したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第101話☆

1 名無しさん@魔法少女 :2009/11/24(火) 05:30:44 ID:sxkgTGY6
魔法少女、続いてます。

 ここは、 魔法少女リリカルなのはシリーズ のエロパロスレ避難所の5スレ目です。


『ローカル ルール』
1.リリカルあぷろだ等、他所でのネタを持ち込まないようにしましょう。
2.エロは無くても大丈夫です。
3.特殊な嗜好の作品(18禁を含む)は投稿前に必ず確認又は注意書きをお願いします。
  あと可能な限り、カップリングについても投稿前に注意書きをお願いします。
【補記】
1.また、以下の事柄を含む作品の場合も、注意書きまたは事前の相談をした方が無難です。
  ・オリキャラ
  ・原作の設定の改変
2.以下の事柄を含む作品の場合は、特に注意書きを絶対忘れないようにお願いします。
  ・凌辱あるいは鬱エンド(過去に殺人予告があったそうです)

『マナー』
【書き手】
1.割込み等を予防するためにも投稿前のリロードをオススメします。
  投稿前に注意書きも兼ねて、これから投下する旨を予告すると安全です。
2.スレッドに書き込みを行いながらSSを執筆するのはやめましょう。
  SSはワードやメモ帳などできちんと書きあげてから投下してください。
3.名前欄にタイトルまたはハンドルネームを入れましょう。
4.投下終了時に「続く」「ここまでです」などの一言を入れたり、あとがきを入れるか、
   「1/10」「2/10」……「10/10」といった風に全体の投下レス数がわかるような配慮をお願いします。

【読み手 & 全員】
1.書き手側には創作する自由・書きこむ自由があるのと同様に、
  読み手側には読む自由・読まない自由があります。
  読みたくないと感じた場合は、迷わず「読まない自由」を選ぶ事が出来ます。
  書き手側・読み手側は双方の意思を尊重するよう心がけて下さい。
2.粗暴あるいは慇懃無礼な文体のレス、感情的・挑発的なレスは慎みましょう。
3.カプ・シチュ等の希望を出すのは構いませんが、度をわきまえましょう。
  頻度や書き方によっては「乞食」として嫌われます。
4.書き手が作品投下途中に、読み手が割り込んでコメントする事が多発しています。
  読み手もコメントする前に必ずリロードして確認しましょう。

『注意情報・臨時』(暫定)
 書き込みが反映されないトラブルが発生しています。
 特に、1行目改行、且つ22行以上の長文は、エラー表示無しで異次元に消えることがあるそうです。
 投下時はなるべく1レスごとにリロードし、ちゃんと書き込めているかどうか確認をしましょう。

前スレ
☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説第100話
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12448/1249470848/

2 名無しさん@魔法少女 :2009/11/24(火) 05:33:06 ID:sxkgTGY6
【本スレ@エロパロ板】
 ☆魔法少女リリカルなのは総合エロ小説_第97話☆
 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1237292660/l50

【エロパロ板全体の避難所】
 エロパロ避難所
 http://jbbs.livedoor.jp/movie/2964/

【クロスものはこちらに】
 リリカルなのはクロスSS倉庫
 ttp://www38.atwiki.jp/nanohass/
 (ここからクロススレの現行スレッドに飛べます)

【書き手さん向け:マナー】
 読みやすいSSを書くために
 ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5301/1126975768/

【参考資料】
 ・Nanoha Wiki
  ttp://nanoha.julynet.jp/
  (用語集・人物・魔法・時系列考察などさまざまな情報有)
 ・R&R
  ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/data_strikers.html
  ttp://asagi-s.sakura.ne.jp/date_SSX.html
  (キャラの一人称・他人への呼び方がまとめられてます)

☆魔法少女リリカルなのはエロ小説☆スレの保管庫
 ttp://red.ribbon.to/~lyrical/nanoha/index.html  (旧)
 ttp://wiki.livedoor.jp/raisingheartexcelion/   (wiki)

3 名無しさん@魔法少女 :2009/11/24(火) 05:34:01 ID:sxkgTGY6
したらばでの投下関連メモ

【エロパロ板】(参考)
容量が500kbを超えるか、書き込みが1000レスを超えると1スレッド終了

【避難所】
容量は関係なし。レス数1000を超えると1スレッド終了(現時点での設定)
管理人によるピンポイント規制可
・投稿間隔 30秒
・本文の最大行数 200行
・一回の投稿本文の最大文字数 4096文字

4 名無しさん@魔法少女 :2009/11/24(火) 05:34:38 ID:sxkgTGY6
■Jane Doe Styleからしたらばを見る方法。
板一覧のカテゴリの右クリックメニューから「新規カテゴリを追加」して、
新しくできたカテゴリに「ここに板を追加」でおk。

■ギコナビでのしたらばの見方
「表示」→「キャビネット」→「したらばJBBS」→「同人・コミケ・二次創作」
※入れ替わりが激しいので全ての板が登録されているわけじゃない。つまり、そのままではこの板は見れない。
◎この板の追加の仕方
「ヘルプ」→「ギコナビフォルダを開く」→「config」→「Board」→「したらばJBBS.txt」の順に開く。
カテゴリ[同人・コミケ・二次創作]の一番下に
好きな名前(「なのはエロパロ避難所」とか)=http://jbbs.livedoor.jp/otaku/12448/  
を入力して上書き保存。一端ギコを閉じて、再起動。
このスレが「したらばJBBS」内に出現するはず。あとはお気に入りに登録するなり何なり。

6 名無しさん@魔法少女 :2009/11/28(土) 08:57:11 ID:fOtCjQvU
カウントと実際のレス番号があわない不思議。

7 名無しさん@魔法少女 :2009/11/28(土) 10:20:53 ID:P8AGaHBQ
管理人さんが仕事してくれてる証拠さ

8 名無しさん@魔法少女 :2009/11/29(日) 15:40:48 ID:vBi6lviw
なんだか一気に書き込み減った?
まぁ冬コミ前だしみんななにかしらの原稿してんのかもな

9 44-256 :2009/11/29(日) 23:13:44 ID:bdg6GnNA
・非エロです
・戦闘もありません。
・前13レスの短編です。
・時系列はStS終了直後(前)〜回想・小4(中)〜StS終了直後(後)です。
・主演女優はなのはさん、助演男優はユーノです。

10 なのはとユーノとバスケット(1/13) :2009/11/29(日) 23:14:34 ID:bdg6GnNA
いつも通り、無限書庫でなのはの帰りを待つヴィヴィオ。


「それではこちらの解析結果を海上警備部へ転送しておきます」
「いや〜、さすが司書長だよな」
「ああ。緊急とはいえ本局の要望調査を3日で片付けちまうんだから・・・」
「普通なら1ヶ月はかかっるものだったのに」
「でも、これで今晩は本局も無理難題言ってこないだろ」


そんなことを話す司書たちに挨拶をしながら司書長室のドアを開ける。
「ユーノく〜ん!」

いつもなら『やぁ、ヴィヴィオ』と何10冊も宙に浮いている魔導書、もしくはたくさんの司書たちに囲まれながら
穏やかな笑顔で答えてくれるはずだが


返事が無い。


「あれ?おかしいな〜?」
しかし、先ほど通り過ぎた司書のひと達は、ユーノと先ほどまでここで話をしているようだった。

ヴィヴィオが司書室を見回していると
「すぅ・・・」


どこからともなく声が聞こえる。
「?」

するとヴィヴィオは机に置いてあるバスケットに気が付いた。
声はそこから聞こえてきた。


ヴィヴィオがかけよると、一匹の小さなフェレットがバスケットの中で身体を丸めて眠っていた。
大きなシッポで身体をうまく包んでいる。

11 なのはとユーノとバスケット(2/13) :2009/11/29(日) 23:15:19 ID:bdg6GnNA
「う・・・ん・・・すぅ・・・」
バスケットの中のフェレットが聞き覚えのある声で寝言を発した。


「ユーノ・・・くん?」


以前、なのはから昔の写真を見せてもらったのをヴィヴィオは思い出した。
その時になのはの肩にのっかっていたフェレット。他の写真でも1人と1匹は常に側にいた。


それがユーノだと教えてもらったときヴィヴィオは少し驚いた。
ユーノの一族は体力や魔力が疲弊したときに、フェレットになってしまうとなのははヴィヴィオに説明した。


ヴィヴィオはバスケットの中を覗き込んでじっと見つめたが。
ユーノの眠りはかなり深いようで、静かな寝息を立ててピクリともしない。


よほどバスケットの寝心地が気持ちいいのだろうか。
でもよくよく見てみればバスケットは、年季が入っているというか、ボロいというか、かなりくたびれている気がした。

ヴィヴィオがユーノのバスケットを見ていると。


「(ヴィヴィオ)」

念話とはいえ突然呼びかけられ、ヴィヴィオは少し驚いた。
振り返るとなのはが司書長室のドアの前に立っていた。



「なのはママ!?」
「(静かに、ユーノくん寝てるから念話でね)」

そう言って、なのはは“しーっ”と口元に人差し指を当てた。

12 なのはとユーノとバスケット(3/13) :2009/11/29(日) 23:16:14 ID:bdg6GnNA
「(・・・うん。わかった〜)」

いつもならすごく嬉しくて、パタパタ走りながら一気にかけよっていくのだが
今回は静かにテクテク歩いていき、なのはとハグをした。


「(おかえりママ!今日はお迎え早いね)」
「(ただいまヴィヴィオ。本局で会議があったから)」




なのはとヴィヴィオはユーノのバスケットへ近づいた。
「(ユーノくん、寝てるね)」

ヴィヴィオはなのはに話す。
「(うん、さっきまで大変な仕事をしてたって司書さんたちが言ってたんだよ〜)」

「(そうなんだ・・・ユーノくんあまり無理しないといいけど)」
なのはは心配そうな顔になり、ユーノを気づかった。


「(ママ・・・)」
「(どうしたの?)」

「(ユーノくんって、ベッドで寝ないの?)」
「(そうだね。普段は私達と同じ。でも本当に疲れたときはこういう風にフェレットになってバスケットの中で寝るんだって)」


「(う〜ん、バスケットよりふかふかのベッドとかお布団の方が良いと思うんだけどな〜)」


ヴィヴィオの言葉になのはは何かを思い出すかのように言った。
「(うん、私も以前、ユーノくんにすすめたことあったっけ・・・)」

13 なのはとユーノとバスケット(4/13) :2009/11/29(日) 23:16:54 ID:bdg6GnNA
闇の書事件のあと、ユーノは自分の正体を高町家に話した。

そしてなのはの魔法練習やたまの休暇を高町家ですごす様になって数ヶ月がすぎた後・・・季節は春。


「僕にですか?」
「そうよ♪」

なのはの部屋。なのははフェイトに国語で出された俳句の宿題を教えて、ユーノはその横で分厚い
聖王教会の古文書を読んでいる。そんないつもの日曜日の朝であった。



驚くユーノに桃子は笑顔で答えた。
「いつもバスケットでユーノくんには窮屈な思いをさせてるじゃない?だからユーノくんがいつでも休める
ようにと思って」


ユーノは恐縮した。
「そ、そんな。そこまでしてもらわなくても・・・」
「そんな事はないわよ。それにユーノくん忙しいのに、休みも少ないのに、なのはのために訪ねてきてくれるのはすごく
感謝してるの。いつでも我が家だと思ってもらってかまわないのよ」


「そ・・・そうですか」
それでもためらうユーノになのはとフェイトは言った。


「ユーノ、せっかくだし。桃子さんの好意に甘えたらどうかな?」
「フェイト?」
魔法戦や事件以外では普段、控えめな彼女が、ユーノにアドバイスを送る。

「私もそう思うの。ずっとユーノくんには苦労させてるし」
そう言って、なのははバスケットを見つめた。

14 なのはとユーノとバスケット(5/13) :2009/11/29(日) 23:17:38 ID:bdg6GnNA
家の物置から手ごろなバスケットを見つけ、それから自分が使っていた枕の綿をつめ直して裁縫し、ブランケットの切れ端
をかけただけの簡素なものであった。


あの日、槙原先生から預かり家族会議で「当分預かるだけ」という了解をもらってから、なのはは手近なものしか用意でき
なかったのだ。


ボロボロに傷ついて、異世界の身体も魔力もスクライアの一族には不安定な海鳴市で、ユーノにこのような場所しか提供でき
ない事になのはは申し訳なさを感じていた。


そのため、昨日の夜、桃子と士郎に提案したのだ。


「ねえ、もしユーノくんが良かったら昼から見に行かない?」
そうして桃子は手に持っていたチラシを見せる。



海鳴市主催の物産展の知らせだ。市の高台にある風芽丘市民ホールで昨日から行われてるらしい。
日時と場所の下には家具・寝具・調度品が数点写真つきで紹介されていた。


「行こうよユーノくん!」
なのははすごく嬉しそうだ。


「うん、まあ、なのはが言うのなら・・・」
しかし当のユーノはバスケットを見て、少し考え込んでいるようだった。

15 なのはとユーノとバスケット(6/13) :2009/11/29(日) 23:18:27 ID:bdg6GnNA
家から近いこともあり、風芽丘市民ホールまでは徒歩で向かった。

「いい天気で気持ちいいね、フェイトちゃん」
「そうだね、なのは」

「フェイトちゃん、ごめんなさいね。せっかくなのはと勉強していたのに」
「大丈夫です。宿題は午前中のうちに終えることができましたから」
「そう、それは良かった」


そう言って親娘の会話に移ったのを機に、フェイトはユーノに話した。
「思い出すな、冬のこと」
「えっ!?」

「お母さんから携帯を買ってもらったときのこと。普段の連絡は念話でも十分だったんだけどあの時に『みんなと繋がっている』
そういうものができた気がして、お母さんやお兄ちゃんとの仲が深まった気がしたんだ・・・」


ジュエルシードの暴走によりアリシアの記憶にある時の庭園も、プレシアもアリシアも全て虚数空間に飲み込まれてしまった。
フェイトはそれ以降、アルフと共に帰るべき場所と大切な家族を失っていた。

しかしリンディやクロノ、アルフとの日々の積み重ねにより家族のつながりを新たに得ることができた。


「フェイト・・・そうだったんだ」
「うん、だから私もすごく嬉しいんだ。こうやってユーノが高町家のみんなと仲良くなっていくのが」
そう言ってフェイトは笑った。


「ボソッ・・・(でも、本当にユーノうらやましいな。なのはと同じ部屋にいられるだけでも・・・私もなのはと一緒に・・・)」
「?」

「い、いや何でもないよ!」
普段、クールビューティーな執務官補佐はあわてて、目の前でバタバタ両手を振った。

16 なのはとユーノとバスケット(7/13) :2009/11/29(日) 23:19:30 ID:bdg6GnNA
「ふぇぇぇ〜〜すごい人だね。ユーノくん、フェイトちゃん」


快晴であったためか、風芽丘市民ホールはかなりの賑わいを見せていた。


当初、桃子、なのは、フェイト、ユーノの4人全員で行動していたのが
桃子は入り口横に展示されたあったキッチン、調理施設コーナーに釘付けになってしまった。


日ごろから、仕事(喫茶店の切り盛り)と趣味(菓子作り)に余念がない母親である。
しかも今日はたまの休みということもあり、3人は桃子を気づかい、集合時間と場所を決めて別行動をとることにしたのだ。
「それじゃあ選んだら教えてね!」


「ねえ、見て見てこれかわいい〜!!」
なのははピンク色に刺繍がほどこされたお姫様ベッドを見てはしゃいだ。

「もう、なのは。ユーノは男の子なんだから。そういうものは・・・」


「ならこれは?」
そう言って、なのはは奥の白いベッドへと駆け寄っていった。


「!!!!!」


なのはが選んだものそれは新婚、新生活者向けのインテリアコーナーに置かれたダブルベッドであった。
しかもご丁寧に『最高の蜜月をあなたに・・・』というキャッチフレーズまでつけられている。


ユーノとフェイトはそれを見て赤面する。

恋愛や男女の営みに関してはS級ロストロギア並に朴念仁な、なのははダブルベッドの主な目的を全く理解していないようだった。
「こんなに大きいと一緒に寝られるね!」
などと無邪気に笑った。


なのはの〝一緒に寝られる発言”はユーノとフェイトに大きな衝撃をもたらした。

17 なのはとユーノとバスケット(8/13) :2009/11/29(日) 23:20:33 ID:bdg6GnNA
なのはは、スタッフから許可をもらってベットの上にあがって寝心地を確かめる。

「すごく大きくて、ほらっスプリングも抜群によくてって・・・あれフェイトちゃん?ユーノくん?」
赤面するユーノとフェイトになのはは首をかしげる。


「い、いやなのはそれは・・・」
「これがどうかしたの?」


「(ダ、ダブルベッド・・・でもこれなら・・・)」

(以下フェイトの甘〜い妄想の一部である)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−

フェ『なのは、仕事お疲れ様』
なの『う〜ん、フェイトちゃん疲れたの〜』
フェ『それなら私のベッド使って。ダブルベッドだし』
なの『ありがとう〜』
フェ『(わざとらしく)ああ、私も疲れてきたな。なのは、側に寝ていい?ウフフ、よけなくてもいいよ。ダブルベッドだし・・・』
そうしてフェイトはなのはに手を伸ばし▲◎*〒℡・・・・
−−−−−−−−−−−−−−−−−−


フェイトは近くで感じるなのはとの蜜月な時を妄想し、赤面して恥ずかしがっていた顔が崩れる。


「あ、あのさ!な、なのは!向こうにいいのがあるから、行こう!!」
「はにゃにゃ!?」

そしてユーノはこの場にいることにいたたまれなくなり、なのはの手を引いて新婚コーナーを全速力で後にした。


「すみません!!これ、私が給料もっともらえるようになるまで予約できますか!?」
「お、お嬢さん!?」

狼狽するスタッフにフェイトは並々ならぬ熱視線を注いでいた。


*9年後にフェイトのなのはに対するその思いは成就することになる・・・

18 なのはとユーノとバスケット(9/13) :2009/11/29(日) 23:21:32 ID:bdg6GnNA
ユーノはロビーにある椅子に腰掛けた。
「ふぅ〜」
「はい、ユーノくん」


なのはは自販機で買ってきたコーヒーを差し出す。


「何か疲れちゃったね、人も多くて」
「フェイトちゃんとも離れ離れになっちゃったし」
「そうだね」


そうしてなのははユーノの側に腰掛けて自分もジュースを飲んだ。
コーヒーを少し飲み終えてユーノは言った。

「あのさ、なのは」
「うん?」

「やっぱ考えたんだけどさ、僕はやっぱ寝具はいいかなって思うんだ」
「えっ!?」
なのはは驚いた。

「なのはと桃子さんには本当に悪いと思ってるんだけど」
「で、でもせっかくの機会だし。ユーノくんにいつまでもあんなバスケットだと!」


「別に遠慮いているわけじゃないんだ。本当だよ」

孤独に旅を続け、異世界の馴染まない魔力と消耗していく体力。
ジュエルシードにより暴走した魔獣に襲われボロボロになって倒れていた自分。


それを救ってくれたのがなのはであった。


「こんなものでごめんね、おやすみ・・・」
動物病院の前でジュエルシードを初めて回収したその日の夜。

なのはがそう言って申し訳なさそうに言って作ってくれたバスケットに丸くなって傷ついた身体を休ませる。
バスケットはなのはが言ったように手早くつくろった、簡易なものであったが。


なのはは電気が消えても、その日はユーノが完全に寝入るまでそばで見守っていた。

19 なのはとユーノとバスケット(10/13) :2009/11/29(日) 23:22:34 ID:bdg6GnNA
なのはの匂い、なのはの側にいる・・・

何て、あたたかいのだろうか・・・

何て、落ち着ける場所なのだろうか・・・


その日、1匹のフェレットは自分でも知らず知らずの内にバスケットの中で涙を流した。
流浪と孤独の中に生きてきたものが知った安息の場所であった。




「僕にはあのバスケットが、なのはや高町家のみんなとの絆を感じられる。元気にしてくれるんだ。だからずっと、ずっと
あのバスケットを使い続けたい。だから、あんなものなんて言わないで、言わなくいいんだ」



「ユーノ・・・くん・・・」


そう言うとなのは泣いた。
「な、なのは!?」
「ありがとう。そんなに大切に思ってくれて・・・」


「なのは・・・」

なのはは手で自分の涙をぬぐうとユーノにいつもの笑顔を向けた。
「それじゃあ、お母さんのところに戻ろう。途中でフェイトちゃんも見つけて」
「うん、ちゃんと僕の正直な気持ちを伝えるよ」


そう言って2人はフェイトがいると思われるダブルベッド・コーナーへと向かっていった。
二人、側に寄り添いながら。

20 なのはとユーノとバスケット(11/13) :2009/11/29(日) 23:24:23 ID:bdg6GnNA
「(ふ〜ん・・・それでユーノくん古いバスケットを使ってるんだね)」
「(あれからユーノくんも無限書庫の仕事が忙しくなって、私も海鳴の実家に帰る機会が少なくなってからユーノくんバスケットを
この部屋に持ち込んで、本当に疲れたときは、ここで休むんだって。そう言ってた・・・)」


「(ユーノくんにとって本当にママのバスケットが大好きなんだね)」
「(そう思ってくれてるとママ嬉しいかな。あれから何度か綿を詰めなおしたり、クッションのほころびをつくり直したり
してるんだよ)」


「(ずっと使ってるって本当にすご〜い!)」

ヴィヴィオがますます興味をもってバスケットをよくよく見てみると、確かにバスケットの薄緑色のクッションにはつくろい
直した跡や当て布をした箇所が見られた。バスケット自身もボンドや釘で補強したあとが見られる。


なのはもそんなバスケットを見て
「(あっ・・・)」
「(どうしたのママ?)」

「(ほころびを見つけちゃった)」
そうしてクッションの四隅を指差した、確かに糸がすこしほつれてしまって綿がはみ出していた。


「(また、直さなくちゃね)」
「(それじゃあ、私も手伝っていい?)」


「(ヴィヴィオも手伝ってくれるの?うん、いいよ。すごく嬉しい)」
「(やったー!!)」

21 なのはとユーノとバスケット(12/13) :2009/11/29(日) 23:26:04 ID:bdg6GnNA
「キュー、う・・・ん・・・ふわぁ〜・・・」

ヴィヴィオが喜んでいると、ユーノが大きくあくびをして起き上がった。
最初は寝ぼけているのかぼーっとしていたが、なのはとヴィヴィオに見つめられているとわかると驚きのけぞった。

「わわっ!?なのは、ヴィヴィオ!いたの?」


「くすくす・・・おはようユーノくん」
「おはよー!!」

ユーノは何とか自分の役割を即座に思い出しなのはに謝った。
「ご、ごめん。ヴィヴィオの子守できなくて」


「も〜う、ヴィヴィオは大丈夫。子守は失礼だよ」
そう言ってヴィヴィオは頬をふくらませた。

「ユーノくんがあまりにも気持ち良さそうだったからずっと見てた」
「な、何だか恥ずかしいな・・・こういう風にフェレット姿でなのはに見られるのって、ずいぶん久しぶりな気がするから」


そう言ってユーノは魔力光に包まれ、人間へと姿を戻す。

「ユーノくん、この後暇かな」
「どうしたの?」


「あのさ、もし良かったら、ヴィヴィオと私とで夕食でもどうかと思って・・・」
「うん、仕事もさっき一段落ついたし大丈夫。是非!」
なのはの誘いにユーノは快諾した。


「ユーノくんとご飯?やった〜!」
そう言ってヴィヴィオははしゃぐ。

22 なのはとユーノとバスケット(12/13) :2009/11/29(日) 23:26:51 ID:bdg6GnNA
「それじゃあ、このバスケットも持って行っていいかな?」
そう言ってなのははバスケットを持ち上げた。
「バスケットを?」

なのははクッションのほころびを指差した。


「また、つくろい直さないとね・・・」
「そうか・・・」


そう言ってなのはとユーノはバスケットを見る。
ほんのひと時であったが、二人には長い間の絆を確かめるように、バスケットを見つめた。





そうしてなのはとユーノとヴィヴィオは司書長室を後にした。



−なのは、いつも本当にありがとう・・・そしてこれからもよろしく−
−ユーノくんこちらこそ・・・そしてこれからもよろしく−

23 44-256 :2009/11/29(日) 23:28:39 ID:bdg6GnNA
以上となります。

それでは失礼します。

ここで活躍している職人の皆さんも、年末色々お忙しいと思いますが
作品を楽しみにしてます。


*作品投下前の注意書きで
前13レスと記しましたが全13レスの間違いです。
大変失礼しました。

24 名無しさん@魔法少女 :2009/11/30(月) 01:15:40 ID:kqFAE9zY
お疲れ様です。
・・・この気持ちはなんだろう、甘酸っぱさ?何と表現していいのか分からないw
この距離感がまた・・・非常に良い。
GJ!

25 名無しさん@魔法少女 :2009/11/30(月) 04:19:55 ID:Rhbv1uNE
くっつくわけでもなく、イチャつくわけでもなく……いい感じに公式の距離感だなあ。見事
GJ!

26 名無しさん@魔法少女 :2009/11/30(月) 06:25:36 ID:5a0Car.A
そういえば六課のなのはの部屋にユーノが使ってたと思われるバスケットがおいてあったな
設定には「なのはの私物」としか書かれていない謎の一品が・・・

27 名無しさん@魔法少女 :2009/11/30(月) 18:48:39 ID:YZE6TQKo
いいなのフェ、そしてヴィヴィオでした。GJ!

28 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 17:05:06 ID:cJEILRHQ
物産展スタッフ(この歳でダブルベッドに興味を持つなんて、恐ろしい子…!)


ところで、フェイトちゃんってクールビューティなのか?

30 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 20:10:20 ID:QGeY2w8I
>29
まずはsageろ。全てはそれからだ。

31 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 20:31:02 ID:lYXdXBhI
>>29
気持ちはすごくすごくよくわかるがここはそういうことを語る場所じゃないよ

32 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 20:35:31 ID:yP8rTaLg
どうでもいいけどここでsageる意味あるのか?

34 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 22:31:27 ID:Y2tDTEu2
>劇場版のキャストインタビューでなのはの中の人が、ユーノの事を「重い」
ただの冗談のつもりで言ったんじゃね?

35 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 23:11:02 ID:5jrQKEJw
スタッフインタビューの一字一句を真に受ける馬鹿は本当にどうかしてる。
雑誌の方がウケを狙って意訳することもあるからな。
かの有名な「エアリス殺しましょう。ティファ出しましょう」のように。

36 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 23:28:06 ID:dyUOJxqY
>>29
44-256氏の作品自体がなのフェ百合SSだというのは早とちりな気がする。
あくまでもTV本編の描写の様に機動六課の宿舎で同室兼ダブルベッドになったのが現実になったのであって、フェイトの『妄想』が現実になったとは一言も書かれていない。
その辺を適切に表現し切れなかったのが、百合寄りSSなのか、ユーなのの絆SSなのかを曖昧にしてしまったんだと思う。

あと声優の発言は気にしない、スルー方針の方が神経をすり減らさないから、気に留めない方がいい。

37 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 23:34:27 ID:5jrQKEJw
言ってはなんだがなのユーに止め刺したのヴィヴィオのような気がする。
一足飛びで母になっちまったから野郎が割り込む隙がねえ。

38 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 23:44:29 ID:fFVeGuDs
男とくっつけたくはない
けど母子ネタはやりたい
そんなエゴが見えかくれ

だからこそ、妄想に意味があるんだよ

39 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 23:52:09 ID:5jrQKEJw
なのはさんがもうすっかりヴィヴィオの母ちゃんになっちゃってなあ
なんか自分の実子はつくらなそう。もうヴィヴィオだけのママでいたいって感じで。

40 名無しさん@魔法少女 :2009/12/02(水) 23:55:03 ID:fFVeGuDs
桃子さんとあわせて親子丼ならぬ三世代丼とか
良いよね!

41 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 00:09:54 ID:y4dmpQuY
問題が一つある

誰が喰うんだ?
誰ならば、喰らえるんだ?

42 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 00:09:55 ID:oSDkp7z.
>一足飛びで母になっちまったから野郎が割り込む隙がねえ。

逆に考えるんだ。
母になったからこそ父が必要だとッ!

43 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 00:12:02 ID:P9Jl/qpA
乳さえあれば父は不要。
ぶっちゃけ経済力のあるなのはさんに必要なのって男じゃなくて
腕のいいベビーシッターだよな。

44 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 00:16:28 ID:Kv.eVDsA
ヴィヴィオに関しては
ユーノ(無限書庫)とアイナさん(ホームキーパー)がそれを担ってるように思う

45 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 00:57:16 ID:x4fGtRPQ
>>41
なに、ここなら誰でも喰えるさ。

等と冗談はさておき、ありえそうなパターンは、
①ユーノが婿入りして家族団らん(性的に)
②時間改編されてクロノと結婚、以下略。
③士郎さんは娘も孫も平気で喰える人だった。
④恭也が嫁と義妹も込みで驚異の6Pに挑戦だ。
⑤なのは親子が里帰り中に翠屋がテロ屋(凌辱ゲー風味)に占拠された。

かな?

46 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 02:14:39 ID:qG.Rv7WI
5が純地球人のテロ屋ならそいつらに勝ち目がねえ…

47 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 03:10:30 ID:IQRtJe3U
最近、巷ではレベルアッパーとかいうものが流行っているそうな…

48 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 04:28:39 ID:YLylG1qY
>>43
誰が上手い事言えとw
それに経済力に関して言えば、ユーノだって十分にあるだろ、司書長なんだし。
でも司書長って給料いくら?

49 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 04:33:55 ID:YLylG1qY
>>34-35
真実はどこに…。
>>37
もーそんな事ユーノやめろよーw

50 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 06:16:32 ID:n3z7kTtw
実はミッド高町家はなのはの所有物ではなく、ユーノの持ち家
本人は単に多忙で出てないだけ

という妄想
A'sのときは本局の寮に入るようなことを言ってたけど今はどこに住んでるんだろう

51 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 07:08:21 ID:/ABnUGUk
原作とアニメが平行世界だって言うなら、あともう何個か平行世界があっても良いと思う
なのはの嫁がクロノだったりユーノだったりまさかのミッドチルダ一妻多夫制だったり
良いと思う

52 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 07:24:23 ID:e/DuLHhs
そもそもユーノってなのはのこと恋愛対象として好きなのか?
幼馴染の友人以上の感情ってあるのかしらん。

53 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 08:29:34 ID:H9rVansc
>>29
そういうこと言われると、意地でもなのフェを書きたくなる俺がいる

54 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 09:54:02 ID:iN7lkuQ2
>>52
一期だと、ユーノがクロノに嫉妬する様な場面がある。
なのはだって、「いっぱい話がしたい」とは言ってる

なのフェが大して人気でなかったら、どうなってたんだろか?

55 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 11:49:11 ID:6HvitqUE
9歳から25歳に至るまでなにもなしじゃ進展望み薄かと。
なのはもフェイトもオールドミスで終わりそう。

56 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 13:29:51 ID:YLylG1qY
>>52
コミケで配布されてた劇場版なのはの前売り券付きドラマCDでユーノ自身がなのはとの関係を語ってはいたな。
個人的には賦に落ちんが。

57 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 16:04:49 ID:IvUV5S7s
>>55
一部の狂信者に目を付けられたばかりになんちゃって百合を延々とやらされて一生独身か…

58 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 16:45:42 ID:lUhGBVlw
新房が半分ギャグで入れた1期ラストが、独り歩きしちまったな

62 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 18:25:45 ID:XCJa1gt.
ユーノ厨でも百合厨でもないけどさ、
少なくともこのスレ見た感じだとユーノ厨のがどうかしてるように見えるよ。
一体なにがしたいの?

63 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 18:51:05 ID:vAWJ3wTE
そんなことだから、みんな余所のサイトに行っちゃうんだよ。
隠してない人だけでも三人ほど某所に移っちゃってるじゃないか。

64 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 19:17:31 ID:XCJa1gt.
>>63
結構長い間スレにいるけどこの手の荒れ方は定期的に起きてた気もする。
ところで某所に移った人kwsk
某所って言うのは理想郷?

65 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 19:43:41 ID:2446DUog
>>59
疲れたんだろ、カップリング論争に・・・
こんな感じのね

66 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 19:46:44 ID:49fIz372
ノーマルだろうが百合だろうが陵辱だろうが何でも食える人間からすると別にどうでもいいけどなw

68 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 20:30:29 ID:D1wk8US2
1期前半
なのは「ユーノくん♪ユーノくん♪」

1期終盤から2期
なのは「フェイトちゃん♪フェイトちゃん♪」

ユーノ「…………」
フェイト「ユーノ、その……元気出して」

3期
なのは「ヴィヴィオ♪ヴィヴィオ♪」

ユーノ「…………」
フェイト「…………」

はやて「なのはちゃん。罪つくりな子や……」

69 名無しさん@魔法少女 :2009/12/03(木) 20:33:33 ID:bAoSF/MU
ちょっとワロタw

71 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 00:22:08 ID:7suHIAmE
まあまあ落ち着いて
別に敵対することないじゃない
同じナノラー同士仲良く行こうぜ(笑)

72 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 00:25:49 ID:gL1IKQQA
なのらー

いかん、この表記だと気が抜ける

73 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 01:03:58 ID:2mpGSL5Y
魔法の呪文はリリカルなのらー

74 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 01:42:56 ID:Nr9mI/l6
田楽マンwww

75 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 06:13:06 ID:u0hSdf7A
「なのらー」は脱力してしまうなぁ…

>>田楽マン
誰が鼻毛真券やオナラ真拳、プルプル真拳、ワキゲ真拳のポジションになるのかな?

76 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 06:55:34 ID:ZxeWMJYI
まあ別に結婚や恋愛だけが女の幸せとは限るまい
なのはもフェイトも子供はいるし、はやてにも家族がいる。仕事が恋人なんだよ
桃子さん&リンディさんが……と思ったけど、どっちも兄貴は妻子持ちだし
言うことないか

77 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 07:18:01 ID:KvkpEB96
だがリンディさんはともかく桃子さんはなのはが子を作らなかったら
血脈が途絶えてしまう罠。上2人は旦那の連れ子だし。

78 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 07:41:51 ID:52rUJ25c
もうこのくだらない議論やめろよ
ユーノ好きの職人も百合好きの職人もやる気なくしかねんだろう

80 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 07:45:53 ID:KvkpEB96
プリキュア乙。

81 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 07:47:27 ID:o9hDWASk
>>79
幸せの多様性否定とか、アグネスかユニセフに洗脳されたキチガイ?

82 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 07:58:29 ID:mtHZ3w9Q
カプにしたってジャンルにしたって、好きに書けばいいんだよ。ここはそういう場だろ?
「ここ」で自分の嗜好に合わないものを「排除」しようとするな。
大体、真性の儲なのか、それを騙ってるアンチなのかを、どこで判断できるって言うんだ?
いちいち「踊らされる」のも馬鹿らしかろう。


自分の嗜好こそ絶対であり、他は屑なんて考えを持ってるなら、自分の巣に引きこもればいいんだ。
誰にも迷惑かけることもないし、迷惑をかけられることもない。
自分と同じ嗜好の人間しか集まらないんだから、さぞ居心地のいい空間になるだろうよ。

「○○(嫌いなジャンル)は糞」じゃなく、「○○(好きなジャンル)はよいものだ!」でいいじゃないか。
まあ、それにかこつけて他を攻撃するのはいただけないが……

84 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 08:29:34 ID:52rUJ25c
>>81
自分で自分のこと「厨」って言っちゃってる人に触っちゃ駄目だよ
スルー推奨

85 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 08:40:05 ID:o9hDWASk
>>83
幸せの多種多様性には結婚も含まれてるんで否定にはならんのだがw
ただ煽りたいだけなら他所池

87 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 11:37:38 ID:cZF0fDg.
司書長の話題で場が荒れていることに
私は心を痛めております

司書長は「居なかったら円満解決は無理だった」程度のキーマンであれば不満はありませぬ
司書長に幸あれ

88 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 12:14:27 ID:U.zUQQXI
ぶっちゃけカプ論争ってAAやコピペ連投荒らしよりも性質が悪いよね。

89 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 12:20:55 ID:OGwK1PDc
とりあえず言えることは
スレチだってことだね

90 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 14:20:01 ID:pbwtjQJI
自分でなのユー厨とか言ってる時点で騙りだろ

それよりリリカルふぇいとまだですか

92 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 15:41:21 ID:Lni6rgt.
何のネタだっけ?

94 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 16:09:44 ID:AQjEC7y.
一人でやると寒すぎるよね
他が乗るからネタになるわけであって

95 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 16:50:38 ID:fdouf0r2
カプ論争とかネタのダメ出しとかよくあるスレの末期症状だよな。

96 名無しさん@魔法少女 :2009/12/04(金) 17:30:35 ID:52rUJ25c
>>95
カプ論争に関しちゃずっと前からたまに起きてるから関係ないんじゃない?
本当の末期は論争が不可能なほど過疎な状態
101スレになってもこんだけ人いるならまだしばらくは安泰かと

97 名無しさん@魔法少女 :2009/12/05(土) 04:20:22 ID:F3J4RYhY
gdgd論争してないで自分の好きなカプのSS書いてうpすれば良いよ
他人を否定する意見よりも自分を認めさせられるようなSS書いてくれ

98 名無しさん@魔法少女 :2009/12/05(土) 20:59:18 ID:so1Rnrcw
60スレくらいからここ見てなかった元書き手なんだけど
カプものは前よりもっと荒れるのか?

99 名無しさん@魔法少女 :2009/12/05(土) 21:31:12 ID:ENE5KuB.
>>98
いんや、そんなことはない
カプ論争で荒れたのは凄い久しぶりよ
気にせず好きなカプ書いて投下してくれ

101 名無しさん@魔法少女 :2009/12/05(土) 21:59:18 ID:wOo9vzj2
住人の数だけ、至高のカプがあるからね。

ところで、プレシアのエロはどうやっても死んでいる旦那(オリキャラ)しか相手が思い浮かばん。
後はフェイトやアルフに逆襲されるかとか。

102 101 :2009/12/05(土) 22:00:35 ID:wOo9vzj2
あ、間違った。
プレシアは離婚したんだっけ。
死んだのはリンディの旦那のクライドだ。

103 名無しさん@魔法少女 :2009/12/05(土) 22:07:16 ID:HjmvfJzY
クライドが死なんでプレシアに拾われたネタとかどうだろうw

104 名無しさん@魔法少女 :2009/12/05(土) 22:10:12 ID:QmaZE9aY
妻子いるってのにどうしろと
プレシアが養う理由も無いだろうに

105 名無しさん@魔法少女 :2009/12/05(土) 23:20:06 ID:.wI2gGik
記憶喪失ならいいんじゃないか?
闇の書に取り込まれる寸前、アルカンシェルの一撃で吹き飛ばされたクライド。
魔力資質から記憶からすべて取り込まれたが、闇の書の転移魔法の道づれで別時間軸別次元に。
ぶっ倒れているところを偶然まともな状態のプレシアが助けた・・・とか。
確かプロジェクトF.A.T.E.成功直後なら、プレシアもまともだった筈だし、フェイトが見つけた事にすればいい。
なんにせよ、クライドが生きてる事にするなら、多少の無茶は通るだろ。
>>104
何故そんな殺伐としているんだ。気に入らないならスル―で良いと思うが。

106 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 00:12:23 ID:SHtmaRZI
>>99
レスサンクス。久々に書いてみるよ。


〜50分後〜


文章書くのって……こんなに難しかったっけ……?
いくら肉体労働系の現場職とはいえ社会人になって
文章能力落ちるってのはどうなんだろう……

107 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 00:43:56 ID:r0rw5cdg
>>106
頑張れ。
俺も二年ぶりに文章書いてみようと思う。

108 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 00:45:40 ID:LFLHQsqc
俺も何かでっかい話を書いてみたいが(るろ剣で言うと京都編みたいな感じ)、
ネタが思い浮かばんなぁ。

109 墨の人 :2009/12/06(日) 04:50:09 ID:JDWxu.0Q
エロい人に尋ねたら「エリオxユーノを書くといいよ。」とお告げを頂いたので
書いて見ました。ホモ苦手な人は気をつけてください。文章ヘタですみません…。
・ホモ、同姓ネタ注意。
・後半力尽きました、すみません。

110 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 04:55:22 ID:yWKrj58M
>>37
俺はむしろヴィヴィオの存在が中途半端にユーノ好きな人たちを刺激してしまったような気がする。
だってさ、
・金髪
・緑と赤のオッドアイ
・中の人ミズハシ
だぜ?
ちょっと想像力働かせれば「数年前にユーノとフェイトがイタしちゃった結果!!?」て予想されてもおかしくない。
スタッフは何を考えてこんな設定に公式は百合じゃねーのかよ?ここでまさかのユノフェですかそれにしては本編なのフェの乳繰り合い多いですねハッ!?もしかして「なのは&ユーノ&フェイト」の泥沼三角関係!?流石都○さんレベルが高けぇーぜ。
なんて妄想が止まならくても仕方ないですよ、正直。

……こんな感じの三角関係ssあったら読みたいw
なのフェでイチャついてるところにヴィヴィオ登場。子供ってカワイイーね、そうだ私たちの娘にしよう!!女同士だと子供できないし調度いいよね!!
そんな感じで舞い上がるなのはさんたちの前にたまたま通りかかるユーノ。
嫉妬深い(というここだけの勝手設定)なのはさんがはたと気付いて、フェイトとユーノを交互にガン見して最後にヴィヴィオを見て一言。
「ヴィヴィオってフェイトちゃんとユーノくんに似てるよね……」
おかしいなぁどういうことなのかなぁ偶然にしては出来すぎじゃないかなぁ二人ともちょっとお話しようなの、と殺気立つなのはさん。
冷や汗ダラダラなフェイトとユーノ。
二人の運命やいかに!?

選択肢としては
・ユーノの陰謀展開
 ユーノ「(チャーンス!)も、もしかしてあのときに……?」
 フェイト「えぇええッ!?(身に覚えが無くても意味ありげに言われてちょっとアセアセ)」
 なのは「やっぱり……!!」
・普通(?)にドロドロで救われないダーク展開
 なのは「あなたも殺して私も死ぬ!!……いや違うよね。こんなものがあるからいけないんだよ。そうだよ、フェイトちゃんとユーノ君の間に子供なんているわけないじゃない……」
・斜め上60度の急展開
 ユーノ「いやそれはないよ。だって僕もう結婚してるし」
 フェイト「ぅええええ!!?だ、誰と!?」
 ユーノ「(軽く頬を染めながら)美由希さんと」

111 墨の人1/6 :2009/12/06(日) 04:56:01 ID:JDWxu.0Q
無限書庫劇場。

「保護責任者?」

「うん。」

それはまた、とユーノは無限書庫で通信相手にばれないように、吐息を落とした。
画面に映っているのは同じ金髪のフェイト・T・ハラオウンだ。保護責任者自体は悪くない、が
ユーノは自分の後ろ向きな考えに辟易した。
『エリオ、だけ?』
フェイトは執務官として頑張って、多くの恵まれない環境にあった子供達を助けている。皆、DVや
不遇な生活を強いられていた子供ばかりだ。素晴らしい事だと思う。ユーノもエリオの事は知っている。
まだ懐いてくれている感じはしなかったが、いい子だと思ったし、フェイトは賞賛すべき人間だ。
だが、何故その子だけ保護観察者になるのか。そんな事を考えるユーノを他所に、通信画面内の
フェイトは続けた。

「エリオはね、……私と同じプロジェクトFの子なんだ。」

「……そう。」

同情かな、という言葉が脳裏に過ぎる。同時に、人はそこまで背負い込む事は無いと
短絡的なため息を落とす。僅かに目線を落しそうだねと笑顔を咲かせ同意する。それでね、とフェイトは続けた。

「ごめん、ユーノにお願いがあるんだ。」

「何?」

「その……エリオをね、少し預かって欲しいんだ。」

その言葉に眉を潜めた。

「ごめん。悪いけど、僕も仕事があるし……。」

流石に無限書庫に詰めている人間には無理がある。他を当たって、と言おうとした時。ユーノの背後からぬっと当時の司書長(仮)
が顔を覗かせて高笑いを響かせた。耳元だった為、ユーノには耳障りでしかなかったが。

「執務官殿、構いませんよ。無限書庫で責任を持ってお預かりいたしましょう。」

「あ……えっと、ありがとうございます。」

突然の受諾に戸惑ったが、通信画面のフェイトは律儀に頭を下げる。そして、じと目でユーノは司書長を見上げた。

「司書長……。(仮)」

「何、お前の分は私が引き継ごう。その子が着ている間、お前は未整理区域での仕事だ。」

頑張れ!と バシバシ背中を叩かれる。いいのかよ、という気持ちはあったが上司がこういうのだ、否定はできまい。
相槌を打っておいてフェイトとの話に戻る。

「……エリオ君は、いつでもこっちに来てもらって構わないよ。ただし、退屈だと思うけど。」

「ううん。エリオがユーノに会いたいっていうからさ……ごめんね。忙しい時に。」

いいけど、と挟んでおく。

「本ならいくらでもあるからいいけど、玩具を忘れないであげてね。」

「解った。」

そういって、フェイトとの通信を切った。一人に戻ったユーノは小さな吐息を落とす。エリオとは何回かあったきりで
凄い仲がいいという覚えは無い。心を開き始めてから本を読んであげたり、多少遊んであげた記憶はあるが……。まあ
とりあえずは

「なるようになるか。」

仕事に戻った。
数日後、フェイトと約束を交わし本局内のとある場所にユーノは赴くと、小さな車の玩具を手に、リュックサックを背負った
エリオとフェイトがいた。ユーノの姿を見止めるや否や、リュックサックを弾ませながら駆け足でエリオが近づいてきて、しがみついた。

「おっと。」

倒れそうでなるようにならない。ほお擦りするエリオだが、その位置が股間というのがいかんともしがたい。
とりあえず、赤毛の頭を撫でると嬉しそうに眼を細めていた。

「もう、駄目だよエリオ。」

フェイトが小さく頬を膨らませている。離れたエリオはごめんなさい、と少しだけ頭を下げる。怒る気もないのだろう。
やれやれという風に眉尻を下げる。

「それじゃフェイト。」

「うん。お願いね。」

112 墨の人2/6 :2009/12/06(日) 04:57:35 ID:JDWxu.0Q
フェイトも忙しいのだろう。直ぐにその場を後にした。残されたエリオとユーノは並んで立つと、身長差が激しく
少し年の離れた兄弟のようだ。どちらもにこりと笑い、ユーノが手を出すと小さな手が握り締める。

「行こうか。」

「はい!」

元気なエリオの手を引きながら無限書庫へと戻る。その間、歩きながらふと気づく。エリオにじっと見上げられていた。

「僕の顔、何かついてる?」

「ユーノさん、リボン外さないんですか?」

「ん……。」

絶対にはずさないというわけでもない。頭の後ろで髪を纏めるリボンに手を伸ばし、掴むと引っ張る。
束ねられていた長い髪達は自由を得てそれぞれが思い思いに広がった。エリオは興奮気味に握る手をぶんぶん動かした。
それにあわせてユーノの手も動く。

「そっちの方が似合います!」

悪い気はしない。でも少しだけ鬱陶しかった。いい加減髪の切り時かな、と思いながらもエリオがいる間はこのままで
いいかなと思い笑顔で答えておく。

「ありがとう。」

しっかりと手を繋いでいた。無限書庫に戻ると、初めての無重力にエリオは戸惑いながらも感動していた。
ユーノに引っ張ってもらいながら司書長(仮)のところまで行き、お世話になりますと頭を下げた。ゆっくりしていきなと
目が笑っていたが羊を食べようとする狼の目だったのでユーノはエリオをつれて早々に退散する。これかれ数日の間、
エリオと一緒に職場が少し変わる。さらに移動する事しばらく。

二人は誰もいないポイントにまできていた。世界中の本が存在する無限書庫は、その空間を∞にゆがめられている為、
実質的な大きさは本局を上回っている。本の重さを無にする為、前述している通り無重力で構成されている。当初はエリオも
無重力で遊んでいたのだが、ユーノも仕事を始めてしまうと直ぐに退屈になってしまう。子供ながらに仕事の邪魔をしちゃいけない、
というのが解っているようだが、それでも退屈には勝てずにいると、元々解っていたのか、読書魔法は止めずに顔をあげて
エリオにおいでおいでする。流石になれるのだろうか、足場を蹴ってユーノの傍にやってくる。

「どうしたんですか?」

「本読んであげるよ。」

「わ、本当ですか?」

113 墨の人3/6 :2009/12/06(日) 05:00:03 ID:JDWxu.0Q


読書魔法で一冊の本を引き寄せ、手にする。エリオにおいでおいですると読書魔法を発動させたまま、あぐらを膝の上にエリオを乗せ
指が表紙を開き本を読み始めた。最初は挿絵が少し入っていて、エリオと一緒に眺めながら文字ばかりの世界に突入する。題名。
『Streckte die Hand』エリオはユーノに背を預けている。二人の身体はゆりかごのように揺れていた。ユーノの口元が歪む。
紙媒体に刻まれた文章を目が追い、読み取り唇が物語りをつむいでいく。

言葉という物語は耳朶を打ち、脳という人間の核に接触し世界が膨らむ。どこまでも広がりし草原の中に、その人はいた。
雲ひとつない突き抜ける蒼が広がる空へと手を伸ばす。僕は自由だ。僕は自由。レイスは喜びの声をあげる。

「みんな、大好きだ。レイスは空へ掲げていた手が空を抱くのでした。」

右手で本を持ち、左手はいつの間にか、ゆっくりとエリオの小さな身体に、大蛇の如く巻きついていた。
エリオの反応を窺いながら、後ろからそっと囁く。

「こんな風に、レイスは空を抱きしめたんだろうね。」

「そう……ですね。」

蛇は獲物にまきつくとゆっくりとその締め付けを強くする。覆いかぶさるように後ろから抱きしめる。逃れる事はかなわないだろう。
そして、左手の指先が服の裾を捲り、素肌に触れた。言葉こそなかったものの。機敏に反応した体は挙動を見せた。それは、感じている
証でもある。拒絶はない。一層、ユーノの笑みが強くなる。耳元に口を運び囁く。

「どうしたのかな?」

「な、なんでもありませ……ん。」

そうしている間にも指は服の中に進入し肌をなぞる。次第に大胆になり、触診のように触れていた指だが掌までべったりと肌に触れ
愛撫を開始する。エリオの上半身はあっという間に占領され、蛇の口は小さな乳首を捉え、舌となる指が何度も乳首に触れ、転がし
周辺の肌を撫で摩っていく。エリオの吐息が乱れるのを確認すると、いいねとばかりに首筋に唇を接触させると、唾液で濡れた口内で
一気に吸いたてる。これにたまらず、身体は跳ね上がり声が高くあがった。

「あぐッ!」

音立てて吸いたてた後、唇を離すが、ナメクジのように舌が伝い、耳と登っていく。キスマークの後は、赤く綺麗に残っていた。
感度の高い場所を這う行動はエリオの身体から這い上がる快感を与えた。暖かな吐息と舌先が、耳をなぶる。左手の指も集中的に乳首を
苛めていた。転がし、弱くつねり、ひっぱり、痛みにならない快楽を与え続ける。右手に持っていた本を置くと、左手同様動き出す。

「気持ちいい?」

「は……い。」

マッサージでも受けているような、夢見心地でエリオは答えた。可愛いねと囁きながら次に移る。
右手は服の中にはもぐらず、顎を掴むと軽く引き寄せて、口付ける。唇と唇は触れ合い邂逅を果たしたが直ぐに別れは訪れない。
舌二つ唇二つが押し合い怒涛の如く絡み合い、唾液を攪拌してなおこね回す。舌は求愛行動を示す動物のように、唇は磯巾着の
ようになんども収縮運動を繰り返す。唾液を糧に何度も何度も、相手の柔らかな舌と唇を味わうのだ。呼吸が苦しくなり互いに
鼻息見出し貪り続けた。ユーノの両手はエリオの腋に胸、上半身のいたるところを刺激しエリオの感度をより高めていく。
苦しそうな振り向き様のキスであったが、それでも止まる事は知らない。

耐え切れなくなったエリオは手を背中にあたる部位へと伸ばし、ズボン越しに擦り、
獣の如く、ユーノはエリオの上の服を脱がし上半身を裸にする。深い口付けも自然と離れていた。残滓の唾液が糸を引き消えていく。
煌きだけが唇の上にのこされ二人ともそれをなめずった。右手が自分の股間に伸ばされチャックを下ろす。ジジジジと開放の音は響き
暴れん坊が外気へと触れる。エリオはユーノに背中を預け、肉棒に接触すれば面白いぐらいに跳ね上がりいい反応を見せていた。
ユーノも吐息を落としながら眼を閉ざす。

「いいよエリオ……肌も凄く白くて綺麗だ。触ってるだけで感じるよ。」

「僕も、ユーノのさんの指、好きです。」

「ところでこいつは見てどう思う?」

「凄く……大きいです…………。」

一緒に笑い、おいでと誘った。姿勢を変えるとエリオはそそり立つ肉棒の近くに顔を近づけ、真っ赤に膨れ上がる亀頭に息を吹きかけてから
口付けた。これにはユーノも効いたのか表情を変え感度が高い事を如実に示しエリオを喜ばせ頬を朱に染めさせた。口付け唇を引きずるように
尿道と移動させてから、舌先でちろちろと舐めると、クリティカルだったのかユーノが喘いだ。ここですかと舌先ではなく舌を伸ばし下の裏で
れろれろと刺激を与え攻め立てる。

114 墨の人4/6 :2009/12/06(日) 05:00:53 ID:JDWxu.0Q

「っふ……く、いいかな。」

「はいっ。」

大きな両手が、エリオの頭に添えられると、意に沿い小さな唇は亀頭を頬張った。同時に、ぬめりの快楽の世界へとユーノは導かれ一物から来る
刺激が脳天を突き抜けた。絶えず舌は動かされている。我慢するのは、少々酷だった。先ほどの口淫に続き淫猥な音が響く。僅かに、ユーノの腰が
浮く。口の中にたっぷりと唾液を泳がせてのフェラはたまらなく気持ちよかったぐじゅぐじゅと口内をすぼめる動きが同時に行われ、舌の攻め立ても
止まらない。その上、今度はエリオのユーノの乳首を服の上から捉えていた。

「ふぁ……く……!エリオ…もっと……!」

さらなる快楽を求めユーノは上着を捨て去ったエリオの手が乳首を責める。この凄まじい責めに屈するのは然程時間は必要としなかった。
金玉がギブアップし尿道を精液が登ってくるのが解る。

「だ・・・めだ、エリオ!! もう出ちゃうよ!!」

それでもエリオはフェラを止めない。両手は頭を包み快楽に喘いだ。何もかもを忘れ気持ちよさに身をゆだねていたが射精の一瞬だけは人は我侭になりたい。
精液が放たれる前になっても淫らな音は止まらなかったが、我慢の限界に達したユーノは掴む頭に力をいれペニスをエリオの喉奥へと突っ込んだ。

「んおおおおおお……!!!?」

苦しさからエリオはユーノの膝をタップするが、射精を前にさらなる快楽を求めたユーノは無駄だった。その上。

「あぎっ!?」

エリオの喉の感触に加え、唐突な痛みに対する生物としての警戒だろうか。彼の電気体質が走りペニスを強く刺激し痛みが走った。
快楽と痛みの狭間、その中でユーノの限界が訪れた。最高の射精は大量の精液を食道へと送り出す。勢いある水鉄砲が、濃すぎる程の
精液を幾度と無く発射していくのと同じだ。

「く……………ッ!」

射精中、ユーノはエリオの頭を股間に押し付けたまま快楽に震えた。1回、2回、3回と強い吐精が終り、弱い残滓が出し終わると
ようやく吐息をついてエリオの口から一物を引きずり出す。ずるりと姿をみせ、同時にエリオは激しくむせた。

「がふっ! げほっげほっ!! ぁー……ふぅ……。酷いですユーノさん。」

「ごめんごめん。あー……気持ちよかった。」

涙目の可愛らしいさにやられよしよしと頭をなでて抱きしめてやるエリオもそれに習いユーノを抱きしめるが、一息つくと
二人とも全裸になり、ユーノはローションを取り出し硬いままの一物に塗りたくると、エリオの尻穴にもたっぷりと塗り、奥も
すべりが良くなるようにする。それにも感じるエリオだった。ふと、ユーノは足場を消すと二人の身体は浮く。当然の話だ。
ここは無限書庫。重力というものがない。唐突な足場消失に慌ててエリオはユーノにしがみつき、それに笑った。

「かわいいなぁエリオは。」

「うう。酷いですよユーノさん……。」

しがみついてくる子供に、もう一度謝ってから、今日は無重力でSEXすることになった。不安げなエリオを御し対面で抱きしめあうと
ユーノの肉棒を尻穴の狙いに定め、そしてゆっくりと挿入していった。

「ん……。」

115 墨の人5/6 :2009/12/06(日) 05:06:14 ID:JDWxu.0Q

「そうだね。」

「ひぁっ!?」

「怖いね。エリオ……。」

ゆっくりと、ピストン運動が開始された。いや。
まだピストンと呼べるべきものでもなかったのかもしれない。ゆすっていただけなのかもしれないが……尻の中であばれるその快楽は、
エリオの思考を甘く溶かした。

「あっ……う……あぁ……。」

「いい声。」

くすくす笑ってやると頬を膨らませた。

「酷いですっ……ふあぁあ!!」

「だってエリオ、可愛いんだもん。」

116 墨の人6/6 :2009/12/06(日) 05:06:57 ID:JDWxu.0Q
揺すっていた動きを少しだけ明確にする。尻の中を行ったり来たり、きゅうきゅうと小さな身体の愛らしいアナルは最高の締め付けをくれている。
それがユーノの胸を刺激するのだ。唇を奪い、精液の味がしようともかまわない。ディープキスで脳をも溶かしそうな快楽を得ていく。
ユーノの両手は柔らかいエリオの尻を鷲づかみにして埋もれて言った。もっと、もっと気持ちよくなりたいとその指先は絶え間なく動く、
エリオの手もユーノの背中に回されしがみついていた。ペニスを動かす速度が加速する。ずっ、ずっ、ずっと宙に浮かんだ二人は一つになったまま
交尾を続ける。

「いい・・・です……凄く気持ちいいいですユーノさんん……あっ!あああん!!」

「僕もだよ、エリオ。」

無重力の中でピストン運動を続ける。いつまでも、いつまでも。まるでラマーズ法を使う妊婦のように、エリオの呼吸は乱れた。

「ひっ!ひあぁあ!!あ!!ああああ!!!」

「嫌だなエリオ、そんなにお尻締めないでよ。出ちゃうよ……。」

「い、いいですもっと! もっとして!! もっとお尻の穴ほじくってええ!!」

「はいはい。」

「いひぎいいい!!」

まるで跳ねるようなピストンに変更すると、エリオの喘ぎも変化した。少し面白くて笑ってしまった。

「いひぎい? どういう声かな、それ。」

「いいい意地悪しないで下さいよぉおお……!!」

その間も腰は動かし続け喘ぎ声は漏れ続けていた。

「ごめんごめん。」

それでも、なかなかユーノの射精はおとずれなかった。擦り続ける事数十分。溶けた顔のエリオがユーノにしだれかかる。

「ひゃ、ひゃへい……?」

「ん?」

「ひゃ、へい……sy、射精……して下さい……ッ。」

まだエリオは未精通だが異なった絶頂が存在するらしく、解ったよとギアを変えるとユーノもエリオにしがみつくと激しいピストンへと
移行した。エリオのしめつけも一顧だせぬ力強い突きに、ぎゅっと眼を閉じてしがみついてくるちいさな身体。

「ひぐうぅう……!! いく、いきます……!!!」

「それじゃ、僕も出すね!!」

「かはっ!」

喉から空気が漏れ出し、相手のことを考えないピストンを続け再び射精の体制に入ると容赦なく中出しを決めた。
奥の奥まで亀頭を潜り込ませてから、金玉の中で製造された子種を放っていく。無論子供ができるわけではないが。
溶けた目で、エリオはしがみついたまま身体を震わせる。腸内を満たす精液に、涙を流しながら口を開いた。

「あ…あぅ…あ…あったかい……で……す…………。」

「うん。……あー……気持ちよかった……。もう一回しようか。」

「ふえ?」

再度動き始めたユーノに、溶けていたエリオは再起動の甘い声を掲げた。




「……っていうか、何。このビデオ!?」

「顔司書長とモンディアル陸士にそっくり。最近のAVは凄いですね。」

とある司書と無限書庫内に設置してある司書長室でそれを見ていた。機動六課の隊員だったエリオ・モンディアル? とユーノの
幼い頃というなんともマニアックな設定だった。今も二人の端末の前ではエリオが喘いでいる。片目を眼帯に覆った司書は納得した。

「僕もお尻を気をつけないといけませんね。」

「僕はノーマルだよ………。」

「失礼しました。ですが司書長、このモンディアル君を見て可愛いと思ったでしょう?」

そこで直ぐに返事を返す事はできないユーノだった。やれやれと顔を赤くしながら端末に眼をやると喘ぎ声と、アップされたエリオの顔が
映し出されている。股間は、滾っていた。

「お願いします、勘弁して下さいっ。」

「僕もだよ!」


管理局所より、ホモ。


終り。

117 墨の人 :2009/12/06(日) 05:08:46 ID:JDWxu.0Q
以上で終了です。早朝から失礼しました。

118 110 :2009/12/06(日) 05:12:17 ID:yWKrj58M
>>117
あ、すみません投下前にへんてこな文章書き込んじゃって。
ホント申し訳ないです。
それとGJです。
実は……オチなのがまたいいw
それにしてもユーノとエリオぐらいの顔での絡みだと、たとえその気ない人でもそそられそうで怖いなぁ。

119 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 06:39:46 ID:Yv/DTCAw
オフィンフィンランドだー! わぁい
GJ

120 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 08:27:27 ID:hiwf.6ss
>>117
すごく・・・GJです・・・

何か読んでてケツがむずむずしました。

121 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 11:45:28 ID:7QNzKgHM
ホモじゃないのにおっきしてしまった…死にたい…

123 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 15:26:39 ID:i1jImIy2
どうでもいいw
蒸し返すなアホどもw

124 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 16:39:10 ID:7QNzKgHM
どもって俺も一緒にすんなwwww俺アホちゃうわwww

126 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 17:22:10 ID:on7PiKdk
墨の人GJ

いやぁ、なんというガチホモSS
ほんとエロパロは趣向範囲広いわwww

127 名無しさん@魔法少女 :2009/12/06(日) 22:57:46 ID:B8gkYFQc
>墨の人さん
GJ!

正直ユーノなら抱ける
良質なショタを期待してます

128 名無しさん@魔法少女 :2009/12/07(月) 19:18:38 ID:gzbbmJkY
なのユーは?なのユーはまだかー!?

129 名無しさん@魔法少女 :2009/12/07(月) 22:54:48 ID:rOKfM6Es
今なら言える

ユーノきゅんやエリオきゅんが時空犯罪者に捕まってアフンアフンされる話まだぁー?

130 名無しさん@魔法少女 :2009/12/08(火) 06:25:21 ID:8Gm94QSo
>>128-129
さぁペンを執れ、キーボードを叩けッ!

131 名無しさん@魔法少女 :2009/12/08(火) 09:21:22 ID:IR4kuN52
さあ、槍持て!弓持て!洞を吹け!

132 名無しさん@魔法少女 :2009/12/09(水) 18:20:58 ID:7RZE95Jo
おい、どした?

133 名無しさん@魔法少女 :2009/12/09(水) 18:43:21 ID:NjTFAsm6
>>132
そんなにハイペースで投下続かないだろw
時期も時期だし、さすがに本編終わって大分経つからね
ってかそれを考えると今の状態でも人も投下もかなり多いほうだと思うよ
エロパロ板に過疎スレがいくつあるか(ry

135 名無しさん@魔法少女 :2009/12/09(水) 19:46:55 ID:6N96XZQw
そういやここ避難所だったな

136 名無しさん@魔法少女 :2009/12/09(水) 22:08:11 ID:uKbOvA1w
毎日2、3本投下されたり、7日待たずにスレ使い切ってた頃と比べたら、ローペースにも感じるよな。
それでも、まだまだ元気に思えるが。

137 名無しさん@魔法少女 :2009/12/09(水) 22:33:39 ID:P9uuZmf.
普通はスレ1つを半年ぐらいで消化するのがエロパロだぜ。
ましてここは容量が実質倍だし。

138 名無しさん@魔法少女 :2009/12/09(水) 22:38:05 ID:r1lfB9HI
3、4日で1スレ使い切ってた頃は異常だったな。

139 98 :2009/12/09(水) 23:44:53 ID:RhSK.Y0o
久々に筆を執ったせいか、ちっとも文が紡げない
とりあえず書いてたころの設定やら気持ちやらを思い出して書いてみた
ワード1.5Pしかないのは許してください
おそらく1レスで終わります

テーマは男の少ない世界でのクリスマス

140 98 :2009/12/09(水) 23:47:31 ID:RhSK.Y0o
「やあ ようこそ、高町なのはのアパートへ。
この晩御飯はサービスだから、まず食べて落ち着いて欲しい。
うん、「また」だよね?ごめんなさい?
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらえるとも思ってないよね?
きっと、私の顔を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「絶望」みたいなものを感じてくれたと思う。
忙しい仕事の中で、あなたには恋人がいることを忘れないで欲しい
そう思って、この日を楽しみにしてたんだ。
じゃあ、言い訳を聞こうか( # ^ ω ^ )」
「ごめん。仕事は定時で無理矢理あげたんだけど、プレゼントを取りに家に帰ってたら、 
 電車の中で寝ちゃって。それがあの遅れるって電話だったんだけど、
 ここに来る電車の中でもまた寝ちゃってね。本当にごめん。言い訳はもうしないよ。
 なんとか明日は休みが取れたから、あとちょっとの今日と明日はなのはと一緒にいるよ」
「許す!!ユーノ君!!」
「ありがとう!!なのは!!」
「ママ、パパ。ここはリビングで娘がここに……
 ああ、わたしスバルさんのトコ言ってくるね……って聞いてないよね〜」


「というわけで娘なのに……いえ、娘だからこそ家に居づらくなったので今日は泊めてください。」
「だからといってなぜ私のアパートに……」
「だってクリスマスに予定の入ってなさそうなのがスバルさんだk」
「うわーーーーん!!!!言わないでーーーーー!!!」

スバル・ナカジマ、彼氏いない暦=年齢。ちなみに親友のティアナはプロポーズを受けたとか。

「で、でもほら!はやてさんトコならみんなでクリスマスパーティだっt」
「リィンさんに電話したら食事をしたあと、ヴィータさんとシグナムさんとシャマルさんと一緒にカラオケに行ったそうです。
 家に残ったのは、はやてさんとヴェロッサさんだけです」

ちなみに、はやてとヴェロッサは結婚してすでに2児をもうけている。

「あ……あー……あ!ほら!フェイトさん!孤児院でクリスマスパーティやるって言ってたじゃん!」
「なぜかフェイトママもキャロお姉ちゃんも電話に出てくれません。試しに孤児院によって見たら
 すでにパーティは終わっていました。以上のことから考えられる答えを述べてください」

フェイトも既にすでに結婚しており、エリオ、キャロ、夫の連れ子の3人の子供のママである
孤児院の子供たちも彼女の子供たちのようなものである
最近子供を生みたいとか行っていたような気がする

「ヴィヴィオ、晩御飯なにがいい〜?」
「ハンバーグ〜」

考えれば考えるほど自分の状況が惨めに感じてくる。
これ以上自分で自分の傷を広げる必要は無い。
スバルはそう考えヴィヴィオを遅めの晩御飯を食べることにした。
ヴィヴィオとスバルは思った。
晩御飯の作りながら、食事をしながら、お風呂に入りながら、布団の中で話をしながら。
それらの行動を今日、この日、二人で楽しくしているのに
いや、「女二人で楽しくしている」からこそ尚更強く思った。

リア充爆発しろ。クリスマス終了のお知らせまだ?

141 98 :2009/12/09(水) 23:49:33 ID:RhSK.Y0o
投下終了です。1レスでおさまりました
これが今の自分の精一杯だと思うと泣けてきます
また時間に余裕が出来たら、ぼちぼち書いていきたいと思います

お眼汚し失礼しました

142 名無しさん@魔法少女 :2009/12/09(水) 23:53:52 ID:5wHw8FU.
>爆発しろ
このワード見たの今日2度目だwwwGJ

143 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 01:07:52 ID:9GbMEbHI
>>141
GJ!!ヴィヴィオとスバルのコンビに吹いたわww
ところで八神家のメンツでザフィーラが出てこないんだが……
このSSの設定ならアルフあたりと幸せな夜を過ごしてるのかな?

145 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 06:51:35 ID:zD1AWHBI
>>141
気にするな。書いてれば勘も戻る
次を待ってるぜ

147 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 18:41:46 ID:/jP/TiuY
>>146
kwsk

148 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 19:02:52 ID:m8aNCiVA
もしまたユーノがどうこうって話だったら言わないでいいよ

150 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 19:39:52 ID:mDOBb21A
またこいつか……
華麗にスルー

151 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/10(木) 19:40:48 ID:QtPuPZEY
>44-256氏、98氏
GJでしたー。特に44-256氏の温かさはほっこりきましたぜ。
98氏、クリスマスは終らせない! スバルだってイクスがいるさ! ……あれ?

ところで、流れを絶つようですまないが投下しても構わないかのう。

152 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 19:41:35 ID:mLWF5Z4w
どうぞどうぞ

153 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/10(木) 19:45:43 ID:QtPuPZEY
そいじゃま、お言葉に甘えて投下します。今度は4ヶ月遅れてもうた。
凌辱長編、前スレ258からの続きです。

・ヴィヴィオ10歳
・公式+今まで作ったユーなの短編集の設定は全部ガン無視
・ガチエロ。保管庫搬入の際は「凌辱」タグをお願いします。
・耐性のない人は読まないで下さい(重要)

では始まります。

154 鏡の中の狂宴 第4話 1/10 :2009/12/10(木) 19:48:28 ID:QtPuPZEY
──Ogriv tu aniger sutcnas ogriv omoder.
聖王陛下を調教しろ。未通のままでだ──

「ダメっ! そんなとこ触らないで!!」
「落ち着きなさい、それは貴女にとっても利益になるわ」
無数に伸びた触手の大群が、肌を這い回る。
その中でワームが一本、うねりながらヴィヴィオのショーツへと迫った。
無機質な動きのどこかに、蛸か烏賊の類を思わせる。
はだけられた胸をおぞましく這い回り、頂の蕾には繊毛のびっしり生えた触手が吸い付いていた。
「止めてっ、助け……んぐっ」
図太い触手が口に捻じ込まれて、声が出せなくなった。
噛み切ろうにも、それは硬いゴムのようで、歯は少しばかり食い込んでいくものの、とても千切れそうにはなかった。
「安心なさい、最初の約束は守るわ」
メアリーが前髪を掻き上げて、手元のボードに何かを書き込んでいった。
その間に、ショーツの中へとワームが侵入してきた。
「んーっ! んーっ!!」
何を言おうにも、口蓋を丸ごと封じられたヴィヴィオにはどうにもする術がない。
どぷっ……と口の中に生温かい液体が放出された。
吐き出すこともできずに嚥下すると、喉が焼け付くような感覚が通り過ぎていく。
昔、身近な誰かが飲み残したアルコールを隠れて飲んだ時よりも、もっとずっと熱くて、気持ち悪かった。
身体が熱くなったまさにその瞬間、ヴィヴィオの秘所にワームが触れた。
「んぐっ……」
一番大事な処女穴には、宣言通り触れることさえなかった。
その代り──

「んむぅっ!!」
その少し上、少女最大の弱点に、ワームが襲い掛かった。
胸への愛撫で性感を覚えていたヴィヴィオの肉突起に、触手は透明な液体を吹きつけた。
同時にヴィヴィオの口からは触手が抜け、口の端からだらりと液体が零れる。
その雫が通った跡が、熱を帯び始めた。
オッドアイを限界まで見開いて、何もない天井を凝視して艱難に耐える。
「はぁ、はぁ、はぁ……だめぇ」
器用な動きで、秘豆を守る包皮を剥かれていく。ショーツ内の保湿された空気に肉真珠が晒され、ヴィヴィオは呻いた。
漬け込まれているかのような量の粘液がぐちゅぐちゅとショーツの中で踊り、下着本来の役目を失っていく。
次第に感覚の全てが淫核の一点に集中し、目の焦点が合わなくなってきた。
その代りに、赤から黄、黄から緑、そして青、紫へと様々な色のプリズムが見え始めた。
不定形でゆらゆらと形を変える、淡くも強い光。秘芯に全神経を奪い取られたように、ジンジンとうなされる。

「さて、そろそろかしら」
メアリーの独り言から、キーを叩く音。
触手の動きが変化し、ショーツが横にずらされる。
真っ赤に充血した秘唇と、発情したクリトリスが、無慈悲な照明の下に晒された。
ワームがヴィヴィオの秘唇を押さえ、左右に開くと共に、カシャリとシャッターの切られる音がした。
ピンク色に染まった、未だ男を知らぬ媚肉が、絶頂を求めてヒクヒク震えているのが、鮮明に記録されていった。
弱々しい声は声にならず、それさえも塞ぐかのように、怖気の走る触手がまた口の中に挿入された。
今度は長いストロークの抽送を繰り返して、ヴィヴィオの舌と喉に媚薬を塗り込んでいく。
「んむっ、んふっ……んくぅっ!」

155 鏡の中の狂宴 第4話 2/10 :2009/12/10(木) 19:48:59 ID:QtPuPZEY
メアリーは相変わらず無表情のまま、手に持ったカメラを三脚に立て、メモリカードを差し込んでいる。
羞恥に顔が噴火しそうなほど紅くなるが、そんなことを意にも介さぬように、黙々とキーボードを叩き続けた。
「記憶媒体を二つ使うので、カルマー様が仰った時間を半分に短縮できますよ」
事実だけを淡々と伝えるメアリーは、また画面に目を戻した。
朗報のように聞こえながら、その実、幼い少女の痴態を二方面から撮影し続けられる。
触手の宴は、チューブ状のワームによって更に加速した。

新しく現れた、ぬらぬらと妖しく光るワームは、透明になっていて中が見える。
どろりと、先程までヴィヴィオに塗りたくられていた媚薬の倍以上はある粘度の液体は、濃さも格別だった。
ぽたりと、太ももの上に一滴落ちただけで、その部分がたまらなく痒くなり、
もがきながらどこかに擦りつけようとしても、それは叶わなかった。
ぽたり、ぽたり、ぽたり。内股に次々と垂らされる粘液は、まるで皮膚を焼くかのようなむず痒さと熱さが襲ってくる。
秘部から愛液がじんわり滲み出てきたことにヴィヴィオは気づいたが、それを認めたくはなかった。
「サーモグラフィー、オン。脈拍測定、オン。絶頂カウンター、チェック……オールグリーン」
最後に小気味良く決定キーを叩くと、触手はヴィヴィオの秘豆にも、焼け付く粘液を垂らし始めた。
「んんーっ!!」
身体中で一番敏感な神経塊に、おそよ最も粘度も濃度も高く調整された媚薬を垂らされた。
目も眩む強烈な性感が侵入を許し、本意に反して身体が、肉突起が発情していく。
倍、三倍と淫豆が勃起して、その剥き身を守る包皮を跳ね除けてしまった。
熱の籠った下腹部から下は言う事を利かず、特に足の指はまったく動かない。

――と、その時、何かが外れる音がした。ネジが一本、いや両手で二本。
一ミリも動かせなかったはずの手がほんの僅かに自由の身となり、
ヴィヴィオはそっと、鋭い視線を避けつつ手をクルクル動かしてみた。
行ける。これなら何とかなる。でも、何故?
ミスがミスを誘ったのか、あれほど口内を蹂躙していたワームが、ずるりと抜けていく。
その時、メアリーが舌打ちをするのがハッキリと聞こえた。何か、失敗をやらかしてしまったに違いない。
キーボードを叩きつけ、慌てて何かの修正に入るメアリーの姿が目に入った。
これはもしかすると、本格的なミスをしてしまったのかもしれない。
念のため、気配を悟られないように、ゆっくりと腕をもう一度動かしてみた。
今度は肩口の辺りまで。なんと、自由に動く!
手首に繋がった枷はそのままだったけれど、鎖を繋ぎ止めていた電磁ロックをどうやら誤って外してしまったようだ。
繊細一遇の機会を逃す手はなく、ヴィヴィオは行動に掛かって出た。
思い切って腕を伸ばし、おぞましい触手に掴み掛かった。

「え……?」
そして果たして、ヴィヴィオの指先は触手に届く前に、冷たく痛い金属音を上げて止まった。
ガチャガチャともがいても、手をどんなに伸ばしても、その先は下腹部のギリギリで終り、そこからはどうやってもダメだった。
痒いところに手が届かないもどかしさで、狂ったように腕を動かしたが、
計算し尽くされた長さなのか、どうやっても触手に指一本触れられなかった。
口を塞いでいた触手が名残惜しく離れていったのは、少女の悲鳴が聞きたいからに他ならなかったのだと、
気付くのには少々遅すぎた。
ショーツを横にくい、とずらされて、媚肉を顕にされると、カメラがそこにぴったりと張り付いて接写モードに入った。
「残念ですね、私は演劇部出身なので、素人を騙す分には支障ないのです。
あなたの身体サイズは既に調査済ですので、そこから腕は絶対に伸びません。では、どうぞ、お楽しみ下さい」
「そんな、嘘……きゃあああああぁぁぁ!!」

156 鏡の中の狂宴 第4話 3/10 :2009/12/10(木) 19:49:31 ID:QtPuPZEY
チューブが鎌首をもたげたかと思うと、大量の唾液を撒き散らしながらヴィヴィオの淫核に食らい付いた。
「あぁっ、ひぅっ……いっ、いやぁぁぁぁ」
今までずっと焦らされた上に、少女最大の弱点を蹂躙される。
どろどろの原液を直接秘豆に塗りたくられて、ぬるぬるの触手に剥き出しの神経塊を飲み込まれた。
頭の中にスパークが散って、身体が跳ねた。
淫液が蜜壷からとろとろと溢れて、触手の粘液とは違う、甘酸っぱい芳香となる。
「いい姿ですね、カルマー様もお喜びになるでしょう」
触手が、ゆっくりと蠕動を始めた。
淫核を消化せんとするほどの粘液を湯水のように垂れ流しながら、きゅっとチューブの先端を絞る。
充血して真っ赤に勃起した肉真珠が、くにくにと細かく形を変えていくのが、克明に接写された。
「ひぅっ、あぅっ、ひあぁ……だめ、だめ、だめぇ……」
メアリーは黙りこくったまま、じっくりカメラの位置を微調整していた。
ヴィヴィオの快楽に震える姿と、その爛れた性器をひたすら映し取るのと、二台のカメラが常に監視を続けている。
一方、ヴィヴィオは耐え難い絶頂感と戦っていた。
どんな痴態を晒そうとも、最後の一線さえ越えなければ――という思いだけが辛うじてヴィヴィオを留まらせていたが、
実際のところ、それはまもなく不可能になりそうだった。
そもそも、ヴィヴィオが元々限界ラインに設定していたのは、秘部が映されないことだった。
そこから一歩後退して、辱めを受けようとも性感を石のように閉ざしていることに変わり、
今は絶頂さえ避けられればという気持ちに変わっている。
人間は一度退がったら止まらない。どこまでも退き続け、いよいよとなったら諦める。
その意味では、ヴィヴィオもやはり人の子だった。

口腔を犯していた触手が引き抜かれたのを見計らって、ヴィヴィオは叫んだ。
「あ、や、止めて、もう、うぁっ、うあぁぁぁぁ」
完全に発情して爆発せんばかりのクリトリスに、鈍い痛みとそれを遥かに上回る快感。
意識さえ手放しそうになる淫核への攻撃に、ヴィヴィオはいよいよ哀願を始めた。
「おかし、く、なるぅぅぅ……もう、や、止めてええぇぇぇ」
上気した声は絶え絶えで、今すぐ触手を止めてくれなければ、頭がおかしくなりそうだった。
だが、これくらいで許してくれるとは思ってもいない……思っていもいなかったが、メアリーは予想外の質問をしてきた。
「分かりかねます」
「え……?」
目の前で起きていることが、まさか分からないとでもいうのか。意地悪にも程がある。
頭の回転が一瞬時を刻むのを止め、ヴィヴィオは触手の立てる滑りを帯びた音だけが空しく響くのを聞いていた。
おもむろにメアリーは顔を上げて、非常に事務的な口調で答えた。
「貴女は、何を止めて欲しいのか、そういった述語、補語が圧倒的に不足しています。
せめて、『どこにある』、『何を』止めて欲しいのか言って頂かないと」
紙に書かれたメモを読み上げただけの無機質な声をヴィヴィオに言うと、またロボットのように端末に戻った。
本当に演劇部出身なのか判断がつかなくなるほどの棒読みだった。
状況を詳しく言え。
彼女の言いたいことが分かった刹那、ヴィヴィオの身体はさっきよりも強烈な疼きに苛まれ、我慢の限界へと一気に近づいた。
「そ、それって……ひぅっ!」
こんな時にだけ、すんなりと正答が弾き出せる自分がもどかしくて、嫌らしい。
でも、口はぱくぱくと意味のない空気を漏らすだけで、上手く言葉が紡ぎ出せない。
つまるところ、メアリーはこう言っているのだった──おねだりしてみなさい、と。

でも、中々言い出すことができない。
少女にとって最も恥ずかしい言葉を吐露するなどと、何か心の奥で引っかかるものが決して許さない。

157 鏡の中の狂宴 第4話 4/10 :2009/12/10(木) 19:50:29 ID:QtPuPZEY
既に昼も夜もない部屋に監禁されていた時、理性は崩れ去ったが、
きっと淫猥な語を言うのを拒否している本能が、どこかにあるのだ。
だが、拒否し続けていれば、やがて限界を突破するのは目に見えて分かっていた。
絶頂の瞬間。だらしなく頬を緩め、淫らな悦楽に酔い痴れる姿。
淫核を触手に吸われ、透明なチューブが勃起しきった肉突起を揉み潰しているのを、
見逃すことなく完全に撮り切るだろう。そんなことは、死んでも避けたかった。
二つの相反する「嫌」がせめぎあって、けれどもう躊躇している時間はなかった。
より「嫌」な方を避けるため、絶頂の一歩手前で、ヴィヴィオは懇願した。
「しょ、触手をぉっ……」
言い始めた時から、淫核を吸うチューブの動きは止まった。
飛びそうな意識を必死に堪えて、一言一言確実に、呪文を唱えるようにヴィヴィオはか細く言った。
「触手を、取って、下さい。ク、クリトリスの……触手を……」

「聞こえません」
一蹴された。こんなに勇気を出して言ったのに、聞こえなかった。
いや、聞こえない振りをしたのかもしれない。
「お願い、もう許してえぇ……」
「カルマー様がお喜びになる方法で、ご要望を仰って下さい」
カルマーが喜ぶ方法。それは、多分、一つ。
ヴィヴィオの両目から、涙がポロポロと零れ始めた。
嗚咽はむしろカルマーの良い肴になると知っていても、流れ落ちる熱い雫は止めようがなかった。
両目よりも大量の愛液が秘所から流れて、ぽたぽたと内股に泉を作っていく。
絶頂の奈落に足をかけている性感は、秘芯の一点に集まって、今にも爆発しそうになった。
触手の脈動が再び始まり、そして今度はさっきよりも強くなった。
ストローで吸い上げるみたいに、ガチガチに硬くなった淫核を弄ぶ。
太もも、足先までガクガクと痙攣が止まらなくなり、けれど懸命に我慢しているのも、もうほとんど不可能だった。
「ヴィヴィオのクリトリスいじめないでぇ!! それ以上お豆コリコリされたらイっちゃうのぉぉぉ……
お願い、お願いします、何でもするから……クリトリスでイっちゃうところビデオに撮らないでええええぇぇぇぇ!!」
「まだ足りません」
メアリーが何かをチラリと見やったのに、ヴィヴィオは気付かなかった。
だから、何が足りなくて、これから先どうすればいいのか、てんで見当がつかなくなってしまった。
「あぁぁっ、イくっ、イっちゃうっ、イっちゃうからぁっ……」
ゾクゾクと、背筋に上り詰めてくる感覚。
秒読みどころではない、一瞬でも気を抜いたら、そこで恥ずかしい絶頂をカメラの前に晒してしまう。
ヴィヴィオはあらん限りの声で叫び立てた。
適当だが、きっと淫猥味が足りないのだろうと当りをつけて、目一杯声を張り上げた。
「お願いします、この触手止めて下さいぃっ! おかしくなる、狂っちゃううぅ……
お豆ぐにぐに摘まんじゃらめえええぇっ、クリトリスちゅうちゅう吸わないでええええええええええっ!!」

ぴたり。触手の動きは止まった。
永遠とも思える長い間飲み込まれていた淫核から、チューブは名残惜しそうに離れていく。
ギリギリのところで踏み留まることができ、緊迫に緊迫を重ねてきたヴィヴィオは、安堵のため息を吐いた。
が、それがいけなかった。
「分かりました」
ニヤリと、無表情以外の顔を見せてこなかったメアリーが、笑った。
何があるのかと訝った時には、もう遅かった。
「では、カルマー様のご予定通り──」
透明のチューブが、再びヴィヴィオの淫核をその内部に取り込んだ。
肥大化した秘豆を挿入した触手が、騎上位に乗った女性のように、ぐちゅぐちゅと蠢く。
熱の引いていない秘唇は、だらだらと淫液を止め処なく溢れさせた。

158 鏡の中の狂宴 第4話 5/10 :2009/12/10(木) 19:51:40 ID:QtPuPZEY
そして、男性用オナホールを模した姿の触手がヴィヴィオの秘芯を捕え、加減を知らぬ強さで上下に擦りつけた。
「『摘む』のでも『吸う』のでもなく、『扱かせて』頂きます」
ヴィヴィオに、抵抗する力は残っていなかった。
チューブ内の繊毛がまるで沢山の指のように動き、少女のクリトリスを強烈に扱いた。
ぶちゅっ、と触手が押し込まれ、また引き抜かれていく。
繊毛と共に、ざらついた襞がヴィヴィオの一番敏感な神経を刺激し、精神を削った。
何も考えられなくなったヴィヴィオの喘ぎは悲鳴じみた声色になり、そして弾けた。
「だめっ、クリトリス……そんなにしこしこされたら……イくっ、イくっ……
イきたくないのに……こんな、触手にお豆しごかれて……
触手にイかされちゃう……いや、いやあああああああああああああああああああああ!!」

ぷしゃぁっ!
秘芯の下、男を受け入れるには小さすぎる穴から、透明で粘性のない液体が勢いよく迸った。
ちょろちょろとお漏らしをしていたことに気付くまで、ヴィヴィオはたっぷり三分もかかった。
白色のフレアが踊って、視線が定まらない。
身体はガクガクと言うことを聞かなくなり、解放された下半身から信じられないほどの愉悦が昇ってきた。
淫核絶頂──この感覚を知らない者が可哀想に思えてくる。
触手に秘豆を食まれ、くちゅくちゅと咀嚼されるように甘噛みされ、吸い上げられて、そして扱かれる。
あんな快楽、手放す方がどうかしている。この世のどんな麻薬よりも甘美だ……
でも。
「え、あ、あ……」
イきたくないのに、無理矢理イかされて、しかも小水を漏らすところまで全て、カメラに収められてしまった。
冷静に立ち返れば、つまるところ最初はそんな経験、不要だったのだ。
羞恥と絶望がヴィヴィオの心を覆い、何もかも捨て鉢な気分になった。
残った純潔が、いったい何だというのか。
凌辱の果てでは、もはやあってないような代物と化した。
気力が抜けてがっくりと首を落とし、意識を朦朧とさせていると、三度触手が動いた。
「また……なのぉ……? いやあ、いやぁ……もうイきたくない、イきたくないよぉ……」
今度はもっと激しい。緩急をつけた動きで、淫核を爆発させることしか考えていないかのようだ。
さっきは、さっきまでは、ヴィヴィオの口から淫らな言葉を発させるのが目的だったが、もうそれも不要らしい。
「いやあぁっ、もうやだ、クリトリスいじめないでっ……イきたくないっ! もう、これ以上、ぐちゃぐちゃに、しないで……むぐっ!」
うるさくなってきたのか、それとも追加の催淫液でも仕込むつもりなのか、またも有色の触手がヴィヴィオの口を犯した。
それだけで腹が膨れそうなほど大量の粘液を放出してきて、しかも飲み下すしか道はない。
ごくり、と一口飲んだだけで、秘芯に疼きが舞い戻ってきた。
もういやだ、誰か助けてとどれだけ叫んでも、応えるものはおろか味方すらいない。
性感の高まりに、もはや一度絶頂を経験した身体は為す術もなく、ヴィヴィオはまた階段を駆け上がった。
奈落へ堕ちるために、何度でもヴィヴィオは階段を駆け上がらされた。
「イくっ、いやぁっ、いやああああああああああ……」
ビクンビクンと身体が痙攣する様子を、カメラが無慈悲に眺めている。
これ以上不可能というほどクリトリスは勃起し、破裂せんばかりに充血した秘豆を揉み解され、扱かれ、吸い尽くされる。
惚けた顔と愛液に汚れる秘唇とを同時に撮影され続け、気が狂って意識を失うまで、ヴィヴィオは淫核を触手に嬲られた。

***

続く数日、ヴィヴィオは水気の多い食事を摂らされた――本当に栄養はギリギリだ、飢餓の苦痛には逆らえない――後、
同じように手術台のような椅子に拘束され、淫核に激しい凌辱を受けた。

159 鏡の中の狂宴 第4話 6/10 :2009/12/10(木) 19:52:10 ID:QtPuPZEY
強制的に発情する薬を飲まされ、相手の思うがままに焦らされたり、無理矢理イかされたり、
その度にメアリーから「淫乱ですね、そんなにすぐ達してしまうなんて」と、あくまで無表情に評してくるのだ。
昨日だったか、それとも一昨日だったか、はたまた今日だったか、
体力が完全に尽き果てて気を失うまで、焦らし責めに見舞われたこともあった。
絶頂は一時間に一度。そんな勝手な取り決めで、逆に言えば一時間ずっと媚薬漬けにされたまま、
卑猥な懇願を繰り返させられるのだ。発情薬のひと塗りは、精神を空の彼方まで吹き飛ばされそうだった。
意志もなく、慈悲もなく、ひたすら無機物のごとく振舞うメアリーと、その右手である触手。
薬によって過敏になった身体でなければ、そもそも二度、三度と連続で達することなんてない。
頭がピンク色の妄想でだけ埋め尽くされ、本気で止めてくれと懇願しようとしたが、
何故かその時ばかりチューブ触手が口の中に入り込んで、いつまでも舌を弄んでいたから、それも叶わなかった。
憐れみを乞うような、媚びた瞳と声だけが、カルマーに供されることを許された映像だった。

それから初めて目が覚めた時、一体何時間経っていたのか分からなくなっていた。
冷たい檻の中で拘束から解き放たれ、病院着のようなものを着せられていた。
人っ子いない。機械の静かな音があちこちに反響しているだけだ。
薄暗い照明の中で少女が見たものは、一枚の姿見。
誰かが置き忘れたのか、それとも何なのか、檻のすぐ外で無造作に投げ出されていた。
何故あるのか? 何故ヴィヴィオを向いているのか?
どんな結論にせよ、ヴィヴィオの思考は混濁を極めて、霞のかかった頭では分からなかった。
地獄の機械に踊らされていた時にはなかったはずの鏡を見て、
光に照らされた自分自身の顔を見て、ヴィヴィオは我が目を疑った。
「え? これが、私……なの?」
落ち窪んだ目。光を失いかけた、暗い瞳。
綺麗だったはずの金髪は鈍い色に変わり、反比例して身体が丸みを帯びている。
分からない程度だが、もしかして胸も膨らんでいるのかもしれない。
試しに服を脱いで調べてみると、この施設に入る前までにはなかったはずのラインがあった。
そういえば、生理が始まっていたことを思い出した。思い出せたことが奇跡みたいだった。

胸と下腹部とをさわさわ撫でてみる。
名も知らぬ男達の精液は残らず胃の方に下っていったから、妊娠しているはずもない。
だが、急に気分が悪くなってきて、ヴィヴィオは髪を振り乱した。
手を突いて床にうずくまろうとして──何かが頭に当たって、跳ね返った。
初めての現象を不思議に感じて、頭を上げると、そこには、
「開いてる……?」
あれほどの厳重体勢で人を監禁していたはずの鉄檻が、どういう訳か開いていた。
ゆらゆらと動く鉄格子に誘われて、ヴィヴィオは一歩外に出た。
何も起きない。警報も鳴らないし、カルマーも駆けつけてこない。
メアリーさえいない。もう一度辺りを見回すと、ヴィヴィオを監視していたはずのカメラが撤去されていた。
罠か? それとも、チャンスか?
ヴィヴィオは今までになく素早い動きで、気配を探った。
動く者はいない。多分だが、息を潜めている者もいない。
ドアは閉ざされていたが、そこに耳をつけてみた。足音もないし、その他の音もしない。

チャンスだ!!

ドアの鍵は開いていた。そっと外部の様子を伺って、ヴィヴィオは滑るように部屋を出る。
出てから、そこが見たこともない通路であることを知った。
目を隠されていたり、失神していたり、今まで目を開けたまま部屋と部屋の間を往復したことがないのだった。
闇雲に歩くよりは、何かヒントがあった方が……

160 鏡の中の狂宴 第4話 7/10 :2009/12/10(木) 19:52:46 ID:QtPuPZEY
一つ目の分かれ道まで来た時、ヴィヴィオの背中を後押しする物を見つけた。
地図だ。今いるのは地下四階。地上に出るルートは、エレベーターと階段。
エレベーターは、ここからすぐのところにある。
一方、階段は遠い。しかもいくつも部屋があって、鉢合わせしないとも限らない。
「……階段で行こう」
エレベーターには、何しろ逃げ場がないのだ。すぐ上の階で誰かに捕まってしまうかもしれない。
ヴィヴィオは地図を頭に叩き込むと、エレベーターとは逆方向に向かって駆け出した。
ただ、既に頭を働かせる能力が極端に低下していて、回復するのに相応の時間と環境が必要だというのに、
この時のヴィヴィオには気がつく術もなかった。

「――だから、多分接続を並列にした方がいい」
「あっ、そうか。そういや設置する極を間違えてたな――」
人の声だ。背後から聞こえてくる。
ヴィヴィオはパッと手近な通路へ反射的に逃げ込むと、凹んだドア部分にぴったり身体を押しつけた。
男性二人と思われる足音と笑い声はやがて遠ざかり、そうしてどこかの部屋に吸い込まれていった。
「……」
僅かだが、また別の男が迫ってくる音がした。リノリウムを滑る、独特の鋭い音。
だが、まだ遠い。ヴィヴィオは意を決して、誰と鉢あうやも知れぬ通路をひた走った。
いくつかの通路を過ぎ、人の笑い声なんかを慎重にかいくぐってしばらく来ると、ヴィヴィオはようやく気付いた。
これだけの緊張と集中をもって、地図が頭に入っていない。ありえない、『普通』なら決してありえなかった。
「私……どうなっちゃうんだろう」
度重なる凌辱と調教で、すっかり精神活動に支障をきたしてしまった。
その癖、性感も含めて感覚だけは無駄に研ぎ澄まされているのだから最早笑うしかない。
目を隠された状態で隅々までまさぐれ、一番感じるポイントを見つけられる、身体中の触覚。
ゴロゴロとした肉棒をしゃぶらされる時の、舌と頬の粘膜。男たちの見下した笑い。
視覚が覆われることが多い分、聴覚もまた鋭敏になっていた。
足音が明後日の方向へ遠ざかっていったのを確かめると、ヴィヴィオはまた走り出した。
裸足だったのが逆に僥幸だ。自分自身はほとんど音を立てることなく進むことができる。

遂に階段の前に辿り着いた時、何か嫌な気配を背後に感じた。
電光石火のスピードで階段の影に隠れ、顔などは出さずに音だけで様子を伺う。
予感は当たり、すぐ傍の部屋からカルマーと何人かの軍人が出てきた。
当然のようにエレベーターに乗るものだと思っていて、案の定彼らはその方向に歩き出した。
緊張を崩さず、しかし危機が去ったことに、ヴィヴィオは小さな安堵を吐いた。
が、カルマーは突然くるりと踵を返すと、突如階段へと向かってきた。
「……今日は階段で行こうか。たまには運動もしないとな」
「了解」
何という気紛れであろうか、明日か昨日であったら良かったのに。まずいことになってきた。
ヴィヴィオは全速力で階段を駆け上がった。
一階、また一階と上がるごとに足が重くなり、首筋に信じられない量の汗をかいていた。
恐怖ですくみそうになる足を、必死に叱咤激励して動かす。まるでホラー映画だ。
ようやく着いた「一階」の文字。安堵よりも先に焦燥が働き、一刻も早くドアを開けようと鉄扉に手を掛けて――

ピクリとも動かなかった。

「どこへ行こうというんだい、我らが親愛なる聖王陛下」
階下から、カルマーの朗らかな声。ガチャン、と無慈悲な鍵の音が響いて、踊り場の向こうに彼は姿を現した。
咄嗟に、ヴィヴィオの足は上に向かった。二階、或いは三階。もっと上かもしれないが、そこからなら逃げ出せるかも……

161 鏡の中の狂宴 第4話 8/10 :2009/12/10(木) 19:54:15 ID:QtPuPZEY
が、鍵の音はむしろ二階を、更にその上を全部閉ざしたものだった。
迫りくる恐怖が、ヴィヴィオの口から悲鳴を漏らしかけた。
それを必死に飲み込むと、宛て処も意味もなく、ただ捕まる最後の一瞬を延ばしたいがために、ヴィヴィオはまた足を速めた。
けれど、それも屋上まで行けば終ること。
上に行く階段は尽き果て、扉は固く閉ざされたまま冷たく立ち塞がっている。
全てを知った上で、尚相手に焦燥しか与えない歩調で昇ってきたカルマーは、遂にヴィヴィオと視線を交えた。
恐怖に負けてぺたんと座り込み、這って逃げようと喘いだ。
「いいねえ、いいねえ。そのモルモットみたいに怯えた顔。
これからどんな酷い仕打ちがあるのか、考えただけでも恐ろしい、そんな顔。
私は大好きだよ、君の表情。まったく退屈しない」
余裕すら見せた様子で、カルマーは最上階までゆっくりと一段一段を踏みしめてきた。
ヴィヴィオはもはや片隅に追い詰められ、手探りで逃げ場所を探していた。
もちろん、コンクリートの塊に人間が入る隙間などない。
いよいよ肉薄したカルマーは手を挙げ、ヴィヴィオが何もできずに硬直すると、
彼は殴ったり、手を掴むどころか、まったく不思議な顔をされた。
「そういえば、君はこんなところで何をしていたんだ?」

本気で首を傾げる様子に、ヴィヴィオは果たして彼が演技なのか、それとも違うのか、計りかねた。
「抜け出してイタズラをするには盛りの年頃だからね、私は君がどこにいようと特に不思議には思わないが……」
ちょっと肩をすくめて、カルマーは疑問を口にした。
ヴィヴィオはこの場を何とか穏便に逃れようと、そして願わくはうまいことすり抜けられないかと狙った。
「えっと、あの、その……鍵が、開いてたから」
「開いていた? そうか、あの時──」
第一声は正直に話した。まさか、『こじ開けました』などと嘘を言っても仕方がない。
カルマーの心象を害したら最後、何が起きるか分からないのだから。
「ふむ、なるほど、よく分かったよ。流石、君に最も相応しい回答だ」
彼は目を細めた。まるで娘の心境を悟った父親のようで、ヴィヴィオは嘔吐感にも似た腸の捩れを感じた。
「つまり」
一度言葉を区切ったカルマーは、微妙な間を深呼吸で埋めて、続けざまに言った。
「つまり、鍵が開いてたから、外に出て探検してみようと思った。そうだよね? まさか、逃げ出そうだなんて思ってないよね?」
有無を言わせぬ、強めの口調。ヴィヴィオにはその真意が理解を計りかねたが、とにかく頷いておくことにした。
「は、はい……」
蚊の鳴くような、か細い声。覇気も誇りも、全て失ってしまった。そこへ、彼は少女に畳み掛ける。
「それじゃ、ヴィヴィオ、君も『自分自身』を探検してみようか」

最初、カルマーの言っていることがさっぱり分からなかった。
自分自身を探検? いったいどこを?
具体的な指示を与えられるよりも、意味の不明瞭な圧力の方が、よっぽど恐ろしい。
いつホイッスルが鳴るか分からないマラソンをするようなものだ。
或いは、ここに初めて来た時と同じことを……
終り無き『自己』との向き合いに、昼も夜もなく監禁されたまま耐えろというのだろうか?

162 鏡の中の狂宴 第4話 9/10 :2009/12/10(木) 19:56:06 ID:QtPuPZEY
恐怖が心の隙間から染み込んできて、立ち上がる気力を失わせかけていた。
カルマーが実物より大きく見えて、その背後に漂っているオーラが、まるで化け物のように見えた。
「君は私の敷地をあちこち駆け回ったんだ。だったら、次はこっちの番だろう?
鬼ごっこは、鬼が交代しなかったら面白くないからね」
カルマーはニヤリと勝者の顔を作った。
最後の一歩まで迫り、もう無慈悲な手が腕を伸ばしきることなく届く場所まで来た。
「今度は、君が鬼だよ、ヴィヴィオ」
ぽん、と彼の両手がヴィヴィオの両肩に置かれた。
触られたところから熔けて、腕が消えてしまいそうな妄覚に襲われた。
同時に、足腰に力が入らなくなり、逃げ出そうとする最後の気力が抜けた。

***

再び檻の中に連れ戻されるのかと思いきや、ここがどんな施設なのか一時忘れるほどの部屋に連れて行かれた。
豪奢なホテルの一室、に見える。
天蓋式のベッドに、高級そうなレースのカーテン。床は次元の海から輸入したらしい、ふかふかのカーペット。
そして、淡い色合いのシャンデリア。
全体的に明るい作りで、ブラインドは下ろされているものの、僅かな太陽光が希望の如く漏れ込んできていた。
見回すところ、落ち着いたと呼ぶにはいささか暗めな照明に照らされた空間に、異質なものは何もない。
そう、強いて言えばヴィヴィオ本人こそが異質な存在だった。
「シャワーを浴びてくるんだ。着替えはその間に用意する」
まるでお姫様のような扱い。訳は分からずとも、とにかく熱い湯が浴びられるのなら大歓迎だ。
ヴィヴィオはカルマーの顔色を伺って、そそくさと脱衣所に引っ込んだ。
その後ろ姿を、じっくりと見定めているカルマーとは、目を合わせず仕舞いだった。

「はあぁ……」
久方ぶりの風呂。身体をどこまでも清潔にできる、唯一の空間。
シャンプーも何もかも、そこそこの品を使っている。
嘘みたいに解放された気分だ。
ボディソープを広げて、汚れを拭い去った。
触手の粘液がもたらしていた滑りを全部洗い落として、清潔な身体を手に入れる。
シャンプーとリンスを使った後は、心なしか髪の艶が戻ってきたように見えた。
鏡を一度、まじまじと覗き込む。髪を一束掬ってみて、目の前に近づけてみた。
確かに、色合いが鮮やかになっている。よもや、ここまでとは。
完全に心を許し、湯船に浸かって疲れを取る。
風呂から上がった後、何が待っているかは分からないが、少なくとも今を精一杯楽しもう。
そう思って深く深く呼吸をし、息を吐き出した。

そこでヴィヴィオは異変に気付いた。
多分、心の緊張を解いていたからこそ気付くことのできた、有り得ない異変。

「何の、臭い?」
生臭く甘い、しかし決して初めてではない、慣れた匂いが鼻をくすぐった。
もう一度息を吸って、吐く。
今度は意識していたせいか、肺から空気を出す時に、鼻腔の奥で確かに感じられる臭みがあった。
どこだろう、すぐ最近必ず嗅いだ記憶があるはずだ。でも……
嫌な予感が頭をかすった。思い出すな、不幸になるぞ。思い出すな――
「あっ……!!」

163 鏡の中の狂宴 第4話 10/10 :2009/12/10(木) 19:56:58 ID:QtPuPZEY
予感は、無惨にも当たった。さっきから、『吸った』時には感じず、『吐いた』時には感じたその理由が、はっきりと分かった。
……この匂いは、精液だ。
毎日毎日男根から直に飲まされ、もう個々人の特徴すら見え始めてきた、白濁の汚汁。
何億匹と泳ぎ回って、着床を目指す精子を飲み下すのは、
如何に秘部への挿入がないにしろ、おぞましいを通り越して吐き気さえ失う行為だった。
それが、今、確かに鼻の奥から漂ってきた。
幼いまま精液漬けにされ、匂いが染み渡るまで射精され、飲まされ、口内に溜め込まされた。
未だ愛すべき人とのキスさえも交わしたことのない、清いはずの唇が、
先程洗ったにもかかわらず、急激に穢れたものと化した。
ヴィヴィオは洗顔クリームを取り上げると、手のひらから溢れんばかりに乗せて、唇を洗い始めた。
クリームが白濁液に見えて、思わず咽せ込んだ。
次いで、洗口剤を四回も五回も口に突っ込んで、隅々までクチュクチュと液を回した。
精液で同じことをさせられたのを思い出して、ヴィヴィオはケホケホと吐き出した。
これが本当の子種汁だったら、何が起きていたか分からないところだった。
だが、何度洗っても、濯いでも、幻臭にさえ感じられる精の香りは、どうやっても拭えずに終った。
ヴィヴィオはその場にうずくまって、さめざめと泣いた。
身体を弄ばれ、改造されていく恐怖と苦痛が、涙の堤防を越えてしまった。
そして、そんな泣き様をも見透かしたかのようなタイミングで、バスルームの扉がノックされた。
「準備ができました、どうぞお上がり下さい」
メアリーの声だ。慇懃無礼な響きを壁に床にこだまさせて、彼女は足音もなく去っていった。
後には、シャワーの勢い良くほとばしる清廉なリズムだけが刻まれ続けていた。
湯気のくゆる視界に、救いもなければヒントさえない。
逃げ場所などないと悟ったヴィヴィオはゆらりと立ち上がり、そっとシャワーを止めた。
残ったのは換気扇の音。低いうなりの中で再び鏡の中を覗き込むと、
そこには、瞳から光の消えた、スラム街の売春少女みたいな女の子が一人、映っていた。

ただ違うのは、身体の中に誇りを持てる血が通っていることと、左右で異なる瞳を持っていること。
最後に、愛すべき母親が健在で、きっとヴィヴィオが帰るのを心待ちにしていてくれるのだろうということ。
きっとそれだけで、その他には何も違いなどはないのだ。
ヴィヴィオはバスルームから上がると、至極事務的にタオルを手に取った。

164 Foolish Form :2009/12/10(木) 19:58:45 ID:QtPuPZEY
次回、第1話冒頭へ。
多分年が開けるが、次回をお楽しみに。

165 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 20:19:10 ID:ezWU9Bs.
ふぅ…

ガチエロ歓迎!良い触手エロだたw
ヴィヴィオのことを思うと…鬱だが…陵辱は…鬱な位が良い…GJ!

166 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 20:23:37 ID:mLWF5Z4w
>>164
久しぶり陵辱GJです

167 名無しさん@魔法少女 :2009/12/10(木) 21:10:11 ID:oLXBYO6w
メアリーで笑ってしまった

168 墨の人 :2009/12/11(金) 08:54:34 ID:4811DLjE
話が続くかは反応次第という事で。
・孕ませあり。
・主人公はユーノ。
・細かい事は、いいんだよ。

169 墨の人1/4 :2009/12/11(金) 08:56:15 ID:4811DLjE
リリカルユーノ。

幼い頃から優秀だったユーノはよく大人扱いされた。それは、魔法の世界によく見られる傾向で
小さな子供でも力があれば大人と同列に扱ってくれる所があった。長所でもあり、短所でもある。
魔力に関係してか、精通も早かった。古来から魔法と性は切っても切れない関係にあり、魔法を
営むユーノのペニスのサイズは、大人のサイズを超えるものとなっていた。

子供の体に備わった不釣合いな巨根。ユーノは餓える大地の如く知識を吸収していった。性が
導き出すものは快楽。快楽は一層の極楽を求め勃起する。かむっていた皮も、剥いてあげれば
しっかりとエラの張った黒々としたペニスがあった。チンカスもあった。指で掬い取って、
臭いを嗅いでみた。

くさかった。だがもっとにおいをかぎたかった。小便のアンモニア臭が酷く嫌な匂いの筈なのに、
気がつけばペニスを扱き一気に終りまで導いていた。腰から頭までつきぬけた後、何も考えられぬ
中での射精。性をしったばかりの人間は誰でもサルになる。ユーノは気持ちよさに耐えられなくなる
自分に恐怖しつつ、知識では抑えきれぬ自分をどうしたらいいか解らず大人に相談した。

よし。解った。大人達は快諾した。
よく解らないユーノであったが、それは直ぐにやってくる。とある夜、起きて待ってろと言われた
ユーノは、ペニスをいじくるのを我慢しながら、その時をベッドに入りながら悶々としながら待った。
一体何をしてくれるんだろうかと期待していると、大人が1人やってきた。起き上がるユーノに、

しぃっ。

口許に人差し指をあてて、静かにしろと言われた。よく解らなかったが黙った。何故か緊張していた。
どくんどくんと弾む心臓は胸に手を当てずとも解る。全身が鼓動を感じる。どくんどくんと……。
大人はついて来いといい、ユーノはそれに倣い、そっとベッドを抜け出しテントから出た。夜の空気は
僅かにひやりとしている。抜き足差し足忍び足。部族の者達が眠るテントの幾つもやりすごし、とある
テントの前で男は止まった。振り返り微笑む。そして、態々顔をユーノの耳元に近づけ囁いた。

ここだ。

ここ?

何があるというのか。誰のテントだというのか。そんな疑問を抱えていると、男は続けた。
ここに、未亡人の女がいる。犯していい。好きなだけやるといい。そう告げられた。心臓ではなく、
ユーノの胸は一際強く高鳴った。
え?
遅れてやってくる戸惑いと、期待。興奮。それらが一挙に押し寄せ掻き混ぜられる。そんなユーノの肩を、
男はぽんと叩いた。安心しろ、声で誰かにばれても、みんな見ぬふりをするだけだ。それに、これは
犯罪のレイプじゃない。擬似レイプなんだ。安心しろ。スクライアは今人手不足だ。でも孤児ばかりじゃ
不満を出す奴もいるから、こうやって、スクライアの人間を種付けして生ませるようにするんだ。向こうが少し嫌がるのも
形だけだ。その方が男も女も興奮するからな、安心しろ。この事は長老も知ってる。好きなだけやるといい。
本当は大人になってからだが、お前は特別だしな。

いって笑われる。
でだ。
男は続けた。
ここの女はお前に任せるそうだ。本当は男達が順番で種付けするんだが……お前は覚えたてだから、我慢できないだろう。
良かったな。この女に1人でしていいそうだ。その変わり、期間は××までだ。それまでに仕込む事ができなかったら、
他の連中も抱くからな。ルールは唯一つ。抱けるのは夜だけだ。……簡単だろう?
じゃあな。頑張れよ。

170 墨の人2/4 :2009/12/11(金) 08:58:07 ID:4811DLjE

男はそういい残し去ってしまった。ユーノは1人テントの前に残されるが、呆然と立ち尽くす中で気づいた。痛い。
股間が痛い。はちきれんばかりに勃起した股間が待ちきれないとばかりに興奮していた。いわずとも行きたかった。
だが僅かな迷いがある、どうするべきか? しばらく股間を硬くしたまま立ち往生していたものの、往生して気持ちが
やってやろうという気持ちがつよくなると、一層股間を滾らせ爆発しそうな程期待と興奮を抱える興奮を律する。
目的のテントの入り口に手をかけた。いざ出陣。

テント中に忍び込む。当然暗かったが闇に慣れた夜目のお陰で問題は無かった。テントの中のベッドで、1人の女性が
寝ているのが解った。仰向けに顔だけが覗き、規則正しく呼吸をしているお陰でかかっている毛布が揺れていた。女性は
知っている女性だった。何度か話をして褒めてもらったこともある。優しい人だ。そして、おっぱいが大きい人という
認識も持っていた。揉みたかった。でも、本当に犯すのか?というという最後のラインに立たされたがユーノも覚悟完了極まる。
折角性交を大人が許してくれたのにそれを拒んでどうすると己を奮い立たせた。着ている寝巻きの上を脱ぎ上半身を裸体の裸体を晒し、
続いて下と下着も脱いで戦闘態勢を見せる。脱いだ服は律儀にたたんでおくのだった。

心臓がふりきれるかもしれないという程のリズムを刻む中、股間を滾らせたまま女性のベッドの前にたった。男は擬似レイプ、
と言っていたがこれから犯すのだ。僅かな罪悪感と興奮が入乱れる。もう一度唾を飲んでから、かかっている毛布をゆっくりと
捲り、薄いタオルをめくるとパジャマ姿が晒された。動くアンパン以上に元気な股間と共にベッドの上にリングイン。スプリングが
軋む音が僅かにした。
ぎし…………。
実にエロい。
自分が呼吸を忘れてしまっているのではないかと思うほど、有様のユーノは胸を強く抑え自分を落ち着かせてから、
orzの形で女性の上でマウントポジションを取った。体重がかからないように注意しながら、手を寝巻きのボタンへと
伸ばす。震えていた。それもそうだろうか。初めてなのだ。また唾を飲み込んでから起こさないように、化石を発掘する
繊細な指使いでかかっていたボタンを外していく。ボタンは全部で六個。全てが外し終わると、両手でゆっくりと、
観音開きのように服を開きあるものとご対面する。胸だ。幸運だったのが女性はブラジャーをつけていなかった。

恐らく眠る時は苦しさ故だろうが、そんなこと今のユーノには関係なかった。おっぱいだ。それも大きなおっぱいが
今眼の前にふたつもあった。男という生き物の大半は、女性の胸が大きいとそちらに目が行く。何故か、恐らくそれは
生物という本能や性癖、そして行為の順番故かも知れない。性交する時、男は雰囲気を高め口付けを交し胸をもみしだき
しゃぶる。

……だからじゃない?
と適当な憶測は後にして、もうユーノの我慢は限界だった。口を半開きにして姿勢はゆっくりと前へ前へと倒れていく。
女性が気づくかもしれないという懸念は頭からぶっ飛んでいた。今はおっぱい、まずはおっぱい。それしか頭の中には
無かったに違いない。砂漠の中で水を求める喉が枯れ果てた放浪者の如く。ゆっくり、ゆっくりとユーノの半開きの口は
着陸する飛行機のような丁寧さで乳輪ごと乳首をくわえ込んだ。おっぱい開始。

がっつく事は無かった。胸は確かに生き急いでいたが吸いたててみると、吸引の音が僅かにテントの中に漏れた。えっちな音だ。
それはよりユーノを興奮させ、一層すい立たせた。さらに響く音。そして眼の前におっぱいがある以上両手で触らない手は無い。
五指が緩やかに進軍し、胸に触れた時、その柔らかさに驚いた。マシュマロのようでいて、ボールのような…・・・兎に角柔らかい。
手に吸い付く。もっと、もっとと手が胸を求めこね回した時。女性が僅かに身じろぎした、一瞬だけユーノの動作が止まり女性の
顔に眼をやる。女性はいまだ眠ったまま。ならば、とおっぱいの揉み吸いの行為を再開した。

171 墨の人3/4 :2009/12/11(金) 09:00:16 ID:4811DLjE

乳が分泌する母乳をもとめるかのように、乳房の奥から頂点へと持ち上げるように揉んだ。力任せに揉みたかったが、起きた時の
事と、ほんの少しの罪悪感を感じるユーノは丁寧ながらも力強く揉んでいた。その度に揺れ動く頂点たる乳首は己が口をもって制圧する。
加え、舌先で何度もはじいては吸い立てる。心の奥底で望んだ。飲みたい。母乳が飲みたいと。何の為に乳をすいたてているのか……
ちゅぅちゅぅとおっぱいの先を唾液に濡らし、音立てながら思う。

女性は時折呻いていたがまだ起きる気配はない。いつまでもおっぱいにがっついていたユーノだがいつまでいつまでも吸って揉んで
繰り返していては先に進めない。片手は名残惜しそうにも揉みつつその柔らかさを五指で楽しみつつも、ベッドの上に手をついて
少し体を前に。おっぱいから目標を女性の顔へと移行する。ぷっくりとした唇と下ろされている瞼により閉ざされた瞳。キスしよう、
ユーノはそう思った。

体勢をかえ女性の顔と自分の顔を近づける。唇と唇が触れ合う。舌で顎を開かせると動かない舌と触れ合った。
女性の甘い体臭も相成って、くらくらした。我慢できず、吐息を乱しながら眠る女性の体にそっとしがみつく。甘い香りと柔らかな
肢体が心を満たした。眼を細め甘露の呼吸を繰り返す、女の人っていい。みんな気持ちいい……。元より、母親がいないユーノは、
他の者よりも女性に対する羨望や願望、憧れが強かった。それを誰かに言ったり、我侭で部族の皆に迷惑をかけたことも無いのだが
心の奥底の欲求が今、夜這いという行為の中で満たされていた。

無論ロリコンという訳ではない。まだ量らずも幼い彼は知らず知らずの内に女性像に『母親的な女性』を求めていたのだ。自分の事を
慈しんでくれる人、包容力のある人であったり。それが性欲の全てというわけでは無いが、欠片として存在していたのも事実だ。男が
選ぶ女性は母親似の女性というらしいが、居ないが故に切望したのは女性らしい女性だった。話を戻そう。ユーノの中で『したい』という
欲求がむくむくと立ち上った。全身を舐め尽したい気もしたが、童貞であり孕ませて良いという女性が眼の前にいるのだ。早くおまんこに
挿入をして、膣の感触を味わいたかった。ごくりと生唾を飲む。曰く、考えられないほどの快楽と知識として受け取っていたが……どれほどの
ものか早く試してみたくてたまらなかった。

体を離すと、ゆっくりと立ち上がり移動する。寝巻きのズボンを引き千切りたい欲求にかられながらも、焦らず急がずを心がけながらゆっくりと
下ろす。すると、下も下着を女性はつけておらず陰毛の茂みが顔を覗かせた。脱がせないで済む手間には胸の内で歓喜した。足にもそっと手をかけて
開かせるとその間にもぐりこむ。念願のおまんことご対面だ。閉ざされた貝のようになっている。どきどきしながら、最初はどうしようか迷ってしまった。
とりあえず……、と顔を近づけ臭いをかぐ。すん、すんと鼻を鳴らすと、くさい臭いに僅かに嫌な感じがした。でも、一度二度ではなく、三度四度と
その臭いを鼻の奥に吸い込ませると自分のペニス同様、もっとかぎたくなった。

酸っぱい感じがするのが少し気になったが、平気、と思いながら閉ざされた女性器の大を両手でつまみ、貝を開いた。
生で見るとやはりグロテスクな形をした性器に、少しだけ戸惑ったものの男性もそうだと思うとさほどきにならなかった。胸の高鳴りを
自分でも聞きながら顔を更に近づけ、舌を伸ばしぺろりと舐めてみる。
……
反応が無い。

172 墨の人4/4 :2009/12/11(金) 09:02:02 ID:4811DLjE
相手も寝ている事だし、これでいいのあかなと思いながら、ユーノはまんこを丹念に舐め回し続けた。すると、女性は僅かに身じろぎや吐息を漏らし始めたのだ。
味を占めたとばかりに、飽きる事無く舐め続けた。穴はどこかと思いながら、時折指を這わしていると下のほうでずるりと飲み込まれる場所があった。濡れた肉穴
ここだ、と思う前に蠢く肉に締め付けられる指の感触に戸惑った。まるで新種の磯巾着に指を突っ込んでいるような錯覚を受け興奮した。

「(凄い……。)」

純粋に感動してしまった。女性器に男性器を突っ込んだらさぞかし気持ちいいに違いない、我慢できなくなった肉棒を手が掴み、体が前に出る。我慢の限界だ。
入れたい、そして思うが侭に射精をしたい。快楽を望むが故に。喉が渇いたわけでは無いが、何度も唾を飲み込んでいた。恐らく手許に水があったとしてがぶ飲みしても
この欲求は止まらないだろう。性の欲求から来る心の乾きが故に。自分の手がペニスを握り締め、少し扱いた。気持ちよさが広がるが目の前にはもっと気持ちのいいものがある。
姿勢を起こすと、右手の指でまんこの穴をいじくりながら、左手で一物をしごきながら近づけ、亀頭をぬりたくるようにまんこに擦りつけた。それだけでも、ぶるりと
背筋から這い上がる快感に体がしびれた。指でで穴の中をいじくりながら具合を確かめる。大丈夫、と思いながら亀頭の先端をそこに狙いを定める。でも、直ぐには
入らなかった。随分と抵抗が強い、指がなんとか入れられるから、と思いつつぐっと腰に力を入れると、まんこの中にペニスは飲み込まれていった。

同時に、得体の知れない快感が股間と背中、そして脳もとい全身を襲いペニスの先端部分。鈴口からとても濃い精液がびゅっびゅと吐き出されていった。堪らない、
止まらない。あまりの気持ちよさに口が半開きになったまま、ユーノは腰砕けになっていた。何これ? といわずにはいられないほどの快感だった。オナニーとは
比べ物にならないほどの気持ちよさだ。自分の手でしごくなんて馬鹿に思えるほどの快楽だった。射精は有限だった。最初のうちは強い勢いで発射され、次第に
勢いが無くなり、そして途絶える。全てを女性の膣の中で射精し終えたユーノは種蒔き後の疲労感に酔いしれながらも、まだいけると硬いままのペニスを動かし始めた。

肉壷、とはよくいったものだ。女性の魅力にあてられたユーノは、猿になり相手にしがみつき、おっぱいにむしゃぶりつき吸いたて、腰を必死に動かした。テクニックも無く、
自らの快楽のみを追及したセックスであった。当然、力強くし続けた結果として相手も目覚めた。ユーノの存在に驚き、戸惑うもしがみついて腰を動かし続けるユーノを振り
払うことは敵わなかった。いや、とか。やめてという言葉が弱弱しくでてもレイプのように行為は続く、子供のサイズとは思えぬペニスにも翻弄されてしまう。交尾は夜な夜な続いた。
女が声を殺す中ユーノがひたすら貪り、その肉体を味わい続けた。全て中だしで済ませ、女性が子供ができてしまうと言っても、馬の耳に念仏であった。

初めての交尾は理性を瓦解させ興奮を呼び起こすのみだった。初めから終りまで一度たりともペニスが抜かれる事は無く、時折小器用に入れたまま体位を変えしがみついての
性交をし続けた。終わったのが、日が昇る少し前。それでもユーノは女性の中に挿入したまま抜く事は無かった。外に出していないにも関わらず、2人の股間は精液と愛液に
まみれていた。テントの中はイカ臭さと2人が発した汗のにおいに満ちていた。女性はぐったりとしている。不本意ながら何度もいかされたようだった。ユーノはそのまま眼を閉じた。心地よい
疲労感に包まれ、女性の肉の柔らかさと甘いにおいに包まれながら満ち足りた眠りに落ちていった。


ユーノの作業はこれよりもぐんと効率があがった。大人顔負けの指導で発掘現場を指揮し次々と実績をあげる。スクライアのエースとまで冗談めかして言われた。悪い気はしなかった。
夜は夜で、1人の女性に溺れた。セックスの味をしめたユーノは夜這いを続け中出しをし続けた。この行為を楽しむ為に沢山食事をして、少しでも多く精液を金玉の中で作られるよう健康的な生活を勤めた。
オナニーは、もうしなくなっていた。毎日通いたかったが、仕事疲れで無理な時もあった。それでも行為は続き、女体を味わいしゃぶり続け、行為に没頭するだけの猿から考える人への成長も早かった。
テクニックを学び、どうすれば相手がより鳴くのかを会得していったが、彼が絶倫であったのも幸いなのか。割と早く女性は妊娠しその役割を果たす。無論満足するユーノでも無かったが。
大人達からは褒め称えられ、数ヵ月後女性は1人の子を産んだ。健康な子供で、ユーノも良かった、と思った。めでたしめでたし。

173 墨の人5/4 :2009/12/11(金) 09:04:07 ID:4811DLjE
※4/4に収まりきらなかったので追加です、すみません……。


完! と行きたいのだが、ある日ユーノは部族の長に呼ばれ、こんな事を聞かれる。

「すまんのぉ、ちっとばかし別の場所の発掘の指揮をしてきてくれんか?」

拒む理由は無い。

「解りました。」

そこである掘り出し物と巡り合ってしまう。ジュエルシードだ。元々発掘予定に無かったロストロギアの発掘に、皆歓喜した。売れるものがでて喜ばない理由は無い。精力的に指揮を続け
最終的に十数個を発掘し、管理局に高額での取引が成立し、万々歳な結果に終わった。引渡しを前にユーノは大人達からビールを飲まされ、
はやく寝たある日の夜。闇に紛れ、何者かがスクライアのキャンプを来訪したのが発端となる。

『それでは……始めようか。チンク。』

「了解だ。ドクター。」

まんこからしたたれるは愛液、子宮を満たすは胎動。迸る精液を止める術は知らず
リリカルユーノ。始まります。

174 墨の人 :2009/12/11(金) 09:09:05 ID:4811DLjE
以上です。オーバーしてすみませんでした……。
前回ユーノxエリオで感想コメントを下さった方々、ありがとうございました。
ではでは、失礼します。

175 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 10:38:37 ID:1jb2nQv2
なんというエロゲ的ユーノ。出てくる女性キャラを全員性的に食べちゃうんですね分かります。
次回があるなら凄い楽しみです。GJ。

176 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 12:39:07 ID:jbtHriQc
〉〉164
おお、相変わらず濃い。
エロ部分だけでなく、精神的に追い詰められる様が凄い描写力ですね。
次回投下もお待ちしております。
〉〉174
投下間隔が早いですね。
ご新規の方の投下は嬉しい限りです。
次回投下も待っております。

178 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 15:38:07 ID:d6yJv2LQ
>>177
とりあえずお前がスレから消えればここのみんなは満足だよ

179 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 15:43:07 ID:wHXmgSZk
>>177
別にとめんが、お前のエロ妄想はそんなことぐらいで萎えてしまう代物か?
違うだろう? 公式が何だろうが気にするな、エロの炎は永遠に不滅だぜ!

180 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 17:30:21 ID:6zkWSO/s
おお、投下がコンボしてる。
めでたやめでたや。

>>Foolish Form氏
狂宴更新乙!
いやぁ、相変わらずヴィヴィオの被虐っぷりが半端ないっすねぇww
この先どうなってしまうのか気になります。
来年の投下待ってますよー!


>>墨の人氏
おお、今度はノマカプのユーノだww
次回はチンク姉にチン○を挿入か?w

181 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 17:41:13 ID:Gw/x2bWg
>>177
公式以外アウトでよくこのスレ覗けるなぁw

182 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 19:59:23 ID:uzMuEcZk
クロなのやクロフェ好きで未だに活動してる人もいるのに
販促グッズで自分の好きな組み合わせじゃなかったくらいで動揺すんなよ

183 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 21:13:16 ID:9MTpe3Fc
フェイトが高町家入りしちゃうと、エリキャロの立つ瀬が。
これはつまり、フェイト一家で一本書けというお告げだな。

クリスマスに間に合えば良いが。

184 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 21:28:57 ID:YnqZgsso
なに?
エリオ・テスタロッサ・ハラオウン

キャロ・テスタロッサ・ハラオウン
とな?

185 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 22:51:26 ID:4yk5iS5c
>>177
まぁ、そのショックは分からんでもない。

ただ、なのはもフェイトもStSの時点で“高町”ヴィヴィオの保護者として認知された以上、「高町一家」と表現されても仕方ないと思う。
(現状どうなってるのかまでは知らんが、vivid読む限り、高町家の養子にしたとは言えど、フェイトが保護者でないという証拠がない。)
つか、「高町親子+フェイト」って表記はそれこそ反応に困ると思うがw

ま、気に入らないなら、自分が満足できるシチュエーションでSS書いててくれ。

186 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 23:01:01 ID:9MTpe3Fc
はやてとヴォルケンで八神家みたいな感じか。

重箱の隅になるが、vivid1話でヴィヴィオは母親と2人暮らしとモノローグしているし、
stsの時にフェイトのことも“ママ”って思い込んじゃったって独白している。
保護者じゃないって証明にはならないけど、何となく印象に残ったんで。

187 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 23:08:01 ID:YnqZgsso
ホイホイ的なもんじゃないかね?

188 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 23:29:03 ID:S1glVUm2
重箱の更に隅っこを爪楊枝でつつくような話をすれば、
ヴィヴィオとフェイトの距離感は、「親戚のお姉さんくらい」なんて、メガミ付属のサウンドステージでは言われてたりもしたけどね。
ヴィヴィオの「ママ」という発言に過剰反応(?)なのかもしれん。
「自分に優しくしてくれる女性=ママ」という認識は、流石に正されているだろうけど。

他の媒体で明記されてたかどうかは知らんのだけれど、
少なくとも二十歳の時点ではフェイトはなのはとヴィヴィオの後見人ではあるらしい。

189 名無しさん@魔法少女 :2009/12/11(金) 23:46:14 ID:1YBgV3QQ
イングヴァルドさんの中二っぷりがアレすぎてvividもう色々と限界っぽいw
スピリチュアル前世系しかも微妙に空回りなうえに内向的とかもうキツすぎる

190 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 00:01:40 ID:jcagF9eI
静かにエロい話だった!
女性の方がオリキャラって難しいと思ってたのに成功するなんて…

191 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 00:03:07 ID:KRS8Q6C.
というか『男の記憶を持つ女の子』って精神と肉体のギャップに耐えられるのだろうか

192 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 00:24:41 ID:CqPcm5Mk
アインハルト自身は女の子だから、やっていけているんじゃない?
記憶持っていても、自分が女だってちゃんと認識できていれば。

どうでもいいが、vividの主要キャラは全員、10歳前後の小学生だということを思い出してください。
奇天烈な行動に出ちゃうのは仕方ないって。

193 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 00:25:36 ID:GlnnUDPE
男の記憶をもった女の子……ゴクリ

194 190 :2009/12/12(土) 00:26:02 ID:jcagF9eI
おっと、何の感想か書くの忘れてた
さっきのGJは墨の人さんへです〜

>>191
そんな厨二病気味のあの娘に
性行為で女性だという自覚を強化する精神治療を行うという電波

195 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 00:26:13 ID:MSXeYprI
第一話の存在を完全に無視していたぜ、済まない。

vividはすでに魔法というより格闘漫画の道をたどってるような気がする。
聖王VS覇王の戦いが肉弾戦っぽく感じるのは俺だけだろうか。
てか、先代覇王(クラウス?)の断空拳(笑)はオリヴィエの聖王の鎧を打ち抜けたのか?
アインハルトは中学だし、あれくらいでいいんじゃね?
ヴィヴィオの精神成熟度が異常なだけで。
>>191
問題は、「聖王との戦いの記憶」だけなのか「先代の記憶全て」なのかだと思われる。
後者だとして、男性的精神と女性的精神の混在が内向性を生みだしたと考えれば・・・
場合によっては、俯瞰的な記憶なのかもしれないし。

196 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 00:26:55 ID:KEtOkUkM
そいでも覇王なんつー大層な呼称に
誰か一人ぐらいpgrしそうなもんだが

197 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 00:48:48 ID:ULbcHAN2
まあ、古代ベルカは聖王にしろイクスヴェリアにしろ、いろいろとアレだから、
かかわった人間ほど「ま た 古 代 ベ ル カ か」で済んでしまう気がする

198 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 01:34:34 ID:tSH2RfJ6
最近百合エロがなくて寂しいお
と言うわけで誰かが投下してくれることを期待してみるテスト

199 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 03:58:45 ID:jcagF9eI
「また、古代ベルカか…あか玉出ちゃうよ」

201 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 05:44:24 ID:ZljQhKEQ
フェイトがお見合いするっていうSSがあったけど、あれって続きないの?

203 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 08:59:17 ID:E2sjaoaE
排他する馬鹿が一番いらねw

204 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 09:43:20 ID:QwedV1fY
百合スレとかなかったっけ?
18禁は対象外?

205 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 10:34:16 ID:32os2kZ2
アインハルトの中身が男なのはヴィヴィオ×アインハルトの理由付けの為なんだよ!

207 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 12:16:43 ID:KEtOkUkM
築地って寿司屋でもやるんかい

208 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 12:35:49 ID:jQvuDhuQ
魔法寿司屋リリカルなのは、始まります。


なんちて

209 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 12:39:33 ID:in/VbojY
前に寿司の話があった希ガス

210 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 13:07:35 ID:wDZ4vmq2
>>206
おっと、リリちゃを忘れてもらっちゃ困るな! あのラブンラブンっぷりは異常

211 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 14:38:02 ID:tSH2RfJ6
>>204
あるけどこっちで言ったっていいだろ?

212 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 15:28:35 ID:EcxIzd3U
ヴィヴィオやアインハルトが、過去の因縁と業を抱いて時に苦しみながら生きる中、
先代覇王と聖王が某漫画のキリストや仏陀のようにクラナガンの安アパート一緒に住んでるのを妄想するな。
イチャイチャしてたら、こんな奴らのせいでヴィヴィオたちはと悩みがあほらしくw

VIVIDで残念だったのは、魔法を使用しないところだな。
魔法と体術が高レベルで混ざった技が出ると思ったんだが、
断空って中国拳法っぽいのが出ちまった。
あと、大人化は便利すぎる。
エロ方面でヴィヴィオにユーノが喰われるSSが増えると予想。

213 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 15:55:57 ID:3onbkNfw
スーパー水橋タイムと聞いて

214 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 16:05:11 ID:r27I1kkA
>>213
大人化ヴィヴィオ
喰われるユーノ
何故か目撃するセイン

こうですね

215 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 17:01:45 ID:jcagF9eI
そして調教されるセイン

216 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 20:31:22 ID:ZljQhKEQ
カミュ?

217 名無しさん@魔法少女 :2009/12/12(土) 20:59:30 ID:py89euBc
調教してるのはもちろんシャッハ=水橋キラー=ヌエラだな

218 98 :2009/12/12(土) 21:19:30 ID:cQeFFevE
>>201
19スレ445=わさびが書いた話?
だったら俺が書いたSSですが
wiki纏められてるヤツで全部ですよ

219 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 04:59:49 ID:pWiPUdJ6
>>214
・誘惑するセイン
・応じるユーノ
・それを目撃したヴィヴィオ→3Pへの流れ

はダメかい?

220 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 08:33:07 ID:GCeSv/Jw
>>218
あれで全部ですか?
未完とかじゃないですよぬ?

221 98 :2009/12/13(日) 10:36:09 ID:Rwi6UGpQ
>>220
特に続き物として書いてるわけじゃないんでアレで全部です
時間が出来て、気が向いたらまた書くかも……ってくらいです

223 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 13:53:31 ID:pD0cWuM.
とりあえずアンチしてくれってことか?
スレ荒らす気じゃなきゃよけいなこというなw

224 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 14:09:29 ID:Rwi6UGpQ
>>222
支持してくれるんはうれしいが、なのフェdisんな
俺もなのフェは食えんけどそれが好きな人も居る

226 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 14:30:15 ID:gqIiL32s
こういう奴のせいで敵対関係になぅて殺伐になるんだよ
おまえはなのはから何を学んだんだ?

227 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 14:38:31 ID:vl3ZX2CI
>>225
分かったからチラシの裏にでも書いておけ、な?
ギャーギャー喚いても誰も得なんぞせん
そんな暇があるなら♂×♀でSS書いて洗脳もとい布教でもすればいい

228 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 14:41:50 ID:Rwi6UGpQ
すまん、俺が触ったせいだ
お詫びに来年の3月までに頑張ってボリュームのあるSSを投下するよ


執筆期間が長い?これから超繁忙期なんだ、大目に見てくれ

229 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 14:44:48 ID:H/HljrcE
なのはに関してはむしろ同性愛しか認めない俺ダルシム。

231 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 14:54:19 ID:O0PPHssI
もう止めようよ。
ノマカプはノマカプ。百合は百合で相互不干渉で行こうよ。

232 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 15:27:28 ID:lkddZdTk
面白ければどっちでも良いよ。

233 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 15:29:35 ID:pD0cWuM.
まあ、そういうこと
つか、嫌なのはNGすりゃいいだろw

234 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 15:43:07 ID:0WlOGsSE
俺も面白ければどっちでもいいな
最近百合エロ来てないからそろそろ読みたいところだ


あとみんな>>230みたいなのは徹底的にスルー推奨
池沼に触っても火傷するだけよ

235 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 16:22:46 ID:REAOmMsE
>>228
期待してる
あー……自分も忙しくなる前に続き書かんと。洗脳していかんと

236 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 17:01:41 ID:68TV7phk
ノーマル、百合、アッー、すべて許容すればいい
好きなジャンルは書き込み、嫌いなジャンルはスルーすればいい

238 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 18:22:15 ID:Zo60MRhA
そろそろ管理人氏に削除&アク禁して欲しいな

239 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 20:32:52 ID:Jk5u1ym2
相手にしなきゃいいと思うよ。
IDだけNGに突っ込んで。

240 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 21:47:12 ID:GA9n.h4Y
ちょっと、聞きたいんだけどさ。
はやゲンって誰が言い出したの?なんとなく見て好きになったんだが。

とネタをふってみる

242 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:17:40 ID:QhH2D.nc
レジなのとかレジスカとかカオス過ぎる…
誰が言い出したんだw

243 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:18:04 ID:KxvF9wL.
>>240
sts3〜4話辺りではやてとゲンヤ(あとギン姉)がメシ食ってたシーンがあったから
その辺りじゃ無いかな、あとはやてがまだ駆け出しのころ108部隊で世話になったらしいし

244 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:19:30 ID:lGirYvUA
>>243
あと進路相談とかもしてたよね

245 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:19:53 ID:E.k86rPE
どうなんだろね。
結構な年の差カップルだし、あんまり見かけないけど、誰なんだろね?

しかし、敢えてCPの話をするなら、はやてはヴェロッサの方が似合うかなぁ。
まぁでも、ここに投下してる身としては、はやては独り身の愚痴を言わせる役が一番やりやす……



はやて「そうかそうか、私はネタかぁ。ハハハハハ。
じゃ、ちょう裏来よかー」

246 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:27:49 ID:tvRiV8tU
いやいや最悪ですから。
司書か、考古学者か、スクライアかで結婚相手見つけた方が幸せでしょう。
なのちゃんだったらともかく、フェイトさんにはさっさとma・・・なのはさんを法的に引きとってもらいたいです。


>>240
わからない。
でも公式でもいい雰囲気出してたし、はやての他の相手候補であるロッサとグリフィスは
シャッハとシャーリーがそれぞれくっつきそうなので、自ずとゲンはやは半公式だと、個人的には思います。

247 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:39:39 ID:lGirYvUA
そういえばはやてとパパリンの食事シーンで定食屋らしきところに行ってたよな
Side-Nでもティアナとスバルも似たようなところに行ってたし
(そこではゲタのような音も聞こえた気がする)

盆栽や提灯や茶室や緑茶や湯呑もあったりするし
俺、ミッドチルダがなんなのかよくわからなくなってきたよ

世界設定とかあったっけ?

248 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:47:29 ID:TetNuw2s
>>257
ほぼない。
管理局発祥の地、子どもでも働ける(能力次第)、発達した科学が魔法となった。
これくらいかな。地理関係もwikiに書いている以上のことはないし。

曖昧だから、逆に書きやすいんだけどな。

249 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 22:57:34 ID:nf16Ck4M
あとは異世界交流が盛んなおかげでリインIIみたいな一見突飛なものも「こういう人もいるだろう」であっさりと流す

250 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 23:03:21 ID:QhH2D.nc
そのわりには非人間型の知的生命体が出てこない
くぎゅボイスの外骨格生命体とかいーじゃん

251 名無しさん@魔法少女 :2009/12/13(日) 23:13:03 ID:lGirYvUA
アギトがSSM4で揚げ豆腐で何か作ってたりもしてたっけ

252 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 00:09:54 ID:3SQZi0jE
>>250
一応、モブキャラで動物耳の人間が出てきたりはしているが、通行人Aだ。
使い魔かもしれないが。

253 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 07:24:52 ID:Szn5BA52
>>250
ヒト型が知的生命体的に一番効率のいい形だったりするんじゃね

255 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 10:01:44 ID:ZgUttLaM
「こんなコブ付きトリガーハッピーに人生の半分捧げること無いって」と言ってるように見えるが

256 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 10:09:58 ID:9FjD9JXg
普通になのはとのカップリング嫌な奴もいるしな

258 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 14:33:41 ID:0JvLzVOA
>>257
噛み付くなよ……自分の嗜好が絶対って訳じゃないんだからさ。
嫌いなものを好きになれとはいわないけど、スルーしたり、
そういう人もいるって事ぐらい、許容できる広い心はもとうぜ。

259 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 14:41:38 ID:0migs9mw
なんかこないだの人が書き込むネトカフェでも変えてまた来てるのかと思ってしまう。

261 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 15:18:15 ID:WxMiQTZc
別に百合でも構わないさ
何処かの数字3桁の人みたいに、不必要に男キャラをかませにした鬱展開とかやらなければな

262 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 16:00:14 ID:EnqWWzeA
>>261
そういう職人アンチは関心しないな
俺はあの人の作品好きなんだが
>>254みたいのよりお前さんの性格悪い発言のが性質悪いわ

263 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 16:20:48 ID:0migs9mw
アレな人にいちいちアンカーつけるのやめようよ。

264 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 17:07:06 ID:biL3qi9w
変なのが妙に増えたな
もう冬休みだっけ?

265 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 19:10:32 ID:Szn5BA52
終わらない夏休み

266 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 20:01:24 ID:4xsly4xI
再放送のせいでにわかが増えたんだろ
新参はなのはの歴史をわかってないからな

267 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 20:02:48 ID:NtvhKRnE
>>266
歴史はわかって無くても良いよ。
常識さえわかっているなら。

268 名無しさん@魔法少女 :2009/12/14(月) 23:10:31 ID:sbSeGMZg
アボーンするのが大変です。
管理人さん助けて

269 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 00:02:52 ID:TciwiXII
>>246
幸せかどうかはユーノくんが決めることだ。お前が勝手に決めるな
それに、引き取るって保護責任者みたいな言い方だな
問題なくくっつかせるなら、ユーノくんがなのはとフェイトを娶ればいい。
3人とも良好な関係だから、家庭は円満だ。何の問題もあるまい
ゲンヤとはやては、ただの師弟関係だ。なのはとスバルのような、な。

>>254
その考えは否定はせん。
…が、個人の変わった感性を持ってるアブノーマルな者もいるのだ
好きに言わせておいてやれ

>>265
ちょ、それ夏休みとかじゃなくて、フリーターかNEETじゃねぇか

270 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 00:10:07 ID:6.nQq6dA
>>268
会議室スレに規制したって書いてあったぜ

271 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 07:57:34 ID:XgkNra6Y
2期以前からのファンと3期以降からのファンとで温度差が激しい気もするな。

272 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 10:55:32 ID:HQXlsUu6
まあまあ、みんなもっと心を広く持とうぜ。フェイトそんが悲しむぞ。

273 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 11:04:51 ID:vszTX9Xk
じゃ、俺が慰めておきますね

274 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 11:29:32 ID:kB7nKVrE
>>273
いや待て俺が下半身で

275 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 11:53:14 ID:QTxBem/6
じゃあユーノの処女は俺が貰う

276 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 12:12:46 ID:CWidqzvI
すでにアルフに全部やられてる気がせんでもないw>ユーノ

277 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 12:22:03 ID:B0XNiqtI
争いが嫌いななのちゃんはきっとこの状況にションボリしてる筈! 俺が慰めてくる!

278 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 17:06:18 ID:Km6BZxd6
むしろ”なのはさん”に「頭冷やそうか」されるレベルな気がするw

279 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 18:42:42 ID:XgkNra6Y
あの「頭冷やそうか」以降、なのはそっち系のネタキャラにされちゃったからなあ。
なにかにつけて魔王だの冥王だの扱いされるのがなんか嫌。

280 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 19:34:15 ID:QTxBem/6
ならばなんちゃってSだ
不撓不屈でも鉄の心じゃないなのは
羞恥プレイからはじまって魔法を使えない管理外世界で牝奴隷に

281 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 20:20:28 ID:NKzSrP9g
幼いときは父親入院、母兄姉も総出で手伝いで居ないため孤独な時間を過ごす
そして祖母に涙ながらに訴えたり(小説)
ヴィヴィオが攫われた時は相当凹んでたし(SS03まで凹んでた)

思ったより弱い部分がある人なのかもしれない

282 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 21:41:44 ID:QTxBem/6
真面目な話し、幼児体験と劇的な魔法との出会いのせいで
魔法そのものに依存しているきらいがあるとおもう

なのはがワーカーホリック気味なのも頷ける

283 名無しさん@魔法少女 :2009/12/15(火) 23:12:01 ID:TciwiXII
師匠のユーノくんもワーカーホリック気味だもんなぁ

魔法に出会ったのが幼すぎたし…
出会ってからは、そのきっかけでもある優秀な魔導師であるユーノに教えてもらって。
飛行魔法をはじめ、「魔法を教えること」とそれが楽しいという想いが強いんだろうね

あと、『自分は「空を飛べること」くらいしか長所がない』(謙遜気味だが)<SSMより>
…って言うくらいだし、子供の時に将来の展望があまりなかったってのもあって
依存というか、強い想いを持ってるって感じかな。
魔法がんばり過ぎて事故ったのも、そういうことを教え子に諭すことも拍車をかけてんのかもね

まぁ、>>279の言うようにアレは突発的なものだし… でも、かわいそうだよな

他作品(某魔〇戦記とか)でいうと『魔王の娘』が正しいんだけど。
ちなみにそのシリーズの作品では、ユーノくん(ヴィヴィオ)なんか『魔王の息子→魔王』だぜ!
1300歳オーバーでLv.1000だぜ。やはり司書長テラ強スww

284 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 00:10:41 ID:DfkoatxA
ワーカーホリック(仕事依存)もそうだけど、魔法に対する精神的な依存性は、確かに大きそうだよね。
撃墜事故のときも、砲撃の連用で明らかに体に不調があっただろうに、誰にも言わないで無理を通していたわけだし。
JS事件後も、シャマル先生の忠告を無視してほとんど休んでいない。

魔法が使えないと、アイデンティティーそのものを失って、むしろフェイトよりも精神的に弱いかも?。
撃墜後のリハビリ期間中とか、実はえらい修羅場だったんじゃないかな?
それこそフェイトが試験に落ちるくらいに、痛いオーラとか撒き散らしていたのかもしれない。

285 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 00:18:02 ID:9xnneFn6
そういう子だから魔王なんて言えないし支えてあげたいし、せめて自分のSSの中だけでも幸せにしてやりたいんだよな>なのは


そういう訳で今クロなの書いてる。今度また出来上がったら投下しよう。

286 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 00:37:44 ID:4gxCdoQM
>>285
おおお、クロなのか
楽しみにしてるぜー

287 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 06:58:55 ID:Q4ed4Btg
>>285
全裸待機

288 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 13:15:45 ID:pc5MdXck
リハビリを鬼のような表情でやっているなのはを妄想してしまった。
自分の居場所を守るためにって。

289 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 16:08:41 ID:aIqM2p0c
魔法に恋したヤンデレなのはさん誕生の瞬間である

290 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 18:30:33 ID:bfvyNYl2
リハビリがうまくいかずに徐々に歪んでいくなのはタン

291 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 18:56:17 ID:leUGthpU
入院中は
ユーノ、フェイト、ヴィータの3人が付きっ切りだったんだよな・・・

よく考えたらこの3人が付きっ切りになる看病ってどんなのだ
交代制だったかもしれないが

292 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 21:07:16 ID:DfkoatxA
なのはさんて、もともと人を凌駕する魔法の才能は持ってたんだよな。
それを磨いたのは血のにじむ努力だとしても。

ティアナみたいに最初から「ない」状態から身につけた技術ではなく、
気が付いたら「あった」、どちらかといえば手足とか五感みたいなものなのかも。
それがない自分なんて想像もできない、的な。

事故で二度と魔法が使えないかも、という状況は、事故で二度と目が見えないかも、
と言われたぐらいの精神ダメージだったのかもしれない。

進まないリハビリ。蓄積されていく精神・肉体の疲労。
支えてくれる人たちの好意すら疎ましくなり、やがてその歪みは、一番身近なフェイトへと向けられる。
無論、性的な意味で。

293 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 21:30:46 ID:LCUGwXUU
真面目な話っぽかったのに、最後の行がww

294 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 23:03:19 ID:5wfYssR2
>>291
ユーノは「民間協力者」だし、司書になって2年以下くらいだし、長にはなってないはず。
フェレットモードとかで、それこそ朝から夜中まで1日中付きっきりだったかもしれないね
近くにいたら、なのはの容態もすぐに察知できるし、治癒魔法も使えるし。
ベッドもバスケットだから、コンパクトだし。
あ、だからStSでも六課に持ち込んだとか…? やべ、妄想しすぎた(苦笑)

フェイトは嘱託魔導師だし、試験とか学校もあっただろうから、ユーノよりは一緒の時間は短そう
ヴィータも武装隊所属だし、闇の書事件の事後処理のこともあるだろうし…

そう考えると、ユーノくんかなぁ。
StSの9話でユーノくんが語ってくれてたら、もっと詳しい真相が聞けたかもね
魔法を教えた師匠としての責任は強く感じてただろうし、パートナーだしね。

>>292
最後の行は置いといて、魔法が使えないというか「飛べなくなるかも」で大ダメージっぽいかも
それも、「歩けないかも」より酷い、ね…
小さいころのなのはは、夢がイマイチ持ててなかったし、それが「魔法」関連で現実味が持てたのかも

SSとか漫画でも「そらをとぶ」ことにすごく熱を持ってしゃべってるし(無論、ポ〇モンの技でない)

ヴィータは罪の意識消えてないあたり、ちょっとなのはと距離を置いてたかも。
そういう意味では、フェイト・ユーノの存在は大きそうだね

295 名無しさん@魔法少女 :2009/12/16(水) 23:42:00 ID:gFKkl/qE
ああー
そろそろ誰かヴァイシグとか書いてくれんだろうか

296 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 00:32:10 ID:lcgUqjj2
>>294
フェイトそんもヴィータも休暇とってたんじゃないのか?
俺は漫画版見てる限りは一番張り付くように看病してたのはフェイトのように感じたぜ
ま、付きっきりって表現が出てるからには文字通り常に三人で看病してたって解釈が正しいのかな

297 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 00:51:44 ID:3ocLjEAM
>>296
フェイトの看病するとこは1コマくらいしかなかったけどね(2巻の回想で)
ちなみに、なのはを一番励ませたのはユーノみたいだね。
これはSS聞いてると、分かるわ。
落ちこんでるなのはやフェイトにとって、師匠でもあるユーノの言葉って聞いたと思う。
StSのSSでも実際そうだったしね。
しかも、なのはが堕ちてすぐくらいの状態の時っぽい
フェイトさんは休暇は取れても、さすがにずっと休学する訳にはいかんだろ。
ホントに付きっきりってことはないだろうし、
>>294で書いたようにユーノとかそういう状態に近かったとしても
休息とかも必要だろうし、やっぱ少しくらいは交代なんじゃないか
2〜3人もなのはといたら、なのはも気を遣うだろうし、1〜2人くらいでの看病がベストかな

ってゆーか、フェイト"そん"てw いや、いいんだけどw

298 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 02:05:13 ID:eqqUkwdI
フェイト"そん"って呼び方いろんなスレやブログでよく見かけるけどな
確か三期八話でエリオがフェイトそんって呼んだとかで始まったんだったか

299 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 06:27:46 ID:uDWbMLL.
>>298
空耳の部類だがなw

300 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 08:00:45 ID:favr5SHU
>>297
なのはを一番孕ませたって見えちまった orz
吊ってくる

301 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 09:17:45 ID:SohXu5bE
>>300
いいやお前は間違っていない。

302 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 13:01:22 ID:LGL9wWfQ
つまり撃墜事件で飛べなくなったなのはが病む
明らかにオーバーワークなリハビリをしたりリストカット寸前までいったりと不安定なため3人で看護
このとき、あまり時間がとれずなのはについていられなかったこともヴィータのトラウマを深くする
フェイトに八つ当たりするまでに歪んだなのは(無論エロパロ的な意味で)
病んだなのはを慰めようとするヴィータ(無論ry
病んだなのはを受け入れるユーノ(無

なるほど、無理のない良い展開だ

303 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 13:38:13 ID:3ocLjEAM
>>298-299
知ってるよ。エリオの発音がそう聞こえるんだとか。
"さ"が、「sa」という発音なのに「soa」っぽくなってんだろな。
例として、ユノスレだとデレデレだったり、Mっ気を最大限発揮してくれたりする

>>300-301
>>297を書いた者だが、なるほど、そっちのほうがよかったかもしれない。
吊らんでいいから、君の推奨CPで誰か釣ってきたまえ
SSとかで「うん、仲良し!」とか言っておきながら
実は第97管理外世界に、子供いるんだよきっと(マテ

>>302
なにその超展開!w 思わず想像できちまったじゃねぇか!w

フェイト「あぁ、なのは……なのはを治してあげられない私を許して…」
ヴィータ「やめてくれよぉ、なのは、昔のお前みたいに戻ってくれよぉ」
ユーノ「フフ、いいんだよ…ボクはなのはがどんなだろうとちゃんと支えてあげるよ。どんななのはでも、ね…」

・・・ダメだぁ、このユーノくん、ちょっと(て言うか、かなり)愛が歪んでるよ!
自分で書いときながら、ちょっと笑ってしまった…(苦笑)

304 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 17:15:53 ID:Ft5hpSYo
身も蓋もないこと言うが、足が動かない状態でどうやって(エロパロ的に)攻めるんだ?

個人的にはベッドにいながら感情的に喚いてる姿くらいしか想像できん

305 名無しさん@魔法少女 :2009/12/17(木) 17:48:53 ID:LGL9wWfQ
寝てる所にまたがらせるなり、ひざまずかせるなり、四つん這いにさせるなり、たくしあげさせるなり、
器具装着させるなり、自慰させて罵るなり、すればいいんじゃない?

306 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 00:26:23 ID:J5/U2Zl6
そこで、体を傷つけながらもチェーンバインドを行使して、相手に巻きつけて無理やりベッドに引きずり込む。
唖然とする引きずり込まれた人、濁った眼で歪んだ嗤い顔をするなのは。

307 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 01:13:41 ID:9XGrwmTY
前スレか前々のスレあたりかで、堕ちたばかりのなのはが、大量に食事を摂って、
そのあとで女性陣をのきなみ「喰った」という短編が投下されてたなw

308 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 01:20:32 ID:J5/U2Zl6
バキチックのやつだっけ?

309 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 01:24:10 ID:9XGrwmTY
カリ城ネタでもあったな。あと今確認してきたが、五月の話で、野狗氏のだったが。

310 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 02:57:41 ID:.fqAaayo
シャッハさんに教育的指導を受けるユーノ君、ヴィヴィオ、セインマダー?
無論エロパロ的意味でな

312 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 16:02:57 ID:zuGdJnUo
この一連の流れでヤンデレなのはに目覚めそうな勢い
魔法に依存ってのは、いいな

313 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 16:19:10 ID:cpsrk0qE
魔法中毒ジャンキーなのは、はじまります
司書長の愛によって社会復帰を目指すラブストーリー

314 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 18:08:07 ID:mVlpB8gw
その役はむしろエロパロ的には、フェイトさんを推す
上にもある病んだなのはがフェイト調教→受け入れるフェイトをみて覚醒、とか最高

315 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 18:33:57 ID:7chusIaQ
エロパロ的にって
どんなのだ

316 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 18:34:54 ID:cpsrk0qE
エロパロと書いて百合好きと読みます

317 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 18:46:54 ID:JQfHweJk
違うな。
エロパロはあらゆる嗜好を受け入れる。

318 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 18:52:28 ID:cpsrk0qE
(´・ω・`)その心は?と問うてほしかった
まぁ言いたいことは言ってくれてるしいいっちゃいいんだが

319 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 19:27:29 ID:z1wShV/s
落としてるのに『その心は?』と言われても困る

320 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 19:32:10 ID:cpsrk0qE
今の今まで解きますを読みますと思っていたでござるの巻
ごめん引っ込むね

321 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 19:37:26 ID:J5/U2Zl6
魔法依存してて魔法を失った場合、謙虚でありながら自信に満ち溢れていた佇まいが、
おどおどびくびく、人のご機嫌を伺うようになるなのはとか。

322 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 20:01:20 ID:0gWrxiEk
おどおどびくびくするなのはさんを見て、
プレシア譲りの嗜虐心を開花させるフェイトさんと申すか

323 名無しさん@魔法少女 :2009/12/18(金) 21:42:55 ID:mSvfobW6
>>322
いや、PT事件から2年くらいしか経ってないから…
虐げられた時のMッ気抜けてないんじゃね?

ということで、別ルート。
オドオド状態のなのはにムラッと来て思わずちょっと嗜虐心を出しちゃったフェイトそん
そこに、仕事やなのはへの責任感・看病その他で身体的にも精神的にも疲労したユーノくんが。
なのはを虐めるフェイトの現場を目撃し、思わずプッツン
→「フェイト…なのはニ ナニ、シテるのかナ?」
→魔界戦記ばりの魔王モードへ突入。
→なのはには、表向き労わりつつも、Sっ気を含む言葉責めでオトす
→フェイトには、後でおしおき(色んな意味で) M気質が抜けずにいるため、あっさり折れる

こんな感じ? ・・・ダメ? やっぱり?

324 名無しさん@魔法少女 :2009/12/19(土) 01:44:26 ID:J2UuwTHs
寝てるなのはの横でフェイトに挿入したり、看護中にローターのスイッチオンするSなユーノとな

325 名無しさん@魔法少女 :2009/12/19(土) 01:59:20 ID:.K4PNQA6
それはそれでグッと来るシチュだな

326 名無しさん@魔法少女 :2009/12/19(土) 10:57:48 ID:CqK7vQn.
製作的な都合だろうけど、六年間部屋の内装が変えられない、という原作なのちゃんもヤンデレ候補

327 名無しさん@魔法少女 :2009/12/19(土) 13:24:37 ID:KSBpVfTI
フェイトさんはバトルジャンキーでやたら好戦的だがドMというのが良い

328 名無しさん@魔法少女 :2009/12/19(土) 21:03:31 ID:cBR9wbL.
なのはとユーノが怒鳴りあうシーンも見てみたいな。

もう魔法が使えないかもしれない、という焦燥感から周囲の好意にもイライラするなのは。
ひょんなことから見舞いに来たユーノに対し感情的になってしまう。
ユーノも司書の仕事疲れから受け流すことも出来ずに怒鳴りあってします。
そんな修羅場ルート

329 名無しさん@魔法少女 :2009/12/19(土) 23:49:55 ID:uprSWqT6
どこかで似たようなのを見たような見なかったような…

330 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 02:41:08 ID:HAhQMojI
直近の流れを見て師弟としての側面を重視したユーノとなのはさんの話を読みたくなったり

331 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 06:58:17 ID:xWlQOWfU
あれ、そういうのまとめで読んだ気がする。ユーノが主でなのはが従だけど。ユーノが居ないとなのはの魔法は役立たずっていう設定のやつ
あれも魔法依存っぽいな

332 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:09:45 ID:Sd4SyoRw
君にも見える6Bの星 遠く離れて このスレに一人
SS投下に使命をかけて なのはエロ小説スレまで後わずか
下らぬネタを引っさげて 帰ってきたぞ 帰ってきたぞ ◆6BmcNJgox2

・ロストロギアのせいで浦島太郎状態になってしまったなのはが見た絶望の未来
・NTR注意(↑のせいでなのは不在の間に○○が××とくっ付いてたとかそんな意味で
・絶望の余りなのはが壊れる(違う意味で)
・人によってはハッピーエンドともバットエンドとも取れる微妙な結末注意。
・微エロ(直接的行為描写は無いけど淫語は出るから)
・前編「衝撃! 絶望の未来編」と後編「先生またやってしまいました〜編」の二部構成。

333 なのはの新しい居場所 1 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:10:59 ID:Sd4SyoRw
 今日なのはは久々にユーノとお出かけ。しかしなのはにとってはそれ以上に重要な意味を持つ
特別な日でもあった。

「今日こそは…今日こそはユーノ君に告白して友達からもう一歩先に進むんだから。
百合厨が何と言おうと私は何も知らない知らない!」

 そう、なのははユーノに一世一代の大告白をやらかすつもりであった。その為に一生懸命練習を重ね、
いざ待ち合わせ場所でユーノに会った際にそれを発揮しようとしたのだが…それがまさかあんな事になるなんて…

「ゆ…ユーノ君…?」
「え? 何だい?」

 恥ずかしそうにユーノに訪ねるなのはに対し、ユーノは普通に答える。そしてなのはが恐る恐る口を開こうと
した時だった。突然時空管理局からのコールが鳴ったのである。

『○○地区にてロストロギア暴走事件発生! 緊急出動をお願いいたします!』
「え!? こんな時に!? ユ…ユーノ君…直ぐに戻るからね!」
「気を付けるんだよ。」

 せっかくこれからと言う時なのに何とタイミングの悪い事だろうか。しかし相手がロストロギア暴走事件ならば
仕方が無い。なのははちゃっちゃと事を済ませて直ぐに戻ってユーノに対しての告白をすると決意し飛び立った。

 そのロストロギアは手当たり次第に物を吸収し、封印する機能を持っているらしかった。
そして、とにかく急いで戻ってユーノに告白しようと焦っていた事もあり、なのはが
それに吸い込まれてしまったのである。しかし、なのははそこで終わる様な女では無かった。

「嫌だ! 私は一刻も早くユーノ君の所に戻って告白するんだから! 絶対にぃぃ!」

 なのははロストロギア内部に取り込まれてもなお抵抗した。いやむしろ内側から破壊するつもりだった。
それから数分。なのはの死に物狂いの抵抗の末にそのロストロギアを内側から破壊する事に成功する。
しかし…

334 なのはの新しい居場所 2 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:11:57 ID:Sd4SyoRw
「やった! やっと出れた! あれ? でも…ここは?」

 ロストロギアを内部から粉砕し生還したなのはだが、そこは先程までとは全然異なる場所にいた。
先程までロストロギアと戦っていた場所は屋外であったはずなのに、突然屋内に場所が変わっている。
単純に移動したと言う事なのだろうが、僅か数分の間にそんな事が可能だろうか?
 そんな時…

「大変だー! 倉庫内に保管されていたロストロギアが粉々になって中から女が出て来たぞー!」
「え!? ええ!?」

 突然何処からともなく管理局の制服を着た見覚えの無い若い男達が数人現れて、
しかもまるでバケモノでも見るかの様な目でデバイスを向けて来たのである。

「お…お前は一体何者だ!?」
「ロストロギアの中から出て来るなんてただ事じゃない! お前は一体何だ!?」
「え? 私は教導隊の高町なのは一等空尉だけど…。」

 とりあえず自分の所属と階級を言うが、男達は首を傾げていた。

「知らん。そんな名前は我々は知らない。とにかくこっちに来てもらうぞ。ロストロギアの中から
出て来るなんて明らかに普通じゃない!」
「え!? 知らない!? どうして!? ええ!?」

 明らかに状況がおかしかった。なのはは一応はエース・オブ・エースと呼ばれ有名なはずである。
しかし、男達は明らかに局員でありながら知らないと言い、まるで怪しい物を見るかの様な目付きで
なのはを連れて行こうとしていたのである。しかし…

「あ! なのはさん! 貴女はなのはさんじゃないの!?」
「リンディさん!」

 そこに現れたのはリンディ=ハラオウン。そして彼女の権限でなのはは解放されるのだが
その後でなのはは衝撃の事実を知らされる事になる。

「あの吸収封印型ロストロギアに吸い込まれて以降てっきり死んだと思っていたのに…
流石はなのはさんね。あの状況から自力で出て来るなんて。でも…。」
「でも…何ですか?」

 確かになのははロストロギアに封印されてもなお、たった数分と掛からずに自力での
脱出に成功した。しかし、その話を聞かされてもリンディの顔は暗く、何かがある様子だった。

335 なのはの新しい居場所 3 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:13:23 ID:Sd4SyoRw
「なのはさん。落ち着いて聞いて頂戴。貴女にとってロストロギアの中から脱出するまでの時間が
たった数分間の事だったとしても、実はその外では十年数年近い歳月が流れていたのよ。」
「え? 冗談キツイですよリンディさん。幾らなんでも十数年なんて無いですよ。
だってリンディさんは全然お変わり無いじゃありませんか。」

 確かに。リンディはなのはがロストロギアから脱出するまでの数分間の間に
外界では十数年の年月が流れたと言っても、それを言うリンディ自身が全然老けておらず
説得力が無い。しかしリンディの顔は真剣だった。

「残念だけどなのはさん、これは事実よ。例えばウラシマ効果等の様に、状況によって
時間の流れるスピードが変わる事は知られているけど、なのはさんを一度吸収した
ロストロギアもそうだったみたいね。なのはさんがロストロギア内部で脱出しようともがいていた
数分間の間に、こちらでは本当に十数年もの歳月が流れていたの。」
「…………………………。」

 なのはにとって信じ難い事であったが、リンディが嘘を付いているとも思えなかった。
と、そんな時である。突然ドアを開けて誰かが入って来たのである。

「リンディさん、私に会わせたい人がいるとお聞きしましたが…………………。」
「え…………………。」

 ドアを開けて入って来たのは明らかになのはより年上と分かる大人の女性。しかし………

「お母さん! あの時死んだと思っていたのに…生きていたんだね!」
「え? ど…どなたですか…?」

 突然涙を流しながらなのはに抱き付いてきた大人の女性になのはも困惑するが、その女性は言った。

「私だよ! 忘れたの? ヴィヴィオ! ヴィヴィオだよ!」
「え!? ヴィヴィオ!? ええ!?」

 何と言う事だろう。目の前の大人の女性の正体はヴィヴィオだったのである。
確かにそう考えれば、その瞳はヴィヴィオと同じ緑と赤のオッドアイで、ヴィヴィオの面影がある。
だが、さらにその彼女の背後に小さな子供の姿があった。

「ママー、その人は一体誰なのー?」
「この人はママのママだよ。」
「えー? でもママのママならもっとお祖母ちゃんになってないとおかしいよー。その人ママより全然若いじゃない。」

 なのはがロストロギアから脱出するまでの間にすっかり大人になったヴィヴィオの背後に現れた子供に
嫌な予感を感じたなのはは恐る恐る訪ねる事にした。

「あの…その子は…?」
「私の子供だよ。」
「………………………。」

336 なのはの新しい居場所 4 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:15:00 ID:Sd4SyoRw
 なのはは絶句するしか無かった。ここで初めてリンディの言っている事が事実だと悟った。
そう考えれば先程の局員がなのはの事を知らなかった事も納得が行く。他の者達にとって
なのはは十数年前にロストロギアによって死亡した人間と言う扱いなのであるから。しかし…

「え!? でもリンディさんはどうして老けてないんですか!?」
「なのはさん。世の中には知らない方が幸せな事もあるのよ。」

 リンディはそれ以上答える事は無かった。と言うか、むしろ前より若返って見える気がしない事も無い。


 その後、なのははリンディから一度別れ、外を見て回った。確かに外を見ればリンディの言った通りに
なのはがロストロギアから脱出するまでの数分間の間に外界では十数年の年月が流れた事を実感させる程、
周囲の風景は様変わりしていた。ヴィヴィオがすっかりなのはより年上になり、子供までいた様に
かつては若者だった者が今では中年になっていたり、また新しい若者の姿があったりと、
十数年と言う歳月はそんなに変わらないと思わせてかなりの変化をなのはに見せ付けていた。

「あ! そうだ! ユーノ君! 私はユーノ君に告白しなきゃならなかったの!」

 余りにも衝撃的な状況にすっかり忘れる所だったが、なのはは元々ユーノに友達から一歩先に
進む為に告白をするつもりだった。だからこそ今からでもそれをやるつもりでユーノの所へ向かった。
ユーノならなのはのその言葉を今日になるまで忘れずに待っていてくれる。そう信じて…。

 リンディからユーノは今も無限書庫にいると聞き、なのはは無限書庫に走った。

「ユーノ君!」
「ああ…リンディさんからなのはが当時の状態のままで帰ってきたと連絡は受けていたけどまさか本当だったなんて…。」

 アレから十数年の歳月の流れたユーノはお髭の似合うナイスミドルになっていた。
悪く言えば老けたと言う事だが、逆にそこがなのはにユーノの漢を感じさせ、
立派なお髭と渋さがなのはの性欲を掻き立てていた。しかし……………

「あ…あのね……ユーノ君……あの時の約束…覚えてい…。」
「おーい旦那ー! 弁当持って来たぞー!」

 そこへ突然何食わぬ顔でズカズカと現れたのは赤毛の女性。しかもその赤毛の女性は弁当をユーノに渡していたのである。

337 なのはの新しい居場所 5 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:16:16 ID:Sd4SyoRw
「毎日済まないねアギト。君だって自分の仕事があるだろうに。」
「何言ってんだよ! あたしは旦那の妻なんだぜ!」
「え!?」

 何と言う事だろう。その赤毛の女性の正体はアギト。確かにその姿はなのはの知るアギトに比べて
背も高くなっており、相変わらず胸が残念な点を除いては大人びた姿となっていたが間違いなくアギト。
しかもそれ以上に衝撃だったのは、なのはがロストロギアから脱出するまでの間にユーノとアギトが
結婚していたと言う事である。

「あ…あの…これ…どういう事なのかな?」
「ああ、僕達は結婚したんだよ。」
「うおぉ! 良く見たらお前死んだと思ってたなのはじゃねーか! どうしたんだよ!」

 なのはにとってロストロギアから脱出するまで数分の出来事であっても、外界では十数年の歳月が流れていた事は
何度も説明した通りだが、これもまさにその時間の流れる速度差が起こしたいたずらであった。
なのはがロストロギアから脱出する為にもがいていた間に何とユーノはアギトと結婚していたのだった。

「どうして! どうしてアギトがユーノ君と結婚してるの!? どうして!?」
「いきなり何を言い出すんだよ。あたしがユーノの旦那と結婚して悪いかよ!」

 元々はなのはがユーノに告白して友達から一歩先に進むはずだったのに、アギトがユーノの嫁になっていた。
これはなのはにとって我慢出来ない事であり、彼女は思わず叫んでいた。

「悪いよ! アギトが旦那と呼んでたのはゼストさんのはずでしょ!?
死んだゼストさんに申し訳無いとは思わないの!?」

 なのはの言う通り、かつてアギトが旦那と呼んでいたのはゼスト。しかし今はユーノを旦那と呼んでいる。
これがどういう事かと言うと…。

「確かにあたしにとって旦那と呼べるのはゼストの旦那ただ一人だけ…。そう考えていた時期があたしにもあったさ。
でもあたしは思ったんだ。もう天国に行っちまったゼストの旦那の事を何時までも想い続けるのは、
それこそゼストの旦那は喜ばねぇ。ゼストの旦那なら新しい恋に生きろと言うはずだ。だから…だから
ユーノにあたしの新しい旦那になってもらったんだ!」
「じゃあシグナムさんは!? シグナムさんのパートナーはやめちゃったの!?」
「やめるわけねーだろ。今でもあたしとシグナムはパートナーだ。でもプライベートにおいては
ユーノの旦那の妻でもあるんだよ。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

338 なのはの新しい居場所 6 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:17:35 ID:Sd4SyoRw
 何と言う事だろう。しかし、これも十数年と言う歳月によって変わった物の一つなのかもしれない。
なのはにとってはほんの数分の出来事であるから実感は無いが、他の者達にとっては十数年の時が
経過しているのである。その間に考え方が変わらないと誰が良い切れようか。

「アギト…少し頭冷やそうか…。」
「おっ! 何だ!? やる気かこの野郎! ならあたしはお前を燃やしてやるぞ!」

 次の瞬間、なのははレイジングハートを構えていた。十数年の歳月を経た他の者達と違って
僅か数分間しか変化の無いなのはにとって、アギトがユーノの嫁になる等と割り切れる物では無く、
そのやるせなさと怒りの余りなのははアギトを砲撃しようとしていた。それに対してアギトも
臨戦態勢を取っていたのだが…

「やめるんだ二人とも!」
「ユ…ユーノ君…。」
「旦那…。」

 今にも戦いが始まらんばかりの勢いとなっていたなのはとアギトを止めたのは他でも無いユーノ。
しかし、そのユーノを見つめるなのはの目には涙が浮かんでいた。

「ユーノ君……どうして…どうして…私…ユーノ君の事好きだったのに…。」
「何言ってんだお前! 十年以上もいなくなってたくせに今更帰ってきてそれが通じると思ってるのかよ!」
「アギト! 良いからなのはの説得は僕に任せるんだ。」
「あ…旦那がそう言うんなら…。」

 今にもなのはに噛み付かんばかりの剣幕だったアギトがユーノの一睨みで萎縮した。
そしてユーノはなのはに言う。

「そうか…君は僕の事が好きだったんだね。」
「そうだよ…ユーノ君…だから…。」
「でも僕はなのは…君の好意に応える事は出来ない。何故なら僕は正式にアギトと結婚した身なんだ。
これは今更どうにもならない事なんだ。それは僕だってあの時は君が死んだと思って悲しんださ。
でも…そんな僕をアギトが救ってくれたんだ。だからこれからも僕はアギトの夫として生きていくよ。」
「………………………。」

 なのはは絶句した。ユーノは絶対になのはを裏切ったりしないと考えいただけに…
ユーノの口から直接この様に言われるのはなのはにとって衝撃だった。
しかし、数分しか経過していないなのはと違い、ユーノはなのはのいない十数年と言う時を
過ごして来たのだ。その間にアギトと様々な事があっても不思議では無い。
だが、そこでさらにそれ以上の衝撃がなのはに襲い掛かるのである。

339 なのはの新しい居場所 7 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:21:07 ID:Sd4SyoRw
「お父ちゃん、お母ちゃん、二人で何してるのー?」
「え?」

 突然駆け寄って来た小さな子供。それは昔のアギトを思わせる悪魔っ子風の格好をした
ユーノに似た小さな幼子であり、これにはなのはも嫌な予感がした。

「あの…こ…この子は…?」
「僕達の子供だよ。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 何と言う事だろう。アギトは生身の人間では無くユニゾンデバイスである。では一体何故子供が…

「え!? だってアギトはユニゾンデバイスで…何で子供が出来ちゃうの!?」
「でも出来ちゃったんだから仕方ないだろ。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 どう言う原理かは分からないが…とりあえず出来てしまった様である。
しかし、子供が出来たと言う事はユーノとアギトが契ったと言う事を意味し、
アギトがユーノに抱かれ突かれてエロい声上げながら喘ぎよがってる所を想像するだけで
なのはは悔しくなって来た。

「ユ…ユ…ユーノ君とアギトのウンコたれぇぇぇぇぇぇ!! うあぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「なのは!?」

 悔しさの余り、なのはは彼女らしくない罵り言葉を叫び放ちつつ、その場を走り去ってしまった。
その痛々しい姿は流石のアギトも気まずくなり…

「な…何か悪い事しちまったな…。聞く所によるとアイツもロストロギアの被害者なんだろ…?」
「いいさ…。なのはなら僕がいなくても大丈夫。きっと良い相手が見付かるさ。」
「ねーねーあのおねーたんは一体何だったのー?」

 ユーノとアギト、そして二人の子供はただ奇声を上げて走り去るなのはをじっと見つめていた。


 ユーノはアギトと結婚し、なのはの知るユーノとは全く違う物に変わっていた。
それを悟ったなのはが次に向かったのはフェイトの所だった。

「もう良い! ユーノ君なんか要らない! 私はフェイトちゃんと…フェイトちゃんと百合に生きる!
フェイトちゃんなら私を待っててくれる! フェイトちゃん! 今行くからね!」

 フェイトならば絶対に自分を裏切ったりしない。そう希望を持ってなのははフェイトのいる場所へ
向かっていたが…。

「フェイ……………。」

 なのははフェイトを呼ぼうとしたが…そこで止まり、無言のままその場を立ち去っていた。
何故ならば…そこにいたのは一体アンタ誰だよ? って感じの見た事も聞いた事も無い様な男と結婚し、
かつてレオタードまがいの卑猥なバリアジャケットで乳をボインボインバインバイン揺らしながら
卑猥な活躍をしていた彼女が嘘の様にエプロン姿の似合う主婦に大変身を遂げていたフェイトの
姿があったのだから。こんな状況でなのはが訪ねた所で、百合を受けてくれるはずが無い。

 その後、なのはが色んな人々を訪ねて回ったが、どれも結果は同じだった。
確かになのはがロストロギアに吸い込まれたばかりの頃は、誰もがなのはが死んだと思い
枕を涙で濡らした事だろう。しかし、十数年と言う歳月は皆の心を癒し、なのはがいなくても
生きていく事が出来る様に成長させるに十分な年月であり、誰もがなのはがいなくても
自分達の力で立派にそれぞれの幸せを掴んでいた。しかし…そこになのはの居場所は…無い。

340 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/20(日) 12:22:16 ID:Sd4SyoRw
前編はここまで。あと一時してから後半書きます。

341 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 12:24:36 ID:BB3ONYF.
>>340
ご飯食べながら投下ないかなーって見に来たら遭遇してラッキーでした。
GJ!
浦島系はきついっすよね…なのはの行く末がどうなるのか、後編に期待します。

342 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 12:25:30 ID:tUYMeTXw
よりによってアギトとはwwww
いや相変わらず素晴らしい

343 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 13:22:20 ID:N8XHY316
GJ
ウラシマじゃないけどぬ〜べ〜の枕返しを思い出した

344 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 13:38:46 ID:amR5EfxU
デバイスと結ww婚wwしやwwがっwwwwwうぇww

345 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 13:44:11 ID:SaaZh3hg
>アギトがユーノに抱かれ突かれてエロい声上げながら喘ぎよがってる所を想像するだけで

…ウッ!
へ、やってくれるじゃねーか。想像したらやられそうだったぜ。
だが、わからんな。なぜそのシーンを文章にしない!

346 名無しさん@魔法少女 :2009/12/20(日) 18:01:06 ID:xWlQOWfU
ttp://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1261234554/
なんか来てた

347 100スレ807 :2009/12/20(日) 23:47:08 ID:73fzuErE
前作の続編?ができましたので投下させていただきます

フェイト×アリサ×クロノです

タイトルは「フェイトのヤミ」です

348 フェイトのヤミ 1 :2009/12/20(日) 23:49:33 ID:73fzuErE
ふぇいとのやみ

「んん…んっ?…」

鼻腔をくすぐる甘い香りで、アリサは目覚めた。
ここはどこだろうか?…辺りを軽く見渡してみるが、
カーテンが閉めきられ、暗いため、どこなのかわからない。

ともかく、明かりをつけよう、そう思って立ち上がろうとするが。

ギシッ

「え…なんでっ!?なんで私縛られてるの!?なんで私裸なのよ?!」

アリサはベットに縄で縛り付けられ、服を全て剥ぎ取られていた。
その上俗に言うM字開脚の状態で縛り付けられているために、彼女の未成熟な性器が露になっている。
その事を知ったアリサは慌てて手で隠そうとするが、頭の上でしっかりと縛られた両手は、
ギシギシと音を立てるだけであった。

それでも縄を解こうと暴れるアリサに、ふいにに声がかけられる

「おはよう…ありさ」

その声は、親友のはずの少女、フェイトのものであった。

「フェイト!?これはどうなってるのよ!」

と、アリサが問うが、彼女が期待した答えは返ってこない
フェイトは

「えへへ…かわいいよありさ…」

などとわけのわからない事を口走り、こちらに近づいてくるだけであった。

「なんで?どうして?なにいってんのよ…フェイト…
 !!!アンタ!なんて格好してんのよ!」

近づいてくるフェイトの姿を、アリサの眼がとらえる。
姿を現したフェイトは、全裸であった。
にもかかわらず彼女は、恥ずかしそうな顔一つせずその肢体を
堂々とアリサの前にさらけ出している。

「おにいちゃんにおねだりしてよかったな…」

本当に何を言っているのだろうフェイトは、おねだり?なんのことだろうか
フェイトが何事かをつぶやく度に、アリサの混乱はますます深まっていく。
混乱するアリサを尻目に、フェイトはアリサのいるベットのすぐそばまで近づいて来た。

「なに?なに言ってるのよ!?クロノさんは?私はクロノさんに家に招待されて…なんで?ここは?なに…ひぁっ!」

フェイトが突然アリサの股座に顔を突っ込み、そこを舐めあげる。

「ふふ…ありさのここ…すごくきれいだよ…」

349 フェイトのヤミ :2009/12/20(日) 23:50:19 ID:73fzuErE
フェイトはアリサの太ももの間に陣取り、膝を開かせる。
さらけ出された性器に口付けながらフェイトが笑みを浮かべる。

「やめ…ふあぁ…やぅ…あっ…あっ…あん…」

フェイトが股の間に陣取り、アリサの性器を弄くりまわす。
それを防ぐ術はアリサにはなく、ただフェイトのされるがままとなっていた。

「くりとりすがぴくんってしてるよ…かわいいなあ…
 おまんこってこんなあじなんだ…おいしいな…」

淫らな言葉を発しながら、フェイトは少しずつ膣に近づいていく

「ふぇいっ…とっ…もっ…ふぁ…やっ…やめっ…」

「うわあ…こんなにちいさいんだ…おまんこって」

「なにいって…フェイトぉ…ふぁああぁああああぁ」

ついにフェイトは膣口に到達し、そこを執拗に刺激する。
同時に、大きく勃起した淫核を激しく擦り上げる。
アリサの膣はその刺激に反応し、蜜をあふれさせる。

「そこだめぇええ…ふああぁあ…ああああ…あんっあっ…ふああああああ!!!!」

膣と淫核への同時の刺激は、アリサにひときわ大きな喘ぎ声を発させた。
その大きな喘ぎに喜びを感じたのか、フェイトは笑みを浮かべながら、
暗闇に向かって言う。

「くろののものがはいるよう…しっかりぬらさなきゃ…いけないもんね」

「わたしは…ありさのおねえちゃんだから…」

「はじめてがいたいだけだったら…ありさがかわいそうだから…」

「ありさと…しまいに…さおしまいになるんだから…」

「うふふ…ありさ…おまんことろとろになってきたよ…」

「ありさ…ありさのおまんこが…いれてほしいっていってるみたいだよ」

フェイトはさらにとわけのわからない台詞を発する。
暗闇に向けて満面の笑みで、何度も何度も発する。
だが、快楽に流され、性器から体液を垂れ流しにしている今のアリサには、その意味などどうでもよかった。
アリサはただ、もっときもちよくなりたいだけ
だから、彼女は言う。

「フェイ…と…もっと…もっとしてぇ…もっときもちよくしてえ!足りないのぉ!」

その言葉を聴いたフェイトは、アリサの頭を優しく撫で
まるで母が子に言い聞かせるような優しい口調で言う

「ありさ…だいじょうぶだよ…おにいちゃんがね…もっと…もっと…もっと…きもちよくしてくれるから…ね?」

そして、暗闇に呼びかける

「くろのっ…ありさが…くろのにしてほしいって!」

そのよびかけに答えるよう、闇が蠢いた

350 フェイトのヤミ :2009/12/20(日) 23:51:06 ID:73fzuErE
闇の中からそれは現れた。
黒い髪、自分より少しだけ高い背丈、さらけだされた筋肉、そして…

「あ…あ…クロ…ノ…さん?」

黒光りする頑強で巨大な肉棒が…

「クロノさん…なに…なにするの?」

人間としての生存本能であろうか?
アリサは急激に正気を取り戻そうとしていた。
正気が戻るにつれ、恐怖がこみ上げてくる

「クロノさん…やめて…やめてよぉ!」

アリサの懇願が聴こえてないかのように、
クロノが一歩一歩ベットに近づいてくる。

「いやぁ!やだっ!」

身をよじって拘束から逃れようとするアリサ
だがそれは、縄をギシギシと鳴らすだけの行為であった。
その間にもクロノはさらに距離を縮める。

「こわいこわいこわい!やめてやめてやめて!」

「ありさ…よくみてね…あれがありさのおまんこにはいるんだよ
 せっくす…すっごくきもちいいよ」

ついにクロノがアリサの元にたどり着く。
クロノの肉棒はカウパーでヌラヌラとした光を放っていた。

「いやっ!こんなのいやっ!いやなのっ!」

「ふふ…ありさはえんりょしぃだね」

「そんなんじゃない!そんなんじゃない!」

アリサは半狂乱の状態で暴れまわる、だが拘束は解けない
フェイトは優しげな笑みを浮かべ、変な事を言っている。
クロノはモノをアリサの性器とふれあわせ、愛液を肉棒に塗ったくっている。

「くろの…いっきにおくまでいれてあげよ」

アリサにとって、死刑宣告に近い言葉がフェイトによって発される。
クロノは、その言葉に従うかのように腰を引き…



「そんなわ…ンぎぃいいいぃいいぃいぃいぃいいいいいい!!!!!!!!!」



アリサを一気に貫いた…

「いだぃ…ぬいでぇ…いだぃのぉ…」

アリサは顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにし、うわごとのように痛いとわめく
彼女の性器は血に染まり、腹に、腿に、クロノに、フェイトに、飛び散る。

「だいじょぶだよ…ありさ…すぐにそれがきもちよくなるから…」

相も変わらずフェイトが世迷言を言う。

「ンぐっ!アがぁああ…いダぃい…あガァああ!!!!」

クロノが腰を動かすたびにぐちゅぐちゅと、肉を引き裂くような音が響く
その動きにあわせて体が揺らされるアリサ、彼女の命はどうなってしまうのか…

「んづっ!あぐっ!んぎぃ!ああがっあっあっんあっ…?」

どうしたことだろう?アリサの悲鳴に甘い響きが混じり始めた。

「んぐっ…んぁ…ふぁあああ…あああああ!!ンきもぢぃっ!なでっ!なんでぇ…ふええあああああああああ!!!」

その響きは拡大し、悲鳴をかきけしていく。
それとあわせるかのように、アリサの性器の湿りが強くなっていく。


「よくいたいのがんばったね…ありさ…これからずっと…きもちいいよ…」

性器の発する水音を聴いて、フェイトがアリサにいとおしげに声をかける。

「ンあぁあああああああアアアアアアァアアアアアアァアアアア!!!!」

いつしかアリサは腰を振り始めていた。
自ら肉棒を擦り上げ、快楽を享受しようとする。



「ンッぎもぢぃッ!!!ぎもちぃぎのおおおおおおおおお!!!!
 んあぁがあああああああ!!!アソゴざげりゅぅううううう!!!
 もっどはげじぐジでぇええええ!おまんごめちゃぐちゃにじてえええ」

狂ったように叫ぶアリサ
その言葉に答えるようにクロノは腰の動きを激しくする

ぐちゅ…ぐちゅ…ぐちゅ…

一際大きな音がたつ

「…くろの…そろそろ…いきそうだよ」

フェイトが義兄の限界を感じ取る。

「あたしもぉ…あぐぅん!ぎもぢっ!イグっ!いぎぞう!!!!!!
 なかにぃ!おまんこにぃ!どぴゅどぴゅじてええええ!!!
 いぐアッ……………………………………」

クロノの肉棒が一際大きく膨らむ。
その後すぐに生命の奔流がアリサの膣に注がれていく。
入りきらなかった精が、ごぷりと音を立てて外にあふれだす。

2人は絶頂に達し、意識を飛ばし、倒れこんだ。

「ありさ…これで…わたしたちはしまいだね…」

意識を失った2人をぎゅっとだきしめ、しあわせそうに…フェイトは呟いた。

351 100スレ807 :2009/12/20(日) 23:53:17 ID:73fzuErE
作者としてもコレジャナイ感を感じる代物ですが、読んでいただけると嬉しいです。

感想、批評、批判などをいただけると嬉しいです。

352 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 02:50:26 ID:yXquQHl6
>>351



コレジャナイ感は前回の続きと言いつつ話が繋がってないからじゃね?とか
相手がなのはさんじゃなくて何故いきなりアリサなのかとりあえずお話聞かせて?とか
そういったことを書けばいいのかな

353 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 07:25:07 ID:QhtGG7B.
>>340
相変わらず酷いww
久しぶりに面白いSS読んだよ。GJ.

354 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 08:07:06 ID:RQKFf.WQ

アリサ久しぶりだったね

355 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 12:30:22 ID:AXIC6A2s
>>340
◆6BmcNJgox2さん、GJっス
時間経過ネタもなかなか…
シチュもいい感じです!

んで、>>330でも話上がってるけど。
んじゃ〜、ユーなのEND(師弟とかパートナーとして重視で)はどうだろう?

と考えたんで、>>332の設定をベースに自分が書いてもいいっスかね?
図々しくてすんません…

356 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 12:51:28 ID:XUhk9C8k
>355
YOU書いちゃいなYO!!
外は雪降ってるが全裸で待ってる。

357 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/21(月) 17:49:42 ID:l9sEnsAM
>>333-339の続きを書きます。

・ロストロギアのせいで浦島太郎状態になってしまったなのはが見た絶望の未来
・NTR注意(↑のせいでなのは不在の間に○○が××とくっ付いてたとかそんな意味で)
・絶望の余りなのはが壊れる(違う意味で)
・人によってはハッピーエンドともバットエンドとも取れる微妙な結末注意。
・微エロ(直接的行為描写は無いけど淫語は出るから)
・前編「衝撃! 絶望の未来編」と後編「先生またやってしまいました〜編」の二部構成。

では後編「先生またやってしまいました〜編」をやります。

358 なのはの新しい居場所 8 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/21(月) 17:51:23 ID:l9sEnsAM
 ミッドの片隅にある小さな公園。その中のブランコに座り、夕日を浴びながらうな垂れるなのはの姿があった。

「私にとってはほんの数分…。確かにあのロストロギアから脱出するまでの時間は数分しか掛かってないのに…
外に出てみれば十数年も経過してた…。何それ? 私は浦島太郎なの? 皆…皆もすっかり変わってたし…。
十年以上も経ったんだから…仕方ないのかな…。リンディさんはむしろ孫のカレルとリエラの方が
老けて見える位若々しかったけど…あの人は色んな意味で仕方が無いし…。それに何よりも…みんな…もう私が
いなくても大丈夫になってて…。ヴィヴィオですら…私がいなくても…今ではすっかり私より年上になって…
子供もいて…。ユーノ君はアギトと結婚してて…フェイトちゃんも脱百合して人妻で…でも……私はどうすれば良いの…?」

 なのははこれから自分がどうすれば良いのか分からなかった。管理局としてもなのはは既に十数年前に
亡くなった人間と言う扱いになっていたし、かつての知り合い達もそれぞれの幸せを手に入れており、
そこになのはの入り込む隙間は無い。つまり…今のミッドになのはの居場所は無いと言う事である。

「私はこれから…どうすれば良いの…? 何処で…どうやって生きていけば良いの…?」

 なのはは途方に暮れ、夕日を浴びながら目から一筋の涙を落していたのだが…
そこで彼女は今後の運命を大きく変えるとある出会いをする事になる。

「なるほど。風の噂で十数年前に死亡したと思われた高町なのは君が当時のままの姿で戻ってきたと言う話は
聞き及んでいたが、本当だったのだな。」
「え!?」

 突然の謎の声になのはがふり向いた時、そこに彼がいた。なのはの隣のブランコに座るジェイル=スカリエッティ。

「ジェイル=スカリエッティ!」
「久し振りだな。と言っても、君にとっては大した時間では無いのだろうが…。」

 これにはなのはも驚いた。と言うか、ジェイルは軌道拘置所に収監されていたはずである。
なのはがロストロギア脱出の為にもがいていた十数年の間に状況が変わって刑期が短縮されたのだろうか?

「ジェイル貴方がどうしてここにいるの!? 私の記憶が確かなら貴方はそう簡単に釈放されはしないはず!」
「ああ…。それなら簡単。脱獄して来たのだよ。」
「脱獄!?」

 何と言う事だろう。ジェイルは軌道拘置所を脱獄していた。しかもまるでそれが出来て当たり前と
言わんばかりの顔であっさり言ってのけるジェイルになのはも驚きを隠せない。

「私のこの天才的な頭脳を活かせばあんな所を脱獄する等造作も無い。」
「なら…なら何で直ぐに脱獄しなかったの?」

 そう。ジェイルが本当に軌道拘置所を簡単に脱獄出来たと言うのならば、では何故逮捕されて十数年経過した
今更になってそれをやらかすのだろうか? しかし彼はこう答えた。

359 なのはの新しい居場所 9 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/21(月) 17:52:25 ID:l9sEnsAM
「うむ。脱獄は出来ても脱獄後の生活の当て等無かったからな。それにあそこでの暮らしもあれで中々
居心地が良い。そのままあそこでゆっくり余生を過ごすのも悪くは無かったのだがな…。
実はとある非管理世界にいる知り合いから技術協力を頼まれてな、他でも無い知り合いの頼みだからと
意を決して出て来たと言うわけなのだ。」

 ここでジェイルが今になって脱獄した理由が明かされた。しかし、その後で彼はなのはを見つめながら立ち上がった。

「さて、私はそろそろ行くつもりだが…君はどうするかね? 管理局員として私を捕らえるかね?
それも構わんが…多少は抵抗するかもしれんぞ。」

 ジェイルはかつてフェイトを捕らえた事もある赤い光の鎖を展開出来る特殊グローブを手に嵌めて
臨戦態勢を取っていたが、なのはは何もしなかった。

「やめておくよ。私はもう十年以上も昔に管理局員としての登録は抹消されてるみたいだし…。
そもそもミッド自体に居場所が無い。だからさ…私も連れてってよ。」
「何だと!?」

 なのはの爆弾発言にジェイルは驚愕した。確かになのは程の魔導師が付いて行ってくれると言うのならば
これ程心強い事は無いが…………

「ねぇお願いジェイル。私も連れてって。新天地で私の新しい居場所を探したいの。」
「確かに君程の魔導師が付いて来てくれるのは心強いが…。しかし…私にホイホイ付いて行けば
君もお尋ね者になってしまうぞ。半端な覚悟で私に付いて来られても困る。覚悟は出来ているのかね?」

 ジェイルは軌道拘置所を脱獄している故、これから管理局の追手が来るだろう。
そんなジェイルに付いて行けばなのはも犯罪者扱いになってしまう。
しかし、彼女の表情に戸惑いの色は無かった。

「覚悟なら出来てるよ。」
「ほう…ならばどの程度の覚悟なのか具体的に述べてもらおうか?」
「逃避行の最中に性欲を持て余したジェイルに押し倒されてそのまま赤ちゃん産まされる覚悟なら出来てる。」
「な…なんだとぉ!? ちょっと待て! 君は私をその様な男だと思っているのか!?」

 突然変な事を言い出すなのはに驚愕するジェイルだが、その時のなのはの瞳からはハイライトが消えており、
彼女はさらにこう続けた。

360 なのはの新しい居場所 10 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/21(月) 17:55:08 ID:l9sEnsAM
「泣き叫びながら喘ぎよがる私を抱き締め突き上げながら貴方は言うの。『君のせいでナンバーズも
実質壊滅したも同然の状態にされてしまったが、その分を君自身の美しい肢体で産んで返してもらおう。
その君の女の肢体…これからも存分に利用させてもらうぞ。実はこれでも私は前々から君を狙っていたのだよ。
君のその乳房も…腰も…太股も…尻も…皆私の物だ。そしてこれから君が産む我等の子供達を
ニューナンバーズとするのだ。』『無理だよー! 私そんなに沢山産めないよー!』
『無理でもやるんだよ! 良いから黙って産むんだよ!』って感じで私に乱暴を振るいながら無理矢理に子供を
産ませるジェイル…。想像するだけでゾクゾクするね。」
「それは覚悟じゃない! ただの願望だ!」

 ジェイルの声真似とかしたりしながら、自分とジェイルのそんなやり取りを描くなのはの姿は
不気味この上無く、むしろゾクゾクするのはなのはでは無くジェイルの方だった。
しかしそんなジェイルにも構わずなのははさらに続けるのである。

「ウフフフフ…。私がジェイルの赤ちゃんを…しかもジェイルそっくりの憎たらしい顔した赤ちゃん
産んじゃったら皆どう思うかな…。きっと落胆するんだろうな…。想像するだけでゾクゾクするよね。
かつては管理局のエースと呼ばれた私…高町なのはが、皆からのけ者にされた腹いせに
時空犯罪者にして脱獄囚のジェイル=スカリエッティの子供を産む。フフフ…こんなに面白い事は無い。
もうざまぁ見ろって感じだよね!」
「落ち着けなのは君! 君はあまりにも激し過ぎる環境の変化に付いて行く事が出来ずに錯乱し、
冷静な判断が出来なくなっているだけだ! もっと落ち着いて…冷静になるんだ!」

 もはや浦島太郎状態になってしまった現実に耐え切れず逃避し、自分だけの世界に入り込んでいるとしか
思えないなのはを何とか落ち着かせようとするジェイルだが、なのはの瞳からハイライトが戻る事は無かった。

「うるさいうるさい! 幾ら管理局のエース・オブ・エースだなんて持ち上げられてても、私だって女なの!
男の人に中出しされちゃったら子供出来ちゃうんだよ! 例えそれが時空犯罪者相手でも出来ちゃうの!」
「だーかーらー!」
「だからもへったくれも無い! ナンバーズの女の子達のお腹の中に自分のクローンを仕込む度胸は
あるくせに、生身の女の子を抱いて子供を産ませる度胸は無いなんて今更言わせはしないよ!」
「もういい加減にしてくれ! 君はそれで良いのか!? そんな事されて嫌とは思わないのか!?」
「でもジェイルに無理矢理抱かれたんじゃ仕方が無いよね。私…悔しいのにジェイルの突きに感じちゃうの…。
赤ちゃんだって産んでしまうの…。私はこのままジェイルの子供を産む機械にされちゃうの…。
そしてそんな私の姿を見て落胆するフェイトちゃんやユーノ君…想像するだけで恐ろしくてゾクゾクしちゃうの…。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」

 恐ろしくてゾクゾクするのはむしろジェイルの方なのは言うまでも無い。確かになのは程の魔導師が
味方に付いてくれるのはジェイルにとってもこれ程頼もしい事は無い。しかし、今のなのはが相手では
確実にジェイルは逆レイプされ、無理矢理に父親にされてしまう事は想像も固く無かった。

361 なのはの新しい居場所 11 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/21(月) 17:57:04 ID:l9sEnsAM
「(確かになのは君が味方に付いてくれるのは頼もしい。追手が来ても色々と守ってくれるだろうしな。
しかしその後どうするか? このままでは確実になのは君は私の子を産んでしまうぞ。そうなると
子育てとか色々大変だぞ…。私を受け入れてくれる知り合いもそこまで面倒見てくれるかどうか…。
それにプレシアに対するアリシアの様に必ずしもなのは君の様に優秀な子が出来るとは限らんし…。)」

 等と、なまじ頭が良い故に色々と考え込んでしまうジェイルであったが、そんな彼の腕をなのはが
強引に引張っていた。

「さあそうと分かれば出発だよ! 私とジェイルの新しい居場所! 新天地へ向けてレッツ&ゴー!」
「やめてくれ! 無理矢理に引かないでくれ! 落ち着いてくれなのは君! 良いのか!?
本当に良いのか!? そんな事をすれば君は本当に人生を棒に振る事になるぞ!」
「人生なら当の昔に棒に振ってるよ! 魔法と出会った時点でね! ユーノ君がアギトなんかと結婚して
子供まで出来ちゃった今、もう操を守るのが馬鹿馬鹿しくなっちゃったよ! ジェイルが何と言おうと
私はジェイルの子を産むよ! そして私を受け入れなかったユーノ君や皆が悔しがり落胆する顔を想像して
ほくそ笑むの! そして皆が泣いて悔しがる様な素晴らしい子供に育てるの!」

 ハイライトの消えた瞳で力一杯に論じるなのはだが、やはりジェイルは困らざるを得ない。
そしてジェイルの腕を引くなのはを逆に引き返しながらジェイルは言い返した。

「ちょっと待て! では何故私なのだ!? 単純に子供が欲しいなら私では無く
他の男でも良いのでは無いか!? そうだ! 君ならば私よりもっと良い相手が
見付かるのでは無いか!?」
「ダメだよ! これはジェイルじゃないと意味が無いの! かつて管理局のエース・オブ・エースと
呼ばれ称えられたこの私が、JS事件の主犯であり、軌道拘置所から脱獄した凶悪犯罪者のジェイルの
子供を産む事に意味があるの! 私が産むのは貴方の子供じゃないとダメなの!
他の何処の馬の骨とも分からない様な男の子供を産んだって意味が無いの!」
「く……狂ってやがる………。」
「そうとも私はもう狂っちゃったの! あのロストロギアに飲み込まれた時点で…
私の人生も何もかもが狂わされちゃったの! だからかつてエース・オブ・エースと
呼ばれた私が時空犯罪者の妻に堕ちてしまった所で今更どうと言う事は無いの!」

362 なのはの新しい居場所 12 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/21(月) 17:59:58 ID:l9sEnsAM
 なのははもう後には退かない。完全にジェイルに付いて行くつもりであった。
これにはジェイルもほとほと困り果てざる得ないが、無理矢理に付いて来るなのはに
迷惑さを感じながらも、かと言って引き離すのはそれはそれで勿体無いと言う矛盾した感情を抱いていた。
やはり良くも悪くもなのはは味方に付ければ頼りになる強力な魔導師なのだから。
問題があるとするならば、自分一人が浦島太郎状態になってしまったと言う状況に耐え切れずに
錯乱し、半ばヤケクソ気味にジェイルの子を産もうとしてる事であろうか。
しかも恐らくは一人で済むはずも無く何人も産むのかもしれない。
クローン体や試験管ベビーの類ならジェイルだってナンバーズを始めとして
世話の一つや二つやった事はあるが、生身の女性がその身で産み落とした生身の赤子を
世話する事は無く、ジェイルとしてはむしろ勘弁してくれと言わんばかりであった。
しかし、それすら今のなのはに届くはずも無い。

「こうなったら仕方が無い…。一緒に逃げてる間になのは君の考えが変わる事を祈る他はあるまい…。」
「さようならユーノ君…さようなら時空管理局…さようならミッドチルダ…。
私は私の新しい居場所を探す為に旅立つよ…。なんて名残惜しい事を言った所で
今更私の事を気にしてくれる人なんていないだろうけど…。じゃあね…。」

 なのははハイライトの消えた瞳で皆に別れを告げ、こうして夕暮れの公園で二人何やら話をしている姿が
目撃された事を最後になのはとジェイルは忽然とミッドから姿を消した。無論時空管理局は
脱獄したジェイルと、そのジェイルと一緒にいた所を目撃されたなのはに関与の可能性を見て
それぞれを捜索するが…一向に見付かる事は無かった。

 それから…行方不明になったと思われていたなのはとジェイルが、何処かの世界の教会で
結婚式を挙げる様を撮影した写真の同封された手紙がユーノやフェイト等の家に送りつけられ、
しかも気まずい表情の新郎ジェイルと、瞳からハイライトの消えた新婦なのはの姿が
またなんともシュールさを醸し出し、アチャーと皆の頭を抱えさせたのは言うまでも無い。

 そしてさらにその翌年、非常に気まずい顔をしたジェイルと寄り添い、ハイライトの消えた瞳ながらも
誇らしい笑顔でジェイルそっくりの赤子を大事そうに抱くなのはの写真の同封された手紙がユーノやフェイトの
家に送り付けられて皆はアチャー! 何時かは絶対やると思ってたんだよな〜ってなったと言う。


 とあるロストロギアによって人生を狂わされた女…高町なのは。
しかしその狂わされた中でもそれはそれで幸せを手に入れたのだから良しとするべきなのか…
はたまた脱獄囚と共に駆け落ちしちゃった事を咎めるべきなのかは…各々の判断に任せるとしよう…。

                     おしまい

363 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/21(月) 18:02:07 ID:l9sEnsAM
これで終わりです。結局またこういう感じのENDやっちまいましたけど
浦島太郎状態になったせいでかつての知り合いが皆なのはを受け入れてくれなくなったので
こういう方向に行ってしまっても仕方が無い。と言う事でどうか。

364 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 18:17:05 ID:Qq9BnuPc
スカちゃん頑張れ超頑張れスカちゃんw

365 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 18:29:11 ID:zbcKh4ww
wikiのリンクが未だに前スレのままな件

366 名無しさん@魔法少女 :2009/12/21(月) 21:15:03 ID:SPKSQyUc
ジェイルwwwww
ほんとうにこの組み合わせ好きやなあ。アンタ。

367 名無しさん@魔法少女 :2009/12/22(火) 15:14:13 ID:zppW8NWk
「ユーノくんがキスしてくれたら検索魔法頑張る☆」
「しかたないなぁ」 チュッ

「「「確保ォォ!!」」」

368 名無しさん@魔法少女 :2009/12/22(火) 17:22:13 ID:6DL0nW3Q
巣に帰れホモ野郎

369 名無しさん@魔法少女 :2009/12/22(火) 17:32:27 ID:2Mbd8u6U
野良の司書じゃなくてヴィヴィオだろうに

370 名無しさん@魔法少女 :2009/12/22(火) 21:45:51 ID:O8WnJTSc
ヴィヴィオがユーノきゅんを逆レイプするってのはどうよ

371 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 07:59:56 ID:r3efYzPo
それは普通すぎて面白くない。

372 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 11:08:38 ID:32fC2m5c
じゃぁ一捻りして聖王モードでレイプしようとするけどチェーンバインドで捕まって言葉責め&
緊縛プレイだけでイッちゃって変身解除されたところをユーノに逆レイプされちゃうヴィヴィオ。
しかし、そこまでがヴィヴィオの計算のウチだったのだ…的な

373 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:25:06 ID:FXgPlWzE
二日しか経過してませんが、また書きます。

・ユノティア
・エロ
・キャラ崩壊上等(しばらく封印状態になってた性的に強いユーノ解禁とか)

374 ティアナが飛んだ! 1 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:26:26 ID:FXgPlWzE
 ティアナは空を飛べない。それはもはや業界では衆知の事実。
しかし、ティアナ自身にとっては深刻な問題であり、飛べない事こそが
彼女が自分自身を過小評価してしまう大きな要因となっていた。

「やっぱり飛べない……やっぱり私はダメな魔導師なんだー!」
「ティアナまた病気が再発しちゃった…これは私が何とかしないと…。」

 また『凡人と自虐的になっちゃう病』を再発して頭抱えていたティアナを
物陰から心配そうに見つめるは、ティアナに魔法を教える立場にある高町なのは。
しかし、彼女とて神様では無いのだ。そもそも最初から飛行魔法の資質の無い
ティアナに飛行魔法を使える様に出来るわけが無い。

「そうだ。ティアナは空が飛べなくても立派に戦えるんだから
そこを褒め称えて飛べなくても大丈夫って思わせれば良いんだ!」

 あのJS事件の際にティアナが戦闘機人三人抜きをやったのは知られている。
それはティアナが空を飛べなくとも立派に魔導師として通用し得る証拠であり
なのははそこを使って早速ティアナを励ます事にした。

「大丈夫だよティアナ。空が飛べなくても大丈夫。」
「でもやっぱり飛べた方が良いじゃないですか。」
「そんな事は無いよ。例えばマジンガーZはマジンガー軍団と違って空飛べないけど
マジンガー軍団より強いでしょ? つまりティアナは陸戦にこそ映えるタイプなんだよ。」
「でもそのマジンガーZも結局は空飛ぶ機械獣に苦戦して、最初の頃は奇策で何とかしてても
通用しなくなってジェットスクランダーで飛んじゃったじゃないですか。」
「う……………。」

 これは痛い所を付かれた。こうなったら違う例え方をするまで。

「飛べなくても…だ…大丈夫だって…。ゴジラだって飛べないけど、キングギドラとか
空飛ぶ相手にも立派に通用したじゃない。」
「でもゴジラ対ヘドラで飛んだじゃありませんか。」
「う……………。」

 ああ言えばこう言う。今のティアナを励ますのは尋常では無い。もういっそこのまま
頭冷やしてやろうとも思ったが、そう言う力に任せた抑え方はスマートでは無い。
しかし、ここでなのはは良い事を思い付くのである。

「あ! そうだ! ティアナ! 私に良い当てがあるよ!」
「え!? 本当ですか!?」

 一体何を考えたのか分からないが、なのははティアナを連れてある場所へ向かった。

375 ティアナが飛んだ! 2 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:27:17 ID:FXgPlWzE
「この人ならば今のティアナを何とか出来るはずだよ。」

 なのはがティアナに紹介した人物。それは無限書庫最強の生物ユーノ=スクライア〜〜〜〜〜〜!
その力は一世界の全図書館司書力に匹敵………したら良いな。

「やあ。今日は一体何の用かな?」
「実はユーノ君に協力して欲しい事があって…。」

 ティアナが緊張の面持ちで待つ中、なのはとユーノは何やら話をしていたのだが…

「え!? ええ!? それを僕がやると言うのかい!?」
「お願い! ティアナを助けると思って協力して! ほら、ティアナからも頼みなさい!」
「お願いします! 良く分かりませんけど…とにかく私を助けて下さい!」

 何か大変な事でもあるのか戸惑いの色を見せるユーノに対し、ティアナはなのはに
言われて慌てて頭を下げていた。それにはユーノも一息付いてから事を話し始めた。

「分かった。でも本当に良いのかい? これは一歩間違えれば大惨事になりかねない大変な事なんだよ。」
「はい! 覚悟は出来ています! どんな辛い特訓にも耐える覚悟です!」

 あの無限書庫最強の生物ユーノ=スクライアがここまで真剣な顔になるのは、ティアナが
空を飛べる様にする特訓は相当に過酷な物であると見てティアナも真剣な面持ちになっていた。


 そしてユーノはティアナを別室に案内した。その部屋には窓一つ無く、部屋の真ん中に
一台のベッドが置かれているのみ。

「ここで早速始めるよ。」
「始めるって…こんな狭い所をで何をするんですか?」

 屋外の訓練場では無く、こんな狭い部屋で何をするのだろうとティアナは不安になっていたのだが、
その後でユーノが言った。

「さあここで服を脱いでベッドに寝そべるんだ。」
「え!? ええ!?」

 今凄い事をあっさり言った。服を脱いで裸になりベッドに寝そべろと言うのである。
これにはティアナも思わず顔を赤くしてしまう。

「ふ…服を脱いで…一体何をするって言うんですか!?」
「何って、決まってるじゃない。ティアナはこれからユーノ君に枕営業するの。」
「なのはさん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」

 今度はなのはがあっさりと凄い事を言った。ティアナにはこれからユーノに枕をやれと言うのである。
これが果たして空を飛ぶ事と何の関係があるのだろうか?

376 ティアナが飛んだ! 3 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:28:02 ID:FXgPlWzE
「あ…あ…。」
「別に嫌なら良いんだよ。僕は強制はしない。」

 顔を赤くして服を脱ぐ事を躊躇うティアナに対しユーノは優しく接していたが、なのはの態度は正反対だった。

「あ〜あ〜! ティアナったらこんな所で怖気付くなんて、空を飛びたくないんだね?」
「そんな事言われても…私まだ処女で…。」
「それがどうしたと言うの? そんなの遅かれ早かれいずれは失われる物じゃない。
それにこういう仕事だから、時空犯罪者に捕まって時空犯罪者相手にレイプされて
処女奪われちゃう可能性だってあるんだよ。そんな事になる位なら無限書庫司書長の
ユーノ君に捧げちゃった方が格好良いと思うな〜私は。」
「なのは! 彼女に無理言っちゃ悪いよ!」
「う……………。」

 ユーノは無理強いするなのはを叱っていたが、ティアナは悩んでいた。
確かに管理局で働き、かつ執務官方面に進むのだから、時空犯罪者に捕まってしまう事も
恐らくはあるのかもしれない。そうすればレイプは必至であり、時空犯罪者に
処女を捧げてしまい、下手をすれば妊娠さえさせられてしまうと言う大きな心の傷を
負ってしまいかねない。それならば…無限書庫司書長・無限書庫最強の生物の肩書きを持つ
ユーノに処女を捧げた方が、無限書庫司書長・無限書庫最強の生物とSEXした女として伯が付く
とも考えていたが、それでもやっぱり処女を失うのは名残惜しい。しかし…ここである事を思い出していた。
 
 それはティアナが昔見た事のあったとある映画。その映画は魔導師に弟子入りする若者の奮闘を
描いた物なのだが、その若者の師となる魔導師は最初は魔法のまの字もやらず、水汲み等を
初めとした雑用しかさせなかった。しかし、それは全て魔法を覚える為の修行に耐える為の
忍耐力や基礎体力を付ける為の特訓の一環であり、その後の特訓等も一見魔法とは無関係に
見える物が、実は知らず知らずの内に技術を付ける修行だったと言う描写が幾つもあった。

 とするならば、今なのはがティアナにさせようとしている事も、ユーノに抱かれて
枕営業する中で、知らず知らずの内に飛行技術を付けさせる何かがあると見て間違いは無い。
そう考えれば、ティアナの決意は固まった。

「やります! 私にやらせて下さい!」
「え!? 本当にやるのかい!?」

 先程までの恥じらいが嘘の様に自分から服を脱ぎ、ユーノの目の前で下着をも堂々と剥ぎ取り
素っ裸になってのけるティアナにむしろユーノの方が戸惑ってしまうのであったが、
しかし、ティアナの気持ちを汲んでユーノも決意を固めた。

「よし分かった。じゃあとりあえずベッドの上に寝そべってごらん?」
「ハイ…。」

 こうしてなのはの見守る中、ティアナは全裸でベッドに寝そべり、試練が始まる。

377 ティアナが飛んだ! 4 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:29:08 ID:FXgPlWzE
「それじゃあ行くよ。」
「はい…………ん!」

 ユーノはベッドに寝そべったティアナの乳房に手をかけ、優しく握った。そうするとティアナの乳房の膨らみに
ユーノの指が少しだけ沈み込んだ。そしてその感触によりティアナも思わず声を上げてしまった。
過去に朝起きたらスバルに乳揉みされてました事件等があったが、ユーノに揉まれるのはスバルのそれとは
全然違っていた。

「(あ…あ…これが男の人の手………スバルのとは…全然違う…。)」

 ユーノはティアナの乳房をただ揉むのみならず、前後左右に押しては引き、グルグルと回転させたりもした。
そしてティアナの乳房の肌から伝わるユーノの指は、ティアナに今まで感じた事の無い何かを感じさせていた。

「それじゃあ次は…。」
「あっ!」

 次にユーノが行ったのはティアナの乳房の先端に輝く乳首に吸い付く事だった。
未だ誰にも吸われた事の無い敏感なティアナの乳首に、ユーノの口が吸い付き、その舌で
乳首を嘗め回して行く。これでティアナが感じないはずが無い。

「ああっ! (くっ…くすぐったい…。)あああ!」

 ユーノはティアナの乳房を手で揉みながら、その左右の乳首を交互に吸って行く。
その初めての感覚はティアナの敏感な乳首には一溜まりも無く、部屋の中にはティアナの
喘ぎ声が響き渡り、何度もビクビクと痙攣させてしまう程だった。

「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…。」

 ユーノが一時的に手を止めた時、ティアナの全身の綺麗な柔肌から汗が吹き出て来る程だった。
確かにティアナはなのはから毎日みっちりと訓練を受け、体力に自信はあった。
しかし、この無限書庫最強の生物ユーノ=スクライアの愛撫は、それらが
一切役に立たない程にまで…勝手の違う物だった。

「(こ…これが…これが男の人………女とは全然違う……凄い……凄すぎるよ…。)」

 ティアナの目には涙が浮かんでいた。ユーノはただティアナの乳だけを愛撫したと言うのに
ティアナは未だかつて無かった程にまで興奮していた。しかしこれがもしも、今の様に
ティアナに優しくしてくれるユーノでは無く、凶悪時空犯罪者に捕まって、乱暴を受け、
命の危機を感じながらレイプされると言う状況に陥った場合どうなってしまうのか?
そう考えるだけでティアナは怖くなって来た。

「あの…君……大丈夫かい? 何か青くなってる気がするんだけど…。」

 今のティアナの様子はユーノにも良く分かり、心配になっていたが、次の瞬間だった。
何とティアナが自分からユーノに対して脚を大きくM字に開いていたのである。

378 ティアナが飛んだ! 5 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:30:34 ID:FXgPlWzE
「ユーノ先生! して下さい! 私…怖いんです! 凶悪時空犯罪者に犯されて
処女奪われるのが…怖いんです! だから…だから…私の処女…ユーノ先生にあげます!
時空犯罪者に犯されるかもしれないって恐れている自分自身を………忘れさせてください!」
「うわお! ティアナったら大胆!」

 自分からユーノに処女を差し出し始めたティアナの姿はなのはですら思わず赤くなってしまう程だった。
しかし、そのティアナの気持ちを悟ったユーノに戸惑いの色は無かった。

「分かった。ならば…君の処女は…僕がいただくよ。」

 意を決したユーノはティアナに対し、自分自信の男根……男性器を露とした。

「キャッ!」

 確かにティアナもその存在を知っていた。まだ幼かった頃に、今は亡き兄と共に風呂に
入った事も度々あり、その兄の股間にぶら下がるソレを見た事も当然あった。
しかし、既に勃起していたユーノの一物は…そんな彼女の想像を絶する程にまで
太く、長く、そして固かった。しかしこれこそが…これこそがこれからティアナの膣口に
潜り込み、処女を奪う一物なのである。

「さあ行くよティアナ。」
「は…ハイ…。」

 時空犯罪者に犯されてしまう位ならユーノに処女捧げた方がマシと考えていたティアナだが、
いざユーノの一物の先端部分が自分自身の処女膣口にキスをする所を目の当たりにした時、
やっぱ時空犯罪者に犯されてた方がマシなんじゃないかとすら考え直し始める程でもあったが、
そうこうしている内にユーノの固い一物はティアナの柔らかい膣口をこじ開けながら潜り込んで行き…

「痛!!」

 ティアナは激痛を感じた。そしてユーノの一物の潜り込んだ膣口から赤い血が流れていく。
そう、ユーノの一物が…ティアナの処女膜を…貫いたのである。
ユーノの巨大な一物がティアナの処女膣にねじれ込まれる様は、破瓜の痛みの他にも
強烈な圧迫感と、全身に電撃が走る様な感覚を彼女に与えていた。

 ティアナの処女はこうしてユーノによって奪われた。しかし、それもまだ序章に過ぎない。
これから本格的にユーノとのSEXが始まるのである。

379 ティアナが飛んだ! 6 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:31:51 ID:FXgPlWzE
「あっ! くっ! うっ!」

 ユーノの巨大な一物がティアナの膣を何度も突き上げ、ティアナはただただそれに合わせて
腰を突き動かすしか無かった。破瓜の痛みも大分収まって来たが、逆にここまで来てしまうと、
苦しい様で気持ち良く、気持ち良い様で苦しいと言う何とも言えない感覚をティアナは感じていた。

「あっ! あんっ! くぁ!」

 ティアナは全身汗だくになりながらも、必死にユーノの突きに耐え腰を動かしていた。
ティアナは確かになのはに課せられる教導の中でかなりの力を付けて来たはずである。
そしてそれらはティアナに大きな自信を付けさせるに至っていたはずなのだが………
ユーノの愛撫の前には全てが無意味だったとしか思えなくなる程であった。しかし………

「そろそろ痛くなくなっちゃったんじゃないかな? これから本番を始めるよ。」
「え!?」

 笑顔でさらりと凄い事を言うユーノにティアナの目は大きく見開いた。
確かにユーノは今までも充分過ぎる程にまでティアナを激しく突き上げて来たはずだ。
しかし、ユーノはそのさらに上の領域を持っていたと言うのである。流石は無限書庫最強の生物!

「ハッ…………………………!!」

 ユーノのさらに強烈になった突きの前にティアナは喘ぎ声を上げる事すら出来なかった。
先程までのそれでもティアナは既に汗だくになる程疲れ切っていたと言うのに、
さらにそれ以上強くされてしまえば、肺が圧迫され、声を出す事さえままならなかった。

「(息……苦し……ダメ……気をしっかり持たなきゃ……我慢しなきゃ……。)」

 ティアナは問答無用で突き動かされる中で必死にそう考え、耐えた。

 しかし、不思議な事にティアナがユーノの突きを耐えようとすれば耐えようとする程、
ユーノの突きはそれ以上に激しくなって行く様な感覚を感じ、しかもどんどん気持ちよくなっていく。

380 ティアナが飛んだ! 7 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:34:38 ID:FXgPlWzE
「(だっダメ……快感に負けちゃダメ……負けちゃダメだよ……でも……気持ち良いよぉ………。)」

 ティアナはもうこれ以上は耐えられない。ユーノの突きの前に屈し、どんどん何も考えられなくなる。
その時のティアナの顔はもはや…俗に言う所の『アヘ顔』と呼ばれる物になっていた。
そして、彼女の開かれた口から、この様な言葉が飛び出したのだ。

「とっ……飛んじゃ………飛んじゃ………飛んじゃうぅぅぅぅぅ!!」

 ティアナは快感の余り、意識が飛んでしまいそうな状況にまで追いやられていた。
世の中には苦痛と快感は表裏一体と言う物もいるが、まさにその通り。
ユーノのティアナに対する愛撫から来る凄まじいまでの快感はティアナの身体のみならず
その心さえも追い詰めてしまうレベルに達していた。

「飛んじゃ………飛んじゃぁぁぁぁぁぁ!!」
「よし! 今だ! 飛んで行け!」

                   びゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

 直後、ユーノはティアナの膣内に射精した。しかもただの射精では無い。
その射精の勢いによって、ティアナは股間から大量の潮を吹きながら
まるでペットボトルロケットの様に発射されたのだ!

 ユーノの下から大きく飛び上がったティアナはそのまま天井を突き破り、何処へと飛び去った。
そしてなのはは天井に開いた穴を見上げていた。

「わー凄い! ティアナが飛んだ!」

 こうして……ティアナは身も心も……飛んだ。

                     おしまい

381 ◆6BmcNJgox2 :2009/12/23(水) 11:35:45 ID:FXgPlWzE
ティアナが飛べる様になるとするなら、こんな感じだろうな〜と思って作ったお話。

382 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 11:36:45 ID:e0.nACiM
ラストwwww

383 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 11:51:00 ID:cmXddjPE
ああ、こっちの飛ぶかぁ。とか思ったら最後wwwww
いや、素晴らしい

384 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 14:00:42 ID:P6BPhPZY
まったく貴方はwwwwwwww
っていうか先日のなのスカといい、既に様式美の域に達していると言わざるをえない



……………やっぱ最後吹いたwwwwwww
その発想はなかった。むしろしちゃいけなかった

385 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 15:05:04 ID:ZcC7Y7RU
空を自由に飛びたいな♪
ハイ、白い粉♪

くらいの格式美
GJでした

386 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 15:18:11 ID:OjFb4hfw
ラストwwねーよwww

387 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 17:36:02 ID:TJLoSlf2
初めてEPのSSで笑ったwwww
GJ!!

388 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 17:49:26 ID:QyQxupLo
笑いすぎて腹痛いwww

389 名無しさん@魔法少女 :2009/12/23(水) 22:16:07 ID:yPh0.FWM
アインハルト陛下のオナニーを見たい

390 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 13:11:31 ID:IidLFS4w
カンセル×ヴィータ希望

391 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 20:37:04 ID:8UknOGLc
・・・港湾特別救助隊のターセル主任の事を言ってるのだろうか?

392 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 21:11:28 ID:vpk20sMU
>>52
2期ラストとか漫画版でエイミイに散々茶化されてなかったっけ?本人も全く否定してなかったし

393 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 21:16:21 ID:vpk20sMU
>>392
ごめんなさい。思いっきり誤爆しました。携帯だと一度に全部見れないので、とんでもない所にレス付けました。大変申し訳ございません

394 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 21:59:38 ID:1yx4WAHU
どんまい!

395 ザ・シガー :2009/12/24(木) 23:11:31 ID:oNTzfdZw
メぇぇぇ〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁースぅ!!

よう! エロパロの良い子エロい子の皆! 元気!?
俺! 俺だよ俺! ザ・シガー!
俺? 俺は超元気! もう死にたいほど元気!


で、エロパロのブラザーにプレゼント投下しにきたよ!
って訳で投下するよ!!


前々から書く書くと言ってたギン姉SS!
全部で三篇の第一回目、一応非エロ!
カプは本編で出番のほとんとないあの人!!

396 ギンガの恋路 :2009/12/24(木) 23:13:01 ID:oNTzfdZw
ギンガの恋路 (前編)



 さて、それは何年前の事だったか。
 少なくとも当時の彼女は、今の容姿からは想像できないくらいあどけなく、幼い少女だった。


「は、はじめまして。本日付けで入隊する事になりました、ギ、ギンガ・ナカジマ二等陸士です」


 声と共にぺこりと頭を下げ、ギンガはこれから自分の上司となる男に挨拶する。
 その頃の彼女の階級は今の陸曹ではなく二等陸士で、階級だけでなく顔も体もてんで子供だった。
 顔は14歳の少女の、年相応の童顔。
 身体も女性らしい凹凸なんて欠片もない、可愛らしいなだらかなラインを描いている。
 そんな少女に、上司であり先輩でもある男は笑顔で応えた。


「ああ、よろしくなギンガ君。俺はラッド・カルタス陸曹、今日から君の上司だ」


 鋭い眼差しを細め、カルタスは可愛らしい後輩に優しく笑った。
 それが二人の初めての出会い。
 ラッド・カルタスとギンガ・ナカジマの、初対面の思い出だった。





「ふう……」


 夕刻の茜の光が差し込む陸士108部隊のオフィスで、彼女の口から疲労を孕んだ息が漏れた。
 その日のデスクワークを終えた少女はオフィスチェアの上で、うん、と背を伸ばし、身をしならせる。
 背筋を伸ばした事で胸に実った二つの豊かな果実が強調され、その豊満なラインを見せ付けた。
 熟れたボディラインに、ふわりと揺れる蒼の長髪、そして麗しい美貌。
 108部隊に入隊してから3年を経て美しく成熟した、ギンガ・ナカジマという少女である。
 現在部隊が対応している捜査の事件資料を纏め、もはや後は家路に就くだけ。
 デスク上で人工光を放つディスプレイの電源を落とし、ギンガは周囲を見渡した。
 窓から差し込む光は既に陽光から月光に移りつつあり、同僚の姿はほとんど見当たらない。
 もう残っているのは自分だけだろうか。
 そう思った彼女の思慮は、だがすぐに裏切られた。


「あ……カルタスさん」


 名を呟いた先には、男がいた。
 ギンガの腰掛けた位置から数メートル先、他の席から少し距離を置いて鎮座する捜査主任の席に腰掛けた男。
 切れ長の瞳、ややこけた頬、僅かに白髪の混じった黒い髪をオールバックに整えた偉丈夫。
 陸士108部隊捜査主任と二等陸尉の肩書きを持つ男、ラッド・カルタスその人である。
 彼もまたギンガと同じく、捜査に関するデスクワークの残業をしていたのだろう。
 集中した面持ちで机上のディスプレイを見つめ、キーを叩いている。
 が、ギンガの呟きを聞いたのか、彼は視線を上げた。
 捜査官として何度も危地を潜り抜けた、奥に鋭さを内包した切れ長の瞳が少女を捉えた。
 一瞬胸の奥をざわめかせ、ギンガは背筋を伸ばす。
 それは緊張と、そしてそれ以上の甘酸っぱい感情からの反応だった。
 されど少女の胸の内など知らぬ男は、いつもの通りに冷静な言葉を紡ぐ。


「ギンガ、まだいたのか」
 
「あ、え……はい」


 カルタスの言葉に、ギンガはやや口ごもりつつ答える。
 差し込む夕の光の中でカルタスには分からなかったが、少女の顔はほんのりと朱色に上気していた。
 理由は、やはり彼の眼差しだろう。
 静かに、鋭く、人の心の奥底まで見透かしそうな辣腕捜査官の視線。
 何よりギンガにとっては、ことさら特別な視線だった。
 長時間のデスクワークで疲れた目を指でこすりながら、カルタスはオフィスチェアに身を預け、また言葉を連ねた。


「もう帰ると良い。随分遅くなったし、事件資料ももう随分纏まってるだろう?」

「え、ええ。そう、ですね」


 彼の問いに答えつつ、ギンガは手元でもじもじと指を遊ばせる。
 言葉を言い出そうとし、だが言い出せず。

397 ギンガの恋路 :2009/12/24(木) 23:13:42 ID:oNTzfdZw
 何度か口を意味もなく開き、少女はたどたどしく言の葉を紡いだ。


「あ、あの……良かったら一緒に帰りませんか? その……たまには一緒に夕食でも……」


 夕焼けの茜色に溶けそうなくらい頬を赤くし、告げたのは夕餉への誘いだった。
 込められたのは初々しく、そして甘い感情。
 淡い期待を孕んだ乙女の誘いを、だが男は冷たい響きで返した。


「すまん。悪いが俺はもう少し残って仕事を片付けるよ」


 鋭い容貌に眉尻を下げた苦笑を浮かべ、カルタスが告げたのは穏やかな拒絶。
 その言葉にギンガの表情が曇るが、しかし彼はすぐに視線をディスプレイに戻したので気付く事もない。
 豊かな胸の前で少女が手を固く握り、哀しげな色を瞳に溶かした事をカルタスは知らない。
 知る由もない。
 もはや目の前の画面しか見ぬ彼に、ギンガは何度か声を掛けようと口を開く。


「……」


 しかし、紡ごうとした声は出でる事無く。
 虚しく無音を刻み、乙女は今日もまた自分の想いを胸の内に仕舞いこみ、


「じゃあ……お先に失礼します」


 蚊の鳴くような声でそう告げてオフィスを後にした。
 




 茜色に燃え上がる夕焼けの光が沈み行き、紫色の残滓を残して夜へと移る空の下、ギンガは家路を歩いていた。
 その日の空が美しき情景を描こうと、頬を涼やかな風が撫ぜようと、乙女は物憂げな顔を俯かせている。
 理由はたった一つ。
 先ほどのカルタスとのやり取りである。
 彼女がああしてカルタスを誘ったのは、これが初めてではない。
 今まで何度も彼を誘っては二人の時間を作ろうと摸索してきた。
 結果は芳しくなく、成功した事はあまりない。
 その事を思い返し、少女は力ない溜息を吐いた。


「はぁ……やっぱり今日も駄目だったかぁ……カルタスさんったら、私の気持ちも知らないで……」


 と。
 ギンガは誰にでもなく、独り言を呟く。
 それは彼女が燻らせ続けている恋心のささやかな吐露。
 そう、ギンガ・ナカジマという少女は、ラッド・カルタスという男に恋をしていた。
 自分より一回り年上の、頼れる先輩であり上司でもある男に抱いていた尊敬の念が恋に変わったのは果たしていつ頃なのか。
 ギンガ自身にもそれは分からない。
 敢えて答えるならば、いつの間にか、だろうか。
 気付けば視線は彼を追い、胸の中には彼への想いが満ちていった。
 そして、少女が自分の中に芽生えた、甘く、淡く、切ない気持ちは恋だと気付いたのはつい最近。
 故にギンガはカルタスとの距離を縮めようと、今日のように彼を誘っていた。という按配である。
 しかし前述のように、彼女の誘いが成功した例は少ない。
 ラッド・カルタスという男は基本的に気さくで人当たりの悪い人間ではないが、どこか仕事をプライベートより優先する節がある。
 故に、先ほどのように仕事帰りの食事の誘いを断ることも少なくない。


「今度は休日に買い物でも誘ってみようかな……あ、でもいきなり二人でなんて……」


 顎先に指を当て、ギンガは歩みながら思慮を巡らせた。
 どうしたら彼と一緒の時間を作れるか、どうしたら彼に自分を意識させられるか、どうしたらこの想いを実らせられるか。
 今まで幾千幾万と繰り返してきて、そして今もまた幾千幾万とシミュレートする理想の仮想。
 されど成功した試しのない夢想。
 少し虚しいな、とは思う。
 だが、諦めよう、とは思えない。
 レールウェイの駅が近づき、ギンガは今度の休日にカルタスを誘う誘い文句を思案しながらバッグに手を入れた。
 サイフに入れたIDで駅の改札を通る為だ。

398 ギンガの恋路 :2009/12/24(木) 23:14:22 ID:oNTzfdZw
 が、しかしそこにはあるべき感触がなく、カバンに突っ込んだ彼女の指は虚しく空を掻いた。


「あ、あれ?」


 疑問符と共に何度もカバンの内を漁るが、目的の物は出てこない。
 カバンだけでなく服のポケットも探したが、結局サイフは見つからなかった。
 果たしてどこで無くしたのだろうか。
 少なくとも朝出勤する時は確かに持っていたし、使いもした。
 ギンガは記憶を遡り、そして思い出す。


「あ、そういえば……机の上に」


 オフィスで自分の机の上に置いたのを。
 
 



「あれ?」


 忘れ物を取りにオフィスに戻ったギンガが発したのは、疑問符の一声だった。
 理由は光。
 既に勤務時間を随分と過ぎた時分、誰もいない筈のオフィスは蛍光灯の白光が満ちていた。
 最後に残っていたのはカルタスだったが、彼が帰る際に消し忘れたのだろうか。
 自分のデスクの上にあったサイフをポケットに仕舞いながら、ギンガはそんな事を思う。
 が、その考えは次の瞬間、ギンガの視界に映ったものに否定された。
 オフィスの一角に鎮座するソファの上に、見覚えのある人間が寝そべっている。
 寝やすいように乱雑に制服のネクタイを緩め、上着をシーツ代わりに身体に掛けた男。
 ラッド・カルタスの姿だった。
 

「カルタスさん……」


 彼の名を呟き、ギンガはそっと近寄る。
 近くで見れば、カルタスは随分と酷い様だった。
 寝不足になる程仕事した為か目元には隈が浮かび、眉間には浅くシワまで刻まれている。
 服もずいぶんとよれよれで、もしかしたらこうやってオフィスで夜を過ごすのも初めてではないのかもしれない。
 彼の立てる寝息は静かだが、しかし深く連なる。
 仮眠のつもりがいつの間にか本気で寝入ったのだろうか、それとも最初からこうして夜を明かすつもりだったのか。
 それは分からないし、分かりようもない。
 ただ分かるのは、彼がこんな風に消耗している様を見て切なくなる自分の気持ちだけ。


「もう……こんな所で寝て、風邪でも引いたらどうするんですか?」


 その場で膝を突いてソファの上で眠る彼の顔を覗き込み、ギンガは問うた。
 もちろん答えを期待しての問いではなく、目の前の彼を見て自然と口から漏れた言葉だ。
 少女は手を伸ばし、眠るカルタスの髪をそっと撫でた。
 オールバックに整えられた髪には幾本か白いものが混じり、自分と出会ってからの月日を感じさせる。
 初めて会った頃は、確か全てが黒く染まっていた。
 いつしか全て白くなってしまうのだろうか、果たしてそれはいつか。
 そして、その時までに自分の想いは伝えられるだろうか。
 まったく無意味な妄想で、だがどうしても考えてしまう。
 彼の髪を無心に撫でながら、ギンガは堪らない切なさを感じた。


「まったく……人の気も知らないで……」


 自分が抱く恋心など知りもせず、仕事に明け暮れて疲れ果てた男へと乙女は呟く。
 そして、いつの間にかギンガは彼へと身を寄せていた。
 まるで寂しがり屋の子犬が主人に甘えるように、寒さの中で温もりを求めるように。
 窮屈そうに制服に包まれた膨らみを彼の胸板に重ね、吐息が掛かるほど顔を近づける。
 静かに脈打つ鼓動が、柔らかな乳肉を通してギンガに伝わり、しかし彼女の中では鼓動は逆に早まっていく。
 肌に伝わる彼の体温が、身体の芯まで響く彼の鼓動が、鼻腔に溶ける彼の匂いが。
 その全てがギンガの心を甘く蕩かせていく。
 もう、彼女はそれ以上自分の心を抑える事が出来なかった。
 カルタスの肩に手をやり、より一層と身を寄せていく。

399 ギンガの恋路 :2009/12/24(木) 23:14:53 ID:oNTzfdZw
 ゆっくりと、ゆっくりと。
 何度か理性が制動をかけるが、恋慕に脈打つ心がそれを砕き。
 そして、遂に身は重なる。
 

「んぅ……」


 少しかさついた男の唇に、艶やかに潤う乙女の唇が触れた。
 それは少女が初めて味わう口付けという名の愛撫。
 今までキスはおろか男性と付き合う経験もなかったギンガであるが、間近で感じた愛する男の鼓動と熱が普段の清楚さが嘘のように彼女を大胆にさせていた。
 夢や空想でしか交わさなかったファーストキスに、乙女は夢中で溺れた。
 唾液を貪る事も、情熱的に舌を絡ませる事もない、稚拙な愛撫ではある。
 されど、産まれて初めて味わう愛する男との口付けは甘美で、少女の心を甘く潤した。
 重ね、触れ合わせただけのキスは身じろぎする度に唇から淡い快感をもたらし、ギンガをどんどん蕩かせていく。
 最初は戸惑いを感じていた筈の心はいつの間にか、もっともっと、と彼を求めていた。
 求める心に身体は従順に応じ、身を重ねる。
 豊かで柔らかな乳房をより一層押し付け、唇を強く触れ合わせていく。
 抑圧され、秘され続けた感情の発露は容易に納まってはくれず。
 しばしの時、ギンガは我を忘れて、時を忘れて、口付けに没頭した。
 一体どれだけの時間を彼と繋がっていたのだろうか。
 唇を重ね続け、いつしか息苦しさを感じたギンガは、最初にした時と同じようにゆっくりと顔を離した。
 音もなく身を離し、少女は今まで瞑っていた瞳を静かに開く。
 そして、ギンガは見た。


「あッ……え?」


 しっかりと見開かれた、カルタスの切れ長の瞳がこちらを見据えるのを。



続く。

400 ザ・シガー :2009/12/24(木) 23:18:29 ID:oNTzfdZw
はい投下終了!!

という訳で次回に続く! ギン姉の恋路や如何に!?
とりあえず年明けまでには全部投下したいね!!


てかもう、最近投下減ってごめんね!
一応書いてるよシコシコ!!
鉄拳最新話は40%、ヴィータメインのヤツは10%ってな具合で、投下できるクオリティと量に達しなくてな!

まあ書く書く詐欺にならないように頑張ります!
ちう訳でブラザー共よいクリスマスを!

メぇぇぇ〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁースぅ!!

401 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 23:20:23 ID:.nn774tg
プレゼントって寸止めですかぁー!

402 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 23:52:23 ID:D/vYQjHc
メリークリスマス!
独り身の聖夜にシガー兄貴のSSを読めてありがたや。
鉄拳続編も期待してるんで、がしがし書いてくれ!

403 名無しさん@魔法少女 :2009/12/24(木) 23:59:56 ID:77E8dqy.
年内ってあと一週間しかないじゃないですか!

でもGJ!

404 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/25(金) 00:03:32 ID:zlV808uk
メリークリスマス!!

>ザ・シガー氏
おおぅ、グッジョブ。続きを楽しみにしてますよ。

さて、早速投下したいんですが大丈夫ですかな?

405 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 00:07:06 ID:1wAGMS8A
おkおk

406 ザ・シガー :2009/12/25(金) 00:07:31 ID:awuKqnTU
れっつごー!!!

407 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/25(金) 00:08:24 ID:zlV808uk
ではでは、行きますよ〜。

・非エロ
・ユーなの短編集シリーズ
・ヴィヴィオ大活躍

408 バカップル看病日記 1/15 :2009/12/25(金) 00:08:57 ID:zlV808uk
──笑っていてよ、僕だけの天使──

「お疲れ様でしたー」
「はい、お疲れ様」
日も早く落ちるようになった宵の口、なのはは新人達の教導を終えて、家路に着こうとしていた。
ロッカールームでフェイトと会い、世間話なぞをしている間に、それは起きた。
「くしゅっ」
「ん、なのは、風邪でも引いた?」
小さなくしゃみ。
その時は、ただそれだけだったが、これが後に大騒動を起こすことになろうとは、なのはは知る由もなかった。
「ううん、誰かが噂してるだけじゃない?」
「そう、それならいいんだけど」
フェイトの中に妙な違和感が生まれたが、それが何なのかは気付かなかった。
なのははもう一度だけくしゃみをすると、厚手のコートを羽織って管理局を後にした。

「ただいまーっ!」
もう完全に愛の巣と化したアパートに戻ると、ちょうどユーノとヴィヴィオが食事を作っているところだった。
開口一番ユーノに抱きつくと、なのはは暖かなその顔に頬擦りする。
「な、なのは、早く手を洗ってきなよ」
「うん〜、でもあなたの成分を取る方が先なの!」
横でヴィヴィオが鍋を掻き混ぜている。見えぬ聞かぬを決め込んでいるようだった。
なのはは、ユーノから一瞬でも離れたら露と消えてしまいそうな顔を作って、洗面所に向かった。
そういえば、ヴィヴィオは今日で学校がお休み。明日からは冬休みだ。
日本では明後日は旗日だが、ミッドチルダに天皇などいるはずもなく、単なる平日であり、クリスマスもまた然り。
週末はどう過ごそうかな、となのはは心を浮かせながら考えていた。

一方のヴィヴィオは剥き終ったジャガイモの皮ほども興味を示さず、料理の味付けを細かく作業に精を出していた。
というか、どこの誰だって半年以上隣でいちゃいちゃされたら誰だって無感動になる。
万年新婚バカップルは当事者だけなのだ。
手を洗って戻ってきたらしいなのはが、早速ユーノにひっついてキスの嵐を浴びせている。
まんざらでもないユーノを見ているのも、ベタベタしているなのはを見るのも、実は好きなのだけれど、
それを認めるのはなんだか何かに負ける気がした。何に負けるのかは別問題としても、ちょっと悔しい。
何が悔しいのやら、ヴィヴィオにはまだ分からないのだった。
学校の皆でワイワイと騒ぐ、二日後に迫ったクリスマスパーティーが何よりも楽しみだった。
なのは達が持ち込んだ風習が真っ先に根付いた学校は、ザンクトヒルデが最初かもしれない。

***

夜。
なのはがユーノとベッドに入り、しばらく経った頃。
二人は雨あられとキスを繰り返し、ユーノはなのはのシャツに手を掛けていた。
「あっ……あんっ、あなたぁ」
「なのはの恥ずかしいところ、もっと見せて」
「やぁっ、ふぁっ……ふぁ」
ユーノはなのはの肢体に夢中で、その顔がいつもより更に上気していることに気がつかなかった。
乳房を優しく掴み、手のひらで丸く転がしていると、なのははいつになく強い力でユーノを抱きしめてきた。
「ん、なのは、今日は積極的だね?」
「や、いや……」
腕を解くと、ユーノは全身をくまなく愛撫する。
首筋に、頬に、二の腕に、背中に、ヘソに、太ももに、キスの嵐を浴びせていく。
そして、いよいよと唇にキスしようとした時、なのはは妙な顔を作った。

409 バカップル看病日記 2/15 :2009/12/25(金) 00:09:29 ID:zlV808uk
「ふぁ」
「ふぁ?」
すっぽ抜けた声に、ユーノは一瞬動きを止める。
それがいかなかった。
「ふぁ、ふぁ、ふぁ……ふぁっくしょん!! ……あっ、あなた、ごめん……なさい?」
ユーノの顔は洟やら涎やらですっかりコーティングされていた。
別に構わないよ、とティッシュを取って顔を拭いたユーノだったが、そこで初めてなのはが何かおかしいことに気付いた。
視線が宙を浮いている。顔の紅みも尋常ではない。
ゆらり、ふらりとなのはは身体を揺らすと、ドッと倒れ込んだ。
「ふにゃ〜? あやや、ユーノ君が、三人? どういうこと〜……分身〜?」
ユーノは慌ててなのはに下着パジャマを着せると、大急ぎで部屋を飛び出した。
電話に向かう途中、トイレに行くヴィヴィオと鉢合わせしてしまい、「パパ、どうして裸なの?」と疑惑を植え付けられてしまった。

「ごほっ、ごほっ、くしゅっ、くしゅん!」
「ごっ、ごめん。なのはが体調悪いだなんて、全然気付かなかったから」
「ううん、いいの。わたし、風邪引くなんて凄く久しぶりだったから、全然分からなかった……」
熱は、8度7分。
医者を呼んで診て貰ったが、過労が重なって抵抗力が落ちたところに丁度誰かから貰ってしまったようだ。
診断は、単なる風邪。但し、原因が原因なだけに、二三日は絶対安静を命じられた。
薬は五日分を処方され、ユーノが支払いを済ませると、帰りがけ、医者は白衣をさっと翻らせた。
「余計なことは言わないけどね、ちゃんと奥さんのこと、見てやんないと。彼女はいつも無理するんだろう?
そうそう、もう一つ。君も数日休んだ方がいい。疲れているようだし、下手に看病していると感染るよ」
医者は帰った。後ろで成り行きを見守っていたヴィヴィオが、くいくいとユーノの裾を引っ張る。
振り向くと、ヴィヴィオは今にも泣き出しそうな顔で、鼻を赤くしていた。
「ね、ママ大丈夫だよね? パパも、寝込んじゃダメだよ? ヴィヴィオ、いっぱい頑張るから……」
ユーノの目頭が熱くなったのは、その健気な姿だけではないだろう。
微笑みを作って、ヴィヴィオの頭に手を置き、ぽんぽんと撫でた。
「大丈夫だよ。無敵のママが、風邪くらいで負けちゃう訳がないよ。でしょ?」
「……うんっ」
ヴィヴィオはごしごしと目を擦り、グッと気合を入れた。本当に強い子だと、改めて感じる。
なのはは早速薬を飲んで、もう寝ているだろう。ユーノはヴィヴィオの手を引いて、ベッドに戻った。
娘の身体を抱いていると、ヴィヴィオは頭をくいと逸らしてユーノの顔を見上げた。
「私、今日で学校終りなの。明日から冬休みだから、洗濯とか、料理とか、全部任せて!
パパも、ママも、明日からはゆっくりしてて」
街灯の薄明かりで見るヴィヴィオの表情からは、鋭い決意が宿っていた。
色違いの両目から発せられる光は、なのはとまったく同じだ。
何年も見続けていた、一度決めたらまっすぐにどこまでも突き進む少女は、いつしか母親になり、
娘にしっかりと受け継がれていた。
そして、こうなると、絶対に引かないということも、ユーノはよくよく熟知している。
「ありがとう、ヴィヴィオ。それじゃ、お願いしようかな」
「うん!」
自分の強い想いが通じたヴィヴィオは、すぐに目を閉じ、あっという間に寝息を立て始めた。
ユーノもごろりと寝返りを打つと、枕に頭を押し付けた。

翌朝、真っ先にユーノがしたことは、クロノに電話をかけることだった。
「おはよう、クロノ。元気にしてる?」
「ようやく航行から帰ってきた僕に、よくまあそんなセリフを吐けるな……」
不機嫌そうなクロノの声は、どこかに安堵が含まれている。
きっと、聞き慣れた声を久しぶりに耳にしたからだろう。
「で、今日は朝っぱらから何の用なんだい。僕は早くエイミィと子供たちの顔を見たいんだ」
「あー、うん、その前に一仕事して欲しいなあって」

410 バカップル看病日記 3/15 :2009/12/25(金) 00:10:14 ID:zlV808uk
受話器の向こう側で、露骨に舌打ちをするのが聞こえた。
だが、これもまた旧友とよくやるやり取りの一つだ。ユーノだって、無限書庫で仕事を貰う時、同じことをする。
『で、何?』とぶっきらぼうに聞くクロノに、ユーノは言った。
「僕となのはの有休を取って欲しくてね。書庫で今日、大規模な搬入があるはずだから、
僕一人で申請してもどうにかなりそうにないんだ」
クロノは「ああ」と合点の行った様子を見せた。
どうやら、その搬入はクロノの仕事で発生したもののようだ。
「それ自体はこっちの人員を寄越すから構わないけど、一体全体どうして今日なんだ? なのはの誕生日だったか?」
「いや、なのはは3月でしょ……」
ユーノは掻い摘んで状況を説明した。
風邪で倒れたこと、ユーノ自身も休養が必要だと医者に警告されたこと。
そして何より、今日からヴィヴィオが冬休みに突入してしまったこと。
「管理局のエース・オブ・エースが風邪……ねえ。なのはもやっぱり人間だったってことか」
しみじみと、クロノが思い出す。十年も前に倒れてから、そういえば流行病や怪我で動けなくなったことはない。
それだけ体調管理がしっかりしていたのだから、今このタイミングで倒れたのはやはり不思議に思える出来事なのだろう。
「まあ、いいよ。僕が何とかしておく。でも、その前に申請を出しておけよ。
お前より先に書類出すなんて、筋が通ってないんだから」
「分かってるよ。それじゃ、お願い」
「いいさ。そっちも久しく家族で過ごしてないんだろう? 水入らずで過ごせよ」
「君もね」
受話器を置くと、味噌汁の香りが漂ってきた。
時計を見ると、大分長電話をしてしまっていたことに気付く。もう、ヴィヴィオは起きだして早速朝ごはんを作っているようだ。
「あ、パパ、おはよう。今日は玉子焼きだよ」
味噌汁の鍋を見ると、色とりどりの野菜が入っていた。
柔らかくなるまで弱火でじっくりやれば、なのはでも食べられるようになるだろう。
別の鍋には、コトコトと煮られるおかゆ。これまた、なのはのお腹には優しいだろう。
本当に気が利く。ユーノが料理を作っていたら、なのはは食べられなかったかもしれない。
「パパはテレビでも見てて。私が全部やるから」
キラキラと輝く瞳。誰かのために役に立てて、活気が沸いている。
ユーノは「ありがとう」と言って、居間に戻った。が、ふと思い立って、なのはの眠る寝室へと向かった。

なのはは疲れがよほど溜まっているのか、起きる気配がない。
顔はまだ赤く、息も浅く多い。
枕に触れると、随分と熱を持っていたので、氷枕を取ろうとキッチンに戻った。
ヴィヴィオが料理に夢中になっている隙を上手いこと突いて、氷枕とタオルを取りあげる。
寝室に戻ると、なのはは寝返りを打っていた。
こうして見ると、なのはは決して完全無敵の完璧超人ではなく、ただ一人の女性なのだと気付かされる。
なのはを起こさないよう、慎重に頭をどけると、枕の上に氷枕を敷いて、また元に戻した。
──と、ここでなのはが起きてしまった。ぱちぱちとまぶたをしばたき、ユーノの顔を見ると、ふにゃりと顔を綻ばせた。
「うわぁ、ユーノ君がいっぱいー……幸せー」
完全に夢現のようだ。目が虚ろで、本当にユーノをしっかり捉えているのか分からない。
というか、人が何人にも分裂しているのは、寝起きだからなのか、熱に浮かされているからなのか。
「なのは、なのは……大丈夫?」
こうなったら目をハッキリ覚まさせて、何か食べさせた方がいい。
肩を軽く揺すってやると、むっくりと起き上がって、左右をキョロキョロと見た。
そしてまた横になると、布団を被って寝た。
「ちょ、なのは! 起きて、起きてよ!」
ゆさゆさと、さっきよりも少しばかり強い力で揺すってやると、なのははようやく目を覚ましたようだった。
ユーノの姿をまじまじと見た後、ガバっと抱きついてきた。
でもそれは、いつもより弱々しくて、覇気が欠けていた。

411 バカップル看病日記 4/15 :2009/12/25(金) 00:10:54 ID:zlV808uk
「おはよう〜、あなた〜……待っててね、今ご飯作る……から」
鼻声になってしまい、やや聞き取りにくい。
早速ベッドから起き上がろうとするなのはを、ユーノは肩を押さえて差し戻した。
キョトンとしているなのはにユーノは優しく語りかける。
「いい、なのは、君は風邪を引いてるんだ。昨日医者にも言われたでしょ、『安静にしていなさい』って」
それでやっと昨夜のやり取りを思い出したのか、シュンと項垂れた。
でも、だって、あらゆる言い訳を考えて、何が何でもユーノのためにご飯を作る気だ。
とても嬉しいことなのだが、かといってそれを許す訳にはいかない。
ユーノはなのはをしっかり寝かしつけると、自分の鼻を指差した。
「なのは、何か匂いしない?」
「え? んー……鼻が詰まっててよく分からない」
ユーノがティッシュを差し出し、洟をかませると、なのはは台所から漂ってくる匂いに気付いたようだ。
ヴィヴィオが料理を作っているのだと説明すると、安心と不安が複雑に入り乱れた表情を作った。
「大丈夫、ヴィヴィオ? 包丁で指切ったりとか、してない?」
「心配性だね、なのは。たまにヴィヴィオは僕らのために料理を作ったりするじゃないか」
「それは、そうなんだけど」
風邪で、親バカまで加速してしまったのか。
昨日の夜と、今日の朝と、ユーノはヴィヴィオの強さを見た。
だから、安心して任せられる。よもや指を切っても、それくらいなら舐めておけば治るのだ。
熱で上気したなのはの髪をそっと掻き上げて、額にそっとキスをする。
「もうすぐ出来上がるみたいだから、なのはは待ってて。僕は管理局に休みの連絡を入れてくるよ」
ドアを閉めてユーノは部屋に戻り、端末を起動した。
有休申請をして、クロノに短いメールを打って、司書達に今日は出られないかもしれないと伝えて──
そこで、はたと不思議な感覚に襲われた。

なのはとの出会いは、傷つき、小動物の形にしかなれなかったユーノを、なのはが拾ってくれたからだった。
初めての頃はどうすることもできず、ひたすらなのはのサポートに回ることしかできなかった。
でも、いつしか、「サポートに回ること『しか』」できなかったのではなく、「サポートに回れる」自分に、誇りを持てるようになった。
管理局に入局して、それぞれが自分の目指す道を歩み始めた頃、なのはと一緒にいられる時間が減っていった。
その寂しさが、単なる幼馴染のものではないと気付いたのが、なのはが堕ちてリハビリを終えた、丁度同じ時期。
時間の流れは早いもので、六課ができて、解散して、一緒になって、プロポーズをして、結婚式を挙げて……
思い返すと、随分と沢山のことがあった。でも、なのはを好きになってから、こんなにも弱い姿を見るのは、初めてだった。
いつだって気丈に振舞って、弱さを誰にも見せないようにして、ユーノやヴィヴィオにさえも、
「良妻賢母」であろうと努め続けていた節がある。

遂に、恩返しをする日が来たようだ。
なのはが弱っている今こそ、あの時のように、なのはを助けるのだ。
ユーノには、それが使命であるかのような気さえした。
『新着メールです』
端末から聞こえてくる、そっけない人工音声。
それを開くと、簡潔な一文が記されていた。
「君の有休はだぶついている。一週間ほど休暇を取る事を命じる。
尚、なのは=高町=スクライアの有休も、同様の理由により休暇を命じる。以上」
ユーノは思わずガッツポーズを決めた。
こんなにもタイミングの良い出来事が、人生に何度あるだろうか。
これから一週間と言うと、面白いことにクリスマスを挟む。
なのはとはやてが持ち込んだ文化は、じっくりとではあるがミッドチルダの地にも根づき始めている。
その証拠に、一部の商店街には特別なイルミネーションを飾って、幻想的な街並みとなっていた。
雑誌にも特集が組まれたり、地球が管理外世界であることを、ふとした瞬間に忘れそうになってしまう。
ユーノは立ち上がって居間に戻ろうとすると、ちょうどドアを開けたヴィヴィオと鉢合わせた。

412 バカップル看病日記 5/15 :2009/12/25(金) 00:11:26 ID:zlV808uk
「パパ、ご飯できたよ。食べよ?」
娘の功労に頭を撫でてあげると、気持ちよさそうにヴィヴィオは笑った。
ヴィヴィオはユーノの腕を取ると、中性的なその手のひらを撫で返してきた。
「パパの手、大きくてあったかくて、大好き!」
精一杯に背伸びをして、頬に軽いキスをすると、愛娘は可愛らしく髪をなびかせた。
食器の準備から何から、全部やってくれるヴィヴィオ。
これ以上楽なことはないが、同時にやるせなさも感じる。
でも、せっかくの努力に水を差すこともない。
ユーノは「ありがとう」と言って、お盆におかゆや味噌汁を載せてなのはの寝室へと向かうヴィヴィオを見送った。

***

ヴィヴィオが食事をなのはの部屋に行くと、いつもとは全く違う様子の母親がそこにいた。
窓から見える雪景色をぼんやり眺めながら、人が部屋に入ってきたことに気付かないようだった。
「ママ、ご飯だよ」
びくっと反応し、振り返るなのは。
ヴィヴィオの姿だと知って安心すると、なのはは「おいでおいで」とヴィヴィオを手招きした。
ベッドの上に盆を置くと、ユーノにやって貰ったように、頭を撫でてくれる。
「えへへ」とはにかむと、なのははできるだけ穏やかな顔を作って言った。
「ありがとね、ヴィヴィオ。でも、感染っちゃダメだから、早くパパのところに戻ろうね」
こんな時でも、絶対に弱い顔を見せようとしないなのは。
笑顔に陰りがあるのは、決して熱だけではないはずだ──今日の仕事だとか、ヴィヴィオに家事をさせることだとか、
いっぱい心配事があるような笑顔だった。
「大丈夫だよ、ママ! 私、こう見えてもちゃんとお洗濯もお料理も、何でもできるんだから!」
とてとてと居間に戻ろうとして、ふと思い立ってなのはへと振り向いた。
こんな時、なのはがどんなことをするのか、まだ小さいヴィヴィオにも分かる。
「食べ終ったら、絶対に呼んでね! ママはベッドから出ちゃダメだよ!!」
しっかりと厳命して、部屋を後にする。
ドアを閉じる瞬間、なのはが小さく「ありがとう」と言っていたのを、ヴィヴィオは聞き逃さなかった。

ユーノとゆっくりした食事を取って、子供向けの番組を一緒に見ていた。
膝の間にちょこんと座るのが、ヴィヴィオの定位置。
画面の中で繰り広げられる、ぬいぐるみのキャラクター同士が織りなす軽妙な掛け合いに食い入って眺めていると、
寝室からなのはが「ヴィヴィオ、お願いー」と頼む声が届いてきた。
ばっちりの時間に番組が終ったので、ヴィヴィオはユーノの膝から離れると、なのはの寝室に向かった。
「ママ、ちゃんと食べられた?」
聞きながら、盆の上を見る。八割方、食べているようだ。
なのはは申し訳なさそうに「ごめんね、ヴィヴィオ」と謝ったが、とんでもない。
ヴィヴィオは「お粗末さまでした」と笑顔で言って、食事を下げた。
部屋を出ようとドアを開けた瞬間、後ろからなのはが呼んだ。
「どうしたの、ママ?」
ヴィヴィオは振り返り、なのはのところに戻る。続きを言おうとしたなのはは、ゴホゴホと咳を出した。
それでも、なのはは何かを言おうとして、痰の引っかかった喉で掠れ声を出した。
「あのね、ヴィヴィオ……お買い物、行ってきてくれないかな……もう、冷蔵庫空っぽでしょう?」
「それならお安い御用だよ! 栄養のつくもの、いっぱい買ってくるね!」
「お願いね、ヴィヴィオ……」

413 バカップル看病日記 6/15 :2009/12/25(金) 00:11:58 ID:zlV808uk
実のところ、朝食を作っている時点で、昼食以降の食材が絶望的であることに気付いていた。
それでも、なのはに、ママに頼られることがとてもとても嬉しくて、ヴィヴィオは胸をどんと叩いた。
「大丈夫、ヴィヴィオにお任せ!!」
こうして、ヴィヴィオは初めて一人でおつかいをすることになったのだった。

***

「いってきまーす!」
エコバッグに、小さなポシェット。相棒のセイクリッドハートも忘れない。
勢いよく飛び出していったヴィヴィオを、ユーノは玄関で見送った。
「車とかに気をつけるんだよ。あと、帰りが遅くなりそうだったらちゃんと連絡してね」
「あい!」
はじめてのおつかい。
どんな冒険が待っているのか、ヴィヴィオは道すがらずっとワクワクしていた。
訪れたのは、スーパー。冬休みに突入したミッドチルダでは、主婦層の他にも一人暮らしの学生なんかが買い物に来ていた。
が、ヴィヴィオのような子供が一人でいるのは、かなり珍しい光景。
カートを一人で押して、生鮮食品のコーナーへ行く。
「うーん、お魚……野菜……お肉……どれをメインにしようかなぁ」
全体的に安めなのだが、これといって魅力的な特売の商品はない。
それでいて、風邪っ引きに優しい料理。
思えば三人が家族になってから風邪を引いたのはヴィヴィオくらいなもので、
その時は平熱でくしゃみが止まらなかっただけだから、割と普通の食事だった。献立を考えるのは中々難しい。
「今日は何にする?」
その時、学生二人の声が後ろで聞こえた。きっと年上の人なら何か知っていると考え、聞き耳を立てる。
すると、結構使い物になるヒントを得ることができた。
「料理なんてものはね、フライパンか鍋にぶちこんで火を通せばいいのよ。
高級料亭ってんでもあるまいし、それで何とかなるってものよぅ」
「んー、それじゃ鍋モノにするか。今日の夜からクリスマスまでずっと雪だって予報で言ってたし」
「え、そうなの? それじゃ、そうしましょ。今夜はあったかくしないと……」
鍋! そうだ、その手があった。幸いにも、元六課のメンバーが何人か集まることの多いスクライア家では、
そこそこ大きな土鍋が置いてあるのだ。
思い立ったが吉日、ヴィヴィオは早速材料を買うために奔走した。
「えーっと、シュンギクでしょ、ニンジンに、白菜、キノコ……あ、豆腐も」
しかも、鍋となると皆面白いようにぱくぱく食べる。10人分買って5人で空けるなんていつものことなのだ。
それに、もし余ったとしても、次の日に残りを温めつつ、ご飯を投入すれば、あっという間に雑炊の出来上がり。
実に優れた料理ではないか。
野菜を一通りカゴの中に入れると、次は精肉のコーナーへと向かった。
体力の落ちている時は、スタミナの付くものに限る。
豚肉を買って、ヴィヴィオは更にカートを押し進めた。

そして、肝心要、スープの種だ。
今日び、○○スープの元、とかいう商品は山のようにある。
ざっと見ただけでも、寄せ鍋、トマト鍋、チーズ鍋、キムチ鍋、ちゃんこ鍋……ちゃんこ!?
「なに……これ? どういう意味?」
ラベルを良く見ると、管理局でも地球寄りの品目を取引している企業の名前が書いてあった。
いつか、はやて辺りが口に出していた気がする。
意味は分からず仕舞いだったか、パッケージの写真から推測するに、肉や魚など、タンパク質が沢山入っているようだ。
妙に惹かれるものがあったが、なのははそんなに沢山タンパク質ばかり摂取できる身体ではないので、別なものを選ぶ。
といっても、特徴がよく分からないので、一番沢山並んでいてポピュラーそうな、寄せ鍋の素を使うことにした。
さて、いよいよ会計──という時になって、ヴィヴィオははたと困った。

414 バカップル看病日記 7/15 :2009/12/25(金) 00:13:19 ID:zlV808uk
「こんなに沢山、持って帰れないよ……」
何も、今日の分だけではない。向こう三日分くらいは買い込んである。
普段でもこの量だが、それはヴィヴィオが軽い袋を抱え、
なのはとユーノがそれぞれ一つずつ重いのを持っているからこそ、家まで持って帰れたのだ。
ヴィヴィオ一人では、ちょっと無理。
どうしようかどうしようかと、レジを目の前にしてひたすら悩んでいると、レジ係のお姉さんが寄ってきた。
「どうしたの? パパとママは?」
しゃがんで、少女と同じ目線に来る。優しそうな顔に、ヴィヴィオは説明した。
ジェスチャーを交える度に、腰のポシェットがふさふさ揺れた。
「えっとね、ママが風邪引いちゃって、パパも家で『あんせー』にしてなきゃいけなくて……
だから、ヴィヴィオ、一人で買い物に来たの。でもね、いつもはパパとママが袋を持っててくれたから、
今日はヴィヴィオ一人だから、こんなに沢山、持って帰れないの」
話を聞き終ると、お姉さんは解決策を知っているようだった。
まずはレジに案内され、会計を済ますように言われる。
カゴを持ち上げて渡すと、お姉さんはテキパキとバーコードを読み取っていった。
告げられた値段に、ヴィヴィオはポシェットからサイフを取り出し、預かってきた紙幣を渡す。
お釣りを貰って、材料をエコバッグに詰めて、買い物カゴごとよたよたと持ち上げた時、その重さがフッとなくなった。
お姉さんが持ち上げてくれたのだ。
「こっちよ、ヴィヴィオちゃん」
一瞬、ヴィヴィオはどうしてお姉さんが自分の名前を知っているのか不思議に感じたが、
良く考えてみればさっき自分で一人称に使っていたのを思い出した。
カゴを持つお姉さんの後ろをとことこついて行くと、
電子レンジと似たような、買い物カゴくらいなら楽々入る大きさのものが目の前に現れた。
「これは、転送サービスと言いまして、ココからヴィヴィオちゃんの家までひとっ飛びに荷物を送ってくれるものなのよ」
ヴィヴィオは飛び上がらんばかりに喜んだ。これがあれば、どんな重い荷物でも簡単に運べる!
ただ、そのためには使用料が必要だと聞いた。
住所を聞かれ、たどたどしくもアパートの部屋番号まできっちりと答える。
お姉さんはそれを打ち込み、転送装置の扉を開けてカゴごとその中に押すと、しばらくして扉の右側に値段が表示された。
「ここに書いてあるだけのお金が必要なんだけど……ヴィヴィオちゃん、持ってる?」
「うんっ!」
お姉さんにまた紙幣を一枚渡すと、彼女はそれを投入口に入れ、そして出てきたお釣りをヴィヴィオに返した。
がたがた、ぴーぴーと如何にもな機械音が聞こえた後、また静かになった。
扉をもう一度開けると、カゴいっぱいに入っていたはずの材料が、一式全部なくなっていた。
「これでもう大丈夫よ。お買い物偉いね、ヴィヴィオちゃん」
本日三度目。頭を撫でられて、ヴィヴィオはふにゃふにゃになった。
でも、パパやママ──大切な人からの『なでなで』の方が、もっと気持いいかな、とも思ったりした。
「バイバーイ! お姉さん、ありがとー!!」
スーパーの出口でお姉さんに元気いっぱい手を振って、ヴィヴィオはスーパーを後にした。
家に帰って、昼ご飯を作って、それから洗濯をして、掃除もして──まだまだ、やることは沢山ある。
さっきまでよりも、もっと身軽になった気がした。
ヴィヴィオはスピードを上げて走り、両親の待つアパートへと急いだ。

「ただいまーっ!!」
帰り道、一歩ごとに力が湧いてくるようだった。
時は正午よりちょっと前。料理を作るにはぴったりの時間だ。
ユーノは書斎から出てきて「おかえり、ヴィヴィオ。買い物の荷物、全部届いてるよ」と、ヴィヴィオをキッチンに案内する。
そこには、さっき目の前から忽然と消えてなくなったはずの材料が、一つ残らず置いてあった。
「すごい、すごーい! あのねあのね、電子レンジみたいなのに入れて、お金を入れたらね、パッてなくなっちゃったの!!」
身振り手振りで示すと、ユーノは相槌を打ちながらその話をじっくりと聞いてくれた。
でも、ユーノはもう大人だから知っているのだろうと思い返したのは、ずっと後になってからだった。
ヴィヴィオはお気に入りのエプロンを身に纏い、子供用の台に上って、早速料理を始めた。

415 バカップル看病日記 8/15 :2009/12/25(金) 00:14:17 ID:zlV808uk
線切り、みじん切り、短冊切り。
包丁の使い方が上手いと、調理実習でも先生に褒められた。
もっと上手い人はいたけれど、何せ家に帰れば翠屋直伝の腕前があるのだ。
いつか、誰よりも上手になって、将来は料理を作る仕事に就いてみたい。
そして大好きな人達を招待して、美味しい料理をいっぱい食べて貰うのだ。
ルンルン気分で野菜炒めを作り、それに合わせて野菜スープ。
味付けを確かめるために軽く味見をする。
「うん、ばっちり!」
なのはの部屋に行くと、何だかもう早速動き出しそうな感じでうずうずとベッドの中で寝返りを打ち続けている。
熱を測ったら、8度0分。どうして積極的になれるのか、さっぱり分からない。
せめて今日くらい、医者の言うには明日明後日まで、じっとしていればいいのに。
「まま、ご飯できたよ。持ってくる? それとも、テーブルまで行く?」
もう、ダイニングくらいなら歩いていってもいいのだろうか。
流石にトイレくらいは歩かなければいけないし、何より本人がベッドから出たがっている。
なのははむっくりと起き上がって、ヴィヴィオの顔をまじまじと見てきた。
「ママ、そろそろ眠くなくなってきたんだけど……」
ケージから出してくれと動き回るハムスターそっくり。
ヴィヴィオは頷いて、手を差し出した。
「一緒に食べよ、ママ」
こうして、お昼は三人で食卓を囲むことになったのだった。

「はい、なのは。あーん」
「あーん……」
──忘れてた!!
この夫婦、バカップルだった!!
去年、構って貰えなくて部屋に閉じこもっていたのがバカバカしい。
なのははここぞいう時にユーノに甘えまくっているし、ユーノもまた、それを楽しんでいるようだ。
袖が触れる距離の隣でいちゃいちゃしている横で、一人もくもくと箸を動かすヴィヴィオ。
いつものこととはいえ、何となく味気ない。
それでも、今日は寛大になれる。だって、大好きなママが、寝込んでしまっているのだから。
まだ顔の真っ赤ななのはに、
「んーっ、あなたにご飯食べさせて貰うと、百倍に美味しくなるよ! ありがとう、あなた」
「ううん、僕こそ、千倍一万倍にしてあげられなくてごめんね」
「ごめんだなんて、そんな……嬉しいよ、すっごく! とっても! ね、だから、もっと食べさせて」
「もう、甘えんぼさんだな、なのはは。はい、あーん」
「あーん」
終始、この調子である。こんな日常を見せつけられては、ヴィヴィオだって彼氏が欲しくなる。
だが困ったことに、リオもコロナも女の子である。確かに共学のはずなのに、何故か男っ気ゼロ。
一体どういうことなのか、神様がいたら聞きたいものだ。
「あ、ほら、なのは。口が汚れてるよ。動かないで」
「んっ……ありがとう、あなた。本当にあなたって、細かいところまで気が利くんだね。見直しちゃった」
「なのはだって、見れば見るほど可愛いよ。惚れ直しちゃったな」
「あんっ、もう」
何だろう、この、親一人子二人というか、むしろヴィヴィオだけが親で他二名が子供と表現した方がいいのか。
甘えっぱなしのなのはは、まるで子供のようで、ヴィヴィオよりもまだ甘えんぼさんなのだ。
ただ、今までのことを考えてみると、それも仕方無いのかもしれない。

416 バカップル看病日記 9/15 :2009/12/25(金) 00:16:04 ID:zlV808uk
だって、二人はずっと、子供の頃から仕事を頑張っていたのだ。
勉強して、遊んで、魔法の練習もして、なのは達がいた世界には魔法がなかったのだから、さぞかし苦労したことだろう。
ユーノとのことだって、そんな日常に追われていたら恋なんてとてもできない。
管理局に入って、何年も経って、ようやく落ち着いた頃にユーノと付き合い始めた。
その頃にはもう、ヴィヴィオは会話の輪に入っていたから、そこから先のことは容易に予想が付く。
『子供らしい』子供時代を過ごさず、『恋人らしい』恋をしていなかったのだから、
今になってあの頃を謳歌し、今になって大恋愛。
頭ではもちろん納得が行くが、かといって別に娘の眼前でやらなくてもいいだろうに。
「ヴィヴィオも、はい、あーん」
むすっとしていたのにようやく気付いてくれたらしく、ユーノがレンゲを差し出す。
いやいやちょっと待て、それは風邪っ引きが口を付けたレンゲだろう、感染させる気か。
バカップル同士なら移ったところで看病関係が逆転するだけだが、娘にまで火の粉を回さないで欲しい。
「同じ食器使うと、風邪って移るんだよ?」と、穏やかに言う。
既に、なのはの前から椀は消えている。全部ユーノに「あーん」をして貰う気満々だ。
別に構わない、構わないけれど、ものごとには限度というものがある。

……しまった。
『なのは・T・スクライア』に限度など初めから無かった。

「大丈夫です、私はちゃんと一人でご飯を食べられます!」
本当なら二人を放っておきたいところだが、アパートは狭い。
ダイニング以外で食事ができる場所は事実上ヴィヴィオの部屋しかないのだ。
流石にそれは、ただでさえ少ない味気をゼロにしてしまうだろう。
それよりは、このバカップルを見つめていた方がまだいい。
改めてよくよく考えてみると、これはこれで漫才を見ているようで面白い。
チラチラと横目で見ながら、二人の様子を見守る。
両親とも、ここ最近見たこともないほど幸せそうな顔をしていた。
だったら、それはそれでいい。風邪の日くらい、ゆっくり過ごす権利は誰にだってある。
納得と諦観が複雑に入り乱れて、ヴィヴィオは箸を動かした。
そういえば、もう随分と箸使いに慣れたな、と時の流れを感じた。

***

薬を飲んで、またなのはは寝室へ戻った。
ユーノは手持ち無沙汰なようで、本を読んだり、新聞に目を通したりしている。
ヴィヴィオはその間に洗濯を済ませ、小さなベランダいっぱいに服を干した。
太陽の光をいっぱいに浴びて、小春日和の暖かさはすぐに洗濯物を乾かしてしまうだろう。
キラリ。弱くも明るい光がヴィヴィオの目を打って、思わず手をかざした。
雲がゆっくりと西へ流れていく。明日はさて、晴れるのか。
家の中に戻ると、今度は隅々まで掃除だ。
部屋から持ってきたゴミ箱のゴミを全部分別して、しっかり捨てる。
ホコリをワイパーで拭き取った後、掃除機をかける。
そうすると細かいのが排気で舞い上がる前に取れるのだと、いつかフェイトが教えてくれた。
窓ガラスを拭いてピカピカにすると、それだけで部屋の中が明るくなったかのようだ。
いや、実際に光の透明度が違う。家中を綺麗にしようという気合は、ますます強くなった。
風呂場に行って、浴槽をゴシゴシと擦る。それだけではなく、鏡を磨き、あちこちの水垢を削る。
これで、お風呂も気持ちよく入れるようになった。
乱雑気味になっていた本棚を揃えて、ユーノにも本を整理するように言いつけると、ヴィヴィオははたと思い出した。
なのはの部屋に行くと、寝息を立てていたが、かなり苦しそうだ。
氷枕を触ると、やっぱり温くなっていた。

417 バカップル看病日記 10/15 :2009/12/25(金) 00:16:40 ID:zlV808uk
そっと抜き取ってキッチンに戻り、それを冷凍庫に放り込む。
最近の氷枕は、完全に氷ではなく不凍液を使っているから、完全に冷えて取り出した後も柔らかい液体の感触を保っている。
冷え切った方の枕を代りに引っ張り出すと、タオルで包んで持っていく。
風邪を引くと物凄い量の汗が出るのだ、こうしないと汚れてしまう。
昼食の前にシーツも替えておくべきだったな、と小さな反省をして、夕飯の前には絶対やっておこうと決めた。
「……あ、そっか」
ヴィヴィオの部屋にあるベッドは普通のシーツだが、なのはの部屋にあるのはダブルベッドだ。
ユーノの書斎にはベッドはなく、もっぱらなのはの部屋で寝るか、三人で寝るか、
さもなくばヴィヴィオと一緒に寝てくれるかのどれかだった。
よく考えれば全員分のシーツ、我が家の洗濯機には入らない。
どっち道、その量のはベランダに並ばない。やっぱり後回しで正解だった。
「よし、全部終り!」
シーツの洗濯は明日。真新しいシーツをピンと張ってベッドに身体を投げ出すと、お日様の匂いがした。
ころころ転がって、伸びをすると、眠くなってきた。
もう、仕事といえば夕飯作りくらいしかない。
家計簿はつけられないし、ベランダの花に水をやるのは洗濯物を干す時に済ませた。
まぶたが段々重くなってきて、いつしかヴィヴィオは眠った。

「ん……」
目覚めた時、周囲は薄暗かった。
どうして寝ていたのかしばらく訝しがり、ハッと我に帰ると、慌てて時計を見た。
6時。夕食を作るつもりが、朝食になってしまった!?
太陽はもう空低くにあった。が、朝日とは反対方向である。
午後の6時であることに安堵してホッと胸を撫で下ろすと、頭に手を当てた。
……ぼさぼさ。寝相の酷さは折り紙付きな上に、全然まとまってくれない。
少しでもまともになるのは湯船に髪を浮かべた時くらいなものだった。
ヴィヴィオは軽く髪を梳かすと、部屋を出た。
誰もいないリビング。誰もいないダイニング。誰もいないキッチン。
多分、ユーノも昼寝をしているのだろう。閑散とした家の中は少し冷たくて、耳が痛くなるほど静かだった。
「よしっ」
この家に、暖かさと明るさと、そして家庭の音を取り戻すのだ。
ヴィヴィオは早速、買ってきた鍋の材料を切り始めた。
トン、トン、トン。少しずつ早くなってきた手捌きだが、まだ足りない。
指を切らないように集中して、一つ一つ切っていく。
土鍋を取り出して、鍋の素と水を注ぐ。火の通り辛い白菜とニンジンを真っ先に入れ、火にかける。
続いて、四つ切りにしたシイタケと、千切ったマイタケ、シメジ。
出汁の出るものを入れておくと、凄く美味しくなる。味噌汁でも常套の手段だ。
椅子を持ってきてちょこんと座り、お気に入りの本を読みながら、一煮立ちするのを待つ。
湯気がふつふつと鍋から立ち上がる頃には、ユーノが起き出してきた。
「おはよう、ヴィヴィオ。ご飯、美味しそうだね」
「まだまだだよ、パパ。これから、もーっと美味しくなるんだから」
沸騰を始めたら蓋を開けて、シュンギクと豆腐、豚肉を入れる。
更に弱火でしばらく煮ていると、様々な匂いが絡み合って、思わずお腹が鳴るほどの芳香が家中に立ち込めた。
それがなのはを起こしたようで、まだ足取りは重くも、蜜に引かれた蝶のように、食事を待ち望んでいた。
でも、まだダメ。最後の一仕上げが待っているのだ。
手狭になってきた鍋の隙間に揚げ麸とシラタキを入れて、ほんのちょっとだけ火を通して、出来上がりだ。
早速、鍋敷きをテーブル置いて、鍋を載せる。口の中が唾でいっぱいだ、早く食べたい。
お椀を取って、一人ひとりによそっていく。
「いただきまーす!」
家族で手を合わせ、ようやく訪れた至福の時間を楽しむ。

418 バカップル看病日記 11/15 :2009/12/25(金) 00:17:14 ID:zlV808uk
キノコのお陰で良い出汁が出て、白菜も柔らかくなっている。
ニンジンの甘みとシュンギクの苦味が調度良いハーモニーを奏で、豆腐が口の中で砕ける感触がまた嬉しい。
豚肉は難すぎず、一口噛むごとに中から肉汁が溢れ出してきた。
よくよく汁が染み込んだ揚げ麸は重く、口の中でいっぱいに広がる。
シラタキのちゅるちゅるした食感。何もかも完璧だ。
ふと顔を上げると、ユーノがふーふーと白菜を冷ましながら、なのはに差し出していた。
本日の「あーん」は、これで何度目ななのか。
はぐはぐと熱さを逃がしながら食べていたなのはだったが、やがて電流が走ったように止まった。
「ヴィヴィオ。一つ、聞きたいんだけど」
信じられないという顔を作って、なのはが聞いた。
ヴィヴィオはその真剣な眼差しに、首を傾げる。もしかして、なのはの口には合わなかったのか?
「……わたしより料理、上手くなった?」

突然の一言に、ヴィヴィオは固まった。
だが、とても冗談とは思えない、なのはの口調と表情。
それは紛れもなく、ヴィヴィオがこの家で誰よりも料理が上手くなってしまった、証だった。
「早いね、ヴィヴィオ。もうわたしを超えちゃうなんて……これから翠屋の将来は安泰だね」
「僕はどっちも同じくらいだと思うんだけど、やっぱりどこか違うの?」
「うん、全然。なんていうか、元々の才能というか、根っこのところがわたしより上手い……」
向かいに座っていたなのははテーブルを立つと、ヴィヴィオのところまで来て、ぽんと頭に手を置いた。
そして、優しく撫でる。スッと手を下ろして、その長い髪を梳いた。
「ホントに……ホントに凄いよ、ヴィヴィオ。美味しいご飯を、ありがとう」
なのはを見上げると、ニコニコと笑っている。
ユーノの方を向いても、やっぱりニコニコしている。
ヴィヴィオはぼけっとしていたが、やがて満面の笑顔になった。
「どういたしまして!!」
その後、あっという間に鍋は殻になった。しかも、予想通り食べ足りない。
なのはも食欲が出てきたのか、「もっとパパに『あーん』して貰いたい!」と娘にのろけだした。
駄目だこのママ早く何とかしないと。
もちろん、ユーノに至っては大の男であり、きっとまだまだ食べられるだろう。
明日の食材を一足先に入れてしまおうかとも思ったが、ユーノは何か思うところがあるようだった。
炊飯器を開け──確か昼で食べ終ったから、もうない──、次に冷凍庫を開け、いいものを見つけたと戻ってきた。
「はい、冷凍うどん。これで締めにしよう」
「『しめ?』」
「そ。鍋を終らせる時に、残ったスープで食べるものだよ」
「あっ、なるほど。じゃあ、ヴィヴィオが『しめ』やる!」
鍋つかみが要らなくなった温度の土鍋を掴んで、コンロの上に載せる。
ユーノから貰ったうどんを入れて、もう一度火にかける。
スープはもう少なくなっていたから、焦げ付かないように掻き混ぜる。
そして出来上がったうどんは、コシがありつつも、さっきまでの鍋が程よく甘みを引き立てて、
ただ普通のうどんを作るより、何倍も美味しかった。
「ママ、温かくなった?」
食べ終って、食器を下げながらヴィヴィオは聞く。
なのはは微笑みながら頷き、元気を取り戻した調子で答えた。
「うん、とっても。これなら、明日にも治っちゃうかもね」
それでも、大事を取ってというか、医者の忠告に従ってというべきか、薬を飲んで、すぐに寝室に引っ込んだ。
洗い物をしていると、ユーノがやってきて、手伝おうとした。
「ダメ。パパは寝てるかテレビでも見てるかしてて」
一蹴すると、何かしょんぼりした姿でキッチンを後にした。
多分、ユーノは暇を持て余しているのだろう。

419 バカップル看病日記 12/15 :2009/12/25(金) 00:17:49 ID:zlV808uk
でも、家庭内労働は禁止なのだ。しばらくは、二人とも完全にお休み。
元気になったら、また一緒にご飯を作ったりしてもいいのだが。
その代り、ユーノと一緒に風呂に入って、互いに背中を流した。
二人で浴槽に入ると、豪快に湯がざばざばと溢れ出した。
縁まで湛えられた湯に肩まで浸かると、一日の疲れが全部吹き飛んでしまいそうだ。
「ねえ、パパ」
何とはなしに、聞いてみる。
ユーノは「どうしたの?」と瞳を覗きこんできた。
「パパ、ママのこと、好き?」
「大好きだよ。世界中の誰よりも、大事にしたい」
「ヴィヴィオのことは?」
「もちろん、大好きだよ。ヴィヴィオのためなら、僕はいくらでも頑張れる」
「じゃあ……」
ヴィヴィオは言葉を切って、イタズラっぽく微笑んだ。
小悪魔の笑みをユーノに向けて、意地悪な質問をする。
「じゃあ、ママと私と、どっちが好き?」
ユーノは思い切り考え込んだ。うーん、うーんと唸り込み、遂には喋らなくなってしまった。
顔をよく見ると、皺が刻まれ、考えすぎて今にも上せそうだった。
「す、ストップストップ!」
慌ててユーノを止め、ヴィヴィオはぺこりと頭を下げた。
突然遮られて、ユーノは目をぱちくりさせていた。
「ごめんなさい、変なこと聞いて……でも」
でも。
これだけは。
絶対、守って欲しいことがある。
「パパは、私よりママの方が好きでいて。娘からのお願いです、パパとママは、いつまでも愛し合っていて下さい」
ユーノはヴィヴィオの顔を見つめると、その手を頭に置いて、撫でた。
頭を「パパ」に撫でられるのが何よりも好きなヴィヴィオは、ふにゃふにゃに気持ちよくなった。
天にも昇る心地とはまさにこのこと。「もっと、もっと」とおねだりすると、ユーノはいつまででも撫でてくれた。
ヴィヴィオはほくほく顔になり、ユーノの頬に本日二度目のキスをした。
「でも、私は、パパとママ、どっちも同じくらい、大好き!!」
そう言って、ヴィヴィオはユーノに抱きついた。

翌日、体調が回復しかかっていたなのはは、ここぞとばかりにユーノに甘えまくっていた。
元々の体力が高いから、簡単に風邪の細菌を追っ払えているのだろう。
ただ、そのお陰ですぐ動きたがる。まだ7度5分もあるというのに。
いちゃいちゃ具合が加速して行く二人を横目で見るヴィヴィオの口から言えば、
バカップル以外に形容する方法があるとすれば、それは「親バカップル」しかなかった。
「ヴィヴィオはホントに偉いね、ママが病気とはいえ、ちゃんと一人でご飯も作れて、洗濯も、何もかも上手くて」
「うん、うん。ヴィヴィオは『ママ』の才能があるよ」
「なのはにもあるじゃないか。こんな可愛くて優しいママは宇宙のどこを探したっていないよ」
「まあ、あなたったら。でも、あなたより頼もしくて格好良いパパも、宇宙のどこにもいないんだよ?」
うるさいうるさいうるさい。頼むから他でやってくれ。気が散る。
スープの鍋を掻き混ぜながら、ヴィヴィオは頭を抱えたのだった。

***

寒気が流れ込んできた上に天気予報が外れ放射冷却が重なったせいで、
雪こそ降らなかったものの、クリスマスイブの朝は死ぬほど寒かった。
気温は氷点下を打ち、毛布に掛け布団を二枚重ね、更に湯たんぽまで抱いて寝たのに、
朝早くヴィヴィオが起きた理由は寒さでガタガタ震えたからだった。
時計を見ると、朝ご飯どころかもう一眠りしてもいいような時間帯だった。

420 バカップル看病日記 13/15 :2009/12/25(金) 00:18:22 ID:zlV808uk
取り敢えず、寒さが原因で催してきた。トイレで用を足し、もう一度ベッドに潜り込む。
だが、どうすることもできなかったので、押し入れを探して電気毛布を引っ張り出し、
掛け布団の間に挟んでスイッチを入れる。温度が上がってきた頃、再びまどろみが訪れてきたので、ヴィヴィオは眠った。
意識が落ちた瞬間、誰かが夢の中で語りかけてきた。
『ヴィヴィオ、ヴィヴィオ……』
ヴィヴィオは辺りを見回し、しかし声の主はどこにもいなかった。
果てしなく白い世界が広がるばかりで、何も見えない。
『私は、もうすぐあなたとまた会えるでしょう。早ければ、今日にでも』
「誰、誰なの!?」
どちらにいるのか分からない相手に向かって叫んでみたが、答えは帰ってこなかった。
一方的に話しかけられる電話のようで、相手の声だけが淡々と響く。
『楽しみにしています。でも、その時には、私は多分──』
「えっ、どうしたの、何があるの!?」
あらん限りの声を張り上げても、相手に届かないもどかしさ。
やがて、相手の声はフェードアウトを始めた。
『私は多分、私の大好きな人と、一緒にいるでしょう。でも、最初に会うのは、ヴィヴィオ、友達であるあなたの方が……』
声は途切れた。ヴィヴィオがどんなに呼びかけても、答えはない。
意味も意図も不明な、まるで独り言のような一方通行の科白。
でも、確かに相手は「ヴィヴィオ」と言った。何となれば、それはヴィヴィオに向けた手紙なのだ。
立ち尽くし、たった今投げかけられた言葉の意味を反芻していると、ハッと目が覚めた。
時計をもう一度見る。夢の中で時間感覚が狂ったのか、十分も経っていない気がするのに、もう二時間以上が経過していた。
そろそろ、朝ご飯を作らないといけない。
起き上がると、何故かいい匂い。キッチンに行くと、なんとユーノが包丁を振るっていた。
「まぁ、僕も一応料理の一つや二つくらいなら作れるからね。
もう二日も休んだんだし、そろそろ僕にもできることをさせて欲しいな?」
「……うん! パパと一緒に朝ご飯作る!」
出来上がった頃、まるで計ったかのように起きだしてきたなのはの体温を測ると、平熱!
病み上がりとはいえ、もう程々には動いても大丈夫そうだ。
「そういえば、今日はヴィヴィオは皆でパーティーをやるんだよね。何時からだっけ?」
ユーノが思い出して、聞く。
ヴィヴィオは記憶を手繰って、夜からだと答えた。
でも、その前にプレゼント交換のプレゼントを買いに行ったり、昏々と眠り続けているイクスヴェリアに挨拶に行ったり、
それに会場であるリオの家で料理の手伝いをしたりと、結構やることは沢山あるのだ。
買い出しの待ち合わせは、昼前。その後、教会に行かなければならない。
「だから、私は早く出るね」
トーストを頬張りながら、両親の「気をつけてね」という忠告にしっかり応えた。
朝食の後、準備を整えて、ヴィヴィオは家を出て行った。
「あ、もしかしたら遅くなるかもしれないから、その時は連絡するね!」

ヴィヴィオが出て行った後のスクライア家は、閑静とした空間に変わっていた。
なのははユーノに寄り添い、身体を預けて楽な姿勢を取る。
ユーノもまた、なのはの肩に手を回して、不安定な空を眺めていた。
放射冷却ですっかり冷え込んだところに、思い切り雲が流れ込んできて、粉雪を降らし始めた。
「管理局の白い風邪引きさん、感想は?」
「雪か……今日はホワイトクリスマスになりそうだね。自然が私達にプレゼントしてくれるなんて、素敵じゃない?」
「そうだね、なのは。澄んだ空だし、きっと雪化粧の街並みは綺麗だよ──なのはの次にね」
「ひゃわっ、またあなたってば」
正午を過ぎてからしばらく、雪は一旦止む。曇り空から青空へと、世界の色は変わっていった。
ヴィヴィオから息急き切って端末に映像電話が飛び込んできたのは、そんな昼下がりのひと時だった。
「マ、ママ! パパ!!」

421 バカップル看病日記 14/15 :2009/12/25(金) 00:18:57 ID:zlV808uk
一刻も早く何かを伝えたくて、帰って呂律が回っていないヴィヴィオの声。
取り敢えず落ち着くようになのはは言ったが、それでも全然落ち着くどころかもはや錯乱の域まで達しかけていた。
絶対に信じられない、でも目の前に確かにある。
そんな、失くして久しい宝物を見つけたような顔だった。
「ああ、起きたの、起きたの!!」
「誰が起きたの、ヴィヴィオ?」
寝ている人が起きたくらいで普通、全力で電話などしない。
とすれば、仮死状態にあったか、昏睡していた人が起きたとしか……
「イクスが……イクスが起きたの!! たった今、私の見てる前で!!」
止まった時間が流れ始めた。
マリアージュ事件をなのはもユーノも直接体験しておらず、だからこそ、
画面の端に小さく映る少女が、何でもない普通の女の子に見えたのだった。
「よかったね、ヴィヴィオ」
娘の笑顔とも泣き顔とも、或いは驚きとも取れる表情に、なのはもユーノも微笑んでみせた。
パァッと、ヴィヴィオの顔に季節外れのヒマワリが咲き、思い切り首を縦に振った。
「うんっ!!」
通話が切れた後、夫婦の間には得も言えぬ満足感が広がっていた。
娘の喜ぶ顔が見られるだけで、幸せいっぱいになれるのだ。
「さて、ヴィヴィオのクリスマスプレゼントを買ってこないとね」
ユーノが立ち上がると、なのはがその腕を掴んだ。
一緒に連れていけと、その瞳が訴えていた。
「……ちゃんと、あったかくするんだよ」
「あなたと一緒にいれば、どんな寒さも平気だよ」
ユーノは苦笑いを浮かべながら、なのはの分のコートを渡した。
夕方になるに連れ、再び分厚い雲が立ち込め始めた。
街はすっかり白く覆われていて、白銀の世界は、中世の城下町を思わせた。
はらり、はらりと白い羽が街を彩り、イルミネーションが雪の純白に映える。
二人は互いに温め合いながら、ヴィヴィオのプレゼントを探し求めた。

目当てのものを手に入れ、家に帰ると、留守電が一つ。
「思ったより盛り上がっちゃって、ちょっと帰るのが遅くなりそうです。鍵は閉めてても大丈夫です。
気をつけて帰るので、安心して下さい ヴィヴィオより」
ヴィヴィオはあれで、スバルなどに教えられながら格闘にも興味を示している。
下手な不審者程度なら、軽くのせるだろう。
ほんの少し心配しながらも、けれどセイクリッドハートもいることだし、と二人は愛娘を信じることにした。
というか、むしろ。
「なのは、この前の続きなんだけどさ……」
「あん、もう、あなたのえっち」
双方、お預けを喰らっていたため、物凄く『溜まって』いた。
「性活を潤すには、やっぱりアッチからやな!」というタヌキの科白は、あながち間違っていない。
いや、今日ばかりは正しいということにしておこう。
首筋を舌でちろちろと舐められたなのはは、身体が奥から疼いてくるのを感じた。
ベッドまで行くのがもどかしく、なのははブラウスのボタンを開けながら、ユーノに熱く口づけた。

途中でヴィヴィオが帰ってきた気がしたが、止められるはずもなかった。
互いに激しく愛し合い、冬だというのに有り得ない程暑かった。
深々と降り続ける雪は、聖夜の総てを祝福しているかのようだった。
きっと今夜なら、神様だって何でも赦してくれるだろう。

422 バカップル看病日記 15/15 :2009/12/25(金) 00:19:39 ID:zlV808uk
後戯も終り、シャワーを浴びてパジャマを着ていたなのはは、窓の外をじっと見つめていた。
日付が変わり、クリスマス当日となった世界。風がまったく吹かない中で、真白い天使の羽が着々と積もっていく。
それがやがて少なくなり、雪は止んだ。あれほど降っていたのに、どういうことなのか。
答えは、すぐに分かることになる。
「あっ……あなた。見て、見て」
眠気に侵食されかけていたユーノを揺すり起こして、外の景色を指差す。
これが何でもない光景の一つだったら、そのまま寝かせてしまってもよかっただろう。
だが、そうではない。人生の中でそう何度も拝めない逸品が、目の前に広がっているのだ。
「どうしたの、なのは……わぁ」
ユーノも、一発で眠気が覚めてしまったようだ。
二人揃って、空を見上げる。幻想的な光景が、ミッドチルダの地にあった。
天使の梯子。あれだけ雪を降らせていた雲が切れて、その隙間から月明かりが差し込んでいる。
太陽ではたまに見かける瞬間だが、月の場合は満月でもなければまず見ることができない。
しかも、今日は一年で一番幸せな日だ。どんな魔法よりも素敵で、どんな科学でも再現できない景色。
更に、去年愛を誓い合った日でもある。
神様、こんなにも美しいものを見せてくれて、ありがとう。
「なのは……」
「あなた……」
世界で最も祝福されるべき二人は、口づけを交わした。
甘く蕩ける最高のキスを、互いに捧げあった。

***

クリスマスの朝。
パーティーを終え、前日遅くに家へ帰ってきたヴィヴィオは、眠くてふらふらとベッドに倒れ込んでしまった。
家の中で何か物音がしていたが、全然思い出せない。
途中までは、バカップルのバカっぷりや、イクスヴェリアの目覚めなどなどで食欲が沸かなかったが、
時間と共に飲めや歌えや──もちろん、ジュースだけれど──の大騒ぎになり、つい長居をしてしまった。
プレゼント交換ではぬいぐるみのコレクションが一つ増え、かなり嬉しかったのは公然の秘密である。
ふと、指先に何かが触れ、手元を見ると、そこにプレゼントが置いてあるのを見て大変に喜んだ。
寸分違わず、望んでいたものと同じだった。昨日に続き、大当たりの冬休みと言わざるを得ない。
出掛けに手紙を書いて置いて、大正解だ。昨日のことなんて、綺麗さっぱり一ミリだって忘れた。
ルンルン気分で朝食後、なのはのシーツを洗おうとしたが、そこではたと手が止まった。
「……ママのシーツ、なんでこんなに汚れてるの?」
今までにも何度かあったが、その理由を聞く度にはぐらかされ、今に至る。
汗とは違う、何か別の匂い。決して嫌なものではないが、疑問は呈したくなる。
絶対、秘密にしたいことに違いない。だが、余計な詮索はしない。
可哀想だし、何より話してくれるような状況が整ったら話してくれるだろう。

その後、なのはが「管理局の白い親バカ」に昇格した。
「白い聖母」に昇格するのは、果たしていつの日になるのか。

423 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/25(金) 00:23:29 ID:zlV808uk
これはこれで完結してますが、実は前編みたいなもの。
後編のスバル&ティア&イクスの泥沼三角関係ドロドロ3Pは後20時間くらい待ってくれよなっ!
……すみません遅れました('A`)

当方一人というより、所属サークル全員からのクリスマスプレゼント。
お読み頂いてありがとうございました。

424 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 00:28:08 ID:KJggnrZE
テラ糖度高ぇw
GJだゴルァ!

425 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 00:40:21 ID:5YcCiOBY
超GJ
いいもの見させてもらったぜ

426 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 00:56:39 ID:RKlVjsDk
GJ!
ニヤニヤが止まらないおw

427 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 05:34:57 ID:mrtlJFws
>>423
ウヒョー!Foolish氏久しぶりの激甘作品だー。超GJ。

>>スバル&ティア&イクスの泥沼三角関係ドロドロ3P
泥沼怖いけど期待してまふ!

428 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 07:30:22 ID:puC5Wn7Q
ヴィヴィオは良い子だなぁ……GJ!

429 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 10:38:29 ID:Xk8lUKEw
ヴィヴィオ可愛いよ、可愛いよヴィヴィオ

430 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 22:09:45 ID:SCLI5flE
アインハルト×ヴィヴィオで一つ

431 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 22:36:24 ID:So.qrlAk
>>430
アルト×ヴィヴィオに見えた俺は目が疲れてるんだろうな

432 名無しさん@魔法少女 :2009/12/25(金) 22:42:28 ID:gHZWOIPc
>>431
モルダー、あなた疲れてるのよ・・・・・・・

そのふたりだとだいぶ年離れてるし、接点もそれほどないだろ
いたいけな幼女を襲うアブナイお姉さんの図しか浮かんでこんw

433 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 00:03:11 ID:edbsqqWk
>シガー氏
甘すぎまする。
カルタス→ギン姉はよく見るけど、
そういや逆はあんまり見ないなぁ。次回超期待してます。
そして、こんな所でヴァジュリーラを見るとは。
ひゃーーーはっはっはっはっはぁーーーーっ!!

>Foolish Form氏
GJです。ヴィヴィオは良い子だなぁ。
次回はいろいろな意味でティアナに期待させて貰います。
この期待は間違っていない筈。

434 ザ・シガー :2009/12/26(土) 00:05:47 ID:ckqnh6MQ
うっし! >>400の続き投下するよ!

カルタス×ギンガで前中後の中篇です!


甘いよ! 結構甘いよ!!

435 ギンガの恋路 :2009/12/26(土) 00:09:36 ID:ckqnh6MQ
ギンガの恋路 (中篇)


 時間を少し遡る。
 時はカルタスが眠りに落ちる一時間前、彼がキーボードを叩いた最後の瞬間。


「ふう……」
 

 事件資料を纏め上げたカルタスは、疲労をたっぷりと溶かした溜息を吐いた。
 長時間のデスクワークで指も肩も、ついでに座り続けたお陰で尻も痛い。
 肩と首を回せば、凝った筋肉に疲労感が染み渡る。
 体重を背もたれにかければ、オフィスチェアが乾いた金属音と共に軋んだ。
 ふと視線を向けた先、窓の向こうには夜天に二つの月が輝いている。
 つい先ほどまで夕だと思っていた空はとっくに夜闇に染まっていた。
 時間を忘れるほど仕事にのめり込んでいたのがよく分かる。
 それを自覚すると、どっと疲れが押し寄せてきた。
 一体自分は何をしているのだろうか、と。


「俺はバカだな……せっかくの、あの子からの誘いを断るなんて」


 それは仕事への不満ではない、先ほど自分がギンガに取った態度についての後悔。
 別に、今纏めていた事件資料はそれほど早急に仕上げねばならないものではなかった。
 定められた期日までそれなりに余裕はある。
 だが、カルタスは残業してまでその仕事を片付けた。
 彼が生真面目な気質、というのもあるが、実を言えば理由はもう一つある。
 それは、ギンガ・ナカジマという少女の存在に他ならない。
 彼女の告げた夕食への誘いをできるだけ自然に断る為の方便だった。
 ラッド・カルタスという男は、そうやってあの少女と距離を置こうと、常に心がけている。
 理由は取るに足らないもの。
 彼の胸の内で静かに、されど熱く燃える感情が為にだ。
 カルタスの中で滾るその感情は――名を恋という。
 愛しく恋しい、恋慕の感情だった。
 自分より一回り年下の、可愛い後輩であり部下でもある少女に抱いていた庇護欲が恋心へと変わったのは果たしていつ頃か。
 カルタス自身にもそれは分からない。
 あどけない少女が少しずつ成熟した美女へと成長していく様を傍で見守る内に、いつの間にか視線は彼女を追っていた。
 胸の内に宿る熱い想いは心を切なく焦がし、狂おしい恋しさを滾らせる。
 だがカルタスはその想いを成就させようとは思わなかった。
 いや、思えなかった。
 二十台も半ばの自分と、まだ十代のギンガ。
 彼女から見れば自分はオジさんと呼ばれてもおかしくない。
 それに何より、ギンガはゲンヤの娘なのだ。
 ゲンヤ・ナカジマとラッド・カルタスの上司と部下としての関係は、もう既に十年近くを経ている。
 入局してからというもの、局員としての心得から捜査の手管の一つ一つまで、全ては彼の教えによるものだ。
 恩人であり尊敬すべき上司。
 その彼の娘に手を出すというのは、どこか後ろめたいものを感じる。
 故にカルタスはギンガへの想いを胸に仕舞いこみ、ただ燻らせるに任せていた。
 いつか彼女にも恋人が出来るだろう。
 自分よりずっと彼女に相応しい男が。
 それまで耐えれば良いのだと自分には言い聞かせ、カルタスはギンガと積極的にプライベートで関わらぬよう努めていた。
 だが、今日の誘いの言葉はどうだったのだろうか。
 ギンガの告げた言葉には、どこか好意というか、甘い響きが混じっていたようにも思う。


「いや……都合良く考えすぎだな……」


 だがカルタスは首を横に振ってその思慮を掻き消す。
 彼女と両思いであるなど、都合の良すぎる考えだ。
 こんな時はさっさと眠って意識を闇に落してしまうに限る。
 彼はそう断じ、椅子から立ち上がった。


「さて。じゃあ、今日はもうここで泊って行くか」
 

 誰にでもなく呟いた独り言と共に、カルタスは上着を脱いでオフィスに置かれた横長のソファへと歩んだ。
 疲れた時や明け方まで仕事する時、しばしの休息を与えてくれる革張りのそれに、彼は身体を預けた。
 ネクタイを緩め、上着を身体の上に掛ければ後はもう目を瞑るだけ。
 自身の心を惑わす愛しく恋しい少女の事を想い、彼は静かに眠りの世界へと落ちた。





 仕事を終えたカルタスが、家路に就くのを諦めて朝までオフィスで過ごすのは珍しい事ではなかった。
 どうせ家に帰っても寝るだけで、またここに足を運ぶのだ。
 ならば一日や二日を過ごしたとて何の問題があろうか。
 我が家の安ベッドとオフィスのソファなど、大した違いはない。
 そうして今宵もまた、彼は一人職場で夜を明かす――筈だった。

436 ギンガの恋路 :2009/12/26(土) 00:10:19 ID:ckqnh6MQ
 それを破ったのは触覚への刺激。
 唇と胸板に心地良く柔らかい感触があり、さらには鼻腔をくすぐる甘い香りが覚醒を促す。
 一体なんなのだろうか。
 夢うつつの思考回路を、彼は緩やかに目覚めへと移していく。
 ゆっくりと目を見開けば、そこには影があった。
 電灯の光を隠す、誰かの影。
 目を凝らせばそれは人で、自分に覆いかぶさっているという事が分かる。
 しかも、その相手は自分と口付けを交わしていた。
 あまりの事に一瞬思考は空白となって何も考えられなくなる。
 カルタスの思慮が真っ白に染まる中、彼の唇を味わっていた相手が唐突に離れた。
 天井に設けられた蛍光灯がもたらす逆光の眩しさに一瞬目を細めるが、しかし視覚はすぐに相手を認識する。
 目の前にいたのは、見知った少女の姿。
 甘く芳しい香りを放つ青い長髪。
 ブラウンの管理局制服に包まれた、男の理想を描いたような豊かなプロポーション。
 そして麗しいと形容して仔細ない美貌と、心を惹き込む程澄んだエメラルドグリーンの瞳。
 ギンガ・ナカジマという名の少女が、そこにはいた。


「あッ……え?」
 

 自分を見つめるカルタスの視線に気付き、ギンガは疑問符を零す。
 まるでカルタスが目を覚ました事が信じられないように、少女はただ唖然とする。
 しかしそれはカルタスだって同じだ。
 目を覚ましたら誰かに口付けされていて、それはなんとギンガだった。
 夢みたいな、いや、もしかしたら本当夢なのかもしれない。
 ギンガに募らせた恋しさ故に、彼女の唇や肢体を夢想した事がない訳ではない。
 寝起きで未だ霞の掛かった思考の中、カルタスはこれが夢幻ではないかと思い始めた。
 だがそんな彼の思慮など知らず、ギンガは頬を赤く染めて恥じらう。


「あ、あの……ち、違うんです。これは……その……」


 慌てて紡いだ言葉は上手く繋げられず、途切れ途切れになってしまう。
 寝込みを襲うような形で彼と口付けを交わしてしまった事が恥ずかしくて、しかしそれをどう言い繕って良いか分からなくて。
 乙女はただ頬を染め、上手く回らぬろれつで言葉を零すばかり。
 その様に、カルタスは思う。


(なんだ、これは……夢か?)


 ギンガが自分に口付けを求めるなど、あまりに現実離れした事象。
 そして自分が思い描いていた望みとあれば、それは夢なのかもしれない。
 ならば確かめてみよう。
 と、彼は判断した。
 

「あ、え? あの……カルタスさん?」


 ギンガのうなじと肩に手を回し、彼女の身をこちらに引き寄せ、
 

「な、なにを……んぅッ!?」


 そして一気に抱き寄せ、キスをした。





 先ほどのあれが夢なのか現実なのか、確かめる一番確実な方法。
 もう一度実行して試してみる。
 カルタスの考えた結論がそれだった。
 なんとも馬鹿げた考えではあるが、寝起きの思考回路に論理性を求めたところで詮無き事だ。
 そして当たり前の事であるが、唐突に口付けをされて腕の中のギンガは慌てる。


「んぅ……んぅぅ!?」


 塞がれた唇から疑問符を零し、いきなりの事に身をよじる。
 だが彼は離しはしない。
 むしろより一層と力を込めて抱き寄せた。
 素晴らしく実った乳房の果実が、身の動きに応じて柔らかく形を変えてカルタスの胸板に至高の感触を。
 うなじに回した指には滑らかな髪が心地良い肌触りを。
 そして、重ねた唇からはどこか甘い味を伝えてくる。
 まるで魂にまで陶酔をもたらすような甘美。
 カルタスは現実と非現実の検証という目的を忘れ、ひたすらにその味に酔った。

437 ギンガの恋路 :2009/12/26(土) 00:10:58 ID:ckqnh6MQ
 肩に回した手を腰に移し、そのくびれた無駄のないラインを愛で。
 髪にうなじに回した手を頭に移し、長く艶やかな髪を無心に撫で梳き。
 口付けで結ばれる唇には舌を挿し入れて、未だ驚愕の中で震えるギンガの口内を蹂躙。
 舌と舌を絡ませて歯茎から頬まで舌の届く範囲全てを愛撫し、唾液を貪り、そして流し込んでは無理矢理味わわせる。
 二人の唇の間からは舌を絡ませて唾液を交える水音が響き、空気を淫靡に染め上げていった。

 そうした時間がどれだけ過ぎただろうか。
 最初は身をよじって戸惑っていたギンガがその動きを止め、彼の愛撫の全てを従順に受け入れるようになった頃合、ようやくキスの時間は終わりを告げる。
 ギンガの柔らかな肢体に回されたカルタスの手が急に抱き寄せる力を失い、逆に彼女を押しのけるように離した。
 繋がっていた二人の唇は唾液が糸を引き、音もなく途切れる。
 初めて味わった深い口付けの余韻に瞳をとろんと蕩かせたギンガは、それをどこか名残惜しそうに見つめていた。
 対するカルタスは覚醒した意識の元で瞳を細め、静かに呟く。


「どうやら夢じゃない、みたいだな」


 覚醒した思考は、身に起きた事をようやく現実だと完全に認識した。
 胸板の上で形を変えた乳房の柔らかさ、鼻腔をくすぐる甘い髪の香り、そして何より口付けの甘い味。
 到底夢で味わえるものではない、正真正銘現実の感覚だった。


「さて。じゃあ……どうしたもんかな」


 彼は身を起こし、頭を掻きながら困ったように呟いた。
 今までの事が現実だとして、果たしてどうしたら良いものか。
 ギンガが寝ている自分に口付けし、そしてさらに自分がまた彼女の唇を奪った。
 これが意味する事とは、つまり……
 そう彼がそう考えた時だ。
 場に生まれた沈黙を破る音が生まれる。
 それは少女の紡ぐ声。
 今にも消え入りそうな小さな囁きが、瑞々しい唇から零れる。


「あ、あの……私は、その……」


 情熱的な口付けの余韻で上気した頬を、今度は羞恥心がほのかに朱へと染めていた。
 途切れ途切れの言葉を必死に濡れた唇から零し、潤んだ瞳で熱い眼差しをこちらに向けてくる。
 無垢で一途な乙女の姿は、どこまでも愛らしく美しい。
 その様に、カルタスは自然と鼓動が高鳴るのを感じた。
 そして、乙女は言の葉を連ねる。


「私は……私はカルタスさんの事が」


 もはやここまで来たら、彼女が自分に何を想い、何を告げようとしているかなど考えずとも分かる。
 それはまるで夢のような現実の話。
 ありえないと否定し続けた、恋しい想いの交錯だった。
 だが、それをカルタスは遮る。 
 言葉を紡ぎだそうとしたギンガの唇にそっと手を伸ばし、指を添えて制止した。


「……?」


 突然の事に少女は眼を見開いて、視線で疑問符を投げ掛けた。
 カルタスは何の意図があってこんな事をするのか、と。
 対する彼はギンガの言葉を遮ると、身を動かした。
 ソファの上から床に足を着け、その場で立ち上がる。
 同じくギンガにも立つように促し、二人は正面から向かい合う形になった。
 少女は上目遣いに、愛する男を見上げる。
 男はそんな少女に切れ長の瞳を細め、情の込められた視線で見下ろす。
 幾許の沈黙があり、そして破られた。


「ギンガ、それ以上は言うな」


 と。
 彼の告げた言葉の意味が一瞬理解できず、ギンガは硬直する。
 だが耳に響き、思考の奥底まで届いた残響は、確かにカルタスの言葉を認識した。
 それ以上言うな、と。
 彼は確かに自分にそう告げた。

438 ギンガの恋路 :2009/12/26(土) 00:11:41 ID:ckqnh6MQ
 その言葉の意味するところとは、果たして何か。
 普通に考えれば、結論は一つしかない。


「やっぱり……駄目、ですか?」


 拒絶、なのだろうか。
 問う言葉と共に、ギンガの澄んだエメラルドグリーンの瞳を涙が濡らす。
 やはり駄目なのか。
 やはり自分では彼に選ばれないのだろうか。
 悲しみが乙女の胸の内を、冷たく貫く。
 だが、その言葉をも次の瞬間は否定という名のカウンターが穿つ。


「いや、違う。違うんだギンガ。そうじゃない……」


 少し戸惑った、いつもは決して吐く事のない語調でカルタスが否定した。
 彼は幾度か言葉を飲み込み、咀嚼し、熟慮。
 覚悟を決めたように一度頷くと、そっとギンガの肩に手を置いて彼女の瞳をまっすぐに見据える。
 そして、告げた。


「まずは俺に言わせて欲しい」


 彼女の肩に置いた手に、僅かに力を込め。
 彼女を見つめる瞳に、熱い想いを込め。
 彼女に告げる言葉に、万感の想いを込め。


「俺は……君を愛してる。ずっと前から好きだった」


 静かに、だが深く心に刻み込むように、彼は愛を告げた。





 それはくだらないポリシー。
 年下の少女から言われるのではない、年上の男である自分から告げねばならないという意地だった。
 乙女の愛の言葉を遮った代償に彼は自分からの告白を得て、そしてしっかりと言葉を大気に刻んだ。
 好きだ、と、その言葉を受けたギンガはしばし硬直する。
 意味を把握するのに要した時間はきっかり十秒。
 

「あ……え?」


 思わず疑問符を零し、少女は身を震わせた。
 彼の言った言葉が胸の奥まで染み入って、切なく、そして温かくさせていく。
 自分の抱いていた想いが一方通行でなく、彼もまた同じ想いを抱いていてくれたのだと。
 今まで燻らせてきた恋しさが成就したと。
 その事が、ただただ嬉しくて。
 乙女は瞳から涙を零し、しなやかなその身体を震わせた。
 何か言葉を告げようと唇を動かすが、しかし言葉は出てこない。
 驚きと喜びがギンガの心と身体を打ち抜き、自由を奪っているのだ。
 そんな少女を、カルタスはそっと抱き寄せた。
 彼の広い胸板はギンガをしっかりと抱き止め、もう逃さぬとばかりに捉え。
 そしてカルタスは、自身の胸に顔を埋める少女へと告げた。


「で、俺は君の事が好きなんだが。良かったら君がどう思ってるか教えてくれないか」


 どこか冗談めいた言葉で彼は問う。
 自分の想いを吐露し、何より相手の想いを察したからこその余裕だろう。
 カルタスのその言葉に、ギンガは彼の服をぎゅっと掴みながら、身を寄せながら答える。
 震える声で。
 今までの日々、胸の奥に、心の奥に仕舞いこんでいた言葉で。


「私も……私も好きです。ずっと……ずっと、好きでした」


 つぅ、と頬を伝った涙の雫がカルタスの服に染み込むのも構わず、ギンガは彼の胸板に顔を押し付ける。
 肌に感じる淡い冷たさも気にせず、カルタスは彼女の背に回した手に少しだけ力を込めて抱き寄せ、呟くように告げた。


「そうか。それは嬉しいな」


 万感の喜びと、だがどこか困ったような響きを孕んだ声。
 それは自嘲。
 秘し続けようと思った恋慕の心を容易く吐露してしまった己への嘲り。
 しかし、誰が彼を責められようか。
 愛し恋する少女が、自分が彼女に向けるのと同じかそれ以上の情熱を以って口付けし、愛の言葉を紡ごうとしたのだ。
 これを前に己を律し続けられる程、カルタスの心は硬くも冷たくもなかった。

439 ギンガの恋路 :2009/12/26(土) 00:12:18 ID:ckqnh6MQ
 理性という名の楔はもはや意味を成さず、胸の奥より出でた熱き思慕の滾りによって潰える。
 だからこそ、今彼は恋しい少女を抱き寄せて、ただ無心に彼女の青く滑らかな髪を撫で梳いた。
 ただただ、時を忘れるように。





 そうしてどれだけの時が過ぎたのか。
 数分にも思えるし、数時間にも思える。
 それ程までに初めて互いの想いを交わした時は甘美で、余韻が心をいつまでも捉えていた。
 カルタスはまるで飼い主に甘える子犬のように自分の胸板に擦り寄るギンガを撫でながら、ふと視線を壁掛け時計に移す。
 確認してみれば経過した時間は、自分が寝入ってより約一時間ばかり。
 長いようで短い時の流れに、彼は、ふぅ、と一息をつく。
 

「ギンガ、ちょっと良いか?」


 告げる声と共に、自分の胸に抱いた少女を浅く突き放す。
 それにギンガは名残惜しそうに寂しげな、男の庇護欲をくすぐる眼差しで彼を見上げた。
 彼女のその瞳に思わず愛おしさがぐっとこみ上げてくるが、しかしカルタスは静かに言葉を連ねた。


「もう遅いから、そろそろ帰らないと不味いだろ? ナカジマ三佐も心配する」


 告げたのは帰宅への促しだ。
 正直なところ、ずっとこのままギンガの温もりと柔らかな身体を抱きしめていたいのではあるが、しかし彼女は大恩あるゲンヤの娘だ。
 彼を心配させるような事は決してできる話ではない。
 故に彼はそう告げたのだ。
 しかし対する乙女はカルタスの言葉に、どこか寂しそうに顔を俯かせ。
 そして、口を開く。
 

「えと……今日はお父さん本局への用事で、いませんけど……」
 

 父はいない、と。
 彼女はそう告げた。
 言外に何を言わんとしているか、それが分からぬ程カルタスも鈍感ではない。
 遅い帰りを案ずる家族がいない、ならばこのまま一緒にいたい。
 彼女はそう請うているのだろう。
 甘美な誘惑だ。
 一晩を共にしたいと、心無垢にして女体を爛熟と咲き誇らせた乙女が求めている。
 あまりにも断り難い誘い。
 が、しかし、カルタスとて並の男ではない。
 今まで十年近い時を捜査官として、様々な修羅場を潜り抜けてきた男である。
 幾ら思慕の想いを交わしたといって、一日と間を置かずに同衾に至るなど鉄の理性が許しはしない。
 故に、口から零れたのは拒絶の言葉だ。
 

「いや、待ってくれギンガ。そういう問題じゃなく、できれば今日はこのまま帰って……」


 そう彼は言葉を連ねる。
 いや、連ねようとした。
 だが最後まで連ねる事はできなかった。
 遮りを為したのは、少女の指。
 白兵戦において鉄の拳を握るとは思えぬ、白く滑らかな指が一本そっと伸びてカルタスの唇に添えられる。
 まるで先ほど彼がギンガにしたように、そのお返しとばかりに言葉は塞き止められた。
 そして少女は、蕩ける程に甘い吐息と共に告げる。


「……このまま帰って、一人になったらって思うと……なんだか凄く淋しくて、切ないんです……」


 だから、と連ね、少女は言葉を続ける。
 耳の奥まで、思慮の奥まで響く甘い残響で。
 どこまでも男を魅入らせる、潤んだその碧眼で。
 柔らかな二つの膨らみを押し付けるよう擦り寄り、しかしその中に恥じらいを孕んで。


「だから、その……今夜は、一人にしないでください」


 絶対的なまでに抗い難い、力ない懇願をした。
 あまりにも男の獣欲と庇護欲と愛欲をそそる、天然自然の媚態がカルタスの心を穿つ。
 もはや鉄の理性など何の役に立とうか。
 少女の告げた請いに彼が応じたのは、言葉ではなく口付けだった。



続く。

440 ザ・シガー :2009/12/26(土) 00:15:41 ID:ckqnh6MQ
はい投下終了!

次回、ギン姉の純潔マジカル穴にカルタスさんのギガドリルがドライブイグニッションッッ!!
とりあえず年内に書き上げるのを目指します!

餌(感想)とか恵んでくださると大変ヤル気が出るかもしれません。
ええ、もしかしたら。



しかしカルタスのキャラ付けを色々俺好みに遊んだので、これで良いのか激しく心配。
いや、こういう男キャラ好きなんですすいません。
あと髪の色はアニメでは緑っぽい、という意見もあるが、漫画ではどう見ても黒っぽいのでそっち準拠でお願いします!

441 ギンガの恋路 :2009/12/26(土) 00:48:25 ID:ckqnh6MQ
ああ、ささいな誤字を発見。

>>436
夢みたいな、いや、もしかしたら本当夢なのかもしれない。
    ↓
夢みたいな、いや、もしかしたら本当に夢なのかもしれない。



です。
保管庫に入れる際はこれでお願いします。

442 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/26(土) 03:17:20 ID:6cexf3r.
>ザ・シガー氏
甘い? いや、これは甘酸っぱいのだ!
そしてちょっぴりビター味。
畜生、砂糖か白濁をぶち込むことしか頭にない俺たち(=サークル)には無理な芸当だぜ……
前編と中編の心地よい対比が染みますなあ。
後編も楽しみに待ってるよー!

***

そんな訳で。
今日は平日だったんだな……テンション高すぎて気がつかなった。
朝から書くつもりだったのに会社に行くという悪夢。でも行かないともっと悪夢orz
20時間とか無理でしたごめんなさい。でもちゃんと完成したよ!
修羅場のち晴れ、らぶらぶドロドロなイクスバティア3Pの時間です。

・本短編は前後編に分かれています。司書の方にはお手数掛けますが分納を願います。
・前編は非エロ、後編はガチエロ。
・ティア、イクス×スバル。スバル総受けヒャッホーイ
・全員若干壊れてます(性的な意味で)
・ユーなの短篇集と連続しているのは前半だけ。とはいえ後編はぶっちゃけエロいだけなので気にしなくて良いかも
・ティッシュのご用意を

それじゃ、はっじまっるよー

443 雪をもう一度 1/16 :2009/12/26(土) 03:19:00 ID:6cexf3r.
──どこまでも続くこの道が、あなたの腕に触れる日まで……

数年ほど前、ミッドチルダの地にクリスマスが持ち込まれた。
地球風の店が軒を連ねる区域では、大小様々なイルミネーションがきらめき、
カップル御用達ゾーンと化して雑誌に載るなど、結構な賑わいを見せていた。
今日はクリスマスイブ……そこに、女が二人。
スバルが年末休暇のティアを引っ張ってあちこちショッピングを楽しんでいた。
「っていうか、ねえ、スバル。ここあたし達には不釣合な場所なんじゃないの、ねえ?」
「そんなことないよ、ティア可愛いよ?」
「違う、違う! 断じてそんなことじゃなく……ああもう!」

スバルも溜まった休みを消化させられていた。
家で過ごすには手持ち無沙汰で、誰かを誘おうにもエリオとキャロは既にラブラブで間に入っていけなかった。
なのははユーノとどこまでもバカップルをやってるし、フェイト辺りは一家団欒のようだ。
ヴァイスは妹と一緒にいるというし、ヴェロッサは八神家で世話になりつつ、
クロノと呑んだりはやてとよろしくやっているようだ。
聖王教会側は忙しくて敵わないらしい。
知己の全員がこうして過ごしている結果、消去法を取るまでもなくティアと一緒にいることになった。
というか、真っ先にティアに連絡したら、本人は暇で絶望していた。
「クリスマス? ああ、一人でホールケーキを食べる日でしょ」と、本気で信じていた。
少しだけ同情した。
「女二人でこんな……やんなっちゃうわ」
「えー、でも楽しいよ? あたし達が楽しめばそれでいいんじゃない」
「うんうん分かったからもう黙らっしゃい」
イブは明日。互いに渡すプレゼントを物色しようと、服屋や靴屋、ブランドショップに入って、めぼしいものを探す。
と、端末に着信が入ってきた。
ヴィヴィオからの通話で、スバルが端末を取り上げると、少女の甲高い声が耳に飛び込んできた。
「スバルさん、大変ですっ!!」
慌てた様子で、ただひたすら大変大変と連呼するヴィヴィオ。
一体なんなのかと、落ち着くようにスバルは言ったが、それでもさっぱり興奮が収まる気配はない。
「スバルさん、落ち着いて聞いて下さい」
「いや、まずヴィヴィオこそね……」
「いいですか、スバルさん──」

言葉の続きを聞いた瞬間、スバルは店を飛び出していった。
突然豹変した様子にティアは面食らい、慌ててその後を追った。
バカみたいなスピードで疾走するスバルの足にティアはまったくついていけず、後ろから叫んだ。
「ちょ、ちょっと……どこに行くのよ!?」
スバルの足は、賑やかで華やかな通りから、どんどん郊外の方向に進んでいく。
その先には、教会しかないはずなのだが。
スバルはようやく我に帰って、遥か後ろにいるティアへと声を上げた。
「イクスがね、目を覚ましたんだってー!!」
ティアも、弾かれたように足を止めた。

***

息急き切ってスバルが教会に駆け込むと、窓の向こう側に広がっている中庭に、何度となく夢に見た人物が立っていた。
雪が積もる場所で、久しぶりに見る青空を楽しそうに眺めている。
初めての感覚なのか、しゃがみこんで雪に触れては、その冷たさを噛み締めていた。

444 雪をもう一度 2/16 :2009/12/26(土) 03:20:02 ID:6cexf3r.
スバルはイタズラ心が湧いてきて、中庭に出ると、後ろからそっと近づいた。
長い髪の少女はスバルの存在に気づかないまま、雪遊びに興じている。
そっと手を上げると、スバルは少女の目を後ろから覆った。
「だーれだ?」
少女はビクリと飛び上がると、固まって動かなくなった。
もう一度「だーれだ?」と問いかけると、少女はおずおず答えた。
「……スバル?」
イクスヴェリアはスバルの腕に手をかけて、ゆっくりと振り向いた。
「正解ですよ、イクス」
スバルの顔をまじまじと見つめてきて、しばらくすると、イクスヴェリアの目からポロポロと涙が溢れ出した。
慌ててどこか痛いのかと聞いたら、イクスヴェリアは熱い雫をこぼしながら首を横に振った。
「違います、違うんです……スバルに会えたのが嬉しくて、嬉しくて……
こんなにも早く、スバルが生きているうちに、また同じ時を過ごせるなんて……ホントに、本当に嬉しくて……」
イクスヴェリアの言葉からは、喜びが満ち満ちていた。
その涙がスバルにも流れ込んできたようで、スバルはイクスヴェリアの身体をきつく抱きしめた。
暖かい体温。耳元の嗚咽。
全て、イクスヴェリアが生きている証拠で、互いの鼓動が感じられて、二人は長いことそのままでいた。
「やっと、追いついたわ……はぁ、はぁ、あのバカスバル、足速すぎるのよ」
息を切らしたティアが教会に着いた頃、入り口にはヴィヴィオがいた。
ティアの姿を見つけると、とてとてと寄ってきて、軽くお辞儀をしながら、そっとティアに耳打ちをしてきた。
「ティアさん、今、イクスとスバルさんがいい感じなので、邪魔しちゃダメですよ?」
「あ、ああ……そうなの?」
「ええ。私も本当は、友達とのパーティーに行く途中でちょっと寄るだけのつもりだったんですけど、
思いも掛けず目覚めたので、びっくりして……で、今スバルさんと会っていたので、そっとしてる──って訳です」
「そうなの。はぁ……」
ティアは脱力して崩れ、たまたま通りかかったセインに、水を一杯貰う羽目になった。
後になってティアは思い返す、「急がなくても良かった」

ようやく泣き止んだイクスヴェリアがスバルと一緒に二人の元へと戻ると、
並べられたお菓子と、熱く入れられたお茶で、女四人のお茶会が始まった。
「イクス、このクッキー食べますか? すごくおいしいですよ!」
「あ、それでは頂きますね。それにしても、スバルはよくいっぱい食べられますね。時々羨ましくなります」
「でも、イクス、いつか言ったでしょう? あたしは燃料駄々漏れなんですよ。何なら、あたしの体と交換してみますか?」
「うぅ、やっぱりずるいです、スバルは」
笑いながら、スバルは自分の皿からクッキーを一つ、イクスに差し出した。
「はい、あーん」
「やだ、もう、スバル……みんなが見てますよ」
顔を赤らめつつ、イクスヴェリアは大人しくスバルの指からクッキーを食べた。
が、そこでまさかの反撃が始まろうとは、流石のスバルも予想していなかった。
ちゅぷ、とスバルの指を銜えたまま、離そうとしないのだ。
それどころか、ちゅうちゅうと指先を吸って、可愛らしい歯であむあむと甘噛みしてくる。
くすぐったさがこみ上げてくる一方で、恥ずかしさがそれ以上にやってきた。
「顔、赤いですよ」
微笑みと共に、イクスヴェリアはいつまでもスバルの指をしゃぶっていた。

445 雪をもう一度 3/16 :2009/12/26(土) 03:21:00 ID:6cexf3r.
ヴィヴィオは「ふふふ、仲良しですね」とコメントを残す一方で、ティアは無言だった。
ようやく解放されたスバルは、次にヴィヴィオにクッキーを差し出す。
次に、またイクスヴェリア。負けじと、イクスヴェリアもスバルにクッキーを食べさせる。
以降、同じことの繰り返し。
スバルがイクスの口へとクッキーを持っていったり、その逆だったり。
傍から見れば、仲の良い友人と言うよりも、むしろイチャイチャカップルと表現した方が適切だった。
熱い紅茶を飲みながら、ヴィヴィオは「二人とも、もう何年もずっと友達だったみたいです」とニコニコ顔だが、
ティアの心中はそんなことを言って笑えるほど穏やかではなかった。
カタカタと、手に持つティーカップが震えている。スバルはヴィヴィオにまた「あーん」をを次にイクスヴェリアで、
その次はティアかと思いきや、またイクスヴェリア。
ティアは目の前に出された凝視したまま、スバルが取り上げてくれるのを今か今かと心待ちにしていた。
スッとスバルの手が伸びてきたとき、一瞬だけティアの顔は明るくなった。
けれど、
「ティア、食べないなら貰っちゃうよ?」
その手がスバル自信への口へと戻ってた時、その明るさはどこかへ飛んで行ってしまった。
ふつふつと怒りが沸き上がり、しかもその怒りは正体が分からないことに、ますますティアの心に苛立ちが募った。
どうしたらいいのか結論がつけられず、ティアはテーブルを叩きつけて、勢いよく立ち上がった。
「ど、どうしたの、ティア?」
スバルは驚いた目でティアを見上げたが、本当に、自分自身どうしてそんなことをしたのか、全く分からなかった。
何かが爆発し、刹那、ティアは腹の底からあらん限りの声で叫んだ。
「ス……スバルのバカー!!」
ティアは誰の静止も聞かず、教会を飛び出してどこへともなく走り出した。

ふと、我に帰った時、ティアは繁華街の真ん中にいた。
飲み屋や風呂屋が軒を並べていて、呼び込みが数十歩歩くごとに手招きをし、甘い言葉で語りかけてきた。
ティアはそれらのどれにも反応することすらなく、悪態を吐くキャッチの声を背中に受けながら、
ただ硬い地面を踏みしめて、とぼとぼと歩き続けた。
「どうして、あんなことしちゃったんだろう?」
バカなことをしたのは自分の方だと、認めない訳にはいかなかった。
でも、何故? どうして? イクスヴェリアが起きたという連絡を受けるまでは、
いや、お茶会が始まるまでは、もっとティアは楽しんでいたはずだった。
女同士で、なんて言いながら商店街を回っていた時も、その裏でスバルと一緒にいられる時間が嬉しかった。
なのに、なんで素直になれなかったのだろう。どうして、イクスヴェリアとスバルが一緒にいると、イライラするんだろう……
「あっ!!」
街外れの公園の前まで来た時、ティアは唐突に思い至った。
スバルに向けていた気持ち。イクスヴェリアに向けられていた気持ち。
それが渾然一体となって頭の中を駆け巡り、本当なのかどうか怪しくなり、やがて心が落ち着くと共に確信へと変わっていく。
嘘だ、嘘だと思いたくても、一旦気づいた激情は有り得ない速度で身体に渦を巻き、ティアを絡め取った。
「あたし……スバルのことが、好き……なの?」
腐れ縁が、果たして何年続いたのか。
異性に興味がなかったのかと自問すると、そうだと自答した。
いや、厳密には、同姓にも興味は沸かなかった。
淡い気持ちの対象がスバルにしか向いていなかったのだと、たった今気づかされた。
「ってことは、あたし、イクスに嫉妬してたってことなの……?」
心の答えは、やはりイエス。
どう足掻いても覆しようのない想いが、間違いなくそこにあった。

446 雪をもう一度 4/16 :2009/12/26(土) 03:21:56 ID:6cexf3r.
ティアはよろめく足取りで公園に入ると、ベンチにへたりこんだ。
「嘘、嘘よ、こんな……こんな、今更気づくだなんて、莫迦みたいじゃないのよ……いや、莫迦なのか。
間抜けすぎるわ、ティアナ・ランスター。バカ、バカ、バカ!!」
頭をポカポカと叩いて、一人沈む。
星空を見上げて、そこに月はもうなくて、がくりと目線を地面に戻す。
立ち上がって身体を思い切り逸らしてみたが、何も変わらなかった。
なんと遅いことだ。あまりにも、遅すぎる。
スバルが好きだと知っていたら、今日のショッピングはもっと楽しめただろうし、
嫉妬という感情に気づいて余計な癇癪を爆発させる必要もなかった。
どうして、スバルのために、もっと優しく振舞うことができなかったのだろう。
イクスヴェリアと一緒に過ごしている時間を、許してあげられなかったのだろう。
今更、戻ることなんてできない。悔やんでも悔やみきれない。
切なさと愛しさが胸を抉り、暗闇にただ一人佇む。
今から帰ったとして、スバルにどんな顔をすればいいのか。
そんなことさえ分からなくなって、ティアは何度も両頬をバチンと叩いた。
すると、電子音が公園に響いた。聞き慣れた音、端末に着信が入った音だ。
端末を懐から取り出すと、相手はスバルだった。
もう、スバルからの着信履歴が十件近くたまっていた。向こうが心配している証拠だ。
慌てて回線を開けると、すっかり走り疲れた様子のスバルが叫んだ。
「ティア! よく分からないけど、ごめんなさい! 今、どこ?」
あちこち探してたんだけど、とは意地でも言わない様子だった。
ティアは自分がどこにいるのか分からないと告げると、スバルにキョトンとされた。
周囲の特徴を聞かれ、ほとんど何もない、住宅地のど真ん中にあるような公園だと答える。
「でも、繁華街を通り抜けたことだけは覚えてるわ」
「その後、右にも左にも曲がってない?」
「ええ、多分」
スバルはそれで分かったらしい。公園に留まるように言われて、すぐ通話は途切れてしまった。
冷たい風が、一陣吹き抜けていった。その場に立ち尽くしたまま、ティアは心が空っぽのまま、夜空を眺め続けた。

十分ほど経ったか。
スバルが本日二度目の全力疾走で、公園に駆け込んできた。
体力に関しては誰よりもあるはずのスバルなのに、その息は完全に上がっていた。
ティアの姿を見かけると、安心したように手を膝に突いて、息をずっと整えていた。
その間ずっと、ティアは自責の念に駆られていた。
一番大事なことにいつまでも気づかないで、醜い嫉妬でスバルに八つ当たりして、
その上、疲れきるまで走り回らせて、心配させて……
「ごめんなさい、スバル」
ティアは、心の底からスバルに謝った。
もう、自分が嫌いで嫌いで仕方がなかった。
頭を下げたまま、そのままでいると、急にその身体が持ち上げられた。
そして、身体に感じるきつい力。スバルに抱き締められたのだと理解するまで、たっぷり一分はかかった。
「頭なんて、下げないでよ……ごめんなさいはあたしの方だよ、ティア。
イクスとまた会えて嬉しかったけど、それでティアを除け者みたいにしちゃって、ホントにごめん」
走り通しだったスバルの高い体温が、直に伝わってくる。

447 雪をもう一度 6/16 :2009/12/26(土) 03:23:14 ID:6cexf3r.
イクスヴェリアも同じだったのかな、とティアはしばらく前の過去を思い返した。
知らず、涙がぽろぽろと零れてくる。
自分の不甲斐なさに。スバルの優しさに。そして、スバルへの気持ちに。
「違う、違うの……あたしが、あたしがバカだったのよ……スバルは悪くない、何にも悪くないの……」
泣き崩れそうになる身体を、スバルはいつまでも支えてくれた。
近くのベンチに座って、心が落ち着くと、ティアは途切れ途切れに切り出した。
どうして怒ってしまったのか、イクスヴェリアとスバルの関係。
そして、一度言葉に詰まり、ティアは顔を真っ赤にしながら、深く息を吸うと、一息に言った。
「あたし、スバルのことが……好きみたい」
長い沈黙の幕が降りた。息が詰まりそうな重い空白が、二人の間に立ち込める。
永遠にも思える長い時が経った後、ティアとスバルは同時に声を出した。
「ねえ……!」
あまりにも絶妙なタイミングで互いの声が響きあったので、二人は笑い始めた。
それがまた、面白いように和音を作った。
「スバルからでいいわよ」
ティアが先を譲ると、スバルは「うん」と頷きながら、手元に目を落とした。
ごくりと、ティアは生唾を飲み込む。一体、何を話すのだろう。
開口一番、「ごめんなさい」だったら、どうしよう?
やがてスバルが口を開き、突いて出てきた言葉は、我が耳を疑った。
「あたしもね……ティアが好き」
ティアは、嬉しいとかいう感情よりも、口をぽかんと開けたまま、塞がらなかった。
一体、スバルは自分が何を言っているのか分かっているのか。
それとも、『好き』というのは単に友情の『好き』なのか。分からない、分からない。
「でもね」
スバルが続きを言った時、ティアは覚悟を決めた。
けれど、その覚悟はとんでもない方向へとすっぽ抜けてしまった。
「これが、あたしの気持ちが、ティアの『好き』と同じかどうか、よく分からないんだ……
あたし、ティアと同じくらい、イクスのことを大切に思ってて、大好きだから。
だから、今すぐティアの気持ちに答えてあげることは、できないかな」

『ハハッ、冗談よ、冗談!! あたしとアンタは腐れ縁、それ以上でもそれ以下でもないわ。
これからもよろしくね、スバル。友達として……』
──ティアはそう言おうと思っていたが、完全にタイミングを逸してしまった。
冗談で終らせておけば、この後が気まずくならずに済みそうだった。
けれど、スバルは真剣に考えてくれた。そしてその上で、回答をくれた。
痛いほどの優しさに、ティアの心へチクチクと切なさが刺さる。
いっそのこと、嫌ってくれたら良かったのに。友達の関係のまま、ずっと続いていてくれても良かったのに。
でも、スバルは、決められないと、言った。
だから、ティアには、どうすることも、できなかった。
では、どうすればいいか。答えはもう一つに決まったようなものだった。
「スバル……一つだけ、お願い」
「ん、何?」
明るい調子で、スバルが聞き返してくる。
ティアは無言で立ち上がると、スバルの手を引いて公園を出た。
「ど、どうしちゃったの? ティア、なんか顔が引きつってるよ?」
「うっ、うるさいうるさいうるさい!! いいから黙って着いてきなさい!
返事は今日中にして貰うの、このクリスマスに!
今からイクスのところに行って、どっちをスバルが選ぶのか、どっちがスバルを選ぶのか、決めるのよ!!」

448 雪をもう一度 7/16 :2009/12/26(土) 03:23:59 ID:6cexf3r.
この選択が間違っていなかったと、ティアは後々になって思い返す。
同時に、恐らく世界で一番過激な選択をしてしまったものだと、思い出す度に顔を真っ赤に染めてしまうのだった。

***

教会に戻ったとき、既に夜の帳は降り、早めの夕食が取られていた。
シスター達とイクスヴェリアが、静々黙々と食べている横で、ヴィヴィオだけが軽いスープだけだった。
「これから、友達とパーティーをやるので。それに、色々あってお腹減ってないんです」
それが、イクスヴェリアの目覚めだけに起因しているのではないということを、この場の誰も知らない。
二人は夕食の御相伴に預かったが、何となくこそばゆくて、スバルとティアの間に会話は無かった。
その様子を敏感に感じ取ったのか、イクスヴェリアもまた、言葉少なだった。
ただ一人、女同士の三角関係に入り込んでいないヴィヴィオだけが、訳が分からずぽかんとしていた。
食事を終えた後、ティアはヴィヴィオに言った。
「ごめんね、ヴィヴィオ。パパとママのところ──家に戻って貰えないかしら? それか、エリオとキャロのところとか……」
ピシッ、とティアは自分の発言に硬直した。
なのはとユーノが婚約したのは、去年のクリスマス。あの後、新人達から漏れ聞いた話では、確か二人は……結ばれたはず。
一方、エリオとキャロも、重大事件さえなければ休暇のはずで、
それはもう他人の闖入が許されない程愛し合っているに違いない。
後で確かめたところ、二人の端末とも終始ドライブモードで、連絡は一切付かなかった。
まさか緊急信号で確かめる訳にもいかず、ティアはこの件を棚上げにした。
ティアが固まったまま、どうしようかと考えていると、最高の名案を思いついた。
「そ、そうよ! ヴィヴィオ、そろそろお友達とパーティーがあるんじゃない!?」
時計を見ると、子供のパーティーならもう始まってもいいような時間だった。
それにヴィヴィオが気付くと、慌てて飛び出していった。どうやら時間をちょっとばかり勘違いしていたらしい。
その前にと、ヴィヴィオはイクスヴェリアを誘ったが、
「あ、イクスはどうするの? 今からでも一人くらいなら──」
「いえ、私はスバルと一緒にいます」
まったくの空振りに終った。
ティアはスバルに振り向き、またイクスヴェリアを見据えると、両方の手を引いた。
「済みませんが、あたし達、お先に失礼します」
ぐいぐいと引っ張っていくティア。連れて行かれるスバルとイクスヴェリア。
シスター達は、そんなに急いでどこへ行くのかと三人を見送った。

***

イクスヴェリアの部屋は、とても静かな場所だった。
こちらからコンタクトを取らない限り、誰も訪れないような、そんな離れの塔だった。
ベッドの上にスバルを正座させると、ティアは仁王立ちになってスバルに迫った。
「二股ってどういうこと?」
単刀直入、かつ強烈な一撃。ただこれは実際、スバル本人に向けた科白ではない。
その横で雷を打たれたように硬直した、イクスヴェリアに向けての言葉だったと言った方が適切かもしれない。
イクスヴェリアは必死に自分を奮い立たせ、ショックから立ち直ると、同じくスバルに迫った。

449 雪をもう一度 8/16 :2009/12/26(土) 03:25:32 ID:6cexf3r.
「スバル、この女とはどういう関係なんですか。どこまで行ってしまったんですか」
目が据わっている。そして肝も据わっている。流石は、ベルカの冥王陛下といったところか。
突然口調が変わった二人に、スバルは大混乱しているようだった。
「ティ、ティアとは腐れ縁と言うか、士官学校時代からずっと一緒で、ご飯食べたり、お風呂入ったり、買い物行ったり……」
「えっ、お風呂……?」
イクスヴェリアは無言になった。くるりとティアの方を振り向くと、そこでティアは勝利に満ち満ちた顔をした。
裸だって何度も見たんだぞ、と視線で自慢する。思い出せば、裸どころではなかった。
「もう、あたしはスバルに何もかも見られちゃったのよね。だからもう、スバル以外のお嫁には行けない身体なの」
「ちょっ、ティア、あたしそんなとこまで……!」
「あら、おっぱい魔人はどこのどなたでしたっけ」
「あぅ……」
「うっ、スバルは大きな胸の女性が好みだったんですね……」
完全にスバルは置いてきぼりである。女二人でバチバチと火花を散らす。
本人含め、うかつに口を挟もうものならば、その瞬間に死亡確定のスターライトブレイカー&マリアージュが炸裂することだろう。
いよいよ口論が行き着くところまで行ってしまい、膠着状態に陥った二人は、ずいっとスバルに詰め寄った。
「どっちが好きなのよ、スバル!?」
「どっちが好きなんですか、スバル!?」
喧嘩が一歩激化する度に、スバルは一歩後退っていたが、終に壁際に追い詰められてしまった。
二人の少女に同時に言い寄られ、額には脂汗が浮いていた。
極まったのか、スバルは悲鳴を上げて思考停止に陥った。
「あたしがスバルの彼女よ!」
「いいえ、私です」
最後の手段とばかり、どこぞの奉行ばりにスバルの両腕を互いに押さえ込み、全力で引っ張りあう。
こうなったら俄然ティアの方が有利だが、ところがどっこいイクスヴェリアも火事場の馬鹿力で全然ヘコたりない。
──最初に限界を訴えたのはスバルだった。
「……うわぁーん! どっちも好きなの! 決められないの!!」
泣き崩れるスバルに、ようやく我に帰ったらしいティアとイクスヴェリアが、同時にパッと手を離した。
気不味く、顔を合わせる二人。わんわんと泣きじゃくる姿が、罪悪感を誘う。
「お願い、ケンカしないでぇ……そんなの、いやだよぉ……
あたしは、どっちかなんて決められないの……どっちも、好きなんだよぉ」
スバルの『好き』は、友達以上恋人未満のそれなのだが、それに気付ける者は誰もいない。
ティアはいたたまれなくなってきた。二人はじっと、双方硬直したままでいたが、やがて無言のまま意思の疎通が始まった。
火花は少しずつ収まっていき、最後にはティアが一歩引いた。
無言の結論に、スバルが「え、え? え!?」と二人を交互に見ている。
イクスヴェリアはベッドに上がると、スバルにじりじり寄っていった。
「そういえば、スバルさんの先祖が住んでいた世界には、クリスマスなるイベントがあるそうですね。
先程、ヴィヴィオから聞きました」
「あ、ああ、うん。本格的にこっちで流行りだしたのはなのはさんのお陰だけど……」
「そうですか……」
イクスヴェリアはもじもじして、視線を逸らした。
そして、互いの吐息が感じられる距離まで顔を近づけると、イクスヴェリアはガバっと頭を下げた。

450 雪をもう一度 9/16 (ここまで前半) :2009/12/26(土) 03:26:21 ID:6cexf3r.
「プレゼント……クリスマスのプレゼントは、スバルさんを、くださいっ!!」
目玉焼きが作れそうな、真っ赤な顔。
一方、スバルは目を白黒させながら、イクスヴェリアの告白を聞いていた。

今度は、停滞する沈黙の帳が降りた。
頭を下げたまま、ぷるぷると震えているイクスヴェリアを見つめたまま、スバルは長い間一言も発せなかった。
助けを求めてティアの方を見ると、彼女はそっぽを向きながら、手をひらひらさせた。
念話で、言葉によらず突っぱねられる。
「あたしのことは気にしないで。『今は』、イクスにだけ構ってあげなさい」
その一言で、完全に止めを刺された。孤立無援、スバルは一人で全てを決断する時がやってきたのだった。
覚悟を決めると、ぽん、と両手をイクスヴェリアの肩に載せた。
「顔を上げて、イクス」
震えたまま一言も喋らなかったイクスヴェリアが、ゆっくりと顔を持ち上げる。
その目尻には、僅かに涙が浮いていた。
恥ずかしいのに必死に耐えていたのか、それとも悲しみへの覚悟なのか。
スバルは指先でそっと雫を拭ってやると、唾を飲み込んだ。
「本当に……あたしでいいの?」
イクスヴェリアはコクリと頷いて、きゅっとスバルの腰に手を回してきた。
小さくて温かな、柔らかい少女の身体は、どこまでも華奢で、どこまでも守ってあげたいと思える。
けれど、それ以上の関係になるというのは、どうも、倫理が許さないというか……
「古代のベルカに、こんな格言があります。『供された皿を空にしなければ戦が起きる』と。
俗説ですが、『真の愛に年齢も性別もない』というのもあります」
「つ、つまり……?」
「……プレゼント代は、私の身体でお支払いします」
少女の上目遣い。涙に潤み、煌めいた瞳は、スバルの心を強かに打った。
そしてそれは、もう二度と確認など取る必要がないのだと知った。
イクスヴェリアが、そっと目を閉じて、唇をちょこんと突き出す。
朱に染まった顔を見ているうちに、どくどくと鼓動が上昇していく。
『供された皿を空にしなければ戦が起きる』の意味が、ようやく理解できた。要するに、『据え膳食わぬは女の恥』ということか。
スバルは目を閉じて、イクスヴェリアの身体を抱き締める。
そして、その柔らかい唇に、そっと口づけた。

どれくらい、長いキスだったのか。
少女の髪から漂ってくる、心を蕩かす甘酸っぱい匂いを感じながら、時を忘れていた。
スバルが二度目を開けた時、イクスヴェリアは恋する乙女そのままの顔でうっとりとした表情を浮かべていた。
頭が茹だっているだろうその潤んだ瞳を見ていると、何度でもキスしたくなってくる。
自身も、どこまで理性が続くのか分からないくらい地が上っていた。
「……ダメぇーっ!!」
ティアが思い切りスバルを突き飛ばし、抱いていたイクスヴェリアごとひっくり返る。
もう我慢できないという血走った目のティアはイクスヴェリアを引っぺがし、スバルに濃厚なキスを見舞った。
イクスヴェリアとの純情なキスは露と消え、代りにティアの舌が割り込んできた。
口を、舌を、唇を舐められ、吸われ、愛撫されて、頭がぼーっと霞んでいく。
身体に入っていた力が抜け、くたりとベッドに横になる。完全に、今のスバルはまな板の上の鯉だった。
同時の告白。同時のキス。
一度に多くのことがありすぎて、スバルは幸せでいればいいのか、頭を抱えればいいのか、もう分からなくなった。

雪が深々と積もっていく。
天使たちは、今日ばかりは見逃してくれるらしい。
そう思えるほど、白い羽たちは余りにも静かに降っているのだ。
交互にキスを交わすスバルは、いつしか二人の胸に挟まれていた。
ティアの豊かな双房と、イクスヴェリアのぷにぷにした大平原。
イクスヴェリアに染み付く、まだ青い果実の匂い。ティアから漂ってくる、成熟した大人の匂い。
どちらも魅力があって、捨て難い……
一瞬で恋人に昇格してしまった、二人の少女を同時に抱きながら、スバルは遠い空を見上げた。
「あ、言っておくけどね、イクス。あんたが二号よ」
「その言葉、そのままお返しします」
二人の少女から同時に抱かれながら、スバルは空を遠い目で見上げた。

──そばにいて欲しい、そう、今夜だけは……

451 雪をもう一度 10/16 (ここから後半) :2009/12/26(土) 03:27:09 ID:6cexf3r.
「二人とも、ちょっと、落ち着いて……ひゃあっ!」
スバルをよそに、一人の女性を巡る闘いは熾烈さを増していた。
ティアのキスで再燃したらしい二人の火花は、いつしかスバルに向いていた。
上着を脱がし、ブラウスを剥いで、しかしぴたりとそこでティアは手を止めた。
「……半脱ぎの方が燃えるわね」
「違うでしょティアー!?」
くいくい、と服の裾が引っ張られる。イクスヴェリアを振り向くと、少女は親指を上に立てていた。
そしてその手は無言のまま差し出され、ティアと熱い握手が交わされた。
──何か、互いに認め合うモノが生まれたようだ。
「今までケンカしてたのにそんなところで意気投合しないでぇー!」
「騒がないで下さい、スバル。今夜は性夜ですよ」
「イクス、一体どこでそんな言葉……んむっ」
声を上げかけた口を、スバルは塞がれた。
イクスヴェリアは舌を強引気味に捻じ込んで、ティアの匂いを掻き出すように、舌を動かす。
「んむっ、ちゅっ、ちゅぷっ、ちゅぱっ、んちゅ……」
イクスヴェリアの激しいキスは、傍で見ているティアをぼけっと脱力させるのには十分だった。
一方のスバルは目をトロンとさせ、力が抜けていっているようだ。
性戯の技術に感心すればいいのか、それともスバルを寝取られることをを心配すればいいのか、頭が混乱してきた。
ただひたすら、小さな少女とスバルのキスを、眺めてばかりいるティア。
凄く羨ましい感情と、次こそはという情熱が、激しく渦巻いた。

キスだけでこんなに気持ちよくなれるだなんて、イクスヴェリアは考えもしていなかった。
スバルの唇は柔らかく、いつまででも触れ合っていたいくらいだ。
口の粘膜同士が濃厚に絡み合い、甘酸っぱいどころの騒ぎではなくなる。
トロトロに甘くて、イクスヴェリアの頭にも血が上ってきた。
刹那だってキスを止めることが不可能で、貪るようにスバルを求める。
何分間そうしていたのか、ようやく情熱的すぎるキスを終えた時、粘度の高い唾液が銀色の糸となって、
二人の間に架かった。しかもそれは、いつまでも切れることなく、ずっと二人の間に架かり続けた。
やがて重力が粘性を上回り始め、ゆっくりとバンジージャンプの紐みたいに長く伸びていき、しかし戻らずにぷつりと途切れた。
上気した顔を見つめ合っていると、後ろから肩をぽんと叩かれた。
ティアは、最高の思いつきをしたというニンマリ顔で、イクスヴェリアに提案をした。
「勝負しましょ。どっちが先にスバルをイかせられるか」
「……ええ、望むところです」
完全にスバルは置いてきぼりだが、女二人の激烈な感情がぶつかり合うところに、本人さえも入っていけない。
かくして、第二ステージの扉が開かれた。

ピンク色のブラジャーを脱がせると、程よく膨らんだ乳房が顕になった。
スバルは完全に身体を横たわらせていて、立ち上がるどころか指一本動かすのさえ難しそうだった。
ティアは下半身の方へと身体を潜り込ませ、スカートとショーツを一気に脱がせた。
だが、ショーツを膝まで持っていったところで、イクスヴェリアが釘を刺した。
「ちょっと待って下さい」
「な、何よ」
スバルの双房を掴みながら、ティアの顔と手元をまじまじと見る。
そして、溜息を吐きながら言った。

452 雪をもう一度 11/16 :2009/12/26(土) 03:28:07 ID:6cexf3r.
「下着は足首に引っ掛けるものです。あと、靴下もそのままです」
「……そうだったわね、あたしとしたことが全部脱がすところだったわ」
二度目の握手。
訳の分からないところで通じ合う二人に、スバルは完全に投げやりな気持ちになっていた。
スバルの大事なところが全て外気に晒されるようになって、両者の責めは本格化した。
まずは首筋。汗を舐め取るように、下から上へと舐め上げる。
イクスヴェリアは跡が付くほど強く吸ついたが、ティアの方はつつーっとじっくりなぞり上げていく。
痛感と性感が同時にやってきたスバルは、あられもない声を上げた。
続いて、背中。コロリと横に転がして、健康的な尻のラインと足を良く映えらせる。
触れるか触れないかという際どい距離で、背骨に沿って指を滑らせ、脇腹に抜けていく。
同じことを二、三回もやると、スバルの身体はビクリと痙攣を起こした。
まだまだ、これからだ。
続いて、イクスヴェリアはスバルの背中側に残り、その身体を立たせた。
後ろから手を回して、乳房を手の中に収める。丁度お椀型で、汗のお陰もあって手に吸い付くようだ。
下から持ち上げると、程よい重量。これくらいはせめて大きくなりたいものだ、と自分の貧乳を嘆く。
だが、成長期はまだ先なのだ。大丈夫。きっと。多分。
多分。
だが、貧乳はステータスであり、稀少価値なのである。
活かす手はあるのだ。そしてスバルを……イかせる!
ティアに負ける訳にはいかないのだ。情熱から心頭から立ち昇ってきて、気合を新たにした。
もちもちとした感触を手のひら全体で楽しんでいたが、どうにも物足りない。
そこで、胸から腹に向かうライン、逆に首に至るラインを愛撫していったが、何か違った。
ふとスバルの横顔からベッドへと目を落とすと、ティアがニヤニヤと笑っていた。
まるで、「そんなんじゃ無理よ」と鼻で笑っている気がした。
何をするのかと思いきや、ティアはスバルの谷間に顔を埋めた。

スバルの感度は既に極限まで高まっていた。もう、敏感なところを触られたら、それだけでどうにかなってしまいそうなほどに。
ティアは谷間に顔を埋めつつ、イクスヴェリアに支えられた胸をなぞってくる。
それなのに、乳輪付近ばかりさわさわと弄って、一番感じるポイントにまで辿り着いてくれない。
やっと触ってくれる──と思ったら、今度は遠ざかっていく。もどかしい限りだった。
「ティアぁ……イクスもぉ……許してぇ……」
「ダメよ」
「ダメです」
弱々しい声で懇願するが、二人の答えは同じだった。ぴったりとハモッて、それがますますスバルの焦燥感を底上げしていく。
後ろでイクスヴェリアが何か物足りなさそうに身体のあちこちを触っていたが、
今ティアが起こした行動でそれに気付いただろう。
もう、本当に止めてくれないと、おかしくなってしまう──
「ひゃぁっ!!」
「やっぱ許してあげるわ……イけないって辛いものね」
ちゅっ、と乳首に吸い付かれた。そのまま、何も出ないというのにちゅうちゅう吸われる。
赤子が乳を飲むかのごとく、とは言い難い。
すっかり固くなって膨らんだ蕾を、ティアは吸うだけに留まらず、舌先で弾いたり、軽く甘噛みしたりした。
そして『ココ』にまで跡を付けようというくらい、強烈に吸引した。
「いやあああぁっ……ティア、やめて、やめてぇ……」
「絶対に、止めない。ほら、イクスもこっち側空いてるわよ」

453 雪をもう一度 12/16 :2009/12/26(土) 03:28:57 ID:6cexf3r.
反対側の乳首を指差して、イクスヴェリアを促す。が、少女は後ろからではその蕾に唇を触れられない。
そこで、イクスヴェリアは手で探って乳首を捉え、きゅんと引っ張った。
「あぅっ、ひあぁっ……イクスも、やめてえ……そこ、弱いのにぃ……」
弱点を一つ、自分で喋ってしまい、慌ててスバルは口を閉ざした。
しかしもう遅い。それを聞きつけたティアも、口で蕾を吸いながら引っ張り、
またイクスヴェリアも、コリコリに尖った肉突起を捏ね回したり、きゅんきゅん力を込めたりした。
「あっ、あぁっ、ティア、やめ、て……イく、イっちゃう……はぁんっ、はぁっ、ああああああああぁぁぁぁっ……」
胸への愛撫だけで、軽くではあるがイかされてしまった。
ティアは顔をイクスヴェリアに向けて、勝ち誇った顔を作った。
「ティア、あなたの名前を叫んでいたということは、私の負けですね」
「どうやらそのようね」
二人は握手を交わし、イクスヴェリアが「では、私が二号ということで」と締め括ってしまった。
ティアは喜びを表すこともなく、イクスヴェリアの額に唇を寄せると、また良からぬ思いつきをした。
「じゃあ、これからは協力していきましょう」
「賛成です」
──まだまだ続くようだ。
スバルは諦めつつも、すぐさま来る二回戦の性戯に、果たして精神が耐えられるのか不安だった。

くてんと仰向けに寝かされて、今度は下半身を中心に責められる。
二人とも、一度スバルが絶頂を迎えて身体が敏感になっているだけに、もうまどろっこしい真似はしないつもりらしかった。
股を大きくM字に開脚されると、秘裂を指先でひたひたと触られる。
既に濡れていて、粘性の低い愛液が蜜壷から溢れ出ていた。
「ティアは膣中に指を。私のよりも長いですから。私はこちらを──」
イクスヴェリアは迷うことなく、スバルの淫裂に手を伸ばした。
しかも、割れ目の一番上、身体中で最も敏感な弱点に愛撫を加えてきた。
「ひあぁぁぁっ、イクス、ダメです、そんなとこ、そんなとこぉ……!!」
「そうやってスバルが気持ちよくなってくれるから、いいんです」
ぷにぷにと、全体的に柔らかい秘唇の中で、一箇所だけはまったく違っていた。
充血してカチカチに固くなり、勃起して刺激を求める秘芯を、イクスヴェリアは擦る。
スバルは頭の中にスパークが散り始めて、膝から先の神経が消えてなくなってしまったかのように、快感が頭を揺さぶった。
一点に集中する性感が、甘く蕩かす波となってスバルを襲い、頭をおかしくさせていく。
包皮の上からしばらく、揉み込むように撫でていると、淫核がますます膨らんできて、先端がぴょこんと飛び出してきた。
チャンスとばかりに、イクスヴェリアは最後の盾である包皮をも剥き、真っ赤な肉真珠を晒した。
外気に神経塊が触れて、スバルは小さく呻く。が、すぐにそれが熱に包まれることなど、一瞬前まで予想できなかった。
「うああぁぁぁっ、イクス、やめて下さい、そんな、そんなああああああああっ!!」
ちゅるんと、イクスヴェリアの可愛く小さな口に、淫核が飲み込まれていった。
さっき乳首でできなかったことをやろうとするように、イクスヴェリアは赤子に戻ってスバルのクリトリスを吸い始めた。
ビクビクと身体が痙攣し、痺れて動かない腕を叱咤激励して持ち上げ、イクスヴェリアの顔を引き離そうとしたが、
全然力が入らなくてそれは叶わなかった。
むしろ、中途半端にしか引き離せなかったせいで、却って淫核を強烈に押さえ込ませることになり、
スバルは悲鳴を上げて腕を離した。もう、完全に腰が砕けて何も動かせそうにない。
それだというのに、責めがそれだけで終ってくれなかった。
「あああああぁぁぁぁっ、ティアっ、ダメっ、そこだめえええええええぇぇぇぇぇっ!!」
ティアはぺろりと指を舐めると、スバルの膣へと指を挿れた。
最初は一本だけだったが、やがて二本に増える。
あまり奥まで行きすぎないように気をつけながら、じゅぷじゅぷと抽送を繰り返す。
透明でサラサラしていた愛液は段々と空気が混じって白濁していき、粘度はすくって余るほどドロドロになっていった。
膣壁は肌のどこよりも絡み付きが良い。スバルは、意に反してティアの指を受け入れ、その快楽に酔い痴れていた。
ただ、もう「本意」がどこにあるのか、スバル本人も分からなくなっていた。
本当に意に反していたのか、それとも心の何処かでは望んでいたのか……

454 雪をもう一度 13/16 :2009/12/26(土) 03:29:45 ID:6cexf3r.
イクスヴェリアに淫核を吸われ、ティアに蜜壷を掻き混ぜられ、もう何が何だか分からなくなってきた。
Gスポットを擦られながら、クリトリスを根元から扱かれた時は、死ぬんじゃないかと思うくらいの愉悦が訪れた。
身体が言うことを利かず、頭もぼーっとしてきた。
鋭い絶頂感だけが下腹部に生まれて、それが徐々に脳髄へとせり上がって来る感覚だけが、スバルの全てだった。
──が。
「ちょっと、イクス、スバル嫌がってるわよ」
「……本当ですね。そろそろ止めましょうか」
ティアが膣から指を引き抜き、イクスヴェリアもまた口を離した。
今度はスバルの淫液も混ざり、新たな銀糸を上の口と下の口の間に広げた。
「えっ……? えっ!?」
首だけが動くので、必死に二人の方を見る。そこでは、三度目の握手が取り交わされていた。
最初のケンカはどこへやら、完全に意気投合している。
靴下を履かされたままの足の裏を手慰みに撫でられ、二人は相談を始めた。
「どれくらい焦らそっか、イクス?」
「そうですね……スバルが自発的におねだりできるまで、というのはどうでしょうか」
「うん、完璧なアイディアね」
スバルは顔を蒼くした。既にイきかけていて苦しいのに、このまま昇らせてくれないなんて……
しかし、共謀してスバルを苛める気ならば、絶対に二人を止められない。
「まずはあたしからね。交互に行きましょ」
「はい、どうぞ」
ティアはスバルの前に座り込むと、おもむろに秘裂に指を滑らせ、全体に愛液を塗りつけた。
そのまま、膣内に指を挿れて、中の襞に擦りつける。
「んっ、スバル、愛液でベトベトよ。それに、凄くえっちな匂い……」
「いや、いやぁ、言わないでぇ」
「クリトリスもこんなに勃起させて、変態なんじゃないの?」
卑猥な単語を連発されて、スバルはイヤイヤと頭を振る。
けれど、完全にスイッチの入ったティアには、まったく効果がないどころか、逆に加虐心を煽ってしまったようだった。
「だらだら愛液垂れ流して。スバル、分かる? あんた、淫らしい汁がお尻から伝って、染み作ってるわよ」
「ウソだぁ、そんなこと……言わないでよぉ」
イクスヴェリアからも、追い打ちがかかる。
見下したような、失望してしまったような目で、上からスバルのことを見下ろしてきた。
「スバルはえっちだったんですね。もっと格好良くて、頼りになる人だと思ってたのに……そんなに淫乱だったなんて」
「ちがっ……あたし、淫乱なんかじゃ……ふにゃああああああっ」
すっかり出来上がった身体が今更何を言っても、二人には通じない。
捻るように淫核を摘み上げられ、スバルは嬌声を漏らした。
止め処なく流れ続ける淫液を、ティアは一匙すくいとると、ぺろりと舐めた。
「こんなにえっちな味なのに? スバル、嘘をいう娘はおしおきよ」
言うが早いか、ティアはスバルの秘裂にむしゃぶりついた。
わざわざ激しく音を立てて愛液を舐め取り、啜っていく。
「ふあぁっ、いやぁっ、ティア、やめてぇっ……」
「正直になりなさい。アンタは、本当は凄くえっちで、おまんこぐしょぐしょに濡らして、
こんなにクリトリスビンビンに立ててる淫らしい娘なのよ」
「いやだ、いやだぁ……あたし、そんな、えっちじゃないからぁ……んああああぁっ!!」
ティアに淫核を摘まれ、擦られ、舌は蜜壷に入れられて掻き回される。
頭が狂いそうな程の快感に踊らされて、スバルは悶えに悶えた。
「あぁっ、イくっ、イくぅっ……」
「──じゃ、おしまい」

455 雪をもう一度 14/16 :2009/12/26(土) 03:30:27 ID:6cexf3r.
電光石火の速度で、ティアはスバルの身体から離れた。
びくびくと脈打ち痙攣する身体をどうすることもできず、拘束されていないのに一歩たりとも動けないのがもどかしい。
「ティアぁ……助けてよぉ……イきたい、イかせてぇ……」
「ヤダ」
知り合った頃そのままの口調で、むべもなく突っぱねられた。
震える顔でイクスヴェリアの顔を見ると、凄く可哀想なものを見る目をしていた。
「あとはイクス、あなたに任せるわね」
「はい、分かりました」
イクスヴェリアはクスクスと、ベルカの王に相応しかったであろう妖艶な笑みを浮かべると、スバルの身体を跨いだ。
漂ってきた甘酸っぱい匂いは間違いなく幼い少女のものなのに、五感で感じ取れないオーラの方は完全に成熟していた。
一体ぜんたい、何が成し得た魔法なのか……
「スバルの身体は、本当に感じ易いですね。楽しいです」
剥き身の肉真珠を少女の指が摘み、上下に激しく扱く。
バチバチと頭に火花が飛び交うが、そこですぐイクスヴェリアは手を離す。
今度はさっきよりも激しくクリトリスを擦られ、悲鳴に近い絶叫を上げたが、また一番上に行く寸前で落とされる。
その間隔はどんどん短くなっていったが、アキレスが亀に永遠に追いつけないような、無限の焦らしを味わされた。
「いい加減、認めたらどうでしょうか? スバル、あなたは淫乱で、どうしようもないほどえっちなんですよ」
その証拠に、とイクスヴェリアはまた淫核に吸いついてきた。
今度は、口の中で空気を抜いて圧力を掛けつつ、舌先でチロチロと先端を舐める。
スバルの痙攣に合わせて軽く歯を立ててコリコリになった秘豆を噛み、
それに飽きると根元からベロベロ舐め上げ、そしてスバルがイきそうになると口を離した。
「その証拠に、スバルのココはこんなに大きくなっています。スバルはいつの間に男性になったんですか?」
「あ、あたし……男じゃ、ない……よぉ……」
「聞き分けがないですね。こんなに大きなお豆の女の子が、いる訳ないじゃないですか」
何度、同じことを繰り返されたのか分からない。
前後も上下も、何もかも分からなくなるまで、淫芯を吸われ、甘噛みされ、扱かれた。
息は荒く、目の焦点も合わない。自分の名前すら、下手すれば忘れそうな程に強烈な、快楽の奔流だった。
「うわぁ……イクス、あなた、見てくれに似合わず鬼畜ね」
「いえいえ、ティアに及ぶものでは」
はっ、はっ、とスバルは短い息を犬みたいに吐いている。
いや、むしろ、発情した牝犬同然だった。
「さあ、スバル。アンタそろそろ限界でしょう? おねだりしてみなさいよ」
「そうですよ、スバル。あまり頑張ると壊れてしまいますよ」
ティアとイクスヴェリアは何事かを耳打ちで相談し、それぞれが左右の耳に就いた。
そして、何が始まるのかと思えば、二人は同時に耳元で囁いた。
「言ってご覧なさい、『あたしは、クリトリスを淫らしく勃起させた淫乱です。この変態牝犬をイかせて下さい』、って……」
二人の言葉が、完璧なハーモニーを奏でた。
スバルは右を見る──ティアが、「言うまで絶対に許さない」という顔で笑っていた。
今度は左を見る──イクスヴェリアが、「スバルの変態」という憐憫と侮蔑を絶妙な割合で混ぜた顔を作っていた。
涙が溢れてきた。今日、泣くのは何度目だろう。
雫がぽろぽろと、頬を伝ってシーツに落ちていく。もう、シーツが何で濡れているのかなんて誰にも分からなかった。
「お願い、します……」
スバルは弱々しく懇願した。しかし、ティアもイクスヴェリアも非情だった。
わざとらしく聞き耳を立て、同時に聞いた。
「聞こえないわよ」
「聞こえません」
それで、スバルの心は崩壊した。性の愉悦を求めるためならば、もう何でも良くなった。
教会中に響き渡るような凄まじい大声で、スバルは哀願した。

456 雪をもう一度 15/16 :2009/12/26(土) 03:31:54 ID:6cexf3r.
「あたしは……あたしはっ、クリトリスを淫らしく勃起させた淫乱です!!
この変態牝犬を、イかせて下さい!! いっぱい気持ちよくして下さい!!
お願い、ティア、イクス、イかせてええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇっ!!」
鼓膜がビリビリ来た。もう少し声が大きかったら窓ガラスが割れたかもしれない。
文字通り、おあずけを貰っていた犬がようやく許可を貰えた時の顔を作って、スバルは心の底から喜んだ。
二人は顔を見合わせて、スバルに向かい、コクリと頷いた。
「ごめん、スバル。ちょっとやりすぎちゃったかしら?」
「私も、少し調子に乗りすぎてしまったようです」
「そんなこと、そんなこと何でも良いからぁっ……早く、早くあたしをイかせてよぉっ!
クリトリスでも、おまんこでも、どこでもいいから、お願い、イかせてぇっ!!」
完全に、スバルは牝犬同然になっていた。
ちゃんとエサ──絶頂をあげれば元通りになるのだろうが、
まさかここまで乱れるなんて、イクスヴェリア本人すら思っていなかった。
互いに頷くと、ティアと分担を決めた。
「あたしはスバルに舐めて貰うことにするわ。あなたは?」
「私は、スバルの一番感じる場所を感じていたいので……」
「じゃ、上下の口でケンカせずに済みそうね」
「そうですね。ステキです、ケンカをしなくてもいいというのは」
今までで最も固い握手を交わして、二人は別れた。
イクスヴェリアはスバルの股と自身のとを交差させて貝合わせを。
ティアは、スバルの顔に騎乗位で跨りながら、手を伸ばして胸を。
それぞれ、互いの快感を最も求められる方法で、しかも同時にスバルへ最高の快感を与えんとしていた。

「ふあぁぁぁぁっ、またイくっ、許してえぇぇぇぇ……」
連続五回目。
スバルは二人同時に敏感な突起を三箇所全て責められて、終りのない絶頂へ突入していた。
くちゅくちゅと、粘液のじゅぷじゅぷと泡立ち、掻き混ぜられる水音が、部屋中に響く。
イクスヴェリアはその秘貝をスバルの秘唇に押し付けながら、絶え間なく腰を動かしていた。
きっとスバルは、こんな小さな少女にずっと焦らされ、今度はイかされ、凄まじい被虐感を味わっていることだろう。
但し、それを本人に聞くことは叶わない。狂乱してイき続けている今のスバルには、何を言っても無駄だった。
淫核同士を擦り合わせた悦楽は、もちろんイクスヴェリアにも伝わり、耐え難い波が精神を攫っていった。
「スバル、私も、もう……あぁっ、あああああああぁぁっ!!」
「あたしもぉっ、またイく、イくっ……いやああああああああああああああぁぁぁぁーっ!!」
イクスヴェリアは焦らされて続けていた訳でもなく、一度きりの絶頂で満足し、ティアに続きを譲った。
スバルが落ち着きかけたのを見計らって、ティアは秘所を上からスバルの口に押し付けた。
「んむっ……!」
「アンタと違ってね、スバル……あたしは中派なの、よっ……。もっと、舌を入れて、ちょうだい」
「んん、んん、んーっ!」
ティアはスバルの乳首を捏ね、引っ張り、リズミカルに両方の突起を苛めた。
乳房全体を揉みしだいたり、絞るように蕾を抓ったり。
そうこうしているうちにスバルはティアの一番感じるポイントを見つけたらしく、そこを重点的に舌で舐め始めた。
「そうっ、そこよ、上手だわ、スバル……うあぁっ!」
思ったよりも、快楽が訪れるのが早い。スバルは今まで自分にされたことを、必死に模倣しているのだ。
愛しさよりも先に絶頂感がこみ上げてきて、ティアは膝を突いてスバルの腹に伏した。
乳首を強く捻り上げると、一層強く秘唇をスバルの口に押さえて、ティアもまた喘ぐ。
「あたしも、もうすぐ、イく、わよっ……スバル、一緒に……ふあああああああああああぁぁぁぁっ!!」
「んっ、んんっ、んんんんんんんんんんんんーっ!!」

457 雪をもう一度 16/16 :2009/12/26(土) 03:32:26 ID:6cexf3r.
こくりこくりと淫汁を飲み下されていく感覚は、そのまま後戯になる。
長く高く昇っていく子宮の愉悦が、ゆっくりと全身に広がっていった。

***

「イクス……いじわるです」
「えへへ、ごめんなさい」
「ティアも、そんなにドSだなんて知らなかったよ……」
「アンタがドMだった、っていう言い方の方が正しいんじゃない?」

一人分のベッドに、いくらなんでも三人は寝られない。
ベルを鳴らして、ドア越しに着替えとシーツを頼み、全員寝間着になると、三人並んでベッドの縁に座った。
「でも、あたしは、二人が仲直りしてくれたのが、一番嬉しいな」
スバルはティアとイクスヴェリアを交互に見て、ニッコリと微笑む。
思えば、二人とも、スバルが見せるこの優しさに惹かれたのではないか。
窓の向こうでは、相も変わらず雪が深々と降っていた。
降っていたことにも気付かないくらい、静かに積もっていったのだ。
深夜、日付が変わり、クリスマスとなってしばらく経つまで、ずっとその調子だった。
「……あら?」
変化が現れたのは、長針が半周した頃。
雪の量が減り、やがて止み、水を打ったように世界が静かになった。
誰もが、これから何か特別なことが起きるんじゃないかと期待していた。
そしてそれは、見事に実現した。
「ティア、イクス! あれ見て、あれ!!」
三人揃って、空を見上げる。幻想的な光景が、ベルカの地にあった。
天使の梯子。あれだけ雪を降らせていた雲が切れて、その隙間から月明かりが差し込んでいる。
太陽ではたまに見かける瞬間だが、月の場合は満月でもなければまず見ることができない。
しかも、今日は一年で一番幸せな日だ。どんな魔法よりも素敵で、どんな科学でも再現できない景色。
「空もクリスマスプレゼントをくれるのね……綺麗だわ」
「本当です。私の知らない光景を、また一つ観ることができました」
三人は、顔を見合わせて笑った。そして、互いに顔を寄せ合う。
スバルは両方の顔を見ながら、その唇へ順番にキスした。
「えっと、二人同時でいいなら、これからもよろしくお願いします」
ぺこりとお辞儀をすると、ティアもイクスヴェリアも「こちらこそ」と指を突いた。
ゆっくりと晴れ渡っていく寒空から、月の光が差し込んできた。

誰にとっても、最高のクリスマス。
友情と愛情で結ばれた三人は、いつまでも夜空を眺めていた。

458 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/26(土) 03:33:11 ID:6cexf3r.
同じことの繰り返しとは、要するに作者の怠慢であり、同時に様式美でもある。多分。
エロくなかったらごめんね。マンネリだったらごめんね。期待を裏切ったらごめんね。
でも、読んでくれたのならば、もうそれだけで嬉しいです。
そなたに百万の感謝を。(CV川澄)

そいじゃまた。少し遅めのォ……メリークリトリス!!(ぁ

459 Foolish Form ◆UEcU7qAhfM :2009/12/26(土) 03:36:34 ID:6cexf3r.
追伸
同じ『こと』というか、同じ『シチュ』と言った方が適切かな。
念のために言うとザ・シガー氏の作品とは一切無関係です。

そして、氏の投下から時間も経っていないので、
そちらへのコメントも気軽にどうぞ。

460 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 08:08:38 ID:pDXwVEVA
>ザ・シガー氏
ギン姉可愛い過ぎて生きるのが辛い…GJ!
続き全裸で待ってるから風邪引かないうちにお願いします!

>Foolish Form氏
ティアとイクスの握手に全力で賛同したいw
素晴らしい嗜好とエロスにGJ!

461 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 21:02:56 ID:cCKLvJ9k
ところでなのはって無印1話で
両親を見て「仲良しさん」って言ってたよな

もしかして仲良しの基準があれなのか・・・?
※士郎パパンとデビット(アリサ父)をアッー!な関係と認識することになるのは不問としてください

462 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 21:39:46 ID:fRly/clc
>>461
だろうよ
あんなの毎日見てたら感覚狂うわw

463 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 21:51:04 ID:6bQXdFFw
>>461-462
子供の頃は、独りが多かった、っていうのと、
その後ラブラブしてる両親とか仲のいい兄&姉で「自分だけ浮いてる感じです」って言ってたね。
父と母は「とっても仲良しさんです」とも。

つまり、ユーノくんとかフェイトそんと置き換えてみる。

ユーノくんは、そんななのはのところに現われて、
・魔法のお師匠さんで、背中を預けられるパートナー
・境遇とか、似た者同士で、はじめて深く付き合える男の子の友達
…という立ち位置を確立。
10年以上経っても、ほとんど変化なく「仲良しさん」してますが、
それレベルが「心の旦那様」的なものに傾いてそうな感が……(苦笑)
これくらいにして、あとは割愛。

フェイトそんとは、兄&姉のスキンシップ多めなのをさらに1.5倍にした感じ。
あとは、彼女とのこともまぁ、色々ありますんで、割愛(笑)。

とにかく、基準はかなり高いっぽいね。
友達の次は、恋人とかすっ飛ばして、いきなり家族っぽいレベルに…(汗)

とりあえず、この3人、色々似てるとこ多い気がします。
フェイトも、一応ユーノくんの弟子でもありますし(魔法教わってるので)、師弟そろって似たもの同士ですな。
3人とも、そういう基準も似てるかもね

464 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 22:22:39 ID:cCKLvJ9k
そういえばSSM3でユーノとのことを聞かれたときにも
「仲良し!友達!」と言ってたなぁ

465 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 22:23:41 ID:cCKLvJ9k
M3じゃなかった
SSMTheStrikersだ

466 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 23:01:53 ID:6bQXdFFw
>>464-465
大丈夫、みんなわかってるさ! …たぶん。
まぁ、ナイス訂正。

そして、「仲良し! ともだち!」と言ってましたが、変換すると
「未来の旦那様(はぁと」と書いて「ともだち」なんだよ、これ!(ぇ

これくらいのレベルの仲なのに、恋人とか結婚とかにならないのが都築クオリティなの!⌒*(・∀・)*⌒

魔法"少女"ものだからって、あくまで男はモブ同然と申すか、都築?
困った原作者だなぁ… 排除しすぎると描写が不足してきたりとかにならんのかねぇ…?

467 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 23:02:45 ID:e7QvZKEo
カルタスってそんなオッサンだったか?

468 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 23:49:28 ID:6bQXdFFw
>>467
二等陸尉で、捜査主任だね、108部隊の。
「頼れるアニキ」的な存在だし、ギンガと10歳以下くらいしか変わらんかなぁ、と自分は思う。
20代半ばくらい(StSで)っぽい感じがする。
ちなみに、アニメ本編では、カッキーが声当てたべ。

469 名無しさん@魔法少女 :2009/12/26(土) 23:54:12 ID:baeBZi1A
>>468
設定資料では20代後半になってるな

470 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 00:33:47 ID:ofhu4GcQ
まぁ司書長となのはさんはなるべくして師弟となったって事だろうなw
思った以上になのはさんは師匠からの影響をもろに受けとるのかも知れん、良くも悪くもね

471 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 00:42:44 ID:Qsx1q8PI
>>466
はっはっはっはっ……今すぐリリカルおもちゃ箱の動画を見てきたまえよ
魔法少女だよ、このうえなく
恋愛カットはスポンサーのご意向的なものもあるかと

472 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 00:50:17 ID:ofhu4GcQ
まるでTVアニメ版魔法少女リリカルなのはが魔法少女ではないような言い種!
このうえなく魔法少女じゃないですか!
だって魔法を使用する少女なんですよ!?

473 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 01:00:32 ID:0awuYTx6
皆が突っ込んでるのは後ろ二文字の方なのだよ

474 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 01:09:22 ID:Bg/f0xDk
魔法少女っていうか、魔砲少女だと思ってる
無印の最初の方だけだもんなぁ、昔なつかしなジャンルとしての”魔法少女”やってたの
まあ、エロパロ的には今の方向の方がやりやすいから良いけど。

例えば、ジュエルシードのせいで淫獣に触手が生えるとか、闇の書の闇の触手攻撃とか、変身魔法で触手を生やすとか、ガジェットドローンのアームを触手として使うとか

475 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 01:11:57 ID:MS6qaVEI
今月の1St漫画読んで
劇場版の宣伝によく使われる(?)「運命」って言葉は
フェイトとの出会いだけではなく

・ユーノとの出会い
・レイジングハートとの出会い
・魔法と世界との出会い

そして
・空との出会い
にもかかってるんだなと思った今日この頃

476 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 01:14:07 ID:fhGbhwv.
>>471-472
いや、言いたいことはわかるよ!?
…って、>>472! そのまんまじゃないスか!?
まぁ、「火力多め」とかはよく言われるね。>>474の意見みたく。 …火力?

>>471は、「リリ箱」は原作のヤツですな。
ありゃ、アニメとは少し別ベクトルだね。「ここから先はR指定なの」だし(笑)
別ベクトルにしたからこそ、そういう意向とかも含め排除したのかもだけど。

…あ、>>463>>466書いたもんです。
魔法少女ものであることは確かなんだ。それは分かっている!

分かっているが、その、なんだ。男の娘…間違えた、男の子少ないじゃん!
人口比率崩壊だよ! まぁ、あんまり影響なさげに見えるんだけど。
やっぱ、>>466で書いたような、"そっち方面"でいろいろ大変だろう、ってこと。
なのフェのキャラ崩壊とか過剰妄想とか百合とか…
それの要因にはなってるよね、少なからず……と言いたかった。
ややこしい書き方ですまんね。

>>473
4期のもう一つの方は、ついに「魔法戦記」になったんだっけ?
ディスガイアみたいだな… ユーノくんとかなのはさん、ホントに魔王系だし。

そういえば、勝手に『魔法戦記スクライア』とかパロディ作ってなぁ。
…ホント、タイトルはまるで違和感ない(笑)

477 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 14:19:19 ID:dh.pznrI
>>魔法戦記スクライア

なんかアギトみたいな悪魔とか、ペンギンみたいな使い魔が出てきそうなタイトルだなw

478 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 16:51:41 ID:fhGbhwv.
>>477
コメThanks(笑)

ドSでツンデレな鬼畜ユーノくん。
そして、お供として悪魔アギトと天使(のち堕天使)リィンが。
武器は、フェイトさんからザンバーあたりでも拝借して。

異世界に行くと、魔王の娘のなのはさんと、なんと恭也兄さんもいる始末。
3では、たしかディバインバスター-ex使ってたような…(なのはさんが)
ペンギン素体の使い魔がいないのが残念だけど、
性格+ボディカラー+口調的にウェンディにやってもらうッス!

479 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 16:56:59 ID:wM5IBcq2
ああ・・・もう冬休みか・・・

480 B・A :2009/12/27(日) 21:43:09 ID:Gsq/fWcg
あ…ありのまま起こった事を話すぜ!
僕はクリスマスに向けてほのぼのSSを考えていたら、いつのまにか凌辱SSを書いていた。
な…何を言っているのか わからねーと思うが、僕にもわからない。

というわけで、投下いきます。


注意事項
・JS通販
・エロです
・フェイト、キャロ、エリオが凌辱されます
・浣腸、ショタ、尿道プレイ、触手に気をつけよう
・一応、クリスマスネタ
・タイトルは「聖夜にケーキを3人で」

481 聖夜にケーキを3人で① :2009/12/27(日) 21:44:12 ID:Gsq/fWcg
こんこんと雪が舞い散る12月24日。
ミッドチルダから遙か彼方の地球では、翌日に迫った聖者の誕生を祝う厳粛な夜。
俗にクリスマスと呼ばれるその2日間を、自分の子ども達と過ごそうと、
フェイトは予てから考えていた。
そのためにエリオやキャロと相談してスケジュールを調節し、副官であるシャーリーにも無理を言って
その2日間に仕事は入れないようにしてもらった。
仕事が忙しく、普段は滅多に会うことができない家族の水入らずな時間。
部屋の飾りつけも終わり、2人に渡すプレゼントも用意した。
腕によりをかけてこの日のためにご馳走を作った。
どこにも落ち度はない。
唯一つ、ケーキの手配が遅れてしまったことを除いて。

「ああん、ひゃぁ、いやぁぁぁぁっ」

「うぅあぁ、ああぁっフェ、ふぇいとさぁ…………キャろぉぉ…………」

白い粘液に塗れながら、キャロとエリオは異形によって幼い体を弄ばれていた。
触手のようなものが体を這いまわる度に恥辱と嫌悪のこもった悲鳴が木霊し、
触手から迸る粘液の甘い匂いが鼻腔を埋め尽くしていく。
その光景を見せつけられながら、フェイトは何もしてあげることができない無力感に苛まれていた。
彼女もまた、異形によって艶めかしい肢体を舐め回されているのだ。
豊満なバストの片方は触手によって原型がわからなくなるまで締めあげられ、
もう片方は容赦のないスパンキングによって絶え間なく上下に揺らされている。
粘液と愛液に塗れた股間には幾本もの触手が殺到しており、子宮の奥深くにまで柔らかい異物の感触が伝わってきている。

「はぁ、ふぁぁ………エリォ………キャロォ…………ああぁぁんんっ!!」

我が子のように愛する子ども達の痴態と、無残にも壊された部屋の飾りつけや料理を見回しながら、
フェイトは可憐な唇から桃色の吐息を漏らす。それに呼応するように、エリオとキャロの口からも
絶頂を告げる嬌声が声にならない声によって紡がれる。
既に凌辱が始まって2時間、3人の意識は朦朧としており、抵抗する体力も残されていない。
それをいいことに異形の動きは益々活発となり、いつの間にか数を増やした触手からは催淫効果のある
甘い粘液を放出する。
室内を満たす何とも言えない甘い芳香。
その中心に座すのは、通常の何倍ものスケールを誇るクリスマスケーキであった。

「あぁっ、はぁっ、どぅ、どうしてぇ……………」

朦朧とする意識を懸命に奮い起こし、フェイトはどうしてこんなことが起きたのかを思い返す。
そう、確か仕事が忙しくてケーキを買いに行く暇がなく、新聞の折り込みチラシで見かけたJS通販のグルメコーナーに載っていたケーキを注文したのだ。
サイズも市販のものより大きく、トッピングも多い。それでいて手頃な値段であり、お得感があった。
だが、いざケーキを切り分けようとナイフを手にした瞬間、ケーキが爆発したのだ。
敢えて言葉を当てはめるのなら、それは昆虫が行う脱皮と表現すべきだろうか?
爆発したクリスマスケーキの中から現れたのは、スポンジの触手を持つクリスマスケーキのお化けであった。
本体から生えた触手はスポンジできていながら恐ろしいほどの弾力と剛性を誇り、素手で引き千切ることは敵わない。
あっという間に拘束された3人は、ペニス状に変化した触手の先端からむせ返るような甘さの生クリームを飲み込まされ、
触手達の成すがまま敏感な性器を弄ばれていた。
ケーキが放出する生クリームは性欲を強く刺激するのか、時間と共に体が火照り、乳首やクリトリスなどが痛いくらいに勃起して赤く充血する。
まだ幼いエリオとキャロは強制的に発情させられたことでパニックを起こし、抵抗することもできずケーキに犯されてしまう。
特にキャロは最初の絶頂で体力のほとんどを奪われたのか、今ではまともに動くこともなく小さな嗚咽を漏らすだけであった。

482 聖夜にケーキを3人で② :2009/12/27(日) 21:45:00 ID:Gsq/fWcg
「いやぁ、あぁぁ、ひゃぁぁっ、ザ、ザラザラすりゅ、ちめたい、ちめたいよぉ……ああんん、やぁぁぁぁっっ………………」

催淫クリームによって敏感になった肌を、巨大な半月状のオレンジの断面によって擦られながら、キャロはむせび泣く。
薄皮を剥かれて粒々の実が露となったオレンジが、ブラシのように乳首やクリトリスをブラッシングしているのだ。
いつもなら指先で押しただけで潰れてしまうオレンジの身が、ゴムボールにも似た弾力で乳首の先端を叩き、
ぷっくりと膨れた下腹部をなぞる。擦り上げられる度にキャロの中から理性と呼べるものがこそげ落ちていき、
幼い股間からとめどなく愛液が零れ落ちる。しかも、オレンジの果汁の冷たさが断絶しようとするキャロの意識を
ギリギリのところで繋ぎ止めているため、キャロは気絶することもできずに果物の凌辱に身を晒すしかなかった。
そんなキャロを嘲笑うかのように、大人の頭ほどもある巨峰が自らの種をキャロの菊門へと押し込み、
特大のバナナの筋が小さな乳首とクリトリスに巻きついて容赦のない豆絞りの苦痛をキャロへ与える。
その後ろにはクッションのようなメロンが、実物の兎と同じ大きさの兎リンゴが、ピーチが、パイナップルが、
自分達の出番を今か今かと待ち構えていた。

「ひやぁぁっ、でりゅうぅぅ、白いのでりゅいぅぅ、おチンチンがぁ、チンチンもげちゃうぅぅ、もげりゅぅぅうっ!!」

四肢を拘束されたエリオは、生意気にも勃起した小さなペニスをスポンジ触手によって責められていた。
人間では到底、真似することのできない扱きは、本来ならば過呼吸を起こしてもおかしくない苛烈な責めではあるが、
日々の訓練で鍛え抜かれたエリオの体は柔軟にそれを受け止め、触手が与えてくれる快楽に身を委ねている。
催淫クリームの甘さに脳までやられてしまったのか、エリオは差し出された触手を自らの意思で扱き、不器用なフェラチオで射精へと導いていく。
そのお返しとばかりに触手の扱きも激しさを増していき、きつく窄まった尻穴や玉袋の裏、腋や太腿といった性感帯へと攻撃の手を広げていった。
全身を隈なく撫で回され、舐め回される。注ぎ込まれる生クリームは飲み干すことができず、口から零れて白い筋が顎から胸を伝う姿は、
何ともコケティッシュで言い様のない背徳感を醸し出す。
そうして、エリオはこの日、十何発目の射精へと身を震わせるのだった。

「あぁ、エリオ………キャロ………あぁぁん、そんな…………」

スイーツによって痴態を晒す子ども達の姿を見て、フェイトは悲痛な声を上げて涙を流す。
だが、苦悶と悲嘆の涙はすぐに枯れ果て、悲愴な呻き声は悦のこもった嬌声へと変わっていく。
ケーキが流すクリームのように、フェイトの心もまた悦楽によって蕩け、理性が麻痺しているのだ。

「あうあぁ、エリオとキャロが………2人があんな目にあっているのに……………だめぇ、
許してぇ! 気持ち良いのぉ、頭がぁ、おかしくなるぅぅぅる!!!」

ケーキに凌辱される2人を前にしておきながら湧き上がる劣情を抑えることができず、
フェイトは恥辱と快楽が混ざり合った嬌声を上げて身を捩る。
何度となく気をやり、意思に反して絶頂へと突き上げられ、おかしくなった頭が求めるのは悦楽だけだった。
全身を嬲られてキャロが悶え、絶え間ない射精の快楽にエリオが喘ぎ、膣を広げる触手の責め苦にフェイトが潮をまき散らす。
いつの間にか乳房を締め上げていた触手が解け、代わりにエリオとキャロの顔面が左右の乳首に押し付けられていた。
張りのある弾力は半ばまで埋没している子ども達の頭を押し返そうとするが、スポンジ触手の押しつける力の方が強く、
2人はまともに息をすることもできない。
だが、享楽に狂った2人は母に甘える赤子のようにフェイトの乳首を吸い、舌先で押し潰してくる。
小さな子どもに奉仕されているという背徳的な感覚はフェイトの劣情を更に震わせ、
固い先端を歯で噛まれる度に電流のような快感が背筋を駆け上った。
フェイトは不自由な腕で2人の我が子を抱き締め、エリオとキャロは母と慕う女性の乳首へ懸命に奉仕を続ける。
淫らな母胎回帰を前にして、巨大ケーキはフィナーレだと言わんばかりに凌辱の手を3人の尻の窄まりへと伸ばしていく。

483 聖夜にケーキを3人で③ :2009/12/27(日) 21:45:38 ID:Gsq/fWcg
「ひゃゅっ!?」

「ぐふゅ!」

「つぁぁっ!!」

括約筋が押し広げられる感覚にエリオとキャロが身を固くし、思わずフェイトの乳首に噛みついてしまう。
瞬間、フェイトの股間から焼けるような熱さの黄金水が迸り、床を埋め尽くす生クリームを洗い流す。
ツンと鼻につくアンモニア臭が、生クリームの甘い匂いをかき消していく。
だが、それはほんの一瞬だけであり、すぐにまた濃く甘い香りで室内を満たそうと、ケーキが全身の至るところから生クリームを噴出させていく。
無論、3人の直腸を穿る触手とて例外ではない。たちまち、3人の腸は甘いクリームで満たされ、ぷっくらと膨らんだ下腹部が
突き上げの度にたぷんたぷんと揺れ始める。排泄以外では使用されることのない器官を逆流する感覚。
腸壁がゲル状のクリームによって擦られると、3人の体が小刻みに震え、膨らんだお腹がぶつかり合って無様で淫猥なオーケストラを奏で合う。

「ひやぁ、ああぁぁっ、おなかぁぁ、おなかぁぁがぁ、やぶれちゃ………あぁあっ!!」

「いくぅ、お腹の裏がぁ、裏が叩かれてぇぇ、あぁぁっ、またおチンチンがぁぁっ!!」

「あちゅぃ、あちゅぃ!! おしっこ止まらない!! エリオ、キャロ、おしっこかかっちゃ…………あぁあぁっううううあぁぁっ!!!」

「死んじゃう、しんじゃぅぃ、ふぇいとさん、ふぇいとさん!!」

「だめぇ、でないぃ、もうでないのに、出ちゃううぅぅ!!」

「いくぅ、クリーム浣腸でぇいくくぅううっ!! エリろ、きゃろぉ!! 一緒にぃ、一緒にいくううぅううっっっ!!!」

2人の子どもを安心させようと、フェイトは胸の中の小さな体をギュッと抱きしめる。
それを見た巨大ケーキは、抱き合いながら浣腸の苦しみに耐える3人を更にくっつけて上げようと、
長い触手を3人の体に巻きつかせた。丁度、3人を簀巻きにした状態である。

「ふぐっ!!」

「ぐふぉぉ!」

「だぁ、だめっ!!」

それぞれの腹部がぶつかり合った瞬間、3人は己の限界に表情を引きつらせた。
直後、全身が壊れた振り子のように痙攣を始め、直腸を下り始めたクリーム浣腸によってアナルを抉っていた触手が勢いよく排出される。
堰き止めるものがなくなった直腸は溜まりに溜まった異物を吐き出そうと一斉に活動を開始し、
3人は括約筋を締める間もなく排泄の快感に絶頂を体験する。
フェイトの股間から噴き出た潮は天井にまで達するアーチを描き、エリオの一物からは尚も勢いよく射精が迸り、
キャロは口から泡を吐いて悶絶する。
完全に理性が壊れ果てた3人は、尚も勢いの止まらぬ排泄に歓喜の表情を浮かべながら、凌辱を再開せんとするケーキに向かって懇願する。

484 聖夜にケーキを3人で④ :2009/12/27(日) 21:46:13 ID:Gsq/fWcg
「ごめんなさいごめんなさい、う○ち臭くてごめんなさいぃ!」

「おしりぃ、おしりにもっとそそぢえぇ! クリームもっとそそぢでくださいぃ!!」

「クリーム浣腸してください! お腹の中も甘くしてください!」

再び引き離された3人の凌辱が再開される。
最早、3人に抵抗の意思はなく、与えられる快楽によがり声を上げるばかりだ。
クリームに埋没したまま3つの穴を犯されるキャロ。
空っぽになった膀胱に生クリームを注ぎ込まれるエリオ。
そして、フェイトは巨大ケーキの頂上に添えられた巨大いちごを膣へと押し込まれていた。
子どもの頭ほどもある巨大ないちご。いくら先端が細くなっているとはいえ、とても人間の中に入る代物ではない。
今度こそ、体が壊れてしまうのではないのかという恐怖に頬が引きつり、同時にいちごの表面の粒々が与えてくれる
快楽を想像して寒気にも似た興奮が込み上げてくる。

「ははっ…………あはっ……………」

ハンマーを叩きつけられたかのような衝撃が、下腹部を襲う。
膣を埋め尽くすいちごの圧迫感。
直腸に流し込まれた生クリームが再び逆流し、壊れた蛇口のように尿道から黄金水が弾け飛ぶ。
宴が終わることはない。
性なる夜は、まだまだ続く。







                                                               おわり

485 B・A :2009/12/27(日) 21:49:04 ID:Gsq/fWcg
以上です。
おかしい、プロットはエリキャロのサプライズパーティーにフェイトが歓喜する話だったのに、
どうしてケーキがモンスターと化すSSを思いついたのだろう?

何はともあれ、皆さんよいお年を。

486 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 22:06:11 ID:T3XFdbX2
職人の皆様方、GJっす。

>>472
「それじゃあハーマイオニーは魔法少女だよね」って友人に言ったら怒られた俺登場。
いや、魔法少女って定義が難しいね。

487 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 23:02:24 ID:ofhu4GcQ
ユーノなら19歳でも抱けるがエリオは無理と思ってたのに悔しい!ビクビク

>>486
大丈夫魔法を使用する少女ならみんな魔法少女だ!

488 名無しさん@魔法少女 :2009/12/27(日) 23:06:44 ID:4pwdGQTM
B・A氏GJ!
久しぶりの氏のエロSS堪能させてもらいました
しかし相変わらずぶっ飛んでるな、通販はwww

乙でした!

489 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 00:05:29 ID:RbuOLjsI
非エロです。
ほのぼのです。
あぼんはトリかIDで
二レスです

タイトルは「じろにも」

490 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 00:06:20 ID:RbuOLjsI
1/2

「ただいま」

 フェイトは玄関の鍵を開く。
 鍵は閉めているけれど、ヴィヴィオとザフィーラが中にいるはずだ。

「じろにもー!」

 不思議な声。
 フェイトは首を傾げた。
 これは、間違いなくヴィヴィオの声。

「じろにもー!」

 また聞こえてくる。
 二度聞いても、やはりヴィヴィオの声。

 じろにも? なんだろうそれは。地球のサッカー選手? それはジローラモ。
 ミッドチルダにも地球にもそんな言葉はない。いや、少なくとも、フェイトの知る範囲でそんな言葉はない。
 もしかすると、古代ベルカ語だろうか。ザフィーラが教えているのだろうか? いやいや、ザフィーラはヴィヴィオにとってはただの大きな狼さん。

「ヴィヴィオ?」

 呼びかけると、

「じろにもー!」

 どうやらヴィヴィオは謎の「じろにも」に夢中なようで、フェイトの帰宅にも気付いていないようだ。
 よく耳を澄ませてみると、「じろにもー」の後には何かが落ちた鈍い音がする。床と言うよりも、ベッドの上に落ちたような音。
 フェイトは居間へ向かう足を止めた。
 ヴィヴィオが何をしているのかは知らないけれど、遊んでいるのは間違いない。声が非常に楽しそうだ。
 邪魔をするのが悪いような気もしてきた。

「じろにもー」

 ぼすん

「じろにもー」

 どすん

「あう」

 違う音と声が聞こえた。

491 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 00:07:18 ID:RbuOLjsI

2/2

「ちょっと間違えちゃったね。うん、ヴィヴィオは大丈夫だよ、ザフィーラ」

 何が起こったのか。

「駄目。続けるの。ザフィーラはじっとしてるの」

 どうやらザフィーラも関わっているのは間違いないようだ。

「逃げちゃ駄目!」

 ザフィーラは嫌がっているらしい。

「痛くないもん!」

 痛い? いったい何をしているのか。

「ヴィヴィオ!?」

 居間へ駆け込むフェイト。


「あ、フェイトママ。お帰りなさい」

 そこにはヴィヴィオとザフィーラ。そして床に置かれた大きなクッション。
 何故か、ヘルメットを被っているヴィヴィオ。このヘルメットは、ティアナが一度遊びに来たときに忘れていったものだ。

「何やってるの? ヴィヴィオ」
「じろにもごっこだよ」
「じろ……にも?」
「うん。はやてさんが見せてくれたの」

 見せた? いったい何を……。
 そういえば、アリサ経由で地球から大量のDVDを届けさせていたような……。
 内容はなんだっただろうか?

 考えはじめるフェイトを見て、ヴィヴィオはじろにもごっこを再開する。

 すっくと立つザフィーラによじ登り、

「じろにもー!」

 叫んでクッションに飛び降りる。

 ぼすん

「え?」

 フェイトは目の前の愛娘の行動に目が点になった。

「なに? それ」
「じろにもごっこだよ?」
「……じろにも?」
「兵隊さんが、飛行機から飛び降りるんだよ。ヴィヴィオは、ザフィーラから」

 正確には「ジェロニモ」。それが、米軍空挺部隊が空挺降下するときのかけ声であることをフェイトは知らない。
 勿論、はやての購入したDVDの中に戦争物があった事も。

「じろにもー!」




 数日後、なのはとフェイトが「ヴィヴィオになんてもの見せるのよ!」と八神家を強襲するのだが、それはまた別の話。

492 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 00:08:11 ID:RbuOLjsI
以上、お粗末様でした

493 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 00:11:57 ID:zmzt2vQo
超GJっす
ヴィヴィオかわいいよヴィヴィオ

494 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 01:19:46 ID:HDarFOKk
GJ
だが、俺はウルトラ怪獣のジェロニモンかと思った

495 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 06:23:21 ID:3P/4QU.2
GJ!
キン肉マンのジェロニモが出てきたオサーンですがなにか?

496 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 07:30:54 ID:D5Ei4f66
GJ!
あやうく萌えしぬところでした。

497 83スレ260 :2009/12/28(月) 07:45:59 ID:D5Ei4f66
PCが規制に巻き込まれて書き込めないので携帯から投下します。

タイトルは「キャロのクリスマス大作戦」

エリキャロのほのぼのを目指しました

498 キャロのクリスマス大作戦1 :2009/12/28(月) 07:47:20 ID:D5Ei4f66
キャロのクリスマス大作戦
肌が痛い位に寒い十二月の半ば。雪が街のあちらこちらを彩り始めていた。
そんなクリスマスが間近に迫ったある日のミッドチルダ。元々ここ、ミッドチルダには聖王教会の信仰があったことに加え、
なのはたち、地球出身者が多く集まるようになったために管理局を中心にクリスマスの文化が浸透しつつあった。
そのため、多少の認識の違いはあるが、クリスマスを家族や恋人、あるいは親しい友人達と過ごす者がミッドチルダにも多くいた。
 
そのころ機動六課では、六課の女性陣たちがそれぞれ誰が誰にプレゼントをあげるだとか、
プレゼントの中身について相談したりと、話題はクリスマス一色に染まっていた。
なのははユーノにあげるプレゼントの他に、フェイトと一緒にヴィヴィオにあげるプレゼントを選んだりと忙しいながらも楽しそうに過ごしていた。
また、別の場所ではティアナが想い人であるヴァイスにプレゼントをあげるか否かで頭を悩ませ、同僚のアルトとルキノにせっつかれていた。
 
そんな中、六課に迷える少女がもう一人いた。彼女の名はキャロ・ル・ルシエ。機動六課ライトニング分隊所属の最年少隊員だ。
キャロはクリスマスの風習が伝わった時に大切な人と祝う行事であると同時に、恋人やそれに近い存在に想いを打ち明ける日でもあると知ったのである。
そのため、日頃から一緒にいてほのかな想いを寄せている少年、エリオ・モンディアルにプレゼントをあげて、
告白とまでいかなくとも二人の関係を前進させようと考えていた。だが、エリオにプレゼントを贈ると決めたことまでは良かったのだが、
肝心のプレゼントの内容がまったく決まらないのだ。
エリオは普段からあまり欲がなく、物を欲しがらないためだ。そこでキャロはエリオに直接欲しい物を聞いてみることにした。
多少ストレート過ぎる感はあったが、キャロにそんな余裕はなかったのだ。

 機動六課隊舎の廊下をキャロが歩いていると、向かいからエリオが歩いてきたのでこれ幸いとキャロはエリオのもとに駆け寄った。
「ねえねえ、エリオ君」キャロはエリオとの歩幅を生めるために多少早歩きになり、息が切れるのも構わずにエリオに問いかける。
「どうしたの、キャロ、そんなに慌てて?」
エリオが向き直ると、キャロは息を整えてから本題を切り出した。
「ねえ、エリオ君って今欲しいものとかってある?」
「キャロ、どうしたの急に?」
キャロの突拍子のない質問にエリオは首を傾げる。
このキャロの計画が一番問題とするところはエリオにクリスマスのことがバレルことなのだが、
幸いにもエリオはこの手のことに疎いため疑われることすらしなかった。

499 キャロのクリスマス大作戦2 :2009/12/28(月) 07:48:47 ID:D5Ei4f66
キャロは内心で肩を落とした。
「そう、わざわざ答えてくれてありがとう、エリオ君」
そう言うとキャロは表面で微笑み、内心は落ち込んだまま自分の部屋へと歩いていった。
 
 「あーあ、結局エリオ君が欲しい物は分からず仕舞いか…」
キャロが自室のベッドに身体を投げ出し天井を見上げていると、通信端末にコールサインが入った。
「はい、ライトニング4です」キャロが慌てて身だしなみを整えてマルチタスクを開く。
そこには見知った金髪の女性。エリオとキャロの共通の保護者、フェイトの姿が写っていた。
「ごめんね、キャロ。驚かせちゃった?別に仕事の用事じゃないんだけど、今どうしてるかなって思って。ひょっとして迷惑だった?」

 フェイトは普段、執務官として次元世界のあらゆる事件に関わる多忙な生活を送っているため中々三人と親子の時間を取ることが難しい。
そのため少しでも暇を見つければこうして連絡をしてくるのだ。
「迷惑だなんてとんでもないです、私からフェイトさんに連絡しようかと思っていたくらいですから」
 これは本当だった。エリオのプレゼントの件で悩んでいたが、他のフォワードメンバーはまだそこまで付き合いが長いわけではないので、
他に相談出来るのがフェイトしかいなかったのである。そしてそのことに気づかないフェイトではなかった。

「キャロから私に連絡ってことは何か悩み事か何かかな?」
「えっ!?どうして分かったんですか!?」
自分のことを見透かされたキャロは困惑の声をあげる。
「ふふっ…洞察力と推察力は執務官の必須スキルだからね。
というのは冗談でこれでも私はエリオとキャロのお母さんなんだから、娘の考えることくらい分かるよ」
そういうフェイトの表情はとても慈愛に満ちたものだった。
「実は…エリオ君のことで相談がありまして…」
ここまでのいきさつを話すキャロを見てフェイトはその優しい表情を更に柔らかくしていった。

500 キャロのクリスマス大作戦3 :2009/12/28(月) 07:49:59 ID:D5Ei4f66
 「そっか、キャロももうそういう年頃か」
フェイトは嬉しそうに噛みしめながら続ける。
「キャロはエリオに一番喜んでもらえるプレゼントを贈りたい。
だけどエリオが欲しがってるいものが何なのか分からない、こういうことだね?」
「フェイトさん、凄い……」
キャロはフェイトにどこまでも見透かされていることに驚きを隠せずにいた。

「そんなことないよ、キャロくらいの年頃になると女の子は皆一度はこういう風になるものだからね。私も今のキャロくらいの頃そうだったよ」
フェイトは懐かしさと甘酸っぱさを同居させたような表情で言い含めた。
「フェイトさんにもそんな時期があったんですか!?」
自分の悩みもなんのその。やはり誰かの恋愛事情が気になるのは女の子故か。

「私の場合、叶わなかったけどね。今はそれよりもエリオのことでしょ。キャロはちゃんと成功させなきゃね」
やはり自分の失恋話は娘とはいえ話したくないのか、フェイトはやんわりと軌道修正を図る。
「エリオの性格を考えたら気持ちが篭っていればなんでも喜ぶと思うよ」
「気持ちの篭った物…手作りとかですか?」
キャロは気持ちが篭ったもの=手作りと結論づけ、話を進める。

「そうだね、手編みのマフラーとかいいかもしれないけど材料はある?」
「材料ですか?今思いついたので何もないです…」
瞬間、キャロは自分のアイディアが駄目になってしまったと思い暗い顔をする。

「私が昔使った道具一式と作り方の本があるからそれをキャロにあげるよ」
思ってもいなかったフェイトの提案にキャロは一瞬で明るさを取り戻す。
「ありがとうございます、フェイトさん!!」
「ただし、私は作り方とかは教えてあげられないからそっちははやてにお願いするね。はやてならこういうことも得意だから」
「八神部隊長ですか?分かりました」

キャロが返事をするとフェイトはマルチタスクの向こうでゴソゴソと荷物の整理を始め、その傍らではやてと連絡を取っていた。
「キャロ、今からはやての部屋に行って大丈夫だって」
急な連絡にも関わらず大丈夫だったらしく、フェイトは満面の笑みをキャロに見せた。
「ありがとうございます、フェイトさん!!」
はやる気持ちを抑えて礼を言うキャロをフェイトが落ち着かせる。

「とりあえず荷物はこっちで送るからキャロはそのままはやての部屋に行っていいよ」
それを聞いたキャロはすぐに自室を飛び出し、はやてのもとへと向かって行った。
 「うちの子達は素直でいいけどあれくらいの年の子は捻くれてることのが多いからなあ…ねえ、お義兄ちゃん」
そういってフェイトは写真越しにクロノにでこピンを加えた。フェイトの初恋の相手は現在、海鳴に妻と子どもを預け、
クラウディアの艦長として多忙を極める身だ。
「せめて、あの子たちには上手くいってもらいたいなあ」
混じりっ気のない、心からの願いを唱えるフェイトであった。

501 キャロのクリスマス大作戦4 :2009/12/28(月) 07:51:01 ID:D5Ei4f66
キャロがはやての私室を訪れると、はやてが満面の笑みで出迎えてくれた。
「ようこそ、キャロ。はやて先生の編み物教室へ」
「よろしくお願いします、八神部隊長。でも本当にいいんですか、こんなことでお手を煩わせてしまって?」

キャロが遠慮がちに訊ねると、はやては笑顔を崩すことなく続けた。
「そないなこと気にせえへんでええよ。乙女の願いを叶えるのも部隊長の務めや!!あと今は仕事中やあらへんから『はやてさん』」でかまへんよ」
それを聞いてキャロはほっと息を吐き、笑みを浮かべた。
「ありがとうございます、はやてさん!!」
 
 こうしてはやて指導のもと、不恰好ながら手編みのマフラーが完成した。
エリオをイメージした真っ赤な毛糸を編みこんだ、キャロの真摯な気持ちが篭った一品だ。
「よっしゃ、これであとは渡すだけやね」
「はい、ありがとうございます、はやてさん!」

二人は満面の笑みを浮かべ、キャロが飛び上がってハイタッチをする。マフラーが完成した溢れんばかりの喜びを全身で表現していた。
「エリオが喜んでくれるとええなあ」
「はい、はやてさん…ってええ、どうしてエリオ君にあげるって知ってるんですか!?」
秘密にしていた恋心があっさりばれてキャロが慌てふためく。

キャロがエリオのことを想っていることなど周囲の大人からすれば一目瞭然なのだが、それでも本人は驚きを禁じえなかった。
「なんでって…マフラーを編んでる間中、キャロからエリオを想う気持ちが溢れてきて、それでなあ…」
しかし、そこまで言うのは憚られたのか、はやてはお茶を濁したような答えでごまかした。
「とにかく頑張るんやで、キャロ!」
はやては親指を立ててキャロを励ますと、キャロはそれに強く頷いて答えて見せた。

502 キャロのクリスマス大作戦5 :2009/12/28(月) 07:51:59 ID:D5Ei4f66
そしてクリスマス当日。数日前から降りしきる雪はいくらか積もり外の世界を白く覆っていた。
流石にこの状態で外には呼び出せないため、キャロはエリオを隊舎のロビーに呼び出していた。
「どうしたのキャロ、僕に用事って?」エリオが真正面からキャロを見据える。
キャロはこれからプレゼントを渡す緊張と外から入り込む寒さから無言で体を震わせていた。

「大丈夫、キャロ?」
そんなキャロを気遣ってか、エリオがキャロの顔を覗き込む。
キャロは覚悟を決め、グッと握りこぶしを作ってからエリオを見つめ返した。
「あのね、エリオ君。私、エリオ君に渡したいものがあるの」
そういってキャロは真っ赤なマフラーを差し出した。

「最近寒くなってきたからこれで暖まってもらおうと思って作ったの。どうかな?エリオ君」
「ありがとう、キャロ。早速巻いてみていい?」
エリオはマフラーを両手で広げてみせた。
「どうぞエリオ君」
キャロの了承をとり、エリオは早速マフラーを自身の首に巻いてみる。しかし巻き終わったあとエリオは違和感を覚えた。
その違和感を拭うためにエリオは何度もマフラーを巻きなおすが、それがなくなることはなかった。そこでエリオは思い切ってキャロに聞いてみた。
「ねえキャロ、このマフラー長さが余ってるよ?」

 そう、キャロが渡したマフラーは普通のものよりいくらか長いものになっていた。
長すぎて使えないというほどではないが、几帳面なエリオには少し気になるところだった。
マフラーの長さを気にするエリオにキャロは躊躇しながら近づいていった。こころなしかキャロの表情には朱が走っているように見えた。

「あのね、エリオ君。これはこうすると調度良いんだよ」
キャロはマフラーの余った部分を自分の首に巻いてエリオと密着した。
「ほらね、こうすると凄く暖かいでしょ?」
「キャ、キャロ!?何やってるのさ!?」

首に巻いているマフラーと同じくらい顔を赤くするエリオと嬉しそうなキャロであった。
窓の外では相変わらず雪が降り続いていた。
「見て、エリオ君あんなに雪が降ってるよ」
「そ、そうだね、キャロ。綺麗だね」
微笑むキャロと顔を真っ赤にしたままのエリオ。外の雪は二人のクリスマスと少女の想いを祝福するようにしんしんと降り注いでいた。

503 キャロのクリスマス大作戦6 :2009/12/28(月) 07:52:57 ID:D5Ei4f66
 おまけ
 一方、こちらは機動六課隊舎ロビーの外れ、エリオとキャロがいる場所からは死角になる位置である。
「なんで私たちはちびっこコンビに先を越されているのかしら?」
諦め半分、悔しさ半分といった様子でティアナがぼやく。

「なんででしょうね?なんか泣きたくなってきました」
それに続くようにアルト・ルキノ・シャーリーの給湯室トリオが落ち込んでいた。
その四人の姿にはどこか哀愁ただようものがあったという。

「大丈夫だよ、ティア。ティアには私がいるじゃない。私はティア一筋だからね!!」
どこから現れたのかスバルがティアナに抱きつこうとする。
「この場面で告白されても嬉しくないんじゃー!てか私はノーマルだーー!!」
そう言うとティアナは腰の入った素晴らしい右ストレートでスバルをダストシュートへと吹き飛ばしていった。
 勝者と敗者の命運がはっきり別れたクリスマスとなった。

504 83スレ260 :2009/12/28(月) 07:55:15 ID:D5Ei4f66
あとがき

卒論を終えて戻って来たら環境が変わりまくっててびびった。

それはさておき、強引に押しまくるキャロとそれに翻弄されるエリオを書いてみたのですがどうでしょうか?うちのキャロは存外肉食系(笑)なようで。
好きな相手(エリオ)にはガンガンアタックします。でもそれ以外のことは目に入らないのできっとティアナたちに目撃されたことも気づいていないと思います。

そして後でその事でネタにされて慌てるのでしょうね、主にエリオが。
キャロは既成事実を作れた&周囲にアピールが出来たと内心で喜んでいることでしょう。
あれキャロってこん子だったっけ?もっと純真で奥手だったはずなんだけど…きっと好きな子のためなら何でも出来る強い子なんですよ、キャロは。
決して某ラジオの影響を受けたわけではありませんのであしからず。

505 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 09:02:21 ID:E.2c2Hsk
GJ! 卒論乙カレー
エリキャロも可愛いがフェイトが甘酸っぱくて良かったぜ

506 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 10:53:16 ID:3P/4QU.2
GJ!
映画のCMで『惚れてまうやろー』なキャロからすればまだまだ可愛いもんですぜw

507 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 20:15:58 ID:FE13RWNs
初めまして。
クリスマスまでに投下できればとシコシコ書いていましたが今日になってようやく完成しました。

・主にスバル×エリオ
・ギャグでエロ
・お漏らしあり
タイトルは「ガンバレ女の子」です。

508 ガンバレ女の子(1/14) :2009/12/28(月) 20:17:06 ID:FE13RWNs
「ティアー、ティアー……」

このごろ訓練が終わるとすぐにティアがいなくなる。
今日も訓練後の汗を流す暇もなくティアの姿が消えていた。

「どこにもいませんね」
「寮にも戻ってないみたいです」

エリオとキャロもいっしょに探してもらっているけど手がかりすら見つからない。
最近のティアはどこかおかしい。
今日の訓練だってミスが多くて教導官のなのはさんに注意されても上の空だった。

「体調が悪かったんでしょうか?」

エリオが心配そうに呟いたけどそれとも違うような。
……女の子の日はまだのはずだし。

「悩み事でもあるんでしょうか?」

こっちはキャロで、それだとしたらちょっと寂しい。
……パートナーなんだから相談してくれてもいいのに。
いつもティアに頼りっぱなしだから、こういう時こそ力になってあげたいんだけど……肝心のティアが見つからないから困った。

「あ、ヴァイスさん」

そんな時に見つけたのがヴァイス・グランセニック陸曹だ。
機動六課のロングアーチでヘリパイロットを勤める頼れるお兄さん。
ティアといっしょにいるのを何度か見かけたことがあるから何か知っているかも―――って、あれれ……あれってもしかしてティア?
しかも様子がちょっとヘンだ。

「ど・ど・ど……どういうこと?」

何かいけないものでも見てしまったかのように反射的に隠れてしまう。
つられて隠れたエリオもヴァイスさんといっしょにいるのがティアだと気づいた。

「ティアさん、ですよね」
「ヴァイスさんもいっしょにいますけど……もしかしておふたりは」

え゛え゛え゛えええぇぇぇええぇ!!!
キャロはスイーツな空気を感じている。
そりゃ人目を忍んで逢引きしているようにも見えなくないけどでもでもだって、ヴァイスさんってシグナム副隊長と付き合ってたんじゃ?

509 ガンバレ女の子(2/14) :2009/12/28(月) 20:18:25 ID:FE13RWNs
「わ、キスしました! ……大胆ですねティアさん」

え゛え゛え゛えええぇぇぇええぇ!!!
アグレッシブに抱きつきながら見るからに情熱的なキスをするティアに頭が真っ白に飛んでしまう。
ヴァイスさんもヴァイスさんで、漢らしくティアの細い腰を手で支えながら……って、あれれ……あの、ヴァイスさん?
反対の手がどう目を凝らしてもティアのおっぱいを揉んでいるようにしか見えない。
エリオも気づいているらしく、さっきから黙ったままで心持ち前屈みになっているではないか。
さすがにこのままラブシーンを覗き見するのはピュアな子供たちには教育上よろしくない。
……でもキャロは嬉しそうに齧り付いていた。

「見て見てエリオくん。 ティアさん、おっぱい揉まれて感じてるよ」
「覗いちゃダメだって、キャロ」
「なんで? エリオくん見たくないの?」
「そ、それは……」

キャロに問い詰められて言葉に詰まるエリオ。
そりゃあ男の子だからね……エッチに興味がないはずないし。
でもティアのはさすがにまずいでしょう。
私だってどんな顔して会えばいいのかわからないし―――って、あの……キャロ?

「硬くなってるよ、エリオくんの」
「キャロ……だめ」
「ダメなのはエリオくんの方だよ。 このままじゃ辛いでしょ?」

あ・あ・あ・あああぁぁああぁぁあのおう、キャロさん……ナニをしてるんですか?
キャロの小さな手がエリオの可愛らしいナニをわさわさと弄っているではないか。
そりゃあもう愛らしい顔とは裏腹に手つきがとってもいやらしい。
いったいどこでそんなことを覚えたのか突っ込むヒマもなく、キャロは訓練着越しに頬っぺたで硬くなったナニを嬉しそうにすりすりし始める。

「ん……エリオくんのおちoちん」

小さな男の子と女の子の官能的過ぎる光景を目の前に、口を開けても声が全然出ない。
それだけでもいっぱいいっぱいなのに後ろの方ではヴァイスさんが何やらティアにお願いしている。

510 ガンバレ女の子(3/14) :2009/12/28(月) 20:19:48 ID:FE13RWNs
「いいだろ? この通り!」
「で、でも……」
「頼むよティア、1回でいいからさ」
「そ、そんなに言うんなら……」

ティアが渋々取り出したのはデバイスのクロスミラージュ。
困った顔をしながらも訓練着からあっという間にバリアジャケット姿に変身する。
えーーーーーーーーと、これってまさか……

「こ、今回だけですからね」
「やった! ティアナありがとう!」
「バリアジャケット姿でしたいだなんて……男の人って本当にしょうがないんだから」

なあんて怒って見せてもティアもティアで満更ではない様子。
クロスミラージュも空気を呼んでいるのかそうでないのかマニアックなバカップルに一切突っ込まない。
ティアとヴァイスさんがコスプレエッチをしようとする一方、こっちはこっちですでにエリオが脱がされていた。

「見ないでスバルさん……」
「ごごご、ごめん」

嫌がるエリオの声に両手で顔を慌てて隠す。
でもしっかり指と指の隙間から盗み見てしまふ。
生のおちoちんなんて何年か前に父さんのを見てそれっきりだったからしょうがないよね。
しかもおっきくなったおちoちんは初めてだからダメだと思っても自然に目がそこへと行ってしまう。
とそこへキャロが鼻先を近づけて子犬みたいに鼻を鳴らして匂いを嗅ぐ。

「ん……エリオくんの匂い」
「汗くさいよ……」
「平気。 わたしね、この匂い大好き」
「キャロ……」

キャロの言葉に触発されておちoちんがヒクンと跳ねた。
すごい……男の子ってあんな風になるんだ……
エリオはあたしよりも年下なのにおちoちんは違う。
まだ皮が余っているけど機能は十分発揮できそうなくらいで、見ているだけで辛そうにしているのがわかる。
あれがもしあたしの中に―――
などといけない妄想に囚われながらおちoちんに近づいている自分にハッと気がついた。
だだだだダメよ、ここはお姉さんのあたしがしっかりしなさいと……って、貴女はいったいナニやってるんですかキャロ!
ぶんぶん頭を振って必死になって邪な気持ちを払おうとしているのにキャロは美味しそうにおちoちんをパックリ食べてしまった。

511 ガンバレ女の子(4/14) :2009/12/28(月) 20:21:18 ID:FE13RWNs
「き、き・き・き・キャロォォオオォオオオ?!!」
「どうしたんですかスバルさん?」
「ななななななにしてるのよ」
「なにって、フェラチオですけど」
「ふぇっ……そ、そんなのどこで覚えたのよ!」

キャロみたいな女の子がそれを知っていることに気が遠くなった。
そのぐらいあたしだって知ってるけど……おちoちんを女の子がお口で……その……シテあげることでしょ?
でも知識と実物は全然違う。
男の子は気持ちいいんだろうけどさ、してあげる女の子はどうなのかなって思ったりなんかして……ちょっと待った!

「そんなこと子供がしちゃいけません!」
「どうしてですか?」
「まだ早すぎるの!」

危うく話が横道に外れそうになったのを無理やり修正する。
けど修正したその道は断崖絶壁へと続く道であった。

「でもエリオくんは悦んでくれましたよ。 今朝だって……ね」

ポッと頬を染めてエリオに笑顔を向ける。
エリオはエリオでごめんなさいと頭を下げている。
そりゃ男の子だから朝は元気なんだろうけど……いくらなんでもまずいでしょう。

「と、とにかく! 今後一切、こんなことは禁止!」
「な、なんでですか!?」

なおも食い下がってくるキャロ。
ここは年上のお姉さんとしてダメなものはダメだと言い聞かせてあげないといけない!

「バレたらどうするの! もしかしたら機動六課をクビになるかもしれないんだよ」
「大丈夫です! 教えてくれたのはフェイトさんですから」

フェ、フェイトさん……いたいけな子供たちに貴女はナニを教えてるんですか……
良識のある人だと思っていたのに遥か斜め上を飛んでいくフェイトさんに泣きたくなってきた。
そもそもどんなことがきっかけで話がここまで進んだのかというと―――エリオが自分の周りには女の子がたくさんいて訓練のときも集中できないとフェイトさんに相談したらこうなったそうだ。

512 ガンバレ女の子(5/14) :2009/12/28(月) 20:22:57 ID:FE13RWNs
「フェイトさん、相談があるんですが」
「どうしたのエリオ?」
「その……訓練に集中できなくて……」
「集中できないの? ああ、そういうこと」
「ど、どうすればいいんですか?」
「エリオも男の子だからね。 おいで、教えてあげるから」
「ああッ、フェ、フェイトさん……!」
「こうやって出しちゃえば収まるから。 また我慢できなくなったらおいで、エリオ」
「は……はい……」

こんな感じ?
もうどこをどう突っ込めばいいのかわからない。
でもエリオがあたしのことをちゃんと女の子として意識していたのが嬉しくて頬がゆるんでしまった。
なんてことを考えているとキャロがまじまじとあたしを見つめているではないか。

「こ、こういうことは大人になってからにしなさい。 いいわね、キャロ」
「でもティアさんだってしてますよ」
「え゛っ……」
「ほら、あそこで」

ギギギっと油が切れた機械のような動きで後ろを振り返るとティアがお口でしているではないか。
空気読んでよティア……
説得力のかけらもなくティアはお口の行為に没頭して、頭が振れるのに遅れてツインテールが揺れる。
何よりも圧巻だったのはヴァイスさんのアレで、エリオのおちoちんと比べるとそれはもう大人と子供。
一目であたしには無理ですごめんなさいと言わしめる代物だ。
それを健気にも大きく口を開けて咥えているティアの顔は苦しそうでもなぜか嬉しそうにも見えてこっちまでヘンな気分になってくる。

「キャロ……」
「あ、ごめんねエリオくん」

こっちもこっちでティアに負けじとキャロがお口でしてあげる。
そりゃあいいところで中断させられてあんなモノを見せ付けられたら我慢できなくなるけど……ひとり取り残されるあたしの身にもなって欲しい。
あっちからもこっちからも生々しいエッチな音をサラウンドで聞かされて心も身体も手持ちぶさたになる。
戦闘機人とはいってもベースは嬉し恥ずかし女の子であり、当然エッチなことにも興味がある。

513 ガンバレ女の子(6/14) :2009/12/28(月) 20:23:51 ID:FE13RWNs
で、はたと気がついたことがあった。
エリオとキャロは当然最後までしているだろう……フェイトさんの手ほどきがあったのかもしれない。
ティアもヴァイスさんとあんなことまでしているんだから行き着くところまで行っているに違いない。
これはひょっとして……あたしだけまだ?
とても重い事実に凹まされ、ひとり蚊帳の外に取り残されて泣きたくなってくる。
でも身体の方はどうしようもなく火照ってきて、いけないことと知りながらも自分で慰めようとゆっくりと手を胸へと触れさせる。

「ん……ッ!」

たったそれだけなのに敏感に身体が反応して「もっとして欲しいの」とせがんでくる。
右手があたしの胸を優しく揉んでる。
反対の手が大事なところへと恐る恐る下がっていく。
まるで自分じゃない他の誰かの手と思ってドキドキしながらあたしは見ている。

「ふわぁ……は、はぁ、はふ……んくぅ……ッ」

……やだ、訓練着の上からなのにすごくいい。
行為はどんどんエスカレートして中に手を挿れて直接触れてみる。
胸の先っぽは硬くなって、下はもう溢れてきたエッチな汁で濡れちゃっている。
でも足りない……あたしの身体は欲張りでもっともっと欲しがっている。
だって目の前には本物があるんだから。
おちoちんがほしいの、エリオのちょうだいってあそこが泣いている。

「……ふぇ?」

エリオが見ていた。
のぼせた顔のエリオと目と目が合った。

「あ、あぅ、あぅ、あぁぅぅぅ……」

恥ずかしさでみるみる顔が赤くなっていくのが自分でもわかる。
やだ、やだ、見ないで、お願いだから……
そう思っているけど上手く言葉に出せなくて手だけが勝手に動いている。
心よりも身体はエリオに向いているから止まらないんだ。

「エリオぉ……」

自分でもビックリするくらい物欲しそうな甘い声。
これじゃ立派なヘンタイさんだよ……
あたしはお預けさせられた子犬みたいに寂しそうな目をエリオに向けた。

514 ガンバレ女の子(7/14) :2009/12/28(月) 20:25:06 ID:FE13RWNs
「ねえ、キャロ……」
「うん」

言葉は少ないけどキャロはそれだけでエリオの考えがわかったらしい。
エリオのおちoちんから離れてあたしに譲ってくれる。

「スバルさん、どうぞ……」
「いいの?」
「はい。 スバルさんも女の子ですからね……おちoちんが欲しい気持ちわかります!」

キャロの心遣いは嬉しいんだけど、こうはっきり言われると恥ずかしい。
後になって聞いた話だけどキャロもあたしとまったく同じ状況に遭ったからなんだとか。
フェイトさんとエリオのエッチを覗いててオoニーしているのが見つかったんだからそりゃあもう恥ずかしいよね……あたしと同じで。
そんなわけでエッチに混ぜてもらえるようになったんだけど、いざとなると何をすればいいのかわからない。
どうするのどうするのどうすればいいの―――などと戸惑っている内にエリオの方から近づいてきた。

「僕に任せてください、スバルさん」

ふえええぇぇぇええぇ!!!
男らしくてカッコイイんだけど年下の男の子に全部任せていいのかなぁ……
あ〜〜〜でも経験値ゼロのあたしよりエリオの方が頼りになるよね、フェイトさんの秘蔵っ子だし*^^*

「スバルさん……」
「エリオ……」

名前を呼ばれただけで胸がキュンって締め付けられる。
まっすぐな眼差しを向けられて優しく頬を撫でられてはクラッと撃墜されてもおかしくない威力だった。

「ふぅ……んっ」

ごく自然に目を閉じてエリオと唇を合わせているのがわかる。
柔らかくて幸せな感触が胸いっぱいに広がる。
ああ、これがあたしのファーストキスかぁ―――なんて余韻に浸るヒマなどありはしない。
まだまだ闘いは始まったばかりで第2ラウンドのゴングが鳴った。

「ん゛ッ、ンむぅぅぅぅ! んぐぅぅぅうううぅぅぅ!!」

エリオの舌が侵入してくる。
否、侵入なんて生易しいものじゃなくて一撃必倒の勢いで蹂躙してきた。
軟体動物の如く舌が絡みついてきて口の中がくちゅくちゅになる。
口と舌を同時に吸飲されてずるずるとあたしのヨダレをエリオが飲んでいる。
キスってもっとこう……甘酸っぱいものだと思っていたけどまったく別物で生々しかった。

515 ガンバレ女の子(8/14) :2009/12/28(月) 20:27:14 ID:FE13RWNs
お、おいしいの?
でも頭の中なんてトロトロに溶かされちゃってて考えらない。
力はとっくに抜けてされるがまま。
今度は逆にエリオの方からヨダレを流し込まれて飲まされちゃう。
あ……おいしい?
のぼせた頭だとそれ以上のことが考えられなくなって、あたしの方からエリオの口に舌を挿れて吸う。

「ん、ちゅぅぅぅ……んく、ハぁッ、むふぅ……ぷあっ」

たっぷり飲まされてからエリオが唇を離す。
名残惜しそうにねちゃっとした糸が引いてまだあたしとエリオが繋がっていた。

「エリオぉ……」

クテっと地面に寝かされてエリオに上から顔を覗かれる。
まだキスの段階だというのにイカされたのはきっとバレてる。
今になってやっと恥ずかしくなってきてプイっとあたしは気まずそうに顔を逸らす。
だがその隙を逃すエリオではない。
それどころかその隙に乗じて更に責めてくるあたりがフォワードとしての素質を十二分に感じさせる。

「んはッ、スバルさんのおっぱい……」

ウェアもインナーもたくし上げられて直接ちゅぅぅぅっと先っちょのサクランボを吸われる。
訓練の後で汗をいっぱい流した身体なのにエリオは平気なのか不安になる。

「や、エリオ、あたし……シャワー浴びてないの」
「大丈夫ですよ。 ン……スバルさんの匂い」
「ひゃんっ! ダメだってぇ、エリオ……」

スンスン鼻を鳴らして匂いを嗅ぐエリオ。
普段なら気にならないのに恥ずかしくて穴があったら入りたい……フェイトさんと比べるとおっぱいちっさいし……
そんなことを考えているとじわりと涙が滲んできた。
けどエリオが噛んだり舐めたり吸ったり引っ張ったりして泣きたいはずなのに気持ちいい声になっちゃう。

「えりお、えりお、えりおぉ……」

舌足らずな声で名前を呼ぶ。
そうでなくても開いた口から「あ、んあ、あっ、あぁんッ」って気持ちいいのが止まらない。
おっぱいマニアのはずがおっぱい責められるのがこんなにいいなんて全然知らなかった。

516 ガンバレ女の子(9/14) :2009/12/28(月) 20:28:26 ID:FE13RWNs
「あふ、は、は、はぁぁぁ……もっとして、もっと、エリオ……」

身体がふわふわして幸せな気持ちに包まれる。
自分がイってるのに気づけない。
だから自分がどんなことになってるかなんてわかりもしなかった。

「えっと……ス、スバルさん? その……すごいことになってます」
「え―――」

エリオの目があたしに向いていない。
正確には顔ではなくて下の方を見ていた。
なんだろうって思っていると下半身の様子がどうやらおかしい。
もぞもぞ動かしてみるとなんとなくわかった。
こここ、こここれってまさか……
パンツがえらく冷たくなっていて肌にべったり貼りついているではないか。
お尻のあたりに水溜りもできている。

「あぅ、あぅ、あぅぅぅ……」

目と目が合うとエリオは気まずさに負けて顔を逸らす。
みみみみみみみ見られた見られた見られた――――――
今までなんとかガマンしていたものが崩れて、ふぇっと涙腺が一気に緩んで泣き出す直前にエリオに口をふさがれた。

「し、静かに、ここは堪えてください……ティアさんたちに気づかれてしまいます」

そうだ、今の今まで頭の片隅にも残っていなかったけど近くではティアとヴァイスさんが一戦交えている。
もしここで気づかれでもしたら惨事が大惨事となってトラウマにも成りかねない。
でもエリオにお漏らししたのを見られちゃったし死にそうなくらい恥ずかしいことに変わりはなかった。

「えぐ……エリオ、どうしよう」
「……大丈夫です。 僕に任せてください」

何を任せればいいのかわからなかったけど、そうと決まればエリオの行動は早かった。
素早くエリオにひっくり返されて訓練着を脱がされる。
え?
それからしゃくとり虫みたいにお尻を高く持ち上げられて青と白の縞々パンツも脱がされる。
ええ?
本来なら幾重もの布地に隠されている大事なところが空気に晒され、なんとそこへエリオが口をつけてくる。
え―――え゛え゛え゛えええぇぇぇええぇ!!!

517 ガンバレ女の子(10/14) :2009/12/28(月) 20:29:43 ID:FE13RWNs
「しゃべらないで」

エリオに注意されて両手で慌てて口をふさぐ。
いくらティアたちに見つからないためとは言ってもさ……今のあたしってすっごく恥ずかしい格好させられてない?
とそこへエリオの舌がニュルりとあそこに侵入してくる。

「ひぅ……っっっ!」

やだ、汚いよエリオ……
そう思っているんだけどエリオの愛撫は止まらない。
エリオの唇と下のお口がキスして舌が奥の方まで蹂躙してくる。
鼻先をくっつけているからあそこに息が吹きかかる。
もう目がぐるぐる回って頭の中もしっちゃかめちゃかで、恥ずかしいのか気持ちいいのかごちゃ混ぜ。
ついでにあそこもぐちゅぐちゅ。
内股につつぅっと伝う液体なんかもうお漏らししたものなのかエッチな汁なのか全然わからないよ!
こんなにされるのが普通なの?
あたし処女なのに誰でも初めてはこんなふうに食べられちゃうものなの?
口を開けたら気持ちいい声しか出ないから聞くに聞けない。
ガマンすればするほど快感が蓄積されて、とうとう土俵際いっぱいまで追い詰められた。

「んあ、あふっ、ふぅん……っ、あンうぅぅッ!!」

最後はあっけなくて、ちょっと吸われただけで防波堤はいとも簡単に崩れ落ちた。
まあその防波堤は薄っぺらくて情けないあたしのものなんだけどね、あはは……
なんてことを夢見心地の顔で、エリオにお尻の穴まで見られながら考えていた。
もう抵抗も何もする気が起きなくて「エリオの好きにして」と思っていると本当にエリオは好きにするつもりらしくまだまだ終わらない。
むしろこれからが本番だ。

「行きますよ、スバルさん」
「え……ちょっと……エリオ?」
「痛かったら言ってくださいね」

え゛え゛え゛えええぇぇぇええぇ、それってまさか!?
はいその通りですと言わんばかりにエリオのおちoちんが狙いを定めている。
待って、あたしイったばかりなんだけど……
本番前なのに何回もイカされたから挿れられたら逆にどうなるのか怖くなってくる。
不安とわずかばかりの期待が交錯する―――ごめん、期待はわずかじゃないかも。

518 ガンバレ女の子(11/14) :2009/12/28(月) 20:31:19 ID:FE13RWNs
「ひぅ……ッ!」

異物が入ってきた。
けど痛みは思っていたほどなくてむしろおちoちんの圧迫感が気持ちいい。

「痛くないですか?」
「うん……おかしいよね?」

初めてのはずなんだけど……

「激しい運動をしていれば破けることもあるって聞きましたけど」
「そうなの?」
「はい、フェイトさんが言ってました」

……もう突っ込む気もなかった。
そりゃあんなに激しい訓練だから破けたかもしれないけど……女の子だからちょっと複雑な気持ちになった。

「痛くありませんか?」
「う、うん」

痛くはないけどエリオのおちoちんが感じられてちょっといいかも……
嬉しいやら恥ずかしいやらわからないけど、ぎゅっとあそこに力を入れるとエリオがいて頬がにヘらっとゆるんでしまふ。
そこで気を緩めてしまうあたりがシロウトとベテランの決定的な違いだった。

「じゃあ大丈夫ですね。 動きます」

ゑ゛?!
今度は考える余裕もない。
ズガガガガガガっと若さに任せたマシンガンのような腰遣いは本気で落としにかかっているとしか思えない。
イってる、イってるってエリオぉぉぉ!
さすがはフェイトさんの秘蔵っ子、10才のお子様などと侮ることなかれ。
エリオは的確におちoちんを深いところまで届かせてあたしの中を馴染ませている。
ダメだって、エリオのカタチと気持ちいい味を覚えちゃったらもう……エリオから離れられなくなる―――
それは予感ではなく必然へと辿る道。
エリオに責められるあたしはゴールを目指してひたすらに走らされる。
これって調教だよね……わかってるのかなエリオ?
でも気持ちいいからそのくらいどうでもよくなってきた。

519 ガンバレ女の子(12/14) :2009/12/28(月) 20:33:57 ID:FE13RWNs
「あ、やン、エリオ、そこ……」

おちoちんの先で奥をノックされて頭が真っ白に塗り潰される。
一番弱いところがわかるとエリオはそこをさらに責めてきた。
根元まで突っ込まれてお腹いっぱいになる。
ゆっくり腰を引かれておちoちんが出て行く感覚に背中がゾクゾクしてくる。
入り口まで抜かれてそこから一直線に奥を小突かれて快感が直撃する。
あ、ああンっ、はぅっ、ああっ、エリオのおちoちん、激しいよぉ……
次から次へと快感の荒波が押し寄せて渦巻き、抗う間もなく飲み込まれてしまう。
繰り返される高速ピストンで身体を芯から前後に揺さぶられる。

「あ、あふっ、くぅんっ、あンうぅぅッ!!」

とうとうあたしはおちoちんでイカされた。
初めてなのに自分よりも年下の男の子におもちゃにされて何回イカされたかわからないくらいよかった。

「スバルさん、大丈夫ですか?」
「あ、あははは……気持ちよすぎて腰が抜けちゃった」

ごくごく自然に幸せ〜な笑顔になる。
セックスがこんなに気持ちいいなんて知らなかったよ……はぁぁぁ。
もうエリオにメチャクチャにされたことなんか気にもしてない。
むしろメチャクチャにしてもらえてよかったと思っている。
もうエリオから離れられないかも―――なんてストロベリーなことを考えていると白い悪魔が「人生そんなに甘くないわよ」と笑顔で教えてくれる。

「でも僕まだイってないんですよ」
「えぇぇぇええええぇぇええぇ!!」
「あと少しですから。 そしたらたくさん中に出してあげますね」

って中出しする気なのエリオ!?
初めてだったのにそれってレベル高すぎない?
いろいろ疑問点が残っているけど走り出したら止まらない。
最後は中に出された勢いで失神させられて、目が覚めたらあそこから精子が垂れててすごいことに。
しかもエリオはなんとダブルヘッダーでキャロとしている真っ最中。
どんだけ鍛えたんですかフェイトさん……
まあでも一番すごいと思ったのは後ろのティアとヴァイスさんなんだけど。

520 ガンバレ女の子(13/14) :2009/12/28(月) 20:35:48 ID:FE13RWNs
「おお、バリアジャケット姿だといつもと具合が違うな」

ヴァイスさんがケダモノのようにティアを後ろから突きまくっていた。
しかも手を拘束して、口にも何か噛ませて擬似レイプみたいなプレイに励んでいるようだ。
悪の秘密結社に尋問される女執務官(?)に成りきっているティアにはいくら親友のあたしでも引いてしまった。

「二人ってあんなのが好きなんだ……」
「ああ、私も気づかなかったぞ」

独り言のはずなのに誰かがいるのに驚いた。
ってシグナム副隊長じゃないですか!

「最近ヴァイスの様子がおかしいと思ったらこういうことだったのか……」

目つきが異様に鋭く口の端がぷるぷる引き攣ってて怒りを静かに溜めている。
これはまずい……
しかも格好が普段の執務服ではなくて騎士甲冑服姿だ!

「あ・あ・あ・あぅあぅあぅ、あの、シグナム副隊長ぉぉぉ?」
「なんだスバル、そんな格好でいると風邪を引くぞ」

うはぁ、今のあたしはすっぽんぽんであそこから精子を垂れ流している。
そこに突っ込まないところを見るとシグナム副隊長の怒りゲージは振り切っている。
エリオとキャロは隅っこで大魔神さまのお怒りにガタガタ震えていた。
でも親友のピンチにただ指を咥えているだけでは―――と思った瞬間、レヴァンティンのカートリッジがガッシャンガッシャンとリロードされた。
ご、ごめんティア……情けないあたしを許して……

521 ガンバレ女の子(14/14) :2009/12/28(月) 20:37:42 ID:FE13RWNs
「はぁ……こんなに出るとは思わなかったぜ」

一戦終えたヴァイスさんが膣外射精(もちろんバリアジャケットにぶっかけ)を終えて予想以上の充足感に満足していた。
そこへ―――

「そんなに気持ちよかったのか?」
「ええ、ティアナもハマったらしくてあそこもキュンキュンに締まってました……よ゛?」

背後に感じた怒気に息子さんがしおしおになる。
同時に騎士甲冑服姿で負のオーラに身を包んでいる大魔神さまにヴァイスさんは死の予感がした。

「ね……姐さん?」
「一応、言い訳は聞いておこうか」
「ここ、こここ、これは……それになんで騎士甲冑服姿なんですか?」
「ん? 以前、貴様が言っていたではないか。 この姿でシテみたいと」
「そ、そうなんだ……嬉しいな。 あ、あははは……」

邪悪な笑みを浮かべるシグナム副隊長に紅蓮の炎を纏うレヴァンティンを向けられている。
こうなっては乾いた笑い声しか出ないのも無理からぬこと。
まあ自業自得なんだけどね。

「だったら思う存分殺ってやろうじゃないか!!」
「姐さん、字が、字が違うって!」
「問答無用!」

その後、ご主人様のお怒りに呼応したレヴァンティンが轟音を上げて呻り、圧倒的な魔力によって周囲数百メートルの範囲が灰塵と帰したのは言うまでもない。

―――END

522 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 20:38:28 ID:FE13RWNs
以上です。
ありがとうございました。

523 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 21:32:26 ID:3P/4QU.2
>>522
GJ!
フェイトさん、ナニを教えてるんですかw
俺にも手取り足取り教えてください!

524 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 22:07:43 ID:LHjdFxmE
実際、フェイトそんは生い立ち的に羞恥心に欠けるところがありそうだから、
こういうのをためらいなく教えてそうで困る

525 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 22:40:49 ID:L.Av4sBU
おおおwwww
なんだこの投下ラッシュはwww
年末だってのに皆頑張りすぎだぜwww


>>522
なんという爛れまくった六課ww
そしてヴァイスが自業自得すぎるwww
GJでした!

526 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:45:38 ID:1mudrMho
さて、二日連続でアレですが、投下させてもらいますぜ。

・非エロ
・6レス分
・昨日はヴィヴィオ、今日はルーテシア
・ルーテシア可愛いよルーテシア
・ほのぼのです。
・あぼんはトリかIDで

タイトル「ルーテシアは良い子?」

527 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:46:15 ID:1mudrMho
 1/


「みんな、ごめんなさい」

 なのはの声も耳に入らないように、一同はテキパキと動く。
 謝罪を聞く時間があれば身体を動かして一刻も早く準備を整えたい。それが全員の本音なのだ。

「シグナム! そっちは」
「完了しました。シャマルの結果待ちです」
「私は大丈夫。はやてちゃんはどうですか?」
「任せとき、準備はバッチリや。いつでもいけるで。エリオとキャロは?」
「はい」
「間に合うと思います!」

 そこへ駆け込んでくる二人。

「はやてさん、遅くなりました!」
「何か手伝える事は?」

 二人の姿を確認したはやてはニッコリと笑う。

「ティアナ、スバル。来てくれたんか」
「当たり前じゃないですか」
「あたしたちだって、こう見えても元六課ですよ」
「おおきにや。そしたら、エリオとキャロのフォローよろしく」
「はいっ!」×2

「あ、あの……」

 誰にも謝罪を受け入れてもらえないなのはは、途方に暮れて立ちつくす。

「なのは」
「フェイトちゃん」
「そんなに気を落とす事無いよ」
「でも、みんな忙しいのに私のために」
「それは違うよ。なのは」
「え?」

 フェイトは温かい目でエリオとキャロのほうを見やる。

「なのはのためじゃない。これは、あの子のためなんだから」

528 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:46:58 ID:1mudrMho
 2/

 事の起こりは三日前。

 メガーヌ・アルピーノは娘であるルーテシアの様子に気付く。
 なにやら物思いにふけっている。そして、明らかに気落ちした様子。

「なにかあったの?」

 ルーテシアは首を振って何も応えない。
 メガーヌはとりあえず、普段から娘の近くにいる召喚蟲ガリューに尋ねることにした。

「ガリュー、何か知ってる?」
「いえ、私にもさっぱりです」

 もちろん、ガリューがこのように話したわけではないが、この程度の細かい意思疎通までがメガーヌには可能なのだ。

「なにか、心当たりはある?」
「さあ……。ただ、あのように心を痛めておられるのは先日の朝からであったと思いますが」
「朝?」

 先日、ではなく具体的な時間の指定にメガーヌは首を傾げる。

「朝なの?」
「正確には、起きられてから数分後でしょうか? あの日、起きられてすぐにお嬢さまは枕元で何かを探しておられる様子でした」 
「夜の内に何か置いておいたのかしら?」
「いえ。夜の見回りでも何もありませんでしたが」
「ガリュー? 貴方、夜中にルーテシアの寝室に入っているの?」
「はい。私は殆ど寝る必要がありませんので、基本的には不寝番をしております」
「いつから?」
「ゼスト殿と別れてからは殆ど毎晩ですが」

 メガーヌは少し渋い顔になるが……

「まあ、いいわ。貴方が蟲族でなかったら吹き飛ばしているところだけど」
「なにか、ご無礼をしてしまいましたか?」
「いいえ、気にしないで。貴方の忠誠は希なるもの、何物にも代え難いルーテシアの宝だわ」
「身に余るお言葉です」

529 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:47:44 ID:1mudrMho
  3/

 その、少し後……

「私、まだ悪い子……」

 ルーテシアは、ぽつんと一人、玄関横の大木の麓に座っている。

「悪い子だから……来てくれないんだ」

 込み上げるものを隠すように俯く。

「良い子にしてるよ……もう、悪いことなんてしないよ……」

 それでも、数粒の涙が地面に落ちる。

「ごめんね、キャロ。ごめんね、エリオ。ごめんね、ヴィヴィオ。ごめんね、なのはさん、フェイトさん、はやてさん、スバルさん、ティアナさん」

 六課の、いや、当時戦った相手の名前を一人一人挙げては謝っているルーテシア。
 ちなみに直接攻撃した某狙撃手の名前は最後まで出なかった。素で忘れているらしい。一年以上経ってるので仕方ない。

「ごめんね、ごめんね、みんな……」

 その姿を、メガーヌは見ていた。しかし、話しかけることはできない。
 自分がいなかった頃のルーテシア。その体験が娘に何を与えたのか。
 それは決して理解できることなどないだろう。
 しかし、一つだけは言えた。
 スカリエッティラボから救出された自分。その自分のリハビリのため、あるいは事情聴取のために姿を見せた六課メンバー。彼女たちは信用できるとメガーヌは感じていた。
 その彼女たちが原因だとは思えない。彼女たちは、すでにルーテシアとは交友関係と言っていいものを築き上げている。ルーテシアが彼女たちに対して必要以上の罪悪感を抱くことなど無いはずなのだ。
 メガーヌは一つ決意すると、通信装置に手を伸ばした。

530 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:48:32 ID:1mudrMho
  4/

 珍しい物を見た。とはやては思う。
 泣く子も黙る、というか、泣く大人も砲撃する、敵無し容赦無し浮いた話無しの三無教導官、高町なのはの土下座である。
 正確には土下座ではなく、限りなく土下座に近い最陳謝なのだけれど。

「なのはちゃん。何やったんかな?」
「なのは。何をしたの?」

 状況はなのはにとって最悪だった。
 そして、メガーヌからの通信はたまたま三人一緒にいるときに送られてきた。
 まず、六課時代の話と言うことで、はやての目が厳しい。ルーテシア……というよりも子供が絡んでいると言うことで、フェイトの目も厳しい。
 とは言っても、さすがに二人もなのはがルーテシアを苛めたという結論には達していない。

「えっと……何をしたというか、話したというか……」
「思い当たる節があるんやね?」
「なのは。お話しようか?」

 二人の重圧に耐えかね、なのはは言う。

「……多分……サンタさん」
「は?」
「え?」

 ナンバーズとルーテシアの矯正施設での生活。そこには、六課のメンバーも入れ替わり立ち替わり訪れていた。
 ただ訪れるだけでなく、色々と話をすることもあったのだが……

「良い子のところにはサンタクロースがプレゼントを持ってきてくれるの」

 なのはは確かにそう言ったのだ。
 ちなみに、チンクとウェンディとルーテシアが目を輝かせていたらしい。
 チンクとウェンディはナカジマ家に引き取られたときにその誤解を正された。
 ルーテシアの誤解を解く者は誰もいなかった。

 そして、ルーテシアは考えた。
 良い子の所にサンタさんが来る。
 悪い子のところにはサンタは来ない。
 サンタさんが来ないルーテシアは悪い子。
 事件が終わって一年経ってもやっぱり来ない。
 サンタさんはルーテシアを許さない。

531 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:49:22 ID:1mudrMho
 5/

「なのはちゃんが悪い」
「それは……なのはが悪いよ」

 親友二人から下されたのは有罪判決。

「ど、どうしよう」

 なのはにしてみても、今のルーテシアの反応は不本意以外のなにものでもない。
 いや、メガーヌにサンタの話を教えておけば問題はなかったのだ。

「だって、ガリューだって聞いていたのに! 何とかすると思ってたのに……」
「召喚蟲にそこまで期待する方がおかしいよ」

 言いながらフェイトは、やや逆ギレ気味のなのはが地球出身であることを再認識する。

「だって、使い魔ってアルフやザフィーラみたいな人ばっかりかと……」
「アルフは特別だよ」
「なのはちゃん、ザフィーラは使い魔ちゃう。ヴォルケンリッターや」
「ザフィーラさんは別としても、ガリューはアルフよりもフリードのタイプに近いからね」
「うう……どうしよう。ちゃんと謝らないと」
「それはそうだけど……」

 この期に及んで謝って済むだろうか、とふとフェイトは考える。
 悪気がないとはいえ、ルーテシアを傷つけてしまったことは確かなのだ。

「よし。サンタさん、呼ぼか」

 はやての言葉に、フェイトは驚く。

「え、もしかして、本当にいるの!?」
「いやいや」

 はやては苦笑しながら、フェイトが地球外出身だと再認識する。

「私らが、サンタになる。三日遅れのプレゼント付きクリスマスパーティーや!」

532 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:50:32 ID:1mudrMho
  6/

 ルーテシアは、サンタを待つことを止めました。

 サンタはもう、こなくてもいいのです。サンタがいるかいないかなんて、どうでもいいのです。

 だって、サンタよりももっともっと素敵な、もっともっともっと会いたい人たちがいるのだから。

 だから、ルーテシアは、良い子です。

533 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2009/12/28(月) 22:51:04 ID:1mudrMho
以上、お粗末様でした。

534 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 22:56:53 ID:SnB97aj.
え、これで終り?
なんという尻切れトンボwww

535 名無しさん@魔法少女 :2009/12/28(月) 22:57:00 ID:YBGnLgWY
ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!
六課メンバー空気とかクソワロタw
GJ!

536 名無しさん@魔法少女 :2009/12/29(火) 02:14:41 ID:biR.QFUw
>「なのはちゃん、ザフィーラは使い魔ちゃう。ヴォルケンリッターや」

何故だろう。ここにホロっと来た
ともあれGJ!

537 超硬合金 :2009/12/29(火) 08:04:43 ID:FpXTiy.U
ご無沙汰しております。
帰省前に一本出来たので投下していきます。

・馬鹿話です。
・非エロです。
・タイトルは『エリオの婿入り』
・元ネタは有名なあの昔話。
・書きかけを保存する時に間違ってファイル名をエリオの嫁入りとしたのは内緒です。

538 エリオの婿入り 1 :2009/12/29(火) 08:06:04 ID:FpXTiy.U
 新暦七九年の四月、スプールスの自然保護隊ベースキャンプにも漸く春が訪れようとしていた。

「エリオ君こっちこっち〜」

 まだそこかしこに雪の残る丘の中腹に自生するフキノトウを見付けた少女が、
皮のミトンを嵌めた両手を大きく左右に振る。

「今いくよキャロ!」

 丘の天辺にいた赤毛の少年が、手に大きなかごを持って駆け下りる。
 エリオ・モンディアルとキャロ・ル・ルシエ。
二人は四年前、クレナガンの悪夢とも言われたゆりかご事件を解決に導いた奇跡の部隊、
機動六課のフォワードとして出会った。
 当時僅か一〇歳の子供であったエリオとキャロであるが、この四年の間に大きく成長し、思春期の真っ直中にいた。
 とは言え、未だ二人の間には春は来ず、まるで出会ったばかりの頃の様に、
むしろ当時よりも仲睦まじい親友として日々を送っていた。
 その様はとても微笑ましく、
しかしそれを見守る二人の保護責任者フェイト・T・ハラオウンにとっては一抹の不安が残る光景であった。
 と言うのも、この二人に似た状況の友人が彼女にはいるからだ。
 具体的に言うと、高町なのはとユーノ・スクライアである。
 二人は、親友である事を自負するフェイトですら嫉妬する位に深いところで通じ合っているくせに、
恋愛という関係に至っていない。
 否、通常ならば恋に陥るべき関係性を持っていたにも関わらず、
それさえすっ飛ばして双子の兄妹と化してしまったと言うべきだろう。
 それ自体は二人の選んだ関係性である。
二十歳になるまではお節介とは思いつつも色々とお膳立てをして来た身としては
愚痴の一つも零したいところではあるが、致し方ないと諦めよう。
 しかし、その清らかで深い異性間の交流の果てに、
恋愛に対して必然性を見いださなくなった事に対しては如何なものかと思う。
 恋愛や結婚だけが人生の価値ではないと知ってはいるが、
フェイトは、そう言う幸福をエリオ達には知って欲しいと思うのだ。
 故に、フェイトは心に決める。
 エリオを三国一の花婿にしてやろう、と。

539 エリオの婿入り 2 :2009/12/29(火) 08:06:55 ID:FpXTiy.U
「そう言うわけでヴィヴィオ、エリオをもらってくれないかな?」
「ブファ! ふぇっフェイトさん、突然何を言っているんですか!」

 思いがけないフェイトの告白に、エリオは口に含んでいたスープを思わず吹き出した。
 まぁ、普通はそうなる。
 何しろ今テーブルを囲んでいるのは、自らの親とも言えるフェイトと、その親友なのは。
そしてエリオにとっては大切なパートナーのキャロと近所の妹的存在のヴィヴィオだ。
 そんな気心の知れた家族同士で食事をしていたのだから、
これまでの様なご近所づきあい位の感覚でいたのも無理からぬ話だ。
それなのに、実は人生最初のお見合いでしたと言われたのだから、ウブなエリオの受けた衝撃は計り知れない。
 但し、突然頬張っていたレーズンパンの味がしなくなったキャロに比べればまだ症状は軽いかも知れない。

「そんなに突然かな?」

 フェイトとしては、随分とかいつまんだとは言え、
なのはとユーノの関係性について話題にあげ、自身の決意表明も行ったつもりだ。

「デス手帳ごっこしようとか言って、
茶封筒に入れた婚姻届にサインさせたりとかしてないし、そんな事無いと思うな」

 他にもフェイトには、バケツ一杯の豚の内臓をぶちまけられ、
『大変、お風呂用意してあるから早く体を洗って』などと言われ、
同じ目に遭わされたユーノが入浴中の風呂場に押し込まれた事もある。
 そんな経験をしているからだろう、なのはは随分とおとなしいやり方だと笑う。

「あのときはユーノが日本国籍を取得していなかったから失敗に終わったんだよね」

 中学生の頃の失敗にフェイトは照れ笑いを浮かべる。

「そうそう、もしミッドの婚姻届だったら、私今頃なのは・T・スクライアだったかも知れないんだよね」

 なのはも思い出話に花を咲かせる。
 そんな脱線気味のママ二人の耳に、スプーンが置かれるカチャリという音が届く。

「どうして、どうしてヴィヴィオなんですか、フェイトさん?」

540 エリオの婿入り 3 :2009/12/29(火) 08:08:12 ID:FpXTiy.U
 震える声でキャロは問う。
 何故自分ではないのか。
 何故こんなにも心が乱れるのか。
 キャロは未だ、その疑問に対する答えを有していない。

「ヴィヴィオは優しくて、真面目で、可愛くて、一度は世界を席巻した事があるんだよ。
ヴィヴィオ以上に優れた子はいないと思うな」

 成る程フェイトの言う事は的を射ていて、キャロは否定する言葉が思いつかない。
 なのはも、愛娘が褒められたのだから相貌を緩める事はあっても、異議を申し立てる理由がない。
 エリオが遠い所に行ってしまう予感に、キャロが怯えているその時、
フェイトの言葉に異を唱えた者が現れた。
 それは、他ならぬヴィヴィオであった。

「フェイトママ褒めすぎだよ。私なんかよりアインハルトさんの方がすっごいんだよ」

 ヴィヴィオが言うには、彼女アインハルトは古代ベルカ式格闘術の使い手で、
自分など足元にも及ばないという。
 世界最高の相手と結婚させようと考えるフェイトは、
早速にヴィヴィオにアインハルトを紹介してもらう事とした。



「そう言うわけでアインハルト、うちのエリオの嫁にならない?」

 会ってそうそう呼び捨てであった。

「え……あの……」

 お見合い写真の代わりに現物の少年を眼前に突きつけられた覇王は、
初手からペースを乱されっぱなしである。
 何しろ、己の心の奥底にある祖先の記憶、そこに刻まれた思い人の生まれ変わりから

「アインハルトさんに紹介したい人がいるんです」

 なんて、脱独り身宣言ぽい電話があったかと思えば、
実は年上の男の子を紹介されるというミラクルイベントの発生である。
 いまだ中等部一年生だというのに、知り合って間もない年下に男を紹介される程、
自分は男運がなさそうに見えるのだろうか。

541 エリオの婿入り 4 :2009/12/29(火) 08:09:07 ID:FpXTiy.U
「済みません、ご迷惑おかけしています」

 手を伸ばせば抱きしめられる程近くに立つ赤毛の少年が、
恐らく彼も被害者の一人であるというのに、本当に申し訳なさそうに謝る。
 そんな小動物な雰囲気にキュンと来るものを感じるが、流石にその感情にまかせて頷いたりはしない。

「あの、フェイトさん、そんなにエリオ君を押しつける様にしていると危ないですよ」

 なんだか勢い余ってエリオとアインハルトをキスさせてしまいそうなフェイトを、
キャロが泣きそうな顔で止めにはいる。
 それで漸く落ち着いたフェイトは、
アインハルトの眼前に突きつける為に掴んでいたエリオの肩から両手を離した。

「そちらは、どなたですか?」

 見目麗しい少年を間近で見詰めていた所為で上気した頬のまま、
アインハルトはこの来訪者達の最大の良心と思われる少女の事を話題にあげる。
アインハルトとてエリオに良心がないとは思わないが、彼に決定権がないのも明らかなのだから仕方がない。

「あ、済みません。私キャロ・ル・ルシエと言います。エリオ君の《パートナー》をやっています」

 知らず、キャロはパートナーの台詞に力を込める。
 賢しいアインハルトは、その会話だけで、キャロがエリオに好意を抱いている事に気付く。
 エリオがそうである様に、何とひたむきで素敵な人なのだろう。

「アインハルトの義妹になる予定の娘だよ」

 藍の伝道師フェイトはキャロの自己紹介に補足し、アインハルトの脳裏に兄妹丼と言う言葉が浮かぶ。

「……ッ」

 即座にその不埒な考えを投げ捨て、一瞬でも人倫にとる思考に身をゆだねた自身を恥じる。

「済みません。折角のご提案ですけれど、私よりもノーヴェ・ナカジマという人の方が、
戦術眼があり優れていると思います」

 己は少年に相応しくないと自覚して、せめて少年達に送る事の出来る最大の誠意として、戦技ではなく戦術によって己を追いつめた管理局の少女の名をあげた。

542 エリオの婿入り 5 :2009/12/29(火) 08:10:18 ID:FpXTiy.U
「ねぇノーヴェ、エリオと結婚しない?」

 ノーヴェはかつて干戈を交えた相手とはいえ、今は同じ管理局の局員である。
 そしてフェイトにはつまらない過去をほじくり返す趣味はなかった。
 故にフェイトは、躊躇うことなく赤毛の少女に赤毛の少年との縁談を持ちかけた。

「はぁ?」

 てっきりアインハルトの冗談だと思っていたノーヴェは、本当にエリオの縁談を持ちかけてきたフェイトに、
四月馬鹿はとっくに過ぎたはずだと考えながら、手にした四インチ厚のハンバーガーを頬張る。

「実は、かくかくしかじか、こういう訳なのよ」

 フェイトは紙コップのコーヒーにスティックシュガーを一ダース注ぎ込みながら、
ノーヴェが三国一の女性である理由を説明する。

(聖王・覇王の次は一般人かよ)

 それに対するノーヴェの感想がそれであった。
 戦闘機人が一般人かというと、違う気もするが、
古代ベルカの諸侯に比べれば遙かに庶民である事に間違いはない。
 だが、そんな事よりも、説明の最中に親バカだだ漏れで褒められ恐縮するエリオと、
今にも泣き出してしまいそうなキャロの様子が気になる。

「朴念仁と引っ込み思案か。最悪の組み合わせだな、こいつは」

 小さくぼやいたノーヴェの言葉に、俯いていたキャロがばっと顔を上げる。
 知らない仲ではないし、少しばかり少女の手伝いをしてやるか。そんな事を考えながら、
ノーヴェは氷をコーラごと口に含んで咀嚼する。

「……折角の申し出を悪いんだけどさ、断らせてもらうぜ」

 ノーヴェがその台詞を口にした事を後悔するまで五分と掛からなかった。

「どうして? ノーヴェ、エリオはとっても良い子だよ!」

 親バカの大発動である。
 性格や才能に始まって、髪の毛色の奥深さや、守護霊の高貴さに至るまで
乳海撹拌の伝説まで遡ってフェイトは力説。

543 エリオの婿入り 6 :2009/12/29(火) 08:11:53 ID:FpXTiy.U
 恐縮してどんどんと小さくなっていくエリオ、何度も頷くキャロ。
 うんキャロ、お前敵。
 フェイトによる二時間三七分におよぶ説得の果てに、ノーヴェは助け船の欠航を決断した。

「勘違いしないでくれ、あたしが断るって言った理由はさ、
悔しいけどスバルの方があたしより強いからスバルの方が良いんじゃねーかと思ったからだ」
 ナカジマ家的に考えて最強なのはギンガだが、彼女を怒らせると怖いし、
自身に次いでパパっ子度の高いスバルがこれで脱落してくれたらラッキーとの打算もあった。



「スバル、エリオの妻にならない?」

 ノーヴェの策略に利用されているとつゆ知らず、フェイトはスバルに開口一番のたまった。
 仕事以外は極楽とんぼの傾向があるスバルは、言葉の意味を理解するまでに数秒を要する。

「エリオのお嫁さんですか……」

 そして言葉の意味を理解すると、フェイトの提案を真剣に考える為に腕を組む。すると、
バナナが挟めそうな位成長した胸が、更に寄せて上がる。
 スバルの真っ正面に座るエリオは顔を赤く染めて視線を逸らす。
 キャロはエリオが唐突に顔を背けた事に気付き、視線の向いていた方向を見、それから自らの胸元を見下ろす。
 見下ろした先には、アインハルトと良い勝負が……訂正、ヴィヴィオよりも大きな膨らみ存在した。
 しばし悩んだ後、スバルは顔を上げる。

「素敵な提案ですね、フェイトさん」

 割と乗り気なスバルにキャロは驚愕する。
 無敵吶喊娘、乳揉み魔、食欲魔神等々、スバルが冠する異名の多くは十九歳の乙女相応しくないものばかり。
加えて彼女の男友達がデートに誘うと、勝手に他の友人も誘うKYぶりを発揮する天然さんだ。

544 エリオの婿入り 7 :2009/12/29(火) 08:12:51 ID:FpXTiy.U
 その為、色恋沙汰に無関心と思われがちなスバルだが、彼女だって自分の関心事百選を選んだのなら、
素敵な恋人が欲しいとか、恋愛関係の内容が含まれてくる。
 故に、彼氏いない歴=年齢なスバルとしては、フェイトの提案はまさしく棚ぼた的な幸運であった。
 例えスバルの事情を抜きにして考えても、性格が良く、体力もあり、魔導士としても優れているイケメンなど、
そこら辺に転がっているものではない。
 スバルがフェイトの提案に頷くのも当然結果であったし、
逆に何故自分にそんな縁談が持ち込まれるのか、スバルには分からなかった。

「でも、どうして私なんですか?」
「ノーヴェがね、スバルならエリオを三国一の花婿にしてくれる、
次元世界で一番の女性だと教えてくれたからよ」

 フェイトの様な真っ直ぐな人物に褒められて気を悪くする人間などいない。
 ましてや、気むずかしい性格で、つねに一歩自分と距離を置こうとしている妹に、
べた褒めされたとあっては照れる他にない。

「ノーヴェったらホント大げさなんだからぁ」

 かつての上司の前で後頭部を掻きながら、体をくねらせる。
 しばらく自らの家族運に恵まれた幸福に浸った後、スバルは真剣な面持ちを取り戻す。

「でも、そう言う事だったらティアの方が頭も良いし、努力家だから私なんかよりもずっとお勧めですよ」

 それが彼氏いない歴の更新申請だと知っていながら、年下の戦友の為に親友の名をあげた。

545 エリオの婿入り 8 :2009/12/29(火) 08:14:05 ID:FpXTiy.U
「ねぇ、ティアナ。貴女なら理想の花嫁になれると思うの、だからエリオを幸せにしてくれないかな」
 しかし、夜も更けてきた為にネグリジェ姿で応対したティアナは、
突然の来訪者の戯言にとんでもなくイヤな顔をして見せた。

「先月までサバイバル訓練とか言って第六六六監視世界に私とヴァイス陸曹を閉じこめたと思えば、
今度は何を言っているんですか?」

 因みにサバイバル訓練というのは単なる名目で、その実体は職場が離れた為に疎遠になりつつある二人の為に、
フェイトがティアナに内緒で仕組んだ
『ドキ☆二人だけの無人世界生活・サンドワームはいるよ 大作戦』であった。

「あの、フェイトさん、ティアナさんには好きな人が……」
「キャロ!」

 最新の情勢を知らないキャロが、フェイトに翻意を促そうと語りかけた言葉を遮ったのは、ティアナであった。

「……ヴァイス陸曹の事は……もう良いの………」

 伏し目がちに視線を逸らしながら、ティアナはキャロに告げる。

「どうしてですか! あんなにヴァイス陸曹の事尊敬しているって言っていたのに!」
「何かあったんですか?」

 衝撃の告白にキャロとエリオは驚きの声を上げる。
 驚きのあまりティアナに詰め寄ろうとしたエリオは、
しかし、ネグリジェ越しの放漫な胸元が目に入り慌てて視線を外す。
 終焉の理由を知るフェイトは、二人のわが子の肩に手を置いて、ティアナを追いつめてやるなと首を左右に振る。

 それは『ドキ☆二人だけの無人世界生活・サンドワームはいるよ 大作戦』の最中に起きた事件であった。

「ちょっとね、あの人の事をまともに見る事が出来なくなってね……」

 ティアナはそれだけを答える。
 ヴァイスの名誉の為に断っておくが、青い衝動に突き動かされて、
嫌がるティアナにムニャムニャしたりしたわけではない。

546 エリオの婿入り 9 :2009/12/29(火) 08:15:32 ID:FpXTiy.U
 寧ろ良き先任局員として、己の持つあらん限りのサバイバル技術を叩き込んでくれた。
 只ちょっと、妹とかヘリパイとか姐さんとかの素晴らしさについて熱く語りすぎた事にティアナが切れて、
食糧確保の為の生き餌にしてしまったと言うだけである。
 あ、生きて帰ってますよ、勿論。
 そしてそんな不幸な終わり方をしたからこそ、
そのきっかけを作ってしまったフェイトは、ティアナにも幸せになって欲しかった。

「ねぇ、ティアナ。いつまでも終わった恋にしがみついていたらいけないと思うよ」

 平気で傷口に塩を塗るフェイト。

(それにエリオなら、これから自分色に染めるとかも可能だよ?)

 その一方で、悪魔の如き囁きを思念通話で語りかける。

「エリオもほら、姐さん女房は金のワラジを履いてでも探せって言うでしょ?」

 フェイトがそっぽを向いているエリオの顔をのぞき込み、その様子をキャロがヤキモキしながら注視する。
 ティアナはそんな少女の様子に、変わらないものだと苦笑を浮かべ、彼女を応援してやろうと心に決める。
 しかしその前に、
「それにしてもエリオもすっかり成長したわねぇ。
まぁ、私も機動六課を卒業してからそれなりに成長したけ・れ・ど・も・ね」

 二の腕で胸の谷間を強調しながら、それを見せつける為にエリオの視線の先へと体を動かす。

「えっと、Aの……そno………」

 理性と本能とがせめぎ合い、パニクりながらも目を瞑る当たり、本当にエリオは紳士だ。
 キャロも金魚みたいに何度も口を開けたり綴じたりして、何を言えばいいのか分からなくなってしまっている。
 そんな二人の様子に、ティアナは苛めるのはここまでにしてやろうと思う。
だが、悪かったとは思っていない。
夜更けに突然襲撃を掛けられてトラウマをえぐられたのだから、この程度のイタズラは当然の権利だからだ。

「まぁ、冗談はさておいて、私は特に秀でているって言う程才能がある訳じゃありませんよ。
寧ろ、真龍すら召還できるキャロの方が凄いと思いませんか?」

 キャロとフェイトがその言葉に振り返る。

「残念ですけど、より相応しい相手がいる以上、私は辞退します」

 ティアナは肩を竦めながらキャロに目配せをする。
 キャロもティアナの意図に気付き、
そして、どうしてこんなにも自分がエリオの結婚に心を痛めているのかを知る。
 フェイトがキャロの方に向き直り、告げた。

「ねぇキャロ、エリオと夫婦になってくれるかな?」

 フェイトの問いにコクンと頷く。
 そう、キャロ・ル・ルシエという少女はエリオ・モンディアルの事を愛しているのだ。

「エ……エリオ君!」

547 エリオの婿入り 10 :2009/12/29(火) 08:16:32 ID:FpXTiy.U
 一世一代の告白。
 祈る様に両手を握り、気恥ずかしさで少年の顔を見る事が出来ずに目をつむり、心の底から叫んだ。
「私、エリオ君の事が大好きです! フェイトさん達みたいにスタイルが良くないけど貰ってくれますか!」






 三ヶ月後、バージンロードを歩くフェイト・T・ハラオウンと彼女の夫エリオ・M・ハラオウンがいた。

  完

548 超硬合金 :2009/12/29(火) 08:18:13 ID:FpXTiy.U
やばい、エロ投下率が自分ルールを満たしてないよ。
早くJS通販ネタを完成させなければ。
それにしても、何でだろう。どう見てもはやての方がギャグ要員に相応しいキャラなのに、フェイトさんの方が動かしやすい。

549 名無しさん@魔法少女 :2009/12/29(火) 08:49:33 ID:uQ.IeWbw
感想が追い付かない……だと?
スバルエロい。ルー可愛いよ良い子だよルー。エリオの嫁入り余裕です
まとめてGJ

550 名無しさん@魔法少女 :2009/12/29(火) 10:49:56 ID:oH1PRxs.
>>522
さすがエロオですね。
そしてエロオにしたフェイトさん、あんたって人は…GJ!
これでスバルさんもキャロと一緒にエリオの恋人となり完璧です。

>>549
まさかのオチですかw
GJ!

551 名無しさん@魔法少女 :2009/12/29(火) 11:00:37 ID:n97VsZFw
いい話だなと思ったら最後が酷いww

552 名無しさん@魔法少女 :2009/12/29(火) 19:33:10 ID:u48y/jjQ
???
ゴメソ。
何がどうして最後の1文になるのかよくわからないのだが。

553 名無しさん@魔法少女 :2009/12/29(火) 21:37:57 ID:IvW4HU4c
ごめんよ僕はボインちゃんが好きなんだ
多分こういうことだと思う

554 名無しさん@魔法少女 :2009/12/30(水) 00:02:50 ID:Rv2Z2uKo
エリオの主観は関係ないでしょ
あの流れでキャロが余計なこと言ったばかりに
嫁の座がフェイトそんに転がり込んじゃいました。おしまい
っていうどこぞのむかしばなし的なオチではないかと

555 名無しさん@魔法少女 :2009/12/30(水) 02:33:17 ID:GaPwrpVk
掘ったら湧いた天然温泉をノリノリでのとこでお色気カットを披露してたルールーに欲情した
ルールーが凌辱される作品が読みたいよぉ

556 553 :2009/12/30(水) 03:12:52 ID:/pPXpqXw
偉そうに語っておいてこの様か
ちょっと理解力鍛え直してくるわ

557 名無しさん@魔法少女 :2009/12/30(水) 11:31:10 ID:V59XjhDo
ねずみのお嫁さんはねずみ。
エリオ(プロジェクトF)のお嫁さんはフェイト。

558 名無しさん@魔法少女 :2009/12/30(水) 14:19:23 ID:XMMlhGRk
>フェイトさん達みたいにスタイルが良くないけど
ここが分岐点かな?
嫁候補が自分より優れている人を紹介したら、候補がそっちに移っていたし。

559 ザ・シガー :2009/12/30(水) 14:45:05 ID:Na1CHKIc
おお! 凄い投下ラッシュだなおいww
パロ住人の礼儀として感想は付けておかねば。


>>Foolish Form 氏
百合3P良いね!
スバルのエロは少ない気がするので、もっ増えて欲しいッスね。
『鏡の中の狂宴』の続きも心よりお待ちしておりますよー!!


>>B・A氏
相変わらずJS通販は狂ってるなぁwww(良い意味で
氏のエロは久しぶりなので実に嬉しかったです!


>>野狗氏
じろにもー!
なにこのヴィヴィオ、可愛すぎるwww
後のルーテシアも可愛すぎて悶絶しっぱなしでした。
GJ!


>>83スレ260氏
ほのぼのエリキャロGJ!
やっぱこのカプのほのぼのは良いわーww


>>522
六課乱れすぎwww 落ちのシグナム姐さんが全てを持っていったwww


>>超硬合金氏
キャロ不憫!
とにかくこの一言に尽きるwww
最後はキャロが報われるかと思わせておいてこの落ちかようwww
GJっしたww




さーて、皆が頑張ってるならば私も負けてはいられない。
年内に投下すると豪語した約定、守らせてもらおう。

という訳でギン姉のエロを投下する!

『ギンガの恋路』の後編、遂に結ばれるカルタスとギンガ、もちろん内容はエロ!!

560 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:46:34 ID:Na1CHKIc
ギンガの恋路 (後編)



「しかしまあ……まさかこんな事になるとはな……」


 そう一人呟くカルタスの声には、諦念と自分自身に対する呆れの気持ちが込められていた。
 彼は今、自分の家にいる。
 クラナガン市内の、これといって高くも安くもない、長所を上げるならば職場に近い、そんなマンションの一室だ。
 広いとも狭いとも言えぬ間取りの我が家の寝室、そこに鎮座する安ベッドの上に彼は腰掛けている。
 姿は制服を着たものだが、しかしネクタイを取り上着も脱ぎ捨て、シャツのボタンを五つも外したラフな格好。
 理由は決して、自室故に気を抜いた、というものではない。
 もっと艶めいていて、かつ堕落した理由。
 それはこれから始まる睦事の為に、円滑さを出す為に他ならない。
 部屋の空気には、彼の息遣い以外の音が響いている。
 それは水音。
 幾粒もの水滴が放たれ、硬質なタイルの上で跳ねる残響だ。
 音源は寝室から廊下を隔てた先にある浴室。
 そこでシャワーによって音を奏でるのは、今宵彼と床を共にする為に訪れた少女、ギンガ・ナカジマに他ならない。
 静かな部屋の中に響く水の滴る音色が艶やかに響き、カルタスの心を昂ぶらせていく。
 これから彼女を抱くのだという実感が、肌を粟立たせる程に興奮を呼び起こしていた。
 普通自分の家に帰り着けば、そこには安堵がある筈なのだが。
 しかし今の彼を満たしているのは、緊張と興奮、そして熱い期待だった。
 部隊のオフィスでの一件の後、今宵彼女と床を共にする事になり、選ばれた場所が彼の家。
 ギンガの家ではもしかしたらゲンヤが帰って来るかもしれないし、制服姿でホテルに連れ込むのも気が引ける。
 それ故の選択だった。
 だが、いつもは見慣れた筈の我が家も、恋しい少女と一晩を過ごすとなればまるで落ち着けない場所に感じてしまう。
 人として、男として、それなりに多くの事を経験して積み重ねてきたつもりだった。
 しかし、ギンガが身を清めて床に来るのを待つ、たったそれだけの事が心臓の鼓動を早鐘の如く打たせるのだ。
 落ち着け、と彼は自身に言い聞かせる。
 年上の自分がこんなではギンガに見せる顔がない。
 深呼吸を二度、三度と繰り返す、新鮮な空気で思考をクリアにしていく。
 だが、しかし。
 次なる刹那、四度目の深呼吸を打ち破る音が響いた。
 それは浴室のドアが開く音、濡れた足音が寝室まで至る音。
 そして、


「あ、あの……シャワー、終わりました……」


 甘く澄んだ乙女の囁きだった。





 カルタスは息を飲んだ。
 今まで冷静さを取り戻そうとしていた思考は瓦解し、心の臓はもはやドラムロールと化して鼓動を刻む。
 それ程までに、目の前の少女の媚態は素晴らしかった。
 湯で身を清め、ほんのりと朱色に上気した肌を、たった一枚のタオルで覆い隠すのみの姿。
 タオルの張り付いた肢体はその美しいプロポーションを惜しげもなく浮き彫りにする。
 実りに実った釣鐘型の豊満な乳房から、余分な贅肉など一ミリ足りとて存在しないウエスト、だがそれが嘘のように張り出した肉付きの良い尻。
 むっちりとした太股のラインもまた実に美味しそうな絶景。
 男として産まれ落ちた者ならば一度は抱きたいと思い描く、究極的に完成された女体。
 腰まで流れるように伸びる青い髪も、またそれらに負けず劣らずに美しい。
 濡れ光り、艶を持ち、シャンプーやリンスといった洗髪剤だけではない、彼女本来の甘い香りを誘うように放っている。
 そして何より心を惹き、魅せるのは美貌。
 整った目鼻立ちはもちろん、じっとこちらを見つめる碧眼は熱を帯びて潤み、カルタスの心を完全に魅了した。
 彼の心がギンガの媚態に打ちのめされ、硬直するのをよそに、少女は歩み寄る。
 ひたりひたり、と、先ほど浴びたシャワーで僅かに濡れた足が音を立ててベッドへと近づき。
 とすん、と、カルタスの横に少女が尻を乗せた。
 伝わるのは熱と香り。
 触れ合った肩から火照った少女の微熱が染み入り、髪から香る蕩けるような芳香が鼻腔をくすぐる。
 カルタスはただ呆然と息を飲んだ。
 一拍の静寂が場を支配し、無音の時が流れる。
 互いの息遣いと触れ合った身体から伝わる鼓動が全てとなる世界。
 どこかもどかしく、だが心地良い静けさ。
 そんなしめやかさを破ったのは、隣に座る乙女だった。
 
 
「……カルタスさん」


 蚊の鳴くような小さな、しかし澄んだ声が、その内にたっぷりと恋慕を孕んで彼の名を紡ぐ。

561 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:47:16 ID:Na1CHKIc
 告げられた言葉を飲み込み、一瞬沈黙の中で意味を反芻したカルタスははっと気付き、ああ、と答える。
 

「なんだ? ギンガ」


 声と共になんとか心を落ち着かせ、彼はそう問うた。
 だが、心落ち着いたのは一瞬。
 次の瞬間、カルタスの心はまた掻き乱される。
 少女が顔を上げたのだ。
 今まで少し俯かせていた顔を上げ、ギンガが潤んだ瞳でこちらを見上げる。
 そこに込められた万感の想い。
 胸を焦がすような愛しさと恋しさの中に、不安と期待を孕んだ縋るような眼差し。
 まるでそれ自体が特別な魔力を帯びたような視線に、カルタスの身は再び硬直する。
 だが彼のそんな内心など露知らず、乙女は言葉を連ねた。


「私、その……男の人とこういう事するの、初めてで……だから、えっと……」


 連ねる言葉は恥じらいを宿し、だが確かにそこに期待を込めて。
 彼を想う恋慕と共に、甘く蕩けるような声で囁かれる。


「だから……優しく、抱いてください」


 と。
 甘い、それは過剰なまでに甘い請いだった。
 彼を見つめる瞳も、彼に告げる残響も、彼を想う心までも。
 その全てがあまりにも甘美。
 ギンガの請うた甘き誘いに、カルタスは言葉でなく行動で応えた。
 彼女の肩にそっと手を回し、抱き寄せて顔を寄せる。
 二人は再び唇で繋がり、交わった。
 一瞬身を強張らせたギンガだったが、しかしすぐに力を抜く。
 彼に全てを委ねるように。
 それに応えるように、彼はそのまま動いた。
 肩に回した手に力と体重を掛け、ギンガを優しくベッドの上に押し倒す。
 スプリングの軋みと、シーツに人が倒れる音が重なる。
 次いで連ねられる音色は水音。
 重なった唇と唇の合間から、舌と唾液を絡ませる淫靡な響きが静かな部屋の中に木霊する。
 

「んぅぅ……ちゅぷ……ん、ぴちゃ……」


 彼は彼女を求め、彼女もまた彼を求める。
 ただキスするだけだというのに、それは堪らなく情熱的な愛撫だった。
 しばしの時を二人は口付けに耽る。
 そして、唐突にその愛撫を終わらせたのはカルタスだった。
 組み敷いたギンガからそっと身を起こし、彼は唇を離す。
 絡み合った唾液が透明な橋を名残とばかりに掛けるが、それもまたすぐ途切れてしまう。
 突然キスを中断された少女は、もっとして欲しかった、とばかりに少し物欲しそうな顔をした。
 だがカルタスはそれを半ば無視し、口を開いた。


「なあギンガ。本当に良いのか?」


 告げたのは問う言葉。
 良いのか、と、了承を確認する意。
 彼の言葉の意図を計りかね、ギンガは疑問符を問い返す。


「……え?」

「いや、な。俺は君の事を好きだし、君も俺の事を好いてくれてるってのは分かったんだが……いきなりこんな事になって、本当に良いのか。ってさ」


 と、彼は告げた。
 こう言われ、その言葉の意図するところをギンガは理解する。
 カルタスが言いたいのは、こうして契りを交わす事の是非を問うているのだ。
 確かに、互いの想いを交わしたその日に肉体まで情交に至るというのはいささか性急かもしれない。
 それはギンガもよく分かっていた。
 だが、しかし、


「……恐いんです」


 少女は、静かにそう呟く。

562 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:47:48 ID:Na1CHKIc
 タオルに覆われた豊かな胸の前で不安を紛らわせるように指を弄り、頬を羞恥で淡く染め、ギンガは身を震わせながら言葉を連ねた。
 

「ずっと前からカルタスさんの事好きで、大好きで……その気持ちが叶ったのが嬉しいんだけど……でも、不安なんです」 

「不安?」


 問い返すカルタスの言葉に、ギンガは頷く。


「好き合ってるって分かったのが突然過ぎて……なんだか夢みたいで」


 だから、と言葉を続け、乙女は告げた。
 


「あなたが好きでいてくれる……愛してくれる証を……私にください」


 駄目ですか? と、最後に問う言葉を加えてギンガは請うた。
 絶世の美少女が告げる儚く甘い懇願はどこまでも愛らしく、抗い難い魅する力でカルタスの心を穿った。
 愛する少女にここまで言われて、それを蔑ろに出来る彼ではない。
 その言葉に、カルタスも腹を決めた。
 覚悟を決めた男は、もう一度顔を寄せて組み伏せたギンガにキスをする。
 彼女の請いへの返答とばかりに、優しく唇を重ねるだけの口付け。
 そっと顔を離したカルタスは、耳元に静かに囁いた。


「分かった」


 と、たったそれだけを。





 彼の告げた小さな、だが芯に力を持つ言葉にギンガは震えた。
 嬉しい。
 ただただ、歓喜が胸を打つ。
 彼を思う恋しさが一方通行じゃなくて、そして彼は自分の求めに応じてくれる。
 それが、どこまでも嬉しかった。
 つぅ、と目元に喜びの涙を流し、ギンガは胸元に己の手を移す。
 指を絡めるのは、自分の身体を覆っているタオルの結び目だ。
 手を掛けるや、少女は迷う事無く結びを解いてそれを剥ぐ。
 剥ぎ取られた先にあったのは、一糸纏わぬ穢れなき裸身だった。
 その様に、カルタスは本日何度目になるのか、息を飲んで魅入られる。
 白い、まるでミルクを溶かし込んだかのように白い、染みもくすみもない瑞々しい肌。
 邪魔物がなくなり露になる乳房もまた絶景で、頂上にある桃色の蕾が愛らしく。
 そして引き締まったウエストから薄く青い茂みのある股ぐらの情景にカルタスの中の男は、いよいよ燃え上がる。
 だが、彼は自身の中で轟々と燃え盛る欲情の炎を諌めつつ口を開き、
 

「凄く綺麗で、可愛いよギンガ」


 愛する少女に、優しく囁いた。
 ギンガは彼のその言葉に恥じらい、だがそれ以上に喜んで頬をより一層朱色に染め上げる。
 そんな彼女に、カルタスはまた口付けた。
 今度は唇ではなく、白くしなやかな首筋にだ。
 吸いつく音を立て、何度も何度もキスをされる。
 唐突に始まった愛撫、そして身体に刻まれる淡い快感。
 敏感な肌に走る悦楽の電流に少女は喘ぎ、震えた。


「ひゃッ! んぅ……はぁぁッ」


 啄ばむようなキスをされるだけだというのに、それは初めて男に身体を許す少女にしっかりと快楽を刻んでいく。
 カルタスは口付けだけでなく、時折ギンガの肌を味わうように舌を出し、その身をちろちろと舐め上げた。
 特に重点的に攻めるのは乳房。
 まろやかなラインを描く釣鐘型の胸にキスの雨を降らせ、舌を這わせて丹念に愛撫する。
 白い肌に次々と口付けが為され、淡い桃色の跡を幾つも残していく。
 その度にギンガは身を震わせ、甘く心地良い喘ぎを零した。

563 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:48:22 ID:Na1CHKIc
 愛撫が乳房の頂点、桃色の乳頭に至った時、反応はより劇的になる。
 

「ひゃぁぁんッ!!」


 一層甲高く甘い声を上げ、ギンガの背が弓なりにのけ反った。
 彼は粟立つ乳輪の端から乳頭の先端まで口に含み、まるで乳房を先端から溶かし込むように舌をで舐め上げて愛撫する。
 さらにもう片方の乳房には手を回し、緩やかな指の律動で捏ね回しては愛でた。
 愛され、次第に硬くしこり始める乳首を舌が舐め、時に歯が甘噛みし。
 指は優しく乳全体を揉みしだいては先端の肉豆をこりこりと転がす。
 その度にギンガは甘く喘ぎ、身を何度もしならせ、震わせた。
 しばしの時、カルタスは乳肉への前戯を続ける。
 一体幾度目だったろうか。
 ギンガが身をしならせ、ベッドのシーツに千々に乱した時、彼は乳首から口を離した。
 唾液を糸を引かせたまま離れた口は、しかし次の瞬間にまた新しい獲物に向かう。
 乳房の下半分をそっと舐めつつ、彼の口は下半身に向かって這った。
 下乳を愛で、次いで引き締まったウエストラインを愛で、さらにはヘソに舌まで差し入れて愛でる。
 ちろちろと舌先でヘソをほじくると、途端にギンガが堪らず身をよじった。
 

「ふぁ! お、おへそ……だめぇ……」


 瞳を潤ませ、自分の腹の上で愛撫を続けるカルタスに彼女は懇願する。
 が、彼はそれを無視して目の前の肢体を愛で続けた。
 這う舌は遂にヘソを超え、股ぐらへと向かう。
 髪の毛と同じ青い色の茂みは既にしっとりと果汁に濡れ、てらてらと光を放っていた。
 彼はその様に、ふと呟きの声を漏らす。


「胸を弄っただけで、もう随分濡れてるな」

 
 やや感嘆を込めたその声に、ギンガは頬を羞恥で真っ赤に染め上げる。
 まるで自分の身体の敏感さを淫らだと言われているようで、恥ずかしくて堪らない。
 


「や、やだぁ……そんなこと、いわないでください……」


 カルタスの言葉に、ギンガは愛らしい恥じらいの懇願を漏らす。
 だがその様は雄の嗜虐心をそそるような媚態を孕んでおり、彼の愛撫に燃料を注ぐ事となった。
 濡れそぼる淫口に、迷う事なく舌が滑り込む。
 こんこんと蜜溢れる膣口に尖った舌先が侵入し、掻き回すように抉る。
 唐突に始まった膣への愛撫に、ギンガの身は再び震え、しなった。


「ふぁぁ……だ、だめぇ……そんなところ、ひゃあぁ!」


 一段と甘味を増した嬌声を響かせ、乙女は震える身でよがる。
 しかし、だめ、という言葉に拒絶の色は薄く、むしろ肉体のみで語るならば彼女は大いに悦んでいた。
 秘所への愛撫は実に効果的で、膣口を舌で抉り始めてからは溢れる蜜の量は素晴らしく増している。
 もはや洪水と零れる愛液はシーツに幾つものシミを作り、悦楽の証としてしっかりと残っていた。
 その潤いをもっと欲するように、カルタスの為す愛撫の手はより激しさを増していく。
 舌はより深く膣口を抉り、音を立てて果汁を啜り、さらにはその上にある淫核へも攻めを加えだした。
 包皮に覆われた肉豆に舌が這い、皮の上からこりこりと転がす。
 それは今までにない強烈な快感をもたらし。
 瞬間、ギンガは背筋に電撃が駆ける錯覚を感じて身をのけぞる。


「ふぁぁッ!」


 甘さと張りのある嬌声を上げ、少女は喘いだ。
 淫核を攻められる快楽は、今までの攻めとは比べ物にならない程に激しいものだった。
 ギンガも年頃の少女だ、自分で自分を慰めた経験がない訳ではない。
 今までに何度もカルタスの事を想っては秘所に指を伸ばした。
 が、今味わっている快楽に比べればそんなものは児戯に等しいものだ。
 実際に彼の手で為される愛撫は繊細かつ大胆で、女の快楽のツボを心得えている。
 カルタスも二十台も半ばの男で、女と床を共にするのも初めてではない。
 彼の愛撫は、性の経験に乏しいギンガとは比べるべくもない。
 陰唇から膣口、そして淫核へと連なる三箇所を緩急をつけて攻め立てる愛撫は徐々に加速し、少女の悦楽を未知の領域まで高めていった。
 今まで自分で得たものを遥かに超える絶頂の高みが、どんどん近づいてくる。
 漏れ出る吐息は荒く甘くなり、淡く朱色に色づいた肌は珠の汗に濡れ光り、淫らな美しさを増す。
 そして最後の一手とばかりに、カルタスは攻めた。

564 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:49:02 ID:Na1CHKIc
 女体の中で一番敏感な淫核を唇で全体を挟み、口内にて舌先で押しつぶす。
 瞬間、少女の中で快楽が爆ぜた。


「はぁああぁんッッ!!」


 甲高く甘く蕩けきった嬌声で、叫ぶようにギンガは鳴いた。
 背は折れんばかりにのけ反り、しなやかな四肢が痙攣して震える。
 初めて人の手で登り詰めた絶頂の頂きは、あまりにも高く、そして奈落のように深かった。
 神経の一つ一つに至るまで甘く溶けていくような錯覚さえある。
 荒く何度も息を吐き、ギンガはベッドの上でぐったりと絶頂の余韻に浸った。
 そんな彼女をよそに、カルタスは一度身を起こして立ち上がる。


「さて、じゃあ俺もそろそろ邪魔なものを脱がせてもらおうかな」


 と、彼は呟き、服に手をかけた。
 シャツのボタンを外し、ベルトを外し、ズボンを下着ごとズリ下ろす。
 大ざっぱに、だが素早い脱衣。
 露になったカルタスの五体は、男らしく引き締まったものだった。
 無駄な脂肪のない肉体は筋繊維の一つ一つを見せつける。
 そして彼の胸板や腹部には幾つか、穴を穿たれたような跡があった。
 銃創だ。
 捜査官として様々な事件を扱ってきた軌跡、とでも言うものなのだろうか。
 が、目を引くのはそれらではない。
 彼の下腹部で隆々と脈打つ、肉の棒。
 へそにまで届きそうな程に屹立したカルタスの陰茎に他ならない。
 絶頂の余韻の中に蕩けていたギンガは、その様に思わず息を飲んだ。
 昔父と入浴した時に男性器を見た事があるが、しかしその時見たものと今目の前にあるものではまるで違う。
 カルタスの肉棒はゲンヤのものより遥かに大きく、傘の張ったカリ首や血管の浮き上がった太い幹はあまりにも凶悪だ。
 これが、今から自分の中に入るのか。
 火照った身体に冷たい汗が伝うのを少女は感じた。
 彼を受け入れる心の準備はしたつもりだったが、それでもやはり恐い。
 不安を紛らわせるように、ギンガは手を硬く握り締めた。
 そんな時だった。
 膝を突いて身をベッドに沈めながら、カルタスが口を開いた。


「恐いか?」


 と。
 そして、続けて告げる。


「もし嫌なら、ここで終わりにするか?」
 

 そう、情事を続けるか否かの是非を問うた。
 彼の中の肉欲は、既に少女の痴態をこれでもかと魅せ付けられて限界まで滾っている。
 今すぐにでもギンガを貪りたくて仕方ない。
 だが、彼は敢えてそれを抑え込み、是非を確認した。
 もしギンガが拒むようなら、無理に契ろうとた思わない。
 幾許かの時、少女はカルタスの言葉を反芻し、熟慮する。
 そして、答えた。


「大丈夫、です」


 囁く残響で告げ、そして四肢を動かした。
 彼を自分に導くように手を広げ、脚を開く。
 
 
「痛くても我慢しますから……私の事、愛してください」


 乙女は、ただそう告げた。
 もはやここまで言われれば、引く道理はない。
 カルタスは了承の意とばかりに一度身を沈め、ギンガの唇にそっと口付けする。
 短い、だが愛の込められた甘いキス。
 そして、顔を離すと共に囁いた。


「分かった」


 ただそう一言を告げ、彼は動く。
 艶やかに汗に濡れたギンガの太股を掴み、ゆっくりと開かせ、そこに身を進める。
 むっちりとした肉質の両の脚は彼の腰に絡められ、まるで食虫花が獲物を捕らえたようにしっかりと掴む。
 だがそこに妖艶さはない。 
 むしろ震える身体から、彼女の中の不安が伝わる。
 それを掻き消すようにカルタスは少女の頬や髪をそっと撫でてやる。
 優しい愛撫に、ギンガはまるで飼い主に触れた子犬のように目を細めた。

565 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:49:39 ID:Na1CHKIc
 震え、硬直していた心が氷解する。
 少女は潤む瞳に想いを込めて彼を見上げた。
 欲しい、と。
 眼差しへの応えは、濡れそぼる膣口に触れた熱い陰茎の感触。
 くちゅり、と音を立て、硬く隆起し尽した肉棒が淫穴の入り口に浅く刺さる。
 が、最後まで挿入はされない。
 寸前で動きを止め、再び彼の口が言葉を紡いだ。
 それは了承や、結合のの是非を問うものではない。
 契りの宣告。


「ギンガ……入れるぞ」


 ただ一言を告げると――彼は彼女を己で貫いた。
 瞬間、肉棒はその身を全て蜜壷へと埋没させていく。
 既に一度の絶頂でしとどと濡れた蜜壷は、硬く隆起した凶器のような肉棒をぬるりと受け入れる。
 一秒にも満たぬ間の中で、カルタスは完全にギンガを貫いた。
 されどその合間には確かに何かを突き破るような抵抗があった。
 問うまでもない、それは乙女が純潔を失った証。
 

「いっ……ああぁ……!」


 愛撫を受けていた時とは違う、切なげな声がギンガの濡れた唇から零れた。
 それは問うまでもない、身をつんざく破瓜の痛みを耐えるうめきに他ならぬのだろう。
 しかし、対するカルタスは少女とは相反する感覚、想像を絶する快楽の中にいた。
 初めて侵入したギンガの肉穴は、まるで悦楽の塊だった。
 ただ単に締め付けが強いなどではない。
 緩急、強弱を以って埋没する陰茎を締め上げ、幾重にも渡って設けられた肉ヒダが絡みつき、締め付ける。
 まるで男を蕩かせる為に存在するような天性の名器。
 たった一度の挿入で、久しく女を抱いていなかったカルタスは絶頂寸前まで昂ぶる。
 それ程までにギンガとの結合は甘美だった。
 が、しかし。
 肉体が甘受する快楽が深ければ深い程、彼の心は痛む。
 自分はこれ程までに肉欲を貪っているのに、目の前の愛しい少女は苦痛に涙しているのだと。
 その認識が、彼の心を快楽に浸らせない。
 どこか罪悪感を胸に抱き、カルタスは涙を流して身を震わせる少女へと口を開く。
 

「すまん、ギンガ。痛かったか? もし辛いなら、ここで……」
 

 今にも腰を振りたくりたい衝動を抑え、彼は案じの声を囁く。
 もしギンガがあまりに痛みを訴えるようならば、契りはここで終いにしようと思い。
 だが、彼に貫かれ涙する少女は首を横に振った。
 紛れもない、否定の意として。 
 

「ちがうんです……」


 荒い息遣いの合間から、囁く声が言葉を紡ぐ。
 珠の汗の浮かぶ白い肌を淡く朱色に色づかせ、その身を震わせ。
 涙に濡れ潤んだ碧眼で彼を見上げながら言葉を連ねた。


「……カルタスさんと一つになれたのが、うれしくて」


 彼女が告げたのは、痛みへの訴えではなかった。
 瑞々しい唇が零したのは喜び。
 ただ彼と契れた事を心から嬉しく思う、健気で愛らしい言葉だった。
 そして少女は、彼の逞しい肉体に白魚のような指を這わせ、背に回して抱きしめて囁きを連ねる。
 甘く恋しく、蕩けた声を。


「だから、もっとください……カルタスさんを、もっと私に……」


 と。
 その言葉に、その愛らしさに、その媚態がただただ狂おしく。
 もはや彼の中に渦巻く愛しさと狂おしい肉欲は、堰を切った。
 

「――ッ!!」


 声にならぬ声をあげ、カルタスは一気に腰を沈める。
 蜜に濡れた秘裂を硬く屹立した肉棒が貫き、抉り、貪る。

566 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:50:45 ID:Na1CHKIc
 湿り気を帯びた肉同士がぶつかり、淫靡な音色を奏でては、二人の体重を受け止めているベッドのスプリングを壊れそうなくらい軋ませた。


「はぁぁ! あああぁぁあッッ!!」

 
 初めて男を受け入れたばかりの膣を力強く抉られ、少女が喘ぐ。
 喘ぎを喚起するのは苦痛で、しかしそこに溶けるのは愛しさと悦び。
 痛く辛い、だが嬉しい、もっと欲しい。
 矛盾した望みが無垢な女体を、そして心を、狂おしい程に焼く。
 その想いに呼応するかのように、カルタスの情欲は昂ぶりの極みへと向かう。
 硬さも太さも限界まで怒張した肉棒が、淫らに雄を咥える蜜壷を暴力的なまでに抉り、貫き、貪り、犯す。
 打ち付ける動きはどんどん強さと速さを増していった。
 それは終着点が近い事の証明。
 極上の肉穴がもたらす快楽の前に、カルタスの射精感も終わりを向かえようとしていた。


「……ギンガッッ!!」


 苦痛に耐えるような顔で、彼は愛する少女の名を叫んだ。
 その刹那――ギンガの中で何かが爆ぜた。
 身体を貫いていた肉棒がどくどくと脈動し、熱いものが注がれていく。
 紛れもない、それは彼の子種に他ならない。
 快楽が深かったが為か、注がれる精に量は凄まじく、二人の結合部から白く粘ついた液が溢れる程だ。
 身も心も焼き尽くすようなその熱は、どこまでもギンガを蕩かせた。


「あぁぁ……あつぅい……」


 濡れた唇から零れるのは愉悦を帯びた喘ぎの声。
 彼の全てを受け入れ、もはやギンガは苦痛など忘れる程の悦びを得る。
 そして、肉体だけでなく魂まで結ばれるようなその感覚の中で、少女は意識を手放した。



 

「んぅぅ……あれ……もう、朝?」


 部屋に差し込む陽光に、ギンガは身をよじると共に目を覚ました。
 肌に感じるのは朝の冷たい大気と、それとは相反する温もり。
 そこでギンガは、自分が裸で、しかもカルタスに抱きついているという事に気付いた。
 悟った瞬間、頬にほんのりと朱色が注す。
 少女の脳裏に、昨夜の事がありありと思い出されていった。
 ずっと好きだったカルタスと想いが通じ合って、そして彼の家で二人は、


「エッチ……しちゃったんだよね」


 契りを交わし、自分が純潔を捧げた事を少女は噛み締める。
 意識すれば、肉体に残る昨夜の残滓はしっかりと認識できた。
 首筋や胸にされた口付けが、白い柔肌に朱色の幾つもの赤い跡を残し。
 何より下腹部の、子を成す雌の器官に注がれた精の熱は、未だに余韻を感じるような錯覚さえあった。
 愛する男に何もかもを捧げたという実感は、少女の心を甘く蕩かす。
 まるで糖蜜で胸がいっぱいになったような恍惚がギンガを満たした。
 傍で眠る彼に寄り添い、厚い胸板に頬ずりする。
 しかし、そこである事を思い出した。
 

「そういえば、お父さんには何て言おうかな」


 と。
 よく考えれば昨日は何も連絡せずにここに来てしまった。
 ギンガの父ゲンヤは、確か今日の朝に家に帰る予定だと言っていた。
 ならば今頃誰もいない我が家で娘の事を案じているかもしれない。
 恋しい男にかまけて父を蔑ろにしてしまったかと、ギンガは少し罪悪感を感じた。

567 ギンガの恋路 :2009/12/30(水) 14:51:21 ID:Na1CHKIc
 そんな時だった。
 少女の寄り添うカルタスの身が動いたのは。
 

「ああ……もう、朝か」


 先ほどのギンガと似たような言葉を吐き、カルタスが目を覚ました。
 目覚めた彼は目を少しこすると、すぐに思考を明瞭なものへと変えていく。
 そしてカルタスは寝起きとは思えないほど力ある眼差しで自分に抱きついているギンガを見下ろすと、優しく笑った。
 仕事の時にはそうそう見せる事のない、毒気の少しもない破顔。
 そのあまりにも唐突な笑みに、ギンガは胸の鼓動が一瞬で高鳴ったのを感じる。
 少女の鼓動を知ってか知らずか、カルタスは青い髪を優しく指で梳きながら言う。


「おはよう、ギンガ」

「は、はい……おはようございます」


 大人の余裕とばかりにさらりと朝の挨拶を告げるカルタス。
 彼に反して、まだ喜びと興奮と緊張で頬を真っ赤に染めて歯切れの悪い言葉で返すギンガ。
 そんな少女を、カルタスは微笑を以って撫でてやった。
 髪のその一本一本の感触を確かめるように指を通し、優しい手つきで何度も頭を撫でる。
 彼の愛撫に、ギンガはまるで飼い主に愛でられる子犬のようにうっとりと目を細めた。
 愛と欲望を肉体で交わした気だるい朝を飾る愛撫はどこまでも穏やかで、まどろむような時間は静かに過ぎ行く。
 だが、それは唐突に終わりを告げた。
 カルタスはいきなりギンガの髪に通していた指を離してしまう。
 心地良い愛撫を中断され、少女は不満を込めて彼を見た。
 もっと欲しかった、と。
 しかし、その不満もすぐに掻き消える事になる。
 彼は自由になった手でギンガの頬をそっと撫で、顎先をくいと上げさせると、顔を寄せていった。
 意図を悟った少女は受け入れるように目を閉る。
 そして、音もなく唇と唇は触れ合った。
 触れ合う時は一瞬で、されど心が繋がるのは無限の時にも思える。
 時間はたったの数秒。
 口付けた時と同じく、二人の音もなく唇は離れた。
 しかし今度は身体ではなく、見詰め合う視線がカルタスとギンガを結ぶ。
 熱く愛情の溶けた眼差しを向け、彼は言った。


「それじゃあギンガ。これからも、よろしく頼むな」


 この先共に歩むであろう、愛し合う男と女としての関係に対しての言葉。
 カルタスの告げた言葉に、少女は頷き、答える。
 瞳に喜悦の涙を浮かべて。


「はい。私こそ、お願いします」


 と。
 静かに、だが確かに耳に届く凛とした澄んだ声で。
 互いに言葉を伝え合った二人は、そして再び口付けた。

 まるで永遠の愛への誓いのように。



終幕。

568 ザ・シガー :2009/12/30(水) 14:55:07 ID:Na1CHKIc
はい投下終了!
キスで始まりキスで終わる! これぞラブラブエッチの真髄なりけり!!

書いててる自分が言うのもなんだが、カルタスさんったらキスしすぎじゃね!?
おそらく過去最多のキス数ですwww

しかしまあ、これで前々から言っていたギン姉エロを書き上げ、書く書く詐欺にならずに済んだ訳です。
良かった良かった。


しかし、ギン姉のSSはこの先もちょくちょく書きたいですねぇ。
SS自体少ないですし。
こう、エロいのやらラブいのやらを。

569 名無しさん@魔法少女 :2009/12/30(水) 17:35:49 ID:st9hlllM
>>568
シガー氏のギン姉エロキター!これで年が越せる!!
ギン姉が可愛すぎてもうなんだ…その……困る。
続きも書いてくれるなら大歓迎です!GJでした!

570 名無しさん@魔法少女 :2009/12/30(水) 23:10:34 ID:1an1DONs
ギン姉可愛いよギン姉

571 名無しさん@魔法少女 :2009/12/31(木) 00:33:12 ID:BuOsPhts
はやてが痴漢される話の続きはまだなのだろうか……
ちゃんと全裸待機しないといけないのに眠くなってきたよパトラッシュ・・・・・・

572 名無しさん@魔法少女 :2009/12/31(木) 00:40:06 ID:s4q1Jn.U
ギン姉がかわいすぎて生きるのが辛いwww

GJっす!

573 名無しさん@魔法少女 :2009/12/31(木) 01:08:01 ID:46hUUHJs
GJ!!この後のゲンヤパパの反応も見たいなwww
しっかし、ここまで正統派はギンガ×カルタスって今まであったっけ?

574 名無しさん@魔法少女 :2009/12/31(木) 08:53:39 ID:3cJwTOX2
無印のクロノってスバルやティアナと同い年くらいだっけ。

575 名無しさん@魔法少女 :2009/12/31(木) 12:37:49 ID:cTyS2F26
>>574
stsのスバルと同い年で15歳。
ちなみにティアナは16歳。

576 ザ・シガー :2009/12/31(木) 16:14:02 ID:2PuKliAo
よっしゃー! もう一本書けたよ!!
つう訳で投下するよ!!

カルタス×ギンガ、非エロ、短編、タイトルは『ギンガさんの口付けタイム』

577 ギンガさんの口付けタイム :2009/12/31(木) 16:14:48 ID:2PuKliAo
ギンガさんの口付けタイム



「……はぁ」


 ふと、少女の瑞々しい唇より溜息が漏れた。
 艶やかで深みのある青の髪を揺らし、男を惹き付けて止まない熟れた肢体を茶色い管理局制服に包んだ美少女。
 ギンガ・ナカジマである。
 彼女は今、自身の職場である陸士108部隊のオフィスにいて、デスクワークの傍らで物憂げな表情をして溜息を何度も吐いていた。
 果たして何故だろうか。
 その原因は、彼女の視線の先にある。
 ギンガの澄んだ碧眼の先には、一人の男が彼女同様にデスクワークに勤しんでいた。
 年の頃は二十代半ば、オールバックに整えた黒髪に、座っていても分かる逞しい長身。
 名をラッド・カルタスという。
 入隊した当時からギンガの先輩にして上司であり、そしてつい先日身と心を結んで恋人になったばかりの愛しい想い人である。
 さて、そんな彼を見つめ、何故に少女は憂いを浮かべるのだろうか。
 ケンカでもしたのか、それとも愛想が尽きたのか。
 否、実際はそのどちらでもない。
 二人は仲睦まじく、双方共に相手を心から愛している。
 ギンガの心を苛む問題はそんな深刻なものでなく、もっとくだらなくて、かつ他愛ないもの。
 幾度目かの溜息と共に、少女はその悩みを小さな小さな声で吐露した。
 
 
「キス……してないなぁ」


 と。
 ギンガの悩みとは正にそれ。
 カルタスとの口付けに他ならない。
 かれこれもう二日以上になるだろうか、ギンガは彼との口付けを味わっていなかった。
 その程度の事で憂鬱になったのかと思うなかれ。
 ようやく悲願であった思慕が叶った恋する乙女に、愛する男へ想いを馳せるな、と言う方が酷なのだ。
 たった二日、四十八時間と少し。
 それだけの時間をカルタスと睦めぬままに過ごす事は、今のギンガにとってどうしようもなく堪らない、切なさが募る時だった。
 なまじ相手が目の前にいるだけ辛いのだ。
 こんなにも近くにいるのに、触れ合う事は叶わない。
 少女はおもむろに自分の唇を指で撫ぜると、視線をカルタスに、正確には彼の唇に向ける。
 自然と思慮を駆け抜けるのは、あの唇が自分に為す愛撫。
 魂まで触れ合うような甘く切ないキスだ。
 時に触れ合わせ、時に舌を絡め唾液を交える。
 口付けのもたらす甘美な味わい。
 思い出すだけで肌が悦びに粟立つのを感じる程だ。
 そこまで考え、ギンガは思慮を振り払うように首を横に振った。
 一体自分は何を考えているのだろうか、と。
 目の前のディスプレイに目を落せば、作成すべき資料は少しも進んでいないではないか。
 色事への欲求に為すべき仕事を蔑ろにする己を、少女は内心恥じた。


「はぁ……ちょっと気分転換に顔でも洗ってこようかな……」


 このままでは埒が明かぬと、ギンガは立ち上がり、オフィスを出て行く。
 手洗いまでの道を、彼女はやや早足に歩いた。
 冷水で顔を拭えば、少しはこの火照った身も心も鎮まってくれるだろう、と。
 と、そんな時だった。
 ふいに背後から声が掛かる。


「ああ。待ってくれギンガ」


 それは愛しく思った彼の唇が、ラッド・カルタスの紡いだ言葉だった。


「な、なんですか?」


 問う言葉と共に振り返ったギンガは、自分の顔が真っ赤になっていないか、気が気ではなかった。
 彼の声と顔に、先ほどまで自分の脳裏にあったどうしようもない欲求が思い出され、恥ずかしくて堪らなくなる。
 自然と視線が彼の唇に向かい、少女は慌てて顔を俯かせた。
 そんなギンガの様子にカルタスは首を傾げて訝しがる。


「どうした?」

「い、いえ! なんでもありません」

「そうか。なら別に良いんだが。ちょっと良いか?」


 言うや否や、彼は答えも聞かずにギンガの手を握った。
 え? と、少女の問い返す言葉を無視し、カルタスは手を引いて勝手に歩き始める。
 行き着いた先はオフィスから幾らか離れた廊下の角。
 普段から人気のない場所だった。
 一体こんな所になんの用があるのか。
 その真意を問おうと、ギンガ口を開く。


「あ、あの……一体どうしたんですか? こんなところ、で……」


 が、それ以上の言葉は紡げなかった。

578 ギンガさんの口付けタイム :2009/12/31(木) 16:15:19 ID:2PuKliAo
 次なる刹那、カルタスの顔が近づいたかと思えば、彼の唇がギンガの言葉を塞いだのだから。


「んぅ……!?」


 唐突に言葉を塞がれ、口付けを成され、ギンガは思わず身を強張らせた。
 だがそれも一瞬だ。
 身も心も、全ては次の瞬間に彼を受け入れていた。
 求め続けた口付けを彼が与えてくれる。
 それが、ひたすらに心を悦びで満たしていった。
 

「ん……ちゅぷ……あんぅ……ぴちゃ……」


 最初は触れ合うだけだった口付けも、次第に舌を絡ませた情熱的なものへ変わっていく。
 カルタスの舌が少女の口の中へと侵入し、舌同士を絡ませ、歯の裏側まで舐め、届く範囲の全てを愛でる。
 ギンガもまたそれに応え、自分からも懸命に舌を絡め合わせていった。
 何の味もしない筈の唾液が、注がれる度に甘味を増す気さえした。
 いつしかカルタスの手は彼女の艶やかな髪を撫で、その細くくびれた腰を強く抱き寄せる。
 ギンガもそんな彼に身を寄せ、豊満な乳房を押し付け、瑞々しい太股で脚を浅く絡めて応える。
 甘美な、ただただ甘美な口付けの時。
 彼は彼女を求め、彼女もまた彼を求めた。
 そうした時間がどれだけ過ぎただろうか。
 唇を求め合うあまり息苦しさを感じ、カルタスがふいに顔を離す。


「あっ……」


 甘美な口付けを唐突に打ち切られ、少女は寂しげな声を漏らした。
 舌を浅く突き出し、まるで物欲しそうな雌犬のような顔で彼を見る。
 もっと欲しい、と。
 ギンガは、切なげに潤んだ瞳で言外にそう訴えた。
 だが彼はそんな少女に、どこか底意地の悪い笑みを浮かべて告げる。


「おっと。これ以上はお預けだよギンガ」


 言いながら、彼はそっとギンガの唇に人差し指を触れた。
 そしてどこか底意地の悪そうな笑みを浮かべ、朗々と言葉を紡ぎ始める。
 

「さっきから、ずっと見てたよな? 俺の唇ばっかり。そんなに俺とキスしたかったのか?」


 と。
 微笑と共に語られたのは、彼がギンガの欲求を見透かしていた事を示す言葉だった。
 少女は羞恥にぱっと頬を染め、思わず顔を俯かせる。


「し、知ってたんですか?」

「もちろん。俺の顔ばかり、物欲しそうに見てたからな。君が何を欲してるか、想像するのは簡単だ」

「あうぅ……」
 

 彼の言葉に、ギンガは恥ずかしくてさらに顔を真っ赤に染めていった。
 まさか自分が昼間っから恥ずかしい欲求に駆られていた事が見透かされていたとは。
 想像するだけで恥ずかしくて堪らない。
 あうあうと言葉にならない声を漏らし、ただ身を縮ませる。
 そんな少女の様が愛らしいのか、カルタスはにやにやと意地悪そうな笑みをしていた。


「そ、そんなに笑わなくても良いじゃないですか」

「いやすまん。なにせ君があんまり可愛いもんだからね」

「うう……カルタスさんのいぢわる……」


 上目遣いに恨めしげな眼差しを向けるギンガに、彼は、すまんすまん、と言いながら頭を撫でてやる。 
 弄られて少しへそを曲げた少女だが、カルタスの指に髪を撫で梳かれると、その心地良さについつい眼を細めてしまう。
 その様はほとんど飼い主に愛でられる子犬そのままだ。
 だが、彼はそんな愛撫すらもすぐに止めてしまった。


「じゃあ、続きはまた今度って事で」


 もう少しだけして欲しい、と、ギンガは瞳を潤ませて視線で請う。
 しかし、それもほとんど効果はなく、カルタスは早々にオフォスへと歩み行くばかり。
 身も心も火照らされ、これではギンガにとって酷い生殺しである。
 が、そんな時だった。
 一度歩みを止め、カルタスは振り向いて告げた。


「ああ、でもな、仕事を早ーく切り上げたら、後はたっぷり時間できるよな?」


 と、彼は笑みと共に告げた。

 その後、オフィスで鬼神か羅刹でも乗り移ったような勢いで猛烈に仕事を処理するギンガの姿があったとかなかったとか。



終幕。

579 ザ・シガー :2009/12/31(木) 16:16:40 ID:2PuKliAo
はい投下終了ー。
もう、なんだろね。
ひたすらなまでにラブラブチュッチュだね!
イチャラブは最高ですほんともう。

580 ザ・シガー :2009/12/31(木) 16:22:50 ID:2PuKliAo
ああ、追伸。

前回投下した『ギンガの恋路 (後編)』の修正したものをうpするので。
保管庫司書様は保管庫に上げる際これでお願いします。

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org514497.txt_hZcbeIPXr43Czmfoz05O/www.dotup.org514497.txt

おそらくこれが年内最終投下。
ではエロパロの住民諸氏、よいお年を!

(゜3゜)ノシ

581 名無しさん@魔法少女 :2009/12/31(木) 20:57:37 ID:CtGzSVL2
>>580
ザ・シガー氏…すごく…いいです…

582 SSS :2009/12/31(木) 22:19:50 ID:Bo64BhhE
初投稿です。
本当はもう少しザ・シガー氏と間隔あけたほうがいいのでしょうが、
2009年内に出来たので今年最後の投下させていただきます。


・ カップリング   スバル×ティアナ(+キャロ)
・ 18禁表現あります
・ ふたなり表現があります。苦手な方はスルー推奨。
・ 時期は『頭冷やそうか』〜ヴィヴィオ登場の間くらい?

583 ストライカーズの休暇日1 :2009/12/31(木) 22:21:10 ID:Bo64BhhE
  ストライカーズの休暇日

 とある日の夕方。今日の日の分の講習を終えたなのはが、新人フォワード4人に告げた。
「それじゃあ、今日の訓練はおしまい。それと、明日の訓練はお休みね。
 最近は毎日休みなしで訓練してるし、たまには一日ゆっくりと休養を取らなきゃ」
「「「「はいっ」」」」
「あ、それとティア、スバル?」
「はい、なんですか?」
「毎日自主連するものいいけど、今日の夜と明日一日はそれも禁止ね。
 しっかりと休養を取って、魔力も体力も最高の状態にすること。いいね?」
「……はい、わかりました」
 しぶしぶ、と言った表情でティアは答えた。
「心配しなくても大丈夫だよ、ティア。それに、明後日から新しいステップに進む
 予定だから、今よりもきっとへとへとになっちゃってそんな元気もなくなっちゃうかもね」
 なのはは、そういい残して先に隊舎の方へと戻っていった。
「新しいステップか〜。どんなことするんだろうね? ティア」
「さあね、わかんないわよ。でも、自主連も控えるようにってことは、よっぽどの
 ことでもするんじゃない?」
「だろうね〜。う〜、楽しみだなぁ」
 ティアとスバルは、そんないつものやりとりをしながらなのはと同じく隊舎へと向かった。
 エリオも何か考え事をしているようで、無言でその後に付いて来ている。
「お休み……か」
 その場に一人残っていたキャロは、誰にも聞こえないほどの小さな声で呟いた。
 その表情には、不安や戸惑いと言ったものが見え隠れしているように見える。
「あれ? キャロ? どうしたの」
 一緒に来ていなかったキャロに気付いたエリオが、キャロの方に振り向いて問い掛けた。
 もちろん、キャロの独り言や表情の端にある微妙な陰りに気づいた様子は無い。
「え!? あ、ううん、別になんでもないよ」
 エリオの問いに我に返ったキャロが、小走りにエリオに駆け寄り、スターズの二人と
同じように隊舎へと戻っていった。その表情に先程までの憂いはもう見つけることは出来なかった。

584 ストライカーズの休暇日2 :2009/12/31(木) 22:21:57 ID:Bo64BhhE
 約一時間後。食堂にて、新人フォワード4人の話題は急に訪れた明日の休日を
どう過ごすか、ということで持ちきりになっていた。
「ティア〜。明日一緒に街に出かけようよ〜。久しぶりにウィンドウショッピング
 しながらおいしいもの食べてさ〜」
 テーブルの上に山のように乗っているスパゲティ・カルボナーラを頬張りながら、
スバルは隣に座っているティアナに話し掛けた。
「またあんたとなのね……って言っても他にあてが有るわけじゃないんだけど…」
 ティアナは、いつも通りのスバルの食欲に少しうんざりしながらも、スバルの提案に
しぶしぶと了承したようだった。
 そのやり取りを少し羨ましそうに眺めていたキャロは、先ほどの練習場の時と同じような
表情となっていた。そして、恐る恐るとエリオに話しかけた。
「あの……エリオくん? わ、わたしたちも街に行ってみない?」
「そうだね。フェイトさん達は明日も仕事みたいだし、僕たち二人で出かけようか?」
「そ、そうだね! そうしよう!」
 キャロの目がキラキラと輝き始め、こぼれんばかりの笑顔になった。
「………へぇ」
 その一連のキャロの行動を見つめいていたティアは、何か思うところがあるのか、
にやり、と口だけで含み笑いをした。
「いやぁ、それにしても二人共仲良くなったねぇ」
 スパゲティの山を半分ほど食べたスバルが、キャロとエリオを見てそう呟いた。
「やっぱり歳が近いってのもあるのかな?」
「それもあるんですけど、もともとが二人共今まで一人きりでしたから、やっぱり
 共感できる部分とか多いですね」
 エリオは冷静にそう答えた。
「ふーん、そうなんだ」
 スバルはそれで納得したようだったが、キャロは少し浮かない顔をしていた。
ティアナはその変化も気づいていたが、声をかけることはしなかった。
「キャロ? どうしたの? 急に黙っちゃって?」
「!? い、いえ! 何でもないです!」
「そう? だったらいいんだけどさ……ごちそうさまっと」
 キャロの一連の表情から読み取れる心情に気づけなかったスバルは、何となく腑に
落ちないようだったが、取り合えず納得する事にした。それと同じく、スバルは
山のようなスパゲティを完食していた。
「あ、あの!」
「どしたの? キャロ?」
「シャワーのあと、お二人の部屋に伺ってもいいですか?」
「そんなに畏まんなくっても来てもいいよ。何なら一緒にシャワーいこっか」
「じゃあ僕はもう部屋に戻ってます」
「そだね。これからは女の子だけの時間だかんね」
 スバルははにかみながらエリオに答えた。そのスバルの返答にキャロの顔はおろか
耳の先まで真っ赤に染まっていたが、やはりスバルはその変化に気づいてはいなかった。

585 ストライカーズの休暇日3 :2009/12/31(木) 22:22:38 ID:Bo64BhhE
「それで、わたしたちに相談ってなに?」
 部屋に戻ったスバルたちは、早速キャロに聞いてみた。
「あの、エリオくんのことなんですけど……」
 キャロは俯いたまま、ぼそぼそと小声で話し始めた。
「わたしたち、初めて顔を会わせた時からもう結構になるんですけど、何だか全然
 エリオくんのことがわからなくて」
 キャロは顔だけではなく、耳まで真っ赤に染めながらも話を続けた。
「魔法がどうとか、性格がどうとかって言うのは、見ての通りだと思うんですけど……」
 そこまで話すと、キャロは言葉に詰まったのか、それとも言葉にならないのかその場に
しゃがみ込んでしまった。
「キャロ……」
 スバルはキャロの頭を撫でつつ、さっきの言葉を頭の中に反芻させていた。
「なんだ、そんなことか」
「ティア?」
 一方、ティアナは何でもないようなことのように言葉を続ける。
「キャロ、あんた最近エリオのこと頭から離れないんでしょ?」
「え!? は、はい…。夜眠る時とか、よくエリオくんが浮かんできますけど」
「ティア?」
「やっぱり。それは『恋』よ」
「『恋』、ですか…」
 キャロはいまいちピンと来ていないようだ。それでも、意味くらいは知っている様子ではある。
「でも、エリオくんはどっちかと言うとおにいちゃんって感じだとは思います」
「そんなの、好意をもってる事に変わりないわよ」
「そうなのかな……」
 そう言うと、キャロは考え込んでしまった。その間に、スバルはティアナに
小声で相談を始めた。
「ねえ、ティア。じゃあアレをやってあげればいいんじゃない?」
「アレって、あの術? それはパス。そういう事はぶっつけでした方がいいに
 決まってるわよ」
「でもでも、口だけで説明するのって難しくない? それに、丁度今日は自主連しない
 から魔力も体力もまだ全然残ってるし。アレくらいだったら自主連に入んないよ、きっと」
「そう言って、あんた。最近アレ使ってないから、久しぶりにしたいだけなんでしょ。
 ったく、しょうがないわね。今回だけだからね」

586 ストライカーズの休暇日4 :2009/12/31(木) 22:23:22 ID:Bo64BhhE
「さっすが、ティア! 頼りになるー」
「たーだーし! キャロに無理させないこと。判ってるわよね?」
「もちろん!」
「あとひとつ。明日の食事代は全部出す。以上」
「……何かずるい気がするけど、まあいいや」
「じゃあ、行くわよ―――」
 ティアは自分の相棒、クロスミラージュを手に取り、神経を集中させ始めた。
「クロスミラージュ、こんな事であれなんだけど、力を貸して―――」
『Year!』
「あれ? ティアナさん、どうしたんですか? クロスミラージュを用意して」
「あ、キャロ。ちょっと待っててね。すぐ終わるから」
 キャロがティアナの状況に気付き、話し掛けようとしたが、スバルがそれをやんわりと
防いだ。それとほぼ同時にティアナが詠唱を始めた。
(…詠唱魔法? でも、一体何の?)
 キャロは、ティアナの詠唱を聞き取ろうとした。だが、ティアナの詠唱が進むにつれ、
キャロに強烈な睡魔が襲い始めた。
(こんな時に、眠っ…ちゃ、ダメ……なのに………)
 急に襲ってくる眠気に負けないように、キャロは横目で、スバルの方を見た。
この急激な眠気はきっとティアナの魔法に違いない、ならスバルはどうしているのかが
気になったのだった。
 しかし、スバルはその睡魔に全く抵抗していなかったようで、ものすごく気持ち
よさそうな顔で眠っていた。それを見たキャロは、気が緩んでしまったのだろう。
一瞬で深い眠りに落ちていくことになってしまった。


「あ、あれ!? わたし……?」
 キャロは、今の自分の状況を確認した。
 さっきまでと同じく、スバルとティアナの部屋の真ん中に座り込んでいる。結局先程の
ティアナの魔法により、少し眠ってしまっていたようだった。
「あ、キャロ起きた?」
 スバルがキャロに話し掛けた。さっきまでと違いスバルはキャロの後ろ、スバル自身の
デスクに座っていた。部屋を見回したときには丁度死角になっていたようで、キャロは
スバルに気付けなかったのだった。

587 ストライカーズの休暇日5 :2009/12/31(木) 22:23:53 ID:Bo64BhhE
「すみません、スバルさん! わたしから相談に来ながら勝手に眠ってしま……って!?」
 キャロはスバルの方に振り返りながらあやまりの言葉を告げていたが、最後まで
言い切ることが出来なかった。スバルの格好を見て、謝罪の言葉よりも驚きの方が
上回ってしまったからであった。
「す、スバルさん!? どうして、そんな格好してるんですか?!」
「気にしなーい、て言うかわたしだけじゃないんだけどね」
 そう言って、スバルはベッドの方に目を向けた。それにつられるようにキャロはそちら
を向く。そこには、スバルと同じく、下着姿のティアナが立っていた。
「じゃあ、キャロ。あんまり長引かせてもしょうがないんで、単刀直入に言うね。
 相手の事をもっと深く知るには、やっぱり裸の付き合いでしょ、って言うのが、
 わたしの答え」
 スバルは、いつもよりも明るい笑顔でそう言った。
「裸の付き合い……」
 キャロはその言葉だけで、耳まで赤く染まってしまう。
「そこで、私の出番ってわけ」
 ティアナがスバルの言葉を続ける。
「いきなり、そんなことしろって言われても、よくわかんないだろうし。と言う事で、
 ちょっと予行練習でもしようか。っていうところかな」
 さらにスバルが続けた。
「……はあ」
 キャロは、急な展開にすこし頭が着いていっていないようで、生返事しかできなかった。
そんな状態でも、先程のティアナの詠唱は一体なんだったのか、という疑問は浮かんできた。
 それをティアナに問うために、ティアナの方に向き直った時、その姿に何か違和感を覚えた。
「……?」
 一体、何がおかしいんだろう。キャロはその原因を必死に探した。
 下着姿で仁王立ちしているティアナだが、格好が下着と言う以外には変なところは
見受けられない。頭の上からつま先まで。じっくり見ても別にいつもと変わらない。
 いや、ひとつだけ。両足の付け根、いわゆる股間のあたりがいつもと比べ物に
ならない程にふくらんでいる様に見える。
「え……? ティアナさん、それって……」
 何度見直しても、そのふくらみは確かにソコにある。どうみてもキャロの見間違いではないようだ。
「あ、もう気付いた? 実はね……こういうことなんだよ」
 ティアに話し掛けていたつもりだったが、スバルがその問いに答えた。キャロがスバル
の方に向き直ったその時、スバルは自らのショーツを足首までずり下ろした。

588 ストライカーズの休暇日6 :2009/12/31(木) 22:24:24 ID:Bo64BhhE
「……きゃっ!?」
 そのスバルの股間にいつもは見慣れない、あるモノがついていることにキャロは気付き、
小さな悲鳴をあげてしまった。
 ソコには、いまだにキャロが見たことの無い、男性器が鎮座していた。
「つまりね、キャロ。こういうことな訳」
 ティアが少し申し訳無さそうに続ける。
 キャロが話を聞こうとティアの方を向く。すでに、ティアも自らのショーツは脱ぎ去っていた。
「さっきの魔法はね、単なる催眠術の一種。今、私達三人は同じ『夢』を見ているの。
 まあ、ただ寝かしつけて夢を見させるだけじゃなく、幻術の応用で夢の内容まで私が
 自由に決められるようにしてるけど」
 ティアの説明の間中、キャロの視線はずっとその股間から外れない。恐怖よりも興味
の方が上回っているようだ。
「そこで! あたしがティアに頼んでたまにこんな格好で遊ぶようにしてるんだよ」
 スバルがその後を続ける。
「現実でなら無理な事でもさ、ここでなら何だって出来る。女の子同士なら普通無理な
 こんな行為だって」
「あんたねえ……簡単に言わないでよ? 結構コレの制御疲れるんだからね。
 魔力も結構使うんだし」
「まあまあ、そんな事言わないでよ、ティア〜。そんな事言って、最後は
 いつもノリノリの癖にー」
「う、うるさいわね!」
「ティアのつんでれ〜」
 いつもの二人のやりとりが始まる頃には、キャロの意識は少しずつ平常のそれに戻って
きていた。そして、一つの疑問が浮かんできたのだった。
「あの、スバルさん。今のお話を伺っていて少しわからないんですけれど」
「どしたの? キャロ?」
「いえ、ティアさんの魔法はすばらしいのですけど、この状況とエリオくんと何の関係が……?」
「あ〜、ちょっと説明し辛いんだけど……この馬鹿はね、とりあえず予行練習しよう
 って言ってるの」
「予行練習、ですか?」
 ティアは少しバツが悪そうに話し始める。
「キャロ、あんた明日エリオと出かけるんでしょ?」
「はい、そうしようと思ってますけど」

589 ストライカーズの休暇日7 :2009/12/31(木) 22:24:54 ID:Bo64BhhE
「だったら、その帰りでもエリオと一線超えちゃえ! ってどうかな?」
 スバルが少しおどけながらそう言った。
「ええ!? ―――って、一線ってどこの線ですか?」
「って言ってもやっぱりまだ分かんないか。つまりね、二人で気持ちいいことしちゃおう
 ってこと。そうすれば、普段普通に生活しているだけじゃ見えてこない、色々な事が
 分かる事が多いから」
「気持ちいいこと、ですか」
「そ、気持ちいいこと♪」
 そう言って、スバルはキャロの後ろから抱きしめた。
「きゃっ!?」
 キャロは突然のスバルの行為に驚きはしたが、拒否はしなかった。
 それをヨシとしたスバルは、両手をキャロの前にまわし、彼女の小さな胸をさわさわ
と撫で始めた。
「キャロの肌、すべすべで気持ちいーなぁ」
「スバルさん、くっ、くすぐったいです」
 あまりふくらみのないキャロの胸だが、女子独特の柔らかさがあり、
他の部位との違いを主張していた。
 スバルは、込める力が強くなりすぎないように丁寧にキャロの胸を刺激し続けた。
そうする事数分。その先端にある突起物が小さいながらも自己主張を始めるのをスバルは
見逃さない。スバルは胸全体を責める事を止めずに、右手だけを徐々にその先端を擦る
ように動かし始めた。右掌がキャロの乳首の先端に触れるたび、キャロが小さな喘ぎを
あげて始めている事をスバルは聞き逃さなかった。
 両手の行為を止めずに、キャロの左肩に顎をのせ、その小さな左耳に囁きかけるスバル。
「キャロ……こうされるの、気持ちいいでしょ」
「ふっ、ぅぅ……な、何だかくすぐったくて、頭がぼーっとなってきました」
 そう言ったキャロの目はどこか虚空の方を向いていて、胸から絶えず送られてくる
甘美な刺激に集中しているようだ。
「でしょう? こっちの方はどうなってるのかな?」
 スバルは、左手をキャロの下腹部へと下げていく。そして、彼女のショーツの中へと
潜り込ませた。もちろん、キャロの股間はスバルやティアとは違い平常時のそれと
何ら変わりはない。
「あはっ、キャロ。すごい濡れてるの、わかる? もうビショビショだよ」
「きゃうっ!」

590 ストライカーズの休暇日8 :2009/12/31(木) 22:25:24 ID:Bo64BhhE
 今までの刺激とは違う、まるで身体の芯に電気でも流されたかのような直接的な刺激。
 尚且つ、永続的に送られてくる胸からの淡い刺激に一瞬キャロは意識を失いかけたが、
スバルの左手の動きによって、それすらも許されない。
「女の子はね、このワレメの周辺、人によって場所は違うみたいだけど、この上辺りかな。
ここがとっても気持ちよくなれる場所なんだよ」
 スバルは囁くようにキャロに告げる。もちろん、その間もずっとキャロの股間への
刺激は続けている。もちろん、初めての刺激のために当のキャロにその言葉を聞く
余裕なんてあるはずが無い。
「だ、ダメです! すば、スバル、さ、くふぅ! おかしくっ、なっちゃ、いますっ!」
「キャロ、そのままでいいよ。とりあえず、全部あたしに任せて、ほら」
 キャロの訴えを無視して、いや、むしろその願いとは逆に両手の動きを速く、
激しいものに変えていく。キャロが初めての絶頂を体験するのは、そのほんの少し後のことだった。


「はぁっ、はぁっ……」
 キャロが一生懸命に息を整えている横でスバルははにかんだ。
「キャロ、それが『イく』ってこと。ね? 気持ちいいでしょ?」
「はぁっ……ふぅ、頭が真っ白になって、ぼーってします」
 毎日行っている訓練のおかげだろう、すぐに息を整え終えたキャロは、つい先程前の
自分の状況を性格にスバルに伝えた。
「ま、いきなりじゃ分かりにくいかな。じゃあ、次ね」
「次、ですか?」
 キャロは、今の刺激が全てではなかった事に内心衝撃を隠せなかった。だが、
その事実は、キャロに恐怖と言う感情は全く与えず、むしろ、好奇心を残す結果となった。
「そう、ティアもずっと待ってるしね」
 自分のことばかりですっかり忘れていた。キャロは、はっとなり、先程までティアが
立っていた場所の方へ振り返る。
「ふぁ、あっ、あんっ!」
「てぃ、ティアさん?」
 そこには、ティアが自らの股間にそそり立っている、通常ではありえないはずの
男性器を一所懸命に擦っている姿があった。
「あちゃあ、ティア、我慢できなくなっちゃったんだ」
 二人がティアの事をじっと見つめているが、ティアは全然その視線に気付かず、
一心不乱に秘所の肉棒を擦りあげている。

591 ストライカーズの休暇日9 :2009/12/31(木) 22:25:54 ID:Bo64BhhE
「ね、キャロ。次は、ティアを気持ちよくしてあげよっか」
「は、はい……」
 キャロはおずおずとティアの近くに擦り寄り、まじまじとその股間を見つめる。
 今までに見たことの無いその部位は、ティアの行為により先端より先走り汁が滴り落ち、
まるで別の生き物のようにそびえ立っている様に見える。
 だが、その部位を初めて見た感想は怖いとか言うものではなく、一体どんなもの
なんだろうという好奇心のみだった。
「じゃあ、キャロ。先っぽの部分をゆっくり舐めてみて」
「は、はい……あむ、ん、っちゅ」
「ひゃっ!? キャ、キャロ? は、んんっ!」
 完全に自慰に没頭していたティアは、キャロがその肉棒に触れるまで気付いていなかった。
 突然の第3者からの刺激に、ティアの内の欲望が膨れ上がっていくのを感じていた。
「キャロ、その感じで段々と奥まで飲み込むように咥えるの。そうしたら、その人が
 一番感じる場所が分かってくるよ」
「は、はい……あむっ、ちゅっ、ちゅぱぁ」
「あ、や、だあ、そんな奥までぇ」
 キャロはコツを掴んだのか、さらにスムーズに上下運動を続ける。
 初めは亀頭の周りを舐める程度だった行為だが、徐々に竿全体へと舐める場所を
移していった。更には、亀頭全体を口に頬張り、その中身を全て吸い上げるような
動きへと変わる。
「あ、もっもう駄目、イクっ、イっちゃう! あ、ああ……」
「んんっ! んくっ、んんっ、くっ、ぷはぁっ、はぁ、はぁ……」
 その直後、ティアは全身を仰け反らせ、肉棒から白濁液を吐き出した。
 急なことで、キャロは口を離すことが出来ず、その殆どを飲み干す結果となってしまった。
「キャロ、今飲んだのがね、精液って言うものなの。男の人が気持ち良くなったときにそ
 こから出るものなんだよ」
「せいえき、ですか……」
 精液を初めて口にしたキャロは、その不思議な感触と独特な味に少し戸惑っていた。
「初めてだと、全然おいしくないかな?」
「いえ、何だか不思議な味がします。それと、何だか体の奥がジンジンとするような……」
「そう、良かった。その感じだとすぐに慣れるかな。じゃあ、次はあたしの番だね」
 そう言うスバルの股間は、誰も触れていないのに重力に逆らうように天へ向かって
そびえ立っており、その先は半透明な液体でぬるぬるとし、ティアナとは違う迫力を
感じさせていた。

592 ストライカーズの休暇日10 :2009/12/31(木) 22:26:26 ID:Bo64BhhE
「ちょっとキャロは休憩しててね。さて、行くよーティア」
「ちょ、スバル! ちょっとは休憩させ、ああっ!」」
 スバルは、ティアナの制止を無視して、自分のイチモツをティアナの股間に合わせる。
 キャロには全く気づかなかったのだが、よくよく見てみると、そそり立つ肉棒の
裏側に自分と同じスリットがひっそりと隠れているのに気づいた。どうやらスバルは
その場所を狙っているようである。
「準備はばっちりだし、さて行くよ、ティアー」
 まるで、何処かへ出かけるかの様な気軽さで話すスバルだが、ティアナには
そんな余裕は全くない。
「バカスバル! やっ、こ、らぁ!」
 もはや、何の抵抗にもなっていないがティアナは精一杯の抵抗を見せた。だが、
スバルは全く気にもせずティアナの膣内へ向かって挿入を開始した。
「んっ、ティアの中、あったかくて柔らかいのに、とってもキツイよ」
「くぅぅっ、お、おっきい……ま、まだ入ってくるの!?」
 スバルはゆっくりとゆっくりと自らの肉棒をティアナの中へと沈めていく。
 ぐちゅぐちゅ、と激しい水音を発しながら。
「うわぁ……あんな大きいのが全部入っちゃうの……?」
 キャロは興味津々と言った様子で二人の結合部から目が放せない。
(それに、何だかお腹の中がジンジンする……?)
 知らず知らずの内にキャロは右手を自らの下腹部へと伸ばし、先ほどスバルに
されたことと同じ場所を全く同じ様に弄り始めていた。
「あっ、なんだろ、この感じ……」
 先程スバルに触られたのとはまた違い、その時の刺激よりも微弱なものだった。
そんな弱い刺激程度では今のキャロには我慢できそうにはなかった。
 それでも、自らの秘所を触らないよりはマシで、二人の結合部をまじまじと
見ながらもやはり右手は止まる事は無かった。
「んふふ、ティア、動くね」
「あんっ! ちょ、も、もっとゆっくりぃ、ひぃぅっ!」
 キャロが自分でも気付かないところで葛藤を繰り返している間にも、
スバルのストロークが開始された。
 相手を気遣うかのようにゆっくりと抽出を繰り返していたのは始めの内だけで、
すぐに激しい動きに変わっていく。スバルが腰を動かし、その肉棒が出入りする度に
ティアの中から大量の愛液が飛び出し、激しい水音がこの狭い部屋の中に響いていた。

593 ストライカーズの休暇日11 :2009/12/31(木) 22:26:56 ID:Bo64BhhE
「あっ、んっ、はん、お、おっきいの……スバルの……奥、までぇ、届いちゃうぅぅ」
「ティア、ティア、止まらない、腰が止められないよ」
 その二人の真横でキャロは自分の右手で劣情と興奮を沈めようとしている最中だ。
 だが、段々と激しくなっていく目の前の二人の情事に自分の高揚が抑えられなく
なってしまい、スバルとティアナが結合しているその真上、二人の下腹部に狭く
挟まれ身動きが取れないティアナの肉棒が目に入ったのが最後。キャロは無意識に
その肉棒へと舌を伸ばし始めたのだった。
「ひぐぅっ!? キャ、キャロ!? ちょっ、だっ!!」
 中と外。自らの弱いところを確実に突いてくるスバルの剛直。たどたどしいが、
その弱さが逆に絶妙な刺激となっているキャロの口内。その、普段なら相容れることの
ない、二つの甘美な刺激にティアナの精神は耐えられるはずも無く―――
「あぁ、だめっ、またいくっ、いっちゃう! んくぅ、ふわっ、ああぁ!」
 ティアナは中と外同時に、二度目の絶頂を迎えたのだった。
「はあっ、はあっ、はあっ……」
「もうっ、ティア〜、逝くの早いよー。わたし、もうちょっとなのに」
 ぶぅっと、頬を膨らませるスバル。ピストン運動はもう行っていないが、
その剛直は未だティアナの中に埋まったままである。
「んくっ、んっ、ぷはっ……ほうっ」
 キャロは再度口内に発射されたティアナの白濁液を全て飲み干していた。先ほど
感じていた不思議な味に不快さは全く無かったが、自らの内部にティアナの欲望が
溜まって行くような感覚を感じていた。
 スバルは今の一連のキャロの行為を見て、さらにその白濁液を飲み込んだ後のキャロの
表情に唖然となった。その恍惚とした表情は、見た者に彼女の魅力を余さず伝え、
さらには実際の年齢以上の妖艶さを醸し出している。
「キャ、キャロ? 大丈夫?」
 爆発寸前の自分の下腹部のことを忘れ、スバルはキャロに語りかける。
「はい……でも、何だか、ここがとっても寂しいんです」
 キャロがそういって指した場所は、もちろん自らの股間だった。
 スバルの位置からはあまりよく見えないが、きっとそこはキャロ自らの愛液により、
もうかなりの水気を帯びていることは容易に予想できた。。
「さっきから自分の手で触ってたんですけど、何だかしっくり来なくて……」
 そう言ったキャロの表情は、辛そうだが、それよりもスバルのことを誘っている
ようだ、とスバルは感じた。
「あの、それ、わたしの中にも入れてもらえませんか?」
「キャロ……いいの?」

594 ストライカーズの休暇日12 :2009/12/31(木) 22:27:32 ID:Bo64BhhE
 スバルは、念のためキャロに確認を取る。
 こんな状況にしたのは自分達なのだが、何だか申し訳ない気分で一杯になっているのだった。
「……もちろんです。というよりも、何だかわたし自身もう我慢できなく
 なっちゃいそうで……」
「キャロ……」
 もう何を言っても無駄なのだろう。このまま放って置いてもティアナの魔法の効果が
切れ、全員目を覚ますことになるのだが、それを待つ前にキャロが発狂してしまう
かもしれない。それに、このままキャロと行為をしたといって、現実のキャロには全く
何の影響も無い。あるのは精神的快楽だけだろう、とスバルは判断した。
 とはいうものの、スバル自身がもうすでに限界に近い状態だったし、ティアナは
しばらく動けそうにない。むしろまだ魔法をキープできているのが奇跡、と言った状態だ。
ここまでして最後は自分の手で治めるのも何だか癪な気がするし、というのがスバルの
本当の心情だろうか。
「じゃあ、ちょっとそっちよって、足開いて」
「こう、ですか?」
 キャロはティアナの姿を見習い、両足を広げたまま仰向けに寝そべった。
実際に自分でしてみると、思ったよりも恥ずかしい格好だと感じた。
「うん、そう。準備は……これならばっちりかな」
 キャロの秘部は、スバルの思っていたとおり水気がたっぷりで、前準備は
全く必要になさそうだ。
「それじゃあ、いくよ……力を抜いて」
「は、はいっ……んっ、くっ、ああっ!」
 いくらティアナの魔法の中の出来事で、痛みを緩和できるからと言っても元々の
二人の対格差は歴然で、ティアナですらやっと収まるほどの大きさを誇るスバルの
剛直は、キャロの小さな身体にはやはり大きすぎるものだった。
 キャロの小さな膣口に半ば無理矢理のようにスバルの剛直が滑り込んでいく。
今のように大量の愛液で濡れていなかったら、もしかすれば膣口に裂傷がついていた
かもしれない。それでも、スバルの肉棒の半分程度を受け入れたキャロの表情は恍惚
としており、先程の妖艶な雰囲気も未だ残されたままだ。
「う、わ……キッツー……やっぱり無茶だったかも。キャロ、痛くない?」
「は、はい。痛くは、無いんで、すけど……」
 息も絶え絶えでキャロはそう答える。実際、キャロの表情を見る限り激痛で息が
上がっているようでは無さそうだ。スバルはそう判断し、ゆっくりと腰を前後に動かし始めた。

595 ストライカーズの休暇日13 :2009/12/31(木) 22:28:09 ID:Bo64BhhE
「うわっ、狭くて、もの凄く締め付けられる! んっ、キャロごめん。止められそうに無い!」
「あっ、ぁっ、んんっ!」
 声にならない声をあげるキャロ、だがやはりその声の中に痛覚はなく、
快感のみを感じているようだった。
「くっ、キャ、キャロっ!」
 一方スバルにも余裕は全く無かった。あまりにも狭いキャロの膣内の締め付けに
よるところも多分にはあるのだが、先ほどまでのティアナとの行為のすぐ後のことだ。
性感はすでに最高潮まで高まっていた。もういつその欲望を破裂させてもおかしく
ない状態だった。
「スバ、ルさん! また……また来ちゃい、ます…!」
「わたしも、もうダメ! キャロ! ごめんっ……」
 スバルがその言葉を発したすぐに、今まで溜め込んできた白い欲望をキャロの
膣内へと解き放ってしまった。誰もその部分を直視する者が居ない為、またスバル自身
も気づいてはいないが、彼女の女性の部分からも粘着性の液体が放出されていた。
「っ!……っ!! はあっ、はぁっ……おなかが……温かいです…」
 彼女の全てを体内で受け止めると同時に、キャロは声を上げることも出来ずに
絶頂へと達していた。
 最大時よりも一回り以上小さくなった肉棒を引き抜いたスバルは、今まで入っていた
キャロの膣へと目を向けた。小さなその女性器は、肉棒を引き抜いた今でも口を開いた
まま閉じようとしていなかった。さらに、その口内から白い液体が垂れ出して
来ているのを見て、彼女を犯してしまったと言う罪悪感をスバルは感じ取ってしまった。
「気に、しないでください。わたし、皆さんと一つになれて嬉しいです」
「キャロ……」
 キャロは、息を整えながらもスバルに声を掛け続ける。
「それに、これは夢の世界なんですよね? 少し勿体無い気がしますけど、
 目が覚めたらいつものわたし達なんですし」
「それはそうなんだけどね」
 キャロとスバルは、顔を見合わせてはにかみあった。スバルの顔に先ほどまでの
後悔の表情は浮かんでいない。キャロの方も、年齢相応の顔に戻りつつあった。
「少し、疲れちゃいました。このまま眠っちゃいそうです」
 キャロは、そう言って目を瞑った。スバルは、キャロの頭をなでつつ、静かに声を掛ける。
「うん、そのままゆっくり眠って良いよ。無理させちゃってゴメンね」
「いえ……そんなこと、ないです…」
 その言葉と一緒にキャロの意識は途切れていった。

596 ストライカーズの休暇日14 :2009/12/31(木) 22:28:45 ID:Bo64BhhE
 翌々日。訓練前の朝食時に新人フォワード4人が昨日の休日について話しあっていた。
「ったく、バカスバルの所為で結局一日ぐったりしていて休んだ気にならなかったわ」
「ごめんってば、ティア〜。それと、キャロ? そっちはどうだったの?」
「二人で街の方へ買い物を行って来ました。ね? エリオくん?」
「はい! 何だか新鮮で楽しかったです」
「えと、それだけ?」
 スバルは、何だか拍子抜けしたようにキャロへと聞き返すが、キャロははい、と肯定
の返事をするだけだった。
「あはは……やっぱりまだ早かったみたいだね……」
「すーばーるー? あんたってば!!」
「あー! 怒んないでよティアー。そっちだってノリノリだったじゃん!」
「そ、それじゃあ僕達は先に行ってますね」
 ティアナとスバルの話が長引くのを感じてか、それが自分達のところへ飛んでくる
のを察知したのか、もしくはその両方かもしれないがエリオは席を立ちそそくさと
その場を離れていった。
 キャロもその後を追おうとしたが、その前に二人に声を掛けた。
「あの、すみません。少しお願いがあるんですけど……」
「ん? なに、キャロ?」
「この前のあの夜のことなんですけど、今度わたしも攻める側になってみたいんですけど」
「キャ、キャロ!?」
「えへへ、何だか癖になっちゃったみたいです♪ それでは、また後で」
 そう言って離れていくキャロの顔は、それまでには全然想像出来ない悪戯好きの
少年のような笑顔が浮かんでいた。

597 ストライカーズの休暇日(ラスト) :2009/12/31(木) 22:29:15 ID:Bo64BhhE
「ねえ、ティア……あたし達、教えちゃいけないことを教えた気がするんだけど」
「スバル……あんた責任取りなさいよ。はあ、全くもう……」
 食堂に取り残された形になった二人に、少し重い空気が流れ始めたが、
スバルの一言がそれを吹き飛ばした。
「ま、なんとかなるでしょー。ほら、何てったって夢なんだからね」
「はあ、あんたのその気楽さが羨ましいわ、ほんとに」
 このとき、ティアはキャロに自分達と同じ趣味を持たせるべきか、それとも
真っ当な趣味に戻すべきかを決めかねていた。自分達と同じ趣味を持つ仲間が増える
のは純粋に嬉しいが、如何せんキャロはまだ幼すぎる。それに、自分達が原因で
こんな道に進んで欲しくはない。それに、キャロにはエリオという身近なパートナーもいるのだし。
「えへへー、じゃあわたし達も行こっか。遅れたらなのはさん達に怒られちゃうよ」
「はいはい。わかったわよ」
「よーし、じゃあ今日から新しい訓練らしいし、がんばるぞー」
「あれ? ティア、スバル? まだこんなところに居たの? 早く支度しないと間に合わないよ?」
「あ、なのはさん! え? もうこんな時間!? 早く行かないと!」
「それじゃあ、なのはさん、失礼します!」
「待ってよ、ティア〜」
 バタバタと駆け出しながらも、ティアナは今まで考えていたことを全て放り出した。
キャロのことは確かにもう後はなるようにしかならないだろう。それに、今はまず
自分のことだ。今日からまた練習が厳しくなるようだし、きっと終わったあとでは
そんな余裕が残っているとは思えない。
「だーめ、待ってなんかやんないわよー」
「むうー。いいよ、追いつくから!」
「二人とも、あんまり走っちゃ危ないよ」
「「はい! すみませーん!」」
 自分の今のパートナーは、今後ろを走ってきているスバルだ。それ以外の誰でもない。
きっとキャロもすぐに自分にあったパートナーを見つけることが出来るだろう。
「へへー、追い抜いちゃった。ティア、おっ先ー♪」
 それが、エリオなのか、それ以外の誰かなのかは分からないが、自分の様に
いいパートナーに巡り合って欲しい。
「前見て走んないと危ないわよ」
 それがきっと、みんなの幸せだと思うから―――
(って何かっこつけてんだか。恥ずかしいったら無いわ)
 自分で自分の回想に突っ込みを入れつつ、ティアナは追い抜かれたスバルの後を追いかける。
(きっと、今わたしの顔はにやけてるんだろうなぁ)
 でも、嫌な気分を感じてはいなかった。こんな毎日が続くんだったら、悪くない―――
それが、このときのティアナの素直な本音だったのだから。

598 SSS :2009/12/31(木) 22:32:53 ID:Bo64BhhE
以上です。
このSSは一応単発ということで、続く予定はありません。
誤字脱字は脳内保管でお願いしますw

突っ込みあれば気軽によろしくです。

599 名無しさん@魔法少女 :2010/01/01(金) 23:57:44 ID:/O2sDWik
おーww フタエロだーww

投下乙、久しぶりのフタエロ美味しかったですww
ご新規さんが増えてほんと嬉しいっすね、今後とも投下お待ちしております。

600 ひら :2010/01/02(土) 09:02:43 ID:6XJ9Yix.
GJ。覚醒キャロがエリオ相手に攻める展開を脳内補完
 
最近の投下ラッシュはスゴいですね……
では自分も………書き直してたら容量減で糖度が当社比150%増! 濃縮還元!
 
・毎度お馴染みリリちゃ箱
・なのは×クロノ
・なのちゃん、風邪をひくの続き的な何か

601 クロくん、風邪をひく 1 :2010/01/02(土) 09:06:39 ID:6XJ9Yix.
吐き出す息が熱い。額や顎関節なども熱を持ち、気持ちの悪い汗がだらだらと流れて寝具を湿らせる。だというのに身体は毛布や布団など重ねて暖房を焚いてもなお寒気を訴えており、手足の末端は不気味なほど冷たかった。
覚悟があってしたこととはいえ、完全になのはの風邪をもらってしまった形である。
咳や鼻水、頭痛、吐気などの外に出る症状はないが、先ず熱があり付随して身体はだるく、関節が痛む。身を起こすと酷く立ち眩みがした。なかなかの重症だ。
黙っているほうが心配されるのは先の件で分かっていたので、学校など休む旨はなのはに連絡しておく。
メールを打った携帯を閉じ、クロノはそのまま瞳を閉じた。
 
----------
 
くつくつと煮える鍋の音と、立ち込める出汁の香りが、眠りについていたクロノの意識を呼び覚ました。
無意識に鼻をくんとならしながら、上体を起こす。
1人で暮らす部屋である。広くはない。ベッドの位置からは、台所に立つ後ろ姿を見ることが出来た。
小さく鼻歌を唄いながら右へ左へと動く度、まさにしっぽのようにサイドポニーの髪が揺れる。見慣れた制服、オレンジ色のエプロンは持参したものか。
「……なのは?」
乾いた喉から発した声は自分でも意外に思うほど低くしゃがれていたが、彼女はそれでくるりと振り向いた。
その表情は気遣わしげで、しかし笑みである。
「クロノくん、起きたんだ。良かったぁ! 少しは良くなった?」
なのははパタパタとスリッパを鳴らしてクロノに駆け寄り、調理のために捲りあげたシャツから伸びた白い手を、互いの額に当てる。
「なのは、手……冷たい」
「クロノくんが熱いの! んー……熱、下がってない……。……やっぱり感染しちゃったね、ごめんね」
しょげるなのはに対して、クロノはその手を両の手で包み、首を横に振ることで応えとする。自業自得である。
なのはが気にすることじゃない、という思いはそれだけで伝わった。彼女は俯いていた顔をあげ、そういえばと口にする。
「……朝も昼も食べた様子がなかったけど、大丈夫?」
問われて気付く。室内は薄暗い。台所の手元を照らす白色蛍光灯の明かりだけだ。
咄嗟に壁にかかった時計を見る。蓄光塗料の青白い光が示すのは――
「は、20時……? 半日眠ってたのか……」
さすがに驚きが先に来る。なのはも同じだったようで、丸い目をさらに丸くしてパチクリとまばたきをした。

602 クロくん、風邪をひく 2 :2010/01/02(土) 09:09:15 ID:6XJ9Yix.
それから思い出したように眉を立て、キッと怒りの表情をつくる。
「もう……! それくらい具合が悪いってことじゃない。これはちゃんと治してもらわないと……。とりあえず水分補給と、ご飯、食べられそう?」
 
キュルルル……
 
問われて応えたのは、クロノの腹の虫だった。
半日寝ても身体の調子は特に好転していなかったが、食欲があるのはプラス要素である。
「まかせて! すぐに出来るからね」
なのははクスリと笑って調理に戻った。
 
----------
 
「ん」
「駄目」
吐息と共に差し出されたなのはの唇を、だがしかしクロノはキッパリと拒絶した。
彼女は口のなかに含んでいたものを飲み下すと、不満げな顔を作る。その手にあるのは500mlサイズのスポーツ飲料のペットボトルだ。
「でも」
「感染る」
「いいよ」
「駄目」
しばしの沈黙。やがてなのはが折れた。手ずからコップにドリンクを注ぎ、クロノに渡す。
「なのは。そんな顔しても駄目だからね? これで感染ったりしたらキリがないし……」
クロノは渇いた喉を一息で潤し、言葉を重ねる。口火を切った自分が言えたことではないが、こんな馬鹿馬鹿しいマッチポンプもないだろう。
なのはは渋々、といった様子でうなずきかけたが、不意に瞳を輝かせた。
「……じゃあ、これならいいよねっ!」
言うと傍らに置いてあったこれから食べる予定の粥と匙を手に取る。
「えーと……」
たじろぐクロノに構わず、なのはは妙に嬉々としながらクロノの目の前――正確には口の前――に卵をとじた"あん"ののった白粥の匙を差し出してこう言った。
「はい、クロノくん。あーんして」
何だろうこの状況。献身的過ぎるなのはに違和感を抱くが正体までは掴めない。
ともあれこのまま固まっていてどうにかなるものでもなく、不満を言うのは贅沢ってもんである。恥ずかしさ半分で口を開けて匙を受け入れた。
咀嚼すると卵と米の甘味と鰹だしの芳しい薫りが口のなかに広がる。感想は自然とこぼれた。
「美味しい……」
「ほんとう?」
「嘘なんか言わないよ。本当に美味しい」
素直な称賛になのはの頬が染まる。
「えへへ、嬉しいな」
「なのは」
「うん?」
「その……次、もらえるかな?」
美味と空腹が多少の気恥ずかしさを吹き飛ばす。二杯目をねだるクロノになのはは笑顔で応じ、匙を手に取った。

603 クロくん、風邪をひく 3 :2010/01/02(土) 09:11:30 ID:6XJ9Yix.
----------
 
「なのは……、脇ちょっとくすぐったい」
「りょーかーい! じゃあ、次は前ね」
んしょっと軽い気合いと共になのはの腕が脇からこちらの腹側へと移動した。
蒸されたタオルが肌を滑り、水分の蒸発と共に火照る身体の熱を奪っていく。その感覚を心地よいとしながらも、クロノはなのはに感じる違和感を拭いきれずいた。
先程ドリンクの口移しを試みようとしてきたのもそうだし、食事の際の行動や、今もそうだ。
食事によって発汗し、着替えようとした自分に対してなのはは身体を拭くことを提案してきた。自分がするからまかせて欲しいと。
―――少し、おかしいよね
張り切り、しかし空回っている。という印象が強い。が、それを本人に指摘することは彼女の親切や、ともすれば彼女がここに居てくれることの否定にも繋がりかねないため、うかつに口には出せなかった。
「ん、んんっ……」
「なのは、言ってくれればこっちで動くから……」
今クロノはベッドの中で裸の上半身を起こした状態であり、なのははサイドから腕を伸ばして身体を拭いていたが、ベッドの片面が壁を横に置いた位置にあるために手の届きにくい側面が存在する。
一声かけてくれれば身を捻るだけで彼女の腕を届かせることが出来るが、なのははそれをせず、縁に片膝をついて身を乗り出すことで対応としていた。
「だ、だいじょうぶ。あとちょっとだ……わぷっ」
絶妙なバランス取りの必要な体勢で、膝をついているマットはスプリングの反発があるため足場としては悪く、加えて彼女の運動神経は底辺にある。
「ふも……に、にゃー……」
なのははこけて顔から布団に埋まった。その下は丁度こちらの腿や足の付け根の辺りだ。
「……大丈夫?」
伺うこちらに対し彼女は頭の位置はそのままに、角度を変えてクロノを見上げ―――た所で、んう? と訝しげに眉をひそめた。

604 クロくん、風邪をひく 4 :2010/01/02(土) 09:14:48 ID:6XJ9Yix.
同時、クロノの中で緊張が生まれる。まずい、と思うがそれくらいでコレが鎮まるなら世の男性諸氏の不意の前屈み問題は一挙解決で万々歳だ。
「えーと……元気だね?」
呆れたような感心したような目線を向けられ―――いっそ殺せ。そんな刹那的な気分になるが、返せる言い訳の手札は大してない。
ある種の風邪薬には勃起作用のある成分が含まれるというからそれかもしれないし、病や怪我など本体の危機に対して子孫を残そうとする働きの結果かもしらず、単純になのはがこちらに倒れたことによって腿あたりに生まれた柔らかいふたつの感触やら香水などでなく彼女から香る匂いのせいかもで
「って、なのはっ? ちょ、なにやって……!?」
いつの間にかなのはの手が布団の上から股間の盛り上がりを擦っていた。
クロノは反射的にそれから逃れようと動くが……抵抗されることで逆に勢いがついてしまうときもある。
今のなのはがそうだった。ベッドに上がり、足掻きを制するようにクロノの身体に跨がって組み敷く。
突然の奇行に狼狽える相手は無視で布団など引っぺがし、えいやっとクロノの衣服を下着ごと引き下げた。とたんにこんなときでも元気なソレが外気に晒され、あらわとなる。
「……こっちも、綺麗にするね」
「っあ! や、な、なのはっ! そこはいいからっ!」
慌て、身を屈めるなのはの肩を押し返そうとするが、熱に侵された身体は力を失っており拒みきれない。
「ここはそうは言ってないみたいだよ?」
艶を含んだ言葉と共に、つつつ……と、白い指先が肉棒の表面を下降する。
「違っ……」
しかしいくらいやよいやよと口で言ってみたところで悲しいかな
下半身は別の生き物だ。現になのはの指が筋を軽く撫でただけで、クロノの剛直の硬度は増していた。
「はむ……んっ……ちゅ……」
「っあ……!」
なのはの舌が覆い被さるように亀頭をベロリと舐めた。そのまま、形をなぞるように舌が唾液の線を引いていく。
「は……ぁっ、な、のは……っ、だ……めだっ」
クロノの唇から切なげな吐息が漏れた。

605 クロくん、風邪をひく 5 :2010/01/02(土) 09:19:40 ID:6XJ9Yix.
這い回る舌になぶられ、暖かな口腔に自身が包まれるその度に熱が上がり、意識も混濁していく。
「ん……ちゅっ……じゅるっ……ちゅく……」
唾液と先走りの体液とが混じりあい、肉棒を濡らした。テラテラと光り昂りに脹れたソレを陶然と見上げ、なのはは指先をも加えて責めを継続する。
クロノは強制的にもたらされる快楽に翻弄され、こうなっては早く終わることを望むだけだ。
羞恥に耐える指先がシーツに食い込む。
「なっ……なのはっ……! もう……」
上がりきった熱がスカイブルーの瞳を潤ませた。涙混じりの懇願にも責め手はやまない。むしろクロノをより一層の興奮の高みへと連れゆこうとする。
やがてクロノは朦朧とした意識の中で腿の辺りにひきつりの感覚を得、そしてその瞬間が来る。
「っ…………!!」
 
----------
 
シーツなど敷きなおし、身繕いを整えたクロノはベッドの中で、はぁ……、と濃い疲労の混じった息を吐いた。
傍らではなのはが身体を縮めてクッションに座っている。
「あのさ、なのは……その……今日ちょっと無理してない?」
「そんなこと…………す、少しはあるかも、ごめんなさい……」
病床の人間を襲っておいて「ない」とは言い切れず、なのははますます身を小さくする。
「謝らなくてもいいけど……どうして?」
「あのね……クロノくんって何でも出来るから、大抵のことは何でも自分でやっちゃうでしょ? それが少し寂しかったというか……だから、こんなときくらいお世話したいなって……さ、さっきのはちょっと暴走というかえーと……にゃっ」
うつむいて指を絡める様が酷くいじらしい。堪らず込み上げてきた衝動のままに、クロノは恋人を抱きよせた。
耳元で囁くのは感謝の言葉だ。

606 クロくん、風邪をひく 6 :2010/01/02(土) 09:21:02 ID:6XJ9Yix.
「……ありがとう。いいんだよ、なのはにはもう充分助けられてる」
「で、でもでもっ、クロノくんミッドのお仕事しながら学校にも行って、翠屋<うち>のお手伝いまでしてくれて……なのに私、何にも……」
出来てないと、そう思うが故の行動だったのか。違和感の正体に気付くと同時に、そんな勘違いを抱く彼女がどうしようもなくいとおしく思えた。
「こっちに来るとき、本当はね……なのはは僕のこと忘れてしまってるかもしれないと思ってた。6年も経ってたし……」
「そんな、忘れるわけないよ!」
語ったのはかつて抱いていた不安だ。
身を離しこちらの肩を掴んで視線を合わせてきたなのはに対し、うん。と頷きを返し
「でもなのははそう言ってくれて、今もこうして傍に居てくれて、それだけでもう充分。なのはがいるから、僕は頑張れる」
「う、うん……それは、私もそう……だよ」
向かい合う距離が近づき、額が触れあい、互いの指先が絡み合う。
「同じだね」
想いを同じくすることを確認し合うのは、例えば好きだと愛していると繰返して睦み合うよりも心拍数をあげる行為かもしれない。
身を寄せたまま互いに何となく目線を外し、だが決して不快ではない時間が流れるが
「で、でも! 今日は、私に頼って欲しいかな……」
なのはは胸の前でキュッと握りこぶしを作り、そう恋人に要求する。
相手が弱っていたら助けたいと、頼られたいと思うのはクロノにも分かりすぎるほど分かる感情だ。
「……ん、それじゃあ―――」
クロノははにかんだ笑みをなのはに向け、要求というにはあまりにもささやかな、甘えを口にした。

607 クロくん、風邪をひく 7 :2010/01/02(土) 09:22:53 ID:6XJ9Yix.
----------
 
灯りの落ちた部屋に、小さな歌声が響く。
ハミングで綴られるそれに歌詞はなく、しかし子守唄だ。歌をあなたに<Song to you>と、その為に歌われる唄。低く、柔らかな音律の連なり。合わせて、ぽふ……、ぽふ……と膨らんだ布団を優しく叩く音が対象を自然と眠気に誘う。
唄に明確な終点はなく延々と繰り返されるかに思えたが、やがてひとつの音を伸ばすかたちで区切りがつけられた。
「クロノくん、寝ちゃった……?」
囁くような声音の問いかけに穏やかなクロノの寝息が返る。
頼って欲しいというこちらの望みに対してクロノが答えたのは
「眠るまで傍に居て欲しい―――かぁ……」
額にタオルを乗せなおし、頬にかかる髪をのけてやる。熱は少し下がったようだ。
あらわになった寝顔の思いがけないあどけなさに、なのはは確かにあの頃の少年の面影を見出だした。
次に会うときは、大人になって会いに来ると、自分のワガママを何でも叶えられるようになるよ、と、そう約束してくれたオトコノコは本当にその通りに此処にいて、幼かった自分のワガママを―――いっしょがいいと、そうじゃなきゃいやだと願ったことを今も叶えてくれている。
それに甘えず、応えられているといいと、応えていこうとそう思いながら、なのはは眠るクロノの髪を優しくすいた。
 
「ずっと一緒だよ、クロノくん」
 
〜fin〜

608 ひら :2010/01/02(土) 09:29:31 ID:6XJ9Yix.
オチなし終わり
クロノ受―――。なのちゃんはリミッター解放したらエロい子だと思います。手前の中ではそうです。エロエロです
 
本年が皆様にとってリリなのエロ豊作な一年でありますように!
それでは失礼致しします

609 名無しさん@魔法少女 :2010/01/02(土) 21:06:44 ID:xxnYP.uM
>>608
実際のとこ、再会即いたそうとしたクロノもクロノだが、それを受けたのはなのちゃんだしな。
いいエロだ

610 名無しさん@魔法少女 :2010/01/03(日) 02:34:28 ID:RpLjm9Fo
正月早々からなんて甘い……しかもクロくんなのちゃんとは。GJと言わざるを得ないね!
それにしてもまったくイチャイチャイチャイチャと……でもクロくんとなのちゃんだから許す

611 ザ・シガー :2010/01/03(日) 13:30:15 ID:2fBkKkoQ
ひらさん投下乙!

じゃあ私も続けて、新年投下第二段いかせていただこう。
最近投下してるカルタス×ギンガのお話、非エロ、短編。
です。

612 ギンガの恋路外伝 ゲンヤさんの悩み :2010/01/03(日) 13:30:59 ID:2fBkKkoQ
ギンガの恋路外伝 ゲンヤさんの悩み


 ゲンヤ・ナカジマには悩みがあった。
 それは別にミッドチルダの平和だとか、そんな大層なものではない。
 もっと身近な、もっと小さな悩み。
 愛娘であるギンガについてだ。
 どうにも、最近の彼女は妙なのだ。
 ある日連絡もなしに朝帰りしたかと思えば、それ以降ちょくちょく外泊する事が多くなった。
 友達の家に泊まってくるだの、仕事が忙しくてだの、色々と理由をつけて。
 今では最低でも週に二回は外泊するようになった。
 しかし、それがどうにも怪しいのである。
 長年犯罪捜査に目を光らせてきたゲンヤの慧眼、またの名をパパリンアイで観察すると、それは発見できる。
 出かける時は妙に嬉しそうで、帰宅した時なぜか身体のあちこちに赤い跡がついているのだ。
 そこから導き出される答え、それは一つしかない。
 男が出来た。と。
 では、果たして相手は誰なのか?
 ゲンヤの疑問はそこに集約される。
 彼の知る限り、ギンガの交友関係で男の知り合いはそう多くない。
 そこで彼は推理する。
 知りうる範囲で娘に手を出しそうな男とは、果たしてどこの男か。
 まず想像したのは機動六課である。
 妹のスバルがおり、出向した経験もあるあそこならば可能性は高い。
 なにせあの部隊の男ときたら、数は少ないが侮れない奴らばかりだ。
 まずエリオ・モンディアル。
 通称、乳を揉んでやる。
 なんでも、女の乳を見たら揉むものと思え、と常日頃から考えているらしい淫猥な少年だそうだ。
 出会いがしらに相棒の少女の乳を揉みしだいたというから恐れ入る。
 あんな若造がうちの娘を……
 そう考えるだけでゲンヤの脳味噌は沸騰しそうであった。
 次にヴァイス・グランセニック。
 この男も実に恐るべき男だ。
 なにせ姐さんと慕う年上の爆乳騎士、中の人的な因果で繋がる可能性大のツンデレガンナー、若干影が薄くはあるが後輩のヘリパイの可愛い女の子。
 同時進行で三つもフラグをおっ立てる猛者である。
 きっと脳裏はエロの塊に違いあるまい。
 そんな男がうちの娘を……
 そう考えるだけでゲンヤの脳味噌は爆発しそうであった。
 次にグリフィス・ロウラン。
 本編では地味中の地味であるが、ここエロパロでは鬼畜眼鏡の悪名高き屈強なエロ野郎である。
 なんでも他作品では、鬼畜の二つ名のままに多くの女性に対して淫猥かつけしからん行為に及んだと聞く。
 そんな外道エロ男がうちの娘を……
 そう考えるだけでゲンヤの脳味噌は憎悪に燃え尽くしそうであった。
 最後に機動六課の飼い犬ザフィーラ。
 まあ、この中では一番ましな存在である。
 女を食い物にしたというような噂はないし、別段酷いエロ男という話も聞かない。
 だがしかし、彼は犬である。
 そりゃ確かにギンガやスバルは犬っぽいとか言われるが、マジで犬とかほんと勘弁してください。
 なので全力で却下である。
 ここまで考え、ふとゲンヤは気付いた。
 いや待て、もしかして他所の男共も絡んでいるのではないか?
 と。
 例えば無限書庫の司書長、ユーノ・スクライア。
 通称、淫獣、である。
 なにせ昔から女湯を頻繁に覗きまくり、女性の着替えを覗きまくったという噂がある。
 最近では金髪オッドアイの幼女を無限書庫に通わせているという筋金入りの変態だとも言われている。
 そんな真性変態がうちの娘を……
 もはや考えるのも嫌である。
 そしてさらに考えうる最悪のケース。
 時空管理局提督、クロノ・ハラオウン。
 二つ名を尻責め艦長。
 なんでも、義妹の尻や聖王教会の騎士の尻を執拗に責める変態だそうだ。
 そんな尻好き男がうちの娘を……
 考えるだけで悶死しそうである。

 と、ここまでがゲンヤの想像しえたパターン。

613 ギンガの恋路外伝 ゲンヤさんの悩み :2010/01/03(日) 13:31:50 ID:2fBkKkoQ
 どの選択肢もゆゆしき事態である事に違いない。
 なにせ可愛い愛娘の男である、下手な男では断じて交際など許可出来ない話だ。
 で、彼は問うた。


「という訳でカルタス、ギンガの交際相手とか知らねえか?」

 と。
 信頼できる長年の部下であり、ギンガの良き先輩として、また直属の上司として親交のある男に。


「ど、どうして俺に聞くんですか?」

 
 問われたカルタスは、何故か額にたっぷりと汗をかいて聞き返した。
 心なしか声も震えているような気がする。


「いや、お前ならギンガの直属の上司だし、知ってるかなと思ってな。ん? どうした? 顔色悪いぞ?」

「いえ、なんでもありません……」

「ああ、そうか。なら良かった」


 そう言いながら、カルタスのかく汗はどんどん多くなる。
 まあ無理もあるまい。
 ギンガと付き合っている男とは、正に彼の事なのだ。
 つい先日、ひょんな事から二人はお互いの想いを通じて交際を開始。
 しかも既に肉体関係まで結んでいる。
 こんな事を親バカのゲンヤに知られたらどうなるか。
 想像するだけで恐ろしい。
 故に、彼は問うた。


「ところでゲンヤさん。もしも、もしもの話なんですが……」

「ん?」

「俺がギンガと付き合ってる、って言ったらどうします?」

「……」


 無言と共に凄まじい剣幕を帯びるゲンヤの視線。
 向けられるその眼差しに、カルタスは思わず慌てて口を開く。


「いや! もしもです、もしも!」

「あー、もしも、か。ははは! 良かった良かった!」

「は、ははは……で、どうすか?」

「ははは! そんなの決まってるだろ?」


 朗らかな笑顔と共に、ゲンヤは言った。


「問答無用で生かしちゃおかねえよ♪」


 と。


「ははは……そ、そーですよねー」

「ははは! もちろんだ! ん? どうした? なんか妙に顔色が悪いぞ?」

「い、いえ……なんでもありません……」


 その後、カルタスは胃がキリキリ痛むのを我慢してゲンヤの話を聞いたとかなんだとか。

 めでたしめでたくもなし。



終幕。

614 ザ・シガー :2010/01/03(日) 13:32:53 ID:2fBkKkoQ
はい投下終了。

いやもう、なんつうか突発的な思いつきで書いちゃいました。
娘の交際が許せないお父さんはもう王道だよね!

615 名無しさん@魔法少女 :2010/01/03(日) 14:59:33 ID:AbuqaVbs
GJ。ワラタw
クロノは尻神様の教徒であったか……そういやおさなのは相手にも尻攻めしとったな

616 名無しさん@魔法少女 :2010/01/03(日) 15:16:43 ID:OzM5U6/I
性癖ばっかで妻子持ちの事実完スルーかよw

617 名無しさん@魔法少女 :2010/01/03(日) 21:29:36 ID:IzSYsDao
このクロノはアレだ。
サイヒ氏のクロフェ時空or重婚時空のクロノなんだよ、きっと。>>616

618 名無しさん@魔法少女 :2010/01/03(日) 21:42:49 ID:fgj77pOs
つか、ザフィーラ犬違うwww

619 名無しさん@魔法少女 :2010/01/03(日) 21:43:00 ID:8tA2Sjt2
グリフィスの鬼畜眼鏡キャラは氏が作ったキャラクターであって、
エロパロ共通のキャラクターではないはずでは?

620 名無しさん@魔法少女 :2010/01/03(日) 21:57:21 ID:GvY6e5No
細けぇことは(ry

ってばっちゃが

621 名無しさん@魔法少女 :2010/01/04(月) 18:02:43 ID:MskIn8Nw
ところで、思いっきりスレチなんだけど昆虫って眩しさは感じるのかな?
調べてみたけどわからなくて。

ガリューが眩しさを感じるかどうかで話の構成を考え直さなきゃいけなくなるかもなんだ。
人間並に眩しがってくれれば、そのままいけるんだけど。

622 名無しさん@魔法少女 :2010/01/04(月) 18:06:54 ID:8eTtlXFQ
昆虫はどうであろうと、ガリューは眩しさを感じる。

でいいんじゃね?
どうみても人間の尺度で言う「虫」でないことは明白なんだから。

623 名無しさん@魔法少女 :2010/01/04(月) 18:35:01 ID:b6qhdz9g
GUN道ネタでもすんの?

624 名無しさん@魔法少女 :2010/01/04(月) 18:56:06 ID:MskIn8Nw
>>623
GUN道は知らないですけど、視界を塞ぐのに使おうかと。
>>622氏の言うとおり、その話だけの独自設定っていうのも考慮してます。
ちゃんとした裏付けがあったら、地の文と演出に説得力でるかなと思いまして。

625 名無しさん@魔法少女 :2010/01/04(月) 19:52:09 ID:7wJ0D3q2
好きに書けばいいと思うよ。
ここで出たガリュー独自設定は鳴き声がキシャーだとか超音波でザフィーラと会話可能とかメスで子持ちとか色々あるから。

626 名無しさん@魔法少女 :2010/01/04(月) 21:19:08 ID:qYVW1FeQ
こんな時はこう言えばいい。
こまけえことはいいんだよ!!

627 名無しさん@魔法少女 :2010/01/04(月) 21:22:47 ID:MskIn8Nw
ご意見、ありがとうございます。
とりあえず、独自設定でいくことにします。
後はちゃんと説得力持たせる文章にすることです、頑張ります。

長編なので、話がそこまでいくのにまだ10話くらいかかりますが。

628 名無しさん@魔法少女 :2010/01/05(火) 23:26:34 ID:WN/hDGAc
リリちゃのクロなのは許容っぽいですが、これにくーちゃん混ぜたらさすがにアウト?
それとも原作も"リリカルなのは"だからセーフ?

629 名無しさん@魔法少女 :2010/01/05(火) 23:57:13 ID:pdMH66wE
俺はくーちゃん好きだから構わないけど…

630 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 00:23:40 ID:BcDQmgs6
小せえ事ぁ気にすんな!

たぶんそのくらいなら問題ないさ

631 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 00:56:04 ID:BaFk0hcY
どれくらい絡むかにもよるかな。
狐のままで出てくるくらいなら問題ないと思うけど、その先はちょっとわからないや。
個人的には○で。

632 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 01:19:30 ID:FZxxkQ7o
とりあえず、くーちゃんなんて知らないので、オリキャラ出されたときと反応はかわらん。

633 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 05:31:49 ID:Py.SM8y2
注意書きに一言
リリちゃ知らないとよく分からないかも?
とでも書いとけば万事解決

634 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 08:12:36 ID:p1/7WYvw
了解しました。注意書きあればオッケーってことですかね
かつ書くときは文中で軽く説明しとくと良いのかな

635 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 16:25:31 ID:Kyqn8CMY
vividネタって書いた人いたっけ?

次回からエリオ超絶ハーレム旅行みたいだけど。

636 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 19:15:28 ID:Dr7G77BE
先月から始まってなかったっけ?

637 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 19:42:47 ID:NX2jBeec
書き手にしてみりゃvividは正直ネタにしにくい。
ヴィヴィオの同級生二人はほとんど出番ない。
覇王様も性格に難があるうえにヴィヴィオとノーヴェ以外とはほとんど絡みない。
既存キャラも新しいネタが湧くような展開でもないし、と無い無いづくしなもんで。

638 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 20:09:02 ID:LZRImHi.
ルーテシアが(ry

orz

639 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 21:14:43 ID:HDDHPMtA
ルーはおとなしい系のキャラで行くと思ってったんだけどなぁ。
つか、みんな明るい系のキャラにしても良くないと思うんだが

640 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 21:43:08 ID:NTvOscQs
正直3期以降は製作者の自己満足の側面が出す度に強まってると思う。

641 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 22:06:02 ID:BaFk0hcY
ルー子はSSXからVividの1年間に何かあったのかねぇ。
ガチな話しするとアインハルトとキャラが被るからかもしれないが。
sts組が総じて大人だから、年配側から引っかきますキャラも必要なのかも。
まあ、生足が拝めただけでも満足ですが。

後、アインハルトって言いにくいね。略すとアインになるからリインⅠと被る。
彼女がギャグで壊れたらどうなるか、ちょい気になる。

642 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 22:25:30 ID:NTvOscQs
Vividの聖王モードだけは納得イカン。
なしてヴィヴィオまでババァ化するねん。
ババァ化するのはなおはとフェイトだけでもうたくさんだよ。畜生。

643 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 22:42:37 ID:kBforv0U
はいはいロリコン宣言はチラシの裏にでも書いててね
百合好きだろうがその逆だろうがロリしか認めないでもいいんだけどどうしてわざわざ宣言するんだろうか

644 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 22:44:13 ID:BaFk0hcY
オチつけ、メリットを見つけ出すんだ。
ジェットコースターの身長制限に引っ掛からないから、一緒に乗って「キャー怖い」って腕をぎゅってしてもらえると思うんだ。

645 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 22:55:29 ID:p1/7WYvw
聖王モードは中身はロリじゃないか。ならいいじゃないか。贅沢いっちゃイカン

646 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 23:10:29 ID:NTvOscQs
せめてちっこいモノにはちっこいままで魔法少女やって欲しいと思うのはそんなに贅沢なのか?

647 名無しさん@魔法少女 :2010/01/06(水) 23:16:42 ID:2m6UMvpU
ゆとり世代から見たら19歳でババアなのか
マジ日本終わってんな

648 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 00:12:26 ID:5BBsM2kY
このスレで何を今さら
とっくに終わってるに決まってるだろ、俺もお前も皆も

649 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 00:17:10 ID:BLq8s.WA
ミン○ーモモやクリィ○ーマミや満○を探してや秘密のア○コちゃんとかどうすれば良いんだよ。
もちろん、ちびっこはちびっこで良いさ。可愛いしな。
けど、大人化を否定するのは駄目だ。
ただ認めて、次の糧にすればいい それが・・大人の特権だ。

650 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 00:25:38 ID:QEUXTuOI
大人には大人の、ロリにはロリの良さがある、それでいいじゃないか…
だけどショタっ子が大人になるのだけはダメだ
だから頼む、これ以上エリオを成長させないでくれ…

651 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 00:32:25 ID:mka22Bq.
四期なんてないさ♪ 四期なんて夢さ♪

652 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 00:57:08 ID:Ivk3Ob8g
アインハルトがギャグで狂うとしたら、拳王のように暴力で治世するといい始めて、
公園にいる小学生を腕力と大人の狡猾さで恐れさせるはず。食ってる飴やおもちゃ、おままごとセットを取り上げ、私に従えと脅迫したり、
砂場で苦労して作った山に断空を叩き込み、缶蹴りでは魔力強化した蹴りでありえないぐらい遠くまで缶を蹴り飛ばす。

本編のアインハルトは、強く、凶暴でいて欲しかったなぁ。

653 635 :2010/01/07(木) 01:01:29 ID:Oo6GSj7s
いや単純に、男1:女10(+2)の旅行ってなんなんだ!

って思ってな。エリオ君14歳、思春期真っ只中なのに。

654 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 01:04:28 ID:BLq8s.WA
イングヴァルトが草葉の陰で泣くな、その覇王。

俺はアインハルトが(異性と)エッチする時、イングヴァルトの記憶が全力で抵抗しようとして1人漫才状態になるなんて電波を受信した。

655 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 01:05:22 ID:shPNy/Ls
>>647
未成年をババァ発言する>>642には、アルフ(子供フォーム)でも勧めておきたまえ

>>648
最終的に自分が\(^O^)/オワタ かどうかは自身で判断して決めるだろうさ。
お主も我も、他の奴らも、な。

>>650
ユーノくんなら魔力省エネのために変身魔法で子供(ショタ)モードになってくれるよ、きっと!

>>651
現実から目を背けてはいかんぞよ・・・
しかし、たしかに色々壊れてきてるね、色んな意味で。
男女比率とか出番もそうだけど。
都築さん、新シリーズ出す度にどんどんズレてきてるから・・・orz

656 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 01:30:21 ID:Ijnz.mAY
一応なのは達ってもう成人してるんじゃないの?(vivid
いや、それでも高齢の女性に対する蔑称は当てはまらないと思うけどね
第一女の子は心がキラキラ輝いていれば、いつまでだって少女だし

657 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 06:25:27 ID:RAJmLy9s
Vividの時点で23歳だな

658 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 07:56:17 ID:zNSmr2G.
もう19の時点できついよ。25なんて老婆だよって
どこかの同人誌ではやてさんも言ってた。

659 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 08:21:50 ID:tUJ5LNgY
「打撃系など花拳繍腿!関節技こそ王者の技よ!!」なアインハルトと聞いて

660 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 08:23:19 ID:IUIKOO6M
25で老婆って縄文時代じゃあるまいし

661 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 10:03:33 ID:/o1IOZVQ
え?12歳超えたら年増でしょ?

662 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 10:44:54 ID:sYK557Ts
外見年齢がローティーンを越えたら魔法少女を名乗る資格なし。

663 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 11:23:51 ID:qbZP6Ux2
資格があろうがなかろうがどうでもいいだろ
ネタならともかく本編で毎回自称して出てくるわけでもあるまいし

664 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 11:48:46 ID:2tHpommM
9歳しか認めないとかなのはが好きなんじゃなくてただのロリコンじゃん
それでなのは好きとかよくほざけるな

665 暗愚丸 :2010/01/07(木) 12:05:38 ID:gkv6zC5s
どうも、お久しぶりです、暗愚丸です。
フタフェイ、第八話上がったので投下します。

注意 寝取り風味、フタナリ、拘束、ショタ、逆アナル、モシャス(?)があります。


苦手な方はNGをお願いします。
それでは、『FATE in The dark fate』 八章、始めます。

666 『FATE in The dark fate』 :2010/01/07(木) 12:07:00 ID:gkv6zC5s
『ユーノくんっ!』
『わっ!? なのは?』
 無限書庫の一角。
 そこで繰り広げられている光景に、我知らず笑みが浮かんでいた。
『どうしたの? 何も言わずに来るなんて珍しいね』
 背後に唐突に現れたなのは、にユーノが不思議そうに問い掛ける。
 それに対して、バリアジャケット姿のなのは、が優しげな笑みを浮かべた。
『どうしてもユーノくんに、あいたかったん、だよ』
 その言葉に、誰にも気付かれないよう溜め息を吐いた。
 なのは、ではなくアルフを使った方が良かったかも知れない。
 そう思いながら、今はとりあえず二人のやりとりを見つめていた。
『あ、ありがとう、なのは』
 なのは、と同じように顔を紅くするユーノに、苛立ちと愉悦、その両方を感じていた。
 ユーノの事を嫌いではなかった。時々、好みの問題で愛称が悪いとは思っていたけれど。
 けれど今は、顔も見たくなかった。
『それでね、フェイトちゃんのおうちでお茶会するん、だけど、ユーノくんも来ない?』
『フェイトの家で? 僕がいったら迷惑じゃないかな』
 迷惑どころか、出来るなら二度と家に入れたくなんてない。
『そんなこと、ないよ。ね?』
『なのはがそこまで言うなら……、それでいつ?』
『今から』
 平然と告げたなのは、にユーノが思わず動きを止めた。
 口元が笑みを形を作りながら、額に汗が浮かんでいる。
『えと、なのは。それは唐突すぎない?』
 これで、ユーノが来ないと言えばどうすべきかは、なのは、にはきちんと伝えてある。
 だから心配することはない筈だけれど、それでも固唾を呑んで見守った。
『ダメ?』
 涙目で見上げるなのは。
 赤い顔で硬直しているユーノが、それを断るなんてあり得るはずがない。
 その見立てに狂いは一切無くて。
 ユーノが困ったように笑みを浮かべて頷くのが見えた。
 これでお膳立ては整った。
 だから、フェイトは閉じていた目を開いた。


「うん、そう…………だから二時間後くらいでちょうど良いの」
 隣から聞こえてくる声に、笑みを浮かべながらフェイトは視線をそちらに向けた。
 『フェイト』が携帯をかけている。
「……用意? 気にしなくて良いよ。それじゃ、また後でね。……うん、バイバイ」
 通話を終わらせた『フェイト』がこちらに顔を向けて来て、にへらと笑った。
「フェイト、連絡できたよ。それじゃ、ザフィーラ達の方に行って良いよね? ね?」
「それは良いけど、変身解いてからね」
 ザフィーラと逢える喜びに、きらきらと眼を輝かせる『フェイト』の様子に、苦笑しな
がらフェイトがそう告げると同時。
 『フェイト』の体からオレンジ色の燐光が舞い散り、子供モードのアルフが姿を現した。
「それじゃ、一時間くらいあっちで時間潰して来たら良いんだよね?」
「うん、楽しんできて。……それと今日一日くらいだったら、大人型になってても大丈夫
だから」
 にっこりと優しい笑顔で呟き、フェイトは片眼を閉じる。


『それじゃ、行こっか?』
『うん、あ、ちょっと待って。フェイトちゃんに連絡、しとか、ないと』
 フェイトが見ていることは解っている筈なのに、そう呟くなのは。
 同時に、思念(こえ)が届いた。
(今から、そっちに行くから)
(ん、頑張ってね)
 その言葉に苦笑しながら、フェイトはバルディッシュを起動させる。
 いつもの面子、フェイトを含めた五人くらいなら、なんとか部屋の中でお茶会すること
は出来るが、今日はその倍以上の数が入るのだ。

667 『FATE in The dark fate』 :2010/01/07(木) 12:08:42 ID:gkv6zC5s
 流石にリビングでと言うわけにもいかなかったから。
「バルディッシュ、拡大封時結界起動」
『…………sir』
 何か言いたげなバルディッシュを無視して、フェイトは柄をぎゅっと握り締める。
 一拍遅れて、バルディッシュが魔法を起動させた。
 フェイトの部屋の内部を封時結界で閉ざした上で、面積を三倍ほどに拡大する。
 後はお茶会の準備を済ませるだけ。
 口元が緩むのを、抑えることは出来なかった。




 フェイトは、自分のベッドに横たわる裸のユーノを見ながら、口の端を僅かにつり上げ
た。
 はやての用意した睡眠薬とブランデー入りの紅茶は、思った通りの効果を見せてくれて
いる。
 けれど、準備はまだ終わってなくて。
「……フェイトちゃん、まだ?」
 背後から聞こえてきた声に、不敵な笑みではなく優しい笑みを作って、ゆっくりと振り
返った。
 そこに立っているなのは、の一糸纏わぬ姿に唾を飲み込む。
 それは想像通りの姿で、胸の奥に僅かな痛みが走った。
「あ、ユーノ君、すごーい」
 そんなフェイトの内心に気付いた様子もなく、ユーノに熱い視線を向けるなのは。
 それが見ている場所がどこなのかは想像が付いていたけれど、気付かないふりをして視
線をユーノに向け直しながらフェイトはバルディッシュを起動した。
「チェーンバインド」
 フェイトの言葉に魔法が起動しなくて、苛立ちを込めてバルディッシュの柄を握り締め
る。一拍遅れて、ベッドの四隅から伸びたバインドがユーノの両手足に引っかかった。
 ぐっと軽く両手足を引っ張り、ユーノの体を大の字に固定し直す。
 それでもまだ目を覚まさない事に、はやての用意したものの効力の高さに、僅かな驚き
を覚えた。
「次は、そっちのばん」
 そう言いながら振り向き、嬉しげな表情でじっとユーノを見つめるなのは、へ言葉を投
げかけた。
 こちらの隣に並んで、両手を前に突き出すなのは。
『吾が望みしは、過ぎ越し日々の懐かしき姿』
 ひらひらと指を動かすなのは、のやり方に苦笑を覚えた。
 その体から白い光の粒がわき上がる。
『吾の意に従い力を操り、去り行く姿を取りもどさん。Una figura passata』
 その光の粒がユーノの体に吸い込まれ、その体が縮み始めた。
 ……しばしの間を置いて、ユーノの姿態が幼い頃のそれに変わる。
「見事だね」
 後は、チェーンバインドに力を込めて、目を覚まさせる。
 そのつもりでバルディッシュを見つめて。
 けれど、全く従おうとしないバルディッシュに、怒りが頂点を越えた。
「……そう、そんなに、従いたくないんだ?」
 呟いて、フェイトはバルディッシュをスタンバイフォームに切り替える。
 間髪入れず、壁に投げつけた。
「フェイトちゃんっ!?」
「気にしないで」
 その驚きの声に平然と答えを返して、フェイトはチェーンバインドを、思い切り強くひ
っぱた。
「あづっ!? くぅっっ……な、なにっ!?」
「ユーノ、おはよう」
「ユーノ君、起きた?」
 痛みに悲鳴を上げたユーノが、それでも何とか気を取り直してこちらに視線を向けてく
る。
 痛みに歪んでいた顔が、驚きに変わった。
「な、なな、なのはっ!? なんで、そんな格好!? って、あれ?」

668 『FATE in The dark fate』 :2010/01/07(木) 12:09:59 ID:gkv6zC5s
 己の体が小さくなっていることに、やっと気付いたらしいユーノの戸惑いに口の端が上
がってしまう。
 となりのなのは、も笑みを浮かべているけれど、それはフェイトの作った嘲りとは違い、
純粋な思慕の現れ。
「ユーノ君、好き」
 つっと前に出るなのは。
 そのまま、ベッドに上がり、ユーノの隣に横になった。
「ぼぼぼぼくもなのはは好きだよでもこんな誰かに見られるのなんて間違ってるだろフェ
イト部屋から出てよお願いだからっ!」
 息を吐くこともなく言葉を吐き出したユーノに、フェイトは笑みの質を素早く変えた。
 嘲弄から微笑みへと。
「なのは、がね。お願いしてきたんだよ? 一人だと恐いから、見てて欲しいってね」
「ふざけたこと言うなっ!」
 ユーノらしからぬ怒声に、苦笑を浮かべてなのは、に近寄る。
 こちらの意図を察して、上半身を起こすなのは。
「ん……」
「ちゅ……」
 そして、ユーノに見せつけるように唇を重ねた。
 ユーノが呆けた表情を浮かべるのを見つめながら、フェイトは舌を相手の口腔に差し込
む。
 途端に激しく舌を絡めてきた。
「なに、して、なんで、女の子、どうしで、そんなこと」
 ユーノの呆然とした声音と、絡め合う舌の感触が愉しくて。
 フェイトは右手を伸ばして、小振りな乳房へと手を伸ばした。
「んっ!」
 喉の奥で喘ぐなのは。その胸の柔らかさを堪能するように、むにむにと揉み込む。
「や、やめてよ」
 人差し指で、固くしこった乳首をくりくりといじるだけで、ぴくぴくと肩を震わせて頬
を紅潮させるなのは。
 片眼に映るユーノの表情が醜く歪んでいく。
 あからさまな嫉視を浮かべるユーノを無視して、空いていた左手を秘処へと伸ばそうと
して。
「止めろフェイト!!」
 妬心に灼けた声音で、ユーノが叫ぶ。
 このまま続けて、ユーノの心を揺さぶるのも面白そうではあったけれど、微かな気配に
気付いてはいた。
 ユーノがチェーンバインドに介入しようとしている。
 このまま放っておくと厄介なことになる。それがわかったからなのは、からそっと離れ
た。
「好きにして良いよ」
 なのは、だけに聞こえるように小声でぽつりと呟きながら。
 どこまでも嬉しそうに笑みを浮かべるなのは。
 その光景は、僅かな痛みと愉悦を覚えさせた。
「なのはっ! こんなの解いて、早く帰ろうっ! 僕だってなのはが好きなんだからっ!
 アイツなんていないところで! アイツに、何を吹き込まれたのか知らないけど、なの
ははそんな子じゃないだろっ! アイツみたいな、やらしい子じゃ無かったじゃないか。
純真だったのに、アイツなんかのせいで」
 アイツ。その言葉のとげとげしさに、苛立ちを覚えた。
 それに、なのはを汚そうとしたくせに、純真とかどの口が言い出すのか。吐き気を覚え
るほどの怒りが湧いて。
「……ユーノ君」
 ぽつりと呟いたなのは、がそのままユーノに抱きついた。
「っ!?」
「大好き……、ん」
 一瞬硬直したユーノに、そのままキスをするなのは。
 自分とキスをした相手がユーノとキスをしている。その光景は何となく不愉快で。
 フェイトはベッドから離れて、椅子に腰をかけた。


 ちゅぷくちゅとみだらな音が響き、ユーノの股間になのは、の手が伸びた。

669 『FATE in The dark fate』 :2010/01/07(木) 12:10:57 ID:gkv6zC5s
 外見に相応しい幼い一物を見て、フェイトは鼻哂する。
 なのは、の手にすっぽり収まるそれは、未だに皮を被ったまま。
「ぷはっっ! 何がおかしいんだよっ!」
 キスが終わると同時に、ユーノが声を荒らげる。
「ふふっ、可愛いおちんちんだね?」
「うるさいっっ! こんな姿になったら、誰だってこうなるっ!」
「私はこーいうのも、好き、ぁ、だけど。ユーノ君のだったら可愛ぇいよ」
 そう呟いたなのは、がユーノの一物をきゅっと握った。
「うぁっっ!?」
 途端に、ユーノが背筋をそらせた。
 痛み故か快楽故か、解らないし解りたくもなくて。
「ぉあ、段々おっきくなってきてる」
「おねがい、止めてよなのは」
 はぁはぁと、荒い息を吐くユーノ。そんなことをしても、相手が止まるはずもない。
 まだその事に気付いていないユーノが、あまりにも滑稽だった。
「やだ、ユーノ君とHなことするん、だから」
 そう呟いて、そのままユーノの越の上に跨るなのは。
 確かに好きにして良いとは言ったけれど、まさかそこまで無茶をするとは思ってなかっ
た。
 けれど、それも面白そうだから、フェイトは口の端を上げながら、二人の姿を見つめる。
「ま、まってなのはっ! こんなのおかしいよ、間違ってるよっ! 僕はなのはのこと好
きだから、愛してるから、こんな無茶なんてしてほしくないよっ!」
「そう、だよね。ユーノ君が好きなのは……」
 寂しげに呟くなのは。その横顔に切なさと愛しさと悲しさに塗れた表情を見て取り、フ
ェイトは言い様の知れない感情が湧いたのを自覚した。
「ふふっ、我慢しなくて良いんだよ?」
 その感情を無視して、フェイトが呟くのと同時、ユーノがぎろっとこちらを睨んできた。
 けれど、その嫌悪と憤怒の表情は、すぐに激痛に取って代わった。
「痛゛っっ!! なのはっっっ!!」
 なのは、が強引にユーノの被っていた皮を剥いていた。
 全体的に白い一物の、先端だけがピンク色に染まっている姿は、好きな人間には溜まら
ないものだろう。
 よほど痛かったのか、なのは、に向ける声に苛立ちと怒りが混じっていて。
「ユーノ君、好き、大好き」
 蕩けた表情を浮かべるなのは、にはその声も全く届いていない。
 跨っていた腰を上げて、ユーノの向けたばかりの亀頭を自身の膣口にあてがった。
「まって、なのは! お願いだか、うぁぁああっっっ!?」
「いぎぃっっ!!」
 腰が一気に最後まで落ちた。いくらユーノのサイズが小さくても、ほとんど愛撫もなく
濡れてもない膣に、異物を一息に叩き込んだのだ。
 その痛みは相当なものの筈。
 なのは、の顔は、同じ事をした時のすずかと同じように血の気が失せて、青白くなって
いた。
 ぽろぽろと涙をこぼすなのは。
「あ、あはは……、ユーノ君に、ハジメテ……捧げられた……ん、ふ、あはっ」
 そんな苦しそうな状態で、なのに嬉しそうに笑う姿に、本当にユーノのことが好きなん
だと思わされて、ただ微笑みを浮かべた。
「やめ、ようよ、なのは。僕が好きなのは、大事なのは、なのはだけなんだ。無理なんて
させたくないよ」
 苦しそうに呟くユーノ。
 その目尻に浮かんだ涙を見ながら、フェイトは哂笑する。
「そんなこと言って、ユーノのおちんちん固いままだよね。なのはの中気持ち良いんでし
ょう?」
 そう言った瞬間、ユーノがぎろりとこちらを睨み付けてきた。
 もし、魔法が使える状況だったら、確実に殺しにかかってくるであろう、強烈な視線を
受けて、フェイトは平然と立ち上がった。
 そのまま、ベッドの傍に近寄って。
「んっ……ぐっ……ユーノ君、ユーノくぅん……、んくっ……」
 なのは、の上げる声音に、苦痛と同時に甘い響きを感じて、小首を傾げた。
 全く濡れてない肉の隘路を、削るようにして一気に割り開いたのだ。普通なら激痛で動

670 『FATE in The dark fate』 :2010/01/07(木) 12:14:41 ID:gkv6zC5s
くことすら出来ないはず。
 なのに、ゆっくりとでも、腰を動かすなのは。
「なのは、いたい?」
「痛い、よ。けど、……うれ、しくて。ユーノ君、気持ちよーなって、欲しくて」
「なの、は?」
 快楽故に頬を紅潮させつつ、心苦しさ故に顔を歪めていたユーノが、疑問の表情を浮か
べてなのは、を見つめてくる。
 まだ早い、一瞬そう考えて。
 けれど、どうやっても逃げ出せないと言うことを思い出して、フェイトはベッドに上が
った。
 なのは、の背後に回って、両脇の下から伸ばした両手で乳房を包み込んだ。
「ひゃんっっ! や、フェイトちゃんっ! いきなり何するん!?」
「もっと、気持ち良くなろ? ユーノの、可愛らしいおちんちん、もっと気持ち良くした
いんでしょ」
 なのは、の肩越しに見たユーノが、またこちらを睨み付けてくる。
 けれど、その表情には僅かな戸惑いと快感も混じっていて。
 フェイトは嗤いながら、なのは、の胸を揉み込んでいく。
 ふにゅふにゅと頼りない感覚で、自由自在に形を変えて、なのに手を離すとたゆんと軽
く揺れながら元の形を取り戻す。
「あひっ! ふぁっ! や、きもち、えーよっっ! ユーノ君、おちんちん、気持ちえー
っっ! フェイトちゃんの、手も気持ちえーよっっ! やっ、アカン、あたし! おかし
くなってまう」
 そのあえぎ声に、ユーノの戸惑いが、驚愕に変わった。
「……そんな、まさか」
 『なのは』を見るユーノの顔から徐々に血の気が失せていく。
 その姿は想像以上に心地よくて、フェイトは『なのは』の耳元に唇を寄せた。
「もういいよ。解いても」
 呟いた瞬間、『なのは』が振り返ってこちらを見つめてくる。
 最初は苦痛の、けれど今は随喜の涙を流しながら、本当にいいのと目で問い掛けてくる。
「うん、もう、必要ないから、ね? 『はやて』」
 そう声をかけるのと同時だった。
 『なのは』の体から白い光の粒子がはじけ飛び、はやてが元の姿を取り戻した。
「……っっっ!? な、ななっ! なんで、はやてっ! やめてよっっ離れてよっっ
っ!」
 間髪入れず、ユーノが叫びながら激しく体をよじり始めた。
 幼い外見のユーノに、のしかかっているのは六つも年上の女体。
 その上、両手足を封じられているのだ。そんなことではやての体を押しのけられるわけ
もない。
「僕にはなのはがいるんだっっ! なのはしかいらないんだっっ! のいてよっっ! 君
じゃないっ! 僕が欲しいのはなのはだけなんだ!!」
「はやて聞いた? ハジメテ捧げたのに、こんなヒドいこと言ってるよ?」
 掌の膨らみを弄びながら、問い掛ける。
 きっと泣き出しそうな表情を浮かべている筈。
 そんなフェイトの予想とは裏腹に、振り向いたはやてが愉しそうに笑っていた。
「べつに、んくっ! えーよっ。あたし……ユーノ君との……、子供、もらう、から。ふ
ぁっ!」
「なっ!?」
 ユーノの驚きの声を無視して、はやてが腰をグラインドさせる。
 もう、痛みはほとんど感じていないらしい。愛の効果、と言えば聞こえが良いけれど、
実質はそんなものじゃないと言うことに、今更ながらに気がつくフェイト。
 最初にキスをしたときに、唾液を飲ませていたのだ。少し遅れて、効果が出てきただけ。
「何言ってるんだよっ!? まだ、君も僕も子供だろっ! 子供なんてっ!」
「くぅっ……あた、し……あふっ……ミッド、行くんやもんっ! あたしら、向こうで、
ちゃんと、仕事……あんっ、できて、んくっ、るんやし、……ひんっ! 子供、くらい…
…作っても、もんだい、ないやん。ふぁああっっ! や、フェイトちゃんっ、そこ気持ち
えーよっっ!」
 くにゅっと固く尖った桃色の秘豆を擦ると同時に、はやてが全身を痙攣させた。
「ふふっ、はやては可愛いね。なのに、そんなはやてをいらないだなんて、ユーノってほ
んとヒドいよね」
「くっっ!」
 苦しげに悔しげに睨み付けてくるユーノ。
 けれど、その表情に切なさを見いだして、ユーノが限界を感じている事も見て取れた。
「はやて、ほらユーノもうすぐ出るって。もっと気持ち良く、してあげないとね?」
「ふぁっ! ユ、ユーノ君も、もうすぐ? あひっ!」
「うん。だから、ね?」
 ユーノが必死に歯を食いしばる。
 そんなことをしても無駄なのに、出る寸前まで来て刺激を与えられ続けているのに、吐
き出さずにいられるほど、男の機能は心に従ってはくれないのに。
 自身に擬根があるが故に理解出来るその事を思って。
 フェイトは、更にはやてを責め立てた。

671 『FATE in The dark fate』 :2010/01/07(木) 12:15:23 ID:gkv6zC5s
「んくっ! うぁっ……あひっっっ! いい、よっ、フェイトちゃん、あたしイクっイッ
てまうっ!」
「やめ、はやて、おねが、いだか、ら、はな、れて」
 切羽詰まっていることは声の響きで理解出来て。
 だから、フェイトもはやての体を嬲っていく。
 はやての絶頂が最後の一押しになると、直感したから。
「やっ! あかん、もうあかんもうあかんもうあかんっっっ! イク、あたし、イクゥゥ
ゥウウウウッッッッッッッッッ!!」
「っ! ……なのは…………ごめん」
 はやての喜悦の絶叫と、ユーノの諦念の呟きを聞きながら、フェイトはただ微笑んだ。




「……ごめん、なのは……ごめん……こんなの、…………なのは、ごめん」
 ぽろぽろと涙をこぼすユーノの姿に愉悦を感じつつ、ベッドに腰掛けるような体勢を取
っていたフェイトは、はやてが下りるのをじっと見ていた。
 他のみんなが来るまでまだ時間はあって。
 それに泣きながら、まだ解析しようとしていることを見て取って。
 フェイトはユーノの心をへし折る手段を思いついた。
「はやて。リインにしたんだよね?」
「……ん? うん、リインだけやのうて、他のみんなにもしとるよ?」
 その言葉に、口の端が僅かに上がる。
「だったらさ、ユーノにもしたらどう? お尻って、男のも感じるらしいよ?」
 そう告げた瞬間、はやての口の端から涎がこぼれ落ちた。
 もうする気になっている。
 それが読み取れて、フェイトは意識をチェーンバインドに向ける。
 ユーノの両足を強く頭の方に引っ張り始めた。
「痛っっ! フェイトっっ!」
 怒りの表情を浮かべるユーノを無視して、更に強く引っ張っていく。
 そして、前転の途中で強引に止めた様な体勢で、動きを止めさせた。
「くっ!」
 悔し涙を滲ませて、こちらを睨み付けてくるユーノ。
 けれど、自身の性器が前にあるような格好に、情けなさを感じていることくらいは簡単
に読み取れた。
 それ以上の屈辱を味わう事になるのだ。ユーノの心が折れるのも時間の問題。
 そんなことを考えるフェイトの隣で、はやてが動いていた。
 ユーノのすぐ後ろにぺたんと座る。
「っ!?」
 間髪入れずユーノが喉の奥から、驚きの息を漏らす。
 はやてが……、ユーノのアナルに舌を這わせていた。
「ユーノ君、好きぃ」
 れろ、れろんと、ためらいを全く見せずにアナルを舐めしゃぶるはやて。
 その光景に、とくんっと心臓が揺らめいて。
 けれど、それ以上に驚愕で固まっているユーノに、嘲笑を向けた。
「女の子にお尻舐められて、気持ち良いんだ?」
「っ! 違っっ!」
「……可愛いおちんちん、ぴくぴくしてるけど?」
「ん、ちゅう……ユーノ君、ん、こっちも……れろ、ちゅる……」
「ぁっ!」
 ユーノのアナルをほじっていたはやてが、手を伸ばしてユーノの一物をそっと掴んだ。
 にちゅにちゃとイヤらしい音を立てながら、はやてがしごいていく。
 見ているだけというのは何となく勿体ない気もしたけれど、ユーノになんて触れたくな
くて。
 だから、今は見ているだけで十分だった。
「はやて。ほら、早くしてあげたら?」
「何する気だよっっ!」
 涙目のユーノがそれでも鋭く叫ぶ。
 体勢的に、ユーノには見えていない筈……、はやての股間に集まった光の粒子が陽根に
変わったことは。

672 『FATE in The dark fate』 :2010/01/07(木) 12:15:56 ID:gkv6zC5s
「あは……ユーノ君のハジメテ、全部もろてあげる」
 笑みを浮かべたはやての声に、違和感を覚えたのだろう。
 ユーノが視線を正面に向けて、凍り付いた。
 口の端から涎を零しながら舌なめずりをするはやて。
 凄惨なまでの色気を感じさせる表情に、ユーノが怯えを浮かべて。
「ま、ちょ、じょ、じょうだっ!? ぐっ!」
 はやての陽根が、間髪入れずユーノを貫いた。
「い゛ぎっ! う゛ぐっっ! ぐぬっ! っっ!!」
 喉の奥から濁音を放つユーノ。
 歯を食いしばる様子は、激痛を感じさせて。
 その目から零れる涙は、屈辱をおもわせて。
 心地よかった。
 はやてが激しく腰を動かし始める。
「あは、ユーノ君のお尻、気持ちえーよ。ユーノ君も気持ちえーよね?」
「ぐっ! んなっ、こと、ない゛っっ!!」
 必死にはやての言葉に否定をかえすユーノ。
 けれど、その頬が僅かに紅潮しているところも、ぴくんぴくんと一物を揺らしていると
ころも、感じている事をはっきりと表していた。
「ただいまー」
『おじゃまします』
 不意に聞こえてきた声に、フェイトは首を傾げた。
 アルフが帰ってきたみたいだけれど、まだ三十分はあったはず。
「はやて、ユーノ。ゆっくり楽しんでね」
「うん」
「ぐぅ……」
 嬉しげに笑うはやてと、唇を噛み締めるユーノに一瞥をくれたあと、フェイトは玄関に
向かった。


「あ、みんないらっしゃい」
 アルフとヴォルケンの皆が一緒なのは予想の範囲内だったけれど、そこににこやかな笑
みを浮かべるすずかと、うつむき加減で肩を震わせているアリサの姿があったことに、少
し驚きを覚えた。
「こんにちは、フェイトちゃん。少し早めにこちらに来たら、下でアルフちゃん達と合流
出来たから」
 まともに言葉を口に出来たのは、結構大きめの荷物を持っているすずかだけで、蕩けた
瞳で夢遊病の様に歩くシグナムも、ただ笑っているだけなのに以上な色気を発散するシャ
マルも、歯を食いしばりながら歩くヴィータも、子供姿のアルフを抱きかかえている人間
形態のザフィーラも、一言も口を開こうとしない。
 皆、快楽酔いしれているのだと理解出来た。
「いらっしゃい。とりあえず私の部屋に、ね」
 呟きながら、ヴィータのスカートの股間辺りがもぞついている事に気付いて、リインフ
ォースⅡがそこにいることが見て取れた。
「うん、おじゃましますね」
 すずかを筆頭に皆がついてくる。
 そして、部屋に入った瞬間だった。
「イクよ、ユーノ君っあたし、イッちゃうぅぅぅぅっっっ!!」
「ぅあっっ! あひっっ、んくっっ、う、うぁぁぁあああああっっっっっ!!」
 絶叫しながら全身を震わせるはやてと、ユーノが体を硬直させ自身の精液を顔面に浴び
たのは。
「あ、ユーノ来てるんだ! 次アタシ良いよね? ね?」
 ぴょこんとザフィーラから飛び降りたアルフが、ユーノに駆け寄る。
 呆然とそれを眺めていた皆に、フェイトは艶然と微笑みかける。
「みんなも、好きなようにして」
 その言葉が、狂乱の宴の始まりになった。




 散々にそれぞれが嬲りあって、それでも終わりが見えそうに無い状況で。
 待望の音が響いた。
 玄関のチャイムの音。
 なのはが来たことを告げる音。
 やっと、念願が叶う。
 その事に擬根を滾らせながら、フェイトは普段着を着ているように見せかける幻影魔法
を立ち上げた。
 誰もが誰かとのセックスに夢中で、こちらに注意を向けない。
 この光景を見せて、なのはを堕とす。
 その事に強い衝動を感じながら、フェイトは部屋を後にする。


 …………そして、自身の本当の望みがなんだったのか、思い知らされた。

673 暗愚丸 :2010/01/07(木) 12:20:18 ID:gkv6zC5s
前回レス下さった皆様ありがとうございました。

今回は、てか、今回もあんまりエロくなくてごめんなさい。
次回はできるだけねちっこくエロいのを書きたいなぁと思います。


司書様、前回所々ミスがあったので、訂正をお願いてもよろしいでしょうか。
http://www1.axfc.net/uploader/File/so/37005
↑こちらと差し替えていただけませんでしょうか。
お手数をおかけして済みません。
passはnanohasanです。

今回もお付き合い下さった皆様、ありがとうございました。
次回こそは、早めに投下したいと思います。
それでは、失礼します。

674 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 12:42:59 ID:sYK557Ts
>>663-664
さらっと聞き流しとけばいいのになんでそんなにムキになるのさ。
過剰反応しすぎ。
>>665
投下乙でした。

675 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 17:31:49 ID:cy3uftwA
おおー!! 暗愚丸氏投下乙!

ユーノ、まさかのショタ化凌辱。
次回は遂にフェイト大本命のなのはのターン。
このシリーズも遂に終わりが見えてきましたな。
是非とも早くお目にかかれる事を願っております。


最後に一言、GJ!!

676 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 20:13:55 ID:F680Vqjk
エリオに栄養成分吸い取られてると言ってたキャロ
吸われた分を取り戻そうとエリオのアレに吸い付くキャロ

Side-Fを聴いてこんな想像をしてしまった俺を誰が責められよう

677 名無しさん@魔法少女 :2010/01/07(木) 22:52:31 ID:3bWg5eZw
>>暗愚丸氏
GJ、良いエロでした。実に良いエロでしたよコノヤロウ

『FATE in The Dark Fate』 七章、差し替えておきました。確認をお願いします

679 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 13:25:49 ID:qngsnyR2
なんとなーくフェイトって子供産めなさそうな予感。
エリオも種無しっぽい予感。生まれ方が特殊だし。

680 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 14:28:02 ID:dq1s4R82
んなこと言ったら誰でもこじつけられるよ。
スバル達機人はサイボーグだから、
なのはは事故の影響で、
はやては下半身麻痺の影響で、
ヴィヴィオは試験管ベイビー故に、
思い着くだけでもこれだけある。

681 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 14:51:46 ID:DSX9XPpI
なのはの砲撃でクアットロの腹にいたクローンが死亡とか凄い暗いの妄想しちゃったよ。
スカ博士のクローンとはいえ、私の赤ちゃんがぁみたいな。

682 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 15:18:00 ID:GVu00xQ6
なのは、ガジェットにやられたとき腹を思いっきりぶっさされてなかったけか?
あれで子宮とかダメになってたりして。

683 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 15:44:38 ID:T/TLlnNw
血まみれで横たわってただけで
どこをやられたという描写はなかったような

684 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 15:49:39 ID:XLaJ8c/c
つか、エロ的においしいか? それw

685 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 17:15:38 ID:Omzpb.bc
マテリアル三人娘気になるな……
偽者はエロいって相場が決まってるし。同キャラプレイや闇落ちがしやすくなりそうだし……夢が広がる

686 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 17:19:23 ID:ZHkzV4dE
マテリアルは実は色合い的にも普通のクローンだったのですが、様々な調教の結果あの様な姿になっていたのです

687 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 17:48:07 ID:lUKo7DGQ
どっちにしろ堕胎はさせられるわけだからなぁ。

って普通に妊娠してる訳じゃないしなぁ。

688 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 19:06:43 ID:LmLG7W0c
ちょいと記憶が曖昧だけど、受精卵だか遺伝子情報だかが体内に保管されているんだっけ。
その後の出産方法が不明だから、そのまま普通に妊娠するのか、取りだして試験管に移すのか。
どのみち、普通の妊娠じゃないな。

>>684
非エロシリアス恋愛ならば、おいしいさ。
子どもができないことで結婚を躊躇するとか。

>>685
そこで敢えて、オリジナルの方がエロくて変態ってのはどうだろう?
クロフェの毎夜に営みにさめざめと泣く雷刃タンとかw

689 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 21:41:25 ID:id5MqD1c
ユーノが去勢されちゃう同人誌読んだことあるな。
あれは笑った。ザフィーラも去勢されないか心配。

690 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 22:32:08 ID:uDrvc9Tc
そういえば野狗さんも書いてたな
ユーノが去勢されたって話の出てくるSSを

タイトル忘れたけど、あの話のフェイトは面白かった
ぶっ壊れててww

691 名無しさん@魔法少女 :2010/01/09(土) 22:46:55 ID:dB8zJBNM
マテリアルってなんだろ、と検索して驚愕。
プロット終えたssと設定ダダかぶりだよ・・・

692 [sage] :2010/01/10(日) 08:46:20 ID:jEMk6rWQ
マテリアル三人娘ってなんだろう?


初カキなんであがってたらすいません

693 名無しさん@魔法少女 :2010/01/10(日) 10:53:31 ID:.gZAAygo
>>692
ゲームに登場するなのは、フェイト、はやての偽物だよ。
言うならばブルービートに対するブラックビート、プルに対するプルツー、遠野志貴に対する七夜志貴ってところだろうか?

後、下げるにはメール欄に打ち込まないといけないよ。
避難所だから上がってもそんなに関係ないけど。

694 名無しさん@魔法少女 :2010/01/10(日) 14:02:58 ID:fK8KUYS6
星光の殲滅者と雷刃の襲撃者と闇統べる王な
殲滅者となのはでなのハレムしてぇ
>>691
それくらい気にするな。よくあることよ。書くんだ!

695 名無しさん@魔法少女 :2010/01/10(日) 18:05:28 ID:t7rnD1Ts
>>688
サイヒ氏Ver並のクロフェの営みを見て、自慰をする雷刃と申したか

696 名無しさん@魔法少女 :2010/01/10(日) 18:31:00 ID:z6WKIdz6
>>688
フェイト&3Pで二人の尻を愛でる鬼畜ロノ、まで一瞬で夢想した

697 名無しさん@魔法少女 :2010/01/10(日) 19:04:47 ID:.gZAAygo
そうか、クロノLOVEまでコピーしてしまってフェイトを襲撃するんだな。
けど、クロノは私のものとフェイトは刃物を手に…………って、どっちも病んでいるw

ここで性格をちょっと妄想してみよう。

殲滅者:いわゆる魔王・冥王の類。砲撃の余韻は「か・い・か・ん♡」。
    周囲がそっくりとネタにする度になのはは頬を膨らませるので、それをからかう。
    でも、幼少時の孤独感もコピーしてしまって人一倍寂しがりや。
    絡んでくるのは愛ゆえに。
襲撃者:性格自体はそんなに変わらず。S気があると見せかけてやっぱりM。
    羞恥心が強くて脱ぐのは嫌、BJももの凄く恥ずかしがっている。
    ピンチになるとフェイトがすぐに脱いでしまうのを快く思っていない。
王:慢心王。傲岸不遜で尊大、はやてとは逆に父親的なカリスマを持つ。
  でも内心では偉そうにしていたらみんなから嫌われるとビクビクしている。
  包容力のあるはやてに甘えたいけど素直になれない複雑なお年頃。

698 名無しさん@魔法少女 :2010/01/10(日) 19:10:49 ID:zW/qz15s
>>697
王はギル子さんですかw
はやての反転的に腹ペコ王(触覚なしver.)かと思ったw

699 名無しさん@魔法少女 :2010/01/10(日) 21:13:37 ID:U3r/Dy2g
>>697
なんだその萌え設定w

いいぞもっとやれ

700 名無しさん@魔法少女 :2010/01/11(月) 00:05:07 ID:3YPc7oCk
>>697
寂しがり屋さんとか……。殲滅者が禿げ上がるほど可愛いんだがどうしてくれんだよ発売前に!

701 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 00:04:45 ID:U1ZW1w1I
そして時は動き出す・・・

702 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 07:59:07 ID:MAS1HQpk
マテリアルは悪役だけど可愛いですby原作者
 
これは期待。俺、なのポが出たらなのはと殲滅者でキャッキャッウフフするんだ……

703 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 10:10:20 ID:xnmey87I
元から絶対悪描けた試し無いけどなこの原作者

704 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 14:00:18 ID:jgQPqJik
>>703
つ【メガ姉】

705 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 15:25:53 ID:9VtnQBAs
>704
>>703の言う悪ってStsで言えば
・ヴィヴィオを殺さないとゆりかごが止まらない
・ギンガを殺さないとスバルが死ぬorチンク戦でギンガ死亡
・クラナガン防衛戦でティアナ死亡
・ルーテシアのレリック暴走させてエリキャロ巻き込み自爆
・ゼストのレリックを暴走させてシグナムに特効
・実はメガーヌが死んでる
・ヴィータがⅣ型に刺殺される
・六課襲撃時にシャマル、ザフィーラ死亡
・地上本部襲撃時に多数の職員が(ry
・ゆりかごの砲撃でクラウディア轟沈、クロノMIA
・二番に三提督とユーノ殺させる

とりあえずifでこれだけ出て来る
これ位やらなきゃダメなんじゃないか?

706 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 16:04:42 ID:wzvQFr7U
三期の敵陣営については本格的な悪にしすぎると普通に大勝利しちゃうからなんちゃって悪党なんだろ。
一切遊び心なく管理局打倒だけ考えるスカの話とか考えてみたことあるが、
セインにやらせれば六課主要陣の毒殺ぐらいできそうだし、
地上本部襲撃なんかせずに不意打ちでゆりかご起動してさっさと衛星軌道上到達させてハイ終了。
SS的になんの面白みもなくてやめました。

707 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 17:23:58 ID:0f0WKvNs
俺はなのはが怪我してた時期ににスカの準備が整ってたらどうなるかって想像したことあるなぁ

・圧倒的な武力を持ってミッドチルダ征服に成功するスカ
・研究素材の収集と称して始まる魔導師狩り
・大怪我のせいで一切の抵抗ができないなのはを人質にされて、しぶしぶスカに従うユーノ
・管理外世界から管理外世界へ逃げ込む八神家&ハラオウン家。
・ナカジマ姉妹やレアスキル持ちのカリムに行われる非人道的な研究

大体こんな感じだったけど、そっからの展開が思い付かなかったな

708 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 17:29:54 ID:Hcd/Gvsw
二期から改変して、レジアスを味方に引き込めば何とかなる。

709 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 19:25:16 ID:BTkyBcWM
ドゥーエが六課に潜入してヴィヴィオを・・・という展開は考えたよ
ドゥーエ→アイナさんに化けてヴィヴィオ誘拐を画策

→即ておあー

あれ?

710 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 21:09:14 ID:bLPg24DY
メガ姉は絶対悪というには器が足りないよな
やってることも小物らしさに見合った程度だし

そんなメガ姉だからこそ愛しいけど

というかこのシリーズ、設定上はともかく物語に悪と言えるキャラは登場してないね

711 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 21:14:23 ID:WSsyqklM
ガチで悪な方向だとセインのISが強力すぎるから困る

712 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 22:01:46 ID:I.dZnesA
メガ姉本性を涙と鼻水と涎でぐしゃぐしゃになるまで苛めて(犯して)心が折れたあとに
メガネとおさげを直してから改めて苛めなおしたいと思う俺は
捻じ曲がっているのだろうか

713 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 22:30:32 ID:QCFSpxz.
いや、正常な感情だよ
お高く止まった女を雌に変える
これこそ、至上

stsって、ようするに敵も味方も甘チャンなんだよな
スカ山はほぼ自爆だし
はやてははやてでなんちゃって指揮だし

714 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 22:43:23 ID:BTkyBcWM
しかしあまりにガチ展開でも困る・・・と思うのは自分だけか?
二次創作サイドとしては、

・プレシア母さん虚数空間にダイブ
・リインⅠ空に還る
・スカ博士一味タイーホ

全部、“その後の話”を妄想するタネになるんだし、
本編の枝葉末節をいちいち気にしてたらパロなんて楽しめねぇぜよ。

しかし、クアットロをヒィヒィ言わせたりわぁわぁ泣かせたりするSSってあったっけ?

715 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 22:49:02 ID:CEt4Cikw
悲しいかな、クアットロはSキャラ、女王様として描かれることはあっても、
一方的な凌辱されるようなのはないんだよな。
納豆と触手くらいか、犯されたのは。

716 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 22:52:38 ID:QCFSpxz.
無印やA'sじゃプレシアやリィンみたく「やるせなさ」が曲がりなりにもあったのに
stsじゃなんもなし
悲しい過去をもった最強の主人公がかっこよく活躍しました
ってだけだしな

ヴォルケンズかステエキか三人娘のうち、取り返しつかないじたいになるなりすりゃよかったのに

717 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 22:58:02 ID:KE7DyZm2
具体的な描写こそ無かったが、クアさんが生きたまま解剖されたSSはあったな。

718 名無しさん@魔法少女 :2010/01/12(火) 23:31:23 ID:yLD3CloI
スカトロはあったっけ?
プレイじゃなくてカップリングの方な

719 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 01:33:37 ID:2bxAwq/c
>>717
あのセイン陵辱するやつか
解剖シーンを描いて欲しかった

傲慢な女がメスを前にして命乞いをするが、それを名殴りつけてじっくりと切り刻む
最高だ    3次ではやらないからね

720 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 02:49:42 ID:C/Mo/vyk
>>673
うおおおおお
ちょっと見てなかったら暗愚丸氏がきているぅぅぅ
GJ!

721 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 06:51:17 ID:n1yzkpDg
>>716
>stsじゃなんもなし
とりあえず持論が正論みたいないいぐさはやめれw

722 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 20:01:46 ID:OrKMXmL2
MGS3のラストみたく実は味方が黒幕で〜がスパイだった!
みたいな展開もいいな。

723 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 22:14:23 ID:qvdIr61E
本命・カリム黒幕
対抗・はやて黒幕

なのは撃墜も、はやての非常識な出世も、聖王の復活も
すべての黒幕
大穴・リンディ
すべては自分が次元の女帝とならんがため!

724 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 23:12:13 ID:EHg4cUM.
聖王教会の関係者の誰かが黒幕(あるいはスパイ)って展開を考えた人は多いだろうね。

あとはやてが実は人造魔導師だったって設定があったらおもしろうそうだと
考えたことがある。

725 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 23:34:24 ID:4mcmwDmU
クアットロは卑怯番長ポジションで頑張ってもらうしかない。
家族のためなら……と。

726 名無しさん@魔法少女 :2010/01/13(水) 23:53:01 ID:jYh/YNJQ
くるっと一周して、オリヴィエというのはどうだろう?
そう、全ては再びこの世に生を得るために。
生命操作技術の一端をスカという形で残し、自らの遺伝子が後世に残るよう腹心に聖王教を作らせた。

これで、ゆりかごに聖王の記憶のバックアップでもあれば完璧なんだがな。
いやあ、ご本人は結構、良い人みたいですね。漫画読む限り。

727 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 03:01:21 ID:YMzkIgwg
>>724
なのはは撃墜時に入れ替わってて本人死亡か本人が悪堕ちで出てくるって予想も有ったっけ
人造魔導師とかの設定が出てきた当初は
ギンガも誘拐後洗脳じゃなくて本当にスパイで六課襲撃時に正体表してヴィヴィオを拉致るとか
姉妹対決は予想されてたからそこにどうもってくかの予想で出たようだけど

>>726
ヴィヴィオのオリジナルねぇ
自己犠牲が強いせいで一人の男とその男に引きずられる少女を生み出した罪(?)な女性だな
そういやvividは魔砲少女じゃなくて魔闘拳士ヴィヴィオなノリだな ガチの拳で語り合う小学生w
絵柄はともかく内容はジャンプが忘れ去った様式美だぜ

728 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 05:55:15 ID:xxHQjE2Q
都築によると、Vividは他のなのはシリーズよりも魔法少女らしい話にするらしいからこれからどう動くかな

729 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 07:45:11 ID:BP0dkTYM
百合メインである事が魔法少女『らしさ』だったりして…

730 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 09:09:47 ID:dd2/1Rko
魔法少女モノにだって普通に異性間の惚れた腫れたあるだろに
それだとキモヲタから見向きもされんのは分かるが

731 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 09:59:22 ID:iOTLkqfE
>>727のレス見て、こんな想像しちまったぜw


魔導師ファイト、それは四年に一度、各次元世界から代表者を選び、
戦って、戦って、戦い抜いて、
全次元世界の頂点を目指す戦いである。
そして、この魔導師ファイトで優勝した世界が、四年間の間、全次元世界の覇権を握る事が出来るのだ
魔導師ファイト、第13回大会…
その中の、とある次元世界の代表である、高町ヴィヴィオ。
彼女には、それとは別に求めるものがある様です…

それでは!



魔導師ファイト、レディーッ!ゴーーッ!!

732 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 12:58:08 ID:VSsUC1WU
しかし、はやてエロの続きはまだか……
電車のやつ
待ちわびているのは俺だけではあるまい

733 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 14:56:37 ID:yQmhvoeI
年末にクロなの書いてるって言ってたのをずっと待ってる。待ってる。

734 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 21:33:48 ID:Em2vHJVc
俺はずっとなのはさんの教導を待ってる

735 名無しさん@魔法少女 :2010/01/15(金) 21:51:03 ID:KAGKdQ9Q
生理中のなのはさんに教導されてボロボロになるティアナ

736 名無しさん@魔法少女 :2010/01/16(土) 09:07:35 ID:SQIBDmr6
>>730
>キモヲタから見向きもされんのは分かるが
まるで自分はキモヲタじゃないとでも言いたげだな
こんな所に来てるのに

737 名無しさん@魔法少女 :2010/01/16(土) 13:26:53 ID:RUowwC86
>>707
・ゆりかごのレプリカも増産
・ウーノ姉様が実は超強い(IS駆使して速いじゃなくて早いで対抗)
とかあったらなーとは思う

738 名無しさん@魔法少女 :2010/01/16(土) 14:14:26 ID:pYqW8XlM
>>734
鬼火氏は本当に年1,2回更新だからねぇ…
次の更新は何時になるのか…完結は何時になるのか…

739 名無しさん@魔法少女 :2010/01/16(土) 14:53:00 ID:B4pXDBsE
アルカディア氏の伊達眼鏡みてえ
クア姉の女王様恋しいです

740 名無しさん@魔法少女 :2010/01/16(土) 20:42:03 ID:CqyGyziE
>>737
ウーノって能力的に、隠密行動得意なんだよな。
戦闘能力ないからもっぱら、隠れて指揮や索敵するために使われているけど。
活躍させるとすれば指揮官に据えて集団戦かクッキングによる情報戦か。
後者はクアットロの方が得意なのが難点だ。

残るは司書長との検索対決くらいしか思いつかん。
ミッドチルダのフ○リップ君を探せってか。

741 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 00:14:16 ID:XgXO2y1g
>>740
クッキング!?www

つまり、アレかい?
ウーノ姉がお料理で誰かと対戦するわけだ!?www

742 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 00:15:03 ID:xN4go6PA
トーレとか他の戦闘組みのデータを共有できるから、肉体さえある程度強化されれば彼女達でも戦えるんだよな。
ウーノが実はサブミッション・アーティストだったり、クアットロがシューティングアーツの完成形を使用してもいいw

743 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 02:53:20 ID:tmCI.rbE
>>742
ウーノがサブミッション・アーティストってことはつまり…


ウーノ「ドクター、二日連続で徹夜なさってはお体に障ります」
スカリエッティ「ハハハ、これくらいわけないさ」
ウーノ「ですが…若干衰弱の症状がみられます」
スカリエッティ「大丈夫だよウーノ、眠くなれば寝るさ」
ウーノ「いいえ、今寝てください」
スカリエッティ「ウーノ?」
ガッシ、グキグキバキバキ
スカリエッティ「グハッ……ガク」
ウーノ「お休みなさい」


こうか?

744 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 08:02:58 ID:AHcDRQl.
>>741
うおっ、一字足りないw

クラッキングだ。
いや、お料理対決も萌えるが。
ウーノのことだから、テキスト通りに忠実に作るんだけど何だかおいしくない気がして何度も作り直すんだな。
スカへの愛情は人一倍だけど、それが隠し味ってことに気がつかないんだ。

745 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 11:51:28 ID:Xy.8vAM.
>>744
なにそのウーノかわいい

746 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 13:41:29 ID:xN4go6PA
>>743
身内に使うのかw
俺は、ヴェロッサが捕まえに来る所で、ウォーズマンのスマイルを浮かべた後、
パロ・スペシャルでヴェロッサの肩を粉砕を妄想していた。

747 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 15:41:52 ID:LpEZpVJs
ウーノ「獅子の捕獲!」

748 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 15:46:30 ID:rnSiAgjA
「我々の業界ではご褒美です!」

749 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 17:28:47 ID:zogIl2Vk
ウーノ「寮則第9条。『寮内でのISの使用はこれを固く禁ずる』」

750 名無しさん@魔法少女 :2010/01/17(日) 19:34:44 ID:5lv6vTq.
>>749
それ元ネタとある科学の超電磁砲?
・・・ギン×シグとか思いついたけど書ける自信がないorz
あとザ・シガーさん別所での作品がかんけ・・・おっとっと

751 ウーノと料理 :2010/01/18(月) 00:49:07 ID:IlA9038g
>>744があまりにもヒットしたので勢いで書いてみた。
初めて書いてみたのでお目汚し失礼。

――ウーノと料理――


「…・・・おかしいわね、また失敗だわ」

ウーノは通算何十回目かになるつぶやきと共に料理を作る手を休めた。

主であるスカリエッティの生活スタイルは健康的なそれからは程遠い。
研究に没頭するあまりに寝食を忘れてしまうことは日常茶飯事であるし、
そもそもその寝て食べるという行為さえほとんど自分の机のまわりで済ませてしまうので不健康なことこの上ない。
ベッドではなくイスで眠り、食事はモニターを眺めながら携帯食料やサプリメントを口にする程度、といった具合である。

数週間前に起動されたばかりのウーノだったが、この問題にはすぐに気付き、
既に「もう少し健康的な生活をしてください」と何度も苦言を呈している。

だが肝心のスカリエッティ自身が、
「なにいざとなれば生体ポッドに入れば済むことじゃないか」と言って相手にしてくれない。
ならばせめて食事だけでもまともものを、と思い主が眠っている隙に料理に励んでいるのだが・・・・・・

「レシピ通りに作ってるはずなんだけど、何か物足りないのよね」
そうこぼしながら、自分で作った煮物を口に運ぶ。

ドクターに食べてもらうからには完璧なものを、
と考えるウーノはここ最近、スカリエッティが眠っていることが多い午前中に、
食堂で料理を作っては一人で食べるのが習慣になりつつある。

高級レストラン向けの調理ロボットのプログラムを幾つかアレンジして、
自分自身にインストールしてみたものの、どうしても満足のいく料理が作れない。

自分の味覚センサーから得られたデータは何の問題も無いと太鼓判を押すのだが、
ウーノはどうしても納得できない。
念のため自分の味覚センサーの検査も行ったが、何の問題も無かった。
そう何も問題は無いはずなのである。
それなのに何故かどうしても満足することができない。

プログラムに何か問題があったのか、それとも自分の手際に問題があるのか。
いっそ一流のシェフの料理するところを実際に見て研究しようか。
などなどいつものように、箸を動かしながらあれこれ頭を悩ませていると、
スカリエッティが不意に食堂に現れた。

「おはようございますドクター。この時間に食堂にいらっしゃるなんて珍しいですね?」

「あぁおはようウーノ。なに目覚めのコーヒーを飲もうと思ったのだが
研究室のコーヒーを切らしてしまってね。
何か飲み物はないかと思ってここまできたのだが……ウーノ、それはなんだい?」

「その……ドクターにきちんとした料理を食べて頂こうと思って…・・・
料理を練習しているんです」

「ほう。どれ一口味見させてもらうよ」

「あ! いけません! まだ練習中で味の方はっ……!」

あたふたと慌ててウーノはスカリエッティを止めようとするが、
スカリエッティは意に介さず無造作に一片煮物をつまんで口に運び、
そして珍しく目を丸くする。

「……っ!!」

「申し訳ありませんドクター、お口に合いませんでしたよね?」

「とんでもないよ、大したものだウーノ。
私は生まれてこのかたこんなに美味しいものを食べたのは初めてだ」

「へ?」

「私を疑うかい? これでも何度も付き合わされた会食のおかげで舌は肥えていると自負しているのだが」

大仰に返すスカリエッティに訳が分からないという顔をしたウーノ。

「味付け、歯ごたえ、火の通り加減、どれをとってもパーフェクトだ。
これがこれから毎日食べられると思うと非常に楽しみだ。期待しているよ、ウーノ」

「は、はい。ありがとうございます」

そう言ってスカリエッティは食堂のコーヒーポットを掴むと、
どこか納得のいかない顔をしたウーノを残して研究室へと戻っていった。

「ククク、いくらプログラム通りとはいえ、いやプログラム通りなのに、
クラナガンの一流レストランの料理よりも美味しいと感じるとはね。
実に興味深い。あながち俗説も捨てたものではないのかもしれないね。
最高のスパイスは作る側の想いなのかそれとも食べる側の思いなのか。
いやそれ以前にそもそも私やウーノに想いなど存在するのかどうか。
ククク、本当に興味深い問いだ」

廊下を歩きながらぶつぶつ呟くスカリエッティの頭の中は、
既に料理を離れて別のことで一杯だった。
ナンバーズの後期組が感情豊かになるよう調整されたのは、
この時の経験がきっかけかもしれないし、そうではないかもしれない。

ただ、ウーノが自分の料理の腕に自信を持てるようになったのは、
食堂が大切な妹達で賑やかになる、まだもう少し先のお話。

752 名無しさん@魔法少女 :2010/01/18(月) 02:22:46 ID:qpnG7CYo
GJ!

753 名無しさん@魔法少女 :2010/01/18(月) 02:22:53 ID:mVklJTKo
おぉ!w
なんて素晴らしいウーノ。

754 名無しさん@魔法少女 :2010/01/18(月) 07:44:54 ID:pkJDmswQ
乙!
ウホッ、いいウーノ!

755 名無しさん@魔法少女 :2010/01/18(月) 12:30:23 ID:NEI3fAlc
なんだこのスーパーウーノタイムはwww

756 名無しさん@魔法少女 :2010/01/18(月) 23:29:31 ID:eQHnRWlQ
いよいよ今週か…
映画館から30分のところに住んでるのに行く勇気がない orz

757 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/19(火) 00:18:42 ID:Y63zPLas
 えー、投下します。


タイトル「ユーノとフェイトの間には」

レス数4

エロです。

758 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/19(火) 00:19:16 ID:Y63zPLas
   1


 慈悲を求めるように、己を縛る者を見上げる翡翠の瞳。
 無様なものを見下げる、冷ややかな紅玉の瞳。

「言ったはずだよね」

 視線と同じく、いや、それ以上に冷ややかな口調。

「聞こえなかったんだね」
「違……」
「ああ、そうか。私の言うことなんか聞くつもり無かったんだね」

 翡翠の視線が紅玉の視線から外される。

「ねえ、どうしてユーノは私のほうを見ないのかな」

 フェイトは容赦なく言葉を重ねる。
 冷笑は白い肌を三日月のように割り、真っ赤な唇の間には白い歯、きめ細かく整った舌が見え隠れする。

「なのはの事は頼まれなくても見る癖にね。おかしいと思うよね」
「なのはのことは言うなっ」
「私に命令しないで!」

 フェイトの足が動くと、ユーノは首を絞められたような声を上げ、歯を食いしばる。

「命令するのは私、それを聞くのはユーノ。これは覆らないよ」
「やめ……」
「うるさいよ」

 フェイトの足が小刻みに動くと、ユーノはのけぞるようにして後頭部を背中の壁にぶつけ悶える。

「どうしたの? ユーノ、もしかして、悶えるほど嬉しいの?」
「ち、違う……」

 説得力のない台詞にフェイトは笑う。

「ふーん。こんなにしておいて、嬉しくないんだ」

 全裸で座り込むユーノ。その股間にはフェイトの足が伸びている。
 開かれた股間の中心で、フェイトの足は小刻みにユーノに触れていた。
 フェイトが爪先でいじくる先には、ユーノのペニスが存在を主張するように怒張しきっている。

「なのはを見ていると、ユーノはこんな風になるんだね。ねえ、どんなことを考えてるの?」

 ペニスの根本を抑えつけるように爪先が伸ばされる。
 ユーノの苦悶の声には、別のものが確実に混ざっていた。

「ねえ、なのはをどんな風に見ているの? どんな風に想像しているの? どんな風に、頭の中で犯しているの?」
「や、やめ……フェイト……」
「ちゃんと言ってくれないとわからないよ。ユーノは、なのはをどんな風に抱いてるの?」
「僕はそんな……」
「ふーん。それじゃあ」

759 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/19(火) 00:19:55 ID:Y63zPLas
   2

 ポケットからなにやら取り出すフェイト。薄い布地を丸めたような……

「これ、なんだかわかる? ユーノ」

 フェイトはゆっくりとその布地を伸ばしながらユーノの鼻先に近づける。

「これ、なのはの……」
「うん。さすがだね、ユーノは。ご褒美だよ」

 ペニスを上下に扱くように、フェイトの足が動く。
 呻きながら、それでもユーノは目の前に垂れ下がったもの……なのはのパンスト……に顔を近づけようとする。

「もう駄目。これはもっと後だよ」

 遠ざけられるパンスト。

「やっぱり、なのはの臭いだと凄く大きくなるんだね、ユーノは」

 さらに強く、爪先がユーノの股間に食い込む。

「だったら、こうするとどうなるのかな」

 パンストを広げ、ユーノのペニスを包む。そして、さらにそれを握る。
 フェイトの掌とユーノのペニスに挟まれているようなパンスト。

「ね、ユーノ。力を入れているのは私だけれど、直接ユーノに触れているのはなのはだよ」

 ペニスを扱くフェイトの手に、ぴくり、とユーノが反応する。

「あはは。やっぱり、ユーノはなのはだとこんなに反応するんだ」
「フェイト、もう、やめ……んっ!」
「やめないよ。ほら、ユーノ、なのはが触れてるよ、ユーノのオチンチンに」

 速度を上げ、フェイトの手が上下に動く。
 吐息を浴びせ、ユーノの意識をペニスを包むものに合わせ、絶頂へと追い込んでいくフェイト。

「ほら。ユーノ、出しちゃえばいいよ。なのはの中に一杯出していいよ」
「フェイト……っ!」
「間違えたら駄目だよ。ユーノのオチンチンに触れているのは誰? 誰の匂い?」
「ああっ……なのはっ……なのはっ! なのはっっ!!」
「良くできたね、ユーノ」

 怒張が弾けるようにユーノはのけぞり、フェイトの手とペニスを包んだパンストを白濁が覆う。

「出てるよ、ユーノ。なのはの中に、ユーノのザーメンがたくさん出てるよ」
「うあ……なのは……なのはぁ……」

 どろりとしたものを垂らしながら、フェイトは手の中のパンストを見る。
 左足の部分が、どろどろに汚されていた。

「ユーノ……綺麗にしてあげるよ」

760 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/19(火) 00:20:41 ID:Y63zPLas
    3

 パンストのクロッチの部分を、両手で広げながら再びユーノの萎えたペニスに当てる。

「わかる? ユーノ。なのはの、お股の部分だよ?」
「も、もう止めて……フェイト……」
「ユーノは嘘つきだったんだね。オチンチンは止めてなんて言ってないよ?」

 当てられた部分が本来包んでいるはずのモノを意識するだけで、ユーノのペニスは再び硬度を取り戻しつつあった。

「元気になるよね。本当に、ユーノはなのはが好きなんだね」

 でも、と続けてフェイトは言う。

「それだけは絶対に許さない、なのはを想うのは仕方ないよ。なのはにはそれだけの魅力があるから。
ユーノがなのはのことをおもって自慰にふけっても仕方がない。それは許してあげるよ。
 だけど、なのははユーノのモノじゃない。そこははき違えないで欲しいな」

 放出よりも前のように、何事もなかったかのように怒張したモノをフェイトは優しく握りしめる。

「なのははユーノのモノじゃないよ」
「……フェイトのモノでもないよ」
「知ってるよ」

 パンストの右足の部分。未だ手つかずの綺麗な部分を、フェイトはユーノのペニスに被せ、グルグルと巻き付ける。

「私も、ユーノと一緒。なのはを想うだけだから」

 座り込んだままのユーノの肩を押さえつけ、立ち上がったフェイト。ユーノに跨り、その腰を徐々に落としていく。

「動いちゃ駄目だよ、ユーノ」
「フェイト?」

 充分に濡れたフェイトの秘部が、パンストの巻かれたユーノのペニスを受け入れる。

「ん……」

 なのは、と呟いたフェイトの腰がさらに下がる。

「今、なのはに触れてる……なのはが、私の中に……はぁ……ああ、なのはぁ……」

 ユーノを……いや、なのはをくわえ込もうと貪欲に動くフェイトの腰。
 断続的に上がる、悲鳴のような喘ぎ。

「なのはぁ……なのはぁっ!」

761 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/19(火) 00:21:11 ID:Y63zPLas
    4

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 


 ユーノが訪れたとき、フェイトは部屋に落ち着いていた。

「大丈夫?」

 ユーノは、抱えていた花束を横に一旦置いた。

「ユーノのほうこそ、大丈夫?」

 フェイトの視線に入るのは、両頬を真っ赤に張らしたユーノ。
 左は明らかに拳で殴られた痕。右は、平手で叩かれた痕。

「左は、怒ったクロノにぶん殴られた。妹を孕ませやがってこの淫獣! って」
「あー。ごめん」
「右は、バレたなのはに平手打ちされた。人のパンストで何やってんの! って」
「あー」
「まあ、よく考えたら僕もバカだったけど」

 パンストでは避妊はできないのである。
 二人とも、盛り上がりすぎてすっかり忘れていたである。
 
「お腹、あんまり目立ってないね」
「うん。まだまだだよ」

 フェイトは淫靡な笑いを浮かべる。

「だから、まだできるんだけど?」

 そして、部屋の片隅の紙袋をがさがさと

「ほら、これ、使おうか?」
「あ……」

 フェイトは、なのはのブラを掲げながら、嬉しそうに微笑んでいた。

762 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/19(火) 00:22:41 ID:Y63zPLas
以上、お粗末様でした。

>>732
すまん。しかし忘れている訳じゃないぜっ!

763 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 00:48:53 ID:FJ7eWMkc
これは何歳くらいのシチュエーションだろ?
それによってハァハァポイントが変わってくるぜ

764 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 00:49:28 ID:7z5D5jBI
GJ
変態カップル過ぎるよw

765 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 00:52:22 ID:okfm6DIA
よおおし、僕の人生ポイントに100追加!!ふたりともお幸せに!
GJ

766 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 02:21:37 ID:ujo9an3M
こえーカップルだなおいwww
なのはさんが友情フルボッコでかわいそ過ぎる

ともあれGJ!
野狗さんのユノフェは地味に好きだったり

767 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 06:52:52 ID:ourQLZkE
GJ!この変態め!

768 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 06:56:09 ID:iPBgcvZ.
>人のパンストで何やってんの!
もしかして何やったか全部話したのか・・・?

769 タピオカ :2010/01/19(火) 13:32:22 ID:okfm6DIA
こんにちわ、リニスが映画に出るっぽいのでリニスメーターがみるみる上昇してひとつ話作ろうと

ゼストとリニスもんです
ただこいつらだけじゃまったく絡む要素が思いつかないのでオリジナルの敵さん作って結んでみました
苦手な方はスルーお願いしますね
今回はエロなしですが、続きにエロを入れようかと思ってます

770 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:34:49 ID:okfm6DIA
その日、ゼストはずらり並んだパーツを吟味していた。デバイスのパーツである。
クラナガンの一角、組み上がったインテリジェントデバイスからストレージデバイスのOSまで何でもそろったデバイスの専門店。ゼストはそこにいた。
17階建てのそのビルは各階ごとに販売、宣伝するデバイスの種類を分け、家庭から戦場まであらゆるニーズにあったサービスを実現する大型店舗である。10階以上からが戦闘用や軍用に適用できるデバイスを扱う事になり、入店に許可が必要となるが無論の事ゼストはそれだけの資格を有している。

とはいえ、10階以上に置いてある物全部が危険というわけではなく、訓練用のデバイスを組むためのパーツも多々あった。
ゼストの目的は、それだ。
しかし、ゼスト本人が必要としているわけではない。
古代ベルカ式の魔導を修め、無骨なアームドデバイスを振り回す彼である。手に負えないデバイスの不都合があればもっぱらミッドチルダ北部、ベルカ自治領に住まう職人の世話になっていた。

必要としているのは彼の部下とその娘。
クイントとギンガである。
保護してからおよそ1年。ギンガとスバルも、クイントとゲンヤにすっかり慣れてきた頃合いだった。
そこでより親子の絆を強くしようと、クイントがシューティングアーツをふたりに教え始めている。
スバルはどうも嫌がるので無理強いをしていないが、7歳相当のギンガは熱心だった。
そんなギンガに、クイントがローラーブーツをプレゼントすると約束したのがつい先週。
約束を結んだ時のギンガのはしゃぎようったらもうしんぼうたまらん、とクイントがニヤニヤしながら話していたのを覚えている。

そして、問題が起こった。
首都に潜伏していた凶悪な魔導師の取り締まり中、クイントが大怪我を負ったのだ。
実に強力な上、厄介なレアスキルを有するその魔導師の検挙にゼスト隊は結局失敗してクイントが病院送りとなる。
ゼストもほんの数秒だけやりあったが、相手の操るデバイスを16本破壊しつくしただけで仕留めきれていない。禍々しい強さであった。

クイントの容態自体は、悲観的なものではない。
包帯ぐるぐる巻きでベッドに固定されているが、べらぼうに食欲があって元気だ。
見舞いに来るゲンヤや同僚に、やれ病院食じゃ足りないやらもっと美味いもの買ってきてやら文句を垂れていろいろな食べ物をデリバリーしてもらっている。
無論、病院側からすれば止めて欲しい事だがクイントは聞かない。食べれば治る、の一点張りだった。

今日、ゼストが見舞いに行けば医者や看護士から食べ物を隠し持っていないかボディチェックされた。
背中にピザを隠してクイントに持ってきた者がいたらしい。
多分、次の手としてメガーヌの召喚魔法を利用して食べ物を病室に運び込むだろう―――と予想がついたので、医者には召喚魔法に気をつけろ、とアドバイスしておいた。

さて、そんな状態に陥ってしまったので、ギンガとの約束が宙ぶらりんになってしまった事をクイントは嘆いてきたのである。
いつにローラーブーツをプレゼントする、と確約したわけではないがこれでは買い物に行けない。
ゲンヤに頼もうともしたのだが、一からパーツを組み立てた物をギンガに使わせたいというのがクイントの希望だ。
少々ゲンヤはデバイスに疎く、出来合いの物を買ってくるならまだしも、パーツの吟味からは難しい。

そこでクイントは4度ほど病院を抜け出そうと試みている。右足が効かず、首も固定されて左目に眼帯して左手吊った状態だ。
無論、全部失敗してる。
しかし医者が言うには「徐々に動きが良くなってきている。次、もしタクシーを拾われたら取り逃がすかもしれない」らしい。
よって、クイントの病室には厳戒態勢が敷かれているが、それでも突破されるかもしれない迫力がこの怪我人にはあった。

ただ泣きながら見舞いにきたギンガとスバルのおかげで、もう無茶はしないと言っている。
そして、

「お母さんがこんなになるなら私もうシューティングアーツしたくない」

とギンガが泣き喚いたらしい。

「お母さんがこの程度で済んだのはシューティングアーツをしていたからだよ」

となだめたが幼いギンガになかなか通じなかったようだ。
最終的には泣きやんだギンガはローラーブーツの約束は我慢する、と言ったようだ。

771 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:35:46 ID:okfm6DIA
健気なギンガのその様子にクイントは鼻血出しながらええ子や、と恍惚な表情でご満悦だったという。
そして、そんなギンガにどうして我慢させようものか、という思考に至ったクイントのため、ゼストが一連のパーツを買い揃える役を引き受けた。
その時のクイントの感謝の深みと言えば、おそらくゼスト隊結成から初めての深淵さだっただろう。
それだけ、娘を想っているという事。
ゼストに羨望のような、郷愁のような、何とも言えない気持がよぎる。

天涯孤独のゼストには、家族の本当のぬくもりが分からない。
レジアスから妻帯しろ、と散々に進められているがどうしても踏み込めないのは、きっと恐いからだろう。
家族に関する愛について、見て触れた事はあっても掴んだ事、身に置いた事は一度もない。
だからきっと、誰かと結ばれても上手くいかない。何かが歪む。どこかが壊れる。そんな恐怖。

家庭という営みに対する、そんな心構えをうすらぼんやり自覚しながらゼストはふと思い出す。
ずいぶんと昔。
騎士としてそばにいようと決めた少女がいた事。
結局、護れなかったその少女。
綺麗な銀髪。儚んだ双眸は、黄。
彼女は、親を恨んでいた。持って生まれたレアスキルのせいだ。
触れた金属を爆発物に変える能力。その力のせいで、少女は迫害という迫害を受けて、一切の許容を誰からもされなかった。
だから言った。

「産まれたくなかった」

ゼストは何も言えなかった。きっと少女の生涯に何か言えるほどの重みは自分にない。
たが生きていれば幸福である事はきっとあると伝えたかった。そのための支えになりたかった。
結局ゼストが少女の支えになる前に彼女は死んだ。自分の能力で死に至ったらしい。人伝の話だ。
不思議な事に、少女の遺体は引き取り手がいないはずなのにどこかへ消えている。
墓は見つかったが骨はそこにないのだろう。生臭さを感じて調べてみたが、遺体は闇に消えたとしか言いようがないほど行き先が途中で途切れて墓が建てられている。

そんな、肉親を憎しみ抜いていた少女を知っている。
クイントたちのような家族も知っている。

―――分からんものだ

心の中で呟きながら、カートリッジシステムを司るパーツに手を伸ばす。
ゼストの手に硬い感触ではなく、柔らかな感触が伝わった。
誰かの手を、握ってしまった。



機材が足りない。
プレシアはリニスの目も見ずそう言った。

「どんな物が足りないのですか?」

尋ねるリニスに対して返事はなかった。ただプレシアが杖を少しだけ持ちあげるとリニスの脳裏にどのような物が足りないか一方的に流れ込む。
思念通話の応用だろう。何とも冷たいやりとりだった。
しかし具体的に型番号がいくつの、どの機材であるという指定がない。
店に足を運んで選んで買ってこい…という事だろう。

「金銭に上限はありますか?」
「ないわ」
「分かりました。しかし全部そろえるのに少し遠出しなければいけません」
「クラナガンで集めなさい」
「時間がかかりますね。その間、フェイトには宿題を出しておきましょう」
「そうね」

わざとらしく話題にフェイトを織り交ぜてみるがプレシアの反応は無味乾燥したもの。
いつも通りだ。
リニスが嘆息を零す。どうすればプレシアとフェイトの関係を軟化できたものか。

772 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:36:58 ID:okfm6DIA
分かり切っている所で言えば、プレシアが研究を終え親子としての時間をたっぷり作る事だろう。
だがしかし、研究がある事を差し引いてもリニスにはプレシアがフェイトを避けているようにしか見えない。
異常だった。
これが親子というには冷たすぎる。

「ねぇプレシア、私も研究を手伝いますよ。フェイトは優秀ですから、ある程度自主的でもきっと……」
「行きなさい」
「……分かりました」

一度、二度、何か反論しようと唇をわななかせたリニスだが何も言えずに頷いた。
研究に対しても、プレシアは頑なに立ち入れないように構えている。だからリニスは何の研究をしているかさえ知らされていないのだ。
今回そろえるよう言われた機材からも特に推察できない。
使い魔と主人という関係であるのにリニスとプレシアの間には厚く高い壁がある。

むしろフェイトとの関係の方がよっぽど密である。家庭教師として造られたが、機械的に物を教えるだけで留まるわけがない。
山猫が素体である事も無関係ではあるまいが、フェイトを我が子のようにかわいく想えて仕方がないのだ。
そして、プレシアにもフェイトをかわいく想うそんな気持ちがあるからこそリニスを造った。
リニスはそう、信じている。
心は読めない。だから行動を読むしかない。
リニスが造られたという一事。それがプレシアのフェイトへの愛情だと、信じる他ないのだ。

こうして複雑な心境を奥底にしまいこみ、フェイトとアルフに5つの課題を与えてからリニスはクラナガンまで足を運んだのだった。
はっきり言えばアルトセイム地方は田舎を通り超えて未開の土地だ。
それと比べればクラナガンのきらびやかさは天と地ほどの違いがある。

リニスとしてはこんな都会に来ることは初めてだが、プレシアの常識と知識を備えている手前、特に不安もなかった。
ただ、野性に身を置いていた生来、人混みがうっとうしい。

滞在するホテルを決めてからリニスは即座、プレシアの買い物を済ませてしまう。
そして、即刻帰るという事はせず、腰を据えた。
デバイスに関して、いろいろと見て回りたかったからである。

教育を任されて面倒を見ているフェイトだが、彼女は天賦だ。
3年もしないうちに、まちがいなく一流の魔導を修めるのは目に見えた。
プレシアが望むだけの力量を得るのに挫折するわけがない。
つまり、デバイスが必要になるのがすぐという事だ。

プレシアから得た知識も多々あるが、どうしても住んでいる場所柄、情報が古い。
実際に流通している物品を見たり、ハンドメイドを請け負うデバイスマスターの話を聞いてみたいのだ。

実験事故を起こした―――という経歴を持つプレシアだが、その全ての資格や称号を取り下げられたわけではない。
そんな残り物の資格でさえプレシア・テスタロッサの持つものは特級であるらしく、あらゆる場所に通用してリニスの行動を制限する事はなかった。
流石に大魔導師と称されるだけの事はある。
もっとも、当のリニスはプレシアの傷ついた経歴なぞ知らぬままではあるのだが。
ただ現役にとってプレシア・テスタロッサは忘れられた名前らしい。知っているかもしれないなぁと首をかしげるか、名前を聞いた事があるかもしれない、といった程度の者ばかりだ。

予約を必要としない窓口相談ができるデバイスマスターの話を聞けるだけ聞くのに1日目のほとんどが使われた。
より専門的な話をするための数名に明日、明後日のアポイントメントをできるだけ取ればもう黄昏。
残った時間を流通しているパーツの目利きで潰そうと、ふらりとデバイス専門店らしいビルへと踏み入れる。
大型店舗である。17階建てのそのビルは、ない物なんてないと思わせるような商品の完備ぶりだ。
10階以上に入店するには規定があるが、これもプレシアの資格とその使い魔である事で簡単に入る事が出来た。
そう、10階以上には置かれたデバイスやパーツは戦闘用、軍用に適用できる物である。

773 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:42:22 ID:okfm6DIA
どうもプレシアはフェイトに戦闘技術を叩きこみたいらしい。
フェイトの教育の完成は一級の戦闘魔導師としか考えられなかった。これがリニスに課せられている。
教育途中、不思議に思った。戦闘魔導師でなくてはならない理由が分からないのだ。

とりあえず魔導師にしたいというのは、よく分かる。テスタロッサが名門というわけではないが大魔導師の娘だ。魔法技術を習得させたい思いがあるのだろう。
だが別に戦闘魔導師ではなくとも、技術者、開発者としての道は多くある。それこそ、プレシアのように。
プレシアはこの事について明確にリニスに応答していない。

確かに、戦闘技術として魔法を学べば五感を通して体得する事になる。つまり、机に向かって術式を演算するよりもより実感できるという事だ。
アカデミーのカリキュラムにも、ある程度魔法での戦闘が組み込まれているのは知っている。
少なくとも魔法を覚える者は、魔法での戦い方は知っておかねばならない。
だが何故フェイトを戦闘に特化した魔導師にしたいのか。分からない。
いろいろ悩みもしたが、プレシアが答えてくれないのだから確実な理由は不明だ。

あるいは、魔法の危険についてこれ以上ないほど教えたいのかもしれない。リニスはふとそう考える。
魔法で人間一人の命を奪うのはたやすい。
愛おしい者を、ミスひとつで簡単に奪う―――それを、言外に教えたいのか?

もしそうならば、是非もない。いの一番に教え込んだ事だ。
フェイトならば、大丈夫。そして戦闘魔導師として一流になれる才覚だ。
いかなる魔導師を相手にしても凌げる実力をきっちり叩きこむ。

そう、いかなる魔導師を相手にしても、だ。

では、騎士。

ベルカ式を扱う魔導師を相手にした時、自分が教る事だけでフェイトは大丈夫だろうか?
カートリッジシステムを備えた破格の攻撃力を、フェイトは切り抜けられるか?

未来のフェイトがベルカ式の術者に苦戦する姿が脳裏にちらつく。
気づけばアームドデバイスを扱う階層にリニスはいた。
騎士。
古代ベルカ式を扱うような「本物」が相手だったと想定して、どこまで何ができるか。

思考に陥ったリニスは無意識のまま、カートリッジシステムを司るパーツに手を伸ばす。
リニスの手にパーツの硬い感触ではない、無骨な感触が伝わった。
誰かに手を、握られた。



「失礼した」
「すみません」

同じようにパーツに手を伸ばしたふたりは、同じように手を引いた。
ゼストとリニス。
気まずそうに、視線交われば、次いでふたりそろって品を見る。
残りひとつ。

「私は興味本位で手に取ろうとしただけですのでどうぞ」
「む…有難い。身内がこれに急ぎの用でな……しかし先に、検分するのならば待つが?」
「いえいえ、本当に興味だけでしたから構いませんよ」
「そうか」

それ以上、特に問答する事もなくゼストが商品を手にすれば身を翻す。止まった。
視界の隅。目が合う。女。
暗い双眸。桜色の長い髪。
笑った。
人に紛れてすぐに、見えなくなる。

774 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:44:09 ID:okfm6DIA
「馬鹿な…」

あの女だ。クイントに重傷を負わせた魔導師。
一寸だけ、ゼストが愕然と呟く。それからは、速かった。即座、商品を元に戻せば、愛用の槍をその手に顕現。
周囲の客がぎょっと驚き固まって注視する中、説明するように良く通る声で通信を開く。

「こちらゼスト・グランガイツ一等陸尉。指名手配中の次元犯罪者を見つけた。レアスキル持ちだ。市街地でいくらか魔法を使う。後で許可を取っておいてくれ」

それからの魔法陣を展開。
得意でもない探知魔法だ。不得手だから、すぐにスタートダッシュを切らずに探知の軸を自分に設定するために立ち止まっている。
しかし、先日実際に戦った相手だ。このビル内にいるのならば十分ゼストでも捉え切れるだろう。

―――そう高をくくっていたゼストに緊張が走る。

いない。このビルに、あの魔導師が見つからない。古代ベルカが戦闘に特化しているとはいえ、探知魔法を失敗するほどおろそかなわけではない。
やみくもに探しても見つけずらい程度に離れた距離ではあったが、流石に魔法の網から外れるほど時間を置いたわけではないのだ。
デバイスの助けがあれば学生でもできる事のはずである。

「その手配犯の魔力波長を教えてください?」

そんなゼストの傍らにリニス。横から槍を握ってミッドチルダの魔法陣を敷いた。

「君は…」
「こう言う事はミッド式の分野でしょう?」
「……いや、しかし」

しかし、ビル内にいないのだ。先程見たのは幻か?
いや、そんなわけはない。だが不可解といえば不可解だ。なぜ面貌をさらす?
明らかにゼストだと分かって笑んだのだ。管理局にわざわざ隠した身をさらして得になるとは思えない。

「いました」
「なに」
「北西2キロ先……速いですね。車に乗っています」
「馬鹿な…」
「進路は北…でしょうか?」

ついさっきまで、そこにいた。このフロアにいたはずだ。
それがどうして車で逃走している。転移魔法が使われて気づかぬはずもない。
一瞬、リニスが嘘を言っているとゼストが勘ぐるが探知の結果を共有すれば間違いなかった。

では先程見かけたのは誰だ?
よもや犯罪者のマスクをかぶって誰かが自分を偽ったのではあるまい。

混乱しかけている頭のまま、それでもゼストが足を動かす。
窓。自分が通れるだけ開けば、そのまま外に―――

「何をしている?」

飛翔しようとして、止まった。背後。リニスがついてきている。

「手伝いますよ」
「結構だ」
「お一人では危険でしょう」
「危険だから、君はついてくるな。探知を手伝ってもらった事は、感謝する」
「いえ、私も戦えるくらいの事は……」
「危険だと、言っている」

775 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:45:19 ID:okfm6DIA
リニスに強く言ってからゼストは空へ身を放る。流石の迫力にたじろぐ隙に、ゼストがみるみる遠くへ翔けていった。
流石、騎士なだけある飛翔速度だ。リニス以上のスピードである。
開かれた窓から高度の寒い風が舞い入ってきた。頭が冷えればリニスの胸中に少しの憤慨。
甘く見られたものだと、いささかプライドに触ったのだ。

とはいえ、これからリニスがゼストを追うのはそんなささいな理由でもない。
強い力は正しく使う。それを教育する者として、この事態を静観するつもりはさらさらなかった。
それでフェイトに教鞭振るうなど、自分の矜持が許さない。
リニスは義を見てせざる、勇無き者ではないのである。

「………………どうせ追いかけるんですし、これ買ってってあげましょう」

そしてゼストが手にしていた商品を購入してからリニスも飛び立つ。飛翔してる間、紙袋がっさがっさいってやかましかった。



人を殺す仕事を終えてからすぐに管理局が来た。
騎士を相手にきわどいところだったが逃げる事に成功。
数日の潜伏の後、逃がし屋の所に車で転がり込む。

それで今回の仕事は終わりだとセプテムは思っていた。
もうすっかり宵の闇。ステアリングを握りながらクラナガンの街並みに少しだけ視線をやる。
あと1時間もしないうちにこの街とはおさらばできる算段だ。
流石にミッドチルダは油断できない場所であった。一歩間違えれば捕まっていた事を思い、自然をホッとなる。

セプテムは代々人殺しを輩出してきた家系の生れであった。
遡れば聖王協会が隆盛を誇っていたころ、異教徒を虐殺する役割をこなしていたらしい。
それも血統に刻まれたレアスキルのおかげのようだ。
歴代最強の能力者は一夜にしてひとつの国を滅ぼしたというのだから箔がつく。
伝説半分に聞いていた事だが、同じ殺人鬼としてセプテムもそんな能力者がいたのならばと尊敬はしている。

そう、セプテムという女は人殺しだった。
果たして受け継いだレアスキルのせいで殺人者になったのか、それとも生来の性根か。それは分からない。
ただ戦乱があった頃と違い、泰平のこの世に虐殺しかできないレアスキル持ちなど迫害の対象にしかならなかった。
あらゆる場所で憎悪の的となり、鬼だ悪魔だと散々に一族は疎外されてきた。

曽祖母はそれに抗い攻撃してくる者たちを虐殺し、最終的に殺された。
祖父はそんなレアスキルでも人の役に立てるはずだと尽力し、気味悪がられて殺された。
父はまだ残る戦争地帯で活躍の場を得て、結局味方に裏切られて殺された。

笑えるほど、意味のない人生を約束するレアスキルだった。
最初にセプテムは絶望した。こんな恐ろしい力を持ってるくらいなら産まれなければよかった。
次にセプテムは喜んだ。人殺しを仕事にした時、なかなか便利な能力だ。
そしてもう、何も感じない。どうでもいい。何もかもが、どうでもいい。

殺し、殺し、殺す人生。金は入るが、セプテムの心も凍えて死んだ。
価値ある人生とは、思えたためしがない。
やはりこのレアスキルは呪われているのだろう。意味のない人生しか、約束をしない。

ただ、だからと言って自殺する気も起きなかった。
先祖の誰もが、そんな風にずるずると子を残して自分に至っているのだろう。
そして、セプテムも―――

776 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:46:40 ID:okfm6DIA
アクセルを踏み込んだ。
もうクラナガン郊外。人通りもないような道路である。
人が立ちふさがっていた。
先日、セプテムを逮捕に来た騎士。
ゼスト。
躊躇なく轢き殺すつもりでさらに加速。
接触するまでの、刹那の瞬間。

「!?」

縦一閃。鋼のきらめきがセプテムの網膜に焼きついた。
槍。
車を真っ二つに切り裂く荒技をやってのけるゼストに、間一髪セプテムも寸前で脱出した。
左右に別れて暴走する車だった二つが派手に道路から転げ落ちて煙を上げた。

「セプテム…と言ったな」
「もうちょっとで、逃げられるのに……嫌な男」
「なぜ俺に姿をさらした?」
「?」
「………やはり、あれは…」

いったい誰だったのか。
考えそうになるのをこらえ、槍を持ちあげる。

「大人しく同行願おう」

断る。という言葉はなかった。ただセプテムの足元に桜色の魔法陣。
そしてスゥとまるで空気が凝り固まったかのように槍が現れた。
簡素な転移魔法だが、これはまだ彼女のレアスキルの一角。
ゼストが踏み込んだ。
瞬間、彼の視界を矛先が占領する。
槍、槍、槍、槍、槍、槍、槍、槍、槍、槍、槍、槍、槍……
セプテムの周囲に展開された槍の数々―――かすかな溜めをはさみ一斉に、ゼストにほとばしる。
その数、16本。全て、デバイスだ。

特定武装を複数個制御するというレアスキル。対人であれ対軍であれ脅威となる能力である。
槍をあるいは打ち砕き、あるいはすり抜けてゼストがセプテムにたどり着けば、さらに16本の槍が林のように立ちふさがる。
突破は考えずに飛翔した。
すり抜けた槍が全て方向を転換してゼストを狙ってくるのを知っているからだ。
真下から昇ってくる滝のように、槍の波がゼストを追ってくる。

先日やりあった時、制御していた槍は16本。それが今展開されている数はその倍だ。
実力を隠していたらしい。

「変な能力だろう? 武器しか扱えないんだ」

ゼストと同じ高度まで浮き上がり、セプテムが自嘲気味に言った。槍を凌ぐ鉄の音に紛れるが、ゼストの耳にきちんと届く。
逃げる、避ける、叩く、いなす。槍一本で、32本の槍を叩き伏せている様は壮観だ。
だが、防戦一方。槍で受け流しても槍はまたしつこく追ってくるのだ。叩き潰すしかないが、数が多すぎる。

777 JUST COMMUNICATION 前編 :2010/01/19(火) 13:48:05 ID:okfm6DIA
「父はナイフ、祖父は鞭、曽祖母は剣だったかな……この能力のせいで、一族みんな人を殺してしまう」
「血のせいにするな」
「血のせいさ」
「甘えだな」

ゼストの気合が膨れた。ある程度槍による斬撃を無視してゼストが吶喊。受けても浅手だ。
いくつかの切っ先が立ちふさがるが弾幕が薄い。行ける.。届く。ゼストが流星じみて闇夜をひた走り、

「甘えてんのかなぁ…」

さらに32本の槍の出現に防がれた。もはや360°全周囲から矛先を向けられゼストは再度防衛に回る。
叩き潰した槍を差し引いても60を超える制御を成している圧巻にゼストも驚く。
魔力による誘導弾などではなく、全て実体を持つデバイスだ。天才という他ない。

「クッ…!」
「ほら、64本。これがあたしの本気さ。これ全部凌げば、逮捕できるよ」
「―――カッ!」

鬼気が空に満ち満ちた。槍を薙ぐ。魔力衝撃。全周囲にほとばしる。
まるで槍たちが意思持っておののいたように退いた。
隙。そこをゼストが縫う。
怖気するほど強い迫力がセプテムを叩くが、まるでそよ風受けてるように無感動に言った。

「……まぁ、嘘だけど」

さらに64本の槍が、天と地から顎の様にゼストを噛み砕かんと現れる。
総合すれば128本。もはや人の業とは思えない。ゼストの肩に脚にあちこちに深い傷がみるみるできる。

「これが本気」
「なんという…才能だ」
「こんな化物、産まれてこなけりゃよかったと思わないか?」
「産まれてこなければよかった命はない」
「人殺しだよ?」
「最初から人殺しだったわけではあるまい」
「いいや、人殺しの家系さ」
「血のせいにするなと言った。犯した罪の責任を転嫁するな」
「……死ねよ」

徹頭徹尾無気力にセプテムは言葉を紡ぐ。しかし無数の槍ごしに伝わる殺気は本物だ。
ゼストが叩き潰した数を差し引いても、まだ100本を超える槍の群。それが全て一斉に、何かを噛む。
カートリッジ。ロード。
ここで初めてゼストの背筋が凍える。
フルドライブ。切り抜けられるか?
切り抜けねば。

ゼストの覚悟とその瞬間は重なった。飛来する光の槍。それはまるで雨のように槍の群に降り注ぐ。
毎秒7発の斉射を4秒継続。合計1064発。

「「!?」」
「うわ、半分も壊せてないですね…」

だが勢いを削がれた槍の大多数がゼストを逸れている。
ふたりが見上げる先。買い物袋ひっさげたリニス。

778 タピオカ :2010/01/19(火) 13:49:12 ID:okfm6DIA
お邪魔しました

779 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 15:37:58 ID:RR6CeyoI
タピオカ氏お久しぶり&投下乙

無印開始前の時間軸でゼストとリニスとは、なんという発想。
ゼストは渋いしリニスは健気で良い子だし、キャラへの愛がひしひしと伝わってくるぜ。
しかし、ゼストの想い人だった少女ってどうみてもチンク姉じゃないかwww
流石はパロにゼスト×チンクの流れを作ったお方だwww

GJ
続きの話も待っちょりまーす。



……しかし、こっからどうエロに?ww

780 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 21:30:35 ID:7NCXSEa.
ゼスト×リニス……だと……
これは続きが気になる。GJだ、タピオカ氏。

ただ、ケチをつけようというつもりはないが。一切含むところはないんだが。
……何でタイトルがガンダムW前期OPw

781 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 22:33:12 ID:nIrls/dg
ガンダムWの脇役に確かセプテムってのが居たよーな気が。

782 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 22:49:42 ID:skCklgE.
将軍ではじめのほうに死んだな、せぷてむ

783 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 23:31:51 ID:7z5D5jBI
さすが、作中最強の一角に数えられるプレシアの使い魔ですね。
通常魔導師には出来ないことを平然とやってのける!そこに痺れる!憧れるぅ!

784 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 23:33:20 ID:SOaIHu2Q
穏健派で、たしかOZがガンダム達を罠にはめるイケニエにしたよね、セプテム

785 ザ・シガー :2010/01/19(火) 23:42:46 ID:RR6CeyoI
さあて、久しぶりの活気、逃しちゃ損損。

ちう訳でちょっくら投下する!
先のスーパーウーノ姉タイムで湧いた妄想を文にしたっちゃ。
ウーノ・エロ・短編、タイトルは『ウーノさんの一人遊び』で。

786 ウーノさんの一人遊び :2010/01/19(火) 23:43:42 ID:RR6CeyoI
ウーノさんの一人遊び


「これは……」


 ウーノは、そう呟いた。
 場所は地下に設けられたスカリエッティとナンバーズ一同の住まうのアジトの、さらに奥深く。
 水と洗剤を用いて衣服を洗浄する巨大な円筒形機械、いわゆる一つの洗濯機のある場所だった。
 そして先ほどの台詞を吐いた彼女の手には、一つの衣服が握られていた。
 白い布地の、裾の長い衣装。
 俗に白衣と呼ばれる服だ。
 こんな服をここで着る人間はただ一人、スカリエッティ以外ありえない。
 つまり、これはいつもスカリエッティの着用している物に他ならない訳だ。
 たまたま追加の洗濯物を洗濯機に入れに来たウーノは、たまたま目に入ったそれを何故か拾い上げてしまった。
 ウーノは自分の手に握られた白衣を、じっと見つめる。
 スカリエッティは不精者だ。
 研究に没頭したり、どこかの論文を読んだり、着替えはもちろん食事や睡眠も忘れて耽る事も少なくない。
 そんな彼の事だから、この洗濯待ちの白衣も相当着続けた事は明らかだ。
 怜悧なウーノの思慮がその結論に至るまでに、そう時間は掛からなかった。
 そしてそう理解したその瞬間、彼女は思わず“ある事”を考えた。


「……だ、だめよ……そんな……」


 瑞々しい唇から零れたのは自制の言葉。
 だが、ウーノの頬はほのかに朱色に上気して、興奮しているのは明らかだ。
 既に理性という軛は燃える情熱の前に瓦解している証。
 もはや制動など意味はなく、彼女は欲求の赴くままに行動した。


「……んぅ」


 くぐもった声と共に、ウーノは手にした白衣を顔に押し付けた。
 少し汚れている事など気にも留めない。
 鼻腔を満たす主人の香りが、心を忘我に追いやったのだから。
 ウーノという戦闘機人は、己が創造主であるスカリエッティを愛していた。
 それは被創造物として植えつけられた好意ではなく、後天的に芽生えた感情。
 つまりは愛欲だった。
 一人の女が一人の男に向ける、純粋でいて爛れた想い。
 彼女がスカリエッティの事を想って自分の女を慰めた回数も、今までに一度や二度では済まない。
 何度も何度も、彼の事を考えながら濡れた秘裂を指で鎮めた。
 湧き上がる情欲は一度冷まさなければ身体の芯で燻り続ける。
 既に鼻腔を満たす愛する男の残り香で、ウーノの股ぐらはしっとりと湿り気を帯び始めていた。
 理性などかなぐり捨て、彼女は迷わずそこへ手を伸ばす。
 黒いレース地の下着をずり落し、溢れた果汁を指でなぞり上げると共に、指は吸い込まれるように淫穴へと滑り込む。


「んぅッ……はぁん……」


 唇から甘く蕩けた声を漏らし、熟れた身体がぶるりと震えた。

787 ウーノさんの一人遊び :2010/01/19(火) 23:44:40 ID:RR6CeyoI
 もはやそこに、冷静なる思考を持つ戦闘機人は存在しない。
 燃え上がる情欲のままに己が女体を慰める、浅ましい雌の姿だった。
 もはやここまで来たら、一度達せねば収まらない。
 ウーノは何度も深く息を吸い込み、スカリエッティの匂いを堪能しながらより強く指に力を込めた。
 もはやしとどに愛液で濡れそぼった膣口は、ぐちゅり、と淫猥な水音を立てて、埋没する指をきゅうきゅうと締め付ける。
 それだけでは飽き足らず、彼女は空いた指でささやかな自己主張を始めた淫核にも同時に愛撫を始めた。
 親指の腹で触れれば、充血した淫らな肉豆はこりこりとした感触を伝えてくる。
 堪らない。
 蕩けるような性感が、機械仕掛けの女体を駆け抜けた。
 しかも今日のおかずはスカリエッティの白衣だ。
 呼吸する度に頭の芯まで届く彼の匂いに、性感は昂ぶるばかり。
 柔い膣肉を白魚のような細くしなやかな指が抉り、掻き回し、自身で慰めてきた経験から知った性感帯をこれでもかと刺激する。
 一緒に親指の腹がぷっくりと膨らんだクリトリスを転がせば、背がのけ反る程の快楽が神経を焼いた。
 痺れるような甘い肉の悦び。
 悦楽の電流が奔流と化して脊髄を貫く。
 ぐちゃぐちゃと湿った音と共に秘所を弄る指の動きに合わせ、ウーノの息はどんどん荒くなっていき、終着駅が近づいている事を教えていた。
 来る。
 それを彼女は感じていた。
 身を走る快楽の電流が、一際大きな波となっていくのを感じる。
 滾る肉欲の頂き、悦楽の頂点がそこにある。
 早くそこに辿り着きたくて、ウーノは乱暴なくらいに指に力を入れた。
 苦痛と相反する程の力で膣の内側を掻き、そして淫核を押しつぶす。
 瞬間、彼女が視界が白く染まるような錯覚を覚えた。


「はああああぁあぁぁッ!!」


 蕩けきった雌の鳴き声が、誰もいない洗濯室に木霊する。
 身を穿つ凄まじい絶頂の雷撃、神経という神経を甘い快楽が焼き焦がすその余韻に、ウーノは膝を突いて倒れた。
 

「はぁ……はぁ……」


 とろんと蕩けきった瞳で、彼女はただ荒い息を吐く。
 だが、絶頂の熱はすぐに冷めていってしまった。
 尻をついた事で、濡れたショーツが床に接触してしまい、伝わる地面の冷たさが急速に彼女の思考を冷ましてしまう。
 一人で行う慰めは、一度達すれば気持ち良いが、終わってしまえばなんとも言えない虚しさが残るばかりだった。
 所詮は孤独な行為。
 心が満たされる事のないそれは、愛する人の愛撫には遠く及ばない。


「はぁ……何してるのかしらね、私は……」


 すっくと立ち上がり、ウーノは愛液で濡れた下着も白衣と纏めて洗濯カゴに放り込んだ。
 下半身がスースーするが、それは自分のせいなので仕方ない。
 そのまま彼女は、そそくさとその場を立ち去った。
 


 そしてウーノがいなくなった後、洗濯機の前に一人の人間が現われた。
 紫の髪に金の瞳をした白衣の男、ジェイル・スカリエッティだ。
 洗濯カゴに入れ忘れたシャツを何枚か入れに来たらしいのだが、彼の視線はあるものに釘付けになった。
 それは洗濯カゴに無造作に放り込まれた黒いレース地のショーツ。
 ウーノの下着だった。
 

「ほう、これは……」


 しばらく研究ばかりで溜まっていた彼は、惹かれるようにその黒い下着に手を伸ばした……




終幕。

788 ザ・シガー :2010/01/19(火) 23:46:39 ID:RR6CeyoI
とうかしゅーりょー

正直ウーノ姉のSSは増えて良いと思う。
そして、『二人ともさっさとセックスしろやww』と突っ込んだら俺の勝ち。

んで、うん、そろそろいい加減鉄拳とか進めますほんとww

789 名無しさん@魔法少女 :2010/01/19(火) 23:49:52 ID:JGNejixU
GJ!
エロいよウーノそんエロいよ。
このウーノに手を出さないスカさんは男としてどうかと思った。

790 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 00:01:13 ID:VkJTRRPM
すげえ……なんて素晴らしい熟練兵の職人さん方の投下ラッシュ。

791 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 00:21:59 ID:Z3dhrSCM
GJ
確かに。二人して個人発電ってw
ウーノの痴態を恐ろしいほどの無表情なルールーがハンディカムで撮影してたら良かったのに。

792 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 00:34:08 ID:n5Stv/0M
>タピオカ氏
GJ。ゼスト×リニスにも超期待
しかし個人的には数年後のゼストとチンクの出会いが描かれるのかどうかにwktkしてます
>シガー氏
これは良い変則パンニー。感染の拡大も期待。超期待

793 26-111 :2010/01/20(水) 00:51:47 ID:n5Stv/0M
熟練兵でも無く、SSを投下した後にタイトルがヤンマーニだった事を知ったりもした間抜けが通りますよ、と
8ヶ月ぶりにまさかの復活を遂げました。取りあえず100スレ達成おめでとう!遅ェ!!

世間は劇場版だのPSP版発売だのと賑やかですね。こっちはちょっと静かになりましたか?
何にせよ、公式に燃料が投下されるわけですし、刺激になれば良いですね、色々刺激してくれると良いですね
さて、そんなこんなで、

投下予告です
・メインはスバル。あとイクスとかマリアージュとか
・痛い系のエロ有りです。でも痛いばっかりでエロは薄いかもしれません。苦手な方はご注意
・SSXを聞いていないと意味がわからない展開です。 大雑把にあらすじを書いては居ますが、是非、買って聞きましょう
・「“イクスヴェリア”の生誕」の設定を持ち越した展開になっています。マリアージュがステキ機能満載仕様です
・使用レス数:14レス
・タイトル:“マリアージュ”の戦争

では、投下を開始します

794 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:52:42 ID:n5Stv/0M
時に新暦78年。ミッドチルダと、時空管理局に激震を見舞った「JS事件」から早3年・・・
三年間という時間の流れは、首都:クラナガンの街並みから先の事件の傷跡を完全に癒し、人々は概ね平和に過ごしていた

そんなミッド地上を舞台に、再び事件が起こる

地方世界:フォルスやヴァイゼンで、複数の殺人とテロに関わったとされる指定犯罪者『マリアージュ』が、クラナガンに降り立ったのだ
『マリアージュ』を追っていた、時空管理局本局執務官:ティアナ・ランスターは、執務官補:ルネッサ・マグナスと共にミッドチルダに向かい、捜査を開始する
彼女は陸士108部隊所属のギンガ・ナカジマ捜査官や、訓練生時代からのコンビであった特別救助隊隊員、スバル・ナカジマ防災士長、
機動六課で共に訓練に励んだエリオ・モンディアル、キャロ・ル・ルシエらと共に、彼女は事件を、『マリアージュ』を追い掛けた

その最中で、『マリアージュ』が古代ベルカ・戦乱期中期頃に創り出された屍兵器で有ることを知り、
『マリアージュ』が探し求めているのだという『イクスヴェリア』が、『マリアージュ』のコアユニットであることが、ジェイル・スカリエッティ等の証言で判明する

『マリアージュ』が何故『イクスヴェリア』を求めるのか。子が母を求める本能のようなものなのか
それを知る術は持たないが、遂に『マリアージュ』は『イクスヴェリア』の元へと至ってしまう

舞台は、クラナガン港湾区画の洋上。サマーシーズンにはレジャースポットとして注目を集めるマリンガーデン直下の海底遺跡
炎に包まれた施設の中に、人命救助の為飛び込んでいったスバル・ナカジマ防災士長は『イクスヴェリア』と邂逅し、そして ―――



○“マリアージュ”の戦争



「あ、あの、放してください。防災士長」
「駄目です。こんな火事場のド真ん中に要救助者を置いていくような特救隊員は何処にもいません!」

ジャケットを黒く煤けさせたスバルは、腕の中で身動ぎする少女・・・イクスヴェリアの身体をぎゅっと抱え直した
詳しい身の上は知らないが、自らを古代兵器と自称したこの女の子は、どうやらティアナが追っていた一連の事件のキーパーソンであるらしい
――― この大火災を引き起こし、多くの人命を奪った張本人:マリアージュも、この少女を狙っている

(・・・戦闘になったら、マズイかな・・・)

“戦うこと”が職分ではないが、ちらりとそんな事を考えてしまう。イクスヴェリアを見つけた際、天井の崩落に巻き込まれてしまい傷を負っているのだ
ここに来るまでにマリアージュに遭遇はしていないが、エリオからの通信によると、彼は少なくとも17体のマリアージュと遭遇したらしい
恐らくは、相当数がここに居るのだろう。探し求めていたイクスヴェリアが居るのだから・・・

(ジャケットとフィールドはまだ保つ。マッハキャリバーも大丈夫。最優先すべきは脱出!なら走れるんだから何も問題無い!)

内部温度はかなり上昇しているが、まだこの辺りの区画には本格的に火の手が回っていない
酸欠の危険も考えられるので時間は無限ではないが、避難路さえ崩れ落ちていなければすぐに脱出できるだろう

ふと、スバルは腕の中で小さく震えている少女を見下ろして、ある事に気付いた

「あの・・・イクス?」
「は、はい」
「えと、私は元々頑丈だし、バリアジャケットは耐火・耐熱に特化してるから平気なんだけど・・・イクスは、どうして・・・?」

イクスは、何のフィールドも展開していない。着ている服もただの服だ
それなのに、彼女の白い肌は汗の一粒も浮かんでいないし、火傷など僅かも見受けられない

795 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:53:16 ID:n5Stv/0M
「私は・・・“煉獄の愛児”は、普通の炎で傷を負うことなど、ありません・・・」
「えっと、そう、なんだ・・・まぁ、それはそれで安心できたか『Buddy!』

マッハキャリバーの呼び掛けに、スバルは急制動を掛ける・・・視線の先、避難路は完全に瓦礫で埋まっていた

「あちゃー・・・これは、ちょっと掘り起こすは危ないかなぁ?」

そんな暢気な感想を呟いていると、いきなり、イクスはハッと顔を上げて、スバルの腕から抜け出そうと藻掻き始めた

「・・・!?・・・防災士長、私を置いて、この場を離れてください!」
「え?わっ、な、何いきなり!?」
「あの子達が、すぐそこまで来ています!」

腕の中で暴れるイクスの身体をそっと地面に下ろしながら、スバルは拳を握り締めて後ろを振り返った
揺らぐ陽炎の向こう・・・紅蓮の照り返しを身に受ける、大柄の女性の姿が8つ・・・
タイトなボディスーツに身を包み、大きなバイザーで顔を完全に隠したその姿は、ここ数日の間に何度も映像で見た。『マリアージュ』だ

「・・・イクス、アレを止めることはできないですか?」
「ごめんなさい・・・マリアージュに命令を下すことができるのは操手だけです。私は、あの子達を生み出すだけの存在ですから・・・」
「じゃあ、どうしてあいつらはイクスを・・・?」
「それも、わかりません。恐らくは、操手の命令だと思いますが・・・」

とにかく、現状を打破するのにイクスは役に立たない・・・という事らしい
前方からはマリアージュ。背中には瓦礫で埋まった避難路。脇道は無し。逃げる事も隠れることも不可能 ――― ならば、

「・・・イクス。ちょっと隠れてて貰えますか?」
「え?防災士長、何を・・・?」

バシッ、と拳と掌を叩き合わせて、スバルは静かに、だがはっきりと、イクスヴェリアに告げた

「心配しないで。倒して進むだけです!」
「そんな、無茶です!アレは、マリアージュは決して愚鈍な人形では無いんですよ!?それに、貴方は怪我もしてるのに・・・!」
「知ってますよ。アレが危険だって事くらい。でもね、イクスを一刻も早く保護する為に、戦闘が避けられないから・・・だから、ここで、隠れててくださいね。
マッハキャリバー、お願い」
『Shell Protection』

通路の隅、瓦礫の隙間に身を隠すようにイクスの身体を押し込んで、スバルは防壁を施した
マリアージュがイクスを傷付けるとは思えないが、万が一という事もある。このプロテクションならば、小規模な崩落にも耐えられるはずだ

「防災士長!」
「大丈夫。とにかくここを動かないで。すぐ片付けてくるから、心配しないでね」

涙顔のイクスを励ますように、スバルはにっこり笑ってみせるとマッハキャリバーの爪先を背後の敵手に向けた
振り返った先には、8体のマリアージュ・・・その後ろからも複数の動体反応がある

「はぁっ・・・マッハキャリバー。最初からフルドライブ。全開で行くよ。1秒でも早く、脱出する為に!」
『All Right!』
「ギア・エクセリオン!!でぇりゃああぁぁぁっ!!!」

リボルバーナックルで鎧われた右拳を固め、光の翼を足元に宿したスバルが突貫する
バイザー越しに見える、マリアージュの無表情な瞳がスバルの姿を捉え、彼女らの腕が形を崩した
肘から先が溶け崩れて黒い粘液と化し、次の瞬間には、両腕は細身の刃へと変わっている

796 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:53:51 ID:n5Stv/0M
だが、スバルは毫も怯まず、一番手近なマリアージュに肉迫した
カウンター気味に突き出されてきた右腕の刃を身を捻って避け、左腕の刃はナックルの一撃で叩き折る
砕け散った刃が黒い粘液に戻り、その飛沫は地面に落ちるよりも早く燃え上がった

「ッ!?リボルバー・キャノン!!」

跳ね掛かってきた燃焼液の飛沫に皮膚が焼かれる・・・その痛みは歯を食い縛って噛み殺し、スバルはマリアージュの胸に渾身の一撃を叩き込んだ
受けたダメージが機能を維持できる限界を越えていたのか。スバルの拳は豊かな胸元に抉り込み、そして、背中まで抜ける風穴を開けた
見事な肢体は黒い粘液と化して溶け崩れ、リボルバーナックルにはべったりと黒い燃焼液が ―――

「ぅわっ!?わわっ、熱っ!?」

一瞬、ナックルが炎に包まれたが、スピナーをフル回転させて燃焼液を吹き飛ばす
燃焼液の飛沫が掛からないように注意しつつ、スバルは右腕をブンブン振りながら距離を取った

少しだけ表情に焦りが滲む。こいつら、マリアージュは格闘一本槍な自分にとってはかなり厄介な敵だ
行動不能になると自爆するというのは、ティアナからも聞いていたが・・・

「だからって、囲まれたらシュートだけじゃ捌ききれないし、フィールドを再調整してくる時間なんて無いんだから・・・!!」

突き込まれてきた槍・・・マリアージュの右腕を変化させた、タールを固めたような漆黒の槍をシールドでいなしながら、
ナックル前面をバリアで覆い、反撃の拳打を顔面にぶち込む
美しい能面の様な顔を隠すバイザーを叩き割り、炸裂した一撃でマリアージュの頭部は弾け、その体が溶け崩れる

『Protection』

燃焼液の飛沫を防壁で防ぎながら、スバルは素早く距離を取る。2体潰したが、後続が合流してきたらしい。相対するは12体のマリアージュ
恐らくはまだ増えるであろう敵手の姿を睨みながら、スバルは身構え、考える

こいつらは、決して強敵ではない。一撃で行動不能にできるのだから、容易い相手と言っても良い
だが、一体潰す度に、こちらもダメージを負わされる・・・肌を灼く火傷の痛みと、撒き散らされた燃焼液が燃え上がる炎に小さく眉を顰め、彼女はぎゅっと歯を食い縛る
今はまだ良い。だが、徐々に手足を焼かれ、この場が炎に包まれて尚、自分はこの状況を打破することができるのだろうか?

「・・・弱気になって、なってられない!行くよ相棒!」

背中で守る小さな少女の為、そんな言葉で己を鼓舞し、スバルは躍り掛かってきたマリアージュを迎え撃つ
絶対に負けない ――― そんな強い決意を、翠瞳に漲らせて





―――― 一方その頃、スバルとは別行動を取っていたエリオとキャロは・・・

「これで、ラストぉっ!!」

裂帛の気合と共に閃いたストラーダの一撃は最後のマリアージュは胴を貫き、その肢体は燃え上がりながら溶け崩れてゆく

「・・・はぁっ、助かりました。ノーヴェさん、ウェンディさん」

振り返り、ぺこりと頭を下げた少年の前には、衣服と顔を煤けさせた二人の少女の姿がある

797 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:54:22 ID:n5Stv/0M
「なぁに、お安いご用ッスよ。しかしエリオも中々やるもんッスね。ちょっと見直したッスよ」
「あ、ありがとうございます・・・でも、まだまだですよ」
「ったり前ぇだ。このアタシらがお前みたいなチビに負けるかよ」

火事場の真っ直中だというのに、いつものお気楽な笑みを崩さないウェンディに、ぶすっ面で嘯くノーヴェ
二人共、スバルと同じ身の上・・・戦闘機人という特殊な存在である。現在は管理局の、「N2R」という部隊名の特務小隊に籍を置いている
平たく言えば、決まった任務を持たない何でも屋稼業で、今回は災害特例という名目でチームの責任者である108部隊隊長:ゲンヤ・ナカジマが出動命令を出していた
突入役だったノーヴェとウェンディは、マリアージュと交戦中だったエリオと合流し、現在に至っているようだ

「エリオ君ゴメン、お待たせ!」

そう呼び掛けられて振り返ると、白いバリアジャケットを自分達と同じく煤けさせた少女、キャロが通路を駆けてくる所だった
必死に走って来たのだろう。肩で息をしている相棒を安心させるようにエリオは小さく微笑みながら、彼女に声を掛けた

「こっちは大丈夫。もう全部片付いたよ」
「はぁ、はぁっ・・・良かったぁ・・・あ、ノーヴェさん。ウェンディさん!お久しぶりです!」
「よ、よぉ」
「うぃーッス!久しぶりッスね、キャロ!」

思わぬ再会に、華やいだ声を上げてしまうキャロとウェンディだが、水を差すように通信ウィンドウが開かれた
そこに映っているのは、精悍な火傷顔を厳しく引き締めた男・・・防災司令:ヴォルツ・スターンである

『おい、赤毛コンビ!悪ぃが同窓会なら後にしてくれ!要救助者を抱えた別働隊がマリアージュに攻撃されてる!援護を頼む!』
「っと、そりゃ大ピンチッスね」
「おぅ、急ぐぞ!」
「僕も同行します!」
『スマン。えっと、お前さんは確かナカジマが連れてた・・・まぁ、名前なんざ今は良いか。頼むぞ!赤毛3号!』

赤毛3号→エリオの事らしい
当人を除く一同は思わず、揃って噴き出してしまい、彼の少年はがっくり肩を落としていたそうな

「・・・おい、いつまでも落ち込んでるなよ。とっとと行くぞ」
「キャロは、後方に控えてて欲しいッスよ。ディエチの砲撃で中央フロアは完全消火が完了してるから、フリードを呼んで待ってて欲しいッス。
エリオは、ホレ。後ろに乗ってくッス」
「了解です。ウェンディさん!」

話は纏まった。4人はそれぞれ顔を見合わせて頷き合う
敵はまだ居る。助けを求めている者もまだ居る ――― 炎の奥を睨み据え、各々、頬を叩いたり拳と掌を打ち合わせたりして己を鼓舞し、

「それじゃ、赤毛トリオ出陣ッス!!」

そんなウェンディの言葉に、ライディングボードの上で彼女の腰にしがみついていたエリオは、思わず気合が抜けてしまうのであった





「ぜぇ・・・はぁっ・・・ッ!!」

荒い息を吐き出しながら、スバルは横合いから繰り出されてきた刀の穂先を身を躱す
身体を翻し、腕を振り回すような裏拳で21体目のマリアージュを沈め、彼女は眼前に残る最後の一体を睨み付けた

798 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:54:55 ID:n5Stv/0M
自身は既に満身創痍。フィールドは猛火に包まれている
マッハキャリバーは何とか耐えてくれているが、打撃の度に燃焼液で焼かれたリボルバーナックルの方がイカれそうだ

「はぁ、はぁっ・・・それでも、ラスト一体!行くよ相棒!」
『All Right!』

煤けたナックルを握り締め、スバルは歯を食い縛って最後のマリアージュに肉迫する
相対する敵手は右腕を槍状に変形させ、僅かに姿勢を低く、身構えて見せた

「りゃぁっ!!」

繰り出された拳打は、槍の長柄で受けられる ――― 己の一撃が受け流された事にスバルは息を呑み、後方で戦闘を見守っていたイクスが悲鳴の様な声を上げた

「防災士長、気を付けてください。その子、軍団長です!他のマリアージュよりもずっと強い!」
「ッ!?だからって・・・!」

ここに来て、強敵が現れるとは・・・内心で毒突きながらも反撃の刺突を防ぎ、後退する
猛火の照り返しを受ける中で、不釣り合いなほど涼しげな表情の軍団長マリアージュが、艶やかな唇を開いた

『イクスを、渡してください』

外見に似合わぬ、合成音声の様に抑揚の無い不気味な声音は口調こそ丁寧だが、その内容は従うわけにはいかない類のものだ

「渡せるわけ、無いでしょぉっ!!」

スバルの即答に、バイザーの奥、能面じみた顔が僅かに歪む。不愉快、とでも言いたげに
鎌首を持ち上げた蛇の様な素早さで、槍の穂先が襲い掛かる。一撃、二撃、三撃
スバルは初撃を躱し、追撃をプロテクションで受け流し、三撃目を避け損なった

「ああアァァァァぁっ!!!」

右足の腿にざっくりと穂先を突き立てられ、同時に傷口を灼き潰される痛みに悲鳴が上がる
だが、スバルは力を失った足腰が崩れ落ちるよりも早く、槍の長柄を左手で掴み取り、激痛を噛み殺しながらナックルの拳を握り締めた

「っ、掴まえたっ・・・!!リボルバー・キャノ、ッ!!?

必殺の一撃を繰り出そうとしていたスバルの体勢が、がくっと崩れる・・・左手で掴んでいた槍の長柄が、溶け崩れていた。マリアージュが自壊させたのだ
何とか足腰を踏ん張ろうとするが、傷口に流し込まれた燃焼液の熱さが全身を貫き、意識が飛びそうになる

(倒れるなッ・・・!!)

朦朧とする意識の中で叫ぶが、右足から走る激痛は耐え難く、彼女の身体から力を奪う・・・しかし、彼女の身体は倒れなかった
頽れる直前、マリアージュの右腕が彼女の首を鷲掴みにして火傷だらけになった身体を吊り上げ、非力な抵抗を鎮めるように胸元を左手で殴り付ける

『左腕武装化、形態:対甲炸裂榴弾砲』

殴られた衝撃よりもその呟きにスバルは顔色を失い、同時にマリアージュの左腕が変形する
拳骨が楽に納まりそうなくらいの、大口径の砲口へと

「が、がふっ・・・く、実弾、兵器・・・ッ!」

799 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:55:32 ID:n5Stv/0M
言葉面から推察される攻撃は、対装甲の砲撃・・・防壁の展開は、このままでは間に合わない
ボロ切れ同然に成り果てたバリアジャケットの防御力では凌ぎ切れまい。幾ら何でもそれほど貧弱な攻撃とは思えない
何とか逃れようと、スバルは首を締め上げるマリアージュの右手に掴み掛かるが、逆に首をきつく締められて掠れた悲鳴を上げさせられた

(駄目だ・・・もう・・・)

息が詰まる苦しさに足をバタつかせる程度の足掻きさえできなくなり、そんな諦めが思考をよぎる ―――



「やめなさい!マリアージュ!!」



そんな悲鳴の様な、涙声の叫びが思い掛けず近くから聞こえたことに、スバルは霞む視界を巡らせる
マリアージュもまた、声の主をじっと見詰めている

制止の言葉を叫んだのは勿論イクスで、彼女はスバルが展開した保護バリアから出てきていた

「私は・・・ここに居る。もうあなた達の目的は達せられました」

涙目のまま彼女が言った言葉がどういう意味なのか、しばし計りかねたスバルだが、その言葉の真意に、ハッと息を呑んだ

「マリアージュ、あなたの目標は私なのでしょう?操手の命令は、私の身柄を確保することだったのでしょう?」
「・・・イク、ス・・・駄目、逃げて・・・」

切れ切れの呟きは届かなかったのか、イクスは小さな身体を震えさせたまま、しかし堂々と言い放つ

「さぁ、今すぐ防災士長を放して、私を連れて行きなさい!」

その悲痛な叫びが響き渡り、マリアージュはじっと、瞬きの要らない双眸でイクスを見詰め・・・やがて、武装化を解除した
しかし、スバルの身体を吊り上げた右腕はまだそのままだ

『承りました。我等が王よ』
「だ、だったら、早くその人を『しかし、此度の戦で多くの僚機が失われました。補充の必要があります』

初めて、マリアージュの貌に表情が宿る
にやりと唇を歪めた、笑い面の様な美貌にスバルの背筋は粟立った

「補、充・・?・・一体、何を・・・?」
「だ、駄目!やめなさい!マリアージュ!!」

何のつもりかは知らないが、すぐにイクスを連れて逃げるつもりはないらしい
それだけは理解できたスバルは、喘鳴の様な吐息に言葉を乗せて、イクスに呼び掛ける

「イクス・・・早く、逃げて!」
「駄目です!このままじゃ、防災士長が・・・!!」
「・・・私は、平気、だからっ・・・仲間を、呼んできて・・・!・・・きっと、近くに、来て・・・くれてる・・・!!」

首を締め上げられながらも、満身創痍のスバルはイクスに向かって力強く頷いて見せ、幼い王は逡巡を振り切るように駆け出した
だが、マリアージュは奇妙な笑みを浮かべたまま、イクスの逃走をそのまま見送っている

800 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:56:03 ID:n5Stv/0M
『このフロアは、既に外部と隔絶している。我等が王を助けることができる者は、此処には居ない』
「そんなの、信じるか・・・私の、仲間を、甘く見るんじゃ、ないわよ・・・!」

顔は笑っている癖に、口調は少しも変わらないマリアージュの言葉に、スバルは無理矢理唇を歪めて笑って見せた
通路のアチコチが崩落している所為で、まともなルートは残っていない・・・それは、彼女も承知している

だが、それが何だというのだ

上階には、ティアナが居る。エリオとキャロが居る。ノーヴェとウェンディも居る。きっと、誰かがここに辿り着ける
それまで、自分が時間を稼いでいれば良い・・・既に戦う力が欠片も残っていない自分にできる、これが最後の戦いだ

そんな、悲痛な決意を固めるスバルを片手で吊り上げたまま、マリアージュは顔を隠すバイザーを押し上げて、素顔を向けた
妖艶な肢体に相応しい、妖しい魅力に満ちた素顔だが、今は笑い面のような奇怪な笑みが張り付いている
三日月のように吊り上がった唇を割って、彼女は己の手中で藻掻く“獲物”に告げる

『失われた僚機の分、償って貰おう』
「何を、ッ!きゃぁっ!!」

場違いな高い悲鳴が、スバルの唇から迸った
マリアージュの左手が、ボロボロになったバリアジャケットのショートパンツに挿し入れられ、傷だらけの肢体から下着ごと剥ぎ取ったからだ

『・・・ふふ・・・ふふふふ・・・』

寒気がするほど艶めかしい微笑を湛えたまま、ゆっくりとマリアージュの指先が素肌に触れ・・・

「や、やめ、っ!?触るなぁぁっ!!」

火事場の直中だというのに、びっしりと鳥肌が浮いた身体をくねらせて、スバルは何とか素肌を蹂躙するマリアージュの指先から逃れようと必死に藻掻く
だが、満身創痍の身体でできるか弱い抵抗では、ナメクジが這い回るような五指の愛撫は止まるはずもない

「ひっ、い、いやっ!!やだぁっ!!」

クスクスと嗤うマリアージュの指先に股間を撫で上げられた瞬間、身体に走った快感にスバルは小さく身体を跳ねさせた
暴力に対しては抵抗する覚悟を決めていたスバルだが、まさか、この状況で自分がこんな責め苦にあうとは想像もしていなかった・・・当たり前か
頭の中は、焦りや恐怖、屈辱が渦巻き、とにかくこの場から逃れたいという一心で彼女は懸命に抵抗する。無駄な、抵抗を

「は、放せっ、離れろぉ!!」

涙が混じった、悲痛な叫びを放つが、マリアージュの嗤笑は止まらず、蹂躙も止まらない
か弱い抵抗を封じるように、そっと、しかしきつく、マリアージュはスバルの身体を抱き締めた
さぞ男好きがするであろう肉感的な肢体に抱き締められる感触は、決して居心地が悪いものでは無いだろうが、スバルはその奇妙な冷たさに喉の奥で悲鳴を上げた
バラバラになれば燃え上がる燃焼液で構成された身体の癖に、マリアージュの体温(?)は屍肉の様に冷たい

『ふふふ・・・はぁっ・・・ん、む・・・』
「ん、んぐぅ、ん、んんーっ!」

唇を、奪われた
黒いルージュを引いたようなドス黒い唇に吸い付かれて、スバルは屈辱に涙を流し、艶然と微笑むマリアージュを涙目で睨み付けようとして、

「はぐぁ、あおぉぉぉ!!!?」

801 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:56:41 ID:n5Stv/0M
喉の奥で絶叫を上げさせられた
黒い唇から口移しで流し込まれるマリアージュの唾液が、燃焼液となってスバルの口内を灼いたからだ

「ぐうぅっ!!ひぐ、ぃっ!」

液状化した火焔を無理矢理嚥下させられて無事で済む筈が無い・・・普通の人間ならば

『ふふ、なるほど・・・たっぷりと苦しんだ後に、僚機とするのも一興・・・』

嗜虐性が滴るような呟きに、スバルは己の身が戦闘機人という、常人よりも遙かに頑丈な存在であることを数年振りに呪った
しかし、「僚機とする」とはどういう意味なのか?マリアージュの「僚機」とは、やはりマリアージュそのものの事なのだろう
イクスが軍団長と称した目前のマリアージュと、今までに交戦していたマリアージュは全く別のものなのだろうか・・・?
焼け爛れた舌を突き出したまま、精根尽き果てたような荒い息を吐くスバルは、呆然とそんな事を考える

「ぅあっ!熱っ、いゃぁ!!」

柔らかな唇が肌に押し当てられる度に、焼きごてを押し付けられた様な痛みが走る
頬に、頤に、喉元に、胸元に、乳房に、刻印の様に傷跡が付けられてゆく

「ひッ、や、やだ、やめて・・・!!」

思わず、スバルは震える声音で懇願した
マリアージュが半ば以上ボロ切れと成り果てていたバリアジャケットのシャツを破り取り、丸い乳房の頂を露出させたからだ
恐怖と羞恥に塗れたその顔を、マリアージュはじっと見詰め・・・唇と同様に真っ黒い舌で唇を濡らすと、三日月の様に口角を吊り上げ、
赤ん坊の様に貪欲に、スバルの乳首にむしゃぶり付いた

「ぅああぁぁぁっ!!ひ、き、あぁぁっ!!!!」

ジュルジュルと音を立てて乳首をしゃぶられる・・・スバルは半狂乱でマリアージュの身体をもぎ放そうとするが、その抱擁は小揺るぎもしない
マリアージュは天上の美味を貪るように、桜色の乳房を丹念に、執拗に、燃える唾液で嘗め回し、吸い立てる
翠瞳を皿のように見開いて、身体を仰け反らせて絶叫を上げるスバルの姿をうっとりと見つめながら、その狂態に酔い痴れるように、マリアージュの愛撫は激しさを増してゆく

『ふふっ、うふふふふ・・・』
「あぁぁぁあああぁぁっ!!うぁぁっ、あ、くあぁぁぁっ!!!!」

焦臭い煙が薄く漂う頃になって、ようやくマリアージュは唇を離した
口の端に涎の泡を付けたまま、目を見開いて身体を痙攣させるスバルを、まるで慈しむように地面に横たえてやる
碌に抵抗が無いのは、きっと自分が何をされているのか。半ば理解できていないのだろう
だが、膝に手を付いて両脚を押し広げられると、霞が掛かっていた瞳が焦点を取り戻した

「ひ・・・ゃ、やだぁ・・・」

それでも、口から出てきた言葉はあまりに小さく、むずがる幼児よりのものよりもその抵抗はか弱かった
艶然とした微笑みはそのまま、マリアージュはスバルの両手を掴み取り、そのまま組み伏せる格好になる

『ふ、あっ・・・ん、んっ・・・』

不意に、マリアージュは恍惚とした熱い溜息を唇から漏らし、小さく肢体を痙攣させた
我慢していた小用を足している時のように、ぷるぷると身体を小さく震わせ、そしてスバルの股間に何かが触れた

曝け出されている秘部をつつくように、熱い、ナニかが

802 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:57:19 ID:n5Stv/0M
そんな馬鹿な事が。と思う一方で、こいつの身の上を考えれば何があってもおかしくない。と思ってしまう
スバルは嫌な予感を感じながらも、恐る恐る視線を向け・・・息を呑んだ

「な、何で・・・」

たくし上げられたドレスの裾の奥、飾り気など欠片も無いショーツをずり下ろすように、ドス黒い巨大な男性器がマリアージュの股間に聳えていたからだ
声も無く震えるスバルに、マリアージュはうっとりと、熱っぽい口調で囁きかける

『さぁ、一つになりましょう。我が軍勢の僚機として、我等が王に忠誠を・・・』
「や、やだっ、助けて・・・ぃやぁっ・・・ぁ、いゃぁああああっっ!!」





「確認されていた要救助者は、全て発見。救出完了・・・って事で良いッスか?管制」
『こちら防災司令部。施設内の人命検索は全て完了。引き続き放火犯・・・マリアージュ対策をお願いします』
「赤毛2号、了解ッス」

火事場のど真ん中だというのに、お気楽極楽な調子のウェンディである
そんな妹とは対照的に、ノーヴェは苛立ちを隠そうともしていなかった

「くそっ、何でスバルの奴が見つからねぇんだ!!」
「す、すみません・・・」

怒声を放つノーヴェに、キャロは思わず謝ってしまった
先程から探査魔法で地階をさらってはいるのだが、海底遺跡そのものが放つ微細な魔力反応の所為でスバルの反応を捉えることができないのだ
腰を据えた広域探査なら見つけられるかも知れないが、それでも時間が必要になる

それに、悪い報せが一つある
先程まで、頻繁に出たり消えたりしていたスバルの反応が、15分程前から消えっぱなしになっているのだ

「エリオ!キャロ!それに、ノーヴェとウェンディも!」

不意に投げ掛けられた声に振り返る。通路の向こうから駆けてきたのは、ティアナ・ランスター執務官である
見慣れた顔にウェンディは手を振って返事を返した

「お、ティアナ!状況は聞いてるッスか?」
「大体ね。こっちも、事件の首謀者を逮捕してきたわ」
「おぉっ、流石は敏腕執務官殿!やるッスねぇ!」
「・・・まぁ、ね」

事件の首謀者を見事に逮捕。普通に考えれば手柄であろうに、ティアナの笑みに翳りが混じっていることを、エリオとキャロは見逃さなかった

「それより、こっちの状況。スバルの消息が掴めないって、本当?」
「少し前までは反応が出ていたんですが、今はそれも・・・」

襲い来る不安に、煤けた顔を青ざめさせるエリオである
キャロも、不安と自責の念に駆られてか、火事場の直中というのに小さな身体を瘧のように震わせていた

803 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:57:50 ID:n5Stv/0M
「何とか地下に降りるルートがありゃ良いんだけどよ。通路はどこも通れねえし」
「無鉄砲な破壊突破で二次災害なんて冗談じゃ無いッスからねぇ」

ぐぅ、と喉の奥で唸ってしまうノーヴェである
通路の瓦礫なんざぶっ飛ばせば良いだろ。と主張したところ、ヴォルツ司令とディエチとウェンディに声を揃えて却下されたという経緯があったりする
ティアナは一度、施設内の地図を眺め、数秒の沈思の後に、うん。と己に呟いた

「・・・わかった。地下へのルートは何とかするわ」
「何とか、って・・・まぁ、ティアナの事ッスからホントに何とかしちゃうんだろうけど・・・」

思わずぼやいてしまうウェンディである
ガンナックルに鎧われた拳と掌を叩き合わせながら、ノーヴェはすぐにでも駆け出しそうな口調で一同を急かした

「そうと決まればとっとと『こちら防災司令部!Fブロックで消火班がマリアージュに襲われています!至急救援を!』

逃げ遅れていた施設職員や、返り討ちにした防災要員の死体を利用したのだろうか
粗方叩き潰した筈と思っていたのだが、想像以上に、マリアージュというのはしぶとい相手らしい
誰よりも早く、口を開いたのはエリオだった

「僕とキャロが向かいます!皆さんは、スバルさんの救出を!キャロ、行こう!」

煤けた頬を凛々しく引き締めて、少年騎士はキャロの手を引いて駆け出そうとしたが、その背中にウェンディが制止の言葉を投げ掛けた

「・・・ちょい待ち。こっちは二人で十分ッスから。ノーヴェも行ってあげて欲しいッスよ」
「んだと!?」

妹の提案に、ノーヴェは柳眉を吊り上げて反論を叩き付けようとするが、赤毛2号は意外に冷静な口調で1号を諭した

「ノーヴェ、冷静に考えるッス。マリアージュは、何か、死体を使って増えるって話じゃないッスか。
救援が遅れたら、それだけ敵が増えて、被害が大きくなるッス」
「・・・でもよ!」
「でも、は聞かないッス。スバルの同僚を死なせるつもりッスか?」

その言葉にノーヴェはぐっと言葉に詰まり、盛大な溜息を吐き出し・・・

「わーったよわーったよわーったよクソッ垂れ!!!!!おら、行くぞ!!エリオ、キャロ!!」
「は、はい!わっ!?」

問答無用の素早さで二人と小脇に抱えるノーヴェである
そして、キャロが悲鳴を上げるほどのスピードで要請があったFブロックに向かっていった
闇の向こうに消えた背中に、はぁ、とウェンディは小さく溜息を吐き出す

804 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:58:22 ID:n5Stv/0M
「・・・ったく、頼りになんないお姉ちゃんッスよ」

思わず噴き出すティアナであった
にっ、と唇を歪めた、少々意地悪な感じの笑みを浮かべるウェンディを横目に、司令部に通信を繋ぐ
通信ウィンドウに現れたヴォルツ司令に、早口で要請を伝える

「ヴォルツ司令。こちらランスターです。Fブロックの消火班を直ちに後退させてください」
『はぁ?どういう事だ?』
「N2Rの赤毛1号が大暴れすると思いますから、巻き添えを食わないためにも。お願いします」
『おいおい、消火作業の邪魔をしてくれるなよ・・・』

頭を抱えて渋面を作るヴォルツに、通信がもう一つ割り込んできた
N2Rの栗毛ことナカジマ家の3女:ディエチである

『こちらN2R栗毛。ヴォルツ司令、液剤車が到着しましたので、Fブロックの消火は私が担当します』
「・・・わかった。Fブロックの消火班は直ちに後退。鎮圧はN2Rにひとまず預ける」
『預かりました・・・ティアナ、ウェンディ。こっちは大丈夫だから』
「了解。お願いね、ディエチ。エリオとキャロも同行してるから心配要らないとは思うけど、火の手があったら思うように動けない・・・援護してあげて」
『大丈夫。任せて・・・キャロが居るんだったら、敵味方の位置情報を送ってもらうよ。そうすれば、ノーヴェ達に当てないように撃てる』

迫撃砲モードでイノーメスカノンを運用している筈なのだが・・・表情一つ変えず、割ととんでもない台詞をさらっと言ってのけるディエチである
ティアナは、Fブロックに急行中のノーヴェに通信を繋ぎ、

「エリオ、キャロ、ノーヴェ。聞いてたわね。そういう事だから、思いっきり暴れて良いわよ」
『言われなくてもそうするってんだ!!とっととマリアージュ共をぶっ潰してアタシもそっちに向かう!』
『あ、あの、ティアさん。こちら、キャロです!』
「キャロ?どうしたの?」
『さ、さっき、わっ、地下に、生体反応を一つ、キャッチしたんですが、きゃあっ!』
「何処で!?」
『それが、スバルさんの、局員の認識では、無いんです。逃げ遅れた一般の方かも知れません!』

キャロの言葉を、胸中でティアナは否定する
それは恐らく、マリアージュ事件のキーパーソン:イクスヴェリアであろう

『さっきまでは動いてたのに、少し前から止まってて・・・反応も段々弱くなっています。とにかく、座標を送りますから!』
「了解・・・うん、確認した。ありがとキャロ。ウェンディ、こっちも地下に向かうわよ」
「オッケー。じゃ、乗ってくッスよ。ティアナ」
「うん、助かるわ」

ティアナの搭乗を確かめて、ウェンディは不敵な笑みを浮かべて小さく呟く

「ノーヴェじゃ無いッスけど、スバルはアタシ達姉妹の一員ッスからね・・・IS:エリアルレイヴ!!カッ飛んで行くッスよぉ!!」





辺り一面が炎に包まれた、煉獄の様な場所に、悲鳴と、艶やかな嬌声が響いている

「ぅあっ、やぁっ、ぎ、ひあぁっ!」
『ふふっ、ん、はぁっ・・・』

805 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:58:53 ID:n5Stv/0M
組み伏せられたスバルに、最早為せる術は残っていない
マリアージュが突き立ててくる剛直は身体を引き裂くほどに太く、抵抗要素を捻り潰すように彼女の最奥を抉っていた

「うあっ、あ、あああぁぁぁっ!!!」

下腹を内側から突き破るような衝撃が身体を突き抜ける
スバルは歯を食い縛り、きつく閉ざした眦から涙の粒を零しながらも懸命に痛みに耐える

「ひっ、あっ、ん、く、ぐぅぅっ・・・!!」

耐えていれば、きっと助けが来る筈だから。だから・・・

「うあぁっ!!あっ、がぁ・・っ!!」

破瓜の出血と、防衛本能が溢れさせた愛液が混じり合い、飛沫を上げて飛び散った
まだまだ堅い膣中を埋められる度に、小さな握り拳ほどもある雁首が襞をこそいでゆく度に、名状しがたい感覚が身体を駆け抜ける
勿論、痛いし怖いしおぞましい。快感に繋がる要素など無い筈だ。その筈だ

「ぅあぁぁっ!!」

ズン、と子宮口を小突かれて、スバルは背筋を仰け反らせた
同時に膣もぎゅっと収縮し、僅かな隙間から水鉄砲のように愛液が飛沫を立てた

「くっ、ぅ、うぅぅっ・・・く、そぉっ・・・!!」

呻きながら、涙で濡れた瞳をマリアージュに向けるが、能面じみた麗貌は小揺るぎもしない
相変わらず、吐息だけは妙に熱を帯びている癖に、吊り上がった笑みを浮かべたマリアージュの顔には興奮の色は欠片も見受けられない

自分を痛めつける事が目的なのか?
それとも、嬲る事が目的なのか?
意図が全く掴めないことが、何より怖いし薄気味悪い

確かに痛いし悔しいし、叶うならば殴り飛ばしてイクスを救助したいところではある
だが、こいつ等、マリアージュの目的もイクスである筈なのに、何故、こいつは自分を痛ぶる事に執着しているのだろうか?
それに、僚機にする。という言葉の意味は・・・?

「うあっ!!いやぁっ!!ひっ、激し、っ!?はぁっ、ひぃあぁぁぁぁっ!!!」

不意に抽送が激しくなり、黙考は遮られた
腰が尻肉を打ち据えるほどに深く、内臓が引き抜かれそうな程に早いピストン運動にスバルは背筋を反り返らせ、舌を突き出して絶叫を上げさせられた

「だめっ、もう、許し、ひ、ぎぅぅっ・・・!!からだ、バラバラになっちゃ、うぅぅぅっ!!!」
『・・・・・では、出します』
「出、す・・・?何を・・・ッ!!?」
『我々の“核”を、身体に宿してもらいます』

内側から突き上げられて、歪に膨らむなめらかな下腹を撫でてやりながら、マリアージュは丁寧な口調でスバルに言う

『我々は“屍兵”。命燃え尽きた肉体に、イクスの加護を』

806 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:59:26 ID:n5Stv/0M
言葉の意味が分からず、涙顔を凍り付かせるスバルに言い聞かせるように、ゆっくりと、染みこませるように呟いた
はだけられた胸の上に奇妙に冷たい掌を載せ、彼女の鼓動を、その命の在処を感じながら、

『生ける屍として、イクスに永遠の忠誠を・・・!』

仮面の様な顔に毒滴る嗤笑を刻み込んで、突き込んだ剛直をスバルの最奥に叩き付けた

「うあぁぁぁぁっ!!!!が、はぁっ、やめ、ぅあぁぁっ!!!」
『・・・ふ、あっ・・・!』

張り詰めていた剛直がビクリと打ち震え、更に一回り大きく膨らんだ
そして、マリアージュの感極まったような嬌声と共に、彼女の剛直から、マリアージュの“核”・・・墨の様にドス黒い精液が迸った

「ぎ、あぅぁぁぁっ!!熱、あついぃっ!!?あうぅっ、は、がぁぁあああ!!!」

身体の芯を灼かれる痛みに、スバルは半狂乱で己の下腹部を掻きむしり、膣中に解き放たれたマグマの様な精液を排出しようと必死に藻掻く
だが、恍惚とした表情を浮かべたまま、身体を小刻みに震わせながらドス黒い精液を放ち続けるマリアージュはビクともせず、足がバタバタと動いただけである

「やめて、やめ、もうあぁぁっ!!ひゃあぁぁあっ!!」

喉が切れる様な絶叫を放ちながら、涙の粒を振り散らすスバルの狂態をうっとりと眺めながら、マリアージュはゆっくりと腕を振り上げた

『右腕武装化。形態:戦刀』

その右腕が、鋭い刃の形を形成する
気を失ったのか、暴れる気力さえ無くなったのか、息絶えた様に動かなくなったスバルの喉元に刃の先端を擬し、屍兵の軍団長は祈りの言葉を呟いた

『・・・貴女の魂に、イクスの加護を』

その呟きと共に、刃の切っ先がスバルの喉を ―――


『ッ!?』


――― 突き破る事はできなかった
飛来した茜色の魔力弾が刀身を撃ち砕き、顔を上げたマリアージュの視界に映ったのは一面の灰色で、

「どりゃああああぁぁぁぁッス!!!!!!」

それが、ウェンディの乗ったライディングボードの底部装甲だと気付く間もなく、丸ごとぶち抜かれた上体が宙に浮き、
組み伏せていたスバルの身体からもぎ放されて、そのまま羽虫のように壁に叩き付けられた
胸から上の全てが叩き潰され、機能を維持できなくなった身体が燃焼液と化して溶け崩れ始める

歪んでゆく視界に映ったのは、自身を叩き潰したボードに乗った少女と、拳銃を構えた陽色の髪の少女。そしてその片手に抱かれたイクスの姿・・・

『・・・イクス・・・イクス・・・我等が、王・・・』

ぐしゃぐしゃに潰れた腕を持ち上げ、掠れるような声を絞り出して、彼女は、マリアージュは、イクスヴェリアに願った

『導いて、ください・・・我等を、新たな、戦場へ・・・ ――― 』

その言葉を最後に、屍兵の軍団長の肢体から炎が溢れ出し、その存在は煉獄の一部と化した・・・

807 “マリアージュ”の戦争 :2010/01/20(水) 00:59:56 ID:n5Stv/0M
溶け崩れ、炎と化した屍兵の骸をじっと睨んでいたウェンディは、五体全てに炎が回るのを確かめてから振り返った

「ティアナ!スバルは!!?」

ティアナは片腕に抱えていた少女、イクスをそっと地面に下ろし、半死半生のスバルの傍らに跪いて、彼女の身体状況を走査していた
その顔には、一瞬安堵の色が浮かんだものの、すぐに恐怖と焦りが混じり合った顔に変わった

「息はあるけど、バイタルはギリギリ・・・このままじゃ、危険だわ!」
「了解!全速力・超特急で救急に引き渡すッス!!」
「お願い。あと、マリーさんに連絡を取りたいんだけど、ナカジマ三佐が一番早いかしら?」
「そッスね。パパリンに頼むのが一番ッス」

あんまりと言えばあんまりな呼び名に、思わず頭痛を感じるティアナである

「パ・・・とにかく、ウェンディはスバルとこの子を連れて、特救の隊舎に向かって。医療設備もあるし、施設間の転送ポートも使える筈だから!」
「おっけー。落ち着いたら連絡入れるッス!んじゃ、IS:エリアルレイヴ!!」

ウェンディはスバルとイクスをまとめて抱きかかえると、ライディングボードに飛び乗るや、あっという間に飛び去っていった
既に見えなくなった後ろ姿をじっと見送りながら、ティアナは親友の無事を強く願った


「・・・死ぬんじゃないわよ。バカスバル・・・!」





その救出劇から数時間後、マリンガーデン全域の火災は鎮圧され、放火犯:マリアージュも全て駆逐された
フォルス、ヴァイゼンからミッドチルダに伝播してきた一連の、マリアージュ事件の調査はこの後もしばらく続くが、
首謀者であったルネッサ・マグナス執務官補の逮捕によって、事件の全容は一挙に解明されていった・・・

スバルについては、すぐにマリエル技官の治療を受けて無事に意識を取り戻し、一週間の入院を経て現在は自宅療養中
ティアナやエリオ、キャロ。それにナカジマ家一同は揃って胸を撫で下ろしたという

ティアナについては、自分の補佐官が事件の首謀者であった事の責任を問われているらしい
厳しい処分が科せられることは考えにくいけど、お咎め無しでは済まないかも・・・先輩執務官補であるシャリオ・フィニーノの言葉である

イクスヴェリアについては、何も進展が無い
救出時、既に昏倒していたイクスヴェリアは、スバルと同じく直ちに救命処置を受けたのだが、未だに意識が回復していない
マリエル技官の見立てでは、イクスの眠りはただの睡眠では無く、体機能の大部分が抑止された、デバイスの待機状態に近い感じがする。との事である
彼女の態形は人間に酷似している物の、その本質は人型デバイスと呼ぶべきものであるらしい・・・今は、海上隔離施設に移送され、経過の観察が続いている



こうして、マリアージュ事件の首謀者・実行犯が逮捕され、事件そのものは全て解決した



誰もが、そう、思っていた



○続く

808 26-111 :2010/01/20(水) 01:04:36 ID:n5Stv/0M
投下終了ー
色々無理のある展開ですが、細かい事は気にしない方向でお願いします
4部か5部構成くらいに仕上げたいところです。この話は2部に当たります

一個だけ業務連絡
69スレ264氏へ
私の方もあんまり暇とは言えないんですが、保管業務代わりましょうか?

では、ここいらで失礼を

809 26-111 :2010/01/20(水) 01:07:33 ID:n5Stv/0M
キャッキャウフフでクアットロが陵辱される展開とか、そんな電波を発信した人は正直に挙手しなさい

うん・・・何というか色々ありがとう

810 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 08:39:05 ID:R45WAgLY
一週間ほど投下がないと思ったら、なんだこのラッシュはww
みなさんGJ!




ちなみにチラ裏だが、ガンダムでヒイロに殺された穏健派はノベンタ元帥
コロニーとの全面対決を掲げ、ガンダム排除の放送の後、レディ・アンに殺されたのが、セプテム将軍

811 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 09:04:03 ID:waJ9IyWA
>>788
GJ、文句なしの王道オナニーSSだ
ウーノ可愛いね
だからこう言わざるをえない
二人ともさっさとセックスしろやww

一個だけ気になるところがあるとすれば
>>唇から甘く蕩けた声を漏らし、熟れた身体がぶるりと震えた。
ウーノで熟女か……!!!なんて時代だ……!
まぁチンク姉がストライクだから何も言う事無いけど

>>808
成程、確かにSSX聞いてないと無理だ
でもスバルを虐めるのが好きな人にはご褒美以外の何物でもないぜ
チューして唾液飲ませて内臓焼くのはいいね
ふふ…下品な話なんですが、その…フルドライブしてしまいまして…
闇三人娘みたいなスバルが出来上がるのかな


>>792
つ「外の世界を、見たいと思うか?」

812 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 16:40:01 ID:Z3dhrSCM
このマリアージュは悪徳の塊だな。
レイプした上で殺害、それが始動キーで、その後は兵隊として利用とかw

813 ザ・シガー :2010/01/20(水) 17:42:41 ID:Gu8EReC2
>>811
いやちょっと待て、うん、待て。
反論だ、反論するぞブラザー。
よく見ろ、そして考えろ。
あくまでここで表現されているのは『熟れた身体』だ。
そう、熟れているのはその艶めく女体の事なんだよ!
女として究極的に完成されたという意味での、熟れ、という語。
決して……そう、決して年増という意味合いで書いたわけじゃないんだ!
いや、そりゃあね、俺は年上好きですよ?
伊達にリンディさんのエロSSでパロ職人始めてないよ!?

あ、話が脱線した。
つまり何が言いたいかというと。
決してウーノお姉さまを年増とかそういうふうに思ってないって事なんだ。
うん、一番姉はエロ美し可愛い。




そして26-111氏投下乙。
うわぁ、良いよ、スバル凌辱良いよ。
元気はつらつな女の子を嬲り辱めるほど素敵な事ってないよね♪
個人的にはイクスも一緒に犯さなかったのが超残念。
そして次回に超期待します。

GJでした!

814 69スレ264 :2010/01/20(水) 20:05:46 ID:XTG4fBeQ
業務連絡です。
遅くなりましたが100スレの保管完了しました。
職人の方々は確認お願いします。

>>808
お気遣いありがとうございます。
来年度からどうなるかちょっと予測が付かないので、
スレを使いきってから3ヶ月以上こちらで保管庫の更新が行われなかった時はお願いします。

815 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 20:36:36 ID:ecnUchR6
>一番姉はエロ美し可愛い
心の底から賛同させて頂こう!

816 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/20(水) 20:59:34 ID:owFMmpEQ
>>814
いつもありがとうございます。


みんなどうしたんだ。
リニスもウーノもスバルもみんな素晴らしすぎて困る。

さて、思いついたら書くとき投下するとき。

タイトルは「バグリンガル」
3レス分です。

817 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/20(水) 21:00:10 ID:owFMmpEQ
      1

 ガリューとお話がしてみたい。
 それが、ルーテシアの密かな願い。
 そりゃあ、ガリューの召喚主なのだから、ガリューの言いたいことはわかる。というか、何となく想像できる。
 だけど、それだけじゃあ駄目なのだ。
 ルーテシアは、ガリューの言いたいことがわかるようになりたいわけではないのだ。それならとっくに達成している。
 ルーテシアは、ガリューと「お話」がしたいのだ。
 いっぱいお話がしたい。そしてお礼を言いたい。

「ありがとう」と。
「守ってくれてありがとう」と。
「一緒にいてくれてありがとう」と。

 そしてお話を聞きたい。
 ゼストのこと。アギトのこと。メガーヌのこと。ナンバーズのこと。ドクターのこと。
 そして、ガリューのこと。

「お話……できたらいいのに」

 ガリューはいつものように何も言わず。だけど、ルーテシアの横にしっかりと立っている。
 見上げるルーテシア。
 と、その身体が宙に浮く。
 ルーテシアは、自分の身体が持ち上げられていると知った。そして、ガリューの肩に乗せられる。

「うん」

 しっかりと、ガリューの頭を抱きしめるルーテシア。
 ごつごつとした、甲殻類の頭。血の通わない冷たい殻のはずなのに、何故かガリューは温かい。
ルーテシアにとっては、ガリューはとっても温かい。

 ガリューとお話がしてみたい。それが、ルーテシアの願い。
 だから、エリオは頭を捻っていた。キャロも一緒に考えている。
 キャロにもルーテシアの気持ちはよくわかるのだ。ただし、キャロ自身はフリードとは会話ができる。
ルーテシアは高レベルとはいえ一介の蟲召喚士だが、キャロは龍の巫女である。タダの龍召喚士とは違うのだ。
 どちらかと言えば、ルーテシアの気持ちがわかるのはエリオのほうかも知れない。
 エリオはフリードの言いたいことが何となくわかるが、会話ができるわけではないのだ。
 
 ところが三人の望みは、ひょんな方向から叶う事になる。

「バグリンガル?」

 それは、ユーノが持ってきたロストロギアの名前である。

「第19管理世界サナダムの遺跡で発見されたモノでね。蟲タイプの生命体との会話が可能になるコミュニケーションツールらしいんだ」
「そんなモノがあったんですか」
「それでね」

 と、ユーノを連れてきたフェイトが会話を続ける。

「実験をしたいんだけど、高レベルの蟲召喚士が管理局にはいないんだ」

 蟲召喚は微妙である。ルーテシア、あるいはメガーヌレベルならいざ知らず、低レベルでは使えないことこのうえないのだ。
そのため、自ら望んで蟲召喚士になる者は殆どいない。生まれつきの適正を持った者ですら、避けようとするのが現状なのだ。

「それでね」

 今度はなのはが話を引き取る。

「ルーテシアに協力をお願いできないかと思って」
「エリオたちからルーテシアに頼んでみてくれないかな」

 渡りに船とはこのことである。エリオとキャロは一も二もなく頷いた。

818 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/20(水) 21:01:14 ID:owFMmpEQ

     2

 なのはとフェイト、ユーノ。そしてエリオとキャロがルーテシアの自宅を訪れる。
 ルーテシアは通信一回であっさりと協力を申し出た。

 ……ガリューとお話できる!

 もちろん、他ならぬエリオとキャロからの依頼なのだから、よほどの無理でない限りはほぼ協力を申し出ていただろう。
 だというのに今回はさらに自分の望みまで叶うのだ。これで協力しないわけがない。むしろ、協力させて欲しいと言いたいくらいだ。
 だからルーテシアは二つ返事で協力することにした。

「久しぶりだね、ルーテシア」
「……ハラオウン執務官」
「今日は執務官じゃなくて、エリオたちの保護者として来てるの。だから、フェイトで良いよ」
「あ、フェイトちゃんだけずるい」
「なのはは、無限書庫長のユーノの護衛でしょう? お仕事お仕事。ね、高町一等空尉」
「ぶぅ」

 頬を膨らませてみせるなのはに、思わずルーテシアは笑ってしまう。
 それが緊張を解く手段だとわかっても、騙されたという想いはない。それだけ、フェイトとなのは、そしてエリオ、キャロ、ユーノを含めだ一行の関係は自然だった。
 エリオとキャロがこれだけ信頼している相手なら、ルーテシアが信頼できないわけはないのだ。

「じゃあ、バグリンガルをセットするよ」

 ルーテシアの指示でガリューはおとなしくしているというものの、それでもユーノはややおっかなびっくりの様子で首輪をセットする。

「ルーテシア。これで、ガリューの話す言葉がこの画面に出てくるんだ」

 首輪に繋がったディスプレイをユーノは示す。
 ルーテシアは、緊張した面持ちで一歩ガリューに近づいた。
 最初は何を話すべきか。これが、最初の第一声なのだ。ガリューとの初めてのお話の。

「あの……」

 どうしよう。何を話せば良いんだろう。

「……ガリュー」

 そうだ。緊張なんていらない。今までだって話しかけてきたはずなのに。
 だから、一番聞きたいことを素直に聞けばいい。
 ルーテシアは自分に言い聞かせていた。
 そのとき、首輪に繋がったディスプレイに文字が浮き上がる。

『主……?』

 瞬間、ルーテシアは反射的に尋ねていた。

「ガリュー……ずっと……一緒?」
『主が望む限り、我は主と共に』
「……ありがとう……ガリュー」

 フェイトとなのはは顔を見合わせ、どちらからともなく頷く。
 ユーノはうんうんと何度も頷く。
 エリオとキャロは、まるでわがことのように喜んでいた。


 ガリューは、ルーテシアと共にいたいと言う。
 そしてルーテシアは、これまでの空白を取り返そうとでも言うように、ガリューにたくさん話しかけていた。
 これまでも話しかけたことはあるのだろうが、ちゃんとした返事が返ってくるのは初めてなのだ。

「ねえガリュー」

 なのはは、エリオとキャロがルーテシアを祝福する隙に、ガリューに話しかけていた。 
 ガリューとルーテシア。
 ただの主従ではない、それくらいは見ていてわかる。ガリューの献身は、ただの主従を越えている。
 その関係は、フェイトとエリオやキャロ、はやてとヴォルケンリッター、それとも、自分とヴィヴィオのような?

「ガリューは、ルーテシアと一緒にいたいんだよね」
『そうだ』
「何のために?」

 主だから? それとも友情? 娘のように思っているとか?

『我の望みは……』
「うん」

 ガリューの視線が、ルーテシアに向けられる。

819 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/20(水) 21:02:01 ID:owFMmpEQ
    3


『主との交尾』
「ディバインバスター!!!!!!!!!!」


 その後、

「酷いよ、なのは。ガリューの気持ちも考えてあげて。面倒を見てた小さな子が成長したら手を出したくなるのは仕方ないよ。
むしろ、手を出すために面倒見るよ。大きくなるまで待ちきれないよ! ……違うよ? エリオの事じゃないよ?」

 フェイトさんもディバインバスターを喰らいました。

820 野狗 ◆NOC.S1z/i2 :2010/01/20(水) 21:02:37 ID:owFMmpEQ
以上、お粗末様でした。

821 名無しさん@魔法少女 :2010/01/20(水) 21:12:56 ID:neXSEWyE
>>814
確認しました。
>>820
まあ、オチはなんとなく読めてましたよ……読めてましたが……
笑ったww GJです

822 26-111 :2010/01/20(水) 22:29:53 ID:n5Stv/0M
>>野狗氏
ちょ、ガリュー自重wフェイトそん超自重w
全く喋れなくてもメガーヌさん辺りは普通に会話をしてそうな気がするのは何故なんだぜ?

>>69スレ264氏
了解です。要らん世話で済むようでしたらそれが何より
タイミング的に急かすような書き込みになってしまいましたかね。お許しあれ
交代要員の件は、アテにならない保険程度に気に留めておいておくんなまし
保管作業お疲れ様でした。毎度お世話になってます

823 名無しさん@魔法少女 :2010/01/21(木) 00:07:29 ID:JCPI3ZlE
>>820
GJwww
だがあえて言わせてもらう。
フェイトさんにはスターライトブレイカーを撃つべきだろう

824 名無しさん@魔法少女 :2010/01/21(木) 18:44:24 ID:1E9ve8Dk
雷刃がアホの子で可愛いんだがwどうしようww

825 名無しさん@魔法少女 :2010/01/21(木) 19:10:27 ID:QvcQ2NiE
>>814
いつもありがとうございます、乙です。

826 シロクジラ :2010/01/21(木) 19:21:01 ID:tGWYFoIw
ガリューがひどいと思ったらフェイトそんはいつも通りだったでござる!

保管庫の保管、いつもありがとうございます。
というわけで喉風邪引きつつ失礼します。白鯨です。久しぶり過ぎて泣ける。

短編を投下したいと思います。
作品傾向は、
・欝でダーク
・グロでシリアス
・過去捏造で過去編
・ゲンヤ×クイント

要するに「ゲンヤさんはどうして嫁を殺したであろう、戦闘機人を引き取ったのか」というネタです。
そのための捏造ですが、嫌な予感がする人は
「罪と業と人と」でNG推奨。

827 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:22:41 ID:tGWYFoIw
「罪と業と人と」


新暦58年、第23管理世界アルマ=リエラ

悪臭がする。
腐ったハラワタと煮えた鉛と人間の生活臭が混じった、どうしようもない悪意の匂い。
今日は生きられたと喜んで飯をカッ喰らう我が身さえも、明日にはこの惨禍の一紛れでしかないという予感。
第23管理世界で巻き起こった内紛……ひとつの大陸を舞台にした凄惨な紛争は、ここに来て泥沼の泥沼に陥りそうだった。
ニュースではどこかの国の高官が、

「もう衛星軌道から絨毯爆撃した方が安上がり。原住民相手の地上戦は不経済だ」

などと本音を洩らしマスコミに叩かれて辞任したとか何とか。
世界の治安を護るべき魔法使いたちの古巣……時空管理局は表向きの介入を拒絶し、この世界は主要次元から見捨てられつつある。
対人用大口径ライフルのバナナマガジンを持って戦場を駆け回っていた青年も、今度ばかりは安堵の溜息をつけた。
近くでゲリラ活動に精を出していた山村を襲撃――通路が限られているお陰で、思いのほか楽に200人の村は壊滅した。
武器を手に出てきた男連中は、青年の手にしたオルセア武器工廠製の対人ライフルに残らず撃ち抜かれ、血の海に沈んだ。
続いて女・子供・老人が裏口から山野に走り出し、木造モルタルをぶち抜く重機関銃の掃射を前にバタバタと薙ぎ倒された。
泣き喚く声さえも迫撃砲の着弾にぐちゃぐちゃに掻き乱され、トンと生命の息吹は村から絶えていた。
さて、仕事だ……この村を襲撃した兵士たちは表向きこそ傭兵部隊としてこの地域に侵入したが、
その実は時空管理局印の指令書を手渡された局員で、若者もそういう汚れ仕事を押し付けられた一人だった。
まともな感覚なんぞ娑婆に置いてくるように暗示を受け、大概の鉄火場を潜ったせいで狂ってしまったけど。
この地獄絵図は堪えた。連中が後生大事に抱えていたはずの“レリック”とかいうロストロギアだけが目的だったが――。

「いくらなんでも、やりすぎじゃないか?」

呻くように呟いた。

「そんなことはないさ。彼らは抵抗勢力だった。レリック爆弾は地上建造物のみならず地下のインフラまで吹き飛ばす代物だ。
あれが検査を通り抜ける巧妙な偽装網に乗ってテロリストに渡れば、何千人と言う人間と社会基盤が吹き飛ぶのだよ」

それを聞き咎めたのは、傭兵隊長ということになっている逝かれたハゲ頭の紳士。
この傭兵連中と同じように迷彩服を纏った長身、にも関わらず武装はカービン銃と馬鹿でかい人斬り刃の野蛮なデバイス。
何処の部族の戦士長か……威厳と狂気を孕んだ緑色の瞳が、ニコリと笑いながら青年の後頭部に刃を押し当てた。
野蛮で物騒で残忍なマスターの性質を体現した武装――ほんの少しの力を入れるだけで、脊柱や頭蓋骨が真っ二つになる。
いや、骨どころか鉄筋の入った建材や合金製のデバイスメタルさえも切断するのを間近で視て来た。
生きたままコンマ数瞬で食肉工場的な肉塊へ変わる人間の“群れ”。
だから、心底この上官が、“恐ろしい”……!

828 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:23:43 ID:tGWYFoIw
「ゲンヤ君。君の家族には補償が支払われ、子供たちも無事に学校へ行けている。
そして君は狗のように忠実に戦い殺し犯し、道具として生きる。ギブ・アンド・テイクが成り立つじゃないか」

何がギブ・アンド・タイクだくそったれ! 
楽しんで人殺しをしていた気狂いと一緒にするんじゃねえぞ、お○んこ野郎が!
……この<連隊>ってのはこんなクソ溜めなのか!

罵倒を必死に我慢しつつ、ゲンヤ・ナカジマと言う名の貧民出身の局員は唸った。
彼は所謂『第97管理外世界』からの移民であり、極東の島国で差別される身分階級の血筋だった。
山ノ神……天狗だとか言う亜神に擬えられた導師の一族が、戦国時代の終わりと中央政府の設立によって貶められた成れの果て。
どういう経緯かミッドチルダに移民した後も彼らの境遇は格別変わらず、現代ミッドの貧民として数えられていた。

それから抜け出す手段――時空管理局の士官候補生待遇/紛争地帯での“ちょっとしたアルバイト”。
食い物がなく飢えて学校にも行けず、このままではクソろくでもない人生に身を投じそうな弟たちの存在。
だから決断した。新暦56年の夏ごろ、ハゲ頭の上司に連れられての出立……以後、戦場続きの悪意塗れの人生。
だからと言って。納得できない、否、だからってこんな虐殺が許されていいのか!?
そう呻くように呟くと、優しげな瞳のハゲ上官――<連隊>/レジメントの司令官“クドリャフカ”が告げた。

「そうか。ところでそこに子供がいるようなんだが」
「イエス、サー。地下の防空壕に潜んでたみたいです」

良心の欠片もない同僚の声が、ゲンヤを凍りつかせた。
軽機関銃を突きつけられ地上に引きずり出される、単一民族主義者のゲリラの子供。
全部で五人。この大陸で根強い抵抗運動を続ける先住民の幼子。
親や祖父が滅茶苦茶な死体になって転がる光景に泣き出したいのに、銃と兵隊が怖くて声も出せないらしい。
相変わらずクドリャフカに「脳漿を生きたまま掻き乱される刑罰」の予告とばかりに刃を突きつけられるゲンヤに、

「――なあ、ゲンヤ。君のライフルで彼らを一人ずつ撃ち殺したらどうだろう?」

心底楽しげで冷淡で悪魔じみた響き……「きっと楽しいぞ」なんて台詞がつきそうな具合に、やつが告げた。

嫌だ。
どうして子供を“俺が”殺さなくちゃいけないんだ。
武装集団や喜んで自爆テロをする大人はいい。
でも子供は嫌だ。

829 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:24:44 ID:tGWYFoIw
「ああ、それはいい。割礼とか童貞喪失みてぇなもんだ」
「昨日の僕にさよならって?」
「ナカジマにはちょっとその辺りがたりねぇからな」

ゲンヤ・ナカジマという男に残った最後の良心を闇で塗り潰すように、
ニコニコと他の兵隊さえもが、狂いきって戻れなくなった顔で言う。
味方はいない。誰一人として。

「五秒だ。五秒待つから決断したまえ、ゲンヤ」

クドリャフカの声が脳裏にひんやりと染み付き、五秒という時間で己の死と見知らぬ子供の死を天秤にかける羽目に。

一秒。
反逆の方法を考える……どれよりも自分が脳漿をぶちまける方が早い。
二秒。
逃げ出す方法を考える……どうやってもバラバラ死体になって終わり。
三秒。
諦めとパニックが急に押し寄せてくる。
四秒。
長くて無骨な銃身を構え、銃口と照準を左端の子供に向けた。
五秒。
ばごん。ばごん。ばごん。ばごん。ばごん。脳が/肺腑が/臓腑が零れた。


「上出来だ、おめでとうゲンヤ」


――呪われてしまえ。





夢だった。
重く閉じられた瞼を開ければ、あの悪意の満ちた悪臭をもう嗅がなくて済む。
とびっきり現実感のある夢であり、ついでに脅迫観念じみた衝動が湧き上がるほどにおぞましいが。
起き上がって時計を確認、視界の端の壁紙――ベージュ色の内装のはず――に血の斑模様が見えた。
きっと気のせいだと思いながら、ゲンヤ・ナカジマ青年はシャワールームにのそのそと歩いていく。
服を脱いで扉を開いた瞬間、鏡に映るもの――黄色人種の顔/手に巨大なライフル/彼を睨む幼子の群れ。
鏡の前に並んだ子供たちが、一斉にナイフを構えて突進してくる。
「ケラケラケラケラ」と可愛らしい笑い声、恐怖に駆られて銃口を腰だめに、ただ滅茶苦茶に撃ちまくった。

830 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:25:46 ID:tGWYFoIw
ばごん。
頭部を吹っ飛ばされた子供がナイフを腹に突き刺す。
ばごん。
胸骨ごとごっそりと肉を抉られた子供がナイフで臓器を抉る。
ばごん。
腹部から臓腑を零しつつ、背中を滅多刺しにする女の子。

ゲンヤが呆然と座り込むと、すべて幻覚だったと知れる……恐怖に冷や汗を掻きながら、青年は涙声で謝罪した。

「ごめんな、痛かったよな、俺が、俺が……!」

カチカチカチカチ、と歯を打ち鳴らすのは何故か。
自分でも分からずに彼は泣いて許しを請うた。
時折起こる発作であり、悪夢のような色がゲンヤ・ナカジマの原風景だった。



三時間後の朝――新暦62年、第1管理世界ミッドチルダ。



クラナガンで美味い朝食を食わせると評判のオープンカフェ。
その席の一つを二人で分かち合う二十歳前後の女の子に、ゲンヤは問い詰められていた。
理由はカフェテラスでの朝食に、彼が四十二分も遅れてきた理由であり、要するに「時間にルーズ過ぎない?」って意味だ。
そのように解釈しつつ、ゲンヤは相手の美人――凄い武道家で知られる同僚のクイントに謝った。

「もうっ……どうしたの?」
「あー、いや、すまん。夢見が悪かったんだ、ちょっとな」
「……それって……?」

血色の良い整った顔の、白く滑らかな頬をぷりぷり膨らませる彼女は可愛らしい。
それは兎も角として……「夢」一つでやつれ果てているというのは、尋常ではないとクイントは気づいたようだ。
しまった。失言だったな……クイントは妙にこういう勘が鋭いから困る。

「なんでもないって。昔、ちっとばかし厭な目を見てね――」

“少しばかり”?
嘘をつくなこの悪魔め、お前はそうやって自分を誤魔化すのか。
親の名を叫ぶ子供に銃を突きつけ、引き金を引いたのは誰だ?
そうだお前だゲンヤ・ナカジマ二尉お前には罪がたっぷりあるじゃないか――――。

831 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:26:54 ID:tGWYFoIw
「本当にどうしたの、ゲンヤ?」

気づくとクイントに目を覗き込まれていた。コーヒーカップを持った手がガタガタ震えていたらしい。
あと一歩間違うとキスでもしそうな距離に戸惑いつつ、青年は身を大きく引いた。視線を逸らす。
クイントとは男女の仲では決してない。友人以上の好意を互いに抱いてはいたが、それで恋人に落ち着くわけでもないのだ。

「なんでもない。本当に、なんでもないんだ」

心中の暗部を曝すわけにもいかぬ。
だからゲンヤ・ナカジマはオープンカフェの代金をクイント基準――かなり大盛り――で置くと、
足早にその場を立ち去った。背後でクイントが何かを叫んでいたが、彼の耳には呪詛しか届いていなかった。
……仕事に没頭すれば、まだましかもしれない。
それが間違いだった。





むーん、と擬音がつきそうな不機嫌オーラを噴出し、クイントはぶすくれた顔でデスクについていた。
首都防衛三課――稀代のストライカー(エース中のエースに与えられる称号)たる隊長から「ゼスト隊」と呼ばれる部隊だ。
その昼時オフィスに漂う不審な空気は、すべて彼女が醸し出すオーラが原因である。
肉体系の隊員は昼食を理由に足早にオフィスを去るほどの、恐るべき空気。
クイントの相棒たる部隊随一の清純派、メガーヌ・アルピーノがおずおずと尋ねた。

「あのバカ……」
「どうしたの、クイント……?」
「あーうん、聞いてよメガーヌ。ゲンヤ・ナカジマっているでしょ、陸士隊士官の。あいつがさーもうっ……」

以後、ゲンヤがいかにステキな異性で、しかし不満点がある態度を今朝取ったか、ということを聞かされるメガーヌ。
あまりの不憫さに周りの局員たちも目を伏せたりしているが、自重しないのがクイントの流儀。
そのような問答を続けていると、不意に三課の実質的隊長、ゼスト・グランガイツが近づいてきた。
急に乙女モードに突入するメガーヌの頬が、上気した。

「あぅ、た、隊長……」
「あ、隊長お疲れ様ですー」

832 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:27:59 ID:tGWYFoIw
妙に不機嫌っぽいゼストの様子に首を傾げつつ、クイントとメガーヌは挨拶。
開口一番、この最強を謳われた騎士は衝撃的な事実をクイントに伝えた。

「――ゲンヤ・ナカジマ二等陸尉が倒れた。いってやれ、クイント」
「は――あ、はい! でも、仕事――」
「こちらでなんとかしておこう。何、きな臭い事件の匂いを掴んだのでな」

ゼストがそう呟いたときには、クイントの姿はオフィスから消えていた。
グランガイツ姓の騎士は、不器用な笑みを零した。

「……恋する乙女はなんとやら、だな」

したり顔でうなずくゼストに、メガーヌ以外の全員が突っ込んだ。
……じゃあ気づいてやれよ隊長、と。
美少女に頬を染めて見つめられて気づかないこの男、実は相当な特異体質である。
グランガイツ一尉はしかし、最悪の部類と思われるニュースに顔を引き締めていた。
このテロからようやく安定してきた都市を騒がせかねない病巣(ヴァイラス)、それを叩く上で些細だが重要な情報源こそ――。

「さて、悪党は俺かもしれんな」

――ゲンヤ・ナカジマであった。




何気なく廃棄都市で起こった殺人事件の捜査状況を整理していたゲンヤの目に飛びこんだのは、ある意味最悪の事象だった。
事件自体はありふれたもので、強盗強姦暴行事件、なんでもござれのチンピラが複数名、夜間のうちに殺害されたというもの。
ナイフや短剣などの刃長短い刃物による犯行、という以外に着目するところはなく、犯人がすぐ捕まりそうな単純な事件だ。
ああ、でも。重要なのは複数ある目撃証言のうちの一つだった。
廃棄都市の「マーケット」……認可された武器を横流しに近い形で売りさばく男の証言。
明朝に店を訪れた客の、恐ろしい印象を語る。

――そりゃあもうおっかない旦那でして。ええ、禿頭に緑色の、夜魔みたいな瞳で。

――なんかブルブル震えてる気の毒な坊主をね、楽しそうに弄んでて……

――ナイフの扱いがどうこう、って……

クソッタレ。どうして今更。
行方不明になったあんたが、“人でなしのクドリャフカ”が!

833 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:29:07 ID:tGWYFoIw
そう思った瞬間、腹部に痛みを感じた。
何回も、“子供にナイフで刺殺され”、何度も蘇って刺され続ける――異常な恐怖感と絶望感。
楽しげな笑い声をBGMに、
呪詛を呻き続ける犠牲者の群れが、
ああそうだ俺が殺した俺が悪い俺も人でなしだよだからゆるしてくださいおねがいですいたいんだいたいっ!
子どもたちの一人が、ひどく陰惨な笑みで、脳漿を零しながら告げる。

――しねばいいのに。

「嫌だっ!」

最悪の呪詛を突きつけられ半狂乱で跳ね起きると、力強く筋肉質な女性に抱きとめられた。
青と青紫の中間色のように。光に透けて艷やかに輝くブルーのロングヘアと、彼女の匂い。
現実の証。それでも視界を掠める無数の亡者と悪鬼が、
冷たい瞳の殺人集団の声が、犠牲者の呪詛が、それでも生きようと足掻く自分が、
怖かった。

「落ち着いてゲンヤっ、貴方はここに居る、だから落ち着いて!」
「たすっ、けてくれ、いやだ、ころしたくないっしにたくないっ……!」

錯乱している。あのタフで皮肉屋のゲンヤ・ナカジマが、溺れ藻掻く少年のようだった。
クイントはもうどうしたらいいかわからなくなって、ただゲンヤを抱きしめ続けた。



「……ふー、はぁぁ……」

しばらくすると落ち着いた様子で、ゲンヤは冷や汗をびっしょりと掻いた額を拭いもせず、静かに深呼吸した。
クイントは自分がゲンヤを抱きしめて、その、ひどくエロティックに彼を誘惑しているように見えることに気づき、急いで離れる。
それでも一メートルも無い距離感。それが今のゲンヤとクイントの、ギリギリの境界線だった。

「……悪い。迷惑かけちまったな、クイント」

どうやらあの幻覚で倒れ、自宅まで運ばれてしまったらしい。不甲斐なさを感じつつ、ゲンヤは頭を下げた。
しかしクイントは引き下がらなかった。無理矢理、ゲンヤの顔を自分の目線と突き合わせ、物凄く低い声で言う。

「……なにがあったの、ゲンヤ?」
「……悪い夢だよ。それだけさ」
「どんな厭な目を見たら、ああいう絶叫ができるっていうの?」

834 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:30:18 ID:tGWYFoIw
そんなこと、話せるものか。
怖かった。大好きな……笑えるくらい大切な彼女に、人殺しと蔑まれ恐れられるのが、あのフラッシュバックより怖かった。
ああそうだよ畜生、吊り橋効果でも何でもいい、俺は、ゲンヤ・ナカジマはクイントがすっかり好きになってたんだ。
じっと、彼女の緑色の――クドリャフカの野郎のとは大違いの綺麗な――瞳に睨まれて、もう観念した。
淡々と、どうしようもない現実に叩きのめされたくて。





俺は貧民出身で、勉学の機会だってろくにない立場の弱者だった。
弟たちはもっとひどい。だから、悪魔に魂を売ったんだ。
ああ、都市伝説にあったろ? 紛争地帯で働くと出世出来る企業ってのが。
あれは時空管理局の流した噂だよ。そういう陳腐な噂の一つとして、手前らが行っている所業を処理した。
そうだよ……紛争地帯でのアルバイト――表沙汰にできない物騒な任務――を受ければ、そいつは帰国後、望んだ道への切っ掛けが得られる。
才能や実力だけで渡れるほど甘くない世間様で、それがどれだけ貴重な機会かは……あの頃の俺じゃなくても飛びつくだろうさ。
そういうもんだ。貧すれば鈍するし、真っ当な生き方への切っ掛けが得られるなら――そう思って、俺は志願した。
迎えに来たハゲにシゴかれて、使いものになると判断されたら即・戦場に行く羽目になるんだ。
そうだ、俺たちはただの捨て駒で消耗品……何処かの誰かの指先ひとつで動き、影働きで汚いことをいっぱいやって……そうして大勢死んだ。
それが裏だった。保証された権利をすべて実行できる兵隊なんてごくごく一部で、生き残った連中はみんな何処かが壊れちまってた。
……ゲンヤ・ナカジマって兵隊もな、その中で殺人への忌避感がぶち壊れた連中の一人だった。
理屈による自己の正当化と境界線の設定による安堵……“子供だけは”絶対に殺さない。
娑婆にいた頃の良心と、目に映る敵が大人ばかりだったことから、そういう条件を設定した。
でもな、でもなクイント。俺の手は汚れているんだ……。


何時しか俺が所属していた傭兵部隊<連隊>はこう呼ばれていた。
病魔の根源を表す<ヴァイラス>……その頃には<ヴァイラス>所属者の殆どが、殺人中毒者だった。
そうなるように、お上から派遣された指揮官……『クドリャフカ』は俺たちを調教していたんだ。
理由? すごくシンプルさ。お上連中専用に、どんな汚いこともやってのける隠密を復活させようってんだ。
ただの殺人嗜好者じゃ駄目だ。普段は忠犬じみて冷徹で、身の内に残忍で獰猛な化物を飼って、
GOサインが出た時だけ相手を食い散らかす悪魔みたいなのを、人工的に安定して作り出す実験。

835 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:31:54 ID:tGWYFoIw
その過程で、俺は……良心と良識を打ち砕かれて――


――子供を、まだ箸も持てるか怪しい小さいのを、撃ち殺したんだ……。


「……俺は子供を殺しちまった。だから、だから……克服なんて、できるはずねぇだろ……」

話を黙って聞いていたクイントから目を逸らし、ゲンヤはガタガタと腕を震わせた。
俺が殺した。俺が子供を、ぶち抜いたんだ。血の海に沈めた後は、もう何もかもどうでもよかった。
殺してから半年ほどは安定した殺人兵器だったが、時期に限界が来た。
すぐに悪夢と幻覚と幻聴と、罪悪感という途方も無い怪物が、ちっぽけな精神を犯した。
もう<ヴァイラス>の求める存在でないとみなされ、故郷のミッドチルダに帰国。
一応のアフターケアは受け、これ以上の深刻化はないと太鼓判を押されたが、
同時に病巣はゲンヤ自身の手でしか除去できない微妙な位置に落ち着いた。
ほどなくして、戦争犯罪の処理などで傭兵部隊が告発されそうになるも、終戦直前の軌道爆撃で散り散りに吹っ飛んだと聞いた。
思い――自分もその爆撃のシャワーの中で息絶えるべきだったという確信と生き続ける限りのしかかる亡者の怨嗟。
これで終わりだ。そう思い、クイントへ目線を向けると――

「――泣いて……いるのか?」
「バカ――本っっ当に……!」

透明な涙がエメラルドの瞳から筋になって曲がれていた。
クイントはゲンヤの肩を掴むと、怒鳴り立てた。

「ねぇ、ゲンヤ自身が許されちゃいけない、って思ってるのはわかった。でもね、それで贖罪のつもり?
誰かが貴方に撃たれて死んでマイナス、ついでに撃った貴方も程なく死んでマイナス、それをかけ算してプラスにするとか思ってるわけ!?」
「そんなわけねぇ。死ぬように生きるくらいしか、俺は……方法が無い」

手立てが無いように思えていた。だから、こうするしか無いだろう……?
なのに、なのに――彼女は、クイントは、ゲンヤを見据えてこう言った。

「じゃあなに? 罪の無い人が苦しんで、貴方はしたくもない殺人をしましたすいませんって頭を下げて、それでハッピーエンド?
冗談じゃないっ! 全員、本当は受けたくも無い苦悶を我慢して、それで八方丸く収まるワケないでしょ!」

反論したかったのに、彼女に呑まれている自分がいる。
綺麗なブルー・ロングヘアが揺れて、彼女が泣いていた。

836 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:33:21 ID:tGWYFoIw
「……ねえ、ゲンヤ。生きたい?」
「生きたい。生きたいのに、生きれば生きるほど痛いんだ……どうすれば、いいのか、わからないんだよ……」
「そう。
――で、」

突如として、この宇宙に存在するいかなる赤色巨星より真っ赤だろうな、ってくらいの赤面。
クイントの白い肌が真っ赤に染まっていき、その言葉が飛び出た。

「私と結婚する気はある?」

はい? 理解するのが遅れるほどの予想外な発言……結論から言えば最高にアリだ。
クイントは美人だし料理も美味いし、掃除とかに問題があるタイプじゃない。
肉体派で大飯ぐらいなのがやや心配だが、そこは他の美点との兼ね合いから諦めよう……って待てよ。

「哀れみからか? それとも秘密の共有で動揺してる?」
「――――デリカシーあるの、このバカゲンヤっ! 違うわよあーもうっ!
貴方は結構の好みのタイプだしそんな爆弾抱えたまま放り出したら私の目覚めが悪いし!
つまり、あれね、愛憎を超えた運命っていうかそんな感じ!!
で、はいかイエスで答えて!?」

ゲンヤは腹を決めつつ、突っ込む。

「それどっちも肯定だろ」
「このクイントさんにここまで言わせてノーとか、殴って喚いてお金巻き上げて良いレベルよ?」

ゲンヤは今日、初めて心からの笑顔で彼女に向き直った。
答えなんて、決まっているじゃないか。
ここまで暗部を打ち明けた上で、俺を伴侶に選んでくれる女だ。
ならば。

「こっちから土下座して頼みたいことだよ、まったく」

お互いに笑顔になって、それでもゲンヤの手は震えていた。
それでも腹の奥でドロドロと蠢く、得体の知れない狂気に似たモノが叫ぶ。
粘りつくような不快感が込み上げて、それでも泣きたいくらい幸せで。

837 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:34:20 ID:tGWYFoIw
そんなときに、クイントが――未来の女房が優しく言った。


呪いのように切実に、

「……ゲンヤ。貴方が自分を赦せないのなら、」

祝いのように響き渡り、

「子供を引き取るの。
闇の淵で何もかも諦めてしまった、罪や咎に塗れてしまった子供たちを。
罪の無い子供を一〇〇人殺したなら、より多くを殺すかもしれない子供を一〇人真っ当に育てる。
それが貴方の贖罪――」

ゲンヤ・ナカジマを“浄化”した。




838 罪と業と人と :2010/01/21(木) 19:35:20 ID:tGWYFoIw
アレから何年も経って本当に、いろいろなことがあったのだと思う。
二人の娘を得た。クイントの遺伝子から作られた人間兵器・戦闘機人の子供を。
本当の親子のように、優しい時間が過ぎたのだと思う。

クイント――ゲンヤ・ナカジマの妻クイント・ナカジマは死んだ。

戦闘機人プラント突入と、首都防衛三課の壊滅――ゲンヤに救いをもたらし、綺麗事を現実にした女は逝った。
彼女が言うところの「罪や咎に塗れてしまった子供たち」によって。
ゲンヤ・ナカジマはそれでも、誰も憎むことが出来なかった。
出来ない約束があったから。

「……約束、守ったよ。ギンガとスバルはさ、お前の跡を継いで局員だ。俺はしがない佐官だがね」

応えなんてあるはず無い。
ミッドチルダ統合政府首都クラナガン郊外の墓地。
何処かしんみりとした墓地は静かで、あいつの幻影が見えるようだった。
非番の休日だというのに、誰にも言わずに抜け出してきたゲンヤは、晴れ渡った青空を見上げ呟いた。

「また、さ……子供、うちで引き取ることにしたんだ。聞いて驚け、戦闘機人だ。うちには妙な縁があるのかねぇ?
今度は四人も一度にくるって話でな、女ばかりだから“ナカジマハーレム”だの言われて落ち着かねぇの……
焼くなよクイント、俺はお前一筋だ」


これが、


「俺は――お前を殺した機人を娘にする。ああ、それが……俺の」


――ゲンヤ・ナカジマの業(カルマ)。


終着点だった。

839 シロクジラ・あとがき :2010/01/21(木) 19:38:44 ID:tGWYFoIw
終了。
チンク・ナカジマ……女房殺したかもしれないのを娘に?
不可解だった。都筑さんの方針が「優しい世界」とはいえ、如何にも納得しにくかった。

そしてウブ○タだの元軍人のノンフィクションだの、エグい話を読了。
この時点で七〇%は完成してましたが、さらに電波が降ってきてこういう話に。
つまりコンセプトは「ゲンヤ・ナカジマの許容」はどこからくるのか? ってことですね。
凄惨で魔法少女らしさが無い過去パートですが、このくらいじゃないと納得が行かないというのが一つ。
後半のクイントのセリフに繋げるには、このくらいヘヴィな方がギミックとして映えるのだろう、というのも一つです。

つーわけで新年初なのはSSはこれです。イカれたギャグや、
エリオがルーちゃんもメガーヌさんも孕ませるエロとかもやりたいなーと思いつつ、いろいろ再始動準備でした。
以前書いたSSと関連もあったりするわかりにくい話ですが、こういう話の投稿の場としてパロに深く感謝を。

840 名無しさん@魔法少女 :2010/01/21(木) 20:50:39 ID:i.lqvZww
GJです!
ナンバーズを引き取ったのは寛容だっただからではなく贖罪のためだったから、という解釈はすごいしっくりきます。
今年も楽しみにしてますよー

841 名無しさん@魔法少女 :2010/01/21(木) 21:19:51 ID:R79YDeMk
>>839
まぁ…これは…ちょっと評価するならば……GJしかないな
クドリャフカさんが上司じゃなくても戦争やってて、歪まない人間ってのは絶対いませんわな
最低でも訓練で勝手やったティアナを見る目が濁りきるぐらいには、歪んでしかるべき
それをクイントで救済というのは適当で、上手くまとまりましたなぁ
重ねてGJ




そして、そうですよね、グランガイツ隊長は石部金吉を地でいくあんな特異体質って描写しちまいますよね

842 名無しさん@魔法少女 :2010/01/21(木) 23:25:33 ID:tso6XivM
お、重いなぁ…
しかしGJですた

843 名無しさん@魔法少女 :2010/01/21(木) 23:56:06 ID:p2PXFAFk
ここは本当に懐が広いな。GJ
ところでマテリアルが可愛くてしかたない件について

844 名無しさん@魔法少女 :2010/01/22(金) 00:22:32 ID:c4IwSQms
贖罪にして妻との誓いの末での、養子化か。
素晴らしいですねぇ。
クイントの母性というか、慈しみも心温まる話だ。
ゲンヤの過去描写が少々凄まじすぎましたが、本編保管話としては最高です。
GJでした本当に、次回投下も心よりお待ちしてます。



てか、気付いたんだけどクドリャフカってトーレ姉のSSに出てきたキャラですよねww
まさかあっちとクロスしてたのかwww
あっちの話も大好きで更新待ってますよ!

845 名無しさん@魔法少女 :2010/01/22(金) 03:39:42 ID:gzScABmI
GJっす!
そうか、「軍の狗」だからクドリャフカか
わふーが出てきて困るw

846 名無しさん@魔法少女 :2010/01/22(金) 19:44:00 ID:g9QNhCpc
>>839
GJ!

なんというかどろどろしていて、引き取った理由もただの優しさじゃなくて贖罪ってのがツボだった。
これなら納得出来るなー。
しかし、あの禿が関わっていたのかよw

847 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 19:19:34 ID:UDh9NDFU
初投稿です。
タイトル「asterism」
・はやて主役の短編
・エロ
・設定等はあまり原作に忠実とは言えません
そこまでひどい描写は無いと思ってますが、八神はやて好きは一応注意してください。

848 asterism :2010/01/23(土) 19:20:58 ID:UDh9NDFU
 無数の次元世界を束ねる時空管理局。
 管理局に所属する軍隊は、優れた魔導師のみで構成されている。
 その軍隊は、誰にでも扱える質量兵器の使用を禁じる事によって、比肩する勢力を持たない大きな武力となった。
 だが、魔法という個人の才能に大きく依存した力を用いる際に、様々なリスクが発生するのは言うまでも無いことだろう。
 その為に管理局は、魔導師の待遇に頭を悩ませてきた。
 
 その苦心が生んだ産物の一つが、特別慰安施設――誰にも知られること無く、己の秘めた欲望を開放できる場所――を提供する事だった。



 時空管理局本局 古代遺物管理部 機動六課部隊長 八神はやて

 それが彼女の肩書き。
 若干19歳にして、部隊長であり、SSランク魔導師でもある。
 だが、今ここにいる彼女はその仮面を捨て去っている。

「ふうぅ・・・あ゛ぁ・・・あ、あ、あ――」

 その声と同じくらい簡素なベッドが悲鳴のような軋みを鳴らす。
 ベッドの上には手を拘束され、目隠しをされた男と、その上に跨って一心不乱に腰を振る女。
 はやての表情は、まるで動物が餌を捉える時のようだった。
 
「気持ちええ・・・んあぁ゛〜・・・うんっ・・・ん・・・」

 啄ばむ様なキスと貪る様なキスを交互に繰り返して、ベッドを揺らす。
 薄暗い部屋に響くのは粘液の音と不快に軋むベッドと、もはや媚声とは言えない捕食者のそれだけ。

「ハア・・・っ。はっ、はあっ、・・・ふぅう・・・」

 はやてが動きを止めて、倒れこむように男の胸に抱きつく。
 今日、彼女がこの施設を訪れてどれだけの時間が経っただろうか。
 男の胸にだらしなく寄りかかり、ぽかんと開いた口から舌を出して、はやては荒い呼吸を整える。
 その体中に冷たい汗がコーティングされていた。
 
 はやては、この部屋に入ってから、まるで欲望を満たすだけの人間に成り果てたかのように行為に耽る。
 外の目が届かないこの場所では、唯一の他人である相手を気遣う必要すらなかった。
 望む侭、望むことだけ、必要な動きだけを繰り返し、好きな言葉だけ発する。


 はやてはほんの少し休んだ後、出した舌を男の乳首に這わせだした。
 ちろちろと触れないように始まり、その動きが大胆に変わっていくと、その部分は唾液まみれになる。
 男は必要以上に動く事も声を出す事も禁止されていたが、びくんと一つ体が跳ねてしまう。

 それに満足したのか男に寝そべるような体勢のまま、はやての腰がまたくねりだす――

849 asterism :2010/01/23(土) 19:22:03 ID:UDh9NDFU
 はやてが特別慰安施設の存在を知ったのは、嘱託としてではなく正式に管理局に所属して間もなくの頃だった。
 管理局としては、当時幼いはやてが身に余るような多大な力を持つことを危惧していた。
 単体でも強大な力を有するヴォルケンリッターを従え、フルパフォーマンスに威力を発揮できる状況下での戦闘能力は管理局の魔導師全員を見渡しても並ぶものは少ない。
 そして、闇の書事件が引き起こしかねなかった影響。
 これだけ揃えば、彼女に何の対処も施さないという選択肢は、管理局にはなかった。
 
 その素行から、控えめに見ても特別慰安施設に興味を示すとは思えなかったはやてだったが、意外にも早い段階から頻繁にそこへ通うようになった。
 歪な環境で育ってきた反動か、年齢故の興味本位か、ともかくはやての生活の一部に淫らな遊戯が根付いていった。
 初めは恥ずかしそうにその裸体を預けていたのが、足しげく通う内、貪るように行為に沈むようになっていく。
 彼女の『表』の快活さ、人懐っこさが一層深みを増していくのも同じ時期だった。


「ほらぁ・・・こういうのがええの・・・?」

 はやては、しがみつくように小刻みに体を揺らしながら男の耳元で囁く。
 先端だけを刺激するように、短いストロークを刻む。

「あ゛、ぅん・・・ん、ンぁ・・・」

 鼻を通って出る悩ましげな声。
 更に腰を振るスピードが上がる。

「くぅ・・・あ、はぁっ・・・」

 感極ったような声。
 それと同時に結合が無くなるギリギリまで、お尻だけを突き上げる。
 そして、びく、びく、と体を跳ねさせながら、ゆっくりと腰を下ろし始める。

「はア゛あぁあぁぁ〜・・・」

 まるで湯船に浸かった時のように息を吐きながら、少しずつ体を沈める。
 男の胸に埋めた顔から涎をだらだら流しながら、いっそう力を込めて男にしがみつく。
 
「お゛んっ・・・・・・・・・お゛っ・・・・・・うぁ・・・、ん・・・っ」

 体の跳ねと一緒に品の無い声が滑り出る。
 はやては何度目かの絶頂を迎えた。

 何もかもを放り出して、荒い呼吸を繰り返す。
 虚ろに開いた目は壁を見つめている。
 この部屋には何も無い。
 はやては、この施設へ足を運ぶ度に、過度の装飾やコミュニケーションを省くようにし始めた。
 今では、本当にベッドと物言わぬ相手がいるだけだ。
 

 ――しばらく体を脱力させていたはやてが、黙ってのそのそと体を持ち上げる。
 そして、顔を男の方にすり寄せると、唇を合わせるだけのキスをした。

850 asterism :2010/01/23(土) 19:22:50 ID:UDh9NDFU
「はやて、おかえりー」

 はやてが自室のドアを開けると、すぐに赤毛の少女が玄関へ走ってきた。
 
「ただいまや、ヴィータ」
「今日はいつもより遅かったのですね」

 声を聴きつけてか、部屋からまた一人。
 落ち着いた声色はヴィータと似ても似つかない。

「うん、いつものお説教と接待が長引いてもうたなぁ・・・」 
「お風呂が沸いていますから、お入りになってください」
「ありがとな、シグナム」

 はやてはシグナムに笑みを向ける。
 そうすると、いつもお面のように固いシグナムの表情が崩れる。
 
「今日お風呂沸かしたのは、あたしだろ」

 二人の会話を聞いて、少し不機嫌そうにヴィータが言った。

「あ、あぁ・・・そうだったな。すまん」
「偉いなぁヴィータ。それなら久しぶりに一緒に入ろか?」
「うん、入る入る」

 荷物を置きに部屋へ行く途中の廊下、はやてが尋ねる。

「シャマルとザフィーラは?」
「急患が出て、先程そちらへ向かいました。ザフィーラも応援として一緒に」
「ご飯はできてるから先に食べてくれってさ」

 そう言ってヴィータがキッチンの方を指差す。

「そうか、皆には迷惑かけっぱなしやなぁ・・・」

 はやては、顔を伏せて言った。

「主はやて、私達は勿論、シャマルとザフィーラも迷惑だとは思っていませんよ」
「そうそう。あたしらは、はやての為にここにいるんだからな」

 こんな会話は何度目になるのか、はやては閉じていた目を開けて言う。

「そ・・・うやったな、うん。皆ありがとうな」
 
 震えそうな声をなんとか押さえ込んで続ける。

「よし、今日のお風呂は三人で入ろうか」
「三人だと、流石に狭いと思われますが・・・」
「まぁええやんか、嬉しい事言ってくれたから、今日は皆の背中を流したる」

 はやては二人の背中を押して、お風呂場へ向かう。


「そ、それはともかく『新部隊』の方は上手く行きそうですか?」
「うん、きっと・・・きっと上手く行かせるよ」

 はやては力強く答えた。

851 あとがき :2010/01/23(土) 19:27:05 ID:UDh9NDFU
これで終わりです。
色々と完璧な部分が多い原作に何かしら意味付けをしたかった感じです。
初めはエロメインに書こうとしてたのが、いつの間にかシリアス風味に・・・。

投稿に関してですが、何か間違えてるところがあれば教えていただけるとありがたいです。

852 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 19:44:16 ID:UajHJpBM
ようこそ、そしてGJ。

最近では攻めはやてって珍しいような。
はやてエロは僕が喜ぶ。

853 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 21:25:04 ID:mAEsHatU
俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!(ダレダヨ

じっくり堪能させてもらいました。
はやてがエロいのは大好物です。えっちなことに興味津々になる女の子はツボだたよ。GJ!


さて、はやユノでも書くか……

854 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 21:27:41 ID:ceC51M46
おいでませエロパロスレ。そして投下乙&GJ
何となくだが、グリフィス君逃げてと言っておくぜw
攻めはやてが珍しいって言うか、はやてメインのエロ展開自体が(ry

投稿に関して、先に宣言しておくと便利なのは、
・主要キャラ
・ジャンル
・作品タイトル
くらいです。これは大丈夫でしたね
あとは、任意ですがコテを付けると保管庫司書殿の作業が少し楽になるかも知れない

855 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 22:08:01 ID:iQQkHs8A
魔窟……じゃなかった、ようこそ楽園へ!
私たちエロパロ住民、通称変態……じゃなかった、紳士一同、心から歓迎するよ!

ってか、はやてエロ良いね、はやてエロ!
三人娘の中でも突出してエロ少ないので、投下あると嬉しいです。
しかも受けではなく攻め攻めだしね!
GJでした、次回投下などありましたらお待ちしておりやんす。

856 847=ヨコハマ :2010/01/23(土) 22:49:39 ID:UDh9NDFU
感想ありがとうございます。
とりあえず大きな投稿ミスもなかったようで、一安心です。
コテはあった方が良いみたいなので「ヨコハマ」ということで。

エロメインで書いていくと思うので、投下の時にはよろしくお願いします。

857 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 23:01:50 ID:lZoqgNk.
雑誌で映画版の紹介見て思った
ふざけんな。レズ厨に媚売るのも大概にしろや原作者とスタッフと田村と水樹は首吊れ
どんなキャラでもあんな扱いするのは演じる側や製作側がやって良い事じゃない さっさと業界から出てけ

言葉が汚いとかROMれと言われるかもしれないけど
ここにいるみんながホントの意味でリリカルなのはのファンだと信じて敢えて言う
あれでいいのか?あんなのを許していいのか?

ユーノとかクロノとかエリオとか、一部キャラの扱いがいいかげん酷過ぎるのに我慢の限界だよ、俺は
1人の人間が書く漫画ならまだいい。ゲームは買う人間の責任もあるだろう
けど、公共の電波に乗せる作品で、ましてや映画なんて大きな舞台をやってる連中があんなのなんて許していいのか?

858 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 23:04:09 ID:kj4vIl6.
ROMってろ

859 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 23:04:33 ID:UajHJpBM
>>雑誌で映画版の紹介見て思った

肝心の映画見てねーじゃねえかッwww

860 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 23:23:45 ID:OaX81/B.
ハハハ、劇場版で見せ場カットとか、ゲームの出番が、とか万代書店でひとりだけフィギュアが余ってるとか
そういう不満は創作にぶつければ良いのだよ
オトコノコ好きは常に居る。魅せてみろッ!

861 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 23:44:37 ID:O49O26No
>857
必死過ぎてきめえwwww

862 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 23:53:34 ID:YA6tgpWo
最後の2人は仕事なんだから無罪だと思うけどなぁ。
まあ、ないなら書こうが俺らの武器だ。

863 名無しさん@魔法少女 :2010/01/23(土) 23:56:29 ID:Zy1fE00k
>>856
乙。エロはやてちゃんがサクサク読めてよかった

864 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 00:22:20 ID:mph0F4oc
>>857
でかい釣り針だなw

865 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 01:13:25 ID:Dx/4IDGY
>原作者とスタッフと田村と水樹
それが嫌ならなのは自体みなきゃいいじゃん。

866 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 01:30:51 ID:KHFgFnzM
スルーしようよ・・・

867 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 02:33:46 ID:5TCb9M0Y
劇場版といえばプレシアさんのエロってあんまりないね
熟女のセクシーオーラむんむんなエロスを読んでみたい(*´д`*)ハァハァ

868 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 06:13:23 ID:ihgAmTlo
>プレシア
手頃な相手がいないってのがでかい。
ナンバーズだって昔はスカとゼスト以外相手がいないんで全然エロが無くて、
ソープナンバーズで相手を無作為に選べるようになったあたりからようやくエロが増えてきた。
リニスと百合とかフェイトを陵辱とかネタは浮かぶが、そういうのは書き手を選ぶし。

869 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 07:17:29 ID:iMm2sQHM
そこで、アリシアの生まれるときの甘ラブなエロスですよ。
うん、いろんな意味で良いネタだ

870 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 08:38:18 ID:Wb1ojp1g
プレシアさんみたいな熟女もいいが、マテリアル三人娘のフレッシュさもよござんす
誕生から数分
へたすりゃ数秒
世のペドたちが黙ってねぇ

871 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 11:12:38 ID:cRv5sAHo
>>857はコピペになって色んなスレに貼られる
俺の占いは当たる

872 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 11:27:54 ID:KHFgFnzM
とりあえず、雷光さんは愛すべきAHOのボクっ娘
星光さんは潔い闘争本能の発現
王は・・・まだ会ってない

873 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 12:10:41 ID:TZG66dko
PSP持ってない俺は負け組か。

874 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 13:06:00 ID:Si8YVfXA
なんとなく思ったことだけど、もしフェイトが雷光みたいな性格で暗い背景とかなかったら、普通の魔法少女物っぽくなるよな

875 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 14:06:40 ID:5cSnrvW6
「すごく重い」(撮影用バルディッシュのレプリカを持ったエリオ談。「実際はもっと重いよ」とフェイトは言ってる)大鎌型マジカルステッキでガチ近接戦闘と、
黒がメインカラーで、露出度はMAXなコスチュームである限り、それはリリカルなカテゴリーだと思う

876 イクスピアリ :2010/01/24(日) 15:35:30 ID:FLSvzMIM
以前saga方を初カキコでミスった私です

なのポのシャマル編クリアして妄想したのがなのは編ラスト後(とあるCG出るあのシーン)に高町家にお泊まりするフェイト
なのはとフェイトがなのはの自室で一緒に寝ようと布団をめくったら襲撃者がいて「なのはお姉さま!」とか言い始めて大混乱
原因がSLBと知ったフェイトが意気投合
なのフェイフェイ(襲撃者)が成立

なんてSSが浮かんだ
エロと非エロどっちにも派生できそうだが……


誰かが読みたいなら頑張ってもうちょい練ってみる

877 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 16:34:05 ID:Xtv7Bom6
僕っ子アホの子雷刃たんはゲームのみにしておくには惜しいキャラだよなw
アニメに出したら欝展開の重い空気を吹っ飛ばす…誰かに似ていると思ったら00のコーラさんかww

878 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 18:33:12 ID:H5o.73ho
>>876
さぁ早くSSを書く作業に戻るんだ

879 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 18:51:59 ID:kR7/OmNg
>>877
コーwwwwwwwラwwwwwwwwww雷光ってそんな奴なのかwww
ゲーム持ってるけどシグナムとリインの最初の方しかやってないから知らん
あとリインルートきつすぎ
なのはのマテリアル戦で積んだ

880 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 18:54:48 ID:TZG66dko
これは、買わねばならないのか。
マテリアルの性格を掴むためにも。

具体的にはフェイトと雷光でクロノの取り合いをさせるためにも。

881 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 19:39:07 ID:6ny/S3rc
劇場版「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st」公開初日の舞台挨拶で、水樹奈々さんと田村ゆかりさんはこんな事を言ってました。

フェイト・テスタロッサ役、水樹奈々さん:
「(前略)テレビシリーズではずっとなのはとラブラブモードを演じることが多くなったので、久しぶりになのはとの距離を感じることになって“ハーッ”なんて思っていたんですけど、ここが始まりです。二人のなれそめのラブストーリーを、二人の出会いをぜひとも楽しんでいただければと思います」

高町なのは役、田村ゆかりさん:
「今、二人の距離とおっしゃっていましたが、なのははずーっとフェイトちゃんが好きだったんだよ。そんななのはの片思いストーリー、たまに変態のフェレットにちょっかいを出されますが、最後には思いが成就します(笑)。(後略)」

この二人はどうしてそこまで、なのはとフェイトを百合カプって事にしておきたいのでしょう?
なのははそんなアニメじゃないのに・・・。
これはリップサービスだろって思うかも知れませんが、はっきり言ってそれで喜ぶのは百合廚だけです。
何よりなのはの中の人である、ゆかりさんがユーノを邪魔者扱いした上に変態呼ばわりしたのが、とてもショックで悲しい気持ちになりました。
みなさんはどう思いますか?

882 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 19:41:20 ID:67mBpmV2
ゲーム楽しそうだなww
こりゃ買うしかねぇ

883 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 20:04:09 ID:kR7/OmNg
>>881
はいはいNGNG

884 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 20:14:40 ID:1bfGUJuc
そんな事よりマテリアルズの(性的な)有効活用方でも考えようze!
独断専行で飛び出したリインがとっ捕まって、とかどうだろう?
はやてに成りすましてヴォルケンズを籠絡しようとする王とか、
フェイトに成りすましたもののクロノに掘られる雷光とかネタにはできそうだが・・・

星光さんだけはネタが出てきません。ナンデ?

885 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 20:20:46 ID:ycliV9oU
>>881
(後略)=
皆さん、そういう(感じで)よこしまな目で見てもいいですけど、それは3回目からにしてほしいですね。
お話に出てくる人と人とのつながりっていうのをすごく考えさせられますので、上映が終わった頃には隣の方と肩を組んでサ○イとかを歌ってください。

>>884
雷光に成りすましとか無理だろw
一瞬でバレるわw

886 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 20:31:28 ID:TZG66dko
>>885
だから、掘られるんだろう。
最終的にはクロノの1人勝ちさw

>>884
無限書庫で働いてユーノを籠絡しようとするとか?
なのはが管理局の仕事をしている間、パーマンのコピーロボットみたいに通学しているけど、
学校で男の子相手に好き放題やるとか?

887 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 20:37:56 ID:Wb1ojp1g
>>>>884
L(ふふふ、まんまとフェイト・テスタロッサとすり替わってやったぞ。これでもうマテリアルDに「塵芥」とかマテリアルSに「貴方には何も期待しておりません」って言われなくなるよ!)
アルフ「フェイト、これフェイトのケーキじゃないよね?」
L「え、う、うん僕のじゃないよ」
リンディ(僕…)
エイミィ(僕…)
アルフ(僕…)
クロノ「フェイト、ちょっと僕の部屋に来てくれるかい?」

888 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 20:44:57 ID:1bfGUJuc
>>887
GJだ兄弟。私の脳内も概ねそんな感じだ

L(管理局の魔導師・・・こいつを籠絡しておけば、闇の復活は近い!)
「クロノ兄ちゃん!僕と一緒にお風呂入ろうよ!!背中とか、流して欲しいな!!」
クロノ「・・・あぁ、良いぞ。背中と言わずじっくり隅々まで洗ってやろう」

そして帰宅したフェイト(本物)が見たものは!

889 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 20:50:50 ID:Xtv7Bom6
蕩けきった表情でクロノにおねだりする雷刃ですね、わかりますw

星光さんだと普通に高町家に馴染んでそうで困る

890 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 21:11:53 ID:sE1e1bnY
星光さんは魔法版恭也兄さんっぽいなぁ

891 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 21:28:47 ID:zmsPqRH.
このスレの住人で映画に行った人は?
なにかSSのネタになりそうなのは転がってなかったかな?

892 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 22:11:04 ID:DvWVOeeM
>>888
尻だな

893 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 22:33:24 ID:xvOfmP6c
>>891
一期から新房臭とギャグシーンを抜いて2時間でまとめました。以上

894 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 22:51:44 ID:UMutR.uw
>>888
こういうパターンかも知れない。
L(管理局の魔導士を籠絡して、闇の復活を手伝わせてやる!)
L「クロノ兄ちゃん、僕と一緒にお風呂に入ろうよ!! 背中の流しっことかしたな!」
マテリアルクロノ「年頃の女の子がウンヌン(以下1時間の説教コース)」

895 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 23:01:16 ID:rT/hhN/E
ちょっと独断で性格をまとめてみる
若干ネタばれ注意かも?

星光さん=「負けたが、この戦いができただけでも生まれてきた価値はあった」と言い切る男前。
     下手すると、生まれてから死ぬまで数分しかないのに。
     戦うことに理由は要らず、魂が叫ぶから戦う人。でも、わりと理知的。シグナムさん系?

夜天の王=力はあるけど、計略的でないというか、脇が甘い感じ?
     個人的には、王というより、姫な感じがある。
     時代劇で、権力をかさにしてやり放題だけど、土壇場で家臣に見捨てられたり裏切られる的なアレ。

雷光さん=説明不要のアホっ娘でありボクっ子。
     尻担当の大型新人。

896 名無しさん@魔法少女 :2010/01/24(日) 23:30:06 ID:TZG66dko
考えてみれば、ボーイッシュな娘はいてもボクっ娘は初登場だな。
期待の大型新人というか新参キラーというか。

しかし、マテリアル娘にも名前とか欲しいところだな。
この娘達はリリなの恒例、名前を呼んで(教えて)ができない。
自我に目覚めて成り代わりというのがオーソドックスな題材だろうか?

897 イクスピアリ :2010/01/25(月) 00:44:29 ID:bhucDbDc
>>896
そこはあれだよ
人の数だけ彼女たちの名前があるんだ、と思えばいいじゃないか


しかし以前790辺りにあった発売前の性格予想の王だけ掠ってたね




SSはもうちょい待って
サイトの更新もあるからなかなか時間が……




おまけSS

雷刃「スゴいぞ!強いぞ!カッコいい!」

なの「……(チラッと期待に満ちた目で見る)」

フェイ「……(顔を真っ赤にしながらバルディッシュを構える)」

フェイ「す、スゴいぞ!強いぞ!カッコいい!」
雷刃「スゴいぞ!強いぞ!カッコいい!」

フェイ「スゴいぞ!強いぞ!カッコいい!(ヤケになって振り回す)」

なの「……(o^-')b」

898 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 01:31:24 ID:es5KyTIQ
>>893
小説版の中身を映像化もプラスだな
アリシアの「妹よこせ!」も新規

899 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 02:08:33 ID:CiCHh/TM
>>897 作品投下する時以外はコテを外しておいた方がいいかと思われ。

900 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 04:57:41 ID:qTTcQ.xg
最近気づいたけどクロノってマザコンでシスコンでロリコン?だよな
どっかの赤くて三倍の人みたいだ

901 イクスピアリ :2010/01/25(月) 07:07:07 ID:bhucDbDc
注意感謝
以後気をつけます

なのポのシャマル編ステージ2繰り返して雷刃たんを堪能してる
雷刃たん可愛いよ雷刃たん

902 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 07:23:26 ID:DY7KYLBw
親子丼も母娘丼も新たに妹影丼も余裕の執務官様です
本編じゃカタブツ言われてるけどそれは世を欺く仮の姿

903 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 07:36:18 ID:rf9JCwwc
じつはゲームには「偽フェイト」と「雷刃たん」の2人が存在するから、フェイト三人衆を相手にするのも可能カモネー
偽フェイト→性格はフェイトそのもの。ただし、初期のほうの不安定なな精神状態のときのフェイトのコピーなので、
精神状態は常にネガティブ。失ったときの事を考えて、幸せを怖がる。

904 522 :2010/01/25(月) 21:29:06 ID:n/WgRjzs
522です。
拙作の『ガンバレ女の子』の後日談でシグナムを弄りたくて書きました。
タイトルは「続・ガンバレ女の子」です。

905 続・ガンバレ女の子(1/9) :2010/01/25(月) 21:29:54 ID:n/WgRjzs
広大な次空を監視する局内とはいえ、事件さえ起こっていなければ基本的に平穏そのもの。
ちょっと廊下を歩いていれば井戸端会議の如く世間話や噂話に花を咲かせる女性たちがちらほらと。

「ねえねえ聞いた? ほら、エリオ三等陸士のこと」
「知ってる! 同じチームのスバル・ナカジマさんといい雰囲気なんだって」
「えー、エリオくんにはキャロちゃんがいるじゃない。 あの初々しさがよかったのに……もしかして三角関係?」
「そうでもなさそうなんだよね……いっつも3人でいるし。 ひょっとしたらエリオくんって甲斐性あるのかも」
「うんうん。 なんたってあのフェイト執務官の秘蔵っ子だからね」

特に好いた惚れたの話には敏感で常に最新の情報が入り乱れて局内をあっという間に駆け巡る。
―――が、しかしである。
その女性陣ですら裸足で逃げ出す逸話もこの局内には存在する。
カツンと廊下を鳴らす靴の音に女性陣が恐れおののく。
海を割るモーゼの如く女性陣を両壁に貼り付かせ、ど真ん中を歩く人こそがライトニング小隊の副隊長シグナム二等空尉である。
某世界の北欧神話を地で行く騒動を引き起こし、未だ爪痕を残すこの局内でこの話は禁忌とされ今に至る。
ちなみに彼女の保護者である八神はやてはその後始末に追われて本局へ出頭中だ。
死人が出なかったのだけは不幸中の幸いである♨

906 続・ガンバレ女の子(2/9) :2010/01/25(月) 21:32:10 ID:n/WgRjzs
「ヴァイスがあんな不誠実な男とは思わなかったぞ!」

酒の席でシグナムが早速愚痴をこぼした。
普段は寡黙な彼女だが相当鬱憤が溜まっているらしい。
けどそれに付き合わされるヴィータとシャマルはウンザリしていた。

「聞いているのかヴィータ!」
「……聞いてるって」

しかしこう何度も何度も絡まれてはせっかくの酒もがまずくなるというもの。
散々愚痴を聞かされてきたヴィータは沸点が低くなっていて、さらには酒の勢いも手伝って今度は逆に絡み始めた。

「だいたいヴァイスが浮気したのはおまえにも原因があるんじゃねぇのか?」
「なッ……私にか!?」
「そうだ。 おまえがヴァイスを満足させていれば浮気なんてしねーって」
「そっかぁ。 ヴァイス君もシグナムとできないことを彼女にお願いしていたのかも」

シャマルに痛いところを突かれてシグナムが凹む。
言われてみれば色々と心当たりがあるからなおさらだ。

「そもそもおまえとヴァイスってあっちの方はどうなんだ?」
「あ、あっちの方……?」

やけに抽象的な物言いだが突っ込まれたシグナムが途端に言葉を詰まらせる。

「……ガキじゃないんだからやることはやってるんだよな?」
「そ、それは……もちろん……」

先ほどまでの勢いはどこへやら、やけにしおらしくなるシグナム。
めでたくヴァイスと結ばれてからの度重なる逢瀬を思い出して頬を赤らめるところはまさに女の子である。
滅多に見られない仲間の一面にシャマルが面白がってさらにツッコミを入れる。

907 続・ガンバレ女の子(3/9) :2010/01/25(月) 21:33:02 ID:n/WgRjzs
「じゃあ二人はどんなふうにエッチしてたのかな?」
「どどど、ど、どんなふうって……そ、そこまで聞かなくてもいいだろう!」
「えーーー、ここは重要だよ。 ヴァイス君がシグナムのどこに不満があったのかわからないでしょ?」

ヴィータも同じ考えらしくうんうん頷いている。
当のシグナムも自分のどこに不満があったのかは知りたいようで、3人の中では一番大きな身体を縮みこませてボソボソと口を開く。

「それはその……ふ、普通に……」

どこまでが普通なのかはわからないが初々しいシグナムの反応が逆にイラっとくるヴィータ。

「だから普通ってなんだよ!」
「ふ、普通は普通だ!」
「もしかしてやるときは部屋を暗くしないとできないとかぬかすんじゃないだろうな! ヴァイスのちoこをしゃぶったりそのムダにでかいおっぱいで挟んだりしてないのか、ああ゛!?」
「んなッ!?」

具体的な行為を言われて真っ赤になって戸惑うシグナム。
特におっぱいのくだりにはなんとなくだが悪意を持って聞かれているようにも思える。

「そそそそそ、そんなことできるか!」
「はぁ……ったく、そんなんじゃヴァイスが浮気すんのも仕方がねぇな」
「ど、どういう意味だ!」
「ガキじゃあるまいし、今どきフェラとかパイズリくらい普通だろ普通」

908 続・ガンバレ女の子(4/9) :2010/01/25(月) 21:34:22 ID:n/WgRjzs
ヴィータに言わせるとシグナムがしてきたエッチはオママゴトかそれ以下で、よくヴァイスが我慢してきたなと感心するくらいの純粋培養さである。
ためしにとヴィータが舌を出してアレを舐めるフリをしただけで撃沈してしまうくらいライトニング小隊の副隊長様はピュアだった。

「で、では聞くがヴィータ、おまえはしているのか?」
「当然だろ」

パイズリができるかどうかの是非は問わないがとにかくすごい自信で、ふふんと小さな胸を張って即答する彼氏持ちのヴィータ。
ちなみに相手がロリコンであるのは局内では割りと有名である。
こうしてヴィータ>シグナムな構図になってきた―――と思いきや、意外な伏兵がここぞとばかりに横槍を入れてきた。

「そうよねぇ、この前なんか局内でシテたもんね」
「なッ……なんで知ってるんだよ!」
「ヴィータちゃんのところは本当にお盛んなんだから」

どこぞのヤリ手バ×ァみたいにおほほほとシャマルが笑う。

「でもね、局内でするときは注意しないとダメよ。 みんなに気づかれないように結界を張るの大変だったんだから」
「そ、そうか……大丈夫だと思ったんだけどな」

さすがに局内で性行為に及んでいるのがバレたら始末書では済まされないのはヴィータもわかっていた。
けど彼氏がどうしてもとお願いしてくるものだから行為に及んだらしく、しかも思っていた以上に良くて周りが見えてなかったようだ。
そして話はまだまだ続く。

「でも『お兄ちゃんプレイ』には私も驚いたなぁ」
「ちょ、シャマル……」
「あのヴィータちゃんが『お兄ちゃん』って言いながら甘えるところなんて私も初めて見たわ」

あれを見たのかとヴィータは戦慄して頬を引き攣らせる。
自分でも似合わないとわかっていてもいざやってみると彼氏が思いのほか悦ぶからやらないわけにもいかない。
それにやらないときとは勢いも量も段違いで通常の3倍はあろうかと。
だから最近では自ら進んでやっているのだ。

909 続・ガンバレ女の子(5/9) :2010/01/25(月) 21:36:09 ID:n/WgRjzs
「べ、別にいいだろ! それにシャマル、おまえだって医務室にくる男どもを手当たり次第に食ってん知ってんだぜ!」
「あら、あれは治療なのよ?」

悪びれもせず、あくまで治療行為と言い張るシャマル。
なんでも局員(男性のみ)の健康を守るために一肌脱いでいるらしい。
時には一肌どころか全裸になって、またある時には一肌も脱がずに行為に及ぶこともあるという。

「あれが治療かぁ? なんかフラフラになって出てきたのを何度か見たことあるぜ」
「う〜ん、ちゃんと薬を処方してあげてるのにヘンねぇ」
「なんの薬だよ。 5・6人がやつれて出てきたときなんかゾッとしたぞ……どんだけ搾り取ったんだか」

八百比丘尼よろしくいつまでも若々しくてお肌がツヤツヤなのは男の精気を吸い取っているとかいないとか。
しかしそんな噂がまことしやかに流れても医務室のドアを叩く男性局員の姿は後を絶たないらしい。
二人の話が続く中、シグナムだけがついていけずにポツンと蚊帳の外。
あまりにも違いすぎる仲間の性生活にカルチャーショックを受けていたとき、ふとシャマルが中座してその場が一段落する。

「……お、おまえたちってすごいんだな。 その、あっちの方は……」
「そうか? もっとすごいヤツもいるぞ。 例えば―――」
「い、いや、言わなくていい……」
「そうか? 結構身近なヤツなんだけどな」

んーっと天井を眺めてそのすごいヤツのことを思い出すヴィータ。
人外魔境と化した局内も去ることながら遥か遠い存在になってしまった同僚にシグナムは畏怖すら感じていた。

「それよりもシグナム、おまえの方だ!」
「わ、私か?」
「ああ、いつまでもこのままってわけにはいかないだろ。 ヴァイスと続ける気はあるのか、それとも別れるのか……どっちなんだ?」

シグナムはいきなり二択を迫られ言葉に詰まる。
そもそも浮気をしたヴァイスへの怒りはあっても別れるという選択肢はなかった。
何しろ初めて(*^^*)の相手でもあるし、男と女の関係には疎いからそこまで頭が回っていないのが本当のところ。
けどよくよく考えてみると世間の常識では十分有り得るのだ。

910 続・ガンバレ女の子(6/9) :2010/01/25(月) 21:37:49 ID:n/WgRjzs
「男はあいつだけじゃないんだ。 もっといい男がいるかもしれねーぞ」

もしかするとヴァイスよりも誠実な男がいるかもしれない―――という考えがシグナムの頭によぎる。
だがそれも一瞬のこと。
不埒な考えを振り払って自分を恥じるほど彼女は一途だった。

「……ダメだ。 やはり私にはあいつ以外に考えられない」
「じゃあヴァイスを満足させるしかないな」
「ど、どうすれば……」
「決まってんだろ? おまえがあいつの欲求不満を解消させんのさ。 色々やりたいことあるみたいだしな」

ニヤリと笑うヴィータを前にしてシグナムはやはりそこに至るのかと盛大に凹む。
何しろヴァイスは青姦でコスプレ擬似レイプまでやらかす猛者で、躊躇せざるを得ない。
初心者のシグナムにとってそれはハードルが高すぎた。

「しかしだな、私はおまえたちと違って、な……何も知らないんだぞ」
「だよな。 教えてやってもいいんだけどヴァイスが自分の手で仕込むって手もあるからな……」
「わ、私が、ヴァイスに……?」

イメージとして先日のご乱交を思い出してティアナと自分を置き換えてみる。
猿轡をさせられて騎士甲冑服姿のまま尋問プレイを強要される自分―――

「できるかそんなこと!!」
「できるかじゃねえ! やるんだよ!」
「そうよシグナム。 諦めたらそこで試合終了だよ」

ここでようやく戻ってきたシャマルが頭に血が上った二人を宥める。
シグナムの隣に座って菩薩のような笑顔を向けると不思議と荒廃した心が落ち着く。
戦士タイプの二人にはなんだかんだ言っても空気を和ませるシャマルのような人間はありがたいのだ。

911 続・ガンバレ女の子(7/9) :2010/01/25(月) 21:39:19 ID:n/WgRjzs
「ん? ゴミがついてるぞ、シャマル」

ふと目に付いた糸くずをシグナムが取ってあげる。
管理局のスゴ腕とはいえ女性なのだから身嗜みには気を遣う。
特にシャマルは医務官として局内に勤めているから常に清潔にしなければならないのだ。
が、しかし―――

「……………………………………」

取ってあげた糸くずをじっと見つめるシグナム。
なぜだか見覚えがある―――と思ったら恥ずかしい毛だった。

「なんだこれはあああ!!!」
「はぁ、やっぱり食ってきたのかよ……」
「やっぱりってなんだ! 知っているのかヴィータ!?」
「だから男を食ってきたんだよ。 シャマルの好きそうなヤツがいたからな」
「こ、ここは店の中なんだぞ……」

よく見ると毛の色がシグナムともヴィータともシャマルとも違うため、火を見るよりも明らかだった。
シャマルはシャマルで「バレた?」と悪びれもせずに笑顔のまま。
自分とはあまりにも違いすぎる意識の差にシグナムは「ひょっとして私の方がダメなのか?」とさえ思うようになってきたのはもはや重症だった。

「でも今は私よりもシグナムよね」
「ああ。 ヴァイスの望みを叶えてやるためにもここは一肌脱いでやらないとな」

シャマルの吐く息がなんとなくイカくさく、ロリコン彼氏に開発されたヴィータがSっ気たっぷりな笑みを浮かべる。
シグナムは少女のように恐れおののく。
古代ベルカ総合AA+と古代ベルカ空戦AAA+の魔導師に挟まれては、いかな古代ベルカ空戦S−とはいえ逃げ場などありはしないのだ。

「ちょ、ちょっと待て二人とも……私はまだやるとは―――」

まだ何も知らないシグナムが二人の手で穢されていく……

912 続・ガンバレ女の子(8/9) :2010/01/25(月) 21:40:26 ID:n/WgRjzs
「俺だって最初は断ったんだよぉ……」

暗い夜道を歩く男が二人。
ヴァイス・グランセニックとグリフィス・ロウランの意外な組み合わせである。
どうしてこうなったのかというと、たまたま落ち込んでいるヴァイスにグリフィスが声をかけたのが運の尽き。
酒の席で愚痴を聞かされただけでなくベロベロに酔っ払ったヴァイスを家まで送り届けている途中だった。

「自業自得だ」

本当にその通りである。
断っていたのならどうしてこうなったのだと何度も問い質した。
しかしあの惨状を見てしまっては捨て置くこともできず、二人の再構築に力を貸そうとしていたのだ。
まあ謝ること以外できないのだが。

「ほら、家に着いたぞ」

ほどなくしてヴァイスの自宅に到着する二人。
後はベッドに放り込めば任務終了というところで事態は急展開。
自分も酔っているのか、ドアを開けたところで幻覚が見えた。

913 続・ガンバレ女の子(9/9) :2010/01/25(月) 21:44:25 ID:n/WgRjzs
「お……お帰りなさいませ、ご主人さ―――ま゛!?」

そこには烈火の将と敵だけでなく最近では味方にまで恐れられるようになったライトニング小隊の副隊長シグナム二等空尉がいた。
問題はその姿で、普段の凛々しい出で立ちとは遠く離れたイメージのメイド姿。
特におっぱい魔人と謳われる所以のおっぱいがはち切れるかと思えるほど胸元が開いたデザイン。
さらには頭に天使の輪っかと背中に羽までついているステキな衣装だから「誰?」と思わずにはいられない。

「グ、グリフィス……なぜ貴様がここに……」

幻覚かと思えるシグナムが血を吐くような声で、わなわな震えながら下から上へみるみる顔が赤くなる。
常人ならば停止した思考回路できっと幻でも見たのだろうと思うのだが、そこは八神はやてが本局へ出頭中のため留守居役を勤める機動六課部隊長補佐。
すばやく頭が回転してビシッと直立不動の姿で敬礼する。

「ヴァイス・グランセニック陸曹を連れてきました。 引継ぎ、よろしくお願い致します」
「ああ……ご苦労」

毅然とした態度を見せるグリフィスにつられてシグナムも敬礼で返す。
大人の対応で、メイド姿なのは気にしない。
自分は何も見ていないし聞いてもいないとグリフィスは頭の中で繰り返し、呆然とするヴァイスを引き渡してさっさと回れ右をする。

「それでは自分はこれで失礼します」
「ちょ、ちょっと待てグリフィス! こここ、これはだな……」
「なんでしょうかシグナム副隊長。 自分は何も見ていませんが?」
「だから違うんだ! 頼むからそんな笑顔で見るのはやめてくれええぇぇぇえええぇぇえ!」

その夜、ヴァイス宅から身を切り裂くほど哀しい女の叫び声が聞こえたという。
翌日―――

「あれ、シグナムまだ来とらんの? ヴィータ、シャマル、何か知っとる?」
「な、何も聞いてない……」
「わ、私もぉ……」

―――END

914 522 :2010/01/25(月) 21:45:30 ID:n/WgRjzs
以上です。
ほとんど勢いで書いたものですがありがとうございました。

915 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 21:47:39 ID:59i4SsHM
リアルタイムで久しぶりに読んだぜGJ。

何やってんすか、烈火の将wwwww

……あ。ちょっと腹具合悪いみたいなんで、医務室行ってきます。
今晩、シャマル先生の宿直でしたよね?

916 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 22:11:31 ID:0G1DhfgE
GJ。GJだぜ兄弟

だがしかし、だがしかしだ
ここで終わりじゃねぇでしょう?これで終わりはねぇでしょう?

エロテンカイマダー?

917 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 23:33:13 ID:TVlWxiQM
乙、猥談いいよ猥談。
どのキャラに目を向けても良い展開で続きそうな話だ。
しかし局内でお兄ちゃん・・・何その脳髄がとろけそうなプレイ。
俺と代われ。

918 名無しさん@魔法少女 :2010/01/25(月) 23:43:06 ID:7GsTleRM
ヴィータの「お兄ちゃんプレイ」が見たい!

919 名無しさん@魔法少女 :2010/01/26(火) 00:22:54 ID:.bISv/Ss
GJ!

なんというシャマルさんのビッチぶりwww
でも良いよ、エロ可愛いから!
んで、ヴィータが一体どんな男と付き合って、どんなプレイをしてるか実に気になるwww
良いカオスでした。

しかし、このウブなシグナム姐さんは可愛いなぁwww

920 名無しさん@魔法少女 :2010/01/26(火) 01:38:04 ID:Dh11Q0wk
確かにキャラ被ってるよなぁ、あの聖人さん。

つまり、どっちも大好きだ

921 名無しさん@魔法少女 :2010/01/26(火) 09:43:46 ID:lLa0EIT2
>>914
いやいやGJ!
面白かった。ここまできたら、ヴィータ編もぜひ書いてほしいわw

922 名無しさん@魔法少女 :2010/01/26(火) 18:35:06 ID:S3cH7yM.
マテリアルD「うぬを闇の末席に加えてやろう」
マテリアルL「え、いいよ。僕ひとりで災いを振りまくんだ」
マテリアルD「王の言葉ぞ!」
マテリアルD「は、はい!」
マテリアルD「うむ苦しゅうない」
マテリアルD「そ、それで僕はどうすればいいの?」
マテリアルD「闇の書の闇の復活は無論だが、我の威光をあまねく示すのだ」
マテリアルD「分かったよ、じゃあ行ってきます」
マテリアルS「……むなしくないですか?」
マテリアルD「あ、う、うぬを闇の末席に加えてやろう!」
マテリアルS「いやですよ」
マテリアルD「塵芥!塵芥!塵芥!塵芥!うぇ〜ん!」

923 サイヒ :2010/01/26(火) 19:57:13 ID:YARNpUpE
「クロノ」「尻」という言葉が連発されてるのに反応して半年振りにやってきました。

久々の投下は、ユーなの・クロフェ・ゲンはやが山もオチも特になくいちゃつく話。
全体的に微エロ。

924 その冬の日 :2010/01/26(火) 19:58:02 ID:YARNpUpE
 その冬の日、無限書庫の空調設備が壊れた。



「…………寒い…………寒い…………寒い…………寒い…………とにかく寒い」

 ぶっ壊れたテープレコーダーのようにぼそぼそ同じ単語を呟きながら、ユーノはいつもの三倍増しの速度で仕事
をこなしていた。
 朝からずっと部屋の中にご滞在中の寒気は、身が切られるほど厳しい寒さというわけではないが、しんしんとし
て重たく、皮膚から染みこみ骨にまで至ろうとしている。
 特にキーを打つため防寒のしようがない指先は、ぴりぴりとした痒さを感じつつあった。

「しもやけ、覚悟しといた方がいいかな……」

 あと、腹の回りにべたべた貼りつけたホッカイロによる低音火傷。
 とにかく一刻も早くこのシベリアもどきな書庫を出なければ、とかじかんだ指を必死で動かすユーノ。
 そこへ、まったく予期していなかった訪問者がやってきた。

「ユーノ君、寒いのにお仕事ご苦労様」
「なのは?」

 恋人の到来に、一瞬だけ寒さと帰宅への渇望を忘れてユーノは手を止めた。
 なのはの格好は教導官服ではなく私服。手にはバッグと魔法瓶を持っている。

「フェイトちゃんとメールしてたら無限書庫が大変なことになってるって聞いたから、差し入れ持ってきたの。ユー
ノ君達が帰っちゃったら意味ないから急いで、あんまり手の込んだ物は作れなかったけど……」

 言いながらなのはは魔法瓶を開け湯気の立つ中身をカップに注ぎ、バッグからはラップに包まれた物を出した。

「こっちはコンソメスープで、これはおにぎり。炊き立てのに保温魔法かけてきたからあったかいよ」
「わざわざ持ってきてくれてありがとう。すごく嬉しいよ」
「そんなたいしたものじゃないけど……。おにぎりは中身梅干のしかないし」

 寒中炊き出しそのままな差し入れである。
 なのはが言った通り、おにぎりだけでなくスープもあまり手の込んだではなかった。匂いからしておそらくイン
スタント。申し訳程度に具として葱が入っているだけ。
 それでも今の凍えきったユーノにしてみれば、フルコースのようにありがたい食べ物だった。
 口にしたスープは、冷たくなった唇には火傷しそうなぐらい熱く感じられたが、身体を暖めたいという欲求が勝っ
た。あっという間に一杯飲み干してしまう。
 飲み込んだばかりの液体が、腹の中でじわりと広がり芯から身体が温まり、強張ったからだがほぐれる。涙腺ま
で緩んで思わず涙が流れかけた。
 恋人が魔王でも般若でもなく菩薩で女神に見え、ユーノの頭は自然と下がった。

「本当にありがとう」
「ユーノ君、そんな頭まで下げなくても」
「約束するよ。来月は絶対にデートを仕事ですっぽかさない。残業もできるだけしない。デートのお金も全部僕が
持つ」
「…………そんなに寒かったんだ」

 あまりの感動っぷりに若干引き気味のなのはが、二杯目を注いでくれる。渡してもらう時に、ユーノの手がなの
はの指に一瞬だけ絡んだ。
 ここで好きな男の子の手が触れたことに驚いたなのはがカップを落として大騒ぎ、などという段階はとっくの昔
に卒業しているので何もハプニングは起こらなかったが、ユーノが触れた部分をなのははしげしげと眺めていた。

925 名無しさん@魔法少女 :2010/01/26(火) 19:59:03 ID:YARNpUpE
「本当に寒かったんだね。手が氷みたいに冷たかったよ」

 視線を自分の手からユーノの手に移すなのは。その指先が伸びてきて、ユーノの手をカップごと包んだ。
 なのはの身体は、指の一本一本までも柔らかい。その柔らかい指先が、手の甲を軽く擦るように動く。
 ユーノの持つカップに入っているのは熱々のスープ。一方なのはの手は体温以上の温度になるわけがない。温かさ
なら手の内側の方が上のはずなのに、触れていたいのは外側だった。

「なかなかあったまらないね」
「うん、まあ、その……」

 ギャラリーがいないとはいえ、さすがにユーノも恥ずかしくなってくる。かといって手を引くには惜しい温かさが
ある。終了の言葉が胸と喉の間を行ったり来たりで、いつまで経っても口から出ない。
 どのへんで切り上げたものかと視線を天井にさまよわせているうち、なのはの指が手の甲から手首に進んできた。
軽く握られ、なのはの方へ引かれる。
 なんだか目つきが怪しいと思いつつ、引かれるままに片手をカップから外すユーノ。

「……こうしたら、もっと温まるかな」

 言うが早いが、なのははユーノの指を口元へ運んだ。
 凍えて縮んだ人差し指が、桜色の唇に食まれる。
 スープよりもはるかに熱い液体が、にちゃりと指に絡みついた。

「ちょっ!? なのはっ!?」

 さすがにユーノは狼狽した。
 なのに、指は意思に反してなのはの口から出せない。恋人の口内の温かさを感じたいとばかりに、頑として口から
動こうとしない。
 それを承諾の顕れと見たのか、なのはの舌が指全体を包んだ。
 唾液を摩り込むように、舌がぬるぬると動く。
 ちゅぷり、ぴちゃりと、淫卑な音が静かな司書長室に響いた。
 人差し指が終われば次は中指。その次は薬指。小指に行くかと思いきや、また人差し指に戻る。
 指がふやけそうだと感じた頃、動きが変わった。
 ずるりと指がすぼめた唇から引き出される。
 一泊呼吸を置いたなのはがちろりと唇を湿すと、中指を付け根から指先までたらりと舐め上げた。そのまま爪と皮
膚の間をくすぐるように舐め回す。
 明らかに、指を別のものに見立てた口技だった。
 愛撫される指先に体中の神経が集まっていく。舌のくぼみ一つに到るまで感じられそうなぐらい、指の感覚が尖っ
ていく。
 いつのまにか、ユーノは自分から指を動かしていた。積極的になのはの舌へ指を巻きつけ、唾液を掬いとる。なの
はも応えて、いっそう情熱的に舐め立ててくる。
 乾いた喉が、無意識で音を立て唾を飲み込んだ。
 もう寒さなど、どこかに吹き飛んでいる。代わって熱いものがどくどくと心臓から全身に流れ出していた。

「ん……ぷはぁ……」

 息苦しくなったのか、なのはが一度口を離す。その目元がわずかに潤んでおり、頬が上気していた。
 そういえば、ここ二週間ほどはスケジュールが合わずご無沙汰だった。正直、相当溜まっている。なのはもだろう。
 どの辺りからなのはがその気になったのかユーノには見当つかないが、少なくとも今は完全にその気になっている。
それは、ユーノも同じだった。
 まだ唇に残っている指を引く。引いた分だけ、自分の唇を近づけた。

「んんっ……ユーノ、くぅん…………あぁん……」

 唇をさらに深く合わせ唾液の甘さに酔いしれていきながらも、ユーノは一瞬だけマルチタスクを展開させる。
 今日の残してある仕事を明日以降に回した場合のスケジュール変更を三秒で完了。
 あとはもう、ひたすら眼の前にいる恋人のことだけをユーノは頭は考え続けた。

926 その冬の日 :2010/01/26(火) 19:59:54 ID:YARNpUpE
          ※



「…………高町教導官、ちっとも出てこないですね」
「いつものことだけど、独り者には目の毒だよなぁ」
「ほんと、あんまり見せつけないでほしいですよね、この間、書庫の片隅でキスしてるの目撃した時の気まずさっ
たら……」
「まだましだ。俺なんかうっかり本番の最中に部屋入りかけたんだぞ」
「もうちょっと自重してくんないかな……」



「いや無理だろ」

 耳に入ってくる独身組司書達の愚痴に、アルフは小声で突っ込みを入れた。
 あの司書長と教導官は、時たま倫理観というやつがすっぽり頭から抜け落ちる。このあたり、大人びているよ
うでも若くて青くて熱い。

「まあ、自重してほしいってのは同感だけど」

 最近会えていない恋人のことを思い出し、少々センチな気分になりながらアルフは帰り支度を始めた。
 なのはの差し入れはアルフ達の分もあったが、量そのものは多くない。健啖家のアルフは食ったらかえって腹
が減った。さっさと帰って大盛りのあったかいご飯とやけくそに熱い風呂でも堪能して寝よう、と決めてアルフ
は席を立つ。

『はぁはぁ……ユーノ君、もうここに泊まっちゃっていい?』
『うん、なのはの着替えも用意してあるから、この間みたいに朝になって大慌てってことはないよ』
『だったらベッドに行って四回目……しよ?』

 司書長室からかすかに聞こえてくる声を全力で無視し、アルフは家路へと向かった。

927 その冬の日 :2010/01/26(火) 20:00:37 ID:YARNpUpE
          ※



 その冬の日、ハラオウン家周辺で大規模かつ長時間の停電が起きた。



「…………だからってこれはどうなんだ?」

 クロノは呆れ半分、諦め半分の気分で呟いた。
 独り言だったのだが、身体の上から返事が返ってくる。

「だってお風呂にも入れないし電気毛布も使えないんだから、こうするのが一番あったかいよ」
「いや、だけど……」
「クロノはいつも、体調管理も仕事のうちって言ってるよね。風邪引いちゃったりしたらだめだよ?」
「だからといって……」

 言いたいことは色々あるのだが、間近で囁かれる恋人の甘い声と、胸板に押し当てられた柔らかくふくよかな感
触のせいで、喉の辺りで霧散しうまく言葉になって出てくれない。
 冬の夜は七時過ぎの今現在、自分のベッドにいるクロノが身につけているものは衣服ゼロ、布団数枚、あと体の
上にフェイト。
 有体に言ってしまえば、クロノとフェイトは布団の中で全裸でくっつきあっているのだった。
 発案者はフェイト。食事を済ませた後にクロノの部屋へ来て、寒い時に暖まるにはこれがいいと言い出し、反論
する暇も与えず有言実行してきたわけである。
 肉布団、などという卑俗な言葉が頭をよぎり、顔と下半身に余計血が回る。

「こうしてても、ちょっと隙間風入ってきて寒いね」

 クロノの興奮を知ってから知らずか、寒そうに身震いしながらフェイトはいっそう身をくっつけてきた。
 顔のすぐ近くにきたフェイトの肌の匂いが、クロノの鼻腔に届く。
 風呂に入れなかった、というフェイトの言葉を思い出された。一日を過ごしたまま清められなかった身体からは、
いつもよりはっきりと甘やかな香りが匂い立っている。
 触覚だけでなく嗅覚にも強烈な刺激を受け、クロノの分身はもはや臨戦態勢となっていた。

「んっ!?」
「どうかしたの?」
「いや、なんでも……ない」

 実は大いになんでもあった。
 フェイトがちょっと身体をずらした拍子に、下半身で元気になっているものがフェイトの尻の割れ目にぴったり
と押し当てられたのだ。
 息遣いに合わせてフェイトの身体がわずかに揺れると、当てられた柔らかい尻肉がクロノのものを刺激してくる。
 愛撫というにはささやか過ぎる上下運動。それでもフェイトの裸を見た時から興奮していたクロノの性器は、もっ
と先が欲しいとひくひく痙攣するように動いていた。このままだと無様に暴発する恐れすらある。

「やっぱりどうかしたんじゃないかな?」

 どこかいたずらっぽい声と共に、フェイトの腰が大きく揺らされた。

「…………っ!!」

 いきなりの刺激にクロノはなんとか声は抑えたものの、腰が跳ね上がるのは止められなかった。
 そういう反応を愉しそうに眺めているフェイトは、どう見ても分かっていてやっている。
 気恥ずかしさに視線を外そうと横を向けば、頬に手を当てられ正面を向かされた。

928 その冬の日 :2010/01/26(火) 20:01:29 ID:YARNpUpE
「クロノずいぶん恥ずかしがってるけど、停電してなくても結局こういうことしたはずだよね」

 くすり、と笑って、フェイトの唇から舌が伸びてきた。
 暗がりでも鮮やかに赤い舌が、ぺろりとまつ毛の上を舐めた。

「顔もずいぶん冷たいね」

 布団から出ていて冷えた顔を、フェイトの舌が溶かしていく。
 耳から頬。顎へと下って喉をくすぐり、逆の耳へと上っていく。丹念な舌遣い。なのに、唇にだけは絶対に触れ
ようとはしてくれない。
 ずっと当たりっぱなしだった胸も、軽く持ち上げられてしまう。硬くなり出した先端だけが、つんつんと胸をつ
ついてくる。
 上から下まで生殺し状態とされたクロノはもう言葉もなく、完全にまな板の上の鯉だった。

「ちゃんと言ってくれたら、キスもその先もしてあげるけど、どうする?」

 真紅の瞳が、クロノの瞳の奥まで覗き込んでくる。そこにあるのは、フェイトにしては珍しい嗜虐の色。
 今夜は最初から最後までフェイトに遊ばれそうな予感を覚えつつ、クロノは欲情のままに流されることにした。

「…………したい」
「誰と? なにを?」
「君と…………セックスしたい」
「うん、よく言えたね」

 母親が子供を褒めるように、頭が撫でられる。しかし口元には、母性とは真逆の妖しい笑みが浮かんでいる。男
を手の中に収めた女だけが浮かべる笑み。
 その笑顔のまま、貪るような口づけが落ちてきた。



          ※



『んん…………だめだよクロノ、あったかいミルクは口じゃなくてこっちにくれないと……』

『つぅ……! 本当に、君の中はいつも熱くてきついな』

『ねえクロノ、次はお尻に温かいのちょうだい……』



「寝れるかちくしょう!!」

 一声吼えて、アルフは被っていた毛布を跳ね上げた。
 いつも寝る時は人間姿なのだが、今日は少しでも暖を取るべく毛皮の分だけ防寒度の高い狼姿になっていた。
 それが仇になった。なにしろ狼の聴覚は十メートル先に針が落ちた音でも楽勝で拾える。いわんや隣の部屋で
行われている情事ボイスなど、それこそ大音量スピーカーの如く聞こえてしまう。
 そしてアルフのことなどすっかり忘れているらしい二人に、自重の気配は欠片も見られない。いつものことだ
が。
 期待していた風呂には入れず、食事もインスタントで済まされたアルフのいらいらは頂点に達しかけていた。

(とりあえず、フェイトへの文句とクロノへのヤキ入れは明日するとして…………今晩どこで寝よっかね)

 一晩中家族のギシアン声を聞かされるのも、人間姿で寒さに震えながら寝るのも嫌だ。もうどこか違う家へ避
難しようとアルフは決心した。

(でもリンディとエイミィは温泉旅行中でいないし、なのはとユーノは無限書庫外泊コースだし。他に行ける家は
…………あ、なぁんだ)

 はたと気がついたアルフは、ぽんと手を打つ。
 たとえこういう事態になってなかったとしても、行きたい家が一軒あった。

929 その冬の日 :2010/01/26(火) 20:02:33 ID:YARNpUpE
          ※



 その冬の日、八神家の暖房器具が軒並み壊れた。



「そういうわけで宿借りに来ましたー。いいですよね?」
「まあ、そういうことでなくてもいいけどな」

 玄関口で説明を終えたはやての背後をゲンヤは見回した。
 よほどのことが無い限り彼女の傍らにいるはずのヴォルケンリッターが、一人も見当たらない。

「シグナム達はどうした?」
「あー……あの子達は留守が無用心にならへんようにって、家に残っててくれてます」
「全員が、か」
「全員が、です」

 はやてのちょっと気まずそうな顔で、だいたいのところをゲンヤは察した。

(こういうことに気を利かせてくれる家族がいるってのはありがたいな)

 はやてだけではなく、ゲンヤにとってもありがたい。
 今度八神家に行く時は土産を持っていこうと思いながら、はやてを家にあげてやる。
 リビングではやてがお泊りセットを解いている間に、ゲンヤは台所へ向かった。

「コーヒーかココアかどっちがいい? ああ、ホットカルピスもいけるぞ」
「あのですねゲンヤさん、もう私は子供ちゃうんですから、あったまりたい時はアルコールを勧めるもんでしょ
う?」
「三佐だろうが酒飲めるようになっていようが、お前はまだ子供みたいなもんだろ」
「そんなことありませんて。こないだだって服屋の店員さんに、お客様にはこういう大人っぽい衣装が似合われ
ると思いますって言われましたよ」
「そりゃ売れ残りの服押しつけたかっただけだろう」
「むぅ……ゲンヤさんがいじめるー」
「だいたいな、好きな男の家へ来るのに一々理由がいる時点で子供だ」

 うぐっ、と言葉に詰まり、そのままはやては静かになった。

(……まあ、娘ぐらいの年頃の女に手を出してるあたり、俺もまだまだ子供だけどな)

 愛に年齢差など関係ない、などと唇が火傷しそうなことをほざけるわけではないし、ええ歳した大人のとるべ
き行動でなかったことは確実である。もっとも、後悔は微塵もしていないが。

(なんとなくあいつをからかいたくなるあたりも、そうかもな)

 後で多少は機嫌をとっておかねば、と思いながらゲンヤは冷蔵庫の中を見繕う。
 ここで本当にホットカルピスなど持って行ったら確実にむくれられるため、燗をつけても大丈夫な酒を手にし
た時だった。
 下半身に、なにやらごそごそと触れるものがある。視線を下ろせば、リビングにいたはずのはやてが膝をつい
てゲンヤのズボンに手をかけていた。

「……なにやってんだお前」
「子供にはできないこと、やろうとしてるとこです」

 見上げてくるはやての顔を見た瞬間、ゲンヤはいじくりすぎたことをおもいっきり後悔した。

930