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国政補選・超重要地方選

1片言丸 </b><font color=#FF0000>(/3J5SzQQ)</font><b>:2005/04/12(火) 20:43:55
特に重要な選挙は抜粋してまとめます

913片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 00:38:22
衆院2区補選 世論調査
2008年04月22日 山口

  自民、民主の公認候補が一騎打ちを展開する衆院山口2区補選(27日投開票)で19、20の両日、朝日新聞社が選挙区の有権者を対象に行った世論調査では、年金・医療やガソリン税の問題に対する関心の高さが浮き彫りになった。ガソリン税上乗せを復活させるための法案を衆院で再議決することについては「反対」が55%、「賛成」が24%で、反対が賛成の倍以上だった。


  ■「補選に関心」85%  


  調査では、投票の際にどの問題に一番注目するかについて(1)ガソリン税や道路財源(2)年金や医療(3)地域経済(4)米軍岩国基地の四つから選んでもらった。最も多かったのは年金・医療で40%、次いでガソリン税・道路財源27%、地域経済15%と続いた。


  支持政党別に見ると、自民支持層は46%が年金・医療、24%が地域経済と答えたのに対し、ガソリン税・道路財源は17%だった。民主支持層ではガソリン税・道路財源が42%、年金・医療が41%で、この二つへの注目度が高い。


  ガソリン税上乗せの復活に対する賛否を支持政党別にみると、自民支持層では賛成44%、反対30%で賛成が多い。これに対し、民主支持層では賛成はわずか5%で、反対は80%の高率だった。「支持政党なし」と「答えない・分からない」を合わせた無党派層でも反対60%、賛成20%で、反対が賛成の3倍だ。


  ガソリン税などの暫定税率を復活させる税制関連法案の再議決問題を投票の際に重視するかどうかでは、自民支持層は43%が「重視する」、39%が「しない」と答え、相半ばしている。これに対し、民主支持層では「重視する」が72%で、「しない」の20%を大きく上回った。


  補選への関心は「大いにある」49%、「少しはある」36%で、合計85%にのぼった。投票に行くかどうかについては、「必ず行く」78%、「できれば行きたい」15%で、逆に「行かない」は6%だった。ただ、一般に「投票に行く」という回答が多くなる傾向にあり、実際の投票率を示すものではない。


  政党支持率は、自民29%、民主22%、公明1%、共産1%。選挙の動向を左右するといわれる無党派層は47%で最も多かった。


  ◇


  電話調査と取材で得た情報を合わせて探った選挙戦中盤の情勢では、民主前職の平岡秀夫氏(54)=社民推薦=がややリードし、自民新顔の山本繁太郎氏(59)=公明推薦=が激しく追い上げていることが分かった。ただし、投票態度を明らかにしていない人が3割程度おり、終盤に向けた情勢は流動的だ。


  投票態度を明らかにした人を分析すると、平岡氏は民主支持層をほぼ固め、無党派層の7割近くに浸透。年代別では30、40代、男女別にみると男性によく浸透している。山本氏は自民、公明支持層の8割以上をまとめた。無党派層からは3割強の支持を得ている。70代の過半数の支持を得ており、女性の支持が厚い。


  投票の際に注目する問題別にみると、「年金や医療」と答えた人の過半数、「ガソリン税や道路財源」と答えた人の7割以上が平岡氏を支持している。一方で「地域経済」に注目する人の7割以上は山本氏を支持している。


  ガソリン税上乗せ復活の賛否では、「反対」の7割以上が平岡氏、「賛成」の7割以上が山本氏を支持している。


  ★調査方法 


  19、20の両日、山口2区の有権者に対し「朝日RDD」による600人目標の電話調査を実施した。対象者の選び方は、無作為3段抽出法。コンピューターで無作為に発生させた番号サンプルのうち、有権者のいる家庭用番号に電話がかかったのは1000件で、そのうち686人から有効回答を得た。回答率は69%。

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000380804220001

914片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 00:42:24
特集ワイド:衆院補選・山口2区を歩いた 揺れる保守王国 与党の意地VS道路と医療
 ◇解散含みの自・民一騎打ち
 福田康夫政権が発足して初めての国政選挙となる衆院山口2区補選。自民、民主両党の一騎打ちとなったが、その戦況やいかに? 告示後初の週末、山口2区を歩いた。【文・遠藤拓、写真・野田武】

 政権与党の意地がかかっているのだろう。自民党新人、山本繁太郎さん(59)陣営は19日、著名人や大物が次々と投入された。目指すはひなびた感じが漂う山口東部の一角。公民館やスーパーマーケットは、自民党支持者らでごった返した。

 山本さんは前内閣官房地域活性化統合事務局長で国土交通省OB、地元柳井市出身だが知名度は低い。増田寛也総務相とタレント弁護士の丸山和也参院議員に「とにかく人柄がいい」などと持ち上げられ、マイクを握る。「今回の選挙は、山口を元気にすることができるか、できるのは誰かを選ぶ選挙」。自分のキャリアを地域のために生かしてほしい、と切々と説く。

 同郷でプロ野球巨人の元投手、宮本和知さん(44)も登場。「政治のことは分かりませんが……『ズームイン!!』でお願いします」。出演番組(日本テレビ系「ズームイン!!サタデー」)に引っかけたようだが、唐突だ。

 訪れた人々に感想を聞いたが、みな言葉を濁すばかり。ある主婦(38)がやっと口を開いた。「地方活性化の話や客寄せよりも、ガソリンや年金など、自民に不利な話をきっちり説明してほしかった」

 一方の民主党候補は比例中国からくら替えした平岡秀夫さん(54)。過去2回、選挙区で徹底したドブ板選挙で自民候補を破ったが、今回は苦戦気味だ。19日夜、野党4党の総決起集会を柳井市のホールで開いた。

 開始前、満席のホールに「若い方はお年寄りの方に席を譲って」とのアナウンス。さりげなく高齢者重視をにじませる。ステージを彩るのぼりには「チェンジ日本!」の文字。まさか、米大統領選民主党指名争いで、バラク・オバマ上院議員が連呼する「チェンジ」をまねたのか。

 まずは冒頭、平岡さんと菅直人・民主党代表代行、福島瑞穂・社民党党首、亀井久興・国民新党幹事長、田中康夫・新党日本代表ががっちりと握手。揮発油(ガソリン)税や後期高齢者(長寿)医療制度、年金と、ホットな話題が続く。

 平岡さんは大蔵官僚時代、道路特定財源の問題に気付かなかった、と反省しつつ「政権交代の道を開くために、挑戦しなくてはならない」「山口2区から日本を変える」と訴える。

 確かに、国政補選はしばしば政局を左右する。87年には、売上税反対を掲げた社会党公認候補が大勝し、法案が廃案に追い込まれた。今回も、福田首相はガソリン税の暫定税率を復活させる法改正案について、衆院で再可決する方針を示したが、大敗すれば考え直すかもしれない。一方、民主党が検討する福田首相への問責決議案提出も、結果次第では凍結することもあるだろう。

 解散含みとも言われるこうした政局の動向は気になる。でも、それだけ影響のある選挙の結果を、果たして山口2区の有権者だけに委ねていいのだろうか。何となく割り切れない思いが残るのは、私だけではないだろう。

915片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/23(水) 00:43:03
 最初で最後の選挙サンデーを迎えた20日。JR岩国駅前のロータリーは、福田首相と公明党の太田昭宏代表見たさに、朝からごった返した。

 太田代表と選挙カーに上がった福田首相。「福田(良彦・岩国)市長は山本さんと一緒ならとても大きな仕事ができる。でも、他の人になったらどうします。市長は力を半分しか出せないですよ」。応援のようだが、ねじれ国会に苦しむ自分自身を重ね合わせたようにも聞こえる。

 そして、道路特定財源のことも。「道路も大事ですが、優先的に社会保障や教育に使う。それが一般財源化。でも、野党の方々はあんまり賛成していない。残念なんですけど、少しずつ前進すると思っています」。無難な言い回しだが、歯切れは良くない。

 とはいえさすがは一国の宰相、計3カ所の演説は、どこも押すな押すなの大盛況。何でも、現職の総理が選挙応援で山口入りするのは59年ぶりとのことで、保守層の盛り上がりようはすごい。

 「福田さん、誠実だし、かわいい」(65歳女性)、「ソフトで温かみがある」(72歳男性)。支持率の低迷など、どこ吹く風、といった様子だ。

 一方、福田首相の最後の演説から約1時間後、同じ下松(くだまつ)市で、菅民主党代表代行らが演説をした。福田首相ほどの動員力はないが、演説は絶好調だ。「族議員は役所の番犬をやっているんじゃないか。役所がパーティー券を売ってくれるのがエサ代代わり。そして、エサ代はガソリン税から出ている」

 平岡さんから主役を奪いかねないと思ったら、実は別行動だった。民主党の鳩山由紀夫幹事長らも支持者とのミニ集会を買って出るなど、総力戦だ。週末は姿を現さなかった小沢一郎代表は、23日に菅代表代行、鳩山幹事長とそろって山口入りする。

 ところで福田首相は、演説の合間に周辺自治体の首長から各種要望を受けた。その際、つい本音をポロリ。「山本さんが当選すれば、いの一番にやってくれる。ご協力お願いします」。これは、国会の党首討論で福田さんが使ったように「権力の乱用」にあたるのではないか。

 米軍再編に伴う岩国基地への空母艦載機移駐問題で国と対峙(たいじ)し、2月の出直し市長選に敗れた井原勝介・前岩国市長(57)を市内の事務所に訪ねると、「旧態依然の利益誘導選挙で市長選と同じ。首長たちにはもっと節度を持ってほしい」。

 ただ、こうした声は保守王国では少数派のようだ。むしろ、麻生太郎・自民党前幹事長がぶちまけた本音トークの方が、喝采(かっさい)を浴びる。「山口だって、岸(信介元首相)先生だ、佐藤(栄作元首相)先生だ、その時代はいい思いしたろうが。お隣の福岡でうらやましく思ってみていたよ」

 利権批判は確かに正論だが、一方でいい思いをしたい、との偽らざる本音も、確実に存在する。より有権者の心をつかむのは、自民か、民主か。そして政局への影響は……答えはもうすぐ示される。

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 ◇「夕刊特集ワイド」へご意見、ご感想を
 t.yukan@mbx.mainichi.co.jpファクス03・3212・0279

毎日新聞 2008年4月22日 東京夕刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080422dde012010002000c.html

916片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/24(木) 02:06:02
山口補選、後期高齢者医療が争点に
 自民、民主の一騎打ちとなった衆議院山口2区の補欠選挙。与野党の大物が次々と現地入りする中、勝敗の行方に大きな影響を与えそうな争点が急浮上しました。

 「政治行政に対する不信不満、選挙で変える以外ないんです。長期権力を、長期政権を倒して、本当に国民の皆さんのサイドに立った政権を作ろう」(民主党・小沢一郎代表)

 民主党は23日、党の看板である3人がそろって選挙区入りしました。今回与野党の大物が次々と応援に入っているのは、この選挙の行方がガソリン税の暫定税率など“道路”を巡る後半国会の攻防に大きな影響を与える、と見られているからです。

 しかしここに来て、ガソリン税以外の問題が選挙戦の焦点に浮上してきました。

Q.後期高齢者医療制度について
 「あれは年寄りに死ねと言ってるのと同じ。悪いね、福田さんが悪い」(街の人)

Q.後期高齢者医療制度と選挙の関係は
 「(自分たちに)味方してくれるような人に入れるようになりますね」(街の人)

 告示日と同じ15日に年金からの天引きが始まった後期高齢者医療制度が、自民党候補への逆風となったのです。

 「新しい高齢者の医療制度がスタートした。そこの説明不足とかですね、そういうものがあって、非常に混乱していることは、それは事実だと思いますけど」(自民党・菅義偉選対副委員長)

 後半国会の展開に大きな影響を与える選挙結果は、27日に出ることになっています。(23日17:08)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080423/20080423-00000057-jnn-pol.html

917片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/24(木) 02:07:40
補選後の再議決へ攻防/与党、道路決戦へ態勢固め

 与党は二十二日、衆院山口2区補選の行方をにらみながら、今月末の「道路決戦」へ態勢固めに入った。福田康夫首相と自民党執行部は「選挙結果は最後まで分からない」としながら揮発油税の暫定税率維持を図る税制改正法案を衆院で再議決する方針を確認。民主党は「やや先行」との選挙情勢を踏まえ、参院への首相問責決議案提出について党内の意見集約を始めたが、主戦論、慎重論に分かれ難航の気配だ。

 二十二日の民主党役員懇談会。鳩山由紀夫幹事長が問責決議案提出に関し意見を聞くと、赤松広隆選挙対策委員長は「補選に勝てば出さない理由はない」と主張。鳩山氏が「勝った場合に出さず、負けた場合に出すという方法もある」と指摘しても「それはない。勝敗にかかわらず提出すべきだ」と反論した。

 ただ出席者によると、強気一辺倒なのは赤松氏だけだったという。なぜなら提出にはいろいろなリスクが付きまとうからだ。まず本当に参院で問責決議を可決できるのか。共産党や国民新党が慎重姿勢を見せているほか、民主党内部からの「造反」の可能性も残る。

 参院で可決しても、与党が衆院で内閣信任決議案を可決した場合、審議拒否を続けられるのかとの不安も消えない。「会期末まで持たない」と漏らす役員もいる。さらに「補選に勝ち、その勢いで後期高齢者医療問題などに関し国会審議で首相を追及する方がいい」とする提出回避論もある。

 小沢一郎代表は福島市での記者会見で「勝敗によって、福田内閣に対するスタンス、自公政治の政策に対する主張が揺らぐことはあり得ない」と強気で臨む姿勢を示したが、問責決議案の結論は幹部で協議する考えだ。

 「残り一週間だ」。自民党の伊吹文明幹事長は二十二日の党役員連絡会で、最後まで全力で取り組むよう要請。選挙結果が今後の福田政権に大きな影響を与えるのは確実なだけに「総力戦」(選対筋)で臨む。

 この日、首相らが再議決の方針を確認したのは、補選で劣勢が伝えられたこともあり「選挙結果にかかわらず踏み切る」との姿勢を党内に周知徹底する狙いもある。同時に野党の問責決議案提出に対しては、伊吹氏らが「問責には憲法上根拠がない」などと予防線を張って、けん制に懸命だ。

 町村信孝官房長官も二十一日から自民党の派閥領袖や小泉純一郎元首相、青木幹雄前参院議員会長ら実力者を訪れ党内調整を始めた。官邸幹部は「問責が出ても泰然としていればいい。政策や首相の立場に影響はない」と強がった。
http://www.toonippo.co.jp/tokushuu/seikyoku/20080422.html

918片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/24(木) 14:00:53
スコープ 衆院山口2区 小沢代表らそろい踏み 軸足 『後期高齢者』に
2008年4月24日 紙面から

 衆院山口2区補選(27日投開票)で、民主党が政府・与党批判の軸足を、道路特定財源問題から後期高齢者(長寿)医療制度問題に移している。23日には小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長が山口県光市でそろい踏みし、同制度廃止論や福田政権批判を展開したが、戦術転換は奏功するか−。 (大杉はるか)

 「年齢の区別によって、診療の中身の差別が起こることが心配。白紙に戻して考え直すべきだ」

 光市内の大型駐車場で行われた民主党候補の応援演説。菅氏が、後期高齢者医療制度の問題点を、道路特定財源問題に匹敵する時間を割いて指摘すると、会場を埋めるお年寄りから拍手がわいた。

 鳩山氏も、演説時間の半分以上を同制度の問題に割き「福田康夫首相は(高齢者の)心がまるで分かってない。一日も早く辞めていただかなければならない」。小沢氏が「今回の選挙は、今年行われる総選挙のスタート。何としても国民サイドに立った政権をつくる決意に燃えている」と締めくくった。

 民主党は当初、同補選の争点に、三十日に衆院で租税特別措置法改正案が再可決されれば暫定税率が復活する、ガソリン値上げ問題を掲げる戦略だった。

 それを転換した契機は、告示日の十五日に始まった後期高齢者医療制度の保険料天引き。

 告示日前の情勢調査では、自民党候補の激しい追い上げが伝えられていたが、告示日以降は民主党候補の優位が次第に伝えられるようになったためだ。

 同党執行部は、高齢者層の支持が自民党から離れたためとみており、勝利を確実にするためには、「非常に分かりやすい」(党幹部)同制度の問題点を指摘し、政府・与党に追い打ちをかけるのが得策と判断した。

 民主党内では「補選で民主党が勝てば、政府は何らかの見直しをせざるを得ない。そのままいけば政権交代までいく」(中堅)との期待感も高まっている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008042402006130.html

919片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 00:40:01
衆院山口2区補選:選挙戦終盤に 投票率が勝敗のカギ
 27日に投開票される衆院山口2区補選は選挙戦終盤に入った。一騎打ちの自民、民主両党は「投票率が勝敗のカギを握る」との見方で一致。自民党が組織票を重視して低投票率を期待するのに対し、民主党は投票率アップを狙って無党派層の掘り起こしに躍起となる構図で、「『60%の攻防』になる」といった声が上がっている。

 05年の前回衆院選での投票率は72.45%だが、補選は大幅にダウンするのが通例。自民党は「60%を超すと難しい。50%台なら何とかなる」と見ており、24日もそれに沿った選挙戦を展開した。

 「同じ年金をもらい、扶養家族の人は保険料を払わなくていい、独居の人は払わなければならない。不公平だ」。自民党の伊吹文明幹事長は24日、岩国市内6カ所で街頭演説し、大半を費やして後期高齢者(長寿)医療制度の「公平性」を強調した。「説明不足が支持の中核を担う高齢者の自民離れを招いた」との危機感を背景に、組織票を固める狙いからだった。

 一方、民主党の無党派戦略は、23日の小沢一郎代表、菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長の演説会に表れた。会場は光市郊外の交通量の多い道路沿いの駐車場。補選の主戦場である両陣営の地元をあえて避け、「草刈り場」の光市で多くの無党派層に訴えかけようとの戦術だ。【渡辺創、仙石恭】

毎日新聞 2008年4月24日 22時08分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080425k0000m010127000c.html

920片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 00:43:52
高齢者医療見直し提言、山崎派に与党内反発…補選へ影響懸念

 自民党山崎派が後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の見直しを明記した政策提言をまとめたことに、与党内で24日、衆院山口2区補選への影響を懸念し、反発の声が上がった。

 公明党の高木陽介選挙対策委員長は代議士会で、「議論はやぶさかではないが、時期の問題がある。公明党が頑張って(制度の利点を説明して)いるのに、逆に足を引っ張るなら、次の選挙で応援できない」と厳しく批判した。新制度については、公明党内でも見直し論がある。だが、新制度廃止を求める民主党はこの問題を補選の争点に位置づけており、公明党は補選期間中の問題提起は封印してきた。同党側は山崎派の動きを「後ろから鉄砲を撃つもの」(幹部)と非難する。

 自民党古賀派の24日の総会でも「見直しを派閥の意見として出すのはいかがか」との意見が出た。

 一方、山崎派会長の山崎拓・前副総裁は24日の総会で「むしろ自民党内に弾力的対応を考える動きがあることは選挙(補選)にプラスになる」と釈明した。

(2008年4月24日23時41分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080424-OYT1T00832.htm

921片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 14:36:59
シッチャカメッチャカ山口2区補選 (ゲンダイネット)
 天下分け目の衆院山口2区補選。福田自民党はなりふり構わぬ土建屋選挙を続けているが、その裏では疑惑、憶測に加えて怪文書まで飛び交い、シッチャカメッチャカになっている。


 山本陣営の業者頼みはロコツだ。選対本部は岩国市内の土建会社のビル6階にあり、1階には公明党も事務所を構えている。選対本部には石油会社や建設業者からの檄文がズラリ。岩国市を通る国道2号沿いのあちこちの業者前に、山本氏のポスターや自民党ののぼりが掲げられている。

「地域活性化」と称する自民陣営の利益誘導選挙の“目玉”は、山本候補が訴える「岩国基地の民間空港再開」。福田首相も20日の街頭演説で「岩国に空港ができる可能性がある」と言っていたが、ここにきて、とんでもない疑惑が浮上した。

「民間空港の再開は総工費130億円ともいわれ、確かに地元には莫大な利益が転がり込む。自民陣営は『山本氏が国交省の航空局長と面談し、話が動き出した』と自慢していました。ところが、当の航空局長が『山本氏と岩国基地の民間空港について話はしていない』と否定したのです。ありもしない民間空港の話をブチあげたとしたら、選挙違反の可能性がある。民主党はこの問題を追及する構えです」(野党関係者)


●あのタレント知事らに応援要請の噂も

 なんでもアリの福田自民党は、ついには「大阪の橋下知事、宮崎の東国原知事への応援要請まで検討し始めた」(与党関係者)ともっぱらだ。もう、マンガである。

 民主党候補の平岡秀夫氏(54)には怪文書までバラまかれ始めた。

「誰の仕業か分からないが、平岡氏を中傷するビラが多くの人に郵送されているのです。全部で3種類あり、今回の選挙区でもある光市の母子殺害事件について、平岡氏がテレビで『悪いことをした子供たちにはそれなりの事情があったと思う』と発言したことを批判したものもある。22日の最高裁判決を前に、選挙区内はもちろん、隣県の広島や東京にも出回っています」(政界事情通)

 なんとも薄汚れた選挙になってきた。

【2008年4月22日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_ele_yamaguchi__20080425_8/story/25gendainet02036655/

922片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 15:47:32
共産票へ自・民アプローチ '08/4/25

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 衆院山口2区補選で激突する自民、民主両党が、候補者擁立を見送った共産党へのアプローチを続けている。前回衆院選で共産党は1万3000票を集めた。その票の行方が、今補選をはじめ次期衆院選をにらむ各党からも注目されている。共産党が次期衆院選で全国的に候補を絞り込む方針を打ち出したからだ。前哨戦が始まった3月以降、2区内の共産党県議には、自民、民主双方から電話や訪問が相次ぐ。民主党関係者が「支援してほしい」と求めたのに対し、自民党関係者は「白票投票を呼び掛けて」と相手側に票が流れないよう要請した。

 「今までにはなかったこと。だが、党の方針に従って静観する」。この県議は両党との距離を保つ。共産党は昨年、全国の小選挙区すべてに候補者を擁立する従来の方針を次期衆院選から改めると決定。今補選でも、県内の国政選挙では戦後初めて候補擁立を見送り、「自主投票」と決めた。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200804250051.html

923片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/25(金) 17:32:04
攻防:衆院2区補選 カギ握る投票率 「前回並み」到達が焦点 /山口
 ◇両陣営とも65%超予想
 自民、民主が一騎打ちの総力戦を繰り広げる衆院2区補選は27日の投開票まであと2日。党幹部を連日応援に投入し、市部を中心に訴える両陣営にとって気になるのは投票率だ。組織戦で優位の自民が低下を望む一方、無党派層の支持を頼りにする民主は上昇を期待。だが、通常選挙より低いとされる補選が今回は全国注視の選挙となったため、両陣営とも上下動の幅を計りかねているようだ。

 衆院選2区の投票率は過去4回、70%前後で推移。前回05年は小泉政権下の「郵政解散」で有権者の関心が高まり、最も高い72・45%となった。

 自民新人の山本繁太郎候補(59)▽民主前職の平岡秀夫候補(54)両陣営は当初、今回の投票率をともに「60%を超すかどうか」と低めに予想。しかし、トラブルが相次ぐ後期高齢者(長寿)医療制度などで有権者の関心が高まったとみて「65%を超す」と軌道修正している。無党派層が動いたとされる前回並みに近づくかどうかが焦点になりそうだ。【内田久光】

〔山口版〕

毎日新聞 2008年4月25日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20080425ddlk35010423000c.html

924片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/27(日) 21:46:32
年金・暫定税率など「3点セット」奏功 平岡氏勝利 '08/4/27

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 自民、民主両党の総力戦となった衆院山口2区補選で、民主前職の平岡秀夫氏(54)が自民新人の山本繁太郎氏(59)を破った要因は何か。中国新聞防長本社が二十七日実施した出口調査(六百三十八人回答)によると、年金、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)、ガソリン税の暫定税率の「三点セット」を争点にする一貫した戦術が、民意をつかんだことがうかがえる。

 勝敗を象徴したのが、投票者の23%を占める無党派層の動向だった。平岡氏は67%の支持を集めて山本氏の32%を35ポイント上回り、「風」を味方につけたとみられる。

 支持政党別では、与野党対決の構図がくっきり。平岡氏は民主支持層の97%を固め、推薦した社民支持層も取り込んだ。候補擁立を見送り「自主投票」とした共産支持層からも支持を得た。

 一方、山本氏は自民支持層の九割を固めたものの、一割が平岡氏に流れた。公明支持層は九割の支持を集めた。

■争点

 投票先を決める上で重視した政策・課題を八項目から選んでもらったところ、最多は「年金・後期高齢者医療制度問題」で29%だった。「ガソリン税の暫定税率の是非」の22%、「景気・経済対策」の12%が続いた。

 暮らしに直結する国政課題に関心が集まり、民主陣営の「争点三点セット」が上位と付合。「年金・新医療制度」を挙げた70%、「ガソリン税」の74%が平岡氏に投票したと回答した。「景気・経済対策」では、75%が山本氏に投票した。

 選挙終盤戦で最大の争点に浮上した新医療制度では、48%が「廃止」。注目されるガソリン税の暫定税率では「元に戻さない」が36%、「元に戻して一般財源化」「元に戻して道路財源に充当」を合わせて43%ときっこうした。

■年代・世代別

 米海兵隊岩国基地への空母艦載機移転問題へも依然として関心が高かった。「反対」は45%で平岡氏への投票が八割弱、「賛成」は20%で山本氏に七割。ただ「どちらともいえない」が34%で両氏に投票が分かれ、問題の複雑さを浮き彫りにした。

 投票先を決める上で最も重視したものは、半分以上が「政策」と答え、うち七割が平岡氏へ投票。山本氏へ投票した人は「政策」の次に「国とのパイプ」を挙げた。

 年代別では、平岡氏が30歳代以外のすべての世代で支持を集め、四十代、五十代で厚かった。性別では女性の支持は両氏が五分。男性は平岡氏に六割が集まった。(山口2区補選取材班)

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804270354.html

925片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/27(日) 22:50:13
暫定税率「反対」が65% 衆院山口2区補選の出口調査
2008年4月27日 21時12分

 27日の衆院山口2区補選で共同通信社が実施した出口調査によると、争点となったガソリン税の暫定税率復活に「反対」が65・8%だったのに対し、「賛成」は34・2%にとどまった。ダブルスコアに近い結果は、政府、与党が30日に予定する税制改正法案の衆院再可決に有権者の多くが「ノー」を突きつけた格好だ。

 暫定税率廃止を訴える民主党の支持層のうち「反対」は84・3%に上り、「賛成」の15・7%を大きく上回った。共産党支持層の83・3%、社民党の62・5%も「反対」だった。

 暫定税率復活を主張する与党側でも、自民党支持層の「賛成」は53・0%で、「反対」の47・0%をやや上回った程度。公明党支持層に至っては「反対」が61・0%に上った。

 「支持政党なし」と回答した無党派では「反対」が76・1%、「賛成」は23・9%だった。

(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008042701000535.html?ref=rank

926片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/27(日) 22:50:39
高齢者の支持固められず 自民、新医療制度響く
2008年4月27日 22時00分

 衆院山口2区補選では75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)の是非が大きな争点となった。共同通信社が27日実施した出口調査で70歳以上の投票行動を分析すると、自民党の山本繁太郎氏が足元の自民党支持層を固めきれていなかった。

 一方、民主党の平岡秀夫氏は同年齢層では山本氏に及ばなかったものの、野党各党の支持層に加え、無党派層からも幅広く支持を獲得。新制度への不満が「自民離れ」を促していることをうかがわせた。

 70歳以上の高齢者層はもともと保守支持の傾向が強いとされ、山本氏も全年齢層の中で唯一、半数を超える53・2%の支持を得た。しかしこの年齢層で「自民党支持」と回答した55・4%には及ばず、「公明党支持」が3・7%あったことからすると、本来の与党支持層から取りこぼしたといえそうだ。

 これに対し、平岡氏は70歳以上の46・8%から支持を獲得。

(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008042701000582.html

927片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/27(日) 22:51:25
「政権の終わりの始まり」 野党、対決姿勢強める
2008年4月27日 22時16分

 野党は27日、衆院山口2区補選での民主党候補勝利を受け、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)廃止などの主張に理解が得られたと自信を深めた。「自民党政権の終わりの始まりだ」(民主党の山岡賢次国対委員長)として、終盤国会で福田政権への対決姿勢を一層強める構えだ。

 与党は、揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案を衆院で再議決する方針だが、民主党の鳩山由紀夫幹事長は記者会見で「国民は暫定税率廃止を支持した」と撤回を要求。高齢者医療制度などに触れ「福田康夫首相は大いに反省すべきだ。反省しないのであれば、一日も早く衆院解散・総選挙か退陣すべきだ」と強調した。

 共産党の市田忠義書記局長は共同通信の取材に「自公政治の悪政に対する国民の審判で、政治不信の表れだ」と与党を批判。社民党の福島瑞穂党首も「高齢者を痛めつけ、道路利権を死守しようとしている与党に厳しい審判が下った。再議決は暴挙であり、もっと厳しい批判を受ける」と指摘した。

 国民新党の亀井久興幹事長も「双方の総力戦でこれだけの差がついたのは、自公政権の行き詰まりということだ」と述べた。

(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008042701000598.html

福田内閣支えると与党 次期衆院選に懸念も
2008年4月27日 22時17分

 与党は27日、福田政権発足後初の国政選挙となった衆院山口2区補選で敗れたことについて「残念だ。敗因の一つには後期高齢者医療制度がある。結束して福田内閣を支えることが大切だ」(谷垣禎一自民党政調会長)などと、表向きは冷静に受け止めた。

 ただ「勝てば政局の流れが変わる選挙」(古賀誠自民党選対委員長)と位置付け総力を挙げて取り組んだだけに、関係者からは「やはり福田康夫首相では総選挙は戦えない。解散、総選挙は遠のいた」「若手議員が浮足立つかもしれない」などと懸念の声も漏れた。

 敗因に関しては「これまで自民党を支持してくれていた60代も民主党に投票している。高齢者医療制度が大きかった」(自民党選対幹部)と分析。一方で公明党幹部は「医療制度やガソリンに対する国民の不安に応える展望が政府、与党で出せなかった。今後は改革姿勢をより打ち出すしかない」と述べた。

(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008042701000593.html

928片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 00:52:05
高齢者の反乱、首相を直撃 ガソリン響き政権揺らぐ '08/4/28

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 自民、民主両党の一騎打ちとなった衆院山口2区補選は二十七日、民主党の平岡秀夫氏(54)が大差で制した。後期高齢者医療制度の保険料年金天引きが始まった告示日の「4・15ショック」が固い自民党支持層だったお年寄りを“反乱”に走らせ、政府、与党のガソリン再値上げ方針は無党派層にそっぽを向かせた。福田康夫首相は政権発足後初めての国政選挙で厳しい洗礼を受け、次期衆院選に臨む「顔」としての資質すら問われた。秋に代表選を控えた民主党の小沢一郎代表が対決姿勢を強めることは必至で、政権は一層揺らぎ始めた。

 ▽崩壊

 告示後、有権者の半数近くを六十五歳以上が占める周防大島町を訪れた民主党衆院議員は驚いた。自民党の牙城のはずなのに、つじ立ちをすればお年寄りが数人、十数人と集まる。「今回は自民党に入れない」「民主党頑張れ」。そんな声があちこちから聞こえた。

 民主党は4・15ショック以降、照準を高齢者に絞った。党本部に百台以上の電話を設置、国会議員一人当たり四百軒のノルマを課し議員秘書らが電話をかけ続けた。

 二十年以上選挙にかかわる民主党職員が「これほど一気に潮目が変わるのは覚えがない」と言えば、自民党の閣僚経験者は「あの日以来、高齢者が離れるのが分かった。まさに反乱」とうなだれた。共同通信の出口調査でも六十歳以上では平岡氏への投票が多かった。

 民主党の赤松広隆選対委員長は、候補を立てなかった共産党支持票も狙い同党幹部と内々に接触した。

 ▽ひとごと

 国土交通省出身の山本繁太郎氏(59)を担いだ自民党は地域振興を掲げ、旧来型の徹底した組織戦で臨んだ。連日、党幹部が入り企業や職域団体に動員を掛け集会を開き、大企業の現地工場などを古賀誠選対委員長らが訪問。組合員が平岡氏支援で動いた工場にはクレームをつけた。

 この間、首相は蚊帳の外。遊説日程も告示後に決まった。「それで勝つのなら」と二十日に三カ所で街頭演説したが「私もいい年なんだけどね、元気にやってますから。頑張りますから」といつもの調子で淡々と訴えるだけだった。

 地元県議はあきれた。「生活実感ゼロ。マイペースでまるでひとごと」。小泉純一郎元首相が仕掛けた二○○五年の郵政選挙で初当選した自民党議員は「小泉さんは選挙を劇場化して成功したが、福田さんでは無理。新首相で臨まないと勝てない」とまくしたてた。

 首相は二十七日夜、自民党の伊吹文明幹事長に電話し「なかなかうまくいかないようですね」とぽつり。伊吹氏が「福田さんのせいではありませんから。気にされないでいいです」と気遣うと、首相は「皆さんに大変ご迷惑を掛けました」と互いに慰め合った。

 ▽前面

 「今回の選挙戦は、今年行われるであろう衆院選のスタートだ」。二十三日に現地入りした小沢氏は、国政の課題と次期衆院選への意気込みを街頭でとうとうと語った。

 小沢氏は計三度、山口入り。三月に連合山口の幹部が「知名度のある平岡氏は大丈夫」と楽観的な見通しを示すと「甘く見ている」と周辺にてこ入れを指示。民主党議員の選挙区入りを求めた。

 日銀正副総裁人事で政府提案の否決を重ねた小沢氏には、若手を中心に「強引な政治手法」への不満がくすぶる。中堅衆院議員は「波風が収まったのは確か。だが、次期衆院選も小沢で行こうとただちにはならない」と冷ややかだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804280060.html

929片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 00:52:34
税制法案30日再議決変えず 首相「解散権」封印も '08/4/28

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 福田康夫首相は衆院山口2区補選で自民党候補が敗北したものの、道路整備にかかわる国や地方財政への影響は回避する必要があるとして、三十日に揮発油税の暫定税率維持を盛り込んだ税制改正法案を衆院で再議決する方針は変えず、中央突破を図る。

 ただ再可決に伴うガソリン価格の引き上げや後期高齢者医療制度(長寿医療制度)への対応が内閣支持率の低下に拍車を掛ける可能性は否めない。民主党は首相問責決議案の参院提出について、与党が道路整備費財源特例法改正案を再議決する五月十二日以降に先送りする方針を固め、首相が五月の「道路政局」を乗り越えられるかが最大の焦点になる。

 首相は衆院解散・総選挙について、社会保障国民会議が最終報告をまとめる今秋以降に実施時期を探る意向。しかし、支持率低迷が続けば、解散権の「封印」を余儀なくされ、今の衆院議員が任期満了を迎える来秋に「限りなく近づく」(与党幹部)との見方も強い。

 民主党は問責決議案提出をちらつかせて早期解散に追い込む戦略。道路特定財源問題のほか、新医療制度への反対姿勢が勝因と分析し、国会での対決姿勢を強める。小沢一郎代表は「遅くとも今年中に総選挙がある」と選挙準備を急ぐ。

 首相は政権浮揚に向けては、五月に来日する中国の胡錦濤国家主席との会談や、七月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)など一連の首脳外交で成果を挙げるとともに、「消費者庁」の創設準備を進めて指導力をアピールしたい考え。サミット後には、「福田カラー」を鮮明にする内閣改造も視野に置く。

 ただ道路特定財源を今後十年間維持する特例法改正案をめぐっては、二○○九年度からの一般財源化方針と矛盾するとの批判も強い。首相は一般財源化方針を「担保」するための閣議決定について検討するが、自民党道路族の反発は必至だ。

 また、補選で初陣を飾れなかったことは「選挙の顔」としての役割に疑問を投げかけ、次期衆院選をにらんだ「ポスト福田」の動きを誘発する可能性もはらむ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200804280061.html

930片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 01:45:47
「生活不安」与党にノー 衆院山口2区補選 医療前面 民主笑う
2008年4月28日 00:08 カテゴリー:九州・山口 > 山口 政治
 自民、民主両党が延べ350人以上の国会議員を投入、「総力戦」を展開した衆院山口2区補選で、民主前職の平岡秀夫氏(54)が、自民新人の山本繁太郎氏(59)を破った。自民は米軍岩国基地の民間空港再開など地域活性化という「アメ」で、高齢者医療や道路問題をめぐる政府与党批判をかわそうとしたが、有権者の怒りは収まらなかった。選挙結果を受け、揮発油税などの暫定税率復活を目指す福田政権に対し、世論の圧力が強まるのは必至だ。

 「政権与党が総力をかけた選挙戦に勝利できたのは、皆さんのおかげです」

 支援者や報道陣でごった返す山口県岩国市の平岡氏の事務所。平岡氏が勝利宣言すると、100人を超える支援者の喜びは最高潮に達した。

 報道各社の出口調査が優勢を伝えていた。平岡氏は落ち着いた表情で事務所入り。投票終了直後の午後8時すぎ、テレビで早々と「当確」が流れると、会場に「うわあ」という地鳴りのような歓声が響いた。鳩山由紀夫幹事長から携帯電話で祝福され、岩国市長選で敗れた井原勝介前市長もお祝いに駆けつけた。

 後期高齢者医療制度(長寿医療制度)と年金、道路の3点セットで攻め立てた。一時、自民に追い上げられたが、告示日に始まった医療制度の「年金天引き」が、高齢者の怒りに火を付けた。

 前回衆院選で敗れて比例復活。自民前職が岩国市長に転身した補選にバッジを外して挑んだ。「この民意に福田政権がどう対応するのかを見極めて、私どももしっかりした方針を示したい」。選挙結果にかかわらず暫定税率を復活させる方針の与党をけん制した。

 ■

 「私の選挙区では論点にならないと思い込んでいた。高齢化の進んだ地域のための制度改革だと認識していた」

 後期高齢者医療制度で高まる政権批判のうねりにのまれた山本氏は、疲労の色を浮かべて敗戦の弁を述べた。

 集まったのは支援者や地元国会議員らわずか30人ほど。当初、顔を出す予定だった菅義偉選対副委員長も現れなかった。岩国市の事務所駐車場に止めたトレーラー荷台をステージにした特設会場。山本氏は荷台に上らず、ステージ下でうなだれた。

 地元入りした福田康夫首相が岩国基地への民間機乗り入れの約束手形を切るなど、地域活性化を前面に訴えた。しかし、高齢者医療制度への不満が高まり、終盤は制度の説明をせざるを得ない状況に追い込まれた。

 「さらに支援をいただき、すべてを懸けてこの仕事を追求していきたい」

 山本氏は声を振り絞るようにして、次期衆院選への再挑戦を誓った。


=2008/04/28付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/19123

931片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 02:43:52
2008/04/28-00:08 公明、「なぜ負け戦をするのか」=自民への不満噴出−衆院山口2区補選
 衆院山口2区補選で推薦した自民党候補の敗北を受け、同党への不満が公明党から噴出した。敗因として候補の知名度不足と後期高齢者医療(長寿医療)制度の説明不足を挙げ、自民党の選挙態勢の不備を指摘した。
 「言えば切りがないわけで、過去の選挙に比べて、自民党はよくやったのではないか」。公明党の北側一雄幹事長は27日夜、党本部で記者団に、自民党の取り組みについてこう語った。しかし、公明党幹部は「うちの票には限りがある」とため息を漏らした。
 また、支持母体の創価学会幹部は「なぜ負け戦をしないといけないんだ。しょせんは自民党に頑張ってもらわないといけない。いくら小亀(公明党)が頑張っても、親亀(自民党)が転んでしまっては」と不満をあらわにした。
http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=pol_30&amp;k=2008042800003

932片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 02:44:45
ガソリン税率、7割が復活に反対 衆院補選出口調査
2008年04月28日02時08分

 衆院山口2区補選で朝日新聞社が実施した出口調査で、争点となった道路・ガソリン税問題で暫定税率復活の賛否を尋ねたところ、全体の7割が復活に反対し、賛成の4分の1を大きく上回った。自民、公明の支持層も5割強が反対と答えた。民主支持層は約9割が反対だった。

 投票先を年齢層別にみると、30代から50代までは6割強、20代と60代では5割強が平岡氏に投票した。ただし、70歳以上は山本氏に投票した人が多かった。

 候補者擁立を見送り、動向が注目された共産支持層は9割以上が平岡氏に投票した。

http://www.asahi.com/politics/update/0428/SEB200804270024.html

933片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 02:45:17
投票率69%、衆院補選では異例の高さ 山口2区
2008年04月27日23時26分

 自民、民主が総力戦を展開した衆院山口2区補選の投票率は69.00%となった。統一補選が始まった00年10月以降の衆院補選では、松岡利勝元農水相の死去に伴い参院選とのダブル選挙となった07年7月の熊本3区補選の70.88%に次ぐ高さだ。

 小選挙区比例代表並立制に変わってから、山口2区の投票率は96年は68.55%、00年は71.86%、03年は69.36%と推移し、小泉ブームが吹き荒れた05年は72.45%だった。

 補選は総選挙に比べて投票率が低くなりがちだが、総選挙と変わらない投票率を記録した。道路・ガソリン、後期高齢者医療制度などが問われた選挙戦に対する関心の高さを示していると言えそうだ。

http://www.asahi.com/politics/update/0427/SEB200804270007.html

934片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 09:39:09
「年金・医療を重視」平岡氏に、共産支持層も上積み
衆院補選
 読売新聞社が27日に実施した衆院山口2区補選の出口調査によると、選挙の争点として重視したことに「年金・医療」を挙げた有権者は38%に上り、最も多かった。

 このうち67%は民主党の平岡秀夫氏に投票し、自民党の山本繁太郎氏への投票は29%にとどまった。後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に対する不満が、平岡氏への支持に結び付いたようだ。

 政府・与党がガソリン税の暫定税率を復活させる方針を示していることについて、賛成は31%で反対の62%が上回った。反対と答えた有権者の投票先を見ると、平岡氏が79%に達した。暫定税率復活に対する有権者の理解は進まず、平岡氏の得票を押し上げる結果となった。

 投票行動を支持政党別に見ると、自民支持層は72%が山本氏に投票したが、平岡氏への投票も25%となった。公明支持層は8割弱は山本氏と答えたが、2割は平岡氏に流れた。

 民主支持層では平岡氏への投票が95%を占めた。

 支持政党のない無党派層は平岡氏の73%が山本氏の21%を引き離した。

 今回の選挙で公認候補を立てなかった共産党の支持層は9割超が平岡氏に投票した。自民、民主、共産の3党公認候補が争った前回選挙(2005年9月)では、共産支持層は6割弱が共産党候補に投票し、自民、民主両党候補への投票がそれぞれ約2割だった。自民、民主両党候補の一騎打ちとなった今回は、共産支持層も平岡氏の得票を伸ばしたことになる。調査は衆院山口2区の投票所48か所で行い、投票を終えた有権者1607人から回答を得た。

(2008年4月28日03時08分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080427-OYT1T00719.htm?from=main1

935片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 09:43:34
補選敗北で難しい政権運営
政府・与党は、衆議院山口2区の補欠選挙で敗れたものの、ガソリン税の暫定税率を復活させるため、税制関連法案を30日に衆議院で再可決する方針に変わりはないとしています。ただ、与党内から、福田政権の求心力の低下を懸念する声が出ているほか、民主党は、道路特定財源や後期高齢者医療制度をめぐって攻勢を強める見通しで、福田総理大臣はいっそう難しい政権運営を強いられることになります。

福田政権発足後、初めての国政選挙となった衆議院山口2区の補欠選挙で、民主党の前の衆議院議員が、自民党の新人を破って当選したことについて、与党側は「厳しい結果だが、政治の停滞は許されない」としています。そして、福田総理大臣は27日夜、自民党の伊吹幹事長と会談し、税制関連法案を30日に衆議院で再可決して成立させる方針を確認しました。しかし、2万票を超える差での敗北に、与党内からは「後期高齢者医療制度の見直しや道路特定財源の一般財源化などで、もっと大胆な案を打ち出すべきだった」など、執行部に対する批判も出ており、今後、対応の練り直しを求める声が強まってくることが予想されます。さらに、内閣支持率の低下に歯止めがかからない状況を踏まえ、与党内からは「このままでは『福田総理大臣では選挙は戦えない』という声が出てくるのではないか」などと、福田政権の求心力の低下を懸念する声も出ています。一方、民主党は、今回の選挙結果について、道路特定財源や後期高齢者医療制度、それに年金などをめぐる政府・与党に対する批判が民主党側に集まったと受け止めています。このため、今後もこうした問題でさらに攻勢を強め、早期の衆議院解散・総選挙に追い込みたいとしており、福田総理大臣はいっそう難しい政権運営を強いられることになります。ただ、福田総理大臣に対する問責決議案の参議院への提出については、政府・与党側が来月、道路財源特例法案を衆議院で再可決するとしていることから、「福田総理大臣の方針との矛盾が浮き彫りになる」として、これを見極めたあとに判断すべきだという意見が強く、小沢代表ら幹部が28日に対応を協議することにしています。
http://www3.nhk.or.jp/news/k10014265101000.html

936片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 09:44:24
補選で民主勝利、政局への影響は 記者解説
 福田政権下で初めての国政選挙となる衆議院山口2区の補欠選挙は27日、投開票が行われ、民主党前職・平岡秀夫氏(54)が自民党新人・山本繁太郎氏(59)に大差をつけて当選を果たした。この選挙結果が今後の政局にどのような影響をもたらすのか、政治部・岩隈政信記者が報告。

 民主党の勝因は、ガソリン税の暫定税率復活への批判に加え、後期高齢者医療制度への有権者の怒りや不満が政府・与党に向かったことにある。与党側は業界団体などの引き締めを図ったが、出口調査によると自民党支持層の2割以上が民主党候補に流れたほか、無党派層の7割近くが民主党候補を支持した。自民党・伊吹幹事長は27日夜、「長寿者医療制度の発足に伴って、もう少し我が方がよく説明しておけば良かったが、これが大きな敗因」と述べた。

 福田首相の元に27日夜、自民党参議院の実力者・青木前参議院議員会長が急きょ駆けつけるなど、動揺が走っている。福田首相の求心力はさらに低下する見通しだが、執行部は予定通り今月30日にガソリン税の暫定税率を復活させる方針。福田首相は解散・総選挙はできるだけ避け、これまで通り衆議院での多数を武器に押し切る方針だが、政権への批判がさらに高まることは確実となっている。

 一方、民主党はこの勝利をバネに、対決姿勢を強める方針。鳩山幹事長は27日夜、「福田政権が反省の意を示さないなら、一日も早く(衆議院の)解散・総選挙を行って、信を問うてほしい。(福田内閣を追い詰める)選択肢の幅が広がったと理解している」と述べた。

 民主党は、暫定税率が復活する今月末にも福田首相への問責決議案提出を検討していたが、この勝利を受けても先送りする方針。まずは、国会審議の場で「後期高齢者医療制度」「年金問題」「道路問題」の3点セットで政権を追い詰める構え。その上で、問責決議案提出の最も効果的な時期を探るなど、揺さぶりをかけることにしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20080428/20080428-00000000-nnn-pol.html

937片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 09:44:59
補選結果、福田政権への影響は
 衆議院山口2区補欠選挙の選挙結果を受け、民主党は衆議院の解散総選挙に向けて攻勢を強める構えです。一方、与党側は、後期高齢者医療制度のスタートが大きく影響したと分析しています。

 「この勢いをさらに強化していくことで、解散総選挙の後の民主党政権の樹立に向けて大きく一歩近づいたと考えたい」(民主党 鳩山由紀夫 幹事長)

 民主党は、参議院での福田総理に対する問責決議案をちらつかせながら、国会での攻勢を強める構えです。

 「期待に応えることができなくて、大変残念な結果だったと思います」(自民党 古賀誠 選対委員長)
 「福田総理が(現地に)入ったのに負けたという、だから福田総理がどうこうというふうな印象は、まったくもっておりません」(公明党 北側一雄 幹事長)

 一方、与党側は、後期高齢者医療制度が理解されなかったことが敗因の第一と分析していますが、制度の見直しなどは行わない方針です。また、ガソリン税の暫定税率復活の為の衆議院での再議決についても、予定通り30日に行う方針です。

 与党側は、今回の結果は「政局に影響を与えない」と強気の構えですが、福田総理らを投入した総力戦で敗北を喫したことは、福田政権の求心力の低下につながることは避けられない情勢です。(28日01:20)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20080428/20080428-00000018-jnn-pol.html

938片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 09:48:45
クローズアップ2008:衆院補選・自民敗北 「総選挙、戦えない」
 ◇「福田後」模索も 崩れたガソリン税信任
 民主前職の平岡秀夫氏(54)が自民新人の山本繁太郎氏(59)に勝利した27日の衆院山口2区補選は、福田康夫首相の政権運営に民意が「ノー」を突きつけたことになり、政府・与党内には危機感が広がった。「政権交代に現実味が出た」と勢いづく民主党に対し、窮地に追い込まれた自民党内では「ポスト福田」をめぐる動きの封が解かれる可能性さえ出てきた。【川上克己、上野央絵】

 27日午後9時半の自民党本部。伊吹文明幹事長は記者団に「追いついたと思ったが、後期高齢者(長寿)医療制度の説明も不十分で不適切だった。『ぬかったな』と思う」と語った。

 「なかなかうまくいかないようですね」。これに先立ち、訪露から帰国したばかりの首相は伊吹氏に電話で漏らし、悔しさをにじませた。

 政府・与党は30日、いったん下がったガソリン価格の値上げにつながる租税特別措置法改正案の再可決に踏み切る。「補選勝利で信任」というシナリオが崩壊した今、与党内には「強行がさらに世論を敵に回す」との見方が出ている。

 道路特定財源の10年延長を前提にする道路整備財源特例法改正案も5月12日にも再可決する。しかし、中堅・若手の一部にある「09年度からの一般財源化方針に反する」という異論が、補選敗北で広がりを持つ可能性が出てきた。敗北の主因の後期高齢者医療制度には党内にも廃止論がくすぶり、首相の政権運営はまさに「いばらの道」だ。

 「民主党が首相問責決議案を出しても、福田さんは総辞職も衆院解散もしない。国会さえ終われば、雰囲気はがらりと変わる」

 参院自民党幹部は強気の読みを展開。首相周辺も「7月の北海道洞爺湖サミットが政権浮揚のきっかけになる」と語るが、いずれも確たる根拠はない。

 首相はもともと「選挙の顔」は期待されていなかった。ただ、敗北を受けて自民党内では「福田さんでは次期衆院選は戦えないことが分かった」(中堅)との評価が出ている。派閥領袖の一人も麻生太郎前幹事長の名前を挙げたうえで、こう言及した。「次期衆院選を考えるなら、『ポスト福田』に無難な人選ではないか」

 「敗色濃厚」となった27日午後7時、首相公邸に2台の車が滑り込んだ。自民党の森喜朗元首相と青木幹雄前参院議員会長で、出たのは約2時間半後。重鎮2人が駆けつける光景は政権の動揺を物語るかのようだった。

 ◇民主、「風」受け高揚感
 「民主党政権の樹立に大きく近づいた」。福田政権発足後初の国政選挙を白星で飾り、鳩山由紀夫幹事長は27日夜、党本部での記者会見で語った。党内には「リクルート、消費税並みの風が吹いた」(中堅)と高揚感が満ちた。

 選挙戦では与党が地域活性化に重点を置いたのに対し、後期高齢者医療制度、道路特定財源、「消えた年金」という「国政3点セット」を前面に掲げて戦った。「国政直結」を強調した中での勝利により、政権交代論が支持されたものと自信を深めている。

 首相問責決議案の参院への提出は、租税特別措置法改正案の再可決直後は見送る。「勝利できたことで選択の幅が広がった」(鳩山氏)との判断だ。

 今後は道路整備財源特例法改正案の再可決をめぐる攻防や、後期高齢者医療制度廃止法案を参院に提出し、効果的な提出時期を探る。

 山岡賢次国対委員長は27日夜、記者団に「政府・与党はまずは後期高齢者医療制度を直ちにやめるべきだ」と語り、後期高齢者医療制度で攻勢を強める意向を強くにじませた。

 1月の大阪府知事選に敗れ、党内には選挙に強いという「小沢神話」への不信感も芽生えつつあったが、今回の勝利で復権。「大連立」騒動、日銀正副総裁人事などを受けてくすぶる小沢氏への不満も当面解消されそうだが、逆にジレンマを抱えたとの見方も。

 「今秋の代表選で小沢氏が3選される可能性は高まったが、かえって衆院解散は遠のいた」。国対幹部は指摘した。

939片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 09:49:10
 ◇共産支持層9割が民主に−−出口調査
 毎日新聞はJNNと協力して出口調査を実施した。租税特別措置法改正案の再可決への賛否も聞いたところ、「反対」が「賛成」を上回った。

 「反対」と答えた人の投票先は平岡氏が73%で、山本氏の22%を大きく上回った。「賛成」と答えた層は山本氏が77%で、平岡氏が20%と、全く逆の傾向を示した。

 支持政党別の賛否では、自民支持層は賛成49%、反対44%。公明支持層は反対が6割前後に達し、与党支持層にもいったん下がったガソリンの値上げにつながる再可決に抵抗が強いことを示した。

 一方、独自候補の擁立を見送り、票の流れ先が注目された共産党の支持層は92%が「平岡氏に投票」と答えた。【坂口裕彦】

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 ◇出口調査の方法◇
 衆院山口2区の投票所30カ所を無作為に選び、投票直後の有権者に投票した候補者名などを選択式で答えてもらった。回答者数は985人。

毎日新聞 2008年4月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080428ddm003010138000c.html

940片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 10:19:00
衆院山口補選 自民衝撃、党内混迷も 歳入法案、再議決方針崩さず
4月28日8時1分配信 産経新聞


 衆院山口2区補選で自民党候補が完敗したことに、与党は大きなショックを受けたが、30日の歳入関連法案の衆院再議決を行う方針は崩していない。ただ、自民党内の結束は今後ますます緩んでいく公算が大きく、党執行部は難しいかじ取りを迫られそうだ。

 報道各社の世論調査などで敗北の色が濃くなる中、古賀誠選挙対策委員長らは27日午後7時半すぎに続々と党本部入り。伊吹文明幹事長が姿を現したのは午後8時すぎで、NHKの「当確」速報に間に合わなかった。

 伊吹氏は厳しい表情で「古賀さんだけの責任じゃない」とつぶやき、古賀氏らと幹事長室にこもった。再び記者団の前に姿をみせたのは約2時間後の午後10時前。「後期高齢者医療制度の説明が不十分、不適切だった」と敗因を分析した。

 自民、公明両党の幹部らはまるで口裏を合わせたかのように後期高齢者医療制度を敗因に掲げた。福田政権の失策ではなく、この制度の導入に踏み切った小泉純一郎元首相に責任をなすりつけたいとの思いがにじみ出たといえる。

 マスコミへの責任転嫁の声も相次いだ。伊吹氏は「(マスコミが)本来の制度とは違うキャンペーンを張ったことが敗因だった」と強弁。町村信孝官房長官は「偏った報道も敗因の一つだ」とコメントした。古賀氏は「票差は予想の範囲内。国政への影響はないのではないか」と語った。

 それでも歳入関連法案の衆院再議決の先送りはもはや困難だ。「こうなったら出たとこ勝負だ」(中堅)と自嘲(じちょう)気味の声も上がる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000046-san-pol

941片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 10:19:31
山口2区衆院補選 自民敗れる できるか早期改造
4月28日8時1分配信 産経新聞


 衆院山口2区補選の自民党候補の敗北は、揮発油(ガソリン)税暫定税率を復活させる歳入関連法案の衆院再議決を30日に予定する与党にとって大きな打撃となった。与党内では福田政権の求心力回復に向け、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)前の内閣改造を求める声が強まっているが、福田康夫首相はむしろ、自民党内で不協和音が続いている平成21年度からの道路特定財源の一般財源化をさらに前面に出し、改革姿勢を強めることで難局をしのぐ構えだ。

 福田首相「なかなかうまくいかないもんですね…」

 伊吹文明自民党幹事長「首相の責任ではないので気になさらないように…」

 補選敗北がほぼ確定した27日夜、首相は伊吹氏に電話でこうぼやいた。

 とはいえ、窮地に立たされたことが逆に首相のプライドを奮い立たせたようだ。モスクワ訪問中に自民党の二階俊博総務会長に電話し、28日の臨時総務会招集を指示。帰国直後には、首相公邸に町村信孝官房長官を呼び、道路特定財源を21年度に一般財源化する方針を閣議決定する意向を伝えた。

 自民党内には政権浮揚のため、サミット前改造を求める声は少なくないが、首相は消極的だ。26日には外遊先で記者団に、サミット前改造を「『こうなったらこうなる』という話はしない。頭の片隅にもない」と強く否定した。

 サミット前改造では、外相や財務相、経済産業相、環境相らの交代が難しく制約が多い。加えて「首相は行政の長として『行政の継続性』に強いこだわりを持っている」(首相周辺)だけに、政局的な思惑だけの改造には抵抗感がある。

 一方、サミット前改造論が自民党内で根強い理由は、「ポスト福田」をうかがう麻生太郎前幹事長らの動きを封じ込めることができるからだ。

 現に、党内には「民主党に追い込まれて衆院解散するよりは『選挙の顔』になる首相を担ぎ、攻めの解散を打った方がよい」(自民中堅)との声も上がっている。

 サミット前改造論者の森喜朗元首相は産経新聞の取材にも「首相は早く手作りの内閣を作り、福田イズムを出すべきだ」と強調した。参院重鎮も同調しており、この圧力は今後も強まる公算が大きい。

 それでも首相はあくまで正攻法で臨む腹づもりのようだ。自民党道路族などが反旗を翻すリスクもあるが、改革姿勢を打ち出すことで党執行部に批判的な若手・中堅の心をつかむことができる。

 首相にとって衆院補選の敗北は大きな痛手ではあるが、小泉純一郎元首相流に「ピンチをチャンスに変える」転機となるか。サミットまで高いハードルが続きそうだ。(今堀守通)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080428-00000044-san-pol

942片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 13:42:29
自民“戦犯”探しに躍起…伊吹「古賀氏の責任」言及

 衆院山口2区補選で自民党候補が大敗を喫した27日夜、党執行部は後期高齢者医療制度を最大の敗因として挙げた。しかし、党内では“戦犯”として福田首相はもちろん、選挙の指揮を執った古賀選対委員長らの名前がささやかれるなど、福田丸の結束は一気に緩みかねない状況になっている。

 「古賀さんだけの責任じゃない」

 自民党の伊吹文明幹事長は27日夜、幹事長室に入る前にこうつぶやき、「古賀氏の責任」に言及した。

 候補者として国土交通省OBの山本氏を選んだのは古賀氏だったからだ。

 古賀氏と山本氏は20年来の知己で、古賀氏は「勝てば政局の流れが変わる選挙」「当選後は古賀派に入れる」と明言、党の総責任者として選挙区に入り陣頭指揮をとっていた。

 その結果、山本陣営は総工費約170億円ともいわれる岩国市の民間空港再開や、道路建設を訴え、地元県議や建設業者などの組織を締め付ける選挙戦を展開た。

 それだけに自民党若手は「道路で世論の厳しい声にさらされているのに、国交省の役人を連れてくるセンスは信じられない。結局、利益誘導と組織固めという古い自民党の手法しかない古賀氏の限界であり失敗だ」と厳しく批判する。

 山口を地元とする有力議員にも矛先が向く。安倍前首相には「思ったほど人気がなかった。本人は復権したいと思っているだろうがムリだ」(地元関係者)、高村正彦外相には「いつものことだが、動きが悪い」(政府関係者)との不満がくすぶっている。

 一方、医療制度に派閥として異論を唱えた山崎派の山崎拓元副総裁にも不満の声は渦巻いている。

 自民党ベテラン秘書は憤った表情でこう話す。

 「野党は反対するのが仕事だが、自民党からも反対が出ては、有権者も『おかしい制度なのでは』と疑心暗鬼になる。執行部内では『山拓は何を考えているんだ』との声が出ていたと聞く」

 伊吹氏は27日夜、「(医療制度で)本来の制度とは違うキャンペーンを張った」とマスコミに責任転嫁する発言まで行ったが、自民党中堅議員は「結局、福田首相を誕生させたのは、自らの権威を守りたいだけの守旧派の面々。これでは自民党はもたない」と嘆いた。
ZAKZAK 2008/04/28
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008042812_all.html

943片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 13:43:08
山口2区補選勝利、小沢神話復活…首相問責先送り
民意受け戦略に余裕

 衆院山口2区補選での勝利を受け、民主党は福田康夫首相に対する問責決議案を5月中旬以降に先送りする方針を固めた。まずは国会論戦を通じて政府・与党を痛めつけ、その後に提出する方が得策と判断したとみられる。選挙に強いという“小沢神話”復活を印象付けた小沢一郎代表が描く、福田潰しのシナリオとは。

 民主党はこれまで、問責案の提出時期について(1)与党が30日にガソリン税の暫定税率を復活させる租税特別措置法改正案を再可決した後(2)道路特定財源の今後10年間維持を定めた道路整備費財源特例法改正案を再可決できる5月12日以降−の2案を検討してきた。

 鳩山由紀夫幹事長は27日夜の記者会見で「首相を追い詰めるやり方は選択の幅が広がった。最も必要なタイミングの問責を視野に行動していく」と表明すれば、山岡賢次国対委員長も記者団に「5月12日に再議決するかを見極めて考える」と述べた。

 小沢氏は当初、補選に敗れれば、政府・与党との対決色を薄めないためにも、30日の再可決後の問責案提出で調整する考えだった。しかし、補選勝利で国会論戦で優位に立てる状況となったため、提出を急ぐ必要はないと判断したわけだ。

 小沢氏の“倒閣作戦”を民主党国対関係者はこう解説する。

 「問責案提出の先送りには審議拒否の期間を短くでき、国会空転に対する国民の批判を軽減できるメリットがある。小沢氏としてはまずは国会論戦で政府・与党を徹底的に痛めつける腹だ。ただ、小沢氏がそれとは別に手を打ち始めているのが、実は自民党の切り崩しだ」

 実際、民主党議員は今月に入り、来月中旬にも行われる道路整備費財源特例法改正案の再可決に造反しそうな自民党議員との“接触”を頻繁に行っている。

 また、新党結成がうわさされる無所属の平沼赳夫元経産相とも連携を前提に会談を重ねているという。

 2万票もの差をつけた補選勝利で、小沢氏の求心力は急速に強まり、国会戦術や自民党内の切り崩しにも“剛腕”が使える状況となっているのだ。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008042811_all.html

944片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 16:03:24
自民“秒殺”で福田首相降ろしに拍車?
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/04/28/01.html

 福田政権発足後初の国政選挙となった衆院山口2区補選は27日、投開票が行われ、民主党の前衆院議員平岡秀夫氏(54)が、約2万票の大差で自民党新人の元内閣審議官山本繁太郎氏(59)を破り4回目の当選を果たした。「ねじれ国会」の主導権を確保しようと、与野党とも総力戦で臨んだ選挙で、福田康夫首相の求心力低下は必至の情勢。与党内からも政権運営への批判が噴出しかねず、今後難しいかじ取りを迫られそうだ。

 官邸周辺からも「焦点は自民党の負け方だ」との声も出ていた今補選。いざフタを開けてみれば、投票終了直後の午後8時にテレビ各局が「平岡氏当選確実」を打った“秒殺”。自民党の落胆は大きく、町村信孝官房長官は都内で「後期高齢者医療制度をめぐる偏った報道も(敗因の)1つの要素だったことは間違いない」とマスコミに責任転嫁した。

 政府・与党は選挙中から、自民党候補が敗北しても「民意が向こう(民主党)に行ったことにはならない」(伊吹文明幹事長)と予防線を張っており、争点の1つになった揮発油(ガソリン)税の暫定税率復活を盛り込んだ税制改正法案を30日に衆院で再議決する予定。さらに、5月12日以降に、道路特定財源を今後10年間維持する道路整備費財源特例法改正案を衆院で再議決する方針だ。

 すでに危険水域の20%台となっている福田内閣の支持率は再議決などによりさらに低下、安倍政権末期(25・3%)を下回り、5月は10%台にまで落ち込むのは避けられないとみられている。

 民主党が検討している再議決後の首相問責決議案が可決されれば参院審議は空転。福田政権にとってはさらにダメージとなる。与党関係者は「7月の北海道洞爺湖サミット前の内閣改造もあり得る。審議拒否の民主党を起こすきっかけにするためで、いまさら人心一新で求心力は上がらない」と指摘。「政府・与党がこれだけやっても審議拒否するのか」と世論に訴え、世論の矛先を民主党に向かわせようとの作戦で、会期の小幅延長の検討も始まった。

 しかし、敗戦濃厚となってきた選挙戦中盤からささやかれていた「補選敗北でサミット花道論」が与党内で大きな声になる可能性もありそうだ。国会運営のほか日中首脳会談など外交面でも失点を重ねれば「7月には支持率1ケタも現実味」(官邸関係者)。党内から“福田降ろし”の声が公然と出てきそうだ。「後期高齢者医療制度をめぐる国民の批判は当分収まりそうにない。ねじれ国会とはいえ衆院では3分の2の議席を得ており、、いっそのこと、今後出てくる他の懸案を全部福田さんにお任せし、来年のしかるべく時期に別の選挙の顔を担いだほうが得策」(政府関係者)との声も出始めた。

[ 2008年04月28日 ]

945片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 17:30:08
補選惨敗、福田「死に体」加速…世論無視暴走で自滅

 27日の衆院山口2区補選の惨敗で、福田康夫首相の「死に体」化が加速してきた。総力戦で臨んだ補選は、自民新人の山本繁太郎氏(59)が民主前職の平岡秀夫氏(54)に約2万2000票差で大敗したが、それでも首相は選挙結果で示された「民意」を無視して、ガソリン税などの暫定税率復活や後期高齢者医療制度の継続に突き進む。内閣支持率のさらなる低下は必至で、7月のサミット後に退陣というサミット花道論が現実味を帯びてきた。

 「あれだけやって勝てないのだから、福田さんでは次期総選挙は絶対に戦えない」。27日夜、補選の結果を受け、自民党中堅は沈痛な表情だった。

 今回、自民党は空前の総力戦で臨んだ。地元選出の安倍晋三前首相が密着したほか、国民的人気のある麻生太郎前幹事長や小池百合子元防衛相らが何度も駆け付けた。地元入りした秘書団は連日100人。大企業の現地工場には古賀誠選対委員長が出向いた。

 米軍岩国基地には選挙期間中の戦闘機などの離着陸に自粛を申し入れたうえ、平岡氏が支援を求めた工場には、日本経団連から東京の本社を通じてクレームをつけた。最後は、山口県光市の母子殺害事件の遺族である本村洋さんまで応援に引っ張り出したほどだ。

 死力を尽くしての大敗を受け、福田首相から発せられたのは「なかなかうまくいかないようですな」。お得意の「他人事」発言に、ベテラン秘書は「国民の目線ではない。暫定税率や医療制度への怒りを理解していない。早く辞めてほしい」と言い放った。

 先の中堅は今回の選挙結果から、(1)自民党が圧倒的に強かった補選での敗北(2)首相8人を輩出した保守王国での大敗(3)自民支持だった高齢者の離反−を取り上げ、「自民党の基盤が完全に崩れている。この路線を続ければ福田内閣どころか、自民党が崩壊する」と危機感を募らせる。

 だが、福田首相は平気の平左だ。28日午後、公明党の太田昭宏代表と党首会談を行い、暫定税率復活のための租税特別措置法改正案を30日に衆院で再可決することを確認。27日、フジテレビ系「報道2001」の世論調査では、再議決に対して「賛成」だったのは32.6%で、「反対」は2倍近い58.2%だった。

 民意無視の「福田大増税」が実行されれば、原油価格の高騰による調達コストの上昇分などを合わせて1リットルあたり30円前後も値上がりし、160円を超える史上最高の価格になる。容量60リットルの乗用車の場合、満タンにすると約1800円も余計にかかる。

 「平成の姥捨て山」と悪評の高い後期高齢者医療制度も、福田首相は民意を無視する構えだ。26日、外遊中のモスクワ市内で「考え方は悪くない」と、改めて見直しに慎重姿勢を示した。

 現在、福田内閣の支持率は「危険水域」の20%台だが、このまま「他人事」「民意無視」が続けば、10%台に突入するのは確実だろう。

 閣僚経験者は「7月の北海道洞爺湖サミット後はどうなるか分からない」と語るが、別の中堅は「サミットまで持つのか。支持団体の突き上げで公明党が厳しくなっている」と語る。

 自民党内には、サミットを花道に福田首相に退陣を迫り、自民党総裁選を行って局面打開を期待する声が浮上している。その際、福田首相に「暫定税率問題」「後期高齢者医療制度問題」「消えた年金問題」の責任も背負わせるという。現時点で、福田首相に「死に体」状態を打開する手は見当たらない。
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_04/t2008042830_all.html

946片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 17:49:07
選挙:衆院選・山口2区補選 九州・自民、ショック 「総選挙、戦えぬ」
 ◇「官僚の代弁」首相批判、サミット花道論
 自民、民主が総力戦を展開した衆院山口2区補選で、民主党の平岡秀夫氏(54)が勝利した結果に、九州でも山口と並ぶ保守王国とされる自民県連にはショックが走り、次期衆院選の戦いに不安を募らせる幹部もいた。また、県連幹部らからは、批判が強い後期高齢者(長寿)医療制度について「有権者への説明を十分行うべきだ」などと、政府や党本部への注文の声が相次いだ。

 補選おひざ元の山口県連の長谷川忠男幹事長は「3点セット(ガソリン税、後期高齢者医療制度、年金)に対する反発が強かった」と強調した。宮崎県連の坂元裕一会長は「一連の問題で福田政権は官僚の代弁者だった。そのうえ今回の候補は、よりによって国土交通省出身。これでは官僚におんぶにだっこの状態」と批判した。

 佐賀県連の石井秀夫幹事長は「政治も行政も制度について説明してこなかった怠慢が結果に結びついた。現状ではとても次期衆院選は戦えない」と不安を隠さなかった。

 沖縄県連の新垣哲司幹事長は「このままでは求心力が低下する」と福田政権の弱体化と総選挙への影響を懸念。福岡県連の新宮松比古会長は「7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)での花道論も出てくるだろう」との見通しを示した。一方、長崎県連の末吉光徳幹事長は「山口2区の有権者の選択で国政全体を見るのはおかしい」と述べ、一つの補選結果が政権運営に影響を与えることを疑問視する。

 また、熊本県連の山本秀久会長は「熊本では3月の知事選でうちの支援候補が当選しており、うちはうちのやり方で戦う」と話した。

 与党が30日に予定するガソリン税などの暫定税率復活法案の衆院再可決に関し、長崎県連の末吉幹事長は「地方は暫定税率を踏まえた予算を組んでおり、早急に再可決しなければ大混乱に陥る」としたうえで「選挙結果にびびって再可決しないのであれば、首相は辞めるべきだとか、解散すべきだという声が強まるのではないか」と語った。

 ◇当選・平岡氏「全国の民意だ」
 衆院山口2区補選で当選した民主の平岡秀夫氏は28日朝、岩国市の事務所で会見し「補選で示されたのは日本全国を代表する民意。結果は福田政権に大きな打撃を与え、民主が解散総選挙を訴える弾みとなった」と表情を引き締めた。

 また、ガソリン税の暫定税率復活について「世論は明確に反対している。政府・与党を追及していく」と述べ、30日の再可決を目指す与党方針に異議を唱えた。12日間の選挙戦について「厳しい選挙だったが(2万1944票差での勝利は)最高の結果」と顔をほころばせた。

 その後、JR岩国駅前で街頭演説し「国民が直感的に感じた後期高齢者医療制度への不安は正しい。白紙撤回して安心できる医療サービスが提供できるようにしたい」と訴えた。【鈴木美穂】

 ◇与党、再可決へ結束確認
 自民党は28日午前、臨時の役員会、総務会を相次いで開き、揮発油(ガソリン)税の暫定税率を復活するため租税特別措置法改正案を30日に衆院で再可決する方針を再確認した。27日の衆院山口2区補選敗北による与党内の動揺を抑えるため、福田康夫首相は28日午後3時から公明党の太田昭宏代表との党首会談で、再可決の方針などを確認する。

 総務会で、伊吹文明幹事長は自公党首会談について(1)30日の租特法改正案の再可決(2)09年度からの道路特定財源の一般財源化に向けて与党協議会を近く発足させ、年内に結論を得て国会に提出する−−ことで政策協定を結ぶと説明した。

 伊吹氏は28日午前、TBS番組に出演し、補選敗北でも租特法改正案の再議決は「揺るがない」と強調。民主党が参院に首相問責決議案提出を検討していることについては「首相の指名権は最終的に衆院にある。(衆院で)首相の信任決議でも行って乗り切っていくべきだ」と述べた。

 これに対し民主党の鳩山由紀夫幹事長は28日午前、東京都内で記者団に「民意に背いて(再可決を)使うべきかどうか、(補選で)負けた状況を考えるべきだ」と述べ、与党をけん制した。同日午後、小沢一郎代表ら党幹部が首相問責決議案の提出時期などについて協議する。【川上克己】

毎日新聞 2008年4月28日 西部夕刊
http://mainichi.jp/seibu/seikei/archive/news/2008/04/28/20080428ddg001010002000c.html

947片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 19:09:04
衆院山口2区補選:勝敗の行方に「ラジオCM」影響?
 民主が自民との一騎打ちを制した27日投開票の衆院山口2区補選で、選挙戦最終盤に流れたラジオCMが、勝敗の行方に影響したとの見方が出ている。

 民主は小沢一郎代表が定時の時報に合わせて登場。「年金、医療、道路。大事な問題が山積です」と呼び掛けた後「5時です」のアナウンスが流れる短く印象に残るスタイル。

 「年金、医療に関心が高い高齢者、ガソリンが気になるドライバーを対象に狙った」(広報担当)という。時報CMは昨夏の参院選から本格導入したが、補選では初めて。

 対する自民は、福田康夫首相は登場せず、男性の声で「医療費の自己負担は変わらない」などと後期高齢者(長寿)医療制度のポイントを説明し、「自民党」と締めくくる。

 何とか理解を求めようと守りに回った作りで、選挙戦の様相そのままで、広報担当者は「説明不足を補おうとしたのだが」と悔しそうだ。【渡辺創】

毎日新聞 2008年4月28日 18時16分(最終更新 4月28日 18時17分)
http://mainichi.jp/select/today/news/20080429k0000m010019000c.html

948片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 21:19:41
読む政治:衆院補選・自民敗北 背を向けた支持層
 ◇「後期高齢者医療」首相の説明空振り/「現場知らない厚労省」与党に不満も
 ◇「福祉・医療を重視」25%/60代以上も平岡氏が多数
 毎日新聞とJNNの出口調査では、後期高齢者(長寿)医療制度への不満が、民主党勝利の大きな要因になったことを示している。

 「投票で何を最も重視したか」の問いには、「福祉、医療」がトップで25%。まさに新制度が有権者の最大関心事で、こう答えた人の65%が民主の平岡秀夫氏に投票し、自民の山本繁太郎氏は30%という低率だった。また、もともとは自民党の支持基盤ながら、新制度に切実な関心を持つ60代、70代以上で、それぞれ58%、46%が平岡氏に投票と回答し、山本氏を上回った。

 新制度を読み解けば、1人当たりの医療費が現役世代の約5倍もかかる75歳以上のお年寄りを別枠でくくり、医療費がかさめば、それだけ保険料も負担してもらう。お年寄りに節約意識を求め、現役世代の負担軽減に力点を置いたシステムだ。

 制度の土台というべき根本理念が、国民に認められていないことが補選を通じてあぶり出された。

    ◆

 「また、謝らせるのか」。福田康夫首相は声を荒らげた。15日の新制度開始を控え、官邸に呼ばれた厚生労働省幹部が首相に「説明不足を謝った方がいいのではないか」と助言した際のことだ。

 「国民に説明する視点が全くない。役所のレベルは落ちた」(政府筋)。官邸内には宙に浮いた年金記録の照合問題に続き、厚労省の不手際で、陳謝に追い込まれるという被害者意識が生まれた。

 「お年寄りの医療はお金がかかる。だけど若い人たちもせっせと支えよう。お年寄りの方々は幸せですよ、それは。だけど少しぐらい負担してくれてもいいじゃないのっていうのが、今度の医療制度なんだけどね」

 20日、山口県入りした首相が演説で新制度に触れると、会場は静まりかえった。首相特有の軽い口調は、聴衆に第三者的な印象を与え、胸に響くことはなかった。

    ◆

 新制度の理念は、小泉純一郎首相時代の03年3月28日に閣議決定された「医療制度抜本改革の基本方針」に盛り込まれている。

 当初、厚労省は健保組合など若年層の多い医療保険が、多くのお年寄りを抱える国保などを財政支援する案を推した。一方、丹羽雄哉元厚相ら厚生族は、お年寄りにも応分の保険料を求め現役の負担を軽くするよう、75歳以上の独立型を主張した。

 坂口力厚労相(当時)は折衷案を示し、これが原案となり、06年6月医療制度改革関連法として成立した。「改革は痛みを伴う」を基調とした小泉構造改革が推進力となった。

 参院選で自民党は惨敗し、小泉改革の負の側面が敗因の一つと分析された。就任した福田首相は、会社員や公務員の扶養家族で保険料を払っていなかったお年寄りも徴収対象になったため、保険料軽減措置をとった。

 17日、自民党有志議員による「後期高齢者医療制度を考える会」の初会合には42人が詰め掛けた。同会メンバーの平沢勝栄衆院議員は「地元で、お年寄りから批判を受けない日はない。自民党の大切な支持層を敵に回している」と語る。

 86歳の塩川正十郎元財務相は、産経新聞(17日1面)の自身のコラムで、新制度の通知についてこう記した。 「その紙切れは私の人生を否定するものでしかなかった」

 小泉政権の番頭格だった長老の言葉に、党内の動揺が広がった。

949片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 21:20:03
    ◆

 厚労省は与党議員に「多くの市町村は保険料が下がり、天引きが始まったら『たいしたことない』と沈静化する」と説明し続けた。ところが運営が都道府県に移行するため市区町村独自の補助がなくなり、保険料が上昇するケースがあることも分かった。

 「保険料が下がる」の説明は崩れ、江利川毅事務次官も「周知の方法に工夫の余地はあった」と認めざるを得なくなった。

 ある厚労族議員は「官僚が地方の補助制度を知らなかったのは不思議だろうが、保険局のエリートたちは驚くほど現場を知らない。制度の仕組みしか関心がない」と話す。

 「努力なしに保険料が下がるなら、制度の意義が失われる」

 今、厚労省幹部は焦りを隠さない。同省は新制度を、老人医療費の引き下げを実現した都道府県は保険料を減額できる半面、医療費抑制に失敗したら保険料を上げざるを得ないという、競争理念の導入ととらえていた。

 ところが批判の高まりで、9都道府県以上の自治体が独自に税を投入し、保険料の引き下げにつながった。同省には「人気取りのルール違反」と映るが、すでに現場では制度の理念が揺れているのだ。

    ◆

 腰が定まらない政府・与党が有権者を説得できるわけがない。

 古賀誠選対委員長は3月、「制度のスタート時期を補選後に延期できないか」と谷垣禎一政調会長に打診したが、すでに手遅れだった。選挙戦後半には「安心・納得の長寿医療制度」と、新制度の利点を大書した機関紙の全戸配布に乗り出したが、効果はなかった。

 ガソリンから後期高齢者へ。「ねじれ国会」は高齢者医療でも、福田政権をテストしようとしている。

毎日新聞 2008年4月28日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080428ddm002010097000c.html

950片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/28(月) 22:18:09
「保守票1万票逃げた」 '08/4/29

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 衆院山口2区補選の投開票から一夜明けた28日、自民、民主両党の山口県連幹事長が県庁で記者会見した。

 自民党県連の長谷川忠男幹事長は、民主党が批判を強めた後期高齢者医療制度(長寿医療制度)を敗因と認め、「(政府の)説明が足りない故に内容が分からないから『年寄りをいじめる』などとの受け止め方をされた」と述べた。

 保守票の一部が民主党に流れたことを認める一方、農村部の自民離れについては「分からない」とした。民主党の選挙戦には「(財源の)裏付けのある話をしてほしい。耳障りのいいことを言い、勝ったから『政権交代だ』と言うのは問題」と批判した。

 民主党県連の西嶋裕作幹事長は、周防大島町や岩国市の旧郡部で得票を伸ばしたことに「地域の人の不満と私たちが入ったタイミングが合った」と強調した。政策に財源の裏打ちがない、との批判には「中途半端になっているのは事実」との見方も示した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200804290056.html

951片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 12:46:49
政権「死に体になる」山口補選・東北の自民反応
 「道路決戦」の行方を占う衆院山口2区補選(27日投開票)で敗れた自民党。それでも福田政権は、ガソリン税の暫定税率復活をかけ、税制改正法案の衆院再議決に踏み切る構えだ。東北の自民党関係者には28日、「福田康夫首相は死に体になってしまう」と危機感が広がった。

 「自民党政治に国民が反乱を起こした」。自民党古川支部の佐藤勝支部長(大崎市議)は、補選の結果をこう切り捨てた。

 昨年9月にも、安倍晋三首相(当時)の退陣を求める申し入れ書を党宮城県連に突き付けた佐藤支部長。首相が交代しても、道路財源や後期高齢者医療制度で迷走を続ける党を嘆き「二大政党が時々交代するくらいじゃないと、いい政治にならない。それが自民党を変える一番の薬」と苦言を呈する。

 「再議決は反対だ。再議決するなら、内閣総辞職するくらいの覚悟でやってほしい」。自民党系の丹治智幸福島市議(無所属)が語気を強める。

 経済格差が埋まらぬ地方の不満を代弁する丹治氏は「景気浮揚には減税が一番。道路整備の必要性が薄らぐ中で、そもそもガソリン税に反対だ」と疑問をぶつける。

 各県連の幹部は「再議決は必要」としながらも、政権の先行きに不安をぬぐえない。

 平弘造山形県連幹事長は「福田内閣は死に体になりかねない」と危ぶむ。「野党や一時的な世論の批判に流されず、しっかり政策を訴える姿勢が大事」と注文をつけた。

 補選とは言え、全国注視の国政選挙で敗れたショックは計り知れない。

 柏佑整宮城県連幹事長は「再議決の意義を十分に訴えていかなければ、次期衆院選の態勢が整わない」と懸念する。津谷永光秋田県連会長も「財源を確保してもらわないと困るが、次期衆院選への影響を考えると、再議決は避けたい」と、思わず本音が漏れた。

 「これまで無駄が多すぎた。国民が怒っている。政府が反省し、無駄をなくすことが重要」。山内和夫青森県連幹事長は、不透明な支出が明らかになっている道路特定財源の改革を訴える。

 千葉伝岩手県連幹事長は「補選の結果と再議決は別のものだ。財源確保のため必要なことをやるだけだ」と話す。
2008年04月28日月曜日
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/04/20080429t71029.htm

952片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 12:47:41
衆院山口2区補選 自民田布施でも敗北
「基盤崩れたとは思わない」
 27日に投開票された衆院山口2区補欠選挙は、民主党前衆院議員・平岡秀夫さん(54)が自民党新人・山本繁太郎さん(59)に2万票以上の差をつけて一騎打ちを制した。次期衆院選の前哨戦とも位置づけられた同補選の結果や今後の影響などについて、県内の主要政党幹部に聞いた。

 前回2005年9月の衆院選で奪い返した山口2区の議席を再び失った自民党。岸信介、佐藤栄作の兄弟宰相を輩出した田布施町で約700票差をつけられるなど、自民党が強いとされる郡部でも苦戦した。

 同党県連の長谷川忠男幹事長は、後期高齢者医療制度への説明不足を敗因に挙げ、「(自民党の支持)基盤が崩れたとは思わない」と語気を強める。一方で、「各地域ごとに票を減らした事情があるはず。ただ単に風だけではなかったかもしれない」とも述べた。

 山本さんを推薦し、「公認候補と同等」という支援態勢で補選に臨んだ公明党県本部の先城憲尚幹事長は、「立候補表明が遅れ、与党への逆風が吹き荒れたことを考えると、健闘したと言えるのでは」と語った。

 一方、民主党県連の西嶋裕作幹事長は「有権者の『生活を何とかしてほしい』という強い思いが補選の勝利につながった。将来、大きな転機を作った意義のある選挙だったと思えるのではないか」と強調する。

 ただ、安倍前首相の選挙区(山口4区)の候補者は未定。党県連の組織力は自民党と比べて弱く、党員や地方議員の拡充など課題は多い。「地方の組織作りが大事だと思う」とした上で「全国的に注目された選挙を勝ち抜いた。(次期衆院選に)弾みがつくのではと期待している」と話した。

 平岡さんを推薦した社民党県連合の佐々木明美代表は「構造改革路線で国民は痛みを感じており、その象徴が後期高齢者医療制度。有権者一人ひとりの政権与党に対する怒りが勝利を呼び込んだ」と指摘した。

 自主投票とした共産党県委員会の佐藤文明書記長は「今の自公政権はめちゃくちゃ。党員や支持者はわらにもすがる思いで、民主党候補に入れたかもしれない」と推測した。

(2008年4月29日 読売新聞)山口

953片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 12:56:22
クローズアップ2008:山口ショック、自民グラグラ 暫定税率法案、あす再可決
 ◇暫定税率法案、それでもあす再可決
 何としてもガソリン税の暫定税率は復活させる−−。衆院山口2区補欠選挙での手痛い敗北から一夜明けた28日、政府・与党は30日の衆院本会議で造反者が出ないよう、与党の結束維持に躍起となった。自公党首会談では、道路特定財源の一般財源化に向けた与党協議会の設置を確認。一般財源化の担保を求めてきた中堅・若手は、とりあえず30日の再可決に応じる構えだが、「選挙の弱さ」を見せた福田康夫首相が民主党の攻勢をしのぎながら与党をまとめる道のりは険しい。【西田進一郎、田所柳子、近藤大介】

 ◇「造反」鎮圧に幹部躍起−−「郵政同様、除名だ」
 28日午前の自民党副幹事長会議。伊吹文明幹事長が「造反をなくしてほしい。(30日の)再可決で造反すれば郵政選挙の時と同じように除名だ」と厳しい表情でクギを刺すと、室内はしんと静まり返った。だれもが05年衆院選での党分裂を思い起こした。

 「道路の一般財源化は、小泉(純一郎)さんでもできなかった。それを福田さんはやろうとしているんだ!」

 「福田さんを総理に出している町村派から反対の声を上げてどうするんだ!」

 28日昼、国会近くのホテルで開かれた自民党町村派の総会。森喜朗元首相は15分にわたって熱弁をふるった。「山口2区ショック」に伴って再可決の決意が揺らぐことへの危機感がありありだった。

 党道路族の有力者でもある古賀誠選対委員長も自派の懇談会で造反防止の必要性を訴えた。「念には念をいれなきゃいけない。結束して党の方針に従って、粛々と堂々と再可決に協力をいただく」

 自民党の各派閥はこの日、所属議員にたがをはめて回った。30日再可決がもたらす逆風を意識してのことだ。

 「完敗した。原因はいろいろあるだろうが、長寿医療制度も大きかった」。福田首相は28日夕、記者団に後期高齢者医療制度への反発が敗北を招いたとの見方を示した。しかし首相は補選で問われたもう一つの争点、ガソリン税の暫定税率については、迷うことなく復活への与党内手続きに突き進んだ。

 午前10時に臨時党役員会、同11時半に臨時総務会、午後は1時に政府与党連絡協議会、3時に自公党首会談、5時に定例役員会。自民、公明両党は暫定税率を復活させるための租税特別措置法改正案を衆院で再可決するための「儀式」を終日続けた。衆院本会議で造反者を出さないための布石でもあった。

 自民党執行部は、道路特定財源の10年間維持を定める道路整備財源特例法改正案を5月12日以降に再可決することにも神経質になっていた。党内の中堅・若手が「09年度一般財源化」という首相方針と矛盾しているとして、造反の可能性をちらつかせているからだ。

 自公の若手議員らで作る「福田提案を支持し道路特定財源の一般財源化を実現する会」は28日午後、総会を開いた。その直前、自民党の大島理森国対委員長は会の中心メンバーである棚橋泰文元科学技術担当相や水野賢一衆院議員らを呼んでこう説得した。「再可決する前の段階で(一般財源化を)閣議にきちんとはかると首相も決断している」

 造反も辞さない構えだった水野氏は、その直後の総会で「前進を図ることができた」と述べ、特例法改正案の再可決を受け入れる考えを示唆。党内「最強硬派」を自称する河野太郎衆院議員も「首相も前向きに対応してくれている」と同調した。

954片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 12:56:40
 ◇議員しばる「選挙怖い」−−「庶民軽視、負ける」
 衆院山口2区補選での敗北を受け、与党内では、次期衆院選での「選挙の顔」として福田首相への失望感が広がりつつある。

 自民党内では、若手を中心に内閣支持率が低迷する首相の下で次期衆院選を戦うことへの疑問が強い。補選敗北後、若手の一人は「政権発足後の初めての国政選挙だが、敗北によって疑問が実証され、確信に変わった」と話す。

 ただ、党内に衆目が一致する「ポスト福田」候補がいないだけに「首相に辞められても展望がない。当面は我慢するしかない」(別の若手)とのジレンマも抱え、首相に対し、表立った責任論は上がっていない。

 一方、公明党やその支持母体の創価学会にとっても、補選の敗北は深刻なダメージとなった。後期高齢者医療制度の導入が支持層の反発を浴びる中、公明党は太田昭宏代表、浜四津敏子代表代行ら党幹部が相次いで選挙区入りしただけに、敗北はショックを一層大きくしている。

 「補選では、公明党さんにお世話になった。お礼を申し上げる」。28日午後、国会内で開かれた政府・与党協議会。自民党の伊吹文明幹事長と町村信孝官房長官は、公明党の北側一雄幹事長に低姿勢で謝意を伝えた。ただ、同席した公明党の白浜一良参院議員会長は「後期高齢者医療制度の説明が十分でなかった」と不満をぶつけた。

 創価学会幹部は「庶民の気持ちが分からない政権とのイメージが定着してきた。このままでは衆院選で与党は敗北する」と危機感を募らせている。

毎日新聞 2008年4月29日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080429ddm003010057000c.html

955片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 23:40:58
選挙:衆院選・山口2区補選 敗退で政府批判が噴出−−自民党県連 /岐阜
 福田政権発足後初の国政選挙となった27日の衆院山口2区補選で民主の平岡秀夫氏が勝利したことで、県内の自民党関係者から政府批判が噴出し始めた。特に後期高齢者医療制度を問題視する声が強く、「いま選挙になれば、大変なことになる」と強い危機感を抱いている。

 自民党県連の猫田孝会長代理は「後期高齢者医療制度、年金問題、道路政策のいわゆる『3点セット』が敗因だ。特に後期高齢者医療制度は説明不足の感があった」と指摘。「誰が出ても、勝ち目はなかった」と話した。

 自民党岐阜市支部(岐阜市連)の玉田和浩会長は「岐阜でいま選挙になれば、大変なことになる」と危機感を表した。「後期高齢者医療制度は国民に浸透させずに、いきなりだったから、こういう結果になった。国民に分かりやすく説明し、理解を得なければいけなかった」と政府の不手際を批判。揮発油(ガソリン)税の暫定税率問題についても「やらざるを得ないのは分かるが、国民は『苦しいときにまた上げるのか』と思う。国会議員は、もう少し手法を考えてやってほしい」と注文を付けた。

 一方、民主党県連の園田康博代表は「結果は山口2区だけの問題ではない。『3点セット』に関する与党への国民の不満や不信の表れだ。与党はこれまで何度も国民の真意を問うべき時期があったが、逃げてきた。早期の解散総選挙を求めていく」と語気を強めた。【稲垣衆史、宮田正和】

毎日新聞 2008年4月29日 地方版
http://mainichi.jp/area/gifu/news/20080429ddlk21010056000c.html

956片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/04/29(火) 23:42:48
選挙:衆院選・山口2区補選 民主「与党への不満結実」−−県内関係者 /大分
 ◇自民「総選挙、予算成立後」
 民主が自民に完勝した27日の衆院山口2区補選。年金、ガソリン税、後期高齢者医療制度の「自民3逆風」が吹く中での結果に、県内両党関係者とも「総選挙は先」と見通した。

 自民県連の衛藤征士郎会長は、2万票差の9万4000票を「ハンディの割には頑張った方」と“善戦”を強調。「低所得層の負担が減る長寿(後期高齢者)医療制度は、20ぐらいの負担例を示せば理解は得られる。総選挙はそのプロセス後」とし、具体的には「来年度予算案成立後」と観測。5月の「ハプニング解散」は否定した。

 民主県連の梶原九州男幹事長は「今の政治への不満が結実した。どの選挙区でも同じ状況が起きたはず」。総選挙は「野党側の失策でもない限り解散できないだろう」と述べた。与党政治をおかしいと思う有権者のパワー維持が課題といい、「長寿(後期高齢者)医療制度を単純に元に戻すのは現実的には難しく、責任野党として、有効な対案を明示する」と力を込めた。【梅山崇】

毎日新聞 2008年4月29日 地方版
http://mainichi.jp/area/oita/news/20080429ddlk44010363000c.html

選挙:衆院選・山口2区補選 民主当選で「社会保障に不満」−−麻生知事 /福岡
 ◇暫定税率の復活強調
 民主党の平岡秀夫氏(54)が当選した山口2区補選について、全国知事会会長の麻生渡県知事は28日、「接戦と聞いていたが大きな差がついたと感じる。社会保障制度に有権者が不安と不満を抱えているのだろう」と県庁内で記者団に感想を述べた。

 争点の一つにもなった暫定税率について、与党は30日にも衆院で改正案を再可決する方針を示しているが、麻生知事は「今回の選挙は当初は『ガソリン選挙』という位置づけだったが、だんだん後期高齢者医療制度、年金制度が主たる争点になった。争点の優先順位として暫定税率は3番目ぐらい。ぜひ復活すべきだ」と強調した。【川名壮志】

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2008年4月29日 地方版
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20080429ddlk40010420000c.html

957片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/05/24(土) 20:36:14
衆院3区補選回避狙う自民県連
山口での敗北に危機感
 衆院山口2区補選で自民党候補者が大敗したことを受け、秋の衆院山梨3区の補選回避に向けた党県連関係者の動きが水面下で大詰めを迎えている。(矢牧久明、新美舞、小谷毅彦)

■負け戦? 山梨3区は2005年の郵政選挙で「造反組」の保坂武氏が当選、「刺客」の小野次郎氏、民主党の後藤斎氏が比例で復活当選し、3人が並び立つ。自民党の公認争いは、保坂氏が甲斐市長選に転出し、小野氏に譲る形で決着。保坂氏転出に伴い、10月26日投開票の日程で行われる補選の有無は、市長選の日程と、保坂氏の議員辞職の時期で決まる。

 公職選挙法の規定で保坂氏が9月15日までに辞職すれば市長選の日程に関係なく補選は行われる。一方、甲斐市長の任期満了は10月2日。市長選の告示が9月15日以前だと保坂氏は自動的に失職するため補選が行われるが、21日告示、同28日投開票の日程だと、保坂氏が議員辞職を引き延ばせば補選は行われない。

 市長選の日程は6月初旬に甲斐市選管が決める。しかし、水面下では日程を巡る駆け引きが盛んだ。3区選出の同党県議らは同市関係者に「あえて今、補選をやらなくてもいいのでは」と21日告示の日程を働き掛けている。別の県連幹部は、現時点で唯一、秋の国政選補選の可能性のある山梨3区補選について党本部が見送りたい意向であることを指摘した上で、「色々な方面と調整を図っている」と打ち明ける。

■山口ショック 小野氏と後藤氏の一騎打ちが予想される補選について当初、党県連では容認する声が支配的だった。党県連会長の保坂氏は市長選転出を党本部に報告した4月15日以降も「補選は避けられない」と周囲に漏らしていた。

 しかし、その後、後期高齢者医療制度などが逆風となり、民主党候補に惨敗した山口2区補選の結果は、党本部、県連ともに大きなショックだった。選挙区で3度当選している保坂氏に比べて小野氏は地元に浸透していない。無党派層もいる保坂氏の支持者は両氏の急接近に抵抗感があるという。民主の後藤氏に票が流れることも予想され、県連内では「負け戦にエネルギーを使えない」と補選回避を訴える声が高まった。

 保坂氏も「やるやらないは早急に結論を出さなくてはならないが、当事者でもある自分が色々言うべきではない」と慎重な姿勢を崩さない。ただ、回避した場合には市長選の準備が十分にできず、ギリギリまで衆院議員の身分であることについて有権者への説明も難しい。保坂氏の支持者からは「早めに辞職して市長選に専念すべき。補選はやむを得ない」との声も聞こえる。

 一方、民主党の後藤氏は小沢代表が衆院解散・総選挙について「9月から12月までの間に必ずある」と述べていることを踏まえ、「補選の有無よりも、とにかく解散・総選挙をして国民の信を問い、直近の民意を確認するのが重要だ」としている。

(2008年5月24日 読売新聞)山梨
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080524-OYT8T00481.htm

958片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/04(水) 01:08:47
山梨3区補選不実施の公算 甲斐市長選告示は9月21日


 自民党の保坂武衆院議員(山梨3区)が立候補を表明している山梨県甲斐市長選の日程について、市選管は3日、9月21日告示、28日投開票と決めた。

 福田康夫首相の支持率が低迷する中、自民党は「補選は避けたい」(選対幹部)意向。このため保坂氏は市長選立候補による自動失職を選ぶとみられ、大きな状況の変化がない限り山梨3区補選は実施されない公算となった。

 公選法の規定により保坂氏が9月15日以前に辞職すると、山梨3区補選は10月26日の投開票となる。辞職が9月16日以降の場合、通常なら来年4月の補選となるが、今回は任期満了が来年9月10日に迫っているため、補選は実施されない。


2008/06/03 20:21 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008060301000672.html

959片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/04(水) 12:10:29
衆院補選回避、自民に安堵
甲斐市長選日程決まる 民主「不自然」
 自民党の保坂武衆院議員が転出する甲斐市長選の日程が3日決まり、衆院山梨3区補選が行われない見通しになった。回避を望んでいた自民党県連関係者が安堵(あんど)の表情を見せれば、民主党県連関係者などからは市長選日程の不自然さを指摘する声が聞かれた。

 保坂氏は3日、読売新聞の取材に対し「私が辞職する時期で補選の有無が決まる日程となったが、自動失職を視野に入れ判断したい」と言葉を選びながら慎重に語った。支援者と相談し、出来るだけ早く正式に決めるという。保坂氏は当初、辞職時期について「8月」と発言し、周囲にも「早めに市長選の準備に入りたい」と漏らしていた。しかし、4月下旬の衆院山口2区補選で自民党が民主党に敗北して状況が一変した。

 自民党本部や県連では、補選が行われれば「山口の二の舞いになる」として補選回避論が支配的になった。ある党関係者は、保坂氏を後継者指名した藤巻義麿市長に補選を回避できる唯一の日程である9月21日告示、28日投開票とするように「顔を合わせるたびにさりげなくお願いしていた」と打ち明ける。

 一方、民主党県連の樋口雄一幹事長は新市長の任期が投開票日からわずか5日後の10月3日からであることを指摘し、「極めて異例の日程。自民党の思惑がこもっていると考えざるをえない」と批判した。

 補選となった場合、出馬の意向を示していた民主党の後藤斎衆院議員(比例南関東ブロック)は「秋には総選挙に追い込む前提でやっている。総選挙でも補選でも勝つ用意を進めるだけ」としている。

 3日開かれた甲斐市選挙管理委員会では、市長選の投開票日の候補として10月2日の任期満了から30日以内の4日曜日(9月7日、14日、21日、28日)を挙げた。このうち、14、21の両日は9月定例市議会の会期中となる公算が大きい、7日は告示日が8月31日となり、市防災訓練の日と重なる−−などを理由に4人の委員が全会一致で28日投開票とするのが妥当であるとの結論に達したという。

 小宮山恒三(つねぞう)委員長は自民党関係者から働き掛けがあったかどうかについて、「そんな話は一切ない」と否定した。

 市選管事務局職員は「10月26日の衆院補選が行われることを前提に事務作業を進めていく」と話し、今後は投票所の立会人の確保などに追われる。6月1日現在の有権者数は5万7671人。

(2008年6月4日 読売新聞)山梨
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080603-OYT8T00770.htm

960片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/04(水) 12:33:55
選挙:甲斐市長選 9月21日告示、28日投開票 衆院補選は回避へ /山梨
 ◇保坂氏が自動失職示唆
 甲斐市の選挙管理委員会が3日開かれ、任期満了(10月2日)に伴う市長選の日程を9月21日告示、28日投開票と決めた。現職の藤巻義麿市長(72)は引退を表明し、自民党の保坂武衆院議員(63)=山梨3区=が市長選出馬を明らかにしている。保坂氏が9月15日以前に辞職した場合、統一補選の対象になるが、保坂氏は辞職せずに自動失職を選択する可能性を示唆し、補選は回避される見込み。

 公選法は、3月16日から9月15日に衆議院小選挙区で欠員が出た場合、10月の第4日曜日投票で補欠選挙を行うと規定している。今回の市長選日程は、保坂氏の辞職時期によっては衆院山梨3区の補選を回避できる唯一の日程だった。

 甲斐市選管は日程の決定理由を「定例市議会の会期が3週間ほど必要で、議会を中断するのは困難。また9月7日投票だと、告示日が市の防災訓練にあたる」などと説明した。

 一方、辞職時期を巡り、市長選への出馬意向を示した今年4月、保坂氏は「会期延長を考えると、8月(に辞職すること)が自分の意思」と明言。しかし、衆院山口2区補選で自民党候補が惨敗したことや、福田政権の支持率低下などを受け、補選回避を求める声が党内から噴出。このため、保坂氏は「党本部の意向に添う」と慎重姿勢を貫いてきた。

 保坂氏は取材に対し「補欠選挙をしない方法も考えられる日程になった。後援会と早急に相談を行い、自然失職(自動失職)も視野に入れて判断する」と答えた。

 ただ、保坂氏が9月15日までに辞職すれば、10月14日告示、26日投開票の日程で補選が実施される。この場合、自民党の小野次郎衆院議員(54)=比例南関東=と民主党の後藤斎衆院議員(50)=同=が出馬に前向きな姿勢を示している。

 6月1日現在の甲斐市の有権者数は5万7671人(男2万8442人、女2万9229人)。【沢田勇、中村有花】

毎日新聞 2008年6月4日 地方版
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20080604ddlk19010206000c.html

961片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/06/04(水) 20:11:37
2008年06月04日(水)
甲斐市長選9月21日告示 「失職も視野」
保坂氏意向 3区補選行われない見通し

 自民党の保坂武衆院議員(山梨3区)が立候補を表明している甲斐市長選の日程について、同市選挙管理委員会は3日、9月21日告示、同28日投開票とすることを決めた。保坂氏が立候補と同時に自動失職、または9月16日以降に辞職する場合は、衆院山梨3区の補欠選挙が行われない日程。保坂氏は「自動失職も視野に入れ、どのような対応を取るか検討したい」と話しており、解散総選挙の前哨戦として注目された衆院山梨3区補選は実施されない公算が大きくなった。
 この日開かれた市選管委員会では、任期満了(10月2日)に伴う市長選の日程について、事務局が投開票日として9月7、14、21、28日の日程を示した上で、「9月定例市議会途中に市長選があるのは非現実的。7日の場合、告示日の8月31日には防災訓練がある」として28日投開票を提案。全会一致で了承した。
 公職選挙法では衆参両院の補選は4月と10月に行うが、任期満了から半年を切る場合は実施しないと規定。このため、保坂氏が9月15日までに辞職した場合、衆院山梨3区補選は10月26日に行われるが、9月16日以降の辞職では補選は実施されない。
 保坂氏は山梨日日新聞の取材に、補選が行われた場合、甲斐市内では1年間に3つの選挙が行われる可能性が出てくることを挙げ、「公費負担が大きい」と指摘。また、3区を地盤とする比例代表選出の小野次郎(自民)、後藤斎(民主)の両衆院議員が補選にくら替え立候補する見通しを示し、「衆院議員が1人に減ってしまう」と強調。補選が行われない自動失職も視野に入れて対応を検討する考えを示した。後援会幹部と相談し、近く対応を決める。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2008/06/04/5.html

962片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2008/07/01(火) 11:38:44
保坂氏、議員辞職せず
甲斐市長選立候補で失職へ
 甲斐市長選への出馬を予定している自民党の保坂武衆院議員は28日、昭和町内で開かれた後援会と衆院山梨3区の党関係者らによる代表者会議に出席し、事前に議員辞職はしないで市長選の告示日(9月21日)に立候補する考えを明言した。立候補と同時に自動失職することになり、3区の補選は実施されないことが確定した。

 保坂氏は9月15日以前に議員を辞職すると衆院山梨3区で補選が実施されることになる公選法の規定を説明した上で、「今年は南アルプス市や北杜市など3区内で選挙が多く控えている状況で、これ以上支持者の負担を増やしたくない」などと補選回避の意義を強調した。市長選に向けた対策としては、7月中旬をめどに選挙対策事務所を開くという。

 一方、次期衆院選について「選挙区では小野次郎氏、比例では自民党への支援をお願いします」と述べ、3区の候補者調整で一時は公認を争った小野氏への支援を自らの後援会メンバーらに直接訴えた。

(2008年6月29日 読売新聞)山梨
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20080628-OYT8T00799.htm


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