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【ミ】『黄金町の夕闇』 その2

1『刺青師』:2015/01/21(水) 23:53:35

『ヨハネスブルグの虹』専用スレッド。


前スレ:
【ミ】『黄金町の夕闇』 その1
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2『少年、犬、そして月』:2015/01/22(木) 00:12:01

気が付けば、関係者は全員『そこ』にいた。
周囲は薄闇に包まれた庭のようだ。
『コテージ』を思わせる屋根つきのベンチが、
木製のテーブルを中心に、円形に並んでいる。
周囲には他に誰もおらず、
常備灯の仄かな光だけが、かろうじての視界を確保していた。

──入院経験のある者なら、ここが何処か気付くだろう。
『松前病院』・・・・その中庭の一角だ。
夜には出入り禁止になるはずだが、
そもそもここまでどうやって来たか、
集まった者の誰一人として覚えてはいない。

3アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/22(木) 00:26:35
>>2
『ラフメイカー』の二人……バジとヘルと戦った記憶も今は昔。
アウレアはといえば、たまに喧嘩はするものの概ね平凡な毎日を謳歌していた。

「…………あ?」

の、だが。
気付いたら、『松前総合病院』……
ある意味『第二の自宅』とまで呼べるほどに(不本意ながら)
入り浸るようになった場所だが、今のアウレアが此処にいる理由はない。

「……どうなってる?」

警戒しつつ、あたりを見渡して情報を集めておきたい。
それと、前後の記憶も確認する。
アウレアはいつ病院に行ってもおかしくない人間なので、もしかしたらド忘れしているだけかもしれない。

4ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/01/22(木) 00:32:25
>>2

「・・・・・・・・・・」「これは・・・いったい・・・?」

「何故ぼくは『松前病院』に・・・アウレアなら既に退院していたはず」
「いや」「この薄暗さ・・・病院のルールで既にここに立ち入ることはできない」

周囲を確認しつつ、腕時計を見て(していなければスマートフォンを取り出し)、現在の時刻を調べたい。



〜『ヨハネスブルグ』との経緯〜
『ヨハネスブルグ』の襲撃を受けた『エイノー』より伝言を承った『ドナート』。
そのドナートと同じ学園に通っており、当人と接触。エイノーの言葉に従い、『刺青師』に会うことに。
彼にスタンドを供与された同居人の『アウレア』とともに、刺青師に面会する。
そこで『ヨハネスブルグ』の存在を伝えられ、彼らと戦う意思を固める。
その後、襲撃者である一人の少年と一匹の犬、『ラフメイカー』と戦闘に。
途中で倒れるも、アウレアとそこに居合わせた『瑞慶覧』が双方を撃破する。

5ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/01/22(木) 00:37:00
>>2
ドナート「ううん、なんかイマイチ頭がはっきりしないゼ……こういう時は記憶を整理しよう」

賢明なる読者の諸君はここまでの経緯などご存知であろうが、今一度説明しよう!


  そう、ドナートとヤツら、『ヨハネスブルグ』との因縁……あれは砂浜のトイレで用を足し終えた時のことだった。

『縦横無尽のラフメイカー』でドナートはバジとヘルに襲われるが、なんとか逃走!エイノーから『刺青師』への伝言を頼まれたのだった!
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色々あってウィルとアウレアと知り合い、『TA2 You』にて『刺青師』と面会し、『ヨハネスブルグ』の情報を知った!
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『黄金町の終わる夜』にて色々あって、『シアン』の『月』の落下を阻止した!
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『アダン@幽霊』《  それが! 》
  『ブラス@幽霊』《  ここまでの! 》
    『チュス@幽霊』《  流れ! 》

ドナート「よーしよしよし、えらいぞお前ら。……で、なんで俺らここにいるんだっけ」

『アダン@幽霊』《  さぁ? 》
  『ブラス@幽霊』《  われわれにも? 》
    『チュス@幽霊』《  わからないです? 》

6エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/01/22(木) 06:03:04
>>2
『ある一点』を除いて疑問詞しかない。

「……まず『自己紹介』させてもらおう。私はエイノー・ニョルズ。
『私立秋映学園』大学部日本史臨時講師だ。ところでそこの君」

疑問の持ちようもないただ『一点』であるドナートを見て

「有難う、去年の夏は『厄介』を押し付けたと思う」

そして改めて『全員』に

「私は去年『この街』と『刺青師』なる人物に害意を持つ少年と犬と
 戦って敗れた者だ。幸い1年を経てこうして復活を果たしたが、誰か
『あの後』『この1年』『この街で何があったのか』私に教えてはもらえない
 だろうか?」

沈着に、それでいてどこかしら『熱』の篭った口調でこの場の皆に問いかける。

7瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/01/23(金) 00:38:32
>>2
「・・・・ここは・・・・」

「私・・・・どうして・・・?」

『ヨハネスブルグ』のことはほとんど何も知らない。
『少年』と『犬』に出会い、彼らに殺されたらしき『死体』を見つけ、
そこにいた『アウレア』と『ウィル』とともに彼らと戦ったが、倒された。

かなり長く入院していたから、ここに見覚えはある。
しかし・・・・・

8『少年、犬、そして月』:2015/01/23(金) 01:37:04
>>3(アウレア)
気が付けば、そこは見覚えのある病院の中庭だ。
辺りを見回す・・・・と、何人かの男女が揃っている。
中に見知った顔、特にウィルを見つけ出した。
共通しているのは、全員が腑に落ちない様子であることだ。
特に『エイノー』と名乗った男は、状況を全く把握していないらしい。

前後の記憶に、ここに来た経緯は一切ない。
来るまでの記憶はもちろん、何故来たのかさえ・・・・だ。

>>4(ウィル)
スマートフォンで時間を調べる。
時刻は『AM2:00』。『丑三つ時』──だ。

状況はアウレアが確認したものと同じ。
そう、アウレアもまたこの場にいた。瑞慶覧もだ。

>>5(ドナート)
三人の『幽霊』らとともに頭を悩ませるドナート。
いくら頭を捻っても、自分が何故ここにいるのか、理解できない。
周囲には数人の人影。見知った顔も見つかる。
あれは確か・・・・『エイノー』だ。話しかけてくる。

>>6(エイノー)
状況もそうだが、最近になって『再起不能』から戻ったエイノーには、
この町で何が起こっているのか、の知識がない。

周囲に声をかけ、その知識を得ようとする。

>>7(瑞慶覧)
エイノー同様に、この町で進行する事件を知らぬ少女が、
ここにもいた。

周囲には見知った顔が幾つかある。
そしておあつらえ向きに、丸テーブルとベンチが、
「座るべし」とばかりに並んでいる。

9アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/23(金) 02:15:38
>>8
┌―――――――――――――――――――――――――――┐
|783 :ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2013/08/23(金) 22:07:43 |
└―――――――――――――――――――――――――――┘

┌――――――――――――――――――――┐                ┌――――――――――┐
|                、 、、、 、、 、 、   ...|                |時講師、           |
|  「『伝言』の預け主は『エイノー・ニョルズ』、ウィ|                      | 、 、 、 、 、 、      |
|   そして、先日の『海岸付近で通り魔殺人事件|                 |事件の被害者でもアル。.|
|   俺はその事件の現場にいて、彼が倒れる直.|                  └――――――――――┘
└――――――――――――――――――――┘

思い出すのは……初めてドナートと顔を合わせた時の記憶。
あそこで、『事件の被害者』として説明された者の名前が、『エイノー』だったはずだ。
そして、瑞慶覧にドナート……どちらも、『ラフメイカー』ゆかりの人間だ。

      「……どういう『能力』だ?」
      「バジとヘルの野郎と戦ったヤツだけ集められた……」

ナチュラルにウィルの傍らに移動しながら、考える。

(新手のスタンド攻撃か? いや……仮にそうだとしたら、わたし達だけピンポイントに集めるとは思えない。
 一網打尽にする為にわたし達を集めたのだとしたら『月』をやった連中も集めて然るべきだし、
 各個撃破する為に飛ばしたのならば仲間を一緒に連れて来る必要はない……)

つまり。

「……目的は『対話』……か?」

バジとヘルとの一件にゆかりがある者を集めて、話をしたがっている。
そういう意図を、このメンバーを直接転移させたあたりから感じられる。

10ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/01/23(金) 22:37:59
>>8(GM)
>>9(アウレア)
ドナートは椅子に座って喋りだす。

ドナート「状況がイマイチよくわからネーが、どうも俺たちをここに集めたヤツは俺たちに話をさせたいよーダナ。まぁ、黙っていても始まらないから喋るゼ」

>>6(エイノー)
>>7(瑞慶覧)
ドナート「ドナート・ドン・ドミンゴだ。『私立秋映学園』の高等部で3年生をやってる」
自己紹介する。

   アダン@幽霊《 そして ♪》
      ブラス@幽霊《 おれたちゃ ♪》
         チュス@幽霊《 ドナートのスタンド ♪》

   アダン&ブラス&チュス《《《 『ザ・スリー・カバレロス』 ♪♪♪ 》》》

>>6(エイノー)
>『あの後』『この1年』『この街で何があったのか』私に教えてはもらえないだろうか?
ドナート「 お前らに任せた、アミーゴ 」

   アダン@幽霊《 おしゃべりなら ♪》
      ブラス@幽霊《 おれたちに ♪》
         チュス@幽霊《 おまかせ ♪》

3人の『幽霊』たちは、以下のような内容をエイノーや瑞慶覧に伝える。

『縦横無尽のラフメイカー』でドナートはバジとヘルに襲われるが、なんとか逃走!エイノーから『刺青師』への伝言を頼まれるのだった!
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色々あってウィルとアウレアと知り合い、『TA2 You』にて『刺青師』と面会し、『ヨハネスブルグ』の情報を知った!
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『縦横無尽のラフメイカー Scene 2』にてウィルとアウレアと瑞慶覧愛はバジとヘルを撃破した!
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『黄金町の終わる夜』にて色々あって、ドナート達はシアンの『月』の落下を阻止した!
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ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1402504401/

『電波塔』にて『チャンネルG』特別報道!『ヨハネスブルグ』から8人の『特別留学生』がやってきたぞ!
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   アダン@幽霊《 そんな感じです ♪》
      ブラス@幽霊《 こんな感じです ♪》
         チュス@幽霊《 わかりましたか ♪》

11ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/01/23(金) 22:58:11
>>8>>9

「ーーーアウレア」「いや きみだけではないのか」

スマートフォンをしまい、周囲を見て他にも集められた人間がいることを確認する。

「ドナート」「ミスター・ニョルズ」「ミス・ズケラン」
「・・・・・確かにきみの言う通りだ アウレア」

アウレアの言葉通り、ここにいる五人の共通点はそれに間違いないだろう。
性別、年齢、国籍、その他は全てバラバラであるからだ。

「ミスター・ニョルズ・・・無事に復帰されたようで何よりです」「同大学部一年 台場ウィリアムと申します」
「ミス・ズケランも元気そうでよかったよ」

笑顔で二人に声をかける。
だが、呑気に喜んでいる場合でもない。一体誰が何の目的で連れてきたのか、分かるまでは。

12瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/01/23(金) 23:41:38
>>8
>>10
「・・・そんな、ことが・・・」

あの少年と同じ肌の色をした人たち・・・ニュースで見たのをおぼろげに覚えている。
しかし、そんな繋がりがあったとは・・・

「・・・・」

無意識に、アウレアとウィルに並ぶように腰を下ろし、
周りの人たちの話を聞き漏らさないよう耳をすます。

13エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/01/24(土) 14:46:22
>>8
まずはその場の全員に深く頭を下げる。

「皆さん私が至らなかった、非常に申し訳ない」

そして話を聞き

「有難う台場君、気遣い身に余る。ドナート君も説明感謝する。
 しかしあのチャンネルGの番組は観たが、まさか『月』とは……」

命拾いをし損ねた可能性の絶大さに流石に言葉がない。

14『少年、犬、そして月』:2015/01/25(日) 00:32:32
>>9(アウレア)
『エイノー』という名前を、
記憶の底からサルベージするアウレア。
本人に会うのはおそらく初めてだが、
『ラフメイカー』と最初に関わった人物の一人だったはずだ。

同時に、気付く・・・・
ここに集まった者、全員が『ラフメイカー』の関係者だということを。

集められた目的は、対話なのか?
そして、誰が自分たちを集めたのか?

>>10(ドナート)
ドナートと『カバレロス』たちは、
身振り手振りを交え、『黄金町』を過ぎていった
数々の事件を語ってみせた。

スタンドでなければ、警備員に気付かれても
おかしくないほどの喧騒ぶりだ。

>>11(ウィル)
エイノーと瑞慶覧の二人に声をかける。
状況はいまだ、動く兆しがないが、
ひとまず、エイノーの疑問は解けたようだ。

>>12(瑞慶覧)
丸型のベンチに腰を降ろし、周囲の会話に耳を澄ませる。

>>13(エイノー)
各自の説明を聞き、眠っていた間の状況を知った。
全員に深く頭を下げ、感謝の意を伝える・・・・


>全員
その時──だ。

       チャッ チャッ チャッ
                      ハッ ハッ

中庭の向こう、石畳を渡るようにして、
見覚えのある一人と一匹の姿が現れる。

  ド ド ド  
              ド ド   ド ド  ド ド

黒人の少年『バジ』と、ハイエナの『ヘル』。
『ラフメイカー』を名乗るこのコンビに、
四名が『再起不能』にされ、残されたアウレアが何とか勝利したのだった。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

その瞳に『黒炭』の置き火を残したまま、
少年と犬は、一直線に五人の座るベンチへと向かってくる──!

15アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/25(日) 00:39:59
>>14
「…………よォ」

『ラフメイカー』の関係者。
その前提があれば、彼らがこの場にいる可能性も思考の上には上がって来る。
だが……それでもやはり、少し面食らった。
『対話』が目的として、彼らがそれに応じる可能性はよくて半々だと思っていたからだ。

「久々じゃねェか――クソガキ。それとクソ犬」

近づいてくる一人と一匹に、皮肉げな笑みを向ける。
いくら何でも、タネの割れた手品は通用しない。
襲ってくるということは――ないだろう。

彼の最後の笑みを見たアウレアは、
そんなつまらない理屈を抜きにして『信じられる』。

16ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/01/25(日) 00:53:40
>>14
   アダン@幽霊《 ……というわけだったのです ♪》
      ブラス@幽霊《 『ザ・スリー・カバレロスの黄金町トークライブ』お楽しみいただけたでしょうか ♪》
         チュス@幽霊《 いやー ずいぶん ひさしぶりに 仕事したなぁ ♪》
十分に話せて満足している。

>>バジ&ヘル
ドナート「な、なんだァ!?やろうってのかァッ!?」
ポケットからストラップを取りだして構える。

17エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/01/25(日) 00:55:00
>>14
「成程、まだ『知人』がいたか――――
 いや待ちたまえ、何故君がいる『ヘル』」

向き直りつつ思わず疑問の言葉を発する。
『バジ』は成程死んではいるまい、だが
先にドナートから受けた説明の状況で
誰が『最善で瀕死の害獣』を救命するというのか。

18ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/01/25(日) 01:02:26
>>14

「・・・おや」「こんばんは そしてお久しぶり」
「身体の調子はどうかな?」

彼らの能力は知っている。そして、この場に全員を招集できる類のものではないことを。
つまり、彼らもまたここに集められた人間の一人である可能性が高い。
ひとまずは声をかけ、交流を図ろう。再度敵対したくはない、二つの意味で。

19瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/01/25(日) 01:09:48
>>14
「・・・・おまえ・・・・ッ!!」

  ズキュン!

 ブブブッ   ブブブブッ

    キチチッ!  キチッ

幼女の髪の中から飛び出した数匹の『蜂』のスタンドが、
大顎から威嚇音を立て、幼女を守るように滞空するのが、周囲の人々に見えるだろう。

20『少年、犬、そして月』:2015/01/25(日) 23:40:38
>>15>>18(アウレア、ウィル)
闇の奥から、物言わず突進する『ラフメイカー』を、
皮肉気な笑みと台詞で迎えるアウレア。

対照的に、ウィルは穏やかな挨拶を二人に投げる。

共通するのは、二人のどちらもが、
彼らの『奇襲』が狂言に過ぎないと見抜いたことだ。
それは戦いを通して得た、言葉なき『交流』の成果かもしれない。

>>16(ドナート)
          バッ!

ポケットからストラップを取り出し、戦いに備える──が、
そんな反応を取ったのは、自分と瑞慶覧だけだと気が付いた。

>>17(エイノー)
状況はようやく飲み込めたばかり。
そんなエイノーが慌てなかったのは、洞察と言うよりは
どこか人と異なる感覚の持ち主だからだろう・・・・
そしてもう一つ。無類の『子供好き』ということも。

>>19(瑞慶覧)
          ズキュン!

髪の中から数匹の『蜂』が飛び出し、威嚇音を発する。


その数歩前で、一人と一匹は急停止し──
ひどく面白くなさそうに、口を曲げた。

「──なンだよ。
 引っかかったのは一人・・・・や、二人だけか」

言葉が示す相手が誰かは、一目瞭然だが、
少年の眼差しは彼らではなく、その背後に向けられていた。


「おまえさンの決断は正しかッたッて『証明』だろ?
 今になッて照れてンじゃねーよ、『バジ』」

応じる声は──男。
一斉に背後を振り返った全員の目前に、
名状しがたい姿の男が立っていた。

金髪碧眼。容姿端麗。長身痩躯。
肘当てのついた野趣あふれる『ツイードジャケット』を粋に着こなし、
肩にはレトロなデザインの『ライフル銃』。

だが、その『口髭』は上方向に円を描いて伸び、
さながら『伊達眼鏡』のように、男の目元を囲んでいる。
深夜バラエティで、一度限りしか使ってもらえない芸人のような風体だ・・・・

「お集まりいただき、感謝するゼ。
 オレの名は『エルガマル』。スタンドの名は『アナル・キティ』。
 ファーレンハイト──『刺青師』の昔馴染みだ。」

21アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/25(日) 23:46:52
>>20
「テメェは……」 「……あぁなるほど」

道理で前後の記憶もなく此処に飛ばされてきたわけだ、と得心がいった。
目の前の男――エルガマルは、前にもこちらの探知をすり抜けて接近してきたことがあった。
アレが瞬間移動だとすれば、自分達もまた同じような理屈で飛ばされたのだろう。

「自分が呼んだ癖に白々しいぜ……フン」

とはいえわりと狼狽もしていたので、少し恥ずかし気にそっぽを向く。
そういえば……前はプレ〇テのボタンみたいな口髭だったはずだが……。

(気分で口髭の形が変わるのか? ンな乙女みたいな……)

22ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/01/25(日) 23:54:09
>>20(GM)
ドナート「って……引っかかったの俺だけェ〜!? いや、俺と愛ちゃんだけェ〜!?」
   アダン@幽霊《 や〜い ♪》
      ブラス@幽霊《 ひっかかった ♪》
         チュス@幽霊《 ひっかかった ♪》

ドナート「くそっくそっ……これじゃ俺がコメディ要員みたいじゃねーか!」
   アダン@幽霊《 え 今ごろ ♪》
      ブラス@幽霊《 なに言ってんの ♪》
         チュス@幽霊《 このひと ♪》

ドナート「……って、エルガマルじゃねーか!またくそカッコいいヒゲになりやがって!
      まさか、この事態、お前がなんかやったのか!?」
ストラップをクルクルと回しながら問い詰める。

23ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/01/26(月) 00:01:04
>>20

「大丈夫だよ 二人とも・・・彼らは敵ではない」

ドナートと瑞慶覧を安心させるように、振り向いて頷く。
味方であるとまでは流石に言えないが(彼らのメンツもあるだろう)、今すぐ戦闘になることはあり得ない。

「そしてミスター・エルガマル・・・あなたの仕業でしたか」
「『過程』を吹き飛ばす」「あなたの能力はどうにもそういった類のようですね」
「それにしても 相変わらず素敵なお髭です」

余談もそこそこに、本題へと移ろう。

「それで あなたがここに皆を集めた理由とは何なのでしょうか・・・・・?」

24瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/01/26(月) 01:20:03
>>20
>>23(ウィル)
「・・・・だ、だれ?」
「なに?」    「なんなの・・・・!?」

少年と犬が生きているだけならまだしも、突然現れた『ヘンなおじさん』・・・
・・・状況がまったく飲み込めない。
混乱しながら、初めて見る大人への警戒心からスタンドを発現したままだったが、

「・・・・・」

ウィルの言葉にうなずき、スタンドをおさめる。

25エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/01/26(月) 03:54:19
>>24
「『刺青師』のご知人ですか、初めまして『エルガマル』氏」

改めて挨拶し直す。
この場の主題と質問については『エルガマル』が口を開くのを待とう。
が、それはそれとして軽く苦笑して『ラフメイカー』コンビに手を振る。
話題には困るが、どうやら事後が「良かった」らしい祝意を込めて。

26『少年、犬、そして月』:2015/01/26(月) 23:57:42

>全員
その男──『エルガマル』の顔を見た瞬間、
全員がここに来た『経緯』を『思い出す』。

エルガマルと名乗る男から、電話で呼び出されたのだ。
理由を問うことも疑うこともせず、夜道を急ぎ、ここまでやってきた。
何故か病院の扉は開いており、警備に見つかることもなく・・・・
そんな『仔細』に至るまで、まるで記憶が『追いついた』ように。
──『思い出した』。

                  「・・・・こんばンは」  ニヤン

>>21(アウレア)
エルガマルとn接触経験を持つアウレアは、
この『異常事態』に慌てずに済むことが出来た。

「──挨拶は大事だゼ?
 何時の時代でも、人の世である限りはナ」

>>22(ドナート)
「──『思い出した』かい?」

囃し立てる『カバレロス』を横目に、髭の下から笑いかける男。

「おおッと、『グラシアス』、ドナート・ドン・ドミンゴ。
 この『髭』のセンスがわかる奴に神の加護あれ」

とてつもなく嬉しそうだ。

>>23(ウィル)
警戒する二人を諭すと、『エルガマル』に向き直る。

「『無駄』が嫌いなだけさ、台場ウィリアムス。
 オレの『髭』のファンがここにもいるとはな。
 何が望みだ?
 アウレアとの『結婚式』まで『飛ばして』やろウか?」

舞い上がる男を尻目に、ウィルは本題を切り出す。

「ああ、それは今から説明するさ──」

                         シャコッ

>>24(瑞慶覧)
「おまえさンは初対面だッたかナ?
 まあオレが誰かとかはどうでもいい。
 これから教えるオレの話を、おまえが信じるかどうか。
 問題はそれだけで、それはおまえだけの問題だ」

男の手が『ライフル銃』を撫で、そして『排莢』を行う──

>>25(エイノー)
『エルガマル』:
「初めましてだな、『エイノー・ニョルズ』。
 散々な目に合わせてくれたガキと犬相手に、寛大なその態度。
 おまえさんは結構な『大人物』か、『大馬鹿』だと認識してるゼ」

バジ・ヘルのコンビに手を振る様子を評して、言われた。
肝心の相手は、一瞥したきり、こちらを見ようともしない。

「さて──『無駄』な時間を省くとしようか。
 こいつの『照れ隠し』につきあうと、夜が明けちまう」


                           シャコッ

>全員
『エルガマル』の『ライフル』から『薬莢』が飛び出したその瞬間、
全員が同じ情報を『共有』する。

・アウレア、ウィル、瑞慶覧に敗北した『ラフメイカー』は、
 アウレアの好意で一命を取り止め、松前総合病院に入院した。
・入院中、『語り部』というバジらの責任者に消されかけたが、
 そこを救ったのが『エルガマル』だった。
・以後、二人は『エルガマル』の庇護下に置かれ、今に至る。
・『語り部』とは昨年『黄金町』を襲った『月』の黒幕でもあり、
 『ヨハネスブルグ』の関係者である。
・『月』のスタンドの本体もまた、『エルガマル』が保護している。
・バジたちの以後の生き方は未確定だが、
 『ヤング・ダイアモンド』襲来の方を聞き、
 必ず狙われるであろう『ラフメイカー』の関係者たちに、
 知る限りの『情報』を教え、借りを返しておきたいと考えた。 

「──とまあ、こんなトコだ」

27ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/01/27(火) 00:11:45
>>26
ドナート「ハッ……お、思い出した!」
   アダン@幽霊《 そう、あれは ♪》
      ブラス@幽霊《 一本の電話から ♪》
         チュス@幽霊《 始まった ♪》

ドナート「そして、なんだこの『情報』はァーッ!? 頭に勝手に浮かんでくるゥ〜〜!?」
   アダン@幽霊《 これが ♪》
      ブラス@幽霊《 エルガマルの ♪》
         チュス@幽霊《 能力ッ ♪》

ドナート「うーんうーんうーん……」
頭の中の情報を再整理する。

ドナート「……よくわからねーが、よくわかったッ!話を聞こうじゃねーか!」  ドッカ
ドッカ、と落ちついてベンチに座り直す。

ドナート「っつーか、まずはエルガマル!
      バジ&ヘル&シアンを保護してくれたことに礼を言っておこう!
      ありがとよ!」

28アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/27(火) 00:14:54
>>26
「待てそっちは聞き捨てならねェぞ」

ウィルへの言葉の方に食いついた。
挨拶は完璧にスルーだった。相変わらずのようである。

と――――、

    「!!」

思い出される『記憶』。
そして続くように排出される『薬莢』。
『過程』を『省略』する能力――といったところか?
にしてはあまりにも効果にばらつきがあるので、別の言い方がありそうだが。

「…………『語り部』……」

この名前は前に『刺青師』に聞いた。
彼女を退けるほどの力が、『エルガマル』にはあるわけだ。
とはいえ、こうして依頼してくる以上、
『語り部』を倒すことはできないのだろう……残念なことに。
ひとまず、新たな敵である『ヤング・ダイアモンド』に傾注せざるを得ない。

無言で続きを促そう。
隣にウィルもいることだし、怖くはない。

29ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/01/27(火) 00:16:47
>>26

「ミスター・エルガマル・・・残念ながらそれは不可能ですね」
「その過程において 『無駄』なものなど何一つないのですから」

エルガマルの言葉に、非の打ち所のない微笑みを向けて応対する。

>                           シャコッ


そして彼が持つスタンドから『薬莢』が飛び出し、同時に全ての情報が頭の中に集約された。
この場に全員が集められた意味を理解して、『ラフメイカー』の二人へと向き直る。

「なるほど・・・そういうことか」「協力に感謝するよ」

『ラフメイカー』の二人としては、感謝されるのは望んでいないだろう。
これは敵への協力ではなく、借りを返すだけに過ぎないのだから。
だがそれでも、こうして彼らが自分達を対等に捉えてくれただけでも、和解への進歩と言える。

30エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/01/27(火) 18:35:51
>>26
「『話が早い』というのは有難い事です」

延長線上にバジとヘルが入る角度でエルガマルに一礼。
そして他のメンバーにも頭を下げEメールのアドレス交換を頼む。

「『演技が悪い』と言うのでなければメールアドレスを交換しては
 もらえないだろうか?『助け合えない』までも手がかりを残すアテくらいは
 作っておきたいのでお願いしたい」

31瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/01/27(火) 19:14:02
>>26
「・・・・・・そう、なんだ」

子供がゆえに、頭に流れ込んできた情報をすんなりと受け入れる。

  「・・・」

ちらと、『バジ』の方を見やり、
戦いが起きる前、海を見つめていた少年の、どこか寂しさを含んだ表情を思い起こしながら、『エルガマル』の話を聞く。

32『少年、犬、そして月』:2015/01/28(水) 23:01:26
>>27(ドナート)
「礼ならいらねェよ、ドナート。
 言ッたろ? 『無駄』が何より嫌いなんだオレは。
 シアンのスタンドの使い道も、
 何とかして見つけられねェか、『試案』してるトコだ。」
                                  ──ニヤン!

>>28-29(アウレア、ウィル)

「ハッハハ、ジョークだジョーク」

アウレアの反応を笑い飛ばし、『エルガマル』は話を続ける。
ウィルはバジに話を振るが、予想通り返答はない。
だが、そっぽを向いたその様子は、
『照れ隠し』と言う『エルガマル』の指摘が、もっともに思える節もある。

>>30(エイノー)
エルガマルに頭を下げ、周囲に連絡先の交換を申し出た。

「おッと、メアド交換は後にしな。
 ──最優先は『情報交換』だ。
 おまえさんは実感がないかもだが、
 この町はすでに、『ヨハネスブルグ』の手に落ちてンだぜ?」

>>31(瑞慶覧)
あの時、少年が見せた一面は、演技ではない素顔に思われる。
殺人に頓着がない反面、年齢相応の脆さも併せ持つ。
そのどちらもが、少年の真実なのだろう──

>全員
「アウレアたちは知ッてるだろーが、
 バジとヘルのコンビ、『ラフメイカー』は、
 『ヨハネスブルグ』の下っ端、若手のスタンド使い『だった』」

「『ヨハネスブルグ』にとッて、下ッ端の失敗は『死』と同じだ。
 まあ今回は『語り部』の手がかかるトコだッたが、
 結果的にこいつらは『ヨハネスブルグ』じャあなくなッた」

「『ヨハネスブルグ』は、この手の若いスタンド使いを多数育ててる。
 才能を認められれば、そいつらは組織の上に昇ッてく仕組みだ。
 『ヤング・ダイヤモンド』ッて連中は、いわば『若手代表』だナ」

「そして、こいつはそんな『代表』について、
 何人かは『見知ッた』仲らしい・・・・その情報を提供する」

「おッと、『ヤング・ダイヤモンド』ッてーのはこいつらだ」

                               シャコッ

(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1331990770/343-353)

33ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/01/28(水) 23:21:11
>>32(GM)
ドナート「シアンのスタンドなぁ……。
      そういや、相手の攻め方が気になるっちゃ、気になるな。
      『月』で『町ごと潰そう』とした割に、その次に打ってきた手が『町の掌握』ってのがどうにも奇妙だ。
      これも『月』を止めた影響なのかね」

ドナート(この場にシアンがいないのも気になるっちゃ気になるが、まぁ『無駄』の嫌いなコイツのことだ。何か考えがあるんだろう)

   アダン@幽霊《 では ♪》
      ブラス@幽霊《 話を ♪》
         チュス@幽霊《 聞きましょう ♪》

お喋りな1+3人にしては珍しく話に耳を傾ける。『無駄』を省いていこう。

34ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/01/28(水) 23:27:07
>>32

「ーーーーー・・・」

そっぽを向いたバジの見えないところで、一人頷く。
こうしてリアクションを見れば、何のことはない、普通の心優しい少年だ。
もし、育つ環境さえ違っていたなら。例えばこの街に生まれついていたなら。
彼もきっと、その手で誰かを殺めることもなかったろう。
だからこそ、とても悲しい気分になる。

だが、そうして嘆いてはいられない。これ以上の悲劇を防ぐためにも。

「実際にぼくも放送を見たよ・・・自ら名乗りを上げるとは よほど自信があると見ていいのかな」

そうしてドナートと同じく、話を聞く態勢に移る。

35瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/01/28(水) 23:30:04
>>32
「『したっぱ』・・・・・」
「あんなに、強かったのに・・・・?」

頭に送り込まれた『ヤング・ダイヤモンド』の情報を、記憶から落とさないよう噛みしめる。
この全員が、彼らよりも『強い』スタンド使いだというのか・・・
掌に汗がにじむのを感じる。

36アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/01/29(木) 00:32:58
>>32
「今度余計なこと言ったらその口をヒゲで縫い合わすぞ」

と言って矛を収めた。収めたのか?

「…………」

『ヨハネスブルグ』の『宣戦布告』は知っている。
その裏で『語り部』がバジとヘルの始末に動いていたのは初耳だったが、……。

「その前に一つクエスチョンだ」

情報も重要だが、気になる点も存在している。

「一度『語り部』に命を狙われたんだ……。
 そのときに『口封じ』の為のトリガーを施された可能性は?」

アウレアは『語り部』について出会っても『戦ってはいけない』とまで言われた。
まるで、一度でも拳を交えようとすればどこまで逃げても魔の手から逃れられないとでも言うような印象だった。
であれば、『語り部』の能力は『自分に不都合な行動を起こしたら自殺させる』ような無敵の能力なのかも、と想定している。
突拍子もない推測ではない。アウレアは前例を知っている。あの『肝試し』の…………『コフィン・ネイル』を。

そしてもし、その可能性があるのであれば……
『情報』は確かに欲しいが、それはバジとヘルの命を消費してまで得るべきものではない。
――――ウィルならば、そう言うハズ。だから、アウレアもそう言う。
……そういう意図だ。

37エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/01/29(木) 02:28:33
>>32
「では『アーント』『フストゥル』『チャプチャプ』各人について
 何か教えてもらえる事があれば頼みたい。伝わったかわからないが
『アーント』『フストゥル』両氏を『史学交歓会』に、
『チャプチャプ』氏をツーリングに誘った。もしかしたら『応じて』
 くれるかも知れない」

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1331990770/356
あのメールを送った時流石に今日の事は想像していなかったが。
『月』の話を知らなかった分今からでも準備できる事はしておきたい。

38『少年、犬、そして月』:2015/01/31(土) 23:39:22
>>33(ドナート)
「じゃあ、そッちから説明しとくか」

ドナートに向き直ったのは、『エルガマル』の方だ。

「あの『月』を落とした裏方は『語り部』だったが、
 当然、彼女もあの『月』でこの町を終わるとは思ッてなかッた。
 いや、終わろうが助かろうが『どッちでもよかッた』てトコか」

「『語り部』が『月』を落とした理由は、『3つ』」

「彼女の憎む『刺青師』へのあてつけ。
 『刺青師』が町を救う隙を狙ッての襲撃。
 ま、これァオマエさんらの活躍で成功しなかッたわけだが」

「そして最後は──『ヨハネスブルグ』のための『威力偵察』。
 今頃、『ヤング・ダイヤモンド』の面々は、
 『語り部』教授直々のご講義、
 『黄金町における代表的スタンド使い』なんてのを受けてるだろうヨ」

>>34-35(ウィル、瑞慶覧)
『バジ』:
「『南アフリカ』には、エイズが蔓延してる。
 その内の何パーセントかは、『スタンド』によるもんらしい。
 何パーセントって言ってもちょっとじゃない。
 この町の人口よりずっとずっと多いンだ。
 毎日人が死んでくよ。そうでなくても死ぬしよ。
 そン中で生き残れるのは、『ジニ』・・・・スタンドを持てた奴だけだった」

「『ヨハネスブルグ』には、そういう連中が雪崩れ込んでくる。
 他の国に行く金も、職もねえチンピラさ。
 持ってるのはスタンドだけ。毎日死ぬけど、増え続ける。
 そういう連中の中から『オールド・ダイヤモンド』が選り抜いたカリスマ、
 それが『あいつら』だよ。
 まさに原石の中から拾ったダイヤ、ってことさ」

「オレもなりたかったけど・・・・な」

>>36(アウレア)
『エルガマル』:
「いいなそれ──『採用』」

相好を崩す髭の男は、アウレアの問いにかぶりを振る。

「あー、そこは大丈夫だ。
 『語り部』の能力には、『条件』がある・・・・
 それを知ってりャあ、そこまでヤバい相手じャあない。
 『バジ』は馬鹿・・・・じャねえ『文盲』だ。
 事前に『能力』を教えてもらッてもいたから、『話』を聞いたりもしなかッた」

「だいたい、『命を狙われる』時点で大丈夫なんだヨ。
 もしヤラれてたら、そんな面倒はいらねェ」

>>37(エイノー)
「・・・・オレも、全員のことは知らないよ。
 仲が良かったのは『フロイス』だけど、
 『フロイス』についてはよく知らない。
 自分について何も言わないんだ、アイツ」

「『アーント』は知ってる。
 『フロイス』の幼馴染なんだ。
 人見知りで、『フロイス』以外とはほとんど話さない。
 たいてい二人か、一人でいるんじゃないかな。
 スタンドは──」

「『土にもぐる能力』、ってことだけ知ってる」

39ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/01/31(土) 23:58:04
>>38

「・・・・・なるほどね」

失礼かもしれないが。その『スタンド』は、話に聞く『刺青師』のそれと似ているかもしれない。
生き残ったものには『力』を、さもなくば死を。それが無数の人間に繰り返されているわけだ。

その能力にもよるが、『スタンド能力』は暗殺に向いている。
ありとあらゆるセンサーに引っかからない、不可視の武器。それを発展途上国が持てば、どうなるかは想像に難くない。

「だが 少なくともこれはぼくの個人的な意見だけれど」
「そんな人殺しの才能よりも こうして一度殺しあった相手とも言葉を交わせる・・・
 きみのそんな理性的な心の方が ぼくには輝いて見えるな」

同時に、ドナートとエルガマルの会話にも参加する。

「ミスター・エルガマル」
「それはあの『月』の作戦に参加していない人間は まだ能力を知られていないとみていいのでしょうか?」

40ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/01/31(土) 23:58:21
>>38
ドナート「『威力偵察』……! 『黄金町における代表的スタンド使い』……!」

ドナート「つまり、俺! 俺、代表! 黄金町代表、俺! …… いい響きだ!」
   アダン@幽霊《 喜んでいる ♪》
      ブラス@幽霊《 場合では ♪》
         チュス@幽霊《 ないのでは ♪》

ドナート「『ヤング・ダイヤモンド』に『オールド・ダイヤモンド』……そいつらが俺らの敵か」
話に耳を傾ける。

41瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/01(日) 00:10:50
>>38
「『もんもう』って・・・・
 『字を読んだり、書いたり、できない』・・・こと、だよね?」

アウレアに対するエルガマルの言葉に反応する。

「私も・・・ずっと、そうだったよ。
 『いもうと』・・・・『ノゾミ』が、字を、おしえてくれたの」

42アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/01(日) 00:17:05
>>38
「……なら良いんだ」

そういうことならそういうことで、安心して話が聞けるというものだ。

「『話』を聞く……?
 それがヤツのトリガーなのか?
 会話をしたり……」

『ヤング・ダイアモンド』や『オールド・ダイアモンド』についても
質問はするが、アウレアにとっては目下最大の脅威と言えば
『戦うな』とまで言われた『語り部』だ。
その能力について話されたので、そちらに注意が向く。

43『少年、犬、そして月』:2015/02/01(日) 00:52:48
>>39(ウィル)
「誤解しないように言っとくけど、オレは何も間違ってない」

無闇に触れられた猫のように、唐突にバジが『毛を逆立てる』。
 
「この国の連中が甘すぎるンだよ。
 勝たなきゃ生き残れない、
 奪わなきゃ食えないのが、世界のルールだろ?
 そうでない場所があるなら、それは
 見えないところで誰かから奪ったものをばら撒いてるだけだ」

「おまえらと慣れあうと、甘いのが移る。
 戦場だと、甘いやつから死ぬ・・・・
 『借り』は返すけど、おまえらとはこれっきりだからな」

>>40(ドナート)

「あァ、そうだとも。
 『ヨハネスブルグ』のブラックリスト筆頭だろうぜ、おまえさんら」

はしゃぐ『カバレロス』たちを他所に、
ドナートは情報収集に余念がない。

>>41(瑞慶覧)
「そりャあよかった。
 つまりおまえさんは賢かッたッてことさ」

悪びれもせず、『エルガマル』は言う。

「学ぶ機会がなくて『文盲』なのはしョうがない。
 だが、その機会を自ら棒に振る奴を、馬鹿と呼ばずに何と呼ぶ?
 つーわけでバジ、オレの下で働きたけりャあ、『読み書き必須』だかンな」

                          「ゲゲッ。何処で習うンだよ?」

「もちろん『学校』だヨ。手続きはもう済ませた」

>>42(アウレア)
「『話』くらいなら大丈夫だが・・・・ん」

顎を撫ぜ、しばしの思案の後、男は口を開く。

「ま、おまえさんらには『知る権利』があるか。
 『月』の関係者にも教えていい」

「『語り部』ことレオミュールのスタンド、その名は『エンドレス』。
 彼女にとって、世界は無数の『物語』だ。
 特に伝記・・・・人生こそ基本となる『物語』。
 相手から抜き出した『本』を彼女は読み、それを『書き直せる』。
 過去だろうが何だろうが・・・・『作者』のようにな」

「『本』を抜き出す条件は──『2つ』。
 彼女の語る『物語』を聞くこと。
 自分の読んだ『物語』を知られること・・・・この二つだ」

44ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/01(日) 01:02:52
>>43
>バジ
ドナート「知ってるゼ、こういうのツンデレって言うんだろう」
   アダン@幽霊《 おれたち ♪》
      ブラス@幽霊《 そういうのには ♪》
         チュス@幽霊《 くわしいんだ ♪》

>『エンドレス』
ドナート「オイオイオイ……人生という『物語』を書き直す、ってナニソレ」

ドナート「つまり、『物語』を聞いたら人生終了ってことかヨ……」
あきれる。

45瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/01(日) 01:10:24
>>43
「私も・・・」

「『バジ』みたいに、学校、いきたいな」
「妹たちと、いっしょに」

無論、それにはまず「無事に帰る」ことが条件だ。
慎重に、エルガマルと全員の話に耳を傾ける。

46アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/01(日) 01:32:41
>>43
        「…………」

『物語』を書き換える能力。
確かに、まさしく無敵のスタンド能力と言えるだろう……。
初見であれば、まず以て死んでいたかもしれない。
耳を潰せば助かる可能性はあるが……
相手が『ラヴ・ランゲージ』以上のヴィジョン能力を持っていれば、
耳を潰した状態で格上と戦うのは自殺行為でしかない。

やはり、『戦わない』のが一番賢い選択のようだ。

そして『アーント』についての情報を聞く。
話からしてフロイスと行動を共にしている可能性が高いが……。
『地面に潜る能力』。黄金の探知も意味を成さないし、不意打ちが怖い能力だ。

「テメェの価値観はどうでも良いし、
 世界のルールなんざ毛ほども興味はない。
 だが郷に入っては郷に倣え」

ウィルに噛みつくバジには、そうやって返す。
バジにとっての『それ』のように、アウレアにとってウィルは『そう』なのだ。
だが、言い争うつもりはないし、価値観が違う相手に持論を展開することの無意味さも知っている。
だから、端的に、理性的に重要な部分だけを言う。

「ガクセーやるんなら、な」

最後にはからかうような色が滲むが。

47ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/02/01(日) 22:42:29
>>43

「それで構わないよ」

自分達とはこれ以降関わらない、その言葉に頷く。周囲を取り巻く環境が
変わったのはごく最近、それですぐに順応できるわけではない。
本人がそれを望んでいるかも分からない。

「ただ奪わずとも勝たずとも 対価を差し出すことで得られるものもある」
「それが『社会』ーーーそういった世界もあるということを きみたちには知っていてもらいたい」

そして、その世界では今までのような生き方はできないことを。
どちらを選ぶかは彼ら次第だが、願わくば獣のような生き方はしてほしくないものだ。
再びバジやヘルが人を殺めようとするならば、また自分達は対峙しなければならないのだから。
もっともエルガマルの元にいる限りは、そう暴走するようなことはないと思われるが。

「話の腰を折ってしまってすまなかったね・・・続けてくれ」

48エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/02(月) 00:24:12
>>38
「成程『アーント』氏は『土にもぐる』系列の能力か。
 そして『語り部』氏の能力は『リライト』か、話すと危険なのは厄介だね」

言ってバジとヘルに

「終わって私が生きていたらアイスクリーム、『ヘル』君は冷たいミルクでも
 食べるか飲むかして話さないか。『甘いと死ぬ』のは多分そうだが
 その上で生き残ったなら『どう甘くなくなったのか』『何を甘いと評するか』
 少し興味があってね」

49『少年、犬、そして月』:2015/02/02(月) 00:50:31
>>44(ドナート)
『バジ』:
「ツンデ・・・・?
 メキシコのチャンピオンか何かかよ?」
                           『グルルル』
『エルガマル』:
「『終了』? 馬鹿言え。
 『語り部』のいいように使われンのさ。最後のページまでな」

>>45(瑞慶覧)
「行けばいいのサ。
 悩ンでるだけ時間の『無駄』だ」

あっけらかんと言う『エルガマル』。
彼らの会話を聞き続ける。

>>46(アウレア)
                    『グルルルルル』
『バジ』:
「郷に入っては・・・・って、
 その郷が今、ヤバいんじゃねーの?
 この町が『ヨハネス』みたいになんのは、時間の問題だよ」

負けじとバジも言い返すが、
自分の言葉に意味に思い当たったらしい。
威勢のよさが消え、『ヘル』の頭に手を置いた。

「・・・・でもそれじゃ、つまんねーからな」

>>47(ウィル)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ウィルの言葉の意味を理解してか知らずか、
バジは反論することなく、押し黙る。
ウィルの言葉が真実かどうか、
それは少年が今後、学んでいくことなのだろう。

ウィルはバジに話の続きを促す──

>>48(エイノー)
「アイス!」 『バウ!』

意外なほど大きな反応があった。

「・・・・でも、今はいいや。
 この国、寒すぎンだよ。
 砂漠の夜みてーに冷えるじゃねーか。
 『ヤング・ダイアモンド』の連中も、夏まで動かねーんじゃない?」

「だったら、準備が捗ッていいがねェ」

>全員
「『フストゥル』は、歴史の研究家だよ。
 頭いいけど『オタク』。ちょいオカシイ。
 世界中を飛び回ってて、ほとんど話したことない。
 前に『パリ』でスゴイ『お宝』を見つけたって騒いでた。
 日本にもずっと来たがってた、って聞いてる」

「スタンドは、全然知らないけど、
 『スヴァルト』とライバルだって話だから、強いと思う。
 『ヤング・ダイヤモンド』同士は、みなライバルみたいなもんだけど、
 この二人は特に意識し合ってるみたいだ」

50瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/02(月) 00:59:22
>>49
「・・・よく言うよ」
「この前、戦ったときだって、あんなに寒い日だったのに、めちゃくちゃ強かったじゃない」

『バジ』の言葉に子供っぽいまぜっかえしを入れる。
気持ちが張りつめてくるのを少しでも紛らすため。
・・・つまり、『彼ら』も『そう』だということだ。

51アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/02(月) 01:22:22
>>49
「歴史の研究家か……」

頭が良いなら油断ならないだろうが、
『お宝』というのが何なのかは気になるところだし、
それが戦略を超越するほどの判断基準になっているなら、
そこを弱点として突くこともできる……かもしれない。

「そこのエイノーセンセーとは相性良いかもね」

と、肩を竦めつつ言う。

52エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/02(月) 01:42:02
>>49
「次の夏『黄金町』の無事を祈ってくれるかね?
 なら冬であろうと『快適な暖房の中冷たいものを味わう贅沢』に
 招待するよ。ああ気が向いたら皆さんも是非」

バジとヘルにそう言ったあと前員に向き直って言葉をつなげる。

「歴史に興味がありそうだったので『何か』接点はあるんだろうと
 思ったが、正直とりつくしまのあまりなさそうだった『スヴァルト』氏も
 様子見に来てくれるとかであれば『機会が増える』。ますます有難い」

アウレアにうなずき返す。

53ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/02/02(月) 23:20:13
>>49

「・・・・・・・」

顎に手を当て、思考に走る。
話を聞く限りでは、思ったより個々の性格に開きがあるようだ。
もちろん人間である以上は、それぞれに個性があるのは当たり前だろうが。
つまるところ、さほど『規律』が感じられない。核戦争と揶揄されるほどの
戦力の一端を担いながらも、軍人のように皆が皆冷徹に任務を遂行する、といったようではないらしい。
それが『スタンド使い』を戦力とする組織、『ヨハネスブルグ』というわけか。

ひとまずこれまでの情報をメモ(普段はペンとともに胸ポケットに入っているはず)に記す。
なければスマホのメモ帳を使おう。

54ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/02(月) 23:35:15
>>49
ドナート「死ぬまでこき使われる!? おっかねぇ!」
   アダン@幽霊《 ぶるぶる ♪》
      ブラス@幽霊《 こわいな ♪》
         チュス@幽霊《 会いたくない ♪》

ドナート「俺の人生が俺の人生じゃなくなるなんて死んでもごめんだゼ」
   アダン@幽霊《 さて ♪》
      ブラス@幽霊《 ここまでを ♪》
         チュス@幽霊《 まとめますと ♪》

 『語り部』:本名レオミュール。『エンドレス』、物語を書き直す能力。
 『フロイス』:バジの友人
 『アーント』:土に潜る能力
 『フストゥル』:
 『チャプチャプ』:
 『フストゥル』:歴史の研究家。『オタク』。『パリ』でスゴイ『お宝』を見つけた。『スヴァルト』とライバル。多分強い
 『スヴァルト』:『フストゥル』とライバル。多分強い。

ドナート「ってところか。」

55『少年、犬、そして月』:2015/02/03(火) 00:31:19
>>50(瑞慶覧)

「あれが夏だったら、
 ぶっちぎりでオレらの勝ちだったっての」

バジも反応するが、本気でないのは見て取れる。

>>51(アウレア)
エイノーに話を振り、肩を竦める。
アウレアには情報としての価値はなかったようだ。

>>52(エイノー)
バジ:
「? なんでそんな面倒くせーことするンだ?」

エイノーの言う贅沢が、少年にはピンと来なかったようだ。

>>53(ウィル)
ウィルは思案し──情報をスマホにまとめ始める。

『ダイヤモンド』の名を冠した彼らだが、
結束がそこまで固いとは感じられない・・・・むしろ逆のようだ。

『エルガマル』:
「さッきの質問だが・・・・
 おまえらの能力が知られてるかどうか、それはオレにも『わからねェ』。
 『語り部』がこの町の事件に、何処まで関わッてるか。
 おまえさんらが何処まで首を突ッ込ンでるか。
 そしてお互い、どんだけ『ラッキー』だったかによるナ」

「ま、用心はしといていいんじャねーか?」

>>54(ドナート)
陽気に怖がる『幽霊』たちとともに、ドナートは情報をまとめる。
『月』の一件以来、手慣れたものだ。

>全員
バジ:
「で、『チャプチャプ』は──
 『ダイヤモンド』の中では、一番若い、『新参』だ。
 元はタクシーの運転手をしてて、
 『オールド・ダイヤモンド』に拾われたって聞いた」

「口数は多いけど、何考えてるかわからない、
 ちょっと変な奴だよ」

「『ジニ』は見たことないけど・・・・
 いつのまにかいる、ってことが多かったっけ。
 それが『チャプチャプ』の能力の可能性はあるかも」

56ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/03(火) 01:06:45
>>55
ドナート「あれだな。たとえ俺らの間でも不穏な動きがあったら、『語り部』の介入を考えるべきかもしれねェな」
   アダン@幽霊《 まぁ 疑心暗鬼になるのは ♪》
      ブラス@幽霊《 いけないこと ♪》
         チュス@幽霊《 ですが ♪》

 『語り部』:本名レオミュール。『エンドレス』、物語を書き直す能力。
 『フロイス』:バジの友人。
 『アーント』:土に潜る能力。
 『チャプチャプ』:新参。おしゃべり。元タクシー運転手。いつのまにかいる能力?
 『フストゥル』:歴史の研究家。『オタク』。『パリ』でスゴイ『お宝』を見つけた。『スヴァルト』とライバル。多分強い。
 『スヴァルト』:『フストゥル』とライバル。多分強い。

57瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/03(火) 01:22:12
>>55>>56
「ありがと」

解りやすくまとめてくれたドナートと骸骨たちに礼を述べ、もう一度『語り部』と『ヤング・ダイヤモンド』に関する情報を頭の中で整理する。

58ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/02/03(火) 22:14:49
>>55

「了解しました」

用心しろ、エルガマルのその言葉に頷く。
既に能力を知っている人間から情報を引き出したりはできないようだが、
その他の場所で、見られている可能性は否定できないと言ったところか。
例えば、あの『コフィン・ネイル』の時にもこっそりと覗き見していたかもしれない。

「他の人間を巻き込めるかはともかく・・・奇襲を可能とする人間が2人はいるということだね」

それが『アーント』と『チャプチャプ』か。

「・・・・・・・・・・」

願わくば、女性や子供とは戦いたくないものだが。だが眼前に現れ、
敵対するのであれば、躊躇も容赦もしない。自分にも譲れないものがあるのだから。

59アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/03(火) 23:25:42
>>55
「『いつの間にかいる』、か」

確かに強烈な能力だ。不意打ちが可能というか、不意打ち特化な能力という印象がする。

「……『常にいつの間にかいた』のか?」

妙な質問だが、聞いてみる。
『目の前でぱっと現れたことがあったのか?』という疑問だ。

60『少年、犬、そして月』:2015/02/03(火) 23:57:37
>>56(ドナート)

『エルガマル』:
「『語り部』については、
 能力について話す相手を選ンだ方がいいかもナ。
 用心が過ぎると『魔女狩り』が始まッちまう」

>>57(瑞慶覧)
ドナートに礼を言い、頭の中で顔と情報を重ねていく。

>>58(ウィル)
バジ:
「『ヤング・D』の中で、
 オレが能力を完全に知ってるって奴は一人もいない。
 けど、前にフロイスから聞いたことがある」

「『ジニ』には、『嵌めると強い』タイプと、
 『何でもできる』タイプがあって、
 『ヤング・D』は全員、『何でもできる』方だって。
 なんでかって、『嵌めると強い』タイプは、『勝ち続けられない』から。
 一度だけ勝てても、いつか負けて死ぬ。
 登り詰めた連中は──だから後者ばかりだって、そう言ってた」

>>59(アウレア)
バジ:
「どうだったかな・・・・そんな何度もじゃないよ。
 ただ、他の連中も言ってたなって。
 あいつ、影みたいに背後から現れるなって」

61アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/04(水) 00:02:15
>>60
「……なるほどね」

この証言を素直に受け取れば、『常に相手の不意を突ける』というのは、
逆に言えば『不意しか突くことができない』ということにもなるだろう。
敵対した場合、相手が消えた瞬間に背後に攻撃する……という手も考えられる。

……が、それで勝てるようであれば『ヤング・ダイアモンド』にはなれないだろう。
『何でもできる』タイプという証言が正しければ、当然それだけで終わる能力でもないハズだ。

(結局、戦って見極めるしかない)

そう、改めて気を引き締める。

62ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/04(水) 00:48:28
>>60
>「『語り部』については、能力について話す相手を選ンだ方がいいかもナ。用心が過ぎると『魔女狩り』が始まッちまう」

ドナート「だなだな」
   アダン@幽霊《 うかつに 話しては いけない ♪》
      ブラス@幽霊《 おしゃべりは いけない ♪》
         チュス@幽霊《 お口に チャック ♪》

ドナート「なんでもできる『バランスのいいタイプ』が上に登り詰める、ってか。まぁ分からんでもないが」
   アダン@幽霊《 バランスの よさなら ♪》
      ブラス@幽霊《 われわれも ♪》
         チュス@幽霊《 なかなかのもの ♪》

63ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/02/04(水) 01:54:40
>>60

「・・・・・ふむ」

バジの言葉に頷く。
予想できるのは、近距離パワー型か、装備して自身の能力を向上させるタイプなどか。
能力に特化したタイプは、強力だが脆い。応用力という点では、それなりに扱いやすい
能力を持ちながらも、格闘戦をこなせるスタンドが安定している。

ーーーというのが自分の中での知識だが、果たしてこれがどこまで通用するものか。

64エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/04(水) 13:01:46
>>60
「『寒い時期に冷たいものを喫食したい気分なら
 暖かい環境にする』、理に適っていると思うよ?
 いや『暖かい季節を待つ』のも方法だがね」

バジに答えふと思いついた事を聞く。

「 ドナート君のまとめ(>>56)で気づいたのだが、
 済まないがあと知っている範囲で『アイエル』嬢、
『チャクラ』嬢、『ルンクス』氏とあの場にいなかった
『ナグサ』氏について教えてもらえないだろうか。
 あと『アイエル』嬢と『チャクラ』嬢が話している時
『チャプチャプ』氏が比較的口を挟んでいなかったようだが
 偶然だろうかそれとも彼ら3人はそれなり仲が良いのだろうか」

今まで話題に出なかった『ヤング・ダイヤモンド』メンバーについて尋ねた。

65瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/05(木) 00:49:48
>>60
「・・・・『嵌めると強い』・・・」
「『なんでもできる』・・・」

自分の能力は、どちらかにあてはめるなら、『後者』だろう。
『なんでもできる』は、一つ間違えば、『なんにもできない』にもなる。
その『弱さ』も、学んでいる。
でも、自分は『弱くある』ことはできない。『守らねばならない人』がいるから。

66『少年、犬、そして月』:2015/02/05(木) 01:38:19
>>61(アウレア)
敵はすでにこの町に入っている。
それはつまり、いつ何処で、
顔を合わせてもおかしくないということだ。

脳内で戦い方を模索しながら、アウレアは来るべき戦いを思う。
ふとウィルと目が合う・・・・どうやら同じことを考えていたようだ。

>>62(ドナート)
騒々しく『黙秘』を宣言する『幽霊』たち。

「確かに、応用性はかなりのもンだな、
 おまえさんの『カバレロス』は」

>>63(ウィル)
ウィルの戦闘経験、スタンド使いの知識から、
想定されるだろう敵のヴィジョンを考える。

ふとアウレアと目が合う・・・・どうやら同じことを考えていたようだ。

>>64(エイノー)
バジ:
「『チャクラ』と『アイエル』は、表の顔しか知らない。
 『チャクラ』は『天才料理人』で、
 『アイエル』は『ヨハネス』の『風俗街』の元締めだ。
 表っていうか、それも裏なんだけど」

「『チャプチャプ』と二人の関係は知らなねーけど、
 想像はつくかな。
 『あの二人には絶対に関わるな』って、
 『フロイス』から言われてるンだよ、オレ」

「いろいろ、ガチで『ヤバい』らしいから。
 特に『アイエル』は立場柄、部下も数が多いし、
 『ダイヤモンド』でも相当立場が上だ。
 ただ、逆にこの国に来てる今は『チャンス』かもだけど」

「『チャクラ』は、ほんとに全然知らない。
 『フストゥル』と同じで、海外を飛び回ってるから。
 能力を知ってる奴は、ごくわずかじゃないかなあ」

「だから、逆はあっても、
 『チャプチャプ』が女連中と仲いいってことは、
 まずないと思うけどな」

>>65(瑞慶覧)
自分はどちらか、と考えれば『後者』だろうか?
負けるわけにはいかない。
瑞慶覧もまた、少年の話に耳を傾ける。

67エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/05(木) 08:43:21
>>66
「有難う」

バジに感謝しつつ安堵する、『強力な敵』に『採算度外視の結束』
まであられては堪らない。

「それで『ルンクス』氏と『ナグサ』氏はバジ君達は『知らない』、
 という事でよかっただろうか」

『ヘル』が知っているという可能性を重要視してはいないが
バジに『友達』を尊重してみせるというのは大事な礼儀だ。
通じようがこのスタンスは崩すまい。

68ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/05(木) 18:39:55
>>66
ドナート「そう。俺の『ザ・スリー・カバレロス』の応用力は並じゃない。
      そして、TVで相手の『姿』と『声』がわかった以上、俺には『ある手段』が取れる。」

   アダン@幽霊《 なるほど、『アレ』ですね! ♪》
      ブラス@幽霊《 ははぁ、『月』の時にやった『アレ』ですね ♪》
         チュス@幽霊《 よしよし、相手が堂々と姿を現したことを後悔させてやりましょう ♪》

ドナート「変幻自在の『ザ・スリー・カバレロス』の恐ろしさ、見せてやろうじゃねーの」

ドナート「『バジ』、『エルガマル』、私見でいいんだが、
      俺の『ザ・スリー・カバレロス』の能力は『ヨハネスブルグ』側にどの程度バレている、と思う?」

ドナート「『バジ』、お前は俺の能力を一度見ているが、『ヨハネスブルグ』にはどう報告した?」

ドナート「『エルガマル』、『月』の事件について『語り部』はどの程度知識があると思う?
                 ワザ
      あの時に見せた『技術』はバレていると思った方がいいか?」

  『語り部』   :本名レオミュール。『エンドレス』、物語を書き直す能力。
  『フロイス』  :バジの友人。
  『アーント』  :土に潜る能力。
  『チャプチャプ』:新参。おしゃべり。元タクシー運転手。いつのまにかいる能力?
  『フストゥル』 :歴史の研究家。『オタク』。『パリ』でスゴイ『お宝』を見つけた。『スヴァルト』とライバル。多分強い。
  『スヴァルト』 :『フストゥル』とライバル。多分強い。
  『アイエル』  :『風俗街』の元締め。特にガチで『ヤバい』。高い立場。
  『チャクラ』  :『天才料理人』。ガチで『ヤバい』。海外を飛び回ってる。
  『ルンクス』  :
  『ナグサ』   :

69荒咬『ザップ』:2015/02/05(木) 22:20:53
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1325620031/712-714

異なる時空から、『何か』が現れようとしている……

70ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/02/05(木) 23:16:19
>>66

「考えることは同じということかな」

アウレアと目が合い、小さく笑う。それにしても、だ。

「同じ組織のメンバーでありながら、絶対に近づくな とはね」
「よほど危険と見える・・・それが能力か それとも本体そのものがかは分からないけれど」

また当然だが、互いに容易には他人に能力を見せたりしないらしい。
あるいはその隙に付け込めるだろうか?

71アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/06(金) 01:22:28
>>66
「……ふふっ」

目が合って、考えていることが同じだと直感で理解できた。
それがなんとなく嬉しくて、ちょっと微笑んでしまう。

「『アイエル』ねえ……」

アウレアの場合は『風俗』という職業とはちょっとした因縁がある。
尤もアウレアのケースは身体を積極的に売るようなことは、
日本のお国柄もあってかあまりなかったが……『ヨハネスブルグ』の場合はどうなんだろうか。

「まあ、『上に立てる』ってことは頭も良いってことだしね。
 ……警戒するに越したことはないと思うよ。……何となく」

72『少年、犬、そして月』:2015/02/08(日) 00:19:15
>>68(ドナート)
バジ:
「あんたの能力? 報告してないけど。
 だって、『ザコ』かと思ってたし。
 人形に変身して爆発・・・・だっけ?」

『エルガマル』:
「ま、あの夜に使った手の内は、
 全部『読まれた』と思ッといていいンじャねーか?」

>>67(エイノー)
バジ:
「『ナグサ』は、会ったこともないや。
 黒人じゃないって話だよ。
 『スヴァルト』がヨハネスに紹介して、『Y・D』に選ばれたとか」

「それで、『ルンクス』は・・・・えーと」

眉を寄せ、顰めつらになる少年。

「何したか知らないけどさ・・・・
 『アーント』は『ゲス』って言ってた。
 『Y・D』で一番嫌われてるんじゃないかな、アイツ」

>>70(ウィル)
能力をお互いに明かさない・・・・または限定的にしか教えない。
少年の話からは、そんな様子が伺える。
協調の可能性は『低い』・・・・そう考えていいのかもしれない。

>>71(アウレア)
南アフリカにおける『歓楽』について、考えるアウレア。
貧困と夜の商売は切っても切れない関係だが、
ヨハネスほどの『犯罪都市』において、
その世界の影響力の大きさは想像に難くはない・・・・
コネや血縁だけで仕切れる世界だとは思えない。


───────────────────────


>>69(荒咬)

          ── 『 Z A P 』 !!

荒咬が出現したのは・・・・ほの暗い無人の廊下だった。
学校のそれに近い、無機質な通路の正体は、
壁に貼られた案内図によってわかる。

松前病院1F。『エレベーター』前。
常夜灯に照らされた院内は、
かなり遅い時間帯であることが伺える。
『ナースセンター』は近くになく、『カウンター』は閉じた後だ。
ここからロビーに向かえば、緊急用の出口があることもわかった。

と──
               チン

突如、エレベーターの扉が、開く。
今しも、1Fに到着したところらしい。

現れたのは──複数の看護婦。
五人、いや六人はいるだろうか?
不自然なほどに詰め込まれているが──

「おいおい、『見送り』はここでいいゼ?
 仕事があんだろ?仕事が」

──その奥から聞こえる、野太い声。

73ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/08(日) 00:32:25
>>72
>バジ
      アイ・カランバ
ドナート「なんてこった!よりにもよって『ザコ』呼ばわり!」
   アダン@幽霊《 悲しい ♪》
      ブラス@幽霊《 悲しみ ♪》
         チュス@幽霊《 悲しさ ♪》

>エルガマル
ドナート「チッ、っつーことは『偽シアン』は『読まれた』可能性が高いか」
   アダン@幽霊《 まぁ準備だけはしておいてもいいかもしれません ♪》
      ブラス@幽霊《 策は多いに越したことはありません ♪》
         チュス@幽霊《 策に溺れるのは危険ですがね ♪》

  『語り部』   :本名レオミュール。『エンドレス』、物語を書き直す能力。
  『フロイス』  :バジの友人。
  『アーント』  :土に潜る能力。
  『チャプチャプ』:新参。おしゃべり。元タクシー運転手。いつのまにかいる能力?
  『フストゥル』 :歴史の研究家。『オタク』。『パリ』でスゴイ『お宝』を見つけた。『スヴァルト』とライバル。多分強い。
  『スヴァルト』 :『フストゥル』とライバル。多分強い。
  『アイエル』  :『風俗街』の元締め。特にガチで『ヤバい』。高い立場。
  『チャクラ』  :『天才料理人』。ガチで『ヤバい』。海外を飛び回ってる。
  『ルンクス』  :ゲス。嫌われ者。
  『ナグサ』   :黒人ではない。

74瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/08(日) 00:42:55
>>72
口は挟まず、バジ達の言葉を注意深く頭に入力していく。
彼らと事情は違うとはいえ、ろくに学校に行っていない子供には、覚えるだけでもひと仕事だ。

「・・・」

ふと、『ヘル』の様子に目をやる。

75荒咬『ザップ』:2015/02/08(日) 01:14:14
>>72

「夜の病院か…… また変な『チャンネル』に合わさってしまったな」

ほの暗い中でかすかな明かりで照らされた案内図を読みながら、一人つぶやく。

「病院といえば、黄金町中から弱者や病人が集まるところであり、社会の重要なインフラ」
「ここにいきなり変な人(僕だ)が出てくるなんて、他のみんなからすればおっかないったらありゃしないな」

そのとき、『エレベーター』が開いた。
現れたのは、不自然なほどに詰め込まれた、複数の看護婦。

「(なんだ…… 看護婦さんがこの時間に、5〜6人も? 近くに詰め所でもあるの?
  いや、『ナースセンター』は近くにないって今読んだばかりじゃないか……
  なんか…… おかしいぞ)」

さらに、その奥から野太い声が聞こえてくる。

「(暗いから人違いをしているのか……?
  それとも僕に言ったわけじゃあないのか? けど、エレベーターの中で誰に?)」

女性が壁になって相手が見えないということは、単純に深夜なので視界が悪いか
相手はよほどの小男か、車椅子などを使用しているのだろうか。
荒咬を誰かと勘違いをしているとすれば、あるいは前者か。

「…………?」

今は何も答えず、エレベーターの奥を見つめ、声を発した人物の正体を観察しようとする。
室内だというのに傘を差したまま『雪まみれ』で出現したこの状態では、答えても不審だし答えなくても不審だ。
今から物陰に隠れるのも間に合わない。
下手なことはせず、相手の次のアクションを待つ。

とはいえ、何かが起こる前に再び『ザッピング』し、面倒ごとや不可思議な現象からおさらばする手もあることを考えれば
この場に留まること自体が『下手なこと』かもしれないが――今は『好奇心』が勝った。
『ザップ』ならどんなことからも離れられるからこそ、自らが理解しがたい事象に対する探求精神は人一倍あるのだ。

76ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/02/08(日) 01:51:06
>>72

「これで一応 現在の『Y・D』に関する情報は一通り揃ったね」

スマホにここまでの内容を記しておく。
どうやら、敵が総員で襲ってくるという可能性は低いらしい。
もちろんこちらもいつでも襲撃に備えられるわけではないが、
少なくとも数の点で不利を突かれることはなさそうである。

話がひと段落したところで、索敵を行っておこう。
現在近くにいる『スタンド使い』から『2m』以上離れ、自身を『スタンドアレルギー』にした探知を行う。
バジの言葉が本物であれば、まだ恐らく襲撃はないと思うが、念のためだ。

77エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/08(日) 11:53:14
>>72
「なるほど『ナグサ』 氏は黒人ではない、と。
 それも貴重な情報だ有難う」

バジ達に頭を下げ、上げた顔にいささか複雑な苦笑を浮べ

「『ルンクス』氏については納得した、文化も嗜好も尊重されて
 然るべきだが『スーツにコテカ』はない、うん、ない。
 だからといって『脅威』なのは確実だろうがね」

78アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/08(日) 12:44:09
>>72
「……なるほどな」

一拍置いて、情報を整理し終えて頷く。

「ドナートの『ザ・スリー・カバレロス』の対策がされてるかもしれないのは厄介だが、
 他の『ラフメイカー』とだけやりあったスタンド使いの情報が知られてねェのは助かるな」

『……ま、事前に能力が割れてる割れてないってのは勝敗に大きく関わる訳じゃないけど』と言いつつ、
ひとまず安心しておこう。アウレアの『ラヴ・ランゲージ』など、弱点を知っていれば『黄金』をどうにかして
吹っ飛ばしてしまおうと考えてもおかしくないわけだから、能力が知られていないのは単純に有難い。

「しかし、黒人じゃあない構成員がいるとなると、人員の判別が面倒臭いな……。
 ……あ、一応確認しておきたいんだけど、『ヨハネスブルグ』の構成員は身体に『刺青』とか彫ってないんだよね?」

注意喚起したときに『外国人はまとめてヨハネスの危険アリ』とか認識されるのはちょっと困る。
『刺青はない』とかって情報があれば、いちいち警戒されるとかといった面倒のリスクを少しでも軽減できる。
まあ、此処までの話を聞くに『いきなり不意打ち』とかといったキャラクターではないが……一応だ。

79『少年、犬、そして月』:2015/02/10(火) 00:15:13
>>73(ドナート)
「だっておっさん、
 オレ見た瞬間、『全力逃げ』だったしさー」

>>74(瑞慶覧)
ヘルはバジの足元で、おとなしく蹲っている。
時折鼻を上げ、周囲を伺っているようだ。

>>76(ウィル)
これまでの情報をスマホにメモを取り、
一同から距離を取るウィル。

   ズキュ

自身を『スタンドアレルギー』とし、周囲を索敵する。
薄闇に包まれた中庭と、それに面する建物は、
見渡す限りは無人──そして。
                        ィィィイ

『アレルギー反応』は仲間のものだけだ。
入院患者にも、スタンド使いは範囲内には『いない』。

>>77(エイノー)
「あの格好もあり得ないけど、
 性格も最悪なんだってさ、アイツ」

「世界中を飛び回ってて、三日とヨハネスにいないんだけど、
 それが『女』のため・・・・とか何とか。
 オレ、よくわかんねーんだけど」

「アーントは、
 『男の醜い部分を煮詰めたようなゲス』とか、
 『半径5m以内に入ったら地上から消滅させる』とか言ってた。
 何かやったのかな、アイツ?」

>>78(アウレア)
「『刺青』?
 ある奴も結構いるよ? チャプチャプとか」

「あの刺青は、チャプチャプが尊敬する
 『オールド・ダイヤモンド』のを真似して入れたって聞いたかなー」

>>75(荒咬)
逃れられないタイミングではなかったが、
好奇心が勝ったというのが正直なところだ。

雪まみれ、傘を差したまま、
荒咬はエレベーター前で立ち尽くすことを選んだ。
いつでも『ザッピング』出来るよう、スタンドは傍に立たせておく。

     「泊まっていけばいいのに」「やだーもう」「オールナイト?」

看護婦の口調は、どれも明らかに高揚したものだ。
職務中とは思われない『色気』が感じられる。

「オレの『残弾』を空っぽにしたのは誰だ?おい。
 それとも『バイアグラ』も処方してくれンのか?
 ま、日を置かずまた来るから、体磨いて待ってろ」

                            「「「「ホントにー?」」」
「オレは、女には嘘をつかねェ」

                     「「「キャア──ッ」」」
  ── ヌ ゥ

はしゃぐ看護婦たちを左右に掻き分けて、
エレベーターから現れ出たのは──『サイの角』。

いや、『角』を股間に装着した、背広の『黒人』だ。
髪型は『モヒカン』。
エレベーターの死角に隠れていたのだろう、
その巨体は『草食獣』の堅牢さと『肉食獣』のどう猛さを備えている。

       ザ ッ

「きゃっ!」「あれ、この人・・・・」

荒咬に気付き、騒めく看護婦を他所に、
モヒカンの黒人は雄然と一歩、前に踏み出した。

「・・・・・・・・・『敵』だな、てめぇ」
                            ゴ   ゴ ゴ

彼我の距離──『4m』。

 
   ゴ ゴ   ゴ ゴ ゴ  ゴ ゴ ゴ    ゴ ゴ

80ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/10(火) 00:39:35
>>79
ドナート「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおっさん!?」  ガーン
   アダン@幽霊《 こうみえても ♪》
      ブラス@幽霊《 ドナートくん ♪》
         チュス@幽霊《 じゅうはっさい♪》

ドナート「おっさんおっさんおっさんおっさん……」(エコー)
落ち込んでいる。

   アダン@幽霊《 落ち込んでいるドナートは ♪》
      ブラス@幽霊《 置いておいて ♪》
         チュス@幽霊《 他に情報はないですか、バジくん ♪》

  『語り部』   :本名レオミュール。『エンドレス』、物語を書き直す能力。
  『フロイス』  :バジの友人。
  『アーント』  :土に潜る能力。
  『チャプチャプ』:新参。おしゃべり。元タクシー運転手。いつのまにかいる能力?刺青持ち
  『フストゥル』 :歴史の研究家。『オタク』。『パリ』でスゴイ『お宝』を見つけた。『スヴァルト』とライバル。多分強い。
  『スヴァルト』 :『フストゥル』とライバル。多分強い。
  『アイエル』  :『風俗街』の元締め。特にガチで『ヤバい』。高い立場。
  『チャクラ』  :『天才料理人』。ガチで『ヤバい』。海外を飛び回ってる。
  『ルンクス』  :『男の醜い部分を煮詰めたようなゲス』。嫌われ者。女のために世界中を飛び回る。
  『ナグサ』   :黒人ではない。

81アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/10(火) 00:46:24
>>79
「いるのかよ……」

まあ、スタンドを目覚めさせる意図でなくとも刺青を彫る者はそれなりにいて当然だ。
アウレアだって元はと言えばファッション目的で刺青を彫っていたわけだし。

「で、『オールド・ダイヤモンド』にも『刺青』、か……」

そういえば、ヨハネスブルグは『刺青師』の故郷だったか。
だとしたら、『オールド・ダイヤモンド』が『刺青師』によってスタンドを与えられた可能性もある。
そうすると、『刺青師』に聞けば『オールド・ダイヤモンド』の能力が分かるかもしれない。

「…………」

何となく、エルガマルの方へ視線を向けてみる。

あと、『ルンクス』がゲスと言われている理由は何となく察しがついた。
ついでに言うなら『女の敵』でもあるだろう。アウレアの推測が正しければ。

82瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/10(火) 00:58:46
>>79
動物である『ヘル』には人間の理屈は通じないから、
痛い目にあわせた自分やアウレアをまだ恨んでいるのでは・・・そう思ったが、

(けっこう、頭いいみたいだね)

少し安心し、話に耳を傾ける。

83エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/10(火) 20:29:58
>>79
「性格についての形容も君が正しいバジ。あの格好にあの言動で
 メディア露出というのは更にない、あれは『スタンド』使いでなくとも
 胡乱に思わない視聴者はいなかったろう。さらに嫌っている『同胞』が
 そういう迷惑の巻き添えをあえて受けているのだからきっと強いだろう」

目を背けると命とか未来がなさそうなので頷きつつバジの言葉を
肝に銘じてはいるが割とルンクスがどう嫌なのかは暈している、
エイノー本人も『出来れば考えたくない』レベルで嫌だからだ。

「『何かした』というならルンクス氏は『万民に切実に嫌な事』をしていて 
 アーント嬢はその『被害者』になるのが『やはり嫌』なんだろう……
『5m』というのはルンクス氏の方が『伸びる』のかアーント嬢の『能力射程』
 なのだろうか」

前半曖昧気味にバジの疑問に答えたが後半は本気で考慮素材を口にした。
バジが知っている類の内容ではなかったろうが一応他の面々には
提言しておく要素だと思った。

84荒咬『ザップ』:2015/02/10(火) 21:25:36
>>79


         「えっ」

                  『サイの角』。


「…………ちょっと待ってくれ、僕は敵じゃ」

素に戻ったあと、無害を装うかのように両手を肩の高さに挙げ、後ずさっていく。
ポーズはスタンドも一緒だ。(実は顔のダイヤルをすぐ回せるようにするための構えだ。降参するなら解除するのが筋だ)

「知らないのに迷い込んじゃったんだ。この『横にいるやつ』のせいで。制御できないんだ。
 音がしたから気になっただけだ。あなたに対して覗きをするつもりはなかった。ここは病院だよね。黄金町?」

真実をべらべらとまくし立てるが、目の前の奴はどうも「女性の前だとはりきるタイプ」のようだ。
いきなり殴りかかられないよう、できるだけ離れていく。

と、そこで『角』、『モヒカン刈り』、背広、『黒人』……
この奇抜な衣装を見て、荒咬の脳内に、いつかの光景が浮かぶ。

「あれ、あんた…… アフリカから来た『ヤング・ダイヤモンド』?」「テレビに出てた……」

思い出されたのは、『チャンネルG』で見た記憶だ。

「中の誰かが、『御蔵神社』で『11月』にやってた料理のイベントにも出てたよね。
 全身に白い刺青を入れて民族衣装みたいな服の……」

荒咬の主観からすれば、『つい先ほど』のことだ。
正確には料理のイベントに出ていたのは『刺青師』なのだが、勘違いも無理はないことだった。


『敵』とまで言われた以上は、説得や会話の類は諦め、『ザッピング』で逃亡するのが『合理的』だろう。
そうすれば目の前の危険は去り、不確かこそが確かな『いつもの日常』が帰ってくる。

――しかし、ここでもやはり『好奇心』が勝った。


   「テレビ見てさ、どうしても気になったんだよ」

      「『収穫』するとか『磨く』とか『傑作を支配下に置く』って……」


                       「『性的な意味で』だったの?」

質問する。

なお警戒は怠らず、相手が腕を動かす、『スタンド』を出す、『角』で突いてくるなどして『攻撃のそぶり』をわずかでも見せるか
『3メートル』以内に入ったら、迷わず『ダイヤルを回す』。【スピードA】

85『少年、犬、そして月』:2015/02/10(火) 23:53:03
>>80(ドナート)
「あー、そうなんだ。
 ま、じきにおっさんになるんだし、別にいーよな」

まったく懲りない、悪びれないバジ。

「他?
 あーっと、『フロイス』については、もうちょっと話せる。
 能力も見当はついてるけど、これは言えない。
 『フロイス』は特別だからな」

「オレが言えるのは、
 白人と黒人のハーフだってことと、
 『牢獄の中で生まれ育った』ってことだけだ」

「彼は・・・・不思議な奴なんだ。
 実力は絶対『ナンバー1』なのに、リーダーっぽくない。
 飄々としてて何を望んでるのか、
 何を考えてるか全然わかンないけど、
 一度彼が動けば、どんな問題でも解決するんだ」

全員の顔を見回した後、バジは視線を床に落とす。

「だから・・・・出来たらオレは、
 あんた達に『フロイス』とだけは戦って欲しくない」

その理由は、言わずともわかるだろう──
少年の、いつになく真面目な瞳が、そう告げていた。

>>81(アウレア)
エルガマルを見やるアウレア。
知ってか知らずか、エルガマルもウィンクで返して来た。

>>83(エイノー)
「さあねー。
 『アーント』は、アレの話題になるだけで『潜っちゃう』からさ。
 それ以上の詳しい話は知らないよ。
 ただ、『5m』内に入ったら、『アーント』はマジで『ヤる』。
 それは間違いないと思う」

>>32(瑞慶覧)
『ヘル』がこの顔ぶれに感情を荒立てていないのは明らかだ。
元より、主人に忠実な『犬』なのだろう。

           ピク

ふと、『ヘル』の耳がアンテナのようにピンと立った。
何か、異常を感じたのだろうか・・・・?

>全員
『ヘル』の反応とともに、全員が気付く。
遠いが──確かに音が聞こえたのだ。
誰かの声・・・・男が怒鳴っているような感じだ。


───────────────────────────


>>84(荒咬)
          ズギュ!  バッッ

両手を肩の高さに挙げ、スタンドとともに後ずさる荒咬。
だが、ルンクスもまた、同じだけ前進してくる。

          ウィィィイ ・・・・ン

背後でエレベーターが閉じ、周囲に闇が降りた。

距離は依然、『4m』のまま。
当然、後退する荒咬の方が遅いはずだが、
不思議と距離は詰まらない──
限界の『3m』に至らず、会話の余地がある。

「そうだとも!
 『ヤング・ダイヤモンド』最強の男──オレが『ルンクス』だ!」

男が大声で返答する。
無人の廊下に響くほどの大声だ。

「神社?料理? 『チャクラ』が行ったのか!?」

「あと、そのセリフはオレじゃねえ。『フライス』だ!
 別に『性的な意味』でも、オレは差し支えないがよ!」

距離は『4m』。スタンド発現はない。角もそのまま。
両手を上げた姿勢で、荒咬はさらなる男の言葉を聞く。

「そのスタンド、顔のダイヤル──
 それが能力のスイッチってわけだ!
 攻撃じゃねぇよな。逃亡用か?
 ・・・・どんな能力なんだ? オレに見せてくれよ!」
 
   ド ド ド

          ド ド   ド ド ド ド  ド ド  ド ド

86瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/11(水) 00:05:59
>>85
「・・・・どうしたの?」

『ヘル』の耳の先の向いた方向を見やり、気配や物音を感じ取ろうとする。

87ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/11(水) 00:06:50
>>85
まとめた。

・『語り部』
本名:レオミュール。二十代の黒人女性。眼鏡をかけた知的な風貌。
普通の人間ではなく、関わってはいけない。
スタンド能力は『エンドレス』、物語を書き直す能力。

・『フロイス』(フライス)
二十代黒人白人ハーフの男性。灰色の髪。薄い黒肌。整った顔立ち。専門は特になし。
バジの友人。牢獄の中で生まれ育った。『ヤング・ダイヤモンド』のリーダー格。
スタンドは屈強な人型。『鉄格子』でできた風穴の開いたデザイン。

・『アーント』
十代後半黒人女性。赤い顔料(オカ)で染めた肌。ヒンバ族。専門は文化人類学。
フロイスの幼馴染。人見知り。『フロイス』とよく一緒にいる。
スタンド能力は『土にもぐる能力』。『5m』内に入ったら、マジで『ヤる』。

・『フストゥル』
陽気そうな眼鏡の黒人男性。よい体格。広い額。歴史研究家。専門は歴史。
『スヴァルト』とライバル。パリでスゴイ『お宝』を見つけた。多分強い。海外を飛び回ってる。

・『スヴァルト』
細身長身の黒人男性。無口。アフロ。専門は自然と人類の相克。
『フストゥル』とライバル。多分強い。

・『アイエル』
黒人少女。最も小柄。闇色の肌。長い黒髪。風俗街の元締め。専門は犯罪と治安。
特にガチで『ヤバい』。『ダイヤモンド』内でも高い地位を持つ。

・『チャクラ』
ふくよかな黒人女性。見事なプロポーションだが地味顔。天才料理人。専門は料理。
ガチで『ヤバい』。海外を飛び回ってる。

・『ルンクス』
黒人男性。最も大柄。モヒカン頭。筋肉質。股間に『角』。専門は女。
ゲス。一番の嫌われ者。世界中を飛び回ってる。

・『チャプチャプ』
黒人少年。小柄。短髪。左手に一角獣の刺青。元タクシー運転手。専門は乗り物。
新参。おしゃべり。
スタンド能力は『いつのまにかいる能力?』。

・『ナグサ』
黒人ではない。『スヴァルト』が紹介した。

・共通する特徴
『ヤング・D』は全員、『何でもできる』タイプのスタンド。

88荒咬『ザップ』:2015/02/11(水) 00:14:20
>>85

「(闇になった…… マズいな。闇に紛れて攻撃されたら、いくら神速の僕でも間に合わない)」

「(攻撃の様子は見えない。だけど……)」

『最強』だと名乗る人物。『ヤバい』。荒咬の本能がそう告げている。
第一、この病院で人に襲われてケガをしてしまったら、治療のためにどこに駆け込めばいいのか?

それに、『好奇心』はあるが――『ヤング・ダイヤモンド』のあの宣言がどういう意味か、というのを聞けなかったし
目の前で悪事をやっていたわけでも、これから人を殺すと叫んでいるわけでもない男に対し
勝つにしても負けるにしても戦いは『無益』だ、と思う程度の『ニュートラルさ』は荒咬にもあった。

「(いきなり僕みたいなのが出てきたら、どんな善人だって『敵』だって思うだろうしな)」

相手はいまだ、スタンド能力使用の様子を見せない。
あるいは、他者の能力に対して『カウンター』を発動させる能力のスタンド使いで、
こちらに先に力を使わせるため、挑発しているという可能性もあるが……
『最強』を名乗るような精神性の男が、そういう受身のスタンドを持っているとは考えにくい。

「(そこまで計算して、振舞ってるのかもしれないけどね)」


「『ルンクス』さんね。教えてくれてありがとう」

「お礼にリクエストに答えて、見せてあげるよ」「まばたきするなよ」

超神速で、『ダイヤルを回す』。


『ザップ』能力詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/564

※GMは、荒咬が『どこに移動するか』をレスの秒数下一桁で決め、URLを指定してください。

89ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/11(水) 00:22:37
>>85
>バジ
ドナート「『フロイス』と戦って欲しくない、か……会ったら手加減はできねぇかもしれねぇが努力はするゼ。」

ドナート「ところで、バジ。ドーモ、気になってたんだが、『フロイス』を『フライス』って呼ぶのはなんか意味があるのか?」
   アダン@幽霊《 テレビ番組では『フライス』って呼んでましたよね ♪》
      ブラス@幽霊《 でも、あなたは『フロイス』って呼んでいる ♪》
         チュス@幽霊《 そこになにか意味はあるんですか? ♪》

>誰かの声・・・・男が怒鳴っているような感じだ。
ドナート「って、なんだなんだ。こんな夜中に」
声の出先を探る。

持ち物の宣言をした方がよいだろうか?

90アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/11(水) 04:20:54
>>85
「喧嘩か? ……夜の病院で?」

ない、とは言い切れない。しかし、妙ではあるだろう。
だが一方で、襲撃だとして……『語り部』を躱した直後のこのタイミングで追撃が来るだろうか。
そこまで周到なコンビネーションなら、尖兵ももっと多く送り込んできたと思うが……、

(……語り部の指示って線もある、か。
 何にせよコイツらは一度命を狙われてるんだ。警戒はすべきだ)

「ドナート、ちょっと『カバレロス』で見てきてくれない?
 ……警戒しすぎかもしれないけど、タイミングがタイミングだ。『もしかしたら』ってこともある」

幽体状態の『カバレロス』に物理攻撃は効かない。偵察としては間違いなくアウレア達の中で一番の適任だ。
あるいは、

「エルガマルなら今の時点で何か分かるかもしれないけど」

91エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/11(水) 14:11:40
>>90
「よし見てこよう、『皆さん』今晩は有難う」

声の方向に全力ダッシュ。
何、散会のいい機会だし他愛ない事柄なら『寝ぼけて戻ってきた』でいいのだ、
そうでない場合は自分はこの病院のとある看護師にとてつもない『借り』があるのだ。

92『少年、犬、そして月』:2015/02/11(水) 23:53:41
>>88(荒咬)
エレベーターの灯りが消えたとはいえ、常夜灯はついている。
明度が急に落ちた為、若干見えづらいものの、
男の姿ははっきりと確認できる──スタンドは発現していない。

だが・・・・荒咬の頭のどこかで、
本能が最大級の警報を鳴らしている。
好奇心は猫を殺す。
これ以上の詮索は、命取りになる・・・・そう感じた。

「『ルンクス』さんね。教えてくれてありがとう」
「お礼にリクエストに答えて、見せてあげるよ」「まばたきするなよ」

            ──ドシュゥ ウ !

ルンクスに礼を言うが早いか、
『ザップ』スタンドの手が神速で閃いた。

      ・・・・が シィ !


背後から肩を掴む、指の感触。

「・・・・逃がすかよ」

男の口元に浮かぶ、『雄』の笑み。
背中が総毛立つのを荒咬は感じた。
男は目前から動いていない。スタンドも発現していない。
                  ・ ・ ・ ・ ・ ・
それでは──この背後の手は、誰の手なのだ!?

   ──ガチャチャ!      ザ

            ザザザ!

      『 Z A P ! 』

                       ザザザ・・・・

   「消えた?」「な、なに?今の」

「・・・・ちっ。あと少しだったのにヨ」

ノイズとともに消えた男の残影を、
ルンクスと看護婦たちは、しばし見つめる・・・・


そして、荒咬の移動先は──
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408367127/


──────────────────────────

>>86(瑞慶覧)
『ヘル』の視線は、中庭の先を見据えている。
視界の中に人の姿や動く影はないが、
確かに、瑞慶覧にもかすかな声が聞こえた。
入院中の患者のものかもしれないが・・・・


>>87>>89(ドナート)
『バジ』:
「『フライス』の心配はしてねーよ、バーカ」

茶化すように、バジがそっぽを向く。


「『フロイス』ゥ?
 『フライス』って言ってただろ?
 『フライスだ』よ、『フライス』」

・・・・『聞き間違い』だったらしい。
『フライス』の方が正しいようだ。

その時──二人は同時に声に気が付いた。

「『徘徊するボケ老人』・・・・じゃねーな」

ヘルの鼻先を見通す少年。
確かに、声はその方向から聞こえたように思われた。
中庭の先だが──姿はどこにもない。
隠れる場所もほぼないので、おそらくさらに向こうなのだろう。


(宣言は『まだ』不要)

>>90>>91(アウレア、エイノー)
先刻から周囲に探りを入れているウィルも、
敵を感知した様子はない。
つまり、『半径20m』以内ではないということだ。

ドナートに偵察を頼みかけるアウレア。
エイノーは今にも走り出そうとしていたが、

「まあ、時間の『無駄』だな。
 ──『省く』か」
               シャコッ

抜く手も見せぬライフル捌き。
気が付いた時には、宙を舞う一発分の『薬莢』。
そして──

「・・・・ちっ。あと少しだったのにヨ」

複数の看護婦を従えた巨躯の黒人が、
突如──中庭に出現した。

モヒカンヘッドに彫りの深い顔立ち。
きりりとしたブランドスーツに、長大な『ペニスケース』。


「・・・・・ル、ルンクス?」
                 「あン?」


  ゴ ゴ   ゴ ゴ                        ゴ
              ゴ    ゴ  ゴ   ゴ  ゴ

93アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/12(木) 00:05:55
>>92
「…………!」

突然現れた『ルンクス』と呼ばれた男に、軽く身構える。
           、、 、、 、 、 、
「エルガマル……ここでやるのか?」

現状はバジとヘルを省いても六対一……病院とはいえ、やるなら有利だ。
だがエルガマルが『無駄』を省いたときの態度が気になる。
戦いになるのなら、流石にそうと一言添えるだろう。その一言は『無駄』とは言い難い。

スタンドは発現しない。
相手に能力を推測させる材料はなるべく与えたくないからだ。

94ドナート『ザ・スリー・カバレロス』:2015/02/12(木) 00:13:40
>>92
「その頭と股間!……『ルンクス』か!」

「アウレアちゃん、エイノーさん、前衛頼んだ!」
2人の後ろに隠れつつ、人形を取りだす。

   アダン@幽霊《 やっちゃう? ♪》
      ブラス@幽霊《 やっちゃう? ♪》
         チュス@幽霊《 こっちは5人だぜ! ♪》

95エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/12(木) 00:26:56
>>92
「いや『合理的』とは素晴らしい」

エルガマルの『アナル・キティ』に感嘆するが少し苦い顔。
何故ならルンクスを目の前に「自分の所持品」「周囲の『人工物』」を
再確認する『手間』は発生してしまったからだ。
とりあえず『F・O・Q』を至近に発現して適うべく前方で邀撃態勢を取る。

96瑞慶覧 愛『ビッグ・バッド・ママ』:2015/02/12(木) 00:54:28
>>92
「きた・・・もう!?」

素早く周囲を見回し、近くに『自販機』があるか探す。
あれば、そこへ走って向かう。

97荒咬『ザップ』:2015/02/12(木) 18:18:41
>>92

こちらが指先を動かす瞬間、背後から掴んできた『指の感触』。

「なっ!? 『やられ――」

00.1秒後に自らの背後から起きるであろう恐ろしいことを想像しながら、荒咬は次元の狭間に――

 → ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1408367127/336-

98ウィル『ヴェノム&ファイア』:2015/02/12(木) 19:24:37
>>92

「・・・・・やはり杞憂だったかな」

『フゥ』

安堵のため息をつき、自身の体のアレルギーを解除する。
再び席へと座って、一同の会話に耳を傾けるとしよう。とはいえ、そろそろ情報は出揃ったところだろうか。

>               シャコッ


と、エルガマルが自らのスタンドを操作した瞬間ーーー『敵』が現れる。
しかも、周囲に看護士を侍らせている状態で。
どうやらバジの予想は外れたと見るべきか、それともただの偶然の産物か。

「ッ!」

すぐさま飛び退き、『ヴェノム&ファイア』を『ルンクス』へと向ける。
仲間はもちろん、看護士も射線上にいないコースを選ぶ。矢継ぎ早に、声も出す。

「Freeze!(動くな!)」
「『ヨハネスブルグ』!おまえは囲まれている・・・速やかに投降することを推奨する」

当然この状況はこちらとしても予想外なのだが、あたかも計算通りに
動き、『ルンクス』を囲んだかのようにすることで、敵の戦意を削ぐ狙いだ。
…もっとも、ああして目立つことを厭わない連中だ、こんな小手先の駆け引きが通じるかどうか。

(…しかしミスター・エルガマル…何故看護士を連れてきた…?戦闘に発展すれば、『無駄』な犠牲が出るかもしれないのに…)

99『少年、犬、そして月』:2015/02/13(金) 00:24:53
>>93(アウレア)
           バッッ

ドナートが背後に回るのを確認しながら、
『ルンクス』に対して身構える。

    ・ ・・ ・ ・ 
「──ここでやる?」

だが、応じたのは『モヒカン男』の方だ。
彼我の距離は『8m』。
十分に離れているといっていい距離でありながら、
男の身体から溢れだす、獣のような迫力が肌を刺す。

「おっと、おまえは『アウレア・グラウコーピデ』。
 ケッコウな『美人』がいるじゃねーの。
 オレは今からでも『歓迎』だゼ?」

胸まで達する『ペニスケース』をさすりながら、
男の口元に、下卑た笑みが浮かぶ・・・・
看護士たちが、不安そうにその周囲に集まる。

             「あ、あなたたちは・・・・一体?」

>>94(ドナート)
            バ バッ!

『近距離パワー型』二人の影に隠れ、
人形を取り出すドナート。

「ドナート・ドン・ドミンゴ。メキシコ人。
 『月』の関係者だな」

「『ジニ』は『ザ・スリー・カバレロス』。
 その『幽霊』は人形を動かし、爆破も出来る」

六人と対峙しているにも関わらず、男の態度に臆するところはない。
むしろ、この状況を楽しんでいるかに見える。

>>95(エイノー)
          ズギュ!

『フィストフル・オブ・クォーターズ』を発現する。
この至近に人工物はない。テーブルと椅子だけだ。
少し離れた壁際に自動販売機があるが、『10m』はある。

「そいつは『知らない』な・・・・
 パワーに自信がありそうだが、それだけじゃねェな?
 面食らってるのはお互い様、か」

>>96(瑞慶覧)
『10m』離れた場所に、自動販売機を見つけた。

     ダッッ!

駆け出す瑞慶覧だが、            シャコッ
『排莢』の音とともに、同じ場所に戻される。

『エルガマル』:
「──『無駄死に』してェのか?」

>>98(ウィル)
席に戻った瞬間、異変に気が付いた。

   ジャキ!

『ヴェノム&ファイア』の銃口を、『ルンクス』へと向ける。
男の周囲には看護士が集まってきた
(おそらくスタンドが見えていないのだろう)が、
図抜けて背の高い『ルンクス』を狙うのは、簡単だ。

「おまえは・・・・そう、『台場ウィリアムス』。
 『アウレア』の相棒兼恋人。
 ・・・・キライじゃねーぜ、そういうの。むしろ『大好物』だ」

対するモヒカン男は、看護士を遠ざけようとも、
スタンドを発現しようともしない・・・・

「切れ者と聞いたが、今は冷静じゃねーな?
 オレの手元に何人の女がいると思う?
 女ごと『皆殺し』にする覚悟は完了済みか?」

看護婦の一人をゆっくりと抱き上げると、
見せつけるように接吻を交わす──目はこちらを見たままだ。

「そして、『囲まれてる』のはおまえらの方だゼ、
 『レジスタンス』諸君。
 この町はとっくにオレらが掌握してる。
 この病院に『不法侵入』したのはおまえらで、オレじゃない。
 警報鳴らして飛んでくる『棍棒連中』の獲物もな」



「・・・・後ろにいるのは、『バジ』と『ヘル』か。
 お前ら、『レジスタンス』になる気か?
 『語り部』から逃げられた幸運を捨てるなら好きにすりゃあいいが、
 この町からはさっさと消えろ。『負け犬』のクソがつく」

「そして最後に・・・・お初にお目にかかる。
 『省く男』──『エルガマル』。
 あんたへの恨み節は、『オールド・ダイヤモンド』のジジイどもから
 耳がカバになるほど聞かされたぜ。自力でフタが出来るって意味でナ」

「あんたが『省ける』のは『雑魚』だけだって話だが、
 『省いて』みせるかい・・・・このオレを?」

                            「・・・・・・・・・・・・」

エルガマルとルンクス、二人の視線が交錯する。
同時に、全員が理解した──

この男、ここに揃った『五人と一匹』を、まるで敵視していない。


      ド ド  ド ド  ド ド
                      ド ド  ド ド  ド ド

100アウレア・グラウコーピデ『ラヴ・ランゲージ』:2015/02/13(金) 10:31:46
>>99
ここで普通の少女であれば――――自分が下劣な意思に晒されたことにショックを覚え、
傍らにいる愛する人に助けを求める……というような『お淑やか』な反応をするのであろうが。
アウレアは、生憎その限りではない。むしろ暴力的に……牙を剥く。

「『歓迎』? その粗××でか? クク……『懇願』されたってゴメンだにゃーん。
                          、、、 、、
 生まれ変わって出直して来な……そこのミソッカスどもと違ってアウレアちゃんは安くねェ」

クイ、と首を切るジェスチャー。ついでに言えば、既に『売約』済みだ。

同時にその裏で、思考は巡らせる。

(ハッタリかどうかは分からんが……随分『肝っ玉』は据わってるようだな。
 そして、バジとヘル以外には漏れていねェはずのわたしとウィルの名前を知ってる……)

バジとヘルは『語り部』の能力下には置かれていないわけだから、
彼らが『読まれた』ことで連鎖的にアウレアとウィルの名前が知られたということはあるまい。
それが能力なのか、アウレアが見落としている何らかの情報網なのかは不明だが……、
そこについて考えても、答えが出る訳でもないし非生産的だ。

(女どもを人質にとるような言動からして、この場での直接戦闘は望んでない?
 だとすればコイツの余裕にも納得がいくが……
 だが『無駄』を『省いた』という以上、本来のコイツの目的はこの場所だったはずだ。
 やはり最低でもある程度の小競り合いは覚悟すべき……気を抜けば『死ぬ』のは間違いない)

まず、相手の余裕からしてノーモーションからの不意打ちは可能とみるべきだ。
逆に言えば、八メートル離れている状況からして、目の前の男が直接攻撃してくる可能性は薄い。
なので、あえてルンクスの挙動には気を配らず、自身の背後や周囲の気配を意識する。
ルンクス自身の警戒は、他の面子がしてくれるだろうという信頼もある。

101エイノー『フィストフル・オブ・クォーターズ』:2015/02/13(金) 20:31:20
>>99
「仕方ない『認識の範疇』で行こう」

『スタンド』射程内なのは間違いないがルンクスの『手の届かない』範囲、
つまり「傍の『F・O・Q』が手を伸ばせば『コテカ』に触れる事も可能な距離」
まで接近を試みる。

……無論それは触りたくもないのだが。


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