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日本の安全保障・国防
137
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/01/10(水) 02:23:11
普天間移設巡る防衛相の発言に波紋
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070109/20070109-00000046-jnn-pol.html
蜜月関係と言われた日米同盟に暗雲です。在日アメリカ軍再編の焦点、沖縄・普天間基地の移設を巡り、久間防衛大臣が日米合意案の変更に繰り返し言及している事にアメリカ政府が強く反発、防衛首脳会談を拒否している事がJNNの取材で明らかになりました。
日米両政府は今年5月、沖縄・普天間基地の代替施設として名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部にV字型の滑走路を作る案で正式に合意しました。地元・名護市はこの案の受け入れを表明しましたが、10月に就任した仲井真沖縄県知事は、このままでは受け入れられないとしています。
一方、関係者によりますと、表向き、「V字型案がベストだ」としていた久間大臣ですが、防衛省内部で修正を検討するよう求め始めたと言う事です。
滑走路の一部を西側に移動できないか。
施設全体を海側に移動できないか。
いずれもすでに検討の段階で消えた案ですが、久間大臣の要求は徐々に強まったといいます。
こうした動きをアメリカ側は察知していました。シーファー駐日大使は先月、久間大臣と会談、こう釘を刺しました。
「もはや移設案の内容を議論する段階ではない。重要なのは合意した案をいかに実現するかだ」(シーファー駐日大使)
ところが、久間大臣は訪問先のバンコクで、「滑走路は1本でもいい。沖縄県、名護市、米国の3者が合意する案なら何でもいい」と発言したのです。
「これでは、沖縄に誤ったメッセージを送る事になる」。苛立ちを隠さないアメリカ政府は、即座に総理官邸に対し久間発言の撤回を求めると同時に、「合意案は絶対に変更しない」と通告したのです。
塩崎官房長官は火消しに追われました。
「日米で合意した案が基本であります。これは何も変わることではありません」(塩崎官房長官)
しかし、久間大臣に対する不信感をあらわにするアメリカ政府は、年明けで調整していた防衛首脳会談を拒否したのです。
「政府同士が合意すればそれでもうね、びた一文負けずにやれるというように思ってしまうとすれば、そういう人たちは頭が固すぎる、というように言っている訳であって」(久間防衛大臣)
日米合意からはや8カ月。在日アメリカ軍再編の実現を重要課題とする安倍政権に、新たな暗雲が垂れ込めてきました。(09日14:29)
[10日1時35分更新]
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