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【場】『黄金原駅』 その3
1
:
ようこそ、『黄金町』へ
:2015/07/06(月) 19:20:24
北:メインストリート(商店街)
南:ネオンストリート(歓楽街)
西:黄金港
郊外
┏┛
..┏┛
┌┐ ┏┛黄金川
┌┘ │ ┌――┐
│ │ ┌――┘ │
└┐┌ .│ ┌┘
┌┘ ―┘ │
―┘ ┌┘ ◎ショッピングモール
―┐ H湖 ┌┘ ┌┐
│ ┌┘ .┌ ..│
┐ │ ┌ ┌┘ 住宅街
│ │ ┌ │
┐ │ ┌ ┌.. 黄金原駅
│ └─┘┌― ┏ ━■■━ ━ ━
━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ━ ┛
│ └―┐黄金港 繁華街
└┐ ┌――┘
─────┘ └――――――――――――
太 平 洋
――――――――――――――――――――――――――――――――――
前スレ
【場】『黄金原駅』 その2
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1397309596/
2
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/07/06(月) 20:32:36
タタタ
「ううむ……」
近所の人から頼まれて、猫を探す小角だ。
この辺りにいるとかいないとか聞いたのだが……
「まいったなあ……」
右手には猫じゃらし。
ディアストーカー
服装はいつも通り、鹿撃帽にインバネスコート。
サン サン
・・・・暑い。
3
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2015/07/06(月) 20:48:14
>>2
「あのう」
「すいません」
「ちょっといいですか?」
小角に真上から声が掛けられた。
4
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/07/06(月) 21:51:02
>>3
「む……」
「なんだい――」
「……ん?」
答えてから気づいたが、方向がおかしい。
……上とは?
(な、なんだか悪い予感がするぞ……)
「……ひ、人さまの頭の上に、立つのはだなぁ。」
そう言いながら、上を見る。
5
:
ズナームカ『プリンス85』
:2015/07/06(月) 22:04:29
>>4
声に反応し、小角は上を向いた。
すると、金色の髪の少年がひとり、
大きく目を見開いた顔で小角のことを『見上げて』いた。
小角の上に位置している筈の少年が『小角のことを見上げて』と書いたのは間違いではない。
金色の髪の少年は、小角の真上で宙に浮いた巨大な岩のようなものの上に
天地を逆にして『立って』いたのだ。
それは、絵にすると大体こんな感じだった。
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\)
)
O
O
人 ←小角
〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「珍しいものを持ってますね」
「それは何ですか?」
小角の顔を『見上げ』ながら少年は質問してきた。
6
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/07/06(月) 22:13:05
>>5
「うっ、うわっ……!!?」
ペタ
尻もちをつく小角。
丸い目を大きく見開き、その『少年』を見る。
ゴシ
目をこする。
「う、ううむ……夢ではないらしい。
これかい? これは猫じゃらしだが……」
手のそれを見た後、再び視線を少年へ。
「き、きみこそ、ずいぶんと珍しいものに乗っているじゃあないか……」
「い、いったいなんなんだ、それは。
まさか、『スタンド能力』……なのか?」
やや警戒しつつ、質問を返す。
7
:
ズナームカ『プリンス85』
:2015/07/06(月) 22:30:54
>>6
目をこすって改めて見てみたが、
やはり見間違いなどではなく、少年は岩の塊に乗って宙に浮いている。
「猫じゃらし」
「へぇ」
「初めて見ました」
大きく目を見開いて猫じゃらしを見つめながら少年が呟く。
それと共に、少年の乗った岩は高度を下げて、ちょうど少年の頭が
尻もちをついた小角の手元(の猫じゃらし)の正面に来る位置まで降下してきた。
それは、絵にすると大体こんな感じだった。
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\)
)
O O
ノ(ヘヘ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「『スタンド能力』?」
「何ですか? それ?」
「初めて聞く言葉だ」
猫じゃらしをまじまじと見つめながら少年が応えた。
「これは『星』ですよ」
「おれの住む、『プリンス85』という名前の『星』です」
8
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/07/06(月) 22:45:15
>>7
「ね……猫じゃらしを見たことがないのか。
というと、きみは……外国から来たのかい?」
「いや、外国にも猫じゃらしはあるか……ううむ。」
ビクッ
「わ……」
(お、降りてきたぞ……
いったいなんなのだ、これは。)
少し後ずさる。
「す……スタンド能力じゃあないのか。
す、スタンドは……超能力のことだ。
まあ、知らないのも無理はないかな。」
猫じゃらしはともかく、こちらは知らなくて当然の言葉。
……しかし、スタンドじゃないとすれば、一体――
「ほ……星!?」
「オホン……ほ、星だというのか? ……ば、ばかな。
たしかに、見た目は星のようだが……ううむ……
し、しかしだぞ。星にしては、ずいぶん小さすぎやしないか。」
『プリンス85』をまじまじと眺める。
小さいとか以前に、地球の中にもう一つ星があるのも変な話だ。
9
:
ズナームカ『プリンス85』
:2015/07/06(月) 23:02:29
>>8
小角は『プリンス85』をまじまじと眺めた。
大きさはコンテナほどで、表面は土に覆われている。
概ね球形をしているが、部分的に盛り上がって『山』のようになっている箇所もある。
そして上の方をよく見てみると高さ2mほどの『バオバブの木』が何本か生えていることに気づいた。
「『星』ってのはこの宇宙には沢山あります」
「その中には大きいものだけじゃなくて小さいものもあります」
「おれの『プリンス85』もそうです」
「『小惑星』ってやつです」
さも当然といった様子で少年が応えた。
「ところでこの猫じゃらし」
「これは何に使うものなんですか?」
少年がまた新たな質問をしてきた。
10
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/07/06(月) 23:11:10
>>9
「な、なるほど、小惑星かぁ……
うう、そう言われれば反論できないね。」
人工的な建造物にも見えない。
しかし自然物にも思えない……
(ううむ……やはりスタンドではないのか?
彼はスタンドという言葉を知らないのかもしれないぞ。)
「……ん? 猫じゃらし?
これはだね、猫と遊ぶのに使うんだよ。」
軽く振ってみせる。
「猫はこれがやけに好きで、振ると喜ぶのさ。ふふん。
……まあ、今日は遊ぶために持っているのではない。」
知識を披露する喜びを感じるが……
そう、今日は目的がある。
「探している猫がいてね。頼まれたんだ。
なにせ、ほら、わたしは探偵だから。」
つまり、猫さがしだ。
……言ってから、彼は探偵を知らないのでは? と気づいた。
11
:
ズナームカ『プリンス85』
:2015/07/06(月) 23:19:17
>>10
「へー、猫がこれを好きなんです?」
「それは知らなかった」
「なるほど」
「ためになるなー」
小角の回答に、少年は感心したように呟いた。
「……探偵?」
「探偵ってのは何です?」
そして案の定、少年はまた新たな質問をしてきた。
12
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/07/06(月) 23:32:26
>
>>11
「ふふん……」
ドヤ…
静かに口角を吊り上げる小角。
知性をアピールできた。
「探偵は……」
「……ううむ、一言で言うのは難しいね。
まあ、簡単に言えば、真実を見つける仕事かな。」
受け売りなのだが――まあ、それで正しいだろう。
いろんな探偵はいるが、その一点はまず、共通だ。
「それに、困っている人を助けたりもするかな。」
「とても、格好のいい仕事さ。」
小角は笑みを浮かべ、頷く。
……それにしてもだ。
「しかしきみ、ほんとにどこから来たんだい?」
あまりに謎な存在だ。
少なくとも、普通の生まれじゃあなさそうだが。
13
:
ズナームカ『プリンス85』
:2015/07/06(月) 23:40:35
>>12
「おれがどこから来たか? ですか?」
「えーと」
「さっきまではあの辺にいました」
そう言いながら少年は『空』を指さした。
「昨日はもうちょっとあっちの方にいましたね」
そう言って今度は指をほんの少し斜めに傾けた。
指のさす方には依然として青い空があるばかりである。
「探偵は真実を見つける仕事ですか」
「困っている人を助けたりもする」
「なるほどなー」
「……………」
「……『真実』?」
「『真実』ってのは、何ですか?」
14
:
小角 宝梦『イル・ソン・パティ』
:2015/07/06(月) 23:49:34
>>13
指をさすのにしたがい、見上げてみた。一面の空。
サン サン
「……??」
太陽がまぶしい。顔を下ろす。
「う、うう……どういうことなんだ?
つまりきみは、空を漂って生きている……のかい?」
この星――『プリンス85』は空を飛べるようだ。
なるほど、空の暮らしも可能……なのか?
「なんだか気の遠くなる話だなあ。
……真実? 真実っていうのは、うーむ……」
顎に手を当てる。
「……本当のこと、って意味だね。
探偵は本当のことを見つけるんだ。」
なんとなく、こう、弱い説明になってしまった。
が、言葉の意味と言うのはなかなか難しい。
「まあ、わたしは知性派だが……
わたしの言うことがすべて真実かと言うと、そうとは限らないわけだ。」
そう付け加えておく。
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