自身も運動神経系の疾患の一種で難病の筋萎縮性側索硬化症(Amyotrophic Lateral Sclerosis、ALS)を患うホーキング博士は、「(安楽死を選ぶことにより)人間は動物を苦しませることはしない。では、なぜ人間に対しては(苦しみを)強いるのか?」とBBCとのインタビューで述べた。しかしその一方で、安楽死の選択にはしっかりとしたセーフガードを設ける必要があると主張した。 青年時代にALSを発症し、以降数十年間、車いすでの生活を強いられているホーキング博士は、存命する最も明晰(めいせき)な科学者の1人と考えられており、1988年に出版された 「ホーキング、宇宙を語る(A Brief History of Time)」は世界的なベストセラーとなった。
スピルバーグ氏は2012年9月12日、学習障害を持つ若者向けのサイト「Friends of Quinn(フレンズ・オブ・クイン)」の独占インタビューに登場した。スピルバーグ氏は5年前に「ディスレクシア」と診断されたことを初めて明かし、学生のころ読み書きのレベルが同級生より遅れていたことについて「謎が解けた」と振り返った。 スピルバーグ氏が学生時代を過ごした1950年代には学習障害に対する知識がなく、教師には十分に勉強していないと思われることもあった、特に中学時代には多くのいじめを受けたと告白した。しかし10代初めから撮り始めた映画が心の支えになったという。 スピルバーグ氏は学習障害を持つ若者へのメッセージとして、「学習障害は思っているより一般的だ。君は一人じゃない。対処法もあるし、それが原因で人生が不利になるわけではない」と語った。