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地方選挙・地方政治

1422片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2007/01/25(木) 23:44:39
>>1416
連載・県政転換②
独自カラーどう構築
長期計画策定 試金石に
http://www.sannichi.co.jp/chijisen/news/2007/01/24/13.html

横内正明氏の当選から一夜明けた二十二日、山梨県庁のある部局の幹部が庁内の一室に集まった。手には同氏の公約である政策大綱のコピー。政策の中に現県政と同じ方向性で進められる施策があるかなど、現行施策との共通項を見いだすことが目的だった。
 あらためて内容を点検した幹部職員は「これなら大きな方針転換はしなくても済みそうだ。これまで積み上げたものが生かせる」とつぶやいた。
<127項目の政策>
 横内氏が政策大綱を表明したのは、立候補表明から約一カ月半後の昨年十一月末。故天野久知事がかつて掲げた「富める山梨」を参考に「富める山梨に再チャレンジ」を表題に、行財政改革や福祉、教育などの分野で百二十七項目の政策を並べた。会見で「私は山梨を変えます」と力を込めて宣言した。
 政策大綱作りは、立候補が取りざたされていた九月ごろからひそかに進められていた。横内氏の考えを基に、内田健自民党県議らが中心になって作成。横内氏を支持する県職員のアドバイスも受けながら、固まったのは発表の数日前のことだった。
 「やまなしブランド確立」「小学校の三十人学級」「小児医療費の窓口無料化」−。発表直後、アンダーラインを引きながら目を通したある課長が「ほとんど山本県政で取り組んでいるものばかりだ」と話したように、山本氏が一期目で手を付けたものや、一定の成果を挙げた政策も並ぶ。
 新味がないとの指摘に、横内氏は「思い切ったことを示したらどうかという意見もあったが、票のために実現不可能なことをぶち上げるのはフェアではない」と説明。目新しさよりも実現性を優先したと強調する。
 争点事業でも、県立図書館と生涯学習センターを一体化して整備する新学習拠点は白紙撤回を打ち出したが、中部横断自動車道整備の一部に県費を投入する新直轄方式導入は基本的には認める立場。財政再建を進める一方、必要な公共事業は進める考えで、職員らは「県政転換を訴えてはいるが、政策や基本路線は山本県政とほとんど変わりがない」と受け止めている。
 ある県幹部は「今後四年間で山本県政との違いを打ち出し、『横内カラー』をどのように示していくか。もともとの主張にそう違いがないだけに難しい問題だ」と指摘する。
<最低でも2年>
 横内氏が当面取り組むことになるのが、県政の方向性を示す長期総合計画の策定。天野(建)県政では「幸住県計画」、山本県政では三年前に「創・甲斐プラン21」を策定した。「天野県政を継承した山本県政は、天野県政で改定が進んでいた計画を生かし、一年で策定した。横内氏が長期総合計画を策定することになれば最低でも二年はかかる」。ある職員は解説する。
 一方、徳島県の飯泉嘉門知事は長期総合計画ではなく、任期四年間の「行動計画」を策定。知事選で掲げたマニフェスト(公約集)を基に一年足らずで作った。横内氏は現時点では長期総合計画策定について明らかにしていず「各部局に公約を示し、三カ月以内に具体化をお願いする」と述べるにとどめている。
 政策作成に携わった内田県議は「かつては一期目は準備期間で、二期目でカラーを出せば良いと言われたが、今は違う。一期目で目に見える成果を出さなければならない」と指摘する。
 「カラーが見えない」「閉塞(へいそく)感が漂い、県民に夢が示せない」−。県政刷新を掲げた新知事が早期に「横内カラー」を打ち出すことができなければ、選挙中に山本県政を指摘した言葉は、そのまま返ってくることになる。


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