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【ミ】『黄金町の夕闇』 その2
427
:
『婚約期間』 ─5日目─
:2015/08/12(水) 00:45:02
>>424
(アウレア)
不敵な笑みとともに、
アウレアの『勝利宣言』が響く。
キュキュ!
「────!?」
その意図に気付いた頃には、時すでに遅し。
並苗はアウレアが広げていた『黄金』のテリトリーに、
『超高速』のまま、足を踏み入れてしまっている。
極薄の『金箔』であれば、踏み抜くことも出来ただろうが、
『拳大』の『金塊』を『2m』四方に伸ばしたそれは、
極薄とは言えない厚みがあり、だからこそ『操作』が効いた。
シルッ!
アウレアの背後を取るため、急旋回していた並苗は、
思いがけぬ形で『足元』を掬われ、バランスを崩した。
『超高速』であるが故に、その反動もまた大きく──
ドッ ゴォオオ !!
「ぐ・・・・!」
エレベーター横の壁に、背中から激突して、崩れ落ちる。
その手を捉え、拘束するアウレア。
並苗の手には、すでに新たな注射器が握られている・・・・間一髪だった。
「今の音! どうかしましたか?」
遅れて、エレベーターの中から警備員が顔を出してくる。
倒れている看護師を見て、驚きの表情を浮かべた。
「・・・・彼女、どうしましたか?」
>>425
(瀬良野)
慌てて注射針を引き抜き、残った血液を噴出させる。
だが、注射された液体を注射器で再度吸い上げるなどということが、
果たして可能なのか──瀬良野自身にすら疑問符が付く。
それでも、やらなければ死んでしまう。
意を決して、注射器を自身に向けた瀬良野だったが、
グニ グニニ
刺された首筋の部分が、奇妙に自分の遺志で動くのを感じた。
『黄金』だ──アウレアのスタンドが、
瀬良野の一部を『黄金』に変えてくれている。
『黄金』は瀬良野次第で、『生きた粘土』のように動かせるようだ。
血液中の液体を抽出は出来ないが、
これならば注入された血液が全身に回る前に締め付け、
体内の『異物』として、『排出』することが出来るかもしれない。
>>426
(ウィル)
『ファイア』を看護師に向けるウィル。
だが、敵の『超高速』に加えて、
瀬良野、アウレアが射線に入っている。
確実にで狙うことは、この位置からでは困難だ。
『ヴェノム』を解除しようにも、近距離でなければ解除は出来ない。
それでもせめて、看護師に警戒させようとウィルは動く──
ドッ ゴォオオ !!
「ぐ・・・・!」
だが、心配は無用だった。
アウレアはすでに「仕込んで』いたようだ。
看護師は足を取られ、自らの『超高速』によって『自爆』した。
アウレアの足元に広がる『黄金』──
それに気付かせないための『ラヴ・ランゲージ』の特攻だったようだ。
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