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国政補選・超重要地方選
762
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/15(金) 11:39:59
民主党が後藤氏擁立発表 衆院補選 熊日
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070614200012&cid=main
民主党の小沢一郎代表は十四日、熊本市で会見し、衆院熊本3区補選の党公認候補に党県連副代表の後藤英友氏(40)を発表した。同席した後藤氏は「年金記録不備問題などを訴え、参院選熊本選挙区と併せて勝利し、政権交代につなげたい」と語った。
会見は同市世安町の参院選熊本選挙区の党候補の事務所であった。後藤氏は「小沢代表や党県連の強い要請を受けて決断した。選挙戦では『政治とカネ』の透明化や都市と地方の格差是正、農林業の活性化などを訴える」と述べた。
後藤氏は同市出身で、東京大大学院を修了。会社員などを経て民主党の公募に応じ、二〇〇三年と〇五年の衆院選に熊本5区から党公認で立候補したが、自民党候補に敗れた。
一方、小沢代表は自民党が3区補選に公認候補擁立を見送ったことについて、「政権与党として異常だ。自民党は勝手な都合や思惑で候補を出さないならば政権から下りるべきだ」と批判した。(同日選取材班)
763
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/15(金) 11:42:35
3区補選、参院選 ダブル選が本格始動 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070615000004
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選で十四日、民主、共産両党が公認候補を正式発表した。これにより既に出馬を表明している自民党系無所属の元職、新人を加えた四人による戦いの構図が固まった。補選をめぐる混乱がほぼ終息、参院選熊本選挙区に出馬する三人も態勢の引き締めを図っており、ダブル選挙が本格始動する。
3区補選に立候補を表明しているのは、元衆院議員の坂本哲志氏(56)と自民党県議の荒木義行氏(48)の自民党系無所属二人と、民主党県連副代表の後藤英友氏(40)、共産党県委員会副委員長で元県議の松岡徹氏(62)。
坂本氏は出馬表明後、ミニ集会で支援を要請、山鹿・阿蘇地域にも新たな組織づくりを進める。荒木氏は党公認を得られなかったが、前農相の後援会などと新たな組織を結成、農業団体などに支持を訴える。
この日出馬表明した後藤氏は、党県連を中心に組織固めを図り、今後は連合熊本や社民党県連合に推薦や支援を求める。松岡氏は「政治とカネ」の問題を追及、憲法九条を守ると訴えて支持を広げたい構えだ。
一方、参院選熊本選挙区には、自民党現職の三浦一水氏(53)、元民主党衆院議員の松野信夫氏(56)、共産党新人の橋田芳昭氏(51)の三人が立候補する予定で、前哨戦を繰り広げている。
ただ各陣営とも、選対幹部が補選の選考作業に手を取られ活動が停滞。今後自民党は友好団体などに再度働き掛けを強化。民主、共産両党は補選の公認候補と連動した選挙戦を進めるとしている。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年6月15日朝刊
764
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/15(金) 12:38:55
「われこそ自民」懸命 衆院熊本3区補選 無所属の荒木、坂本氏 保守支持層分裂、周囲も戸惑い 西日本熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007shuinhoku/20070614/20070614_002.shtml
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選は、いずれも無所属で立候補を表明した、自民党県議の荒木義行氏(48)と元衆院議員の坂本哲志氏(56)による自民支持層の分裂選挙となる。両氏はともに参院選熊本区で自民現職の三浦一水氏(53)支持を表明。自民が異例の「不戦敗」を決めた同補選は、両氏が「われこそ自民」と支持者にアピールする序盤戦を展開している。
13日午前。荒木氏は県議会棟の自民党控室を訪れた。「頑張れよ」と声を掛ける同僚議員の手を握る荒木氏。「もう、前に進むしかない」。足早に議会棟を後にした。
その2日前に開かれた、荒木、松岡両後援会の合同会議。荒木氏は補選への立候補を表明し「参院選では三浦氏を応援していただきたい」と支持者に呼び掛けた。明らかに坂本氏を意識した発言だった。
自民党を離党し、過去2回、松岡氏と戦った坂本氏も参院選で三浦氏支持を表明。「反松岡だが、反自民ではない」「自民は私にとって最も近い政党」。言葉の端々に、自民への秋波がのぞく。
坂本氏は当初「私の支持者には非自民もいる」と自民色を出すことをためらった。だが、自民が公認候補の擁立を見送ったことから作戦を変更。「私は党籍があるが、相手(坂本氏)は離党している」と強調する荒木氏に対し「お互い無所属なのに有権者にとって党籍が意味があるのか」と切り返す姿勢に転じた。
2人の争いに他の自民県議は戸惑いぎみだ。3区は前回の衆院選後も松岡、坂本両陣営の争いが続き、4月の県議選では坂本氏の支援を受けた自民県議もいる。荒木氏支持を打ち出すベテラン県議でさえ「多くの自民県議は、旗色を鮮明にできないのでは」と話す。
三浦陣営も戸惑う。複雑なのは三浦氏の地盤も衆院熊本3区にあり、その動向が補選に影響を与えかねない点だ。「等距離を保たないと、こっちの選挙に影響しかねない」。陣営幹部はそうつぶやき、腕を組んだ。
=2007/06/14付 西日本新聞朝刊
765
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/16(土) 10:31:38
衆院3区補選・・・県農政連荒木氏を推薦 参院選は三浦氏「全力支援」 讀賣熊本
松岡利勝・前農相の死去に伴い参院選と同日実施される衆院熊本3区補欠選挙を巡り、県農政連(委員長・園田俊宏JA熊本中央会会長)は15日、熊本市内で会合を開き、無所属での立候補を表明している自民党県議・荒木義行氏(48)の推薦を決めた。
荒木氏と、前衆院議員・坂本哲志氏(56)はそれぞれ地元の農政連支部に推薦願を提出。双方の支部が所属する菊池総支部で協議した結果、荒木氏推薦でまとまり、この日の会合に推薦願を出した。
出席した各総支部代表者ら30人から異論はなく全会一致で荒木氏の推薦が決まったという。農政連事務局によると、県内約11万5000人の構成員のうち、3区内は約3万5000人。
会合では参院熊本選挙区に立候補する自民現職・三浦一水氏(53)の応援態勢などを話し合い、全力で支援することを確認した。
(2007年6月16日 読売新聞)
766
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/16(土) 14:03:42
3区補選 県農政連が荒木氏推薦 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070616000003
県農業者政治連盟(委員長・園田俊宏JA熊本中央会長)は十五日、松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選で、無所属で立候補を表明した自民党の荒木義行県議(48)=合志市区=の推薦を決めた。
菊池総支部から推薦申請が上がり、反対意見はなく全会一致で決めた。
同総支部には、同補選に出馬表明している坂本哲志元衆院議員(56)も推薦願を提出していたが、現職の自民党県議などを理由に荒木氏を推した。
坂本氏は参院選熊本選挙区で自民現職の三浦一水氏を支持しており、荒木氏推薦の影響が出る可能性もあるが、園田委員長は「3区では三浦氏の三選を最優先することも確認した」と話し、参院選優先の選挙態勢を組むことを示した。(松本敦)
熊本日日新聞2007年6月16日朝刊
767
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/20(水) 10:58:03
3区補選 社民県連は候補擁立を見送り 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070619000003
社民党県連合(森川生朗代表)は十八日、松岡利勝前農相の死去に伴い七月の参院選と同日に実施される衆院熊本3区補選に、公認候補を擁立しないと発表した。
3区内の党員を中心に候補者選定を進めてきたが、これ以上時間をかけても3区補選の選挙態勢が整わないと判断した。同県連合は参院選熊本選挙区でも公認候補の擁立を見送っている。
一方、3区補選に民主党公認で立候補を表明した後藤英友氏から出された推薦願については、三十日の国政選対委員会で協議する。
熊本日日新聞2007年6月19日朝刊
768
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/20(水) 11:08:37
3区補選 県商政連が荒木氏を公認 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070619000004
県商工政治連盟(会長・伊東昭正県商工会連合会会長)は十八日、松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選で、無所属での立候補を表明した自民党の荒木義行県議(48)=合志市区=の公認を決めた。
荒木氏は同連盟の副会長。同補選に出馬する坂本哲志元衆院議員(56)の推薦願は、公認・推薦枠は一人として見送った。
熊本市の県商工会館であった常任委員会には荒木氏も出席。県商工会連合会副会長も務めることなどを理由に全会一致で決めた。また、荒木氏を自民党の公認候補にするよう党県連に近く申し入れることにした。
同連盟は参院選熊本選挙区(改選議席一)で自民現職の三浦一水氏の推薦を決めている。伊東会長は「参院選の選挙区と比例区、衆院熊本3区補選はどれも平等に力を入れる」と語った。(森本修代)
熊本日日新聞2007年6月19日朝刊
769
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/23(土) 10:46:34
商政連が自民県連に荒木氏公認要請 讀賣熊本
松岡利勝・前農相の死去に伴い参院選と同日実施される衆院熊本3区補欠選挙で、県商工会連合会の政治団体「県商工政治連盟」(伊東昭正会長)は22日、自民党県連に対し、無所属で出馬予定の同党県議・荒木義行氏(48)を公認するよう要請した。
県連は参院選熊本選挙区で同党現職・三浦一水氏(53)の当選に全力を注ぐことなどを理由に独自候補の擁立を見送った。
しかし、補選では元自民党県議で前衆院議員の坂本哲志氏(56)も無所属で出馬を表明、保守が分裂する事態となっている。
荒木氏は同連盟副会長で、連盟では公認を得ることで党所属の国会議員、県議の支援を得たい考え。伊東会長は、熊本市の県連で倉重剛総務会長に要請書を手渡した後、報道陣に、「県連が公認を見送った判断には連盟内でも不満の声があがっている。公認があれば、県議も一致して荒木氏を応援することができる。何とか再考を願いたい」と話した。これに対し、倉重総務会長は「機関決定しているので難しい。会長らと相談して対応したい」と述べた。
補選には民主党県連副代表・後藤英友氏(40)と共産党県副委員長・松岡徹氏(62)も立候補を表明している。
(2007年6月23日 読売新聞)
770
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/24(日) 10:42:41
3区補選〜坂本・荒木氏事務所開き 讀賣熊本
松岡利勝・前農相の死去に伴う衆院熊本3区補欠選挙で、ともに無所属で出馬を表明している元自民党県議で前衆院議員の坂本哲志氏(56)と自民党県議の荒木義行氏(48)の事務所開きが23日、開かれた。同党県連が参院選への影響を懸念して公認候補の擁立を見送る中、保守分裂選挙が事実上スタートした。
坂本氏の事務所開きは午前10時から大津町内で始まり、無所属県議4人や後援会幹部、3区内の市町村議らが出席した。
坂本氏は「政治に参加しようとそれぞれの思いで集まってくれた“草の根”の事務所開きになった。背水の陣、人生最大の勝負と思って走ります」と声を張り上げた。その後、集まった支持者らと握手して回り、支持を訴えた。
荒木氏の事務所開きは午前10時半から合志市内であり、後援会や県農政連、県商政連など支持団体の関係者らが出席。自民党県議3人も姿を見せた。
荒木氏は「損得勘定の政治はいらない。無所属で堂々と選挙に勝ち、自民党の国会議員として発言したい。3区に新しい風を吹かす代表として頑張りたい」とあいさつ。ガンバロー三唱で締めくくった。
参院選に立候補を表明している自民現職・三浦一水氏(53)は両陣営の事務所開きに姿を見せなかった。
同補選にはほかに、民主党県連副代表の後藤英友氏(40)、共産党県副委員長の松岡徹氏(62)が立候補を表明している。
(2007年6月24日 読売新聞)
771
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 01:29:10
選挙:衆院3区補選 坂本氏、荒木氏が事務所開き /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/news/20070624ddlk43010017000c.html
松岡利勝前農相の自殺に伴う衆院熊本3区補選で、ともに無所属での出馬を表明している元自民党県議で前衆院議員の坂本哲志氏(56)、自民党県議の荒木義行氏(48)が23日、それぞれ事務所開きをした。
坂本氏は、大津町のJR肥後大津駅近くに事務所を置いた。支持者を前に「『このままの3区ではいけない』と衆院選に初出馬してから4年、状況は少しずつ変わってきた。今こそ、一部の利権ではなく、みんなの思いが通り、うわべの言葉だけではない政治にしなければいけない」と支持を訴えた。
来賓に自民党県議の姿はなかったが、山崎拓・元自民党副総裁の事務所幹部が紹介されたほか、自民党国会議員数人からの祝電が披露された。
一方、荒木氏の事務所開きは合志市栄であり、松岡氏の後援会や県農政連、商工政治連盟の関係者らが大勢詰めかけた。
荒木氏は自民党の現職県議だが、党への公認申請を県連が認めなかった経緯などから、来賓の自民党県議は数人のみ。荒木氏は「松岡先生(の死去)は残念だった。3区の夢としてお願いし、進んでいた事業も消えてしまいそうな感じ。市民の目線に立った政治を取り戻す新しい風を吹かせたい」と決意表明した。
同補選にはこのほか、民主党県連副代表の後藤英友氏(40)、共産党県副委員長で元県議の松岡徹氏(62)が立候補を表明している。【笠井光俊、山田宏太郎】
毎日新聞 2007年6月24日
772
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/25(月) 10:25:19
衆院補選へ 相次ぎ事務所開き 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070624000001
■「草の根で政治改革」 大津町で坂本氏
衆院熊本3区補選に出馬を表明している無所属元職の坂本哲志氏(56)の後援会事務所開きが二十三日、菊池郡大津町であった。
県議や3区内の市町村議員、支持者が出席。代表して大西一史県議らがマイクを握り、激励した。
坂本氏は「(前回衆院選で)落選後の一年九カ月の間に、生活の実態をみなさんと同じ立場で考え、体にしみ込ませることができた」とアピール。喫緊の課題として労働者の収入確保、若年者の雇用拡大、中小企業や商店街の活性化を挙げ「言葉やうわべだけ、きれい事だけではない国政を実現したい。草の根を広げよう」と訴えた。(田川里美)
■「3区に新しい風を」 合志市で荒木氏
衆院熊本3区補選に無所属での出馬を表明している自民党県議の荒木義行氏(48)の後援会事務所開きが二十三日、合志市栄であった。
党所属の県議や3区内の市町村議、支持者らが出席。支援団体を代表して県商政連の伊東昭正会長、県酪政連の吉田孝壽委員長らが激励した。
荒木氏は「3区に新しい風を吹かせてほしいというみなさんの熱い思いを受け、みなさんの夢を、3区を、県政を発展させるために、戦う覚悟をした」と決意表明。「私が差し出せるのは、私自身の名刺と体しかない。私と一緒に新しい風となって、支持を広げていってほしい」と訴えた。(浪床敬子)
熊本日日新聞2007年6月24日朝刊
773
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/26(火) 14:20:07
(上)自民系三たび分裂 重なる地盤、支持真っ二つ 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kouzu/kouzu01.cfm
松岡利勝前農相の自殺に伴う衆院熊本3区補選は七月の参院選と同日実施される。自民党は公認候補の擁立を見送ったが、前農相と争ってきた元職と、自民党県議がともに無所属で立候補を表明。自民系は三たび分裂選挙となる。そこに民主、共産の公認候補が絡む。混とんとする中、熱を帯びてきた同補選を追った。(同日選取材班)
「一部の人ではなく、より多くの人の声を反映させたい。その総仕上げが今回だ。再度、私を国会に押し上げてほしい」。二十三日午前十時すぎ。無所属の元職坂本哲志(56)は菊池郡大津町の後援会事務所開きで声を張り上げた。
その三十分後。大津町に隣接する合志市では、無所属での出馬を表明した自民党県議の荒木義行(48)が事務所開き。荒木も「新しい風を求める皆さんの思いを背に走り始めた。3区内の地域を発展させるため全力を尽くす」と声を枯らした。
■踏み絵
事務所開きが、ほぼ同時刻となったことに両陣営は「単なる日程の都合」というが、双方の支持者の中からは「まるで踏み絵だ」と悲鳴にも似た声が上がる。
坂本と、自殺した松岡は二〇〇三年と〇五年の二回、自民系の分裂選挙を戦った。しかし、今補選はその時よりさらに構図が複雑だ。
松岡は阿蘇郡市を主地盤としたが、坂本は自民党県議時代、荒木と同じ旧菊池郡の選出。今回は二人の主地盤が真っ二つに割れる格好だ。加えて過去二回の衆院選で、荒木の支持者の一部は坂本に好意的に動くなど重なってきた経緯がある。
坂本の事務所開きに出席した山鹿市のサービス業の男性は「従業員を半分ずつ参加させた」という。荒木の事務所開きに姿を見せた合志市議は「自分の後援会は坂本支持者も多い。でも県議には世話になっている…。(坂本、荒木かの)どちらと、態度を鮮明にできない人は少なくないと思うよ」と顔をしかめた。
首長たちも立場は微妙だ。合志市長の大住清昭は二十四日に坂本、荒木の両事務所を訪問して激励。大津町長の家入勲、菊陽町長の後藤三雄とも事務所開きで両陣営に祝電を送った。
■異例の対応
互いの支持者が複雑に入り組む中、さらに選挙戦の構図を不透明にしているのが自民党県連の対応だ。県連は参院選熊本選挙区への影響を考え、公認擁立を見送った。それは、坂本が参院選熊本選挙区で自民現職の三浦一水の支持を早くから明言していたからだ。
しかし、自民党県議の荒木も参院選は当然、三浦を支持。このため自民県連は身動きが取れず、県連執行部は坂本、荒木の事務所開きにだれも姿を見せなかった。県連幹部の一人は「三浦の当選には双方の支援がいる。県連として3区補選で、どちらかに肩入れするような指示は出せない」と話す。
一方、坂本が松岡と争った過去二回の衆院選で「草刈り場」となってきた山鹿・鹿本地区。山鹿市の男性農家(61)は「これまで自民党候補で頑張ってきたが、今回は指示もなく、何も決めてない」という。
同地区で過去二回の衆院選にかかわってきた同県連関係者は苦笑した。「この四年間、坂本陣営に対抗心を燃やし、徹底したローラーを掛けてきたのに…。拍子抜けだよ」(文中敬称略)
熊本日日新聞2007年6月26日朝刊
774
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/27(水) 17:39:34
(中)前農相の影 “主役”不在、揺れる支持基盤 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kouzu/kouzu02.cfm
「これまでのしがらみや恨みを捨て、3区に新しい風を吹かせよう」。十一日夜、菊池郡大津町のビジネスホテルで衆院熊本3区補選に出馬表明した自民党県議の荒木義行(48)が強調した。
会場には荒木に出馬を強く求めてきた前農相・松岡利勝の支持者が「松岡としかつ後援会」と書かれたジャンパーを着て世話する姿があった。荒木の出馬表明後、会場で配られた紙には荒木後援会と松岡後援会などで「新しい風の会」をつくり、荒木の選挙を支えることが記されていた。
荒木は国政選挙には初挑戦。自身の後援組織がない阿蘇郡市と鹿本郡市は、松岡後援会が頼みの綱。「松岡後援会に支えられなければ勝てない。ただ、あまり松岡後継色が出ると敬遠する支持者もいる。まして『反松岡』で戦ってきた坂本に攻める口実を与えてしまう」。荒木陣営の幹部は、亡き農相の地盤を引き継ぎながらも、清新なイメージ作戦を練った訳を明かす。
荒木の出馬表明から八日後の十九日。同じ大津町のビジネスホテルで開かれた元職の坂本哲志(56)の集会。選対幹部の大津町議は荒木陣営の“戦略”を、「決して『新しい風』ではない。荒木は松岡後継そのもの」と決め付ける。二十三日の坂本の事務所開きでも、荒木陣営の手法を“松岡隠し”と言わんばかりの発言が相次いだ。
■想定外の事態
坂本は二〇〇三年と〇五年の過去二回の総選挙で、「反松岡」が旗印だった。ところが補選は、その松岡の死去に伴う争いだ。荒木に前農相の影を重ね合わせる戦術に、支持者の一人は「いつまでも悪口じゃいかん」と苦言を呈するが、敵将不在という想定外の事態に「明確な対抗軸を見いだせない」(坂本後援会役員)と焦りものぞく。
前農相の急死という予想だにできなかった事態は、松岡の出身地・阿蘇郡市にも微妙な影を落とす。
県農業者政治連盟は十五日、菊池総支部の決定通り荒木を推薦した。しかし、その後の二十一日、阿蘇市で開かれた同連盟阿蘇総支部の会合は「荒木推薦」を追認したものの、明確な荒木支持は十二支部のうち五つ。前農相の最大の支持基盤だった農政連の地元総支部が、“一枚岩”ではない一端も垣間みえる。
■草刈り場
「善し悪しは別に、前農相は阿蘇出身者だった。意見が少々違っても従った。しかし、その農相はいない。(過去二回の総選挙で地元候補がいなかった)山鹿・鹿本地区のように阿蘇が草刈り場になりはしないか」。複数の阿蘇市議は顔を曇らせる。
松岡と距離を置いてきた阿蘇市長の佐藤義興は二十二日の記者会見で、「(自分の)後援者がだれを支持しようが構わない。自分は政争に巻き込まれたくない」と語った。
佐藤の言葉は、主役不在で微妙に揺れる阿蘇郡市の現状と二重映しになる。(文中敬称略)
熊本日日新聞2007年6月27日朝刊
775
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/28(木) 09:16:42
二つの決戦(上)自民
両新人 足場固め難航 讀賣岩手
参院選と衆院岩手1区補選が間近に迫った。各党の思惑と動きを追う。
■巨大な壁■
小雨がそぼ降る6月上旬の奥州市水沢区のZホール。500人収容のホールに集まったのは200人ほど。お年寄りの姿が目立つ。
「岩手にいる与党の国会議員は、たった2人。自分も政権与党の中で役割を担わせてほしい」
ステージの上で、参院選岩手選挙区に自民党公認で出馬する千田勝一郎(36)は、声のトーンを上げた。しかし、帰ってきた拍手はまばら。千田が選挙戦略の要と狙いを定めた水沢区の後援会結成大会で、予想以上に厳しい現実を思い知らされた。
水沢は、言わずと知れた民主党・小沢代表のおひざ元だ。水沢を含む県南地方で、自民党が持つ県議の議席はわずか2。対する民主党は11。公募候補の千田はそれでも、あえて県南から足掛かりを築いていく道を選んだ。
父親が同市胆沢区出身で、自身も中学時代を水沢で過ごした。ただ、千田には地縁以上に別の考えがあった。「党勢が退潮する中、小沢代表の地盤でどれだけ支持を伸ばせるか。岩手に根付くために、真価が問われるのは、そこだ」
しかし、地元の自民党関係者にとって、小沢の怖さは骨身に染みている。「いくら内輪で威勢の良いことを言ってみても、外に出れば腰が引ける」
頼みの綱の職域団体も、地域事情が絡む選挙区選となると話は別だ。県医師連盟は千田の推薦を決めたが、建設、農業関係は自主投票の構え。「個人的には自民支持だが、小沢さんは裏切れない。この業界は、そういうものなんです」。東京で千田の激励会に顔を出した建設会社の役員は、複雑な心境を明かす。
■ジレンマ■
盛岡市内で5月中旬に開かれた自民党の演説会。衆院岩手1区補選の公認候補予定者、玉沢正徳(36)の演説が終わると、会場から大きな拍手がわき起こった。そんな中、演壇のすぐ横で、身じろぎもせずに、じっと座る人物がいた。正徳の父、元農相の玉沢徳一郎衆院議員(69)その人だ。
正徳が立候補を決めてから、2人は公の場で会話どころか視線すら交わさない。「これは正徳の選挙。徳一郎さんとの関係を中途半端にして世襲批判を受けても困るので、ゼロを選んだ」と陣営幹部は説明する。
正徳は中学、高校の同級生を中心に後援会を組織し、選対本部長には、徳一郎と距離を置く元環境相の鈴木俊一を据えた。かつて、鈴木の父・善幸と徳一郎が演じた「鈴玉戦争」の和解を演出するため、講演会のポスターにも鈴木の顔写真を入れた。
しかし、必死になって世襲イメージをぬぐい去ろうとすればするほど、逆にそれを浮き出させてしまう。
5月下旬の時局講演会。弁士に招かれた元首相の森喜朗は、早大の同窓生でもある徳一郎が会場にいないのを見て、演壇から正徳をとくとくと諭した。「お父さんが来ると票が減るとか、世襲だと言われるとか、そんな小さなことで、選挙を戦ってはいけない」。苦笑いを浮かべる正徳を横目に、森は続けた。「お父さんの力を借りて選挙に出る。親子の縁も情もなくなるこの時代の中で、心がつながっている証拠でしょう」
正徳陣営は、父の力を借りるべきか思い悩み始めた。5月になっての候補擁立と出遅れたはずの民主党が、着々と後援会組織を整えつつあるのに、自陣は盛岡市内の支部設立すらおぼつかない。が、事ここに至っての軌道修正は、思わぬ反作用を呼びかねない。
「考えを見直す局面に来ているのかもしれない」。もろ刃の剣を前に、陣営幹部の胸中は揺れている。(敬称略)
(2007年6月28日 読売新聞)
776
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/06/28(木) 12:30:37
(下)自民牙城に挑む野党 組織力の弱さに悩み深く 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kouzu/kouzu03.cfm
「小規模農家も大切にする民主党と、大規模農家だけを支援する自民党。どちらがいいかを選択する選挙だ」
二十四日午後、阿蘇郡西原村にある物産施設「萌の里」近くの駐車場。民主党代表代行・菅直人は、横殴りの雨に打たれながら自民党農政を批判した。衆院熊本3区補選で、民主党は後藤英友(40)を擁立する。菅は後藤支持も訴えた。
荒天のせいか、聴衆はまばら。そればかりではない。ある村関係者は「この施設は松岡さんの力添えで建設できた」と言ってはばからない。有力農林族だった前農相・松岡利勝。その主地盤に切り込むのは容易ではない。
■相乗効果
自民系候補同士が三たび対決する3区補選。県内最大の農業地帯を抱える自民党の“牙城”。民主党が狙うのは、補選と同日に実施される参院選との相乗効果だ。
ただ3区は、県内で民主党の組織力が最も弱い地域という。党所属の地方議員は一人。集票は労組依存にならざるを得ない。「事務所スタッフを集めるのにも苦労した。後藤の知名度も低く、農政や年金で無党派層を取り込むしかない」。党県連幹部は頭を抱える。
3区では〇三年の前々回総選挙以来、四年ぶりに公認候補を擁立した共産党も悩みは深い。〇三年の総選挙では、当選ライン八万票の攻防で、共産候補の獲得票は約四千五百票。地盤の弱さは否めない。補選に立候補する松岡徹(62)は「政治とカネ」を最大争点に位置付け、「自民も民主も政策は大きく変わらない」と共産党の独自性をアピールする。
一カ月前の五月下旬。東京地検特捜部の捜査官が、阿蘇郡小国町の緑資源機構の現場事務所に捜索に入った。機構役員の“天下り”の代償として工事の受注先を割り振る機構主導の官製談合。小国町の捜索は、県内も談合の舞台だったことを物語る。
この捜索から三日後。前農相は東京・赤坂の議員宿舎で自らの命を絶った。政治資金管理団体の支出の不透明さ、さらに官製談合の関連団体からの献金。「政治とカネ」をめぐる追及の矢面に立たされていた。
■全国注視
補選はこんな“激震”の中で幕を開け、全国が注視する。
一方、従来の3区の総選挙とは違った現象も表面化している。前農相の有力集票マシンだった地元建設業者の動きが鈍いのもその一つ。
「これまでだったら『事務所開きに何人出してくれ』といった命令がくるのは当たり前。ところが今回は音さたなし。選挙どころの話じゃないんだろう」。阿蘇市の中堅建設業者は冷めた口調だ。
選挙戦の構図は大きく様変わりし、視界が閉ざされたかにも見える。
「行き過ぎた利益誘導型政治の結果として、今日の状況があることを忘れてはならない。候補者も支持者も、現状を正面から受け止め、選挙戦の中で政治の在るべき姿を探っていかないと、政治への信頼は回復不能になってしまう」
熊本大政策創造研究教育センター教授・上野眞也(政治学)は、そう指摘する。(文中敬称略) (同日選取材班)
777
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/02(月) 14:43:32
自、民、共の政党対決へ 衆院補選岩手1区 岩手
http://www.iwate-np.co.jp/senkyo/2007/07/0707011.html
今月29日投開票の参院選と同時期に行われる衆院岩手1区補選(定数1)は、公認候補を擁立する自民、民主、共産各党による政党対決の様相が日増しに強まっている。全国で衆院補選が行われるのは岩手1区と、松岡利勝前農相の自殺に伴う衆院熊本3区だけで、各党とも党の威信をかけた戦いとなる。岩手1区で新人同士の選挙戦となるのは、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以降、初めて。各党は「年金記録不備問題」などを争点に、議席獲得に向け熱い前哨戦を繰り広げている。
衆院岩手1区補選に立候補を予定するのは衆院勢力順に、自民党公認で元団体職員の玉沢正徳氏(36)、民主党公認で弁護士の階(しな)猛氏(40)、共産党公認で党県委員会書記長の瀬川貞清氏(57)。
玉沢氏は30日、街頭演説を重ねた。年金記録不備問題について「1日も早く解決して国民の不安を解消する」と強調。「政策を担う責任がないままに、美辞麗句を並べても、世の中は変わらない」と野党各党を批判した。
父親に玉沢徳一郎衆院議員(比例東北)を持ち知名度は高いが「組織力」が課題。これまで1区全体と矢巾町の後援会を立ち上げたが、盛岡市内の後援会は「人手不足」(同党関係者)などで設立の見通しは立っておらず、今後、徳一郎氏が所属する自民党・町村派の秘書団が1区入りして支援する予定。同党県連の菊池勲会長は「新人同士の戦いこそ、議席獲得のチャンス」と対応を急ぐ。
階氏は30日、1区内20カ所で街頭演説を行った。年金記録不備問題について「国会の会期が延長されたにもかかわらず、重要法案が徹底審議もなく与党によって強行採決された。これでは批判をかわすための延長と言わざるを得ない」と対決姿勢を強めた。
民主党衆院議員だった達増知事の後援会と連動させる形で、1区内26地区で後援会を設立。同党の「組織力」を背に活動を進めるが、出馬表明が5月と遅れ「知名度」の浸透が課題となっている。
同党関係者は「1区を落とせば、知事選や(推薦含め)22人が当選した県議選の努力も水泡に帰す」と必勝を誓う。
瀬川氏は30日夜に盛岡市内で開かれた共産党の議会報告会で演説し「定率減税廃止で住民税増税となったが、大企業は減税のままだ。このような政策は中止すべき」とし、年金記録不備問題について「国の責任で年金保険料の納付記録をすべての受給者、加入者に知らせるべき」と述べた。
今選挙戦の課題として瀬川氏は「知名度不足」を挙げる一方、「苦しい住民の視点に立って丁寧に解決を図る姿勢と組織力で全力を挙げる」と強調する。
同党の衆参両院の議席は各9議席。関係者は「10議席に達すると党首討論に出ることができる」として、衆院補選がある岩手1区と熊本3区に力を入れる方針だ。
衆院岩手1区補選は今月17日告示される。同補選には盛岡市の経営コンサルタント勝政(本名・馬場)康臣氏(53)も無所属での立候補を表明している。
(2007.7.1)
778
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/02(月) 14:43:59
坂本氏が総決起大会3区補選 讀賣熊本
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補欠選挙で、無所属で出馬予定の前衆議院議員・坂本哲志氏(56)の総決起大会が1日、大津町生涯学習センターで開かれた。
無所属県議や3区内の市町村議らが出席。坂本氏を支援する大西一史県議は「坂本さんは次期衆院選がいつあるかわからない中で、前回落選した翌日からつじ立ちを続けてきた。良識ある政治家を送り出そうではありませんか」と激励した。坂本氏は「補選は今の政治家がどうあるべきか、これからの政治はどうあるべきかが問われる選挙。坂本が勝てば政治は変わる」と訴え、「地方の代弁者、生活者の代弁者として政治にまい進したい」と声を張り上げた。
(2007年7月2日 読売新聞)
779
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 10:43:26
衆院3区補選 社民、後藤氏に協力 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070701000001
社民党県連合(森川生朗代表)は三十日、熊本市で総支部代表者会議を開き、七月十七日告示の衆院熊本3区補選は民主党新人、後藤英友氏への選挙協力で一致した。
十八総支部や支援労組の代表ら約三十人が出席、後藤氏が十五日に提出した推薦願の扱いを協議。「他党候補を推薦しても社民党へのメリットはない」として選挙協力にとどめた。
県連合は七月十二日公示の参院選は比例代表に絞って集票する。参院選の熊本選挙区では民主党新人、松野信夫氏に選挙協力する。(並松昭光)
熊本日日新聞2007年7月1日朝刊
780
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 10:44:44
「政策で選ぶ地域に」 菊陽町で後藤氏、事務所開き 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070701000004
衆院熊本3区補選に出馬表明している民主党新人の後藤英友氏(40)の後援会事務所開きが三十日、菊池郡菊陽町の事務所であった。
民主党県連や連合熊本の役員らが出席。松野頼久・衆院議員(熊本1区)、連合熊本の河瀬和典会長らが激励した。
後藤氏は「3区はこれまで自民党系同士の争いが続き、どちらを選んでも違いがなかった。今回は民主党の政策を訴え、政策で選んでもらう地域に変えていきたい」と強調。「政治とカネの問題で全国的にもシンボリックな選挙区。民主党の候補者として先頭に立ち、この選挙をぜひ勝ち抜きたい」と訴えた。(野田一春)
781
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 10:45:48
3区補選 坂本氏が総決起大会 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070702000001
参院選と同日の二十九日投開票される衆院熊本3区補選に出馬表明している無所属元職の坂本哲志氏(56)の総決起大会が一日、菊池郡大津町の町生涯学習センター文化ホールで開かれた。
3区内の無所属県議や市町村議、支持者らが出席した。
坂本氏は「今回の補選は政治とカネに関するさまざまな疑惑から発している。私は(過去二回の選挙で)これをなくそうと訴えてきた」と指摘。「今回は小泉改革(で生じた格差)を問う選挙でもある。各地で農業や医療、年金、教育など多くの不安の声を聞いた。地方の生活者の代弁者として国会に送ってほしい」と訴えた。
阿蘇郡区選出の堤泰宏県議が「厳しい選挙戦になると思うが頑張ろう」などと支持を呼び掛けた。(田川里美)
熊本日日新聞2007年7月2日朝刊
782
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/03(火) 11:29:31
強行採決の余熱残し、国会“閉幕” 与野党対決ムード一気 自民・三浦氏が総決起集会 逆風に危機感濃く 参院選 民主「強行採決は数の横暴」 共産「『政治とカネ』深刻だ」 衆院3区補選 野党が事務所開き 熊本
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007sanin/kumamoto/20070701/20070701_001.shtml
「野党は無責任」「与党の数の横暴だ」。社会保険庁改革法などの採決をめぐり、与野党が激突した国会の余熱が残る30日。参院選熊本選挙区に立候補を表明している自民現職の三浦一水氏(53)は熊本市で決起集会を開き「信念に基づき法案を通した」と理解を求めた。民主、共産はそれぞれ衆院熊本3区補選の立候補予定者の事務所開きを行い、与党の強行採決を批判。国会は会期を残して事実上閉幕し、選挙ムードが一気に高まった。
30日夜、熊本市の県立劇場であった三浦一水氏の総決起集会には、自民党の中川昭一政調会長や、県選出の同党の国会議員ら約2000人が出席。中川政調会長は「年金問題は社保庁で50年以上に及んだ体制を一挙に変えなければならない」とした上で、野党について「不安をあおり、具体的な対案を出そうとしない。(労組に支持されている)民主党には社保庁の改革はできない」などと批判した。
出席者の中には、三浦氏を公認した県農政連の関係者が目立った。県選出国会議員を代表してあいさつした野田毅衆院議員は「民主党の農業政策は無責任。農業県・熊本で万が1、自民が負ければ日本の農業はどうなるのか」と三浦氏への支持を訴えた。
年金問題、「政治とカネ」問題で苦戦を強いられる自民。会場には「消費税、リクルート疑惑以来の大逆風」(野田氏)への危機感が色濃くにじんだ。
この2日間で地元と東京を二度往復した三浦氏は国会での与野党攻防について「さらに逆風が吹くかもしれないが、信念で法案を通した」と強調。支持者に対して「年金の時効を撤廃する法案になぜ野党が反対するのか分からない。社保庁を解体すべきか、温存するのか。私は年金を守るため、解体すべきという立場だ」と理解を求めた。
衆院熊本3区補選に立候補を表明している民主新人の後藤英友氏(40)と、共産新人の松岡徹氏(62)の両野党陣営が30日、事務所開きを行った。
菊陽町津久礼であった後藤氏の事務所開きには、社会保険庁改革関連法案など未明の国会採決終了後、朝一番の飛行機で熊本に帰ってきた、同補選選対本部長の松野頼久衆院議員が「消えた年金の記録5000万件を整理してから、社保庁の組織改編の議論をすべきだと主張してきたが、与党の数の横暴で強行採決が行われた」と批判。「今の政権でいいのか、この補選と参院選で有権者にはっきり訴えたい」と強調した。
後藤氏は「3区は以前から、自民党系の候補者同士がコップの中の争いを演じてきた。この選挙区の体質を変えるために、民主党の政策を堂々と訴えていきたい」と意気込んだ。
参院選熊本選挙区に立候補を表明している松野信夫氏も応援に駆け付け、「補選に公認候補を擁立しなかった自民党は政権政党としてずるい。3区の有権者には反発があるだろう。参院選との相乗効果を狙っていきたい」と述べた。
菊池市大琳寺で事務所開きを行った松岡氏は「事務所費や緑資源機構など『政治とカネ』の問題は安倍政権になってよりひどくなっている。事務所費については民主議員の名前も挙がっている。自民と民主、どちらが当選しても何も解決しない」と訴え、「メスを入れられるのは、企業献金も政党助成金ももらっていない、共産党だけだ」と支持を呼び掛けた。また、補選の公開討論会を開くよう、各陣営に申し入れる考えも表明した。
=2007/07/01付 西日本新聞朝刊=
783
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/10(火) 09:19:29
衆院岩手1区補選 告示前情勢 岩手日報
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070710_3
前衆院議員の達増知事の転出に伴う衆院岩手1区補選(定数1)は17日の告示まで1週間に迫った。岩手日報社は7、8の両日、直接面談方式による世論調査を実施。同調査と衆院岩手1区補選取材班による告示前情勢は、民主党公認の新人で弁護士の階(しな)猛氏(40)が年金記録不備問題などに対する批判層の受け皿となり、自民党公認の新人で元団体職員の玉沢正徳氏(36)と激しい攻防を展開。共産党公認の新人で党県委員会書記長の瀬川貞清氏(57)は支持拡大に全力を挙げる。盛岡市の経営コンサルタント勝政(本名・馬場)康臣氏(53)も無所属で立候補を表明している。投票する人を決めていない人は、まだ2割以上おり、無党派層の動向と併せて白熱した戦いが予想される。
◇衆院岩手1区補選(定数1)の立候補予定者
玉 沢 正 徳 36 元団体職員 自 新(公推)
階 猛 40 弁護士 民 新(国民新推)
瀬 川 貞 清 57 党県委員会書記長 共 新
勝 政 康 臣 53 経営コンサルタント 無 新
(立候補予定者の順番は衆院の各党勢力順)
階氏は5月に達増知事の後継として、出馬表明した。年金記録不備問題や閣僚の不適切発言などに対する批判層の受け皿となり、50歳代以上の支持が厚く、男性の支持が高い傾向にある。
無党派層が多い盛岡市で広く支持を集め、矢巾町でも一定の支持を得ている。民主党支持層の9割近くから支持があり、社民党支持層も取り込んでいる。政党名による支持傾向が強く、知名度の浸透はこれからだ。
玉沢氏は昨年12月、自民党岩手1区支部の選考で支部長になり、出馬表明した。玉沢徳一郎衆院議員(比例東北)の長男として知名度があり、20―40歳代の年齢層から一定の支持を得ている。女性の支持も高い。
盛岡市南部や北西部で階氏と互角の戦い、紫波町で支持を広げている。自民党支持層の8割以上、公明党支持層の7割以上から支持を集める。年金問題などの逆風をいかに克服するかが鍵だ。
瀬川氏は6月に出馬表明した。共産党後援会の集会や同党の盛岡市議、紫波、矢巾両町議の議会報告会に参加しながら年金問題や憲法改悪、住民税増税などを取り上げ、支持拡大に全力を挙げている。
共産党支持層から強い支持を集めているほか、社民党支持層の一部からも支持を得ている。盛岡市南部で一定の支持があり、いかに「独自色」を強め支持を広げられるかが課題となりそうだ。
勝政氏は5月に出馬表明。県選管によると、9日現在、立候補に必要な戸籍謄・抄本、供託金の供託証明を届け出ていない。県選管が同日、本人に確認したところ「13日夕には届ける」と説明したという。
衆院岩手1区補選は参院選と同様、29日に投開票される。全国で衆院補選が行われるのは岩手1区と、松岡利勝前農相の自殺に伴う衆院熊本3区だけ。岩手1区で新人同士の選挙戦となるのは、小選挙区比例代表並立制が導入された1996年以来、初めてで、各党とも参院選岩手選挙区と連動した戦いを進めている。
(2007/07/10)
784
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/10(火) 09:54:05
衆院岩手1区補選告示まで1週間 ダブル決戦、県都熱く 河北岩手
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/07/20070710t31015.htm
増拓也氏の岩手県知事転出に伴い、参院選と同日選(29日投開票)で行われる衆院岩手1区補選(定数一)は、17日の告示まで1週間に迫った。自民、民主、共産が新人の公認候補を擁立予定で、県都盛岡市中心の選挙区はダブルの政治決戦。民主が小沢一郎代表の地元で達増知事が4期保持した議席を死守できるか、自民が奪回できるかが焦点となる。
政党公認で出馬を予定しているのは、自民が元財団職員玉沢正徳(36)、民主が弁護士階(しな)猛(40)、共産が党県書記長瀬川貞清(57)の3氏。
玉沢氏は玉沢徳一郎衆院議員(比例東北)の長男。街頭演説で教育改革の実現などを訴え、若い世代対象のミニ集会も精力的にこなしてきた。企業や団体の推薦も500を超え、企業の朝礼などで顔を売る戦略を進める。
党県連は玉沢氏の知名度に期待し、補選を「小沢王国に風穴を開ける一歩」と位置付ける。職域支部もフル動員し、年金記録不備問題など逆風をはね返す構え。選対幹事長の高橋雪文県議は「自民党の県議、市議の個人的支援者にどこまで支持を広げられるか」と党の枠を超えた集票をポイントに挙げる。
階氏は証券会社勤務の経験を生かし、当初は経済政策を訴えた。最近は年金問題など与党批判に力を注ぐ。選挙区内に張り巡らされた達増知事の後援会の引き継ぎも終え、スーパー前などでの街頭演説を繰り返し、知名度アップを図っている。
「参院選とのダブル戦を制するのが党の命題」と県連。女性の支持が厚い達増知事の応援にも期待する。選対本部長の佐々木博県議は「補選にも年金問題などの風が吹くとは限らない。どれだけ多くの有権者に接することができるか、告示後の運動が勝敗を分ける」と分析する。
瀬川氏は盛岡市議らと街頭演説をこなし、共産党票固めに懸命。憲法改正問題や将来の消費税アップに対する懸念など政府批判を強め、浮動票の獲得も狙う。
補選にはほかに無所属の自営業勝政康臣氏(53)が出馬表明している。
◇衆院岩手1区補選立候補予定者
玉沢 正徳 36 元財団職員 自新(公推)
階 猛 40 弁護士 民新
瀬川 貞清 57 党県書記長 共新
勝政 康臣 53 自営業 無新
2007年07月09日月曜日
785
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/11(水) 10:58:18
衆院熊本3区補選告示まで1週間 「政治とカネ」の問題は?
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070710000006
政見放送を収録する参院選熊本選挙区の立候補予定者(右)=熊本市の熊本放送
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選は十七日の告示まで残り一週間となった。保守分裂となった二〇〇三、〇五年の総選挙に続き三たび自民系が激突、激しい前哨戦を展開する。これに対し、民主、共産両党が公認する二人は年金記録不備問題や住民税の定率減税全廃などで現政権を厳しく批判、埋没を食い止めようと躍起だ。
同補選に立候補表明しているのは、無所属元職の坂本哲志(56)、同新人で県議の荒木義行(48)、民主党新人の後藤英友(40)、共産党同の松岡徹(62)の四氏。
3区で三回目の出馬となる坂本氏は、地域の農業や商工業の活性化、福祉や医療面での中央との格差是正を挙げ、「皆さんの声を政策や法律に反映させる」と訴える。
出身地の菊池郡大津町をはじめ、山鹿、菊池、阿蘇市など十三カ所に事務所を設置。合併前の旧市町村単位にある個人後援会を軸に浸透を図る。
対する荒木氏は、無所属だが自民党籍を残したままの出馬で「政権与党とのパイプ役」を強調。出身地の旧菊池郡市を核とした3区全体の浮揚を訴える。
合志市など八カ所に事務所を設け、個人後援会と前農相の後援会、公認・推薦を得た商工団体や農政連を中心に支持拡大を目指す。
しかし、二人とも今補選の発端ともなった「政治とカネ」の問題に対する発言は目立たず、「ひたむきに政治改革」(坂本氏)「3区に新しい風を」(荒木氏)と対立構図からの脱却を強調。前農相の死去で流動化した票の取り込みを狙う。
一方、民主党の後藤氏は坂本、荒木両氏の争いを「どちらも安倍政権の政策を実現しようとする自民系候補。自民系では3区は変わらない」と主張。参院選との相乗効果を見据え、年金記録不備や「政治とカネ」の問題などで現政権の対応を批判。大津町や菊陽町、鹿本郡植木町などの新興住宅地を中心に街頭演説を重ね支持獲得を目指す。
共産党の松岡氏は現政権批判に加え、「民主党も政治とカネの問題や、憲法改正などで自民党と大差はない」と存在感をアピール。ミニ集会や街頭演説を重ね、同党の政策の浸透を図っている。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月10日朝刊
786
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/16(月) 09:12:10
3区補選あす告示・・・4陣営前哨戦熱く
集会や街頭で知名度アップ 讀賣熊本
支持者と握手する補選の立候補予定者
17日に告示される衆院熊本3区補欠選挙は、民主党新人の県連副代表・後藤英友氏(40)、共産党新人の県副委員長・松岡徹氏(62)、そして無所属の2人、元自民党県議の前衆院議員・坂本哲志氏(56)と自民党県議の新人・荒木義行氏(48)の計4人が立候補する見通しだ。台風4号が通過した15日、各陣営は集会や街頭で知名度アップに努め、前哨戦で熱く火花を散らした。
■後藤氏
大津、高森町、西原村などを回り、20か所以上で街頭演説。民主党が掲げる農業政策を訴えたほか、年金記録漏れ問題などでの与党の対応を批判した。午後7時前からは阿蘇市内で開かれた参院選熊本選挙区の同党新人・松野信夫候補(56)の決起集会に駆け付け、「安倍政権では『政治とカネ』の問題は解決できない。自民党の金権政治に『ノー』を突きつけたい」と声を強め、訴えた。
■松岡氏
菊池市や合志市などで選挙準備に追われる後援会関係者を回り、激励した。菊池市の事業所では、支持者らを前にあいさつし、「政治とカネ」問題について、「年金問題で一時トーンが落ちたが、赤城農相の事務所費問題が発覚して再燃した。赤城農相の対応は松岡前農相と同じ」などと批判した。松岡氏は「告示日までにやれるだけのことをやり、選挙戦本番へ弾みをつけたい」と力を込めた。
■坂本氏
朝、地元・大津町であった老人会の清掃活動に顔を出してあいさつ。午後1時半からは約1時間かけ、菊陽町の長塚団地(約90戸)を回った。スニーカー姿で、駆け足になりながら「また衆院選に出ます」「全力で頑張ります」と一人一人に握手を求めた。坂本氏は「告示が待ち遠しい。これまで同様、『政治とカネ』問題、農業振興などの地域の活性化について訴えていく」と汗をぬぐった。
■荒木氏
朝から後援会事務所などを回った後、植木町内の3か所でミニ集会を開いた。初めてあいさつに訪れた大津町の後援会事務所では、集まった支持者らに「お世話になっています」と頭を下げ、本番に向けて気持ちを引き締めた。荒木氏は「いよいよ選挙戦が来るという感じ。中九州横断道路の早期実現やバイオ産業育成など、3区の景気浮揚と活性化を訴えたい」と意気込みを語った。
(2007年7月16日 読売新聞)
787
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/17(火) 09:25:15
衆院補選 きょう告示
各陣営 盛岡で第一声 讀賣岩手
衆院岩手1区補選はきょう17日、告示される。参院選と同時期に行われる補選は、松岡利勝・前農相の死去に伴う衆院熊本3区と合わせて2つだけで、全国的にも注目を集めそうだ。各陣営は盛岡市でそれぞれ第一声をあげ、12日間の舌戦の火ぶたが切られる。
16日までに立候補を表明しているのは、自民党の元財団法人職員玉沢正徳(36)、民主党の弁護士階猛(40)、共産党の党県書記長瀬川貞清(57)、無所属の経営コンサルタント勝政康臣(53)の新人4氏。投開票は参院選と同じ29日に行われる。
玉沢氏は出陣式に続き、午前9時ごろから、盛岡市中ノ橋通のデパート「中三」前で第一声を行う。党本部から中川秀直幹事長、町村信孝前外相らが来援し、マイクを握る予定。矢巾町の「アルコ」前と紫波町の東北銀行紫波支店前でも街頭演説会を行う。
階氏は午前8時から、盛岡市菜園の事務所で出陣式を行い、午前9時からデパート「カワトク」前で第一声。矢巾町の「マックスバリュ」前や紫波町の岩手銀行紫波支店前でも演説する。党本部からは、山岡賢次衆院議員が応援弁士として駆けつける予定。
瀬川氏は午前9時から、盛岡市本町通の浅沼ビル前で第一声を行う。高橋千鶴子衆院議員らが応援に駆けつける。初日は市内を重点的に回り、街頭演説を繰り返しながら支持を訴える予定だ。
(2007年7月17日 読売新聞)
788
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 08:03:32
衆院補選1区告示 3新人立候補 県都から気勢 讀賣岩手
こぶしを振り上げ、気勢を上げる支持者たち(盛岡市内で)
知事選に出馬した達増拓也・前民主党衆院議員の自動失職に伴う衆院岩手1区補選は17日告示され、民主党の弁護士階猛(40)(国民新党推薦)、自民党の元財団法人職員玉沢正徳(36)(公明党推薦)、共産党の党県書記長瀬川貞清(57)の新人3氏が立候補を届け出た。一足先に始まった参院選の舌戦が熱を帯びる中、3人の候補者は相次いで気勢を上げ、県都・盛岡市を中心に選挙区内を駆け回った。投開票は参院選と同じ29日に行われる。
民主党は、退路を断って参院選の陣頭指揮を執る小沢代表のおひざ元での「もう一つの決戦」だけに、議席死守に党の威信をかける。13日には、台風の影響で四国訪問をキャンセルした小沢代表が急きょ盛岡入りし、「頑張っているか」と階候補の手を握りしめた。
“小沢チルドレン”を自認し、階候補を後継指名した達増知事も、並々ならぬ力の入れようだ。17日は、公務の前に自ら陣営事務所へ足を運び、「政権交代に向けた大きな流れを岩手1区から作ってほしい」と激励した。盛岡市菜園のデパート前で第一声をあげた階候補は、「達増知事が実践してきた草の根の政治をしっかり引き継ぎたい」と宣言した。
一方の自民党の玉沢候補は、玉沢徳一郎・元農相の長男。元農相はかつて岩手1区を地盤にしていたが、達増知事に連敗を喫した苦い経験がある。今回は代替わりしての雪辱戦でもあり、同市中ノ橋通のデパート前での第一声には、元農相と同じ派閥の中川秀直幹事長と町村信孝前外相がそろって駆けつけた。
中川幹事長は「岩手が民主王国の名のもとに、孤立して失われた暗黒時代に入るか、全国と一緒に成長するかが問われている」とけん制。年金問題などで逆風に悩まされる玉沢候補も、「自民党に悪いところがあれば変えていく」と、拳を振り上げた。同日夕には森元首相、20日は小泉前首相も盛岡入りする異例の支援体制で臨む。
これに対し、共産党の瀬川候補は二大政党化への流れに警鐘を鳴らし、「確かな野党」の存在価値を訴える。同市本町通で行った第一声では、応援に駆けつけた高橋千鶴子衆院議員が、「自民か民主か、政権交代(するかしないか)だけがマスコミで取りざたされているが、二大政党だけではない」と呼びかけた。
瀬川候補も、年金記録問題の早期対策や消費税の増税反対などを掲げ、「県民の皆さんのために頑張る決意だ」と力を込めた。無所属での出馬を表明していた勝政康臣氏(53)は立候補を断念した。
◇
県選管は17日、衆院岩手1区補選の選挙人名簿登録者数を発表した。旧玉山村を除く旧盛岡市、紫波町、矢巾町の合計は27万8870人(男13万779人、女14万8091人)で、前回2005年9月の衆院選と比べて4777人増えた。このうち、今回から投票が可能になる在外登録者は計118人だった。
(2007年7月18日 読売新聞)
789
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/18(水) 09:30:21
衆院3区補選 4候補舌戦スタート 政治とカネなど争点 讀賣熊本
松岡利勝・前農相の死去に伴い17日に告示された衆院熊本3区補欠選挙は、無所属の元衆院議員・坂本哲志氏(56)、共産党新人の県副委員長・松岡徹氏(62)、前自民党県議無所属新人の荒木義行氏(49)、民主党新人の県連副代表・後藤英友氏(40)(国民新党推薦)の4人が立候補を届け出た。
4候補はそれぞれの地元で第一声を上げ、「政治とカネ」問題や農業振興を始めとした地域活性化を主な争点に12日間の選挙戦の火ぶたを切った。投開票は参院選と同じ29日。
投票は午前7時〜午後8時(一部で繰り上げ)、計222か所で実施される。期日前投票と不在者投票は18〜28日。有権者数は11日現在、27万1595人。
■■坂本候補■
大津町室の選挙事務所前で午前10時から出陣式。沿道にあふれんばかりの支持者らが駆け付け、山崎拓衆院議員からの激励のメッセージが披露された。
坂本候補は「(前回落選して)1年9か月。この場に立っていられるのは皆様方のおかげです」と頭を下げ、「政治とカネ」の問題では「不透明な事務所経費など様々な疑惑に終止符を打つ」と強調。地方の再生と活性化を訴え、「これまで多くの現場を回ってきた。皆さんと力を合わせ、政治のあるべき姿を3区から全国に発信していきましょう」と声を張り上げた。
■■松岡候補■
菊池市大琳寺の選挙事務所前で出発式。参院選熊本選挙区に立候補した共産党の橋田芳昭候補らが連携を強調。松岡候補は「川辺川ダムや水俣病問題など県民の課題を国政の場で解決する」と決意表明し、「『政治とカネ』などの不正や腐敗にメスを入れることができる共産党が勝ってこそ、3区の良識を全国に示すことができる」と力を込めた。年金問題に関しては「党利党略ではなく一刻も早い解決を」と主張。農業施策にも触れ、「農業県の熊本が日本の食糧基地として発展するために農家の思いを寄せてほしい」と訴えた。
■■荒木候補■
合志市栄の選挙事務所近くで出陣式を開き、自民党県議3人が来賓として出席した。荒木候補は、「地方は農村が元気にならないといけない。そうしないと商売も成り立たない」と第一声。「政治とカネ」については、「政治家はきれいにやってさえいれば(何を言われても)気にする必要はない。地方の実態を知っているから国会の場で生きた発言が出来る」と国政とのパイプ役を務める考えを強調した。JA菊池の上村幸男組合長も応援に駆けつけ、「松岡さんの墓前に当選の報告に行こう」と呼びかけた。
■■後藤候補■
午前9時半、菊陽町津久礼の選挙事務所前で出陣式。民主党衆院議員の松野頼久・総合選対本部長が「増税で国民の負担は増え、生活は明らかに苦しくなっている」と安倍政権を批判、菅代表代行が応援に駆け付け、参院選熊本選挙区とともに勝利を目指すことを誓った。
後藤候補は年金、税金、補助金、政治献金の“四つのカネ”を引き合いに出し、「自民党のでたらめな年金行政や税金の無駄遣い、弱肉強食の農政をやめさせる。クリーンで透明な政治を実現し、今の流れを百八十度変える」と訴えた。
(2007年7月18日 読売新聞)
790
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/19(木) 00:26:24
衆院補選との距離苦心 ダブル選の熊本 自民、民主、共産の候補
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007shuinhoku/20070718/20070718_001.shtml
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選が17日告示され、熊本県内は参院選との「ダブル選」に突入した。参院選でも「政治とカネ」が争点となる中、参院選熊本選挙区(改選数1)の自民、民主、共産の各党公認候補はそれぞれの思惑から、補選との距離のとり方を探っている。ダブル選は複雑に絡み合いながら、29日の投開票日を迎えそうだ。
同補選では、自民系無所属の元職と新人が共に参院選熊本選挙区で自民現職の支持を表明。その自民現職は17日、3区から離れた県南地区を中心に遊説し、農業の振興策などを訴えたものの、「政治とカネ」問題には一切触れなかった。
3区は自民現職の地盤だが、補選候補を集会に呼ばず、自身も補選候補の集会に出ないなど一線を引く。「どちらも肩入れできない」(陣営幹部)事情に加え、疑惑渦中で命を絶った前農相とイメージが重なるのを避ける狙いも見え隠れする。
民主は当初、参院選と補選の両候補が連携して票を掘り起こす戦略を描いたが、途中から「切り離す」方向へ軌道修正。自民への逆風が強まり、「補選は自民系無所属、参院選は民主という有権者も多い。補選で民主にこだわれば参院選の票を減らしかねない」(陣営幹部)と踏んだためだ。補選の民主新人陣営からは「党の方針で出馬したのに、今さら…」と不満の声も上がっている。
一方、比例票獲得重視の共産は両選挙の候補が連携して戦う。17日も新人の出陣式に参院選の新人が駆け付け、「政治とカネ」を追及する党の姿勢をアピールした。
=2007/07/18付 西日本新聞朝刊=
791
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 04:52:58
衆院補選、岩手は民主優位 熊本は保守系元職リード
2007年07月22日 00:58
http://www.kitanippon.co.jp/contents/kyodonews/20070722/142835.html
民主党衆院議員だった達増拓也氏の知事選出馬(当選)に伴う衆院岩手1区と、松岡利勝前農相の死去を受けた衆院熊本3区の補欠選挙が29日、投開票されるのを前に、共同通信社は電話による世論調査などで情勢を探った。
岩手1区は、民主党新人で弁護士の階猛氏(40)=国民新推薦=が優位に立ち、自民党新人で元団体職員の玉沢正徳氏(36)=公明推薦=が懸命に追う展開。
熊本3区は保守系無所属の元衆院議員坂本哲志氏(56)が一歩リード、保守系無所属新人の元熊本県議荒木義行氏(49)が追い上げ、民主党新人の県連副代表後藤英友氏(40)=国民新推薦=が続く。
ただ岩手でも4割近い人が投票する人を決めておらず、票の行方はまだ流動的だ。
792
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 08:46:12
民主、達増知事を温存 岩手・衆参同日選 河北岩手
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/07/20070720t31026.htm
小沢一郎民主党代表の地元岩手県で、「小沢チルドレン」を自称する達増拓也知事の動向が注目されている。参院選公示前から「政権交代を切望する」「自由に活動する」と民主候補応援を公言していたが、いまだに選挙戦の表舞台には立っていない。同日選の衆院岩手1区補選で知事応援の有効活用を狙う民主党戦略に沿った動きで、自民党は「知事が慌てて街頭に立つような状況をつくる」とけん制に躍起だ。
「今度の参院選は総理大臣を選ぶ選挙。わくわく、どきどきしながら選挙に臨んでいる。やはり小沢さんに総理になってほしい」。達増知事は参院選公示後の17日の定例会見でも、従来の発言を繰り返した。
街頭活動についても「自由にやらせていただきたい」と述べ、党籍を残す民主党の政治家として動くことを強調した。
しかし、公示後1週間が経過した19日の時点で、民主候補の街頭演説や個人演説会には姿を見せていない。「民主党の応援要請を待っている段階」(側近)といい、じっと出番をうかがう。
民主党県連は早くから衆院補選に焦点を定めてきた。「知事の政治的影響力を発揮するには、頻繁に街頭に立っては意味がない」と佐々木順一幹事長。温存戦略を示すかのように、知事は17日の衆院補選告示日には、自身が後継指名した民主党新人の出陣式に顔を見せただけで、第一声のマイクは握らなかった。
「小沢代表は全国行脚に忙しい。岩手の民主党にとっては知事選で圧勝した達増知事は切り札的存在」とある幹部。補選の終盤で集中的に応援を依頼し、一気にムードを盛り上げる作戦が見え隠れしている。
こうした知事の沈黙に他党は警戒感を強める。補選に候補を擁立している自民党県連は「知事として民主一辺倒は問題」と批判、共産党県委員会も「県政をつかさどる立場をわきまえて動くのが大事」とけん制する。
特に自民党の対抗意識は強い。衆院補選候補の選対幹事長を務める高橋雪文県議は「達増知事は民主党県連のエース。温存したエースをマウンドに出させなくてはいけない」と力を込める。
20日には小泉純一郎前首相が盛岡市で講演する。週末から週明けにかけては、菅義偉総務相と麻生太郎外相も相次ぎ、盛岡入りする予定。県連関係者は「民主が知事に頼らざるを得ない状況になる」と強気だ。
注目の知事登板の時期について、民主党県連の佐々木幹事長は「公務に支障がない日時。それ以上はまだ、手の内を見せられない」と話す。
2007年07月20日金曜日
793
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 09:10:54
坂本氏先行、追う荒木氏 衆院3区補選 熊本日日
http://kumanichi.com/news/local/index.cfm?id=20070722200003&cid=main
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選で、熊本日日新聞社は十九日から三日間、参院選熊本選挙区と併せて電話世論調査を実施、取材を加味して終盤情勢を探った。過去二回総選挙に立候補した無所属元職が先行、無所属新人が追い上げる展開。民主新人は善戦、共産新人は伸び悩んでいる。投開票は参院選と同日の二十九日。
有権者の八割が選挙に関心がある半面、まだ態度を決めていない有権者が四割に上っており、予断を許さない情勢だ。
無所属元職の坂本哲志氏(56)は個人後援会を軸に無所属の県議や市町村議が支える。自民支持者のほか無党派層を取り込む。民主、公明、社民の支持者にも浸透する。菊池郡市や鹿本郡市を固めながら、阿蘇郡市でも上積みを目指す。年代を問わず支持を広げる。
無所属新人の荒木義行氏(49)は個人後援会と前農相の後援会に、農業や商工業の団体が支える。自民、公明の支持層に浸透。前農相の主地盤だった阿蘇郡市を取り込み、自らの地盤の菊池郡市で支持拡大を図る。同年代の四十代の支持が中心。
民主新人の後藤英友氏(40)は労組や党所属の地方議員が運動の中心。民主と、協力を受ける社民から一定の支持を得る。出馬表明が出遅れたこともあり、年金記録不備問題を訴え、無党派層への支持拡大を狙う。
共産新人の松岡徹氏(62)は同党支持層をほぼ固めた。参院選の党公認候補と連携した戦いで、党勢拡大を目指す。(同日選取材班)
794
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 16:06:32
激戦の構図:07参院選/下 衆院1区地域 /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/iwate/news/20070722ddlk03010081000c.html
◇補選候補票に頼る自民
20日午後。盛岡市のホテルで開催された自民党の演説会で、小泉純一郎元首相の演説が終わるとすぐに、自民公認の千田勝一郎候補(36)は深々と頭を下げて会場を足早に去った。地元、奥州市胆沢区へ街頭演説に向かうためだ。
「小沢代表と千田氏自身の地元である県南でどれだけ票が取れるかが重要」(陣営関係者)という事情もあり、千田陣営は選挙戦の主戦場を衆院4区を中心とした県南地域と見定める。選挙戦の鍵を握るはずの衆院1区地域での集票を衆院補選の玉沢正徳候補(36)の票に頼らざるを得ない。
衆院1区は96年に正徳候補の父、玉沢徳一郎氏が新進党(当時)の新人達増拓也氏(現知事)に敗れて以来、敗北が続く選挙区。
自民は補選を「新顔同士の戦い。知事選では敗れたが、補選に勝てばそれに匹敵する政治的インパクトがある」(鈴木俊一衆院議員)と反転攻勢の好機と位置づけ、大物議員を続々来県させている。党所属県議13人が1区内の企業を回り、徳一郎氏は紫波、矢巾の従来の支持者固めに精を出す。
一方の、迎え撃つかたちの民主。小沢一郎代表が参院選敗退の場合の引退を明言し退路を断った以上、そのおひざ元、岩手でのダブル勝利が当然、要求される。
平野達男候補(53)は現職として、県内各地で1期6年の実績を訴える。現職の知名度に加え、新人が相手だけに「勝つだけでなく、2期目にふさわしい票がほしい」(県連幹部)。大票田の盛岡市を含む1区地域での勝利は欠かせない。
知名度に不安のある補選の階猛候補(40)のために、民主党籍を持つ達増知事が21日、表舞台で初めてマイクを握った。【岸本桂司】
==============
◇衆院1区地域の得票
(左から自民=推薦含む=、民主<旧自由>、共産、社民)
01年参院選 玉沢徳一郎 平野達男 菅原則勝 矢吹一枝
7万1571 6万4826 1万186 1万5712
04年参院選 高橋洋介 主浜了 若山明夫 竹花邦彦
5万9002 8万3126 9220 9546
毎日新聞 2007年7月22日
795
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 16:10:49
07参院選:知事、民主公認候補の応援演説 /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/senkyo/07saninsen/area/iwate/news/20070722ddlk03010086000c.html
達増拓也知事は21日、盛岡市内で民主党公認の衆院岩手1区補選の階猛候補(40)と参院選の平野達男候補(53)の応援マイクを握り、「私の後継候補として、私以上に努力と根性、バイタリティーのある階猛候補をよろしく」と支援を呼びかけた。
演説を終えた達増知事は報道陣に対し、「勝つために何が必要かを私なりに考えながら工夫してやっていきたい」と述べ、今後も選挙運動に積極的に携わる意思を明らかにした。【念佛明奈】
毎日新聞 2007年7月22日
796
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/22(日) 22:58:00
岩手1区で階氏リード、熊本3区は競り合い…衆院補選分析
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070722ia22.htm
読売新聞社は22日、参院選と同日の29日に投開票される衆院岩手1区と熊本3区の両補選について、電話による世論調査(20〜22日)と、独自の取材を基に情勢を分析した。
岩手1区補選では民主党の階猛氏(国民新党推薦)が一歩リードし、自民党の玉沢正徳氏(公明党推薦)が追い上げている。
熊本3区補選では、無所属の坂本哲志、荒木義行と民主党の後藤英友(国民新党推薦)の3氏が激しく競り合っている。
両選挙区とも有権者の約3割が態度を決めておらず、情勢は流動的な面もある。
岩手1区補選は、4月の岩手県知事選に立候補した達増拓也・前民主党衆院議員の自動失職に伴うものだ。階氏は民主支持層の8割を固め、自民支持層の一部も取り込んでいる。玉沢氏は自民支持層の7割、公明支持層の8割をまとめた。
松岡利勝・前農相の死去に伴う熊本3区補選では、坂本氏と荒木氏が自民支持層を奪い合っている。後藤氏は民主支持層の5割近くを固めるにとどまり、一部は坂本、荒木両氏に流れている。
◇
調査は、20日から22日に岩手1区と熊本3区の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。回答者数と有権者在住世帯の判明数に対する回答率は、岩手1区742人(62%)、熊本3区723人(59%)。
(2007年7月22日22時32分 読売新聞)
797
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 07:53:37
岩手、階氏一歩リード 熊本は坂本氏やや先行 情勢調査
2007年07月23日06時30分
http://www.asahi.com/politics/update/0723/TKY200707220380.html
衆院岩手1区と熊本3区の補欠選挙について朝日新聞社は21、22日、電話調査を実施し、取材で得た情報も合わせて中盤情勢を探った。投票態度を明らかにした人を分析すると、岩手1区は民主の階猛氏が一歩リードし、熊本3区は無所属の坂本哲志氏がやや先行している。投票先を決めていない人が2〜3割おり、情勢はまだ流動的だ。
達増拓也前衆院議員の知事転出に伴う岩手1区補選は、一歩リードしている階氏を、自民の玉沢正徳氏が追っている。共産の瀬川貞清氏は伸び悩んでいる。
達増氏の後継として民主が擁立した階氏は民主支持層の9割を固め、無党派層にも浸透している。女性より男性からの支持が厚く、各年代層で支持を広げている。
玉沢氏は自民支持層をほぼ固め、無党派層では階氏と支持を分け合う。女性からの支持が厚い。若い世代と70歳以上に浸透している。
瀬川氏は共産支持層の大半を固めたが、他の支持層に広がりが見られない。
松岡前農水相の自殺に伴う熊本3区補選は坂本氏がやや先行し、無所属の荒木義行氏と民主の後藤英友氏が追う。共産の松岡徹氏は伸び悩んでいる。
坂本氏は保守分裂のなか、自民支持層の半数に浸透している。政治とカネの問題を前面に出し、無党派層にも支持を広げる。
荒木氏は前農水相の後援会などの支援を受けるが、自民支持層への浸透は坂本氏にやや及ばない。農林漁業者層で支持が多く、40代の支持も厚い。
後藤氏は労働組合を軸に民主支持層の6割をまとめた。しかし無党派層への広がりが弱い。
松岡氏は共産支持層をまとめきれていない。
◇
〈調査方法〉 21、22の両日、岩手1区と熊本3区の有権者を対象に「朝日RDD」方式で電話調査を実施した。目標数はともに600人。対象者の選び方は無作為3段抽出法。有効回答数と回答率は岩手1区が693人、76%。熊本3区が637人、69%。
798
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 08:19:42
衆院岩手1区補選 中盤情勢
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070722_2
◇衆院岩手1区補選の立候補者
(定数1、届け出順)
階 猛 40 弁護士 民主新(国民新推薦)
玉 沢 正 徳 36 政党役員 自民新(公明推薦)
瀬 川 貞 清 57 政党役員 共産新
前衆院議員の達増知事の転出に伴う衆院岩手1区補選(定数1)は29日の投開票日まで1週間となった。岩手日報社とIBC岩手放送の合同電話世論調査(19―21日)と本社衆院岩手1区補選取材班の分析による中盤情勢は、民主党公認で新人の弁護士階猛氏(40)=国民新党推薦=が年金記録不備問題などの「追い風」に乗って急速に浸透。自民党公認で新人の元団体職員玉沢正徳氏(36)=公明党推薦=は自民、公明両党の組織を挙げて攻勢を図っている。共産党公認の新人で党県委員会書記長の瀬川貞清氏(57)は懸命に組織固めを進めている。まだ投票する人を決めていない人は2割近くおり、終盤に向けて各陣営の攻防は激しさを増しそうだ。
階氏は、達増知事の後継候補を前面に、街頭演説やミニ集会を重ね、知名度の浸透に全力を挙げている。与党批判を強め、政権交代の必要性を訴える。民主党支持層の9割近くを固め、社民党支持層の4割以上、自民党支持層の2割以上を取り込むなど他党支持者にも食い込む。盛岡市での支持は5割を超える。
玉沢氏は玉沢徳一郎衆院議員の長男。年金記録不備問題など「逆風」の中、与党の責任ある対応を強調、党の内部改革や教育再生を訴える。自民党支持層の7割近くを固め、公明党支持層からも8割近くの支持を集めている。紫波、矢巾両町で4割以上の支持を得ているが、盛岡市で伸び悩んでいる。
瀬川氏は、街頭演説中心の活動。住民税増税反対、社会保障や憲法9条改悪反対の立場を強調。自公政権と民主党を批判し「たしかな野党」を訴えている。共産党支持層の約7割を固め、護憲の立場から社民党支持層の2割以上の支持を集めている。自民、民主の争いの中でいかに独自色を出すかが鍵だ。
【電話世論調査の方法】7月19―21日の3日間、衆院岩手1区内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。無作為に発生させた番号のうち、実際に有権者がいる世帯にかかったのは651件、うち512人から回答を得た。
(2007/07/22)
799
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 08:24:45
本社世論調査 階候補、着実に浸透
「大いに関心」43%「必ず投票」74% 讀賣岩手
衆院岩手1区補選に関し、読売新聞社が20日〜22日にかけて実施した世論調査の結果、民主党新人の階猛候補(40)が、戦いを優位に進めていることがわかった。自民党新人の玉沢正徳候補(36)が追い、共産党新人の瀬川貞清候補(57)は水をあけられている。ただ、態度を決めていない有権者が3割おり、情勢が変動する可能性も残っている。
◆終盤情勢
階候補は民主党支持層の8割と社民党支持層の6割に加え、自民、共産両党の支持層の1割を切り崩した。無党派層からも2割を超える支持を得ている。大票田の盛岡市で4割を固め、紫波、矢巾両町でも3割以上を取り込んだ。男性の支持が女性に比べて高い。年代別では中高齢者層からの支持が厚い。
玉沢候補は自民党支持層の7割を固め、公明党支持層の8割にも浸透。若さを前面に打ち出す戦略などが功を奏し、20歳代からの支持は階候補を上回った。一方で40歳代と50歳代の支持は伸び悩み、地域別では盛岡市で階候補に2倍近い差を付けられている。女性の支持が男性を上回る。
瀬川候補は共産党支持層の7割近くをまとめた。社民党支持層の一部も取り込んでいる。ただ、無党派層などへの浸透は今一つで、広がりに欠けている。
政策別では、格差問題と「政治とカネ」をめぐる問題を重視して投票すると答えた人は、階候補を支持する割合が高い。年金問題でも同様の傾向がみられたが、玉沢候補らとの差は比較的小さかった。年金に関する政府の対応策に有権者の理解が進みつつあるためとみられる。
◆関心度
補選への関心度を見ると「大いにある」が43%で、先に行った参院選の世論調査に比べ10ポイント低くなった。ただ、投票に「必ず行く」は74%、「なるべく行く」は20%と参院選並みの高さで、ダブル選になったことが投票率アップに好影響を与えそうだ。
男女別では、関心が「大いにある」と答えた男性が52%なのに対し、女性は36%にとどまった。年齢別では60歳代、職業別では自由業で関心が高い人の割合が高い。反対に、関心が「あまりない」「全くない」の合計は25%で、20歳代では過半数に達した。
◆支持率
県内の自民党支持率は19・7%で、参院選の調査時より2・7ポイント下がり、2割の大台を割った。民主党は37・2%で2ポイント減らし、共産党は3・9%で1・4ポイント上昇した。そのほかは公明党2・7%、社民党3・5%とほぼ横ばい。
安倍内閣の支持率は25・9%で2・7ポイント持ち直した。ただ、それを大きく上回る形で「支持しない」は12・7ポイント上昇し、64・3%に達している。
(2007年7月23日 読売新聞)
800
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/23(月) 08:43:26
「必ず投票」77・3%
4候補 無党派取り込み狙う 讀賣熊本
松岡利勝前農相の死去に伴い参院選と同日実施される衆院熊本3区補欠選挙。読売新聞社が実施した世論調査では8割近くが「必ず投票に行く」と答え、「大いに関心がある」も4割を超えており、投票率は高くなりそうだ。また争点としては「年金」を挙げる人が最も多かった。取材を加味した情勢分析では、無所属の元衆院議員・坂本哲志(56)、無所属新人・荒木義行(49)、民主党新人・後藤英友(40)(国民新党推薦)の3候補が激しく競り合っており、無党派層を中心にさらに浸透を図るとみられる。共産党新人・松岡徹候補(62)は苦戦している。ただ、有権者の約3割がまだ態度を決めておらず、情勢は流動的だ。
(2007年7月23日 読売新聞)
各候補 舌戦ヒート
住宅街などで支持訴え 讀賣熊本
参院選、衆院熊本3区補欠選挙の投票まで1週間となった22日、各候補は舌戦をさらにヒートさせ、繁華街や住宅街で有権者に支持を訴えた。
参院選熊本選挙区の自民党現職・三浦一水候補(53)は熊本市で遊説。辛島公園の集会では「安倍政権の命運をかける戦いだが厳しい情勢だ。何とか勝利したい」と声を張り上げた。三浦候補が所属する派閥の会長・伊吹文科相も熊本入りし、中学校体育館などの集会で演説した。
民主党新人・松野信夫候補(56)は天草上島から遊説を開始。「地方を切り捨てる政治を転換させよう」と力を込めた。天草市倉岳町から船に乗り込み、離島の御所浦地区も回った。夕方は「ゆかた祭」でにぎわう熊本市の繁華街に転戦。浴衣姿で見物客らに握手を求めていた。
共産党新人・橋田芳昭候補(51)は同市の繁華街で演説し、憲法9条を守り、増税に反対する“たしかな野党”としての存在感をアピール。応援の大学生らが、「郡部の若者が熊本市内に職探しに来ても正規雇用は少ない」と訴え、格差是正を掲げる橋田候補への投票を呼びかけた。
一方、3区補選では、無所属の元議員・坂本哲志候補(56)は菊池市を遊説し、夜は地元・大津町で個人演説会に臨んだ。共産党新人・松岡徹候補(62)は大津町の住宅街などを回り、スーパー前など約20か所で演説。無所属新人・荒木義行候補(49)は、街頭演説をこなしながら菊陽町や大津町などで支持を求めた。民主党新人・後藤英友候補(40)は熊本市近郊の住宅街を遊説、党の松原仁衆院議員と街頭演説も行った。
(2007年7月23日 読売新聞)
801
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/24(火) 08:57:10
衆院岩手1区補選 階氏先行、玉沢氏追う 河北岩手
http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2007/07/20070724t31022.htm
民主党衆院議員だった達増拓也氏の岩手県知事転出に伴う衆院岩手1区補欠選挙は、参院選と同じ29日の投票日まで1週間を切った。民主党新人の弁護士階(しな)猛氏(40)=国民新推薦=が組織力で先行し、自民党新人の元財団職員玉沢正徳氏(36)=公明推薦=が懸命に追い上げる。共産党新人の党県書記長瀬川貞清氏(57)は勢いがない。
階氏は出馬表明が5月と出遅れたが、小まめに街頭演説を繰り返す戦術で挽回(ばんかい)し、着実に知名度を上げている。達増知事から受け継いだ厚い民主支持層の票を固め、年金問題など与党批判を追い風に無党派層にも浸透している。
政策では「格差社会を解消させる」と強調。21、22日には達増知事も応援マイクを握り、盛り上げを図った。小沢一郎党代表の地元から「政権交代の風を起こそう」と訴え、参院選とのダブル勝利を目指す。
玉沢氏は、玉沢徳一郎衆院議員(比例東北)の長男という知名度を生かしながら、36歳の若さをアピール。「自民党を変える」と訴えるが、与党批判の逆風をかわしきれていない。自民と公明支持層の票は固めつつあるが、大票田の盛岡市で後れを取る。
無党派層への浸透が鍵を握るとみて、党本部から閣僚クラスが応援し終盤の追い込みを図る。党県連も職域支部を中心に支持固めに力を注ぐ方針で「民主王国の打破」に向けて逆転を狙う。
瀬川氏は参院選候補と連動し、増税や憲法改正反対などを主張。党の比例票獲得につなげることも目標に「確かな野党こそ必要」と訴える。
◇衆院岩手1区補選立候補者
階 猛 40 弁護士 民新(国推)
玉沢 正徳 36 元財団職員 自新(公推)
瀬川 貞清 57 党県書記長 共新
2007年07月23日月曜日
802
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/25(水) 08:09:24
「松岡前農相票」どこへ? 揺れる支持者、気もむ陣営 熊本
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070723000004
菊陽町に残る松岡利勝前農相の後援会事務所。本人の死去で、約8万の票はどう動くのか…
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選で、「前農相票」の行方に注目が集まっている。松岡後援会が推す無所属新人が引き継ぐのか、前農相と保守分裂の選挙を争ってきた無所属元職に転じるか。それとも政権批判を訴える民主党や共産党の新人に流れるのか。過去二回の総選挙で八万票前後を得てきた前農相。支持者の揺れる思いとともに、各陣営は気をもんでいる。
補選に立候補しているのは▽無所属元職の坂本哲志氏(56)▽共産党新人の松岡徹氏(62)▽無所属新人の荒木義行氏(49)▽民主党新人の後藤英友氏(40)=届け出順。
前農相は二〇〇三年、〇五年の総選挙で元県議の坂本氏と保守分裂選を争った。
〇三年は約七万六千四百票を獲得したが競り負け、比例で復活当選した。「郵政解散」となった〇五年は約八万六千六百票を得て選挙区の議席を奪い返した。
■思案顔
「坂本さんも根っこは同じ自民党。どこが違うのかと、疑問を抱きながらも松岡さんに投じてきた。理由は阿蘇の出身だから。しかし、今回の補選では地元候補はいない」。阿蘇市の農業男性(59)は思案顔で話す。
今補選で前農相の後援会は、荒木氏が出馬表明する前から強力に後押し。後援会員の山鹿市議(66)は「地域の振興には農業と商業の活性化が不可欠。農家の実態を肌身で感じてくれるのは農家の出身の荒木さんだ」と説明。
荒木陣営の関係者も「前農相の熱心な支持者はうちに投票してくれるはず」と期待する。
しかし、前農相の支持者の中には「後援会が推しているかどうかは関係ない。候補者の国政に掛ける熱意で選びたい」(菊池市の自営業者)という人もいる。
坂本選対の幹部は「過去の対立から新たな取り込みはなかなか難しい」とする一方で、「仕事の関係などで前農相を支持してきた人は少なくない。対立を意識せずに候補者の考えを地道に訴えたい」と話す。
■今回は別
「前農相票」に併せ、各陣営は前農相に反発してきた有権者の動向にも神経をとがらす。
坂本陣営は「前農相に対抗することで批判票も集めてきた」と分析、票固めに力を入れる。
実際、過去二回の総選挙で坂本氏を支持した菊池郡内の農業男性(41)は「『政治とカネ』などで疑惑が絶えなかった松岡さんに反感があっただけ。今回は別だ」と明かす。
荒木陣営も「候補者本人の人柄をアピールしていく」と、これまで前農相以外に流れていた票の取り込みを狙う。
野党の二陣営も「農村部でも自民党離れが進む中、前農相に反発してきた票の獲得は期待できる」(後藤陣営)、「政権与党への怒りは強い。党の政策を訴えることで受け皿になれるはず」(松岡陣営)と強い関心を示す。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月23日朝刊
803
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:58:07
合志から新風を 荒木氏が総決起大会 衆院熊本3区補選
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070726000002
総決起大会で「勝つぞコール」をする荒木義行氏=合志市
参院選と同日の二十九日に投開票される衆院熊本3区補選で、立候補した無所属新人の荒木義行氏(49)の総決起大会が二十五日、合志市の市総合センターヴィーブル・メーンアリーナであった。荒木氏の総決起大会は告示前を含めて初めて。
支持者はじめ、県議や市町村議、首長らが訪れた。
荒木氏は「皆さんの思いや立場、メンツがすべてかかった戦いで、責任の重さを感じている。負けるわけにはいかない。私を信じて勝たせてほしい」と声を張り上げた。
荒木氏の個人後援会と松岡利勝前農相の後援会などでつくった支援団体「新しい風の会」の福島求仁子代表世話人も壇上に立ち、「合志から起きた風が確実に吹き始めた。みんなで荒木候補を国政へ送ろう」と支援を呼び掛けた。(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月26日朝刊
804
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 08:59:24
(4)混とんの3区補選 自民系分裂読めぬ票 間げき突く民主 熊日
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/gekitou/gekitou04.cfm
3回目の自民系分裂選挙となり、混とんとした戦いが繰り広げられる衆院3区補選(前農相の事務所を中心に、左上から時計回りに坂本、松岡、荒木、後藤の4候補の写真を合成)
「きょうが投開票日だったら厳しい結果になっていたかもしれない。しかし、神様は私に一週間の時間をくれた。私の政治生命を変える一週間にする」
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選の選挙期間が折り返しを迎えた二十二日。菊池郡大津町役場前でマイクを握った無所属新人の荒木義行はそう切り出した。
国会の会期延長で参院選とともに一週間延びた3区補選の投開票日。当初見込まれた投開票日のこの日、荒木と激戦を展開する無所属元職の坂本哲志も、大津町の演説会でこの点に触れた。
「ほかの候補が迫っている。この一週間、最後まで必死で頑張り抜く」
■重なる支持者
二〇〇三年、〇五年に続き三回目の自民系分裂選挙となった衆院3区。選挙戦は終盤に入り、坂本、荒木の両陣営は二人が地盤とする旧菊池郡市に主戦場を移す。この地域が3区内有権者二十七万二千人のうち、約半数の十三万五千人を抱える大票田でもあるからだ。
二十五日、荒木は出身地の旧泗水町を皮切りに地元の合志市を選挙カーで回り、夜は同市で「総仕上げ」と位置付ける総決起大会を開催。坂本も旧泗水町、七城町、旭志村を念入りに回り、支持拡大を訴えた。
ただ、この地域で二人の支持者は複雑に絡み合う。二人は自民党県議時代、菊池郡区選出だっただけでなく、坂本が衆院選に出馬してからは、国政選挙と県議選で支持者は一部で重なり合ってきた。前農相が過去二回の総選挙で得た約八万票の行方もあり、両陣営は「正直言って読み切れない」と不安を口にする。
両陣営は参院選の比例代表で公明現職への支持を明言するなど公明党に秋波を送ってきた。しかし、二十五日、同党が3区補選の自主投票を決めたことで、不透明さはさらに拍車がかかる。
一方、自民系分裂選挙の間げきを突くのが民主新人の後藤英友だ。過去二回の総選挙で民主候補は前農相と坂本の争いに埋没気味だったが、今回は「決して勝てない戦いではない」と陣営幹部。
■手ごたえ
年金問題などで全国的に吹く民主への追い風に陣営幹部は「今度は民主に、と言ってくれる有権者が着実に増えている」と手ごたえを話す。
ただ衆院3区は県内で民主の支持基盤が最も弱いとされ、選挙運動は街頭演説が中心とならざるを得ないのが実情。「民主イコール後藤」と、いかに結び付けるかが躍進のカギを握る。このため元自民党衆院議員の故松野頼三の長男で、衆院1区現職の松野頼久を応援に駆り出し、保守層への浸透も狙う。
共産新人の松岡徹は、県内の党所属市町村議員の三割が集中する「最も地方組織がしっかりしている地域」(陣営幹部)での戦いだが、伸び悩み気味だ。「自民でも民主でも政治は変わらない。たしかな野党が必要だということを最後まで有権者に訴えていく」。陣営幹部は表情を引き締める。(文中敬称略)=終わり(同日選取材班)
熊本日日新聞2007年7月26日朝刊
805
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/27(金) 09:35:36
衆院岩手1区補選 終盤の情勢
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20070727_2
◇衆院岩手1区補選の立候補者
(定数1、届け出順)
階 猛 40 弁護士 民主新(国民新推薦)
玉 沢 正 徳 36 政党役員 自民新(公明推薦)
瀬 川 貞 清 57 政党役員 共産新
前衆院議員の達増知事の転出に伴う衆院岩手1区補選(定数1)は29日の投開票日まであと2日に迫った。岩手日報社が実施した直接面談方式による世論調査と衆院岩手1区補選取材班による終盤情勢は、民主党公認の新人で弁護士階猛氏(40)=国民新党推薦=が支持に厚みを増し優勢な戦い。自民党公認の新人で元団体職員玉沢正徳氏(36)=公明党推薦=は組織を挙げて懸命の増票を図っている。共産党公認の新人で党県委員会書記長瀬川貞清氏(57)は独自の訴えで支持拡大に努めている。投票態度を明らかにしていない人は1割以上おり、各陣営は最終盤に全力を挙げる。
階氏は、民主党支持層の9割以上を固め、社民党支持層も8割近くを取り込んでいる。年金記録不備問題の追い風も受けて、無党派層の約5割からも支持を得る。
地区別では盛岡市をはじめ、紫波、矢巾両町でも急速に支持を伸ばし、リードする。幅広い世代に浸透し、特に男性からの支持が厚い。
玉沢氏は、自民党支持層の8割以上を固めたほか、公明党支持層の約9割から支持を集めている。しかし、年金記録不備問題などの逆風を受け、無党派層の支持は約3割にとどまる。
盛岡市のほか、紫波、矢巾両町でも支持に広がりがない。女性の支持は比較的厚いが、各年代とも階氏にリードを許す。
瀬川氏は、共産党支持層の9割近くを固めたものの、無党派層などへの浸透が思うように進んでいない。住民税増税や憲法九条改悪反対などを主張、「たしかな野党」のアピールに懸命だ。
直接面談方式による世論調査は、21日から4日間、岩手日報社の記者が衆院岩手1区内(盛岡市、紫波町、矢巾町)の有権者1000人に対して実施。3市町の各地域ごとに有権者数、男女比、年齢構成を調べ、その割合通りに有権者を無作為に抽出。回答拒否を除く、全員から回答を得た。
(2007/07/27)
806
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 12:38:21
【衆院1区補選】自民 議席奪えず
階さん 手堅く初当選 讀賣岩手
早々と当選を決め、笑顔を見せる階さん(左端)
盛岡市菜園の階猛さんの事務所に午後8時過ぎ、当選確実の一報が伝わると、どっと歓声がわき起こった。間を置いて階さんが事務所入りし、「ありがとうございました。皆様のおかげです」と頭を下げると、支援者は拍手で応え、ムードは最高潮に達した。
出馬表明は5月。告示まであと2か月というタイミングでのスタートだった。それでも民主党の固い支持基盤に支えられ、終わってみれば相手に大差を付けての圧勝だった。告示後も、組織に頼るだけではなく、こまめに支持者を訪ね歩いた。1か所5分程度の街頭演説を連日数十か所積み重ねる戦術で、確実に支持を広げた。後継指名した達増知事も街頭に立ち、階さんを全面的にバックアップしたのも大きかった。
選挙戦では、弱者を守るための法制度実現や、地域経済活性化のための資金供給など、証券会社勤務や弁護士などの経歴を生かした政策を訴えた。階さんは「ここまで来るのは本当に大変な道のりだった」と選挙戦を振り返り、勤めていた銀行が破たんしたことなどに触れて、「苦労した人間なら弱者のために頑張ってくれるだろう、というご理解をいただいたのかなと思う」と勝因を語った。
■知名度不足響く 瀬川さん
盛岡市本町通の瀬川貞清さんの事務所では、落選の一報が伝えられると、支持者は一様に肩を落とした。
瀬川さんは告示1か月前に出馬表明。参院選の候補者と連動し、増税反対や年金問題など徹底した自公批判を繰り返したが、知名度不足が最後まで響いた。
瀬川さんが「力を出し切ることはできた」と敗戦の弁を述べると、支持者らは「お疲れさまでした」とねぎらいの言葉をかけていた。
■逆風覆せず 無念の玉沢さん
「手応えは悪くなかったが……」。玉沢正徳さんの落選が決まると、盛岡市中ノ橋通の事務所に詰めかけた支持者は唇をかみ締め、無念の表情を浮かべた。
「教育改革に取り組み、子どもたちが誇りを持てる日本をつくりたい」と、党の公募に名乗りを上げ、財団職員から政界に身を転じた。盛岡に戻ってからは中学、高校の同級生らとともに組織を作り、連日街頭に立ってあいさつを重ねた。
当初はパンフレットの写真にラグビーボールを持った姿を使うなど、「男らしさ」をアピールし、その後は女性層を意識して家族とのスナップ写真に差し替えるなどイメージ戦略も駆使。玉沢徳一郎・元農相の長男であることに対する世襲批判にも気を配ったが、父の悲願でもある議席奪還はならなかった。
玉沢さんは「逆風が敗因となったかどうかは測りかねる」と言葉少なに語り、「すべては私個人の力不足に尽きる」と頭を下げた。
(2007年7月30日 読売新聞)
807
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 13:39:17
衆院補選・・・坂本さん、再び笑顔
「ひたむきに改革」 讀賣熊本
当選を決めバンザイする坂本さん(中央)(29日午後11時5分、大津町の事務所で)
松岡利勝前農相の死去に伴い同日実施された衆院熊本3区補欠選挙は、元自民党県議の無所属元議員・坂本哲志さん(56)が、無所属新人の前自民党県議・荒木義行さん(49)、民主党新人の党県連副代表・後藤英友さん(40)(国民新党推薦)、共産党新人の党県副委員長・松岡徹さん(62)を抑えて返り咲きを決めた。▽当日有権者数 26万9425人▽投票者数 19万961人▽投票率70・88%(2005年の衆院選は76・22%)
大津町の坂本さんの事務所では、「当選確実」のニュースが流れると、支持者らが肩を抱き合って喜び合った。坂本さんは、歓声と拍手に迎えられて満面の笑みを見せ、「熊本の良識を全国に示せた」と喜びをかみしめ、「『きれいな政治』を行い、疲弊した地方の再生に取り組む」と決意を語った。
坂本さんは2003年の衆院選に無所属で立候補し、初当選を果たしたが、05年の前回選挙では約8000票差で松岡前農相に苦杯をなめた。直後から辻(つじ)立ちやミニ集会など地道な活動を続け、衆院選に備えてきた。
今回の選挙戦は「ひたむきに政治改革」をスローガンに掲げて臨んだ。各地で開いた個人演説会では、「政治とカネ」問題を取り上げ、「カネにきれいな政治家のモデルになる」と訴えた。これまでの選挙と同様に各市町村にある個人後援会を活用した「草の根」選挙を展開した。松岡前農相支持者の取り込みにも成功し、国政復帰を決めた。
(2007年7月30日 読売新聞)
808
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:08:07
坂本氏競り勝つ 衆院熊本3区補選
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070730000001
当選が確実になり、万歳する坂本哲志さん(右から2人目)=29日午後11時すぎ(内田秀夫)
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選は二十九日投票、即日開票の結果、無所属元職の坂本哲志氏(56)が、無所属新人の荒木義行氏(49)、民主新人の後藤英友氏(40)=国民新推薦、共産新人の松岡徹氏(62)を破り、二〇〇三年十一月の前々回総選挙以来、二度目の当選を果たした。
当日有権者数は二十六万九千四百二十五人。投票率は70・88%。〇五年九月の前回総選挙を5・34ポイント下回った。
自民党が参院選への悪影響を避けるため、公認候補の擁立を断念。坂本氏と自民党県議だった荒木氏が無所属で立候補し、自民系の分裂選挙となった。
坂本氏は、過去二回の総選挙で争った前農相が政治資金の扱いで野党側の追及の渦中にあったことから、「政治とカネ」の問題の解消を強調。商工、農林業の活性化による地域振興を訴え、旧市町村単位の個人後援会を軸に集票した。
主地盤の菊池郡市や前農相の主地盤だった阿蘇郡市など選挙区全域で手堅く支持をまとめ、荒木氏の追撃を振り切った。
荒木氏は前農相の後援会の要請で出馬。前農相の支援組織だった県農政連などの支援を取り付け、「与党とのパイプの太さ」をアピール。道路整備を核にした地域浮揚を訴えた。
ただ出馬表明に手間取ったことなどが響き、追い上げたものの届かなかった。
後藤氏は参院選熊本選挙区の民主党候補と連携した戦い。「政治とカネ」や年金納付の記録漏れなどを取り上げ自公政権を批判、無党派層や農村部の自民党離れ層の取り込みを狙ったが及ばなかった。
松岡氏は「政治とカネ」や定率減税の廃止で党の施策をアピールしたが、広がりに欠けた。(並松昭光)
809
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:09:03
<解説>衆院熊本3区補選 政治の透明性、実現託す
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070730000003
松岡利勝前農相の死去に伴う衆院熊本3区補選で、無所属元職の坂本哲志氏(56)が二度目の当選を果たした。有権者は過去二回の総選挙に続いて「政治とカネ」の問題解消を訴えた坂本氏に、透明性の高い政治の実現を託したと言えよう。
衆院熊本3区は二〇〇三年十一月、〇五年九月の総選挙でともに、元自民党県議の坂本氏と同党公認の前農相が争い、〇三年は坂本氏が、〇五年は前農相が競り勝った。
「政治とカネ」をめぐる疑惑の渦中での前農相の自殺を受けた今回の補選は、全国的な注目を集める中、坂本氏と前農相後援会の支持を受けた荒木氏が戦う、三たびの保守分裂選挙となった。
坂本氏は、前農相の不在で過去のように明確な対抗軸をつくれないことに苦慮しながらも、街頭演説や集会で「利権構造との決別」を強調。過去二回の選挙戦で築いた個人後援会を軸に戦いを展開し、手堅く票をまとめた。
これに対し、無所属新人の荒木義行氏(49)は、前農相の後援会への配慮もあり、「政治とカネ」の問題に明確な主張を打ち出せなかった。一方、個人後援会の中に前農相に反発してきた支持者が少なくないことから「前農相の後継」を否定。分かりにくさも目立ち、前農相の支持票を固めることができなかった。
民主新人の後藤英友氏(40)は、過去二回の総選挙での民主党公認候補の得票を上回った。党の農業政策を訴え、県内最大の農業地帯を抱える「自民党の牙城」を一部切り崩した格好だが、党の支持基盤が弱く追い風を生かせなかった。
今回の激戦で同選挙区での保守分裂のしこりは残るとみられる。坂本氏は自民党復党を目指すことを明言しており、同党県連は難しい対応を迫られることになる。(並松昭光)
熊本日日新聞2007年7月30日朝刊
810
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/30(月) 18:14:07
http://kumanichi.com/feature/sanin2007/kiji/index.cfm?id=20070730000010
●「“政治と金”明らかに」 坂本哲志さん(衆院熊本3区補選)
―まず勝因と、今補選を振り返っての感想を。
「二〇〇五年の総選挙で敗れてから、この一年十カ月間、私も支持者も『常在戦場』と支持を広げる活動を続けてきた。やはり継続は力だ。各地域に後援会ができ、特定の団体など組織に頼らない理想的な選挙ができた。今後もこの戦い方を原点としたい」
―有権者はあなたに何を託したと思う。
「一番は『政治とカネ』の問題だ。有権者には『自分たちがこれだけ(生活に)苦しんでいるのに、政治家の金銭感覚はどうなっているのか』という思いがある。これまで通り政治資金は一円単位で明らかにする。有権者から『日本一、政治資金が透明だ』といわれるようにするのが、私の責務だ」
―選挙で、最も重視して訴えたことは。
「政治資金が大前提だが、地域課題として農林業の対策だ。専業農家を中心に後継者が安定して農業に取り組める仕組みをつくるという政府の方向性は間違っていない。ただ、十把ひとからげでなく平たん地や中山間地など地域特徴に合わせて考えるべきだ。高齢農家や兼業農家をどう組み込むのかも難しい。もっとJAなどが経営感覚を持って集落営農に参入しないといけないだろう」
―三たびの自民系分裂選挙だった。選挙区内のしこりをどう解消する。
「地域活性化のため、ともにやろうと融和を図り、保守勢力の大同団結を目指したい。しこりはだんだんなくなっていくと思う。相手(の荒木義行氏)を支持した県農政連などの職域団体とも、それぞれの分野の政策で意思疎通を十分にとれれば理想的だ。合志市区の県議補選で候補者を一本化できるかが、試金石になるかもしれない」
―選挙戦では自民への復党も明言してきた。見通しは。
「第一歩として早速、自民党本部や県選出国会議員らと話し合いたい。自民党には昔から『勝ち上がってきた者が自民党』という暗黙の了解がある。今回は分裂選挙といっても無所属同士の戦い。党公認候補と戦ったわけではない。九月に召集予定の秋の臨時国会までに実現したい」(亀井宏二)
当選が決まり、熊日本社でインタビューに答える坂本哲志さん=30日未明(横井誠) 当選が決まり、熊日本社でインタビューに答える松野信夫さん=30日未明(小野宏明)
熊本日日新聞2007年7月30日夕刊
811
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/07/31(火) 09:28:54
自民支持層の45%が坂本さんに投票…衆院補選出口調査 讀賣熊本
読売新聞社とKKT熊本県民テレビが29日実施した衆院熊本3区補欠選挙の出口調査で、自民党支持層の投票先は、当選した元自民党県議の無所属元議員・坂本哲志さん(56)が無所属新人の前自民党県議・荒木義行さん(49)を5・5ポイント上回った。補選では自民党が公認候補を擁立せず、保守票の行方が注目されていた。
同補選は、坂本さんと荒木さんのほかに、民主党新人の後藤英友さん(40)と共産党新人の松岡徹さん(62)が争った。
調査は3区内の48投票所で行った。支持政党別の投票先は、自民党支持層の45%が坂本さんに投票したのに対し、荒木さんは39・5%にとどまった。逆に公明党支持層では51・2%が荒木さんに投票し、坂本さんは28%だった。一方、民主党支持層の5割弱、共産党支持層の6割弱が他候補に流れた。年代、男女別でも坂本さんが幅広い支持を得た。
(2007年7月31日 読売新聞)
812
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/03(金) 15:56:18
衆院1区補選 階氏、民主議席守る
2007年07月30日 朝日岩手
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000707300004
初当選を喜ぶ階猛氏(中央)=盛岡市菜園1丁目で
衆院1区補選(盛岡市=玉山区除く=、紫波町、矢巾町)が29日投開票され、弁護士で民主新顔の階猛氏(40)=国民新推薦=が、元団体職員で自民新顔の玉沢正徳氏(36)=公明推薦=、党県委員会書記長で共産新顔の瀬川貞清氏(57)の2氏を破って初当選した。達増拓也・前民主党衆院議員の知事転出に伴う補選で、民主が全国的な追い風と強力な組織力を生かして議席を守った。当日有権者数は27万6957人で、投票率は61.05%だった。
階氏は午後8時半ごろ、支持者の拍手に迎えられて事務所に姿を現し、達増知事らと万歳三唱。記者団に「万歳をして初めて当選を実感した。今までは弱者切り捨ての政治だったが、これからは強い者も弱い者も共生できる政治を目指す」と抱負を語った。
民主は5月、達増知事の後継候補として、階氏を擁立。当初は知名度不足が心配されたが、知事の後援会を中心に支持を広げ、組織力で他候補を圧倒した。階氏は「金融・法律の知識や経験を地域経済の発展や弱者救済の法制度の確立に役立てたい」と訴えた。
玉沢氏は午後9時15分すぎ、事務所で約60人の支持者らに「私の力不足。自分自身を磨き、もう一度挑戦していきたい」と頭を下げた。
自民は昨年12月、公募を経て玉沢氏を擁立。前県連会長の徳一郎衆院議員の長男として、世襲批判が根強くあり、それをかわしきれなかった。年金問題などで吹いた与党への逆風も影響した。
瀬川氏は「最低賃金を全国一律千円以上にする」「憲法改正は絶対に許さない」などと訴えたが、6月半ばの立候補表明で、共産党支持層以外への浸透を図ることができなかった。
◇
《解説》
「絶対に負けられない戦い」。民主県連幹部の言葉は、同補選にかける党としての覚悟を明確に表した。
4期連続で議席を守った達増拓也氏の知事転出が補選の要因でもあり、小沢代表は「(達増氏は)後継者をきちんと決めて、初めて知事転出への区切りをつけられる」とハッパをかけた。
達増氏は階氏の擁立会見に同席し、後援会も支援に動いた。選挙戦中盤以降、積極的に街頭に立つ達増氏がいた。
まるで自らの選挙のように、階氏とともに歩く達増氏の姿に、「達増さんに頼まれれば支援したい」と応じる支援者も目立った。
一方、自民は「民主党ではなく『達増党』」(自民関係者)ともいわれた1区で議席を確保するチャンスだった。
玉沢氏は、告示前から街頭に立ち、同級生らの若い世代も積極的に支援に動いた。父・徳一郎衆院議員とのつながりを見せず、「世襲」イメージの打ち消しを図った。
しかし、組織が弱体化した自民は、徳一郎氏の支持者も頼らざるを得なかった。郡部では、玉沢氏が「徳一郎氏の息子」を強調する場面もあり、「世襲」をめぐる戦術は、隠したり、表に出したり、定まらなかった。
結局、民主が改めて、選挙の強さを見せつけた。今後は、階氏がどんな政策手腕を発揮するのか。そして、達増氏が「後継者」と連携し、どんな施策を打ち出していくのか。選挙ではない、2氏の「力量」が問われる。
813
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/03(金) 16:00:59
二人三脚で階氏圧勝 衆院補選を振り返る
2007年08月01日 朝日岩手
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000708010005
玉沢正徳氏の陣営には、鈴木俊一・衆院議員(左)らも入って支援したが及ばなかった=7月29日午後8時12分、盛岡市内で
達増拓也・前民主党衆院議員の知事転出に伴う衆院1区補選(盛岡市=玉山区除く=、紫波町、矢巾町)は、民主新顔の階猛氏(40)が、自民新顔の玉沢正徳氏(36)と共産新顔の瀬川貞清氏(57)を大きく引き離して当選した。知事の強力な支援を受けた階氏に対し、自民党県連にとって「最強の候補」だったはずの玉沢氏は、世襲批判や自民への逆風を押し返せないままに終わった。
◇
階氏が獲得した10万票は、96年の小選挙区制導入以来、衆院1区では最高となった。
4期連続で議席を守ってきた達増知事は7月30日の会見で「本人の努力もあり、(票数に)驚きはない」としつつ、「感動的な数字だ。うれしい」と喜びを表現した。
今回の補選で、達増知事は、自らの後継候補を当選させるという使命を負っていた。
達増知事は参院選公示日の第一声には姿を見せなかったが、補選告示日には、多忙な公務の合間をぬって、早朝の出陣式に出席した。
選挙戦中盤からは「以心伝心で」(達増知事)街頭で応援に立った。雨中でスーツをぬらし、時には赤いTシャツを身にまとう姿に、関係者からは「知事選の時には見られなかった興奮ぶりだ」との声がもれた。
選挙前、階氏への応援について「政治活動は自由にやりたい」とだけ話していた達増知事。だが、「やりすぎた、との思いもしている」と語るほど、フル回転した。
階氏は立候補表明が5月と遅れ、ポスターなどのイメージについても評判が芳しくなかった。関係者は「最初はどうなるかと心配だった」と打ち明ける。
それでも得票が10万票を超えたのは、「現職知事」が先頭に立って支援したのが大きかった。階氏は当選後の会見で、「達増さんの協力がこの成果に結びついた」と認めた。
知事との二人三脚でつかんだ圧勝。ある関係者は言う。「得票の大部分は達増知事の票であり、追い風を受けた民主票だ。勘違いしてはいけない」。
◇
盛岡市中心部・肴町商店街のデパート近く。玉沢氏は、昨年12月の立候補表明以来、連日のように街頭で政策を訴えた。
公募で選ばれた新顔として、ゼロから運動をスタートさせた。自民県連関係者は「これまでで最強の候補」と期待した。
しかし、県連会長だった玉沢徳一郎・衆院議員の長男という出自に、「社長の息子が採用面接に来たようなもの」との批判も当初からあった。
陣営関係者は「世襲隠し」を徹底した。政策パンフレットでは、経歴で徳一郎氏にほとんど触れなかったほどだ。
それでも消えない「世襲」批判。ある関係者は「徳一郎氏は、正徳氏が公募に応募する前に県連会長を辞めるか、議員の引退を表明するべきだった」と話す。
そして戦術は迷走した。6月に入って、民主の階氏が、達増知事の後援会の支援を受けて急速に浸透し始めたため、陣営は、徳一郎氏の旧支持者たちの協力も求めざるを得ない状況になった。紫波、矢巾町では、玉沢氏に徳一郎氏が同行する姿が目立ち始めた。
だが、衆院の選挙区を1区から4区に移し、なおかつ比例で当選した徳一郎氏に批判的な自民支持者も多く、「玉沢ブランドは諸刃の剣」(陣営幹部)でもあった。選挙戦中盤、「(徳一郎氏が)出れば出るだけ票が減る」と嘆く人もいた。
当初の清新なイメージは、選挙戦術が変転するなかで次第に薄まり、与党批判の逆風を受けやすくなった。
「最強の候補」は、階氏の半分ほどしか得票できなかった。
一方、共産は候補擁立が6月と遅れた。県委員会の菅原則勝委員長は「よく1万票をとれた」と話すが、自民と民主のせめぎ合いの中にあって、「当選」にはほど遠い状況が続いている。
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:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/05(日) 11:30:36
選挙:衆院補選、民主・階氏が初当選 参院選、平野氏も再選(その1) /岩手
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/iwate/archive/news/2007/07/30/20070730ddlk03010212000c.html
◇衆院1区、民主・階氏が初当選/参院岩手、平野氏も再選
29日投開票された参院選と衆院岩手1区補選は、岩手選挙区(改選数1)で民主公認、前職の平野達男氏(53)=国民新党推薦=が再選を果たし、衆院補選では民主公認で弁護士、階猛氏(40)=同=が初当選した。平野氏は知名度と後援会や党組織のバックアップなどで、自民公認の元商社員、千田勝一郎氏(36)=公明推薦▽社民公認で前県議の伊沢昌弘氏(60)▽共産公認で党県副委員長の若山明夫氏(55)−−の新人3人を破った。階氏は、達増拓也前衆院議員の後援会を引き継ぎ、こまめに開いたミニ集会や街頭演説が功を奏し、自民公認の団体職員、玉沢正徳氏(36)=公明推薦▽共産公認の党県書記長、瀬川貞清氏(57)−−の新人2人を退けた。【選挙取材班】
◇千田氏、票伸びず
盛岡市菜園にある平野氏の選挙事務所に「当選確実」が伝えられると大きな拍手と歓声が起こり、祝福ムードに包まれた。平野氏は支持者らに深々と頭を下げ、固い握手を交わした。
昨秋から県内行脚を本格的に始め、統一選では知事選に出馬した達増拓也氏らの応援に回った。加えて県内全域にある民主の議員の後援会や県議団のバックアップなど組織がフル稼働した。
政策的には、歳出の見直しなどによる財政再建、年金制度の一元化、農林水産業の推進などを掲げ、政権交代を訴えた。全国と同様に年金問題など自民に逆風が吹いたことなどから、終始選挙戦を優位に展開。衆院岩手1区補選に立候補した階氏をサポートしながら戦うなど6年前の新人時代とは違う現職の強さを見せた。
今回は小沢一郎代表が、負ければ政界引退とまで言及していたことなどから「現職にふさわしい勝ち方を」(党県連幹部)と求められていたが、自民の地盤でもある衆院2区でも票を伸ばすなど全県で支持を拡大し、「小沢王国」の面目躍如の結果を出した。
一方、自民党県連初の公募選考による候補となった千田氏は、黄色のポロシャツ、白色のチノパン姿で選挙戦に臨むなど36歳の若さをアピールしながら、第1次産業の再生や教育環境の整備など掲げた。
選挙戦中盤から終盤にかけては、小泉純一郎前首相や麻生太郎外相、小池百合子防衛相など閣僚や党の大物国会議員が続々と駆けつけた。千田氏自身も中学時代に暮らしていた奥州市を積極的に回った。しかし、期待していたほど票は伸びなかった。
社民、共産は民主、自民の2大政党の競争に埋没する形となった。
伊沢氏は護憲や労働環境の改善などを訴えたが、前盛岡市議の政務調査費騒動を受けて急きょの擁立だったこともあり、出遅れとイメージダウンが響いた。
若山氏は社会保障の充実、憲法9条の保持などを取り上げ、介護保険法の改正の際に賛成した民主を批判し、野党内での差別化を図ろうとしたが、支持が広がらなかった。
815
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/05(日) 11:30:53
◇玉沢氏、逆風に泣く
証券会社内の弁護士だった階氏の擁立を発表したのは公示2カ月前の5月上旬。出遅れ感は否めなかったが、出馬会見で前衆院議員の達増拓也氏が知事選で使ったネクタイを階氏に贈るパフォーマンスも披露。後継候補であることをアピールした。小沢一郎氏も階氏が当選できなかった場合、達増氏の政治的な責任に言及しており、参院選の平野氏や県議団が精力的に動くなど総力戦で臨み、知名度不足の解消に努めた。
階氏自身も企業のあいさつ回りやミニ集会を開催。告示後も1日約60回の街頭演説など「草の根」の運動を展開し、支持を広げた。選挙中盤からは達増氏もマイクを握り、商店街などを練り歩くなど支援した。
盛岡市菜園の事務所に当選確実が伝わると、階氏は「ありがとうございます」と頭を下げ、支援者らと笑顔で万歳した。
自民の玉沢氏は昨年12月に出馬表明。企業訪問を重ね、5月初旬からはつじ立ち演説をスタート。日によって場所を変え、地道な活動を図ってきた。告示日には中川秀直幹事長がマイクを握るなど新人には異例のテコ入れを図ってきた。
しかし、年金問題など与党に吹く逆風を止めることはできず、無党派層を期待以上に取り込むことはできなかった。
共産の瀬川氏は、党支持者の票は固めたが、幅広い支持を集めることができなかった。 ◇選挙違反の警告、大幅増の18件−−投開票前日まで
県警の参議院議員通常選挙違反取締本部(三枝守本部長)は29日、投開票日前日までの取り締まり状況をまとめた。警告件数は計18件で前回(04年)の6件に比べ大幅に増加した。
今回の18件のうち▽文書掲示違反14件▽文書頒布2件▽言論1件▽戸別訪問1件−−を公選法違反として警告した。参院選とダブル選挙の衆院岩手1区補選での警告はなかった。【山口圭一】
■解説
◇「政権交代」訴え奏功
年金問題などで逆風を受けた「安倍自民党」と政権交代をかけた「小沢民主党」の事実上の一騎打ちは、民主に軍配が上がった。小沢一郎民主党代表が「負ければ政界引退」とまで言及。政権選択の意味合いを帯びさせた作戦が、おひざ元で成功した。
今回の参院選で前職の平野達男氏は「天下分け目の戦い。小沢代表が総大将なら私は先陣をかける」と宣言した。「政権交代」をキーワードに年金記録漏れ問題など安倍政権のマイナス要因を徹底的に攻撃。自民に代わって政権を担える民主というイメージを、有権者に広げた。
補選でも、知事に転身した達増拓也前衆院議員の後援会が動き、階猛氏の知名度不足を挽回(ばんかい)。民主層を固めただけでなく、「閣僚の不規則発言」などの敵失で追い風を受け、浮動票のほか従来の自民支持層の受け皿ともなった。
対する自民は全国的に吹き荒れた逆風を正面から受けた。4月の知事選では歩調が合わなかった公明との選挙協力に力を入れ、「選挙区は自民、比例は公明に」と訴えるバーター作戦を展開。小泉純一郎前首相や中川秀直幹事長など幹部を続々投入したが、巻き返しには至らなかった。【念佛明奈】
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/08(水) 07:27:50
’07衆参ダブル選くまもと:投開票(その2止) 衆院3区補選は坂本さん /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/archive/news/2007/07/30/20070730ddlk43010268000c.html
◇清新さ訴え復活
衆院熊本3区補選は、前回選挙で松岡利勝前農相に敗れた無所属元職の元自民党県議、坂本哲志さん(56)が返り咲きを果たした。
個人後援会中心に選挙戦を進めてきた坂本さんの大津町の選挙事務所には、多くの支持者が集まった。当選確実の報が伝えられると「やった」と歓声が沸き上がった。午後11時前に、真っ黒に日焼けした坂本さんが「みなさんの思いの強さがつながった。今回の相手と争い、エネルギーを無駄にする暇はない。スクラムを組んで良い3区、日本を作りたい」と晴れ晴れとした表情で話した。
松岡前農相の政治手法を批判して選挙戦を戦ってきた坂本さんだが、今回は松岡前農相が死去し、「反松岡」で維持してきた求心力の低下も懸念された。しかし、松岡前農相の後援会が無所属新人の前自民党県議、荒木義行さん(49)を支援。荒木陣営との対立軸を打ち出し「3区の政治を変える総仕上げの戦い」と訴え、勢いを保った。
「政治とカネ」の問題についても「第1の争点」と訴え、自ら政治資金の出入りを全面公開することを公約、清新さをアピールした。農村部や中山間地を抱える3区の課題である農業振興、地域間格差については、中央省庁主導ではなく現場に即した補助金制度の見直しなど、分権推進による解決を訴えて支持を集めた。【山田宏太郎】
◇荒木さん、出遅れ響く
松岡利勝前農相の後援会から“後継”として支援を受けた無所属新人の荒木義行さん(49)は出馬表明からわずかな時間しかなく、組織頼みで選挙戦を展開したが、及ばなかった。
合志市の荒木さんの選挙事務所には、松岡前農相の後援会や推薦を受けた農政連の関係者らが詰めかけた。相手候補の当選確実が報じられると「もう少し時間があれば」と悔しがった。選挙期間中3キロやせたという荒木さんは「みなさんの支援でいい戦いができた。深く感謝する」と疲れた表情で話した。
荒木さんは6月11日に出馬表明。自民党に公認申請したが、参院選熊本選挙区で自民系の無所属元職、坂本哲志さん(56)からも支援を得たい党の意向で認められず、必死の追い上げも届かなかった。
◇後藤さんに「保守の壁」
参院選の民主への追い風は衆院熊本3区にも相乗効果をもたらすかと思われたが、民主新人の後藤英友さん(40)に「保守王国」の壁は厚かった。
菊陽町の後藤さんの選挙事務所には民主県連幹部らが詰めかけた。相手候補の当選の報が入ると、周囲からはため息がもれた。後藤さんは「手応えはあったが票につながらなかった」と悔しさをにじませた。
民主への追い風は保守色の強い3区でも予想以上だった。年金問題や社会保障負担、住民税などの相次ぐ引き上げへの反発は強く、後藤さんは「次の衆院選は1年以内にあると思う。今日から新たなるスタートを切る」と語った。
だが、自民系無所属候補同士が激しく票を奪い合う中、保守層に深く浸透するまでには至らなかった。
==============
坂本哲志(さかもと・てつし) 56 無元(2)
学校法人青照学舎専務理事▽社会福祉法人双友会理事▽熊本大津リトル・シニアリーグ理事長▽県日本拳法連盟会長▽県養蜂組合会長[歴]熊本日日新聞記者▽自民党県議団政策審議会長▽衆院経済産業委員▽中大
毎日新聞 2007年7月30日
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2007/08/08(水) 07:33:27
激震:’07ダブル選くまもと/下 衆院3区補選 「分裂」で残る火種 /熊本
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kumamoto/archive/news/2007/08/02/20070802ddlk43010487000c.html
「相手候補の背後には、いろんな思惑で選挙をしている人たちがいる。しかし、利権政治はもう終わりにしなければならない」
自殺した松岡利勝前農相と2回、衆院熊本3区で激戦を展開した無所属元職の坂本哲志氏(56)は補選投票日間近の7月26日、合志市の決起集会で声を振り絞った。松岡後援会が支援する無所属新人、荒木義行氏(49)の追い上げに危機感を感じ「松岡派との最終決戦」と訴えた。
参院選への影響を恐れてた自民党が分裂した3区補選。坂本氏は「松岡氏がいない今回は政策を訴えなければならない」と選挙前に話したが、結局は政策より対立型選挙になった。小国町の集会では坂本派県議から「坂本氏支援の県議が増えた。国政に坂本氏を送ってもらえれば阿蘇でできないことはない」と勢力争いを助長するような発言も飛び出していた。
一方の荒木氏。女性支持者らで作る「新しい風の会」を前面に刷新を訴えた。松岡前農相支持者に配慮してか「政治とカネ」への言及を避けた。荒木氏擁立で活発に動いた松岡後援会は表だった動きを控えた。出陣式や決起集会でも後援会長の今村輝昭・南阿蘇村長がマイクを握ることはなかった。
だが陣営の本音は「松岡票」頼りだった。それが出遅れもあって浸透できなかった。毎日新聞の出口調査によると、前回松岡前農相に投票した人のうち荒木氏に入れたのは半分に満たない。
「松岡票」が勝敗を分けた選挙は、自民党に暗い影を落とす。坂本氏は当選後「地域の発展のために3区が一体となる必要がある」と話すが、前途は多難だ。荒木氏の転身で実施される合志市の県議補選は候補一本化がかなわず、複数候補が立候補の意向を示す。坂本、荒木派の対立構図となる懸念が出ている。
こうした中、参院選の追い風に乗って健闘した民主新人、後藤英友氏(40)は、落選の翌朝から街頭に立ち、衆院選に向けた活動を始めた。後藤氏は「政治とカネの問題も追い風だったが、2人が無所属候補で自民対民主の対立構図を作れず支持につなげられなかった」と悔しさをあらわにした。坂本氏は自民に復党する見通しだ。次は自民との争いが鮮明になると見る後藤氏は「個人後援会を整備し雪辱を期す」と、3区での議席獲得を目指す。(この連載は笠井光俊と山田宏太郎が担当しました)
毎日新聞 2007年8月2日
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/06(日) 00:08:57
岩国市長選、自民党の福田良彦・衆院議員が出馬表明
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080105i303.htm
米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)への空母艦載機移駐問題を巡り、移駐に反対する井原勝介・前岩国市長(57)の辞職に伴う市長選(2月10日投開票)に、自民党の福田良彦・衆院議員(37)(山口2区)が5日、無所属で立候補することを正式に表明した。
市長選は、再選を目指す井原氏と、条件付きで移駐を容認する市議や経済界などが推す福田氏との一騎打ちとなる見通し。
また、福田氏の出馬に伴う衆院山口2区の補欠選挙は4月27日に行われる。2005年の衆院選で福田氏に敗れ、比例中国ブロックで復活当選した民主党の平岡秀夫衆院議員(53)が5日、同補選への立候補を表明した。
(2008年1月5日19時59分 読売新聞)
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/06(日) 00:15:23
衆院補選 平岡氏立候補の意向 N山口
衆議院山口2区の現職の衆議院議員が、来月行われる岩国市の市長選挙への立候補を表明したことを受けて、前回の衆議院選挙で山口2区の小選挙区で敗れ、比例代表で復活当選した民主党の平岡秀夫議員が、選挙区の補欠選挙に立候補する意向を示しました。
衆議院山口2区では、自民党の現職の福田良彦議員が5日、来月行われる岩国市長選挙への立候補を表明したため、ことし4月に、補欠選挙が行われる公算が強まっています。
これを受けて平岡氏は5日夕方、岩国市内で記者会見し、「補欠選挙は、次の衆議院選挙の結果を占う重要な選挙になる。ここで民主党の議席を一つでも増やし政権交代に向けての流れを強めたい」などと述べて、補欠選挙に立候補する意向を示しました。
平岡氏は53歳。
旧大蔵省の職員を経て、平成12年の衆議院選挙で初当選し、前回、平成17年の衆議院選挙では、小選挙区で落選したものの、比例代表で復活当選し、現在3期目を務めています。
岩国市長選挙への立候補に伴って現職の福田氏が議員を辞職した場合、衆議院山口2区の補欠選挙は、ことし4月27日に投票が行われる見通しです。
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/06(日) 16:26:48
選挙:衆院補選・山口2区 民主・平岡氏が立候補へ 「政権交代へ役割果たす」
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20080106ddp041010005000c.html
山口県岩国市の出直し市長選(2月10日投開票)に5日、地元・山口2区選出の自民党衆院議員、福田良彦氏(37)が出馬表明した。これを受け、前回(05年)衆院選で敗れ復活当選した民主党の平岡秀夫衆院議員(53)=比例中国=は5日夕、岩国市で会見し、2区補選に立候補する意向を表明した。平岡氏は党本部の了承が得られ次第、正式に出馬表明する。
平岡氏は会見で「次期総選挙を占う非常に大事な選挙。政権交代に向けて大きな役割を果たしたい」と述べた。
また、岩国市長選の争点となる米空母艦載機部隊移転を「米軍再編の中での必要性と市民の不安に対する説明責任が果たされていない」とし、移転反対派の前市長、井原勝介氏(57)に政策面で同調する姿勢を示した。
◇福田氏後継候補、自民県連調整へ
一方、自民党県連では、2区内の県議が4日、福田氏の後継候補を協議。今後、県連幹部を中心に党本部と調整することになった。既に林芳正(46)、岸信夫(48)両参院議員(いずれも山口選挙区)らの名が浮上しているが、岩国市長選の勝敗を見極める必要もあり、候補選定に時間が掛かる可能性もある。
毎日新聞 2008年1月6日 西部朝刊
821
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/06(日) 22:58:03
再編の是非:出直し岩国市長選 県選出の国会議員「まずは市長選に全力」 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080105ddlk35010322000c.html
◇衆院補選問題で見解
県選出の国会議員は4日、県庁にあいさつ回りに訪れて記者会見し、岩国市長選に連動する見通しとなった衆院山口2区補選問題に見解を述べた。
岸信夫参院議員は「ここまで追い詰められる前にご本人に決断いただきたかった。(辞任は)無責任だ」などと井原勝介・前岩国市長を批判。福田良彦衆院議員が市長選に出馬した場合、2区補選への自身の出馬の可能性については「私がどうこう言う立場にも、またタイミングにもない」と答えるにとどまった。
林芳正参院議員も2区補選への待望論があることについて「昨年、参院議員として県民の負託を受けたばかりで、それに応えていくことが基本だ。その中で、いろいろな声があれば耳を傾けていく姿勢が必要だと思う」と述べた。
河村建夫衆院議員は「市長選に勝てば(衆院補選の)道は開ける。党としてもそんなに簡単に決められる問題ではなく、まずは市長選に全力をかけて勝たねばならない」と述べた。
一方、山口2区で前回は福田氏に敗れ、比例で復活当選した民主の平岡秀夫衆院議員は、補選への出馬に意欲的。5日に会見し、態度を表明する見通し。【住田里花】
〔山口東版〕
毎日新聞 2008年1月5日
822
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/07(月) 23:22:31
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20080107ddlk40010234000c.html
◇4月に補選実施、自民後継に注目−−山口2区
前回選を588票差で辛勝した自民の福田良彦氏(37)が、岩国市長選に出馬。衆院の解散がなければ、4月に補選となる。前回選で福田氏に敗れ、比例で復活した民主の平岡秀夫氏(53)も5日、補選に出馬する意向を表明。共産は候補擁立を見送る方針で、自民の後継候補が誰になるかが注目される。
補選には、これまで河内山哲朗・柳井市長らの名が浮上。一方で2区では、過去に自民の現職参院議員を擁立しようという動きがあり、万一出馬することになれば、10月に参院補選と、“ドミノ選”になる可能性も出ている。【大山典男】
毎日新聞 2008年1月7日
823
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/08(火) 17:51:40
選挙:衆院補選・山口2区 「政権交代へ向け、出馬で貢献」民主・平岡氏会見 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080108ddlk35010221000c.html
民主党県連代表の平岡秀夫衆院議員は7日、県庁で記者会見。衆院山口2区補選への出馬について「(自民が大勝した)前回の『郵政民営化選挙』の影響がどの程度残っているか確認したいし政権交代へ向け貢献したい」と語った。
平岡議員は衆院山口4区にも触れ「最後まで擁立に向け、努力したい」と述べた。候補予定者はいたが党本部との調整がうまく行かなかったという。
岩国市長選については「(県連としては)自主投票」とした上で「私個人としては『国は地方に約束したことを守るべきだ』と主張する人でなければならないと考えている」と語った。
〔山口版〕
毎日新聞 2008年1月8日
824
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/01/10(木) 02:19:35
選挙:衆院補選・山口2区 柳井市長「要請あれば慎重に対応」 /山口
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080109ddlk35010650000c.html
柳井市の河内山哲朗市長は8日、福田良彦・自民党衆院議員の岩国市長選への立候補に伴い4月に実施される衆院山口2区補選について「私の名前が候補者に上っていると承知している。政治的な問題で(立候補が)『絶対ある、絶対ない』と言える立場にない」と述べた。年頭会見で記者の質問に答えた。
河内山市長は05年夏の前回衆院選で、自民からの山口2区への出馬要請を断った。補選では現在「要請はない」としながらも「あらゆる可能性を否定できない。(要請があれば)慎重に真剣に考える」と語った。【近藤聡司】
〔山口版〕
毎日新聞 2008年1月9日
825
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/03(日) 01:09:30
山口2区補選に「勝てる人」 '08/2/3
--------------------------------------------------------------------------------
自民党山口県連は2日、支部長・幹事長会議を山口市内のホテルで開き、4月27日に投開票される衆院山口2区の補欠選で「確実に勝てる候補を擁立する」などの方針を示した。
県内の104各支部から約160人が出席。河野博行会長が、党所属の前衆院議員福田良彦氏が岩国市長選に立候補することに触れ「全支部を上げて応援していただきたい」と訴えた。長谷川忠男幹事長が福田氏の辞職に伴う衆院山口2区の補欠選について「次期総選挙の前哨戦となる極めて重要な国政選挙。確実に勝てる候補を擁立し、県連をあげて必勝を期したい」と強調した。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802030016.html
826
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/03(日) 15:56:04
再編の是非:出直し岩国市長選 自民県連会長、井原氏支持者を障害者に例え /山口
自民党県連が2日、山口市内で開いた支部長・幹事長会議で、あいさつに立った河野博行会長(79)は岩国市長選の情勢に触れ、視覚障害者を指す言葉を用いて不適切ともとれる発言をした。
井原勝介・前岩国市長の市政運営を批判。立候補予定の井原氏の支持者を視覚障害者、福田良彦・前衆院議員の支持者を健常者に例え、現状は視覚障害者が多いという趣旨の内容。その上で福田氏への全面支援を呼びかけた。
井原市政ついては「国や県の方策とことごとく異にしている。市議会の大多数の意見や良識ある市民の意見を無視しており、失われた10年と言われている」などと批判した。
河野氏は県議を8期務め、昨年引退した。
井原氏の後援会の粟屋司事務局長は「発言の趣旨がよく分からない。岩国市民のことを言っているのだとしたら、市民を愚ろうすることになるのではないか」と話した。
◇
自民党県連の支部長・幹事長会議は、岩国市長選で県連を挙げて福田氏を支援するなど今年の活動方針を確認した。福田氏辞職に伴う衆院山口2区補選は「確実に勝てる候補を擁立し、必勝を期する」とし、知事選と次期衆院の県内4選挙区での「完勝」を掲げた。【住田里花】
〔山口東版〕
毎日新聞 2008年2月3日
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080203ddlk35010294000c.html
827
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/04(月) 01:48:41
岩国市長選:衆院山口2区補選にらみ自民、民主ともに思惑
米軍再編に伴う米空母艦載機移転の是非を問う山口県岩国市の出直し市長選が3日告示されたが、自民、民主両党とも表向きは「地元任せ」の構えだ。しかし一皮めくると、前自民党衆院議員、福田良彦氏の市長選出馬に伴う福田政権発足後初の国政選挙、衆院山口2区補選(4月27日投開票)をにらんだ思惑がのぞく。
「岩国で負けて衆院2区でもやられると山口は総崩れ。どうかよろしく」。1月下旬、山口県選出の自民党国会議員が東京・永田町の議員会館で、支持団体に片っ端から電話をかけた。
山口2区は05年の前回こそ福田氏が辛勝したものの、それ以前は自民候補が2回連続で民主党の平岡秀夫氏に敗れた。その平岡氏は既に補選に立候補を表明している。
自民党は、市長選での幹部らの応援が基地問題の争点化につながり、前市長の井原勝介氏側に有利に働きかねないと見る。悩んだ末、党選対は先の大阪府知事選で圧勝した橋下徹氏のビデオメッセージ応援などで盛り上げを図る。「補選の候補選びは市長選の結果次第」と語る自民党議員の電話作戦は、危機感のあらわれだ。
一方の民主党は、地元県議が街頭演説などを通して井原氏を「勝手連」的に支援するのに任せている。「市長選より衆院補選が重要。補選では、反対派だけでなく容認派も巻き込まなければいけない」と党幹部は語る。
井原氏に表立った支援を控えるのは「米軍再編の是非であまり明確なメッセージを出すのはどうか」(党幹部)との配慮から。「基地問題を争点にしたくない」との思惑は自民党と一致している。【上野央絵】
毎日新聞 2008年2月3日 17時57分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080204k0000m010022000c.html
828
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/11(月) 00:51:56
福田氏勝利で米軍再編に弾み 岩国市長選
2008.2.11 00:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080211/stt0802110028001-n1.htm
米空母艦載機移転の是非を問う山口県岩国市長選で、前自民党衆院議員、福田良彦氏が移転反対派の井原勝介前市長の再選を阻んだことにより、3年余り膠着(こうちやく)状態だった米軍再編に弾みがつくことは確実だ。政府・与党には追い風となったが、福田氏辞職に伴う4月の衆院補選(山口2区)は福田康夫首相の半年間の政治手腕を問う中間選挙的な色彩を帯びることになりそうだ。(加納宏幸)
自民党の伊吹文明幹事長は10日夜、「わが国の安全保障と日米関係の重要性に照らしても選挙結果が持つ意味は大きい」とコメントした。
福田氏の当選により、艦載機移転問題が動き出すことは確実だ。平成17年秋の米軍再編に関する中間報告では、岩国飛行場に米軍厚木基地の艦載機59機を移し、沖縄・米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の空中給油機(KC130)12機を移す計画となっており、この移転問題が決着すれば、「普天間飛行場移設問題などがドミノ現象で動き出す可能性もある」(防衛省筋)とされる。
福田氏が福田首相と同じ町村派に所属し、国と市のパイプが太くなることも移転問題には好影響となりそうだ。
安倍晋三前首相ら山口県選出国会議員は1月中旬、党本部に集まり、艦載機移転問題を争点にしないため、国会議員は表に出ない方針を確認。合わせて水面下で地元財界への強力に働きかけを続け、告示前圧倒的に優勢だった井原陣営の切り崩しに成功したようだ。
一方、福田首相にとって初の国政選挙となる衆院山口2区補選は、20年度予算案をめぐる与野党攻防の影響を色濃く映す選挙戦となりそうだ。加えて山口県は安倍氏や高村正彦外相ら大物議員がひしめくだけに候補者選考は難航も予想される。
最有力は林芳正参院議員(47)=山口選挙区=のくら替えだ。ただ、林氏の地盤は安倍氏と同じ山口県西部であり、東部の山口2区とは地縁が薄い。
一方、岩国周辺は岸信介元首相の地盤。岸氏の孫であり、安倍氏の実弟の岸信夫参院議員(48)=同=の出馬を求める声も地元では根強い。林、岸両氏が公認を争う事態になれば、安倍氏らは板挟みとなり、思わぬ政局に発展しかねない。
また、3月15日までに林氏か岸氏が議員辞職すると衆参ダブル補選となる。16日以降に辞職すると秋の参院補選となるが、党執行部はどちらが有利か、厳しい判断を迫られることになる。
一方、民主党は前回衆院選で福田氏に敗れ、比例復活した平岡秀夫衆院議員(54)がすでに補選出馬を表明。平岡氏は過去2回自民候補を破るなど強固な地盤を持ち、艦載機移転問題が補選でも再び争点となる可能性は高い。
829
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/11(月) 02:36:37
米軍再編が進展と期待 与党、衆院補選に全力
2008年2月11日 00時23分
与党は10日、山口県岩国市長選で米空母艦載機の岩国基地移転に賛成する前自民党衆院議員の福田良彦氏が当選したことについて「与党にも、米軍再編の推進にも弾みがつく」(自民党役員)と評価、福田氏の転出に伴う4月の衆院山口2区補選に全力を挙げる方針だ。
自民党の伊吹文明幹事長は「激戦を制したことを歓迎したい。国の安全保障と日米関係の重要性に照らしても、選挙結果が持つ意味は大きい。福田新市長のもとで艦載機移転問題がコンセンサスを得て解決することを期待したい」とのコメントを発表。
古賀誠選対委員長は「勝利できて良かった。衆院解散・総選挙に向かい、1つずつ着実に結果を積み上げていくことが大事だ」と強調、補選候補者を2月中にも擁立する考えを示した。
一方、公明党の斉藤鉄夫政調会長は「前回市長選などからすればよくここまでという結果だ。与党にとっても追い風になる。ただ、まだ(賛成は)半数であり、移転などは慎重に進めたい」と述べた。
(共同)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008021001000528.html
830
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/13(水) 00:41:17
衆院山口2区が次の焦点 '08/2/13
--------------------------------------------------------------------------------
岩国市の出直し市長選の結果を受け、山口県内の各政党は一斉に、4月の衆院山口2区補欠選に向けた動きを加速する構えだ。市長選では各政党とも、「市民党」を掲げた2候補をもっぱら水面下で支援したものの、補選は衆院解散がなければ福田康夫内閣が発足して初の国政選挙。「総選挙の前哨戦」として、与野党が激突する構図が濃厚である。
党所属の前衆院議員福田良彦氏を水面下で全面支援した自民党県連は、候補者の絞り込みを主導する構え。ただ現段階で人選は白紙の状態で、月内の決定は難しいとの見方も出ている。
福田氏を支持した公明党県本部は、衆院補選に独自候補を擁立する予定はない。
一方、市長選では「自主投票」とし前市長の井原勝介氏の間接的な支援にとどめた民主党県連。補選には、前回の衆院選で敗れた平岡秀夫氏(比例中国)が既に立候補を表明し、県連も公認した。
共産、社民両党は井原氏を勝手連的に支援した。共産党は来週初めをめどに方針を出す。社民党県連合は民主党応援の可能性を示唆する。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200802130040.html
831
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/16(土) 15:57:53
山口2区補選 自民の候補者選考は難航
2008.2.15 21:08
山口県岩国市長選に当選した福田良彦衆院議員の辞職に伴う衆院山口2区補欠選挙(4月27日投票)をめぐり、安倍晋三前首相ら自民党の山口県選出国会議員と県連幹部が15日、党本部で対応を協議した。
福田康夫首相にとって初の国政選挙となるが、公認候補として有力視されていた林芳正、岸信夫両参院議員はともに出馬に難色を示しており、選考作業は難航。柳井市の河内山哲朗市長らの出馬も取りざたされたが、結論は出なかった。県連は公募実施も視野に月内にも結論を出す方針だ。
一方、民主党は前回衆院選で福田氏に敗れ、比例復活した平岡秀夫衆院議員が出馬の意向を表明している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080215/stt0802152108007-n1.htm
832
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/16(土) 16:51:21
スコープ 参院から転出 自民ジレンマ 知名度魅力もW補選イヤ 連敗なら政権に大打撃
2008年2月16日 紙面から
衆院山口2区補選
福田政権発足後初の国政選挙となる衆院山口2区補選(四月二十七日投開票)の候補者選びで、自民党が頭を悩ませている。知名度が高い地元選出参院議員の出馬を促す意見がある一方、くら替えには慎重論も根強い。今月中に候補者を選定する方針だが、調整は難航しそうだ。 (本田英寛)
衆院山口2区補選は、十日の岩国市長選で当選した福田良彦氏の辞職に伴って実施される。
民主党は二〇〇五年の衆院選で同区に出馬したが落選し、比例代表中国ブロックで復活当選した平岡秀夫氏を擁立する方針だ。
道路特定財源問題で早期衆院解散に追い込めなかった場合、福田政権に対する信を問う貴重な機会になるだけに、民主党は「大変重要な意義を持つ補選。全力を挙げて応援態勢を敷きたい」(鳩山由紀夫幹事長)と総力戦で臨む構えだ。
一方、自民党は十五日、党本部で県選出国会議員と県連幹部が協議。同県選出の林芳正、岸信夫両参院議員も含めて、候補者選定を進めることで一致した。
岸氏は会合後、記者団に「残された任期を大切にする必要がある」、林氏は「特に申し上げることはない」とそれぞれ述べた。
三月十五日までに両氏のいずれかが辞職した場合、四月二十七日に衆院補選と併せて参院山口選挙区の補選も行われる。
両氏の出馬には、反対論もある。ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率維持を含む租税特別措置法改正案の与野党攻防は、三月末にヤマ場を迎える見通し。自民党は、現在過半数割れしている参院での採決に備えて、民主党の切り崩しを進めているが、その最中に一議席でも減らすのは避けたい。
さらに、衆参二つの補選で連敗すれば、国会運営だけでなく、政権のダメージは計り知れない。参院自民党幹部は「議席が減る可能性がある冒険はやめるべきだ」と懸念を隠さない。このため、党内では、両氏のどちらかが出馬したとしても辞職を遅らせ、参院補選を秋に先送りさせる案も出ている。
「(林、岸両氏は)短期決戦に重要な知名度を持っている。しかし、参院から衆院に回ればいいというものでもない」
県連会長の河村建夫元文科相は苦しい胸中をこう説明した。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008021602087937.html
833
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/02/19(火) 02:43:33
民主・平岡氏が事務所開き…衆院2区補選「試練」
衆院山口2区補欠選挙(4月15日告示、27日投開票)に立候補を表明している民主党の平岡秀夫・衆院議員(54)(比例中国ブロック)が17日、岩国市今津町で事務所開きをした。
支援団体や後援会の幹部、同党国会議員や県議ら約120人が出席。同党の前原誠司副代表も駆けつけ、「補選は福田内閣が発足して最初の国政選挙。補選で勝つことが、日本の政治を変えるきっかけになる」と激励した。
平岡氏は「補選は私に与えられた試練。日本を変えるために、大きな意義がある」と訴え、最後はガンバロー三唱で気勢を上げた。
事務所開きの後、民主党は選対会議を開き、この事務所を補選の総合選対本部とするとともに、藤谷光信・参院議員(71)(比例)を選対本部長に選任。近く、柳井と光、下松各市に地区選対本部を置くことなどを決めた。
(2008年2月18日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20080217-OYT8T00657.htm
834
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/02(日) 01:15:53
衆院山口2区補選、山口県出身官僚で調整…自民
自民党は29日、福田政権下で初めての国政選挙となる衆院山口2区補欠選挙(4月15日告示、27日投開票)で、同区内の山口県柳井市出身で内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)を擁立する方向で調整に入った。古賀誠選挙対策委員長と山口県連幹部が29日、党本部で会談し確認した。近く山本氏に立候補を要請する。
補選は山口2区選出の自民党衆院議員だった福田良彦氏(37)=現・同県岩国市長=が辞職して岩国市長選に立候補したことに伴うもの。前回衆院選で福田氏に敗れ、比例中国ブロックで復活当選した民主党の平岡秀夫衆院議員(54)がすでに立候補を表明している。
自民党県連は2月10日の同市長選後、候補者選びを本格化。当初、山口選出の林芳正、岸信夫両参院議員のくら替え立候補を期待する声があったが、擁立に至らなかった。このため、県出身の官僚らを中心に人選を進めていた。
山本氏は東大法学部卒業後、1972年に旧建設省に入省。国土交通省住宅局長、国土交通審議官などを経て、昨年10月から現職。同県連は、長年の官僚経験や、山本氏の父親が同県議だった点などを踏まえ、絞り込んだとみられる。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/ne_08030105.htm
835
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/02(日) 01:16:59
選挙:衆院補選・山口2区 自民が候補擁立苦慮 官僚絞り込みは先送り /山口
3月1日14時1分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080301-00000147-mailo-l35
衆院2区補選(4月15日告示、同27日投開票)で、自民党が候補者の擁立に苦慮している。県連執行部が「2月中に決める」とした期限の29日、県選出国会議員と県連幹部が党本部に集まり、地元出身の官僚を中心に絞り込もうとしたが、結論は先送りになった。民主党は、前回落選し比例で復活当選した平岡秀夫衆院議員(54)が既に出馬の意向を表明。各地に事務所を開いて準備を進めるが、「相手が見えない状況」に困惑気味だ。
2区補選は、福田良彦岩国市長(37)の衆院議員辞職(1月22日)に伴うもの。自民は2月10日の岩国市長選後、候補選びを本格化させたが、県連側で一本化に時間がかかっている。
背景には地盤の問題がある。00年と03年は民主の平岡氏が連続当選。前回05年は、郵政解散後の「小泉旋風」もあって、自民の福田氏が平岡氏を588票差で破ったが、出馬表明は公示9日前と擁立までに手間取った。
加えて、岩国市長選でも、自民が実質支援した福田市長の勝利が1782票という小差だったことも事態を複雑にしている。市長選後、2区の関係者からは知名度がある林芳正(47)、岸信夫(48)両参院議員や河内山哲朗柳井市長(49)の名が浮上。しかし、両参院議員は早い段階で出馬を断り、党本部も衆参のねじれを理由に難色を示したとされる。河内山市長も28日に出馬の意思を否定した。
県東部のベテラン市議は「民主に逆バネが効く有利な状況ができた。2区は党組織が弱体化し、リスクを冒して手を挙げる人は少ない」と話す。
一方の民主は2月後半から、岩国市に総合選対本部を設けたのを皮切りに選挙態勢を整えている。県連会長でもある平岡氏は「相手が早く決まって的を絞れるほうが、陣営にも勢いがつけられるのだが……」と自民の候補選びを注視している。【衆院補選取材班】
〔山口版〕
3月1日朝刊
836
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/02(日) 01:17:27
選挙:衆院補選・2区 柳井市長、出馬意思を明確にせず /山口
衆院山口2区補選(4月27日投開票)への立候補が取りざたされている柳井市の河内山哲朗市長は27日、自民党から立候補の要請があった場合、「真剣に受け止めるが、気持ちを固めているわけではない」と述べ、出馬意思の有無を明確にしなかった。河内山市長が地元紙・柳井日日新聞の取材に対し「要請があれば覚悟がある」と発言したと報じたのを受け、会見した。
河内山市長は政府の道州制ビジョン懇談会委員を務める分権改革論者。市長によると、18日に支持者らに立候補の意向を問われ「地域格差の是正、地域再生をテーマにして(選挙を通じて)発言できるのなら考えなければいけない。候補者たる覚悟がないわけではない」と答えたという。
一方、候補者選定を進める自民党県連の情勢を「聞いたところでは難航し、(一本化して)私を擁立する状況にはないようだ」と分析。さらに「3月市議会が近づき、市長本来の職に専念する比重が高まった」と述べた。28日に発表する来年度予算案については「通年予算で、市長辞任を前提とした予算案ではない」と答えた。
河内山市長は元自民党員で、厚生労働省の社会保障審議会委員も務めている。【近藤聡司】
〔山口東版〕
毎日新聞 2008年2月28日
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080228ddlk35010732000c.html
837
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/02(日) 01:18:01
衆院山口2区補選、自民が候補者選定を先送り
自民党は29日、4月の衆院山口2区補欠選挙の候補者選びを来週以降に先送りすることを決めた。党選挙対策本部は2月中の決着を目指したが、当初出馬が取りざたされた山口県選出の林芳正、岸信夫両参院議員らを擁立できず、候補者を固めきれなかった。同補選は福田政権初の国政選挙となるため、党選対は来週中にも選定作業を終えたい考えだ。(07:02)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080301AT3S2901Y29022008.html
838
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/02(日) 01:21:00
選挙:衆院補選・山口2区 自民、人選で協議
自民党の山口県選出国会議員と同県連幹部は29日、党本部で会談し、衆院山口2区補選(4月27日投票)の対応について協議した。
会談後、長谷川忠男県連幹事長は記者団に、候補者として取りざたされた林芳正、岸信夫両参院議員と河内山哲朗・同県柳井市長の擁立について「ありません」と述べ、3氏以外から人選を進めることを明らかにした。
毎日新聞 2008年3月1日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080301ddm005010045000c.html
839
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/02(日) 01:23:59
自民、内閣官房の山本氏擁立へ 山口2区補選 '08/3/1
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自民党は一日までに、岩国市長に就任した福田良彦前衆院議員の議員辞職に伴う衆院山口2区補選(四月二十七日投開票)に、山口県出身で内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)を擁立する方針を固めた。近く古賀誠選対委員長が山本氏に会い、出馬を要請する。
同補選をめぐっては、山口県選出の林芳正、岸信夫両参院議員のくら替え出馬を山口県連が要望したが、両氏が辞退していた。山本氏は旧建設省出身で、国土交通省住宅局長や国土交通審議官を歴任している。
同補選については、民主党の平岡秀夫衆院議員(比例中国ブロック)が立候補を表明している。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200803010200.html
840
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/04(火) 03:14:50
衆院山口2区、臨戦モードに '08/3/4
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福田政権下で初の国政選挙となる衆院山口2区補選(4月15日告示、27日投開票)は、与野党対決の構図がほぼ固まった。自民党が3日、立候補を要請した柳井市出身で内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)は受諾の意向。すでに立候補を表明している民主党の平岡秀夫衆院議員(54)(比例中国)との真っ向勝負となる。県内でも、両党県連を中心に臨戦態勢に入った。
自民党県連の長谷川忠男幹事長は、「党県連としても全力で必勝へ向けて努力する」と力を込めた。山本氏は5日までに山口県入りして会見し、正式に立候補を表明する見通しだ。
一方、1月5日に立候補表明した民主党の平岡氏は「持てる力を最大限に発揮する」と意気込む。10日に小沢一郎代表が岩国市入りし、平岡氏を党公認候補として会見を開く予定だ。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803040072.html
841
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/04(火) 03:21:21
衆院山口2区補選・自民山本氏擁立へ
来月15日に告示される衆院山口2区の補欠選挙、自民党は県出身の官僚に白羽の矢を立てました。柳井市出身で内閣官房・地域活性化統合事務局長の山本繁太郎さんを擁立することを決めました。自民党はきょう党本部に山本さんを呼んで衆院山口2区の補欠選挙への出馬を要請しました。=出馬要請を受けた内閣官房地域活性化統合事務局長山本繁太郎氏「まことにありがたい、もったいない話としてなんとかして地元のご要請にこたえたいという姿勢できちんと検討したうえでおこたえしたいと思っています」=山本さんは一両日中に判断するとしましたが出馬は確実で、近く県内で正式に表明する予定です。山本さんは、柳井市出身の59歳。東京大学法学部を卒業後当時の建設省に入り、国土交通省の住宅局長などを歴任しました。自民党県連では福田岩国市長とも連携できる人を選んだとし、全力で選挙戦に取り組むことを確認しました。一方、民主党も比例中国の平岡秀夫衆院議員がすでに立候補を表明しています。=民主党・平岡秀夫氏「「選挙に強いお役所出身の方でありますから、どんなことがこれから起こってくるか、非常に私としては警戒心を持ちながら、自分なりの最大限の努力をしていくと」=
http://www.tys.co.jp/news/news.html
#0005
842
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/10(月) 01:38:17
選挙:衆院補選・山口2区 共産は自主投票 県委総会で確認 /山口
共産党県委員会は8日、総会を開き、4月27日投開票の衆院山口2区補選に自主投票で臨むことを確認した。10日の県常任委員会で正式決定する。
党本部は昨年9月、全小選挙区での候補者擁立方針を転換し各都道府県委員会の判断に委ねることを決めた。関係者によると、県委員会はこれを受け、2区補選に独自候補を立てず次期衆院選の比例代表中国ブロックの議席獲得に傾注する。
〔山口版〕
毎日新聞 2008年3月9日
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080309ddlk35010344000c.html
843
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/10(月) 23:39:49
衆院山口2区補選 自民と民主一騎打ち '08/3/10
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▽共産は自主投票
衆院山口2区補選で、民主党の平岡秀夫衆院議員(54)=比例中国=が十日、小沢一郎代表とともに山口県岩国市内で記者会見し「総選挙の前哨戦として、山口から日本を変えるという気持ちで戦う」と正式に出馬表明した。
また共産党山口県委員会は十日の常任委員会で独自候補擁立を断念し、自主投票とすることを決定。平岡氏と、既に自民党公認で出馬表明した前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)の一騎打ちとなる公算が大きくなった。
平岡氏は米軍岩国基地の艦載機移転問題について「国のやり方は地方自治と相いれない考え方だ。『アメとムチ』の政策をやめさせる」と訴えた。
補選は岩国市長選に初当選した福田良彦市長(37)の衆院議員辞職に伴い実施。四月二十七日に投開票される。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200803100278.html
844
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/11(火) 01:49:01
衆院2区補選 共産票の行方注目 県委員会が自主投票決定 候補見送り 戦後初
福田政権下で初めての国政選挙となる衆院山口2区補選(4月15日告示、27日投開票)への対応で、共産党県委員会(山本丈夫委員長)が独自候補の擁立を見送り、自主投票とする方針を10日の県常任委員会で決めたことで、2005年の前回衆院選山口2区で同党公認候補が獲得した1万3499票の行方が注目されている。
同日、県庁で記者会見した山本委員長は、候補擁立の見送りについて、次期衆院選で山口1区と比例中国の重複候補で戦う方針を決めていることに触れ「(通常選挙で2区は擁立しないのに)補選で擁立するのは不自然」と説明。「山口県の共産党の現状や力量を熟慮し、次期衆院選での議席獲得に力を集中する」と述べた。同党県委員会が県内の国政選挙で候補擁立を見送ったのは戦後初めて。
同補選には、自民党が擁立した前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)と、衆院議員で民主党県連代表の平岡秀夫氏(54)=比例中国=の2人が立候補を表明。連立政権を組む公明党県本部は山本氏の支援に前向きだ。一方、社民党県連合は平岡氏の支援を決めている。
共産党県委員会が自主投票としたことで、同補選は「自民対民主」の対決構図が鮮明になった。それだけに同補選が接戦となった場合、2区の同党支持者の投票行動が注目される。
共産党は自公政権を米国追従・大企業優遇と厳しく批判しているが、山本委員長は「民主党も自民党の対立軸になりえていない」と憲法九条改正や消費税率アップ問題での民主党の対応を批判。民主党県連からの協力要請の可能性について、会談に同席した佐藤文明共産党県委員会書記長は「ないでしょうね」とした上で「自民党も民主党もそう変わりはない」と自主投票の構えを崩さない考えを示した。
=2008/03/11付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/yamaguchi/20080311/20080311_001.shtml
845
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/12(水) 00:24:52
選挙:衆院補選・山口2区 次期衆院選の前哨戦 党勢かけ、自VS民
◇共産独自候補見送りで
熱い選挙は第2ラウンドへ−−。民主党の平岡秀夫衆院議員(54)=比例中国=が10日、山口県岩国市で会見し、衆院山口2区補選(4月15日告示、27日投開票)へのくら替え立候補を正式表明した。この日、共産党が独自候補擁立見送りを決め、自民新人と民主現職の一騎打ちとなることが固まった。米軍再編に伴う空母艦載機部隊の岩国基地移転の是非が問われた岩国市長選を発端とする補選は、福田政権発足後初の国政選挙。今度は次期衆院選の前哨戦として全国の注目が集まる。【内田久光、渡辺創】
◇民主・平岡氏が立候補正式表明
この日の会見で、小沢一郎民主党代表と平岡氏は、終始険しい表情で補選への決意を語った。小沢代表は「参院は第1党の立場を得たが、党の『生活第一』の主張を現実の政治・行政の中で実行するには衆院で多数を占めないといけない」と強調。補選を次期衆院選に大きく影響する政治決戦と位置づけた。
平岡氏は、05年衆院選で福田良彦氏(自民)に588票差で敗れ、比例復活当選。この日は「国民の生活が第一の思いが実現されるよう努力したい。3月末で出るガソリン税など暫定税率問題の一応の結論に対して、国民が声を上げられる大きな機会だと思う」と気合を込めた。
一方、自民党は10日、福田首相(党総裁)が、国土交通省出身の前内閣官房地域活性化統合事務局長の新人、山本繁太郎氏(59)に公認証を手渡した。
自民党は当初、山口県選出の林芳正、岸信夫の両参院議員を軸に調整しただけに出遅れは否めない。古賀誠選対委員長は「すべてを懸ける意気込みで必勝を期す」と危機感を強めており、山本氏が5日、山口県議にあいさつした際も菅義偉選対副委員長が同行。全面支援をアピールしている。山本氏はこれまで「国政上もっとも重要な課題の地方再生にしっかり取り組んでいきたい」などと抱負を述べている。
同補選は2月10日投開票の岩国市長選に立候補した福田氏の辞職に伴うもの。移転容認派の福田氏は、事実上政権与党の支援を受け当選した。現在、国政補選が確定しているのは山口2区だけ。福田首相と民主党の小沢代表にとって、政局の主導権を握るためには負けられない戦いとなる。
一方、発端となった艦載機移転問題について、平岡氏はこの日、「まさにアメとムチ。そんな政策をやめさせるよう地域からしっかりと声が上げられるような役割を果たしたい」。山本氏は「国の方針を覆すのは難しいという現実から出発しないと仕事ができない。福田市長と手を携えて住民の安心安全を実現できるようやっていきたい」と述べている。
毎日新聞 2008年3月11日 西部朝刊
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20080311ddp041010014000c.html
846
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/24(月) 20:32:22
自・民本部が総力 山口補選 '08/3/24
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自民、民主両党の公認候補が激突する衆院山口2区補選で、両党の本部が職員を派遣したり、党幹部が地元へのあいさつに出向いたりと、てこ入れを強めている。4月15日告示、27日投開票の統一補選は全国で山口2区だけ。福田政権での初の国政選挙としても注目が集まる。両党本部とも「絶対に負けられない」と挙党態勢で臨む構えだ。
柳井市出身で前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)を擁立した自民党。党本部は職員1人を送り込み、今月中旬からあいさつ回りを進める山本氏に同行させる。25日からは別の複数の職員も応援に入り、選挙区に張り付く。福田康夫首相をはじめ党幹部が応援に入る日程調整など、党本部と地元をつなぐ役割を担う。自民党の衆院小選挙区は通常、地元県連が選んだ候補の公認を党本部に申請する「地元主導」が多い。ところが今回は、山口県連が党選挙対策委員会の古賀誠委員長に対し、山本氏の説得を依頼。最終的には党本部の責任で候補者が決まるという異例の展開だった。
一方、2005年の衆院選で自民党前職に敗れた民主党の平岡秀夫衆院議員(54)=比例中国=も党本部のバックアップで雪辱を期す。岩国市で立候補を表明した10日の記者会見には、小沢一郎代表が国会日程の合間を縫って同席し「全面的に支援したい」と言明。「総選挙を近いうちに迎えると思うので、前哨戦として何が何でも支持をいただきたい」と訴えた。党本部は既に岩国市内にある2区総支部の事務所に職員3人を派遣。国会情勢が絡むものの、鳩山由紀夫幹事長、年金問題に取り組む長妻昭衆院議員らが地元入りする方向で日程調整を進める。
【写真説明】写真左=自民党県議団の会合で、山本繁太郎氏(左から2人目)への応援を呼び掛ける党本部選挙対策委の菅副委員長(左) 写真右=民主党の記者会見で、平岡秀夫氏(左)の公認決定を発表する小沢一郎代表
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200803240006.html
847
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/03/31(月) 14:26:43
山口2区 ガソリン決戦 衆院補選 法案の行方左右
2008年3月31日 朝刊
福田政権発足後初の国政選挙となる衆院山口2区補選(4月27日投開票)が「ガソリン決戦」の様相を帯びてきた。選挙結果がガソリン税(揮発油税など)の暫定税率を維持する租税特別措置法改正案の行方に影響を与える可能性が高いためだ。 (新開浩)
民主党がガソリン値下げのため同改正案の採決を引き延ばした場合、与党は参院送付後六十日で否決とみなして、衆院で三分の二以上での再可決が可能になる憲法の規定を適用し、ガソリン価格を元に戻す方針。再可決ができるのは、選挙直後の二十九日以降だ。
ただ、与党には「民主党は選挙戦を有利に戦うため、四月二十四、二十五日ごろに否決し、投票日直前に再可決させようとするのではないか」との見方もある。
民主 値下げが民意と圧力
選挙戦は、民主党現職の平岡秀夫氏(比例代表中国ブロック)と自民党新人で元内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏による一騎打ちとなる公算。山本氏が勝てば、与党は再可決の大義名分にできると期待する。しかし、平岡氏が勝てば、野党が「民意はガソリン価格据え置きだ」と圧力を強めることになる。
自民 再可決の大義名分に
山口選出の自民党中堅は「福田政権の運命を賭けた戦いになる」と必勝を期す。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「補選の結果が、再可決の危険性を助長するか、除去するかに影響する。勝って再可決を阻止する」と意気込んでいる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008033102099764.html
848
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/04(金) 00:33:48
暫定税率めぐり自・民総力戦 衆院山口2区補選 '08/4/4
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▽自民勝てば再議決信任 民主直前否決も選択肢
福田政権発足後、初の国政選挙となる衆院山口2区補選(四月二十七日投開票)の告示に向けて、候補を擁立する自民、民主両党は総力戦に入った。一日で期限切れとなった道路特定財源の揮発油税の暫定税率を、政府・与党が衆院での再議決で元に戻せるかどうかを占うからだ。
同補選は自民党新人で前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)=公明党推薦=と、民主党現職で比例代表から転出する平岡秀夫氏(54)=社民党推薦=が立候補を表明している。
暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案は四日、参院本会議でようやく審議入りする。与党が衆院で再議決するためには、その前に参院の否決が必要。否決しない場合は、法案が参院に送られてから六十日が過ぎる二十九日以降に再議決が可能になる。
補選はその直前に投開票を迎える。「(暫定税率が)争点になるかは地元の人が考えること。結果が国の政策の方向に大きな影響を与えることはない」。町村信孝官房長官は予防線を張るが、現実には与党も強く意識しているのは明らか。
自民党の古賀誠選対委員長は「政局において大変大事な選挙」と言い切る。勝てば再議決に信任を得た形になるが、負ければ福田康夫首相の求心力は一気に弱まり、政権運営に大きな影響を与えかねない。河村建夫氏(山口3区)は「地方財政に穴が開くのを地元の首長らは心配している。県民も『民主党(が暫定税率廃止を言うのは)は政局のためだけ』と分かっている」と、税率復活に理解を求める構えだ。
対する民主党は「再議決は増税だ」と補選で最大の争点に据える方針だ。小沢一郎代表は「勝てば総選挙につながる」と強調し、衆参両院の全議員に現地入りを指示するなど全力で勝利を目指す。
与党との全面対決に突き進み、「ガソリン値下げ」を実現した。「選挙戦は永田町と直結している」と三谷光男氏(比例中国)。勝利して再議決できない状況をつくり、それでも与党が再議決に踏み切れば参院で首相問責決議案を提出・可決し、政権を追い込む戦略を描く。
柳田稔氏(参院広島)が「補選前に否決するのも一つの選択肢」と語るように、ヤマ場を投票日前に設定する意見もある。さらに、告示日の十五日に年金からの保険料天引きが始まる後期高齢者医療制度、政府が「公約」違反したと非難を強めている年金記録不備問題も争点にする構えだ。逆にここで敗れれば、衆院解散に追い込む民主党の戦略に誤算が生じる。「負けられない戦い」(選対幹部)と力が入っている。(山中和久)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804040105.html
849
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/04(金) 00:34:54
衆院山口2区補選 民主、政局にらみ全力 小沢氏求心力にも影響
4月3日22時26分配信 産経新聞
民主党は、衆院山口2区の補欠選挙(15日告示、27日投開票)の結果が、道路特定財源の揮発油(ガソリン)税の暫定税率の廃止、復活の是非を争点とする「事実上の国民投票になる」(幹部)とみて全力を挙げる構えだ。同補選に勝利すれば、福田康夫首相を衆院解散総選挙か内閣総辞職に追い込むための攻勢に弾みがつく。だが、敗北すれば小沢一郎代表の党内での求心力を損ないかねない。小沢氏と民主党にとって、これまでの補選以上に「負けられない選挙」となっている。(佐々木美恵)
衆院山口2区(下松、岩国、柳井市など)補選は、2月に岩国市長に初当選した福田良彦市長(37)の議員辞職に伴うもの。民主党は前回衆院選で、同区で敗れたが比例代表で復活当選した平岡秀夫氏(54)の擁立を決定した。自民党候補は、国土交通省出身の前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)で、一騎打ちとなっている。
平岡氏は当選3回。しかし、民主党が入手した世論調査では「わずか数ポイントのリード」(幹部)との結果も出ている。
「情けないなあ。現職なのに、そんなに差が付いてないとは」
小沢氏は2日夕、党本部で幹部の一人にこぼし、補選に全力を尽くすよう改めて指示した。
小沢氏はすでに3月10日に岩国市に入り、テコ入れを行っている。また、同月中旬から民主党秘書団が大量に現地に入り、選挙支援を始めた。
平岡氏も3月27日の代議士会で「ガソリン価格は下がったままなのか、それとも値段が上がるのか。その是非を問われる選挙になる。ぜひ多くの方々に応援に来てほしい」と要請した。今後も鳩山由紀夫幹事長、長妻昭政調会長代理ら幹部が次々に現地入りする。
民主党は補選に勝利して、与党が4月29日以降、暫定税率復活のための歳入関連法案の衆院再議決に踏み切ることにストップをかけたい考え。選挙戦では、年金記録の問題や、1日にスタートした後期高齢者医療制度への不満をかきたてる戦術をとっていく。
だが、もし敗北すれば与党の再議決を許し、民主党は首相への問責決議案提出も難しくなる恐れがある。さらに、昨年の大連立騒動では党内に疑心暗鬼をよんだ小沢氏も求心力が低下するかもしれない。
小沢氏が平成18年4月に代表になって以来、衆参の国政レベル補選は、2勝3敗。「局地戦の補選は総力戦となり、与党が有利になる」(民主党幹部)のが通り相場だ。
衆院千葉7区補選は、直前の「永田メール事件」で前原誠司氏が代表を引責辞任したのを受け、小沢氏が代表に就任した直後のタイミングだった。しかし、この補選の勝利で「やはり小沢氏は選挙に強い」と、求心力を一気に高めた。それから2年後の今回の補選も、小沢氏にとって手腕が問われる戦いとなる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080403-00000954-san-pol
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片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/10(木) 00:30:54
福田首相カヤの外…就任後初の国政選挙も応援オファーなし
支持率低下が止まらない福田康夫首相(71)が、衆院山口2区補選(27日投開票)の応援オファーを受けていないことが8日、分かった。15日の告示へ向け自民候補の陣営には、安倍晋三前首相や高村正彦外相ら大物議員が駆けつける予定だが、首相の山口入りは今のところなし。「来てマイナスという側面もなくはない…」と陣営側では、今後も応援を要請するつもりはないという。首相就任後初の国政選挙を福田首相は、リング外から観戦することになりそうだ。
自民候補・山本繁太郎氏の党決起集会が行われる11日には、安倍前首相や高村外相、増田寛也総務相らがぞくぞくと山口に入る。大物閣僚だけでなく、平沢勝栄衆院議員や山本一太参院議員などメディアでおなじみの議員も駆け付け“総力戦”の様相だ。伊吹文明幹事長の応援もスケジュールに入っている。
だが、応援の政治家リストに肝心の名前が載っていない。「首相は忙しい方ですから…」と山本陣営は遠慮を強調するが本音は別のところにありそうだ。福田内閣は、ガソリン税などの暫定税率をめぐるドタバタなどで支持率が急降下中。「危険水域」とされる20%台に突入している。同陣営では「今、政界が微妙な状況。(福田首相が応援に)来てマイナスという側面もなくはない」と明かした。
「国政選挙の応援に首相が呼ばれないのは極めて異例」と話すのは政治評論家の浅川博忠氏。06年4月の衆院千葉7区補選では、当時の小泉首相と民主党の小沢代表が応援に入ったように、特に補選は各党が戦力を集中して投入する。「しかも福田首相にとって初めての国政選挙なのに。応援に呼ばれなかった首相は女性スキャンダルで失脚した宇野宗佑氏、失言を連発した森喜朗氏くらいですね」
一方で浅川氏は「山口が地元の安倍氏と福田首相の不仲が、地元でも尾を引いているのでは」ともみる。「福田首相が官房長官時代に安倍氏は副長官。北朝鮮拉致問題をめぐり両者は対立したとされ、相互不信が残っている」という。安倍氏も07年の参院選で首相として惨敗した“実績”があるが山本陣営では「それは済んだ話ですから。やっぱり山口は安倍さんの地元です」と気にしない意向だ。
「補選で山本氏が大差で負けるようだと“福田降ろし”の風が本格的に吹くかもしれない」と指摘する浅川氏。そんな自身にとっての大一番も、福田首相は蚊帳の外から見つめることになるのだろうか。
(2008年4月9日06時01分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080409-OHT1T00100.htm
851
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/10(木) 13:08:09
小沢民主がまた不同意/首相との対決姿勢鮮明に
民主党の小沢一郎代表は九日、日銀副総裁に渡辺博史前財務官を起用する政府人事案に参院で「ノー」を突き付け、今国会初の党首討論でも福田康夫首相との対決姿勢を鮮明にした。倒閣も辞さない構えで、昨年秋の大連立騒動で生じた疑心暗鬼を完全にぬぐい去り、九月の代表選に向け求心力を高める狙いもあるとみられる。ただ、党内では渡辺氏容認論が大勢だったため、参院議員三人が造反するなど小沢体制にほころびもみえ、“剛腕”への「不満のマグマ」(若手)も熱を帯び始めた。
▽原則重視
「大蔵(現財務)省が必ずポストを占める既得権益になっている」。小沢氏は党首討論で、日銀副総裁人事案への不同意の理由を尋ねる首相に語気を強め、政策協議の呼び掛けにも応じなかった。
小沢氏は、首相が日銀正副総裁への大蔵、財務省出身者起用をあきらめないことに業を煮やしていた。小沢氏周辺は「渡辺氏容認論は何回も反対したくないという話だろうが、『天下り禁止』原則の筋が通らない」と解説する。
「ハプニングはいつでも起こり得る」。三日夜、連合千葉幹部との懇親会で小沢氏は福田政権が行き詰まり、衆院解散に追い込まれる可能性に言及。六日のテレビ番組では「政権が行き詰まって(次の)首相が誰になるのであれ、できるだけ早く国民の審判を仰ぐべきだ」と述べた。
内閣支持率の低迷する福田政権が衆院解散・総選挙に打って出ることもできず倒れたら、次の政権も徹底的に追い込み、早期の衆院選で政権交代へ−。小沢氏には、日銀人事で首相に甘い対応をする選択肢はなかった。
気掛かりだったのは参院での造反。執行部は票読みに力を入れ、八日夜の役員会前に小沢氏が輿石東参院議員会長に確認し、輿石氏が自信を見せたため渡辺氏不同意を決めた。結果的に参院での造反は三人に抑えた。
▽トップダウン
「ありがとう」。八日夜の役員会後、小沢氏は鳩山由紀夫幹事長を代表室に招き入れ、その手を強く握り締めた。
鳩山氏は、日銀人事で不同意を続けるのは党のイメージダウンにつながると判断し、渡辺氏同意で党内をまとめようと奔走していた。だが「『天下り禁止』と言ってきたことと整合性が取れない」と譲らない小沢氏の前に最後は折れた。
八日の財務金融部門会議、同意人事検討小委員会では渡辺氏容認論が大勢だった。反小沢系の中堅議員は「かつて小沢氏が率いた旧自由党と異なり民主党は二百人以上の議員がいる。トップダウンではなく積み上げ方式で決定するのが文化だ」と漏らす。
これに対し小沢氏は九日の記者会見で「組織のプロセスを経て決めるのが当たり前だ」と役員会決定に従うのは当然との認識を示し、不満の声をけん制した。
▽大波
小沢氏にとって次のハードルは二十七日投開票の衆院山口2区補選だ。与党は、揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案の衆院再議決を四月末にも行う構えで、自民、民主両党の公認候補が激突する補選の勝敗は国会攻防に影響を与えかねない。民主党が敗北すれば、小沢氏への不満が一気に噴き出し、九月の代表選にも黄信号がともりかねない。「日銀人事で党内にしばらくさざ波は立つが、補選で勝てば収まる。負ければ大波だ」。小沢氏周辺は危機感をあらわにした。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/danmen/danmen2008/0409.html
852
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/11(金) 01:49:00
衆院山口2区補選 自民、民主が総力戦
2008年4月10日 21:53 カテゴリー:政治 九州・山口 > 山口
福田政権下で初の国政選挙として注目される衆院山口2区補選(15日告示、27日投開票)は、自民党新人で前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)=公明推薦=と、比例代表(比例中国)から転出する民主党衆院議員の平岡秀夫氏(54)=社民推薦=の一騎打ちとなる見通しだ。選挙結果は揮発油税など道路特定財源の暫定税率復活の行方に影響を与えるのは必至。それだけに両党は告示前から大物や看板議員を投入、総力戦を展開している。
山本氏は地元出身だが、立候補表明が3月上旬と出遅れ、知名度不足の感も。このため党本部の菅義偉選対副委員長は「絶対に負けられない」と挙党態勢を強調する。
11日の総決起集会には安倍晋三前首相、増田寛也総務相らが、告示日には伊吹文明幹事長が入る予定。さらに麻生太郎元外相、小池百合子元防衛相、野田聖子元郵政相、古賀誠党選対委員長らが続く予定だ。
10日、山本氏は米軍岩国基地(山口県岩国市)の民間空港再開を求める県の政府要望に同行して上京。代わりに片山さつき衆院議員が女性約100人を集めた同市内の集会に出席。「山本氏は地域に活力を与える先導役のプロ」と支持を訴えた。
一方の民主党も同補選を「政権交代を担う総選挙の前哨戦」(小沢一郎代表)と意気込む。
1日には岡田克也副代表が来援し、小沢代表も11日、3月10日に続いて2回目の2区入りをし、党としての姿勢を示す。さらに鳩山由紀夫幹事長、ミスター年金こと長妻昭衆院議員も告示前に駆けつける予定。告示日には菅直人代表代行が入り、選挙期間中も党幹部を派遣する方針だ。
平岡氏は10日、同県柳井市の離島・平郡島に渡り、暫定税率問題や年金改革に関連して「山口2区から日本を変えよう」と有権者に訴えた。
山口2区は、中選挙区時代に岸信介、佐藤栄作両首相を生んだ「保守本流発祥の地」(県議)。中心部の岩国市では、岩国基地への空母艦載機移転の是非を問う市長選が2月にあり、与野党の代理戦争を自民党前衆院議員が小差で制した。今回は「道路国会」の代理戦争の様相を呈している。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/15514
853
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/11(金) 03:33:03
ポスターに首長 波紋
2008年04月10日
福田政権発足後、初の国政選挙となる衆院山口2区補選(27日投開票)は、15日の告示まで1週間をきった。自民新顔の山本繁太郎氏(59)と、民主現職の平岡秀夫氏(54)=比例中国=が立候補を予定。道路や年金を巡り、自民と民主の攻防が続く中、選挙結果は政権選択をかけた次期総選挙への試金石となる。両氏は選挙区をあわただしく走り回り、党の応援も本格化してきた。
■集会・演説、フル回転
山本氏は今回の補選のために、3月初めに内閣官房地域活性化統合事務局長を辞めた。自民県議や市議が紹介する住民宅や公民館などでのミニ集会を重視。官僚時代の経験を生かし、中山間地域や離島を抱える2区の地方再生を訴える。
岩国市の事務所には、党の選対スタッフや国会議員の秘書らが常駐、告示に向け準備に忙しい。10日は片山さつき衆院議員、11日は山本一太参院議員らテレビでもおなじみの顔が選挙区入り。県選出の安倍前首相や高村外相も応援に入る予定だ。
平岡氏は街頭演説やミニ集会で道路特定財源や年金の問題を中心に取り上げ、「日本の制度、政策が行き詰まっている。政権交代をしてこうした状態を打破しないといけない」と訴える。道路問題で福田首相が09年度からの一般財源化を掲げたことにも「今の政権では見直しはできない」と主張する。
党本部からも若手、中堅議員を中心に続々と選挙区入りする。12日は鳩山由紀夫幹事長の街頭演説、13日は年金問題を追及してきた長妻昭衆院議員による街頭演説も予定している。
15日告示の衆院山口2区補選を控え、立候補を予定する自民新顔の山本繁太郎氏(59)のポスターが波紋を広げている。2区管内の首長と山本氏の2人、県内選出の自民党参院議員を加えた4人の顔と名前が並んでいるからだ。山本氏の知名度アップのための陣営の戦略だが、政党とは距離を置くことが多い首長の起用はまれだ。国交省出身の山本氏ということもあり、国の露骨な圧力ともとられかねない戦術に、民主現職の平岡秀夫氏(54)の陣営は首をかしげる。
854
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/11(金) 03:33:43
■自民の候補予定者陣営
知名度向上作戦「圧力」と批判も
岩国市の国道2号沿い。福田良彦市長、林芳正、岸信夫両参院議員に加え、山本氏の顔写真と名前が入ったポスターが目につく。
3月中旬、岩国市内で開かれた自民党の会合。福田市長は旧知の山本氏を「地方の時代という意味からも最高の候補者」と持ち上げた。ポスターへの登場は「写真を下さいと言われ応じた。岩国市民のためにしっかりと働いてくれる人を選びたい」とさらり。
山本氏の出身校がある柳井市。河内山哲朗市長(今回の補選に自民候補として取り沙汰)は3月下旬、自民党県連の長谷川忠男幹事長から協力を求められた。「地元ということで頼んできたのだろう。山本氏とは地域再生への考えもほぼ一致しているので引き受けた」
一方、平生町の山田健一町長は3月下旬、「特定の党のポスターには写れない」と断った。山田町長は、過去に政党公認で国政選挙に出馬したことがある(96年の総選挙に民主党公認で山口2区から)が、現在は「町民党」として無所属の立場。同じ要請が平岡氏陣営からあっても断るという。
■ ■
過去3回、2区で衆院選を戦った平岡氏に対し、山本氏は初の選挙。高卒後上京し、地元での知名度不足は否めない。「ポスター作戦」は住民に身近な首長と並ぶことで知名度アップを狙ったものだ。自民党県議は「首長だって山本さんに世話になっている。恩返しだ」と話す。
井川成正市長と並んだポスターが国道沿いなどに設置された下松市では、6日告示の市長選前にポスターを張り直す「騒動」が起きた。井川氏の市長選での選挙活動とみなされ、公選法に触れる可能性が出たためだ。5日、山本陣営は約300枚のポスターをいったんはがした。同法で告示日後は候補者の顔写真入りポスターは決まった掲示板にしか張れない。その市長選は同氏の無投票当選が決定。山本陣営は7日に早速、ツーショットポスターを張り直した。
■ ■
こうしたなりふり構わないともとれる戦略に平岡氏陣営は穏やかでない。民主党県連の西嶋裕作幹事長は「情けない。首長は知名度はあるが、普通は政党のポスターに引っ張り出さない。首長も自民党に肩入れしたと見られ、尾を引く」とあきれ顔。平岡氏推薦の連合山口幹部も「6市長を除き全自治体の首長から道路特定財源を維持すべきだとの署名を取ったのに似た構造」と政権与党の圧力ととらえて批判する。
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000380804100001
855
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/11(金) 11:16:24
道路財源、代理戦争 衆院山口2区補選
2008年04月11日07時04分
「補選は大丈夫ですか?」
福田首相は心配そうに自民党の古賀誠選対委員長に声をかけた。2月末、衆院本会議場でのことだ。
4月15日告示、27日投開票の衆院山口2区補選は、昨秋誕生した福田政権にとって初の国政選挙。現職だった福田良彦氏が出直し岩国市長選に転出したのに伴う補選で、民主党は「必ず議席を奪還する」(小沢代表)と年明け早々、比例中国ブロックの平岡秀夫衆院議員(54)が走り始めた。05年の衆院選こそ惜敗したものの、00年、03年は2区を制している。
自民党は出遅れていた。参院議員や地元の柳井市長らの名が浮かんでは消えた。「ねじれ国会」で福田内閣の支持率が低迷する中、政権の浮沈を占う補選にだれを……。
古賀氏は首相に旧知の官僚の名を告げた。内閣官房の地域活性化統合事務局長、山本繁太郎氏(59)。直ちに首相官邸の二橋正弘官房副長官を訪ね、山本氏擁立に向けて「仁義」を切った。
3日後、外堀を埋められ官邸に赴いた山本氏に、首相はいつにない真剣な表情で語った。「非常に大事な選挙。しっかり頼む」
■「道路なら山本」
山本繁太郎氏は1カ月前まで内閣官房に詰めていたが、もともとは旧建設官僚だ。「道路族のドン」となる古賀誠氏と縁が深まったのは80年代後半。ちょうど道路局に籍を置いていたころだった。
バブル真っ盛りで、族議員と官僚の蜜月時代。東京・赤坂の高級料亭に呼ばれた山本氏は、古賀氏らの前でふざけて座敷の鴨居(かもい)にぶら下がった。ナマケモノのまねだ。すると鴨居がガタッと外れた。山本氏は焦ったが、古賀氏は「面白いなあ」。外れた鴨居に自分もぶら下がり、座敷に落としてしまった。
山本氏は抜群の陽気さと人なつっこさで相手の懐に飛び込む「破天荒な役人」(旧建設省OB)として永田町に知れ渡った。旧建設省が国土交通省になった後、事務次官に次ぐ国土交通審議官にまで上りつめた。
補選の投開票日の2日後、ガソリン税の暫定税率を復活させる税制改正関連法案が再議決できるようになる。古賀氏ら政府・与党の幹部は再議決する構えだが、暫定税率の復活には世論の反対が根強いため、選挙の争点となることは避けたい。さすがの山本氏も「地域活性化」は訴えるものの、道路問題への発言は「議員になってから……」などと言葉を濁していた。
ただ、暫定税率の期限が切れた1日、下松市での集会では珍しく本音を漏らした。
「一般道路事業だけが借金もせずにやれたのは50年前の(道路特定財源)制度が続いてきたおかげ。2区を2週間走り回って、まだ道路整備を急がなくてはならない所がたくさんあると思った」
7日の岩国市での集会。選対幹部の県議は「道路なら山本」とばかりに声を張り上げた。
「地方には車が必要! 道路が必要なんです! 山本さんは国交省一筋。道路局にも長くいらっしゃいました」
856
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/11(金) 11:16:36
■「ここらで見直し」
3月29日に岩国市であった国道バイパスの開通式。あいさつに立った自民党の岸信夫参院議員や福田良彦・岩国市長らは「道路はつながらなければ意味がない」などと、口々に道路特定財源や暫定税率の維持を訴えた。
だが、民主党の平岡秀夫氏だけはとうとうと制度の沿革を説明し、反論した。
「ここらで見直さないといけないのではないか」
平岡氏も官僚出身だが、その歩みは山本氏とは対照的。旧大蔵省から内閣法制局を経て、40代半ばで国税庁課長を辞め、政界に。憲法や法律に詳しいだけでなく、理屈っぽい性格もあって「民主党の法制局長官」と評される。
党内「左派」とされる「リベラルの会」の代表世話人も務める。小学校の遠足で広島の原爆資料館を見学して以来、平和問題にはこだわり続けた。一方、昨年6月には、テレビ番組で少年犯罪をめぐり「悪いことをした子どもたちはそれなりの事情があったんだろう」などと語り、ホームページで「おわび」したこともあった。
その平岡氏が初めて国政に挑んだ00年に選挙応援に入ったのが、山口県宇部市生まれの菅直人代表代行。以来、2人は多くの場面で政治行動をともにしてきた。
菅氏は党内や地方組織に異論を抱えながらも、道路政局の先頭に立ち、議論をリードしてきた。古賀氏への「口撃」も激しく、古賀氏の地元、福岡県八女市の橋を視察し、「(橋や道路の建設が)道路族がいるところだけ優先されているようにも見える」と追及。名指しこそ避けたものの「道路族は国交省からエサをもらって利益を守る番犬」とののしった。
補選はさながら「古賀VS.菅」の代理戦争の様相を呈しつつある。菅氏は11日に早速2区に入る。補選は狙い通り「再議決の是非を問う国民投票」となるだろうか。
http://www.asahi.com/politics/update/0411/SEB200804110004.html
857
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/11(金) 11:16:56
民主:衆院山口補選「3人で応援に」…鳩山幹事長
民主党の小沢一郎代表と鳩山由紀夫幹事長は10日夜、東京都内で会談。失効した揮発油(ガソリン)税の暫定税率を維持するための租税特別措置法改正案の再可決の可能性や、首相問責決議案を提出するかなど、今後の政局運営について意見を交換した。衆院山口2区補選(15日告示、27日投開票)について「情勢は厳しい」との認識で一致。鳩山氏が「小沢代表、菅直人代表代行との3人でそろって選挙応援に入りたい」と要請。日程を調整することで合意した。【野口武則】
毎日新聞 2008年4月11日 2時30分
http://www.mainichi.jp/select/seiji/news/20080411k0000m010154000c.html
858
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/11(金) 17:36:17
ねじれの審判:衆院山口2区補選/上 「道路財源」批判の中
◇国交省OBは「救世主」
それは露骨な推薦の弁だった。「各省庁に知り合いがいて、ドアをたたけばいろいろな予算が出る。JRの新駅も陳情したらすぐ決まるほどだ」。衆院山口2区補選の告示まで1週間となった今月8日。山口県岩国市の山あいであったミニ集会に、自民の有力県議に伴われた山本繁太郎氏(59)の姿があった。
72年に旧建設省入省。国土交通省住宅局長などを務め、補選に出馬予定だ。集会で県議は「国とのパイプ役として仕事をやってもらう」と最大限持ち上げ、利益への期待を隠さなかった。
◇ ◇
山口県は歴代最多の8人の宰相を生んできた。自民が惨敗し、衆参ねじれをもたらした昨年7月の参院選でも、山口選挙区の自民候補は民主候補に15万票差で圧勝するなど、分厚い保守地盤がある。中でも山口2区は中選挙区時代、岸信介、佐藤栄作という宰相兄弟の地元として「保守王国」として知られたが、小選挙区が導入されると状況は一変した。
00、03年衆院選は民主の平岡秀夫氏(54)が自民候補を破り連続当選。05年の衆院選は「郵政解散」で、追い風を受けた自民の福田良彦・現岩国市長が平岡氏に競り勝ったが、差はわずか588票。「選挙に強い」と言われる平岡氏が年明け早々に補選への出馬意向を示したのに対し、山本氏の出馬表明は3月上旬にずれ込んだ。
県連幹部によると、「平岡氏に勝てる候補」として、県選出の林芳正、岸信夫両参院議員、選挙区内にある柳井市出身の山本氏らの名前が挙がった。参院議員らが固辞する中「仕事ができて地元もまとまれる」と山本氏に絞り込んだ。道路族として知られる古賀誠・選対委員長とも旧知の間柄。最後は古賀氏が出馬を働きかけた。
◇ ◇
暫定税率の引き下げでまたもクローズアップされた道路特定財源。市町村道も含めた全道路の舗装率が全国4位(93%)の山口県は、地元国会議員の政治力を背景に、その恩恵を最大限に受けてきた。道路特定財源でマッサージチェアが購入されるなど、無駄遣いの実態が次々に明るみに出る中で、陣営は山本氏を「地方の役に立つ救世主」と強調する戦術に徹する。
「岩国にはやらにゃあいけん仕事がいっぱい残っちょります。何と言っても高速交通へのアクセスを良くせんといかん」。集会を重ねる山本氏は、親近感を強調するように時に山口弁で語りかける。だが、田布施町での集会に出た農家の男性はため息交じりにつぶやいた。「今は小さい農家はつぶせという政策。1人が地域再生を叫んでも……」
* *
山口2区補選(15日告示、27日投開票)は、自民、民主両党の一騎打ちになる公算だ。ねじれ国会に苦しむ福田政権発足後、初の国政選挙は、焦点の道路特定財源問題が、初めて地方有権者の洗礼を受ける場でもある。政府・与党は暫定税率を元に戻すため衆院で関連法案の再可決を検討しており、補選の結果は今後の政局に大きな影響を与える。すでに前哨戦が始まった春の与野党決戦を追った。
毎日新聞 2008年4月11日 西部朝刊
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20080411ddp001010002000c.html
859
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/12(土) 02:19:23
小沢氏動く!与野党攻防の天王山、衆院山口2区補選で現地入り
4月11日21時45分配信 産経新聞
民主党の小沢一郎代表は11日、与野党攻防の天王山となる衆院山口2区補欠選挙(15日告示、27日投開票)の民主党候補支援のため、山口県岩国市などを訪れ、民主党県連や連合山口の幹部と会い、選挙態勢の強化を求めた。小沢氏の山口2区入りは3月10日以来。自民党候補の追い上げに情勢は楽観できないとみて、急遽(きゅうきょ)現地入りに踏み切った。
「非常に厳しい情勢だが、地方切り捨ての自公政治に終止符を打つため、勝つしかない気持ちで臨んでいる。総選挙を占う前哨戦であり、福田内閣への国民の審判でもある」
小沢氏は11日、山口県岩国市で記者団にこう強調した。補選の投開票日直後の29日以降、与党は揮発油税の暫定税率復活のため歳入関連法案の衆院再議決をする構え。補選に勝利した側が、衆院再議決や首相問責決議案で国会運営で有利に立つのは明らかだ。
9日の日銀副総裁人事の採決では、民主党から参院議員3人が造反した。補選で負ければ求心力低下につながりかねず、小沢氏としても一層負けられなくなっている。
同行記者団が、道路特定財源に関する政府・与党合意について尋ねると小沢氏は「ちょっと待ってください。きょうはそれで来たんじゃない。地元の皆さんの話を…」とさえぎった。
そして、「ガソリン値下げは地方ほどメリットがある。暫定税率を復活させないことは住民の関心の的だ」と「ガソリン値下げ=暫定税率廃止」が有権者にプラスだと主張し、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)も争点になるとの見方を示した。
民主党は週末の12、13日には菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長ら幹部を投入。同党国会議員にノルマを課し「4万人電話作戦」を行うなど必死だ。
補選は2月に岩国市長に当選した福田良彦市長の議員辞職に伴うもの。前回衆院選で同区で落選し比例代表で復活当選した民主党の平岡秀夫氏と、国土交通省出身で前内閣官房地域活性化統合事務局長の自民党の山本繁太郎氏の事実上の一騎打ちとなっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080411-00000951-san-pol
860
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/12(土) 04:25:36
山口2区はやヒート 安倍、小沢氏ら大物来援 '08/4/12
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十五日告示へ向け自民、民主両党の前哨戦が過熱している衆院山口2区補選は十一日、安倍晋三前首相と小沢一郎代表が応援のため相次いで岩国市入りした。福田政権発足後初の国政選挙。道路特定財源の暫定税率問題などで揺れる国政を左右する決戦として全国の注目が集まる中、「負けられない戦い」と火花を散らした。
安倍前首相は同日夕、自民党公認で立候補を予定する新人の前内閣官房地域活性化統合事務局長の山本繁太郎氏(59)とともに、JR岩国駅前商店街を練り歩いた。夜は、市民会館で約千五百人(主催者発表)を集めた総決起大会へ。高村正彦外相ら山口県選出の衆参両議員、福田良彦岩国市長らとともに壇上に並んだ。
福田康夫首相の応援ビデオで幕を開けた集会で安倍前首相は「市と県、国が組めば鬼に金棒。皆さんの力の結集を」と強調。高村外相は「(民主党は)生活でなく政局第一だ」と批判。道路特定財源の暫定税率は環境や財政面から復活すべきとの持論を展開した。
旧建設官僚の山本氏は、米軍岩国基地の民間空港再開や国道整備に意欲を見せ、「何より仕事の確保が大事。全力をかけて地方を再生する」と訴えた。
民主党の小沢代表は、同党公認で立候補を予定する現職の平岡秀夫氏(54)=比例中国=の支援に、岩国、周南両市を駆け足で回った。選対幹部や連合山口の幹部らに、「絶対に負けられない選挙だ。もう一踏ん張りしてほしい」などと、あらためて協力を要請した。夜には、入れ替わりで菅直人代表代行が岩国入りした。
取材に対し、小沢代表は「福田内閣に対する国民の審判だ」と強調。「ガソリン値下げは地方ほどメリットがあり減税になる」として後期高齢者医療制度(長寿医療制度)とともに争点に挙げ、「暫定税率の廃止や、高齢者の医療を取りやすいとこから無理やり取る制度に、国民の判断を仰ぎたい」と訴えた。
平岡氏は、岩国市の離島などで集会を開き、道路特定財源は「一般財源化して地方に配分を」と訴えた。(山口2区補選取材班)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804120068.html
861
:
片言丸
◆MACDJ2.EXE
:2008/04/12(土) 11:23:26
衆院2区補選、立候補予定2氏の前哨戦加速
福田政権下で初の国政選挙となる衆院山口2区補欠選挙は15日の告示を控え、前哨戦が大詰めを迎えている。
11日には、安倍前首相が岩国入りし、自民党新人で前内閣官房地域活性化統合事務局長・山本繁太郎氏(59)の総決起大会に出席。一方、平岡秀夫衆院議員(54)(比例中国ブロック)を擁立する民主党も小沢代表が来県し、労組幹部らと会談した。両氏の一騎打ちの公算が大きい同補選。選挙戦へ向けて加速する告示直前の動きを追った。(立候補予定者の順番は衆院勢力順)
「山本さんは地域活性化のプロ中のプロ。この選挙で誰を選ぶかは、はっきりしているでしょう」。安倍氏の声が響くと、大きな拍手がわき起こった。
岩国市民会館で開かれた山本氏の総決起大会。壇上には、安倍氏や高村外相ら自民党の有力国会議員が顔をそろえた。来賓や県議らも合わせると総勢15人に上った。
選挙戦に初めて挑む山本氏は知名度アップに懸命だ。選挙区内の柳井市出身とはいえ、国土交通省(旧建設省時代を含む)官僚として、地元を離れていた期間は約40年。立候補表明も3月5日と遅れ、山本氏は「何しろ『山本繁太郎とは誰か』という所から始まった選挙」と話す。
補選ではガソリン税など道路特定財源の暫定税率期限切れ問題が注目されそうだが、岩国市の選対幹部は「2月の市長選で当選した福田良彦市長と連携できる人を選ぶかどうか」と訴える。柳井市の後援会も「地元から初の衆院議員を」と呼びかけ、それぞれ地元の課題とのかかわりを強調する戦略が目立つ。
総決起大会で山本氏は、壇上の福田市長や国会議員と握手を繰り返し、親密ぶりをアピール。「全身全霊を込めて、(各首長を)お手伝いする。この地域を地方再生のモデルにできるよう頑張る」と力を込めた。
今後の政局への影響をにらんで危機感を強める与党は、自民党が今後も伊吹幹事長、麻生太郎前幹事長、中川秀直元幹事長ら大物を相次いで選挙区に投入する。推薦を決定している公明党も15日の出陣式に北側幹事長を送り込む予定だ。
◇
「非常に厳しい情勢なので、有権者の期待を引き出せるような選挙を展開してほしいとお願いした」。11日、小沢代表は岩国市のホテルで民主党の有力支持母体である連合山口幹部と会談。その後、報道陣に固い表情のまま、こう答えた。
平岡氏は市内でミニ集会を重ねていた。「今回の補選に自民党は全力をかけてくる。相手の権力と財力に、どう対抗できるか。石にかじりついてでも頑張りたい」と声を張り上げた。
2000年の初当選後、ほぼ毎週末、出身地の同市など地元選挙区に戻り、地道な活動を続けてきた平岡氏。高い知名度を誇るものの、陣営に楽観ムードはない。補選は投票率が下がる傾向にあり、組織型選挙を展開する与党に有利とされているからだ。平岡氏も「決して生易しいものではない」と認める。
陣営は、3月で期限切れとなり、ガソリン価格が下がった道路特定財源の暫定税率問題のほか、15日から保険料の天引きが始まる後期高齢者医療制度、年金問題などへの不満を追い風に、支持を広げる作戦だ。平岡氏も「道路特定財源や、日本の医療、年金制度などは行き詰まっている。政権交代をして初めて、今の状況を打破できる」と話す。
その言葉を裏打ちするように民主党や推薦を決めた社民党は攻勢をかける。11日夜に菅代表代行も岩国入り。12、13日は鳩山幹事長が同市や柳井市、周防大島町で街頭演説や集会を開く。小沢代表も近く、再び選挙区入りする予定だ。社民党は15日の出陣式に辻元清美・衆院議員を出席させるという。
http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/035/035_08041201.htm
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