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【ミ】『黄金町の夕闇』 その2
437
:
アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』
:2015/08/14(金) 00:04:53
>>435
「…………だよね」
アウレアにとっても確認作業みたいなモノだった。
落胆はあるが、血には気を付けるという情報を得ることはできたのだし、
相手の手駒のうちの一つを潰すことは出来た。
これ以上の情報収集は、エルガマルの言葉を借りれば『無駄』ということに――、
「――――?」
そこで、エルガマルの視線を追って、気付く。
ウィルの脇腹にできていた『染み』。それが意味する事……つまり血液の注入。
いや、考えてみれば当然だ。ウィルは看護婦と何度も相対していた。
死角に隠れ、誰からも見えない状態が続いたこともあった。隠れて行動することくらいはできたはずだ。
既に『花嫁』となりつつあるウィルに攻撃をしかけることはないだろうと、
そう考えて油断していた――――症状を『進ませられる』こともあり得ると考えるべきだった!
「……ウィルっ!」
溜まらずウィルの方に賭けて、脇腹から全身にかけて『黄金化』を施す。
元々心臓については『黄金化』しているのだ。
多少注入から時間があっても、『黄金化』によって摘出できる可能性はまだ残っている。
……残っていないといても、これを見てしまっては
合理性を捨ててでも動かざるを得ない。『無駄』だと分かっていても。
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