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【44衆】近畿

54片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/04(日) 14:43:02
4区は3氏互角
衆院選 京都の情勢
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005090400013&genre=A1&area=K00

 京都新聞社と共同通信社などは第44回衆院選について1−3日の3日間、全国の有権者約15万3600人を対象に電話世論調査を実施、取材を加味した上で現時点での情勢を探った。

 京都府内では、6小選挙区で自民党、民主党、共産党の三極を軸に、計19人が戦いを進めている。前半戦が終わった段階で、自民党と民主党が各2選挙区でやや優位に立っている。残る2選挙区では、両党の対決と、無所属を加えた三つどもえの激戦が続く。共産党は全体に伸び悩み。誰に投票するか未定の有権者も2割強おり、後半の戦いが勝負を決めそうだ。

 前職3人が争う1区は、幅広い世代の支持を集める自民党前職の伊吹文明が公明党支持層のほか無党派層にも浸透、優位に立つ。民主党前職の玉置一弥、共産党前職の穀田恵二が激しく追う。

 2区は5選を目指す民主党前職の前原誠司が各世代に幅広く浸透しリード。自民党支持層にも食い込んでいる。初挑戦の自民党新人の山本朋広は公明の推薦を得て急追。共産党新人の原俊史は、党支持層をまとめる。

 3区は、再選をかける民主党前職の泉健太と、自民党新人の清水鴻一郎が激しく競り合い、混戦模様。泉は支持政党のない層や30代を中心に、清水は自民、公明両党の支持層を固めている。共産党新人の石村和子はやや広がりを欠く。

 注目の4区は、無所属前職の田中英夫、自民党新人の中川泰宏、民主党新人の北神圭朗の3人がほぼ互角の戦い。田中は亀岡以北で支持を伸ばし、自民、公明両党支持層にも食い込む。中川は自民、公明両党支持層の4割しか固めていないが、都市部で浸透。北神は、若年層に支持を広げている。共産党新人の成宮真理子は浸透に躍起。

 5区は、財務相の自民党前職谷垣禎一が幅広い世代の支持を得ている。民主党新人の小林哲也が追い、共産党新人の吉田早由美が続く。

 6区は、民主党前職の山井和則が無党派層にも食い込み、優位に。自民党新人の井沢京子も若年層の支持を得て追い上げている。共産党新人の矢口雅章は党支持層をほぼまとめた。
(敬称略)

55片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/04(日) 14:43:58
2、4区で接戦
衆院選 滋賀の情勢
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005090400012&genre=A1&area=S00

 京都新聞社と共同通信社などは第44回衆院選について1−3日の3日間、全国の有権者約15万3600人を対象に電話世論調査を実施、取材を加味した上で現時点での情勢を探った。

 滋賀県内の4小選挙区には、自民、民主、共産の各党の公認候補と無所属の1人が立候補し、計13人が選挙を繰り広げている。1区と3区で民主党候補が優位に立ち、残る小選挙区は競り合っている。無党派層の3割が誰に投票するか決めておらず、この動向が勝敗を左右する可能性がある。

 1区は、民主党前職の川端達夫が連合系労組などの支持基盤を固めてリードしている。自民党新人の上野賢一郎は自民党や推薦を得た公明党の支持層をまとめ、川端に続く。共産党新人の川内卓は党支持層を固めきれず、伸び悩んでいる。

 2区は、民主党前職の田島一成と自民党新人の藤井勇治、無所属前職の小西理が競っている。田島は無党派層に浸透し、藤井は地元の虎姫町などを含む湖北地域で支持を集める。小西は離党の影響で自民党支持層から一定の支持しか得られていない。共産党新人の丸岡和世は党支持層をまとめるのに懸命だ。

 3区は、民主党前職の三日月大造が若い世代にも食い込み、安定している。自民党前職の宇野治は自民党支持層を手堅くまとめ、三日月に迫る。共産党新人の稲森善稔は党支持層を固めつつある。

 4区は、民主党前職の奥村展三と自民党前職の岩永峯一が接戦。奥村は民主党支持層を固めたほか、無党派層に浸透しつつある。農林水産相の岩永は農林漁業者と幅広い年代層から支持を得る。共産党新人の坪田五久男は党支持層をまとめている。(敬称略)

56片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/04(日) 22:33:30
県内小選挙区 自公「10」うかがう 兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00034750sg300509041000.shtml

 衆院選の兵庫県内十二小選挙区と比例代表の情勢について、神戸新聞社が一―三日に行った電話世論調査に取材を加えた結果、小選挙区では自民が優位に戦いを進め、過半数の勢いをみせていることが三日、明らかになった。有効回答は六千三十人。「関心がある」と答えた人は88%と非常に高い。選挙協力が機能し、自公で解散時の九議席を上回る十議席をうかがう勢いだが、態度を決めていない有権者も37%おり、終盤情勢は流動的だ。

 自民は四選挙区で保守分裂に陥り、影響が懸念されたが、新人を含め健闘。公認十人のうち、四人の前職がほぼ議席を確保する勢い。接戦を繰り広げる四人も公明支持層に浸透して支持を伸ばしており、二人も懸命に追い上げる。

 民主は今回初めて全選挙区に擁立したが、党全体を覆う埋没ムードがぬぐえない状況。二人は幅広い支持を受けリードするが、六人は自・公と激しくしのぎを削っている。四人は無党派層の獲得を目指し、追い上げを図る。

 公明二人は自民との選挙協力を加速させ、議席死守につながる勢いをみせる。

 共産の十二人はいずれも当選圏に届きそうにはなく、比例票の上積みを目指す。社民三人、新党日本一人、無所属五人も伸び悩んでいる。

 比例代表で「投票する政党」は自民34・7%、民主が25・0%。9・7ポイントの差が付いているが、無党派層では自民、民主がほぼ互角となっている。

57片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/05(月) 21:41:52
4区で奥村先行=衆院選情勢・滋賀【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000179-jij-pol
 1区は川端が労組票を固めて安定。「郵政」で自民分裂となった2区は民主前職の田島が先行、自民公認の藤井が猛追し、これを郵政反対組の小西が追う展開。3区も民主前職の三日月がリードし、宇野が追い上げる。両陣営とも無党派層の取り込みがカギ。4区は前回比例復活の奥村が先行、岩永の追撃をかわせるかどうか。(了)
(時事通信) - 9月5日20時10分更新

4区は中川、北神が激戦、追う田中=衆院選情勢・京都【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000180-jij-pol
 「郵政」で自民分裂となった4区は自民公認の中川と民主北神の接戦で、これを郵政反対組の田中が激しく追い上げる展開。自民党元幹事長の野中広務らが支援する田中は都市部の支持が広がるかどうかがカギ。3区は前職泉がリード、日本医師会の全面支援を受ける清水が猛追している。
 1区は伊吹、2区は前原、5区は谷垣が安定した戦いで当選圏に入った。6区は山井が先行、自民公募候補の井沢も支持を広げている。(了)
(時事通信) - 9月5日20時11分更新

7区で渡嘉敷が藤村猛追=衆院選情勢・大阪【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000181-jij-pol
 1区は中馬が安定。自民分裂の2区は川条と郵政反対組の左藤の競り合いで、川条が一歩リード。3区は田端を辻が追い上げる接戦。4区は前回比例復活の中山泰が吉田をリード、選挙区初当選を狙う。5区は谷口を稲見が激しく追い上げている。6区は福島が安定した戦い。
 7区は自民公募新人の渡嘉敷が藤村に詰め寄る展開。8区はベテラン中野寛と新人大塚高、9区は大谷と西田がそれぞれ互角の争い。
 10区は前職肥田がやや先行、松浪健太、辻元が激しく追い上げる。辻元は知名度が頼りだが、やや苦しい戦い。11区は労組票を固めた平野が盤石。12区は前回約900票差で敗れ比例復活となった北川が、樽床と大接戦を繰り広げている。
 13、14、15区はいずれも公明推薦の自民前職が安定した戦いで、16区は現職閣僚の北側が優勢。17区は西村と岡下が激しく競り合う。18区は知名度抜群の中山太が安定、19区は長安が松浪健四郎に一歩先行している。(了)
(時事通信) - 9月5日20時11分更新
石井と盛山、1区で接戦=衆院選情勢・兵庫【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000182-jij-pol
 1区はベテラン石井一と新人・盛山との接戦。自民は4区で井上、7区で大前、10区で渡海がそれぞれ安定した戦い。民主は3区で土肥、公明は8区で冬柴が優位に立っている。
 2区は赤羽と泉の両前職が互角の激戦。5区は前回比例復活の梶原がわずかに谷をリード、雪辱を期す。6区は木挽と市村の接戦で、無所属で出馬した阪上がどう絡むか。9区は西村、11区は松本、12区は河本が先行し、畠中、戸井田、山口が激しく追い上げている。(了)
(時事通信) - 9月5日20時11分更新

2区で高市リード=衆院選情勢・奈良【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000183-jij-pol
 1区は馬淵がわずかに先行しているものの、前奈良市長の鍵田とほぼ互角の争い。これを郵政反対組の森岡が必死に追い上げる。2区は郵政反対組の滝への対抗馬として1区から転じた高市が知名度でリード、中村と競り合っている。3区は奥野が安定、4区も田野瀬が優位に立ち、ほぼ当選圏入り。(了)
(時事通信) - 9月5日20時11分更新

自民、3議席独占か=衆院選情勢・和歌山【05衆院選】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000184-jij-pol
 1区は谷本、2区は石田がそれぞれ先行、3区は二階が他候補を寄せ付けず安定しており、3選挙区を自民が独占する勢いだ。1区では郵政民営化担当相竹中平蔵の元スタッフの岸本周、2区は前回比例復活の岸本健が追い上げに懸命だ。(了)
(時事通信) - 9月5日20時10分更新

58片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:00:35
滋賀・小選挙区の民主党4候補を支援 社民党県連が発表
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000027-kyt-l25

 社民党県連は5日、滋賀県内の小選挙区から立候補している民主党の4候補を支援すると発表した。
 同党県連は支援に当たって民主党県連と協定を結び▽平和憲法の精神を擁護▽イラクに派遣している自衛隊を12月までに撤退▽教育基本法の改悪に反対−などの5項目の政策で合意した。
(京都新聞) - 9月5日19時52分更新

大学のまちなのに、学生票どこ 夏休みでキャンパス閑散 京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000007-kyt-l26

 有権者の関心が高く若年層の投票行動が注目される今回の衆院選。大学のまち、京都の候補者は「新たな支持層を獲得するチャンス」と、学生票にも期待する。しかし、肝心の大学が夏休みのため、訴えが伝わりにくく、各候補とも苦戦が続いている。
 ■ 候補者苦慮 手伝い確保も痛手 
 京都市の有権者約115万人に対し、市内23大学の学生数は約13万8000人(昨年度)。このうち京都1区と2区には国公立大や有名私大など17の大学がある。
 これまでの選挙では、校門前で街頭演説し、「出身クラブの後輩学生に支援を依頼する」(前職秘書)「学生の政党組織が学内でビラを配る」(政党役員)などして、支持を呼びかけてきた。
 投票率が低く、特定の支持政党を持たない「無党派」が多いといわれる若年層。ところが今回の選挙は「話題が豊富で争点が分かりやすいせいか、若者の反応が怖いぐらいある」(選挙事務所幹部)といい、「若者の票の行方が当落を左右する」と警戒する陣営が少なくない。
 しかし、どの大学も選挙期間中は夏休みで、キャンパスは人影もまばらだ。今年3月から週1回、大学前で街頭演説を続けてきた候補の事務所は「よりによって肝心な時に夏休みとは…」と肩を落とす。「学生のネットワークがフルに活用できない」「学生ボランティアの確保すらままならない」と悲鳴も聞こえてくる。
 それでも候補のなかには、週末に若者が集まる繁華街でビラを配ったり、学生支持者が携帯メールで知人に政策を訴えたりして、支持の浸透に躍起となる。「若者の政治への関心が高まることはいい。よそに投票されないよう、しっかりとこちらの訴えを伝えたい」(選挙事務所幹部)と懸命だ。
(京都新聞) - 9月5日11時42分更新

59片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:03:59
どう動く「郵政票」−過疎地に民営化への根強い不安 奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000008-nara-l29

 特定郵便局長OBらで構成する団体「大樹」の県支部は1、2区で、法案に反対し自民党後任から外れたた保守系二陣営の応援を打ち出すとともに、3、4区については同法案に賛成した自民党前職を応援しないとして事実上、決別。

 これに対し「三くだり半」を突きつけられた4区の自民前職陣営は「団体全体が、法案に賛成した候補は応援しないと決めているのだから協力が得られないのは仕方ない」としながらも困惑。3区の自民前職陣営も「郵政民営化の必要性を訴えるために、話し合うしかない」とする。特に4区は、吉野郡や宇陀郡など広い過疎地域を抱え、特定郵便局長を地域の有力者が務めている場合が多く、選挙戦への影響は避けられない。
(奈良新聞) - 9月5日12時2分更新

60片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:16:24
2005総選挙:中盤情勢調査 注目の2区、民主・田島氏が支持拡大 /滋賀
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000133-mailo-l25

 ◇自民支持層、藤井氏に半数
 ◇自民・民主候補が接戦−−1・3・4区
 第44回衆院選は、県内4小選挙区に自民、民主、共産、無所属の計13人(前職7人、新人6人)が立候補し、舌戦を展開している。毎日新聞社は9月1〜3日、県内の有権者を対象に世論調査を実施。回答に取材データを加味して情勢を総合的に分析した。選挙戦終盤に向け、各陣営は街頭演説や個人演説会などで訴えを強めている。各区とも2〜3割が投票する候補者を決めておらず、最終盤での変動も予想される。【森田真潮、服部正法、小松雄介、阿部雄介】
 ◆1区
 上野氏と川端氏がほぼ横一線で激しく競り合い、川内氏が追っている。
 上野氏は自民支持層の約8割、新たに推薦を得た公明支持層の約7割をまとめた。郵政問題や教育改革への意欲を強調し、支持政党なしの約2割にも浸透。郵政民営化を重視する人の7割近くが支持し、年代別では、40代と70代以上で約5割の支持を得ている。
 川端氏は党幹事長として本人不在の選挙戦だが、支持労組や後援会を基盤に民主支持層をほぼまとめ、社民支持層の約6割、支持政党なしの約3割に浸透。年金・医療・介護を重視する人の約4割が支持し、20代で約5割、50代で3割強の支持を得ている。
 川内氏は増税問題などを訴え、共産支持層の約7割をまとめた。
 ◆2区
 民主の田島氏が市議時代からの地盤である彦根市など都市部に加え、郡部でも支持を拡大。自民の藤井氏と、郵政関連法案に反対し無所属の小西氏が追う。
 田島氏は後援会や連合系労組の支援を背景に民主支持層の7割以上を固める他、無党派層の2割強、共産支持層の一部を取り込む。年代別でもばらつきが少ない。
 「郵政民営化賛成」を前面に出す藤井氏は、重視する政策に民営化を挙げる層の6割以上が支持。自民支持層の約5割を固めるが、公明支持層への浸透がやや弱い。
 小西氏は党県連が支援を撤回したことが響き、自民支持層への浸透が2割弱にとどまる。郡部よりも市部での支持が強いが、無党派には浸透し切れていない。
 丸岡氏は共産支持層の約7割を固めた。
 ◆3区
 根強い人気の三日月氏に宇野氏が郵政問題を追い風に迫る大接戦。無党派層が多く、有権者数の4割を占める草津市の得票が当落を左右する。
 三日月氏は30、40代で支持を広げ、民主、社民支持層で8割前後と高い支持。子育てや年金問題で無党派層に浸透する他、農業問題も強調し、自民支持層にも食い込む。宇野氏は幅広い年代が支持。保守系県市議の精力的な活動で自民支持層の6割、公明の8割を固めた。演説では郵政問題に絞り、若者や無党派層への支持拡大を目指す。稲森氏は共産支持層の8割以上をまとめた他、自民支持層にも一定の支持を受ける。
 ◆4区
 奥村氏と岩永氏の競り合いが続いている。
 奥村氏は民主支持層の7割以上を固め、社民支持層も支持、自民支持層の2割近くにも浸透する。40代以上で安定した支持を得ており、男性に人気が高い。公示直前に農相に就任した岩永氏は「改革政権」の一員であることなどをアピール。自民、公明支持層の6割以上を固めた。20、30代の支持率も高く、女性に支持を広げている。坪田氏は共産支持層をほぼ固め、憲法9条の堅持などを訴える戦い。
 投票に「必ず」「たぶん」行くと答えた人は92%に達している。

61片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:17:06
 ◇「国政への思い」どう動く
 ◆望む政権の軸
 ◇「自民軸」が43%、「民主」は32%−−市、郡部で違いなく
 選挙後に望む政権については、「自民党を軸とした政権」が43%。「民主党を軸とした政権」は32%で、無回答が25%だった。市部、郡部で違いはほとんどなかった。
 男性は20代以外は“自民”を望む人が“民主”を上回っている。女性はいずれの年代も“自民”を望む傾向。最も重視する政策について「外交・安全保障」を挙げた人の62%が“民主”を望み、“自民”(26%)を大きく引き離した。「税制改革」「年金・医療・介護」を挙げた人も“民主”が多い一方、「景気対策」「郵政民営化」「治安の回復」「教育問題」を挙げた人は“自民”を望んでいる。
 支持政党別では、自民、公明支持者のそれぞれほぼ8割が“自民”を、民主支持者もほぼ8割が“民主”と答えた。国民新党と新党日本の支持者は“民主”を望むが、無党派層は“自民”が“民主”を上回った。
 ◆重視する政策
 ◇「年金・医療・介護」39%…“暮らし”への関心高く
 ◇「郵政」19%、「景気対策」13%
 最も重視する政策についての設問では、「年金・医療・介護」を選んだ人が39%で最も多く、「郵政民営化」19%、「景気対策」13%が続く。
 小泉首相が今回の選挙の最大の争点と位置付ける郵政民営化は、自民支持層の31%、公明支持層の45%が最も重視する政策とした。
 しかし、民主支持層では9%にとどまる一方、57%が「年金・医療・介護」を挙げ、自民支持層の29%、公明支持層の20%に比べ、際立った関心の高さを示すなど、支持政党と選挙の位置付けが密接に関係しているようだ。
 郵政民営化を挙げた割合は、町村部(28%)が市部(18%)を上回った。また、年代別では、郵政民営化は70代以上の割合が24%と最も高く、40〜60代がいずれも21%。「年金・医療・介護」は60代(53%)が他の年代を引き離す。20代では「外交・安全保障」が12%で、他の年代(1〜6%)より関心が高い。
 ◆政党支持率
 ◇自民28%、民主14%、公明4%、共産4%、社民2%
 ◇新党、浸透できず−−「国民」「日本」ともほとんどなし
 政党支持率は自民が28%、民主が14%で、それぞれ昨年7月の参院選時の33%、18%からやや減少した。公明、共産はともに4%で微増。社民はは2%でほぼ同じだった。国民新党、新党日本への支持はほとんどなかった。
 年代別では、すべての年代で自民がトップ。民主は60代以下の各年代で10%以上の支持を得た。両党の差は、20代で6ポイント、30代で8ポイント、40代で16ポイント、50代で11ポイント。60代では20ポイントとなっており、70代以上では自民の49%に対し民主7%と高齢層で差が開いた。
 公明は各年代で3〜5%、共産は2〜5%の支持を獲得。社民は70代以上で7%と比較的高い支持を受けた。
 ◆比例代表情勢
 ◇争点は「郵政」、5割が自民へ/「政権選択」重視、4割は民主へ/社民支持層の3割が民主に
 比例代表での投票の対象は、自民支持層の8割が自民に、民主支持層も8割が民主に投票すると答えた。また、社民支持層の3割が民主に投票するとしている。
 最も重視する政策を「郵政民営化」とした層の7割近く、「景気対策」とした層の5割近くが、自民に投票すると答える一方、「年金・医療・介護」とした層の4割、「外交・安全保障」とした層の5割が民主に投票するとしている。
 また、今回の選挙を「郵政選挙」と位置付ける層のほぼ5割が自民に、「政権選択選挙」とする層の4割が民主に投票すると答えた。
 ◆無党派層の行動
 ◇“最大勢力”無党派層40%、「必ず投票」63%
 「支持政党なし」と回答した、いわゆる「無党派層」は全体の40%を占め、自民党を上回る“最大勢力”になっている。無党派層の割合を年代別に見ると、30代が52%で最も多く、以下▽20代(43%)▽40代(42%)▽50代(36%)▽60代(26%)と続き、70代以上では22%と最も少なかった。
 無党派層の中で、投票に「必ず行く」「たぶん行く」と回答した人の合計は90%と高い。「必ず行く」と答えた人だけでも63%に達し、前回衆院選(03年)と比べても12ポイント上昇しており、今回の選挙に対する関心が非常に高いことがうかがえる。
 また、県全体では小泉内閣の支持率が45%あり、不支持を13ポイント上回っているのに対して、無党派では「支持する」(36%)と「支持しない」(35%)がきっ抗。「関心がない」と答えた人の割合も19%と、支持政党がある人に比べて高い。

62片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:20:14
2005総選挙:中盤情勢調査 「刺客」の4区など接戦 /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000174-mailo-l26

 ◇自民、1区と5区で堅調
 ◇「国政への思い」どう動く
 郵政民営化や年金改革を争点に政権選択が問われる第44回衆院選は、11日の投開票まで1週間を切った。府内6選挙区では、19人の候補者が選挙戦終盤に向けて懸命の舌戦を展開している。毎日新聞は1〜3日の3日間、全国約9万人の有権者に特別世論調査を実施。この結果に府内3支局の取材データを総合して、6選挙区の情勢を分析した。「小泉劇場」への注目で全国的に自民への追い風が吹く中、前職が立つ1、5区では自民が堅調。2、3、6区では民主前職と自民新人が熾烈(しれつ)な競り合いを展開する。「刺客」で注目を集める4区は、民主がやや優勢ながら、自民と無所属前職が猛追し激戦模様だ。一方、各選挙区とも態度を決めていない有権者が2〜4割あり、終盤戦次第で変動も予想される。とりわけ全体の45%を占める無党派層の動きが、勝敗の鍵となりそうだ。【衆院選取材班】
 ◆1区
 ◇伊吹氏を玉置、穀田氏追走
 自民の伊吹氏が全世代から満遍なく3割前後の支持を集め優勢。民主の玉置氏、共産の穀田氏が激しく競り合いながら追走する。いずれも前職の3人による激戦は、固い地盤と「郵政」の追い風に乗る伊吹氏が頭一つ突き抜け、残る2氏が比例での復活も視野に終盤戦での盛り返しを図る展開となりそうだ。
 伊吹氏は強固な後援会組織を背景に、徹底した組織戦の構え。自民支持層の7割、公明支持層の約半数を固めた上、全国的な自民への追い風を背景に、無党派層からも2割強の支持を集める。
 個人後援会の設立が遅れた玉置氏だが、労組、企業回りなどを重ねて民主支持層の6割を固めた。選挙区で勝利に届かない場合、比例順位が単独1位だった前回と異なって惜敗率が当落を左右するだけに、無党派層への支持拡大を図る。
 与党との明快な対立軸をアピールする穀田氏は、共産支持層の9割を固め、社民などの野党勢力や無党派層の取り込みを狙う。若年男性の支持が1割前後に低迷しており、今後の課題となりそうだ。
 ◆2区
 ◇山本、前原氏ほぼ横一線
 自民の山本氏と5選を目指す民主、前原氏がほぼ横一線で競り合い、2回目の挑戦となる共産の原氏が追いかける展開になっている。3割を超える人が誰に投票するかを決めておらず、うち7割を占める無党派層への浸透が鍵となる。
 山本氏は解散以降、徹底した街頭演説で、郵政民営化が最大の争点と主張してきた。自民支持層の6割弱を固め、公明支持層も7割が支持。年代別では、20、30代の3割強が支持している。
 前原氏は他府県への応援演説も相次ぎ、選挙区を留守にしがちの前半戦だったが、民主支持層の7割近くを固め、男性では30代を除いて安定した支持を集めている。一方で、郵政民営化を重視する層からの支持は3候補で一番低くなっている。
 初挑戦だった前回、前々回の共産候補より得票を減らした原氏は、共産支持層の7割近くを固める。一方で、共産離れが目立つ若い世代を中心に無党派層への浸透も弱く、他候補に引き離されている。
 ◆3区
 ◇泉氏リード、清水氏追う
 前回、自民に2万票近い大差をつけて初当選した民主の泉氏が一歩リード。自民の清水氏が激しく追い上げ、共産の石村氏が続く。
 泉氏は「少子化対策に取り組まないと、年金制度も大変なことになる」と訴え、若さと行動力を前面に出す。40〜60代の支持で清水氏をリードし、民主支持層の7割を固めた。社民支持層の4割、無党派層の2割強を取り込む。
 清水氏は93年以来務めてきた府議時代の人脈と、医師会などの組織力を生かして戦い、「地元出身」を強調する。民主支持層の2割が支持するが、自民支持層のうち固めたのはまだ半数にとどまっているのが課題。70代以上の支持率は3割で、泉氏を引き離している。
 石村氏は共産支持層の7割以上を固め、社民支持層の一部にも食い込む。「自民も民主も根っこは同じ」と、憲法9条堅持など独自性を出し、比例票の掘り起こしも目指す。

63片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:21:52
 ◆4区
 ◇北神氏追う中川、田中氏
 自民が分裂選挙となった結果、一歩前に出た民主の北神氏を自民の中川氏、無所属の田中氏が競り合いながら追い上げ、共産の成宮氏が絡む。
 民主支持層の7割以上を固めた北神氏は京都市内での厚い支持を背景に、自民支持層の1割も取り込んだ。一方、京都市外では前回同様、浸透に苦心。亀岡市にも事務所を置き、郡部はミニ集会を重ね支持拡大を狙う。
 「刺客」として擁立された中川氏は、党幹部が応援に駆けつけ公認をアピール。「郵政選挙」を前面に押し出すことで、男女とも各世代に満遍なく支持を広げている。自民支持層の4割強を固めており、無党派層の取り込みが鍵となりそう。
 自民公認を外された田中氏は、分裂が響いて出遅れ気味。自民支持層の2割強、公明支持層の3割弱の支持にとどまっており、自民の府議、京都市議などの支援を受けて支持固めを急ぐ。
 成宮氏は公示後、毎日10カ所近くで街頭に立ち、8割を固めた共産以外の支持層へも浸透を目指す。「子育てママ」を強調し、同世代の女性票獲得を狙う。
 ◆5区
 ◇谷垣氏優位、浸透図る2氏
 自民の谷垣氏が固い地盤と知名度でリードし、2度目の挑戦の民主の小林氏、3度目の共産の吉田氏がそれぞれ追う展開になっている。
 谷垣氏は自民支持層の7割近くを固め、50代、70代以上をはじめ各世代からも満遍なく支持を得ている。しかし、投票率が前回を上回るとみられるなか、「郵政民営化」などの主張が浮動票にどう反映するか、やや不透明な要素も残している。
 小林氏は民主支持層のの約7割を固めた。20代の若年層の支持が比較的高く、自民支持層の一部にも食い込んでいる。年金、税金問題を中心に、地域生活に密着した国政の必要を訴え都市部を中心に、個人演説会などを通して浮動層への浸透を図っている。
 吉田氏は共産支持層の8割近くの支持を集めている。選挙区内をくまなく巡り郵政、増税問題などへの批判を繰り返しながら、合併や災害対策など地元の課題を絡めて主張を展開。従来の無党派層からの反応に好感触を得ており、さらなる取り込みを目指す。
 ◆6区
 ◇山井、井沢氏競り合い
 民主の山井氏と自民の井沢氏が接戦を繰り広げ、共産の矢口氏が追う情勢となっている。
 3選を目指す山井氏は民主支持層の8割余りを固め、自民支持層の一部にも食い込む。無党派層から4割程度の支持を得ているほか、20代など若い世代を中心に浸透。専門の福祉などについて2期の実績を訴える一方、組織の引き締めも図って上積みを狙う。
 産業再生機構職員から転身の井沢氏は、体制づくりが遅れたものの、自民支持層の拡大の流れを受け、一気に支持を広げた。自民支持層の7割のほか、公明支持層にも浸透。50代以上からの支持が目立つ。「公募による女性候補」をアピール、さらに支持拡大を狙う。
 2度目の挑戦となる矢口氏は、「憲法を守る」などの政策を掲げて支持拡大を図る。共産支持層の9割近くを固めたほか、市部を中心に30〜60代で偏りなく支持を得ている。自民、民主などの政策を批判し、「たしかな野党」を訴えて無党派層への浸透も目指す。
………………………………………………………………………………………………………
 ◆府内の政党支持率
 ◇無党派層45%に−−自民25%、民主12%
 府内の政党支持率は、自民が25%と民主の12%を引き離し、共産7%、公明4%、社民1%と続く。一方、支持政党なしは45%を占める。この無党派層は03年の前回選時調査(31%)より大幅に増え、その動向が選挙の行方を左右しそうだ。
 男女別では、男性は支持なし39%▽自民29%▽民主16%▽共産8%▽公明3%、女性は同順で51%▽20%▽8%▽7%▽5%などで、無党派はより女性に顕著。
 年代別でみると、自民支持は50代以降、年齢と共に支持が上昇し70代以上では36%に上る。民主は10%台前半で顕著な年代差はない。共産は40代以上で10%程度の支持を受けるが若年層でやや低い。支持なしは30代で62%に達し、一般に無党派の少ない高齢層でも今回は3割以上。
 また、「自民党をぶっ壊す」を標ぼうする小泉内閣への支持については、自民支持層の75%が「支持」だが「支持しない」が15%ある。一方で民主支持層は「支持しない」69%に対し、「支持」も23%ある。

64片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:24:15
 ◆重視する政策
 ◇“暮らし”直結に関心、「年金・医療・介護」が4割
 「郵政民営化の是非」に色分けされがちな今回の選挙だが、京都の有権者が「もっとも重視する政策」は年金・医療・介護で全体の41%(男性39%、女性43%)を占め、郵政民営化の18%(男性19%、女性18%)を大きく上回った。後は税制改革13%▽景気対策12%▽教育問題6%――の順となっている。
 世代別でみると、60代と70代以上で「年金・医療・介護」は過半数を超え、老後への不安がかいま見える。一方で「郵政民営化」は全世代で満遍なく17〜19%の数値を示しており、選挙の「争点」としての浸透度が高いことをうかがわせている。
 支持政党別では、自民は「郵政民営化」と「年金・医療・介護」が33%で同率で、公明は41%が「郵政民営化」で最多。これに対し民主は54%、共産は53%が「年金・医療・介護」でともにトップだった。共産は「外交・安保」が12%で他党に比べて多いのも特徴。また、比例で自民への投票を表明した人の42%が「郵政民営化」、民主の55%が「年金・医療・介護」で、選挙でのアピールが一定程度、浸透していることが分かった。
 ◆政権の軸
 ◇「自」中心やや上回る 内閣支持率を反映−−無党派は「民」中心が優勢
 衆院戦後に、自民と民主のどちらを軸とした政権を望むかの問いでは、自民41%、民主35%と現政権の継続を支持する声が、政権交代を望む声をやや上回った。男女別、年代別に見ても、50代と70代以上の男性を除くすべての分野で「自民を軸」が「民主を軸」を数%上回っており、現政権への幅広い支持が表れた結果と言えそうだ。小泉内閣への支持を問う設問でも、「支持する」が43%、「支持しない」が37%となっており、内閣への支持、不支持がほぼそのまま2大政党への評価に反映した形となった。
 支持政党別では、共産、社民支持層の約半分が「民主を軸」を選んだのに対し、公明支持層の8割が「自民を軸」を選んでおり、自公連立の固さを浮き彫りにした。一方で、無党派層の選択は自民33%、民主37%の結果。「民主を軸」がやや上回ったものの、近年の民主の躍進がもっぱら、無党派層への支持拡大を基盤にしていたことを考えれば、民主は厳しい戦いを強いられていると言えそうだ。
 ◆投票率は?
 ◇「投票に行く」93%−−20代も「必ず」が53%
 投票に「必ず行く」と答えた人は76%、「たぶん行く」を合わせると93%だった。03年の前回選時の世論調査では「必ず行く」「たぶん行く」の合計は91%で、有権者の現時点での関心は前回以上に高い。年代別にみると「必ず行く」が前回40%だった20代が53%にまで上昇。30代にいたっては「必ず行く」が70%に達し、若者層にも選挙への関心が広まっていることがうかがえる。
 ただし、前回の実際の投票率は56・93%(小選挙区)にとどまっており、今回の数字がどこまで投票率に反映されるのかは定かでない。
 「行かない」「たぶん行かない」と答えた人は合計でも5%にとどまった。
 ◆無党派層
 ◇20〜60代で“第1党”−−30代で62%、40代で47%
 ◇関心の高さ裏付け、「行かない」は2%
 支持政党を聞いたうち、無党派層は男性で39%、女性で51%を占め、全体でも45%と最も多かった。年代別では、20代の50%、30代62%、40代で47%が無党派だった。20〜60代ではいずれも“第1党”。無党派層のうち、投票に「必ず行く」は67%、「たぶん行く」が25%、「行かない」としたのは2%で、関心の高さを裏付ける数字となった。
 この選挙を「郵政選挙」ととらえたのは36%だったのに対し、「政権選択選挙」は半数に達した。最も重視する政策は、年金・医療・介護42%、税制改革15%、郵政民営化13%――の順。内閣支持率は、支持する34%、支持しない36%で、衆院選後に望む政権軸も自民軸33%、民主軸37%と割れた。

65片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:26:56
2005総選挙:中盤情勢調査 戦略浸透、自民が優勢 民主は厳しい戦い /大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000203-mailo-l27

 11日の衆院選投開票日を前に、毎日新聞は1〜3日の3日間、電話による特別世論調査を行い、取材を加味して府内19選挙区の中盤情勢を探った。15人が立候補した自民は「小泉効果」が如実に現れ、6選挙区で安定した戦いを展開し、過半数の10議席以上をうかがう。全選挙区に候補者を立てた民主は、1選挙区でリードし、2選挙区でやや優勢。残る選挙区は自公の候補者としのぎを削っている。公明は4議席死守に全力を挙げる。府内の政党支持率は自民31%、民主14%、公明7%、共産5%、社民2%。投票態度を明らかにしていない有権者も多く、終盤で情勢が変わる可能性もある。
 ◆自民
 前回は6議席にとどまった自民だが、今回は「刺客」で話題をさらった小泉純一郎首相ら党執行部の戦略に無党派層が好感。都市部に吹く「追い風」に乗って、前回惨敗した選挙区でも議席獲得を視野に入れた戦いを展開している。
 1区の中馬氏、13区の西野氏、14区の谷畑氏、15区の竹本氏、18区の中山太郎氏は厚い支持基盤を誇り、前回衆院選に続いて安定した戦い。前回惜敗し、比例で復活当選した4区の中山泰秀氏も優位に立つ。「小泉効果」に加え、大阪市のヤミ専従問題を引き合いに労組を支持母体とする民主批判を繰り広げ、無党派層にも浸透している。
 一歩リードしているのは、2区の川条氏と、10区の松浪健太氏。郵政法案に反対した前職への対立候補として党本部が擁立した川条氏は、郵政民営化を前面に出して、自民支持層と無党派層への支持拡大を図る。松浪健太氏は前回、比例での復活当選を果たせなかったが、今回は自民支持層に加え、公明支持層への浸透を目指す。
 前回、民主前職に大接戦の末に敗れた9区の西田氏と12区の北川氏は、民主と接戦ながらもやや優勢。党府連の公募候補として8月中旬に立候補が決まった7区の渡嘉敷氏、前回は民主前職と差がついた8区の大塚氏と17区の岡下氏の3候補者は、民主との大接戦となっている。
 19区の松浪健四郎氏は、公認問題をめぐる党支部とのしこりが残るが追い上げを図っている。党本部が擁立した11区の井脇氏は、「小泉改革」への支持を訴えている。
 ◆民主
 前回衆院選に続いて全選挙区に候補者を擁立した民主は、小選挙区で9議席を獲得した前回の「ブーム」を作り出せず、安定した戦いは11区だけと厳しい状況。19区でやや優勢だが、4選挙区で激戦、ほかの4選挙区で追う展開となっている。9選挙区では苦しい戦いを強いられている。
 11区の平野氏は労組票を固め、無党派層にも支持を拡大しており、優勢に立つ。19区の長安氏は、後援会組織を引き締め基礎票を固めるとともに、公認問題で亀裂が生じた自民支持層も一部取り込み、ややリードする。
 17区の西村氏は旧民社系労組や保守層にも支持を拡大するが、候補一本化にこぎつけた自民の猛追を受けている。7区の藤村氏は無党派層への浸透に力を入れるが、自民との混戦状態。3区の辻氏は前回、比例で復活当選。今回は自民支持層の一部も取り込み、自公連立に切り込んで猛追する。8区の中野氏は、無党派層や公明支持層の支持を拡大する自民との接戦となっている。
 前回、大接戦を制した12区の樽床氏は、自民支持層の一部を取り込み、「小泉効果」への対抗で無党派層への支持拡大を図る。9区の大谷氏、5区の稲見氏、6区の村上氏は追い上げを図る。
 10区の肥田氏は社民と、2区の萩原氏は無所属候補と並走して自民を追う。ほかの選挙区では、どこまで支持を拡大できるかが課題だ。
 ◆公明
 ◇4議席確保に公明懸命
 全国の小選挙区候補者9人のうち、4人が大阪から立候補。いずれも前職で、固い支持基盤を誇る選挙区から立候補しているが、民主が猛追している選挙区もあり、自民との選挙協力で全議席確保に懸命の戦いを繰り広げている。
 16区の北側氏は、現職の国交相として自民支持層にも幅広く浸透しており、優位な戦いを展開している。
 5区の谷口氏と、6区の福島氏はやや優勢だが5区では前回、民主前職と約7000票差まで競っただけに、自民支持層の協力がどこまで拡大するかが焦点。「小泉改革」を支える唯一の候補者としてアピールしている。
 3区は自公の候補者調整の結果、前回に続いて田端氏が小選挙区で立候補。自民前職の柳本卓治氏は比例に回った。前回は民主と約1万8000票の差がついたが、今回は混戦となっており、予断を許さない情勢となっている。
 候補者を出していない激戦区では、公明票が大きな鍵を握るだけに、選挙協力の強化に向けた動きが活発化しそうだ。

66片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:27:29
 ◆共産
 共産は衆院解散直前に8人を追加公認し、19選挙区すべてに候補者を擁立した。消費税・所得税の増税阻止と憲法9条の堅守を柱に、「たしかな野党が必要」と繰り返し訴え、党支持層に加えて無党派層への浸透を図る。しかし、自公対民主の構図に焦点が当てられ、全選挙区で厳しい戦いを強いられている。
 比例近畿ブロックでは前回、3人を当選させており、近畿全体の票の上積みを図る。公示直後から党幹部が来阪し、小選挙区・比例代表候補とともに、主要駅前などで「比例は共産党に」とアピールを続けている。
 選挙区によっては、改憲をめぐって民主支持層からも一部支持を受けている。
 ◆社民
 社民は、昨年の参院選で善戦した辻元清美氏が10区から立候補。分裂した新社会党とも選挙協力協定を結ぶなど、党の存亡をかけて議席獲得を目指す。
 辻元氏は、社民支持者を固め、労組を中心に民主支持層にも食い込むが、政権選択選挙のはざまで無党派層の票を自民、民主と奪い合う形になり、苦しい戦いを強いられている。しかし、「辻元節」で政権批判を展開、巻き返しを図ろうとしている。
 ◆無所属
 2区の左藤氏は、自民党本部が擁立した対立候補を追う展開。固い支持基盤で前回は9万票以上を獲得して民主の「風」を寄せ付けなかったが、今回は自民支持層が割れ、後援会を中心とした組織戦に。公明支持層への浸透が課題で、巻き返しを図る。7区の山口氏は知名度アップを目指す。
 ◆無党派は33%−−前回比8ポイント増
 今回も選挙結果の大きな鍵を握ると見られる無党派層。「支持政党はない」と答えた有権者は前回を8ポイント上回る33%に達した。無党派層は20、30歳代で5割を超えたほか、40歳代でも40%に達した。
 無党派層で、投票に「必ず行く」と回答したのは64%、「たぶん」が28%。政党支持者に比べて低くなっているものの、選挙への関心の高さがうかがわれる。選挙後に望む政権は「民主軸」が36%で、自民を1%上回った。また、5割近くが選挙の意義について、「政権選択」と回答した。
 最も重視する政策としては、「年金・医療・介護」41%、「郵政民営化」15%、「景気対策」14%だった。
 ◆投票どうする
 ◇「必ず行く」75%
 投票に行くかどうかを尋ねたところ、「必ず行く」が75%に上り、前回衆院選での調査よりも3ポイント上回った。「たぶん行く」の18%と合わせると93%という高率で、関心の高さが浮き彫りになった。
 主な支持政党別で「必ず行く」と答えた有権者の割合は、自民82%、民主85%、公明86%、共産85%、社民88%など。しかし、事前の世論調査では、高くなる傾向がある。前回の大阪の投票率は54・92%で全国ワースト2位。実際の投票行動につながるか注目される。
 ◆「自民軸」47%、「民主」32%−−政権
 衆院選後の政権について、自民を軸にした政権を求める人は47%で、民主を軸とした政権を求める人(32%)を15%上回った。前回総選挙前の世論調査では、自民39%、民主27%で、今回の調査では「小泉効果」が反映された数字になった。
 各年代で「自民軸」が「民主軸」を上回ったが、70歳代以上でダブルスコアだったのに対し、30歳代では9%差、40歳代では11%差だった。
 ◆重視する政策
 ◇4割が「年金・医療・介護」−−「郵政」は2割にとどまる
 有権者の郵政民営化への関心はそれほど高くない――。各政党がマニフェスト(政権公約)を掲げて戦う2回目の総選挙で、各政党、候補者が訴える政策が有権者の大きな判断材料になるが、最も重視する政策の1位は「年金・医療・介護」の41%で、「郵政民営化」は半分の20%にとどまった。以下、景気対策13%、税制改革9%、教育問題6%と続いた。
 政党支持者別に最重視する政策を見ると、自民、公明は「郵政民営化」がそれぞれ34%だったのに対し、民主、共産、社民ではそれぞれ8%と大きな違いが出た。野党側は「年金・医療・介護」を挙げた人が各党とも半数を超えた。
 年代別では、郵政民営化を重視する人は20〜70歳代とも2割前後。年金・医療・介護を重視する人は60歳代51%、70歳代以上45%と、他の年代のほぼ倍に達した。
 一方、戦後60年の選挙だが、「外交・安全保障」を最重視すると答えた人は共産・社民支持者でも各5%にすぎず、争点になり切っていない。また、衆院選の意義付けについては「政権選択選挙」と「郵政選挙」がほぼ4割ずつだった。

67片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:31:07
2005総選挙:中盤情勢調査 自民、解散前上回る勢い /兵庫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000242-mailo-l28

 11日投開票の衆院選は4日、中盤を迎え、県内の選挙区も各陣営の舌戦が一層熱を帯びて来た。毎日新聞は1〜3日の3日間、特別世論調査を実施。調査データに取材結果を加えて県内12選挙区の中盤情勢を分析した。その結果、自民党候補が優勢に戦いを進める選挙区が多く、解散前の7議席を維持、もしくはそれを上回りそうな勢いを見せている。しかし、まだ誰に投票するか決めていない有権者も2〜3割おり、終盤戦の各陣営の戦い次第で情勢が変わる可能性もある。【衆院選取材班】
 ◆1区
 ◇盛山、石井両氏競り合い
 「世代交代」をアピールする盛山氏と「政権交代」を訴える石井氏が、ほぼ横一線の状態で競り合っている。
 保守分裂選挙となったが、盛山氏は小泉純一郎首相ら党幹部の支援を受け、与党支持層を固める。20代〜70代以上の各年代で平均的に支持を得ている。
 党副代表で全国から応援を求められる石井氏は今回、地元に残り懸命に支持固め。60代の3割以上の支持を受けている。
 砂田氏は自民支持層の取り込みが厳しい。味口氏は知名度アップを図る。原氏は無党派層に護憲をアピール。岩元氏は「反自民」を訴える。
 ◆2区
 ◇泉氏、無党派層に浸透
 泉氏は、保守層への浸透を狙い商工関係者らをこまめに回る作戦が功を奏し、自民支持層でも一定の支持を得ている。男性からの支持が目立ち、無党派層への浸透では他候補を引き離す。
 赤羽氏は、公明支持層は固めたが、自民支持層の半分も固めきれていない。自公政権の実績を強調し、自民議員が連日応援しているがなかなか成果につながっていない。
 平松氏は共産支持層をほぼ固めたが、無党派層や女性層への浸透が進んでいない。
 ◆3区
 ◇土肥氏、幅広く支持拡大
 土肥氏は民主支持層の8割弱を固め、無党派層の3割近くにも浸透している。20代が3割、50代が4割以上など各年代で幅広く支持を得ている。景気対策や年金・医療・介護の政策を重視する層の支持が多い。
 関氏は公募による立候補をアピール。自民支持層の約5割を固めているが、連立与党の公明支持層への浸透は進んでいない。関氏支持層の約6割が「郵政民営化」を最も重視する政策に挙げている。
 今井氏は共産支持層の約7割をまとめる。
 ◆4区
 ◇井上氏、手堅く浸透
 井上氏が幅広い支持を集め、優位に戦いを進めている。93年に自民を離党し、00年の衆院選では非自民の「連合・5党協議会」の推薦を受けたことなどから、復党に県連が反発。また保守地盤の地元・加西市でも、7月の市長選に自民推薦の現職が敗れる波乱が起こった。影響が懸念されたが、無党派層の4割が支持。自民、公明支持層も手堅くまとめ、年代別でも若年から中高年層まで満遍なく浸透している。
 高橋氏は、前回見送られた連合兵庫の推薦を得て、民主支持層の大部分を固めた。一方で、無党派層への支持が広がっていない。神戸市西区など都市部を重点的に、まだ態度を決めていない浮動票の獲得を目指す。
 永井氏は共産支持層を固めた。20年以上の町議経験を訴え、農業関係者への支持拡大を狙う。【酒井雅浩】
 ◆5区
 ◇谷氏が支持固めリード
 谷氏が一歩リード、梶原氏が追い上げ、日村氏、平山氏が続く展開。谷氏は組織の引き締めが奏功、自民支持層の6割、公明支持層の9割を固めた。年代・性別を問わず支持が高い。梶原氏は民主支持層の6割を固め、自民支持層の一部を取り込んでいる。40代男性に特に強みを見せているが、20代への浸透が課題。谷氏と地盤が重なる日村氏は自民支持層への浸透が十分でなく、支持拡大を図る。平山氏は、共産支持層の9割を固めている。
 ◆6区
 ◇木挽氏、各年代層が支持
 木挽氏は、高い自民や小泉内閣への支持を背景に、同党や、推薦を得た公明の支持層の半数以上をまとめた。各年代にわたり幅広く浸透している。連合兵庫の推薦がある市村氏は民主支持層の6割を固めた。今後、無党派層への支持拡大を図る。無所属の阪上氏は保守系市議の支援を得て、自民支持層の取り込みに懸命。中川氏は、とくに女性に浸透。大塚氏は共産支持層を8割以上まとめる。調査時点で、誰に投票するか決めていない人が2割以上あり、情勢は流動的だ。

68片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:32:14
 ◆7区
 ◇大前氏が知名度で幅広く
 大前氏は県議6期を務めた知名度から、各年代に幅広く浸透。とくに20〜30代では4割以上の支持を得た。今回、民主が同区で初めて立てた石井氏は、党支持層に加え、郵政民営化法案反対を打ち出す国民新党支持層にも支持を広げている。4割近くが誰に投票するか決めていない無党派層への支持拡大を目指す。土井たか子・前社民党首の後継者の坂本氏は党支持層の7割を固めた。礒見氏は増税や憲法改正の反対をアピールし支持拡大を図る。
 ◆8区
 ◇冬柴氏と室井氏が接戦
 4度目の対決となった冬柴氏と室井氏が激しく競り合う。投票に「必ず行く」「たぶん行く」と答えた人の2割以上が誰に投票するか、まだ決めていない。また、無党派層の4分の1以上も意中の人を決めていない。性別では、男女ともほぼ同じ割合で支持を集める冬柴氏に対し、室井氏は女性より男性に浸透している。年代別では、冬柴氏は特に高齢者に支持を広げ、室井氏は30代に浸透している。庄本氏は、共産支持層の7割を固めた。植田氏は知名度の浸透に懸命だ。
 ◆9区
 ◇西村氏が優勢、追う畠中氏
 西村氏が優勢に戦いを進めている。自民支持層の6割を固めたほか、「自公協力」で公明支持層の約8割、無党派の約3割も取り込んだ。
 追走する畠中氏は推薦を得た連合傘下の労組をくまなく回るなどし、民主支持層の7割に浸透している。33歳の若さと「政権交代」をアピール、同区で3割を超える無党派層への浸透を目指す。
 公示直前に日本に合流した宮本氏は「新党効果」が表れていない。大椙氏はまだ共産支持層を固め切れておらず、知名度アップに懸命だ。
 ◆10区
 ◇渡海氏、幅広い支持
 渡海氏は「改革」を前面に押し出し、幅広い支持を集め優位な戦いを進めている。高砂市を中心にした固い保守地盤と後援会組織を生かし、自民支持層の8割以上を固めた。推薦を受けた公明の支持層への浸透も進むのに加え、民主支持層、無党派層へも食い込むなど各年代から満遍なく支持を集めている。
 岡田氏は「政権選択選挙」をアピール。民主支持層の6割強を固めたのに加え、公明、共産、社民支持層への食い込みも図る。それぞれの年代層から幅広く支持を集めているが、後半戦は労組票の掘り起こしと無党派層にどれだけ浸透できるかが課題となる。
 星原氏は「増税反対」など党の政策を訴え、共産支持層をほぼまとめたが30〜40代への浸透はいま一歩。無党派層への浸透も伸び悩んでいる。【成島頼一】
 ◆11区
 ◇松本氏を戸井田氏が猛追
 先行する松本氏を戸井田氏が激しく追い上げる展開。全体の約4分の1が誰に投票するか決めかねており、流動的な要素が残っている。
 労組からの支援を受ける松本氏は民主支持層の7割を固めた。元防衛庁長官の父十郎氏から引き継いだ保守地盤による一部の自民支持層や、無党派層からも支持を受けており、各世代から偏りなく支持されている。
 公募による党公認で出馬した戸井田氏は自民支持層の6割を固めた。自公協力による公明支持層への浸透も進んでいる。女性からの支持が男性を上回り、政策のうち「郵政民営化」を重視する人からの支持を集める。
 共産支持層をほぼ固めている竹内氏は、無党派層、社民支持層の受け皿となることを狙う。男女比では男性からの支持が大きく上回る。【安藤大介】
 ◆12区
 ◇河本氏、組織固めて優位に
 河本氏が父の故敏夫氏から引き継いだ強固な組織力を背景に、優位に戦いを進めている。自民票の7割を固めたほか、「自公協力」により公明支持層にも幅広く浸透。無党派層からも3割の支持をつかみ、民主、共産支持層への食い込みも見せる。市郡別でも偏りなく支持を広げ、年代別では40代、60代以上で強みを発揮している。
 山口氏は民主支持層の7割を集め、社民票もほぼまとめている。自民支持層の一部も巻き込んでいるが、鍵を握る無党派層の取り込みで河本氏と互角。態度を決めかねている有権者にアピールして、支持拡大を目指す。年代別では20、50代で河本氏と競り合う。
 太田氏は党の政策を中心に訴え、共産支持層を手堅くまとめているが、他の各層にどれだけ浸透できるかが課題。【新井隆一】
………………………………………………………………………………………………………
 ◇有権者の意識は
 人口減少社会に突入し、社会全体の再設計を迫られているなかでの衆院選が11日投開票される。
 小泉首相が「郵政選挙」と位置づける選挙戦の争点について、最も重視する政策は何なのか。2大政党制化が進む中、有権者は自民、民主どちらの党を軸とした政権を望んでいるのか。「最大勢力」である無党派層がどのような投票行動をとるのか――などについて、今回の世論調査から明らかになった有権者の意識を紹介する。

69片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:32:30
 ◆重視する政策
 ◇「年金・医療・介護」がトップ−−「郵政民営化」は半分以下
 投票の際、最も重視する政策は「年金・医療・介護」の社会保障が42%でトップを占め、全国集計(41%)と同様の傾向が出た。「郵政民営化」は20%で、社会保障の半分以下だった。
 支持政党別では、民主支持層の52%が社会保障を重視。自民、公明の支持層でも社会保障が各35%となり、それぞれ34%と32%の郵政民営化を上回り、今選挙を「郵政民営化の国民投票」とする与党の狙いは浸透し切れていない。
 3番目は長引く不況を反映して「景気対策」の12%だった。
 ◆政権の軸
 ◇自民中心が44%−−民主軸は前回上回るも34%
 衆院選後の望ましい政権像は、「自民を軸」は44%、「民主を軸」は34%。前回衆院選時の調査(03年)より「自民を軸」が7ポイント増え、「民主を軸」も2ポイント増加している。
 性別では、男性が自民軸41%、民主軸38%に対し、女性は自民軸46%、民主軸30%。年代別では、40代が自民軸42%、民主軸38%で、他の年代より差が小さい。
 最も重視する政策で見ると、「郵政民営化」を挙げた人の79%が自民軸と回答。「年金・医療・介護」の人は45%が民主軸を望み、自民軸は33%にとどまった。
 ◆政党支持率
 ◇無党派層、39%に−−若い世代、政党離れ顕著
 政党支持率は自民29%、民主14%、公明6%、共産3%、社民2%などで、支持政党なしの無党派層が39%だった。自民は各世代に浸透し、特に60代以上では支持率が4割を超えているのに対し、若さをアピールする民主が20〜40代でもあまり浸透していない。性別では、自民は男性30%、女性28%と安定しているが、民主は男性18%に対し、女性が10%と伸び悩んでいる。
 無党派層は、男性34%、女性43%。年代別では20代が46%、30代53%、40代47%と若い世代の政党離れが顕著だった。
 ◆無党派層の投票行動
 ◇93%が「行く」−−比例で投票したい党「未定」3割
 県内有権者の約4割を占める無党派層の選挙への関心は支持政党がある人と同様に高く、93%が「行く」と回答した。比例代表でどの政党に投票するかは、「決めていない」が約3割もあったが、自民が27%、民主が25%に対し、共産・社民・公明は各4%、新党日本が2%と、無党派層の投票傾向でも2大政党制化がみられた。
 最も重視する政策では、「年金・医療・介護」が44%。郵政民営化の15%、景気対策や税制改革の各13%を大きく引き離した。選挙の性格づけでは、政権選択選挙が47%で郵政選挙の41%を上回った。

70片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:34:37
2005総選挙:中盤情勢 「誰に投票」有権者の2割は未定 /奈良
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000108-mailo-l29

 ◇中盤情勢本社総合調査
 11日投票の衆院選は中盤に入り、県内4小選挙区では計14人が激しい選挙戦を展開している。毎日新聞社は1〜3日の3日間、全国の有権者に電話による世論調査を行い、これまでの取材結果を加えて情勢を分析した。県内の有権者の約2割は調査時点で誰に投票するかを決めていない。終盤にかけて情勢は変動する可能性も残っている。【総選挙取材班】
 ◆1区
 ◇鍵田氏、馬淵氏が大接戦 公明支持層、半数が「森岡氏」
 自民新人・鍵田氏と民主前職・馬淵氏が大接戦を展開する。無所属前職・森岡氏が必死で追い、共産新人・細野氏が続く。しかし、2割近くの人がどの候補に投票するか決めかねているようだ。
 鍵田氏は7月末の奈良市長選で落選したものの、約6万5000票を獲得したのが強み。自民支持層の6割近くを固め、民主、公明支持層にも浸透、無党派層にも食いこむ。60代、70代以上の4割前後を固めている。
 馬淵氏は民主支持層の7割近くを固める。自民、公明支持層にも食いこみ、無党派層の支持は4候補で最多の4割近く。40代の4割以上に支持がある。
 郵政民営化法案に反対し、自民非公認となった森岡氏は、公明支持層の約半数を固める。自民支持層へいかに浸透するかが鍵だ。
 細野氏は共産支持層の9割以上を固め、無党派層への浸透も図る。
 ◆2区
 ◇高市氏、幅広く支持拡大 追い上げ図る中村氏
 自民元職・高市氏が幅広い層で支持を拡大し優位な情勢。民主前職・中村氏が追い上げを図り、新党日本前職・滝氏と共産新人・中野氏が続く展開だ。
 奈良1区から2区へくら替えした高市氏は、30代以外の全年代で他候補をリード。自民支持者の6割以上、推薦を受ける公明支持者の8割近くを固めている。
 3選を目指す中村氏は、同年代の30代で、高市氏を上回る支持を得ている。また、民主支持の6割に浸透。
 郵政法案の賛否をめぐり新党日本入りをした滝氏は、古巣の自民支持層への浸透が鍵。
 中野氏は、県内選挙区で共産唯一の比例重複立候補。比例の共産支持層の約7割を固めている。
 ただ、約2割が投票する候補者を決めかねている。
 ◆3区
 ◇奥野氏、優位な戦い 全年代層で最も高い支持
 自民前職・奥野氏がすべての年代で最も高い支持を得て優位に立っている。民主新人・吉川氏が必死に追い、共産新人・正木氏が後に続く。約2割は、誰に投票するか決めていない。
 奥野氏は、元法相の父から受け継いだ強力な支持組織を生かし、男女別、市部・町村部別の支持でも他の2候補をリード。自民支持層の約6割をまとめ、公明支持層も約7割を取り込んでいる。無党派層からも最も高い支持を得ている。
 吉川氏は民主支持層の約7割を固めている。自民支持層の約2割にも食い込み、さらなる支持拡大をうかがう。
 正木氏は共産支持層の約7割を固めている。
 ◆4区
 ◇田野瀬氏が優勢 森下氏は民主支持層固める
 自民前職・田野瀬氏が優勢で、幅広い支持を集めている。民主新人・森下氏が追い上げを図り、共産新人・青木氏は支持拡大に努めている。誰に投票するか決めていない人は2割以上いる。
 田野瀬氏は20、30、50代と70代以上で4割以上が支持。市部・町村部別や男女別でも、いずれも約4割の支持を得た。自民支持層の6割、推薦を受けた公明支持層の7割も固めている。
 森下氏は民主支持層の9割以上を固めた。自民支持層からも2割近い支持を得ている。年代別の支持は60代で田野瀬氏を上回り、40代でも競り合っている。
 青木氏は無党派層への浸透を図る。

 ◇「郵政選挙」「政権選択選挙」争点二分
 ◆政権選択
 ◇「自民軸」望む声優勢、各世代に高い支持率 民主は3割
 衆院選後の政権は、「自民党を軸とした政権の続投」か、あるいは「民主を軸にした政権に交代」か――。有権者にそう尋ねたところ、「自民が軸」47%▽「民主が軸」30%▽「無回答」は24%で、自民党を軸にした政権が続くことを望む声が優勢となった。
 「自民が軸」は、男女別では男性46%、女性47%。各世代とも40%を超える高い支持で、20代、60代ではともに5割を超えた。政党別では、自民支持層の77%、公明支持層の73%を占め、無党派層も34%が支持。
 一方、「民主が軸」は、男女別では男性が35%を占めたのに対し、女性は25%にとどまった。年齢別では40代の33%が最高。政党別では民主支持層の75%、共産支持層の63%、社民支持層の65%を占め、無党派層は30%が支持した。

71片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:34:56
 ◆政党支持率
 ◇「自民支持」4割近く 「支持政党なし」は3割
 政党支持率は、自民が37%で最も高く、民主14%▽公明5%▽共産4%▽社民2%の順。国民新党と新党日本は0%。いわゆる無党派と呼ばれる「支持政党なし」は29%だった。
 年代別でみると、自民は50代〜70代以上がいずれも4割を超え、40代は32%を占めた。20代は21%で、30代は26%。
 これに対し、民主はどの世代も10%台で、20代では自民とさほど変わらないが、50代、60代、70代以上で差が付いた。
 「支持政党なし」は、20代の46%が最高で、40代が42%、30代が41%。対照的に、70代以上は12%、60代は18%だった。
 ◆重視する政策
 ◇「郵政」2割にとどまる 4割は「年金・医療・介護」
 最も重視する政策のトップは「年金・医療・介護」の41%。衆議院解散の引き金となった「郵政民営化」は20%にとどまった。次いで「税制改革」12%、「景気対策」11%。男女で大きな違いはなかった。
 年齢別で見ても、すべての世代で「年金・医療・介護」が最も多く、特に60代、70代以上では50%近くを占めた。一方、20代、30代では「教育問題」が高い関心を集めた。
 支持政党別では、公明支持層が「郵政民営化」をトップにしたほかは、各政党支持者とも「年金・医療・介護」を挙げた人が最も多かった。自民支持層は続いて「郵政民営化」を、民主と共産支持層は「税制改革」を挙げた。
 ◆無党派
 ◇全体の3割占める 「投票に行く」9割以上
 支持政党がないと回答したいわゆる「無党派層」は、全体の約3割を占める。「必ず投票に行く」と「たぶん行く」を合わせると9割以上となり、投票結果を左右する可能性が高い。
 小選挙区では誰に投票するか態度を決めていない人が1、2区では3割前後なのに対し、3、4区は4割以上で、目立った差となっている。
 一方、比例で投票する政党は自民が26%、民主が21%で、共産、公明がそれぞれ3%で続く。しかし36%は未定だ。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇質問と回答◇
 ◆小泉内閣を支持しますか。
         全体 男性 女性
支持する     50 49 50
支持しない    31 35 28
関心がない    10  9 10
 ◆どの政党を支持していますか。
自民党      37 38 36
民主党      14 16 12
公明党       5  3  5
共産党       4  5  3
社民党       2  2  1
国民新党      0  0  0
新党日本      0  0  0
その他の政党    1  0  1
支持政党はない  29 26 32
 ◆衆院選では投票に行きますか。
必ず行く     80 81 79
たぶん行く    14 12 15
たぶん行かない   1  1  1
行かない      1  1  1
 ◆衆院選で最も重視する政策は。
景気対策     11 13  8
税制改革     12 14 10
年金・医療・介護 41 40 42
郵政民営化    20 19 21
治安の回復     1  0  1
外交・安全保障   2  2  2
教育問題      6  4  8
 ◆今度の衆院選は「郵政選挙」だと思いますか。それとも「政権選択選挙」だと思いますか。
郵政選挙だ    43 39 48
政権選択選挙だ  43 49 36
 ◆衆院選後も自民党を軸にした政権が続いたほうがいいと思いますか、民主党を軸にした政権に代わったほうがいいですか。
自民党軸を望む  47 46 47
民主党軸を望む  30 35 25

72片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:37:01
2005総選挙:中盤情勢調査 全区で自民3氏が優勢 自民支持は33% /和歌山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050905-00000217-mailo-l30

 衆院選の投開票を11日に控え、毎日新聞社は1日から3日間、県内の有権者を対象に電話による特別世論調査を実施。取材結果も合わせて、総合的に情勢を分析した。1区は谷本龍哉氏(自前)が自民支持層を軸に安定した戦いを展開。岸本周平氏(民新)が民主支持層などを固めながら追い上げている。2区は石田真敏氏(自前)、3区は二階俊博氏(自前)が満遍なく浸透している。ただし、投票態度を明らかにしていない有権者も各選挙区で3割弱おり、終盤で情勢が変化する可能性もある。
 ◆1区
 ◇谷本氏、固い支持基盤で優位−−岸本・下角両氏、無党派層浸透が鍵
 谷本氏が支持基盤の強さを生かして、優位な戦いを展開。岸本氏は民主支持層を中心に浸透し追い上げている。下角氏は自民、民主批判票の取り込みを狙う。「支持政党はない」と答えた人のうち、半数は誰に投票するか決めておらず、無党派層の取り込みが今後の鍵になりそうだ。
 谷本氏は、自民支持層や推薦を受けた公明支持層のそれぞれ7割を固めた。後援会の支援を背景に、無党派層も3割取り込んでいる。年金・医療や郵政民営化の政策に期待が集まっている。
 岸本氏は民主支持層をほぼ固め、自民支持層や無党派層の一部に食い込んでいる。年金・医療の政策を重視する人の支持が半数。著名人を応援に招き、無党派層への浸透を図る。
 下角氏は共産支持層を基盤に、野党としての存在感をアピールし、支持の掘り起こしを目指す。
 ◆2区
 ◇石田氏が幅広く浸透し安定−−岸本・下村両氏、懸命の追い上げ図る
 石田氏が自民、公明の支持層を中心に幅広く浸透し、安定した戦いを展開している。岸本氏は民主、社民支持層の7割、下村氏は共産支持層の8割を固めた。「支持政党はない」とした人の4割はまだ誰に投票するか決めておらず、各陣営とも無党派層への浸透を図る。
 石田氏は自民支持層の8割、公明支持層の6割を固めた。昨年から紀の川筋を中心に「ふれあい集会」を続け、各地域で幅広い年代層に浸透。橋本市、岩出町などで一層の支持拡大を図る。
 岸本氏は連合和歌山の推薦を受け、民主、社民支持層の7割を固め、自民支持層の1割からも支持を得ている。また、無党派層の3割近くが岸本氏を選択。町村部での支持拡大を図る。
 下村氏は紀の川市議選を控える那賀郡を中心に支持の拡大を図っている。無党派層の多い橋本、海南両市や岩出町などでも浸透を目指す。
 ◆3区
 ◇二階氏、7選実績でカバー−−真鍋・上田両氏、支持拡大に全力
 二階氏は厚い支持基盤に加え、公明の推薦も得て優位な戦い。真鍋氏は市部で善戦している。上田氏は支持層の開拓を目指す。
 二階氏は党の選挙実務で地元入りが限られるが、過去7選の実績などでカバー。自民支持層の7割近くを固めたほか、無党派層でも支持を集めている。地元県議らが街宣活動や個人演説会で地盤固めを続ける。
 真鍋氏は民主支持層の約6割を固めた。ただ、県内では初めての選挙戦で、知名度アップは今後も課題。新しい保守票の掘り起こしと浸透が鍵。無党派層への支持拡大も狙う。
 上田氏は自民、民主との違いを訴える戦術を展開。3区では年金や介護などを重視する傾向が強く、社会保障に関心の高い有権者の取り込みと、保守の壁に挟まれて、革新の持ち味をどう出すかが課題だ。
 ◆最重視する政策
 ◇42%が「年金・医療・介護」、「郵政民営化」15%
 「最も重視する政策は何か」という質問に対して、最も多かったのは「年金・医療・介護」で、全体の42%を占めた。次いで「郵政民営化」(15%)、「景気対策」(13%)、「税制改革」(11%)の順だった。
 支持政党別では、自民支持層で最も多かった回答は「年金・医療・介護」の36%。「郵政民営化」は25%で2番目だった。民主党支持層では半数以上が「年金・医療・介護」を挙げた。「支持政党なし」と答えた人では「年金・医療・介護」が42%と最も多く、郵政民営化は9%で4番目だった。
 年代別では全年齢層で「年金・医療・介護」がトップで、いずれも3割以上。60代では62%に達したのをはじめ、20代も34%、30代で35%と、若年層も高い関心を示している。

73片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/06(火) 04:37:18
 ◆どのような政権
 ◇44%が「自民軸」、「民主軸」は33%
 「衆院選後にどのような政権を望みますか」という質問には、44%が「自民党を軸にした政権」、33%が「民主党を軸にした政権」と回答。無回答は23%だった。
 支持政党別では自民支持層の77%、公明の69%、国民新党の94%が「自民党を軸にした政権」を望み、民主支持層の89%、共産の62%、社民の78%、新党日本の84%が「民主党を軸にした政権」とした。「支持政党なし」と回答した人は、自民が31%、民主が30%でほぼ同率だった。
 年代別では「自民党を軸にした政権」と答えた人が、30代以上の幅広い年齢層で「民主党を軸にした政権」を上回った。
 ◆投票に行くか
 ◇9割以上「行く」、無党派層も高い関心
 「投票に行くか」という質問に対し、76%の有権者が「必ず行く」と答え、「たぶん行く」(19%)と合わせると95%に達し、選挙への関心は高い。
 支持政党別では、「必ず行く」との回答が最も多いのは公明で90%。民主と社民が84%で並び、共産(83%)、自民(82%)と続く。
 年代別では、「必ず行く」と答えたのが最も多いのが60代で84%。40代、50代、70代以上が79%で並び、30代がやや少ない73%。20代は最も少なく56%だった。
 各政党が動向を注目している無党派層のうち、「必ず行く」と答えた有権者は63%。「たぶん行く」(30%)と合わせると9割以上が投票の意思を持っていることが分かった。
 ◆支持する政党は
 ◇3割「支持政党なし」−−「自民支持」は33%、民主は14%
 支持政党は自民(33%)が最も高く、民主(14%)、公明(9%)、共産(5%)、社民(2%)、新党日本(1%)の順。「支持政党なし」は30%にのぼった。
 年代別では、自民は60代で46%、70代以上で43%を占めるなど、高齢者から高い支持を得ている。民主は20代で20%と若年層から比較的高い支持を得ている。共産は20代と50代からの支持率が高い。
 選挙区別では、自民の支持率は3区が35%とやや高く、1区で30%、2区で33%だった。民主と共産は1〜3区でほぼ均等の支持率。公明は1区が14%と最も高く、都市部に支持者が多いことが分かった。
 3選挙区の中で「支持政党なし」との回答が最も多かったのは3区の34%。1区は26%、2区は31%だった。
 ◆年齢・男女別
 ◇1区−−谷本、岸本氏幅広く
 谷本氏は、30〜60代の男性を中心に、各年代の男女から安定した支持を集めている。岸本氏も満遍ない年齢層で支持を得ており、20代男性と50代女性の支持率が高い。下角氏の支持は、40代以上の中高齢層の男性が目立っている。
 ◇2区−−石田氏が広く浸透
 石田氏はすべての年齢層に幅広く浸透し、特に40、60代では約半数の支持を得ている。岸本氏は20代で石田氏と並ぶが、50代で浸透が低い。下村氏は20代で支持を広げているが、30代以上への浸透が課題。30、50代では「誰に投票するか決めていない」と答えた人が3割に上る。
 男女別では、石田氏はほぼ均等に支持を得ている。岸本氏は男性の支持率が高い。下村氏もほぼ均等。
 ◇3区−−二階氏、満遍なく
 二階氏への支持は年齢を問わず広がっており、約5割を占める年代が多い。真鍋氏は自身と同じ30代で、約3割の支持を集めて二階氏と競り合っている。上田氏への支持は50代が中心で比較的高い。
 男女別では、二階氏はいずれも5割前後が支持。真鍋氏は女性より男性の支持率が高い。上田氏は男女とも同程度だった。

74片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/07(水) 02:27:44
転ばぬ先の「二また推薦」
自民支持の業界、民主候補も 京都
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2005090600050&genre=A1&area=S00

 長年、国政選挙で自民党を推してきた滋賀県内の業界団体が、民主党候補も支援する「二また推薦」が、今回の衆院選でも相次いでいる。2大政党化が進み、「どっちに政権が転んでもいいように」との思惑が絡み、団体推薦のスタイルが変わりつつある。自民党は「仕方ない」と冷静を装い、民主党関係者は「ありがたいが、票につながるかどうかは不透明」と複雑な心境を明かす。

 ■ 2大政党化 余波? 各党複雑 「票」の行方は不透明

 県内の中小企業の350組合でつくる県中小企業団体中央会の政治団体「県中小企業政治連盟」は今回の選挙から、従来の自民党候補に加え、民主党の3候補を初めて推薦した。事務担当者は「今後、民主党が政権をとる可能性もある。推薦しないと陳情に行く時に困る」と率直に話す。

 前回の衆院選から民主党候補も推薦している県商工会の政治団体「県商工政治連盟」も「両党とも公約に大差はなく、抵抗感はない」と言い、今回も自民党、民主党などの7候補に推薦状を送った。関係者は「どちらが勝つか分からない。取りあえず両方出しておいた方が得策」と説明する。

 「県歯科医師連盟」も前回に続いて、自民党と民主党の候補を推す。担当者は「自民党だけでなく、民主党の候補も、歯科医療の充実に力を貸してもらえる」と力説する。

 一方、前回選挙で自民党候補を支援した「県医師連盟」は今回、1区に限って民主党候補を推し、自民党候補の推薦を見送った。中央の日本医師連盟が「各地方組織の意見を尊重する」と方針を変えたため、政党より個人を重視し「医療の充実に力を尽くしてもらえる候補を選んだ」という。

 両党の候補者の事務所は、各団体からの推薦状を壁や天井に張り付けている。ある民主党候補の事務所は、初めて届いた自民党支援団体の推薦状を目立つ所に張っている。

 自民党サイドは「推薦の数で当落が決まる時代は終わった。基本的に団体は自主投票で、長い付き合いのある自民党に振り向いてくれるはず」と言い、民主党関係者は「見向きもされなかった業界から声が掛かることは喜ばしい。ただ、票に結びつくかは別問題」と話している。

75片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/07(水) 02:31:10
35%が自公に期待 民主は27% 政権枠組み県内調査 兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00034973sg300509051000.shtml

 神戸新聞社は、衆院選について一日から三日にかけて、兵庫県内の有権者を対象に電話世論調査を実施した。望ましい枠組みは―と期待の政権像を聞いたところ、自民・公明の連立政権が35・0%で、もっとも高かった。政権交代を掲げる民主党中心の政権は27・1%にとどまった。

 政党支持率は自民31・8%、民主14・4%。二大政党化といわれる中、昨年の参院選の調査時に比べると自民が民主との差を広げている。支持政党なしは33・3%で、自民支持者を上回った。

 また、比例代表の政党選択は、自民34・7%で、民主の25・0%を上回っている。

 与党側が争点としている郵政民営化問題について、「賛否を投票の判断基準にするか」との質問には、40・2%が「する」とした一方で、「しない」23・6%、「どちらともいえない」31・9%と、答えが分かれた。

 今の日本が抱える最大の課題について尋ねたところ、「年金など社会保障」が圧倒的に多く45・4%。次いで「景気・雇用対策」の13・4%。郵政民営化を挙げたのは10・7%だった。

 今回の衆院選への関心は非常に高く、「大いにある」53・1%、「少しはある」35・3%を合わせた関心度は88・4%に上った。

 とくに女性より男性の方が高く、58・9%が「大いにある」と強い関心を示している。

76片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/07(水) 03:28:28
【激突劇戦 大阪10区】公明、労組…どう動く組織票(09/06)
http://www.sankei.co.jp/databox/election2005/0509/050906e_nat_39_1.htm

 「相手のことは考えんでええ。自分らの票を積み重ねたら絶対に勝てる」

 公明の地元幹部は、組織票の重みを強調する。

 大阪10区に候補を擁立していない公明は、平成十四年十月の衆院補選、翌年十一月の前回総選挙に続き、今回も自公連立政権下の選挙協力で松浪健太を支援する。前回選挙の比例代表で公明は10区で約二万七千票を獲得。松浪にとっては重要な組織票となる。

 公示後、高槻市内で開かれた公明の比例近畿ブロック候補の決起集会に出席した松浪は「自公連立政権しか日本をつくることはできない」と訴えかけた。「選挙区は健太、比例は公明」と気勢をあげた約千五百人の公明支持者からは「負けるなー」と激励の声が飛び、「健太コール」さえ起こった。

 公明の地元幹部は、十二年六月の衆院選で、辻元清美陣営が公明批判を展開、同党候補が小差で敗れたことも、松浪全面支援の背景にあると打ち明ける。

 公示直前、自公協力が崩れた東京12区をめぐり、松浪支援への不満をぶつける公明支持者を、地元幹部は「お怒りは分かるが、健太に入れないと…」となだめた。

 「労組から民主に投票しろといわれてるけど、迷うねえ。何せ、辻元さんがいるから」。高槻市内で営業するタクシー会社の運転手の言葉は、労組票の行方の不透明さを物語る。肥田美代子は労組など約百五十団体の支援団体を抱えるが、私鉄系の労組は旧社会党の流れをくむだけに事情は複雑だ。

 「以前は組織票を読めたが、今は難しい。支持を取り付けても労組の末端までは投票を強制できないよ」。肥田陣営の幹部は唇をかんだ。

 新興住宅街が多い10区で、各候補は浮動票の掘り起こしに懸命だが、組織票の行方も気がかりのようだ。(敬称略)

77片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/07(水) 13:41:24
また30人自民離党
滋賀2区
http://www.chunichi.co.jp/05sousenkyo/050907T1047007.html

 衆院選滋賀2区で、無所属で立候補した前職の小西理さん(47)を支援するため、自民党の米原市議ら30人が6日、党県連本部に離党届を提出した。同選挙区では、同党県議ら約100人が先月29日に離党届を提出。さらに、長浜市議ら約20人も提出を予定しており、離党者は150人程度になる見通し。

 新たに提出したのは米原市議6人のほか、愛知郡、犬上郡、伊香郡内の町議ら。議員は26人で、残り4人は一般の党員。

 30人分の離党届を提出した中村善一郎県議は「小西さんを落とすわけにはいかない。離党届は地元の決意の表れ」と話した。

 同選挙区では小西さんのほか、自民新人の藤井勇治さん(55)、共産新人の丸岡和世さん(54)、民主前職田島一成さん(43)が立候補している。

78片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/09(金) 15:19:14
俺か・・・

ネット世論沸騰
衆院選 京の選対 対応に苦慮 京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005090900114&genre=A1&area=K00

 「○○候補がいま演説してるよ」「△区は民営化反対勢力が優勢だってさ」…。インターネットの掲示板やブログ(日記風のサイト)が衆院選の話題でにぎやかだ。1日の書き込みが1万件を超える掲示板もある。京都選挙区に限定したページもあり、選挙事務所は「デマが多く、まともに相手にできない」と一蹴するところがあれば「うわさも情報のひとつ」とひそかに気にするところも。有権者の反応に敏感な各選対だが「ネット世論」への対応は定まらないようだ。

 「衆院選」などのキーワードで検索すると、報道機関や市民団体のサイトに加え、掲示板や個人のブログが大量に並ぶ。とくに匿名で書き込みができる掲示板は刻々と情報が更新され、閲覧数も多い。

 小泉首相が京都で街頭演説した8月31日にはその様子を実況し、論評する書き込みが相次いだ。

 掲示板によっては特定の候補への非難、中傷や根拠のない情報が多いが、なかには候補者の実績や過去の発言を分析したり、政策を比較、検討したりしているサイトもある。

 府内の各選挙事務所は「情報分析の方法や内容は秘密事項」とするが、特定のサイトを定期的にチェックしている事務所もあるようだ。

 市内の新人候補の選対幹部は「ネットの情報はメディアの情報に比べて優先順位は低い」としながらも「掲示板の発言は世間話のようなもの。ときに投票行動につながることもあり、発言の流れは気にしている」という。

 別の現職の事務所も「ネットの意見に、大きく左右されることはないが、有権者の関心の動向を探る一つの手段だ」と、とらえている。

 一方、デマや悪質な中傷に対しては「無視するしかない」のが現状だ。

 公選法の絡みで、公示後に候補者側がホームページや電子メールなどで、意見を発信するのが難しいことと「下手に口出しすると、格好のネタを提供してしまう」(ある選対幹部)からだ。

79片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/09(金) 15:20:42
馬淵氏やや優勢-1区【05衆院選・終盤の情勢】奈良
http://www.nara-shimbun.com/n_all/050909/all050909a.shtml

   民主党前職の馬淵澄夫氏がやや優位に立つものの、郵政関連法案に反対したため無所属での出馬に転じた前職の森岡正宏氏に代わりに、自民党公認となった新人の鍵田忠兵衛氏が激しく追い上げ、保守分裂のなかで森岡氏が追撃する。共産党新人の細野歩氏も知名度アップに懸命の取り組みをみせている。

 馬淵氏は地盤である西部に支持が浸透。派手なパフォーマンスなどは控え、街頭宣伝、ミニ集会で政策を訴える戦術を徹底。7日には初のマニフェスト街頭講座を試みた。公示直前に、岡田克也・党代表が駆けつけるなど奈良は「重点区」としてきたが、郵政改革をめぐる保守分裂で、序盤は埋没の危機感もあった。しかし徐々に勢いをつけており、中盤以降「潮目は変わった」と陣営は見ている。自民の地盤といえる東部にも切り込み、スタッフによるポスター貼りのローラー作戦で相乗効果を見込んでいる。「政権選択」の中で社民支持層なども引き付けている。

 追う鍵田氏は、西部での知名度を上げるため、後半はゲリラ的なミニ演説を精力的に展開し、接戦に持ち込みたい構え。森岡氏の支持層への切り崩しに力点を置き、党公認を強くアピール。最終盤での武部幹事長の来援も決まった。

 ただ市選出県議が一枚岩といい難く、、鍵田派、、の市議が活発に動いて脇を固める。直前に行われた市長選に比べて電話作戦も活発。4日の決起集会では母親が壇上から支援を訴えた。陣営は「後援会の結束はゆるぎない」と、旧市街や東部の手ごたえに自信を示すが、西部を中心とした浮動票の流れを警戒。投票率は60%を超えるとみている。

 森岡氏は自民党籍のまま無所属で立候補。保守分裂のあおりを受けているが、懸命の追い上げをみせている。郵政民営化反対の特定郵便局退職者団体、簡易郵便局関係団体のほか多業種の80団体が支持を表明している。とりわけ、小泉政権の医療規制緩和路線に危機感を持つ県歯科医師連盟の支持が特徴的。親密さを増す。

 これまで森岡氏と良好関係にあった公明党は、県内で唯1、1区では「自主中立」。陣営では投票日直前まで支持を要請する。保守系市議も十人が、個人演説会などで協力している。無党派層への浸透のため、西部での演説を強化、旧市内での保守票争奪も激しさを増している。

 細野氏は6、7日ときょう8日の3日間、個人演説会を開催。連日20カ所を超える街頭宣伝には、党市議も全面バックアップ。党後援会もフル回転する。陣営は「街頭の手ごたえはいい。郵政民営化や改憲、庶民大増税に反対する党の姿勢に支持が広がっている」としている。
(2005.9.9 奈良新聞)

80片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/09(金) 15:22:01
組織力で高市氏先行-2区【05衆院選・終盤の情勢】奈良
http://www.nara-shimbun.com/n_all/050909/all050909b.shtml

   郵政民営化問題を巡る対決で全国的な注目区となった2区。知名度と組織力で勝る自民党元職の高市早苗氏が先行し、若さと行動力を前面に出す民主党前職の中村哲治氏が急追している。郵政法案に反対して新党日本からの出馬となった前職の滝実氏が懸命に追いかけている。元県議の共産党新人の中野明美氏も支持の拡大に躍起で、息の抜けない戦いは、最後まで続きそうだ。

 高市氏は、選挙区が代わったにもかかわらず、知名度の高さと党の組織力を生かした戦いを展開。一部に保守分裂による保守系関係者の動きの鈍さも見られるが、着々と支持を拡大し、自民支持層をまとめ、無党派層へも確実に浸透している。懸念された公明票も、推薦決定が遅れたが、着実に固めつつある。加えて小泉首相をはじめ、7日には森喜朗・前首相が来県するなど党幹部が次々に応援。小泉構造改革支持の全国的なうねりを背景に堅調さを維持している。また新興住民層への浸透をさらに進める。

 中村氏は、連合系労組票の大半を固めつつ、幅広い年齢層の支援を背景に支持拡大を図っている。ただ、前回選挙のように党全体に追い風が吹いていないのが実情。無党派や新興住民の多い地域を中心に精力的に動いているが、他候補と地盤が重なったり、侵食を余儀なくされており、厳しい戦い。また前回、保守層に食い込んだ地域でも、保守陣営の厳しい引き締めにあっている。最終盤に党幹部の来県も仰ぎ、無党派層を主ターゲットに活路を求める。

 滝氏は、保守分裂の中で比例代表も見据えた厳しい選挙戦を強いられている。旧知の保守系議員や特定郵便局長OBらの組織、医療関係など業界諸団体の支援はあるものの、支持基盤の激しい切り崩しにあっている。新党の認知度の上昇とともに、同情票を含め党派を超えた支持も集めてはいるが、無党派層への浸透は今一歩。最終盤に向け、選挙区、比例の情勢を見極めた戦略が、生き残りへのカギとなりそう。

 中野氏は、党支持層の多い生駒、大和郡山両市、生駒郡を中心に支持を固める。志位和夫・党委員長の来県もあり、陣営では無党派層への浸透に手ごたえを感じているが、大きな潮流までには至っていない。
(2005.9.9 奈良新聞)

81片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/09(金) 15:23:01
奥野氏、地盤固め安定-3区【05衆院選・終盤の情勢】奈良
http://www.nara-shimbun.com/n_all/050909/all050909c.shtml

   組織力で勝る自民党前職の奥野信亮氏がやや優位に立ち、民主党新人の吉川政重氏が猛追つる展開だ。共産党新人の正木敦氏は比例代表と連動した運動を進めている。

 二期目を狙う奥野氏は、元法相の父・誠亮氏から受け継いだ強力な地盤を固め、安定した戦い。各地の後援会を中心に、各市町村の首長や議員、県議、地域の経済界なども支援し、推薦を受ける公明党の支持層にも確実に浸透している。また、「小泉人気」を追い風にして、民間出身であり改革派であることをアピール、無党派層への浸透を図っている。公示前には安倍晋太郎・党幹事長代理や中川秀直・国対委員長、公示後にも竹中平蔵郵政民営化・経済財政担当大臣や森喜朗前首相ら「大物」が次々と応援に駆けつけ、追い風となっている。

 奥野氏は地元の御所市や大和高田市、葛城市などで他を一歩引き離している。香芝市は地元の吉川氏が勢いを持っている。奥野陣営も大票田の同市で、吉川氏の高い知名度に警戒感を強める。最終盤での同市の動向が、選挙戦の勝敗のカギを握っている。

 一方の吉川氏は、香芝市内のニュータウンのサラリーマン層や、旧社会党系シンパの掘り起こしに、こまめな街頭宣伝活動を続けている。とくに主婦層の反応が良くなってきた。前回選挙で民主党候補が奥野氏に2倍の差をつけられた葛城市では、今度は差を縮めてきており、陣営でも驚くほどの感触を得ており、さらに追い上げる。大和高田市は、連合労組への電話作戦、社民票の掘り起こしに懸命。前回は同党候補が5000票近い差をつけられた奥野氏への巻き返しを図っている。また民主党参院議員の前田武志氏の後援会組織「前田会」の動きも活発。葛城、大和高田の両市で接戦に持ち込めば、「勝機あり」としている。

 北葛城郡と磯城郡の郡部でも、前回選挙より反応は良く、北葛城郡では前田会系の靴下関係者の支援も得ており、最後の追い込みに入った。

 三度目の挑戦となった正木氏は、連日、精力的な街頭宣伝活動を展開、「暮らしを守る政党」を訴える。日中の街頭演説とともに、夜は大和高田市、葛城市、御所市、王寺町などで個人演説会を連日行っている。政策面では増税反対を強調。医療関係者が応援アピールを行い、「外国と比べて、いかに日本で医療や福祉に予算が使われておらず、企業の税負担が少ないか」を訴えている。

 正木陣営は「短期決戦で選挙活動は、やや遅れ気味。追い込みをかけて、前回票の上積みを目指す」としている。
(2005.9.9 奈良新聞)

82片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/09(金) 15:24:03
田野瀬氏、浸透に勢い-4区【05衆院選・終盤の情勢】奈良
http://www.nara-shimbun.com/n_all/050909/all050909d.shtml

   序盤から優位に戦いを進めてきた自民党前職の田野瀬良太郎氏が、組織力を背景に勢いを増し、同じ政権与党の公明党の支持層にもよく浸透している。これに民主党新人の森下豊氏が猛追している。森下氏は出身地の吉野郡で、一部自民党支持層にも食い込むなど田野瀬氏と激しい攻防戦を繰り広げている。事実上、両氏の戦いとなっており、共産党新人の青木光治氏は、苦戦を強いられている。三陣営とも最終盤は、大票田の橿原市など市部に焦点を合わせ、無党派層への浸透に拍車をかける。

 田野瀬氏は、昼はスポット演説を1日に5、60カ所で行う街頭宣伝活動、夜は各首長や与党議員らの応援を得て、時間差で2、3カ所での個人演説会を続けてきた。優勢が伝えられるマスコミの世論調査報道にも、陣営スタッフは「実感はわかない」と冷静だ。全後援会に向け、「さらに一票でも多くの上積みを」と呼びかけるなど、一層の引き締めを図っている。

 最終盤は街頭宣伝、個人演説会をさらに強化、宇陀郡から桜井市、さらに橿原市へと戦いの場を移していく。橿原市はこれまで、無党派層が民主党に流れる傾向があり、厳しい戦いを強いられているが、全国的に高まっている自民党の支持率を背景に支持拡大を狙っている。

 森下氏は地元の吉野郡で、田野瀬氏に迫る勢いをみせ、互角の戦いに持ち込もうと躍起だ。当落を左右する橿原市や桜井市など市部では、選挙準備が遅れたこともあり、知名度を含めて浸透しきっていない。地元大淀町の後援会や、民主党参院議員の前田武志の後援会を中心に、市部での支持の拡大を図り、巻き返しに懸命だ。

 市部で力を発揮する労組関係の支持に期待しており、自民党の高支持率のなかで、どこまで無党派層へ浸透ができるか。街頭宣伝活動では「政権交代」を強調し、選挙カーを下りて、直接有権者に会い、支持を訴える。とくに無党派層への浸透に全力を挙げる。

 青木氏は、連日20カ所以上でスポット演説を行い、街頭宣伝活動に力を入れている。橿原市や桜井市でミニ集会を精力的に開催するなどしているが、田野瀬、森下両氏を脅かすほどの勢いはない。最終盤に向け、年金改革や福祉政策の充実などの政策面を強くアピールし支持拡大を狙う。

 共産党支持者をはじめ地元橿原市の市年金者組合や桜井市社会保障推進協議会など支持団体からの票を固めるが、橿原市以外の市町村、特に山間部で浸透が遅れており、依然として苦戦を強いられている。
(2005.9.9 奈良新聞)

83片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/09(金) 16:49:44
選挙カー衝突、横転 京都の交差点 府議ら7人が軽傷
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000028-san-soci

 九日午前九時十分ごろ、京都市南区中久世の府道交差点で、衆院選京都1区の自民前職、伊吹文明候補(67)のワンボックスタイプの選挙カーと乗用車が出合い頭に衝突し、弾みで選挙カーが横転した。乗っていた京都府議と市議の男女計三人を含む運動員六人が頭や足に打撲などの軽傷を負い、乗用車の男性(57)も軽いけが。伊吹候補の事務所によると、同候補は滋賀県内の選挙区へ応援に出かけていて、選挙カーには乗っていなかった。
 府警向日町署などの調べでは、事故現場は信号のない交差点。選挙カーが交差点に進入したところに、左から来た乗用車と衝突したらしい。同署で事故原因を調べている。
 事故で選挙カーはドアが大きくへこみ、屋根の上に設置していた演説用の台が車体から外れた。陣営では、「京都市内の細い路地を通行することも想定して」別に用意していた乗用車を使って街宣活動を再開した。
 しかし、事務所スタッフ計六人が負傷したショックは大きく、陣営幹部は「地元の議員は十四人で、一度に三人も欠けるのは痛手。(投票日まで)残りわずかというタイミングだったのが不幸中の幸いだった」と話した。
(産経新聞) - 9月9日15時35分更新

84片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 19:59:18
15万票に熱視線
京の自民候補、最後は「公明頼み」京都
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005090900039&genre=A1&area=K00

 最終盤に入った衆院選で、固い組織票を持つ公明党の存在が、京都でもクローズアップされてきた。8日、同党と連立を組む自民党候補の集会には、公明党の幹部や比例候補が相次いで出席。自民党サイドから「比例は公明へ」との呼びかけも行われた。投票を間近に控え、公明票への視線は熱を帯びてきた。

 ■投票間近に迫り

 この日、京都市南区のホテルで開かれた衆院京都3区の自民党新人の集会には、公明党府本部の山名靖英代表が参加、「最後の決め球を打つのは公明党」と存在感をアピールし、「比例は公明に」と訴えた。自民党新人も「自公連立でないと構造改革は進まない」と、支援を求めた。

 公明党は、4区を除く京都の5つの小選挙区で自民党候補を推薦する。ただ自民党は、「比例は公明党に」と強調した前回、「違和感を抱いた自民党支持者が離れた」(京都市議)との分析から、今回は表立った公明党支持は控えてきた。

 だが、公明党は前回衆院選、昨年の参院選でともに15万余りの比例票を獲得するなど、府内で安定した組織票を持つ。選挙戦も大詰めを迎え、これまで控えめだった自民党サイドも、熱いまなざしを送り始めた。

 郵政民営化法案への対応をめぐり、自民党が「分裂」となった4区。党本部から公認された自民党新人は7日、右京区の事務所で「公明党は自民党と連立している盟友だ。冷静に考えてくれるだろう。私は公明党を信頼している」と話した。

 一方、自民党公認を得られなかった無所属前職が8日開いた決起集会では、応援の野中広務元自民党幹事長が「公明党からは厚い支援と信頼を得ている。比例では公明党に理解を」と訴えた。

 公明党も、引退した山名代表の議席を継承する比例近畿の候補者は名簿順位は5位で、「当選圏ぎりぎり」(府本部関係者)という事情を抱える。同日夜、東山区であった2区の自民党新人の集会には、比例近畿に立候補している公明党候補が出席、「全力で自民党候補を応援するので、比例では公明党をよろしく」と、自民党の積極的な支援に期待を示した。

85片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 20:59:57
柳本氏については選挙後また語ります。

激戦区を歩く:’05衆院選/1 3区 民主VS公明、党の威信かけ /大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000188-mailo-l27
 ◇共産は「企業献金の党」批判
 「公明党はカネにクリーンという結党の精神に戻って、政治とカネの問題を解決すべきだ。しかし自民党と与党一体になって、それを忘れてしまった。公明党は党名を変えろ」
 今月3日、西成区のスーパー前。民主党前職の辻恵氏とともに、マイクを握った岡田克也代表は買い物客ら約300人の聴衆を前に、激しい公明党批判を繰り広げた。
 翌4日、住吉区で、公明党前職の田端正広氏がすかさず反撃する。「岡田代表が西成区で『公明党はクリーンでなくなった』とわめき立てたようだが、クリーンでないのは民主党だ。この2年間に5人の民主党議員が逮捕されたり、辞職した。こんな政党に政権を渡すわけにはいかない」。絶叫が響いた。
 激戦を裏付けるように、公明、民主両党の“批判合戦”は熱を帯びる。政策を見極めようと両陣営の街頭演説に駆けつけた無職女性(74)が、ぽつりと漏らした。「郵政民営化で将来どうなるんか、子どもが減ったら暮らしはどうなるんか。疑問に正面から答えてほしかったんやけど……」
  ■     ■
 西成区や住吉区など大阪市内四つの区にまたがる大阪3区は、選挙での自公協力の成否を占う「モデル区」の一つ。自民党前職の柳本卓治氏が比例単独に回り、公明党前職の田端氏が小選挙区で戦う構図は今回で3回目だ。
 だが今回、柳本氏は公示直前まで選挙区からの出馬を譲らず、公明党幹部は協力の出遅れに懸念を漏らす。「自民党支持層の一部が民主党に流れたり、白票を投じる可能性がある」。事実、3区での白票などの無効票は前々回、約1万6800票。前回も約9400票を数えた。
 田端氏の応援に駆けつけた自民党の福田康夫・前官房長官が「自民党支持者も、代表は田端さんという認識を持ってもらわなきゃ困る。ケチな根性を捨てて、大きな仕事をするのが連立政権だ」と訴えたのも、大阪3区が自公連携の“定着度”を測る選挙区になっているためだ。
 一方、民主党にとっては、自公政権の「牙城」にくさびを打ち込む格好の舞台。「民主党対公明党の必勝作戦を展開する」。解散直後の先月12日、菅直人前代表は大阪市内の会見で、大阪3区を念頭にそう力を込めた。自公両党が大物を相次いで投入すれば、民主党も岡田、菅両氏らが応援に入る。党の威信をかけた戦いを演じている。
  ■   ■
 民主、公明両党のつばぜり合いの中で、共産党新人の安達義孝氏は5日、住吉区のスーパー前でマイクを握った。「自民党も民主党も、企業から献金を受ける政党には何一つ違いはない」。安達氏は前回、落選したものの、保守層からも票を取り込み、約3万3400票を得た。2回目の挑戦となる今回、自公協力に批判的な自民支持者に加え、無党派層からの得票をうかがっている。
  ■   ■
 日増しに熱を帯びる衆院選は11日の投票日まで残り5日と迫った。与野党候補がぶつかり合う府内の激戦区を探る。【堀川剛護、川上克己】(つづく)

86片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:03:00
2005総選挙:各陣営、終盤へ最後の力−−1区ルポ /和歌山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000220-mailo-l30

 ◇組織引き締める自民・谷本氏/著名人招き無党派層にPRする民主・岸本氏/「政策論争ない」と自・民批判の共産・下角氏
 「自民か民主か、どちらの政権がいいかを問う選挙。1区は民主、共産と自民の非常に厳しい戦いになっている」。最高気温が30度を超えた3日昼、和歌山市内のスーパー駐車場で、自民前職の谷本龍哉氏(38)が声を張り上げた。
 毎夜数カ所で開催される個人演説会でも「二大政党」を意識し、対抗心をあらわにして民主を批判。「民主に政権は任せられない。勇気を持って改革を前に進められるのは自民だ」と話す。
 同じ日の南海和歌山市駅前。民主新人の岸本周平氏(49)は友人の「村上ファンド」代表、村上世彰氏とともに絶叫していた。「和歌山を変えよう」。民主候補が1区で戦うのは初めて。「ようやく和歌山で実現できた政権選択選挙」と訴える。
 和歌山市を選挙区とする1区は、03年の前回選で民主が候補を立てられなかった。自民、共産の一騎打ちで、谷本氏が約10万票を得て圧勝。民主との初対決となった今回、谷本氏は「1回目の選挙の時以上の戦いをしなければ勝てない。政治生命を懸けて戦う」と支持者を前に誓う。
 初当選した00年6月の衆院選は与党の選挙協力のあおりで無所属で出馬。自民推薦の中西啓介氏=保守(当時)=との保守分裂選挙を制した。中西氏は政界を引退し、02年1月に亡くなった。
 中西氏の支持者の一部は今回、岸本陣営に合流。選対幹部は「中西さんを支えた支援者が1人、2人と加わり、陣営の意気は上がっている。この選挙は弔い合戦だ」と力を込める。
 郵政民営化のけん引役である竹中平蔵郵政民営化担当相も、出身地の1区に“参戦”した。内閣府政策参与としてともに働いた岸本氏が「竹中氏のブレーン」として取り上げられると、谷本氏を推す竹中氏は即座に「私のブレーンではない」と否定。岸本氏に内容証明郵便を送るなど打ち消しに躍起になった。岸本陣営は静観の構えだが、「国会の委員会で、(岸本氏は)アドバイザーと答弁しているのに」というぼやきももれる。
 谷本氏は2期5年の実績を生かし、組織を固め、そこから無党派層などに支持を広げる「正攻法」(陣営幹部)を取る。7日には森喜朗前首相を招くなど、大臣クラスの党幹部に和歌山入りを要請、引き締めを図る。
 対する岸本氏は無党派層の取り込みを狙い、著名人を招いて交遊の広さをPR。楽天の三木谷浩史社長や榊原英資慶大教授が応援に駆けつける。
 一方、自民と民主のせめぎ合いの中で奮闘する共産、下角力氏(52)の陣営幹部は「有権者には、自民、民主の選挙手法は古い体質を引きずったやり方に映る。両党ともきちんとした政策論争がない」と批判する。
 市田忠義書記局長が応援に駆け付けた先月31日、JR和歌山駅前での演説で、下角氏は「自民も民主も同じレール上にいるから候補者が相互乗り入れできる。JRと私鉄が相互乗り入れができるのは便利だが、政治の世界ではどうか」と痛烈に皮肉った。陣営は自民、民主の政策を「国民に痛みを押し付け、大企業、財界の方にしか目を向けていない点で同じ」と強調する。
 民主候補の参入で新たな戦いの構図となった1区。11日の投開票に向け、各陣営は最後の力を振り絞って終盤を迎える。
9月7日朝刊
(毎日新聞) - 9月7日17時11分更新

87片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:03:47
激戦区を歩く:’05衆院選/2 8区 自公共闘に民主が危機感 /大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050907-00000275-mailo-l27
 ◇特定郵便局長にも訴え
 豊中市北部の会館で4日夜にあった自民新人、大塚高司氏の個人演説会。地元が地盤の公明党市議が「選挙区は大塚高司、比例区は公明党でお願いします」と連呼すれば、同党の府議も「選挙区は大塚さんで戦います。比例区は公明に大勝利を」と訴えた。
 前回選挙で大塚氏は、公明推薦を得られなかったが、立候補表明からわずか3カ月で、当選した民主前職の中野寛成氏との得票差を約1万8000票まで縮めた。善戦が評価され、次期立候補者ポストの党選挙区支部長となって約2年間、地元に張り付き、支持者開拓に努めてきた。
 今回は公明からの推薦が大きな武器。大塚氏は「郵政事業に携わる人は全国で38万人もいるのに、治安を守る警察官はたったの24万人。おかしくないか。こういう問題を確実に解決していけるのは自民と公明。伊丹空港の縮小問題に歯止めをかけられるのも与党議員がいてこそ」と話す。公示後は安倍晋三幹事長代理、町村信孝外相、額賀福志郎前政調会長らを招き、党中央の幹部とのつながりをアピール。6日夕には森喜朗前首相も応援に駆けつけた。
  ■   ■
 「公示前までは『大丈夫』と言われたが、これほど厳しい選挙戦は経験したことがない」
 中野氏の陣営幹部は、大塚氏の激しい追い上げに危機感をあらわにしている。5日夜、豊中市内の寺で開かれた個人演説会で、中野氏は「小泉(純一郎首相)さんは郵政民営化ばかりをいうが、(郵政公社の)サービスがいいのに、改革をどうして急ぐのか。郵便局員の給料も税金から出ているわけではない」とし、「年金問題に取り組んで暮らしを安定させ、本当に役立つ障害者自立支援法や人権救済法の制定などが必要。冷たい政治から、血の通った政治にしたい」と力を込めた。
 党幹事長や衆院副議長などを務め、保守層にも手堅い支持基盤を持つ中野氏。今回は、他選挙区の民主党候補の応援を極力減らし、ほとんどの時間を地元での選挙活動に費やしている。陣営は4日の合同選対会議で引き締めの強化を決定。旧同盟系の労働組合票などを掘り起こして基盤固めを行うとともに、無党派層への浸透に重点を置いた支持拡大を図っている。
  ■   ■
 昨年秋に立候補を表明した共産党新人の斉宮澄江氏は、今回が2回目の挑戦。支持のすそ野を広げるため、従来は「水と油」の関係とされた地域の特定郵便局長とも会い、郵政民営化一色の小泉政権を批判するとともに、共産党の考え方をコツコツと話してきた。仏教系の宗教団体にも足を運び、「小泉首相の靖国神社参拝は間違っている」と熱っぽく語り、共感の輪を広げた。
 5日、阪急豊中駅前でマイクを握った斉宮氏は「自民でも民主でも国民のための政治は実現しない。憲法9条と平和を守り抜くのは、確かな野党の共産党。暮らしを守るため、サラリーマン増税、消費税増税にはきっぱり反対です」と訴えた。【阿部浩之】

88片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:05:32
経験生かした票の奪い合い 京都1区、前職3人が争う激戦区
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000025-kyt-l26

 京都の中心部を選挙区とする衆院京都1区は、自民、民主、共産3党の前職3人が争う激戦区。西陣や室町地区などに、中小地場産業の企業を多数抱えるだけでなく、近年はマンション建設で新住民も増えつつある。各候補者は、組織固めと無党派層対策を両立させるなど、経験を生かしたベテランならではの選挙戦略で、票の奪い合いを繰り広げている。
 「京都の発展のため努力したい」。自民党の伊吹文明候補は、数百人規模の業界団体集会を精力的に重ねている。日中は他府県で党候補を応援しても、地元の夜の演説会には戻る。
 公明党の支援を受けて毎回8万票を取るが、昨年夏の参院選の1区エリアで、自民党候補が5万票台なのに、民主党候補が8万票台に乗せた。警戒感を強めている。
 公示後の「室町後援会」決起集会で、公明党市議が初めて演説した。業界別、地域別の約60の個人後援会と府市議がフル回転。「小泉人気で反応はいいが、上滑りが心配」と手を緩めない。
 「前回の2万票差を縮めないと危ない」
 民主党前職の玉置一弥候補は、8選の実績を訴え、必死に攻め掛かっている。京都6区から選挙区替えした前回は、比例近畿の党名簿1位に1人で座ったが、今回は同じ1位に近畿の候補者全員が並ぶ。
 無党派層を取り込むための街頭演説に加え、西陣地区をはじめ自民党支持の業界団体関係者に接触した。
 郵政民営化法案に反対する立場から労組と共闘した特定郵便局長の支持も取り付けた。夜の集会では、「反創価学会」の宗教団体票にも触手を伸ばす。
 「郵政関係者の票はいただいた」と玉置陣営がいえば、「そうはならない」と伊吹サイドは電話でつなぎ止める作戦を続けている。
 「郵政民営化に反対する唯一の政党」を掲げる共産党の前職穀田恵二候補は、この2人の間に割り込む。
 前回は、前々回より2万近くも票を減らした。「民主党に流れた政権批判票を取り戻したい」(選対幹部)という。1区に不破哲三議長や志位和夫委員長を集中的に投入し、活動量もさらに強化した。
 演説会直前の午後7時半前まで選挙車に乗り、ターゲットのサラリーマンに訴える。2年前より3000人近く人口が増えた中京、下京区では子育て世代の新住民対策として、マンション前や児童公園での宣伝を始めた。
 伊吹候補が団体決起集会で組織を引き締めれば、玉置候補は知名度のある参院議員と市内を奔走。二大政党阻止を図る穀田候補も京都を知り尽くす党組織がきめ細かな作戦を展開する。ベテラン勢の戦いが、いつになく激しさを増している。
(京都新聞) - 9月8日22時11分更新

89片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:06:37
2005総選挙:2区ルポ 橋本市や岩出町が鍵 「新住民」多く票が読めず /和歌山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000190-mailo-l30

 ◇「小泉改革」追い風の自民・石田氏/一気に追い上げ狙う民主・岸本氏/住宅地や農村を回る共産・下村氏
 「初めて衆院選に立候補した3年前は、人が集まらずヒヤッとした。今日はこんなに多くの人がいる」。先月30日の公示日。岩出町であった自民前職、石田真敏氏(53)の出陣式で、選対本部長の世耕弘成・参院議員が詰めかけた約1000人の支持者を見渡して声を張り上げると、大きな拍手が起きた。
 02年の2区補選。海南市・海草郡のほかでは知名度の低かった石田氏だが、党本部からの手厚い支援を受けた「党営選挙」で、当時無所属の岸本健氏(35)=民主前職=に1万1233票差をつけて初当選。続く03年の総選挙では、民主党の公認を受けた岸本氏に補選以上の差(1万3957票)で勝った。
 3選をかけた今回は、こまめに開いた国政報告会による浸透と小泉改革への追い風で「さらに差をつけられる」というのが陣営の見方だ。
 街頭演説や個人演説会で「改革を止めるわけにはいかない」と繰り返し強調。4日夜に貴志川町で開いた演説会では、党内の派閥の崩壊を挙げ、「小泉さんは自民党を本当にぶっ壊した。自民党は変わる」と変化を訴えた。
 対する岸本陣営。小選挙区で敗退し、前回ようやく比例代表で復活当選しただけに、陣営は「3度目の正直」を誓う。粉河町であった出陣式には石田氏の出陣式を上回る約2000人が出席。「今度こそ、小選挙区での勝利を目指す」と岸本氏が決意表明すると、大きな拍手が鳴り響いた。
 3日には、小沢一郎・党副代表と岩出町のショッピングセンター駐車場で街頭演説。集まった大勢の住民を前に、小沢副代表は「皆さん手作りの政治家を、ぜひ選挙区で勝ち上がらせてほしい」と力を込めた。
 4日夜の個人演説会には、応援弁士として元同党参院議員で野球解説者の江本孟紀氏を招いた。民主支持層だけでなく、無党派層もターゲットに、小泉改革への批判票を掘り起こそうと躍起だ。陣営幹部は「前回同様に『反自民』『反小泉』への風を期待している。今回も後半戦で一気に追い上げたい」と意気込む。
 海南市は石田氏、粉河町周辺は岸本氏がそれぞれ固い地盤を持つ。鍵は「新住民」が多い橋本市や岩出町というのが、両陣営に共通する見立てだ。中でも橋本市は、補選では岸本氏が1008票、前回衆院選は石田氏が937票リードした。両陣営の幹部とも、票読みに頭をひねる。
 石田陣営は「党の世論調査では、負けている地域」(選対幹部)として、橋本市での街頭活動を強化。4日は急きょ予定を変更し、同市の後援会世話人らを徹底的に回った。5日には谷垣禎一・財務相が応援に駆け付け、「改革を進めるのは石田さん」と呼びかけた。
 岸本陣営も橋本市での支持拡大に必死。岸本氏は6月から大阪への通勤通学客が多い南海林間田園都市駅前で毎週、「朝立ち」を続けてきた。陣営幹部は「以前よりも浸透してきた。ひっくり返せる」と自信を見せる。
 一方、「選挙は政策で争うべきだ」と主張する共産、下村雅洋氏(50)は住宅地や農村地帯をこまめに回る。1日、岩出町の住宅地でマイクを握った下村氏は「自民も民主も同じ土俵にいる」と消費税率引き上げなどを計画する両党の政策を批判し、「庶民の暮らしを守るのは共産党だけだ」と訴えた。
 無党派層の多い橋本市は下村氏の出身地。それだけに陣営幹部は「顔も知られている。票を少しでも伸ばしたい」と同市での躍進を期待。「確かな野党」を打ち出し、前回以上の得票を狙う。
9月8日朝刊
(毎日新聞) - 9月8日17時15分更新

90片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:17:39
政権選択、11日に投票日
衆院選・京都、6選挙区で激戦
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005091000075&genre=A1&area=K00

 第44回衆院選は11日、投票日を迎える。京都府の6小選挙区には自民党、民主党、共産党が候補を立て、京都政界の主導権をかけて激戦を展開している。4区は自民党が分裂、無所属前職を含む4人の争い。小選挙区の候補擁立を見送った公明党と社民党は比例票の上積みを目指す。

 1区は、自民党前職の伊吹文明候補が優位に立ち、民主党前職(比例近畿)の玉置一弥、共産党前職(同)の穀田恵二両候補が追い上げている。

 2区は共産党新人の原俊史、自民党新人の山本朋広両候補が、先行する民主党前職の前原誠司候補を猛追する。

 3区は自民党新人の清水鴻一郎候補と民主党前職の泉健太候補が横一線で競い、共産党新人の石村和子候補が追う。

 4区は共産党新人の成宮真理子、自民党新人の中川泰宏、民主党新人の北神圭朗、無所属前職の田中英夫の4候補が立ち、田中、中川、北神の3候補がほぼ互角の争い。

 5区は共産党新人の吉田早由美、自民党前職の谷垣禎一、民主党新人の小林哲也の3候補の中で、財務相の谷垣候補が安定した戦いを進める。

 6区は、やや優位な民主党前職の山井和則候補を、自民党新人の井沢京子候補が猛追、共産党新人の矢口雅章候補が浸透を図る。

91片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:18:27
政権選択11日に審判
衆院選・滋賀 4選挙区で激戦
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2005091000074&genre=A1&area=S00

 第44回衆院選は11日、投票日を迎える。滋賀県の4小選挙区では、計13人が選挙を繰り広げている。自民、民主、共産の各党が全選挙区に候補者を擁立し、2区はさらに無所属候補が立候補している。

 1区は、民主党前職の川端達夫候補を、自民党新人の上野賢一郎候補が追い上げている。共産党新人の川内卓候補は党支持層への浸透を図っている。

 2区は、郵政民営化関連法案をめぐり、自民党が分裂した注目区。民主党前職の田島一成候補と自民党新人の藤井勇治候補、無所属前職の小西理候補が競り合っている。共産党新人の丸岡和世候補は街宣を通じて支持拡大を目指している。

 3区は、民主党前職の三日月大造候補に、自民党前職の宇野治候補が迫る展開だ。共産党新人の稲森善稔候補が続く。3人は支持政党を持たない有権者の動向が勝敗を左右するとみて、無党派層に支持を訴えている。

 4区は、民主党前職の奥村展三候補と自民党前職の岩永峯一候補が競り合い、共産党新人の坪田五久男候補が続く。奥村候補は地方の景気対策、岩永候補は農業振興、坪田候補は増税反対などを強調している。

92片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:35:24
どっちの演説も見に行きました。

激戦区を歩く:’05衆院選/3 12区 自・民前職、3度目の激突 /大阪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000176-mailo-l27
 ◇共産も加わり保革混戦
 「今回、大阪で一番の激戦区。皆さまの大きな支援を」
 5日夕、紺のスーツに身を包んだ民主前職の樽床伸二氏が大東市のJR住道駅前で声を張り上げた。帰宅途中のサラリーマンに向け訴えが続く。「郵政民営化が争点にされているが、大事なのは無駄遣いをなくすこと。特殊法人改革なんです」
 5選を目指す樽床氏だが、大都市部で自民に吹く“郵政の風”を警戒。「今回は何か雰囲気が違う。どう票が動くか、よく見えない。全く不透明だ」と不安を漏らす。
 同じころ、自民前職の北川知克氏は、寝屋川市の京阪寝屋川市駅前で、買い物帰りの主婦らに向けてマイクを握った。「郵政民営化はすべての改革につながる。ぜひ成立させたい」。連日、郵政改革を重点に訴えを続け、「民主党は(民営化法案の)対案を示さず、議論すらしてない」とけん制。12区での初当選を目指し「(郵政の追い風の)手ごたえは確かにある。でも、選挙はムードではわからない」と表情を引き締める。
  ■   ■
 ベッドタウンの寝屋川市、新旧住民が交じる四條畷市と大東市で構成される12区。保守層から無党派層まで、樽床氏と北川氏が票を食い合う状況は激しさを増している。
 樽床氏と北川氏の対決は今回で3度目。樽床氏が連勝中だが、前々回選(00年)で3620票あった差が、前回選(03年)は920票まで縮まり、府内一の接戦となった。
 樽床氏は中選挙区(定数3)時代の90年衆院選に無所属で初出馬したが落選。この時、北川氏の父で、元環境庁長官の石松氏が約15万票獲得して当選したのに対し、樽床氏は約3万5000票だった。しかし、93年には日本新党のブームに乗って初当選、石松氏は落選した。その後、新進党、民政党など新党を渡りながら、旧来の自民党支持層にも支持を広げた。衆院解散の当日夜には地元入り。以降、個人演説会などを精力的にこなす。
 父の秘書を経て、地盤を受け継いだ北川氏。樽床氏に00年、03年と小選挙区で2度敗れたが、前回の03年衆院選では比例復活した。自民党府議の兄の支援も受け、親子で通算6度目となる樽床氏との勝負に挑む。選挙戦後半からは「自転車作戦」など街頭での呼びかけを強化し、樽床氏に流れる浮動票の取り込みにも懸命だ。
 従来からの激戦に、郵政民営化をめぐる票の流れが拍車をかける。さらに「鍵を握るのは公明票」(地元市議)との声も強い。新進党時代、公明が樽床氏に協力した経緯もあるため、北川氏陣営は4万を超える公明票の引き締めに躍起。自公協力の達成度も問われる。
  ■   ■
 自民、民主両候補の対立の一方で、共産新人、太田久美子氏は「確かな野党」を強調する。「郵政民営化は国民にひとつもいいことがない。小泉純一郎首相は米国、財界の言いなりだ」。3日午前、京阪香里園駅近くの商店街で、買い物客に呼びかけた。
 「自民も民主も国民に痛みを押し付ける点は一緒」と両党を一刀両断したうえで、「子どもたちに平和な時代を引き継ぐために憲法9条をしっかり守り抜く」と改憲推進への動きに警戒感を隠さない。また、子育て支援や福祉の充実も強調し、1日20回近く街頭演説に立つ。【鵜塚健】=つづく

93片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:36:25
知名度 票に生かせ 新旧の参院議員も懸命 京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050908-00000010-kyt-l26

 終盤戦入りした衆院選で、昨年夏の参院選京都選挙区で激突した自民党、民主党、共産党の新旧の参院議員たちの動きが激しくなってきた。府内全域での集票力と知名度を生かそうと、小選挙区の候補の演説会で、懸命に票の掘り起こしを図っている。
 「私も郵政民営化法案に反対した。処分覚悟で応援している」。6日夜、亀岡市内のガレリアかめおか。無所属前職の応援弁士に立った自民党参院議員の二之湯智氏は声を張り上げた。分裂選挙となった4区で連日、複数の演説会会場を回り、支援を続けている。「これまでの人間関係を大事にしたい」という。
 右京区選出の市議から立候補した昨年の参院選で初当選し、6年ぶりに同党議席を奪還したが、応援弁士の要請があるのは地元4区のほかは市議補選とダブル選の1区だけ。
 小泉首相が「郵政民営化の是非」を最大争点に掲げる中、「法案に反対した議員を呼べば各陣営のイメージダウンになる」(府連幹部)。4区に立つ自民党新人には比例選出の参院議員らが駆けつけている。
(京都新聞) - 9月8日12時5分更新

94片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 21:59:40
2005総選挙:3区ルポ 林業不振や住民の高齢化など課題重く /和歌山
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050909-00000253-mailo-l30
 ◇山間部有権者、雇用や景気対策を−−郵政民営化「サービス維持が心配」
 県南部の25市町村を抱える3区。森林面積が80%を超え、山間部の割合が圧倒的に高い。郵政民営化や政権選択がクローズアップされる選挙戦だが、3区の山間部の有権者は林業の不振や住民の高齢化など、生活に重くのしかかる課題を抱えている。
 日高川上流の田辺市竜神村。竜神選挙区の市議は3人で、5月の合併前の村議10人から大幅に減った。今年3月まで6年間、竜神村社会福祉協議会長を務めた玉置新造さん(69)=竜神村安井=は「村長がいなくなり議員も減った。政治に直接訴える機会が減った」と実感する。
 竜神村は周辺の山間地域と同じく、高齢化の一途をたどっている。県長寿社会推進課によると、村の高齢化率(65歳以上の比率)は35・6%で、過去10年、上がり続けている。
 玉置さんが福祉に携わる間、最も心配だったのは一人暮らしの高齢者が増えることだった。「近くに働く場所がないから親子が一緒に住めず、独居老人が増えていく。経済が良くならないと村がどんどん高齢化してしまう」と危機感を募らせる。村選出の議員が減った分、国会議員の役割に期待が高まる。「郵政や年金も大切だけど、地域の雇用対策についてもっと訴えて、村の声を国政に伝えてほしい」
 森林面積が95%を占める同村の木材資源量は推計748万立方メートルで、旧市町村単位でトップ。長引く需要低迷で山に資源がたまったとも言える。県林業振興課によると、杉やヒノキの人工林の樹齢を5年単位で見ると、最も多いのは41〜45年の樹木だ。
 樹齢構成の現状について、村や村森林組合でつくる竜神林業開発会議事務局長を務めた鈴木宏昌さん(67)=同村西=は「樹齢50〜60年以上で成熟し、出荷に適した時期を迎える。売り込む計画を立てないと資源はたまっていく一方になる」と懸念する。今後約10年で増える“出荷予備群”への対応は避けて通れない課題だ。
 外国材は安価で建築用に加工しやすい点で国産材より有利だ。「加工を充実させないと山村は生き残れない。加工施設への補助がもっと必要だし、木材チップの発電利用などはエネルギー政策もかかわってくる」と、鈴木さんは国の関与が欠かせないと感じている。
 「市長選と比べると、今回の選挙は地域の関心が薄いですね」。横浜市から17年前に竜神村に移り住んだ食品加工業の竹内雅一さん(55)=同村西=は、合併協委員を務めるなど地域づくりに取り組んできた。「三位一体の改革が、合併も含めて検証できていない。山間地は不景気のどん底ですよ」と訴える。政府の郵政民営化方針については、「都会にいたら郵政は民営化した方がいいと思っていただろう」と話す一方、「だけど山間地に住んでいると、確実な保証がないとサービスが維持されるか心配になる」と不信感をぬぐえない。
 三位一体の改革などの影響で活動費の補助金を削減された団体には、老人クラブも含まれる。同市竜神行政局によると、一定規模の1クラブ当たりの補助金は、03年度の6万円が04年度は5万円に減額。合併に伴い、今年度は3万5000円に減った。
 竜神村の中央に位置する小又川地区の「小又川生きがいクラブ」(会員42人)の会長、板木平勇一さん(76)は「国もある程度、生きる喜びのための機会を高齢者に作ってほしい。孤独な生活をしている者同士が励まし合う機会でもある。会食の料理の内容を落としたりするのは心苦しい」と打ち明ける。へき地で生活する不便さを悲嘆することもあるという。「国の借金のしわ寄せをへき地からなくして」と語気を強めた。

95片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/10(土) 22:02:18
選挙:衆院選 公認外れたのに…自民新聞広告に4区無所属候補も /京都
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050910-00000276-mailo-l26

 選挙戦も大詰めを迎えた9日、府内の一部朝刊に掲載された自民党府連の広告をめぐって、各方面に混乱が生じた。
 府連の広告では、小泉純一郎首相の顔写真と共に、党公認の6候補と、郵政法案に反対し、党公認を外された4区の無所属、田中英夫氏が同じ大きさで掲載された。田中氏の写真には、重なるように「自民党京都府連副会長」「京都4区」「衆議院議員候補」の文字が並んでいる。これを受けて、同区から出馬している党公認で新人の中川泰宏氏側が「有権者が混乱する」と府連と党本部に抗議。党本部からも府連に「まぎらわしいので避けてほしい」という内容の電話があったという。
 府連によると、広告は公費によるもので「(田中氏は)党員であり、府連副会長であるのは間違いない。結果的にああなった」としている。府連は10日に掲載する広告を別の内容に差し替える予定。
 この日、4区から立候補している民主新人の北神圭朗氏は、応援に駆けつけた榊原英資・慶応大教授らと共に京都市内で街頭に立ち政権交代をアピール。共産新人の成宮真理子氏も入洛した市田忠義書記局長と共に「たしかな野党」を強調した。【八田浩輔】
9月10日朝刊
(毎日新聞) - 9月10日17時1分更新

96片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 20:28:54
膨張自民「1強」 兵庫の得票分析
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00037070sg300509121400.shtml

比例、自公で5割超

 自民が歴史的勝利を収めた第四十四回衆院選。兵庫県内の十二選挙区でも、自民が十議席、公明が二議席を獲得し、与党が完勝した。県内の党派別得票をみても、二〇〇三年衆院選では民主が小選挙区、比例代表とも最多票を得たのに対し、今回はいずれも自民がトップ。比例代表でも、自民と公明で51%と過半数を超え、一方で民主は比例で約8ポイント減らし、与野党の勢いの差は歴然だった。

◆小選挙区

 県内の各候補者の得票数を政党別に合計し、比較すると、十人が立った自民は、40・6%の得票率だった。前回は自民(九人)が31・8%、選挙後に自民へ合流した保守新党(一人)が5・0%を獲得しており、今回は実質上3・8ポイント増。公明は0・5ポイント増で、ほぼ横ばいだった。

 一方、前回十人が立った民主は、今回初めて十二選挙区すべてに候補を立てたこともあって、小選挙区合計では得票率は3・1ポイント増だった。

 共産十二人、社民二人の候補数は前回と同じだったが、得票率はそれぞれ0・7ポイント、3・3ポイント減らした。

◆比例代表

 二回連続で民主に苦杯を喫した自民が、今回はトップに立った。前回は民主が7・4ポイントあけていたが、今回は自民が6・5ポイントリード。公明は前回より2・4ポイント減少した。

 自民の得票率36・9%は前回から6ポイント増となり、全選挙区で32・2―39・7%の高い率だった。

 対する民主は、38・3%から30・4%と大幅に減少し、前回自民に10・6ポイントもリードしていた神戸・阪神間の選挙区(1―3、6―8区)では、逆に7・7ポイント水をあけられた。

 一方、前回、二大政党ブームのはざまで減少した他政党は今回、共産が0・7ポイント減の7・9%、社民が1・2ポイント増の6・9%で、ほぼ横ばい。自民と民主の間で票が動いたことを浮き彫りにした。

 総選挙直前に立党した新党日本は田中康夫・長野県知事の知名度もあってか、3・9%の票を獲得し、存在感を示した。

97片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 20:29:45
議席にならない投票数 17万票増の52%  兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00037071sg300509121400.shtml

 十一日投開票の衆院選で、有権者が候補者に投じながら議席に反映されなかった票は、兵庫県内十二選挙区で計約百五十二万七千票に上り、有効投票総数の52・0%を占めた。前回(二〇〇三年十一月)比で1ポイント下がったものの、投票率が上がったために約十七万票増え、依然として半数を超えた。

 重複立候補の比例代表で当選した四人の票は約四十万七千票で、これら「復活票」を差し引いても、全体の38・2%が議席に反映されなかった。

 比例復活がなかった県内八選挙区で比較すると、議席に反映されなかった票の割合が最も高かったのは1区の57・0%で、約十二万七千票に上った。自民候補が県内二位の約十四万六千票を集めた7区でも、落選した三候補が合計でほぼ同数の票を得ていた。

 党派別では、全選挙区に十二候補を立てた共産は全員が落選。比例復活もならず、約二十三万九千票すべてが生かされなかった。社民、新党日本、無所属に投じられた計約二十一万五千票も議席に結びつかず、全員を当選させた自民、公明与党と明暗を分けた。

 県内からの比例復活は前回より一人減。自民候補が接戦を制し、民主候補も復活した12区では、96・3%の票が議席に結びつき、反映された率が県内で最も高かった。

98片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 20:30:40
<視点> 真の評価、これから  兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00037067sg300509121400.shtml

 開幕が異例ずくめなら、結末もこの上なく異例だった。「小泉改革」の風を受け、自公が全議席の三分の二以上を獲得し、兵庫県内の小選挙区でも全十二議席の完勝。あまりにも明快な結果は、一方で、どこか割り切れなさを残した。

 当初の空気は違っていた。県内では郵政民営化法案に反対した衆院議員がおらず、「刺客」騒動などとは無縁だった。自民と民主の地力が試されるとみられていた。

 しかし、自民への追い風がすべてを吹き飛ばした。公示直前の週末。自民の新人陣営は興奮気味に語った。「『小泉改革』『郵政民営化』と叫ぶと、街の反応がすごくいい。このやり方でいく」。どの陣営も、同様の方針を貫いた。

 落下傘や初めての公募候補も快勝。序盤こそ危ぶまれた知名度不足は「無色の方が『小泉色』に染まりやすい」(県連)と利点に変わった。

 一方、県内では上げ潮だった民主。前回は復活を含め七人が当選し、昨夏の参院選は自民を抑え過去最多の得票を記録。衆参いずれも「比例第一党」で、兵庫では政権交代の可能性を実感させる勢いをみせた。

 今回は初めて、全十二選挙区に候補をそろえ、選挙準備は自民より早かった。それでも歯が立たなかった。

 後援会や地域活動を積み重ね、支持を広げる選挙の常識は今回、崩れた。人物ではなく「自民だから」と投票基準を示した有権者も多かった。そもそも小選挙区制は政党を選ぶ制度だが、今回は極端な形で表れた。

 さらに、自民が争点を「郵政」に絞ったことで、幅広い政策論争が不十分だった上、候補者個人の評価も薄まった。本来、選挙で判断されるべきことが、突風でかき消された。

 年金や財政問題など重要課題は山積する。新議員は民意をどうくみ取り、期待に応えていくか。改革一色で当選した与党も、対立軸を示せなかった野党も、責任は重い。(徳永恭子)

99片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/12(月) 20:33:54
<兵庫1区分析> 自民、女性・無党派つかむ  兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00037077sg300509121400.shtml

 全十二小選挙区で自公が議席を確保し、与党が完勝した兵庫の衆院選。神戸新聞社が十一日に実施した出口調査では、無党派層の票が自民に流れた傾向が浮き彫りになった。民主に比べ、女性票を確実に取り込んだのも特徴。保守分裂となったにもかかわらず、知名度の低い自民新人が、民主の副代表に三万票以上の差をつけて当選した1区(神戸市東灘、灘、中央区)の投票行動を見ると、その傾向が顕著に出ている。

 1区は、自民前職が借金問題などで党の公認を得られず無所属で立候補。自民は公示の二週間前に元官僚の新人を擁立、前回選(二〇〇三年)で比例復活した民主副代表との対決となった。

 出口調査の結果では、「支持政党なし」のいわゆる無党派層で、42・6%が自民候補に投票。民主に15ポイント以上の差をつけ、共産、無所属候補も大きく引き離した。

 有権者の性別では、男女ともに自民が圧勝。民主は、男性票の三割以上を獲得したが、女性票が伸び悩んだ。

 こうした傾向は県内全体でも現れ、男性票は自民と民主が40%と39%できっ抗しているのに対し、女性票は自民が41%、民主が32%。前回選では男女とも民主が上回っていたが、今回は女性票の多くが自民に流れた。

 1区で自民に投票した有権者にその理由を聞いたところ、「改革推進」(50代女性)など、郵政民営化を支持する回答が目立った。また、自民候補は五十一歳で、民主副代表より二十歳若く、「若い。好感が持てる」(70歳以上女性)、「新しい風を入れてくれる」(60代女性)といった意見も。「普段は民主支持」としながら、郵政民営化を支持して自民に投票したケースもあった。

◆小泉“独走”を懸念

 一方、民主に投票した有権者の中には、「自民党を懲らしめるため」(60代男性)、「反小泉」(40代女性)といった意見があり、“自民独走”に歯止めをかけようとする動きが見られた。

100片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 18:51:25
全選挙区で自民30%超 衆院選・兵庫の比例得票分析
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00037230sg300509131000.shtml

 自民が大勝した今回の衆院選で、兵庫県内の小選挙区ごとに比例得票率を分析した。二〇〇三年の前回衆院選は、兵庫12区を除く全選挙区で民主が第一党だったのに対し、今回は自民が全選挙区でトップ。民主の後退に加え、投票率の上昇などで公明や共産も得票率がダウン。自民一人勝ちの様相が際立った。(浅野広明)

 自民、民主の県内比例得票率を〇三年衆院選、〇四年参院選と比べると、自民はそれぞれ30・9%、24・9%から36・9%に躍進。民主は逆に38・3%、39・1%から30・4%に大きく減らした。

 自民はすべての選挙区で30%を上回った。選挙区別の最高得票率は保守分裂の争いを自民公認候補が制した6区(伊丹、宝塚、川西市)の39・7%。同じく保守分裂の5区(豊岡、丹波市など)が39・5%で続いた。

 民主は唯一、前回得票率を上回った12区(相生、龍野、赤穂市など)をはじめ、10区(加古川、高砂市、加古郡)、11区(姫路市)の播磨地域で踏みとどまった。一方、神戸・阪神間で30%を切る選挙区もあるなど、従来強みを発揮した都市部での後退が顕著だった。

 例えば、前回40・8%を獲得し11・3ポイント差で自民をリードした1区(神戸市東灘、灘、中央区)は、今回逆に9・7ポイント差で大敗。浮動票が、そのまま自民に流れた様子がうかがえる。

 公明(県内比例得票率14・1%)は〇三年衆院選、〇四年参院選、今回とも比例票は四十万台前半で推移。投票率が高かった今回は、すべての選挙区で得票率が目減りした。公認候補を立てた2区(神戸市兵庫、北、長田区)、8区(尼崎市)でもそれぞれ3ポイント、4・4ポイントダウンした。

 共産(同7・9%)は〇三年衆院選以降、比例票は二十万台前半で推移。今回は5区以外で得票率を減らした。

 土井たか子前党首が比例単独に回った社民(同6・9%)は、土井氏の地盤、7区(西宮、芦屋市)で10%を維持、他の選挙区でも得票率を伸ばし、全県で1・2ポイント増。退潮傾向をやや盛り返した。

 新党日本(同3・9%)は候補者を立てた9区(明石、洲本市など)で最高の6・1%だった。

101片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 18:52:13
景気の本格回復を 自民大勝、県内中小企業の声 兵庫
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00037221sg300509131000.shtml

 自民党の圧倒的な勝利となった総選挙。兵庫県内の中小企業や商店街の関係者は、大勝に戸惑いながらも「本格的な景気回復につながる構造改革推進を」と期待を寄せた。しかし、「郵政以外の議論が足りなかった」「弱者切り捨てになる」との不満や危ぐも根強い。小泉改革の行方に注がれる経済界の視線は厳しさを増している。(小林由佳)

 選挙結果を「国民の強い閉そく感の表れ」とみるのは、県中小企業家同友会の内橋秀明事務局長。しかし、社会保障や行財政改革の議論は深まらず、「将来不安は解消されていない」。

 自由競争による産業活性化を目指すだけでは、経営基盤の弱い中小企業は淘汰(とうた)される―との声も少なくない。中国などからの輸入品に押される神戸・長田の日本ケミカルシューズ工業組合は「頑張る中小・零細企業が報われる支援策を」と訴える。「首相の独断か、官僚の考えを押し付けられる時代になりそう」とは神崎郡市川町の大規模稲作農家、村田敏朗さん。「農村の実情は受け止められず、補助金は削られ、米価は下がるに任せ輸入拡大になるのでは」

 姫路市商店街連合会の松岡淳朗会長は「選挙戦で、景気をどう回復基調に乗せるかを聞きたかったのだが」と渋い顔。「大型店の出店抑制や市街地の人口増を促すような取り組みを期待する」

 不安を隠せないのは県内の郵便局職員。「金融や通信事業を通じて、郵便局が地域の安全や安心を支えているという点が有権者に評価されなかった」。郵政民営化法案は来月にも成立する公算が大きく、「現場にはより厳しい内容になるかも」と表情を曇らせる。

 県トラック協会は、競争激化を理由に郵政民営化に反対だが、「与党とのパイプが必要」と自民支持に回った。北野耕司会長は「平等な条件の下で競争するような仕組みを」と話す。

 中小企業への融資などを行う政府系金融機関の統廃合も取りざたされている。大企業はリストラ効果で好況に沸くが、中小・零細を取り巻く状況は厳しい。県信用保証協会の神田栄治会長は「中小企業への資金の流れが縮小するのでは」と懸念。神戸経済同友会の宮本岩男代表幹事は「圧勝したからといって、おごれば国民のしっぺ返しがある。経済が回復基調にある中、より慎重なかじ取りを」としている。

102片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 18:54:02
自民、第一党に返り咲き
京都の比例得票
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2005091300025&genre=A1&area=K00

 京都府内の衆院選比例代表では、自民党が2003年衆院選から約12万票上積みして約48万票を獲得、比例第一党に返り咲いた。前回首位の民主党は、約40万票と横ばいだった。投票率の大幅アップもあり、共産党、公明党、社民党とも票を伸ばしたほか、新党日本も5万4000票を集めた。

 投票率が66・25%と前回より9・32ポイント上昇、戦後最大の伸び幅となった。このため比例の有効投票数も、前回を約20万票上回る135万票と大幅に増えた。

 このうち自民党は、得票率で35・39%を占めた。京都市で前回の約1・5倍となる24万7000票を獲得したほか「小泉旋風」の追い風を受け、ほとんどの市町村で大幅に票を上積み、2000年衆院選以来の比例トップとなった。

 2位の民主党は、投票数の増加もあって得票は前回並みだったが、得票率は前回35%から約5ポイント落とし、29・67%に後退した。

 公明党は、15万8000票で、前回より約4000票増やしただけにとどまった。共産党は過去最低の前回から1万4000票増やし19万3000票としたが、得票率は14・27%と前回を1ポイント下回った。社民党は6万7000票を取り、前回より2万票以上積んで、盛り返した。

103片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 18:54:33
自民が首位奪還
滋賀の比例得票
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2005091300027&genre=A1&area=S00

 衆院選の比例代表近畿ブロックのうち、県内の得票は、自民党が28万5000票を超え、2003年の前回衆院選で民主党に許したトップの座を奪い返した。得票全体に占める各党の獲得割合(得票率)は大津市や草津市などで自民党が伸ばす一方、民主党が低下する傾向が顕著で、都市部を中心に「小泉旋風」が席巻した今回衆院選の特徴を裏付けている。

 得票数は、自民党が28万5849票で、前回衆院選と比べると6万2886票増えた。一方、民主党が25万2521票で続いたが、前回より1623票減らした。公明党は前回より7495票減り、共産党が5098票、社民党が1万4424票それぞれ増やした。

 33市町のうち、自民党が30市町で得票数がトップとなり、民主党は湖南市、豊郷町、甲良町で1位となった。

 得票率でみると、(1)自民党が39・16%(前回衆院選比3・92ポイント増)(2)民主党34・59%(同5・58ポイント減)(3)公明党9・60%(同2・66ポイント減)(4)共産党8・66%(0・52ポイント減)(5)社民党4・68%(1・56ポイント増)−などとなった。

 特に、得票率は都市部で自民党が優位に立った。大津市は自民党が39・16%(前回衆院選比3・92ポイント増)で、民主党が34・59%(同5・58ポイント減)。草津市は自民党39・55%(同6・39ポイント増)に対し、民主党が35・75%(同8・11ポイント減)、彦根市は自民党37・33%(同5・94ポイント増)に対し、民主党36・88%(同6・07ポイント減)だった。

 県内の投票率は69・49%で、前回衆院選より8・11ポイント上がった。小選挙区比例代表並立制の導入された1996年以降、最高となった。

104片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/13(火) 19:27:33
自民、無党派つかみ第一党-衆院選比例代表分析 奈良
http://www.nara-shimbun.com/n_all/050913/all050913a.shtml

   第44回衆院総選挙は12日未明まで続いた開票作業の結果、自民党が全国で296議席を獲得して圧勝、民主党は解散時を大きく下回る113議席に退潮した。奈良県でも全国の傾向と同じく小選挙区は、自民党が前回より1増の3議席に、民主党は1減の1議席死守にとどまった。民主は県連会長、幹事長がともに敗れた。また比例代表は、自民党が31万余票を獲得し「比例第一党」に復帰。民主党は投票率が上昇したにもかかわらず、前回より得票を4400票余り減らし、明暗を分けた。
(2005.9.13 奈良新聞)

組織立て直しへ-民主県連・馬淵氏ら軸に調整
http://www.nara-shimbun.com/n_all/050913/all050913b.shtml

   民主党の田尻匠党県連選対本部長(県連会長代行)らは12日、県庁内で会見し、衆院選敗退の結果を受け、近く幹事会を開催、県連組織の立て直しを行う姿勢を明らかにした。改選前の議席を大きく割り込み、岡田克也代表が辞任に追い込まれた同党は、県内でも前職の中村哲治県連会長(34)が2区で、前県議の吉川政重幹事長(41)も3区で自民党公認に敗退。中村会長から辞意などは示されてないが、今後1区で再選された馬淵澄夫氏(45)や、前田武志参院議員ら国会議員を軸に、役員体制など調整が進められるもよう。

105片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2005/09/15(木) 20:46:32
川端氏絡みの知事選!?
9・11総選挙記者座談会
自民離党県議にペナルティーか
=上野氏に影の指南役= 滋賀
http://www.bcap.co.jp/s-hochi/n050915.html#1

(全 県)
 ----1区は、自民の上野賢一郎氏が民主党の川端達夫氏を破る大金星を上げたね。

 A 八月八日の解散直後、上野氏は、政界から足を洗おうかと迷っていた。その時、「比例順位をあげてもらえ」とアドバイスした影の指南役がいた。同月十一日、大津プリンスホテルで自民党県連の選対会議が開かれたが、第一選挙区支部の役員らは上野氏をつれて中座した。河本英典自民党県連顧問が「相手は川端氏だけに比例順位を上げるよう党本部に働きかけたい」と説得した。これが比例五位として結実した。公明党が上野氏推薦に回ったのも大きかった。

 ----比例で復活したものの、川端氏は小選挙区で負けてショックだったね。

 B 川端氏が全国遊説で帰れない中、前回並みの得票は健闘したといえる。ただ民主党の幹事長だけに公明党と裏取り引きができなかった。これで川端氏が来年の知事選に回る可能性が出てきた。

 ----2区では、八月十九日に自民党本部から公認された「刺客」の藤井勇治氏が、よく比例で復活できたね。

 C 東浅井郡や長浜市の市町村議員らを中心に「湖北から代議士を」との声が起こり、都市部では小泉ブームに乗った。

 ----無所属の小西理氏の応援のため百五十人が離党届けを出したが。

 C いずれ復党で一件落着だろうが、ただ藤井氏は弟の藤井繁・虎姫町議を中傷したとされる県議に対してだけは、ペナルティーを要求するかもしれない。

 ----民主の田島一成氏や小西氏は。

 B 田島氏は四月の彦根市長選のしこりもあり、JCや民間企業の動きが鈍かった。小西氏については、来年の近江八幡市長選に担ぐ動きも出てくるね。

 ----3区は、互角だったが。

 A しかし自民の宇野氏は小泉旋風の中で敗れて悔いを残こした。先のJR西日本の事故があっただけに、早い時期に「JR西日本ぐるみは許さない」とネガティブキャンペーンをしておくべきだった。いずれにせよ川端氏の後継者は、若くしてカリスマ性のある三日月大造氏以外にないね。

 C 特筆すべきは、山田亘宏・守山市長を始め国松正一・栗東市長、伊庭嘉兵衞・草津市長が宇野氏の応援に回ったことだ。北野加代子県議のメンツが丸つぶれだけに、来年の栗東市長選は、国松市長と北野県議の一騎討ちも見られそうだ。また山田・守山市長が自民に配慮したのは、次期知事選ねらいとのうがった見方もあるが、どうかな。宇野陣営の選対本部長を務めた吉田清一県議は、自信を深めて野洲市長選に出馬するね。

 ----4区は、自民の岩永峯一氏が圧勝したが。

 A 岩永陣営は、接戦が伝えられたことで、陣営が引き締まった。建設業者に加え、農水大臣就任で農協関係が総ぐるみで運動を展開した。むしろ民主の奥村展三氏のミスが目立った。二月の東近江市長選のしこりが大きく、牙城の東近江市で岩永氏に三千票も負けたことだ。同地域の市議や連合の動きは、最後まで鈍かった。なお川内卓氏など共産の四人は、逆風の中、得票を伸ばす健闘で、今後に期待を残した。いずれにせよ自民圧勝で憲法改正はまったなしになったよ。  【石川政実】

106片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/06/01(木) 01:08:09
感情的な問題ではあります。

「無節操」批判相次ぐ-藤原奈良市長の鍵田氏発起人問題  (2006.5.31 奈良新聞)
http://www.nara-shimbun.com/n_all/060531/all060531a.shtml

   昨年の奈良市長選で、主要5政党の推薦などを受けて当選した藤原昭氏が、戦った前職の鍵田忠兵衛衆院議員(自民、近畿比例)の政治資金パーティー発起人になっていた問題で、議会解散で議席を失ってまで藤原氏を擁立、精力的に支援した議会や政党関係者は30日までに、「相談もない。政党には中立であるべきで、市民を裏切る行為だ。節操がない」と一斉に反発している。藤原氏を推薦した自民、公明両党関係議員は、国の政権の枠組みから、やや歯切れが悪い。藤原市長はこの日、「党支部発足の発起人として引き受けた」としたが、「鍵田忠兵衛君を応援します」と明記された「発起人」であることから、「党より鍵田氏の発起人」といえるだけに、各党への配慮はうかがえない。

 同パーティーは自民党県一区支部の発足を名目に6月23日に開く。武部勤党幹事長が出席予定という。発起人には党や経済界幹部らが名前を連ね…

107片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/08(土) 20:28:27
中川泰宏氏、常任顧問に 自民党京都府連
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060708-00000043-kyt-l26

 自民党京都府連(伊吹文明会長)は8日、幹部会常任総務会を開き、2002年知事選に立候補したため府連を離れ、昨年12月に復党した中川泰宏衆院議員(京都4区)を常任顧問の1人に新たに加えることを決めた。
 会合では、西田吉宏参院議員が来年夏の参院選京都選挙区に立候補しない意向を正式に示し、承認された。次期参院選には複数の府議が立候補に意欲を見せており、今後、候補者選考が本格化する。また、来年4月の府議選と京都市議選の第一次公認候補も内定。15日の府連定期大会で決定する。
(京都新聞) - 7月8日20時9分更新

108片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/07/16(日) 16:48:48
自民県連:幹事長に原県議 /兵庫
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060716-00000238-mailo-l28

 第53回自民党県連大会が15日、神戸市内のホテルで開かれた。来春の統一地方選での公認・推薦候補者の全員当選のほか、次期参院選兵庫選挙区の公認候補で現職の鴻池祥肇氏(65)への全面支援などを盛り込んだ活動方針を決めた。
 党情報告では、一部の党員から、県連総務会長だった元神戸市議の村岡功被告(68)を巡る汚職事件をただす意見が出され、渡海紀三朗会長が「事件に県連は関与していない。各議員は自らを律し、信頼回復に努めていただく」と釈明した。
 この後、新幹事長に原亮介県議=神戸市灘区、村岡被告の離党で空席となっていた総務会長に神戸市議団長の平野昌司市議=兵庫区=を選出する役員人事を承認。「9月の総裁選挙で選ばれた新総裁の下で党勢の一層の強化へ総力を傾注して行動する」とした大会アピールを採択した。
 大会後、記者会見した渡海会長は、参院選では公明に協力を呼びかけ、「まだ目標は読めない」としながらも「60万票程度を獲得すれば負けないのではないか」と話した。【竹内良和】
 ほかの主な新役員は次の通り。<副会長>戸井田徹衆院議員▽武田丈蔵県議▽藤本浩史神戸市議<政調会長>五島壮県議
〔阪神版〕

7月16日朝刊
(毎日新聞) - 7月16日16時1分更新

109片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/05(火) 10:43:22
少し遡りますが・・・

◆元のサヤに
http://www.yomiuri.co.jp/election2005/feature/0003/fe_003_050906_01.htm

 衆院解散から、もう何度目の土下座だったろうか。3日夜、自民党を離党して滋賀2区に無所属で立候補した前議員・小西理は、彦根市平田町の集会所で、真っ黒に日焼けした額を二度も畳にすりつけた。

 「私は地域から選ばれた議員です。この選挙、もうやめようかと思いました。でも、県議の先生方、市議の方、仲間が支えてくれるから、頑張っています」

 小西は郵政民営化関連法案に反対票を投じて自民党公認が得られなかった。党滋賀県連はいったんは小西の支援を決めたが、党本部が緊急公募で新人・藤井勇治を擁立すると小西支援を撤回した。小西は党本部に離党届を出した。

 「小西さん一人を離党させへん」。小西系の県議や市議、町議など約100人は公示前日、県連に離党届を提出した。2区の党県議9人の対応は、5人が小西、2人が藤井、2人が中立、に割れた。党支部の半数以上も小西支援に回った。

 藤井選対顧問の県議・上田昌之(58)はこう語る。

 「党組織は機能しない。2区は都市部じゃないが、小泉旋風を生かしたイメージ戦術でいくしかない」

 県連分裂選挙。が、県連幹事長の県議・三浦治雄(63)は冷静だった。三浦は公示前、小西派県議に離党を勧める際にこう言った。

 「県連の立場は分かってくれるやろ。地域のために小西さんはようやってくれたんやし、あんたらが守ったらなあかん。ウチの方は藤井さんを粛々とする。あんたら、心を一つにして小西党ということでやったらなあかへんで」

 選挙が終われば元のさやに戻す――。そんな意向をにじませた言葉だ。実際、約100人の離党届は県連預かりにしている。

 「私らが何か『新しい時代』を作っているわけじゃないよ」

 小西選対本部長の県議・橋本正(56)は皮肉交じりに言った。96年衆院選で、現在の県連会長の農相・岩永峯一(64)が区割り変更前の滋賀3区から無所属で出馬して党公認候補と争った際、複数の地方議員が離党届を出して岩永を支援した。岩永が当選後に自民党入りしたら、「県連から地方議員に何のおとがめもなかった」(橋本)という。

 中選挙区時代から保守分裂選挙を何度も乗り切ってきた自民党地方組織の「延命の知恵」だ。しかし、有権者には分かりづらい。対立候補の藤井陣営の県議はこうぼやいた。

 「小西を支援する人は離党させ、党公認候補の藤井の支援にも県議の一部がきちんとついた。県連にとっちゃあ、一番理想的な形じゃないの」

110片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/26(日) 16:12:51
小西氏支援の県議ら復党 2006.01
http://sichikawa.seesaa.net/article/11673006.html

 衆院選滋賀2区から無所属で立候補した小西理氏(落選)を支援するため、滋賀県議5人、彦根市議10人ら105人が自民党を離党した問題で、同党滋賀県連は12日、党紀委員会を開き、県議や市町議ら84人の復党を正式に認めました。

111片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/11/29(水) 00:55:21
民主県連代表辞任
連合も自主投票 不戦敗で引責 讀賣和歌山

 談合事件で逮捕された木村知事の後任を決める出直し知事選(30日告示、12月17日投開票)で27日、自主投票とすることを正式決定した民主党県連。意見の対立による内部分裂は避けられたものの、〈不戦敗〉の責任を取って岸本周平・県連代表が辞任。候補者擁立を巡る混乱の代償は大きなものとなった。

 この日の常任幹事会では、岸本代表が、串本町議の清水和子氏(60)の擁立断念を報告。出席者からは特に異論もなく、会議は15分ほどで終了した。

 会議後の会見で、岸本代表は「県民のみなさまにおわびしたい」と険しい表情を浮かべ、「独自候補を立てられなかった責任を取りたい」と、代表の辞職願を〆木佳明幹事長に出したことを明らかにした。

 同党を支援する連合和歌山もこの日、執行委員会を開き、自主投票とすることを決定。知事選での自主投票は1989年の設立以来初めてといい、村上正次会長は、「このような事態になって、非常に残念だ」と漏らした。

 一方、清水氏も同日午後、和歌山市内で記者会見。出馬しないとの結論に至った経緯を「党の推薦が難しくなってからも、県内外からは応援の電話が鳴り続け、どうするか悩んだ。でも、告示まで時間がなく、素人ばかりで戦うのは物理的に無理と判断した」と説明し、「県民に選択肢を与えられず非常に残念」と話した。

(2006年11月28日 読売新聞)

112片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/12/15(金) 21:41:53
議員ら応援に含み
2006年12月15日 朝日和歌山
http://mytown.asahi.com/wakayama/news.php?k_id=31000000612150002

 17日投開票の出直し知事選は残りわずか。共産推薦の泉敏孝候補(69)と自民、公明推薦の仁坂吉伸候補(56)はそれぞれ懸命の訴えを続けている。来年は春に統一地方選、7月には参院選と選挙が続く。知事選の応援に走る国会議員や県議、市議、自ら選挙に立候補を予定している人たちの胸の内は――。


 9日昼、田辺市内。支持者回りをする泉氏に代わって、来夏の参院選・和歌山選挙区の共産党公認の立候補予定者が街頭演説をした。「企業献金を一切受けない共産党の泉候補といっしょに、新しいきれいな政治を」。選挙カーに乗って駆け回り、泉氏への支持を訴えることもある。


 2日夜、御坊市内で同党の決起集会があった。「変えよう 地方政治も国政も」という横断幕が掲げられていた。


 あいさつを終え、ステージを降りた泉氏の後、マイクを握った弁士の応援演説は、こういう自己紹介で始まった。「私は来年夏の参院選の比例区候補の……」


 泉氏の選対幹部は「知事選の得票は参院選の土台になる。知事選は、これから続く選挙に連動する大きな意味を持つ」と話した。


 仁坂氏が各地で開く個人演説会では、地元選出の自民党県議が応援演説をする。ある県議はこうぼやいた。「本来ならミニ集会を開いて、自分の後援会の申込書をどんどん配っている時期なんだけど」


 この県議は来春の統一選で実施される県議選で、自ら立候補する予定だ。「人の選挙(知事選)で顔を売るわけにもいかないし、とにかく終わるのを待つしかない」


 仁坂氏の陣営は、谷本龍哉衆院議員(和歌山1区)が選対本部長を務める。谷本氏は05年の衆院選で、民主公認の岸本周平氏に激しく追い上げられた。


 ある陣営幹部は「次期衆院選をにらんだ対策」と説明する。「前回の衆院選で民主党候補を支持した人が、自民が推す知事を支援することで、状況に微妙な変化が出る」


 一方、岸本氏は知事選の期間、衆院選で落選した昨年9月以降、毎週続けてきたJR和歌山駅前などでの「朝立ち」をやめている。岸本氏の事務所は「(知事選の選挙活動と)誤解を招くといけないから」。


 民主党は知事選で独自候補の擁立を断念し、自主投票となった。岸本氏は、その責任をとって県連代表を辞任した。この選挙の最中にも、県連には擁立断念への抗議の電話があるという。

113片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/05(金) 11:22:45
選挙:今年、統一地方選は18選挙 県内自治体、他にも8選挙予定 /兵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070104ddlk28010100000c.html
 ◇市町合併で4年前の3割

 県内では今年、県議選など26の選挙が予定されている。春に統一地方選、夏には参院選があり、各党や立候補予定者は、選挙準備に余念がない。自治体選挙では、市町の合併が進んだ影響で、03年の選挙数(86選挙)に比べて大幅に減った。【坂口雄亮】

 ◇夏には参院選も

 参院選の日程は現在、7月5日公示、22日投票が有力視される。県選挙区の改選数は2議席だ。

 自民党は現職の鴻池祥肇・元防災担当相(66)を擁立する。鴻池氏が前政権の郵政民営化に反対したため、神戸市議で自民党県連総務会長だった村岡功被告(69)などは一時、別の候補擁立を計画。しかし、村岡被告が汚職事件で逮捕、起訴されたこともあり、知名度に勝る鴻池氏の擁立で決着した。

 民主党も現職の辻泰弘・党県連代表(51)を擁立し、共産党は新人の堀内照文・党県常任委員(34)の擁立を決めた。

 一方、今年の自治体選挙は▽県議選▽姫路市長選など7市長選▽神戸市議選など11市議選▽2町長選▽5町議選の26選挙で、今回の選挙から、県議選は1議席減の92議席、神戸市議選は3議席減の69議席になる。逆に、姫路市議選は合併の関係で6議席増の49議席になる。

 統一地方選は18選挙で、県議選、神戸市議選が3月30日に告示され、4月8日が投票日となる。また、姫路市長選など4市長選、10市議選は4月15日に告示。2町議選も17日に告示され、16選挙が22日に投票日を迎える。

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 ◇07年統一地方選

 ◆4月8日投票

<議員>県議(92)

    神戸市議(69)

 ◆4月22日投票

<市長>篠山、姫路、明石、芦屋

<市議>宝塚(26)、姫路(49)、明石(31)、伊丹(28)、相生(16)、三木(20)、小野(18)、加西(18)、西宮(45)、芦屋(24)

<町議>播磨(18)、太子(16)

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 ◇統一地方選以外の自治体選挙

 ※◆は任期満了月

 ◆1月

<市長>赤穂=1月21日投票

 ◆2月

<市長>小野=1月28日投票

 ◆8月

<市長>三田

<町長>市川=8月5日投票

 ◆9月

<町議>市川(14)=8月5日投票

    猪名川(16)、稲美(16)

 ◆12月

<町長>福崎

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 (いずれもカッコ内は定数)

〔神戸版〕

毎日新聞 2007年1月4日

114片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/20(土) 21:34:36
選挙:亀岡市議選 新勢力図は? あす投開票、各選挙に影響も /京都
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/news/20070120ddlk26010427000c.html

 任期満了に伴う亀岡市議選(定数26)は21日、投開票される。投票は市内43カ所で午前7時〜午後8時、開票はガレリアかめおか(同市余部町宝久保)で午後9時過ぎから。立候補者は32人(現職18、元職3、新人11)で党派別に共産5、公明3、民主2、無所属22。

 11月に任期満了となる栗山正隆市長1期目の評価などが争点だが、各候補は主に医療、福祉、教育など暮らしに身近な問題で自らの考えを訴えてきた。定数2減の中、公認候補が全員当選すれば共産、公明は現状維持、民主は1増。無所属にも衆院京都4区の立候補予定者が応援する候補が多く、消長は今回立候補を見送った現職市議5人が立候補の動きを見せる今春の府議選同市選挙区(定数2)など今後の各選挙に影響を与えそうだ。

 市長選との同日選だった前回までと違い、単独選挙となったため市選管は投票率(前回62・11%)の低下を懸念。市内の大型商業施設2カ所に初めて懸垂幕を掛けるなど、選挙告知に努めている。【矢倉健次】

 ◇思惑早くも交錯 衆院4区予定者

 今回の亀岡市議選は、衆院京都4区の次期選挙の立候補予定者の思惑が色濃くにじんだ展開にもなっている。無党派層が多い右京、西京区に比べて票を固めやすい「半都市半農村」型の地域だけに、勢力拡大に必死だ。

 同市は元々、前回4区で「郵政造反組」として自民の公認を外され、無所属で立候補して156票差で次点に泣いた前議員、田中英夫氏が市長だった。地盤だけに保守系無所属候補のうち約10人のポスター、選挙公報に推薦人として名を連ねる。同氏の事務所は「立候補者のほぼ半数を応援している」という。

 対して、同党公認の「刺客」として送り込まれ当選した中川泰宏氏は、隣の旧八木町(現南丹市)の町長出身。自身の選挙基盤でもある府農協政治連盟が今回推薦するのは無所属現職1人を含む計3人にとどまり、選挙公報に推薦人として明記した候補者は1人だけ。だが中川氏は「ほとんどの自民系候補に応援文を送った」といい、系列市議増を虎視眈々(こしたんたん)と狙う。

 4区で3位ながら比例近畿ブロックで復活当選した民主の北神圭郎氏陣営の動きも活発だ。同党で唯一の現職市議を今春の府議選同市選挙区(定数2)に初の党公認候補として擁立し、市議選は新人2人を公認。念願の小選挙区での当選に向け、前2回の選挙で得票が約20%にとどまり厚い壁になっている同市で無党派層に頼らない基盤づくりを目指す。新人の吉田幸一氏を早々と4区公認候補とした共産も現有の市議5人維持に躍起だ。【矢倉健次】

 ◆立候補者(届け出順)

 ◇亀岡市(定数26−32)

中沢基行  58 団体副会長   無新

並河愛子  58 党地区委員   共現

田中豊   59 農業      共現

日高省子  58 党支部役員   公現

小島義秀  44 農業      無新

栗田好美  57 主婦      無元

隅田盛和  48 会社経営    無現

吉川泰博  57 会社役員    無元

並河良治  54 会社員     無新

田中義雄  65 行政書士    無現

西村克巳  59 農業      無新

石野善司  58 行政書士    無現

西口純生  60 農業      無現

風早浩一  45 党副支部長   公現

菱田光紀  49 農業      無新

中村利男  60 造園業     無新

辻村均   52 飲食業     無新

苗村活代  51 市議団幹事   共現

小松康之  53 学習塾経営   民新

松本冨雄  66 石材販売業   無現

吉田千尋  30 党支部役員   民新

井上耕作  46 酒類卸売業   無現

馬場隆   54 党地区役員   共元

西田馨   71 [元]運送業  無現

竹田幸生  49 栄養士     無新

藤本弘   55 党支部役員   公新

木曽利広  55 会社会長    無現

立花武子  63 党地区委員   共現

明田昭   66 繊維加工業   無現

篠原咲子  57 [元]高校講師 無現

野々村嘉平 61 幼稚園長    無現

湊泰孝   43 米穀小売業   無現

毎日新聞 2007年1月20日

115片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/05(月) 18:56:42
告示後は特定候補者を応援せず
滋賀県議選で嘉田知事 滋賀
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007020500096&genre=A2&area=S00

 滋賀県の嘉田由紀子知事は5日の定例記者会見で、4月の県議選で知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」が擁立する候補者への対応について「立場上、特定の候補者の演説などに行くべきではない」と述べ、告示後は直接応援する考えのないことを初めて明らかにした。

 会見で嘉田知事は、知事の政策に賛同する11人が立候補表明したことを受け、「私の政策を支援する人が、県内各地で自主的に手を挙げてくれたことは大変心強い。政策勉強会は時間の許す限りさせていただく」と歓迎した。

 ただ、「知事と議会はチェックアンドバランスの関係にある。特定のグループだけが与党ということではなく、すべてのグループと政策本位の連携を取りたい」とも話し、各政党と等距離の立場を保つことも強調した。

 嘉田知事は先月25日の会見で、同会が擁立する候補者への応援について「ないとは言えない」と述べ、応援に入る可能性を示唆していた。

 また、嘉田知事がJR東海に赴き、栗東市の新幹線新駅の工費削減案の検討を申し入れることについては「駅設置促進協議会の会長として決断した。知事としては凍結に変わりはない」と強調した。

116片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/14(水) 15:47:05
中馬氏に離党勧告 市議選で反党行為
2007年02月14日 朝日大阪
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000702140002

 今春の統一地方選である大阪市議選をめぐり、自民党府連生野区支部(黒田當士支部長)は13日、中馬弘毅・元行政改革担当相が「反党行為」「党規違反」を繰り返しているとして、離党と衆院選の党府第一選挙区支部長を辞職するよう勧告したことを明らかにした。同市議選生野区選挙区(定数5)で中馬氏の元秘書(38)が無所属で立候補を予定していることが背景にあるとみられる。


 関係者によると、党府連は同選挙区で、現職2人、新顔1人の計3人の立候補予定者を公認した。しかし、中馬氏は政治グループ代表の肩書をつけた元秘書と一緒に写ったポスターを区内に張り出しており、現職市議を中心に不満の声が上がっていた。


 勧告書は「再三にわたって中馬氏に自粛を促すも反省の余地を見いだせない」と強い調子で批判。「他の組織の代表と政党ポスターを張り出す行為は反党行為で、党規違反の最たるものだ」としている。

117片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/15(木) 11:43:13
新駅問題結論先送り
県議、参院選に影響も 中日滋賀
http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20070215/lcl_____sga_____005.shtml

 栗東市の新幹線新駅の建設費削減を提案するため、嘉田由紀子知事と国松正一同市長が14日臨んだJR東海側との会談。新駅問題の結論を出す時期が3月末から、10月末に延期されることになった。結論時期の先送りにより、今春に控えた県議選に加え、今夏の参院選に影響を与えそうな情勢となった。

 「JRから(削減案に対する)明確な結論を引き出す必要はなかったのに。10月末に結論を先延ばしすることも、選挙を控えたわれわれには悪い状況だ」。自民会派の現職県議は、渋い顔でつぶやいた。

 全県域で見た場合、栗東市での新駅建設の必要性は、浸透していない状況。推進の立場を取る同会派としては、県議選で新駅問題が争点となれば情勢は芳しくない。

 そのため、JRに削減案を検討してもらっている間、県議選では新駅問題を“棚上げ”する算段も描いていた。

 「新駅を争点にするのは、彼らにとって一番戦いやすい方法だろう」

 自民県議が指摘し、警戒するのは、新駅凍結を公約に掲げた嘉田知事を支援する「対話でつなごう滋賀の会」の動向。各選挙区で候補者擁立を進めており、嘉田知事と対立する自民会派の過半数割れをもくろむ。

 同会の寺川庄蔵代表は、10月末までの結論先送りについて「特に有利ということはない」としながらも「新駅問題は当初から県議選の争点にはなると思っていた。重要な課題だ」と位置づける。

 一方、民主県議の1人は「JRが削減案を拒否したのなら、知事は『建設はあり得ない』とはっきり言うべきだ。新駅問題はいつまでもずるずると引きずるべきでない」との考えだ。

 (本安幸則)

118片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 16:21:36
栗東の新幹線新駅:「促進協の協議結果尊重」 新駅凍結、自民会派の態度軟化 /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070217ddlk25010263000c.html

 県議会最大会派「自民党・湖翔クラブ」のメンバーが16日、2月定例会の代表質問(19日)の内容を協議。会議後、黒川治会長は毎日新聞などの取材に対し、新幹線新駅(栗東市)の問題への会派の対応について「新駅が県の将来にプラスというこれまでの(会派の)スタンスに変わりはない」としながらも「(県、栗東市、周辺市などで作る)促進協の(今後の)協議と結果を尊重する」と繰り返し、従来よりやや軟化した態度を示した。

 JR東海の松本正之社長が14日、国松正一・栗東市長と嘉田由紀子知事に対し新駅の「縮小案」の可能性を否定した一方で、地元合意の期限を3月末から10月末に延期することを了承。これらの状況を受けて会派内で対応が話し合われていた。

 黒川会長は「ボールは促進協に返ってきた。促進協で『ゴー』が出ても『ノー』となっても尊重する」と話した。【服部正法】

毎日新聞 2007年2月17日

119片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/17(土) 16:24:35
平均所得:自治体別、県内トップは生駒 全国21位−−04年 /奈良
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/nara/news/20070216ddlk29020528000c.html

 毎日新聞は全国の市区町村ごとに、総務省の「市町村税課税状況等の調」に基づき、04年の課税対象所得総額を納税者数で割って平均所得を確定した。平均所得は、県内では生駒市がトップで全国21位、最低は天川村で全国1018位だった。県内の自治体別平均所得は別表の通り。

 ※注 「市町村税課税状況等の調」は7月1日を基準日として前年のデータをとりまとめている。このため、04年の平均所得を確定した自治体名は05年7月1日現在のもの。別表の数字は自治体名の左が全国順位、右が所得額(単位万円。千の位を四捨五入したが、順位は本来の数字でつけた)。なお、全国のデータは、MSN毎日インタラクティブ(http://www.mainichi‐msn.co.jp/)に掲載。

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全国順位 自治体  平均所得

  21 生駒市   448

  53 河合町   410

120片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/18(日) 00:36:57
>>116
立候補予定の中馬氏元秘書 離党勧告を決定
2007年02月17日 朝日大阪
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000702170002

 自民党府連は16日、臨時の党紀委員会(改発康秀委員長)を開いた。今春の統一地方選で実施される大阪市議選の生野区選挙区(定数5)に府連の公認を得ないまま立候補を予定している中馬弘毅・元行政改革担当相の元秘書(38)に対し、「離党勧告」することを決めた。近く正式に書面で通知するという。


 同選挙区には府連の公認を受けた現職2人、新顔1人の計3人の立候補予定者がいる。関係者によると、元秘書が3人を応援せずに立候補することは、反党行為にあたるとして、党府連生野区支部(黒田當士支部長)が処分を求めていたという。


 この問題をめぐっては同支部が13日、中馬弘毅氏に対して、離党と党府第一選挙区支部長を辞職するよう勧告。党府連の中山太郎会長らが、中馬氏に「注意」することにしている。


 中馬氏の元秘書は「事実を確認できないのでコメントできない」と話している。

121片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/19(月) 15:05:45
県議選/関心高く激戦予想
2007年02月19日 朝日滋賀
http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000702190003

【前回上回る17選挙区に69人】
【さらに立候補の動きも】


 3月30日告示、4月8日に投開票される県議選(定数47)は、17選挙区に69人が立候補する意思を明らかにしている。66人が立候補した前回をすでに上回った。昨年7月の知事選で、「もったいない」を唱え、自公民相乗りの現職を破った嘉田由紀子知事が誕生してから初の県議選とあって、関心は高く、激戦が予想される。告示までになお40日あり、さらに候補者は増えそうだ。


 自民、民主、公明、共産、社民など各政党と、嘉田知事を支援する「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が、これまでに公認・推薦を決めた顔ぶれは別表の通り。無所属は、記者会見などで立候補の意思を表明した人を掲載した。


 過半数確保を目指している自民党県連は、15選挙区に公認24人、推薦2人の計26人を決定。その後、伊香郡区の現職が立候補を見合わせる意向を示し、後任の人選を急いでいる。全選挙区に擁立する方針だが、愛知郡区では人選が難航している。大津市区、蒲生郡区などではさらに擁立する予定だ。


 民主党県連は、公認13人、推薦4人の計17人を決めた。自民が2議席を独占する米原市区に、社民と対話の会も推す新顔を立てて一角を崩そうとねらう。選挙区によって対話の会との協力を模索するが具体化はしていない。高島市区の擁立は難航している。


 公明党県本部は大津市区に現職のほか新顔の女性を擁立。初の2議席確保に懸命だ。


 共産党県委員会は定数3以上の選挙区を軸に7人を立てた。昨年7月の知事選に立候補した新顔が長浜市・東浅井郡区で立つなど、現有2議席の上積みをねらう。


 社民党県連は現職2人、新顔1人を推薦。対話の会と連携して戦う。


 「嘉田与党」を旗印にする対話の会は、13選挙区で公認9人、推薦6人の計15人が名乗りを上げた。うち現職と元職が3人。大半は現職の市議、町議の転出組で、知事の政策を支持する協定を結んでいる。自民の過半数割れを目指し、3月上旬までに残る選挙区にも擁立する方針だ。

122片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/20(火) 09:52:15
知事「批判は受ける」 讀賣滋賀

 県内に計画されている6ダムのうち、芹谷ダムに続いて新たに3か所で「凍結・見直し」方針の撤回を19日に表明した嘉田知事。県議会後の記者会見で「(方針転換の)批判は甘んじて受ける」としたが、ダムの「凍結・見直し」は、昨年7月の知事選で掲げた公約(マニフェスト)の根幹部分だけに、方針転換は波紋を広げそうだ。

 マニフェストでは「脱ダムに関する代替案を提言する」としているが、嘉田知事は「あくまで流域型治水を提示した」「(マニフェストを作った時は)データを持っていなかった」などとこれまでの説明を繰り返した。一方で、「100%できなかったという認識はある。説明も大変不十分だった」と認めた。

 相次ぐマニフェストの撤回で、今後の進退について問われた嘉田知事は「即答はしかねる」とした上で、「ここで辞めるのは無責任と思う」と述べた。

(2007年2月20日 読売新聞)

123片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/25(日) 09:22:35
知事「脱ダム」公約撤回 
現実路線に修正歓迎も 讀賣滋賀

 嘉田知事が、知事選で掲げた「脱ダム」の公約を撤回した波紋が広がっている。知事は「ダムだけに頼らない治水」の基本方針は変わらないと釈明するが、戸惑いや批判が上がる一方、「公約に固執せず、県民の生命を守る知事としての責任を果たした」と“現実路線”への軌道修正を歓迎する声も。ダム政策転換の背景を探った。(井戸田崇志)

 嘉田知事は今月19日の県議会代表質問などで、昨年12月に建設推進を明言した県営芹谷ダム(多賀町)に続き、同北川第1ダム(高島市)の建設推進を明言。国などが計画している大戸川ダム(大津市)と丹生ダム(余呉町)の建設も必要との見解を示した。

 「(公約撤回の)批判は甘んじて受ける。命を守り、財産を守ることが治水政策の出発点」。同日の記者会見で、治水対策としてのダムの有効性を認めながら、洪水などによる被害者を出さないよう水害対策に取り組む決意を重ねて強調した。

 ある県幹部は「ダムなしの治水はあり得ない。(公約撤回は)来るべき時が来ただけ」と冷静に受け止める。別の幹部は「環境社会学者出身とはいえ、知事になると情報量が全然違う。県民の命を預かる河川管理者としての職責と公約との間で、悩み苦しんだのではないか」と理解を示す。

 実は、方針転換の兆候は、昨年7月の就任直後にすでに現れていた。

 県は同8月上旬、県営ダムの基礎調査など建設関連事業を新年度も継続するため、補助金の交付を国に要望した。その一方で、同9月中旬に芹谷ダムの建設予定地を訪れた知事は、住民らに「今さら『凍結』と言われても納得できない」などと迫られたが、「検討する時間がほしい」として、建設の是非について明確にしなかった。

 「建設が前提でなければ要望自体が成り立たない」(県職員)という矛盾した状況が続く中、ダム問題を所管する土木交通部の担当者らは、財務省が新年度予算案の原案を内示する同12月後半を見据え、嘉田知事と連日、協議を重ねた。

 「建設方針を明確にしないと、補助金が出ないかもしれない。いったん補助金が途絶えると、将来造りたくても出来なくなる可能性がある」。危機感を募らせた担当者らの説得に、嘉田知事は同月13日、県議会で芹谷ダムの建設推進を明言した。

 嘉田知事が公約でダムの代替案とした流域型治水が、ダムに比べて効果が著しく低いというデータも示され、公約の前提が大きく崩れた。

 関係者によると、こうした状況を受け、知事は今年1月下旬、方針転換を最終的に決断したという。

 知事は、「ダムは生態系に壊滅的被害を与える」と従来の河川行政のあり方を批判した「淀川水系流域委員会」の委員だった。委員長を務めた今本博健・京都大名誉教授(河川工学)は「『ダムは治水に有力』とは言っているが、(全面的に)容認したとは認識していない。建設しない余地はまだあると思う」と擁護しながらも、「誤解を生む表現をしており、ダムを推進したい国を勢いづかせることになりかねない。あくまでダムを造らない治水を実現してほしい」と方針堅持を求める。

 一方、大橋松行・県立大助教授(政治社会学)は「ダムを造らなくても県民の命を守れると主張していたわけだから、ダム建設の是非以前に、マニフェスト(公約)の信頼性を失墜させた影響は大きい。何を根拠に『凍結・見直し』を訴え、どういう経緯で転換したのか、有権者に明確に説明すべきだ」と指摘する。

■知事のスタンス■

 嘉田知事がマニフェスト(公約)で建設計画「凍結」を掲げた県内の治水5ダムと、現在の立場(嘉田知事が19日に行った記者会見で配布した資料や説明を基に作成)

 ▼県営芹谷ダム(多賀町)―推進

 ダムに代わる遊水地や河川改修の再検討を行ったが、ダムと同じ効果を確保することは困難と判明。「ダムと河道改修」を有力な計画として、今後地域との対話を進める。

 ▼県営北川第1ダム(高島市)―推進

 遊水地、河川改修、ダムの検討を行う中で、ダムに代わる方策は困難と考えられる。「ダムと河道改修」を有力な計画として、今後地域との対話を進める。

 ▼県営北川第2ダム(同)―凍結

 財政事情が逼迫(ひっぱく)する中で、霞堤の活用や流域政策を進め、当面は実施しない。

 ▼大戸川ダム(大津市)―推進

 いずれ国で整備され、大戸川の治水安全度が向上することが見込める。実施時期は国が判断することだが、環境や生態系に配慮して進めるよう提案したい。

 ▼丹生ダム(余呉町)―推進

 治水対策上の必要性はある。しかし、ダム事業でどのような全体事業費になるのか、事業主体はどこなのかを検討する必要がある。

(2007年2月25日 読売新聞)

124片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 05:34:59
91人名乗り各党しのぎ 統一地方選情勢分析 (中) 京都市議 讀賣京都

  職員の不祥事対策や古都を守る景観政策をいかに軌道に乗せるかなど課題が山積みとなっている京都市。市議選では定数69に対し、これまでに91人(前回の立候補者数89人)が名乗りをあげた。各党とも議席の拡大を目指し、準備に追われている。

◆自 民◆

 現議席23を抱える最大会派は、全選挙区で候補者を擁立。25人(現職19、新人5、元議員1)の公認と、新人1人の推薦を決めた。ベテラン市議の引退が相次ぎ、新人の数が前回よりも増加。当選8回の2人が勇退する西京区では、多様な人材確保を狙い、一般公募した。中村安良市議団長は「常に厳しい選挙と考え、心に残る政策を訴えることで票を掘り起こし、議席拡大を果たす」と話す。

◆共 産◆

 前回より2人少ない23人(現職18、新人5)の公認を決め、全選挙区で擁立。現議席数の20以上を目指して、各区で今の議席数を確保し、唯一の〈空白〉となっている東山区での議席奪還や、中京区での複数当選などを目指す。昨秋からミニ集会など市議選を視野に入れた活動が本格化。山中渡・市議団長は「暮らしの負担増につながる政策を支持するオール与党をうち破る」と意気込む。

◆公 明◆

 現有議席は11で、東山区を除く10区で前回と同数の12人(現職10、新人2)を公認した。新人を擁立する西京、上京区では、引退する現職議員らが会合に一緒に参加し、地盤の引き継ぎに懸命。前回、無投票だった山科、右京区でも組織固めを図る。日置文章・市議団長は「擁立する数は前回と同じだが、現状維持の姿勢ではない。今まで以上に票を伸ばし、参院選の足がかりにしたい」と話す。

◆民 主◆

 現有議席は10。19人の公認(現職7、新人11、元議員1)と、現職1人の推薦を決定。最後まで決まっていなかった南区の候補者も2月に発表され、全選挙区の候補者が出そろった。擁立者数は前回の14人よりも大幅に増えた。新人では若手が目立ち、山口幸秀団長は「かつてない意気込み」と強調。「市議会では人数で第4党に甘んじていたが、次の選挙では第2党を狙う」と力を込める。

◆その他◆

 社民が左京区で新人1人を公認した。国民新党は北区で新人1人をたてる。政治団体「みどり京都」は右京と左京で各1人が立候補を予定する。現時点で無所属は、現職2人(1人は民主推薦)、元議員1人、新人5人(1人は自民推薦)が立候補を表明している。

(2007年2月28日 読売新聞)

125片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 06:09:15
県議選激戦区は彦根と東近江
「対話の会」15選挙区に候補 中日滋賀

http://www.chunichi.co.jp/00/sga/20070228/lcl_____sga_____001.shtml

 三月三十日の県議選告示まであと一カ月と迫り、各政党の候補者擁立の動きも大詰めを迎えている。現時点で、県内十七選挙区に七十五人が立候補を予定しており、前回二〇〇三年の六十六人を上回りそうだ。嘉田由紀子知事の支援団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が十五選挙区で十九人の擁立を決めており、「台風の目」となりそうだ。

 対話の会は二十七日、公認・推薦候補者の第三次発表をした。民主から公認を受ける現職と新人の三人と、新人一人の計四人を推薦。これで候補者がいない選挙区は草津、甲賀両市だけとなった。

 自民も同日、大津市で新人の公認候補一人を発表した。これで近江八幡市、伊香、愛知両郡を除く選挙区で候補者二十六人を擁立。空白区での人選を進めており、県連は「情勢を見ながら、推薦など追加していく」としている。

 民主も、全選挙区での候補者擁立を目指す。これまでに公認・推薦しているのは十六人。うち、六人は「対話の会」からの推薦も受けている。ただ、党としては同会との全面的な選挙協力は「(対話の会の)動向を見極める必要がある」(党県連幹部)として、消極的な姿勢も見せている。

 共産は六選挙区に七人が立ち、現有二議席からの躍進を目指す。公明は大津市で現職、新人の二人を擁立している。

 激戦区は、定数四に七人が争う様相をみせている彦根市と東近江市。長浜市東浅井郡でも定数三に六人が立候補を表明している。

 野洲、近江八幡市は無投票の可能性が高いと見られていたが、いずれも新人が出馬の動きをみせており、選挙戦となりそうだ。 (本安幸則)

126片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 08:38:39
府議、京都市議選ともに90人超出馬か  産経京都
http://www.sankei.co.jp/chiho/kyoto/070228/kyt070228000.htm

 統一地方選の前半戦に予定されている府議選(定数62)と京都市議選(同69)の告示が、あと1カ月に迫った。ともに90人以上が立候補するとみられており、すでに本格的に準備を進める陣営がある一方で、候補者調整が続く選挙区も。3月30日告示、4月8日投開票の日程で行われる両選挙の情勢を探った。

 【府議選】

 京丹後市の誕生で選挙区数が1つ減って25となり、定数是正により京丹後市が2から1に、京田辺市・綴喜郡が1から2に変更された。27日現在で92人が出馬を予定しているほか、さらに立候補の動きがあり、最終的には前回の94人を上回る可能性が高い。北区(定数3)、南区(同3)では、無投票の可能性がある。

 現在の会派構成は自民25人、民主・府民連合14人、共産12人、公明6人、新政会4人、欠員1人となっている。

 自民は新人7人を含む25人を公認。さらに、南丹市・船井郡(同2)、向日市(同1)、木津川市・相楽郡(同2)などで候補者調整を進める。

 民主は公認候補14人を擁立し、統一会派を組む予定の無所属4人を推薦。躍進した前回に続いて、府議会第2党の勢力の確保を目指す。

 共産は26人を公認。全選挙区での擁立へ向け、舞鶴市、京田辺市・綴喜郡で候補者擁立を模索している。

 公明は現職の半分の3人が引退。後継として擁立した新人を含めて6人を公認した。

 新政会からは現職と新人あわせて計5人が立候補する予定。

 議席ゼロの社民は1人を公認、民主との相乗りを含めて2人を推薦する。

 ほかに、亀岡市、伏見区、宇治市・久世郡などで無所属候補が立候補を表明している。

 選挙区別に見ると、定数2の亀岡市で、すでに6人が立候補を表明。また、2つの選挙区が合併して定数1となった京丹後市の情勢なども注目を集めている。

 【京都市議選】

 11選挙区に91人が立候補を予定。有力現職4人が出馬予定の下京区(定数4)で無投票の可能性がある。その他の10選挙区では、前回は無投票だった山科区(同6)や右京区(同9)を含め、選挙戦となるのがほぼ確実な情勢だ。

 現在の会派構成は自民23人、共産20人、公明11人、民主・都みらい10人、無所属1人、欠員4人となっている。

 立候補予定者を会派別にみると、自民は公認25人と推薦1人、共産は公認23人、公明は公認12人、民主は公認19人と推薦1人。このほか、社民と国民新党が各1人、政治団体・みどり京都が2人の擁立を予定。現職1人を含めて無党派の無所属は6人程度が出馬する見込み。

 自民、共産、公明が前回と同程度の候補者を立てる一方、民主は「定数3ごとに1候補者」の基本方針で前回より6人多い擁立を予定しており、票の流れにどう影響するのかが注目される。

 選挙区別に見ると、東山区(同2)で自民現職2人に共産、民主の新人が挑む構図となる可能性が濃厚。左京区(同9)では15人が立候補を予定しており、激戦が予想されている。西京区(同6)は立候補予定者8人のうち新人が6人を占め、新しい勢力図の行方に注目が集まっている。

(2007/02/28 04:08)

127片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/02/28(水) 21:15:00
2007統一地方選 財政・厚遇 どう審判
2007年02月28日 朝日大阪
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000702280001

 統一地方選は3月22日告示の都道県知事選でスタートする。府内では3月30日告示、4月8日投開票で府議選と大阪、堺の両政令指定市議選が、4月22日投開票で10市長選と21市町議選が、それぞれ予定されている。4年に1度の審判を間近に控え、各選挙の構図も固まりつつある。

●府議選、160人余準備

 府議選は定数112に対し、160人を超える陣営が立候補の準備を進めている。主な政党で見ると、今のところ、自民が49人の公認を決定。保守系無所属も含め、現有の議席41から大幅増を目指す。民主は31人を公認・推薦し、現有24を上回る議席獲得を狙う。公明は現状維持の23人を公認、現在10議席の共産は40人を擁立する方針。

 選挙区別にみると、政令指定市になった堺市が定数10の全市1区から定数1〜2の6選挙区に変わり、各区とも少数激戦となりそうだ。過去2回の統一選で連続無投票だった東大阪市は、定数7に対し9人が立候補をうかがい、補選を除くと12年ぶりの選挙戦になる公算が大きい。争点としては、企業誘致など産業振興策や府の財政再建などのほか、議会の政務調査費の透明化も問われそうだ。

●大阪、堺市議選

 大阪市議選は、関淳一市長が進める市政改革の是非や政務調査費など「議員厚遇」が争点となる。

 定数89に対し、27日までにあった立候補予定者説明会に計139陣営が出席した。自民は浪速を除く23区で35人の公認を終え、無所属を含めた現有38の維持が目標。民主は現有20に対し、前回を1人上回る28人を公認・推薦した。公明は20人の公認で現有18の上積みを狙う。共産も現有12に対し、全区で計25人を擁立する方針。

 堺市議選は今回から、堺(定数9)、中(同8)、東(同5)、西(同8)、南(同10)、北(同9)、美原(同3)の各区に区割りされ、定数52に計76人が立候補の準備や検討を進めている。

 政党別では、自民が前回より4増の15人、民主はほぼ倍増の11人、公明は現状維持の13人、共産は1人減の10人を立てる見込み。合併特例で町議(同18)が、そのまま新市議になった美原区は、現職7人と新顔1人が立つ見通しで、激戦になりそうだ。

●市長選

 市長選のある10市は、いずれも市議選とのダブル選挙になる。各市長選では、再選を目指す現職市長に、元職や新顔が挑む構図となりそうだ。

 最も混戦が予想されるのは八尾市長選。3選を目指す柴谷光謹市長に、前自民市議の奥村信夫氏、前民主府議の田中誠太氏、共産市議の永井貴美子氏、NPO法人理事長の露原正行氏の新顔4人が挑む見通し。公共事業を巡って同和関係団体の元幹部が逮捕された恐喝・職務強要事件を受け、市の同和行政のあり方が大きな争点となる。

 枚方市でも、4選をかける中司宏市長に対し、いずれも新顔で、市民団体事務局長の大田幸世氏と野田隆治氏が立候補を表明。別の前市議も出馬を検討しており、激しい戦いになりそうだ。

 女性候補は、八尾、枚方両市のほか3市で立つ見通しだ。

 吹田市では、3選を目指す阪口善雄市長に、市議の寺尾恵子氏と元市職員労組委員長の岩根良(まこと)氏の新顔2人が挑戦。寝屋川市では、3選をうかがう馬場好弘市長と、政治団体代表委員の新顔長野邦子氏との対決になりそうだ。高石市では、3選を狙う阪口伸六市長に、元高校教諭の山敷恵氏と元商社員の桜田東士氏の新顔2人が挑む三つどもえが予想される。

 このほか、高槻、藤井寺、大阪狭山の3市長選は今のところ、現職市長と、新顔や元職との一騎打ちが見込まれる。池田市では、現職に対し共産などが候補者擁立を目指す。富田林市では無投票の可能性もある。

128片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/01(木) 14:56:48
’07統一地方選:第1ラウンド、告示まで1カ月 /京都
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kyoto/news/20070301ddlk26010232000c.html

 府政界勢力図の土台を決める統一地方選第1ラウンドの府議選(定数62)と京都市議選(同69)は30日の告示まで1カ月を切った。立候補予定者はほぼ固まってきたが、両選挙ともさらに立候補を模索する動きも見られ、激戦が予想される選挙区も多い。これまでに名乗りを上げた候補者と各政党の擁立状況、思惑などをまとめてみた。投開票は4月8日。【統一地方選取材班】

 ◆府議選

 ◇25選挙区、どう響く1増1減

 25選挙区(前回比1減)に92人が立候補の意向を示している。自民は25人の公認を決め、木津川市(12日合併予定)・相楽郡、複数の申請がある南丹市・船井郡、現職の1人が市長に転じた舞鶴市などで公認を擁立する見込み。2議席独占だった京丹後市で定数1減となるため、1増の京田辺市・綴喜郡で確実に奪回し、京都市内の選挙区での複数当選などで前回の25から上積みを狙う。当選すれば会派入りも予想される無所属は5人程度。

 推薦を含め前回14議席を獲得し第2会派となった民主は、公認14人と無所属の推薦候補が4人。目標の全選挙区擁立は難しいが、京都市内の空白区や初めて公認を立てた亀岡市での戦いなどが注目される。第2会派への復帰を目指す共産は全選挙区に計28人を擁立予定で、未発表の京田辺市、舞鶴市の各1人も内定。前回失った上京区、西京区、長岡京市・乙訓郡の議席復活が命題だ。

 現職3人が引退する公明は前回同様の6人全員当選を目指す。新政会は4人が立候補の見込み。議席復活を期す社民も伏見区に1人を立てる。

129片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/01(木) 14:57:29
 ◇統一地方選第1ラウンド立候補予定者◇

 【府議選】(62)

 ◇北区(3) 田坂幾太 55 自現▽武田祥夫 66 民現▽新井進 62 共現

 ◇上京区(2) 林田洋 59 自現▽木村浩章 42 民新▽迫祐仁 52 共新▽田中卓爾 61 無現

 ◇左京区(5) 石田宗久 40 自現▽梅垣康秀 51 自新▽北岡千はる 49 民現▽国本友利 38 公新▽梅木紀秀 54 共現▽光永敦彦 41 共現

 ◇中京区(3) 植田喜裕 57 自現▽田中健志 37 民新▽原田完 56 共現▽水口洋 54 無現

 ◇東山区(1) 荒巻隆三 34 自新▽黒川純 52 共新

 ◇山科区(3) 菅谷寛志 46 自現▽豊田貴志 31 民新▽林正樹 37 公新▽本庄孝夫 58 共現

 ◇下京区(2) 小巻實司 66 自現▽西脇郁子 49 共現▽名引直寿 5 0無新

 ◇南区(3) 秋田公司 53 自新▽角替豊 58 公現▽山内佳子 52 共現

 ◇右京区(5) 小林弘明 71 自現▽二之湯真士 28 自新▽熊谷哲 37 民現▽諸岡美津 52 公新▽島田敬子 50 共現▽加味根史朗 52 共現

 ◇西京区(2) 近藤永太郎 57 自現▽佐川公也 61 民現▽森田洋 28 共新

 ◇伏見区(6) 前波健史 55 自現▽渡辺邦子 49 自現▽田渕五十生 64 民現▽山口勝 48 公現▽松尾孝 74 共現▽上原裕見子 53 共新▽畦浦武則 55 社新▽松井陽子 28 無新

 ◇福知山市(2) 家元丈夫 78 自現▽大橋一夫 53 無新▽堀久仁子 57 共新▽松山正治 69 政新

 ◇舞鶴市(3) 千歳利三郎 71 自現▽中島則明 54 無現

 ◇綾部市(1) 四方源太郎 33 自新▽山口昭雄 70 共新▽佐々木幹夫 57 無新

 ◇宇治市・久世郡(4) 村田正治 58 自現▽山本正 59 民現▽村井弘 49 公現▽前窪義由紀 60 共現▽金ケ崎秀明 36 無新

 ◇宮津市・与謝郡(1) 多賀久雄 56 自現▽福井康喜 61 共新

 ◇亀岡市(2) 堤松男 59 自新▽山下雅史 37 民新▽山木潤治 65 共新▽稲荷義晴 56 政現▽桂川孝裕 44 無新▽小塩早苗 47 無新

 ◇城陽市(2) 奥田敏晴 61 自現▽北尾茂 45 民現▽矢口雅章 39 共新▽本城隆志 52 無新

 ◇向日市(1) 山田千枝子 59 共新▽小野哲 43 政新▽安田守 42 ★新

 ◇長岡京市・乙訓郡(2) 坪内正一 69 自現▽中小路健吾 33 民現▽皆川朋枝 27 共新

 ◇八幡市(2) 明田功 63 自現▽日名子大介 57 共新▽大野征次 69 無現

 ◇京田辺市・綴喜郡(2) 尾形賢 26 自新▽上村崇 34 民現

 ◇京丹後市(1) 巽昭 52 自現▽荒田保次 55 共新▽久保幸司 48 無新

 ◇南丹市・船井郡(2) 小林毅 53 共新▽上田秀男 69 政現▽高屋直志 74 ★現▽片山誠治 47 ★新

 ◇木津川市・相楽郡(2) 松岡保 56 民現▽山田清子 64 共新

130片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/01(木) 14:58:06
 【京都市議選】(69)

 ◇北区(6) 小林正明 59 自現▽加地浩 40 自現▽平井斉己 41 民新▽片桐直哉 28 民新▽日置文章 53 公現▽井坂博文 51 共現▽玉本なるみ 45 共現▽長谷川慎一 55 国新▽山本恵一 53 無新

 ◇上京区(5) 中村三之助 55 自現▽寺田一博 41 自現▽小林昭朗 65 民現▽吉田孝雄 44 公新▽蔵田共子 47 共現▽千葉祐嗣 31 無新

 ◇左京区(9) 巻野渡 57 自現▽大西均 56 自元▽青木克之 63 自新▽鈴木正穂 58 民現▽隠塚功 43 民現▽島内研 25 民新▽柴田章喜 57 公現▽樋口英明 37 共現▽加藤あい 31 共現▽冨樫豊 32 共新▽佐藤大 27 社新▽村山祥栄 29 無現▽中村十一 50 無元▽小川真三 56 諸新▽吉田健一 34 無新

 ◇中京区(5) 加藤盛司 55 自現▽津田大三 37 自現▽安孫子和子 66 民現▽木村力 49 公現▽倉林明子 46 共現▽平井良人 29 共新▽佐々木隆吏 25 無新

 ◇東山区(2) 磯辺寿子 57 自現▽内海貴夫 63 自現▽中野洋一 37 民新▽橋本保子 53 共新

 ◇山科区(6) 富喜久夫 55 自現▽吉井章 40 自新▽山口幸秀 71 民現▽藤川剛 44 民新▽久保勝信 53 公現▽北山忠生 58 共現▽宮田絵里子 33 共現

 ◇下京区(4) 西脇尚一 79 自現▽井上教子 51 公現▽山中渡 55 共現▽今枝徳蔵 68 無現

 ◇南区(5) 椋田知雄 70 自現▽田中セツ子 68 自現▽山本恵 57 民新▽大道義知 51 公現▽井上健二 57 共現▽藤井佐富 55 共現

 ◇右京区(9) 井上与一郎 62 自現▽田中英之 36 自現▽山元亜紀 32 自新▽宮本徹 57 民現▽青木芳香 27 民新▽原光央 42 民新▽湯浅光彦 47 公現▽加藤広太郎 63 共現▽岩橋ちよみ 51 共現▽西村善美 52 共新▽宮西恵津子 55 諸新

 ◇西京区(6) 西村義直 38 自新▽田中明秀 45 自新▽藤岡強志 46 民新▽天方浩之 37 民新▽平山賀一 41 公新▽妹尾直樹 49 共現▽河合葉子 45 共現▽森川央 31 無新

 ◇伏見区(12) 高橋泰一朗 68 自現▽繁隆夫 60 自現▽橋村芳和 45 自現▽中川一雄 64 自現▽山岸隆行 43 民現▽安井勉 59 民元▽山本拓史 31 民新▽谷口弘昌 54 公現▽津田早苗 57 公現▽曽我修 50 公現▽赤阪仁 54 共現▽佐藤和夫 60 共現▽西野佐知子 56 共現▽山根智史 26 共新

 ※カッコ内の数字は定数、予定者の数字は年齢(投票日翌日時点)、政は新政会、★は自民の公認を申請中だが未定

毎日新聞 2007年3月1日

131片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/01(木) 15:08:06
>>128補充
 ◆京都市議選

 ◇ベテラン引退相次ぐ

 現有議席(欠員4)の内訳は自民23、共産20、公明11、民主・都みらい10、無所属1。11選挙区に91人が名乗りを上げている。来年2月ごろに予定される市長選に向け主導権を確保したい各党の思惑も絡む。下京区は無投票の可能性も。

 自民は25人の公認と、初めて公募した無所属新人1人の推薦を決めた。府連幹事長や市議団長を歴任した2人のベテランが引退。公認候補は前回より減ったが、手堅く現有議席維持を狙う。野党ながら3分の1近い占有率を誇る共産は、唯一空白の東山区を含む全区で候補を擁立。第1会派への躍進は容易でないが、20議席の大台を保てるか。公明は前回同様に公認12人全員の当選を狙う。府連幹事長らベテラン議員の引退もある民主は公認19人と推薦1人。うち元職は1人で新人は11人に上り、世代交代と勢力拡大を図る。

 また現有議席のない社民、国民新党も各1人、市民団体を母体とする「環境政党」の「みどり京都」は2人の擁立を決定。推薦を受けない無所属は6人。無党派層の心をつかむ候補が現れるか。

132片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/05(月) 08:08:00
さざ波 「脱ダム」揺れる知事発言 讀賣滋賀

 知事選のマニフェスト(公約)で掲げた「脱ダム」を撤回した嘉田知事の発言が、また揺れている。

 マニフェストは「治水については、ダム以外の方法、すなわち『流域型治水』により対応する」と明記した。

 しかし、知事は昨年末から今年2月にかけて、芹谷、北川第1などの治水ダムについて推進姿勢に転換した。2月19日の記者会見では「公約を100%(順守)できなかったという認識はある。(マニフェスト作成時は)流域のデータを持っていなかった」と釈明した。

 ところが、同26日の県議会一般質問では「(住民との話し合いで)ほかに(方法が)ないという結論に達して初めて、やむを得ずダムを最終的に選択すべき」と、また変化させた。関係者によると、この答弁は、知事自身の意向で行われたという。ある県幹部は「公約撤回で、支持者から突き上げられたのだろう」と推測する。

 県河港課によると、ダムを計画中の県内の河川には「河川整備計画」が策定されていない。県が作成する同計画の素案にはダム建設を盛り込むが、今後、住民らとの議論次第では、建設の可否が変わる可能性は残るという。

 知事の発言の揺れは、その「可能性」をとらえたもののようだ。しかし、この県幹部は「県としては、ダム建設方針を決めており、知事の公約違反は動かしようのない事実。『同計画がまだできていないから(建設は)決まっていない』というのは論理のすり替え」と言い切る。

 昨年9月、芹谷ダム建設予定地の住民らと知事の面会を取材した。住民は、ダム建設が進めば立ち退きを強いられる。建設するのかどうかはっきりせず、今後の生活に不安を訴えた住民らの姿が印象に残っている。

 嘉田知事は、二転三転する説明に振り回される人たちにも、もっと目を向けるべきではないか。(井戸田崇志)

(2007年3月5日 読売新聞)

133片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/10(土) 17:42:04
定数4減 響く「公認」
2007年03月10日 朝日奈良
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000000703100002

  ◎まち くらし 選ぶ 07統一地方選◎


   ◆県議選5党で総数微減


 県議選(定数44)の告示を30日に控え、各党の擁立作業が整いつつある。7日までの朝日新聞の集計によると、自民、民主、公明、共産、社民合計の公認は42人。定数の1増5減の影響もあって、公認候補の総数は前回より2人減っている。


   ○「同士打ち」選挙区■政党色薄め推薦に


 前回は定数48に対して65人が立候補。5党合計の公認数は44人だった。


 自民党は全16選挙区のうち15選挙区に公認候補25人を立てる。「定数が減ったことで厳しい選挙を余儀なくされている」と語るのは出口武男・県連会長。前回は23人が当選し、4議席を上積みする「一人勝ち」。その分、「同士打ち」となる選挙区も。


 現職が2人いる五條市選挙区に公認はゼロ。定数が2から1に減り、どちらかが落ちるために双方を推薦としたからだ。山辺郡・奈良市選挙区(定数11)には同党の現職だけで4人。さらに新顔3人が加わるが、任期中に死亡した現職の後継を公認した以外は推薦にした。


 民主党の公認候補は現職の4人以外に、北葛城郡選挙区の元職、大和郡山市と香芝市の両選挙区の新顔の計7人。香芝市の候補は、政治家を養成するために昨年始まった「民主党奈良政治スクール」出身だ。


 さらに県議会民主会派以外に所属する現職2人を推薦したほか、吉野郡にも擁立すべく調整を進めている。都道府県議選で空白区を無くすとした党の方針には及ばないが、馬淵澄夫・県連代表は「今やれる精いっぱいの数字」と話す。


 公明党は現職1人を含む3人を公認。前回は2議席を守ったが、その後1人が離党したために会派が消えた。新顔を、現職がいる山辺郡・奈良市と、高市郡・橿原市の両選挙区に立てる予定だ。


 岡本志郎・県本部代表は「県議会に最大で4議席を持っていたこともあり、全員当選で党勢拡大を図りたい」と言う。


 共産党の公認は6。現職の3人以外に大和郡山市、生駒市、生駒郡の3選挙区に1人ずつ擁立。定数が1増で4となる生駒市には元職を立てる。


 沢田博・県委員長は県議とダブル選となる知事選が自共対決となることを歓迎。「柿本県政に反対する県民の声の代表との役割がより明確になった。無党派層にも支持を広げられるはず」と期待する。


 社民党は生駒郡選挙区の現職1人を公認、御所市選挙区の現職と桜井市選挙区の新顔を推薦した。御所市の現職は同市の定数が2から1に減るため、幅広い支持を得ようと推薦にとどめた。また、山辺郡・奈良市選挙区の新顔を支持とした。


 前回、奈良市で議席を失っただけに梶川虔二・県連幹事長は「県都の選挙区で議席を確保して党の存在感を示したい」。


  ■政党別の県議選 立候補予定者数■
      公認     推薦
 自民  25(24)  5(6)
 民主   7(7)   2(2)
 公明   3(2)
 共産   6(8)
 社民   1(3)   2
7日現在。カッコは前回県議選の候補者数

134片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/11(日) 07:49:07
#面白い

<野中VS中川>自民分裂4度目 府議南丹市・船井郡選挙区
府連、公認決定持ち越し 讀賣京都

 4月の統一地方選に向け、自民党府連は10日、府議選(定数62)で公認候補が空白になっている南丹市・船井郡選挙区(同2)などについて協議した。南丹市・船井郡選挙区は、一昨年の郵政解散で野中広務元自民党幹事長の後継前議員が刺客新人の中川泰宏衆院議員にわずか156票差で敗れた衆院4区。両者がそれぞれ支援する新人、現職の公認争いはこの日も決着せず、府知事選以来4度目となる〈野中VS中川〉の自民分裂選挙になる様相が強まった。

 「支部の決定は中川系議員、党員だけでやったのではないのか。意思決定の正当性が疑われている」

 京都市内で開かれた選挙対策常任委員会。出席した複数の府連幹部によると、地元党支部の支持を取り付けた中川衆院議員が推す府議の公認申請に、府連相談役の野中元幹事長らは真正面から異を唱えた。

 元々、野中支持だった府議は郵政解散を境に中川衆院議員に接近。今回の府議選では、中川衆院議員が後ろ盾に回った。

 これに対し、野中元幹事長は「(府議を)政治家として認めていない。黙ってはおれない」と、新人の前南丹市議を支援、公認獲得に動く。

 両者が譲らないまま、迎えた選対委員会で、中川衆院議員は「正当な支部の手続きを踏んでいる」と反論したものの、公認決定は持ち越しに。

 「(公認は)こちらで決まりやろ」。選対委員会後も中川衆院議員は自信を崩さず、一方、野中元幹事長は口を閉ざしたまま、足早に車に乗り込んだ。

 次回の選対委員会は17日の決起集会1時間前に開かれる。「必ず公認されると確信している」(府議)、「公認がなくても出る」(新人)。両者とも引く気配はない。

 2人の対立は、自民などが推薦する山田知事に中川氏が挑んだ知事選(2002年)、郵政解散(2005年)、両者が支持する候補者同士が争った南丹市長選(06年)と続く因縁だ。

 選対委員会を終えた府連幹部の一人が嘆く。「まるで夫婦げんかを聞かされているよう。野中さん、中川さんの顔色を見ていても、公認なんて決められない。両方推薦して、強いほうが府議会に出てこい、しかないかもしれない」

(2007年3月11日 読売新聞)

135片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/13(火) 09:49:26
「嘉田与党」拡大へ始動
知事、対話の会勉強会に出席 讀賣滋賀

 県議選(30日告示、4月8日投開票)を前に、政治団体「対話でつなごう滋賀の会」(対話の会)が公認、推薦する立候補予定者を応援するため、嘉田知事は11日夜、大津、高島両市で開かれた県政勉強会に出席した。25日までに同会からの立候補予定者全19人の応援に回る予定で、県議会での「嘉田与党」拡大に向けて動き出した。

 大津会場には約100人、高島には約300人が集まった。候補予定者を直接応援するような言葉は一切なく、知事が客席に近づいて参加者らと握手を交わしたり、全員で童謡を合唱したりして盛り上がった。

 知事はあいさつで、ダム建設「凍結・見直し」の公約撤回について「建設推進とは言っていない。皆さんと議論して決める」と釈明。一方、大津市栗原に予定していた廃棄物処理場施設は公約通り、任期中は建設しないと強調した。

 ある候補予定者は「知事選のような『風』をもう一度、県議選で吹かせてほしい」と願うが、別の候補予定者は「ダム問題を会の方針通り(凍結と)住民に説明するのは難しい」と漏らした。

 昨年7月の就任直後から議会対策に苦慮してきた知事にとって、「嘉田与党」の勢力拡大は悲願だ。

 県議会で嘉田知事は、新幹線新駅問題などで対立する自民党系会派から「実現不可能な公約を並べても意味がない」「新駅は未来に向けた先行投資だ」など厳しい批判を浴びた。

 昨年7月末、大津市内で開かれた支持者の集会に、少し遅れて現れた嘉田知事は、疲れた様子で支持者ら約150人を前に「新幹線、ダム、廃棄物処理施設――。一つずつが針のむしろ。26年間、県庁にいたけど、議会がこんなに強いとは思わなかった」と弱音を吐き、「県議をやりたい人は手を挙げてください」と呼びかけた。

 それから半年後。1月初め、知事の政策実現を後押ししようと、対話の会は県議選に候補者を擁立することを決定。これまでに草津市、甲賀市両選挙区を除く15選挙区で19人を公認、推薦した。

 県議会の構成は現在、自民党系会派28、民主党系会派12、共産2、公明1、無所属3。知事選で嘉田知事を応援したのは無所属のわずか2人にとどまる。自民党系が過半数を占める県議会で「嘉田与党」がどれだけ議席を獲得するかが、知事の今後の県政運営を大きく左右しそうだ。

(2007年3月13日 読売新聞)

136片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/13(火) 09:49:53
知事ダム発言「矛盾」 讀賣滋賀

 県議会最大会派の「自民党・湖翔クラブ」は12日、「ダム建設に関する嘉田知事の発言が矛盾している」などとして、13日の県議会最終日に、知事の真意を問う異例の緊急質問を行うことを決めた。県議会琵琶湖淀川水系問題対策特別委員会に出席した嘉田知事のダム建設方針に絡む説明が二転三転したためで、同クラブは納得のいく答弁がない場合、予算修正案を提案する可能性も示唆している。

 委員会で嘉田知事は、ダム建設について「住民などの意見を聞きながら、最終判断する」「これから河川整備計画をつくるので、結果について申し上げられない」などと説明。建設は未決定で、方針転換にはあたらないことを強調した。

 しかし、先月19日の県議会代表質問などで、県内の治水ダム4か所の建設を容認したことを問われると、「ダムは治水に有効という方向性は示した」「ダムと流域治水が両方必要という提案をした」と苦しい答弁に終始した。

 このほか、嘉田知事が支持団体の機関紙に「(公約の)『凍結・見直し』を実行するためにも、(新年度当初予算案に)ダムに関連する予算を盛り込まざるを得なかった」と寄稿していることも判明。県議からは、「相手によって言うことがころころ変わる」「二枚舌」など厳しい批判が相次いだ。

 予算案では、流域治水対策費9800万円を計上。同クラブは「流域治水はダムを補完するもの。ダムが前提でなければ、認められない」としている。

(2007年3月13日 読売新聞)

137片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/13(火) 20:55:40
民主・小沢代表が来県 知事選“不戦敗”も「努力」を評価 産経奈良
http://www.sankei.co.jp/chiho/nara/070313/nar070313001.htm

 民主党の小沢一郎代表が12日、連合奈良の志賀通孝会長らとの面談のため奈良市内を訪れ、その後記者会見。4月8日投開票の知事選で同党が候補者の擁立を断念したことについて「(擁立への)努力が党勢の拡大や県民の理解につながる」と前向きに評価するとともに、参院選への影響については「国政選挙となれば、有権者も地域の選挙とは違った意識で投票する」との見解を示した。

 小沢代表は、7月の参院選に向け、連合の高木剛会長ら幹部とともに、焦点とされる「1人区」を地方巡回中で、この日県内入り。志賀会長との面談では、選挙協力などについて確認した。

 会見で小沢代表は、知事選の候補者擁立断念について「民主党はまだまだ年若い政党。地域の選挙で数多くの候補者を出す力がないのは否定できない事実」と地方組織の弱さを認めたが、一方で「候補を出せる力強い民主党がベストだが、力が及ばなくても国民、県民には理解し得ると思っている」と発言。

 擁立断念の原因については「地域のしがらみや旧来の関係など、いろいろある」と述べ、「できる限り努力し、お願いもしてきた。結果的に擁立できなかったからどうこうと評価するつもりはない」と話した。

(2007/03/13 10:39)

138片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/14(水) 07:40:15
#なかなか骨がある

知事、対話の会擁立に影響
県議選「10人以上ならやろう」 讀賣滋賀

 県議選(3月30日告示、4月8日投開票)に向けて、嘉田知事の支持団体「対話でつなごう滋賀の会」が進めている立候補予定者の擁立には、知事の意向が影響していた。告示間近になって「嘉田与党」拡大に向けた動きを活発化している知事が、実際には擁立当初からかかわっていたことは、県議会での支持勢力拡大へのこだわりを改めてうかがわせる。

 先月5日の記者会見で知事は、擁立作業には「直接かかわっていない」と説明し、同会の候補者について「私の政策を支援してくれる方が、自主的に手を挙げてくれたのは心強い」と歓迎。「特定のグループだけが与党ということではない。すべてのグループと政策本位の連携を取りたい」と、同会とは一定の距離を置く姿勢を見せていた。

 しかし、複数の関係者らによると、擁立は知事の発言が引き金になった。

 「10人以上出るなら、やりましょう」。今年1月6日、近江八幡市で開かれた同会幹事会。席上、候補者擁立の“ゴーサイン”を出したのは、知事自身だったという。

 同会は昨年11月から県議会に支持者を送り込むことを模索。しかし「自民党が反発し、知事を困らせるのではないか」との慎重論もあり、方針は定まらなかった。同会メンバーの1人は「知事の一言で、擁立へ向けて一気に動き出した。あんな発言をするなんて思っていなかったので驚いた」と明かす。別のメンバーは「知事が電話で出馬を説得したこともある」と話す。

 しかし、ある県幹部は「知事は支持者を当選させることばかりに関心が行っており、県庁内は白けている」と漏らし、「県議会が混乱したり、自民党が対決姿勢を強めたりしなければいいが」と、早くも選挙後を心配している。

(2007年3月14日 読売新聞)

139片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/14(水) 07:41:55
自民、過半数獲得が焦点
07統一地方選 ひょうご 讀賣兵庫

 県内で行われる統一地方選は、30日の県議選と神戸市議選の告示で幕を開ける。県議選は、県内44選挙区(定数92)に計約140人が立候補する見通しで、前回(2003年)の134人を上回りそうだ。46の選挙区があった前回は、過去最多の18選挙区が無投票になったが、今回は7選挙区程度に減る見込み。各政党は、7月に行われる参院選の〈前哨戦〉とも位置付けており、臨戦態勢に向けた動きが熱を帯びてきた。

 県議会の現有勢力は、自民が半数近い45、民主・社民系の会派「ひょうご・県民連合」が19、公明が11、共産が8。49人を公認、推薦する自民が、過半数を獲得できるかが焦点となる。自民は、1人区のベテラン議員3人が相次ぎ立候補を取りやめ、党県連は3選挙区を重点選挙区に加えて態勢を強化。「安泰な選挙区はなく、厳しい情勢」と引き締めにかかる。

 現職議員が16人いる民主は、22人を公認、6人を推薦して議席の大幅増を狙う。党県連は「自民の牙城(がじょう)である1人区を崩す好機。参院選に弾みをつけたい」。

 今回、17人を公認した共産は現有議席数8を最低ラインとし、公明は前回と同じ12人の公認候補の全員当選を期す。社民は公認1人、推薦6人になる見込み。前回、公認と推薦各1人が当選した新社会は、今回も公認、推薦1人ずつで臨む。

 県議の任期は1995年の阪神大震災に伴う特例法で6月10日まで2か月間延長された。震災から12年たっても延長されたままで、現職が選挙で落選しても約2か月間在職するといったいびつな状態が続く。

 ▽尼崎市(定数7)

 人口減に伴い定数が1減ったが、11人が立候補の準備を進める激戦区に。ベテラン3人が引退し、自民、民主、公明、共産、社民、新社会がそれぞれ公認・推薦する候補と、政党の支援を受けずに立候補表明した2人が戦う。参院選を占う選挙区として注目される。

 ▽豊岡市(定数2)

 3選を目指す自民現職、無所属の元自民県議、民主新人の3人が立候補を表明。合併に伴う選挙区の再編がどう影響するか。

 ▽宝塚市(定数3)

 自民、共産の現職2人、無所属の元県議1人、民主と無所属の新人計3人で、定数の2倍の6人による混戦が予想される。

 ▽三木市(定数1)

 11回連続当選の現職、鷲尾弘志氏の引退で混戦に。新人3人が立ち、20年ぶりの選挙戦になる。無所属新人2人と、民主新人1人が戦う。

 ▽宍粟市(定数1)

 自民推薦の現職と、複数の新人が立候補の準備を進めている。過去4回続けて無投票だったが、一転して激戦になりそう。

 ▽小野市(定数1)

 3期務めた自民推薦の現職に、新人が挑む。2回連続の無投票区が、激しい一騎打ちの様相に。

 ▽篠山市(定数1)

 前篠山市長の退職に伴う2月の市長選に、自民現職県議が立候補し当選。空席となった1議席を無所属の新人3人が狙う。

 ▽淡路市(定数1)

 4選を目指す無所属の現職に、2004年死去した原健三郎・元衆院議長の女婿で無所属新人が挑み、激戦が予想される。

 ▽多可郡(定数1)

 民主公認の現職と自民公認の新人の一騎打ち。前県議の死去に伴う補選で昨年11月当選した現職に、亡くなった県議の長男が挑む。

 ▽飾磨郡(定数1)

 前回まで5回連続で自民現職の無投票当選が続いていたが、引退を表明。旧夢前町議3人が議席を争う。

(2007年3月14日 読売新聞)

140片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/16(金) 19:52:02
ドン・大いに語る:’07統一地方選/1 大阪府貝塚市長・吉道勇さん
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/news/20070316ddm041010165000c.html

 全国にはその土地ごとに「地方政治のドン」がいる。統一地方選にあたり、4人に政治への思いなどを存分に語ってもらった。

 ◇価値観不変で10選−−吉道勇(よしみち・いさむ)さん(80)

 敗戦で目から鱗(うろこ)が落ちて、軍国少年が一挙に民主的な人間や。最初の市長選は、地元鉄道社長の保守有力候補と共産党候補と社会党推薦の僕。圧倒的に保守が強い地盤で誰も僕が通ると思わへん。敗戦のあいさつまでしたもん。

 それが462票差で当選し、市長になったら30人の市議で与党は3人だけ。でも選挙の回を追うごとに与党が増えてね。各政党のパーティーに私費で行くけど、等距離を保っとる。

 「続いてやっちょ」と言われて10選だ。こらもう、10選市長は今後もないんやないか。心身上続かんから。休みは、除夜の鐘突きに行って帰ると午前1時半ごろになる1月1日ぐらいやな。2日は町会の初会合、3日は消防の出初め式ちゅうなもんで、年がら年中休みなしや。家族旅行は5回中2回が公務でつぶれてからもうしてへん。

 一点豪華主義でなく、長期的に評価されることをやらんと信頼は得られん。「ベストセラー」でなく「ロングセラー」は変わらざる価値観があるってことだ。

 就任時は年間予算以上の債務があったんだが、20年で返して04年からは単年度黒字。街づくりには10年、20年はかかる。公害問題で沖合の埋め立て地に市内の工場を移転し、バブル崩壊の後には行政改革に取り組んだ。40年近くやっていると市政の課題も変わる。ダーウィンの進化論と同じで社会環境の変化を感じ取らない種は滅びるんや。

 最近では相手候補から多選、高齢批判されとるけど、市長の行動は公私とも皆知っとるよ。マージャンもパチンコもゴルフもせんし、酒は毎晩飲むが自費だ。人の援助で選挙資金を調達すると腐敗するよ。僕は後援会を作らずに全部自分の金で選挙やってるで。その代わり選挙のたびに田んぼを売って、ものすごく土地減ったがな。市長一筋や。貝塚は市職員の汚職も全然ないで。【構成・田所柳子】=つづく

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 市議3期を経て、70年に市長に当選し、10選のうち5回は無投票。来春には新任採用の辞令を渡した職員に定年退職の辞令を渡す。自民、民主、公明、共産、社民相乗りのオール与党体制で、出陣式には22市議全員が並ぶ。自慢は就寝前10分の記憶法。固有名詞の多い叙勲祝賀会のあいさつなどをすべて暗記する。今期で引退の意向で、後は「晴耕雨読」とか。

毎日新聞 2007年3月16日 東京朝刊

141片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/19(月) 23:13:41
自民苦渋、2人推薦
2007年03月19日 朝日京都
http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000220703190002

  野中・中川氏 対立根深く

 自民党府連は17日、府議選の南丹市・船井郡選挙区(定数2)で、現職の高屋直志氏(74)と新顔の片山誠治氏(46)をともに公認せず、推薦することを決めた。30日の告示間近までかかって、公認を決められなかった背景には、ともに南丹市出身の野中広務・元党幹事長(81)と中川泰宏・衆院議員(55)の根深い対立関係がある。



 17日午後、下京区内であった同府連の統一地方選総決起大会。参加者に配られた公認・推薦候補の一覧は、府議選の南丹市・船井郡選挙区だけが空欄のまま。府連の選挙対策常任委員会が結論を出したのは開会直前の午後1時20分すぎだった。


 同委員会の参加者によると、中川、野中両氏らが発言、地元支部の党員数のデータなども検討したが議論は難航。時間切れ間際に伊吹文明・府連会長が「両氏推薦」を提案し、拍手で了承されたという。「どちらの候補を応援しても、党の処分を受けない」(府連幹部)着地点だった。


 大会では、候補者への公認証授与後に小林弘明・府連幹事長が「まだ推薦状ができていませんが、高屋君、片山君の両名の推薦が決まっていますのでお知らせします」と報告した。壇上に高屋、片山両氏の姿はなかった。


 公認をめぐっては、中川氏が高屋氏を、野中氏が片山氏をそれぞれ支持。両氏推薦について、公認を立候補の条件にしていた高屋氏は「推薦もゼロ(回答)ではない」としながら、「同志と相談します」。片山氏は「やっとわかっていただけた。よかった」と話した。


 野中氏と中川氏の選挙戦での対立は、自民推薦候補に中川氏が挑んだ02年の知事選、野中氏の後継候補を中川氏が156票差で破った05年の衆院選、双方が推す候補が2度対決した06年の南丹市長選、と続いてきた。


 府議選では、05年の衆院選を機に中川氏に接近した高屋氏に対して、野中氏周辺が前南丹市議の片山氏擁立に動いた。地元支部は高屋氏公認を支持したが、3月の選対常任委員会では結論を持ち越した。


 総決起大会後、中川氏は「2人に話を聞いて、調整したい」と今後の対応に含みを残したが、野中氏は「(そんなこと)できるか」と否定した。


 同選挙区には、新政会現職の上田秀男氏(69)、共産新顔の小林毅氏(53)も立候補を表明している。

142片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/20(火) 20:19:14
議会を考える:’07神戸市議選/上 口利きか、政策か /兵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070320ddlk28010062000c.html

 ◇当選には「溝ぶた」活動

 神戸市議選の告示(30日)が10日後に迫った。昨年、市政を揺るがした市議汚職を踏まえ、議会には何が求められているのか。そもそも市議の役割とは何か。あるべき姿を考える。

 「側溝のふたが外れていればすぐに駆けつけて対処する『溝ぶた議員』にならないと当選できない」。今期で引退する民主党の浜本律子・神戸市議会議長(77)は、当選9回、約35年間の議員活動を振り返ってそう語る。

 2期目の時は議会での論戦や政策の勉強に力を注いだ。しかし次の選挙で苦戦。きん差で議席を守ったものの、議会活動だけで勝つことは難しいと痛感した。「地域の声を聞かないと票につながらない。御用聞きみたいになるけどね」

 汚職事件で逮捕された元市議、村岡功被告(69)がこの「御用聞き」だった。他の議員と違うのは、見返りに金を受け取っていたことだ。事件後、市は市議らの「口利き」を記録し、情報公開する条例を制定。今年1月から施行した。

 施行直前の昨年末、市議の1人が市幹部に面会を求めた。市有地に進出を希望している企業の名を挙げ「地代が安くならんだろうか」と訴えた。幹部は担当課を教えるにとどめた。話し終えて席を立つ際、市議は「こんな話、来月からは難しくなるな」とつぶやき、幹部も「そのまま公開されることになりますからね」と応じた。

 この幹部には条例施行後、市議からの口利きはないという。「市議会の先生と接する時間が極端に減った。今までは何だったのか、と思うくらいね」と苦笑する。

 市議の側の反応は複雑だ。自民党市議は「要望を行政に伝えるのは正当な議員活動だ。(記録や公開で)議員が萎縮(いしゅく)しないだろうか」と憤慨する。一方で公明党市議は「公開されても問題はない。条例は歓迎だ」と言い切る。市の仕事を希望する業者らから依頼が寄せられたとしても「神戸には要望を記録し公開する条例があるので」と断るつもりだ。

 市によると、市議らの口利きは条例施行後1カ月間で123件。「(関係者に)池を売却してほしい」など金銭が絡むものもあったが、大半は街灯の補修など身近な要望だった。施行前の口利き件数をまとめた資料はないものの、市監察室は「各局ともかなり減ったと聞いている」と話す。

 どの市議も、市民の要望の実現のために奔走することは否定しない。ただし、行政を監視し、市民のための政策を立案するのも地方議員の役割だ。ある与党市議は「生半可な準備では政策で役所に対抗できない。むしろ要望の処理に忙殺されることもある」と漏らす。

 どんな要望も聞いてくれる議員か、議論や政策立案に意欲的な議員か。選択は有権者に委ねられている。

〔神戸版〕

毎日新聞 2007年3月20日

143片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 10:29:41
対話の会推薦県議選予定者
自民県連も推薦 近江八幡 讀賣滋賀

 自民党県連は20日、県議選近江八幡市選挙区の立候補予定者で、嘉田知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会(対話の会)」が推薦している近江八幡市議の中谷哲夫氏(64)を推薦すると発表した。対立する政治団体が同じ候補を推薦するという「ねじれ現象」に、市民らからは「わかりにくい」との疑問の声も上がりそうだ。

 中谷氏は同党近江八幡市連絡協議会幹事長を務めており、同党県連は「所定の手続き通りに申請を受け、推薦した。当選すれば、自民系会派に所属することになる」としている。

 一方、自民系会派を過半数割れに追い込む目標を掲げる「対話の会」の幹部は、「中谷氏は、知事選で嘉田知事誕生の原動力となった人物。非常に大きな功績があり、当選後の活動の制約も求めない」と話している。

(2007年3月21日 読売新聞)

144片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/21(水) 17:48:30
議会を考える:’07神戸市議選/中 汚職事件の特別委 /兵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070321ddlk28010002000c.html

 ◇未解明のまま幕引き

 「与党の皆さんは(審議の)幕引きを図っている」

 「幕引きと決めつける発言はどうか」

 昨年12月15日、神戸市庁舎27階の委員会室に、なじり合う声が響いた。元自民市議、村岡功被告(69)の汚職事件を調査する市議会特別委員会。特別委を解散するかどうかで、与野党が鋭く対立した。

 特別委は昨年4月、事件の真相解明を目的に全会一致で発足し、地方自治法100条に基づく調査権も与えられた。初期の審議では熱のこもった議論が交わされ、与野党双方からの市側への質問は、村岡被告の関与がささやかれていた他の疑惑にも及んだ。だが、それも長くは続かなかった。

 市は5月に公表した内部調査の報告書で「村岡被告の働きかけに応じた職員はいなかった」と断定。これに対し神戸地検は7月の初公判の冒頭陳述で、職員が村岡被告の「要求に応じた」と指摘し、市の見解を真っ向から否定した。両者の食い違いはそのまま、市を支える与党側と、市を追及したい野党側の対立に進展。与党が押し切る形で、特別委は事件の究明から、政治倫理規範の検討作業に軸足を移していく。

 12月15日、ついに荻阪伸秀委員長(民主党)が特別委の解散を提案。調査権は一度も行使されないまま「真相究明の場」は幕を閉じた。与党市議は「審議は尽くされた。野党は(事件を)市議選に利用したかったんじゃないか」と胸を張った。

 特別委が設置された当初は市民の関心も高く、40席の傍聴席からあふれた市民が、別室で中継音声に聴き入った。しかし、論議が事件から離れていくにしたがい、傍聴席は空席が目立つようになった。

 20回の審議のうち、18回を傍聴した市民団体世話人の中田作成さん(68)は「市議会として独自調査をすると決めたところまではよかった。だが結局は与党が『事件は村岡被告個人の問題』とする市に同調した」と振り返る。「議員の調査能力を考えさせられた」とも。結局、特別委は新事実を掘り当てられなかっただけでなく、政治倫理規範を与野党一致して議案提出することもできなかった。

 村岡被告の出身選挙区の中央区では、既に舌戦が始まり、特別委のメンバーだった野党の2市議は「与党は特別委の幕引きを急いだ。事件の真相は未解明だ」と訴えている。対する自民党は、村岡被告に代わって27歳の公募新人を据え、事件のイメージを払しょくしようと懸命だ。

 市議選は特別委の成果について、市民が評価を下す機会でもある。

〔神戸版〕

毎日新聞 2007年3月21日

145片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 10:37:38
合併特例選挙区にねじれ
姫路市など 有権者戸惑い 讀賣兵庫

 「平成の大合併」で県内でも市町合併が進み、30日告示、4月8日投開票の県議選にも、一つの自治体が分断されたり、選挙区が大幅に拡大されたりと影響が表れている。「大合併」が終わり、初めてとなる統一地方選で、新しく区割りを見直した選挙区と、旧来の区割りを継続した選挙区が混在しているため。同じ自治体から立つ候補者に投票できない有権者もおり、戸惑いも出ている。

 「合併から1年もたっているのに、なぜ別々の選挙区なのか」。西脇市選管にはこうした憤りの声がいまだに寄せられる。

 旧西脇市と旧黒田庄町は2005年10月に合併し、新西脇市になった。翌月の市長・市議選では全市が一つの選挙区。旧黒田庄町民も新西脇市民として投票した。だが、今回の県議選では、旧西脇市が「西脇市選挙区(定数1)」で、旧黒田庄町は中、加美、八千代の3町が合併した多可町とともに「多可郡選挙区(定数1)」を構成する。旧黒田庄町の有権者は今回に限り、新西脇市内の候補者に投票できない。

 姫路、たつの両市でも、選挙区は合併前の市町区域と選挙区が異なる。

 一方で、合併により、選挙区が4倍以上に広がったのは「豊岡市選挙区(定数2)」。これまで別の選挙区だった旧城崎、出石両郡の5町が豊岡市に編入したためで、これまで旧豊岡市を選挙区にしていた現職は選挙運動のエリアが一気に拡大し、「顔を知ってもらうだけで一苦労」と嘆く。

 県議選は本来、市や郡ごとに選挙区を設けることになっているが、平成の大合併に伴う特例として、合併後初の県議選に限って旧来の区割りを継続することができることになった。

 区割り見直しか、特例適用かは、県議会の判断にゆだねられたが、各政党の思惑も絡み、選挙区ごとに判断がばらつく結果に。5選挙区で合併通りの区割りになったが、姫路、たつの、西脇の3市の選挙区再編は2011年まで先送りされた。県選管は「投票所に着いて、初めて自分が投票する選挙区を知るという人がいるかもしれない」と不安を漏らし、ホームページで図を使って選挙区を示したり、各市町選管に広報の徹底を求めたりしている。

(2007年3月25日 読売新聞)

146片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 22:45:47
’07統一地方選:県議選・栗東市選挙区 公開討論会、新幹線新駅問題で火花 /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070325ddlk25010101000c.html

 4月の統一地方選で行われる県議選(30日告示、4月8日投開票)の栗東市選挙区(定数2)の立候補予定者による公開討論会が23日夜、市中央公民館で開かれ、市民ら約200人が参加。特に焦点の新幹線新駅問題では4人の立候補予定者が立場を鮮明にして主張を展開し、反論も出るなど、白熱した討論会となった。

 栗東青年会議所の主催で、石阪督規・三重大助教授をコーディネーターに▽現職の北野加代子氏(57)=無所属▽三浦治雄氏(64)=自民公認▽新人の川崎等氏(58)=「対話の会」公認▽九里学氏(43)=民主公認=の出馬予定者4人が全員出席し、教育や環境、地域活性化問題などをテーマに4人が数分ずつ主張を展開した。

 特に新幹線新駅問題では意見の違いが鮮明化。「推進」を掲げる三浦氏は「地域の問題であり、県政の課題にすべきではない」と訴え、「凍結」派の川崎氏は「世論が支持していない上、政治的にも法的にも実現できる環境にない」と断言。同じく「凍結」の九里氏は「住民投票を行い、市民が納得した形でやめるべきだ」と主張した。北野氏は「本当に不要なのか議論すべきだ」と、推進をにじませながらも明言を避けた。

 また、4人が互いに意見を交わす時間も設けられ、新幹線新駅や産廃処分場跡地問題などで互いの主張に反論しあう場面も見られた。【阿部雄介】

毎日新聞 2007年3月25日

147片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/25(日) 22:48:37
’07統一選の現場から:/1 大阪市議選 「負の遺産」総額5943億円 /大阪
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/osaka/news/20070325ddlk27010352000c.html

 5943億円−−。大阪市が今年2月、公表した「負の遺産」の単純合計額だ。市が抱える地方公社や外郭団体などが将来、借入金を返済できなくなった際、新たに税金投入が必要となりうる事業を、05年度決算時点で集計した。2150億円の収支不足が確定した阿倍野再開発事業を筆頭に、多額の借入金が残された土地信託事業、経営再建中の破たん第三セクターなど17事業が並び、合計額は市の年間予算の3分の1近くに達する。

 同市では、バブル崩壊後、巨額の税金をつぎ込んだプロジェクトが頓挫し、その処理にさらに多額の税金が投入される構図が繰り返されている。処理方法を議会が批判こそすれ、否決したケースもない。市政の監視を続ける市民グループ「見張り番」の松浦米子代表世話人は「公金を好き放題使っただけで、市も議会も、誰も責任をとっていない」と憤る。

   ◇

 「2次破たんになれば、市長のクビがとびかねない」。市幹部がそう危惧(きぐ)するのが、特定調停で再建中の破たん三セク、中でも大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)とアジア太平洋トレードセンター(ATC)の2社だ。

 両社は巨額の建設費が重荷となって債務超過に陥り、04年2月、大阪地裁で債権者の金融機関などと特定調停が成立した。WTCで40年、ATCで30年もの長期計画で債務の支払いなどが進められている。市は調停成立時に2社に計80億円を追加出資した上、金融機関の残債(当時で計約1000億円)を損失補償した。2社が再建中に再び経営破たん(2次破たん)した場合、市がその時点での残債を負担する。

 だが、両社の経営は低調だ。主な収入源は南港にある施設のテナント収入だが、立地条件の悪さなどから当初見込みを下回る。「経費削減で何とか乗り切っている」(市幹部)のが現状だ。

 市の担当者は「ベイエリア全体をどう活性化させるかがカギ」と話す。施設周辺では今春、私立の医療大学が開学し、新たなマンション建設が進むなど明るい要素もあるが、経営改善に直結するわけではない。抜本策が見当たらない中、経費削減にも限界はあり、担当者は頭を痛める。

   ◇

 5943億円はまだ、すべてを市が負担すると確定してはいない。市民負担が最小限で済む方策を模索し、責任を明確化する作業が議会にも求められている。【井上直樹】

   ◆

 大阪でも30日に府議選と大阪市議・堺市議選が告示され、統一選のスタートを切る。来月15、17日には10市長選と21市町議選が始まる。この4年間、自治体の財政危機がより深刻化し、議会の機能不全など地方政治の問題が浮かび上がった。選挙では何が問われるのか。大阪各地の現場を歩いた。

毎日新聞 2007年3月25日

148片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/26(月) 17:52:27
’07統一選の現場から:/2 堺市議選 揺れる合併の評価 /大阪
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/osaka/news/20070326ddlk27010011000c.html

 府内で唯一、合併が成立した堺市と旧美原町。美原では、約440億円かけてインフラ整備などが進められるにもかかわらず、合併への不満が渦巻いている。議員定数は旧町議会の18から、市議会美原区の3に激減。今回、同区で8人が立候補を予定しており、「合併の評価」を争点に激戦が予想される。合併から2年2カ月。美原はどう変わったのか。

 「娘が学校で放置されかねませんから」

 04年4月の合併調印式の3カ月後、重度の自閉症の長女を育てるある一家が、千早赤阪村に引っ越した。合併に伴って、重度障害児に付き添う小学校の介助員が堺市の基準に合わせて減らされ、1年単位で交代することが確実になったためだ。母親(37)は「美原では、なじみの介助員がトラブルになる前にフォローしてくれ、娘も周囲に受け入れられたのに」とため息をつく。

 住民の不満はこれにとどまらない。「給食の種類が減り、まずくなった」「介護保険料が2倍に増えた」「運動場が有料になった」。すべて堺市の基準に合わせた結果だ。立候補予定の元町議は、かつてない逆風を感じるという。住民の不満の矛先が、合併の是非を問う住民投票条例案を3度も否決した元町議らに向けられているからだ。

 「財政事情などで合併は仕方なかった。眼に見える効果はこれから」

 元町議が訴える「効果」とは、合併特例債などを財源とする「新市建設計画」だ。新庁舎や文化・スポーツ施設、下水道などが整備されるほか、バス路線も拡充された。新しいバス停に降り立った女性(71)は「合併前は駅まで30分歩いていた。本当に助かります」と話した。周辺では分譲住宅が売り出され、不動産業者は「田んぼの多い美原も変わるよ」とにこやかだ。

 堺市議会の定数は52。ある地区の区長は、完成間近の集会所を見ながら、不安そうな表情を浮かべた。合併を機に出来た補助制度を利用し、古くて狭い集会所を建て替えたが、「美原の中でも小さな地域は、もうこれで放って置かれるやろう。3議席では何の力も発揮できんよ」とつぶやいた。合併後のまちづくりを誰に託すのか。美原の住民にとっては重い一票となる。【大場弘行】

毎日新聞 2007年3月26日

149片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/26(月) 17:53:51
九度山町:戦前の元衆院議員、松山さんの生家を5月に記念館で開館 /和歌山
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/wakayama/news/20070326ddlk30040253000c.html

 ◇日米開戦防ごうと努力

 ◇長女の夫、平山画伯の作品も

 九度山町は、戦前に政府要職を務め、平和のために尽くした同町出身の元衆院議員、故・松山常次郎さんの生家=同町九度山=を「松山常次郎記念館」として一般開放する。併せて、松山さんの長女で、わが国を代表する日本画家、平山郁夫さんの妻美知子さん(81)を同町の文化観光大使に委嘱することを決めた。記念館には、平山さんの描き下ろし作品など約10点を展示する計画。5月に開館・委嘱式がある。【上鶴弘志】

 松山さんは、東京帝国大学を卒業後、渡米して橋りょう建設などを研究。1920(大正9)年から終戦まで衆院議員を務め、広田内閣の外務参与官、米内内閣の海軍政務次官などを歴任した。熱心なクリスチャンで、1941年にはキリスト教平和使節団を組織して渡米、日米開戦を防ごうと奔走したという。

 生家は、築130年以上の木造(156平方メートル)で、数年前に美智子さんが修復した。屋根裏部屋が中2階になったしころ造りで、すすけた太いはりがむき出しになった旧家らしい建物。米国留学中に母に出した手紙やアルバムなど、松山さんゆかりの品々を展示する。

 また、平山さんの絵画は、若いころに描いた松山さんの肖像画を開館時から展示。今後、高野山や紀の川などを題材とした「九度山八景」を制作し、寄贈を受けるという。これらの作品は、絵はがきなどとして販売することも了解を得ているといい、同町は「記念館を文化、観光の目玉として地域振興に役立てたい」としている。

毎日新聞 2007年3月26日

150片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 09:41:37
対話の会推薦県議出馬予定者自民、彦根市議も推薦 讀賣滋賀

 自民党県連は26日、県議選彦根市選挙区の立候補予定者で、嘉田知事を支援する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」が推薦する彦根市議西村久子氏(63)を推薦すると発表した。自民と同会がそろって推薦するのは2人目。

 同会は、県議会で自民党系会派の過半数割れを目指すが、2人が当選すれば、同党会派に所属する可能性が高い。

 西村氏は同党彦根市稲枝支部の前幹事長。同党県連は、当選後の会派入りについて「本人の意思を確認した上で推薦を出した」としている。

(2007年3月27日 読売新聞)

151片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/27(火) 20:27:31
宝塚市議会:副市長人事に同意、閉会 坂井豊氏、来月1日付 /兵庫
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/hyogo/news/20070327ddlk28010056000c.html

 4月からの副市長人事絡みで紛糾していた宝塚市議会は予備日の26日、本会議を開き、1月末で助役を辞職した村野一郎氏の後任に、坂井豊・県住宅建築局長(58)を4月1日付で副市長として起用する案に同意するなどし閉会した。馬殿敏男議長は「市長の謝罪はないが、新年度予算案を成立させる必要がある」と話した。

 阪上善秀市長は「人事案件について市議会の会派に事前に説明する」と伝えながら、副市長の定数を2から1に削減する条例案を提出する意向を示していた2会派に連絡せず、議会側が「議会軽視だ」と反発していた。

 坂井氏は75年に県庁入り。県土整備部参事などを歴任した。副市長の任期は4年。【田畑知之】

〔阪神版〕

毎日新聞 2007年3月27日

152片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 08:51:53
県議選の焦点  “なれ合い”談合生む
「チェック方針示すべき」 讀賣和歌山

 「県議の一人として(談合事件が発覚した)昨年9月以降、チェックできなかった責任を感じてきた。議会がなめられたら、あんな事件が起きるんです」

 那智勝浦町の体育文化会館で24日開かれた現職県議の県政報告会。応援に駆けつけたベテラン県議(引退を表明)の大きな声が響き、参加者たちがじっと聞き入る。視線を落として表情を硬くしていた現職県議は、マイクを握ると、その迫力に引きずられるように言った。「県民の皆さまに大変なご迷惑をかけたことを心よりおわびします」

 報告会終了後、神妙な面持ちで現職県議はつぶやいた。「大事件やからな。触れんわけにはいかんやろう。県議みんなの責任や」

 半年前、県議会は空前の混乱の中にあった。木村良樹前知事の逮捕、起訴に発展した官製談合事件。県議会は全員協議会を開くなど対応に追われた。長年の不正を見逃したとして、県民の批判の的ともなった。

 事件発覚以降も、厳しい追及をしてきたとは言い難い。前知事の辞職表明時に申し合わせた、議会独自の調査委員会設置は、いつしかうやむやになった。2月議会の一般質問では、事件の再発防止に関する質問が相次いだものの、答弁を含めて予定された60分間を十分に使うことなく、再質問すらしないケースも見られた。

 この4年で議会が修正、否決した知事提出議案は全820件中、わずか2件。それも、自分たちの利害に直結する議員定数削減案だけだ。

 なぜ、チェックできないのか。ある議員が自嘲気味に漏らす。「議会と当局にあつれきがない。なれ合いの関係が談合を生んだ」。別のベテラン県議は「なれ合いではない。議会を円滑に運営することも考えないと」と反論しながらも、「(議会での質問は)セレモニー的なところはあるわな」と声をひそめた。

 「談合は知事の資質の問題。県議に言っても無理と有権者もわかっている」「いや、今回ばかりは議会としての態度を示さないと」「議員もしがらみを断つことから始めるべきだ」……。立候補準備を進める現職、新人の、事件に対するスタンスは一様ではない。

 和歌山大経済学部の上野皓司教授(地域政策)は言う。「事件の責任は、県政を正当な方向へ導けなかった県議会にもある。チェック体制をどう整えるのかなど、選挙戦で方針を示すべきだ。有権者には、地元の利益だけに流されず、そこを見極めてもらいたい」

     ◇

 統一地方選の前半戦となる県議選(30日告示、4月8日投開票)が目前に迫った。談合の再発防止策をはじめ、県を取り巻く問題が山積する今、議会にはこれまでになく厳しい視線が注がれる。県議会は十分に役割を果たしているといえるのか。課題を追った。

(2007年3月28日 読売新聞)

153片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/03/28(水) 22:45:16
栗東の新幹線新駅:栗東市の起債に県が「不同意」 新駅推進、手詰まりの様相 /滋賀
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shiga/news/20070328ddlk25010568000c.html

 東海道新幹線新駅建設に関連して栗東市が計画していた3580万円の地方債発行について、県は27日、同意内示を行わなかった。事実上の「不同意」で、今年度分の起債は困難となり、同市の新駅推進はさらに手詰まりの様相を呈してきた。

 県内市町の起債には県の同意が必要で、県は9月と年度末に一括して同意を判断する。栗東市は昨年9月、新駅関連で6540万円を起債する計画だったが、同月に大津地裁が新駅関連の市の起債は地方財政法違反として発行差し止めを命じる判決を出し、県は同意の内示を保留した経緯がある。同市は今月14日、3580万円の起債計画書を県に改めて提出した。

 阪口栄・県自治振興課長は「新駅は引き続き(県、栗東市、周辺市などによる)促進協議会で凍結を含む議論がされている。工事が進ちょくしておらず、今後も確実な推進が見通せない状況。起債は確実な推進が前提条件で、その条件が整っていない」と同意内示しなかった理由を述べた。

 栗東市の国松正一市長は「05年度発行債は知事より許可を得ており、速やかに対応されるよう申し入れる」とコメントし、不快感を示した。しかし、県の同意なしに市の独断で決められる「不同意債」は発行しない方針。【服部正法、阿部雄介】

毎日新聞 2007年3月28日


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