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百面相の誘惑は止まらず

23PON:2014/02/07(金) 11:54:23 ID:ZdWvFWrI
『そんなに緊張しないでくださいよ。余計に注目されてしまいますよ?』
杏奈は、ホテルに直結するショッピングエリアを歩き回っていた。既に同じ所も回っていることから、行くあてなど決めていないようだ。
『ただでさえ、Hカップ巨乳のバンケットさんがミニの浴衣ドレスなんて着たまま出歩いて人目についているんですからね。これで、専務さんが女性物の服どころか、佐野杏子の皮なんて奇妙な物を持っていると知れれば、大変な騒ぎになってしまうかも♪』
ストッキングを何枚も重ね穿いていながら、杏奈は草履を難なく履きこなしている。よく脱げたりしないものだと感心していたところへ、杏奈は軽く躓いた。
『おっと・・・何も無い所なのに転びそうになっちゃいました♪』
達明に向けて、小さく舞った浴衣の下を覗かせる。そこには、エレベーターの中では見られなかった極太バイブと思しき異形の膨らみが浮かび出ていた。ただでさえ短い裾なのだから、このまま膨らみ出て来れば、何もしないでも円柱状の異物が見えてしまうのではと心配になってくる。
『やっぱり、他の誰よりも専務さんの視線が一番熱いかな?思わず、その期待に応えたくなっちゃいますよ☆』
杏奈は、ペロッと舌を出しておどける。前を歩いていても、達明の視線の動きすら悟っているらしい。
『せっかく若い女の子と一緒にいるんですから、並んで歩いてみません?堂々としていれば、それほど怪しまれたりしませんよ♪それに、専務さんの大好きな巨乳がどんなふうに弾んでいるのか、よぉ〜く見られますしね』
膝に手をついて顔を覗き込む杏奈。後ろの相手に短い浴衣の裾の奥が見られたりしないのか心配にもなるが、見られないギリギリの所を保っている自信があるのか、当人は達明を挑発しようと胸の谷間を存分に見せつける。
『息子さんのように、お尻とかストッキング脚の方がお好きなら、後ろからでも構いませんけど?どうせ、ギンギンに勃起させることに変わりはないでしょうから』
達也の性癖まで熟知していることを知らしめた杏奈は、達明の手を握って強制的に横に並ばせた。こうして巨乳バンケットの女性と並び歩く状況を果たして周りはどう見ているのだろうか、と達明は人目を意識してしまう。叶うことならば、早く会場に戻りたいくらいだ。
しかし、そんなささやかな希望が百面相に届くはずがなかった。


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