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熱心党の最後の砦

33鳥山投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:53
 従って、民主主義、民族主義を最上の理念として信奉する人間は、ケース・バイ・ケースによっては「独裁もアリ」と考えています。これはもっとダメです。民主主義は独裁とは対立しないし、対立すると主張するのは嘘です。独裁と対立するのは自由主義なんです。そして、自由主義は多数重視の民主主義とは相容れない場合が多いんです。
 そして、近代史的には、こうした奇襲作戦をとった国、あるいはギリギリになるまで宣戦布告をしなかった国はほぼ例外なく負けています。著名な例を並べると、
1:第一次世界大戦のドイツ
2:日華事変(日中戦争)の中国(ドイツ人が作戦立案&指導)
3:第二次世界大戦における、独ソ戦のドイツ
4:太平洋戦争時の日本
です。これは、不意打ちを受けた国の国民に継戦意欲をかき立てさせるのが理由です。つまり、「卑怯な奴をやっつけるまで、我々は戦争をやめない」という気持ちにさせるんです。「リメンバー・パールハーバー」ってヤツですね。戦争は、相手が「負けた」と思わない限り勝負がつきませんから、この手のやり方は危険で、実際に失敗しているわけです。
 同時に、上記4つの作戦中、3つのケースはドイツ絡みで、しかもすべて陸戦であることに注意してください。ドイツ軍事学は効率を重視する観点から、政治や外交はないがしろにしてもよろしいという「アブナイ」学問なんです。時系列的に外交が先に来ることを大事にしない人間に、果たして友好関係が築けるのでしょうか? 答えは既にでているのでは?


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