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怪盗NARIKIRI

56PON:2022/05/21(土) 22:26:30 ID:mIrvj6aI
怪盗NARIKIRI(54)

管理室をやや離れた場所から監視する栗栖理奈と安達雅紀。理奈は別行動になった河合朱璃の動向を含めた周囲に警戒を巡らせ、雅紀は小型双眼鏡で管理室をチェックしていた。
『あれっ?』
『どうしたの?動きあった?』
『管理室の奥から、女性が出て来ました』
『ちょっと貸して』
『あ・・・』
雅紀の返答を待たず、双眼鏡をぶん取る理奈。手を伸ばした際に、ベアトップから覗く自分の乳房が腕に押し当たってグニュッと形を歪める光景が雅紀の視界にハッキリと飛び込んだことも全く気に留めていない。
『はぁ・・・』
雅紀は、深いため息をついてもう一つ双眼鏡をカバンの中から取り出した。
『あれって河合さんじゃない』
河合朱璃の名前は、名札を見て覚えている。だが、河合朱璃ならば赤城優乃と別れて別の場所へ向かったはずだ。あれからまだ戻って来ていないのだから、部屋の奥から現れるはずがない。
『私の直感、当たったようね』
『でも・・・まだ、どちらの河合さんが本物なのか判別出来てませんよ?』
『スカートの裾が短い方を怪しいと踏んだから、ここに残ったんじゃない。それに、あの膝上10センチはありそうなスカート・・・向こうに行った河合さんより明らかに短いわ。怪盗NARIKIRIは河合さんに変装をチェンジしたって言ってるようなものね』
『あぁ、言われてみればそうですね・・・』
『もう、しっかりしてよね』
理奈は、呆れた様子で肘で軽く小突く。二の腕にぶつかった柔らかな乳房がグニュッと形を変える様がチラッ見え、誰のせいで集中を削がれているのかと言いたくなる気持ちをグッと堪える雅紀だ。
『それで、何を話してるっぽい?』
軽く胸を抱えたポーズの朱璃は、艶かしい光沢を帯びた肌色ストッキング脚を交差させながら、男性係員と何か言葉を交わしている。美しいボディラインと美貌を兼ね備えるあの女性係員が怪盗NARIKIRIの変装だと察知したからこそ、さり気なく胸や股間に触れたり軽く上体を倒して乳房がシャツに圧し掛かる光景も全て挑発的に映った。隣りに立つ理奈の美巨乳ほどのインパクトではないが・・・
『ねぇ、雅紀君?』
『あぁ、っと・・・はい。どうやら一緒に巡回していた女性のことのようですね』
朱璃に見蕩れるあまり、理奈の胸のことを思い浮かべていたなどと悟られまいと、何となく読み取った会話を伝える。
『もう一人、ってことはそれまで怪盗NARIKIRIが変装していた係員ね。赤城優乃って名札を付けていたけど』
『その赤城さん、まだ新人なんですね。働きぶりについて話してます。何気ない会話といった所でしょうか』
朱璃は、時折禍々しさすら滲む笑顔を覗かせながら、自分のスタイルを見せびらかすようにズリ上がったスカートから覗くヌーディーベージュの太腿を気にしたり、ボタンの隙間から形の整った美乳をグニュグニュと弄っている。だが、そのような奇行をどれほど見せられても彼女が怪盗による変装とは俄かに信じられないほどの女性らしさを演出しており、周囲の男性係員たちも惚気た表情を見せるのもやむを得ないとすら感じていた。

『あっ・・・と、仕事の邪魔しちゃいましたね。私、ちょっとメイク直して来ます』
『ごゆっくり』
『ククッ、ありがとうございます♪』
愛想良く微笑む朱璃は、胸の突起をさり気なく摘んでみせたが、このアピールが私のEカップ巨乳に仕込んだ睡眠薬で所長を眠らせたんですよ?という意味を孕んでいるとは露にも思わないだろう。
『あ、そうでした。探偵さんたちを捜しに行った時、スプレーが置いてあるのを見付けたんですよ。あれ?どこに置いたかな・・・』
『スプレー?車内消臭にでも使ってたのかな?』
『商品名も無い銀色のスプレー缶だったんですけどね』
辺りを見回してから、おもむろにしゃがんで引き出しや机の周りを探す朱璃だが、男性たちから机の影に入ったのを見計らうなりスカートを捲り上げた。ボッコリと異物の存在を窺わせるハイレグクロッチの穴に指を潜らせ、ヌーディーベージュの重ね穿きとハイレグインナーをずらした所で、限界以上に開き切ったワレ目からヌヌヌッ・・・とスプレー缶が抜け落ちる。
『んぁ・・・っ、ありましたありました♪ん、ふぅ・・・っ』
カランと床に落ちた音が響き、その膣奥にも咥えていたスプレーが現れる。喘ぎ悶える演技を混じえながら、狭いワレ目の中から3本もの極太スプレーを吐き出してやったぞと薄笑いを滲ませる朱璃は、膣内の温もりが残るそれらを拾う間に手早くストッキングを穿き直した。
『全て空っぽのようなので怪しいモノではないと思いますが、念を入れて私の大事な所に隠しておいたのを忘れちゃってました♪』
机に手を付いて一本ずつ並べ置く朱璃の制服シャツには、ノーブラ状態の美巨乳の突起が見分けられるほどに透けている。怪盗NARIKIRIは、これもスプレーを吐き出した余韻のせいだと河合朱璃を模るマスクに卑しい笑みを貼り付かせた。

57PON:2022/05/21(土) 22:27:15 ID:mIrvj6aI
怪盗NARIKIRI(55)

『何なの?あのスプレーみたいな入れ物・・・』
『落し物・・・らしいですね』
会話の内容まで分からない理奈には、係員がスプレーのことを話している程度にしか見えていない。だが、読唇術を身に付けている雅紀には、朱璃が発見したという落し物は微かに見せた朱璃の喘ぎ悶える色っぽい表情、何よりも大事な所に隠していたなどとわざわざ告げていた言葉からして、俄かには信じ難いが身体の中に仕込んでいたのではと推測していた。
『落し物?赤城さんに変装していた怪盗と会った時、二人とも何も持っていなかったわよね?』
『そ、そうですよね』
まさか、胸の膨らみどころか股間の狭い穴に至るまで完璧に河合朱璃に変装した怪盗NARIKIRIが、秘部からあれほどのスプレー容器を複数本も吐き出したなどと言えるはずもなく、雅紀は赤面する程の動揺を隠すので精一杯だ。
『予め、机の下に用意してた・・・?でも、一体なんの為に?』
『理奈さん。怪盗、外に出るみたいですよ!じゅ、準備しないと!』
話題を変えるのに良いきっかけだと、雅紀は朱璃の動向を忙しなく伝える。
『慌てないで。出て来る所を待ち構えって、管理員室の側では何も出来ないわ』
再び双眼鏡を覗くと、ちょうど河合朱璃が扉を開けて係員室を出ようとしていた。出入り口が向こう側にある為、部屋を出た朱璃の姿は二人の位置から見えない。だが、出て来る通路は一つだけとあって、待っていれば必ず現れる。
『ひとまず、場所を変えないと・・・あれっ?』
扉が締まって間もなく、予測通り一人の女性が現れた。だが、それは河合朱璃とは全くの別人で、企業ロゴの入ったピンクの超ハイレグレースクイーンスーツにシャイニーベージュの格好をした、10代と思しき童顔巨乳スタイルを誇る美少女だった。
『アレ、怪盗NARIKIRIよね?・・・アイツ、こんな短い間に変装をチェンジしたって言うの?』
『間違いないです。彼女、前のクラスで一緒だった高木萌南さんですから』
『まさか・・・いくら年齢も性別すらも問わない変装の達人とはいえ、こんな僅かな時間で違う人間に化けるなんて無かったのに・・・』
俄かには信じられないと言った様子の理奈は、とりあえず必要のなくなった双眼鏡を雅紀に手渡す。そんな愕然とする理奈をよそに、萌南はニヤッと不敵な笑みを貼り付かせながらワレ目からヒップに向かって指を潜らせて股間の喰い込みを直していた。
『先生にメッセージ入れておくわ。怪盗NARIKIRIの変装術、段違いにレベルアップしてます。って』
『理奈さん!高木さん・・・じゃなかった、怪盗行っちゃいますよ』
もう一度股間の喰い込みを直し、ワレ目の辺りをグリグリと弄る仕草を見せた萌南は、谷間の覗く胸元をクイッと浮かせて歩くだけで大きく弾む美巨乳を眺めつつ進んでいく。そんな女子高生らしからぬ淫らな行為からしても、もはやあの高木萌南は怪盗による変装だと断定出来たような物だった。
『あっ・・・終わったら声を掛けて、って言われてました。管理室に挨拶しないと』
『そ、そうだったわ』
すっかり浮き足立つ理奈は、管理室の係員を呼び出して軽くお辞儀をする。ベアトップから覗く谷間は、萌南が自分の乳房を覗き込んでいる光景と遜色のない魅力的な光景を放っていた。
『すみません、勤務中のところ色々とお邪魔しました。一通り見せて頂きましたので、これで失礼致します』
『あぁ、ご苦労様。広かったでしょう?何度も上がったり下がったりで、疲れたんじゃない?』
男性係員たちは、理奈の胸元にチラッと目を奪われつつも平然を装って挨拶する。
『え・・・えぇ、とても良い運動になりました』
逸る気持ちはあるが、心象を悪くする訳にもいかず、愛想笑いで答える二人。すると、隣りの男性係員が、話が長くなりそうなのを察して遮った。
『もし、また来られるようなら一言掛けてください』
『どうもありがとうございました』
深々ともう一度お辞儀をして、図らずもその美巨乳と美貌を印象付けた理奈は、すぐに踵を返して建物の中に入った。
『か・・・怪盗は?』
自動扉を通って、辺りを見回す。管理室の扉に繋がる通路のダンボールには、無造作に女性係員の制服が脱ぎ去ってあった。あれこそ怪盗NARIKIRIが河合朱璃に変装していたことを決定付ける証拠だが、今さら制服を回収することに意味はない。
『高木さんの姿、ありませんね・・・』
周囲の従業員らに目を配りつつ、怪盗が歩いて行った方向へ進む。すると、理奈は脚を止めて雅紀の袖を掴んだ。
『居たわ。また違う顔に化けたみたいよ』
『え!?今のバニーガールさんですか?』
『れいあ、っていうお店で一番人気のバニーガールね』
ベアトップのハイレグバニースーツに網タイツとシャイニーベージュを重ね穿いた、ミディアムボブを靡かせる美女に理奈の鋭い視線が注がれる。
だが、胸をプルプルと弾ませて自分たちの前を横切った美女のことを、雅紀はまだ怪盗の変装だと信じ切れていなかった。

58PON:2022/05/21(土) 22:28:52 ID:mIrvj6aI
怪盗NARIKIRI(56)

『先生、何をチェックしているんです?』
『うん?スカイタワーの関係者たちを調べているのさ』
開化小太郎探偵が操作するタブレットには、若い女性の名前と顔写真がズラリと並んでいた。
『関係者、って・・・みんなお店の女の子たちじゃないですか』
『当然だろう。スカイタワーに行くというのに、他に何を調べる必要があると思うんだい?』
『いや、調べることあるでしょ。いくらでも・・・』
横から手を伸ばして次々にフリックしても、出て来るのは女性店員のデータばかりだ。人気の高い女性ほど画像サイズは大きく、しかもどうやって調べたのか本名、サイズ、誕生日など個人情報まで入っている。
『集める情報が偏りすぎてるわ・・・れいあ、本名は大石鈴愛。19歳。上から82-59-86のFカップ・・・って、こんなの犯罪紛い・・・』
『れいあちゃんに注目するとは、理奈君も見る目があるじゃないか。そのバニーガール店でナンバー1の娘だぞ。どのお店も、ナンバー3までは網羅してあるのさ』
頭を抱えて呆れる理奈をよそに、小太郎は自慢げに各店の人気女性店員を見せて来た。
『当然だが、彼女らが本日ご出勤なのも調査済だ』
『こ・・・んの、スケベ探偵は・・・』
『うん?どうしたね、理奈君?』
『いーえ、何も』

『・・・ってことがあったのよ。雅紀君が居ない間にね』
『さすがの調査力と言えば良いのか・・・とにかく、あのバニーガールがデータの中にあった訳ですか。でも、だからといって・・・』
『もうお店は営業しているわ。それなのに、ナンバー1レベルの娘がこんな所を出歩いてるはずがないでしょ?』
『それは確かに』
視線の先を行く黒いエナメルハイレグバニースーツに網タイツ美脚の大石鈴愛は、店に戻ろうと急ぐ様子もなく、頻りにハイレグの喰い込みをワレ目の曲線に沿って指を潜らせては、ベアトップの胸元をクイッと浮かせて自らの美巨乳を眺める仕草を見せていた
『ひとまず、先生にメッセージ送るわ』
『えっ、連絡するなって・・・』
『そんなの無視よ、無視!こうなったら、嫌がらせかって言う位にしつこく送ってやるんだから。怪盗NARIKIRIってば、超人気のバニーガールにも変装するって知ったら少しは焦るでしょ』
携帯を操作する理奈を待つ間、大石鈴愛の方を見遣れば、ちょうど前傾姿勢を取りながら網タイツの捻れや中に穿いたシャイニーベージュの皺を直している。ヒップを突き出してエナメルハイレグがTバックになっている様も拝めてしまうのだが、股間に激しく喰い込むはずのクロッチには、明らかに異質な膨らみがボッコリと浮かんでいた。
『ゴクッ・・・』
河合朱璃に変装していた際に吐き出したであろう、あのスプレーと同じ形状を窺わせる極太サイズの丸い膨らみは、見れば見るほどさらに大きく膨らみ出ているようだ。そして、すっかり視線を鈴愛の股間一点に注がれてしまった瞬間、軽く開いた両脚の間から覗く鈴愛の黒髪と美貌が、ベアトップからプルンと零れ出た美巨乳によって隠れた。
『雅紀君、終わったわよ』
『んごっ・・・は、はい』
『何て声出してるの?油断していたら怪盗に撒かれちゃうわ』
理奈に促されて鈴愛の方を見れば、既に身体を起こして歩き始めている。一瞬、露わになったニプレスを貼った乳房もしっかりとベアトップの中に収めてあり、股間に浮かび出た極太スプレーらしき膨らみの方も、噴射口が微かに見える程度にまで小さくなっていた。
『と、ところで先生からの返事は?』
『あるわけ無いわ。どこのお店で夢中になってるのやら、ね』
手をヒラヒラとさせてみせる理奈の胸が作り出す迫力満点な谷間、何度も胸元を覗いたり股間の喰い込みとワレ目の異物を確かめつつ颯爽と歩く大石鈴愛の痴態と、巨乳美女からの誘惑は絶えない。
そんな雅紀の苦悩も知らずにライバルを追尾する理奈だったが、角を曲がった時には鈴愛の姿はどこにも無かった。
『あ、ぁ・・・』
言葉にならない驚きを見せる理奈。そこへ、正面から制服姿の駐車場係員が歩いてくるのが見える。
『まさか、また河合さんに変装を?』
『ううん。むしろ、いま彼女に声を掛けたバニーガールの方が怪しいと思う。たしか、店のナンバー2の亜夢って娘よ』
『こんな僅かな間に、全く別のバニーガールに・・・』
河合朱璃に話を掛けたのは、理奈の見立て通り大宮亜夢だ。黒のバニースーツにシャイニーベージュ姿の彼女は、何度もお辞儀をしている。
『忙しい時間帯に、接点もなさそうな駐車場の人にわざわざ挨拶するなんて不自然すぎるわ。胸を強調させてる所が尚更に・・・』
確かに、亜夢はやけにベアトップから覗くHカップサイズの美巨乳を強調させる仕草を見せている。だが、雅紀はといえば、股間の喰い込みを直す彼女の仕草を注視する癖がしっかりついてしまった。
すると、その着眼点は間違っていないとばかりにハイレグを浮かせた亜夢のワレ目から微かな膨らみが現れる瞬間が確認できた。

59PON:2022/06/26(日) 14:38:36 ID:Sj5/1V/6
怪盗NARIKIRI(57)

『ねぇ、雅紀君!その辺りに、何か証拠は残ってない?』
『それらしき物は、どこにも・・・』
わざわざ階段を選んで下へ降りるバニーガールの桃内椎菜が人気店員の一人と把握していた理奈は、すぐさま尾行を開始した。だが、二人の先を歩くのは椎菜ではなくハイレグレオタードにシャイニーベージュ姿の美少女、堀井花南だった。ハイレグや乳房を頻りに弄る仕草こそ桃内椎菜の行為と変わらないが、外見はあまりに違い過ぎている。ここに至るまでの間も、怪盗NARIKIRIはテラス、植え込みのある一角など、少しでも隠れられる場所を見付けては顔もスタイルも全く異なった女性に次々と姿を変えてしまうとあって、足取りを辿るのに難儀させられた。
『あんな一瞬で別人に化けるばかりか手掛かりすら残さないなんて、怪盗NARIKIRIの変装は一体どういう仕組みなのよ・・・あっ!』
コソコソと様子を窺っていた理奈が、声を上げてしまいそうになったのを慌てて手で押さえながら身を隠す。
『どうしました?』
『怪盗NARIKIRIが変装を脱ごうとしてるの。あのボブカットの髪、ウィッグだったわ。スキンヘッドの顔を撫でながら首に手を掛けてマスクを捲ってた』
『それで?』
『それで・・・って何よ?』
『レオタードの女性になったばかりで、また違う誰かに化けたってことですよね?もしくは、とうとう正体を現していたとか・・・決定的瞬間だったかも』
『あ・・・そ、そんな顔まで見られる訳ないじゃない!尾行がバレないように隠れるのが先決なんだから』
弁解しようと身振り手振りを入れてアピールすればするほど、理奈の乳房がプルプルと弾む。今にも零れるのではと幾度も思わされている雅紀は、何とか冷静を取り繕おうと試みる。
『それはそうですが。まぁ、正体を明かすなんて怪盗NARIKIRIにとって暴挙に近いですから、違う顔に変装しちゃったでしょうね』
『むぅ・・・さっきまで浮ついてたのに、どうしちゃったの?』
腕組みをして顔を覗き込む理奈。当然、ユサユサと弾んでいた美巨乳は今度はムギュッと寄せ上げられながら眼前に迫るような錯覚を与えてくる。
『え?う、浮ついてなんていないですって!それより、誰に化けたのか判別して追わないと』
『キャッ!』
階段を駆け降りてフロアに出たと同時に、ロゴ入りの紫のハイレグレースクイーンスーツを着た美女、日南咲月と接触し掛ける。それだけで、大きく開いた胸元から覗く美巨乳は雅紀を誘うように大きく弾んで震えた。
『あっ、すみません!大丈夫ですか?』
『いえ、こちらこそ・・・ぶつかってないですし、お気になさらず』
ニコッと微笑んで立ち去る美女。その後ろ姿をしげしげと眺める理奈が、ボソッと呟く。
『今の女性かも・・・怪盗がマスクを脱ごうとする時、ショートヘアのうなじが少しだけ見えたもの』
『本当ですか?じゃあ、追わないと・・・えっ?』
踵を返そうとするが、そんな二人の視界にオレンジの超ハイレグレースクイーンスーツを着たショートヘアの美女、日南咲月が入ってくる。コスチュームの色、際どさに多少の違いはあるが、それを着こなす咲月の美貌、巨乳スタイルは全く違わない。
『ど、どっち?』
混乱する二人の前を横切る咲月が、ハイレグの喰い込みを直す仕草を見せる。スキニーベージュを穿いた股間の曲線がチラつくが、ワレ目の位置には角張った突起がボコッと覗いているのが雅紀にはしっかり見えていた。
『り、理奈さん!きっと、彼女が怪盗NARIKIRIです』
『どうして判るの?』
『え・・・っと、挑発的な仕草とか、際どさが何となく・・・』
『そう言われれば・・・』
Tバックになる程のハイレグの切れ込み、胸元を眺めては喰い込みを直す仕草を見て合点がいったと、理奈も同調する。しかし、少し逡巡する間にも咲月は二人から足早に遠ざかり、ストッキングを微かに押し上げる膨らみを撫でつつエスカレーターを歩いて上がって行った。
『なんか、アイツ足早くない?急がなきゃ』
見上げてみても、エスカレーターに咲月の姿はない。2つ上の階で降りたということだ。
『ここで降りたはずです』
『雅紀君、このスプレーって・・・』
観葉植物の鉢に隠すように置いてあったのは、銀色のスプレー缶だ。何の印字もない無地の空き容器は、管理室で遺失物扱いされていた物と同じだが、雅紀はそれが河合朱璃に化けた怪盗がワレ目から吐き出したモノと勘付いていただけに、何とも言えぬ複雑な思いを抱える。
『理奈さん、怪盗の残した物に無闇に触れない方が・・・中身も判らないですし』
『そ、それもそうだったわ。こんな基礎の基礎を、怪盗のせいですっかり・・・』
髪をわしゃわしゃと掻き上げる理奈には、明らかな動揺と焦りが滲む。だが、これだけ翻弄されてはやむを得ない。雅紀とて、すっかり美女に変装した怪盗の誘惑と挑発に目を奪われてしまっている上に、今もなお理奈の胸が見せる垂涎の光景に翻弄されっぱなしだった。

60PON:2022/06/26(日) 14:39:40 ID:Sj5/1V/6
怪盗NARIKIRI(58)

『この缶どうしよう・・・雅紀君、とりあえずバッグに入れといてくれる?』
『うぁ・・・あ、はい』
日南咲月のワレ目に挿入してあったはずのスプレーを手にするどころか、持ち運ぶのには抵抗がある。しかし、これが重要な手掛かりと思っている理奈の指示を断ることは出来ない。
『なんで受け取ってくれないの?』
『い、いえ・・・指紋は少ないほうが良いですし』
もっともらしい理由に、理奈もそれ以上は問い詰めることなくバッグに入れる。理奈の手に余るほどの極太サイズのスプレーを、どうやって河合朱璃、高木萌南、大石鈴愛といった美女らの股間に刻まれた狭い秘部に咥えてあったのか、もはや手品を見せられているような気分に陥る雅紀だ。
『雅紀君、アイツってば今度は下のフロアに移動しようとしてる!』
理奈が指し示す先には、エスカレーターにシャイニーベージュ美脚を伸ばすストレートロングの黒髪の美女、森川里琴の姿がある。外見こそ、スレンダー体型にピッチリ貼り付くハイレグ競泳水着を着こなすコスプレ店員であり、この姿だけで怪盗NARIKIRIの変装だと断言するのは乱暴だ。
『ちゃんと根拠あるんですよね?』
『彼女が働くコスプレ店でのナンバー2よ。先生がチェック入れてたわ』
吹き抜けになったフロアを回り込んで、下りのエスカレーターへ急ぐ。そんな二人を嘲笑うように、里琴は首元までを覆うファスナーを下げてこれまでよりサイズダウンした胸の谷間を眺めつつ、股間の曲線を摩っている。一見するとハイレグがギッチリと喰い込み、シャイニーベージュのシームラインが浮かんで見えるが、ワレ目の位置だけは尖った異質な膨らみが現れて見えた。
『ククッ・・・』
そんな卑しい笑みを自分の身体に向ける里琴は、雅紀には勘付かれているその極太異物の存在を印象付けるように、ハイレグを浮かせた拍子にボッコリと膨らみを大きくさせて水着にすら鮮明に透けるようにしていた。
『スプレーは回収したのに、まだ用意してあるってことなのか・・・』
河合朱璃の変装で3本もの極太スプレーを咥えていた可能性を鑑みれば、里琴のワレ目にも同等の数が咥えてあるのも有り得る話だ。
『もし見失っても、すぐに探り当ててやるわ』
息巻く理奈と共に、里琴が姿を隠した2つ下のフロアへと降り立つ。すると、また吹き抜けを挟んだ向こう側に、浅めのカップを浮かせて自らの乳房を眺めて座っているハイレグバニースーツ姿の美女を見付けた。
『彼女って・・・騒動があった時、聞き込みに協力してくれたバニーガールだわ』
『あの時も、この吹き抜け越しに本物と怪盗NARIKIRIが変装した偽者を同時に見付けましたが・・・まさに、デジャヴですね』
卑しい表情を貼り付かせて乳房を凝視するバニーガールの森岡知穂は、おもむろに立ち上がると股間に現れていた膨らみをズニュッと押し込めて歩き出す。もちろん、理奈には喰い込みを直したようにしか見えていなかったが、雅紀は彼女こそ怪盗NARIKIRIの変装と確信していた。
『今度はどこへ向かおうと・・・』
知穂の姿があった椅子までやって来ると、理奈が雅紀の腕をグイッと引っ張る。
『ねぇ、怪盗NARIKIRIの変装の証拠、見付けたわ』
椅子の横に置かれたゴミ箱にあったのは、前髪が一直線に揃ったストレートロングのウィッグだ。ついさっき、森川里琴の変装で使用していたと思われる黒い光沢を放つ一本の乱れもない長い髪は手触りも含めて本物の頭髪と遜色がなかった。
『こんなの・・・遠目じゃなくてもウィッグって見分けられる自信ないわ』
怪盗の行方を注視しつつ、雅紀のバッグにウィッグをしまう。知穂はといえば、ミディアムボブの髪に指を絡ませながらハイレグの喰い込みに指を潜らせて、ワレ目を微かに開かせる異物を弄っていた。そうする間にも、知穂の髪がズリッズリッとズレ上がって額の幅が広くなる。
『アレも、ツルツル頭に乗せたウィッグだっていうのね・・・顔も身体も偽物だって分からないばかりか、髪すらも分からない程の変装って、どんな変態でどんな変装オタクなのよ・・・』
森岡知穂という美人バニーガールが怪盗NARIKIRIの変装だと思い知らされ、悪態をつくしかできない理奈は呆れ気味に追い掛ける。
すると、内心の焦りを見透かしたように、知穂は首の皮をグニュッと掴んでその美貌を造形も失う程に引っ張り下げた。一枚のマスクへと変貌したのは一瞬とあって、他に目撃者はいなかったが、奇妙にズレ上がった知穂のミディアムボブのウィッグはあるべき位置に戻って、顔にも知穂の美巨乳を眺めて卑しく笑う表情が自然と貼り付いていた。

61PON:2022/06/26(日) 14:40:27 ID:Sj5/1V/6
怪盗NARIKIRI(59)

エスカレーターを早足で降り、ハイレグバニースーツの喰い込みを直しながら歩く森岡知穂の後ろ姿を捉えた二人だったが、相手は既に階段へ向かう入口を曲がっていた。
『今、ウィッグごとマスクを脱いだわよね?』
『えぇ。ハッキリと見えました』
『チラッと見た感じだと、あの女性も私たちが聞き取りしたバニーガールの中の一人だったと思うんだけど・・・』
人がまばらなのを良いことに、怪盗NARIKIRIはマスクエッジを掴んで首から上へとガバッと捲り上げていた。中から現れた美貌の正体までは判別出来なかったが、流れ落ちる黒髪は確実に怪盗の正体とは正反対であるはずの女性の姿であった。
『しかも、バニースーツまで脱ごうとしてなかった?』
『・・・いえ、あんなに怪盗の変装マスクがグニャグニャに歪んで脱げる方に目を奪われてて、そっちまでは・・・』
マスクを捲るのと同時に、ベアトップの胸元を引き下げてノーブラ美巨乳を露わにした知穂の奇行は、雅紀もしっかり見ていた。しかし、それを認めれば同じくベアトップバニースーツを着る理奈の胸元も気にしていたのを咎められるかも?という後ろめたさもあって、それとなしにシラを切った。
『ふぅ・・・上に行ったり下へ降りたり、良い運動させられてるわ』
怪盗が変装した人物情報を、理奈はマメに小太郎へメッセージを送りつけながら追尾を続ける。
しかし、怪盗NARIKIRIが姿を消した場所に辿り着いた所で、既に彼の気配など全くない。だが、置かれた大型観葉植物の鉢をチェックしてみれば、壁との隙間には森岡知穂を模るマスク、ミディアムボブのウィッグ、シャイニーベージュストッキング、黒いハイレグバニースーツ、銀色のスプレー容器が隠されていた。
『コレって、怪盗NARIKIRIの変装道具そのものじゃない・・・』
『後で、回収するつもりで隠したんでしょうか?』
『でも、これまで一切の証拠品も残さなかったのに、何で今さらこんな・・・』
そんなことを話していると、階段を利用する女性たちの声が反響して聞こえた。見つかったら一大事と、二人は証拠品を急いでバッグにしまう。
『理奈さん、階段の途中にもスプレー缶が・・・』
『また上に行かされるのね・・・』
見失ったとはいえ、導かれるように上のフロアに上がる。同じように階段入口に置かれた観葉植物の鉢に黒いロングヘアーウィッグ、童顔美貌を模ったマスク、ベアトップハイレグバニースーツ、網タイツ、シャイニーベージュ、スプレー容器が隠してあった。
『やっぱり、この顔だったわ』
『あんな瞬時に、誰に変装してあったのか見破ったんですか?並外れた洞察力ですね・・・』
グイグイと引き伸ばしたマスクは、聞き込みの際に森岡知穂にずっと密着していた野田結莉の顔を正確にコピーしてある。
『そんなことより、怪盗NARIKIRIの常識を超える変装術の片鱗が掴めたわ。着替えて変装するだけじゃなくて、変装を重ねているようね』
『これなら、僅かな時間さえあれば簡単に別人に変装出来てしまいますね』
『アイツにしてみれば、脱皮するくらい簡単な芸当な訳だけど・・・怪盗NARIKIRIがここまで進化しているなんて、先生は知らないかも』
『理奈さん、もう怪盗が現れました』
メッセージを続けて送ろうとするが、雅紀の言葉に遮られて指を止める。
『あの競泳水着を着た女性、クラスメイトの保原さんです』
『間違いないのね?』
『彼女の変装を見るの二度目ですから、絶対に・・・』
歩く度に弾む乳房を眺めながら、股間の喰い込みも直してワレ目に咥えた異物の存在をチラつかせる保原美織。もう、この仕草を見せるだけで怪盗NARIKIRIですと自らアピールしているようなものだ。
『この微妙な距離感が、イライラさせるわね・・・』
『何だか、挑発態度が段々と露骨になってませんか?』
そう尋ねる雅紀の声も、怪盗の形振り構わぬ挑発に苛立つ理奈には届いていないようで、気付けば追い掛けるスピードも理奈の方が早くなっていた。しかし、いくら足早になろうとも怪盗は姿の隠れる場所を見付けてはマスクを捲って次なる美貌と、その顔に似合う作り物の髪をスキンヘッドの頭に装着してみせた。
『これって、クライマックスに近付いてるってことなの?』
『どこがゴールか分からないですけど、何か策略に嵌められ・・・あっ』
怪盗の置き土産とも言うべき保原美織の変装の残骸は、全てゴミ箱に包められていた。それを回収する理奈の胸元から目を逸らした雅紀の視界に、瞬時に変装脱皮を済ませた怪盗が入って来る。
『理奈さん・・・あのレオタード姿の女性、僕のクラスに来た雨宮望愛っていう新任教師です』
『えっ?怪盗ってば、雅紀君の学校の人まで網羅してたの・・・』
雅紀も目を疑うが、目に留まった美人教師は間違いなく怪盗NARIKIRIの変装だ。すると、望愛は唖然とする二人を嘲笑うように胸元を引き伸ばして双丘を眺め、レオタードに浮かぶ微かな膨らみやヌーディーベージュに彩られた太腿をズリズリと摩り始めた。

62PON:2022/06/26(日) 14:41:21 ID:Sj5/1V/6
怪盗NARIKIRI(60)

ハイレグレオタードの上から自らの美巨乳スタイルを誇示するように弄っていた雨宮望愛は、理奈たちの視界から姿を晦ませる寸前に脱皮行為の一部を見せ付けた。
それを追う理奈たちが同じ場所へ着いた時には、無機質なマスクと化した望愛が二人を嘲笑うように迎えた。
『スカイタワーの従業員に化けるだけでも許せないっていうのに、雅紀君の学校関係者にまで毒牙を広げていたなんて、もう限界寸前よ』
『理奈さん、あまり興奮せずに・・・』
『これが怒らずにいられますか、っての!雅紀君だって悔しいでしょ?もし、私の身の回りの誰かがあんな変態野郎に変装されるかと思ったら・・・』
『それはもう、理奈さんの言っていることはごもっともですけど、少し落ち着かないと』
『だいたい、先生も先生なのよ!私たちが苦労して尾行しているっていうのに』
怒り心頭に達してしまった理奈を、雅紀も止める事が出来ない。
しかし、怪盗NARIKIRIは依然として楽々と顔もスタイルも異なる美女へと姿を変えては逃げ果す。今も、ハイレグボンテージを着たナンバー1店員の堀場流華がワレ目の異物を弄りつつマスクを捲って、下に隠した童顔美貌と美巨乳を零れさせようとする所だ。
『もう、僕のバッグもパンパンになって来ましたよ。スプレーの中身は空とはいえ、嵩張り過ぎて』
カバンの中では空き缶同士がぶつかり合う音を防ぐかのようにして、怪盗が脱ぎ去ったマスクが挟まっている。先程回収した雨宮望愛マスクを探すのも面倒な位なのに、その後もバニーガールの川橋衣奈、奥菜咲月、保原美織、雨竜紅紗、高木萌南と、年齢もスタイルも全く異なる女性たちの抜け殻、ウィッグに、ハイレグ着衣までが詰め込まれていた。
『ふぅ・・・もう、鷹羽さんの変装を脱ごうとしてますね。一つ上のフロアに移動しただけだっていうのに』
『それで、次はどんな人気店員に変装するのかしら。それとも、雅紀君の知ってる人?』
遺留品回収は私に任せて、雅紀は怪盗が誰に化けたのか変装を見破れと、理奈の指示もすっかり雑になる。理奈の情緒不安定ぶりに困惑するばかりの雅紀は、怪盗が誰に変装したのかすぐに見破ったが、何と伝えるべきか言葉に詰まった。
『あ・・・ぅ』
『どうしたの?今更、誰に変装して見せたって・・・』
『ま、まさか芽梨さんにも変装しちゃうとは、怪盗NARIKIRIってとんでもない相手なんです、ね?』
浜野芽梨は、探偵事務所が入るビルの1階喫茶店に勤める看板娘の一人だ。可愛がっている仲良しの年下店員が、緑の超ハイレグTバックレオタードにダルスキン美脚姿で堂々と闊歩し、ワレ目を押し開く異物をグリグリと摩りながらCカップ美乳を胸元から眺めている・・・そんな痴態に、理奈は怒りに震えた。
『ククッ・・・』
胸が小さく弾むのを眺めていた芽梨は、こちらを向いてニヤッと笑うと脱兎の如く走り去った。
『あっ、待ちなさいよ!』
『理奈さん、目立つようなことしたら・・・』
制止も聞かず追走する理奈だが、脚力の違いは明らかだ。
『クスッ・・・』
余裕の笑みでTバックの喰い込みを浮かせ、ダルスキンのシームまでチラつかせる怪盗は、人目の付かない場所を見付けるなりマスクを捲ってウィッグを落としながらレオタードを脱ぎ始める。卑しく笑う芽梨の顔が剥がれて、裸体が拝めてしまうかと思った瞬間、怪盗は背中の裂け目からハイレグTバックの競泳水着にスキニーベージュ美脚を誇る美少女へと脱皮を遂げていた。現れた川根知波もまた、浜野芽梨と同じく探偵事務所下の喫茶店で働く看板娘だ。
『り、理奈さん!怪盗がまた・・・』
両膝に手を付いて息を荒くする理奈には、怪盗NARIKIRIが見せる脱皮行為までは目撃出来ていない。そんな間にも、知波は雅紀が見ているのも構わずにワレ目のスプレーを抜き取る。そして、脱ぎ去った芽梨の抜け殻をワレ目に咥え込ませたその上から、再び秘裂の中へ極太スプレーを挿入させてしまうと、股間をスリスリと摩りながら悠然と二人の方へと歩み寄って来た。
ストッキングと水着の擦れ合う音、ワレ目の位置を伺わせる皺の具合は、女子高生が見せる仕草にしては艶かし過ぎる。
『どうしたんです?理奈さん。そんなにオッパイを強調するポーズしてたらポロリしちゃいますよ?あっ、もしかしてCカップしかない芽梨と知波に対する嫌がらせですか?』
警戒心など微塵も見せず、黒髪ボブの毛先を弄って接近する知波は、両膝に手を当てて息を切らす二人の目の前で、ハイレグがギッチリ喰い込む様を見せ付けるようにしゃがみ込む。
『ククッ、ククククク・・・』
卑しすぎるほどの笑みを貼り付かせてレオタードの中に指を潜らせると、異物のひり出たワレ目をダルスキンの上から弄り、胸の膨らみも思うままに摩り回す。だが、理奈が殺気立った眼で睨みつけた時には小首を傾げて顔を覗き込む澄ました表情へと変わって、知波が醸し出す雰囲気が有りのまま滲んでいた。

63PON:2022/06/26(日) 14:42:55 ID:Sj5/1V/6
怪盗NARIKIRI(61)

『ククククク・・・』
怪盗NARIKIRIは、手に握った浜野芽梨マスクをグニュグニュと弄って引き伸ばす。これほど無機質に萎んでしまったマスクも、ひとたび顔に被ってしまえば目の前で卑しく笑う川根知波のように本物の芽梨そっくりに変装出来る・・・二人は、それが信じられない思いで居た。
『怪盗NARIKIRI・・・』
胸が零れそうだと嘲笑われても、苦しそう肩で息をするだけの理奈。だが、いつまでも川根知波の姿で居るのは我慢ならないとばかりに手を伸ばし、掴みかかろうと試みた。
『その忌々しい変装自慢も大概に・・・っ』
『ククッ、理奈さんも完璧に川根知波だって認めてくれてるんだね』
ニヤついた笑みを浮かべる怪盗は、容易く理奈の手を躱す。
『痛っ!』
『あれっ、理奈さんてばハイレグ水着がギチギチに喰い込む股間に狙いを定めてたんですか?すっかり、川根知波マスクとウィッグを脱がされるのかと思ってたから、油断しちゃいましたよ。ククッ♪』
前髪の生え際に手を潜らせて、マスクをグイッと引き伸ばしてみせる怪盗。顔パーツの穴から次なる美貌の目を覗かせて笑う知波の股間に理奈の顔が埋まった格好だが、ワレ目に触れるはずの鼻には銀色スプレーの噴射口がぶつかって、小さな痛みをもたらせていた。
『雅紀君、何をボーッとしているの!』
スキニーベージュの重ね穿きで彩った知波の太腿に圧迫させられても、理奈は懸命にフゴフゴと籠った声で指示を出す。
『雅紀君ってば、か弱い川根知波のことを羽交い締めにでもしようっていうの?今なら他人の目も無いけど、私が悲鳴を上げたら君の方がヤバくなるんじゃない?』
難なくマスクとウィッグを被り直した知波は、ジジジッとファスナーを下げてみせる。全開になったそこからは、若々しい柔肌と膨らみがしっかりと拝めた。
『大人しくしてくれるなら、知波のオッパイを見せてあげようかな〜?』
水着を横に開けば、美乳の全容まで拝めるぞと誘ってくる。顔見知りの童顔美少女が見せるそんな悪戯染みた笑顔が、また興奮を煽り立てた。
『川根知波って、見ての通り上から77-58-80の17歳女子高生でしょ?そんな私も芽梨マスクを被ってウィッグを装着すれば簡単に浜野芽梨に変装出来ちゃう訳だけれど、芽梨のスリーサイズって上から78-57-80の17歳女子高生だから、知波の身体とはいえ芽梨のハイレグ競泳水着姿を堪能出来ちゃうのと同じなんだよね☆』
マスクエッジから手を入れてセミロングのウィッグを被せ、芽梨を模った偽物の顔をグイグイと引き伸ばしてみせる。
『興味あるなら、芽梨のマスクとウィッグを被って迫ってやるぜ?スプレーを隠した場所の感度までは微妙に違うがな・・・ククッ』
雅紀の予測通り、ワレ目にはアレがあるぞとほくそ笑む知波。顔を股間に密着させられ耳まで塞がれた理奈はといえばそこまでは気付いていないようで、懸命に抵抗を続けていた。すると、知波が重ね穿くストッキングが滑り合ったことにより、太腿からの圧迫が解ける。
『こ・・・んの・・・っ!』
髪を乱したまま手を付いて身を起こす理奈。しかし、尻もちをついてハイレグの激しい喰い込みと微かな膨らみを晒す怪盗NARIKIRIは、余裕の笑みすら湛えてマスクエッジを捲っていた。
『川根知波や浜野芽梨に変装されるのがイヤなら、こっちの巨乳美女の顔に化けてやろうか?クククッ』
『誰かに化けてばかりの卑怯者の顔なんて、私の手で剥がしてやるわ!』
手のひらを知波の顔に押し当てて掴む。しかし、理奈の握力を全て無力化するように知波マスクの造形はグニュッと崩れ、下から覗く美貌すらも皺を作って歪む様が覗く。
『そんなに乱暴しないでよ。知波マスクが破れたら、理奈ちゃんに身体を使って払ってもらわなきゃな。ククククク・・・』
知波の不快な笑いが歪み切ったマスクの中から聞こえる。
『うわっ!』
怪盗の挑発に耳も貸さずマスクを掴んでいると、知波の中身が全て抜けた。理奈は抜け殻と化した知波の中に埋もれ、怪盗NARIKIRIが脱皮行為に入った瞬間を見届けた雅紀も、投げ掛けられた芽梨と知波のウィッグに視界を覆われる。
『その程度で、怪盗の変装脱皮は止められないってことさ。ククッ』
絡み付く競泳水着とストッキングを剥がし取った理奈を見下ろすのは、ハイレグボンテージにシャイニーベージュ姿の人気店員、福岡泉菜だ。脱いだ知波の皮など、ハイレグの中に忍ばせてスプレーの上から素早くワレ目の奥に挿入させた泉菜は、喰い込みを煽るようにハイレグを引き上げながら距離を取る。
『に、逃がさないわ!』
『理奈さん、待ってくださ・・・』
知波のワレ目に挿入されていたスプレー容器やハイレグ水着を回収する雅紀のことも待たず、泉菜を追い掛ける理奈。急いで雅紀も二人の後を追い掛けるが、そこでふと足を止めた。
『いや、さすがにあの中へは・・・』
泉菜が駆け込んだ先とは、女子用トイレの中だった。


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