したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ふゆのアルバイト

9よんよん:2009/12/21(月) 00:09:35 ID:???
『よし、これでとりあえずはいいか。例え怪しまれたとしても俺がトシだとばれることもないしな』
俺は「稲沢」をベッドの上に寝かせた。仮に「稲沢」が起きたとしても、今は俺が鈴村なのだ。この家で有利不利でいえば俺が有利なほうだろう。
『あとは妹さんをどうやって寝かせるかだな。さっきと同じ手で睡眠薬を飲ませれればベストなんだが』
さっきは鈴村が稲沢に変装した俺に動揺していて、目が浮ついていた。だから睡眠薬を茶に仕込んだのはばれなかったのだが、今度はそう簡単にはいかないだろう。
だが夕食まで時間をかけてしまうと今度はこいつの両親が帰ってくる可能性がある。そうなれば余計にチャンスを失ってしまうからだ。
『・・まぁ、なんとかなるか』
楽観的な性格の俺はそれ以上深くは考えなかった。そして妹さんがこの部屋の前を通りがかろうとしたときに、俺は偶然を装うかのようにゆっくりと部屋から出た。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板