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2021年12月〜

898名無しさん:2022/03/13(日) 13:14:35
フィンランドにはあったが、今のウクライナに決定的に欠けているもの、ロシアとイギリスへの有力なパイプ。カール・グスタフ・マンネルヘイム元帥〜優秀な軍人兼外交官、リスト・ヘイッキ・リュティ大統領のような長期的な視野をもった戦略家。マンネルヘイムはフィンランドに生まれて、ロシア帝国の軍人になり日露戦争でロシア将校として活躍、ロシアで共産革命が起きてからは白軍側にいた。赤軍が勝ったからロシアを去ってフィンランドに帰国したが、ソ連側の首領スターリンにも一目置かれて敬意を持たれていた。リュティは銀行家時代に養われた経営者としてセンス、能力の高さからイギリスから信頼されていた。だからこそWW2の時にフィンランドは枢軸側だったのに、連合国側による占領を免れた。チャーチルは同じ連合国陣営ながらもソ連を警戒していた。だからフィンランドが講和を望んだ時に即座に応じた。ナチスの助力でソ連と戦っていたフィンランドが戦後ソ連に占領されないよう、講和してフィンランドに助け舟を出した。
今のウクライナ外交を見ていると、ソ連時代からロシアとの交流が深くてロシア側を説得できる大物、ロシア側から絶大な信用がある人物、西側・NATO側にパイプがありイギリスも肩入れする人物、どちらもいないように感じる。それがフィンランドとウクライナの違い。フィンランドは今のウクライナみたいに世界から注目されたりや同情されたりがなく、孤立無援の中で戦って自力で運命を切り開いた。ウクライナは今回マスコミの助けもあり世界から同情をかうようセッティングされ、冬戦争の時のフィンランドより相当優位なのだが…。島津義弘が関が原で負けて撤退するとき「捨てがまり」をやったが、ウクライナはNATOやアメリカ側にとっては、対ロシア防波堤の捨てがまり。だから、短期決戦による大敗を避けるべく助けるが、NATOはロシアに対して宣戦布告してウクライナを完全に勝たせることもしない、文字通り永遠の緩衝地帯、紛争地域としてロシアを足止めしてもらうつもりだろう。難民受け入れはウクライナを対ロシア最前線にする代償。だがウクライナの大統領は、実際に開戦するまで、自らの後ろ楯NATOやアメリカ軍がウクライナ軍に派兵してくれるはずだ、ウクライナをロシアに圧勝させてくれるはずだと純粋に信じていた感じがする。「何が起きてもアメリカ軍を派兵することはない」とバイデン大統領は昨年12月からきちんと告知していた。なのに「いざ戦争になったらアメリカは助けてくれるはず」と軍事同盟も結んでいないアメリカの権威をかさにきて、ロシア相手に一歩も引かなかった、KYで周りの様子を全く見てなかったのがウクライナ側とゼレンスキー大統領。
バイデン大統領が「アメリカは(対ロシア経済制裁以外の)火消し活動はしない」と何度も言ったのに、ウクライナは火遊びをして、あげくに消せないぐらいの大火にしてしまった。虎(アメリカ)の威を借るきつね(ウクライナ)をしていたら、いつのまにか虎はさっさといなくなっていて、現在は熊(ロシア)に襲われている。プーチン大統領は2日でウクライナを落とせると楽観的な観測で戦争に突入して今の泥沼にはまり、ゼレンスキー大統領はアメリカ軍が派兵して助けてくれるはずと楽観的な観測でロシアを挑発しすぎて、今の泥沼にはまっている。戦争は双方による「楽観的観測」が重なったとき偶発的に起きるのでは?クリミア戦争が起きた時も、ロシアとトルコはどちらも最後はイギリスが止めてくれるだろうと期待してどちらも引かなかったが、当時のイギリスは他国の喧嘩の仲裁・世話どころじゃなかった。


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