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▲2007年▲21参▲九州沖縄
353
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/17(日) 14:37:04
決戦の夏 07参院選長崎
<上>不協和音
回らぬ自民の歯車…小嶺氏自ら”ドブ板選挙” 讀賣長崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/kikaku/042/1.htm
「選挙は全部、選対本部長が仕切るんだから。自分は飾りだよ」
「いや、選対本部は県連会長の下に設置される。会長の指示に従うだけだ」
9日午後、自民党県連定期大会後に開かれた記者会見。新会長に就任した谷川弥一(衆院長崎3区)と、選対本部長を務める北村誠吾(同4区)が、報道陣を前に言い争いを始めた。
会話を打ち切り、視線をそらす谷川。たばこに火を付け、ぶぜんとする北村……。大会アピールで「一丸となって参院選に勝利する」と宣言し、挙党態勢で臨む矢先の“不協和音”。同席した新三役は押し黙った。
引退する現職・田浦直の後継擁立に手こずった自民党県連。県立国見高サッカー部総監督だった小嶺忠敏の立候補が決まったのは、今年1月だった。前長崎市長の伊藤一長に出馬要請を固辞された末、防衛相の久間章生(同2区)が白羽の矢を立てた。
全国大会出場100回、うち優勝17回。国見高を高校サッカーの名門に育て上げた小嶺の知名度は群を抜く。ただ、政治経験はゼロ。支持基盤はなく、県連主導の「党営選挙」に頼らざるを得ない。
ところが、歯車となるべき県議や市議らの動きは鈍い。
「みんな疲れている」。ある県議は打ち明ける。4月に統一選が終わったばかり。しかも県議選は公認29人のうち当選19人と惨敗した。党県連幹事長の末吉光徳は「今の危機的な状況を考えれば、県議の方から『幹事長、何をしているんだ』とげきを飛ばしてもいい程なのに」と、意気が上がらない現状をぼやく。
連立与党の公明党は比例選に力を入れ、自民党の選挙区との票のバーターに前向きだが、結論は先送りしている。公明党県本部幹事長の江口健は「自民党はどれだけ危機感を持って戦うのか。効果がない選挙協力なら、お互いに意味がない」とけん制する。
資金繰りの難しさも、党営選挙への求心力を失わせている。5月急きょ、東京で資金集めのパーティーを開いたが、「党員も寄付金も減り、県連は苦しい」と党県連幹部は言う。谷川は「党本部は『ドブ板でやれ』と言うが、誰がやれるのか」とぶちまける。
そうした中、小嶺自身がその“ドブ板選挙”に乗り出した。
「県民に恩返しを」という一言で立候補を最終決断させた母が他界し、告別式から一夜明けたばかりの10日。小嶺は街頭での活動を始めた。週末でにぎわう長崎市のJR長崎駅前やアーケード街などに繰り出し、買い物客に握手を求め、気後れもせずに次々と店の中へ足を踏み入れた。愛用していたダブルのスーツはやめた。スポーツマンらしくポロシャツとスニーカー姿に着替えた。
小嶺は言う。
「生まれて初めてのことで戸惑った。緊張もある。だが、要領は分かった。これから、やる」(文中敬称略)
354
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/17(日) 14:39:22
決戦の夏 07参院選長崎
<中>結束力
労組、社民の支援「鍵」…好条件下、全県に浸透図る 讀賣長崎
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/kikaku/042/2.htm
「大きな選挙を戦う態勢が整った。1人でも多く会い、自分の力に変えたい」
長崎市で8日に開かれた大久保潔重の全県組織の総合後援会結成総会。壇上の大久保にとって2度目となる国政挑戦は、初めての全県選挙区での戦いとなる。「1万2000枚のポスターを張り、一気に知名度を上げよう」。民主党衆院議員・山田正彦(比例九州ブロック)が打ち上げた。
初陣は2005年9月、郵政解散に伴って行われた衆院選長崎2区。自民党が追い風を受ける中、公示10日前に立候補表明した大久保は、同党総務会長だった久間章生に約3万5000票差にまで迫った。県議選の経験も2度ある大久保だが、最大の課題は、いかに県全域に名前を浸透できるかだ。
今回、好条件がそろったと言われる。
小沢一郎政治塾の出身で、「1人区行脚」を繰り広げる小沢は昨年12月と今年3月、すでに計3度県内に入り、てこ入れを図った。
選挙区が全県に広がったことで、三菱重工労組長崎造船支部などの大規模労組が支援に回るメリットもある。さらに、4月の県議選では党公認の8人全員が当選。元文相・西岡武夫の比例選立候補による相乗効果、推薦する国民新党の後方支援も期待できる。
ただ、不安の火種もくすぶる。
民由合併から1年余りを経た05年1月に民主党入りした大久保は、労組出身でない「組織外候補」。選挙戦で屋台骨となる労組の結束は重要なテーマだ。
しかし、ある労組出身の議員は、選挙戦での組織のまとまりを「(労組出身の候補に比べ)頑張っても7割5分といったところか」と見積もる。それを物語るかのように、総合後援会の結成総会は、最後まで空席が埋まらなかった。
もう一つは、社民党の対応だ。民主、社民両党は05年衆院選の長崎4区で協力態勢を築けず、公認候補が共倒れしたしこりが残る。今回、民主党県連が社民党県連合などとの共闘組織「6団体懇話会」(6者懇)で協力要請したが、社民は「他党の公認候補は推薦、支持しない」という党本部の方針を重んじ、協力レベルを「支援」にとどめた。
憲法や安全保障の問題も微妙な影を落とす。大久保は社民党の支持基盤の県平和運動センターと「平和主義を基調とした日本国憲法を尊重する」との政策協定を結んだ。しかし、逆に党県連合幹事長の吉村庄二は「民主支持の三菱は自衛艦を造っているのに……」と首をひねる。
そんな中、大久保陣営の総合選対長に連合長崎会長の高石哲夫が就任した。傘下の労組員を束ね、民主と社民をつなぐ6者懇の取りまとめ役でもある。
高石は、民主党参院議員・犬塚直史が初当選した04年の参院選を引き合いに、自信を見せる。
「戦う条件は犬塚の時以上。今回もあの勢いで選挙ができれば、我々が負けることはない」(文中敬称略)
355
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/17(日) 14:40:01
衛藤晟氏支持者らの団体「県内の活動認めて」
県連は要望書受け取り拒否 讀賣大分
郵政造反組で自民復党を果たし、7月の参院選比例選に党公認として立候補する前衆院議員・衛藤晟一氏(59)(大分1区で落選)の支持者でつくる大分市の市民団体が16日、復党条件だった活動拠点の東京移転を撤回し、県内で活動できるよう求める運動を始めた。同日は、要望書を持って党県連を訪ねたが、受け取りを拒否された。17日は、同市の街頭で訴え、市民に理解を求める。
党本部は安倍首相の強い意向で衛藤氏の復党を認め、比例選への擁立を決定。しかし、「比例選は公明候補、選挙区では自民候補を支援し合う」という県内の自公協力に配慮し、活動の東京移転を条件とした。
市民団体は「大分の明日を考える会」(樋口幸士代表)。要望活動は衛藤氏の比例選の戦いをバックアップする狙いがあり、「大分市で生まれ育ち、25歳から市議、県議、衆院議員として大分に尽くしてきた議員。自由な政治活動を認めてほしい」としている。
同会はこの日、大分市の党県連事務所を訪れたが、誰も対応しなかった。党県連は「(衛藤氏が党本部に対し県内で活動しないと受諾している中、後援会のような)組織からの要望を受ける立場にはない」と説明している。
(2007年6月17日 読売新聞)
356
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/17(日) 14:44:30
参院選必勝へ気勢 自民党県連定期大会 讀賣鹿児島
自民党県連(宮路和明会長)は16日、鹿児島市内のホテルで、定期大会と参院選必勝決起大会を開いた。県選出の国会議員や県議ら約500人が出席、参院選鹿児島選挙区に立候補予定の加治屋義人氏(69)、同比例選に立候補予定の尾辻秀久氏(66)の必勝に向けて気勢を上げた。
あいさつに立った宮路会長(衆院議員)は、7月5日公示が有力だった参院選について「重要法案の参院審議に時間が必要だ。国会の会期延長によって参院選もずれ込むことが予想される」との見通しを明らかにしたうえ、「年金記録漏れ問題で選挙は厳しい状況だ。九州のどこを見ても、自民党が確実に勝てる選挙区はない。残された期間、火の玉となってご支援をいただきたい」と呼びかけた。
野村哲郎・選対委員長(参院議員)も「3年前、6年前の参院選とは違う。民主党の小沢代表が3回も鹿児島入りしており、(保守王国の)鹿児島で勝ちにきている」と危機感をあらわにし、「衆参同日選並みの体制で臨み、一丸となって加治屋、尾辻両氏を(国政に)あげていただきたい」と訴えた。
この後、加治屋、尾辻両氏が登壇して決意表明。加治屋氏は「厳しい戦いだというのは自身が一番分かっているが、自民党公認として負けるわけにはいかない」、尾辻氏は「私を当選させていただくことで、鹿児島選挙区の定数を実質2にしていただきたい」とそれぞれ訴えた。
鹿児島選挙区ではほかに、民主党新人・皆吉稲生氏(56)、共産党新人・山口陽規氏(54)が立候補を予定。皆吉氏の陣営は23日に鹿児島市で総決起集会を開く。山口氏の陣営は17日に同市で開く共産党演説会を総決起大会と位置づけている。
◇
定期大会では自民党県連の役員の改選も行われ、宮路会長の再任などを決めた。他の役員は次の通り。(敬称略、再任以外は新任)
副会長 森山裕、金子万寿夫(再任)、田之上耕三、池畑憲一、小森孝文(再任)、桑鶴勉▽幹事長 本坊輝雄▽総務会長 西川和洋▽政務調査会長 鶴薗真佐彦▽組織委員長 与力雄▽広報委員長 岩崎昌弘▽財務委員長 松里保広▽党紀委員長 尾辻義▽青年局長 谷川修一▽女性局長 林麗子(再任)▽選対委員長 野村哲郎(再任)▽同副委員長 小里泰弘(再任)、山田国治
(2007年6月17日 読売新聞)
357
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/17(日) 15:30:51
「年金」軸に前哨戦激しさ増す 参院選佐賀選挙区
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=497700&newsMode=article
7月に予定される参院選に向け、佐賀選挙区(改選数1)も前哨戦が激しくなってきた。自民、民主、共産の新人3人の争いが確実となり、各氏とも党幹部の来援を受け、支持拡大を図る。その中で、争点の一つに急浮上してきた「年金問題」。記録不備をめぐる逆風で自民が守勢を余儀なくされるのに対し、民主、共産は攻勢を強める。国民の不安をどう解消するのか―。県内の有権者も、それぞれの主張に耳を澄まし始めた。
「行政の長として責任を感じている。私の責任は国民の不安を払しょくすること。そのために、やるべきことはすべてやっている」―。16日、川上義幸氏(52)の励ます会に駆けつけた安倍晋三首相。年金記録不備問題について、十分近く熱弁を振るった。
5月に入り、次々と明らかになった年金記録管理の不備。内閣支持率は急落し、政府・与党の対応も後手に回った。県内でも相談件数が急増し、不安が広がっている。
安倍首相はこの日、立ち見も出た1000人以上の支持者に対し、「しばらく時間をいただければ、必ず最後の1人まで完全に支払える。どうか安心していただきたい」と訴えた。対策の一つとして社会保険庁を解体し、「信頼できる社保庁」をつくる決意を示した。
一方、自民の「候補差し替え」劇で存在がかすんだ格好の民主。年金問題を絶好の機会ととらえ、反転攻勢に打って出る。
「3年前の前回は年金の将来に対する漠然とした不安だったが、今回は5000万件もの記録不備が表面化し、現実的な不安になっている」と党関係者。有権者の関心の高さを肌で感じ、国民の怒りを追い風にする。
今月10日、川崎稔氏(46)の応援で来佐した岡田克也副代表。佐賀市での街頭演説では、年金問題に大半の時間を割いた。「“消えた年金”問題を取り上げたのは今年1月だったが、安倍首相は放置してきた。民主党の追及がなければ、その存在さえ分からなかった」と党の取り組みをアピールした。
共産も年金の責任問題を厳しく追及する構え。
党県委員会の平林正勝委員長は「責任の取り方について、自民党は社保庁の『解体』というが、解体では責任をあいまいにするだけ。やるべきは『改革』だ」と強調。対策についても「安倍首相は1年間でと、できないことを言ってしまった。国会は数の力で押し通せるだろうが、国民は違う。選挙では押し通せない結果が出る」と話す。
統一地方選で当選した議員を中心に県内各地で街演を展開し、年金問題への疑問を投げ掛けている。17日には党中央委員会の石井郁子副委員長が来佐する。中尾純子氏(54)への支持を呼び掛けるとともに、現政権の在り方をただす。
【写真】参院選の争点に年金問題が浮上し、前哨戦が激しさを増す佐賀選挙区。立候補予定者の1人は集会で支援を呼び掛けた=佐賀市
358
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/17(日) 15:55:25
衛藤晟氏 支持者ら「県内活動を認めて」自民県連不在、受理せず 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1182006000=118204290732043=1
参院選比例代表に自民党から出馬する衛藤晟一元衆院議員(59)の支持者らが十六日、党県連に衛藤氏の県内での政治活動の容認を求めて要望書を提出しようとしたが、党県連事務局は不在で、受理されなかった。
要望したのは女性グループや推薦団体の会員らが集まった「大分の明日を考える市民の会」(樋口幸士会長)。
衛藤氏は今年三月、比例出馬に反発する公明党に配慮して県内での政治活動自粛を条件に党本部から復党を認められた。要望書は「(復党の条件は)個人の権利を侵害しており、自民党の主体性を疑問視する声もある」と批判。自由な政治活動を認めるよう求めている。
樋口会長ら二十人が大分市大手町の県連事務局を訪れたが、不在だったため、要望書をポストに入れた。樋口会長は「提出することは十五日に連絡していた。なぜ受け取らないか真意が分からない」と話した。
志村学党県連幹事長は「内容は詳しく分からないが、そのような要望を受け取れる状況ではない」としている。
「―市民の会」は十七日、大分市中心部で街頭活動をする。
359
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/17(日) 15:59:15
立候補予定者説明会 参院選5陣営出席 去就注目の魚住氏も 西日本熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070616/20070616_001.shtml
7月に予定されている参院選熊本選挙区の立候補予定者説明会が15日、県庁であり、無所属で立候補を検討している魚住汎英参院議員(65)=自民、比例代表=を含む五陣営が出席した。
魚住氏は改選期を迎えた今回、比例代表で党の公認を得ておらず、去就が注目されていた。魚住氏が無所属で熊本選挙区に立候補した場合、松岡利勝前農相の死去に伴い同日選が予定されている衆院熊本3区補選とともに、事実上の自民支持層の分裂選挙となる。
魚住氏の事務所(菊池市)は「立候補を決断した場合に備えて書類を受け取った」と説明している。
五陣営はほかに、既に立候補を表明している自民現職の三浦一水氏(53)、民主新人で元衆院議員の松野信夫氏(56)、共産党新人で党県委員の橋田芳昭氏(51)と、「候補者未定」として出席した政治団体関係者。
説明会では県選管職員などが立候補届や選挙運動用はがきの取り扱い、政見放送などについて解説。この後、政党向けの説明会も開かれた。
衆院熊本3区補選の立候補予定者説明会は25日午前10時から県庁で予定されている。
=2007/06/16付 西日本新聞朝刊=
360
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/18(月) 12:05:16
共闘へ自民は誠意を/竹中代表に聞く
2007年06月18日 朝日大分
http://mytown.asahi.com/oita/news.php?k_id=45000000706180006
参院選大分選挙区(改選数1)は、民主と社民の共闘が崩壊する一方、与党の自民と公明の選挙協力にも不透明さが漂っている。公明は自民候補を支援する見返りに、自民支持層の比例区票取り込みを目指す。だが、自民は衆院大分1区が地盤の衛藤晟一・元衆院議員を比例区で公認。むしろ公明と競合する可能性が出ている。自民との協力の行方について、公明県本部の竹中万寿夫代表に聞いた。(篠島真哉)
――比例区では10万票を目指すというが。
「県内有権者の1割から得票できる勢力となって、国政選挙の選挙区で結果を左右する存在感を確立するためだ」
――達成のテコになる自民との選挙協力は。
「成否は未定だ。気持ちよく戦える環境を自民が整えていないからだ」
――どういうことか。
「晟一氏は、参院選では県内で選挙活動をしないと確約した。だが、個人後援会が勝手連となって、好き放題に活動している。公明が大分選挙区で自民に協力しても、比例区票の上積みは想定通り期待できない状況だ」
――では、どうする?
「自民次第だ。今後の国政選挙で、公明支持層の選挙区票を自民が必要とするなら、晟一氏の問題を我々が乗り越えられる誠意を示さないと」
――自民はどんな誠意を示せばよいのか。
「私の口から言うべきことではない。要は、公明の選挙は選挙区票を与えて比例区票を得る、ギブ・アンド・テークが鉄則だということだ」
――公明の目標達成を、自民が県内で保障できることが前提だと。
「当然、そうならないといけない。それが見えない段階で、自民に選挙区候補の推薦を要請されても困る。このままでは我々の支持者を納得させられる説明ができない」
――そうは言っても、自民支持層の比例区票は欲しいのでは。
「その通りだ。ただ、協力する相手の党派を問わないで、個人的な信頼関係によるギブ・アンド・テークにした方が、やりやすい面もある」
――なぜそうしない?
「今度の参院選は、与野党の逆転がかかる選挙だ。公明は連立与党の一翼を担う以上、公明支持層の選挙区票は本来、自民へ流れるべきものだ」
――公示が近づいた。
「柿は熟せば落ちる。自民の選挙区候補を勝たせる最大の兵法は、公明を味方にすることだ、という機運が醸成されるのを、焦らずに待つ」
「完全に党本部で処理される世界。県連が介入できる余地はない」(衛藤征士郎・自民県連会長)。衛藤晟一氏の比例区出馬に反発する公明に対して、自民県連はこう受け流してきた。
それは、晟一氏に対しても同じだ。東京に住所を移さざるを得なかった晟一氏が県内で選挙活動できるようにしてほしいと、16日に晟一氏の勝手連の一つが要請文を携えて自民県連を訪ねたが、自民県連は事務所を開けることさえせず、門前払いしている。
大分選挙区では立候補予定者が出そろい、野党4陣営はフル回転し始めた。それでも、自民県連は「自・公とも前向きだから、時間がたてば解決する」(同)、「両党の党本部同士で解決してほしい」(日野立明・礒崎選対本部長)と、どこか他人事のようだ。
361
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/18(月) 12:06:28
外山氏の支援見送り「県北地区同盟」
2007年06月13日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706130001
7月5日公示が有力とされる参院選の宮崎選挙区に立候補を表明している元民主党県連副代表の外山斎(いつき)氏(31)について、延岡市の労組を中心とする「県北地区同盟」(工藤博司議長)が、支援を見送る決定をしていたことが12日、分かった。外山氏は、民主や連合などによるCNP会議が擁立した統一候補。同地区同盟の上部団体でCNP会議を構成する「県友愛連絡会」は、1日に外山氏支援の方針を決めたばかりだった。
同地区同盟は、同市などの48労組で構成し、組合員は計約6500人。強い集票力を誇る旭化成労組も加盟している。
6日の幹事会で、宮崎選挙区での自主投票を正式に決めた。笠江良一事務局長は「知名度の低い外山氏では、勝負にならない。活動を比例区に一本化することでまとまった」と話している。
外山氏は5月下旬、民主党県連内の手続きを踏まずに連合幹部に直接、出馬の意向を伝えた。関係者によると、連合が非自民勢力の統一候補として外山氏擁立を、CNP会議の各団体に諮った際、同地区同盟の上部団体の友愛連絡会は、返事をいったん保留したとされる。
同地区同盟が自主投票の方針を友愛連絡会に報告したところ、「現場の意見を尊重する」と了承されたという。
連合宮崎の横山節夫事務局長は「CNP会議で方向性が示されたばかりで、残念だ。旭化成労組などは、連合にも加盟しており、協力を求めることには変わりない」と話している。
外山氏は「ほとんど活動をしたことがない県北では少しでも足がかりが欲しかったが、仕方ない」と語った。
362
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/18(月) 12:07:47
自民党県連定期大会、参院選勝利誓う
2007年06月17日 朝日鹿児島
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000706170001
自民党県連の定期大会が16日、鹿児島市内のホテルで開かれ、会長に宮路和明衆院議員が再任、幹事長には本坊輝雄県議が就任した。党員や党友ら約500人が参加し、7月に予定されている参院選での勝利などを誓った。
宮路会長は「九州と四国で確実に当選できる人は1人もいないと言われている」などと、参院選での同党の厳しい現状を指摘。参加者らに支援を求めた。
また、参院選の争点として野党が攻勢を強めている「宙に浮いた年金問題」について、「心配をかけているが、野党が不安をあおっているだけ。(宙に浮いたとされる)5千万件は統合できていないだけで、消えてはいない」などと釈明した。
参院選の鹿児島選挙区には加治屋義人参院議員、比例区には尾辻秀久参院議員がそれぞれ立候補を予定しており、参加者たちは両氏の当選を誓って気勢をあげた。
鹿児島選挙区には、民主新顔の皆吉稲生氏(56)、共産新顔の山口陽規氏(54)が立候補を表明している。
363
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/18(月) 21:32:49
佐賀商工共済訴訟22日判決 県の責任争点 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=1&classId=0&blockId=498837&newsMode=article
2003年に破産した佐賀商工共済協同組合の元組合員221人が、県と組合経営陣に約10億3500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、佐賀地裁で言い渡される。原告は監督官庁の県に対し、組合の粉飾経理を知りながら破産まで黙認したのは、経営陣との「共同不法行為」になると主張。県は「組合再建のためやむを得なかった」と反論している。原告は早期救済を求めており、県の賠償責任が認められるかが注目される。
訴状によると、組合は1991年ごろから、債務超過を粉飾経理操作で隠ぺい。「経営不安がないように装い、破産まで集金を続けたのは詐欺に当たる」と指摘する。県については、組合の詐欺行為を把握した後も制止せずに黙認した「行政の不作為」を国家賠償法で問いただしている。
訴訟では、県が1996年、組合の財務問題を把握しながら、その後も黙認・放置したことの適否が最大の争点となる。
県は、破産直後から一貫して「組合に自主再建の可能性があり、取り付け騒ぎを回避するためやむを得なかった」と主張。原告側は「県は、組合が実質破綻(はたん)状態にあることを認識していた」とし、「犯罪(詐欺)行為の追認は、『行政の不作為』以前の問題」と非難する。
「中小企業等協同組合法」は、業務改善命令など規制権限の行使について「行政の裁量に委ねる」としている。佐賀地裁は昨年3月、和解勧告案で「その不行使が著しく合理性を欠く」と県の責任を認めたが、県は和解に応じなかった。
被告の経営陣については、元理事長の陣内孝雄参院議員以外は、ほとんど争う構えを見せず、別の元理事長と元副理事長はすでに請求通りの賠償責任を負う判決などを受けている。
「粉飾自体、破産まで知らなかった」。陣内氏は公判で、粉飾経理を認識していたことを裏付ける証拠や証言が提出されても「証拠は第三者による偽造」などと否定している。
刑事裁判では触れられなかった現職国会議員の責任について、民事裁判でどう言及されるかも焦点の一つだ。
佐賀商工共済協同組合
中小零細事業主らの互助組織として1960年、佐賀市に設立。組合員の積立金運用に失敗し、2003年8月に破産した。被害者は約5000人、負債総額は約56億円。債務超過を粉飾経理で隠し続け、損失補てんのため購入したアルゼンチン債も01年末に債務不履行となった。経営破たんが確実な状況で積立金の集金を続けたとして、破産時の経営陣4人が逮捕され05年、詐欺罪で全員有罪に。元組合員が04年から昨年にかけ、県や元経営陣に損害賠償を求め相次いで提訴した。
364
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/18(月) 21:59:32
連合沖縄会長に仲村信正氏
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-24661-storytopic-3.html
空席となっている連合沖縄の会長に会長代行の仲村信正氏(58)=JPU沖縄(日本郵政公社労組県本部)委員長=が就任することが15日までに固まった。役員推薦委員会の意見聴取に対し、主要傘下組織は仲村氏が適任との意向を伝えた。7月24日の臨時大会に人事案を提案し正式決定する見通し。
前会長の狩俣吉正氏が4月に実施された参院沖縄選挙区・補欠選挙に立候補するため辞任した後、会長ポストは空席となっている。役員選考のため設置された役員推薦委員会は、自治労県本や全駐労沖縄地本、沖縄電力総連など副会長を出している組織から個別に聞き取り調査を実施。人事案の調整に入っている。
主要構成組織の関係者は、仲村氏の優れたバランス感覚や人柄、実績を評価し「会長にふさわしい」として、人事案に同意している。
仲村氏は本部町出身。JPU沖縄の委員長を2003年から務め、03年から連合沖縄会長代行。
(6/16 9:57)
365
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/18(月) 23:09:10
主役:07夏・参院選おおいた/6 後藤博子氏 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070618ddlk44010296000c.html
◇自民県連への意趣返し−−接戦へ女性、保守層に照準
「(県選出の)8人の国会議員の中で女性は私1人です」−−。12日夜、別府市北浜1のライブハウス。10代後半〜30代前半の若者十数人を前に、国民新党現職、後藤博子氏(59)は歯切れ良く語り掛けた。「女性の国会議員を」と訴えた前回と基本スタンスは同じ。唯一の女性候補として再び「風」に期待する。
「公平、公正に候補を選考する」と自民県連が打ち出した参院大分選挙区の候補公募制に反発して離党。国民新党の比例代表候補に決まっていたが、「大分で自民に勝たせるわけにはいかない」(亀井静香代表代行)と、自民候補への「刺客」的な意味も持ち、急きょ選挙区に出ることに。後藤氏の選挙区参戦は、現職がいながら公募制を導入し、結果的に引導を渡された自民県連への意趣返しという側面がにじむ。
6年前、小泉ブームの追い風を受け、安泰といわれた社民現職を相手に4万票近い差をつける30万票を獲得して初当選。2年前に郵政民営化に反対して自民党から役職停止処分を受けた。「郵政民営化反対など筋を通してきた姿勢が、比例代表では有権者になかなか伝わらない。選挙区で真っ向勝負する」と後藤氏。特定郵便局の組織にとどまらず、自民県連への不信感を募らせる保守層全般に食い込み、あわよくば小差で競り勝つというのが思い描く戦略だ。
後藤氏参戦の影響を各陣営は測りかねている。「自民公認だから取れたんだ」。他党の冷ややかな声が漏れ伝わる。自治労県本部の機関紙「自治労大分」6月13日号は「後藤氏、山下氏(共産立候補予定者)と無効票で7万8000票と予想した場合、57万票を(残る)三者で争うことになる」と後藤氏を軽んじた。
「県議選があれだったからなあ」。ある自民関係者は、4月の県議選大分市区で後藤氏が全面支援した党公認女性が2856票で最下位落選したことに触れ、支持の広がりが少ないことを示唆した。一方で「主婦層を取り込むという話もあるが…。ただ終盤にならないと動向は分からない」とも。
ある他党の関係者は、後藤氏の支持率が他立候補予定者ときっ抗していたとする独自の情勢調査結果を基に「大分市の女性に強いようだ」と、うなった。
民主との選挙協力のみならず、自民との連携もにじませ政局のキャスチングボートを握ろうとする国民新党。後藤氏の戦いは政局にどう絡んでくるのだろうか。【金秀蓮】
毎日新聞 2007年6月18日
366
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/19(火) 16:25:41
なんとかならないのか 長崎
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平成19年6月19日
投稿者 = 匿名
http://n-seikei.heteml.jp/2007/06/0619b.html
参院選を前に、テレビ各局特集を組んでおりますが、長崎ローカルにおいて 小嶺陣営紹介時において。
県連会長(県議選のA級戦犯が何故会長になれたか 不思議なのですが)の コメントに驚きというか呆れました。
どこのニュースかは忘れましたが、以下のような感じ
「社会保険庁の問題。あれは もう以前から委員会では、話題になっていたんだ。それを民主党が選挙前に、ドンとやったってこと。もう、いじめないでよ〜。安部と小嶺は違うんだから!」
ローカルと思って舐めてるのか、これが親しみやすいおいちゃんと皆が喜ぶとでも思ってるのか知らんが、何だ この発言は。
>以前から
先生、知っててほったらかしにしてたんですかって国民怒るよ。
>民主党が
このVTR 民主党本部とかに送ったら この発言に対する追求めちゃくちゃうけるでしょう。
>いじめないでよ〜
いじめじゃなくて、これ大問題だって。
ちゃんとしてくれなきゃ、国民困ります。
>安部と〜
安部首相 これ聞いたらさすがに怒るでしょ。
誰か、これを公にしてほしい。迂闊とかのレベルじゃなく
どうかしとるやろ。偉い人なんでしょ?
この人と知事の関係性とか 一般の私たちはよくわからないし、どうしてもTVとかのみの印象になるのだが、以前からひどかった。 今でも忘れられないのが、随分前の参院選でも、確か選挙の責任者としての敗戦のコメントで「 おいも フランス人のかぁちゃんば もらおうか」 などと 犬塚夫妻を小馬鹿にするような発言。
こんな人が、長崎の代表であることに耐えられない。
石原慎太郎の口の悪さとは、全く違う 知性のかけらもない
編集部・・・ ま、これだけ悪いコンビも珍しい。
367
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/19(火) 18:42:19
三好・県議会議長の祝賀会問題:改革21、辞職要求 不信任決議案提出も検討 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070619ddlk42040374000c.html
三好徳明・県議会議長の就任祝賀会に暴力団と関係が深いとみられている男性が出席した問題で、県議会の野党第1会派の改革21は18日、「県民の理解は得られていない」などと議長に辞職するよう文書で申し入れた。自民党・県民会議は19日の本会議冒頭に議長が陳謝することで収拾を図る考えだが、改革21は議長の不信任もしくは辞職勧告の決議案を提出する方向で検討に入り、対決色を強めている。参院選も絡み、県議会は波乱含みの展開となっている。【宮下正己】
申し入れ書は「(議長は)暴力団関係者との付き合いを否定しておらず、疑義が払しょくされていない。議会の品位、見識が問われる重大な問題」と議長に辞職を求めている。
申し入れ後の議会運営委員会で、三好議長は「出席者の確認をせず、指摘される人物の出席をまったく存じていなかったが、結果として非常に軽率な行動だと深く反省している」と改めて謝罪した。改革21は、本会議冒頭での議長による陳謝は受け入れたものの、不信任決議案などの提出の検討を表明。その後の議員総会で、陳謝の内容を聞いた上で、決議案の提出を最終判断するため、19日昼に再び議員総会を開くことを決めた。
この問題を巡り、改革21は15日の各派代表者会議で議長の説明に理解を示していた。方針転換とも受け取れる辞職要求に、自民党内には「問題を長引かせて参院選対策にしようとしている」との反発が出ている。改革21は「方針が変わったのは事実だが、参院選は関係ない。疑惑が払しょくされていないからだ」と否定しているが、ある民主党幹部は「参院選に影響しないことはないだろう」と話している。
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年6月19日
368
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/19(火) 18:46:08
「1人区」に吹く風は:07参院選・鹿児島/4 農業県 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070619ddlk46010667000c.html
◇民主が「王国」に挑戦状−−動じない農政連
挑戦状をたたきつけたのは民主党だった。
「農業をやめたい人は自民党」「農業をまもりたい人は民主党」
刺激的な見出しの政策ビラ。当初、県内で20万、さらに10万枚を追加した、とされる。「先進国並みの所得補償制度導入」など党の独自政策を宣伝。集落営農など政府と自民党の農政を、厳しく批判した。
自民党国会議員は激しく反発した。小里泰弘衆院議員(鹿児島4区)は「聞こえはいいが、全く実現性はない」。元県農協中央会常務の野村哲郎参院議員も「あれは『悪魔のささやき』だ」。財源を示していないことなどを批判する。
「デタラメな民主党農政!」。赤城徳彦農水相らがイラストで登場する。自民党が急きょ、作成した反撃ビラ。まもなく県内にも出回るという。
◇ ◇
農業県の鹿児島。昨年、生産額で全国第2位に躍り出た。中でも、畜産が盛んな曽於市など大隅半島。故・山中貞則元通産相らが築いた「自民王国」を支えたのは、厚い農民票とされる。
自民にとって金城湯池のはず。そこで民主がみせた動きに、自民サイドは警戒感を隠さない。「農村にくさびを打ち込もうとしている」(宮路和明県連会長)と。
「前回参院選でも大隅ではダブルスコアで敗れた。これでは、戦いにならない」と、民主新人、皆吉稲生氏陣営の幹部。鹿児島市など都市部で善戦するだけでは勝てない。自民農政攻撃は、「弱点」克服が狙いだ。
◇ ◇
故・山中氏の地元の曽於市。前哨戦での両陣営の動きは対照的だった。
皆吉陣営が5日、開いた決起集会。民主党「次の内閣」の農水相で、「ビラ」の政策を立案した篠原孝衆院議員が、農政への熱い思いを語ろうと、駆け付けた。
だが、会場は、組合の支部。立ち見も出たが、連合系の組合員がほとんどで、期待した農業関係者は「数人だった。もったいない」(関係者)。
その4日後の9日、同市内の家畜市場。「曽於地域農業振興大会」には、地元から2500人を超す農業関係者が参加した。国政選挙のたびに事実上の自民党の決起集会として開かれ、厚い地盤を誇示し、結束を誓い合う場だ。
再選を目指す自民現職、加治屋義人氏。元県経済連職員で、農水政務官を経て参院農水委員長という農政族の一人だ。あいさつでは、故・山中氏とのエピソードも交え、仲間意識をくすぐった。
農協の政治団体、農政連。民主の挑戦にも動揺は見せない。
地元出身の川井田幸一・県農政連委員長は言う。「加治屋さんをしっかり当選させる。それが、農業県、鹿児島じゃないですか」
民主の「くさび」。まだ、地殻変動を起こすまでには至っていないようだ。
毎日新聞 2007年6月19日
369
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/20(水) 23:50:45
主役:07夏・参院選おおいた/8止 公明党県本部 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070620ddlk44010054000c.html
◇証しが欲しい−−選挙区協力未定、支援一転ライバルに
「公明党の圧力で、大分での政治活動の自由が奪われている。そこまでして公明は票を取りたいのか」
17日昼、買い物客らでにぎわう大分市のトキハ本店前。自民比例代表で立つ元衆院議員を支援する集会で、熊本の支持者が声をからした。2000枚用意したビラには、政治活動できないことについて「公明党の『比例票が減るから』という理由による取り決め」と書かれている。
公明県本部の竹中万寿夫代表は不快感を隠さない。「05年総選挙で(元衆院議員が)自民公認を外された際にも、(自民県連の思いをくみ)公明は支援してきたのに」。選挙協力については真摯(しんし)に取り組んできた、との自負がある。宮崎でも自民新人が比例代表での立候補を表明したが、「宮崎は選挙に縁のなかった人。これまでの選挙協力を考えれば、大分の支持者の不満とは比べようもない」と話す。
公明は比例代表で全国8人を擁立。九州では現職の木庭健太郎氏(54)の当選を期す。大分で10万票、九州で3年前より5万票多い110万票が目標だが、全国816万票を取った6年前、862万票の3年前も比例最後の48番目に滑り込んだのは公明だった。盤石とはいえないのが実情だ。
そこで、選挙区で自民候補を応援する代わりに比例では支援を受ける自公協力が生きてくるが、「話がこじれて、県レベルだけでは対応できない」(竹中代表)状況。公明は九州のどの県本部も自民の選挙区候補の推薦を決めていない。
自民県連は、選挙区に立てる新人を推薦するよう公明県本部に働きかけているが、竹中代表は「支持者は納得していない。元衆院議員が出ても公明に協力する、という確かな証しがないと」。
今月10日、木庭氏が大分入り。宇佐、杵築、別府、大分と回り「(年金記録の)統合漏れは1年できちっと片付ける。時効も撤廃する。受給者の立場に立って総合判断する」と訴え、「110万票を」と意気込んだ。木庭氏は参院公明幹事長。土日程度しか九州入りできず、大分へ次回足を踏み入れる予定は7月2日。佐伯、竹田、豊後大野、臼杵、大分を巡りたいというが、政見放送撮影関連の予定が入り、国会会期延長の場合のみ実現する。
事務所を大分、別府両市内に構えたが、こちらもほぼ、あるじなき戦い。のどから手が出るほどほしい自民票だが、自公協力の先行きは見えず、ジレンマを抱えている。【梅山崇】=おわり
毎日新聞 2007年6月20日
370
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/20(水) 23:53:00
「1人区」に吹く風は:07参院選・鹿児島/5 「郵政」の漂流 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070620ddlk46010002000c.html
◇「大樹」は自主投票−−取り込み狙う民主
まだ、雨が冷たい季節だった。
「みなさん、自公が過半数取れますか。(野党が)決起すれば勝てる」
2月17日、鹿児島市。小雨の中で熱弁をふるったのは国民新党の亀井静香代表代行。参院選の比例代表向けの全国行脚の一環だった。街頭宣伝車には、「郵政見直し」などののぼりが並んだ。
傍らには、鹿児島選挙区(改選数1)で出馬予定の民主新人、皆吉稲生氏。両党は国会での野党共闘を強めつつあったが、推薦要請すらない段階での、異色の共闘だった。仲介したのは、松下忠洋・元衆院議員(鹿児島3区)の関係者という。
05年の「郵政選挙」。松下氏は自民現職ながら無所属で出馬。現在の自民党県連会長、宮路和明氏と、3区で現職対決を展開した。その松下氏派の一部が、今では皆吉氏の陣営に。人脈を生かし、水面下で保守票の取りまとめに動く。メーンターゲットは「郵政」票という。
「3区のしこり」が生んだ連携。皆吉陣営幹部は「加勢はありがたい。あれで、保守層に食い込む足がかりを得た」。
◇ ◇
「郵政」票が漂流している。自民党の集票マシーンの一つ、特定郵便局長OBらでつくる政治団体「大樹」。今回の参院選、「比例は(国民新党の)自見庄三郎・元郵政相、選挙区は『自主投票』」という。初めての、自民離れの国政選挙だ。
鹿児島選挙区で再選を目指す自民現職、加治屋義人氏は郵政民営化法案に賛成した一人。陣営は「当時は農水政務官。政府の一員として、『造反』はできなかった」と釈明するが、大樹側には「当初反対したのに、賛成に転じた」と映り、「許せない」との怨嗟(えんさ)の声すら漏れる。吉野富夫・大樹県本部長は「自民が我々を裏切ったのだから」とにべもない。
それでも大樹は、自民党県連所属。「党を育てた自負もある」と吉野氏は言う。4月の県議選では、「郵政民営化反対を貫いた」自民党県議を支援。県政と国政で、対応がねじれる。
◇ ◇
亀井氏は23日、再び鹿児島に入り、皆吉氏の総決起集会に参加する。同行するのは長谷川憲正・副幹事長だ。
長谷川氏は元郵政官僚。04年参院選で、自民新人で出馬、大樹が支え、初当選した。郵政民営化反対の論客だ。
招いた皆吉陣営の狙いはもちろん、「自主投票」の大樹票。国民新党推薦を得た後、「比例は自見、選挙区は皆吉」と売り込みに躍起だ。
だが、皆吉氏は元連合鹿児島副会長。旧来の支持者は「革新」だ。国民新党など保守への接近には、批判もあるという。
「大樹も、松下さんの関係者も、国に痛めつけられた『保守』層。自民支持層とは違う」と皆吉陣営幹部は釈明に懸命だ。そして、力説する。「保守層に食い込まないと、選挙は、勝てない」
毎日新聞 2007年6月20日
371
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/21(木) 09:36:03
第21回参議院選挙総合スレ60
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1182351439/
116 無党派さん sage New! 2007/06/21(木) 05:51:13 ID:Mricwly7
>>91
栃木は元々、国井がそんないいタマでもないし
県議出身で宇都宮が地盤の谷に伸びしろは有った。
>>101
自民党県連も内紛要素が多く2年で保岡→南野→宮路と県連会長が
コロコロ代わったり、おシャブの徳田一本釣りで園田修光が繰り上がった場合
調整がどうしようも無く面倒になったこと、加えて保岡が参議院議員から
どうしようも無く嫌われてることなんかも有り、結果的にそれらの諸要素が
重なって加治屋がブーストをかけられないまま差を詰められてるような気がする。
昨日インタビュー受けてた尾辻元厚労相(比例)が会期延長にうんざりした表情を
見せてたのが印象的だった。
372
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/21(木) 14:38:44
知事人気取り込め 浮動票確保に懸命 現職は組織票優先 宮崎選挙区
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070621/20070621_002.shtml
宮崎県に東国原英夫知事を誕生させた「東風」は再び吹くのか‐。参院選宮崎選挙区(改選数1)の候補予定者は、1月の出直し知事選で政党候補を吹き飛ばした無党派の「風向き」を読もうと懸命になっている。東国原知事は参院選で「中立」を宣言しているが、人気の高さは相変わらず。少しでもあやかって浮動票をつかもうと、各陣営は知恵を絞る。
「地鶏やマンゴーばっかり売っていると思われるかもしれませんが、夏に向け魚を売ります」
20日、宮崎市であった同県漁業協同組合連合会の総会。県産品のトップセールスマンとしてマスコミをにぎわす知事が力を込めると会場から拍手がわいた。知事の人気は今や生産者団体や建設業界にも浸透し始めている。「あの人気を少し分けてもらえれば」。自民県連幹部はぼやく。
「知事は代わった。県議会も変わり始めた。もう1つ変わらなければならないのは国政です」
同県延岡市で10日開かれた事務所開き。無所属で立候補予定の東治男氏(61)は、国政から東国原改革を支えると訴えた。のぼり旗は「国政に東風」。無党派層を呼び込み、知事選の再現を目指す作戦だ。
東氏は6年前の参院選で民主、社民、連合の推薦を受けたが落選した。今回民主などが推薦するのは無所属の外山斎氏(31)。「利権にまみれた政治に挑戦したい」。街頭でミカン箱に立つ外山氏も「知事を意識しないわけはない」。組織を基盤としつつ東風も呼び込みたい「中間派」だ。
一方、再選を目指す自民現職小斉平敏文氏(57)は独自路線。「私に握手を求めて人が寄ってくるわけでもない。無党派対策などできっこない」と東風に距離を置く。
12日に宮崎市であった自民県連の会合。「浮動票が取れる候補では、ちょっとないかもしれない」。坂元裕一会長の紹介に続いてマイクを握った小斉平氏は「お褒めを賜りました、浮動票が取れない小斉平でございます」。笑いを誘いつつ、強調したのは「組織で守る選挙」だった。
同選挙区にはほかに無所属元職の長峯基氏(66)と、共産新人の馬場洋光氏(38)が立候補を予定している。
=2007/06/21付 西日本新聞朝刊=
373
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/21(木) 14:40:58
告示日は祇園祭、投開票は参院選? 「ダブル」にやきもき 経費は1500万円削減 大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/oita/20070621/20070621_001.shtml
国会の会期延長に伴い、参院選が7月29日投開票の日程で実施される公算が大きくなった20日、日田市選管は日田市長選も同日投開票の日程で実施する準備を始めた。「ダブル選挙」にすると約1500万円の経費削減が見込めるためだが、市長選の告示日(同22日)は日田祇園祭とも重なるとあって、職員たちは「こんな選挙は初めて」と、対応にやきもきしている。
市長選と参院選が重なるのは12年に1度。市選管ではこれまで、投票用紙の誤配布などを懸念し、参院選と市長選の日程をずらしてきたが、今回は経費節減を優先した。投開票事務にあたる市職員、立会人の人件費が削減でき、市長選を単独で実施すれば約2600万円かかるが、1100万円に抑えられるという。
ただ、市選管では国会会期末をにらみ、市長選を15日告示、22日投開票の日程で実施する準備を進めていただけに、対応に大わらわだ。
たとえば、市選管は5月上旬、投票所59カ所の使用を予約したが、正式な依頼文を再度打ち直し、提出しなければならない。投票所の大半は学校体育館やスポーツ施設。投開票日は学校が夏休みに入って間もなく、調整には手間取りそうだ。
25日から予定していた臨時アルバイト職員13人の採用も1週間延期する方針だが、日程の延期はまだ確定しておらず、通知もできない。選挙ポスター掲示板を国道沿いなどに設置するための使用許可も、関係機関に再提出することになる。
日田の夏を盛りあげる「日田祇園祭」(7月21、22日)は当初、投開票日と重なっていたが、日程繰り延べに伴い、今度は告示日と重なる。市選管としては、開票作業にあたる職員のやりくりなどを心配する必要がなくなり、ひと安心ではある。法被姿の支持者が集まった出陣式、祭りも最高潮に達したころ選挙カーの連呼がこだまするなど、これまでとは違った選挙風景が見られそうだ。
市選管の朝井幸一郎事務局長は「国会運営がスムーズに進み、早く日程が決まってほしい」と、政局の行方に気をもんでいた。
=2007/06/21付 西日本新聞朝刊=
374
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 09:48:50
’07参院選おおいた:6人目立候補か 県庁で候補予定者説明会 /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070621ddlk44010696000c.html
参院選の立候補予定者説明会が20日、県庁であり、大分選挙区では立候補を表明している5人の関係者のほか、新たに杵築市山香町の自営業男性(68)が出席した。男性は健康状態をチェックした上で27日に態度決定する意向。選挙立候補歴はなく、無所属で出たいという。
説明会では、県選管が7月12日公示、29日投開票のスケジュールを念頭に説明。県警捜査2課が、後援会連絡所の立て看板の設置制限や、立候補予定者の写真入りのビラ掲示の禁止などを説明。直接的な選挙違反はもちろん、選挙カーの箱乗りなども厳に戒めた。
毎日新聞 2007年6月21日
375
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 09:49:13
’07参院選おおいた:7月12日公示・29日投開票? 各選管てんやわんや /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070621ddlk44010695000c.html
与党の国会会期延長方針により、参院選の日程が7月12日公示・29日投開票と1週間遅れる見通しとなり、各選管はてんやわんやとなっている。特に市長選との同日選を想定していた日田市は、更なる会期延長となれば、任期満了(8月4日)の関係で別日程とすることもあり得るといい、やきもき度は最高潮となっている。
◆拝み倒し
日田市開票所の総合体育館は、29日はミニバレーボール大会の予定だったが、市選管は万一に備えて「予備日」扱いにしており、大会主催者に開催日変更を拝み倒す。期日前投票を含む各投開票所の立会人延べ212人も個々の都合が変わるため調整やり直しに。大分市は少年剣道大会、臼杵市はバレーボール大会、津久見市は消防団行事、杵築市は剣道大会がそれぞれ予定されているが「お願いします!」となりそう。
◆場所変更
宇佐市開票所は「かんぽの郷宇佐体育館」から「農業者トレーニングセンター」に変更。選管は「簡保の里に開票状況を県選管とやり取りする回線を設置済み。リハーサルも3回したのに」とガックリ。中津市開票所の「中津体育センター」は空手の国体九州予選で使用不可。中学体育館を使うが、午後3時までPTA大会。市選管は「終わってから大急ぎで会場設置せねば」と困惑気味だ。
◆張り替えも
中津市はポスター掲示板を「22日」で作ってしまった。「29日」を張り直す。杵築市の掲示板は、「平成19年執行」の表示だけで済ます。臼杵市の悩みの種は市報7月1日号。6月21、22日が最終締め切りで、その段階では「7月29日投開票」が確定していないが、選管職員は「『エイヤ』で行くべきかどうか」。
◆候補者は歓迎
参院選の各陣営は「戦略を練り直さないと」(自民新人陣営)との声もあるが、おおむね歓迎ムード。「政策を訴えるチャンスが増えたと前向きに考える」(共産新人陣営)▽「立候補表明はうちが最後だったから、有権者へ説明する時間が出来て喜ばしい」(現職陣営)といった具合。
日田市長選も新人3陣営は「助走期間が延びる分、知名度浸透に全力投球できる」。現職も「新人と違って夜しか動けず、限界があった。これで多少の余裕につながりそう」と喜んでいる。
毎日新聞 2007年6月21日
376
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 09:51:27
「1人区」に吹く風は:07参院選・鹿児島/6 衆院2区のねじれ /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070621ddlk46010212000c.html
◇「保徳」奄美で握手−−自民、追い風期待も…
17日、奄美市の奄美文化センターで開かれた徳田毅氏の国政報告会。軽快なワイド節に乗って登場したのは、保岡興治元法相だった。
昨年末の毅氏の自民入党以来、初めての奄美入り。かつて、毅氏の父、虎雄氏を相手にし烈な「保徳(やすとく)戦争」を繰り広げた地だ。会場には、長年対立を続けてきた自民党支持者と、徳田氏後援会関係者が同席していた。
「公の場で、徳田毅代議士と政治の事でお願いするのは初めて。歴史的な一ページだと思う」と保岡氏。「『保徳戦争』を乗り越え、奄美の未来を開く。われわれに課せられた責任だ」
壇上で握手を求めた毅氏。「保岡代議士と共に(奄美に)帰って来られて、大変感激している。意義ある会になった」と自賛した。
握手を見届けた1人は、参院鹿児島選挙区(改選数1)で再選を目指す自民現職、加治屋義人氏。会は「励ます会」も兼ねていた。「終戦」は自身の選挙にも、追い風になると期待する。
だが、拍手で沸いた会場の一部には、あいにくの雨のためか空席も。党奄美支部関係者は「党員や支持者は簡単には割り切れない」とこぼした。
◇ ◇
「これほど力強い味方はありません。参院選、勝たねばならないとの思いを強くしました」
11日、指宿市民会館で、民主党の小沢一郎代表は声を張り上げた。「味方」は、この日入党した元自民県議、打越明司氏。過密日程をぬって打越氏の地元まで足を運び、後援会関係者にアピールしてみせた。
民主は05年の衆院選に無所属新人、徳田毅氏を推薦したが、徳田氏は当選後、自民に入党。衆院鹿児島2区に空いた「穴」を埋めるのは、皆吉稲生氏を擁立して戦う参院選対策の、至上命題の一つだった。
打開策で浮上したのが打越氏入党。「ラ・サール高同窓」の縁もある川内博史県連代表が3月ごろから調整に動いたが、当初、打越氏、民主県連双方に異論もあった。皆吉後援会には「選挙協力」案も。
だが、小沢代表の3度目の鹿児島入りを機に、双方の調整が加速した。「逆転をねらう参院選」(小沢代表)に間に合わせた入党劇。効果は、未知数だ。
◇ ◇
05年の衆院選。鹿児島2区は激しい「三つどもえ」だった。「看板」を掛け替え、再選に臨む徳田、打越の両氏。前哨戦が参院選となる。
「保徳戦争」は終わったが、2区の風は安定していない。
毎日新聞 2007年6月21日
377
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 10:27:46
2007参院選かごしま 保守に“地殻変動”
松下氏 皆吉氏支援へ/奄美では「保徳」協調
(2007-06-22) 鹿児島南日本
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5103
7月の参院選に向け、鹿児島選挙区(改選数1)の保守層に地殻変動が起きている。自民党に所属していた松下忠洋元衆院議員=写真=(九州比例)が21日、南日本新聞の取材に対し民主新人の皆吉稲生氏の支援を表明。保徳戦争が続いた奄美地区では17日、保岡興治衆院議員(自民、鹿児島1区)と自由連合前代表の徳田毅衆院議員(同、鹿児島2区)が手を取り合って雪解けムードを演出し、自民現職の加治屋義人氏の必勝を期した。
皆吉氏の後援会名で21日、鹿児島市で23日開く総決起集会を伝えるビラが出回った。「松下忠洋先生を弁士の1人として迎え、頑張っていただきます」−。松下氏の名前を太書きしたビラに、皆吉氏陣営幹部は「これまでにない保守票をどれだけとれるか」と期待を語った。
松下氏は05年の衆院選で郵政民営化反対を訴え鹿児島3区に無所属で立候補。約6万8000票を獲得したものの、宮路和明衆院議員(自民)に敗れた。「自民党への未練はない。追い出されたわけだから」と言い切る。
落選直後に政界を引退した後は防災関係の団体代表を務める傍ら、国民新党の綿貫民輔代表を無党派の立場でサポートしてきた。今回の支援について「皆吉氏とは以前からの友人。鹿児島、日本のために私を必要とする人がいれば、少しでも応援したい」と胸の内を明かす。
春以降、松下氏の妻・章子さんが日置市や薩摩川内市など鹿児島3区の旧支持者宅を回り、「皆吉をよろしく」と支持を呼びかけてきた。松下氏の選挙を担った自民系の元町議や秘書の一部も、すでに皆吉氏の実動部隊となっている。
松下氏の活発な動きに、以前の支持者からは戸惑いの声も聞こえる。「松下先生が民主支持の立場で表に出てくるはずはない」(日置市議)、「急に反自民、労組の候補を支援しろと言われても難しい。どちらとも距離を置かざるを得ない」(旧後援会幹部)。
「こういう演説会で2人がそろい踏みするのは初めて。奄美にとって歴史的なこと」。奄美文化センターで開かれた徳田氏の国政報告会を兼ねた加治屋氏を励ます会で、出席した保岡氏は感慨深げに語った。昨年12月に自民入りした徳田氏も「悲しい時代があった。感情を乗り越え歴史を乗り越えて頑張っていこう」と呼びかけた。両氏は壇上で固く握手、自民が一枚岩であることを支持者に強調した。
融和ムードに包まれた会場だったが空席が目立ち、会の最大の目的だった「加治屋氏を励ます」意味では「活気がなかった」と党関係者。徳田氏陣営関係者は「目標は2500人だった。こちらは1000人集めたのに、(従来の)自民側は500人。危機感がないからだ」と不満を漏らした。
鹿児島選挙区にはほかに、共産新人の山口陽規氏が立候補を表明している。
378
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 11:25:47
(1)「年金の風」 自民に危機感、攻勢の野党 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/zenya/zenya01.cfm
参院選は七月下旬に投開票される予定だ。与野党が天下分け目の政治決戦と位置付ける全国二十九の改選「一人区」の一つ、熊本選挙区には自民現職の三浦一水、民主新人の松野信夫、共産新人の橋田芳昭の三人が名乗りを挙げ、比例代表を含めて各党の攻防が激しさを増している。同日選挙となる衆院熊本3区補選も絡み、不透明さを増す決戦前の情景を見た。(同日選取材班)
◇ ◇
「年金記録不備問題を生み出したのは自民党の長期政権。政官の癒着構造が招いた結果だ」。八日、熊本市の県民交流館パレアであった松野のミニ集会。支持者を前に、松野は年金問題で与党の責任を厳しく追及した。
ちょうど同じ時刻。その階上では三浦の陣営も集会を開催。三浦が属する派閥の領袖の文科相・伊吹文明は、あいさつの多くを年金問題に割いた。「消えた年金については与党が責任をもって対応します。よほどしっかりしないと保守王国の熊本も危ない」。集まった三浦の高校同窓生が気勢を上げる中、伊吹の表情には危機感が漂った。
■不安材料
自民の危機感の背景には厳しい世論の動向がある。六月初め、本紙加盟の日本世論調査会が実施した全国世論調査で安倍内閣の支持率は発足以来最低の35・8%に下落。自民党の情勢分析でも、熊本選挙区で接戦を裏付ける数字が並ぶ。
今回改選を迎える三浦は六年前、空前の小泉ブームにも乗り、約四十八万票を獲得。民主候補に約十八万票の大差をつけた。しかし三年前、自民現職木村仁は再選を果たしたとはいえ、得票は約四十一万票。民主候補に約四万票差に迫られ、熊本市は逆転された。
「どの団体や地域を回っても年金問題が話題になる。すべての人にかかわるテーマだけに影響は大きい」。六月中旬、国会で質問に立ち、年金問題への対応を首相に迫った三浦は語る。
その三浦の事務所には中核部隊の県農政連はじめ、百五十を超える業界団体の公認・推薦状が並ぶ。選対幹部には自民党の国会議員や県議、市議らが名を連ね、衆院熊本1〜5区ごとに党県連と友好団体が組織を組む。
「この組織がフル稼働すれば、負けるはずがない」。党県連幹部は強調するが、四月の県議選では市町村合併に伴う選挙区再編で自民系候補同士が激突。現場には統一地方選のしこりや疲れが残る。定数減で自民現職が敗れた県南や県北は「すぐに戦える雰囲気ではない」(自民党県議)との声が漏れる。
■争点は…
年金問題は各党の選挙運動やマニフェスト(政権公約)にも影響を与えている。共産党の橋田は各地の街頭演説で「全加入者の調査を早急に実施すべきだ」と政府の対応を批判。各党が発表した公約にも、消えた年金問題への対応策が急きょ、重要テーマとして盛り込まれた。
民主党は「年金は消費税以来の大きな風と成り得るテーマだ。県内全域に風を受ける大きな帆を掲げたい」と意気込み、松野は熊本市以外の地方遊説を積極的にこなす。
格差、憲法、教育改革という争点さえ、吹き飛ばさんばかりの勢いの年金問題。政府・与党内では、逆風の影響を避けようと参院選の時期を遅らせる国会会期の延長の合意づくりが進む。
もともと世論の「風」に影響される参院選。この先一カ月、どんな風が吹くのか。戦いの行方は混とんとしている。(文中敬称略)
熊本日日新聞2007年6月20日朝刊
379
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 11:26:25
(2)“鬼門”の3区 衆院補選絡み自民の溝深く 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/zenya/zenya02.cfm
松岡利勝前農相自殺の衝撃から約二週間が過ぎた十三日。終盤国会を迎え、慌ただしさを増す東京・永田町の議員会館に自民党県連幹事長・西岡勝成の姿があった。
その二日前。前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選は、公認を得られなかった自民党県議の荒木義行が無所属での立候補を表明。復党を視野に入れる元衆院議員の坂本哲志と、自民系分裂の選挙構図が固まった。
西岡の上京は、この間の経緯を県関係国会議員に説明し、参院選の態勢を話し合うのが狙いだった。「理解は得られた」。訪問後、安どの表情を見せた西岡だが、分裂選挙を回避し、参院選に集中するという党県連の思惑の崩壊は、選挙戦略に重くのしかかる。
■機能不全
自民党にとって、参院選直前の前農相の自殺は「まさに青天のへきれき」(西岡)だった。前農相は、三選を目指す現職参院議員・三浦一水の主地盤でもある党県第三選挙区の支部長。そして補選に出馬する県議の荒木は同選挙区幹事長。三浦選対の幹部は多数を3区の県議が占める。
「前農相の死によって三浦選対の組織は一時、機能不全に陥った。ようやくエンジンが再始動したが、一体感を醸成するには時間がかかる」。三浦陣営の幹部は、3区補選の影響に頭を抱える。
加えて、地元には党本部への不信感が渦巻く。その原因は前農相の死去後、地元を駆け巡った党国会議員による「坂本公認支持」の情報だ。松岡と対峙(たいじ)してきた坂本は衆院議員時代、無所属とはいえ山崎派に所属。今回の公認調整でも、同派を中心に国会議員の影がささやかれた。
山崎派の衆院議員・野田毅は「そうした事実はない」と否定する。しかし、元副総裁の山崎拓は坂本支持で今も動く。
「坂本は自民党が戦ってきた相手だ。党として支援するのは筋が通らない。国会議員は応援を控えていただきたい」。公認候補の擁立見送りを決めた八日、会見に臨んだ党県連会長・古閑三博は永田町に対する異例ともいえる注文を付けた。それは3区補選で生じた党内の溝の深さを物語る。
■相乗効果
自民党が混乱する中、民主党は保守王国・熊本選挙区の一議席を虎視眈々(たんたん)と狙う。
「自民党の手法は姑息(こそく)だ。国政選挙で候補者を出さないような与党は政権を下りるべきだ」。六月十四日、3区補選の公認候補の決定のため来熊した民主党代表の小沢一郎は、公認調整への不満がくすぶる自民党支持者の切り崩しを念頭に言い放った。
自らが3区補選に出馬する共産党県副委員長の松岡徹も「政治とカネの問題は何も解決していない」と語り、参院選への相乗効果を描く。
「前農相の急逝で選挙戦に空白ができたが、ばん回したい。参院の議席死守だけを考えて行動していこう」。十八日、自民党県連は国会議員や地方議員、支援団体幹部らを集めた三浦の総合選対会議でげきを飛ばした。
しかし、有力団体の代表はいう。「三浦陣営にとって、前農相が残した3区はまさに“鬼門”だ」(文中敬称略)
熊本日日新聞2007年6月21日朝刊
380
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/22(金) 11:27:00
(3)正念場の民主 追い風生かし郡部浸透狙う 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/zenya/zenya03.cfm
「今参院選は与党を過半数割れに追い込んでこそ意味がある。カギを握るのは熊本を含む全国二十九の『一人区』だ」
十四日、熊本市世安町にある参院選熊本選挙区の民主党候補・松野信夫の事務所。党代表の小沢一郎は近づく政治決戦を前に党県連や労組幹部にゲキを飛ばした。
昨春の代表就任以来、全国の一人区行脚を続けてきた小沢だが、熊本へは今年三月以降、この日で三回目。「代表は本気で(熊本選挙区を)勝つ気だ」と県連代表の鎌田聡。「小沢自らが地方重視の姿勢を示してきたことで、農村部でも話をよく聞いてもらえる。従来の都市型政党のイメージが変わりつつある」と手ごたえを語る。
■「重点選挙区」
このため天草市や八代市などに党の広報車を巡回させ、松野も積極的に遊説。連合熊本傘下の各労組が地域ごとの支援態勢を組み、農山漁村や商店街を細かく回って「足で稼ぐ作戦」(党県連幹部)を展開する。
「三年前の参院選は県内の市部の合計では自民に競り勝ったが、郡部で水を開けられ約四万票差で敗れた。郡部の自民支持層を取り込めれば、十分に勝機はある」と鎌田は語る。
参院での与野党逆転を目指す民主党にとって、一人区の議席増は絶対条件。党本部は熊本選挙区を勝利が見込める「重点選挙区」に格上げ。十七日からは党本部のスタッフが松野の選対に常駐している。
さらに、年金記録不備問題などで高まった政府・与党への不満を民主党への追い風にしようと、無党派層へアプローチ。週末になると、松野は熊本市の繁華街に立ち、年金問題の解決を繰り返し訴えている。
自民党が公認を見送った衆院熊本3区補選も、公認候補を擁立。県連は「補選と連動して、積極的に3区内に入っていく」と参院選の選挙戦略に組み込む。
■残る課題
郡部の自民党支持層の切り崩しに攻勢をかける民主党だが、課題とされる地方組織の弱さは解消されていない。県議会(定数四九)で党所属議員は熊本市区の二人だけ。自民党の三十一人に比べて圧倒的に少なく、ビラ配りやポスター張り、支持拡大の訴えまで労組頼りの構図は変わらない。
松野選対の役員を務める連合熊本会長の河瀬和典は「今回の参院選の争点の一つは格差問題だ。雇用や労働条件を守る、われわれ自身の戦いでもある」と傘下労組の組合員約六万六千人にハッパをかける。しかし、県内労組の組織率は13%台まで落ち込む。民主党の選挙を支えてきた中核部隊の体力低下は否めない。
自民に大敗を喫した衆院選から約二年。政権への批判の受け皿として、民主党がどこまで地力を発揮できるのか。「この追い風の中で負ければ小沢は求心力をなくし、寄り合い所帯の民主党は分裂の危機を迎える。どこまで自民票を裏返せるかだろう」。熊本大教授(政治学)の鈴木桂樹は「小沢民主党にとっても正念場だ」と指摘する。 (文中敬称略)
熊本日日新聞2007年6月22日朝刊
381
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/23(土) 13:41:26
増えた1週間「知名度上げろ」 各陣営 応援要請、集会、地域回り… 活動日程、調整急ぐ 大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070622/20070622_001.shtml
国会会期の延長が21日決まり、参院選日程が7月29日投開票に延期される見通しになったことについて、大分選挙区(改選数1)から立候補を予定している各陣営は、増えた1週間を知名度向上に生かすため、集会など活動日程の調整を急いだ。しかし、年金記録不備問題などに端を発した異例の選挙日程変更が有権者にどう影響するかは不透明だ。
礒崎陽輔氏を公認する自民党県連選対は当初、7月5日公示を見据えて直前まで「励ます会」を編成。今月中旬以降「小泉チルドレン」と呼ばれる衆院議員らを連日招き、月末には中川秀直幹事長の応援を得て弾みをつける構えだった。「中川幹事長の来県がどうなるか…。空いた1週間も応援を要請したい」と党県連事務局。選対幹事長の麻生栄作県議は「大分市を丁寧に回って知名度を上げる」と話している。
山下魁氏を擁立する共産は「新人候補なので知名度アップのための時間が増える」(林田澄孝党県委員長)と歓迎する。陣営は日程変更をにらみ、当初の公示予定日以降も会場を予約しており、12日までの間に大分や別府、日田各市で200人規模の演説会や決起集会を行う。
国民新党公認の後藤博子氏は現職。国会審議のため選挙区を離れる機会が多かった。選挙日程が延び「これまで回りきれていない地域に行く時間ができる。1期6年の実績をより広く深く伝えられる」と前向きにとらえる。
無所属新人の松本文六氏=社民推薦=の河野泰博・総合選対事務局長は「労組を中心とした組織の動きが本格化しており、さらに広げる」として、遊説日程を組み直す。年金記録不備問題が沈静化して与党に有利に働くとの見方もあるが「簡単に薄れることはない」と追い風を期待する。
無所属新人の矢野大和氏を全面支援する民主党県連の梶原九州男幹事長は「出馬表明が遅れた分、運動期間が延びるのはありがたい」としながらも「課題の多い法案が強行採決される状況を考えれば、手放しで喜べない。有利不利を考える前に国会の現状を真剣に考えるべきだ」と指摘した。
=2007/06/22付 西日本新聞朝刊=
382
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/23(土) 14:06:16
’07参院選おおいた:後藤氏が事務所開き 支持者らと必勝固く誓う /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070622ddlk44010588000c.html
参院選大分選挙区に国民新党公認で立候補する現職、後藤博子氏(59)の事務所開所式が21日、大分市大津町の後援会事務所であった。支持者ら約80人が集まり、必勝を固く誓った。
是永佑一・後援会会長が「国会の女性議員が少ない中、県内唯一の女性議員を守りたい。多くの支援をお願いします」とあいさつ。特定郵便局長OBらで組織する「大樹」県本部長の緒形雅之氏ら4人の弁士が「正しい政治をするのは後藤博子しかいない」などと支援を訴えた。
後藤氏は「教育の問題、若者の職場の問題、食育を通じた1次産業の大切さを訴えていきたい」と熱弁。「参院が衆院のカーボンコピーと言われている。今回の選挙は二院制を問う選挙でもある。1週間の延長をチャンスにどんどん街頭へ出ていきたい」と決意を語った。【金秀蓮】
毎日新聞 2007年6月22日
383
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/23(土) 14:07:17
「1人区」に吹く風は:07参院選・鹿児島/7 存在感 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070622ddlk46010664000c.html
◇「護憲」訴える共産、社民 「2大政党」化を警戒
「日本共産党の躍進で、改憲勢力に痛打を与えようではありませんか」
17日、鹿児島市中央公民館であった共産党の演説会。市田忠義書記局長は年金など「暮らしの問題」と並び、憲法を「大きな争点」の一つに位置づけた。
この日、「6・17」は、鹿児島大空襲から62年目。9条改正の狙いを「海外でアメリカとの武力行使」と指摘し、「美しい国どころか、恐ろしい国だ」と批判した。
党は鹿児島選挙区(改選数1)に新人、山口陽規氏を擁立する。比例代表の予定者は全国で5人。演説会には、九州などを「活動地域」とする比例の予定候補、春名直章元衆院議員もビデオでメッセージを寄せ、支持を訴えた。
参院選の前哨戦だった統一地方選では、県議選の鹿児島市・郡区で現職1人が再選。3市6町議選の10候補のうち、9現職が当選した。野元徳英・県委員長は「すべての選挙区で得票を伸ばし、現職の議席を守った」とアピール。党の「躍進」のため、比例で県内5万7000票を目標に掲げる。
「『たしかな野党』が伸びなくてはならない」。市田書記局長、野元委員長らは、政府与党批判の一方、民主党批判も欠かさない。
国政選挙のたびにクローズアップされる「自民対民主」の構図。明快な主張で「2大政党化」傾向への“歯止め”を狙う。
◇ ◇
4月28日、メーデー集会。社民党県連の南徹郎代表は、あいさつで触れた参院選対応は「選挙区で候補者擁立はできなかった」。同席した民主新人、皆吉稲生氏への言及はなかった。
県連執行部は同日午後、常任幹事会で「県連支持」を提案。機関決定は翌月だった。
3年前、民主、社民両党などは「連合」の枠組みで参院選に対応。連合鹿児島事務局長だった皆吉氏は社民を離党し、民主で出馬した。それでも激論の末、「県連推薦」で応えた。
「推薦」から「支持」への後退。「擁立にかかわった前回とは違う。他党の候補を推薦はできない」と、南代表は言う。だが、支持組織の平和運動センターなどは皆吉氏を推薦、対応はねじれる。
この3年間、党県連を取り巻く情勢は大きく変化した。県議5人のうち、3人が離党。さらに4月の県議選では、現職が勇退した薩摩川内市区で議席を守れず、鹿児島市・郡区の1議席だけに。自治労、鹿教組など労組の「民主シフト」も進んだ。
県連が力を入れるのは、「九州地区重点」の比例代表予定の新人、山内徳信・元沖縄県出納長の支援だ。19、20日に鹿児島入りし、天文館などであわただしく街頭遊説した。キャッチフレーズには「いかせ9条」。
党勢の陰りが否めない中、「護憲」の党として存在感を示す道を歩む。
毎日新聞 2007年6月22日
384
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/23(土) 16:51:53
福岡市長が中立表明
2007年06月20日 朝日福岡
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000706200003
福岡市の吉田宏市長は19日、参院選の対応について、「私はどこも推さない」として、特定の政党や立候補予定者を支援する考えのないことを明らかにした。
吉田市長は昨年11月の市長選で民主党などの推薦を受け初当選した。この日の定例会見では「就任以来、知事選や市長選などいくつか選挙があったが、これまでも推したことはなかった」と静観する立場を強調。また、政党や立候補予定者側からも応援要請はない、とした。
その理由について、吉田市長は「自治体の首長は政党の代表としてではなく、市民や県民の代表として活動するのが基本」と話した。
385
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/23(土) 16:56:25
自民候補支援へ 引き締めを図る
2007年06月21日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706210001
自民党と友好関係にある県内最大規模の政治団体、県農民連盟(横山勉委員長)は20日、宮崎市内で代議員会を開き、参院選の宮崎選挙区に立候補を予定している自民現職小斉平敏文氏(57)と比例区の自民新顔山田俊男氏(60)の支援に向けて、組織の引き締めを図る議案を決議した。
同連盟は小斉平氏の推薦を昨年決めている。来賓に招かれた小斉平氏は「農政に参画するためにも今回は負けるわけにはいかない」と支援を訴えた。横山委員長は日本の農業がグローバル化を迫られている状況を説明したうえで、1月の知事選で組織が分裂したことに触れ、一枚岩になることを強調。「農業に熟知している2人の候補者を落とすと、我々は大変厳しくなる。参院選に農業の浮き沈みがかかっている」と呼びかけた。
386
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/24(日) 10:09:02
[参院選かごしま]日程確定 各陣営、動き活発化
民主、与野党逆転へ気勢
(2007-06-24) 鹿児島南日本
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5140
7月の参院選日程が確定し、鹿児島選挙区(改選数1)に立候補予定の各陣営の動きが熱を帯びてきた。民主党県連は23日、鹿児島市の中央公園で総決起集会を開催。同党の渡部恒三最高顧問や国民新党の亀井静香代表代行らが参加し、与野党逆転へ気勢を上げた。
集会には、民主新人の皆吉稲生氏支援を表明した元自民党衆院議員の松下忠洋氏も駆けつけ、「離島や弱者を守り、元気のいい鹿児島を作りたいという皆吉さんの考えは私と同じ。地域活性化のため一歩踏み出した」と強調。支持者の戸惑いにも言及した上で、支援活動への理解を求めた。
亀井氏は民主・社民両党との共闘関係を踏まえ「(与野党逆転へ)天が与えた最後のチャンスがやってきた」とアピール。渡部氏は「市場経済中心だからといって、弱い者が出ても仕方がないというのであれば、政治や国会議員はいらない」と政府・与党を批判、格差社会の是正を訴えた。
自民現職の加治屋義人氏陣営は同日、薩摩川内市で、同党の県選出国会議員や地元県議らと一緒に決起集会を開催。
共産新人の山口陽規氏陣営は、鹿児島市内の事務所で政見放送に向けた準備を行った。
387
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/24(日) 10:44:52
「与党追い込め」気勢
民主・皆吉氏の総決起集会 讀賣鹿児島
参院選鹿児島選挙区に立候補予定の民主党新人・皆吉稲生氏(56)の総決起集会が23日、鹿児島市の中央公園で開かれた。連合鹿児島加盟労組の組合員ら約3000人が参加した(主催者発表)。渡部恒三党最高顧問や、推薦する国民新党の亀井静香代表代行と長谷川憲正副幹事長、松下忠洋・元自民党衆院議員らが登壇し、「与党を過半数割れに追い込む」と気勢を上げた。
渡部氏は「今後、日本がどう歩んでいけばいいかを本気で考える時。鹿児島から再び維新を起こしてほしい」と呼びかけた。会場には特定郵便局長OBらでつくる政治団体「大樹」の会員も多数参加。松下氏は郵政民営化を進めた自民党を批判し、「政治は弱い人を助けるためのもの。皆吉さんを国会に送り出そう」などと支持を訴えた。
最後に皆吉氏が「このままでは古里が大変なことになってしまう。鹿児島の元気を取り戻すためにも支援をお願いしたい」と頭を下げた。
鹿児島選挙区では、自民党現職・加治屋義人氏(69)と共産党新人・山口陽規氏(54)も立候補を予定。加治屋氏はこの日、薩摩川内市での決起集会に臨み、党県連会長の宮路和明衆院議員らとともに支持を訴えた。山口氏は鹿児島市内の事務所で政見放送収録の準備にいそしんだという。24日から遊説を再開する。
(2007年6月24日 読売新聞)
388
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/24(日) 11:18:19
(4)比例代表 自民の出方見極める公明 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/zenya/zenya04.cfm?
二〇〇六年七月、熊本市の県立劇場。九州に軸足を置く比例代表候補の公明党参院議員・木庭健太郎がステージに上がると、集まった千人を超える支持者の熱気が弾けた。
「あの日から選挙戦は始まった。極論すれば、統一地方選もすべては参院選に向けた組織固め。木庭の当選が何よりも最優先だ」。党県本部幹事長の城下広作は今回の参院選比例代表で「県内は三年前より一万票増。過去最多の十四万票を目指す」と言い切った。
城下の強気には理由がある。今春の統一地方選で公明党は県議選と八つの市町議選で党公認候補十八人が全員当選。しかも一町を除き、いずれも得票を伸ばした。支持母体の創価学会だけでなく「支持層を広げられたあかしだ」と城下は言う。
■信頼関係
その公明党は熊本選挙区に候補者を立てない。それだけに、中央で連立政権を組む自民党にとって、その堅い組織票は垂ぜんの的だ。自民党県連は五月、熊本選挙区から出馬する現職三浦一水の推薦を申し入れた。公明党県本部の結論はまだだが、自民党県連は「与党関係を重視してもらえると思う」と期待する。
しかし、三年前の参院選熊本選挙区では公明党県本部は自民現職の推薦を決めた党本部の方針に反し、自主投票とした。県内出身の自民新人が比例代表に立候補し、十分な選挙協力が得られないと判断したためだ。自公共闘で新人を推した昨秋の熊本市長選でも現職に大敗、自民党への不信感も渦巻く。
今回、県内は比例代表候補で自民党との重なりはないが、大分や宮崎など九州ゆかりの候補を自民が相次ぎ擁立し、きしみが生じている。公明党や創価学会の県関係者は「いずれにせよギブばかりで、テイクがなければ…。同じ与党だからと簡単には済まない」と自民党側の出方を見極める。
■危機感
政権与党の公明党にとり年金記録不備問題などの逆風は「大きな痛手」(党県本部幹部)だ。タカ派色の強い安倍政権にあって「平和を守る」という公明カラーが見えにくくなっている現状もある。「支持者には福祉や暮らしに関する問題に敏感な人が多い。丁寧に説明するしかない」と党県本部関係者は焦りを隠さない。
一方、党の存亡もかかる共産党や社民党は、生活重視や護憲という独自色を前面に打ち出し、比例の戦いに重点を置く。
共産党県委員会は参院選熊本選挙区と衆院熊本3区補選にも候補を擁立し、セットで比例票の積み上げを狙う。県内で前回獲得した約一・六倍の六万票を目標とするが、県委員長の久保山啓介は「比例の戦いが軸だ。年金問題、定率減税の全廃の撤回などを訴え、相乗効果を出したい」。
また、比例代表のみの戦いを選んだ社民党は県内目標は七万票。「憲法九条の堅持を掲げる党として、この参院選で退潮するわけにはいかない」と党県連合代表の森川生朗。自民、民主の戦いが激しさを増す中、背水の陣で臨む。(文中敬称略))
熊本日日新聞2007年6月23日朝刊
389
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 01:27:41
’07参院選さが:民主党県連、佐賀商工共済問題を佐賀選挙区の争点に /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070624ddlk41010003000c.html
◇常任幹事会で確認
民主党県連(大串博志代表)は23日、佐賀市で開いた常任幹事会で、県が敗訴した佐賀商工共済の損害賠償訴訟の問題を、今夏の参院選佐賀選挙区の争点に加えることを確認した。被害者の早期救済を訴えていくという。
地裁が県の責任を認めた判決を受け、古川康知事が22日の会見で示した被害者の救済方針がどのように具体化するかなど、今後の行方を見極めながら、街頭演説などを通じ、被害者の早期救済や県の責任の追及を訴えていくという。
一方、自民党公認で前副知事の川上義幸氏について大串代表は「(同問題と)直接の関連はない」とする一方、「県が和解案を受け入れなかった当時の副知事。今も責任を認めないのなら、政治家としての資質が問われる」と語った。【姜弘修】
毎日新聞 2007年6月24日
390
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 01:38:43
’07参院選かごしま:元自民党衆院議員・松下氏、民主新人の支援表明 /鹿児島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kagoshima/news/20070624ddlk46010310000c.html
◇「無党派の立場で」−−決起集会参加
元自民党衆院議員、松下忠洋氏(68)が23日、鹿児島市であった参院選鹿児島選挙区(改選数1)に出馬予定の民主新人の決起集会に参加し、支援を公式に表明した。松下氏派の一部は、水面下で支援に動いていた。
民主陣営は、入党した元自民党県議、打越明司氏に次ぎ、保守層の一部を切り崩したことになり、選挙情勢に影響を与えそうだ。
集会後、松下氏は報道陣に対し「無党派の立場での支援」と言明。自民に対しては、「(05年衆院選後)除名され、追い出されたわけだから、自民党への気持ちは切れている」と述べた。自らの政界復帰には、「今は考えていない」とした。
05年の「郵政選挙」で、松下氏(当時九州比例)は無所属で5選を目指し鹿児島3区に出馬。自民現職、宮路和明氏と激しい現職対決を展開し、落選、政界引退を表明した。一方で、地元後援会は解散せず、本人は東京で事務所を構え、「無党派」の立場で国民新党の綿貫民輔代表らを支える活動をしているという。
民主新人は国民新党も推薦。集会には、民主から渡部恒三最高顧問、国民新党から亀井静香代表代行、長谷川憲正副幹事長が参加した。【神崎真一】
毎日新聞 2007年6月24日
391
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 09:16:23
菅代表代行が街頭演説民主党全国キャラバン西原村で支持求める 讀賣熊本
7月の参院選に向けた民主党の全国キャラバンで、菅直人代表代行が24日熊本入りし、西原村小森で街頭演説、「(年金問題などで)失敗を繰り返してきた自民党ではなく、今度は民主党に任せて下さい」と支持を求めた。
激しい雨が降る中、参院選熊本選挙区の同党新人・松野信夫氏(56)と、衆院熊本3区補欠選挙の同後藤英友氏(40)らに続いて、菅代表代行がマイクを握った。
菅代表代行は、年金問題には、民主党が自民党よりも先に対策に取り組んできたとアピール。「熊本でも松野信夫さん、後藤英友さんが頑張りますのでご支援下さい」と訴えた。
菅代表代行が企画した「政策アピールミュージカル」も上演し、衰退する農業や、都市と地方の格差問題などを取り上げた。
(2007年6月25日 読売新聞)
392
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 10:26:24
選挙争点「年金・社会保障」6割 本紙参院選アンケ 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&mode=1&classId=0&blockId=505400&newsMode=article
佐賀新聞社は、7月12日公示予定の参院選を前に、県内の有権者200人を対象にアンケートを実施した。年金記録不備問題が国民の大きな関心事となる中、約6割が選挙の争点として重視する政策に「年金・社会保障」を挙げ、「景気・雇用対策」など他分野を大きく上回った。一方、県内で選挙の争点となる課題では、「新幹線長崎ルート建設」を挙げた人が約4割で最も多かった。
調査は16日から5日間、本社と県内支社・支局の記者が聞き取りで行い、争点となる政策、参院選への関心、支持政党などを尋ねた。
争点として重視する政策・分野(複数回答)については、「年金・社会保障」が59%でトップ。「景気・雇用対策」が28・5%でこれに次ぎ、以下「憲法改正」21%、「教育改革」19%、「少子高齢化対策」18%と続いた。
県内で争点となると考える課題(複数回答)では、「新幹線長崎ルート建設」が39%で最も多かった。次いで「医療・福祉」が22・5%、「プルサーマルなど原子力政策」が19・5%だった。
支持政党は自民党が22・5%、民主党が13・5%、公明、共産、社民の各党がそれぞれ1・5%で、58%が「ない」と答えた。一方、今回の参院選で期待する政党を聞いたところ、民主党が32・5%でトップ。次いで自民党19%、共産党と社民党が各2%、公明党が1・5%。42%が「なし」とした。自民党支持層の13・3%と、無党派層の27・6%が今回は民主党への期待を示した。
参院選への関心は「少しは」も合わせて78%が「ある」としている。
06月25日更新
393
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 11:07:45
農業が抱える問題訴える 民主が政策ミュージカル 西原村 菅代表代行も同行
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/kumamoto/20070625/20070625_001.shtml
民主党は22日、参院選に向け、農業問題などの政策を訴えるミュージカルを西原村で上演した。企画を担当した菅直人代表代行も駆け付けた。
ミュージカルは同党の政策を有権者に分かりやすく伝えるため、プロの脚本家に依頼して制作。22日の栃木県宇都宮市を皮切りに、東西2チームに分かれ、全国各地で上演している。
西原村小森の村営駐車場で行われたミュージカルには、女優の白井珠希さんが農家の娘役で出演。雨が降りしきる中、出演者たちは自民党の農業政策を「大規模化を推進し、自営農家を切り捨てようとしている」と批判。民主党の農家の所得補償政策を訴えた。
菅代表代行は終了後、報道陣に対し「農業の抱える問題について実感してもらえたと思う。特に、熊本では自民と民主の農業政策をめぐる戦いになるだろう」と述べた。会場には参院選熊本選挙区に立候補を予定している松野信夫氏と、衆院熊本3区補選の後藤英友氏も訪れた。
熊本市でも上演を予定していたが、雨のため中止になった。
=2007/06/25付 西日本新聞朝刊=
2007年06月25日00時22分
394
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 11:10:17
(5)農家票 自民への微妙な距離感も 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/zenya/zenya05.cfm
「日本の農業を守るためにも農政に通じた(私たち)議員を押し上げてほしい」
■唯一の代表
厳しい寒さが残っていた二月。県農業者政治連盟(県農政連)が熊本市で開いた総決起大会で、参院選熊本選挙区に出馬する自民党現職の三浦一水が声を張り上げた。六年前の参院選に比べ、四カ月も早い決起大会は、県農政連の危機感の裏返しでもあった。
三浦は農水副大臣や同政務次官を歴任した農水族。過去二回の参院選も県農政連の公認候補として、組織や人材面など全面支援を受けて当選してきた。このため県内農協の“司令塔”でもあるJA中央会は、今年二月からプロジェクトチームを設置。六人の職員が選挙準備に専念してきた。
かつて参院で熊本選挙区の改選数が「二」だった時、県農政連は三年ごとの選挙のたびに自民党候補を公認し、国会に送り出した。抜群の集票力から「農協軍団」と呼ばれ、自民王国熊本を支える代表的存在だった。
「今回も負けは想定していない。石にかじり付いても(三浦を)当選させる。前農相がいなくなった今、三浦は唯一の農政代表なんだ」。県農政連事務局長の木村幸孝は言い切る。しかし。三浦は再選を果たした六年前、約四十八万票を獲得したが、県農政連の幹部は「今、当時のパワーがあるのか…。正直言って、かなり心配だ」と顔を曇らせる。
県内農家も高齢化が進み、六十五歳以上が約半数を占める。各農協の組合員も大幅に減少している。
さらに国は今年から「ばらまき型」といわれた補助金制度を見直し中核農家を中心に育成する新政策をスタート。「戦後農政の大転換」に対し、農家の中には自民党への微妙な距離感も生まれている。
■他党の攻勢
こうした状況下、自民以外の政党は独自の農業政策を提示し、“揺れる農業票”の取り込みを競う。
十六日夜、八代市の郡築公民館で農業者を前に民主党公認・松野信夫が演説した。壁には「こうすれば日本の農業を救える」の演題。出席者の手には「自民党政権が続けば日本の農家は壊滅する」と書かれた同党のビラが握られていた。
四月には代表の小沢一郎が鹿本郡植木町の農家を視察、特産のスイカをほおばって見せた。民主党県連幹部は「農業者票イコール自民党という時代ではない」と農村部への浸透を図る。
福祉分野に力点を置いてきた公明党も農業票の取り込みに動き出した。六月九日、熊本市で「農業活性化フォーラム」を開催。全国七カ所で開く同フォーラムのうち九州では唯一熊本を選んだ。党前代表の神崎武法は県内十三市町の首長や農政担当者を前に「農業は国家の基盤であり生命線」と力説した。党県本部幹部は「自民農政への不満を受け止める狙いがある」と打ち明けた。
農政連幹部は言う。「もし、農業県熊本で、自民党と組む選挙で一議席を守れなかったら、農業団体の発言力は地に落ちる」(文中敬称略)
熊本日日新聞2007年6月24日朝刊
395
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 11:28:36
西銘「自立」、糸数「平和」 参院選沖縄区、2氏政策発表 琉球沖縄
http://ryukyushimpo.jp/news/storytopic-3.html
7月29日投票予定の参院選沖縄選挙区(改選一議席)に立候補する現職の西銘順志郎氏(57)=自民公認、公明推薦=と、前参院議員の糸数慶子氏(59)=無所属、社民、社大、共産、民主推薦=は24日、それぞれ那覇市内で選挙戦に向けた基本政策を発表した。
西銘氏は「『沖縄の自立発展』をキーワードに、沖縄の持つ優位性を発揮し、日本の中の沖縄、世界にはばたく美(ちゅ)ら島沖縄をつくる」と強調した。
糸数氏は「争点は平和と暮らしの問題だ。新たな基地建設を許さず、沖縄のことは沖縄が決めるという自己決定権を確立していく」と訴えた。
西銘氏は会見で「自立発展への一議席」を強調。沖縄の自立的発展を展望する「沖縄21世紀ビジョン策定」と、沖縄を日本とアジア太平洋地域の懸け橋とする「アジア・ゲートウェイ構想策定」を柱に5つのビジョンを提示した。仲村正治衆院議員、糸洲朝則公明党県本代表、翁長雄志那覇市長らが同席した。質疑で、日豪経済連携協定に関し「沖縄の農林水産物、経済に与える影響が非常に大きい。キビなど例外品目にするよう要求していく」と述べた。
糸数氏は会見で「平和への一議席」を強調。現憲法堅持や普天間飛行場の即時閉鎖・撤去、新基地建設反対など平和問題、年金制度の抜本改革、増税反対、医療・介護の格差是正など暮らしの問題を前面に、9つの柱を据えた。照屋寛徳社民党県連委員長、当山全弘社大党副委員長、赤嶺政賢共産党県委員長らが同席した。質疑で年金問題に関し「国の責任で解決させる。基礎年金部分は全額税で賄えるようにするが、そのための増税は反対だ」と訴えた。
(6/25 9:47)
396
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 17:00:49
【決戦 07参院選】
外山氏推薦を報告 「団結して支援」
2007年06月25日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706250001
社民党県連合の定期大会が23日、宮崎市の県労働福祉会館であった。鳥飼謙二代表は、7月の参院選で宮崎選挙区から立候補する無所属の外山斎氏を、民主党や連合とともに推薦したと報告。一致団結して支援していくことを確認した。
来賓としてあいさつした連合宮崎の溝口究会長も「外山氏はまだ31歳。(外山氏の)立候補がなければ6年前とほぼ同じ顔ぶれになるところだった」と述べ、候補の若さや清新さを訴えた。
一方、鳥飼代表は国会の会期延長で参院選の日程が変更されたことについて「国会が安倍総理の従属物になっている」と批判。「自公政権の議席を一つでも減らすのが重要」と訴えた。争点については「年金問題は重要だが、憲法改定の問題もある」と強調した。
国労宮崎闘争団長の松村秀利氏(50)を県連合幹事長に起用する役員の改選もあった。
397
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 17:02:37
【混戦の裏表 07参院選】
知事人気 カギ握る「支持票」
2007年06月25日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706250003
知事の東国原英夫が来賓席に現れると、会場から大きな拍手がわいた。自民党県連が5月13日に開いた定期大会。「良き後輩、弟、息子としてご指導いただきたい」。知事は、席を埋めた地域支部幹部らに低姿勢であいさつし、大会が参院選の決起集会に切り替わる前に中座した。
追いすがるように身を乗り出し、握手を求める男がいた。宮崎選挙区の党公認候補、小斉平敏文だ。知事の人気にあやかりたい――。そんな思いがにじむ場面だった。
東国原は1月の知事選で自民の推薦候補らに圧勝。無党派層に限らず、自民や公明、民主など各党支持層からも幅広く票を集め、「保守王国」とされてきた県政界を根底から揺さぶった。
就任後も全国の注目を浴び続ける東国原は、いまや「旧敵」の自民党幹部らさえ拍手を送る存在になった。知事支持層の票の行方が、今回の選挙戦のカギを握る。
■
5月20日、宮崎市のホテルの1室。参院選の遊説で来県した公明党代表の太田昭宏に、東国原が中央と地方の格差など地元の課題を訴えた。
政権与党への陳情は、知事が上京して会いに行くのが常だ。ところがこの日は、太田側が申し入れた異例の会談だった。
2人が握手すると、報道陣のカメラのフラッシュが集中した。翌日の公明新聞には「人気知事」と太田の意気投合ぶりを伝える記事とツーショットの写真が掲載された。
知事への接近は与野党を問わない。今月15日夕には、社民党党首の福島瑞穂が知事室を訪ねた。福島は比例区に立つ予定の候補者を連れ、知事に紹介した。
各党の動きを横目に、「県民総力戦」を掲げる東国原は、参院選での「中立」を宣言。「私が動くと多少なりとも影響があるんじゃないか。県民の選択を見守る」と慎重だ。福島との会談は急きょ非公開になった。県庁幹部は「知事を選挙に利用されては困ると思った」と理由を明かす。
■
「知事が参院選で動くはずがない」。公示が迫る中、立候補を表明しているいずれの陣営も、知事への表だった支援要請を手控えている。「政党を色分けしない」と公言する知事。その意向に反して動けば、知事支持層の反発を招きかねないという心配もあるようだ。
実際、ある県議は「知事の支持者は熱心すぎて少し怖い」と打ち明ける。民放の討論番組で知事に真っ向から反論した別の県議の自宅には「知事をいじめるな」と匿名の電話がかかってきた。「知事の邪魔をするな」と書いた匿名はがきを受け取った県議もいる。
■
一方で東国原は比例区や県外の選挙区については、「国政に行ってしかるべきだという人がいれば、応援する可能性はゼロではない」と含みを持たせている。
県議の1人はその狙いを推し量って言う。「『誰も支援しない』と言い切れば、すり寄ってくる政党がいなくなる。それを分かったうえで、期待を抱かせる余地を残しているんじゃないか」
(敬称略)
◇
参院選の公示が7月12日に固まった。宮崎選挙区には5人が名乗りを上げ、混戦模様だ。政党や陣営それぞれの思惑や対決の構図を探る。
398
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 09:43:00
争点に年金、改憲は賛否…参院選立候補予定3氏アンケ 讀賣長崎
読売新聞が参院選の立候補予定者を対象に実施したアンケートで、長崎選挙区(改選定数1)への立候補を予定する自民党新人・小嶺忠敏(62)、民主党新人・大久保潔重(41)、共産党新人・渕瀬栄子(51)の3氏はいずれも、選挙の争点に年金問題を掲げた。安倍首相が争点化を明言した憲法改正については、賛否が割れた。
年金を巡っては、記録漏れ問題が明らかになった後の政府・与党の対応について、3氏とも「適切でなかった」と判断。優先的に取り組むべきこととして、記録漏れが生じた経緯の検証をそろって挙げた。
憲法改正は、小嶺、大久保両氏が賛成、渕瀬氏が反対の立場。今年5月に成立した国民投票法が施行される2010年以降、実際に投票を実施すべき時期については、小嶺、大久保両氏とも「3年以内」とした。
首相の靖国神社参拝は、小嶺氏が賛成、渕瀬氏が反対し、大久保氏は「公式参拝はするべきでないが、私的な参拝までは制約できない」との考えを示した。
(2007年6月26日 読売新聞)
399
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 09:44:49
自民党県連厳しい戦い予想 選対常任委で対策検討 讀賣鹿児島
参院選日程が7月12日公示、29日投開票で確実になったことを受け、自民党県連(宮路和明会長)は25日、選対常任委員会を開いて参院選対策を検討した。出席者からは、加治屋義人氏が出馬する鹿児島選挙区について、厳しい戦いを予想する声が相次いだ。
会議の冒頭にあいさつをした宮路会長は、日程が1週間延びたことについて「決まった以上はそこを焦点に合わせ、持てる力をフルに発揮するしかない」とし、「内閣支持率が落ち込んでおり、逆風が強まっている。危機感を持って臨んでほしい」と呼びかけた。
終了後に記者会見した本坊輝雄幹事長は「これまでにない厳しい状況。国会議員、県議、鹿児島市議の各後援会と連携を深め、支持拡大に取り組みたい」と話した。
(2007年6月26日 読売新聞)
400
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 14:16:56
社民県連、参院選で川崎氏「支持」 佐賀
http://www.saga-s.co.jp/view.php?pageId=1036&blockId=506621&newsMode=article
社民党県連(柴田久寛代表)は25日、佐賀市内で常任幹事会を開き、参院選佐賀選挙区(改選数一)に民主党公認で立候補する川崎稔氏(46)を「支持」することを決めた。民主党公認候補を支持するのは2001年、04年の参院選に続き3回目となる。
社民党県連は「比例区に全力を挙げる」として、選挙区の候補擁立を断念した。これを受け、民主党県連から19日に推薦願が提出され、対応を協議。常任幹事会では「与野党逆転を果たすには協力すべき」という意見でまとまった。
ただ、他党公認候補を推薦はできないとして、これまでと同様に「推薦」より弱めた「支持」に決定。柴田代表は「与党の数の暴力に歯止めを掛けなければならない。比例区の運動の中で、川崎氏への支持も訴えたい」と述べた。
401
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 14:18:46
(6)業界団体 「自民一筋」崩れ、自主投票も 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/zenya/zenya06.cfm
夏日となった九日の昼すぎ。熊本市の中心街をTシャツ姿の国民新党のスタッフが練り歩き、同党から参院選比例代表に立候補する自見庄三郎への支持を訴えた。
この日、本人に代わり来熊した秘書らを出迎えたのは、かつて自民党の有力支持団体として選挙戦を支えた特定郵便局長のOBでつくる政治団体・大樹全国会議九州地方本部の面々だった。
自民党の衆院議員だった自見は、郵政民営化法案に反対して二〇〇五年の衆院選で離党。衆院福岡10区から出馬したが苦杯をなめた。当時の首相・小泉純一郎が“刺客”として立てたのは県出身の西川京子だ。
「国民新党と連携しているわけではない。だが(自見に)恩返しをしなければ…」。大樹の県幹部は複雑な表情で語る。
■激 変
郵政はじめ、「職域代表者」を国会に送り込む側面を持つ参院選。特に比例代表には各種団体や省庁幹部OBが今回も顔を並べる。大樹熊本支部は熊本選挙区で、地元出身の元郵政省事務次官・故守住有信を当選させてきた実力を誇る。しかし、小泉政権の誕生で大樹を取り巻く環境は激変した。郵政民営化を争点にした〇五年の衆院選で小泉自民党は圧勝、民営化に反対した議員は一蹴(いっしゅう)された。同時に大樹熊本支部も自民党の職域支部から離脱、今回の参院選も自主投票を決めた。
「結局、民営化の影響を被るのは地方。すでに多くの地方郵便局が採算性から閉鎖され、利用者は切り捨てられた。長年、自民党一筋で頑張ってきた活動は何だったのか…」。大樹の県幹部は自問する。
大樹と並び、自民党を支える中核だった建設業界も揺れる。全国建設業協会は今回、元国土交通省事務次官の佐藤信秋を推薦、県建設業協会は県内で一万五千の比例票獲得を目標に掲げる。
「比例は市町村単位で数字が出る。しっかり頑張らないと後が怖い」。協会幹部を務める熊本市の建設会社代表は苦笑して続けた。「果たして業界にそんな力が残っているのか…」。経営破たんで会員数の減少は歯止めがかからない。候補者の後援会に提出する有権者名簿集めにも苦労する。
■ツ ケ
郵政民営化や財政再建優先の公共事業削減にとどまらず、小泉政権は矢継ぎ早に改革を断行してきた。数多くの規制緩和、医療費抑制を伴う医療制度改革、地方交付税を大幅削減した三位一体の改革…。
自民党県連幹部は「国民の高い支持率の裏で、構造改革は地方や業界団体に大きな痛みをもたらした。安倍政権は大きなツケを背負った」と、党にとって“内憂外患”の参院選を憂慮する。
六月上旬。小泉改革を支えてきた自民党幹事長の中川秀直が熊本市の健軍商店街を視察した。通りで握手を求められ上機嫌の中川だったが、シャッターを下ろした店が並ぶ現状に商店主は冷ややかに言い放った。
「商売人は票だけほしがる人と、真剣に考えてくれる人の違いは分かってる。業界団体が集票に走っても、みんなが従う時代じゃない」(文中敬称略)=終わり
(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年6月25日朝刊
402
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 14:36:24
参院選かごしま 各陣営、無党派層浸透に躍起
支持なし半数、勝敗のカギ
(2007-06-25) 鹿児島南日本
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5150
7月29日投開票の参院選で勝敗のカギを握るとされる無党派層取り込みへ、鹿児島選挙区(改選数1)に立候補予定の各陣営が知恵を絞っている。6月初めの全国世論調査では、無党派の5割が「投票したい政党、候補者はいない」と答えており、売り込みに躍起だ。
17日午後、鹿児島市の繁華街の一角に若い女性や家族連れが群がった。「さくらパパだよ。一緒に写真を撮ってもらおう」。人垣の中心で、比例代表に民主から立候補を表明した女子プロゴルファー横峯さくら選手の父・横峯良郎氏が笑顔を振りまく。寄り添うように、鹿児島選挙区に立候補予定の民主新人、皆吉稲生氏が立った。
年金記録不備問題など、民主へ「追い風」が吹く中、皆吉氏陣営が懸念するのが知名度の低さだ。前回参院選で自民党候補に約14万票差で敗れた皆吉氏陣営にとって、自前の労組系支援にどれだけ無党派を上積みできるかは課題。バラエティー番組などで茶の間の人気者となった横峯氏との連携に「無党派層へ浸透を図る好材料。実際に投票行動につながるかどうか分からないが、かなりの相乗効果はある」(出口能美選対委員長代行)と期待は大きい。
皆吉氏陣営は、横峯氏らと並んだポスターを鹿児島市や大隅地区などに掲示。23日には、「平成の水戸黄門」の異名で知られる渡部恒三最高顧問と一緒に繁華街を練り歩き、自身の名前を売り込んだ。
共産党は全国規模で、若者向けのイメージ戦略に取り組む。22日午後、初の全国縦断若者キャラバンが鹿児島市入り。新人で立候補予定の山口陽規氏と青年サポーターが「残業代もらってる?」などの合言葉と若者向けイラストを配したキャンペーンカーで、天文館や鹿児島大学周辺を巡回した。
「投票に行かない若い人は多いが、私たちが動けば世の中が変わる」と雇用、最低賃金引き上げ、大学授業料値上げ反対など、若者に身近なテーマを中心に訴えた。
党のイメージアップのため「日本共産党はこんな政党です」と記したパンフレットも配布する。増税、改憲反対の主張や党発足以来の歴史などを掲載。「党に対する偏見」(久保田薫選対事務局長)の払しょくに努める。自民、民主対決に埋もれないよう存在感のアピールが課題だが、「基本的には草の根の努力で切り開く以外にない」としている。
一方、自民現職の加治屋義人氏は、各地で自民の県選出衆院議員や県議らと共に、集会を開き支持を訴える。衆院議員と2人で写ったポスターを、衆院の選挙区ごとに張り出し知名度アップに努める。7月に入れば、鹿児島市議が街頭活動をする予定だ。
6年間の実績を掲げ組織選挙を重視する陣営。「無党派対策を取らないといけないが、国会出席のため拘束される時間が多くて」と頭を悩まし、コレといった妙案を打ち出せないでいる。
403
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 14:36:56
参院選かごしま 「厳しい状況」認識を共有/自民県連選対委
(2007-06-26) 鹿児島南日本
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5168
自民党鹿児島県連は25日、選挙対策常任委員会を開き、7月の参院選鹿児島選挙区(改選数1)について協議した。県内の衆院選5選挙区別に情勢報告を受け「これまでにない厳しい状況」との認識を共有した。
年金記録不備問題などの行政不信が政治不信につながり、自民に対する逆風となっていると分析。衆院議員や県議らの後援会を通じて、積極的に友好団体の支援を仰ぐことや大票田の鹿児島市での連携を特に深めていくことなどを確認した。
会の冒頭、宮路和明会長は「内閣支持率が落ち込み逆風が強まっている感じ。これまで以上に危機感を持ってやる」などと話した。
404
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/27(水) 02:14:30
’07参院選おおいた:国民新党・後藤氏が決起集会 亀井代表代行も大分入り /大分
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/oita/news/20070626ddlk44010112000c.html
参院選大分選挙区に立候補予定の国民新党、後藤博子氏(59)が25日、事実上の決起集会となる演説会を佐伯市大手町1の文化会館で開いた。これに先立ち、同日大分入りした亀井静香・党代表代行と、大分市内で街頭演説。亀井代表代行は「参院まで自公が過半数を取って皆さんの生活をむちゃくちゃにしていいのですか。この夏、最後のチャンスが来る」と熱弁を振るった。
亀井代表代行は国民新党が自民党を助けるのではないのかと報じられていることに触れ「絶対にありません」と全面否定。与党が成立させようとしている公務員制度改革関連法案は「公務員の天下りを合法的にあっせんし、民間にはハローワークに行けと言っている」と強く非難した。
後藤氏は「5人の候補予定者の中で女性はたった1人です」とアピール。「母親として子供たちには添加物や保存料がたくさん入っている食べ物を食べさせたくない。今、女性の大切さを伝えなければならない」と訴えた。【金秀蓮】
毎日新聞 2007年6月26日
405
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/27(水) 02:15:34
’07参院選みやざき:自公協力「動きない」−−中山議員 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070626ddlk45010060000c.html
参院選比例代表への立候補を表明している中山恭子・首相補佐官(拉致問題担当)が25日、県庁で会見した。同席した夫の成彬衆院議員(自民、宮崎1区)は、選挙区で自民党候補への支援を得る見返りに、比例代表で同党が公明党に協力する自公選挙協力について「宮崎ではそういう動きは聞いたことがない。公明党も中山恭子も頑張る。票の掘り起こしを競い合うことが勝つために必要だ」と述べた。
一方、公明党は4月下旬、宮崎選挙区に出馬表明している自民現職の小斉平敏文氏から推薦願を受けたが、まだ決定していない。長友安弘・県本部代表は「党本部から何の連絡もない。人気のある中山恭子氏は県内でも支持を集めるだろう。こちらも党の政策を全力で訴える」と、自民との選挙協力の正否について言及を避けた。
会見では今月11日の出馬表明後、初めて県内入りした恭子氏が「私個人の選挙ではなく、拉致問題に対する世間の支持が高いか、低いのかがテーマ。宮崎から全国へ拉致問題解決への思いを広げたい」と述べた。
恭子氏の選対本部長を務めるという中山衆院議員も「全国47都道府県すべてを回るつもり。宮崎選挙区では小斉平氏、比例代表は中山恭子と訴えていく」と強調した。【中尾祐児】
毎日新聞 2007年6月26日
406
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/27(水) 09:04:25
年金問題3人が争点に・・・参院選立候補予定者アンケート 讀賣福岡
読売新聞社が参院選の立候補予定者を対象に実施したアンケートで、福岡選挙区(改選定数2)に立候補を予定している5人の回答をまとめた。年金記録漏れなどの年金問題について、全員が「制度の見直しも含めた改革」が必要とし、3人が、争点に取り上げたいテーマとして「年金問題」「憲法改正」を挙げた。
争点について3項目以内で選択してもらい、「格差是正」「労働・雇用対策」をそれぞれ2人が選んだ。
一連の年金問題に対する政府・与党の対応について、自民党現職・松山政司氏(48)は「ほぼ適切だった」としたが、ほかの4人はいずれも「全く適切ではなかった」と指摘し、与野党の認識の違いが鮮明になった。全員が「年金記録の調査」を優先的に取り組むべきと回答し、共産党新人・田中美由紀氏(33)らは「社会保険庁の相談体制の強化」、社民党新人・金岩秀郎氏(43)は「記録漏れが生じた経緯の検証」も加えた。
憲法改正については、松山氏と民主党現職・岩本司氏(42)、維新政党・新風の新人、馬場能久氏(57)が「改正する方がよい」とした。岩本氏は、改めたり加えたりする方がよい条文として「行政機関の情報を知る権利」「プライバシーの保護」などを挙げた。
参院選で与党が過半数を割った場合の対応について、岩本、田中、金岩氏が「衆院解散、総選挙」を求めた。
(2007年6月27日 読売新聞)
407
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/27(水) 13:19:32
自民・中山夫妻の県内行脚 公明党に波紋広がる 支持母体 「自主投票」の声も 宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070626/20070626_001.shtml
参院選比例代表に自民公認で立候補する中山恭子首相補佐官(拉致問題担当)が24、25の両日、宮崎入りしたことが同じ与党・公明党の県本部関係者らに波紋を広げている。拉致問題の顔として全国的に知名度が高いばかりでなく、自民の中山成彬衆院議員(宮崎1区)の妻として宮崎になじみの深い恭子氏。比例代表での公明党の集票に大きな影響を与える可能性があるからだ。
「同じ比例で票を争うことになり、無関心ではいられない」と同党県本部の長友安弘代表。
恭子氏が宮崎入りした24日、公明党の県議と市町村議による議員総会が開かれたが、宮崎選挙区(改選数1)の対応については、再選を目指す自民現職の小斉平敏文氏から推薦願が出ていることが報告されるにとどまった。
長友代表は「状況を把握しながら7月上旬までには決めたい」と述べ、選挙区をめぐる対応はこれから詰める姿勢。
だが、選挙区での協力の見返りに比例代表で自民から票を得られる見通しが立たないことにいら立ちの声もある。
こうした中で25日県庁で恭子氏の記者会見に同席した夫の成彬氏は「宮崎では、はっきりした公明との協力体制はないと思っている」と、自公協力に懐疑的な見方を示した。
九州では、大分県でも同県が地盤だった自民の元衆院議員が今回参院選で比例代表で立候補することになり、自公の間にきしみが生じている。
宮崎でも恭子氏の出馬に公明党の支持母体・創価学会の婦人部などの反発が強く、学会県幹部は「自主投票もあり得る」と漏らしている。
=2007/06/26付 西日本新聞朝刊=
408
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/27(水) 13:21:49
攻防2007参院選=民主 試される地力 統一選で地方議員増 前代表「上滑りを警戒」 九州
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kyushu/20070626/20070626_001.shtml
4月の統一地方選で躍進した九州各県の民主党が、参院選に向けて勢いづいている。選挙の実動部隊となる地方議員が増えたことで、「最大の弱点だった地方組織のぜい弱さを補強できる」と各陣営の期待は大きい。だが、実際には「風頼み」で当選した新人も多く、地域への浸透もまだまだ。参院選の攻勢につながるかどうか、試されるのはこれからだ。
「統一地方選では多くの議員を誕生させることができた。新しい議員が手足となり、参院選の勝利に向けて頑張っていきたい」
25日、福岡市のホテルであった民主党福岡県連のパーティーで、代表の松本龍衆院議員が呼び掛けた。壇上には所属国会議員や県議、市議ら計約50人がずらり。福岡選挙区(改選数2)に立候補予定の現職、岩本司氏(42)の陣営幹部は「この陣容がフル稼働すれば3年前の再現も夢ではない」と目を細めた。
県連は統一選の福岡市議選で4人から8人、県議選では5人から12人へと議席を大幅に増やした。勢いに乗って3年前の参院選で獲得した84万票を上回る86万票を目標に掲げる。
前日、長崎市内で開かれた民主党の「女性の集い」会場も高揚感に包まれていた。主役は長崎選挙区(改選数1)に立候補予定の新人、大久保潔重氏(41)。統一選で初当選した女性県議や市議が華やぎを添えた。
長崎県議選で民主は前回の5人から8人に増え、自民は公認29人のうち現職4人を含む10人が落選した。3年前の参院選でも自民現職に競り勝っただけに、陣営は「今回も」と強気。年金記録不備問題を追及する山井和則衆院議員(京都6区)が「長崎から日本の政治を立て直そう」と呼び掛けると、会場に大きな拍手が響いた。
参院選へ攻勢を強める姿勢は佐賀選挙区(改選数1)の民主も同じ。県議選では改選前の1議席から一増。推薦候補や選挙協力する社民党と合わせると7人になり、佐賀市から鳥栖市まで県内東部4選挙区すべてに県議を擁する配置となった。「確実にすそ野が広がっている。地方組織が強化されているのは間違いない」と、民主党県連幹部は意気込む。
だが、「風」で当選した印象の強い地方議員も多く、態勢は万全とはいえない。福岡市議の民主新人は、上から「街頭に立て」「集会をやれ」と指示されるが「やり方が分からない」と当惑顔。長崎県のベテラン県議は「自民の地方組織の基盤からすれば、まだまだ弱い」と警戒を強める。
福岡市のパーティーであいさつに立った前原誠司・前党代表は、追い風に緩みも見える組織にクギを刺すことを忘れなかった。「民主有利といわれ過ぎて、上滑りするのではないかと危惧(きぐ)している。もう一度、ここでしっかり地に足を着けた戦いを進めてゆかなければならない」
=2007/06/26付 西日本新聞朝刊=
409
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/27(水) 17:41:01
「最重点地区」 谷津自民選挙対策総局長、県連会議で強調
2007年6月27日 宮崎
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200706270104
自民党の谷津義男選挙対策総局長は26日、参院選へ向けて宮崎市で開かれた党県連と経済団体などによる合同選挙対策会議に出席し、本県を「最重点地区」の一つと位置付け、てこ入れを図る方針を明らかにした。
会議には、党公認候補の現職小斉平敏文参院議員をはじめ、各地域支部長や党県議団、経済団体代表らが出席した。
谷津選対総局長は党が毎月実施しているという1人区の世論調査結果を踏まえ、「最大の敵は民主党。だが、民主党の支持層で民主党に入れるというのは79%でこれ以上伸びない。自民党は61・3%であと20%くらい伸びる要素がある。勝てる情勢だ」と説明した。
410
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/28(木) 00:55:55
’07参院選さが:社民が民主公認の川崎氏を支持 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070627ddlk41010459000c.html
社民党県連(柴田久寛代表)は25日、常任幹事会を開き、7月29日に投開票される参院選佐賀選挙区で、民主党公認の川崎稔氏(46)を支持することを決めた。
同県連によると、川崎氏から19日に推薦願を受けた。22日に川崎氏と会って年金、格差問題などの政策で大きな相違はないことを確認。他党の公認候補は推薦できないため、選挙区は川崎氏支持とした。党としては比例に全力を挙げるという。
04年の前回参院選も川崎氏を支持した。柴田代表は「自公の数の暴力で強行される今の政治の流れに歯止めをかけるため、与野党逆転を果たしたい」と語った。
毎日新聞 2007年6月27日
411
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/28(木) 00:56:18
’07参院選さが:「民主党に政権任せて」 菅代表代行、鳥栖訪れ支持訴え /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070627ddlk41010457000c.html
民主党の菅直人代表代行が26日、鳥栖市を訪れ、「自民党政治では税金が天下り確保のために使われている。税金や社会保険料を国民のために使うため、民主党に一度政権を任せてほしい」と参院選での支持を訴えた。
同党が全国行脚をしている「政策アピールミュージカル」がJR鳥栖駅前で上演されるのに合わせて訪れた。
菅代表代行は年金記録の紛失問題について「自民党は失敗を隠し、先送りしようとしている。参院選はおかしな問題を表に出し、日本を作り直すチャンスだ」と同党から立候補する予定の川崎稔氏と共に支持を求めた。
ミュージカルは、家業の農業に誇りを持つ若い女性が主人公。商店街出身の青年と結婚することになるが、大規模農業や大企業を優遇する自民の政策で将来が危うくなるというストーリー。農業再生プランなど民主の政策をアピールし、支援を訴える内容。
荷台がステージになる大型トラックを使っており、西日本では佐賀県での上演が4県目。佐賀市でもこの日上演された。【遠藤雅彦】
毎日新聞 2007年6月27日
412
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 21:46:25
票決の夏:’07参院選ふくおか/上 盤石にひそむ「もろさ」 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070630ddlk40010576000c.html
◇国会議員、県議団にしこり−−自民
「政治の師匠、古賀誠先生のおひざ元で盛大な会合を開いていただいた。経産政務官の重責を担えたのも、誠先生の配慮と支援のたまもの。(参院選では)死に物狂いで頑張らせていただく」
今月23日夜、大牟田市のホテルで開かれた「政務官就任を祝う会」。主役の松山政司参院議員(48)=自民=は、出席していた古賀誠元党幹事長(衆院福岡7区)への感謝の言葉を重ねていた。古賀氏はこの日、沖縄全戦没者追悼式に出席した後、自派の松山氏再選を訴えるために、選挙区の大牟田市に戻っていた。
今参院選の公認候補として、自民党県連が松山氏を党本部に申請することを決めたのは昨年3月。同5月に発表された第1次公認候補に松山氏が入った。公認候補は松山氏一人で、当時県連幹事長だった中村明彦県議は候補決定の過程について「みんなが結束して応援する形を取りたかった」と話す。
定数2の参院福岡選挙区は近年、自民と民主両党の公認候補が議席を分け合ってきた。こうした中、自民党県連が2議席独占より融和を優先したのは01、04年の参院選で「保守分裂」選挙を余儀なくされてきたからだ。
2回とも、党公認とは別に元自民党県議の古川忠氏(現県議)が無所属で立候補。古川氏はいずれも次点に終わったが、その国政挑戦を支えたのは山崎拓前副総裁(衆院福岡2区)だった。
しかし、今回の参院選で、山崎氏に独自候補擁立の動きはなかった。03年11月の衆院選でまさかの落選をした山崎氏は、05年4月の衆院補選で返り咲く。この際、党県連は県選出国会議員や県議に支援者名簿提出のノルマを課すなど、県連挙げての組織選挙を展開。山崎氏周辺は「補選でお世話になり、県連に義理があった」ともらす。
県選出国会議員がこぞって松山氏を支援する選挙態勢にはもろさもある。今年5月、党県連会長人事をめぐり、国会議員と県議が衝突。14年ぶりに県議からの起用を求める県議団と国会議員が対立し、今月2日に新宮松比古県議が新会長に決まるまで約1カ月間、人事の綱引きが続いた。
26日、福岡市内で開かれた県遺族連合会の会合。壇上には新宮党県連会長と古賀氏が顔をそろえた。古賀氏は笑顔を見せつつも「新宮さんは国会議員よりも偉くなられたが、松山さんの票が少ないと、県連会長もちょっと顔がなくなるんじゃないか。そうならないよう頑張っていただきたい」とあいさつした。
今参院選について、党県連内には「松山氏の公認が決まった昨年前半で終わった」(幹部)との楽観論も漂う。ただ、県内を駆け回る松山氏が「信念を貫けばやれる」と議員活動に自信を示す一方で、県選出国会議員は「選挙戦が今一つ盛り上がらないのは、松山氏の日常活動が目立たないからだ」と突き放す。盤石の態勢にひそむ「ガラス細工」の選挙は来月12日、公示日を迎える。
◇ ◇
参院選の投開票日となる7月29日まであと1カ月。福岡選挙区で立候補を予定している各陣営の前哨戦も本格化している。年金記録漏れ問題により、政府・自民党への批判が強まり、全国的に与野党の対決ムードが高まる。各党の取り組みを追った。【中村篤志】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年6月30日
413
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 21:47:24
選挙:参院選・熊本選挙区 「現場の声国政に」 民主・松野氏が決起集会 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070630ddlk43010242000c.html
参院熊本選挙区(改選数1)に出馬を予定している民主党の元衆院議員、松野信夫氏の総決起集会が29日、熊本市の県立劇場であった。
集会では舞台のスクリーンに「火の国から逆転の夏!」と、必勝を期すキャッチコピーが映し出された。内閣不信任案審議のため集会に参加できなくなった民主党の鳩山由紀夫幹事長も映像で登場。「官僚政治打破に、松野さんはなくてはならない人」と訴えた。
民主党県連の鎌田聡代表は「他の1人区では民主候補予定者が世論調査で抜き去っているところもある。今回の選挙は勝てる選挙であり、勝たなければいけない」と支持を呼びかけた。
松野氏は「地方への金が削られ、大都市と熊本の格差は広がる一方。増税で庶民もいじめられている。参院選は今の政治の流れを断ち切るビッグチャンス。多くの現場の声を聞き、国政に届けたい」と訴えた。
同選挙区にはほかに、自民党の現職、三浦一水氏、共産党の党県国政対策委員長、橋田芳昭氏が出馬を予定している。【山田宏太郎】
毎日新聞 2007年6月30日
414
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 21:48:10
’07参院選みやざき:旭化成労組延岡、外山氏の支援決定 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070630ddlk45010523000c.html
旭化成労組延岡支部(山本次郎支部長、約2600人)は28日、代表委員会を開き、7月12日公示の参院選宮崎選挙区(改選数1)に無所属での立候補を表明している前民主党県連副代表の外山斎(いつき)氏(31)の支援を全会一致で決めた。
山本支部長は「上部団体の連合宮崎傘下のUIゼンセン同盟県支部の推薦決定に従った。現政権を倒すという目的は外山氏と一致している。若さもパワーもあり、なかなか内部の評判も良い。今後は県北にたびたび遊説に来てもらい、顔を広げていきたい」と語った。
同労組が加盟する県北地区同盟(工藤博司議長、48労組・約6500人)は6日、幹事会で外山氏の支援を見送ることを決めている。工藤議長は傘下の旭化成労組が外山氏の推薦を決めたことについて「私たちは自主投票と決めており、何ら問題はない」と話している。
毎日新聞 2007年6月30日
415
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 21:49:03
’07参院選みやざき:「違法」ポスター撤去命令−−県選管 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070630ddlk45010518000c.html
◇支援者、陣営にも指導
7月12日公示の参院選宮崎選挙区(改選数1)の立候補予定者の写真や氏名が入った街頭ポスターが張られている問題で県選管は28日、公選法違反(文書掲示違反)に抵触するとして、この候補予定者の支援者で掲示責任者の東京都の女性に撤去命令の行政処分を出し、県警に通知した。予定者本人にも同日、撤去させるように要請文を出した。県選管は「再三の撤去要請に従わず、公正な選挙に支障が出る」と判断。県警も「撤去されなければ、再度警告する」という。県内選挙での撤去命令は、記録が残る1985年以降初めて。【参院選取材班】
◇異例の行政処分−−県警に通知、再警告も
県選管によると、28日に女性宅に送付した処分書で「6月27日現在、違法な状況が改善されていない」と指摘。候補予定者への通知書で「撤去を指導するように強く要請する」と求めている。公選法では、任期満了6カ月前から候補者をイメージさせる文書や絵の掲示を禁止。「2年以下の禁固か50万円以下の罰金」の罰則規定がある。
ポスターは演説会の案内で候補予定者と妻が写っており、宮崎、延岡市などで確認されているという。県選管は19日以降、女性側に計4回、口頭で指導。県警も警告した。女性はこれまで県選管に対し「政党のポスターのようなもので違法性はない」と答えたという。
県選管の岩村治選挙担当リーダーは「公選法のルールを守り、公正な立場で県民に政見を訴えてほしい」と呼び掛けている。
この候補予定者の陣営は「選管からの指摘を真摯(しんし)に受け止めて善処します。勝手連的に市民ボランティアが張っているものについても撤去していただくよう伝えました」と説明している。
毎日新聞 2007年6月30日
416
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 22:17:57
自公、選挙協力に影 九州比例の対応で苦慮 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070629000001
七月十二日の参院選公示まで二週間と迫る中、九州における自民、公明の選挙協力が波立っている。背景には両党が擁立した比例代表候補の競合がある。熊本選挙区(改選数一)でも、自民党県連が公明党県本部に提出した自民現職三浦一水氏の推薦願は棚上げされたまま。自民党は焦りを募らせている。
一九九九年の連立結成以来、国政や地方選挙で密接な協力関係を築いてきた自公。二〇〇五年夏の総選挙でも、両党は「選挙区は自民、比例は公明」を打ち出した。県内の自民党各候補は、それぞれの後援会名簿を公明側に提出。その見返りとして、各選挙区では創価学会を支持母体とする公明党が票を差し出した。
今回の参院選でも、自民党県連は五月中旬、早々と三浦氏の推薦を公明党県本部に依頼。今月末には自民党県連幹部が再度、学会幹部に協力を“直訴”した。しかし返ってきたのは、公明現職の比例代表候補・木庭健太郎氏の集票アップに結び付く名簿提出の要請という“宿題”だった。
「この逆風下、三浦氏の勝利には(十万以上の基礎票を持つ)公明の選挙協力は不可欠。できる限り名簿を集めたい」。後援会に公明支援への理解を求める自民党国会議員の秘書は語る。しかし、あるベテラン県議は「最も大切な後援会名簿を他党に渡すのは抵抗がある」とこぼす。
加えて協力関係に影を落としているのが、自民党が比例候補として擁立した大分県出身の衛藤晟一・前衆院議員と、宮崎県選出の中山成彬・衆院議員の妻中山恭子・首相補佐官の存在だ。
二十七日夜、衛藤氏が木庭氏のおひざ元である福岡市で総決起大会を開いたが、衛藤氏本人は急きょ欠席。あるじ不在という前代未聞の決起大会には、公明党の反発を懸念した自民党本部の強い意向が働いたとされる。
隣県からの余波に、公明党熊本県本部の城下広作幹事長は「(自民党の)協力の中身をしっかり見極めて判断したい」との構え。公明党県本部は来週中にも幹事会を開き、三浦氏の扱いを協議するが、学会関係者は「都合のいい時だけの利用は許せない。相手の本気度が試される」と、自民党側の出方を注視する。
ただ、参院選の場合、自民党の支持団体は職域代表の比例候補も抱える。それだけに、党県連は「友好団体が必死で党公認比例候補で頑張っている時に公明党を前面に打ち出すことは難しい」(西岡勝成幹事長)と、対応に苦慮している。(毛利聖一、小多崇)
熊本日日新聞2007年6月29日朝刊
417
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 22:46:46
投票まで1カ月 各陣営が大規模集会 長崎、佐世保両市 決戦に向け気勢 長崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/nagasaki/20070630/20070630_001.shtml
参院選の投開票日まで1カ月となった29日、長崎選挙区(改選数1)に立候補を予定している各陣営は長崎市や佐世保市で大規模な集会を開き、間近に迫る決戦に向けて機運を盛り上げた。
自民新人で県サッカー協会長の小嶺忠敏氏(62)は、佐世保市三浦町のアルカスSASEBO大ホールで総決起集会を開催。小嶺氏は「学校現場での経験を生かして教育に力を入れ、長崎県を日本一にしたい」と決意を述べ、佐世保港の機能強化や九州新幹線西九州(長崎)ルート早期着工推進などにも取り組む意欲を見せた。
応援に駆け付けた石破茂・元防衛庁長官(衆院鳥取1区)は「佐世保の人たちには米軍や自衛隊を応援してほしい。そういう心を人々が持つためには教育を変えることが必要だ」などと訴えた。
一方、民主新人で元県議の大久保潔重氏(41)の陣営は長崎市の市公会堂で長崎地区総決起集会を開き、同党県連幹部や労働組合関係者ら約2500人(陣営発表)が参加した。
壇上に「もう許さん! 消えた『年金』 国民負担『増』」と書かれた大きな看板を掲げた会場で、大久保氏は「日本の政治に欠けているのは国民との信頼関係。私は国民のために頑張る。日本の西の果てから新しい政治を一緒につくっていきたい」と呼び掛け、最後に参加者全員で「頑張ろう」を三唱し、気勢を上げた。
共産新人で同党県委員の渕瀬栄子氏(51)はこの日、長崎市内で支援者へのあいさつ回りやミニ集会に出席。今週末も同市内の商店街などで街頭に立ち、年金記録不備問題や「憲法改悪反対」など党の政策を訴えるという。
=2007/06/30付 西日本新聞朝刊=
418
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 22:57:38
井野氏が立候補へ 参院選宮崎6人目
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070630/20070630_002.shtml
参院選宮崎選挙区(改選数1)に宮崎市の不動産会社社長井野元裕(もとひろ)氏(38)が29日、立候補する意向を示した。建築家の黒川紀章氏が設立した「共生新党」に公認申請しているという。同選挙区では、ほかに5人が既に立候補表明している。
井野氏は同日、宮崎県庁で立候補届け出書類の事前審査を受けた後、「共生の社会を宮崎で実現したい」と述べた。同選挙区はこれまでに自民前職の小斉平敏文氏(57)▽共産新人の馬場洋光氏(38)▽無所属元職の長峯基氏(66)▽無所属新人の外山斎氏(31)=民、社、国推▽無所属新人の東治男氏(61)−が立候補を表明している。
=2007/06/30付 西日本新聞朝刊=
419
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 23:03:47
風は誰に <1>逆風 試される「一枚岩」―連載 宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070629/20070629_001.shtml
参院選の投票まで1カ月と迫った。出直し知事選(1月)、統一地方選(4月)に続く、大型選挙。7月12日の公示を前に宮崎選挙区(改選数1)では5人(前職、元職、新人3人)が立候補を表明、激しい前哨戦を繰り広げている。分裂、共闘、しがらみ、焦燥…。各党、各陣営それぞれの事情を抱え、戦いの行方は混迷の度合いを深めていきそうだ。そうした中、一体誰が勝利の風をつかむのか。宮崎の参院選事情を探る。
■怨讐の果てに
「今回も皆さんの後押しがなければ、当選できません」。再選を目指す小斉平敏文(自前)の表情に余裕はなく、危機感がにじみ出ていた。
24日昼、宮崎市の料亭。元自民参院議員、上杉光弘の後援会連合会総会は、小斉平の決起集会に切り替わっていた。
約300人の支持者を前に「小斉平旋風を巻き起こそう」と呼び掛ける上杉の言葉に耳を傾ける小斉平。胸中には、当時政治的に全盛期を迎えていた上杉が後援会をフル稼働させたことで初当選した6年前の参院選の光景がよぎった。
それは自民県連を2分した戦いだった。現職だった長峯基(無元)を自民の公認争いで破り、無所属に転じた長峯を制したが、遺恨となった。
その後も2004年参院選、05年衆院選、そして今年1月の出直し知事選と、自民県連は分裂選挙を続け、県選出国会議員7人を4人に、党員も5万人台から1万人台へと減らした。「怨讐(おんしゅう)の連鎖」(自民県連会長・坂元裕一)の果てに。
■再生をかけて
揺らぐ保守王国。今回の参院選はその再生をかけた瀬戸際の戦いといえる。「負けたら県連は解体」と坂元が繰り返すのもそのためだ。
自民が県選出の三衆院議員と上杉を各地域の選対本部長に据えたのも、分裂に終止符を打ち、一枚岩で戦う態勢を整えるためだ。その試金石として注目されるのが江藤拓(宮崎2区)の行動だ。
先の衆院選、江藤は無所属で上杉と戦った。しかも江藤の父、隆美(元衆院議員)は上杉の政治的なライバルで、6年前には長峯を支援。長峯は同区内にある延岡市や日向市などでは小斉平を上回る票を取った。
だが、江藤は23日日向市で開かれた集会で小斉平と並び、いぶかる一部県議を壇上に引き上げて気勢を上げた。「(2区の)選対本部長としての責任は果たす」。
党本部の世論調査でも県内衆院3選挙区中、2区が最も小斉平の支持が高かったという。これには江藤の動きばかりでなく、農政通とされる小斉平が、組合員約6万人を抱える「県農民連盟」の各支部などと結束を強めていることも背景にあるとみられている。
県連同様、分裂続きの農民連盟だが、委員長の横山勉は「今回は一枚岩でいける」と話す。
■遠のく「協力」
しかし、ここにきて不安材料が出てきた。自民衆院議員の中山成彬(宮崎1区)の妻で、首相補佐官・中山恭子が自民公認で比例代表に立候補することになったのだ。
「命懸けで女房の選挙をやる」。恭子が県内入りしていた25日、宮崎市で開かれた国政報告会で中山は高らかに宣言した。県内でも知名度の高い恭子の出馬で、選挙区での小斉平支援の見返りに比例代表で公明党に回る自民票が減るのは確実とみられている。
「公明との火種になる」。自民県連幹部が心配した通り、公明党の支持母体・創価学会の県幹部が自主投票を示唆するなど公明党との選挙協力は遠のきつつある。
年金記録不備問題などで逆風がたたきつける自民にとって集票力のある公明党の協力の有無は選挙戦の行方を左右する。知事選で敗れた元林野庁長官擁立にかかわるなど自民県連とのしこりが消えない中山。今回の行動も県連の選挙戦略を狂わしかねない。懸命に整えようとする一枚岩だが、ひびも見え隠れする。
(敬称略)
× ×
●宮崎選挙区立候補予定者
小斉平敏文 57 元農水政務官 自 前
馬場 洋光 38 党県書記長 共 新
長峯 基 66 幼稚園理事長 無 元
外山 斎 31 元議員秘書 無 新(民・社・国推)
東 治男 61 元キャスター 無 新
=2007/06/29付 西日本新聞朝刊=
420
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 23:05:16
風は誰に <2>雪辱 再起誓い雌伏6年―連載 宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070630/20070630_003.shtml
■唇をかみしめ
落選が決まった2001年夏の夜。唇をかみしめ壇上で支持者に頭を下げる長峯基(無元)に、選対副本部長の1人からメモが渡された。「3年のうちに戦うと、この場で宣言しろ」。長峯は首を縦に振らなかった。
「3年後ではなく、あくまでも6年後にこだわった」と長峯。
立候補予定者の中で最年長。66歳になる長峯の気力と体力を支えてきたのは、今回も相まみえる小斉平敏文(自前)への雪辱心だ。
1995年の参院選で自民公認で初当選した長峯だが、再選を目指した2001年、現職で総理府総括政務次官だったにもかかわらず自民公認を外され、その代わりに公認を得た当時新人の小斉平に敗れた。
公認争いから小斉平の後ろ盾になったのは元自民衆院議員、江藤隆美と県政界を2分する力を持っていた上杉光弘。江藤と近かった長峯は大物2人の政争に巻き込まれ、はじき飛ばされた。
折悪く、国民的な人気を背景に首相に就いたばかりの小泉純一郎が率いた自民の公認が大きく物を言った参院選でもあった。「無念」の二文字が長峯からどうしても消え去らなかった。
■変わる「状況」
雌伏6年。長峯を取り巻く政治的な状況は大きく変わった。
自身の元公設秘書で仲人を務め、「息子同然」と公言するなどつながりが深い松下新平が3年前の参院選で、現職の上杉を破った。上杉は05年の衆院選で再起をかけたものの、宮崎2区で江藤の長男の拓に敗北。政治力を急速に落とした。
主地盤とする都城市では、長男の誠が04年、市長となった。
また参院選が近づくにつれ、年金記録不備問題などで古巣の自民には逆風が吹く。保守系無所属の立場で戦う長峯にとって不利な状況ではない。
さらに九州を震源地とする自民と公明の微妙なムードが、長峯陣営に期待を膨らませる。
自民衆院議員の中山成彬(宮崎1区)の妻で首相補佐官の恭子が自民公認で比例代表に立候補することを表明、公明の支持母体・創価学会の自主投票もあり得る状況になったからである。
「推薦なのか支持なのかはともかく働き掛けはしている。魚心あれば水心だ。まとめる自信はある」と陣営幹部。
長峯は6年前の戦いで都城の公明支部で支持を得た。現在もパイプは残り、支持拡大を狙う。
陣営幹部は「県内の学会票は4、5万票。全国からの知人票を含めれば10万票を超える」ともくろむ。
■“息子”に期待
ただ、必ずしも有利な状況ばかりでない。
保守系を2分する勢力の片方に乗って戦った6年前と違って、自民県連は少なくとも今回、表面上は一枚岩を整える。県農民連盟など一部で長峯を支持した団体も今回は小斉平を支援する。
宮崎でも30代、40代の国会議員が続々と誕生している。66歳という年齢が果たして有権者にどう映るか。
そんな中、長峯が頼みにするのは、37歳で参院議員となった松下。3年前、長峯は自民県連を除名処分になってまで松下を支援した。「私の組織で当選させた」。今回、選対本部長のポストを空け、松下の本格稼働を待つのもそうした自負があるからだ。
しかし、まだ松下は態度を鮮明にしない。都城市や延岡市、宮崎市で開かれた長峯の選挙用事務所の開所式や決起集会に駆け付け、応援のマイクを握ったが、「国会会期末までに態度を明確にする」と述べるにとどまっている。
国会で民主会派に属し、かつて松下の秘書だった外山斎(いつき)(無新)が民主をはじめとした非自民勢力の統一候補として立つという複雑な事情も絡むからだ。会期末は7月5日。その動向が注目される。 (敬称略)
=2007/06/30付 西日本新聞朝刊=
421
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/30(土) 23:41:25
九州1人区与党に危機感 年金、政治と金…前哨戦が本格化 投開票日まで1カ月
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kyushu/20070630/20070630_002.shtml
7月29日投開票の参院選まで1カ月。各候補予定者は既に街頭演説や集会の準備を進めており、同12日の公示を控えて前哨戦が本格化している。与野党ともに「天下分け目の決戦」と意気込む同選挙。九州に6つある1人区の攻防が勝敗の帰結を左右しそうな情勢だ。
「選挙は評判だけでは決して勝てない」
熊本選挙区に立候補予定の自民現職の事務所(熊本市)には、陣営の危機感がにじむ張り紙が登場。厚い保守地盤に支えられ、当初は「楽勝」ムードだったが、松岡利勝前農相の自殺で陣営の空気は一変した。
争点に急浮上した「政治とカネ」に加え、同日選となる衆院熊本3区補選に保守系無所属の元職と新人が立候補を表明。事実上の自民分裂選挙となり、現職陣営には動揺が広がっている。
逆に、元衆院議員の民主新人は都市部で年金問題を、自民支持者が多い農村部では農業政策を訴え、「反応はいい。頑張れば十分に勝てる」(陣営幹部)と勢いづく。補選に擁立した民主新人候補と連動し、票の掘り起こしを図る。
自民が激震に揺れているのは、佐賀選挙区も同様。佐賀商工共済協同組合の損害賠償訴訟で22日、組合の元理事長陣内孝雄参院議員(自民)ら経営陣と県の敗訴判決が出た。
自民が陣内氏から差し替えた新人は「後継」イメージの払(ふっ)拭(しょく)に躍起。一方で、民主新人は攻め時とみて与党批判のボルテージを上げる。28日に佐賀市であった立候補予定者の公開討論会でも「年金問題と商工共済は同じ構図。市民がこつこつ積み立てた金が政府のせいで無駄になった」と強調してみせた。
大分選挙区は、衛藤晟1.元厚生労働副大臣の比例代表出馬をめぐる自公協力のきしみが、自民党新人の活動に影を落とす。さらに、国民新党現職も加わって保守支持層は分裂状態だ。
ただ、野党側も「大分方式」と呼ばれる民主、社民の協力関係が破たん。民主党県連の支援を受ける無所属新人、社民推薦の無所属新人が立候補を予定し、かつてない激戦の様相を見せている。
長崎選挙区では、自民新人が今月中旬に安倍晋三首相の来援を受けて運動を加速させている。3年前の前回参院選は民主党が議席を奪取。自民党本部の「至上命令」とされる現有議席死守に向け、県内各地の支部定期大会と合わせて「必勝大会」を開き、組織の結束力強化を狙う。
これに対し、民主新人陣営は自民新人の知名度に対抗するため、離島を含む県内全域で精力的な遊説活動を展開。講演会に飛び入り参加するなど「若さを武器に情熱を肌で感じてもらう」(陣営幹部)運動に徹する。
鹿児島選挙区は、自民現職と民主、共産の両新人による三つどもえの構図。宮崎選挙区では新人1人が29日、新たに立候補の意向を示し、計6人による混戦が予想されている。
=2007/06/30付 西日本新聞朝刊=
2007年06月30日19時02分
422
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/01(日) 01:22:06
長峯氏支援を表明 松下参院議員
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/miyazaki/20070701/20070701_001.shtml
県選出の松下新平参院議員(40)=無所属=は30日、宮崎市内で記者会見し、7月12日公示される参院選の宮崎選挙区(改選数1)で立候補を予定している長峯基氏(66)=無所属元職=を支援する、と表明した。
松下氏は長峯氏が自民党参院議員時代に公設秘書を務めている。前回参院選(2004年)では長峯氏が自民県連から除名処分を受けながら松下氏を支援した。松下氏は「人間の道理、政治家の道理として、今まで深いお付き合いのある長峯氏を支援する」と述べた。
ただ、長峯氏の選対本部長のポスト就任については、「正式な要請がないので何とも言えないが、長峯氏が年金記録不備問題を訴えるなら、より生活感のある方が望ましいと思う」と態度を留保した。
松下氏は国会で民主との統一会派に属しており、前回参院選では、自身の私設秘書を務めた外山斎(いつき)氏(31)=無所属新人=を擁立する民主、社民など非自民勢力の支援を受けていたことから、動向が注目されていた。
=2007/07/01付 西日本新聞朝刊=
2007年07月01日00時27分
423
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/01(日) 09:02:48
非自民票流れに影響 松下氏は長峯氏支持
2007年7月1日 宮崎
http://www.the-miyanichi.co.jp/domestic/index.php?typekbn=1&top_press_no=200707010101
7月12日公示、29日投票の参院選で、本県選出の松下新平参院議員(無所属、会派=民主・新緑風会)は30日、元職の長峯基氏(66)=無所属=の支持を表明した。
会派所属する民主党は新人の外山斎(いつき)氏(31)=同=を推薦しているが、松下氏は長峯氏との“師弟関係”を重視。非自民票の流れにも影響が出そうだ。
松下氏をめぐっては、無党派票も取り込めるとして長峯氏、外山氏の両陣営とも支援を期待。
松下氏にとって長峯氏は仲人でもあり、同氏の現職時代は公設秘書を務めていた関係。松下氏が自民党を離党して出馬し当選した3年前の参院選では、長峯氏は松下氏に協力したことから自民党離党に至っている。
一方、外山氏は民主や社民など非自民勢力六団体でつくるCNP会議の統一候補で、同会議は松下氏に支援を要請。外山氏自身も短期間ながら松下氏の私設秘書を務めことがあり、6月20日に単身上京して面会し、協力を求めていた。
424
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/01(日) 09:33:15
参院選、松下氏が長峯氏の支援表明 讀賣宮崎
29日投開票の参院選宮崎選挙区(改選定数1)をめぐり、同選挙区選出の松下新平参院議員(無所属)は30日、立候補を予定している前参院議員で無所属の長峯基氏(66)を支援することを明らかにした。松下議員は、参院会派「民主党・新緑風会」に所属して議員活動しているが、民主党などが推薦する無所属新人の外山斎氏(31)については支援しない意向を示した。
松下議員は長峯氏の元秘書。2004年の参院選で民主党県連や長峯氏らの支援を受け当選。その後、外山氏が松下議員の秘書を務めていた。
松下議員は長峯氏支援の理由を「長峯先生には公私ともに指導を仰いできたので、道理として判断した」と説明。外山氏については「意思は尊重するが、あらかじめ私に出馬の相談があれば、長峯氏と調整できたはずなのに残念。(反自民勢力の)共倒れが心配だ」と話した。
また、自身の進退に関しては「民主党から『会派を出ろ』と言われたら離脱する覚悟はできている」と述べ、「(自身が改選を迎える3年後の)選挙の損得を考えたわけではない」と語った。
松下議員の支援について、長峯氏は「参院での立場もある中、勇気を出して支援を決めてくれたのはありがたい」と喜んだ。外山氏は「残念だが、支援がないことを前提に準備を進めているので影響はない」と淡々と話した。
(2007年7月1日 読売新聞)
425
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/02(月) 01:22:19
票決の夏:’07参院選ふくおか/中 「攻め」より「守り」 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070701ddlk40010223000c.html
◇イメージ戦略、年金に重点−−民主
「だいぶん名前と顔は覚えていただきました」。6月25日、福岡市内のホテルで開かれた民主党県連のパーティーで、昨年11月に党推薦で初当選した吉田宏福岡市長はにこやかに就任半年を振り返った。
「参議院議員選挙勝利」の看板が掲げられ、再選を目指す党公認の岩本司参院議員(42)の決起集会の色合いを帯びた会場。しかし吉田市長は参院選には一切触れず「(参院選で)どちらかの応援をするわけではない」と報道陣に言い残して途中退席した。「上滑りを危ぐする。もう一度引き締め直して」と訴えた来賓の前原誠司前党代表とは対照的な姿だった。
党は昨年から今年にかけ福岡、北九州の両政令市長選で連勝。4月の知事選では4選を果たした現職の麻生渡知事に敗れたが、県議選でほぼ倍増するなど躍進した。
参院選を政権交代へのステップと位置づける党本部は福岡の集票力に期待しており、6月4日には1人区を優先している小沢一郎代表がてこ入れのため福岡入り。連合福岡の幹部らと会談後「(九州各県は)自民王国といわれて来たが、支持基盤が大きく変わってきている。いい戦いができると思う」と報道陣に手応えを語った。
しかし、実態はそう簡単ではない。吉田市長に加え、北橋健治北九州市長も中立の姿勢。党県連幹部は「市長という立場で表だって動けないのは仕方ない」とため息をつく。選挙区での2人出馬についても「保守分裂で候補2人が出た前回、前々回の参院選で自民ですら2議席独占はできなかった。連戦で選挙疲れもある」との声も漏れる。
このため、今回は組織固めの「守りの選挙」の状況。中でも知事選で推薦候補を一本化できずにまた裂き状態となった連合福岡との関係強化が大きな課題で、今回の選挙ではこれまで別組織として応援してきた連合を岩本氏の選挙対策本部に組み込む「合同選対方式」に変更した。連合福岡の山口正三会長を選対本部長代理に据え、遊説やイベントで協力し合うなど連動した選挙活動に取り組む。
また、選挙戦術では徹底したイメージアップを図る。「ツール・ド・ふくおか」と題して県内66市町村を自転車で回ってアピールするほか、6月28日には選挙用にゴリラのマスコットキャラクター「ボイス君」を発表した。期待するのは「年金問題の風」で、岩本氏は「あなたの年金とりもどす!」と題したポスターを作り、演説でも年金問題に重点を置く。「自転車で回って、県民の選挙への関心を感じている」と岩本氏は話す。
陣営の目標は85万票を獲得してのトップ当選。3年前の参院選で党公認候補で当選した大久保勉氏が獲得した84万票を超えなければならない。地方選で積み重ねてきた、民主党の実力が試されている。【船木敬太】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年7月1日
426
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/02(月) 08:40:05
’07参院選みやざき:松下参院議員、長峯氏支援を表明 処分も覚悟 /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070701ddlk45010341000c.html
松下新平参院議員は30日、宮崎市内で会見し、参院選宮崎選挙区で無所属での立候補を表明している元参院議員の長峯基(もとい)氏(66)を支援することを明らかにした。松下氏はかつて長峯氏の公設秘書を務めた一方、会派「民主党・新緑風会」に所属している。同選挙区では、無所属ながら民主や連合の推薦を受ける外山斎(いつき)氏(31)も立候補予定のため、松下氏の動向が注目されていた。
この日、松下氏は「長峯氏は政治の師。人間の道理、政治家の道理として判断した」と支援理由を説明した。松下氏は、無所属ではありながら民主会派に所属している。民主県連や連合宮崎に対しては「外山氏推薦を決定した立場を尊重する」としたうえで「私は民主党所属ではないので」と外山氏を支援しない理由を説明した。
長峯氏支援によって会派から処分される可能性についても「覚悟はできている」と述べた。一方で、かつて所属した自民に復党することは否定した。【種市房子】
毎日新聞 2007年7月1日
427
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/02(月) 14:44:49
小斉平氏の再選目指し総決起大会…自民党県連 讀賣宮崎
自民党県連は1日、参院選宮崎選挙区に立候補を予定している党公認の現職・小斉平敏文氏の再選に向け、宮崎市内で総決起大会を開いた。小斉平氏の後援会との共催。同党の中川幹事長も出席し、必勝を誓った。
中川幹事長は「この1議席を失うと、宮崎が野党王国の道を歩むことになる」と今回の選挙の重要性を強調した。小斉平氏は「1次産業の振興などに取り組むためにも、皆さんの支援が必要」と訴えた。
一方、中川幹事長は同日、県庁に東国原知事を表敬訪問した。
(2007年7月2日 読売新聞)
428
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 00:25:47
久間防衛相発言:自民・小嶺氏の集会空席目立つ
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070703k0000m010125000c.html
参院選長崎選挙区に出馬する自民新人、小嶺忠敏氏(62)の決起大会が2日、長崎市公会堂であり、陣営は1800人の収容能力を上回る2500人の参加を目指したが、空席が目立った。陣営関係者は「久間防衛相の発言で支持者が反発し、予定より参加者が少なくなった」とみている。
長崎選出国会議員や県議らが壇上に並んだ。だが、出席予定だったのに、久間発言に反発して欠席した支持者や団体もあったという。
あいさつした冨岡勉衆院議員(比例代表)は「暴風雨が吹いているところに、バケツで水をひっくり返すようなことが起きた。困ったものだ」と本音をポロリ。金子原二郎知事は「『会場があふれんばかり』と原稿に書いていたが、訂正した」と言い、会場から苦笑いが起きた。【宮下正己】
毎日新聞 2007年7月2日 23時31分
429
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 01:03:44
票決の夏:’07参院選ふくおか/下 若手擁立/かすむ護憲に危機感 /福岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/news/20070702ddlk40010011000c.html
◇基盤揺らぎ若手擁立−−共産
◇かすむ護憲に危機感−−社民
参院選を控え、党幹部の福岡市入りに、共産党県委員会関係者の顔は晴れなかった。22日夜、博多区で開かれた志位和夫委員長の演説会。約2100人の支援者らが詰めかけたが、2、3階席では空席が目立つ。前回参院選の際、同じ会場であった市田忠義書記局長の演説会は、約2800人を集め満員だった。県委員会幹部は「統一地方選など選挙が続いたからだろうか」と話した。
今参院選の公認候補として、共産党は党県委員の新人、田中美由紀氏(33)を擁立した。ネットカフェ難民など非正規雇用問題に取り組んできた田中氏は22日の会合で「労働力は消耗品ではない。パートやアルバイトも生活は保障されないといけない。若さと女性のねばり強さで頑張る」と訴えた。
同党が国政選挙に30代の若手を立てるのは、支持者の高齢化に対する危機感の裏返しだ。今年4月の県議選の獲得議席は改選前の4議席から1議席にまで減少。志位委員長は演説会で「(与党による)政治の暴走を止められるのは共産党。民主党に政治を変える力はない」と訴えたが、党の基盤は揺らいでいる。
◇ ◇
「大事なのは得票数ではなく、議席の確保。うちと民主党公認の岩本司さんで議席の独占を目指そう」
社民党県連の豊島正章幹事長は5月、民主党の支持団体を訪ね、社民、民主両党公認候補で票を分け合うよう提案した。自民党とトップ当選を競うのではなく、野党連携で議席を独占し「福岡から政権交代のうねりをつくる」のが狙いだった。しかし、支持団体幹部からは「すでに岩本支援で動いており、組織が混乱する」と拒否されたという。
憲法改正に必要な手続きを定める国民投票法が成立し、長く護憲運動を担ってきた社民党は、あせりを募らせている。1日、党県連などが主催した福岡市内での会合で、村山富市元首相は記者団に対し「憲法改正の是非をめぐり、政界再編もありうる。今回の参院選は、(護憲の)基盤をつくるための選挙だ」と強調した。
ただ、年金記録漏れ問題に有権者の関心が向かうなか、護憲の主張はかすんでみえる。自民、民主の2大政党制志向も加速しており、社民党新人の党県連副代表、金岩秀郎氏(43)は1日、「憲法、福祉の問題をきちんという政党は社民党だけ。(有権者の)選択の幅を広げることが大事だ」と話した。
福岡選挙区ではこのほか、維新政党・新風新人の馬場能久氏(57)が立候補予定。車椅子生活を送る馬場氏は福岡市内の駅前で街頭演説などを行い、障害者自立支援法の見直しや、自主憲法の制定を訴えている。【中村篤志、船木敬太】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2007年7月2日
430
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 01:05:01
肥前評論:07政治決戦 /佐賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/saga/news/20070702ddlk41070133000c.html
「私も年金が心配になってきた」。妻がそう言って、社会保険事務所に行ったのは先日のこと。結婚前、歯科医に勤めていた当時の記録に漏れがないか気になったらしい。確認から帰宅した妻は「大丈夫だった」と胸をなで下ろし、社会保険事務所でのやり取りを熱心に私に話した。
社会保険庁改革関連法と年金時効停止特別措置法、公務員制度改革関連法の3法が成立し、国会は事実上閉幕した。安倍晋三首相は「国民にとって重要な法律が成立して本当に良かった」と強調するが、年金についてはまだまだ分からないことばかり。次の政治決戦の舞台、参院選の争点が「年金」となるのは間違いないだろう。
参院選前の国会が会期延長となって、やはり会期延長で迎えた98年の参院選を思い出した。当時、私は宮崎県政の担当。改選数1の宮崎選挙区に立候補したのは自治相(当時)である自民現職と、共産と諸派の新人2人。事実上の「自共対決」だけに、投票日前夜まで「投票率は低い」と高をくくっていた。
だが投票日、開票結果にひどい衝撃を覚えた。全国的に「自民優勢」のはずで、宮崎選挙区も日本一早い「当」を自民現職に打ったのだが−−。
橋本龍太郎首相(当時)の「恒久減税」発言を巡り、情勢は最後の1週間ですっかり変化していた。投票率(選挙区)は前回の44・52%から58・84%に大幅アップ。反自民票を増産し、自民は惨敗。宮崎の自民現職は当選したものの、共産新人は前回の共産候補の7倍以上の大量票を得て「これまでの棄権者が投票してくれ、飛躍的に伸びた」と分析した。行き場を求めた自民批判票が集中したわけだが、その市民感覚をつかめなかった取材の甘さを反省した。
参院選前の国会延長は例が少ない。89年から04年まで6回の参院選があった年で、89年と先の98年の2回だけ。そう言えば、89年は消費税導入とリクルート事件があった。投票率は65・02%と上がり、やはり自民は大惨敗。“暮らし”に関して庶民は敏感なのだ。
今回、佐賀選挙区は自民と民主、共産の3新人による三つどもえの構図。どの選挙区よりも戦いはし烈で、いかに分かりやすく、スムーズに報道できるかが私の当面の課題だ。感度を上げられるだけ上げて取材したい。
1日付で着任しました。どうぞよろしくお願いします。<佐賀支局長・満島史朗>
毎日新聞 2007年7月2日
431
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 01:08:28
’07参院選みやざき:知事、引っ張りだこ 自民、民主双方でリップサービス /宮崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyazaki/news/20070702ddlk45010075000c.html
参院選宮崎選挙区の公示(12日)を前に、東国原英夫知事の人気を取り込もうと、自民、民主両党とも躍起になっている。東国原知事は1日、来県した中川秀直・自民党幹事長と懇談したり、民主党県大会に来賓出席したりと引っ張りだこ。「今回は中立」と繰り返す知事だが、自民には「安定政権が大事」、民主には「追い風が吹いている」と、リップサービスを繰り返した。【中尾祐児、種市房子】
東国原知事は1日午前10時、宮崎市での民主党県大会に来賓出席した。宮崎選挙区で無所属新人の外山斎氏(31)を推薦する同党県連の井上紀代子代表が冒頭「ぜひ外山氏を国政に送り出そう」と呼び掛けた。
続いて東国原知事は壇上で「民主には近年まれに見る追い風が吹いている。二大政党制実現のためにも頑張ってほしい」と持ち上げた。その一方で「民主のマニフェスト(政権公約)はよく出来ているが、実効性に疑問符が付く」「この後(私は)自民の会合にも出る。せっそうがないですね」などと語り、会場の笑いを誘った。
午後2時半、自民現職の小斉平敏文氏(57)の決起集会への出席で来県した中川幹事長と、知事室で懇談。非公開で30分後に終了し、東国原知事は記者団に「(幹事長は)『自民党に逆風めいたものが吹いていて非常に厳しい。野球の試合にたとえると、七回裏で民主と7対7の同点。八、九回の攻防で決まるのではないか』と話していた」と明かした。
自民からの支援要請について「直接的にはなかった。(幹事長は)『経済安定の観点からも与党が安定政権でなければならない』と話していた。私自身もそう考えている」と共感する姿勢を述べた。その一方で「今回は中立の立場を堅持させてもらう」と付け加えた。
毎日新聞 2007年7月2日
432
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 10:08:17
自民県連 公明・木庭氏を「協力候補」
異例の機関決定 礒崎氏への推薦求め 讀賣大分
自民党県連は2日、常任総務会を開き、参院比例選に公明党公認で立候補する現職・木庭健太郎氏(55)を「協力候補」とすることを決めた。
衛藤晟一氏(59)の自民復党、比例選擁立問題を巡り、公明側から出ている県内での選挙協力に対する不信感を払しょくする狙い。これで、大分選挙区に擁立する自民党公認の新人・礒崎陽輔氏(49)への推薦を取り付けたい考えだ。
自民、公明両党は「選挙区は自民、比例選は公明」との協力をしてきた。ただ、比例選については、両党の候補が競合するため、自民党が支援を機関決定するのは異例という。
衛藤氏は、政治活動の拠点を県外に移すことを条件に復党したため、支援者の間で「(公明党との選挙協力のために)追い出された」との声がある。こうしたことなどから、今回の決定文書を受け取った竹中万寿夫・公明党県本部代表は「検討する」との回答にとどめた。
(2007年7月3日 読売新聞)
433
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 10:31:43
参院選勝利へ気勢/自民県連大会 沖縄T
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200707011300_03.html
自民党県連(西銘順志郎会長)は三十日、那覇市内のホテルで第三十八回党大会を開いた。七月の参院選沖縄選挙区で再選を目指す現職の西銘順志郎氏(57)の勝利や、与党の安定議席獲得などを盛り込んだ大会アピールを採択。基地の跡地利用への環境整備や観光基盤整備、情報通信関連産業の振興など十一項目の基本政策を決定した。
西銘氏は年金問題について社会保険庁の抜本的改革の必要性を指摘。高校歴史教科書の検定問題では「集団自決(強制集団死)」への軍関与を削除した文部科学省を批判し「県全体で撤回の意思を示し行動すべきだ」と述べた。
その上で、「沖縄の意思、役割を果たすためにも、国政でしっかり仲井真県政、安倍総理を支えたい。国政の発展なくして県政の発展なし。ぜひ力添えを」と支持を求めた。
県連の基本政策は(1)国際化・情報化社会に対応した人材育成と教育文化の振興(2)科学技術振興と国際交流・協力の推進(3)農林水産業振興とおきなわブランド創出―などが柱。
米軍普天間飛行場について「代替施設移設建設の早期着工と二〇一四年建設完了の実現を支援」などを示し、三年をめどにした閉鎖状態や観光客一千万人など仲井真県政の公約を盛り込んだ。
活動方針として、地域に密着した組織活動の展開、参院選に向けて保守・中道勢力の結集と支持拡大を図る、県民に身近な広報活動の展開―などを確認した。
434
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 10:42:34
中川自民政調会長 「政権最大の公約成長実感の社会」 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070701000006
「今回の参院選は厳しい状況にあるが、安倍政権の最大の公約は、将来に向けて安全・安心を再構築し、成長が実感できる社会をつくることだ。民主党は年金問題で不安をあおっているが、五十年以上の社会保険庁のよどんだ体制こそが問題。われわれは社保庁の解体をはじめ、時効撤廃など一年間で信頼を回復できる抜本是正に取り組む。農業問題ではWTO、EPA交渉において、自民党は上限関税や自由化品目などで守るものは必ず守る。熊本の懸案でもある水俣病問題は来週早々に(与党PTで)案を提示できるよう政治決断する」(三十日夜、参院選応援のため訪れた熊本市の県立劇場で)
熊本日日新聞2007年7月1日朝刊
435
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:29:13
強行採決の余熱残し、国会“閉幕” 与野党対決ムード一気 自民・三浦氏が総決起集会 逆風に危機感濃く 参院選 民主「強行採決は数の横暴」 共産「『政治とカネ』深刻だ」 衆院3区補選 野党が事務所開き 熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070701/20070701_001.shtml
「野党は無責任」「与党の数の横暴だ」。社会保険庁改革法などの採決をめぐり、与野党が激突した国会の余熱が残る30日。参院選熊本選挙区に立候補を表明している自民現職の三浦一水氏(53)は熊本市で決起集会を開き「信念に基づき法案を通した」と理解を求めた。民主、共産はそれぞれ衆院熊本3区補選の立候補予定者の事務所開きを行い、与党の強行採決を批判。国会は会期を残して事実上閉幕し、選挙ムードが一気に高まった。
30日夜、熊本市の県立劇場であった三浦一水氏の総決起集会には、自民党の中川昭一政調会長や、県選出の同党の国会議員ら約2000人が出席。中川政調会長は「年金問題は社保庁で50年以上に及んだ体制を一挙に変えなければならない」とした上で、野党について「不安をあおり、具体的な対案を出そうとしない。(労組に支持されている)民主党には社保庁の改革はできない」などと批判した。
出席者の中には、三浦氏を公認した県農政連の関係者が目立った。県選出国会議員を代表してあいさつした野田毅衆院議員は「民主党の農業政策は無責任。農業県・熊本で万が1、自民が負ければ日本の農業はどうなるのか」と三浦氏への支持を訴えた。
年金問題、「政治とカネ」問題で苦戦を強いられる自民。会場には「消費税、リクルート疑惑以来の大逆風」(野田氏)への危機感が色濃くにじんだ。
この2日間で地元と東京を二度往復した三浦氏は国会での与野党攻防について「さらに逆風が吹くかもしれないが、信念で法案を通した」と強調。支持者に対して「年金の時効を撤廃する法案になぜ野党が反対するのか分からない。社保庁を解体すべきか、温存するのか。私は年金を守るため、解体すべきという立場だ」と理解を求めた。
衆院熊本3区補選に立候補を表明している民主新人の後藤英友氏(40)と、共産新人の松岡徹氏(62)の両野党陣営が30日、事務所開きを行った。
菊陽町津久礼であった後藤氏の事務所開きには、社会保険庁改革関連法案など未明の国会採決終了後、朝一番の飛行機で熊本に帰ってきた、同補選選対本部長の松野頼久衆院議員が「消えた年金の記録5000万件を整理してから、社保庁の組織改編の議論をすべきだと主張してきたが、与党の数の横暴で強行採決が行われた」と批判。「今の政権でいいのか、この補選と参院選で有権者にはっきり訴えたい」と強調した。
後藤氏は「3区は以前から、自民党系の候補者同士がコップの中の争いを演じてきた。この選挙区の体質を変えるために、民主党の政策を堂々と訴えていきたい」と意気込んだ。
参院選熊本選挙区に立候補を表明している松野信夫氏も応援に駆け付け、「補選に公認候補を擁立しなかった自民党は政権政党としてずるい。3区の有権者には反発があるだろう。参院選との相乗効果を狙っていきたい」と述べた。
菊池市大琳寺で事務所開きを行った松岡氏は「事務所費や緑資源機構など『政治とカネ』の問題は安倍政権になってよりひどくなっている。事務所費については民主議員の名前も挙がっている。自民と民主、どちらが当選しても何も解決しない」と訴え、「メスを入れられるのは、企業献金も政党助成金ももらっていない、共産党だけだ」と支持を呼び掛けた。また、補選の公開討論会を開くよう、各陣営に申し入れる考えも表明した。
=2007/07/01付 西日本新聞朝刊=
436
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:30:06
自公修復へヤマ場 両党の県トップが協議 大分
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/oita/20070701/20070701_001.shtml
衛藤晟一.元厚生労働副大臣の参院選比例への出馬をめぐって緊張関係が続く自民党県連(会長=衛藤征士郎衆院議員)と公明党県本部(竹中万寿夫代表)の代表ら幹部が30日、参院選の協力関係について協議した。公示まで10日余りに迫り、参院選比例代表に立候補する木庭健太郎・公明党参院幹事長が出席する時局講演会が6日に大分市内で予定されていることもあり、双方の協議は修復へ向けて大きなヤマ場を迎えている。
非公開で約2時間にわたった協議終了後、衛藤会長は「連立の信義に乗って誠心誠意話し合いを続ける」とさらに協議を重ねる考えを強調。一方、竹中代表は「まだ大きな溝がある。すべてはこれからだ」と慎重な姿勢を示した。
公明党の時局講演会には北側一雄幹事長も出席し、事実上、木庭氏の決起集会となる。連立政権の枠組みから「自民関係者が出席する可能性もある」(衛藤会長)ため、協議を急ぐことにした。
両党は、大分選挙区(改選数1)で自民公認の礒崎陽輔氏を、比例代表で木庭氏をそれぞれ支援する態勢を確認したい意向。しかし、県内での選挙活動禁止を条件に復党した衛藤晟一氏の支援組織が、公明批判とも受け止められる文書を配布したことなどで公明側に不信感が強まっており、同日の協議でもそうした問題が議論されたという。
=2007/07/01付 西日本新聞朝刊=
437
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:33:03
風は誰に ’07参院選宮崎<4完>混戦 「流動化」する構図 宮崎
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/miyazaki/20070702/20070702_002.shtml
■名刺6万配る
東治男(無新)は、自らを奮い立たせるように語り始めた。「収入もなく何もない中での立候補。だが、やろうと思えばできるということを見せたい」。6月24日、延岡市内の後援会事務所で開かれた「女性部の集い」。頭の中には6年に及ぶ浪人生活があった。
地元放送局のキャスターだった東は2001年、連合宮崎の要請に応じ参院選に出馬した。
連合宮崎が民主や社民などとつくる非自民系の「CNP(クリエート・ニュー・ポリティクス)会議」の支援を受けて約17万票を獲得し次点に。首相に就いたばかりの小泉純一郎の人気で自民に追い風が吹く中、健闘といえる結果だった。
しかし、それから3年後、事態は暗転。再挑戦するはずの前回参院選(04年)で、CNPは県議だった松下新平を統一候補として支援。東は出馬断念に追い込まれた。
東にとって捲土重来(けんどちょうらい)を期する選挙。組織に振り回された過去の苦い教訓から東は今回、「脱政党・組織」で戦う。
既に1年前から地道に活動。知人らを頼って県内を三巡以上した。「配った名刺は6万枚を超える」と東。1月の出直し知事選で知事の東国原英夫を誕生させた“東風”に乗ろうと、「国政にも東風を」と訴える。
■埋没に警戒感
「庶民に増税を課すようようなばかな政治をやるのは、自民も民主も大企業からお金をもらっているからだ」。6月30日、宮崎市内で開かれたミニ集会で馬場洋光(共新)は自民だけでなく民主にも批判の矛先を向けた。
年金記録不備問題などで自民が逆風に見舞われる中、民主が自民批判の受け皿となってしまうのではないか。自民、民主の二大政党の間に埋没する形で、思うように党勢拡大できないのではないかという警戒感があるからだ。
「格差社会を生み出した労働法制の改正などには民主党も賛成した。与党の対立軸にあるのは共産だということを訴えていく」。共産県委員長の津島忠勝はそう話すが、共産が受け皿となれるかどうかは、まだ明確に見通せない状況だ。
それでも今春の統一地方選で、共産は県議選と小林市議選でそれぞれ1議席を奪還。合併に伴い市町村議会の定数が削減される中、多くの議員が議席を守り、議席占有率を高めた。
参院選3回目の挑戦となる馬場は前々回が約2万3000票、前回は1万票を上積みした約3万3000票を獲得した。4月から本格的に動き始めたという馬場。「手応えはいい」という。
■最多の立候補
1議席をめぐり5人が争うとみられた宮崎選挙区だが、投票日まで1カ月を切った6月30日、宮崎市の不動産会社社長井野元裕が突然、立候補を表明した。
「建設業や土木業者などの生活が苦しくなっている。所得倍増を訴え、独自性を持った地方都市をつくっていきたい」と井野。今春の都知事選で、そのユニークなキャラクターが話題となった建築家の黒川紀章が設立した「共生新党」に公認を申請している。
過去20回行われた参院選。宮崎選挙区では候補者数6人が最多。今回はそれに並ぶ公算が大きい。
だが、過去に6人立ったのは、1950年(第2回)と56年(第4回)と半世紀以上前のこと。久しく保革の対決を軸に固まっていた対決の構図が流動化を始めたといえ、選挙戦は混戦の様相を一段と濃くする。戦いの火ぶたが切られる公示まで、あと10日と迫った。 (敬称略)
=終わり
(この連載は宮崎総局・郷達也、都城支局・森竜太郎、延岡支局・田中良治が担当しました)
=2007/07/02付 西日本新聞朝刊=
438
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:36:14
【参院選】自民 木庭氏を協力候補に 公明「意見聞き検討」 大分合同
http://kiji.i-bunbun.com/read/read.cgi?1183388400=118342286220492=1
参院選での自民党と公明党の選挙協力の協議が大詰めを迎えている。自民党大分県連は二日、公明党比例代表の九州重点候補で現職の木庭健太郎氏(55)を「協力候補」とする異例の対応を決めたが、公明党県本部は大分選挙区に出馬する自民党新人の礒崎陽輔氏(49)への態度を保留している。十二日の公示が迫る中、自民党は公明党が納得する「比例票の具体的な協力内容を煮詰めている段階」(党県連幹部)で、今週末の決着を目指して最終調整に乗り出した。
両党の選挙協力は、選挙区で公明党が自民党候補を支援する代わりに自民党が公明党に一定の比例票を差し出す形で維持してきた。今回の大分選挙区は混戦になっており、自公協力の成否は情勢を左右する鍵になる。
自民党の衛藤征士郎県連会長が六月末に公明党県本部や同党を支える創価学会関係者と会い、選挙協力について協議。二日の党県連常任総務会で木庭氏を協力候補とすることを決めた。
国政選挙で他党の候補を「協力候補」とするのは初めて。決定後直ちに志村学党県連幹事長らが公明党県本部の竹中万寿夫代表に伝えて、”誠意”を示したが、竹中代表は「意見を聞いて検討したい」と述べるにとどめた。
公明党が礒崎氏の推薦に慎重な姿勢を崩さないのは、自民党に復党した衛藤晟一元衆院議員(59)の比例出馬への反発が党員や支持者に根強く残っているからだ。衛藤氏の支持者や勝手連幹部が「公明党に配慮して県内で政治活動ができないのはおかしい」と自民党県連に申し入れをしたり、集会で公明党を批判していることも刺激しているようで、「礒崎氏を応援する気持ちになれない」(竹中代表)状況という。
自民党が協力構築の”ヤマ場”に設定しているのが、六日に大分市内で開かれる木庭氏の決起集会。公明党本部の北側一雄幹事長も来県する予定で、自民党県連幹部は「衛藤会長、礒崎氏も出席して(六日を)協力成立への出発点としたい。それまでに県組織レベルで大筋で合意しておきたい」としている。
439
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:39:18
井野氏が立候補表明/参院選宮崎選挙区
(2007-07-01)
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5274
7月の任期満了に伴う参院選宮崎選挙区(改選数1)に不動産会社を経営する井野元裕氏(38)=宮崎市山崎町=が無所属で立候補することを30日、表明した。同選挙区には自民党現職の小斉平敏文氏(57)、共産党県委員会書記長の馬場洋光氏(38)、元参院議員の長峯基氏(66)、元宮崎放送ニュースキャスターの東治男氏(61)、元参院議員秘書の外山斎(いつき)氏(31)が立候補を表明している。
井野氏は、立候補の動機を「こつこつと働く一般県民の意見を国政に伝えたいと思った」と語った。
宮崎県の現状について「建設業者の倒産が相次ぎ、一般県民は経済状態も悪く、あるのは自然だけ」と分析。「高い技術と知識を持つ団塊の世代を宮崎県に移住させるシステムなどを通じ、宮崎県の所得倍増を目指したい」と抱負を述べた。
井野氏は、4月の東京都知事選に立候補、落選した黒川紀章氏が党首を務める共生新党に6月入党し、現在、同党に公認申請中。選挙戦では特定の団体や組織の推薦は求めず、友人知人を通じ支援の輪を広げる方針。
井野氏は宮崎市出身で宮崎大学農学部卒。宮崎県経済農協連職員などを経て現在、宮崎市で不動産会社を経営する。
440
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:41:37
参院選かごしま]公明現職 自民県議回り
(2007-07-01) 鹿児島南日本
http://373news.com/_senkyo/07/sangiin/index.php?storyid=5275
通常国会が事実上閉幕した30日、各党は7月29日投開票の参院選に向けて実質的な選挙戦に突入した。鹿児島県内では、選挙区だけでなく比例代表の動きも活発化。このうち公明党現職は、4人の自民党県議を訪れ協力を要請した。4月の県議選で推薦、支援したことに対する“見返り”を求めた形で、比例票をめぐる自民党との争奪戦が熱を帯びてきた。
鹿児島入りし、4県議を回ったのは、木庭健太郎氏(55)。日置市では、前原尉県議(日置市区)が関係する介護老人保健施設で、前原氏の支持者や入所者約200人を前にあいさつした。
木庭氏は成立した年金時効撤廃特例法などについて説明した上で、「協力していただきたい」と訴えた。前原氏は「県議選で公明党に推薦していただいた。木庭先生を応援してほしい」と強調。施設入所者が折った千羽鶴や、前原氏の支援者が県外で集めたという約2000人分の名簿を、木庭氏に手渡した。
各種選挙で自民党を支えるケースが多い公明党には、「参院選の選挙区は自民、比例は公明」との選挙協力に対する期待が大きい。
公明党鹿児島県本部が、4月の県議選で自民党公認の6人を推薦、その他にも複数の候補を支援したのも、今回の参院選を見据えてのことだ。
しかし今回の参院選では、危機感を募らせる自民党が比例代表で大分、宮崎ゆかりの候補を相次いで擁立。九州の自公間にきしみが生じているとされる。
鹿児島県関係でも比例代表には自民党現職の尾辻秀久氏(66)が立候補予定で、比例票をめぐり激戦が予想されるが、黒田清信公明党県本部顧問は「県議選で交わした協力を実行してもらえるよう期待している」と話している。
441
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:53:06
久間氏の発言非難 西岡氏、後援会総決起大会 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kiji/070302.html
参院選比例代表に立候補を予定している民主党現職、西岡武夫氏(71)の後援会総決起大会が二日、長崎市魚の町の市民会館であった。
西岡氏は、久間防衛相の原爆投下をめぐる発言に触れ、「断じて許せない。ただちに辞任すべきだ」と厳しく非難。「基本的な歴史認識も間違っている。何を言っても構わない、総理がかばってくれる、という長期政権のおごりの表れだ」と声を荒らげた。
続いて、「今回の選挙は日本の政治が変わる最後の機会。いつでも政権交代が可能な二大政党による、緊張感と安定感のある政治にしなければならない」と与野党の逆転を呼び掛け、参加者とともに「ガンバロー」と気勢を上げた。
2007年7月3日長崎新聞掲載
442
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:53:43
小嶺氏、総決起集会 長崎
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/sannin/kiji/070301.html
参院選長崎選挙区に自民党公認で立候補を予定している小嶺忠敏氏(62)の総決起集会が二日、長崎市魚の町の市公会堂であった。
冨岡勉衆院議員(比例九州)が「自民党には逆風が吹いている。一丸で厳しい情勢を戦い抜き、小嶺先生を国政に送ってほしい」とあいさつ。金子知事が「小嶺先生の情熱を政治の場で生かせば、すぐに役立つ。参院選では、本県の発展につながる一票一票を投じてほしい」と訴えた。
小嶺氏の教え子で、Jリーグ横浜FCの高木琢也監督が「先生を国政というピッチに立たせて」と激励。小嶺氏は「教育を何とかしないといけない」と決意表明。最後は会場全員で「ゴール」を連呼し、必勝を誓った。
2007年7月3日長崎新聞掲載
443
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 15:25:29
久間防衛相辞任:参院選前に九州の自民関係者に衝撃
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/feature/news/20070703k0000e010078000c.html
「原爆投下はしょうがなかった」と発言した久間章生防衛相が3日、引責辞任に追い込まれた。被爆地・長崎選出の国会議員ながら、原爆を肯定したともとれる発言に地元だけでなく、参院選を控えた各地の自民党県連や公明党幹部らからも非難の声が相次いでいた。発足当初から閣僚による問題発言が続いた安倍内閣。参院選の公示を9日後に控え、首相も久間氏を引き留めることはなかった。
党福岡県連の新宮松比古会長は3日午前10時、福岡市内で開かれた地域・職域支部長会議であいさつし、久間防衛相の発言について「許されざる発言であり、厳重に党本部に申し上げていかなくてはいけない。九州各県の幹事長に早急に会談を申し込み、対応策に取り掛かりたい」と述べた。
その後、各県連との調整を始める予定だったが、久間氏は午後1時過ぎに首相官邸に赴き、辞意を表明。久間氏の辞任について、新宮会長は驚きを隠せず「責任ある立場の人が責任ある判断をした」と述べる一方、「辞めても自民党への逆風に変わりはないが、心配事が一つ解消された」と語った。
石井秀夫・自民党佐賀県連幹事長は「個人として思うが」と前置きして「これは大変な問題。閣僚の発言としては信じられない。言語道断だ」と久間防衛相の発言を厳しく批判した。そのうえで「総理が決断して辞表を出させないとしめしがつかない」と罷免せざるを得ないとの見方をを示していた。
九州は福岡選挙区を除き、次期参院選の行方を左右する1人区ばかり。長崎県を中心に被爆者感情も強く、参院選前の久間発言には危機感を募らせていた。各県連には「久間発言を批判するばかりでは、野党を利することになりかねない」などの慎重論もあったが、「辞任やむなし」がやはり大勢を占めた。辞任を知った自民党長崎県連の末吉光徳幹事長(県議)は「本人の判断だ。仕方ない」。民主党長崎県連の川越孝洋幹事長は「これ以上、問題が大きくなるのを避けたかったのだろう。ただ、個人の辞任で済む問題ではなく、安倍内閣の抱える性格が出たものとして厳しく追及したい」と話した。
毎日新聞 2007年7月3日 14時41分
444
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 22:04:08
長崎の課題:’07参院選・県民の声/1 地域格差 /長崎
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nagasaki/news/20070703ddlk42010419000c.html
参院選の公示が12日に迫り、県内も各陣営の動きが本格化している。年金記録漏れ問題の陰に隠れがちだが、地域間格差や憲法改正の問題など争点にすべき重要課題は多岐にわたる。県内はどんな課題を抱えているのか。政策テーマごとに現状を追い、県民の訴えを紹介する。
◇不況が離島、半島直撃−−基幹産業再生遅れ、各党解決策示せず
「経済の原理原則だけで社会が動くなら政治はいらない。光の当たらない所に光を当てるのが政治。マーケット、需要のない離島、山村はどんどんマイナーになる」
5月25日、長崎市であった県離島振興協議会総会のあいさつで会長の松村良幸・対馬市長は、いら立ちをあらわにした。
県は面積の約4割が離島、約3割が半島。振興法の恩恵を受けてきた。1953年の法成立後の50年間に約2兆円もの公共事業があり、普賢岳災害復興、諫早湾干拓など大事業も相次いだ。こうした巨額のカネを握るのが与党。だが景気低迷、規制緩和や行財政改革が離島・半島部を直撃。県民所得が下から3番目という都道府県内での格差、県内での市部との格差が二重に広がり、自民の牙城が変容し始めている。
島原市中心部の森岳商店街。普賢岳災害からいち早く若手後継者らが観光客をターゲットに活性化に尽力、一時は空き店舗がないほどだった。だが近年、閉店が相次ぐ。
商店街で45年間続いた「安藤電機」も6月で廃業した。二代目の安藤直樹さん(44)は店をあきらめ、福岡市のベッドタウンとして人口が増加する福岡県粕屋町の電気店に勤める。
「二、三十万円の高額商品がどんどん出る。こんなに売れていいのかと思うほど」と大都市での景気回復を実感する安藤さん。「都会はますます豊かに、田舎はますます貧しくなる悪循環。個店や商店街の努力でどうにかできる次元ではない。小泉首相の5年で良いことは何もなかった」と政治への失望を隠さない。
離島でも基幹産業の漁業、農業が低迷。建設業も公共事業減少で氷河期を迎える。大型店進出で商店街は崩壊寸前。1市5町が合併した五島市でも、合併当時約290店あった店舗がわずか3年足らずで約100店減った。高齢化と過疎化が加速、集落の崩壊も現実のものとなってきた。
「古里を離れた若者が都市の繁栄を支える。五島は人材供給地か。思い切った再生策を打ち出さないと地域は崩壊する」と末広町の商業、川口達三さん(51)は嘆く。
公共事業の減少に比例し自民と距離をとり始めた建設業。農協や漁協の選挙応援も勢いを失う。
「(今年4月の)県議選で五島も上五島も壱岐も対馬も全部負けた。頑張ったら頑張ったと拍手してもらえんなら、やる気がないよ」
5月19日、五島市であったカネミ油症被害者の救済策を検討する与党プロジェクトチームの説明会で、救済策実現に奔走した地元・長崎3区の谷川弥一衆院議員(自民)は自民離れをけん制し、問題解決には与党の政治力が不可欠と強調した。
だが「多少の格差はあっても努力すれば田舎でも生き残れる社会を」という地方の叫びにどの政党も解決策を示せず、無理難題にさえ聞こえる。有権者はいつになく選挙を冷静に見つめている。
〔長崎版〕
毎日新聞 2007年7月3日
445
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 01:14:20
自民陣営ぼやきも
2007年07月03日 朝日福岡
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000000707030002
朝日新聞社の連続世論調査(電話)で、内閣支持率が安倍政権発足以来最低の28%となり、低落傾向が続いている。年金問題への対応も評価は低く、参院選福岡選挙区の自民陣営からは不安が漏れた。一方、野党側は「これで緩んではいけない」と気を引き締める。
自民現職の松山政司氏の陣営幹部は「内閣支持率がどうであれ、歯を食いしばって頑張るしかない」と開き直る。ただ関係者の1人は「(問題発言をした久間防衛相を)首相がバサッと罷免すれば好転の機会になっただろうに」とぼやいた。
民主現職の岩本司氏の陣営幹部は「支持率低下イコール民主の支持率上昇ではない。現政権にノーと言っている民意をしっかり踏まえて戦略を練る」。別の陣営関係者は「支持率低迷で気を抜かないよう、逆に引き締めたい」と話した。
共産新顔の田中美由紀氏の選対幹部は「安倍政権は国民の共感を得ていないという判断材料になる」と話す。「あとはどこまで共産党の訴えを浸透させられるかだ」。社民新顔の金岩秀郎氏の選対幹部は「国会の会期延長強行などを見れば支持率は落ちて当然」。だが、楽観はしない。「これですぐに社民党に追い風になるとは言えない。与党の対抗軸になれるかが課題」と話した。
446
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 01:19:05
公示へ陣営の動き加速
2007年07月02日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120707020002
12日に公示される参院選に向けて、自民党県連は1日、3千人を動員した総決起大会を宮崎市で開き、一枚岩で選挙戦に臨む姿勢をアピールした。だが県連が連携を求めている公明党の県議たちは欠席。与党としての選挙協力の行方は流動的だ。一方、民主党県連もこの日、県連大会を同市で開催。各陣営の動きが加速している。
分裂を繰り返してきた自民党県連は、この日の大会に3千人を集められれば、自民勢力が一枚岩だと有権者に印象づけられると踏んでいた。県議には「1人当たり30人」の動員を課していた。
壇上には、県選出衆院議員3人と自民県議28人が顔をそろえた。衆院福岡7区選出の古賀誠・元自民党幹事長ら九州選出国会議員も顔をみせた。
来賓出席した党本部の中川秀直幹事長は「保守勢力を結集し、しがらみを断ち切って(公認の)小斉平敏文氏を再選させて欲しい」と訴え、「敵は対立候補じゃありません。我々、保守勢力にある」と引き締めた。
県連側は、公明党の県議や市議らに案内を出していたが、全員欠席。予定していた公明県議のあいさつは中止になった。
県連は5月、公明党県本部に小斉平氏の推薦願いを提出。だが自民の比例区候補に中山成彬衆院議員の妻で首相補佐官の恭子氏が名乗りを上げたことなどから、推薦願いは宙に浮いている。自民と公明は選挙区と比例区で票を提供し合う選挙協力をしてきたが、その構図が崩れかけている。
公明議員の1人は「恭子氏を出す自民への反発が強く、小斉平氏に推薦を出せる状況じゃない。推薦していない候補者の大会に出る必要はない」と突き放していた。
民主党県連大会には、党の代議員ら約100人が参加。推薦する外山斎氏を総力を結集して支援することを確認した。
冒頭で井上紀代子代表が、次期衆院選宮崎3区の党公認候補に内定していた外山氏が転身した経緯などを説明。「(外山氏の参院選への)熱い思いを覆せなかった」と話した。来賓の横山節夫・連合宮崎会長も「手続きなどに問題はあったが、彼の勇気がなければ、候補者を擁立できたか疑問だ」と理解を求めた。
外山氏も「民主党で育てて頂いた恩は忘れることができない。党のためにも力になっていきたい」とあいさつし、頭を下げて協力を求めた。
また、東国原英夫知事も来賓として出席。知事は中立の立場を強調しているが、「(民主党の)周りには追い風が吹いている。千載一遇のチャンスだ」と述べた。
井上代表は大会後、参院議員で同党会派に属する松下新平氏が無所属で立つ予定の長峯基氏を支援すると表明したことについて、「想定内。だが3年前の選挙で応援した有権者には失望する人もいるだろう」と語った。
また、松下氏が「外山氏から事前に立候補の相談がなかった」と不快感を示していることについて、外山氏は「何度も電話したが、連絡が取れなかった」と釈明した。
大会では役員改選が行われ、新幹事長に田口雄二県議(48)が選ばれ、幹事長だった山口哲雄前県議(60)は顧問に就いた。
447
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 01:20:32
自民県連 くすぶる「分裂」の芽
2007年06月26日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706260001
空気が一瞬、凍りついた。6月9日に宮崎市内であった自民党衆院1区支部総会。冒頭で支部幹事長の県議が、支部長の衆院議員、中山成彬とさや当てを始めた。
「党を支えてくれている方たちが今回、中山議員の参院選への対応を見ている」
1月の知事選で、中山は県議主導の県連が立てた経産省OBを推さず、前林野庁長官の擁立に動いた。結果は共倒れ。知事選後、県連は党本部に中山の処分を求めた。そんな経緯から、中山の「造反」を牽制(けんせい)する発言だった。
中山も黙っていなかった。5月に県連会長になった県議の坂元裕一をいちべつし、「党本部は『なぜ、分裂した知事選の時の筆頭副会長(坂元)が県連会長になるのか』と怒っている」。
党公認の立候補予定者・小斉平敏文は、坂元の隣で目を閉じたまま。この日、中山は参院選の1区選対本部長に就いたが、県連との溝の深さを印象づけた。
■
01年前々回と04年前回の参院選、そして1月の知事選。重要な選挙のたびに割れてきた県連は、その反省から3月、組織を再生するための改革推進委員会を設置した。
だが、ゴタゴタは収まらない。4月の県議選で、中山の元秘書が日南市選挙区から立候補し、坂元らと争った。結局、坂元が6選を果たしたが、県連側は「中山が坂元に『刺客』を送り込んだ」と受け止めた。県議選直後には、改革委設置の旗を振った前県連会長が公選法違反容疑で逮捕される痛手も負った。
改革委が5月に公表した答申書は、過去の分裂に触れながら「公党として形骸(けいがい)化している」と自らを厳しく批判した。
坂元は会長就任後、行く先々で答申書の言葉を引き合いに出す。
「参院選で負ければ、県連解体もやむなし。参院選で一枚岩になって改革の第一歩にしたい」
しかし、無所属での立候補を表明している長峯基は元自民党参院議員。「一枚岩」にくさびが打ち込まれるのは必至だ。
■
今月12日、建設業などの業界団体幹部と県連執行部が宮崎市で一堂に会した。それぞれの比例区候補のために名簿を集める各団体に対し、県連は小斉平用にも名簿を作ってほしいと依頼した。
無党派層などの浮動票は期待できないと見切っている小斉平陣営は、旧態依然の組織戦に頼らざるを得ない。本人も「最初から組織戦しかないと思っていた」と率直だ。
23日、延岡市で小斉平の事務所開きがあった。会社経営者たちが次々にあいさつし、小斉平を再選させて高速道路などの整備を加速させたい、とあけすけに語った。
続いてマイクを握った坂元は、党本部で幹部に聞いた話を紹介した。
「延岡市長が陳情で党本部に来たそうです。幹部は『高速道路の整備は、選挙をしっかりやってもらって結果を出してからだ』と答えた、と言っていました」
そんな「政権与党の脅し」(県連幹部)も辞さない戦いぶりに、陣営の危機感が透けている。 (敬称略)
448
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 01:21:07
雪辱戦 奪い合う「自民票」
2007年06月27日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706270002
「誰とは言いませんが先日、県選出の長老の国会議員にごあいさつに行きました」
無所属で立候補する長峯基は15日、宮崎市で開いた決起大会で、唐突に「長老議員」に激励された話を披露した。
県の国会議員はこれまで自民党がほぼ独占してきた。「長老」と聞いた出席者の多くは、県政界になお影響力を持つ元衆院議員・江藤隆美を思い浮かべたに違いない。
長峯は95年の参院選に自民公認で初当選。だが再選を目指した01年は公認を外され、落選の憂き目に。公認の座を奪い、当選したのが今回再び戦う小斉平敏文だった。
雪辱を期す長峯が自民とのつながりを強調するのは、小斉平を担ぐ自民の支持層を切り崩さないと勝ち目がないという計算があるからだ。大会の2日前には「青木(幹雄・自民参院議員会長)さんにも東京で会った」と周囲に語っている。
■
長峯が公認を奪われたのは、自治大臣などを歴任した当時の参院議員・上杉光弘との確執が原因とされる。小斉平は上杉派だった。上杉派と反目する江藤派の県議らが長峯につき、県連は真っ二つに割れた。
それから6年――。10日、江藤派の拠点、延岡市であった長峯の事務所開き。出入りする男たちの中に江藤派と目される業者の姿があった。5月に長峯の地元都城市であった事務所開きには、自民地域支部長が来賓席に顔を見せた。分裂の図式は今も根強く残る。
一方で、大きな変化もある。長峯の秘書だった松下新平が、04年参院選で現職の上杉を破った。民主や社民などの非自民勢力と長峯ら反上杉派の保守勢力が結集した。上杉は05年衆院選に再起を期して臨んだが、江藤の長男の拓に敗れ、いまは浪人の身だ。
「『反上杉』の目的は松下の当選で果たせた。もう長峯を支援する大義名分はない」。江藤派の県議は、そう語る。上杉の不在が、反上杉派としての長峯の求心力を低下させた。江藤拓自身も、小斉平の衆院2区選対本部長に就いている。
■
立場が微妙なのは、松下だ。国会では民主会派に所属。秘書だった外山斎(いつき)が3年前の自分と同じ非自民勢力の統一候補として立候補する。
恩師の長峯につくのか、それとも外山か。
長峯の決起大会に出席し、マイクを握った松下は「国会閉会後に態度を表明する」と慎重に言葉を選びつつも、長峯に仲人をしてもらったことなど親密さを公言。外山については、「彼の意思は尊重したい。ただ、出馬には関知していない」と距離を置く。
66歳の長峯は、5人の立候補予定者の中で最年長だ。松下は40歳。決起大会では、都城市長の長男・誠と松下がスポットライトを浴びて派手に入場。若者受けする演出を凝らした。
松下との間柄を親子に例え、「私の組織で当選したんだから、子が親を支援しないはずがない」と言う長峯。「若者に取り入りたいだけだろう」(自民県議)との声も聞こえるが、陣営は「選対本部長」のポストを空けて、国会閉会を待っている。(敬称略)
449
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 01:22:46
非自民勢力 統一候補 民主しこり
2007年06月28日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706280001
5月23日午前。宮崎市の連合宮崎の事務局に、31歳の男が1人でやって来た。出迎えたのは事務局長の横山節夫。場所を移して会長の溝口究が合流した。
「参院選に立候補したい」
「感謝するよ」
男の決意表明に、2人は満面の笑みで承諾の合図を送った。
候補者擁立に手間取っていた連合宮崎が、外山斎(いつき)を非自民勢力の統一候補に決めた瞬間だった。
■
外山は04年、民主党の候補者公募に合格。05年衆院選で3区の公認候補となったが、大差の3位に沈んだ。それでも党県連副代表に就き、次期衆院選の党公認候補の地位が約束されていた。
突然の参院選への転身はなぜなのか。
地元日南市などで街頭演説を続けていた外山は有権者の反応などから、「党勢の広がりを実感できなかった」という。
そんな中、4月の県議選で初当選した同世代の4人が新会派を旗揚げ。議会改革を訴える姿が注目を浴びた。うち3人は外山と親交があった。
党県連の幹部は言う。「以前から活動を続けている外山には『置いていかれる』という不安がよぎったのだろう」
外山の「揺れ」を察知し、動いたのが、連合だった。「本当にやる気があるのか」。幹部が外山と都城市内で接触し、水を向けた。外山が決意を胸に連合事務局を訪ねたのは、その数日後だ。
■
連合宮崎が橋渡し役になり、外山を統一候補として担ぐのは民主、社民両党など6団体でつくるCNP(クリエート・ニュー・ポリティクス)会議。
「自民の議席を減らす」という共通目標のもと、01年参院選で初めて統一候補を擁立した。今回も立候補を表明している東治男だ。次点に泣いたが、17万票以上を獲得する地力を見せた。
前回04年の参院選では無所属新顔の松下新平を支援。保守勢力の一部を取り込んで自民現職の上杉光弘を破り、自民が独占していた衆参国会議員の一角を突き崩した。
非自民勢力は今回、4月の統一地方選後に候補者選びを本格化させた。民主党県連は5月中の擁立を公言。いったんはある人物に固まりかけたが、5月中旬に白紙に。
窮地に陥った県連に、外山の意向を伝えたのが連合宮崎だった。「青天のへきれきだった」と県連幹部は振り返る。
■
幹事会など党内手続きを経ていないうえ、「身内」の外山が党の頭越しで連合に直談判したことに、県連内には不満がくすぶる。
「順番が違う」「次期衆院選候補として、党から援助を受けている。その金はどうなるのか」
民主の支援労組の一部からも、外山の行動をいぶかる声が相次いだ。
ある県連幹部は「外山以外の選択肢はない。だが、党内に冷ややかさを残すやり方だった」と語る。だが、「先に党内で名乗りを上げていたら、つぶされていたかも。連合との直接交渉は、結果として、巧みだった」と解説する県連幹部も。
「党内では議論の場が与えられなかった。自公政権の横暴ぶりが増す中、誰かが決断しなければならなかった」
当の外山はそう経緯を説明するが、分裂の芽がくすぶる自民と同様に、しこりを抱えたまま選挙戦を迎える。(敬称略)
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 01:23:59
「風」頼み 保守と「W東」全面に
2007年06月29日 朝日宮崎
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000120706290001
「知事が変わり、宮崎県が変わり始めた。国政につなぐ役が必要です。『ダブル東』で東治男を使って頂きたい」
28日朝、無所属で立候補を表明した東治男が宮崎市の国道沿いで声をからした。手には〈国政に東風〉と書いたのぼり。1月の知事選で東国原英夫陣営が使ったのと同じオレンジ色が基調だ。
6年前に続く2度目の参院選。前回、東は33年間務めた地元テレビ局を辞めて立候補した。連合宮崎の主導だった。民主や社民などの推薦を得て、労組を後ろ盾にした組織戦を展開。「小泉ブーム」に乗った自民党公認の小斉平敏文に敗れたが、17万票余りを獲得して次点に食い込んだ。
だが今回、東を取り巻く状況は様変わりした。
■
その伏線は、04年参院選にある。再挑戦を期していたが、連合や民主など非自民勢力は、東ではなく元自民県議の松下新平の支援にシフトした。松下なら保守勢力の一部を取り込む算段がつく。
東は立候補を断念。松下は自民現職を破った。
東は昨年6月、民主の国会議員候補者の公募に応募したが、書類選考ではじかれた。昨年末には、今回の参院選に向けて、連合宮崎に推薦願を持参。やはり反応は鈍かった。非自民勢力は統一候補を探していたが、ある幹部は「東さんについては3年前にケリがついている」。
連合側へのラブコールを袖にされた東は2月、記者会見を開き、立候補を表明した。5月上旬になって連合宮崎の幹部が訪ねてきたが、東は用件も聞かずに追い返した。
非自民勢力が統一候補を前民主県連副代表の外山斎に決めた翌日の今月2日。宮崎市で東陣営の事務所開きがあった。陣営幹部があいさつで「(01年の)落選後も後援会を残したのは、連合の要請があったからだ」と暴露。「使い捨て」にした連合側への怒りを隠さなかった。
東陣営は今回、「保守系」と名乗る。東国原知事を誕生させた「風」を頼りに、無党派層の取り込みに躍起だ。
■
共産党新顔の馬場洋光は、4月末から小規模な集会に顔を出す毎日だ。「確かな野党を」と訴え、民主など他の野党との違いを強調している。街頭演説も重ね、顔は浅黒く日焼けした。
3回連続の参院選への立候補。いずれも「反自民」を掲げて戦ってきた。選対本部長を務める党県委員長の津島忠勝は、「今度こそ馬場を国政に」と支持者たちに呼びかけている。
津島が忘れられないのは、自民と事実上の一騎打ちになった98年参院選だ。自民に強烈な逆風が吹き、共産候補は選挙区で過去最高の12万票近くを獲得した。
しかし馬場が初挑戦した01年は、民主と社民が「非自民」を旗印に初めて手を結び、統一候補として東を擁立。馬場は2万票余りに終わった。前回04年も3万票台と低迷した。
非自民勢力が結集したため、反自民を掲げる共産が埋没しかねない状況が続く。津島は「風任せではない組織作りを進めないといけない」と引き締めている。=敬称略、おわり
(この連載は菊池文隆、小暮純治、平塚学、矢嶋友輝が担当しました)
451
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 09:25:33
久間防衛相辞任・県内批判の声やまず…衆院選での後援会会長「今後は十分注意を」 讀賣長崎
久間防衛相辞任――。米国の原爆投下について、「しょうがない」と発言してから急展開した3日、出身地の県内でも、政界関係者らに衝撃が走った。また、県民からは「当然だ」「議員も辞めるべきだ」などと厳しい声も聞かれた。
――久間氏の地元で
久間氏の出身地・南島原市加津佐町にある島原・南高事務所の女性スタッフは「テレビで辞任を知ったが、コメントする立場にない」と言葉少な。
島原市の吉岡庭二郎市長は「本人の決断で『けじめ』をつけたのだと思う。今後も、新たな気持ちで、活躍して欲しい」との談話を発表した。
前回の衆院選で、久間氏の西彼長崎後援会会長を務めた時津町西時津郷の塩見治光さん(81)は「軽はずみな発言だったから、(久間氏の進退が)どうなるかと思っていたが……。いろいろと考えがあってのことだろうから、辞任したことへの感想は特にないが、今後の発言には十分注意してほしい」と残念そうに語った。
――長崎市役所で
長崎市役所を訪れた市民からも久間氏への批判の声が聞かれた。同市葉山2、村松勝利さん(63)は「私も被爆者だが、原爆が落ちなければ、世界中でもっと多くの人が戦争の犠牲になったのではないか、という思いは否定できない」と述べつつも、「原爆容認はタブーであり、辞任は仕方ない」と軽率な発言を批判した。
――長崎市の平和公園で
この日も、観光客や市民らが訪れた長崎市松山町の平和公園。同市片淵3、角川清永さん(65)は「大臣の発言を聞き、怒りがこみ上げた。大臣には原爆の遺構をもう一度、見てもらい、核兵器は許せないということを肝に銘じてほしい」と力を込めた。
自宅で大臣辞任のニュースを見たという同市橋口町の主婦(84)は「県選出の防衛大臣なので、平和を訴えていかないといけない。責任をとって辞めるのは当然。日本が世界に誇れる平和な国になることを願います」と話した。
また、近くの長崎原爆資料館を訪れた同市大浦町の男性(72)は「長崎では高校生たちも核兵器廃絶を訴えて活動しているのに、核兵器を容認するような発言をすることは許されない」と厳しい口調で語った。
■県営野球場で夕刊を配布■
プロ野球セ・リーグ公式戦巨人対横浜戦が行われた長崎市の県営野球場。開場後、正面前で久間氏の辞任を報じる読売新聞夕刊が配られた。
訪れた巨人ファンらは「辞めたの?」などと驚きを隠せない様子。佐世保市皆瀬町の吉居洋子さん(69)は「こんなに急に辞めるとは思わなかったので、びっくりした。許せない発言だったので、辞任は仕方ないと思う」と話した。諫早市多良見町の会社員谷内一彦さん(45)は「県選出の議員がこういう発言をして恥ずかしいと思っていた。議員を辞めてもいいぐらいだ」と紙面に見入った。
(2007年7月4日 読売新聞)
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/04(水) 09:26:06
自民悪影響を懸念、他党「当然」…久間防衛相辞任を受け 讀賣熊本
米国の原爆投下について、「しょうがない」などと発言した久間防衛相(衆院長崎2区)が辞任した3日、参院選熊本選挙区に候補を擁立する県内各政党に波紋が広がった。自民党は選挙への悪影響を懸念し、民主、共産党からは「辞任は当然」などの声が相次いだ。
自民党県連の西岡勝成幹事長は「(被爆地・長崎出身の)国会議員とは思えない重大な発言で、現場で一生懸命選挙をやっている者にとっては甚だ迷惑。辞任もやむを得ない」と憤りを隠せない様子。「参院選での悪影響が心配されるが、地道にやっていくしかない」と険しい表情を見せた。
民主党県連の鎌田聡代表は「辞任は当然だろう。参院選にどれほどの影響があるかわからないが、有権者の自民党に対する不信感、今の内閣への失望感を背に粛々と選挙に取り組みたい」と意気込む。
共産党県委員会の久保山啓介委員長は「辞任で一件落着ではない」とし、「(原爆)発言が出た時点で安倍首相は罷免するべきで、首相の責任も問われる問題だ。参院選では政権与党に対して有権者は厳しい審判を下してもらいたい」と注文した。
(2007年7月4日 読売新聞)
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