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▲2007年▲21参▲九州沖縄
653
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 18:18:54
中山首相補佐官 宮崎市で遊説
2007年07月23日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120707230002
「選挙区は自民、比例区は公明」という自民と公明両党の選挙協力が九州で唯一結ばれていない宮崎。自民が選挙区で分裂含みなのに加え、同党本部が宮崎にゆかりが深い首相補佐官の中山恭子氏を比例区に立てたことに公明の反発が強いためだ。その恭子氏が22日、夫・成彬衆院議員の地盤の宮崎市で街頭遊説をした。連立与党を組む両党だが、選挙戦後半に入っても溝は埋まっていない。
恭子氏はこの日、県内数カ所で街頭演説し、拉致問題の解決を訴えた。宮崎市内での演説には成彬氏も同席。自民県連幹部も応援のマイクを握った。中高年の女性らが足を止め、恭子氏の演説に耳を傾けた。
「恭子氏が宮崎に入るたびに比例区票をごっそり持っていかれる」
公明の支持母体・創価学会の幹部は不快感を隠さない。公明は、福岡県が地盤の木庭健太郎氏(比例区)の再選を目指しているが、宮崎で知名度の高い恭子氏は木庭氏の得票を減らす要因になると見ているからだ。
公明は現在、自民現職の小斉平敏文氏からの推薦願いを保留している。自民が一枚岩になるのかが見極められないのも理由の一つだ。今年1月の知事選で自民は分裂。県連が推す候補を公明も推薦したが、惨敗した。
木庭氏は「公明の支持者が自民候補を応援しても、宮崎では肝心の自民の支持者がどうするのかわからない」と二の舞を避けたい地元の公明の立場を代弁する。
一方で、今回無所属で出た元自民党参院議員の長峯基氏が公明に接近。自民分裂の「火種」でもある長峯氏と公明の「協力」が一部地域で進んでいる。こうした事情もあり、公明は自主投票にする公算が膨らんでいる。
選挙戦は激戦模様で、自民県連は公明票の上積みを是が非でも欲しいところ。県連幹部は「支持者名簿を公明に渡した。デタラメな名簿でないことを分かってくれるはずだ」と公明の色よい返事を待っている。
654
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 23:37:44
2007年7月22日(日) 朝刊 1面
残り1週間 無党派層に照準/西銘・糸数氏、スパート 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707221300_01.html
参院選は二十九日の投開票日まで残り一週間となった。沖縄選挙区(改選数一)で一騎打ちとなった自民党公認で現職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=と、野党統一候補で元参院議員、糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=は二十一日、遊説や決起集会などを精力的にこなした。終盤戦に向け、両陣営はラストスパート。支持団体や地域の基礎票を固め、当落の鍵を握る無党派層獲得に全力を挙げる。
西銘氏は早朝から石垣市に入り、繁華街や人通りの多い交差点でスポット演説を展開。「仲井真県政発展のためにも国政を安定させなければならない」と強調し、「(年金問題など)自民党が一つになって取り組む責任がある。アゲンストの風だが、残された期間、全力で戦う」と訴えた。夜は石垣支部総決起大会に出席し、支持者らとともに気勢を上げた。
糸数氏は午前中、革新地盤の中部を重点的に遊説、各地でスポット演説を行った。北谷町ではイベント会場やフリーマーケット会場に足を運び、スキンシップ作戦で若者たちに支持を訴えた。午後、沖縄市と北中城村で開かれた総決起大会では「辺野古の海や山原の森を破壊する現政権に美しい国はつくれない。沖縄からノーを突きつけよう」と呼び掛けた。
655
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 00:44:55
参院選鹿児島選挙区 皆吉氏、加治屋氏競る
本社世論調査 8割「関心ある」
(07/22 07:49)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=5636
第21回参院選投開票を29日に控え、南日本新聞社は19−21日の3日間、鹿児島県内の有権者を対象に電話による世論調査を行った。3人が立候補した鹿児島選挙区(改選数1)は、民主新人の皆吉稲生氏(57)と自民現職の加治屋義人氏(69)が競り合い、共産新人の山口陽規氏(54)が続いている。「関心がある」としたのは80.5%で前回(04年)を11.7ポイント上回り関心の高さがうかがえる。だが、「投票する人をまだ決めていない」とした人が36.2%に上り情勢は流動的で、投票日まで予断を許さない状況だ。
調査は県内の有権者がいる世帯の1176件を対象に行い833人から回答を得た。「投票する人は決めたか」「だれに投票するか」など8項目を質問した。
参院選に対して「大いに関心がある」としたのは44.1%、「少しは関心がある」は36.4%だった。年代別には40代以上はいずれの年代層も「関心がある」が85%を超えており、特に60代は91.0%が関心を示している。
皆吉氏は20代から60代までの各年代で浸透、加治屋氏は70歳以上での支持が高い。山口氏は60代以上の支持者が多い。男女別には、皆吉氏は男性からの支持が高く、加治屋氏と山口氏は女性からの支持がやや高い。
支持政党別にみると、皆吉氏は民主支持層の80%強を固め、党県連合の支持を取り付けた社民の支持層の50%超から支持を得る。さらに、自民や公明支持層にも食い込む。加治屋氏は自民支持層の50%以上を固め、推薦を得た公明支持層の30%超に浸透。山口氏は共産の70%以上を固めた。
職業別にみると、皆吉氏は農林漁業、事務・技術職のほか、商工サービス業などから広く支持を得ている。加治屋氏は農林漁業のほか、専業主婦や商工サービス業に浸透している。山口氏は現業職や専業主婦から支持を得る。皆吉氏は有権者10万人以上の市、加治屋氏は有権者10万人未満の市で浸透している。山口氏は有権者10万人未満の市で支持が多い。地域別では皆吉氏が鹿児島市や姶良地区を含む県北部、加治屋氏は大隅地区や離島を含めた県南部で健闘している。
比例代表で、投票する政党や候補者を「決めている」人は44.9%、「だいたい決めている」は16.8%。「まだ決めていない」人は35.2%いる。投票する政党では、民主と自民が拮抗(きっこう)、公明、社民、共産などが続いている。
【調査の方法】鹿児島県内の有権者を対象に19日−21日、RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける電話調査法で、電話帳に番号を掲載していない人も調査できる。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1176件、うち833人から回答を得た。回答率は70.8%。内訳は男45.8%、女54.2%だった。
656
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 08:09:50
2007参院選 首相と民主・鳩山氏が県内で舌戦 讀賣佐賀
川崎候補の応援演説をする鳩山幹事長
川上候補や党への支持を求めて演説する安倍首相
終盤戦に向け参院選佐賀選挙区(改選定数1)では23日、安倍首相が県都・佐賀市、民主党の鳩山由紀夫幹事長が県西部の伊万里市で支持拡大に舌戦を繰り広げ、選挙戦の追い込みムードに拍車がかかった。
安倍首相は16日に佐賀市と鳥栖市で街頭演説を予定していたが、新潟県中越沖地震で中止。仕切り直しは月曜日の午後にもかかわらず、幹事長時代の2004年参院選公示前に行った時を上回る約1200人(主催者発表)が詰めかけた。
同党新人・川上義幸候補(52)は計画通り、唐津市などで街宣を行って、首相とのそろい踏みはなかったが、首相は「(副知事時代に)一緒に仕事をしていた古川知事が太鼓判を押し、信頼を得ている人材。みなさんの力を結集してほしい。同じうま年生まれで、このえとの馬はよく走る。もっと仕事をさせてほしい」と即戦力を力説した。
夜は小池百合子・防衛相が唐津市での総決起大会に出席した。
鳩山幹事長は公示前日の11日に続く来県となり、同選挙区での自民の21連勝阻止への意気込みを示した。前回は、無党派も多い佐賀市と鳥栖市で演説をしたが、今回は「保守地盤が厚い地域で票の掘り起こしを」(県連幹部)として、同党新人・川崎稔候補(46)の応援に伊万里市へ駆けつけた。
鳩山幹事長は「安倍首相は『成長か逆行か』と言っているが、成長の陰に生まれている多くの社会的弱者を救うのが政治」と主張。川崎候補は疲弊した地域経済を立て直すために再挑戦しているとし、「将来をしっかりとつかみ取っていける候補」と支持を求めた。
演説後、鳩山幹事長は「支持層の幅が広がっているようだ。『自民党を倒せ』と握手する力が強い」と手応えを感じた様子だった。
一方、新人の中尾純子候補(54)を擁立する共産党は、今後、中央からの応援の予定などはないが、県委員会の平林正勝委員長は「安倍首相が来ようと、民主党の小沢代表が来ようと、佐賀のことを一番知っているのは佐賀の候補。中尾候補の対応で十分だ」と自信を見せている。
(2007年7月24日 読売新聞)
657
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 08:10:59
質問状に久間氏「回答は参院選後」・・・県内被爆者団体「不誠実」 讀賣長崎
県内の被爆者5団体は23日、久間章生前防衛相の原爆投下を巡る発言を受けて送った公開質問状に対し、久間氏から「参院選後に回答する」という文書が届いたことを明らかにした。5団体は同日、「不誠実な態度」と批判し、直ちに回答を求める文書を送付した。
質問状は▽原爆投下は間違いだったと思うか▽非核三原則の法制化についての考え――など7項目で、同日を回答期限としていた。
(2007年7月24日 読売新聞)
658
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 08:12:06
各陣営とも総力戦展開 応援に国会議員ら続々 讀賣大分
別府市の街頭で支持を訴える亀井氏(左)
参院選大分選挙区(改選定数1)は終盤に入り、各党は、応援弁士を続々と県内に投入している。23日、国民新党の亀井静香代表代行は現職・後藤博子候補(59)のバックアップで3度目の来県をし、自民党は、猪口邦子衆院議員を新人・礒崎陽輔候補(49)の応援に送り出した。
亀井氏は別府市で後藤候補とともに街頭に立ち、年金問題に触れて自民党を批判。同じ野党で“寄り合い所帯”の民主党については「混ぜご飯みたいな政党」と露骨に対抗意識をあらわにし、演説後は「大分で負けるわけにはいかない」と意気込んだ。
県内入りは2度目となる猪口氏は大分市の公民館で国政報告会を開き、礒崎候補への支援を求めた。自民党は中川幹事長も2度県内入りするなど、公示前後で延べ20人超の国会議員らを投入。党本部の異例の支援ぶりに、県議、市議らもフル回転している。
民主党県連が支援する無所属新人・矢野大和候補(51)は党公認でないため、党幹部クラスの来県は困難。だが、同日、松原仁、山井和則の両衆院議員が駆けつけ、支持を訴えた。
このほか、社民党推薦の無所属新人・松本文六候補(64)の陣営には、これまで福島党首が2度来援し、村山富市・元首相も県内集会に頻繁に駆け付けている。共産党新人・山下魁候補(30)陣営には24日に赤嶺政賢衆院議員が駆け付ける。
(2007年7月24日 読売新聞)
659
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:00:25
川崎、川上氏 大接戦―参院選本社世論調査 (07年7月22日) 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=547943&newsMode=article
未定37%、無党派層カギ
中尾氏苦戦 「年金」が最大関心
佐賀新聞社は19〜21日の3日間、参院選佐賀選挙区(改選数1)の世論調査を実施した。本社取材も加味して分析した結果、民主新人の川崎稔氏(46)と自民新人の川上義幸氏(52)が大接戦を演じ、自民が20連勝したこれまでの選挙構図とは違う様相を見せている。共産新人の中尾純子氏(54)は2人の争いに押され苦戦。ただ、投票する人を「まだ決めていない」が37.4%を占める。勝敗の鍵を握る無党派層の動向を含め、最後まで予断を許さない展開となりそうだ。比例代表は民主が一歩リードしている。
比例、民主一歩リード
自民の「公認候補差し替え」で全国注目区となった佐賀選挙区。激戦を反映し、86%が今回の選挙に「関心がある」とし、前回調査(2004年の参院選)を約10ポイント上回った。「投票に行く」と答えた人も95.5%に上った。「年金選挙」ともいわれる今選挙を象徴し、争点も「年金・社会保障」に51.7%が集中した。
川崎氏は民主支持層の8割以上を固めた。社民支持層も確実に取り込み、無党派層にも浸透。40、50代の支持が比較的高い。地域別では大票田の佐賀市のほか、鳥栖市や多久市などで比較的優位に戦いを進める一方、郡部で伸び悩む。
川上氏は県内全域で満遍なく支持を広げている。ただ、年金記録不備や「政治とカネ」の問題などで自民支持者の“離反”が見られる。推薦を受けた公明支持層は固めつつあるが、無党派層への食い込みはいまひとつだ。
中尾氏は伸び悩んでいる。鳥栖市や武雄市、鹿島市で健闘しているが、共産支持層をもうひとつ固めきれていない。
職業別に見ると、川崎氏は商工業や会社員の支持が高い。川上氏は公務員のほか農政協議会の推薦を受け、農林漁業者に浸透。半面、佐賀商工共済訴訟の影響からか商工業者の支持が低い。中尾氏は主婦層に食い込む。
比例代表は56.3%が投票先を決定。自民支持層が民主を選ぶ傾向が見られ、民主が一歩リード、自民が追う展開となっている。
年金問題解決 期待の政党―「どことも言えぬ」4割
自民29%、民主は26%
参院選最大の争点になった年金記録不備問題。与野党がそれぞれに対応策を示すが、佐賀新聞社の世論調査で「解決を期待できる政党」を聞いたところ、自民党が29%で民主党より約3ポイント高かった。政権与党への現実的な期待が、わずかながら上回った格好だ。もっとも、4割弱は「どことも言えない」と回答。有権者の政治不信をうかがわせた。
「宙に浮いた」約5000万件の記録について政府が照合と結果通知の前倒しなどを打ち出す中、回答は自民党が29%、民主党が25.9%で、以下公明党と共産党が2.7%、社民党が1.1%などの結果となった。最も多かったのは「どことも言えない」の37.6%だった。
このうち自民と民主に限って内訳をみると、男女別では女性で自民が民主より高かったのに対し、男性では民主が自民を上回った。年代別では、20代が同率だったのを除いて40、60、70代が自民、30、50代が民主と支持が分かれた。
職業別も分散した。農林漁業、団体職員、主婦、無職、学生は自民への期待が上回り、商工業・自営、会社員、公務員は民主が勝った。支持政党別では、自らが支持する政党への期待が最も高かったが、自民支持層の15.7%は民主に、民主支持層の8.6%は自民に流れた。全体の約3割を占める無党派層は、民主が21.3%で自民を8.4ポイント上回った。
ただ「どことも言えない」は、20代から50代までのいずれの年代でも最多で、無党派層では約6割に上った。記録不備が長年の政治と行政の“怠慢”の結果だけに、不信感は根強いようだ。
調査方法
コンピューターで電話番号を無作為に発生させて電話をかけるRDD法で実施。県内有権者を市町ごとに比例配分、700人から有効回答を得た。NBCラジオ佐賀と共同で行った。
660
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:02:37
【参院選 県内世論調査詳報】(1)争点・関心度 (07年7月22日) 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=547976&newsMode=article
自民、民主、共産の新人3人が激戦を繰り広げる参院選佐賀選挙区。佐賀新聞社とNBCラジオ佐賀が合同で実施した世論調査では、最大の争点である「年金問題」をはじめ、有権者の高い関心が浮かび上がった。選挙戦も中盤。各候補は何を訴え、有権者は1票をどのように投じるのか。調査結果を詳報する。
【争点】「年金」重視 5割越す―20代は7割近く
「景気・雇用」10% 「格差是正」「改憲」8%
争点は「年金・社会保障」が半数を超えて51.7%。与野党の激しい攻防が他の争点をぼかし、この後には大きく離れて「景気・雇用対策」の9.9%が続き、「格差是正」「憲法改正」「政治と金」はいずれも8%台でほぼ並んだ。
「年金・社会保障」を年代別で見ると、将来を不安視する表れか、最も多く挙げたのが20代で67.9%。70代以上の37.1%を除き、各年代とも50%以上となり、世代を超えて重視する。男女や職業別では、大きな差は見られなかった。
争点と年代別の関係では、「景気・雇用」や「格差是正」は働き盛りの40代が多く挙げており、「憲法改正」や「政治と金」は60代、70代以上に比較的多い。「教育改革」は子育て世代の30代に高い傾向が出た。
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【関心度】前回上回る86% 20代もアップ
「関心がある」「少しはある」を合わせると86%になり、前回(04年)を10.9ポイントも上回った。年代別で見ても前回をいずれも上回り、年金問題をはじめ景気・雇用対策、格差是正など暮らしに直結した争点が、世代に関係なく関心度を高めているといえそうだ。
年代別で見ると、60代の93.7%が最も多く、次いで70代以上の91.5%。50代も89.8%に上った。関心度は若い世代ほど低くなり、20代は66.1%にとどまったが、それでも前回を14.7ポイントも上回る結果が出た。
男女別では「関心がある」は男性が68.7%、女性が56.1%と差がついたが、「少しはある」を合わせると同率の86%になった。職業別で「関心がある」が最も高かったのは73.1%の「商工業・自営」だった。
661
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:04:11
【参院選 県内世論調査詳報】(2)投票基準・支持政党・候補者の支持層分析 (07年7月22日) 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=547978&newsMode=article
自民、民主、共産の新人3人が激戦を繰り広げる参院選佐賀選挙区。佐賀新聞社とNBCラジオ佐賀が合同で実施した世論調査では、最大の争点である「年金問題」をはじめ、有権者の高い関心が浮かび上がった。選挙戦も中盤。各候補は何を訴え、有権者は1票をどのように投じるのか。調査結果を詳報する。
【投票基準】(1)政策(2)人物・人柄
「政策」が37.3%で最も多く、「人物・人柄」27.3%、「政党」22.7%、「団体・組織・地域の人に頼まれて」8.3%の順になった。公的年金制度に対する不安や不信、景気・雇用対策など、争点が明確になる中、候補者や政党が掲げる具体策や実効性を見極めようとする傾向がうかがえる。
年代別では、20代と40代で「政策」が40%を超えており、若年層や働き盛りの世代の政策重視が顕著。一方、年齢が高くなると「人物・人柄」重視の傾向が強く、70代以上は「人物・人柄」「政策」「政党」の順だった。
性別でみると、男女とも「政策」が高い傾向が出たが、男性は「政党」、女性は「人物・人柄」を挙げる割合が高かった。
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【支持政党】自民40%、民主16%強―無党派層が拡大
支持政党は自民が40.1%を占めたものの、2004年の前回参院選時に比べ、1.3ポイント減。民主は前回より0.3ポイント高い16.6%で微増。一方支持政党なしが前回より2.2ポイント増の32.1%で、佐賀でも無党派層の拡大傾向がでている。
公明は前回と同じ3.6%で、共産は2.3%と1ポイント上昇した。社民は2.1%で前回に続き、減少傾向に歯止めがかかっていない。
比例代表での投票との関係をみると、民主支持者の88%が民主に投票するのに対し、自民支持者が自民に投票するのは70.3%にとどまった。逆に自民支持者の22.5%が民主に投票すると答え、自民票の一部が民主に流れてる“ねじれ現象”が生じている。
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【候補者の支持層分析】
支持政党別では
普段の支持政党が選挙区の投票にどう結びついているかを探るため、各候補に投票すると答えた人の支持政党の割合を分析した。
川崎氏に投票すると答えた人をみると、民主支持者が42.9%。次いで「支持政党なし」が27.5%と高く、無党派層も取り込んでいる状況がうかがえる。自民支持者も2割弱を占め、支援を受けている社民は4.8%だった。
川上氏は自民支持者が75.1%、推薦を受けている公明が7.0%。両党を合わせると8割を超え、組織力を生かして支持基盤を固めているようだ。その一方で、「支持政党なし」は12.9%にとどまっている。
中尾氏は共産支持者が30.0%、「支持政党なし」が40.0%となっている。二大政党の流れに批判的な有権者の支持を得ているようだ。
地域別では
各候補の地域ごとの浸透具合をみるため、選挙区でだれに投票するかを決めていると答えた人の衆院選小選挙区別の割合を出した。
川崎氏に投票すると答えた人は1区が41.8%、2区が23.3%、3区が34.9%。佐賀市や鳥栖市などで支持を集めている一方、県中西部の2区が十分に浸透できていないようだ。3区は他候補と激しく競り合っている。
川上氏は1区が31.4%、2区が34.6%、3区が34.0%。県内全域で満遍なく浸透しているが、佐賀市や鳥栖市など浮動票が多いとみられる地域の浸透が2、3区に比べるとやや弱い。
中尾氏は1区が50.0%、2区が5.0%、3区が45.0%。佐賀市や鳥栖市、唐津市などで支持を得ているが、郡部の浸透がいまひとつのようだ。
争点別では
今選挙の争点とされるさまざまな課題に対し、有権者はどの候補に期待しているのか。選挙区で投票する候補を決めていると答えた人を争点別に分析した。
年金問題を争点に挙げた人が投票するとした候補は川崎、川上両氏がほぼ4割ずつで並ぶ。最も関心が集まっているテーマだが、有権者の判断は分かれているようだ。
ほかの争点をみると、「政治と金」や格差是正については川崎氏が支持を集め、景気・雇用対策や教育改革では川上氏に期待が寄せられている。
中尾氏は憲法改正や年金問題などを争点とする人から支持を得ている。
662
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:09:55
「比例」攻防も激化 (07年7月23日) 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=548332&newsMode=article
三つどもえの戦いが熱を帯びる参院選佐賀選挙区の一方で、「比例代表」の攻防も激しさを増してきた。協力体制を組む与党に対し、過半数割れに追い込みたい野党。県内の主要5党は支持拡大に向け、組織固め、浮動票の獲得に力を注いでいる。
自公 蜜月ぶりアピール
民主 逆転へ上積み狙う
選挙戦中盤の18日、公明の木庭健太郎・比例候補の演説会が佐賀市文化会館で開かれた。1800人収容の大ホールはほぼ満員。ステージには自民の川上義幸候補が立ち、「選挙区は川上、比例は木庭先生をお願いしたい」と訴えた。合同形式で開くのは今回が初めてで、蜜月の関係を強くアピールした。
1999年の自公連立政権誕生後、選挙区と比例代表の選挙協力(バーター)が全国的に拡大。県内でも定着した感があり、公明は6万票に届くようになった。今回は6万2000票を目標に掲げ、連携強化を図っている。
ただ、協力関係を続ける中で不満も出ている。2005年の衆院選佐賀1区で、公明の得票は03年の衆院選と比べ200票増にとどまった。「自民候補のために、あれだけ頑張ったのに」。公明の支援者からは“見返り”の少なさに、不満の声が漏れた。
今も一部には不信感が残っているが、一方の自民は農政協議会をはじめ、支持団体や職域支部ごとに比例候補を抱え、簡単に「比例は公明」と言えないのが実情だ。
自民は前回参院選で約16万票を獲得。県連幹部は今回の目標について「前回の数字が一つの目安」とだけ述べ、明確に示さない。高い目標を掲げれば公明の不信感を招きかねず、苦しい「お家の事情」がうかがえる。
対する民主は政権交代の実現に向け、選挙区勝利とともに比例の上積みを狙う。前回参院選は約13万3000票で、自民に2万7000票差まで迫った。県連幹部は「15万票。そこまで届けば逆転できる」と意気込む。
共産は選挙区候補の街演や個人演説会で比例の呼びかけを徹底。党首討論が可能になる10議席獲得が党の目標で、県内は3万票を目指す。
選挙区の候補擁立を見送った社民は、比例に集中した運動を展開。支持労組などを軸に、前回参院選より1万5000票増の4万票を狙う。
29日の投票まで、ラスト1週間の戦い。県内各党は消長をかけ、最後の追い込みに拍車をかける。
【写真】自民との合同形式で開かれた公明比例代表候補の演説会。比例の攻防も激しさを増している=佐賀市文化会館
663
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:39:51
小嶺、大久保氏が接戦 長崎新聞・NBC電話世論調査
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kiji/072201.html
第二十一回参院選は、二十九日の投票まで残り一週間となった。長崎新聞社はNBC長崎放送と共同で、新人三人が一議席を争う長崎選挙区の情勢を探るため十九−二十一日の三日間、県内全域を対象に電話世論調査を実施。取材を加味し分析した結果、元国見高サッカー部総監督の小嶺忠敏候補(62)=自民党公認、公明党推薦=と、元県議の大久保潔重候補(41)=民主党公認、国民新党推薦=が接戦を展開している。元西彼大瀬戸町議の渕瀬栄子候補(51)=共産党公認=は出遅れている。ただ、調査時点で回答者の約二割が誰に投票するか決めておらず、無党派層の動向を中心に選挙戦の行方は予断を許さない状況。
小嶺候補は、国会議員を軸に県議、市町議員、比例代表候補を推す職域支部による党営選挙を展開。抜群の知名度を生かし、県内十三市のうち、佐世保、島原、大村などで優勢、離島や郡部でも安定した戦いを見せる。推薦を受けた公明党支持層の八割以上を着実にまとめた。
大久保候補は、民主党や連合長崎などでつくる参院選対策六団体懇話会を中心に戦う。全有権者の三割を占める長崎市や、諫早市などでリード。民主、社民支持層をほぼ固め、「支持政党なし」の無党派層を三候補の中で最も多く取り込む。自民支持層の一部にも食い込んでいる。
渕瀬候補は、先行する二候補の激戦に阻まれ苦しい戦い。各地で街頭演説を繰り返し、年金問題や増税などで自公政権を批判するが、都市部以外の広がりがなく、共産党支持層をも完全にまとめきれていない。
政党支持率は、自民が37・7%、民主16・9%、公明3・4%、共産2・8%、社民2・2%。二〇〇四年の前回参院選時の調査と比べると、自民は約3ポイント、公明は1ポイントそれぞれダウン。民主、共産、社民はほぼ横ばい。「支持政党なし」は約5ポイント増え31・5%だった。
投票の判断材料では、年金問題を重視する人が圧倒的に多く55・9%に上った。憲法改正問題が15・8%で続いた。
投票動向では、投票に「必ず行く」と答えた人が86・3%と前回を約5ポイント上回り、安倍政権初めての大型国政選挙への関心の高さをうかがわせた。
▽調査の方法=19、20、21の3日間、県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで電話番号を無作為に発生させ、地域や年代などを考慮した上で1000人から回答が得られるまで電話をかけ、分析した。
2007年7月22日長崎新聞掲載
664
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:41:38
世論調査分析 「関心ある」78.6% 西日本宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070724/20070724_002.shtml
西日本新聞社は参院選の動向を探るため、選挙戦中盤の19日から21日までの3日間、電話世論調査を実施。宮崎選挙区(改選数1)は小斉平敏文氏(自現)と外山斎(いつき)氏(無新)が接戦を繰り広げ、これを長峯基氏(無元)が猛追。ほかの3人は東治男氏(無新)が伸び悩み、馬場洋光氏(共新)と井野元裕氏(諸新)がともに苦戦している情勢が分かった。しかし、回答者の4割近くは投票する候補者をまだ決めておらず、選挙戦終盤の展開次第で情勢は変わる可能性もある。同調査から今参院選における県内有権者の関心度や争点、比例代表の投票動向などを探った。
■関心度
今回の参院選について「大いに関心がある」は39.8%、「少しは関心がある」が38.8%で、合わせて78.6%が関心を示した。2004年の前回参院選調査時と比較して4.2ポイント増加した。
年代別にみると、40代‐70歳以上の各世代は、調査対象者の80%以上が「関心がある」としており、20、30代でも60%以上が「関心がある」としている。
ただ、投票する候補者を決めている回答者は62.8%。決めていない回答者は37%で、前回に比べ7ポイント増えている。中でもミドル層の態度未定が30代で57.6%、40代で51.2%と目立ち、この層の動向が選挙情勢を左右しそうだ。
■比例代表
比例代表で投票する政党を聞いたところ、自民27.7%▽民主17.6%▽公明6.6%▽共産2.4%▽社民3.9%‐だった。
自民と民主の比較では年齢別で自民が40代を除く各世代で民主を上回った。40代は民主が31.5%で、自民の11%を大きく上回った。性別では男性が自民29.4%、民主23.3%と拮抗(きっこう)しているのに対し、女性は自民26.3%、民主12.6%と差が開いている。
「支持政党なし」の無党派層は17.2%が民主、11.9%が自民に投票すると回答。民主が一歩リードしているようだ。
ただ、「分からない・無回答」が39.2%に及び、情勢は流動的だ。
◆世論調査方法
19日から21日までの3日間、県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける電話調査法で、電話帳に番号を載せていない人も調査できる。回答を得た有権者数は513人。
■「年金」に厳しい目
■争点
「投票する際に重視する政策課題」は、「年金」が40.6%でトップだった。男性で42.7%、女性で38.8%が挙げた。年代別では30代が48.1%と最も高かった。
年金問題に対する政府の対策については「評価しない」が63.7%だったの対し、「評価する」は31.6%。記録不備など社会保険庁の相次ぐ不手際が、将来の社会保障の行方に不安を感じていた有権者の怒りに火をつけ、年金問題に厳しい目を注いでいることが浮き彫りになっている。
「年金」に続き、「政治とカネ」(14.6%)、「格差是正」(11.8%)、「憲法改正」(9.7%)を争点に挙げる回答者が多かった。
=2007/07/24付 西日本新聞朝刊=
2007年07月24日00時44分
665
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:44:27
県内世論調査分析(上) 新人4氏追い上げ 西日本福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070723/20070723_001.shtml
●岩本氏・無党派層に最も浸透 松山氏・農林漁業に厚い支持
29日に投開票される参院選福岡選挙区(改選数2)について、西日本新聞社は電話世論調査の結果に取材を加味して中盤情勢を分析した。民主現職の岩本司氏と自民現職の松山政司氏が抜け出して2議席を分け合う勢いで、共産新人の田中美由紀氏、社民新人の金岩秀郎氏ら新人4人が続いている。ただし、世論調査回答者の約5割は投票態度を明確にしておらず、情勢は変わる可能性がある。
岩本氏は「支持政党なし」の無党派層に最も浸透している。年金記録不備問題を争点に自民に攻勢を懸け、民主支持層の7割近くを固めただけでなく、自民、公明、社民支持層の一部にも食い込む。地域別では、特に北九州市西部、筑豊地区で支持が広がっている。
団体や企業を軸に組織選挙を展開している松山氏は、出身の京築地区をはじめ県内全域で満遍なく支持を集める。職業別では農林漁業への浸透が目立つ。だが、年金問題や相次ぐ閣僚の辞任・失言などで逆風の選挙戦。自民支持層を5割弱しかまとめておらず、推薦を受けた公明の支持層の支持も約4割にとどまる。
県内で最も有権者が多い福岡都市圏では、岩本氏と松山氏が競り合っている。
田中氏は共産支持層の7割弱をまとめ、女性よりも男性の支持が強い。金岩氏は社民支持層の5割程度に浸透、職業別では管理職の支持が高い。両氏とも20、30代の支持が伸び悩んでいる。維新政党・新風新人の馬場能久氏、共生新党新人の秀南高行氏は苦しい。
=2007/07/23付 西日本新聞朝刊=
666
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:46:38
九州新幹線西九州ルート 佐賀の有権者 6割が「不要」 世論調査
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070723/20070723_002.shtml
西日本新聞社が佐賀県で行った世論調査で、九州新幹線西九州(長崎)ルートは「必要としていない」とする有権者が6割に上った。西九州ルートは国の予算が計上されながら着工できない状況が続いているが、建設に対する県民の強い異論が浮き彫りになった。
調査は参院選世論調査の一環で、809人から有効回答を得た。「九州新幹線西九州ルートは必要と思うか」の問いに対し、「必要ない」は36.7%、「どちらかといえば必要ない」は22.4%で、計59.1%が必要性を感じていない。
「必要」(16.7%)「どちらかといえば必要」(17.3%)は合わせて30%台にとどまった。県内10市のうち、多久市を除く9市で「不要」が「必要」を上回った。
着工は、並行在来線となるJR長崎線(肥前山口−諫早)の全沿線自治体がJR九州からの経営分離に同意することが条件。だが、沿線で反対姿勢を示す鹿島市では「不要」が86.3%を占めた。
=2007/07/23付 西日本新聞朝刊=
県内世論調査 比例代表、自民リード 「関心ある」79%
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070723/20070723_001.shtml
西日本新聞社が県内で実施した世論調査のうち参院選比例代表の投票動向では、自民が民主をリードした。ただ、ほぼ半数が、投票する政党について「分からない」などと回答している。また、参院選に「大いに関心がある」「少しは関心がある」と答えた回答者の合計は79.3%だった。
× ×
▼比例代表
比例代表では、有権者の半数以上が投票する政党を決めている。
自民は、自民支持層の6割程度を固めた。「支持政党なし」の無党派層の支持は1割止まり。職業別では、農林漁業者や管理職、主婦などから支持を得ている。年齢別では、50代以上の支持率が高い。地域別では、唐津市や多久市、小城市などで優位な戦い。
民主は、民主支持層の6割に浸透。社民支持層にも食い込んでいる。無党派層の支持は、1割台にとどまっている。地域別では、鳥栖市での支持が高い。佐賀市では自民と互角となっている。年代別では、30代の支持率の高さが目立つ。職業別では、商工サービス業で支持を集めている。
公明は公明支持層の8割超、共産、社民はそれぞれの支持層の7割近くを固めている。
「普段支持する政党」は、自民が31.9%で最多で、民主の14.4%が続いた。以下、公明3.6%、共産2.4%、社民2.1%など。
▼関心度
関心度についての調査では「大いに関心がある」が41.8%、「少しは関心がある」が37.5%で、合計すると79.3%。前回参院選(2004年)での調査と比べると、8.3ポイント上昇した。
安倍政権となって初の大型国政選挙となる今回の参院選では、自民、民主両党が「天下分け目の決戦」と位置付け、しのぎを削っている。年金記録不備問題に加えて、県内では九州新幹線西九州(長崎)ルート建設の是非も争点に浮上していることもあり「あまり関心がない」は15.4%、「全く関心がない」は5.2%だった。
年代別にみると「関心がある」と答えたのは、60代の86.6%を最高に、40代以上はいずれも80%を超えている。しかし、20代は50%台と、若者の政治離れをうかがわせた。
職業別では、管理職の90%超、農林漁業者の90%近くが「関心がある」としているが、学生は半数にとどまった。
=2007/07/23付 西日本新聞朝刊=
667
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:47:41
久間発言 8割ノー 「投票の参考にせず」4割超で最多 世論調査分析 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070723/20070723_001.shtml
参院選の情勢を探るため西日本新聞社が県内で実施した世論調査では、久間章生前防衛相の原爆投下「しょうがない」発言や、年金問題での政府の対策についての受け止め方、重視する政策課題などを質問した。調査結果を項目別に分析する。
久間章生前防衛相の原爆投下「しょうがない」発言に対して全体の79.5%が反対で、賛成は8.3%。しかし、投票の際に参考にするかどうかとなると、「発言内容に反対だが、投票の参考にはしない」(45.8%)が「発言内容に反対で、投票の参考にする」(33.7%)を上回った。
衆院小選挙区別にみると、3区だけが「発言に反対で、投票の参考にする」が「参考にしない」より多かった。他の小選挙区は発言内容に反対しながらも「参考にしない」が多く、中でも久間氏の地元の2区は「参考にしない」(54.8%)が「参考にする」(22.6%)の2倍以上だった。
自民、公明支持層の5割超は「発言内容に反対で、投票の参考にしない」。民主支持層と無党派層は「参考にする」と「参考にしない」がともに約4割。社民支持層の約8割、国民新支持層の約7割は「参考にする」と答えた。年代別では20代の半数以上が「投票の参考にする」と回答したのが目立った。
●批判的意見が過半数
▼政府の年金対策
「あまり評価できない」「評価できない」を合わせて、批判的な意見が過半数を占めた。「十分に評価できる」「ある程度評価できる」は合わせても3割足らずにとどまった。
自民支持層では「評価できる」(47.3%)が「評価できない」(46.0%)を若干上回ったが、公明支持層では批判的意見が肯定的意見に比べ約5ポイント多く逆転。与党支持者の間でも評価が割れた。
民主支持層では批判的意見が8割以上を占め、共産支持層の約5割、社民支持層の約8割も批判的な評価を下した。
◇
●「年金問題」に集中 社民層は「憲法改正」
▼政策課題
「投票する際に重視する政策課題」で最も回答が多かったのは「年金問題」(39.6%)。他の「政治とカネ」(10.4%)▽「格差是正」(同)▽「憲法改正」(8.3%)▽「教育改革」(同)などを大きく引き離し、関心の高さを示した。
「年金問題」は全年代を通じて多く、特に働き盛りの40代は46.7%、50代は45.6%が重視する課題に挙げた。支持政党別でも自民、民主、公明、共産各党の支持層がトップに挙げたのが「年金問題」で、無党派層の約3割も占めた。
一方、社民支持層のトップは「憲法改正」(45.4%)で「年金問題」(28.9%)を上回り、他党との違いを見せた。
職業別でみても、「年金問題」はほとんどの職業で最多。二番手に挙げた課題は、管理職は「憲法改正」(20.1%)、専業主婦は「教育改革」(15.5%)、現業職は「格差是正」(15.7%)だった。
× ×
◆世論調査の方法 19−21日の3日間、県内の有権者を対象にコンピューターで無作為に発生させた電話番号にかける電話調査を実施。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1114件。このうち807人から回答を得た。回答率は72.4%。
=2007/07/23付 西日本新聞朝刊=
668
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:49:41
熊本県
世論調査分析(中)参院選 8割超が「関心ある」 比例は民主と自民が競る 西日本熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070723/20070723_002.shtml
▼争 点
最大の争点は年金問題で42.7%に上った。政治とカネの13.3%、憲法改正の11.4%と続く。
年金問題に対する政府の対応について「評価できない」「あまり評価できない」が計60.3%で、有権者の厳しい視線をうかがわせた。
支持政党別では、自民支持層の50.2%、民主支持層の44.3%が年金問題を重視し、社民と国民新の支持層は7割前後の高い数字を示した。
公明支持層の44.9%は教育改革、共産支持層の46.5%が格差是正を争点に挙げていた。
▼関心度 投票率を左右する選挙への関心度では「大いに関心がある」が約半数に達した。「少しは関心がある」と合わせると82.4%で、無党派層の多い熊本市でも77.9%に上った。
投票率が59.61%だった3年前の前回参院選の調査では「関心がある」は県全体で計71.6%だったことから、今回は投票率のアップが期待される。
年齢別では、50代の関心度が最も高く94%。職業別では、農林漁業や管理職、学生が9割以上の高い関心を示した。
▼比 例 比例での投票行動については、民主と自民が激しく競り合っている。自民支持層のうち「自民に投票する」としたのは5割に届かず、「民主に投票する」が2割弱あった。自民県連が比例候補を推薦した公明は約5%だった。
性別で見ると、男性で自民と民主が2割以上を占め、ほぼ互角。女性は民主が自民をやや上回っている。年代別では20代で自民が民主をややリードしているのに対し、40、50代では民主が先行している。
=2007/07/23付 西日本新聞朝刊=
669
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 09:50:34
参院選「関心ある」82% 九州7県世論調査 前回比10ポイントアップ
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kyushu/20070723/20070723_001.shtml
西日本新聞社が九州7県で実施した参院選の世論調査(19−21日)で、有権者が2004年の前回参院選よりも高い関心を持っていることがうかがえる。支持政党と比例代表で投票する政党との関係や、無党派層の意識にも、選挙情勢を左右しそうな特徴が見られる。
今回の参院選に「大いに関心がある」「少しは関心がある」と回答した有権者は合わせて82.3%。前回よりも10.3ポイント高かった。「あまり関心がない」「全く関心がない」は合わせて10%台。
「大いに関心がある」「少しは関心がある」の合計割合を支持政党別にみると、社民95.4%、民主94.3%、共産87.8%、自民87.4%、公明80.5%で、野党支持層が与党支持層よりも高い傾向が表れた。無党派層は70.4%。
前回の関心度は01年参院選の調査に比べて10.6ポイント低かったが、投票率(選挙区)は56.57%で、前々回とほぼ同じだった。今回の調査の高い関心度が、そのまま投票率に結び付くとは限らない。
◇
●支持政党なし28.7%
「支持政党なし」と答えた無党派層は28.7%。このうち、比例代表で民主に投票すると答えた有権者は18.4%で、自民と回答した8.3%を引き離した。
県別では鹿児島県で両党の開きが最も大きく、民主33.2%に対し自民5.5%。長崎県でも民主26.1%、自民4.8%と開いた。佐賀県は民主13.5%に対し、自民10.8%で最も差が小さかった。
民主、自民以外の投票先は九州全体で、公明3.3%、社民2.5%、共産2.1%など。ただし、態度未定など「分からない」という回答が6割を超えている。
◇
●自民支持率3.5ポイント増 38.9% 年金に不満、投票は?
九州7県の政党支持率は、自民が最も高く38.9%。次いで民主13.8%、公明4.6%、社民2.7%、共産1.7%の順。前回の参院選の調査と比べ、自民が3.5ポイント増加したのに対し、民主は0.5ポイント低下。公明、社民、共産も微減だった。
その半面、自民は選挙区、比例代表とも苦戦。普段は自民を支持している有権者も年金問題への不満が根強く、支持政党と今回の投票行動が必ずしも一致しないことを示唆している。
県別に見ても、鹿児島では自民の支持率が九州で最も高いにもかかわらず、比例代表は民主優位の情勢。熊本や長崎でも同様の傾向がみられる。
=2007/07/23付 西日本新聞朝刊=
670
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 08:19:30
(1)農村部 異変あり 「牙城」攻める民主 自民、引き締め躍起 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/gekitou/gekitou01.cfm
与野党が「天下分け目の決戦」と位置付ける参院選は投開票まで一週間となった。全国の勝敗を左右する「一人区」の熊本選挙区は各党が総力戦を展開。松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選も絡み、その行方は混とんとしている。「自民王国」と言われる県政界にどんな風が吹くのか。終盤を迎えた激闘を追った。(同日選取材班)
県内有数の農業地帯・八代市。青空が広がった十七日、民主新人の松野信夫の選挙カーがイ草を刈り取る農家の横を駆け抜けた。「大規模農家を優遇する自民党の政策は小規模農家の切り捨てだ」。松野は農地の前で声を張り上げた。
出陣式で麦わら帽子をかぶりトラクターを操って登場した松野は「農家が選挙カーに手を振ってくれる」と手応えを口にする。
■絞る照準
結党以来、都市型政党と言われてきた民主党。国政選挙の度に、郡部で自民党に差を付けられ、苦杯をなめてきた。しかし、今回は「農家への戸別所得補償」を掲げ、農村部を抱える地方の「一人区」に照準を絞る。
二十一日昼すぎ。九州で議席奪取に執念を燃やす党代表・小沢一郎は阿蘇の山ろくに立った。三月以降、五度目の来熊となった小沢は自ら、遊説地に阿蘇郡南阿蘇村を選定。「民主が政権を取れば、小規模でも農業ができる政策を実現する」と力説し、集まった住民に笑顔を振りまいた。
実際、選挙の争点となっている年金問題も絡み、固い保守基盤を誇った農村地域で高齢者を中心に変化の兆しが見えつつある。「民主の選挙カーがこの地域に回ってくるなんて…。以前なら考えられなかった」。八代市北新地のイ草農家(67)は苦笑いすると「自民党も大事だが、農業は厳しくなるばかり。考えさせられます」。
「牙城」の票田に手を突っ込まれた形の自民。公示以降、国会議員や県議ら地方議員、農業団体が中核となり、現職・三浦一水の運動を全面支援。連日、各地でミニ集会や決起大会を重ねる。保守系の首長にも協力を求め、農村部の浸透と引き締めに躍起だ。
「農政も年金問題も、民主党の対案は財源的な裏打ちがない。うちのエンジンがかかるのは後半戦だ」と三浦選対の自民県議。十八日夜は松野の八代入りに合わせるように、八代市で総決起集会を開催。千人を超す支持者や支援団体を集め、組織の力を見せつけた。
危機感から県内行脚を始めた県農業者政治連盟委員長の園田俊宏は「三浦を落とせば、県農政の窓口が永田町から消える。支持を徹底してほしい」と各JAの組合長にげきを飛ばす。
■合併の影
ただ、組織戦という自民の得意技に平成の大合併が影を落とす。県内市町村数はこの六年で九十四から四十八に半減。首長や議員など選挙を支えてきた地域の“司令塔”が次々といなくなった。
「首長や業界団体の代表に頼めば選挙は安泰、という時代は終わった。合併で残った議員が動くしかないが、とても地域の隅々までは…」。自らも県議選の選挙区合併で旧牛深市から天草市に統合された党県連幹事長の西岡勝成の表情は曇る。
選挙期間で最後の日曜日となった二十二日。「自民苦戦」を予測する報道各社の世論調査が伝わる中、自民県連は支持団体に緊急支援を要請。熊本市の辛島公園に団体の代表を集め、同日から各団体でローラー作戦を始めるよう依頼した。
「今日が再スタート。みなさんの力で、県内隅々まで三浦の声を届けて下さい」。支持者に何度も頭を下げながら、党県連幹部は自らに言い聞かせるように言った。「すべての組織を動員して必ず巻き返す」(文中敬称略)
熊本日日新聞2007年7月23日朝刊
671
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 08:24:50
2)視界不良 無党派層、動き読めず 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/gekitou/gekitou02.cfm
安倍首相が参加してあった自民党の決起大会。熊本市には連日、与野党の幹部がテコ入れのため訪れている(候補者名などはぼかしてあります)=23日午前11時40分ごろ、熊本市の辛島公園(横井誠)
「今回の参院選は、このまま改革を進めて日本経済を成長させるのか、再び混乱の時代に戻すのか、を問う選挙だ。改革を進めるわれわれに力を与えて下さい」
二十三日正午。自民党や公明党、各種団体の幟(のぼり)がはためく熊本市の辛島公園で、自民党総裁(首相)の安倍晋三はそう叫ぶと現職候補・三浦一水の名前を連呼した。
「首相の来熊をきっかけに勢いをつけたい」。支持者の握手攻めにあう安倍の姿を目で追いながら、集会を仕切った党県連幹部は、終盤の追い込みに期待を込めた。
県内有権者の三分の一強の約五十三万人を抱える熊本市。与野党は選挙戦終盤に入り、多くの無党派層を持つ大票田に戦力を重点投入する。
■票 田
「無党派層といっても多くは保守層。党の政策を丁寧に説明すれば支持は得られる」。この三日間、首相はじめ、小池百合子、伊吹文明と連続して閣僚を迎え入れた熊本市選対本部長の衆院議員・木原稔は「市内で(民主と)互角に戦う余地はある」と話す。
ただ、三年前の参院選。自民候補は当選したものの熊本市に限れば、民主候補に競り負けた。昨秋の市長選でも推薦候補が大敗を喫した。同市選対の中核となる県議・市議団の後援会などに今春の統一地方選の疲れが残る中、ベテラン市議の一人は「無党派層に支持を広げるのは口で言うほど容易ではない」。
対する民主党。熊本市は同党にとって「組織力で劣る郡部をカバーするため、絶対に負けられない重要地区」と県連代表の鎌田聡。公示前から党本部幹部が次々と入り、年金問題などで“空中戦”を仕掛ける。
安倍を追うように二十三日夕、熊本市に入った党幹事長の鳩山由紀夫は新人候補の松野信夫と住宅地や祭りの会場を訪れ「みなさんの一票で自民党におきゅうをすえましょう」と訴えて回った。
とはいえ、気まぐれな無党派層の「風」を民主党も読み切れてはいない。「郵政解散となった二〇〇五年総選挙で無党派層は小泉自民党に流れた。今回、無党派層が最終的にどう動くのか」。松野陣営の選挙長を務める衆院議員・松野頼久は票の行方に気をもむ。
■埋 没
さらに、参院選熊本選挙区の行方を不透明にしているのが、松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選の影響だ。補選では自民系の無所属二人がともに三浦を支持。一方で民主、共産の両党はそれぞれ公認候補を立て、参院選との相乗効果を狙う。
しかし、過熱する補選の戦いに3区内で参院選はかすみがちだ。三浦陣営の幹部は「支持母体の農業団体も議員の後援会も、各組織内で補選の対応が割れており、なかなか(参院選に)集中できない」と漏らす。
前農相の死去や自民系の分裂、公認候補を立てて3区の有権者と接触を増やした民主、共産の両党。「もともと3区は保守層が強い農村地域。参院選にどう影響してくるのか」。民主党県連幹部には期待と不安が交錯する。(文中敬称略)
熊本日日新聞2007年7月24日朝刊
672
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 08:43:26
終盤戦引き締め追い込みを図る 3陣営支持訴え奔走 選対会議や街頭演説も 長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070724/20070724_002.shtml
1議席をめぐり3人の新人が激戦を繰り広げる参院選長崎選挙区も、いよいよ終盤戦。報道各社の世論調査を受けて3候補の陣営は23日、地方議員らを集めた選対会議を開いて引き締めを図ったり、候補者らが県内各地をきめ細かく回り支持を呼び掛けたりした。投開票日の29日に向け、各陣営ともラストスパートに入った。
自民新人の小嶺忠敏氏(62)は23日、壱岐市で遊説後、長崎市の繁華街で安倍晋三首相と街頭演説。公示後二度目の来援となった安倍首相は「これからの教育再生に必要な人材。ぜひ当選させてほしい」と小嶺氏の名を連呼し支持を訴えた。
小嶺氏陣営は劣勢が伝えられる長崎市の県議らを集めて同市内で選対会議を開催。選対幹部らがハッパを掛けた。
県内遊説が2巡目に入った共産新人の渕瀬栄子氏(51)は同日、諫早市役所前などで街頭演説。自民、民主の政策を批判し「確かな野党の共産党が伸びれば政治は変わる」と強調した。世論調査では選挙区で厳しい戦いが伝えられており、21日には穀田恵二党国対委員長が長崎入りするなどてこ入れに懸命。渕瀬氏は「終盤で支持を広げていける」と力を込めた。
民主新人の大久保潔重氏(41)は22日、公示後初めて長崎市に入り、島原市から25台の自転車で駆けつけた同級生らの声援を受け、若さをアピール。民主党参院議員の来援も受け、支持を呼び掛けた。23日は島原半島などを遊説。南島原市の街頭では「政権交代を実現させ、消えた年金問題、医療、介護保険など民主党にやらせてほしい」と訴えた。
=2007/07/24付 西日本新聞朝刊=
673
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 08:58:34
【参院選】各党幹部ら相次ぎ来県 大分
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1185202800=11852392771762=1
街頭演説する民主党の松原仁副幹事長
街頭演説する公明党の浜四津敏子代表代行
参院選の投票日まで一週間を切った二十三日、主要政党の幹部らが相次いで県入り。大分選挙区の候補者や九州地区を拠点にする比例代表候補への支持を訴えた。(順不同)
▽民主党 松原仁副幹事長が大分市中心部で街頭演説し、党県連推薦の無所属新人、矢野大和氏(51)への支持を訴えた。
松原氏は年金問題などに対する安倍政権の対応を批判した上で「二大政党制による政権交代の仕組みを実現しなければならない」と強調。「矢野氏は党と問題意識を共有しており、党国会議員のほとんどが応援している。矢野氏を支えてほしい」と呼び掛けた。
同市内にある矢野氏の総合選対事務所も訪れ、スタッフを激励した。
▽国民新党 亀井静香代表代行が別府市中心部で街頭演説。政権交代の必要性を訴えながら「一週間あれば十分間に合う。後藤博子候補(59)=党公認=は大分県でただ一人の女性国会議員。皆さんの力でもう一度国会に送ってほしい」と述べ、支持を呼び掛けた。
▽自民党 猪口邦子元少子化担当相が来県。大分市内の三カ所であった集会では、安倍政権の実績を強調した上で、党新人の礒崎陽輔候補(49)について「政策通で即戦力になる人。大分のために国政へ送り出してほしい」と支援を呼び掛けた。
▽公明党 浜四津敏子代表代行(参院議員)が比例代表で九州の重点候補にしている現職の木庭健太郎氏(55)への支持を訴えた。
大分市の若草公園であった決起集会で「政治は結果が問われる世界。これまで自公連立で数多くの政策を実現してきたが、民主党が実現した政策はゼロ」と与党の実績を強調。「大分県内では(木庭氏の)十万票獲得を実現しよう」と訴え、大分選挙区で推薦した自民党新人の礒崎候補への支援も呼び掛けた。
674
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 09:20:53
7月24日のながさきニュース
長崎新聞
久間氏「参院選後に」 原爆認識質問状への回答
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070724/06.shtml
長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)など被爆者五団体が、久間章生前防衛相に原爆投下の歴史認識などで見解を求める質問状を出していた問題で、久間氏は二十三日までに「参院選後に回答する」と文書で返信した。
質問状は七月十日付で久間氏側に送り、同二十三日までに書面で回答するよう要請。文書は同日朝届いた。
被爆者五団体は返信内容を「不誠実」と判断し、久間氏に即日、抗議文を送付。原爆投下を「しょうがない」とした発言に対し、「一片の謝罪の言葉もない。参院選が済めばほとぼりが冷めるという計算があるのなら、思い違いだ」と批判。「なぜ発言が出たのか、原爆に関する認識をどう持っているのか明確にしてほしい」と求めた。
質問状では、「米国による原爆投下は間違いだったと思うか」−など七点をただしている。
長崎被災協の山田拓民事務局長は「回答までに二週間の期間を設けていたにもかかわらず、延期の理由が示されていない。けしからん」と話した。
675
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 09:23:34
>>617
>>663
■ 参院選長崎選挙区 長崎新聞・NBC世論調査
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kikaku4/index.html
参院選の投票日を前に、長崎新聞社は十九日から二十一日までの三日間、NBC長崎放送と共同で県内全域を対象に電話世論調査を実施。元国見高サッカー部総監督で自民新人の小嶺忠敏(62)、元西彼大瀬戸町議で共産新人の渕瀬栄子(51)、元県議で民主新人の大久保潔重(41)の三候補について、取材を加味しながら戦いぶりを分析したほか、有権者の投票動向や支持政党、候補に望む政策などを多角的に探った。(グラフの数字は小数第二位を四捨五入)
▽調査の方法=19、20、21の3日間、県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで電話番号を無作為に発生させ、地域や年代などを考慮した上で1000人から回答が得られるまで電話をかけ、分析した。
小嶺忠敏候補 自民/知名度抜群、広く浸透 佐世保、島原、大村で優勢
政治経験は全くないが、高校サッカーの「名将」として抜群の知名度を生かし市部、郡部とも満遍なく支持を集めている。国会議員の後援会組織を軸に県議、市町議員、党職域支部による党営選挙を展開する一方、サッカー関係者らによる勝手連が下支え。この結果、十三市のうち佐世保、島原、大村などで優勢に立つ。
中でも、金子知事や朝長佐世保市長の支援を受ける佐世保市は安定した戦い。小嶺候補の出身地・南島原、島原、雲仙の旧南高三市でもリードしている。四月の県議選で自民党公認候補の四人全員が落選し、苦戦が予想されていた五島、対馬、壱岐の各市と新上五島町では下馬評を覆し、民主候補に競り勝っている。
公明党との選挙協力では、同党支持層の八割以上をまとめた。六十代、七十歳以上の圧倒的な支持を集め、職業別では農林漁業や主婦層に浸透。また、小嶺候補を選んだ理由では「政党を支持」が三割を超えトップ。
久間章生前防衛相の発言を投票の判断材料の一番手に挙げた人は、全体の約一割にすぎず、年金問題も含め陣営が懸念していた悪影響はさほど出ていない。
選挙戦終盤に向け、民主候補にリードを許す大票田・長崎市でいかに巻き返すかが鍵。無党派層を意識しながら、知名度をどう票に結び付けるかが問われそうだ。
渕瀬栄子候補 共産/暮らし守る政策訴え 憲法改正問題が判断材料
二〇〇五年の衆院選長崎2区に続き、二度目の国政挑戦。与党との対決姿勢を鮮明に示し、党県委員会や党地区委員会、女性後援会などが一体となって選挙活動を展開する。しかし、二大政党の流れに押され、自民、民主の両候補に大きく水をあけられている。
暮らしを守る政策を掲げ街頭演説を重ねる。年金問題ではすべての加入者、受給者に納付記録を送る必要性を主張。国保税の引き下げ、最低賃金引き上げなど国民の生活改善も強調する。原爆投下をめぐる久間章生前防衛相発言の批判も続け、憲法九条堅持を訴える。
しかし、思うように支持拡大に結び付いていない。共産党支持者の三割近くを民主候補に、一割強を自民候補に浸食され、無党派層の取り込みは一割に満たない。格差是正を訴えるが、パート労働者や無職の有権者にも浸透していない。
支持者の五割は政策を評価して選び、憲法改正問題を投票の判断材料としている。ただし、久間前防衛相の発言を「悪い」と答えた人の支持はごくわずかだ。
長崎市など都市部で一定の支持を得るが、他の地域は苦戦。年齢別では六十代の支持が相対的に高いが、若い世代で伸び悩んでいる。
今後は、まず共産支持者の取りこぼしをおさえることが絶対条件。その上で無党派層への浸透が課題となりそう。
676
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 09:24:17
大久保潔重候補 民主/大票田で優位な戦い 無党派層の3割おさえる
都市部に強い民主党の特徴を生かし、最大票田の長崎市で他候補をリード、出身地の諫早市でも優位に戦いを進めている。佐世保市や島原半島などは自民候補を追う展開。離島、郡部では競り合いを演じている。
国政への挑戦は二〇〇五年衆院選に次ぎ二度目。長崎2区以外での知名度不足が課題だったが、街頭演説や支持者回りを重ね「ようやく自民候補の背中が見えてきた」(陣営幹部)状況。
民主党支持層の約八割を固め、共闘態勢が不安視されていた社民党も約九割に浸透。無党派層は候補者中トップの約三割をおさえ、自民党支持層の一部にも食い込んでいる。
性別や年代別では、四十、五十代で他候補を引き離し、二十、三十代では自民候補と競り合う。職業別では自営自由業、会社員で他候補を上回っているが、農林漁業や主婦については自民候補に後れを取っている。
年金問題や中小企業対策など、候補者の政策に期待して支持する人が最も多い。一方、政党や「組織・団体・職場・地元支援」で選んだ人は、自民候補を下回っている。年金問題や久間章生前防衛相の発言問題も、当初の予想ほど重要な争点とはなっていない。労組主体の選挙態勢は「終盤追い込み型」となりがちで、今後、自民への逆風をどう支持拡大につなげていくかが注目される。
候補者選択理由
長崎選挙区で投票する候補者を選んだ理由は、「政策」が最も多く、全体の27・9%を占めた。「政党」は、ほぼ同率の26・6%と続いた。前回参院選に比べると、「政党」を判断基準にした割合は同率の26・6%だったが、「政策」は22・7%から5・2ポイント上昇。党のブランドよりも、政策を重視している有権者が少しずつ増えてきているとみてよさそうだ。
一方、「ほかにいない」も前回参院選の15・1%から4・5ポイント伸び、19・6%と目立っている。候補者を選ぶための判断材料に欠け、消去法的に候補者を選んでいる有権者が増えてきているとみられる。「組織・団体・職場・地元推薦」は16・1%だった。
候補者別にみると、自民候補支持者の中では、「政党」を理由に選んだ人が全体の34・6%を占め最多。「組織・団体・職場・地元推薦」が22・8%と続いた。
民主候補支持者では、「政策」が全体の33・5%を占め最多。「ほかにいない」が23・8%と続いた。
共産候補支持者では、「政策」を理由とする人が全体の51・3%を占めた。「ほかにいない」が25・6%と続き、民主と同様の傾向が出た。
自民候補は政党、民主候補と共産候補は政策が主な選択理由となっており、対照的な傾向が示された。
677
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 09:25:05
投票動向
投票に「必ず行く」と答えたのは全体で86・3%(男88・2%、女84・7%)。三年前の前回参院選より5・1ポイント上回った。「できれば行くつもり」を含めると、二十−七十歳以上の六つの年代すべてが90%を突破。投票率が前回60・14%を超えるか注目される。「行かない」は1・6%だった。
「必ず行く」を年代別(七十歳以上は今回新設)に見ると、二十−六十代でいずれも前回を上回った。中でも二十代は20ポイント以上も上昇し、70%を超えた。年金記録漏れ問題など国民の暮らしに直結する事柄が最大の争点に浮上したことが影響し、政治離れが指摘される若者層も強い関心を寄せていることが見て取れる。
各年代・性別で「必ず行く」の比率が最も高かったのは七十歳以上男の96・8%。最も低かったのは三十代女の65・7%。逆に「行かない」が最も多かったのは、二十代男の11・5%だった。
「投票する候補を決めているか」の問いで、「まだ決めていない」と回答したのは全体の二割。前回参院選(三割)より、意中の候補を決めている比率は高いようだ。
投票の判断材料
「投票の判断材料」について、社会保険庁のずさんな管理や政府の対応の遅れに批判が集まった「年金問題」が55・9%でトップ。有権者は、各候補や政党が街頭演説やマニフェストでどんな解決策を示すかに最も注目しているようだ。
大きく差が開いて「憲法改正問題」が15・8%と続く。五月に改正手続きを定めた国民投票法が成立したが、この後、年金問題や閣僚の「政治とカネ」の問題などが相次ぎ噴出。改憲論議が盛り上がらず、争点としてはかすんだ。
久間章生前防衛相の原爆投下に関する発言を判断材料にした人は11・2%。有権者にとって、久間発言はさほどの判断材料にはなっていないようだ。
ただ、久間発言を判断材料にすると答えた人の中だけで見ると、発言を「悪い」と思う人は92・9%。「良い」の1・8%を圧倒した。
次に、投票する候補を「決めている」「だいたい決めている」とした人を対象に、各候補の支持者別に何を判断材料に挙げたか分析した。
自民党候補支持者は「年金問題」(59・1%)を最も重視。民主党候補支持者も同様(59・5%)だ。これに対し、共産党候補支持者は「憲法改正問題」を判断材料にしている人が48・4%でトップ。支持候補によって判断材料はくっきりと分かれている。
678
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 09:26:05
期待する政治
「期待する政治」の質問に対し、最多となる全体の41・7%が「社会保障の充実」を挙げた。少子高齢化の影響で、社会保障の担い手不足などが懸念される中、年金問題が急浮上。老後に不安を抱える有権者がいかに多いかを物語っている。
「景気対策・雇用確保」が29・6%と続いた。「いざなぎ超え」といわれる景気回復基調を、地方ではあまり実感できていないことを示しているようだ。また本県では有効求人倍率も低迷を続けており、雇用の確保が急務となっている現状が、あらためて浮き彫りになったといえるだろう。
「財政再建」は12・6%だったが、「地方分権の推進」「北朝鮮イラク問題」は少数。有権者の関心の的は、生活に直結した政策といえそうだ。
候補別に見ると、民主候補支持者の中では「社会保障の充実」を求める人が42・1%と最も多く、共産候補支持者でも同様の傾向。
「北朝鮮イラク問題」だけで見ると、注目している人の57・7%が自民候補支持者。安倍政権の看板政策への期待が見て取れる。
支持政党
政党別では37・7%が自民党を支持し、他党を引き離す。年金記録不備問題や「政治とカネ」で自民は強い逆風を受けているが、本県では根強い支持を保つ。二〇〇四年参院選(40・5%)に比べ、支持率は低下した。
与野党逆転を狙う民主党は16・9%。前回参院選(16・5%)に比べ若干伸びた。連立を維持する公明、さらに共産、社民の順。「支持政党なし」は31・5%と三割台に乗った。前回(26・1%)より5ポイント以上増えた。これに「分からない」と加えると約36%。有権者の政党離れはまた進んでいる。
性別で見ると、男女とも約四割が自民を支持。女性が男性を上回る。民主は男性が約二割、女性が約一割の支持。男性が女性を上回る。「支持政党なし」は男女とも約三割を占め、女性が上回った。
年代別は、自民が六十代、七十歳以上でそれぞれ約五割の支持を集めている。民主党は四十代−七十歳以上で、いずれも支持が約二割。また「支持政党なし」は二十代で約六割、三十代で約五割と若い世代ほど多かった。
2007年7月23日長崎新聞掲載
679
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 09:32:40
長崎市
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kikaku5/01.html
勝敗分ける最大票田
無党派層の動き予測できず
二十三日夕、長崎市中心部の鉄橋。小嶺忠敏候補(62)=自民=の応援で三度目の同市入りとなった安倍晋三首相は、少し手前で車を降り、市民と握手しながら街宣車に上った。「小嶺」の名前を七回連呼して演説を締めた後、首相は小走りに横断歩道を渡り、国道の反対側にいた市民とも握手。異例のパフォーマンスで驚かせた。
全有権者の31%が集中する最大票田長崎市。二〇〇四年の前回参院選は、三期目を目指した自民現職が、民主新人に約四万票差で敗れた。このうち、長崎市の票差は三万九千票。「長崎市の結果が勝敗を分ける」と各陣営の見方は一致する。だが、無党派層の投票行動が予測できず、不安を抱えながら動いている。
逆風を意識する自民党県連は、小嶺候補の知名度を生かし、週末は中心商店街で握手戦術。実際の票固めは国会議員、県議、市議、金子知事の後援会組織、党職域支部に加え、サッカー関係者らの勝手連が別動隊で動く。「長崎市で民主候補と互角の戦いなら、頭一つ抜け出せる」と陣営幹部は見る。
最大票田の長崎市で候補者らの訴えを聞く市民=鉄橋
一方、「終盤追い込み」の労組型選挙で臨む大久保潔重候補(41)=民主=陣営。だが、かつてない追い風を受けながら、いつも通りの序盤の動きの鈍さに、他陣営から「戦略ミス」と指摘される始末。新聞各紙の世論調査結果がそろって接戦を伝えたのを機に、総合選対長の高石哲夫連合長崎会長は「この選挙で勝てないと(今後の国政選挙で)もう勝てない」と、ようやく火が付いた。
ムードメーカーは三菱重工労組長船支部。原田敏春委員長は二十一日、「組合員一人十票の獲得」「県議、市議の支持者回りの徹底」を指示。二十二日から支持者の確認作業も始まった。
民主が労組なら、自民は会社側からアプローチする。公示前、谷川弥一自民党県連会長が三菱重工長崎造船所を訪ね協力要請。これを受け、三菱長船の協力会社を集めた会合が持たれ、小嶺候補が支援を要請した。八江利春党県議は「手応えはあった」と笑みを浮かべるが、労組関係者は「自民は三菱の労使関係がよく分かっていない」と余裕の表情で返す。
二大政党の激突にかすみがちな渕瀬栄子候補(51)=共産=は終盤、長崎市を中心に年金問題や憲法改正、格差社会など政策面で自公政権批判を徹底する。
2007年7月24日長崎新聞掲載
680
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 14:23:38
’07参院選ふくおか:中盤の情勢 毎日新聞特別世論調査(その2止) /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/fukuoka/news/20070722ddlk40010202000c.html
◆内閣支持率
◇「評価する」29%「評価しない」55%
安倍政権に対しては、29%が「評価する」と支持し、55%が「評価しない」と不支持に立った。年金問題、政治とカネの問題などへの風当たりの強さが福岡でもうかがえた。
性別では、男性が支持28%、不支持59%。女性は支持31%、不支持51%で、男性の方が不支持の度合いが若干強かった。年代別では、50代と70代以上に「評価する」が多く、逆に「評価せず」は30代、40代に多かった。
「評価しない」と回答した人は、比例で「自民に投票する」と答えた人の2割以上に達した。さらに、「投票に必ず行く」「多分行く」と答えた人の57%も「評価しない」とした。衆院小選挙区で見ると、「評価せず」が最も多かったのは11区で71%。「評価する」の最多は10区で51%だった。【山本泰久】
◆年金対策
◇「解決すると思わない」76%
◇改革論議、民主の主張に軍配 与党・政府取り組みに不信感
今回の参院選で最大の争点となっているのが「年金問題」。政府の取り組み方、与野党の主張の違いにも、有権者は敏感に反応している。
特に「消えた年金問題」で政府が打ち出した「年度内の名前の照合作業」などの対策に対し、「解決すると思わない」としたのは76%。「解決すると思う」は13%で圧倒的に政府対策を疑問視する人が多かった。
また、年金制度改革論議で、自民・公明の「現行の保険料方式維持」と、民主の「最低保障部分を税金でまかなう」というそれぞれの主張に対しては、民主に「説得力がある」と軍配を上げた人は41%。自民・公明の主張を取った人は24%にとどまった。無回答は35%だった。
民主の主張は、安倍内閣の政策・実績を「評価する」と回答した人の27%からも支持されており、年金問題に対する与党、政府の取り組み方に不信感や疑問を抱いている人が多いようだ。【山本泰久】
◆比例代表
◇「政党に投票」64% 民主、自民の順で多数に
比例代表の投票行動分析では、「政党」に入れるとした人は64%。「政党の候補者個人」に入れるとした人は19%。「決めていない・無回答」は17%だった。
「政党に投票する」と回答した人たちが選んだ政党は、民主、自民の順で多く、2党で多数を占める形となった。共産、社民、公明、新党日本、国民新党などを選んだ人は、2党に比べて大幅に少なかった。男女別では、男性の4割以上、女性の3割近くが民主。自民を選んだのは、男女とも全体の2割近くだった。
「候補者個人に入れる」とした人たちの支持政党を見ると、公明、自民、民主それぞれがきっ抗し、「支持政党はない」は2割近かった。【山本泰久】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年7月22日
681
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 14:25:22
’07参院選おおいた:猪口議員、応援で大分入り 年金問題で首相を擁護 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/oita/news/20070724ddlk44010580000c.html
前内閣府特命担当大臣(少子化・男女共同参画)の猪口邦子・衆院議員が23日、大分選挙区の自民新人候補の応援で大分入りした。
大分市内3公民館で国政報告したほか、市内のホテルでは元大分1区衆院議員の比例候補の女性支持者の前で「(この比例候補が)どれだけ安倍首相の力になっているか。大変な選挙ですが、候補が訴える福祉などの政策実現のため、勝ち上がってほしい」とエール。支持者が「選挙区も自民」とは必ずしもなっていないため、「皆さんの力で勝たせると、いろいろなことをお願いできる」と支持を呼びかけた。
年金問題をきっかけにした全国的な自民への逆風について「安倍首相は『責任追及より、即応する方が先決』として、議員数の多さを見越して次々と法を可決させた」と擁護。「民営化まで何年もかかった国鉄、郵政と違い、社会保険庁解体の早さが象徴する実行力に注目を」と訴えた。【梅山崇】
毎日新聞 2007年7月24日
682
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 14:26:08
’07衆参ダブル選くまもと:党の「顔」駆ける 安倍、鳩山両氏が熊本で激突 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kumamoto/news/20070724ddlk43010489000c.html
自民現職と民主新人を軸に激しい選挙戦となっている参院選熊本選挙区では23日、安倍晋三首相が公示後初めて熊本入りする一方、民主党の鳩山由紀夫幹事長も熊本市内を遊説、両党の「顔」が激突した。
安倍首相はまず、今月初旬の集中豪雨で被災した美里町の現場などを視察した後、熊本市の辛島公園で開かれた自民現職、三浦一水候補(53)の集会に参加。約2500人(主催者発表)を前に「景気回復の兆しを皆さんの家計にも拡大し、格差を是正します。さらに地域再生や教育再生を進めます」と訴え、年金問題では「ぬるま湯体質の社会保険庁を解体し、私の内閣ですべて解決する」と強調した。
公明党県本部の幹部や潮谷義子知事も壇上に上り、潮谷知事は「今後の熊本県を考えた時、選挙区は三浦さん、比例代表は(公明現職の)木庭健太郎さんをお願いします」と態度を鮮明にした。
一方、民主党の鳩山幹事長は午後、民主新人の松野信夫候補(56)とともに熊本市西部の団地などを街頭演説して回った。「自民党は、小泉前首相が『やらない』と断言したサラリーマン増税を、前回衆院選で勝った途端にやった。今回の参院選は、皆さんのための政治を取り戻すための戦いです」と述べ、握りこぶしを作った。
松野候補も「二大政党の中で政権を交代させないと、自民党のような官僚との癒着が起きる。怒りの1票をお願いします」と支持を求めた。
共産新人の橋田芳昭候補(51)はこの日、阿蘇市や小国町など補選が行われている衆院3区地域を遊説し「事務所費問題が次々と出てきている。政治とカネの問題をしっかりと追及できるのは私たちだけ」と訴えた。【笠井光俊】
毎日新聞 2007年7月24日
683
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 14:27:40
’07参院選かごしま:安倍首相が27日に再度、鹿児島入り /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kagoshima/news/20070725ddlk46010015000c.html
◇民主も鳩山氏ら再来援
29日投票の参院選鹿児島選挙区(改選数1)で、安倍晋三首相が27日に再び鹿児島入りする。鹿児島、熊本と激戦区を駆け足で回り、議席死守を訴える構え。民主党も25日に鳩山由紀夫幹事長を再度投入。最終盤まで自民、民主両党が大物を投入してテコ入れを図るかつてない混戦模様だ。
安倍首相はJR九州新幹線の川内駅前で正午、出水駅前で午後1時半、遊説する。19日に鹿児島中央駅前と霧島市民会館の2カ所で遊説したばかりだが、その後「横一線」の状況が伝えられ、再度の応援となったらしい。
対する民主の鳩山幹事長も19日の霧島市に続いて2度目。鹿児島市と姶良町で遊説の予定。岡田克也副代表も27日、薩摩川内市、いちき串木野市などで街頭遊説する。【神崎真一】
毎日新聞 2007年7月25日
684
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/26(木) 11:15:24
【参院選】政見放送の内容誤り 候補が陳謝 大分
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1185375600=118540955517215=1
参院選の大分選挙区に立候補している新人候補が、政見放送での発言内容に誤りがあったとして、二十四日に佐伯市内であった合同個人演説会の中で陳謝した。
政見放送には、佐伯市内に産婦人科医がいなくなったと言及する内容があった。市内では現在、一病院が産婦人科の診療をしており、放送後に「なくなったら困る」「大丈夫なのか」といった問い合わせが相次いだという。
病院は市医師会とも相談して打ち消しに努めているが、規定により政見放送は再収録ができず、誤りが分かった後も同じ内容のまま放送されている。
同候補は「事実誤認であり、大変申し訳ない。心から深くおわび申し上げます」と頭を下げた。
685
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/26(木) 15:38:51
参院選世論調査、投票意欲75.4%に上昇…自民支持04年同時期下回る 讀賣佐賀
<関心度>
「大いに関心がある」54・7%。「多少は関心がある」22・7%を合わせると、計77・4%になり、前回調査より4・1ポイント増えた。「あまり関心がない」は14・6%、「全く関心がない」は6・7%。無回答は1・3%で、いずれも前回調査よりやや減った。
「大いにある」「多少はある」との回答を男女別で見ると、男83・2%、女73・1%だった。「大いにある」について年代別で見ると、前回調査に比べ、30、40歳代での落ち込みが目立った。一番高かったのは、50歳代の64・5%だった。
支持政党別では、民主党7割、共産党6割、社民党9割と野党の反応がよく、与党の自民党と公明党は6割弱だった。無党派層は前回調査よりやや低い4割弱だった。
<投票に行くか>
投票に「必ず行く(期日前投票を含む)」は前回調査比4・3ポイント増の75・4%。前回04年の参院選時の76・8%(実際の投票率62・03%)に近づく結果となった。12年に1度、統一地方選と同じ年に実施される際の参院選は投票率の低さが指摘されるが、前回同時に行われた1995年は、56%(同42・54%)。このまま投票意欲の高さが維持されれば、同年に比べ、かなり投票率が高くなることが見込まれそうだ。
都市部、郡部とも70%を超え、年代別では、前回調査で唯一80%を超えた60歳代が85%とアップ。50、70歳以上もこの年代に続いて80%を超え、中高年層での意欲の高さがさらに強まった。
支持政党別の主な結果は、民主党の83・3%を最高に、自民、公明、共産、社民の各党支持者とも7割以上となった。無党派層は63・1%だった。
ほかの回答は、「なるべく行く」19・2%(前回20・7%)、「たぶん行かない」2・6%(同4・3%)「行かない」1・9%(同2・7%)、無回答0・9%(同1・1%)だった。
<内閣支持率>
安倍内閣を「支持する」としたのは33・2%で前回調査比3・9ポイント、「支持しない」は46・5%で同4ポイント、それぞれほぼ同じ幅で増えた。「その他」が前回調査で24・4%だったのが、16・7%に減っており、態度をより明確にしていると言えそうだ。「無回答」はほぼ同じ3・6%だった。
都市部、郡部の地域別で見ると、いずれも不支持が支持を上回る結果は同じだった。そのなかで、人口10万人以上の都市で「支持しない」が52・7%と、前回調査より11・5ポイント増え、「支持する」は2・5ポイント減の28・4%。都市部でより不支持ムードが強まったことがうかがえる。
年代別では、支持が不支持を上回ったのは70歳以上だけになった。前回調査で70歳代以上とともに支持の方が上回った60歳代は今回、不支持が多い方に転じた。
職業別では、農林水産業の6割が支持。逆に事務技術職ではほぼ同率で不支持となった点が際立った。専業主婦の不支持が前回調査より伸びて4割強になったのも目立った。
<政党支持率>
一番支持を集めたのは自民党だったが、前回調査比2ポイント減の30・6%。年金問題で自民に逆風が吹いた前回04年参院選時(32・8%)を下回った。
民主党は、同1・2ポイント減の22・5%。少し落ちたものの、05年の衆院選時(16・8%)を上回り、前回参院選時(20・5%)の状態を維持している。
公明党は4・3%、共産党3%、社民党1・3%、国民新党と新党日本が各0・1%と、前回調査より公明、社民が微減、共産が微増した。
「支持政党なし」の無党派層は、前回調査比4・4ポイント増の29・1%。前回衆院選(24・2%)を上回り、前回参院選(29・3%)のレベルにまで増えた。
そのうち、投票に「必ず行く」との回答が前回比4・5ポイント増の24・4%になり、「なるべく行くつもり」とした回答との合計は同12・5ポイント増の64・3%。投票意欲が高まりつつあると言え、さらに大きなカギを握る存在になりつつあると言えそうだ。
都市部と郡部の地域別で見た場合は、いずれも自民党がトップというのは同じ。前回調査で、民主が従来弱いとされた郡部で県平均を上回る結果だったが、今回はやや下回った。
(2007年7月26日 読売新聞)
686
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/26(木) 15:39:32
「大いに関心」11ポイント増65%…参院選世論調査 讀賣長崎
読売新聞社が23〜25日に実施した参院選の世論調査で、「大いに関心がある」と答えた県内の有権者は65%となった。14〜16日の前回調査に比べて11ポイントと大幅に上昇しており、選挙戦終盤になって有権者の関心がより高まっていることをうかがわせた。
◎関心度
参院選への関心は、「大いにある」「多少はある」が計79%で、前回より5ポイント上昇。逆に「全くない」「あまりない」は計20%となり、5ポイント下回った。
「大いにある」と答えた有権者を年代別にみると、最高は70歳代の74%。若いほど関心が低い傾向は変わらず、ほかは60歳代72%、50歳代65%、40歳代58%、30歳代47%、20歳代49%となった。
支持政党別では、主要5政党のうち、最高は民主の83%で、前回より11ポイント上昇。共産が82%で続いた。自民は18ポイント伸びて71%。公明は75%、社民は63%だった。
◎投票に行くか
「必ず」「なるべく」とした有権者は計92%で前回より2ポイント下落。「行かない」「たぶん行かない」は1ポイント上昇の計6%だった。
年代別で「必ず行く」が最高だったのは70歳代の86%。関心度と同じく若いほど投票意欲が低い傾向で、30歳代の49%が最低だった。
職業別では、前回は55%にとどまった農林水産業が83%と大幅に上昇。商工サービス業、管理専門職もそれぞれ82%と高い割合を示した。
支持政党別では、社民88%、民主87%、自民83%、共産82%、公明67%などとなった。
◎政党支持率
政党支持率は、自民が30%でトップを維持したが、前回より4ポイント後退。続く民主も2ポイント下落し、24%となった。支持政党のない無党派層も28%に上り、前回までと同様に大きな割合を占めた。
公明の支持率は3%、共産は1%、社民は2%で、いずれも前回に比べほぼ横ばいだった。
自民、民主の支持層を年代別にみると、自民が最も支持を集めたのは70歳代の41%。民主は50歳代の30%が最高だった。職業別では、自民は農林水産業の45%、民主は商工サービス業の34%がそれぞれ最高だった。
◎内閣支持率
安倍内閣の支持率は31%で、前回より1ポイント上昇とほぼ横ばい。不支持は2ポイントアップの45%となった。
支持政党別にみると、与党は自民の支持率が76%で前回比10ポイント、公明が38%で同14ポイントの伸び。一方、野党は社民の不支持が88%で28ポイントと大きく伸び、民主も6ポイント上昇の82%、共産も82%に上るなど、選挙戦が進むにつれ、より態度が鮮明になる傾向が表れた。
職業別で支持率が高かったのは農林水産業で45%。これに専業主婦の40%が続いた。事務技術職は18%と低迷した。
(2007年7月26日 読売新聞)
687
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/26(木) 15:39:57
「関心ある」78・7%、「必ず投票行く」前回比2・2ポイント上昇…参院選世論調査 讀賣熊本
読売新聞社が実施した参院選についての世論調査で、選挙に関心がある人は78・7%で、今月中旬の前回調査を3・3ポイント上回った。県内の政党支持率は自民党31・2%、民主党24・7%でその差は前回より2・4ポイント開いた。内閣支持率は依然として「支持しない」が「支持する」を上回っている。事実上、自民、民主の一騎打ちとなっている熊本選挙区の勝敗の行方は予断を許さない状況だ。
「大いにある」(59・7%)と「多少はある」(19%)を合わせると78・7%。前回の計75・4%よりアップし、3年前の62・6%を大きく上回った。
地区別では熊本市で最も高く、「大いに」「多少」を合わせた「関心がある」層は8割強となっている。年代別では30歳代以上から6割を超え、最高は60歳代の88・8%。職業別では農林水産業がトップ。「大いにある」とした人のうち、7割強が「必ず投票に行く」と答えた。
「必ず行く」(75・3%)、「なるべく行く」(16・9%)の合計は92・2%。前回と比べ、「必ず行く」は2・2ポイント上がり、「なるべく」は3・9ポイント下がった。年代別では前回と同じく20歳代から5割を超え、50歳代以上の割合が高い。職業別では農林水産業の「必ず」「なるべく」は100%を維持している。
支持政党別では、「必ず」と答えた人の割合は公明党が88%で最も高い。自民党84・9%、民主党84・4%、共産党75%、社民党66・7%だった。無党派層の「必ず」と「なるべく」は計79・6%で前回を10ポイント下回った。
前回と同様に、「支持しない」(42・6%)が「支持する」(33%)を上回った。ただ、「支持しない」はわずかながら減っており、特に半数を超えていた熊本市では47・9%と改善傾向を示した。支持政党別では、自民、公明の7割強が支持する一方で、民主、社民、共産の8割弱が不支持。無党派層の不支持は6ポイント余りダウンし、5割を下回った。年齢が高くなるほど、支持割合が増える傾向にある。
自民党が31・2%でトップ。次いで民主党(24・7%)。前回と比べ、自民党は1・5ポイントアップし、民主党は0・9ポイントダウンし、若干差は開いた。公明党(3・1%)、共産党(1・5%)、社民党(1・1%)の順番。無党派層(支持政党なし)は25・4%で前回並みだった。熊本市では民主党がリードし、郡部では自民党が民主党を離した。
(2007年7月26日 読売新聞)
688
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/26(木) 15:40:36
参院選世論調査・大分…「関心ある」2ポイント増77% 讀賣大分
【関心度】
今回の参院選に関心があると答えた人の内訳は、「大いに」が前回比2ポイント増の56%、「多少は」は前回と同じ21%。
【投票に行くか】
投票については、「必ず行く」が2ポイント増の80%、「なるべく行く」は2ポイント減の14%だった。
投票へ「必ず行く」と回答した人を年代別にみると、30歳代以上で60%を超え、60歳代は91%、70歳代以上は86%と高かった。職業別では、自由業が9割弱、農林水産業、管理専門職でそれぞれ8割を超えた。
【内閣支持率】
安倍内閣を「支持する」は、前回調査より1・2ポイント下がって30%、「支持しない」も4ポイント下がり44・8%となった。その代わりに「その他」が5・7ポイント増えて22・8%となった。
職業別では、「支持する」割合が高かったのは農林水産業だけで、他の職業では「支持しない」と考える人が多かった。年齢別では70歳代を除いて、いずれも「支持しない」の割合が高かった。
【政党支持率】
前回調査に比べ、自民党が2・2ポイント増の30・3%で引き続きトップ。民主党は0・6ポイント減の19・3%、社民党は2・5ポイント減の5%、公明党は0・6ポイント減の3・7%、共産党は0・7ポイント減の1・5%、国民新党0・8ポイント増の1・4%と続いた。自民、民主で政党支持の5割を占める2大政党化が顕著に表れた。
自民党は地域別では軒並み、職業別では自由業を除いてトップ。年齢別では40、60、70歳代で支持が高く、20、30、50歳代では民主党が浸透していた。
(2007年7月26日 読売新聞)
689
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/26(木) 15:41:13
「関心ある」県内有権者76%…参院選世論調査 讀賣宮崎
選挙戦も残すところあと3日となった参院選で、読売新聞社が23〜25日に実施した世論調査で、参院選に「関心がある」と答えた県内の有権者は76%となり、序盤の14〜16日に実施した前回調査に比べて3ポイント増えた。投票に「必ず行く」との回答は1ポイント増の74%となり、有権者の意識が高まっている。
■関心度
選挙の関心度(小数点以下は四捨五入)は「大いにある」44%、「多少はある」32%で、合わせて76%が「関心がある」と回答した。
「関心がある」と答えたのは男性80%、女性73%。ともに前回より3ポイント上昇した。年代別では、60歳代が最高で87%。70歳以上の83%、50歳代の82%と続く。最も低い20歳代は5割で、前回調査と同じだった。
支持政党別では、社民党支持者が9割近くと最も高い。「支持政党なし」の無党派層は63%で、前回から3ポイント増。
関心が「あまりない」は18%、「全くない」は6%だった。
■投票に行くか
「投票に行くか」(小数点以下は四捨五入)の質問には「必ず行く」74%、「なるべく行く」19%で、計93%が「投票に行く」と答え、前回調査とほぼ同じ。
「必ず行く」は、男性76%、女性73%といずれも前回より微増。年代別では60歳代の91%が最も高く、70歳以上も82%だったが、年代が下がるほど低下。最も低い20歳代は4分の1程度で、前回よりも下がった。
支持政党別では、「必ず行く」は公明党支持者が9割近くと最高。「支持政党なし」の無党派層は前回並みの6割だった。
「多分行かない」は4%、「行かない」は3%だった。
■内閣支持率
「支持する」は5・2ポイント増の32・6%。「支持しない」も4ポイント増の51・5%となり、過半数を占めた。その他・無回答は15・9%だった。
年代別では、前回調査同様、年代が上がるほど支持が多く、下がるほど不支持が多い傾向。支持が最多だったのは60歳代の44%で、不支持が多かったのは20歳代で8割近くに達した。
■政党支持率
政党別では、「支持する」は自民党支持層で6割半ばとなり、前回よりやや低下。公明党支持層は4割半ばにとどまり、大きく下がった。不支持は民主、共産、社民の各支持者で9割前後。「支持政党なし」の無党派層は「支持する」が11ポイント増の19%だったが、「支持しない」も7ポイント増の61%となった。
自民が5・1ポイント増の34・7%で支持率は最多。民主も前回調査より、2・6ポイント増の22・1%となった。公明は0・6ポイント増の5%、共産は前回と同じ1・5%、社民は1ポイント減の4・9%。「支持政党なし」の無党派層は2・6ポイント減の29・2%だった。
自民党は前回同様、60歳代、70歳以上で約4割、50歳代で約3割の支持。職業別では、農林水産業者の6割近くが支持している。民主党は年代別の大きな偏りはない。職業別では、商工サービス業の3割が支持。
公明党も年代に大きな偏りがない。共産、社民両党は50歳代以上の支持者が多い。
「支持政党なし」は30歳代で6割近くに達した。職業別では、管理専門職で4割を超えている。
調査は、23〜25日に県内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した世帯1177件のうち、780人から回答を得た(回答率66・3%)。
(2007年7月26日 読売新聞)
690
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:20:02
2007年7月26日(木) 朝刊 1面
無党派獲得へ総力/西銘・糸数氏 三日攻防 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707261300_02.html
参院選沖縄選挙区は、二十六日から三日攻防に入る。自民公認で現職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=と、野党統一候補で無所属の元参院議員、糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=は、基礎票を固めつつ無党派層の取り込みに総力を挙げる。
西銘氏は午前八時から那覇市内の企業を訪問し、朝礼などで支持を訴えた。午後は浦添市内や嘉手納町内でスポット演説を繰り広げた。夕方からは南風原、豊見城、小禄支部の総決起大会に参加し、「国政の安定は仲井真知事の公約実現につながり、県政の発展が県民の幸せにつながる」と強調。那覇空港の拡張整備や年金問題などに全力を尽くす姿勢を示した。
糸数氏は浦添市内での朝立ちで通勤者へアピール。午前中は同市内の企業を訪問し、午後は街宣カーで遊説した。夕方からは那覇市内で街頭演説を行い、応援のため来県した社民党の福島瑞穂党首とともに「年金、歴史教科書問題などで県民の怒りが渦巻いている、平和の一議席を勝ち取ろう」と訴えた。その後、浦添支部の決起大会で勝利へ向けて気勢を上げた。
2007年7月26日(木) 夕刊 1面
三日攻防突入 終盤 熱烈アピール
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707261700_03.html
参院選沖縄選挙区は二十六日、三日攻防に突入した。改選一議席を争う自民公認で現職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=と、野党統一候補で無所属の元参院議員、糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=は、朝早くから国道沿いや市場などで熱のこもったアピールを展開した。
西銘陣営は、青い鉢巻きを締めた支持者が早朝から、那覇市の泊高橋から明治橋まで国道58号の沿道を埋め尽くし「ホップ、ステップ、ジャンプ、ニシメ!」と通勤者らに熱烈なPR。西銘氏は久茂地交差点など同市内で演説し、「全県で確かな手応えを感じる。県政発展のために何としても自公政権の安定維持が必要。残された三日間、力を貸してほしい」と訴えた。
糸数氏は午前五時から那覇市の農連市場でスキンシップ作戦。「庶民の代表として頑張る。力を貸して」と訴えると、有権者から「今度こそ負けないで」という激励やカチャーシーでの“カリー”付けがあり、得意のガッツポーズで応えた。運動員とともにガンバロー三唱で気合を入れた後は沖縄市の企業朝礼に参加。選対スタッフは同市与儀で熱く支援を求めた。
691
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:23:12
2007年7月20日(金) 朝刊 29面
米車両、学校・直売所侵入
校内で方向転換
うるま・沖縄高等養護 沖縄
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707201300_04.html
【うるま】十八日午後五時前、うるま市田場の県立沖縄高等養護学校(塩浜康男校長、生徒数百二十四人)の校内に米軍車両とみられる装甲車が入り込み、方向転換して引き返していたことが十九日に分かった。人身へ被害や施設の破損はない。同校では知的障害のある生徒が寄宿生活を送っており、同時間帯は部活動で校内をランニングする生徒も数多くいた。塩浜校長は「いつ事故が起こるか分からない。生徒たちも動揺している」と怒りを隠せない。
県外出張中の仲村守和県教育長は「教育の場である学校内に米軍車両が入ることはあってはならない。強く抗議する。このようなことが二度と起こらないよう関係機関に強く要請していきたい」とコメントを発表、週明け、二十三日にも仲村教育長が那覇防衛施設局などへ抗議する考えを示した。
車両が学校敷地内に入ったのは十八日午後四時五十三分ごろ。付近を通行していた目撃者によると、車両は県道10号を与勝方面から学校のある県道224号に右折。その後左側にある校門に前方から入って車体を方向転換し、そのまま来た道を引き返したという。
同校では校門前で生徒が生産した野菜を無人販売しており、車で買い求める客がいることから門扉は開けた状態だった。
学校正面に設置された監視カメラが当時の様子をとらえており、片側四車輪の装甲車が約四十秒間にわたり校内に入り込み、校内を走る生徒の前で転回している。
現場を目撃した高等部一年の男子生徒は「走っていると黒い車が目の前に来ていた。あんなに大きな車を見たのは初めて」と話している。
◇ ◇ ◇
買い物客ら、不安げ
宜野座
【宜野座】宜野座村漢那の村加工直売センター「未来ぎのざ」の駐車場に十八日夕方、米軍の装甲車両五台が乗りつけた。同村は、通行量が多い国道329号に面する同センターへの来客への影響などから、米軍車両の乗り入れを行わないよう、那覇防衛施設局を通して米軍に申し入れた。
同村によると、金武町方面から来た米軍の装甲車両が十八日午後五時四十五分ごろに二台、午後六時ごろに三台、それぞれ同センター内の駐車場内に乗りつけ、五分ほど駐車していたという。乗っていた米兵が、車両を点検する姿も見られたという。村の特産品販売所などがある同センターには当時、買い物客や観光客もおり、不安そうな表情で見ていたという。
村企画課の担当者は「再び乗り入れられたら困る。今後乗り入れがないよう、米軍にはしっかりと指導してほしい」と話した。
692
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:24:02
知事、装甲車侵入に抗議/米軍に再発防止求める 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707201700_01.html
仲井真弘多知事は二十日午前の定例記者会見で、うるま市の県立沖縄高等養護学校内に米軍車両とみられる装甲車が侵入した件について、「(日米)地位協定上読めるか読めないか以前の問題。養護学校に断りなく入ってUターンするのは常識以前の問題だ。地位協定を持ち出す以前にやるべきではない。理解不能だ」と述べ、強い抗議の意を示した。
この件を受け、県は十九日午後、基地対策課長が外務省沖縄事務所と那覇防衛施設局に対し、再発防止と兵員の教育を米軍に申し入れるよう電話で要請。週明けに関係機関への要請行動を予定する県教育庁に同行する方向で調整している。
仲井真知事はまた、二十二日来県予定の小池百合子防衛相と会談したい意向を示し、「普天間移設などについて私の考えを申し上げ、いい形で再編の流れがセットできるようお願いしたい」と述べた。
ただ、政府や県、地元・名護市などでつくる移設協議会の早期開催については「選挙公約である(普天間飛行場の)三年をめどとした閉鎖状態の実現、沖合へ寄せたらどうかという名護市の人の意見をくみ入れてほしい。一ミリも動かさないというのは理解不能で、ここがセットできれば協議会を開く意味があると思う」と述べ、地元意向を棚上げしての協議会開催は困難との認識を示した。
沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる日本軍関与の記述を修正・削除した高校歴史教科書検定意見を撤回させるため、超党派による県民大会開催の動きが出ていることについては「テーマとしては県民大会にふさわしい。もっとも効果的なら当然やるべきだと思う」と賛意を示しつつ、「まだ、開くべきがどうか答えが出せていない。(県議会や市長会などの)団体の意向を踏まえて考えたい」と述べ、自身の参加も含めて現時点では態度を保留した。
◇ ◇ ◇
「傍若無人」怒りの声/首長、米軍を批判
【うるま】うるま市の県立沖縄高等養護学校と宜野座村の直売所に米軍の装甲車が相次いで侵入した問題で二十日、周辺首長や議会関係者から「傍若無人」「あってはならないこと」などと米軍の行動に怒りの声が上がった。この日、終業式を迎えた同養護学校では父母らから不安の声が聞かれた。うるま市議会では同日午前、基地対策委員会のメンバーが集まり、委員会開催の準備を進めるなど、動きが広がった。
うるま市議会の東浜光雄基地対策委員長は「施設間移動は公道を利用するもの。地位協定上、民間地に入り込むことは明らかにできないし、あってはならない。強く抗議したい」と述べ、近日中に特別委員会を開く考えだ。
同市の知念恒男市長は「詳細について現在調べているところ。責任の所在が確認でき次第、対応策を考えたい」と話した。同市は那覇防衛施設局の調査結果が判明した段階で対応を決めるとしている。
北谷町の野国昌春町長は「装甲車が学校に入ってUターンしないといけない理由はない」と強く批判。「傍若無人の行動で、自分勝手にやることは好ましくない。県なども厳重に申し入れるべきだ」と憤った。
また、嘉手納町の宮城篤実町長は一般論と断った上で、「米軍車両だろうが、民間車両だろうが自分の敷地でない所に許可なく立ち入ることは権利の侵害。どのような経緯でこうなったのか調べる必要がある」と指摘した。
【宜野座】宜野座村漢那の村加工直売センター「未来ぎのざ」の駐車場に、米軍車両が乗り入れたことに、仲宗根勲副村長は二十日、「民間地域への車両乗り入れは危険なのでやめてほしい」と話し不快感を示した。
仲宗根副村長は、米軍の運用で基地間の移動は認められているとした上で、「多くの住民が使う場所で、危険にさらされる可能性が高いので、車両の乗り入れはやめてほしい」と語った。今後の対応については、出張中の東肇村長が帰り次第検討するという。
693
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:25:13
「あり得ぬ」父母ら動揺
【うるま】「あり得ない問題が起きて動揺している―」。米軍の装甲車が無断で侵入した県立沖縄高等養護学校では二十日午前、終業式が行われ、参観した父母や関係者からは不安の声が聞かれた。
塩浜康男校長は全校生徒百二十四人と父母らを前に、「学校に戦争に使う車が入ってきた。戦車のような物を実際に見た生徒五、六人はとても怖かったと思う。あってはならないことが起きてしまった」と、侵入の経緯を説明。生徒に対し「被害はないので、安心してください」と呼び掛けた。
関係者によると、装甲車が校内に侵入したのは十八日の午後四時五十三分ごろから約四十秒間。正門から突然侵入し、方向転換して引き返した。同時間帯は生徒たちが部活動で校内をランニングしていた最中だった。装甲車を目撃した生徒は「陸軍が入ってきた」と教師らに話していたという。
同校では二十日午後二時からPTA評議委員会を開き、保護者に対して説明を行うほか、ビデオの確認を行うため午後一時に同校を訪れる那覇防衛施設局の職員にも説明する。
おいの終業式に参加した女性=那覇市=は「新聞報道を見てびっくりした。まさか学校に米軍が入ってくるなんて」と不安な表情で話した。
塩浜校長は「ビデオを見ただけでも大きな威圧感がある。養護学校には、大きな音や見慣れないものを見るとパニックを起こす生徒もおり、許せる問題ではない」と怒りをあらわにし、市の基地対策課を通して問題の事実確認を求めている。
694
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:28:38
2007年7月21日(土) 朝刊 1・29面
うるま議会 抗議検討/装甲車侵入
米軍「方向誤った」 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707211300_01.html
【うるま】米軍の装甲車が市田場の県立沖縄高等養護学校(塩浜康男校長、生徒数百二十四人)に無断で侵入した問題で、那覇防衛施設局職員、うるま市の知念恒男市長と市議会の基地対策特別委員会のメンバーらが二十日午後、次々と同校を訪れ、塩浜校長の説明を受けながら、侵入現場の確認や監視カメラのビデオ映像を確認した。
基地対策特別委員会は二十三日にも委員会を開き、抗議決議案の文面を検討することにしている。施設局側は「ご心配をおかけしても申し訳ありません。今後こういうことのないよう申し入れたい」と謝罪した。
一方で米軍は施設局を通じ「海兵隊所属の軽装甲車がキャンプ・シュワブへ向かう途中、一台が方向を誤り、養護学校に侵入した。校内で方向転換して車列に戻った」と回答したものの、どの部隊が、どこからどこに向かっていたのかという問い合わせについては「運用上の理由」という説明で回答を拒否したという。
◇ ◇ ◇
部活中 立ちすくむ生徒/校長説明 再発防止訴え
【うるま】米軍の装甲車が侵入した県立沖縄高等養護学校は二十日、マスコミや関係者への対応に追われた。同日、終業式が行われた校内では、夏休みを前にした生徒たちの笑顔とは裏腹に、塩浜康男校長や教諭らが深刻な表情で次々と訪問する那覇防衛施設局職員や知念恒男うるま市長、保護者に対する説明の対応に当たった。
「部活中に装甲車を目の当たりにして、立ちすくんだ生徒もいた」
施設局側への説明で塩浜校長はこう話し、再発防止を訴えた。同局職員は神妙な顔つきで「申し訳ありません」と謝罪した。
市議会基地対策特別委員会(東浜光雄委員長)のメンバー四人をはじめ知念市長と島袋俊夫議長も同問題の経緯について塩浜校長から説明を受けた。
東浜委員長は「ビデオを見る限り、一歩間違えば養護学校の子どもたちの命にかかわる問題だ。勝手に校内に侵入し恐怖を与えた米軍の行為は、人権を無視したものと言わざるを得ない」と厳しく批判した。
知念市長は「ビデオを見て怒りを感じ、施設局から聞いた米軍の説明も納得がいかない。由々しき問題だ」と強調。「市民や県民に大きな不安を与えた米軍の責任は大きい。運用上の問題という言い回しですべて米軍の都合のいいように片付けられては困る。施設局からもっと詳細な情報を得た上で、具体的な抗議の方法を考えたい」と述べた。
また終業式後に開かれたPTA評議委員会では、塩浜校長が約二十人の父母に同問題の経緯を説明。保護者からは「子どもたちに何かあったらと考えると怖い」「許せない行為だ」などの不安の声が挙がった。
永山盛正PTA会長は「びっくりしたとしか言いようがない。子どもたちのことを考えると許せない行為だ」と話した。
一方、同問題について、防衛施設庁の渡部厚施設部長は同日の定例会見で、日米地位協定第五条二項で定める「基地間の移動」に該当しないとの認識を示した上で、事実関係に照らして地位協定上の問題を整理する考えを示している。
同問題で沖縄平和運動センターと中部地区労は二十四日午後零時十五分から北中城村石平の在沖米軍司令部ゲート前で緊急抗議集会を開く。また社民党県連(照屋寛徳委員長)、護憲ネットワーク県議団(新川秀清団長)は二十日、県教育庁を訪ね、米軍と日本政府に対し、強く抗議するよう要請した。
695
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:30:45
2007年7月25日(水) 朝刊 28面
装甲車侵入/宜野座議会きょう抗議 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707251300_04.html
【宜野座】宜野座村漢那の村加工直売センター「未来ぎのざ」に米軍の装甲車が乗り入れた問題で、東肇宜野座村長は二十四日、那覇防衛施設局を訪れ、小柳真樹事業部長に対して、再発防止を申し入れた。また、村議会米軍基地関係対策調査特別委員会(當眞淳委員長)も同日、会合を開き抗議することを決めた。二十五日午前、臨時議会を開いて、抗議文と意見書を可決した後、午後にも那覇防衛施設局を訪れ、意見書を手渡す予定。
施設局への申し入れで、東村長は装甲車の乗り入れについて「危険な行為であり、住民に不安を与えた。このようなことを起こさないでほしい」と抗議。在沖米軍に対して強く抗議するよう申し入れた。
小柳部長は、村からあった苦情を伝えて海兵隊に事実関係を照会した、と説明。「局としては米軍の運用に当たっては公共の安全に妥当な配慮をすることは当然であり、住民に不安を与えることがないよう、また住民の感情に十分配慮するよう、機会あるたびに申し入れていきたい」と答えた。
一方、抗議決議案は、買い物客や観光客の多く居る同センター内に装甲車が乗り入れたことで、安全が脅かされ、周辺住民に不安を与えたと指摘。今後、このような乗り入れがないよう求めている。
抗議文は在沖米海兵隊司令官、要請文は県知事と県議会議長あてに郵送する。
◇ ◇ ◇
仲村県教育長 海兵隊に抗議
【北中城】うるま市の県立沖縄高等養護学校に米軍の装甲車が侵入した問題で、県の仲村守和教育長は二十四日、北中城村石平のキャンプ瑞慶覧を訪れ、在沖米海兵隊外交政策部(G5)に抗議と再発防止を申し入れた。
仲村教育長によると、対応したG5のラリー・ホルコム部長(大佐)は「良き隣人として兵員の教育に努めたい」と謝罪。再発防止に向け、指導を徹底する認識を示した。
校内に侵入した理由については「隊員の判断で、詳しくは分からない」と述べたという。
仲村教育長は「学校内への侵入は言語道断で、憤りを感じている。日米地位協定以前に、人間として非常識な行為だ」と批判した。同基地前では同日午後、沖縄平和運動センターと中部地区労が緊急抗議集会を開いた。
696
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:32:02
2007年7月25日(水) 夕刊 1面
装甲車侵入/宜野座議会 抗議決議可決 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707251700_01.html
【宜野座】宜野座村漢那の村加工直売センター「未来ぎのざ」駐車場に十八日、米軍の装甲車両が相次いで侵入した問題で、同村議会(小渡久和議長)は二十五日午前、臨時議会を開き、抗議決議と意見書、要請決議を全会一致で可決した。午後にも那覇防衛施設局を訪れ、意見書を手渡す予定。
抗議決議では、買い物客や観光客の多くいる同センター内に装甲車が侵入したことで、村民や利用者を不安に陥れたと指摘。地域住民の人権・生命・財産を守る立場から、民間地侵入に対して強く抗議し、再発防止のための対策を早急に講ずるよう求めている。
抗議決議は在沖米海兵隊司令官、要請文は県知事と県議会議長あて。いずれも郵送する。
2007年7月26日(木) 夕刊 1面
うるま議会、抗議決議/装甲車侵入
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707261700_01.html
【うるま】うるま市田場の県立沖縄高等養護学校敷地内に米海兵隊の装甲車両が侵入した事件で、うるま市議会(島袋俊夫議長)は二十六日午前、臨時会を開き、同校への米軍装甲車無断侵入に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。
決議では「安全であるべき学校敷地内に装甲車で無断侵入するという米軍の行動は、常識では考えられない非常識の極みであり人権無視。一歩間違えば養護学校の生徒たちの命にかかわる重大な問題であり、米兵の傍若無人な行為に強い憤りを感じる」と今回の米軍の行為を強く批判した。
また、米軍側が車両の所属や事件の経緯を「運用上の理由」として明らかにしていないことについては、「学校施設への無断侵入が日米地位協定違反であることは明白。米軍の無謀な行動が生徒の恐怖感をあおり、不安を与えたことは県民に対する人命無視の表れであり、県民感情を無視した行動は断じて容認できない」として、事件に厳重に抗議するとともに、詳細の解明と再発防止の徹底を強く求めている。
抗議決議は駐日米国大使、在日米軍司令官、在沖米国総領事、在沖米海兵隊基地司令官に、意見書は衆参両院議長、首相、外相、防衛相、沖縄および北方担当大臣、防衛施設庁長官、外務省沖縄担当大使、那覇防衛施設局長あて。
島袋俊夫議長と東浜光雄基地対策特別委員長ら市議団、石川邦吉うるま市副市長らは同日午後、在沖米海兵隊司令部や外務省沖縄事務所、那覇防衛施設局、在沖米国総領事館を訪れ抗議する。
697
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:48:07
外山、小斉平氏が接戦 懸命に追う長峯、東氏 本紙世論調査
08:20 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=626&catid=74&blogid=13
宮崎日日新聞社と共同通信社は24―26日、第21回参院選宮崎選挙区(改選数一)で2回目の電話による世論調査を行い、取材を加味して情勢を分析した。
民主、社民、国民新が推す無所属新人の外山斎(いつき)氏(31)、自民現職の小斉平敏文氏(57)が大接戦を展開。無所属元職の長峯基氏(66)、無所属新人の東治男氏(62)は懸命に追い、共産新人の馬場洋光氏(38)、共生新の新人井野元裕氏(38)は支持拡大に努めている。調査対象の3割が誰に投票するかを決めておらず、真夏の選挙戦は最後までもつれそうだ。
非自民勢力を結集する外山氏は連合宮崎傘下の労働組合や自治労などが動いて支持を広げ、普段の支持政党別で民主支持層の約4割、社民支持層の6割を固める。公明、共産の一部も取り込む。無党派層への浸透度はまだ2割強にとどまるが、他候補に勝る。20―30代、60代に強みを見せ、県央や県南で支持を集める。
党や推薦団体による組織選を展開する小斉平氏は自民支持層の5割近くを固め、連立政権を組む公明支持層からの一部も取り込む。40―50代、70代で優勢。終盤になって農民連盟などの動きが活発化し、農林漁業者の票を上積みして5割近くを固める。商工サービス業の支持も得る。県北の都市部で強さを発揮、県央や県南・県西でも健闘する。
長峯氏は自民支持層の2割弱の支持を得ているほか、非自民層にも浸透し、民主の2割強を切り崩す。公明支持層の約2割も取り込む。若者層のほか、40―60代への支持を広げ、農林漁業、事務・技術職に浸透。19―21日の前回調査時と比べ、県北の都市部や西都・児湯で支持を集める一方、地元の県西、県南で伸び悩みも。
組織や団体に頼らない草の根で浸透を図る東氏は民主支持層の一部を取り込み、外山に続いて無党派層からの支持を集める。40―50代が中心で、自由業に浸透。県北の郡部や西都・児湯地域で優位に進める。
馬場氏は共産党支持者の4割未満に浸透するが、党以外への広がりに苦心。60代と学生などの20代の支持が多い。井野氏は立候補の出遅れを挽回(ばんかい)できていない。
698
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:57:21
参院熊本選挙区 危機感強める農政連
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070725000001
県農協青壮年部協議会のメンバーと、候補者の遊説支援の準備をする河野大介委員長(左端)=玉東町
参院選熊本選挙区に公認候補を担ぐ県農業者政治連盟(県農政連、園田俊宏委員長)が、組合員数減少と、都市部を中心とした農政離れに危機感を強めている。頼ってきた農林族松岡利勝前農相を亡くした上、共闘する自民党への風当たりも強く、組織票の流出も懸念されるためだ。農家票の動きが注目される。
「支持拡大のお願いを末端まで徹底して、最後まで頑張り抜きましょう」。二十四日午前、熊本市のJA熊本中央会。県農政連の実働部隊、県農協青壮年部協議会(県青協)の河野大介委員長(35)は、女性組織協議会と候補支援の打ち合わせ後、慌ただしく地区役員に携帯電話で指揮した。
県内約三百人の県青協役員は地元を中心に担当地区を決め、票の取りまとめに走っている。決め手は、農家に限らず農村世帯の一軒一軒を回るローラー作戦だが「農政や農業そのものに関心が薄い住民も増え、せめて農家票を取りこぼさないよう回っている」と河野委員長。
大票田熊本市の横田健総支部長(JA熊本市組合長)も「組合員の農政離れは都市部で顕著だ。旧飽託郡を除いた旧熊本市域でその傾向が強い」と打ち明ける。会社勤めや借地収入で農外収入を得る農家も増え「選挙の最大争点が農政ではなくなり、農協との結びつきも希薄になった」。組織の締め付けどころか票読みにも苦心するのが実態という。
一方、農家の結びつきが強い農業地帯のJA球磨。組合長の平田國明総支部長が指揮しているが、農家はタバコ収穫と田植え作業がピークで「選挙の取り掛かりが遅れた」。加えて平田総支部長は「自民農政は弱者切り捨て、との反発もある」と言い、一部農家の自民離れを憂慮している。
また、八代市郡をまとめる八代総支部の一部では「自民政権が始めた減反政策への不満は根強い」=男性(57)、「毎選挙の組織締め付けに閉口する」=同(50)や、「農業政策を公約に掲げた民主に政権を取らせてみてもいい」=同(74)=といった声さえ出ている。
県農政連を構成するのはJA正組合員とJA職員の計十万二千六百人(〇五年四月現在)。このうち実際に会費を納める加入者は全県で91・7%、熊本市は74・5%にとどまる。
農業が中心の主業農家は全体の約三割と少なく、「農協軍団」といわれるJAも経営統合で十五に減った。園田委員長は「昔三十万票といわれた組織の弱体化は著しい。農家の意思をどうまとめ、発言力をどう確保していくかの岐路でもある」と話している。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月25日朝刊
699
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:58:41
(3)正念場 存亡かける共産、社民 自公共闘、不協和音も 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/gekitou/gekitou03.cfm
参院選は熊本選挙区と合わせ、比例代表をめぐる争いもヒートアップしている(コラージュ)
「目指せ九州110万票」。21日、公明党比例代表候補・木庭健太郎の演説会場となった菊池郡菊陽町のショッピングセンター前。過去最多票の目標を入れたテーマ曲が流れ、来熊した党代表・太田昭宏は「火の玉となり、何があろうと勝たなくてはならない」と絶叫。聴衆も熱狂的な声援で応えた。
太田は山鹿市でも演説、熊本選挙区の自民現職・三浦一水の選対本部長で党県連会長・古閑三博も木庭応援のマイクを握った。
■同 列
自公は県内で異例の共闘態勢をとる。公明が三浦、自民県連が木庭を相互に推薦。比例候補三十五人を抱える自民が、木庭を公認並みに扱う。「三浦勝利には十万超の票を持つ公明の支援が欠かせない」。古閑は公言する。
三浦の地元鹿本郡市では、自民の比例候補をそっちのけにして、比例の集票は木庭に一本化。農政連鹿本総支部などと二人三脚で支援する。自民党県連幹部は「公明党と(支持母体の)創価学会の要求はかつてない厳しさだ」と話す。ただ公明党県本部は「最近の選挙はこっちが票を出すばかり。自民党はきちんと選挙に取り組んでこなかった」と不満を漏らす。
盤石にも見える公明党の支持基盤だが、熊本日日新聞の世論調査などでは支持率はやや下降気味。公明党県本部幹事長・城下広作は「支持率低下はショックだが、何としても過去最多の十三万九千票を県内で獲得したい」
しかし双方の支援団体からは不協和音も聞こえてくる。創価学会幹部が「会員には前防衛相の原爆発言など自民党への怒りが渦巻いている」と明かせば、自民党の比例候補を支援する県薬剤師会役員は「自民党県連はおかしい。選挙区の候補者がそんなに創価学会の票がほしいなら、公明党から出馬すればいい」と憤る。自公共闘で票を積み増したい公明党には楽観できない状況だ。
■浮 沈
一方、共産、社民は党の存亡がかかる。
「比例の県内目標は六万票。奮起が求められる」。共産党県委員長・久保山啓介は公示日の十二日、参院熊本選挙区に出馬した橋田芳昭の出発式で力を込めた。
一九九八年の参院選では県内で八万票弱の比例票を獲得した。しかし〇一年約三万五千票、〇四年約三万七千票と低迷。〇五年の総選挙は一部の小選挙区で候補者を立てずに比例に集中したものの、得票を減らした。
今回の同日選では衆院熊本3区補選にも候補を擁立し、比例票の掘り起こしに余念がない。
社民党県連合は、九州を重点地区とする比例候補の当選を目指し街宣やビラ配りを続ける。県内の得票目標は七万票。前回は三万二千票余りだった。「党の存亡をかけた戦い。護憲を貫き実現させる」。代表・森川生朗は意気込む。熊本選挙区の候補者擁立を断念し、憲法観が近い民主新人・松野信夫に「選挙協力」する。
ただ争点になるとみられていた憲法改正論議は、年金記録漏れなどの陰に隠れてかすみがち。護憲の共産と社民には正念場の夏だ。 (文中敬称略)
熊本日日新聞2007年7月25日朝刊
700
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 21:02:02
参院選かごしま 皆吉氏、加治屋氏が激戦/鹿児島選挙区
9割「関心ある」 共同通信調査
(07/27 07:48)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=5720
共同通信社は25、26両日、参院選に向けて有権者の意識動向を探るため、全国電話世論調査(第5回トレンド調査)を実施、比例代表で投票する政党や候補者を「民主党」と答えた人は27.4%で、「自民党」の21.5%を上回り、終盤にきても民主党好調、自民党劣勢の流れが変わっていないことが浮き彫りになった。ただ両党間の差は5.9ポイントで、今月14、15両日の第4回トレンド調査(8.9ポイント差)に比べて縮まった。
また24日から26日にかけて、鹿児島など21選挙区で電話世論調査を実施、取材を加味して情勢を探ると、民主党は激戦の続く改選1人区で好調を維持。3人区の一部で民主党が2議席目を確保する勢いだ。3人が立候補した鹿児島選挙区(改選数1)は、民主新人の皆吉稲生氏(57)と自民現職の加治屋義人氏(69)の激戦が続いており、共産新人の山口陽規氏(54)が追っている。
鹿児島県内で参院選に「関心がある」としたのは92%で、非常に関心は高いといえそうだ。選挙区で「投票する人をまだ決めていない」とした人は23%おり、投票日直前まで情勢が変化する可能性がある。
参院選に「大いに関心がある」としたのは47%、「少しは関心がある」は45%だった。
年代別にみると、皆吉氏は30代、50代から45%近い支持を得ており、特に50代男性からの支持が高い。加治屋氏は70歳以上の42%から支持を受け、特に同年代の男性から人気がある。山口氏は20代に浸透している。
支持政党別には、皆吉氏が民主支持層と社民支持層の大方を固め、自民支持層にも食い込んでいる。加治屋氏は自民支持層の半数近くに浸透、推薦を得た公明支持層も取り込む。山口氏は共産支持層を手堅く固めている。
職業別には、皆吉氏が商工サービス業の53%から支持を得ているほか、現業職、専業主婦、事務・技術職、農林漁業に浸透。加治屋氏は農林漁業の35%から支持を得ている。山口氏は事務・技術職、商工サービス業の支持が高い。
比例代表では、投票する政党か候補者を「まだ決めていない」人は29%。投票する政党では自民、民主が拮抗(きっこう)、公明、共産、社民が続いている。
701
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 07:43:48
礒崎氏、リードわずか/終盤情勢 本社調査
2007年07月27日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000707270001
朝日新聞社は24、25の両日、参院大分選挙区(改選数1)について、県内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施し、取材で得た情報とあわせて総合的に終盤の情勢を探った。激戦の中、礒崎がわずかにリードした状況で逃げ切りを図る。矢野と松本が激しく追い上げており、逆転の可能性もある。後藤、山下は伸び悩んでいる。ただ、調査時点で投票態度を明らかにした人は6割に満たず、情勢は流動的だ。 (敬称略)
投票態度を明らかにした人を分析すると、序盤調査と同じく、礒崎がリードを保っているが、終盤調査では、矢野、松本に対する差はわずかなものになっている。
礒崎は安倍首相をはじめ党幹部や「小泉チルドレン」らの応援も受け、与党の候補であることを強く訴える選挙戦。自民支持層の7割超と、推薦を受ける公明支持層の大半を手堅く固めている。民主支持層の1割近くにも食い込んでいる。無党派層の支持は序盤調査と同じく1割台にとどまっている。
県全域で安定した支持を集めている。特に県中部では松本、県北部では矢野に水をあけている。年代別の支持は60代以上で4割、20代でも3割を占める。農林漁業者層や主婦層、無職層でも4割ほどの強い支持が出ている。
矢野は民主支持層への浸透が序盤調査では5割。終盤調査でも大きな変化はみられない。投票態度を明らかにしていない人が、民主支持層にはまだ3割いる。矢野は21日に民主党に入党し、陣営も都市部など人口の多い地域を中心に、選挙ポスターに党名とロゴマークを入れたシールを張って、「民主の矢野」としての浸透を図っている。
無党派層では3割を超える支持が出ており、2割台かそれ以下にとどまる他の4候補に水をあけている。まだ7割が「投票態度を決めていない」としている無党派層にどれだけ浸透できるかが鍵だ。
年代別の支持は40代で3割あるが、20代や70歳以上で2割に届かない。
松本は、旧総評系労組が主導する組織選挙が機能している。推薦を受ける社民の支持層はほぼ固めきった。民主支持層からも3割近い支持が出ている。
無党派層への浸透は、序盤調査では矢野と分け合っていたが、終盤調査では矢野に水をあけられつつある。県南部、北部に比べ、県中部で伸び悩んでいる。20代では3人に1人の支持を得る浸透ぶりだが、同世代の60代は弱い。
後藤は6年前に公認を得た自民や、民主の支持層への食い込みが、序盤調査では2割前後あったが、終盤調査ではともに1割ほどにとどまっている。無党派層には2割の支持が出ている。県選出初の女性国会議員をアピールするが、女性からの支持でも礒崎、矢野、松本に及ばない。
山下は序盤調査で20代の支持が2割を超えるなど若年層で好感度が高かったが、終盤調査では全般的に勢いがない。共産の8割を固めるが、無党派層で1割の支持が出ているほかは、広がりが見られない。
後藤 博子59 党副幹事長 国現(1)
松本 文六64 医療法人理事長 無新 〈社〉
礒崎 陽輔49 〈元〉総務省参事官 自新 〈公〉
山下 魁30 党県委員 共新
矢野 大和51 〈元〉佐伯市職員 無新
(届け出順。敬称略。丸数字は当選回数。四角囲み政党は推薦。矢野氏は民主県連推薦)
調査方法 24、25の両日、県内の有権者に対し、「朝日RDD」による電話調査を実施した。対象者の選び方は無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1765件で、そのうち1010人から有効回答を得た。回答率は57%。
702
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 07:44:46
終盤情勢本社調査 外山氏が引き離す
2007年07月27日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120707270001
朝日新聞社は24、25の両日、参院選宮崎選挙区(改選数1)について県内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施し、取材で得た情報とあわせて総合的に終盤の情勢を探った。無所属新顔の外山斎氏(31)=民主、社民、国民新推薦=が他候補を引き離している。自民現職の小斉平敏文氏(57)は懸命に追い上げている。無所属元職の長峯基氏(66)、無所属新顔の東治男氏(62)、共産新顔の馬場洋光氏(38)、共生新党新顔の井野元裕氏(38)は伸び悩んでいる。ただ調査時点で投票態度を明らかにした人は6割余りにとどまっており、情勢は流動的だ。
投票態度を明らかにした人を分析すると、外山氏は序盤調査時(17〜18日)よりも着実に浸透している。民主支持層の8割を固め、無党派層の5割に浸透している。序盤では民主支持層の支持は7割、無党派層は2割強だった。さらに自民支持層の1割を取り込んでいる。年代別では、20代の5割から支持を集めている。
小斉平、長峯両陣営に分裂含みとなっている自民。小斉平氏は、自民支持層の6割程度に浸透しているが、序盤とあまり変化はみられない。公明支持層では半数の支持を得ている。職業別では農林漁業者層からの支持が厚い。
01年参院選で小斉平氏に公認を奪われた元自民党参院議員、長峯氏の自民支持層への浸透は2割ほどで、伸び悩んでいる。ただ小斉平氏が、長峯氏に自民支持層を切り崩されていることはうかがえる。
東氏は、社民支持層の一部に食い込んでいるものの、無党派層の支持は2割に届かず、支持拡大に懸命だ。馬場氏は共産支持層以外に浸透が目立たない。立候補表明が公示直前にずれ込んだ井野氏は、苦戦している。
■ 6万482人が期日前投票 25日まで、前回上回る ■
県選管は26日、参院選公示翌日の13日から25日までの13日間に、6万482人が期日前投票を済ませたと発表した。前回04年参院選の同時期を128人上回った。公示後3日間の利用者は、台風4号の影響で04年時の半分以下に低迷していた。
内訳は、宮崎市1万8238人(04年同時期比434人増)、都城市7543人(同670人増)、延岡市7512人(同1394人減)など。
703
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 08:30:29
最後の1日まで全力…参院選の3候補 讀賣佐賀
参院選佐賀選挙区(改選定数1)で、自民党新人・川上義幸(52)、民主党新人・川崎稔(46)、共産党新人・中尾純子(54)の3候補が繰り広げた選挙戦も28日で17日間の戦いの幕を閉じる。年金記録漏れ問題への対応のほか、閣僚の失言、「政治とカネ」など与党への逆風が吹くなか、有権者の関心が高まっている。安倍内閣にとって初の国政選挙に、有権者がどのような判断を下すのか、注目される。
佐賀選挙区では、自民が1959年以降、4回の補選を含め20連勝中。今回は、党本部主導で全国で唯一、自民の公認候補が差し替えられた選挙区としても注目を集めた。自民は安倍首相や中川秀直幹事長、麻生太郎外相ら閣僚や党幹部を続々と投入して総力戦で臨んできた。
年金問題などで全国的に勢いが加速した民主も、重点地区として岡田克也副代表や鳩山由紀夫幹事長が佐賀入りし、激しい舌戦を展開。羽田孜元首相も企業回りをするなどして支持拡大に努め、自民現職に肉薄しながら惜敗した前回04年の雪辱へ一丸となった選挙戦を繰り広げてきた。
一方、共産は中尾候補や県議、市議、町議らが、地道に街頭演説をしながら支持を訴えた。格差社会の是正や改憲反対などのほか、九州新幹線長崎(西九州)ルート建設などを例に挙げながら、税金の無駄遣い阻止などに地域的課題も交えて党の政策をアピールしてきた。
投票は29日午前7時〜午後8時(一部地域を除く)。開票は午後8時50分に鹿島市などがスタート、同9時半までの間に全23市町で始まる。同日深夜には大勢が判明する見込み。選挙人名簿登録者数は11日現在、69万7582人。
(2007年7月28日 読売新聞)
704
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 08:31:00
あす投票・3陣営手応え十分 讀賣長崎
参院選は29日、投開票される。長崎選挙区(改選定数1)に立候補した3候補は27日、大票田の長崎、佐世保両市などで支持を訴えた。最終日の追い込みをかける3陣営の選対幹部に、選挙戦の手応えや勝算を聞いた。
■小嶺忠敏陣営
北村誠吾・選対本部長
支援者の間で、勝利を求める強い思いが日々、高まっている。演説会に足を運んでくれる支持者も予想以上に増えてきた。与党への厳しい状況は陣営を引き締める材料になっており、手応えは十分に感じている。何が起きるか分からないのが選挙戦。「お願いします」の一言運動を徹底し、最後の瞬間まで油断することなく戦いたい。
■渕瀬栄子陣営
寺田敏之・選対事務局長
公示以降、候補は県内全域を2巡したが、「暮らしと憲法を守ってくれるのは共産党しかない」という有権者の声が、日増しに大きくなっているのを感じた。選挙戦も残りわずかだが、誰に投票するか迷っている有権者に対し、「自民党政治の対極にいる共産党への1票こそが、政治を変える大きな力になる」と最後まで全力で訴えたい。
■大久保潔重陣営
高石哲夫・総合選対長
知名度不足をいかに克服するかを最大の課題として選挙戦に臨んできたが、日を追うごとに手応えは強まっている。この接戦で最後に競り負けないためには、もう1歩前に出なければならない。野党に追い風という雰囲気が油断につながらないよう、29日に投票箱のふたが閉まるまで、後援会や労組などの組織固めを徹底し、勝利をつかみたい。
(2007年7月28日 読売新聞)
705
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 08:32:02
6候補最後の訴え あす投票 讀賣宮崎
参院選は29日、投開票される。宮崎選挙区(改選定数1)に立候補している6候補は28日、大票田の宮崎市を中心に回り、17日間の熱戦を締めくくる。
無所属で前参院議員の長峯基候補(66)は午前8時過ぎ、宮崎市の事務所を出発。同市内の学園木花台や小松など住宅地などを中心に遊説する。その後、午後7時45分から事務所で帰陣式を開く。
自民党現職の小斉平敏文候補(57)は午前8時、宮崎市のJA・AZMホール前を出発し、国富町、綾町を選挙カーで回る。その後、宮崎市中心部の「まつり えれこっちゃ みやざき」会場を歩く。
無所属新人の東治男候補(62)は午前8時、宮崎市の事務所を出発し、同市北部一円を遊説する。夕方、市役所前から市中心部のデパート前周辺まで歩いて支持を呼び掛け、事務所に戻って帰陣式。
無所属新人の外山斎候補(31)は午前8時半、日南事務所を出発し、清武町や国富町を経て宮崎市内へ。午後は市南部などを重点的に回り、午後7時半から宮崎事務所で帰陣式を開いて締めくくる。
共生新党新人の井野元裕候補(38)は午前8時、宮崎市の事務所を出発し、市内を選挙カーで回る。午後には、市中心部で歩行遊説を行い、最後の支持を訴えながら練り歩く。午後8時に事務所で帰陣式。
共産党新人の馬場洋光候補(38)は午前8時、宮崎市の事務所を出発し、市内一円を遊説。午後7時にJR南宮崎駅前の商店街で街頭演説する。同50分に同市の事務所に戻り、マイク納め式を開く。
(2007年7月28日 読売新聞)
706
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 08:32:27
参院選 あす投票 3候補「最後のお願い」 讀賣鹿児島
参院選は29日投開票される。鹿児島選挙区(改選定数1)では、自民党現職の加治屋義人候補(69)、共産党新人の山口陽規候補(54)、民主党新人の皆吉稲生候補(57)の3人が27日、選挙カーで各地を回り、街頭演説で支持を訴えた。28日は、3陣営とも大票田・鹿児島市にターゲットを絞り、「最後のお願い」を展開し、17日間の選挙戦を終える。
■加治屋候補■ 27日は、薩摩川内市や出水市で街頭演説をしたほか、鹿児島市で個人演説会に臨んだ。
JR出水駅前では「心の中で涙を流しながら、『皆さん助けてほしい』という思いで戦っている」と有権者に訴えた。社会資本整備や農業振興などを重視する考えをしっかりと説明。最後は安倍首相を引き合いに出し、「総理に免じて、美しい国づくりを支える一人としてご支援いただけませんか」と声を張り上げた。
28日は安倍首相夫人・昭恵さんの応援を受け、鹿児島市のJR鹿児島中央駅や天文館で街頭演説。夕方からは昭恵さんとともに天文館を練り歩き、無党派層への支持拡大を図る。
■山口候補■ 27日は、5日ぶりに鹿児島市に戻っての街頭活動を展開した。共産党の県議、同市議が同乗した選挙カーで市内を駆け回り、スーパー前など十数か所でマイクを握った。「政府・与党が生み出した貧困と格差を何としても正したい。消費税率引き上げに反対し、庶民の生活を守る政治を実現する」と強調した。また、憲法改正を目指す安倍政権を批判し、「平和を守るのは共産党」と護憲を訴えた。
28日は午前中、同市吉野地区を回った後、午後には市中心部入り。週末の買い物客らをターゲットに政策を訴える。夜は、同市の真砂本町公園で打ち上げ演説を行い、マイクを納める。
■皆吉候補■ 27日は、薩摩川内市といちき串木野市で街頭演説し、鹿児島市で個人演説会をこなした。
薩摩川内市の百貨店前では正午ごろ、日焼けした顔に水色の半袖シャツ姿で、松下忠洋・元自民党衆院議員らと登壇。「格差社会で皆さんの暮らしが壊されている。まじめに働いて報われる社会にしなければ」と声を張り上げた。年金記録漏れ問題については「安倍さんの頭に私たちの老後のことは入っていない」と批判した。
28日は鹿児島市中心部や桜島を選挙カーで回り、夕方には天文館を練り歩き、買い物客らにアピール。午後8時前に同市鴨池新町の事務所に戻る。
(2007年7月28日 読売新聞)
707
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 09:21:11
2007年7月27日(金) 朝刊 1面
糸数氏優位 西銘氏苦戦 本紙・朝日新聞調査
投票へ高い関心/4割が態度保留 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707271300_01.html
二十九日投開票の第二十一回参院選が直前に迫る中、沖縄タイムス社と朝日新聞社は二十四、二十五の両日、沖縄選挙区(改選数一)について、有権者を対象に電話による選挙情勢調査を実施した。その結果と本紙取材班の分析を加味して総合的に終盤の情勢を探ったところ、野党統一候補で無所属の元参院議員、糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=が引き続き優位を保ち、自民公認で現職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=は苦しい戦いが続いている。
ただ、調査時点で投票態度を決めていない有権者が四割近くおり、今後、情勢が変わる可能性もある。
調査はRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。十七、十八日に続き、今回の参院選で二回目の調査。
糸数氏は推薦を受けている社民、社大、共産、民主の支持層をがっちり固めているほか、自民と公明の支持層にも一部食い込んでいる。「支持政党なし」あるいは「答えない・わからない」の無党派層の支持も七割を超える。年代別でも男女ともに幅広い支持を得ており、女性の二十代と四十代では七割を超える。
一方、西銘氏は自民支持層と公明支持層の八割方をまとめ、さらに支持拡大を図る。
糸数氏を推薦している国民新党の支持層からは糸数氏を上回る支持を得ており、無党派層からは約三割の支持を得ている。年代別では七十歳以上、職業別では農林漁業者の支持がそれぞれ高い。
地域別でみると、米軍普天間飛行場の移設問題を抱える名護市など北部地区では、糸数氏を西銘氏が激しく追う構図。
革新地盤の中部と大票田・那覇市や南部では、糸数氏の安定した戦いぶりが目立ち、宮古・八重山地区も、糸数氏が西銘氏を大きく引き離している。
参院選への関心度は、「大いに関心がある」(47%)と「少しは関心ある」(43%)を合わせて九割が関心を示し、投票意欲も約八割が「必ず(投票に)行く」と回答。有権者の関心の高さがうかがえる。
調査の方法
二十四、二十五の両日、県内の有権者に対し「朝日RDD」による電話調査を実施した。対象者の選び方は無作為の三段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号にかかったのは千六百八件で、そのうち千五人から有効回答を得た。回答率は63%。
708
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 09:35:01
投票率各陣営が注視 県内無党派層の動向カギ 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070727000001
参院選と衆院熊本3区補選は二十九日の投開票日まであと二日。各陣営は当落に影響する投票率の行方に気をもんでいる。期日前投票の好調な出足を「高い関心」の表れととらえ、投票率は上昇するとの見方がある半面、夏の行楽シーズン真っただ中で低迷するとの声もある。各陣営の最終盤の追い込みと無党派層の動向が行方を左右しそうだ。
参院熊本選挙区の投票率は過去五回、60%前後で推移。ただ、一九九五(平成七)年だけは過去最低の52・94%と大きく落ち込んだ。同年は十二年ごとに統一地方選と重なる「亥(い)年」で、「支援者、有権者の選挙疲れ」が要因とされる。同じく亥年の八三年、七一年も前後と比べて落ち込んだ。今回もその「亥年」の選挙に当たる。
しかし、先の熊本日日新聞社の世論調査では、「選挙に関心がある」人は84・2%に上り、前回〇四年の調査を12ポイント上回っている。家計に直結する年金記録不備問題が有権者の関心を引きつけたほか、県内有権者の18%を占める衆院3区で、松岡利勝前農相の死去に伴う補選が加わったことも反映しているようだ。
実際、期日前投票の利用者は、二十二日まで十日間の累計で、前回同時期を23・8%上回っている。〇三年に導入された同制度が浸透したとの見方がある一方、二割超の伸びは関心の高さの表れという指摘もある。
共産党県委員会の安達安人選挙対策部長は「投票率は前回〇四年の59・61%より増え、60%台前半になるのでは」とみる。民主党県連の田尻将博幹事長も「自民の牙城だった農村部で、経験したことのない手応えを感じている。60%は超えるだろう」。
自民党県連にも「期日前投票の出足を見ると、前回を数ポイント上回るかもしれない」(前川收政調会長)との声が出始めた。
とはいえ、投票率は前回を下回るとの声も根強い。「亥年」の定説に加え、通常国会の会期延長で投票日が夏休みムードにどっぷり浸かる七月末にずれ込んだ。前回は熊本県を主地盤とした比例候補が四人出馬し選挙戦が盛り上がったが、今回はそれもない。
一方、3区補選の投票率は、共産新人を除く三陣営が前回〇五年総選挙の76・22%を下回ると読む。「前回の郵政解散の時の盛り上がりはない」「前回より六千人余り増えた有権者は、関心が薄いとみられる若年層が多い」などが理由。読み切れない無党派層の反応を横目に、70%を挟み前後数ポイントの範囲で予想は割れている。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月27日朝刊
709
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 09:35:20
参院熊本選挙区 松野、三浦氏が横一線
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070727000002
参院選熊本選挙区(改選一議席)で共同通信社が二十四日から二十六日までの三日間実施した電話世論調査に、熊本日日新聞社は独自の取材を加味して最終盤の情勢を探った。その結果、民主新人の松野信夫氏(56)と自民現職の三浦一水氏(53)が依然として横一線で競り合い、共産新人の橋田芳昭氏(51)は伸び悩んでいる。ただ、四分の一が態度を決めていない。
松野氏は、大票田の熊本市で街頭演説を繰り返し、無党派層の取り込みに全力を挙げている。小沢一郎代表ら党幹部が連日来熊し、農家への戸別所得補償制度などを訴え農山村地域での底上げを狙う。
民主支持層の八割強、社民支持層の七割以上の支持を固め、自民や共産支持層にも食い込む勢い。無党派層の四割近くに支持を広げた。
三浦氏は、党所属国会議員や地方議員、推薦団体・企業がフル回転。熊本市で総力戦を展開し、熊本市以外でも三―四割を固め、さらに浸透中。経済成長による地域浮揚などを掲げ、安倍晋三首相ら閣僚が次々に来熊。最重要選挙区の一つとなっている。
ただ、自民支持層の支持率が五割台と伸び悩んでおり、支持固めを急ぐ。公明支持層の七割弱をまとめた。
橋田氏は、貧困と格差の解消、憲法九条の堅持など独自の政策を前面に打ち出している。無党派層への食い込みを目指し遊説を熊本市内に集中させている。共産支持層の七割近くを固めた。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月27日朝刊
710
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 09:38:32
佐賀選挙区 川崎、川上氏しのぎ削る (07年7月27日) 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=557332&newsMode=article
参院選比例投票先 終盤調査―民主27%、差は縮まる
共同通信社は25、26両日、参院選に向けて有権者の意識動向を探るため、全国電話世論調査(第5回トレンド調査)を実施、比例代表で投票する政党や候補者を「民主党」と答えた人は27.4%で、「自民党」の21.5%を上回り、終盤にきても民主党好調、自民党劣勢の流れが変わっていないことが浮き彫りになった。ただ両党間の差は5.9ポイントで、今月14、15両日の第4回トレンド調査(8.9ポイント差)に比べて縮まった。
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このうち、自民、民主、共産の新人3人が争う佐賀選挙区(改選数1)は民主の川崎稔氏(46)が先行し、自民の川上義幸氏(52)が猛追している。共産の中尾純子氏(54)は伸び悩んでいる。投票する人を「まだ決めていない」がなお33%あり、未決定者の動向が勝敗を左右しそうだ。
川崎氏は民主支持層に加え、無党派層の支持が広がっている。自民支持層にも食い込みを見せる。年代別では40代と50代の支持率が高い。職業別に見ると商工サービス業や自由業などに浸透している。
川上氏は自民と、推薦を受けた公明支持層を固めつつある。一方で、無党派層への浸透がもうひとつ。年代別に見ると、60代と70歳以上の支持が多い。職業別では主婦層に支持を広げている。
中尾氏は2人の接戦に押され、全般的に厳しい情勢。年代別では40代、職業では商工サービス業に比較的食い込んでいる。
選挙には約76%が「関心がある」と答え、投票する人を「決めている」「だいたい決めている」は約67%で前回調査時(19〜21日)から約4ポイント増えた。
調査は佐賀新聞社と共同通信社が合同で行い、電話が通じた713件のうち、527人から回答を得た。
711
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:14:39
自民党か身内か 礒崎、松本陣営 医師会票めぐり攻防 大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20070726/20070726_002.shtml
29日投開票の参院選大分選挙区(改選数1)で“医師会票”をめぐり、自民新人の礒崎陽輔氏(49)=公明推薦=と、無所属新人の松本文六氏(64)=社民推薦=が激しい攻防を続けている。
県医師会の政治団体、県医師連盟(約900人)は自民の有力支持団体で、昨年12月に礒崎氏を推薦した。一方、医師の松本氏は医師連盟会員で“身内候補”。診療報酬の引き下げや、療養病床の削減など医師を取り巻く環境が厳しさを増す中、両陣営はそれぞれ政党、個人に焦点を当て支持を訴える。
礒崎陣営は県医師連盟役員などと連携。礒崎氏は「医師確保対策を強力に進める」「医療保険制度を堅持する」などと会員への働き掛けを強める。陣営幹部は「与党でなければ政策が実現しないことは医師の方々もよく分かっておられるはず」と語り、松本氏支持の動きをけん制。県医師連盟の半澤一邦副委員長は「松本先生を応援する会員は当然いるが、少ないはずだ」としている。
対する松本陣営は、松本氏の個人的なつながりを重視。22日は病院や老人福祉施設などを重点的に回った。松本氏を応援する医師は「知り合いの医師に電話をすると、『(医師連盟の関係上)表立っては動けないが、分かっている』と言う返事が目立つ」という。陣営幹部は「これまで革新系がなかなか回れなかった医療関係にも浸透している。反応は上々だ」と手応えを語る。
=2007/07/26付 西日本新聞朝刊=
2007年07月26日00時27分
712
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:15:59
参院選比例代表 「自公」足並み戻らず 自民県議ら衛藤氏支援 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20070728/20070728_002.shtml
自民党に復党して参院選比例代表に立候補した衛藤晟一候補(59)=元厚生労働副大臣=を支援する「推薦団体連絡協議会(勝手連)」が選挙戦最終盤に向けて活動を活発化している。選挙区と比例代表で相互に支援する「自公協力」とは裏腹に、一部の自民党県議や市議が前面に立って衛藤氏支援に動き、ねじれた構図のまま決戦の日を迎えることになりそうだ。
「衛藤晟一を落とすということは、安倍首相を落とすということだ」‐。25日、大分市内で開催された勝手連代表者会議で代表者の1人は会場を埋めた約300人にげきを飛ばした。会議の冒頭には勝手連の選対本部長を務める渕健児県議があいさつ。会場には秦野恭義・党市連会長ら複数の市議の顔もあった。
衛藤氏の比例代表出馬を発端に緊張関係が続いた自公関係は、公示直前に自民県連が公明党比例代表の現職を「支持」、公明党は大分選挙区の自民新人を「推薦」とすることで修復。しかし、当初から自民県連内に「党公認の衛藤氏を支援するのが筋」との声があり、公示後は半ば公然と「選挙区も比例も自民」で動く議員が出ている。
ただ、復党条件で衛藤氏本人が県内で活動できない不自由さは否めない。勝手連の堀田庫士幹事長は「地盤の大分市や親族がいる県南はともかく、県北は知名度が低い。本人が入れれば…」と漏らす。勝手連は衛藤氏個人票の目標を8万に置き、集会や電話などで20万人に投票を呼び掛けている。堀田幹事長は「あと一歩。総動員で声を掛けたい」と全力を挙げる決意を示した。
=2007/07/28付 西日本新聞朝刊=
2007年07月28日00時59分
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:19:48
参院選政見放送 発言内容誤り 松本氏が謝罪 西日本大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070727/20070727_001.shtml
参院選大分選挙区(改選数1)の政見放送で立候補している無所属新人の松本文六氏(64)が、佐伯市内の病院で産婦人科の診察が行われているにもかかわらず、同市から産婦人科医がいなくなったと誤った内容の発言をしていることが分かり、松本氏は同市内で24日にあった合同個人演説会などで訂正、謝罪した。
県選管によると、政見放送の実施規定で収録後に内容の変更はできない。このため、誤りが判明した後も政見放送は再収録や訂正をできず、そのまま放送された。
=2007/07/27付 西日本新聞朝刊=
714
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:21:41
参院選投票率の行方は… 下がる?「地方選で選挙疲れ」 上がる?「同日選で関心高く」 西日本熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070725/20070725_001.shtml
参院選熊本選挙区と衆院熊本3区補選の投開票日まであとわずか。各陣営が激しく競り合う中、気になるのが投票率の行方だ。西日本新聞の世論調査では前回(2004年)調査より回答者の関心が高い結果が出ているものの、統一地方選と同じ年に重なる参院選は投票率が下がる傾向にある。ダブル選となった今回の有権者の動向は−。
過去の参院選熊本選挙区の投票率は2004年59.61%、01年62.24%、1998年62.62%で推移。だが統一地方選と重なった95年は52.94%にとどまり、その前回(92年)より8.31ポイント下がっている。「支持者の選挙疲れ」が主な原因とみられ、やはり統一地方選と重なった83年も、その前回より16.11ポイント下がる低調ぶりだ。
また、過去5回の投開票日は6月半ばから7月初めだったが、今回は通常国会の会期延長で29日にずれこんだ。世間は夏休みムードに入っており「有権者の関心は薄れ、投票率は前回を下回る」(自民党県連)という見方は根強い。
一方、西日本新聞の世論調査では今回の参院選に「大いに関心がある」「少しは関心がある」の合計は回答者の8割を超えており、前回より15%増。「1人区」をめぐる与野党の攻防に加え、松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選と同日選となったことも影響しているようだ。単純比較はできないものの、過去に衆参同日選となった1980、86年の投票率はいずれも前回より上昇している。
年金問題などで与党への逆風が吹く中、野党陣営からは「無党派層に投票へ行くよう呼び掛けたい」(民主党県連)「有権者の思いが反映された投票行動であってほしい」(共産党県委員会)など投票率アップに期待する声も。
県選管によると、参院選熊本選挙区の投開票日一週間前(22日現在)の期日前投票数は前回同期比の2割増。仮に投票率が前回並みの60%となった場合、各陣営は「当選ラインは40万票台を超える」という見方で一致している。
=2007/07/25付 西日本新聞朝刊=
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:22:12
参院選熊本選挙区 「全国の勝敗占う」1人区 終盤 党幹部ら次々来県
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070727/20070727_001.shtml
自民現職と民主新人が激しく競り合う参院選熊本選挙区は、両党が終盤になっても党幹部や閣僚を次々と投入する異例の展開となっている。27日には安倍晋三首相の公示後2度目の熊本入りも予定されており、熊本選挙区は「1人区」をめぐる与野党攻防の主戦場として注目を集めている。
26日夜、玉名市で開かれた自民現職の集会。自民党の中川昭一政調会長は「熊本は全国の勝敗を占う選挙区。ここで負けるわけにはいかない」と支持を訴えた。
全国で与党の苦戦が伝えられる中、自民は一週間ごとに行っている独自の世論調査から、熊本選挙区を「あと一押しで勝てる」と判断。27日には安倍首相が熊本、八代両市で街頭遊説するほか、選挙戦最終日の28日も麻生太郎外相の来援を決めた。自民県連幹部は「知名度の高さで有権者の支持を固めたい」と意気込む。
民主党は菅直人代表代行が27日、熊本市や菊陽町で遊説。菅代表代行の熊本入りは公示後3回目で「今回は商店街や団地を回り、生活重視の姿勢をアピールする」(民主党県連幹部)狙いだ。同じ日には演説に定評がある蓮舫参院議員も繁華街でマイクを握る。
一方、共産新人は26日から最終日までの3日間、熊本市を重点に遊説し、支持を訴える構え。各陣営とも「勝敗の鍵は都市部の無党派層が握る」とみており、選挙戦の行方は最終日まで予断を許さない状況だ。
=2007/07/27付 西日本新聞朝刊=
716
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:23:04
佐藤ゆかり氏、蓮舫氏… 終盤戦「女性パワー」続々 比例・上原氏も支持訴え 宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070726/20070726_001.shtml
終盤戦に入った参院選は24、25日にかけて自民、民主両党の有名女性議員や宮崎市出身の比例代表の女性候補らが続々と宮崎入りした。各氏とも「女性の力で政治を変えよう」と女性票確保へ支持を訴えた。
与野党ともに「最重点区」と位置付ける宮崎選挙区には、選挙戦中盤に、自民党総裁の安倍晋三首相夫妻や民主党幹事長の鳩山由紀夫氏ら党首級が続々来援した。
双方ともさらなる引き締めを図ろうと、24日は、自民現職と民主推薦の無所属新人の両陣営が「女性の集い」を開催。郵政造反組の刺客として注目された「小泉チルドレン」の佐藤ゆかり衆院議員(自民)と蓮舫参院議員(民主)がそれぞれ熱弁を振るった。
また、宮崎市出身で社民比例代表候補の上原公子氏は25日、宮崎市の橘通などで街頭演説し「宮崎で育ててもらった恩に報いるよう頑張りたい」と懸命に訴えた。この日は、土井たか子氏も同市内で街頭演説した。
=2007/07/26付 西日本新聞朝刊=
717
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:23:32
投票率 「亥年選挙」でダウン? 年金に関心高く上昇? 行方に気をもむ各陣営 宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070727/20070727_001.shtml
参院選の投票(29日)が迫っている。今回はこれまで以上に投票率が当落に影響するとみられているだけに、宮崎選挙区に立候補している6氏の陣営は、その行方に気をもんでいる。
今年は12年に1回、統一地方選と参院選が重なる亥(い)年選挙の年。選挙疲れから全国的に参院選の投票率が低下する傾向を示しており、県内も例外ではない。過去最低の投票率46.99%を記録したのも、前回の亥年選挙の年(1995年)だった。ほかに4回あった亥年選挙の年の参院選も前後の参院選に比べ、投票率が落ち込んでいる。
さらに今年は1月の出直し知事選が加わり、選挙疲れが増している。4月の県議選、宮崎市議選とも投票率は過去最低だった。「うんざり感がある」と漏らす陣営関係者もおり、セオリー通り投票率は低下するとみる。
一方で「生活に直結した年金問題が争点に浮上、関心は高い」として投票率は上向くとみる陣営関係者も。台風4号の影響で序盤低調だった期日前投票が25日現在で6万482人と前回同時期とほぼ同数になるまで持ち直している。
=2007/07/27付 西日本新聞朝刊=
718
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:25:03
参院選最終盤へ 九州1人区接戦続く トレンド・情勢調査
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kyushu/20070727/20070727_001.shtml
共同通信社が24日から3日間、参院選で激戦となっている21選挙区を対象に実施した電話調査では、自民党が熊本、宮崎で巻き返す一方、鹿児島では民主党がわずかにリードするなど、九州でも予断を許さない競り合いが続いていることが浮き彫りとなった。調査結果に取材も加味して、最終盤の情勢を探った。 (敬称略)
◇
●川崎優位追う川上
▼佐賀
無党派層の支持を広げて優位に戦いを進める民主の新人川崎稔を、自民の新人川上義幸が追う。
川崎は民主、社民支持層の大部分をまとめ、20−50代で強い。佐賀市など都市部で川上を引き離し、自民牙城の北西部でも互角の戦い。
候補差し替えで出遅れた川上は公明支持層の7割を固めたが、依然として自民支持層をつかみきれない。とくに40代で川崎に水をあけられ、保守地盤でも苦戦。
共産新人の中尾純子は厳しい戦い。
× ×
●大久保と小嶺競る
▼長崎
民主大久保潔重と自民小嶺忠敏の両新人が接戦。大久保は民主、社民支持層の8割を手堅くまとめ無党派層にも食い込む。前防衛相久間章生の原爆投下発言を批判し大票田の長崎市で浸透。20代や50−60代で支持を広げる。
高校サッカー指導者として知名度がある小嶺は無党派層でも一定の支持を集める。3回にわたって首相安倍晋三が応援に入っているが、5割程度にとどまる自民、公明支持層をきちんと固めきれるかどうかにかかっている。共産新人の渕瀬栄子は伸びていない。
× ×
●松野と三浦が互角
▼熊本
民主新人の松野信夫と3選を目指す自民三浦一水が互角で激しく競る。
松野は民主支持層の8割をまとめ、協力関係にある社民支持層の7割も固めた。自民支持層の一部にも食い込むほか、無党派層にも支持を広げ、大票田の熊本市では三浦に差をつける。
三浦は自民支持層の半数程度しかまとめられていないが、農村部で優勢。首相安倍晋三ら党幹部による相次ぐてこ入れを受け、最終盤になって、支持団体や県議らの動きがよくなっている。
共産新人の橋田芳昭は伸びない。
× ×
●外山と小斉平伯仲
▼宮崎
民主、社民、国民新が推薦する無所属の外山斎と自民の小斉平敏文が激しく競り合い、無所属の長峯基が追っている。
外山は社民支持層をまとめ、無党派層にも食い込むが、民主支持層のまとまりはいま一歩。小斉平は党支持団体を引き締めるが、長峯との保守分裂選挙の影響で自民支持層の5割弱しか固め切れず、公明の協力も限定的だ。
長峯は民主、公明、自民支持層からそれぞれ一定の支持を得て追い上げるが、無党派層に弱い。共産馬場洋光は厳しい。
× ×
●皆吉と競り 加治屋苦戦
▼鹿児島
民主の新人皆吉稲生と、再選を目指す自民加治屋義人が競り合う。
有力労組から応援を受け、元自民党議員も陣営に取り込んだ皆吉は70歳以上を除くすべての年代で支持を広げ、民主支持層の9割近く、社民支持層の8割を固めた。
加治屋は分厚いはずの自民支持層の半数程度しか固められていないのが苦戦理由。公明支持層も取り込み、浸透している大隅半島や離島など郡部票に加え、自民幹部を連日投入して組織の引き締めを図る。
共産新人の山口陽規は広がりがない。
× ×
【激戦区調査の方法】
激戦となった21選挙区の有権者を対象に24−26の3日間、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。1人区は500人、2、3人区は800人、5人区は1000人からの回答を目標とした。21選挙区で実際に有権者がいる世帯にかかったのは計1万7779件、うち1万3234人から回答を得た。
=2007/07/27付 西日本新聞朝刊=
719
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:27:31
参院選への対応、好対照な2人 長崎市長と佐世保市長
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kiji/072701.html
自民、民主、共産の新人三人が一議席を争う参院選長崎選挙区。県都・長崎の田上富久市長(50)は「中立」を保つ一方、第二都市・佐世保の朝長則男市長(58)は自民候補を全面支援している。四月の市長選で初当選したばかりの二人だが、就任後初めての国政選挙で、好対照な行動を見せる。
参院選公示前日の十一日、自民党県連の末吉光徳幹事長ら県議、市議が長崎市役所を訪ね、自民候補への支援を要請。だが、田上市長は首を縦に振らなかった。「最初から『中立』の態度を決め、話を聞き置くという雰囲気だった」と県議の一人は振り返る。
一方、朝長市長は公示前から総決起大会や後援会発足式など、主な行事に必ず顔を出している。公示日は、公務の日程を変更して出陣式に駆け付けたほど。二十三日に佐世保市入りした安倍晋三首相の街頭演説でも、応援弁士を買って出た。
田上氏は伊藤前市長の射殺事件に伴い、市統計課長を辞めて市長選に補充立候補、伊藤氏の娘婿に九百五十三票差で競り勝った。「市民の力を結集してまちづくりを進める、と呼び掛けている立場。特定の候補者や政党を応援できない」
一方、早くから佐世保市長選に狙いを定めていた朝長氏は、自民党市議、県議を経て、市長選で前市長が推す元市助役を破った。「軍商すみ分け問題を抱える佐世保市にとって政権与党とのパイプは大事。信念に基づき自民候補を支援している」と語る。
田上氏は以前から政治家を志していたわけではなく、その上実質三日間の選挙戦だったため、政党や企業などとのつながりがほとんどない。これに対し、自民党歴の長い朝長氏は、革新陣営と関係が良好だった前市長との対抗上も、多少の波風を覚悟で政権与党に顔向けしておいた方がいいとの判断とみられる。
無党派層が多く、情勢が読みにくいとされる両市。二人の判断が今後の市政運営にどう影響するのかもまた、注目される。
2007年7月27日長崎新聞掲載
720
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:28:52
諫早市
「地元」と「与党」支持混とん 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kikaku5/02.html
有権者11万人どう審判
公示日の十二日、諫早公園。小嶺忠敏候補(62)=自民=と大久保潔重候補(41)=民主=の諫早地区出陣式が立て続けに開かれた。両陣営の支持者が慌ただしく入れ替わる中、ある保守系市議は会場の隅に居残った。「本来なら自民。でも支持者が二手に分かれ、立ち位置が難しいんです」
有権者が十一万人を超える諫早市は大久保候補の地元。「自分の支持者が当然のように大久保に流れ、締め付けも今は逆効果」。別の自民市議はため息を漏らす。
二〇〇三年の県議選諫早市区に三十七歳で初当選。二年後の衆院選長崎2区では、現職の久間章生氏を相手に市内で約三千票差に迫った大久保候補の名前は、市内全域に浸透している。
四月の県議選諫早市区では、大久保候補の後継指名を受けた三菱重工労組出身の市議が、知名度と準備不足をはねのけ上位初当選。連合長崎が側面支援する大久保後援会の組織力は選挙を重ねるごとに充実し、自民支持の各種業界団体に揺さぶりをかける。ある建設会社幹部は「会社は小嶺だが、最近は公共事業も減り、与党をやるメリットはない。地元の若い候補に託したい」と話す。
必勝を目指し、気勢を上げる支持者=諫早市中心部
一方、本年度で完成する諫早湾干拓事業などいくつもの国営事業を抱え、小嶺候補を担いだ久間氏や政権与党の貢献を評価する声も根強い。久間氏の男性支持者(68)は「与党でなければ国とのパイプはなくなり、諫早は衰退する」。吉次市長は小嶺候補の個人演説会などに再三姿を見せ、支持を鮮明にしている。
大久保陣営の不安材料は、市内で多数派を占める自民県議や市議の存在。二十日夜、同市内であった小嶺候補の個人演説会で、自民党県連の野本三雄総務会長は「(諫早は)厳しいといわれるが、持ち直してきた」とあいさつ。逆風の中、動きが鈍いとされた議員も「重い腰を上げ始めた」とささやかれるだけに、大久保選対幹部は「そう簡単にはいかない」と、自民の終盤の巻き返しに危機感を募らせている。
渕瀬栄子候補(51)=共産=は、諫干事業など大型公共事業に反対の立場を明確にし、他候補との政策の違いをアピール。「自民対民主」の対立軸の切り崩しに懸命だ。
2007年7月25日長崎新聞掲載
721
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:30:46
離 島
「保守王国」の変化注目 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kikaku5/03.html
勝っても負けても小差か
厳しい一次産業、少子高齢化と人口減、財政難など深刻な問題を抱える本県の離島では近年、「保守王国」とは言い切れない選挙結果が目立つ。四月の県議選では、五島、対馬、壱岐、南松の離島四選挙区で自民候補が全滅した。
谷川弥一(自民・長崎3区)と山田正彦(民主・比例九州)両衆院議員の「代理戦争」とされた県議選五島市区は、自民候補が民主推薦現職の山田博司氏に約三千九百票の大差で敗れ、自民に衝撃を与えた。前年の県議補選に続く敗北。党支部関係者は、従来選挙で貢献してきた町長らが自治体合併でいなくなり、組織の立て直しが急務とするが、見通しが立つ前に「逆風」の中、参院選に突入した。
「負けてばかりで、どうなっとっとか五島は、と言われる」。十九日、同市内の街頭で小嶺忠敏候補(62)=自民=の応援演説に立った谷川議員は、危機感をのぞかせながらも与党の優位性を強調。前日の集会では、「与党が頼り」とする中尾郁子市長、中尾弘一ごとう農協組合長、公明市議らもひな壇に座った。
「県議選は山田県議が足で稼いだ結果で、参院選とは別物。五島はやはり保守が強く、しっかり回れば票は出る」。側面支援する木場弥一郎元福江市長は語る。
「保守王国」の変化が注目される中、候補者の訴えを聞く有権者=五島市内
大久保潔重候補(41)=民主=は十七日、山田県議、山田衆院議員らと福江島を巡り、久賀島や玉之浦町は、犬塚直史参院議員(長崎選挙区)が別行動で奔走。山田県議は、大久保候補の祖母が三井楽出身として「離島から国会議員を」と声を張り上げた。
同県議らの後援会を軸に連合などが協力し、一部建設会社や特定郵便局長OBらの政治団体「大樹」関係者も支援。「県議選の勢いは続いている」。選対本部長の草野久幸市議は自信を見せる。
有権者約三万一千人の対馬市。両陣営は市内で「勝っても負けても数百票差の激戦」とみる。
県議選は、永留邦次元市議が自民現職に二百三十二票差で勝利。十九日、対馬入りした大久保候補の傍らで、永留県議は「もう一度反乱を」と訴えた。一方、小嶺候補や谷川議員らは十六日、南部地区農漁業集落などを重点的に回った。
「マスコミは自民、民主の二大政党を吹聴するが、島のためには共産党」。渕瀬栄子候補(51)=共産=は十九日、五島市の街頭でアピール。市議を軸に、票の積み上げを目指す。
2007年7月26日長崎新聞掲載
722
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:31:52
島原半島
熱気の陰に複雑な思い 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kikaku5/04.html
県議選のしこりもうわさに
二十六日夜、島原市内で開かれた小嶺忠敏候補(62)=自民=の個人演説会。公示後最大規模となった集会で、当選に向け、支持者らが気勢を上げた。
この日を選挙戦のヤマ場と位置付けた小嶺陣営。小嶺候補支援を表明している金子知事は、半島内の経済界トップらに電話をかけ、動員を督励。安倍晋三首相の昭恵夫人や丹羽雄哉自民党総務会長も応援に駆け付け、「あと一押し」と強調。会場は熱気に包まれた。
南島原市で生まれ、島原商高(島原市)、国見高(雲仙市)をサッカーで全国制覇に導いた小嶺候補。島原半島は農業産出額が県内の四割を占める“農業どころ”で保守層は厚く、大量得票をもくろむ。知名度は抜群で、半島内に多くの教え子もいるが、「サッカーで地域を盛り上げてほしかった」と複雑な表情を見せる市民も少なくない。
候補者に見送られ、演説会場を出る有権者=島原市内
島原、雲仙の両市長が小嶺候補支援を明確にする一方、南島原市は盛り上がりを欠く。後援会長の高田勇元知事が松島南島原市長に開催を打診した「島原半島決起集会」は見送られ、公示後の個人演説会もない。その理由の一つに、松島市長と、同市選出の県議・末吉光徳自民党県連幹事長の確執がうわさされる。
県議選で長年しのぎを削ったことで両者の溝は埋まらず、「県連から情報が直接入らず、『松島は小嶺(の支援)をしない』とのうわさまで流された」(松島市長後援会幹部)。末吉県議は「県連の対応が忙しく時間がつくれない」と言う。
また、原爆投下は「しょうがない」と発言した久間章生前防衛相(長崎2区)も、「野党の標的になるだけ」(関係者)として公示後の地元入りを控えており、十分な支援ができない状況。二十六日の個人演説会に久間氏の妻が駆け付け、参加者に「ご迷惑を掛けました」と頭を下げ続けた。
一方、年金記録問題などで追い風を受ける大久保潔重候補(41)=民主=。二十三日に父親の出生地、雲仙市国見町で開いた個人演説会では、「島原半島は私のルーツ」と強調した。
陣営が期待するのが、比例代表の西岡武夫候補(71)=民主=との相乗効果。西岡候補は半島内に選挙区候補をしのぐ数のポスターを張り、個人演説会では大久保候補の支持を呼び掛ける。
渕瀬栄子候補(51)=共産=は、市議を帯同し街頭演説。久間氏の発言を痛烈に批判し、護憲や格差是正を強く訴える。
2007年7月27日長崎新聞掲載
723
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 10:33:00
しこり
市長選の分裂いまだに 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kikaku5/05.html
微妙な空気を残した衆院選
「市長選で敵対した人間とは一緒に参院選を戦えない」
五月中旬、小嶺忠敏候補(62)=自民=の地元選対設置に向け、佐世保市内であった打ち合わせ会。四月の市長選で初当選した朝長氏の後援会などから関係者約十人が集まった中で、朝長派の一人が拒絶感をあらわにした。総合選対本部が作成した後援者名簿に、朝長氏の対立候補を推した有力者の名前があったからだ。異論は出ず、その人物が地元選対に名を連ねることはなかった。
元自民衆院議員の光武市長=当時=が擁立した元市助役を、自公の推薦を取り付けた朝長氏が激戦の末、破った市長選。元市助役を担いだ団体の幹部は言う。「(朝長氏が全面支援する小嶺候補を)手のひらを返したように応援することはできない」。保守分裂の「しこり」は解消されないまま横たわっている。
佐世保市内で最後の屋外集会を開き、支持を訴える小嶺候補(右)と大久保候補
「県は一つ。力を合わせてほしい」。今月十日、市内の会館。市長選で元市助役側に付いた企業や団体関係者も出席した小嶺候補の県北地区後援会発足式で、金子知事は融和を求めるように呼び掛けた。だが、陣営が選挙戦終盤の引き締めのため二十五日に開いた緊急会議は空席が目立つ始末。「(元市助役の支援者は)後援会に名を連ねても会合にあまり顔を出さないんだ」。陣営の一人はため息をつく。
一方の大久保潔重候補(41)=民主=陣営。民主は四月の県議選佐世保市区で初めて二議席を獲得し勢いに乗るが、参院選長崎選挙区で手を携える社民との間で「しこり」を懸念する声もある。
二〇〇四年の前回参院選。社民は、自民現職を破った民主の犬塚直史氏を支援した。翌年の衆院選長崎4区をにらんだ民主へのけん制でもあったが、衆院選では候補者を一本化できず、反自民を掲げた民主、社民は4区で共倒れに終わった。
民主が作製した大久保候補のポスターやリーフレットを、社民が系統の労組などに配布したのは今月初め。大久保陣営の一人は「五月に準備できていたことは社民も把握していたはず。(自発的に)早く配ってほしかったが、しこりの感情は理解しているのでこちらも強くは頼めない」と微妙な空気を説明する。
基地を抱える佐世保で護憲や反基地運動を支え、旧社会党時代には党委員長を輩出した社民。「護憲を訴えなければ社民支持層の共感は得られない」土地柄だが、小沢一郎民主党代表の政治塾出身でもある大久保候補には社民関係者の間に「犬塚氏と違って改憲のイメージが強い」との警戒感があるのも事実だ。
こうした自民、民主の内情を渕瀬栄子候補(51)=共産=の陣営は「自分たちは市民が直面する問題解消を訴えるだけ」と冷ややかに見ている。
2007年7月28日長崎新聞掲載
724
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/28(土) 11:04:03
【参院選】参院選、あす投開票 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1185548400=11855834402170=1
大分選挙区(改選数一)は、やや先行する礒崎氏を矢野氏と松本氏が競り合いながら激しく追い上げる展開で最終盤を迎えた。後藤氏、山下氏は苦戦している。
礒崎氏は与党への支持を訴え、各衆院選挙区支部、市町村支部ごとに党の議員や支持団体を通じて懸命に保守票を固める。党本部も進出企業などを中心にてこ入れを図る。推薦する公明党の支持層にも浸透してきた。
矢野氏は公示後に民主党に入党し、党派色を前面に出して党支持層を固め、浮動票の獲得にも全力を挙げる。党への追い風とボランティアのネットワークで票を上積み。党支持の民間労組も都市部で活発に動く。
松本氏は県平和運動センター加盟労組を軸にした各地区の選対組織がフル回転して組織票を固める。経営する病院関係者や労組員OBらの後援会も活発な動き。年金や医療の問題を訴えて、浮動票の取り込みを図る。
後藤氏は郵政関係者などが広げた支持票を固める一方、街頭演説を重ねて若年者や女性への浸透に懸命。政党ビラの配布による党の知名度アップにも力を入れる。山下氏は終盤に県入りした党の国会議員らとともに、比例代表と連動して支持拡大を図る。党の地方議員も懸命に動いている。
選挙戦最終日の二十八日は、五陣営とも選挙カーの行程を大分、別府両市に絞って、最後の票の上積みを目指す。党幹部なども応援のため来県。麻生太郎外相はJR別府駅前など、民主党の前原誠司前代表はJR大分駅前など、社民党の福島瑞穂党首は大分市中央町などでそれぞれ街頭演説をする。
725
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:34:09
岩本さん100万票圧勝
松山さん実績V2 讀賣福岡
当選を決め支持者らと万歳する松山さん(中央)(29日午後8時33分、福岡市中央区で)
手をあげ、支持者にあいさつをする岩本さん(29日午後8時13分、福岡市中央区の事務所で)
29日投開票された参院選の福岡選挙区(改選定数2)では、民主党現職の岩本司さん(43)が100万票を超える大量得票で念願の1位当選を果たし、自民党現職の松山政司さん(48)(公明党推薦)とともに再選を決めた。与党批判の追い風に乗った岩本さんは、3年前の前回、民主党の大久保勉氏が得た約84万票を超え史上最多得票。前回に続き、民主党がトップをとった。松山さんは、厚い支持組織を手堅くまとめた。共産党新人の田中美由紀さん(33)、社民党新人の金岩秀郎さん(44)は、2大政党対決のはざまで伸び悩んだ。維新政党・新風の新人、馬場能久さん(57)、共生新党新人の秀南高行さん(32)は及ばなかった。投票率は54・83%で前回を0・01ポイント下回った。
▼民主・岩本さん
「政権交代への大きな足掛かりができたぞ」――。再選が決まり、福岡市中央区警固の事務所にグレーのスーツ姿で現れた岩本さん。真っ黒に日焼けした顔をほころばせ、党県連や連合福岡の幹部らとがっちり握手を交わした。
岩本さんは「多くの方々から年金や増税への怒りの声をいただいた。有権者の声をストレートに国会に伝えていき、年金問題の解決などに取り組んでいきたい」と高らかに宣言した。
選対本部長を務めた松本龍・党県連代表(衆院福岡1区)が「時代が大きく動き始めた。我々は勝利に慢心することなく、有権者の負託に応えていかなければならない」と声を張り上げると、大きな拍手がわき起こった。
街頭演説では、年金や子育て支援などに加え、1期目で、イラクを戦争直前に視察した行動派としての実績を強調した。「ライバル候補との違いは何か。体を張ってやるかやらないか。私は負けたくない」
有権者の声をじかに聞くため、6月中旬から1か月半かけて、県内66市町村を回り、自転車をこいだ。また約17万人を擁する連合福岡の強力な後押しも受け、年金記録漏れ問題や閣僚の失言により、吹き荒れた大きな風をつかんだ。
▼自民・松山
福岡市中央区の事務所近くのホテルの広間で開票速報を見守った松山陣営。早々に当選確実が伝えられると、詰めかけた支持者から「よしっ」と声が上がり、拍手がわき起こった。
ただ、自民党の大敗が報じられ、あいさつに立った党県連幹部からは「今こそ結束を」と、政局の混迷を意識した言葉が漏れた。
間もなく姿を現した松山さんも厳しい表情で壇上に上がり、「大変厳しい風を感じながらの戦いだった。皆さんの恩に報いるためにも、地域活性化などにしっかり取り組みたい」と決意表明。女性支持者から花束を渡され、ようやく顔をほころばせた。
年金記録漏れ問題で与党への逆風が吹き荒れる中、閣僚の失言も飛び出し、苦戦を余儀なくされた。
街頭で、年金問題への陳謝と説明を繰り返す一方、経済産業政務官を始め、要職を経験した1期目の実績を強調、「政治を不安定にさせるわけにはいかない」と与党への支持を求めた。
党国会議員、県議らと二人三脚で県内を駆け回り、安倍首相や麻生外相ら大物も応援に駆けつけた。党支持層や推薦を得た約1000団体へ着実に浸透を図り、選挙協力を結んだ公明党の支持層もまとめた。
(2007年7月30日 読売新聞)
726
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:35:02
川崎さん歴史的勝利…2007年参院選 讀賣佐賀
肩を組んで喜びを爆発させる川崎稔さん(左から2人目)と家族ら(29日午後11時41分、佐賀市の事務所で)
29日投開票された参院選佐賀選挙区(改選定数1)は、民主党新人・川崎稔さん(46)が、自民党新人・川上義幸さん(52)と共産党新人・中尾純子さん(54)を破って初当選し、半世紀近く続く自民の同選挙区での連勝を20で止めた。川崎さんは年金記録漏れ問題や閣僚の失言などによる全国的な追い風に乗り、国民新党や連合の推薦、社民党県連合の支持を得て、都市部を中心に着実に浸透。無党派層に加え、保守層の自民批判票も引き寄せ、前回04年参院選の雪辱を果たした。川上さんは、候補差し替えで出馬表明が5月末と出遅れた上に、知名度不足を最後まで解消できなかった。格差社会是正などを訴えた中尾さんも及ばなかった。投票率は、62・86%で、前回の62・03%を上回った。
佐賀市神野東の川崎さんの事務所では、当選確実の報が伝えられると、陣営幹部や駆けつけた支援者らは「ついに勝ったぞ!」と口々に叫び、事務所内は一気に歓喜が広がった。
間もなく川崎さんが事務所に姿を見せ、「3年間、支えてくれた皆さまのおかげで、この歴史的勝利を得ることができました。佐賀のため日本のため頑張っていきたい。国民県民の目線で政治を行うことの大切さを改めて感じました」とあいさつすると、雰囲気は最高潮に達した。
川崎さんは知名度アップのために、県内を歩いて横断するなど、対立候補にはできないことをやろうと決め、実践してきた。県選出の民主党国会議員らとともに、自民党批判層や無党派層の票の掘り起こしにも力を注ぎ、全国的に民主党に吹いた追い風に乗った。
選挙戦の間、自身の優勢が伝えられても「自分の訴えを続けるだけ」と冷静だった川崎さんも、この日ばかりは、拳を何度も突き上げて全身で喜びを表していた。
「力及ばず申し訳ありません」と支持者に頭を下げる川上さん(29日午後11時21分、佐賀市兵庫南の事務所で)
5月末の立候補表明から県内をめいっぱい駆け回った川上さんが、敗戦を受けて佐賀市兵庫南の事務所で支持者らの前に姿を見せると、陣営幹部や支持者が、拍手で労をねぎらった。
「佐賀のために役立ちたい」。その思いで副知事を辞職しての立候補を決断、要請を受け入れたのが5月24日。その日のうちに辞職して、出遅れを取り戻そうと、レンタカーを使って地道なあいさつ回りを始めた。
後援会づくりも、県OBや自民党県連の支援を受けて6月末までに県内全域で地区後援会を急ピッチで整えた。企業・団体の推薦も約670にまで広がり、公明の支援も受けたが、自民への逆風と知名度不足をはね返せなかった。
川上さんは「精いっぱい頑張ったが、結果は結果として真摯(しんし)に受け止める。申し訳ありませんでした」と頭を下げた。
中尾さんは佐賀市神野東の事務所で、テレビの開票速報を見守った。落選が決まると、党県委員会の幹部や支持者らから労をねぎらわれ、「応援していただき、ありがとうございました」と、深々と頭を下げた。
初めて臨む国政選挙。国保税の1人1万円の引き下げや、就学前の子どもの医療費の無料化などを公約に掲げ、税金の無駄遣い防止などを訴え、地道に街頭演説を繰り返した。年金問題などで高まる自民党への批判を追い風に、支持の拡大を図ろうと民主党との政策の違いも積極的に訴えたが、及ばなかった。
(2007年7月30日 読売新聞)
727
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:36:46
大久保さん激戦制す・・・参院選長崎選挙区 讀賣長崎
花束を手に支持者と握手する大久保さん(29日午後10時22分、長崎市の事務所で)
29日に投開票された参院選の長崎選挙区(改選定数1)は、民主党新人の前県議・大久保潔重さん(41)(国民新推薦)が、自民党新人の元県立国見高サッカー部総監督・小嶺忠敏さん(62)(公明推薦)、共産党新人の党県委員・渕瀬栄子さん(51)の2人を破り、初当選を果たした。民主党は2004年の前回参院選でも、長崎選挙区で自民党現職を破っており、県内の参院2議席を独占。自民党は初めて参院の県内議席をすべて失った。今回の結果が、今後の県政界にも波及するのは必至だ。大久保さんは、地域間格差による県民生活の低迷を強調し、与党批判と自身の若さをアピール。民主、社民両党の共闘組織「6団体懇話会」を軸に、労組中心の組織選挙を展開し、知名度不足を克服した。小嶺さんは、国見高を高校サッカーの名門に育てた知名度を生かし、教育改革や九州新幹線長崎(西九州)ルート建設による経済活性化を強調。自民党国会議員らによる「党営選挙」を進めたが、年金記録漏れ問題などの逆風に加え、久間章生・前防衛相(衆院長崎2区)が原爆投下を「しょうがない」と発言した問題が響き、激戦を乗り切れなかった。
当選が伝わった瞬間、長崎市元船町の大久保さんの事務所は歓喜の渦に包まれた。「勝ったぞ」「よくやった」――。集まった支持者らは互いに抱き合い、大久保さんは万歳を繰り返して喜びを爆発させた。
2003年の県議選で初当選して以来、約4年間で4度目の選挙。05年の衆院選長崎2区では、自民党総務会長だった久間前防衛相を相手に善戦したが、選挙区を一歩出ると、自らの名前はほとんど知られていなかった。
知名度不足を克服しようと、年明け以降、県全域を地道に回り、離島にも足しげく渡った。選挙戦に入ってからは、ポロシャツ姿で運動し、自転車にも乗るなど若い力をアピールした。「苦しい戦いだった。小嶺さんの知名度に吹き飛ばされないように、本当に必死だった」
そして、風は吹いた。「政治を変えてほしい」「暮らしをどうにかしてほしい」。自民党への批判は強まり、有権者からは、こうした願いを何度も託された。久間前防衛相の発言にも「核兵器廃絶を願う被爆地・長崎の心を踏みにじった」と怒りの声を上げた。
当初は劣勢も伝えられた中、追い風に乗って手にした国政への切符。「皆さんに支えられて念願をかなえられた。初心を忘れず、長崎の政治を変えたい」。上気した顔で決意を語った。
(2007年7月30日 読売新聞)
728
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:37:41
小嶺さん知名度生かせず・・・自民党県連会長が辞任の意向 讀賣長崎
落選が決まり、小嶺さん(左)の手を握り、頭を下げる谷川弥一自民党県連会長(29日午後10時10分、長崎市の事務所で)
「だめだったか」「信じられない」――。敗北が確実になった長崎市元船町の小嶺さんの事務所では、かたずを飲んで開票の行方を見守っていた支持者らが、がっくりと肩を落とし、ため息を漏らした。
自民党の候補者擁立が難航する中、久間前防衛相の肝いりで立候補が決定。今回の参院選は、県内の残る1議席の死守が党の使命だっただけに、小嶺さんが持つ抜群の知名度に期待が寄せられた。
しかし、その知名度があだとなり、党内には楽観ムードが広がった。4月の統一地方選を戦った「選挙疲れ」もあり、参院選への切り替えはいっこうに進まないまま。自民党への全国的な逆風は日増しに強まり、公示直前には、小嶺さんを担いだ久間前防衛相の発言問題まで飛び出した。小嶺さんにとって生まれて初めての選挙戦は、降りかかる火の粉を打ち払う展開になった。
懸命に巻き返しを図ったが、勝利をつかめなかった小嶺さん。日焼けした顔に疲労をにじませ、「私の力不足が原因。支えてくれた人たちに感謝したい」と唇をかんだ。
谷川弥一・党県連会長(衆院長崎3区)は「こういう結果になり、本当に申し訳ない。県、日本の将来を考えると、本当にこれでいいのかなと思っている」と述べ、県連会長を辞任する意向を示した。
(2007年7月30日 読売新聞)
729
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:38:29
参院選・・・追い風、松野さん
農村部にも浸透、9年ぶり民主議席 讀賣熊本
初当選を決め、支持者と笑顔で握手する松野さん(29日午後8時55分、熊本市の事務所で)
自民、民主両党がしのぎを削った注目の参院選熊本選挙区(改選定数1)。29日に行われた投開票で、民主党新人の党県連副代表・松野信夫さん(56)(国民新党推薦)が、自民党現職の三浦一水さん(53)(公明党推薦)と共産党新人の党県委員・橋田芳昭さん(51)を破り、初当選を果たした。民主党の議席獲得は、改選定数が2から1に減る前の1998年の選挙以来、9年ぶり。松野さんは、年金、「政治とカネ」問題などを巡る安倍内閣への有権者の不満を追い風に、優位に選挙戦を進めた。小沢代表ら党幹部も繰り返し来県し、自民党支持者が多い農村部に浸透を図ったことが功を奏した。三浦さんは2期12年の実績を訴え、安倍首相らの党幹部も来援し、総力戦で追い上げたが、逆風をはね返せなかった。熊本選挙区は▽当日有権者数 149万6506人▽投票者数 94万4426人▽投票率 63・11%(前回59・61%)。
熊本市世安町の松野さんの事務所では、テレビで当選確実を伝える速報が流れると、集まった支持者から一斉に歓声と拍手がわき起こった。真っ黒に日焼けした松野さんは「今の政治を変えたいと願った有権者のみなさんの勝利。熊本の政治で、新たな歴史の一ページが開かれた」と深々と頭を下げた。
2005年の総選挙で自民党候補に敗れた衆院熊本2区からの再起を目指していたが、小沢代表から直々に出馬を請われ、「天下分け目の歴史的な戦い。逃げるわけにはいかない」と覚悟を決めた。
厚い保守地盤と組織力に支えられた自民党現職との戦い。労組票を固める従来の戦術に加え、自民党支持層の多い農村部に積極的に入っていき、戸別所得補償制度など党の農業政策を訴えた。遊説では年金問題や増税、赤城農相の事務所費問題などを追及、都市部だけでなく弱点だった郡部でも支持を広げた。
党本部も全国29の1人区の中で重点選挙区の一つに位置付け、強力にテコ入れ。小沢代表や鳩山幹事長ら党幹部の来援も相次ぎ、衆院熊本3区補選の党公認候補とも連動して票の掘り起こしを図った。年金問題や「政治とカネ」の問題などでの追い風に加え、農村部に重点を置いた戦術が効果を上げた。
(2007年7月30日 読売新聞)
730
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:39:42
礒崎さん混戦制す 参院選・大分選挙区
1年かけた挑戦実る 讀賣大分
バンザイして当選を喜ぶ礒崎さん(中央)(29日午後10時55分、大分市田室町のホテルで)
“年金逆風”をはねのけて初当選――。29日投開票された参院選。5人が1議席を争う混戦となった大分選挙区では、自民党新人・礒崎陽輔さん(49)が、民主党県連の全面支援を受けた無所属新人・矢野大和さん(51)、社民党推薦の同・松本文六さん(64)、国民新党現職・後藤博子さん(59)、共産党新人・山下魁さん(30)を破り、非改選と合わせた同選挙区の野党2議席独占を阻止した。投票率は63・04%(前回64・57%)。当日有権者数は99万5038人(男46万2109人、女53万2929人)だった。
「当選できたのは県民のみなさんのおかげ。この1年駆け回って、与党はもっと地方を大事にしないといけないと感じた。初心を忘れずに命がけで頑張る」。当選の連絡を受け、大分市のホテルの宴会場に姿を見せた礒崎さんは、ステージに上がり、国政への意気込みを力強く表明し、支持者らと固い握手をした。
「自民党を変え、政治を変え、そして日本を変えていく」。そんな思いで政治家を志し、党県連の全国公募に応募。大阪府堺市で財政局長を務めるなど、国、地方の両方の現場で地方自治に携わった実績が認められ、候補予定者に決定。昨夏に24年間勤めた総務省を辞めてからは、他候補よりいち早く、県内各地をくまなく回り顔を売り込んだ。
だが、新人で「地盤・看板・カバン(資金)」はなく、顔も名前もなかなか覚えてもらえない壁にぶつかった。総務省出身という「官僚」へのイメージの悪さもつきまとい、頭の下げ方で悩んだ時期もあった。
しかし、「県民の生活が厳しいことを本当に肌身に感じた。なんとかしなければならない」と、郷里への思いを率直に訴えて、有権者の心をつかんだ。
(2007年7月30日 読売新聞)
731
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:40:04
明暗分けた政党間協力
参院選・大分選挙区解説 讀賣大分
今選挙の勝敗を左右した大きな要因は、政党間の選挙協力だった。自公協力が成立した礒崎さんに対し、矢野さん、松本さんは従来選挙協力を続けてきた民主党県連、社民党県連合が分裂し、それぞれ擁立した候補。野党側が“自滅”し、与党候補の当選を許した格好となった。
礒崎陣営にも、全国と同じように年金問題などを背景にした逆風が吹き荒れたが、それを、公明票で補ってしのいだ。一方、民主党県連の支援を受けた矢野さん、社民党が推薦した松本さんは、それぞれの組織票に追い風分を上乗せし、必死に迫ったが、結局、党単独では及ばなかった。
次期国政選挙へ向け、民主党県連、社民党県連合がどう関係修復していくのか。「一本化が成功していれば勝てる選挙だった」との見方も強く、今後、敗戦責任を問う声が上がる可能性もある。分裂の傷跡が癒えるには時間がかかりそうだ。「大分方式」の今後の行方が注目される。(田中誠也)
(2007年7月30日 読売新聞)
732
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:46:29
[参院選]若い力、外山さん歓喜 讀賣宮崎
駆けつけた支持者と握手を交わす外山さん(左)と妻の千草さん(29日午後8時12分、宮崎市別府町の労働福祉会館で)
29日に投開票された参院選宮崎選挙区は、激戦の末、民主党、社民党、国民新党が推薦した無所属新人の外山斎さん(31)が初当選を果たした。年金の記録漏れや前防衛相の発言問題で自民党に逆風が吹く中、外山さんは非自民の力を結集、一部自民党支持者や無党派層も広く取り込んだ。自民党公認で現職の小斉平敏文さん(57)は、支持団体を中心に組織票を固めたが、有権者の自民党離れが響いた。無所属で新人の東治男さん(62)は、知名度を生かして無党派層に訴えかけたが届かなかった。無所属で前参院議員の長峯基さん(66)は保守、無党派層を取り込めなかった。共産党公認で新人の馬場洋光さん(38)は、他党支持者などに支持が広がらず、共生新党公認で新人の井野元裕さん(38)は準備不足が否めなかった。
「宮崎から国政を変える第一歩だ」。外山さんは、宮崎市別府町の労働福祉会館で当選の一報を聞き、歓喜の声を上げた。同館に集まった支援者に「いつきコール」と握手攻めで迎えられ、「政治を国民の手に取り戻そうという願いが届きました。一日も早く、県民の皆様のために仕事をしたい」と感極まった声であいさつ。妻の千草さん(26)と深々と頭を下げた。
午後8時に民放テレビが当選確実の一報を流すと、支援者は次々に携帯電話をかけて「今、当確が出たぞ」と声を弾ませた。「よかった」「すごいよ」。顔をくしゃくしゃにして涙ぐむ女性の姿もあった。
2005年の衆院選宮崎3区から民主党公認で出馬し、落選。次期衆院選同区に同党公認で再挑戦する予定だったが、生活苦を訴える有権者の声を耳にして「国民の目線に立たない政治を直ちに改めないといけない」と出馬を決意。民主党県連副代表を辞して挑んだ戦いだった。
選挙戦では、政権交代を訴えるとともに、「若い世代だからこそ子や孫の代に責任が持てる」と若さも前面に出し、無党派層の取り込みも図った。
出馬表明(6月1日)が遅れ、当初は「無名の新人」だったが、国会の会期延長で日程が繰り下がったこともあり、県内をくまなく回れた。非自民候補がほかに4人いたが、誰よりも年金記録漏れ問題などによる野党への追い風に乗り切った。
街頭では、外山さんが手を差し出すと、立ち上がって握手に応じる人や、「若さで頑張れ」と肩をたたいて激励する人もいた。
「東国原知事の誕生で宮崎は変わろうとしている。県民の改革意欲を日本を動かす大きな力にしたい」。有権者の期待を一身に集めた堂々の勝利だった。
支持者に敗戦の弁を語る小斉平さん(右)(29日午後8時56分、宮崎市島之内の事務所で)
■自民・小斉平さん「力不足」
宮崎市島之内の小斉平さんの事務所では、集まった支持者らの表情が厳しかった。落選が判明すると、小斉平さんは「結果の責任は私にあり、皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を下げた。
同党県連は、1月の知事選など、過去分裂を繰り返してきた反省から「挙党態勢」を掲げた。3人の衆院議員が各選挙区で小斉平選対の本部長を務め、万全を期したはずだった。
安倍首相や小泉前首相も来県し、組織票固めに力を注いだ。道路や医療など「都市と地方の格差解消」を訴え続けた。選対幹部は「どうして差が縮まらないのか最後までわからない選挙戦だった」とがっくりと肩を落とした。
■東さん再挑戦実らず
宮崎市橘通西の東さんの事務所では、落選が決まると、支持者から「なぜだ」と落胆の声が上がり、涙ぐむ女性もいた。
姿を見せた東さんは、「自民、民主の大きな対立からはじき出された。個人の力の弱さを痛感した」と、支持者に頭を下げた。
東さんは、2001年の参院選では連合宮崎、民主党、社民党などの推薦で出馬。17万余りの票を得たが、次点に泣き、今回再挑戦した。
しかし、今回は連合宮崎などが遅れて出馬を表明した外山さんを推薦。組織票を持たない東さんは、「しがらみのなさ」や「東国原知事の県政を国政からサポートする」と訴えて無党派層への支持を図ったが、浸透しきれなかった。
■3氏も落胆
無所属で前参院議員の長峯さんは引退を表明した。自民党の批判票を取り込めなかった。共産党新人の馬場さんは同党支持層以外に広がりを欠いた。共生新党新人の井野さんは知名度不足が響いた。
(2007年7月30日 読売新聞)
733
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:47:03
自民・加治屋さんが議席死守 2007参院選 讀賣鹿児島
自民が牙城(がじょう)を接戦で死守――。参院選は29日投開票され、鹿児島選挙区(改選定数1)では、自民党現職の加治屋義人さん(69)(公明推薦)が民主党新人の皆吉稲生さん(57)(国民新推薦)、共産党新人の山口陽規さん(54)を破り、再選を果たした。加治屋さんは年金記録漏れ問題で逆風が吹く中、自民党の組織力を生かして支持基盤の引き締めを図った。公明党との選挙協力も功を奏し、保守層切り崩しを図った皆吉さんの猛追をかわした。
鹿児島市照国町の加治屋さんの事務所では、支持者がテレビの前に陣取り、当選確実の知らせが流れると、「やったー」と歓声が上がった。加治屋さんが姿を現すと、事務所の熱気は最高潮に。加治屋さんは支援者の握手攻めにあい、真っ黒に日焼けした手でしっかりと応えながら、「ありがとう、ありがとう」と何度も頭を下げた。
選挙戦では、保守層切り崩しを図る民主党の攻勢や年金記録漏れ問題による逆風で、一時は劣勢と伝えられた。街頭や集会で「助けていただけませんか」と訴える加治屋さんは悲壮感をまとっていた。しかし終盤、その懸命な姿が自民党や陣営、友好団体の引き締めにつながった。
加治屋さんは「本当に厳しい戦いだった。みなさんの支援のおかげ」と声をうわずらせ、「これからも、農林水産の振興や鹿児島の発展に尽くす」と語った。
(2007年7月30日 読売新聞)
734
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:47:27
「やはり壁は厚かった」民主・皆吉さん沈痛な表情 讀賣鹿児島
「やはり壁は厚かったか……」。鹿児島市鴨池新町の皆吉さんの事務所は、「加治屋さんとの互角以上の戦い」との感触を得ていただけに、落選が決まると、陣営幹部や支持者は肩を落としていた。
選挙戦は優勢だった。年金記録漏れ問題などで自民党に逆風が吹き荒れる中、農村部で民主党が掲げる農家の戸別所得補償制度を紹介する「農業チラシ」を配布するなど、戦略的に保守層の取り込みを進めた。しかし、終盤、組織力を使って引き締めを図った加治屋さん陣営の巻き返しで、自民党の底力を見せつけられる結果となった。「今回こそ勝てると思ったのに」。歴史的勝利を確信していた陣営幹部は言葉を失っていた。3年前に次いで2度目の参院選への挑戦だった皆吉さんは「チャンスをつかむことができず、申し訳ない」と沈痛な表情で支持者にわびた。
(2007年7月30日 読売新聞)
735
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:47:47
投票率60・67% 年金問題など関心高まる 讀賣鹿児島
参院選鹿児島選挙区の投票率は60・67%(男60・98%、女60・41%)だった。2004年の前回(62・87%)に比べ2・2ポイント下回ったが、01年の前々回(57・44%)と比べると3・23ポイント上昇した。
今回の当日有権者数は142万1620人(男65万4731人、女76万6889人)、投票者数は86万2489人(男39万9237人、女46万3252人)だった。
04年は、新人同士が争う知事選と同日だったことから、参院選への有権者の関心も高かった。今回、それにほぼ並ぶ投票率を記録したことについて、鹿児島選挙区の各陣営は「夏休みに入ってからの投票日というマイナス要因を、社会保険庁の年金記録漏れ問題などが争点となって、参院選への有権者の関心が高まり、投票意欲を底上げし、カバーしたのではないか」と分析していた。
(2007年7月30日 読売新聞)
736
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:48:07
糸数氏が2度目の当選、自民現職・西銘氏下す…参院沖縄選挙区 讀賣沖縄
沖縄選挙区(改選定数1)では、前参院議員の糸数慶子氏(59)(無所属=民主・共産・社民・国民新推薦)が、現職の西銘順志郎氏(57)(自民=公明推薦)を破り、2度目の当選を果たした。
糸数氏は、米海兵隊普天間飛行場の県内移設反対を訴えたほか、年金記録漏れ問題などで与党批判を展開。この3年で全県選挙が3度目という知名度の高さに加え、文部科学省が沖縄戦での集団自決の記述を修正した教科書検定問題も追い風となり、昨年11月の知事選、今年4月の参院補選と続いた野党候補の連敗に歯止めをかけた。
西銘氏は、経済界や仲井真弘多知事の全面的な支援を受け、徹底した組織選挙を展開したが、1期目の実績のアピールが最後まで浸透せず、与党への逆風も克服できなかった。
(2007年7月30日 読売新聞)
737
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:05:32
自民県連ため息 「本当に負けたのか」 熊本
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070730200004&cid=main
険しい表情で三浦一水さんの敗戦の弁を聞く自民県連幹部や国会議員=29日午後9時20分すぎ、熊本市の事務所(横井誠)
「本当に負けたのか」。三浦一水さん(53)の三選を目指した自民党。開票状況を見守ろうと熊本市水前寺の党県連会館に集まった幹部らは、早々に入った民主新人の当確速報にあぜん。近くの選挙事務所に急いだ古閑三博会長は「なぜだ…」とため息をもらした。
年金記録不備問題や相次いだ閣僚の失言…。「相手候補との勝負ではなく、自民党への批判、逆風との戦いだった」と三浦さん。二人区時代には改選二議席を独占したこともあった党勢は危機的状況に追い込まれた。「『政治とカネ』の問題も熊本が震源地だった。失言も最後まで続き、風を押し返せなかった」と西岡勝成幹事長。
一部にあった楽観ムードを打ち消そうと、県連の大号令で終盤、地方議員や推薦団体がフル回転。安倍晋三総裁(首相)も二度来熊したが、及ばなかった。三浦さんと公明党比例代表候補を、自公で相互推薦する異例の選挙協力も結果的には不発に。
支持者の前に立った古閑会長は「お世話になりました」と言葉少な。沈痛な面持ちで頭を下げた。(小多崇)
738
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:09:45
<解説>参院熊本選挙区 保守基盤の地殻変動
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070730000004
参院選の開票作業をする熊本市職員ら=29日午後9時40分ごろ、同市総合体育館(坂本明彦)
自民、民主両党が総力戦で臨んだ参院選熊本選挙区は民主新人の松野信夫氏に軍配が上がった。年金問題などで自民に大きな逆風があったとはいえ、「自民王国」とされる県内で、定数一の戦いに敗れたことは保守基盤の地殻変動をうかがわせる。
一方、公明党も加えた分厚い与党の壁を突き崩した民主党は、県内でも国政選挙レベルで二大政党制への足掛かりを築いたといえる。今後、中央政界の政局流動化も絡み、県内の衆院小選挙区をはじめとする選挙戦に影響を与えるのは必至だ。
自民退潮の兆しはすでにあった。郵政解散で自民が圧勝した二〇〇五年の衆院選を除き、〇四年の参院選、〇三年の衆院選と、いずれの国政選挙でも熊本市で民主党に二〜三万票の差を付けられ、無党派層の多い都市部の劣勢は明白だった。
それをカバーしてきたのが、創価学会という強固な組織票を持つ公明党の協力と、牙城である農山村地域の底堅い支持だった。ところが今回、その必勝パターンに変化が起きた。
自民党を支える農業団体や建設業界の組織力が弱まる中、農政重視を打ち出した民主の選挙戦略で、牙城に食い込まれた。また、協力への明確な見返りを求める公明党に対し、自民党県連は比例代表で公明党候補の推薦を決定。自民友好団体の一部からは「党にも多くの比例代表候補を抱えているのに」と疑問の声が漏れた。
これに対し、民主党は三月以降、小沢一郎代表が五回も熊本入りするなど本部直轄で、乏しい組織力を補う広報戦略を展開。衆院熊本3区補選にも公認候補を擁立することで党の存在感をアピールし、自民批判票の掘り起こしに成功した。
自民党県連内で今後、責任問題が浮上することは確実。党運営や選挙戦略の抜本的な見直しも迫られることになる。来春の知事選を含め、県政界は波乱含みとなる。(毛利聖一)
熊本日日新聞2007年7月30日朝刊
739
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:11:50
県内出口調査分析 熊本日日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070730000005
●熊本選挙区 松野氏、各年代で支持
二十九日投開票の参院選熊本選挙区で、共同通信社と熊本日日新聞社は有権者千四百四十一人を対象に出口調査を実施した。民主新人の松野信夫氏に「投票した」と答えた人は、二十代後半〜六十代で51・7〜61・7%に上り、各年代層で半数を超える人が支持した。一方、自民前職の三浦一水氏では、50%を超えたのは二十代前半と七十代にとどまった。
回答者全体で見ると、松野氏に「投票した」と答えた人は52・0%。三浦氏は44・7%。共産新人の橋田芳昭氏は3・3%どまり。共産は民主、自民の争いの中で埋没した格好だ。
候補者別に各年代の支持を分析すると、松野氏は三十代で61・7%、二十代後半で58・8%の高い支持を得た。三浦氏は二十代前半の52・3%と、七十代の51・2%が高かったが、ほかは50%を割った。橋田氏は各年代とも低迷した。
普段の支持政党別では、松野氏に対しては民主支持の93・8%に加え、自民支持の28・9%も投票した、とした。三浦氏に対しては、自民支持の70・5%にとどまった。橋田氏も共産支持の59・5%どまりだった。
支持政党なしの無党派層は62・4%が松野氏に集中した。(井村知章)
●衆院3区補選 「保守分裂」裏付け
松岡利勝前農相の死去に伴う二十九日投開票の衆院熊本3区補選の出口調査で、無所属元職の坂本哲志氏に「投票した」と答えた人は39・0%。同新人の荒木義行氏は35・2%だった。民主同の後藤英友氏は21・9%、共産同の松岡徹氏は1・8%にとどまった。
調査は、熊本日日新聞、熊本放送、共同通信が共同で、選挙区内の有権者九百六十人を対象に実施した。
「ふだん自民党を支持している」(44・3%)回答者のうち、坂本氏に投票したのは42・8%、荒木氏は47・8%と割れた。自民系両候補による保守分裂の激しい選挙戦を裏付けた。
補選は、二〇〇五年の前回総選挙で約八万六千票を集めた「松岡前農相票」の行方が注目を集めた。「前回、松岡前農相に投票した」(36・3%)回答者のうち、前農相後援会の後押しを受けた荒木氏への投票は57・5%と最多だった。
しかし、坂本氏も25・9%を獲得しており、「政治とカネ」の問題などで改革を訴えた坂本氏が「松岡票」を一部取り込んだといえそうだ。後藤氏への投票も14・1%あり、参院選での民主の勢いが補選にも表れたようだ。
(辻尚宏)
熊本日日新聞2007年7月30日朝刊
740
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:13:40
同日選 当選者に聞く 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070730000010
参院選と衆院熊本3区補選は29日投開票され、参院選熊本選挙区は民主新人の松野信夫氏(56)が初当選、衆院3区補選は無所属元職の坂本哲志氏(56)が返り咲きを果たした。両氏は30日未明、熊本日日新聞社のインタビューに対し、今後取り組む政策などを語った。
●「農業政策に取り組む」 松野信夫さん(参院選熊本選挙区)
―きん差の勝利だったが勝因は。
「よくぞ勝ったという思い。選対が本当に一生懸命運動してくれた。『政治とカネ』の問題や閣僚の相次ぐ失言などで、自民党支持者も同党に愛想を尽かしていた。民主党に追い風だったことは間違いない。従来は自民支持の農業生産者や商店主からの支援も大きい」
―任期の六年間で重点的に取り組む課題を。
「選挙戦でも訴えてきたが、まずは農業問題。規模拡大路線の自民党農政に対し生産者は拒否反応を示している。民主党のマニフェストに盛り込んだ戸別所得補償制度の実現を目指す。また、弁護士の経験を生かし税金の無駄遣いに徹底的にメスを入れる。特殊法人や国の特別会計、天下り問題などを追及していく」
―「政治とカネ」の問題に、どう対応する。
「赤城徳彦農相の事務所費問題でも明らかなように、まだ解決したとは到底言えない。与党が改正した政治資金規正法は、経常経費の領収書添付対象を政治資金管理団体に限っており、“ザル法”だ。秋の臨時国会では再改正が必要だ」
―民主党は改憲派と護憲派が混在。憲法改正に対する考えを。
「参院選では大きな争点にならなかったが、任期中に国民投票法案が施行される。憲法九条は堅持するという立場で行動する。党内の議論はこれからだが、護憲派として主張していく」
―水俣病、川辺川ダム問題への対処は。
「水俣病未認定患者救済で、与党プロジェクトチームは新たな救済策の概要を示しているが、一九九五年の政府解決策より一時金が下回る内容では裁判原告は納得しないだろう。民主党内で対案づくりの中心になりたい。川辺川ダム建設は中止し、ダムに頼らない治水対策の実現と、水没予定地を抱える五木村への支援策を実施すべきだ」
―元衆院議員だが、参議院議員との違いは。
「国会をリードしていくのはやはり衆院。しかし参院は解散がないので、腰を据えて政策の研究や実現にじっくり取り組める利点がある。『良識の府』として、参院の独自性についての議論も必要だと思う」(野方信助)
741
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:15:54
参院選 逆風かわし加治屋氏再選 組織力で劣勢挽回 民主の追撃を振り切る 鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070730/20070730_003.shtml
当選し、万歳する加治屋義人候補=30日午前0時20分ごろ、鹿児島市照国町の選挙事務所
参院選鹿児島選挙区(改選数1)の投票が29日、繰り上げを除く1280カ所で行われ、即日開票の結果、自民党前職の加治屋義人氏(69)=公明党推薦=が、民主党新人の皆吉稲生氏(57)=国民新党推薦、社民党県連合支持=、共産党新人の山口陽規氏(54)を破り、再選を果たした。年金問題、閣僚の相次ぐ問題発言など、自民党への逆風の中、安倍晋三首相ら党幹部によるてこ入れなどが奏功。県農政連や公明党の推薦も受けた加治屋氏が、皆吉氏の追撃を振り切った。
「本当に厳しい戦いだった。皆さんのおかげ。本当にありがとうございました」
年金問題や自民閣僚の問題発言による逆風、民主の猛追をかわしての勝利。鹿児島市照国町の加治屋氏の選挙事務所は、「当選確実」の報が入ると「やったー」という歓声に包まれた。支持者の万歳が繰り返される中、加治屋氏は目を潤ませ、何度も頭を下げた。
事務所天井にまで張り巡らされた数百枚の団体・企業からの推薦状。世論調査で劣勢が伝えられるたびに、高校球児だった加治屋氏にちなんだ「9回裏攻撃!」を合言葉に、陣営は組織の引き締めを強めてきた。
加治屋氏は「逆風からのスタート。9回裏二死満塁で遊撃手の後ろにポテンヒットという感じだ。公明党の協力、国会議員や県会議員、支援団体の方々には本当に頑張っていただいた」と選挙戦を振り返った。
県選出国会議員や県議らも地元で小まめな運動を展開。安倍晋三首相や小泉純一郎前首相ら大物も鹿児島入りし、てこ入れ。「鹿児島はどうしても負けられない」という自民の意気込みを示し、終盤にかけての大きな追い風になった。
「保守の伝統を保つことが鹿児島を発展させること。県民の期待、重い責任を背負って本県の発展と国政に取り組んでいきたい」。加治屋氏はそう力を込めた。
=2007/07/30付 西日本新聞朝刊=
2007年07月30日11時30分
742
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:16:24
31歳外山氏が圧勝 参院選宮崎選挙区 自民批判追い風に 史上最年少に19万票
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070730/20070730_004.shtml
参院選は29日投開票され、宮崎選挙区(改選数1)は、民主、社民などが推薦した無所属新人の外山斎氏(31)が、自民前職の小斉平敏文氏(57)ら5人を大差で破り、初当選した。31歳での当選は同選挙区で史上最年少。自民は前回(2004年)に続き公認候補が敗れ、非改選を含め参議院の議席を失った。連合宮崎と民主、社民などが共闘する「非自民系会議」の枠組みで戦った外山氏は自民批判に加え、31歳の若さをアピールし幅広い支持を集めた。再選を目指した小斉平氏は年金問題の逆風をはね返せず、無所属元職の長峯基氏(66)との保守分裂も響き、引き離された。投票率は56.79%。
議員経験ゼロで政治手腕が「未知数」ともいえる若い外山氏が保守の牙城を崩し、自民の国会議員を衆院だけの3人に減らしたことで、県政界は大きく変動しそうだ。自民は1月の知事選に続き、業界や団体を動員して集票する組織型選挙が通用せず、根底から問い直されることとなった。
外山氏は6月になって出馬表明。出遅れ感は否めなかったが、選挙戦では、連合宮崎を中心とした選挙態勢を組み、民主の公認並みの支援で鳩山由紀夫幹事長らが次々とてこ入れして急速に支持を広げた。
「横暴な政治を止める。宮崎から日本を変える」と利権政治の打破と政治の変革を強調し、無党派層に浸透、自民支持層も一部切り崩した。宮崎など都市部で票を伸ばし、年金記録不備問題での与党への強い批判の「風」もつかんだ。
小斉平氏は県農民連盟など1800超の団体・企業の推薦を得て組織をフル回転。国会議員を地域選対本部長に据え一枚岩を目指したが、前々回(01年)同様に長峯氏と保守分裂選挙を繰り広げた上に、自民候補としては九州で唯一、公明が推薦を見送り、当選圏まで票を積み重ねることができなかった。
長峯氏は主地盤の県南を中心に保守や公明の支持層の票を固めたが、ほかの地域や無党派層に浸透できず、涙をのんだ。
前々回、次点と健闘した無所属新人の東治男氏(62)は障害者福祉の充実を掲げたが、届かなかった。共産新人の馬場洋光氏(38)は、年金や憲法問題を中心に訴えたが、支持を拡大できなかった。共生新新人の井野元裕氏(38)は、出遅れが響き及ばなかった。
=2007/07/30付 西日本新聞朝刊=
2007年07月30日03時06分
743
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:18:04
またも「変革の風」 外山さん、若さ無党派浸透
08:39 宮崎
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=699
「国政にも変革の風が吹いた」―。29日投開票の参院選宮崎選挙区で、無所属新人で31歳の外山斎さんが6候補による激戦を制し、国政への切符を手にした。年金記録不備問題や「政治とカネ」などをめぐる政治不信の大きなうねりは保守王国をのみ込んだ。
民主、社民、国民新党の推薦を受ける一方、「若さ」と「しがらみのなさ」をアピールし「反自民」の受け皿となり無党派層にも浸透した。
外山さんは当選確実の報を受け午後8時10分ごろ、宮崎市別府町の県労働福祉会館に現れた。グレーのスーツに白いワイシャツ姿。日焼けした顔に笑みもこぼれ、歓喜に沸く支持者らとがっちりと握手し壇上に立った。
万歳三唱した後、外山さんは「県民の皆さまのために1日も早く仕事をしたい。政治に対する不満が強い。しがらみの政治を崩し、有権者との距離感をなくしたい」と終始落ち着いた表情で、国政に臨む決意を披露。ともに選挙を戦った妻千草さん(26)は傍らで涙をぬぐった。
2005年の衆院宮崎3区出馬以来、2度目の挑戦でつかんだ国政の舞台。政治家としての経験はなく手腕は未知数だが、民主党県連の井上紀代子代表(60)は「議員は現場の声を聴いてこそ育つ。県民の声を聴き、真摯(しんし)に勉強をして政策通の政治家になって」とエールを送った。
【写真】当選確実の報を受けて、関係者から祝福される外山さん=29日午後8時10分、宮崎市・県労働福祉会館
744
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:21:20
参院選初当選の外山氏が会派入り意向
12:40 宮崎
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=707
29日投開票の参院選宮崎選挙区(改選数1)で初当選した無所属新人の外山斎(いつき)氏(31)は30日、県庁で会見に臨み、今後の政治活動について「1人での議員活動は難しい」と、無所属のまま会派入りする意向を示した。
外山氏は「自分は自民へのアレルギーと反発の受け皿になった。投票していただいた人を裏切らないためにも、保守以外の会派を検討したい」と述べた。政党入りについては「参院に政党政治はなじまないとの考えで立候補したので、任期6年間ない」と断言した。
外山氏は民主党県連副代表を務めていたが、今年6月に離党し、無所属で立候補。民主、社民、国民新党の推薦を受けて19万6685票を獲得し、全国の選挙区最年少で当選した。
【写真】当選から一夜明け、県庁記者室でインタビューに応える外山斎氏=30日午前10時55分、県庁記者室
745
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:58:01
糸数氏圧勝 返り咲き/参院選
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707301300_01.html
参院選沖縄選挙区(改選一)は二十九日投票され、即日開票の結果、野党統一候補で無所属の元職、糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=が全県選挙で最高得票となる三十七万六千四百六十票を獲得。自民公認で前職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=に十二万七千三百二十四票の大差で返り咲きを果たした。
糸数氏は、年金問題や歴史教科書検定問題などで安倍政権批判を展開し、「沖縄から政治を変えよう」と与野党逆転を訴え、「平和の一議席」を奪還した。
西銘氏は六年間の実績を訴えながら「自立への一議席」を掲げ、県政・国政との連携をアピールしたが、年金問題などの「逆風」で苦戦を強いられ、二期目の鬼門を突破できなかった。県知事選、参院補選を連勝した自公態勢にとっては手痛い敗北で、国政与党の退潮の影響を受け、県内政局が流動化する可能性も出てきた。
沖縄選挙区の投票率は60・32%で、主要選挙で過去最低だった四月の参院補選を12・51ポイント上回り、二〇〇四年の前回参院選を6・08ポイント上回った。
与野党を代表する有力候補の一騎打ちとなり、年金問題や改憲論議、米軍普天間飛行場移設などの基地問題、経済振興などを争点に、総力戦が繰り広げられた。
糸数氏は「年金問題は政府与党の失政。憲法改悪で戦争ができる国を狙っている」などと政権批判を強め、与野党逆転を訴えた。県知事選や参院補選の連敗で危機感を持つ革新支持層の動きも活発化。沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」の日本軍関与の記述が削除された高校歴史教科書検定への反発で、運動は草の根的な広がりを見せ、保守内部の政権批判票も取り込んだ。
県知事選など全県選挙を三度経験した抜群の知名度も生かし、都市部をはじめ全県で圧勝。大票田の那覇市をはじめ、全十一市を制する地滑り的な大勝となった。
西銘氏は「自立への一議席」を前面に打ち出し、国政安定による県政発展を訴えたが「逆風」を受けた。知事選、参院補選と連勝を重ねた自民、公明、経済界の組織力が今選挙では発揮できなかった。
全面的に支援した仲井真弘多知事の求心力低下は避けられず、来年の県議選や次期衆院選などの人選、態勢づくりにも大きく影響しそうだ。
糸数慶子(いとかず・けいこ)
1947年生まれ、読谷村出身。読谷高校卒業後、バス会社に入社し、平和ガイドとして沖縄戦の状況を説明するなど平和運動に携わった。92年県議選で初当選、3期12年務めた。2004年7月参院選沖縄選挙区初当選。06年11月の県知事選に立候補した。
平和憲法守る
糸数慶子氏の話 国政運営が県民、国民から懸け離れており、政権を変えてほしいという思いが当選につながった。年金や暮らし、教科書改ざんの問題を改めさせ、平和憲法を守っていく。基地問題では、縮小と即時撤去の訴えが受け入れられた。新基地を造らせないということを国会で訴えたい。沖縄の立場を理解する議員を増やし、市民グループとも連携して活動していきたい。
逆風強過ぎた
西銘順志郎氏の話 年金問題や政治と金の問題、加えて県内では歴史教科書問題など、出だしから空気が重かった。いくら笛を吹いても踊ってくれないような状況があった。一つ一つ丁寧に説明し、終盤は確かな手応えを感じることができるようになったが、あまりにも逆風が強過ぎた。いずれにしても、私の不徳の致すところ。ご支援をいただいた皆さんには感謝したい。
746
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:58:26
沖縄政策に不満噴出/解説
参院沖縄選挙区(改選数一)で、野党統一候補の糸数慶子氏(59)が「平和の一議席」を奪還、大勝したことは、年金問題や改憲論議などで強硬姿勢を示す安倍政権の改革路線に「ノー」を突きつけたことを意味する。「政治とカネ」や失言など度重なる閣僚の不祥事だけではなく、沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題、海上自衛隊の名護市辺野古沖の事前調査参加など、沖縄の歴史認識や復帰後の複雑な感情を無視した同政権の沖縄政策に対する怒りが噴出した結果だ。(07年参院選取材班・与那原良彦)
沖縄タイムス社と共同通信社などの出口調査を見ると、糸数氏は社民、共産、民主など推薦を受けた政党の支持層の九割前後を固め、無党派層からも約八割の支持を得た。さらに、自民、公明支持層の三割弱が糸数氏に投票したもようだ。
西銘陣営の幹部は「逆風の中、政府、与党に『ヤーチュー(お灸)しよう』という不満がわき上がったのだろう」との見方を示したが、安倍政権批判が西銘氏大敗につながった可能性は大きい。
一方、糸数氏は「追い風」を受けての勝利だといえ、これで野党陣営の立て直しが図られたと取るのは早計だ。
安倍政権を批判する姿勢は共通するものの、改憲や日米安保などで主張が違う政党の共闘は「野合批判」が付きまとい、実際の政権交代の政策協定は容易ではない。
国政の場において、資金力などで勝る民主党が今後、党勢を伸ばせば、県内の共闘のバランスが崩れる恐れがある。
労組は弱体化し、政治離れは否めない。復帰運動や多くの選挙戦を戦ってきた革新活動家の高齢化、基地問題よりも生活や経済振興を重視した有権者の動向も見逃せない。今回の参院選も基地問題の争点は薄れ、年金問題などの生活密着問題が最大の争点になった。政策の練り直しも必要になる。
豊富な運動量を誇る自民、公明の与党態勢は今回、経済界の動員力を軸にした勝利の方程式を発揮できなかった。今後の立て直しが迫られるが、経済界の一部からは「応援しても見返りはない。選挙応援を見直したい」と強い不満の声も聞かれる。
経済界主導の選挙戦は政治家の動員力を低下させ、経済界依存を強めてきたが、その主体を担ってきた建設業界が業績悪化に苦しむように“選挙負担”に悲鳴も上がる。参院で民主党が第一党になったことを機に、自公一辺倒だった経済界の対応が変化する可能性も否定できない。
来年六月には県議選がある。民主、そうぞうの候補者増も予想され、乱立傾向が強まると予想される。
県内政局の流動化は、仲井真県政の不安定化につながりかねない。早期解散が現実味を帯びてきた次期衆院選も含め、県内では、新たな政治枠組みが構築される可能性が高まってきた。
知事、西銘氏敗北「残念」
仲井真弘多知事は二十九日夜、西銘順志郎氏の敗北について「私の公約実現に向けた強力なパートナーが一人いなくなるのは非常に残念。ベテランの敗北は政策を展開していく上でも影響は大きい」と落胆した口調で語った。那覇市内の西銘選対で記者団の質問に答えた。
西銘氏の敗因については、年金記録不備問題や閣僚の問題発言などを挙げ、「われわれの陣営も一生懸命やったが、有権者に対するアピール度が足りなかった」と与党への逆風が大きな敗因との認識を示した。
また、米軍普天間飛行場の移設に向けた事前調査への海自艦投入や「集団自決(強制集団死)」をめぐる教科書検定問題などを念頭に「政府の対応も県民感情を逆なでするものだった」と指摘し、政府の沖縄への配慮不足も敗因の一つとの認識も強くにじませた。
747
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:59:20
基地政策に影響なし/政府
【東京】参院選で与党の議席が過半数を割り、沖縄選挙区で糸数慶子氏が当選したことを受け、政府側は「これで政府の沖縄政策が変わることはない」「基地政策は合意通り進める」などと冷静に受け止めている。
沖縄選挙区の争点の一つである基地問題で、糸数氏は米軍普天間飛行場の即時閉鎖・返還を主張したが、防衛省幹部は「普天間移設はすでに実施段階に入っている。合意通りに進めていくだけだ」と淡々と語った。
民主が参院の第一党となったことにも「(米軍再編への協力度合いに応じて地方自治体に交付金を支給することを柱とした)米軍再編推進法が五月の通常国会で成立済みだ」と述べ、基地政策に影響はないとの見方を強調した。
内閣府幹部も沖縄選挙区の結果について、全国的な与党への逆風が沖縄にも影響したとの見方を示した上で、「内閣府など政府の沖縄政策への不信任とは受け止めていない」と指摘。
与党の大敗に「沖縄で直ちに基地問題などへの対応が劇的に変わるとは思わないが、慎重さが求められてくるのではないか」と述べ、普天間移設などで強硬的な姿勢を取りづらくなるとの認識を示した。
普天間移設への「姿勢変わらず」/名護市長
島袋吉和名護市長は二十九日夜、米軍普天間飛行場の県内移設に反対する糸数慶子氏が当選したことについて「年金や政治資金の問題で政府への逆風が強く、普天間飛行場の移設問題は争点の一つだが、(結果としては)争点にはならなかった」との認識を示した。
その上で「名護市の代替施設を可能な限り沖合へ寄せてくれというスタンス、県と連携して普天間飛行場の三年以内の閉鎖状態を求める姿勢は変わらない。沖縄の保守候補が負けたからといって、国が移設計画を高飛車に進めるようなことがあってはならない」とくぎを刺した。
県内投票率 上昇60・32%
参院選沖縄選挙区の最終投票率は60・32%で、前回(二〇〇四年七月)を6・08ポイント、過去最低だった〇七年四月の同選挙区補欠選挙を12・51ポイント上回った。参院選で60%を超えたのは一九八九年以来、十八年ぶりとなる。
全国的な争点となった年金問題などのほか、県内では高校歴史教科書の検定問題への関心の高さなどが背景にあるとみられる。期日前投票が有権者の12・38%に当たる十三万二百四十四人で、同制度施行後最高だった二〇〇六年知事選を一万九千六百三十八人上回ったことも投票率アップにつながった。
十一市平均が59・70%、郡部が62・44%。東村と久米島町を除く市町村で前回を上回った。男女別では男性が59・53%、女性が61・08%。
県内の参院選の投票率は一九九二年に58・51%と初めて60%を割り込んだ。九八年に58・98%と若干回復したが、その後は二〇〇四年、〇七年補欠選と過去最低を更新していた。
県内テレビ各局3分内に「当確」
参院選沖縄選挙区の投票が締め切られた二十九日午後八時、テレビ各局は選挙特報番組で糸数慶子さん(59)の当確を次々に速報した。琉球朝日放送(QAB)が同午後八時、琉球放送(RBC)と沖縄テレビ(OTV)は同一分、NHK沖縄放送局は同二分にそれぞれ当確を伝えた。沖縄タイムス社は同八分に、当確を伝える電子号外をホームページ上に掲載した。
748
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 19:01:32
慶子スマイル復活/教科書・基地問題へ意欲 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707301300_02.html
「政治を県民、国民の手に取り戻す」。二十九日の参院選沖縄選挙区で圧勝し、国政への返り咲きを果たした糸数慶子さん(59)は、引き締まった表情で抱負を語った。歓喜に沸く選対本部で、孫から受け取った花の冠を頭に載せると、笑顔がはじけた。「与野党逆転の訴えが受け入れられた」と振り返り、「県民の支持を基盤に、沖縄の課題を訴える」ときっぱり。一方、西銘順志郎さん(57)は「あまりにも強い逆風が吹き過ぎた」と悔しさを隠さず、「私の不徳の致すところ」と頭を下げた。投票終了と同時に糸数さんの当確が速報され、選対本部は静まり返った。
挫折越えたくましく
午後八時から民放各社が当選確実を相次いで報じた直後、糸数さんは那覇市銘苅の選対本部に入った。突然電気ブレーカーが落ち、事務所の照明が消えたが、暗闇の中でも構わず支持者と固い握手を繰り返した。
「初めて敗北を味わったことが、参院選にかける意気込みにつながった」。報道陣に囲まれ、昨年の知事選を振り返った。県議選三期、参院選一期と連戦連勝の政治生活で、初めて経験した挫折だった。
再出発となった今回は長かった髪を切り、選対本部が発足する前から一人で朝の街頭に立った。台風が直撃した公示翌日の十三日朝も街頭に出ようとして、スタッフに必死に止められた。
「支持者を見つけたら、すぐ駆け寄って握手。走り回るので、追っかけるのが大変でした」と、ウグイス嬢の親里利希さん(28)。選対幹部や家族も「後がない危機感がばねになった」「すごいファイトだった」と、そろって舌を巻いた。
再び獲得した「平和の一議席」。糸数さんは報道陣に硬い表情の理由を問われ、「県民の思いを受け止めてしっかり活動したいと、緊張した顔になったと思います」と、白い歯をのぞかせた。「年金、教科書改ざん、基地…」と、当選後に取り組む課題を七つも列挙し、全力投球を誓った。
「この気持ち、この思い、すべて沖縄のために」。沖縄の平和を訴え続けた政治活動、平和ガイドの経験と重なるキャッチフレーズ。選挙中は口にしようとするたびに涙ぐんでしまったが、最後の支持者へのあいさつではきちんと言い切った。「私の魂のすべてを沖縄のためにかけます」。最後は晴れやかな表情を浮かべた。
◇ ◇ ◇
「逆風、四つも五つも…」/西銘さん、心境複雑
那覇市牧志の西銘さんの選対本部。情勢の劣勢が伝えられ、開票前から重苦しい雰囲気に包まれた。午後八時すぎ、各テレビ局が次々に「糸数さん当確」を伝えると、さらに沈黙が広がった。集まった支持者から「随分早く出たな」のつぶやきも。
午後八時四十分ごろ、選対本部に入った西銘さんは、拍手で出迎えられ、支援を受けた仲井真弘多県知事や、選対幹部と握手を交わした。報道陣のインタビューに応じ「開票もしないうちに相手候補に当確が出て、気持ちの整理がついていない」と複雑な心境を吐露。
年金や歴史教科書などの問題を挙げて「逆風が四つも五つも重なり、嵐のようだった」と苦しい選挙を振り返った。今後の政治活動については「今のところ白紙の状態」とだけ述べた。
最後は支持者に「ありがとうございました」と頭を下げ、一人一人と握手を交わし選対本部を後にした。
那覇市前島の自営業、新嘉喜嘉枝子さん(59)は「あんなに燃えたのはなんだったのか。落選を信じられない」とぼうぜんとした表情で語った。
749
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 19:28:26
民主新人の川崎氏当選 参院選佐賀選挙区
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=561768&newsMode=article
第21回参院選は29日投開票が行われ、参院選佐賀選挙区(改選数1)は民主新人の川崎稔氏(46)が21万452票を獲得し、自民新人の川上義幸氏(52)に2万1000票余りの差をつけて初当選を飾った。川崎氏は年金や税金の「無駄遣い一掃」を前面に打ち出し、支持基盤を固めた上で無党派層にも浸透。約2万票差で苦杯をなめた前回の雪辱を果たし、1959年からほぼ半世紀続いた自民の連勝にストップをかけた。
連合佐賀や社民県連の支援を受けた川崎氏は年金の記録不備、佐賀商工共済組合、「政治とカネ」の問題など自民への逆風が吹く中で、序盤から優位に選挙戦を展開。日銀出身として金融・経済の専門的な知識と経験をアピールし、幅広い支持を得た。
中盤以降は組織力に勝る自民の追い上げにあったが、衆院佐賀1、2区の国会議員後援会も一体となって運動。前回は食い込めなかった農村部でも支持を広げ、参院選20連勝中(補選を含む)の自民を阻んだ。
公認候補差し替えで出遅れた川上氏は県農政協議会をはじめ、企業や団体など約600の推薦を受け、組織的な戦いを進めた。副知事としての実績、国交省出身として中央とのパイプなどを訴え、必死の追い上げ。推薦を受けた公明県本部とも共闘して浸透を図ったが、出遅れは最後まで響き、劣勢をばん回できなかった。
共産新人の中尾純子氏(54)は「貧困と格差」の解消や護憲を軸に運動を展開したが、民主と自民の激しい争いの中で存在感を示せなかった。得票は2万5028票にとどまり、前回を約1万4000票下回った。
投票率は62・86%で、前回(62・03%)を0・83ポイント上回った。
【写真】歴史的な勝利を収め、手を上げて喜ぶ川崎稔氏。右は涙を浮かべる妻和子さん=午後11時20分ごろ、佐賀市の事務所
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 20:17:05
参院選鹿児島選挙区 加治屋さん「逆転」笑顔
自民「薄氷の思い」
(07/30 07:31)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=5775
激戦の末に再選を決め、支持者らとバンザイをして喜ぶ加治屋義人さん=30日午前0時20分、鹿児島市照国町 “保守王国”鹿児島で自民が牙城を死守した。年金記録不備や閣僚の失言、「政治とカネ」問題で与党に猛烈な逆風が吹いた29日の参院選。鹿児島選挙区は、安倍政権下での改革続行を訴えた自民前職の加治屋義人さん(69)が、民主新人の皆吉稲生さん(57)とのまれに見る大接戦を制した。歓喜に包まれる陣営。加治屋さんは「本県発展のために努力する」と感激した面持ち。民主は選挙区議席獲得の悲願にあと一歩届かなかった。
「本当に厳しい戦い。薄氷の思いだった。が、見事に逆転勝ちだ」。鹿児島市照国町の自民・加治屋義人さんの選挙事務所。民主・皆吉稲生さんとの大接戦を、不安な表情で見守っていた支持者らは、「当確」が決まると、割れんばかりの拍手とともに喜びを爆発させた。
30日午前零時すぎ、英子夫人とともに事務所に現れた加治屋さん。「よくやった」など支持者の歓声と拍手に出迎えられた。連日の猛暑の中、支持を訴え県内を駆け回った顔は真っ黒。その疲れを吹き飛ばすかのような満面の笑顔で両手を上げて歓声に応え、「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。
鹿児島市議、県議時代には3回のトップ当選。国政初挑戦の2001年参院選でも“小泉ブーム”の追い風に乗り、圧倒的な強さで他を寄せ付けなかった。今回は一転、相次ぐ閣僚辞任や住民税負担増など安倍政権への国民の不満が募る中、年金記録不備問題が大きな逆風になった。
陣営は「まじめに直球」をキャッチフレーズに、誠実な人柄をアピール。参院農林水産委員長としての実績など農政通も前面に打ち出しながら、県選出国会議員や県議会議員、地方議員まで総動員し、公明党の推薦も得ながら戦いを展開した。
2期目に向け、加治屋さんは「県政発展のために国会議員や県議、地方議員としっかりスクラムを組んで努力したい」と力強く抱負を語った。
751
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 20:17:47
参院選 「長い夜」泣き笑い 尾辻さん「悲壮感と責任感」
逆風の中23万票
(07/30 14:47) 鹿児島
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=5792
選挙事務所に詰める支持者の手を握り、応援への礼を言う尾辻秀久さん=30日未明、鹿児島市下荒田1丁目 自民惨敗、民主躍進となった今回の参院選。鹿児島選挙区をはじめ、各地の選挙区で自民・民主が大接戦を繰り広げ、比例代表候補の当落判明は未明から早朝にもつれこんだ。県出身の比例代表候補は、自民前職の尾辻秀久さん(66)が当選、民主新人の叶芳和さん(64)は落選し、明暗を分けた。
「遅くまでお待たせし申し訳ない。皆さんのおかげで、悔いのない戦いができた」。4期目の当選を決めた自民・尾辻さん。鹿児島市下荒田1丁目の事務所に30日未明、姿を現すと、待ちわびた支持者から盛んな拍手と歓声がわき起こった。
約23万票を積み上げ前回と同じ比例7位での当選。しかし、吹き荒れる逆風の中、厳しい戦いを強いられた。
公明との選挙協力で、比例代表の自民票は分散。支持基盤の日本遺族会も会員が高齢化し票が目減り。県内各地を精力的に回り、支持を固めた。「これ以上の社会保障費カットは抑えたい」。弱者や地方の立場に立った政策を訴えた。
午前4時半すぎに事務所から宿泊先のホテルに戻り、一睡もせず朝を迎えた。「個人では満足できる戦いといえるかもしれないが、とてもそんな気分ではない。悲壮感と責任感でいっぱい」。表情を引き締め、午後零時半の飛行機で上京するため鹿児島空港に向かった。
■奄美党及ばず/叶さん
「期待に応えられず残念」と語る叶芳和さん=30日早朝、奄美市名瀬末広町の選挙事務所 「奄美党」を掲げ奄美を中心に戦った叶さんの奄美市名瀬末広町の事務所は30日早朝、落選の報が伝わると静まりかえった。
公示5日前に立候補を決めた。投票日まで残り1週間でようやくポスターが出そろうなど出遅れた。遊説場所は、奄美と、出身者の多い鹿児島市や関東、関西、福岡、沖縄に限定。「奄美の振興を実現させれば、全国のふるさと再生のモデルになる」と訴えた。
昨春の奄美市長選では、非自民勢力を結集。今回は地域限定の草の根の戦いで全国区に挑んだ。しかし、奄美市の得票が市長選の半数にとどまるなど伸び悩んだ。「盛り上げられなかったことは私の力不足。出遅れも響いた」と静かに語った。
752
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 20:18:28
参院選鹿児島選挙区 皆吉さん「力不足」
支持者ぼうぜん/民主
(07/30 07:27)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=5776
追い上げ及ばず、支持者らに深々と頭を下げる皆吉稲生さん=30日午前0時41分、鹿児島市鴨池新町 30日未明、加治屋義人さん「当確」の報が流れると、民主・皆吉稲生さんの鹿児島市鴨池新町の事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。一時はテレビで皆吉さん当確が流れたほどの大接戦。「どうしてなんだ」と支持者はぼうぜんと立ちつくした。前回に続き厚い保守の壁に阻まれた。
党は小沢一郎代表、鳩山由紀夫幹事長ら幹部が相次ぎ鹿児島入りして選挙戦を後押し。年金記録不備や閣僚の事務所費問題などの“敵失”もあり、終盤まで横一線の戦いを展開した。地方や生活を重視した格差是正策を前面に押し出し、「鹿児島から政治を変えよう」と訴えたが、あと一歩及ばなかった。
国民新党や京セラ労組などの支援も取り付けたが、頼みの労組は組合員数減少で弱体化。組織戦の弱さを露呈した。選対委員長の川内博史さんは「与野党逆転の大チャンスだった。今回ばかりは“よくやった”ではすまない。勝たなくてはならなかった。何が足りなかったかはこれから考える」とくちびるをかんだ。
支持者のねぎらいの拍手に迎えられた皆吉さんは「私の主張を受け入れていただき、手応えは感じていた。敗因はただただ私の力不足です」と深々と頭を下げた。
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