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賎のおだまき・武家の時代の男色

93名無しさん:2010/09/18(土) 09:29:28
>>23.>>68

(十四頁:倉田小浜狼藉 平田三五郎危難の事)

倉田軍平後ろより三五郎を大抱きに、宗次(三五郎)脇差抜かんと悶えるを、
小浜助五郎ひたと両手を握りて少しも動かさず、 三五郎は無念至極に思われつ 心の中は燃ゆる火の火水になれと揉みあうに、此の勢いに三五郎が髪は元結ふっと切れ梅の匂いの乱れ髪乱れて馨る春風に吹かれて衣裳の裳返る。 雪を欺くその肌に倉田小浜は堪えかね、花のようなる宗次(三五郎)をば、強力無双の両人が物の数とも思わずで、即にねじ倒し無理に本意を達せんと日も入相の無常を告ぐる山寺の鐘の音響き音添えて哀れいや増す春の暮、往来の人もあらばえに、哀れや三五郎が未だ少年の悲しさに、叶わぬ物故に詮方無くも涙ぐみ・・
ここに一人の主馬に打ち乗りたる・・


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