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▲2007年▲21参▲九州沖縄

453片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 09:26:28
防衛相辞任…自民県連「参院選粛々と」
野党、政権批判に勢い 讀賣大分

 広島、長崎への原爆投下を「しょうがない」と発言した責任を取って久間章生防衛相が辞任した3日、県内の各政党に参院選への影響を取材した。「こんな時に……」と苦虫をかみつぶす自民党県連に対し、野党は「辞任は当然」として安倍首相の責任も追及する強気の姿勢を見せた。

 自民党県連の志村学幹事長は「もう(久間防衛相の)言葉を消すことは出来ないし、粛々とやるしかない」と、ため息まじりに語った。中央で同党と連立政権を組む公明党の竹中万寿夫・県本部代表は「辞めなければ、選挙に影響が出ただろう。早めに辞めたことで傷口が浅く済んだ」と受け止めた。

 一方、野党は安倍政権下で3人目の閣僚交代とあって、政権批判に勢いづく。

 民主党県連の梶原九州男幹事長は「安倍首相は、任命した責任があるのに辞任を求めなかった。国民への印象は良くない」。社民党県連合の重野安正代表も「核を容認するとんでもない発言で、緊張感を失った内閣に今の時代は任せられない」と痛烈に批判した。

 また、共産党県委員会の林田澄孝委員長は「議員もやめるべき。かばった安倍首相の責任も厳しく問われなければならない」。国民新党現職陣営の金川修吾・選対事務局長は「(首相が)閣僚を制し切れておらず、政治が機能していない証拠」と述べた。

(2007年7月4日 読売新聞)

454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 09:26:52
県内各陣営からも厳しい声…久間防衛相辞任 讀賣宮崎

 米国の原爆投下について「しょうがない」と語った久間防衛相が3日、大臣を辞任したことをめぐり、7月29日投開票の参院選宮崎選挙区(改選定数1)に立候補を予定している6陣営から「辞任は当然」「遅すぎる」など批判的な声が相次いだ。参院選を前にした安倍政権の“失策”に、与党陣営はいら立ちをみせ、野党陣営は「政権を変えるチャンス」と意気込んだ。

 自民現職・小斉平敏文氏(57)の陣営は「辞任は遅すぎるぐらい。ここまでこじれる前に、どうにかならなかったのか。参院選への影響は分からないが、プラスにはならない」と不安をにじませた。

 共産党新人・馬場洋光氏(38)の事務所は「被爆国の閣僚にあるまじき発言。参院選では、歴史認識の過ちを指摘し、共産党が平和を守る政党であることを訴えたい」と強調した。

 無所属の前参院議員・長峯基氏(66)の陣営は「久間氏の発言は誰もが不快に感じた。政治家は言葉に責任を持つべきで辞任は当然だ。反自民の受け皿になるよう対策を練りたい」と話した。

 建築家の黒川紀章氏が党首を務める共生新党に公認申請している新人の井野元裕氏(38)は「いろいろ言い訳するよりは辞任した方が良いと思っていた。選挙への影響は特に意識せずに戦う」と述べた。

 無所属新人・外山斎氏(31)の陣営は「辞任ではなく、安倍首相は久間氏を罷免するべきだった」と批判。「政権は失態続き。政権交代の必要性を訴える好機にしたい」と意気込んだ。

 無所属新人・東治男氏(61)の陣営は「日本人の心をないがしろにした発言」と憤るが、「自民党には影響はあるだろうが、うちの選挙には影響しない。争点にするつもりもない」と冷静に受け止めていた。

(2007年7月4日 読売新聞)

455片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 09:27:22
久間防衛相辞任 参院選への影響懸念 県内政党関係者 有権者ら批判 讀賣鹿児島

 原爆投下に関する発言で3日辞任に追い込まれた久間防衛相。県内の政党関係者からは、批判や参院選への影響を懸念する声が相次いだ。

 参院選鹿児島選挙区で現職・加治屋義人氏(69)の再選を目指す自民党県連。本坊輝雄幹事長は「発言が国民の思いとずれていたのは事実」とし、「参院選が迫る中、我々が総力を挙げて、国民の信頼回復をはかるしかない」と影響を最小限に食い止めたい考えを示した。

 一方、民主党県連の泉広明幹事長は「柳沢厚生労働相の『女性は産む機械』発言、松岡前農相の自殺、そして今回の発言。安倍首相は任命権者として責任を問われる」と語気を強めた。同党から立候補予定の新人・皆吉稲生氏(56)の陣営幹部は「(辞任せず)このままダラダラしているといっそう非難されるので、自民党としては一番いい方法でけりをつけた」と分析。「辞任で有利にはなったが、戦術は変えない」と冷静に受け止めていた。

 新人・山口陽規氏(54)を擁立する共産党県委員会の久保田薫書記長は「本来なら罷免すべき発言。松岡前農相の問題に続き、毅然(きぜん)とした対応を取れない安倍首相には二重の責任がある。当然、選挙戦でも追及していく」と強調した。

 有権者からは批判が相次いだ。原爆症の認定申請却下処分取り消しなどを求めた集団訴訟の原告の一人、福元タツさん(78)(日置市伊集院町徳重)は自宅のテレビで辞任を知った。「これまで多くの被爆者に会っている人なのに、なぜあんなことを言えるのか。辞任したからといって、発言で受けた私たちの心の痛みは消えない」と怒りをあらわにした。

 川辺町平山の主婦尾込恵子さん(62)は「(辞任は)遅すぎた。周囲の人に言われて、やむなく辞めたように受け取れる」と指摘。鹿屋市祓川町の農業久保晋さん(58)も「被爆国の防衛相が原爆を容認するような発言をしたのだから、辞任は当たり前。いくら弁明を繰り返しても、あれが本音なのだろう」と批判した。

(2007年7月4日 読売新聞)

456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 21:51:46
久間防衛相辞任:有権者ら厳しい意見 参院選、自民の足元ゆらぐ /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070704ddlk41010385000c.html

 原爆投下を容認したともとれる発言で自らを追い込んだ久間章生・防衛相が3日、辞任した。直後に控えた参院選に悪影響を与えないためとみられる。ただ、参院選の佐賀選挙区では、佐賀商工共済協同組合の破産をめぐる裁判の影響を懸念する自民党本部が、元理事長の陣内孝雄元法相を新人と差し替えるなど、すでに自民の足元がゆらぎ始めている。辞任をめぐる自民、民主の思惑が交錯する一方、有権者の政治不信は深まる−−。

 石井秀夫・自民党県連幹事長は「言語道断な発言で、辞任は当然のことだ」と一言。そのうえで「できれば昨日(2日)にでも総理からすっぱりと辞めるよう言ってほしかった」と残念そうな表情も見せた。一方、民主党が自民党を攻撃する材料にする構えを見せていることについては「参院選に影響がないとはいえないが、早く辞めてもらって良かった」と述べるにとどまった。

 民主党県連幹事長の原康彦・鳥栖市議は「非常識で語るに落ちる発言だった。辞任は当然の流れだ」と厳しく批判。その上で「参院選をにらんでの辞任だろうが、この発言は選挙の新たな論点になる。安倍政権の閣僚は問題がありすぎるのではないか」とけん制してみせた。

 神埼市の21歳のアルバイト女性は「被爆者に対する配慮が足りない」と久間発言を批判する一方、選挙については「親の意見などを聞いて決める」と慎重な見方をする。

 ただ、有権者の間には「国民感情が分からない閣僚を入れた政府与党の責任も問われるべきだ」(佐賀市、71歳男性)として、参院選で自公の責任を問いたいとする声が多いのも確かで、今後の選挙活動への影響は必至の情勢だ。【上田泰嗣、関谷俊介】

毎日新聞 2007年7月4日

457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 21:53:36
久間防衛相辞任:長崎の街に厳しい声「平和祈念式典に来るな」 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070704ddlk42010330000c.html

 原爆投下を「しょうがない」と発言したことを巡り、久間章生氏が防衛相の辞任を表明した3日。長崎では被爆者から「大臣を辞めただけでは済まない」「平和祈念式典に来るな」といった厳しい声が上がった。一方、参院選への影響も必至だ。

 ■被爆者

 長崎市の平和公園で2日に抗議の座り込みをした原水爆禁止日本国民会議副議長で、県平和運動センター単産被爆者協議会連絡会議の川野浩一議長(67)は「被爆県選出の国会議員として情けない。言葉遣いが適切でなかった、誤解を与えたという次元の問題ではない。参院選を考え自民・公明両党に迷惑をかけたから辞めたにすぎず、被爆者に申し訳ないと思って辞めたわけでもない。大臣を辞めただけで済む問題か。8月9日の平和祈念式典に来るなと言いたい」と怒りを込めた。

 長崎平和推進協会は3日、運営会議を開き、「原爆投下を容認するかのような発言は、原爆死没者や長年、後遺症で苦しんでいる被爆者を冒とくするもので到底容認できない」とする理事長声明を出した。

 同協会は、被爆者を含む市民や団体などが集まり、年間約1000回におよぶ被爆体験講話などを通じて核兵器廃絶を訴えている。

 原水爆禁止県民会議(中崎幸夫会長)は「被爆者や市民の声が辞任につながった。当然の結果だ。久間氏をはじめ国会議員にはなぜ原爆が落とされなければならなかったのかを含めた、戦争と原爆にかかわる歴史認識について今一度学びなおしてもらいたい」などとするコメントを出した。

 ■田上市長

 久間氏への抗議から3日夕、長崎市に戻った田上富久市長、吉原孝・市議会議長は市役所で会見。田上市長は「辞任には驚いているがこれが解決とは思っていない。これから政府の核廃絶への取り組みを見守りたい」と述べた。

 安倍晋三首相とも面会し、「後任(小池百合子氏)にも全く同じことを言いたい。政府としてきちんとリーダーシップを取ってほしい」と要請した。今回の被爆地の怒りにも触れ「長崎は核廃絶に向けて、常に(メッセージを)発信をしていく役割がある。被爆者の皆さんの思いが原点だ。使命の大きさを改めて感じた」と振り返った。

 ■知事

 金子原二郎知事は3日、久間氏の辞任について、県庁内で記者団に対し「まさか辞任するとは思っていなかった。県には見えない形でいろいろと協力してもらっていた。非常に残念だ。今後の県政に大きな影響が出ると思う」と語った。県が推進している九州新幹線長崎ルートへの影響については「これからも力を借りないといけないが、影響がないとはいえない」と懸念を示した。

 ■基地問題

 佐世保市の朝長則男市長は「議員をやめるわけではないので、今後も地元選出の議員として、基地問題に取り組んでくれると思う」と淡々と話した。また、日米合同委員会施設調整部会で先月合意したばかりの米海軍佐世保弾薬補給所(前畑弾薬庫)の同市針尾地区への移転・集約問題への影響について「既に日米間で一定の結果が出ており、進ちょくに影響はない。今後は、地元が力を入れて取り組んでいかなければならない番だ」と語った。

 ■地元

 久間氏の地元、南島原市の松島世佳市長は「突然の辞任の報に大変驚きました。初代の防衛大臣に就任され、地元市長として今後のご活躍に大きな期待を寄せていただけに、非常に残念です」とのコメントを出した。

 島原半島の後援会長、原口静彦さん(85)は「彼が原爆を容認していることはあり得ないが、誤解されるような表現をしたのが悪かった。影響の大きさを考えれば潔く辞めてよかった」と話す。

458片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 21:54:11
 ◇出馬予定者らに戸惑い

 ■参院選

 久間章生防衛相の原爆投下容認発言が大臣の辞任に発展し、参院選長崎選挙区から出馬する自民新人、小嶺忠敏氏(62)の陣営と自民党県連は極めて深刻に受け止めている。久間氏は小嶺氏を担ぎ出した「後見人」。陣営は選挙への影響は必至と見ているが、どこまでダメージを受けるか予測できない状態だ。一方、民主新人の大久保潔重氏(41)の陣営は「辞任は当然。これで済むわけではない」と、引き続き安倍内閣の任命責任などを問う構え。

 「私が引っ張り出した小嶺氏に影響があってはいけない。非常に気になっている」

 久間氏は3日、防衛省で田上富久長崎市長から抗議を受けた後、記者団にこう漏らした。小嶺擁立をめぐっては、久間氏が「勝てる候補」として自ら説得、公認候補にねじ込んだ経緯がある。久間氏は影響を懸念し、発言の翌日には、地元・島原市での会合で小嶺氏に「いろいろ(迷惑をかけて)すまんね」と謝罪していた。

 しかし、小嶺陣営と県連は小嶺氏にどれだけダメージになるのか見極めることができないでいる。ある幹部は「辞めても辞めなくてもマイナスは間違いない。ただ、辞めた方が選挙へのダメージは少ないのか、今は何とも言えない」と語る。県連幹部は県庁内で対策を協議し、「危機意識を持って結束を高めないといけない」と確認した。

 ◇僕も「仕方なかった」の立場だが…

 ■本島元市長

 4期16年、被爆地・長崎市の市長を務めた本島等さんは「僕も『原爆投下は仕方なかった』という立場だが、批判にはきちんと反論する。久間さんの『原爆投下はしょうがない』は、いかにも表現が雑。反論できなかったのは、太平洋戦争や原爆のことを十分に勉強してこなかった結果。辞めておしまいは実に日本的だ」と辞任に厳しい見方を示す。

 さらに「久間さんとは一緒に県議だったこともあり知らぬ仲ではない。東大出で頭が良かった。防衛政策通というが、太平洋戦争を十分に研究してこなかった。しょせんは、オレも大臣だし詳しいんだぞと思ってうっかり言った程度なんだろう」と、意識の低さを批判する。

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年7月4日

459片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 21:56:07
久間防衛相辞任:県内でも「当然」ムード 首相の責任を問う声も /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070704ddlk44010440000c.html

 「原爆投下はしょうがなかった」の発言で久間章生防衛相が辞任した3日、県内でも立場を超え、「辞任は当然」のムードが広がった。

 自民県連の衛藤征士郎会長は「早くに意向を固め、時をみていたのではないか。自然で賢明な判断だったと思う」と感想。自身の防衛庁長官経験も踏まえ「閣僚は細心の注意を払って発言しないと、影響は計り知れない。覆水盆に返らず」。志村学幹事長も「防衛相ゆえ特に重みがあった。(辞任を機に)自民一体となって参院選へ進みたい」と話した。

 民主県連の梶原九州男幹事長は「国民全体が発言に怒っている。言い訳しきれなくなったのでは」と指摘した。安倍晋三首相についても「閣僚の疑惑や失言のたびに、かばい続けている。任命権者として『悪いものは悪い』と辞めさせることも必要」と述べた。

 公明県本部の竹中万寿夫代表は「平和に気持ちを込める我が党的に許し難い発言だが、柳沢伯夫・厚労相の発言の時と違った早い対応で、傷口は広がらなかった。居座られたら選挙ができなかった」と話した。

 共産県委員会の林田澄孝委員長は「久間氏辞任だけでは済まない。当初は久間氏をかばった安倍首相は同じ考えの持ち主。彼が任命権者だから、侵略戦争に無批判な閣僚で固めた。退陣するべきだ」と力を込めた。

 重野安正・社民県連合代表は「発言は、政局に緊張感が欠けているからでは。眠っていた層を呼び起こし、選挙に大きな影響を与えるだろう」。

 国民新党県支部の後藤克幸顧問は「今回も柳沢発言の時も、安倍首相は閣僚を擁護したが、国民感情とかけ離れた姿勢。任命権者として疑問だし、こんな無神経な発言が閣僚から次々と出るようでは、閣内コンセンサスはどうなっているのかと思う」とあきれ顔だった。【まとめ・梅山崇】

毎日新聞 2007年7月4日

460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 23:07:46
久間辞任に最もショックは小嶺氏?
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070704-221914.html

 久間章生防衛相(66)が3日、先の大戦での原爆投下を「しょうがない」と発言した責任を取り防衛相を辞任することを明らかにした。

 久間防衛相の辞任に最もショックを受けたのは、今夏の参院選で、久間氏の地元、長崎選挙区から自民党公認で出馬する小嶺忠敏氏(62)かもしれない。陣営の浦瀬清七郎選対事務局長(86)は3日、長崎市内の事務所で、久間氏辞任の影響について「(小嶺氏が)自民党公認という立場からすれば難しい問題だ。選挙に与える影響がないとは言えません」と話した。

 元国見高サッカー部総監督の小嶺氏は今年1月、久間氏から直接要請を受けて出馬を決意した。小嶺氏が母親の葬儀のために欠席した6月の総決起大会では、久間氏が「支持の輪を広げてもらいたい」と声を張り上げた。会合などには久間氏が同席することもしばしばで、いわば後見人のような存在。浦瀬事務局長は「本人は人情としては我々以上に『残念』という気持ちではないか」という。

 久間氏は安倍首相から厳重注意を受けた2日、辞任を明確に否定していた。しかし同日夜、地元の長崎県連の関係者から電話で小嶺氏の苦境を聞かされている。高い知名度を誇る小嶺氏リードとみられていたが、自らの発言で不透明な状況になり、心境に変化が起きたようだ。久間氏はこの日、辞任理由について「私が引っ張り出した小嶺先生に影響を与えてはいけないもんだから…」と話した。

 4月の長崎県議選では公認29人のうち当選は19人と惨敗した自民党に対する逆風はさらに増している。浦瀬事務局長は「辞任は(久間氏の)個人的な問題なので、候補者が街頭演説などで今回の件に触れることはないと思う」。自民党長崎県連主導の「党営選挙」を展開するが、自民党公認ではなく、「スポーツ人」「教育者」を前面に出していく選挙戦になりそうだ。

[2007年7月4日9時45分 紙面から]

461片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/04(水) 23:08:38
大仁田議員引退撤回か、大地から出馬?
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070704-221915.html

 先月、参院選出馬辞退と政界引退を表明した自民党の大仁田厚参院議員(49)が3日、政界入り直後世話になった新党大地の鈴木宗男衆院議員(59)と都内で会談した。宗男氏から「もったいない」と慰留された大仁田氏は、在任中の自民党離党と一転出馬の可能性をにおわせた。大仁田氏を「北海道に合っている」と評価する宗男氏は、会談で「協力は惜しまない」と引退撤回を強くすすめ、新党大地からの出馬にも期待する姿勢をみせた。

 それをうけた大仁田氏は会談後「宗男先生から『出るならバックアップする』と言っていただいた。選挙前に自民党を離党することも考慮し始めている。もし『出る』決断をするなら、長崎選挙区か比例になると思う。今週いっぱい考えたい」と揺れる心境をのぞかせた。宗男氏は「大仁田さんは無所属でも戦えるし、大地と一緒にやるという手もある」と話した。

[2007年7月4日9時44分 紙面から]

462片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 10:04:42
参院選:松下氏が民主脱会へ、党の対応に不満 宮崎選挙区
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070705k0000m010166000c.html

 参院会派の民主・新緑風会に所属する無所属の松下新平氏(宮崎選挙区)が、5日にも同会派の脱会届を提出することが分かった。関係者が4日、明らかにした。参院選同選挙区で、自身が推す候補を民主党が推薦しなかったことへの不満が理由。脱会後の去就は白紙だが、参院選は与党の過半数維持が政局の焦点となっており、選挙結果によっては与野党間の「争奪戦」も予想される。

 松下氏は04年の前回参院選に無所属で立候補、自民公認の現職らを破り、当選後に民主会派入りした。今回参院選の同選挙区で、自身がかつて秘書を務めた無所属の自民元職、長峯基氏を支援し、民主党に推薦を求めたが、同党は無所属新人の外山斎氏を推薦した。

 同選挙区には長峯、外山両氏のほか、自民公認の現職、小斉平敏文氏らが立候補を予定。長峯氏が勝った場合、松下氏の自民会派入りの可能性もあるとみられる。

毎日新聞 2007年7月5日 3時00分

463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 10:13:22
参院選かごしま 年金政策浸透へ舌戦/鹿児島選挙区3陣営
追及の議員来援、ビラ配布も
(2007-07-04) 鹿児島南日本
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5325

 12日公示の参院選で有権者の関心を集める年金問題。鹿児島選挙区(改選数1)でも立候補予定の3陣営が年金記録不備問題を戦いの大きな争点と位置づけ、有権者の理解を得ようとそれぞれの主張を展開している。
 民主新人の皆吉稲生氏陣営は3日、年金問題の火付け役となった同党の長妻昭衆院議員(比例東京)を鹿児島市に招き、街頭演説などを行った。長妻氏は「1年前から(年金記録不備を)追及したが、政府は対応せず問題を放置した。感度が鈍い政府は替えないといけない」と切り捨て、手書きの納付記録などを徹底確認する必要性を強調したほか、社会保険庁は解体せず国税庁に吸収合併する利点を訴えた。陣営は「国会での生の論議を県民に伝え、問題をあぶりだせた」と手応えを話す。
 各地で開催する集会で同陣営は社保庁改革関連法など与党の強行採決にも焦点を当て「くさいものにフタをするやり方」とアピール。年金政策を記したリーフレットや機関紙号外など約28万枚を県内で配布した。
 自民現職の加治屋義人氏は6月29日、日置市であった総決起集会で「自民党が責任を持って解決する」と年金問題に取り組む同党への理解を求めた。同日あった国会審議を中座。未明にずれこんだ年金時効撤廃特例法案などの採決は欠席し、地元への直接的な呼び掛けを選んだ形となった。
 2日鹿児島市で開かれた公開討論会では、社保庁に対する国会議員の監視不足をわびた上で「宙に浮いた年金と言われるが、年金自体がなくなったわけではない。安倍首相は(名寄せを)1年でやると言っているし、時効撤廃特例法も成立させた」と強調。陣営は、「ご安心ください。あなたの年金は大丈夫です」と記したリーフレットで政策の浸透を図る。
 共産新人の山口陽規氏陣営は、年金問題について「国が国民をサギ同然の目に遭わせている」「社会保険庁解体は責任逃れ」などと批判。党が打ち出した「五つの緊急対策」、中でも国がすべての受給者・加入者に納付記録を送るという項目を「一億人レター作戦」と銘打ってアピールする。
 年金や定率減税廃止など税金問題についての党機関紙号外38万部を各戸配布する。6月末から、「レター作戦」に焦点を絞ったチラシも作成し街頭演説などの際に配布している。

464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 12:10:37
逆風続きの小嶺陣営 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kikaku1/01.html

 十二日の参院選公示まで一週間。長崎選挙区(改選数一)に立候補を予定している元国見高サッカー部総監督の小嶺忠敏(62)=自民=、元県議の大久保潔重(41)=民主=、元西彼大瀬戸町議の渕瀬栄子(51)=共産=の新人三氏が激しい前哨戦を演じているところに、米軍の原爆投下は「しょうがない」との発言で、久間章生防衛相(自民・衆院長崎2区)が突如辞任した。予期せぬ波乱を受けて三氏はどう戦略を組み立てるのか、公示直前の動きを追う。 (報道部・平義彦)

 三日昼すぎ、自民党県連会長の谷川弥一らは県庁に金子原二郎を訪ね、正式に参院選への協力を求めた。「地元の猛反発を受け、夜も寝ないで(辞任を)決断されたのだろう。だが、(参院選を戦う上で)よかったかどうかは分からない。今後、われわれがどうやって(有権者に)おわびの気持ちを伝えていくかだ」。既に久間辞任の報を受けていた谷川は、複雑な表情で語った。

 二日夜、長崎市内であった小嶺の総決起大会。衆院議員冨岡勉は「自民党には逆風のみならず暴風雨が吹いている。その上、天井からバケツをひっくり返すようなことが起きた。でも、梅雨が明ければ本当の夏が来る」と火消しを図り、小嶺も「私の父は戦争で亡くなった。戦争、原爆は大反対だ」と久間発言を意識して訴えた。

 原爆投下を「いかなる理由があろうと許さない」と公言する谷川だが、久間発言以降、事態の収拾に奔走した。「そんなことを考える人ではない」と久間をかばう一方、「発言撤回や謝罪で済むほど簡単ではない」とも漏らした。ベテラン閣僚として影響力のある久間は、今回の選挙に不可欠との判断だった。

 それほど、小嶺の選挙態勢は不安を抱えている。自民は先の県議選で公認候補二十九人中十人が落選。そこへ農相の自殺、年金記録漏れ問題、下がる一方の内閣支持率と逆風続き。先月、党本部の強い意向で首相の安倍晋三が応援に駆けつけたが流れは変わらず、さらに久間発言が追い打ちをかけた。そもそも、公募で候補者を探していた県連を抑え、小嶺を擁立したのは久間本人。「党本部はわれわれの足を引っ張るつもりか」。陣営内部から批判が起きた。

 圧倒的な知名度を誇る小嶺だが、政治は全くの素人。周囲は「何が何でも票に結び付けようとの危機感が欠けている」と指摘する。二日の総決起大会。日韓W杯のテーマソングとともにポロシャツ姿で登場した小嶺は、硬い笑顔ながら、進んで支持者に握手を求めた。

 知事就任以降、各種選挙で中立を守ってきた金子は、小嶺の総決起大会に出席。「三年連続で新幹線に予算がついたのは政権政党の国会議員の力。党の好き嫌いではなく、まちの発展のためには誰がいいか、冷静に判断してほしい」と小嶺支持を打ち出した。「まさに百人力。心強い」。党県連総務会長の野本三雄は手放しで喜ぶ。陣営は暴風雨の合間に差したかすかな光明に期待している。(敬称略)

2007年7月5日長崎新聞掲載

465片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 12:14:52
久間防衛相辞任 県内でも新たな争点に 福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070704/20070704_001.shtml

 ●与党陣営「プラスにならず」 野党陣営「内閣の資質問う」
 
 「当然の判断だ」「安倍内閣の資質が問われる」−。米国による広島・長崎への原爆投下をめぐって「しょうがない」と発言した久間章生防衛相の辞任に対し、参院選福岡選挙区(改選数2)で戦う与野党陣営からは3日、一斉に厳しい声が上がった。ただでさえ年金問題の逆風にあえぐ自民、公明両党は「辞めてもプラスにならない」と危機感を募らせる。対する野党側は、選挙戦本番へ向けて一層攻勢を強める構えだ。

 この日午前、福岡市で開かれた自民党県連の地域・職域支部長会議。新宮松比古会長はあいさつで久間発言に触れ、「厳重に党本部に申し上げていかないといけない」と語気を強めた。

 「大臣の罷免を求めるべきだ」「慎重に対応すべきだ」。出席者の意見は分かれたが、新宮会長は同県連から九州各県連幹事長に会談を申し込み、「九州自民」としてまとまって、党本部になんらかの対応を求めることを提案。作業にとりかかった直後に、辞任の速報が伝わった。

 新宮会長は「賢明な判断をしたことを評価したい」。だが、別の県連幹部は「参院選前の、極めてタイミングが悪い発言。辞任しても、選挙戦に決してプラスにならない」と危機感をあらわにした。

 同日夕。福岡市のホテルで開かれた自民比例候補の決起大会では、福岡選挙区で再選を目指す自民現職があいさつに立ったが、「久間辞任」には触れずじまい。記者団に囲まれると、しばらく考え込んだ末、突き放したようにこう言い切った。「非常識。時期も時期だけど内容も内容。何でああいう発言をしたのか理解に苦しむ」

 自身の選挙戦への影響を問われると「だらだらとこのまま言い訳しながらおられるよりは良かったが、10万票減るか5万票減るかの違い。決してプラスじゃない」と語り、会場を後にした。

 連立政権のパートナーとして、「久間辞任」の流れを主導したともいえる公明党。平和・人権を党是とするだけに、同党県本部の森下博司幹事長は「不謹慎な発言は許せないという思いがあった。責任を取るのは当然」ときっぱり。辞任を受けて「自公が一層、結束して戦っていこうという決意ができたと思う」と、反転攻勢を強調してみせた。

 野党側は安倍首相の任命責任も問う構えだ。

 民主党県連の助信良平幹事長は、「産む機械」発言の柳沢伯夫厚労相、公費負担される事務所の光熱水費をめぐって「何とか還元水」と発言した松岡利勝前農相の自殺、今回の久間防衛相の問題発言を重視。「閣僚のうち3人が問題発言で国民から大きな不興を買った。閣僚編成自体に問題があった」と批判の矛先を安倍首相に向けた。

 社民党県連合の豊島正章幹事長は「辞めて済む話ではないし、遅きに失した感がある。選挙向けの対応にすぎず、到底国民の怒りはおさまらない」。共産党県委員会の岡野隆委員長も「安倍首相は身内をかばうばかりで罷免できない。つくづく国民の気持ちが分からない人だと思う。暴走国会と併せ、首相の手腕と責任を参院選で問いたい」と指摘。原爆発言問題は福岡選挙区でも新たな争点になりそうだ。


=2007/07/04付 西日本新聞朝刊=

466片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 14:38:05
【決戦の現場 07参院選】(4)自公対立、野党は分裂
http://www.sankei.co.jp/seiji/senkyo/070705/snk000.htm

 福岡市で6月27日に開かれた自民の参院選比例代表候補、衛藤晟一の決起集会には、友人の党政調会長、中川昭一が駆けつけた。衛藤の地元・大分からも約300人の支持者が足を運んだ。しかし、主役の衛藤の姿はなかった。「えとうせいいち」と名札が張られた壇上の空席を見て、ある支持者は「こんなことがあっていいのか」と怒りをぶちまけた。


与野党ともきしみ露呈

 衛藤は衆院当選4回。平成17年の郵政民営化法採決で造反、その後の衆院選で落選したが、盟友の安倍晋三が首相に就任し、その意向で今年3月に復党、参院選出馬が決まった。しかし、猛反発したのが公明党。大分に地盤を持つ衛藤が比例代表で出馬すれば、選挙協力で大分の自民支持者から公明に来るはずの比例票が衛藤に流れる。公明から「配慮」を求められた自民幹事長の中川秀直らは、衛藤に大分での選挙運動を禁止、住民票も東京に移させた。党所属議員にも大分での衛藤応援を禁じた。

 福岡での決起集会に出席した中川昭一は「おれは党の許可をもらってきたんだけどな」と、中川秀直らの衛藤に対する取り扱いに不快感を示した。公明幹部は衛藤欠席について「わが党の要請ではない。自民が勝手に判断した」としている。




 衛藤出馬のあおりは九州全域に広がる。公明は比例代表でのバーターを条件に全国各選挙区の自民候補に推薦を出しているが、九州7県ではその動きが止まっている。6月23日、大分選挙区に出馬する自民新人、礒崎陽輔に公明の協力が得られない窮状を県連から訴えられた県連会長の衛藤征士郎は「自公間で努力しようと話し合っている」と釈明するだけだった。

 そこで県連は今月2日、公明から参院比例代表に立候補する木庭健太郎(55)を「協力候補」とすることを決定、公明側に伝えた。自民県連幹事長の志村学は「わが党も比例候補を抱え推薦は難しいため『協力』となった」と説明。礒崎への公明の推薦については「もらえるとの意思表示を得ている」と語った。ただ、公明県本部代表の竹中万寿夫は衛藤支援グループの活動に触れ「自民内の問題をきちんと解決していただくことが先決」と慎重姿勢を崩さなかった。

 国政選挙での自公協力は、公明が連立に参加した翌年の12年衆院選から始まった。公明の大分での比例代表得票は10年参院選の約6万5800票から12年衆院選では約9万4000票に急増。その後も8万〜9万票台を維持し、17年の衆院選では10万票を超えた。

 県連には「礒崎の票が減れば比例の公明票も減る。だから最後はうまくまとまる」(関係者)との見方もある。だが、自民大分市連は早々と「比例代表は自主投票」との方針を決めた。衛藤をめぐるきしみは自公協力のもろさを示している。




 野党も民主県連が支援する矢野大和、社民推薦の松本文六、国民新の後藤博子と3分裂の様相。大分では元首相の村山富市を輩出するなど社民勢力が強い。10年の参院選で民主、社民が独自候補を擁立、共倒れとなったことを教訓に、12年衆院選からは民主、社民、連合大分が協力して統一候補を立てる「大分方式」がとられてきた。

 13年参院選は社民、16年は民主が候補者を出しており、社民は「今回は社民の番」として、年明けに松本を擁立した。だが、民主県連は「革新色が強い。保守層からも支持される、勝てる候補でなければだめだ」と反発。アマチュア落語家としても知られる矢野を擁立する方針を決めた。

 大分での分裂は、野党共闘で与野党逆転を目指す民主、社民執行部に痛手となった。調整のため、東京・赤坂のホテルに民主代表の小沢一郎と社民幹事長の又市征治らが顔をそろえたのは4月26日。慣例が破られ、顔に泥を塗られた格好の又市は、目の前に座る矢野に厳しく詰め寄った。

 「あなたが立候補すれば野党の選挙協力に迷惑がかかる。組織もなくて選挙に勝てるのか!」

 小沢が「組織の支援があればそれにこしたことはないよね」と口を挟んだが、矢野は「組織がなくても有権者一人一人に訴えていくことはできる」と譲らなかった。結局、小沢は「立候補するのも候補者を支えるのも個人レベルで判断すべきだ」と矢野の立候補を容認。小沢の「鶴の一声」に望みをつないでいた又市は肩を落とした。民主、社民の板挟みにあった連合大分は6月3日、「松本推薦、矢野支援」という玉虫色の結論を出し、具体的な支援は各労組に判断を委ねた。

 与野党とも不協和音を抱える大分。選挙結果は自公、野党双方の今後の協力関係に影響を与えそうだ。=敬称略(田北真樹子)

467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 20:46:32
鹿児島揺らぐ「自民王国」 有力支援者次々“くら替え” 民主、てこ入れ総力戦
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070705/20070705_001.shtml

 鹿児島選挙区(改選数1)で、盤石とみられた自民現職の足元が揺らいでいる。郵政造反組の元自民衆院議員や元同県議が民主新人の支援を表明。6年前は自民現職を推薦した京セラ労組も民主の応援に回り、同県出身で有名プロゴルファーの父親も民主の比例代表候補に名乗りを上げた。小沢一郎民主党代表も再三鹿児島入りして攻勢を強めており、自民党側は危機感を募らせている。

 3日夕、鹿児島市・天文館の一角。地面をたたきつける豪雨の中、民主から立候補予定の皆吉稲生氏(56)と並んで街宣車からひときわ大きな声で訴える、ずぶぬれのワイシャツ姿があった。

 「民主入りして3週間。間違った道は選んでいないと確信している」

 声の主は元自民県議団会長の打越明司氏(49)。打越氏は2005年、衆院選鹿児島2区に無所属で立候補し、4万4000票余りを得たが落選。当選した無所属の徳田毅氏が昨年末に自民入りしたため、次期衆院選で自民公認を得る可能性が消滅、今年1月に離党した。

 小沢氏はこれを見逃さなかった。ラブコールを送り続け、6月に入党を決意させた。

 雨の街頭演説から2時間後。鹿児島市内のホールであった打越氏の決起集会に、ずぶぬれだった皆吉氏が作業服姿で現れた。「鹿児島は農家が多い。漁業も盛ん。回るときは、ちゃんと作業服ば車に積んどけと助言を受けまして」

 皆吉氏にアドバイスしたのは、05年衆院選の鹿児島3区で「郵政造反組」となって敗れた元自民衆院議員の松下忠洋氏(68)。松下氏は6月23日、同市内であった皆吉氏の総決起集会に参加。公の場で初めて「与党を過半数割れに追い込む」と民主支援を表明した。

 松下氏が触手を伸ばすのは、自民の選挙を支えた「郵政票」。特定郵便局長OBらでつくる政治団体「大樹」に働き掛け、このときの集会にも約300人を動員した。

 松下氏の動きを自民党幹部は「鹿児島3区の自民現職、宮路和明氏への私怨(しえん)だ。その対立が、じわじわ響いてきている」とみる。

 皆吉氏にとってさらに追い風が、県内に組合員約6000人、関連企業を含めると6万人といわれる京セラ労組。同社の稲盛和夫名誉会長と親交のある小沢代表がトップ会談で推薦を取り付けた。比例代表の目玉として、横峯良郎氏(47)の擁立を主導したのも小沢氏だ。

 衆院5選挙区を自民が独占する鹿児島県だが、自民現職の加治屋義人氏(69)の陣営幹部は警戒心を隠さない。「小沢は本気で取りに来ている」

 その小沢氏。4月、1人区行脚で初めて鹿児島入りし、真っ先に向かった先は、かつて自身が所属した自民党田中派の大番頭で、鹿児島出身の故二階堂進・元副総裁の墓だった。

=2007/07/05付 西日本新聞朝刊=

468片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/05(木) 22:03:34
自民三浦氏 公明が推薦 熊本県本部
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20070705/20070705_006.shtml

 公明党熊本県本部は5日、参院選熊本選挙区(改選数1)に立候補予定の自民現職、三浦一水氏(53)の推薦を決め、発表した。自民党熊本県連も同日、比例代表に立候補予定の木庭健太郎・公明党参院幹事長の推薦を発表した。九州での自公選挙協力は今回の参院選では初めて。今後、一気に加速する見通し。

 熊本市内で同日、記者会見した公明党同県本部の城下広作幹事長は「自公の関係を強固なものにする第一歩だ」と語った。自民党同県連も記者会見し、西岡勝成幹事長は「あくまで熊本県連独自の取り組み」と述べた。

=2007/07/05付 西日本新聞夕刊=
2007年07月05日13時41分

469片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 10:09:10
風雲!参院選:みやざきの情勢/上 自民 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070705ddlk45010650000c.html

 ◇保守王国分裂の不安抱え

 参院選の公示(12日)まであと1週間に迫った。「政治とカネ」、年金記録漏れ問題、原爆発言による久間防衛相辞任などで混迷の度合いを深めている中央政界。混迷は地方へも及ぶのか。宮崎選挙区(改選数1)には6人が立候補を表明し、激しい前哨戦を繰り広げている。保守分裂、非自民共闘、6年前の雪辱、無党派の風……。公示直前の情勢を探った。【参院選取材班】

 1日夕、日向灘を臨むシーガイア(宮崎市)で開かれた小斉平氏の決起集会。壇上には自民党所属の県選出衆院議員3人全員が顔をそろえ、ホールに詰めかけた支持者2500人(主催者発表)に「一枚岩の団結」を印象づけた。

 「大変、厳しいが、勝ち抜かないといけない」(中山成彬氏=1区)「党の50年、100年の大計として心を一つにしよう」(江藤拓氏=2区)「地方を大事にするのが自民」(古川禎久氏=3区)と声を張り上げた。

 約1時間の集会終了後、ある自民県議は「久々の党営選挙の雰囲気。保守分裂にはならない」と興奮気味に話した。

   ◆   ◆

 「保守王国・宮崎」の分裂の発端は、01年の参院選だった。小斉平氏が小泉ブームの追い風や参院議員(当時)の上杉光弘氏の後ろ盾で接戦を制した。が、現職でありながら党公認を外された長峯氏を支援する県議らとで県連を二分する分裂選挙となり、しこりが残った。04年の参院選はその上杉氏が、元自民県議の松下新平氏(現参院議員、無所属)に敗れた。今年1月の知事選でも県連推薦の候補が落選した。

 王国復活を目指す今回だが、不安材料も少なくない。01年に長峯氏を支援した県議らは江藤隆美・元衆院議員の派閥。長男拓氏は「6年前は昔のこと。今回、おやじも宮崎選挙区では動いていない。が、2年前のことがね」と言葉を濁した。

 05年の郵政民営化が問われた衆院選。造反組として無所属出馬した拓氏への自民の「刺客」候補が上杉氏だった。拓氏は当選後に復党したが、支援者の中に当時のわだかまりが払しょくできていない現状を示唆した。

   ◆   ◆

 また、中山氏の妻恭子・首相補佐官(拉致問題担当)が参院選比例代表に立候補することも、公明党との選挙協力体制にすき間風を吹かせる。選挙協力とは選挙区で自民党候補への支援を得る見返りに、比例代表では公明党へ協力すること。公明側には人気者の恭子氏出馬で、比例代表への協力の期待が薄くなるとの懸念が出ている。

 1日の決起集会でも案内を受けていた公明党県議らは全員欠席。理由を長友安弘県本部代表は「党本部副代表が来県していたため」と選挙協力の事情を否定する。一方で「久間発言など『自民は大丈夫か』と支持者の不満の声も強い」とこぼした。4月下旬に小斉平氏から提出された推薦願への公明党の結論は今も出ていない。

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 ◆宮崎選挙区の立候補予定者

小斉平敏文 57 元農水政務官 自現

馬場洋光  38 党県書記長  共新

長峯基   66 元総理府次官 無元

井野元裕  38 不動産会社長 無新

外山斎   31 元参議員秘書 無新

東治男   62 元民放社員  無新

毎日新聞 2007年7月5日

470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 10:09:51
’07参院選かごしま:公示まで1週間 「組織」の自民、「風」期待の野党 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070705ddlk46010679000c.html

 ◇各陣営の前哨戦本格化

 参院選は5日、公示(12日)まで1週間に迫った。「1人区」の一つである鹿児島選挙区(改選数1)は、前回04年同様、自民、民主、共産の三つどもえとなる見込みだ。延長された通常国会も5日、閉会。当初見込みより1週間延びた29日の投開票日に向け、各陣営の前哨戦も本格化する。

 再選を目指す自民現職の加治屋義人氏(69)。農政連など党の友好6団体が先月25日、決起集会を開くなど厚い組織をフル回転させ、支持固めを狙う。衆院議員5人に加え、県議も2日の県議会閉会を機に動きが本格化しつつある。「年金」に加え、久間章生前防衛相の失言、辞任など「逆風」続きだが、陣営は「議員自らの政策を一生懸命訴えるだけ」。

 民主新人、皆吉稲生氏(56)は、久間氏辞任を機に安倍晋三首相の任命責任追及など「風」を受け、攻勢を強める構え。「あと2回」とされた小沢一郎代表の公示前の鹿児島入りは日程上、困難だが、陣営は「投票日までには」と期待をつなぐ。年金問題を追及する長妻昭衆院議員らが3日、鹿児島市で街頭遊説するなど、応援弁士は今後も相次ぐ予定だ。

 共産新人、山口陽規氏(54)は、昨年6月に立候補表明。公示までに県内3巡、街頭遊説1000回を目標に精力的に活動し、「ほぼ達成した」(県委)。市田忠義書記局長を招いた先月17日の演説会のほか、各地でミニ集会も開催。くらしや護憲、平和も訴え「たしかな野党」の存在感を示す構え。久間発言批判も展開し、政府与党批判を強めている。【神崎真一】

毎日新聞 2007年7月5日

471片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 10:43:51
自公が協力構築難航…参院選長崎選挙区 讀賣長崎

 参院選長崎選挙区(改選定数1)で、自民、公明両党が選挙協力の構築に難航している。自民党県連は5月、党公認の新人について、公明党県本部に推薦願を出したが、同党は1か月以上も結論を先送りしたままだ。原爆投下を巡る久間章生・前防衛相(衆院長崎2区)の発言も与党側に濃い影を落とす中、公示が12日に迫り、両党関係者は焦りの色を浮かべながら、最終調整を続けている。

 「ひな壇には上げてもらったが、まだ自分が自民党支持者に何か話せるような段階じゃない」

 公明党県本部の江口健幹事長は、長崎市で2日夜に開かれた自民党新人の総決起集会をこう振り返る。来賓として出席はしたが、発言の機会はなかった。

 両党はこれまでの国政選挙で、選挙区で自民党候補を公明党が推し、比例選で自民党が公明党を支援する協力態勢を構築。県内でも同様の関係を保ってきた。

 しかし、今回は懸念材料が生まれた。公明党は現職・木庭健太郎氏(55)を比例選に擁立し、九州で110万票の獲得を目指すが、大分選挙区で、自民党の比例選立候補予定者と対立する恐れが浮上。九州各県に波及し、5日にようやく熊本選挙区での選挙協力が決まっただけだ。

 さらに、自民党は職域支部ごとに比例選の立候補予定者を抱えている事情もあり、公明党が十分な支援を得られるかは不透明。自民党にとっては、選挙区での勝利には公明党の支援が欠かせないだけに、末吉光徳・党県連幹事長は「ぜひとも推薦してもらえるようお願いするしかない」と板挟みの立場に苦しむ。

 一方、公明党も県内で比例選の12万票を目標に掲げる。江口幹事長は「久間氏の発言は、連立与党を組む公明党も影響を受けた。自民党が選挙区、公明党が比例選で勝つための答えを、早く見いださねばならない」と苦悩をにじませる。

(2007年7月6日 読売新聞)

472片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 10:45:12
与党態勢立て直しへ…参院選公示まであと1週間 讀賣熊本

 12日の参院選公示まで1週間となった5日、自民党県連と公明党県本部が選挙協力を決め、選挙戦に向けた各党の動きが活発化してきた。年金記録漏れ問題や久間前防衛相辞任などで逆風が強まる中、連携して態勢を立て直したい自民、公明両党に対し、民主、共産など野党はさらに攻勢を強める構えだ。

 自民党県連と公明党県本部は同日、公明党比例選候補の現職・木庭健太郎氏(55)と熊本選挙区に出馬する自民党現職・三浦一水氏(53)を互いに推薦することを表明した。公明党県本部の城下広作幹事長が自民党県連を訪れ、西岡勝成幹事長と選挙協力の方法などについて早速、協議を始めた。

 熊本市の公明党比例区事務所で記者会見した城下幹事長は、「久間前防衛相辞任などで与党への風向きが日増しに厳しくなっている。自公で過半数を確保するためにも潮目を変えないといけない。推薦決定は強固な形の選挙協力の第一歩」と力を込めた。

 一方、自民党県連では西岡幹事長と倉重剛総務会長が会見。西岡幹事長は「熊本選挙区は重点区の一つ。逆風の中で迎えた今回は剣が峰の戦い。連立与党として議席を守る」と述べた。

 公明党県本部は8日、熊本市の辛島公園で木庭氏の街頭演説会を開く。浜四津敏子代表代行も応援に駆け付けるが、城下幹事長は「三浦氏にも参加を呼びかけ、会場で互いに推薦状を交換して連携をアピールできれば」としている。

 一方、野党陣営は与党への逆風を追い風に支持者の掘り起こしに懸命だ。

 民主党県連の鎌田聡代表は「自民党が他党の比例代表候補を推薦するのは前代未聞。久間前防衛相に代表される閣僚の資質に欠けた人たちで構成された安倍内閣に政治は任せられないことを有権者に訴えていく」と話した。同党は熊本選挙区で新人・松野信夫氏(56)を擁立する。

 共産党新人・橋田芳昭氏(51)は県内の大半の自治体を回り、護憲や格差是正などを中心に支持を訴えている。同党県委員会の安達安人・選挙対策部長は「連立与党とはいえ、他党候補を推薦することには矛盾を感じる。政党のあり方としておかしいのではないか」と疑問を投げかけた。

(2007年7月6日 読売新聞)

473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 10:52:34
自民、比例で公明推す 熊本・鹿児島
2007年07月06日10時34分
http://www.asahi.com/politics/update/0706/TKY200707050377.html

 自民党熊本、鹿児島両県連は5日、参院選比例区で公明党の立候補予定者にそれぞれ推薦、支持を出すことを決めた。逆に熊本、鹿児島両選挙区では公明党の推薦を受けるが、比例区で他党を推すのは異例だ。自民党が大分県出身の衛藤晟一氏らを比例区で擁立したことに公明党が反発し、九州全体で自公の選挙協力が進んでいなかったことが背景にある。自民党の地方組織による比例区での公明党推薦は、群馬県連に次ぐ動き。

 熊本県連は5日、公明党熊本県本部との間で(1)比例区で公明党の九州地区の重点候補である木庭健太郎氏を推薦する(2)代わりに公明党が自民党の三浦一水氏を熊本選挙区で推薦する――との内容で合意した。鹿児島でも同様の方式で木庭氏に支持を出す代わりに、公明党が自民党の加治屋義人氏を推薦する。

 公明党は29人の自民党候補に推薦を出した。しかし、自民党が衛藤氏や九州ゆかりの中山恭子氏を比例区で擁立することに反発し、沖縄を除く九州ではまだ1人も推薦していない。

 一方、自民党党紀委員会の笹川尭委員長は5日付で、衛藤氏に警告書を出した。

 衛藤氏の陣営が「公明党への配慮から住民票を県外に移転させられ、足を踏み入れることも禁じられた」といった文書を配布したことについて、「公明党との信頼関係を阻害するもので容認しがたい」と指摘。「間違いを正す措置を講ずるよう強く要望する」とした。そのうえで、対応によっては「復党取り消しをも含む厳しい措置をとらざるを得ない」と警告している。自民党としては衛藤氏に厳しい措置をとることで、九州での選挙協力に公明党の理解を求める狙いがあると見られる。

474片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/06(金) 13:50:36
佐賀商工共済訴訟、陣内元法相が控訴 参院選へ影響か
2007年07月06日11時57分
http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY200707060076.html

 粉飾決算を重ねて破綻(はたん)した佐賀商工共済協同組合(佐賀市)を巡り、経営責任を問われ、佐賀地裁から約10億3500万円の賠償支払いを命じられた元理事長で参院議員の陣内孝雄元法相が6日、判決を不服として福岡高裁に控訴した。参院佐賀選挙区の公認候補だった陣内氏は5月、自民党本部に全国で唯一差し替えられ、「後継」候補の立候補準備が進んでいる。今回の控訴で、12日に公示される参院選への影響はさけられないとする見方も地元の自民関係者の間で強まっている。

 陣内氏はこの日、朝日新聞社の取材に「真実をよく明らかにする必要がある。被害を受けられた方には本当に申し訳ないと思うが、裁判では事実の取り違えもあり、まだ主張すべき余地がある」と控訴理由を語った。

 先月22日あった佐賀地裁判決では、91年から96年まで理事長を務めた陣内氏について、粉飾決算を認識し、その事実を隠して組合員から掛け金の受け入れを続ける方針を決めたとして民法上の賠償責任を認定。元役員2人とともに、約10億3500万円の賠償支払いを命じた。一方、佐賀県については「破綻を知りながら見逃してきた」として、約5億5700万円を限度に支払いを命じている。

 約5億5700万円を限度に支払いを命じられた県は、すでに判決受け入れの方針を決定。今回の訴訟の原告に加え、その後訴えを起こした原告や提訴していない被害者ら計約3700人に、最大27億円を支払うことで被害者全体の早期救済を打ち出している。

 今回の陣内氏の控訴について、佐賀県の古川康知事は「できるだけ早い解決を目指したかったので、個人の判断とはいえ、率直に残念な気持ちだ」と話した。

 参院選への影響について、陣内氏は「これは私個人の問題」と話し、地元の自民党県連幹部は「陣内氏個人への反発は強まるだろうが、(後継の)候補者には関係ない話」としているが、別の幹部は「控訴は、これまで自民党にお世話になった恩をあだで返すようなもん。選挙にいいわけがない」と突き放した。

475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/07(土) 00:45:20
選挙:参院選 知事、自民支持を表明 県政上重視、久間氏発言には懸念 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070706ddlk42010563000c.html

 金子原二郎知事は5日の定例会見で、参院選長崎選挙区への対応について「政権与党との関係は財政がぜい弱な県にとって非常に大事だ。小嶺さんは県のサッカーに貢献された。お世話になった方が挑戦する時、県として報いてあげたい」と述べ、自民党と自民新人の小嶺忠敏氏(62)を支援することを表明した。

 これまでの選挙では「中立的立場」を取ってきた知事だが、自民支持の立場を明確にしたのは、逆風の中で小嶺氏の情勢が厳しいとの判断もあるようだ。知事として特定の政党と候補を肩入れすることについては「(国の)三位一体改革でいろんな事業が難しくなってきた。私の行動は県政、県民を考えてやっている」と言い、県政運営の上で自民重視にならざるを得ないとの立場を強調した。知事は2日に長崎市公会堂であった小嶺氏の決起集会にも出席し、あいさつしていた。

 知事はまた、久間章生前防衛相の原爆投下をめぐる発言について「被爆県の知事として非常に残念」とし、「県政運営に影響はいろいろあるかもしれない」と懸念を示した。【宮下正己】

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年7月6日

476片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/07(土) 00:45:46
長崎の課題:’07参院選・県民の声/3 農漁業 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070706ddlk42010561000c.html

 ◇窮状打破へ独自候補擁立−−民主が攻勢、自民離れ不透明

 「浜の母ちゃんを泣かすな。父ちゃんに1合の晩酌を」。タオル鉢巻きに白いゴム長靴姿の男がだみ声で訴えていた。先月15日、長崎市の県漁協会館であった自民公認、丸一芳訓氏(56)=参院選比例代表=の決起集会。大漁旗が掲げられ、全員がタオル鉢巻きを締め異様な盛り上がりを見せた。

 丸一氏は全国漁業協同組合連合会(全漁連)の顧問を務める「漁師」。官僚OBを推してきた全漁連が、「現場から国政に」と擁立した初の自前候補だ。あいさつした県漁協女性部連合会長の松尾営子さんは皮肉交じりにこう語った。「(県選出の自民党の)国会議員4人に漁業の窮状を訴えてきたが、政治力の弱さをヒシヒシと感じる」

 松尾さんが住む玄界灘に面した壱岐市勝本町。漁港には大型漁船が四十数隻並ぶ時代もあったが、今は30隻ほどに減った。乱獲による資源不足などで「漁業ではメシが食えない」と若者は島を離れる。トラック運転手や建設現場に転身する漁師も多いという。

 全国2位の漁獲高を誇る県内漁業は県の基幹産業だ。しかし、生産量、生産額ともに昭和50年代をピークに減り続け、今や全盛期の3〜5割に落ち込んだ。漁業就業者もこの10年間で3万人近く減少。なかでも3年前からの燃油急騰は深刻で、船を出せば赤字になるため漁を見合わせるケースが相次いでいる。

 政府は対応してくれず、県漁連は基金から借り入れ、燃油代を助成する独自対策に乗り出している。川端勲会長は「政府は漁業に冷たい。漁民は燃油対策をしてくれる政党に票を入れるよ」と厳しい。

 農業も同様だ。4年前から産出額は上昇傾向だが、JA県中央会の山中勝義会長は「畜産農家が押し上げているだけで、農家は依然として厳しい」と説明する。農家所得に占める農業収入は25%にも満たず、農業だけで生計を立てる専業農家はわずか19%。農家数は30年前に比べ半減した。

 国際競争力を高めるため、政府は大規模集落営農に手厚い政策を取る。だが中山間地の多い県内では限界があり、ある農家は「国際化についていけない農家はどうすればいいのか。自民党だからといって自動的に投票する時代ではなくなった」と憤る。

 不満を見透かすように、民主党の高木義明国対委員長(衆院長崎1区)は先月、川端、山中両会長と相次いで面会した。「比例代表はいい。選挙区はうちを頼む」。断られるのは織り込み済みで、20万票近いとされる農漁業票に揺さぶりをかけたのだった。自民支持の農水従事者も「民主党は聞こえのいい政策を並べ、だまされていると思っても期待する気持ちは分からないでもない」と複雑な心境を見せた。

 それでも漁連、農政連盟は、長崎選挙区で自民新人の小嶺忠敏氏(62)に推薦を出した。「期待できるのは政権政党。しっかりしてもらいたいという思いを込めている」と山中会長。農政連盟も比例代表に初の自前候補を擁立し、かつてない盛り上がりを見せている。丸一氏とともに、小嶺陣営は比例代表との相乗効果を期待するが、自民離れを食い止められるかは不透明だ。

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年7月6日

477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/07(土) 00:56:14
風雲!参院選:みやざきの情勢/中 非自民 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070706ddlk45010268000c.html

 ◇「統一」に複雑な思惑

 1日午前、宮崎市での民主党県連大会。連合宮崎の横山節夫会長は来賓あいさつで、宮崎選挙区(改選数1)での外山氏擁立の舞台裏を明かした。「1人の若者(外山氏)が小さな声で(連合に)相談に来たのに、我々が大きな声で宣伝してしまい、民主党さんにハレーション(反射)を起こさせてしまった」

 反射とは−−。

 05年の衆院選で民主党公認で出馬して落選後、県連副代表を務めていた外山氏。日南市の医師の家庭に生まれ、海外留学後に政治家を本格的に志した「県連期待の星」だった。その外山氏が最初に決意を伝えたのは県連ではなく、連合だったのだ。

 県内では労働団体の連合を「扇の要」に6団体でつくる「CNP(クリエート・ニュー・ポリティクス)会議」が非自民の中核組織だ。04年の参院選は元自民県議の松下新平氏(現参院議員、無所属)を担ぎ上げ、自民現職の元自治相、上杉光弘氏を破る「大金星」を挙げた。

   ◆   ◆

 5月下旬、連合事務所に1人で訪れた外山氏は、応対した横山会長(当時、事務局長)に「出たい」と切り出した。無党派層の人気を取り込めそうな若手候補は「渡りに船」。数日後、連合は外山氏推薦を決めた。

 この動きとは別に非自民候補の擁立を模索中だった民主は驚いた。だが、選挙戦の実動部隊となる連合の意向は大きい。6月初め、CNP会議は非自民勢力の統一候補として外山氏支援を決定した。しかし、「(外山氏から)事前に相談があれば止めていた」と民主幹部は胸中を明かす。

 別の誤算もある。3年前の「貸し」を当てに、支援を期待していた松下参院議員が6月末「(秘書として仕えた)長峯氏を支援する」と表明した。外山氏も「(松下氏に)電話しても出なかった。うすうす感じていた」と淡々と受け止める。だが、大票田の宮崎市近郊で知名度が高い松下参院議員の離反は、政治実績の少ない外山氏には痛手といえる。

   ◆   ◆

 また、複数の比例代表候補を抱える社民も、独自候補でない選挙区とでは運動の温度差が見え隠れする。福島瑞穂党首は県出身で社民票の拡大は至上命題。宮崎市出身の前東京都国立市長、上原公子氏も出馬し、同級生ら勝手連が盛り上がる。県連幹部は「比例代表で党名を書いてもらうのが最優先」と言いきる。

 非自民勢力が3年前と同じ風を取り込めるかどうかは不透明だ。【参院選取材班】

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 ◆宮崎選挙区の立候補予定者

小斉平敏文 57 元農水政務官 自現

馬場洋光  38 党県書記長  共新

長峯基   66 元総理府次官 無元

井野元裕  38 不動産会社長 無新

外山斎   31 元参議員秘書 無新

東治男   62 元民放社員  無新

毎日新聞 2007年7月6日

478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 02:42:00
選挙:参院選 民主と改革21、知事に「自民支持」抗議 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070707ddlk42010355000c.html

 ◇「特定候補応援、慎むべき」

 民主党県連と県議会改革21は6日、県庁で金子原二郎知事に対し、知事が定例会見で参院選への対応について、自民党と自民新人の小嶺忠敏氏(62)=長崎選挙区=の支持を表明したことに「知事が特定候補を応援するのは慎むべきだ」と抗議した。

 抗議後、民主党の橋本希俊県議や社民党の吉村庄二県議は記者団に「知事の権力を持って業界や市町長に圧力をかけるようなことはすべきではない」と語った。抗議に対し、知事は「言い過ぎた面があった。今後、十分に注意する」と答えたが、参院選で自民党を支持することは撤回しなかったという。

 参院選長崎選挙区は、小嶺、民主新人の大久保潔重(41)、共産新人の渕瀬栄子(51)の3氏が立候補予定。知事は5日の定例会見で、「政権与党との関係は財政がぜい弱な県にとって非常に大事だ。小嶺さんは県のサッカーに貢献された。お世話になった方が挑戦する時、県として報いてあげたい」と述べ、自民党と小嶺氏への支持を表明していた。【宮下正己】

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年7月7日

479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 02:42:28
長崎の課題:’07参院選・県民の声/4 新幹線 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070707ddlk42010339000c.html

 ◇争点ならず県に危機感−−県内も賛否、盛り上げに懸命

 5月中旬、県新幹線建設推進室から佐賀県鹿島市に電話があった。「新幹線の件で市長とお会いしたい」。金子原二郎知事とともに、長崎、佐世保、諫早、大村の各市長がそろって桑原允彦・鹿島市長に会いたいという。鹿島側は6月7日にセットして待ち構えたが、10日前になって長崎側が突然キャンセル。推進室から事後報告の形で計画を聞き、金子知事が「私は行くつもりはない」と事実上ストップを掛けたのだ。

 3年連続で政府予算に事業費10億円が計上されながら、着工できない九州新幹線長崎ルート。最大の原因は、着工条件となっている鹿島市の同意が得られないことだ。「今秋までに着工のめどがつかなければ、来年度はもう予算が付かないのではないか」。県は危機感を強めるばかり。だが動くに動けないでいる。

 長崎ルートは建設推進の長崎県庁と、反対自治体の対処に頭を悩ます佐賀県庁−−の構図がある。佐賀の古川康知事は「あまり熱心に長崎から来られると『長崎のために建設するのか』と(佐賀)県民の反発を買う」と金子知事に「自粛」を要請。佐賀県側で推進役の前副知事が参院選佐賀選挙区に自民公認で出馬することになり、長崎側は「選挙に影響を与えかねず、余計に動きにくくなった」(県幹部)。金子知事は参院選後、政権与党の政治力で鹿島市問題を解決し、着工にこぎつけようと期待する。前提として欠かせないのが県内の推進機運だ。

 だが参院選で新幹線問題は、共産党が反対するだけで争点にはなり得ていない。県内も費用対効果などの面から賛否が分かれ、立場を明確にしにくい面がある。先月25日には、知事が推進派として推す自民新人、小嶺忠敏氏(62)でさえ「どちらかと言えば賛成」とあいまいに答えた。これを聞いた知事は激怒したが、ある意味で小嶺氏の発言は、新幹線に対する県民の関心の薄さの表れでもある。

 「国家事業が動き出したら止められない。その前に議論しなければ」。諫早市の小長井町漁協理事を務める松永秀則さん(53)は伏し目がちに振り返る。「ギロチン」と形容された潮受け堤防閉め切りから10年。2533億円が投じられた諫早湾干拓事業(諫干)は99%が完成し、今夏から入植者の公募が始まる。県外の沿岸漁民を中心としたかつての猛反対は、今は見る影もない。

 松永さんは「諫干を止められないのは政治がだらしないから」とも言う。もともと諫干への表立った反対は共産党以外に見られず、選挙の争点にもならなかった。「ギロチン」によって国民の注目を浴び、民主党本部が事業中止ののろしを上げたが、完成間近の諫干を前に、今も抗議活動を続ける松永さんは無力感さえ覚える。

 先月26日に長崎市内で開かれたシンポジウム「県民と考える九州新幹線長崎ルート」。参加者の一人は、県内の現状について「行政は(新幹線の必要性を)説明しない、県民もあまり聞かないという相互協力で(計画は)進んでいる」と皮肉った。知事の思いとは裏腹に、盛り上がりに欠ける新幹線問題。だがこの発言は、沈黙と無関心が時として国家事業の後押しにつながるとの警鐘でもあった。

〔長崎版〕

毎日新聞 2007年7月7日

480片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:20:49
自民県連 木庭氏(公明比例)推薦も視野
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070705000004

  十二日公示の参院選で、自民党県連は四日、九州地区を地盤とする公明党比例代表候補の木庭健太郎参院議員について、推薦も視野に入れた支援態勢をつくる方向で最終調整に入った。

 これまで以上の選挙協力を打ち出すことで、熊本選挙区(改選数一)に擁立する自民現職の三浦一水氏に対する公明党の推薦を取り付けるのが狙い。ただ、党内には他党候補を推薦することへの慎重論も根強く、公明党が重視する「具体的な協力」をどこまで具現化できるかは微妙な情勢だ。

 公明党は九州地区で比例代表のみに絞った戦いを展開しており、熊本をはじめ、九州の自民党各県連は七選挙区で公明党に推薦願を提出した。しかし、自民党本部が九州にゆかりのある比例代表候補を次々と擁立したことなどから、公明党は七選挙区すべてで推薦願の結論を保留している。

 このため自民党県連は六月末の役員会で協議。熊本選挙区における公明党の支援は欠かせないとして、木庭氏の推薦や所属議員の後援会名簿提出といった「最大限の協力態勢」(県連幹部)を模索。現在、党本部と調整を進めており、今週内に推薦の可否を含めた最終方針を決める予定だ。

 木庭氏への支援態勢については、「公明の信頼を得るための(推薦という)決断が必要」(ベテラン県議)との声がある一方で、「党の存在感を否定しかねない」(党本部関係者)との意見もあり、県連執行部は難しい判断を迫られている。

 ただ、年金問題や久間章生防衛相の辞任といった逆風を背景に、自公ともに「過半数維持への協力は不可欠」との認識で一致。公明党の北側一雄幹事長は四日の会見で、「九州を回る今週末にぜひ決着をつけたい」と述べた。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月5日朝刊

481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:21:24
前哨戦ヒートアップ 参院選公示まで1週間
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070705000002

 熊本選挙区に立候補を表明しているのは、自民現職の三浦一水、元衆院議員で民主新人の松野信夫、共産新人の橋田芳昭の三氏。

 年金記録の不備問題を積極的に取り上げる松野氏は与党の責任を追及。「問題の根幹は、長すぎる自民党政権によるなれ合い」と強調する。街頭などで配布する同党のチラシには「老後に不安のない人は自民党へ」と逆説的な言葉を並べる。憲法改正を掲げる安倍晋三首相を意識してか軍服姿のイラストも。

 農業政策では党が打ち出した農家への戸別所得補償制度を説明しながらも「自民党政権が続けば日本の農家は壊滅する」と刺激する。
 これに対し、農政通を自負する三浦氏。演説会やチラシで「民主党の主張は実現不可能なものばかり。『所得補償』には財源の裏付けもない」と反論する。

 年金問題でも「記録が不備となっている人の救済策として欠かせない五年間の時効撤廃に反対したのは民主党」と反転攻勢をかけ、「気を付けよう 甘い言葉と民主党」と対抗心もあらわに訴える。

 自民、民主の両党は無党派層を狙った支持拡大もヒートアップ。農村部を中心に自民批判の受け皿を目指す民主党県連は、党の広報車十一台を駆り出して県内をくまなく巡回する。これに危機感を持った自民党県連。当初は所有する一台で街宣活動をしてきたが、六月三十日までに六台をレンタル、計七台に地元県議らを乗せて走り回る。

 一方、共産党県委員会は党員や党所属市議らが拡声器を手に、住宅街などをめぐる。橋田氏も熊本市内の交差点などでつじ立ちし、「自民党は庶民を増税し、大企業の減税は続けている。企業献金を受けている点では民主党も自民党と一緒」と訴える。

 “批判合戦”が目立つ前哨戦に熊本大の鈴木桂樹教授(政治学)は「国民に選択肢を与えるのがマニフェスト選挙。互いのマニフェストをあげつらって批判するのでは政策論争は深まらない。まず、自らの政策をきちんと提示していくべきだ」と話す。(同日選取材班)

熊本日日新聞2007年7月5日朝刊

482片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:21:57
参院選熊本選挙区と比例代表 自公が相互推薦へ
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070705000006

  十二日公示の参院選で自民党県連は五日午前、九州が主地盤の公明党現職の木庭健太郎氏を比例代表選挙で推薦すると発表した。公明党県本部も熊本選挙区(改選数一)に立候補する自民党現職の三浦一水氏の推薦を決めた。同日中にも党中央常任幹事会で承認する。

 自民党が国政選挙で他党候補を推薦するのは異例。一方、公明党が九州の七つの選挙区で自民党の選挙区候補者の推薦を決めたのは熊本が初めて。両党は「与党の連携強化で勝利に結び付けたい」としている。

 自民党県連の西岡勝成幹事長と倉重剛総務会長は同日会見、「熊本選挙区の情勢は極めて厳しい。公明党の選挙応援実績や木庭氏の水俣病問題での尽力などを勘案した」と述べた。木庭氏は自民党の比例代表候補三十五人と同列に扱うという。

 一方、公明党県本部の城下広作幹事長も記者会見し「連立与党で過半数を目指しているが、選挙情勢は大変厳しい。自民党が木庭推薦を決めたのは目に見える協力関係の第一歩となる」と述べた。

 九州の七つの選挙区をめぐる自公の選挙協力では、公明党の北側一雄幹事長が一両日中に九州入りし、自民党の各県連とも協議するとしている。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月5日夕刊

483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:22:23
“勝負どころ”の1人区 衆院補選も絡み激戦
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070706000002

 熊本(一―3)
04自 01自          
三浦 一水 53 元農水副大臣 自 (伊) 現
松野 信夫 56 元衆院議員 民 新 (国推)
橋田 芳昭 51 党県委員 共 新


◆     ◆

 熊本選挙区は、与野党が参院選の勝負どころと位置づける改選議席一の一人区の一つ。三選を目指す自民現職の三浦一水に、元衆院議員の民主・松野信夫、共産・橋田芳昭の両新人が挑む。各陣営とも既に総決起大会や大規模集会を終え、ミニ集会などを重ねて浸透を図っている。

 三浦は、衆院の五選挙区ごとに党所属国会議員や県議らによる選対支部を設けて組織戦を展開。県農政連はじめ、百五十超の友好団体から公認・推薦を取り付けた。農政通をアピールし、企業・団体へのあいさつ回りや会合への出席をこなす。

 年金記録不備問題などによる安倍内閣の支持率低下を受け、集会では年金問題の経緯や対策を丁寧に説明。逆風を押し返すのに懸命だ。松岡利勝前農相の自殺や、それに伴う衆院熊本3区補選をめぐる党県連の混乱で、一時停滞した組織固めや保守層への浸透を急ぐ。

 松野は、過去の国政選挙で民主の得票が少なかった農山漁村を重点的に巡回。党独自の農業政策を訴えて自民批判票の取り込みに全力を挙げる。週末は熊本市などで年金問題を中心に街頭演説。党本部役員の国会議員を動員し、無党派層の取り込みを目指す。

 最大の支持母体・連合熊本も地域ごとに選対を設置して支援態勢を整えた。国民新党の推薦を取り付けたが、社民党県連合は「協力」レベルにとどまっており、共闘態勢にやや不安を抱える。

 橋田は、既に県内各地を一巡、知名度アップに奔走する。党支持者を集めるミニ集会で政策を訴え、比例代表の党公認候補とセットで票を掘り起こす。「政治とカネ」や憲法問題で他党の政策との違いを訴え、存在感を強調する。

 松野、橋田の両陣営は衆院熊本3区補選の党公認候補者と連動し、相乗効果を狙う。
熊本日日新聞2007年7月6日朝刊

484片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:24:16
選挙協力 特例で見返り 自民県連が公明比例候補を推薦
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070706000004

 十二日公示の参院選で、公明党県本部は五日、熊本選挙区(改選数一)に出馬する自民現職、三浦一水氏の推薦を決めた。見返りに自民党県連は比例区の公明現職、木庭健太郎氏を推薦。両党は「連立のメリット」を強調する。しかし、公明党県本部が要請した「形ある貢献」という“踏み絵”を踏まざるを得なかった自民党県連の決断は、王国が崩壊しかねない瀬戸際にも映る。

 「今回の決定を非常にありがたく思います」

 五日午後、熊本市の県庁東隣の自民党県連会館。西岡勝成幹事長は、公明党県本部の城下広作幹事長を丁重に出迎え、お礼を述べた。公示まで一週間を切り、公明が留保していた三浦氏推薦の扱いは相互推薦で落ち着いた。

◆切り札

 選挙協力への調整が本格化したのは六月末。自民党県連幹部は、公明党県本部や支持母体の創価学会幹部と密かに接触し、合意できる着地点を探った。公明側が目に見える選挙協力を要求したのに対し、党所属県議の後援会名簿を差し出した自民側。最後の切り札は、国政選挙では前例のない他党候補の推薦だった。

 自民党は参院選で選挙区候補以外に、比例区では有力支援団体の代表など三十五人の候補者を抱える。公明比例候補を公認に次ぐ推薦にすると、有力支援団体の反発が予想され、党本部も慎重だった。

 しかし四日夕、自民党県連役員は、公明党関係者に「熊本県のみの特例」と条件付きでの推薦を打診。五日朝には両党同時発表の段取りが決まった。

 「今回の戦いは剣が峰。一人区では絶対に負けられない。公明党には多大な選挙協力をいただいており、連立与党の連携強化は支持団体や党本部にも理解してもらえると思う」。記者会見で西岡氏は言い聞かせるように話した。

 別の県連幹部は「十万を超える基礎票を持つ公明の加勢は、(民主党が強い)熊本市で不可欠。選挙は理屈より勝つことだ」と割り切る。

 一方、九州での集票は比例区に絞り、百十万票を目標に掲げる公明党にとっても、「多くの自民党友好団体にウイングを広げられるメリットは小さくない」(党本部関係者)。

 特に熊本県の党・学会関係者の間には、昨秋の熊本市長選を機に、自民に対する選挙協力に不満が渦巻いていた。党県本部幹部は「今回の決定には、自民党の覚悟と勝負感を感じる」と語る。早速、八日には党の顔でもある浜四津敏子代表代行が来熊、自公連携をアピールする。

◆禁断の果実

 自民党は支持団体の離反や党員の目減りが止まらない。このため選挙の度に自公協力が加速、「禁断の果実」(党本部関係者)を食べ続ける。「後援会名簿の提出は抵抗が大きい。本当に三浦氏の得票増につながるのか」。党所属国会議員のベテラン秘書は自問する。

 一方、新人の松野信夫氏を擁立する民主党県連の鎌田聡代表は「自前の比例候補を抱えながら他党候補を推薦するのは禁じ手。自公は合併すればいい。うちは独自の政策を訴える」。

 新人の橋田芳昭氏を担ぐ共産党県委員会の久保山啓介委員長は「自公のなりふり構わない戦法は焦りの表れ。国会で強行採決を繰り返す暴走与党に、厳しい審判を下す必要がある」と対決姿勢を強める。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月6日朝刊

485片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:24:54
「年金逆風」に自民必死 野党はさらに追及
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070707000007

 十二日公示の参院選で、自民党県連は六日、年金記録不備問題による逆風を押し返そうと、同問題に対する党の対応策を訴える「年金政策街頭行動」を熊本市の下通アーケードで実施した。しかし、野党陣営は年金問題を今参院選の大きな争点と位置付け、与党の責任を追及し続ける構えだ。

 街頭行動は、党の対応策を「支持者や友好団体に限らず、一般市民に広く説明する機会を設ける必要がある」と自民党県連が独自に企画。熊本選挙区に立候補する現職の三浦一水氏はじめ、六人の党所属国会議員や県議ら約四十人が参加した。

 「年金不安は自民党が責任を持って解決します」などと大きく書いたビラを、仕事帰りのサラリーマンや買い物客らに配りながら、「年金に対する生の声を聞かせてほしい。不安な点があればこの場で相談に応じます」と訴えた。その後、近くのホールで年金問題をテーマに集会を開催したが、激しい雨の影響もあってか一般市民の姿は少なかった。

 これに対し、元衆院議員で新人の松野信夫氏を擁立する民主党県連。年金問題を最大の争点と位置付け、「自民党が(年金問題を)取り上げることで、違いが際立ってくる」と受けて立つ構え。「自民党は救済法を四時間の審議で強行採決した。参院選向けのパフォーマンス」などのチラシを配る一方で、党が記録漏れ対策の一つに掲げる年金通帳の形をしたリーフレットをつくり自民党との違いを強調する。

 橋田芳昭氏が立候補する共産党県委員会も「消えた年金は国民生活を揺るがす問題」と繰り返し指摘。社会保険庁の解体を「最悪の責任逃れ」として追及を続ける。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月7日朝刊

486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:25:22
自公 九州の選挙、協力確認
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070707000009

  自民党の片山虎之助参院幹事長、公明党の北側一雄幹事長は六日夜、九州を重点地区として参院選比例代表に立候補する公明党の木庭健太郎参院幹事長が大分市で開いた会合に出席し、九州での両党の選挙協力推進を確認した。

 郵政造反組の元衆院議員衛藤晟一氏(大分1区で落選)が自民党に復党し参院選比例代表に出馬することに対し、木庭氏への支援を期待していた公明党側が反発した問題で“手打ち”をした形。公明党はこれに先立ち、大分選挙区の礒崎陽輔氏ら九州の自民党選挙区候補三人に推薦を出した。

 自民党は、衛藤氏が復党の際に大分県内で活動しないと確約したのに、衛藤氏の署名入り文書が配布され、公明党との信頼関係を損ねたとして、九日に党紀委員会を開き対応を協議する。

 ただ公明党や支持母体・創価学会の九州関係者の間では自公協力への不信感も根強く、「しこりは残る」(与党幹部)との見方も強い。
熊本日日新聞2007年7月7日朝刊

487片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:33:10
参院選目前 自民、民主陣営に2つの衝撃走る  佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=1&classId=0&blockId=519129&newsMode=article

 12日の公示に向け、秒読み段階に入った参院選佐賀選挙区に6日、2つの衝撃が走った。佐賀商工共済訴訟の被告である陣内孝雄参院議員の控訴と、大串博志衆院議員の暴力団組長弔問。陣内氏は自民党県連の前会長、大串氏は民主党県連の現代表。マイナスイメージは大きく、選挙区に出馬を予定する自民、民主陣営とも「選挙への影響は避けられない」と苦悩する。

 陣内氏の後継候補に決まった後、急ピッチで準備を進めてきた自民の川上義幸氏(52)。時間の少なさに加え、年金問題、松岡農相の自殺、久間防衛相の辞任と逆風の出来事が相次ぎ、陣営は頭を悩ます日々が続いた。

 追い打ちをかけるように、陣内氏が控訴を決断。川上氏は「陣内さんしか分からない事実認定もあり、コメントは差し控えるが、結果として被害者救済が遅れることにならないか懸念する。残念に思う」とし、選挙についても「影響は否めない」と述べた。

 ただ、陣内氏の控訴を予想していた人も多く、関係者の1人は「党への反発は当然あるだろう。影響が最小限で済むよう戦術を組まなければ」と語る。

 民主・大串代表の弔問問題では、陣営幹部が「事情がよく分からないが、疑問を持たれるようなことは避けるべき」と感想。選挙については「これを問題にするようなことは考えていない。政策論争で臨みたい」と話した。

 対する民主・川崎稔氏(46)の陣営。陣内氏から川上氏に候補が代わったが、当初予定通り、商工共済訴訟を争点の1つに掲げる考えで、陣内氏の控訴は“攻め”の材料になるはずだった。

 それが、大串代表の弔問問題で出はなをくじかれた格好に。同日午後、党県連で急きょ謝罪会見を開いた大串代表は「参院選への影響がないとは言い切れず、責任を痛感している」と厳しい表情で語った。責任問題は7日の常任幹事会で協議するが、対応を誤れば尾を引く可能性もある。

 ただ、陣営幹部は「大串代表の問題はきちんと対処した上で」と前置きし、佐賀商工共済問題の責任追及の必要性を強調する。「陣内氏は控訴せず、責任を認めるべきだった。川上氏も前副知事として無関係ではない」といい、選挙では責任を逃れようとする「自民党の体質」を突く考えだ。

 現職国会議員2人の行動に、中尾純子氏(54)を擁立する共産の平林正勝県委員長は批判のトーンをさらに強める。

 陣内氏の控訴には「被害者の怒りや苦しみがどれだけ届いているのか」と憤り、大串氏の問題については「長崎市長が銃撃され、暴力団に対する論議が続いている時期に弔問している。民主党はそういった付き合いを許す政党なのか」とあきれ顔。両党の問題点を追及し、第3極の必要性を訴える考えだ。

07月07日更新

488片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:53:29
自・民現職がトップ争い 立候補予想顔触れと情勢 福岡
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/fukuoka/20070706/20070706_001.shtml

 (二‐5) 04民自 01自民
松山 政司 48 経産政務官 自(古)現
岩本  司 42 党県副代表 民 現
田中美由紀 33 党県委員  共 新
金岩 秀郎 44 党県副代表 社 新
馬場 能久 57 新風県副代表 諸 新

     ◇

 改選2議席を自民、民主の現職が分け合うとの見方が強く、焦点は双方の「トップ争い」となっているのが実情。ただ、九州の有権者の約4割を占める大票田だけに、各党は比例票の獲得競争にしのぎを削っている。

 6年前は松山が約60万票、岩本が約32万8000票と大差がついた。ただ、3年前は逆に民主が自民に約20万票差を付けて勝っており、両陣営とも「1位は譲れない」と火花を散らす。

 松山は県内11の小選挙区ごとに大規模集会をスタート、比例候補予定者の集会にも小まめに足を運び、票の掘り起こしに努める。一方の岩本は6年前と同様、自転車に乗り有権者に直接アピール。福岡市長選、北九州市長選で民主推薦候補が2連勝した勢いに乗ってトップ当選を目指す。

 現職2人に挑むのは共産の田中、社民の金岩、政治団体「維新政党・新風」の馬場の新人3人。田中は2大政党化の動きを批判し、最低賃金の引き上げなどを訴える。金岩は比例代表の候補と連携し、護憲勢力の結集などを呼び掛ける。馬場は日本再建を訴えている。


=2007/07/06付 西日本新聞朝刊=

489片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:54:22
「差し替え」自民に余波 立候補予想顔触れと情勢 佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070706/20070706_001.shtml

(一‐3) 04自 01自
川上 義幸 52 元県副知事 自 新
川崎  稔 46 党県副代表 民 新 (国推)
中尾 純子 54 党県役員  共 新

     ◇

 自民現職の陣内孝雄が、5月に公認を辞退。これを受けて、元佐賀県副知事の川上義幸が立候補を表明し、全国で唯一、公認候補者が差し替えられた選挙区となった。川上は出遅れを取り戻そうと、農業や商工業など、各種団体へのあいさつ回りに奔走し、知名度の向上に懸命。県選出の国会議員事務所も活発に動いている。

 自民は、補選も含めて参院選20連勝中。ただ、地元には党本部主導の候補者差し替えに強い反発が残っており、挙党態勢が整うかどうかが焦点となる。

 3年前に続いて2回目の参院選挑戦となる民主新人の川崎稔は、年金問題を最大の争点に掲げて、支持拡大につなげる考えだ。労組へのあいさつ回りや県内を徒歩で横断するなど、知名度アップを図っている。民主は「最重点区」の1つと位置付けており、党幹部クラスを精力的に佐賀入りさせるなど、自民の連勝ストップを目指す。

 共産新人の中尾純子は、県内各地で街頭演説を展開。年金問題や憲法問題を前面に掲げて支持を訴えている。


=2007/07/06付 西日本新聞朝刊=

490片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:54:59
国会、県議会閉会 3陣営「いよいよ本番」 県内各地で支持を訴え 佐賀
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/saga/20070706/20070706_002.shtml

 通常国会が閉会した5日、県選出の国会議員が相次ぎ地元に戻るなど参院選(12日公示、29日投開票)に向けた動きが活発化した。この日は県議会も閉会し、県議らも臨戦態勢に。佐賀選挙区(改選数1)に立候補を予定する三陣営は「いよいよ本番」と、県内各地を走り抜けた。

 自民新人の川上義幸氏(52)は、午前中は佐賀市内であいさつ回り、午後には鹿島市に移動するなど精力的に活動した。同市内のスーパー前では、九州新幹線西九州(長崎)ルート建設問題について「鹿島に対する強い愛情を持って、きっちりと取り組むつもりだ」と訴えた。同党県議団も県議会閉会後に会合を開き、結束して戦うことを確認した。

 民主新人の川崎稔氏(46)は「重点地区」とみている衆院3区を徒歩でアピール。唐津市役所から多久市へ向かいながら、運転手らに「よろしくお願いします」と手を振った。2004年の前回参院選は2万票余りの差で敗れたが、年金問題を最大の争点に掲げ「いよいよ3年間の集大成を伝える時」。地元に戻った原口一博衆院議員らと支援を訴える。

 共産新人の中尾純子氏(54)は終日、伊万里市内を回った。スーパーなどが立ち並ぶ同市2里町大里では、年金記録不備問題について「政府は来年6月から皆さんの納付記録を送付するというが、とんでもない。今すぐやるべきだ」と主張。国民健康保険料引き下げなどの党公約を紹介しながら「国民の暮らしを向いていない政治を変えよう」と声を張り上げた。


=2007/07/06付 西日本新聞朝刊=

2007年07月06日20時00分

491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 03:56:00
知名度向上へ民主全力 立候補予想顔触れと情勢 長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070706/20070706_001.shtml

(一‐3) 04民 01自
小嶺 忠敏 62 元高校長  自 新
大久保潔重 41 党県副代表 民 新 (国推)
渕瀬 栄子 51 党県委員  共 新

     ◇

 自民新人の小嶺忠敏は5月に長崎市に後援会事務所を構え、自民県連の新三役も決まって本格始動。6月10日に諫早市で事務所開き、首相の安倍晋三が来援した同17日には佐世保市で総決起集会を開き、元国見高校サッカー部総監督という抜群の知名度を生かした運動を展開している。ただ、地元選出衆院議員の久間章生が原爆投下をめぐる「しょうがない」発言で今月4日に防衛相を辞任。影響が懸念される。

 民主新人で元県議の大久保潔重は、県内全域を既に五巡するほど精力的な活動を展開。4月の党の調査では小嶺に認知度で3倍以上の差をつけられていたが、徐々に差を縮め、6月から県内全域に1万2000枚のポスターを張る知名度アップ作戦を展開している。また昨年の知事選で新人女性候補を応援した選挙支援メンバーが大久保支援のため、県北地区を中心に支持獲得に動いている。

 共産新人の渕瀬栄子は「消えた年金問題」を追い風に、6月に入り、街頭活動を活発化。「確かな野党」としての存在に手応えを感じており、支持拡大に余念がない。


=2007/07/06付 西日本新聞朝刊=

492片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 08:29:51
衆院3区補選絡み混沌 立候補予想顔触れと情勢 熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070706/20070706_001.shtml

三浦 一水 53 元農水副大臣 自(伊)現
松野 信夫 56 元衆院議員 民 新 (国推)
橋田 芳昭 51 党県委員  共 新

     ◇

 前農相の松岡利勝の自殺に伴う衆院熊本3区補選と同日選で行われるが、情勢は混沌(こんとん)としている。同補選には保守系無所属2人が立候補を表明し、自民支持層の分裂が確定。民主、共産もそれぞれ候補を擁立する。

 三浦一水は今回の補選で選対の修正を余儀なくされた。松岡死去後、自民県連の混乱が続いたこともあり、「スケジュールの遅れは否めない」(陣営幹部)。補選に立候補する保守系2人は三浦支持を打ち出しているものの、2人の争いが得票にどう影響するかは不透明。さらに、自民参院議員の魚住汎英=比例代表=が熊本選挙区へくら替えする可能性もあり、補選に続く「自民分裂」の火種は消えていない。

 松野信夫は無党派層が多い衆院熊本1区や、衆院議員時代に地盤としていた同2区は「一定の得票が見込める」として、県南の同4、5区を重点に遊説などをこなしてきた。補選の民主候補と連携し、自民への批判票をどこまで取り込むことができるかが鍵となる。

 橋田芳昭も街頭遊説で「政治とカネ」問題を追及、支持を訴える。


=2007/07/06付 西日本新聞朝刊=

493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 08:30:25
現職参戦で混戦に拍車 立候補予想顔触れと情勢 大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070706/20070706_001.shtml

(一‐5) 04民 01自
礒崎 陽輔 49 県参院支部長 自 新
山下  魁 30 党県委員   共 新
後藤 博子 59 党県支部長  国 現
松本 文六 64 医師     無 新 (社推)
矢野 大和 50 元佐伯市職員 無 新

     ◇

 昨年自民党を離党して国民新党に移り、比例代表で再選を目指していた後藤が5月下旬に急きょ、選挙区転戦を表明。既に立候補を表明している自民公認、共産公認、社民が推薦する無所属、民主県連が全面支援する無所属の4新人と現職が、1議席を奪い合う全国屈指の激戦区になった。

 後藤は「小泉旋風」が吹いた2001年参院選で30万票以上を獲得し、初当選。支持層が重なるため、礒崎を公認する自民は後藤の参戦に危機感を募らせる。6月中旬からほぼ連日「小泉チルドレン」と呼ばれる衆院議員らが応援に駆け付け、てこ入れに躍起だ。元佐伯市観光大使として知名度が高い矢野を擁立した民主県連も警戒。当初の狙い通り「自民の保守地盤に食い込む」ため、ミニ集会を重ねて支持拡大に努めている。

 01年以降の国政選挙で、連合大分を仲介役に民主と選挙協力を続けた社民は独自に松本を擁立。野党分裂の余波が続く中、医師不足など福祉問題に重点を置いて巻き返しを図る。共産は若い山下を擁立し、憲法改正反対などを訴えている。


=2007/07/06付 西日本新聞朝刊=

494片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 08:31:49
「本命不在」6氏の争い 立候補予想顔触れと情勢 宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070706/20070706_001.shtml

(一‐6)  04無 01自
小斉平敏文 57 元農水政務官 自(津)現
馬場 洋光 38 党県書記長  共 新
長峯  基 66 幼稚園理事長 無 元
外山  斎 31 元議員秘書  無 新 (民・社・国推)
東  治男 62 元キャスター 無 新
井野 元裕 38 会社社長   無 新

     ◇

 擁立候補の決定が遅れていた民主、社民は外山斎を推すことを決めた。さらに直前になって無所属新人の井野元裕が立候補を表明。自民現職の小斉平敏文、共産新人の馬場洋光、無所属元職の長峯基、無所属新人の東治男による6人の争いとなりそう。しかし、いずれも1月の出直し知事選で東国原英夫を当選させた無党派層に十分浸透しておらず、「本命不在」の混戦模様となっている。

 再選を期す小斉平は、衆院議員中山成彬(宮崎1区)の妻で首相補佐官の恭子が比例代表に自民公認で出ることで公明との関係が微妙に。先の知事選、前回、前々回の参院選で分裂した党県連が一枚岩で支えるかが鍵。

 民主県連副代表だった外山は31歳の若さをアピールするが、知名度不足は否めず、擁立を主導した連合宮崎の系列労組には自主投票の動きも。6年前、自民の公認争いに敗れ、落選した長峯は県南を中心に保守票を取りまとめ、雪辱を期す。東は無党派層の取り込みを狙う。馬場は支持拡大に努める。井野は建築家の黒川紀章が率いる共生新党に公認申請中だ。


=2007/07/06付 西日本新聞朝刊=

495片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 08:33:52
公示へ1週間前哨戦熱気 立候補予定3氏 決起集会や街頭演説 鹿児島
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kagoshima/20070705/20070705_001.shtml

 参院選公示(12日)まで一週間。鹿児島選挙区に立候補を予定する自民党現職の加治屋義人氏(69)、民主党新人の皆吉稲生氏(56)、共産党新人の山口陽規氏(54)の3人は、県内各地で決起集会や街頭演説などを行うなど、前哨戦が熱気を帯びている。

 加治屋氏は、県選出衆院議員が開く国政報告会に合わせて決起集会を開催。支援団体の集会にも小まめに顔を出す。

 集会ではまず年金問題を取り上げ、「国会議員としておわび」を繰り返し、不安解消に向け、与党として徹底的に取り組む姿勢を強調。「逆風は相変わらず強いが、徐々に理解は進んでいる」。2日に議会を終えた同党県議39人も、本格的に活動開始。陣営は「県議の地元密着の動きで、組織固めはより強固になる」と期待する。

 一方、公明党は6年前の参院選では、加治屋氏との共闘をアピールしたが、今回はまだ推薦には至っていない。同党県本部幹部は「協力しないと互いに厳しいが、比例で自民からの協力の形が見えないうちは動けない」という。

 皆吉陣営は、元自民党県議の打越明司氏の民主入党、さらに郵政民営化反対派の元自民党衆院議員・松下忠洋氏による皆吉氏支持の表明で、保守層の切り崩しに期待を強める。組合員約6000人の京セラ3工場の労組が皆吉氏を推薦したことも陣営を勢いづかせている。

 党本部からは、小沢一郎代表が3回、鹿児島入りしたのをはじめ、3日は長妻昭、原口一博両衆院議員が鹿児島遊説を行い、街頭などで年金問題に絞って演説。党幹部や看板議員によるてこ入れを強めている。

 一方、連合傘下の労働団体も今週末から、土、日曜日を「一斉行動日」と定めて、県内13の地区選対ごとにビラ配布などの活動を本格化。「1人10人以上の支持拡大」を合言葉に引き締めを図っている。

 山口氏は県内をくまなく回り、すでに三巡。街頭演説やミニ集会を精力的にこなす。

 各地を回り最も痛感するのは「貧困と格差の広がり」だという。「生活できないという高齢者の声を聞く。暮らしをどう守るか、を主張の中心にしたい」。全国民に月5万円以上の年金を保障する、とする党の政策実現を呼び掛ける。

 農産物関税撤廃の阻止も主張する。「撤廃でサトウキビ農家は壊滅する。畜産県でもあり、鹿児島の農業は成り立たなくなる」と分析、「撤廃は農業切り捨ての極み」と強調する。

 憲法九条の堅持も主張の柱の1つだ。「改憲を支持する人たちは戦前の日本を美化する勢力。彼らの主張が通れば日本は世界から孤立する」と訴える。


=2007/07/05付 西日本新聞朝刊=

496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 09:06:41
九州の亀裂修復に躍起 自公選挙協力
2007年7月7日
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/saninsen07/all/CK2007070702030343.html

 自民、公明両党は、参院選の選挙協力をめぐり九州で生じた亀裂の修復に躍起となっている。九州に7つある改選数1人区が参院選全体の勝敗のカギを握るとの見方が強まっており、与党間の足並みが乱れたままでは致命傷になりかねないと判断したためだ。 (渡辺隆治、東条仁史)

 自公両党は九州地区で、選挙区に候補者を擁立しない公明党が自民党の選挙区候補を支援し、その見返りに、自民党が公明党の比例代表九州地区の重点候補、木庭健太郎参院幹事長に票を回す協力を目指してきた。

 自民党は三月、安倍首相の強い意向で、衆院大分1区を地盤とする衛藤晟一元厚生労働副大臣を復党させた上で、比例代表への擁立を決定。

 自民党支持層の比例代表票が衛藤氏に流れれば、木庭氏の得票が減るため、公明党は反発したが、自民党が衛藤氏に、大分県外に住民票を移し、県内で活動しないなどとする誓約書を提出させたため、公明党も衛藤氏擁立を容認していた。

 ところが衛藤氏は五月二十七日に福岡で決起大会を開催。さらに、同氏の支援者が「なぜ衛藤氏だけが地元で選挙活動できないのか」とするチラシを大分県内でまいた。

 公明党は衛藤氏側の一連の行動に、態度を硬化させ、公示まで一週間を切った段階で、沖縄を除く九州七県で自民党候補の推薦を出さないという対抗手段をとる異常事態となっていた。

 自民党執行部は「大分が震源地となって、九州全体の自公協力が揺らいでいる」(参院幹部)と危機感を強め、幹部を九州に派遣して、公明党側と打開策を協議。

 その結果、自民党の大分、鹿児島両県連が木庭氏を支持、熊本県連が推薦することを決めた。自民党が県連レベルとはいえ、他党の比例代表候補を支持、推薦するのは異例だ。

 さらに、チラシ配布をめぐっては、笹川尭党紀委員長が衛藤氏に警告した上で、処分を検討する党紀委員会を九日に開くことを決めた。公明党の懸念を払しょくするため、「目に見える形」(参院幹部)で誠意を示したのだ。

 これを受け、公明党は六日、大分と鹿児島、熊本三選挙区で自民党公認候補の推薦を決定した。自民党幹部は「もう大丈夫。九州全体でうまくいく」と自信を示す。

 しかし、公明党の支持母体・創価学会に、自民党に対する感情的なしこりが残るのは避けられそうにない。

 自民党側にも「公明党に、そこまで頭を下げないといけないのか」との不満がたまっており、自公両党間の相互不信が解消できるかは不透明だ。

497片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 09:30:23
07参院選 自公結束アピール 選挙区逆風に危機感
(07/08 07:52) 鹿児島南日本
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=5394

 12日の参院選公示を間近に控えた7日、公明党と自民党鹿児島県連は支持者の前で「推薦証」と「支持証」を取り交わす演出で、自公協力態勢を強くアピールした。従来、選挙協力を重ねる両党だが、国政選挙で自民側が公明党の比例代表候補を県連レベルとはいえ正式な形で支援するのは異例のケース。背景には年金記録不備問題や久間章生前防衛相の原爆発言で逆風が強まり、鹿児島選挙区(改選数1)でも危機感が強まっていることがある。
 鹿児島市のJR鹿児島中央駅前で土砂降りの雨の中、公明党の広報車上に立った北側一雄幹事長と、比例代表で立候補予定の木庭健太郎氏(55)、鹿児島選挙区に立候補予定の自民現職加治屋義人氏(69)は、つないだ手を高々と掲げ笑顔を振りまいた。直前に「推薦証」と「支持証」をそれぞれ授与。自民党県連の野村哲郎選挙対策委員長は「比例は木庭さん、選挙区は加治屋義人をよろしく」と、歩道を埋めた支持者に呼び掛けた。
 公明党と自民党の選挙協力をめぐっては、自民党が比例代表に大分や宮崎が地盤の候補者を擁立したため、木庭氏への支援を期待していた公明党側が反発、九州7県で自民党候補予定者の推薦を留保していた経緯がある。
 木庭氏は今回、鹿児島県内で前回に約4万票上乗せした12万5000票獲得が目標だ。布石として同党県本部は4月の県議選で自民公認の14候補を支援しており、加治屋氏推薦を最後の切り札に木庭氏の支持拡大へ大義名分を取り付けた形。成尾信春代表は「自民の比例代表候補並みに声かけができる」と自民支持層への支持拡大を期待する。
 他方、比例代表候補予定者に鹿児島市出身の尾辻秀久氏(66)を抱える自民党側の事情は複雑だ。野村委員長は「鹿児島選挙区の潮目が変わることを期待したい」と選挙協力の決定を喜ぶ。同党県連は支持の理由に、連立与党としての協力関係や与党への逆風を挙げる。当初安泰と見られた保守王国で、民主党が攻勢をかけていることへの危機感は強い。関係者は今回の支持決定に「党本部の調整が働いた」と明かす。
 しかし、地元の保守票流出を危惧(きぐ)する尾辻氏は「公党が選挙の時に、他党を応援するのは筋が通らない」と主張。野村委員長は「(比例候補を擁立している)友好団体の理解も得ないといけない。特に尾辻氏については早急に対応する」と配慮を示した。

498片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 09:34:21
小沢・民主代表 4度目の鹿児島入り 松下元自民議員と懇談 鹿児島南日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kagoshima/20070707/20070707_002.shtml

 民主党の小沢一郎代表は6日、鹿児島市で、参院選鹿児島選挙区に立候補予定の同党新人、皆吉稲生氏(56)の後援会事務所と、連合鹿児島の事務所を訪問した。小沢氏の鹿児島入りは4月以降、4度目。

 皆吉事務所では、元自民党県議で6月に民主党入りした打越明司氏と、皆吉氏への支持を表明した元自民党衆院議員の松下忠洋氏、連合鹿児島の出口能美会長と懇談。小沢氏は松下氏の協力に対して謝辞を伝えた。

 小沢氏は、鹿児島選挙区の情勢について「松下氏から今度の選挙で政治を変えるという思いで応援をいただき、幅広い県民の支援をいただける態勢ができた」と話した。

=2007/07/07付 西日本新聞朝刊=
2007年07月07日00時31分

499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 09:37:44
【参院選】自公協力が成立 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1183734000=11837713597192=1

 自民党大分県連は六日、公明党が比例代表で九州重点候補にしている現職の木庭健太郎氏(55)の「支持」を決めた。これを受けて公明党本部は大分選挙区に出馬する自民党新人の礒崎陽輔氏(49)の推薦を決定。両党間の選挙協力が成立した。
 自公協力は二〇〇〇年衆院選から続いているが、今回は自民党に復党した衛藤晟一元衆院議員の比例出馬に公明党が反発して礒崎氏への態度を保留していた。
 自民党県連が同日の常任総務会で、既に「協力候補」としていた木庭氏の対応を実質的に格上げして支持とすることを決定。一方で自民党本部の笹川尭党紀委員長が、衛藤氏の配布文書が公明党との信頼関係を損ねたとして警告書を出した。これによって公明党側が、選挙協力の条件が整ったと判断した。
 自民党県連の衛藤征士郎会長は公明党県本部の竹中万寿夫代表に決定の報告と礒崎氏の推薦要請をした後、会見。協力候補からの変更について「党本部から『支持で統一してほしい』との要請があった。(公明党に出す比例票の)目標は変わらないが、支持の方がランクが上ととらえている」と説明した。
 公明党県本部は幹事会で礒崎氏の推薦を決め、党本部も了承。同日夜、大分市内で開かれた木庭氏の決起大会に出席した北側一雄幹事長が発表した。
 北側氏は集まった支持者に対し「協力の形は整ったが、”実質”が大事。皆さんの力で礒崎氏を当選させてほしい」と呼び掛けた。

500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 09:38:11
【参院選】木庭氏の決起大会 北側、片山氏が出席 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1183734000=118376885232268=1

 公明党が参院選比例代表で九州重点候補としている現職の木庭健太郎氏(55)の決起大会が六日、大分市内であった。自民党の片山虎之助参院幹事長らも出席して、同日に成立した自公協力をアピールした。
 約二千人が出席。片山氏は「自公が連携して比例の木庭氏、大分選挙区の自民党公認の礒崎陽輔氏を当選させよう」と呼び掛けた。
 木庭氏が「日本の未来のために公明党の役割が重要」と決意表明した後、北側一雄公明党幹事長が「木庭氏に皆さんの力を与えてほしい」と訴えた。

501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 15:32:45
組長弔問問題で大串氏辞任、民主県連が代表不在で参院選へ 讀賣佐賀

 暴力団組長への弔問問題をめぐり大串博志衆院議員(41)が7日、代表を辞任したことで、民主党県連は12日に公示が迫った参院選に代表不在のまま突入するという異常事態になった。

 年金記録漏れ問題などで党に追い風が吹く中での手痛い失態。自民党が20連勝を続ける参院選佐賀選挙区(改選定数1)で悲願の議席奪取を狙う県連幹部や支持団体は険しい表情で参院選への影響を懸念した。

 後任代表については、参院選が間近で、時間的な制約があるため、選挙後に決めることにしており、県連が代表不在で選挙戦に臨むのは初めてとなる。

 それだけに、この日の常任幹事会後の記者会見で原康彦幹事長は、「大変な痛手」と述べた。

 会見後、有権者への影響について問われた大串議員は「見通しがつかない」と言葉少なで、「これから行動で示したい」と気を取り直すように話した。

 県連幹部は「政治家として軽率な行動。選挙への影響がないことを祈るばかり」と声も小さい。民主党を支持する労組系の団体幹部も、「無党派層のことを考えると選挙への影響はゼロではない」と今後の問題の広がりを警戒している。



 大串博志衆院議員の記者会見での主な発言要旨は次の通り。

 ――辞任を判断した時期とその理由は。

 昨日の夜、自分のとった行動を反復して考えた。反社会的勢力に対して、甘いかのような誤解を与え、政治に対する信頼を損ねる結果を招いたことに対して、反省し、責任をとらないといけないと思った。

 ――参院選にはどうかかわるのか。

 民主党の衆院佐賀2区の責任者であることは変わりない。2区の地でしっかり候補を支える活動をし、国会議員としては党本部と選対をしっかりつなぎ、全体をよく見渡しながら、引っ張っていく。

 ――政党として今回の問題をどう受け止めるのか。

 反社会的勢力とは近づかないというルール、原理、原則をこれまでも持っていた。今回は私の判断で、葬儀の前ならいいとか、短時間ならいいとの判断があったが、それではいけない。程度の問題ではなく、反社会的な勢力と近づかないというルールを徹底すべきということを再確認した。

 ――代表空席による参院選への影響をどう考えるのか。

 選対本部長は原口一博衆院議員で、今もその下で動いている。1区は原口議員、2区は私がまた一生懸命、地道にしっかりと十分頑張るので、やれると思う。

 ――不祥事で2月に続いてまた代表が辞任するが。

 県民の皆さまには申し訳ないという気持ちでいっぱい。今回の経験から学び、今後は適切な対応で信頼回復できるよう、行動でしっかり示していく。

(2007年7月8日 読売新聞)

502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 15:33:52
混沌 07参院選 トップ  讀賣宮崎
<上>自民県連お家騒動 「一枚岩以外許されない」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/kikaku/074/1.htm

 「県の保守政界のゴタゴタが友好団体や党員、党友にどれだけ迷惑をおかけしたか。党を代表しておわびする」

 1日、宮崎市のシーガイアで開かれた自民現職、小斉平敏文(57)の総決起大会。党幹事長の中川秀直は、集まった支持者約2000人に頭を下げた。小斉平は傍らで目を閉じて聞き入った。壇上には、県選出衆院議員の中山成彬、江藤拓、古川禎久、前参院議員の上杉光弘、28人の同党県議全員が上がった。

 宮崎市区選出の県議は50人、ほかの選挙区の県議は30人を動員。国会議員、県議、市町村議が顔をそろえ、過去最大規模の決起大会となった。「今までがだらしなかったから」。同県連事務局長の白方友行の言葉には、逆に「これで駄目なら県連の存在が問われる」という危機感がにじんだ。

 “お家騒動”は小斉平が初当選した6年前の参院選にさかのぼる。党公認を上杉が推す小斉平と現職の長峯基(66)が争い、党は敗れた長峯(無所属で出馬)と小斉平を支持する勢力に分かれて戦った。2004年の参院選では、党内の反上杉派が長峯の元秘書松下新平を水面下で支援し、現職の上杉は落選。05年9月の衆院選では、宮崎2区で郵政民営化に反対した江藤が党公認の上杉を破り、同3区では党公認の持永哲志が同様に反対した古川に敗れた。1月の知事選でも、党は推薦候補を立てながら分裂、東国原に大敗した。

 繰り返される「身内同士の足の引っ張り合い」に党員は次第に不信感、嫌気を募らせた。

 「最近、『何のために自民党を支持しているかわからない』という声をよく聞く」「今、党費を喜んで払う人はいない。役員自ら集金すれば、自民党が置かれている状況がわかる」。5月13日の県連大会では、多くの出席者から不満が噴出した。

 6月に入っても、県連や各支部の会合で、知事選の責任を問いただす声はやまず、支援を訴える小斉平には「選挙の時だけ支援してくれと言われても伝わってこない」と厳しい声も飛んだ。

 こうした事態に党本部が腰を上げた。6月26日に宮崎市内で開かれた県連と支持団体の合同選対会議に党選対総局長の谷津義男が出席。「宮崎は最重点地域。何としても勝つ。必要なら総理も小泉さんも入れる」とげきを飛ばした。

 党本部は県連に態勢も指示した。衆議院1〜3区の各議員を区の選対本部長に据え、各市郡の選挙責任者に県議を配置。参院選で、衆院議員を本部長にするのは過去例がない。

 小斉平の議席を失えば「解体も辞さない」覚悟の県連。6年前、長峯を支援したある県連幹部は自分に言い聞かせるようにつぶやく。「そんなことは許されない。一枚岩以外は絶対に許されない」

    ◇

 12日の参院選公示まで1週間を切った。宮崎選挙区(改選定数1)には「一枚岩」を標榜(ひょうぼう)する自民党と、「格差是正」などを掲げる共産党の公認候補、政権交代を目指す民主、社民両党などが擁立する候補、無所属の前参院議員と新人2人の計6人が名乗りを上げている。混沌(こんとん)とする票の行方、情勢を追う。(敬称略)

503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 15:34:54
混沌 07参院選 讀賣宮崎
<中>野党追い風“改革の時”声張り上げ
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/kikaku/074/2.htm

 6日夕、小雨がぱらつく宮崎市デパート前の交差点。社民党幹事長の又市征治が声を張り上げた。

 「安倍首相は宙に浮いた年金問題をほおかむりしようとしている。与野党逆転は目の前。宮崎からこの若武者を当選させて頂きたい」

 又市からマイクを引き継いだのは、民主党県連前副代表で、同党や社民党、国民新党が推薦する無所属新人の候補予定者・外山斎(31)。「政治を国民目線に変えないといけない」。雨にもかかわらず、傘も差さずに腕を組んで聞き入る帰宅中の会社員や買い物客の姿もあった。

 2005年の衆院選に続き、次期衆院選でも宮崎3区から民主党公認の出馬が内定していた外山が、公認と副代表を返上して転身した背景には自らの政治生命への危機感があった。

 同党には、新人で連続2回落選した候補者は公認しないルールがある。3区では、自民党現職・古川禎久のライバルだった元経済産業省課長・持永哲志が知事選で落選し、政治活動を休止。保守分裂が解消され、古川の壁が高くなった。

 参院選への転身を考えたのは3月半ば。5月23日、連合宮崎事務局長の横山節夫(現会長)にひそかに出馬の意向を伝えた。「このままでは3区で討ち死にですよ。参院選で戦わせてほしい」。横山の反応に好感触を得た外山は民主党県連役員会で思いをぶちまけた。

 外山には理想の選挙スタイルがある。松下新平(無所属)が、自民党現職だった上杉光弘を破った3年前の参院選だ。松下は民主、社民両党や連合宮崎などでつくる「CNP会議」と、前参院議員・長峯基(66)ら「反上杉派」の保守票も取り込んだ。

 だが、今回は松下の選挙とは事情が異なっている。自民党県連は現職・小斉平敏文(57)の再選に向けて挙党態勢で臨み、さらに長峯自身が出馬するため取り込める保守系反自民票は限られてくる。

 民主党が外山を推薦した経緯に不満を持った松下が、参院会派「民主党・新緑風会」からの離脱を表明したことも悩みの種だ。

 「今後、どの会派に所属するかは白紙だ」。自民党との連携もうわさされる松下の発言に、外山陣営の民主党県連幹部の一人は「政権交代を期待する有権者に『無所属はぶれる』という印象を与えるのではないか」と困惑する。

 「近年まれにみる追い風が吹いている。千載一遇のチャンス、宮崎で言ったら官製談合事件(の後の知事選)のようなもの」。1日、民主党県連大会に来賓として招かれた東国原は、こうエールを送った。

 外山は年金記録漏れ問題や、米国の原爆投下を巡る久間章生前防衛相の発言で、確かに肌で追い風を感じている。「行く先々で大半の人が、格差の拡大や年金に不安を感じ、政治を変えたいという願いがひしひしと伝わってくる」

 風を感じ取っているのは外山だけではない。01、04年の参院選に続き3度目の挑戦となる共産党新人・馬場洋光(38)も「今まで反応が悪かった地域でも、熱心に耳を傾けてくれる」と自信を深める。

 「自公政権は弱者を切り捨てた。その結果が格差社会。格差をただせるのは企業献金を受け取っていない共産党だ」。党の躍進を目指し、連日、声をからしている。

 自民党が「一枚岩」を旗印に結束を固める中、東国原知事を誕生させた地で、再び風は吹くのか。(敬称略)

504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 15:35:47
公明党県本部が決起大会、自民現職らと連携アピール 讀賣鹿児島

 12日の参院選公示に向け、公明党県本部(成尾信春代表)は7日、鹿児島市の中央公園で決起大会を開いた。

 比例選に立候補する現職・木庭健太郎氏(55)への支持を呼びかけるため、北側一雄幹事長(54)が応援に駆けつけた。

 木庭氏は「与党で何が何でも過半数を取り、安定した政権による政治をしなければならない」と訴え、北側幹事長は年金記録漏れ問題について「政府・与党があらゆる対策を講じて、できるだけ早く完全な支給をお届けすることを約束します」と問題解決を誓った。

 6日に成立した選挙協力を受け、鹿児島選挙区から立候補する自民党現職・加治屋義人氏(69)も出席。遊説カーの上で、北側幹事長が加治屋氏に推薦状を、自民党県連の野村哲郎選対委員長(63)が木庭氏に支持書をそれぞれ渡し、両党の連携をアピールした。

(2007年7月8日 読売新聞)

505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 19:15:55
自民 離島の反撃に恐々
2007年07月06日 朝日長崎
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000707060004

 ■県議選全敗 島のいまは…


 12日の参院議員選挙の公示まで1週間を切った。年金問題に松岡前農水相の自殺、久間前防衛相の辞任と逆風続きの自民党だが、危機感を強める理由はそれだけではない。自民党は4月の県議選で議席を前回の27から19に減らし、地方組織の弱体化が露呈したからだ。しかも離島の4選挙区は全敗。自民王国と呼ばれた島で、いま何が起きているのか。
(岡田玄、渡辺哲哉)


 ▼陳情実現、民主へ流れ  逆風強まる久間氏発言▼


 五島市の福江港。魚市場に6月下旬、市場関係者の声が響いた。
 「今から今度の参院選に立候補する民主党の大久保潔重さんのあいさつがあります」
 作業の手を止めて集まった漁師や仲買人たちに、同党公認の大久保氏は「長崎、五島から日本を変えなくちゃいけない」と訴えた。
 大久保氏を連れ歩いたのは、五島市区選出の山田博司県議。4月の県議選で自民公認に4千票近い大差をつけて当選した。山田氏の後援会長は現職の農協理事、選対事務局長は元特定郵便局長が務める。支持者には、従来自民党を支持しておかしくない農家や漁師、建設業なども多い。


 自民党公認で立候補予定の小嶺忠敏氏が、その1週間前に島を訪れたときには、市場関係者からのあいさつの告知はなかった。福江漁協の中山吾一理事は「もう党は関係ない。国にも地方にも金がないことを有権者は知っている。公共事業の時代ではない」と話す。


 漁協にとっての長年の懸案は、漁船をつなぐための岸壁の留め具の交換だった。一つ7万円ほど。全体では数十万〜数百万円。漁協の陳情に自民党議員は「政治家が動くのはもっと大きい工事だけだ」と、取り合ってくれなかった。だが、山田氏に頼むと1年足らずで県の予算がついた。この時から、漁協に民主支持の流れが定着した。
   ◇   ◇
 対馬市厳原町で6月末、小嶺氏の総決起集会が開かれた。小嶺氏は約400人を前に持論の教育改革を訴えた。出席した市内の建設業者は「建設関係者のいつもの顔がない。総勢でも200人は足りない」と話した。
 県議選の対馬市選挙区でも、民主推薦候補の永留邦次氏が自民現職に競り勝った。この建設業者は「国は、市町村合併をしたら、財政が豊かになり生活が良くなるといったが、その結果が公共事業の削減。県議選は、自民党への離島からの反撃だった」と振り返る。


 対馬市は04年に6町で合併した。旧6町の一般会計の歳出の合計は379億円だったが、07年度予算では288億。特に土木・農林水産業関係は95億円から35億円に激減した。合併前の駆け込み公共事業で借金が200億円近く増えたためだ。
 島内の自民党支部長の1人は「合併で地方議員が大幅に減り、自民党は住民の声を拾い上げる力が相当落ちている」と心配する。


 「地方は経済状況が悪く金も集まらない。どうやって戦うんだ」。離島を選挙区に抱える谷川弥一衆院議員(長崎3区)は先月、党本部の執行部にかみついた。
 谷川氏は地方と中央の格差を訴えたが、執行部側は「経済格差があるのは全国どこも同じ。自分で何とかしてほしい」と突き放した。
 谷川氏はおさまらない。「小泉改革で一番被害を受けているのが離島だ。何の手も打たないで、さあがんばれ、がんばれはない」
   ◇   ◇
 共産党は格差を前面に自民党を責め立てる。同党公認の渕瀬栄子氏は「小泉改革以来、地方はズタズタになった。特に離島への打撃は大きい。こうした流れに対抗するには、確かな野党が必要だ」と訴える。
 ただでさえ苦しい自民党に追い打ちをかけたのが、久間氏の原爆投下「しょうがない」発言。小嶺氏の陣営幹部は「年金問題の説明は言い逃れ的だし、松岡前農水相の問題もある。加えて久間さん。なぜ、あんなことを言ったのか」と頭を抱える。「自民色はあまり表に出さず、小嶺さんのイメージを強く訴えていくしかない」

506片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/08(日) 19:18:03
自民「見返り」示せず 公明票宙に浮く
2007年07月07日 朝日長崎
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000000707070003

 ◇小嶺氏への推薦難航


 参院議員選の長崎選挙区で公明票が宙に浮いている。自民県連は、小嶺忠敏氏への推薦を求めているが、選挙協力の調整が難航。熊本、鹿児島、大分では党中央の意向を受ける形で、自公の協力態勢ができ始めたが、長崎まで波及するかどうかは不透明な情勢だ。
 長崎市で2日に開かれた小嶺氏の総決起集会。公明県本部の江口健幹事長は自民県連幹部とともに壇上に並んだが、応援演説は断った。「まだ何も決まっていない。言えることはない」
 公明が推薦に踏み切れない背景には、自民側が「見返り」を示せないことがある。公明は、比例区で擁立する現職の得票目標を「九州全体で110万票、長崎県内で12万票」と設定。公明の基礎票とされる10万票の上乗せ分を自民に期待している。
 しかし、逆風の中で支持組織を固めきれずにいる自民は「見返り」の約束ができずにいる。
 自民県連幹部は「公明は必ず見返りを求めてくる。選挙上手は認めるが、非常事態には連立与党として、何も言わずに協力してほしい」と漏らす。
 一方の、公明県本部の織田長代表は「推薦して当たり前と思われるのは心外。公明党は自民の後援会ではない」といらだちを隠さない。
 自民県連は7日、改めて選挙協力の内容を公明側に説明する予定だが、江口幹事長は「口先だけの選挙協力では意味がない。簡単には決められない」と牽制(けんせい)した。

507片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/09(月) 09:37:40
新人三つどもえ―佐賀 激戦必至 (07年7月6日)
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=518117&newsMode=article

 参院選佐賀選挙区(改選数1)は自民の川上義幸氏(52)、民主の川崎稔氏(46)、共産の中尾純子氏(54)の新人3人が出馬を予定する。全国で唯一、自民の「公認候補差し替え」があった注目区。21連勝を狙う自民に対し、年金問題を追い風に議席奪取を狙う民主、格差是正と護憲を軸に二大政党化阻止を目指す共産。激戦は必至で、有権者の関心も高まっている。

 前副知事の川上氏は5月下旬、5選を目指していた陣内孝雄氏(73)の突然の出馬辞退に伴い、後継候補に選ばれた。出遅れが懸念されたが、6月2日の事務所開き以降、業界団体などを精力的に回り、急ピッチで支援の輪を広げている。

 推薦を得た団体は県農政協議会や県建設業協会など270団体を超え、地区後援会組織もほぼ県内全域を網羅。総括責任者は慣例的に非改選の参院議員が就いてきたが、今回は保利耕輔衆院議員が就任し、背水の陣を敷く。

 民主の川崎氏は5月の大型連休明けから、「歩くキャラバン」で県内を横断。若さと元日銀職員の経歴をアピールし、草の根で支持を広げてきた。6月末には唐津市の離島を巡り、2004年の前回選で苦戦した県北部への浸透策も進めた。

 自民に比べると組織力の弱さは否めないが、推薦を受けた連合佐賀加盟労組のほか、社民党県連の支持も取り付け、野党共闘の形を整えた。総合選対本部長に原口一博衆院議員が就き、川崎氏の後援会と党県連が一体となった態勢で臨む。

 共産の中尾氏は6月1日に佐賀市に事務所を構えた後、地元みやき町などにも地区事務所を開設。街演に加え、対話型のミニ集会の回数を増やし、浸透を図っている。

 格差と貧困の解消、憲法改正阻止を訴え、県政の課題では九州新幹線長崎ルート反対を掲げる。今春の統一地方選で議席を伸ばした市町議員の地盤を足掛かりに、「確かな野党」の必要性をアピールする。

508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/09(月) 09:38:53
自・民”失点”回復に躍起―共産、両政党を批判 (07年7月8日) 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=520592&newsMode=article

公示目前、3氏奔走
 公示が5日後に迫った参院選。佐賀選挙区(改選数1)に出馬を予定する3人は週末の7日、精力的に県内を駆け回り、有権者とふれ合った。佐賀商工共済訴訟で党県連前会長の陣内孝雄氏が控訴し、被害者の反感を買った自民、暴力団組長弔問が発覚し、大串博志氏が党県連代表を辞任した民主。両党の候補予定者は公示目前での”失点”を取り戻そうと、支援を求める声に力を込めた。

 自民の川上義幸氏(52)はこの日、企業や団体、党支部の会合などを回り、夜は佐賀市富士町での「語る会」に臨んだ。

 出馬表明から約40日。ようやく態勢が整い、陣営が手応えを感じ始めた矢先の陣内氏の控訴。だが、「語る会」では応援弁士も含め、この問題に触れることはなかった。川上氏は「嘉瀬川ダムの最後の詰めに力を注ぐ」と訴え、九州新幹線長崎ルートなど必要な社会資本整備の推進を強調した。

 「商工共済の逆風がどうのこうのと言っているときじゃない。今は私の政策や私自身を知ってもらうことに力を注ぐだけ」と川上氏。語る会の参加者1人1人の手を握り、支持を求めた。

 民主の川崎稔氏(46)は午前中、佐賀市の後援会事務所で打ち合わせや来客応対に追われ、夕方は同市水ケ江の南水公民館で開かれた原口一博衆院議員の国政報告会に参加した。

 弔問問題で、大串氏が県連代表を辞任した直後の集会。原口氏は冒頭、「暴力を排除する先頭に立つべき公人として、あってはならない行為。深くおわびしたい」と謝罪した。

 国政報告では原口氏が年金問題について政府の対応を厳しく批判し、「日銀出身の川崎氏こそ官僚と対等に渡り合い、チェックできる人材」と強調。川崎氏は「天下分け目といわれる参院選は、生活を取り戻すチャンス。税金や年金保険料の無駄遣いを止め、政治を変えたい」と訴えた。

 共産の中尾純子氏(54)は政見放送の原稿チェックなど最終準備に奔走。夜は佐賀市大和町でのミニ集会に出席した。

 陣内氏の控訴と大串氏の弔問問題を受け、テーマを急きょ、「年金問題」から変更。中尾氏は「被害者がどんな気持ちでいるのか。(控訴は)腹立たしい」「民主党はこういった行動を許す政党なのか」と批判した。

509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/09(月) 11:51:07
公明が結論先送り 小嶺氏推薦を巡って…県本部幹事会で「協力態勢が不透明」 讀賣長崎

 公明党県本部は8日、長崎市で幹事会を開き、12日公示の参院選長崎選挙区(改選定数1)について対応を協議した。自民党新人の元県立国見高サッカー部総監督・小嶺忠敏氏(62)を推薦する方向でほぼまとまったが、公明党が力を入れる比例選について、自民党との協力態勢に不透明な部分があるとして、結論は先送りした。10日までに最終的な判断をする方針。

 長崎選挙区の両党の選挙協力を巡っては、自民党県連が5月、公明党県本部に小嶺氏の推薦願を提出。公明党は比例選で九州選出の現職を擁立するが、大分県などで自民党の比例選立候補予定者と競合する懸念が浮上。また、自民党が職域支部ごとに比例選の立候補予定者を抱えている問題もあり、同党の協力を十分に得られるか慎重に見極めるため、調整が遅れていた。

 この日の幹事会では、自民党の協力態勢に具体性がないとの異論が出たほか、久間前防衛相の原爆投下を巡る発言に対する小嶺氏の考えを確認する必要があるなどとして、推薦決定には至らなかった。

 長崎選挙区ではほかに、民主党新人の前県議・大久保潔重氏(41)を国民新党が推薦し、社民党が支援する。共産党新人の党県委員・渕瀬栄子氏(51)は、他党の推薦などは受けていない。

(2007年7月9日 読売新聞)

510片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/09(月) 11:51:34
民主、公明幹部が来援街頭で 支持訴え 讀賣熊本

 参院選公示(12日)前の、最後の日曜となった8日、民主、公明両党の幹部が熊本入りし、本番さながらに舌戦を展開し、懸命に支持を訴えた。

 民主党の岡田克也副代表は菊陽町の大型ショッピングセンター前で、熊本選挙区の同党新人・松野信夫氏(56)と、衆院熊本3区補欠選挙の同党新人・後藤英友氏(40)らと街頭演説を行った。

 岡田副代表は、赤城農相の政治団体の事務所費を巡る疑惑について、「政治資金を何に使っているかわからない状況がまかり通っている。まともな政治をやらなければならない」と批判。年金問題なども取り上げ、「今の政治を変えるために皆さんの怒りを選挙にぶつけてください」と訴えた。

 松野氏は「年金問題は民主党が明らかにした。年金を守っていくのは民主党」、後藤氏は「参院選と補選は安倍内閣に『ノー』を突き付ける最後のチャンス」とそれぞれアピールした。

 一方、熊本市の辛島公園では公明党の街頭演説会があり、比例選に出馬する同党現職・木庭健太郎氏(55)の応援に、浜四津敏子代表代行が駆けつけた。

 同党と自民党県連は、木庭氏と、熊本選挙区の自民党現職・三浦一水氏(53)を相互に推薦しており、演説会には三浦氏をはじめ、古閑三博県連会長らも参加した。

 両者の推薦状の交換に続き、あいさつに立った三浦氏が「全力で木庭先生を支援する」と訴えると、木庭氏は「選挙区は三浦、比例は木庭」と応じた。浜四津代表代行は、年金時効撤廃特例法などを成立させた成果を強調しながら、「法律をつくった与党か、反対、批判だけの野党か、どちらが国民の味方であるかは一目りょう然」と訴えた。

 熊本選挙区の共産党新人・橋田芳昭氏(51)はこの日、熊本市の繁華街で街頭演説を行ったり、公民館で集会を開いたりして浸透を図った。

(2007年7月9日 読売新聞)

511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/09(月) 11:53:25
混沌 07参院選  讀賣宮崎
<下>最後の戦い、政治生命かけ切々訴え
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/kikaku/074/3.htm

 「私は長峯を支援する。自民党から除名してくれても結構だ」

 6月30日夜、都城市で開かれた前参院議員の長峯基(66)の地元決起集会。衆院議員の中山成彬後援会幹部でもある都城市議が声を張り上げた。

 2001年の参院選で、県議だった小斉平敏文(57)(自民党現職)に自民党公認争いで敗れ、落選した長峯は「屈辱だった。悔しさは1日として忘れたことはない」と雪辱を誓い、今回が「最後の戦い」と出馬する。「保守系無所属」として当落の鍵を握るのが、自民票の取り込みだ。

 中山は小斉平の衆院1区選対本部長を務めるが、小斉平との間には隔たりがある。あるベテラン県議は「中山は、中選挙区時代に元衆院議員の小山長規(故人)と争った。小斉平は小山の秘書だったため、今もしこりが残っている。小斉平を担いだ前参院議員上杉光弘との関係も悪かった」と解説する。

 長峯は、1月の知事選で中山との距離が縮まった。自分と同じ都城市出身の自民党推薦候補ではなく、中山が擁立に動いたとされる元林野庁長官を支援したからだ。自民党推薦候補に肩入れした県議は「参院選で中山から支援を受ける貸し借りの構図ができていたはず」と話す。

 長峯は、中山成彬の妻・恭子(首相補佐官)が比例選に出馬表明したことで、自民党から十分な支援が得られるか不透明になった公明党との選挙協力にも力を入れる。同党の木庭健太郎(比例選に出馬予定)に衆院3区で2万票を用意する代わりに、自分に協力してもらう算段だ。

 「前回は小泉旋風に負けた。今回は年金問題の追い風が吹く。やれることはすべてやった」。長峯は自らを鼓舞する。

 「最後の戦い」に挑むのは長峯だけではない。6年前の参院選で17万票余りを得て次点だった元民放キャスターの東治男(62)も政治生命をかける。地元民放を退社して出馬した東は、落選後も後援会を解散せず、政治活動を続け、昨年7月から精力的に県内全域のあいさつ回りを始めた。

 「参院選に出る」。昨年11月中旬には、6年前に推薦を受けた民主、社民両党、連合宮崎に出馬する決意を伝えた。今回も推薦を得る保証はなかったため、「このままでは機を逸する」と、生き残りをかけての表明だった。

 連合宮崎などは結果的に、民主党県連前副代表の外山斎(31)を推薦。組織に頼らない選挙を戦うことになった東だが、逆に「しがらみのなさ」を強調し、草の根運動で支持の拡大を図る。念頭にあるのが、特定組織に頼らなかった東国原が、幅広い支持を集めて知事に当選した「東国原旋風」だ。陣営には東国原の選挙を手伝ったスタッフの顔ぶれも見られる。東は「東国原の県政を国政の場から支援したい」と力を込める。

 「弱肉強食の格差社会ではなく、共生の理念を根付かせたい」

 都知事選に出馬(落選)した建築家の黒川紀章が党首を務める共生新党から8日に公認を得た宮崎市の不動産会社社長・井野元裕(38)。出馬表明が6月29日と出遅れたが、独自の訴えで支持拡大を図る。

 政治生命をかけた必死の訴えを、有権者はどう受け止めるのか。戦いは12日に幕を開ける。(敬称略)

512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/09(月) 18:44:22
2007参院選 地元出身の久間防衛相の辞任の波紋が広がる長崎選挙区を取材しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20070709/20070709-00000960-fnn-pol.html

12日に公示を迎える参議院選挙。
長崎では、定数1に対し、自民、民主、共産の新人3人が出馬を予定しています。
しかし、地元出身の久間前防衛相が問題発言で辞任。
波紋が広がる中での各候補者の選挙活動を追いました。

8日、長崎の伝統行事「ベーロン大会」の会場に姿を現した自民党の小嶺忠敏氏(62)。
街の人は「先生はいつの間に政治家になったみたい、顔つきが」と声をかけた。
小嶺氏は、国見高校サッカー部を率いて何度も全国制覇を果たし、知名度は群を抜いている。
小嶺氏は「(この1週間、表情が硬かったが?)そうかな...いつもマイペースだけどな」と語った。
サッカー一筋だった小嶺氏を、直接口説いて担ぎ出したのは、同郷の久間章生前防衛相だった。
しかし、「原爆投下はしようがない」という発言に対し、被爆地、長崎でも反発が高まった。
スポーツ指導者としての知名度を武器に、年金問題など自民党への批判をかわそうとしてきた矢先のことに、自民党からの国会議員からも「天井でバケツをひっくり返すようなことが起こりました。本当にですね、困ったもんだというふうに思いますけれども、まあ、それはそれ」との声が出た。
小嶺氏は「わたしは、まだ自民党に入って6カ月だから。わたしは県民党であり、小嶺党だと思っている」と述べた。
小嶺陣営は自民色、久間色を極力薄め、逆風を最小限にとどめようと懸命になっている。
対する民主党は、元県議の大久保 潔重(ゆきしげ)氏(41)を擁立した。
大久保氏は、労働組合の支援も受け、県内を走り回っている。
大久保氏は「体を張って、政治を変えるという思いで、自然な活動として今回の自転車キャラバンになったと思います。非常に僕は心強く思います」と語った。
大久保氏は、2005年の衆議院選挙で、久間前防衛相と戦い、敗れた因縁もある。
辞任劇に乗じて一気に勝負をかけたい民主党。
民主党の国会議員は「(久間氏の)原爆にかかわる発言は断じて許せない。長期政権のおごりの表れ」などと厳しく追及している。
大久保氏は「今こそ日本の方向を大きく変えなければ、わが国の将来はないものと考えざるを得ません」と語った。
大久保氏の課題は知名度アップ。党の幹部も再三長崎入りし、浸透を図っている。
共産党は元町議の渕瀬栄子氏(51)。
渕瀬氏は「核兵器廃絶っていう願いは、戦争をしないっていう思いと固く結びついているものですよね。あらためて憲法9条を守って、核兵器廃絶に力を合わせていこうということをお訴えしたいと思います」と述べた。
逆風続きで守りの戦いを強いられている自民に対し、野党は逆転を狙っている。

513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 03:34:55
選挙:参院選・比例代表 瀬戸内町出身、叶・帝京平成大教授が出馬表明 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070709ddlk46010216000c.html

 ◇民主公認「奄美を振興モデルに」

 参院選比例代表に民主党公認で出馬する加計呂麻島(瀬戸内町)出身の帝京平成大教授、叶芳和氏(64)=東京都在住=は8日、奄美市笠利町の奄美空港で記者会見。「日本の政治の流れを変え、新しい国づくりに全力投球したい。国は大改革の時代に入るが、企業本位でなく、市民生活を重視した改革進めたい」と決意を述べた。

 会見には川内博史県連代表、栄和弘・元県議が同席。叶氏は、民主党から出馬要請を受け6日に決断したという。農業活性化に取り組み、奄美地方の自立的発展を実現することで「奄美が地域振興のモデルになる地方改革を進める」と話した。

 叶氏は、一橋大大学院修了、財団法人国民経済研究協会会長などを務め、97年7月から拓殖大国際開発部教授に。06年4月、奄美市長選に出馬し、旧名瀬市長の平田隆義氏に723票差で敗れた。市長選再挑戦について聞かれた叶氏は「大改革の時代になり、あと3年待っていられなかった」と述べた。

 叶氏は同日夜、鹿児島選挙区(改選数1)から出馬予定の皆吉稲生氏(56)と共に奄美市内であった党の決起集会に出席した。両者は今後、連携する構えだ。集会には民主党の喜納昌吉参院議員のほか、先月入党した打越明司・元自民党県議も参加した。【神田和明】

毎日新聞 2007年7月9日

514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 03:35:29
’07参院選くまもと:木庭氏を支援、公明党が集会 自民・三浦氏に推薦状 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070709ddlk43010147000c.html

 参院選比例代表に立候補する公明現職、木庭健太郎氏(55)を支援する集会が8日、熊本市の辛島公園であり、浜四津敏子代表代行や自民党熊本県連の古閑三博会長ら1万人(主催者発表)が出席した。自公は選挙協力で合意しており、公明が熊本選挙区に出馬を予定する自民現職の三浦一水氏(53)に党本部の推薦状を、自民が木庭氏に党県連の推薦状をそれぞれ交付した。

 あいさつした三浦氏は「相互推薦できたことを感謝します。連立与党の成果をさらに発展させるため、全力で木庭さんを支援し、私も勝利を勝ち取ります」と訴えた。

 浜四津代表代行は「今回の年金選挙は、無責任で不安をあおるだけの民主党を選ぶのか、公明党や連立与党を選ぶのかという選挙です」と位置づけ「比例の木庭、選挙区の三浦をよろしくお願いします」と支持を求めた。

毎日新聞 2007年7月9日

515片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 10:02:15
与野党大物 熊本で舌戦
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070709000004

 12日公示の参院選で公明党は8日、熊本市で党代表代行の浜四津敏子氏を迎えて大規模な集会を開催。同党と選挙区・比例区での相互推薦を決めた自民党幹部らも参加し、自公の共闘ぶりをアピールした。一方、民主党は、元代表の岡田克也副代表が来熊し各地で演説。与野党双方の大物幹部らが、熊本を舞台に対決色を鮮明にした。

 公明党県本部は同市の辛島公園で、党比例代表候補の現職木庭健太郎氏の決起集会を開いた。公明党の推薦を受け熊本選挙区から出馬する自民現職の三浦一水氏や同党県連幹部らも出席。自民党の推薦を受けた木庭氏らが、「選挙区は三浦、比例区は木庭」と強調する場面もあった。

 応援に駆け付けた浜四津氏は「年金不安を無責任にあおる民主党は揚げ足取りの野党。改革に対する最大の抵抗勢力だ。連立与党で過半数を確保し改革を進めよう」と呼び掛けた。

 潮谷義子知事も姿を見せ、マイクは握らなかったが、壇上で笑顔を振りまいた。

 一方、民主党の岡田氏はこの日、熊本市をはじめ、八代市や人吉市などを精力的に回り、元衆院議員で熊本選挙区に出馬予定の民主新人松野信夫氏らの支持を訴えた。

 菊池郡菊陽町の光の森で、岡田氏は「前回衆院選でサラリーマン増税はしないと公約した自民党は、所得税と住民税の定率減税を廃止し増税した。増税額は一兆七千億円分。公約違反を許していいのか」と政府・与党を批判した。

 岡田氏は年金問題にも切り込み、「安倍首相は昨年十二月に記録漏れを知った。ことし一月、民主党が質問で追及したにもかかわらず、問題にふたをした」と政府の対応遅れを指摘した。

 参院選熊本選挙区では、三浦、松野氏のほか、共産党新人の橋田芳昭氏が立候補を表明している。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月9日朝刊

516片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 10:17:53
新幹線 最大の地域課題―結果次第で影響必至 (07年7月9日)  佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1065&mode=0&classId=2&blockId=521140&newsMode=article

推進役出馬に有権者関心
 3年連続で予算が付きながら、着工のめどが立っていない九州新幹線長崎ルート。参院選最大の地域課題で、結果次第では今後の協議に影響を及ぼす可能性もある。有権者の関心は高く、公示日が近づくにつれて佐賀選挙区の3人の立候補予定者は主張の違いを際立たせてきた。

 新幹線問題は4月の知事選でも争点の一つになり、建設に伴うJR長崎線の経営分離に反対する鹿島市の動向が注目された。今回の参院選は前面に立って推進してきた前副知事の川上義幸氏(52)が自民党から出馬。新幹線問題に対する民意を探る上で、投票結果はこれまで以上に重みを増す。

 新幹線整備を求めている武雄市の樋渡啓祐市長は4日、市内の大型ショッピングセンターに立った。隣でマイクを握ったのは自民党の佐藤ゆかり衆院議員。佐藤氏は「長崎ルート建設を進めなければならない。そのためには国とのパイプがある即戦力の川上さん」と支持を訴えた。

 川上氏は国交省出身。当選すれば推進ムードに弾みがつくが、推進派の促進期成会幹部は「もし敗れるようなことがあれば、地元の意思は新幹線不要だと国に受け取られかねない。影響が出るのは必至」と選挙の行方に気をもむ。

 対する民主党は2月に発表したローカルマニフェストで交通基盤整備の必要性を述べる一方、長崎ルートについては「費用に見合う効果が期待できるか慎重に判断」と、あいまいな表現にとどめていた。

 しかし、自民党の公認差し替えで川上氏が相手となり、対抗する上で反対姿勢を強めざるを得ない。税金の無駄遣いストップを基本政策に掲げる川崎稔氏(46)は「建設ありきではなく、コストを念頭に慎重な検討が必要」と主張。明言は避けているが、語り口は反対の色を強くにじませる。

 共産党の中尾純子氏(54)は無駄な公共事業の一つとして、真っ向から反対。集会では「必要な社会保障に予算を回すのが先決」と訴えている。

 佐賀新聞社が実施した有権者200人アンケートでは争点となる県内の課題として、4割が新幹線問題を挙げた。三者三様に主張の違いが表れており、今後論戦がヒートアップしそうだ。

517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/10(火) 15:48:08
参院選かごしま 叶氏、民主比例出馬で会見
「奄美を改革モデルに」
(2007-07-10) 鹿児島
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5413

 12日に公示される参院選比例代表に民主党公認で立候補する帝京平成大学教授、叶芳和氏(64)=瀬戸内町芝出身、東京=は8日、奄美市で記者会見し「日本は大改革の時代に入る。奄美を地方改革のモデルにしたい。奄美から日本を変えたい」と決意を語った。
 前日の公認決定を受け急きょ東京から来島。会見には同党鹿児島県連の川内博史代表らも同席した。立候補を決意した経緯については、民主党サイドから要請があったとし、東京、大阪など全国の奄美郷友会関係者の強い支援表明を受けて決意したという。
 叶氏は「民主党公認だが、自分は『奄美党』だと思う」と強調。選挙戦は奄美を中心に展開するとしている。川内代表も「奄美に根差す候補は叶さんただ1人。奄美から参院議員を出すことに意義がある」と話した。
 この後、川内代表とともに喜界島に渡り民主党関係の集会に参加。夜は奄美市であった集会にも加わり、自説を述べた。惜敗した2006年4月の奄美市長選から1年余、会場には市長選で支持した市民グループ関係者も多く集まった。

518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 09:52:31
公明党川上氏推薦 直前に自公協力成立 18日に合同演説会開催へ 讀賣佐賀

 公明党の中央幹事会で10日、参院選佐賀選挙区に立候補予定の自民党新人・川上義幸氏(52)の推薦が正式に決まったことで、公示目前に自公協力が成立した。県本部の伊藤豊代表は、与党過半数維持のため1人区での勝利に向けた選挙協力の必要性を強調。18日に県内で行う同党比例選候補・木庭健太郎氏の演説会の一部で、川上氏が同席した初の合同方式での開催を実現させるという。

 推薦願は6月17日に受理したが、自民党の前衆院議員・衛藤晟一氏の比例選擁立に公明党が反発。九州各県での自公協力が滞っていたが、衛藤氏の出身地の大分で自公協力が実現したことなどから、佐賀でも具体化した。

 伊藤代表は「大分の件もあるが、川上陣営の体制の遅れで協力内容を具体的に提示できない点があったため、時間がかかったのも事実」と説明。「(差し替え前の公認だった)陣内元法相は佐賀商工共済協同組合の訴訟があったが、川上氏本人は直接何も引きずっていないので、個人への異論はなかった。陣内氏が控訴したことを考えると、(陣内氏だったら)厳しかったと思う」と話した。

(2007年7月10日 読売新聞)

519片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 09:53:36
わが党かく戦う…参院選あす公示 讀賣大分

 参院選は12日、公示される。大分選挙区(改選定数1)は再選を目指す国民新党現職の後藤博子氏(59)に、自民党公認の礒崎陽輔(49)、共産党公認の山下魁(30)、いずれも無所属で社民党推薦の松本文六(64)、民主党県連が支援する矢野大和(51)の新人4氏が挑む構図。年金記録漏れ、赤城農相の事務所費問題などで与野党対決が激しさを増す中、5陣営の幹部に戦略を聞いた。

〜市町村主体の施策実現する〜 

 衛藤征士郎・自民党県連会長

 公示直前で自民、公明の選挙協力が合意したが、そのことで最終的には両党に固い結束があることを確認できた。政権与党として政治、経済の安定へ向けて戦う。その安定のためには、景気回復しかない。地方交付税を地方に手厚く配分し、市町村が主体性を持って農業、中小企業、福祉などへの施策を行う。その仕組みを作れるのは、経済に明るい専門家である礒崎しかいないことを訴えたい。

〜「確かな野党」訴える戦いに〜 

 林田澄孝・共産党県委員長

 対話集会や街頭演説で安倍内閣と真正面から戦う姿勢を強調し、「確かな野党」を訴える戦いを展開する。閣僚の不祥事や年金問題など国民の内閣に対する不信感は解消されていない。さらに、年金、増税、憲法改正と問題は多く、政策面では暮らしと平和を中心に訴えたい。特に若者に多い非正規雇用や格差是正の問題で有権者の共感を得て、選挙区、比例選ともに躍進を図りたい。

〜現政権に一石格差是正する〜

 土居一皓(かずあき)・国民新党県支部常任幹事

 弱者切り捨ての政治を強引に推し進める自民、公明の長期政権に一石を投じ、真の議会制民主主義を取り戻す。地方には依然として景気回復の波は届いておらず、所得の格差が広がっている。後藤は前回選で30万票以上を獲得した。現職としての6年間の実績とともに、地域を大切にする党としての政策を丁寧に有権者に訴えることで票を守りたい。県内唯一の女性国会議員を守る戦いでもある。

〜医師足りない現状を変える〜 

 重野安正・社民党県連合代表

 県内では、産科医不足に悩んだり、医師不足で救急医療ができなくなったりする病院があるなど、地域医療が大きな問題だ。松本は、医師として長く地域を支えてきた実績があり、「いのちが一番」をスローガンに、命にかかわる様々な問題に幅広く応えられる。社民支持層だけでなく、医療、福祉関係者をはじめ、多くの有権者に浸透しつつある。組織をフル回転させ、勝利を勝ち取る。

〜安心の年金へ制度を再設計〜 

 吉良州司・民主党県連代表

 消えた年金、増えた税金、政府公認の天下り制度……。現政府・与党の国民軽視の姿勢、政治家や官僚に甘く、国民にだけ厳しい対応について厳しく糾弾していく戦いにする。それと同時に、安心できる年金制度の再設計、(周囲を気遣い助け合う)お互いさまの心が残る故郷再生、地方を主役にした政治、国民一人ひとりが主役の国創(づく)りの必要性などを草の根選挙で訴えていきたい。

(2007年7月11日 読売新聞)

520片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 10:58:54
魚住議員、出馬せず 参院選3区補選へ影響考慮 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070711000002

  自民党の魚住汎英参院議員(67)=比例代表=は十日、県庁で会見し、十二日公示の参院選に出馬しない考えを表明した。しかし、「今後の選挙出馬を含め、政治活動は続ける」と語り、政界引退は否定した。

 魚住氏は今参院選で党公認候補に入っておらず、無所属で熊本選挙区に出馬するかどうかを模索していた。

 魚住氏は不出馬の理由を「松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選という予期せぬ事態が大きかった」と説明。同氏の後援会が3区補選に無所属で出馬予定の荒木義行氏を支援していることに絡み、「自らの参院選出馬が後援会に迷惑をかけ、3区補選にも混乱を生じさせる可能性がある」と述べた。

 また、魚住氏は参院選熊本選挙区では自民現職の三浦一水氏を、衆院3区補選では荒木氏を支援するとした。

 魚住氏は県議を経て一九八六年に衆院議員に初当選。防衛政務次官を務めた後、新生党、新進党から出馬して落選、二〇〇〇年の参院補選で返り咲いた。

 〇四年三月には熊本地裁で破産宣告を受けたほか、口利き疑惑などが報じられたが、魚住氏は「政治家としてやましいことは一切ない。困った人のために行動するのが政治の役割だ」と強調した。(毛利聖一)

熊本日日新聞2007年7月11日朝刊

521片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 11:04:03
現職、新人3人名乗り  熊本選挙区激しい前哨戦  熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070711000007

  参院選熊本選挙区(被改選数一)は十二日午前八時半から午後五時まで、県庁で立候補届け出を受け付ける。これまで現職一、新人二の計三人が立候補を表明、激しい前哨戦を繰り広げている。

 立候補予定者は▽自民現職で元農水副大臣の三浦一水氏(53)▽民主新人で元衆院議員の松野信夫氏(56)▽共産新人で党県委員会国政対策委員長の橋田芳昭氏(51)。

 投票は二十九日午前七時〜午後八時(一部で繰り上げ)、県内四十八市町村の千百三十カ所であり、即日開票される。

 熊本選挙区は、与野党が勝負どころと位置付ける全国二十九の一人区の一つ。各党とも総力戦で臨んでおり、選挙期間中は党首クラスが相次ぎ来熊する予定だ。

 三選を狙う自民の三浦氏は、衆院の県内五選挙区ごとに党所属国会議員や県議らを中心とした選対支部を設置。母体の県農政連はじめ、百五十を超す団体が公認・推薦する分厚い組織戦で臨む。

 連立政権を組む公明党は自民党県連と、比例代表と熊本選挙区の相互推薦という異例の形式で三浦氏を推薦、与党連携で議席死守を後押しする。

 民主の松野氏は、これまで活動拠点だった衆院熊本2区の後援会や党県連、連合熊本を核に選対を組織。年金記録不備問題を追い風に無党派層の取り込みに加え、農業政策を強調し、郡部の支持拡大にも力を注ぐ。

 国民新党の推薦を受けたほか、社民党県連合も支持を打ち出しており、政権交代に不可欠な一人区の議席獲得を狙う。

 共産の橋田氏は、憲法改正阻止や住民税の定率減税廃止の撤回、企業・団体献金の全面禁止といった独自政策を強調。県内各地の党支部網を生かし、比例代表との相乗効果で党勢拡大を図る。

 六月二日現在の県内有権者数は百四十九万九千七百七十人(男六十九万五千百八十二人、女八十万四千五百八十八人)。(毛利聖一)
熊本日日新聞2007年7月11日朝刊

522片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 11:43:02
公明 佐賀 長崎も自民推薦 西日本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/20070711/20070711_001.shtml

 太田昭宏公明党代表は10日、西日本新聞などのインタビューに応じ、九州を含めた自民党との選挙協力について「自公の関係は成熟している。県によっては違いがあるかと思うが、全体的にいい協力が行われているし、さらに強い協力も得られる」と述べ、郵政造反組で大分県出身の衛藤晟一氏の比例代表出馬をめぐるしこりを否定した。

 公明党は同日、自民党候補予定者で福岡選挙区の現職松山政司(48)▽佐賀選挙区の新人川上義幸(52)▽長崎選挙区の新人小嶺忠敏(62)‐各氏の推薦を決定。九州での推薦は6県となった。

 太田氏は、決定がずれこんだ点について「公示前に決まれば十分。大事なのは信頼関係。九州(の支持者)や自民党の人たちはよく分かっているのではないか」と説明。残る宮崎選挙区については「検討中」と述べた。他の推薦決定者は次の通り。 (敬称略)

 ▽山口 林芳正▽群馬 山本一太▽鳥取 常田享詳▽広島 溝手顕正(以上自民党公認、現)

=2007/07/11付 西日本新聞朝刊=
2007年07月11日00時31分

523片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 20:37:01
知事、自民に肩入れ 選挙で支援の社民・連合反発
2007年07月09日 朝日長崎
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/nagasaki/SEB200707090038.html

 金子原二郎知事が、参院選で自民に肩入れする姿勢を鮮明に見せ始めた。就任から10年、これまでの国政選挙では、表向き「中立」を貫いてきたが、今回は特定の候補を「ぜひ当選させたい」と公言。知事選で支援を受けた社民や連合長崎の反発を浴びている。

 金子知事は今月5日の記者会見で、小嶺忠敏氏=自民=支援を鮮明にした。「お世話になったので、報いてあげたい」「これまでの選挙では中立だったが、三位一体改革で状況が変わった」

 佐世保市や長崎市での小嶺氏の総決起集会でも「厳しい財政の中での県政運営には、政権与党とのパイプが必要だ」と力説した。

 参院長崎選挙区では、今回は非改選の議席を民主がおさえている。「2議席とも民主では困る」というのが金子知事の本音だ。

 小嶺氏の後援会長の高田勇前知事は「知事は本来、『全方位』が理想だが、連敗したら政府・与党からにらまれ、県の政策も実現できなくなる」と代弁する。

 しかし、これまで知事選で金子知事を支援してきた自民以外の政党や労組は一斉に反発。民主党県連と、民主・社民系県議がつくる会派「改革21」、連合長崎の代表者が知事本人に「特定候補の応援は慎むべきだ」と抗議した。

 金子知事は申し入れに「自民党中央から小嶺氏支援の強い要請があった」と釈明。「言い過ぎた部分があった。今後は発言に注意する」と陳謝したという。

 金子知事は06年2月の知事選で、自民だけでなく、社民党からは支持、連合長崎からは推薦を受けた。民主は自主投票だったが、多くの県議は金子知事の支援に回った。

 一方、今回の参院選は、民主が擁立した大久保潔重氏を社民、連合長崎が推す構図だ。

 大久保氏の選対事務局長を務める小石隆・連合長崎事務局長は「連合は知事を推薦し、がんばった。今回の発言は許されない」と反発。吉村庄二・社民県連幹事長も「知事選のことを忘れたのか」と話す。いずれも「今後の対応を考える」と、場合によっては知事との協力関係も見直す構えだ。

 金子知事の後援会には民主などの支持者も少なくない。知事の後援会幹部はこう漏らした。「知事も3期目。多選批判もあり、次の知事選に立候補できるかどうかも分からない。参院選で自民支持者だけでもまとめきれないと、中央から何を言われるか……」

524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 20:37:40
組織、批判票……各党、取り込みに躍起
2007年07月10日 朝日長崎
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/nagasaki/SEB200707100039.html

 参院選の公示が12日に迫った。長崎選挙区では、自民の小嶺忠敏氏(62)、民主の大久保潔重氏(41)、共産の渕瀬栄子氏(51)が立候補を予定。街頭演説や支持組織へのあいさつ回りなどを続けている。逆風の自民は組織の引き締めを強める一方、民主は自民の支持組織にも触手を伸ばす。共産は憲法改正問題を争点に据えて、両党への批判票の取り込みを図っている。

 「この逆風の中では、みなさんが頼りです」

 4日、長崎入りした自民党本部の谷津義男選対総局長は、待ち受けた約30人の農協幹部を前に頭を下げた。

 その前日には久間前防衛相が原爆投下をめぐる発言で大臣を辞任したばかり。谷津氏は平身低頭で「お願い」を繰り返した。

 小嶺氏の陣営は今月2日、長崎市で開いた総決起集会で、事前に約7000人の出席予定者に「整理券」を配った。支持組織の動員状況を確認するためだ。陣営は2500人の動員目標を掲げたが、1800人収容できる会場には、最後まで空席が目立った。

 陣営幹部は「業界も、農協も、漁協も、医師会も、推薦はしてくれても、組織は動いていない」と危機感を募らせる。

 自民県連幹部の一人は「後援会員にお願いをしているが、民主に入れるという反応が1割ぐらいある。逆風の中では、無党派の票は期待できない。組織を引き締めるしかない」と話す。

   ■   ■

 「比例区は自民でいい。地方区は大久保をお願いします」

 長崎選出の国会議員の一人は、漁協の幹部らに連日、こんな電話を入れているという。県漁連幹部は「自民に比べると、民主は必死のようだ」。

 知名度では小嶺氏に及ばない大久保氏は、各地の県議に連れられて、漁協や農協、建設業者など、すでに小嶺氏に推薦を出している組織に対しても、あいさつ回りを続けている。

 自民の支持組織の切り崩しを図るねらいだが、大久保氏の陣営幹部は厳しい見方を崩さない。

 「自民はダメだという手応えは強い。だが、だからといって、民主に入れるとは言ってくれない」

 民主にとっては、投票日が当初の見込みより1週間遅れの29日になったことも痛手になっているという。選挙戦の中核を担う労組員が25日ごろから一斉に夏休みに入ってしまうためだ。各労組は、期日前投票の呼びかけを徹底する方針だ。

   ■   ■

 久間氏の原爆投下をめぐる発言の翌日の1日、共産の渕瀬氏は、爆心地近くの浦上天主堂前でマイクを握った。

 「県民、被爆者の思いを踏みにじる大暴言。議員辞職を求めます」。さらに格差、憲法、年金問題も取り上げ、「確かな対立軸を持っているのは共産党だけ」と訴えた。

 自民、民主の対決の構図が鮮明になればなるほど、共産の主張が埋没してしまいかねないという懸念もある。

 「9条を変えようという安倍内閣への審判を有権者に下してほしい」と憲法改正の是非を正面に据え、存在感をアピールしている。

525片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 20:43:31
民主比例に出馬予定の叶氏「奄美から日本変えたい」
2007年07月09日 朝日鹿児島
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/kagoshima/SEB200707090043.html

 奄美群島出身の経済学者、叶芳和氏(64)が8日、奄美市内で記者会見し、民主党公認で参院比例区から立候補することを表明した。「日本全体が衰退する中、奄美を地方改革のモデルとし、奄美から日本を変えていきたい」と抱負を述べた。
会見する叶芳和氏=8日、奄美市内で


 叶氏は民主公認で出馬を決めた理由について、「日本はあと数年で明治維新に匹敵するような大改革を迫られる。今の政治の流れを変えなければならない」とし、「民主党とは多くの点で共通点があり、公認を得ることにした」と述べた。

 政策としては、環境・最先端技術をいかした国際社会での日本の地位復権▽農業の輸出産業化▽自立に向けた奄美振興を挙げた。

 会見に同席した川内博史・党県連代表は、党本部から叶氏を擁立するよう指示があったことを明らかにした。そのうえで「奄美の政治を変えることができるのは、長年奄美を研究してきた叶さんが最適任」との見方を示した。さらに、「年金問題を始め、このままではいけないと思っている奄美の人の支持を得られるだろうし、その思いが投票行動につながり鹿児島選挙区にもよい影響が出ると思う」と話した。

526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 20:45:06
衆院選も視野、2区激戦 「鞍がえ」2氏 存在感かける
2007年07月09日 鹿児島
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/kagoshima/SEB200707090041.html

 12日に公示、29日に投開票される参院選をめぐって、自民、民主両党が、衆院鹿児島2区の28万票の争奪戦を展開している。同区は鹿児島市南部、指宿市、奄美群島など。両党とも05年総選挙で激戦を演じた元県議、衆院議員を入党させ、票の取り込みを狙う。なお及ばないとみる民主は「後れをとる奄美」の底上げを目指して昨春の奄美市長選で、旧名瀬市長を相手に接戦を演じた経済学者の叶芳和氏(64)を8日、比例区に擁立、流れを呼び込もうと揺さぶりをかけてきた。
「私は自民で生まれ育った」という打越明司氏(左)を、「そのままでいい」と口説いた民主・小沢一郎代表は参院選での集票に大きな期待を寄せる=6日、鹿児島市鴨池新町にある皆吉稲生氏の選挙事務所で


 参院選に立候補予定の民主新顔の皆吉稲生氏(56)と自民現職の加治屋義人氏(69)の、衆院鹿児島2区を舞台にした“代理対決”の様相を呈しているのは、元自民党県議団長で6月に民主党入りした打越明司氏(49)と、前回総選挙で当選した前自由連合代表で昨年末に自民党に鞍(くら)がえした徳田毅氏(36)。ともに新組織で戦う選挙になる。

 ■打越氏・叶氏

 3日夕、鹿児島市の天文館。打越氏は民主の皆吉氏と初めて並んで市民に呼びかけた。「郷土の先達が倒したのは江戸幕府。幕府が時代に合わなくなった」。自民党を幕府になぞらえ「参院での与野党逆転」を訴えた。

 05年衆院選、打越氏は自民公認を得られず無所属で2区に出馬。当選した徳田氏の8万7000票、自民公認候補の7万1000票に対し、4万5000票を獲得した。

 昨年末、徳田氏が自民入りしたため、次期衆院選で公認を得る道を断たれたとして離党した。打越氏を取り込み、参院選での飛躍を図りたい民主と、次期衆院選に向け、足場を固めたい打越氏の思惑が重なった。

 打越氏は「皆吉さんを通すことが、俺(おれ)の勝敗を7〜8割方決する」と周辺に漏らす。「民主が勝てばこの秋には解散、総選挙がある。私の出番」

 民主はさらに、奄美群島出身の叶氏の比例区への擁立を決めた。叶氏は、昨春の奄美市長選で民主、共産、社民3党推薦で旧名瀬市長に700票差に迫った実績がある。「市民グループに人気が高い叶氏は心強い援軍だ」と皆吉氏の選対幹部は言う。

 8日午後7時から奄美市内の公園で行われた民主党の喜納昌吉参院議員のライブでは、皆吉氏、叶氏、打越氏、川内博史県連代表の4人がステージに上がった。皆吉氏が喜納氏のヒット曲「花」の一節、「いつの日か花を咲かそうよ」と歌って、「これは未来の私たちの姿だ。奄美から政治を変えましょう」と絶叫した。司会者は「投票日には1枚目の紙に皆吉稲生、2枚目の紙には叶芳和と書いてください」と呼びかけた。

 ■徳田氏

 一方、徳田氏は、加治屋氏支援を前面に出す。

 6月25日、鹿児島市での選対会議で「公明党の動きが少し鈍い気がする」と発言。比例区に立候補を予定する自民現職の尾辻秀久氏(66)の妹で、自民県議の義(のり)氏(63)に「公明も大事だけど、自民にも比例候補はいる。そちらとも連携するべきではないか」と牽制(けんせい)された。徳田氏は「言葉足らずだった」と頭を下げた。

 「尾辻兄妹の手前、公明との協力は話題にしにくいのに。徳田の『公明発言』は必死に加治屋を支援する表れだろう」とある県議は推察する。

 自民入りした徳田氏に党が求めるのは、徳洲会の集票力。北海道から沖縄まで63病院を持ち、2区だけで数万票とされる。徳田氏自身、公示後は病院がある地域を中心に、全国をてこ入れに回る。

 ただ徳田氏については、保岡興治・衆院議員(68)と、徳田の父虎雄氏(69)の国政選を舞台にした「保徳戦争」のしこりが残り、いまでも嫌悪感をあらわにする自民関係者が少なくない。だからこそ、徳田氏も力が入る。参院選での鹿児島2区票について「絶対に負ける訳にはいかない」と言い切った。自らのメンツをかけた戦いという位置づけだ。

527片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/11(水) 20:47:59
教科書検定「反対」 野党「本腰」、与党は「及び腰」
2007年07月09日 朝日沖縄
http://www2.asahi.com/senkyo2007/localnews/okinawa/SEB200707090044.html

 沖縄戦の際、日本軍が住民に集団自決を強制したという記述を削除した教科書検定問題。沖縄では、「歴史の書きかえ」への反発は党派を超えて広がっており、参院選沖縄選挙区(改選数1)で激突する与野党の両陣営も、ともに検定意見に「反対」の立場を取っている。ただ、この問題を争点の中心に据えたい野党側に対し、そうしたくない与党側と、両陣営には温度差もある。

 「争点が明確になりつつある。年金問題と、沖縄的には教科書検定問題だ。一番、怒り心頭なのがみなさんでしょう」

 6日夜、与那原町。野党が推す無所属前職、糸数慶子氏(59)=民主、共産、社民、国民新、沖縄社会大衆推薦=の選対支部事務所で、大城一馬選対事務局長が訴えた。

 集まったのは教職員のOBら約20人。組織的に選挙にかかわったことはなかった人たちだが、教科書問題などを受け、退職教職員会を結成。ビラを配って回るなど積極的に動いている。「元教員として、歴史の歪曲(わいきょく)に我慢できず立ち上がった。黙っていると、今の政権がしていることを認めることになる」と同会の又吉政義事務局長は話す。

 この問題で、沖縄では県議会と41の市町村議会すべてが検定意見撤回を求める意見書を可決し、怒りは「島ぐるみ」の様相を呈している。安里カツ子副知事や仲里利信県議会議長らは4日、文部科学省を訪ね、「県民の総意」として撤回を要請した。だが、文科省は「(検定意見を決めた)検定調査審議会の決定には口を挟むことができない」と繰り返すばかり。県議会は抗議の意思を込め、再度、同様の意見書を可決する見通しだ。

 糸数氏側は県民世論の高まりを受け、年金問題とともに「相手候補にとってアキレス腱(けん)になる可能性がある」と分析。二つの争点を訴えの中心に据える考えだ。

 糸数氏は、戦跡を巡っって沖縄戦の惨状を伝える「平和ガイド」の草分けでもある。5日夜、沖縄市であった労組の総決起集会でも、ひときわ強く訴えた。「歴史教科書の改ざんの行き着く先は憲法改悪だ」

 対する与党側の自民現職、西銘順志郎氏(57)=公明推薦。「検定問題について国会で厳しく追及しなければならない」と基本政策に明記し、6月11日には参院決算委員会で、集団自決を巡る記述の削除について、「速やかに見直すべきだ」と安倍首相に迫った。

 当初、陣営は「沖縄経済の自立」など、経済問題を中心に訴えていた。「教科書検定は沖縄にとって与野党の別なく容認できない内容。選挙の争点にはならない」とみていたからだ。だが、野党側がこの問題で攻勢を強めてきたため、戦略の転換を余儀なくされた。

 ある陣営幹部は「西銘氏は元々、検定意見を認めていないのに、何も発言しないと、『検定意見を認めているのでは』と取られかねない。その危機感から政策の中にあえて盛り込み、姿勢を明確にした」と解説する。

 6月24日の政策発表の会見でも、西銘氏は集団自決を巡り、「軍命があったのは事実だと思う。ウチナーンチュ(沖縄の人)として(検定意見の)撤回に向け、要請活動をする」と強調した。

 ただ、陣営は、この問題を中心に訴えるつもりはなく、経済問題へと徐々に論点を戻していければと考えている。

 野党側は民主から共産までの幅広い連合体。一致して与党をたたける材料は年金と教科書ぐらいしかない。そんな野党が用意した土俵に乗るのは得策ではない――。そう見ているからだ。

528片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/12(木) 10:11:34
きょう公示 久間発言どう影響 讀賣長崎

 参院選が12日に公示される。長崎選挙区(改選定数1)は、自民党新人の元県立国見高サッカー部総監督・小嶺忠敏(62)、民主党新人の前県議・大久保潔重(41)、共産党新人の党県委員・渕瀬栄子(51)の3氏が立候補を予定。年金記録漏れ問題や格差是正、赤城農相の事務所費問題で再燃した「政治とカネ」などが焦点になりそうだ。県選出の久間章生前防衛相の原爆投下を巡る発言が、被爆県の有権者の投票行動にどう影響するかも注目される。投開票は29日。


小嶺陣営■

 国見高を高校サッカーの名門に押し上げた実績を背景に、教育改革を前面に打ち出す。高い知名度を生かし、幅広い浸透を目指す。

 「久間発言」で、危機感を強めた自民党国会議員や県議、地域支部などの活動が活発化している。公明党が10日に推薦を決めた。金子知事も支援に回る。

 12日は午前9時から県庁裏の広場で出陣式。諫早、大村、佐世保、平戸市などでも開く。


大久保陣営■

 年金問題や地域間格差の是正を中心に訴える。知名度不足の克服が課題。若さをアピールしながら、中心街での早朝の街頭活動などを展開してきた。

 連合長崎を中心とした民主、社民の共闘組織「6団体懇話会」が支援しており、労働組合を中心に組織固めを進める。

 12日は午前9時から長崎市の大型商業施設「夢彩都」前で第一声。諫早、佐世保市でも出陣式を開く。


渕瀬陣営■

 昨年2月にいち早く立候補表明し、街頭演説や集会などを重ねてきた。憲法改正への反対姿勢、格差社会の是正などを中心に訴え、「久間発言」への批判も打ち出す。

 比例選の票の上積みも共産党の重要課題で、県内で5万5000票の獲得を目標に掲げる。

 12日は午前9時、長崎市の「鉄橋」で第一声を上げた後、諫早、大村、佐世保市などを遊説する。

(2007年7月12日 読売新聞)

529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/12(木) 10:12:36
きょう公示 各陣営とも準備整う
県選管 立候補受け付け確認作業 讀賣鹿児島

出陣式などの準備に追われる陣営のスタッフら(鹿児島市の事務所で)

 参院選は12日公示され、県内でも29日の投票日に向け、激しい選挙戦がスタートする。鹿児島選挙区(改選定数1)では、自民党現職・加治屋義人氏(69)、民主党新人・皆吉稲生氏(57)、共産党新人・山口陽規氏(54)が立候補を予定しており、各陣営とも午前8時30分からの受け付け開始とともに立候補の届け出を済ませ、支持者の前で第一声を放つ。11日、各陣営は公示に向けた最後の準備に追われ、県選管職員は立候補受け付けのリハーサルで、手順を確認していた。

 ――加治屋陣営

 加治屋氏はこの日、鹿児島市内で政見放送の収録。陣営スタッフは同市の事務所で、出陣式で使う鉢巻きを1本ずつ折りたたむなどしていた。

 12日は午前9時から、鹿児島市の中央公園で出陣式。午前中は同市内を中心に遊説し、夕方には霧島市で菅義偉総務相とともに街頭に立つ。公示後は15日に小泉前首相、19日に安倍首相が来援するなど、党本部からのバックアップも強力になる見込みだ。

 ――皆吉陣営

 菅直人・代表代行が応援に駆けつけたこの日、陣営スタッフも菅氏の遊説について回り、買い物客に党の政策を紹介するチラシを配るなどした。午後5時前からは皆吉氏も合流、天文館で街頭演説を行った。

 12日は午前9時から、鹿児島市鴨池新町の事務所前で出発集会を開く。午後には比例選に同党から立候補する鹿屋市出身の横峯良郎氏(47)と鹿児島市内で演説し、夜は曽於市大隅町で個人演説会。

 ――山口陣営

 山口氏や陣営スタッフはこの日、鹿児島市真砂本町の事務所で、街頭演説の内容を練ったり、遊説計画のチェックを行ったり入念に打ち合わせをした。

 山口氏は12日午前9時から、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前で第一声。その後、同市内を中心に遊説する。選挙期間中は県全域をくまなく回り、護憲や増税反対を訴える。16日には穀田恵二・党国対委員長を招き、鹿児島中央駅前で街頭演説をする。

(2007年7月12日 読売新聞)

530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 11:31:40
6氏力強く第一声
改革の姿勢訴え 2議席巡り激戦スタート 讀賣福岡

 12日に公示された参院選の福岡選挙区(改選定数2)には、現職2人、新人4人の計6人が立候補し、29日の投開票日に向け、17日間の選挙戦に突入した。立候補の届け出を終えた各候補は、小雨が上がり、時折強い日差しも照りつける中、福岡市内で第一声。年金や格差是正、憲法改正を巡る問題、安倍政権の評価などについて舌戦を繰り広げ、それぞれ改革の姿勢をアピールし有権者に支持を訴えた。

■松山政司候補■ 午前9時半過ぎ、福岡市中央区の警固神社で出陣式。党国会議員、県議らのほか、公明党関係者や県副知事らも駆けつける中、経済活性化、産業振興策の充実を訴え「国民の不安を払いのけ、日本の成長を実感に変えるために頑張る」と誓った。この後、同市・天神で第一声。半袖姿になり、「政治を安定させ、変革期を乗り越えるため、死に物狂いで県内を訴えて回る」と選挙カーに乗り込んだ。

■馬場能久候補■ 午前10時、福岡市中央区の県護国神社で支持者とともに必勝祈願をした後、同神社近くの国体道路沿いで第一声を上げた。参議院改革や福祉政策、自主憲法の制定、教育改革などについて持論を展開し「今の日本社会の乱れは、現憲法そのものに原因がある」と批判。「戦後教育を一からやり直さなければいけない。誇りある日本を再建したい」と訴えた後、同市内の繁華街を中心に遊説した。

■田中美由紀候補■ 午前10時40分、福岡市中央区天神の西鉄福岡駅前で第一声。「まじめに納めた年金が消えるなんてばかな話はない」と与党批判を展開した。

 「自公は『年金のため』と言って定率減税を廃止したが、国民に届いたのは何倍にも膨れ上がった住民税の通知書だけ。でたらめな政治にストップを」と声を張り上げ、年金問題の解決や、福祉の充実、護憲などの政策を訴えた。

■金岩秀郎候補■ 午前10時、福岡市博多区の千代東公園で出発式。支持者らが年金問題への怒りを短冊につづった七夕飾りが添えられた壇上で、白いジャケットにノーネクタイのクールビズ姿で「年金、税負担増、福祉や教育の切り捨てなど、今の政治は国民に痛みと不安しか残していない。憲法9条を変えて戦争ができる国にしようとする安倍政権に歯止めをかける。国民のための改革をやろう」と呼び掛けた。

■岩本司候補■ 午前9時40分、福岡市中央区の警固小前で出発式に臨み、「天下りや談合の政治を変え、国民の手に政治を取り戻そう」と決意表明。年金記録漏れ問題を厳しく指摘し、「皆さんの年金が無駄に使われないよう全力で取り組む」と訴えた。党県連と6年ぶりに合同の選対本部を作った連合福岡の山口正三会長は「組織をあげてトップ当選につなげる」と、沿道に集まった支持者を前に誓った。

■秀南高行候補■ 午前10時10分、福岡市中央区の西鉄薬院駅前で出発式。出迎えた陣営幹部や通行人を前に「今の社会はおかしくないだろうか。パート・アルバイトと正社員の所得格差の実態はピンハネだ。この国は病んでいる」と第一声を上げた。この後、「共生新党」と入ったTシャツ姿の若いスタッフを連れ、駅周辺を歩いて自己アピール。乗降客と握手を交わし、深々と頭を下げながら支持を求めた。

(2007年7月13日 読売新聞)

531片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 11:32:06
3新人舌戦スタート 2007参院選 讀賣佐賀

<地方主役の施策を 川上候補> 

 川上候補は、午前9時半から佐賀市の松原神社で出陣式を開いた。

 自民党選対本部長の今村雅弘・県連会長は「年金問題は安倍首相が自分の責任で解決すると明言した。厳しい戦いだが、即戦力の候補を必ず勝利させよう」と一致団結を訴えた。

 川上候補は「県下をくまなく回ってきた。選挙戦でも突っ走って多くの人に会って理解をもらう努力をする」と決意を披露。「地方と中央は格差があり、地方はまだ厳しい。実態がわかった者が政治をし、地方が主役の施策を実現させたい」と、これまでの実績を生かす“仕事”を強調した。

 6年近く勤めた県庁前で街頭での第一声の後、唐津、伊万里市へと回り、夜は佐賀市内で演説会を開いた。

<安心できる年金を 川崎候補>

 前回3年前に続き2度目の挑戦となった川崎候補は、午前9時から、佐賀市の「どんどんどんの森」で出陣式に臨んだ。

 選対本部長で民主党の原口一博衆院議員は、破産した佐賀商工共済協同組合で陣内孝雄参院議員が理事長を務めていた問題をとらえ、「あの後継者を認めるわけにはいかない」と切り込んだ。川崎候補は「税金の無駄遣いに待ったをかけ、将来安心できる年金をもう一度つくり直そう。私たちの将来と今の生活が守れるかどうかの瀬戸際の戦いだ」と声を張り上げた。

 ボクシングのグラブをはめ、「古い政治」と書かれた風船を割るパフォーマンスをした後、街頭に飛び出し、鳥栖市やみやき町方面を回った。

<国保引き下げ訴え 中尾候補>

 中尾候補は午前9時に佐賀市役所前で第一声を上げた。

 年金問題では、与党が社会保険庁の解体を定めた法案を強行採決したことを批判。「中身がまだ不十分。このままでは年金がまた流用されるのではないか」と手厳しく指摘した。

 また、反対の立場の九州新幹線長崎(西九州)ルートを例に挙げて、「長崎ルートをはじめ税金の無駄遣いをなくせば暮らしに生かすことができる」と強調。貧困や格差が拡大しているとして大規模公共事業計画を見直し、「国民健康保険税を1万円引き下げる」と訴えた。

 この後、集まった支持者に見送られて、街頭演説に出発。佐賀市やみやき町などを遊説した。

(2007年7月13日 読売新聞)

532片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 11:32:35
3新人舌戦スタート…2007年参院選・公示 讀賣長崎

出陣式で気勢を上げる支持者ら(12日午前9時25分、長崎市で)

 参院選が12日公示され、長崎選挙区(改選定数1)には自民党新人の元県立国見高サッカー部総監督・小嶺忠敏(62)、共産党新人の党県委員・渕瀬栄子(51)、民主党新人の前県議・大久保潔重(41)の3氏が立候補を届け出た。自民、民主、共産3党による三つどもえは、2004年の前回と同じ構図。前回は民主党新人が自民党現職を破っており、改選議席の死守を目指す自民党、参院の県内議席独占を狙う民主党、比例選とも連動させる共産党がぶつかる格好となった。候補者は出陣式で第一声を上げると、29日の投開票まで17日間の選挙戦に突入した。年金記録漏れ問題や「政治とカネ」、格差是正などの争点に加え、県選出衆院議員の久間章生前防衛相が原爆投下を「しょうがない」と発言した問題が、被爆県の有権者の判断にどう影響するかが注目される。

 小嶺候補は県庁近くの広場で出陣式。第一声で教育改革の必要性を打ち出し「日本の50年、100年先が素晴らしい社会になるよう尽くしたい」と強調した。

■小峰陣営

 小嶺候補擁立の流れを作った久間氏の問題発言など、陣営は逆風続き。谷川弥一・党県連会長(衆院長崎3区)らが応援演説で危機感をあおると、小嶺候補は「自民党がしっかりしてもらわなきゃ困る。私が自民党を必ず変えたい」と訴えた。

 この後、選挙カーに乗り込み、長崎市役所などで立候補のあいさつをし、各地での遊説に向かった。

■渕瀬陣営

 渕瀬候補は長崎市の鉄橋で第一声。「久間発言」を取り上げ、「被爆者と県民の核兵器廃絶の願いを踏みにじるもの」と批判。「核兵器廃絶の願いは二度と戦争をしないと誓った憲法9条と固く結びついている。9条を変えようとしている自民、公明、民主党に核兵器廃絶の願いを託せるのか」と呼びかけ、格差是正についても「最低賃金を引き上げ、長時間労働をやめさせる」と強調した。

 候補は、駆けつけた支持者ら一人ひとりと握手を交わして、選挙カーに乗り込み、同市の平和公園などでも支持を訴えた。

■大久保陣営

 大久保候補は、長崎市元船町の大型商業施設前での出陣式に水色のポロシャツに白いパンツ姿で現れた。都市と地方との格差問題に触れ、「長崎の離島、半島は地方の象徴。こうした人々の暮らしはここ数年で厳しく追い込まれた」と自公連立政権を批判した。「久間発言」についても、「世界の平和に向けて活動している人たちの努力を踏みにじる発言だ」と声を上げると、聴衆からは大きな拍手がわき起こった。

 この後、支持者から必勝を願う千羽鶴を受け取り、車に乗り込んで遊説に出発した。

(2007年7月13日 読売新聞)

533片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 11:34:09
5氏の舌戦スタート 2007参院選 讀賣大分

矢野候補

後藤候補

松本候補

礒崎候補

山下候補

 年金問題が最大の争点となった参院選は12日公示された。大分選挙区(改選定数1)には、再選を目指す国民新党現職・後藤博子(59)、社民党推薦の無所属新人・松本文六(64)、自民党新人で公明党が推薦する礒崎陽輔(49)、共産党新人・山下魁(30)、民主党県連が全面支援する無所属新人・矢野大和(51)の5氏が立候補。従来の国政選挙で協力してきた民主党県連、社民党県連合の分裂という要素もあり、大混戦となった。各候補は、いずれも大票田の大分市内で出陣式を行い、17日間の選挙戦のスタートを切った。投票は29日。

 後藤陣営は午前8時から、大分市萩原緑町の平和市民公園多目的広場で出陣式。郵政民営化関連法案に反対した関係で支援団体となった特定郵便局長OBらの会「大樹」のメンバーらも出席した。

 後藤候補は「今回の参院選は病んでる日本を変え、政治状況を打ち破るための選挙。国民新党は組織もない小さな党だが、大好きな大分のために働きたい」と第一声。夕方には同市府内町のトキハ本店前で亀井静香・党代表代行と並んで街頭演説し、「格差を広げ、地方を切り捨てる今の政治を変えよう」と訴えた。

 松本陣営は午前8時から、大分市中戸次の事務所近くの駐車場で出陣壮行会。医師でもある松本候補は「『いのちが一番』がキャッチフレーズ。若者やお年寄りら弱者が、夢と希望を持てる政治にしよう」とし、「自民は地方再生を訴えるが、この状況をつくったのが自民。将来を任せてはいけない」と批判した。

 社民党推薦。従来の連合大分、民主党県連との選挙協力は決裂し厳しい戦いとなったが、連合大分の嶋崎龍生会長は「残念な形だが、十分勝つチャンスはある。全力で支える」とエールを送った。

 礒崎陣営は午前8時15分、大分市府内町の大手公園で出陣壮行会を行った。自民党県連幹部らが駆け付けて激励。同党と選挙協力する公明党の竹中万寿夫・県本部代表が候補に直接推薦状を渡し、「推薦した以上、勝利の原動力となる決意だ」と意気込んだ。

 礒崎候補は「いつまでたっても労働組合の顔色を見ながらの仕事しかできない野党に政権を渡すわけにはいかない。地方に日のあたる政治、一人ひとりに優しい政治を実現したい」と訴えた。その後、選挙カーを走らせ、別府市、佐伯市などでも出陣壮行会を開いた。

 若さを“武器”に戦う山下陣営。午前8時30分から、大分市のJR大分駅前で出発式を行い、支援者約150人が駆け付けた。

 山下候補は、賃金格差の是正、年金制度の改革などを訴えた。年金制度については「今の支給額ではとても暮らしていけない。信頼できる年金制度のために全力を尽くす」。賃金格差の是正に関しては、若者の非正規雇用が増えているとし、時給を全国一律1000円以上にする政策をアピール。そうした上で、「国の無駄遣いを減らして格差を正し、暮らし、福祉を守ります」と声を張り上げた。

 民主党県連が全面支援する矢野陣営は午前8時半から、大分市中心部のアーケード街、ガレリア竹町ドーム広場で出陣壮行会を行い、推薦する民間労組の組合員、横光克彦・衆院議員ら同党選出の国会議員が駆け付けた。

 落語を得意としているが、笑い話は一切せず、終始険しい表情で年金や天下りなど政府批判を展開。「地方を再生したいという思いから立候補した。霞が関が主役か、地方が主役かが問われている。怒りの思いを託してほしい。国会で、庶民の心を訴えさせてください」と支持を呼びかけた。

(2007年7月13日 読売新聞)

534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 11:35:47
参院選宮崎選挙区に6人が立候補届け出 讀賣宮崎

 参院選が公示された12日、宮崎選挙区(改選定数1)では6人が立候補の届け出を済ませ、宮崎市内で第一声を上げた。立候補したのは、無所属で前参院議員の長峯基(66)、自民党公認で現職の小斉平敏文(57)、無所属で新人の東治男(62)、無所属で民主党、社民党、国民新党が推薦する新人の外山斎(31)、共生新党公認で新人の井野元裕(38)、共産党公認で新人の馬場洋光(38)の6人。うち4人は、6年前の参院選と同じ顔ぶれとなった。年金記録漏れに伴う社会保障制度や、地域間格差の問題などを争点に、17日間の選挙戦を繰り広げる。投票は29日で即日開票される。

■■長峯候補■ 宮崎市の事務所前で第一声。長男の長峯誠・都城市長、公明党県本部の赤木和男副代表も駆け付けた。

 長峯候補は「6年前、自民党県連の横暴で(公認を得ずに)敗れ、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)の日々だった。今回の争点は年金。私の本職は薬剤師で、医療や福祉をテーマに政治を志した。参院議員時代には介護保険法制定に携わった。当選させてもらえば、年金問題を解決する」と訴えた。松下新平参院議員も壇上に立ち「長峯先生は年金、医療福祉の専門家で、具体的な政策を持っている。『年金は長峯』が合言葉だ」と強調した。

■■小斉平候補■ 宮崎市神宮2の宮崎神宮で必勝祈願した後、午前9時半から同市跡江のJA宮崎中央家畜市場で出陣式に臨んだ。式には来賓の菅総務相や、自民党の国会議員、県議らが出席した。

 菅総務相は壇上で「農政では党内でも高い評価を得ている小斉平さんが挑む。皆さんの代表として再度国会で頑張れるよう応援してほしい」と述べた。

 小斉平候補は「所得や道路整備などの格差をなくすには、地域経済の活性化が必要。与党が過半数を取って政局が安定するためにも負けるわけにはいかない」と支持を求めた。

■■東候補■ 宮崎市の選挙事務所前で出陣式。東候補は「歩き回って1人でも多くの人に覚えてもらいたい」とスニーカー姿で登場し「景気回復と言われるが、宮崎では全く実感がない。景気対策として新事業を創設するとともに、東九州自動車道と九州横断道路の早期完成を目指す」と訴えた。

 「私は団体から推薦をもらっていない、しがらみのない候補」と強調。「東国原知事が誕生し、宮崎の改革へのステージは始まったばかり。知事1人ではできないので、私にその手伝いをさせてほしい」とアピールした。

■■外山候補■ 県庁楠並木通りで出陣式。横山節夫選対本部長が「政権交代実現の礎となる選挙だ。追い風が吹くよう、力を結集しよう」と呼びかけた。

 外山候補は、最大の争点として年金問題をあげ「すべての人が受け取れるように国が仮払いし、その間に年金記録を調査する方式を提案したい。制度の抜本的改革が必要」と力説。「今の政治を水に例えると、放置すれば腐る状態。皆さんと一緒に浄化しないといけない。まだ小さなさざ波だが、大きなうねりを起こす」と声を張り上げ、選挙カーに乗り込んだ。

■■井野候補■ 午前10時過ぎ、宮崎空港近くの駐車場で出陣式。水田をバックに、集まった約100人の支持者の前で、「『神話のふるさと』宮崎が日本の原点。宮崎から変えていかなければ、日本は変わらない」と訴えた。

 「宮崎の人々が豊かにならないと、今回の選挙は何の意味もなさない」と語り、「私には地盤も看板もカバンも何もない。それでも、この場からスタートすることがすべての始まりだ」と力を込めた。最後に支持者らと一緒にガンバロー三唱した後、宮崎市中心部などで遊説するため、車に乗り込んだ。

■■馬場候補■ 正午過ぎ、宮崎市中心部のデパート前で第一声。馬場候補は「小学校時代のソフトボール仲間2人が過労死した。自公政権がつくった低賃金・長時間労働の体系では、未来に希望が持てない。安心して働き、安心して暮らしを送りたい皆さんの願いを託してほしい」と熱弁を振るった。

 これに先立ち、津島忠勝選対本部長は「自公政権の真の対決者になるのは、格差をただし、憲法を守る共産党だ」と党の政策をアピール。「馬場候補は、行動力があり、働く者の気持ちがわかる青年政治家だ」と紹介した。

(届け出順)

(2007年7月13日 読売新聞)

535片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 11:40:38
3氏舌戦スタート 2007参院選 讀賣鹿児島

 年金問題などを争点に、12日に公示された参院選。鹿児島選挙区(改選定数1)には自民党現職・加治屋義人氏(69)、共産党新人・山口陽規氏(54)、民主党新人・皆吉稲生氏(57)の3人が立候補した。梅雨の合間に広がった青空の下、各候補はいずれも鹿児島市内で第一声を上げ、17日間にわたる選挙戦に突入した。投票は29日で、即日開票される。(出陣式などの参加者数は主催者発表)


 ■加治屋候補■ 鹿児島市の中央公園で出陣式を行い、自民党県連の宮路和明会長ら県選出の国会議員や、選挙協力を結んでいる公明党県本部の成尾信春代表らが駆けつけた。

 加治屋候補は「参院農水委員長として鹿児島の農政に貢献できた」「憲法や教育問題、地域活性化に全力を尽くした」と、自身と安倍内閣の実績をアピール。そのうえで「便利で災害に強い県土をつくることで、地場産業が芽生える」と、社会資本整備に力を注ぐ考えを強調した。

 宮路会長ら弁士からは「厳しい選挙」との言葉が続き、加治屋候補も「厳しいのは私が一番分かっている。どうか、一緒に戦ってほしい」と約2000人の参加者に向けて声を張り上げた。

 ■山口候補■ 鹿児島市のJR鹿児島中央駅前で、支持者約200人を集めて出発式。冒頭、あいさつに立った党県委員会の野元徳英委員長は「今度の選挙は、私たちの手で暴走する安倍政治にストップをかけるチャンス。選挙区、比例選ともに(共産党候補を)国政に送っていただきたい。我々を大きく前進させてください」と声を張り上げた。

 山口候補は「住民税は増税され、庶民の暮らしは大変苦しい。一方で大企業や金持ちは大もうけをしている。私は国政で貧困と格差是正に取り組み、命と暮らし、平和を守ります。みなさんのお力添えで、安倍内閣が腰を抜かすほどの躍進を勝ち取ろうではありませんか」と訴えた。

 ■皆吉候補■

 鹿児島市鴨池新町の選挙事務所前で、約500人の支持者とともに出発集会に臨んだ。選対委員長の川内博史・党県連代表、皆吉候補を支持する社民党県連合の南徹郎代表、松下忠洋・元自民党衆院議員らがマイクを握り、「安倍、小泉政権が競争を重視した結果が格差社会につながった」などと自民党批判を展開。特定郵便局長OBでつくる大樹県本部や京セラ労組からも来賓が訪れた。

 皆吉候補は「安倍政権は憲法改正を標榜(ひょうぼう)しているが、国民の思いはそんなところにはない。暮らしの安心と安全だ。その実現のため、一生懸命頑張りたい。この歴史的な戦いで勝たせてください」と声を張り上げた。


 今回の参院選の最大の争点に位置づけられている年金記録漏れ問題。鹿児島選挙区の3候補は第一声で、有権者にどんな訴えを展開したのか――。

 加治屋候補は、年金記録漏れ問題に対する民主党の対応を「ただただ『自民党が悪い』『与党が悪い』と言ってあおり立てて、選挙を迎えた」と批判。そのうえで「安倍政権はいち早く国会に年金関連法案を出し、それを進めようとしている」と、問題発覚後の迅速な対応を力説した。

 山口候補は「消えた年金で、県民のみなさんの不安と怒りは大きくなっている。これは国による詐欺」と指弾。「すべての受給者・加入者に納付記録を送り、年金記録が宙に浮いた可能性のある人に情報を知らせるなど、被害者を一人も残さないという立場で国政で訴えていく」と話した。

 皆吉候補は「民主党が追及しなければ、(年金の記録漏れは)明らかにならなかった」と実績を強調。「一人の被害者も出さないよう記録の照合を行い、年金手帳を配布して加入状況を確認できる態勢をつくる」とし、党が政策として掲げる税金を財源とした最低保障年金の確立を訴えた。

 

県関係の比例選候補も第一声を各地で放った。

 民主党から立候補した瀬戸内町出身の叶芳和候補(64)は鹿児島選挙区に立候補した同党の皆吉候補の出発集会に参加。応援演説という形で事実上の第一声。「奄美で地方再生のモデルをつくり全国に発信したい。出遅れはあるが、皆吉さんと一緒に頑張ります」と支持を求めた。

 また、同党から立候補した鹿屋市出身の横峯良郎候補(47)も12日、鹿児島市や鹿屋市で街頭演説を行った。

 一方、自民党から比例選に立候補した鹿児島市出身の尾辻秀久候補(66)はこの日、東京都内で出陣式を行った後、夕方、鹿児島市に帰郷した。13日午前10時から、同市上荒田のジェイドガーデンパレスで地元での出陣式を行い、県選出国会議員のほか、同市出身の大田弘子・経済財政相も応援に駆け付ける。また、自民党県連は、尾辻候補を「重点候補」とすることを決めた。

(2007年7月13日 読売新聞)

536片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 12:45:33
年金・憲法・基地訴え/西銘・糸数氏一騎打ち 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707131300_02.html

 十二日に公示された参院選沖縄選挙区(改選数一)は、自民党公認で現職の西銘順志郎氏(57)=公明推薦=と、野党統一候補で無所属の元参院議員、糸数慶子氏(59)=社民、社大、共産、民主、国民新党推薦=による与野党一騎打ちの選挙が確定した。選挙カーで沖縄本島各地を駆け回った両候補者は、台風4号の影響による強風の中、主要交差点や繁華街などで精力的にスポット演説を行って支持を訴えた。
 主な争点は年金問題や憲法改正論議、米軍普天間飛行場移設の基地問題、経済振興など。県知事選、参院補選で連勝した自公の与党陣営と、巻き返しを狙う野党共闘が真っ向勝負で臨む。

 西銘氏は那覇市での出陣式の後、豊見城市や糸満市など南部九カ所のほか、うるま市、沖縄市、宜野湾市など中部でも街頭演説を行った。「国政の安定なくして県政の発展なし。県政の発展なくして県民の幸せはない」と訴え、「沖縄二十一世紀ビジョンの策定を急ぎ、十年、二十年後の沖縄を方向付ける。国政の場で仲井真県政を支えたい」と強調した。

 糸数氏は選挙カーで市街地に繰り出した。出身地読谷村の出発式には、安田慶造村長や多くの村民が駆けつけた。普天間飛行場の移設先となっている名護市辺野古や同市内の商店街でも支持を訴えた。同日夕、宜野湾市で行われた社民党比例公認、山内徳信氏(72)の総決起大会では「安倍政権に歯止めをかけ、沖縄のことは沖縄が決める」と強調した。

 しかし、台風4号本島直撃の影響で、十三日の日程はほとんど中止や延期になった。

537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 13:00:53
自公協力築けず本番へ2007年7月12日付 宮崎
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/07election/krn/20070712_1.html

 参院選宮崎選挙区(改選数1)は自民、公明の選挙協力が成立しないまま、12日の公示を迎える。これまでは選挙区で公明が自民候補を支援する見返りに、比例代表では自民が公明候補へ票をバーターする選挙協力が成立していたが、今参院選では比例代表に本県と縁のある自民の有力候補が立つなどしており、調整が難航している。公示後に始まる期日前投票を見据え、水面下では非自民候補に票が流れる動きも。与党間のきしみは、立候補予定者が6人を数える混戦に拍車をかける要素にもなりそうだ。
 公明党は11日までに宮崎を除く九州6県で自民党候補予定者の推薦や支持を決定した。

 しかし、自民党公認の現職小斉平敏文氏から推薦願が出ている公明党県本部の長友安弘代表は「結論はまだ出ていない」としている。

 比例代表には、自民党衆院議員中山成彬氏(宮崎1区)の妻で、拉致問題で知名度の高い首相補佐官の中山恭子氏が立候補を予定。ほかにも、同党からは農協や漁連などの友好団体から公認候補が乱立している。

 一方、公明党県本部は福岡県出身の現職木庭健太郎氏に比例代表で県内11万5千票の得票を目指すが、関係者は「これまでの選挙で自民党公認候補を推薦してきたが、保守分裂で負けた。本当に一枚岩になれるのか」と懸念。別の関係者は「是が非でも比例代表候補を通したいが、自民党からはまとまった票を期待できない」との見方も示す。小斉平選対関係者は「期日前投票が始まる前に答えを出してもらいたかった。公明も確実な票を取りに行くから、自主投票の可能性もある」と推測する。

 自公協力が築けない中で、公明票がすでに他候補へ流出する動きも出始めている。「地元の都城市周辺では公明の協力を取り付けた」と長峯基氏の後援会関係者。別の公明党市議は「他党とのことでしこりを残してもいけない。自主投票になるだろう」と話した。

538片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 13:09:42
「熊本は絶対落とせない」  民主・鳩山幹事長  熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070712000003

鳩山幹事長は熊本市電を利用して、街頭演説の場所を移動した。(野田一春)
  民主党の鳩山由紀夫幹事長は十一日、参院選熊本選挙区に擁立する公認候補の応援のため来熊。赤城徳彦農相の事務所費問題を挙げて、安倍晋三首相の任命責任を厳しく批判した上で、「参院選に勝利し、緊張感ある政治を取り戻すには、熊本選挙区は絶対に落とせない」と強調した。

 鳩山幹事長は熊本市の下通アーケードなどで演説。赤城農相の事務所費問題に関し、「領収書を示して国民に説明すべきだ。『政治とカネ』の問題で、(国民の)信頼を回復させる解決策を示さない安倍首相の責任は重大だ」と批判。「松岡前農相の古里の熊本の有権者には、この問題を(投票の)大きな判断材料としてほしい」と訴えた。

 熊本選挙区については「公示後、小沢一郎代表が来熊して、農村地域の支持拡大を目指したい」と述べた。
熊本日日新聞2007年7月12日朝刊

539片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 13:11:59
決戦へ力強く第一声 参院選熊本選挙区 1議席に3氏挑む  熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070712000022

出陣式で支持者と握手する三浦一水候補=熊本市(横井誠)

支持者と握手する松野信夫候補=甲佐町(植山茂)

支持者と握手する橋田芳昭候補=熊本市(大田垣典子)
  連立与党の伸長か、与野党逆転か。参院選が十二日公示され、熊本選挙区には予想された現職、新人の三人が立候補を届け出た。各候補者は低く垂れ込めた雨雲を吹き飛ばさんばかりに「国の将来を握る大切な選挙。ぜひとも勝たせてほしい」などと第一声。年金や「政治とカネ」などの問題を争点に、一議席をめぐる十七日間の戦いの幕が上がった。

●三浦一水さん 景気回復で強い熊本を

 三選を目指す自民現職の三浦一水さん(53)は、熊本市の藤崎八旛宮で出陣式。クールビズ姿の三浦さんは「景気回復を逆戻りさせず、実感できるようにする大切な時期。力強く、日本に貢献できる熊本をつくるため、何が何でも勝たなければならない」と訴えた。

 壇上には党所属の国会議員、地方議員のほか、推薦を受けた公明党県本部の幹部の姿も。応援に駆け付けた伊吹文明文部科学大臣は「連立与党が過半数を割れば政治は混乱する。熊本の議席は失えない」と激励。安倍晋三総裁(首相)や潮谷義子知事のメッセージも読み上げられた。最後に「勝つぞ」コールで気勢を上げた。

●松野信夫さん 農業できる民主の政策

 民主新人の松野信夫さん(56)は、両親の出身地である上益城郡甲佐町で出陣式。会場の同町糸田にあるグラウンドゴルフ場には支持者約二百人が集まった。松野さんは麦わら帽子と長靴姿でトラクターに乗って登場し、「自民党の政策では農業を続けられないが、民主党の所得補償なら農業ができる。参院選は安倍政権がいいのか、民主党がいいのかを選択してもらう選挙だ」と第一声。

 応援に駆け付けた岡田克也党副代表や松野頼久衆院議員(熊本1区)も「甲佐町から政治を変えよう」と支持を訴えた。

 松野さんはこの後、岡田副代表とともに同町や御船町、熊本市などで街頭演説に臨んだ。

●橋田芳昭さん 政治とカネ審判厳しく

 共産新人の橋田芳昭さん(51)は、熊本市神水の神水公園での出発式に臨み、「政治とカネの問題はひどいものがある。安倍政権に厳しい審判を下そう」と第一声。「貧困と格差が広がり福祉を受けられない人が増えている。一方で、川辺川ダム建設計画に見られるように税金の無駄遣いは目に余る。庶民に増税し、大企業は減税する政治もやめさせよう」と支持者に呼び掛けた。

 党県委員会の久保山啓介委員長が「今こそ暴走政治を食い止めなくてはならない」と訴え、水俣病国賠訴訟の原告らもマイクを握ってエールを送った。出発式を終えた橋田さんは選挙カーで熊本市内の遊説に出発した。
熊本日日新聞2007年7月12日夕刊

540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:04:44
【参院選】“絶好の機会”を直撃 演説中止や日程変更 大分
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1184252400=118429014512729=1

時折雷も鳴る激しい雨となった、12日午後7時25分ごろの大分市中心部
 十二日スタートした参院選。大激戦となっている県内に、大型で非常に強い台風4号が接近している。このままの進路をたどれば直撃する可能性もあり、十四日の土曜日は大荒れの天気が予想される。さて、困るのは一つの議席をめぐってしのぎを削っている五候補の陣営。公示後すぐの連休初日に前半戦の弾みをつけようと算段している各陣営は、肩透かしを食らいそうだ。

 大分地方気象台によると、台風は十二日現在、沖縄の南海上を時速二五キロで北北西に進んでいる。中心の気圧は九三〇ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は五〇メートル、最大瞬間風速は七〇メートルで、勢力を保ったまま、十四日にかけて九州の南海上を北上する見込み。
 豊後水道では十三日から波が高くうねりを伴ってしけ始め、十四日の県内は暴風雨となりそう。
 十四日は選挙戦突入後、初めての土曜日。多くの有権者に政策を訴える絶好の機会だけに、台風によるスケジュールの変更や中止は、各陣営にとって大きな痛手となる。
 「活動の中心は、一日約二十カ所の街頭演説。一人でも多くの有権者に訴えたいが、人が外を歩けないような状態になれば日程変更を考えよう」と、ある陣営。
 別の陣営も「十四日は地方遊説の予定。ちょっとやそっとの雨では取りやめないが、危険な状態は絶対に避けたい。状況によっては日程の省略もやむを得ない」と話す。
 「二〇〇五年の衆院選の時に、台風14号が直撃したのを思い出す」という陣営もある。「当時は急きょ、遊説の予定を変更するなど対応に追われた。台風が来れば、選挙事務所の看板を事前に撤去したり、破れて汚くなったポスターを張り替える作業も増える」
 いずれの陣営も「こればかりは人間の力ではどうにもならない。その時々の状況を見て対応するしかない」と話した。

541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:06:52
参院選かごしま 鹿児島選挙区全国の象徴に 民主・菅氏が見解
(2007-07-12)
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5463

政権交代の必要性を訴える民主党の菅直人代表代行=11日午後、鹿児島市中央町 民主党の菅直人代表代行は11日、参院選鹿児島選挙区(改選数1)について「自民党の基盤が強く勝てなかったが今回は大きなチャンス。勝敗は全国の1人区の結果を象徴する」との認識を示した。
 同選挙区に立候補予定の皆吉稲生氏の応援のため来鹿した。
 鹿児島市で街頭演説した菅代表代行は、同党が創設を掲げる「戸別所得補償制度」の財源1兆円について「自民はばらまきだと言うが、諫早湾干拓など無駄遣いをやめさせ補償に充てる」と理解を求めた。

542片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:07:32
参院選公示 鹿児島選挙区1議席に3人
安倍政権へ初審判
(2007-07-12) 鹿児島
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5473

出陣式で支持者らと気勢を上げて必勝を誓う候補者=12日午前9時55分、鹿児島市 安倍内閣発足後初の大型国政選挙で、今年の政治決戦の「天王山」となる第21回参院選が12日公示された。鹿児島選挙区(改選数1)には午後2時までに、予想された自民現職の加治屋義人氏(69)、共産新人の山口陽規氏(54)、民主新人の皆吉稲生氏(57)の3人が立候補を届け出、鹿児島市内で第一声を上げた。立候補届け出は午後5時に締め切られる。
 鹿児島選挙区の立候補届け出会場となった鹿児島市の県議会庁舎には、受け付け開始の午前8時半前に3陣営が集まった。届け出順をくじで決めた後、県選管に必要書類を提出して“七つ道具”を受け取ると、足早に選挙事務所や出陣式の会場に向かった。
 加治屋候補陣営は同市山下町の中央公園で第一声を上げた。県選出の衆院議員をはじめ同候補を推薦した公明党県本部幹部、友好団体関係者らが駆けつけた。加治屋候補は年金問題について「野党は入り口論であおり立てているだけ。制度をどうするか政策を示していない。安倍政権は法案を通し頑張っている」と与党の正当性を主張。農林水産委員長を務めた実績や社会資本整備の必要性を強調し支持を訴えた。
 山口候補陣営は同市のJR鹿児島中央駅前で第一声。安倍政権について「大企業には減税し、庶民には増税。税金のかけ方があべこべだ」と批判。増税反対、最低賃金引き上げなどの政策を掲げた。憲法と平和を守る姿勢も強調し「安倍内閣は暮らしと平和を壊す暴走を始めている。止められるのは確かな野党、共産党しかない」と訴えた。ガンバロー三唱で前進を誓うと、選挙カーに乗り込んだ。
 皆吉候補陣営は同市鴨池新町の事務所前で出発集会を開いた。同候補を推薦した国民新党の関係者、支持した社民党県連合の幹部をはじめ、今回初めて推薦を決めた京セラ労働組合などの労組関係者らが駆けつけた。皆吉候補は年金記録不備問題と格差社会是正を主張。「安心な年金制度を確立できるのは民主党だ。生活が第一。政権交代へつなげる重大な戦いを勝たせてほしい」と支援を求めた。
 同選挙区は、勝敗を左右するとされる29ある「1人区」の1つ。加治屋氏は議席死守を目指し、皆吉氏は2度目の挑戦で雪辱を期す。山口氏は二大政党に埋没しないよう独自の戦いを進める。年金記録不備問題や憲法改正、格差問題などで舌戦を繰り広げるとみられる。

543片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:08:02
参院選 鹿児島選挙区3陣営、各地で支持訴え
(2007-07-13)
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5477

候補者の訴えに聞き入る有権者=12日午後、鹿屋市 参院選鹿児島選挙区(改選数1)の立候補届け出は12日午後5時で締め切られ、自民現職の加治屋義人氏(69)、共産新人の山口陽規氏(54)、民主新人の皆吉稲生氏(57)の3人による争いが確定した。3候補は鹿児島市内で出陣式や出発式を行い第一声を上げた後、選挙カーで各地を回り支持を訴えた。
 鹿児島市の中央公園で第一声を上げた加治屋候補は、同市のJA会館や地元の同市吉野町でも出陣式を行った後、姶良や霧島方面を回った。霧島市で開かれた出陣式では、応援に駆けつけた菅義偉総務相が年金問題に理解を求め、加治屋候補の支援を呼びかけた。加治屋候補は農業の活性化や地方財政の充実の必要性などを訴えた。
 山口候補は鹿児島市のJR鹿児島中央駅での出発式の後、市中心部を一巡り。午後は同市内の住宅地で街頭演説を繰り返した。住宅地では、年金や増税など暮らしに密着した課題を取り上げ「年金への不安のおおもとは低い年金額や無年金者の増加にある」と指摘。国庫負担の最低保障年金制度創設などを提案し、庶民の立場をアピールした。
 皆吉候補は鹿児島市一円を街宣車で回り支持を訴えた。夕方には同市の天文館で、比例代表に立候補し鹿児島入りした横峯良郎候補と街頭演説。「自民党政治でさまざまなゆがみが起きた。もう一つの政権を選択できるかどうかの岐路に立っている」と政権交代を訴えた。その後、鹿屋、曽於市に足を延ばし、演説会などをこなした。
 比例代表には、県関係で自民現職の尾辻秀久氏(66)、民主新人の横峯良郎氏(47)、同じく叶芳和氏(64)が立候補した。
 県内の選挙人名簿登録者数は11日現在、143万420人(男65万9450人、女77万970人)。
 宮崎選挙区(改選数1)も午後5時に立候補届け出が締め切られ、6人による戦いが確定した。

544片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:09:55
出発式で勝利を訴え 参院選
八重山毎日新聞 (2007-07-13 11:31:16) 沖縄
http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_show=true&article_id=8731

 参院選が12日に公示され、石垣市内でも西銘陣営と糸数陣営がそれぞれ出陣・出発式を行い、勝利に向けて気勢を上げた。比例代表でも、社民の山内徳信陣営が出発式を行うなど、政党や候補者の事務所で選挙戦が始動した。八重山の選挙戦は今後、14日の糸数陣営個人演説会、17日の安倍晋三首相来島、21日の西銘陣営個人演説会といった日程に合わせて盛り上がる見通しで、投票率の低落傾向に歯止めがかかるかに注目が集まる。

■西銘地区選対「政権の安定を」
 知事公約実現、新空港をアピール

 西銘陣営は市内美崎町の事務所で出陣式を行い、自民党沖縄県第4選挙区石垣支部の知念辰憲支部長(市議)は「知事選、参院補選の過去2勝は今回勝たないと意味がない。全力を挙げて必ず勝利しよう」と訴え。
 はばたけ美ら島県民の会八重山支部の大原正啓支部長は「政権の安定や知事の公約実現のため私たちが力にならなければならない。西銘氏を当選させることによって豊かで安心な社会ができる」と呼び掛けた。
 選対八重山支部の辻野ヒロ子支部長(県議)が「離島振興、特に新石垣空港建設は大事な時期。新空港は毎年予算を確保しなければ開港できない。西銘候補は国政の場から県政を安定させる役目がある。八重山にとっても重要な選挙。(公明比例代表の)遠山(清彦)氏とのセットで圧勝しよう」と述べた。
 県民の会竹富町支部の上勢頭保支部長(元町議)のあいさつに続いて、公明八重山支部連合の大石行英支部長(市議)は「政治で大事なのは結果、安定、未来に責任をもつこと。それができるのは自公だ。寝ても覚めても夢の中でも選挙区は西銘、比例区は遠山と叫び続け、連戦連勝の歴史をつくろう」と訴え、自公によるセット戦術の徹底を呼び掛けた。
 最後は自民党石垣支部の仲間均副支部長(市議)に合わせて「頑張ろう」を三唱した。

■糸数地区選対「阿倍政権の暴走止める」
 沖縄の平和発信力アピール

 糸数陣営は市内登野城の事務所で出発式を行い、選対八重山支部の高嶺善伸支部長(県議)は「沖縄という平和の拠点で糸数さんを当選させないと、沖縄の平和発信力は評価されない」と訴え、「国策で戦争美化に入った」と教科書問題に対する安倍内閣の対応を批判。年金問題では「内閣に『ノー』という機会は選挙しかない」と強調。
 大浜長照市長と糸数慶子氏のメッセージの紹介に続いて、県退職教八重山支部の村田栄正支部長(退職者の会代表)と大浜哲夫社民党八重山支部長(市議)、石垣三雄共産党八重山郡委員長(前市議)、富里八重子社大党八重山支部長(市議)は連帯のあいさつ。
 「年金や教科書問題、憲法などたくさんの問題があるなかで勝てなければ、うそではないか。憲法9条を守るためにしっかりと選挙を闘わなければいけない」、「安倍政権の暴走にストップをかける選挙。年金問題では、国民の財産を管理する政府の能力が大きく欠けていることを示し、国民が怒っている」などの声が上がった。
 桃原克己事務局長(市議)は行動の呼びかけで▽石垣市=1万100票▽竹富町=1340票▽与那国町=500票―の目標を示した。
 このあと、前津究青年部長(市議)に合わせて「頑張ろう」を三唱し、池城孝遊説部長が出発宣言をした。

545片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/13(金) 14:29:44
教え子の大久保、平山 小嶺氏応援あるぞ…参院選公示
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070713-OHT1T00094.htm

 夏の政治決戦の火ぶたが切られた。第21回参院選(7月29日投開票)が12日、公示された。

 元国見高サッカー部総監督の小嶺忠敏氏(62)=自民・長崎選挙区=が、Jリーグ・ヴィッセル神戸の大久保嘉人選手(25)、FC東京の平山相太選手(22)の教え子2人を選挙活動に招く予定であることが12日、分かった。

 久間章生前防衛相の「しょうがない」発言で逆風下の小嶺氏。第一声でも「核兵器なんて賛成するはずがない。大反対」「私は農家の子。政治も庶民の目線でやります」と訴え、サッカー出身らしく「ゴール!」の3連呼で必勝を誓った。

 大久保、平山両選手の招へいも、関係者によると、小嶺氏直々のオファー。2人の登場は、公示後初の日曜日となる15日が有力だという。また、13日には安倍首相の昭恵夫人(45)が、小嶺氏の妻・厚子さんと長崎市内で演説会を開催予定。久間ショック一掃に躍起だ。

2007参院選

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(2007年7月13日06時02分 スポーツ報知)

546片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/14(土) 09:36:47
大物来県相次ぐ…参院選の候補者応援 讀賣佐賀

 参院選の戦いに弾みをつけようと、佐賀選挙区(改選定数1)に自民党幹部や閣僚クラスの来県が相次ぎ、今後も続々と予定が入っている。佐賀選挙区は党本部主導で候補を差し替えた経緯や公認候補が20連勝中という事情があり、年金記録漏れ問題などで党に対する逆風への危機感が広がる中“総動員”で必勝へ執念を見せる。民主党も党幹部の来援を予定するなど、激戦が予想される佐賀選挙区に中央から熱い視線が注がれている。

 13日は、安倍首相夫人の昭恵さんと野田聖子・元郵政相が佐賀市内で開かれた同党県連女性局による決起大会に出席した。

 県連によると、25日までに、この2人を含め計11人が決定もしくは調整中だ。

 16日には安倍首相が6月に続いて来県。佐賀市に続き鳥栖市での街頭演説をする。このほか、党幹部では「参院のドン」とも呼ばれる青木幹雄・参議院議員会長が19日に伊万里市と有田町で開かれる決起大会へ出席。舛添要一・参議院政審会長も17日の佐賀市での演説会に出席するほか、5月に続いて中川秀直・幹事長、丹羽雄哉・総務会長らの来援が調整中という。

 閣僚では、15日に渡辺喜美・行政改革相、大田弘子・経済財政相が来県予定。原爆投下を巡る失言で辞任した久間章生氏の後任、小池百合子・防衛相は23日に唐津市での決起大会への出席が決まった。

 同選挙区の同党新人・川上義幸候補(52)の事務所開きは6月2日。民主党新人・川崎稔氏(46)や共産党新人・中尾純子氏(54)に比べ、前哨戦での出遅れ感は否めず、石井秀夫・県連幹事長は「厳しい戦いの中で、かつてないほどのバックアップ。大物クラスの来県を支持拡大につなげたい」と話している。

 これに対し、民主党は前原誠司前代表や赤松広隆副代表らの来県が決まったほか、県連は小沢代表の来県も要請している。

 6月には岡田克也副代表と菅直人代表代行が、今月11日には鳩山由紀夫幹事長も来県しており、県連幹部は「有権者の反応もいい」と効果を強調。安倍首相の2度目の佐賀入りについては、「幹事長時代ほどの勢いはない」と強気だ。今後は「知名度とともに、政策面でも有権者に訴えていける人をどんどん招いていきたい」と話す。

 一方、共産党県委員会の平林正勝委員長は「説得力のある政策論戦なら別だが、パフォーマンスだけでどうにかできるものではない」と話す。21日に党国対委員長の穀田恵二衆院議員が来県するが、平林委員長は「中尾候補も十分な政策論争ができる人」と自信を見せている。

(2007年7月14日 読売新聞)

547片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/14(土) 09:42:27
選挙戦いきなり波乱、台風直撃で遊説中止 讀賣沖縄

 12日に公示された参院選。沖縄選挙区は13日、台風4号の直撃を受け、立候補した2陣営が街頭演説や企業回りの中止に追い込まれるなど、いきなりの“水入り”となった。


 沖縄選挙区の自民党現職・西銘順志郎候補(57)は室内会場以外の遊説日程をすべてキャンセル。公共交通機関がまひしたため、那覇市の事務所に顔を見せた運動員は10人ほどだった。電話作戦に専念する予定だったが要員がそろわず、午前中は支持者に送るはがきのあて名書きなどをした。


 雨が漏り、床に新聞紙を敷きつめた事務所で、事務責任者は「1日でも候補が回れないのは痛い……」と浮かない表情だった。


 野党が推す無所属元議員・糸数慶子候補(59)の那覇市銘苅の事務所はプレハブのため、「午前中の活動は危険」と判断。前夜のうちに窓にベニヤ板を打ちつけて閉鎖した。


 13日は社民党の福島党首が来援予定だったが、飛行機の欠航でキャンセルとなり、候補自ら支持者に電話をかける作戦に変更。日程調整の担当者は「日ごろ不在の人も台風なら家にいる。動けないのは相手陣営も一緒。できることを地道にやるしかない」と話した。


 候補者のポスター掲示板が吹き飛ばされないよう事前に取り外す動きも相次ぎ、那覇市選管は12日のうちに全385か所の掲示板を撤去。ほかの多くの市町村選管も取り外した。

(2007年7月14日 読売新聞)

548片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 09:28:50
台風4号影響さまざま 《参院選》遊説、集会中止相次ぐ 讀賣佐賀

強風で人通りもまばらな中、街頭演説で支持を求める候補者

 参院選公示後の初の週末となった14日、各陣営は台風4号の進路と風雨の影響をにらみながらの遊説となった。県内への直撃は免れたものの、朝から風が強い状態が続き、集会や遊説の中止を余儀なくされた。限られた選挙期間だけに、関係者は気をもみながら情報収集や予定の練り直しに追われた。

 自民党新人・川上義幸候補(52)は、佐賀郡から有明海沿岸を南下。太良町で折り返し、武雄地区を予定通り回った。陣営では、夜に佐賀市内の2か所で演説会を予定していたが、インターネットで台風の進路を確認しながら午前10時、中止を決めた。

 陣営幹部は「残念だが、被害が発生したら大変なので、やむを得ない。案内をしていた人には、別の日の会場に来てもらうなどして、対応したい」と話していた。

 民主党新人・川崎稔候補(46)は、終日、唐津市内を遊説したが、夜に市内2か所で予定していた個人演説会を中止した。

 衆院佐賀3区の唐津市は、党の国会議員がいないだけに集中的に回って知名度を上げる狙いだった。しかも、選挙運動期間中、同市での個人演説会はこの日だけ。陣営幹部は「正直痛い。候補者の今後のスケジュールは変えられないので、電話などスタッフができることでフォローしていきたい」と残念がっていた。

 共産党新人・中尾純子候補(54)は、唐津市一帯で遊説した。しかし、強風の中での街頭演説にバランスを崩して転倒しかける場面もあった。選挙カーの運転も難しくなり始めたことなどから、午後5時ごろ、以降の同市呼子町や玄海町などの遊説を断念して切り上げた。

 運動員(27)は「どの候補も同じ条件かもしれないが、日程が詰まっているので、予定していた場所をまた訪れるのは難しい」と惜しんでいた。

 公明党県本部は、佐賀市中心部のショッピングセンター前で午後1時から予定していた街頭決起大会を中止した。

 比例選の出陣式を兼ね、約500人規模の参加を想定していた。県本部の伊藤豊代表は「候補の日程が九州レベルで組んであり、別の日に行うこともできない。台風の影響なのでやむを得ない。中止になった分を我々現場が頑張るだけ」と気を取り直していた。

 一方、伊万里市方面の街頭宣伝活動を計画していた社民党は、13日のうちに中止を決めていた。

(2007年7月15日 読売新聞)

549片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 10:58:59
宮崎
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/209/1182783503/

355 :名無しをどげんかせんといかん:2007/07/13(金) 08:41:11
各新聞をチェックしてみたが目を引くのが校名の動き。今後全国ネットでも取り上げれれそうなネタですねー。

・校名県連本部副代表宮崎市議、国富・川南・新富支部長らがNの出陣式に参加。Kの出陣式には不参加。

・校名県連代表「一部の議員がNに動いてる。自主投票になるかもしれない。現段階では比例代表に力を入れるしかとしか言えない。」

380 :名無しをどげんかせんといかん:2007/07/14(土) 11:24:58
毎日新聞の社会面で宮崎選挙区が取り上げられました。
内容は事項についてのみ。

事項に「すきま風」
N元文科相が6月25日が宮崎市で「宮崎で(事項協力の)動きを聞いた事がない」と発言し、K氏推薦を検討中だった校名を刺激した

550片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 11:06:16
小嶺氏、久間前防衛相の応援100%お断り
http://www.nikkansports.com/general/p-gn-tp0-20070715-227278.html

 長崎選挙区に立候補した自民党の小嶺忠敏候補(62)が14日、公示後初めて久間章生前防衛相(66)の選挙区、長崎2区の西海市を遊説した。選挙戦初の週末で、本来なら同行して支持を呼び掛けるはずの久間氏の姿はなかった。小嶺氏の陣営幹部は、選挙期間中に久間氏が応援に入ることは「100%ない」と断言。原爆投下は「しょうがない」との発言を蒸し返されることを強く警戒している。

 小嶺氏を担ぎ出し、出馬表明の会見に同席した久間氏に参院選の出番はなさそうだ。小嶺氏の選対本部の浦瀬清七郎事務局長(86)は長崎市内の事務所で「今、久間氏が長崎に帰ってこられると、あの発言が思い出されることになる。ご本人は戻ってきて『おわびに回りたい』という意向があるとも聞いたが、選挙期間中に戻られることはない。応援に入ることも100%ない」と話した。自民党関係者によると、あの発言以来、長崎県内に入っていないという。

 小嶺氏はこの日、台風4号の接近で強風が吹き付ける中、久間氏の選挙区・西海市などを遊説した。浦瀬事務局長は「公示後初めて久間氏の選挙区を回るのだから、本来なら久間氏が付いて回っていただろうが、今の時点では候補者にも、ご本人にもそれはマイナスになる」とし、地元選出の県議会議員らが同行した。

 小嶺氏は演説で、久間氏の発言には直接触れないものの「父親は私が生まれる前に沖縄で戦死した。戦争はまっぴら。核兵器は廃絶しなければならない」などと話している。よほど、あの発言は蒸し返されたくないのだろう。本来なら目立つ場所に張られるはずの久間氏が書いた「ため書き」は、支持者らが頻繁に訪れる事務所の片隅に追いやられるように張られていた。

 事実上の一騎打ちともみられている民主党の大久保潔重(ゆきしげ)候補(41)は公示日の第一声で「原爆投下の発言は断じて許せない」と触れたが、陣営には「いつまで言っているんだ、と思われたくない」との思惑もあり、久間発言をことさら強調していない。この日、諫早市に応援に入った蓮舫参院議員(39)も「(久間発言には)あまり触れていません。長崎の方々にとって痛い話を、あえて言うことはないと思う」と話した。【桐越聡】

[2007年7月15日8時41分 紙面から]

551片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 11:22:55
小嶺氏応援で昭恵夫人が熱弁
http://hochi.yomiuri.co.jp/feature/topics/20070615-345193/news/20070714-OHT1T00087.htm

 ◆第21回参院選(7月29日投開票) 安倍首相の妻・昭恵さん(45)が13日、長崎選挙区で自民党から出馬する元国見高サッカー部総監督・小嶺忠敏氏(62)の長崎市内での個人演説会に参加した。久間前防衛相の「しょうがない」発言で厳しい選挙戦に「自民党には大変逆風が吹いております。主人もしっかりかじ取りしないといけないと必死に踏ん張っています」と熱弁。小嶺氏は「名古屋章さん(故人)に似ていると言われた」などとギャグを連発し、笑いを誘っていた。

(2007年7月14日06時01分 スポーツ報知)

552片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/07/15(日) 11:53:48
党に聞く(4) (7月7日朝刊)  沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/spe/2007sanin/kiku04.html

民主党県連・喜納昌吉代表
沖縄物言える体制に


 ―参院選の位置付けや取り組みについて。
 「政権交代に大きな意味があり、そこに焦点を絞っている。沖縄では今後のイニシアチブが問われる重要な選挙。アイデンティティーを奪還するために政治力を持ち、中央に物を言える体制をつくるべきだ。野党統一候補の糸数慶子氏の勝利と比例区での議席獲得に、全力で取り組む」

 ―争点は。
 「全国的には年金問題だが、教科書検定問題、日豪経済連携協定(EPA)、基地問題などもセットで争点にすべきだ。自民党と民主党は変わらないといわれるが、問題に対するアプローチの手法、質の違いがある。自民党に見られる利権のしがらみが民主党にはなく、徹底的に立ち向かえる。争点だけを攻めるのでなく、その違いを見せたい」

 ―年金問題の対応は。
 「年金通帳を作ることで国民が履歴を確認でき、支払いを証明できるようにする。最低補償年金部分に当たる税と所得比例部分に当たる保険料をしっかり集め一元管理し、最低補償年金の財源には消費税を充てる。年金の完全一元化で転職等による加入漏れを防ぐ」

 ―比例の取り組みは。
 「全国規模のキャラバンで無党派層を引き付ける。糸数氏とのセット戦術、各党との選挙協力で山内徳信氏と斉藤勁氏を何としても当選させる。この勝利が今までの政治環境を変え、沖縄の構造的なヒエラルキーを崩すことができる。基地問題、政治的課題解決のために県民の力が必要だ」

 ―安倍政権の評価は。
 「久間前防衛相が長崎への原爆投下を『しょうがない』と発言したことがすべてを物語る。歴史認識の浅さ、利権に基づく政治姿勢は評価できない。日米安保の利権にどっぷり漬かっているのが安倍政権。戦争へ向かう国づくりは言葉と合わない。日本一国で『美しい国』は存在できない」

 ―有権者へのアピール。
 「米海軍掃海艦の与那国寄港など沖縄を取り巻く状況は何一つ変わらず、戦争前とみるべきだ。その状況を変える大きなチャンスを逃してはいけない。沖縄は確実に戦争に向けて要塞化されつつある。利権にとらわれず、しっかりした政治のハンドルを国民、県民の手に取り戻す必要がある」
(おわり)


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