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【個】『門倉姉弟の語り尽くせぬ四方山話』 第二話【ミ】
35
:
ココロ『RLP』
:2016/01/17(日) 01:16:45
>>34
(GM)
「キャンドル、セラピー……?」
「え、ええと……
アロマキャンドルなら、何度か……あれは、落ち着きますけれど……」
炎による、『癒し』とは。
ココロの想像の外にあった物だが、言われれば納得出来る。
「そ、そんなことが出来るんですね。
炎……危なくて、どう使うか、あまり思いついていなかったけれど……」
「たき火……って考えたら……
湖畔、というか、自然らしさはあるのかしら……」
「夜の湖畔、という感じにして……」
迷いどころ、だった。
ココロの知る湖畔に、炎というものはない。
・・・・しかし。
「素敵、だと思います、けど……それをやるとしたら……」
取り入れることは、出来る。
ココロ一人の湖畔では、きっと、勝つことは出来ない。
「炎を、起こすものが必要になります。
板踏さんの……炎の能力は、勢いを操るだけだから。」
「高天原さん……止める能力は、音が鳴っていないと、止められなくて。
だから、花びらを止めるのは、何か準備がないと、難しいかもしれませんけれど……」
全て出来るとは限らない。
だが、湖畔から逸脱しすぎないなら、やってみる価値はある。
湖畔に怪獣はいないが、温かい火が灯ることはある。
「……マッチとか、
置いていないかしら……?」
地下のバースペースを覗いた時を思い出す。
ああいうところには、備品として置いて在ったりしないだろうか……?
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