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熱心党の最後の砦

32鳥山投稿@管理移動:2004/10/22(金) 11:52
29、31さん>
家のたとえで話をするなら、
1:丁重に「出ていってください」と告げる。=外交
2:こちらが用意していた銃をとりだして、「出ていかないと撃ちますよ」と警告する。=外交と平行しながら動員を開始
3:それでもどかないようであれば発砲する。=動員した軍による攻撃
の3段階を踏まなければなりません。
ところが、376さんがおっしゃっているように、蒋介石は(1)(2)の手順、あるいは(2)の手順をすっ飛ばしたんです。蒋介石が、なぜこのような行動に出たのかは諸説あるのですが、結果として奇襲効果(不意打ち)を狙ってやったと考えるのが妥当でしょう。警告無しでぶっ放せば、相手の背中を撃つこともできるわけです。
 ここから先の話は、たとえ話では説明できないので具体的にいきたいと思います。蒋介石の態度は「軍事優先、外交軽視」で、軍事的な効果を最大限にするために外交を遮断するというやり口です。この状況では、政治家や外交官が活躍する場がありません。要するに、戦争状況になってもいないのに、軍部独裁、軍部独断専行、あるいはただの独裁が成立していないと、近代軍における奇襲攻撃というのは無理なんです。
 つまり、蒋介石の無警告攻撃容認は、ニアイコールで独裁か軍官僚の独断専行を容認することなんです。私はこれを「ダメだ」と言ってるんです。また、以前この板でも少しだけ話題になっていたことですが、独裁と民主主義は両立します。ナポレオンもヒトラーも、形式的には国民から選ばれた独裁者であるわけです。民主集中制を唱えるどこかの政治団体に関しては、いまさら語るまでもないでしょう。


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