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【解決!?】金木犀春欄慢【宴会!?】

5ヨモギ茶:2011/04/25(月) 07:26:02
そうだ、今はさすがにそのれぷらこーんとやらを追いかけている場合ではない。
蘭花はひからびてしまっている女の子を介抱する事にした。しかし、彼女はみるからに人間ではない感じだった。さて、どうしたらいいんだろう・・・
彼女が困ったようにみつめていると、煉賀がどこからか竹筒を取りだした。

「どうしたんですか?」
「多分・・・地面にいてひからびとるっちゅーことは、水が必要な類の妖怪さんなんや。だけん、こーやって水をあげればー(´▽`)」

そういって、煉賀はたぱたぱたぱと水筒の水を女の子にかけた。
すると、煉賀のいったとおり、みるみる内にからっからの女の子の身体に水分がもどり―――

「ふっかーつ!!」

ばびょーんっと、勢いよくとびあがり、元気になった

「わあ。本当に復活しちゃった!」
「なは。思った通りや(´▽`*)」
「あう〜・・・ほんとうにこのまましんじゃうのかとおもったよ〜。にふぇーでーびる(ありがとう〜)。あたし、名前はミサキっていうの」

海で暮らしているシームーンと呼ばれる魔物であるミサキ。彼女は二人組の妖精をおいかけて此処までやってきて、そのうちに迷子になって干からびてしまったんだとか。

「二人組の妖精って・・・またあいつらの仕業ってわけね・・・!」
「難儀なこって・・・(´▽`;)、・・・ところで、お二人さん達も、異変、解決しにくださったんでっか?」
「え?」「うい?」

異変解決とはどういうことか・・・、聞いてみれば、此処は妖幻卿の金木犀という場所で、
どうにも、本来は冬であるはずの季節が一段階ずれて。春になってしまったというのだ。いそいでそのずれてしまった季節を戻さなければ。
やがては季節がごちゃごちゃになっちゃう・・・・。煉賀は、その異変を伝えてくれた相手に会う為に、桜の森をさまよっていたのだ。

「季節がごちゃごちゃになっちゃう・・・。・・・それって、大変じゃない!どうやってそれを直せばいいの!?」
「それがー・・・。・・・妖精をあつめたらええとかゆうとったなあ。詳しい事はわすれてもーたけど・・・ とりあえず。今からその教えてくれた人んとこいくけん。一緒にいきまっか?(´▽`)」

とりあえずこれからどうすればいいかわかんないし&マルボちゃんも気になるけれど。それは速くなんとかしなくっちゃ・・・
蘭花とミサキは、煉賀についていくことになった。  

その後ろを、何処か今にも泣きだしそうな、れぷらこーんと同じ大きさの小さな羽根の生えた女の子が、
一生懸命に羽ばたいて追いかけて行った――――


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