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【44衆】南関東

209片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 01:38:53
2007年4月6日(金)
県議選
「他町」へ浸透躍起 中央・中巨摩選挙区
各陣営 新設区、票読み苦悩 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/chihosen/news/2007/04/06/16.html

 「平成の大合併」に伴う山梨県議選の区割り再編で、新選挙区として設けられた「中央・中巨摩」。二議席をめぐり、三人が激しい選挙戦を展開している。現職不在の「空白区」で、各陣営は名前の売り込みや浮動票の取り込みに躍起。「地元票だけでは勝てない」と他地域への浸透に力を入れる一方、新設選挙区だけに「票が読めない」と困惑の声も出ている。

 同選挙区には、中央市から元田富町議で前市議の多田源久候補と元玉穂町長の河西敏郎候補が、昭和町から前町議の鷹野一雄候補が、それぞれ無所属で立候補。各陣営とも「当選圏は七千−八千票」とみて、地元票を固めるとともに「他町」からの集票を図っている。

 選挙区の中央市と昭和町は新住民が多い地域。各候補とも住宅街では名前を強調、有権者を見つけるたびに選挙カーを降り、駆け寄って握手を求めている。選挙戦最終盤に入り、三陣営は浮動票の取り込みを強化。旧田富町の「リバーサイド」「桜団地」、大型ショッピングセンターがある昭和町西条の新興住宅地などを遊説コースに組み入れている。

 ある選対幹部は「育児支援や企業誘致による雇用促進など、浮動票が多い地域に合った政策を訴えている。何とか他候補との違いを出したい」と差別化に腐心している様子。

 一方、首長選や市町議選と比べ選挙エリアが広いため、各陣営が「地元以外の票が読みにくい」と頭を悩ませている。ある陣営幹部は、後援会加入カードは順調に集まったとしながら、「新選挙区だけに、数が多いのか少ないのか判断できない」と困惑。別の陣営関係者は「地縁や血縁、知人などあらゆるつてを使い、地元以外から一票でも多く集めないと勝てない」と危機感をあらわにしている。

210片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 01:40:59
2007年4月6日(金)
県議選
知事兄弟手分け、2陣営を応援 富士吉田選挙区
「横並び」批判に対応? 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/chihosen/news/2007/04/06/14.html

 八日投開票の山梨県議選富士吉田選挙区(定数二)で、横内正明知事と実弟の横内公明韮崎市長が五日、相次いで富士吉田市内に入り、それぞれ現職と元職候補の陣営に分かれて応援演説した。

 横内知事は当初、両陣営でマイクを握る予定だったが、当日に予定を変更し、元職候補には“代理”を送った格好。現職候補は一月の知事選で横内知事の支持を鮮明にしていて、知事周辺からは「『横並び』批判を避けるための苦肉の対応」との見方も出ている。

 先に横内知事が現職候補の街頭演説でマイクを握り、「二人三脚で郡内と国中の格差是正に取り組みたい」と訴えた。約二十分後には、約二百メートル離れた元職候補の演説会場に弟の横内市長が駆け付け、「当選後は県政与党として知事を支えてほしい」と応援演説した。

 関係者によると、元職候補の応援演説に関し、現職候補の陣営関係者などから知事サイドに「知事選で強力に支援したのに、同じ対応は納得できない」との反発があったという。横内知事は現職候補の応援演説をした後、元職候補の事務所に顔を出し、選対幹部らを激励した。横内知事は取材に対し、予定の変更について「予定が合わなくなったため」と話した。

211片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 02:07:34
各党の終盤情勢/川崎市議選
政治・行政 選挙 2007/04/06  神奈川
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr81/

 川崎市議選(八日投開票、知事選、県議選と同時実施)は定数六三(七区)に対し、前回より五人少ない七十六人(現職五十三人、元職三人、新人二十人)が立候補した。定数九を四人上回る十三人が出馬した高津区で各党候補が競り合い。そのほかの区でも有力候補同士が圏内入りを目指し、少数激戦を繰り広げている。


 ●自民、4人擁立区が鍵●
 現有十九議席を四人上回る二十三人(現職十六人、新人七人)を立てて、勢力拡大を目指す。現職を中心に現有議席近くまで固めつつあり、新人の票の掘り起こしで議席の上積みを狙う。
 高津区では、擁立した現新四人が大混戦状態。同じく四人を擁立した中原、宮前、多摩区やベテラン現職が引退した幸区で、新人が当落線上で競り合っている。


 ●民主、新人の戦い注目●
 地域政党「市民連合かわさき」の合流で、現有は十八議席。二十人(現職十四人、新人六人)を立てたが同党関係者の話を総合すると、これまでに固めたのは十五議席程度にとどまっている。

 三人を立て最激戦区の高津区では、現職も支持者固めに懸命。引退する現職に代わり新人二人を擁立した幸区など、新人の戦いが勢力の維持・拡大の鍵となりそうだ。


 ●公明、現有確保へ全力●
 前回二議席増やして現有は十四議席。現職十四人全員が出馬しており、現有勢力の堅持が最大の目標だ。

 麻生を除き、複数候補を擁立している六区では地域割りを行い手堅い戦いを続ける。最激戦区の高津区では、切り崩しを警戒し支持基盤を引き締め。また、市内で唯一、三議席を持つ川崎区での現有議席を守る戦いにも力を注いでいる。


 ●共産、勢力回復目指す●
 前回大幅に議席を減らし現有八議席。今回は十二人(現職六人、元職三人、新人三人)を擁立した。現職を中心に現有議席は固めつつあるが、当落線上の候補も多い。

 前回三議席から一議席へと減らした川崎区では候補を二人に絞り、区割りを実施するなど支持を徹底し二人当選へあと一歩。現職が引退する中原、高津区では新人への支持引き継ぎに懸命だ。


 ●ネット、県議候補と連動●
 現有三議席に対し、四人(現職二人、新人二人)を擁立した。
 幸、宮前、麻生区では、県議候補と連動した戦いで、現有議席の維持を目指す。高津区では新人が元ネットの無所属現職候補などと競り合っている。


 ●無所属、現職が実績訴え●
 現職一人と新人二人が出馬。高津区の現職は、実績を訴えて支持層をまとめる。中原区と麻生区の新人は無党派層への浸透を目指し駅頭や街頭で支持を訴える。

212片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 09:23:54
県議選、千葉市議選あす投票 各党激しい攻防 讀賣千葉

 県議選(定数95)と千葉市議選(同54)はあす8日、投開票される。県議選では無投票となった6選挙区を除く39選挙区で、候補者144人が81議席を争う。今回の選挙では選挙区割りや議員定数の見直しが行われただけに、単独過半数を占める自民と、議席増を目指す民主など各党の攻防が注目される。千葉市議選では新人候補が乱立し、政令指定都市への移行後では最多となる76人が立候補、54議席を争う激しい選挙戦が展開されている。

 県議選における、無投票当選を決めている14人を除く各党の公認候補は、自民50人、民主28人、公明5人、共産7人、社民3人、市民ネット4人。このほか47人が無所属で立候補している。

 自民は前回、過去最多の60議席を獲得した。ただ、今回は定数と区割りが見直されたこともあり、公認候補を絞っている。単独過半数(48議席)の維持が課題になる。

 民主は現有12議席からの倍増を目指す。定数4以上の5選挙区(無投票の松戸市を含む)で候補者を2人ずつ擁立するなど、党勢拡大に向けて積極姿勢で臨んでいる。

 公明は現有7議席を維持するため、候補者全員の当選に全力を挙げる。共産は現有4議席で、条例案を提出できる8議席の獲得を目標に掲げる。

 社民と市民ネットはともに現有2議席で、議席の上積みを狙う。

 一方の千葉市議選における各党の公認候補は、自民17人、民主9人、公明8人、共産7人、社民1人、市民ネット7人、無所属27人。

 自民の公認候補は、前回に比べ6人多い。推薦の7人と合わせ、現有議席22の維持が目標となる。

 現有議席3の民主は、前回より4人多い公認候補を擁立。ローカルマニフェスト(公約)を掲げ、議席の上積みを狙う。

 公明、共産、市民ネットは、全6選挙区に前回並みの公認候補を立て、手堅く議席確保を目指す。

 社民が新人を擁立した中央区は、定数11を16人が争う激戦区。各党の公認候補も厳しい戦いを強いられている。

■知事が期日前投票■ 

 堂本知事は6日、千葉市中央区役所で、県議選と千葉市議選の期日前投票を行った=写真=。投票日(8日)に公務などがあるためという。

 投票を終え、堂本知事は「千葉県、千葉市のために働いてくださる方、という基準で投票しました」と話した。また、県内の投票率が低いことに触れて「何とか投票率を上げてほしい」と語り、有権者の行動に期待をのぞかせていた。

(2007年4月7日 読売新聞)

213片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 18:53:05
’07統一選:県議選/千葉市議選 投票率、微増止まりか−−あす投開票 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070407ddlk12010143000c.html

 ◇全県的争点なく各党予測

 統一地方選の県議選(定数95)と千葉市議選(同54)は8日、投開票される。無投票当選を除き、県議選では39選挙区144人が、千葉市議選では6選挙区76人が、最後の追い込みに懸命だ。投票率は過去最低で全国ワーストワンだった前回の40・24%を上回る見込みだが、全県的な争点が見つからない中、各党とも微増にとどまると見る。【中川紗矢子】

 過去4回にわたり連続無投票で、20年ぶりの選挙となる旭と四街道両市の投票率は87年の統一選で39・48%と36・32%で、全県平均(53・11%)を大きく下回った。今回も「40%に行くかどうか。県議選は盛り上がりに欠ける」(四街道の自民現職陣営)、「政治に無関心な人も多く、40半ばから後半じゃないか」(旭の無所属新人陣営)など、各陣営とも有権者の動向に気をもんでいる。

 投票率について、自民は無投票区減少の影響で、ある程度上がると推測し、「前回よりは高いのでは」と見込む。民主は「当日にならないと分からない」としながらも「うちは投票率が上がらないと全然ダメ」と大幅アップを期待する。

 公明は40台後半を予測。「盛り上がるようにも、そうでないようにも映る」と話す。共産は「しらけている状況ではない」と有権者の心理を分析し、「ちょっと上がる」と予測する。

 市民ネットは「(選挙運動に対する)拒否反応はないが、それが投票行動につながるかは……。50%は無理」と見る。社民も前回よりは上向くとしながらも、「そう急に良くなるとは思えない」と話しており、民主、社民と協力関係にある連合千葉は「若干上がる」と分析する。

毎日新聞 2007年4月7日

214片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 18:58:19
’07山梨選挙:県議選 終盤まで激しい舌戦 63人支持訴え−−あす投票 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070407ddlk19010451000c.html

 ◇全16選挙区

 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数38)は8日、16選挙区で一斉に投開票される。現職28人、元職5人、新人30人の計63人が繰り広げた激しい舌戦も7日まで。県議会で少数与党状態にある横内正明知事にとって、多数派の“横内与党”が形成されるかが最大の焦点となっている。また、議席数の維持や拡大を狙う民主、共産両党の動向にも関心が集まる。注目の6選挙区の終盤情勢を追った。【統一地方選取材班】

 ◇13人が精力的に

 ■甲府市(定数9)

 現職7人、新人6人で、前回と同じ13人が立候補。

 共産新人の小越智子氏は福祉の充実などを訴え、党支持者を中心に浸透。自民現職の臼井成夫氏と土屋直氏は県都甲府の活性化などの政策を訴えるほか、長年の県議を務めてきた経験もアピールする。

 無所属新人の長沼公彦氏は自民の赤池誠章衆院議員の全面的な支援をバックに選挙戦を展開。公明新人の安本美紀氏は1議席となった同党の議席を死守したい考えだ。

 民主現職の樋口雄一氏は党の支持者のほか、地元市西部地域を手堅くまとめ、無所属新人の土橋亨氏は山本栄彦前知事や小沢鋭仁衆院議員の支持を得る。無所属現職の仁ノ平尚子氏、岡伸氏は少子化対策などを訴え、自身の支援組織以外にも無党派層への浸透を図る。

 無所属新人の永井学氏は横内知事の元秘書としての経験をアピール。自民現職の皆川巌氏は甲府舞鶴城再建の実績を踏まえた観光立県の推進を訴え、太田道夫氏は福祉の専門家としてPR。無所属新人の深沢芳次氏はバイクで回り現職票の切り崩しを図っている。

 ◇再編で定数3に

 ■南アルプス市(定数3)

 定数8だった旧中巨摩郡選挙区が再編され、現職2人、新人3人の計5人が立候補。

 民主県連副代表で現職の金丸直道氏は連合山梨の支持を取り付け、地元の旧白根町のほか旧若草町などへ浸透を図る。

 3選を目指す自民現職の内田健氏は、知事選で支持した横内知事を後ろ盾に旧櫛形町を中心に支持層を引き締める。

 共産新人の名取泰氏は、引退する同党の中岡晴江氏の支持者に加え、福祉の充実を訴えて無党派層の取り込みを狙う。

 無所属新人の中込博文氏は、03年に死去した自民の名取和久県議の支持者からの支援も得て支持拡大を図っている。

 無所属新人の桜本広樹氏は元県議の父順一氏の支持者や、仲間の市議の支持を得て軽乗用車でくまなく市内を遊説に回る。

 ◇市長選に影響も

 ■大月市(定数1)

 定数が1減。自民現職の棚本邦由氏は、引退する自民県連幹事長の相馬紀夫氏の支援を受け、医療、福祉の充実を訴えながら猿橋、初狩、鳥沢など「手の薄い」(陣営幹部)地区でも丁寧に遊説し、票の掘り起こしを図っている。

 無所属新人の萩原剛氏は出身地で票田の猿橋地区を中心に支持拡大を図っている。多数の道路整備を公約し、建設業者への浸透も狙う。市議7期を務めたことから西室覚市長が支持し、組織集票が展開されている。

 前回県議選は445票差だった両氏。結果は7月に実施見込みの次期市長選で、出馬が取りざたされている相馬氏や後継者擁立を模索する西室市長の判断に影響するとの声もあり、選挙戦は激しさを増している。

215片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 18:58:34
 ◇支持拡大に懸命

 ■笛吹市(定数3)

 無所属元職の里吉至光氏は、地元の一宮地区を中心に、知事与党形成の流れに乗ろうと横内知事支持を積極的に訴え、出馬表明の遅れのばん回を図っている。自民現職の前島茂松氏は8期の経験を強調し、後援会組織を引き締め地元の八代地区や、隣接する御坂地区で手堅く票をまとめる。県議復帰を目指す無所属元職の中村正則氏は、6期の実績と即戦力を訴え、地元の八代地区のほか春日居地区へ浸透をはかる。自民現職の山下政樹氏は、石和地区が地盤である利を生かし、地元の観光業者らの支援を核に上積みをはかる。無所属新人の野沢今朝幸氏は大票田の石和地区に事務所を構え、県議会の総与党化への批判などで改革を訴え、無党派層への浸透を狙い、支持拡大をはかっている。

 ◇5人が追い込み

 ■南都留郡(定数2)

 現職2人、無所属新人3人が立候補し、2議席を巡ってしのぎを削る。

 前回に続き2度目の挑戦となる無所属新人の高村初子氏は、同選挙区初の女性県議誕生の期待を受け、女性を中心とした支持者拡大を図っている。

 忍野村議から転身を図る無所属新人、天野弥一氏は、交友関係の広さを生かし地元以外での知名度アップを進めている。

 自民現職の高村権一氏の応援には横内知事も駆けつけ、支持者の前で「与党議員として力を貸してほしい」と演説、つながりの強さを強調した。

 無所属現職の渡辺英機氏は4年間の実績をアピールし、出身の忍野村をはじめ支持者の多い選挙区東部を固め、西部も精力的に遊説。

 大票田の富士河口湖町の町議から無所属新人、白壁賢一氏が立候補。町内を中心に選挙運動を展開、現職支持層の切り崩しを狙う。

 ◇新人3人が激戦

 ■中央市・中巨摩郡(定数2)

 無所属新人3人が激戦を展開している。

 昨年4月の中央市長選で前市議の多田源久氏は田中久雄市長の選対本部長を務め、旧玉穂町長の河西敏郎氏は親類に当たる旧田富町長の山口敦司氏(落選)を支持。今回は市長選の再燃に、大票田の昭和町を地盤とする前町議の鷹野一雄氏が絡む展開となっている。

 多田氏は田中市長の後援会が全面的に支援、河西氏は合併に尽力した経歴を基に旧豊富村地域にも支持を広げている。民主の推薦を受けている鷹野氏は、同党の後藤斎衆院議員らも遊説に同行し追い込みに懸命。

毎日新聞 2007年4月7日

216片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 19:30:33
【統一地方選】保守王国行方は… 県議選、千葉市議選あす投開票 産経千葉
http://www.sankei.co.jp/chiho/chiba/070407/chb070407006.htm

 統一地方選の第1陣、県議選(定数95)と千葉市議選(同54)は8日、県内1381の投票所で午前7時から午後8時まで一斉に投票が行われ、即日開票される。6選挙区で14人が無投票当選した県議選は、残る39選挙区の81議席をめぐって144人が激しい争いを繰り広げている。県議会の3分の2近くの議席を占める最大会派の自民が、選挙後も現有議席を維持できるかどうかが最大の焦点。ほかの政党も、民主が過去最多となる候補者を擁立するなど対決姿勢を鮮明にしており、予断を許さない状況だ。

 保守王国と呼ばれる千葉県で、県議会最大会派の自民は前回より7人少ない57人を公認、4人を推薦した。無投票当選で7議席を獲得しているが、ベテラン議員の引退や区割りの見直しなどの影響から、厳しい戦いを余儀なくされている選挙区も少なくない。

 一方、「非自民」は、前回と比べて14人増の54人が政党公認で出馬している。特に現在12議席の民主は「議席倍増」を掲げ、前回比21人増の32人を公認、2人を推薦した。すでに無投票で4議席を獲得し、複数の候補者を擁立した都市部の選挙区の動向が注目されている。

 公明は現有7議席の維持を目指す。夏の参院選をにらんで、自民との選挙協力を初めて実施し、自民が公認、推薦する17選挙区の19人を推薦した。

 共産は前回比4人減の8人を公認した。議案提出が可能な「発議権」を得られる8議席を目指し、全員当選を掲げる。

 3人を擁立した社民は、現有2議席から一歩も引けない戦い。市民ネットは4人を公認し、現有2議席からの上積みを狙う。

(2007/04/07 03:29)

217片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 19:31:25
県議選 予断を許さぬ混戦 各陣営 票固めに躍起 産経山梨
http://www.sankei.co.jp/chiho/yamanashi/070407/ymn070407000.htm

 統一地方選前半戦の県議選が8日、投開票される。24年ぶりに全16選挙区で選挙戦となり、立候補した63人(現職28、元職5、新人30)が終盤戦に向けて舌戦を繰り広げている。今回の県議選では、選挙区再編に伴い富士吉田、大月など4選挙区で定数が1減され、少数激戦が展開。定数9に対し13人が乱立した甲府市選挙区とともに注目を集める。果たして、激戦区はどのような情勢なのか、探ってみた。

 ●知事選の余波

 県都・甲府市選挙区には、自民4、無所属6、民主、公明、共産の各1の計13人が立候補。複数の陣営は「6〜7人が当選ラインの4000〜6000票を獲得しそうな状況でひしめく」と予想し、予断を許さない混戦模様のようだ。

 混戦に拍車を掛けている要因の1つには、知事選で横内正明知事が勝利した余波がある。前知事派の現職5人に対し、横内派の現職1人と新人2人が挑む構図だが、前知事派は「票の一部を取られた」と苦戦を強いられる。このため、前回選以上の市内遊説で「候補者が独自政策を訴え、支持者固めや無党派層の取り込みを図る」と強調。別の前知事派も支援者に電話での投票呼び掛けを要請し組織固めに躍起だ。

 横内派の新人候補は「遊説で回ると手を振る人が増えた」(陣営)と手応えを口にするが、横内派の現職と新人の間で連携がないうえに組織票が頼れないため、最後まで遊説を軸に支援を訴えるという。

 もう1つの要因は、知事選出馬で辞職した共産党県議と無党派層の票の流れが「読みにくい」ことにある。各陣営は、元共産党県議が個人的な人気で集めた票の行方に注目し、後継候補や革新系の現職と新人候補らが奪い合っている。前回選で無党派層を取り込んだ現職陣営は「1日に回る地域を狭くし、路地まで入ってじっくりと訴える」手法で、今回も無党派層をにらむ。

 ●派閥のねじれ

 定数が1減された富士吉田市選挙区では、2議席を事実上3人で争う。ここでも知事選の結果が波及。さらに旧来の市内政治派閥がねじれ現象を起こし、陣営幹部はそれぞれが「つかみどころがない選挙」と票読みを難しくしている。

 知事選で横内氏を支持した現職候補は5日に横内氏とともに街頭に立ち、知事との協調路線を有権者に示した。県議返り咲きを狙う候補も横内氏とは「久親会」を通じた盟友。だが、この日の街頭応援演説には弟で韮崎市長の横内公明氏が立ち、差異をみせた。陣営は「知事との縁故の深さは有権者が承知している」と話す。

 一方、県議選は15日告示の市長選とも連動。市長選に出馬予定の2氏が「派閥を排除した選挙」を提唱したため、旧来の政治派閥「蓬莱」「堀内」がねじれ、堀内派の領袖で市長選候補者と蓬莱派の県議選候補の選対が相互協力の関係をみせる。しかし、前回市長選で堀内派は元職候補を擁立した関係もある。元職陣営は「阿(あ)吽(うん)の協力が市長選候補から得られる」。当の市長選候補は「2人には等距離のスタンス」と比重をみせない。

 3陣営とも不確定要素を含みながら、当選ラインを9300票強とみて追い込みを図る。共産新人は政策を訴え知名度アップを図っている。

 このほかに南都留郡(定数2)、笛吹市(同3)、大月市(同1)をはじめ、新設された南アルプス市(同3)や、現職空白区の中央市・中巨摩郡選挙区(同2)で激戦が伝えられる。

(2007/04/07 07:09)

218片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 19:32:25
市長頼みの選挙運動 横浜市議選  産経神奈川
http://www.sankei.co.jp/chiho/kanagawa/070407/kng070407001.htm

 統一地方選の前半戦も終盤に入り、横浜市議選候補者への中田宏市長の応援がフル稼働している。5日午後には、9人の現職候補に対して駅頭での応援演説や事務所激励などを行い、最終日の7日まで延べ二十数人の応援予定がびっしり。選挙に強い「中田効果」を期待して応援依頼がひっきりなしだが、若手現職候補からは「市長とは志は同じだが議会では対立する立場。応援を受けたらチェック機能が果たせなくなる」などと、安易な応援要請を牽制(けんせい)する声も出ている。(田中幸美)

 中田市長は応援のスタンスとして2日の記者会見で、「諸般の見直しを進める時代で、その覚悟を持っている人に1議席でも多く占めてもらいたい」と説明していた。

 告示後の1日には、5年前の市長選で中田市長を担ぎ出した政治団体「ヨコハマから日本を変える会」の公認候補と、中田改革への協力で政策集団を結成した民主の3新人候補のために街頭演説などを行った。選挙戦終盤になって“市長与党”の自民、民主ヨコハマ会、公明の現職からも続々と応援要請が入ったという。

 現職の応援基準は、昨年12月市議会に提案した副市長の人事案に同意したか否かだ。同意した“親中田派”には「VICTORY 祈必勝 横浜市長中田宏」と書かれた必勝ビラを送っている。

 1日、「ヨコハマ会」公認で立候補した新人候補の応援で選挙カーに乗り込んだ中田市長は、「ここは20年以上の議員ばかり。議会改革を進めるには議会の構成を変えてください」と訴えた。この選挙区から立候補している自民と民主の現職はともに人事案に反対に回った与党の“反中田派”だ。民主の現職は連日街頭で「(市長と)親しくても、問題があったときにはしっかり指摘するのが議会のチェック機能」と訴えている。

 5日から本格化した中田市長の選挙応援には、与党“親中田派”の現職候補から依頼が続々と入った。依頼を受ける背景には「選挙応援という恩を売って改選後の議会との関係を優位にしたいのでは」との見方もある。

 こうした動きに若手現職候補は、市政改革に賛同する市議を増やすための選挙応援に一定の理解を示しつつ、「市長の改革には8割以上が協調できる。だが、残り1割5分について議会でものをいえる担保を作らなくてはいけない。応援してもらうべきではない」。また、別の現職候補も「市長と一体になって改革を進めるなんて、イエスマンになるといっているようなもの」と、批判している。

(2007/04/07 07:02)

219片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 19:46:51
2007年4月7日(土)
県議選
与野党 新構図が焦点 
あす8日投開票 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/chihosen/news/2007/04/07/16.html

 山梨県内の統一地方選の先陣を切って行われている県議選は八日、投開票される。三十八議席をめぐり、六十三候補が全十六選挙区で激しい選挙戦を展開。知事選の影響が残る甲府や今夏の市長選の対決構図が重なる大月、自民、民主系候補が競り合う山梨、最激戦区の南都留などは混とんとした情勢のまま最終盤を迎えた。政策的には目立った争点はなく、現在少数与党の横内正明知事支持派が、どこまで勢力を伸ばせるかが最大の焦点。選挙結果は今夏の参院選の動向にも影響を与える可能性があり、民主、共産両党が現有議席を確保できるかが注目される。
  立候補は現職二十八人、元職五人、新人三十人の計六十三人。十六選挙区すべてで定数を一−四人オーバーし、二十四年ぶりに無投票ゼロとなっている。
 甲府(定数九)は現職七人と新人六人が立候補しており、前回同様、四人超の激戦。自民党と民主党の現職各一人が先行し、公明党新人も組織力を生かして浸透している。五人程度が当選圏に入っているほか、多くの候補が当落線上で激しい攻防を繰り広げている。
 大月(同一)は自民現職と無所属新人が激しく競り合い、予断を許さない。今夏の市長選の対決構図や山梨2区を地盤とする自民党衆院議員二氏の勢力争いも絡み、情勢を複雑化させている。
 山梨(同二)は自民党公認の現職と推薦の新人、民主党公認の現職の三つどもえ。競争率が最も高い南都留(同二)は現職二人と新人一人を軸に、五候補がひしめき合う混戦となっている。
 一月の知事選で現職の大多数が推した山本栄彦前知事が敗れたことを受け、横内知事を支持した勢力が新人や元職を相次いで擁立。十六選挙区のうち、十二選挙区で横内、山本両氏支持派が対決している。
 全体で二十一人が当選圏内に入る勢いで、現在少数与党の横内知事派は十人が当選圏入りし、十七人前後が当選圏内に届きそうな情勢。横内県政支持に転向した山本前知事支持派を加えれば、「知事与党」は県議会多数を占める見通しになっている。
 党派別では自民党は十五人前後が当選圏内に届きそうで、自民党系無所属を含めると改選前の二十四議席を上回る三十議席に迫る勢い。甲府、南アルプス、山梨の現職を公認している民主党は、一人が当選圏に入り、二人が当落線上でしのぎを削っている。公明党は唯一の公認候補が当選圏に入り、三人を擁立している共産党は甲府、南アルプスの現有二議席を維持できるかが焦点。
 女性は五人が立候補しているが、現在の五議席を確保できるかは微妙な情勢だ。
 投票は八日午前七時から午後八時まで(一部地域は繰り上げ)、十六選挙区の五百五十一カ所で行われ、開票は午後七時から同九時半にかけてスタートする。

220片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 19:47:40
2007年4月7日(土)
連載
11市町村議選 告示前情勢① 甲府 
定数減、全市一区に 8人超で現・新激突  山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/chihosen/news/2007/04/07/18.html

 統一地方選後半戦のうち、十一市町村議選(計百六十四議席)が二十二日投開票される。三市議選は十五日、八町村議選は十七日にそれぞれ告示となり、六市町村議選は定数を削減して実施する。また二市町では市、町議の補選が行われる。激戦が予想される各地の情勢を追った。

◆甲府(定数32) 
 定数を八人上回る四十人が立候補を予定している。今回定数が六減され、昨年合併した中道、上九一色両地区の「小選挙区」特例がなくなり、全市一区の戦い。当選ラインは前回を上回る千八百票前後との見方が出ている。
 政党の公認・推薦や地域、団体の固定票を持つ有力新人が多く、現職サイドが危機感を強める。基礎票が少ない陣営は他地区への浸透に躍起で、現職の引退に伴って空白区となる、有権者の多い国母地区などが草刈り場の様相を呈している。

【無所属は29人】
 党派別では、無所属が二十九人(現職一八、新人一一)。政党公認は公明党五人(現職四、新人一)、共産党四人(現職二、新人二)、社民党二人(いずれも現職)の計十一人。民主党は二人(現職一、新人一)を推薦した。このほかにも立候補を検討する動きがあり、最終的な候補者数は流動的だ。

 自治会連合会単位でみると、東ブロックは、琢美で無所属新人の鈴木篤氏(49)が名乗りを上げた。里垣は社民党の中込孝文(70)、無所属の桜井正富(64)の現職二氏と無所属新人の萩原直彦氏(52)。玉諸は無所属現職の清水保氏(68)、甲運は無所属新人の大塚義久氏(56)がそれぞれ準備を進めている。

 西ブロックでは、穴切は佐藤茂樹氏(51)=民主党推薦、貢川は斉藤憲二氏(71)、石田は依田敏夫氏(77)、池田は清水仁氏(57)で、いずれも無所属現職。新田は公明党の兵道顕司氏(49)と無所属の江原東氏(44)の新人二人が名乗りを上げる。

 南ブロックのうち、山城は五人。現職が内藤泉氏(55)=公明党、石原剛氏(50)=共産党、上田英文氏(75)=無所属、福永稔氏(60)=無所属=の四人で、新人は無所属の木下茂氏(55)が予定している。

 このほか湯田は無所属現職の小野雄造氏(62)と無所属新人の原田洋二氏(62)。伊勢は無所属の金丸三郎氏(52)、大里は無所属の輿石修氏(46)、大国は共産党の内藤司朗氏(48)と無所属の荻原隆宏氏(40)、住吉は公明党の中山善雄氏(58)で、いずれも現職。中道は無所属現職の田中良彦氏(68)と無所属新人の池谷陸雄氏(64)の二人となっている。

 北ブロックは相川が無所属現職の谷川義孝氏(71)と無所属新人で民主党推薦の飯島修氏(52)。千塚は現職が秋山雅司氏(60)=公明党=と森沢幸夫氏(74)=無所属=の二人、新人は無所属の広瀬集一氏(54)。羽黒は無所属現職の駒木明氏(69)と、共産党新人の石原希美氏(34)が立候補する見通し。

【62カ所で投票】
 中央ブロックは富士川が無所属現職の柳沢暢幸氏(63)、春日は無所属新人の望月郁雄(59)、山田弘之(50)の二氏。新紺屋は現職が社民党の山田厚(55)、無所属の野中一二(55)の両氏、新人は共産党の清水英知氏(35)。朝日は公明党現職の渡辺礼子氏(62)が準備している。

 ▽投票 市役所など市内六十二カ所(午前7−午後8時、市民いこいの里は午後6時まで、北部悠遊館など4カ所は午後7時まで)
 ▽開票 市総合市民会館(午後9時15分から)
 ▽有権者数(3月29日現在)十五万九千百十八人(男七六八三九、女八二二七九)

221片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 19:57:31
現職が優位な戦い/神奈川知事選
政治・行政 選挙 2007/04/07 神奈川
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr109/

 第十六回統一地方選前半戦の知事選、県議選、横浜・川崎の両政令市議選は八日、投開票される。三人が立候補した知事選は、再選を目指す現職が知名度を生かして序盤戦から安定した戦いを進めており、「県政刷新」を訴える他の二新人をリード。県議選は自民が引き続き第一党となる勢い。ただ、一部の選挙区で民主や無所属候補と接戦を強いられている。横浜市議選は候補者を絞り込んだ自民が堅調。川崎市議選は自民と民主が第一党の座を激しく争っている。

222片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 20:03:43
81議席かけ最終盤戦
自民対民主、攻防に焦点 各党首らも続々来葉へ 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/seikei/kiji.php?id=seikei07040711165601

 県内統一地方選の前半戦となる県議選(定数九五)と千葉市議選(同五四)はあす八日、投開票される。県議選は四十五選挙区のうち、無投票を除く三十九選挙区の八十一議席をめぐり、百四十四人が最終盤の戦いに入った。安定多数の維持が命題の自民と、大量の候補を擁立し党勢の飛躍を目指す民主の攻防が最大の焦点。また、自民と選挙協力を結び議席死守を掲げる公明、議席増をうかがう共産、社民、市民ネットの各党ともそれぞれ支持を訴え声をからす。激戦を象徴するように、選挙戦最終日のきょう七日は各党党首ら応援弁士も“最後のお願い”で県内を駆けめぐる。都市部では無党派層の動向も注目だ。
 (関連記事2、14面、県議選立候補者の顔ぶれ13面)

 県議選で、選挙戦となった三十九選挙区の党派別公認候補者は、自民五十、民主二十八、公明五、共産七、社民三、ネット四、無所属四十七の計百四十四人。
 現状、六十議席で最大勢力の自民だが、各地で公認候補の苦戦もみられる。また、区割り変更により、香取郡で現職二氏(ともに推薦)が一議席を争うほか、議席を独占する郡部で定数が減るため、県議会の全常任委員会で自民県議が過半数を占める「安定多数」の死守が至上命題だ。
 これに対し、民主は現有十二議席。「最低でも議席倍増」を目標に掲げ、都市部などで自民候補らと激戦を展開。参院選など今後の国政選挙をにらみ、銚子市、鴨川市などには初めて候補を立てている。
 現有七議席の維持を掲げる公明は、松戸市の無投票当選でまず二議席を確保。全国一の激戦区と位置づける千葉市中央区では、選挙戦最終日のきょう七日、太田昭宏代表が告示日に続き応援に入る。
 県議会で議案提案権を獲得するため八人を立てた共産。松戸市で現職が一議席を確保した。前回、市川市、柏市で落とした議席を取り戻せるかも焦点。こちらも七日、志位和夫委員長が市川、浦安市で演説を行う。
 社民は公認三人と推薦一人のすべてが女性候補。柏市の議席奪取に党勢拡大をかける。七日は、福島瑞穂党首が告示後二度目の来葉、市川、柏で“最後のお願い”。
 市民ネットは現有二議席。大激戦の市原市をはじめ公認・推薦五人を擁立。七日は前我孫子市長の福嶋浩彦氏が佐倉市の候補の応援に駆けつける。

223片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/07(土) 21:28:56
【良識ある】神奈川県知事選4【県民】
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mayor/1050237184/
762 名無しさん@お腹いっぱい。 New! 2007/04/07(土) 13:15:21 ID:+OOe2fAn
イメージで流される上京もどきの偽濱っ子(田園都市線)たちがよく考えずに票入れる
からだろ。そして肝心な市内中心部は俗物利権集団に住民票変えまくりのカルトたち
と、店の中でも平気で痰を吐く在日&中国人がうごめいているような県なんだもの、
所詮はそんなもの。
そのくせプライドだけは都心より妙に高い連中たちなわけだもの、よい方向になんて
いきゃあしない。悪いとこばかり凝縮している県に見えるけどね。

224片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/08(日) 09:50:11
県議選、千葉市議選あす投票 各党激しい攻防 讀賣千葉

 県議選(定数95)と千葉市議選(同54)はあす8日、投開票される。県議選では無投票となった6選挙区を除く39選挙区で、候補者144人が81議席を争う。今回の選挙では選挙区割りや議員定数の見直しが行われただけに、単独過半数を占める自民と、議席増を目指す民主など各党の攻防が注目される。千葉市議選では新人候補が乱立し、政令指定都市への移行後では最多となる76人が立候補、54議席を争う激しい選挙戦が展開されている。

 県議選における、無投票当選を決めている14人を除く各党の公認候補は、自民50人、民主28人、公明5人、共産7人、社民3人、市民ネット4人。このほか47人が無所属で立候補している。

 自民は前回、過去最多の60議席を獲得した。ただ、今回は定数と区割りが見直されたこともあり、公認候補を絞っている。単独過半数(48議席)の維持が課題になる。

 民主は現有12議席からの倍増を目指す。定数4以上の5選挙区(無投票の松戸市を含む)で候補者を2人ずつ擁立するなど、党勢拡大に向けて積極姿勢で臨んでいる。

 公明は現有7議席を維持するため、候補者全員の当選に全力を挙げる。共産は現有4議席で、条例案を提出できる8議席の獲得を目標に掲げる。

 社民と市民ネットはともに現有2議席で、議席の上積みを狙う。

 一方の千葉市議選における各党の公認候補は、自民17人、民主9人、公明8人、共産7人、社民1人、市民ネット7人、無所属27人。

 自民の公認候補は、前回に比べ6人多い。推薦の7人と合わせ、現有議席22の維持が目標となる。

 現有議席3の民主は、前回より4人多い公認候補を擁立。ローカルマニフェスト(公約)を掲げ、議席の上積みを狙う。

 公明、共産、市民ネットは、全6選挙区に前回並みの公認候補を立て、手堅く議席確保を目指す。

 社民が新人を擁立した中央区は、定数11を16人が争う激戦区。各党の公認候補も厳しい戦いを強いられている。

■知事が期日前投票■ 

 堂本知事は6日、千葉市中央区役所で、県議選と千葉市議選の期日前投票を行った=写真=。投票日(8日)に公務などがあるためという。

 投票を終え、堂本知事は「千葉県、千葉市のために働いてくださる方、という基準で投票しました」と話した。また、県内の投票率が低いことに触れて「何とか投票率を上げてほしい」と語り、有権者の行動に期待をのぞかせていた。

(2007年4月7日 読売新聞)

225片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 14:32:33
自民 無所属加え安定多数へ
県議選 讀賣千葉

 統一地方選の前半戦となる県議選(定数95)と千葉市議選(同54)は8日、投開票が行われた。大物議員の引退や区割り変更・定数減の影響で激戦区が多かった県議選では、無投票を含め自民が50議席を獲得し、単独過半数を維持した。自民会派入りが予想される推薦・無所属候補を加えると議席数は60に迫る見込み。一方、議席倍増を目指した民主は、改選前の12議席を大幅に上回る20議席と躍進。公明は7人を維持、共産は4人、社民は1人、市民ネットは2人が当選した。千葉市議選では新人が次々と当選し、世代交代が進んだ。投票率は、前回全国最低を記録した県議選が44・43%、同じく過去最低だった千葉市議選が48・37%だった。

(2007年4月9日 読売新聞)

民主 改選前の12議席から躍進20議席
公明は全員当選 讀賣千葉

 自民は公認候補の当選者数を前回の60人から減らしたものの、単独過半数(48議席)を死守。定数と区割りの見直しが影響して圧倒的な強さを見せるには至らなかったものの、底力を発揮して議会の勢力図の大きな塗り替えは阻止した。当選した保守系無所属候補の中からも自民会派入りする動きが予想されるだけに、今後も堂本県政に対する影響力は保つことになりそうだ。

 今回の選挙では旭市選挙区(定数1)や袖ケ浦市選挙区(同1)で、ベテランの現職が落選。立候補を見送って引退する議員も相次いだことから、党内の世代交代は一気に進んだと言える。

 民主は改選前の12議席から躍進した。2人の候補を立てて選挙戦になった4選挙区のうち、船橋市選挙区(定数7)と市原市選挙区(同4)では複数当選を果たした。「議席倍増」の目標は達成できなかったが、議会第2党の座を確固たるものとした。

 公明は組織票に支えられ、現職4人、新人3人の全員が当選(うち2人は無投票当選)。今回は「守りの選挙」に徹し、改選前の議席数を手堅く守った。また、自民の公認・推薦候補19人を推薦。全員が当選したことで、夏の参院選に向けて両党の協力関係は一層深まったと言えそうだ。

 共産は現職1人が落選したものの、市川市選挙区(定数6)で議席を奪還し、改選前の4議席を守った。社民は背水の陣で臨んだが、現職の県連代表が落選し、1議席の獲得にとどまった。今後、体制の立て直しが急務になる。市民ネットも、議席を増やすことはできなかった。

(2007年4月9日 読売新聞)

千葉市議選自民、改選前勢力減らす  民主公認9人全員当選 讀賣千葉

 定数が前回から2減の54で争われた千葉市議選には、政令指定都市移行後としては最多の76人(うち女性13人)が立候補、このうち半数近い34人を新人が占め、激しい戦いとなった。投票率は48・37%で、過去最低だった前回(45・12%)を上回った。

 自民は、前回より6人多い17人を公認、うち16人が当選した。しかし、推薦した7人のうち議席を得たのは4人で、改選前の議席数22を守れなかった。

 一方、改選前議席が3で市議会に単独会派のない民主は、前回より4人多い9人を公認。ローカルマニフェスト(政策公約)を掲げて選挙を戦い、9人全員が当選した。現在は二つの会派に分かれているが、まとまれば市議会の第2勢力となる。

 公明は公認候補8人が全員当選、全6選挙区で手堅く議席を得た。共産、市民ネットも全区に公認候補を立てたが、共産が前回に続き緑区で議席獲得を逃し、市民ネットは美浜区で1議席を失った。また社民は、中央区に公認候補を立て必勝を期したが、議席獲得には至らなかった。

 新旧別では、現職38人が議席を守り、新人は立候補した34人のうち16人が当選した。花見川区、稲毛区では無所属の新人が議席を獲得した。

(2007年4月9日 読売新聞)

226片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 14:33:18
投票率44・43%、20年ぶり上昇 讀賣千葉

 低落傾向が続いていた県議選の投票率は、前回の40・24%を4・19ポイント上回り、1987年以来の上昇に転じた。また、「全国最低」の汚名もかろうじて返上した。

 背景には、無投票選挙区が17から6に激減したことがある。郡部を中心とする投票率の高い地域での選挙戦が増えたことが、全体の投票率を押し上げた。

 また、定数と区割りの見直しに加え、現職議員の引退が相次いだため、激戦区が増えて各陣営が票の掘り起こしに躍起となったことも一因に挙げられる。

 ただ、選挙戦で政策論争が盛り上がり、有権者の関心を高めることにつながったとは言い難い。投票率は若干持ち直したとは言え、依然として低迷しており、全国最低レベルであることに変わりはなかった。

 選挙区別では、南房総市・安房郡が69・45%で最も高く、いすみ市が67・58%で続いた。前回は県内最低の28・99%だった八千代市では、定数が2から3に増えて6人の候補が立つ混戦となった結果、34・29%とやや改善した。

 一方、今回は八街市が最低の29・42%を記録。銚子市は50・85%だったが、前回比7・74ポイント減で県内最大の下げ幅になった。

(2007年4月9日 読売新聞)

227片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 14:49:00
投票率は微増62・81% 激戦の大月市区は80・42% 讀賣山梨

 全16選挙区で選挙戦となった県議選の投票率は62・81%と、過去最低だった前回(61・55%)を上回った。投票率が最も高かったのは激戦となった大月市区で80・42%だった。

 大月市のほかに投票率が高かったのは南巨摩郡区(72・95%)や南都留郡区(72・36%)など。最も有権者の多い甲府市は58・35%。選挙区再編で現職空白区だった中央市・中巨摩郡区は58・89%だった。一方、最も低いのは、現職優位が伝えられていた韮崎市区の48・10%だった。

 今回は、期日前投票者数が5万4641人で、全有権者に占める割合が7・81%と前回の不在者投票者を大幅に上回っていた。

(2007年4月9日 読売新聞)

228片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 14:49:29
知事選余波 争点かすむ 讀賣山梨

 県議選は、「知事与党」の躍進という結果で幕を閉じた。知事選の勢いそのままに、“第2ラウンド”も勝利した横内知事にとっては議会対策がやりやすくなったといえる。

 24年ぶりに全選挙区で選挙戦となった今回。各地で激戦が繰り広げられ、大月市を筆頭に期日前投票者数が4年前の不在者投票者数を上回るなど、県議選への関心は上がった。ただ、横内知事支持派が「知事直結」を強調するなど、「知事選で誰を支持したか」に関心が集まった影響で、医療・福祉の充実や地域活性化など、県政の懸案を巡る争点はかすんでしまった。

 「執行部と議会は車の両輪。私を支持する候補を県議会に押し上げてほしい」。横内知事は各地で声を張り上げ、横内派の当選者増に尽力した。両輪は完成し、知事の目指す改革の速度は上がることになるだろう。

 また、夏の参院選をにらみ、自民党関係者の間では、亀裂を修復し、会派の一本化を急ぐべきだとする声が上がることも予想されるが、与党入りする議員は「知事直結」という立場に安住することなく、議案を精査してほしい。野党となる議員には「是々非々」の姿勢を訴えて当選したことを忘れることなく、県政のチェック役を務めてほしい。安易な合流、迎合を有権者は望んでいない。

(横溝崇)

(2007年4月9日 読売新聞)

229片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 17:27:56
’07統一選:県議選/千葉市議選(その1) 県議選、自民50議席に後退 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070409ddlk12010238000c.html

 ◇自民王国50議席に後退、戦略練り直し必至−−県議選

 ◇千葉市議選、従来の勢力図維持

 ◇民主、大きく前進

 統一地方選・前半戦の県議選(定数95)と千葉市議選(同54)は8日投開票され、同日夜から9日未明にかけて新議員が次々と決まった。県議選では改選前60議席の自民が50議席へと後退、民主は12議席から20議席へと勢力を拡大した。自民が60議席を下回ったのは定数が90以上となった91年以降では初めて。追加公認が見込まれる推薦候補2人を含め、勢力は維持できそうだが、参院選に向け、戦略の練り直しが必要となりそうだ。民主は候補の積極擁立が奏功し、課題だった地盤の強化に展望が開けそうだ。千葉市議選は、市長与党が大多数を占める従来の勢力図が維持された。【中川紗矢子】

 ◇果敢な戦術民主、投票率も追い風−−県議選

 自民は議長経験者らベテラン勢の引退や区割り変更と郡部の3減によるいざこざで党内調整に苦しみ、公認候補は改選前の60議席を下回る57人止まり。同党幹部が「党内分裂」と呼ぶほどの調整不足がたたり、地元保守系議員らが対立候補を応援する「ねじれ現象」を抱えた。議長経験者ら大物が新人相手に苦戦し、保守系同士の批判合戦が有権者を閉口させることすらあった。

 議会活性化を目指し大幅増を狙った民主は32人を擁立。がちがちの保守地盤に初めて候補を送り込むなどの果敢な戦術を展開。投票率も追い風となり、自民一党支配の是正に向け、着実に歩みを進めた。

 公明は目標通りの堅実な戦いで安定した存在感を示した。共産は、確実な議席獲得を目指して絞った候補が長期間にわたる選挙戦を繰り広げた。

 市民ネットは議会改革をテーマに政策で勝負し、社民も激戦区で健闘した。

 ◇盛り上がり欠け−−千葉市議選

 千葉市議選は、注目されるような争点もないうえ、新旧交代も進まず、盛り上がりに欠けた。与野党共に現職が強く、市長与党の自民、公明、民主が優位に選挙戦を展開した。一方、野党の市民ネット、共産も改選前勢力を手堅く守った。

 市は職員の待遇の見直しを今年度から施行。財政難の中、議員報酬は維持されており、選挙後は「政令市で全国一遅れている」(市民オンブズ)とされる旧態依然とした市議会の改革とともに大きな課題になりそうだ。

毎日新聞 2007年4月9日

230片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 17:29:00
’07統一選:県議選/千葉市議選(その2止) 投票率、依然低水準 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070409ddlk12010243000c.html

 ◇投票率、20年ぶり上昇だが…背景に「わかりにくさ」

 県議選の投票率は44・43%で、史上最低で全国ワースト1だった前回(40・24%)より4・19ポイント上昇した。前回の投票率を上回ったのは87年以来20年ぶりで、91年から連続4回続いた投票率低下に歯止めがかかった。7月に参院選が予定されていることや、前回はなかった期日前投票制度の導入などで、有権者の関心が高まったとみられる。ただ、国政選挙などに比べ依然投票率は低く、争点不足や「中二階」と批判される県議会の「分かりにくさ」も背景にありそうだ。

 投票率は売上税が争点となった87年にいったん上向いたが、前回まで4回連続で下がった。今回は医師不足など一部地域で明確な政策課題があったものの、全県的に論争が巻き起こるような争点はなく、盛り上がりに欠けた。

 民主党県連幹部は「年金など誰もが関心を持ち、政党ごとに違いが打ち出しやすい課題がなかった」と「争点作り」の難しさを認めている。

 県議は、有権者が身近に感じやすい市町村議員と、注目度が高い国会議員とのちょうど中間的な位置付け。

 ある陣営幹部は「元々、県議会は何をやってるか分かりにくい。地域の代表と言っても、有権者にはあまりピンとこない存在だ」と現状を語る。県議が抱える構造的な問題も低投票率につながっているとみられる。【山本太一】

 ◇花沢三郎氏、返り咲きならず−−千葉市緑区

 税不正免除事件で有罪判決を受けた元自民党県議、花沢三郎氏(71)=執行猶予中=が無所属で立候補した千葉市緑区選挙区。同区土気町の花沢氏の事務所で、敗色濃厚が伝えられると、支援者らは暗い雰囲気に包まれた。花沢氏は硬い表情のまま「お疲れさま」と支援者らに声をかけ、労をねぎらった。

 花沢氏は1月に事実上の立候補表明。県議6期の経験を強調し、区内のJR3駅周辺再開発の促進などを訴えた。同党市議らの応援を受けて保守票固めに動いたものの、

有権者の反応は鈍く、思うように得票できなかった。県政に君臨した花沢氏の復帰に有権者は「否」の審判を下した。【山本太一】

 ◇宮内三朗氏、ねじれ抱え苦戦 6期連続ならず−−旭市

 6期連続当選を果たせなかった自民党の前県議会議長、宮内三朗氏(69)の選挙事務所=旭市鎌数=は重苦しい空気に包まれた。宮内氏は「期待に応えられず申し訳ない」と頭を下げ、運動員らの労をねぎらった。

 区割り見直しで定数1減となり、1市3町合併後初の県議選。伊藤忠良市長や旧旭市議会議長らの支持は取り付けたが、引退した党最高顧問・飯島重雄氏(9期)や地元の旧飯岡・海上町の両町長らが保守系無所属で新人の大松重和氏(48)の支持に回るなどの「ねじれ」を抱えた。

 かつての支持者の一部も「利権とは無縁」と訴えた若い大松氏の支持に回り、苦しい選挙戦を強いられた。【新沼章】

 ◇無党派層再支持、市民与党続投に−−佐倉市・大野博美氏

 佐倉市の市民ネット、大野博美氏(58)は早々と2回目の当選確実を決めた。大野氏は同市王子台の事務所に駆けつけた支持者らの祝福に笑顔で応えた。

 大野氏は「議員特権に市民の怒りが向けられたのだと思う。議会改革に取り組めという市民の意志だ」と力強く語った。

 4年前の前回は生活者の視点を強調。女性を中心とした無党派層の票を集めて初当選。今回はそれに加え、県議1人当たり年間約480万円が支払われているとされる政務調査費など議員特権の見直しなど、税金の無駄遣い阻止を訴えた。

 「市民与党」を標ぼうし、男性の無党派層の支持も幅広く集めた。【柳澤一男】

毎日新聞 2007年4月9日

231片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 17:38:42
’07統一選・かながわ:知事選/県議選/横浜・川崎市議選 松沢氏再選 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070409ddlk14010302000c.html

 ◇自民が5議席減、民主は34人当選で躍進−−県議選

 県議選は小田原市など無投票となった8選挙区を除く39選挙区で、94議席を目指して159人(現職80人、元職7人、新人72人)が争った。

 47人を擁立した自民は36人が当選し、5議席を減らした。18人の新人を立てた民主は公認43人のうち34人が当選し躍進。公明党は公認12人全員が当選。神奈川ネットワーク運動はネットワーク横浜との分裂で組織力が低下し、3議席から1議席に後退した。共産は現有4議席から1議席に減らした。社民は1議席を死守した。【稲田佳代】

 ◇自民、現有議席下回る−−横浜市議選

 18選挙区で92議席を142人(現職77人、元職7人、新人58人)が争った。34人擁立の自民は30人当選と現有31議席を下回った。33人出馬の民主は28人が当選し、3議席増となった。

 公明は16議席を獲得。共産は5人で、1議席減となった。ネットワーク横浜は4人で、2議席減となり、神奈川ネットワーク運動から1人が当選。社民は全員落選した。ヨコハマから日本を変える会は4人が当選し、20人が挑戦した無所属は4人のみ当選した。【鈴木一生】

 ◇民主が第1党となる−−川崎市議選

 63議席を現職53人、元職3人、新人20人の計76人が議席を争った。

 現有議席が拮抗(きっこう)していた自民と民主は、23人を擁立した自民が17議席と2議席減らし、民主は18議席を守り、第1党となった。現職のみ立候補した公明は組織票を手堅く固め、14人全員が当選。共産は新人3人、元職3人を含む12人を擁立したが10議席となり、4人を立てた神奈川ネットワーク運動は2議席にとどまった。無所属は立候補した3人のうち2人が当選した。【山衛守剛】

232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 17:42:35
’07山梨選挙:県議選(その1) “横内知事派”が躍進 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070409ddlk19010344000c.html

 ◇民主は3議席確保 新人11人当選、世代交代進む

 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数38)は8日、16選挙区で一斉に投票、即日開票され、新議員38人が決まった。内訳は現職24人、元職3人、新人11人。選挙区が再編され定数も4減となる中、少数与党の横内正明知事を支えると表明した新人候補が18人出馬し7人が当選。現職と元職を合わせると“横内派”は改選前の9議席から17議席に躍進した。改選前より6人少ない現職18人を公認した自民は9議席減の15議席、民主は全3議席、公明も1議席を確保したが、共産は1議席にとどまった。無所属は18人、女性候補は4人が当選。県議会の会派が再編される可能性が高い。投票率は62・81%だった。当日有権者数は69万9322人(男33万9157人、女36万165人)。【統一地方選取材班】

 ◇臼井氏、圧勝で7選 知事側近・永井氏は落選 自民現職4氏、明暗分ける

 ■甲府市

 前回と同じ13人の争いとなり、現職6人、新人は3人が当選した。知事選で横内知事を強力に支援した自民現職の臼井成夫氏が圧倒的な強さをみせた一方、横内知事の衆院議員時代の公設秘書で無所属新人の永井学氏は落選、明暗を分けた。県議会議長の太田道夫氏は涙をのんだ。

 臼井氏は知事選の追い風も生かして乱戦を制し、甲府市朝日2の選挙事務所で、「横内県政をしっかり支えさせて頂く」とあいさつ、支持者から大きな拍手を受けた。

 永井氏は選挙事務所に横内知事と握手したポスターを張るなど知事との距離をアピールしたが及ばなかった。取材に「自分の力不足」と沈んだ口調で話した。

 知事選で山本栄彦前知事を支援した自民現職の土屋直、皆川巌、太田の3氏は逆風が吹く中、苦しい選挙戦を強いられ後援会組織をフル稼働、土屋、皆川氏は議席を守った。

 民主党県連幹事長で現職の樋口雄一氏と、公明新人の安本美紀氏は手堅く票を固め当選した。知事選に出馬(落選)した石原秀文氏の後継者の共産新人、小越智子氏は党支持者の票を集め初当選。

 無所属現職では岡伸氏が社民党県連などの支持を受け4選、仁ノ平尚子氏も女性票を中心に集め再選を果たした。

 無所属新人では山本前知事の支持者らが推した土橋亨氏が初当選。自民の赤池誠章衆院議員の元公設秘書の長沼公彦氏と県石材加工業協同組合理事長の深沢芳次氏は及ばなかった。

 ◇“山本派”棚本氏守る

 ■大月市

 知事選“第2ラウンド”の様相を呈した現職と新人の一騎打ちは、山本前知事を支持した自民現職の棚本邦由氏が、横内知事を推した無所属新人の萩原剛氏を抑え、“山本派”の意地を見せる格好となった。

 定数が1減となった上、知事選の対立の流れを受けた明確な「1対1」の構図となり、8月に任期満了となる市長選の前哨戦ムードも漂う中、激しい選挙戦となった。

 棚本氏は、知事選で同じく山本前知事を支援し今期限りで引退する自民県連幹事長の相馬紀夫県議の応援を受けた。前回の県議選で当選した2人がタッグを組み、前回落選し再挑戦した新人を迎え撃つ形となった。選挙戦では知事選に触れず、相手が新人であることを意識し、県議会で郡内地域の医療体制の充実を求めるなどの実績を強調して支持を拡大。棚本氏は取材に「4年間の実績が評価された。(横内県政に)良い政策は後押しし、県民のためにならないものは厳しくチェックする。県政に与党、野党はないと思う」と話した。

 萩原氏は「知事と直結」「知事と共に」を合言葉に横内知事とのつながりを強くアピールし、市議を7期務めたことから西室覚市長や自民党衆院2区支部長の長崎幸太郎衆院議員の支援も受けるなど組織的な集票を行ったが及ばなかった。

233片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 17:43:27
 ◇民主・金丸氏が3選

 ■南アルプス市

 民主現職の金丸直道氏が3選を果たした。自民現職の内田健氏は安定した戦いで3選、無所属新人の中込博文氏も地元の旧白根町を中心とした自民支持層から支持を得て初当選を果たした。

 同市区は選挙区再編で、旧中巨摩郡区(定数8)が三つに分割されて誕生。選挙区が縮小し金丸氏は共産新人の名取泰氏とともに市外の支持者からの支援が得られなくなり苦戦を強いられた。

 金丸氏は自らの出身である郵政系労組に加え、民主が推薦し甲斐市区から立候補した木村富貴子氏の協力を得て自治労系や女性層の支持も取り付けた。金丸氏は南アルプス市上今諏訪の選挙事務所で「2期8年を評価して頂いた。地域住民が総力を挙げて助けてくださいました」と感極まった様子であいさつした。

 内田氏は知事選で支持した横内知事の当選を追い風に、毎日市内全域を遊説するなどし、これまで培ってきた市内の厚い支持層を固めた。

 中込氏は03年に死去した元県議の名取和久氏の支持層からの支援を受けたほか、旧甲西町や旧若草町でも積極的に遊説し支持を広げた。

 無所属新人の桜本広樹氏は元県議の父順一氏の支持者から支援も受けたが、市議からの転身はならなかった。名取泰氏も福祉の充実などを訴え無党派層の取り込みに全力を挙げたが、伸び悩んだ。

 ◇自民・前島氏9選

 ■笛吹市

 旧東八代郡区が新市誕生で再編された。前島茂松、山下政樹の自民現職2氏と市長選に出馬(落選)した無所属元職の中村正則氏が当選した。元職の里吉至光氏と新人で旧芦川村長の野沢今朝幸氏の無所属2氏は届かなかった。

 9期目となった前島氏は高齢に懸念も出たが、強固な後援会組織が堅実に集票した。山下氏は、大票田で地盤の石和地区を中心に手堅くまとめた。中村氏は6期の実績を強調、市長選で培った市全域の支持組織が生きた。

 前回、連合山梨の支援を受けた里吉氏は、横内知事支持を看板にしたが、知事与党形成の流れには乗れなかった。野沢氏は県議会の総与党化を批判し、世代交代を訴えて無党派層を狙ったが、広く浸透できなかった。

 ◇河西、鷹野氏当選

 ■中央市・中巨摩郡

 昨年2月に田富、玉穂町と豊富村の旧3町村が合併した中央市と昭和町で新設された選挙区。無所属新人3人が三つどもえの選挙戦を繰り広げたが、旧玉穂町長の河西敏郎氏と昭和町が地盤の鷹野一雄氏が初当選した。

 旧玉穂町長を2期務めた河西氏は知名度を生かし、旧同町地域で票を固めたほか、精力的に全域で街頭演説をこなし旧豊富村や大票田の旧田富町でも浸透を図った。鷹野氏は若さを全面にアピール、昭和町を中心に選挙区全域で若い層を中心に支持を広げ、「地元から県議を」と前・現昭和町長からも支援を受け選挙戦を優位に進めた。

 旧田富町議を3期務めた多田源久氏は中央市長選で支援した田中久雄市長から全面的な後押しを受けたが、票をまとめきれなかった。

 ◇激戦制し、白壁氏

 ■南都留郡

 5人が挑む有数の激戦区となり、無所属現職の渡辺英機氏と無所属新人の白壁賢一氏が当選した。

 渡辺氏は行動力と4年間の実績を訴え現職の強みを生かし手堅く得票、富士河口湖町議から転身の白壁氏は、大票田の同町内で支持を固めた。

 4選を目指した自民現職の高村権一氏は、知事選で横内知事を推し「県政との太いパイプ」を前面に出したが他候補に比べ出馬表明が遅れ、出遅れを取り戻せなかった。

 忍野村議から立候補した無所属新人の天野弥一氏は、地元以外での知名度アップを狙ったが、現職の厚い基盤を切り崩すことはできなかった。

 前回次点で無所属新人の高村初子氏は、選挙区内をくまなく回り女性を中心に支持者を増やしたが、届かなかった。

毎日新聞 2007年4月9日

234片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 17:44:31
’07山梨選挙:県議選(その2止) 自民、15議席を獲得 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070409ddlk19010339000c.html

 ◇知事と緊張感保てるか

 自民県連が分裂する激しい知事選の末、改革路線を訴えた横内正明知事が初当選したことで、「横内支持」を御旗に掲げた新人が多数出馬し、多数派の“横内与党”が形成されるかが最大の焦点となった。横内知事の初の県議会では少数与党のもと、山本栄彦前知事を推した県議との間で緊張感が高まったが、県議選では告示日後に公然と横内支持を表明する山本氏を推した現職候補も出て、「選挙が終われば皆、知事与党」となる気配が出始めている。

 県議選告示前までの取材に対し明確に横内支持を表明したのは現職10人、元職3人、新人17人の30人。定数1の韮崎市、上野原・北都留郡の両選挙区では、横内派新人同士の一騎打ちとなるなど乱立の様相も呈した。

 知事選では、県議会最大会派「自民党政和会」や民主系会派「フォーラム政新」、公明党が山本氏を支持した。選挙戦では、民主候補3人が横内知事に対して野党色を出したが、「政和会」の候補者は、知事選や横内知事の政策骨子に触れることはほとんどなく、横内知事に対する政治姿勢を示すことはしなかった。

 峡東地域の「政和会」のある候補は告示後に、横内支持を表明した。陣営関係者は「候補個人の考え方よりも市民のためを思えば、基盤整備を例にとっても与党にいなくては進まない」と理由を説明した。方針転換への批判については「知事選の時も支持者の7割が横内派だった。混乱はない」と知事選時に陣営にねじれがあったことを明かした。

 同地域の別のベテラン現職候補は、選挙期間中に「夏に参院選があるからね。(自民県連は)また、一つに戻るだろうし、一つにならないと勝てない」と横内、山本両派が融和に向かうと楽観視していた。

 “横内与党”が形成されれば、変化を求める多くの有権者が選んだ横内知事の公約である「県政改革」実現に道筋が付くことになるが、選挙中に共産候補が「選挙以外はオール与党」と批判したように野党スタンスの議員が埋没し緊張感に欠ける懸念が生まれることにもなりかねない。

 ◇投票率、20年ぶりに上昇 62・81%、横内与党動向に興味

 実績の少ない若い新人候補や選挙区改編があったり無党派層に期待を込める候補にとって、高い投票率は切実に願うところ。今県議選は16選挙区すべてで選挙戦となり、投票率は62・81%で、過去最低だった前回の61・55%を1・26ポイント上回り、20年ぶりに上昇に転じた。

 前回県議選で最低の投票率だった自治体を基盤に持つ40歳代の候補者は選挙中、「支持者も同世代が多い。投票率が低いということは若者が投票に行っていないことも意味する」と危機感を抱き、政策とともに「投票へ行こう」と訴えていた。

 選挙区再編でそれまでの政治活動の基盤だった自治体から足場のない他の自治体へ支持拡大を余儀なくされた峡中地域の新人候補は、「新たに支持者を開拓しなければならない自治体の方が有権者数が多く、支持基盤地域の投票率が上がらないと苦しい」と悩んでいた。

 投票率の下落は、衆院選で小選挙区制が初めて実施された96年前後から激しくなっている。

 投票率の下落の背景には有権者の「政治・政治家離れ」があると言われて久しい。しかし、県内の選挙事情に詳しい県立大国際政策学部の林晏宏(やすひろ)講師は「単純にそうとは言えず、有権者は“小泉劇場”のように『面白い』と思えば、投票にいくようだ」と分析する。05年に小泉純一郎前首相が解散させた衆院選の投票率は県内でも前回(03年)を9ポイント以上上回る71・31%と高かった。今回の県議選も横内与党の形成という焦点に興味が集まったとみられる。

毎日新聞 2007年4月9日

235片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 20:01:10
【統一選・県議選】民主躍進、議席倍増 自民苦戦、進む世代交代 産経千葉
http://www.sankei.co.jp/chiho/chiba/070409/chb070409000.htm

 統一地方選の第1陣となる県議選(定数95)と千葉市議選(同54)は8日、投票が行われ、即日開票された。無投票当選の6選挙区14人を含めた新県議95人が決まった。現有60議席と県議会最大会派の自民党は公認と・推薦候補を合わせて52議席を確保したが、自民入りが見込まれる無所属当選者を加えても改選前から微減する見通し。県議会第2党の民主党は改選前の2倍近い20議席を奪取し大きく躍進した。一方、現職議長ら大物が相次いで落選するなど世代交代が進んだ。県議選の投票率は44.43%で、過去最低だった前回の40.24%を4.19ポイント上回った。

 今回の県議選は際立った争点がなく、改選前議席の3分の2近くを占める自民勢力が、現有勢力を維持できるかが最大の焦点となった。

 公認と推薦を合わせて61人を擁立した自民は、選挙区割りの見直しなどの影響を受けたが、公認と推薦だけで52議席を確保し、単独過半数の48を上回った。ただ袖ケ浦市と旭市選挙区で、現職議長と議長経験者がそれぞれ敗れる波乱もあった。大物現職議員の相次ぐ落選などで今後、自民と堂本暁子知事との距離感が注目されるほか、議会運営にも微妙な影響が出るとみられる。

 前回選の3倍近い32人を公認した民主は、20議席を獲得し、改選前の11から2倍近くに議席を伸ばした。野田市選挙区では25歳の最年少候補が自民の一角を崩したほか、船橋市や浦安市など都市部の選挙区で着実に議席を上乗せした。

 公明は組織力の強さを発揮し、公認した7人全員が当選した。今回は夏の参院選も視野に、自民との選挙協力を初めて実施。公明の推薦を受けた自民の17選挙区19人の公認・推薦候補は全員が当選した。

 現有4議席の倍増を掲げて8人を擁立した共産は改選前と同議席数を獲得。社民は県連代表の村上克子氏が落選するなどわずか1議席となった。現職2人と新人2人を擁立した市民ネットも2議席にとどまった。

 注目された千葉市緑区選挙区では背任罪で有罪判決を受けた元職の花沢三郎氏が落選し、返り咲きはならなかった。

(2007/04/09 04:08)

236片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 20:15:33
【統一地方選】県議選 追い風に乗る 前知事派も健闘 産経山梨
http://www.sankei.co.jp/chiho/yamanashi/070409/ymn070409000.htm

 統一地方選前半戦の県議選は8日、投開票された。63人の候補者は選挙事務所などで開票状況を見守りながら、速報に一喜一憂した。夜半には各市町村選管の開票作業が終了し、38人の新議員の顔触れが決まった。24年ぶりに全16選挙区で選挙戦となった今回は、横内正明知事の支援を掲げる保守系候補の当落が最大の焦点に挙げられた。横内派は知事選の余勢を駆って勢力を伸ばしたが、野党系も改選前数を維持したため、与野党が拮抗(きっこう)した県議会となりそうだ。投票率は62.81%だった。

                  ◇

 「平成の大合併」に伴う選挙区再編で、選挙区は1増の16選挙区となった。候補者には選挙区の変更や新たな地盤へ浸透を図らざるを得なくなった候補もいた。定数も富士吉田、大月、韮崎市など4選挙区で1減の38に変更、前回以上の狭き門となった。

 この狭き門に現職28、元職5、新人30が立候補。前知事派の自民党県議らが相次ぎ引退し、前回より新人が12、元職が2増えた。

 1月の知事選で当選した横内知事にとって、改選前議会は少数与党。自らの政策を推進するためには、議会対策として与党議員を増やすことが絶対条件だった。

 このため知事選を支えた現職、新人候補ら約25人が、知事選の追い風を取り込もうと、「知事とのパイプの強さ」を前面に打ち出し選挙戦を優位に展開した。横内派を標榜(ひょうぼう)する候補者が多数現れたことで、横内派に転身する現職候補らも出た。

 “風”を恐れた前知事派の自民や民主系候補は知事選の話題に触れず、医療・福祉問題や郡内・国中の格差是正など独自政策を掲げたが、苦戦を強いられた。ただ、横内派は乱立気味となった選挙区で候補者の横の連絡を欠いたほか、現職と新人の間で選挙協力を築くまでに至らなかった状況も多く、前知事派の現職も多くが当選した。

(2007/04/09 04:05)

237片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/09(月) 20:16:29
【統一地方選】甲府市選挙区 「知事派」半数迫る 産経山梨
http://www.sankei.co.jp/chiho/yamanashi/070409/ymn070409001.htm

 甲府市選挙区(定数9)は13人が出馬し、激戦が繰り広げられた。知事選で横内知事を支持した臼井成夫氏が早々と当選を決めると、前知事派の樋口雄一氏らが現職の強みを発揮し次々に当選。公明が県内で唯一擁立した新人の安本美紀氏が盤石な地盤を生かし議席を確保した。土屋直氏は滑り込んだが、県会議長の太田道夫氏は及ばなかった。

 今回の選挙戦では、横内知事派がどこまで議席を伸ばせるかが焦点のひとつ。横内知事から必勝と記した「為書(ためがき)」を約25人が受けていたが、このうち知事選の追い風を生かして12人が当選を果たした。

 選挙区再編で定数が1減された大月市選挙区(同1)は、棚本邦由氏と萩原剛氏の現職と新人が激しい一騎打ちを演じた。今期限りで引退した相馬紀夫県議に支援された棚本氏が「政策で勝負」と訴えて票を集め、横内派を掲げた萩原氏を接戦の末に下した。

 同じく1減された富士吉田市選挙区(同2)は、横内派と前知事派に分かれた現職2人に対し元職と新人が挑戦。前知事派の秋山隆信氏、元富士吉田市長で元職の武川勉氏が現職に割って入り当選した。横内派の渡辺亘人氏は苦杯をなめた。

 今回選挙の特徴でもあった元県職員6人の戦いは、前知事派の高尾堅一県議が引退した西八代郡選挙区(同1)で、横内派を掲げた元県企業局長の新人、丹沢和平氏が元職との一騎打ちを制した。当選は甲府市の安本氏、山梨市の竹越久高氏と計3人にとどまった。

 ベテラン県議が当選回数を重ねた。笛吹市選挙区で自民の前島茂松氏が9期、南巨摩郡選挙区で自民の深沢登志夫氏が8期、甲府市選挙区で臼井、土屋両氏が7期を果たした。

 政党別の当選者は、自民15(立候補18)▽民主3(同3)▽公明1(同1)▽共産1(同3)。無所属(同30)は18人となり、大半が自民、民主系会派に入るとみられる。

(2007/04/09 04:05)

238片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 01:09:17
県議選
「横内与党」が過半数 前知事派も一定勢力 
新人、前回上回る11人 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/chihosen/news/2007/04/09/15.html

 山梨県内の統一地方選前半戦となる県議選(定数三八)は八日、全十六選挙区で投開票され、新県議三十八人が決まった。現在は少数与党の横内正明知事を支持する勢力が伸び、二十一人が当選して「知事与党」はかろうじて過半数を占めた。知事選で山本栄彦前知事を支持し、横内知事に対し、是々非々の立場を取る候補も一定の議席を確保し、伯仲した状況。自民党は公認・推薦の当選が過去最少タイの十五人にとどまったが、同党系無所属を合わせると現有二十四議席を上回る二十七議席を獲得する見込み。民主党は公認三人が現有議席を維持し、新人を含む推薦三人が当選した。公明、共産は一議席となり、それぞれ一減となった。女性議員は最多だった五人から一人減らして四人。二十四年ぶりに全選挙区で選挙戦となり、投票率は前回を1・26ポイント上回る62・81%となった。
  県議選は一月の知事選で現職を破って当選した横内知事を支持する勢力が、どこまで伸長するかが最大の焦点となっていた。立候補者六十三人のうち知事選で横内知事を支持したのは二十六人。このうち十四人が当選し、改選前の九人から伸ばした。
 知事選での山本前知事支持派も十九人が当選したが、うち四人は横内県政支持に「転向」。中立対応だった三人も横内県政を支える姿勢を示していて、最終的に知事与党は過半数ぎりぎりの二十一人となる見通し。
 「平成の大合併」に伴う選挙区再編で、選挙区は十五から十六に増え、定数は四減となった。新議員の内訳は、現職二十四人、元職三人、新人十一人。議席が減った中で、新人は前回、前々回の八人を上回った。
 党派別(公認)では自民が十五人、民主三人、公明、共産各一人、無所属十八人となった。無所属のうち、推薦では民主が三人、社民が二人。連合山梨は推薦した六人全員が当選した。
 自民は公認三人と推薦一人が落選し、前回より七人減。同党系無所属を加えた議席は二十七で、三十議席だった前回に迫る。民主は公認が前回と同じ三人、推薦は無所属現職二人、新人一人が当選した。共産党は選挙区細分化で十分に支持を集められず、旧中巨摩選挙区で十六年間守ってきた議席を失った。
 注目選挙区では、四人超の甲府(定数九)は山本前知事派の樋口雄一氏がトップ当選し、横内知事支持派の新人三氏は及ばなかった。議長の太田道夫氏は落選。今夏の市長選と対決構図が重なる大月(同一)は、市長選転身が有力視される相馬紀夫県議が支援する現職の棚本邦由氏が、西室覚市長が支援する新人の萩原剛氏との一騎打ちをわずか九十六票差で制した。
 最激戦区の南都留(同二)は、山本前知事派で現職の渡辺英機氏と横内知事支持派の新人の白壁賢一氏が議席を分け合い、横内知事を支持した現職の高村権一氏は落選。自民党系現新二氏と民主党現職の三つどもえだった山梨(同二)は、自民党現職の望月清賢氏と民主党現職の竹越久高氏が自民党推薦の新人・奥山弘昌氏に競り勝った。
 新設区で現職不在の中央・中巨摩(同二)は、河西敏郎、鷹野一雄両氏が新人三人による対決を制した。定数が一減となった富士吉田(同二)は元職の武川勉氏が返り咲き、横内知事を推した現職の渡辺亘人氏が涙をのんだ。笛吹(同三)は前島茂松氏が山梨県議選史上最多の九選を果たした。
 県議会は現議員の任期が二十九日に満了となり、三十日から新議員の任期がスタートする。五月の連休明けには臨時議会が開かれ、正副議長など議会構成を決める。

239片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 01:28:13
自民党のベテラン・中堅議員が相次いで落選/神奈川県議選
政治・行政 選挙 2007/04/09
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr164/
 八日に投開票が行われた神奈川県議選で、自民党のベテラン・中堅議員が相次いで落選。県連幹部なども含まれており、今後の県議会・県連運営に深刻な影響を与えそうだ。
 落選した自民党の現職県議は、党県連幹事長代理の古沢時衛氏(中郡)、県議会議運委員長の保阪努氏(横浜市栄区)、県連政調会長代理の矢部房男氏(逗子市・三浦郡)、加藤堯久氏(横浜市都筑区)、安藤博夫氏(大和市)。古沢、保阪、矢部氏は当選四回、加藤、安藤氏は当選三回。

自民5減、民主が2議席差に肉薄/神奈川県議選
政治・行政 選挙 2007/04/09
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr165/

 県議選(定数一〇七)では無投票当選となった八選挙区十三人を除き、百五十九人が九十四議席を争った。自民党は現職五人が落選するなど、五議席減の三十六議席に後退。一方、民主党は公認の新人計十人の初当選などで三十四議席を獲得。自民との差を二議席にまで縮めた。

 自民は候補者を四十七人に絞ったが、一人区で現職が相次いで落選。横浜市栄区で議会運営委員長の現職が民主の元職に、中郡では現職が民主党と神奈川ネット共同推薦の新人に、逗子市・三浦郡の現職が民主推薦の新人にそれぞれ破れた。横浜市都筑区、大和市でも現職が議席を失った。

 前回比約四割増の四十三人を立てた民主は、相模原市で三議席、藤沢市で二議席獲得。横浜市都筑区、厚木市では新人が初当選した。公明党は十二人全員が当選し、一議席増。現有四議席の共産党は十五人を擁立したが、相模原市の一議席だけにとどまった。現有三議席のネットは十一人を立て、厚木市の現職のみ当選。社民は現職と推薦した新人の計二人が当選した。

240片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 01:41:19
県議選 民主が躍進 20議席
自民10議席減、大幅後退 千葉統一地方選
http://www.chibanippo.co.jp/news/seikei/kiji.php?id=seikei07040911120901

 統一地方選前半戦の県議選(定数九五)と千葉市議選(定数五四)は八日、投開票が行われた。県議選では、現状十二議席で第二党の民主党が二十人当選。自由党との合併後、初の県議選で、大きく勢力を伸ばした。公認五十七人を擁立した自民党は現・元県議会議長はじめ公認候補が相次いで落選したほか、都市部でも苦戦。改選前六十議席から五十議席に後退した。ただ、自民会派入りするとみられる無所属当選者もおり、安定多数は確保しそうだ。公明党は七人全員が当選し現有勢力を死守。共産党は市川市で議席を奪還したが、現状維持。社民党、市民ネットは県組織代表がともに落選、社民は議席減。千葉市の納税不正免除事件で有罪判決を受けた花沢氏は県政復帰を果たせなかった。投票率は44・43%で前回より4・19ポイント上回った。

 民主党は、自民党との対決姿勢を前面に打ち出し、四十五選挙区中、二十七選挙区に計三十二人の公認候補を擁立。うち無投票当選を含め計二十人が当選。現有十二議席から一躍党勢を拡大した。

 候補二人を立てた選挙区のうち、船橋市、市原市では各二人が当選したほか、浦安市、鎌ケ谷市、八千代市、野田市で議席を獲得した。

 自民党は、船橋市、浦安市、野田市などで現職の公認候補が相次いで落選。また、旭市、袖ケ浦市では元、現議長の宮内氏、笹生氏が保守系新人に敗れる大波乱も起きた。

 一方、木更津市、成田市、山武郡などで議席を独占したものの、無投票当選を含めた当選者は五十人にとどまり、現有六十議席から大きく後退した。

 ただ、無所属当選者のうち、今後会派入りが見込まれる者も複数いることから、全議案の成否を握る「安定多数」の五十五議席は引き続き確保しそう。

 公明党は強固な支援団体に支えられ、現有七議席を維持。全国一の激戦区と位置づけた千葉市中央区も、県本部代表の吉野氏が五選を果たした。

 共産党は議案提案権を目指して八人を擁立。市川市で議席を奪還したが、浦安市では敗戦。現有四議席にとどまった。

 社民党は県本部代表の村上氏が市川市で落選。同一会派を組む推薦候補も我孫子市で敗れ、議席減。

 市民ネットも市原市では県共同代表の山本氏が議席を失った。
 また、無所属候補は四十七人が立候補、うち十一人が当選した。

 千葉市の納税不正免除事件で有罪判決を受けた千葉市緑区の花沢氏は県政復帰を目指したが、落選。有権者の厳しい審判を受けた。

241片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 08:29:59
川崎市議選 自民戦略ミスの見方も
2007年4月10日 東京N神奈川
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20070410/CK2007041002007476.html

 議会史上、民主が初めて第一会派を奪取した川崎市議選。開票結果を分析すると、前回より得票率を伸ばした自民が議席を二減させた戦略ミスも要因に浮かび上がる。第二勢力となった自民との議席差は一。綾瀬市議から“くら替え”した保守系無所属新人が、議会のキャスチングボートとして浮上するなど、市議会は転換期を迎えたのか。 (飯田克志)

奪取 
 「民主党は勝ったわけではない。負けなかっただけ」。民主の玉井信重・市議団長は今回の結果を冷静に分析する。自民が得票率を前回の26・61%から28・63%に伸ばす中で、民主は現状を維持できた。

 同日選の知事選で大差で再選した松沢成文知事は、市内で根強い支持があり、自民の田中和徳・市連会長は「知事選の影響は否定できない」と分析する。

 ただ、自民が今回、各区で四割の議席獲得を目指したことで、逆に票の奪い合いにつながった戦略ミスを指摘する声もある。四人を擁立した中原、高津両区では得票総数が、三人全員が当選した民主を上回っていた。「候補者を絞っていたら…」と、こぼす自民関係者もいるが、「四人を三人にしても、全員当選したとはいえない」と田中会長は指摘する。

 実際、民主(市民連合・かわさきを含む)の前回の得票率は29・69%で、今回は29・23%だった。得票率では、民主は前回から“第一会派”だった。阿部孝夫市長も九日の定例会見で「自民党支持者にも松沢さんの支持者がいる」と田中会長と同様の見方を示した。

 共産が候補者を絞ったことで二議席増につなげた戦略など、幾つかの要因が絡み合い、自民は得票率を伸ばしながら議席減となったといえそうだ。

マニフェスト 
 議員定数など目標値を盛り込んだ民主のローカルマニフェスト選挙について、玉井団長は「市民にとって政策が理解しやすく作ってよかった。実現に向け、最大限の努力をする」と意気込む。

 だが、マニフェストに盛り込んだ市営地下鉄事業の住民投票の実施について、阿部市長は「はいそうですか、とやるわけにはいかない」と否定的だ。市長が執行権を握る自治体で、第一会派とはいえ民主の議席が過半数にほど遠い現状では、その実現には困難さがつきまとう。四年後には結果が明らかになる。

変化 
 議席増の要因について共産の竹間幸一・市議団長は「税金の無駄遣いを訴えてきた。阿部市政への批判票」と分析する。一方、過去四回の選挙で代表質問などに必要な三議席を死守してきた神奈川ネットワークは二議席となり、代表質問だけでなく、議会運営委員会に委員を送れなくなった。

 昨年末、綾瀬市議を一期途中で辞任し、中原区から出馬、当選した清水勝利氏(36)は連日、駅頭や商店街に立ち、チラシをきめ細かく配布する選挙戦略を展開した。「一つの政策に絞って訴える都市型選挙」(阿部市長ら)と、選挙が様変わりした象徴として、強烈に受け止めている。自民系という清水氏は、第一会派や議長職の行方を左右するキャスチングボートとなりそうだ。

242片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 08:32:04
’07統一地方選 民主躍進 20議席を獲得 自民 公認7人落選
2007年4月9日 東京N千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070409/CK2007040902007245.html

 統一地方選前半戦の県議選(定数九五)と千葉市議選(定数五四)は八日投票が行われ、即日開票された。県議選は四十五選挙区に百五十八人が立候補、無投票で当選が決まった六選挙区の十四人を除く三十九選挙区、八十一議席を百四十四人で争った結果、自民は公認五十七人中、当選は五十人にとどまった。保守系無所属で会派入りを見込める新人を合わせても改選前の六十議席を割り込む見通し。民主は改選前議席の十二から二十へ伸ばし躍進した。投票率は県議選44・43%(前回40・24%)、千葉市議選48・37%(同45・12%)だった。 (統一地方選取材班)

 県議選は、定数を九八から九五、選挙区を四十七から四十五に、それぞれ減らす条例改正後、初めての選挙となった。

 無投票は松戸市など六選挙区十四議席で、自民七人、民主四人、公明二人、共産一人が当選を決めていた。無投票を含む当選者の内訳は自民五十人、民主二十人、公明七人、共産四人、社民一人、市民ネット二人、無所属十一人。改選前議席が過半数をはるかに超える自民に対し、わずか五分の一だった民主が、どこまで議席数を増やせるかが焦点となっていた。

 自民は現職の議長、議長経験者が無所属新人候補に敗れるなど一部選挙区で苦戦。しかし、依然として過半数を確保、保守系の無所属新人の合流で、県政への影響力に大きな変化はなさそうだ。

 民主は、前回を二十一人上回る三十二人を擁立した。都市部を中心に新人が着実に当選を決め、改選前議席を八議席上回った。公明は公認全員が当選し、現状維持の七議席を確保。共産は市川市で新人が議席を奪取したが、浦安市で議席を失い、現有四議席のまま。社民は現職が落選、一議席となった。市民ネットも現職が落選したが、千葉市緑区で新人が当選し、現有の二議席を守った。

243片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 08:35:35
地殻変動 07統一選前半戦を振り返って 自民 脱・派閥への動きに弾み 東京N千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070410/CK2007041002007473.html

 「選挙っちゅうのは分からないよ。議長といっても選挙になれば単なる一候補。肩書は関係ない。絶対に負けないと思ったが…」

 まさかの県議会議長の落選。自民党で五期務めた笹生定夫氏(66)=袖ケ浦市選挙区=は悔しさをかみ殺し、落胆する支持者らの肩をたたきながら、これまでの支援に礼を言った。

 これより先、県北東部の県議選旭市選挙区でも自民の五期議員で元議長の宮内三朗氏(69)の落選が伝えられていた。

 いずれも自民系の無所属新人候補と一騎打ちの末、敗れた。県内で繰り広げられる「同根」のベテランと新人の争いに、金子和夫県連幹事長は「まるで党内選挙だ」と漏らした。

 千葉市の税不正免除事件で有罪判決を受け、議員辞職した元自民の花沢三郎氏(71)。控訴審の被告人質問で政界引退を表明したが、「そんなことは言っていない」と、県議選千葉市緑区選挙区で返り咲きを狙った。しかし、四年前に獲得した約二万四千五百票には遠く及ばない約六千四百票で落選した。

 県議会で圧倒的多数を誇った自民の中でも、花沢氏率いる京葉政経研究会は最大派閥として強大な影響力を誇示した。花沢、笹生、宮内の重鎮三氏に加え、五期務めた堀江秀夫氏(63)が引退、香取市選挙区では中堅の篠塚年明氏(51)も落選し、派閥の存続すら危うい状況に追い込まれた。

 同研究会と対峙(たいじ)する千葉政経懇話会を束ねる石井準一氏(49)が参院選出馬のため引退、さらにキャスチングボートを握ってきた槙友会の飯島重雄氏(75)も高齢を理由に引退した。

 自民関係者は「もう派閥なんて言っている時代ではない。派閥活動で県内の自民は十年遅れてしまった」と指摘する。今回の改選を機に脱派閥に向けた動きに弾みがつきそうだ。

 県議選で自民は現有六十議席に対し、五十七人を公認、当選は五十人にとどまった。しかし、無所属の当選者十一人中、九人までは自民系とみられ、これらの会派入りで現有議席に近づく。定数が削減されたことを考慮すれば、自民にとって「勝ち」に等しい。

 金子幹事長は、九日の会見で「所期の目標だった五十六議席には達すると思う。予定通り」と勝利宣言した。

 堂本暁子知事の県政に対し、引き続き野党の立場は崩さない方針だが、河上茂県連幹事長代理は「これまで自民が本当に反対したのは男女共同参画条例のみ。県民が困るような反対はできない」と話す。

 提出議案で自民と直接折衝する県の幹部は、今回、当選した新人に自治体の元首長が多いことに注目、「内部の事情に精通し、どこに何を聞けばいいのか分かっている」と手ごわい相手になることを予期している。

 さらに「民主の躍進は旧態依然としたものに対する県民の答え。議会そのものも変わっていくのでは」と話す。

 統一地方選前半戦の県議選と千葉市議選は八日投開票され、新議員が決まった。ともに最大会派の自民と対する民主の動向、会派内に働く力学の変化などについて探った。

244片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 09:38:46
「一つの時代終わった」新人32人、世代交代進む
県議選開票結果 讀賣埼玉

 8日投開票の県議選は、自民が50議席を獲得して単独過半数を維持し、民主が20議席を占める躍進を果たす一方で、定数(95)の3分の1を超える32人の新人議員が誕生し、世代交代が一気に進んだ。

 自民は、推薦・無所属候補の会派入りにより、改選前の60議席に迫る見通しとなっている。過去最多の60議席を獲得し、無所属を加えた会派議席が70を超えた4年前と比べると後退の感は否めない。しかし、昨年10月に選挙区の区割り案を作成した段階で、議席減と民主の勢力拡大を覚悟していたこともあり、党関係者に敗北感はない。

 今回の区割りでは、市町村合併や「1票の格差」解消に配慮し、人口が少ないにもかかわらず1選挙区を構成している特例区を廃止。その上で47選挙区を45選挙区に減らして定数も3減としたが、自民現職は匝瑳市や旭市など再編に絡んだ4選挙区と定数1減となった長生郡と南房総市・安房郡で落選または引退・転出し、割を食う形になった。

 これに対し、民主は千葉市緑区と八千代市、四街道市という定数1増となった3選挙区で計2議席を獲得する恩恵にあずかった。

 今回の県議選結果の際立った特徴と言えそうなのは世代交代。2月定例会を最後に15人が引退し、参院・市長選に4人が転出したが、6選を目指した現職議長の笹生定夫氏(袖ケ浦市)や元議長の宮内三朗氏(旭市)ら自民のベテラン議員のほか、社民党県連代表の村上克子氏(市川市)、市民ネット千葉県の山本友子共同代表(市原市)も敗れた。

 さらに、千葉市の税不正免除事件で背任罪の有罪判決が確定した花沢三郎元県議(千葉市緑区)も返り咲きはならなかった。

 一方で、初当選したのは自民の2割(10人)、民主の5割(10人)、公明の4割(3人)を占め、各党県幹部は選挙戦の結果に「一つの時代が終わり、新たな時代が始まった」と口をそろえている。

(2007年4月10日 読売新聞)

245片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 09:39:29
民主ホップ8増
自民支配へ有権者反発 讀賣千葉

 選挙戦が終盤を迎えた今月4日夕のJR船橋駅前。冷たい雨が降りしきる中、民主の野田佳彦・県連選対委員長は「一滴一滴の雨粒は小さいが、大河となって2人の下に結集し、自民党に鉄槌(てっつい)を下そうではありませんか」と、家路を急ぐ会社員や買い物客に呼び掛けた。党の鳩山幹事長も応援に駆け付け、船橋市選挙区の候補者である田中明・県連幹事長は「7人のうち4人を自民が占める船橋は県議会の縮図。民主の2人が当選しないと何の意味もない」と熱弁をふるった。

 4日後の投開票で民主は、同市で自民現職を追いやり前回選で果たせなかった2議席を確保。市原市でも2議席を獲得し、野田市では自民党のベテラン県議をはじき出して25歳の新人、礒部裕和さんが初当選した。礒部さんは当選を決めた際、「一番厳しい立場にあると思っていた。当選できたのも皆さんのおかげです」とほおを紅潮させて語った。

 民主の勝因の一つが、県議会の6割以上を自民が占めるという「一党支配」への反発だったことは疑いようがない。県議選の大勢が決した9日未明、野田選対委員長は「自民の独り勝ちではいけないという励ましの票が出た。候補者を増やし、じわじわとしたマグマの胎動をつかめたのではないか」と分析した。

 今回の選挙で民主は、市川市や船橋市など無党派層が多いとされる都市部で複数候補を擁立、候補者らは互いに競い合うことで票を伸ばした。また、習志野市、鎌ヶ谷市などでは市議としての地盤を持つ若手が議席を奪取した。我孫子市で連合千葉の組織内候補を破るなど、「労組頼み」の選挙区も減らしつつある。

 だが、支持基盤の拡充という課題が完全に達成されたわけではない。長浜博行県連代表は「地域組織の整備ができたから勝ったのではなく、組織づくりをしろよと4年間のチャンスをもらっただけ」と冷静に分析。有権者のバランス感覚に訴えることには成功したが、基礎体力ではまだ自民に劣るというわけだ。

 実際、民主が議席を獲得した地域は京葉、東葛地域に偏る。無党派層が少ないとみられる地域だけでなく、千葉市中央区や印西市、白井市など都市部の一部でも議席確保には至らず、全県選挙の参院選に不安は残る。積極的に候補者を擁立したことで、社民との関係にしこりを残す可能性もある。

 また、連合千葉の黒河悟会長が「議会内で存在感を示せば評価も高まるが、できなければ勢力は保てない」と指摘するように、今後は政策的な力量が問われてくることになる。

 ホップ・ステップ・ジャンプ――。統一地方選と今夏の参院選、さらに次期衆院選を、政権交代への“三段跳び”になぞらえていた民主。県議選で20人、千葉市議選では9人の公認候補の当選を果たして「ホップ」には成功したが、「ステップ」でさらに勢いをつけられるかどうかは、当選議員の仕事ぶりと今後の戦略にかかっている。

    ◇

 県議選の結果を検証し、夏の参院選に向けた各党の課題を探る。

(2007年4月10日 読売新聞)

246片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 09:42:22
政令市議選 分析
民主躍進 川崎で第一党に 讀賣神奈川

 横浜、川崎市議選でも、前回より民主が大幅に議席を増やし、自民が減らした。

 横浜は全区で「自民対民主」となり、改選前に比べ民主が3伸ばし28、自民は1減らし30。民主がこれまで通りヨコハマ会と組めば最大会派となるが、政策には隔たりがあり、流動的だ。

 民主は前回より8人多い33人を立て、17区で議席を確保した。3人を立てた港北、戸塚区で全員当選。得票率でも自民に迫った。民主県連の松本敏幹事長は「安倍政権に対する批判や格差社会の是正などの訴えが受け入れられた」と話す。

 自民は新人6人が当選したが、旭、緑区で現職が落選するなど後退。自民市連の藤代耕一幹事長は「厳しい選挙だった。知事選の影響も少しあった」と振り返った。


 川崎は民主18で、17の自民を抜き第1党に躍り出た。重点施策を記した川崎版「マニフェスト」を配布した。玉井信重・市議団長は「現有議席を維持しただけだが、第1党として責任が重くなった」と語った。

 2減らした自民は「候補の乱立で共倒れになった」とショックと内部批判が渦巻いた。全定数の4割の候補を立てる戦略が裏目に出て、重点区の中原、多摩で計3人が落選。鏑木茂哉・市議団長は「各区で候補者を手厚く擁立したのが裏目に出た」と肩を落とした。

(2007年4月10日 読売新聞)

247片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 09:42:49
県議選 分析
知事選が民主の風に 讀賣神奈川

 県議107人の顔ぶれが決まった。民主が躍進し、自民が大きく後退。自民、民主の勢力が拮抗(きっこう)する。40歳代以下が約44%と、前回に比べて5ポイントほど増え、若返りも進んだ。女性は過去最多の11人。

◆最大会派は

 自民36、民主34で、自民が第1党に踏みとどまったが、民主は推薦などを合わせると38。新人の会派入りなどで40を超え、最大会派のチャンスがある。

 自民は、12人全員当選の公明、9人の保守系の県政・県民とこれまでのように組めば、過半数を維持できる。しかし、保守系議員の一部は松沢知事の支援を受けており、自民が野党のままであれば、流動的な面も出てくる。

 自民の新堀典彦県議は「知事選の影響で県議選もやられた。競った選挙区で、民主の風が吹いた。第1党をずり落ちてしまう」と危機感をあらわにした。

◆大物とりこぼし

 党派別の得票率は、自民は前回の34・6%から30・9%に後退し、民主は19・7%から28・6%と躍進した。「自民対民主」の直接対決は、1人区で自民公認に民主の公認、推薦候補が挑んだ5選挙区で、民主が4勝1敗。民主県連の浅尾慶一郎代表は「1人区でベテランの自民現職に勝てるようになった」と喜んだ。

 自民は大物が取りこぼし、大きな痛手となった。中郡選挙区で、自民県連の古沢時衛幹事長代理の5選を、民主と神奈川ネットが推薦する新人の村田邦子さん(49)が阻んだ。村田さんは「反自民として戦う」と出馬し、松沢知事も応援に駆けつけた。接戦を制し、「自民や多選への批判票が集まった結果」と語った。自民は「痛恨の極み」(河野太郎・自民県連会長)で、県議選を象徴する戦いとなった。

◆戦略明暗

 候補者の調整失敗も、敗北の要因。相模原市選挙区で定数9に12人が立候補したが、自民5人のうち当選は2人で、3候補が全員当選した民主と明暗を分けた。得票数は自民が民主を上回っており、戦略ミスは明らかだった。

(2007年4月10日 読売新聞)

248片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 10:05:23
参院選 自民、準備を加速 民主、全員当選で弾み 讀賣山梨

 自民党は、分裂状態で戦った県議選が終わったことで、参院選対策で先行している民主党への追い上げに力を入れるものとみられる。

 知事選のしこりによる分裂の影響で、街頭演説などの応援に加わらなかった自民公認候補の入倉要氏(41)は、当選者が決まった8日夜から自民系当選者の陣営をはしごして、祝福した。自民党県議の中からは既に「横内知事のためには無理だが、参院選のためという大義があればまとまれる」と会派の一本化を容認する声もあり、入倉氏には追い風になりそうだ。ただ、当選者のなかには「(入倉氏と)まだ会ったばかり。知らない人の応援はできない」との指摘もあり、全県で協力を得られるかは不透明だ。

 民主は、公認・推薦の全員当選を「夏の参院選への弾みとなった」(樋口雄一・県連幹事長)と総括する。参院選に民主公認で出馬する米長晴信氏(41)は県議選で民主系候補の応援に奔走。米長氏は入倉氏に対し、「付け入る隙ができた」として、無所属県議や落選者にも協力を求め、支持者を広げていく考えだ。

 参院選には、このほか共産党県常任委員の花田仁氏(46)が出馬を表明。花田氏は、県議選の期間中は政党カーで甲府、南アルプス両市を中心に回り、県議選の応援に専念した。結果として1議席を失ったものの、大票田の甲府市で票が伸びた点を「県民の期待が高まっていることを感じる」と評価し、「参院選でも本当の野党は共産党だけと訴えて、さらに期待に応えたい」と意気込みを語った。

(2007年4月10日 読売新聞)

249片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:54:16
’07統一選:県議選 変化求めた有権者 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070410ddlk12010228000c.html

 統一地方選前半戦の県議選は、自民が過半数を辛うじて守るレベルまで議席を減らし、民主は改選前の約1・7倍に増やす結果となった。有権者の声から、今回の選挙で、どのような意識の変化があったのかを探ってみた。

 ■バランス重視

 船橋市本町1の男性会社員(26)は「今まで自民に投票することが多かったが、今回は県議会のバランスを取る意味で別の政党の候補に投票した」と語る。今回の県議選の位置づけでは「参院選の前哨戦。政治の力で格差是正などの問題に対処してほしい」と話した。

 県議会は、多くの議席を占めてきた自民の“一党支配”とも言える状況が長らく続いてきた。今回は、象徴的な存在だったベテラン議員の引退が相次ぎ、非自民勢力にとっては好機となった面がある。民主が多数候補を擁立し、受け皿を増やしたことから、議会のバランスを重視する有権者が敏感に反応した可能性がある。

 成田市の自営業の女性(66)は「若い人に期待する。高齢者は今、年金しかないが、それだけでは生活していけない」と現状を指摘。「福祉、医療を重点的にやってほしい。子供たちのために教育にも取り組んでほしい」と経験より若い行動力に期待を寄せた。同市の男性会社員(50)も「政治の閉塞(へいそく)感を改善して、サラリーマンの生活を向上してほしい」と話し、有権者が変化を求めたこともうかがえる。

 ■身近な問題も

 一方、習志野市の無職女性(80)は「地元でよく活動してくれる人に投票した。選挙の時だけ口でいろいろなことを言うのは簡単だが、実際に行動することは難しい」。さらに「身近なところで地元の有権者のために働いてくれる政治家が一番いい」と指摘する。千葉市中央区の女性(65)も「家が住宅密集地にある。2年前に近所で火災があった際、救急車が入れず大変だった。この問題に熱心に取り組んでくれそうな人に投票した」と話しており、身近な問題を重視する傾向も根強かった。【袴田貴行、三浦博之】

毎日新聞 2007年4月10日

250片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:55:19
’07統一選:県議選検証/上 自民王国、衰退の予感 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070410ddlk12010233000c.html

 統一地方選前半戦の県議選が8日、投開票された。これまで圧倒的な勢力を誇ってきた自民党は、過半数を維持したが、議長経験者など大物が相次いで落選。県政界の実力者ながら、税不正免除事件で有罪判決を受けた元自民で無所属の花沢三郎氏(71)の返り咲きもならなかった。落選した元議長らは県議会自民党の最大派閥のリーダーで、「花沢氏の直系」ともいえる存在だったが、いずれも有権者の厳しい審判が下された。【統一地方選取材班】

 ◇おごり、油断…

 改選前に議長だった笹生定夫氏(66)=袖ケ浦市=や元議長の宮内三朗氏(69)=旭市=らが新顔に敗れた。

 笹生、宮内両氏の苦戦は、地元や県政関係者の間で、選挙前からささやかれていた。両氏とも、長年にわたり築いてきた組織の力を生かし選挙戦を展開するはずだったが、多選の弊害など、実際には市議などが動かず、かつての支持層も見放すなど組織が機能していなかった。

 そこに、同じく保守系の対抗馬として、笹生氏には地元市議らの支持を取り付けた元市議会議長の江野沢吉克氏(57)が。宮内氏には、党最高顧問で県議を引退した飯島重雄氏が後継者として推す大松重和氏(48)が立候補。両氏とも批判票の上乗せも大きく、多くの票を獲得した。

 投開票後、笹生氏を支持してきた袖ケ浦市議は「議長になって、本人も後援会も油断があった」と指摘する。宮内氏に対しても、旭市議は「(無投票3期の)5期20年という長期間の活動が、有権者の目には、市民から離れた所での政治力にしか見えなかったのかもしれない」と語り、「市民とのつながりや日常の行動も大事にしないと」と選挙戦を分析した。

 1月に行われた花沢氏の事務所開きには、笹生、宮内両氏とも出席し、約300人の前で演説。笹生氏は花沢氏を「大先輩で、尊敬する兄貴分」として「不幸な事件の中で2年浪人したが、その間議会は非常に迷走している。(花沢氏が)いればこんなことはなかった」と語った。宮内氏も「千葉県の本当の政治家。政治センスは先生を置いて他にいない」と演説した。

 しかし、2人とも税不正免除事件で有罪判決を受けた花沢氏の立候補に批判的な有権者の審判を、もろに受けた結果となった。投開票日翌日の9日、県連本部で会見した金子和夫幹事長は「保守系同士の戦いは、本人の選挙運動と、日ごろの素行で当落が決まる」と語った。自民党県連は、自らも引退した金子氏の次の幹事長を選ぶのが急務だが、議長経験者が歴代就任してきた県連の要のポストを、大物議員が相次いで落選した今、選考に曲折が予想される。

 一方、花沢氏の税不正免除事件の舞台になった千葉市の幹部は選挙前、「(焦点は)市議選よりも県議選で花沢氏が復活するかどうか」と話した。千葉市政にも強い影響力のあった花沢氏だけに、その動向が最大の関心事と言えた。花沢氏の遊説隊長を務めた男性は、選挙後、「(花沢氏を選ばず)地元の人はみんな後悔するよ」と述べたが、公明党が他の保守系候補を推すなか、県政界の“ドン”の再起はならなかった。

毎日新聞 2007年4月10日

251片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:55:46
’07統一選:千葉市議選 投票率48.37% /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070410ddlk12010237000c.html

 8日投開票された千葉市議選の投票率は48・37%で、過去最低だった前回(03年)の同市議選から3・25ポイント上昇した。各区別には中央区49・79%▽花見川区46%▽稲毛区48・46%▽若葉区46・45%▽緑区50・97%▽美浜区49・48%。【神足俊輔】

毎日新聞 2007年4月10日

252片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:59:01
’07統一選・かながわ:民主増に“激震”走る 県議会、無所属の動向焦点 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070410ddlk14010364000c.html

 8日の統一選で民主が大きく躍進した県議会、横浜・川崎両市議会に早くも“激震”が走った。川崎市議会のみならず、県議会と横浜市議会でも民主が最大会派を形成する可能性が浮上。自民36対民主34と拮抗(きっこう)した県議会(定数107)は、無所属議員22人の動向が注目される。民主自民、民主の多数派工作が始まった。【足立旬子、鈴木一生、山衛守剛】

 「大勝利。特に1人区で勝ち越せたことは大きい。できれば第1会派の座を狙いたい」

 開票から一夜明け、民主県連代表の浅尾慶一郎代表は県庁での記者会見でそう語り、無所属議員に民主会派へ入るよう働きかけを強めることを明らかにした。

 一方の自民。現職5人が落選し、改選前から5議席減らした。特に横浜市栄区と中郡では、党や議会の要職を務めた大物が落選。県連幹部は「予想以上の負け方。厳しい」と話す。あるベテラン議員は「松沢知事と連動した民主候補に票を奪われた。自民党が県政史上初の第2会派に転落する可能性がある」と危機感を募らせた。

 毎日新聞の取材に対して無所属当選者のうち、8人が松沢知事支持、13人が不支持、1人が態度未定と答えた。会派別では自民に2人、民主に3人が入る方向と答えたが、態度を決めていない人もいる。自民から働きかけを受けたある当選者は「お誘いは光栄だが、選挙でお世話になった方々と相談しなければ決められない」と話す。2期目の松沢県政と対峙(たいじ)する新しい議会の勢力図は流動的だ。

 ◇市長派と合わせ最大−−横浜市議会

 自民が1議席減の30議席にとどまったのに対し、民主は3議席増の28議席に伸ばした。中田宏市長の改革を支持する「ヨコハマから日本を変える会」(4議席)と、改選前と同様に統一会派を組めば、自民を抜いて初めて最大会派となる。

 自民のベテラン市議は「ネットワーク横浜と共産党が減らした票が流れてしまった」と振り返る。ネット横浜は石上恵子代表が落選して4議席となり、議会運営委員会などに出席できる「交渉団体」(5議席以上)の資格を失った。共産は1議席減の5議席となった。

 中田市長は報道陣に「(市議選の結果は)そんなに大きな変化とは思わない。微増微減」と述べた。

253片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:59:34
 ◇地下鉄計画、住民投票を−−川崎市議会

 初めて第1党になった民主・市民連合川崎市議団の玉井重信団長は9日、毎日新聞の取材に「地下鉄建設は(市民に)賛否がある。住民投票条例をつくり、幅広く発議できる場で合意形成すべきだ」と述べた。一方、阿部孝夫市長は会見で「住民投票をする時期は既に過ぎた」と発言。今後、地下鉄計画の是非を巡って市長と第1党が対立する場面もありそうだ。

 民主が選挙戦で掲げたローカルマニフェストには、同市が進める川崎縦貫高速鉄道(市営地下鉄)の計画に関して住民投票をすることが盛り込まれた。玉井団長は「(計画が)事業として成立するか、まだ分からない」と話した。

 阿部市長は「実際に(国土交通省の)許可を取って事業を展開する段階。民主党が住民投票にかけると主張しても『はい、やります』とは言えない」と否定した。

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 ■解説

 ◇参院選にも影響? 2大政党制、地方浸透の予兆

 県議選、横浜市議選で民主が議席を増やした。川崎市議選でも自民が議席を減らし、民主が第1党に躍り出た。地方議会での議席数が乏しく足腰の弱かった民主がようやく地方で礎を築き出した感があり、名ばかりだった自民、民主の2大政党制が地方レベルまで浸透しつつあることを示す結果となった。今夏の参院選にも、少なからぬ影響を与えるとみられる。

 05年夏の総選挙後、民主にこれといったポイントはなかった。自民は閣僚の失言、不透明な事務所処理費問題があったとはいえ、政権がひっくり返るほどの失点ではなく、“懲らしめ票”が民主に流れたともいえない。県内だけの情勢を見れば、勝敗の要因は、民主が総選挙で軒並み議席を失った反省から支持組織の連合が強力に動き、一方の自民は知事選と議員選が全く連動しなかったことに尽きる。

 争点が乏しい中、都市型選挙とはいえまだ地縁血縁と個人後援会の組織力が有効に働く地方選で、なぜ伸びる要素のない民主が躍進したのか−−。自民が圧勝して独り勝ちした総選挙の揺り戻しという要素もあったとみられる。

 バブル経済崩壊後の90年代初めから、景気低迷による停滞感、閉塞(へいそく)感が依然として続いている。少子高齢化を迎えた中で年金、医療など社会保障制度のほころびが大きな関心事となっている。改革を掲げた小泉前首相の強力なリーダーシップに、現状打破の期待感が高まった。その頂点が「郵政民営化」を争点にした05年総選挙での自民の大勝だった。

 だが、安倍政権になって改革路線は後退した感があり、失言閣僚を切れないリーダーシップ不足を露呈した。内閣支持率の低迷は期待感の薄れを投影する。こうした国民の受け止め方、有権者の思いが、8日の投票行動に色濃くにじみ出たのではないか。【高橋和夫】

毎日新聞 2007年4月10日

254片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 16:01:58
’07山梨選挙:県議会の勢力図、記者が予測 自民2会派、動向カギ /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070410ddlk19010420000c.html

 ◇“横内派”9人→17人に

 8日投開票された県議選(定数38)で、横内正明知事の支持を表明していた新人7人を含む計17人が当選、改選前の9議席から躍進した。少数与党の“横内派”は過半数確保を目指しており、一夜明けた9日、甲府市内で会合を開き、改めて横内県政を支えることを確認した。自民系無所属議員の動向など今後の県議会の会派構成協議が注目される。各陣営を取材した記者が、選挙戦を振り返るとともに、県議会勢力図の展望を占った。【統一地方選取材班】

 ◇無所属議員の判断もポイント

 記者A 横内派は過半数には届かなかった。これをどう見る?

 記者B 9議席から倍増近くなった一方で、知事選で山本栄彦前知事を推した“山本派”と競り合いの上、敗れた現職や新人もいるなど、「知事選で横内知事が圧勝した風が吹ききらなかった」との感もある。

 記者C 山本派の県議会会派「自民党政和会」代表、前島茂松氏は「『風』を求めて出た人はにわか作りの選挙だった」と評した。

 記者A それでも過半数まであとわずか。今後の会派構成では、すでに一部から、夏の参院選に向け「政和会」と横内派会派「自由民主党」の一本化を予想する声も出ている。両派の対応がポイントになる。

 記者B 横内派の中心である自由民主党は9日、早速の会合を持ったが、「政和会の出方を待つ」との結論にとどまった。「自由民主党会派に入りたい複数の政和会側の県議がおり、それで過半数を達成できる」と考えている。

 記者C 政和会には「一本化が必要」との意見がある一方、横内知事が対抗馬の横内派を公然と支援し、不満を持っている当選者もいる。

 記者B 告示後に横内支持を明言した政和会の望月清賢氏は「参院選勝利を目指し統一会派を組むことになると思う」との見解だ。これに対し秋山隆信氏は「会派はいろいろあってもいいのではないか」との考えで、一本化に気持ちは傾いていない。

 記者A 無所属で当選した県議も党費を払い党籍を持てば自民党県議になる。横内支持を明言して当選した新人7人と元職2人は自民入りし、自由民主党会派に入る可能性が高い。この9人と望月氏を「自由民主党」から当選した7人に加えたのが17人。

 記者C 無所属の武川勉氏は「両会派ともつながりがあるが、横内知事とは古くからの知り合い」と話し、協力姿勢を示した。

 記者A なるほど。武川氏が自由民主党会派入りして政和会から2人動いたとすれば、1人が採決から除かれる議長に選ばれても過半数になる20に届くわけだ。

 記者B 政和会のベテラン、土屋直氏は一両日中に会派で会合を持ちたいとしている。

 ◇民主は勢力拡大、野党色を鮮明に

 記者A 民主は議席3を守り、推薦した3人も全員当選した。

 記者D 無所属の岡伸氏も含めて民主系会派「フォーラム政新」は改選前の6人から7人になることは確実。勢力拡大で2月議会で示した野党色を強めていくことが予想される。

 ◇選挙区再編で共産、公明不利に

 記者A 公明は改選前より1減、共産も事実上1減となった。両党の勢力が弱まったのだろうか。

 記者D 共産は1月の知事選転身のため1人が辞職した。公明、共産とも前回の知事選では有権者の多い甲府市選挙区と中巨摩郡選挙区(定数8)で1議席ずつ得ていた。合併に伴う選挙区再編で、中巨摩郡選挙区は三つに分割され両党に不利に働いた。「党の退潮」とは言えないだろう。

毎日新聞 2007年4月10日

255片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:44:54
民主が軸の運営か/川崎市議会
政治・行政 選挙 2007/04/10
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr190/

 川崎市議選は、改選前の十八議席を守った民主が、二議席減らして十七議席となった自民に代わり第一党の座を初めて獲得した。公明は十四議席を維持したが、自公(三十一)で定数(六三)の過半数に達しなかった。

 無所属新人の動向にもよるが、今後の議会運営や人事は民主が軸となりなりそうだ。

 共産は二議席増の十議席と復調。神奈川ネットワーク運動は一議席減の二議席で交渉会派から外れる見通しとなった。無所属は一議席増の二議席となっている。

 地域政党「市民連合かわさき」が合流して初の選挙となった民主は、川崎、麻生区で新人が敗れて議席を減らしたが、幸、高津、宮前区で新人計四人が当選。党派別の総得票数でも自民を約三千票上回る十四万七千票近くを獲得した。

 自民は積極的な新人擁立が実らず、改選前議席の十九を下回った。ベテランを含む現職二人が議席を落とし、四人を立てた高津では新人二人が落選。宮前区でも新人が議席を守れなかった。

 公明は固い支持基盤をまとめ現職全員が当選。前回大幅に減らしていた共産は、川崎、多摩区で元職二人が返り咲きを果たしたほか、麻生区で議席を得た。

 ネットは幸区で現職が落選。宮前、麻生の二議席にとどまった。無所属は高津区の現職と中原区の新人が当選した。

256片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:46:33
多数派工作活発に/県議会
政治・行政 選挙 2007/04/10 神奈川
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr189/

 県議選は自民党が惨敗、民主党が躍進した。民主は自民に二議席差に詰め寄った。民主会派所属の現職二人が当選しているため、実質は三十六議席で並んでいる。国政と同様に二大政党制の流れが顕著となり、第一党の座を懸けた水面下の多数派工作が活発化するとみられている。

 現有四十一議席の確保を目指した自民は、議運委員長、県連幹事長代理など県政運営のキーパーソンらベテラン現職五人が落選した。ただ、無所属当選組の少なくとも二人が会派入りの意向を示しており、三十八議席は確保できる見通し。

 民主は、自民の牙城だった一人区の中郡と逗子市・三浦郡で推薦の新人(中郡は神奈川ネットと共同推薦)が一騎打ちを制し、横浜市栄区の元職が自民現職を負かした。現職二十三人全員が当選。無所属組では一人が会派入りの意向で三十七議席は確保の見込み。

 公明は危なげなく十二人全員が当選し、一議席増。保守系無所属の県政・県民は茅ケ崎、海老名市で現職が落選し、九人に減った。

 少数会派には厳しい結果となった。社民は現職一人が議席を死守。無所属で出馬した市民の党の現職二人も当選したが、共産(現有四議席)と神奈川ネット(現有三議席)は一議席に後退。今回初挑戦のネット横浜は三人とも議席に届かなかった。

257片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:47:11
第一党の行方注目/横浜市会
政治・行政 選挙 2007/04/10 神奈川
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr191/

 横浜市議選の結果をめぐっては、市会(定数九二)の「第一党」の行方に注目が集まる。早くも水面下での駆け引きが始まった。次期市会議長など議会ポストの行方にもつながるからだ。

 自民党の当選者三十人(一減)に対し、民主党は二十八人(三増)。現在、民主党ヨコハマ会として統一会派を組む「ヨコハマから日本を変える会」の四人(一増)を加えると三十二人となり逆転する計算だ。

 しかし、同会は昨年末の副市長人事採決での「造反」をめぐる処分で内部対立が表面化した影響もくすぶる。改選後に再び会派を組むのかは流動的だ。「会派内で決まったことに従う約束をしないのならばともに行動できない」と語る民主党市議もいる。

 一方、自民は公明(十六人)と連携しても過半数に一議席足りない。第一党を死守するため、無所属で当選した大桑正貴氏(栄区)や太田正孝氏(磯子区)らに会派入りを持ちかける可能性も取りざたされている。

 自民、民主とも単独では過半数には達せず、キャスチングボートを握る公明の対応が鍵となりそう。共産党はベテランの荒木由美子氏(南区)が議席を失うなど一減の五議席にとどまり、立て直しが急務だ。

 ネットワーク横浜は代表の石上恵子氏(港南区)が落選するなど二減の四議席。市会運営委員会に委員を出せる交渉会派(五議席)に一議席足りない。かつて、たもとを分かった神奈川ネットワーク運動は共同代表の若林智子氏(青葉区)が唯一の議席を守った。分裂のしこりを超え、神奈川ネットと統一会派を組み、交渉会派入りすることも選択肢となりそうだ。

258片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:57:16
自民 「県政野党」を堅持
安定多数の維持確実 ちば県議選 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/seikei/kiji.php?id=seikei07041011591101

 統一地方選の前半戦として八日投開票が行われた県議選。公認候補が相次ぎ落選し、改選前の六十議席から大きく後退した自民党だが、会派に合流する無所属当選者が少なくとも五人はいるとみられ、県議会の「安定多数」を維持することは確実な情勢だ。ベテラン議員の引退と落選で急速に世代交代が進む中、今後は党県連の次期執行部体制が注目される。党幹部は「県政野党」を堅持しつつ、最大勢力としての責任政党をアピールした。一方、二十議席の大台に乗せ躍進した民主党は推薦候補を含め計二十一人に伸長する。堂本県政の後押しを宣言するとともに、対自民をにらみ緊張感ある県議会を目指す。

 県議選で、公認五十七を擁立した自民党は五十人が当選。改選前の六十議席から大きく後退したが、一方で香取郡の現職遠藤澄夫氏、南房総市・安房郡で新人の木下敬二氏の両推薦候補が勝った。

 また、他の無所属当選者のうち少なくとも三人程度は近く自民党会派に入るとみられ、議会で全常任委員会の過半数を占める「安定多数」の五十五はクリアすることが確実視される。

 一方で、ともに当選五回の宮内三朗元議長、笹生定夫現議長が保守系新人に敗れたほか、ベテラン組が大量に引退。党内の世代交代が一層加速することは必至だ。

 自身も引退する金子和夫幹事長は九日会見し、「経験豊かな人がいなくなるのは党にとって損失だが、走り出せば何とかなる」と挙党体制を強調。任期満了の二十九日までに役員会を開き次期執行部の体制について協議する。

 また、「県政野党」のスタンスについて河上茂幹事長代理は「野党であることには変わらない」とする一方、「県民が困ることはやらない」と述べ、今後も責任政党として「是々非々」で臨む考えを示した。

 公認二十人が当選した民主党は、君津市で初当選した石井宏子氏の会派入りが確実。現有十二人から二十一人に党勢を拡大する。

 九日会見した田中明幹事長は候補を二人ずつ立てた船橋市、市原市など四選挙区を挙げ「党内でライバル意識を燃やした成果」と躍進の原動力と位置づけた。

 今後の県議会については「質問回数が増えるし、自民党との論戦が比較になるのでは」と述べ、議員増に伴い、自民党との緊張感のある県政に期待を示した。

 公明党は現有七議席を死守する一方で、自民党と選挙協力を展開。参院選比例代表とのバーターを狙い、十九人の自民党候補を推薦したが、他の候補の不満も出ており、しこりが懸念される。

 議席倍増へ八人を擁立した共産党だが、浦安市で現職の小松敦氏が落選。議席奪還をかけた市川市と柏市は一勝一敗。浮揚幸裕委員長は「街頭では相当な期待感があったが、得票に結び付けられなかった」と述べ、参院選の課題とした。

 市民ネットは、県共同代表の山本友子氏が市原市で議席を失ったものの、千葉市緑区で新人の川本幸立氏が当選。大野博美共同代表は「訴えてきた議会改革が理解してもらえた」とするが、うれしさは半分。

 同じく県連合代表の村上克子氏の議席を市川市で落とした社民党。磯崎博行幹事長は「自民、民主の対立の中で弾かれた」と総括。後半戦の全員当選に向け各陣営の引き締めに入った。

259片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:58:16
民主9人、第2会派へ
自民は最大勢力維持 千葉市議選 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiiki/kiji.php?id=chiiki07041011435201

 任期満了に伴う千葉市議選(定数五四)は八日投開票され、新議員が決まった。県議選同様に民主の“独り勝ち”。公認九人全員が当選し、四区ではトップ当選した。無所属らを加え最大会派・自民に次ぐ第二会派を結成しそう。その自民は、複数ベテランが敗れたものの、勢力は維持する見込み。公明は手堅く欠員を取り戻し一人増。共産は現有議席確保。ネットは美浜区で一議席失った。社民は一歩及ばなかった。新人当選は十六人にとどまったが、平均年齢では約三歳若返った。

 民主は、前回四人増の九人で全区に擁立。全員が当選し、改選前の三人から議席を伸ばした。

◆異例の1万票超え

 しかも、現職では花見川区の三瓶輝枝氏(52)と美浜区の布施貴良氏(59)、新人でも稲毛区の熊谷俊人氏(29)、緑区の白鳥誠氏(49)がトップ当選。特に三瓶氏の一万票超えは同市議選では極めて異例。二位に倍以上の差をつけた。

 単独会派の結成は「同じローカルマニフェストで戦ったので当然」(布施氏)。無所属新人、労組選出の無所属現職らにも呼びかけるとみられ、改選前の第二会派「新政五月会」(十人)に代わる第二会派になる可能性が高い。

◆自民ベテラン苦杯

 一方、改選前の最大会派である自民(改選前十九人)は、公認の現職副議長、中野渡時男氏(74)=美浜区=と、推薦した八期のベテラン、清野裕三氏(80)=若葉区=が苦杯をなめた。

 それでも、公認は現職十三人と、引退や欠員の後継者ら新人三人の計十六人が当選し、全区で議席。推薦の無所属現職も五人おり、現有勢力に近づきそう。定数自体が減っており、公明との連携を続ければ過半数を確保する。

◆ネット美浜で1減

 その公明は欠員、引退を手堅く埋めて一人増の現新八人が全員当選。全区で議席獲得。

 共産は、念願の緑区での議席獲得がならず、現有の六人にとどまった。

 市民ネットは二議席あった美浜区で一議席を失い全区一人ずつの六人。社民は唯一の中央区の新人が二十一票差で惜敗した。無所属は九人だった。

◆争点なく現職強み

 新人は、政令市移行後で最多の三十四人が出馬したが、当選は半数以下の十六人で世代交代はならなかった。ただ平均年齢では四年前の五六・七五歳から五三・七〇歳へ約三歳若返った。

 争点を欠いたことが現職に有利に働いたとみられる。清野、中野渡両氏のほか、稲毛区で竹内正巳氏(69)、谷戸俊雄氏(72)=いずれも無現=が敗れたが、十期目の共産、野本信正氏(若葉区)ら当選四期以上のベテラン勢は強みを発揮した。女性は十一人で二人減った。

 正副議長選など議会人事を決める臨時議会が来月十四、十五の両日に開かれる。それまで、会派結成、会派間の枠組みなどをめぐる駆け引きが展開されそうだ。


期待を背に頑張って
新議員に当選証書

 決戦から一夜明けた九日、市役所で市議選の当選証書付与式が行われ、当選を果たした四十陣営が参加した。

 冒頭、屶網敏雄市選管委員長は「皆さんは市民から四年間の市政を託された。期待に応えられるよう頑張ってください」とあいさつ。初体験に緊張した表情の新人からベテラン現職まで、一人一人に証書を手渡した。

 唯一、政党や後継など後ろ盾がない中で当選した花見川区の鈴木友音氏(28)は「選挙に向けてできることをすべてやってきた」とすがすがしい表情をみせた。

◇◇激戦終えて、候補コメント◇◇

◆駅立ちをめぐる暴行事件で逮捕され、再選を果たせなかった稲毛区の谷戸俊雄氏(72)=無現、1期=

 厳しい選挙だとは思っていたが…。皆さんに事件の真相が伝わっていなかったのかもしれない。悔しい思いをした(9日、電話インタビューで) 

◆新人ながら8570票でトップ当選した稲毛区の民主公認、熊谷俊人氏(29)

 信じられない得票で夢見心地。責任の重さを痛感している。死に物狂いで実績を挙げる4年間にしたい(9日午前0時ごろ、稲毛区穴川の選挙事務所で)

◆現職副議長で惜しくも落選した美浜区の中野渡時男氏(74)=自現、2期= 自分の力不足以外の何物でもない。ただ、副議長としての公務は響いた。再チャレンジする気持ちはない(9日未明、美浜区高浜の選挙事務所で)

◆今回の最高齢候補で敗れた若葉区の清野裕三氏(80)=無現、6期= 高齢に対する逆風はあった。支持者も高齢化し、動きが活発にならなかった。前回、無投票で票読みも難しかった。ゆっくり本でも書きたい。(9日、電話インタビューで)

260片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:58:57
分裂選挙も民主2議席 自民・鈴木氏が返り咲き
市原市選挙区 千葉日報
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiiki/kiji.php?id=chiiki07041011342601

 市原選挙区で、民主は高木衛氏(63)が初当選し、故岡島正之氏以来二十年ぶりに姉崎から県議が誕生した。三選を決めた杉田守康氏(71)=民現=とともに民主二議席を獲得した。

 事実上の分裂選挙となったが、杉田氏は加茂、南総地区など自民票を切り崩し、優位に選挙戦を展開。高木氏は岡島一正・党県連代表代行とともに二人三脚の選挙。自転車から支持を訴えるなどこまめに回る戦術で姉崎、五井など都市部で民主票の掘り起こしに成功した。

 自民は、前回次点に泣いた鈴木昌俊氏(60)=自元=が地盤の八幡、菊間など北部地域に浸透し悲願の返り咲きを果たした。一方で、斎藤直樹氏(33)=自新=は引退した武正幸・党支部長から後継者として子育て世代への支持を訴えたが、新人という知名度不足と選挙戦の出遅れをばん回できなかった。

 無党派から支持される山本友子氏(58)=ネ現=は民主、自民の激戦のあおりを受けて票が伸び悩んだ。「反応は良かった。有権者に政策を知ってもらうのは難しい」と肩を落とした。

 塚定良治氏(52)=公現=は厚い支持基盤に支えられ前回に続きトップ当選した。

 船井きよ子氏(62)=共新=は県政への批判票を狙ったが及ばなかった。岡泉氏(41)=無新=は知名度不足が響いた。

261片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 09:41:21
県議会 影響力増す知事
「支援」約40人当選 讀賣神奈川

 知事選、県議選の結果を受け、県議会での松沢知事の影響力が大幅に強まりそうだ。“知事与党”の民主が議席を大きく伸ばし、無所属も合わせると、知事が独自に支援した当選議員は40人近くに上る。一方、議席を大きく減らした自民は、第2党へ転落する可能性が出ている。無所属議員の奪い合いなど、早くも水面下で激しい主導権争いが展開されている。

 「条例案も人事も多数を取った方で決める。私の改革に理解してくれた議員を多くしたいというのは、政治として当然」

 9日、松沢知事は記者会見で、支援した候補の当選についてこう語った。

 知事は、政務調査費の透明化と議員定数削減に同意した候補者を独自に支援。街頭演説では「県議会に押し上げて」と呼びかけた。

 横浜市港南区で当選した民主新人の塩坂源一郎さんは「『松沢改革を進める同志だ』と訴えてくれた。来てくれたことがうわさになった」と語る。民主県連の浅尾慶一郎代表も「1人区で競っている所に終盤応援に入ってくれ、助かった」と“松沢効果”を認める。

 これに対し、最大会派だった自民は36議席と、民主に2議席差まで肉薄された。

 松沢知事が4年前に初当選して以降、知事の政治活動を調べる九八条委員会を設置したり、知事の多選禁止条例案を否決したりするなど、徹底的に対決してきた。しかし、今回、自民県連が推した知事候補が惨敗。知事批判の先頭に立った大物県議の落選や苦戦もあり、「何でも反対とはいかなくなった」という見方が出ている。

 こうした中、注目を集めるのが、当選した22人の無所属議員。自民、民主とも積極的に自派入りを働きかけている。

 自民の国吉一夫県議は「政治理念や考えを共有できる同志に入ってもらえるよう調整する」としている。しかし、自民には「第2党へ転落の可能性が高い」との失望感も広がっており、自民のベテラン県議は「小泉さんが『自民党をぶっ壊す』と言ったが、そのおひざ元の神奈川で、自民党はぶっ壊れた」と声を落とした。

 自民は、全県で戦う7月の参院選に向け、体制立て直しを迫られるのは必至。参院選神奈川選挙区に立つ自民の小林温参院議員は「知事選とは別で、党の選挙。争点も違う」と話すが、自民県連では今回の得票の分析を急いでいる。

(2007年4月11日 読売新聞)

262片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 22:14:14
’07統一選:県議選検証/下 民主、全県的躍進に /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070411ddlk12010242000c.html

 ◇「風だのみ」克服

 選挙前12議席だった民主党は32人を公認し、2人を推薦した。24議席への「倍増計画」は果たせなかったものの、公認で20議席を獲得して躍進した。推薦した1人も同党入りの予定で、「堂本与党」として、計21人が県議会運営にあたることになった。

 同党の選挙は組織力が弱く、長らく「風だのみ」との批判に甘んじてきた。田中明・県連幹事長は選挙後、「民主に風は吹いていなかったが、自民に対し若干の逆風が吹いた。風がほとんどない中で勝てたのは自信につながる」と語った。

 今回は定数4人以上の市川、市原、船橋など都市部の5選挙区で2人の公認候補を立てた。無投票の松戸も含めると3選挙区で2人が当選を果たし、これが全県的な躍進につながったようだ。

 長浜博行・県連代表は選挙前に「(2人擁立で同じ党の候補が)つぶしあうというイメージもあるかもしれないが、両者が競い合うことで民主票の掘り起こしにつなげたい」と語った。今回に限れば、この作戦は成功したといえる。

 ただ、比較的民主支持層が多いとされてきた四街道、佐倉両市のほか、銚子、鴨川市など保守地盤が厚いとされる郡部では票を伸ばすことができなかった。

 田中幹事長は「風や連合に頼らなくても勝てるような組織づくりを進めないといけない」と今後の党勢拡大に向けた課題を指摘する。

 同党は「自民が圧倒的多数の県議会のバランスを変えたいとの有権者の思い」が躍進の背景にあるとみている。ただ、無所属で当選した11人の大半は自民党入りとみられており、同党が議会で主導権を握る状況は今後も揺るがないものとみられる。

 連合千葉の黒河悟会長は「4年後に30議席をとって自民の過半数割れという本格的な地殻変動を起こしたい。その目標に一歩近づいた」と今回の選挙を総括した。その上で、黒河氏は「そうなるためには当選した議員がしっかりとした仕事をすることが肝心だ」と、新議員の奮闘を促した。

 自民、民主両党以外では、公明党、共産党、市民ネットは選挙前勢力を維持し、社民党が議席を一つ減らす結果となった。固い支持基盤を持つ公明は、現有の7議席を堅持。条例提案権のある8人の公認を出した共産は浦安市で現職が落選したが、市川で新人が当選し、選挙前勢力を守った。

 社民は県連代表の村上克子氏(67)が落選し、わずか1議席となった。市民ネットは市原市選挙区で県代表の山本友子氏(58)が落選したものの、千葉市緑区で新人の川本幸立氏(54)が元自民の大物候補を破って当選し、存在感を示した。【統一地方選取材班】

毎日新聞 2007年4月11日

263片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 22:16:58
選挙:県議選/千葉市議選 自民VS民主 得票率2対1←→当選50対20 /千葉
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/chiba/news/20070411ddlk12010243000c.html

 県議選、千葉市議選の結果を得票数、得票率から分析した。

 県議選は、全体では自民党が約72万票(得票率39・82%)、民主党が約38万票(同21・12%)で、50対20の当選者に対し、ほぼ2対1の割合だった。この結果からは、一票が「重い」郡部で自民が強く、一票が「軽い」都市部で民主が強い傾向が読み取れる。

 公明党は、得票率約6%で当選者7人、共産党は約5%で4人、社民は約2%で1人、市民ネットは約3%で2人、無所属は約23%で11人だった。

 得票を候補者の性別で見ると、男性は計約161万票(候補者138人中当選者88人)、女性は20万票(同20人中同7人)だった。【中川紗矢子】

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 ◇県議選党派・選挙区別得票数

             自民     民主     公明    共産    社民    ネット   無所属

中央区       19798  14704  18136     −     −     −  18717

花見川区      17135  22200      − 12994     −     −  11606

稲毛区       24548  16449      −     −     −     −  14781

緑区            −  14932      −     −     − 10465  16795

美浜区       23255  16600      −  6274     −  9251      −

銚子市       25926   4876      −     −     −     −      −

市川市       40201  33681  22672 13856 10680     −  16820

船橋市       72877  49866  27730 24293     −     −  12495

館山市           −      −      −     −     −     −  22838

木更津市      31461   7993      −     −     −     −   6842

野田市       30370  15579      −     −     −     −      −

成田市       26782   7279      −     −     −     −   5787

佐倉市       27201  11250      −     −     − 17584      −

東金市       14874      −      −     −     −     −   2494

旭市        13819      −      −     −     −     −  20664

習志野市      18357  17561      −     −     −     −  13460

柏市        33693  27308  22617 13551  6282     −  17414

勝浦市・夷隅郡   10462      −      −     −     −     −   9031

市原市       33069  37108  19883  7944     − 12771   4262

流山市       14293      −      −     − 17142     −  18204

八千代市      15153  10882      −     −     −     −  22108

264片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 22:17:20
我孫子市      15258  13869      −     −     −     −  12662

鴨川市       11370   3203      −     −     −     −   4858

鎌ケ谷市      11733  11818      −     −     −     −   8073

君津市       15351      −      −     −     −     −  18324

浦安市       16102  10409      −  9875     −     −   8487

四街道市      12489   8487      −     −     −     −   9628

袖ケ浦市      11185      −      −     −     −     −  12078

八街市       11742      −      −     −     −     −   5209

印西市       10750   9842      −     −     −     −      −

白井市        7780   6699      −     −     −     −   6053

南房総市・安房郡      −      −      −     −     −     −  31834

匝瑳市       10815      −      −     −     −     −   6407

香取市       23518      −      −     −     −     −  12218

山武市       13986      −      −     −     −     −   6642

いすみ市      10951      −      −     −     −     −  13032

印旛郡       15941   9717      −     −     −     −      −

香取郡           −      −      −     −     −     −  19347

山武郡       28558      −      −     −     −     −  13950

県計       720804 382312 111038 88787 34104 50071 423120

得票率(%)    39.82  21.12   6.13  4.91  1.88  2.77  23.37

毎日新聞 2007年4月11日

265片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 22:23:58
’07統一選・かながわ:知事選 自・公県議、松沢知事圧勝で関係変化 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070411ddlk14010325000c.html

 ◇ベテラン、若手に温度差

 自民支持層も取り込んで200万票を獲得した松沢成文知事(49)の圧勝。県議会で対立してきた自民、自民と共同歩調をとる公明は、知事とのスタンスの見直しを迫られそうだ。圧勝の背景と県議会への余波を探った。【足立旬子、稲田佳代】

 ◆地すべり的に流れた自民支持票

 「松沢知事には実行力がある」。今年1月22日、県庁で会見した県医師会の田中忠一会長(当時)は医療現場の視察を重ねた松沢氏を手放しでほめた。この日、県内の17の医療関係団体がそろって出馬要請した。

 「あの時、流れが決まった」。選対幹部は振り返る。県医師会は前回の知事選で、松沢氏と自民推薦候補の両方を推薦したが、今回は松沢氏のみの推薦を決めた。それまで、自民県連が推薦する杉野正氏(48)を支援するかどうか、様子見をしていた各業界団体が一気に松沢氏支持へと動くきっかけとなった。

 杉野氏は自民党本部が推薦しなかったため、公明の支持も得られなかった。毎日新聞が8日に実施した投票所の出口調査=グラフ参照=では、自民支持層の約3分の2が松沢氏に流れたうえ、公明支持層の5割も松沢氏に票を入れた。

 無党派層も6割が松沢氏に投票。杉野氏に投票したのは18・6%にとどまり、共産推薦の鴨居洋子氏(62)より少なかった。連合神奈川の白石俊雄会長は「杉野さんは『県庁をぶっ壊す』と言ったが、地方分権の流れの中、地方をぶっ壊すように聞こえた」と指摘する。

 ◆自、公のスタンスは?

 「200万票でも議会運営には関係ない。我々だって県民の代表だ」

 県議会でことあるごとに松沢知事と対立してきた自民県議団の国吉一夫団長は、大勝した松沢氏に対して今後も「反松沢」の姿勢を崩さないことを強調した。しかし、民主が議席を伸ばしたことについては「知事が県議候補を支援した影響がないとはいえない」とその力を認める。県連副会長の新堀典彦県議は「知事に反対論をぶっても(県民や知事サイドから)『何言ってんの』となりかねない。正直参った」と漏らす。

 公明のベテラン県議も「200万票だろうと、選挙は勝ち負けだけのもの」と突っぱねる。だが、若手議員からは「反松沢の旗色は変わらないが、(知事が)これだけ県民の声を背負ったわけだから子供のケンカみたいな反対はできない」と慎重な意見も出る。

 自民は「反松沢」の急先鋒(せんぽう)だった中堅県議たちが落選し、公明も世代交代が進む。公明のベテラン世代には、知事と一緒に記念写真を撮ることを拒否する県議もいるが、若手は「(知事とのスタンスを)一度仕切り直して、会派で協議しないとダメだ。政策論議を堂々とやっていく場を作らねば」と前向きだ。

毎日新聞 2007年4月11日

266片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 22:31:32
自民党政和会:きょう、横内正明知事への対応協議 実質的な多数与党形成か /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070411ddlk19010140000c.html

 1月の知事選で山本栄彦前知事を支持した県議が所属する会派「自民党政和会」(前島茂松代表)は11日に議員総会を開き、横内正明知事への対応を協議する。今夏の参院選に向け、横内知事の与党会派で同じ自民党系の「自由民主党」と協力するためにも横内氏を支持すべきだとの意見が若手を中心に強まっている。慎重論もあり流動的な要素は残るが、政和会が横内知事に協力すれば、県議会の過半数の県議が横内与党となる。

 政和会は今選挙で4人が引退を表明、2人が落選し、改選前の16人から現職は6人減り10人になる。同会派の複数の県議によると、参院選をにらみ横内知事を支持すべきだという意見が強まっている。一方で、「県議選が終わった直後のこの時期に方針転換を図るのは有権者の理解を得られず時期尚早」と慎重論を唱える幹部県議もいるが、「大義名分があれば横内知事への協力も可能」と柔軟な姿勢も示している。両会派の一本化は微妙だが、政和会が横内知事に協力し実質的な多数与党となる可能性がある。

 一方、県議選当選者への当選証書付与式が10日、県内14カ所であった。甲府市役所では同市選管の山田泰良委員長が、同市選挙区から当選した新県議9人に当選証書を手渡し、「県民の立場に立ち、県民の負託にこたえる県政運営の推進を望む」と述べた。【宇都宮裕一】

毎日新聞 2007年4月11日

267片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/12(木) 12:12:58
各派、県議選後の対応協議 讀賣山梨

 知事選で山本前知事を支持し、県議選後の横内県政への対応が注目されている県議会会派の「自民党政和会」と、民主党県議らで作る「フォーラム政新」は11日、それぞれ選挙後初会合を開き、今後の対応を協議した。政和会は横内知事への協力を前提にしながらも、当面の単独存続と会派名の変更などで合意。フォーラム政新は従来通り是々非々のスタンスをとることを確認した。

【自民党政和会】

 総会には所用で欠席した秋山隆信氏を除いて、県議選で当選した政和会メンバー9人と、山下実氏ら今期限りの引退を表明している3人が出席した。出席者によると、「県民が選んだ知事を尊重すべきだ」など融和を勧める意見が出た一方で、与党会派「自由民主党」との一本化は「知事側から具体的な政策が何も示されないまますぐに(合流)、とは言えない」など慎重な意見も出された。結局、若手県議から「現職の10人で存続させるべきだ」などの声が相次いだこともあり、全会一致で単独存続が決まった。また、その後の協議で会派名を「自民党新政会」に変更することも決めた。

 総会後の記者会見で、前島茂松会長は「知事への協力は惜しまないが、良識の府としてのチェック機能は担わなければいけない」と今後の会派としての対応を表明。新人県議にも理解を求めながら、会派拡大を目指すとした。一本化については「6月議会で出てくる具体的政策を見てから」(皆川巌県議)となるが、6月議会直後に迫る参院選への対応は「会派と県連は別問題。一致団結できる」(前島会長)と強調した。

 また、不透明さが指摘されている政務調査費の領収書添付義務付けなども、他会派に対し積極的に働きかけていく方針を明らかにした。ただ、公開する情報について前島会長は「金額などの基準はほかの会派との話し合いで決めたい」と述べるにとどまった。

【フォーラム政新】

 民主の推薦を受け出馬し初当選した鷹野一雄氏の運動員2人が公職選挙法違反(現金買収)の疑いで逮捕されたことを受け、鷹野氏の会派入りを当面保留することを決めた。

 竹越久高代表によると、推薦は同党議員と同一会派を組むことを条件にしている。フォーラム政新側から初会合に参加する予定だった鷹野氏に出席の自粛を要請したという。会合後に記者会見した竹越氏は「司法判断が出て鷹野氏本人や選対幹部の関与はないのかなど、事実関係が明らかになるまで、会派入りは保留としたい」と話した。会派の人数は公認、推薦計6人に岡伸氏を加えた7人を予定していた。竹越氏は「会派の人数を増やすのに出鼻をくじかれた感じ。6人と7人の差は大きい」と述べ、失望の色を隠せなかった。

 このほか、横内県政に対して是々非々の姿勢で臨むことや、会派の人数を増やすため、無所属の県議数人に会派への参加を呼びかけることを決めた。

(2007年4月12日 読売新聞)

268片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 09:59:53
【統一地方選】自民“堂本派”落選 民主は倍増
04/10 16:13 この記事についてのブログ(5) 産経千葉
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/47064/

 統一地方選第1陣で行われた千葉県議選は民主党が躍進したものの、自民党も単独で過半数を維持し、著しい勢力図の変化はなかった。しかし、堂本暁子知事が太いパイプを築いていた自民の大物議員らが次々と落選したことや、与党の民主党の発言力が増すことが、知事と議会、各政党との関係にどう影響するかは明確でない。今後の県政、議会運営には不透明感もつきまとう。

 自民は公認と推薦候補を合わせて52議席を確保し、保守系の無所属当選者数人が会派入りの動きを見せている。9日会見した自民県連の金子和夫幹事長は「(会派は最終的に)60議席近くになるだろう」と述べた。安定多数を維持する新議会での知事との関係について、幹事長代理の河上茂県議は「野党として今まで通り」とした。
 ただ、今回の県議選では現職議長の笹生定夫氏や元議長の宮内三朗氏ら「親堂本派」(党関係者)といわれる議員が落選した。自民県議の一人は「知事は自民をコントロールしていたリモコンを失ったようなもの」ととたとえ、知事と党との微妙な距離感の変化を示唆している。

 一方、県議会第2党の民主党は20人が当選し、改選前議席をほぼ倍増させた。この日会見した同党県連の田中明幹事長は「バランスの取れた緊張感のある県政運営が可能になる」と胸を張り、新議会での発言力アップに自信をのぞかせた。
 知事に対しては「議案でも条例提案でも今後は自民党だけでなく。民主党にも事前の話し合いがあるべきだ」と、政策立案での配慮を求める方針。従来通り、「与党として政策的にやりたいことを後押しできる」とも語った。

269片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 19:49:23
県議会:民主、38議席を確保 第1会派めぐり、自民との攻防激化 /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070413ddlk14010498000c.html

 県議会は12日、自民、民主の県議団が選挙後初めての団会議をそれぞれ開いた。民主は改めて第1会派を目指すことを確認し、無所属を含め少なくとも38議席を確保することが確実となった。自民も無所属への働きかけを強めており、会派届け出日の5月1日に向け、両会派の攻防が激化している。

 党公認の34人が当選を決めた民主は、改選前から同じ会派に所属していた無所属現職2人が当選し、実質的には自民と同じ36議席を確保した形。さらに無所属新人2人が入るのは確実で、安斎義昭団長は「あと3人に働きかけを強化する。多数決の議会で第1党を目指すのは当然のことだ」と意気軒高だ。

 民主はこの4年間、自民と保守系無所属会派の県政・県民、公明の3派連合に阻まれ、第2会派にもかかわらず副議長ポストさえとれなかった。安斎団長は「県議会は異常だった。正常に戻す」と役職争いにも強い態度で臨む方針。夏の参院選は2人を擁立する予定で、自民との対立姿勢を強める狙いもある。

 一方、自民の国吉一夫団長は「(無所属の)3人は来ると思う。県連が中心となって無所属議員を引っ張っている。第1会派の死守に全力を注ぐ」と話した。あるベテラン県議は「土下座してでも来てもらわないと」と強い危機感を見せた。

 両会派ともに狙っているのが無所属新人3人。無所属現職9人が当選した県政・県民にも熱い視線が注がれている。県政・県民の相原高広団長は「選挙区の事情や方向性を考え、それぞれが5月1日までに判断すること」と話した。【足立旬子、稲田佳代】

毎日新聞 2007年4月13日

270片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 08:01:32
自民県連の責任論加速 知事、県議選など敗北
川崎市連田中会長が辞任表明 讀賣神奈川

 川崎市議選で第1党を明け渡した自民の川崎市連会長・田中和徳衆院議員は13日、記者会見し、辞任することを明らかにした。田中会長は敗北の責任とは「全くの別の話」としているが、「けじめをつけた」という受け止め方が広がっている。知事選で大敗し、県議選で最大会派からの転落の危機に立たされる自民。県連の河野太郎会長ら執行部の責任論は今のところ、後半戦の選挙が迫っているため棚上げされているが、参院選も控えており、責任論が加速しそうだ。

 田中会長は辞任について「後進にバトンタッチしたい」と述べた。市議選の敗北は認めたが、責任問題は「全く別の話」とした。

 川崎市連は、市議選の各選挙区で、定数の4割の候補を立てる積極策に打って出た。新人7人を含む23人を擁立した。ところが、改選前の19議席から2議席減らし、17議席にとどまった。

 このため、18議席を確保して躍進した民主に逆転を許した。市連の内部から「候補者の乱立で共倒れになった」と批判の声が上がっていた。市議の一人は「辞任表明は選挙の批判を踏まえたもの」と話した。

 県連関係者も「川崎は選挙が終わり、ここでしっかりけじめを、ということだろう。(県連も)前半戦の結果では、誰がどう見たって、会長辞任は避けられない」と語る。

 県議選で、最大会派だった自民は36まで議席を減らした。かろうじて第1党を守ったが、民主に2議席差まで詰め寄られ、県連執行部の責任を問う声が上がっている。

 県連の河野会長は「後半戦、参院選と、それから来るべき総選挙に向けて戦える体制をしっかり作っていきたい」と語り、おひざ元の平塚市の市長選の応援に全力を傾ける。

 しかし、前回選から得票を数千票減らしたある自民県議は「今、血を止めなければ、後半の統一選や夏の参院選も惨敗する可能性がある」と危機感を募らせる。

 県連執行部は、斎藤達也幹事長が体調不良で引退、古沢時衛幹事長代理(中郡)が落選した。県議の間に「誰にも何とも言えない」と批判の矛先の不在に、不満もうずまく。

 知事の政治活動を調べる九八条委員会のメンバーや知事批判の急先鋒(せんぽう)だった4期目以上の大物県議が相次いで落ち、前回から大幅に票も減らした。

 自民は敗因分析と立て直しが急務だ。あるベテラン県議は「松沢旋風が吹き荒れ、知事に表立って対抗してきた人間がもろに影響を受けた」とみている。

 県連関係者は「今、ゴタゴタしている場合ではない。後半戦の結果をみたうえで、続投か辞任か、会長自らはっきりさせることになるだろう」と話した。

(2007年4月14日 読売新聞)

271片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 10:05:17
鎌倉の松尾はここが分岐点。

初当選組の無所属5人、第一党争いの鍵握る/神奈川県議会
政治・行政 選挙 2007/04/13
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr249/

 改選後の県議会(定数一〇七)の第一党争いをめぐり、態度を鮮明にしていない無所属新人五人の動向に注目が集まっている。五人の選択によっては、現在第二党の民主に逆転の芽があるからだ。民主はキャスチングボートを握る初当選組に触手を伸ばし、保守系会派の県政も巻き込んだ自民との勢力争いは激しさを増している。

 三十六人の自民は無所属新人二人の会派入りが有力視されている。「保守系現職一人にも打診しており、三十九人になる見通し」(自民現職)。一方、三十四人の民主は改選前も会派所属だった現職二人に加え、推薦した新人一人も入る見込み。現時点では三十九対三十七で自民に軍配が上がっている。

 ターゲットになっている五人のうち民主入りを選択肢の一つとしているのは、村田邦子氏(中郡)と松尾崇氏(鎌倉市)。村田氏は「民主と神奈川ネットの共同推薦という経緯から当面は一人で活動予定」としているが、民主入りにも含みを残す。松尾氏は「一人会派か、民主か県政を希望している」と話す。

 一方、元ネット市議の日下景子氏(茅ケ崎市)は推薦を受けた社民に入る方向で検討中。徳安久是氏(川崎市中原区)は一人会派の意向。菅原直敏氏(大和市)は未定だが「知事の改革姿勢に賛同する会派かどうかなどを見極めて決める」としている。

 民主は十二日の団会議で五人を中心に働きかけを強める方針を決定。自民は県政(九人)にも秋波を送っているが、現職の一人は打診を断った。「今から自民に入るのは、高校野球の甲子園常連校にいきなり入るようなもの。選手としてプレーできない球拾いのような扱いを受け、思うように活動できない」との見方を示している。

272片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 10:06:26
与野党またいだ移動ではないが米田みたいなことはどうなのか。

串田横浜市議、ネット横浜離党へ
政治・行政 選挙 2007/04/13 神奈川
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr260/

 横浜市議選の中区で地域政党「ネットワーク横浜」の公認を受けて初当選した串田久子氏(41)が十二日、ネット横浜に離党の意向を伝えた。所属する市会会派などについてはこれから判断するが、民主党入りを検討しているという。

 ネット横浜としては初の公募候補。選挙戦では自民、民主による二大政党制を批判して両党の公認候補と議席を争っただけに、当選直後の離党は波紋を広げそうだ。

 串田氏は理由としてネット横浜が四議席獲得にとどまったことを挙げ、「さまざまな課題の解決に向け議会での発言権を確保し、市民の声を代弁するためには交渉会派(五議席以上)入りが条件。それに達しなかったのは厳しい」と説明。「市民の私への期待は環境保護などの観点からLRT(次世代型路面電車)の導入を実現すること。そのために離党を決断した。批判は甘んじて受けます。今後の活動を見てほしい」と語った。

 今後、かつて選挙スタッフを務めて親交の深いツルネン・マルテイ参院議員と連携し、民主党入りを検討するという。

273片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 10:09:18
2会派でゆるやかな一体化のほうがいいよ。

民主「第1党」遠のく/横浜市会
政治・行政 2007/04/13 神奈川
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr259/

 横浜市会の「第一党」に自民党が就く可能性が十二日、高まった。これまで通りに「ヨコハマから日本を変える会」(ヨコハマ会)と組めば第一党となる民主党で、統一会派に反対する議員が多数を占めたためだ。ヨコハマ会に近い民主議員たちが、同会と新会派を組む可能性も浮上してきた。

 同日開かれた民主の当選議員による会合は紛糾。会派結成の協議を続けるとしたが、まとまる可能性は低いとみられる。

 八日の市議選(定数九二)で自民は三十議席(一減)にとどまる一方、民主は二十八議席(三増)と肉薄した。改選前に引き続きヨコハマ会(四人当選、一増)との統一会派なら三十二人となり、自民を超す。

 しかし、副市長人事案をめぐっての「造反劇」(昨年十二月)のしこりや、市議選でのヨコハマ会系候補らへの応援で中田宏市長が、労組出身議員を「改革に逆行する」と批判したことなどが影響。労組出身議員を中心にヨコハマ会との再会派結成への反発が高まったという。

 十二日午後、同市内で開かれた会議は一時間半に及んだ。ヨコハマ会の推薦を受けた議員(七人)側が「四人と組めば第一党になる」として、議長ポスト確保などに向け「統一会派を維持すべきだ」と提案した。

 しかし、労組出身の議員を中心に「別の政治団体として市議選を戦い、政策も違う」と反発の声が出て、議論は平行線に終始したという。

 関係議員の話を総合すると、ヨコハマ会との会派結成に反対する議員は過半数を占めている。仮に会派を組むとしても、条件として四人の民主入党を念頭に置いていることなどから、実現の可能性は低いという。

 ヨコハマ会推薦組の議員の一部が民主を出て同会と会派を組んだ場合、それが一人でも市会運営委員会に委員を出せるなどの「交渉会派」(五議席)となり、四人なら議案提案権(八議席)も得られる。

274片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 00:36:07
川崎市議会:清水氏、自民入り表明 議長争い激化へ /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070414ddlk14010066000c.html

 ◇民主と同議席、ともに第1党

 川崎市議選で無所属で当選した清水勝利氏(36)=中原区=は13日、自民党市議団入りを表明した。自民は民主と同数の18議席でともに第1党となり、議長ポスト争いが白熱しそうだ。

 議長はこれまで慣例的に最大会派から選出されてきた。各会派の世話人が話し合い後、5月下旬の市議会臨時会で投票で選ばれる。同市議会は定数63で、第3会派の公明は14議席。共産は10、神奈川ネット2、無所属1。

 自民党川崎市支部連合会の田中和徳会長(衆院議員)は「議長職は非常に重要」と、89年以降確保してきた「議長の座」維持に意欲を見せた。

 一方、民主党副団長の潮田智信市議は「会派入りは第1党を守るための数合わせ」と批判した。市議選の全7区で、民主候補の合計得票が自民を約3000票上回ったことを挙げ、「有権者の意志を反映するため、民主から議長を出したい」と主張。両党が早くも火花を散らしている。

 清水氏は選挙戦で政務調査費の全面公開を訴え、約6500票を得て当選した。自民党の鏑木茂哉市議団長は「政務調査費に関して、これからも改革を推進することで一致した」と説明した。清水氏は「自分の公約に賛同してくれて感謝している。自民党に入った清水を応援してほしい」と話した。【山衛守剛】

毎日新聞 2007年4月14日

275片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:38:13
県議選を振り返って
2007年04月11日 朝日千葉
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000704110003

 「参院選に良い影響だ。大地に根を張る形になりつつある」


 9日午後、民主党県連であった記者会見で、田中明幹事長は県議選の結果をこう総括した。


 民主党は今回、20議席を獲得した。推薦した無所属新顔候補の会派入りも含めると、現有12議席から21議席まで勢力を伸ばすことになった。


 船橋、市原両市では2人の公認候補がいずれも当選した。空白区だった習志野、浦安、鎌ケ谷各市など無党派の多い都市部で議席を得た。無投票だった松戸市でも2議席を獲得した。


 選挙戦最終日の7日午後6時。習志野市選挙区の党公認布施健太郎氏(35)は地元の団地周辺で「団地から県政へ」と練り歩いていた。


 団地の住民がベランダから手を振る。運動員の女性は「普段からビラ配りしている。反応があるのは、そのためだ」。布施氏は無所属現職に競り勝った。


 「政治を変えていく自信がある。自民党の一党支配を何とかしたい」


 こう訴えた浦安市選挙区初の党公認矢崎堅太郎氏(39)も、2期務めた共産党の現職候補に打ち勝った。終盤には、遠巻きに訴えを聞く人たちが増えていた。


 開票日夜の民主党県連。長浜博行代表は当選した候補の選挙ポスターに笑顔で、バラの花を飾り付けていった。


 ただ、表情が曇る場面もあった。


 白井、印西、佐倉、四街道各市の候補は相次いで落選した。いずれも国政選挙ならば自民党票を上回ることが多い選挙区ばかりだ。


 長浜代表は「その辺がボーダーだな」とつぶやいた。東京寄りの都市部では票が伸び、逆に郡部では票が伸び悩む傾向が出ていた。


 4日、京成線ユーカリが丘駅近く。今回落選した佐倉市の党公認酒井洋史氏(50)の陣営が数人で演説準備をしていた。


 「民主党の旗はないの?」。応援に来た党関係者が運動員に尋ねた。党ののぼりがなく、選挙カーを見ても党公認と分からなかったからだ。


 選挙事務所は告示直後の2日の時点で、自動ドアは壊れ、水道も使えない状態だった。陣営の1人は「何せお金がないんです」と語った。


 県議選で初めて党公認候補を擁立した鴨川市。落選した石田三示氏(55)は選挙カーで住宅地を巡回し、こまめに車を止めては「県内の南北格差をなくしたい」と懸命に訴えた。


 だが公認が決まったのは、1月になってからだった。党関係者は「郡部では日頃のつきあいが大切。組織型候補に挑戦するには早く名乗りを上げて長期戦で対抗しないと」とつぶやいた。


 郡部では、戦略が後手に回ったことや支部組織のもろさが露呈した。鴨川、銚子、成田、木更津各市と印旛郡はどこも議席に届かなかった。


 「議員になりたい人がバッジをつける前にできる活動はいくらでもある」。郡部選出の党市議はこう指摘した。


 「勝って良かったと大喜びしている場合ではない。本当の勝負は(次の改選となる)4年後」


 長浜代表はこう指摘する。7月の参院選までに突きつけられた党の課題でもある。

276片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:39:38
県議選を振り返って 無党派層をつかめず
2007年04月12日 朝日千葉
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000000704120001

 公認・推薦候補が21人当選し、改選前12議席から躍進した民主党。だが「党に『風』は吹いていなかった」と党県連幹部は言う。


 改選前、自民党が3分の2を占めていた県議会に対して、有権者がバランスをとった結果、と見ているからだ。


 今回、共産、社民両党、市民ネットワーク千葉県(県ネット)は、有力候補が落選するなど、厳しい結果に終わった。


 「無党派の受け皿になれなかった」(落選した共産党候補)


 「民主党に票を取られた」(社民党県連幹部)


 「一言でいえば、民主党の風に吹き飛ばされた」(県ネット幹部)


 いずれも、民主党支持が比較的多いと言われる無党派層の動向か、民主党自体に影響を受けたことを挙げた。


 共産党は、改選前議席4に踏みとどまった。


 浦安市の現職小松敦氏(54)は地元の地道な活動と組織票で3選に期待がかかったが、民主党新顔候補に敗れた。


 柏市の元職加藤英雄氏(53)は「無党派層をつなぎとめることができなかった」と話した。


 加藤氏は05年の柏市長選に立候補。現職との一騎打ちで約38%を得票し、無党派層の手応えを感じた。満を持しての県議選だったが、「(無党派層の票は)きれいさっぱりなくなった」。


 党県委員会の浮揚幸裕委員長は、今回の結果について、「健闘した」との評価。一方、県議選では新顔が落選した美浜区の同党市議は「もっと若い人も出入りする選挙事務所にしないと。組織票をもう一度紡ぎ直すことが必要だ」と述べた。


 社民党県連代表で市川市選挙区で落選した村上克子氏(67)は8日夜、選挙事務所で「福祉や暮らしの声を(県政に)届ける議席が減ったことが残念だ」と語った。


 改選前議席3の同党は、4人を公認・推薦して挑んだが、結果はわずか1議席に終わった。


 落選したのは村上氏の市川ほか、柏、我孫子各市。いずれも民主党が30代の現職・新顔を擁立。各1人が当選している。


 社民党の磯崎博行・党県連幹事長は「自民党に対抗できる勢力として、民主党の若手が受け皿になっている」と話した。


 同党は、県議選では千葉市の選挙区に候補を立てずじまい。だが、千葉市議選中央区では、8年ぶりの公認候補亀井琢磨氏(27)を擁立した。選挙戦中盤には福島瑞穂党首も応援に訪れた。


 亀井氏は自民党現職を21票差まで追いつめながら、次点に泣いた。その善戦ぶりに、社民党県連幹部は「亀井氏が民主党公認か無所属だったら、当選していた」と別の幹部に耳打ちした。


 唯一議席を獲得した流山市の現職小宮清子氏(56)陣営は、選挙戦で「社民党」よりも候補名を前面に出した。小宮氏も「政党としてでなく、自分自身を選んでくれたのだと思う」。


 「国会でも県議会でも市議会でも、社民党は議席が少なく有権者に認知されていない」。党県連幹部はこう分析するが、打開策は見えていない。


 県ネットも改選前議席2は維持したが、市原市で再選を目指した共同代表山本友子氏(58)が落選。千葉市議選でも美浜区で新顔が落選し、改選前議席から1減らした。


 岩橋百合・県ネット政策調査室長は「自民党に入れるのを拒んだ人たちが、国政選挙の流れのように民主党に入れたのだろう」などと述べた。


 県ネットの関根由紀世事務局長は「議会や地域での活動はどこにも負けない。言葉や理念だけではアピールできない、と痛感した」と話した。


 既成政党からは「市民ネットの役目は終わった」との声が上がる。そんな中で、「存在感をいかに示していくか」と県ネット幹部。課題の克服が迫られている。

277片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:44:24
参院選に民主自信
2007年04月11日 朝日神奈川
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000704110005

  今回の統一地方選は、この夏に控える参院選の前哨戦でもある。知事選は、民主党県連が支援した松沢成文知事が圧勝した。県議選、横浜、川崎両市議選でも議席を伸ばした民主の勢いは、参院選に続くのか。



(二階堂勇)



  「参ったね」



  県議選の開票が進む9日未明、自民党県連の事務所で、河野太郎会長はこう漏らした。目の前に設けられた自民候補の一覧ボードには、当選を意味する「赤い花」がところどころ欠けていた。



  自民は、知事選で擁立した杉野正氏が大敗を喫したほか、県議選でも5議席を減らした。



  「いまの公務員天下り問題とかで、小泉内閣と違い、(いまの自民党が)ちょっと後ろ向きだと見られた可能性はあるかもしれない」



  その日未明に記者会見した河野会長は、こう語り、敗北の理由がたんに地域の要因だけではなく、安倍政権への有権者の批判があったとの見方を示した。



  自民、公明両党が衝撃を受けたのは、当初から苦戦とみられていた知事選の結果ではなく、むしろ県議選と横浜、川崎両市議選の敗北だ。横浜市議選では議席を1減らし、川崎市議選では民主に当選者数で敗れた。



  「小泉内閣からの揺り戻しがあったのだろう。自民の松岡農林水産相らの問題が影響したのも否めない。知事選の結果より、県議選と市議選で民主が議席を伸ばしたことが参院選には影響する。予断を許さない状況になっている」



  同じ日の未明、公明党県本部代表の上田勇・衆院議員は取材陣に、こう述べた。



  参院神奈川選挙区には、いまのところ7人が立候補の意向を明かしている。当選できるのは3人。



  05年の参院神奈川選挙区補選で落選した牧山弘恵氏と、水戸将史県議の2人を擁立した民主党は「今回の結果を弾みに、参院選に向けてフル稼働する。大いに期待できる」(浅尾慶一郎・県連代表)と勢いづく。



  民主が自信を深めているのは、県議選の1人区で自民と互角の勝負ができたからだ。これまでは「追い風」に乗って都市部で議席を増やすことはあっても、自民が牙城(がじょう)とする横浜、川崎以外の1人区で勝つことは難しかった。今回はお互いの推薦候補も含めた1人区対決は「4勝4敗」。



  自民にとって、新たな「火種」もくすぶり始めている。知事選で県連が擁立した杉野氏の大敗につながったのは、党本部が推薦を見送ったことが大きかった。県連役員を務める県議のひとりは「参院選をやる気はない」と話す。



  ただ、浅尾代表も、自民が巻き返してくることは予想している。



  「自民は知事選で組織がまとまらなかったが、参院選ではしっかりとまとめてくるだろう。参院選では、格差問題を中心に教育、医療、介護、年金といった生活に密着した政策を中心に打ち出していきたい」



  自民から立候補する小林温参院議員は「わたしは6年間、いろんな団体とおつきあいをしてきた。(杉野氏の)半年間の運動とは量が違う」と強気の姿勢だ。





■参院神奈川選挙区の立候補予定者■



(改選数3)



小林  温 42 〈元〉経産政務官 自現(1)
牧山 弘恵 42 米国弁護士  民新
水戸 将史 44 県議     民新
松 あきら 59 党女性局長  公現(2)
畑野 君枝 50 党中央委員  共元(1)
和田  茂 52 党県副代表  社新
長瀬祐一郎 38 新風県部長  諸新

278片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:50:28
「与党」巡りはや攻防
2007年04月10日 朝日山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000704100001

■横内派結束微妙「是々非々」も差 


 新しい県議38人の顔ぶれが決まって一夜明けた9日、さっそく会合の予定が調整されるなど、県政運営を巡る駆け引きが始まった。横内正明知事を支えることを宣言して当選した「横内派」は16人いるが、一枚岩とは言えず、今のところ統一会派にまとまるかどうかは微妙な情勢だ。知事に「是々非々」の立場を表明していた当選者の間でもスタンスには温度差が見られた。与党態勢での主導権争いはしばらく続きそうだ。(後藤泰良、上原佳久)


 「もう会派に入れてくれって言ってきた新人もいる。安定与党になるのは間違いない」。9日午後、横内派の県議会会派「自由民主党」の深沢登志夫代表はそう答えた。同会派の臼井成夫県議も「会派は25人前後に増えるのではないか」と強気の読みをした。


 ただ「横内派」を表明していた新顔の中には、「知事を支える立場であることは間違いないが、(ベテラン議員の多い)既成の会派に入ると発言力がなくなる」として、新会派結成の道を探る動きもある。それでも同会派の高野剛県議は「1期生が力を得るのは難しい。結局はこちらに入るだろう」と楽観的な見方を示した。


 「是々非々」組の動きも複雑だ。


 知事選で山本栄彦前知事を推して「負け組」となった「自民党政和会」の前島茂松代表は「横内知事は自民党籍を残しており、自民党員として支える。ただ県議としては是々非々だ」と語る。同会派内には「是々非々」の意味をより厳格にとらえて、横内知事と距離を置くという県議もいる。


 一方で同会派には、鈴木幹夫県議のように、「(横内県政を支える)協力態勢の中に入ることは間違いない」と語る当選者もいる。今後は、考えの近い県議同士で意見交換を進めるとみられている。


 民主党も「数集め」に向けて動きを活発化させる。


 民主党系会派「フォーラム政新」に入っていた6人は全員が当選。さらに、民主党推薦の新顔1人も当選を果たした。県連幹事長の樋口雄一県議は「知事選の直後は、(逆風で)交渉会派を組めないかと思ったが、県議選で何とか踏ん張った」と語った。


 同党は、無所属の当選議員にも会派入りを打診し、勢力拡大を図ることにしている。

279片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:56:05
県議会会派 前知事派が存続
2007年04月12日 朝日山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000704120002

 1月の知事選で山本栄彦前知事を支援した県議会最大会派「自民党政和会」は11日、県議選後初めての議員総会を開いた。当選した10人全員で会派を存続させ、5月の臨時議会から横内正明知事に協調姿勢で臨むことを確認した。会派名は「新政会」に改める。前島茂松代表は「県議会に与党野党はない。横内知事には協力を惜しまず、議会のチェック機能も果たしていく」と話した。


 議員総会には引退表明をした県議を含む現職12人が出席し、今後の横内知事への対応などを話し合った。


 横内知事の少数与党会派「自由民主党」と統一会派をつくる意見も出たが、有権者の間に「与党転向」への批判が強いと判断。「自由民主党」とは距離を置き、当面は独自会派として横内知事に協力していくことで意見が一致した。


 新会派には、選挙期間中、当選後の横内知事への対応を「是々非々」とした県議と、「与党的立場で活動する」とした県議が混在することになる。新会派としての横内知事への対応も、「6月県議会に出る知事の政策予算を見て、判断する」(皆川巌県議)と含みを残した。


 新会派は今後、知事と県議が予算案について直接討論する予算委員会の新設や、政務調査費の領収書添付といった県議会改革で存在感を示していく方針という。


 県議会改革の目標を明文化して新人議員にも示し、積極的に会派入りを働きかけていくという。


 夏の参院選対応について前島代表は、「自民党県連で大同団結しており、会派は別々でも問題ない」という認識を示した。


 一方、「自由民主党」の深沢登志夫代表は「横内知事を支えてくれるならありがたいことだ。自民党会派を一本化する必要はない」としている。「自由民主党」も20日に新人議員と会合を開き、会派入りを働きかけたい考えだ。

280片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 14:28:18
自民党横浜市連が選挙結果報告会/横浜
政治・行政 選挙 2007/04/15 神奈川
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr289/

 自民党横浜市連(小此木八郎会長)の市議選・県議選・知事選対策本部の選挙結果報告会・解散式が十四日、同市中区の市連本部で開かれた。

 同党の市議、県議、国会議員ら約六十人が出席。選対本部長を務めた小此木会長は三十四人を擁立し、前回より一減の三十議席にとどまった市議選などに触れ、「厳しい結果となったが市連の基盤を固め、捲土重来(けんどちょうらい)を期したい」とあいさつ。さらに、「議席減で議会運営は大変になると思うが気合を入れて頑張ってほしい」と呼び掛けた。

 また、初当選した市議、県議が出席者に紹介された。自民党県連が擁立し、知事選に出馬した埼玉高速鉄道元社長の杉野正氏も訪れ、選挙戦での市連の支援について感謝の言葉を述べた。

281片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 21:22:16
自民に清水氏合流 市議会 第一会派の座を確保
2007年4月14日 東京N神奈川
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20070414/CK2007041402008593.html

 自民党川崎市連は十三日、市議選で無所属で初当選した清水勝利氏(36)=中原区=が同党市議団に入団すると発表した。これで自民は民主と同数の十八議席となり、失いかけた第一会派の座を確保した。焦点となる正副議長は、慣例では第一、第二会派から選出されるが、「ダブル第一会派」となり、曲折もありそうだ。現職の市議からは「野合だ」と合流を批判する声も上がっている。 (飯田克志)

 自民党市議団は同日、改選後初の団会議を開き、清水氏の入団について協議、了承した。理由として鏑木茂哉・市議団長は、清水氏が党員で(1)前職の綾瀬市議時に県連主催の「かながわ政治大学校」に二年在籍していた(2)自民側から昨年末、麻生区から公認での出馬を打診(3)支援者から第一会派の維持を求める声が強かった−ことを挙げ「数合わせではない」と強調した。落選候補を含め、中原区の同党関係者も一定の理解を示しているという。

 清水氏が掲げた公約の「政務調査費の透明化」では、清水氏自身の政務調査費について「個人的に公開する」ことを団として認めた。

 田中和徳市連会長は「心から入団を歓迎したい」、鏑木団長は「(政務調査費・費用弁償は)継続審議事項で、清水君と一体となって議会改革に取り組んでいく」とした。清水氏は「私の姿勢に賛同してくれ、でっかいところから変えていければ、一番いいと思った」と述べた。現職市議は「無所属の市民派と訴え当選したのに、合流はおかしい」と疑問視した。

 正副議長は十六日から始まる会派代表者による世話人会で協議され、五月中旬予定の臨時議会で正式決定する。ダブル第一会派のため、自民と民主が議員任期四年のうち、二年ごとに正副議長を交互に出し合う方式が考えられる。だが、自民には、二議席減となった市議選の結果に危機感が強い。

 さらに七月に参院選も控えているため、公明と組むと議会多数派になることから、自民の一部には話し合いによる調整ではなく、議長選挙で、公明と正副議長を分け合うべきとする意見もある。

 清水氏の自民入りで議会構成は自民、民主が各十八、公明十四、共産十、神奈川ネットワーク二、無所属一になった。

282片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 21:26:51
地殻変動 07統一選前半戦を振り返って 民主 躍進に増す存在感
2007年4月11日 東京N千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070411/CK2007041102007752.html

 壁にはられた候補者ポスターに、次々とピンクのバラの花が咲く。県議選と千葉市議選の開票を見守る民主党県連。県連幹部の表情はにこやかだ。花もまばらで、通夜のようだった二〇〇五年九月の衆院選の時とは大違い。

 「都市部で、それぞれの主張を訴えながらいい成績で上がってきている。女性だから、若いからってうまくいくわけじゃない。何か法則があるのかなあ」。県連代表の長浜博行衆院議員は、感慨深げに当選者の顔ぶれを見つめた。

 「風頼み」からの脱却を目指し、県議選で公認候補三十二人を擁立。うち二十人が当選し、推薦候補一人も加えれば、改選前の十二人から二倍に迫る躍進ぶり。保守層に支えられ、長く自民の一党優位が続いてきた県議会の地盤が動いた。

 二十一という議席は、自民以外の政党の議席数としては、一九五五年の「保守合同」で自民党が誕生して以降、最大勢力。田中明幹事長(55)は「最低でも二十四にしたかったが、良しとしなければならないのかなと思っている」と一定の評価をする。

    ◇

 存在感を増すのは、千葉市議会でも同じ。同市議選では九人全員が当選し、改選前の三人から三倍増の大躍進を見せた。改選前、鶴岡啓一市長の市政に対するスタンスの違いなどから、三人の民主市議は二会派に分かれていた。だが県連副幹事長の布施貴良市議(59)は「九人は、同じローカルマニフェストを掲げて戦った。与党でも野党でもない、是々非々の立場になるだろう」と、統一会派の結成に向け動く。

    ◇

 国政レベルでは、安倍政権の支持率低下を、党への追い風に転換できていない。田中氏も「決して民主に風は吹いていなかった」と振り返る。同じ日に投開票された自民、民主対決型の都道県知事選は二勝三敗だった。

 その状況下での前進。田中氏は“勝因”として、県議会のバランスを望む有権者の声と、定数四以上の選挙区で二人を擁立する積極策が奏功したことを挙げる。

 増えたとはいえ、自民との差は、「二大政党」というには大きすぎる。だが確実にその差は縮まった。田中氏は常任委員会の正、副委員長など議会内のポストについて、「自民が全部取るのはおかしな話」と、自民に一定の配分を求めていく考えだ。県に対しても「これからは自民と同様に、事前の議案説明があるのかなと思っている」と話す。

 夏には、党が「天下分け目の戦い」と位置づける参院選が控える。

 「民主党という大きな木が、地域に根を張る形になりつつあるのかなと思う」

 前回衆院選での大敗や昨年の偽メール問題など、党を襲った風雨を経ての成長に、田中氏はこう語った。 =おわり

□   □

 この企画は林容史と荘加卓嗣が担当しました。

283片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 21:28:04
『有権者の考え出た』 知事 緑区の花沢氏大敗で
2007年4月13日 東京N千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070413/CK2007041302008327.html

 県議選千葉市緑区選挙区(定数二)で、千葉市の税不正免除事件で有罪判決を受け返り咲きを目指した元県議会議長の花沢三郎氏(71)が大差で落選したことについて、堂本暁子知事は十二日の会見で「緑区の有権者の考えが票に出たのか、と思っている」と感想を述べた。

 結果について「真摯(しんし)に有権者の意志を受け止めるべき」と、一応の見解を示したものの、「緑区に限らず判断とかコメント、感想を申し上げる立場にない」と、是非までは踏み込まなかった。

 また、県議会議長の笹生定夫氏(66)ら、堂本知事自らがマイクを持って応援した候補者が落選したことについては「必ずしも表で派手にやったものばかりでなく、勝率は五割ではない。大勢通ってくださって良かった」と話した。

 当選した新人候補に対しては「できるだけ早く県全体の政策について理解し、協力してもらえれば」と希望を述べた。 (林容史)

 東京都知事選で、堂本暁子知事が応援した元宮城県知事の浅野史郎氏が、現職の石原慎太郎知事に大差で敗れたことについて、堂本知事は十二日の記者会見で、「非常に激しい選挙だった。非常に遅い出馬(表明)だったが、団体を当てにせず市民本位で選挙を展開し、浅野カラーが良く出ていた」と評価した。

 石原知事に約百十万票の大差をつけられたが、前回、堂本知事が同様に応援し、約二百二十七万票差で敗れた評論家の樋口恵子氏に比べ、「差は半分になった」と独自の分析を披露した。

 浅野氏については「とても若い。学生たちにいい刺激を与える、いい大学の先生になってほしい」とエールを送った。 (林容史)

284片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 22:42:12
県議会多数派争い 無所属に注目
2007年04月14日 朝日神奈川
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000120704140002

  県議会の第1会派争いが熾烈(しれつ)だ。8日投開票された県議選で、第2会派の民主が躍進し、最大会派の自民に議席差2まで迫ったからだ。態度を鮮明にしていない無所属5人の動向に関心が集まっている。新議員の会派の届け出は5月1日にある。自民、民主は多数派工作を強めている。


(千葉卓朗)


  定数2の鎌倉市選挙区で、自民党の現職議長を抑えてトップ当選した無所属新顔の松尾崇さん(33)は選挙後、自民、民主双方の関係者から会派入りを勧める電話を受けている。


  元・鎌倉市議で、父親は自民党市議。しかし、前回の統一地方選では、松沢成文知事を擁立したメンバーの1人だった。「それぞれの会派が松沢知事とどういうスタンスをとるのか、話を聞いたうえで決めたい」


  勢いづくのは民主だ。会派の安斉義昭団長は「さまざまなパイプを使って働きかけている」。


  無所属議員は22人当選した。このうち、2人の現職はもともと無所属のまま民主の会派に属し、1人の新顔は民主推薦を今回受けた。2人の新顔は自民と関係が深く、自民会派入りするのが濃厚だ。また、9人の現職は「県政21・県民の会」、2人の現職は「市民の党」に属している。1人は社民推薦の新顔。


  こうみると、「自民38対民主37」。残りは新顔4人と現職1人。


  民主の県連は知事選で松沢氏を支援したが、議会全体でみれば、多数派は公明(12人)と連携する自民が握っている。自民、民主が第1会派にこだわるのは、議長を出せるうえ、委員長ポストにも多く就け、議会の主導権を握りやすいからだ。「議長には、議会のあらゆる情報が真っ先に集まってくる」(民主県議)


  9人いる「県政21」は保守系議員の集まりで、もともと自民に近い。「いざとなれば県政21から引き抜けばいい」と話す自民県議もいるが、そう簡単ではない。議会で代表質問できるのは8人以上の会派と、会派間の申し合わせで決まっているため、2人以上が欠ければ代表質問の権利を失ってしまう。


  自民と民主の攻防をよそに、公明からは「第1会派だから議長、第2会派だから副議長という考え方はもう古い。志のある人が立候補して、ガチンコの議長選挙をやるべきだ」(県議の益田駿・公明党県本部代表代行)との声も出ている。



  自民党川崎市支部連合会は13日、8日に投開票された市議選(定数63)で、無所属で初当選した清水勝利氏(36)=中原区=の自民会派入りが決まったと発表した。市議選では18人が当選した民主が、自民を1議席上回ったが、両党が同数になった。


  清水氏が加わった自民の18人と、友党の公明の14人を合わせれば、市議会の過半数を確保することになる。


  記者会見した自民市連会長の田中和徳・財務副大臣は「喜んで公認の手続きをさせていただきたい。心から歓迎している」と語った。


  清水氏は、自動車学校の教官などを経て、03年4月に綾瀬市議選に無所属で初当選した。昨年12月、任期途中で綾瀬市議を辞職し、中原区(定数10)から川崎市議選に立候補した。


  自民市連によると、党県連が開いている「かながわ政治大学校」に通った経歴があり、自民党員でもあるという。


  選挙戦で清水氏は、政務調査費の使い道の全面公開を中心に議会改革を訴え、6467票を得て当選した。中原区では自民候補4人のうち、2人が落選した。


  市連幹事長の鏑木茂哉市議は記者会見で「市議団全体の政務調査費を公開すれば問題があるが、個人の収支をインターネットで報告する分には、よろしいのではないか」と述べた。


  清水氏は「自民党が私の主張に賛同してくれた。改革が少しでも前進すれば、市民にとってもいいことではないか」と語った。
(小島寛明)

285片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 16:35:27
市長選の歴史
富士吉田 
派閥激突、「短期政権」続く 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/chihosen/news/2007/04/14/18.html

 富士吉田市長選は1951年に同市が誕生してから、これまでに14回行われた。過去の選挙戦を振り返ると、市内2大政治派閥の堀内磤派と蓬莱派が激突するケースが多かったが、派閥政治の弊害や若い世代の政治参加などによる派閥意識の薄まりとともに、市内の政治地図は大きく変化。選挙戦で「派閥解消」が唱えられるようになった。新人2氏が立候補を予定している今市長選を前に、その歴史を振り返った。(敬称略)

◆第1回・・・対立構図始まる 「初代」に堀内磤
 一九五一年、下吉田、富士上吉田、明見の三町が合併し富士吉田市が誕生。初の市長選は同四月二十三日に行われ、下吉田町長堀内磤のもとに集った堀内磤派と、蓬莱医院長の渡辺新を中心にした蓬莱派の市内二大政治派閥の対立はこの時から始まった。
 選挙では、堀内磤派は堀内自身が立候補、蓬莱派は県職員だった希代圭司を擁立して激突。結果は、堀内が五百五十票の小差で希代を破り、初代市長となった。

◆第2回・・・現職が見送り 希代に一本化
 激戦だった前回の選挙戦を省みて両派が話し合い、現職の堀内磤が立候補を見送り希代圭司に一本化。希代と共産党系の水越芳照の対決になったが、希代の信任投票的要素が強い選挙となった。両派の一本化は、この時と第八回の二回ある。

◆第3回・・・領袖直接対決 堀内磤に軍配
 希代市政に対して不満を抱いた堀内磤と、希代に代わり渡辺新が立候補。両派の領袖(りょうしゅう)の激突となった。
 互角の情勢で推移し、最後まで「わずかな差の勝負になる」とみられていた。しかし、開票結果は二千五百二十票の大差で堀内が当選した。両派の領袖がぶつかり合ったことで、対立関係は激しさを増すこととなった。

◆第4回・・・蓬莱派・渡辺新が雪辱
 前回と同じく堀内磤と渡辺新の一騎打ちとなった。前回の雪辱を期す渡辺は、天野久県政とのパイプ役を誇示し、自民党県連や金融機関の支持を得て、態勢を整えた。堀内は、政治的に孤立状態に追い込まれた感もあったが、堀内磤派が総力を挙げて盛り返し、両派がしのぎを削り投票日を迎えた。
 互角ムードは開票所まで持ち越され、得票数が同数のまま、当落は二百七十一票の疑問票の判断で決することになった。その結果、市長選史上最も少ない四十七票差で、渡辺が雪辱を果たした。

◆第5回・・・派閥の解消失敗 堀内派が分裂戦
 前回の激烈な派閥抗争を教訓として、蓬莱派・渡辺新市長と堀内磤派・堀内磤が協議。告示の一カ月ほど前に「派閥解消のために協力し、ともに立候補しない」と共同声明を出した。第三者の擁立作業が進められたが、立候補要請された人が固辞し、状況は再び激しい選挙戦へ傾いた。
 堀内磤派は堀内を担ぎ出したが、この動きに対して堀内磤派内部から反発が起きた。このため同派の参謀格で県議会議長も務めた堀内欣吾が立候補し、蓬莱派は堀内欣吾を応援。堀内磤派同士の候補が、二大派閥の対立構図をバックに戦う珍しいケースになった。
 結果は堀内磤が約四千票の大差で勝ち、返り咲きを果たした。

◆第6回・・・早い布陣、石原初当選 堀内磤の通算4選阻止
 通算四選を目指す堀内磤に対し、蓬莱派から都留信用組合理事長の石原茂が挑戦した。ベテラン政治家の堀内と、学者タイプといわれた石原の対決は、約千票の差で石原が勝利。「市長に再選なし」のジンクスは、この時も破られなかった。
 堀内磤派は、直前に行われた県議選(定数二)に、派内から勝俣貢、渡辺万男の二人が出て争い、渡辺が落選。この余波が市長選に及んだともいわれた。蓬莱派は、同県議選に大森末雄を一人立てて臨んだ。同市長選で石原は早くから態勢づくりを進め、都留信組の専務から理事長に昇格して立候補。北富士演習場問題では全面返還、平和利用を打ち出して、革新層からも支持を得ていた。
 衆院議員も応援に駆け付け、堀内陣営には内田常雄、石原陣営には金丸信、中尾栄一がついた。

286片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 16:39:17
◆第7回・・・ジンクス破り初の連続当選
 蓬莱派から再選を目指す石原茂、堀内磤派からは教員OBで元県議の古谷三郎が立候補した。
 結果は三千百二票の大差で石原が勝ち、富士吉田市長選史上初めて連続当選を果たした。六回まで続いていた両派閥の市長の一期交代というジンクスを打ち破った。

◆第8回・・・対立候補擁立 堀内派が断念
 蓬莱派の石原茂が三選を目指し、堀内磤派が対立候補の擁立作業を進めたが、有力候補とみられた県議の勝俣貢が断念したことなどから人選が難航。衆院議員の堀内光雄の調整も行われ、石原三選で両派がまとまった。こうした中、「無投票阻止」を掲げた渡辺武次が、告示一カ月前に立候補表明。渡辺は政治経験がなく、大きな後援会組織もなかったが、石原への批判票結集を訴えた。
 結果は、石原が市長選史上最高の二万千五百票を獲得して三選。渡辺も一万票近い票を獲得した。蓬莱派の石原に反発する堀内磤派の票が、渡辺に流れたとみられる。

◆第9回・・・県議から転身 渡辺万男が勝利
 四選を目指す蓬莱派の石原茂に対し、堀内磤派が県議の渡辺万男を立てて、両派による一騎打ちとなった。
 堀内磤派は当初、渡辺と勝俣貢の県議同士が“市長選公認候補”をめぐり対立。衆院議員の堀内光雄が調整に入り、第三者の候補という案も検討されたが、結局、渡辺でまとまった。この対立で派内にはしこりが残った。
 石原はこうした堀内磤派内の動きを見ながら、直前の三月議会で立候補を表明。選挙戦は八年ぶりの両派の激突で過熱した。結果は、四選批判や市政の転換などを訴えた渡辺が千四百六十五票差で勝ち、堀内磤派が十二年ぶりに市長の座を奪還した。

◆第10回・・・現職逮捕・辞退で短期戦 渡辺皓彦が出遅れ克服
 再選を目指す渡辺万男に対し、前回、堀内磤派の“公認”をめぐり渡辺と対立した県議の勝俣貢が名乗りを上げた。これに渡辺市政に反対する蓬莱派が合流して選挙態勢を組んだ。
 渡辺と勝俣の一騎打ちとみられた中、渡辺は富士吉田市外二ケ村恩賜県有財産保護組合を舞台にした汚職事件で逮捕され立候補を辞退。渡辺の後援会ふるさと躍進会は、後継者として市行政企画部長の渡辺皓彦に立候補を要請した。渡辺皓彦はこれを受け入れて、短期決戦に突入した。
 衆院議員の堀内光雄が両陣営の調停に乗り出したが不調に終わり、堀内は勝俣を支持。反発した渡辺皓彦陣営は衆院議員の中尾栄一の支持を得て臨んだ。旧来二大派閥に衆院議員の対立が絡んだ激烈な選挙となった。
 結局、出遅れを克服した渡辺皓彦が千八百五十四票差で勝った。

287片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 16:46:04
◆第11回・・・初の無投票で渡辺皓彦が再選
 渡辺皓彦は再選を目指し三月六日に立候補を表明。激しかった知事選の後を受けて市長選への動きは遅れたが、二月下旬には前回の市長選から対立関係にあった堀内光雄と「和解」した。
 蓬莱派は前年十月から系列の市議を中心に市長選候補の擁立作業を進めてきたが、すべて辞退された。
 市長選前に行われた県議選では、蓬莱派に縁のある四人が立候補することになり、同選挙へ精力を注がねばならない状況もあり三月末には対立候補の擁立を断念。同市長選史上初の無投票で渡辺の再選が決まった。

◆第12回・・・新病院建設争点 栗原が劣勢覆す
 三選を目指す現職の渡辺皓彦に対し、蓬莱派を中心に対立候補の擁立作業が進められたが、難航。告示から約一カ月半前になって県議の栗原雅智が名乗りを上げた。
 栗原に続き市民グループ代表の上嶋和男も立候補表明したが、告示三日前に両者の間で政策協定が結ばれ、反市長派勢力は栗原に一本化された。
 実績をアピールして先行する渡辺を、栗原が急追する形で展開。栗原陣営は争点となった北富士県有地・土丸尾地区への新市立病院建設をはじめ、市土地開発公社が取得した河口湖町(当時)の土地問題などで、渡辺市政を批判した。
 さらに市内二大政治派閥の蓬莱、堀内磤の両派のかつての領袖の長男同士に手を握らせ、派閥の対決色を薄めた戦術で浸透。栗原は劣勢をはねのけ、八百四十九票差をつけて初当選した。
 投票率は89・11%にとどまり、市長選史上二番目の低さとなった。

◆第13回・・・蓬莱対決、武川が制す 堀内派系躍進会も支援
 再選を目指す現職の栗原雅智に対し、市内二大政治派閥の流れでみると同じ蓬莱派出身の県議、武川勉が二月になって名乗りを上げた。武川は県議選から市長選へのくら替えとなった。対立派閥の堀内磤派系の中核組織・躍進会が派閥内からの候補の擁立を断念し、武川には同会も支持に回った。
 告示から約一カ月前になって、武川の後援会・武朋会と躍進会が中心となって支援団体「二十一世紀の富士吉田を創(つく)る市民会議」を結成した。前年十二月に立候補を表明して組織づくりで先行する栗原を急追した。
 史上最多となる五人の候補の争いとなったが、組織力で上回る栗原と武川の事実上の一騎打ち。選挙戦では、一期目の実績を強調し市政継続を訴える栗原陣営に対して、武川陣営は財政面を中心に栗原市政を批判した。
 一方、争点らしい争点はなく、選挙が終盤にさしかかるにつれ、二大派閥の対決の様相を色濃くした。
 武川には対立派閥の支援を受ける“呉越同舟”の布陣に不安もつきまとったが、栗原市政への批判勢力を結集し、最後まで結束力を維持。結局、武川が二千八百六十六票の差をつけて初当選した。

◆第14回・・・派閥色を薄め萱沼市政誕生 無党派層取り込む
 武川勉は再選を目指して十二月定例市議会で立候補を表明。前回同様、堀内☆(日の下に舛)派系・躍進会の支持を受け「派閥融合」のスタンスで臨んだ。蓬莱派を中心とした反市長派勢力が候補者選考を進め、三月になって市議の萱沼俊夫が立候補を表明。計三人が立ったが、前回の対決構図を引きずった事実上の一騎打ちとなった。
 武川陣営は一期目の実績を訴え、組織力で先行。市議選候補者とのセット戦術も展開した。萱沼陣営は、蓬莱派を支持基盤としながらも「みんなが市長富士吉田ネットワーク」を立ち上げ、派閥色を薄める戦術を徹底して対抗。選挙戦の街頭演説は同級生らが一緒に立つなど、蓬莱派系の有力支持者は前面に出なかった。
 選挙戦に明確な争点はなく、多くの怪文書が出回るなど泥仕合の様相も呈した。
 当初は「武川有利」との見方も強かったが、萱沼陣営は反市長派勢力を結集するとともに、無党派層の支持も取り込み、最終盤で逆転。「派閥解消」を訴える戦術が奏功した。最終的には五千八百九十四票の差がついた。投票率は85・64%で、第二回(85・96%)を下回り、過去最低となった。

288片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 17:08:33
’07山梨選挙:小菅村議選 総辞職で新人のみ出馬か 閉じた選挙、変わらず /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070417ddlk19010367000c.html

 ◇地区推薦の慣例踏襲も

 1月の知事選をめぐる公選法違反(供応、被供応)事件で、全村議10人が総辞職した小菅村議会。17日告示の村議選(定数10)に辞職した議員は立候補せず、無所属新人11人による8年ぶりの選挙戦となる見込みだ。

 村内は8地区から成り、これまで村議選前に地区の集会(常会)で地区推薦を受けた村民が立候補する慣例が続いていた。しかし今回は公選法違反事件の影響で立候補に慎重になり、動きが鈍かったという。

 同村は1日に区長会を開き、村内の春季一斉清掃の打ち合わせや村議選の日程などを連絡。その後の各地区の集会で擁立の話し合いが進んだ。2地区は推薦を決めず、うち1地区は3人が立候補の準備を進める“激戦”となった。3人のうちの1人は「あんなこと(公選法違反事件)があり村議会の信頼が失われた。このままでは村の将来に影響すると思い、地区推薦はないが立候補を決めた」と話す。初めて女性の立候補予定者が現れたのも大きな変化だ。

 しかし村議選で、ポスター掲示や選挙カーによる呼び掛けなどの運動は、ほとんどなかったという。村民は顔見知りが多く、家族や親せき、知人らの票を堅実に集めれば当選できるからだ。

 同村は1989年(明治22)年に現在の形になってから、北隣の丹波山村とともに合併の経験がない。現行の公選法施行(1950年)以来、約半世紀の間、同じ選挙区で村議選が続いてきたことになる。

 候補者名の連呼はないが、広く村内に政策を訴え掛けることもない。甲州市との合併に向け準備を進める丹波山村と異なり、当面は単独の道を選んだ小菅村。出直し選となる今回も、従来と変わらない閉じた選挙が繰り返されようとしている。【富田洋一】

毎日新聞 2007年4月17日

289片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 17:38:23
市長選の歴史
富士吉田 
歴代市長選得票結果 山梨日日
http://www.sannichi.co.jp/chihosen/news/2007/04/14/19.html

◆第1回(1951年4月23日)
堀内  磤(無所属) 8,983
希代 圭司(無所属) 8,433
         計17,416
投票当日の有権者数 18,046
投票総数      17,751
投票率       98.37%

◆第2回(1955年4月30日)
希代 圭司(無所属)14,664
水越 芳照(無所属) 1,688
         計16,352
投票当日の有権者数 20,662
投票総数      17,763
投票率       85.96%

◆第3回(1959年4月30日)
堀内  磤(無所属)12,121
渡辺  新(無所属) 9,601
         計21,722
投票当日の有権者数 22,672
投票総数      22,034
投票率       97.15%

◆第4回(1963年4月30日)
渡辺  新(無所属)12,352
堀内  磤(無所属)12,305
         計24,657
投票当日の有権者数 25,487
投票総数      24,848
投票率       97.49%

◆第5回(1967年4月28日)
堀内  磤(無所属)14,893
堀内 欣吾(無所属)10,841
         計25,735
投票当日の有権者数 27,359
投票総数      26,035
投票率       95.16%

◆第6回(1971年4月25日)
石原  茂(無所属)15,008
堀内  磤(無所属)14,081
         計29,089
投票当日の有権者数 30,394
投票総数      29,350
投票率       96.57%

◆第7回(1975年4月27日)
石原  茂(無所属)17,075
古谷 三郎(無所属)13,973
渡辺 孝基(共産党)   354
渡辺  勇(諸 派)    17
         計31,419
投票当日の有権者数 32,807
投票総数      31,636
投票率       96.43%

290片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/17(火) 17:39:00
◆第8回(1979年4月22日)
石原  茂(無所属)21,500
渡辺 武次(無所属) 9,924
         計31,424
投票当日の有権者数 34,523
投票総数      32,594
投票率       94.41%

◆第9回(1983年4月25日)
渡辺 万男(無所属)17,897
石原  茂(無所属)16,432
         計34,329
投票当日の有権者数 36,018
投票総数      34,613
投票率       96.10%

◆第10回(1987年4月26日)
渡辺 皓彦(無所属)18,974
勝俣  貢(無所属)17,120
         計36,094
投票当日の有権者数 38,156
投票総数      36,611
投票率       95.95%

◆第11回(1991年4月14日告示)
渡辺 皓彦(無所属)無投票当選

◆第12回(1995年4月24日)
栗原 雅智(無所属)18,487
渡辺 皓彦(無所属)17,638
         計36,125
投票当日の有権者数 41,155
投票総数      36,673
投票率       89.11%

◆第13回(1999年4月25日)
武川  勉(無所属)18,126
栗原 雅智(無所属)15,260
上嶋 和男(無所属) 2,885
高尾 松男(無所属)   355
宮沢 忠之(無所属)   123
         計36,749
投票当日の有権者数 41,892
投票総数      37,480
投票率       89.47%

◆第14回(2003年4月27日)
萱沼 俊夫(無所属)20,106
武川  勉(無所属)14,212
後藤 恒男(無所属) 1,016
         計35,334
投票当日の有権者数 41,824
投票総数      35,816
投票率       85.64%

291片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 11:06:53
自民県議団 新議長、斎藤氏浮上 議員会長は浜田穂氏で調整へ 讀賣千葉

 自民党県連の金子和夫幹事長は17日、浜田靖一会長と会談し、斎藤万祐政調会長と浜田穂積財務委員長が中心になって県議団のポストの割り振りを決めるよう進言、浜田会長も了承した。斎藤氏が議長、浜田氏が同党県議団の議員会長に就任する方向で調整が行われる見通しだ。

 県議会最大会派の同党は、議長など議会の主要ポストを独占している。改選後も単独過半数を維持したが、金子幹事長、飯島重雄最高顧問、莇崇一議員会長らが引退を表明。さらに、県議選で6選を目指した笹生定夫議長、宮内三朗元議長ら大物議員が落選し、世代交代が一気に進んだ。

 金子幹事長と飯島最高顧問は16日、千葉市中央区内で会談し、今後の県議団の牽引(けんいん)役は、斎藤氏と浜田氏が担うべきとの認識で一致。金子幹事長が会談結果を浜田会長に伝えた。

 浜田会長は会談後に記者会見し、「最高顧問と幹事長の話し合いの結果について報告を受けた。県議団の新体制確立に向けた動きが始まると思う」との見解を示した。さらに、県議を引退する金子幹事長の処遇について「今のまま参院選に臨むべきだと思う。私見だが、参院選までは金子さんにお願いしたい」と語った。

(2007年4月18日 読売新聞)

292片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 11:49:31
県議選 無所属当選11人の動向 自民55議席の 確保ほぼ確実
2007年4月17日 東京N千葉
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20070417/CK2007041702009364.html

 統一地方選の前半戦で行われた県議選の投開票から一週間以上が経過し、無所属で当選した候補者の議会内会派入りをめぐる動きが活発化している。二十四日には各会派代表者協議会を開き、会派結成の届け出日を決めるが、通例であれば任期満了を迎える今月中にも受け付ける。自民党が少なくとも無所属五人を上乗せして九十五議席中五十五議席を確保することが、ほぼ確実だ。

  (林容史、荘加卓嗣)

 香取郡選挙区で当選した自民現職の遠藤澄夫氏(58)は、区割り改編で同じ自民現職で落選した八代俊彦氏(58)と同一選挙区になったため推薦になった。同じく自民推薦の南房総市・安房郡選挙区の新人の木下敬二氏(58)とともに自民入りする。

 旭市選挙区で自民現職の宮内三朗氏(69)を破った新人の大松重和氏(48)は自民入りを県連に届け出ている。袖ケ浦市選挙区で自民現職の笹生定夫氏(66)を破った新人の江野沢吉克氏(57)、館山市選挙区の新人秋山光章氏(60)も自民入りを表明、県連側も了承する考え。

 千葉市中央区選挙区で返り咲いた元職の佐野彰氏(58)は「もともと自民だから自民に入る」と話すが、無所属で参院選出馬を表明し、自民を除籍になった本間進氏(52)の支援を明言していることから、県連側の評価は割れそうだ。

 君津市選挙区の新人石井宏子氏(42)は「まだ結論は出ていない。後援会などに相談して、今週中に結論を出す」と態度を留保する。民主党の推薦を得て当選しているため、「選択肢は限られる」と話し、民主入りが濃厚だ。

 柏市選挙区の吉川洋氏(57)は、堂本暁子知事に対する姿勢の違いから市民ネットワークとの統一会派を解消、「無所属で活動し、ほかの無所属議員と統一会派が組めるか探りたい」としている。

 四街道市選挙区で当選した新人の佐渡斉氏(53)は「しがらみのない無所属を訴えて当選したので、あくまでも無所属を貫く」と強調。民主の衆院議員秘書も務めていたが、「民主に戻ることはない」と話す。

 八千代市選挙区の新人西田譲氏(31)の事務所は会派入りについて「まだ決まっていない」と説明。香取市選挙区の元職伊藤和男氏(59)は本人と連絡が取れず、回答は得られなかった。

294片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 15:32:40
民主、ヨコハマ会分裂
横浜市議会 最大会派結成ならず 讀賣神奈川

 8日の横浜市議選で自民党に迫る28議席を確保した民主党と、これまで会派を組んでいたヨコハマ会(4議席)が、統一会派を結成せず、分裂することになった。一部の民主議員がヨコハマ会に合流する動きもある。中田宏市長との“距離”をめぐって分裂、統合を繰り返してきた民主を尻目に、市議会の最大会派は改選前と同様、自民が手にすることがほぼ確実となった。

 今回の市議選では、自民が1議席減らして30議席に後退する一方、民主党は25議席から3議席伸ばした。これまでと同様にヨコハマ会と組めば、最大会派に躍り出ることになっていた。

 選挙後、ヨコハマ会が統一会派結成を申し入れたのに対し、民主は4人の入党を合流の条件に提示。しかし、ヨコハマ会は独自の政策を掲げて選挙を戦っており、「入党は困難」と回答した。

 さらに、民主議員による18日の会議では、統一会派を求める6人が退席するなどして、同党市議団への入団届を提出したのは22人にとどまった。

 同市議団は中田市長が初当選した2002年の市長選の対応を巡り、一部の議員が「横浜みらい」を結成して分裂したが、05年に「民主党ヨコハマ会」という会派で再度、合流した。

 その後も、昨年12月の市議会では、4人目の副市長の人事案の採決を巡って、“造反者”が出るなど、考え方の違いが浮き彫りになることが少なくなかった。

 民主党市議団に加わらない6人は、今回の選挙でヨコハマ会の推薦を受けていたこともあって、同会へ合流する動きが出ている。

 記者会見した民主党ヨコハマ会の星野国和団長は「責任が大きい第1会派になるには一致団結しなければならないが、心が一つにならなかった」と話した。

 市議会の会派結成届は23日までに提出することになっている。

(2007年4月19日 読売新聞)

295片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:00:30
横浜市議会:民主、最大会派ならず 分裂して2会派に /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070419ddlk14010121000c.html

 横浜市議選で28議席を獲得した民主公認の当選者のうち22人は18日、新会派「民主党横浜市会議員団」を結成すると発表した。残り6人は中田宏市長の改革を支持する「ヨコハマから日本を変える会」(4議席)と統一会派を結成する見込み。民主が分裂せず、改選前と同様にヨコハマ会と統一会派を組めば自民(30議席)を抜いて最大会派となるはずだったが、自民が最大会派になるのが決定的となった。

 新会派結成の記者会見を開いた星野国和議員は「6人は民主とヨコハマ会の統一会派を希望したが、ヨコハマ会の4人は民主党籍を持つという統一会派結成の条件を拒否した」と説明した。

 新会派に加わらなかったのは、市議選でヨコハマ会から推薦を受けた▽小幡正雄(金沢区)▽内田重雄(戸塚区)▽菅野義矩(青葉区)▽今野典人(緑区)▽大山正治(港北区)▽山崎誠(青葉区)の6氏。

 民主の公認候補は市議選前に、公認で当選した全員が一つの会派を結成する誓約書を民主県連に提出していた。民主県連は近く県連倫理委員会を開いて6人に離党勧告などの処分を検討する。

 新会派に入る、ある新人は「公認で当選したので当然、民主会派に入る。分裂は市民に説明できない。団結できないのは非常に残念」と話した。【鈴木一生、池田知広】

毎日新聞 2007年4月19日

296片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 17:03:49
新市長の課題:’07統一地方選/上 “群雄割拠”南アルプス市長選 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070419ddlk19010490000c.html

 統一地方選第2ラウンドは、平成の大合併に伴い県内で初めて誕生した南アルプス市と、富士東部地域で最大の人口を誇る富士吉田市の2市長選で激しい舌戦が展開されている。22日の投開票を前に、新市長が直面する街づくりや地域の一体化、市立病院の効率的運営などの課題を探った。

 ◇旧町村対決の様相−−全域に視点移せるか

 2代目の市長を選ぶ選挙が目前に迫る南アルプス市。「地元の候補を応援したいという気持ちは分かるが、当選した後に地元だけを優先することは期待しないでほしい」。市長選に立候補したある陣営の後援会が告示前の3月下旬、市内で開いた総決起大会で、あいさつに立った石川豊市長は集まった支持者に、市全体の均衡のとれた発展を目指すよう呼び掛けた。

 市長選に立候補した新人4人の出身は旧白根町、旧櫛形町、旧八田村、旧甲西町と全員異なり、うち3人は旧町村の首長経験者。それぞれ地元での熱い支持を後ろ盾に市全域への浸透を図る選挙戦を繰り広げ、地域対決の様相を見せている。

   ■   ■

 自治体の合併が進む起爆剤となったのは合併特例債。起債額の7割を国が交付税として後から支出するという有利な条件で、合併した市町村に、合併後10年間に限り認められる。03年4月に合併した同市は12年度までに約375億円まで認められるとされていたが、実際には厳しい使用制限があり、06年度までの使用額は約76億円にとどまった。試算では、13年度から普通交付税も現在の約77億円から徐々に減り、18年度までに約57億円になる。国の財政難に伴い市財政は苦しくなる。

 「全体のパイ(予算)が小さくなる中で、特定の地域を優遇した市政運営を行えば、他の地域は大変なことになる」と市幹部は顔を曇らせる。地域の特色を生かした独自事業に拠出する国の交付金事業を利用するという突破口も考えられるが、全国の市町村との激烈なアイデア勝負は必至。市のあるべき姿を、地域によって分け隔てせずに見極めることが重要となる。

   ■   ■

 「政策を前面に押し出した対決になれば地域対決の要素も薄まるのだが、実態はほど遠い」。ある候補を応援する市議はため息をつく。規模に大きな差のない旧6町村が合併した同市では、同程度の経歴と実力を持つ首長経験者が地域ごとに複数おり、今回、旧町村対決になるきっかけとなった。ある陣営幹部は「自分たちが負ければ、新市長には自分たちの地域の要望を伝えにくい。負ければ地域が埋没しかねないとの不安の念が、旧町村対決を一層激しくさせている」と指摘する。

 全国で初のユニークなカタカナ市名として注目された新市誕生から4年がたち、「市名も定着し、市民意識も確実に変わってきた」(市広聴広報課)。政策がしっかり議論されれば新市のビジョンもより明確になるメリットが期待できる一方、地域対決が前面に出れば選挙後に市全域を見渡した市政運営に支障が出る恐れもある。新市長には、選挙戦のしこりを市政に持ち込まず、市全体のかじ取り役として努力する姿勢が求められる。

毎日新聞 2007年4月19日

297片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:50:30
「知事の多数派工作、問題」 自民党政和会議員総会で批判相次ぐ 讀賣山梨

 県議会会派「自民党政和会」は19日、議員総会を開いた。出席者からは、県議選で自分を支持する新人らを応援した知事の対応に不満の声が飛び出した。

 総会では、県議選で当選した所属議員10人中、欠席した秋山隆信氏を除く9人が会派結成届に署名した。所属議員が減少したため、今後は役員会を開かず、議員総会のみを協議機関とすることを確認した。記者会見した前島茂松会長は、会派結成届の提出時期について「(会派構成の)全体が流動的」として、他会派の動向をまず見極める方針を明らかにした。会派構成を巡っては、横内知事を支持する「自由民主党」が20日、自民系新人らとの会合を予定している。前島会長は、新人の会派勧誘は特にしていないとしたが「できるだけ門戸を広げている」と述べた。新県議の任期が始まる30日、会派名称を「自民党新政会」に変更する。

 総会出席者によると、県議選で横内知事支持派の現職や新人の応援に、知事本人が駆け回ったことに対し「知事が先頭に立ち(知事与党の)多数派工作を行うことは問題」などと批判が相次いだ。会見で前島会長は「知事は自民党員として、参院選も含めもっとおおらかに対応してほしい」と注文を付けた。

(2007年4月20日 読売新聞)

298片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:53:53
自民県連 山下会長辞任を了承 現執行部メンバーも辞任 讀賣山梨

 自民党県連は19日、執行部会を開き、山下実会長の辞任を了承した。現執行部メンバーの辞任も決定。5月中旬にも総務会を開いて新体制を発足させ、7月の参院選に対応する方針を決めた。今後は、国会議員も含めた新会長人事が焦点となる。

 甲府市の県連会館で開かれた執行部会には、8日の県議選で落選した県議らを除く11人が出席。前島茂松会長代行が山下会長から預かっていた辞任願の取り扱いを協議し、全会一致で了承した。また、会長代行などの役員が同時に辞任することも確認した。

 執行部会の決定を受け、前島氏は県連最高委員の中島真人・参院議員に内容を報告した。今後、県連は今月中にも県選出国会議員6人による会合を開き、新会長人事を協議。新体制発足に必要な総務会の承認を得るため、5月中旬にも総務会を開く見通しだ。

 記者会見で前島氏は、無所属で当選した新県議に自民党県連への所属を働きかける意向を表明。新執行部の顔ぶれは、県議団の構成が整った後との見方を示した。以前のように、会長職を国会議員が務める体制に戻すかについては「まだ議論する段階ではない。最高委員会議で話し合ってから」と明言を避けた。

 昨年4月に就任した山下会長は「衆院選の影響で激減した党員の回復と、参院選のいい候補者が公募形式で決まったことが思い出」と振り返った。

 一方、陣営関係者4人が公職選挙法違反の疑いで逮捕された秋山隆信県議は執行部会を欠席した。県連によると、執行部会開催の通知に出欠の返事もなかったという。記者会見では、同じく陣営関係者が逮捕された鷹野一雄氏に対し、推薦を出した民主党が聞き取り調査を行う方針を決めたことにふれ、県連の対応が問われたが、前島氏は「今はああいう状況で、今日の場で答えるのは適当ではない」と述べるにとどめた。

(2007年4月20日 読売新聞)

299片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 09:25:21
’07統一選 相模原市議選城山選挙区 飛び交うビラ 過熱“口撃”
2007年4月20日 東京N神奈川
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20070420/CK2007042002010202.html

 旧津久井郡四町を編入合併後、初の選挙となる相模原市議選のうち、旧城山町の選挙区で舌戦が激しさを増している。二議席の定数に対して元町長二人と元町議四人の計六人が立候補。なかでも合併をめぐってリコールされた前々町長の小林正明氏(59)と、合併推進派だった前町長の八木大二郎氏(43)は、つばぜり合いを繰り広げている。自然豊かな水源地は、再び「政争の街」と化している。

 「町長としての最初の仕事が給料のお手盛り」

 小林氏の支援者が配るビラに、そんな見出しが踊る。リコール後に町長に就任した八木氏が、それまで15%削減されていた町長給与を元に戻したことをやり玉に挙げた。

 八木氏の陣営も黙っていない。「不信任で失職したのに退職金七百万円もらった人」などとビラで“口撃”。合併達成までの一年間の実績も誇示し、支持を訴える。

 旧城山町は一時、合併をめぐり町を二分する事態に。昨年二月、合併慎重派の小林町長がリコール投票で失職。住民投票で合併推進派が勝った後、出直し町長選で勝利したのが八木氏だった。

 政争の再燃は、旧町民間に残るしこりの根深さを物語るが、住民の男性は「互いの非難ばかりでは、うんざりしちゃうね。エネルギーの傾注方向を間違わないでほしい」と感想を漏らす。

 市の人口約七十万人のうち旧城山町民は約3%の約二万三千人。割り振られた市議選の定数はわずかに二議席だが、住民の間に「合併後も中学校給食を維持して」「地元商工会の振興を」と行政サービスの継続と活性化を求める声は強い。

 「日本一住みよい地域に」「新しい城山の発展を目指す」。街頭演説を聞く限り、いずれの候補者も目指すところは同じだ。地元のスーパーマーケットで買い物途中の女性はつぶやいた。「地域の将来を誰に託すか。喧騒(けんそう)に惑わされず、冷静に判断しなくちゃね」

 同選挙区ではこのほか、いずれも元町議の曽根哲男氏(59)、中里州克氏(53)、井上義郎氏(54)、松本三望氏(66)が出馬している。 (井上靖史)

300片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 23:32:22
自民県連:山下会長の辞任了承 後任人事、保坂・中島両氏が浮上 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070420ddlk19010321000c.html

 自民党県連は19日、執行部会を開き、今期限りで県議を引退する山下実会長(81)の辞任を了承した。次期会長には郵政民営化法案に反対し、一度は離党した“造反議員”の保坂武衆院議員や造反議員を支持した責任を取り05年の衆院選後に県連会長を辞任した前会長の中島真人参院議員の名前が浮上。“刺客”の衆院議員の反発も予想され、スムーズに後任人事が決まるかは不透明だ。

 この日の執行部会では、前島茂松会長代行から山下会長の辞任の意向が伝えられ、了承された。山下会長は「皆さんの協力を得て今日までやってこられた。長い間ありがとうございました」とあいさつ。また、会長辞職に伴い県議を引退する相馬紀夫幹事長ら執行部の辞任も了承された。

 山下会長の辞任を受け、国会議員6人は来週にも会合を行い、後任の会長を選任、5月に開催予定の総務会で新執行部を決定したい考え。県連会長は国会議員が就任するのが原則で、党内には「順番からいってまだ県連会長を経験していない保坂氏」との声や、「新人議員の反発もあるので、参院選が終わるまでのリリーフとして中島氏」との声もある。知事選では保坂氏が横内正明知事を、中島氏が対抗の山本栄彦前知事を支持したこともあり、選考作業に影響する可能性もある。【鷲頭彰子】

毎日新聞 2007年4月20日

301片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 05:45:33
与党会派入り4人 新人5県議、態度保留 讀賣山梨

 県政与党の県議会会派「自由民主党」は20日、横内知事支持を表明し、県議選で初当選を果たした新人7人と元議員2人の計9人と会合を持った。今後も横内知事を支えていくことで合意したものの、新人5人は会派入りを明言せず、一部からは新会派結成を示唆する発言も出るなど、“知事与党”の早期一本化は不透明な状況だ。

 甲府市内のホテルで開かれた会合には、自由民主党の深沢登志夫代表ら県議選で当選した7人のほか、中村正則(笛吹市)、大沢軍治(甲斐市)の元議員2氏と、丹沢和平(西八代郡)、望月勝(南巨摩郡)、中込博文(南アルプス市)、河西敏郎(中央市・中巨摩郡)、石井脩徳(上野原市・北都留郡)、白壁賢一(南都留郡)、堀内富久(都留市・西桂町)の新人7氏の計16人が出席。深沢氏が「知事を支える仲間が集まったことはとても心強い。心から当選をお祝いする」とあいさつした後、非公開で協議が始まった。

 出席者によると、現職県議からは「自分を支持する県議には同一会派で臨んでほしい、というのが横内知事の意向だと思う」など、自由民主党入りを促す声が相次いだ。しかし、この日の協議で自由民主党入りを明言したのは元議員2人と河西、堀内両氏の4人のみ。最大会派となるのは確実となったが、ほかの5人は「支持者と相談してから決めたい」などと態度を保留。現職から「新人の意見も取り入れる」などの呼びかけもあり、一時新人だけで別室で協議する一幕もあったが、判断は変わらなかった。

 会合後の記者会見で深沢代表は「判断を保留する人がいるのは想定内。一両日中にはいい返事がもらえると思う」と自信を見せた。ただ、丹沢氏は「会派の方針や運営方法について説明もなく、会派に入れと言われても」と態度保留の理由を説明。取りざたされている新人による新会派設立については、「(新人同士で)話してみないと何とも言えない」と述べるにとどめた。

 一方、自由民主党入りを決めた河西氏は「自由民主党の中で議会改革もできるのでは」、堀内氏は「自由民主党に入ったほうが、知事も支えることができるし、自分も動ける。知事与党は一本化したほうがいいと思う」と述べた。

(2007年4月21日 読売新聞)

302片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 14:23:09
県議会「自民党」最大会派確保
2007年04月21日 朝日山梨
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000704210003

 県議会会派「自由民主党」は20日、県議選で初当選した無所属の新人7人と甲府市内のホテルで会談し、会派入りを呼びかけた。新人2人が応じ、同会派は計11人で最大会派となる見通しとなった。残る新人5人は回答を保留した。


 会談には同会派の現職7人と会派入りを既に表明している元職2人が参加した。一方、無所属の新人9人のうち、態度を明確にしていない7人の県議を呼んだ。


 会談では、現職が新人に対し、「県議会は政党政治だ。無所属では何もできない」と会派入りを誘った。判断を先送りしたがる新人に対しては、現職が「(会派入りが)いやならいやでいい」と語気を強める場面もあった。


 その後、7人は別室で話し合い、河西敏郎氏(57)=中央市・中巨摩郡=と堀内富久氏(58)=都留市・西桂町=の2人が会派入りを決めた。


 残る5人は「支持者と相談したい」として保留した。会談後には、「議会改革など会派の方針の説明がなかった。学生のクラブ活動でも勧誘の時には方針の説明がある」と不満の声が聞かれた。新人県議だけによる会派の立ち上げを模索する動きも続いているという。


 同会派代表の深沢登志夫県議は「知事与党であるならば、会派は一本化が望ましい」と話し、会派入りに慎重な構えをみせた新人県議たちを牽制(けん・せい)した。

303片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 15:26:22
県議会会派自由民主党:無所属新人の会派入り、5人が保留 横内派まとまらず /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070421ddlk19010419000c.html

 横内正明知事を支持する自民党系県議会会派「自由民主党」は20日、甲府市内で、県議選で当選した無所属の元職、新人計9人と会合を持ち、会派入りを持ち掛けたが、5人は保留した。9人は横内知事を支えることで一致しているが、保留した新人からは「選択肢は一つではない」と新会派結成の可能性を示唆する発言も出て、横内派も一枚岩ではない現状が浮き彫りになった。

 会合には同会派の現職7人と合わせ計16人が参加。会派入りを承諾したのは元職の中村正則、大沢軍治の2氏と新人の堀内富久、河西敏郎の2氏の計4氏。保留したのは▽丹沢和平▽中込博文▽石井脩徳▽望月勝▽白壁賢一の新人5氏で「支持者と相談したい」と即答を避け、22日までに態度を決めることになった。

 保留した前企業局長の丹沢氏は「会派の基本方針や考え方の説明がなかった」と話し、予算委員会設置など議会改革に向けての共同歩調がとれるか疑問があることを示唆した。新会派についても「可能性はある」と否定しなかった。

 会合後に記者会見した深沢登志夫代表は「新人が保留するのはあり得ることで、いずれは一本になる」と想定内だったことを強調したが、出席者によると会合では現職が新人の態度に不快感を示す場面もあったという。【吉見裕都】

毎日新聞 2007年4月21日

304片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/23(月) 20:46:08
’07統一選・かながわ:後半戦(その2止) 新議員決まる /神奈川
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20070423ddlk14010083000c.html

 ◇横須賀 「基地の街」に変化

 無所属の若手が再選を果たしたほか、「しがらみのない政治」をアピールした現職も再選を果たした。小泉純一郎前首相の地元であり、「基地の街」として発展した保守勢力の強固な土地柄。だが、市民の意識に変化が出ている。

 選挙戦は近年にない激戦。2減となった定数43に、新人28人を含む63人が乱立した。一方で現職の4分の1が引退し、世代交代が進んだ。

 市内各地で公約を連呼する選挙カーが走り、候補者同士がバッティングすることも。県議選で自民候補の得票数が伸びず、自民系議員の分裂傾向が強まり、保守系現職は危機感を強めていた。小泉前首相も自ら、自民候補の事務所を回って激励した。

 2年前の市長選で最大の争点となった美術館建設などに伴う財政、米海軍横須賀基地への原子力空母配備計画、高齢者増加に伴う福祉政策への取り組みが注目される。【内橋寿明】

 ◇平塚

 最後までしのぎを削った市長選に連動し、現職を支持する候補と批判する候補のどちらが勢力を拡大するかに注目が集まった。現職支持派は市民参加型の政治を標榜(ひょうぼう)し、反対派は産業活性化などを訴えた。

 定数は前回から4減の30となったが、立候補者は前回と同じ40人。戦いは厳しさを増したが、地縁・血縁が強みを持つ地域で現職有利の展開となった。新人16人も3分の1は引退議員の後継で、地盤の引き継ぎに力を入れてきた。【稲田佳代】

 ◇藤沢

 定数が2減の36になって行われた。前回より1人少ない48人(現職28、元職3、新人17)が立候補し、混戦模様となった。党公認、無所属候補とも教育、福祉改革など身近な問題を中心に、最終盤まで必死にアピール。期間中は雨模様が多かったこともあり、有権者の反応は今一つだった。【金沢盛栄】

 ◇小田原

 前回より2減の定数28に、現職25、新人8の計33人が争った。

 今回は▽これまで安定した得票で当選を重ねていた5人が立候補しなかった▽県議選の小田原市選挙区が初めて無投票となった▽選挙まで半年を切った時点で定数減が決まった−−など、前回選になかった特徴が見られた。激しい選挙戦の中、これまでの上位当選者や組織・団体の手堅い支援を得た現職、地域に根ざしたり、早くから準備をして有望視されていた新人などが票を伸ばした。【大西康裕】

 ◇茅ケ崎

 定数30に44人が立候補した。都心に勤めている住民が多く、朝の通勤時を狙って政策や実績を訴える候補者で駅頭がにぎわった。

 落選者数でいえば県内でも2番目の激戦地だったが、市長選とのダブル選挙にも盛り上がりは今ひとつ。共通する争点もなく、候補者らは教育政策や渚(なぎさ)の環境保全など、それぞれの地域課題を訴えた。

 新人20人のうち約半数が政党の公認や推薦を受けた。統一選前半戦で当選した県議らも支援し、優勢な戦いを進めた。【稲田佳代】

 ◇相模原

 旧津久井郡4町の合併後、初の市議選。52議席を現職33人、元職2人、新人43人の計78人が争う激戦だった。定数は合併特例で旧町は津久井と城山両区各2、相模湖と藤野両区各1、旧市域46の割り振り。

 旧市区は新人28人を含む計60人の混戦となった。現職12人が引退、2人が県議選出馬で失職したため、新人に門戸が開かれた戦いだった。議員年金の受給を当て込んで任期満了1カ月前に引退した“駆け込み辞職”が問題になったが、現職が固い地盤を守った。旧町区は合併の賛否で対立したしこりが残り、旧相模湖区は一騎打ち。残る旧3町はいずれも四分五裂の乱戦だった。【高橋和夫】

 ◇三浦

 定数18の議席を20人(現職10人、元職4人、新人6人)が争った。公明と共産はいずれも現有維持を狙ったが、議席のなかった民主が2人立てたことで、選挙戦にわずかながら新風が吹き込んだ。

 保守分裂となった県議選の影響などで、自民は4年前と同じく公認候補を立てなかった。政策重視の新人が出た一方、地縁・血縁を頼った従来型の選挙を展開する候補も目立った。

 新議員は経常収支比率が100%となった財政の立て直し、産業振興、地域活性化など、課題は山積している。【内橋寿明】

305片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/23(月) 20:47:11
 ◇大和

 29議席を現職21人と新人13人が争った。激しい県議選が展開された後だけに「有権者は選挙に疲れている」との声も聞かれたが、市長選とのダブル選で市内は選挙一色となった。

 現職組は手堅い票をまとめ当選を果たした。引退市議の後継者として地盤を引き継いだ新人候補も議席を確保した。

 しかし、各候補とも際だった政策の争点はなく、有権者にとっては選択肢の幅が狭かった。このため、地盤を持たない新人は知名度不足などが最後まで響いた。【長真一】

 ◇伊勢原

 現職16人、元職2人、新人11人の計29人が24議席を争った。際立った争点が見られない中で▽前回まで連続トップ当選者の県議選くら替え▽前回に高位で当選した複数の現職の引退▽有力新人たちの立候補−−といった要素が絡まり、現職も危機感を強めて激戦となった。

 公明、共産、社民、神奈川ネットの各党に加え、今回は民主が公認候補を擁立したことも注目された。【佐藤浩】

 ◇南足柄

 前回より一気に6減された定数16に対し、現職13、元職1、新人8の計22人が争った。

 大幅な定数削減で、前回は約600票だった当選ラインが上がり、現職有利の中で選挙戦は進んだ。組織や団体、地域から支援を得たり、早くから準備を進めていた現職、新人が手堅く票をまとめた。

 6減が決まったのは05年9月。公明は前回と同じ2人、共産は2人から1人に絞って擁立した。【大西康裕】

 ◇葉山

 定数が1減で17となり、現職16人、新人3人の計19人が立候補した。このうち女性は7人。目立った争点はなく、環境保護や福祉対策など、各候補がそれぞれの政策をアピールして、選挙戦を戦い抜いた。【吉野正浩】

 ◇山北

 定数4減の14に、現職17、新人1の計18人が争った。新人は公明で、立候補しなかった公明現職の代わり。し烈な選挙戦の結果は、昨年7月に前町長を破って初当選した瀬戸孝夫町長に対する議会審議にも大きく影響することになりそうだ。【大西康裕】

 ◇開成

 定数2減の14に対し、現職11、新人4の計15人が争う少数激戦となった。小田急電鉄沿線の開発などで、有権者が前回より1000人以上増えた影響が注目された。【大西康裕】

 ◇湯河原

 2町議が死亡、2町議が町長選に出馬したことに伴い実施。改選数4に対し、元職3、新人3の計6人が争った。任期は現職の14人と同じ来年3月31日まで。次の選挙は現行の定数より2減の16で実施される予定。【大西康裕】

 ◇綾瀬

 今回から定数が2減となり、22議席を現職17人と新人8人が激しく争った。保守系が多く、現職は知名度や地縁・血縁による組織力で一歩リードする運動を展開。終盤戦まで優位を保ち、選挙戦を勝ち抜いた。

 無所属新人はどこまで善戦するか注目された。しかし、地盤を持たない候補は一部地区で票を奪い合う混戦を展開。最後まで無党派層の票獲得に懸命に戦ったが、ベテラン現職と地盤を受け継いだ政党新人には及ばなかった。【長真一】

毎日新聞 2007年4月23日

306片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/23(月) 20:49:19
選挙:統一地方選・第2ラウンド投開票 南アルプス市長選、激戦制し今沢氏 /山梨
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamanashi/news/20070423ddlk19010172000c.html

 統一地方選第2ラウンドの2市長選と1町長選、無投票となった山中湖、鳴沢両村を除く9市町村議選は22日、一斉に投票が行われ、即日開票された。首長選はいずれも現職の引退を受け新人同士の激戦となった。旧町村対決の様相を呈した南アルプス市は4人が行財政改革などを訴え、富士吉田市は旧来派閥の解消を争点に一騎打ちとなり、合併後初の選挙戦になった南部町も2人が町を二分する激しい選挙戦を展開した末に、新しいリーダーが誕生した。平成の大合併で選挙数が大幅に減った市町村議選は、9市町村で計142人、補選では計4人の新議員の顔ぶれが決まった。【統一地方選取材班】

 ◆南アルプス市長選

 ◇激戦制し今沢氏−−小池氏と25票の小差

 合併前の旧町村長経験者ら無所属新人4人が立候補し地域対決の構図となった南アルプス市長選は、前県議で旧甲西町長の今沢忠文氏(69)が前市助役で旧白根町長の小池通義氏(64)を25票差で振り切り初当選した。今後は市全域を見渡した効率的な市政運営が課題となりそうだ。投票率は前回を1・32ポイント上回る71・63%。当日有権者数は5万6078人(男2万7388人、女2万8690人)。

 1月の知事選で横内正明知事を支持した今沢氏は“県市一体”をPR。職員の5%以上の削減や産科・小児科医の誘致、NPOや企業の環境事業への支援を明言した。今沢氏は同市西南湖の事務所で支持者に「石川市政を継続していきたい」とあいさつ。報道陣に「横内知事が応援してくれたのは大きな影響があった。(市を一つにするため)市民みんなで手を携えられるようにするのが私の役目です」と感極まった様子で話した。

 小差で敗れた小池氏は同市飯野の事務所で取材に「1票差でも(相手の)勝利は勝利。自分の不徳の致すところです。(旧町村対決になったが)市民が一本化していかないと市の将来はない」と沈んだ様子で話した。

 旧八田村長の斎藤公夫氏(68)は出産一時金制度の創設などを訴えたが、及ばなかった。

 バス・タクシー会社社長の清水元春氏(60)は核攻撃の可能性に備えるべきだと主張したが、支持が広がらなかった。

 ◆富士吉田市長選

 ◇堀内氏が初当選−−派閥解消を強く訴え

 無所属新人の一騎打ちとなった富士吉田市長選は、市内政治派閥の解消を強く訴えた元県議の堀内茂氏(58)が、前県議の渡辺正志氏(57)を522票差で破り初当選した。投票率は前回を4・57ポイント下回る81・07%。当日有権者数は4万2025人(男2万397人、女2万1628人)。

 市長選のたびに繰り返されてきた2大政治派閥の争いからの脱却が注目された。

 堀内氏は一貫して訴えた「派閥の解消」が有権者に届いた形となった。堀内氏は同市上吉田2の駐車場で、支持者からの「茂」コールに包まれ壇上に上がると「選挙(を手伝うの)は初めてという人たちが、市を良くしなければならないという気持ちで頑張ったので勝てた」と顔を紅潮させ感謝の言葉を述べた。その後、報道陣に囲まれ「派閥に頼らなければ市長選に勝てないという常識を打ち破った。派閥を利用して行政を動かしている人たちの力はこれで完全になくなる」と話した。

 二つの派閥から支持を受けた渡辺氏は選挙戦で「対立してきた派閥が手を組んで自分を推し、派閥はなくなった」と強調、投票日直前には派閥「躍進会」が解散宣言し援護射撃したが及ばなかった。渡辺氏は同市上吉田の事務所で「不徳の致すところ」と支持者に頭を下げた。取材に、派閥への市民の強い抵抗感が敗因との認識を示した。

 ◆南部町長選

 ◇望月氏、新人対決制す−−旧町長の知名度生かし

 03年に南部、富沢の旧2町が合併して初めての選挙戦となった南部町長選は、無所属新人で旧富沢町長を務めた前町助役の望月秀次郎氏(61)が、旧南部町出身の前町議で無所属新人、横山正広氏(60)を破り初当選した。望月氏は元町長の知名度を生かし、旧南部町地域にも支持を広げた。投票率は87・34%だった。当日有権者数は8261人(男3975人、女4286人)。

 旧南部町時代から6期連続で町長を務めた前町長の小沢介三氏(77)の引退を受け旧両町から出馬。合併して4年の新町を二分することに懸念の声も上がる中、ともに地盤の旧町地区ごとに支部を設立し、激しい選挙戦が繰り広げられた。新町長には今後、旧町意識の払しょくと一体感の醸成が求められる。

 横山氏は小沢氏からの支援を受けたが、旧南部町で票をまとめきれず、旧富沢町にも浸透できなかった。

307片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 09:47:13
プリティ長嶋氏勝つ!勝つ!勝ったぁ…市川市議選
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20070423-OHT1T00109.htm

 統一地方選後半戦の市区町村長選、市区町村議選は22日、一部を除き開票が行われ、タレントのプリティ長嶋氏(52=千葉・市川市議選)が当選した。

 「よっしゃーっ」前回トップの得票数6003票をはるかにしのぐ、1万票超えに背番号「3」が歓喜の雄たけびを上げた。

 赤く「プリティ」と縫い取られた帽子をかぶったタレントのプリティ長嶋氏(52=千葉・市川市議選)は目に涙を浮かべ「長嶋監督が満塁ホームランを打った時は、こんな感じだったんでしょうか。94年のメークミラクルはこういう感じだったんですね」と何度もうなずいた。自称“3畳”の狭い選挙事務所は深夜まで熱狂した。

 敬愛するミスターの背番号「3」にちなんだ選挙戦だった。選挙事務所の電話番号の下4ケタはすべて3。出馬表明は3月3日に行い、「わが市川市は永久に不滅です」と宣言。3万3333票獲得を目標に定めた。その覚えやすい3並びの電話番号には、いたずら電話が相次いだ。「似ているだけで、何ができるんだ」「長嶋さんの名前を利用するな」などの反発も。

 批判の声に耐えながら、訴え続けた政策は「命」。突発的な心臓まひなどの際に、救命効果があるAED(自動体外式除細動器)の普及活動を約3年続けてきた。オリックス・清原のそっくりさん、リトル清原(35)は「プリティさんのこれまでのボランティア活動が支持されたのでしょう」と頼もしい“師匠”とがっちり握手。

 プリティ市議は「AEDは石原さんもすすめており、東京マラソンでも50代の方が助かった。全国にアピールしたい」と市川市代表として石原都知事とのタッグにも意欲を見せた。

 ◆プリティ長嶋(ぷりてぃ・ながしま)本名・片岡馨。1954年10月2日、千葉県生まれ。52歳。千葉県水道局在職中からミスターのものまねで注目される。退職後の81年、テレビ番組でプロデビュー。翌年、フジテレビの「笑っていいとも!」でレギュラー出演。市内の少年野球チームの役員も務める。家族は夫人と2男。

(2007年4月23日06時06分 スポーツ報知)

308片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 14:50:48
16市議選得票率自、民拮抗女性は72人が当選
市議選当選者数 讀賣千葉

 統一地方選後半戦として22日に投開票された16市議選(総定数439)の当選者内訳は、現職が317人、元議員が17人、新人が105人だった。

 女性は立候補した86人のうち72人が当選。総定数に占める割合は前回比3・51ポイント増の16・40%となった。最多は船橋市の10人で、7人が当選した浦安市は、3人に1人が女性議員となる。

 新人の総定数に占める割合はほぼ前回並みの24%。現職の86%が議席を守り、立候補した元議員の77%が返り咲いた。

 党派別では、自民21人、民主18人の公認候補が全員当選した。習志野市では、民主の新人2人が1、2位当選を果たし、党派別得票率は自民(5・9%)と民主(5・7%)が拮抗(きっこう)した。

 公明も公認候補64人全員が当選。山武市では1〜3位を独占し、船橋市では10議席を獲得した。共産は山武市で現職が落選したものの、41人中40人が当選した。

 社民は流山市で1議席を失い、新社会は市川市での議席獲得はならなかった。市民ネットは木更津市で現職が2人とも落選した。

(2007年4月24日 読売新聞)


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