyzUz6
ノマカプっていってもピンキリだからなぁ…
仮に男女一対をノマカプと呼ぶなら、「司書長は女の子」のクロユノ(♂×♀)みたいな
一見すると変則以外の何物でもないカップルだって、定義上はまごうことないノマカプだ

559名無しさん@魔法少女:2012/05/06(日) 06:31:48 ID:vfcjyjQ2
長年このスレに毒されてきたが、冷静になって考えてみると、
作中で成立したのはクロノ×エイミィだけだというのに気がついた。
というわけで、二人の子作りセックスをフェイトちゃんが扉の隙間から覗いて(ryな展開きぼん。

560名無しさん@魔法少女:2012/05/06(日) 10:32:17 ID:hAQ9d6.k
>>559
何の話題にもなっていないが一応グリフィスとルキノも結婚してるんだぜ…

561名無しさん@魔法少女:2012/05/06(日) 12:42:07 ID:9eyZGHFM
>>558
TSの時点でノーマルには入らんよ

562名無しさん@魔法少女:2012/05/07(月) 00:34:09 ID:0Qt0KnnU
エリオ×キャロもノーマルだな。
一応なのフェもそうなんだろうが、同人誌でもいい加減見飽きた…。

563名無しさん@魔法少女:2012/05/07(月) 01:11:00 ID:XHT9EZM2
なのフェはノーマルなのか?確かに一番広がってる組み合わせではあるが

564名無しさん@魔法少女:2012/05/07(月) 09:03:31 ID:gIKEWL0k
>>563
このアニメだと一番広まってて王道じゃない?

565名無しさん@魔法少女:2012/05/07(月) 14:03:16 ID:.nmShCbo
そういえば、シュテルって「炎熱変換の資質+バトルマニア」という事から考えてシグナムの要素も入ってるんですかね。
アダルトフォームにチェンジしたら物凄いムチムチボディに・・・
シュテル「師匠を倒すために・・・魔力を取り込んで急成長しました」

勝利時「私の勝ちですね。師匠、という訳で勝者の権利を行使します。師匠の汗の匂い、とても芳しくて私を虜にします」(押し倒す)
敗北時「・・・この状態になった私を打ち破るとは・・・流石です。師匠、勝者の権利として敗者の私の体をご賞味ください」

566名無しさん@魔法少女:2012/05/07(月) 20:21:48 ID:yDxo/U/Q
その一方で全然成長していないらしいディアーチェさんであった……

567名無しさん@魔法少女:2012/05/07(月) 22:57:22 ID:Gj85ksx6
トーマ「面白い八神司令がなんだって?」

568名無しさん@魔法少女:2012/05/07(月) 23:45:09 ID:dp6e67Sw
面白い八神司令→はやて
面白くない八神司令→ディアーチェ

569名無しさん@魔法少女:2012/05/08(火) 03:57:57 ID:05SWjL32
逆じゃね?

570名無しさん@魔法少女:2012/05/08(火) 08:17:54 ID:0LLpx3wQ
>>560
名前すら覚えてない人が多そうなレベルのサブキャラ同士だからな
あと、公式監修の入ったパロディ(歳時記)では結婚したと明言されてるけど、
F本編または関連記事等では明言されてない

>>559
息子夫婦の子っ作りしましょ♪を覗き見て、亡き夫とのそれを思い出して……なリンディさんの方がエロイ

571名無しさん@魔法少女:2012/05/08(火) 22:28:55 ID:Q3T4f2s.
>>570

stsではルキノ・リリエだが、F本編ではルキノ・ロウランになってる。

572名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 01:07:18 ID:dC7zXwsY
>>571
それはそうだが「結婚した」と明言はされてない
グリフィスじゃなくてレティ提督とできあがって養子縁組をしたって可能性もなくはない

573名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 01:32:07 ID:.Hutd7qs
>>572
どんだけ歪んだ見方してんだよw

574名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 02:03:27 ID:Rfk7lOKE
それ言い出したら夫婦別姓だから結婚済みかもしれないというわけの分からない議論も出来るんじゃね?

575名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 04:40:51 ID:H9aODoDI
>>574
逆に考えるんだ。
そうすればいくらでも、どんな組み合わせのカプでも誕生させることができる、と。

576名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 15:45:09 ID:TYkuDAFI
相変わらずここは頭のおかしいインターネッツですね

577名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 17:42:47 ID:Ixxa6/Y2
 久しぶりに投稿させていただきます。
 今回は、微ですがエロ展開もあるので、気をつけてください。
 また、欝展開があるので、嫌いな方は飛ばしてくだされば幸いです。

578ざふぃーらならだいじょうぶ:2012/05/09(水) 17:43:45 ID:Ixxa6/Y2
「ただいまー」

 扉を開けて、一人の少女が入ってくる。
 そして、部屋の中で寝ていた一匹の獣に飛びついた。
 まるで向日葵のような笑顔で、幸せそうに毛皮に頬ずりをする光景は、思わず写真に収めたくなるほどに愛くるしい姿である。






 ただ一つ、その部屋が異常なほどの腐臭に覆われてさえいなければ。






 







 その日、ギンガ・ナカジマが、高町なのはの、またほか数名の失踪を知ったのは偶然だった。
 高町なのはにふとしたことを尋ねるために、普段居るはずの教導室に向かったところ、無断欠勤していることを伝えられた。
 急ぎの用事ではない。
 翌日でも良かったのだが、ついでに執務室にも用事があったので、フェイト・テスタロッサに言伝を頼みにいった。
 すると、彼女も出勤していないということが伝えられた。
 ここら辺から、少し疑念が芽生え始めた。そもそもが、この二人は無断欠勤をするような人間ではない。たとえ、何らかの急用でそうなったとしても、二人同時というのはどうもおかしい。
 二人の親友であるはやて司令ならば何か知っているかもしれないと、司令のところへ足を向けてみたが、なんと、司令も出勤をしていないらしい。それだけでなく、ヴォルケンリッターの面々も揃って欠勤している。
 
 あからさまにおかしい。
 もしかしたら、何らかの事件に巻き込まれてしまっているのではないだろうか。
 ロストロギアが起こしたことに巻き込まれている可能性もある。
 いずれにせよ、非常事態が起こったという可能性は非常に高い。

 ここで、彼らの失踪をちゃんと報告していれば、銀河の運命は変わったのかもしれない。
 しかし、ギンガは、あいまいな情報のまま報告することを躊躇ってしまった。
 高町家に行ってみて、失踪を確認してからでも遅くはない。そう判断してしまったのだ。

(これで、集団インフルエンザでしたとかじゃ、赤っ恥だもんね)

 つまるところ、ギンガはあまりに甘く、うかつだったのだ。

579ざふぃーらならだいじょうぶ:2012/05/09(水) 17:44:49 ID:Ixxa6/Y2









(……何…この臭い)

 高町なのはの家にたどり着き、ノックをしようとしたところで、ギンガは家の中から溢れている強烈な異臭に気がついた。鼻が曲がりそうとは、まさにこのときに使う言葉だろう。
 明らかにただ事ではない。

(……まさか……とは…思うけど)

 腐臭から、最悪の連想が導き出される。
 もし、この扉の向こうにこの家の住人の――があったとしたら……。

(駄目!そんなことを考えちゃ!)

 頭を振って、嫌な想像を払う。
 とにかくこんなところでたちんぼうしていてもしょうがない。ギンガは腐臭を吸ってしまわないように、器用に深呼吸をして、扉を叩こうとした。


 その時、扉の向こうから、小さな足音が聞こえた。

(誰か…いる!?)

 こんなひどい臭いの中、いったい誰が居るというのか。ギンガは、扉の向こうの人物に気取られないように、そっと中の様子を伺ってみる。
 そもそも、この中にいる人物は正気なのだろうか。ギンガの感性では、とうてい正気で耐えられる環境とは思えなかった。

 背筋どころか、体中に寒いものが走る。

 そして、畳み掛けるように、ギンガの耳は、信じられない声を捕らえてしまった。

(えっ?…う…そ)

 いや、信じられないというのは間違いだろう。信じられないのではなく、信じたくなかったのだ。




(………ヴィヴィ……オ………ちゃん?)

 確かに、扉の向こうから聞こえてくる声は、ヴィヴィオのものだった。
 聞き慣れた声が、かえって扉の向こうの非現実感を高めていた。

(なん…何で、ヴィヴィオちゃんが!?それに……)

 何より、その声が嬉しそうなのだ。
 まるで、恋人と会っているかのように、時には甘えた、時には哀切のにじんだ雰囲気が、扉越しにでも伝わってくる。


 ギンガは、すでに何も考えられない状態だった。頭が真っ白になり、考えをまとめようとしても、まったくまとまらない。


 そして

 いつの間にか

 自分の手がノブにかかっていて

 なぜだか家の中が見えていて

 さっきよりも臭いもきつくなっていて

 それに声もはっきりと聞こえるようになっていて





 要するに―――




 ―――扉を開いてしまったのだ。

580ざふぃーらならだいじょうぶ:2012/05/09(水) 17:45:39 ID:Ixxa6/Y2




 どうやって動いたのかは、まったく覚えていない。ただ、気がついたら、ヴィヴィオが目の前に座っていた。

 何もおかしなところは無い。いつもどおりのヴィヴィオだ。そう、まったくおかしなところは無い。




 そうヴィヴィオには。



 おかしなものはただ一つ。

 ヴィヴィオが抱きしめている、その青い「何か」。
 そして、ギンガはその「何か」に心当たりがあるような気がした。
 そう、それは―――

「……あ?」

 駄目だ!

 駄目だ、駄目だ、駄目だ!

 気がついてはいけない。思い出してはいけない。考えてはいけない。



 その「何か」が、

 師匠に、

 時おり自分たちの仕事を手伝ってくれていた青い守護獣に似ているなどと。




「いやあああああああああああああああああああああああああ」

 いつの間にか、絶叫していたらしい。気がついたときには、声の出しすぎで咳き込んでいた。


 そんな自分に、ヴィヴィオはいつもどおりに声をかけてくる。

「大丈夫、ギンガさん?どうしたの、いきなり叫んだりして」

 あくまで、ヴィヴィオは笑顔のままだった。なんの含みも持たない、純粋な笑顔。この状況ではそれが一番恐ろしかった。

「おえええぇぇぇ」

 あまりの状況に、体が拒否反応を起こす。知らず、わたしは食べたものを戻していた。

「ギンガさん、ザフィーラを見て、吐くなんて失礼だよ!」

 その時、ヴィヴィオの笑顔が、初めて崩れた。私を睨みつけてくる視線には、憎悪すら宿っている。

「ママもひどいんだよ。ザフィーラが臭いって言うの。はやてさんたちに電話して、わたしとザフィーラを引き離そうとするんだよ」

 違う。

 その目に宿っているのは、憎悪だけではなかった。

 狂気。なにより、そのように呼ばれるものに支配されている。 
 狂ってしまったお姫様は、クルクルと笑いながら、自分のやったことを独白し続ける。

「だから、みんな殺しちゃった。ザフィーラにひどいことするんなら、ママやはやてさんでも許さないんだから」

 ヴィヴィオはそれだけ言うと、あさっての方向に漂わせていた視線を、私の方に合わせてくる。

「ギンガさんはどうかな?ギンガさんもすきだったんでしょ、ザフィーラのこと」

 そして、わたしにその死体を押し付けてくる。
 ベチョッという音とともに、私の顔におぞましい感触のものがくっついてきた。

「ひっ!」

 私はたまらず悲鳴を上げて、顔についているものを引き剥がしてしまう。







「ふーん、ギンガさんもそういうことするんだ。せっかく、ザフィーラと一緒にいるのを許してあげようと思ったのに」

 ヴィヴィオの視線が、限りなく冷めたものになっていることに気がついた。
 そして、ヴィヴィオは死体をもう一度取り上げ、まるで恋人のようにそっと抱きしめると、蛆すら這っているその顔に口づけをした。

「ギンガさんも、本当にザフィーラのこと好きじゃなかったんだね。だって、この姿を愛せないんだもん」

 それだけではない。
 毛皮に顔をうずめ、思いっきり息を吸い込む。常人なら頭が壊れてしまいそうな腐臭で、恍惚の表情を浮かべていた。

「私は違うよ。ザフィーラの匂いなら全部大好き。触り心地も、かっこいい姿も全部変わらない」

 ヴィヴィオの手が、下腹の方をなでている。そこには、死後硬直のせいか勃起状態を保っている、ザフィーラのペニスがあった。

「ザフィーラならなんだって許せるの!だって、私はザフィーラを愛しているんだから」

 手だけではなく、ヴィヴィオの体全体が下に降りていく。
 目を背けたくなるほど無残な、その陰部を、ヴィヴィオは何のためらいも無く、むしろ嬉々として口に含んでいく。




 ヴィヴィオがフェラチオをしている間、ギンガは凍りついたように動くことができなかった。
 どれほど時間が過ぎただろうか。
 AV女優もかくやというような淫猥な光景は、いつの間にか終わっていた。

 ヴィヴィオがこちらに歩いてきた。
 手には凶器が握られているのが分かる。

「ギンガさんもダメだね。ザフィーラのことは渡せない」

 その手が高く振り上げられる。
 次に何が起こるかは分かっているが、体は全く動かなかった。
 まるで、高いところから、この状況を俯瞰している気分だ。
 自分は、壊れてしまったのだろうか。いや、かもしれないではなく、本当に壊れてしまったのだろう。

「バイバイ」

 そして、ゆがんだ笑顔と共にその手が振り下ろされて―――

581ざふぃーらならだいじょうぶ:2012/05/09(水) 17:47:05 ID:Ixxa6/Y2













「キャー!!最高です〜!!!」

 清々しいほどの青空の下、緑が映える芝生の上で、そんな歓声が響き渡った。
 中心にいるのは、シャッハ・ヌエラ。その芝生を所有する建物で働いている人物である。
 その前には、テーブルの上に積み重ねられた本が置かれていた。

「でしょー。自分で言うのもなんだけど、最高傑作だと思うんだよね〜」

 照れるなー、などとのんきなことをつぶやきながら、シャッハは並んでいる人に本を渡す作業に移った。
 列になっている人たちは、本を手渡される前に、シャッハにお金を渡していく。




 要するに、シャッハは教会の片隅で、同人活動を行なっているのだった。



「くれぐれもカリムさんには秘密にしてね。この前バレたときは、かなりやばかったんだから」

 本を渡す時には、そのように言い聞かせておく。
 実のところ、この同人活動は、書いている内容が内容もあって、上司のカリムからは良い顔をされていない。
 今、シャッハたちがいる場所も、死角となるところであり、むしろ気づきづらいだろうと選んだのである。

(それにしても、ヤンデレシリーズがこれほど人気になるとは…)

 本人としては、軽い冗談のつもりで始めたものだったのだが、人気が高くなりすぎて、引くに引けない状況になっていた。

(いい加減、バレるかもしれないし、そろそろ潜るべきかな〜)

 心中はいろいろと揺れているものの、外には見せずに、笑顔で同人誌を売りさばいていく。

「へー、こりゃまたすごい内容やね」

「そりゃあ、もう、今回で一区切り付けるつもりですし」

 さりげなく重大発表がなされ、周囲からはどよめきが起こるも、かまわず続ける。

「色々なジャンルに挑戦したいんです」

 なんとなくネタに詰まった小説家のような言葉だったが、周囲には比較的好意的に受け取られたようだった。

「え〜、私、今回が初めてだったのに、寂しいですよぉ」

 こんなことを言う人もいるが、次回はもっと面白いモノを書いてくると約束する。赤と緑のオッドアイが、嬉しげに細められる。



(…………ん?)



 今は視線を外して、はっきりと姿が見えるわけではないが、自分はこの子を知っている気がする。そう言えば、さっき関西弁が聞こえたような気も……。さらにたった今気がついたのだが、いつの間にか自分の周りには、二人の人しか残っていなかった。

「アノー、ヤガミシレイ?」

 目の前にいる、どことなく狸っぽい(本人には内緒だ)女性に声をかける。口から出た言葉は、カタコトになってしまっていた。

「ん?」



 振り向いた。
 これ以上になくはっきりと八神司令だった。

(え〜と、それじゃあもしかして………)

 下は向きたくなかった。認識しなければ確定はしないと、どこぞの物理学者のような言い訳を脳内で繰り返すも、現実はあまりに非常だった。

「シャッハさんて、絵も文章もとっても上手なんですね」

 聞き慣れた、人懐っこい声が聞こえてくる。

 もう泣きそうだった。

 そして、私の決断は早い。

「すみませんっしたあ!!!!」

 土下座だった。
 これ以上ないほど、綺麗に決まった土下座だった。
 美しさで言えば、今年度最優秀賞を取れるくらいの土下座だった。

「どうか!なにとぞ!カリムさんにはこのことを内密に!!!」

 必死で、目の前の司令に呼びかける。
 その必死さは、たとえ自分が前科百犯の詐欺師であったとしても、許されるのではないかと思うほどである。
 目の前の人も、鬼ではないのだ。なんとかなるはずだ。

 その姿を見て、八神司令は、ポリポリと頭を掻いて、困ったように口を開いた。

「あー、そう言われてもな……」

 そう言って、とある方向に目を向ける。

 嘘であって欲しかった。
 八神司令の視線のむこうにいる人物が、自分の知らない上司であることを願う。

(どうかお願いします!聖王さま!!)

 最後に祈りの言葉を唱え、視線だけそちらに向けてみた。



 カリムさんだった。

582ざふぃーらならだいじょうぶ:2012/05/09(水) 17:48:33 ID:Ixxa6/Y2
 怒っているのかと思えば、さにあらず。完璧な笑顔でこちらを見つめていた。その笑顔はまるで聖母のよう。だれもが、安心してその胸に飛び込んでいくだろう。

 その背中から漂う、どす黒いオーラさえ無ければ。

「シャッハ?」

 自分の名前が呼ばれた瞬間、恐怖で体が震えてしまう。
 極限状態の中どうしたら自分が生き残れるのか、フル回転でシュミレートをし続ける。

「このようなことはやめなさいって、そう言っておいたわよね?」

 顔を上げちゃダメだ。顔を上げちゃダメだ。顔を上げちゃダメだ!
 頭の中で、千の言い訳が生み出され―

 ―そのことごとくが、たった一言で一蹴される。

(「そう、それじゃあ懲罰房へ行きましょうか」)

 もうだめだと、頭の回転も止まり、ただこの天災が過ぎ去るように伏していた。




「はあ、困った人ね。司令の執り成しもあったことですから、懲罰房行きは勘弁しておきます」




 奇跡が起こった。
 耳に届いた言葉が信じられない。果たして、そこにいる人物は本物のカリム・グラシアなのだろうか?

 顔を上げ、感謝と、畏敬に満ちた眼差しを己の上司に差し向ける。

 そして、そのまま私の顔は固まってしまった。

 さっきはチラリと見ただけだったので、気がつかなかったが、カリムさんの後ろには、二人の女性が並んでいた。
 小説の中では、ヴィヴィオに殺された設定にしていた、養母たちが…。

「ただ、この方たちが、あなたに摸擬戦を手伝って欲しいらしいの。今日のあなたは、有給休暇だし、いつまでも付き合ってあげても大丈夫よね」

 笑うしかなかった。
 向こうも、ただただ笑顔だった。

 襟首をつかまれて引きづられていく途中、そう言えば、遺書を書いてなかったと漠然と考えていた。









「大丈夫でしょうか、シャッハさん」

 心配そうに、オッドアイの少女が問いかけてくる。

「んー、まあ、非殺傷設定にはするやろし、間違いはないんやない」

 もっとも、さっき見た、二人の表情から察するに、危険な予感はあるが。
 とりあえず、カリムも傍にいるだろうし、死ぬことはないと思う。

「それにしても、ひどいなあ」

 ヴィヴィオが、小説を手にとって頬を膨らませる。
 当然だろう。なにせこの作品の中では、自分が正気を失った殺人鬼なのだ。
 と言うか、これを平然と手にとっていることが、驚くべき事態である。



「ザフィーラ殺しちゃったら、子供作れないのに」

「………」



(拉致監禁までならありなんか?)



 ヴィヴィオの何気ない一言に、そこはかとない不安を感じる。

(ヴィヴィオとは二人きりにならんように言うとこ)

 ザフィーラに忠告することを決めて、ふと空を仰ぎ見る。
 雲ひとつ無い青空に、燦燦と太陽が輝いていた。

583名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 17:50:50 ID:Ixxa6/Y2
 以上です。
 改めて読んでみると、エロってほどエロくもないですね。やはり自分には無理なのか!?
 あと、ヴィヴィオならヤンデレでも許せる気がしますが、ロリではありません。健全です。

584名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 20:16:10 ID:TwSrFqsg
非常に乙。すばらしい!

シャッハ → カリム の呼びかけって、「騎士カリム」でなかった? 勘違いならゴメン


あと、>>580で終わってくださいと祈ったのは内緒だ。いいよね、ド欝

585名無しさん@魔法少女:2012/05/09(水) 20:55:14 ID:Ixxa6/Y2
 感想ありがとうございます。
 シャッハ→カリムは「騎士カリム」か「カリム」でした。
 ご指摘ありがとうございます。
 まあ、今回は状況が状況なので、下手に出てるってことで脳内補完を・・・できないか。すみません!

586名無しさん@魔法少女:2012/05/10(木) 01:37:39 ID:9tpPmvl6
おお! これは・・・おもしろい

ヤンデレヤンデレしてるヴィヴィオかわゆい癖になりそう
個人的にはマジでこんな展開でも良かったですわ

しかし最後の子作り監禁フラグもすげえドキドキするので問題なし!

GJ!

587名無しさん@魔法少女:2012/05/10(木) 14:04:11 ID:CTSqqPJI
>>565
機人02「なのはさんのコピーですらそれなりにフラグがあるのに私には何もないの〜!?
     トーマはリリィとだし、なのはさんよりそっちの気もない筈なのにぃぃ(泣」

588SandyBridge ◆UKXyqFnokA:2012/05/10(木) 21:37:33 ID:AN9gy4xM
どうもですー新作を投下しますー
前回のと、もしかしたら世界観がつながっているかもですー

タイトルは「闇と時と本の旅人」でー

589闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA:2012/05/10(木) 21:41:10 ID:AN9gy4xM
■ 1





 暗い部屋。
 衣擦れの音がささやくように伝わり、ベッドのスプリングがきしむ音が時折混じる。
 うなされているのだろうか、呻いているような少年の声が、彼以外誰もいない寝室に流れる。

 少年は、就寝時には明かりをまったく消す習慣があった。何となく、常夜灯を点けるのは暗闇を恐れる子供のようだという意識があった。
 真夜中の寝室は、窓から差し込む光もない。ここは次元航行艦の士官個室であり外を見ることのできる窓はない。

 何も見えない。たとえ目を開けても、暗闇に慣れようとしても目は光を拾えない。
 意識が覚醒しないぎりぎりのところで、少年の眠りは押しとどめられている。
 だが、わかる。
 何も見えないが、何かが彼にのしかかっている。押しつぶすような質量があり、しかしそれは彼の身体全体を包み込むように圧をかけている。
 何者かが、少年を抱きしめている。

 ついに意識が浮かび上がった瞬間、それまで彼を責め続けていた質量は嘘のように消え去った。
 ばたと毛布をはだけさせて跳ね起き、荒く、肩で息をする。

 夢か。
 夢を見ていたのか。

 既に位置を覚えているベッド脇のスタンドライトのスイッチに手を伸ばし、明かりを点ける。
 間違いなく自分の部屋だ。艦隊附き執務官としてこの次元航行艦に乗り組んでいる自分に与えられた個室だ。
 ベッドの上には、誰もいない。自分の姿以外、床に落ちたクリーム色の毛布くらいしか変わったものは見えない。室内の調度品や私物の置いてある位置も、就寝前と何も変わっていない。

 どうやら夢に間違いないと考えを落ち着け、少年は肩を落としてため息をつく。
 そこでふと、寝巻きの下の違和感に気づく。

 少年、クロノ・ハラオウン──弱冠14歳にして管理局執務官として次元航行艦アースラに乗り組む彼は、さらに疲れきったため息をついた。

「参ったな、久しぶりとはいえ出航中にか──定時の洗濯には出せないな」

 若年者の活躍著しいミッドチルダにおいて、10代の管理局員も珍しくはない。しかしそれでもクロノにも年相応の恥じらいはある。
 次元空間を航行する艦内では乗組員の衣類は当番──たいてい最も新任の者の担当だ──がまとめて洗濯を行う。その中に、精液の染み込んだパンツを紛れ込ませるような度胸は、さすがのクロノも持ち合わせてはいなかった。

 気を取り直し、クロノはベッドから降りてクロゼットを開け、着替えをすることにした。





 音のない、静かな無人の要塞。

 時空管理局本局。

 次元空間に配置されたこの巨大要塞には、いくつもの隔離された実験棟が接続されている。
 それは主に、“ロストロギア”と呼ばれる古代遺物の保管に使用されている。
 現代人類の知見をたやすく凌駕するロストロギアは、古来より人類に災厄をもたらすものとして認識され、時空管理局はそれへの対処を専門とする部署を持っている。
 管理局次元航行艦隊提督、ギル・グレアムもまた、その組織の早急なる増強を切望していた。

 ──あのような忌まわしき事件を、二度と起こさせないために。

 そう願いながら、その事件の元凶をどうしても滅することのできないこの状況に、わずかな焦りを持っていることも確かだ。
 管理局上層部はまだ、このロストロギアに対する理解が乏しい。
 幾度となく訴えてきた研究体制の強化も却下され続け、現状、遺失物管理部の隔離フロアに封印したまま何も手出しができないという状況だ。

 もし、封印が破られたら。
 その時こそ、人類は滅亡の危機に直面するだろう。
 外敵の襲来というわかりやすい構図ではない。

 それは淘汰だ。生命力のより強い種族が生き残る。それは自然界の摂理だ。人間よりも生命力の強い種族を、あのロストロギアは生み出してしまったのだ。

 命を、奪う。吸い尽くす。
 闇の書には魔物が潜んでいる。闇の書に立ち向かい、犠牲となった者は数多い。
 グレアムの部下であり親友でもあった提督、クライド・ハラオウンもそのひとりだ。

590闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA:2012/05/10(木) 21:42:01 ID:AN9gy4xM
 アースラ艦橋、日次のシステム点検作業を終え、エイミィ・リミエッタは自分の席で大きく伸びをした。
 第97管理外世界での一連の作戦任務を終え、約1ヶ月ぶりに本局へ帰還する。
 緊急の出撃ということもあり、今回の案件では皆慌しかったが、またしばらくはゆっくりできそうだ。
 もっとも、執務官であるクロノには現場だけではなく、本局に戻ってからもたくさんの仕事が待っている。そんなクロノを、労うのはエイミィにとってはもはや当然のことであった。

 今回の作戦では、大魔導師プレシア・テスタロッサと彼女が集めていたロストロギア・ジュエルシードを相手にし、アースラ艦長であるリンディ・ハラオウン提督自らが緊急出撃し魔法戦闘を行った。
 大規模な次元震による周辺世界への被害も懸念されたが、なんとか状況を収拾する事が出来た。
 改めて、ハラオウン親子の実力を垣間見たといったところである。
 執務官として前線に出るクロノだけでなく、次元航行艦の艦長であるリンディも、優れた魔導師としての実力を持っている。

 それ以上に、血のつながった親子ならではの、以心伝心ともいうべき息の合った連携が奇蹟を引き当てたとエイミィは思っていた。
 いつからだろうか、とエイミィは胸に思った。クロノとリンディの語らいの姿に、羨ましさというのか、悔しさにも似た不思議な感情を抱き始めたのはいつの頃からだっただろうか。
 クロノとエイミィは士官学校での同期であり、卒業後に任官するにあたり、リンディはエイミィに、ハラオウン家への下宿を持ちかけた。
 クラナガンの中でも実家が郊外にあり本局まで遠かったエイミィは、新人オペレーターとして仕事に集中するにはなるべく管理局の近くにいたほうがいいと思ってそれを受けた。

 アースラの中では、クロノはリンディを艦長あるいは提督と呼び、あくまでも上司として接している。リンディももちろん、クロノを息子だからといって甘やかすようなことはしない。

「やだな、何考えてるんだろ……私」

 それでも、もしかしたら、と思うことがある。胸の中で、想像を膨らませてみる。
 リンディの目を見上げて話しているはずのクロノの視線が、ふと、彼女の胸元に向けられているときがある。高級士官制服の厚い生地の下にあるはずの、彼女の豊かな乳房を見ている。あるいは、自分が生まれてきた彼女の胎、そしてその入り口の肉の穴。
 もっとも身近な女性である母親の、女の肉体に、興味を持つ。
 クロノもそんな年頃に差し掛かっているのかもしれない。そしてリンディも、そんな息子の胸の内を察し、視姦されていることに気づいているかもしれない。艦長室など、どこでも秘密の場所はある。そんなところで、抱き合う二人。
 容易に想像できてしまうのは、自分の認識がそうだからなのか、それとも本当に、禁じられた母子の関係があるのか。

 身だしなみに気を使う年頃に、同じようにエイミィも差し掛かっている。
 しかしどこか、先輩の女性乗組員たちと比べると、いくらコロンをふっても洗顔フォームを試しても、乳臭さが拭いきれないという気もする。
 確かに思春期はホルモンや皮脂の分泌などから、成人女性に比べて体臭なども特徴的にはなるのかもしれない。
 でも、なんとか、飾り立てて、清潔な香りでクロノを包んであげたい。
 士官学校の同期生たちの間でも、クロノは年齢不相応に背伸びしたがる傾向があった。寮で同室の少年たちともあまりつるまず、一人で黙々と勉強をしていた。
 むっつりなんだとささやかれることもあったが、その頃の彼は本当に自分を押し殺していたのだとエイミィは思っていた。
 彼がなぜそんな性格になっていったのか──それはきっと、自分もまだ幼く何も覚えていないような頃の出来事に原因がある。

591闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA:2012/05/10(木) 21:43:06 ID:AN9gy4xM
 管理局本局のドックに入渠したアースラはただちに整備作業にかかり、地上での勤務がない一般乗組員たちはしばらくの休暇となる。
 クロノは今回のPT事件に関する処理を行うため、フェイトを連れて法務部へ赴く事になる。
 今回の件で問題となるのは、生き残った事件の当事者であるフェイト・テスタロッサが、生まれてからずっと時の庭園で過ごし一般社会に触れてこなかったということだ。人間社会の中で過ごさず、母プレシアの言うことが全てだという価値観で育ってきた。
 そのため、フェイトの責任能力を問うことができるか──というのがカギになる。
 第97管理外世界を離れ、アースラで本局に移送されるまでの間、フェイトは特に艦内での行動を制限されなかったがずっと自室にこもり、時折クロノが面会に行ったときだけ一緒についてしばらく歩くといった感じだった。
 まるで妹ができたようだ、とエイミィは思っていた。
 リンディは、天涯孤独であるフェイトの身柄を引き取ることを考えているとエイミィに言っていた。ただしまだ本人には秘密で、とも付け加えていた。
 今回のPT事件では、主犯であるプレシア・テスタロッサが時の庭園と共に虚数空間に沈んだため、事後処理としては被疑者死亡のまま書類送検という形になる。フェイトの身柄はあくまでも参考人程度である。
 フェイトはプレシアの命令に従っただけであり悪意はない──ということは、これまでの管理局の判例からすれば比較的容易に認められるだろうとはクロノは言っていた。

 親にすがりたい子供のしぐさなのだろうか、と思うと同時に、フェイトを同じ女として見てしまっているという意識がエイミィの中にあった。
 フェイトは、クロノやリンディという、時空管理局の中の有力な一族に近づく事で自分の身を守るということを意識せずとも行っている。
 もちろんリンディとて、たとえ幼い子供であってもそのような行動は本能的にとるものだということはわかっているだろう。
 しかし、どこか、フェイトが横から割り込んできた、ぽっと出のメス猫、という認識が、どうしても拭えないとエイミィは思っていた。
 こんなことを考えてしまうのは、嫉妬という感情なのだろうか。

 アースラ艦内から本局法務部の担当官へデータを送信し、向こうでの受け入れ準備ができるまで、クロノとリンディは一緒に、クライドの墓参りに行くことになった。
 次元航行艦隊における殉職者は本局施設内の教会に祀られている。
 その間、艦内に一人で残していくのもどうかということでフェイトも連れて、そしてエイミィも一緒についていくことになった。
 フェイトは、どうやらクロノから離れたくないらしくリンディに手を握られながら、クロノの士官制服の裾をつかんでいる。
 第97管理外世界での高町なのはとの戦い、そして時の庭園でのプレシアとの対峙、それらの場面とはうってかわり、いじらしくさえ思えるほどの幼げな少女の姿を見せている。

「フェイトさん、心配しなくても大丈夫ですからね」

「はい」

 リンディに微笑みかけられ、フェイトはしずしずと二人についていく。4人で横一列に並ぶと通路の幅を取ってしまうので、クロノとエイミィは後ろについている。

「これから行くのは」

「ああ、ちょっと私用だ。僕の父さんは管理局の次元航行艦隊に所属していたんだ。11年前まで……」

「11年前、じゃあ、今は」

 フェイトはそこまで口に出し、やがて察して口をつぐんだ。
 家族を喪った悲しみを、この執務官も知っている。妻も、息子も、プレシアのように、夫を父親を蘇らせようと願う事は無かった。ふと思い浮かんだことはあったかもしれないが、それを封じた。
 喪われた命は戻らないという事を受け止めているのだ。

592闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA:2012/05/10(木) 21:44:16 ID:AN9gy4xM
「クライド提督って、どんな人だったんですか?」

 エイミィも質問する。話の輪に入ろうとする。
 やわらかく豊かなポニーテールを揺らし、リンディは微笑んで振り向いた。

「素敵な人だったわ。局員としての仕事に忠実で、とても誠実な。可愛い人だったわ」

「リンディさんよりは年上だったんですよね」

「そうね、でも意外と初心なところもあったのよ」

 そう言ってリンディはクロノの肩に手を置く。クロノは父親似らしいが、顔立ちだけでなく性格も似ているのだろうか。あるいは、リンディは自分の息子に、亡き夫の面影を見ているのだろうか。
 こんなところでも、エイミィはリンディの言葉の裏を勘繰ってしまう。そしておそらくは、リンディもそんな息子のガールフレンドの心境を気づいている。
 同じアースラに乗り組む幹部乗員として、部下として、艦長であるリンディを信頼しなくてはならないというのはわかっているが、その意識を邪魔する感情とでもいうのか、それをどう処理すればいいのかというのはエイミィにとっては胸を苦しくさせるものだ。
 恋愛、なのか。クロノとは、士官学校に入学してから、まだ幼い頃から一緒にいた。
 子供の頃は、普通の友達として一緒にいられた。
 でも次第に、二人きりで一緒にいる事が恥ずかしくなる。
 この気持ちが、恋なのだろうか。

 リンディたちが本局内の教会慰霊堂に入ってきたとき、一人の参拝者が先に来ているのが見えた。
 平日では、局員の遺族でも来る人数は少ない。
 やがて、その参拝者が跪いているのが、クライドの位牌を納めているのと同じ場所だとわかる。

「あれ…?」

 エイミィは並べられた祭壇の横から身体を乗り出すようにして、その参拝者の姿を見やる。
 かがみこんだ姿は大人の女性のようだ。上着は白いセーターで、長いストレートの髪が肩から背中に流れている。
 黒い石造りの墓碑を前に、横顔の整ったラインがシルエットになって浮かび上がり、逆光にきらめく姿は、地上に舞い降りた天使のようだった。

 その女性もリンディたちに気づき、立ち上がりながら振り向く。
 手に携えた弔花の束を墓碑の前に置き、すらりとした白い指が胸の前に組まれる。
 澄んだ、宝石のような瞳。しかしその奥に、闇のような深い輝き──言葉としておかしいが、本当に闇のような光だと思った──が秘められているとクロノは感じ取った。

 瞬間、頭の奥が揺らぐ。脳と眼の間で何かが澱んだ。
 記憶の混乱?あの女性を、どこかで見たことがある?
 管理局入局以来、執務官となり少なくない数の任務をこなしてきたが、その中で彼女を見かけたことがあっただろうか。もしくは、会話をしたことがあっただろうか。それとも、街行く人ごみの中ですれ違ったことがあったのだろうか。

「クロノ、どうしたの」

 横からエイミィがささやく。その声も、まるで耳に入らないようにクロノは立ち尽くし、一瞬、歩みがリンディたちから取り残された。
 リンディとフェイトが振り返り、クロノと、闇のような瞳を持つ女性は数歩ほどの距離を置いて向かい合い、見詰め合った。
 瞳の奥から、もうひとつの視線が向けられ、クロノを射抜いている。そう感じた。

 女性の唇が、潤いとともにきらめきを奏でるように動く。

「艦長……クライド、艦長……なのですか?」

 クロノは、自分の目の前を覆う白い毛糸と、温かさを感じ取った。
 瞬間を置いて、それが大人の女性の胸の柔らかさだと理解する。

 抱きしめられること。今まで、母以外の女性にそのように触れられたことはなかった。グレアム提督の下で学んでいたときも、リーゼ姉妹の、特に妹のほうはかなり積極的だったが、このように正面からハグしてくることはなかった。
 手を握ったり、頬を寄せたり、背中合わせになったり、腕を組んだり。
 成熟した、豊かな胸に触れる。包まれる。セーターの、編まれた毛糸の繊維の向こうに肌色が見えるようだ。柔らかく甘い肌。どこまでも包み込んでくれそうな、大きな乳房。母の胸よりずっと深い──。

593闇と時と本の旅人 ◆UKXyqFnokA:2012/05/10(木) 21:45:15 ID:AN9gy4xM
 それは14歳の少年にとっては強すぎる刺激だった。ズボンの下が盛り上がっていたのは、女性が羽織っていたコートのおかげで幸運にも隠されていた。

「あ、あの」

「あ──、すみません、あんまり似ていたもので……」

 申し訳なさそうに言葉を述べて、名残惜しそうに女性は離れた。
 白い毛糸のセーターに、黒いトレンチコートを羽織っている。長いストレートの髪は、ミッドチルダでも珍しい青みのかった銀髪だ。左の額にやや跳ねたくせ毛を長く伸ばして、しかしわずかの傷みや曲がりもない、なめらかな光沢を放っている。
 年のころはまだ若い。20代だろうか。
 クライドの墓碑の前にいたということは、彼の知り合いだろうか。
 そんなことを思考の中に弄びながら、クロノはゆっくりと彼女の胸の中から離れた。横から、エイミィが重い視線を寄せていたがこのときのクロノには気づく余裕が無かった。

「クライド艦長のご家族の方ですか?」

「ええ、リンディ・ハラオウンと申します。こちらは息子のクロノです」

「息子さんでしたか──本当に、失礼しました……。可愛いお子さんですね」

 やや浮ついたような足取りで後ずさったクロノを抱え、リンディが答えた。
 エイミィは俯いて睨み付けるような視線で、フェイトは目を丸くしてリンディと女性を交互に見上げている。

 その後、リンディがその女性としばらく話していたのだがクロノはほとんど上の空で、覚えていなかった。やがてエイミィが呼びかけてようやく我に返る。

「なによクロノ、ぼけっとしちゃってどうしたの?らしくないじゃない」

「ああ……すまない、でもなんだか、初めて会ったとは思えない感じで」

 クロノの何気ない言葉に、エイミィは目を見開いて耳を赤くし、リンディは悪戯っぽく微笑み、フェイトはきょとんとしている。

「あらあら、クロノったらやるじゃない、男として立派になったところをお父さんに報告できたわね」

「か、母さん、違うそういう意味じゃないんだ」

「そっ、そうですよ、何言ってるんですかリンディさん」

 少年と少女は、それぞれ互いを意識する年頃になっている。今まで、いつも一緒にいるのが自然だった。それが、面と向かって指摘されると、なぜか恥ずかしくなってしまう。

 クロノは、それまで思いもよらなかったことを意識してしまい、柄にも無く取り乱してしまっていた。
 知識としてなら、恋愛をして結ばれるということはわかるが、まだそのような未来の人生を想像できない。
 自分もいずれ夫になり父親になるということが心の中で掴みきれない。

 管理局員として、次元航行艦隊の艦長としての父親ばかりが記憶の中に残っていたが、もちろんクライドにも、そういう、男としての面があったはずなのだ。

 クライドを知りたい。それが、クロノが管理局入りを志した理由だった。

 父の顔も、正直なところ覚えていない。
 クライドが殉職した事件──11年前の闇の書事件の当時、クロノはまだ3歳だった。クライドもリンディも次元航行艦隊の勤務のため、長期にわたって家を空ける事も多く、家政婦を雇ってクロノの世話をさせていた。
 たまの休暇に、家族でくつろぐ事もあったはずだが、クロノはそれをはっきりと覚えていない。

 だから、クロノにとっては父の姿というのは周囲の人間から語って聞かされたことがすべてだった。
 父の仕事場。父がその人生をかけて務めた職。管理局とは、現代の次元世界で最も重要な責任のある組織。
 そう信じていた。そう信じる事が父への悼みだと教えられた。

 フェイトの裁判を引き受けることにしたのは、そんな境遇が自分と重なって見えたからかもしれない。

 慰霊堂を出た直後、リンディの携帯端末が電子音を鳴らし、緊急メッセージの着信を伝えた。
 クロノとエイミィもすぐさま反応する。次元航行艦隊司令部からの、緊急事態発生の連絡である。

「クロノ、エイミィ、フェイトさんを法務局へ送っていって。私は司令部へ行くわ」

「わかった」

 ただならぬ事態と雰囲気を察し、フェイトはぎゅっとクロノの腕にしがみつき、身を寄せている。
 すでに色恋沙汰を考えているような状況ではなくなった事をエイミィも察し、本局司令部へ向かうリンディの後姿を神妙に見つめていた。




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