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☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆

777JUST COMMUNICATION 前編:2010/01/19(火) 13:48:05 ID:okfm6DIA
「父はナイフ、祖父は鞭、曽祖母は剣だったかな……この能力のせいで、一族みんな人を殺してしまう」
「血のせいにするな」
「血のせいさ」
「甘えだな」

ゼストの気合が膨れた。ある程度槍による斬撃を無視してゼストが吶喊。受けても浅手だ。
いくつかの切っ先が立ちふさがるが弾幕が薄い。行ける.。届く。ゼストが流星じみて闇夜をひた走り、

「甘えてんのかなぁ…」

さらに32本の槍の出現に防がれた。もはや360°全周囲から矛先を向けられゼストは再度防衛に回る。
叩き潰した槍を差し引いても60を超える制御を成している圧巻にゼストも驚く。
魔力による誘導弾などではなく、全て実体を持つデバイスだ。天才という他ない。

「クッ…!」
「ほら、64本。これがあたしの本気さ。これ全部凌げば、逮捕できるよ」
「―――カッ!」

鬼気が空に満ち満ちた。槍を薙ぐ。魔力衝撃。全周囲にほとばしる。
まるで槍たちが意思持っておののいたように退いた。
隙。そこをゼストが縫う。
怖気するほど強い迫力がセプテムを叩くが、まるでそよ風受けてるように無感動に言った。

「……まぁ、嘘だけど」

さらに64本の槍が、天と地から顎の様にゼストを噛み砕かんと現れる。
総合すれば128本。もはや人の業とは思えない。ゼストの肩に脚にあちこちに深い傷がみるみるできる。

「これが本気」
「なんという…才能だ」
「こんな化物、産まれてこなけりゃよかったと思わないか?」
「産まれてこなければよかった命はない」
「人殺しだよ?」
「最初から人殺しだったわけではあるまい」
「いいや、人殺しの家系さ」
「血のせいにするなと言った。犯した罪の責任を転嫁するな」
「……死ねよ」

徹頭徹尾無気力にセプテムは言葉を紡ぐ。しかし無数の槍ごしに伝わる殺気は本物だ。
ゼストが叩き潰した数を差し引いても、まだ100本を超える槍の群。それが全て一斉に、何かを噛む。
カートリッジ。ロード。
ここで初めてゼストの背筋が凍える。
フルドライブ。切り抜けられるか?
切り抜けねば。

ゼストの覚悟とその瞬間は重なった。飛来する光の槍。それはまるで雨のように槍の群に降り注ぐ。
毎秒7発の斉射を4秒継続。合計1064発。

「「!?」」
「うわ、半分も壊せてないですね…」

だが勢いを削がれた槍の大多数がゼストを逸れている。
ふたりが見上げる先。買い物袋ひっさげたリニス。




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