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▲2007年▲21参▲九州沖縄
553
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 11:59:18
政党に聞く(1) (7月3日朝刊) 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/2007sanin/kiku01.html
二十九日投開票の参院選は、自民党公認で現職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=と野党統一候補で元参院議員の糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=が立候補を表明、一騎打ちを繰り広げている。両氏を推薦した県内政党の代表に、参院選の意義や取り組み、争点などを聞いた。
自民党県連・新垣哲司幹事長
国と連携し経済振興
―参院選の位置付けと取り組みについて。
「国内政局の天王山であり、国政安定、県政発展のために負けられない選挙だ。県連会長で公認候補の西銘順志郎氏の再選を目指す。与党の過半数維持のため、一人区の勝敗が問われる。年金問題や内閣の支持率低下など楽観できない情勢だが、昨年十一月の県知事選、四月の参院補選を勝利した態勢をあらためて構築し、西銘氏の当選を果たしていきたい」
―争点は。
「経済振興が最大の争点。仲井真県政が公約に掲げた完全失業率の全国並みへの改善、観光客一千万人達成などを成し遂げるために政府与党の支援が欠かせない。連携の要になる西銘氏の役割は大きい。沖縄振興計画後の21世紀ビジョン(仮称)策定も重要な政治課題になる」
―年金問題の対応は。
「記録記載不備問題などで、多くの国民に不安を与えていることは、政府与党に責任がある。すべての国民が年金を完全に受給できるよう、緊急な救済策、対応策が求められる。社会保険庁改革関連法案などで、記載漏れの原因究明や抜本改革で不信解消し、安心安全な仕組みの構築を急ぎたい」
―比例の取り組みは。
「自民党の比例公認候補と友党である公明党の遠山清彦参院議員の当選に向け、総力を挙げて取り組む。各県議が各候補の担当に就き、票の上積みを図る。十一日には、比例候補の総決起大会を那覇市内で開き、公示後の運動に弾みをつけていきたい」 ―安倍政権の評価。
「国民投票法や教育基本法改正など短期間で多くの重要法案を成立させ、改革に真摯に取り組んでいる。日中、日韓の外交関係も大きく改善させた手腕など高く評価できる。国政発展に尽くす安倍政権の安定のためにもぜひ勝利を収めたい」
―有権者へのアピールは。
「国政安定なくして、県政の発展はない。国、県がしっかりと連携するため、パイプ役の西銘氏の再選を勝ち取りたい。仲井真弘多知事が掲げた公約実現のためにも多くの県民、有権者に西銘氏の実績を訴え、政策を隅々まで浸透させていきたい」
社民党県連・照屋寛徳委員長
「九条」を守る一票を
―参院選の位置付けと取り組みは。
「政権交代を目指し、参議院で与野党逆転をかけた選挙。与党が度重なる強行採決で国会審議を形骸化し、議会制民主主義を破壊するという暴挙に対してノーと言う大事な機会でもある。知事選、参院補選と連敗した沖縄革新はがけっぷちに立たされている。野党統一候補の糸数慶子氏と、全国比例の山内徳信氏のセットで勝利する体制を作っていく」
―争点は。
「九条を守る。教科書検定における沖縄戦の実相改ざん、米軍普天間飛行場の辺野古への代替施設建設、東村高江のヘリパッド移設問題を争点にして分かりやすく訴えていく。教育、医療、社会保障、住民税の負担増による格差問題も争点だ。大企業ばかりを優遇する政治から国民、県民の生活を守っていく」
―年金問題の対応は。
「宙に浮いた年金記録の問題は多くの国民を年金不信と不安に追い込んでいる。社民党は年金受給権の回復に全力を尽くすため、専門家チームからなる年金レスキュー隊の設置や、年金の一元化で国民の老後の安心を確保していく」
―比例の取り組みは。
「各市町村単位で糸数・山内合同の事務所を設置し、セットポスターやビラ作戦、懇談会を開催する。知事選や参院補選と比べて共闘態勢は強固なものがある。退職教師、公務員らの盛り上がりがすごい。沖縄の良心を代表する両氏に、参議院議員として沖縄の声・立場を発言し、行動してもらいたいという期待が各地で強まっている」
―安倍政権の評価。
「戦後民主主義と憲法の価値観を否定する歴代内閣で最も危険な内閣。戦後レジームからの脱却というのは、戦前体制への回帰そのもの。小泉政権に引き続き格差を拡大させ、地域コミュニティーを破壊する政治を転換させなくてはいけない」
―有権者へのアピールは。
「九条と年金、沖縄が危機にさらされている。辺野古、やんばるの森、戦後民主主義が危ない。平和国家が戦争国家に暴走している今、安倍政権に怒りの一票、九条と年金を守る一票、沖縄の未来を開く一票をぜひ糸数・山内にお願いしたい」
554
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 11:59:45
政党に聞く(2) (7月5日朝刊) 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/2007sanin/kiku02.html
公明党県本部・糸洲朝則代表
庶民目線の政策訴え
―参院選の位置付けと意義について。
「自民、公明の与党で六十四議席を確保し、国政の安定を図ることが重要だ。自公政権で積み上げた実績が問われる。そのために公明は比例八議席、選挙区五議席をぜひ獲得したい。比例公認候補で遠山清彦氏、選挙区の西銘順志郎氏の完全セットで戦う」
―争点は。
「年金や医療福祉など県民、国民の生活に密着した問題が争点になる。基地問題や憲法問題よりも、生活者の目線に立った政策を訴えたい。公明はドクターヘリの推進、医師不足対策、がん対策強化などを強力に推進。防犯対策に重点を置き国民が安心、安全に暮らせる社会の実現を図る」
―年金問題の対応は。
「大量の記録記載不備が生じた原因を追及する必要がある。それには、非効率な労使協定で縛られた社会保険庁の怠慢があり、不安解消のために抜本的な改革が急務だ。緊急の調査が不可欠で、第三者機関も活用し、完全支給を実現する。非公務員の組織を構築し、安心して受給できるシステムをつくり上げる。労使協定を要求した労組の支持を受ける民主党では抜本的な改革はできない」
―比例の取り組みは。
「六年前に西銘氏とセットで戦った遠山清彦氏を最高得票で再選させたい。遠山氏は外交、国政での活躍は目覚ましく、沖縄関係でも島サミットの誘致などで実績を挙げている。仲井真県政を支えるために欠かせない人材。那覇、中部の都市部を重点地区に十一万票の得票を目指す」
―安倍政権の評価は。
「小泉政権から続く改革路線を推し進め、教育基本法改正など教育改革など重点政策で実績を挙げている。公明党との連立でドクターヘリの配備やがん対策強化、児童手当の引き上げなどで国民福祉の向上を図った。教科書検定問題などは改めてもらう必要がある。その点への働き掛けを強くしたい」
―有権者へのアピールは。
「未来に責任を持つ政治の理念で、国民の命に責任を持ち、地域社会、住民が安心して暮らせる政策の実現を約束する。大衆とともに、地域で活動し、庶民の目で国政、県政を発展させる」
社大党・喜納昌春委員長
基地や格差を争点に
―参院選の位置付けと取り組みについて。
「憲法や年金、米軍再編などで強引な手法が目立つ安倍自公政権を総点検する大きなチャンス。沖縄から国政の在り方を問い、流れを変える選挙にしたい。党副委員長の糸数慶子氏を推す社民、共産、民主、国民新党との密接な協力関係が重要。スタンスの違いを踏まえた共闘模索で、中間、無党派層を含め結集できる体制を目指す」
―争点は。
「年金や格差、税制問題も大事だが、同時に基地や外交問題を含め憲法の在り方を争点にすべきだ。『集団自決(強制集団死)』で軍命がなかったとする歴史教科書改ざんなど文部科学省の教育介入も問う必要がある。基地や平和、格差問題での争点を明確に出し、自公との違いを鮮明にして安倍政権の問題点を示す」
―年金問題の対応は。
「納めた人が年金を受給する権利を持つのは基本的なことだ。責任の取り方も分からない柳沢厚労相や安倍首相がボーナス返上で解決する問題ではない。首相は、約五千万件の年金記録照合を一年以内にやるというが、政府の責任で補償する形で、受給者に対応していく必要がある」
―比例の取り組みは。
「社大党は反自公という立場を基本に、自公以外の政党を国会に送っている。今回の選挙も従来と同様に、社民、民主、共産の各党と協力する方針を固め、民主公認の斎藤勁氏、社民公認の山内徳信氏、共産党を推薦した。糸数氏とセットで取り組んでいく」
―安倍政権の評価。
「国民主権をないがしろに国家主義へ立ち返る時代錯誤的な政権。主権在民の認識が欠落した危険な体質を持つ。政治、司法、企業の腐敗、教育界の混迷など内政や外交面が極めて不安定、不信感だらけ。今こそ平和憲法をはじめ戦後民主主義で培った冷静な評価と見極めが必要」
―有権者へアピールを。
「戦後民主主義を否定しながら『美しい日本』をつくろうとする流れ、格差を生み出す自公政権、国の在り方を問う。すべての解決の糸口は、有権者一人一人の自覚と選択。争点を明確に訴え、有権者が冷静に足元を見つめ、将来を見極めて選択できる選挙にしたい」
555
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 12:06:47
政党に聞く(3) (7月6日朝刊) 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/2007sanin/kiku03.html
共産党県委・赤嶺政賢委員長
問われる平和の継承
―参院選の位置付けと取り組みについて。
「糸数慶子氏の勝利で、平和の議席を獲得する選挙。沖縄戦の歴史歪曲、新基地建設など平和を願う県民の気持ちを金や権力で押しつぶす動きをはね返すため、何としても勝ちたい。安倍政権の反動的暴走に、正面から立ち向かう確かな野党が必要だ」
―争点は。
「憲法、基地、暮らし、外交。米国の戦略に追随し沖縄を軍事要塞の島として恒久化する道か、平和憲法を持つ国として対話と外交で東アジアと平和の共同体をつくる道か。住民税増税、医療・介護保険制度を庶民に押し付け、生活を追い詰め、大企業には税を減免し利益を保証するという逆立ち政治を転換させる」
―年金問題の対応は。
「解決の第一歩として、すべての受給者、加入者に納付記録を送付し情報公開することで国民の不安に応えるべきだ。那覇市が明らかにした消えた国民健康保険特別調整交付金もそうだが、政策以前の問題。政府の統治能力が問われている」
―比例の取り組みは。
「全国で六百五十万票、沖縄で八万票獲得し、五議席を確保する。前田芙美子氏の比例候補決定で、比例区と糸数氏勝利に弾みがついた。前田氏は憲法や女性の権利、沖縄戦、基地、雇用問題などを訴え、市田忠義書記局長を迎えた演説会も成功した。これを跳躍台に糸数氏とセットでの取り組みに全力を挙げる」
―安倍政権の評価は。
「過去の侵略戦争が正しかったとの歴史観に立ち、戦前・戦中の軍国主義日本を美化する靖国派が中心にいる戦後最悪で危険な内閣。従軍慰安婦や南京大虐殺の否定、沖縄戦での『集団自決(強制集団死)』に日本軍関与がなかったとの歴史教科書の改ざんは安倍内閣だから生じた。県民が譲れない平和、歴史の継承が問われている」
―有権者へアピールを。
「糸数氏の勝利で県民を愚弄する政府に審判を下し、米国追随の政府姿勢を改める。共産党は、サービス残業の不払い賃金を是正、乳幼児の医療費無料化の全国的広がりなど草の根から取り組んできた。政治の不正・腐敗を正し、議会制民主主義を守るためにも議席をぜひ獲得したい」
政党「そうぞう」・下地幹郎代表
政策転換図る分岐点
―参院選の位置付けと意義について。
「参院で与野党が逆転した場合、自民、公明が圧倒的多数を占める衆院に対し、参院は野党が多数を握り、国政史上かつて例がない政治情勢となる。小泉、安倍政権が推し進めた都市部、大企業、高所得者を優遇する改革路線、政治の在り方を変える大きなチャンスだ。特に中小零細企業、低所得者が多い沖縄にとっては政策転換を図る分岐点になる」
―争点は。
「年金問題がクローズアップされる。高齢化社会を迎える中、安心して暮らすためにしっかりとした年金制度を確保することが問われる。政府与党は二十九日の参院選で頭がいっぱいで、関連法案も慌てて出し、選挙目当てなのは明らかで付け焼き刃的だ。浮き足立っている。強行採決を繰り返した国会運営は与党の焦りが背景にあり、腰が据わっていない」
―年金問題の対応は。
「政府与党が主張するように、記録が不備になった五千万件すべてを一年間で照合するのは不可能だ。年金受給者を優先して取り組む方が現実的。社会保険庁改革による非公務員の組織で年金制度は運営できない。むしろ収支決算を国会に提出させ、国会審議でチェックすべきだ。民主党が提唱する社保庁と国税庁を統合した歳入庁の導入も現実的ではない」
―比例の取り組みは。
「代表代行であった前県議の呉屋宏氏が国民新党の比例公認候補で立候補する。ローカル政党が国政に打って出ることで政治に活力を与え、沖縄の自立、沖縄から日本を変えることにつながる」
―安倍政権の評価は。
「長期政権を目指すのであれば、もっと大局的な視野で国政に臨むべきだ。集団的自衛権の行使を論議する前に、教育改革の徹底が優先されるべきだ。戦略がない国対によって、安倍晋三首相の魅力や特色、若さが引き出されていない」
―有権者へアピールを。
「沖縄の政治が変われば、日本が変わる。呉屋氏勝利で中央に衝撃を与えたい。無党派層の支持を獲得できるかが勝負だ。地方重視の政策に転換させる。東京からの支援だけでは自立できない。政治の自立が経済の自立につながる」
556
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:12:44
激戦1人区 自・民が応援合戦
2007年07月14日 朝日佐賀
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/saga/SEB200707140048.html
全国でも有数の激戦区・参院選佐賀選挙区(改選数1)を巡り、自民、民主の応援合戦が熱を帯びている。自民党県連は13日、安倍首相の昭恵夫人や野田聖子衆院議員(岐阜1区)を招いて佐賀市内で演説会を開催。一方、民主党県連も、河村たかし衆院議員(愛知1区)が駆けつけて街頭演説。両党は今後も、著名人の応援を予定しており、選挙ムードが盛り上がりを見せそうだ。
佐賀市の市文化会館であった演説会の会場には、女性を中心に約850人の観客が集まった。
昭恵夫人は「自民党は大きな逆風の中にある。今、前進しているその歩みを、どうか止めないでいただきたい」。野田議員は「女性の志の高さで、この激戦を勝ち抜いていかなければいけない」と呼びかけた。
一方の民主党は、河村衆院議員が、同市の佐賀玉屋前で街頭演説。台風の影響で強風が吹き付けるなか、選挙カーの上でマイクを握り、支持者や買い物客約150人に、「特権にあぐらをかく与党議員や公務員に任せていたから、年金があれほどずさんに扱われた。そんな世の中ではいけない」と訴えた。
557
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:13:46
台風接近で予定変更 選挙戦も週末の催しも
2007年07月14日 朝日熊本
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/kumamoto/SEB200707140052.html
大型で非常に強い台風4号が九州方面に接近した13日、参院選に候補者を立てた自民、民主、共産の3陣営は、党幹部ら来援予定者と連絡、遊説コースの検討などに追われた。週末の催しも中止や延期が決まった。
自民現職の三浦一水氏(53)の陣営では14日、参院自民の舛添要一政審会長が熊本に入る予定だったが、中止になった。
三浦氏は14日、菊池市郡で遊説する予定。民主新顔の松野信夫氏(56)と、共産新顔の橋田芳昭氏(51)もそれぞれ熊本市内を回るという。ただし、いずれの陣営も台風の接近状況をみながら、ルート変更や街頭演説を中止する可能性があるという。
一方、週末の行事予定も中止が相次いだ。総務省九州総合通信局などが主催する「熊本情報化フェア2007」は14、15日、熊本市の市現代美術館などで展示や講演会を予定したが、会場へ来る途中の危険を考慮し、12日には中止を決めた。
熊本市は、14日の熊本城内の美化作業と、15日の「熊本港フェスティバル」を中止した。台風が通過しても波が高く、市民に危険を及ぼす恐れがあるためという。
熊本城や市動植物園は14日朝、状況をみて休園するかどうかを決めるという
558
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:14:58
大雨の影響 県北遊説を日程変更
2007年07月14日 朝日宮崎
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/miyazaki/SEB200707140053.html
前日始まったばかりの参院選で県北を遊説しようとした候補たちは13日、大雨の影響から日程を変更したり、中止に追い込まれたりした。
県北を中心に回っていた現職候補は国道10号が雨で大渋滞だったため延岡市で立ち往生、その後の日程を取りやめた。渋滞を避けて、いったん熊本県の九州自動車道に抜けてから宮崎市の選挙事務所に戻った。
延岡市に12日夜から宿泊していた元職候補は、日向市に入る予定だった。ところが、雨による国道10号の渋滞で動けなくなった。周辺の県道を使おうとしたが、やはり雨で通行止めに。結局、延岡市内で選挙カーを走らせた。
新顔候補は延岡市に宿泊して13、14日と2日連続で県北を回る予定だった。しかし、宮崎市から県北に向かう途中で国道10号が一時通行め止めになり、急きょUターン。渋滞の国道10号を通って、宮崎市に戻り、同市での運動に切り替えた。
559
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:25:32
自民、民主 党の“看板”火花 有権者冷めた目も 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070714000001
写真上は支持者と握手する自民党の中川秀直幹事長=13日午後5時半ごろ、熊本市新市街。同下は支持者に手を振る民主党の蓮舫参院議員=13日午後5時50分ごろ、熊本市下通(内田秀夫)
参院選は公示翌日の十三日、自民、民主の両党が早くも激突した。熊本選挙区を重点区と位置付ける両党は幹部やタレント議員を送り込み、熊本市中心街の同じ場所で火花を散らした。
「二〇一一年にみなさんの収入を4%増やすことを約束します。政治の安定があってこそ経済も成長できる。野党が勝てば、日本経済は再び混乱する」
台風4号の接近で大粒の雨が落ち始めた十三日夕、同市のサンロード新市街に立った自民党の中川秀直幹事長は、現職・三浦一水氏の応援演説で安倍内閣が掲げる「成長の実感」を強調しつつ、民主党への対抗心をあらわにした。
報道各社などの世論調査で、安倍内閣や自民党への支持率が下げ止まらない中、党関係者は「保守王国の熊本で負けるわけにはいかない」との焦りが渦巻く。
安倍晋三首相自らが党県連幹部に直接電話しゲキを飛ばす“緊急事態”に、マイクを握った三浦氏も「社会保障の充実には経済成長が必要。地方の景気回復のためにも力を与えてください」と声を枯らした。その安倍首相も十六日に来熊する。
一時間後。民主党は元アナウンサーの蓮舫参院議員が新人・松野信夫氏とともに下通を歩いて同じ場所に登場。蓮舫氏は、年金や「政治とカネ」の問題で与党の対応を批判した上で、「私たちは与党になる準備を十分にしてきた。無駄遣いが横行する政治を熊本から変えてほしい」。松野氏も「政権交代の実現をみなさんの一票で」と支持を呼び掛けた。
一人区で悲願の勝利を目指す民主党はこの一週間に岡田克也副代表や鳩山由紀夫幹事長らが来熊。週明けも党幹部が熊本に入り、総力戦でテコ入れを図る。
過熱気味の応援合戦だが、有権者の反応はいまひとつ。この日の演説会に通りかかった熊本市の主婦(56)は「今回は政党重視で選びたい。まだ投票を決めかねている」。近くの女性店員(23)は「どの政治家も信用できない。選挙に行って何か変わるのだろうか」と冷めた表情だった。
一方、共産党の新人・橋田芳昭氏は十三日、菊池郡市や山鹿市を重点的に遊説。憲法改正の問題点や格差の実態などを細かく説明した。選対幹部は「早めに回ることで、衆院熊本3区補選と参院選の相乗効果を出して票の掘り起こしにつなげる」と話した。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月14日朝刊
560
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:26:48
公明との共闘加速 自民・三浦陣営 比例で木庭氏全面支援 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070715000005
参院選熊本選挙区で三選を目指す自民党現職・三浦一水氏(53)の陣営が公明党との共闘を加速させている。十四日には地元の鹿本郡市選対本部が、比例代表で公明党現職の木庭健太郎氏(55)の全面支援を決めた。
自民党は比例代表に三十五人の公認候補を抱えるが、熊本選挙区でも年金記録不備問題などで逆風が吹き、予断を許さない状況となっている。このため三浦陣営や党県連は「推薦からさらに踏み込み、公明とより強固な協力態勢を構築する必要がある」と判断。一部地区の選対とはいえ「あえて他党候補一本に絞る非常手段」(陣営幹部)に出た格好だ。
三浦氏の支持母体の県農政連は、比例代表に関し、自民党で全国農政連公認の山田俊男氏を推薦しているが、鹿本総支部に限っては山田氏から木庭氏への支援に切り替える。
三浦、木庭の両候補については、参院選公示前の今月五日、自民党県連と公明党が相互推薦を決めた。選挙区に公認候補がいない公明党に対し、自民党は比例代表の公認候補と木庭氏が競合するため、党県連は木庭氏を「自民候補と同列に位置付ける」としていた。
三浦陣営の地元選対による自公共闘強化について、自民党県連や県農政連の幹部は「絶対に負けられない戦い。公明の協力は不可欠で、(三浦氏の)地元の鹿本郡市だけでも木庭氏に一本化するのはやむを得ない」と話している。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月15日朝刊
561
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:39:00
自民−議員減痛手 民主−鍵握る労組 参院選攻防 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=1&classId=&blockId=530494&newsMode=article
新人3人が激戦を展開する参院選佐賀選挙区。今回は「平成の大合併」後、初の国政選挙となり、以前とは違う状況が生まれている。“実働部隊”の市町議員が減少し、痛手を追った自民。対する民主は、4月の統一地方選で新市を中心に若干ながらも勢力を伸ばした。両党の「組織力」がどう変化し、選挙戦にどんな影響を与えているのか、攻防に注目が集まる。
公示前、小城市で開かれた自民の集会。選対役員は「街なかに張られた赤いポスターを見るとぞっとする。相手が勢力を伸ばした現状を認めざるを得ない」と話した。5月、民主党県連が一斉に掲示したポスターを意味し、「あの赤を、自民の青いポスターに変えていかなければ」。声を張り上げた。
長く、自民王国を支えてきた「集票組織」。その一つが市町議員を核とする「地域支部」だ。だが、合併に伴い議員数が激減。2004年4月、49市町村に810人いた議員は、23市町となった昨年3月時点で約450人に減った。大半は自民系だけに痛手は大きかった。
選挙応援で現職議員が一人何役もこなす状況が生まれ、「一回の会議で指令が下までいかない」との声も上がる。党県連幹部は「議員OBに協力を依頼するなど工夫してもらっている。とにかく、協力の輪を広げるしかない」という。
組織力のもう一つの柱、「職域支部」も決して堅固とはいえない。
特定郵便局長OBらでつくる「大樹県支部」。2005年の郵政解散で党とのしこりが生じ、今回の参院選では選挙区は「自主投票」、比例は「国民新党」との方向性を打ち出した。
同支部の幹部は「県連は郵政民営化に反対し、その恩義はある。だが、一般会員は党本部への批判が強い。以前は他の政党にぶれることはなかったが…」と率直に語る。
加えて、公共工事の減少で建設業界も与党への期待が薄れ、商工団体も佐賀商工共済の被害者を中心に末端の反発は強い。党県連は危機感を前面に出して支援を訴えるが、組織離れの食い止めに有効な手段を見いだせないのが現状だ。
一方の民主。4月の統一地方選では、合併した佐賀市と神埼市で新県議を誕生させた。地盤は少しずつ広がっているが、党県連幹部は「自民との組織力の差は歴然。選挙を戦う上では厳しい」と話す。
頼りは推薦を受けた県内最大の労働団体「連合佐賀」(約3万8000人)の支援だ。約3分の1は社民党系だが、同党県連から「支持」を取り付け、反自民勢力を結集する態勢は整った。
ただ、労組も若い世代ほど帰属意識が薄れる傾向にあり、指示徹底が難しい。ある労組幹部は「県内は兼業農家が多い。家に帰れば農政協など自民の組織から支持を求められる組合員もいる」とこぼす。
組織離れの食い止めに躍起の自民と組織拡大に腐心する民主。今回の選挙結果が今後の「組織力」に影響を与えるだけに、両党とも各方面に必死の食い込みを図る。
【写真】候補の選挙事務所に張り出された推薦状。組織力を測るバロメーターの一つとなっている=佐賀市
562
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:48:59
公示後初の週末 台風なんの女性の戦い 首相夫人や“論客”来援 西日本佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20070714/20070714_006.shtml
参院選が公示され最初の週末となった14日、台風4号の九州上陸に伴う強風が吹き荒れる中、県内では長崎選挙区の各陣営が首相夫人や“論客”の女性国会議員らを投入して「集票合戦」を展開。とりわけ女性票の確保に向けて熱い戦いを繰り広げた。
自民新人の小嶺忠敏氏(62)の陣営は、安倍晋三首相夫人の昭恵さんを招いて長崎市と佐世保市で女性の集いを開催。長崎市では金子原二郎知事夫人、和子さんとのトークショーがあり、約150人の女性を前に朝の食卓の様子などを披露し笑いを誘った。集会後、昭恵さんは小嶺氏夫人の厚子さんを伴い繁華街に繰り出し「自民党は厳しい逆風の中にある。小嶺候補をぜひ当選させてほしい」と訴えた。
民主新人の大久保潔重氏(41)陣営には、論客で知られる同党参院議員の蓮舫氏が来援。諫早市で街頭演説した蓮舫氏は、夫の出身地の佐世保市を何度も訪問していることに触れながら「この10年で長崎の商店街は驚くほどさびれた」と格差を広げる安倍政権を批判。佐世保市では「年金問題で自民党は何もしなかった」と訴え、握手や写真撮影に応じていた。
一方、唯一の女性候補である共産新人の渕瀬栄子氏(51)は、蓮舫氏が去った直後の諫早市中心部の商店街で街頭演説。「格差と貧困を正し、被爆地長崎から『憲法九条を守れ』との声を国会に届ける」と声をからした。著名人の応援について渕瀬氏は「候補者自身が何を訴えるかが大事」ときっぱり。同商店街を練り歩いて買い物客らと握手を交わしていた。
=2007/07/15付 西日本新聞朝刊=
563
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:51:22
参院選 党幹部 来援相次ぐ 16日、2大党首熊本入り
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007shuinhoku/20070714/20070714_001.shtml
参院選熊本選挙区で各党の幹部の来援が相次いでいる。13日は自民党の中川秀直幹事長が熊本市などで遊説。16日には安倍晋三首相、小沢一郎・民主党代表も熊本入りし「二大党首対決」が実現する見通しだ。
中川幹事長はこの日、大分県境を越えて熊本入り。熊本市の中心市街地で「安倍首相は年金問題の解決に責任を持つ」などと声を張り上げた。
熊本選挙区には公示前も自民党の中川昭一政調会長、民主党の鳩山由紀夫幹事長らが訪れている。与野党逆転の鍵を握る「1人区」であることに加え、松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選と同1選となり、注目を集めているのも影響しているようだ。
ただ党幹部の来県は「陣営が盛り上がる」(自民県連幹部)効果はあるものの、候補者の得票に結び付くかは未知数。中川幹事長の演説会場にいた保守系市議は「支持者の動員などに時間がとられ、肝心の選挙運動ができない」とぼやいた。
=2007/07/14付 西日本新聞朝刊=
564
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:52:16
知事の自民支援波紋 長崎選挙区 連合猛反発、共産冷ややか 長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070714/20070714_001.shtml
参院選長崎選挙区(改選数1)で、金子原二郎・長崎県知事の動向が波紋を広げている。過去の国政選挙で表向き「中立」を保ってきたが、今回の参院選は自民新人を全面支援。決起集会などで積極的にマイクを握り、陣営に自らの後援会関係者を送り込む熱の入れよう。しかし民主新人を支援する連合長崎などは「知事選で金子知事を応援したのに…。許せない」と反発を強めている。
6日、長崎市のホテルであった自民新人の個人後援会選対会議。大半が「選挙は初めて」という後援会関係者を前に、金子知事は「選挙は勝たないといけない」と戦術を伝え、団結を促した。
金子知事が態度を鮮明にしたのは、6月の自民県連定期大会以降。金子知事は「財政的に脆弱(ぜいじゃく)な県にとって政権与党との関係は大事。県政、県民のためだ」と自民新人の決起大会に出席。参院長崎選挙区の非改選議席を民主が確保していることに触れ「2つとも民主になると県政運営がやりにくい」とまで言い切った。
金子知事は元自民党衆院議員。自民新人陣営幹部は「親類関係にある自民県連会長の谷川(弥一衆院議員)さんに恥をかかせられない思いもあるのでは」ともみる。
一方、2006年2月の知事選で金子知事を推薦し、今回参院選で民主新人を推す連合長崎の幹部は怒り心頭。陣営の総合選対長も兼ねる連合長崎の高石哲夫会長は13日、県庁で金子知事に会い「信義則違反で許せない」と抗議。事実上の県政与党となっている民主、社民両党系議員でつくる県議会会派も抗議し、徹底抗戦の構えだ。
長崎選挙区は自民、民主、共産による三つどもえの戦い。知事の動向をにらみ自民と非自民系の対立が深まる中、共産党県委員会の山下満昭委員長は「知事が自分の信念でやることに口を挟むべきではない。連合の抗議も内部問題でしかない」と冷ややかに見ている。
=2007/07/14付 西日本新聞朝刊=
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:53:13
小泉氏、九州遊説中止 参院選 台風で予定変更続々
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kyushu/20070714/20070714_001.shtml
台風4号が九州に近づいた13日、選挙戦が始まったばかりの参院選にも影響が広がった。自民党候補の応援のため15日に鹿児島、宮崎両選挙区に入るはずだった小泉純一郎前首相が急きょ予定をキャンセル。各地の選挙区でポスター掲示板の撤去や、遊説日程を変更する陣営が相次いだ。
小泉前首相の来援が中止となった鹿児島選挙区。民主党の小沢一郎代表も15日に奄美入りする予定だが、民主新人の陣営幹部は「東京から出発できるか分からない状態」と気をもむ。
宮崎選挙区では13日午前、宮崎県延岡市を遊説中だった自民現職の選挙カーが道路冠水のため立ち往生。やむを得ず熊本県へ迂回(うかい)し、さらに九州自動車道でようやく同日夕、宮崎市内の事務所にたどり着いた。
福岡選挙区の民主現職陣営は14日に予定していた「女性デー」の催しを中止。自民現職陣営も「災害が発生した場合は現場に駆け付ける」と警戒を強めた。緊急事態に備え、選挙事務所にスタッフが泊まり込む社民新人陣営の幹部は「今回は選挙そのものが一週間ずれ込んだし、スケジュールは混乱続き」と嘆いた。
熊本市選挙管理委員会は、市内812カ所の候補者ポスター掲示板のうち倒壊の危険性がある350カ所を撤去。各県選管も、掲示板の撤去や補強作業の手配などに追われた。鹿児島県選管の担当者は「安全には代えられないが、掲示板の再設置には手間も費用もかかる」とため息。宮崎県選管の担当者も「選挙日程の変更に続く想定外の出費で頭が痛い」と話した。
=2007/07/14付 西日本新聞朝刊=
566
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 13:55:06
小嶺、大久保両候補が島原半島で攻防 「久間発言」の対応対照的 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kiji/071401.html
原爆投下は「しょうがない」との久間章生前防衛相(衆院長崎2区)の発言が尾を引く中、参院選長崎選挙区の自民新人・小嶺忠敏(62)、民主新人・大久保潔重(41)両候補は十三日、久間氏の地元、島原半島に乗り込んだ。発言を追及する大久保候補に対し、一切触れようとしない小嶺候補。対照的な攻防となった。
大久保候補は午前、南島原市有家町の街頭演説で久間氏の発言に触れ、「県選出の国会議員として決して許されない。長期政権のおごり、うみが出ている」と強く批判した。
大久保候補は当初、発言の影響は長続きしないとみていた。だが、自民党支持者からも予想以上の反発があり、追及する戦術に切り替えた。「被爆地に限らず、県民の怒りは予想以上に強い。あらためて手応えを感じた」。この日最後の個人演説会を終え、大久保候補は満足そうに話した。
小嶺候補は午後、島原市役所前であった出陣式で「島原半島振興のためには長崎新幹線や道路網整備が必要」とし、「地元出身の久間大先生もいらっしゃる。私が国会に出してもらったら、市長や県議の皆さんと積極的に取り組む」と、久間氏について触れたのは、このひと言だけ。
「久間発言をどう思うか」−報道各社の問い掛けに、小嶺候補はうんざりといった表情を見せた。「ここ最近、百人が百人そればかりを聞いてくる」。久間氏の強力な後押しで出馬した小嶺候補だが、今は逆にそれが足かせになっている。
当の久間氏は今のところ、地元に帰る予定はない。公示直前「被爆者の皆さんに直接謝りたい」と漏らしたが、周囲の賛否両論もあり実現しなかった。自民党県連会長の谷川弥一衆院議員は「久間さんは電話で『僕が行くと票が減るんじゃないか』と話していた。南高(島原半島)だけでも行きたいだろうが、本人からは言えないんじゃないか」と代弁する。
この日、共産新人・渕瀬栄子候補(51)は佐世保市などを遊説。「被爆者や県民の感情を踏みにじった」と、久間氏の発言を強く批判した。
2007年7月14日長崎新聞掲載
567
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 14:05:16
安倍政権の横暴許さない」糸数氏が個人演説会 参院選
八重山毎日新聞 (2007-07-15 11:12:07) 沖縄
http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_show=true&article_id=8751
当選期し支持者ら気勢
< 参院選沖縄選挙区に立候補している社大党副委員長の元参議院議員、糸数慶子氏(59)=無所属、社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=の個人演説会が14日夜、石垣市民会館大ホールで開かれた。糸数氏は「県民の声を国政に吸い上げる最後のチャンス。平和憲法で国と沖縄を守り、次世代へつなぐためにも、再び平和の1議席を勝ち取ろう」と支持を呼びかけ、応援に立った弁士らは「糸数さんの当選を通して、日本が再び戦争国家に暴走するのを防ごう」と訴えた。
富里八重子選対支部女性部長(市議)が開会のあいさつをしたあと、高嶺善伸選対支部長(県議)が「安倍政権の相次ぐ不祥事や年金問題など、これ以上の横暴はがまんできない。日本の針路を正すため、糸数さんを国政の場へ送り出そう」と述べた。
連帯のあいさつでは、前津信子支部女性部副部長、波照間忠労組政策連絡会副議長、竹富町代表の川満栄長氏(町議)、与那国町代表の大嵩長史革新共闘会事務局長(元町議)、照屋寛徳社民党副党首(衆院議員)と赤嶺政賢共産党県委員会委員長(同)、瑞慶覧長敏民主党県第4支部長、比嘉京子沖縄社大党書記長(県議)が登壇。「消費税の増税を許さない」「ふるさと沖縄を軍事要塞(ようさい)にしようとするあべこべの政権を許さない」「わがままの限界。立ち上がる時だ」と訴え、大浜長照石垣市長は「沖縄戦の真実を伝えないことで、戦前の軍国教育に戻りかねない。参院の役割は今こそ重要」と述べた。
糸数氏は「年金問題や増税など国民を苦しめる安倍政権のやり方はめちゃくちゃ。消費税の増税も予想されており、これ以上の国民負担は許せない」と安倍政権を強く批判し、教科書検定問題については「摩文仁に眠る23万人の戦没者に対してのぼうとくになる。教科書改ざんを書き直させるよう、力を入れたい」と述べ、経済連携協定については「県内のさとうきびやパイナップル、畜産に大きな影響を与え、781億円の損失が予想されている」と指摘した。
最後は宮良操選対支部地域対策部長(市議)に合わせて「がんばろう」を三唱した。
568
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/15(日) 23:40:12
’07参院選かごしま:選挙戦に“水入り” 3陣営、街頭遊説キャンセル /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kagoshima/news/20070715ddlk46010198000c.html
参院選(29日投開票)は14日、台風4号の影響で、鹿児島選挙区(改選数1)の議席を争っている自民、民主、共産の3陣営は街頭遊説をキャンセル。序盤の「3連休」に予定されていた小泉純一郎前首相や民主党の小沢一郎代表の鹿児島入りも延期となり、とんだ“水入り”となった。
小泉前首相は公示後初の「選挙サンデー」の15日、鹿児島入りの予定だったが、台風が関東地方に接近する可能性があるため23日に延期。本坊輝雄県連幹事長は「中止でなくて良かった。終盤の応援になり、最高の盛り上がりを期待したい」と気持ちを切り替えていた。
小沢代表も15日夜、小型ジェット機で奄美大島入りする予定が中止に。5度目の鹿児島入りだっただけに、陣営は落胆しつつ「小沢さんは『選挙期間中には必ず入る』と言っている。期待したい」。候補者の遊説日程も乱れ、日程の組み替えに追われていた。【神崎真一】
毎日新聞 2007年7月15日
569
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/16(月) 09:11:30
台風一過の日曜 年金問題声からし 3候補フル回転 讀賣佐賀
休日で集まった支援団体の人たちに支持を訴える候補者▲
自民党新人・川上義幸候補(52)は、同市内2か所で街頭演説。逆風の年金記録漏れ問題について、応援の閣僚2人とともに声を張り上げた。
渡辺喜美・行政改革相は民主党の政策を「ばらまきで絵に描いたもち。父(元副総理の美智雄氏)が生きていたら、毛針というだましのテクニックと言う」と批判。大田弘子・経済財政相は「社会保険庁のいい加減な対応のツケが噴き出したが、安倍内閣がしっかりした制度をつくる」と訴えた。川上候補も「社保庁を国民本位のサービスを充実させた組織に改める。法案は成立した。後は実行のみだ」と語気を強めた。
民主党新人・川崎稔候補(46)は「年金の安心を取り戻そう」などと、年金記録漏れ問題に特に力を込めて訴えた。
午前中には、支援を受ける労組が佐賀市内で行った清掃活動に顔を出し、支持固め。遊説では、住宅街の路地まで入ってアピールし、無党派層の多い同市の票の掘り起こしに努めた。夕方には小城市のスーパー近くで街頭演説し、「一生懸命働いて納めた年金が消えてしまう。こんなバカな話があるだろうか。私たちは将来安心できる年金制度に作り替える」と強調。両市での個人演説会には民主党の赤松広隆副代表も駆けつけてサポートした。
共産党新人・中尾純子候補(54)は午前中、唐津市相知、厳木町などを遊説。年金問題では、安倍内閣の対応について「1人の被害者も出さないために、納付記録を1日も早くすべての加入者に通知すべきだ」と主張した。
昨年9月、土石流が発生し、住宅が全半壊した相知町では、降り続いた雨の影響を心配したが、復旧が進む現場の様子に「災害直後の状況を見たときには本当に恐ろしいと感じたが、ここまで復旧された」と感慨深げに演説した。
午後は多久市や小城市を経て佐賀市内へ。休日でにぎわうスーパーなどで増税への批判などを訴えた。
(2007年7月16日 読売新聞)
570
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/16(月) 09:12:43
選挙サンデー台風一過街に飛び出す青空の下「お願いコール」 讀賣大分
台風一過の青空の下、街頭で支持を訴える候補者
参院選公示後、最初の日曜日となった15日、大分選挙区(改選定数1)の各候補らは、台風一過の青空の下、朝から住宅街、商店街などへ繰り出し、連休中の有権者たちに支持を訴えた。雨上がりで蒸し暑く、各候補とも汗びっしょりだった。
国民新党現職・後藤博子候補(59)は、宇佐市の「香下ダム湖畔まつり」に繰り出し、約500人の親子連れなどでにぎわう会場を駆け回った。「よろしくお願いします」と声を掛け回り、来場者らは慌ただしく動く姿に、「必死ですね」と話していた。
社民党推薦の無所属新人・松本文六候補(64)は由布、大分両市の住宅街などで活動。候補は玄関先で有権者と握手を交わし、選挙カーからはウグイス嬢が「いのちが一番」などと訴えた。夜は、大分市内2か所で集会。村山富市元首相も応援に駆けつけた。
自民党新人・礒崎陽輔候補(49)は、岩屋毅外務副大臣と杵築、別府、日出の2市1町で選挙カーを走らせた。休日でにぎわうデパート前やスーパーなどを重点的に巡回。陣営は知名度不足を懸念しており、候補は必死に名前を連呼して浸透を図った。
共産党新人・山下魁候補(30)は、住宅地が広がる大分市東部を中心に選挙カーを走らせた。党の県議、支持者の若者たちも車に乗り込んで応援。この日行った街頭演説は16か所にのぼり、格差是正や非正規雇用の問題を懸命に訴えた。
民主党県連支援の無所属新人・矢野大和候補(51)は、大分、別府、由布市で遊説。JR東別府駅前では同党衆院議員の横光克彦、吉良州司の両氏が応援弁士を務めて気勢をあげ、「政権交代の時だ」などと反自民の姿勢を前面に出した。
(2007年7月16日 読売新聞)
571
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/17(火) 09:40:12
徳永が平山が来た!小嶺氏に強力サポーター
恩師の小嶺氏(中央)とともに、長崎の繁華街を練り歩いた平山選手(左)と徳永選手(右) [写真を拡大]
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070716-OHT1T00018.htm
久間章生前防衛相の「しょうがない」発言で逆風にさらされる元国見高校サッカー部総監督の小嶺忠敏氏(62)=自民・長崎選挙区=が15日、強力援軍を得た。国見高の教え子で現役Jリーガー、FC東京の平山相太(22)、徳永悠平(23)両選手が、台風4号の接近する東京から空路、長崎入り。市内の商店街4か所を約3時間、一緒に練り歩き、支持を訴えかけた。週末は約1万人が訪れるという繁華街は、地元ヒーローの登場で大混雑になった。
「国見高校OB平山相太選手」と書かれたプラカードも必要なかったろう。190センチの長身FWが姿を現すと、あっという間に人垣が出来上がった。2001、03年度の全国高校サッカー選手権Vに貢献した長崎のスターが、恩師のために里帰りしてきた。
西浜の町、東浜の町と市内有数の2つの商店街が十文字に重なる交差点。地元選出の衆院議員の演説に続き、陣営関係者から紹介されると、約1000人もの買い物客、通行人らが足を止めるなか、平山らは拡声器を握った。
「僕たちは(小嶺)先生を信じて(高校)日本一になった。みなさんも信じて下さい」と訴えると、徳永も「先生は行動力のすごい人。政治の世界でも先頭に立ってやってもらいたい」。久間前防衛相の「しょうがない」発言で逆境に立つ恩師に力強いエールを贈ってみせた。
台風の影響で長崎入りは微妙な情勢だったが、午前9時半には長崎空港に降り立った。午後1時半から、白のポロシャツ姿で小嶺氏の後に続いた初体験の練り歩き。当初こそ硬い表情だったが、そこは人気Jリーガーだ。記念撮影や握手を求められると、次第に競技場と同じ!?自分を取り戻し、店内へも自ら足を進めて支持を訴えた。
小嶺氏もノリノリだ。「平山さーん☆」と女子高生の声が飛ぶと、真っ黒に日焼けした顔で「俺じゃないんか!」とツッコミ。“名将”自ら子供のほおにキスするパフォーマンスもみせ、教え子と5か所でミニ演説した。「選挙は始まってしまうと楽しい。38年間の教育現場での経験をそのまま生かしていきたい」ゴール!と3度連呼して締めくくった約5キロの師弟行脚に満足そう。
逆風があるのも事実。「ほかに(票を)入れる人がいない。特別、小嶺さんにという訳ではないね」(51歳・男性)などと冷めた声もあったが、小嶺陣営のある関係者は「感触はいい」と手ごたえを得た様子だった。
(2007年7月16日06時00分 スポーツ報知)
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/17(火) 10:01:16
首相遊説キャンセル、自民陣営不在のまま演説 讀賣佐賀
16日に新潟県上中越沖を震源として大規模な被害をもたらした地震は、熱戦が続く佐賀選挙区に6月に次いで訪れる予定だった安倍首相の予定を変更させ、選挙活動に影響を与えた。
自民党新人・川上義幸候補(52)の陣営は、とくに激戦が予想される佐賀、鳥栖両市で午後から安倍首相の街頭演説を予定していたが、首相が急きょ帰京したため、不在のまま街頭演説を行った。
約500人(陣営発表)が集まった佐賀市のショッピングセンター駐車場では、冒頭、司会者が首相不在の事情を説明したうえで、「災害に遭われた方にお見舞い申し上げたい」と述べた。
選挙総括責任者の保利耕輔・衆院議員は「首相が来られないことをおわびする。可能なら佐賀に来るチャンスをつくってほしいと党本部に要請した」と述べ、再度の来援を望んでいた。
一方、民主党は菅直人・代表代行が予定通り6月に続いて県内を訪れ、同党新人・川崎稔候補(46)への支持を訴えた。
菅代表代行は有田町のJR有田駅前と武雄市のショッピングセンター前でマイクを握り、「民主党をバッターボックスに立たせてもらえば、年金制度の根本を安心できるものにできる。今回は腐った長期政権の中で生まれてきた問題を洗い直し、作り替える最大のチャンス」と呼びかけた。
また、共産党新人・中尾純子候補(54)は、地元市議らと県西部を遊説。午前中は江北町や大町町、午後は武雄市や有田町を回った。
武雄市のショッピングセンター前では、「自民、公明、民主党は憲法を変えようとしており、特に9条をなくそうとしている。9条は世界の宝。このままの形で次の世代にバトンタッチしたい」と護憲などを訴えた。
(2007年7月17日 読売新聞)
573
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/17(火) 10:01:59
逆風続きの自民「残念」、民主と共産「関係ない」…参院選で安倍首相遊説切り上げ 讀賣長崎
長崎市で街頭演説をする安倍首相
参院選の遊説で、安倍首相が16日、県内入りした。当初は長崎、佐世保両市で街頭演説をこなす予定だったが、新潟県中越沖地震の対策のため、急きょ帰京する事態に。久間章生・前防衛相の発言問題などで、逆風が続く長崎選挙区(改選定数1)の自民党新人・小嶺忠敏候補(62)の支援者からは「残念だ」との声が聞かれる一方、共産党新人・渕瀬栄子候補(51)、民主党新人・大久保潔重候補(41)の両陣営は、いずれも「関係ない」と冷静に受け止めた。
長崎市での小嶺候補の街頭演説会場には約3000人(陣営発表)が参加。首相は予定変更のおわびの言葉を残し、慌てた様子で会場を後にした。同市北栄町の女性(74)は「実物をもっとよく見たかった」。来援中止となった佐世保市の会場でも、同市高梨町の女性(84)が「久間氏の発言の説明を聞きたかった」と話した。
渕瀬候補はこの日、長与、時津両町の住宅街を中心に選挙カーを走らせ、支持を訴えた。
共産党県委員会の山下満昭委員長は「年金、政治とカネ、久間氏の発言などで自民党離れが進んでおり、首相は危機感があるから来たのだろう。だが、自民党にとって、この流れを変えるのはもはや難しい状況だ」と話した。
大久保候補は、12日の公示後初の離島入り。新上五島町に渡り、街頭演説を展開した。
民主党県連の川越孝洋幹事長は「党の公認候補がいるのだから、党首が応援に来るのは当然。我々も小沢代表に応援を要請している。首相が来たからと言って、情勢に大きな影響があるとは思わない」と冷静な様子で語った。
(2007年7月17日 読売新聞)
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/17(火) 10:03:45
与野党対決の構図 無所属新人「民主」を前面に
前原前代表も応援 讀賣大分
前原・前民主党代表の話に耳を傾ける有権者ら
参院選大分選挙区(改選定数1)は、「与党」対「野党」の構図が鮮明になってきた。民主党県連が支援する無所属新人(51)が、年金問題などで野党に吹く追い風に乗って政党色を出す戦術に変えたためで、16日は前党代表の前原誠司・衆院議員が応援に駆け付けた。共産党新人(30)、社民党が推薦する無所属新人(64)、国民新党現職(59)も与党批判を強めており、受け身に立つ自民党新人(49)は必死に批判をかわす演説を繰り返している。
前原氏は、この日、大分市での演説会に駆けつけた。党本部が同選挙区について自主投票とした一方、県連が無所属新人を全面支援する“ねじれ現象”に触れ、「民主党議員の気持ちは公認」とし、事実上、党の候補であることをアピールした。
壇上には「民主党」と書かれたのぼりが掲げられ、梶原九州男・県連幹事長は「当初は超党派で票をとるため無所属としたが、各党が候補者を立てたため、党派色を強めることにした」と説明した。今後も、党幹部クラスの来県を調整していくという。
対する自民、公明両党は、擁立した新人を「与党候補」として、協力態勢でバックアップしている。候補はこの日、県北部を遊説して回り、「年金問題は政府が責任を持って解決する。景気回復が出来るのは与党だけだ」と、逆風をかわす弁をふるった。
自民党県連の志村学幹事長は「年金問題については、これまでずっと『心配しなくていい』と有権者に説明してきたこともあり、逆風がやみ始めた感がある。与党の説明が浸透してきたのだろう。責任政党としての実行力をしっかり訴えていく」と、勢いづく野党に真っ向から応じる意気込みをみせた。
民主党以外の野党陣営も年金問題などへの風に乗ろうと躍起で一斉に与党への攻撃を強めている。
一方、民主党の動きを受けて野党間での攻防も激化しており、国民新党現職の陣営幹部は「二大政党の激突という印象に埋没しないよう、格差問題など、その他の争点を丁寧に訴えていく」と危機感を強めている。
また、共産党県委員会は「(自主投票としておきながら)『風』を見て立ち回りを変えるのはいかがか」、社民党県連合は「民主党の小沢代表の中央判断が徹底されていないことを露呈した」として、民主党批判も始めている。
(2007年7月17日 読売新聞)
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 08:00:29
自民県連を批判 公明・木庭氏が来県2007年7月14日付 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/07election/krn/20070714_3.html
九州を重点地区として公明党比例代表に立候補している木庭健太郎党参院幹事長が13日、来県し、「知事選で向こうは一生懸命やらなかった」などと保守分裂した自民党県連を批判。本県の参院選協力には否定的な見解を示した。
宮崎市の同党比例代表選挙事務所で開かれた出陣式に出席後、報道陣に語った。木庭幹事長は「淵(えん)源をたどると知事選から始まる。こっちは間違いなく一生懸命やったが、向こうはやってない。衆院議員、県議は整理が付いているのか」などと発言。1月の知事選で自公推薦候補が落選したことに触れ自民党県連への不信感をあらわにした。
自民党が中山成彬衆院議員(宮崎1区)の妻で首相補佐官の中山恭子氏を比例代表に擁立したことが、宮崎選挙区で自民党と公明党が協力態勢を築けない理由とされることについては「それだけではない」とした。
出陣式には同党県本部幹部ら約70人が出席。津村重光宮崎市長も顔を出した。木庭幹事長は「自民党は右傾化が進んでいるので、公明党がしっかりチェックを果たしていくことが必要。そのために九州で110万票を何としてでも獲得したい」と訴えた。
【写真】宮崎市の公明党比例代表選挙事務所で開かれた出陣式であいさつする木庭党参院幹事長(左)=13日午後
576
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 09:26:01
参院選情勢調査 (上) 岩本、松山候補優勢
4割半ばが態度未定 田中、金岩、馬場、秀南候補続く 讀賣福岡
29日投開票の参院選を前に、読売新聞が実施した世論調査に、これまでの取材結果を加えて情勢を分析すると、福岡選挙区(改選定数2)では、岩本、松山両候補が優位な戦いを進め、田中、金岩、馬場、秀南各候補が続く情勢となっている。しかし、4割半ばの有権者がまだ態度を決めておらず、中盤以降の戦い次第ではなお流動的な要素もある。
岩本候補は、連合福岡と合同選対を組み、全県的に労組の支援を受ける傍ら、自転車や選挙カーに乗って街頭演説を繰り返す戦術が奏功。県内全域で他候補を上回る支持を集め、中でも北九州市では3割を超えている。民主党支持層のうち7割を固めている。職業別では、特に商工サービス業、自由業、労務サービス職から3割前後の高い支持を得ている。年代別では20〜60歳代で他候補をリードしている。
松山候補は、約1000団体から推薦を受け、党国会議員、県議らとも連携し、各後援会や推薦団体の集会をこまめに回る。農家が多く農政連の動きが活発な県南部での支持が2割を超えて比較的高く、町村部での浸透も進んでいる。自民党支持層の6割をまとめた。自由業から2割を超える支持を得ている。60〜70歳以上の支持が高いが、若年層への浸透は今一歩。
田中候補は、若さや女性の立場を重視した政策をアピールする。共産党支持層の6割を取り込んだ。地域別では、福岡市や北九州市などの都市部に一定の支持がある。
金岩候補は、街頭演説やミニ集会を繰り返し、護憲などを訴え、比例選とも連動した運動を進める。ただ、社民党支持層はまだ5割しか固めておらず、伸び悩んでいる。
馬場、秀南両候補は、それぞれ福祉政策の充実や格差是正などを訴え、支持拡大に懸命だ。
調査は、14日から16日にかけて県内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した世帯1251件のうち、760人から回答を得た(回答率60.8%)。
選挙区選候補者(改選定数2、届け出順)
松山 政司 48 自 民 現《1》
馬場 能久 57 諸 派 新
田中 美由紀 33 共 産 新
金岩 秀郎 44 社 民 新
岩本 司 43 民 主 現《1》
秀南 高行 32 諸 派 新
(年齢は投票日現在 数字は当選回数)
(2007年7月18日 読売新聞)
577
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 09:29:02
参院選情勢…世論調査、川崎、川上候補が激戦 讀賣佐賀
29日投開票の参院選を前に、読売新聞が実施した世論調査に、これまでの取材結果を加えて情勢を分析すると、佐賀選挙区(改選定数1)では、全般的に民主が堅調で川崎、川上両候補が激しく競り合い、中尾候補は伸び悩んでいる。ただ、無党派層を中心に、全体の5割弱が、だれに投票するか決めていなかったり、無回答だったりしており、中盤戦以降の論戦と運動次第で情勢が変化する可能性がある。調査は、県内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した世帯1328件のうち、786人から回答を得た(回答率は59・2%、文中敬称略)。
【選挙区情勢】
川崎は、年金記録漏れ問題などでの自民批判の追い風に加え、国民新党、連合佐賀の推薦や社民党県連合の支持を受け、幅広く浸透。自民党の固い支持基盤とされた郡部でも、川上と支持が伯仲している。今後の展開次第では、「自民批判」の受け皿としてさらに支持を伸ばす可能性がある。
支持政党別では、民主党支持層の約7割を固めたのに加え、無党派層からも2割弱の支持を集めた。社民党6割に加え、与党の自民、公明両党支持層の一部も取り込んでいる。
年代別では、20〜50歳代が支持の中心。職業別では、自由業や管理専門職、事務技術職の支持が高い。
川上は、県農政協議会などに加え、公明党の推薦も取り付け、総力戦による知名度不足の盛り返しを狙う。最重点地区の県都・佐賀市での演説会を序盤戦に集中。無党派層対策に力を入れる。推薦団体や自民党の地域組織のねじを巻き直し、浸透を促進させる。
自民党支持層の約6割を固めたが、推薦を得た公明党支持層は3割強にとどまっている。
年代別では、60歳代と70歳以上では3割前後を固め優位に立つが、20、30歳代での支持の少なさが目立つ。職業では、農林水産業の4割を固め、従来の自民党支持基盤での浸透がうかがえる。
中尾は、年金問題や格差是正、九州新幹線長崎(西九州)ルート建設反対なども訴え、共産党支持層の約4割を固めたが、無党派層や他党への広がりで厳しい状況となっている。
【政党支持率】
支持が一番多かったのは自民党の32・6%。しかし、知事選時(33・5%)から約1ポイント、05年9月の衆院選時(41・9%)から約9ポイントそれぞれ落ちた。ただ、年金問題の逆風が同様に吹いた前回04年の参院選時は32・8%でほぼ同じだった。
民主党は23・7%。知事選時(14%)から約10ポイント伸ばした。衆院選時(16・8%)、前回参院選時(20・5%)と比べると、近年では一番高い結果となった。
次いで、公明党(4・8%)、共産党(2・2%)、社民党(1・9%)、国民新党(0・1%)となった。
「支持政党なし」は、24・7%。前回衆院選(24・2%)とほぼ同じ。ただ、知事選時(41%)や前回参院選(29・3%)と比べると減少した。無党派のほぼ半数が投票への意欲を示しており、動向が注目される。
都市部と郡部の地域別で見た場合は、いずれも自民党がトップ。ただ、民主が従来弱いとされた郡部で県平均を上回る28・2%となったのが特徴的だ。
578
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 09:29:30
【比例選情勢】
民主党と自民党が伯仲している。ただ、都市部に比べ、郡部で民主が自民にやや差をつけているのが特徴だ。
年代別では、30〜60歳代の各年代で民主党がリード。職業別でも、自由業や事務技術職、労務サービス職など幅広い業種で浸透している。党支持層の約8割を固め、自民党支持者の1割弱、無党派の2割弱をそれぞれ取り込んでいる。
自民党は、党支持層の6割弱をまとめたが、他党の支持層の取り込みでは苦戦している。年代別で70歳以上を約3割、業種別では農林水産業を3割強と、従来から支持が強い部分は固めている。
党支持層がどの党に投票するかで、ほかの党を見ると、公明党が約8割、共産党約5割、社民党が6割強をそれぞれ固めている。
全体の3割強が、投票する政党を決めておらず、特に、無党派層のうち6割強がこれに含まれ、まだ決めかねている状況が浮き彫りになっている。
【内閣支持率】
安倍内閣を「支持する」としたのは29・3%で、4月の知事選時(38・2%)から約9ポイント、小泉内閣だった05年9月の衆院選時(44・7%)から約15ポイント落ちた。「支持しない」は42・5%と、知事選時(37・1%)から約5ポイント、衆院選時(36・7%)から約6ポイント増えた。
都市部、郡部の地域別で見ると、いずれも「支持しない」が上回った。年代別は、60歳代、70歳以上で「支持する」とした人の方が多かった。それ以外の20〜50歳代の各年代では、いずれも「支持しない」とした人の方が多かった。
職業別では、農林水産業を除いて、不支持が支持を上回った。特に労務サービス職の不支持は61・1%に上り、商工サービス業と自由業、事務技術職の三つは50%を超えた。
(2007年7月18日 読売新聞)
579
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 09:32:46
礒崎氏わずかに優位
比例選は自・民が伯仲 讀賣大分
読売新聞が行った参院選(29日投開票)情勢世論調査。大分選挙区(改選定数1)は、これまでの取材結果を加えて分析した結果、わずかに優位に立つ自民党新人・礒崎を、民主党県連が支援する無所属新人・矢野、社民党推薦の無所属新人・松本が激しく追い上げ、国民新党現職・後藤が追う展開。共産党新人・山下は苦戦している。県内の比例選の状況は、自民、民主がきっこうし、他党を引き離している。調査時点で選挙区では4割以上、比例選では3割が投票先を決めておらず、今後の選挙戦で情勢が変わる可能性もある。(敬称略)
<選挙区選候補者=届け出順>
後藤 博子59 国 民 現
松本 文六64 無所属 新
礒崎 陽輔49 自 民 新
山下 魁30 共 産 新
矢野 大和51 無所属 新
【選挙区情勢】
礒崎は中川幹事長が2度来県し、県議もフル回転する挙党態勢で臨み、公明党との選挙協力もあり、優位に立っている。年齢別では60、70歳代、職業別では農林水産業での支持が高い。ただ、自民党支持層の5割、公明党支持層の3割の支持にとどまり、無党派層へは浸透しきれていない。
矢野は、民主、社民両党の共闘が決裂し、民主党県連が独自で支援。民間労組の支持を集め、特技の落語を生かしたミニ集会を各地でこなし、地域別、職業別ではほぼまんべんなく支持を広げ、一部で無党派層に浸透。だが、民主党支持層の支持が4割弱にとどまり、反自民の受け皿にはなりきれていない。
松本は、政党色を薄めて無所属での立候補。医師として、医師、薬剤師関係にも支持を訴えている。社民党推薦を生かし自治労などの組織力をフル回転し、社民党支持層の6割をまとめた。民主党支持層、無党派層にも食い込んでいる。
後藤は、郵政造反への返礼で特定郵便局長OBやその家族らによる「大樹の会」の組織支援を受けて人口10万人未満の小都市、町村部で浸透。自民党支持層の農林水産業、民主党支持層にも支持を広げている。「唯一の女性候補」で、5割が投票先を決めていない女性票の取り込みも狙う。
山下は、2度目の国政選挙。女性、商工サービス業に支持があり、共産党支持層の6割を固めたが、広がりはみられない。
【比例選情勢】
投票しようと思っている政党では、自民党と民主党が伯仲している。
自民党は、年金記録漏れ問題などで逆風を受けながらも、大分市と強固な保守地盤のある人口10万人未満の小都市で浸透。年齢別では60、70歳代を固め、職業別では、農林水産業のほか、主要公約に景気回復を掲げていることを背景に商工サービス業、主婦層で支持が集まっている。
民主党は、別府市、町村部で自民党をしのいでいる。年齢別では、50歳代以下の各年齢層でまんべんなく支持を広げ、職業別では、自由業、管理専門職、事務技術職などに浸透している。
社民、公明、共産、国民新の各党は、それぞれ支持層は固めているが、広がりはみられない。
(2007年7月18日 読売新聞)
580
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 09:33:47
皆吉氏と加治屋氏互角
参院選情勢調査 (上) 讀賣鹿児島
29日投開票の参院選を前に、読売新聞が実施した世論調査に、これまでの取材結果を加えて情勢を分析すると、鹿児島選挙区(改選定数1)では、民主党新人の皆吉稲生候補(57)と自民党現職の加治屋義人候補(69)との互角の戦いを、共産党新人の山口陽規候補(54)が追う展開となっている。しかし、約4割が誰に投票するかを決めておらず、情勢は依然流動的だ。
2004年の前回に続いて2回目の挑戦となる皆吉候補は、小沢代表の4回にわたる来県など党本部の強力なバックアップと、連合鹿児島や自治労県本部の支援を受け、民主党支持層の約7割、社民党支持層の約6割を固めた。また、鹿屋市出身で比例選の横峯良郎候補とのタイアップで知名度不足を補う戦術で、無党派層からの支持も他候補を一歩リード。元自民党衆院議員・松下忠洋氏の支援を取り付けるなどし、自民党支持層の一部にも食い込んでいる。
年代別では30〜50歳代で優位に立ち、大票田の鹿児島市をはじめ都市部での支持が比較的高い。一方、70歳代以上の年齢層や人口10万人未満の市町村では、やや苦戦している。職業別では商工サービス業、労務サービス職からの支持を広げている。
参院農林水産委員長を務め、6年間の実績を強調する加治屋候補は、自民党支持層の約7割を固めた。党県連は「衆参同日選並み」の戦いを展開しており、今後さらに支持の浸透を図る考えだ。また、推薦を受けた公明党支持層の6割以上からも支持を得た。政府・与党に年金記録漏れ問題への逆風が吹く中、無党派層からの支持ではやや後れを取っており、今後、安倍首相や小泉前首相、小池防衛相ら「大物」の来援で、無党派層の取り込みを狙う。
年代別では70歳代以上の層から根強い支持を集めており、20歳代でも他候補をリード。人口10万人未満の市町村では順調に支持を広げているが、鹿児島市など都市部でやや苦戦。県農政連などの推薦を受けており、職業別では農林水産業の約4割をまとめている。
2000年の衆院選、01年の参院選、03年の衆院選に次いで4回目の国政選挙に挑戦している山口候補は、共産党支持層を中心に支持を集めており、他党支持層の一部にも食い込んでいる。
女性からの支持が目立ち、各年齢層、各地域でともに一定割合で浸透しているが、追い上げには、さらに上積みが必要な情勢。街頭演説などでは、護憲の訴えとともに、年金記録漏れ問題や「政治とカネ」の問題への追及を強めており、与党批判票などの取り込みを狙っている。
(2007年7月18日 読売新聞)
581
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 10:10:53
【参院選】前原前民主党代表が来県 矢野氏支持訴え 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1184598000=118463347718664=1
民主党の前原誠司前代表が十六日、大分市を訪れ、参院選大分選挙区で無所属新人の矢野大和氏(51)=党県連推薦=への支持を呼び掛けた。
矢野氏は党本部の公認、推薦は得ていないが、矢野氏の個人演説会に出席した前原氏は「五五年体制の政治から二大政党制を目指さなければならない。多くの民主党議員の気持ちは、(矢野氏は)民主党公認だ」と強調。「与党の数による暴走政治を止めよう」と訴えた。
前原氏は市中心部と、郊外の大型商業施設近くで街頭演説。矢野氏の選挙カーにも同乗した。
582
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 10:15:52
党幹部来崎に胸中さまざま 参院選で各陣営 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070717/01.shtml
参院選長崎選挙区の自民新人、小嶺忠敏候補(62)応援のため十六日長崎市に入った安倍晋三首相は、新潟県中越沖地震の発生で急きょとんぼ返り。年金記録不備問題など逆風にあえぐ自民党本部は、長崎を「最重点地区」と位置付け、大物議員を次々投入するが、受け入れ側の党県連からは「果たして票になるのか」と疑問の声が出ている。
長崎市公会堂前広場で午前十時から始まった街頭演説。遅れて登場した安倍首相は、マイクを握るなり「さきほど新潟沖で震度6強の大きな地震がございました。ただちに対策のため東京に戻らなければならない」。十五分の予定だったスピーチを一分二十五秒で打ち切り、小嶺候補の手を握って足早に長崎空港へ。佐世保会場は首相不在のまま開いた。
首相の来県は先月に続いて二度目。十三、十四日は昭恵夫人も駆け付けた。十七日の小池百合子防衛相は地震で中止されたが、二十日には中川秀直党幹事長、党国会議員は連日のように入っている。それに伴い、党県連は小嶺候補との日程調整、動員要請、会食の手配などに忙殺される。「確実な票をどう積み上げるかが大事なのに、党本部は分かっていない」と県連幹部はぼやく。
とはいえ、いまだに根強い人気がある小泉純一郎前首相は別格のよう。県連は来崎を要請しているが、まだ回答はない。だが、小泉改革で都会と地方の経済格差が広がった、との見方も。「再要請はしない。今の総理が主役」とする末吉光徳県連幹事長に対し、一昨年衆院選の“小泉旋風”で当選した冨岡勉衆院議員(比例九州)は「再要請したい」と、内部で意見が分かれている。
民主党新人の大久保潔重候補(41)は、三月に小沢一郎代表が北松小値賀町入り、六月の事務所開きに岡田克也副代表が駆け付けて以降、目立った来援はなし。大久保候補が小沢政治塾出身の“直系候補”だけに、選挙戦終盤で小沢代表の来援を望んでいる。
共産党新人の渕瀬栄子候補(51)は、二十一日に穀田恵二党国対委員長が長崎入り。六月の市田忠義党書記局長に続き、支持拡大を図る。
583
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 00:20:03
知事が川上氏応援演説 「佐賀にとってプラス」 他陣営から疑問の声も 佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070717/20070717_001.shtml
参院選佐賀選挙区(改選数1)で、古川康知事が16日、自民新人の川上義幸氏(52)の演説会に駆けつけた。古川知事が今回の参院選で応援演説するのは初めて。知事の今後の動きが参院選の行方に影響を及ぼす可能性もあり、他に立候補している民主新人の川崎稔氏(46)、共産新人の中尾純子氏(54)の各陣営からは疑問の声が上がっている。
古川知事は同日、佐賀市兵庫町のショッピングセンター「ゆめタウン佐賀」駐車場で開かれた川上氏の街頭演説会でマイクを握り「首長は、特定の人を応援しないものだといわれる。しかし川上さんが副知事の職をなげうち、佐賀のため日本のために立候補した。その思いに応えるために、この場に立っている」とし「川上さんの思いを遂げさせてください。佐賀にとって必ずプラスになる」と支持を訴えた。
当初、演説会には安倍晋三首相が同席する予定だったが、新潟県中越沖地震の発生で急きょ中止に。陣営幹部は「総理が来られなかったのは残念。しかし古川知事の応援演説は、何にも増してありがたい」と話す。
一方、川崎氏陣営の幹部は「首長が、1人の候補者の支持を強く打ち出すことは自重すべきだ」と指摘。中尾氏陣営も「県民を代表する知事が、特定の候補に肩入れするのは避けるべきではないか」と話していた。
=2007/07/17付 西日本新聞朝刊=
584
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 08:40:37
党首クラス続々来援
中盤戦各党、てこ入れに懸命 讀賣福岡
街頭で支持を訴え、有権者と握手を交わす安倍首相(福岡市・天神で)
中盤戦に入り、候補者6人の舌戦にも一層の熱がこもってきた参院選福岡選挙区(改選定数2)。18日には、安倍首相が応援に駆けつけたほか、各党とも党首級の大物議員を続々投入し、てこ入れに懸命だ。
福岡市・天神でマイクを握った安倍首相は、年金問題への対応に理解を求め、「力強く政策を実行し、新しい美しい国を一緒につくるため、力を貸して欲しい」と訴え、自民党現職・松山政司候補(48)の手をとって支持を求めた。安倍首相はこのあと、北九州市でも演説した。県連幹部は「首相の来援で、劣勢を挽回(ばんかい)したい」と気を引き締めた。
民主党現職・岩本司候補(43)の陣営では、党最高顧問の羽田孜元首相が20日に応援に訪れ、福岡市博多区の商店街を候補と一緒に遊説する。陣営幹部は「党幹部も一体となり、トップ当選へ向け、地に足をつけた戦いを最後まで続けたい」と話す。
新人・田中美由紀候補(33)を擁する共産党の志位委員長は、16日に福岡市で演説し、「暴走する安倍政権に立ち向かうためには信念を持った政党が必要。共産党が伸びるかどうかが選挙の焦点だ」と強調。党県委員会幹部は「自公連立政権の暴挙を止めるためにも党の存在の必要性を訴えたい」と力を込める。
新人・金岩秀郎候補(44)を立てた社民党は、20日に福島党首が来援し、久留米市の団地などで街頭演説する。22日には村山富市元首相も北九州市を訪れる。陣営幹部は「候補者の地元に党首を投入し、さらなる支持拡大につなげたい」と期待する。
同選挙区にはこのほか、維新政党・新風の新人、馬場能久候補(57)、共生新党の新人・秀南高行候補(32)が立候補している。
(2007年7月19日 読売新聞)
585
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 08:41:11
内閣支持26%
参院選情勢調査 (下) 讀賣福岡
読売新聞社が14日から16日にかけて実施した、29日投開票の参院選に関する世論調査では、内閣支持率が3割に届かず、政党支持率でも民主党が自民党を逆転した。年金問題や久間前防衛相の原爆投下に関する「しょうがない」発言など、自民党に対する強い逆風をうかがわせる結果となった。一方で、無党派層は前回2004年の参院選より増えており、各党の取り込みが今後激しさを増しそうだ。
■内閣支持率
安倍内閣を支持すると答えた人は26%にとどまり、支持しないと答えた人が倍の54%に上った。前回(04年)の小泉内閣支持率と比べても、8ポイント低かった。
政党別で見ても、「支持する」は、自民党支持層で7割弱にとどまり、公明党支持層とほぼ同率。逆に「支持しない」は、民主、共産、社民各党の支持層で7〜8割に達しており、「支持政党なし」でも6割を占めた。
職業別では、農林水産業の5割強が支持するとした以外、商工サービス業、主婦、学生など軒並み不支持が上回った。
■政党支持率
自民党23%(前回比3ポイント減)、民主党26%(同2ポイント増)で、前回の調査結果とは逆転した。「支持政党なし」は、前回比2ポイント増の32%だった。
自民党は、久留米市や町村部で一定の支持を集めたものの、70歳以上の支持層が3割台半ばまで落ち込んだ。これに対し、民主党は、市長選で推薦候補が当選した福岡、北九州両政令市で自民党を上回ったが、筑豊、筑後地域で伸ばし切れていない。
公明党はわずかに支持を減らし、共産党はほとんど変わらなかった。社民党は40、60歳代の支持が比較的高かった。
■知事支持率
4月の統一地方選で4選を果たした麻生渡知事を支持する人は58%で、前回参院選時の48%よりも10ポイント上がった。全国の知事では21位だった。年代別では、50歳代がやや低いものの、それ以外の世代は6割前後の支持を得ている。職業別でも、商工サービス業などで支持が5割を超えるなど、不支持が上回った職種はなかった。
政党別に見ると、知事選で麻生知事を支援した自民、公明両党支持層の8割以上が支持。対立候補を推薦した民主、社民両党の支持層でも5割超が「支持する」と答えた。
(2007年7月19日 読売新聞)
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 08:41:48
自公協力に懸命…参院選 讀賣佐賀
今回の参院選では、これまでにも増して連立政権を組む自民党と公明党との選挙協力の実効性が焦点となっている。公明党が18日に佐賀市内で開いた比例選候補の演説会は県内初の合同方式での開催となった。佐賀選挙区(改選定数1)で推薦を受けた自民党の候補者のほか、県連幹部も姿を見せ、与党過半数維持のための協力を強調。「少しでも浸透を」との意気込みを見せた。公明党の県内での比例選得票目標は6万2000票。過去最高を目指すとあって、接戦と見られる中、その票の行方がさらにクローズアップされつつある。
読売新聞の全国世論調査では、与党が参院で過半数の122議席を維持できない可能性があることが浮き彫りになった。同選挙区でも自民党新人・川上義幸候補(52)が、自民支持層の6割に浸透したが、公明の一部は、民主党新人・川崎稔候補(46)に流れており、自公の選挙協力の遅れが原因の一つと見られる。
10日の推薦決定を受け、川上候補の演説会場には、公明の比例選候補のポスターやチラシを準備するのが定番になった。15日の佐賀市内の演説会場では、選挙総括責任者の保利耕輔・衆院議員と福岡資麿・衆院議員が、公明との連立成果や支援に言及。協力関係の必要性を力説した。
18日の佐賀市文化会館での演説会に登壇した川上候補は「公明党のみなさんにも温かい支援の輪を作ってもらった」と感謝を述べ、「先頭に立って頑張るので、国政の場に送りだしてもらいたい」と力を込めた。
このような自公のタッグに、川崎候補を擁立する民主党県連の藤野靖裕幹事長代理は「政策面で違う部分もある両党が選挙協力をするのは、政権維持のためだけ。有権者も理解できないだろう」と批判。
また、共産党新人・中尾純子候補(54)を擁立する同党県委員会の平林正勝委員長は「両党は憲法、福祉の問題で本当に政策が一致しているのか。単なる数合わせのための協力なら、政治に対する不信感を増長しかねない」と厳しい見方を示した。
(2007年7月19日 読売新聞)
587
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 08:42:24
安倍首相が県内で遊説、自公協力関係を強調 讀賣大分
有権者に支持を訴える安倍首相(大分市で)
安倍首相は18日、参院選の遊説のため県内入りした。県出身で郵政造反組の衛藤晟一候補(59)の復党、比例選立候補を強力に後押しし、九州での自公協力の難航を招いたが、大分選挙区(改選定数1)の党公認候補への支持を訴えるとともに、公明党との協力関係も強調。衛藤候補の支援者らは複雑な表情を見せた。
衛藤候補を巡っては、郵政造反組は当面復党させない党の方針に反し、安倍首相が「国造りを一緒にしていきたい」として特例的に復党を容認。しかし、公明党側は九州を拠点とする木庭健太郎候補(55)の票が目減りするとして反発、大分選挙区の自民党公認候補の推薦決定は公示直前にずれ込んだ。
安倍首相は別府、大分、日田の3市での街頭や集会で演説し、「与党、野党のどちらが改革実行力があるのか、それを決める選挙」「自公協力が改革の原動力」と主張。公明党県本部の竹中万寿夫代表は「与党が過半数を勝ち取るため、勝利の原動力になる決意で動いている」とし、両党間にしこりがないことを印象づけた。
衛藤候補を勝手連的に支援し、安倍首相の街頭演説を聞いた大分市の主婦(63)は「いつもは、衛藤さんの応援をしてくれるのだが、今回は立場上、自公協力を訴えなければならないのでしょう」と複雑な心境を語った。
(2007年7月19日 読売新聞)
588
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 08:43:13
参院選「関心ある」75%〜読売新聞情勢世論調査 讀賣大分
読売新聞が行った参院選(29日投開票)情勢世論調査では、選挙への関心度、投票に行くかどうかなども尋ねた。年金記録漏れ、事務所費問題などを背景に、県内では75%が関心があると答え、78%が必ず投票に行くとした。
■ 関心度
選挙に関心があると答えた人は、「大いに」(54%)、「多少は」(21%)を合わせると75%。2004年の前回参院選の調査時に比べ、10ポイント上回った。
「大いに」「多少は」を合わせた割合を男女別に見ると、男性は78%、女性は72%。年代別では20歳代56%、30歳代59%、40歳代75%、50歳代78%、60歳代82%、70歳以上77%。職業別では、いずれも60%を超え、管理専門職90%、自由業83%、農林水産業79%の順で高かった。
支持政党別でもまんべんなく高い関心度を示している。
■ 投票に行くか
投票について、「必ずいく」と答えた人は78%、「なるべく行く」の16%と合わせると94%に達した。前回の調査時の91%と比べると、3ポイント上回った。
「必ず行く」を年代別に見ると、20歳代4割強、30歳代6割、40歳代7割、50歳代8割強、60歳代9割、70歳代9割弱で、20歳代の低さが目立った。職業別では、農林水産業で9割に達したのをはじめ、商工サービス業、自由業、管理専門職でもそれぞれ8割と高かった。
ただ、01年の前々回の調査時に「必ず行く」「なるべく行く」の合計が96%だった時の投票率は64・54%、前回の投票率は64・57%となっており、必ずしも今回の調査結果が、投票行動に結びつくとは限らない。
■ 知事支持率
2期目に入った広瀬知事の支持率は78%で、2004年の前回調査時の69%と比べて9ポイント上昇し、県民から高い評価を受けていることがうかがえる。全国の知事の中では、宮崎県の東国原知事(91%)に次いで2番目に高かった。
支持政党別では、自民党で9割を超えてトップ。ついで、社民党で9割弱、民主党で8割、公明党で8割弱、共産党5割と続き、すべての党の支持層から過半数を超える支持を受けており、広瀬知事が掲げる一党一派に偏しない「県民党」を裏付けた。
地域別、年代別でも支持率にばらつきはなく、6〜9割の間でまんべんなく支持を得ている。
※ 調査は、14日から16日にかけて県内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した世帯1283件のうち、772人から回答を得た。(回答率60・2%)
(2007年7月19日 読売新聞)
589
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 08:43:49
参院選情勢調査(下)
関心ある77% 前回比10ポイント増 讀賣鹿児島
読売新聞社が行った参院選情勢世論調査では、選挙への関心度や投票行動のほか、伊藤知事への支持率についても有権者の考えを聞いた。
【選挙への関心度】
今回の参院選に関心があると答えた人は「大いにある」が46%、「多少はある」が31%で関心の高さがうかがえた。前回参院選(2004年)に比べ「関心がある」の合計は10ポイント上昇している。「あまりない」は16%、「全くない」は6%で、いずれも前回よりも減少していた。
男女別では、「大いにある」「多少はある」の合計が男性は84%、女性は72%となっており、男女間で10ポイント以上の開きがあった。年齢別では「大いにある」と答えた人が、60歳代で6割以上、50歳代と70歳代以上でもほぼ半数を占めたのに対し、20、30歳代は2割前後にとどまった。年金記録漏れ問題の切実さが関心の高さに比例しているようだ。
支持政党別では、民主党支持層の6割以上が「大いにある」としたのに対し、自民党支持層は5割弱にとどまった。職業別では、ほとんどの業種で7割以上の人が「大いにある」か「多少はある」と回答した。
【投票に行くか】
「必ず行く」と答えたのは71%、「なるべく行く」の23%を加えると94%で、3年前の前回を2ポイント上回った。
「必ず行く」「なるべく行く」と答えた人の合計は男女とも9割以上だったが、年齢別では20、30歳代で9割を下回った。
支持政党別では、自民党、民主党、公明党支持層の約8割、共産党支持層の約6割、社民党支持層の約9割が「必ず行く」と答えた。無党派層では50%が「必ず行く」、36%が「なるべく行く」と回答した。職業別では、ほとんどの職業で9割を超える人が、「必ず行く」か「なるべく行く」と答えた。
【知事支持率】
伊藤知事への支持率は63%、不支持率は12%だった。自民党支持層の約8割、民主党支持層の6割強、公明党支持層の6割弱が支持。共産党、社民党支持層でも半数以上が支持しており、各党の支持層から広く評価を受けていることが明らかになった。一方、無党派層の支持率は5割弱にとどまっていた。
調査は、14日から16日にかけて県内の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者存在が判明した世帯1255件のうち、781人から回答を得た(回答率62.2%)。
(2007年7月19日 読売新聞)
590
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 23:35:42
かつての主役 無力感 郵政票、組織弱体化に悩む
2007年07月15日 朝日佐賀
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/saga/SEB200707150015.html
かつて抜群の集票力を誇った郵政関係者が存在感を失っている。05年夏の「郵政解散」で多くは長年連れ添った自民を離れ、民営化反対を唱えた国民新党へ心を移したが、10月に迫る民営・分社化を前に無力感も漂う。
「ご恩は生涯忘れない」。大分市で6月21日にあった大分選挙区(改選数1)の国民新党現職、後藤博子氏の事務所開きで、「大樹全国会議」の県本部幹部が熱弁をふるった。
大樹はかつて「自民党最強の職域支部」と呼ばれた。特定郵便局長のOBらが加わり、郵政解散をきっかけに多くが国民新党を支える全国会議に移った。同会議九州地方本部(熊本市)は比例区で、同党新顔で元自民衆院議員の自見庄三郎氏を推す。郵政解散で民営化に反対した「恩義」に報いるためだ。
しかし、選挙区での態度はまちまち。九州・山口で特定候補を推すのは大分と宮崎だけだ。
長崎県本部の幹部は「もう力もないし、活動しても現状は変わらない。悲しいだけです」。参院選の選挙運動はしないと決めた。組織はいま、詳しい人数がわからないほど弱体化している。
一方、鹿児島県本部は2月の役員会に民主新顔を招いた。引き合わせたのは郵政解散で落選した元衆院議員。自民関係者に配慮して表向きは自主投票としたが、幹部は「自民を応援する義理はない」と言い切る。
逆に、佐賀は一部の局長OBらが自民の選挙区候補を支える。郵政解散で自民県連が造反組2人を推薦したからだ。県本部の幹部は「自民は許せないが県連には義理がある」。
郵政公社は3月までに、全国1048局で集配をやめた。効率化の旗のもと、過疎地が狙い撃ちされた。
大分県北部の豊後高田市にある田染(たしぶ)郵便局は昨年10月、無集配局になった。地域の600戸には12キロ離れた豊後高田郵便局が手紙を届ける。緒形雅之元局長は「不在時の再配達の対応が鈍っていないか」との疑念が消えない。
「市場原理が最良という幻想に日本中が踊らされた」。福岡県内の元特定局長(69)は、そんな言葉で2年前の郵政解散を振り返った。参院選では知人に国民新党の候補への支持を呼びかけるが、あきらめもある。「民営化は止められない。でも自民党には入れたくない」
591
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 23:36:21
閣僚・党幹部県内入り 選挙サンデー、応援合戦に熱気
2007年07月16日 朝日佐賀
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/saga/SEB200707160069.html
参院選公示後、初の選挙サンデーとなった15日、佐賀選挙区(改選数1)の候補者たちは、有権者の集まる商業施設を重点的に回り、支持を訴えた。自民は2閣僚、民主は党副代表を、それぞれ公認候補の演説会場に派遣。激戦区佐賀を巡る党を挙げた応援合戦は、選挙戦序盤から熱を帯びた。
佐賀市のモラージュ佐賀ではこの日午前、渡辺喜美行革担当相、大田弘子経済財政相の2閣僚が自民・川上義幸氏とともに選挙カーに上がり、買い物客らに支持を訴えた。
渡辺行革担当相は「安倍内閣は天下り規制などで政府内部の抵抗勢力をやっつけてきた。この改革路線を止めてはいけない」。一方、大田経済財政相は「内閣発足時に4.2%だった失業率は、いま3.8%と、9年ぶりの低水準。景気回復の効果は、いま中小企業、全国各地にも広がってきている」と実績を訴えた。
民主の川崎稔氏は、佐賀市などの商業施設を中心に遊説。同日夕には、赤松広隆・党副代表も佐賀入りし、事務所でスタッフを激励。
その後、小城市で開かれた川崎氏の演説会で、赤松副代表は「今回の選挙は、大臣が次々辞めて格差がどんどん広がる安倍政権の信任選挙だ。選挙が終われば消費税を上げ、集団的自衛権の行使を検討するような政治を、野党の力を大きくして変えなければいけない」と話した。
共産の中尾純子氏は多久市や川副町などで街頭演説を重ねた。
592
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 23:39:26
選挙サンデー、無党派へ支持訴え 商店街で3候補
2007年07月16日 朝日長崎
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/nagasaki/SEB200707160066.html
参院選が公示されて初めての日曜日となった15日、長崎選挙区で立候補した3人の新顔候補は、長崎市や佐世保市の商店街を練り歩き、支持を訴えた。各陣営とも、選挙戦の行方を左右する無党派層の取り込みに懸命だ。
商店街で候補者との握手に応じる買い物客ら=長崎県内で
自民の小嶺忠敏氏は、長崎市の浜町商店街を午後1時半から2時間以上かけて歩いた。
国見高校サッカー部監督時代に教え子だったJリーガーも応援に駆けつけ、「先生を信じて日本一になりました。みなさんも信じてください」と呼びかけた。小嶺氏も「皆さんのおかげで全国優勝できた。今度はお返しをしたい」と訴えた。
自民への逆風が強まるなか、陣営は「サッカーの小嶺」のイメージで売り込み、無党派層の支持を呼び込みたい考えだ。
共産の渕瀬栄子氏も同じ時間帯に、県議や市議らと一緒に浜町商店街に繰り出した。
マイクを握った渕瀬氏が「格差社会をなくすために政治を変えなければならない」「憲法9条を守らなければならない」と訴えると、立ち止まって拍手を送る人も。
陣営幹部は「自公政権にうんざりしている人は多い。かつては自民支持だった人も取り込みたい」。この日はスーパーや公共施設など人が多く集まる場所を重点的に回り、街頭演説を繰り返した。
民主党の大久保潔重氏は佐世保市へ。「今の政権の姿勢は強権政治。変えなければいけない」と訴え、アーケード街を歩いた。
買い物客や商店主から「普段は自民支持だけど、今回ばかりはお灸(きゅう)をすえる」と声をかけられた大久保氏は「反応が急激に良くなってきている」。
陣営にとっての課題は知名度。同行した民主県連幹部は「底流にすさまじい(反自民の)風が吹いている。風をどれだけつかめるかだ」。
593
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 23:43:47
鳩山兄弟県内で舌戦 邦夫氏、久間氏発言触れず
2007年07月19日 朝日長崎
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/nagasaki/SEB200707190060.html
自民党の鳩山邦夫・衆院議員と民主党の鳩山由紀夫幹事長が18日、そろって長崎入りし、それぞれの党の候補者を応援した。
先に長崎入りしたのは兄の由紀夫氏。民主党の大久保潔重氏の応援のため、午前8時15分からJR長崎駅前で演説。国会議員の事務所費や年金問題などをめぐる安倍首相の対応を批判した。久間前防衛相の原爆投下をめぐる発言も取り上げ、「核廃絶を訴えるこの地で、自民党が勝てば、あの発言を許したことになる」と訴えた。
一方、邦夫氏は午後7時から大村市の大村市民会館で開かれた演説会に出席。集まった約1200人を前に「年金は消えていないので安心してください」「民主党は政権を担う力がない」などと訴え、自民党の小嶺忠敏氏への支持を呼びかけた。久間氏の発言についてはふれなかった。
共産党は21日、渕瀬栄子氏の応援に穀田恵二国対委員長が長崎入りする予定。
594
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 23:46:25
首相が逆風の中、来県 別府・大分などで演説
2007年07月19日 朝日大分
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/oita/SEB200707190055.html
安倍首相が18日午後に来県し、4時間ほどの駆け足で別府市、大分市、日田市を回り、3カ所で約20分ずつ演説した。「消えた年金問題」や「事務所費問題」、前防衛相の原爆投下は「しょうがない」発言……。参院選の中盤を迎えても、なお猛烈な逆風に見舞われている首相の大分での一日を追った。
《15時36分》 JR別府駅近くの百貨店跡地。ここで個人演説会を開く大分選挙区の自民新顔、礒崎陽輔氏(49)の応援のために、首相が北九州市から、列車で同駅に到着。駅の改札から会場まで約200メートルの人垣ができ、首相は握手しならが進むのに、約10分かかる。
《15時45分》 約2000人(主催者発表)が待つ会場に拍手で迎えられ、マイクを握った。
亡父・晋太郎元外相と、母、兄との一家4人で別府へ温泉旅行に来た思い出話から始まって、「日本一の温泉地」と持ち上げた。さらに、「城下カレイや豊後牛を全国に」と呼びかけ、地域振興の成功事例を各地に伝える「地域応援隊」構想について紹介した。
続いて、「小泉改革を続投し、加速する」と話し、郵政民営化と社会保険庁の改革も進めて「戦後レジームからの脱却を目指す」。地球温暖化防止や北朝鮮による拉致問題の解決などの話題にも触れ、「美しい国を一緒に作ろう」と呼びかけて演説を締めくくった。
「テレビで見る以上の話が聞けるだろう」。そう思って足を運んだという同市の男子大学生(20)は「何が言いたいのかよくわからず、期待外れに終わった」。
上司ら3人で仕事を抜けて来たという銀行員男性(36)は「首相は年金問題で『お詫びを申し上げる』と言っていたが、選挙前に聞こえのいいことを言って、のど元過ぎればそれまで、という気もする」と話した。
《16時40分》 上空を県警のヘリが旋回して警備する中、品川ナンバーの専用車で大分市府内町のコンパルホールへ。会場には自民系の市町村議ら約50人が到着を待っていたが、首相は車を降りると、まずは近くにいた1歳児を抱いた母親(31)に歩み寄り、母子の手をしっかり握りしめた。母親は「テレビでしか見れなかった人が実際に近づいてきたので、心臓がドキドキした」。
この会場で、首相は演説の後、議員らと記念写真の撮影会に応じた。撮影を終えた大分市議の一人は「安倍さんは、小泉さんに比べると、迫力がいま一つだな。それでも、自民は彼に期待するしかない」。
《17時20分》 大分市中央町の商店街のアーケードにある広場。2500人(主催者発表)が詰めかけ、アーケードは風通しが悪くなって、まるで温室の中のような暑さに。首相の演説を聞いていた自民支持者という商店主(67)は「自分の自慢話ばかりで幻滅した。6年前に、小泉さんがここに来た時より、人の入りも拍手も少なかった」。
《19時15分》 1000人収容の日田市の市民会館のホールは満席。首相は「1人区で、ぜひ勝たせて欲しい。公明党と自民党をよろしく」。聴衆は衛藤征士郎・自民県連会長の音頭で「安倍総理万歳」を三唱して気勢を上げると、首相は満面の笑みを浮かべて会場を後にした。
■非自民陣営も党要人ら来援
大分選挙区の自民以外の各陣営にも、政党の要人らが応援に駆けつける。
国民新現職の後藤博子氏(59)は12日、亀井静香代表代行が応援演説に来た。社民推薦で無所属新顔の松本文六氏(64)には、19日に福島瑞穂党首、21日に辻元清美衆院議員が応援に来る。
共産新顔の山下魁氏(30)は、22日に穀田恵二衆院議員、25日に赤嶺政賢衆院議員、27日には仁比聡平参院議員が応援に来る。民主が県連として推薦する無所属新顔の矢野大和氏(51)には、16日に前原誠司前代表が来援した。
595
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 23:48:19
鳩山幹事長が外山氏を応援
2007年07月19日 朝日宮崎
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/miyazaki/SEB200707190054.html
民主党の鳩山由紀夫幹事長が18日、参院選宮崎選挙区に立候補している外山斎氏=民主、社民、国民新推薦=を応援するために来県した。外山氏とともに宮崎市街地を歩き、支持を求めた。
街頭演説した鳩山氏は政権交代の必要性を主張。外山氏も「このままの政治が続けば、日本は美しい国ではなく、格差の広がった醜い国になってしまう」と安倍政権を批判した。
会見を開いた鳩山氏は「最終的には、自民党候補と外山氏との激戦になる」と話した。同党会派を離脱した松下新平氏については、「選挙戦への影響は少ない」とした上で、「我々は心の広い政党。いずれ戻ってきてもらいたい」と述べた。
鳩山氏は台風4号の被害を受けた西都市も訪れた。
596
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 23:50:54
「重点区」にテコ入れ 大物が続々応援に
2007年07月17日 朝日鹿児島
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/kagoshima/SEB200707170012.html
29日投開票の参院選で、各党が続々と「大物弁士」を鹿児島県に送り込んでいる。自民は閣僚を次々に投入し、共産や民主も知名度の高い国会議員が応援に入っている。3連休の最終日だった16日、台風の影響で一部で予定の変更があったものの、「大物」国会議員らが県内で熱弁をふるった。
選挙区での勝利に向けて気勢を上げる支持者たち=日置市伊集院町で
この日午前、自民現職の加治屋義人氏(69)の応援に、伊吹文明文部科学相が駆けつけた。
日置市の農協前で、伊吹文科相は年金問題について「安倍首相は5000万口の名寄せを責任を持ってやる。5年の時効撤廃もした。こんな一生懸命やった内閣がこれまでありますか」と訴えた。更に「鹿児島でもし議席を失うようなことがあったら、今度の選挙は日本中が負ける」とも。
19日には安倍首相が県内2カ所で、21日には小池百合子防衛相や谷垣禎一前財務相、プロレスラーの神取忍参院議員も応援に入る予定。23日は小泉純一郎前首相が駆けつける。鹿児島は苦戦を強いられているとして「重点扱い」だ。「大物を呼んで無党派層にも呼びかけられれば」と陣営。
共産新顔の山口陽規氏(54)にはこの日、国対委員長の穀田恵二衆院議員が駆けつけ、山口氏とともに支持を訴えた。
「最大の目標は比例区の県内5万7000票獲得」(久保田薫書記長)。穀田委員長来鹿の狙いも、比例票の掘り起こしだ。JR鹿児島中央駅前で穀田氏は「与党や民主党の軸足は大企業にある。政党助成金や企業献金をもらっていない、国民に軸足を置いた『たしかな野党』が必要」と訴えた。
前回04年参院選で、鹿児島の比例票獲得数は、九州では福岡に次ぐ2番目だが、目標達成にはあと2万票が必要。6月には市田忠義書記局長も来鹿し、今後も衆参の現職国会議員が応援に訪れる予定だ。陣営幹部は「これまでになく、応援弁士が多い」と話す。
民主新顔の皆吉稲生氏(57)は夜、姶良町中央公民館で個人演説会。元衆院議員の松下忠洋氏らが「皆吉を勝たせなければ(地方を切り捨てる)安倍政権に加担したことになる」などと訴えた。
この日予定されていた小沢一郎代表の奄美入りは台風4号の影響で延期になったが、知名度の高い鳩山由紀夫幹事長、羽田孜最高顧問らがすでに相次いで鹿児島入りしている。公示直前の11日には菅直人代表代行がJR鹿児島中央駅前に立った。十数人だった聴衆が演説が終わる頃には百人以上に。菅氏は「鹿児島が変われば日本が変わる」と訴えた。
これまで企業回りや集会だけだった小沢代表も近く街頭に立つ予定だ。陣営は知名度で劣る新顔を幹部の「顔」で得票に結びつけたい考えだ。
597
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/20(金) 00:38:38
第21回参議院選挙総合スレ105
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1184848609/
398 無党派さん New! 2007/07/20(金) 00:36:56 ID:FZwcOivx
予想の参考にどうぞ
熊本県世論調査
ソース:日テレ系地方ニュース番組
NNN、読売新聞合同調査
期間:7/14-16日の3日間
方法:電話による聞き取り調査(県内有権者 819人)
安倍内閣支持率
支持する 30.2%
支持しない 44.1%
その他 22.3%
回答なし 3.4%
三浦候補(自民)と松野候補(民主)が激しく競り合う内容
熊本市以外では三浦候補(自民)が優勢
有権者の1/3を占める熊本市では松野候補(民主)が優勢
政党支持率でも自民と民主が競っている(数字は無し)
三浦候補(自民):自民支持層の5割、公明支持層の5割が支持
松野候補(民主):民主支持層の7割が支持
橋田候補(共産):共産支持層の5割が支持
無党派層が全体の1/4
そのうちの7割がまだ投票先を決めていない
598
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/20(金) 10:05:30
自民候補の応援 安倍…知事と会談も 讀賣宮崎
安倍首相(左)に台風4号被害について説明をする東国原知事=代表撮影
安倍首相が19日、宮崎入りし、宮崎市のデパート前で行われた自民党の現職小斉平敏文候補(57)の街頭演説会で支持を呼びかけた。
歩道に詰めかけた支持者らを前に、安倍首相は「小斉平さんは地域や1次産業の発展のため打ち込んできた。さらに地方の活性化を進めるためにもその力が必要」と紹介。「地域再生のためには各地域が主役となるべきだ」とした。
◇
東国原知事は19日、宮崎入りした安倍首相とJR宮崎駅の応接室で会談し、台風4号による災害を激甚災害に指定するよう要望した。指定されると、復旧事業に対する国庫補助率がかさ上げされる。
会談で、知事は県内の被災状況の写真を見せ、「規模の割に、被災は最小限だった」と説明。安倍首相は「激甚災害の指定を、スピード感を持って対応したい」と答えた。
(2007年7月20日 読売新聞)
599
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/20(金) 10:06:25
2007参院選 議席獲得へ大物熱弁 讀賣鹿児島
これまでの政権の実績を強調する安倍首相(鹿児島市で)
選挙カーの上から支持を訴える鳩山幹事長(霧島市で)
安倍首相と鳩山・民主党幹事長が19日、県内で街頭演説に立ち、鹿児島選挙区(改選定数1)での勝利に向け、声を張り上げた。一方、共産党も16日に穀田恵二・党国対委員長が応援に駆けつけている。「1人区が参院選の勝敗のカギを握る」とされるだけに、今後も小泉前首相や小沢・民主党代表ら「大物」の来援が県内でも予定されており、戦いがヒートアップしてきた。
安倍首相は19日午後、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前で、自民党現職の加治屋義人候補(69)とともに街頭演説に臨んだ。選挙協力を結ぶ公明党の支持者や安倍首相を一目見ようと集まった有権者で会場はぎっしり埋まった。
安倍首相は選挙カーの上で加治屋候補の手を取り、「元高校球児でガッツがある」「本当にまじめ」と持ち上げた。大隅半島に上陸した台風4号による被災にも言及し、「激甚災害指定にスピードを持って取り組みたい」との考えを示した。年金記録漏れ問題については「私の内閣で完全に解決していく」と強調。「改革を継続するのか逆行させるのか。経済を成長させるのか、それとも低迷させるのかの選挙」と支持を求めた。
加治屋候補の応援には今後、21日に小池防衛相や谷垣前財務相、23日には小泉前首相が来る予定。加治屋候補の陣営幹部は「これまで逆風だったが、首相来援を機に追い風に変われば」と期待していた。
民主党新人・皆吉稲生候補(57)の応援に駆け付けた鳩山幹事長。霧島市の百貨店「きりしま国分山形屋」前で街頭演説を行い、皆吉候補とともに選挙カーの上から、約500人の聴衆(主催者発表)に支持を訴えた。
鳩山幹事長は「緊張感のある政治を保つためには、政権交代可能な二大政党が望ましく、民主党の躍進が必要」と、同市内に工場を持つ県出身の稲盛和夫京セラ名誉会長から励まされている話を披露。そのうえで「国会で強行採決を続ける与党の政治を、何としてでも変えなければならない。二大政党を実現させてほしい」と強調した。
皆吉候補は「国土の均衡ある発展のため、地方に目配りをしていた自民党だったが、小泉改革で東京や大企業を中心とした社会に作り替えた」と前政権と、その姿勢を継承する安倍政権を批判。「地方はヘトヘトになっており、この悪政を変えたい」と声を張り上げた。
穀田国対委員長の来援を受けた共産党新人の山口陽規候補(54)。この日は鹿屋市や垂水市などを選挙カーで回り、途中、計9か所で街頭に立ち、護憲や暮らし重視の政策などを訴えた。今後も県全域を精力的に回り、22日には鹿児島市内の2か所で個人演説会を予定している。
(2007年7月20日 読売新聞)
600
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/20(金) 10:26:16
自民小嶺“必勝”一転ピンチ…急きょJリーガー助っ人
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_07/t2007071932.html
久間章生前防衛相(66)の「原爆しょうがない」発言が、参院長崎選挙区(改選1)に波乱を巻き起こしている。多数のJリーガーを指導するなど知名度抜群で、“安牌(あんぱい)候補”と見られていた国見高校サッカー部前監督、小嶺忠敏氏(62)=自民=が、厳しい選挙戦を強いられているのだ。窮地に陥った小嶺氏は、教え子だったJリーガーの力を借りて逃げ切りを図る構えだが、果たしてゴールを決められるのか。
「若い人にはサッカーの神様。古い世代の人にとってはタレントのような存在。県内での知名度は90パーセント近い」
諫早市内で飲食店を経営する男性(38)は小嶺氏をこう評する。
3年前の参院選で、民主党に議席を奪われた自民党。衆院長崎2区選出で党総務会長も務めた久間氏が、「必ず勝てる候補」として指名したのが同郷の小嶺氏だった。
「当選間違いなし」との評判だっただけに、1月に出馬表明した後も街頭演説などは一切なし。自宅近辺で犬の散歩をのんびりとする姿を度々目撃され、「本当に出らすとやろか…。余裕ばいね」(地元住民)との声が聞かれるほどだった。
だが、年金記録問題など安倍自民党への逆風に加え、久間爆弾が陣営を直撃。「楽勝ムードが一転。どうなるかわからない事態になった」(選対事務局長)のだ。
今月8日午後、長崎市内で行われた自民党比例代表候補の決起大会に出席した小嶺氏。
「会う人会う人、10人いれば10人。100人いれば100人、質問が一緒。『久間発言をどう思いますか』だ」
講演でも、いらだちを隠さない。だが、肝心の政策については「〇〇先生のおっしゃる通り」とだけ。教育や福祉問題についても具体的な言及はなし。
党本部からは「もう少し政策を語らせろ」との注文が付くが、陣営幹部は「ちょっと混乱して判断に困っている部分はある」と困惑気味。「知名度頼みの候補者だけに、政策を訴え支持を広げるという正攻法は苦手」(地元紙記者)なようで、小嶺氏自身も「何を信じればいいのかわからない…」との弱音を吐く。
このため、危機感が募る陣営では戦術を転換。公示後の13日には安倍首相の昭恵夫人、16日には首相本人が応援に登場。
さらに、公示後初の日曜日だった15日には、FC東京の平山相太選手(22)、徳永悠平選手(23)の元教え子Jリーガー2人を“助っ人”に呼び、共に街頭を練り歩いて支持を訴えた。
Jリーグは政治的公平をうたっており、Jリーガーを選挙応援に呼ぶのは異例の事態だが、選挙戦最後の日曜日となる22日には、ヴィッセル神戸の元日本代表、大久保嘉人選手(25)を応援に呼ぶ予定だ。
一方、小嶺氏を猛追するのは民主党の大久保潔重氏(41)。小沢一郎代表が主宰する政治塾の1期生で、小沢氏みずから出馬要請した秘蔵っ子だ。05年の衆院選では長崎2区から出馬し、約12万票獲得した久間氏に約3万票差まで迫るという実績をもつ。
その大久保氏は「少しずつだが、手応えを感じだしている」と笑顔も見せ始めた。
★国見高校OBとしては…
小嶺氏の応援に平山選手らが駆けつけた件について、Jリーグでは「Jリーガー、FC東京の選手として活動するわけではなく、恩師である小嶺氏の教え子『国見高校OB』として応援することを要望してきたので、許可した。教え子という立場で個人的な希望として応援したいとするならばダメとはいえない。規約上も問題はない。ただし、もっとやりなさいという感じで認めているわけではない」という。
ただ、クラブやJリーガーとして政治活動をするのは問題があるため、鬼武健二チェアマンは「誤解を招きかねないので今後は自粛した方がいい」と話している。
601
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/20(金) 12:07:13
2007年7月20日(金) 朝刊 1面
糸数氏 優位に立つ/序盤情勢
西銘氏 伸び悩む/4割態度示さず 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707201300_01.html
二十九日投開票の第二十一回参院選を前に、沖縄タイムス社と朝日新聞社は十七、十八の両日、沖縄選挙区(改選数一)について、有権者を対象に電話による選挙情勢調査を実施した。その結果と本紙が取材で得た情報を加味して総合的に序盤の情勢を探ったところ、野党統一候補で無所属の元参院議員、糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=が優位に立ち、自民党公認で現職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=が伸び悩んでいる。
ただ、約四割が投票態度を明らかにしておらず、投票率の動向や残された期間の追い込みで情勢は変化する可能性がある。調査はRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)で実施した。
糸数氏は推薦を得た社民、社大、共産、民主の各政党の支持層をほぼ固めているほか、自民、公明の支持層の一部を取り込んでいる。また、「無党派層」の支持も七割と高く、年代別でも男女問わず幅広く浸透しており、特に三十代の支持が目立つ。
西銘氏は、自民、公明の両支持層の約八割をまとめて、支持拡大を図っている。また、民主支持層の一割からも支持を得ているほか、無党派層では約三割の支持があった。
地域別では、宮古、八重山の両地区では西銘氏がやや先行しているものの、革新地盤の中部では、糸数氏が西銘氏を引き離し、米軍普天間飛行場移設問題を抱える名護市や北部地区、大票田・那覇市や南部でも、糸数氏が安定した戦いを展開している。
参院選に対する関心度を見ると、「大いに関心がある」(41%)と「少しは関心がある」(48%)を合わせて九割近くが関心を示し、80%が「投票に必ず行く」と答え、関心の高さを示した。
今回の参院選では、年金記録不備や憲法改正、政治とカネ、米軍普天間飛行場の移設問題などが主な争点。また、沖縄戦での住民の「集団自決(強制集団死)」をめぐる記述から「日本軍の関与」が削除された教科書検定問題に対し、検定意見の撤回に応じない安倍政権の対応についても有権者の関心は高いものとみられる。
調査の方法 17、18の両日、県内の有権者に対し、「朝日RDD」による電話調査を実施した。対象者の選び方は無作為三段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1563件で、そのうち、1003人から有効回答を得た。回答率は64%。
602
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/21(土) 06:15:44
岩本・松山氏、首位奪う
2007年07月20日 朝日福岡
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000707200003
朝日新聞社は17、18の両日、参院選福岡選挙区(改選数2)について、県内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を行い、取材で得た情報も加味して序盤の情勢を探った。民主の岩本司氏と自民の松山政司氏が当選圏内でトップ争いを展開している。共産の田中美由紀氏、社民の金岩秀郎氏、維新政党・新風の馬場能久氏、共生新党の秀南高行氏は勢いがみられない。ただ、調査時点で投票態度を明らかにした人は半数にとどまり、情勢は流動的だ。
投票態度を明らかにした人を分析すると、岩本氏は民主支持層の9割のほか、自民など他党の支持層にも部分的に浸透。無党派層の支持も5割を固めている。
岩本氏は車と自転車を組み合わせて全市町村を回る戦法で、都市部だけでなく郡部も含め票の掘り起こしを図っている。地域別では全体的に安定しているが、県北部で若干弱いエリアがある。
参院選への関心度でみると、「大いに関心がある」と答えた層の半数の支持を取り付けている。年金問題についても、「大いに重視する」と回答した層の半数の支持を得た。
松山氏は自民支持層の9割のほか、推薦を受ける公明支持層もおおむね固めている。ただ、無党派層からの支持は2割にとどまった。地域別では大きな偏りはないが、北九州市地区や県南部で高めの支持を集めている。
年金記録問題で野党側が攻勢を強める中、松山氏は演説で、「与党の一員としておわびする」と言明し、対策を約束することで有権者へのアピールを狙う戦略をとっている。だが、年金問題を「重視する」と答えた層の支持は高くない。一方、「重視しない」と答えた層では6割をまとめた。主婦層では、岩本氏よりやや低い4割足らずとなっている。
田中氏は、20代の3割に浸透するなど若年世代に強めの傾向。共産支持層の大半のほか、無党派層でも2割を押さえている。雇用問題や憲法改正反対を訴えて支持拡大を図っているが、伸び悩み感がある。
金岩氏は共産と同様、「二大政党」の流れの中で埋没を避けようと懸命だが、苦戦中だ。社民支持層の大半の支持は得ているが、無党派層や他党支持層への広がりはみられない。
603
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/21(土) 06:21:24
小嶺・大久保両氏が接戦
2007年07月20日 朝日長崎
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000707200003
▽序盤の本社情勢調査▽
有権者3割 態度未定
29日に投開票される参院選の長崎選挙区(改選数1)について、朝日新聞社は17、18の両日、県内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査をし、取材で得た情報とあわせ、総合的に序盤の情勢を探った。いまのところ、自民新顔の小嶺忠敏(62)と民主新顔の大久保潔重(41)が接戦で、予断を許さない情勢。共産新顔の渕瀬栄子(51)は伸び悩んでいる。ただ、調査時点では3割が投票態度を明らかにしておらず、情勢は依然流動的だ。(敬称略)
《小嶺氏》
投票態度を明らかにした人を分析すると、小嶺は自民支持層の9割以上、公明支持層の大部分から支持を集めている。
無党派層の半数にも浸透しており、党県連が懸念していた年金問題や久間前防衛相の発言などの影響はあまりみられない。職業別では農林漁業者層で7割以上が支持している。
年代別では、30代と70歳以上で強い支持を得ているほか、他の年代からも幅広い支持を集めている。
地域別では、自民支持層の多い県央、県北地域で強さを示しているほか、無党派層の多い都市部でも大久保と互角の戦い。
また、年金問題を重視しないと回答した層からの支持が目立つ。支持が4割ほどにとどまる男性への浸透が課題になりそうだ。
《大久保氏》
民主支持層の9割を固めた大久保は、支援を受ける社民支持層の大半からも支持を集めるほか、小嶺を推薦する公明支持層の一部も取り込んでいる。
無党派層への浸透は4割ほど。年金問題や久間前防衛相の原爆投下をめぐる発言など、自民に対する批判材料は多いが、大久保にとっては、必ずしも追い風にはなってはいないようだ。
04年参院選では、民主の候補が長崎市を中心とする長崎1区で自民候補に差をつけたが、今回の調査では都市部で小嶺とほぼ互角。郡部での支持拡大も課題だ。
男女別では、20代や40代以上の男性から高い支持を集めているが、女性への浸透はいま一つ。公示前から自民支持層の切り崩しを図っているが、農林漁業者層からの支持も伸び悩んでいる。
《渕瀬氏》
渕瀬は小嶺、大久保に大きくリードされ、苦戦している。06年2月に立候補を表明し、離島を含めて全県をくまなく回り支持を訴えてきたが、都市部以外での広がりが見られない。
格差是正などとともに、改憲に強く反対する姿勢から、社民支持層の一部を取り込んでいるが、共産支持層の一部が小嶺、大久保に流れている。
支持層には、選挙への関心や投票意欲が高い有権者が多く、年金問題も重視する姿勢が見える。
職業別では、製造・サービス従事者層からの支持が比較的厚くなっている。幅広い層からの支持をどう得るかが課題だ。
【調査方法】
17、18の両日、県内の有権者に対し「朝日RDD」による電話調査を実施した。対象者の選び方は無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1707件で、そのうち979人から有効回答を得た。回答率は57%。
604
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 09:03:32
外山、小斉平氏競り合う 参院選世論調査
2007年7月22日 宮崎日日
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200707220106
宮崎日日新聞社は19―21日、第21回参院選宮崎選挙区(改選数一)で電話による世論調査を行い、取材を加味して情勢を分析した。民主、社民、国民新が推す無所属新人の外山斎(いつき)氏(31)、自民現職の小斉平敏文氏(57)が激しく競り、無所属元職の長峯基氏(66)、無所属新人の東治男氏(62)が追う展開。
共産新人の馬場洋光氏(38)は支持拡大を図り、共生新の新人井野元裕氏(38)は独自の戦い。調査対象の4割超が誰に投票するかを決めておらず、終盤の戦いによって情勢は流動しそうだ。
非自民勢力が共闘して支援する外山氏は、普段の支持政党別で社民支持層の5割強を固め、民主支持層の4割弱の支持を獲得。
小斉平氏への支持の割合が最も高いのは、連立政権を組む公明支持層。公明は宮崎選挙区での対応を決定していないが、4割超を吸収。
長峯氏は自民支持層の2割未満、公明支持層の1割弱と競合が予想される小斉平氏に水をあけられている。
組織などの支援を得ずに草の根選挙を進める東氏は、民放アナウンサー時代の知名度などを背景に支持を集める。
馬場氏は共産支持者の6割超を固めるが、党以外の支持層への浸透は伸び悩んでいる。
605
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 09:05:12
川崎、川上氏 大接戦 参院選本紙世論調査 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=546647&newsMode=article
佐賀新聞社は19―21日の3日間、参院選佐賀選挙区(改選数1)の世論調査を実施した。本社取材も加味して分析した結果、民主新人の川崎稔氏(46)と自民新人の川上義幸氏(52)が大接戦を演じ、自民が20連勝したこれまでの選挙構図とは違う様相を見せている。共産新人の中尾純子氏(54)は2人の争いに押され苦戦。ただ、投票する人を「まだ決めていない」が37・4%を占める。勝敗の鍵を握る無党派層の動向を含め、最後まで予断を許さない展開となりそうだ。比例代表は民主が一歩リードしている。
自民の「公認候補差し替え」で全国注目区となった佐賀選挙区。激戦を反映し、86%が今回の選挙に「関心がある」とし、前回調査(2004年の参院選)を約10ポイント上回った。「投票に行く」と答えた人も95・5%に上った。「年金選挙」ともいわれる今選挙を象徴し、争点も「年金・社会保障」に51・7%が集中した。
川崎氏は民主支持層の8割以上を固めた。社民支持層も確実に取り込み、無党派層にも浸透。40、50代の支持が比較的高く、地域別では大票田の佐賀市のほか、鳥栖市や多久市などで比較的優位に戦いを進める。
川上氏は県内全域に支持を広げている。ただ、年金記録不備や「政治とカネ」の問題などで自民支持者の“離反”が見られる。推薦を受けた公明支持層は固めつつあるが、無党派層への食い込みはいまひとつだ。
中尾氏は伸び悩んでいる。鳥栖市や武雄市、鹿島市で健闘しているが、共産支持層をもうひとつ固めきれていない。
職業別に見ると、川崎氏は商工業や会社員の支持が高い。川上氏は公務員のほか農政協議会の推薦を受け、農林漁業者に浸透。半面、佐賀商工共済訴訟の影響からか商工業者の支持が低い。中尾氏は主婦層に食い込む。
比例代表は56・3%が投票先を決定。自民支持層が民主を選ぶ傾向が見られ、民主が一歩リード、自民が追う展開となっている。
606
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 09:10:06
松野、三浦氏が競り合う 参院選 熊本日日
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070722200002&cid=main
熊本日日新聞社は十九〜二十一日、参院選熊本選挙区(改選一議席)で電話世論調査を実施、取材網も動員し終盤情勢を探った。その結果、民主新人の松野信夫氏(56)と自民現職の三浦一水氏(53)が横一線で競り合い、共産新人の橋田芳昭氏(51)が追っている。ただ、調査時点で三割が態度を決めておらず、二十九日の投票日まで情勢は予断を許さない。
松野氏は、民主の国会議員や社民系を含む地方議員、連合熊本を核に、衆院熊本3区補選と連動した選挙戦で、民主支持層の八割近くを固めた。
政権与党への批判材料とする「政治とカネ」の問題や格差是正を重視する層の四割強が支持。党幹部が相次ぎ熊本入り、無党派層の三割以上に広がりを見せる。
宇土市で過半数、郡部でも水俣・芦北、人吉・球磨で四割以上が支持。熊本市、荒尾市、玉名郡市、上益城郡などで三割以上の支持を確保した。
三浦氏は、党所属国会議員や地方議員、支持母体の県農政連を核に、組織力をフル稼働。党幹部や閣僚が連日来熊し、てこ入れする。ただ、自民支持層の支持は六割弱にとどまる。
共闘する公明支持層は八割近くを固めた。
鹿本郡市や天草郡市、阿蘇郡市で過半数、菊池郡市、八代郡市で四割以上に浸透した。自民への逆風要因となった年金記録不備問題に関心を示す層も三割余りが支持。農業や少子化対策を重視する層で優位に立っている。
橋田氏は、共産支持層の九割近くを固めた。荒尾市や宇土市、宇城市、上・下益城郡で比較的健闘。「確かな野党」をアピール、3区補選や比例と連動し票の上積みを狙う。(同日選取材班)
607
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:23:59
九州自民、民主が伯仲 参院選選挙区情勢
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070722/20070722_003.shtml
参院選の電話世論調査結果を踏まえ、西日本新聞社は九州・沖縄の8選挙区の情勢を分析した。自民と民主を軸にした攻防は伯仲しており、終盤までもつれた展開になりそうだ。 (本文、敬称略)
■福岡 40─50代岩本氏支持
民主現職の岩本と自民現職の松山が抜け出し、共産新人の田中、社民新人の金岩ら新人4人をリードしている。
岩本は民主支持層の7割近くを固め、自民、公明、社民支持層の一部にも浸透する。40、50代の支持率の高さが目立ち、事務・技術職から支持を集めている。
組織選挙を展開する松山は県全域で支持を拡大しているが、無党派層への浸透に苦労している。女性からの支持が比較的高いほか、60代以上に支持されている。
田中は共産支持層の7割近くをまとめたが、広がりに欠ける。金岩は社民支持層の5割に浸透。諸派新人の馬場と秀南は厳しい戦い。
■佐賀 川上、川崎氏が接戦
自民新人の川上と民主新人の川崎が、互角の戦いを繰り広げている。共産新人の中尾は苦戦。
川上は5月に立候補を表明したばかり。出遅れを取り戻そうと推薦団体などがフル回転し、徹底した組織選挙を展開している。自民支持層の6割を固めたほか、推薦を受けた公明支持層の7割にも支持を広げている。年齢別では50歳以上の支持率が高い。
川崎は民主支持層の7割に浸透。社民支持層の6割にも支持を広げている。無党派層の支持は3候補の中で最も高い。職業別では、商工サービス業の支持を集めているほか、農林漁業者にも食い込んでいる。
■長崎 小嶺、大久保氏互角
知名度のある自民新人の小嶺と、労組を軸に運動を展開する民主新人の大久保が互角の戦い。
小嶺は動きが鈍かった自民系県議らの活動が公示以降に活発化。自民、公明支持層の5割以上をまとめ、県北地域などでリードする。職業別では農林漁業や主婦層の人気が高く、70代以上は4割を超える支持を得た。
大久保は民主が主地盤とする長崎市でやや先行。民主支持層の約8割を確保したが、協力態勢を組む社民支持層は3割にとどまる。職業別は事務・技術系や現業職で優勢。30‐50代の支持率が高くなっている。
共産新人の渕瀬は、無党派層への支持拡大を図るが苦戦している。
■熊本 三浦、松野氏横一線
自民現職の三浦と民主新人の松野が競り合い、有権者の3分の1が集まる熊本市でも横一線の激戦。共産新人の橋田は厳しい。
三浦は今回、公明の比例代表候補と異例の「相互推薦」で選挙戦に臨んでおり、自民、公明支持層の半数以上を固めた。年齢別では20代と60代以上、職業別では農林漁業や商工サービス業で松野を上回る。
松野は民主、社民支持層をほぼ固め、自民支持層の一部も取り込む。農業政策を訴える戦術が功を奏し、自民の「牙城」とされた郡部で三浦をわずかながら上回った。年齢別で30‐50代、職業別では専業主婦などの支持が強い。
■大分 やや先行する礒崎氏
昨年夏にいち早く出馬を決めた自民新人の礒崎が組織力でやや優位に立っている。民主県連の全面支援を受ける矢野と、社民が推薦する松本の無所属新人2人が懸命に追い掛ける構図。
礒崎は党本部の積極的な応援も奏功し、自民支持層の過半数を固めているが、公示直前に推薦を決めた公明支持層の動きはまだ鈍い。矢野は地元の県南地区で一定程度の浸透がみられるが、民主支持層の支持は4割にとどまっている。松本は社民支持層の6割以上を固めているが、無党派層への浸透が遅れている。
国民新党現職の後藤と共産新人の山下はそれぞれの政党支持層以外に広がりがない。
608
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:24:51
■宮崎 農漁村部は小斉平氏
自民現職の小斉平に無所属新人の外山が肉薄、無所属元職の長峯が激しく追い上げる。
小斉平は支持団体をフル回転、農林漁業者を中心に自民支持層の4割近くを固めたが、九州の自民公認候補で唯一公明の推薦が得られていないことが響き、公明支持層に十分浸透していない。外山は民主、社民支持層のほぼ半数をまとめ無党派層に食い込む。宮崎市で小斉平と接戦、県北、県南で小斉平を追う。長峯は自民支持層の1割強、公明支持層の2割強に浸透している。
無所属新人の東は、社民支持層の1割に浸透するが伸び悩む。共産新人の馬場、諸派新人の井野はともに厳しい戦い。
■鹿児島 皆吉、加治屋氏競る
参院選挑戦二度目の民主新人の皆吉と、再選を目指す自民現職の加治屋が激しく競り合う。
皆吉は民主支持層の約9割と社民支持層の約4割を固めたほか、無党派層の約4割に支持を広げている。元自民衆院議員らの支援を受け、自民支持層の約2割にも食い込む。鹿児島市など都市部で先行している。
加治屋は自民支持層の約5割を固めたが、推薦を受けた公明支持層は3割程度の浸透にとどまる。大隅半島など郡部で優位に立っており、職業別では農林漁業の支持が強い。専業主婦など女性の支持も集めている。共産新人の山口は共産支持層の3割程度しか固めておらず、苦戦している。
■沖縄 野党糸数氏が優位に
民主、共産、社民などが推薦する無所属元職の糸数が優位に立ち、公明が推す自民現職の西銘は厳しい戦い。
昨年秋の沖縄県知事選にくら替え立候補して敗れ、返り咲きを期す糸数は、民主支持層の7割、共産、社民の8割超を固めたほか、無党派層の6割近くに浸透。年代別では20代の支持が6割以上と特に高く、全年代でリードしている。
経済界の支援を受けて再選を目指す西銘は、自民、公明支持層の6割を固めるにとどまり、無党派層の支持も2割に届かない。男女別でも、ともにリードを許した。回答者の約2割は投票先を明らかにしておらず、情勢が変わる可能性もある。
=2007/07/22付 西日本新聞朝刊=
2007年07月22日05時20分
609
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:28:00
首相夫人や“論客”議員 女性が候補応援へ火花 大分選挙区 集会などで支持訴え
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20070722/20070722_002.shtml
29日投開票の参院選大分選挙区(改選数1)の候補者応援のため、安倍晋三首相の妻昭恵さんと“論客”の社民党の辻元清美衆院議員(比例近畿)が21日、大分市に相次ぎ入り、集会や街頭などで支持拡大の熱い戦いを繰り広げた。
昭恵さんは同市内で自民新人の礒崎陽輔氏(49)の陣営などが主催する女性集会に参加し、意見交換した。出席者から年金問題や農業の担い手不足問題などの質問が相次ぎ、昭恵さんは「女性が輝けば地域が輝く。地域が輝けば日本全体が輝く。主人も農業振興には力を入れています」などと答え、参加した約1000人(主催者発表)に理解を求めた。
集会終了後には、礒崎夫人の洋子さんと一緒に大分市中心部に繰り出し、買い物客などと握手。礒崎氏への支持を呼び掛けた。
一方、辻元氏は、同市内で開かれた社民推薦の無所属新人、松本文六氏(64)の集会に参加。格差や年金の問題に触れ「庶民の暮らしを分かっていない2世、3世議員ばかりの安倍内閣に政治を仕切らせていいのか。怒りの声を大分から突きつけたい」と与党を批判。
憲法改正問題では「自公を勝たせれば、安倍総理は『憲法改正が認められた』と開き直る。憲法九条の将来がかかっている。あの時頑張って良かったと思える選挙にしよう」と、詰め掛けた約3000人(主催者発表)に松本氏支援を訴えた。
=2007/07/22付 西日本新聞朝刊=
2007年07月22日00時46分
610
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:29:10
皆吉氏、民主支持層固める 加治屋氏は郡部で安定 世論調査 西日本鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070722/20070722_002.shtml
29日の参院選の投票日まで1週間。鹿児島選挙区(改選数1)に立候補した3人の戦いは日ごとに激しさを増す。西日本新聞社は県内の有権者を対象に電話世論調査を実施した。この結果に取材を加味し、情勢を探った。
■情勢
民主党新人の皆吉稲生氏(57)=国民新党推薦、社民党県連合支持=と自民党現職の加治屋義人氏(69)=公明推薦=が激しく競り合っている。共産党新人の山口陽規氏(54)は苦戦している。ただ、4割以上が態度を明らかにしておらず、今後の情勢は流動的だ。
皆吉氏は、民主支持層の9割近く、社民支持層の約4割を固め、自民支持層の2割、無党派層も4割を取り込む。都市部では加治屋氏を上回る勢い。衆院選挙区の1、3、4区で優位にたっている。男性の支持が多く、年齢別では30歳‐50歳代、職業別では商工サービス、事務・技術職の支持を集めている。
加治屋氏は、自民支持層の約5割を固めたものの、公明支持層を固めきっていない。郡部で安定した支持を得ており、女性の支持が多く、年齢別では60歳代以上に支持を広げる。職業別では農林漁業者、商工サービスや専業主婦の支持が目立つ。
山口氏は共産支持層固めを急ぐが、一部で皆吉氏支持へ流れる傾向もみられ伸び悩んでいる。
■比例代表
比例代表で投票する政党は、民主党が25.2%と、自民党の19.1%を上回った。公明党7.8%、共産党、社民党がいずれも1.3%など。
普段どの政党を支持するか、を示す政党支持率は自民党が49.2%、民主党は13.6%、公明6.2%、社民2.8%、共産1.4%などで、自民支持層や無党派層の一部が民主党に流れる可能性を示した。
■関心度
今回の参院選への関心度は「大いにある」「少しはある」を合わせると9割近くあり、関心の高さを示した。年齢別では70歳以上と40歳代の関心が高い。男女別では男性6割、女性4割以上が「大いに関心がある」と答え、職業別では商工サービス、農林漁業、専業主婦、事務・技術職などで関心が高い。
■課題
重視する政策課題は「年金問題」が4割。「政治とカネ」「格差是正」も、ともに1割を超えた。年金は、加治屋氏に投票すると答えた人の5割近く、皆吉氏と答えた人の3割以上が課題に挙げ、「政治とカネ」「格差是正」は皆吉氏や山口氏と答えた人に多かった。
=2007/07/22付 西日本新聞朝刊=
2007年07月22日00時40分
611
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:30:45
公明比例候補が佐賀入り 「与党共闘」アピール 西日本佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070719/20070719_001.shtml
参院選比例代表に公明党から立候補している現職、木庭健太郎氏(55)が18日、佐賀入りした。県内4カ所で集会を開き、佐賀市では佐賀選挙区(改選数1)に立候補している自民新人と合同演説会を開くなど「与党共闘」をアピールした。
佐賀市の市文化会館で開いた演説会には、約1600人が集まった。自民、公明両党が合同で、参院選に向けた集会を県内で開くのは初めて。木庭氏は「1票目は自民党、2票目は木庭をお願いします」と、自民新人とともに支持を呼び掛けた。
ただ、自公の選挙協力が実現するまでには難題続きだった。まず衛藤晟1氏の公認問題。自民党本部が「郵政造反組」ながら復党を認め、比例代表に立候補する衛藤氏を公認した。これに、福岡県出身の木庭氏を抱えている公明党側が強く反発。
さらに、佐賀選挙区の自民新人は、5月下旬に立候補を表明したばかり。後援会組織もままならず、公明党が求める選挙協力に応えるのは難しかった。しかし、最終的に公明党が出した結論は「与党で過半数を維持するために佐賀は絶対に落とせない」。公示直前の10日に自民新人の推薦を発表した。
合同演説会を終えて、県本部の伊藤豊代表は「自、公が一緒に戦うという象徴的な場面をつくりたかった。これで共闘態勢ができるだろう」と話していた。
=2007/07/19付 西日本新聞朝刊=
612
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:31:34
自民対非自民 過去6回互角の戦い 比例結果と連動の傾向 党派別得票、今回は? 西日本長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070721/20070721_001.shtml
参院選は後半戦に向けて、各党各陣営の活動がますます活発化している。過去6回の参院選長崎選挙区での自民対非自民の勝敗は3勝3敗の互角。果たして、今回参院選での政党対決の行方はどうなるのだろうか。
長崎選挙区(旧地方区)の自民党候補は1955年の同党結党後、56年から86年まで11回連続で当選。しかし89年参院選はリクルート事件、消費税導入、農産物自由化の「三点セット」で自民党に逆風が吹き、長崎選挙区も自民党現職が社会党新人に敗れ、初めて自民党が議席を失った。
2001年は自民党候補が「小泉ブーム」に乗って約35万7000票(得票率53.41%)を獲得し当選。04年の前回は逆に民主新人が自民現職を約4万票差の接戦で下し初議席を得た。
県内での比例代表の党派別得票をみると、選挙区の選挙結果とほぼ連動する形で推移。自民党は89年に得票2位に転落後、92年にトップに返り咲き、2001年まで1位を維持したが、04年は民主に「第一党」を譲る結果となった。
■□ □■
年金問題や相次ぐ閣僚の問題発言など自公政権に逆風が吹き荒れる今回の参院選。自民新人陣営は「『久間発言』が大きな痛手。厳しい結果も予想される」とみる。04年の比例で約10万9000票を獲得した「第3党」の公明党も「今回は最後まで読めない」(同党県本部幹部)という。
一方、民主党県連幹部は今回参院選の県内での比例得票について「前回を上回る25万票を」と強気だ。
共産党も比例の得票目標を前回の約3万4000票を上回る5万5000票に設定。選挙区の候補と連動し得票アップを目指す。
前回、県内の比例代表で約3万9000票を得た社民党は「6万票を目指したい」(同党県連合幹部)という。
=2007/07/21付 西日本新聞朝刊=
613
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:32:51
参院選折り返し 各陣営、手応え強調 後半戦は都市部に重点 西日本熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070721/20070721_001.shtml
参院選は20日、17日間の選挙日程を折り返し、後半戦に突入した。熊本選挙区に立候補している自民現職の三浦一水氏(53)=公明推薦▽民主新人の松野信夫氏(56)=国民新推薦▽共産新人の橋田芳昭氏(51)の3人は前半戦の9日間で県内をほぼ一巡。松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選も絡み、全国の注目が集まる中、各陣営は後半戦の重点を有権者が多い都市部に置き、党幹部の来援などで支持固めに入る。
三浦氏は20日、松岡前農相の地盤だった阿蘇地区を中心に遊説。連日の演説でかすれ気味の声を張り上げ「松岡先生の穴を私が埋め、日本の農業を守る」と訴えた。
年金記録不備などの逆風が吹く中で始まった今回の参院選。選挙本部長の古閑三博・自民県連会長は「(逆風は)公示日当日が最も強かったが、徐々に盛り返した」と強調する。後半戦は連立与党の政策を都市部で訴え「無党派層の理解を得ていきたい」考えだ。
松野氏は20日朝から芦北郡入りし、県南地区を遊説。水俣市役所前の街頭演説では「年金問題は一番大きな争点。安心できる年金制度に」などと訴え、弁護士として水俣病訴訟にかかわった経歴も強調した。
「農家や商店街の関係者など郡部で予想以上の反応がある」と松野氏。民主党県連の鎌田聡代表は「あと一歩のところまで詰めている。都市部の有権者の関心をもっと高めていかなければ」と語り「投票率の動向が勝負の鍵を握る」という見方を示した。
橋田氏はこの日、下益城郡などを遊説し「大もうけしている大企業に当たり前に税金を払ってもらう」などと訴えた。
「二大政党の影響で『よりましな方に』という投票行動が増えているが『暮らしと平和を守る』という積極的な1票をどれだけ増やしていけるかが鍵」と安達安人選挙対策部長。後半戦も衆院熊本3区補選の共産新人と連携しながら「政治とカネ」問題などを取り上げ、党の独自性を訴えていく。
=2007/07/21付 西日本新聞朝刊=
614
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:34:30
中盤戦攻防 与野党党首級相次ぎ来県 知事と会談 したたかにアピール 西日本宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070720/20070720_001.shtml
参院選も中盤戦を迎え、与野党の党首級が相次いで県内入りした。18日の民主党・鳩山由紀夫幹事長に続き、19日は自民党総裁の安倍晋三首相が…。宮崎選挙区など1人区の勝敗は、過半数をめぐる与野党攻防の鍵を握るとされているだけに大物2人の訴えにも力がこもった。また、過密な日程をやりくり、県民人気の衰えない東国原英夫知事との会談を組み、マスコミを通じた有権者アピールをするしたたかさものぞかせた。
19日、大分県からJRで宮崎入りした安倍首相。宮崎駅に到着後、駅長室で東国原知事と会った後すぐに宮崎市の繁華街で自民現職候補の応援演説に臨んだ。
年金記録不備問題などで厳しい選挙戦を迫られる自民党。安倍首相は集まった約3000人を前に「私たちに力を与えて下さい」。演説を終えると、大勢の市民に握手をして回るパフォーマンスも。安倍首相は都城市でも街頭に立ちマイクを握った。
宮崎市の演説で安倍首相は「拉致問題解決を進めるために、私は地元の中山恭子さんを首相補佐官に選んだ」と訴える場面も。宮崎にゆかりのある恭子氏が自民公認で比例代表に出馬したことに公明党が反発、九州で唯一、同党の推薦が得られない状況にいら立ちを感じている様子だった。
一方、民主党の鳩山幹事長は18日、同党が推薦する無所属新人の応援で県内を巡った。合間を縫って台風4号で被害を受けた西都市のマンゴー農家などを視察、県庁で東国原知事と面会した。
「安倍政権に対して野党が共同して戦って勝利を勝ち取るという、極めて象徴的な選挙区だ」と鳩山幹事長。「激戦だが公認候補並みに支援し、今後は三役もできる限り投入して全力投球する」と述べ、手応え十分といった様子だった。
=2007/07/20付 西日本新聞朝刊=
615
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:35:12
造反復党組 集票に躍起 “復権”へ党内アピール 自民県議「本部も見ている」 保利氏「政治生命かける」 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070721/20070721_001.shtml
「郵政造反組」として2年前の衆院選を無所属で勝ち抜き、昨年12月に自民党に戻った復党組が、参院選で真価を問われている。復党を機に安倍政権の支持率は急落。参院選の与党苦境の一因とされるだけに、集票力を見せつければ、党内でいまだくすぶる批判をはね返すことにもつながるからだ。九州の復党現職組は6人。宮崎、佐賀の両選挙区(改選数1)で復党組の動きを追った。
「1年3カ月離れていたが、悔しいけどやっぱり自民党。この選挙は、安倍政権の命運がかかっている」
安倍晋三首相(自民党総裁)が宮崎入りした19日、同市の街頭演説で江藤拓氏=衆院宮崎2区=は声を張り上げた。宮崎選挙区で、江藤氏と古川禎久氏=同3区=の「造反2人組」は今回、それぞれ自分の選挙区で自民候補の選対本部長として陣頭指揮を執る。
「無所属時代はただの1回も本会議や委員会で質問できなかった。議員として、本当に情けない思いをした」。6月23日の選対会合で、こう心情を吐露した江藤氏。参院選は復党して最初の国政選挙であり、自民県議は「党本部も働きを見ている」と指摘する。
とは言え、自民候補の後ろ盾となる大物政治家は、江藤氏にとって、元衆院議員の父親、隆美氏の時代から抗争を繰り広げてきた因縁の相手。両者の対立は、いまだ選挙戦に影を落とす。
自民党県連の坂元裕一会長は言う。「江藤氏が2区内をどれだけまとめきれるか。恩讐(おんしゅう)の連鎖を断ち切らないと、(次の衆院選で)自分の身に降り掛かってくる」
佐賀県の復党組、今村雅弘氏=衆院佐賀2区=と保利耕輔氏=同3区=も20日、同県白石町のJA支所で、中川秀直党幹事長とともに自民新人の支持を呼び掛けた。
5月に県連会長に就任したばかりの今村氏は、同候補の選対本部長を務める。全国で唯一、同党が公認候補を差し替えた注目区で、参院選は補選も含めて20連勝中の「自民王国」。もし敗れるような事態になれば、県連会長の責任問題につながりかねない。地元の企業や団体に精力的に足を運ぶ姿に、県連関係者は「これまでにない熱の入れようだ」と驚く。
「刺客」候補の2倍近い得票で圧勝した当選10回のベテラン保利氏も、総括責任者として小まめに集会に顔を出すなど必死だ。20日の会合では、復党に慎重だったとされる中川氏を横目に訴えた。「今回の選挙は、私の政治生命をかけて頑張る」
=2007/07/21付 西日本新聞朝刊
616
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:36:03
公示から1週間 党幹部ら相次ぎ来県 3氏支持拡大に躍起 無党派層狙いの動きも 西日本鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kagoshima/20070720/20070720_001.shtml
参院選公示から19日で一週間。鹿児島選挙区では、自民党現職の加治屋義人氏(69)、共産党新人の山口陽規氏(54)、民主党新人の皆吉稲生氏(57)の3人が激しい論戦を展開している。党幹部や鹿児島ゆかりの著名人も相次ぎ来県、支持団体の引き締めや無党派層の取り込みを図っている。
加治屋氏は、県内選出衆院議員や県議らとともに県内各地を遊説。1期6年の現職の実績とともに、民主党が攻勢を強める年金問題、農業政策などについて、自民党の対応、政策への理解を求める。今後も鹿児島市を中心に街頭演説を展開しながら、農業、建設など支持団体の徹底した組織固めを進める考えだ。
また19日には安倍晋三首相が鹿児島市や霧島市で演説を行うなどてこ入れ。今後も小池百合子防衛相や小泉純一郎前首相ら「大物」が、続々と鹿児島入りする予定で、陣営は「党本部も危機感を抱いている証拠。これを機に、一気に流れを変えたい」と意気込んでいる。
山口氏は、県内全域を小まめに回り遊説を続ける。演説では無党派層の聴衆が増えているといい、陣営は「追い風を感じる」と分析する。
風のもとになっているのは、無党派層の中でも特に、派遣労働者や過疎地域住民など「安倍政権に切り捨てられた人たち」(陣営)という。離島のある町長は公示後、山口候補と会って地域の課題を打ち明け、応援の言葉を寄せた。「現職首長が選挙中に共産候補と会うのは異例。期待の証拠」と陣営はみる。米軍移転問題を抱える鹿屋市では、護憲の訴えに支持が広がっているという。
陣営は今後、無党派層への訴えを強め、支持拡大を図る方針。
皆吉氏は、公示日の12日と18日、比例代表の横峯良郎氏(45)と合流して街頭演説。18日には鹿児島、鹿屋両市の中心部で、横峯氏の友人の落語家三遊亭歌之介氏も加わり、両氏のファンが大勢詰め掛ける会場で演説するなど、無党派層への支持拡大を図る動きを強めている。
衆院鹿児島2区を地盤とする元自民党県議打越明司氏、同3区が地盤だった元同党衆院議員松下忠洋氏の2人が、皆吉氏の地元入りに同行、街頭演説などを行って保守層の切り崩しを図る。19日、鳩山由紀夫党幹事長が参加した霧島市の街頭演説では、鳩山氏は「政権交代につながる勝利を」と訴えた。
=2007/07/20付 西日本新聞朝刊=
617
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:40:26
小嶺、大久保氏が接戦 参院選長崎選挙区の世論調査
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20070722/01.shtml
第二十一回参院選は、二十九日の投票まで残り一週間となった。長崎新聞社はNBC長崎放送と共同で、新人三人が一議席を争う長崎選挙区の情勢を探るため十九−二十一日の三日間、県内全域を対象に電話世論調査を実施した。【詳細分析は23日付紙面に掲載】
取材を加味し分析した結果、元国見高サッカー部総監督の小嶺忠敏候補(62)=自民党公認、公明党推薦=と、元県議の大久保潔重候補(41)=民主党公認、国民新党推薦=が接戦を展開している。元西彼大瀬戸町議の渕瀬栄子候補(51)=共産党公認=は出遅れている。ただ、調査時点で回答者の約二割が誰に投票するか決めておらず、無党派層の動向を中心に選挙戦の行方は予断を許さない状況。
小嶺候補は、国会議員を軸に県議、市町議員、比例代表候補を推す職域支部による党営選挙を展開。抜群の知名度を生かし、県内十三市のうち、佐世保、島原、大村などで優勢、離島や郡部でも安定した戦いを見せる。推薦を受けた公明党支持層の八割以上を着実にまとめた。
大久保候補は、民主党や連合長崎などでつくる参院選対策六団体懇話会を中心に戦う。全有権者の三割を占める長崎市や、諫早市などでリード。民主、社民支持層をほぼ固め、「支持政党なし」の無党派層を三候補の中で最も多く取り込む。自民支持層の一部にも食い込んでいる。
渕瀬候補は、先行する二候補の激戦に阻まれ苦しい戦い。各地で街頭演説を繰り返し、年金問題や増税などで自公政権を批判するが、都市部以外の広がりがなく、共産党支持層をも完全にまとめきれていない。
政党支持率は、自民が37・7%、民主16・9%、公明3・4%、共産2・8%、社民2・2%。二〇〇四年の前回参院選時の調査と比べると、自民は約3ポイント、公明は1ポイントそれぞれダウン。民主、共産、社民はほぼ横ばい。「支持政党なし」は約5ポイント増え31・5%だった。
投票の判断材料では、年金問題を重視する人が圧倒的に多く55・9%に上った。憲法改正問題が15・8%で続いた。
投票動向では、投票に「必ず行く」と答えた人が86・3%と前回を約5ポイント上回り、安倍政権初めての大型国政選挙への関心の高さをうかがわせた。
▽調査の方法=19、20、21の3日間、県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで電話番号を無作為に発生させ、地域や年代などを考慮した上で1000人から回答が得られるまで電話をかけ、分析した。
618
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:42:20
田中真紀子さんが大久保候補の集会に出席 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kiji/072102.html
田中真紀子元外相は二十日、参院選長崎選挙区の民主党公認、大久保潔重候補(41)の長崎市内での集会に出席し、「国民中心の政治にするには、安倍内閣を“廃棄処分”するしかない」と訴えた。
田中氏は「戦後の日本が世界に信用されているのは平和憲法があるから。安倍政権は『戦後レジームからの脱却』を掲げ、平和と経済発展を否定しようとしている」と批判。
一時間以上にわたって“真紀子節”がさく裂。「消えた年金」問題などを挙げながら「自民党が勝てば、役人の横暴でまた年金が無駄遣いされる可能性がある。大久保候補を勝たせ民主党を与党にすれば、必ず役に立ちます」と声を張り上げると、会場からひときわ大きな拍手が起きた。
2007年7月21日長崎新聞掲載
大逆風の選挙戦 自民、中川幹事長が支援呼び掛け
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kiji/072101.html
参院選長崎選挙区の自民党公認、小嶺忠敏候補(62)の応援のため、自民党の中川秀直幹事長が二十日、諫早市の二つの個人演説会場を相次いで訪れ、支援を呼び掛けた。
このうち同市多良見町の多良見体育センターで、中川幹事長は「かつてない大逆風の中での選挙戦。長崎も僅(きん)差の大接戦で、この一議席が日本に与える影響は大きい」と危機感を表明。年金問題解決に向けた道筋などを語り、「自民が過半数を割れば、経済不況を招き、国民が犠牲になるだろう」と語った。小嶺氏に対しては「教育改革でらつ腕を振るってほしい」と会場に支持を訴えた。(諫早)
2007年7月21日長崎新聞掲載
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:43:58
参院選鹿児島選挙区 皆吉氏、加治屋氏競る
本社世論調査 8割「関心ある」
(07/22 07:49) 南日本鹿児島
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=5636
第21回参院選投開票を29日に控え、南日本新聞社は19−21日の3日間、鹿児島県内の有権者を対象に電話による世論調査を行った。3人が立候補した鹿児島選挙区(改選数1)は、民主新人の皆吉稲生氏(57)と自民現職の加治屋義人氏(69)が競り合い、共産新人の山口陽規氏(54)が続いている。「関心がある」としたのは80.5%で前回(04年)を11.7ポイント上回り関心の高さがうかがえる。だが、「投票する人をまだ決めていない」とした人が36.2%に上り情勢は流動的で、投票日まで予断を許さない状況だ。
調査は県内の有権者がいる世帯の1176件を対象に行い833人から回答を得た。「投票する人は決めたか」「だれに投票するか」など8項目を質問した。
参院選に対して「大いに関心がある」としたのは44.1%、「少しは関心がある」は36.4%だった。年代別には40代以上はいずれの年代層も「関心がある」が85%を超えており、特に60代は91.0%が関心を示している。
皆吉氏は20代から60代までの各年代で浸透、加治屋氏は70歳以上での支持が高い。山口氏は60代以上の支持者が多い。男女別には、皆吉氏は男性からの支持が高く、加治屋氏と山口氏は女性からの支持がやや高い。
支持政党別にみると、皆吉氏は民主支持層の80%強を固め、党県連合の支持を取り付けた社民の支持層の50%超から支持を得る。さらに、自民や公明支持層にも食い込む。加治屋氏は自民支持層の50%以上を固め、推薦を得た公明支持層の30%超に浸透。山口氏は共産の70%以上を固めた。
職業別にみると、皆吉氏は農林漁業、事務・技術職のほか、商工サービス業などから広く支持を得ている。加治屋氏は農林漁業のほか、専業主婦や商工サービス業に浸透している。山口氏は現業職や専業主婦から支持を得る。皆吉氏は有権者10万人以上の市、加治屋氏は有権者10万人未満の市で浸透している。山口氏は有権者10万人未満の市で支持が多い。地域別では皆吉氏が鹿児島市や姶良地区を含む県北部、加治屋氏は大隅地区や離島を含めた県南部で健闘している。
比例代表で、投票する政党や候補者を「決めている」人は44.9%、「だいたい決めている」は16.8%。「まだ決めていない」人は35.2%いる。投票する政党では、民主と自民が拮抗(きっこう)、公明、社民、共産などが続いている。
【調査の方法】鹿児島県内の有権者を対象に19日−21日、RDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける電話調査法で、電話帳に番号を掲載していない人も調査できる。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは1176件、うち833人から回答を得た。回答率は70.8%。内訳は男45.8%、女54.2%だった。
620
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 10:57:51
演説会で支持者ら西銘氏の圧勝へ気勢 参院選
八重山毎日新聞 (2007-07-22 10:04:24) 沖縄八重山毎日
http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_show=true&article_id=8815
八重山の農業振興を約束
参院選沖縄選挙区に立候補している西銘順志郎氏(57)=自民公認、公明推薦=の個人演説会が21日夜、石垣市民会館大ホールであり、西銘氏は「6年前と同じく公明党の遠山清彦さん(比例区)とセットで戦って市民の圧倒的な支持を得たい。あと8日間、皆さんの力に頼るしかない」と訴えた。弁士らは「復帰特別措置を5年延長させたのは西銘さん。携帯電話のポータビリティーを実現させたのは遠山さんだ」と実績をアピール、圧勝を目指し、「ガンバロウ」で気勢を上げた。
演説会は、大原正啓はばたけ美ら島県民の会八重山支部長の開会のあいさつで幕開け。支部代表あいさつで辻野ヒロ子選対本部長(県議)が「知事選と参院補選を勝利したパワーで、ホップ、ステップ、ジャンプと必ず3連勝しよう」と声を張り上げた。
このあと、仲里全輝副知事、糸洲朝則公明党県本代表(県議)、島尻あい子参議が激励のあいさつ。安倍普三自民党総裁のメッセージも代読された。
仲里副知事は「沖縄は大事な時期を迎えており、国政から県政を支える力を絶対に弱くしてはならない」と県政と国政とのパイプを強調、糸洲代表は両候補の実績をアピール。安倍総裁は「新石垣空港の整備や産業振興、雇用拡大、医療福祉などの政策を着実に推進するためには、地元の実情を知る政治家が必要だ」と西銘氏への支持を呼びかけた。
遠山氏はビデオを通して「政治家遠山清彦があるのは沖縄県民のおかげ」と述べ、年金問題に触れて「できるか、できないかを判断するのが政治家ではない。やるか、やらないかを決断し、実行するのが政治家だ」と訴えた。
最後に登壇した西銘氏は「日豪EPA問題では、沖縄や八重山の農業をしっかり守るため、サトウキビ、パイン、肉用牛を除外しなければならない。そうしないと壊滅的な打撃を受ける。この問題にしっかり取り組み、八重山の農業を守ることを約束する」と明言した。
最後は石垣亨自民石垣支部政調会長(市議)が「両候補の圧勝を目指そう」と音頭をとって「頑張ろう」を三唱した。
621
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 11:03:24
糸数氏先行、西銘氏猛追 本紙・共同通信世論調査 沖縄琉球
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-25640-storytopic-3.html
29日投開票の第21回参院選に向けて、琉球新報社は19日から3日間、共同通信社と合同で県内有権者を対象に電話世論調査を実施した。その結果に本紙の取材を加味して情勢を探ると、沖縄選挙区(改選1議席)は、社大党副委員長の元職・糸数慶子候補(59)=無所属、社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=が先行。自民党県連会長の現職・西銘順志郎候補(57)=自民公認、公明推薦=が激しく追い上げている。ただ、3割近くが投票する人をまだ決めていないと回答しており、最終盤に向け、これら浮動層の動向が当落を左右しそうだ。
参院選への関心については「大いにある」(48・9%)、「少しはある」(34・6%)を合わせると83・5%が関心を示している。これに対し、関心が「あまりない」(14・1%)、「全くない」(2・3%)は、合わせて16・4%にとどまり、高い関心を示している。
沖縄選挙区で「投票する人を決めているか」との問いには「決めている」(59・2%)、「だいたい決めている」(14・6%)を合わせて73・8%が既に投票態度を決めている。「まだ決めていない」が25・7%、「分からない・無回答」は0・5%だった。
糸数候補は那覇市、宜野湾市、沖縄市などで先行している。西銘候補は名護市で先行、糸満市、宮古島市などで浸透している。
比例代表では、「どの政党あるいは候補者に投票するか決めているか」との問いに対し、「決めている」(43・6%)、「だいたい決めている」(12・5%)で、合わせて6割近くがほぼ投票態度を決めている。「まだ決めていない」は42・1%だった。
【調査の方法】
19―21日の3日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為につくった番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは5万7756件で、このうち4万3407人から回答を得た。県内では、有権者がいる世帯にかかったのは1082件で、このうち845人から回答を得た。
(7/22 9:41)
622
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 11:05:33
糸数氏先行、西銘氏猛追 本紙・共同通信世論調査 琉球沖縄
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-25640-storytopic-3.html
29日投開票の第21回参院選に向けて、琉球新報社は19日から3日間、共同通信社と合同で県内有権者を対象に電話世論調査を実施した。その結果に本紙の取材を加味して情勢を探ると、沖縄選挙区(改選1議席)は、社大党副委員長の元職・糸数慶子候補(59)=無所属、社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=が先行。自民党県連会長の現職・西銘順志郎候補(57)=自民公認、公明推薦=が激しく追い上げている。ただ、3割近くが投票する人をまだ決めていないと回答しており、最終盤に向け、これら浮動層の動向が当落を左右しそうだ。
参院選への関心については「大いにある」(48・9%)、「少しはある」(34・6%)を合わせると83・5%が関心を示している。これに対し、関心が「あまりない」(14・1%)、「全くない」(2・3%)は、合わせて16・4%にとどまり、高い関心を示している。
沖縄選挙区で「投票する人を決めているか」との問いには「決めている」(59・2%)、「だいたい決めている」(14・6%)を合わせて73・8%が既に投票態度を決めている。「まだ決めていない」が25・7%、「分からない・無回答」は0・5%だった。
糸数候補は那覇市、宜野湾市、沖縄市などで先行している。西銘候補は名護市で先行、糸満市、宮古島市などで浸透している。
比例代表では、「どの政党あるいは候補者に投票するか決めているか」との問いに対し、「決めている」(43・6%)、「だいたい決めている」(12・5%)で、合わせて6割近くがほぼ投票態度を決めている。「まだ決めていない」は42・1%だった。
【調査の方法】
19―21日の3日間、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為につくった番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは5万7756件で、このうち4万3407人から回答を得た。県内では、有権者がいる世帯にかかったのは1082件で、このうち845人から回答を得た。
(7/22 9:41)
623
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 11:27:47
参院選応援で、各党幹部相次ぎ来県 讀賣熊本
29日投票の参院選で、各党幹部が21日、相次いで熊本入りし、熊本選挙区や比例選での支援を訴えた。
熊本選挙区の自民党現職・三浦一水候補(53)の応援に訪れた小池防衛相は、熊本市の辛島公園で「安倍政権は教育、公務員改革、年金問題を一つずつ片付けている。三浦さんの議席を守りこの流れを確かなものにしましょう」と聴衆に呼びかけた。
民主党の小沢代表は、南阿蘇村で、熊本選挙区の新人・松野信夫候補(56)、と衆院3区補選の新人・後藤英友候補(40)の支援を訴え、「参院選で過半数を占め、安倍政治にストップをかけたい」と力を込めた。
公明党の現職・木庭健太郎候補(55)(比例選)の応援には、太田代表が駆け付け、菊陽町の大型ショッピングセンター前で「風向きは厳しいが、29日は木庭、そして三浦さんをお願いします」と訴えた。
国民新党の亀井代表代行も午後、熊本市の繁華街を練り歩き、両親が県出身で、比例選に擁立した元ペルー大統領のフジモリ候補(69)への投票を呼びかけた。共産党新人・橋田芳昭候補(51)は玉名、荒尾市などを遊説した。
(2007年7月22日 読売新聞)
624
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 11:28:08
昭恵夫人、辻元議員が来援…参院選
“人気の顔”で無党派にPR 讀賣大分
安倍首相夫人の昭恵さんが21日、参院選大分選挙区の自民党新人・礒崎陽輔候補(49)への支援で県入りした。社民党の辻元清美・衆院議員も同党推薦の無所属新人・松本文六候補(64)の応援に駆けつけるなど、各陣営とも知名度の高い“人気の顔”を投入し、無党派層を取り込もうと躍起になっている。
昭恵夫人は、大分市府内町で開かれた「女性の集い」に駆けつけ、「逆風ですが、どうか、主人を信じてください」と訴えた。買い物客でにぎわう同市・府内5番街などへも繰り出し、礒崎候補への支援を呼びかけると、「アッキー」との声援が上がる人気ぶりだった。
辻元議員も大分市などで街頭演説。同市中央町の若草公園での決起集会では「社民党、憲法9条、いのちの将来がかかった選挙。これまでの倍以上の取り組みをし、勝利を勝ち取ろう」と力強く呼びかけた。
国民新党現職・後藤博子候補(59)の陣営では23日に亀井静香・党代表代行が来援。共産党新人・山下魁候補(30)の陣営は22日、党国対委員長の穀田恵二・衆院議員を呼び、民主党県連が支援する無所属新人・矢野大和候補(51)の陣営では23日、テレビ番組で人気の同党副幹事長の松原仁・衆院議員が応援で駆けつける。
(2007年7月22日 読売新聞)
625
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 11:29:33
3候補終盤へ攻勢、選挙戦折り返し、訴えにも熱…2007参院選 讀賣鹿児島
参院選は、29日の投開票日に向けて、折り返しを過ぎた。自民党現職・加治屋義人候補(69)、共産党新人・山口陽規候補(54)、民主党新人・皆吉稲生候補(57)の3人が立候補している鹿児島選挙区(改選定数1)でも、選挙戦のボルテージは日を追うごとに上がっている。
■加治屋陣営
「天下分け目の戦いと言われている」「県民のみなさまが賢明な判断を」
21日午後、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前。加治屋候補は小雨の降る中、マイクに向かってかすれ声を張り上げた。
年金記録漏れ問題などで自民党に逆風が吹き、加治屋候補や応援弁士からは連日、「厳しい戦い」との言葉が続いてきた。だが、19日に安倍首相、この日小池防衛相と、「大物」の来援が続き、陣営は「待ちに待った追い風」ととらえている。
23日には小泉前首相が鹿児島市入りする予定で、陣営幹部は「徐々に流れが変わっている」と、終盤の攻勢に期待をかけている。
■山口陣営
「庶民に大増税を課し、大企業を優遇する『政治の逆立ち』をただせるのは、企業から1円の献金ももらわない共産党だけです」
山口候補は、各地でのミニ集会や街頭演説で、地道に支持拡大を図る。21日は出水市や阿久根市などで街頭に立ち、護憲の訴えや与党批判を展開した。生活重視も強調、選挙カーの上から買い物の主婦らへ「皆さんの生活はどうですか。国民の暮らしへの願いをまっすぐ国政に届けます」と語りかける。
党県委員会の野元徳英委員長は「安倍政権で痛みを感じている県民が多く、党員以外にも共感してもらえている」と手応えを感じている。
■皆吉陣営
「格差が広がり、年金制度はボロボロ。政治を変えることが重要だ」。21日、奄美大島入りした皆吉候補は炎天下の街頭で訴えた。日々の街頭演説で、顔はすっかり小麦色だ。
知名度不足が懸念されるなか、「さくらパパ」こと、比例代表の横峯良郎候補(47)がともにマイクを握ることも。ごった返す聴衆に向かって「選挙区は皆吉と書いてください」とPRを忘れない。
毎晩開く個人演説会には、元自民党県議の打越明司氏、元衆院議員の松下忠洋氏が顔を出し、課題の保守層の取り込みを図る。「このままではいけないという有権者の意識の高まりを感じている」と陣営幹部。
(2007年7月22日 読売新聞)
626
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 11:31:05
小沢民主代表、小池防衛相ら来援…参院選 讀賣鹿児島
支持を訴える小沢代表(阿麻弥姑神社で)
応援演説する小池防衛相(JR鹿児島中央駅前で)
激戦を反映して、「大物」の来援が相次ぐ鹿児島選挙区。21日にも民主党の小沢代表、自民党の小池防衛相、谷垣前財務相らが県内で熱弁を振るった。
小沢代表は奄美市笠利町の阿麻(あま)弥姑(みこ)神社で演説し、「改革の美名のもと、地方が見捨てられようとしている」と安倍政権を批判。鹿児島選挙区について「自民王国と呼ばれてきた所だが、現状に対する批判が高まり、ようやく互角の戦いができるようになった。あと1週間で寄り切りたい」と訴えた。
一方、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前でマイクを握った小池防衛相は「年金問題や公務員改革、教育改革など一つひとつきっちり仕事をしてきた。これからも仕事をさせていただきたい。改革を任せていただきたい。参院選を勝たせていただきたい」と、安倍政権の実績をアピール。同じく谷垣前財務相も「大事なことは、景気回復の腰を折らず、その効果をみんなが実感できるようにすること。そのためにも政治の安定が必要」と、自民党への支持を求めた。
(2007年7月22日 読売新聞)
627
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:17:27
’07参院選ふくおか:中盤の情勢 毎日新聞特別世論調査(その1) /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/fukuoka/news/20070722ddlk40010192000c.html
◇岩本、松山氏が先行−−追う金岩、田中氏ら
年金問題のほか、政治とカネ、改憲問題などさまざまな争点を通して安倍政権の是非を問う第21回参院選。福岡選挙区(改選数2)に立候補している6人の攻防も激しさを増している。29日の投票日を前に、毎日新聞社は19〜21日、参院選特別世論調査を実施。この調査結果に、県内の本部・支局の取材結果を加味し、選挙戦中盤情勢を分析した。改選数2は九州・山口の選挙区では唯一のため、民主と自民が仲良く議席を分け合い、2者を他候補が激しく追いかけるという構図になっている。しかし、態度を決めかねている浮動票が3割以上あるため、今後の政治情勢次第では大きな変動も予想される。
(グラフは小数点以下を四捨五入しているため、合計しても100%にならないこともある)
◇福岡地区
岩本氏が優勢な戦い。年金問題に焦点を絞って訴え、追い風に乗っている。特に小選挙区で2区の福岡市中央、南、城南区で支持を集め、1〜5区のすべてで6候補の中で最も浸透。年代別では、特に年金問題を身近に感じている50〜70代以上で支持を得ている。
やはり優位に立つ松山氏は組織選挙を展開して1〜5区では岩本氏に次ぐ支持を得ている。金岩氏と田中氏は護憲などを訴えて党支持層は固めたが、無党派層の取り込みが課題。馬場、秀南両氏は浸透が進んでいない。ただ、1〜5区は約3割が投票先を「まだ決めていない」としている。【船木敬太】
◇北九州地区
松山氏と岩本氏がほぼ横一線の優位な展開。
松山氏は地元の京築地区に加え北九州市東部でもわずかに先行するが、農村部で従来のような圧倒的な強さが見られない。自民は支持組織を固め、相次ぐ大物来援で引き締めを図る。
岩本氏は同市西部で松山氏と激しく競り合い、京築地区でも松山氏を猛追。序盤の陣営の動きが鈍く、民主支持層を固め切れていない。年金記録漏れ問題などでの追い風や北九州市長選、県議選と続いた民主系躍進の勢いで上乗せを図る。
護憲を前面に打ち出す金岩氏は同市東部、田中氏は西部で一定の支持を得ている。秀南氏、馬場氏は浸透に懸命。【古川修司】
◇筑豊地区
岩本氏と松山氏が優位に立つ。
岩本氏は連合傘下の労組を足場に、年金問題や閣僚の失言などを追い風に、支持層を拡大している。終盤に向けて、直方市出身の比例代表候補とも連動して、無党派層への浸透を図る。
松山氏は企業・団体回りを中心に、8区選出の麻生太郎外相の後援会や麻生氏支持層への浸透に全力を挙げる。
金岩氏は社民の拠点・田川地区でも、知名度不足に悩む。社民党田川総支部は「年金問題をテコに無党派層へいかに浸透するかがカギ」。田中氏は年金問題などで与党批判を強めるが、浸透度はもう一つ。馬場、秀南両氏は知名度アップに懸命。【古賀亮至】
◇筑後地区
岩本氏が年金記録問題などで追い風に乗り、松山氏とともに優位な戦いぶり。岩本氏は久留米市などの衆院福岡6区では、連合傘下の労組や、民主現職の古賀一成衆院議員の後援会がフル稼働。6候補の中では最も浸透している。
松山氏も手堅い支持を受ける。特に古賀誠衆院議員のおひざ元で、自民の支持基盤である農村部が多い7区では岩本氏をしのぐ勢い。ただ安倍内閣に否定的な層が4割強あるのが不安要素。
久留米市在住の金岩氏は、一部保守層や無党派層への食い込みを図るが、知名度不足で伸び悩む。田中氏は与党批判で無党派層への支持拡大を図る。馬場氏、秀南氏は独自の戦い。【平野美紀】
628
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:17:42
◆政党支持率
◇民主逆転し33% 自民は大幅減19%−−他党はほぼ変わらず
政党支持率は自民は前回より14ポイントの大幅減の19%。民主は16ポイントの大幅増の33%で、前回の支持率がほぼ逆転した形となった。他党は共産が横ばい、公明、社民が2ポイントの増減にとどまった。
男女別では、民主支持は男性42%、女性24%で男性からの支持が大きい。逆に自民支持は男性20%、女性19%で男女差はなかった。一方、「支持政党なし」は、女性25%、男性18%で女性に「無党派層」が多い。
年代別では、民主が40代32%▽50代37%▽60代49%と高い年代から支持を集めた。自民は20代25%と民主の18%を上回ったが、他の年代は40代13%▽50代23%▽60代16%と大幅に下回った。【反田昌平】
◆投票に行くか
◇「必ず行く」71% 「たぶん」合わせ91%
「投票に行く」(「必ず」と「たぶん」の計)と回答したのは91%で前回より1ポイント増。このうち「必ず行く」は71%で3ポイント増えた。一方、「行かない」(「たぶん行かない」と「行かない」の計)は3%で、前回より3ポイントの減となった。
年齢別では「必ず行く」は20代60%▽30代56%▽40代64%▽50代78%▽60代79%▽70代以上79%。「たぶん行く」との合計は最も高いのが50代の96%。続いて20代95%▽60代94%▽40代92%▽70代以上87%▽30代85%の順となった。
男女別では「必ず行く」が男性81%、女性62%。「たぶん行く」との合計が男95%、女88%で男性が女性を上回った。【反田昌平】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年7月22日
629
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:18:13
’07参院選さが:“大物”続々と来援 1議席めぐり、選挙戦激しさ増す /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/saga/news/20070721ddlk41010532000c.html
自民、民主、共産の3陣営が1議席をめぐる激しい選挙戦を展開している佐賀選挙区(改選数1)の応援に、各党幹部や著名議員らが続々と入っている。後半も安倍晋三首相が来県するほか、小沢一郎・民主党代表が応援に入る可能性もあり、終盤に向けて争いは激しさを増しそうだ。
川上義幸候補(52)を擁する自民は、候補差し替えを主導した党本部が相次いで大物を投入。16日の来県を震災対応で取りやめた安倍首相は23日、JR佐賀駅前で街頭演説する。小池百合子防衛相も同日、唐津市を訪れる。これに先立ち、19日に青木幹雄・党参院議員会長が、20日に中川秀直幹事長が、それぞれ応援に訪れた。
川崎稔候補(46)を立てる民主は21日、無所属の田中真紀子衆院議員を武雄、唐津両市に入れ、浮動票獲得を狙う。20日には羽田孜元首相が企業回りをした。21日は松本剛明政調会長も入る。菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長、前原誠司元代表らはすでに県入りして支援を呼び掛けたが、党県連はさらに小沢代表の来県を要請中だ。
中尾純子候補(54)の共産は、21日に穀田恵二・党国対委員長の応援を予定。今のところ党中央からの応援は穀田氏だけという。【参院選取材班】
==============
◇きょうの動き
◆川上候補◆太良町−鹿島市−嬉野市−19時鹿島・市民会館、20時半嬉野・和多屋別荘コットンクラブで個人演説会
◆川崎候補◆神埼市−みやき町−鳥栖市−基山町−鳥栖市−19時半神埼・中央公民館
◆中尾候補◆鹿島市−太良町−嬉野市−武雄市−佐賀・16時市役所前で街頭演説−江北町−大町町−19時半武雄・文化会館で個人演説会
毎日新聞 2007年7月21日
630
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:18:33
’07参院選さが:党幹部ら続々来援 選挙戦後半へ追い込み図る /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/saga/news/20070722ddlk41010096000c.html
自民、民主、共産の3陣営が1議席を争う佐賀選挙区は21日、各新人候補の応援に党幹部らが来県、選挙戦後半に向けて追い込みを図った。
自民新人が同日夜、鹿島市で開いた個人演説会には、山本有二内閣府特命担当大臣が出席。「(本の)『がばいばあちゃん』に人生は山あり谷ありと書いてあった。この参院選。我々は今谷底。相手の背中が見えている。ここでがんばらないといけない」と訴えた。
民主新人の応援には無所属の田中真紀子衆院議員が来県。武雄、唐津両市で演説し「自民党が昔と違うと思いながら、やっぱり自民と書くのが佐賀や新潟のまじめな自民支持者。意識を切り替えないとだめ」と政権交代を訴えた。民主の松本剛明政調会長も来援した。
また、共産党の穀田恵二・国対委員長が同党新人の応援に駆けつけ、佐賀市役所前でマイクを握った。集まった支援者を前に「確かな野党が必要。わらをもつかむ思いで『民主党』という人もいるが、そのわらでおぼれかねない」と、党への支持を呼び掛けた。
==============
◇きょうの動き
◆川上候補◆終日唐津市、玄海町を遊説
◆川崎候補◆佐賀市三瀬村−小城市−久保田町−佐賀市−19時小城・牛津ショッピングセンターセリオ、20時久保田・町保健センターで個人演説会
◆中尾候補◆終日佐賀市内を遊説
毎日新聞 2007年7月22日
631
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:18:52
’07参院選さが:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/saga/news/20070722ddlk41010095000c.html
◇川崎氏が優勢に
29日の参院選投開票日を前に、毎日新聞は19〜21日の3日間、電話による世論調査を実施した。佐賀支局などの取材を加え、佐賀選挙区(改選数1)の中盤情勢を総合的に分析したところ、年金記録漏れ問題などで追い風を受ける民主新人の川崎稔氏(46)が、年代、地域を問わず支持を集め優勢に立っている模様だ。スタートが遅れた自民新人の川上義幸氏(52)は追い上げを図っているが、差を詰められていない。共産新人の中尾純子氏(54)は広がりが鈍い。ただし、投票する候補者を決めていない人が約3割おり、情勢が変わる可能性もある。【参院選取材班】
◇川上氏、激しく追う/伸び悩む中尾氏−−3割が態度未定
戦いを優位に進める川崎氏は、70代以上を除く各年代から約4割の支持を集めている。男女別でみると、男性の4割以上が支持している。最も支持率が高いのは20代女性で、約5割が支持している。候補者と同年代の40代男性が次に続く。
一方、追う川上氏。70代以上の4割を押さえたものの、20〜60代の支持は20〜30%台にとどまっている。男女別では双方とも3割弱。中尾氏は20代は1割程度まで確保しているが、他の年代では伸び悩んでいる。
支持政党別では、川崎氏は民主の8割をまとめたほか、県連から支持を受けている社民の4割、無党派層の3割を確保。共産、公明の2割にも浸透している。
川上氏は自民の7割近くまで固めているものの、推薦を受けた公明は5割弱の支持しか得られておらず、無党派層からの支持も2割に満たない。中尾氏は共産の7割のほか、社民と公明からも1割ずつ支持を得ている。
誰に投票するか決めていない人は、自民支持層の2割、公明の3割などとなっており、無党派層の4割も決めていない。川上陣営は最終週に向けて票の掘り起こしに動いており、猛烈な追い上げが予想される。
一方の川崎陣営は、3割が投票する候補を決めていない社民支持層や無党派層の取り込みを狙っており、激しい選挙戦が続く。
==============
◇立候補者(届け出順・改選数1−3)
川上義幸 52 自新=[公]
川崎稔 46 民新=[国]
中尾純子 54 共新
毎日新聞 2007年7月22日
632
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:19:19
’07参院選さが:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その2止) /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/saga/news/20070722ddlk41010120000c.html
◇「投票に行く」93%−−関心の高さ裏付け、無党派層も前向き
投票に「必ず行く」と答えた人の割合は全体の76%に上ったが、前回04年参院選と同じ。「たぶん行く」も17%で、前回から4ポイントアップ。「必ず」と「たぶん」を合わせた「投票に行く人」は93%の高率で、年金記録漏れ問題など生活に直結する諸問題が争点となっている今回選挙への関心の高さをうかがわせた。
支持政党別にみると、「必ず行く」と答えた人は、共産92%(前回73%)▽公明84%(92%)▽社民83%(91%)▽民主82%(91%)▽自民81%(86%)−−など。「支持政党なし」の無党派層は68%で、前回(67%)より1ポイント上がった。
年代別にみると、「必ず行く」のは20代の56%から60代の84%まで幅があるが、「たぶん」を合算するとすべての年代で90%以上が投票に行くと答えた。男女別では「必ず行く」は男性81%、女性72%で、「たぶん」を合わせると、男性は95%、女性は91%になった。
◆政党支持率
◇自民11ポイント減28%、民主は躍進31%
◇共産が倍増 公明、社民は減
政党支持率は、自民が前回04年参院選の39%から10ポイント以上下がって28%にまで落ち込んだ。逆に民主は前回の14%から31%へと躍進。自民を逆転して支持率第一党にのし上がった。支持政党のない無党派層は前回の28%から22%に減り、前々回(01年)のレベルになった。
支持率を伸ばし続けていた公明は、前回の5%から2ポイントダウンの3%。逆に共産は2%から4%に倍増した。社民は3%から2%に減らした。
男女別では、女性は自民支持が28%と民主支持の27%を上回ったものの、男性は民主が36%で、自民の27%を大きく上回った。
年代別では、60代以上は自民が上回ったが、50代以下は全世代で民主が上回り、年代が下がるほど民主支持が高い傾向。
地域別では、町部は民主30%、自民29%ときっ抗し、市部は民主が31%と自民の28%を上回った。無党派層は市部22%、町部24%にとどまった。
◆安倍内閣
◇「評価しない」61% 公明支持層63%も
安倍内閣が進めてきた政策や実績については、「評価しない」と答えた有権者が61%で、「評価する」は27%にとどまった。前回04年の参院選の世論調査で、小泉内閣が支持42%、不支持36%だったのに対し、安倍内閣への不興ぶりが際立っている。
支持政党別にみると、自民支持層では「評価する」56%、「評価しない」35%と評価を受けている。しかし、連立与党を組む公明支持層の63%、無党派層では64%が「評価しない」と答えた。
年代別にみても、すべての年代で「評価しない」が「評価する」を上回った。特に40代は「評価しない」が69%に上った。最低の60代でも47%、70代は52%だった。
佐賀選挙区での投票行動に照らし合わせると、川崎氏に投票すると答えた人の80%が安倍内閣の政策などを「評価しない」と答えており、「評価する」としたのは15%だった。
◆年金記録漏れ、政府の対応策
◇「解決しない」8割−−20代では93%、不信如実に
年金記録漏れについて、政府が打ち出した対応で問題が解決できるかどうかを尋ねたところ、「解決するとは思わない(以下、思わない)」と答えた人が80%に上り、“年金不信”を如実に物語る結果となった。
男女別では、女性の81%が「思わない」と回答、男性の78%を上回った。年代別では20代の93%を最高に▽40代の90%▽30代の87%−−が同様の回答。70代以上でも63%が「思わない」と答えた。
選挙区で川上氏に投票すると答えた人でも「解決する」は33%にとどまった。一方、川崎氏に投票すると答えた人の91%、中尾氏に投票するとした人の97%が、それぞれ「思わない」と答えた。
年金制度改革で、現行の保険料方式維持とする与党案の方が、最低保障部分に税金を入れる民主党案より説得力があると答えた層でも、記録漏れ問題では67%が政府の対策を評価しなかった。
==============
◇調査方法
19〜21日の3日間、県内の各市町の有権者数を考慮し、無作為に選んだ電話番号に掛けるRDS(ランダム・デジット・サンプリング)法で実施した。選挙区内の有権者800人を目標に、897人から回答を得た。
毎日新聞 2007年7月22日
633
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:19:49
’07参院選ながさき:金子知事の「自民支持」、民主県連代表も抗議 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/nagasaki/news/20070720ddlk42010306000c.html
参院選長崎選挙区で金子原二郎知事が自民新人候補の支持を表明したことに対し、民主党県連代表の高木義明・衆院議員(長崎1区)が19日、知事に自重を申し入れた。
知事の支持表明に対して民主・社民などで作る県議会第2会派の改革21、民主党県連、06年の知事選で推薦した連合長崎が抗議したが、知事は16日の安倍晋三首相来県の街頭演説で応援演説するなど、自民新人候補の支持を鮮明にしている。
高木衆院議員は同日会見し「裏金問題など世間を騒がせてきた行政責任者としていたずらに政争をあおる突出した行動は厳に慎むべきだ。知事選では無所属だったことは忘れてはならない」と批判。面会を申し入れたが知事が拒否、要請文を秘書課に手渡すにとどまったことを明らかにし「庁内にいるのに会えないのは残念」と不快感を示した。【横田信行】
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年7月20日
634
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:20:14
’07参院選ながさき:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/nagasaki/news/20070722ddlk42010135000c.html
◇大久保氏やや優勢 小嶺氏、巻き返し図る−−2割が態度未定
29日投開票の参院選長崎選挙区(改選数1)で、毎日新聞が19〜21日に実施した特別世論調査や取材結果を総合的に分析し、中盤の情勢を探った。今のところ、民主の大久保潔重氏が追い風を受け、やや優位に戦いを展開。自民の小嶺忠敏氏は逆風の中、知名度の高さを生かして巻き返しを図っている。共産の渕瀬栄子氏は自民、民主両党との対立軸を打ち出し、追い上げる考えだ。ただ、有権者の約2割が態度を決めておらず、終盤の展開次第では情勢が変化することも予想される。
調査はコンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で行い、長崎選挙区の有権者881人から回答を得た。
大久保氏は地域間格差に苦しむ県内の実情を訴えるほか、年金記録漏れ問題や久間章生前防衛相の原爆投下を巡る「しょうがない」発言などで安倍政権批判を展開。連合傘下労組の組織票を支えに民主支持層の8割弱、支援を受ける社民支持層の7割以上を固め、無党派層からも4割近い支持を集めている。特に30代〜60代男性からの支持が高い。
衆院選挙区別に情勢を見ると、大久保氏は長崎1区で大きくリード。労組票や無党派層に加え、久間発言への反発票も取り込んでいるとみられる。また地元の長崎2区、離島を抱える同3区でも浸透しており、知名度の低さを民主への追い風がカバー。終盤に向け労組のさらなる引き締めを図る。
国見高校サッカー部前総監督の小嶺氏は、38年間の教諭経験の実績を掲げ、現場からの教育改革を強調。九州新幹線長崎ルート推進のほか、久間発言への反発を食い止めようと核兵器廃絶も前面に打ち出している。
自民支持層の7割以上を固め、女性の支持は他候補よりやや高い。ただ、推薦を受けた公明支持層の7割弱を固めたものの同支持層の3割近くが大久保氏に流れるか態度を決めかねている。金子原二郎知事の支持などを受け、県北部の長崎4区で優位な戦いをしており、大票田の同1区で巻き返せるかが注目される。
ただ、自民支持率が27%にちょう落、小嶺氏の支持者でも半数近くが安倍内閣の政策や実績を評価していない。逆風の中、自民候補というより、小嶺氏の知名度に依存している実情をうかがわせており、陣営は「小嶺ブランド」を売り出すことに躍起となっている。
一方、渕瀬氏は久間発言への批判と憲法改正反対を打ち出し、独自性をアピールしている。共産支持層の7割以上を固めており、長崎市など都市部での無党派層の取り込みを狙っている。【宮下正己】
◇30〜60代は民主、70代では自民堅調−−比例代表・政党別投票
比例代表は政党か候補者名での投票が可能だが、世論調査の結果では、政党名での投票が7割近くを占め、候補者名での投票は2割足らずにとどまった。態度未定と無回答は合計15%だった。
どの政党に投票するかについては、民主が最も多く、続いて自民、公明、共産、社民の順だった。男女別で見ると、男性の半数近くが民主を選び、自民は2割強。女性は民主と自民がしのぎを削っている。年代別では30〜60代で民主が他党を上回り、自民は70代が堅調、20代は民主ときっ抗している。
衆院の選挙区別で見ると、1〜3区は民主への投票が多く、4区は自民が他党を上回った。一方、選挙区で公明と協力態勢を築く自民支持層が、比例代表で公明に投票すると答えたのは1割を下回った。【宮下正己】
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◇立候補者(届け出順)改選数1−3
小嶺忠敏 62 自新
渕瀬栄子 51 共新
大久保潔重 41 民新
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年7月22日
635
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:20:54
’07参院選ながさき:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その2止) /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/nagasaki/news/20070722ddlk42010157000c.html
◆政党支持率
◇民主倍増、第一党に躍進 自民急落27%、無党派3ポイント減
政党支持率は民主が32%で前回参院選時から倍増させて初めて第一党となった。“小泉人気”で高水準を維持してきた自民は前回参院選時の39%から27%と急落。保守の強い地盤が大きく揺らいでいることが表れている。公明は1ポイント伸ばし、共産は横ばいだった。社民は低落傾向に歯止めがかからず1ポイント減り、「支持政党なし」の無党派層は24%で3ポイント減。「その他・無回答」も10%で1ポイント少なくなった。
男女別にみると、男性は民主39%、自民26%、「支持政党なし」19%と続く。女性は「支持政党なし」が28%で最も高く、自民27%、民主25%だった。
年代別では20、70代以上で自民がトップだったが、30代〜60代では5〜16ポイント引き離している。20代〜40代では「支持政党なし」が3割前後を占める。20代は自民が30%で民主の24%を上回った。
市郡別では、トップの民主と自民の差は、市部4ポイント、郡部12ポイントとなった。衆院選の4小選挙区別の支持率をみると民主は28〜35%、自民は21〜31%。自民が上回ったのは4区のみ。民主が議席を守り続ける1区では民主が自民に14ポイントの差をつけた。公明、共産、社民3党は1〜6%の1けたにとどまっている。「支持政党なし」は21〜27%で選挙区による差は小さかった。【横田信行】
◆投票に行くか
◇「必ず行く」78%、高齢世代で高く−−年金問題で政権不信
投票に行くかの設問に「必ず行く」が78%に上った。「たぶん行く」も含めると93%が投票に行く考えを示した。このうち、安倍内閣や政府の年金対策について「評価しない」などと否定的に答えた人が6割を超えるなど、有権者が現政権への批判票を投じようとしているようだ。無回答は1%だった。
「必ず行く」と答えたのは男性80%、女性75%。「必ず行く」はすべての年代で5割を超え、50代以降は8割以上となっている。60代で95%、70代以上で85%と極めて高く、年金問題での高齢者の「政権不信」が浮かび上がった。
また、市郡別では、市部の77%、郡部の84%が「必ず行く」と回答した。
参院選の投票率は95年に49・78%と過去最低を記録したが、その後、徐々に持ち直し、前回は60・14%。「必ず行く」と「たぶん行く」の合計が前回より5ポイント上回った今回、60%以上の投票率が期待される。【横田信行】
◆安倍内閣
◇「評価しない」67%、有権者の目厳しく−−全世代で「する」上回る
安倍内閣を評価するかしないかでは、「評価しない」が67%で、「評価する」の25%を大きく上回った。性別、市部と郡部、選挙区別でも傾向は変わらなかった。発足当初の本社全国世論調査(06年9月)で歴代3位の内閣支持率67%を記録した“安倍人気”は見る影もなくなり、閣僚の問題発言や辞任、年金問題が相次いだ内閣に対する有権者の目は厳しかった。
年代別でみると、全世代で「評価しない」が「評価する」を上回った。「評価しない」は30代の74%を最高に、保守層が強い70代以上でも50%だった。
支持政党別では、「評価する」が「評価しない」を上回ったのは公明(55%)と自民(50%)の与党支持層。民主、共産、社民など野党支持層は「評価しない」が80%を超えた。「支持政党なし」とする無党派層も「評価しない」が76%だった。
ただ、比例代表で自民に投票すると回答した層でも「評価しない」が49%で「評価する」の46%を上回った。大きな争点となっている年金制度改革論議で与党に説得力があるとした人の50%が安倍内閣を「評価しない」と回答し、自民支持層の“安倍離れ”が浮き彫りになった。【横田信行】
636
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:21:46
◆年金記録漏れ問題
◇年度内解決、82%ムリ−−与党支持層でも期待低く
参院選の最大の争点となっている年金記録漏れ問題。宙に浮く大量の納付記録の不明に対し、政府は「1年以内の照合完了」を掲げてきたが、「解決すると思う」と答えたのはわずかに12%。82%が「思わない」と回答した。
「どの候補者に投票するか」との関係で見ると、与党の小嶺氏を支持する人でも「解決すると思う」と答えたのは21%どまり。野党の大久保氏、渕瀬氏の支持層は90%以上が「思わない」と答えた。
支持政党別で見ると「解決すると思う」で最も高いのが公明支持層の42%、次いで自民党支持の22%で、期待は決して高くはない。逆に民主、共産支持と無党派の9割前後が「思わない」としている。
男女別、市郡別では大きな差異は見られなかった。
安倍晋三首相は今月5日、照合完了時期を前倒しし、早ければ07年中、遅くとも08年3月までに終える方針を打ち出したが、有権者の不信は根強いようだ。【山崎太郎】
◆年金制度方式
◇説明不足、無回答31% 与党案支持27%、民主案は42%
未納・未加入者の増加などにより財源不足に陥っていることから、年金「制度」そのものの議論が高まっている。制度設計のあり方においても与党と民主党は対立しており、与党は現行の保険料方式の維持を、民主党案は最低保障部分を税金でまかなう方式を、それぞれ主張している。
そのどちらに説得力があるかを尋ねたところ、「与党方式」と回答したのは27%、「民主党方式」は42%でやや民主党方式が上回ったが、一方で「無回答」も31%に上った。
特に男女別で見ると、女性の場合は与党方式29%、民主党方式37%、無回答34%と大きな差はない。
制度のあるべき姿が有権者に理解される形で伝わっていないことが、無回答の多さにつながったものとみられる。【山崎太郎】
毎日新聞 2007年7月22日
637
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:22:28
’07参院選おおいた:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/oita/news/20070722ddlk44010257000c.html
◇礒崎氏、乱立に乗じ先行−−追う矢野、松本、後藤、山下氏
5候補者が立つ参院選大分選挙区(改選数1)は、実質的に自民、民主、共産の戦いの構図だった3年前と一変し、与野党ともに分裂含みの複雑な選挙戦となっている。毎日新聞社は19〜21日の3日間、電話による特別世論調査を実施。この結果に支局取材を加え、中盤情勢を分析した。
今選挙は、年金問題が最大の争点で、各候補者も訴えの多くをこの問題に充てる。「1年以内に全記録を統合する」とした安倍晋三首相への評価も、与党の過半数維持の可否とも絡み、投票の材料となりそう。自民新人の礒崎陽輔氏は、野党乱立に乗じてまんべんなく支持を広げ、一歩先行。民主県連が支援する無所属新人の矢野大和氏、社民推薦の同、松本文六氏、国民新党現職の後藤博子氏が続き、共産新人の山下魁氏は党勢拡大に懸命だ。調査の回答者のうち、2割強が態度を決めておらず、29日の投開票日までに情勢が変化する可能性もある。
◇自民の7割固める−−礒崎氏
自民新人の礒崎氏は、県北で優位に立つが、陣営が当落のカギを握るとみる大分市では矢野氏との差はわずか。「景気高揚、経済活性化には政治の安定が不可欠」との訴えがどこまで浸透するか終盤の戦いが注目される。
年代別では、70代以上と40代で支持が多い。若い世代は松本氏の、壮年世代は矢野氏の後を追いかけている。
支持政党別では、自民の7割弱、選挙協力している公明の半数を固める。これは3年前の自民候補よりそれぞれ20ポイント程度高い。民主の1割も抑えるが、陣営に楽観の色はない。後援会カードの回収率も芳しくないといい、まずは自民の組織引き締めに全力を挙げる。【梅山崇】
◇大分市で競り合う−−矢野氏
民主県連支援の無所属新人、矢野氏。公示後は党派色を鮮明に打ち出す戦略を取り、4割を割り込む民主支持層への浸透を図る。自民支持層の一部からも支持を得るが「保守層も取り込む」との狙い戦略は今のところうまく機能していない。
年代別では50〜60代で2割前後の支持を受け、40代も礒崎氏に迫っている。地域別では大票田・大分市で礒崎氏と競り合う一方、他地域でやや出遅れている。安倍政権の政策・実績を「評価しない」とした人の支持は、矢野、松本両氏が多く、後藤氏が続く。身内ともいえる民主支持層と、陣営がもくろむ保守層への食い込みが課題だ。【小畑英介】
◇無党派からも支持−−松本氏
社民推薦の無所属新人、松本氏は医師の経験を生かして医療制度改革などを訴え、追い上げを図る。無党派層(支持政党はなし)の4割が「まだだれに投票するか決めていない」と回答しているが、それに次ぐ2割弱が松本氏を支持。民主支持層の約2割からも支持を得ており、連合大分の推薦に加え「党公認」とせず政党色を薄めたことに一定の効果がうかがえる。一方、政党別で社民支持層からは6割程度を固めているが、さらなる組織への浸透と共に幅広い支持を得られるかがカギとなりそうだ。【大島祥平】
◇民主、社民取り込む−−後藤氏
国民新党現職の後藤氏は、郵政民営化法案反対など1期目の経験を前面に押し出して、保守層と女性層を取り込む。「与党を過半数割れに追い込む」と、元々自民支持層を奪う戦略だったが、予想に反して民主と社民支持層の2割弱、無党派層の1割強の支持を得ている。自民支持層は一部にとどまっており、野党分裂の“台風の目”になっている。女性では20代が他候補に比べ支持率が高く、50〜70代では支持の広がりが少ない。【金秀蓮】
◇若年層で伸び悩み−−山下氏
共産新人の山下氏は格差社会是正や憲法9条を争点に浮揚を目指すが、選挙区を起爆剤に比例代表で支持拡大する狙いは奏功していない。比例で共産に入れると答えた人の6割の支持を集めるが、共産支持層を見ると、5割の浸透。狙いの若い世代にも支持を広げられていない。05年衆院選大分2区で1万5000票近くを集めた力で、批判の受け皿として存在感を示したい。【梅山崇】
◇調査方法
県内各地域の有権者数を考慮し、コンピューターで無作為に選んだ電話番号にかけるRDS法で19〜21日の3日間実施。800人を目標とし、847人から回答を得た。
毎日新聞 2007年7月22日
638
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:22:56
’07参院選おおいた:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その2止) /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/oita/news/20070722ddlk44010286000c.html
◆投票に行くか
◇「行く」前回並みの90% 20、30代「必ず」6割
「必ず行く」は前回から6ポイント減ったが、「たぶん行く」が増え、これらを合わせると04年の前回並みの90%。ただ調査結果と実際の投票率は、98年が86%→66・84%▽01年が96%→64・54%▽04年90%→64・57%と、必ずしも一致しない。同じく5人が立った98年と構図が似ており、今回も65%前後が見込まれる。
年代別では「必ず行く」が20代でやや持ち直し、6割程度に。年金の行く末などへの関心を反映した。男女別では「必ず行く」が男8割弱、女7割弱と、前回同様に男性の関心がやや高そう。
「必ず行く」人の中で安倍内閣を「評価する」人は3割弱にとどまり、「評価しない」が6割と、評価しない人が大きく上回った。【梅山崇】
◆安倍政権の評価
◇「する」25%「しない」60%
「評価しない」が60%で、「評価する」の25%を大きく上回った。閣僚の失言や、政治とカネの問題が相次いでいることなどに厳しい評価が下されている。
支持政党別では、自民支持層で3割、公明支持層で5割が「評価しない」と答えており、与野党を問わず批判の目が注がれている。無党派層の「評価する」は2割程度にとどまる。年代別では70代以上のほかは6〜7割が「評価しない」と答えている。
投票行動をみると、「必ず行く」と「たぶん行く」を合わせた回答の6割が安倍内閣の政策を評価しておらず、「評価する」は3割程度にとどまる。安倍政権には厳しい情勢となることも予想される。【小畑英介】
◆政党支持率
◇支持なし層を民主吸収 自民連続下落
政党支持率トップは民主の25%。自民が前回(04年)参院選での調査より12ポイント下げ、21%に。自民はここ数年の国政選時の調査のたびに支持率の下落が続いていたが、今回、民主にトップを明け渡した。閣僚の失言や事務所費問題、年金といった与党の対応への不満が如実に表れた。
民主は04年参院選での調査より12ポイント上昇し躍進。他の野党をみると、“牙城”といわれる大分でも社民は前回より2ポイント減で5%。共産は01年、04年と同様2%。一方、与党連立を組む公明は1ポイント増え4%。これらの状況から自民支持層が民主支持に移っているとみられる。
前回33%だった支持政党なしは27%に減少。大半が民主支持に流れていると推測されるが、3割弱の無党派層の動向次第で情勢は大きく変化しそうだ。【金秀蓮】
◆比例代表
◇民主、町村部にも浸透
与党の過半数割れを狙う民主が、県内でも支持を広げ自民を上回っている。その後に社民、公明がほぼ並び、国民新と共産が続く。他党は広がりがみられない。
民主は20〜50代の各年代で幅広く支持を集める。従来、自民が強い町村部での政党支持率でも自民と競り合う。安倍内閣を「評価しない」とした層の約4割を取り込んでいる。
自民は60代、70代以上の高齢者で支持が高く、20代の青年層で民主とほぼ拮抗(きっこう)している。閣僚の失言などで逆風にさらされるが、大票田・大分市では民主に食い下がる。
公明は支持層の8割を手堅くまとめている。社民は支持層の6割強を固めた。国民新党、共産も支持者固めが進んでいる。【小畑英介】
◆年金記録漏れ問題
◇自民支持層も7割不信
年金問題で「政府の対策では解決するとは思わない」と答えた人が77%。「解決すると思う」は12%にとどまった。なかでも20〜60代は約8割が「思わない」とし、「思う」とした年代が最も多かったのは70代以上の2割強だった。
支持政党別で、民主、社民、国民新党の9割前後が「思わない」。自民支持層の約7割も「思わない」と回答し、全般的に年金問題への県民の不信が結果に表れた形だ。 しかし「解決するとは思わない」と回答した人でも、選挙区では礒崎、松本、矢野の3氏が並んで支持を分け合い、野党系候補が年金問題の批判層を十分に取り込め切れていない状況がうかがえる。
年金制度改革案では、民主党案に説得力があるとの回答が37%で、与党案の26%を上回り、ここでも与党への不信が浮き彫りになった。【大島祥平】
毎日新聞 2007年7月22日
639
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:23:28
’07参院選くまもと:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kumamoto/news/20070722ddlk43010292000c.html
◇松野氏リード 追う三浦、橋田氏
29日投開票の参院選熊本選挙区(改選数1)について、毎日新聞が19〜21日に実施した特別世論調査に、これまでの取材結果も加え、中盤情勢を分析した。民主新人で元衆院議員の松野信夫候補(56)が、年金問題や増税などをテコに厚い保守地盤を切り崩し、リードしている。3選を目指す自民現職で元副農相の三浦一水候補(53)は自民党への「逆風」を跳ね返しきれていない。共産新人で党県委員の橋田芳昭候補(51)は二大政党に埋没しないよう票の掘り起こしに懸命。ただ、約3割の有権者が誰に投票するかをまだ決めておらず、情勢はなお流動的だ。【笠井光俊、山田宏太郎】
松野候補は、6月中旬以降の約1カ月だけで小沢一郎代表が3回も熊本入りするなど、党本部から幹部や著名議員が次々と応援に入る「空中戦」を展開。衆院議員時代の地元・衆院2区地域や、民主党支持層が多いと言われる衆院1区の熊本市でも堅実に支持を固めている。
また、厚い保守地盤とされる農村部でも、立候補表明の遅れによる知名度不足をばん回し、現職・三浦候補と互角以上の戦いを進めている。このうち衆院3区地域では、補選の民主党候補者と連携して「政治とカネ」問題を強調、自民党の「分裂選挙」に嫌気がさした有権者らの受け皿を狙っている。
政党支持率が大幅に上昇している民主支持層の8割を固め、自民支持層の2割程度にも食い込んでいる。
三浦候補は、農政連や商工業団体など200以上の団体から推薦を受け、自民党の各地方議員などが一体になった活動を進めているが、まだ自民支持層の5割強しか固めていない。町村部では、副農相など農政関連の重要ポストを歴任してきた実績を強調、遊説を農協中心に組み立てている。ただ、こうした農村部でも松野候補にやや後れを取っていることがうかがわれる。
連立を組む公明党の推薦が公示直前にずれ込んだが、今後、公明支持層への浸透を急速に進める。また23日には安倍晋三首相の来援を受けて組織を引き締め、保守地盤の強みを生かす戦略だ。
橋田候補は、母体の共産支持層をまだ6割しか固めていないが、「二大政党」からの脱却を訴え、自民や民主の支持層切り崩しを図っている。
無党派層の動向を見ると、松野候補、三浦候補とで支持に大きな差はなく、「まだ投票相手を決めていない」が半数近かった。その動きが残り1週間の帰すうに影響を与えそうだ。
投票に行くかどうかを尋ねたところ、「必ず」「たぶん」を合わせた「投票に行く」は88%。前回参院選と同率だったが、「必ず行く」は前回よりも7ポイント下がって68%になった。
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◇立候補者(改選数1−3、届け出順)
三浦一水 53 自現
松野信夫 56 民新
橋田芳昭 51 共新
毎日新聞 2007年7月22日
640
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:24:04
’07参院選くまもと:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その2止) /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kumamoto/news/20070722ddlk43010325000c.html
◆政党支持率
◇民主が自民上回る−−前回比15ポイント増
政党支持率は自民が前回04年の参院選と比べて11ポイント減の21%だったのに対し、民主は15ポイント増の29%で自民を上回った。“保守王国”といわれてきた熊本では、リクルート事件に消費税や農政批判、宇野宗佑首相(当時)の女性スキャンダルで自民党に逆風が吹き荒れた89年でさえ、自民支持33%、社会(当時)支持27%で、辛うじて自民が上回っていた。今回の自民への逆風がいかに強いかが見てとれる。
自民の支持率は小泉純一郎前首相の改革路線への期待が高まった01年参院選時の調査では40%に増加。しかし、政治家の年金未納が問題化した前回は32%に下がった。郵政解散による小泉旋風で05年衆院選で盛り返したかに見えたが、今回、再び“年金選挙”となり急落した。
民主は今春の統一地方選の県議選で議席を増やすなど都市部を中心に党勢を伸ばす中、強い追い風に乗り一気に支持を伸ばした格好だ。
ほかの政党の支持率は公明4%、共産1%で両党とも前回と同じだった。「支持政党なし」は32%で前回より3ポイント減った。
特に異変を感じさせるのが、地域別の政党支持率。市部に限らず郡部でも一様に民主支持が自民支持を上回っている。民主の衆院議員がいる衆院熊本1区(熊本市)でさえ、前回参院選では自民の支持率が上回っていたが、今回、衆院熊本1区では民主が29%で自民の17%を上回った。
移ろいやすい無党派層の多くが、今回は民主支持に回った様子がうかがえる。市部全体でも自民20%、民主29%と民主優位。自民離れは都市部だけに限らず、町村部も民主30%に対し、自民は24%となっている。
衆院選挙区ごとにみても、県北の2区、県南の5区を除く3選挙区で民主の支持率がもっとも高い。民主は「地盤が弱い」といわれた3、4区でも支持率は自民を10ポイント前後上回った。年金や農産物の関税自由化を巡って揺れる農政問題、地域間格差などで「地方の反乱」が起きている感すらある。
年齢別でみると20〜60代でいずれも民主支持が自民を上回り、70代以上は自民支持が民主を上回った。
◆年金対策
◇「現政権に不満」
◇「解決しない」78%、40代で87%−−民主党案支持は47%
記録漏れなどの年金問題に対して政府が打ち出した対策に対して、「問題が解決するとは思わない」が78%に上り、有権者の厳しい「判定」が出た形だ。
年金問題では、与党側は「時効撤廃や社会保険庁の解体などによる抜本改革」▽民主党は「全加入者への年金手帳交付や無駄遣いをなくして財源を年金に回す」▽共産党は「国の責任で解決する」−−などを主張している。ただ、対策内容にそれほど大きな差がない中、年金問題への不信感が現政権への不満に結びついたと言えそうだ。
年代別に見ても「解決するとは思わない」は40代の87%を最高に30代は82%、その他の年代も70%を超えている。「思わない」と答えた人の4割強は松野候補に流れ、逆に「解決すると思う」と答えた人の半数近くは三浦候補に回っている。
また年金制度をどう改革するかについては、民主党案を支持する人が47%、与党案を支持する人が21%と、民主党案に軍配が上がった。すべての年代で同じ傾向。ただ、無回答も32%いた。
安倍内閣の政策や実績を「評価する」と答えた人の場合でも、どちらの年金制度改革案を支持しているかを見ると、与党案支持は51%にとどまり、民主党案支持が32%に上った。また与党案を支持しつつも民主党の松野候補に「投票する」と答えた人が約2割いた。
支持政党を自民党と答えた人の内訳を見ても、「政府の年金対策では解決すると思わない」は73%と圧倒的に高い。与党の年金制度改革案を支持する人も4割程度にすぎず、逆に民主党案を支持する人は3割強もいた。いずれも自民党にとっては厳しく、年金制度での「逆風」が数字に現れたものと言えそうだ。
641
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:24:46
◆内閣政策
◇「評価しない」65% 県民の厳しい目浮き彫り
首相就任から約10カ月の安倍晋三内閣に対しては「評価しない」が65%で、「評価する」の21%を大幅に上回った。各年代とも同じ傾向で、県民から厳しい目で見られていることも浮き彫りになった。
20〜30代の首相に対する評価では「しない」が「する」を大きく引き離している。60代や70代以上では差が縮まっているものの「しない」が過半数を超えた。
「評価する」と答えた人の半数は、三浦候補に投票すると答えた。ただし、2割近くは松野候補にも流れている。
一方、「しない」と答えた人の投票内訳で見ると、5割弱が松野候補を支持、3割弱が「投票候補を決めていない」としており、松野候補が安倍内閣に対する「不信任」の受け皿になっていることがうかがえる。
◆比例代表
◇民主優勢、追う自民
比例代表での支持は前回01年の調査では、自民、民主がきっ抗していたが、今回は民主が自民を上回り優勢。自民がこれを追う形となっている。公明も地道に支持を固め、共産、社民、国民新党、新党日本も支持拡大を目指す。
自民支持層のうち6割程度が比例で自民に投票するとしているが「民主」も1割程度いる。これに対し、民主支持層は9割弱が「比例も民主」と回答している。
地域別でも支持率同様、市部も町村部共に民主へ投票するという回答が自民を上回った。
厳しい戦いを受けて自民党県連は今回、比例区で公明党の木庭健太郎候補の県連推薦を決定し、自民の選挙区候補、三浦氏への公明推薦を取り付けた。三浦候補の支持者のうち「比例で公明に投票する」と答えた人もいる。
毎日新聞 2007年7月22日
642
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:26:19
’07参院選みやざき:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/miyazaki/news/20070722ddlk45010007000c.html
◇外山氏が非自民に浸透、小斉平氏は保守固め急ぐ
◇回答者の4割保留、情勢変化の可能性も
29日の投開票まであと1週間となった第21回参院選。毎日新聞社は19〜21日、県内の有権者を対象に世論調査を実施し、これまでの取材を総合して中盤の情勢を探った。宮崎選挙区(改選数1)は民主、社民、連合宮崎などが支援する無所属新人、外山斎氏(31)が混戦を抜け出し、リードする展開になっている。自民現職の小斉平敏文氏(57)が懸命に追い、無所属元職の長峯基氏(66)と無所属新人の東治男氏(62)も巻き返しを図る。共産新人の馬場洋光氏(38)は支持層を固める。共生新党新人の井野元裕氏(38)も支持を訴える。だが、回答者の4割弱が誰に投票するか決めておらず、情勢は変わる可能性がある。【参院選取材班】
民主県連副代表を辞め、非自民の統一候補で臨んだ外山氏。05年の衆院選3区で出馬し、落選。今回、6月に立候補表明し、出遅れや知名度不足が懸念されたが、労働団体が動きを活発化させ、県全域で浸透している。20代の女性、30代と60代の男性に支持が厚い。
民主支持層の4割強、社民支持層の5割弱を固め、自民支持層にも1割食い込む。公示後、応援で民主党の鳩山由紀夫幹事長ら大物が続々来県。年金問題や「政治とカネ」など自民への逆風の世論を取り込む形になっている。
小斉平氏は県農民連盟や県建設業協会など経済団体の推薦を集め、組織戦を展開。50代と70代以上の男性、70代以上の女性に人気が高い。県央、県北部の郡部を中心に支持を広げている。
だが、01年の参院選での長峯氏との「保守分裂」が再燃する懸念もあり、小斉平氏は自民支持層の3割強しか固めていない。さらに自民が中山成彬衆院議員(宮崎1区)の妻、中山恭子・首相補佐官を比例代表に擁立したため、選挙協力を模索していた公明が反発。公明支持層の3割強の浸透にとどまる。
けん土重来を期す長峯氏は地元・都城市など県南部や、同氏元秘書で松下新平参院議員(無所属)の応援を得て県央部に食い込む。古巣の自民支持層の2割弱、民主支持層の1割も取り込む。
6年前の参院選は非自民だったが、保守系に転身した東氏。自民、民主、公明、社民支持層にそれぞれ1割前後、浸透。元民放キャスターの知名度で宮崎市など県央部で人気を集める。
馬場氏は共産支持層の半数を固めたが、幅広い支持拡大には至っていない。井野氏は出遅れが響いている。
一方、調査では特定の支持政党を持たない無党派層が回答者の3割強を占めた。1月の知事選でタレント出身の東国原英夫知事を誕生させた原動力となったが、今回は無党派層の5割強が誰に投票するか「決めていない」といい、その動向が注目される。
==============
◇立候補者(改選数1−6・届け出順)
長峯基 66 無元(1)
小斉平敏文 57 自[津]現(1)
東治男 62 無新
外山斎 31 無新
井野元裕 38 諸新
馬場洋光 38 共新
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◇調査の方法◇
19〜21日の3日間、コンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS(ランダム・デジット・サンプリング)法で選挙区内の有権者882人から回答を得た。
毎日新聞 2007年7月22日
643
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:26:52
’07参院選みやざき:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その2止) /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/miyazaki/news/20070722ddlk45010016000c.html
◆投票
◇「必ず行く」が76%
◇60・70代以上の男性、9割前後で高率−−20代男性は最も低い58%
投票に「必ず行く」と答えたのは76%で、「たぶん行く」と合わせると91%になった。「必ず行く」の回答は前回(04年)は77%で、この時の実際の投票率は62・15%。候補者が6人と過去最多の今回も6割を上回るかどうかが注目される。一方、「必ず行く」と答えた人のうち、約3割の人が選挙区で投票する候補を決めていない。
年代・性別では60代と70代以上の男性で「必ず行く」が9割前後と高率。逆に20代男性は58%と最も低い率だった。地域別では「必ず・たぶん」と答えた人は市部(90%)と町村部(93%)で大差がなかった。
選挙区で投票する候補を決めている人は「必ず行く」が71〜91%とばらつきがあるが、「たぶん行く」と合わせると9割を超えた。支持政党別の「必ず行く」は自民(82%)▽民主(88%)▽公明(78%)▽共産(96%)▽社民(88%)▽国民新党(100%)だった。
安倍政権との関連では「必ず行く」との回答のうち「評価する」が24%、「評価しない」が71%だった。また、年金問題については「必ず行く」との回答者のうち85%が「解決すると思わない」としている。【種市房子】
◆政党支持率
◇民主がトップで27%、前回の2倍以上伸びる
◇自民は12ポイント減、郡部でも大差で逆転
県内の政党支持率は民主27%▽自民24%▽公明5%▽社民5%▽共産2%。「支持政党なし」は前回(04年)より4ポイント多い31%だった。
民主は前回の2倍以上に躍進し、トップに立った。前々回(01年)から、着実に支持を広げている。一方、前回1位だった自民は12ポイント減と大幅に後退。公明は変わらず、共産、社民は1ポイントの増減でほとんど変化はなかった。
年金制度改革議論で、民主支持者の78%、自民支持者でも31%が「与党案より民主案に説得力がある」と答えており、年金問題が自民、民主の支持率順位逆転の一要因とみられる。
年代別にみると、民主は各年代で2〜4割とまんべんなく支持を集めている。自民は70代以上では35%だが、30代で16%、20代では4%と年代層が若いほど支持が低い。また、20〜40代では無党派層の割合が4、5割と高い。前回、民主は郡部で自民に水をあけられていたが、今回は民主31%、自民25%と大差で逆転した。県内全域に支持が浸透してきたことがうかがえる。【佐藤恵二】
◆安倍内閣
◇不支持70%、支持は22%
安倍内閣の政策・実績を評価するかどうかの問いは「不支持」が70%で「支持」の22%を大きく上回った。男性では支持20%、不支持74%。これに対して女性は支持25%、不支持66%だった。
年代別に「不支持」をみると、30代が77%と最も高く、20、40、50代はそれぞれ7割台だった。60代は68%、70代以上は51%。若い世代が評価していないことが分かる。
支持政党別では、自民支持層でも5割強しか支持されていない。連立与党を組む公明支持層の「支持」も29%にとどまり、「不支持」が66%と大きく上回っている。民主、社民、共産支持層は「不支持」が86〜99%と軒並み高かった。【種市房子】
◆年金記録漏れ問題
◇受給する世代に不安感が広がる−−「解決しない」が82%
今回の参院選の大きな争点になっている年金の記録漏れ問題を巡っては「解決すると思わない」が82%で、「解決すると思う」の11%を大きく上回った。「解決すると思わない」と答えた人の割合を年代別に見ると、40代が90%で最も高く、30、50、60代も軒並み8割を超えている。年金をこれから受給する世代に不安感が広がっていることが分かる。70代以上では率が急降下したが、それでも65%の高率だった。
安倍政権支持率との関連でみると、支持層の中でも66%が「解決すると思わない」と回答。不支持層では94%だった。
年金制度改革議論に説得力があるのは、最低保障部分を税金で賄う「民主」案と答えたのは46%で、現行の保険料方式維持の「与党」案の25%を上回った。
これを男女別で見ると、男性は民主54%、与党24%。これに対して女性は民主39%、与党26%だったものの、無回答が35%を占めた。支持政党別でみても自民・公明それぞれの支持層の3割以上が「民主に説得力」と答えている。【種市房子】
毎日新聞 2007年7月22日
644
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:27:19
’07参院選かごしま:安倍首相と鳩山・民主党幹事長、霧島市でも応援合戦 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kagoshima/news/20070720ddlk46010443000c.html
参院選(29日投開票)で19日、安倍晋三首相と、民主党の鳩山由紀夫幹事長が相次いで鹿児島選挙区(改選数1)入り。県内第2の都市、霧島市でそれぞれの候補への支持を訴えた。
安倍晋三首相はJR鹿児島中央駅前の遊説後、霧島市入りし、同市民会館で演説。「経済成長で景気回復を過熱させ、国民の生活をよくしていく。成長なくして格差緩和は出来ない」と述べ、「改革を進めるのか逆行するのか、経済を成長させるかどうか、それが問われる選挙」と訴えた。会場は立ち見であふれ、屋外モニター前にも黒山の人だかりができた。
鳩山幹事長は同日午前、霧島市のデパート前で街頭遊説。民主新人を推薦した京セラ労組を意識し、稲盛和夫名誉会長の2大政党論も紹介。「通常国会では17回もの与党の強行採決が行われた。今の民主党は力不足」と述べ、支持結集を呼びかけ。「消えた年金」問題や、赤城徳彦農相の事務所費問題など「政治とカネ」の問題で安倍政権批判を展開した。
同選挙区は、再選を目指す自民現職、加治屋義人(69)=公明推薦▽共産新人、山口陽規(54)▽民主新人、皆吉稲生(57)=国民新党推薦=の3氏が争っている。【神崎真一、福岡静哉】
毎日新聞 2007年7月20日
645
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:27:41
’07参院選かごしま:候補者の横顔/上 加治屋義人氏 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kagoshima/news/20070717ddlk46010113000c.html
(届け出順)
参院選(29日投開票)の鹿児島選挙区で1議席を争う自民、共産、民主の3候補。その横顔を届け出順に紹介する。
◇農林水産に“直球勝負”−−加治屋義人氏(69)自現=[公]
キャッチフレーズは、「まじめに直球」。鹿児島玉龍高の2番サードで甲子園の土を踏んだ「元球児」だ。鹿児島市吉野の自宅から学校まで約8キロを歩き、体を鍛えた。鹿児島実の久保克之総監督らが、当時のライバルという。
鹿児島市議、県議を経て参院議員へ。「国政では持ち分野が必要」と選んだ守備位置は「農林水産」。地元・鹿児島の基幹産業だからだ。小泉内閣で農水政務官。新潟県中越地震の現地視察では「治山、砂防など備えがあれば……。公共事業の大切さを思った」
農政の大転換とされる「担い手3法」にかかわったことが誇りだ。一定規模以上の農家に補助を集中する政策は4月に始まったが「やる気のある農家を支援する。ぜひ成功させたい」。安倍内閣になり参院農林水産委員長に。当選1回では珍しい起用だが「まじめに一生懸命頑張れば、誰か見ていてくれるんだね」。
都内の議員宿舎では一人暮らし。「夜はいつも缶ビールと、コンビニでご飯を買って『チン』」と庶民派をアピールする。1期6年間で良かった思い出を聞くと「あまりないね。苦労ばっかりだ」と苦笑い。
気分転換はスポーツ。地元の少年野球チームを指導するのが楽しみという。球速はやや落ちたが時には打撃投手も。政治活動と同様、投げるのは、いつも直球だ。
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◇理想とする日本の政治家
吉田茂
◇理想の国
イギリス
サッチャーが英国病を克服したから
◇理想とする世界の指導者
サッチャー
毎日新聞 2007年7月17日
646
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:28:08
’07参院選かごしま:候補者の横顔/下 皆吉稲生氏 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kagoshima/news/20070719ddlk46010563000c.html
(届け出順)
◇「みんなのために」が信条−−皆吉稲生(57)民新=[国]
各地で増えた「シャッター通り」。まちづくり3法など規制緩和がもたらした「負」の部分と感じた。「息子にはこの仕事をさせたくない」と、農業、漁業者はこぼした。過疎化進行で、医療機関の経営者からは「私の代で終わりだ。そろそろ閉めようか」との嘆きも聞いた。大隅半島南部の中山間地域では、限界集落を超える「消えた集落」も目の当たりにした。
04年に次ぎ、2度目の挑戦。1年半かけ、じっくり県内を3巡したが「格差」を肌で感じた行脚だった。「地域が暮らしづらくなっている」。格差解消を精力的に訴える。
「For Others(みんなのために)」。母校・鶴丸高の校訓が座右の銘であり、信条だ。「市役所では市民のため、労働組合では、地域のため、働く人のため」生きてきたという。
実は「政治家になりたい、と思ったことはない」という。連合鹿児島事務局長だった3年前。周囲に推され「決断した」。自らを「支え役」と分析する。人のため、汗をかくのをいとわない。そんな生き方をした薩摩藩家老、小松帯刀が、尊敬する人物の一人だ。
趣味は登山と家庭菜園。選挙を控えた4月初旬、自宅の庭に大急ぎでキュウリ、ピーマン、トマト、ニガウリ、枝豆……を植えた。出来栄えが楽しみだが、各地を飛び回る今、収穫するヒマがないのが悩みのようだ。
==============
◇理想とする日本の政治家
西郷隆盛
◇理想の国
スウェーデン 福祉国家と経済成長の両立。日本の高齢社会のモデル
◇理想とする世界の指導者
ガンジー
毎日新聞 2007年7月19日
647
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:28:29
’07参院選かごしま:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その1) /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kagoshima/news/20070722ddlk46010019000c.html
◇民主、自民が激戦模様
◇皆吉氏、連合軸に支持固め/加治屋氏、組織固めに懸命
参院選鹿児島選挙区(改選数1)は、与野党対決のカギをにぎる「1人区」の一つ。毎日新聞は19〜21日、参院選特別世論調査を実施し、調査結果に支局の取材を加えて情勢を分析した。民主新人、皆吉稲生氏(57)と、再選を目指す自民現職、加治屋義人氏(69)が激しく競り合い、かつてない激戦模様になっている。共産新人、山口陽規氏(54)は支持拡大に懸命。有権者の約4割が態度を決めておらず、無党派層の動向が注目される。最終盤に向け、民主、自民両党の攻防はいっそう激化しそうだ。【参院選取材班】
皆吉氏は、連合鹿児島を軸に民主支持層に浸透。社民支持層もほぼ固めつつある。「与野党逆転」を掲げ、野党勢力の結集に必死だ。初めて推薦した京セラ労組も、組織内で支持固めに入った。
特定郵便局長のOBらでつくる「大樹」が水面下で支援に回るなど、国民新党支持層に浸透しつつある。また、松下忠洋元自民党衆院議員(鹿児島3区)が精力的に動き、同党の元県議の一部なども支援の動きがある。課題は、支持が伸び悩む無党派層対策。比例代表の地元出身タレント候補らとの連携などで浸透を図る。
加治屋氏は、自民支持層の約7割に浸透。だが、陣営や党県連は、友好団体の一部など組織の動きが鈍いと、フル回転を呼びかける。衆院5議員と参院議員らが「同日選的対応」として、各地で組織固めに懸命だ。
期待は、“大物応援”でのテコ入れ。安倍晋三首相の遊説後、21日も小池百合子防衛相、谷垣禎一元財務相らが応援に。23日には陣営が熱望した小泉純一郎前首相が鹿児島入りする。
自公協力で、推薦を得た公明支持層からも約6割の支持を集める。公明の比例代表候補とも連携、浸透を図っている。
山口氏は、党支持層の過半数をまとめた。県内各地で、街頭遊説やミニ集会を精力的にこなし、「政治とカネ」の問題や「憲法改悪反対」などを訴える。党は「今こそ必要、たしかな野党」と、存在感をアピールする。
◆年金記録漏れでは?
◇与党不信73%、「民主に説得力」40%
争点の年金問題では、安倍内閣に厳しい意見が目立った。政府の対策で年金問題が「解決すると思う」はわずか15%。「思わない」は73%に上った。
年代別では、20代の85%、30代の83%、40代の85%が「思わない」とし、若年層から働き盛り世代の8割が不満を募らせていることが浮き彫りとなった。また、自民支持層の58%も「思わない」と答え、「おひざ元」でも不信感が広がっていることを裏付けた。
一方、年金制度改革の論議で与党と民主党のどちらに説得力があるか、との問いに「民主党」が40%で「与党」の24%を大きく上回った。一方で「無回答」も36%あった。
◆安倍内閣は?
◇「支持しない」54%−−30、40代で特に低調
安倍内閣の政策を「評価しない」と答えた人は54%と過半数を超え、「評価する」(30%)を24ポイント上回った。男女別でみると、「評価しない」は男性(54%)と女性(53%)でほぼ同じだったが、「評価する」は男性の35%に対し女性は26%と低かった。
年代別では、70代以上のみ「評価する」(42%)が「評価しない」(36%)を上回ったが、その他の全世代で「評価しない」が42〜8ポイント上回った。特に30代と40代では「評価しない」が40ポイント以上も上回った。
==============
◇立候補者届け出順(改選数一−3)
加治屋義人 69 元農水政務官 自現(1)=[公]
山口陽規 54 党県常任委員 共新
皆吉稲生 57 党県常任幹事 民新=[国]
==============
◇調査の方法◇
19〜21日、無作為に選んだ電話番号にかけるRDS(ランダム・デジット・サンプリング)法で実施。県内では、有権者869人から回答を得た。
毎日新聞 2007年7月22
648
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 17:28:48
’07参院選かごしま:中盤の情勢 毎日新聞総合調査から(その2止) /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/kagoshima/news/20070722ddlk46010024000c.html
◆支持政党は?
◇民主が26%と倍増−−自民は25%と低調、前回の40%から4割減
支持政党別では、自民は25%で、前回(04年)の40%から約4割減。男性の30%に比べ、女性は21%と低い。年代別では、高齢ほど支持率が高いが、60代以上でも30%台。40代以下ではいずれも10%台と低調だ。
民主は26%と前回(13%)から倍増。60代で30%超。その他の世代でも20%台と安定した支持を得て、70代以上を除く全世代で自民を上回った。男性で32%と自民を2ポイントリードしたが、女性は21%で自民と同じだった。
公明は前回と同じ4%。共産は前回より1ポイント減の1%。社民も同1ポイント減の2%。一方、「支持政党はない」と答えた無党派層は前回より5ポイント増え29%。女性の34%が無党派層で「第1党」になっている。
◆投票には?
◇「必ず行く」72%−−若年層は関心低く
投票に「必ず行く」が72%に上り、有権者の関心の高さを示した。
世代別にみると、「必ず行く」と答えたのは、20代で49%と低かったが、ほかは30代で65%、40代76%、50代71%、60代82%、70代以上74%といずれも6割を上回った。
男女別では、「必ず行く」が男性77%に対し女性は67%と、女性の関心の低さが目立った。
今回と同様に「年金」が争点となった前回調査で、「必ず行く」との回答は今回とほぼ同じ74%。前回選挙の投票率は62・87%と前々回(57・44%)を上回ったが、知事選との同日選という要素もあった。
毎日新聞 2007年7月22日
649
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 08:43:54
参院選ラストサンデー〜大票田・大分市などで各候補走る 讀賣大分
29日投開票の参院選で最後の日曜日となった22日、大分選挙区の各陣営とも大票田の大分市など有権者の多い地区を狙って選挙カーを走らせ、支持を訴えて回った。
国民新党現職・後藤博子候補(59)は、大分市の府内5番街で街頭演説。若者向けの店舗が多いことを意識し、「ニートやフリーターの人たちが希望を持てる社会にしていく」と訴えた。
社民党推薦の無所属新人・松本文六候補(64)は、日田市などの福祉施設や買い物客が行き交う繁華街で遊説するなどして、「命を大切にする社会にする」と訴えた。
自民党新人・礒崎陽輔候補(49)は終日、大分市内を選挙カーで走り回った。公民館やスーパー前では、公明党市議らも応援に駆けつけ、自民、公明両党の選挙協力を強調してみせた。
共産党新人・山下魁候補(30)は大分、別府市を遊説。穀田恵二・党国対委員長も応援に駆けつけ、「震災対策に力を入れているのが共産党。大分で4万5000票を目指す」と訴えた。
民主党県連が支援する無所属新人・矢野大和候補(51)は大分、臼杵市で選挙カーを走らせた。候補は21日に同党へ入党しており、「民主党矢野大和」と連呼し、事実上の同党候補と受け止めてもらおうと懸命だった。
(2007年7月23日 読売新聞)
650
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 18:10:45
ラストサンデー、人出求め5氏走る
2007年07月23日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000707230006
大分市の中心街には各陣営の選挙カーが入れ替わりで乗り入れ、候補者が支持を訴えた=同市の中央通りで
29日に投開票される参院選の最後の日曜となった22日。混戦の大分選挙区(改選数1)でも、休日の人出を見込んだ各陣営の選挙カーが、大分市などの繁華街や商店街を重点的に回って、懸命に支持を訴えた。
国民新現職の後藤博子氏(59)は、別府市から大分市へ選挙カーを走らせた。百貨店や大型商業施設の前で演説する予定もあったが、多くを割愛して、住宅街をくまなく回ることを優先。神社では必勝祈願もした。
大分市の中心商店街では車を降りて練り歩き、買い物客らに直接、語りかけながら握手を求めた。街頭演説では「私は郵政民営化に反対し、筋を通した」「私にもしものことがあったら、1期目の6年間が無駄になる」と現職であることを強調した。
社民が推薦する無所属新顔の松本文六氏(64)は日田・玖珠地域を回った。人出の多いJR日田駅前やスーパーの前などでは、選挙カーを止めて演説をした。
正午すぎ、医師仲間が経営する日田市内の病院に立ち寄ると、職員や患者ら約30人が出迎えた。松本氏は演説で年金問題に触れ、「自民党は社会保障の制度を解体しようとしている。国民の命と健康に責任を持っていない」と批判。憲法9条を改正する動きについては「必ず歯止めをかける」と訴えた。
自民新顔の礒崎陽輔氏(49)は終日、選挙カーで大分市内を回った。正午ごろには同市玉沢の大型商業施設前で、「日本の景気を回復し、地方財政を再生します」「お年寄りに優しい社会を目指してがんばります」と訴え、買い物客らに向かって車内から身を乗り出して盛んに手を振った。
同行する陣営関係者は「リードしているとの報道もあるが、年金問題などの逆風もあり油断はできない。一人でも多くの有権者に名前を覚えてもらわなくては」と気を引き締めていた。
共産新顔の山下魁氏(30)は午後3時前、大分市中心部の商店街で、ゆかた姿の女性支持者が党の公約集を配ったあと、党国対委員長の穀田恵二衆院議員とともに街頭演説をした。
ガソリンスタンドの店長として自ら「過密労働」をした体験を紹介しながら、「若者がまともに働ける社会を実現する」。広島で被爆した元特攻隊員の父が被爆認定を受けられずに亡くなったという身の上話もして、「戦争は許されない」と平和憲法を維持する考えを強調した。
無所属新顔の矢野大和氏(51)は午前中に臼杵市、午後は大分市で遊説した。全国で追い風に乗る民主党の県連推薦を前面に打ち出し、ウグイス嬢は「民主党の矢野です」「政権交代への一票を」と連呼。矢野氏は「地方の声を国会に届け、田舎を元気にします」と呼びかけた。
観光大使として口演したことのある大分市の坂ノ市公民館では、選挙カーから降り、顔見知りのお年寄りらに駆け寄って握手しながら、「庶民の感覚でぜひ国会に送り出して下さい」。
651
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 18:13:30
外山氏、一歩リード 本社情勢調査
2007年07月20日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120707200002
朝日新聞社は17、18の両日、参院選宮崎選挙区(改選数1)について、県内の有権者を対象にした電話による選挙情勢調査を実施し、取材で得た情報を合わせて序盤の情勢を総合的に探った。調査時点では、外山氏が混戦から抜け出し、小斉平氏と長峯氏が懸命に追い上げている。しかし、同時点では4割以上の人たちが投票態度を明らかにしておらず、情勢は終盤にかけて変わる可能性がある。
外山氏は05年9月の衆院選で3区から立候補して落選。今回は立候補表明が6月初旬と遅れたうえ、衆院1、2区の有権者への知名度不足が懸念されたが、非自民勢力の統一候補として推薦を受けた各党の支持層に浸透している。民主支持層の7割、社民支持層の半数以上から支援を得ている。ただ、無党派層からの支持は4分の1程度にとどまる。年齢別では40代と60代の男性から厚い支持を獲得。地域別では、県央、県北、県南でほぼ均等に浸透している。
自民が、元自民参院議員の長峯氏陣営との分裂含みの状態になるなか、小斉平氏が固めた自民支持層は6割。残る自民支持層の2割程度は長峯氏に流れ、1割は東氏が支持を取り付けている。連立政権を組む公明支持層からの支持は、半数に届いていない。自民が宮崎に縁のある中山恭子・首相補佐官を比例区に擁立したことに公明が反発、自公の選挙協力が得られていないのが響いているようだ。農林漁業者層の支持が目立つ。
長峯氏は自民支持層以外に、公明支持層にも食い込む。一部の地域で公明と選挙協力を結んだ結果とみられる。無党派層の2割以上の支持を得ている。しかし、地盤とする県南以外では支持の広がりはみられない。
組織を持たない東氏は、社民支持層の一部に食い込んでいるものの、他の支持層に大きく切り込むまでには至らず、伸び悩んでいる。01年参院選では無党派層の多くの支持を得たが、今回は無党派層からの支持は2割に届いていない。
馬場氏は共産支持層以外には浸透しておらず、苦戦している。立候補表明が公示直前の6月下旬にずれ込んだ井野氏は、勢いがみられない。
652
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 18:17:47
「最重視」大物続々
2007年07月22日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120707220001
決起大会を前にした女性の集いであいさつをする安倍首相婦人の昭恵さん=延岡市川原町の陣営事務所で
演説後、通行人らと握手をする岡田・元民主党代表(右)=宮崎市橘通東4丁目で
参院選宮崎選挙区(改選数1)の応援のため、自民党が、安倍首相ら「大物」を相次ぎ宮崎に投入している。現職の再選を目指し、同選挙区を「最重点地域」と位置づけているからだ。無所属新顔を推す民主党も「勝てる選挙区」と踏んで、幹部を次々に宮崎に送り込んでおり、選挙戦は終盤に向けて激しさを増している。
21日に安倍首相の妻昭恵さんが延岡市に入った。自民現職の小斉平敏文氏(57)の応援でマイクを握り、「今の自民党は逆風の中にあるが、年金問題などの課題に取り組んでいる最中だ。この改革を止めないで」と訴えた。小斉平氏は「こんな強力な応援はない」と昭恵さんを持ち上げた。女性を中心に約700人(陣営発表)の聴衆が集まった。
23日には、小泉前首相が宮崎市に入る。もともとは15日に来る予定だったが、台風4号で延期されていた。
自民党側は、19日に安倍首相が宮崎市と都城市入りしたほか、1日には中川秀直幹事長も小斉平氏の総決起大会に出席。24日には、佐藤ゆかり衆院議員の応援演説を宮崎市で予定している。
党本部が党首級や名前の知られた議員らを次々に宮崎入りさせるのは、独自に行った調査で厳しい情勢結果が出たためだ。「気を抜けば負けかねない」(県連幹部)との判断がある。
安倍首相が来県した19日の街頭演説では小斉平氏も、民主などが推薦する外山斎氏(31)を念頭に「抜きつ抜かれつの勝負です。勝つか負けるか分からないからこそ、総理が来てくれた」と聴衆に呼びかけた。
その外山氏陣営に加わる民主党も、党首級を次々に宮崎に送り込んでいる。20日には、宮崎市に岡田克也・元代表が応援に訪れた。
岡田元代表は、商店街を約1時間にわたって練り歩き、通行人らに握手を求めた。その後に開かれた、外山氏を推薦する民主、社民、国民新の3党合同の街頭演説会でもマイクを握り、「自公政権は侮れないが、一人ひとりが本気になれば、新しい政治を実現できる。外山候補を勝たせてもらいたい」と呼びかけた。
18日には鳩山由紀夫幹事長が応援に入っており、24日には「無党派層の支持を取り付けられる」(県連幹部)として、今回は非改選の蓮舫参院議員を宮崎入りさせる。民主党本部の幹部は「勝ち目があるからこそ、人も金も出す」と説明する。
外山氏を非自民勢力の統一候補として民主党とともに担ぐ社民党も、公示前の6日に又市征治幹事長が合同演説に訪れた。
共産新顔の馬場洋光氏(38)陣営には、23日、25日にそれぞれ衆参国会議員が応援に来県の予定。共生新党新顔の井野元裕氏(38)陣営には、22日に建築家の黒川紀章党首らが宮崎市で街頭演説する。
宮崎選挙区には、ほかに無所属元職の長峯基氏(66)、無所属新顔の東治男氏(62)の2人が立候補している。
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