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自衛隊
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:2014/05/04(日) 14:45:05
武士にしぶしぶ恩賞、他人事の貴族たち
朝廷に「刀伊の入寇」の第一報が届いたのは、隆家らが海賊を撃退し、事態が落着した4月17日であった。当初、朝廷内では、隆家をはじめとする九州武士団へ恩賞を与えることに消極的な態度を取る貴族が多数を占めていた。これに対し、隆家を信頼する実資は「このまま恩賞を出さなければ、今後、命をかけて国(日本)のために戦う者がいなくなる」と進言。その結果、朝廷はしぶしぶ恩賞を出すことを決める。
貴族たちにとって「刀伊の入寇」は、京の都から遠く離れた九州の地での出来事であり、危機の切迫感がなかったに違いない。そのため、朝廷は新たな脅威に対する国土防衛の態勢を整備しようとはしなかった。この頃の朝廷は、一種の「平和ボケ」状態だったのである。 この恩賞をめぐる朝廷内での貴族同士のやり取りや、国土の防衛に対する態度は、現在の政治の場でも見られる光景だ。 例えば、平成22年9月7日に沖縄・尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件をめぐる民主党政権の対応などは、「刀伊の入寇」に対する朝廷の対応と何ら変わらないものだ。また「刀伊の入寇」では、多くの日本人が海賊に連れ去られた。現代でも北朝鮮によって多くの日本人が拉致されている。金正日総書記が日本人拉致を認める前から、日本政府(公安当局)は事態を把握しながら放置してきた。
安倍晋三政権は戦後の歴代政権の中で、国土を守り、拉致事件の解決に最も熱心な政権だといわれている。拉致事件の解決、そして日本のこれからの危機管理体制の整備に向けて大いに期待したい。
古来、日本人は海の向こうから訪れる危機にどう対応し、克服してきたのか。拓殖大学日本文化研究所客員教授の濱口和久さんが歴史をひもときます。濱口さんは昭和43年、熊本県菊池市生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊を経て、日本政策研究センター研究員などを歴任。著書に『だれが日本の領土を守るのか?』(たちばな出版)、『探訪 日本の名城』(青林堂)など。
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