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日本の安全保障・国防

232片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/06/23(土) 10:44:07
予算案攻防大詰め
多数派議員「一度否決した内容では」 市 「市民生活に深刻な影響」 讀賣山口

 岩国市の米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐問題に絡んで、成立が注目される同市の今年度一般会計当初予算案。国が交付を見送った市役所新庁舎建設費の補助金分を、合併特例債で穴埋めすることを柱としているが、3月議会と同様に総務委員会で否決され、26日の本会議も可決は厳しい見通しだ。ジレンマを抱えながら、突っぱねる議会多数派と、「これ以外に方法はない」と押し返す市の攻防は大詰めを迎えている。

 3月議会で否決に回り、今定例会も同じ態度の議員は17人。否決が及ぼす影響を一方的に無視しているわけではなく、ほとんどは「できれば可決したい」との意向を示す。

 ただ、賛成派の議員は「否決を表明する議員の決意は予想以上」とこぼす。原因は移駐問題で、井原市長が反対姿勢を覆さないことだ。この議員は、“否決派”議員に「市長に善処を求める決議を付け、予算案は通す」という案を持ちかけたが、不調に終わり、「もう打つ手はない」と頭を抱える。

 賛成に転じたい議員にとっては、「一度否決した予算案に、このまま賛成すれば、メンツにかかわる」という思いも足かせになっている。

 否決派のある議員は、井原市長に投げかけた言葉を引用し、「メンツよりも市民生活への影響を重視する『現実的対応』が、必要とは分かっているが……」と自嘲(じちょう)気味に語る。

 否決された場合、市は▽農村総合整備事業(玖珂町)などの事業で、予定の補助金が受けられない▽道路整備などの事業で、共同で実施する国や県に迷惑をかけ、信用を失う▽要望に応えて予算措置しており、市民の期待を裏切る――ことなどを挙げ、深刻な影響が出るとしている。

 特に、ケーブルテレビの受信を可能にする情報通信ネットワークの基盤整備事業や、図書館システムの統合事業などは、市民生活に直結するとみられる。

 ただ、実際にどの程度深刻な影響となるかは推測できず、否決派からは「不安感をあおっているだけではないか」などの冷ややかな声も出ている。

 市議会がこのまま予算案を認めなければ、井原市長の進退を問うほどの重い結果と言える。一方で、市民生活への影響も避けられないため、こうしたジレンマに悩む議員は多い。市が、一度は否決された予算案の再提案を表明して約1か月。17人は、井原市長から移駐容認につながる言動を引き出せないまま、採決の日を迎えようとしている。

(2007年6月23日 読売新聞)


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