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2023年8月6日〜

564名無しさん:2023/09/17(日) 09:56:52
ニーチェの超人思想とは、自分の運命を受けいれて運命を引き受けて生きる人、運命の重さに潰されない不屈の人。
皇族も、皇族に生まれたくて生まれてきた訳ではない。
自分が生まれた家がたまたま皇族だった。
皇族か平民か、自分が生まれる家はどちらも選べない。
マークトウェインの『王子と乞食』のように、王子には王子なりの苦しみがあり、平民には平民のなりの苦しみがある。
王子は暗殺の危険にさらされ、平民は失業の危険にさらされている。
生まれてきた場所や立場を選べなかった苦しみや運命を受容し、自ら進んでその役割を受け入れて、腐らずに生きるのが超人。
自分に与えられた役を精一杯こなす、これは武士階級に生まれた山本常朝の『葉隠』でも引き継がれている。
エリザベス女王の在り方、強さを見ていて不撓不屈の超人だと思った。
国王があれだけ精神的に強いのだからイギリス人が強い理由、イギリスからできたアメリカが強い理由も説明がつく。
アメリカ軍はWW2以後、世界の警察としての役割を課せられた。
そして朝鮮半島やベトナムで議会や大統領の命令で戦った。
アメリカは「世界に睨みを効かせて強盗を牽制したり捕まえる警察役」という「他国に一番恨まれやすい損な役割・運命」を押し付けられたが、正義感が強くてお人好しだからそれを引き受けてしまい、78年騒動が起きる度に出動してきたのに、誰も彼らの苦労に気づかないから、アメリカ人は近年、絶望していた。
超人はアメリカという国だ。
特権階級でなくても、医療や教育を受けられる人がここまで世界各地に増えたのは、戦後の西側陣営、特にアメリカの善意だ。
だが中国人とロシア人は、戦後アメリカのした民主化や現代化は余計なお世話だ、人々が身勝手になって統治しにくくなった、アメリカは悪いことをしたと主張する。
それで理性より感情(特に被害者意識)が強い人には科学的な話、客観的な事実を前提にした話が通じない、とアメリカも日本も諦めた。
超人とは、耐えがたい運命や受け入れたくない不愉快な現実を前にした時に、それらを自ら進んで受け入れ、運命や苦難に挑戦する人。
アメリカは超人タイプだし、イギリスも超人タイプだ。
それで東洋の「受容」思想と対立したり時には葛藤も起きるが…。


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