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ふゆのアルバイト

24よんよん:2010/01/25(月) 22:07:05 ID:???
妹はゆっくりと僕の肩に手を置いた。
僕は先ほどから変装や着ぐるみという単語を使っていたが、それはあながち誤りではなさそうだ。
僕の素肌に稲沢さんの形をした何かを着せられているのか、妹の手の感覚は肩を通してあまり感じられず、何かを挟んでいるように感じられたからだ。
「それじゃ、服を脱がすね」
『え、服を・・?』
「当たり前じゃない。だってそれ・・あ、便宜上変装スーツと呼ぶけど、その変装スーツを脱がすには裸になってもらわなきゃいけないんだもん」
考えてみれば、僕の体はどこからどう見ても稲沢さんにしか見えなかった。
髪の毛から乳房、手の指先からつま先までどこからどう見ても女性のものだ。確認したわけじゃないがおそらく股間にもふくらみのようなものが感じられなかった。
『まさか・・俺にこれを着せたとき・・』
「あ、大丈夫だよ。稲沢さんの変装スーツの下にはちゃんと服を着せてるから。・・まぁ、おかげで神経がスーツに上手くリンクしてないわけだけど」
『神経?リンク・・?』
「あ、なんでもないよ。それじゃまずは服を脱がすね。って言っても、その今の格好って稲沢さんをモデルにしてあるんだけど」
『それくらいはわかるさ。・・どこからどう見ても僕の姿は稲沢さんだしね。いったいどうやってこんなものを作ったんだ。声だって稲沢さんそっくりだし』
「まぁ、それは秘密なんだけど。・・それで稲沢さんをモデルにしてるって言ったけど、これ、稲沢さん本人に手助けしてもらって作ったスーツだから寸分たりとも本人と異なる点がないってこと、分かっててね」
『ああ・・って、稲沢さん本人の手助けって・・?』
考えてみれば、ここまで稲沢さんそっくりの変装スーツを作ったってことは当然、稲沢さん本人の協力なくては絶対に不可能だろう。
しかし稲沢さんはこの変装スーツってやつがどういう使われ方をするのか知っていたのだろうか。
まさか僕やトシがそれを着てしまったことを知らない・・?
「クス・・服、脱がせるけど、いい?」
まるで僕の心を読むかのように、誘いかけるような甘い声で妹は僕に尋ねてきたのであった。


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