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2025年5月1日〜

802名無しさん:2025/06/04(水) 19:52:48
米国防長官、著名な同性愛活動家にちなむ艦艇の改名命じる
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6/4(水) 13:42配信


ヘグセス米国防長官が改名を命じた海軍の補給艦「USNSハーベイ・ミルク」
(CNN) 米国のヘグセス国防長官は4日までに、海軍長官に対し補給艦「USNSハーベイ・ミルク」の名称を変更するよう命令した。国防当局者が明らかにした。

【画像】虹の中を進む米空母、太平洋で撮影成功

2021年に進水した同艦の名称は、同性愛者の権利擁護のために活動したハーベイ・ミルク氏にちなむ。ミルク氏は海軍に入隊したものの、その後性的志向を理由に除隊を余儀なくされた。同艦の改名は月内にも公式に実施される見通しだと、当該の当局者は述べた。

新たな名称は明らかにされていないが、改名が性的少数者を祝福するプライド月間の6月に行われることは注目に値する。

改名の見通しについては、軍事情報サイトのミリタリー・ドット・コムが最初に報じた。

国防長官府にコメントを求めたが返答はなかった。

艦艇の名称変更は珍しく、国防長官の命令による事例は最近の記録において存在しない。

23年に行われた直近の改名は、連邦議会の委員会からの勧告を受けたもので、南北戦争時の南部連合国に由来する艦名二つが変更された。

今回の改名は、ヘグセス氏が注力する米軍内での「戦士の文化」再建に沿う措置となっている。この取り組みは主として、 DEI(多様性、公平性、包摂性)に関するプログラムの廃止を通じて進められている。

国防総省のパーネル報道官は声明を出し、あらゆる艦艇の改名の決定は、内部審査の完了後に発表されると述べた。

一方、ペロシ元下院議長は声明を出し、報道されたトランプ政権によるハーベイ・ミルクの改名を非難。全ての人々にとっての障壁を取り払い、アメリカン・ドリームの追求を可能にするために奮闘した人物に対し、その足跡を消し去ろうとする行為は「恥辱」だと糾弾した。

またこうした措置は国家安全保障の強化にはつながらず、逆に米国の基本的価値観を損ねるものだとの認識を示した。
朝鮮戦争の時代に海軍に入隊したハーベイ・ミルク氏は、1955年に除隊後、ニューヨークからカリフォルニア州へ移り住み、77年にサンフランシスコの市議会議員に選出された。

議員の任期中には、性的少数者に対して住宅や雇用に関する差別を禁じる条例を制定するなど、同性愛者のコミュニティー保護に取り組んだ。

しかし議員就任から1年足らずの78年、再任を求める前市議との争いに巻き込まれ、この前市議によって当時の市長と共に市庁舎で射殺された。

803名無しさん:2025/06/05(木) 08:44:52
米、ガザ停戦国連決議案に拒否権発動 安保理の他の14カ国は賛成
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6/5(木) 6:13配信


国連安全保障理事会は4日、パレスチナ自治区ガザ区での即時・無条件停戦と、ガザ地区全域への人道支援の制限解除などを求める決議案の採決を行ったが、米国が拒否権を発動したため、否決された。写真はガザに立ち上る煙。4日にイスラエルから撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen_
[カイロ/エルサレム/国連  4日 ロイター] - 国連安全保障理事会は4日、パレスチナ自治区ガザ区での即時・無条件停戦と、ガザ地区全域への人道支援の制限解除などを求める決議案の採決を行ったが、米国が拒否権を発動したため、否決された。

米国のドロシー・シア国連大使代理は採決前「イスラム組織ハマスを非難せず、ハマスに武装解除とガザ地区からの撤退を求めないいかなる措置も米国は支持しないと明言してきた」とし、「この決議案で、現状を反映した停戦合意に向けた外交努力が損なわれ、ハマスが勢いづくことになる」と述べていたた。

安保理は15カ国で構成。米国以外の14カ国は賛成票を投じた。

「ガザ地区は地上の地獄よりひどい」赤十字国際委総裁が深刻な懸念表明
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6/5(木) 0:43配信


ガザ地区ガザ市
パレスチナ自治区ガザ地区で食料配給場所の周辺へのイスラエル軍の攻撃で多数の死傷者が出ていると報じられる中、4日の配給は行われませんでした。赤十字国際委員会の総裁は、「地上の地獄よりひどい」と深刻な懸念を表明しました。

ガザ地区では、先月27日からアメリカが主導する財団による食料の配給が行われていますが、地元の保健当局などは食料の配給場所周辺でイスラエル軍による攻撃が相次ぎ、連日死傷者が出ていると訴えています。

イスラエル軍が4日、配給場所への道を「戦闘地域」として通行禁止にしたため、財団は4日の配給を停止しました。5日に再開するとしています。

こうした中、赤十字国際委員会のスポリアリッチ総裁はBBCの取材に対し、「ガザ地区は地上における地獄よりもひどい状態だ」と述べ、「今起きていることは、法的、道徳的、人道的な基準をはるかに超えている」として、悪化し続ける人道状況に深刻な懸念を表明しました。

804名無しさん:2025/06/05(木) 08:45:35
米、ガザ停戦国連決議案に拒否権発動 安保理の他の14カ国は賛成
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6/5(木) 6:13配信


国連安全保障理事会は4日、パレスチナ自治区ガザ区での即時・無条件停戦と、ガザ地区全域への人道支援の制限解除などを求める決議案の採決を行ったが、米国が拒否権を発動したため、否決された。写真はガザに立ち上る煙。4日にイスラエルから撮影(2025年 ロイター/Amir Cohen_
[カイロ/エルサレム/国連  4日 ロイター] - 国連安全保障理事会は4日、パレスチナ自治区ガザ区での即時・無条件停戦と、ガザ地区全域への人道支援の制限解除などを求める決議案の採決を行ったが、米国が拒否権を発動したため、否決された。

米国のドロシー・シア国連大使代理は採決前「イスラム組織ハマスを非難せず、ハマスに武装解除とガザ地区からの撤退を求めないいかなる措置も米国は支持しないと明言してきた」とし、「この決議案で、現状を反映した停戦合意に向けた外交努力が損なわれ、ハマスが勢いづくことになる」と述べていたた。

安保理は15カ国で構成。米国以外の14カ国は賛成票を投じた。

805名無しさん:2025/06/05(木) 09:12:51
ロシアは巨大なカルト国家なのか?

2022年7月29日
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載しています。

今回から全6回で、ロシアによるウクライナ侵攻について書いたものを掲載します。第1回は歴史家ティモシー・スナイダーの『自由なき世界 フェイクデモクラシーと新たなファシズム』(翻訳:池田年穂/慶応義塾大学出版会)の紹介です。(公開は2022年4月7日。一部改変)


モスクワの赤の広場に建つ聖ワシリー大聖堂 (@Alt Invest Com)
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プーチンによるウクライナへの全面侵攻を予測できた専門家はほとんどいなかったというが、歴史家のティモシー・スナイダーは間違いなく、その数少ない例外の一人に入るだろう。

2014年、ロシアはクリミアを占拠し、ウクライナ東部のドンバス地方に侵攻したが、欧米諸国は限定的な経済制裁に止め、その4年後、ロシアはサッカー・ワールドカップを華々しく開催した。

ヨーロッパ(とりわけドイツ)はロシアにエネルギー供給を依存し、中国の台頭に危機感を募らせたオバマ政権もロシアとの対立を望まなかった。「クリミアはソ連時代の地方行政区の都合でウクライナに所属することになっただけ」「ドンバス地方を占拠したのは民兵でロシア軍は関与していない」などの主張を受け入れ、「ロシアはそんなに悪くない」とすることは、誰にとっても都合がよかったのだ。
だがスナイダーは、2018年の『自由なき世界 フェイクデモクラシーと新たなファシズム』でこうした容認論を強く批判した。プーチンのロシアは「ポストモダンのファシズム(スキゾファシズム)」に変容しつつあるというのだ。

スナイダーは中東欧の11か国語を操る気鋭の歴史家で、語り尽くされたと思われていたホロコーストについて、その本質はアウシュヴィッツのガス室ではなく、ナチス(ヒトラー)とソ連(スターリン)による二重のジェノサイドだという新しい視点を提示して大きな反響を呼んだ。

じつは私は、2020年に本書の翻訳を手に取ったとき、プロローグと第1章までで読むのをやめてしまった。「歴史家としては超一流でも、それで現代の国際政治が語れるのか」と疑問を感じたからだ。

今回のウクライナ侵攻で自らの不明を思い知らされ、あらためて本書を読み直してみた。原題は“The Road to Unfreedom; Russia, Europe, America”(アンフリーダムへの道 ロシア、ヨーロッパ、アメリカ)で、フリードリッヒ・ハイエクの“The Road to Serfdom”(隷属への道)を意識しているのだろう。

ハイエクはこの名高い著作で、ソ連の計画経済は必然的に破綻し「現代の農奴制(Serfdom)」に至ると説いた。それに対してスナイダーは、プーチンが行なっているのは歴史の改竄と国民の洗脳で、そこから必然的に「自由なき世界(Unfreedom)」が到来するのだと予見する。

806名無しさん:2025/06/05(木) 09:13:27
「ロシア正教ファシズム」の教祖

スナイダーによれば、現代のロシアを理解するうえでもっとも重要な思想家はイヴァン・イリインだという。ロシア以外ではほとんど知られていないこの人物は、1883年に貴族の家に生まれ、当時の知識層(インテリゲンチャ)の若者と同様にロシアの民主化と法の統治を願っていたが、1917年のロシア=ボルシェビキ革命ですべてを失い、国外追放の身となる。その結果、理想主義の若者は筋金入りの反革命主義者になり、ボルシェビキに対抗するには暴力的手段も辞さないという「ロシア正教ファシズム」を提唱するようになった。

イリインは忘れられたまま1954年にスイスで死んだが、その著作は、ソ連崩壊後のロシアで広く読まれるようになり、2005年にはプーチンによってその亡骸がモスクワに改葬された。プーチンは、「過去についての自分にとっての権威はイリインだ」と述べている。

イリインの思想とはなんだろう。それをひと言でいうなら、「無垢なロシア(聖なるロシア)の復活」になる。

イリインの世界観では、宇宙におけるただ一つの善とは「天地創造以前の神の完全性」だ。ところがこの「ただ一つの完全な真理」は、神がこの世界を創造したとき(すなわち神自身の手によって)打ち砕かれてしまった。こうして「歴史的な世界(経験世界)」が始まるのだが、それは最初から欠陥品だったのだ。

イリインによれば、神は天地創造のさいに「官能の邪悪な本性」を解放するという過ちを犯し、その結果、人間は「性に突き動かされる存在」になった。性愛を知りエデンの園を追放されたことで、人間は存在そのものが「悪(イーブル)」になった。だとしたらわたしたちは、個々の人間として存在するのをやめなければならない。

興味深いのは、イリインが1922年から38年までベルリンで精神分析を行なっていたことだ。この奇妙な神学には、明らかにフロイトの影響が見て取れる。

人間が存在として悪だとしても、いかなる思想も自分自身を「絶対悪」として否定することはできない。イリインがこの矛盾から逃れるために夢想したのが、「無垢なロシア」だった。邪悪な革命政権(ソ連)を打倒しロシアが「聖性」と取り戻したとき、世界は(そして自分自身も)神聖なものとして救済されるのだ。

ロシアが悪事をなすわけはなく、ロシアに対してだけ悪事がなされる

イリインは、祖国(ロシア)とは生き物であり、「自然と精神の有機体」であり、「エデンの園にいる現在を持たない動物」だと考えた。細胞が肉体に属するかどうかを決めるのは細胞ではないのだから、ロシアという有機体に誰が属するかは個人が決めることではなかった。こうしてウクライナは、「ウクライナ人」がなにをいおうとも、ロシアという有機体の一部とされた。

極左の無法は、極右のさらに大いなる無法によって凌駕するほかないとするイリインにとって、ファシストのクーデター、すなわち愛国的な独裁政こそが「救済行為」であり、この宇宙に完全性が戻ってくることへの第一歩だった。そして、ロシアが聖性を取り戻すには「騎士道的な犠牲」を果たす救世主が必要で、いずれ一人の男がどこからともなく現われ、ロシア人たちはその男が自分たちの救世主だと気づくだろうと予言した。

イリインが理想とする社会は「コーポレートの構造(cooperate structure)」で、国家と国民とのあいだに区別はなく、「国民と有機的かつ精神的に結合する政府と、政府と有機的かつ精神的に結合する国民」があるだけだ。

キリスト教(ロシア正教)ファシズムの社会では、国民は個人の理性を捨てて国家(有機体)への服従を選ばなくてはならない。有権者がすべきことは政権の選択ではなく、「神に対し、この人間界に戻ってきてロシアがあらゆる地で歴史を終わらせるのを助けてくれるよう乞うこと」だけだ。

こうしてイリインは、「ロシア人に自由選挙で投票させるのは、胎児に自らの人種を選ばせるようなものだ」として民主政を否定する。選挙は独裁者に従属の意思表示をし、国民を団結させる儀式でしかなく、投票は公開かつ記名で行なわれるべきだというのだ。

イリインが唱えたのは「永遠に無垢なるロシア」という夢物語であり、「永遠に無垢なる救世主」という夢物語だ。こうして(仮想の)ロシアを神聖視してしまえば、現実世界で起きることはすべて「無垢なロシアに対する外の世界からの攻撃」か、もしくは「外からの脅威に対するロシアの正当な反応」でしかなくなる。

イリイン的な世界では、「ロシアが悪事をなすわけはなく、ロシアに対してだけ悪事がなされるのだ。事実は重要ではないのだし、責任も消えてなくなってしまう」とスナーダーはいう。

807名無しさん:2025/06/05(木) 09:16:05
ロシアはファシズムによって世界を救う

イリインの神学がソ連崩壊後のロシアで広く受け入れられたのは、それが(ソ連国民が徹底的に教育された)マルクス主義、レーニン主義、スターリン主義と「気味の悪いほど似通っていた」からだ。両者が哲学的起源として共有するのがヘーゲル哲学だった。

ヘーゲルは、「「精神(スピリット)」と呼ばれる何か、すなわちあらゆる思考と心を統一したものが、時代を特徴づける種々の衝突を通して発現する」と論じた。その哲学によれば、カタストロフは進歩の兆しであり、「もし「精神」が唯一の善であるならば、その実現のために歴史が選ぶいかなる手段もまた善である」。

マルクスをはじめとするヘーゲル左派は、ヘーゲルが神を「精神」という見出しを付けてその思想体系にこっそり持ちこんだのだと批判した。マルクスにとって絶対善は「神」ではなく「人間の失われた本質」であり、歴史は闘いではあるが、その目的は人間がその本質を取り戻すことだった。

それに対してイリインなどのヘーゲル右派は、ヘーゲルがいったんは自身の哲学から隠蔽した神を堂々と復活させた。ひとびとが苦しむのは、「資本家」が「労働者」を抑圧するからではなく、神が創造した世界が手に負えないほど矛盾に満ちたものだからだ。だからこそ、選ばれた国家が救世主の起こす奇跡によって「神の完全性」を復活させなければならないし、その高尚な目的のためにはどのような手段も正当化される。

レーニンは、「前衛党(教育を受けたエリート)」には歴史を前に進める権利があると信じていた。「この世界で唯一の善が人間の本質を取り戻すことなのだとしたら、その手順を理解している者がその達成を早めるのは当然のこと」なのだ。

それに対してイリインは、「神の完全性」という究極の目的を実現するためには、暴力的な革命(より正確には暴力的な「反革命」)を受け入れるのは当然だとした。ロシアはファシズムから世界を救うのではなく、ファシズムによって世界を救うのだ。

革命直後のレーニンらは、「自然が科学技術の発展を可能にし、科学技術が社会変革をもたらし、社会変革が革命を引き起こし、革命がユートピアを実現する」という科学的救済思想を唱えた。だがブレジネフの時代(1970年代)なると、欧米の自由主義経済に大きな差をつけられたソ連は、こうした救済の物語を維持するのが困難になってきた。

ユートピアが消えたとしたら、そのあとの空白は郷愁の念で埋めるしかない。その結果ソ連の教育は、「よりよい未来」について語るのではなく、第二次世界大戦(大祖国戦争)を歴史の最高到達点として、両親や祖父母たちの偉業を振り返るように指導するものに変わった。革命の物語が未来の必然性についてのものだとすれば、戦争の記憶は永遠の過去についてのものだ。この過去は、汚れなき犠牲でなければならなかった。

この新しい世界観では、ソ連にとっての永遠の敵は退廃的な西側文化になった。1960年代と70年代に生まれたソ連市民は、「西側を「終わりなき脅威」とする過去への崇拝(カルト)のなかで育っていた」のだ。

マルクス・レーニン主義とイリインの思想は合わせ鏡のような関係で、だからこそロシアのひとびとは、ソ連解体後の混乱のなかで、救世思想のこの新たなバージョンを抵抗なく受け入れることができたのだ。

808名無しさん:2025/06/05(木) 09:16:41
モンゴルの支配が「聖なるロシア」を生んだ

イリインのキリスト教(ロシア正教)ファシズムと並んでプーチンのロシアで大きな影響力をもつようになったのが、神秘思想家レフ・グミリョフ(1912-1992)の「ユーラシア主義」だ。

ナポレオンのロシア遠征によって近代の衝撃を受けたロシアでは、「スラブ主義(ロシア的共同体)」と「ヨーロッパ化主義(自由とデモクラシー)」の論争が飽きることなく繰り返された。だが初期のユーラシア主義はこのいずれの立場も拒絶し、西欧文化に対するロシアの優越を「モンゴルによる統治」に求めた。

1240年代初め、モンゴル人はルーシの残党をいとも簡単に打ち負かした。一般には「タタールのくびき(モンゴル支配)」はロシアの歴史における屈辱と見なされているが、ユーラシア主義者はこれを逆転させて、「モンゴルによる統治という幸運な慣習」のおかげで、ルネサンス、宗教改革、啓蒙思想などといったヨーロッパの腐敗とは無縁の環境で、新たな都市モスクワを創ることができたのだと主張した。ロシアがキリスト教世界のなかで特別な存在なのは、「タタールのくびき」によって、西欧文明に毒されることなく「無垢な精神=聖なるロシア」を保ってきたからなのだ。

詩人の両親のもとに生まれたグミリョフは、9歳のときに父親がチェカー(秘密警察)に処刑され、自らもスターリン治下の大粛清で、1938年から5年間、1949年から10年間を強制収容所で過ごすことになった。

グミリョフはこの過酷な監禁生活のなかで、「抑圧のなかに閃きの兆を見出し、極限状況においてこそ人が生きるうえでの本質的な真実が明らかにされる」と信じた。ユーラシア主義に傾倒したグミリョフは、「モンゴル人こそロシア人がロシア人たる所以であり、西側の退廃からの避難所である」とし、ユーラシアとは、「太平洋岸から、西端の無意味で病んだヨーロッパ「半島」にまで伸びてゆく、誇るべきハートランド」だと考えるようになった。

グミリョフの神秘思想では、人間の社会性は「宇宙線」によって生まれ、それぞれの民族の起源を遡れば、宇宙エネルギーの大放出にまで辿り着く。西側諸国を活性化させた宇宙線ははるか昔に放たれたため、いまや西欧は没落の途上にあるが、ロシア民族はキプチャク・ハン国軍を破った「クリコヴォの戦い」(1380年9月8日)に放出された宇宙線によって生まれたので、いまだ若く生命力に満ちあふれている。

グミリョフによれば、すべての「健康な」民族は宇宙線から誕生したが、なかには他の民族から生命を吸いとる「キメラ(ライオンの頭,ヤギの胴,ヘビの尾をもつギリシア神話の怪物)のような集団」もいる。この集団とはユダヤ人のことで、「ルーシの歴史とは、ユダヤ人が永遠の脅威であることを示すものだ」という強固な反ユダヤ主義を唱えた。

わたしたちはみな、生命体として宇宙エネルギーの影響を受けているが、まれにこの宇宙エネルギーを大量に吸収し、それを他者に分け与えることができる者がいる。これが「パッシオナールノスチ」で、この特別な能力をもつ指導者こそが民族集団を創る。

イリインのいう「無垢なるロシアを復活させる独裁者」と、グミリョフの「パッシオナールノスチを有する指導者」は、その後、アレクサンドル・ドゥーギンによってウラジミール・プーチンという一人の政治家に重ね合わされることになる。

809名無しさん:2025/06/05(木) 09:21:15
ロシアは「運命の男」に統治されねばならない

1962年生まれのアレクサンドル・ドゥーギンは、1970年代と80年代にはソヴィエトの反体制派の若者として、ギターを弾き、「何百万人もの人間を「オーブン」で焼き殺す歌を歌っていた」とされる。

ソ連崩壊後の1990年代初め、ドゥーギンはフランスの陰謀理論家ジャン・パルヴュレスコと親しくなった。パルヴュレスコにとって歴史とは「海の民(大西洋主義者)」と「陸の民(ユーラシア主義者)」との闘いで、「アメリカ人やイギリス人は海洋経済に従事することで、地に足の着いた人間の経験から切り離されたがために、ユダヤ人の抽象的な発想に屈してしまう」のだと論じた。フランスのネオ・ファシスト運動の提唱者アラン・ド・ブノワも、「アメリカが抽象的な(ユダヤ的な)文化の代表としてこうした陰謀の中心的な役割を果たしている」とドゥーギンに説いた。

1993年、ナチスの思想を母国ロシアに持ち帰ったドゥーギンは、エドワルド・リモノフと共同で「国家ボルシェビキ党」を設立、97年には「国境のない赤いファシズム」を呼びかけた。ドゥーギンはここで、「民主主義は空疎である。中流階級は悪である。ロシアは「運命の男」に統治されねばならない。アメリカは邪悪である。そしてロシアは無垢なのだ……」という「月並みなファシストの見方」を披露した。

ドゥーギンにとって西欧は「ルシファーが堕天した場所」「世界的な資本主義の「オクトパス」の中心」「腐った文化的堕落と邪悪、詐欺と冷笑、暴力と偽善の温床(マトリックス)」だった。さらには、独立したウクライナ国家は「ロシアがユーラシアになる運命を阻む障壁」だとされた。

プーチン政権誕生後の2005年、ドゥーギンは国の支援を受けて、ウクライナ解体とロシア化を訴える青年運動組織「ユーラシア青年連合」を設立し、09年には「クリミアとウクライナ東部を求める戦い」を予見した。ドゥーギンから見れば、ウクライナの存在は「ユーラシア全体にとって大いなる脅威」だった。

さらには、ロシア正教の修道士で、イリインを改葬したティホン・シュフクノフが、ウラジミール・プーチンこそが、ロシア人が「ウラジミール」と呼ぶ古代キエフの王の生まれ変わりだと唱えた。ウクライナではヴォロディーミルまたはヴァルデマーと呼ばれるこのルーシの王こそが、今日のロシア、ベラルーシ、ウクライナの地を永遠に結びつけることになったというのだ。

このようにして、イリインのキリスト教(ロシア正教)全体主義、グミリョフのユーラシア主義、ドゥーギンの「ユーラシア的」ナチズムという3つの思潮が合流し、「ロシア・ファシズム」が誕生したのだ。

810名無しさん:2025/06/05(木) 09:30:55
世界を救済し、神の完全性を復活させる壮大なプロジェクト

プーチンは、2004年にウクライナのEU加盟を支持し、それが実現すればロシアの経済的利益につながるだろうと述べたと、スナイダーは指摘する。EUの拡大は平和と繁栄の地域をロシア国境にまで広げるものだと語り、08年にはプーチンはNATOの首脳会談に出席している。

ところが同年のジョージア(グルジア)侵攻が欧米から強く批判されると、一転して2010年には「ユーラシア関税同盟」を設立する。これは「リスボンからウラジオストクまで(大西洋岸から太平洋岸まで)広がる調和的な経済共同体」とされたが、その実態は、「EUの加盟国候補になれそうもないとわかった国々を団結させようとした」ものでしかなかった。

12年1月の大統領選挙直前の論説では、プーチンは「ロシアは元々が無垢な「文明」だった」として、ロシアを国家ではなく霊的な状態として説明した。さらにはイリインを引用して、「偉大なロシアの任務は、文明を統一し結びつけることである。このような「国家=文明」には民族的少数者など存在しないし、「友・敵」を区別する原理は、文化を共有しているかどうかに基づいて定義される」と述べた。

ロシアには民族間の紛争などないし、かつてあったはずもない。ロシアはその本質からして、調和を生みだし他国に広める国であり、よって近隣諸国にロシア独自の平和をもたらすのは許されるべきことなのだ。

このユーラシア主義によれば、ウクライナ人とは、「カルパチア山脈からカムチャッカ半島までの」広大な土地に散らばるひとびとであり、よってロシア文明の一つの要素にしかすぎない。ウクライナ人が(タタール人、ユダヤ人、ベラルーシ人のように)もう一つのロシア人集団にほかならないとすれば、ウクライナの国家としての地位(ステートフッド)などどうでもよく、ロシアの指導者としてプーチンはウクライナのひとびとを代弁する権利を有することになる。だからこそ、プーチンはこう述べた。

「我々は何世紀にもわたりともに暮らしてきた。最も恐るべき戦争にともに勝利を収めた。そしてこれからもともに暮らしていく。我々を分断しようとする者に告げる言葉は一つしかないのだ――そんな日は決して来ない」

プーチンによれば、ヨーロッパとアメリカがウクライナを承認することで、ロシア文明に挑戦状を叩きつけたことになる。「ロシアは無垢なだけでなく寛容でもある」とプーチンは論じた。「ロシア文明を介してのみ、ウクライナ人は自分たちがほんとうは何者なのかを理解できる」のだから。

こうした世界観・歴史観からは、クリミアやウクライナ東部の占拠だけでなく、今回の全面侵攻も「無垢なロシア」を取り戻し、世界を救済し、神の完全性を復活させる壮大なプロジェクトの一部になる。そして今起きていることを見れば、スナイダーがこのすべてを予見していたことは間違いない。

だがここまで読めば、なぜ私がこの主張を受け入れるのを躊躇したのかわかってもらえるのではないだろうか。スナイダーが正しいとすれば、ロシアは巨大な「カルト国家」ということになってしまうのだ。

ttps://www.tachibana-akira.com/2022/07/13799

第2回 陰謀論とフェイクニュースにまみれた国
第3回 「プーチンの演出家」が書いた奇妙な小説を読んでみた
第4回 「共産主義の犯罪」をめぐる歴史戦の末路
第5回 ロシアはファシズムではなく「反リベラリズム」
第6回 30年前に予告されていた戦争

人類の未来のために、禁を破って転載させてもらった。
橘氏のロシア思想に関するコラムを詳細に読まないと、今のアメリカ・トランプ政権、ロシア・プーチン大統領、イスラエルのネタニヤフ政権が、どんな【思想】で動いているのかわからない。
相手の考え・望みがわからないと、平和交渉のしようがない。
ロシアはソ連崩壊によるショックで、ロシア帝国と農奴制に回帰している。
ロシア国内だけでやるなら構わないが…。
世界中にあるキリスト教の華僑・ロシア系ユダヤ人・イスラエルを通じてヨーロッパや世界中に飛び火してしまった。

811名無しさん:2025/06/05(木) 10:36:49
2021年8月〜
750 : 名無しさん 2021/11/27(土) 21:57:13
ゼロコロナを唱える人々、ワクチン万能論を唱える人々は、ウィルスも人間と同じように生きているという基本を忘れていて、まるで鉱物や何かのように見ている気がする。人間の血液型がひとつだけではなく4種類あるのは、ひとつの感染症で人類が全滅してしまわないため、地域ごとに流行る感染症が違い、その感染症に強い血液型の人が生き残った為である」という仮説がある。ウィルスも生物だから、人間と同じく型によって、生きやすい環境と生きにくい(寄生しづらい)環境があるのでは?と思う。
「どんなに最新兵器の開発・技術革新が進んでも戦争という人間の行う活動から(戦争にまつわる)不確定要素である『霧』を完全に排除することはできない」とHRマクマスター将軍、マティス将軍は語っていた。不可能なことまで「可能だ」と大衆に思わせる科学者は誠実ではないし、自然界に対しても傲慢だと思う。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/688-787

812名無しさん:2025/06/05(木) 10:37:31
753 : 名無しさん 2021/11/29(月) 08:00:38
岸田政権を親中だと非難する声があるが、今は中国よりロシア・イスラエルの方が脅威に変わってきている。原油価格をつり上げて西側を追いつめたりサイバー攻撃してきている。そしてインドがロシアから兵器をかう疑いが最近出てきた。今年の10月、アメリカインドイスラエルUAEが新しい枠組みを作った。インドとロシアが手を組んだら、日本がロシアに侵略されたとき頼みのインド軍が裏切って日本のために動かない可能性が出てくる。中国とロシアと2か国と同時に戦う体力はない。どちらかとは停戦するしかない。今は資源輸出の鍵を握るロシアの方が脅威になっている。

754 : 名無しさん 2021/11/29(月) 08:04:27
中国は落城した。今はロシアの方が危険だ。ロシアが中国に手を貸す、あるいは中国を隠れ蓑に日本を攻撃するなら、中国とロシアの関係を割る必要がある。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/688-787

813名無しさん:2025/06/05(木) 10:38:16
2021年8月〜
755 : 名無しさん 2021/11/29(月) 11:09:23
日本の強みでもあり今の大きな金融問題は、(有事に備え貯めこむ気質の強い)アリ体質の高齢者が30年かけて溜め込んだ現金預金(死に金になっている)1333兆円をどうするか。このまま寝かせても何にもならないし最悪のケースだと日本国内で日本国民の為に有益に使われるどころか、海外投資家・資本家の利子としてそっくり外に持ち出されてかっさらわれる。90年代に日本の銀行や郵貯が潰され外資が日本国内の金融(投資)にかなり入り込んだ。バブルのどさくさに紛れて富を奪われたあの時のように、この30年で貯めた1300兆円を今度はロシアとイスラエル、ユダヤが狙っている。先週末アメリカ株式市場で起きた9000$の株価下落現象は「脅威となる新型コロナ変異株発生」を株価下落の表向きの理由にしているが、本当の目的はいったん下げて株を安くしてからまた上げる、利ざやを稼ぐための操作。仕掛けたのはロシアとサウジアラビアなど産油国とイスラエル。アメリカ政府がアップルを使ってイスラエルのハッキング技術開発会社NSOを正式に提訴した→イスラエルがサイバー攻撃、マスコミを利用したプロパガンダ、金融市場乱高下による心理的揺さぶり戦法を使い、日米両国、バイデン大統領と岸田首相に対して合法的な(?)嫌がらせを開始。先週、OPECプラスの原油価格つり上げに対抗するべくバイデン政権が「原油購入組合」(日米印中英韓グループ)を結成→そのお陰で原油価格を大幅に下げることに成功したが、原油の売り手側ロシアやサウジアラビアなど(OPECプラス側)から見れば「バイデン政権と岸田政権に原油商売の邪魔をされた」→日米に報復しようとする 。ロシア・イスラエルの狙いはバイデン政権に対する不満を煽り政権支持率を下げて、次期大統領をトランプ大統領にすること。もはや中国は自国内部の統制にてんやわんやで海外にちょっかいをだしたり構っている暇はない。
アメリカ経由で中国に投資していた世界の投資家が、中国を弱体化させるため、バブルを崩壊させ中国を無力化したバイデン政権とバイデン政権を支持した日本に復讐し、中国バブルの穴埋めに使うために日本の金を狙っている。もし日本の世論、特に2020年11月トランプ大統領が再選するというロシアのプロパガンダ(デマ戦争)にのっかった保守論客が一時の感情からバイデン大統領や岸田政権を非難するような事態になれば、もう取り返しがつかない。ロシアが率いるOPECプラスやイスラエル側が完全に主導権を握ることになる。それを防ぐため、日本国民に注意喚起する目的で、12月4日〜アメリカ海兵隊が音頭をとって陸上自衛隊と前代未聞の演習を開始する。陸上自衛隊は対ロシア、海上自衛隊は対中国。中国軍を裏で支援する可能性があるのは、ロシアの民間軍事会社ワグナーグループ。ロシアのガスプロムを中心とした新興財閥は民間軍事会社も持っていて海外に派遣している。2019年ロシアはリビアに民間軍事会社の兵を派遣してトルコとリビアの原油利権をめぐり争った。(あのときはシリアから徴集したシーア派民兵を活用したトルコ側が勝った)。イスラム過激派掃討に励んで産油国情勢の安定に取り組んでいたフランスは、イスラエルから「1990年代に起きたルワンダ紛争」(フランスが介入した)を追及され、マクロン政権は世論攻撃を受けてアフリカのイスラム過激派掃討から手を引いた。そのせいでアフリカにある産油国は情勢が不安定になった→以前のように安定して原油を確保できない。中国よりも、中国の裏側にいるロシアによる新興財閥による日本侵略の危機が迫っている。安倍晋三氏が岸田首相を恫喝してまでマレーシアに特使として行来たがっているのはロシアのロスネフチ、マレーシアのペトロナス、果ては北朝鮮と韓国関連の繋がりだろう。マレーシアは北朝鮮金正恩の異母兄が暗殺された場所。中国が衰退した現在、安倍晋三氏はロシアの支配下選手、ロシアの手先だと全く隠さなくなってきた。日米が本意でなく太平洋戦争に突入した時も日本とアメリカの中でソ連(ロシア)の手先が暗躍した。あの時代にすべてが似ている。

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814名無しさん:2025/06/05(木) 10:40:26
2021年8月〜
766 : 名無しさん 2021/12/02(木) 14:03:08
昨夜、不気味な夢をみた。多分ウクライナだと思う。ロシア軍に占領され戦争で荒れ果てた街には大量の失業者がさ迷い溢れていた。失業者たちは新しい支配者、占領してきたロシア側の酷薄さ(残酷さ)をまだ知らない。
住民は職を求めて職業案内所という「選別」の場所に集まる。降伏した人たちは今日生きていく為の仕事にありつくため、抵抗するでもなく、おとなしく「選別」を待っていた。
「選別」は男女、体力、思想・信条で事務的に行われ、支配者階層に臓器提供するために生け贄として選ばれた人々がぎゅうぎゅうに詰め込まれてどこかに運ばれて行った。
「奴隷たち」の行き先は地獄だとわかっていながら仕事としてその行き先のチケットを割り振る係員の顔には、哀れみと同時に、自分はあっち側の人間じゃないから良かった、と安堵したような奇妙な表情が浮かんでいた。夢からさめてからもハッキリと覚えていた不思議な夢だったので書いておこうと思った。
次から次へと入ってくる未来の犠牲者(奴隷)を事務的にさばく係官たちの顔には「犠牲者たちを可哀想だと個人的に思う。でも俺だけ抵抗したってどうにもできない。俺も集団組織の一員だからレーンから外れるのは怖い」という罪悪感からくる不安と自分は大丈夫という安堵とが共存していた。
「選別」の工場では係官の誰もが奴隷たちの行き先を知っていて可哀想だと思っていた。
だが可哀想だと哀れみながら、自分一人の考えや力ではどうにもできないという諦めや無力感を抱いていた。
全員が同時に「この惨状をどうにかしたい」「抗ってみよう」という気持ちをもったら変わるはずの状況ですら無力感が支配していた。
夢の中で、私はどうやって抵抗する動きを起こすか、必死に画策していた。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/688-787

815名無しさん:2025/06/05(木) 10:46:12
2021年8月〜
791 : 名無しさん 2021/12/05(日) 10:52:19
●「安倍、菅政権じゃ絶対あり得ない」入国禁止をめぐる国交省の“独断”はなぜ起こった?【官邸キャップ解説】
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/959e4c256d24e43e548a333ea03cd7f213068827

現場が暴走した、岸田首相は監督不行き届きだと安倍晋三氏や菅義偉氏は責めたいのだろうが…。私は今回の件で現場が先に動いた、指示待ちで怯えていた役人が失敗を恐れずトライするようになった、昭和の時のように個人が自主性を取り戻した、ととても嬉しかった。
岸田首相は部下がやる気をだせる、部下を育てられるいい上司だ。日本人はいい上司を持った。なのになぜマスコミは岸田首相を潰そうとするのか?
私は岸田首相を支持している。彼は自分だけでなく他人の幸せを素直に喜べる人間だ。そんな政治家が首相になった日本を誇りに思う。若手官僚からなる総力戦研究所がすべて正確な予測を出して、やり方を変えなきゃ戦争しても負けると言ったのに、東條英機は「日露戦争では勝っただろ?大丈夫」といってそのまま日本は戦争に突っ込んだ。今、岸田首相に変わって良かった。トップダウン型の安倍晋三氏・菅義偉氏では東條英機が率いた日本になっていたかもしれない。安倍晋三氏をもう日本の神様たちは支持していない。なんか感覚でわかる。12月1日異国ウクライナ侵攻の夢をみて神からお告げがあったように、わかる。

816名無しさん:2025/06/05(木) 10:54:40
2021年12月〜
609 : 名無しさん 2022/02/16(水) 07:38:41
●全ロシア将校協会が「プーチン辞任」を要求…! キエフ制圧でも戦略的敗北は避けられない
2/16(水) 6:03配信
>>「全ロシア将校協会」のHPより
世界の目は現在、ロシアとウクライナに注がれている。10万人規模のロシア軍が、昨年11月からウクライナの東部国境付近にとどまっている。ウクライナの北の隣国ベラルーシでは現在、ロシア軍とベラルーシ軍の合同軍事演習が行われている。南を見ると、黒海にロシア艦隊が展開している。ロシア軍は、ウクライナを北南東、三方から包囲し、侵攻の準備が完了しつつあるように見える。プーチンの要求は、「ウクライナをNATOに加盟させない法的保証」だ。米国もNATOも、「この要求を受け入れることはできない」とロシア側に回答した。しかし、その後も侵攻回避のための交渉が続けられている。そんな中、ロシアでは、将校をまとめる団体、「全ロシア将校協会」が「プーチン辞任」を求める公開書簡を発表したーー。
>>ロシア将校の反逆
さて、日本ではまったく報道されていないが、ロシアで1月31日、驚愕の出来事が起こった。「全ロシア将校協会」のHPに「ウクライナ侵攻をやめること」と「プーチン辞任」を要求する「公開書簡」が掲載されたのだ。
原文は、以下のページから見ることができる。
Обращение Общероссийского офицерского собрания к президенту и гражданам Российской Федерации
この公開書簡は、レオニド・イヴァショフ退役上級大将が書いたものだが、彼は、「個人的見解ではなく、全ロシア将校協会の総意だ」としている。ちなみにイヴァショフ氏は、もともとかなり保守的で、これまでプーチン政権を支持してきた。国営のテレビ番組にもしばしば登場し、著名で影響力のある人物だ。
問題の書簡には、何が書かれているのか? 
イヴァショフは、プーチンが強調している「外からの脅威」を否定しない。しかし、それは、ロシアの生存を脅かすほどではないとしている。〈 全体として、戦略的安定性は維持されており、核兵器は安全に管理されており、NATO軍は増強しておらず、脅迫的な活動をしていない 〉
では、プーチンが「ウクライナをNATOに加盟させない法的保証をしろ」と要求している件について、イヴァショフはどう考えているのか? 
彼は、「ソ連崩壊の結果ウクライナは独立国になり、国連加盟国になった。そして、国連憲章51条によって、個別的自衛権、集団的自衛権を有する。つまり、ウクライナにはNATOに加盟する権利があるのだ」と、至極真っ当な主張をしている。
ロシアは、ウクライナを自分の勢力圏にとどめておきたい。どうすれば、そうすることができたのか? 
イヴァショフによると、「ロシアの国家モデルと権力システムが魅力的なものである必要があった。しかし、ロシアは魅力的なシステムを作ることができなかったので、ウクライナは、欧米に行ってしまった」のだ。
この言葉は重い。プーチンは、米国が約束を破り、東欧、バルト三国をNATOに加盟させたことに憤っている。しかし、米国は、東欧バルト三国を、無理やり加盟させたわけではない。これらの国々が、NATO加盟を望んだのだ。
なぜか? もちろん、「ロシアが怖いから」だ。イヴァショフの言うように、ロシアが魅力的で、恐ろしくない国であれば、これらの国々がNATOに走ることはなかっただろう。プーチン政権の政策は、事実上すべての隣国とその他の国々を遠ざける結果になったとイヴァショフは嘆く。そして、「世界のほとんどの国がクリミアを今もウクライナ領と認識している。このことは、ロシア外交と内政の失敗をはっきりと示している」と、強調している。
>>ウクライナ侵攻は、ロシアにとっても破滅的
イヴァショフは、ロシアのウクライナ侵攻に反対している。その理由は、
第1に、国家としてのロシアの存在を危ういものにする。
第2に、ロシア人とウクライナ人を永遠の敵にしてしまう。
第3に、ロシアとウクライナの若くて健康な男性が、数万人亡くなる。
興味深いことに、イヴァショフは、NATOが結局、ウクライナ側に立ち、ロシアに宣戦布告。ロシア軍はNATO軍と戦うことになると予測している。そして、ウクライナ侵攻の結果は……。
〈 ロシアは間違いなく平和と国際安全保障を脅かす国のカテゴリーに分類され、最も厳しい制裁の対象となり、国際社会で孤立し、おそらく独立国家の地位を奪われるだろう 〉
要するに、イヴァショフと全ロシア将校協会は、「長期的に見ればロシアは必ず負けるから」戦争に反対しているのだ。
話はここで終わらない。公開書簡は、「ウクライナ侵攻をやめること」だけでなく、「プーチン辞任」も要求しているのだ。
なぜか? 
彼は、プーチンと側近が、ウクライナ侵攻はロシアに悲惨な結果をもたらすことを理解しているとみている。

817名無しさん:2025/06/05(木) 11:08:17
610 : 名無しさん 2022/02/16(水) 07:40:20
では、なぜ侵攻したいのか? 
イヴァショフによると、「ロシアは現在、深刻なシステム危機に陥っている。しかも、ロシアの指導者たちは、国をシステム危機から救うことができないことを理解している。システム危機が続くことで、いずれ民衆が蜂起し、政権交代が起こる可能性が出てくる」。だが、ウクライナに侵攻すれば、どうだろうか? イヴァショフは次のように言う。「戦争は、しばらくの期間、反国家的権力と、国民から盗んだ富を守るための手段だ」
彼と将校協会から見ると、「ウクライナ侵攻」は、プーチンが「自分の権力と富を守るためだけの戦争」なので、辞任を要求したのだ。
>>将校の反逆は、侵攻を止められるか?
ちなみに、この公開書簡について大手メディアが報道していないのは、日本だけではない。実をいうとロシアの国営メディアもまったく報じていない。プーチン政権にとってあまりにも「不都合な情報」だからだろう。
この書簡からわかることは何だろうか? 
一つは、ロシア軍のかなりの数の将校がウクライナとの戦争を望んでいないこと。もう一つは、将校たちがプーチンへの忠誠心を失っている、ということだ。
これまでロシアで「反プーチン勢力」といえば、反汚職基金の創設者でカリスマ政治ユーチューバー(チャンネル登録者数644万人)のナワリヌイが筆頭だった。
ナワリヌイのグループは、米国や英国の諜報機関とつながっているとロシアでは報じられている。そして、ナワリヌイは、汚職反対、民主主義、言論の自由重視で、いわゆる西側の価値観をもつ「リベラル派」だ。
一方、イヴァショフと全ロシア将校協会は、完全な保守派で、今までプーチンを支持してきた。そんな「強固な支持層」だったはずの将校軍団から辞任要求を突きつけられたプーチンの衝撃は大きいはずだ。
ただ、この公開書簡を受けて、プーチンが素直に辞任するとは思えない。しかし、「将校たちはウクライナ侵攻を支持していないのだな。軍の忠誠心を失えば、自分の権力も危うい」と考えるかもしれない。あるいは、「自分に反逆した将校は許せない」と考え、全員の逮捕を命じるかもしれない。そうなると、軍の動揺は大きいだろう。
>>それでもウクライナに侵攻すれば
「クリミア併合」の例を見てもわかるように、プーチンは常に「戦略的決断」を下すわけではない。彼は、ほぼ無傷で、クリミアを奪った。これは、ロシアから見ると、戦術的大勝利だった。しかし、その後の欧米日の制裁で、ロシア経済はまったく成長しなくなった。
ロシアは、プーチンの1期目2期目(2000年〜08年)、年平均7%の高成長をつづけていた。しかし、クリミアを併合し、経済制裁を科された2014年から2020年の成長率は、年平均0.38%にとどまっている。
人口1億4600万人のロシアのGDPは、人口5200万人の韓国よりも少ない。つまり、プーチンは戦術的には勝利をおさめたが、戦略的には負けているのだ。この例からわかるように、今回もプーチンが「戦略的」「理性的」判断を下すとは限らない。そこで、ウクライナ侵攻の可能性が出てくる。
結果は、どうなるのだろうか? 
ロシアは、ドネツク、ルガンスクを完全支配できるようになるだろう。おそらく両州の独立を認めるという形になるはずだが、実際は、「完全属国化」だ。
だが、欧米(そして日本も)、ロシアに強力な経済制裁を科す。欧米では、「ロシアのドル取引を禁止する」「SWIFTから除外する」などが検討されている。具体的にどのような内容になるかは不明だが、いずれにしても、ロシア経済が今以上にボロボロになることだけは間違いないだろう。
だが、一番悲惨なのは、NATOとロシアに挟まれて翻弄されるウクライナだ。
米国情報機関の分析によると、ウクライナ侵攻で首都キエフは2日で陥落。5万人の市民が死傷し、最大500万人の難民が発生するとみられている。悲劇以外の何物でもないロシアのウクライナ侵攻。プーチンが、将校たちの警告を聞き入れ、思いとどまることを心から願っている。
北野 幸伯(国際関係アナリスト)
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/1c2aed745c6a6ff05ac648bd75facca32c8a5577

もしアテーナーが本当にいるなら…ロシアを守るために、プーチン大統領に退任を迫る改革派ロシア軍人の味方になるだろう。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1639702998/607-706

818名無しさん:2025/06/05(木) 11:08:50
ロシアはプーチン大統領、イスラエルはネタニヤフ首相を下ろして、みんな一度頭を切り換えて停戦に向かうべきだ。
2024年、バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相のあまりの残虐さに呆れて『イスラエルは解散して選挙しろ(→ネタニヤフ首相から中道に変えてくれ)』と要請したが、逆ギレしたアメリカの福音派と、ユダヤ至上主義に取りつかれたイスラエルの極右派にさかんに攻撃されて撃沈してしまった。
ここ数年の世界的なトラブルを見ていると、国と国の戦争の原因となる存在【宗教】【王室】【イデオロギー】そのものに恐怖を感じる。

819名無しさん:2025/06/05(木) 11:45:49
中国と共に「覇権主義といじめ」に反対を、ベラルーシ大統領に習氏
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6/4(水) 19:57配信


中国の習近平国家主席は4日、ロシアの同盟国で西側の制裁を受けているベラルーシのルカシェンコ大統領と北京で会談し、ベラルーシは中国の「真の友人で良きパートナー」だと述べ、共に「覇権主義といじめ」に反対するよう求めた。ベラルーシ政府の提供写真、4日撮影(2025年 ロイター)
[北京 4日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は4日、ロシアの同盟国で西側の制裁を受けているベラルーシのルカシェンコ大統領と北京で会談し、ベラルーシは中国の「真の友人で良きパートナー」だと述べ、共に「覇権主義といじめ」に反対するよう求めた。

ルカシェンコ氏の北京訪問は1月の大統領選挙で勝利して以来初めて。西側諸国は選挙は自由でも公正でもないと指摘していた。

中国国営通信新華社によると、習氏はルカシェンコ氏の再選に祝意を示し、「両国の伝統的な友好は長い間続いており、政治的な相互信頼は断ち切れない」と指摘。「国際的な公正と正義を守るべきだ」と語った。

ベラルーシ国営通信ベルタによると、ルカシェンコ氏は「あなたはわれわれの時代の主な特徴を正確に指摘した。われわれ、主に中華人民共和国に対する西側からの前例のない圧力だ」と発言。「そして今日、ベラルーシを含む多くの国の目が、あなた方、つまり北京に向けられている」と述べた。

第2次世界大戦時の不発弾発見 独ケルンで大規模避難
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6/4(水) 19:28配信


第2次世界大戦時の不発弾が発見され、警備されるドイツ・ケルンの中心部(2025年6月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ドイツの都市ケルン中心部で第2次世界大戦時の不発弾3発が見つかり、4日、約2万人が避難を強いられている。ケルンでの不発弾処理作戦としては、戦後最大規模。

【写真】下水工事中に第2次大戦時の砲弾200発超発見 ソロモン諸島

不発弾は2日、ライン川東岸のドイツ地区の建設現場で見つかった。米国製で2個は1000キロ、1個は500キロだという。

道路は封鎖、鉄道は運休となり、ライン川にかかる三つの橋を含む約1万平方メートルのエリアで、市の職員が避難を誘導した。

病院1棟、高齢者施設2棟、学校9校、テレビスタジオ、そして数十のホテルが影響を受け、市中心部は閑散とした。

ドイツでは建設作業中に第2次世界大戦の不発弾が度々発見されている。

フランクフルトでは2017年、1.4トンの爆弾が発見され、6万5000人が避難する事態となった。これは1945年以来、欧州で最大の避難となった。

2021年には、ミュンヘンの主要鉄道駅近くの建設現場で第2次世界大戦時の爆弾が爆発。数百メートルにわたって破片が飛び散り、4人が負傷した。【翻訳編集】 AFPBB News

820名無しさん:2025/06/05(木) 11:48:29
「イスラム国」の13人を逮捕 イラン、爆破テロ計画か
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コメント102件
6/4(水) 23:41配信

 【テヘラン共同】イランの警察当局は4日、首都テヘラン郊外で同日開かれたイベントで爆破テロを計画したとして、過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバー13人を逮捕したと発表した。国営テレビが報じた。

 イベントはイラン革命の指導者で1989年に死去した故ホメイニ師にまつわるもの。ホメイニ師の遺体がある廟で行われ、最高指導者ハメネイ師が演説するなどした。警察当局は爆弾ベストや銃器を押収したという。

 イスラム教スンニ派のISはシーア派を国教とするイランを敵視し、たびたびテロの標的にしてきた。昨年1月にも、イラン南東部ケルマンで約90人が死亡した自爆テロを起こした。


トランプ、12カ国からの入国禁止令に署名。「アメリカを守る」と主張
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コメント26件
6/5(木) 10:48配信


ホワイトハウスで開いたイベントで出席者に向かって話すトランプ大統領(2025年6月4日)
アメリカのトランプ大統領は6月4日、国家安全保障上の理由から、複数の国の外国人のアメリカへの渡航を禁止する大統領布告に署名した。

【動画】12カ国からの渡航禁止を発表するトランプ大統領

対象となるのは、以下の12カ国だ。

(対象国)アフガニスタン、ミャンマー、チャド、コンゴ共和国、赤道ギニア、エリトリア、ハイチ、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、イエメン

この渡航禁止措置は6月9日に施行される。この12カ国加え、ブルンジ、キューバ、ラオス、シエラレオネ、トーゴ、トルクメニスタン、ベネズエラにも部分的な入国制限が課される。

この入国禁止措置には例外もあり、永住権や特定のビザ保有者、スポーツイベントに出場するアスリート、アフガニスタンの特別移民ビザ保有者、イランで迫害を受けている民族的・宗教的マイノリティのビザ保有者のほか、アメリカの国益にかなうと判断される人物は入国を認められる。

この入国禁止措置は、トランプ氏が1月20日に署名した「外国のテロリストおよびその他の国家安全保障・公共安全上の脅威からアメリカ合衆国を守る」大統領令に基づく措置だ。

トランプ氏は布告の中で、「アメリカ合衆国とその国民の国家安全保障と国益を守るために行動しなければならない」と述べている。
第一次政権中にも渡航制限を課す

トランプ氏は第一次政権中の2017年1月にも、テロ対策強化の一環としてイスラム教徒が多くを占めるイラク、シリア、イラン、スーダン、リビア、ソマリア、イエメンの7カ国からの入国を禁じる大統領令に署名した。

この大統領令は、「イスラム教徒禁止令」や「渡航禁止令」と呼ばれ、各地で訴訟が起こされた。複数の裁判所で執行の一時差し止めを命じる決定が出されたものの、トランプ政権はその後に新たな渡航禁止措置を発表。最高裁は2018年に、政権側の入国制限措置を支持する判断を下した。

この制限措置はバイデン大統領によって2021年1月20日に撤回された。

821名無しさん:2025/06/05(木) 12:05:25
安保理、ガザ即時停戦決議案を否決 トランプ政権が拒否権を初行使
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コメント721件
6/5(木) 5:28配信


米ニューヨークにある国連本部=2024年10月1日、八田浩輔撮影
 国連安全保障理事会は4日、パレスチナ自治区ガザ地区での即時停戦を求める決議案を否決した。スロベニアなど非常任理事国10カ国が共同提案したが、イスラエルを支援する常任理事国の米国が拒否権を行使した。理事国15カ国のうち14カ国が賛成した。

【写真で見る】「生き地獄」 ガザ住民の生活は…

 今年1月のトランプ政権の発足後、米国が拒否権を行使したのは初めて。米国は「(イスラム組織)ハマスを批判せず、ハマスに武装解除とガザからの退去を求めない、いかなる措置も支持できない」と指摘した。イスラエルは米国の決定を歓迎した。

 決議案は、すべての当事者に即時かつ恒久的な停戦を要求し、ハマスに無条件での人質解放を呼びかけた。またイスラエルには人道支援に対する制限の解除を求め、安全で妨害のない物資の配布を実現するよう要請していた。

 会合でスロベニアは、理事国の分断を埋めるために決議案は人道支援に焦点を当てたと説明。市民を飢えさせる試みは国際法違反だとした上で、「いかなる戦争目的でもこのような行動は正当化できない。それが私たちの共通の理解だと期待していた」と否決に失望感を隠さなかった。

 同じく賛成票を投じた非常任理事国のパキスタンは「継続的な破壊を容認する共犯として記憶されるだろう」と米国の拒否権を痛烈に批判した。常任理事国の英国は「ガザでの軍事作戦を拡大し、援助を厳しく制限する決定は正当化できない」とイスラエルを名指しで非難した。

 国連は「ガザの全人口が飢饉(ききん)のリスクにさらされている」として早急に支援を拡大する必要性を訴えている。

 ガザ情勢を巡り、米国はバイデン前政権でも同様の安保理決議案に拒否権行使を繰り返した。【ニューヨーク八田浩輔】

822名無しさん:2025/06/05(木) 12:06:20
「イスラム国」の13人を逮捕 イラン、爆破テロ計画か
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6/4(水) 23:41配信

 【テヘラン共同】イランの警察当局は4日、首都テヘラン郊外で同日開かれたイベントで爆破テロを計画したとして、過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバー13人を逮捕したと発表した。国営テレビが報じた。

 イベントはイラン革命の指導者で1989年に死去した故ホメイニ師にまつわるもの。ホメイニ師の遺体がある廟で行われ、最高指導者ハメネイ師が演説するなどした。警察当局は爆弾ベストや銃器を押収したという。

 イスラム教スンニ派のISはシーア派を国教とするイランを敵視し、たびたびテロの標的にしてきた。昨年1月にも、イラン南東部ケルマンで約90人が死亡した自爆テロを起こした。


「世界が弱腰ならプーチンは殺りくに対し暗黙の了解得たと捉える」ゼレンスキー大統領 圧力強化求める
19
コメント19件
6/5(木) 9:03配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN
アメリカとロシアの首脳による電話会談を受け、ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、SNSで「多くの国が様々なレベルでロシアと協議を行ってきたが、どれも確かな平和をもたらさず、戦争を止めることもできていない」と指摘しました。

そのうえで、「プーチンの脅しに世界が弱腰になれば、新たな攻撃や殺りくに対して暗黙の了解を得たと捉えるだろう」として、ためらうことなくロシアへの圧力を強化するよう求めました。
TBSテレビ

823名無しさん:2025/06/05(木) 12:43:31
世界の医薬品産業を掌握する中国の威力、トランプ関税で浮き彫りに
20
コメント20件
6/5(木) 9:13配信


中国南部、江西省の医薬品工場で働く従業員ら
香港/ニューヨーク(CNN) トランプ米大統領が予告する医薬品への関税強化によって、米国が医薬品の多くを頼る中国からの輸入が途絶え、国内の医療に深刻な影響を及ぼす事態が懸念されている。

写真特集:19世紀中国の希少写真

米国は重要な医薬品の供給を外国に依存してきた。たとえば、細菌感染症の治療に広く使われるペニシリン系の抗生物質、アモキシシリンを米国内で製造するメーカーは1社のみ。原料は中国産が80%を占める。

その中国との間では、トランプ氏の関税政策をめぐって緊張が高まる一方だ。アモキシシリンの唯一の米メーカー、ジャクソン・ヘルスケアの創業者、リック・ジャクソン最高経営責任者(CEO)はCNNに、「中国がサプライチェーン(供給網)での支配的立場を武器として利用するようなことがあれば、アモキシシリンやその原料の調達は壊滅的な打撃を受けるかもしれない」と語った。

CNNが米国勢調査局のデータを基に試算したところによると、米国が昨年輸入したヒドロコルチゾン(かゆみ止め軟膏<なんこう>の有効成分)のうち96%、イブプロフェン(市販の鎮痛剤)のうち90%、アセトアミノフェン(同)のうち73%が中国製だった。

米議会の米中経済・安全保障調査委員会(USCC)のリーランド・ミラー委員は、中国が米国への医薬品供給のネックを取り押さえていることが「米国の安全保障に害を及ぼす」と主張した。

「中国がこうした影響力を持っているというだけで、中国側が引き金を引くか引かないかにかかわらず、米国はさまざまな分野での政治的立場を変更せざるを得ない。まずい状況だ」と、ミラー氏は語る。

中国は今のところ、医薬品産業での優位を武器に使う態勢を公に示してはいない。だがトランプ氏が医薬品への追加関税を導入した場合、現在の慢性的な医薬品不足はさらに悪化し、国内での価格が上がって、医療費削減という同氏の公約からは遠ざかることになりそうだ。


1972年に中国共産党と講和したアメリカの政治家、共和党のニクソン大統領とキッシンジャー国務長官が全部悪い。
日本は一ミリも悪くない。
アメリカ共和党は、自分たち共和党の失敗は自分で何とかしろ。
問題視されているアメリカ国内の経済格差の拡大も、1980年代に共和党のレーガン大統領が、民主党ルーズベルト大統領が導入した【アメリカ国内の格差是正のための累進課税制度】を撤去して、国民へのサービスを全部廃止したから。
イギリスで白人が貧困になったのも、イギリス保守党のサッチャー首相が累進課税をやめて、国営企業を民営化したから。
宗教右派である保守党のサッチャー首相、共和党のレーガン大統領→ソ連は崩壊
イギリス国民とアメリカ国民、保守党と共和党の政治家が起こしたソ連崩壊にまつわる騒動の尻拭いを、世界までさせられている。
くそったれ

824名無しさん:2025/06/05(木) 13:11:52
ロシアが大規模な進軍計画 ウクライナ高官、米国側に情報提供
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6/5(木) 12:34配信


米首都ワシントンのウクライナ大使館で記者会見を行う、大統領府副長官を務めるパブロ・パリサ大佐(2025年6月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナの高官は4日、米国に対して、ロシア軍が来年に向けて大規模な進軍を計画し、黒海へのアクセス遮断を目指しているとする情報を伝えた。ウクライナ政府は、ロシアへの圧力を強化するよう米国に求めている。

【写真】ロシア空軍基地へのドローン攻撃 攻撃前後の衛星写真公開

ウクライナの高官代表団が米首都ワシントンを訪問する中、ドナルド・トランプ大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が電話会談で、ロシア内部にウクライナが無人機攻撃を仕掛けたことへの大規模な報復を警告したと明らかにした。

ウクライナの大統領府副長官を務めるパブロ・パリサ大佐は、自国軍の情報機関が発見したとする情報を公表した。パリサ氏は、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領に昨年11月、副長官に任命されるまでは前線にいた。

パリサ氏は米国の議員らに説明した後に会見を行い、ロシアは9月末までにドネツク州・ルガンスク州の全域掌握を目標にしていると指摘した。ロシアの国営メディアが公開した同国がウクライナ側に示した「覚書」によると、ロシアは停戦条件として、一方的に併合を宣言したウクライナ領のドネツク、ルガンスク、ザポリージャ、ヘルソンの4州からのウクライナ軍の完全撤退を要求している。

パリサ氏は、ロシアは年内にウクライナとの国境沿いに緩衝地帯を設けることを目指していると主張。

「興味深いことに、彼らは2026年の計画さえ用意している。来年の計画は、ドニエプル川左岸に位置するウクライナ全域を占領することだ」とし、狙いは「オデーサ州とミコライウ州を占領し、ウクライナの黒海へのアクセスを断つことにある」と述べた。

黒海は、ウクライナにとって軍事的・経済的な生命線で、途上国への穀物輸送の主要ルートとなっている。

パリサ氏は、「残念ながら、ロシアは平和の話などしていない。彼らは戦争の準備をしている」と訴えた。【翻訳編集】 AFPBB News

825名無しさん:2025/06/05(木) 13:28:21
内閣不信任案の行方は 終盤国会で焦点、与野党の神経戦が激化
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6/5(木) 12:00配信


参院本会議で年金制度改革関連法案の趣旨説明に対する立憲民主党・森本真治氏の質問に答弁する石破茂首相(壇上)=国会内で2025年6月4日午前10時半、平田明浩撮影
 国会の会期末が迫る中、野党が内閣不信任決議案を提出するかどうかが焦点となっている。自民、公明両党は衆院で少数与党のため、野党が結束すれば不信任案は可決される。その場合、憲法上の規定で、石破茂首相は10日以内に内閣総辞職か衆院解散の選択を迫られる。首相が解散を選べば、7月の参院選に合わせた衆参同日選となる可能性がある。

【図解】 内閣支持率は…

 「しっかりと決断していただきたい。弱腰に見られては困る」

 5月中旬、立憲民主党執行部と衆院1期生らの懇親会が都内で開かれた。酒を酌み交わしながらの和やかな会合だったが、終わり際のあいさつで1期生の一人が不信任案提出を迫ると、野田佳彦代表は顔をしかめて「いろいろ考えている」と答えた。

 1期生数人はこの前後に小川淳也幹事長とも面会し、「不信任案を提出してほしい」と要望した。小川氏からは「出す一択しかない」との言葉を引き出した。

 立憲は年金制度改革法案を巡り、自公と修正合意し、13日の成立を目指して参院で審議が続く。立憲中堅は「不信任案を提出しにくくなったことは事実だ。片方で握手し、もう片方で不信任案を突きつけるのは矛盾していると批判されかねない」と話す。

 だが、野田氏が「適時、適切に、総合的に判断したい」と繰り返し、参院選を前に政権との対決姿勢を示さないことに、党内から主戦論が噴出している。

 これに対し政権幹部は「出してくればすぐ解散する。それを分かっていて出せるのか」と周辺に語り、立憲が不信任案を提出すれば石破首相が「即解散」に踏み切る可能性を強調した。首相は解散に前向きな考えを周辺に伝えている。提出させないよう野党をけん制したとの見方もあるが、与野党の神経戦が激化している。

 不信任案提出で野党が対決姿勢をアピールするのは、これまでの終盤国会で恒例の風景だった。しかし、少数与党の下では意味と重みが全く異なる。野党が権力の一端を手にする中、通常国会は22日に会期末を迎える。「主戦論」の行方は――【遠藤修平、池田直】

石破総理、優秀な海外研究者らを呼び込む方針を表明
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6/5(木) 10:22配信


石破総理
 アメリカのトランプ政権がハーバード大学をはじめ、国外からの留学生を制限する動きを見せる中、石破総理大臣は優秀な海外の研究者らを呼び込む方針を表明しました。

【映像】石破総理のコメント

「米国政府の政策転換により米国内での研究活動に懸念が生じている中、わが国の研究力強化のため、米国を含めた優秀な海外技術研究者の招へいなどを通じた『国際頭脳循環』の取組を強化いたします」(石破総理大臣)

 石破総理は、4日に開いた科学技術やイノベーションに関する会議で、アメリカなどから優秀な研究者や留学生を受け入れるため10兆円規模の大学ファンドを利用するなどの対応策を検討するよう閣僚らに指示しました。

 トランプ政権は5月、ハーバード大学が「キャンパス内での暴力や反ユダヤ主義を助長した」として留学生の受け入れの認可の停止を発表しています。(ANNニュース)
ABEMA TIMES編集部

826名無しさん:2025/06/05(木) 15:15:20
陰謀論とフェイクニュースにまみれた国

2022年8月5日
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトでロシアのウクライナ侵攻について書いたものを、全6回で再掲載しています。第2回はジャーナリスト、ピーター・ポマランツェフの『プーチンのユートピア 21世紀ロシアとプロパガンダ』(翻訳:池田年穂/慶応義塾大学出版会)の紹介です。(公開は2022年4月15日。一部改変)


サンクト・ペテルブルクのマクドナルド。ウクライナ侵攻により撤退が決まった(2011年9月@Alt Invest Com)
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ウラジミール・プーチンがロシアのメディアで、スカイダイビングをしたり、深海に潜ったり、鍛えられた筋肉を見せつけるなど、ハリウッド映画のヒーローのように演出されていることはよく知られている。

10年以上前のことなので詳細は覚えていないのだが、たまたま見たBSのドキュメンタリーでロシアのテレビ局を取材していて、日本人ディレクターの「なぜ大統領をこんなふうに演出するのか?」との質問に、編集幹部が「先進国のひとには理解できないでしょうが、ロシア国民は愚かなので、このようにしないと社会が安定しないのです」と答えていて驚いたことがある。

ピーター・ポマランツェフはロシア(ウクライナ)系イギリス人で、2006年から10年までモスクワのテレビ局でリアリティショー(ドキュメンタリー)の制作に携わった。そのときの体験を書いたのが“Nothing is True and Everything is Possible(どこにも真実はなく、すべては可能)”で、14年に出版されると英米で大きな反響を呼んだ。日本では18年に『プーチンのユートピア 21世紀ロシアとプロパガンダ』として翻訳されている。

ピーターは1977年にソ連時代のキエフ(現在のウクライナのキーウ)のユダヤ人家庭に生まれ、反体制派作家だった父親の亡命にともない78年に西独に出国、80年にイギリスに渡った。91年にソ連が崩壊すると、ロシア語を活かして大学卒業後の2001年からモスクワに滞在し、メディアの仕事をするようになる。
ゼロ年代はじめのロシアでは「先進国イギリスの帰国子女」はある種の特権層で、テレビ制作会社の下っ端であるにもかかわらず、ピーターは政治家、企業人、新興財閥(オリガルヒ)からギャング、高級娼婦までさまざまなひとたちと知り合うことができた。本書には、そんな彼ら/彼女たちの生態が軽妙な筆致で描かれている。

ロシアでは「ピートル」と呼ばれていた彼は、現在のロシアを「ポストモダンの独裁政」だと述べている。これは、歴史家ティモシー・スナイダーの主張と同じだ。

[参考記事]●ロシアは巨大なカルト国家なのか?

大金持ちのパトロンを探すゴールドディガー(金鉱掘り)

ロシアの書店には、「億万長者をしとめる方法を若い女性たちに伝授する自己啓発本」がずらりと並んでいる。なぜならロシアでは、女性が成功する唯一の方法は富裕層の男(オリガルヒ)の愛人になり、あわよくば妻の座に収まることだからだ。そんな女たちは「ゴールドディガー(金鉱掘り)」と呼ばれている――という話からピーターは本書を始める。

日本でも同じように考えている女性はいるだろうが、ロシアの特徴は、先進諸国では「言ってはいけない」とされている話題が公然と認められていることだ。

ロシアのテレビ界では、女性から仲介料を受け取り、金持ちの男を紹介する「マッチメーカー(ぽん引きは違法なのでこう自称する)」の男がセレブ扱いされている。10代のゲイの青年たちを使って、モスクワの鉄道駅で、「何でもよいから新しい人生を見つけようとやってきた脚の長いしなやかな身体つきの若い女」に片っ端から声をかけるのだという。

827名無しさん:2025/06/05(木) 15:15:51
ピーターがテレビのドキュメンタリー番組のために取材した「ゴールドディガー・アカデミー」は、大金持ちのパトロン(シュガーダディー)を見つけるための専門学校のひとつだ。同様の学校はモスクワやサンクト・ペテルブルクに数十校あり、「ゲイシャ・スクール」とか「How to Be a Real Woman(本物の女になる方法)」などの校名がつけられている。

生徒たちは毎週1000ドル(約12万円)の受講料を払い、「高級住宅街に出かけなさい。地図を片手に持って、道に迷っているふりをしなさい。お金持ちの男性が近づいてきて、どうしたのと言ってくれるかもしれませんよ」というような講義を、丁寧な字でノートに取っている。

この高額の学費からわかるように、アカデミーの生徒はすでになんらかの成功を収めた若い女性たちだ。ピーターが取材した東ウクライナのドンバス地方出身のオリオナは、20歳のときにほとんど無一文でモスクワに出てきて、カジノでストリッパーとして働きはじめた。踊りがうまかったためスポンサー(シュガーダディー)に見初められ、アパートの家賃、月4000ドル(約48万円)の生活費、自動車、トルコかエジプトで過ごす年2回それぞれ1週間のバケーションをあてがわれている。

22歳になったオリオナは、ゴールドディガー予備軍の18歳の女の子が列をなしているため、スポンサーが自分と別れるつもりではないかと心配している。そこで監視の目を逃れつつ、アカデミーに通ってスキルを磨き、「若い女性を探すスポンサーと、スポンサーを探す若い女性のためだけに設計された」クラブやレストランで“パパ活”しているのだ。ちなみに、スポンサーはつねに愛人たちの浮気を警戒していて、オリオナの場合、ボディガードが買い物のふりをしてふらっと現われるだけだが、カメラで監視されたり、私立探偵に尾行されたりする女の子もいるという。

オリオナたちが探すスポンサーは、『フォーブス』誌の世界長者番付に名前が載っていそうなことから「フォーブス」と呼ばれている。それに対して女の子たちは、「仔牛(チョーロク)」だ。1人の「フォーブス」に対して何十、何百という「仔牛」がいるから、競争はきわめてきびしい。

ナイトクラブは、中央にダンスフロアがあり、壁に沿って「開廊(ロッジア)」が設けられている。フォーブスたちは暗くしたロッジアに陣取り、数百人の女たちは下のフロアで踊りながら、上に呼ばれることを期待する。

ロッジアに招かれると、女の子たちは数百ドルでフォーブスにフェラチオをする。これはお金のためではなく、自分の顔を覚えてもらうためだ。だがオリオナは、こんな売春婦のようなことをしていては逆効果だという。フォーブスはセックスをタダ同然で提供する女の子たちに囲まれているのだから、その要求をまずはきっぱり断らなければ興味をもってもらえないのだ。

828名無しさん:2025/06/05(木) 15:17:00
男は最上階まで連れていってくれるエレベーター

ピーターが取材したゴールドディガー・アカデミーの卒業生のなかには、秘書や通訳として働いている女性もいた。ロシアを訪れるドイツ人ビジネスマンの通訳をしているナターシャは、「固定観念にとらわれていない(No Complex)」という条件で応募した。これは「依頼人とセックスすることも厭わない」という暗号で、秘書や個人助手を募集する広告のいたるところで見かける。

「ロシア人の男たちは選択肢が多すぎて増長しすぎよ。西側の男たちの方がよっぽど手玉にとりやすいわ」というナターシャは、ドイツのエネルギー会社幹部の愛人で、彼がミュンヘンに戻るときはいっしょに連れていってほしいと考えている。

ポップスターを目指すレーナは、「どこかのオフィスで休みもなく働き詰めだなんて、まるっきり理解できないわ。(略)男の人は最上階まで連れていってくれるエレベーターだから、わたしはそれに乗るつもりよ」という。モスクワではレーナのような女の子を「歌うパンティ(シンギング・ニッカー)」と呼ぶが、有力なスポンサーさえつけば才能は大した問題ではない。

アカデミーでは、MBAをもつ赤毛のインストラクターが「フェミニズムは間違っています。どうして女性が仕事に命をかけなければいけないのですか? それは男性の役目です」と教えている。そして、「殿方からプレゼントをもらいたければ、理性がなく、感情に動かされやすい左側に立つのです。彼の右側は理性的です」とか、「あなたは膣の筋肉をぎゅっと締めること。そうです、膣の筋肉です。そうすれば、瞳が大きくなるので、もっと魅力的に見えます」というような講義を大真面目でやっている(もちろん生徒たちもみな真剣だ)。

ピーターはこの学校の実態を知り合いの大富豪に話した。「俺があの娘たちのことを何と呼んでいるか知っているかい?」と大富豪は訊いた。「カモメだよ。海岸のカモメのように、ゴミ捨て場の上をぐるぐるまわりながら飛んでいるからね」

サンクト・ペテルブルクは18世紀に、ピョートル大帝によって「東のパリ」として建設された。モスクワは21世紀はじめの原油高で再開発が進み、ソ連時代の建物の多くが壊され高層ビルに置き換わった。
ロシアにはスラブ系だけでなく、スターリン時代にフィンランドやバルト三国などからソ連に連行・強制移住させられた北欧系の子孫も多い。その結果、パリやロンドンのような街並みを金髪碧眼の老若男女が行きかい、自分がどこにいるのかわからなくなることもある。

ところがロシアで働いたり暮らし始め、その内側にすこしでも入ると、西欧の常識とはまったく異なる論理で社会が動いていることに気づくようになる。この「酩酊感」のようなものを、ピーターは「ポストモダン」と呼んだのではないだろうか。それは「モダン=近代」を超克した世界ではなく、近代社会のように見える前近代、すなわち「モダンの偽物」なのだ。

こうした「ポストモダン」はマスメディア、とりわけテレビ制作の現場で顕著で、西側の常識を前提とする者たちを混乱させ、驚愕させ、絶望させることになる。

829名無しさん:2025/06/05(木) 15:17:30
ピーターがRTの理念について訊ねたとき、編集局長は「客観的な報道などというものは存在しないな」と、ほぼ完璧な英語でいった。

「それではロシアの見解とは何ですか?」と訊くと、「おやおや、どんなときでもロシアの見解は存在しているんだよ」と編集局長はこたえた。「たとえば、バナナを例に挙げてみよう。ある人にとっては食糧になり、別の人にとっては武器になり、人種差別主義者にとっては黒人をからかう道具にもなる」

1980年代の日本で流行したポストモダン思想では、「真実」などというものはなく、すべてはコンテキスト(文脈)によって決まる相対的ものだとされたが、どのような見解も文脈次第で自由につくれるというのはたしかに「ポストモダン的」ではある。

RTに入社したイギリス育ちの英語ネイティブは、すぐに「クレムリンが真実なるものを完全にコントロールしている」ことを思い知らされる。

オックスフォード大学を卒業したばかりのKは、「エストニアが1940年にソ連に占領された」というニュース記事を書き、ニュース局長から「我々はエストニアを救ったのだ」と原稿の書き直しを命じられた。ブリストル大学を出てすぐに就職したTは、ロシアの森林火災を取材して、大統領がうまく対処できていないと書いたところ、「大統領は最前線で消火作業にあたっていると書かなきゃだめだよ」といわれた。

ロシアとジョージア共和国との戦争中には、RTはテレビ画面に「ジョージア人はオセチアでジェノサイドを行なっている」というどぎつく目につくテロップを四六時中流しつづけた(いまはウクライナへの侵略で同じことが行なわれている)。

ピーターはこの「相対主義」に絡めとられないようにドキュメンタリーの道を選んだが、「そうさ、ニュースなんて全部フェイクさ。しょせんゲームみたいなもんだよ、違うかい」と、給料のためにRTにとどまる者も多かったという。
エミー賞にノミネートされたロシア国営テレビ

国営の放送局ロシア・トゥデイ(RT)は、BBCワールドやアルジャジーラに相当する24時間放送の英語(アラビア語とスペイン語もある)ニュース専門チャンネルだ。1年に3億ドル以上の予算が組まれ、「世界の出来事に対してロシアの価値観を述べる」使命を帯びている。

ロシアのウクライナ侵攻でブロックされるまで、RTはYouTubeでもっとも視聴されているチャンネルのひとつで、視聴者は10億人にのぼった。イギリスでは視聴率3位のニュースチャンネルだったという。

RTの人気の秘密は、「メディアはウソばかり報じている」と考える欧米の特定の政治層を魅了するコンテンツを揃えたことだった。ウィキリークスのジュリアン・アサンジはRTで対談を行なったし、「アメリカの世界秩序と戦うアメリカ人の学者、9.11陰謀説を唱える者、反グローバリスト、ヨーロッパの極右派」など、欧米の主流メディアが無視している人物を次々と出演させた。イギリスのEU離脱の立役者の一人、イギリス独立党の党首ナイジェル・ファラージも頻繁にゲスト出演していた。

RTに登場するのは、欧米の右派・極右・陰謀論者だけではない。「ウォール街を占拠せよ」などの占拠運動(オキュパイ・ムーヴメント)を伝えたことでRTは(なんと)エミー賞にノミネートされ、左翼(レフト)からは「反覇権的(アンチヘゲモニック)と評価されたという。

『ラリー・キング・ライブ』で知られるラリー・キングは、CNNを去ったあと、2012年7月から新番組『ラリー・キング・ナウ』を始めたが、それはRTアメリカで放映された。キングが個人で設立したOra TVで制作した番組をライセンスしただけだというが、ロシアとの関係を批判され、ウクライナ侵攻後の22年3月、Ora TV はRTアメリカのために制作していた番組の制作をすべて中止し、事業を停止すると発表した。なお、キング自身は19年に脳卒中の発作を起こし、21年1月にコロナにより死亡している。

ロシアの英語放送局RTは、アメリカやイギリス、あるいはEUの「権力」を批判し、エリートたちの「陰謀」を暴露することで、EU懐疑派やトランプ支持者の人気を博した。だが国営メディアである以上、ジャーナリズムとしてのこの「批判精神」は、ロシア国内の権力に向けられることはなかった。

830名無しさん:2025/06/05(木) 15:20:44
マレーシア航空17便撃墜事件のフェイクニュース

2014年7月17日、ウクライナ東部上空を飛行していたマレーシア航空17便(MH17)が親ロシア派の地対空ミサイルによって撃墜され、乗客・乗員298名全員が死亡した。歴史家のティモシー・スナイダーは『自由なき世界 フェイクデモクラシーと新たなファシズム』(翻訳:池田年穂/慶応義塾大学出版会)で、ロシアのテレビメディアが事件の真相を隠蔽するためにどのように大衆を洗脳し、ロシアの責任を否定したのかを書いている。

MH17が撃墜されたその日のうちに、ロシアの主要テレビ局はそろって、「ウクライナのミサイル」、あるいは「ウクライナの航空機」がMH17便を撃墜したのだと非難し、「真の標的」は「ロシアの大統領」だったと主張した。ウクライナ政府はプーチンの暗殺を計画していたのだが、違う航空機を撃ち落としてしまったというのだ。MH17とプーチンの専用機はまったく別の場所におり、この話にはもっともらしさのかけらもなかった。

翌18日、ロシアのテレビ局は複数の作り話に無数のアイデアを加え、この出来事の新しいヴァージョンをさまざまに撒き散らした。あるテレビネットワークは、ウクライナの航空交通管制官がMH17便のパイロットに高度を下げるよう命じたのだと断言した(まったくの嘘だった)。別のネットワークは、航空交通管制官に命令を下したのは、ウクライナのユダヤ人オリガルヒで州知事でもあるイーホリ・コロモイスキーだったと主張した。するとまた別のネットワークが、コロモイスキーの顔には有罪の相が出ていると語る「人相学」の「専門家」を引っ張り出した。

航空交通管制官の話を広めたロシアのテレビネットワークは、それと同時に、ウクライナの戦闘機が現場にいたと主張しはじめた。さまざまなジェット機の写真(さまざまな場所でさまざまな時間に撮影された)が提供され、旅客機が飛ぶのはありえない高度が持ちだされた。

この惨事から1週間後、ロシアのテレビはMH17便の撃墜について第三の筋書きをでっちあげた。ウクライナ軍が演習中に旅客機を撃ち落としたというのだ。これにもまた、なんの根拠もなかった。

さらには第四の筋書きが登場し、それによるとロシアがMH17便を撃墜したのは事実だが、犯罪行為はいっさいなかった。なぜなら、CIAが飛行機に死体をいっぱい詰めこんで、ロシアを挑発しようとウクライナ上空を飛ばせていたのだという……。

ロシアのテレビ局にとって、辻褄の合う筋書きをつくることはどうでもいいことだった。重要なのは、一つの筋書き(ロシア占領地区の民兵もしくはロシア軍が民間機を撃墜した)を「相対化」することだった。

「何が起きたかを理解し謝罪した個々のロシア人はたしかにいたが、全体としてのロシア国民は、自国の戦争責任や自国のおかした犯罪について深く考える機会を奪われていた」とスナイダーはいう。「ロシアの信頼できる社会学研究所の調査によれば、2014年9月にロシア人の86%がMH17便の撃墜はウクライナのせいだと考え、2015年7月にも85%が相変わらずそう考えていた」のだ。

831名無しさん:2025/06/05(木) 15:21:18
撃墜事件前の7月12日、ロシアのテレビ局チャンネル1は、ウクライナ内のスラヴェンスクで3歳のロシア人の少年がウクライナの兵士たちに磔にされたという衝撃的な――そしてまったくの作り話――のニュースを報じた。これは証拠がいっさいなく、話に出てくる人物は誰一人存在しないし、残虐行為が行なわれたとされる「レーニン広場」も実在しない。

このことを追及されたロシアの通信副大臣は、「肝心なのはとにかく視聴率なのだ」と説明した。

合理的な人間も陰謀論者になっていく

ピーター・ポマランツェフは10年ちかくをロシアで過ごしているあいだにモスクワっ子の女性と結婚し、娘が生まれた。その後、家族を連れてロンドンに戻ったが、夏休みなどに娘と祖父母を訪ねるのが習慣になっている。そんなピーターは、モスクワの空港に着いたとたん、並行現実(パラレルリアリティ)のなかで生きているような気分になるという。

テレビをつけると、その週のニュースの総集編が放送されている。そのときの様子を、ピーターは次のように書く(適宜改行を加えた)。
身なりのよいプレゼンターが造りの上等なセットを横切り、カメラのフレームに入って、その週の出来事をてきぱきとまとめていく。一見すると、どれもがしごく普通に思える。

ところが、やがてプレゼンターは不意に二カメの方を向き、気づいたときは話が変わっている。西側は同性愛の泥沼に沈んでいて、聖なるロシアだけがゲイのヨーロッパから世界を救えるとか、いわゆる「第五列」、つまり西側のスパイで汚職反対運動家に扮しているが実際は全員がCIAなのがロシアにはごろごろしているとかね――それ以外の誰があえて大統領を批判するだろうか、というわけだ。

西側はウクライナの反ロシア「ファシスト」を支援しており、ロシアを手に入れ、そのオイルを奪おうと躍起になっているとか。アメリカの支援を受けたファシストがウクライナの町の広場でロシア人の子どもを磔にしているのは、西側がロシア人の「ジェノサイド」をもくろんでいるからということになるし、そこらをうろつくロシア憎しのギャングどもにどんな風に脅されているかと訴える女たちが、カメラの前で泣きわめく。

もちろん、こうしたことを正せるのは大統領だけ。だからこそロシアがクリミアを併合したのは正しいことだし、ウクライナに武装した傭兵を送ったのも正しいことで、これはロシアと西側との新たな大戦争のほんの始まりにすぎない。

こうしたフェイクニュースに日常的に触れていると、「事実」と「虚構」のあいだに線を引くこと自体に意味がなくなっていくとピーターはいう。“Nothing is True and Everything is Possible”(真実などどこにもなく、すべてがでっちあげ)とわかっていても、あまりにしょっちゅう嘘を聞かされていると、しばらく経つと、ただ頷くだけになってしまう。そして心のどこかでこう感じるようになる。

「そんなに嘘をついて、何の罰も受けないのなら、それはすなわち、オスタンキノ(テレビメディア)が本物の力を、何が本当で、何が本当でないかを規定する力を持っているということではないのか? だったら、どちらにしても、ただ頷いているほうがいいのではないか?」

832名無しさん:2025/06/05(木) 15:30:36
このようにしてロシアでは、合理的な人間も陰謀論者になっていく。「みんな嘘だし、動機はどれも腐敗したものであり、信じられる人間は一人もいない」という現実からは、必然的に「すべての背後に闇の手が存在する」という結論が導き出されるのだ。だとしたらやはりロシアは「ポストモダン」の世界で、わたしたちもそこに向かっているのかもしれない。

ttps://www.tachibana-akira.com/2022/08/13802

これを読んでアメリカのおかれた環境の深刻さに気づいた。
やばい。
このままだとアメリカまで、トランプ大統領の娘婿でユダヤ教の超正統派で大富豪ジャレット・クシュナー氏、イスラエルのネタニヤフ首相、白人至上主義・理性皆無のロシアの餌食になる。
【アテネの学堂】として作られたアメリカまで、ロシア正教のカルト団体に占領されてしまった…。
2024年10月の時点で、アメリカの有力な退役将校300人のうち250人はトランプ大統領の再選に反対していた。
トランプ大統領の再選に断固として反対していた彼らこそが【紳士】でアメリカにとっての本当の愛国者だった。

833名無しさん:2025/06/05(木) 16:13:57
「プーチンの演出家」が書いた奇妙な小説を読んでみた

2022年8月12日
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトでロシアのウクライナ侵攻について書いたものを、全6回で再掲載しています。第3回は「プーチンの演出家」ウラジスラフ・スルコフの小説“Almost Zero(ほとんどゼロ)”の紹介です。(公開は2022年4月21日。一部改変)


2018年のロシアワールドカップで、ロシアの勝利に赤の広場に集まるひとたち  (@Alt Invest Com)
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ロシア(ウクライナ)系イギリス人のピーター・ポマランツェフは、2006年から10年までモスクワのテレビ局でリアリティショー(ドキュメンタリー)の制作に携わり、ロシアのメディアが“Nothing is True and Everything is Possible”(真実などどこにもなく、すべてがでっちあげ)という並行現実(パラレル・リアリティ)をつくりあげていることをさまざまな興味深い事例とともに描き出した。

[参考記事]●陰謀論とフェイクニュースにまみれた国

その登場人物なかでも、際立って興味深いのはウラジスラフ・スルコフだろう。「クレムリンの創造主(デミウルゴス)」「ロシア史上最高の政治工学者」の異名をもち、それ以外にも「宰相(ワズィール)」「灰色の枢機卿」「オズの魔法使い」などとも呼ばれている。

スルコフは2011年12月から13年5月まで、プーチン政権とメドヴェージェフ政権で副首相を務め、その後は20年2月まで大統領補佐官だった。その役割をひと言でいうなら、「プーチンの演出家」になるだろう。

スルコフは2008年に、自身の経験に基づく小説“Almost Zero(ほとんどゼロ)”を(筆名で)出版している。その華やかな経歴とこの風変りない小説からは、うすら寒くなるようなニヒリズムが感じられる。

自分さがしから辣腕の広告マンへ

ウラジスラフ・スルコフはソ連時代の1964年(62年の説もあり)にチェチェン・イングーシ自治共和国で、チェチェン人の父親とロシア人の母親とのあいだに生まれた。両親は共に教師だったが、父親はスルコフの幼少時に家を出ていった。その後、母親とともにモスクワの南のリペツク州に移り、名前をアスラムベクからロシア風のウラジスラフに変え、ロシア正教の洗礼を受けたといわれている。出生時の状況には諸説あるものの、父親がチェチェン人であること、母子家庭で育ったこと、子どもの頃からきわめて優秀だったことは間違いない。

ポマランツェフによれば、高校時代のスルコフは反抗的な若者で、「ベルベットのズボンをはき、ピンク・フロイドのように髪を長く伸ばし、詩を作り、女の子に人気があった」。文学や演劇、音楽などに傾倒し、「彼はオールAの優等生で、文学作品に関する彼の作文をよく教師たちが教員室で読み上げていたほどだ」とされる。――クリミア併合後の2014年3月、スルコフはオバマ政権による制裁で米国への入国を禁止されるが「アメリカで興味があるのは2パック・シャクール(ラッパーで96年に銃撃により死亡)、アレン・ギンズバーグ(ビート世代の詩人)、ジャクソン・ポロック(抽象画家)だけだ。彼らの作品にアクセスするためにビザは必要ない」と述べた。

1982年にモスクワの国立科学技術大学に進学したスルコフは、金属学を専攻したが興味をもてなかったらしく、1年で中退すると83年から85年まで軍歴についた。公式の経歴ではハンガリーのソ連砲兵連隊に配属されたたとされるが、参謀本部情報総局 (GRU) に所属していたとの説もある。

除隊後はモスクワ文化学院で演劇を学んだが、ペレストロイカで民間企業が解禁されるとふたたび大学を中退し、87年にミハイル・ホドルコフスキーの金融事業の広告部門の責任者に就任する。スルコフはこのとき弱冠24歳で、PRについてなんの経験もなかったのだから、まさに大抜擢だ(90年代後半にモスクワ国際関係大学の経済学修士を取得している)。

834名無しさん:2025/06/05(木) 16:14:31
ホドルコフスキーはロシア初期のオリガルヒ(新興財閥)の一人で、1963年生まれだからスルコフと同世代だった。エリートとして大学卒業後にコムソモール(共産党の青年組織)の書記となったホドルコフスキーは、民間事業の可能性にいち早く気づき、88年に科学技術進歩商業革新銀行を設立(その後、メナテップ銀行と改称)した。ソロコフがどのような伝手でホドルコフスキーと知り合ったのかは不明だが、この“ベンチャー企業”の幹部として広告・広報部門を仕切ることになる。

91年にソ連が崩壊し、ボリス・エリツィンがロシア連邦の初代大統領になると、「自由化」の名の下に国の資産が割安で売りに出され、西部開拓時代のゴールドラッシュのような「一攫千金」の混乱が生じた。ホドルコフスキーはこの千載一遇のチャンスを見逃さず、民営化された多くの会社の株式を買い占め、メナテップ銀行を中心に巨大な持ち株会社をつくりあげた。

スルコフの最初の大きな仕事は、92年のメナテップ銀行の広告キャンペーンだった。「ロシアで最もハンサムなオリガルヒ」と呼ばれたホドルコフスキーが、「楽に金儲けしたければ、僕の銀行にどうぞ」「僕は成功した、君もできるさ!」と満面の笑みを浮かべて札束を差し出すポスターを街じゅうに貼り出したのだ。

ソ連時代に「資本主義は悪」と徹底して教育されてきた国民にとって、この広告はとてつもない衝撃だった。それまで金持ちは自分の成功を隠さなければならなかったが、スルコフは時代の変化にいち早く気づき、「富は美徳だ」と宣言したのだ。

クレムリンでプーチンを演出する

ホドルコフスキーは95年にグループの投資会社「ロスプロム」を設立し、石油会社ユコスを含む多くの企業を傘下に置く一大財閥を形成した。スルコフは97年までロスプロムの広報部門の責任者を務め、その後、ウクライナ出身のオリガルヒ、ミハイル・フリードマン(1964年生まれのやはり同世代)のアルファ銀行に移ったが、ここは1年間の腰掛けだった。98年に国営テレビ放送(ロシアワン)の広報担当ディレクターになったあと、翌99年にロシア大統領府副長官に任命されている。このとき33歳で、ホドルコフスキーの事業に参加してから6年しか経っていないのだから、驚くべき出世だ。

スルコフに与えられた任務は、ホドルコフスキーのイメージをつくり上げたのと同様の手法で、エリツィンの後を継いで大統領に就任することになっていた第一副首相(プーチン)を、メディアを使って演出することだった。

プーチンは大統領になると、政権に批判的な報道をしていたテレビ局NTVのオーナーでオリガルヒのウラジーミル・グシンスキーを、過去の民営化をめぐる横領・詐欺容疑で逮捕し、NTVは政権寄りのガスプロムに買収された。これによってクレムリン(プーチン政権)はロシアの全国ネットをすべて支配し、スルコフは絶大な権力を振るうことになった。ポマランツェフはその様子をこう書いている。

835名無しさん:2025/06/05(木) 16:15:05
元大統領副長官、次いで副首相を務め、そののち外交問題大統領補佐官に就任したスルコフは、ロシア社会を一つの巨大なリアリティ・ショーのように演出してきた。彼がぱんと一つ手を叩くと、新しい政党が出現する。もう一度叩くと、ヒトラーユーゲントのロシア版である「ナーシ」が生まれる。「ナーシ」は、民主主義の支持者になりそうな者たちとの市街戦を想定した訓練を受けたり、赤の広場で愛国的でない作家の著作の「焚書」をしたりしている。スルコフは大統領府副長官として、彼のクレムリンのオフィスで週に一度テレビ局の経営者らと会い指示を出していたものだ――誰を攻撃し誰を擁護するか、テレビ出演が許可される者と禁止される者、大統領をどのように見せるか、またか国民が考えたり感じたりする際のまさに言い回しや範疇についての指示だった。

ホドルコフスキーはメナテップ銀行を98年のロシア危機で経営破綻させたものの、ユコスがルクオイルと並ぶロシア最大の石油会社に成長したことで、さらに大きな影響力をもつようになった。だがクレムリンの政争に巻き込まれ、2003年に脱税などの罪で逮捕され、禁錮9年の実刑判決が下され、シベリアの刑務所に収監された(その後、2017年まで刑期が延長されたが13年に恩赦で保釈、イギリスに亡命した)。

大学を中退し、「自分さがし」をする演劇青年に過ぎなかったスルコフにとって、ホドルコフスキーは人生を一変させてくれた“恩人”だ。ところがスルコフは、囚人服を着て動物のように檻に閉じ込められているホドルコフスキーの姿を繰り返しテレビで放映させた。そのメッセージは明らかだった、とポマランツェフはいう。「『フォーブス』の表紙を飾っていたのが監獄に入ってしまっても、たった写真一枚の差なんだよ……」。

クレムリンの創造主(デミウルゴス)」の奇妙な小説

ロシアにおいて、テレビによるプロパガンダの影響力を最初に理解したのは、「クレムリンのゴッドファーザー」と異名をとったオリガルヒのボリス・ベレゾフスキーだった。主要テレビネットワークORT(チャンネル1)を支配下に置き、1996年の大統領選で再選が危ぶまれたエリツィンが踊る姿をテレビ放映して健康不安説を払拭させた。さらには、対立候補を「赤色(スターリニズム)と褐色(ファシズム)」に仕立て上げ、「迫り来るポグロムについての恐ろしい物語」をTV番組にし、「でっちあげ(フェイク)の極右政党」までつくり出してみせた。

ベレゾフスキーはその後、プーチンと対立してイギリスに亡命、慰謝料や裁判費用で無一文にちかい状態になって13年にロンドンで自殺した(他殺説もあり)。スルコフはベレゾフスキーの後を継いで、より精緻な「政治工学」を駆使してオルタナファクト(もうひとつに事実)を次々と生み出していった。

「この新しい権威主義(オーソタリアニズム)の優れた点は、20世紀の緊迫した状況ではありがちだったたんなる反対派の弾圧ではなく、すべてのイデオロギーや運動の内部に入りこみ、それらを利用したうえに、ばかげたものにしてしまうことだ」とポマランツェフは書く。スルコフの特徴(「魅力」といってもいい)は、富や権力に取り憑かれるのではなく、それを醒めた目で見ているトリックスター的なところだろう。

836名無しさん:2025/06/05(木) 16:15:58
スルコフは、たった今市民フォーラムや人権関連のNGOに資金を供給したかと思えば、次の瞬間には、NGOを西側の手先になっていると主張して糾弾している民族運動の側を密かに支持する。彼はこれ見よがしにモスクワで最も刺激的なモダン・アーティストのための芸術祭を気前よく後援したかと思えば、次にはそのモダン・アートの展覧会を攻撃するロシア正教の原理主義者を支持して、黒ずくめの服装で十字架を持ち歩く。(略)クレムリンの考えるモスクワは、午前中は寡頭政治、午後は民主主義、夕食時には君主政で、就寝時までには全体主義国家といった趣がある。

そんなスルコフが、2008年に自身の経験に基づく小説(Almost Zero)を発表したのだから、たちまちベストセラーになったのも当然だ。もちろん読者は文学性を期待したのではなく、この作品から体制の内側を覗き見られるかもしれないと思ったのだ。

“Almost Zero”は「ナタン・ドボヴィツキー」というペンネームで出版されていて、スルコフは作者であることを認めていないが、彼の妻の名は「ナタリア・ドボヴィツカヤ」だ。公式にはスルコフは推薦文を寄せているだけで、そこには「この小説の作者は独創性のかけらもない、ハムレットに取り憑かれた三文文士に過ぎない」と「これは私が今までに読んだ本のなかでも最高傑作である」という矛盾したことが書かれている。まるで、この作品がどのような扱いを受けるかをわかったうえで、読者・批評家をからかっているかのようだ。

このような経緯を知ると、この小説がどんなものか読んでみたいと思うだろう。Amazonでは取り扱っていないが、インターネットを検索してみると、ニューヨークの独立系出版社が英訳しているのを見つけた(PDF版は10ドル)。この英訳版は、どういう経緯なのかはわからないが、「著作権フリー」になっている。

そこでさっそく購入して読んでみたのだが、これはスルコフという人物そのままで、一筋縄ではいかない奇妙な小説だった。

837名無しさん:2025/06/05(木) 16:21:23
ハードボイルドのパロディ

“Almost Zero”は、「生涯(The Career)」という短編小説から始まる。主人公はヴィクトール・Oという若者で、地方からモスクワに出てきたものの食い詰め、強欲な家主一家の下働きとして、家主の妻への性的なサービス込みで寄宿することになる。だがあまりに酷使されたため、ヴィクトールは精神に変調をきたし、化学実験室に駆け込むと、ベルトルト・シュヴァルツ(ドイツの科学者で、14世紀に黒色火薬を発明したとされる)に変身して火薬をつくり、工場の半分を吹き飛ばしてしまう。

精神科施設に入れられたヴィクトールは、投薬治療によって、自分がシュヴァルツでなく火薬がすでに発明されていることを納得したが、こんどは作家に変身して、13時間で小説を書き上げた。それはロシア革命直後の1921年にロシアの作家ザミャーチンが発表したディストピア小説“We(われら)”と一字一句同じだったが、ヴィクトールはそれを読んだことがなかった。

ザミャーチンの『われら』では、1000年後の世界は〈単一国〉という都市国家によって統治されている。国民はアルファベットと番号で管理され、食事から性行為まで、人生のすべてを〈時間タブレット〉によって国家が決めている。ジョージ・オーウェルはこの作品に触発されて『1984年』を書いたが、全体主義の悪夢を描いた『われら』がいきなり出てくるところに(ロシアを全体主義国家にしたと批判されている)スルコフの諧謔趣味がよく現われている。

哀れなヴィクトールはその後、角と牙をもち、全身が剛毛に覆われた動物に変身し、100匹以上に増殖してモスクワ一帯の農地を荒らすようになる。最後には、動物愛護団体の抗議にもかかわらず狩猟許可がおり、世界中からハンターたちが集まって駆除されてしまう……という話だ。

“Almost Zero”の主人公はエゴール(Yegor)というフィクサー(出版社の社長)で、こういう(どうしようもない)小説を高額で購入している。文化的な箔をつけたいオリガルヒに、自身の作品として発表できるという条件で、さらに高値で売りつけているのだ。

こうしたいかがわしいビジネスによってエゴールは、モスクワの高層マンションのペントハウスで暮らすまでになった。暑さに弱いので、部屋はつねに華氏52度(摂氏11度)にしていて、たまの来客のためにコートや耳あて付きの帽子を用意している。

マンションの1階には「ダイヤモンド」という高級レストランがあり、エゴールはそこでさまざまな来客と打ち合わせをする。あるときエゴールは、このレストランでクライベイブ(Crybabe)というファムファタル(運命の女)と出会う。エゴールとクライベイブはいっしょに暮らしはじめるが、彼女の望みは映画スターになることで、すぐに別の男に乗り換えて、金がなくなったときだけエゴールに連絡してくる。

クライベイブは夢見ていたように映画出演を果たすのだが、それは無残に首を絞められて殺される役だった。その場面があまりにリアルだったので、エゴールはそれが演技ではなく、スナッフフィルム(実際の殺人を撮影した映像作品)ではないかと疑い、映画スタジオを訪ねる。そのスタジオはエゴールの生まれ故郷に近い北コーカサスにあり、そこでエゴールは、これまで記憶から抹殺してきた過去の自分と向き合うことになる……。

この晦渋かつひとを食ったような小説の筋を無理にまとめるとこのようになる。スルコフはこれを「ギャングスタ・フィクション」だというが、ハードボイルドのパロディ(スラプスティック・ハードボイルド)のような印象だった。

838名無しさん:2025/06/05(木) 16:21:54
とてつもなく賢い若者」のニヒリズム

「クレムリンの創造主」スルコフの小説では、主人公の出版社社長は高級レストラン「ダイヤモンド」に浮浪者のような詩人を呼んで、クライアントの州知事のために詩集を、その姪が映画学校を卒業するために映画の脚本を、契約どおり書くよう催促する。

次にレストランに現われたのは硬派の女性ジャーナリストで、州知事の親族が所有している化学工場の汚染で子どものがんが広がっていると告発した。そこでエゴールは、クライアントの意を受けて、「化学工場はやはり必要だ」という記事を新たに書くかわりに、モスクワに近い自然保護区の一等地に別荘(ダーチャ)用の土地を提供する話をする。さらには、州知事の系列の銀行から優遇金利で別荘の建築費用を借りることもできる。

その提案がまとまると、エゴールは“ウォッカ派”と“ビール派”の政治家の討論会の企画を女性ジャーナリストに持ち掛ける。“ウォッカ派”はビールの規制を要求してビール会社から献金を受け、“ビール派”はウォッカの規制を要求してウォッカ会社から献金を受け取る。これは出来レースで、そのあと2人は儲けを山分けする。エゴールの仕事は、この討論会の記事を報酬を払って有名ジャーナリストに書かせることだ。これはもちろん創作だが、スルコフはずっと、このようなことをやってきたのだろう。

女性ジャーナリストが帰ったあと、クライベイブを待つあいだ、エゴールはレストランで一人、自分の人生を回想する。以下の記述は、ソロコフが自分自身について語っているとしても違和感はないだろう(意訳。省略あり)。
エゴールは「異常に金持ちのロシア人」と呼ばれるグループに属し、その収入や道徳観は「ミリオネアのライフスタイル」といわれるものを実現可能にしていた。見てくれをよくし、高尚な趣味に蕩尽し、だが精神的には「ゼロ」を描くだけ。カネはものすごい勢いで入ってくるが、「神のみぞ知る」理由で途方もないカネが消えていく。エゴールは、どうすれば貯蓄し、資産管理できるかなにもわからなかった。そうしたいと心の底から望んでいるにもかかわらず。

突然、彼は新しい車が必要になった。メルセデス? レクサス? 朝食のビジネスミーティングがランチになり、夜中のどんちゃん騒ぎになだれ込む。プロの女の子たちや、有名ミュージシャン、ダンサーたちを彼のゲストとして派遣会社に手配させ、3週間続いたドカ飲みも忘れちゃいけない。みんな大満足で、ぎりぎりで飛び乗った飛行機でパリに出張し、そこでもパーティは続いたっけ。

そんなこんなで、貯金はまったくできない。倹約生活は無意味に思えるし、こんな調子では浪費三昧ですっからかんになるのは不可避のようだし、それがいつ起きたっておかしくはない。金持ちになればなるほど、エゴールの精神状態は不安定になっていった。イギリス人のいう「冷たく落ち着いたプライド」というやつが、彼のような億万長者には不可欠なのだ。

タックスヘイヴンに隠した大金も含め、未来に確実なものなんてなにもない。最悪なのは、未来が貧しく悲惨だった過去の反映だとわかっていることだ。無一物で放り出され、希望もなく、記憶の鎖から逃れようとあがく。過去は捨てられた恋人のように、荒れ果てて執念深い。過去と向き合うことは「破滅」の同義語で、だからこそエゴールは、恐怖も野心すらもなくつねに前進しつづけ、記憶に背を向けなければならない。これからなにが起ころうとも、それがかつての自分でないかぎり。

839名無しさん:2025/06/05(木) 16:22:51
ロシアの地方都市のシングルマザーの家庭に生まれたエゴールは、ソ連時代末期の見せかけのイデオロギーに幻滅し、「書物を通じて知識を得たヒップスター」として成長する。彼の人生は、1980年代にボヘミアン仲間に加わろうとモスクワに移り住み、90年代にPR業界の導師(グル)になるスルコフの経歴と共通する部分が多い。

「スルコフは、地位も、仕える相手も、イデオロギーも、何のためらいもなく変えた」と、この本を評してポマランツェフは書く。エゴールは(そしてスルコフも)、「彼の生きる時代の浅薄さを見抜くことはできるが、誰に対しても何に対しても心からの感情を持つことができない“俗物のハムレット”」なのだ。

そしてこのようなタイプの新しいエリートは、ロシアでは珍しくない。その一人はポマランツェフにいった。

「この20年というもの、僕らは自分たちがまるで信じていない共産主義、それから民主主義とデフォルト、マフィア国家とオリガルヒを生き抜いてきたよ。結果、僕らはそれらすべてが幻想であるし、何もかもPRであることに気づいたってわけさ」

ソ連崩壊でこれまでの価値観が底が抜けたように消え失せ、その後の混乱を目にした「とてつもなく賢い若者」たちは、大衆は簡単に操作できるし、現実なんて自分が好きなように適当につくり出せばいいのだと思うようになった。

いまのロシアはたしかに「宗教的なナショナリズム国家」だが、そこに「ポストモダン」を感じるのは、底流にこうしたニヒリズムがあるからでないだろうか。

ttps://www.tachibana-akira.com/2022/08/13805

840名無しさん:2025/06/05(木) 16:40:14
【分析】ウクライナによる大胆な攻撃、ロシア政府寄りの過激論客は「核のサーベル」鳴らす
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6/5(木) 15:18配信


ウクライナによる攻撃後、ロシアの航空基地の上空に煙が立ち上る様子=1日
(CNN) ウクライナのドローン(無人機)がロシアの戦略航空機に対して行った意表を突く攻撃に対し、ロシア側はどう対応するのだろうか。

【写真特集】水中爆発物で攻撃を受けた、ロシアとクリミアを結ぶ橋

これまでのところクレムリン(ロシア大統領府)は沈黙を守り、ウクライナとの国境から数千キロ離れた飛行場を襲った今回の攻撃について、正式調査の結果を待つと述べるにとどめている。

しかしロシアメディアでは、政府寄りの論客やブロガーが報復を求めて怒りをあらわにする様子が目立つ。核報復を求める声すらある。

著名ブロガー「トゥー・メジャーズ」は登録者数100万人を超えるテレグラムの人気チャンネル上で、「これは単なる口実ではなく、ウクライナに核攻撃を加える正当な理由になる」と述べた。

さらに「誰が嘘(うそ)をつき、誰が過ちを犯したのかなどといったことは、キノコ雲が上がった後に考えればいい」と付け加え、クレムリンが失態の責任を負わせるスケープゴートを探すのは必至だと言及した。

ロシアの著名政治アナリストの中では少なくとも一人、セルゲイ・マルコフ氏が慎重な対応を促し、核兵器の使用は「真の政治的孤立を招く」とSNSで警鐘を鳴らしている。
だが、人気ブロガーのアレクサンドル・コツ氏は、ロシアは「結果を顧みず総力を挙げて攻撃すべきだ」と要求した。

もちろん、ロシアの強硬派は普段から核によるウクライナの殲滅(せんめつ)を叫び、西側の支援国に対してもあからさまな、だが結局は空疎な終末の脅しを繰り返している。今回のような痛烈な攻撃を浴びた後に同じことを主張しているのは、驚くに当たらない。

とはいえ、あまりに油断して、ロシアによる核の脅しを単なるプロパガンダと切り捨てるのも間違いだろう。

実際のところ今回は、ロシアが破滅的な対応に出るわずかな可能性をより真剣に受け止めるべき懸念材料がある。

第一に、ロシアの複数の論客は、ウクライナが相当数の戦略核爆撃機を破壊したことについて、ロシア政府の定める合法的な核使用の敷居を越えたとみなされる可能性があると言及している。

クレムリンが最近改定した核ドクトリン(発射条件を定めるもの)では、「核戦力による対抗行動を阻害する」「極めて重要な」軍事インフラへの攻撃は例外なく、核報復を招く可能性があると定めている。

ロシア国営テレビの過激な司会者ウラジーミル・ソロビヨフ氏は、ウクライナの作戦は「核攻撃の理由になる」と断言し、首都キーウの大統領府などへの攻撃を要求した。

合法性はともかく、ロシアが核報復に出るハードルは幸い依然高く、そうした攻撃はクレムリン内で非現実的な過剰行動として退けられる可能性が高い。まず、核報復は中国やインドのようなロシアの主要貿易相手国との関係を悪化させるばかりか、ロシア軍に対する軍事行動を誘発する可能性もある。

大量の死傷者が出るのは避けられず、あらゆる方面から非難を招き、国際社会でロシアが一段と孤立するのは確実とみられる。

ただ、ここで問題がある。クレムリンはいま、抑止力を回復する圧力をひしひしと感じている可能性があるからだ。

ロシア政府にとって屈辱的なのは、ウクライナによる今回の国内奥深くへの無人機攻撃だけではない。その直後、ウクライナはロシアとクリミア半島を結ぶ戦略的なクリミア大橋に対し、再び大胆な攻撃を加えた。道路と鉄道が走る重要なクリミア大橋が攻撃されるのはこれで3度目だ。

昨年、ウクライナ軍がロシア西部クルスク州を制圧したことも大きな打撃となり、ロシアは自国領土の奪還に苦慮している。一方、前線から遠く離れた場所では、ロシアのエネルギー施設や空港が連日とは言わずとも毎週のように無人機攻撃を受けており、混乱が広がる状況が続く。

同時に、ウクライナの支援国は西側供与兵器の使用制限を徐々に解除しており、従来ロシア政府の「レッドライン(越えてはならない一線)」と見なされていたラインを揺さぶっている。

クレムリンが決定的な報復に踏み切りたい意向であることはほぼ疑いない。だが、その方法はどうなるのだろうか。

ロシアの元高官はCNNに対し、政府が取り得る対抗措置として最も可能性が高いのは、通常ミサイルとドローンによる「野蛮」な都市攻撃を増やすことだと指摘した。ウクライナ国民はもう何年もこうした攻撃にさらされている。

841名無しさん:2025/06/05(木) 18:00:58
「他に打つ手はない。ロシアは大規模攻勢を仕掛ける能力を持っておらず、人員も足りないからだ」。ロシア国外に住むウラジーミル・ミロフ元エネルギー省次官はそう指摘する。

「核兵器使用の可能性などが取り沙汰されているが、私はそれは検討対象になっていないと思う。もっとも、プーチン氏が残虐行為や報復に訴えうることを何度も示してきたのも事実だ」(ミロフ氏)

別の言い方をすれば、可能性としては非常に低いものの、核の選択肢を完全に排除することはできない。このウクライナ戦争ではすでに幾度となく想定外の展開が起きており、2022年のロシアによる全面侵攻自体が予想外だった。

ウクライナとその支援国は今回の軍事作戦の驚くべき成功に沸いているが、屈辱を受け傷ついたロシアの熊を突けば、危険な恐ろしい結果を招きかねない。



本稿はCNNのマシュー・チャンス記者による分析記事です。

842名無しさん:2025/06/05(木) 18:04:06
米、鉄鋼・アルミ関税を50%に引き上げ 保護するより失われる雇用が多い可能性も
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6/5(木) 13:58配信


鉄鋼とアルミニウムに対する輸入関税が従来の25%から50%に引き上げられた
(CNN) 米国が輸入する鉄鋼とアルミニウムに対する関税を引き上げる措置が4日午前0時1分に発効した。苦境に立たされている米国の鉄鋼業界にとっては歓迎すべき動きだが、自動車メーカーから缶詰メーカーまで、こうした金属を扱う業界にとっては懸念材料となっている。

輸入税の急騰は、トランプ米大統領による貿易戦争における新たな一撃だ。トランプ氏は2月以降、広い分野で関税措置を導入している。鉄鋼に対する関税はトランプ氏とその支持基盤にとって特に重要な意味を持つ。鉄鋼はかつて、米国を代表する製造業だったが、今は苦境に陥っている。

関税の引き上げがすぐに米国人の財布に打撃を与えることはなさそうだ。しかし、専門家によれば、建設や自動車、家電製品などの価格の上昇は関税の引き上げによってほぼ避けられない。関税は鉄鋼業の雇用を守る可能性がある一方、はるかに規模の大きい業界に対して悪影響を及ぼすかもしれない。

政権はこれらの関税は国家安全保障と経済にとって極めて重要だとの見方を示す。

ホワイトハウスの報道官は「国内の鉄鋼とアルミの生産は米国の防衛産業基盤にとって不可欠だ。トランプ政権は国家と経済の安全保障にとって極めて重要な製造業の国内回帰に尽力する。同時に、迅速な規制緩和や減税、米国産エネルギーの解放など供給側の改革を全面的に実行し、米国民に対して経済的な救済を提供し続ける」と述べた。

米国鉄鋼協会(AISI)は、鉄鋼業界の保護が重要だと述べた。AISIトップは、関税を50%に引き上げても自動車の製造費用は300ドル(約4万2000円)しか上がらず自動車全体の費用からみれば、ごくわずかな金額だと指摘した。
米アルミニウム協会(AA)は、広範で一律の関税の導入によって、米国の多くの仕上げ工場が依存しているカナダからの原料アルミの供給が途絶え、利益よりも損失のほうが大きくなる可能性があると懸念している。これらの仕上げ工場は米国のアルミ業界の雇用の大部分を占めている。

鉄鋼やアルミを使う業界からも懸念の声があがる。缶詰メーカーは価格の上昇が店頭の棚にまで及ぶ可能性があると警告する。

缶詰の業界団体によれば、米国内の缶詰メーカーは、ブリキなどの生産の減少を受けて薄鋼板の約80%を輸入している。関税の引き上げは、食品や飲料などの缶詰製品の価格をさらに上昇させるという。

しかし、缶詰ひとつあたり数セントの値上げが消費者に転嫁されるのか、あるいは、いつ転嫁されるのかは分からない。

専門家は、鉄鋼やアルミを使用する製造業では関税で保護されるよりも多くの雇用が危険にさらされていると警告している。

オバマ政権時代に国家経済会議委員長を務めたローレンス・サマーズ氏は2日、CNNの取材に対し、「これはまさに本質的に悪影響をおよぼす政策だと思う。自動車など鉄鋼を使用する産業の労働者は鉄鋼業の労働者の(少なくとも)50倍に上る。そのため、この政策の最終的な結果は、製造業の雇用を奪うことになる。そして、消費者物価の上昇につながるだろう」と語った。

843名無しさん:2025/06/05(木) 18:10:42
世界は、ソ連崩壊で大量に発生した宗教マフィア・ロシア・イギリス・アメリカ・中国の新興成り金の狂騒に巻き込まれていた。
彼らはずっと無産の奴隷階級だったから、金も権力も持ちなれてない。
だからこんな騒ぎになった。

844名無しさん:2025/06/05(木) 18:18:08
小泉進次郎大臣「社名言いませんけど米の大手卸売業者の営業利益500%ですよ」国会で公表→この高騰は異常、ブラックボックス指摘ある「よく!お考え頂きたい」
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6/5(木) 17:37配信


 小泉進次郎氏
 小泉進次郎農水大臣が5日、衆院農林水産委員会で、価格高騰が問題となっているお米の流通に関する質疑で「社名は言いませんけど、米の卸売の大手の売上高、営業利益を見ますと、営業利益はなんと対前年比500%くらいです」と明らかにした。

【写真】販売された備蓄米を抱え満足そうな小泉農相 ファミリーマート・細見研介社長と話し込む

 村岡敏英議員の質問に答えた。村岡議員は「流通の中で上乗せ額がある。資本主義なので、どれだけ儲けるかを規制はできないが、ちょっと流通過程が高騰を起こしている原因のひとつだと考えられる」と指摘し、お米の流通改革について問うた。

 これに進次郎大臣は、「この上がり方は異常。4200円の平均価格がおかしいのではなくて、上がり方がおかしい」と語った。

 「流通の改革につきましては、いま小売からも、米の流通はほかの食品と比べても極めて複雑怪奇だと、そしてブラックボックスがある、こういった指摘が多々寄せられています」と述べた。

 「一体、米の流通はどういった状況なのか可視化をさせたい」とした。

 そのうえで「集荷、卸売、小売、段階を経るにあたって乗ってくる。いま、社名は言いませんけども、卸売の大手の売上高、営業利益、これ見ますと、ある会社は営業利益はなんと対前年比500%くらいです。ほかの大手卸売も営業利益は250%超えてますね。やはり、こういったことも含めて、よく!お考えいただきたいと思っています」と述べた。

845名無しさん:2025/06/05(木) 18:32:57
米政権、移民の子ども500人を連行して施設に収容 家族との再会困難に
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6/5(木) 14:45配信


トランプ政権下で、米国に居住している移民の子ども数百人が自宅から連行され、政府の施設に収容されていることがわかった
(CNN) トランプ米政権下で、米国に居住している移民の子ども数百人が自宅から連行され、政府の施設に収容されている。複数の関係者によると、家族と離れ離れにされたまま、解放が難しいケースもあるという。

事情に詳しい3人の関係者によると、トランプ氏が大統領に返り咲いて以来、いわゆる安全確認を経て、約500人の子どもが移民税関捜査局(ICE)によって政府の施設に収容された。大半は両親や家族がいる子どもたちだった。500人という人数はこれまでに分かっていた人数を大幅に上回り、そうした事例が極めてまれだった前年までと比べるとかけ離れて多い。

安全確認には米連邦捜査局(FBI)が関与することもある。捜査関係者によれば、その目的は子どもの安全確認よりも、そうでなければ捜査や逮捕の口実がない親族を見つけることにあると懸念する声がFBI内部から出ているという。

FBI広報は、連邦当局などが行う移民の子どもの安全確認に協力していることを確認した。

支援者や専門家、保健福祉省の元職員によると、米政権が審査手続きを厳格化したために、一部の両親や保護者にとって、政府の施設に入れられた子どもを取り戻すことが事実上不可能になっている。

保護者の同伴なしに米国にたどり着いた移民の子どもたちは、米国内に住む親や保護者に引き渡されるまで、保健福祉省の難民定住局が運営する施設に入れられる。

政府の統計によると、こうした施設に現在収容されている子どもは2500人以上。平均滞在期間も以前より大幅に長期化している。
新たな政策によって解放が難しくなる中で、施設内の子どもたちが精神的に衰弱する可能性があることは当局者も認めている。中にはうつの症状を訴える子どもたちもいるという。

専門家らは、政権が安全確認と主張する措置について、子どもを助けるどころか傷つけていると訴える。
ICE執行官の集中質問

施設から米国内の保護者に引き渡された子どもたちは、自宅を訪問したICEの執行官から、米国へたどり着いた経緯や学校への通学状況などについて集中的に問いただされていた。

児童福祉の専門家ではなく、移民執行官を派遣して子どもたちの状況を確認するやり方に対しては、子ども支援の専門家が不安を募らせており、「人々を怖がらせるだけで、不必要だ」と強調する専門家もいる。

移民の子どもを引き取る米国在住の親や親族に対しては、以前から厳格な審査が行われている。子どもが引き取られた後も保健福祉省が子どもの状態を確認し、懸念があれば必要に応じて児童福祉当局や捜査当局などに連絡がいく態勢が確立されていた。

しかしある関係者によると、定期的な面接のために移民局の事務所を訪れた一家は、ICEによって連行され、両親はICEの施設に留置されて、3人の幼い子どもたちは難民定住局の施設に入れられた。これとは別に、車の助手席に座っていた子どもが難民定住局の施設に連れ戻されたケースもあるという。

「こうした安全確認が保護者の大量勾留に結びつき、子どもたちが大量に難民定住局の施設に連れ戻される恐れがある」と専門家は危惧する。

施設を出たばかりの子どもたちがすぐに連れ戻されるだけでも異常だが、そうした子どもたちを解放することが一層難しくなり、国外退去させられる危険も増大しているという。子どもたちの施設滞在期間は2024年12月の平均67日間から、手続きが厳格化された25年4月には170日間へと急増した。

846名無しさん:2025/06/05(木) 18:54:28
トランプ政権下で保健福祉省は子どもを引き取るための条件を厳格化し、所得制限、身元確認の徹底、DNA鑑定などを義務付けた。これまでの身元調査にこうした手順が加わったことで、米国に不法滞在していることも多い保護者にとっては特に厳しい状況になっているという。

こうした措置に対して訴えも起こされており、原告側は「全米で子どもたちが家族から引き離され、政府から釈放を拒まれて、不必要な勾留が長引いている」と訴える。

カリフォルニア州の一時預かり施設に収容された7歳と14歳の兄弟の場合、母親が新たな政策で求められた必要書類を提出できず、子どもたちを引き取ることができないと訴えている。

保健福祉省の元職員は、「政権が講じた措置は子どもの安全のためではなく、不法移民の両親や親族が子どもと再会することを困難あるいは不可能にすることが目的だ」と話している。



ロシアとイギリスとオランダ、イスラエルが作ったトランプ政権こそが、長年国際的な人身売買・奴隷貿易に関与してきた宗教マフィアだ。
人さらい。
彼らロシア正教会、イギリス国教会、アメリカのモルモン教徒が主張している【敵対勢力による卑劣な犯罪】は自分達イギリスやオランダの奴隷貿易商人が数百年にわたって各地で行ってきた行為だ。
日本・イギリス・インド・中国の大富豪と華僑、FOXのマードックなどユダヤ人の大富豪がトランプ政権を生み出した。
白豪主義のオーストラリア政府は、イスラエルからの住民を無条件で秘密裏に受け入れると決めた。
ナチス親衛隊の幹部がアルゼンチン、ブラジル、南アフリカ、エジプトなどに亡命したのと同じ。
イギリス王室・クライシュ族と繋がるバッシャールアサド大統領の亡命を受け入れたロシア政府は、シリア新政府からのアサド大統領引き渡し要請をかたくなに拒否していた。
恐らく北朝鮮・金王朝と繋がるアサド大統領の亡命を正式にゆるすかわりに、これまでしてきたシリアへの経済制裁を解除する、という取引でもしたんだろう。
国際政治に関わっていない普通のシリア国民が一番苦しんでいたから、経済制裁が解除されたのはよかったが…。
イスラエルを建国したシオニストと、イスラエル建国に反対した正統派ユダヤ教徒の深刻な対立、イギリスの三枚舌外交に世界中が今でも振り回されている。

847名無しさん:2025/06/05(木) 20:03:05
マスク氏、共和党議員らを激しく批判 トランプ氏の税制・歳出法案に暗雲
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6/5(木) 15:44配信


イーロン・マスク氏
アメリカのドナルド・トランプ政権で130日間、「特別政府職員」として政府の「ムダ削減」を主導し、先週政権を離れた富豪のイーロン・マスク氏が、強硬な政権批判者に転じている。トランプ氏肝いりの税制・歳出法案の先行きが危ぶまれる状況となっている。

マスク氏は3日、自身が所有するソーシャルメディアのXへの投稿で、トランプ政権の税制・歳出法案を非難。「もう我慢できない」、「不快で忌まわしい」とし、「賛成の投票をした人は恥を知れ」、「間違ったことをしたと自分でわかっているはずだ」と激しく責めた。

法案には、巨額の減税と防衛費の拡大が盛り込まれている。先月、下院で共和党の賛成多数で可決され、現在、上院で審議されている。

4日午後には、マスク氏はさらに態度を硬化。Xで有権者に対し、反対の声を議員に伝えるよう呼びかけるとともに、「アメリカを破産させることは許されない!」、「法案をつぶせ」と訴えた。

投稿でマスク氏は、この法案は財政赤字を増やし、国民に借金を背負わせることになると主張。法案を支持する共和党議員らに向け、来年の中間選挙で「米国民を裏切った政治家全員を落選させる」と警告した。

この発言が、共和党議員らに不安を広げている。

下院で法案に反対した共和党議員は3人だけだった。もしマスク氏が大多数の共和党議員に牙をむけば、中間選挙に直面する現職にとっては頭の痛い問題となり得る。マスク氏は昨年の大統領選挙で、共和党議員の支援に何億ドルも投じた。第2次トランプ政権の後半でも下院の多数派であり続けたい共和党にとって、深刻な打撃になりかねない。
■政府と議員は慎重姿勢

ホワイトハウスはこの状況に慎重に対応している。

米メディアによると、ホワイトハウスはマスク氏の批判について、電気自動車(EV)の税控除を含むグリーンエネルギー補助金の削減が法案に盛り込まれていることへの反応だと、説明しようとしているという。

ホワイトハウスのキャロライン・レヴィット報道官は3日、法案に対するマスク氏の見解について、トランプ大統領は「すでに知っている」と説明。「これは大きく、美しい法案であり、(トランプ氏は)それにこだわっている」と付け加えた。

共和党の有力議員らも同様に、慎重な姿勢を示している。

トランプ氏の忠実な支持者であるリンジー・グレアム上院議員は4日、法案について、「改善の余地はある。だが、忌まわしいものではない」とBBCに話した。

一方、米ニュースサイト「アクシオス」は、マスク氏の盟友のジャレッド・アイザックマン氏を航空宇宙局(NASA)トップに指名するのを、トランプ氏が取りやめたことも緊張の原因だと報じた。
■共和党上院の苦しい事情

マスク氏の批判は、上院の予算強硬派の共和党議員らに力を与える可能性もある。彼らはすでに、この法案が連邦政府の赤字を今後10年で数兆ドル規模で急増させることに懸念を表明している。

マスク氏は、現在の法案への反対を表明しているランド・ポール上院議員(ケンタッキー州)とマイク・リー上院議員(ユタ州)のXの投稿を拡散している。これには、「ランド・ポールとイーロン・マスク対ドナルド・トランプだ」という見出しの投稿も含まれている。

こうした強硬派の議員の意見が通り、人気のある社会制度に対する新たな支出削減が加われば、リサ・マコウスキー上院議員(アラスカ州)やスーザン・コリンズ上院議員(メイン州)ら中道寄りの共和党議員らの反発が予想される。民主党議員が全員反対すると仮定した場合、上院で法案を通すには、現在53人いる共和党議員のうち4人以上に反対票を入れさせるわけにはいかないためだ。

マコウスキー上院議員はBBCの取材で、マスク氏の4日の発言が具体的にどんな影響を及ぼし得るかは語らなかったが、マスク氏は「インフルエンサー(ソーシャルメディアで影響力のある人物)であり、彼の言葉にはインパクトがある」と述べた。

(英語記事 Musk turns on Republicans - and gives Trump's big bill a harder path)
(c) BBC News

848名無しさん:2025/06/05(木) 20:03:36
ノルウェーSWF、イスラエル占領地からの投資撤退を議会が否決
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6/5(木) 16:21配信


 6月4日、ノルウェー議会は、世界最大の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金に対し、イスラエル占領下のパレスチナ地域で活動する全ての企業からの投資引き揚げを求めた提案を否決した。写真は、イスラエル占領下のヨルダン川西岸、パレスチナの町のイスラエル入植地。2024年11月、ラマッラー近郊で撮影(2025年 ロイター/Mohammed Torokman)
[オスロ 4日 ロイター] - ノルウェー議会は4日、世界最大の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金に対し、イスラエル占領下のパレスチナ地域で活動する全ての企業からの投資引き揚げを求めた提案を否決した。

ストルテンベルグ財務相は議会で、基金の運営方針について、「基金には確立された倫理規定がある」と述べた。「われわれはイスラエルの国際法違反に加担している企業から投資を引き揚げるが、(占領下のパレスチナ地域にある)全ての企業から投資を撤退させるわけではない」と説明した。

社会主義左翼党のフィスカー議員は議会で、「ノルウェー石油基金の資金がなければ、イスラエル当局がパレスチナ人家族の家を破壊するのはより困難になるだろう」と訴えていた。

ストルテンベルグ氏は占領地域で活動する企業への投資について、「国際法上のノルウェーの義務に違反していないと確信している」と述べた。

「JPドラゴン」リーダーとみられる吉岡竜司容疑者(55)をフィリピンで拘束 日本で窃盗の疑いで逮捕状
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6/5(木) 14:02配信


FNNプライムオンライン
フィリピンを拠点とする犯罪グループ「JPドラゴン」のリーダーとされる男が現地当局に拘束されました。

フィリピン当局は首都マニラ近郊のパンパンガ州で昨夜吉岡竜司容疑者(55)を拘束したと発表しました。

当局などによりますと吉岡容疑者は、フィリピンを拠点とする元暴力団員らのグループ「JPドラゴン」のリーダーで福岡県警が窃盗の疑いで逮捕状をとっているということです。

「JPドラゴン」は「ルフィ」などと名乗りフィリピンから特殊詐欺などの指示をしていたとされる男らとつながりが深いとされています。

このグループをめぐっては去年、ナンバー3の男が、先月にはメンバー7人が拘束されるなど摘発が相次いでいてフィリピン当局は吉岡容疑者の拘束によって「国内にあるグループの拠点を事実上壊滅させた」としています。

吉岡容疑者は今後強制送還される見通しで警察はグループの実態などを調べる方針です。


フジテレビ,国際取材部

849名無しさん:2025/06/05(木) 20:04:12
中国の2邦人殺害は金銭トラブル 不動産投資で恨みか
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6/5(木) 17:16配信


日本人男性2人が殺害された現場とされる農村地域=3日、中国遼寧省大連市(共同)
 【大連共同】中国遼寧省大連市で日本人男性2人が殺害された事件で、拘束された中国人容疑者の40代男と被害者の間に金銭トラブルがあったことが5日分かった。日中関係筋が明らかにした。不動産やミネラルウオーターの事業への投資を巡る問題が事件の引き金となったとの見方が出ている。ビジネス上の恨みが動機とみられ、地元公安当局が捜査している。

 公安当局は被害者2人と容疑者は日本でのビジネスのパートナーだったと発表。被害者2人は事件前、短期間の予定で中国に入国した。容疑者は日本に居住しており、公安当局は大連が現場となった経緯を調べている。

 香港メディアは、容疑者は大連出身で不動産事業を東京都内で手がけ、東京近郊の温泉旅館やミネラルウオーター事業への投資を巡って被害者2人とトラブルになっていたと中国の交流サイト(SNS)の情報を引用して報じた。

 公安当局が発表した事件現場とされる地域は大連市中心部から約60キロ離れた農村地帯で、住民らは「なぜこのような場所で事件が起きたのか」と驚いた様子だった。

850名無しさん:2025/06/05(木) 20:25:41
コメ「価格にコスト高反映を」 JA全中会長、農家の窮状訴え
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6/5(木) 16:58配信


記者会見するJA全中の山野徹会長=5日午後、東京都内
 全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は5日の定例記者会見で、コメ価格高騰に関し「消費者のコメ離れは非常に憂慮している」とした上で「コスト高を価格に反映しなければ持続可能な生産ができないという不安の声がある」と農家の窮状を訴えた。

 JAなどを通さない随意契約での備蓄米放出は「政府の新たな判断と受け止めている」と述べた。5キロ2千円程度で販売が始まったが「あくまでも備蓄米の店頭価格だ」として、今後のコメ価格に直結するものではないとの認識を示した。

 石破茂首相が掲げる全国店頭平均価格の3千円台という目標について「再生産に必要な設備投資を踏まえたものだ」と理解を示した。

851名無しさん:2025/06/05(木) 21:21:12
ヨーロッパより先に民主主義が始まり
図書館を作った【公共】のパイオニアのアメリカが、
イスラエルの宗教極右、アメリカの福音派に振り回されている。
原理主義の宗教関係者に【公共の国】が壊されるのは残念でならない。
イスラエルと思想が近い統一教会、サンクチュアリ教会、モルモン教、福音派…。
核兵器や最新のミサイルによる物理的な破壊ではなく、
ロシア、イスラエル、福音派、モルモン教などのキリスト教原理主義勢力が行った【SNSを使った洗脳作戦】によってアメリカという巨大な国が傾くとは、予測していなかった。
科学や教育を軽視して、為政者に都合のよいプロパガンダを多用していると国は滅ぶ。
イギリス国民も、ロシアプーチン大統領の下僕で煽動政治家のナイジェルファラージの嘘・プロパガンダに騙されて、EUからの離脱を決めて大混乱になった。
フランスのルペンも、イギリスのナイジェルファラージも、ドイツのAfdも、ロシア・プーチン大統領がEUとNATOを内側から破壊するために放った刺客だ。
トランプ大統領やナイジェル・ファラージ、ボリス・ジョンソンなど欧米のポピュリズムタイプの政治家は【豚が空を飛ぶ】みたいな非現実的で奇妙な発言(=嘘)ばかり言ってるのに、イギリス国民もアメリカ国民も熱狂して支持していたから、理由が理解できなかった。
ロシア・プーチン大統領を崇拝している議員は【ロシアと利害関係がある詐欺師】あるいは【純粋に愚鈍】かのどちらかだと思う。
プーチン大統領を支持しているアメリカ国民やイギリス国民は、プーチン大統領の主張には矛盾があると気づかないのが不思議だった。
ロシアが【国際法を軽視して、他国の主権を無視する】という行動をずっと続ければ、最終的には他国もロシアの主権を軽視したり踏み躙るようになる、自分から先に相手を攻撃したら、自分も攻撃されても文句は言えない(自業自得)
というのが通じないのは、ロシア政府とロシア正教会による【ロシア人は常に被害者】というプロパガンダの副作用だ。

852名無しさん:2025/06/06(金) 07:31:03
「監視対象」日本含め9カ国に 中国人民元は「透明性欠如」 米為替報告
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6/6(金) 5:16配信

 【ワシントン時事】米財務省は5日、主要貿易相手国・地域の通貨政策を分析した半期為替報告書を発表した。

 多額の対米貿易黒字を抱える日本や中国など9カ国・地域を「監視対象」に指定した。昨年11月の前回報告から、アイルランドとスイスを追加した。

 制裁措置の検討対象となる「為替操作国」の認定はなかった。ただ、中国については「主要な貿易相手国の中で、通貨政策と慣行を巡る透明性の欠如が際立つ」と指摘。「将来、人民元上昇に対して為替介入をしている証拠があれば、中国は(為替操作国)認定から除外されない」と警告した。 


ICC裁判官4人に制裁 米
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6/6(金) 5:56配信

 【ワシントン時事】米政権は5日、国際刑事裁判所(ICC)の4人の裁判官に制裁を科すと発表した。

853名無しさん:2025/06/06(金) 08:41:19
POLITICS
3min2025.6.4
露呈したプーチンのアキレス腱
ロシアが“米国なしでは戦争を継続できない”切実な理由


ロシアのドローンなどからは、米国製の半導体が多数見つかっている Photo: Sergo2 / Getty Images
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ビルト(ドイツ)ほか
Text by COURRiER Japon
現代の戦争に欠かせないのが、半導体だ。

スイスメディア「SRF」のインタビューで、オスロ大学の軍事専門家ファービアン・ホフマンは、「ライフルよりも大きな兵器システムには、ほぼすべてにデジタル部品が搭載されている。どこかに必ず半導体が存在するということだ」と述べる。

つまり、兵器の性能は半導体の性能に大きく影響され、充分な性能の半導体がなければ、ミサイルやドローンなどを用いた高度な戦術は不可能ということになる。

西側諸国と敵対し、ウクライナとの戦争を続行しようとしているロシアだが、この半導体に関しては、西側諸国に依存していることがわかった。皮肉にも、ロシアの戦争は西側諸国なしでは継続できないのだ。

米国頼みのシステム


独紙「ビルト」が入手したロシアのIT企業「NPO VS」の内部文書によると、ロシアのミサイルやドローンの発射システムの大半には、インテル、AMD、エヌビディアといった米国の巨大IT企業製の半導体が搭載されている。

ロシア軍はこれに懸念を抱いているが、ロシアの技術はこの分野で少なくとも10年は遅れているため、すぐに打つ手はないという。

あるロシア軍高官の発言が文書には記されている。「ロシア製の半導体は、性能とエネルギー効率の点で競合製品に劣り、価格も大幅に高い」
制裁の効果と抜け道


西側諸国は現在、このような技術をロシアに販売しないという制裁をおこなっている。内部文書でロシア軍高官も懸念する通り、この制裁は一定の効果を出してはいる。しかし、抜け道は存在し、西側諸国からの半導体の供給が完全に途絶えたわけではない。

ホフマンは、「これらの製品はまずトルコ、マレーシア、タイ、中国といった第三国に送られ、そこからロシアへ流入している」と説明する。また、家電製品用の半導体を兵器に転用した例も見られるという。

ただ、この抜け道には代償が伴う。迂回をすれば必然的に納期の延長とコストの増大が起こる。民間製品用の半導体が想定外の使われ方をした場合、その性能を充分に発揮できないこともある。

つまり、制裁には100%の効果はないものの、ロシアはじわじわと消耗しているのだ。「グラスの水が半分なくなったと見るか、まだ半分も水が入っていると見るか、とらえ方によって制裁の評価は変わる」とホフマンは述べる。
ttps://courrier.jp/cj/403075/?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=403075&utm_content=politics

854名無しさん:2025/06/06(金) 08:41:53
ロシア経済は明らかに失速中!それでもプーチンがウクライナへの攻撃をやめない理由
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6/6(金) 5:02配信

 なお、ロシア政府には石油価格が高かった時期に溜め込んだ財政のリザーブ「国民福祉基金」というものがある。しかし、同基金の流動部分は6月1日現在で2.8兆ルーブルにまで低下しており、25年の財政赤字をこの資金で全面的に穴埋めすることはできない。残りは国債発行で賄うしかない。

 米国の政権が、対ロシア制裁を推進したバイデン氏から、経済実利第一のトランプ氏に移ったことを、ロシアは神風のように受け止めた。しかし現実には、トランプ政権がもたらした関税戦争で、世界経済に不透明感が生じ、石油価格が下落している。

 そのあおりで、ロシアは予算修正まで余儀なくされているのだから、皮肉なものである。ことほどさように、石油価格の下落は、下手な制裁よりもロシアに効くのだ。
いずれプーチンも苦しくなる

 本稿で見てきたとおり、25年に入りロシア経済には明らかに変調が生じている。ただ、今すぐに経済が崩壊したり、財政が立ち行かなくなったりといったレベルではない。増してや、現時点でプーチンが、「経済の調子も悪いんで、このあたりで戦争はやめておくか」と思考することは、ありそうもない。プーチンにとっては、あくまでもウクライナ侵攻策が主であり、経済は従であろう。

 それでも、国際社会がロシアへの対応を検討する際に、経済はかなり苦しくなってきていると、正しく認識しておくことは必要だ。このまま油価の低迷と制裁の強化が続けば、ロシア経済が本当に危機的となり、プーチンもいよいよ本気で停戦を考え始めるかもしれない。今すぐには難しいだろうが、1年後にはそうなっていても不思議ではない。
服部倫卓

855名無しさん:2025/06/06(金) 08:43:11
トランプ氏、仲介放置示唆 「子どものけんか続けろ」
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6/6(金) 6:20配信


トランプ米大統領(ゲッティ=共同)
 【ワシントン共同】トランプ米大統領は5日、ロシアによるウクライナ侵攻で続く戦争を「子どもの激しいけんか」に例え「時にはしばらく続けさせ、その後引き離した方が良い場合もある」と述べた。両国の応酬が激化する中、早期の停戦実現は難しいとの認識を示し、交渉仲介を一定期間放置する可能性を示唆した。

 トランプ氏は、ホワイトハウスでドイツのメルツ首相と初会談した冒頭、ロシアとウクライナの間に「深い憎しみがある」と記者団に指摘した。「できれば即時和平を望むが、そうはならない」と語った。

 対ロ追加制裁の発動時期については「この状況が止まらないと判断した時だ。頭の中に期限はある」とした。ウクライナにも制裁を科す可能性をにじませた。

 「子どものけんか」のたとえ話についてトランプ氏は、ロシアのプーチン大統領と4日に電話会談した際も取り上げたと説明した。戦況で優勢なロシアは、戦争を継続して占領地の拡大を狙っているとされ、トランプ氏が事態を放置すればロシアを利する恐れもある。

856名無しさん:2025/06/06(金) 08:59:25
ロシアはファシズムではなく「反リベラリズム」

2022年8月26日
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトでロシアのウクライナ侵攻について書いたものを、全6回で再掲載しています。第5回は前回につづき、歴史家マルレーヌ・ラリュエルの『ファシズムとロシア』(翻訳:浜 由樹子/東京堂出版)の紹介です。(公開は2022年5月13日。一部改変)


モスクワ、赤の広場(クレムリン) (@Alt Invest Com)
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歴史家マルレーヌ・ラリュエルの『ファシズムとロシア』は、原題の“Is Russia Fascist?(ロシアはファシストか?)”のとおり、現在のロシアを「ファシズム」と定義できるかを論じている。この問題を考える前段として、ソ連崩壊後に、中東欧やバルト三国から提起された「記憶をめぐる戦争」が、西欧とロシアの「歴史戦」になっていることを前回紹介した。

[参考記事]●「共産主義の犯罪」をめぐる歴史戦の末路

ロシアはファシズムなのかを問うには、「ファシズムとは何か」を定義しておかなくてはならない。だがラリュエルが述べるように、これは一筋縄ではいかない。

歴史的に見れば、「ファシズム」はイタリアのベニート・ムッソリーニが1919年に設立した政党「イタリア戦闘ファッシ」から始まる一連のイデオロギーと政治運動、および統治体制をいう。問題は、この「ファシズム」をどこまで拡張できるかで意見の一致が困難なことだ。

現代史家のなかには、イタリアのファシズムとドイツのナチズムのちがいを厳密に論じる者もいる。その一方で、特定の政党・政治家に「ファシズム」や「ファシスト」のレッテルを貼って批判することがしばしば行なわれている(もちろんこれは日本だけのことではない)。「ファシズム」の定義は、まさに論者の数だけあるのだ。
ファシズムは「不可解なイデオロギー」

ファシズムはずっと、社会科学にとって「不可解なイデオロギー」だった。そのため当初の議論では、「イタリア・ファシズムとドイツ・ナチズムは世界史の中で例外的で、この現象を説明するのに比較研究は役に立たない」とされた。こうしてしまえば、ファシズムを定義すること自体が不要になるので、都合がよかったのだ。

もうひとつの有力な説は、ファシズムに真のイデオロギー的な中身(イズム)があるわけではなく、それは「反共産主義」や「反ユダヤ」のような反動にすぎないというものだった。このような消極的な定義を採用しても、ファシズムを積極的に定義する必要はなくなる。

マルクス主義学派にとって、ファシズムとは「資本主義の矛盾を通じて説明可能な反動的運動」だった。だがこの理論では、ナチズムの人種主義的な側面は切り捨てられることになってしまう。

ファシズムを共産主義への応答と見なし、両者を互いに影響し合う二つの産物として論じる者もいた。この立場では、どちらも近代(進歩主義)の行きついた果てに生まれたイデオロギーになるが、それとは逆に、「進歩、普遍主義、ヒューマニズムを否定した反啓蒙主義イデオロギー」としてファシズムを位置づける者もいた。

ラリュエルによれば、ファシズム研究にはいくつかの流派がある。

「ウェーバー的見地」では、ファシズムを「社会変革があまりに急速で、全員に平等に利益をもたらすわけではない場合に生じる、近代化の犠牲者の反応」として説明する。それが「失われた確かさを取り戻す新しいユートピアを創造し、スケープゴートを見出す」というのだ。

857名無しさん:2025/06/06(金) 09:00:06
フランスのポスト・モダンの思想家ミシェル・フーコーの「統治性」概念では、ファシズムは「社会における私的・公的生活のあらゆる面を支配する統治性の極端な全体主義的事例」だと見なされた。同じくポスト・モダンの精神分析学者ジャク・ラカンは、「全能の支配的男性とみなされる指導者に容易く操られ、暴力に訴える傾向のある大衆の、本能的なパターン」を分析した。ラカン的にいえば、「ファシズムの歓喜は人民のナルシスティックな自我に侵入し、集団的精神病を促す」のだ。

ユートピアを目指す革命運動

こうした社会科学の議論とは別に、ファシズムを経済学的に定義しようとする試みもあった。それによればファシズム体制は「経済にまで国家の支配を及ぼし、主要産業を国有化し、巨額の国家投資を行い、計画経済や価格コントロールのいくつもの方法を導入した」国家運営ということになる。またカルチュラル・スタディーズは、視覚的プロパガンダ、審美論、劇場型演出の重要性を探求することで、ファシズムを文化(サブカルチャー)としてとらえる方法を開拓した。

これらの議論を踏まえ、1990年代に歴史家のロジャー・グリフィンが、より研究上の合意を得られるファシズムの定義を提出した。それは、「保守主義、無政府主義、リベラリズム、あるいはエコロジー主義同様、ファシズムも、理想の社会についての特定の『前向きな』ユートピア的ヴィジョン――核となる原理の組み合わせを保ってはいるものの、その地域の状況によって決まるいくつもの特徴的形態とみなすことができるヴィジョン――を掲げるイデオロギーとして定義が可能である」というものだった。

急速な文化的衰退は、文化的悲観主義を喚起するのではなく、代わりに「国家・民族の復活についての革命的思考を希求する動き」を促すとグリフィンは考えた。ファシズムは「新生を掲げるウルトラナショナリズム」なのだ。――2012年には、「形成される状況と国家・民族的(ナショナルな)文脈によって独特なイデオロギー的、文化的、政治的、組織的表現を帯びる、ナショナリズムの革命的な形態」というより明快なファシズムの定義を提案している。
ラリュエルはグリフィンのこの定義を踏まえたうえで、「神話の再生」に重きを置く。ファシズムとは、「暴力的手段によって再構成された、古来の価値に基づく新たな世界を創造することで近代を徹底的に破壊することを呼びかける、メタ政治イデオロギー」なのだ。この場合、重要なのはファシズムの「極端な」ナショナリズムではなく、「ファシズムの黙示録的な特質――再建のために破壊する」になる。

この見方では、ファシズムはなによりも「(ユートピアを目指す)革命運動」だ。歴史的にこれに当てはまるのは、イタリアのファシズム、ドイツのナチズム、ロシア革命(レーニン主義)とスターリズム、中国の文化大革命、カンボジアのポルポトなどだろう。戦前の日本の国家総動員体制は「全体主義」ではあるものの、そこに「革命」や「ユートピア(八紘一宇)」の要素がどれほどあるかは議論が分かれるのではないだろうか。

858名無しさん:2025/06/06(金) 09:01:22
プーチン体制は「大統領府」「軍産複合体」「正教会」の3つの生態系

ロシアと旧ソ連地域の研究者であるラリュエルは、プーチン体制(クレムリン)を3つの生態系で説明する。

第一の生態系は「大統領府」で、それは「ハイブリッドで場当たり的な体制」だとされる。大統領府を構成するのはソ連崩壊を体験した優秀な若手で、ウラジスラフ・スルコフがその象徴として挙げられている。

[参考記事]●「プーチンの演出家」が書いた奇妙な小説を読んでみた

彼らはプラグマティックで現実政治的なテクノクラートで、目の前の問題をどうにかして解決することだけに注力する(そしておおむねうまくやってきた)。ただし「愛国主義」は絶対で、現代のロシアでは「誰であれ、その愛国的心情を示すことなく、公的な、政治的正統性を手にすることはできない」。だからこそ経済的自由主義は許されても、政治的自由主義は「非愛国的」として拒絶されるのだ。

第二の生態系は「軍産複合体」で、「劇的に変化することのなかった地政学的、産業的な利益に依存している」とされる。主要人物たちのほとんどは高齢のソ連時代の文官か軍の高官で、彼らにとっての愛国主義はソ連時代をなつかしむノスタルジーでもある。

第三の生態系は「正教会」で、正教こそがロシアの精神的支柱であると主張する。だがたんなる復古主義でなく、1990年代の市場経済に向かう混乱から生まれた新しい世代のなかに、いわゆる「正教ビジネスマン」が台頭しているという。彼らは成功した個人企業家たちで、正教会に傾倒して献金をするが、その目的は政治的目標に近づき、クレムリンに好意的に見てもらうよう仕向けることなのだ。

こうした主要プレイヤーに対して、ファシズム=ナチズムが「絶対悪」とされてきたロシアでは、極右はつねに傍流だった。今日のロシアでファシズムの特徴が見られるのは自警団(民兵)のサブカルチャーくらいで、ロシアのファシズムの象徴とされるアレクサンドル・ドゥギンは、欧米で思われているのとはちがい、プーチンとクレムリンにほとんど影響力をもっていないとされる。

このようにしてラリュエルは、ロシアをファシズム、プーチンをファシストとするティモシー・スナイダーのような歴史家・知識人を批判する。「ロシアをファシストに分類することはしばしば、ロシアを西側にとって他者とし、「我々」にとって望ましくないものすべてを体現させるという単純な役割を果たす」からだ。

ロシア研究は長い間、「民主主義vs権威主義」「西側vs非西側」「ヨーロッパvsアジア」など、時代遅れの二項対立の型にはめられてきた。近年の西欧諸国ではそれが「西側のリベラリズム」対「ロシアのファシズム」となり、ロシアではこの構図が反転して、「ロシアの反ファシズム」対「西側の新たなファシズム」になる。

こうした非難の応酬は、双方の立場がまったく逆なので、合意を得られる着地点はどこにもない。「プーチンはファシストではなく、ファシズムではロシアは理解できず、安易な「ファシズム」のレッテル貼りは状況を理解できなくさせるだけだ」というラリュエルの主張には説得力がある。

とはいえスナイダーは、こうしたことをわかったうえで、アカデミズムの用語としてではなく、プーチンがもっとも嫌がる表現として「ファシズム」という言葉を政治的に使っているようにも思える。だとしたら、両者の主張が交わることはないのではないだろうか。

859名無しさん:2025/06/06(金) 09:02:11
反リベラリズムは「下級国民の抵抗運動」

マルレーヌ・ラリュエルは、現在のヨーロッパやロシアの状況を表わす用語は「ファシズム」ではなく「反リベラリズム」だという。

リベラリズムへの抗議とは、政治や経済、文化の分野で国家の主権やサイレント・マジョリティの権利を訴える「ポストリベラリズムの政治的パラダイム」だ。具体的には、政治では「超国家的で多元的な機関の拒否、国民国家の再生」、経済では「保護主義」、文化では「多文化主義と少数派の権利の否定、誰がその民族・国家(ネイション)に含まれ、誰が民族・国家の真の文化的特徴であるべきかについての本質主義的定義」になる。この現象は、リベラリズムを経験した国々に限って起こっており、また、生じた時期も限定的だともいう。

ラリュエルの視点では、ヨーロッパの「右傾化」とは新たなファシズムの台頭ではなく、「反リベラル政党」の影響力が強まったことだ。彼らの特徴は、反リベラルであるにもかかわらず、一見するとリベラルな主張をすることで、「アイデンティティにおける『キリスト教主義』、世俗主義的姿勢、ユダヤ人に同情的な立場、ジェンダー平等やゲイの権利、言論の自由等をうわべではリベラルがするように擁護」している。

フランス大統領選で4割を超える票を獲得したマリーヌ・ルペンは、イスラーム原理主義と差別化するもっとも効果的な方法として、キリスト教(カトリック)の価値観を対置するのではなく、表現の自由や性的マイノリティの権利など、市民社会(世俗)の倫理を強調した。現代のポピュリズムは、社会がエリートに支配されているとして、社会経済的な支配層(金持ち、オリガルヒ、ブルジョワジー)と、制度によって「優遇された」者たち(外国人、移民、国内に潜む裏切り者)を非難するのだ。

だが反リベラリズムを「右派のポピュリズム」と定義すると、イタリアの「五つ星運動」やフランスの「不服従のフランス」のような左派ポピュリズムを説明できなくなる。だとしたら、右と左のポピュリズムをまとめて「下級国民の抵抗運動」とした方がすっきりするのではないだろうか。

プーチンは欧米の極右のアイドル

西欧では、モクスワを敵視する極右政党が存在したのは、フィンランド、バルト諸国、ウクライナ、ポーランド、ルーマニアといった、ロシアと国境を接し、その脅威にさらされている国だけだった。それ以外では、すくなくともウクライナに侵攻する前は、ヨーロッパの極右政党はロシアと良好な関係を保っていた。――アメリカの「オルトライト」たちもプーチンの大ファンだった。

アメリカやヨーロッパの右派・保守派にとって、プーチンは「退廃的なアメリカ・リベラリズムと多文化主義を退け、イスラム過激主義と激しく戦い、キリスト教の価値を守り、西側の「政治的正しさ(PC)」を批判し、グローバル・エリートが普通の人々に対する悪事を企んでいるという思想を支持する、白人世界の指針」だとされてきたのだ。

だがこれは、プーチン(クレムリン)が欧米社会に大きな影響力を行使してきたということではない。欧米の右派もロシアも、「政治的には、ヨーロッパ統合よりも国民国家と強い指導者を優先する。地政学的には、大西洋をまたぐ多国間組織に否定的な姿勢を示し、「諸国家のヨーロッパ」を擁護する。経済的には、グローバリゼーションよりも保護主義を好み、文化的には移民を拒み、昔ながらの国民的アイデンティティと、いわゆる伝統的価値の保護を求める」という反リベラリズムを共有しているのだ。

モスクワはずっと、ヨーロッパの極右政党を支援することで、EUを弱体化させようとしてきた。ロシアとヨーロッパの極右は、共通の敵と戦っている。それは「世界のリベラルな秩序、議会制民主主義、超国家的なEU機構、そして、彼らが呼ぶところの文化的マルクス主義――つまり、個人主義と、フェミニズムとマイノリティの権利の保護」だ。

ロシアがヨーロッパの極右を操っているのではなく、両者は「リベラル」という敵をもつことで、共闘しているにすぎない。右傾化は西欧に固有の問題で、ロシアは「反リベラル・ドクトリンの際立った輸出者」でしかないのだ。

こうしてラリュエルは、「ロシアは(西欧の)社会変革者として行動しているのではなく、むしろ、ヨーロッパとアメリカ社会の疑念と変質のエコーチェンバーなのである」と述べる。

860名無しさん:2025/06/06(金) 09:05:12
破壊されたロシアのアイデンティ

ロシアを「ファシズム」と批判する者は、ロシアを「見知らぬ他者」として、「自由で民主的」な西欧社会と比較する。これは典型的な「俺たち/奴ら」の二分論だが、この構図はリベラルな西欧社会を正当化するのに都合がよかった。逆にいえば、だからこそ「リベラルなエリート主義」を嫌悪する勢力は、「反リベラリズム」としてのロシアに接近したのだ。

だが、西欧とロシアはまったく異なる社会ではなく、むしろ「ロシアは西側の連続体」だとラリュエルはいう。「ソ連ないしポスト・ソヴィエト期のロシアは、様々なかたちで西側の鏡として機能している」のだ。

ロシア革命以降の1世紀、ロシアは「社会主義、全体主義、民主主義、新自由主義、そして現在は反リベラリズム」の実験によって、西側全体の発展、行き過ぎ、過ち、失敗を増幅してきた。ロシアは例外ではなく、今日ロシアで起こっていることは、「異なる規模で西側でも観察されるより広いグローバルな潮流」に深く結び付いている。

国際的な場ではロシアは「地位を追い求める国(status-seeker)」の位置にあり、「アジェンダ立案国(agenda-setter)」であることを希求しているが、よくてもせいぜい「ルールに従う国(rule-taker)」、最悪の場合、ならず者国家か簒奪者として位置付けようとするアメリカやヨーロッパに阻まれている。

19世紀ロシア文学が描いてきたように、ロシアはナポレオン戦争ではじめて西欧近代に触れてから、自虐(自分たちは遅れている)と自尊(だからこそ純粋な精神性=聖なるロシアを保持してきた)とのあいだで大きく揺らいだ。これは西欧の周縁に位置する国の特徴で、もちろん明治維新以降の日本も例外ではない。

ラリュエルは、ロシア=ソ連の歴史は、社会的動員戦略から、社会的競争との混合戦略、さらには社会的創造へと振れてきたという。

「社会的動員戦略」とは、西側諸国のような、より高い地位にあるとみなされる国家に加わることを熱望することだ、「社会的競争との混合戦略」では、ランキングを変え、自身の地位を上げるための新しいツールを獲得しようとする。さらに「社会的創造」では、西側諸国との比較を拒み、西側の上位に位置付けるような別のランキングを提案するようになるという。

プーチンのロシアは2000年代のどこかの時点で、西欧に包摂されることを断念した。ユーラシア主義とは、大西洋から太平洋に至るユーラシアの盟主となることで、ロシアが西欧を包摂するという逆転の発想なのだろう。

「どんな反リベラルあるいはポピュリズム的な指導者に対してであれ、「ファシスト」のレッテルを貼ることは、一種の知的降伏である」とラリュエルはいう。ロシア=ファシズム論は「レッテルと誹謗の氾濫を、たやすく再利用できる時代遅れの教義・概念へと引き戻すような、我々が生きるイデオロギー的流動性と不確かさの時代の結果」なのだ。

どのような国家も、アイデンティティとしての神話を必要としている。ロシアにとっての問題は、自分たちは西欧の一員だと思っているにもかかわらず、そのアイデンティティが(中東欧やバルト三国との「記憶をめぐる戦争」によって)西欧から拒絶されていることにあるのだろう。だとしたらこの問題は、たとえウクライナ問題がなんらかのかたちで決着したとしても、これからもずっと続くことになる。

ttps://www.tachibana-akira.com/2022/08/13809

861名無しさん:2025/06/06(金) 09:44:18
889 : 名無しさん 2021/12/15(水) 11:57:26
●欧州の厄介の種、ウクライナ迷走の裏舞台と落とし所をすべて解説する
12/15(水) 6:02配信
>>なぜか西側が報じないウクライナ軍12万
ウクライナとの国境にロシア軍が集結している。その数は10万を越える。一方、西側のメディアは無視しているが、ウクライナ東部ドネツク地方――その多くを親ロシア勢力が制圧して、キエフの政府に従わない――めがけてウクライナの大軍が集結している。ロシアは、その数は12万強だと言う。ウクライナが、2014年、親ロシア勢力に制覇された東ウクライナを奪還するため、ロシア軍を挑発して西側を引きずり込もうとしているように見える。これに対してバイデン米大統領は、ロシアが武力行動に出ても米国軍は派遣しない、その代わりロシア経済に破滅的な打撃を与える制裁をする、と言っている。ロシアは、西側がウクライナをNATOに入れないこと、兵器を渡さないことを約束する条約を結んでくれれば、国境から軍を撤退させてやると言い、早くも長大な条約案を発表している。西側は、ロシアのいいなりになるのは嫌なのだが、さりとてロシアとの紛争を抱えたウクライナをNATOに抱え込むのも困るので、ロシアとは話し合いを始めるかっこうをとり、ウクライナ軍は当然沈めて、事態の収拾を図りたいところだろう。それに考えてみると、ロシア経済に破滅的な打撃を与えると言っても、ロシアの原油・ガス輸出を止めれば、西側は真冬の暖房するにも差し支えることになる。一言でいえば、こんな構図なのだが、事態は第2次大戦直後、スターリンが東欧諸国を次々に吞み込んでいった過程を思わせる。既に東欧諸国は米・西欧諸国にウクライナをもっとしっかり守れと叫び始めている。なぜこんなことになったのか、これからどうなるのか。
>>ウクライナとロシア、揉め事の構造
我々日本人は、ユダヤ人と白人の見わけもつかないほどなので、同じスラブ系のウクライナ人とロシア人は全く見わけられない。それは、実は彼らも同じ。もともと、中世初期のロシアは今のウクライナの首都キエフを筆頭とする、都市国家の集まりだった。それも、キエフやノブゴロドといった都市を建設したのは、バルト海地域からコンスタンチノープルに南下する河川商業ルートを開拓した「ヴァリャーグ」、つまりヴァイキングたち。彼らと現地スラブ人たちが混血した結果、今の「ウクライナ人」、「ロシア人」ができたものと思われる。両者の言語は、津軽弁と鹿児島弁同士よりもっと類似している。この都市国家群は13世紀、ノブゴロドなどを除いてモンゴルに制圧される。その中で、モンゴルに収める税の徴収を委託され、それをぴんはねしたモスクワ公国が力を伸ばし、モンゴルを駆逐して19世紀末には太平洋にまで至る領土大国(中身はあまりない)を作り上げた――というのが、現在の「ロシア」の来歴だ。
>>日本は、基本的に様子見だ。「プーチンは悪」とか「ウクライナの民主主義は守らなければならない」とか欧米メディアの言葉を鵜呑みにするのは、お人好しのすること。関係諸国は、ウクライナも含めていずれも海千山千なのだ。日本が助けるのだったら、そのことを米欧諸国によく印象づけて、台湾の問題などで助けてもらえるよう、釘をさしておくべきだ。
河東 哲夫(外交評論家)
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/e108ed73b33ee8d4c136cdb3a4f2acc7c08df274?page=5
※ロシア=北朝鮮、ウクライナ=韓国だと置き換えたら、どっちも屑だからどっちにも関わりたくない、というバイデン政権の本音が理解できる。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/l30

862名無しさん:2025/06/06(金) 09:44:55
888 : 名無しさん 2021/12/15(水) 11:17:50
私は理想主義で頑固な性質がある。だから昨年の9月菅義偉氏の支持率が高かった時も、トランプ大統領の人気が絶好調だった時も、自分の信念を語った。どうみたってカラスは黒い。なのに「いい加減大人になれよ、周りに合わせてカラスは白いと言え」とネットで同調圧力をかけられて昨年は怒り心頭だった。

岸田首相の中にも私が持っているような信念があるはず。なのに岸田首相は自分の決断に自信をなくしたのか、本音を言わない。結果も大事だけど過程も大事。石原氏が参与をやめさせられた過程や今周りで何が起きているか、我慢せずに岸田首相には正直に話して欲しい。幽霊屋敷(公邸)への入居も「都内に不動産があるのに議員宿舎にいるのはずるい、国会議員としての特権を乱用している」と週刊紙に書かれたからでは?同じことをしている議員は他にもいるだろうし、もっと悪どいことをしている政治家もいるのに。岸田首相は自分に厳しいから批判を避けるために公邸への入居を決めたのだろう。岸田首相を困らせようと足を引っ張る勢力に腹が立っている。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/l30

863名無しさん:2025/06/06(金) 09:45:26
892 : 名無しさん 2021/12/15(水) 13:16:49
私は早合点してしょっちゅう怒っては後から事情に気づいて後悔するを繰り返しながら、生きてきた。
私を含めて、今の日本の有権者に必要なのは、スピノザが言った「嘲笑せず、嘆かず、呪わず、理解する」という態度では?と感じる。
完全には理解できなくても、相手を理解しようとする気持ちや態度は相手にも伝わる。
はじめから結果や結論が決まっているなら上からの指示に従えばいいのだから、国会も民主主義も要らない。
為政者には悩みを打ち明けて欲しい。国民側も理解できるか保証はできなくても、せめて言い分はきこう、相手の立場も理解しようという気持ちがないと…。
岸田首相はクーポン発行まで待てない、現金で欲しいと言った地方自治体の願いを聞き入れてに譲歩して歩み寄った。次は地方が首相にお返しをする番では?
ギブ・アンド・テイクが原則。維新側や立憲民主党側がテイクだけするなら…。
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864名無しさん:2025/06/06(金) 09:51:57
893 : 名無しさん 2021/12/15(水) 15:08:01
私が岸田首相を案じる理由は、彼がマスコミではなく日本の国民に選ばれた首相だから。彼は日本国民の集合知(集団的知性)で選ばれた。国民の直接投票による選挙を経て支持された。ここ30年の首相のうち、唯一マスコミの力を借りずに首相になった。菅義偉氏のようなマスコミからの援護もなかったし、安倍晋三氏に降りかかったような妨害も受けなかった。いつのまにかしずかちゃんを妻にしたのび太のように、気がついたら首相の座にいて、総選挙でも勝った。選挙には人為的な介入、マスコミの世論操作がつきものでどの政治家もその恩恵に預かったり足を引っ張られたり苦労している。だが今回は新型コロナが発生して選挙の事情が違った。「国民全員PCR検査しろ」と騒いだマスコミの見解は外れていた、専門家が言う新型コロナ予測はあまり当たらないならない→外からの情報が信用できるかできないかは自分が決める、自分で考えて決める時代に突入した。マスコミによる民意への干渉を抑えた、新型コロナを経た選挙で、国民の意思により総裁選挙・総選挙と2回勝ったから、国民は岸田首相の中になにかを感じたのかな?と思った。オカルトと言われるだろうが、日本がうまくいったり生き延びてきたのは欧米と違い宗教・人間の力を過信しすぎなかった、動物として持っている自己保存の本能(霊力)を棄てなかったからでは。
徳川幕府が終わり明治新政府が樹立してから150年あまり。日本は西洋から「理性」という概念をもらって科学を始め、お陰で経済発展できた。だが小泉改革を経験した後、日本は変わった。今のままいくと、西郷隆盛が「このままいけば日本は日本らしさを失うだろう」と警告したことが起きる、いや、もう起きている。日本は本来持っていた良さ「善良で無邪気で子供のような感性」を失うんじゃないか?と感じる。昔よりも卑屈で劣等感や優越感が強い人、例えばひろゆき氏のようなひねくれた人が増えた気がする。2000年以降「韓流」が入ってきたからなのか、今はマスコミですら妬みのようなネガティブな感情を隠さず垂れ流す。朝鮮半島の特徴は他人の幸せを素直に喜べない(→他人の不幸は蜜の味)。以前の日本はもっと他人の幸せを喜べる人がたくさんいたし喜んでなくても礼儀として雰囲気を壊さないよう喜んでいるふりはした。それが今は…。他人の幸せを素直に喜べる人の共通点は「他人と自分を比較しない」「自分は自分という価値観がある」「自分の内側に善悪の判断基準がある」ところ。それが外側に評価基準がある、他人からの批判を気にして自分の価値観、善悪の判断基準すら放り出すようになった。多分、敗戦を乗り越えて自分達なりのやり方で成功をおさめたのに、バブル崩壊、日本経済の低迷で自分達の考え方ややり方に自信をなくしたからだと思う。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/l30

ロシア人は素朴で素直という長所がある。
衝動のままに【暴力】を使ったり、【自暴自棄】になって葛藤や問題を解決しようとする癖をなおして社会のルールを学んでくれ。
でないと永遠に仲間はずれのままになる。
軍事力が強くてすぐに発砲してくる【熊】には誰も近づけない。はやく人間になれ。

865名無しさん:2025/06/06(金) 10:10:02
2021年8月〜
902 : 名無しさん 2021/12/16(木) 17:24:28
今のヤフコメを見ていて、ベルナルド・ベルトリッチ監督の映画『暗殺の森』の主人公を思い出した。
ファシストが勝っているときはムッソリーニ率いるファシスト党側にたち、ファシストが負けたらファシスト党狩りに加わる『同調者』。第二次世界大戦後、人々が反目しあい人間不信になったのがわかる。
尊敬していた人の口癖が「裁くと裁かれる、裁かれたくなければ裁くな」だった。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/l30

866名無しさん:2025/06/06(金) 11:17:53
2021年8月〜
594 : 名無しさん 2021/11/02(火) 18:53:18
宏池会岸田文雄氏はリベラル(左)だから保守(右)じゃない、というネットのコメントをみて???となった。自民党とはなにか?にまで遡ると、私のなかでは、旧日本軍の外交の失敗、太平洋戦争に内心呆れていたリアリスト官僚が作った政党という印象。戦闘による外交問題の解決が主流だった戦前では白眼視されたタイプの人々、教養ある知識人、良識人らから始まった政党では?徳川幕府では武士階層が政務に携わった→幕府が終わって明治新政府になってからも旧幕臣が国家をデザインした。自民党は日本を長期的にみて政策を練る官僚政党。それに加えて皇室守護の愛国主義者(右派)も合流して所帯が大きくなった。官僚だけでは切った張ったの戦闘ができないから後からきた好戦的な戦闘派が必要だっただけで本当の原点で主流は、宏池会、岸田文雄氏らリベラルでは?
保守の本流・源泉は、吉田茂らに代表される人では。田中角栄は首相の資質として「他者、国民への愛があること」を掲げた。今の自民党右派、特に高市早苗議員が総裁に立候補したときに推薦した正統を自称する皇道派を見ていると、庶民、日本に暮らす民への愛より「皇室」という世界最長の王朝への敬愛、権威を維持することしか考えていないように感じた。
安倍晋三氏は首相として秋篠宮殿下をお諌めしないことでも国民の代表として臣下のつとめを果たしていない、忠臣ではないと感じた。昭和天皇以降戦後の日本が守ってきた主体と客体の関係がおかしくなった。国民がいるからこそ皇室があるのが戦後の「象徴天皇制」。ぶっちゃけ皇室があってもなくても共和制だから国民は存在できる。それなのに自民党右派は「皇室があってこそはじめて国民が存在する→皇室が国の主役」という皇国的な価値観を打ち出してきた。国民の一体感(団結)を強めたい気持ちはわかるが、あまりにも政治に皇室を使いすぎでは?と正直戸惑っている。戦前の価値観になっているようで怖いと感じた。右派は情熱がありすぎて理想主義に偏る時があるから、彼らが「絶対で完全な権力」になると危険だと感じる。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/594-693

867名無しさん:2025/06/06(金) 11:21:58
2021年8月〜
894 : 名無しさん 2021/12/15(水) 15:09:43
太平洋戦争時代のような「勝つと思っていれば必ず勝つ」みたいな方向転換しない頑固な信念は困るが、「どうせ勝てないだろうからはじめからやらない」みたいな合理的な無気力(?)も困る。
バブル崩壊で社会が壊れ、いかに効率を良くするか?を追求した小泉改革以降始まったのは、「無駄やあそびを余裕と見なさず悪ととらえる、勝ち組と負け組とにくっきりわける、多様性・適材適所の概念を排除、数値化至上主義、数値化できない複雑なものや曖昧なもの、学校の成績ではなく現場の経験から得られる感覚(経験知)を軽視する、勝つ保証がないなら最初からやらない、成功できないなら挑戦しない。
即効性を求めて応用・マニュアル重視で基礎をおろそかにしてきたのは2000年以降急激に経済発展した中国や韓国だけでなく、小泉改革以降の日本もまた同じ。
だから小泉純一郎氏の首相当選20年を機にいったん立ち止まって、マスコミに横からごちゃごちゃ干渉されずに自分でいちから考えて欲しかった。
そして日本国民は岸田首相を選んだ。
彼が選ばれたのは日本国民が国際社会で繰り広げられる無限競争に疲れていた、引きこもりたかったからでは?
そう仮定すれば、オミクロン株発生を口実に国境封鎖→内閣支持率が上がった現象の謎が理解できるような…。
日本人は静かさと調和を好む。中国や韓国みたいにお互いに面と向かって罵倒しあう(声闘)なんてストレス発散どころかストレスがたまるだけ。
なのに、市中は外国人観光客が増えて静けさは失われ、ストレスが増大した。
新型コロナで外国人観光客が消えて爆買いしてくれる上客は減ったが、京都に外国人観光客がいない「静けさ」が戻ってきたら、日本人はお金では買えない価値にも気づいた。
競争社会に疲れきった国民、本来静けさを愛する国民が選んだのが静かな首相(岸田文雄氏)だったのでは?
岸田文雄氏には彼の良さがあるのにあまりにも自己主張せず目立たないから私ですらそれを時々忘れてしまう。
マンガ『大きく降りかぶって』の三橋レンの性格だよなぁ…と思う。今までは国民がピッチャーで歴代首相がキャッチャーだったが、今回は国民がキャッチャーになった。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/l30

868名無しさん:2025/06/06(金) 11:35:45
2021年8月〜
394 : 名無しさん 2021/10/04(月) 10:23:13
昨夜、オラクルカードを引いてでた言葉は「バワー」「サポート」「ミラクル」。普段からこんなスピリチュアルなことばかり言っているからオカルト・迷信、頭がおかしいと思われ、笑われているのはわかっている。だが9月初めから岸田文雄氏当選を望んでいるとここで書いて、当選が実現した以上、これも何かの縁、応援する責任があると感じている。
二階俊博氏を討ち取ったついでに、安易にもりかけと口を滑らせた時はかなりびっくりしたが、日本のドン・キホーテ、天衣無縫で天然な発言をする岸田文雄氏には付きものの副作用だと諦めるしかない。かといって彼の発言を統制し禁止すると、彼の無邪気さ、自然な良さが活かせない。「話がつまらない」と言われるのは、天然過ぎ、正直すぎる→悪意なく本音をいう→周りを吃驚させてしまうので「もっと考えてから話せ」と言われ、慎重に言葉を選ぶ癖をつけたからだろう。私も社会に出てから同じ苦労をした。
本人は自覚がないだろう。裏表がない、誰にたいしても同じく接するのは人間として当たり前だと思っているから、それをイイ人だと言われてもぴんとこない、自然にやってるだけだと思う。
アメリカだけでなく、日本にも「アティカス・フィンチ」みたいな穏やかで、だが本当に強いリーダーが出てきて、嬉しい。

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/394-493

869名無しさん:2025/06/06(金) 11:38:17
2021年8月〜
399 : 名無しさん 2021/10/04(月) 21:07:42
●進次郎・石破・河野を待つ「過酷な飼い殺し」の末路
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/852302d1a0fdc3b6d59e03fbd2b6acb2840f5410

一年後、河野太郎氏が逆境から這い上がってきた岸田文雄氏になるか、腐って石破茂氏みたいになるか、関心を持っている。2020年の総裁選挙敗北から岸田文雄氏は一年、無役だった。そして今日、昨年9月「選挙の顔にならない」と自分を馬鹿にした連中、菅義偉氏から玉座を奪って歴史に残る100代目の首相になった。岸田文雄氏は敗者になってからも腐らず、一歩一歩今日のために努力してきた。4月岸田文雄氏が安倍晋三氏と改憲の為に党内で改憲プロジェクトチームを党内に立ち上げた頃から、彼の努力に気づいていて応援していた。きちんと努力していればこの世には必ずそれに気づいている人がいてこうして奇跡も起きる。一年後の河野太郎氏が楽しみ。神は諦めないものを見捨てない、今回の総裁選挙でそう感じた。安倍晋三氏が歴史に残る偉大な政治家になれたのも、一度めの内閣で完全に力不足で負けてから、自分の短所を洗い直し再出発したからだと思う。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/news/6446/1629368132/394-493

この3年後には【石破首相】が誕生した。
世の中、何が起きるかわからない。

870名無しさん:2025/06/06(金) 12:23:34
2021年8月〜
494 : 名無しさん 2021/10/21(木) 13:29:30
>>次の文在寅政権になると「元慰安婦の同意が得られていない」と財団を解散。約束していた「国際社会での非難中止」も事実上、反故にしました。
合意に至るまでには当時、官房長官だった菅義偉氏が青瓦台と調整するなど汗をかきましたが、少なくとも表面的には岸田外相が「韓国に騙された」のです。
◆岸田は信頼できる
―2度も騙された岸田首相。さすがに3回は騙されないでしょうね。
鈴置:韓国側はそうは思わないようです。先に引用した朝鮮日報の「<太平路>次期大統領は岸田日本総理と『大和解』を推進せよ」によると、岸田氏を2度も騙すことに成功した尹炳世元長官は最近、以下のように語ったそうです。
・岸田は日本の政界の穏健・合理的人物として信頼できる。自民党の(総裁)選挙で韓日関係への動力が生まれたので、積極的に関係改善に出ねばならない。「2度も騙されてくれたお人よしが今度は首相になったぞ。また、騙すチャンスだ!」ということでしょう。韓国はくじけることなく、岸田政権にラブコールを送り続けると思います。
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/5c1c6df47c0823ac4a2c74fb9295d6ba404ded36?page=8
お人好しなのは韓国の方。岸田氏は軍艦島の件で韓国にはめられたあと、アメリカと日本と韓国で3国同盟的な慰安婦合意で、文字通り100倍返しした。韓国が慰安婦合意を破ると、法の支配を掲げるアメリカは以前と違い、あからさまには韓国の肩を持てなくなる。「合意を破棄した韓国の肩を持つ=約束を破る中国やロシアの味方になる」を意味する。誰が慰安婦合意を発案したかわからないが、すごい戦略家。日本には得だけ。韓国政府は慰安婦問題をはじめ日本の過失を責め続けることで国をまとめてきた。国民統一の道具に日本への怒りや憎しみを利用していた。今さら「日韓国交回復時にすべての賠償責任は韓国政府に移項している、個人請求権はあるが韓国政府からもらうものだ」と正直に言うと…。人を呪わば穴二つ。

871名無しさん:2025/06/06(金) 12:24:09
2021年8月〜
398 : 名無しさん 2021/10/04(月) 21:01:15
「野党みたいに富の再分配強化を掲げるなんて岸田文雄首相は日本を共産主義にするつもりか?」という批判があった。その批判する気持ちもよくよくわかるけども、格差が拡大する→富の再分配を求める声が有権者から上がる、これは民主主義を採用していれば必ず起きる現象。どうみても社会は金持ちより貧しい人が多数。なのに民主主義では一人一票。有権者の資金力が違っても票の価値が同じなら数が多い階層が勝ってしまう。高額納税者には(一般人が1票なのに対して)10倍量の票数をあげるとかいう制度を作れば、政治への影響力が保有資産と比例する制度になるかもしれないが、「法の下の平等」を採用している社会では貧富貴賤老若男女に関わらず全員が一票、これがいやなら金持ちが社会を仕切れる民主主義じゃない国に行けばいい。資本主義、市場経済、民主主義制度の国では国民の間で経済格差が拡大すると、人々が攻撃的になり内戦や対外戦争の危険性が高まる、戦争がいやな人が多いと社会主義や共産主義っぽい富の再分配を政策を掲げる政治家が票を集めるようになるっていうのは、近年のフランス、アメリカでわかる。
WW1後不況で格差が拡大→ドイツで社会主義経済を掲げるヒトラーが支持されたのも同じ理由。中国も改革解放で格差拡大→9000万人いる中国共産党に対して13億人の共産党じゃない国民の怒りが高まった→怖くなった習近平は共産党員以外の中国国民の怒りをおさめるために反日に怒りを誘導したり、共産党幹部を粛清したり、対外戦争をしようとしてみたり、なんとか民の怒りを静めようと四苦八苦したあげく→ここまで格差が拡大しすぎたら社会的争乱は避けられないが内戦も対外戦争も嫌だから、一回わざと国を破産させて民のガス抜きをしよう、格差が原因なら全員が貧しくなればいいと国家的計画倒産に舵を切った。
中産階級が減り上流と下流とにわかれてしまうと、同じ国の中でも分断と対立が激しくなる→地位の逆転を望み戦争を始めるor社会主義的な政府になる政策を有権者が求め始める。民主主義と資本主義を採用した国アメリカ・フランス・イギリス・ドイツ・日本・韓国、そして共産主義+市場経済を加えた中国やロシアでも全く似たような心理現象が見られている。国家の体制や言語文化が違っても、中産階級が抜けて上流と下流とに経済階層が分離すると、どの国でも人々が同じような行動を起こす現象は興味深い。経済学、政治学、社会学、歴史学の観点から現象をみると人類に共通した行動や心理のパターンが浮かび上がってくる。

872名無しさん:2025/06/06(金) 12:25:18
2021年8月〜
408 : 名無しさん 2021/10/06(水) 17:40:47
●岸田さんに、暴言吐いたらどうかと提案したことがあるのだが、黙ってニコニコしてるだけだった。誠実な新首相は3人のうるさいオヤジをうまくサバけるか
ttps://news.yahoo.co.jp/articles/941f1d8fbb3db7ce1e6df247731ddd32462241c2

※麻生太郎氏に代表されるような「言わなきゃならないことは思いきって発言をする」という強さの他に、違うタイプの強さが確立されることを期待している。2001年トップダウン型のリーダーシップを掲げる小泉純一郎氏が当選して「自分の感情をハッキリと出す人」「曖昧さがない人」「攻撃的な人」が「強くて頼もしい」と解釈される、まるで韓国みたいな雰囲気が優勢になった。黒田勝弘氏が「理性的な日本人が韓国人みたいに感情的になってきた気がする」と嘆いていたが、私も時々同じ気持ちになる。「裏表がなく感情が分かりやすい→さっぱりしていて根にもたない、切り替えが早い」は感情をはっきりだす人の長所。その長所が注目されるようになったら、「温厚でなるべく喧嘩を避ける=日和見で煮え切らない=逃げてばかりで弱い」とみる解釈も始まった。
私は以前、攻撃は最大の防御と積極的に先制攻撃する人を強いと勘違いしていた。だが社会人経験をして「ニコニコして謙虚な人は弱いから怒れないんじゃない、その気になればいつでも相手を潰せる自信から怒りをみせないだけで本当は余裕がある、本当に実力があり周りに慕われて出世する人はむやみやたらと怒らない、普段怒らない人を怒らせたら自分の方が叩きのめされる」と考えが変わった。急激に経済発展して有頂天になった韓国人が「日本人が怒らないのは弱くて逆らえないからだ」と勘違いして、散々日本を挑発して日本を怒らせてしまった後、ようやく日本の本当の強さに気づいて後悔している…のと似たような経験をした。「本当に強い人は余裕があり紳士的でむやみやたらと怒らない=弱い犬ほどよく吠える」は日本とアメリカの価値観。だが今のマスコミを見ていると中国や韓国みたいな「怒る=強い」「ニコニコして優しい=弱い」と見なす風潮があり「???」と以前から首を捻っていた。
強い政治家とは?と聞かれたら、迷わずナンシー・ペロシ議長かアンゲラ・メルケル氏、蔡英文総統をあげる。彼らはMサッチャー女史のように分かりやすい「強さ」はみせないが、極端さがないからこそ何かあっても切り抜ける、倒れそうでいて倒れない。中道からは右にも左にも行けるが、右から左に行く、左から右に行くのは距離が遠かったり手間がかって難しい。優れた政治家は女性でも男性でも中道。右から中道に来たり、左から中道に来たり。はじめの出発点は各自で違っても、政治家として経験を重ねるほど理想だけで何とかなると考える見通しの甘さや未熟さ過激さやがとれてくる→「理想」だけでなく「現実に対処する力」を身に付け、自分の目標・理想を叶えるべく現実的な妥協もできる「中道」に寄ってくる。中道だと状況の変化に応じて臨機応変に対応できる→ダメージを受けても最終的には生き延びることに成功→爪を研ぎながら相手が自滅するのを待っている。2017年1月〜2021年1月まで繰り広げられたトランプ大統領とナンシーペロシ議長の「死闘」を思い出せば、逆らわないが屈しないという感覚、中道の本当の強さがわかるはず。 総裁選挙をきっかけに最近盛り上がっている敵地先制攻撃論だが、先制攻撃で勝った後のイラクやアフガニスタンでアメリカ軍に起きたこと、2020年1月弾劾裁判をうまく切り抜けトランプ大統領と共和党とが圧勝した後、彼らに起きたことを考えると、まだ賛成か反対か決められない。先制的な敵地攻撃による短期的な勝利(→相手を上から叩きのめす)。長期的な勝利(→自分が滅びないよう基本は逃げ回る、だが場合に応じて反撃する)。どちらのタイプの「勝利」を日本国民が望んでいるのかという疑問がある。

873名無しさん:2025/06/06(金) 12:32:05
2021年8月〜
402 : 名無しさん 2021/10/05(火) 17:35:41
岸田文雄氏の作った内閣にネットでいろんな名前がついていて笑った。大臣ポスト待ち議員消化内閣、ハロウィンと共に終わる内閣、誰にでも初めてはある内閣、失言の危険がある麻生氏封印安心安全内閣、選挙までおとなしく猫を被る内閣、やっとでポエム小泉追放をした内閣。政府機能で一番大事な財務・外交・安保といった要所はしっかりおさえている。その上で「1ヶ月しか存在できない内閣」の性質を利用して最大限に各派閥に恩をうる作戦では。岸田文雄氏のブレーンは賢い。私は初入閣した閣僚の中でも罠ガール大臣とくじらの専門家大臣が気になっている。期間限定という条件を使って、面白い人事をしたと思う。安倍晋三氏の嘆願で萩生田光一氏を経済産業省大臣という重要な地位につけたがもし彼がなにか不始末をしたらそれを理由に「安倍晋三藩」おとりつぶし。今は派閥から差し出された閣僚をお伽衆として侍らせ、その実力を見ている。仕事ぶりに粗相があったら改易。今は無難な人材を出して時間潰しして様子見している派閥もそのうち優秀な虎の子人材を差しだし始めるだろう。
河野太郎氏は「政高党低」と発言して反発をかっていた。トップダウン型リーダー菅義偉氏の時代は、河野太郎氏が「政高党低」と言ったように、国会から選ばれた内閣(行政である政府)の発言力や権力が強く、国権の最高機関である国会や国会議員の発言力や力が弱い→トップダウン型統治の特徴があった。岸田文雄氏はそれに対して「私は『政高党高』を目指す」(→政治と行政の対等な関係→ボトムアップ型統治)と発言していた。議会制民主主義を採用していて、立法機能がある国会を「国権の最高機関」とする戦後の民主主義体制からいけば、基本に忠実なのは岸田文雄氏の考え方。行政・司法・立法といった権力の集中を防ぐことで、権力の乱用を防ぐ→「三権分立」思想の欠点は、合議制だから決断・決定・根回しに時間がかかること。だから戦争など有事には向かない。だがそのために内閣法制局がいる。先人はうまいこと逃げ道を作ってくれていた。

海兵隊大将だったマティス氏がアメリカの高校生に「アメリカの先人は失敗した、私も失敗した、君たちもおそらく失敗するだろう。だが先人や私と同じ失敗はしないでほしい。その為には歴史を学べ」と言った理由や意味が最近よくわかる。歴史は繰り返す。歴史のもつパターンや構造の類似性に気づいて危機を予測する、危機に気づいたら大胆に舵を切り直せる人材を育て、彼らが発言できる環境(心理的安全性)を保障する、これがアメリカの強さの秘密だ。朝鮮戦争で活躍した戦闘機のりで、卓越した戦術で湾岸戦争を勝たせたジョン・ボイド大佐。VUCAに対処できるアメリカ軍の特徴、OODAループはジョン・ボイドなしでは説明できない。アメリカは普通にすごい天才がいる国。失敗をも貴重なケース記録として積み上げ失敗から学ぶ、ポジティブな強さがアメリカを一流国家にした。情報共有の大切さ、信頼の強さを一番理解しているのは多人種多民族からなるアメリカ。

874名無しさん:2025/06/06(金) 13:42:32
自分の予測通りの結果にならないと、
それを全部相手のせいにして
自分側にもミスはなかったか、
点検したり反省したりをしない国は永遠に途上国のままだ。

875名無しさん:2025/06/06(金) 16:25:52
ウクライナ侵攻を「子どものけんか」扱いのトランプ氏との会談、独首相は冷静にしのぐ
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6/6(金) 14:11配信


米ホワイトハウスの西棟で、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相を迎えるドナルド・トランプ大統領(2025年6月5日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ドイツのフリードリヒ・メルツ首相(69)は5日、ドナルド・トランプ米大統領(78)とホワイトハウスの大統領執務室で会談し、ウクライナ問題をめぐる意見の相違にもかかわらず、ほぼ無傷で乗り切った。トランプ氏は、ロシアのウクライナ侵攻を子ども同士のけんかになぞらえ、「しばらく戦わせておいた方がいいこともある」と述べた。

【写真9枚】メルツ氏が贈呈した、トランプ氏の祖父フリードリヒ・トランプ氏の出生証明書の複製
就任1か月のメルツ氏はトランプ氏の機嫌を取ろうと、1869年にドイツで生まれたトランプ氏の祖父フリードリヒ・トランプ氏の出生証明書のコピーを額装したものを贈呈。
さらに、トランプ氏をウクライナ紛争終結における「世界のキーパーソン」と称賛。同氏が「ロシアに圧力をかけることで、今こそ真の終戦が実現できる」と続けた。
これは、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻で始まった紛争が3年以上続く中、対ロシア制裁発動を嫌がるトランプ氏を動かすための苦肉の策だった。
丁寧な会談は、トランプ氏がウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領や南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領に仕掛けたような奇襲攻撃を回避しようと、保守派のメルツ氏が十分な準備をして臨んだことをうかがわせた。
だが、両者の意見は必ずしも一致しなかった。
■「子どものけんか」

前日にロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談したトランプ氏は、大勢の死者を出し、ウクライナの広範囲を廃虚と化したこの紛争を、子どものけんかに例え、しばらく戦わせておく方が良いかもしれないと述べた。
トランプ氏は記者団に対し、「幼い子ども二人が狂ったようにけんかしているのを見かけることがある。彼らは互いに憎み合い、公園でけんかしている。あなたは彼らを引き離そうとする」「時には、しばらく戦わせておく方が良いこともある」と語った。
だがトランプ氏は、ウクライナがロシアの空軍基地に大胆な無人機攻撃を仕掛け、核兵器を搭載可能な戦略爆撃機複数機を破壊したのを受け、プーチン氏に報復しないよう強く求めたと強調。
トランプ氏は「やめろ」と言ったが、プーチン氏には「対応せざるを得ない」「いい結果にはならないだろう」と言われたという。
トランプ氏は、第2次世界大戦におけるナチス・ドイツの敗北について、相次いで不適切な発言をした。これは現代ドイツにおいて依然として非常にデリケートな問題となっている。
トランプ氏は、自身が北大西洋条約機構(NATO)加盟国に求めた防衛費増額に従ったメルツ氏を称賛し、第2次世界大戦時のダグラス・マッカーサー元帥が同意したかどうかは定かではないと述べた。
その後、第2次世界大戦終結につながった連合国軍によるノルマンディー上陸作戦から80周年となるのに言及し、トランプ氏は「あの日はあなた方(ドイツ)にとって楽しい日ではなかったのでは?」と問いかけた。
メルツ氏は冷静にこう答えた。「これは、ナチスの独裁からのわが国の解放だった。私たちはあなた方(米国)に恩義があることを分かっている」。
メルツ氏は、過去の大統領執務室での奇襲攻撃の動画を研究し、冷静さを保ち、トランプ氏に話をさせる方法を学んだものとみられる。【翻訳編集】 AFPBB News

876名無しさん:2025/06/06(金) 16:26:28
内閣不信任案「共同提案するつもりあるのか」立憲・野田代表が他の野党をけん制
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6/6(金) 14:07配信


東京・千代田区/6日
内閣不信任案をめぐり、立憲民主党の野田代表は「共同提案するつもりはあるのか」と述べ、提出するべきだと発言する他の野党をけん制しました。

【動画】立憲・野田代表「政治空白を作っていいのか」石破総理、内閣不信任提出なら衆院解散か

立憲民主党・野田代表
「どうしても不信任通したいんだったら、共同提案するつもりありますか。我々だけに何かしろしろじゃなくて、ご自身たちはどうなんですかということを問いたい」

不信任案をめぐっては、提出されれば石破総理大臣は衆議院解散に踏み切るのではないかとの見方が広まっています。

野田代表はこうした情勢も踏まえ、「急に出したらみんなが驚く」と述べ、事前に他の野党と協議する考えを示しました。

国民民主党の玉木代表は「政権交代を目指すなら出すべきだ」と述べているほか、日本維新の会の前原共同代表も提出すべきだとの発言をしていました。

ただ、立憲内には「あおる人ほど分からない」「結局、立憲と共産だけが賛成して他の党からは国賊扱いされるかもしれない」などの声もあり、他党の考え方を見極めながら慎重に判断するものとみられます。
テレビ朝日報道局

877名無しさん:2025/06/06(金) 17:45:42
【速報】野田氏 皇族数確保めぐり麻生氏発言を批判「ちゃぶ台返しされた」 今国会では結婚後の女性皇族の身分保持のみで合意したと明かす
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6/6(金) 12:07配信

FNNプライムオンライン
立憲民主党の野田代表は6日の記者会見で、皇族数確保をめぐる各党協議で自民党の責任者である麻生最高顧問が前日の麻生派の会合で、女性皇族の結婚後の身分保持だけでなく男系男子の養子案もとりまとめに含まれるべきだとの認識を示したことについて、麻生氏と衆院正副議長の間で今国会では女性皇族の結婚後の身分保持のみ決めることで合意していたと主張し、麻生氏の発言は「ちゃぶ台返しだ」などと批判した。

【画像】「ちゃぶ台返し」と批判された麻生太郎氏

野田氏は会見で「水面下で議長、副議長と元総理2人(麻生氏と野田氏)で丁寧な議論をやってきたことは事実だ」と明かした上で、「こういう派閥の会合で仲間に触れることをお話をされてしまったら静謐な環境で、政争の具にしないで物事を決めていくというルールが確立できなくなってしまうという強い懸念を持っている」と述べた。

野田氏はさらに「しかも、仰っていることがファクトではない。先週の火曜日にもこの4者の会合があったが、そこで決まったことは、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持をするということについてのみ、この国会では決めていきましょう。養子縁組の案もあるけれどまだ議論が十分ではない。でも少なくとも何も決めないというと、国会の権威の問題になるし、立法府の総意として今最低限言えることは少なくとも決めていかなければ、女性皇族の人生設計に関わることなので、最低限のことは決めていこうということを4者で合意をしている」と明かした。
その上で「その合意をしたことをちゃぶ台返しのような話にするというのは交渉当事者としての信頼性(の問題)になってくると思うので、極めて遺憾だ」と麻生氏を批判した。

野田氏によると、5月27日に野田氏と麻生氏と額賀衆院議長、玄葉衆院副議長の4者で協議し、女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持することについての正副議長のとりまとめ案を火曜日に示して、それを踏まえて確認して、党内手続き入っていくことまで決めていたということで、野田氏は「完全にこの話はちゃぶ台返しだ」と強調し、衆院の正副議長による適切な対応を求めた。

男系男子の養子縁組案については、「かなりかみあった議論はできている」と述べ、夏の参院選後に改めて検討する意向を示した。
フジテレビ,政治部


米P&G、7000人削減へ トランプ関税で先行き不透明感
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6/5(木) 22:52配信

 【ニューヨーク時事】米家庭用品大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は5日、全世界で非製造部門の従業員の15%に相当する7000人を削減すると発表した。

 今後2年かけて実施する。トランプ米政権が導入した高関税政策で景気の先行き不透明感が強まる中、合理化を進める。

 同社は原料調達を中国市場に依存。米高関税政策でコスト上昇圧力が高まっていることを念頭に、特定の市場で一部商品の販売を取りやめる方針も示した。サプライチェーン(供給網)見直しを図ることで生産性を高めるほか、事業売却の可能性にも言及したが、対象地域など詳細は明らかにしなかった。

878名無しさん:2025/06/06(金) 17:46:12
財政や関税で根本的違い 個人攻撃も、修復不可能か
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6/6(金) 15:32配信


5月30日、ホワイトハウスでの記者会見に出席したマスク氏。右目付近にあざがあるのは、息子の手が当たったからだと説明した(ロイター=共同)
 【ワシントン共同】実業家イーロン・マスク氏とトランプ米大統領が全面衝突した。トランプ氏を「男が男を愛せる限界まで愛している」と公言していたマスク氏だが、財政や関税を巡る考え方の根本的な違いもあり、決裂は既定路線だったとの見方も。個人攻撃にも踏み込み、関係修復は難しそうだ。

 「もう我慢できない」。マスク氏は3日の時点で、減税などトランプ氏の看板政策を盛り込んだ法案への不満をX(旧ツイッター)に投稿。慌てたジョンソン下院議長がなだめに走ったが、攻撃は止まらず、5日の決裂につながった。

 政府効率化省を事実上率い、無駄削減に尽力したとの自負があるマスク氏にとって、今後10年間で約2兆4千億ドル(約345兆円)の財政悪化を招くとの試算もある法案は「忌まわしい」存在。高関税にも否定的で、主導するナバロ大統領上級顧問と批判合戦を繰り広げた。

 移民規制を巡っては、自身も移民のマスク氏は海外のトップ人材を米国に誘致する必要があると主張。トランプ氏の支持者たちからは「米国の雇用が奪われる」と猛反発を浴びた。


「トランプ大統領の母校」軍事学校、財政難で中国人事業家の手に
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6/6(金) 14:27配信


[ニューヨーク軍事学校ホームページ キャプチャー]
財政難に苦しむトランプ米大統領の母校ニューヨーク軍事学校が中国人事業家に買収され、新たな全盛期を模索している。

ウォールストリートジャーナル(WSJ)は4日(現地時間)、「経営難と負債に苦しむニューヨーク軍事学校の所有者が最近、中国人事業家アラン・ルー氏に変わった」とし「学校を立て直せるかどうかが注目される」と報じた。

学校を買収したルー氏は中国復旦大で金融学博士学位を取得し、上海に本社を置くクァンファ教育グループを設立した人物だ。中国に10校以上の私立学校を所有している。

ルー氏は2月、コーンウォール市議会で自身が学校の所有主となり、新しい指導部が学生数を1500人まで増やすと抱負を明らかにした。

ただ、WSJは「中国から流れてきた資金で学校を買収したため所有構造が非常に複雑で透明でない」と指摘した。

トランプ大統領は「荒っぽく反抗的な」行動を正そうとする親の意で13歳(1959年)から18歳(1964年)までニューヨーク軍事学校に通ったと明らかにした。

トランプ大統領は先月25日、ウェストポイント(米陸軍士官学校)の卒業式に出席して演説した際、ニューヨーク軍事学校にも言及した。学校はウェストポイントから10キロの距離にある。トランプ大統領は「ここから遠くないところの高校に通った。良いところ」と表現し、愛情を表した。

ニューヨーク軍事学校は1960年代には500人以上の生徒が在学するほど人気だったが、軍隊式の教育の人気が落ちて困難に直面した。

2015年には破産申請をして閉鎖されたが、中国人事業家のビンセント・モ氏が学校を1580万ドル(約22億円)で買収した。モ氏はニューヨーク軍事学校を「スーパー学校に復活させる」で公言したが、むしろ現在780万ドルを負債を抱える状態だ。現在学校は運営されているが、在学生は50人しかいない。

879名無しさん:2025/06/06(金) 18:41:17
ロシアのプーチン大統領の下僕のトランプ大統領が、ウクライナへの軍事支援をやめると言い出し、途上国支援というアメリカの友人たちへのごほうびもやめた。
トランプ大統領は一期目の時、ウクライナのゼレンスキー大統領に「(自分の政敵にあたる)バイデン大統領の弱味を教えろ」「でないとウクライナへの安保支援をやめる」と公私混同の申し出をして、それが判明して弾劾裁判になった。
ゼレンスキー大統領に、バイデン大統領の弱味を聞こうとしたのはトランプ大統領自身の自由だが、それを拒んだらウクライナへの軍事支援を打ち切ると脅した。
ウクライナへの軍事支援は、アメリカ連邦議会の議員が審議の上、可決した法案に基づいて行われていた【アメリカという国家が行うプロジェクト】であり、アメリカ議会が決めたプロジェクトを、トランプ大統領個人の「政敵の弱味を知りたい」という個人的な理由だけで勝手に廃止したりできない。
大統領(個人)の望みと、国家(共同体)の方針が違うときは、大統領は自分の欲望より国家全体の利益を優先する、そういうのが滅私奉公であり愛国心なのだが…。
トランプ大統領は、一族郎等で集団を作るため決まった国家を持たないと言われてきた華僑やユダヤ人と価値観が同じで【自分の親族の利益>国家の利益】という価値観。

【住んでいる地域>一族郎等・親族】→これまでのアメリカ

【住んでいる地域<一族郎等・親族】→トランプ大統領(公私混同)→大統領・国王による王政

880名無しさん:2025/06/06(金) 20:44:17
Xの雲
パワー

881名無しさん:2025/06/06(金) 22:45:50
米国務省、ICC判事4人に制裁 アメリカとイスラエルを「不当に標的にしている」と
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6/6(金) 12:04配信


アメリカのマルコ・ルビオ国務長官
アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は5日、イスラエルおよびアメリカに対する「不当な」訴追を理由に、国際刑事裁判所(ICC)の判事4人に対して制裁を科す方針を発表した。

この制裁は、ICCがイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を含む複数の高官に対して逮捕状を発行したほか、アフガニスタンにおけるアメリカの戦争犯罪疑惑に関する調査を進めていることへの対抗措置とされる。

制裁対象となったのはいずれも女性で、ソロミー・バルンギ・ボッサ判事(ウガンダ)、ルス・デル・カルメン・イバニェス=カランサ判事(ペルー)、レーヌ・アデレード・ソフィー・アラピニ=ガンス判事(ベナン)、ベティ・ホーラー判事(スロヴェニア)の4人。

米国務省によると、ボッサ判事とイバニェスカランサ判事が、アフガニスタンにおけるアメリカ人関係者に対する捜査を承認した。また、アラピニ=ガンス判事とホーラー判事の2人は、イスラエルのネタニヤフ首相およびガラント前国防相に対する逮捕状の発行を決定したとされている。

この制裁措置により、対象となった判事らがアメリカ国内に保有するすべての資産および利権が凍結され、財務省に報告されることが義務付けられる。

ルビオ国務長官は声明で、判事らが「イスラエルおよびアメリカを標的とした不当かつ根拠のない行動に関与した」と非難した。
■今年2月にも経済制裁

ICCは、ジェノサイド、人道に対する罪、戦争犯罪について訴追権限を持つ国際的な司法機関。

昨年には、パレスチナ・ガザ地区における戦争犯罪の疑いで、イスラエルのネタニヤフ首相やヨアヴ・ガラント前国防相に対する逮捕状を発行した。

また、イスラム組織ハマスの軍事部門トップだったモハメド・デイフ司令官にも逮捕状が出されたが、ハマスはその後、デイフ氏が昨年の空爆で死亡したと認めている。

ICCの判事らは、イスラエルとハマスの戦争に関連して、3人に「戦争犯罪および人道に対する罪に関して刑事責任を負う合理的な根拠がある」と判断した。

これに対し、イスラエルおよびハマスの双方は、ICCの訴追内容を否定している。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は今年2月、ICCに対する経済制裁を発動。対象には、カリム・カーン主任検察官などが含まれていた。トランプ氏は、ICCが「権限を乱用している」と非難した。

(英語記事 Rubio sanctions ICC for 'targeting' Israel and US)
(c) BBC News

882名無しさん:2025/06/06(金) 22:48:32
米国務省、ICC判事4人に制裁 アメリカとイスラエルを「不当に標的にしている」と
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6/6(金) 12:04配信


アメリカのマルコ・ルビオ国務長官
アメリカのマルコ・ルビオ国務長官は5日、イスラエルおよびアメリカに対する「不当な」訴追を理由に、国際刑事裁判所(ICC)の判事4人に対して制裁を科す方針を発表した。

この制裁は、ICCがイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を含む複数の高官に対して逮捕状を発行したほか、アフガニスタンにおけるアメリカの戦争犯罪疑惑に関する調査を進めていることへの対抗措置とされる。

制裁対象となったのはいずれも女性で、ソロミー・バルンギ・ボッサ判事(ウガンダ)、ルス・デル・カルメン・イバニェス=カランサ判事(ペルー)、レーヌ・アデレード・ソフィー・アラピニ=ガンス判事(ベナン)、ベティ・ホーラー判事(スロヴェニア)の4人。

米国務省によると、ボッサ判事とイバニェスカランサ判事が、アフガニスタンにおけるアメリカ人関係者に対する捜査を承認した。また、アラピニ=ガンス判事とホーラー判事の2人は、イスラエルのネタニヤフ首相およびガラント前国防相に対する逮捕状の発行を決定したとされている。

この制裁措置により、対象となった判事らがアメリカ国内に保有するすべての資産および利権が凍結され、財務省に報告されることが義務付けられる。

ルビオ国務長官は声明で、判事らが「イスラエルおよびアメリカを標的とした不当かつ根拠のない行動に関与した」と非難した。
「この4人は、アメリカおよび我々の緊密な同盟国イスラエルを標的とした、ICCの不当かつ根拠のない行動に積極的に関与してきた」

さらに、ICCは「政治的に偏った組織」で、「アメリカおよびその同盟国の国民に対し、無制限の裁量で捜査を行うという虚偽の主張をしている」と批判した。

「この危険な主張と権力の乱用は、アメリカおよびイスラエルを含む同盟国の主権と国家安全保障を侵害するものだ」とルビオ氏は強調した。

これに対してICCは声明を発表し、「今回の制裁は、世界各地の125締約国の信任を受けて運営される国際的な司法機関の独立性を損なおうとする明確な試み」だとして、「遺憾に思う」と述べた。

ICCは、「責任追及のために取り組む者を標的にしても、紛争に巻き込まれた民間人の助けにはならない」と指摘。「この制裁は、対象となった個人だけでなく、裁判所を支える全員をも標的としている(中略)これは、ICCが扱うすべての事案における、罪のない被害者を標的にしたものであると同時に、法の支配、平和、安全保障、そして人類の良心に衝撃を与える最も深刻な犯罪の防止をも、標的にしている」と批判した。

ICCはさらに「職員を全面的に支持」するとして、「戦争犯罪や人道に対する罪、ジェノサイド(集団虐殺)、侵略の罪による被害者に正義を実現することを目指し」、「ローマ規定および公正と適正手続きの原則に厳密に沿った形で、妨げられることなく職務を継続する」と表明した。
■今年2月にも経済制裁

ICCは、ジェノサイド、人道に対する罪、戦争犯罪について訴追権限を持つ国際的な司法機関。

昨年には、パレスチナ・ガザ地区における戦争犯罪の疑いで、イスラエルのネタニヤフ首相やヨアヴ・ガラント前国防相に対する逮捕状を発行した。

また、イスラム組織ハマスの軍事部門トップだったモハメド・デイフ司令官にも逮捕状が出されたが、ハマスはその後、デイフ氏が昨年の空爆で死亡したと認めている。

ICCの判事らは、イスラエルとハマスの戦争に関連して、3人に「戦争犯罪および人道に対する罪に関して刑事責任を負う合理的な根拠がある」と判断した。

これに対し、イスラエルおよびハマスの双方は、ICCの訴追内容を否定している。

アメリカのドナルド・トランプ大統領は今年2月、ICCに対する経済制裁を発動。対象には、カリム・カーン主任検察官などが含まれていた。トランプ氏は、ICCが「権限を乱用している」と非難した。

(英語記事 Rubio sanctions ICC for 'targeting' Israel and US)
(c) BBC News

883名無しさん:2025/06/06(金) 22:50:19
国連人権高等弁務官、米国にICC判事への制裁撤回を要求
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6/6(金) 19:34配信


オランダ・ハーグにある国際刑事裁判所(2025年3月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】国連(UN)人権高等弁務官は6日、米国が国際刑事裁判所(ICC)の判事4人に科した制裁を撤回するよう求めた。制裁は法の支配に反すると指摘している。

【写真】国連のボルカー・ターク人権高等弁務官

ボルカー・ターク人権高等弁務官は声明で「米国政府が国際刑事裁判所の判事に制裁を科すという決定に深く心を痛めている」と述べ、「これらの措置を速やかに再考し、撤回するよう求める」と訴えた。

また、「国内外を問わず、司法機能を果たす裁判官に対する攻撃は、法の支配と法の下の平等という、米国が長らく支持してきた価値に真っ向から反する」と指摘した。

制裁を受けた4人の判事は、米国への入国が禁止され、米国内の資産が凍結された。

このうち2人は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対する逮捕状発行につながる手続きに関与していた。残る2人は、アフガニスタンにおける米軍の戦争犯罪疑惑に関する調査を承認する手続きに関わっていた。【翻訳編集】 AFPBB News

884名無しさん:2025/06/06(金) 22:52:24
イスラエル首相、ガザでハマスに対抗する集団への武器供与を認める
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6/6(金) 11:38配信


イスラエル首相、ガザでハマスに対抗する集団への武器供与を認める
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は5日、パレスチナ・ガザ地区でイスラム組織ハマスに対抗するグループに対し、イスラエルが武器を供与していることを認めた。

この発言に先立ちイスラエルのメディアは、国防当局者の話として、ネタニヤフ首相がガザ南部の特定グループへの武器提供を承認したと報じていた。首相の発言は、報道の直後に出された。

複数のイスラエル政治家は、こうした措置がイスラエルの安全保障を危険にさらすと非難している。

ネタニヤフ首相は、ソーシャルメディア「X」のアカウントに投稿した短い動画で「これの何が問題なのか」と述べ、「これはイスラエル兵の命を救うだけだ」、「これを広めるのは、ハマスを利するだけだ」と語った。

ネタニヤフ首相が言及したのは、イスラエルが首相の承認のもとで、ヤセル・アブ・シャバブ氏という人物が率いるガザ地区のグループに武器を供与しているとの報道。

このグループは、一部では民兵組織または犯罪組織と見なされているが、自分たちはハマスに対抗する勢力だと主張している。

同グループは、ガザへの支援物資を運ぶトラックを保護するのが目的だと主張している。しかし、実際にはその逆で、物資を略奪しているとの批判も出ている。
■深刻な政治スキャンダルになる可能性

一連の報道について、ネタニヤフ首相は軽く受け流す姿勢を見せているが、今後、深刻な政治スキャンダルに発展する可能性がある。

イスラエルの国防当局者は、地元メディアに対し、アヴィグドール・リーベルマン元国防相の主張が事実だと認めた。

野党の極右政党「イスラエル我が家」を率いるリーベルマン氏は、公共放送KANに対し、ネタニヤフ首相がアブ・シャバブ氏率いるグループへの武器供与を一方的に承認したと語った。

リーベルマン氏は「イスラエル政府は、イスラム国(IS)と関係があるとされる犯罪者集団に武器を渡している」と非難し、「私の知る限り、この件は閣議の承認を得ていない」と付け加えた。

イスラエルの国防当局者はその後、イスラエルがアブ・シャバブ氏率いる集団に対し、自動小銃「カラシニコフ」を供与していたことを認めた。これには、ハマスから押収した武器も含まれていたという。

この集団は、イスラエル軍の支配下にある南部ラファで活動している。

しかしアブ・シャバブ氏はソーシャルメディア上に声明を投稿し、イスラエルからの武器供与を「断固として否定する」と述べた。

アブ・シャバブ氏は「我々の武器は簡素で旧式なもので、自分たちの仲間の支援によって入手したものだ」と主張している。
ハマス関係者によると、アブ・シャバブ氏と同氏が率いる集団の活動は以前から問題視されており、集団構成員の暗殺をハマスの軍事部門が開始したと、一部のアラビア語新聞は伝えている。

これに対してネタニヤフ首相の事務所は、「イスラエルは安全保障関係機関のトップ全員の勧告に基づき、さまざまな手段を通じてハマスの打倒に取り組んでいる」との声明を発表した。

この取り組みに対しては、イスラエル議会で野党・民主党を率いるヤイル・ゴラン氏から強い批判が出ている。

ゴラン氏は「X」への投稿で、「ネタニヤフはイスラエルの国家安全保障に対する脅威だ。人質解放や市民の安全確保のための合意形成を図るべきところを、ガザに新たな時限爆弾を作り出している」と非難した。

(英語記事 Netanyahu confirms Israel arming clans opposed to Hamas in Gaza)
(c) BBC News

885名無しさん:2025/06/07(土) 06:21:27
「日本はトランプ政権にひるまず世界のリーダーとして役割果たせ」…アーミテージ氏未完の原稿概要明らかに
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6/7(土) 5:00配信


リチャード・アーミテージ氏
 米国屈指の知日派リチャード・アーミテージ元国務副長官が、4月13日に79歳で急逝する前に準備していた未完の原稿の概要が明らかになった。第2次トランプ政権の発足で不確実性を増す国際情勢の中で、「日本がひるむことなく世界の安定的なリーダーとして役割を果たし続ける」ことを求めていた。日米同盟の強化に情熱を注いだ同氏の「遺言」として注目される。

【写真】台北の空港に到着し、台湾側の出迎えを受けるアーミテージ氏ら(2021年)
 アーミテージ氏は5月の訪日を計画し、その前に本紙朝刊のコラム「地球を読む」に寄稿する予定だった。原稿の形では残されていなかったが、同氏のコンサルティング会社の共同経営者で、米国務次官補代理などを務めたカラ・ビュー氏が内容を詳細に聞き取っており、本紙に明らかにした。
 仮題は「不確実な時代において、日本は自国のグローバルな役割に自信を持ち続けよ」。日本の安全保障は憲法などの制約に縛られていた1980年代から進化を続け、特に第2次安倍政権では環太平洋経済連携協定(TPP)を主導し、人道的価値観の擁護者として役割を果たすなど「真の世界的なリーダーへと成長を遂げた」と指摘した。
 また、「米政権が不確実性と混乱をもたらしているからこそ、世界は日本をこれまで以上に必要としている。何をすべきか迷ったり不安になったりすべきではない」とも説いており、日本を激励する内容だった。
 トランプ大統領については、米国の超大国としての地位を支える同盟・友好国を「適切に扱っていない」として批判する一方、「トップだけがすべてではない」として同盟が備える強さに自信を持つよう促した。

886名無しさん:2025/06/07(土) 08:27:02
米コロラド州のデモ襲撃、移民当局が容疑者の妻と子供5人を拘束
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6/4(水) 13:21配信


モハメド・サブリー・ソリマン容疑者
米コロラド州で1日に発生した、パレスチナ・ガザ地区で拘束されているイスラエル人の人質を支援する集会でエジプト国籍の男性が群衆に火炎びんを投げつけるなどしたとされる事件をめぐり、米国土安全保障省のクリスティ・ノーム長官は3日、この男性の妻と5人の子供が移民当局に拘束されていると明らかにした。

事件は、同州ボルダーにある人気の屋外スペース「パール・ストリート・モール」で発生。モハメド・サブリー・ソリマン容疑者(45)が、群衆に向かって「パレスチナを解放しろ」と叫びながら、火炎びん2本を投げ込み、12人がやけどを負ったとされる。

ソリマン容疑者は、憎悪犯罪、殺人未遂、暴行、爆発物使用の計4件の連邦法違反の罪で訴追されている。

ノーム長官はソーシャルメディアへの投稿で、「この凶悪な攻撃について、容疑者の家族がどの程度知っていたのか、あるいは支援していたのかを捜査している」とした。

ホワイトハウスもXで、「ユダヤ系アメリカ人に対する反ユダヤ的な火炎攻撃事件の容疑者で、不法在留外国人のモハメド・ソリマンの妻と5人の子どもが捕らえられ、現在、米移民関税捜査局(ICE)に迅速送還手続きのため身柄を置かれている」と発表した。

また、全て大文字で、家族は早ければ10日夜にも国外退去となる可能性があると強調した。

極右組織元幹部が米政府提訴 議会襲撃捜査は「違法」
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6/7(土) 7:31配信

 【ワシントン共同】2021年の米議会襲撃事件で、扇動共謀罪などで服役し、トランプ大統領の恩赦で出所した極右組織プラウド・ボーイズの元幹部ら5人が6日、事件の捜査は違法だったとして、政府に1億ドル(約145億円)の損害賠償を求め、南部フロリダ州の連邦地裁に提訴した。

 提訴したのは元リーダーのエンリケ・タリオ氏ら。トランプ氏が今年1月20日の就任日に恩赦などを与えた。トランプ政権は原告側と和解し、賠償金を支払う可能性がある。和解が成立すれば、民主主義を揺るがした事件の正当化や政治目的の暴力の容認につながると危惧する声が出ている。

887名無しさん:2025/06/07(土) 08:27:57
中国外相、フランス大統領発言に抗議 「台湾とウクライナは別」
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6/7(土) 5:53配信


握手するフランスのマクロン大統領(左)と中国の習近平国家主席=2024年11月、ブラジル・リオデジャネイロ(AFP時事)
 【北京時事】中国外務省によると、王毅共産党政治局員兼外相は6日、フランスのバロ外相と電話会談した。

 王氏は、マクロン仏大統領が最近、ロシアが侵攻を続けるウクライナ情勢を台湾と関連付けて論じたことを念頭に「本質的に異なる問題だ」と抗議した。

 マクロン氏は先月30日、シンガポールで行われたアジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)の基調講演で「ロシアがいかなる制約もなくウクライナ領土を奪えるのなら、台湾はどうなるのか」と指摘。また、中国に対して「北大西洋条約機構(NATO)によるアジアへの関与を望まないなら、北朝鮮の欧州における軍事行動を防ぐべきだ」と訴えた。

 王氏はバロ氏に「台湾問題は中国の内政であり、国家主権にかかわるものだ」と強調。「NATOのアジア太平洋への介入に反対するよう望む」とくぎを刺した。 


米、防衛部品の提供中止か 無人機戦でウクライナ使用
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6/6(金) 5:29配信


ロシア軍による攻撃があったウクライナ北部チェルニヒウ州の現場で、立ち上る炎=5日(ウクライナ非常事態庁提供、ゲッティ=共同)
 【キーウ共同】トランプ米政権が、ロシアの無人機迎撃のためウクライナに提供しているロケット弾の部品を中東に展開する米空軍に振り向けると、米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が4日報じた。ウクライナへの防衛支援関与を弱める米国防総省の姿勢を反映した動きとして伝えた。

 部品は特別な起爆装置で、米国はここ2、3年にわたってウクライナに提供。ウクライナは、ロシアが攻撃の主な手段としている無人機を撃ち落とす地対空ミサイルの製造に利用してきた。

888名無しさん:2025/06/07(土) 08:28:39
ハマス団長「真剣交渉の用意」 ガザ、医療崩壊の危機
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6/6(金) 20:33配信


パレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスの病院=3日(AFP時事)
 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉で、イスラム組織ハマスの代表団を率いるハイヤ幹部は5日、演説で「恒久停戦へとつなげるための新たな、真剣な交渉のラウンドに臨む用意がある」と述べ、停滞するイスラエルとの交渉前進に意欲を示した。

 AFP通信が報じた。

 交渉では、仲介役を務める米国のウィトコフ中東担当特使が最近、60日間の停戦期間を設け、ハマスが遺体を含む人質28人を引き渡すことなどを盛り込む案を提示。イスラエルは同意したが、ハマスは修正を要求し、早期妥結の見込みは立っていない。

 ロイター通信によれば、ハイヤ氏は「(ハマスは)ウィトコフ案を拒否したわけではない」としつつ、「いくつかの言い回しや(内容の)改善を求めた」と語った。ただ、イスラエルが拒否している戦争終結や同国軍のガザ撤退を改めて要求した。

 一方、世界保健機関(WHO)は5日、SNSで、ガザ住民の多くが暮らす南部ハンユニスにある二つの病院が、イスラエルによる支援物資搬入阻止や道路封鎖などで「運営不可能な状態」になりつつあると表明した。既にガザ北部では稼働中の病院がなく、ハンユニスの2病院が閉ざされれば「医療崩壊」の危機に陥るとして、早急な対策を訴えた。

 また、国連のドゥジャリク事務総長報道官は5日、ガザではイスラエル軍による3月の攻撃再開後、64万人以上が住居を追われたと指摘。「これはガザ住民のほぼ3人に1人だ」と強調した。

 イスラエル軍は5日もガザへの攻撃を継続し、AFPによると、計37人が死亡した。 

中国上空に巨大発光物 「ロケット軌跡」と報道
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6/6(金) 20:41配信


中国陝西省西安で6日早朝に観測された巨大な発光物(「微博(ウェイボ)」から、共同)
 【北京共同】中国陝西省西安の上空で6日早朝、巨大な発光物が観測され、インターネット上で動画が拡散した。中国メディアは山西省の太原衛星発射センターから打ち上げられた「ロケットの軌跡」だと報じた。

 発光物は細長い楕円形で、光の尾を引くように空を横切り消滅した。「未確認飛行物体(UFO)ではないか」と騒ぎになった。

889名無しさん:2025/06/07(土) 08:29:43
北朝鮮、横倒しになっていた駆逐艦の進水に成功 アナリストらに衝撃
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6/6(金) 17:44配信


北朝鮮は、先月進水時に横倒しになった新型駆逐艦の進水作業に成功したと発表した
ソウル(CNN) 北朝鮮は、先月進水時に横倒しになった新型駆逐艦の進水作業に成功したと発表した。国営メディアによると、損傷した駆逐艦は修復のため別の造船所の乾ドックに移される予定だという。

【映像】海軍増強を目指す金総書記、成功を収めるか?

国営朝鮮中央通信(KCNA)は、「6月初めに駆逐艦のバランスを回復させた後、チームが5日午後に安全に進水作業を実施し、埠頭(ふとう)に係留した」と報じた。

プラネット・ラボが5日に撮影した衛星写真には、横倒しになっていた駆逐艦が体勢を立て直し、進水に失敗した埠頭から離れた場所で水面に浮かんでいるとみられる様子が映っている。

北東部の清津で進水失敗を目撃した金正恩(キムジョンウン)総書記は「犯罪行為」と断じ、6月下旬に開催される朝鮮労働党中央委員会総会までに修復するよう命令。国家の名誉がかかっているとの認識を示していた。

KCNAは6日、金氏の目標は達成されると伝えた。今後7〜10日かけて修復作業が行われるという。

現場の衛星画像をもとにこの作業にははるかに時間がかかると予想していたアナリストたちにとっては、船体が迅速に立て直されたことは驚きだった。

米海軍退役大佐のカール・シュスター氏は、膨大な人員と革新的な手法によって2週間で解決策が実現されたと指摘する。

この革新的な手法とは、艦体に取り付けた気球でバランスを取り、再度進水させるということだったようだ。

船体の損傷は、5月21日の失敗を確認したアナリストらの予想よりも軽微だった。

当初の進水では、船体は横滑りして水に入ることが想定されていたが、艦尾は水中に沈んだものの、艦首部分は船台に残った。

アナリストらは、この事故で船体と竜骨にかかる応力が駆逐艦を解体させる恐れがあるとみていた。

400機の無人機で全土を攻撃 ロシア、40発以上のミサイルも
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6/6(金) 17:53配信


6日、ウクライナ・キーウで、ロシアによる空爆後に起きた爆発(AP=共同)
 【キーウ共同】ロシア軍は6日、ウクライナ全土を攻撃し、ウクライナ当局によると、首都キーウでは4人が死亡した。ゼレンスキー大統領は400機以上の無人機と40発以上のミサイルが使用され、少なくとも49人が負傷したと表明。ウクライナは1日にロシア各地の航空基地への無人機攻撃を実施しており、ロシアのプーチン大統領は報復を明言している。

【写真】ゼレンスキー氏が語った戦争の終わり方、そして日本への感謝
 トランプ米大統領は5日、ロシアによるウクライナ侵攻で続く戦争を「子どもの激しいけんか」に例え「時にはしばらく続けさせ、その後引き離した方が良い場合もある」と述べた。両国の応酬が激化する中、早期の停戦実現は難しいとの認識を示した。

890名無しさん:2025/06/07(土) 10:09:01
ロシア人は自分達に従わない人に対してはすぐに民族浄化をする癖がある。
だからソ連時代に支配下にいた国にこんなに嫌われ怖がられている。
ソ連やロシア帝国が東ヨーロッパで行った過去の虐殺行為を今のロシア政府がきちんと国民に説明しない→誤解が生まれた。

891名無しさん:2025/06/07(土) 10:09:35
ウクライナがロシア軍用飛行場を新たに攻撃 少なくとも3基の燃料タンクが破損
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6/7(土) 0:48配信


TBS NEWS DIG Powered by JNN
ウクライナ軍は6日、新たにロシアの軍用飛行場への攻撃を行い、3基の燃料タンクを破損させたと発表しました。

ウクライナ軍参謀本部は6日、ロシアのサラトフ州とリャザン州にある軍用飛行場と燃料貯蔵庫を攻撃したと明らかにしました。

サラトフ州の飛行場では、少なくとも3基の燃料タンクが破損し、施設内で大規模な火災が発生したということです。

ロシアの軍用飛行場への攻撃をめぐっては、ウクライナが1日、「クモの巣作戦」と称した大規模なドローン攻撃を行い、ウクライナ当局は爆撃機41機に損害を与えたとしました。

また、ロイター通信はアメリカ政府当局の話として10機ほどが破壊されたと伝えています。

ウクライナ軍は、今回攻撃した飛行場は「残された敵の航空機の集結地だった」とした上で、「ロシアによる侵略が終わるまで軍事インフラへの攻撃を続ける」と表明しています。
TBSテレビ

中国海軍の「巨大ミサイル艦」日本に超接近!日米の主力艦を超えるビッグサイズ 防衛省が画像を公開
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6/7(土) 6:12配信

鹿児島に現れた巨大ミサイル艦の画像が公開


P-1哨戒機(画像:海上自衛隊)
 防衛省・統合幕僚監部は2025年6月5日、鹿児島県の草垣群島沖で中国海軍の艦艇を確認したと発表し、自衛隊が撮影した画像を公開しました。

【画像】デカい!これが自衛隊が撮影した中国海軍の「巨大ミサイル艦」です

 防衛省によると6月4日午後6時頃、草垣群島の南西約50kmの海域で、中国海軍のレンハイ級ミサイル駆逐艦(艦番号102)、ジャンカイII級フリゲート(艦番号550)の計2隻を確認したとのこと。これらの艦艇は大隅海峡を東へ進み、太平洋へ向けて航行したそうです。

 レンハイ級は基準排水量が1万1000トンにおよび、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦や海上自衛隊のまや型護衛艦を上回る、中国海軍で最大規模の駆逐艦です。今回、自衛隊が確認したレンハイ級は、北海艦隊に配備されている2番艦「拉薩」とみられます。

 また6月4日午前1時頃には、宮古島(沖縄県)の北東約120kmの海域で、ジャンカイII級フリゲート(艦番号538)とフチ級補給艦(艦番号903)を確認したとのこと。これらの艦艇は沖縄本島と宮古島の間を南へ進み、太平洋に向けて航行したとしています。

 日本近海を航行した中国艦艇に対し自衛隊は、護衛艦「てるづき」「のしろ」、ミサイル艇「おおたか」、P-1哨戒機によって警戒監視・情報収集を行ったそうです。
乗りものニュース編集部

892名無しさん:2025/06/07(土) 10:10:09
世界初! 実戦で「レーザーを使い空中目標を撃墜」もはや創作物の戦い「アイアンビーム」がついに動きだす
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6/6(金) 8:42配信

ほぼコストゼロで迎撃可能?


目標にレーザーを照射する「アイアンビーム」(画像:ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ)
 イスラエルの国営企業ラファエル・アドバンスト・ディフェンス・システムズは、2025年5月29日、同社が開発した高出力レーザーシステムが、実戦において空中脅威の撃墜に世界で初めて成功したと発表しました。

【動画】あぶる感じ? 世界で初めてレーザー撃墜された無人機

 実戦で投入されたのは、イスラエル国防省と共同開発したレーザー迎撃システム「アイアンビーム」で、レバノンの武装組織ヒズボラの無人航空機を撃墜したと報告されています。

「アイアンビーム」は、100kW級の高出力レーザーを数キロメートル先の標的に照射し、機体の翼や内部の精密機器を破壊することで無力化する仕組みです。

 ラファエル社のヨアヴ・トゥールゲマンCEOは、この戦果について「このシステムは戦争の新たな時代の幕開けを告げるものです。ラファエルが推進する次世代レーザー兵器の配備が、今後さらに拡大していくでしょう」とコメントしています。なお、今回使用されたアイアンビームは試作型であり、正式な実戦配備は2025年末を予定しているとのことです。

 注目すべきはそのコストで、無人機1機の迎撃にかかる費用は、1回の照射あたり約3.5ドル(約500円)とされています。これに対し、イスラエル軍が近距離のミサイル及び航空機迎撃のために使用しているアイアンドームは1発6万ドル(約850万円)ということで比較にならないほどの安価です。そのため、同社は「事実上、コストゼロで無力化した」と今回の成果を強調しています。
乗りものニュース編集部

中国北京市の裁判所職員が数十億円を着服 日本に逃亡か 逃亡前にはギリシャ国籍取得 香港メディア
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6/7(土) 1:25配信


FNNプライムオンライン
中国北京市の裁判所の職員が数十億円を着服し、日本に逃亡したと香港メディアが報じました。

香港の星島日報は5日、北京の裁判所に勤務する30代の男性職員が巨額の資金を着服し、5月1日のメーデーの連休前に、家族とともに日本に逃亡したと伝えました。

着服した金額は約26億円から60億円に上るとしています。

男性職員は事件の賠償金などの資金を管理する部門の職員で、裁判所の口座から自身の口座に移し変え海外に送金していた他、逃亡前には、ギリシャ国籍を取得していたとしています。

男性の女友達が周囲に話したことから事案が発覚し、日本に逃亡した後の行方は分からないとしています。

星島日報は中国メディア「財新」を引用したとしていますが、現在関連の報道はネット上から削除されており、情報統制が行われているとみられます。
フジテレビ,国際取材部

893名無しさん:2025/06/07(土) 10:30:27
アメリカは世界から最高の頭脳を輸入してできたキメラだ。
留学を拒めばアメリカは知財分野での優位を失う。
アメリカ人自身は賢くも働きものでもない。
トランプを選んだのでわかるように感情的で野蛮で暗愚だ。
農奴のロシア国民のように。

894名無しさん:2025/06/07(土) 10:33:53
英首相邸への放火はロシアの危険な新局面? いや、「原点回帰」だ
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6/6(金) 18:20配信

<たとえ本気で危害を加える気はなくとも西側の首脳を狙い、代理人を使って犯行に及ぶ......ロシアの関与が指摘されるこの事件は、過去のロシアの思考や手法と一致する>


放火されたスターマー英首相私邸前で警戒する警察官 TOBY MELVILLEーREUTERS
イギリス当局は、スターマー英首相関連の物件で相次いだ3件の放火事件について、ロシアが関与している可能性を調査しているという。【コリン・ジョイス(本誌コラムニスト)】

真相は明らかではないが、今回の件もまた、「拡大傾向」で「深刻化する」ロシアの国境を越えた挑発と暴挙の一環だろうとの疑惑が広がっている。

ロシア工作員によるアレクサンドル・リトビネンコ暗殺、セルゲイ・スクリパリ暗殺未遂(どちらもイギリス領土でイギリス市民を標的にした!)、そして最近のエストニアやリトアニア、ドイツやその他ヨーロッパ各地でのロシアの関与が疑われる破壊工作......そして今度は英首相邸だって?

確かに、ロシアが何らかの形で関わっているとすれば、それは警戒すべき新展開の徴候だろう。第1に、(たとえスターマーや家族に本気で危害を加えるつもりではなく「嫌がらせ」や諜報活動の「攪乱」だけが目的だったとしても)西側指導者の1人を直接標的にしたことが挙げられる。特にスターマーは、欧州のリーダーとしてウクライナ支持で主要な役割を果たしている。つまり、ロシアの野望にとっては障害というわけだ。

第2に、「代理人」を使っていること。今回の事件で逮捕されたのは、2人の若いウクライナ人と1人のルーマニア人の男で、いずれも訓練されたロシアのスパイではなくイギリス居住者だった。
代理人の利用は既に周知の手法だ。2018年のスクリパリ暗殺未遂のロシア工作員の存在を暴いたブルガリア人の調査報道ジャーナリスト、クリスト・グロゼフを尾行し、誘拐を企てるなど英国内でロシアのためのスパイ活動を行ったとして、今年3月には6人のブルガリア人が有罪判決を受けた。
■外交官追放でアマチュアを採用するように

スクリパリの暗殺未遂事件後、スパイ行為が疑われる数十人のロシア外交官がイギリスや他の欧州諸国から追放された。彼らの代わりにアマチュアが採用され、高度な機器を与えられて作戦実行を指示されたようだ――その成果はまちまちだったが。

このブルガリア人たちはグロゼフと同じ飛行機に乗り込み、彼を撮影し、携帯の暗証番号を入手し、毒殺計画を話し合った。裁判では、滑稽とも言えそうな一部始終が明らかにされた。

美容師の女が、インターポール職員を名乗る男にだまされ、二股交際されたうえにインターポールに協力して動いていると信じ込まされていたこと。その男は脳腫瘍を患っていると装い、手術後の包帯に見せかけるため頭にトイレットペーパーを巻いていたこと......。

恐れられているのは、手際の悪いアマチュアが暴走したり、「自発的態度」を見せて雇い主の関心を引こうと指示を大幅に逸脱したりするかもしれないことだ。

とはいえ、見方を変えれば、ロシアは危険な新局面に入ったのではなく「原点回帰」したとみるべきだろう。ロシアのプーチン大統領はKGB (国家保安委員会)出身だから、彼がソ連時代の同組織の精神を共有しているのは驚くに値しない。
例えば06年のリトビネンコ暗殺は、伝統的なロシアの論理(彼はロシア生まれであり、したがって彼が現在どの国のパスポートを所有していようと常にロシア人であり、ロシア政権に反抗した彼は裏切者であって正当な標的になり得る)に従っている。

彼がKGBの後身であるロシア連邦保安局(FSB)にいたという事実も、プーチンに背いた時の「裏切り度」を急上昇させた。同様にスクリパリも、かつてロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の大佐を務めていた人物であり、どの国に住んでいようと既に引退していようと、見せしめとされるに値する。

895名無しさん:2025/06/07(土) 10:34:25
■神経剤ノビチョク使用に一層嫌悪感

スクリパリ暗殺未遂事件では神経剤ノビチョクが無謀に使われたことに、イギリス人はいっそう嫌悪感を募らせた。

スクリパリの娘ユリアの殺害も狙うことになり、さらには他のイギリス人の命まで危険にさらされる可能性が高いことを意味するからだ(実際、女性1人が死亡し、警察官1人と男性1人が重症を負った)。

だが、驚くべきことではない。独裁政権はしばしば反体制派の家族を標的にするが、それは効果的な抑止力になるからというおぞましい理由のためだ。勇敢な人間は自分の信念のために命を危険にさらすこともいとわないかもしれないが、それが身近な人々を危険にさらす場合はまた問題が違ってくる。

スターリン時代のロシアでは、政治犯の配偶者は強制収容所に送られ、財産は没収され、子供たちは孤児院に入れられた。この慣行は後ろ暗い秘密ではなく、ソ連法に明記されていた。
■巻き添え被害は意に介さず

一方、ロシアが「巻き添え被害」に無関心なのは、モスクワ郊外の劇場で02年に発生したテロリストによる襲撃事件でも見て取れる。当局は制圧のため換気設備を介して軍用ガスを投入し、約130人の民間人が死亡(そのほとんどがロシア人)、数百人が負傷した。だが、劇場を占拠した40人のチェチェン人テロリストを殺害できたため、大成功とみなされたのだ。

もちろんロシアは、政権の欠点と腐敗を暴こうとするロシア人ジャーナリストたちに対し、嫌がらせや脅迫、殺害を常套的に行ってきた(アンナ・ポリトフスカヤは顕著な例だ)。ブルガリア人ジャーナリストをイギリスから誘拐しようとしたことも、実際のところは新局面というわけではない。1978年、ロンドン中心部でブルガリア人の反体制派ジャーナリスト、ゲオルギー・マルコフがブルガリア工作員に殺害された事件も、ほぼ確実にKGBが関与していた。

ロシアはエストニアやウクライナなどの旧領土を、自由国家というよりもむしろ反抗的な属州と見なしている。東欧を「勢力圏」と捉え、自らは同地域の当然の支配者で、西側は敵とみなす。

ロシアはあらゆるロシア人に忠誠を求めるが、相応に国家が国民に奉仕する義務は、決して負わないのだ。
コリン・ジョイス(本誌コラムニスト)

896名無しさん:2025/06/07(土) 11:02:35
残忍で共感能力が欠落した、まるで機械みたいなロシア人が嫌いだ。
ロシアは自分にも他人にも残忍だ。

WW2でソ連が勝てたのは、ソ連がソビエト連邦の国民を総動員したから。
ベラルーシ国民は20%も犠牲になったし、ウクライナも犠牲になった。
ナチスに勝てたのは、ロシア本国の手柄というより周りの国が人的犠牲や負担をはらったから。
なのに【戦勝国】【国連安保理常任理事】という手柄は、ロマノフ王朝があって毛並みがよかったからという理由で、モスクワ・クレムリンが独占した。
それがソ連とロシアに人間・モノ・カネを献上し続けてきた東欧や中央アジアの住民にとってはムカついてた。
ふざけるなって。
同感だ。
ロシアは、戦前の現人神日本みたいに【神の国】を作ると言ってる。
ソ連崩壊でようやくロシアのくびきから独立できて、思想も自由になれた国にすれば、また暗黒ロシアによる帝国主義が始まるとわかれば、徹底して抵抗するに決まってる。
ソ連が侵略者のナチスドイツに抵抗して善玉になり、
中国共産党が侵略者の大日本帝国に抵抗して善玉になったように、
WW2では
侵略者→悪人
侵略に抵抗する人間→善人
という物語・ステレオタイプ神話ができた。
ならば
ウクライナを侵略しているロシアは悪だし
ガザを侵略しているイスラエルは悪だ
それが気に入らないなら、WW2の結果を見直して戦犯となり敗戦した国の名誉を回復することだ。
戦勝したロシアも中国もプライドだけは人一倍高いから、過去の反省や自省は無理だろう。

897名無しさん:2025/06/07(土) 11:18:46
どの国のどの体制であっても
【国家・体制を守りたい権威の側→謀叛を弾圧する側】
【国家・体制を倒し独立国家を作りたい反逆者の側→体制に対して抗議し、テロをする側】
という構図になる。

徳川幕府を倒した明治維新政府もだし
ソ連と中国がナチスや大日本帝国に反逆して
新しい世界体制を作ったのも
帝国主義側にすれば【謀叛】だ。
戦争や喧嘩ではどちらか片方だけが、完全に正しい側にいるというのはない。
中東エルサレムに【ユートピア:イスラエル】を建国したかった人々(戦勝した連合国・安保理常任理事国)が
日本やドイツを倒しただけだ。
永遠に絶対の敵・味方がある
自分だけが絶対善→異論をいう人は悪魔
という思想が人間を戦争へと駆り立ててきた。
もう、いい加減にやめよう

898名無しさん:2025/06/07(土) 13:25:41
中国の好感度が米国を逆転 米会社の世界41カ国対象調査で
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6/7(土) 10:00配信


清時代の服装で自撮りをする女性=北京で2025年6月3日、AP
 世界41カ国を対象にした米調査会社の好感度調査で、中国の好感度が2022年の調査開始以来初めて米国を上回った。トランプ氏が米大統領に再度就任した25年1月以降、中国の改善傾向と米国の悪化傾向が続いており、米ニュースサイト「アクシオス」は2日、「米国の貿易政策が中国を再び偉大に」と皮肉を交えながら報じた。

【写真】関税交渉巡り、官邸前で農家ら抗議

 調査は「モーニング・コンサルト」が、カナダやフランス、英国、日本、ロシアなどの成人を対象に実施。中国や米国に対し、肯定的な見方をする人の割合から否定的な見方をする人の割合を差し引いたものをポイントとして示した。

 報道などによると、24年1月から25年5月までは対象国の計約4900人に日常的に意見を聞く形で調査。24年1月からの1年間は米国の好感度がプラス15ポイント〜プラス20ポイント前後、中国がマイナス5ポイント〜0ポイント前後で推移していた。しかし、25年1月にトランプ氏が大統領に就任して以降、急激に差が縮まり、3月に逆転。5月末時点では中国がプラス8・8ポイント、米国がマイナス1・5ポイントとなっているという

 トランプ米政権が巨額の貿易赤字を抱える約60カ国・地域に最大50%の「相互関税」を課すと発表した4月2日の「米国の解放記念日」(トランプ氏)から中国の好感度が急激に上がったという。一方、米国の好感度は、一時的な改善はあるものの4月以降おおむねマイナスに転じている。

 モーニング・コンサルトで調査を担当したジェイソン・マクマン氏は「米国の『ソフトパワー』への明らかな打撃だ」と指摘し「この傾向が続けば、中国に本来よりも強い力を与えるリスクがある」と分析した。

 調査結果は、中国国営の通信社「中国新聞社」なども報道。中国の交流サイト(SNS)「微博(ウェイボー)」では、「中国は今後も国際秩序の擁護者であり続け、各国と協力してより良い未来を築いていく」といった肯定的なコメントがみられた一方、調査の信ぴょう性に疑問を投げかける投稿もあった。【北京・畠山哲郎】

北朝鮮、大規模ネット障害 ロイター報道
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6/7(土) 11:28配信

 【北京共同】ロイター通信は7日、北朝鮮で大規模なインターネット障害が発生したと報じた。サイバー攻撃ではなく北朝鮮国内で何らかの問題が起きた可能性があるという。英国を拠点とする研究者の話としている。

 朝鮮労働党の機関紙、労働新聞の公式サイトは7日午前にニュースを更新したが、政府機関のサイトを見られない障害が確認された。外交筋によると、北朝鮮とのメール送受信にも支障が出た。

899名無しさん:2025/06/07(土) 13:26:15
ロシア、ウクライナ侵攻は「国家存亡を懸けた」戦いと強調 「子どものけんか」発言受け
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6/7(土) 11:16配信


ロシア大統領府(クレムリン)のドミトリー・ペスコフ報道官(2025年5月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシア大統領府(クレムリン)は6日、3年以上続くウクライナ侵攻を「国家存亡を懸けた」戦いと位置付けた。

【写真】ロシア、プーチン氏報復表明後にウクライナ首都攻撃 死者4人

ドナルド・トランプ米大統領がロシアとウクライナの戦いを「子ども同士のけんか」になぞらえたのを受け、クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者会見で、「われわれにとってこれは国家存亡に関わる問題であり、国益、安全保障、国民の未来、子どもたちの未来、国家の未来に関わる問題だ」と述べた。子供たちに例えた発言に反応した。

これに先立ちロシア国防省は、最近のウクライナによるロシア領攻撃に対する「報復」として、ロシア軍がミサイルと無人機による「大規模」攻撃を開始したと発表。この攻撃で少なくとも4人が死亡している。【翻訳編集】 AFPBB News


トランプ氏、マスク氏を攻撃せずにはいられず 「正気を失った」
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6/7(土) 9:01配信


ドナルド・トランプ米大統領(左)と実業家のイーロン・マスク氏(2025年3月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領(78)は6日、実業家のイーロン・マスク氏との激しい決裂から立ち直りたいと述べたが、攻撃せずにはいられず、マスク氏は「正気を失った」と述べた。

【写真】トランプ氏とマスク氏の蜜月、劇的に崩壊 公然とののしり合い

世界最強の権力者と世界一の大富豪の公の場での激しい決裂は、あらゆる政治的・経済的リスクをはらんでいる。

ホワイトハウス当局者はAFPに対し、トランプ氏はマスク氏との電話会談の計画を中止し、2人の友情が最高潮に達した時に購入した赤いテスラ車を手放すことさえ検討していると述べた。

トランプ氏は米メディアに対し、マスク氏が厳しく批判し、決裂のきっかけとなった自身の看板政策を盛り込んだ歳出法案「ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル」の成立に今は集中したいと語った。

だが、今や敵となったかつての友を攻撃せずにはいられなかった。

トランプ氏は米ABCテレビとの電話インタビューでマスク氏について問われると、「正気を失った男のことか?」と応じ、マスク氏と話すことに「特に」興味はないと続けた。

その後のFOXニュースのインタビューでは、マスク氏は「自制心を失った」と述べた。CNNによれば、「イーロンのことなんか知らない。あわれな男は問題を抱えている」とも述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

900名無しさん:2025/06/07(土) 13:26:51
米議会襲撃に関与の極右団体が政府を提訴、1億ドルの賠償請求
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6/7(土) 13:02配信


米政府を訴えた「プラウド・ボーイズ」の5人は、2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃に関わった罪で有罪となった
2021年1月6日の米議会襲撃に関わり有罪判決を受けた極右団体プラウド・ボーイズのリーダー5人が6日、起訴中に権利を侵害されたとして、アメリカ政府を相手取り1億ドル(約145億円)の損害賠償を求める訴訟を起こした。

5人は、2020年大統領選挙で敗れたドナルド・トランプ氏の敗北を覆すため、暴動を計画し、参加した罪で有罪判決を受けた。トランプ大統領は今年初め、5人の刑期を恩赦または減刑した。

プラウド・ボーイズの5人はフロリダ州で6日に提起したこの訴訟で、自分たちを起訴した連邦捜査局(FBI)捜査官や検察官たちが、個人的偏見に基づいて行動したと主張している。

5人は、トランプ大統領の「政治的同志を処罰し抑圧する」ことを目的に、自分たちの憲法上の権利が踏みにじられたと主張している。

この訴訟は、ヘンリー・「エンリケ」・タリオ、イーサン・ノルディアン、ジョゼフ・ビッグス、ザカリー・レール、ドミニク・ペッツォラの各氏が起こした。

タリオ氏は、2021年の議会襲撃を計画した罪で有罪判決を受け、5人の中で最長の禁錮22年の判決を受けた。議会襲撃は、ジョー・バイデン前大統領の当選を連邦議員らが承認する最中に起きた。

タリオ氏は、政府転覆を計画したとして扇動的陰謀の罪をはじめ、複数の罪で有罪判決を受けた。 扇動的陰謀罪が実際に適用されるのは異例だった。
他の4人も同様の罪で起訴され、実刑判決を受けた。

トランプ大統領は今年1月の就任当日、議事堂襲撃に関与した約1500人に恩赦を出した。5人もその対象に含まれていた。

トランプ大統領は恩赦に署名した際、議会襲撃で有罪になった人々が「破滅させられた」として、「(前政権が)この人たちにしたことは、とんでもないことだ。この国の歴史で、こんなことはめったになかった」と述べていた。

プラウド・ボーイズのリーダー5人は今回の損害賠償請求の訴えで、自分たちが「法制度の甚だしく組織的な乱用」の対象になったと主張している。また、検察官が「証拠の改竄(かいざん)」や「証人威迫」に関与したと非難している。

さらに、自分たちの起訴は「腐敗しており、政治的動機によるもの」だったと主張している。

訴えは、トランプ政権下でパム・ボンディ長官が率いる司法省に対して起こされた。BBCは司法省にコメントを求めている。

同省が1月に発表した数字によると、議事堂襲撃事件に関連した罪で約1583人が起訴された。600人以上が暴行や法執行妨害などの罪で起訴され、そのうち約175人は、殺傷力のある、あるいは危険な武器の使用や、警官に重傷を負わせた罪で起訴された。
議事堂警察の警官らは、金属警棒、木の板、旗竿、消火器、催涙スプレーなどの武器で暴徒に攻撃された。

多くの議員が暴動を非難したが、トランプ大統領はこれを「愛の日」と呼んだ。

民主党議員たちは、この事件での恩赦は歴史を書き換えようとする試みだと批判。 暴動中に避難を余儀なくされた一人のナンシー・ペロシ元下院議長(民主党)は、一連の恩赦は「この国の司法制度に対する言語道断の侮辱だ」と非難している。

(英語記事 Proud Boys sue US government for $100m over Jan 6 prosecutions)
(c) BBC News

901名無しさん:2025/06/07(土) 15:44:43
ビジネス・社会
2020.10.7
“隠された”ソ連のアフガニスタン侵攻の闇に光を当てた男

江崎 道朗
山内 智恵子
ミトロヒン文書 KGB(ソ連)・工作の近現代史
トップ ビジネス・社会 “隠された”ソ連のアフガニスタン侵攻の闇に光を当てた男
ソ連の近現代史が書き換えられることになったのは、ミトロヒンの功績です。評論家・江崎道朗氏の調査担当を務める山内智恵子氏が、二十世紀の最重要史料のひとつ「ミトロヒン文書」によって明らかになった、ソ連の秘密工作について紹介する。

※本記事は、江崎道朗:監修/山内智恵子:著『ミトロヒン文書 KGB(ソ連)・工作の近現代史』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。


ミトロヒン文書 KGB(ソ連)・工作の近現代史
ソ連解体へと繋がるアフガニスタン侵攻

ミトロヒンは1984年に退職しましたが、手書きのメモをタイプしたり整理したりする作業を続けました。

ミトロヒンが読んだ第一総局の文書の中で、彼自身にとって最も衝撃的だったのは1979年のアフガニスタン侵攻についてのものでした。そのため退職後の約1年半を、アフガニスタン関係の史料整理に費やしています。その成果は、ウィルソン・センターのワーキング・ペーパーとしてまとめられ、全文公開されています。
ミトロヒンにとって、何がそれほどショックだったのかという話の前に、アフガニスタン侵攻について簡単に押さえておきましょう。

1978年に共産クーデターが起きたアフガニスタンでは、政権を握った共産主義政党内部の派閥争いの果てに首相が暗殺され、代わって首相の座についたアミンの下で政情不安が強まっていました。

ソ連は1979年12月に軍事侵攻してアミンを排除し、傀儡政権を作りました。これがソ連のアフガニスタン侵攻です。

アフガニスタンではソ連の侵攻以前にも、無神論の共産主義政権に対するイスラム勢力の反発と民族対立がからんで各地で武力紛争が頻発していました。

そのただ中にソ連軍が侵攻したため、イスラム武装勢力によるソ連と傀儡政府へのゲリラ戦が、火に油を注いだように激化しました。こうして、ソ連はその後10年間にわたって泥沼の戦いを強いられることになります。

アフガニスタン侵攻によって、冷戦の様相も180度転換しました。1969年のニクソン政権成立以来、米ソ両国はデタント(緊張緩和)を積み重ねてきましたが、アメリカはソ連のアフガニスタン侵攻を、主権国家に対する侵略とみなしてモスクワ・オリンピックをボイコットしました。

1980年の大統領選では、保守派のレーガンが圧勝します。レーガン政権はソ連を「悪の帝国」と呼び、宇宙空間に迎撃兵器を配備する「戦略防衛構想」、別名スターウォーズ計画を発表して対決姿勢を鮮明にしました。こうして米ソのデタントは終わって新冷戦期に入りました。

レーガン政権が、パキスタン・イギリス・イラン・中国などと手を組んで、アフガニスタンの反政府勢力を支援し、ソ連に徹底して消耗を強いたことが、ソ連解体をもたらした決定的要因のひとつです。


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