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日 本

643NAME:2014/05/06(火) 11:56:07
属国になることを拒否して世界最強といわれた元軍を撃退し、征服されずに済んだのは、時宗の世界観と戦略的思考による決断が大きかった。また、現在のように交通機関や通信手段が発達していなかった時代に、全国の武士団を動員し、短期間に兵力を集中できたのは、時宗に卓越した戦争指導力が備わっていたからだろう。 時宗は「弘安の役」からわずか3年後の弘安7(1284)年、34歳の若さでこの世を去る。元寇に立ち向かうために生まれ、それを成し遂げると、すべての精根を使い果たして死んでいったかのような人生であった。

軍事的資質は不可欠、危機のリーダー像

 ひるがえって現在の日本のリーダーを見たとき、時宗のような人物はいるだろうか。 いまだに日本では、大東亜戦争での敗戦による後遺症から「軍事=悪」という空気が続いているが、「軍事的な資質」がなければ国際社会で通用するリーダーとして諸外国と対等に渡り合うことはできない。 時宗の生き方は、国家が危機に直面したときのリーダーのあるべき姿を教えてくれていると思う。

 古来、日本人は海の向こうから訪れる危機にどう対応し、克服してきたのか。拓殖大学日本文化研究所客員教授の濱口和久さんが歴史をひもときます。濱口さんは昭和43年、熊本県菊池市生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊を経て、日本政策研究センター研究員などを歴任。著書に『だれが日本の領土を守るのか?』(たちばな出版)、『探訪 日本の名城』(青林堂)など。




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