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熱心党の最後の砦

34鳥山投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:55
30さん>
 そうです。ただし、一般にレジスタンスは多数による独裁ではなく、少数による独裁を目指します。つまり、レジスタンスに喜んで参加するのは、その国内の少数派(少数民族、少数の政治的信奉者、被差別部落などの出身者)が中心であって、これが海外から金と武器弾薬をレンドリリースされて反政府活動をするのが通常です。その目的は、少数派による多数派懐柔工作、もしくは多数派の大量虐殺です。そして、レジスタンスが失敗すると例外なく犯罪組織になります。もしくは、元からあった犯罪組織が海外からの支援を受けてレジスタンスになるんです。
 また、レジスタンスによる反政府活動は、軍事的には屁の突っ張りにもなりません。理由は2つあって、
1:近代的な武器で装備された軍隊は、圧倒的な火力を持っているので、民間人にできるのはサボタージュ行為ぐらいでしかない。つまり、自己満足するのがせいぜいだ。
2:民間服着用での軍事行為は原則隠密であり、軍服を着た軍人のように戦術的な動きをすることが出来ない。従って、大規模な部隊を編成して相手を攻撃することが難しい。
です。
 現実問題として、第2次世界大戦中のフランスレジスタンスが、どの程度の活動をしたかには疑問しか感じません。むしろ、このレジスタンスを支援したアメリカの軍事組織であるOSS、つまり今のCIAがこれまで何をしてきたのかを考える方が教訓に富んでいると思います。
(1) CIAはイタリアの共産化を防ぐという目的で、イタリア国内では少数派だったシシリア・マフィアに大量の金を与えました。結果は驚くほどの政治の腐敗です。
(2) CIAは日本の共産化を防ぐという目的で、日本国内では少数派だった、在日朝鮮人と大アジア主義者に大量の金を渡しました。結果は、やはり驚くほどの政治の腐敗です。
(3) CIAはベトナムの共産化を防ぐため、最初は間違って少数派だった共産党のホー・チミンを支持しました。後に過ちに気づいて、やはりベトナムでは少数派だったカソリック教徒を支援しましたが、大多数の仏教徒の怒りを買って、結果はベトナムからの撤退です。
 これ以外にも、例は腐るほど挙げられるのですが、ここ数年で最もホットなネタはやはりビン・ラディンとアルカイダでしょう。彼らはCIAが支援していたアフガンゲリラを母体としています。つまり、彼らも立派なレジスタンスなんです。


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