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【44衆】東北

442片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:33:40
選挙:知事選 県議選の結果受け三村氏、言及避ける /青森
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aomori/news/20070410ddlk02010010000c.html

 県議選の投開票から一夜明けた9日、三村申吾知事は自民の公認・推薦候補が改選前に続いて過半数を占めた選挙結果について「地域の県民の、各候補者の政策や活動に対するそれぞれの判断によるものと考える」と述べるにとどまった。三村知事は再選を目指す6月の知事選で自民、公明の推薦を受けているが、知事選への影響については意識的に言及を避けた。

 三村知事は投開票のあった8日夜、いずれの候補者の選挙事務所にも当選祝いに訪れなかったという。

 一方、新しく選ばれた48人の議員に対しては「ご当選なさいました新しい県議の先生方、本当におめでとうございました。それぞれの地域の思い、声を代表し、県民一人一人の代表としてぜひとも県政の(県議会)壇上でのご活躍を心からお祈りします」と話した。【長谷川典義】

毎日新聞 2007年4月10日

443片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:34:49
’07統一選:知事選 ビラ“解禁”のマニフェスト 「参考」が6割強に /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20070410ddlk03010040000c.html

 8日に投開票された知事選について毎日新聞が行った出口調査で、マニフェストを参考にしたと答えた人は全体の6割強に上り、マニフェストが重視される選挙だったことが改めて印象付けられた。

 「マニフェストを参考にした」と答えたのが71%に上った60代をはじめ、40〜70代以上で軒並み60%を超え、中高年ほど政策に注目していた。一方、20代で「参考にした」のは44%と唯一、半数を割り込んだ。

沿岸や県北にも民主が支持拡大

 地域ごとの支持政党でも従来の構図からやや変化が見られる。民主党が盛岡、県南にとどまらず、沿岸で43%、県北でも35%の支持を集め、いずれも自民党への支持を上回った。現時点で参院選が行われた場合の投票先を聞く質問でも沿岸、県北で民主党に入れるという回答が4割に上っている。

 投票で重視したことでは「実績や経歴」を選んだのが29%、次いで「マニフェストや公約」が24%、「人柄」が22%、「推薦政党」が9%。当選した達増拓也氏に投票した人でみると、「実績や経歴」が32%、「マニフェストや公約」が25%などだった。【林哲平】=知事選投票率は一部地域既報

毎日新聞 2007年4月10日

444片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:35:49
選挙:知事選 相違くっきり−−現・新知事 /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20070410ddlk03010041000c.html

 知事選の達増拓也氏圧勝から一夜明けた9日、知事に就任する達増氏と現職の増田寛也知事はそれぞれ会見で、県政への持論を語った。史上最低の投票率、執行部と議会の関係、懸案の岩手競馬問題−−。現新知事の見解を比較した。

 ◆増田寛也氏

 ◇投票率

 大変残念な数字。政党間の争いは激しくなったが、具体的な政策の差が見えづらかったことが影響したかもしれない。

 ◇議会

 議会とは常に緊張関係を保つことが必要。当選すれば基本はノーサイド。知事も議員も各職責を果たす必要がある。

 ◇競馬

 売り上げが変わればコストを下げて存続を図る計画。毎回の成績をみながら計画を常に見直し、柔軟にやる必要がある。

 ◆達増拓也氏

 ◇投票率

 自民党支持者が棄権したのかなと思う。政府与党は県民生活を攻撃するような政策をしていたから投票しづらかったと推察する。

 ◇議会

 県議は全県民の代表。議会に案を提出するときにはできるだけ多くの賛同を得られるよう努力を進めていきたい。

 ◇競馬

 赤字であれば廃止が原則。新年度計画が甘い見通しだという指摘が多いので、第1四半期段階で見直していきたい。

毎日新聞 2007年4月10日

445片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:36:18
選挙:振り返って…知事選/上 新人が「本丸守る」 /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20070410ddlk03010043000c.html

 ◇「増田」から「達増」へ、民主一丸

 統一地方選の前半戦として8日に投開票が行われた知事選と県議選。新知事、新議員誕生の背景と県政の行方を探った。

 午後8時過ぎ、早々に当選確実が伝えられ、喜びにわいた達増拓也選挙事務所。達増氏は「戦いの最前線に突っ込んでいく感じだったのが衆院選。今回は城の本丸を守るという落ち着いた感じ」と初の知事選勝利をかみしめた。

 田野畑村を除く34市町村で柳村純一氏など4氏を抑えトップ得票。柳村氏の地元、滝沢村でも地元選出の主浜了参院議員や県議後援会が回転し、過半数の票を獲得した。

 達増氏が出馬を表明した昨年8月から9カ月。陣営の戦略は「民主組織をフル稼働させることと、知事といえば増田、の意識をスムーズに達増に変えること」(同党県議)だった。連動で計算できる民主組織票に加え、増田寛也知事が3期目に集めた60万票は大きなターゲットだった。

 戦術の一つは知名度不足の解消。告示前には既に8巡に及ぶ県内遊説をこなし、告示を控えた3月の休日には県議選立候補予定者の総決起集会へ分刻みで出席し顔を売った。「県連代表を務めたことも大きかった。告示を迎えるころには浸透の手応えを感じた」と選対総括責任者を務めた高橋令則元参院議員は話す。

 さらに格差是正という国政での自民批判を訴えの中心に据え、増田県政への言及を避けた。柳村氏が競馬問題などで増田県政から一定の距離を置いたのに対し、暗に増田後継を印象づけた。戦略は奏功し、選挙中盤の世論調査でも前回増田氏に投票した半数が達増氏を選んだ。

 「新人が『本丸を守る』と胸を張って言えた。候補者と周りがそれぞれの役割をよくわかっていた」と達増氏の古くからの後援会幹部は満足そうに振り返った。【林哲平】

毎日新聞 2007年4月10日

446片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:37:54
県政界展望:県議選を終えて/上 自民会派、過半数の目も /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070410ddlk05010055000c.html

 ◇「スタンス変わらぬ」 県議選一夜明け、寺田知事

 8日に投開票があった県議選(定数45)は、県政野党の自民党が19議席を獲得し、改選前より1議席増やした。過半数には届かなかったものの、無所属当選者らの動向によっては情勢が変わる可能性もある。県議会の勢力図は、県が導入を目指す「子育て支援新税」の可否を大きく左右し、7月の参院選にも影響を与える。

 「議会運営は苦労するでしょうが、今までも苦労してきたし、真摯(しんし)に対話をしていくだけ」。県議選の投開票から一夜明けた9日、寺田典城知事は記者会見で、今後の議会対応についてこう述べた。寺田知事は97年の初当選以来、最大会派の自民党と対峙(たいじ)し、苦しい県政運営を強いられてきたが、議会への「根回し」などはほとんどしてこなかった。今県議選で同党が議席を増やしても「これまでの10年間と同じスタンスでいきたい」と変わらぬ姿勢を強調した。

 しかし今後の状況によっては、そうも言っていられなくなる。今県議選で、自民党は公認候補19人のほか、推薦した新人1人も当選。また、01年に同党から分裂した新生会の無所属現職2人が議席を守り、同会会長の長男も初当選した。この4人のうち3人は同党籍を持つ。4人が合流した場合、同党は23議席となり、6年ぶりに過半数を確保できる。6選を果たした津谷永光・同党県連会長は「同じ方向を向いている人には合流を打診し、会派の勢力を拡大したい」と話す。

 自民党会派が過半数となれば、県の予算案や条例案などが否決される可能性が増すことも予想される。ある県幹部は「反対派勢力が過半数を持っていれば、緊張感は高まる」と警戒する。新人6人を含む無所属当選者の会派入りの動向は、県当局も注目している。

 県議会の会派構成は、議会の可決が必要な子育て支援新税の行方にも大きな影響を与える。現在、新県議45人のほとんどは新税に反対しているが、今後の議論によっては姿勢を変える議員が出てくる可能性は否定できない。しかし寺田県政に批判的な会派が勢力を伸ばせば、新税の実現は事実上、困難となる。津谷会長は「選挙期間中、県民の声はほとんどが新税に反対だった。他会派も巻き込んで安易な増税には異を唱え、知事の挑戦を受けて立つ」と意気込む。

 県は9月定例県議会にも新税導入のための県税条例改正案を提出する方針で、新税論議は6月定例会で山場を迎える。寺田知事は9日の会見で、議会を説得できる自信があるかを聞かれ、「まだ(条例改正案の)提案もしてないのに、自信も何もあるわけがない」と、ぶぜんとした表情で答えた。【福永方人】

毎日新聞 2007年4月10日

447片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:38:31
選挙:県議選 新県議の顔ぶれ 目立つ「2世」、元首長 /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070410ddlk05010053000c.html

 「平成の大合併」後、初めてとなる県議選が終わり、4年間を担う新しい顔ぶれがそろった。新県議45人の平均年齢は56・13歳で、03年の前回選の48人の平均年齢55・48歳を0・65歳上回った。新県議のうち新人は11人と全体の約2割。このうち10人は元首長と、引退する現職県議やかつて県内で首長を務めた人物を父にもつ「2世候補」で占められた。さらに元職も、立候補した4人中3人が当選するなど「有力者」の多いメンバー構成となったのが特徴だ。

 新県議全体で見ると、最年少は27歳11カ月の自民新人の中泉松司氏(秋田市選挙区)。戦後3番目に若い当選者になった。最年長は、71歳の自民元職の大里祐一氏(鹿角市鹿角郡選挙区)と民主現職の小田嶋伝一氏(横手市選挙区)。50代が24人で最も多く、60代13人▽40代3人▽30代・70代各2人▽20代1人−−と続く。女性は4人で、47年の第1回選挙と並び過去最多。

 新県議のうち、市町村合併に伴い失職した元町長は4人。現職県議や元首長の父をもつ「2世」は7人。大仙市仙北郡選挙区で当選した自民新人の小松隆明氏と、北秋田市北秋田郡選挙区の近藤健一郎氏の2人は「元首長で2世」だ。市町村合併に伴う失職ではないが、かつて秋田市長を任期途中で辞職した石川錬治郎氏も県政界の現場にカムバックを果たした。元職は自民2人と無所属1人の3人が県政に復帰した。【馬場直子】

毎日新聞 2007年4月10日

448片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:40:30
’07統一選:県議選/仙台市議選 県議選、自民16年ぶり議席増 /宮城
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyagi/news/20070410ddlk04010158000c.html

 ◇民主、都市部で復調 前知事“シンパ”多数落選

 8日投開票の県議選(定数61)では、浅野史郎前知事が誕生した93年以降議席を減らした自民が16年ぶりに議席増に転じ、公明との「知事与党」が多数派を確保した。半面、浅野時代に与党会派の一角を占めた現職が相次いで落選、議会から「浅野色」が大きく後退する結果となった。一方、仙台市議選(同60)は、各党とも小幅な増減にとどまった中、民主が5選挙区中3区でトップ当選を果たすなど、都市部での復調ぶりがうかがえる。開票結果から、村井嘉浩知事と梅原克彦市長の議会運営や、今夏の参院選の行方を探った。【石川貴教、山寺香、伊藤絵理子】

 県議選の公認候補の当選を改選前の61議席(欠員2)と比較すると▽自民8増▽民主3増▽公明1増▽共産1増▽社民3減−−で、無所属は10減となった。この中で、16年ぶりに議席を30台にした自民と、仙台・泉選挙区で初の議席を獲得した公明の「知事与党」の堅調さがうかがえる。

 浅野前知事時代の与党会派「フロンティアみやぎ」に所属していた現職議員は、改選前の9から5へと衰退した。無投票当選を除くと、当選は7議員中3人と半減。柴田選挙区では、かつて浅野氏の知事選擁立に深くかかわった現職が落選するなど退潮傾向が顕著。

 また、自民から今回、新たに公認を得た3人は全員落選した。ある中堅県議は「有権者には議員が“変節”してしまった、とマイナスに映ったのでは」と指摘。ベテラン県議は「浅野前知事の影響力が県政界から消える」と話す。

 また、各選挙区で「平成の大合併」の余波が見られた。登米では、旧元町長2人が現職候補を破って議席を獲得。石巻では旧女川の候補がトップ当選、大崎では旧玉造、旧志田の候補が1、2位当選を果たした。ある県幹部は「地元有権者が、自分の町から議員を出して生き残りを図ろうとした、危機感の表れでは」と分析する。

 村井知事は自民・公明の勢力拡大を「村井県政への信任」ととらえるなど、知事と県議会の親密度はますます高まりつつある。伸長した民主など野党が、論戦を通じてどのような存在感を示せるか。議員条例数の多さなどから、かつて「日本一」とも呼ばれた県議会のあり方も問われそうだ。

 ■仙台市議選

 市議選の公認候補の当選は改選前に比べ▽民主3増▽社民1増▽自民、公明、共産が増減なしだった。無所属を含め、市長与党の議員が多数派を占める状況に変化は無く、梅原市長は「(市政運営の)方向性は支持していただいた」と結果を評価した。

 この中で、公認候補全員が当選した民主の堅調さが際だつ。宮城野、若林、太白の3区でトップ当選を果たしたほか、青葉と泉でも2位に付け、公認候補で唯一の新人も泉で4位に食い込んだ。県議選でも仙台では同様の傾向が見られた。

 05年衆院選の大敗からの巻き返しを狙う民主党県連は今回の結果を「参院選の勝利につなげたい」と評価。一方、自民党県連幹部は「市議選は党派より個人の戦いの要素が強い。民主が勢力を伸ばしたのではなく、候補者個人が良かっただけ」と参院選との関係を否定した。

449片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:40:54
 ◆各党が談話

 ◇都市部でも評価−−市川一朗・自民党県連会長

 「地域に活力」「成長で活力」を合言葉に真摯(しんし)に訴えてきた。厳しい戦いだったが、県議選では村井県政与党として県民から信任されたと考えている。市議選でも、都市部でも有権者の評価を得たと考える。

 ◇手応えを感じた−−岡崎トミ子・民主党県連代表

 幅広い候補者擁立、支援団体との連携など、党として全力で取り組んだ。格差是正、暮らしの安心と地域の安全を目指す訴えに対し手応えを感じた。着実に参院選での勝利、政権交代につなげていく。

 ◇全員当選果たした−−石橋信勝・公明党県本部代表

 厳しい選挙戦だったが、党員・支持者らのおかげで全員当選することができた。わが党が持つネットワークを武器に、統一選後半戦も全員当選を目指し、政策力と実現力を訴え完全勝利を目指す。

 ◇宮城野で議席得た−−中島康博・共産党県委員長

 市議選では、宮城野区で空白を克服したが、泉区で空白をつくったことは残念だ。選挙戦で訴えた、大型開発を優先する流れを変え、住民の暮らしと福祉を守るという政策実現に全力を尽くしたい。

 ◇期待の声聞こえた−−菅野哲雄・社民党県連代表

 「一人一人が人間らしく生き働ける『希望の共生社会』を地域から」と訴え、期待の声が多く寄せられた。誰もが安心と潤いを共有できるよう、働く人や弱者の立場からの政治実現に全力を挙げたい。

毎日新聞 2007年4月10日

450片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:42:22
自民党県連:参院自民候補、今月末までに選考 加藤会長、「首長、議員も可」 /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20070410ddlk06010124000c.html

 自民党県連は9日、東京都内で会合を開き、夏の参院選山形選挙区(改選数1)の候補者選考を協議した。前回の会合で打診を決めた人物から辞退され、断念することを了承した。今後は「出たい人より出したい人」路線を転換し、幅を広げて選考することを決めた。

 加藤紘一会長によると、選考対象を「これまで選挙、政治にかかわってこなかった新しい分野」としていたが、これに加えて、「これまで政治にかかわってきた人、例えば首長、議員」と方向性を大幅に転換した。期限は今月末の大型連休前と決めた。

 加藤会長は「県議選は全国で県議の議席数はほとんどで後退しているが、県内は今後の追加公認を入れれば少なくともプラス2になりそう。候補者選定すれば、参院選は必ず勝利する自信がある。最少限2、3カ月かかる」と話し、新たな期限までに擁立すれば決定の遅れの影響はないと強調した。【佐藤薫】

毎日新聞 2007年4月10日

451片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:43:23
選挙:県議選 検証/上 「男性中心議会」に新風 史上初の女性県議4人 /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20070410ddlk06010129000c.html

 県議会史上初の女性県議4人誕生に沸いた8日の県議選。最大会派の自民党が改選前議席を維持し、さらに無所属県議を取り込んで勢力拡大をうかがうなど「自民党中心」の議会構成に大きな変化はない。前回比でわずかとはいえ、投票率65・22%と史上最低を更新するなど、依然、県議会に対する県民の目は厳しい。夏の参院選を前にした水面下の思惑も絡み合うなど、今回の県議選が映し出した現状と課題について検証する。【統一地方選取材班】

 「本当に皆さんのおかげで当選できました。心から感謝しています」−−。8日午後10時40分ごろ、山形市七浦の道場では、山形市区(定数9)で当選を決めた大内理加氏(44)が父孝一氏や選対幹部らとバンザイを繰り返し、あふれんばかりの笑顔で喜びを表した。

 大内氏は出馬表明が遅れ、孝一氏が地盤としていた北部地域に別の陣営の浸透を許すなど、出遅れが目立っていた。そこで女性らしさを強調する方法で、急速な支持拡大を図った。

 事務所には「きめ細やかな県政」と書かれたピンク色ののぼりを掲げ、たすきもピンク色にした。女性の集いでは、高校時代の同級生が登場し「大内さんのことは、今でも高校時代のあだ名で呼んでます」と親しみやすさをアピールした。その結果、1万4258票で2番手に入り、孝一氏に「おれの時以上の票をもらった」と言わしめた。

   ◇   ◇

 女性県議4人誕生について、ある自民県連幹部は「3新人には、それぞれ父親後継、共産公認で市議5期、前自民党県連女性部長と基盤があった」と語り、単純に「女性の風」が吹いたわけでないと指摘する。しかし、そうした基盤に加え、女性独自の視点を加えたことが奏功した面もあるようだ。

 唯一の女性現職県議だった酒田市・飽海郡区(定数5)の和嶋未希氏(34)。無名の会社員から政治の世界に飛び込み、ただ一人の女性議員として特別な視線を向けられてきた。選挙戦の集会で「あんな姉ちゃんに何できんなやーと言われるのがものすごくいやで頑張った」と1期4年を振り返った。医療格差や福祉サービスなど日々の暮らしの目線を訴え、前回に続いてトップ当選を果たした。

 東置賜郡区(定数2)で、自民の公認争いに敗れ無所属で出馬した竹田千恵子氏(57)。事実上の保守分裂選挙の中で「置賜から女性代表を」をキャッチフレーズに運動し、選対幹事長に女性を充てた。前党県連女性部長のキャリアを生かし、決起集会でも女性市町議に応援弁士を頼んだ。女性だけでローラー作戦を展開し、地盤の高畠町だけでなく川西町を合わせ約1万軒を回るなど、女性票を意識した草の根運動を徹底させた。

 遠藤武彦衆院議員の後援会幹部は「おやじ(遠藤氏)は自分の選挙で勢力的に動いてくれた竹田氏を手助けするつもりで、後援会の実動部隊を竹田陣営に送った。公認の菅野行雄氏と後援会を二つに分けた」と明かす。

   ◇   ◇

 「女性の声で政治に参加できることは前進。生活者の立場を伝えるため、これからしっかりやっていきたい」。山形市区で初当選を決めた共産党の渡辺ゆり子氏(54)は決意を語った。

 渡辺氏は「今の政治は、生活者の実感から離れている。庶民にはスーパーで1円でも安くという感覚があるのに、政務調査費は『何だあれは』と反発がある。女性は生活者としてチェックできる」と女性県議の利点を力説した。

 同党の同市区での議席奪還は16年ぶり。これまでに擁立した候補はともに男性だった。党幹部は「渡辺氏は実生活で子育ても介護も体験している。同じ境遇の女性有権者からは、男性候補が訴えるよりも共感を得やすかったというのはある」と一定の女性効果を認める。

 近年では、99〜03年に「女性県議ゼロ」を経験するなど男性中心が目立った県議会。一気に約1割が女性県議となったことは、少なからず衝撃を与えている。

毎日新聞 2007年4月10日

452片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 15:45:13
’07統一選:県議選 明暗 野党自民29議席、県民連合20議席−−総括 /福島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20070410ddlk07010190000c.html

 ◇野党自民29議席、追加公認で過半数を維持/県民連合20議席、副議長ポストなど要求へ

 8日投開票された県議選は、自民党が29議席にとどまり、結党以来初めて単独過半数を割り込む一方、民主党は公認候補12人のうち11人が当選と明暗が分かれた。民主党と同党推薦無所属候補、社民党で組織する県民連合の議席は現有から5議席増の20議席となった。

 自民党は現有31議席確保を目指したが、現職5人が落選、過半数割れにつながった。昨年秋の知事選敗退、前知事実弟からの裏金疑惑といった逆風をまともに受けたほか、同一選挙区に支持基盤が重なる候補者が複数立候補する一方、空白区に候補者擁立ができないなど、調整不足も響いた。無所属議員1人を追加公認して単独過半数維持を目指す一方、国政同様、公明党にも連携を呼び掛ける見通しだ。

 これに対し県民連合は、議席増を背景に副議長、常任委員長ポストなどを求めていく。81年3月から82年9月まで社会党県議が副議長を務めたのを除き、自民党が正副議長を独占してきたが、県民連合の瓜生信一郎会長は「代表者会議などを通じて話し合いたい」と意欲を示している。

 参院補選への影響については、自民党県連の岩城光英会長ら幹部は否定するが、他陣営は「負けると気持ちの切り替えは簡単にできない」と指摘。知事選、県議選に連勝した民主党には弾みがつく結果となった。

 今回の県議選で公明党と社民党は現有3議席を確保。共産党は現職1人の落選があったものの、混戦の福島市で議席を奪うなど1増となった。臨時県議会は5月中旬に開かれ、議長、副議長などを選出する。【県議選取材班】

毎日新聞 2007年4月10日

453片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/10(火) 20:10:01
中村、山内両氏戦い終え雪解け 青森東奥
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070410110853.asp

 八日の県議選八戸市区で当選した民主党の山内正孝氏が九日、同じく当選した無所属の中村寿文氏の事務所を訪ね、互いの当選を祝ってがっちり握手を交わした。中村氏の県議選出馬でたもとを分かつ格好となった二人だが、互いに激戦を制した末の“雪解け”を、関係者も喜んでいた。

 中村氏の県議時代は山内氏が選挙対策本部長を務めるなど、両氏は「同志」(中村氏)の間柄。それだけに今回、中村氏の県議選出馬に対し、山内氏側は強く反発した。山内氏は選挙戦でも「政治行動をともにしてきた人が出馬して厳しい状況」と強調してきた。しかし、この日は「すごい得票でしたね」(山内氏)、「九千票を超えて大したもんだ」(中村氏)と互いの健闘をたたえ合う和やかムード。

 山内氏と旧知の中村後援会幹部も一緒にテーブルを囲み、約十五分間、談笑した。

454片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 03:20:41
民主、非民主拮抗へ 改選後の県議会  岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070410_3

 改選後の県議会構成は民主、非民主の勢力関係が拮抗(きっこう)しそうな様相を呈している。無所属議員で構成する岩手政和会は4人が全員当選。新たに2人が現時点で入会を検討している。改選前に岩手政和会と統一会派を組んでいた社民党県連合も3新人が当選、引き続き統一会派を視野に入れる。非民主勢力は自民の13議席、公明1議席などを合わせると20議席を超えることは確実な情勢。民主は22人が当選し第一会派を維持したが、過半数には達せず、知事選に当選した達増拓也氏(42)の県政運営は微妙な舵(かじ)取りが迫られそうだ。

 今県議選(定数48)は、それぞれ民主22人、自民13人、公明、共産各1人、社民3人、岩手政和会、無所属議員各4人が当選。

 県議選八幡平選挙区(定数2)に無所属で出馬し初当選した工藤勝博氏(57)は9日、「県議会第三極としての政和会に入る方向で支持者と相談している。(県議選盛岡選挙区で当選した)吉田洋治氏らと連携を取る」と述べ、岩手政和会に入る意向を示した。

 工藤氏は、県議会無所属会派「政和会」に所属した田村正彦八幡平市長の後継者として出馬した経緯があり、当選後も田村市長と同じ政治スタンスで歩む考えだ。

 さらに、県議選花巻選挙区(定数4)でトップ当選した高橋博之氏(32)も「自民、民主両党とは異なる第三極の一員となり、条例提案に積極的に取り組みたい」との意向を示す。

 岩手政和会は、工藤氏の入会で最低5人を確保する見通し。大船渡選挙区(定数1)で3選を果たした田村誠代表は「県民の幅広い意見を反映するために第三極は必要だ。みんなで相談して連携を取れる人は連携していきたい」と語る。

 一方、改選前まで政和・社民クラブを構成していた社民党県連合の小原宣良代表も「基本的に第三極は必要との共通認識を持っており、引き続き統一会派を組むかどうか検討したい」と前向きな考えを示す。

 県議会は現段階で5人以上の会派が交渉団体とみなされ、議会運営委員会に委員を送り出したり、代表質問できる。

 民主は過半数を確保できなかったことで、今後個々の議員との連携が避けられず、非民主勢力との主導権争いの中で厳しい局面も出てきそうだ。

455片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 03:22:00
競馬問題、当落に影響? 県議選 岩手日日
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070410_12

 48議席が決まった県議選は、県競馬組合への巨額融資に対する姿勢が当落に微妙な影響を与えた。競馬関係者の多い奥州選挙区では「追い風」を感じた融資賛成の当選者がいる一方、盛岡選挙区では「逆風」を受けたと考える落選の現職も。「影響を感じなかった」とする候補者もあり、それぞれの選挙区事情で風の行方は異なったようだ。

 今回の県議選は、無投票を除くと県競馬組合への融資修正案に賛成した現職の候補者19人のうち、当選は16人、落選3人だった。反対の現職16人の中では当選14人、落選2人。

 追い風を感じたのは融資に賛成し、激戦の奥州選挙区を勝ち抜いた及川幸子さん(60)=民主。「競馬関係者に遊説に参加してもらうなどの支援を受けた」と有利に働いたことを認める。陣営幹部も「地元の理解を得る上でプラスに働いた面はあった」と分析する。

 一方、融資に賛成し、盛岡選挙区で落選した伊沢昌弘さん(59)=社民=は「落選は競馬問題がすべてではないが、問題を詳しく知らない人は、なぜという疑問が根強い。選挙戦の上で向かい風を非常に感じた」と肩を落とす。

 九戸選挙区で落選した平澄芳さん(58)=自民=は2月定例会本会議で融資案に反対した後、臨時会の修正案には一転して賛成。「相手候補も賛成だったことで、争点にならなかった」とするが、「マイナスに働いたとしたら、一度反対し、修正案で賛成に回ったことだろう。信念がないと思った有権者もいたかもしれない」と語る。

 融資反対派のうち、盛岡選挙区で当選した斉藤信さん(56)=共産=は「税金投入に反対する県民が多く、街頭演説などでも共感が得られていると感じた」と話す。

 新人の中にも、融資への疑問を訴えた候補がいる。一関選挙区で当選した岩渕誠さん(37)=民主=は「県競馬組合には構造的欠陥がある」と指摘。「素朴に、なぜ330億円もの税金を投入するのかと疑問に思った有権者も多かったのではないか」と融資への賛否が投票行動に影響を与えたと推測する。

 一方、競馬問題は当落を左右しなかったととらえる人も。大船渡選挙区で当選した現職の田村誠さん(58)=諸派=は「競馬問題は政党間の政争の具にされたが、大きな争点にならなかった」と分析する。

456片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 03:24:38
自民、単独過半数へ 民主も無所属に働き掛け 宮城県議会 河北
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070410t11035.htm

 新しい顔ぶれが決まった宮城県議会(定数61)で9日、会派構成をめぐる駆け引きが始まった。自民党は、公認と推薦した無所属新人らを加えて単独過半数を確保する見通し。民主党も無所属議員らに働き掛け、勢力拡大を図る構えだ。

 改選前の最大会派「自民党・県民会議」は、党公認30人と推薦した新人2人を加えると単独過半数。保守系の無所属新人議員にも打診している。党県連の中村功幹事長は「公明党会派と協力して村井嘉浩知事を支える安定多数を確保したい」と強調した。

 改選前は9人で第2会派だった「フロンティアみやぎ」は、現職4人が落選した。佐々木敏克会長は「立ち上がれないほどグロッギーだ」と話す。今後については会派総会で協議するという。

 改選前7人だった「民主フォーラム」は、民主党公認9人全員が当選して第2会派をうかがう。内海太会長は「幅広く非自民系の議員を結集できないか、模索したい」と話した。

 「公明・21世紀クラブ」は現段階で、改選前と同じ4人を確保。「無所属の会」は3人、「共産党県議団」は2人が当選した。改選前6人だった「社民党県議団」は現職2人が落選。公認と推薦で当選した現職がそれぞれ2人いる。

◎「県政運営しやすい」 村井知事歓迎

 村井嘉浩知事は9日の記者会見で、8日に投開票があった宮城県議選(定数61)で自民党が30議席を獲得したことについて、「わたしの考えに共鳴する人が1会派に集まれば、県政運営はしやすくなる」と述べ、自民党が最大会派になることに歓迎の意向を示した。

 知事は議会に対する姿勢に関し、「(議員たちは)是々非々の姿勢で臨むだろう。どの会派にも誠心誠意対応する。丁々発止の議論をしたい」と語った。
 東京都知事選で落選した浅野史郎前知事について、「県内で福祉の仕事をしてほしいか」との質問があり、村井知事は「浅野さんから相談があれば、立ち止まって考えたい」と述べるにとどまった。

457片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:21:27
秋田県議選 “地盤”めぐり泣き笑い 合併で区割り変更
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070411t41020.htm

 8日に投開票された秋田県議選(定数45)は、市町村合併に伴う大幅な区割り変更と現職9人の引退で、新旧交代が進む結果となった。合併で失職した元町長4人が政界に復帰する一方、選挙区のくら替えを迫られ、苦杯をなめたベテラン議員も。合併が引き金となった明暗が、また一つ浮かび上がった。

 「区割り変更の影響とは言いたくないが、旧大館市内では知名度がなく、新人と同じ素人だった」。落選が確定した8日夜、旧比内町議を7期務め、大館市区(定数3)で3選を狙った無所属現職の菅原龍典氏(63)は、淡々と選挙戦を振り返った。

 過去2回は旧北秋田郡(現北秋田市、上小阿仁村、旧比内町、旧田代町)区で当選した。だが、比内、田代の旧2町が2005年6月、大館市に編入合併したのに伴い、大館市区にくら替え。引退する議員から後継指名を受けた元比内町長佐藤賢一郎氏(59)=自新=の参戦もあり、終始劣勢を強いられた。

 7割以上の有権者が集まる旧市内を、元労組幹部らと二人三脚で回る戦術を選んだが、「有権者に市議選候補者と間違えられるほど知名度は低く、満足な運動ができなかった」と陣営幹部は明かす。

 旧比内町などが抜けた北秋田市北秋田郡区は、元森吉町長の近藤健一郎氏(51)=無新=が、激戦の大仙市仙北郡区では元西仙北町長の小松隆明氏(59)=自新=が当選するなど、元町長が“躍進”。その裏で、ベテラン議員の二世候補や現職が涙をのんだ。

 合併後の由利本荘市議選でトップ当選し、同市区で県議への転身を果たした元岩城町長加藤鉱一氏(58)=無新=の後援会幹部は「政治遍歴に対する地元の批判は根強かったが、町長まで務めた人を落としたら、地区の名折れだと考えた人が多かったのだろう」と説明する。

 今期限りで引退する現職、欠員となった議員の「二世」や「後継指名」の候補は計7人に上り、うち5人が優位な条件を生かし当選した。“地盤”をめぐる喜怒哀楽が色濃くにじみ出た県議選となった。

458片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:48:40
〈達増新知事〉同級生や恩師証言「強い正義感と意志」 岩手盛岡T
http://www.morioka-times.com/news/2007/0704/10/07041002.html

 県知事に当選した達増拓也氏は、高校生のころから政治家を志し、学生生活のさまざまな場面でリーダーシップを取っていたという。盛岡一高時代の「応援歌練習ボイコット」などのエピソードが、今も恩師や同窓生の語りぐさになっている。国会でもの申す達増氏にそのころの姿を重ね、知事として県政の改革に期待する声が聞かれた。

 岩大附属中学時代の恩師の滝沢村の吉川健次さん(60)は「生徒会長をやったし、一生懸命だった。学校、クラス、友達のことを担任以上に考えていた。よくできたがガリガリやるタイプではなく勉強する姿勢が見えた」と回想する。「将来は政界に行って日本をリードする人になると思っていた。岩手のリーダーとして期待している」と祝意を表した。

  盛岡一高時代の恩師の盛岡市の中里長助さん(69)は「初め達増君は人をかき分けても発言するタイプではなかった。1年生の後半からいろんなことを発言するようになり、だんだん頭角を表した。盛岡の先人に自分の行く末を感じていたようで、特に新渡戸稲造に関心があった。2、3年のころからはっきり政治家になりたいと言うようになった。今あるのは偶然ではない。外務省に入っても心に思っていたようで、小さいころの夢をあれほど実現してきた子は珍しい」と回想する。

  高校では生徒会役員として活躍し、米国視察に派遣されるなど当時から国際派だった。中里さんは「あまりバンカラ過ぎると、達増君が応援団を改革しようとしたことがあった。やり方を変えたらとか、団長とかなり話し合っていたのを覚えている」と話す。

  高校時代に同じソフトテニス部で活動した盛岡市の野頭泰行さん(43)は、「途中でやめることなく、ずっと運動部をやっていて体力があった。そのときからこういう世界を見据えていたような気がする。政治家になるとかコスモポリタン的な構想をしゃべっていた。応援歌練習ボイコット事件など校内行事で衝突したことがあった」と懐かしむ。

  盛岡市の同窓の及川英俊さん(42)は「達増君で一番印象に残っているのは応援歌練習でのこと。これはおかしいと思ったら正義感を行動に移すところなどが印象づけられた。応援団が怒って応援歌練習が中断したのでは。国会での発言を見て思い出すことがある」と、多くが異口同音に話す。知事としては「県庁職員とも大いにやりあってほしい。今あるような既得権を、彼なりのやり方で独自に改革してほしい」と期待していた。

459片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 08:49:39
〈統一地方選〉【解説】前半戦は民主が勝利 岩手盛岡T
http://www.morioka-times.com/news/2007/0704/10/07041005.html

 【解説】天下分け目の戦いと称される夏の参院選に加え、岩手では同時に行われる衆院1区補選でも前哨戦と位置付けられる統一地方選。前半戦の知事選、県議選における自民対民主の与野党対決は、民主が勝利を収め、民主王国岩手を改めて県内外に印象づけた。

  知事選では12年ぶりの新知事が達増氏に決まった。陣営は告示前から「圧倒的勝利を」と声高に叫んできたが、陣営の中で圧倒的勝利の目安としてきた過半数の得票、ダブルスコア以上の大差を付けたことで目的を果たした。一部には45万票の得票が条件に挙げられ、その目標も達成した。

  達増氏の圧勝を招いた大きな要因は外部にもあった。自民の候補擁立をめぐる迷走だ。発端は現職を4選出馬と見誤ったところにさかのぼる。早々に現職の不支持を明確にした民主に対し、自民は党が主体的に取り組むと述べるにとどめ現職を視野に入れた。

  そこに「自民党にとって最強の候補」(玉沢徳一郎県連会長)の達増氏の出馬表明がもたらされ、県連幹部や党本部の中には勝てる候補は増田氏の認識が広まり、急接近していった。党本部の幹部や現職大臣の力も借りて「触りっぱなし」(玉沢氏)だった増田氏は同10月30日、急きょ記者会見して不出馬を表明した。

  その後、混迷ぶりを露呈した自民。知事選は県議選や国政選挙への影響も大きく、不戦敗は回避しなければならなかったが、独自候補を立てられないまま年が明けた。1月、稲葉暉・一戸町長ら県内の一部の市町村長が柳村氏に出馬を促し、同党筋も動いて実現。柳村氏は市町村長らと政策を練り、告示前は稲葉町長が代表となり設立した新しい県政を創造する会を母体に街宣活動に駆け回った。

  当初、政党へは非民主の結集を唱え自民、公明、社民に推薦要請したが、結果的に自民が推薦しただけ。自民も実働部隊に国政選挙候補が加わり、鈴木俊一衆院議員ら国会議員2人、同党県議候補との連動を図った。しかし、柳村陣営は基軸を市町村代表に置いたことで、結果的に自民の中途半端な関与にとどまった。陣営がにらんだ自民支持層の基礎票を固め、国政とのパイプを強調しながら、民主勢力の伸長に対する懸念を持つ層への支持拡大は、勝負する前提となる自民支持者への浸透の段階で苦しむ結果を招いた。

  自民は身内に甘くなることなく厳しく総括し、立て直しを図ることなしに夏の陣への必勝態勢は組めないだろう。

  (井上忠晴記者)

460片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 09:33:31
誕生 達増知事 県政の行方(中)
自民退潮 擁立遅れ、終始受け身 讀賣岩手

 10日昼。盛岡市のホテルに自民党の新県議が集まった。今選挙の結果は2減の13議席だが、室内から時折笑い声が漏れるなど、会合は終始和やかムードだった。

 「現役の方はホッとしているし、新人の方は張り切っています」。記者団に囲まれた県連の佐々木大和幹事長も、満面に笑みをたたえた。知事選で党推薦候補の柳村純一氏(56)が民主推薦の達増拓也氏(42)に完敗したことへの反省の弁は、一言もなかった。

 「達増氏との差は13万票」。告示前、県連内にはこんな見立てもあった。ところが、ふたを開けてみれば30万票もの大差がついた。「候補者の擁立が遅すぎた」。敗因について、県連関係者は異口同音に語る。しかし、最大の問題は、なぜ擁立が遅れたかだ。

 達増氏が出馬を表明した昨年8月以降、自民県連が対立軸としてまず考えたのは増田知事の続投だった。玉沢徳一郎県連会長が直接出馬を要請するなど、秋波を送り続けた。もっとも、政党との「等距離外交」を貫く増田知事に、応じる義理はない。10月に不出馬を表明すると、自民党の選挙戦略は白紙に戻った。「我々は増田さんに期待しすぎた」。同党の鈴木俊一衆院議員は、そう振り返る。

 その後の独自候補擁立は難航を極めた。若手県議や県内在住の作家らの名が浮かんでは消え、擁立の期限としていた11月は過ぎた。年が明け、関係者に焦りの色が濃くなり始めたころ、自ら名乗りを上げたのが、柳村氏だった。

 柳村氏は滝沢村長時代、市町村合併に批判的で、出馬会見の際に岩手競馬の廃止も明言するなど、増田知事の路線とは明らかに違った。だが、県連幹部は柳村氏との政策的なすり合わせもほとんどしないまま、党としての推薦を決めた。「不戦敗は避ける」と繰り返した執行部の体面だけが保たれた。

 選挙戦では、達増氏が党の県議候補と密接に連動したのに比べ、柳村氏と自民候補の動きは鈍く、建設や農業関係などの有力な支持団体も機能しなかった。県連関係者は「終始受け身で、『死中に活を見いだす』意気込みが感じられなかった」と自嘲(じちょう)気味に話す。報道各社が達増氏の優勢を伝えた最終盤には、白けたムードすら漂った。

 結局、柳村氏の得票が達増氏を上回った市町村は唯一、田野畑村だけだった。5倍以上の差をつけられた地域もある。

 「地域のしがらみがある地方選と、政党同士が争う国政選は別だ。参院選では党の職域団体がフル稼働する。今回のような結果にはならない」。県連幹部は、そう強調する。ただ、県内陸南部では「支部長が杖(つえ)をつきながらポスターを張っている」(関係者)ほど支持層の高齢化が進んでいる。今回当選した県議も北上と遠野選挙区の合わせて2人だけだ。

 党勢の退潮を止められない中で、活路をどこに見いだすのか。夏の参院選は目前に迫っている。

(2007年4月10日 読売新聞)

461片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 09:36:18
満山氏、自民会派入りへ 讀賣福島

 自民党県連は10日、福島市で役員会を開き、無所属で当選した白河市区の満山喜一氏に自民党会派入りを打診したことを報告した。満山氏側からは前向きな回答を得られているとみられる。追加公認が実現すれば、自民党は30人となり過半数に達する。

 また、一昨年11月の福島市長選で県連推薦候補と対決した現在の瀬戸孝則市長の選対本部長を務め、離党した福島市区の望木昌彦氏にも復党、会派入りを打診している。ただ、現状では復党はしないとみられている。

 吉田弘幹事長は役員会後、「(会派入りは)本人次第」としながら、満山氏については「うまくいくと思われる」と話した。

(2007年4月11日 読売新聞)

462片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 21:39:17
書ちゃ食ちゃ寝:選挙取材 /青森
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aomori/news/20070411ddlk02070070000c.html

 激戦が予想された県議選むつ市選挙区。定数3に現職が4人。3位と4位の差は30票の小差だった。しかし、これほどまでの結果とは正直予想がつかなかった。開票所に詰めていた。事前の予想に反して、ぐんぐんと票を伸ばす候補がいる一方、大量得票するはずの候補が伸び悩むなど開票作業が終わるまでの約2時間、緊張の連続だった。

 選挙期間中の取材結果などから自分が予想した3候補こそ当選したが、順位や得票などは、まったく違うものになった。改めて選挙取材の難しさを実感した。

 選挙は「投票箱のふたが開くまで何が起きるかわからない」と言われるが、まさにその通り。統一選後半戦も「気を引き締めていかねば」と感じている。(松)

毎日新聞 2007年4月11日

463片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 21:41:50
選挙:振り返って…知事選/下 結束弱く事務所閑散 /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20070411ddlk03010175000c.html

 ◇後手後手の自共、達増氏独走許す

 「最大の敗因は、増田寛也知事の4選出馬に期待しすぎたこと」。柳村純一氏の選対本部総括責任者を務めた自民党の鈴木俊一衆院議員は投開票日の8日夜、知事選の敗因をこう分析した。

 増田知事が昨年10月末に不出馬を表明したのを受けて、自民は急きょ独自候補の擁立作業を開始。県議や元副知事、医師など何人かの名が挙がったが、達増拓也氏の独走を横目に調整はなかなか進まなかった。

 県北や沿岸の首長らから出馬要請を受けた柳村氏の推薦を決めたのは今年1月。当初「非民主勢力の結集」を訴えて広く票を確保しようとした戦略は、社民と公明の推薦を受けられず空回り。柳村氏を推薦した同党は告示後、党本部の中川秀直幹事長らが県内入りしてマイクを握るなど政党色を前面に押し出したが、自民支持層のほぼ半数しか固め切れなかった。

 選挙期間中に柳村事務所を訪れた自民幹部は「岩手は体制が少し薄い」と指摘した。頼みの国会議員が2人と少ないため、秘書による支援体制は最小限。県議候補者も自身の選挙に忙しく、柳村氏の選挙事務所は閑散としていた。「民主は達増氏と県議がセットだったが、こちらは違った」と柳村氏。全県的な知名度不足が否めない柳村氏との連動に、県議がメリットを感じにくかったことも一因とみられる。

 一方、推薦した菅野恒信氏が4万8000票余りで4位に沈んだ共産党。菅原則勝県委員長は「ダムや競馬など税金の使い道について共感は得られたが、民主などの組織の中では声が届かなかった」と話す。今回同様に労組団体などとの連携を重視した選挙だった95年より擁立候補の票を伸ばしたことを好材料ととらえ、夏の参院選に臨む。【念佛明奈】

毎日新聞 2007年4月11日

464片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 21:47:32
選挙:県議選 検証/中 「2世議員」に明暗 /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20070411ddlk06010277000c.html

 ◇新人10人当選、地盤作り狙う知事

 新人議員が10人当選するなど、大きく様変わりした県議会。新人議員の中には、父親や現職県議の後継指名を受けて県議選に出馬した候補も少なくなかった。そうした「2世議員」の中でも、当落では明暗が分かれた。2けたの新人議員が誕生した県議会に対し、斎藤弘知事はさらに強固な地盤を作ろうとしている。【統一地方選取材班】

 1位1万5441票吉村和武氏。2位1万4258票大内理加氏−−。少数激戦だった山形市区(定数9)。6人の現職を差し置いて1〜3位を新人が占めた。特に1、2位の2人は政治経験のないまっさらな新人。同時に「父親の後継者」という横顔を持つ。

 県議選告示日の3月30日。吉村氏の出陣式で演説した父和夫氏の後援会長は「志半ばで亡くなった吉村(和夫)氏の志を継ごうと和武氏がやってまいりました」と話し、前山形市長だった和夫氏の後継を強烈にアピールした。

 一方で、吉村陣営はさらなる支持拡大も模索した。6日、山形市のイベント会場に茶髪やピアス姿など一見、選挙とは関係がなさそうな20〜30代男女数百人が集まった。「ヨッシャーの会」という吉村氏の同世代異業種交流団体が人を集めた。議員などの肩書がある人の応援演説はなく、弁士も全員同世代だった。

 選挙後、選対幹部は「和夫票は1万1000というところ。トップ当選するための上積みをヨッシャーの会などの若手が集めてくれた」と振り返った。

 女性らしさを前面に出し2位に入った大内理加氏にしても、結婚して変わっていた名字を元の大内姓に戻すなど「父親の後継」を意識した。

   ◇   ◇

 「これですべての開票が終わったのか」「信じられない」。8日午後10時過ぎ、新庄市内の大地会館で新庄市区(定数2)の開票を見守った山科朝則氏の陣営では、大きなため息が漏れた。午後9時半の第1回開票状況ではトップを走っていたため、よもやの逆転負けに悪夢を見ているような異様な雰囲気となった。

 元県議会議長の父朝雄氏の地盤を引き継いだ山科氏。保守三つどもえの選挙戦中、任期途中で辞職を余儀なくされた父を弁士に呼ぶことはおろか、その名前さえも出さない戦術に徹した。ただ、朝雄氏の後援会組織に対しては、人脈を活用し、朝雄氏と同様の支持を訴えたが、その声は届かなかった。

 落選が決まり、山科氏は「昨年から皆様に支えられ頑張ってきたが、力不足だった。一からやり直します」と深々と頭を下げた。陣営幹部は「当選すると思っていたのに残念だ」と涙を流し、拳を握りしめた。この日も朝雄氏の姿はなかった。

   ◇   ◇

 県議選から一夜明けた9日。斎藤弘知事は「新人10人には山形改革にご理解をいただき、ともに取り組んでいただきたい」と呼び掛けた。2年前の知事選では、県議会の半分以上が斎藤知事の敵に回り、当選後も県議会に対し遠慮があった。呼び掛けは県政の「後輩」がようやくできたことを喜ぶかのようでもあった。

 選挙戦には積極的に応援に出かけた斎藤知事。現職同士の激戦となった東田川郡区(定数1)では、自民の田沢伸一氏を応援し「副知事2人制に賛成してくれた。県政にとって反対した人(吉泉秀男氏)とどっちが大事か」とまくし立てた。斎藤知事は「応援した人、しなかった人、できなかった人がいた」と振り返り、県議選を通じて知事与党の強化に余念がなかったことをうかがわせた。

 斎藤知事の応援で借りができた県議の胸中は複雑だ。酒田市・飽海郡区(定数5)で3選した森田広氏の支持者は第一声で「長く加藤紘一衆院議員の秘書を務め、斎藤知事とのパイプも太い」と知事とのつながりを強調した。同区で同じく3選された佐藤藤弥氏は「2期では県に何も言えない。3期になれば大きな顔でものが言える」と力説し、独自色を出すのに必死だった。

 多くの新人が当選し、新陳代謝が進んだかに見える県議会だが、同時に斎藤知事による「懐柔」もすでに始まっている。

毎日新聞 2007年4月11日

465片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/11(水) 21:49:43
’07統一選:県議選 知事総括「予算にも理解得た」信任受けたとの考え示す /福島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20070411ddlk07010347000c.html

 佐藤雄平知事は10日の定例会見で、「私にとって初めてのお務めとなった県の予算編成を理解してもらった結果だ」と県議選を通じて県民から信任を受けたとの考えを示した。

 県議選では、知事選で唯一の県政与党会派となった県民連合が5議席増の20議席を獲得した。一方、野党となった自民党は2議席減らし、結党以来初となる過半数割れの29議席にとどまり、無所属候補の追加公認や公明党との連携強化を模索している。

 佐藤知事は今回の結果について、「県民の皆さんが判断した結果。それぞれの選挙区の中での期待がこの結果を生んだ」と述べた。また、「あえて(特定の政党に属さない)『県民党』という立場でやって来た。私はそれぞれの自治体の首長の立場になって臨んでいる。その結果がこのような形で出た」と話した。

   ◇   ◇

 県は07年度から、佐藤知事の会見の様子をインターネットで動画配信する。第1回目となった同日の会見の様子は、今週中にホームページ(http://www.pref.fukushima.jp/chiji/c_kaiken.html)で見ることができる。【坂本昌信】

毎日新聞 2007年4月11日

466片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/12(木) 12:02:24
当選県議20人の会派入りを確認
県民連合 讀賣福島

 県民連合は11日、福島市内で会派会議を開き、県議選で民主党、社民党の公認・推薦を受けて当選した20人全員の会派入りを確認した。

 会議には、当選した20人全員が出席。瓜生信一郎会長が「佐藤知事を支える会派として心を一つにして頑張ろう」とあいさつ。会長に瓜生会長を再任したうえで、その他の会派内の人事を瓜生会長に一任した。

(2007年4月12日 読売新聞)

467片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 00:25:40
自民快勝:07年県議選の影響/下 監視役つとめる新県議 /青森
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aomori/news/20070412ddlk02010133000c.html

 ◇議会を論争の場に−−知事の「応援団」に正念場

 「よく頑張ったね」「そちらこそ」。11日の県議会庁舎。午後1時半から県庁西棟で開かれる当選証書付与式を前に、激戦を勝ち抜いた新県議があちこちで満面の笑みを浮かべて握手を交わしていた。

 定数が51から3削減され、48になった県議会。今回の県議選では、改選前の47人のうち、引退を表明した7人を除いて40人が立候補した。このうち落選したのは4人。新人11人と元職1人が加わった。県議5期を経て八戸市長を1期務め、再び県議に返り咲いた中村寿文氏(八戸市選挙区)は「感無量。懐かしい。格差の是正に取り組み、産業振興、働く職場を確保したい」と初心に帰ったように抱負を述べた。

 顔ぶれは新鮮だが、議会内の会派勢力は改選前とほとんど変化しないとみられる。改選前の会派別議席数は▽自民29▽民主系の新政会7人▽公明・健政会4人▽共産2人▽社民・農県民連合2人▽無所属3人。現段階では改選後の会派勢力がどうなるか流動的だが、自民は公認・推薦合わせて27議席と過半数を確保したほか、公明も現状維持した。

 与党が圧倒的多数を占める県議会は近年、知事の「応援団」に徹してきた。過去に県が県議会に提出した条例案は▽03年81件▽04年63件▽05年90件▽06年87件。このうち否決された議案が一つもないことからも、県議会の知事に対する「無償の愛」ぶりがうかがえる。

 木村守男前知事時代から与党として知事提案議案の成立に尽力してきた自民県議の一人は、後悔の念を含めて振り返る。「前知事時代、青森は財政状況では東北の中ほどのレベルと県庁に言われ続けて信じてきた。だが三村知事に代わって県財政の深刻さに驚いた。今では、当時なかなかチェックできなかった責任を痛感している」

 今年の大型選挙で自民との対決姿勢を明確にする民主県議の一人も「県議はそろそろ、知事提案をウンウンうなずいて通すだけでなく、議会を政策論争の場にしていくべきだ。知事選、参院選で政党としての力を見せるためにも政策論争で自民に挑むのは有効だ。自民が過半数の議席を取ったからといって、すべてを自民主導で進めるのはいけない」と危惧(きぐ)する。

 全国最低クラスの雇用環境など山積する県政課題に対し、有効な政策を実施するための裏付けとなる県財政は厳しく、予断を許さない。県の貯金に当たる各種基金の取り崩し額は、07年度予算編成時点で前年度比39億円増の198億円にのぼった。このままのペースでは2年後に「貯金ゼロ」となり、北海道夕張市のような財政再建団体に転落する可能性がある。

 今後の4年間、県民に代わって県政の監視役を務める新議員。当選証書付与式で県選管の川村能人委員長が「県民のため、青森のため、命を賭して頑張ってください。これからが正念場を迎えるのです」と語りかけると、新議員たちは神妙な表情でうなずいていた。

     ◇

 この連載は長谷川典義、村松洋、後藤豪、野宮珠里、長沢晴美が担当しました。

毎日新聞 2007年4月12日

468片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 00:37:14
選挙:振り返って…県議選 民主・自民、痛み分け 政党求心力に陰り /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20070412ddlk03010260000c.html

 ◇無所属系が躍進

 推薦を含め22議席に終わった民主。最大会派は維持できそうだが、小沢一郎代表も言及した過半数獲得には3議席及ばなかった。「(自民と)痛み分け。想定した最低ラインだな」と県連幹部は息をついた。非民主の勢力は共産1を含め26。最大会派といえど議会の主導権を掌握できるわけではない。

 小沢代表のおひざ元・奥州選挙区(定数5)では5人を立て独占を狙ったが、5位に諸派現職が滑り込み、議席独占はならなかった。水沢▽胆沢▽江刺の3選挙区合区で誕生した選挙区だが、候補者はそれぞれの地盤を中心に運動。議席独占の旗印と別に、現実には地域間対立色が濃い選挙戦となった。花巻、八幡平選挙区などで有力視された候補が思わぬ苦杯をなめ、盛岡選挙区では改選前に三つあった議席を二つに減らした。

 ある県議は「他会派との連携は難しいだろう。達増(拓也)知事を支えるのにも難しい場面が出てくる」と話す。

 2議席減らし13議席に転落した自民。「県議会でも民主に議席を譲ってはならない」(中川秀直自民党幹事長)と民主を意識した選挙戦を展開した。佐々木大和県連幹事長は「一番、反省すべきは県南」と振り返る。奥州選挙区では公認候補の擁立を断念。一関選挙区では、勇退する県議の後継者擁立に手間取り、最終的に議席確保には及ばなかった。民主に勝つ候補者を発掘できなかった体制の弱さが、議席減を招いた最大の要因といえる。

 苦しむ2大勢力とは対照的に、健闘が目立ったのが無所属系議員。盛岡、花巻両選挙区で若い無所属議員がトップ当選を果たし、政党の求心力の陰りを予感させる。改選前3議席に1議席を加えた岩手政和会は「無所属当選者で会に来ると言っている人もいる。達増知事には是々非々で、県議会では第三極として頑張っていく」(田村誠代表)と意気軒高。県議会で同会と合同会派を組む社民党も2議席から3議席に伸ばし「大きな激励を受けたと感じている。政和会との連携は続けていく方向で持っていければ」(小原宣良代表)と話す。【林哲平、念佛明奈、石川宏】

毎日新聞 2007年4月12日

469片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 00:47:16
選挙:県議選 検証/下 参院選前に思惑交錯 /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20070412ddlk06010151000c.html

 ◇水面下の戦い激しく

 夏の参院選の前哨戦とされた県議選。参院選山形選挙区(改選数1)で議席維持を至上命題とする自民党、3年前にわずかな差で敗北した舟山康江氏をたて議席獲得を狙う民主党、比例代表票の上積みへ弾みを付けたい公明党、生活者の目線で得票増加を目指す共産党、舟山氏を支持し野党共闘の道を選んだ社民党と、それぞれ思惑があった。県議選後の県政界の変化は、参院選にどのような影響を与えるのか。【統一地方選取材班】

 「格差社会を作った自民にお灸(きゅう)をすえる。自民候補が通れば『やっぱりおれたちが正しい』となってしまう。2期8年、庶民目線でがんばった吉田明さんを上げてください」。3日に上山市で開かれた無所属現職の吉田明氏の個人演説会で、舟山氏は声を張り上げた。

 2月に参院選山形選挙区の候補者を舟山氏に決めた民主党。県議選では、同党公認の現職、和嶋未希氏(酒田市・飽海郡区)をはじめ、推薦した新人の阿部昇司氏(鶴岡市区)や吉田氏の応援にも入った。吉田氏はわずかな差で敗れたが、和嶋氏や阿部氏は上位当選を果たした。だが、民主推薦候補がいるにもかかわらず、舟山氏が選挙期間中に応援に入らなかった選挙区があった。

 「もし落選した場合、参院選で手打ちとはいかない。近藤洋介衆院議員に対しても遺恨が残る」。寒河江市区(定数2)で落選した内藤明氏の陣営関係者は、投開票日前に複雑な心境を吐露した。

 民主党は内藤氏と当選した楳津博士氏の2人の無所属新人に推薦を出した。04年の参院選では、同市で8392票を取った舟山氏。1票でも多く欲しい両陣営にとっては、舟山氏の応援はぜひとも受け入れたいはずだった。しかし、自民現職が終始優勢で、楳津、内藤両氏の争いとなり、舟山氏の応援を受けることは、はばかられた。内藤陣営の関係者は「舟山氏が応援に来ても未知数。かえって寒河江が混乱してしまう」とあきらめ顔だった。

 参院選選挙協力の象徴である民主、社民両党が推薦した吉田、内藤両氏が相次いで落選し、選挙協力には暗雲が立ちこめる。さらに鶴岡市区で阿部氏の上位当選の一方で、社民県連代表の田辺省二氏が落選したこともわだかまりとして残る。社民党関係者は「あそこまで(大量得票で)やられたからなあ。我が党は虚脱感で力が入らない」と打ち明ける。

   ◇   ◇

 参院選山形選挙区の候補者が決まらず、スタートラインにすら立っていない自民党。県議選投開票の翌9日、東京都の衆院第2議員会館に県選出国会議員らが集まり「これまで政治にかかわってきた首長や議員」まで選択の幅を広げることを決めた。

 加藤紘一県連会長は「私の所にも遠慮がちながら『まだ決まらないのですか』という声が聞こえてきた。だが、できるだけいい候補者を選びたいと思って努力してきたので、そこは説明して皆さんにご理解いただいた」と釈明した。

 昨年7月から2度の公募を実施して候補者を選定できず、執行部一任となった1月中旬からは、県選出の国会議員と県連幹部による会合を東京などで十数回開催。県教育委員など複数の名前が浮かんでは消え、県議選告示までと区切った候補者選考も挫折した。

 ただ、県議選では、定数2減にもかかわらず現有27議席を維持し、無所属議員の自民入りも数人見込まれることから、参院候補を下支えする県議団は盤石だ。加藤会長は「県内の自民党の態勢は今までになくいい形」と自信を示す。来月12日に迫る県連大会までに候補者を決められるか、時間との勝負が続く。

470片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 00:47:28
 参院選で自民候補を応援する予定の公明党。2月に来県した太田昭宏党代表は「できるだけ早く擁立してほしいが、今からでも十分間に合う」と配慮を見せた一方で、比例代表票の上積みには余念がない。

 県議選告示前の3月25日午後、JR山形駅西口の広場では、浜四津敏子公明党代表代行と渡辺孝男参院議員(比例)が県内唯一の公認候補の寒河江政好氏の応援演説をした。与党としての政策の実績を強調し、議席死守へ檄(げき)を飛ばした。

 同党県本部幹部は「非常に厳しい選挙。今までにないぐらい細かい戦略で票を集めた」と明かす。上山市区など複数選挙区で公明支持者が自民候補に投票する代わりに、その選挙区の自民候補関係者の親類など山形市区の有権者に公明候補へ投票を依頼し、50票単位でバーターしたという。

   ◇   ◇

 16年ぶりに山形市区での議席奪還を実現した共産党。8日の開票日、バンザイする渡辺ゆり子氏の横に、同党で参院選山形選挙区に立候補を表明した佐藤雅之氏の姿があった。県内の政党の中で最も早い昨年4月に立候補を表明した佐藤氏。県議選に際しては同党の候補者と連動した運動を進めた。

 共産党県委員会幹部は「山形では前回に比べ、1・37倍くらい票を伸ばした。酒田も負けはしたけど、1300票ぐらい伸ばしている。鶴岡は票はともかく勝った。県議選でも候補者名とともに『共産党』を前面に押し出しているので、(他党に比べ)県議選の勝利は参院選への弾みになりやすい」と手応えを感じる。

 7月の公示が見込まれる参院選の3カ月前の県議選で、各党ともどこまで勢いをつけられたのか。各陣営の水面下での戦いはますます激しさを増しそうだ。

毎日新聞 2007年4月12日

471片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 08:14:14
自民県連執行部刷新へ
県議新任期へ多数派工作も 讀賣秋田

 自民党県連(津谷永光会長)は12日、秋田市内で常任総務会を開き、県議の新任期が始まる30日をめどに執行部を刷新し、夏の参院選に臨む方針を決めた。県議会会派として過半数(23議席)獲得を目指すため、県議選で当選した無所属の新人らに対する多数派工作を強化することも確認。この日、無所属で初当選した由利本荘市選挙区の加藤鉱一氏(58)が会派入りすることになり、20人を確保した。

 常任総務会では、幹事長の安杖正義県議(62)が今期限りで引退することを踏まえ、県連会長は現行通り県議から選ぶが、現在は別々に置いている会派会長と県連会長を一人が兼務することを決めた。

 参院選で陣頭指揮を執ることになる幹事長には、大館市選挙区で5選を果たした鈴木洋一県議(63)が浮上。県連の会長、総務会長、政調会長の人事については、再任や横滑りも含めて調整している。

 多数派工作ではこの日、津谷会長が加藤氏と秋田市内で会談。加藤氏は、県政与党の会派「新生会」からも打診を受けていたが、最終的に自民党会派に入ることを伝え、入党する考えも明らかにした。

 同党は、大仙市・仙北郡選挙区から無所属で初当選した原幸子氏(36)にも、推薦したことから会派入りを働き掛けている。しかし原氏は12日の取材に「後援会から『公認ではなく戦ったのに、すぐに自民党会派に入るのはおかしい』と言われており、その声は尊重したい」と明言を避けている。

 県議会は18日に各会派の代表者会議を開き、会派構成などを固める。7人が当選した第2会派の県政与党「みらい21」も、大仙市・仙北郡選挙区の樽川隆氏(65)と、北秋田市・北秋田郡選挙区の近藤健一郎氏(51)を加えることに成功し、9人になる見通し。与野党を問わず、多数派工作がさらに過熱しそうだ。

(2007年4月13日 読売新聞)

472片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/13(金) 19:37:50
選挙:県議選・八戸市区 「圧着はがき」で混乱、持ち帰り59票も /青森
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aomori/news/20070413ddlk02010218000c.html

 ◇確定遅れ1時間

 8日に投開票された県議選で、個人情報保護に配慮した「圧着はがき」が原因のトラブルで、八戸市区の票の確定が当初予定の午後11時半から1時間近く遅れていたことが12日、分かった。

 同市選管によると、開票作業は午後9時25分から同市体育館で行なわれた。途中、投票箱に投票案内はがきのあて名面や入場券が多数混入していることが分かり、同時に59票足りないことも判明。午後11時半の段階で確定票を出せる状態だったが、端数を数え直して原因を調べた。結局、不足票と入場券などの枚数が一致したため、投票用紙と間違えて入れたと判断。59票を「持ち帰り」票として計上した。県選管の最終発表は、全選挙区で最も遅い9日の午前0時26分にずれ込んだ。

 混乱の原因は、投票案内用に今回導入した三つ折タイプの圧着はがき。同市では1972年から、世帯主あてはがきのあて名の下に入場券を2枚印刷する方法を取っていた。今回から、はがきの表はあて名のみにし、入場券4枚を三つ折を開いた内側に印刷、あて名以外の名前を隠して見えないように配慮した。だが、捨てる部分が多く、投票の際に混乱を招いたらしい。入場券を22日投開票の市議選と共通にしたことも、混乱に拍車をかけた。

 新型の投票案内をめぐっては、送付直後から「入場券がついていない」といった問い合わせが市選管に殺到。200件前後に上った。高齢者が中心で、選管職員が電話口で圧着はがきの開き方を教えて対応した。

 市選管の玉田政光事務局長は「時代の流れで配慮したつもりが、混乱を招いてしまった。選挙はさまざまな人を対象にするので、もっと分かりやすくするべきだったと反省している」と話している。【長沢晴美】

毎日新聞 2007年4月13日

473片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 09:01:40
自民系の得票率5割に/県議選 青森東奥
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2007/20070413150215.asp

 八日投開票が行われた県議選で、自民党公認・推薦候補の合計得票の有効投票数に対する割合(得票率)が、ほぼ五割に達していたことが十二日、本紙集計で分かった。民主党公認・推薦候補の得票率は二割にも満たなかった。県議選は六月の知事選、七月の参院選の前哨戦と位置付けられたが、二大保守の組織力に大きな差があることが、数字の上でもあらためて浮き彫りとなった。

 県議選で自民党は公認三十人、推薦四人を、民主党は公認十人、推薦四人(三人は社民党、うち一人は国民新党も推薦)を擁立した。全十六選挙区のうち、四選挙区で自民党公認五人が無投票当選。本紙は、投票となった十二選挙区の自民党公認・推薦(自民党系)二十九人、民主党公認・推薦(民主党系)十四人の得票を集計して、比較した。

 自民党系の得票は合わせて二十九万四千百三十票で、民主党系は十万七千五百八票。得票率はそれぞれ、49.3%、18.0%だった。十二選挙区中、民主党系が自民党系の得票を上回ったのは三戸郡区だけだった。

 最も得票率に差があったのは青森市区で、民主党は自民党の12.1%しか得票できなかった。民主党一人に対し、自民党が五人を擁立したことに加え、政党の推薦を受けない無所属候補が乱立し、非自民票が分散したためとみられる。

 十二選挙区のうち、自民党は全県に広がる組織力を背景に、三戸郡区を除いて、定数二以上の複数区に二人以上の候補者を擁立したが、民主党は田名部匡省・県連代表のおひざ元である八戸市区、三戸郡区以外は一人にとどまった。当選したのは自民党系二十七人、民主党系七人だった。国政選挙の本県比例票の得票率をみると、二〇〇四年参院選では民主党が39.9%と自民の33.8%を上回り、〇五年衆院選では自民党33.6%、民主党31.9%だった。国政選挙では二大保守の得票が拮抗(きっこう)しているが、県議選では民主党候補への投票につながらなかった。

474片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/14(土) 09:50:41
加藤鉱一氏、自民会派入りへ 県議会 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070413b

 8日投開票された県議選で初当選した無所属の加藤鉱一氏(58)=由利本荘市選挙区、旧岩城町長=は12日、県議会最大会派で野党の自民党会派に入る意向を表明した。同党県連の津谷永光会長に意思を伝え、了承された。

 今回の県議選では自民党の公認を受けた19人が当選しており、加藤氏の会派入りで県議会での自民党勢力は20人となる。過半数ラインは23人で、無所属で当選したほかの新人や、県議会でキャスチングボートを握ってきた自民党系会派「新生会」に所属する現職らの動向が注目されている。

 現在党籍は持っておらず、会派入りに当たって入党するかどうかは検討中としている。
(2007/04/13 08:36 更新)

475片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 00:21:18
県議会:県民連合、控室も広く 議席増で手狭に、自民と一部交換 /福島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20070414ddlk07010432000c.html

 県議会の自民党と県民連合の代表者会議が13日、県庁で開かれた。8日の県議選で現有を5議席上回る20議席を獲得した県民連合は、これまで利用していた県庁の議員控室が手狭になることから、自民党が使用してきた控室の一部に移ることが決まった。南側に面する「一等地」で、県民連合にとっては文字通り明るい結果になった。

 県民連合が新たに使用する控室は、南に面する約324平方メートルのうち、自民党が応接室として使用している約93平方メートルと顧問室の約46平方メートル。このほか自民党の別室約89平方メートルも県民連合に割り当てられる。これに伴い、東側の現・県民連合控室は自民党に明け渡す。

 議会事務局によると、南側の控室は記録に残っている範囲では自民党が占有してきた。何度かの分裂騒動時には壁を隔てて自民2会派が同居していたが、「他会派が入居するのは初めて」(議会事務局)だという。20人が入れる部屋が他にないため、自民党も異論を差し挟む余地がなかった。

 県民連合の受付の委託職員の女性は「これまで朝しか日が入らなくて日中は暗かったけど、これからは暖かく、明るくなるのでうれしい」と話していた。【菊谷隆】

毎日新聞 2007年4月14日

476片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 07:11:16
県議初当選柏倉氏が急死
上山市区吉田氏繰り上げ当選へ 讀賣山形

 8日に投開票が行われた県議選上山市区(定数1)で初当選した柏倉昭一氏(自民)が14日早朝、心筋梗塞(こうそく)で死去した。62歳。公職選挙法の規定により、同選挙区で次点だった現職の吉田明氏(55)(無所属)が繰り上げ当選することになる。

 遺族などによると、柏倉氏は13日は、妻や親族と蔵王温泉(山形市)の旅館に宿泊。14日午前2時半ごろ胸の痛みを訴え、山形大付属病院(同市)に運ばれたが、同日午前6時42分に死亡が確認された。告別式は17日午後2時、上山市栄町1の3の30法円寺。喪主は長男、亮一氏。

 柏倉氏は、同市内の材木店の社長で県木材産業協同組合理事。上山青年会議所理事長なども務めた。初めての選挙となった今回は、吉田氏との一騎打ちを315票差で制し、11日に当選証書を受け取ったばかり。任期は30日からで、正式に議員になる前に帰らぬ人となった。

 同市石崎の柏倉氏の自宅には、突然の悲報を聞いた横戸長兵衛・同市長らが次々と弔問に訪れた。亮一さんは、「健康な姿しか記憶にない。これからという時に、どうして」と言葉少なに語り、唇をかんだ。横戸市長は、「長年、市と県のために力を尽くしてきた同志。(初当選した今年2月の)市長選では選対本部長として力になってくれた。自分の体の一部を失った気がする」と肩を落とした。

 一方吉田氏は、敗れたが法定得票数を得ており、県選管は月内にも委員会を開いて吉田氏の繰り上げ当選を告示する。

 読売新聞の取材に対し、吉田氏は「本当に驚いている。選挙を全力で戦った相手だが、個人的な親交は深く、上山市と県を思う気持ちは同じだった。ご冥福(めいふく)をお祈りする」と語った。繰り上げ当選については、「柏倉氏と政治理念は違っても、思いを引き継ぎ、2人分頑張ろうという気持ちだ」と述べた。

(2007年4月15日 読売新聞)

477片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:04:00
県議選で民主過半数未達 衆院補選に影響も
2007年04月10日 朝日岩手
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000704100004

 新しい顔ぶれが決まった県議選で、民主党は定数48のうち22(推薦含む)を占め、最大会派となる見通しだ。だが、「達増県政が実現した場合の必須要件」(小沢代表)とした過半数の25議席には届かなかった。盛岡など県央部での取りこぼしで「想定した最低ライン」(ある県議)にとどまり、7月の衆院岩手1区補選などへの影響も懸念されている。


 8日の投開票日。知事選では、民主推薦の達増拓也氏の当選が早々と確実になった。だが、県議選の結果が伝わるにつれ、県連幹部の表情は厳しくなった。


 「25〜26議席はいけると思ったが…」。ある県議は唇をかんだ。厳しい結果となったのが、盛岡と花巻選挙区だった。


 盛岡では昨年12月、現職1人が引退を表明。だが、後継候補の決定は、告示直前の3月初旬にずれこんだ。


 盛岡での選挙前議席は3。民主は4人を立てたが、「4人目が遅すぎた。3人なら票を分け合えた」(関係者)。


 4人目の候補は他候補に大きく離されて最下位。もう一人の新顔も落選した。盛岡が選挙区となる7月の衆院補選を控え、「厳しい戦いになるのではないか」(関係者)との声があがる。


 議席を伸ばした県南部でも、候補者間の「しこり」を気にする声が聞かれる。


 奥州では選挙前の3から4に、一関では2から3に、それぞれ議席を伸ばした。だが、新顔擁立の過程で、現職との摩擦がささやかれた。


 地縁、血縁が重視される県議選では、支持基盤が重複し「同士打ち」を余儀なくされる局面も多い。「どれだけ票を持っていかれるかびくびくしていた」(関係者)


 さらに、2月県議会で焦点となった競馬問題では、県の融資案に賛成する県南部の一部議員と、県連執行部との溝が表面化した。新知事の達増氏は、県競馬組合の経営計画の見直しを明言しており、競馬問題の対応を巡り、今後も県連内に波乱要素は残されたままだ。

478片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:08:16
県議選 自民・民主議席増 会派構成は?
2007年04月11日 朝日宮城
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000704100009

 8日の県議選で新しいメンバーが決まった県議会(定数61)で、無所属の議員を議会内の会派に取り込もうと各党が動き始めている。すでに過半数を確保した自民党も一気の勢力拡大を目指し、議席増を果たした民主党も発言力の強化を狙っている。
 「安定した県政運営のためには議席は多ければ多いほどいい」と話すのは自民党県連の中村功幹事長。自民は公認30人と推薦2人が当選。公明の4議席を加えると議会内の議席が36となり、全員が自民、公明両会派に入れば、六つある常任委員会の委員長ポストをすべて確保できる見込みだ。しかし、浅野県政で減らした数を一気に取り戻す好機と無所属議員への働きかけを強める。
 対照的なのが保守系で浅野県政時代与党だった「フロンティアみやぎ」だ。9議席で第2会派だった勢力が5議席とほぼ半減した。佐々木敏克会長は「今は頭が真っ白な状態」と話す。12日に会派総会を開いて今後の対応を考える予定だ。
 民主党議員らの「民主フォーラム」は、改選前は7議席だったが、公認候補9人が全員当選して第2会派になる見込み。推薦議員の取り込みを図り、「他の野党会派との連合も視野に村井県政に対抗したい」(同党県議)考えだ。
 改選前6議席だった「社民党県議団」は議席を大幅に減らして2人に。存在感確保のため推薦した無所属候補の会派入りに懸命だ。

479片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:09:34
変わる議会勢力図
2007年04月09日 朝日福島
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000704090003

 −民主増、知事に追い風 「自民の支配力低下」



 昨年11月の出直し知事選に勝利した勢いを維持した民主党が躍進した。「佐藤雄平知事の与党」を自任し同党と社民党、無所属県議で構成する第二会派の「県民連合」も勢力拡大に成功した。野党に転じた自民党は初めて過半数を割り、支配力は大きく低下する。


 県民連合は、「自民党との二大政党制による政権交代可能な仕組みづくり」(瓜生信一郎会長)に向け前進。擁立した候補者が25人にとどまり、過半数は望むべくもない現状だが、目標の20議席を確保し、前回取り逃がした副議長ポストを要求する環境は整った。瓜生会長は「我々の趣旨に賛同する人は拒まない」とし、他会派との「合流」にも色気を見せている。


 自民党は2月定例県議会では「文化スポーツ領域」新設関連条例案に反対し、知事提出の議案を戦後初の否決に持ち込んだ。だが、過半数割れで、党単独では議案の可決、否決を掌握することができなくなった。


 また、すべての常任委で委員長を除いても過半数を占めることができる「絶対安定多数」(36議席)を、政界再編の影響を受けた95年以来3回ぶりに失ったことで委員会運営でも安定性を欠きそうだ。


 31議席で臨んだ2月定例県議会では総務委(10人)で県民連合が3人を占め、委員長を除いた自民と非自民が逆転。先の新設関連条例案を「否決すべきだ」と採決するため無所属県議に反対や退席を促しており、今後もこうした根回しの必要に迫られる。


 中央政界同様、公明党頼りが強まるとの指摘もある。だが同党は条例案否決に際し自民の根回しを拒んでおり、「55年体制」成立以来の「一党独裁」が、大きく揺らぎそうだ。


 ◇30代、7人から3人に減 女性、過去最多の6人に


 今回の県議選では、前回03年当選者の半数29人を占めた50代に、引き続いて26人が集中し、前回12人だった60代が16人当選した。一方で、前回7人だった30代が3人に減り、世代交代は進まなかった。


 当選者を年代別に見ると、50代、60代に次いで40代12人(同10人)、30代、70代1人(前回0人)と続く。


 各年代が全体に占める割合は、30代5・2%(前回12・1%)、40代20・7%(同17・2%)、50代44・8%(同50%)、60代27・6%(同20・7%)、70代1・7%(同0%)となっている。


 最年長は福島市選出の無所属、望木昌彦氏の70歳で、最年少は二本松市選出の民主党現職、本田朋氏の32歳。30代はもともと郡部には候補者がおらず、いずれも市部の選挙区選出となった。


 一方、女性県議は前回の3人から倍増の6人となり、83年に初めて誕生して以来、過去最多となった。うち3人を共産党が占めた。当選者58人に占める割合は、前回の5・2%から10・3%と増えた。候補者10人も過去最多だった。全候補者80人の12・5%を占め、初めて10%台に達したことは「女性の進出」を印象づけた。


 郡山市選出の共産党現職、神山悦子氏は連続3回当選を遂げた。福島市の自民党現職、桜田葉子氏と郡山市の同党現職、柳沼純子氏は引き継いだ地盤を守り、ともに再選を果たした。

480片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:11:19
県議選で勢力構図流動化
2007年04月10日 朝日福島
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000704100005


 −自民はや多数派工作 県民連合「発言増す」−


 県政汚職など一連の事件の余波か、それとも安倍政権への批判か――。8日に投開票された県議選では、自民党が50年以上守り続けてきた単独過半数を割り込む結果となった。議会の勢力図が大きく流動化することが予想されるなか、自民党は早速、議会での多数派工作に動き始めた。22日投開票の参院補選、7月の参院選を控えて、各党の思惑が交錯している。


「知事をとられたのが痛かった。野党に転落したことが響いた」


 自民党の吉田弘県連幹事長は県議会で過半数割れした原因を、そう分析した。


 党内には、佐藤栄佐久前知事が逮捕された県政汚職事件が「逆風」になったとの見方もある。県連幹部の一人は「オール与党で前知事を支えたのは相手も同じ。自民党だけが悪いイメージを持たれ、バッシングが集中した」とこぼす。


 また、安倍政権に対する批判を理由に挙げる県連幹部もいる。「都市部と地方の格差は確実に広がっている。党中央の政策への不満がじわじわ票を減らしている」


 一方、民主党が中核となる県議会第2会派の県民連合は、昨年11月の出直し知事選で当選した佐藤雄平知事を支える「与党」の立場を選挙戦で強調した。野党に回った自民党との違いをアピールすることで、自民党支持層も切り崩した。


 民主党県連の玄葉光一郎代表は開票後の会見で「雄平知事の効果はあったと思う。少数与党を助けたいという県民の思いを反映した結果だ」と語った。


 「公明と連携視野」                 


 県議選の結果、県議会では自民党29議席、県民連合20、公明、社民、共産が、それぞれ3という構成になった。


 自民党は、無所属で当選した県議を追加公認することで過半数を回復させたい考えだ。また、公明党と連携し、六つの常任委員会で過半数を占める「安定多数」の34議席の確保を視野に入れる。


 その公明党は、国政では自民党と連立を組んでいるが、県議会では必ずしも共同歩調は取っていない。甚野源次郎県本部代表は9日、「連携するかどうかは相手の出方次第」とし、県議会の常任委員長ポストなどを「見返り」とした連携に含みを持たせた。


 一方、県民連合は「議会で発言力が確実に増すだろう」(瓜生信一郎県民連合会長)。自民党が独占してきた副議長ポストについても、「今回の結果を受けて、さらに言いやすくなった」と自信を見せる。ただ、自民党と対抗する非自民勢力への結集については「自民と対立するだけが、知事を支えることとは限らない」(安瀬全孝・同会派政調会長)として、無所属議員への働きかけなどは当面は見送る考えだ


 「補選にらみ働き」


 自民党は9日、郡山市内のホテルで参院補選の選対会議を開いた。県議選の結果を受け、茂木敏充同党筆頭副幹事長や県選出国会議員、県議らが補選の選挙戦略を話し合った。国会議員や県議の後援会を動員して組織票を固める運動方針を再確認した。会議終了後、岩城光英県連会長は「議席数は減らしたが、得票数では勝っている。県議選で自民党に投票した人たちに、補選では間違いなく山口勇候補の名前を書いてもらうことが重要」と語った。


 民主党は、県議選での勝利を補選につなげたい考えだ。


 『参院補選では増子さんをよろしく』と、支持者へのお礼の挨拶回りと連動させる」と玄葉代表は話し、参院補選への決意をみなぎらせた。増子氏の陣営は「地方を弱くする政治はNOと問いかけ、生活しやすい国づくりという増子さんの訴えを全国に発信させたい。これまでの戦い方を変えずに走る」と自信をのぞかせる。

481片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:12:14
追加公認要請 自民県連
2007年04月11日 朝日福島
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000704110004

 県議選で過半数割れした自民党は10日、県連の役員会を開き、今後の県議会での対応を話し合った。いずれも無所属で当選した、白河市選挙区の満山喜一県議と福島市選挙区の望木昌彦県議に追加公認を要請することを確認した。同党から党籍証明を受けて立候補した、双葉郡選出の吉田栄光県議についても、追加公認する方向で手続きを進めるという。


 県連は満山、望木両県議の後援会や地元支部に追加公認する意向を打診しており、両県議が同意すれば、選挙対策委員会を開いて正式に決定するという。


 役員会の終了後、吉田弘幹事長は「本人の意思決定待ちだが、うまくいくと思う。な
るべく早く決めたい」と話した。


 満山県議は「後援会と相談し、近く結論を出したい」と語り、望木県議は「自民党でなくても改革はできる。単なる数合わせなら行く気はない」としている。


 また、役員会では、公明党との連携については当面は見送ることも申し合わせた。追加公認を合わせれば、過半数を超えるため「多数派工作の必要はない」(県連幹部)という。



 「社民、得票減らし焦りも 公明・共産は安定と自信」
8日投開票された県議選で自民、民主両党が明暗を分ける中、公明、共産、社民の各党は、ほぼ現状維持となった。ただ結果は同じでも、各党の反応は分かれた。安定した得票や都市部での戦いに自信を見せる公明、共産両党に対し、長期低落傾向に歯止めがかからない社民党は今後に焦りをのぞかせた。


 「福島でのトップ当選をはじめ、郡山やいわきでも上位で当選でき、期待以上。選挙前の危機感は強く、組織がかえって引き締まった」。目標としていた3人全員の当選を果たした公明党の甚野源次郎県本部代表は安堵(あん・ど)した表情を浮かべた。


 「3議席は(今後の議会を左右する)大事な議席になる」(甚野県本部代表)として自民党などの出方を見守る構えだ。


 共産党は、現有の2議席から一つ上乗せして3議席を獲得した。最上清治県委員長は「暮らしの大変さを何とかして欲しいという県民の強い思いを議席増につなげた勝利だ」と強調する。


 現行の選挙区となった71年以降、初めて2人の候補者を擁立したいわき市では合わせて約2万3千票を集め、同党として最高を記録した。福島市では03年に失った議席を奪還した。最上県委員長は「都市部では十分戦っていける」と自信を見せた。


 一方、3議席を維持しながらも、社民党の加藤雅美県連幹事長は無念の表情だった。03年と同じく現職3人、新顔1人が立候補し、現職3人が当選した。いずれの候補者も前回に比べて7百〜千票減らした。加藤県連幹事長は「二大政党の流れの中で、支持基盤が弱体化し、厳しい選挙になった」と唇をかんだ。

482片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:17:41
児玉祥子氏当選
2007年04月09日 朝日秋田
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000704090001

 女性候補の一騎打ちとなった潟上市選挙区は、無所属現職の児玉祥子氏が再選を果たした。


 潟上市天王の児玉氏の事務所に当選の知らせが入ると、集まった支持者から大きな拍手と歓声があがった。


 児玉氏は「区割り変更があり厳しい戦いだったが、旧3町の市民が垣根を越えて一つになったと感じている。皆さんの暮らしを守り、幸せを築くため真摯(しん・し)にがんばっていきたい」と述べ、何度も頭を下げた。


 石川光男・潟上市長と同市議13人の全面的な支援を得て選挙戦を展開した。2年前の市長選で児玉氏の応援を受けた石川市長は、出陣式や6回の個人演説会に欠かさず出席し、「ともに潟上市の発展に尽くしたい」などとエールを送っていた。


 児玉氏は、兄の介護や子育ての経験から「生活者の視点を県政に届けたい」と一貫して訴えた。県議だった父孝氏の秘書を務めるなど、地元を離れず活動してきた点もアピールした。


 地盤の飯田川、昭和地区を手堅く固め、相手の地盤である天王地区にも浸透したとみられる。


 一方、自民新顔の二田眞規子氏は、父である二田孝治・衆院議員と二人三脚で、党の組織力を生かした戦いを展開した。


 海外生活の経験から世界的な視点を持つことを強調。国会議員の応援を得て国政との距離の近さも訴えた。眞規子氏の敗戦は二田衆院議員の地元での影響力低下を示す格好にもなった。眞規子氏は同市の事務所で支持者らに「今は頭が真っ白。これに懲りずまた挑戦したい」と話した。

483片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:20:30
深読み県議選(上)
2007年04月10日 朝日山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000704100005

 ∞批判の風女性候補に


 9日朝、山形市七浦の自宅で、大内理加氏(44)は、満面の笑みで報道各社のインタビューに答えていた。「まだ実感が沸きません」と言いつつ、8日の県議選で1万4千票余りを獲得、2位当選した喜びがあふれていた。


 開票が始まるまで、大内氏への評価は「当落線上」だった。今期限りで引退する父、孝一氏の前回得票は当選ラインぎりぎりの約1万票。若さと数少ない女性候補への期待票を入れても父親の得票に届くかどうか、とみられていた。


 大内氏自身、選挙戦最終日の7日夜、「女性の風は起きませんでした。たぶん、私には」とあたかも敗戦を覚悟したようにさばさばと振り返っていたほどだ。


 各種団体や大企業の支援を受けられず、組織選挙を封じられた。その上、立候補表明の出遅れで他候補に地盤の市北部へ攻め込まれた。


 政策を伝えることに重点を置いた大内氏は、政務調査費の透明化や県政へのチェック機能強化など県議会への不満を前面に出した。斎藤県政に対しては「メリハリある予算編成をして、多くの事業を見直すべきでは」と主張した。


 個人演説会の参加者は「うん、うん」とうなずきながら聴いていた。今の県政、県議会への不満、批判の風が、わずかに吹き始めていた。大内氏は自覚的ではなかったが、選挙戦を通じてその受け皿となっていた。


 ●共産候補7位


 共産党に16年ぶりの議席をもたらした渡辺ゆり子氏(54)は、大内氏より明確に現状批判の風を意識していた。「斎藤県政への批判票の受け皿ということでは、大内さんよりも多いと思う」と渡辺氏は言う。


 共産は山形市区で前回まで4回続けて落選。どうしても1万票に届かなかった。他の陣営からは「共産は1万票は無理じゃないか」との見方が多数だった。今回も大内氏と最後の議席を争うとみられていた。


 だが、乳幼児医療給付の基準見直しや私学助成の削減など共産を除くオール与党態勢のもと斎藤知事が進める政策に正面から批判を浴びせて7位に入った。


 ●知事派最下位


 その斎藤知事の強い支援を受けたのが沢渡和郎氏(64)だった。選挙期間最終日の7日には、斎藤知事と山形市の中心部、七日町を練り歩いた。斎藤知事はハンドマイクを手に「私、山形県知事の斎藤弘です」と呼びかけ、まばらな通行人に手を振り続けた。


 夜は公民館で「スジ、情熱、思いやりの三つを備えているのは沢渡先生だけです」と持ち上げた。「沢渡先生がこければ、斎藤県政がこけるかもしれない」とまで言い、一心同体ぶりを強調した。沢渡氏は2年前、現職に挑んだ斎藤知事を同市区選出県議で唯一、応援したよしみだった。


 だが、沢渡氏は苦戦した。上位当選も予想される中でよもやの最下位。斎藤知事の応援効果について沢渡氏は「わっかんないな」とけむに巻いたが、当落線上とみられた大内、渡辺両氏の予想外の善戦と対照をなした。


 斎藤知事は9日朝、記者会見で、選挙結果と県政批判について問われると、「議論が始まっていないので何ともいえない。県政に理解を深めていただきたい」とした。


 自民、公明、民主は議席を維持した。共産を除く総与党態勢にも変化はない。だが、今回の県議選は後に変化へ向けて動き始めた瞬間と位置づけられるかもしれない。

484片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:23:06
深読み県議選(中)
2007年04月11日 朝日山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000704110008

 ∞国政にらみ代理戦争


 人口約3万5千人、空洞化する商店街、客足が伸びない温泉地。停滞するこの町の選挙が、実は政治的に極めて大きな意味を持つことを多くの市民は知っていただろうか。


 上山市区で立候補したのは、材木店経営の自民新顔、柏倉昭一氏(62)と、民主、社民推薦の現職、吉田明氏(55)。


 3期目を目指す吉田氏に対し、柏倉氏は立候補表明が告示の1カ月前。年齢も現職が7歳若い。告示直前、吉田氏陣営は「相手候補が弱すぎる」と言い、柏倉氏陣営は「これは勝てそうもない」とあきらめムードが漂っていた。


 ●上山市が舞台


 上山市は、衆院山形1区選出の遠藤利明衆院議員(57)の出身地。柏倉氏は、遠藤氏の地元選対本部長を務めた。前回03年に、おひざ元の最重点区で候補者すら立てられなかった遠藤氏は、「柏倉擁立」で勝負に出た。


 当選4回、これから大臣も狙おうという遠藤氏にとって、目の上のコブが、同じ山形1区の民主党、鹿野道彦元衆院議員(65)だ。


 鹿野氏は当選10回で農水大臣、総務庁長官を歴任した実力者。03、05年の衆院選で、遠藤氏は連勝しているが、小選挙区での争いはここまで2勝2敗。選挙に弱い議員が政治的に信用されないのは、永田町の常識だ。


 2月の市長選で、支援する横戸長兵衛氏を当選させた余勢を駆って、鹿野氏が強く支援する「子飼い」の県議、吉田氏を倒す。次期衆院選で鹿野氏に勝つために、遠藤氏は何としても上山を押さえる必要があった。


 一方、鹿野氏も実力者とはいえここ2回の選挙で連敗。05年は約4万票差をつけられ、比例区での復活もならなかった。上山を失うわけにはいかなかった。


 上山市区は、次期衆院選山形1区の消長を占う「鹿野対遠藤」の代理戦争の舞台になった。


 選挙期間中、2人は真っ正面からぶつかり、火花を散らした。


 「あんた、遠藤先生の陣営か?」と有権者に問われるほど知名度が低い柏倉氏に陣営は、時に弱気になった。だが、党県連幹部は「柏倉の選挙と思うな。遠藤の次の選挙のための県議選だ」とげきを飛ばした。遠藤氏も選挙カーに乗り込み、市内を回った。


 「権力におもねる選択をするなら、上山は疲弊する」。鹿野氏も腕を振り上げ、時にかかとを浮かせて自らの選挙のように声を張り上げて吉田氏の応援に立った。


 投開票の8日深夜、バンザイの声がこだまする事務所で柏倉氏は、顔をほころばせた。


 10日、支持者へのあいさつ回りを終えた柏倉氏は「落選したら、遠藤議員のメンツが丸つぶれになる。相当なプレッシャーだったんだ」「鹿野さんがあれだけ推した候補に勝てたのは大きい」と話した。


 315票差。県内で最も僅差(きん・さ)の勝利だった。


 ●東村山郡でも


 鹿野―遠藤両氏の「代理戦争」は、同じ山形1区の東村山郡でもあり、ここでは鹿野氏が推す現職が、遠藤氏側の新顔を下した。代理戦争は1勝1敗という結果だった。


 鹿野氏は「東村山郡区で、なんとか持ちこたえた。衆院選より先に参院選がある。すべては参院選の結果が出てからだ」と息巻く。


 遠藤氏は、秋に控える山形市長選で息のかかった市長を誕生させ、選挙区を盤石にするというシナリオを描いているとささやかれている。


 対する現職、1期目の市川昭男市長は、鹿野氏の盟友、故・吉村和夫前市長の元で助役を務めた。市川市長は、微妙な政治的空気を感じてか、2期目については、いまだ口をつぐんでいる。

485片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 08:25:52
深読み県議選(下)
2007年04月12日 朝日山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000704120005

 ∞参院選へ結束力課題


 参院選で選挙協力を約束している民主党と社民党。民主が議席を維持する一方で、社民は半減させた。県議選の結果が、参院選の態勢に微妙な影を落としている。


 山形市区。現職3人を擁した社民は今回、公認候補を2人に絞り、必勝を期した。民主は昨秋、6期務めた元党県連幹事長で、前回落選した荒井進氏擁立を見送った。参院選での選挙協力を期待し、民主が一歩、引いたものとみられていた。


 ともに連合の支援を受ける両党が争えば、連合の組織は股裂きになる。選挙協力には、連合側の事情もあった。


 結果、社民は2議席を確保。参院選へ向けて、両党と連合の協力関係は順調に滑り出したかに見えた。


 だが、内実は極めてもろい関係であることを当事者たちが最もよく分かっていた。山形市区は例外的なケースだった。


  ●弱い民社協力


 民主と社民が戦った鶴岡市区では、両党が参院選で公認、支持する舟山康江氏が、民主推薦候補を応援。選挙期間中、社民公認で同党県連合の代表、田辺省二氏との間に気まずい空気が流れた。田辺氏は敗れ「舟山効果が大きかった」と言う。


 連合が最重点区と位置づけ、両党が推薦した上山市区では、告示わずか1カ月前に立候補表明した無名の自民の新顔に2期の現職が敗れた。


 ある労組幹部は「連合会長が先頭に立って、組織をちゃんと引っ張ったのか。組織力の弱さが出た」と嘆く。


 東田川郡区は、政党の推薦を受けなかったものの連合がもうひとつの最重点区としていた選挙区だ。だが、ここでも自民党の加藤紘一・県連会長が対立候補の応援にたびたび入り、支援を明確にするとあっけなく敗れた。


 その連合山形会長は、一時は自身が立候補するとまで表明した寒河江市区に応援に入った。2人区の同市区は民主が2人の候補を推薦、うち1人を連合と社民が推す複雑な構図。会長自身のてこ入れにもかかわらず推薦候補は落選した。


 民、社、連合はそれぞれ組織力の弱さを露呈した形だ。舟山氏の個人人気に頼った参院選戦略に不安の声も出始めた。


 「舟山さんはあいさつ回りを始めているが、全県的に組織を使った応援ができているのか不安だ」と労組幹部は話す。


 そうしたぎくしゃくぶりを知ってか知らずか、9日から11日まで高木剛・連合会長を引き連れて山形入りした小沢一郎・民主党代表は、連合山形幹部らに参院選での支援を改めて要請した。


 10日の記者会見には舟山氏も同席し、連合の高木会長が「党本部から勝算が高い県だと聞いている。頑張ってください」と激励するパフォーマンスも見せた。


  ●自民二転三転


 一方の自民党は、候補者擁立に際し、方針が二転三転。まだ、正式決定していない。民主の女性候補が、風を集めそうだと見るや、県内の著名な女性に触手を伸ばしていた。


 だが、県議選で民主、社民、連合の予想外の弱体化が明らかになった。一方で、無名候補を短期間で当選に押し上げるなど自民党の組織力も改めて見せつける結果になった。


 そのためではないだろうが、自民党はここへきて方針を転換。政治経験豊かな高齢の現職首長にまで声をかけ始めた。


 様々な政治的意味を含んだ県議選が終わった。夏の参院選では、どんな民意が示されるのか。顔ぶれさえそろわないまま、山形にサクラの季節が来ようとしている。


 (この連載は、土居新平、加賀谷貴春、角田要、楠田裕司が担当しました)

486片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/15(日) 14:49:58
増田知事、引退控え激励会「分権に全力」強調 盛岡 河北岩手
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070415t31011.htm

 今月末で引退する岩手県の増田寛也知事は14日、盛岡市内であった後援会の激励会で、今後の活動について、「政府の地方分権改革推進委員会に全力を尽くす。(地方が)努力しても克服できない制度的問題などを正していく」と分権の実現に力を注ぐ考えをあらためて示した。

 分権委は今月発足し、国から地方への権限や財源の移譲など地方分権を促進するための指針を3年以内にまとめ、首相に勧告する。増田知事は委員長代理を務めている。

 東京など都市と地方の関係にも触れ、「格差問題が言われているが、財政力など(地方が)努力してもできない問題がある」と制度改革の必要性を強調した。
 委員以外の仕事に携わるかどうかは「(テレビ局など)いくつか誘いがないわけではないが、全部断った」と説明。住居については「いったんはこちら(盛岡)に決めたが、分権委が年間70日開かれるため東京に移す」と話した。

 激励会では3期12年間の知事生活も振り返った。「岩手の知名度を上げるため先頭に立つなど、やれることはやった」とすっきりした様子で語り、「12年前の写真を見つけ、当時は髪の毛がいっぱいあった」と話し、笑いを誘う一幕もあった。

 出席者からは「再び政治の世界に戻ってほしい」との声も出たが、増田知事は激励会後、「絶対にない」と否定した。

487片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 20:35:46
宮城県議選石巻・牡鹿 自民・須田氏大量得票で3選 河北宮城
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/news/20070412_01.htm

 8日に投開票があった県議選石巻・牡鹿選挙区(定数五)で、トップで3選した自民現職須田善明氏(34)の大量得票が話題になっている。合併に伴い区域が拡大した初の県議選で、当初は最もハンディがあるとされていた須田氏。陣営の予想をも上回った集票力に、衆院宮城5区で民主党に全敗してきた自民党支持者の間では、早くも「将来の候補者に」との声も。激戦の熱気が冷めない石巻地方では、今夏の参院選を通り越し、さまざまな思惑がうごめき始めた。

<初当選時の3倍>
 石巻・牡鹿選挙区の各候補の得票数は表の通り。須田氏は出身地の女川町で得票率9割の圧勝。今回初めて足を踏み入れた石巻市内でも3位に付け、計1万8441票を獲得した。県内では太白選挙区の民主現職藤原範典氏(60)=2万597票=に次いで多かった。

 須田氏は1999年、旧牡鹿選挙区補選で5018票を獲得して初当選。前回(2003年)は無投票で再選した。今回の得票は、初当選時の3倍以上になり、他陣営も「歴史的な勝利」と舌を巻いた。
 須田陣営は「当初は1万4000票前後とみたが、地元女川の結束が固かったことや、若さ、新鮮さが受けた」と分析する。

<4回連続で苦杯>
 衆院宮城5区は、小選挙区制になった96年以降、民主党の安住淳氏(45)が無敗を誇る。対する自民党は、後に石巻市長に転じた土井喜美夫氏(63)や、元県議で現在党宮城5区支部長の斎藤正美氏(52)らが挑んだが、4回連続で苦杯を喫している。

 宮城5区は政治状況も複雑だ。今回の県議選でも、自民党籍を持つ土井市長が安住氏とともに、自民党友で再選した無所属現職本木忠一氏(49)を支援した。「自民党が民主党から5区のいすを奪回するには、政治的なしがらみを絶ち、早く一本化しなければならない」(自民党関係者)との思いがくすぶる。

 今回の県議選で、自民3候補の総得票は4万1728票。民主2候補に無所属候補を加えた非自民の3万6815票を上回った。須田氏の大量得票について「保守票の掘り起こしと無党派層の取り込みにつながった」と見る自民党支持者には「安住氏に勝つには須田氏しかない」と映る。しがらみの少なさも「待望論」に拍車を掛けている。

 次期衆院選に立候補予定の斎藤氏にとっては今回、応援に力を入れた自民党県連政調会長を務める池田憲彦氏(53)の落選が、大きな痛手になったとの指摘もある。

<「国政甘くない」>
 これに対し、「国政選挙は甘くない。県議を4期務め、選挙が強かった斎藤氏でさえ、東松島市、遠田郡を含む広い5区で名前を浸透させるのは大変」(自民党関係者)という声が根強いのも事実。安住氏との2度の対決で「実績」のある斎藤氏に巻き返しを期待する向きも依然として多い。

 待望論に対し須田氏は「先のことは考えていない。今は県政の場で県民の負託に応えるだけ。次期衆院選の候補は(斎藤氏で)決まっている」と受け流しているが―。

488片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 20:36:33
秋田県議選 “地盤”めぐり泣き笑い 合併で区割り変更 河北秋田
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe182/news/20070411_02.htm

 8日に投開票された秋田県議選(定数45)は、市町村合併に伴う大幅な区割り変更と現職9人の引退で、新旧交代が進む結果となった。合併で失職した元町長4人が政界に復帰する一方、選挙区のくら替えを迫られ、苦杯をなめたベテラン議員も。合併が引き金となった明暗が、また一つ浮かび上がった。

 「区割り変更の影響とは言いたくないが、旧大館市内では知名度がなく、新人と同じ素人だった」。落選が確定した8日夜、旧比内町議を7期務め、大館市区(定数3)で3選を狙った無所属現職の菅原龍典氏(63)は、淡々と選挙戦を振り返った。

 過去2回は旧北秋田郡(現北秋田市、上小阿仁村、旧比内町、旧田代町)区で当選した。だが、比内、田代の旧2町が2005年6月、大館市に編入合併したのに伴い、大館市区にくら替え。引退する議員から後継指名を受けた元比内町長佐藤賢一郎氏(59)=自新=の参戦もあり、終始劣勢を強いられた。

 7割以上の有権者が集まる旧市内を、元労組幹部らと二人三脚で回る戦術を選んだが、「有権者に市議選候補者と間違えられるほど知名度は低く、満足な運動ができなかった」と陣営幹部は明かす。

 旧比内町などが抜けた北秋田市北秋田郡区は、元森吉町長の近藤健一郎氏(51)=無新=が、激戦の大仙市仙北郡区では元西仙北町長の小松隆明氏(59)=自新=が当選するなど、元町長が“躍進”。その裏で、ベテラン議員の二世候補や現職が涙をのんだ。

 合併後の由利本荘市議選でトップ当選し、同市区で県議への転身を果たした元岩城町長加藤鉱一氏(58)=無新=の後援会幹部は「政治遍歴に対する地元の批判は根強かったが、町長まで務めた人を落としたら、地区の名折れだと考えた人が多かったのだろう」と説明する。

 今期限りで引退する現職、欠員となった議員の「二世」や「後継指名」の候補は計7人に上り、うち5人が優位な条件を生かし当選した。“地盤”をめぐる喜怒哀楽が色濃くにじみ出た県議選となった。

489片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/16(月) 22:32:30
県議会「第三勢力」誕生へ動き
2007年04月15日 朝日岩手
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000704150002

 県議選で新議員48人が決まり、5月初めに予定される臨時議会に向け、新たに会派を構成する動きが出始めた。最大会派・民主、第2会派・自民に変化はなさそうだが、社民、政和会が議席を伸ばし、無所属候補も多くの支持を得て当選したため、これらを合わせた「第三勢力」が誕生するかどうかが焦点となっている。


 県議選当選者の内訳は、民主が21、自民13、政和会4、社民3、公明1、共産1、無所属5。


 無所属のうち民主推薦の1人は民主入りが確実だ。別の1人も、元政和の県議の後継で、政和に入りそうだ。このため民主は22、政和は5となる可能性が高い。


 政和と社民は、政和の県議が首長選への転出で減ったことなどから、05年9月に統一会派を結成。「政和・社民クラブ」として活動してきた。


 ただ、県議選の結果、政和は代表質問ができる「交渉団体会派」に必要な5議席を確保できる見通し。田村誠代表は14日、盛岡市内で開かれた増田知事を慰労するパーティーに出席し、記者団に「(他会派との連携は)今後検討していく」とだけ語った。


 一方、社民は3議席にとどまり、全員が新顔。ある当選者は「3人では何もできない」と政和との連携に期待する。


 いずれも無所属で立ち、大量得票で当選した、及川敦、高橋博之の2氏の動向に注目が集まるが、その立場は微妙に異なる。


 及川氏はかつて政和の県議として活動し、その後自民公認で衆院選に挑戦。今回は県議に返り咲き、自らの立場を「『保守、非民主、知事と是々非々』をキーワードにやっていく」という。


 知事選で初当選した達増拓也氏が民主に近いことから「自民を含めて連立し、知事をチェックする必要もあるのではないか」という。


 高橋氏は06年2月の補選で当選し、無所属で活動してきた。ただ「1人での活動では情報が入らずやりにくい」という。そして、「条例提案するには、交渉会派に入った方がやりやすい」といい、政和入りに含みを持たせている。


 一方、民主党県連の工藤堅太郎代表は14日「(会派の人数は)22人で届け出る方針だ」と語った。また、自民党県連の佐々木大和幹事長は「どんな会派構成になるか様子をみたい」と静観の構えだ。

491片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 10:59:48
増税案賛否分かれる
由利本荘県民との対話集会開幕 讀賣秋田
 子育て支援と教育充実の増税方針をテーマに、寺田知事が県民と意見交換するフォーラムが17日、由利本荘市を振り出しにスタートした。新県議が軒並み反対している増税だが、会場の賛否が分かれ、県会とのズレも浮き彫りとなった。

 初回の会場となった本荘由利広域交流センターには、平日の午後にもかかわらず、約100人の県民が詰めかけ、増税方針に対する関心の高さを裏付けた。このうち6人が、増税で行う施策や県の考え方を盛り込んだ「将来ビジョン」原案に意見を表明し、賛成は2人、反対は4人だった。

 賛成派のうち、市内の40代の主婦は、県外の専門学校に通う21歳の長女の就職を挙げ、「娘は秋田に戻りたいが、県内には就職する場所がない。増税が何かの起爆剤になるのであれば、負担を考えてみてもいい」と話した。保育園児のいる市内の30代の女性も「今回の施策は問題がないように感じる」と語った。一方、反対意見は、「経費削減などもっと何らかの手があるはず」(市内の男性)、「現行の施策が、生きた使われ方をしているかどうか調査すべき」(市内の女性)などだった。

(2007年4月18日 読売新聞)

492片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 11:00:57
県会野党過半数に
会派構成固まる原氏加入で自民「21」 讀賣秋田

 県議会(定数45)の会派構成が17日、固まった。自民、共産、国民新3党による野党会派が、少なくとも過半数(23人)を確保する見通しになった。存否が注目されていた与党で第3会派の「新生会」は、自民党への合流をめぐり、意見が割れている。野党勢力が攻勢を強めるのは必至で、残り任期が2年となった寺田知事の県政運営は困難さを増しそうだ。

 野党で県議会最大会派の自民党はこの日までに21人となった。県議選大仙市・仙北郡選挙区で推薦、初当選した無所属の新人、原幸子氏(36)がこの日午前、同党県連の安杖正義幹事長を仙北市の自宅に訪ね、新たに会派に入る考えを伝えた。

 新生会は同日夜、秋田市内で会合を開き、工藤嘉左衛門代表ら今期限りで引退する3人、工藤代表の長男で同市選挙区から初当選した嘉範氏(49)らが今後の対応を協議した。

 このほか、同市選挙区で初当選した無所属の鈴木孝雄氏(62)は、与党で第2会派の「みらい21」に、湯沢市・雄勝郡選挙区の無所属の東海林洋氏(51)は中間会派の「いぶき」に加わることになった。

(2007年4月18日 読売新聞)

493片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 18:56:23
「新生会」解散へ、県議会会派 川口氏自民へ、加藤氏戻らず 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070418k

 県議会会派構成で動向が注目されていた「新生会」所属で、改選された加藤義康氏(54)=男鹿市選挙区=と川口一氏(56)=鹿角市・郡選挙区=は18日午前、加藤氏は自民に戻らない方向性を示す一方で、川口氏が自民会派入りの意向を明らかにし、2人の姿勢が分かれた。新生会について加藤氏は「発展的解消」、川口氏は「解散」と表現しており、過半数を占める会派のない県議会で6年にわたり採決などに影響を与えてきた新生会は解散することになる。

 引退する工藤嘉左衛門・新生会会長の長男で初当選した工藤嘉範氏(49)=無所属、秋田市選挙区=は2人とともに動向を検討してきたが、19日の後援会会合で態度を決める方針。

 川口氏が自民入りすれば、最大会派の自民は定数45のうち22議席を占め、単独過半数まであと1と迫る。

494片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 18:58:03
原幸子氏が自民党に加わる意向 県議会 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070418b

 県議選で初当選した無所属の原幸子氏(36)=大仙市仙北郡選挙区=は17日、最大会派で野党の自民党(北林康司会長)に加わる意向を明らかにした。同日午前、安杖正義・党県連幹事長に加入の意思を伝えた。

 原氏は自民党の県議だった故・原盛一氏の長女。自民党籍を持ち、今回の県議選では同党推薦で立候補したが、選挙区事情で公認には至らなかったことなどから、当選後どの会派に加わるか態度を保留していた。

鈴木孝雄氏、みらい21へ 県議会会派 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070418c

 県議選で初当選した無所属の鈴木孝雄氏(62)=秋田市選挙区、民主党推薦=は17日、県議会の与党系会派「みらい21」(穂積志代表)に加わる意向を明らかにした。打診のあった同会派に伝えた。

 同会派は今回の県議選で現職3人が落選し7人に減ったが、既に無所属の元職と新人の計2人が同会派入りを決めており、これで改選前と同じ10人になる。

495片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/18(水) 18:58:31
自民、県議会過半数まであと2 知事の厳しい県政運営必至 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070418h

 8日投開票の県議選で、定数45のうち19議席を獲得した県議会最大会派で野党の自民党は、17日までに無所属の新人2人が加入したことにより21議席を得て、単独過半数まであと2と迫った。

 自民合流か会派存続かを明確にしていない「新生会」所属で改選された無所属議員2人と、ともに動向を模索している無所属新人1人の計3人の判断次第では、自民の6年ぶり単独過半数実現の可能性もある。ただ現状でも寺田県政に批判的な複数の1人会派が形成される見通しで、残り任期2年の寺田典城知事が厳しい県政運営を迫られるのは、必至の情勢となった。

 17日までに会派入りを明らかにしたのは、原幸子氏(36)=大仙市仙北郡選挙区、自民推薦=と加藤鉱一氏(58)=由利本荘市選挙区、旧岩城町長。

 新生会所属で、いずれも自民党籍を持つ加藤義康氏(54)=男鹿市選挙区=と、川口一氏(56)=鹿角市・郡選挙区=のほか、無所属で初当選した工藤嘉範氏(49)=秋田市選挙区=の計3人が、会派を存続させるか自民に加入するかを検討中。近く態度を明らかにする。もし3人が合流すれば、自民は45議席中24議席と、過半数を奪還する。

496片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 15:23:55
県会「新生会」解散 県政 少数与党に
自民、単独過半数に迫る 讀賣秋田

 県議会(定数45)の改選を受けた会派の新構成が18日、明らかになった。所属議員が2人となった与党の「新生会」は、自民党への合流について意見をまとめられなかったため、解散が決まった。2人のうち、川口一氏(56)(鹿角市・鹿角郡選挙区)が会派入りすることになった自民党は、単独過半数(23人)に迫る22人となり、共産、国民新両党を加えた野党会派は24人となった。子育て増税などを目指す寺田知事の県政運営は、少数与党で再スタートすることになる。

 この日、会派代表者会議が議会棟で開かれ、新構成が固まった。読売新聞の調べでは、野党勢力が、最大会派の自民党と、共産党と国民新党の各1人。与党勢力は、第2会派の「みらい21」10人、社民党3人、民主党2人の計15人。

 「県政に是々非々で臨む」とする中間勢力は、「いぶき」3人、公明党1人のほか、もう一人の「新生会」所属議員で、5選を果たした加藤義康氏(54)(男鹿市選挙区)の計5人。加藤氏は18日、議会棟で記者会見し、2001年4月に結成した「新生会」の解散を発表。無所属の新会派を発足させ、中間勢力として活動する考えを明らかにした。

 対応が決まっていないのは、工藤嘉範氏(49)のみ。工藤氏は、新生会代表を務め、今期限りで引退する工藤嘉左衛門氏の長男で、秋田市選挙区から無所属で初当選している。19日夜の後援会役員会での協議を踏まえ、加藤氏の会派に加わるか、自民党会派に入るかを決める見通し。

 工藤氏に対しては、自民党県議が会派入りを働き掛けている。工藤氏が入れば、同党会派は6年ぶりの単独過半数を確保することになる。

 各会派は20日までに、正式に所属議員や会派名を議会に届け出る。

(2007年4月19日 読売新聞)

497片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 15:25:02
鍵握った6年に幕 揺れた「最後の晩さん」 讀賣秋田

 秋田市の繁華街・川反の小料理屋に4人の男が顔をそろえた。17日夜、店で一番奥の個室。工藤嘉左衛門(72)、菅原昇(67)、木村友勝(65)、加藤義康(54)。加藤を除き、今期限りで引退する新生会の議員たち。4人はいずれも、寺田県政への立場の違いから、自民党会派を飛び出した同志だった。

 「次はもう5期。自民党会派に戻れば中枢だ」。代表の工藤ら3人は酒も飲まず、加藤に同党会派への復帰を促し続けた。復帰以外の道はないとの思いが共通していた。

 説得は1時間も続いたが、加藤は最後まで首を縦に振らなかった。同党男鹿支部長の要職にはあったが、6年前の分裂で、感情的なしこりが残っていた。

 小料理屋に姿を見せなかったもう1人の同志がいる。川口一(56)。この川口と加藤に、工藤の長男嘉範(49)を加えても、新生会は3人。川口は、同党県連総務会長の“同期生”小田美恵子(60)らから、何度も「また一緒にやろう」と誘われてもいた。川口の不在を、加藤は重く受け止めていた。

 川口は18日午前、地元の鹿角市で復帰の意向を発表。今回応援を受けた知事の寺田典城に、直前に電話で復帰を伝えたことを明らかにし、“野党宣言”をした。その3時間後、加藤は記者会見を開き、こう表明するしかなかった。「新生会は発展的に解消する」

 加藤は、態度を表明していない唯一の議員、嘉範の加入に期待をかけるが、嘉範に対して、同党会派会長の北林康司(65)が入党を働きかけている。

     ◇

 過半数を占める会派がなかったこの6年間、5人の議員を抱え、県議会でキャスチングボートを握り続けた新生会。全員が自民党籍を持ちながら、議会では同党会派にくみしなかったこの県政与党は、3人の引退と同党の多数派工作を受け、幕を閉じることになった。(敬称略)

(2007年4月19日 読売新聞)

498片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 16:44:11
県議会:「自民」過半数、あと1 会派構成、工藤氏の動向焦点 /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070419ddlk05010322000c.html

 ◇川口、原氏加わり「22」−−自民

 県議選で無所属で当選した新生会の川口一氏(鹿角市鹿角郡選挙区)が18日、改選後の県議会での自民党会派入りを表明した。自民党推薦で無所属の原幸子氏(大仙市仙北郡)も自民への合流を決め、同会派は22議席となり、過半数まで1議席に迫った。新生会の加藤義康氏(男鹿市)は自民に合流はせず、新生会は分裂する形となった。所属会派について同日までに態度を明確にしていないのは、自民党合流か新生会系会派かで揺れる工藤嘉範氏(秋田市)だけで、自民党の過半数議席獲得をめぐって駆け引きが続いている。工藤氏は19日にも態度を表明する見込みで、県議会の会派構成が固まる。

 川口氏は自民会派への合流について「新生会系の議員で新会派結成の道もあったが、自民会派の議席数なども考慮し、元々の所属に戻った」と説明した。新生会の加藤義康氏と川口氏、引退した同会派の工藤嘉左衛門会長の長男である嘉範氏の新生会系3氏は同日までに、自民合流か単独会派存続かの選択で同一歩調を取ることで一度は合意していた。しかし川口氏と分裂する形となり、加藤氏は会見で「今回選で新生会5人のうち3人が引退し、国際教養大などの政策面でもほぼ新生会の考える方向に進みつつあるため、発展的に解消した」と話した。加藤氏の新生会系会派は単独か工藤氏を加えた2人となる見込み。ただ、加藤氏は「自民党との信頼関係が確立されればしかるべき方向もある」と述べ、将来的な自民党会派入りの可能性も示唆した。

 原氏は自民会派入りについて「選挙で支持してもらったのは無党派層だと思うが、亡父が自民党に所属し、私も推薦を受けたため、合流を決めた」と話した。

 自民党以外では、無所属で当選した新人、元職のうち4氏が所属会派を明らかにしている。県政与党の「みらい21」には近藤健一郎(北秋田市北秋田郡)、樽川隆(大仙市仙北郡)、鈴木孝雄(秋田市)の3氏が合流する方針で、東海林洋氏(湯沢市雄勝郡)がいぶきへの合流を決めている。

 国民新党、公明、共産の3党は1議席による単独会派結成を表明している。【津村豊和】

==============

 ◇18日時点の各会派の議席数

自民        22(18)

みらい21     10(10)

社民         3 (4)

いぶき        3 (2)

民主・無所属クラブ  2 (3)

公明         1 (1)

共産         1 (1)

国民新党       1 (−)

新生会系       1 (5)

未定         1

 ※カッコ内は改選前議席

毎日新聞 2007年4月19日

499片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 16:45:02
’07統一選:秋田市議選 全市1区の厳しい戦い 郡部、県議と二人三脚も /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070419ddlk05010328000c.html

 22日投開票の秋田市議選は、旧秋田市と河辺郡(河辺町、雄和町)の合併以来、初めての全市1区の選挙戦となり、当選ラインは2500票と予想される。郡部から立候補した8人にとっては、町議選時代に比べて当選ラインが1000票余り上がり、旧市内での集票が必要不可欠だ。県議と手を組んで旧市部への浸透を図ったり、地元の目を意識して表立った動きを控えたり。郡部候補の攻勢に戦々恐々の旧市部候補もおり、さまざまな思惑を交錯させながら選挙戦は終盤へ−−。【馬場直子】

 県議選真っ最中の4月上旬。河辺郡の集落で、地元出身の秋田市議が旧秋田市を地盤とする現職県議の応援演説のためにマイクを握り「私の兄貴分が当選するよう力を貸してください」と支持者に語りかけた。続いてマイクを受け取った県議が「受けた恩義は(市議選で)市議に返してやらないと」と返すと、支持者からは盛大な拍手がわき起こった。市議はその後、「県議の集票力で旧市で浸透を図りたい」と話し、市議選期間中は県議の地盤を一緒に回る。県議と二人三脚の選挙活動で、効率よく旧市での集票を狙う作戦だ。

 8人の中には、旧市を地盤とする県議との協力を断った候補者もいる。「県議選候補の陣営から『なぜ協力しないのか』と言われたこともある」と打ち明けた新人候補。それでも県議と遊説しない理由は「旧市でアピールし過ぎると地元の反感を買い、地元票を失うかもしれない」。この新人候補は、選挙活動を手伝った元国会議員の人脈や推薦を受ける中小企業の力を借り、旧市での支持を広げる作戦をとる。

 一方、郡部に隣接する旧市南部の候補者も厳しい戦いを強いられている。「混とんとした状態だ」と嘆くのは現職市議の事務局長だ。郡部出身の候補は、地域的に近く、親類の多い旧市南部に攻勢をかけるため、どれだけ票が奪わるのか見当がつかないという。県議選で郡部の候補者2人が落選しているのも懸念材料だ。郡部出身者を県政界に送るため、市議選で郡部が結束を強めるのではないかと警戒を強める。勝敗の見通しがいまだ見えぬまま、戦いは残すところあと3日。

毎日新聞 2007年4月19日

500片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 18:41:40
存在感増す「第三極」 主導権争い活発化 岩手県議会 河北岩手
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070419t31016.htm

 岩手県議会で改選後の会派の主導権争いが注目されている。先の県議選(定数48)で、民主党は推薦を含めて22議席。最大会派の座は維持したが、目指した過半数に届かなかった。第二会派の自民党も13議席と改選前から2議席減らした。ローカルパーティー岩手政和会を軸に第三極を目指す動きがあり、議長ポストも絡んでけん制合戦が続いている。

 想定される新議会の会派構成はグラフの通り。民主は22人で「民主・県民会議」を結成する。自民は13人で「自民クラブ」として届け出る予定だ。

 注目されるのは岩手政和会。県議選直前にローカルパーティーを結成して当選した4人に、花巻選挙区でトップ当選した無所属の高橋博之県議と八幡平選挙区の無所属工藤勝博県議が加わり、6人で「政和会」を結成することが決まった。

 3議席の社民党と、改選前と同様に統一会派「政和・社民クラブ」を組めば9人になる。第三極としての存在感は増し、仮に自民クラブと連携すれば民主と勢力は拮抗(きっこう)する。

 当面は5月上旬の臨時議会に向け、議長ポストをにらんだ会派の協力関係が焦点になる。

 自民県連の佐々木大和幹事長は「他会派との連携は現段階では白紙」と言うが、県連内部では「非民主勢力が議長、副議長を奪取するチャンス」と期待の声が高まる。

 民主は政和会などへのけん制に懸命だ。県連の藤原良信幹事長は「第一会派から議長、第二会派から副議長を選出するのが常道」と強調する。

 政和会代表に就任する予定の田村誠県議は「他会派からの誘いはまだない。(社民との統一会派結成も含め)連携の検討はこれから」と語り、駆け引きは会派届け締め切りの20日以降に本格化するとみている。

 政和会には「民主が第一会派となった意味は重い」との声がある。自民にも「採決に加われない議長を出すのは得策ではない」との声があり、ポスト争いですんなりと非民主が結集するかどうかは不透明な状況。

 政和会入会を決めた高橋県議は「議会が(党利党略の)政局ではなく、県民の利益優先で動くようにするのが第三極。是々非々で民意を反映させるのは議案審議になってから」と話している。

2007年04月18日水曜日

501片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 19:05:01
県議会、自民系会派が過半数 新生会・加藤氏「関係、緊密に」 秋田魁
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20070419c

 県議選後の県議会の会派構成をめぐり動向が注目されていた新生会の川口一氏(56)=無所属、鹿角市・郡選挙区=と加藤義康氏(54)=同、男鹿市選挙区=の現職2人が18日、相次いで態度を表明し、会派構成の勢力図がほぼ固まった。

 川口氏は古巣の自民会派に復帰する意向で、野党で最大会派の自民は、定数45の過半数に迫る22議席となる見通し。ただし、加藤氏は同日、自民に復帰しないで自ら新しい会派を立ち上げるとし、「自民と連携し、緊密な関係を保ちたい」と表明したため、自民系会派が事実上過半数を占めることになった。

 18日午後に記者会見した加藤氏は、自民党籍を持ちながら今回、自民会派に復帰しない理由について「検討はしたが、今回の選挙で自民党の推薦や公認はいただいていない。そういう状況の中で即、自民会派入りするのはいかがなものかとの思いがあった」と説明。

 今回の改選を契機に新生会を発展的に解消し、自ら新たな会派を立ち上げる方針を示した上で、「今後は自民会派とさまざまな場面で議論をしながら、連携し、緊密な関係を保っていきたい。その結果、互いの信頼関係が確立され、機運が醸成されていけば、しかるべき方向にいくと思う」と述べ、将来的に自民会派に復帰する可能性を示唆した。

502片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 19:09:14
〈盛岡市議選の情勢〜上〉新人大挙出馬で地盤変動 岩手盛岡T
http://www.morioka-times.com/news/2007/0704/19/07041901.html

 玉山村との合併後初の選挙となった盛岡市議選(定数42)は後半戦に突入した。現職41人、元職3人、新人14人の計58人が立候補。玉山地区では候補者が乱立し旧村地域の声を市政に反映させようという思いが伝わる。一方で新人が2ケタを超す大挙出馬となり、現職に対する批判の高まりもうかがえる。戦いは、各候補の動向や集票力が読みにくい中で繰り広げられ乱戦模様。前回票確保に苦しんでいる陣営は多い。下がるとはみられるものの当選ラインの読みは難しい。19日に総決起大会などを開き、最終盤に臨む陣営も多い。候補者の居住地域別の動向を2回に分けて紹介する。

 【玉山区】

  現職7人に新人1人の玉山区。地元票だけで争えば共倒れの可能性が高い。勇退現職の票の結集や旧市域への切り崩し、都市型選挙も合わせた戦い。

  会派別に見ると、玉山会派玉政会からは11人中3人が立候補。竹田浩久氏(52)は勇退する現職7人と辞職した1人の支持をテコに区内で票固め。「とにかく42位に入る」と全力を挙げる。荒屋光生氏(62)は民主公認の看板をテコに区内と旧市域を均等に遊説。旧市域は候補不在の地域で集票を狙う。千葉貞栄氏(64)は好摩地区の支持者や支持企業のある旧市域に浸透を図る。

  新盛同志会所属は2人。中野忠正氏(61)は地盤の日戸と勇退現職の薮川など旧玉山地区をまとめ、旧市域の親せきや組織票で上積みを目指す。工藤定幸氏(54)は地元を丁寧に回りながら、岩中酪や改良区関係などの組織をテコに旧市域でも展開している。

  明政会の津志田貞子氏(65)は同じ下田地区の現職支持層を取り込み結集を図りながら、旧市域へも前哨戦から増票に懸命。共産の郄橋和夫氏(67)は勇退する市議1人の協力を得ながら、過去不在だった社民の支持層切り崩しを受けつつ区内で自力の戦い。

  新人の佐藤千賀夫氏(45)は同級生らの支援組織や自衛隊関係にも食い込み、区内で手応えをつかんでいる。

  【上田以北〜松園】

  松園は当選回数順で鈴木礼子氏(60)、伊藤俊光氏(64)、熊谷喜美男氏(61)、林邦雄氏(71)の現職4人に、元職の鈴木俊祐氏(66)が割って入る。

  鈴木礼子氏は6期の実績と現市政批判の立場で共産党の政策を訴えながら地域の支持層と連動した戦い。伊藤氏は地元票に加え、JR東労組議員団会議副議長としてJRグループの支持基盤から厨川や城西を中心に組織の結集を図る。熊谷氏も地元票と東北電力労組などの支持母体とが連動。新盛同志会幹事長としての実績も訴える。

  林氏と鈴木俊祐氏は松園1丁目で地盤が重複。林氏は告示前からミニ集会を開くなどして支援の輪を広げており、19日の総決起大会でさらに結集を呼びかける。鈴木氏は2度の県議選挑戦後、過去4期16年の実績を背景に12年ぶりの返り咲きを狙う。

  高松は千葉健一氏(68)と守谷祐志氏(61)の現職2人がおり、千葉氏は緑が丘も含め市民党として支持組織と合わせて運動を展開。守谷氏は高松のほか中心部にも積極的に入り現職としての実績を掲げて支持拡大を狙う。

  新人の吉田英世氏(39)は親せき関係の支援や辻立ちを通じた地元上田堤の支持集めに加え、出身高校初の政治家誕生を同窓生に広く呼びかけている。現職高橋重幸氏(54)は地元上田の支持と勤め先のNTT組織票や民主公認を背景に支持を広げる戦い。

503片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/19(木) 19:10:03
  【中心部】

  現職が県議選に転出以降、空白区となった中心部は新人4人が名乗り。周辺の河南、仙北の陣営が影響を受け、今回の激戦が市全域に波及している。

  後藤百合子氏(58)は草刈り場だった加賀野から市議に初挑戦。支持組織や過去の国政選挙を通じた女性支持層を全域で掘り起こす。市民派型候補の長谷川正氏(53)は再挑戦で知名度を上げ、マラソンしながら有権者と触れ合う運動に手応えを感じている。

  同じく市民派型候補の高橋司氏(50)は街中居住や城下町の再生などを訴え、若者を含め支持を訴えている。福井誠司氏(47)は議員定数半減など議会改革や地域経済活性化策を掲げ、初陣ながら幅広い支持層を掘り起こしている。

  【米内・山岸】

  山本武司氏(58)は地元米内地区と競馬関係者の支持などを基盤に、前回高得票による上滑りを警戒して折り返し前から引き締めている。豊村徹也氏(52)は1期目ながら積極的な質問など議員活動の実績を訴え、中心部の新人の切り崩しを警戒しながら地元山岸地区の結束を図っている。

  【都南】

  前回8人だった戦いは1人減になったものの各陣営の地盤が他地区から切り崩しに合う格好。一部成立したかに見えた住み分けも難しく「これまで以上に厳しい戦い」と見る陣営もある。

  藤川智美氏(65)は拠点を従来地盤の山王町に戻して中心部の新人の攻勢を警戒しつつ、見前や新たに三本柳で票を積み上げる。佐々木弥一氏(72)は地盤の羽場、飯岡など南西部を手堅くまとめつつ、北からの侵食を警戒している。

  社民の刈屋秀俊氏(53)の陣営は地区内外の切り崩しや県議選の結果から「今回は逆に厳しい」と警戒。市議になって初めて個人演説会を開くなど懸命に支援を訴える。共産の庄子春治氏(56)も1日30回の街頭演説をこなし、県議選を通じた追い風も視野に巻き返しに臨んでいる。

  前回新人だった菊田隆氏(54)と兼平孝信氏(49)、藤村秀利氏(54)。菊田氏は津志田を固めて前回落選した候補の支持層も取り込み、兼平氏は永井を基盤に運動し、互いに住み分けた。藤村氏は地盤の乙部や手代森、市内の農業関係にも訴え、仙北地区の乙部出身の新人を警戒する。3氏とも2期目の緩みを警戒しつつ、地区内外で票の掘り起こしを図っている。

504片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:37:18
政和会と社民が再結集
県議会 9人会派で「第三極」目指す 讀賣岩手

 保守系無所属の県議でつくる岩手政和会と社民党は19日、統一会派「政和・社民クラブ」を結成し、議会事務局に届け出た。所属人数は9人で、22人を擁する民主、13人の自民に次ぐ“第三極”として、県議会の中で存在感を示していくことになりそうだ。

 これに先立ち、ともに無所属で当選した高橋博之氏(花巻選挙区)と工藤勝博氏(八幡平選挙区)の2人が政和会に入会し、6人となった。3人に議席を増やした社民党側から連携の打診があり、応じたという。会派の代表には、政和会の田村誠氏が就任した。

 田村代表は「第三極は必要だということは県民も認めており、その期待に応える責務があると思う」と話している。政和会と社民党は、選挙前にも統一会派を組んでいた。

 一方、民主と自民は、いずれも単独で会派を結成する見込み。結成届の提出期限の20日には、議会内の勢力図がほぼ固まる予定だ。

(2007年4月20日 読売新聞)

505片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:37:48
競馬今季も“出遅れ”
売上高7.9%減 讀賣岩手

 県競馬組合(管理者・増田知事)の経営改善策について話し合う「県競馬組合運営協議会」の初会合が19日、盛岡競馬場で開かれ、今年度の初開催の売り上げが前年度比7・9%の減少だったことが明らかにされた。

 組合を構成する県、盛岡市、奥州市のほか、馬主や厩務員ら競馬関係者の代表、組合が映像設備などを委託している業者ら、20人が参加した。冒頭で増田知事は、今月16日まで水沢競馬場で開かれた、今年度の第1回開催の結果について報告した。

 それによると、売上高は11億2900万円で前年度比7・9%減、来場客は8万7600人で同4・9%の減だった。知事は、「大変厳しいスタートと言わざるを得ない。確実に収支均衡を図る仕組みが作られるよう、よろしくお願いしたい」と述べた。

 その後の意見交換では、「売り上げ減少の原因は何か」と質問が出され、組合事務局が「他競馬場の開催日程の都合で、昨年より他場発売が減ったのも影響した」と答えた。その上で事務局側は、「売上高の減少傾向が止まるという前提で今年度の経営計画を立てているが、下げ止まる様子は見えない」と厳しい見通しを示した。

 協議会は今後、競馬の開催に合わせて2か月に1回ずつ開き、赤字が見込まれる場合は、賞金や手当の削減など新たなコスト削減策を検討する。一方、新知事に就任する達増拓也氏は、経営計画の抜本的な見直しに言及している。次回は5月31日に開かれる。

(2007年4月20日 読売新聞)

506片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 08:38:22
県議会自民 6年ぶり単独過半数に
新人の工藤嘉範氏加入で「23」 讀賣秋田

 県議選で当選した45人のうち唯一、県議会での所属会派を決めていなかった無所属の新人、工藤嘉範氏(49)は19日夜、秋田市内で開かれた後援会で、自民党会派に入ることを表明した。

 この結果、自民党会派は所属議員が23人となり、6年ぶりの単独過半数を確保。県政野党の会派全体では25人になった。

 工藤氏は記者団に対し、「少人数だと議会活動に制約がある。議員の勉強をするのに、いい環境を選ばせてもらった」と、同党会派入りの理由を語った。

 同党はこの日の県連役員会で、工藤氏が会派入りを決めた場合には受け入れることをすでに決めていた。工藤氏は同日夜、同市内の料亭で開かれた会派所属議員の会合に出席している同党会派会長の北林康司氏(65)に、会派入りの意向を電話で連絡。北林氏はその場で単独過半数に達したことを報告した。

 同党会派は、5月10日開会予定の臨時議会で選出される新議長人事をめぐり、候補者を一本化できていないため、今後調整を急ぐ。

(2007年4月20日 読売新聞)

507片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/20(金) 23:14:31
県議会:自民会派、工藤氏が合流し過半数 子育て新税、窮地に /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070420ddlk05010062000c.html

 県議選に無所属で当選し、県議会での所属会派について態度を保留していた工藤嘉範氏(秋田市選挙区)が19日、自民党会派に合流することを表明した。これにより同会派は23議席となり、01年の27議席以来6年ぶりに単独過半数を確保。子育てと教育に関する新税構想を打ち出す寺田典城知事は厳しい議会運営を迫られることになった。

 工藤氏は加藤義康氏の新生会系会派と自民党会派のいずれかに合流することを模索していたが、自民党への合流を決めた理由について「大きな会派でもまれる中で、議員として勉強できる環境を最優先に考えた」と話した。

 工藤氏は同日夕、地元・秋田市山内の公民館で後援会員らを集めて所属先について協議した。

 引退する父嘉左衛門氏が会長を務めた新生会の流れをくむ加藤氏から、新生会系会派への合流を打診されていたが、工藤氏は「質問機会が少ないなど少数会派では議員活動に制約がある」として断った。

 県議会の自民会派をめぐっては01年、同会派所属の県議6人が政策の違いなどから独立して新生会を結成。議席は27から21に減少し、当時の定数48の過半数を割った。【津村豊和】

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 ◇県議会各会派の議席数

自民        23(18)

みらい21     10(10)

社民         3(4)

いぶき        3(2)

民主・無所属クラブ  2(3)

公明         1(1)

共産         1(1)

国民新党       1(−)

新生会系       1(5)

 ※カッコ内は改選前議席

毎日新聞 2007年4月20日

508片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 00:58:15
野党、対抗軸構築急ぐ 宮城県議会会派再編 河北宮城
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070420t11040.htm

 宮城県議会(定数61)の会派再編で、改選前第2会派の「フロンティアみやぎ」(5人)が19日、第1会派「自民党・県民会議」入りを決定した。自民が38人で絶対安定多数を占め、野党会派は警戒感を強める。第2会派となる民主党系の「民主フォーラム」(9人)は、「無所属の会」(3人)との合流を模索し、与党への対抗軸づくりを急ぐ。

 フロンティアの自民入りについて、民主フォーラムの内海太会長は「残念な結果だ。与党ばかり増え、村井嘉浩知事への監視機能が衰えるのではないか。議論の停滞につながる」と批判した。

 「県執行部にすり寄るなれ合い政治に拍車が掛かる。歯止めを掛ける行動が必要だ」と強調したのは、無所属の会の菊地文博代表幹事。民主との合流は、来週初めに結論を出す方針。

 社民党(4人)の岩渕義教会長は「村井県政が与党勢力に乗っかり、県民生活を無視した政策を進めないだろうか」と指摘。共産党(2人)の横田有史団長は「少数意見を封じる議会運営は許さない」と強調した。

 与党会派の「公明・21世紀クラブ」は、公明党公認4人に、無所属新人吉川寛康氏(38)=青葉=を加えて5人になる。

 ほかに無所属で当選した新人は、村上智行(38)、菊地恵一(48)両氏=いずれも自民推薦=が自民党会派入り。元豊里町長の只野九十九氏(58)と元津山町長の熊谷盛広(56)=同=も、自民党会派に入った。

自民38、絶対安定多数 宮城県議会・会派再編
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/04/20070420t11050.htm

 宮城県議会(定数61)の会派再編で、第一会派の「自民党・県民会議」が絶対安定多数(37人)を上回る38人になることが19日、固まった。自民党が単独過半数を確保するのは8年ぶりで、6常任委でも過半数を確保できる勢力となった。公明党会派(5人)と合わせると、43人の与党となる。

 自民党・県民会議には、公認29人と推薦で当選した2新人、保守系無所属の2新人が加入。これに無所属会派「フロンティアみやぎ」の5人が加わる。

 改選前のフロンティアは9人の第二会派だったが4人が落選。19日の会派総会で5人全員の自民党会派入りを決めた。

 フロンティア元会長の渥美巌氏は「少数では影響力がない。第一会派で公約の実現を図り有権者の負託に応える」と説明した。自民党・県民会議の畠山和純会長は「県財政の再建や産業振興を推進する同志が大同団結できた」と話した。

 「脱政党」を掲げた浅野史郎前知事時代、自民党会派は野党色が強く、フロンティアは与党的立場だった。2005年秋、自民党出身の村井嘉浩知事が就任して政治力学は一変。県議選を経て、知事与党の巨大化が加速した形だ。

 野党会派は現時点で民主フォーラム9人、社民党4人、無所属の会3人、共産党2人。一部会派間で合流の動きがある。

 村井知事は「所属会派に関係なく各議員が県民の代表として、民意をくんだ活動に取り組んでほしい」と語った。

509片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 00:59:24
寺田流集大成へ正念場 知事3期目折り返し 秋田 河北秋田
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070420t41009.htm

 秋田県の寺田典城知事が、県庁の公費乱用問題に伴う1997年4月の出直し選挙で初当選して以来、19日で就任10年を迎えた。大胆な発想が持ち味で多選禁止も打ち出し、「改革派」の一員とも目された寺田知事。自民との対立軸を鮮明にして不動の地位を築いたが、強引な手法は時に反発も招いてきた。行財政改革と新税導入に本腰を入れる3期目の寺田県政は、正念場に差し掛かっている。

<説明不足は一致>
 連合秋田の工藤雅志会長らが17日午前、知事室に寺田知事を訪ねた。2月定例県議会初日の本会議で突然、県職員の賃金カットを表明したのを受けて、県職労などと真摯(しんし)に交渉するよう要請するためだった。単位組合で解決すべき事例に、連合が積極的に要請活動を起こすのは異例のことだ。

 連合秋田は、県民党を掲げる寺田知事の有力な支援団体で、知事選では常に集票の原動力となってきた。工藤会長は「すべての点で知事と政策合意をしているわけではないが、今回のようなルール、労組を無視した対応に不信感は強まっている」と語る。

 県政界で、寺田知事の統率力をめぐる評価は大きく二分される。「リーダーシップがある」と賞される反面、「トップダウン」との批判も噴き出る。ただ、評価する方も批判する方も、「知事は説明不足」との認識では一致している。

 寺田県政の足跡をたどってみると、県職員に厳しい措置を課した公費乱用問題の清算などの政治判断、4選禁止を公約に掲げた政治信条は、県民の記憶に深く刻まれた。これら1期目の実績が支持されたことは、再選時、自民推薦の有力新人候補を22万3000票余の大差で退けた事実が証明している。

<迷走気味の発言>
 その後、知事は秋田中央道路の建設や国際教養大開学(2004年4月)、市町村合併、福祉施設や特殊教育学校などを一体整備する「こども総合支援エリア(仮称)」構想など、大掛かりな事業を推進する。そこには必ず、県議会や住民団体との激しい論争が付きまとった。

 自民党のベテラン県議は「知事の頭の中には最初に結論があり、突発的な提案だから理由は後付けで二転三転する。どうすべきかの議論や交渉をする余地もない」と酷評する。その上で、県の重要課題に浮上した子育て新税の議論をその典型事例に挙げた。

 現時点で、新税に賛同する県議はおらず、県民の合意形成を促す県総合政策審議会の委員に、寺田知事は「(県民を)説得することもあり得る」と反論。知事が県民意見を聞く集会を17日から始めたが、「税がだめならサービス低下をせざるを得ない」と述べるなど、発言は迷走気味だ。

 寺田知事が初挑戦した知事選で、県政運営の基本に掲げたのは「生活者重視」。寺田知事は10年を振り返り、「その点は十分やらせていただいた」と自己評価した。しかし、知事の周囲からさえも、役所の論理に染まっているとの声が漏れ始めている。

510片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 01:23:49
〈盛岡市議選の情勢〜下〉上滑り警戒し票固め 岩手盛岡T
http://www.morioka-times.com/news/2007/0704/20/07042001.html

 盛岡市議選(定数42)は終盤を迎え、舌戦も2日間を残すのみとなった。候補者58人は上滑りを警戒しながら票固めに必死だ。各陣営では想定投票率をもとに当落ラインを予想。新人の大挙出馬などで不確定要素が多く「読めない票」を嘆きながら情勢を具体的に分析し始めている。河南地区から西部にかけての地域情勢をレポートする。

 【河南・東部】

  現職に新人3人が対抗する国道106号沿いの東部は「106号戦争」と注目される。身近に大票田の中野・東安庭と近接し、他地区の候補も熱い視線を注ぐ。隣接する河南は前回と同じ3人による戦い。中心部や仙北などの包囲網に苦しみながら戦う。

  吉田久孝氏(71)は出馬が遅れたものの、茶畑の最前線に事務所を構え、地盤の川目や中野地区住民の支援から全市に広げ7選を目指す。同氏の元後援会幹部の吉田卓陽氏(60)は候補者中最後に名乗りを挙げ、選車を使わず自らの足で中津川沿いや河南まで懸命に支持を掘り起こす。

  石川猛志氏(57)は2度目の挑戦。前回より運動が出遅れたものの、地元の東中野を起点に都南から中心部まで集票を図る。新人の藤沢由蔵氏(51)は中野に事務所を構え、獲得した支持層をテコに前々回の久孝氏と佐々木勲氏のダブル当選の再来を期す。

  河南は第2会派明政会幹事長の村田芳三氏(58)、1期目の大畑正二氏(51)と千葉長進氏(38)の3人。

  村田氏は3期の実績を訴えながら地元の票固め。中心部の切り崩しに危機感を持って臨む。大畑氏は出身の久慈九戸同郷会や警察OBら市全域の票に、1期4年の活動から地域票も集まりそうだ。千葉氏も4年間で自ら獲得した青年層の支持を含め展開し、集票に全力を挙げている。

  【仙北】

  新人2人を現職3人が迎え撃つ混戦の仙北。最年長と最年少の年齢差は実に45歳ある。

  小枝指博氏(69)は5人の中で出遅れこそあったが地域での抜群の知名度や仕事関係で市全域の支援をテコに5選をうかがう。全く同じ町内会から市議初挑戦の鈴木一夫氏(37)は民主公認とNPOなどでの地域活動を連動させて市全域を視野に浸透を図る。

  中村一氏(59)は混戦の中で本人の人柄、神子田町での清掃や朝立ちなど日常活動を通じた得票の伸びを確実にして3選に挑む。嶋貫尚氏(55)は茶畑の公明党県本部の事務所を起点に放射状に運動。中心部など周辺の動きも注視しながら遊説で訴えている。

  全候補中最年少の鈴木努氏(25)は勇退する浦川陽子氏からバトンタッチ。支持層が熱心に支える。若さと行動力、政策を訴え、中
心部まで浸透する戦い。

511片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 01:24:16
  【本宮・太田】

  盛南開発で前回の4年前とは環境が一変した本宮。太田では先の県議選の余波に陣営が厳しさをにじませる。

  浅沼信一氏(65)は太田に転居後も向中野に事務所を置き、支持層の流出に遭いながらも南仙北にも触手を伸ばすなどして9選を狙う。金沢陽介氏(40)は支持組織が厚みを増す中、新住民層の支持を掘り起こしながら地盤を固め元職や隣接する太田の動きを警戒する。元職の藤村直次郎氏(69)は開発前からの先住者の代表を絶やしてはいけないと、地域の結集を訴えて復帰を期す。

  太田の吉田孝人氏(59)と天沼久純氏(51)は1期4年の実績を訴え、地固めをして再選を目指す。県議選で地元の樋下正信氏が苦戦したことから減票の影響や、吉田氏の場合は浅沼氏の侵食も警戒しながら陣営を引き締めている。

  【北上川西部】

  地盤が隣接し、一部で重複する北上川西部。候補者数は計11人で前回と変化ないが、微妙な変動が起きている。

  工藤由春氏(59)は社民の現・元職、青山の現職や支持層の重なる厨川の新人の包囲網の中、地盤の稲荷町や中屋敷町を確実に固め、新人並みの必死さで臨む。

  社民の佐々木信一氏(60)は初めて居住する天昌寺町に事務所を構え、支持組織の支援をテコに地域への浸透を図る。同じく細川光正氏(58)は次点に泣いた悔しさをバネに地元が結束。参院選転出の本宮秀孝氏の地盤にも浸透しながら支持労組と連動した戦い。

  佐藤妙子氏(61)は地域の支持と支持組織を合わせた運動を展開している。白崎英旦氏(51)は空白区から初挑戦。選車は使わず歩いて訴える局地戦を挑んでいる。両氏は一部地域や同じ消防団分団管轄のため重複する部分も多く、競り合う場面もありそう。共産の神部伸也氏(32)は佐々木強一氏の勇退に伴い地盤のみたけ、駅西方面や緑が丘などを引き継ぐ。若さと政策に明るい点を訴え、懸命に支持を集めている。

  佐藤栄一氏(51)は周辺からの切り崩し、先の県議選で同じ地域から出馬した高橋雪文氏と及川敦氏の微妙な関係に支持層が複雑に絡む中、地盤の票固めを徹底している。遠藤政幸氏(46)は安定した地盤ながらも地域情勢を考慮し、上滑りを警戒して最後まで油断しないよう陣営が厳しく引き締めている。

  伊勢志穂氏(45)は前回トップ当選による期待感のある一方、同じ市民派型候補との広域的な票割れもありうるが、ボランティア選挙浸透の姿勢を貫いて臨む。公明の伊達康子氏(52)は1期4年の経験を背景に上田の小野寺好県本部代表の県議選事務所を継承、月が丘を含む北部方面拠点として支持を集める。

  地区内もう一人の市民派型候補、曲谷地毅氏(55)は4年間の市民活動や前回出馬の知名度も踏まえ、市全域に街頭で1日数十回政策を説く辻説法。手応えを感じながら当選圏入りをうかがう。

512片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 01:25:17
政和と社民が統一会派 県議会で第3極に  岩手盛岡T
http://www.morioka-times.com/news/2007/0704/20/07042007.html

 県議会の政和会と社民党の新県議は19日協議し、改選後も政和・社民クラブの統一会派を結成することで合意、事務局に会派届けを提出した。代表は岩手政和会代表の田村誠氏で所属議員は9人。民主党系は民主・県民会議(22人)、自民党は自民クラブ(13人)として20日に会派届けを出す見通しで、政和・社民クラブの結成により、改選後の議会会派は3派となることが確実となった。政和・社民クラブは自民、民主の2大政党の流れに対し、第3極として存在意義を高めていく。

  同日、政和会の6人と社民党の3人が全員で初顔合わせ。国政レベルの2大政党化が進む中、県議会でもその影響が顕著になりつつあるとの共通認識に立ち「県議会における第3会派の重要性を認識し、広く県民の意見を反映させることを目的に統一会派を組む」ことで合意した。

  政和・社民クラブは05年9月、統一会派を結成し、改選直前は5人の所属議員だった。改選後は政和会が元職、新人と無所属だった現職の計3人を新たに加え6人となり、社民党も新人3人と1人増え、総定数が3減となる中でそれぞれ議員を増やした。

  再度、統一会派を組むことに社民側の代表として久保孝喜氏は「議会内での統一会派での成果は感じている。改選によって議員数も増え、より発展させるという意味で統一会派の形成は改選前からの思いであり、政和会と合意できたことをうれしく思っている」と話した。

  増田県政与党だったが、達増県政との距離について、田村代表は「増田県政を支える立場を鮮明にしてきた中でも是々非々と話してきた。今後も是々非々をいう立場に代わりはない。野党とか与党とかは思っていない。県民党的立場で県民の目線で知事の活動を見て取り組んでいく」と話している。

  議長など人事に関しては「これから他会派の動きを見ながら決めていく」と、態度を明確にしていない。

  政和・社民クラブ所属は政和会が田村誠、飯沢匡、亀卦川富夫、高橋博之、吉田洋治、工藤勝博の6氏。社民が久保孝喜、小西和子、木村幸弘の3氏。

513片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 08:49:27
議長民主選出強まる 県議会  岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070421_2

 県議選(定数48)で22議席(推薦1人含む)を獲得した民主党県連と13議席を獲得した自民党県連は20日、それぞれ県議会事務局に「民主・県民会議」(伊藤勢至代表、22人)、「自由民主クラブ」(佐々木大和代表、13人)の会派届を提出した。自民クラブの佐々木代表は5月の正副議長選を視野に「会派間で話し合う機会があると思う」と他会派との連携に含みを持たせたが、第3会派の政和・社民クラブ(田村誠代表、9人)は第1会派から議長、第2会派から副議長を選出する原則論が出始めている。流動的な要素は残しているが、第1会派の民主・県民会議から議長を選出する流れが強まりそうだ。

 自民党県連の在県執行部は20日午後、盛岡市内のホテルで玉沢徳一郎県連会長(衆院議員)を交えて県議選結果を総括した。

 その上で、在県執行部は、玉沢会長に対し「改選後の県議会対応は、われわれに任せてほしい」と要請。5月の正副議長選について「今後、新県議で検討する」との意向を伝えた。

 この後、県議選で当選した13人が県議会議事堂内で会合を持ち、統一選を総括。終了後、佐々木代表は正副議長選対応について「いろいろな考え方があるが、具体的な話は出なかった。今後、会派間で話し合う機会があると思う」と述べ、政和・社民クラブなどとの連携に含みを持たせた。

 正副議長選で第2会派の自民クラブ(13人)と第3会派の政和・社民クラブ(9人)が連携すれば、第1会派の民主・県民会議(22人)と拮抗(きっこう)する形になるが、政和・社民クラブ内には連携に慎重論が出ている。

 19日に政和会と統一会派を組むことを決めた社民党県連合の小原宣良代表は「民主と自民の差は9議席もある。第1会派から議長、第2会派から副議長を選出するのが常道だ」と語る。

 民主・県民会議は既に政和・社民クラブ関係者らに対し、こうした原則論を働き掛けている。自民クラブは来週にも再度、会派内協議を進める予定で今後の情勢は流動的要素を残すものの、民主・県民会議から議長、自民クラブから副議長選出―という流れが強まりそうだ。

514片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 13:53:52
新たな会派構成が決まる/県議会
2007年04月21日 朝日秋田
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000704210002

県議会(定数45)の新たな会派構成が20日、固まった。県政野党の自民党は23議席で6年ぶりに単独過半数を回復した。知事与党のみらい21と民主、社民は計15議席にとどまった。無所属の加藤義康議員=男鹿市区=は20日、新会派「公心会」を結成した。


寺田典城知事は「県政発展のため、よろしくご指導いただきたい」というコメントを発表し、自民党会派の北林康司会長は「過半数を得たことで、責任の重さを感じている。県当局といたずらに対立することは出来ない。これまで通り是々非々でいきたい」と話した。


党派別議席数は自民党23(改選前18)、みらい21が10(同10)、社民党3(同4)、いぶき3(同2)、民主党2(同3)、共産党1(同1)、公明党1(同1)、共に新会派の国民新党1、公心会1。

515片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/21(土) 13:56:55
県議市議選応援で明暗
2007年04月20日 朝日山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000704200006

 ∞上位当選者 演説の依頼が次々


  落選者 4年後視野「恩返し」


 統一地方選も最終盤の戦いが続く中、前半で選挙を終えた県議らの様子はそれぞれだ。演説の依頼がひっきりなしにくる上位当選者に対し、落選者に用意される舞台はない。4年後を見据え、水面下で「恩返し」をする人もいる。


 定数35に39人が立った山形市議選。午後7時半に始まった現職候補の個人演説会は、約60人が集まり足を伸ばせないほどだった。5人目の弁士に立ったのは、吉村和武氏。8日投票の県議選山形市区でトップ当選した。


 身ぶり手ぶりで現職候補の魅力を語り、「一寸先が分からない選挙戦で、陰に日なたに支えてくれました」と結んだ。畳にひざをついて頭を下げると大きな拍手がわいた。


 吉村氏は、県議選後も休みがない。後半戦告示後はほぼ毎日、どこかの個人演説会に顔を出している。時には米沢市に応援に行くこともある。「お呼び頂いたところには顔を出すようにしている」と吉村氏。自らの選挙を支援した市議らへの「恩返し」という。


 「演説会の依頼は一つもこないよ」。落選した候補者の口から出た言葉は対照的だった。寒河江市区で5千票以上を獲得しながら次点に終わった内藤明氏は、さばさばとしていた。


 内藤氏は、県議選で支援を受けた市議の陣営へあいさつには行くが、表立って活動することはない。つきあいが長く「一心同体」の候補者でさえ、個人演説会には出ない。「落ちた者が出ていくのはイメージが悪く、戦術的にマイナスになる。こちらも、かなり気を使う」と言う。


 しかし、寒河江市議選には、定数18に20人が立候補する激戦だ。前回市議選で最下位当選者の得票は878票。落選したとはいえ、内藤氏が県議選で取った5691票に、市議選候補者も熱い視線を送る。


 内藤氏は、県議選の支援者へのお礼行脚の真っ最中だが、自身の報告と謝罪とともに市議選への「お願い」も添えている。内藤氏は「恩返し」の先に、自分の4年後を見ている。


 「市議のために裏で動くのは当然。それが恩返しにもなる」とし、地盤を固めて「(県議選に)再チャレンジしたい」と話した。


 「風」を吹かせた当選者はどうか。山形市区初の女性県議、大内理加氏は選挙後、話題の当選者として地元紙やテレビに連日登場。すっかり有名になった。大内氏に応援演説を依頼した山形市議選の候補者陣営は「超売れっ子が来てくれるのは大きい」と喜ぶ。


 だが、大内氏は「ほかからは、お呼びもかかりません」と話す。大内氏は父で県議の孝一氏の後継者として立候補した。出陣式の案内状を何人かの市議に送ったが、知名度の低さもあってか、だれも出席しなかった。孝一氏は「(大内氏を支援しなかったので応援を頼みに)来たくても来られねえんだべ」と言っている。

516片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 09:06:12
<統一地方選>小差で明暗「狭き門」
当落差は小数点以下 讀賣青森

 22日に投開票された統一地方選後半戦では、小差で明暗を分けたケースが目立った。議員選があった18市町村のうち、六ヶ所村を除く17市町村で定数が削減され、当選がより「狭き門」になったことなどが影響したとみられる。

 7議席を9人が争った西目屋村議選では、7位当選した前山正さんが123・828票、次点の三上義信さんが123票で、その差は1票未満だった。

 八戸市議選でも、最下位当選の豊田美好さんの1830票に対し、次点の吉田淳一さんは1829・181票と、小数点以下の際どい勝負だった。

 野辺地町議選では、最下位当選した四戸弘志さんが529票、次点の柴崎長次さんが528票で、わずか1票差だった。

 投票率が9割を超えたのは、風間浦村長選と村議選(どちらも92・25%)だけだった。ダブル選挙だったことに加え、村長選が村を二分する激戦だったことが有権者の関心を集めた。

 女性は3市議選(総定数86)に9人が立候補して7人が当選した。また、15町村議選(総定数191)のうち5町村議選に8人が立候補して4人が当選した。

 当選者に占める女性の割合は、3市議選の平均が8・14%、15町村議選の平均が2・09%だった。

 新人は、市議選で15人、町村議選で26人が当選した。当選者全体に占める新人の割合はそれぞれ、17・44%と13・61%だった。前回選での新人当選者の割合は市議選が15・45%、町村議が18・30%。選挙件数などが違うため単純比較はできないが、新人の割合が市議選では増え、町村議選では減った形だ。

 新人候補は今回、都市部では浮動票を集めて健闘したが、郡部では定数削減などの余波で現職同士の争いが激しく、新人が入り込める余地が小さかったためとみられる。

(2007年4月24日 読売新聞)

517片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 09:07:07
旧玉山村議18→2人に6人落選、厚い市部の壁
盛岡市議選 讀賣岩手

 定数42に58人が出馬した盛岡市議選では、昨年1月に編入合併された旧玉山村の立候補者の当落に注目が集まった。旧村部からは、現職7人と新人1人が議員バッジを目指したが、22日の投開票の結果、当選者は現職2人にとどまり、6人が落選。18人いた旧村議は9分の1に激減した。

 今選挙での最下位当選者の得票は1796票。旧村最後の村議選(2002年)のトップ当選者(578票)の3倍以上の得票が必要だった。当選したのは、2528票を獲得した竹田浩久氏(52)(無所属)と、最下位に滑り込んだ高橋和夫氏(67)(共産)の2人だけだった。

 盛岡市では、合併特例法の「在任特例」により、旧市37人、旧村18人の議席が合併後も維持された。今回から議席数の大幅削減で旧村部候補者の当選へのハードルが一気に高くなった。

 今選挙は当初、当選ラインが2000票前後と予想され、旧村部では「地区の有権者(約1万1100人)が仮に全員投票しても5人が限度。60%なら3人」(現職旧村議)と事前に候補者調整も進められた。しかし不調に終わり、現職と新人の計8人が出馬した。

 戦績をみると、旧村部では、高橋氏に26票差で現職が続き、44、46位に新人と現職が名を連ねるなど、少ない地域票をめぐり4人が当落線上で激しく争った形だ。残り3人の現職は当選圏に遠く及ばなかった。

 竹田氏と高橋氏は、「市部での運動は正味1日半。後はとにかく旧村を回った」「地元に重点を置いた」と口々に述べた。これに対し、落選陣営からは、「市部での運動を意識し過ぎた。もっとこまめに回っていれば」「旧市にも積極的に出向いたが、雲をつかむような戦いだった」という声が聞かれた。

(2007年4月24日 読売新聞)

518片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 09:07:58
「佐々木」姓案分票ゼロ 東成瀬村議選
転入少なく、顔・名前一致 讀賣秋田

 22日投開票の東成瀬村議選で、立候補者11人中6人が同じ「佐々木」姓だったのに、案分票が1票も発生しない“珍現象”が起きた。同姓や同名の候補がいる場合、あいまいな表記による投票が行われ、1票を分け合う案分票が出るのは選挙の常識だが、総務省選挙部の担当者は「まじめな村民性がうかがえる」と話している。

 同村選管では今回、名前を書かない「佐々木」だけの投票があると予想し、案分票の計算態勢を整えて開票に臨んだ。ところが、結果は案分票ゼロ。有効票の2356票にはきちんとフルネームが書かれていた。

 村内にはもともと、「佐々木」「高橋」「佐藤」姓の住民が多い。村選管によると、過去5回の村議選でも案分票は出たが、いずれも数票程度だったという。選管職員は「転入者は極めて少なく、候補の名前と顔が一致している村民ばかり。今回は有権者が真剣に投票した結果」と話している。

 「小林」姓の3人が立候補した上小阿仁村長選では、以前と同じく、候補者名の上の欄に丸印を記入する記号式を導入しており、今回の案分票は、期日前投票の1票だけだった。

 2005年9月の美郷町議選では、「0・433票」差で当落を分けるという現象も起きている。

(2007年4月24日 読売新聞)

519片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 20:43:06
選挙:統一地方選 後半戦終了 3町村長、現職当選も「合併問題」避けられず /青森
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aomori/news/20070424ddlk02010040000c.html

 ◇3町村長選ともに現職当選も

 統一地方選後半の町村長・市町村議選が22日投開票された。地方財政が厳しさを増す中で行われた今回の統一選では、「平成の大合併」に乗り遅れた自治体で改めて合併問題が争点になったケースが多かった。今後4年間の行政のかじ取り役を決める首長選は鰺ケ沢、板柳、風間浦の3町村であり、いずれも現職が当選した。各首長の合併に対するスタンスに違いはあるが、将来避けて通れない課題であることに違いはない。選挙戦を通して3町村の合併問題について検証した。【長谷川典義、村松洋、松沢康】

 ■風間浦村

 22日午後9時半ごろ。ホテルの一室を選挙事務所に充てた現職、横浜力氏(54)の陣営に、開票所にいるスタッフから「当確」の報が伝えられた。それまで壁に張られた紙に書き込まれる票数に一喜一憂していた支持者から、大きな拍手と歓声がわき起こった。

 合併の枠組みを争点に一騎打ちを戦った元村議会副議長、飯田浩一氏(46)との差はわずか6票。横浜氏は「本当に厳しい、厳しい選挙戦だった。支援者の賢明な判断のたまものと思う」と5日間の激戦を振り返った。

 農漁業中心で下北半島の北端に位置する村が厳しい財政を克服するには、近隣市町村との合併が不可欠だ。むつ市との広域合併を主張する横浜氏に対し、飯田氏は「むつ市は第2次、第3次産業中心。農、漁業中心の産業形態が似ている大間町と佐井村との合併が望ましい」と訴えた。横浜氏が競り勝ったことで、村の針路はむつ市との合併に向けて大きく舵(かじ)が切られた。

 しかし、同日選となった村議選では、当選者8人のうちで、横浜氏を支持する村議は3人にとどまった。「少数与党」の状態に、横浜氏は「新しい議会とも相談して(むつ市との合併を)進めていきたい」と語る。合併実現のためには議会対策が課題となった。

 ■板柳町

 現職の舘岡一郎氏(64)が、「近隣市町村との早期の新設合併」を主張する元県議の松森俊逸氏(51)と、「隣接する鶴田町との合併」を望む元町議会副議長の芦田惣一氏(78)の新人2人を抑え込んだ。

 舘岡氏の2期目に当たる05年4月、鶴田町との法定合併協議会が廃止になった。この経緯から、舘岡氏は「住民合意を基に是非を含めて検討する」と早期の合併には慎重な姿勢をみせている。

 ■鰺ケ沢町

 03年、旧深浦町、旧岩崎村との任意合併協議会を離脱し、旧弘前市との合併を望んだ。しかし他の旧3市町村はそれぞれ合併が実現したものの、鰺ケ沢町はいまだに合併できていない。ある町職員が「町単独の生き残りは厳しい」と指摘するように、近い将来、合併問題が最重要課題になるのは間違いない。

 ただ、今回の町長選では、現職の長谷川兼己氏(72)が検討している低レベル放射性廃棄物最終処分場の誘致問題が争点となった。結果は、誘致反対を主張した元町助役の井上豊光氏(57)が敗れた。

 県市町村振興課は「近隣市町村の合併が済んだばかりで、どこと合併を目指すという議論がしにくかったのではないか」と話す。だが、仮に誘致が実現すれば、町は大きな財源を確保することになる。今回の選挙結果が「誘致是認」を意味するものだとしたら、町は合併によらない単独生き残りの道を選ぶ可能性もありそうだ。

 ◇旧南郷村から2人のみ当選、会派別で自民系優位に−−八戸市議選

 47人が立候補した八戸市議選(定数36)は、最下位と次点の差が0・819票差という大激戦となり、現職36人中7人が落選し、新人6人、元職1人が当選した。無所属新人の藤川優里氏(27)が、最年少ながら過去最多の6962票を集めてトップ当選し、県議選で落選した父友信氏(58)の雪辱を果たした。

 編入合併した旧南郷村(南郷区)からは現職5人が挑んだが、2人の当選にとどまった。女性は3人全員が当選した。

 当選者の党派別内訳は自民12人、民主6人、公明2人、共産2人、社民2人、無所属12人。改選前は、自民系と民主系がともに22人ときっ抗した市議会会派の勢力図の動向が注目されたが、自民系15人、民主系12人となり、自民系優位の結果になった。

 投票率は55・59%で、過去最低だった前回(52・97%)を上回った。【長沢晴美】

毎日新聞 2007年4月24日

520片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 20:44:29
’07統一選:大槌町長選/議員選/北上市長選 後半戦を振り返って /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/news/20070424ddlk03010206000c.html

 07年統一地方選の締めくくりとなった、22日当開票の首長選・議員選。北上市長選では現職が圧勝した。大槌町長選では新人が3選を目指す現職を破り注目を集めた。合併後初の議員選挙となった盛岡市など5市町とともに大槌町長選などを振り返った。

 ◇「住民負担減」が奏功 現職3選阻んだ加藤氏−−大槌町長選

 大槌町長選で現職の山崎三雄氏(67)が新人の元町助役の加藤宏暉氏(65)に3選を、それも約1500票の大差で阻まれ、敗れた。最大の原因は加藤氏が国保税・介護保険料見直しによる住民負担軽減と町長報酬減額の自助努力というやや口当たりのいい政策を訴えたことである。

 山崎町長は医療費の増額や国保税の滞納により赤字運営の国保会計について05年、国保税の平均35・1%大幅引き上げ案を打ち出した。しかし町民の猛反対で最終的に19・5%に圧縮、一般会計から不足財源分3500万円を繰り入れ、矛を収めた経緯がある。

 国保税の引き上げは町民生活に直結する重要な問題だ。引き上げに反対した多くの町民が今回の町長選で加藤氏支持に回ったとしてもおかしくはない。しかし、加藤新町政にとって町長報酬の減額はできても国保税などの軽減は容易ではない。

 加藤氏の勝因をもう一つ挙げれば2期8年の山崎町政に不満の町役場職員やOB職員、町民が離反し、町政刷新の風が吹いたことである。

 釜石市との合併を巡って「町民には合併賛成の意見が多いようだ」と前向きだった加藤氏の発言が、選挙戦ではトーンダウンしたことも気になる。釜石市の小沢和夫市長は23日の会見で、6月定例議会後に加藤新町長に対して合併研究会設置を申し入れる考えを明らかにした。ここは周囲の雑音を気にせず、合併の是非を検討してほしいものだ。【鬼山親芳】

 ◇“吸収合併”組、明暗くっきり−−議員選

 計五つの市と町で、合併後初の選挙となった。

 盛岡市(定数42)では有権者数の5%弱の旧玉山村から8人が立候補。票を奪い合う結果となって当選者は2人にとどまり、改選前の18議席から大幅に減らした。旧盛岡市出身議員は37から40に増えた。

 久慈市(同26)では、旧山形村の現職は14人いたが、立候補を4人に絞ったことで、全員当選。二戸市(同24)も改選前の旧浄法寺町議14人から10人が立候補。旧市町の有権者数比の割合を上回る6人が当選を決めた。

 西和賀町(同16)では、改選前の旧湯田町が13から6、旧沢内村14から10となった。洋野町(同18)では旧町村の有権者数比2対1と同じ、旧種市町から12人、旧大野村から6人が当選した。

 また女性は3市で8人、6町村で10人が立候補し17人が当選した。陸前高田市、滝沢村では初の女性議員が誕生した。

 最年少議員は盛岡市の鈴木努さんの25歳。最年長は矢巾町議選で当選した野田和夫さん(76)だった。【安田光高】

 ◇圧勝、伊藤氏「変な戦い」−−北上市長選

 事実上の伊藤彬市長(67)の信任投票だった北上市長選は予想通り、伊藤氏が圧勝した。対立候補の菅原安雄氏(71)はそもそも「得票率20%、7000票」が目標だったが、結果はこれをも大きく下回る得票率7・74%、2611票に終わり供託金100万円は没収となった。

 伊藤氏は選挙戦を振り返り「『私が市政を担当する』という意気込みの人が出れば市民の思いも高まるが、今回も前回も出た人は、そういう意識とは違うんじゃないか」と感想を述べ、「議論や政策論争をして戦うのが本来の選挙のあり方。『これでいいのか』という思いはあった。変な戦いだとは思う。ただ(無投票で)1日で終わりではなく、1週間いろんな所に行き、いろんな人に会えたので、良かったと思う」と話した。【石川宏】

毎日新聞 2007年4月24日

521片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/24(火) 20:47:36
’07統一選:第2R一夜明け 秋田市議選で断トツ1位、まるさん決意新た /秋田
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/akita/news/20070424ddlk05010073000c.html

 22日投票の秋田市議選(定数42)では、無所属新人で元タレントのまるさん(52)=本名・菅原博文=が2位に約800票差をつける断トツの4764票で初当選した。一夜明けた23日、まるさんは市内で取材に応じ、「桜が咲いていることにやっと気付いた」とホッとした表情をみせた。今後は「宮崎県の東国原英夫知事のように、しゃべる市議として秋田をアピールしていきたい」と熱く語った。

 きっかけは昨夏、市内で営む喫茶店で、客が冗談半分に言った「お前が(市議を)やればいい」の一言だった。毎朝6時に店を開け、合間にタレント活動をする。そんな毎日の繰り返しに「人生このままでいいのか」という不安もあった。同世代の友人は皆、親の介護で苦しんでいる。「50代がなんとかしないと」。出馬の決意を固めた。

 約25年間、地元ラジオのパーソナリティーやテレビ番組の司会を務めて知名度は高いが、十分な資金や地盤はない。自宅を選挙事務所とし、スタッフは5人。「あなたの声を聴きに行きます」をキャッチフレーズに手探りで選挙活動を始めた。道端で住民と話し込むうち、有権者の反応も良くなっていった。

 「名前だけ」という批判もある。だが「知名度は関係ない。有権者は支持する人に投票する」と言い切る。大量得票は「既存の市議会に不満のある有権者の期待のあらわれ」と指摘し、「有権者の声を聴きに行く市議でありたい」と決意を新たにした。【馬場直子】

毎日新聞 2007年4月24日

522片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/25(水) 12:31:54
自民「過半数」維持へ/県議会
http://www.minyu-net.com/news/news/0425/news3.html

 県議会改選後の会派構成で、自民党県連は24日までに、定数58の過半数となる「30人」で25日にも会派届を提出する方針を固めた。党公認で当選した28人に、双葉郡で当選した党籍証明発行の現職、白河市で当選した無所属現職の2人を加える。
 いずれも地元総支部と調整を続けてきたが、初の過半数割れという緊急事態のため、幹事長の人事特権を重視したい意向を総支部側には伝えてきた。一定の方向性が得られる見通しになったと判断し、追加公認に踏み切る。
 自民が過半数を維持することで、議会人事の焦点に浮上する見通しの「副議長ポスト」の確保も可能になる。
(2007年4月25日 福島民友ニュース)

523片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 07:37:55
県議会:民主フォーラム、「無所属の会」と合流し12人で新会派へ /宮城
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/miyagi/news/20070426ddlk04010191000c.html

 県議会の会派再編をめぐり、今回選挙で所属議員を7人から9人に増やし第2会派となった「民主フォーラム」(内海太会長)は25日、無所属議員3人で作る「無所属の会」(菊地文博代表幹事)と合流し新会派を結成することを決めた。26日に両会派を解散し、12人で新会派を結成する予定。

 今回選挙では、第2会派だった「フロンティアみやぎ」が9人から5人に減らし、第1会派の「自民党・県民会議」と合流することを決定、単独過半数を占める与党会派の誕生が確実となった。このため、民主フォーラムは他の野党会派に結束を呼びかけ、無所属の会から合流案を受け入れる返答があった。6人から4人に減らした「社民党県議団」への呼びかけも検討したが、同会派は単独で会派を維持する方針を決めた。

 内海会長は「(無所属の会とは)村井県政を是々非々の立場でチェックするという姿勢で一致した。『巨大与党会派』の3分の1の規模だが、政策本位で(県政の)チェックをしていきたい」と話した。【山寺香】

毎日新聞 2007年4月26日

524片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 08:56:58
県議会構成 自民30人、3分の2
「県民ク」「県政・公明ク」が同数6 讀賣山形

 先の県議選で当選した新議員44人の会派構成が26日、決定した。

 自民党は、当選後に急死した上山市区の新人を除く公認26人に加え、山形、新庄市区、東置賜郡区で当選した無所属新人3人と、選挙前は別の会派の代表だった無所属・星川純一氏が加わり、総数は30人。県議会全体の3分の2を超え、最大会派の勢力を維持した。代表は党県連幹事長の平弘造氏が引き続き務める。

 民主、社民両党系の議員らでつくる「山形21世紀の会」は解散し、同会派に所属していた現職4人が新たに「山形県民クラブ」を結成。山形市区の社民新人、鶴岡市区の無所属新人(民主推薦)が参加して計6人となった。代表は海鋒孝志氏。

 また、保守系議員らでつくる「自由の会・県政・公明クラブ」の現職4人は、「県政・公明クラブ」に衣替え。山形市区の無所属新人と寒河江市区の無所属新人(民主推薦)も加わって6人となり、山形県民クラブと同数の第2会派を構成した。代表は公明党県本部代表の寒河江政好氏。共産党の現職、新人の2人は、会派「共産党県議団」を結成した。

(2007年4月27日 読売新聞)

525片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 08:57:56
満山氏 自民会派入り
県議過半数を確保 讀賣福島

  自民党県連は、今月8日の県議選で無所属で当選した白河市区の満山喜一氏を追加公認し、30人で26日、議長に会派届を提出した。同党の当選者は29人にとどまり、定数58の過半数を割ったが、満山氏の会派入りによって、かろうじて過半数を維持した。

 同党県連では県議選直後から過半数確保を目指して満山氏に会派入りを要請していた。満山氏は、「もともと自民党員ということもあり、後援会でも賛成の声が大きかった。国政とも直結し、地域の声を反映しやすくなると思う」と話した。同党県連では、一昨年11月の福島市長選で県連推薦候補と対決した現在の瀬戸孝則市長の選対本部長を務め、離党した福島市区の望木昌彦氏にも復党、会派入りを打診していたが、望木氏は固辞、無所属として届け出た。

 同党県連の平出孝朗筆頭副幹事長は「県政にとって拙速な条例案が提出されれば、否決することで知事に対するチェック機能を果たせるようになった」と意義を説明する。議長、副議長のほか、常任委員会の委員長ポストを独占することも可能だが、6委員会すべてで単独で可決や否決ができる絶対安定多数(36人)には届いていないため、委員長ポストにこだわると委員会によっては過半数割れする可能性もある。

 知事与党の県民連合の瓜生信一郎会長は「議会運営を民主的に行うには、第2会派の声も反映させる必要がある」として、副議長ポストを求めていく考えを示した。

 県議選後の議員構成は、自民30、県民連合20、公明3、共産3、改新の会1、無所属1。

(2007年4月26日 読売新聞)

526片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 10:17:11
自民党は30人に拡大・県議会の会派決まる
2007年4月26日(木) 20:04 山形
http://yamagata-np.jp/newhp/kiji/200704/26/news20070426_0263.html

 県議会は26日、改選に伴う会派結成届の提出を締め切った。自民党は改選前の27人から30人まで拡大、山形21世紀の会を構成していた民主、社民系議員は新人を加えて新たに6人で「山形県民クラブ」を結成。自由の会・県政・公明クラブは「県政・公明クラブ」と名称を変え、新人を含めて6人で構成する。交渉団体の要件である5人以上を満たすのは、この3会派となる。

 最大会派の自民党は、党公認の当選者27人に、自・県・公ク代表を務めた星川純一氏(酒田市・飽海郡区)、新人の伊藤誠之(新庄市区)、大内理加(山形市区)の両氏、さらに、竹田千恵子氏(東置賜郡区)が加わった。30人台となるのは2001年8月以来。代表は引き続き平弘造県連幹事長が務める。

 10人による第2会派だった山形21世紀の会は4人が引退。3人が落選したものの、吉田明氏(上山市区)が当選者の死亡によって繰り上げ当選した。山形県民クラブは、残った4人に、新人で民主推薦の阿部昇司氏(鶴岡市区)、社民の高橋啓介氏(山形市区)を加えて構成。代表には海鋒孝志氏(天童市区)が就く。

 6人で構成していた自・県・公クは1人が落選し、星川氏が離脱したものの、新人で民主推薦の楳津博士氏(寒河江市区)と、吉村和武氏(山形市区)が入り、勢力を維持した。公明党県本部代表の寒河江政好氏(山形市区)が代表となる。

 共産党は現職の笹山一夫氏(鶴岡市区)と新人の渡辺ゆり子氏(山形市区)の2人で、代表は笹山氏が務める。

527片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 10:22:21
宮城県議会 民主と無所属の会合流 名称は改革みやぎ 河北宮城
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/04/20070426t11027.htm

 宮城県議会(定数61)の会派再編で、民主党系の「民主フォーラム」(9人)は25日、「無所属の会」(3人)と合流することを決めた。26日の両会派合同会議で、新会派結成に合意する。名称は「改革みやぎ」となる見通し。第一会派「自民党・県民会議」(38人)に次ぐ12人の第二会派となる。

 新会派会長には民主フォーラムの内海太会長、幹事長には無所属の会の菅間進会長がそれぞれ就く見込み。会派名称から「民主」を外し、幅広い政治勢力の結集を印象づける。

 内海会長は「巨大な与党会派の対抗軸として、行財政改革や議会改革を積極的に提言できる態勢が整った」と強調した。無所属の会の菊地文博代表幹事は「県執行部と自民党のなれ合い県政を打破する政策集団にする」と語った。
 民主フォーラムは、無所属系の「フロンティアみやぎ」(5人)にも合流を呼び掛けたが、同会派は解散し、メンバーは自民党・県民会議に加わった。

 県議会の会派構成は、与党系が自民党・県民会議の38人と公明・21世紀クラブの5人。野党系は、改革みやぎの12人、社民党4人、共産党2人となった。

528片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 10:23:40
宮城県議会新会派・改革みやぎ「政策競争仕掛ける」 河北宮城
http://www.kahoku.co.jp/news/2007/04/20070427t11040.htm

 宮城県議会(定数61)の会派再編で、民主フォーラム(9人)と無所属の会(3人)は26日、新会派「改革みやぎ」を結成した。12人で第二会派の位置を確保したが、最大会派「自民党・県民会議」(38人)との勢力差は大きい。独自の政策提言や社民党(4人)との協力を進め、対決姿勢を強める構えだ。

 改革みやぎ会長に就いた内海太氏(民主フォーラム会長)は「政策に優れた少数精鋭の議員が結集した。村井嘉浩知事をかばう姿ばかりが目立つ自民党に対し、財政再建策や議会改革で政策競争を仕掛ける」と語った。

 自民党・県民会議は38人。6常任委で過半数を占め、委員長ポストを独占できる絶対安定多数を確保した。議会運営の主導権は与党が掌握している。
 改革みやぎは、存在感を高めるため、会派維持を決めた社民党との連携強化を図る方針だ。内海会長は「常に政策を話し合える組織を議会内に作りたい」と述べた。

 夏の参院選や次期衆院選に備え、民主、社民両党の「接近」を望む声は小さくない。連合宮城の楳原惣一郎会長は「政権交代のため両党の選挙協力は必要。議会でも統一した行動を取る必要がある」と強調した。

 参院選で3選を目指す民主党県連代表の岡崎トミ子参院議員は、改革みやぎ結成について「非自民勢力の結集は大きな力となる。支持層をさらに広げる努力を重ね、政権交代に結び付ける」と評価した。

529片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 11:17:42
自民、過半数に 県議会 福島民報
http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20070427/kennai-200704270953260.html

 自民党福島県連は県議会定数「58」の過半数となる30人の所属議員を確保し26日、議長に会派届を提出した。自民の会派届提出で、改選後の会派構成が決まった。第2会派の県民連合と30人対20人の構図となるが、過半数維持により副議長ポストの確保が可能となった。
 県連から所属党派証明を受けて当選した双葉郡選挙区の吉田栄光氏(43)が26日、自らの後援会の承諾を得て会派入りを決めた。
 無所属で当選した白河市選挙区の満山喜一氏(55)に続く所属決定で、自民は30人の議員を抱え会派としてスタートを切る。新たな会派構成では議長を自民から選出したと仮定すれば、本会議の採決に参加する出席議員は自民29人に対し、他会派が28人となり、常任委の審議結果にかかわらず自民案が通る構図となる。
 自民の過半数維持が決定したことで、注目は5月1日に予定されている県連役員と県議会ポストの人事作業に移る。参院補選で公認候補が落選した執行部の責任を問う声が風圧を増す一方、副議長人事をめぐる他会派とのすり合わせなどでさまざまな意見が渦巻いており、人事の行方は混沌(こんとん)としている。
 県議会の会派構成は次の通り。
 ▽自民30▽県民連合20▽公明3▽共産3▽改進の会1▽無所属1

530片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 20:41:12
県議会:新会派の構成決まる 自民は30人に /山形
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/yamagata/news/20070427ddlk06010256000c.html

 改選に伴う県議会の会派の届け出が26日締め切られ、新しい会派構成が決まった。定数減にもかかわらず、自民党が改選前よりも人数を増やし、全議席の3分の2を超える30人になった。

 最大会派の自民党(代表・平弘造党県連幹事長)は改選前の27人から3人増加した。公認現職・新人26人が当選し、無所属現職の星川純一氏と、無所属で新人の伊藤誠之、竹田千恵子、大内理加の3氏が会派入りした。議席の占有率は68・2%となり、過去最高に近い多数派を形成する。

 山形21世紀の会は改選前10人で第2会派だったが、引退や落選で4人に激減し解散。現職の広谷五郎左エ門(社民)▽吉田明(無所属)▽海鋒孝志(同)▽和嶋未希(民主)−−の各氏と、新人の高橋啓介(社民)、阿部昇司(無所属)の両氏を合わせた計6人で山形県民クラブ(代表・海鋒議員)を結成した。

 また、改選前6人だった自由の会・県政・公明クラブは県政・公明クラブと名称を変更。現職の土田広志(無所属)▽寒河江政好(公明)▽村山隆(無所属)▽木村忠三(同)−−の各氏に新人の楳津博士(同)、吉村和武(同)の両氏が参加し計6人で届け出た。代表には寒河江議員が就いた。

 共産党は笹山一夫氏、渡辺ゆり子氏の2人。【佐藤薫】

毎日新聞 2007年4月27日

531片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 20:41:48
自民県連:2県議が会派入り、単独過半数を確保 /福島
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20070427ddlk07010332000c.html

 自民党県連は26日、満山喜一県議(55)の会派入りを決め、会派結成届を県議会事務局に提出した。また県議選で同党の所属党派証明書を提出した吉田栄光県議(43)の会派入りも正式に決まった。これで同党は30議席となり、単独過半数を確保した。

 同党は県議選で結党以来初の過半数割れに追い込まれたため、無所属議員の満山県議に会派入りを打診していた。満山県議は白河市選出で2期目。同党は27日、満山、吉田両県議に追加公認書を交付する。【今村茜】

毎日新聞 2007年4月27日

532片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 22:20:34
激突07参院選(上)
2007年04月27日 朝日山形
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000704270003

 ∞自民 迷走の末「禁じ手」決着


 「じゃあ皆さん、起立の上、迎えましょう」


 23日午後、山形市の自民党県連会館。選対会議の席で、県連会長の加藤紘一衆院議員が、夏の参院選候補に決まった篠原みえ子氏を招き入れると、約100人の参加者は大きな拍手で迎えた。


 会の最後、県連幹事長の平弘造県議が「私にやらせて下さい」とマイクを握り、大きな声で「がんばろー」を三唱。難航を極めた候補者が、ようやく決まった喜びに会場は沸き返った。


 組織力に陰りが見えている自民党は、無党派層の支持なくしては選挙が戦えないと、05年9月の総選挙でも都市部を中心に公募候補を擁立させた。今回の参院選でも阿部正俊議員の引退を受け、公募に踏み切った。


 だが、2度の公募が不調に終わり、執行部一任となった自民党の候補者選考は、迷走を続けていた。2月、一度は決まりかけた県教育委員の松村昌子氏が、家族の強い反対で断念するという失態もあった。


 その後は、元スポーツ選手、会社役員、大学教授、地元マスコミ関係者など迷走ぶりを反映するように、脈絡無く声がかかった。県議選の候補者に同行させ、有権者への浸透を図る、という作戦のタイムリミット、3月30日の県議選告示が間近に迫っていた。


 党本部では、加藤氏の責任を問う声が公然とささやかれ始めた3月中旬。県議会の控室にいた平氏に、東京の加藤氏から電話がかかった。


 加藤氏「私が責任をとって辞表を出す」


 平氏「みんなが必死に頑張っているのに、何を言ってるんですかっ」


 時間切れ、ギブアップをほのめかす加藤氏に、激しく食い下がる平氏の怒声が、議会棟の廊下にまで響いた。県連内の不協和音が表面化した。


 「執行部がまとまっていない」「決める力がないんだ」と公然と批判する声も出始めた。全国29の1人区で、自民公認候補が決まっていないのは山形だけになっていた。


 9日、東京・永田町の衆院議員会館。候補者選考の会合に集まった加藤、平両氏に遠藤利明衆院議員、岸宏一参院議員らの顔には、悲壮感さえ漂っていた。


 民主党が公認し、社民党が支持の方針を決めた舟山康江氏に対抗するため、自民党が候補者の要件としていた「政治経験がない」「60歳以下の女性」などとする条件を撤廃。その上で改めて人選を進めると確認した。


 その際、名前が挙がったのは2人。村山地域の現職首長と、最終的に候補者となる篠原氏だった。この2人で決まらなければ、平氏が責任を取って、立候補することになった。しかし首長には5日、国会議員が面会した際に「今ごろ来たのか」とやんわり嫌みまで言われて断られていた。


 19日午後、平、遠藤両氏は天童市にある篠原氏の自宅を訪ねた。篠原氏は、当初の公募で選考委員を務めたため「公募での擁立に失敗し、選考委員を出したのでは、出来レースと言われかねない」と一度、対象外とした人物。県連にとっていわば禁じ手だった。


 しかし5月12日の県連大会までには候補者を決めなければならない。準備期間を考えると、当選県議の議員総会を開く23日が最終期限となっていた。県連は篠原氏説得に賭けるしかないところに追い込まれていた。


 「参院選への出馬をお願いします」


 2人は頭を下げた。


 やや間を置いて、篠原氏が答えた。


 「私が断ったら、平幹事長が責任を取るのでしょう。お引き受けします」


 「ありがとうございます」。平氏は頭を下げたまま大粒の涙をこぼした。


 県議選で自民党の優位は動かず、統一地方選では組織力の強さを見せつけた。だが、女性や新顔が上位に食い込むなど山形でも微妙な変化の予兆がある。


 民主と同じ女性候補を立てた自民党は、公明党とともに短期決戦を組織力で乗り切ろうとしている。加藤氏は篠原氏擁立が正式に決まった記者会見で「一番遅れたが、自民党組織は東北一強いと自負している。十分勝てる」と胸を張ってみせた。

533片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/27(金) 22:27:09
無所属の会、民主に合流 新会派
2007年04月27日 朝日宮城
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000704270003

 県議会の民主党会派「民主フォーラム」と「無所属の会」は26日、両会派合同会議を開き、5月1日から新会派を結成することで合意した。新会派の名称は「改革みやぎ」。県議選で民主党公認で当選した9人と、無所属で当選し院内会派無所属の会に所属する3人の計12人。自民党の「自民党・県民会議」に次ぐ第二会派となる。


 民主党は県議選終了後、フロンティアみやぎと無所属の会、社民党県議団3会派に合流を打診したが、フロンティアは「考え方が近い」と自民に合流し、社民党は当面他会派とは合流しない方針を決めたため、無所属の会との新会派結成となった。


 新会派の会長には、民主フォーラムの内海太会長、幹事長には無所属の会の菅間進会長、政調会長には民主フォーラムの藤原範典幹事長がそれぞれ就任する。新会派結成について、内海会長は「自民党が村井県政とべったりになり、議会の活発な議論が低下する。県民の視点で県政を監視、政策提言するため門戸を広げた」と説明。「数の力では負けるが、論戦力で対向していく」と述べた。また、新幹事長となる菅間氏は「政党の拘束なく改革志向でやっていこうと呼びかけて頂いた。巨大与党の議会が執行部の追認機関にならないよう活動していきたい」と話した。


 自民党・県民会議は、公認と推薦で当選した32人にフロンティアみやぎの議員ら6人が加わって38人になる見込み。

534片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/28(土) 08:13:43
新知事、政務秘書に木戸口氏起用へ 讀賣岩手

 新知事に就任する達増拓也氏は27日、新たに置く政務秘書に、前民主党県議の木戸口英司氏(43)を起用する意向を固めた。木戸口氏は、民主党の小沢代表の政策秘書などを務めた後、2003年の県議選に花巻選挙区から出馬し初当選。今月の県議選で再選を目指したが、落選した。

(2007年4月28日 読売新聞)

535片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/28(土) 23:04:30
自民県連 立て直し人事調整本格化
http://www.minyu-net.com/news/news/0428/news1.html

 自民党県連の役員改選を来月1日に控え、県議間の人事調整が本格化し27日、幹事長は前政調会長の橋本克也氏(44)=須賀川市、当選4回=を軸に進む流れが固まった。次期執行部人事と連動してきた議会人事では、議長候補に前幹事長の遠藤忠一氏(59)=喜多方市、同=を推す声が大勢で、自民が過半数を確保した中で就任が有力になった。一方、県選出の同党国会議員団も同日、党本部で会議を開き、辞意を表明していた岩城光英県連会長(57)を慰留、続投を決めた。いずれも知事選などの選挙三連敗で低落が深刻化した党勢を立て直すため、混乱の早期収拾を図る狙いがあり、党内結束を内外に示して支持回復を目指すべきという意見が強まった。
(2007年4月28日 福島民友ニュース)

536片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/04/30(月) 12:25:57
福島県知事選

      佐藤  森  小川
全  体  51.5  41.0  04.0
市  部  49.7  42.3  04.4
町村部  56.6  37.3  02.9
----------------------
★衆院1区
福島市  55.2  36.0  05.9
伊達市  55.0  38.6  04.4
伊達郡  52.2  39.8  04.8
相馬市  45.2  48.2  03.9
相馬郡  43.8  50.9  03.5
南相馬市45.7  47.7  04.2
----------------------
★衆院2区
郡山市  51.9  39.4  03.9
二本松市49.2  44.8  03.6
本宮市  52.5  41.1  03.2
安達郡  47.6  45.3  04.3
----------------------
★衆院3区
須賀川市50.0  31.1  03.1
岩瀬郡  50.1  27.9  01.6
石川郡  58.3  36.3  02.2
白河市  54.8  37.1  04.1
西白河郡59.2  33.4  03.2
東白川郡56.6  37.9  02.7
田村市  60.8  35.4  01.7
田村郡  52.9  40.9  02.9
----------------------
★衆院4区
会若松市64.4  29.9  03.7
河沼郡  63.3  31.5  03.3
大沼郡  62.0  34.0  02.6
南会津郡80.4  17.0  01.6
喜多方市59.1  35.1  04.1
耶麻郡  59.9  35.0  03.3
----------------------
★衆院5区
いわき.市33.1  59.6  05.1
双葉郡  43.9  51.5  02.4

(本宮市=本宮町+白沢村 は市部に算入)

参院福島補選

      増子 山口 宮本
全  体  58.1  32.6  09.2
市  部  58.0  32.3  09.7
町村部  58.5  33.6  07.9
----------------------
★衆院1区
福島市  56.6  29.3  14.1
伊達市  58.6  29.6  11.8
伊達郡  58.8  29.4  11.7
相馬市  49.2  40.0  10.7
相馬郡  46.8  42.4  10.7
南相馬市51.7  40.8  07.5
----------------------
★衆院2区
郡山市  64.2  29.8  06.0
二本松市63.7  30.4  05.9
本宮市  70.5  24.5  05.0
安達郡  66.7  26.5  06.8
----------------------
★衆院3区
須賀川市63.0  29.8  07.2
岩瀬郡  65.0  30.1  04.9
石川郡  60.6  33.5  05.9
白河市  55.1  35.1  09.8
西白河郡59.4  31.9  08.7
東白川郡56.1  37.0  06.9
田村市  65.0  27.7  07.3
田村郡  62.5  31.5  05.9
----------------------
★衆院4区
会若松市58.7  32.3  08.9
河沼郡  57.3  35.3  07.4
大沼郡  56.9  35.9  07.2
南会津郡64.4  27.7  07.9
喜多方市53.4  36.8  09.8
耶麻郡  55.9  36.2  08.0
----------------------
★衆院5区
いわき.市50.1  37.1  12.8
双葉郡  54.9  37.3  07.8

537片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 23:33:32
惨敗のほうがダメージは大きいだろう。テキトーなことを書くな河北。

青森県知事選 民主が独自候補断念 現新一騎打ち固まる
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/05/20070501t21024.htm

 任期満了に伴う青森県知事選(5月17日告示、6月3日投票)で、民主党青森県連は30日、青森市内で常任幹事会を開き、「今後は参院選での勝利に向けて力を注ぐ」として独自候補の擁立を事実上断念した。この結果、知事選は再選を目指す三村申吾知事(51)と、新人の堀幸光共産党県委員長(58)との一騎打ちの構図が固まった。

 常任幹事会後の記者会見で田名部匡省代表は「代表の非力に尽きる。(現職の)対抗馬を出してほしいという県民の期待に応えられず、おわびしたい」と陳謝。「これから手を挙げる人がいれば検討するが、難しいだろう」と、県連として候補の選定作業を打ち切る考えを示した。

 また、田名部代表は「責任を重く感じる」として代表辞任の可能性も示唆した。
 常任幹事会では、新たに2人の候補の名前が出たが、「知名度、政治手腕などが求められ、誰でもいいというわけではない」(今博幹事長)と却下されたという。

 民主県連は昨年10月に独自候補擁立を決定。青森市のフリーアナウンサーやシンクタンク代表ら複数に打診したものの固辞され、選定が難航していた。民主と協力関係にある連合青森は、既に三村知事への推薦を決めている。

<非力な組織浮き彫りに>
 【解説】民主党青森県連が30日、知事選の独自候補擁立断念に追い込まれたことで、一枚岩になりきれていない組織の弱点が浮き彫りになった。最後まで国会議員主導の選定に不満がくすぶり、主戦論が県連の総意にならなかったのが大きい。結成から3年を経ても自民党に対峙(たいじ)できる力量のなさを露呈した格好で、参院選の行方にも影響を与えそうだ。

 擁立にこだわった割に、選定のやり方は稚拙だった。対象になったのは国会議員と個人的に付き合いのある人物が多く、広がりを欠いた。県議らからは「地元軽視だ」と不満の声が上がった。

 裏返せば、現職の三村申吾知事を支えるネットワークが県内に張り巡らされ、候補を発掘できる余地がなかったとも言える。2月に連合青森が三村知事の推薦を決めた時点で外堀が埋められ、断念の方向は避けられなかった。

 県連と三村知事との微妙な関係も影響した。田名部匡省県連代表は、自分とたもとを分かち自民寄りになった三村知事に敵対心を抱いている。

 一方、三村知事の政策に「すべて悪いわけではない」と一定の評価をする県議もいるのも事実。田名部氏が主戦論を説けば説くほど、周囲は個人的な確執ととらえ、県連挙げて選定に取り組む雰囲気にならなかった。

 県連は7月の参院選青森選挙区に公認候補を擁立して、県内の国会議員数での自・民逆転を狙っている。「知事選で候補を立てて惨敗したら、参院選への影響は計り知れない」(県連幹部)という見方もあるが、候補擁立の方針を一転させて不戦敗になった方がダメージは大きいだろう。

 有権者に選択肢を示すという役割を放棄した責任は重い。(青森総局・佐藤克弘)

538片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/01(火) 23:59:39
新県議、1日から始動 各会派の動き加速へ
http://www.minyu-net.com/news/news/0501/news4.html

 4月8日投票の県議選で当選した新県議58人は30日、新任期に入った。連休と重なったため実質的な始動は1日から。県議会は、新議会構成を決める世話人会を1日開き、15日開会予定の臨時議会に向けて対応協議に入る。
 30人を確保してかろうじて過半数を維持した最大会派の自民は1日午後、議員協議会を開いて新執行部を決める作業に着手。一方、20人に膨らんで佐藤雄平県政を支える県民連合も同時刻、会派会議を開いて当面の対応策を練るなど、各会派の動きが一気に加速する。
 臨時議会の最大の焦点は副議長人事と常任委員長人事。自民が過半数を確保したため議長ポストが自民にいくのは確定的だが、第二会派との差が縮まり、副議長を県民連合に譲る案が水面下で戦われている。
 過去には自民分裂で副議長を第二会派の自民党改革クラブ(当時)に回し、混乱を回避した経緯もあるが、今回は民主、社民などでつくる県民連合が第二会派のため、自民の党内論議は予断を許さない。
(2007年5月1日 福島民友ニュース)

539片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/02(水) 08:27:15
県議会新会派編成 自民党が58・3%
第2会派は6人の新政会 讀賣青森

 先月8日に改選された県議会(定数48)の新たな会派編成が1日、固まった。

 最大会派は自民党で、同党公認・推薦で当選した27人に、無所属で当選した夏堀浩一氏を加えた28人で構成する。改選前の29人より1人少ないが、定数が3減ったため、占有率は56・9%から58・3%へと上昇した。同党は引き続き、正副議長ポストを独占する構えで、同日、選考委員会を設置し、人選を巡る協議を始めた。

 第2会派は、民主党系の新政会。同党公認で当選した6人からなる。改選前まで同会派に属していた無所属の山田知氏は離脱し、無所属の中村寿文氏と2人で「大心会」を結成する。

 公明・健政会は3人。メンバーは公明党公認の2人と無所属の三村輝文氏。改選前まで同会派だった菊池健治氏は自民党会派に移った。

 共産党は、同党公認で当選した2人からなる。

 社民党公認で当選した奈良岡克也氏と、民主、社民両党の推薦で当選した三上隆雄氏の2人は、「社民・農県民連」に所属する。

 このほかの無所属のうち、鹿内博、古村一雄の両氏が「県民クラブ」を、川村悟、一戸富美雄の両氏が「クラブ林檎」をそれぞれ組み、渋谷哲一氏は1人で活動する。

(2007年5月2日 読売新聞)

540片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/02(水) 08:29:17
「輝く4年間へ全力」 達増知事初登庁
無難に船出 讀賣岩手

 達増拓也・新知事は1日、県庁に初登庁し、知事としての本格的な公務をスタートさせた。就任式では「岩手にとって光り輝く黄金の4年間になるよう、知事として全力を尽くす」とリーダーシップを強調。一方、副知事と出納長の続投を正式に決定し、初の記者会見でも慎重に言葉を選ぶなど、無難な船出となった。

 達増知事は午前9時半、黒塗りの公用車で登庁した。濃紺のスーツに、「この日のために卸した」という黄色いネクタイ。職員約100人が玄関前で出迎え、拍手とともに女性職員から花束が贈られると、緊張した表情に笑みがのぞいた。

 就任式では、ジョンズ・ホプキンス大留学時代、米カーター政権で大統領補佐官を務めたズビグニュー・ブレジンスキー氏に師事したエピソードを披露。「ブレジンスキー氏の生き様は大統領補佐官としての4年間にすべてが凝縮されている。私もそういう4年間を持ちたい」と1期目から全力投球する決意を示した。

 その後に行われた記者会見で、竹内重徳副知事(63)と上村俊一出納長(61)の留任を正式に発表。政務秘書に前民主党県議の木戸口英司氏(43)を起用したことも、併せて報告した。

 政務秘書の任命は、1998年に増田前知事の政務秘書だった佐々木順一氏(現県議)が辞任して以来。達増知事は「行政と政務の仕事をきちんと峻別(しゅんべつ)し、けじめを付けたい」と任命理由を説明したうえで、木戸口氏について「知事の在り方をよくわかっているし、議会との関係においても、基本的な考え方や作法がしっかり身に付いている」とした。

 知事として今後、政党とどうかかわっていくかについては「民主党は、日本で一番良い政党だ。党員であることは誇りでもあり、やめることは考えていない。政権交代に向け、個人としてできることは何か、いろいろ工夫しながら取り組んでいきたい」と述べた。

 一方、当面の重要課題には補正予算編成を挙げ「県民の暮らしや仕事をきちんと守っていくという方向性をできるだけ力強く出していきたい」と明言。ただ、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の均衡を維持する考えも改めて示し、「県全体の予算規模からすると少ない額になる」との見通しを明らかにした。

■「希望王国」実現を■

 県が抱える諸問題は山積し、現状は大変厳しいものではあるが、選挙の結果を見ても、達増県政に対する県民の期待は非常に大きい。達増知事にはマニフェストで掲げた政策の具現化を図り、希望王国岩手の実現に全力で取り組んでいただきたい。我々も全面的に協力していく。

(工藤堅太郎・県連代表)

■まず地域格差是正■

 県民は達増知事に対し、若さへの期待と県民の真の声を県政に具現化してほしいと願っている。しっかりとした歩みで、確かな県政の推進を期待したい。多くの県政課題のうち地域格差の是正が今一番の課題だ。自民クラブは、積極果敢に政策を立案提言し、チェック機能を高めていく。

(佐々木大和・県連幹事長)

■新鮮な発想に期待■

 公約を確実に実行し、全国一若い知事としてフレッシュな発想で県民の目線に立ち、公正・公平な県政運営に努めてほしい。医療・福祉の充実や雇用の確保、産業振興などに積極的に取り組まれるよう期待する。今後の知事の言動を注視し、是々非々の立場でその都度対応したい。

(田村誠代表)

■「首長」の自覚必要■

 一番望むのは財政の建て直し。県財政の硬直化で、少子高齢化に対する手当てなど国の施策に県独自で上乗せできない状態だ。達増知事には、「打ち出す政策内容が県民のためになるかどうか」との判断基準で臨む。国会議員ではなく、地方の首長であることをわきまえる必要がある。

(小野寺好・県本部代表)

■県政の改善は疑問■

 県政与党の代表だっただけに、県民に冷たい従来の県政の流れを変えられるかは疑問だ。競馬組合に税金投入したことにみられる無駄な税金の使い方を改め、県民の命・雇用・暮らしを最優先に守る県政が求められている。県民の立場に立つ「確かな野党」として全力を挙げていきたい。

(菅原則勝・県委員長)

(2007年5月2日 読売新聞)

541片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/05/02(水) 08:32:05
県会自民、議長候補に大野氏 会長には津谷氏再任 讀賣秋田

 県議会の自民党会派は1日、新議会の議長候補を4期目の大野忠右ェ門氏(69)(大仙市・仙北郡選挙区)にすることを決めた。改選で同党会派は6年ぶりに過半数(23議席)を確保したが、複数の議員が議長候補に名乗りを上げ、一本化が難航していた。議長選は10日の臨時議会で行われ、就任する見通し。

 この日は、秋田市内で同党の県議会会派総会と県連常任総務会が開かれ、同党会派の新議員23人が出席した。県連によると、議長候補には大野氏のほか、5期目の佐藤健一郎氏(55)(由利本荘市選挙区)、4期目の冨樫博之氏(52)(秋田市選挙区)も名乗りを上げたが、最終的に大野氏で全会一致した。

 副議長は、第2会派「みらい21」に一任することで決定。同会派は既に安藤豊氏(54)を副議長候補に決めている。

 このほか、党県連役員も刷新。会長に津谷永光氏(55)を再任し、会派議員会長も兼務する。県連幹事長には鈴木洋一氏(63)、総務会長に鶴田有司氏(54)、政調会長に武田英文氏(62)が就任する。いずれも任期は2年間。

(2007年5月2日 読売新聞)


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