したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【戦】『座木 十番勝負』

1座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2014/08/09(土) 02:47:32



「死ねるかよ。やりてぇことはまだまだあるんだ……」

162『錏葉vs座木』:2015/10/18(日) 18:35:18
>>160(GMレス・訂正と確認)
>>156の時点で座木もミスしているが、『塩小瓶』はスタンドの右手にある。
左手には鎌刃が設置され、タオルを保持している状態にある。
指摘が遅れた点と、判定に影響はないので訂正のみ。

もう一点、錏葉が跳躍した、と描いたが跳んだのは、
『一足飛び』で『高い跳躍』ではない。高さより直進移動を意識した
『ステップ』程度……という認識だった。
この点は判定に影響を与えるので、座木のレス訂正を認める。

最後に確認。『プロペラヘッド』の『プロペラ』は『非実体』?
詳細と過去の質疑を確認したところ、質疑にないので改めて確認したい。

163座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/10/22(木) 23:08:39
>>162
了解。以下にレスを訂正。
なお、『プロペラ』はすべて非実体。
実体化させることは出来ない、と考える。

>>160
「クックク……馬鹿なのか?おまえ」

                ビュ ォオオオオオ

高速車両の上は、凄まじい風が吹き付ける『強風域』だ。
座木は吹き飛ばされないよう、
低姿勢かつスタンドで車両の屋根を掴めるよう努めていた。

急行の進行方向は、座木の背後。
つまり錏葉に向かって、その強風が吹きつけているのだ。
ただのスタンドであれば関係がないだろうが、
その様子・・・・スピードの落ち具合を見ればわかる。

風の影響あり──少なくとも『人間的』な部分はそうだ。
まして『一足飛び』で床から足を離せば、加速は望めない。

「そんな『スットろい』動きでオレに突っ込むとは──
 『頸を撥ねてください』と……言っているようなもんだ」

                                    「……死ね」

空を飛べない限り、宙にいる者は行動を制約される。
胴に迫った『鎌プロペラ』は、その腕で防御するしかない。
そこへ合わせて──

    グンッ

──本体が一歩前進。

           ギュン!

『プロペラヘッド』が『1m』、射程を伸ばし、

                  ブンッ!

その左前腕に生えた『1m』の『鎌』を、右から左へと薙ぎ払う!
これで『3m』──間合いは十分だ。
狙いは頸。
『正体不明』の能力だが、首を掻っ切られて生きてはいまい。

164『錏葉vs座木』:2015/10/22(木) 23:16:31
>>163(座木)
了解。それでは錏葉に対して補足。

>錏葉・補足
『プロペラ』は『半透明』――『実体化していないように見える』。
これは全ての『プロペラ』に共通。

165錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/10/22(木) 23:41:27
>>164
了解しました。

>>159
『鎌』――のように見える、『刃物』を出す能力。
そう理解する。左腕に一つ。そして投げつけてきた小瓶にも一つ。切りつけて何かする能力――――

「カナ?」

座木劉一郎には、『ザ・シグマ』の能力をかなりふんわりとした感じではあるが、教えてある。
そして座木劉一郎は、『スタンドを消す能力』を前に、あからさまに『スタンド』そのものの攻撃を仕掛けるようなクソマヌケには見えない。
大体こんな酔狂を十回続けて引き受けようというようなヤツだから、強いことは間違いない筈なのだ。

「何カ アル」「よナァ〜」「座木」「ダガな」

それが何かは分からない。
思いも寄らぬ方法で、不意打ちを狙っている可能性もある。
現段階では、その警戒だけで良い。最も悪いことは、奇襲に怯えて直前の敵から目を背けること。
即ち

「小 賢 しイ ンだヨ」

「何、仕掛けてンダか知ラネーが」「纏めテ消し飛バシてクレルぜッ!!」

  ゴ オ  ゥ

斜に、左腕を放つ!
腹を狙ってくる小瓶の鎌を『消』し飛ばし、そして拳は敵の左腕の鎌、その根元へ向かう軌道!
先程からの変更点は、『両手』ではなく『左腕』のみでの打撃、それだけだ。
左を放てば必然、右は『引く』動きになる。大仰に『引く』ことで背面を腕一本分だがガードできる。
次の動きにも繋がる。
純粋な『スタンドによる格闘戦』に於ける『ザ・シグマ』の優位性は揺るぎない。
そうだ。何を仕掛けようと、何を仕込もうと、結局のところ『そう』なってしまえば――

「 yYA A AAA ッ!!! 」

消えるのは、敵だ。

166『錏葉vs座木』:2015/10/23(金) 00:07:19
>>163(座木)
座木の言う通り、ここは強風の吹き付ける領域。
力強く撥ねる錏葉といえど、その風の影響は確かに受ける。

    グンッ

           ギュン!

本体が一歩進み、更にスタンドが前進。
右から左へと薙ぎ払う動作――と相手も同時に動く。

「何カ アル」「よナァ〜」「座木」「ダガな」

「小 賢 しイ ンだヨ」

「何、仕掛けてンダか知ラネーが」「纏めテ消し飛バシてクレルぜッ!!」

錏葉は眼前に迫る小瓶の鎌プロペラに向けて、左腕を振るうッ!
斜めに振いつけて鎌刃にその左手が触れた瞬間……

      ド  シュウウ

『消えた』。『音もなく』。『残滓も残さず』。
正確には手ではなく、その手を覆う『陽炎』に触れた途端に!
瓶はその勢いのままに、飛んでいき相手の胴部に当たる……がッ!

        ゴォ  ウッ

加速はないにせよ――進撃は止まらず。
腕から生やした鎌刃が頸に向かうのを、遮るよう伸びた錏葉の左手に触れる。

            シュウウウウッ

                 ザンッ

左腕の鎌刃が半ばまで消えて、『50cm』ほどが残る。
錏葉は既に着地したが、腕の動きは止まらず、『プロペラヘッド』の左前腕に触れんとしてくる……!


>>165(錏葉)

「クックク……馬鹿なのか?おまえ」

                ビュ ォオオオオオ

「そんな『スットろい』動きでオレに突っ込むとは──
 『頸を撥ねてください』と……言っているようなもんだ」

座木は笑う――着地まであと少しだが、狙いより手前に落ちそうだ。
移動中の列車の上で跳ねたため、少なくない風の影響がある。
とはいえ、それも加味すれば『ザ・シグマ』の『パワー』なら抵抗は出来そうだが――

                                    「……死ね」

相手はその隙を見逃さず――本体が一歩前進。

    グンッ


           ギュン!

更にスタンドが一歩踏み込んでくる。
同時に飛び来る鎌刃が錏葉に迫る。この距離、回避は不可能だ。



      ド  シュウウ

そう、『回避』は。『ザ・シグマ』はただひたすらに『まかり通る』ッ!
左腕をを突き出し、まずはブーメランのような刃を掻き消した!
根元の瓶はそのままの勢いで胴に当たるが……影響は些少ッ!


        ゴォ  ウッ

                  ブンッ!

更に踏み込んだところへ、間合いを埋める『プロペラヘッド』。
その左腕から伸びた鎌刃が右から左へ薙ぐように振るわれてきた!
だが、既にそれは予想済み。着弾点は違うが、相手から距離を詰めてきた。


            シュウウウウッ

                 ザンッ

頸狙いか? 迫ってきたそれを左手で、半ばまで消し飛ばす。
同時に着地に成功。足場も安定したが、動作は止めぬまま敵スタンドの左前腕を狙う!

167錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/10/23(金) 00:30:10
>>166

「HA A  A」

今しかない。
敵の『刃』は掻き消した。消す事が出来た。だがこの現象は『ザ・シグマ』の能力の限界を意味する。
容易に想像出来るだろう。『陽炎』が『消滅』のカギで、『陽炎』が無い部位は当然、その能力下に無い。
そしてそれが分かった瞬間から、『座木劉一郎』はその前提で行動するだろう。
だから、今しか無い。

「テメーハ『スットロく』はネーな」

今しか無い。

この距離で、このタイミングで、この体勢なのは、『今』しか、無い。
踏み込んだ。左手を振るい、足場も安定。つまり腰が据わった。
『ザ・シグマ』のいいところは――『動く』感じが生身と全く変化しないこと。尤も、他の『スタンド』がどうだかは知らない。
敵は、ここでどうするか。
おそらく『左手を庇う』。躱すとか、引くとか、何かをする。腕を飛ばされたくはないだろうし、それが反射だろう。
で、どうするか。庇うだけなわけが無い。殴るか蹴るか、また『刃』の能力をどうにかするか。ならば狙いは?当然皮膚に覆われた部位だ。
首。腹。動きは見ている。手足のように素早く動ける末端は狙わないだろう。躱すのに手間どるか、防御を強いるような急所を狙うと思う。
いや、防御は無効化する可能性が高い・・・防御不能。『背面』。どうやって?手段はいい。可能性のことで、最悪の場合だ。
結論。
このままでは空ぶって反撃に急所を抉られる。
解決策。
上は電線で危ないから、下だ。動きは無理に止めない。ただ、『右に向かって棒のように転ける』。
まあ受身は・・・手は空くしどうにか・・・とにかくいい。転げ落ちることは無いし、手をつけば即復帰は可能なのだ。
転ける間に宙の足を振り出せば、敵の膝か脛は刈れるだろう。そういう距離だ。

168座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/10/23(金) 00:30:15
>>166
逆風で錏葉が止まるとは思っていない。
風に逆らうことで、動きが鈍る・・・・それで『十分』。
動きを見る限り、パワー、スピードがは拮抗している。
ならば、このわずかな『ハンディ』が、戦いを分けるからだ。

二連続で消し飛ばされる『鎌プロペラ』。
内心で『口笛』を吹く。

──疑っていたわけではないが、とんでもない能力だ。
スタンドのどこであれ、あの手で触れられれば、重症か致命傷。
野獣にも匹敵する動きの敵を前に、受けることすら出来ない。

何より──本体は何処なのか?
これほどの『近距離型』が、本体なしに動いている道理が『理解不能』だ。
とはいえ、探す余裕はない……今、ここでこのスタンドを叩く他にない。

「『弱点』も……あるようだし……な」

         ヒュ!

『プロペラヘッド』の左手を高速で引き戻す。
それは敵の攻撃を避けるのみならず──

                             バ オ ッ!

その手に持っていた、『濡れタオル』を鞭のように振るう為だ!

──拍手────────────────────

薙ぎ払った鎌も『消される』可能性を考え、
薙いだ直後に腕を引く動作で、濡れタオルをムチのように振るう。
狙いは顔面。このため、薙ぎはやや下方向から斜め左を意識。

タオルには塩水が大量に含まれており、万一これに反応されたにせよ、
パスBBの水滴飛ばしが敵の顔を狙い撃つ予定。

────────────────────────

すでに、最初の『薙ぎ払い』の時点で、
濡れタオルの攻撃を『時間差』で合わせておいた。
鞭は放ち、そして引き戻すことで攻撃を完了する。
その『タイムラグ』で防御を潜り、顔面に命中させる狙いだ。

布地とはいえ、水を十分に含んだそれは、
人間でさえ、殴打に匹敵する威力。
ましてパワー:Bのスタンドが放てば、十分な一撃となるはずだ。
加えて、しみ込ませたのは『塩水』。
スタンドらしからぬ『通常攻撃』は通じる相手ならば、
一般物質による『目潰し』も通用すると予測するが──どうか?
いずれにせよ、顔面を弾かれた『フラッシュ』効果によって、
僅かであれ、敵の視覚は奪われ、隙が生じるはず。

そこを──

169『錏葉vs座木』:2015/10/23(金) 00:52:30
>>167(錏葉)
左手を振るい――そこで瞬きの間のほどに逡巡。
思考の間は、隙は生じるほどではない。右に向けて上体を傾けた。

                             バ オ ッ!

          ビシュンッ  ビシ ビシビシッ

傾けた――その時、『タオル』が鞭と変じて振るわれたッ!
狙いは『顔面』! 見えてはいたが――予測はしていなかった!
顔面に命中し、衝撃が襲う。濡れているようだが、衝撃は大きくない。

       ジ ワァ

問題は――目の粘膜に沁みる感覚。ただのタオルではない。
濡れており、それに何か、刺激物が付いているようだ。
滴が飛び、それが目に入り、同時に叩かれた衝撃が……

      ググ
              グンッ ゴロ

反射的に『瞼を塞がせた』まま、右斜めに身体を転がす。
更なる追撃は不可能。眼を閉じてしまったため、相手の動きが見えない。
相手からの物音は聞こえない。正確な位置は判別がつかない。
身体全体を伸ばし、棒のような体勢。背に当たる感触から、仰向けの状態だと判る。

>>168(座木)
「HA A  A」


「テメーハ『スットロく』はネーな」


相手は動きを停めない――前に進む動きのままに。
『上体を倒し』、迫る左腕は『プロペラヘッド』にまで届かなかった。

この動きは予想はしていない――が。座木にとって問題はない。


                             バ オ ッ!

          ビシュンッ  ビシ ビシビシッ

左腕を戻す動作のままに、鞭の如く『濡れタオル』を叩きつけるッ!
戻す動作でそのままに顔面に命中。狙いの通りに、顔に命中した!


      ググ
              グンッ ゴロ

相手は反射的に瞼を閉じていたようだ――が、動作は止まらない。
錏葉から見て右手側、座木から見て左手側へと棒のように転がった。
双方の距離は『1メートル』、錏葉は身体を伸ばし、前面を座木に見せている

170錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/10/23(金) 01:08:24
>>169

「ヌ」「オッ」

視界の回復は難しくはない。粘膜すら『皮膚』の一部。
一手取られたという実感がある。即座に返さなければ、超高速で膨れ上がる雪達磨だ。

   ジャ キ!

どっちの瞼が痛いのかを診断する猶予もない。幸いというか、瞼以外のダメージはほぼ無いようだ。
背筋をフル稼働するジャックナイフ運動。跳ねるように姿勢を戻したい。
そして立ち上がる際の体勢は両腕を顔の前に、盾のように構える。当然だが『ザ・シグマ』の筋力をもって行うジャックナイフに腕の力など必要ない。
だから姿勢回復の開始時から同時進行でこの両腕は構えるし、当たり前だが指で顔をかきむしって皮を剥く。少々格好はつかないが、視界のためだ。

171座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/10/23(金) 01:24:14
>>169
            ド ド ド  ド ド ド
 
──拍手────────────────────

目潰し成功確認後、本体とスタンドは床に身を伏せ、床スレスレに右回し蹴り。

────────────────────────

                                  ズギュギュ!

目潰し成功直後、反射的に床に身を伏せる。
そこから『プロペラヘッド』は敵の足を狙うつもりだったが、
予想の外──錏葉は床に倒れるように転がった。
距離は『1m』・・・・蹴りを放って防御されれば、片足が消滅する。

「クックク……生きがいいな……!」


──予定を変更。
左手のひらを広げ、敵の攻撃を待ち構える。
拳か手刀か──それを受け止める算段だ。
『目潰し』はこの瞬間なら、確実に効いている。
手当たり次第に繰り出される拳なら、
『プロペラヘッド』の精密さで受け止められると踏んだ。(精密B)
敵は『受けられる』とは考えていないだろうことも、有利な点だ。

当然、そのまま受ければ手が消えてしまう。
左手には濡れタオルがある。これをグローブのように纏い、
『タオル越し』に受け止め、『掴む』・……!

スタンドは通常物質を透過するが、それは受動的な場合に限られる。
攻撃する側は物質を透過出来ない……
ならば、布地で『陽炎』を受ける余地は、十分にある。

右腕は頭を防御し、蹴りなどの意外な攻撃を意識はしておく。

「……クックク…………悪くない」

額を伝う汗は、冷たいのか、熱いのか。
久々に味わう、『命がけ』の汗だ……!

172『錏葉vs座木』:2015/10/23(金) 01:44:23
>>170(錏葉)
ダメージ自体は殆どない。痛むのは目のみ。だが、対処は可能。

    ガガリ  ガリイ

顔面を掻き毟って眼の粘膜を引っぺがす。熱い痛みが襲う。
だが、『視界は良好』。それと同時にジャックナイフの如く身体を跳ね上げる。

    バウウンッ

掻き毟った手は、そのまま顔を庇う盾に。
敵の姿――『見える』。相手は屋根の上に身を伏せている。
ちょうどお互いの姿が逆転した形。新たな刃はスタンド像に発現していない。
スタンドは右腕で頭を庇い、濡れタオルを巻きつけた左手を構えているようだ。

        ド   ドドド    ドドドド

錏葉は相手を見下ろす――敵までの距離、僅か『1メートル』!
(※顔面の皮膚を完全喪失。2%失い、現在の損失率15%)

>>171(座木)

    ススゥ
           ザッ

反射的に床に身を伏せる。
蹴り狙いだったが、相手の体勢が低くなった。
左手に持っていた濡れタオルを手に巻き、攻撃を待ち構える。

だが相手からの追撃はない……顔面を抑えている。

    ガガリ  ガリイ

    バウウンッ

と、思う間もなく瞬く間に身体を跳ね上げた。
その動作と同時に顔面を掻き毟り……『顔の皮膚が剥げた』。

    ゴ     ゴゴゴ

立ち上がった錏葉は顔を両手で遮り、指越しに座木を観ている。
その指の向こうに見える『顔』、『異形の顔』、『スタンド』だ!
皮膚が剥げた個所と同じ質感、その顔からも『陽炎』が立ち昇っている!
追撃はないまま、両者の間でほんの一瞬、不気味な間が開く。


        ド   ドドド    ドドドド

座木は相手を見上げる――敵までの距離、僅か『1メートル』!

173座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/10/23(金) 02:05:31
>>172
「……剥いだ皮膚……
 その下から……『陽炎』……だと……!」

自ら剥いたような腕。人の皮を被ったスタンド。
スタンドを消す『陽炎』は、皮を剥ぐことで使えるということか。
風にはためく『陽炎』を見上げ、表情を歪ませる。

だが……ならば何故、全身を剥かないのか。
それとも、そこに『弱点』が存在するのか……?

「……チッ!」

いずれにせよ、この距離。この立ち位置。
今度は、こちらが圧倒的に不利な立場だ──!

          バッ

背中から後方に倒れこみ、そのまま一回転。
錏葉の『倒れこみ』を真似て、
最短かつ、もっとも速く敵の間合いから本体を遠ざける。
後転が終われば、座木の向きは同じく、錏葉の方向となる。
スタンドを構え直し、タオルを巻いた左手で防御の態勢をとる。


      「……化け物だな……『ザ・シグマ』」

   「……………………」


「だが、そこがいい……
 …………面白く……なってきた……」

牙のような八重歯を剥く。
座木は意図せぬまま……笑っていた。

174錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/10/23(金) 23:56:39
>>172
斬り掛かってきた。投げつけてきた。『スピード』は覚えた。
あとはあの『刃』だ。倒れて、その瞬間を狙わなかったのは『しなかった』のか?『できなかった』のか?
追撃が出来ない速度では無い。塩か胡椒か、何かそういうのをまぶしたタオルなのだろう。水だけでは沁みないからだ。

「塩のタオルに」「何カの瓶」「・・・」

「何だ」「オ料理教室デモ始めルノカ? 座木劉一郎チャン」「ソレトモ」

  ガシャ

鉄錆の声。『ザ・シグマ』の面。赤銅色の甲冑が擦れる。『ザ・シグマ』は笑わない。そういうデザインなだけだ。

「『下ごシラエ』ノつモリだッタカ?」「心掛けハいいガ」

分かりやすい『斬撃』。続く『目潰し』。意図したものか? そう考えるべきだ。そうでなかったとしてもそう考えるべきだ。
つまり何かを隠している。分かりやすく派手なものに、何かを隠しているから、『スタンドを消す』能力の対策を備えて、攻めている。
攻撃は継続中だ。だがその攻撃はこっちからは見えない。見えない攻撃に対して、どう行動するか? 決まっている。

「こノ俺ヲ」「『ザ・シグマ』ヲどうニかスルノニ」「『塩胡椒』デ足るカヨ、ダボがァ〜」

クサい物なら、根を絶てば良い。距離は僅かで位置は上、そして錏葉九郎は『ザ・シグマ』。何があろうと、この手は届く。

「俺ヲ 獲るナら 『鯨包丁』 デモ持 っ テ 来 い、

  『  座 木 劉 一 郎 ォォ

両手を、振り上げ、ながら、只、一歩の『驀進』!
何らかの未知の能力で後背からの急襲があっても、
『前進』を続けるならば背の傷よりも『シグマ』は速い!

            ォ ォ ォ  オオオオ  オオオオオオウ

そして打ち下ろす両拳!!
『スタンド』にとっては、最新鋭の爆弾よりもなお絶殺!!
たとえその位置から『鎌刃』を伸ばしたとしても!!

                              リャ  ア ア    ッ!!!」

防御が何であろうと、また襲撃が何であろうと。
『ザ・シグマ』にはただひとつ。爆撃・迫撃・『攻撃』 だ。

175???:2015/10/24(土) 01:01:45
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1432892057/273-274
異なる時空より、『何か』が現れようとしている……

176『錏葉vs座木』:2015/10/24(土) 01:23:23
>>173(座木)
相手の危険性を改めて実感する座木。
錏葉――『ザ・シグマ』は錆びついた声で喋りかける。

「塩のタオルに」「何カの瓶」「・・・」

「何だ」「オ料理教室デモ始めルノカ? 座木劉一郎チャン」「ソレトモ」

  ガシャ

「『下ごシラエ』ノつモリだッタカ?」「心掛けハいいガ」

       ド   ドドド   ドドド

『ザ・シグマ』は笑わない。座木は後方へと倒れ込むッ!
最短の回避策。だが、相手も素早く攻撃を放つッ!

「こノ俺ヲ」「『ザ・シグマ』ヲどうニかスルノニ」「『塩胡椒』デ足るカヨ、ダボがァ〜」

「俺ヲ 獲るナら 『鯨包丁』 デモ持 っ テ 来 い、

  『  座 木 劉 一 郎 ォォ

            ォ ォ ォ  オオオオ  オオオオオオウ

                              リャ  ア ア    ッ!!!」
 ボッ ボンッ
         ヒュボアッ

構えた両拳が放たれて、『プロペラヘッド』の右肩と左の頬を掠める。
掠める程度ならば問題はない。そう、『ザ・シグマ』が相手ではないのなら。

      シュウッ  シュシュウッ

『プロペラヘッド』が――『抉れた』。
灼けた痛みが襲う。出血はない。座木の肌に火傷が生じている。
右肩の痛みはひどく、全力を出すには支障がありそうだ。

それでも後転で距離を取ることは出来た。
双方の距離は『1メートル半』。『プロペラヘッド』が左手を構える。
座木自身は片膝をついた体勢。その笑いも、命も……『まだ絶えていない』。

>>174(錏葉)
相手のスピード、能力も覚えた。推測も深める。
そして、相手までの距離はごく近い。迷うことなく拳を放つ!

          バッ

 ボッ ボンッ
         ヒュボアッ


相手は後転して、間合いから離れようとしたが……遅いッ!
『ザ・シグマ』――放たれた絶滅の拳が敵スタンドを掠める。
座木は後転しながら距離をとろうとしたが……

      シュウッ  シュシュウッ

相手の右肩と左の頬を掠め――『消した』。
一歩踏み込んだが、伏せている相手を叩くのは難しい。
拳の間合いより若干外にあり、直撃は出来なかった。

相手は後転から復帰し、双方の距離は『1メートル半』。
スタンドが構えを直し、タオルを巻いた左手を構えている。

      「……化け物だな……『ザ・シグマ』」

   「……………………」


「だが、そこがいい……
 …………面白く……なってきた……」


        ド     ドドド

『座木』は――『牙を見せて笑っている』。
片膝をついた体勢のまま、『ザ・シグマ』を見上げている。

177『錏葉vs座木』:2015/10/24(土) 01:29:19
>>175(部外者)

     ドドドドドドドド

姿を現したのは――――『列車の上空』!

    ヒュルルルルルルルル

            ゴ ォ ッ

高度数十メートルから落下!
眼下には列車が見えるが……それどころではないッ!

178錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/10/24(土) 01:31:39
>>176(質問)
『消滅』した傷の深さはこちらの実感としてどのくらいでしょうか?
大体で何mm〜何cm程度で。
あるいは、そういう実感として確認できなかった?

179『錏葉vs座木』:2015/10/24(土) 01:35:20
>>178(錏葉・回答)
>『消滅』した傷の深さはこちらの実感としてどのくらいでしょうか?
>大体で何mm〜何cm程度で。
>あるいは、そういう実感として確認できなかった?
数ミリ程度。指先で肉を掴んだ程度は『抉れた』

180荒咬子『ザップ』:2015/10/24(土) 01:48:57
>>177(GM)

「ここ空……で…… 列車!?」

「ウソだろ!?」

つい先ほどもレース会場に出現して『カート』にひき殺されそうになったばかりだというのに
今日は『暴力的な乗り物』に妙に縁のある日だ!

このまま落ちて『列車』に直撃したら『落下死』になるのか、それとも『轢死』になるのか!?
……どちらもごめんだ! 『ダイヤルを回す』ことで、『別のチャンネル』に逃れる!(スピードA)

181座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/10/24(土) 02:41:13
>>175
「……『料理』?
 クックク……いいや、違うな……。
 オレがしているのは……『釣り』だ」

頬をはすられてなお、座木の声に動揺はない。

「厄介な『化け物』だが……問題なく『釣れた』」

この程度で済んだのは『僥倖』だったからだ。
自ら敵に背を見せる後転で距離を取り、自慢の『拳』を誘う。

「……オレという……『餌』を使ってな……!」


          ド ド ド   ド ド ド   ド ド ド 

──拍手────────────────────

目潰し成功確認後、本体とスタンドは床に身を伏せ、床スレスレに右回し蹴り。敵の左すねをへし折る。
同時に錏葉の脚を左右から挟むように屋根に『鎌プロペラ』設置。
挟んだ状態での発現は不可能なので、隙間を開け、左右から顎のように閉じて挟むつもり。
こちらの目標は両足。蹴りが外れた際の保険および今後の布石。

床に設置する二本の鎌プロペラの角度変更。
倒れたシグマに二本の切っ先が向くように。こちらへの転がり対策。
伏せた瞬間にまず発現するので、相手が動くより速いと考える。

隙のある後ろ受け身を取ったのは、相手を誘い、足元から注意をそらすため。
すでに設置しておいた床の『鎌プロペラ』を回転させ、左右から足を挟み、動きを止める。棘が刺さるため、抜きづらい構造。
座木の後転は動きを止めるのを見越し、一歩戻れば攻撃できる距離に留めている。

────────────────────────


──錏葉が『目潰し』に対処している間に、床に『鎌プロペラ』を二本、設置しておいた!
足元に気付かれぬよう、後転によって目を引き、攻撃を誘うことで、
『鎌プロペラ』に挟まれる間合いへ誘導。
回避と同時に左右から回転させ──錏葉の両足を、挟み込む!

『プロペラ』の回転は上がっていない為、威力には乏しいが、
無数の『棘』を生やしたデザインは、肉に突き刺し、動きを食い止める為。
錏葉が足の異常を認識するより速く、

                      ビュ! ──バオッ!!

渾身の右回し蹴りを、『鎌』越しに錏葉の足首に叩き込む!(パス精BBB)
『鎌』の刃ごと断ち切る形となり、さらに反対側の『鎌』の刃も肉を断つ。
鎌も折れよとばかりに叩き込めば、錏葉の両足首を断てるはずだ。

足首を腕で防御は出来ず、
棘が引っかかれば後退も跳躍も『不可能』。
『シグマ』の渾身のパワーをもってすれば、
肉を千切りつつ、それを成せるかもしれない……が、
スピードは絶対に犠牲になる──『プロペラヘッド』の方が確実に『速い』。

182錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/10/24(土) 10:24:34
>>179
了解しました。ありがとうございます。

>>176
「ハ!」

外れた。下方向、当然、正面への打撃よりは『距離』が空く。その僅かな遅延。
思考と行動にムダとズレが無い、と感じる。
敵は、『座木』は、この『陽炎』が必殺の武器だと知っているし実際そのように扱うから、
だから『陽炎』から最も距離を取れる行動を迷わず選択するということなのだろう。
そして事実、敵スタンドが『刃物』を扱うならば・・・『陽炎』ならぬ『皮膚』を纏う部位には、それは正しく凶器として機能する。
その事自体は認識しているかどうか不明。だが、紛れもない『ザ・シグマ』対策の『タオル』。急ごしらえにしてはそれなりに的確だ。
塩か何かを振っておくという用意も、癪だがそこそこ有効だ。

「今度ハ『デンぐリ返り』」「『お料理教室』ジャなカッタナ。『保育園』カ」

敵は、『用意周到』だ。目潰しからの行動は意図したものであるにせよないにせよ――『見えない時間』は作られている。
何かをされているのは間違いない。ただ余裕がない。止まれば死ぬし、退がれば喰われる、
やはり進むしかないし、『攻撃』の行動、その意思に一切変わりはない。クサければ根を絶つだけだ。
距離は『1m半』。

「必死デ」「稼いダか?」「『距離』」

今の立ち位置が、ついさっきまでの『座木の位置』に近い。
何かがある可能性は高いが、視認のために視線を移すのが危険だ。見据えるのは『座木』、その『スタンド』。
『鎌刃』が飛び出してくるのか、突き刺してくるのかは分からないが・・・

「『無駄』ダッタナ」

  「こノ程度は、『距離』トは言わナイ」

「――笑っテンノカ? 『座木劉一郎』」
 「ダガ テメーニそんナ余裕はネーぜ」「最初かラ な」

大きく、足を振り上げ、一歩。
150cmを埋める為の一歩だから、腰は思い切り大きく落ちるし、つまり姿勢は低くなって先程みたいに腕を下方の遠くに突き出すことはない。
ほぼ正面、という位置。
そして踏み込む足は、大きく上がって一歩踏むから、もし『座木』が前進してくるならそれの防波堤になるし、『踏み込む足が届くところに手が届かないことは無い』。
即ち、『陽炎』を前に、体ごと、150cm先に踞る敵に『殺到』する。もはや、今から何をしようと、両腕と面の『陽炎』は棄却するッ!

183『錏葉vs座木』:2015/11/04(水) 01:03:29
>>181(座木)

      ドドドドド   ドドド

「ハ!」

「今度ハ『デンぐリ返り』」「『お料理教室』ジャなカッタナ。『保育園』カ」

「必死デ」「稼いダか?」「『距離』」

敵は挑発の言葉を繰り返す――だが、座木も『不敵に笑う』。
既に自らを餌にした、『ワナ』の用意は出来ていた。

   キ  キン    ギャ  カァ ッ

既に屋根に設置されていた『鎌プロペラ』が――起動ッ!
それと同時に、相手も大股に一歩を踏み出すッ!

「『無駄』ダッタナ」

  「こノ程度は、『距離』トは言わナイ」

「――笑っテンノカ? 『座木劉一郎』」
 「ダガ テメーニそんナ余裕はネーぜ」「最初かラ な」

          ズ   ズン

重々しい足音と共に、腰を大きく落として姿勢をひどく低くしている。
そのまま前進せんとすると同時、『プロペラヘッド』も動いているッ!

                      ビュ! ──バオッ!!

                          ズ シャアッ

敵はもう目と鼻の先。その時点で『プロペラ』を蹴り込んだ。
蹴りの一撃が鎌刃を叩き、食い込んだ手応えを確かに覚える――
(※完全に食い込んだ状態ではない。その中途の瞬間といったところ。)

>>182(錏葉)
敵までの距離はおよそ一メートル半でしかない。
『ザ・シグマ』の射程内というには……あまりに短いほどだ。

敵は倒れた体勢のまま、あくまで不敵に笑っている。
錏葉も大きく一歩を踏み出し、更なる追撃を――

「……『料理』?
 クックク……いいや、違うな……。
 オレがしているのは……『釣り』だ」

「厄介な『化け物』だが……問題なく『釣れた』」

   キ  キン    ギャ  カァ ッ

『それ』が起動する音が、錏葉の耳に届いた。
列車の屋根の上――それはそこにあった。

「……オレという……『餌』を使ってな……!」


          ド ド ド   ド ド ド   ド ド ド 


さながらトラバサミの罠の如く、『鎌刃プロペラ』が二つ。
脚を狙い、挟み込むように動いている。動きは遅いが……


                      ビュ! ──バオッ!!

それをカバーする、『プロペラヘッド』の右回し蹴りッ!
『鎌刃プロペラ』を蹴り叩くことで速度をカバーさせたッ!


                          ズ シャアッ

鋭い痛みが左足に生じた。『鎌刃』は無数の棘状の刃がある。
これが食い込んでいる。このままなら、両断されてしまう……ッ!

184『錏葉vs座木』:2015/11/04(水) 01:06:15
>>180(荒咬)
状況を理解、咄嗟に、即座に、回すダイヤル。
移動する先は――――


          ズギュンッ

【個】『門倉姉弟の語り尽くせぬ四方山話』【ミ】
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/netgame/9003/1432991359/

185錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/04(水) 22:37:04
>>183

  「   ッ  ギ」

何が出来るわけでもない。

「ィ ィ」「(痛い)」  「ィィ  ィィィ」

ただ、床に何かがあるだろう、というだけだ。

 「(痛い!)」「(鎌刃! 『回転軸』。こういう構造?)」「(服の 皮膚の上から)」

『だから』『ザ・シグマ』の能力でこれを防げるわけではない。
『だから』『ザ・シグマ』の能力が床の何かに有効な一手を打てるわけではない。
そして、『だから』『ザ・シグマ』が、その『釣り』に付き合ってやる義理なんか、小指の爪の先の垢ほども、無い。

「ィ ィ  E」

150cmが二人を隔てる距離の数字で、錏葉九郎の身長は『169cm』あって、そこに腕の長さが加わる。

「 E E E E   E    E     E     」

つまり『座木劉一郎』は仕掛けの場所を間違えたのであり、足ではなく腕を止めるべきだったのであり、
そしてここまでに得られた情報は、そもそも『ザ・シグマ』の絶滅の腕を『止める手段』など、『座木』のスタンドには存在せず、
要するに『150cm』圏内に存在した時点でその消滅は確定している。


左足を伸ばす。右足で踏む。行動は何一つ変わらないし変えようがない。
『ザ・シグマ』に於いて必殺とは超接近を意味し、それ以外はすべて『敵の領域』である。
片足を傷つけられた状態でそこに逃れる事は正しく『逃れる』のではなく『死ぬ』ことに直結しているからだ。
そして既に『今』の『ザ・シグマ』に於いて、150cm先こそ敵滅ぶべき絶死圏。
プロペラも、電柱も、黄金も、爪も、牙も、銃も網も手甲も地雷もブランコも隕石も軍艦もガレキもゼンマイも縄も鋏も錏葉九郎にはなにも無い。
『ザ・シグマ』の能力はただ一つきりで、それ以外には何もない。

186錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/04(水) 22:40:42

  「   YA A A    Aッ   !!!  」

『スタンドを消す』能力。
『だから』、『ザ・シグマ』はただ目の前の『スタンドを消す』。
体を伸ばし、手を伸ばせばすぐそこに敵はいる。だから、体を伸ばし、手を伸ばす。痛みをこらえる必要すら無い。
とっくに、もはや、そういう段階では無いからだ。

187座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/04(水) 23:01:49
>>183
「…………『無駄』?
 それはオマエのことか……?……『錏葉九郎』」

「必死で近づいたのもオマエだ……
 足元を警戒したか……だが、『すでに遅い』」

座木が『鎌プロペラ』の罠を仕込み(>>173)作動させた(>>175)のは、
錏葉が間合いを詰め(>>174)、足元を警戒する(176)前だ。
(つまり本来は、>>176を遮る形で発動していた)

寸毫の迷いもなく、
錏葉の脚を噛む『鎌プロペラ』に渾身の蹴りを叩き込み、蹴り抜ける。

錏葉の姿勢は態勢を崩すほど一歩を踏み出し、前傾したもの。
試せばわかるが、この姿勢からは一歩も前には進めない。
攻撃するとすれば低い位置で手を振り回す程度だ。

蹴り抜いた足を振り上げ、本体とともに一歩後退すれば、
攻撃はどうやっても届かず、
重心の大部分をかけた前足を切断されれば、狙いも何もない。
確実に転倒する──反撃の余地はない。

188『錏葉vs座木』:2015/11/05(木) 00:06:53
>>185-186(錏葉)

 ブシュッ  ブシュウアアッ

激痛! だが、『ザ・シグマ』はそれでも進撃を止めず。
敵は目の前。死は必定の絶死圏は文字通り手の届く位置――!

「…………『無駄』?
 それはオマエのことか……?……『錏葉九郎』」

だが、『プロペラヘッド』もその動きは停めない。
全力全速の蹴りを『鎌刃プロペラ』も折らんと叩き込むッ。

「必死で近づいたのもオマエだ……
 足元を警戒したか……だが、『すでに遅い』」

     ズジッ  ズシャア

力強く踏み込む――が、それが『阻まれる』。
足元の警戒はしていたが、『鎌刃プロペラ』の『棘の刃』。
これが突き立ち食い込み、進む錏葉に抵抗するッ。
同時に、右足側の『鎌刃プロペラ』も食い込んでいるッ!

          ――――バッギャアンッ!

蹴り込まれた左脚の『プロペラ』がへし折れるッ!
だが、錏葉の左足が断たれるのもまた同時ッ!
右足にも『鎌刃プロペラ』が深々と刺さっている。

              グ  ラァ 

――――勢いが、衰え……前方へと倒れ込む!
敵はスタンドの脚を振り抜いたまま振り上げ、本体と共に一歩後退する。

>>187(座木)
  「   ッ  ギ」

「ィ ィ」     「ィィ  ィィィ」

敵は進撃を止めていない。
腰を落としたままあくまで突き進み、その両手で『プロペラヘッド』を狙うッ!

「ィ ィ  E」

「 E E E E   E    E     E     」

対する座木も蹴り抜く動きは停めないッ!
すでに動いてるこちらの速さが勝る――そう信じた。

  「   YA A A    Aッ   !!!  」

          ――――バッギャアンッ!

蹴り込んだ『鎌刃プロペラ』が衝撃に耐えかねて、へし折れる。
賭けは――座木の勝ちだ。相手は棘刃の抵抗を計算に入れていなかった。
刺さり、食い込み、罠にかかった獣に対するように、進むのを遮っていた。

              グ  ラァ 

敵は両手を伸ばさんとした体制のまま、前方へと倒れ込んでいく。
座木は脚を振り上げたスタンドと共に、そこから一歩後退する……

189座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/05(木) 00:29:44
>>188
「クックク……まずは『目釘』を打った」

片足のみならず、右足も刃が食い込んだ。
あの足で、これまでのような機動力は見込めない。
不安定な屋根の上にあって、この上ないアドバンテージだ。

だが……座木は油断なく敵を見据える。
戦いにおける最大の敵は『慢心』。
敵は『窮鼠』ではない。手負いの『虎』なのだ。
あの気性……
相討ちを狙ってくる可能性も、十分に考えられる。

                 フシュ!

敵が攻撃を見せるようなら、本体ごと引き下がり、距離を取る。
こちらから攻撃はせず、『鎌プロペラ』は全て解除。
そうしながら、

         ズギュ! ズギュン!

スタンドの両手に、『四枚羽』の『1m刃プロペラ』を発現。
形状は『鉤十字』。ドイツで忌み嫌われる、そのままの形だ。
中央で曲がった刃の先端は尖らせ、両刃とし、
左手は甲に、右手は手のひらに。(左手には濡れタオルが巻かれたまま)
右の『プロペラ』は正面に盾のように翳し、左手は左側面で立てたまま、


        ドルン! バババ ババババババ

油断なく錏葉を見下ろしながら、回転を上げ始めた。

「──殴ったものにプロペラをつける。
 『プロペラヘッド』……オマエに止めを刺すスタンドの名だ」

190『錏葉vs座木』:2015/11/05(木) 01:30:23
>>188(GMレス・補記と追記)
錏葉に対する『プロペラヘッド』が蹴りを入れたレスは追加の蹴りではない。
事前のレスの行動を、そのままに継続しただけ(故に速度的には勝る)。

現在二者の距離は『数十センチ内』。
この点を踏まえて、先にレスをした座木はレスの訂正を許可する。

191座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/05(木) 01:33:22
>>190
行動変更はないが、
引き下がる行動をより厳密にする。

スタンドを本体に引き戻し(スB)つつ、
錏葉から『2〜3m』の距離を取り、敵の反撃に備えておく。

192座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/05(木) 22:18:29
>>189>>190
「クックク……どうした?
 『手足』を失うのは……初めてか……?」

片足のみならず、右足も刃が食い込んだ。
あの足で、これまでのような機動力は見込めない。
不安定な屋根の上にあって、この上ないアドバンテージだ。

だが……座木は油断なく敵を見据える。
戦いにおける最大の敵は『慢心』。
敵は『窮鼠』ではない。手負いの『虎』なのだ。
あの気性……
相討ちを狙ってくる可能性も、十分に考えられる。

                 フシュ!

敵が動きを見せるより先に、スタンドを本体に引き戻し(スB)つつ、
錏葉から『2〜3m』の距離を取り、敵の反撃に備えておく。

こちらから攻撃はせず、『鎌プロペラ』は全て解除。
そうしながら、

         ズギュ! ズギュン!

スタンドの両手の甲に、『四枚羽』の『1m刃プロペラ』を発現。
形状は『鉤十字』。ドイツで忌み嫌われる、そのままの形だ。
中央で曲がった刃の先端は鋭く尖らせ、両刃にしておく。
右手の『プロペラ』は正面に盾のように翳し、
左手のそれは左側面で水車のように立てたまま、


        ドルン! バババ ババババババ

油断なく錏葉を見下ろしながら、回転を上げ始めた。

「──殴ったものにプロペラをつける。
 『プロペラヘッド』……オマエに止めを刺すスタンドの名だ」

193錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/05(木) 22:27:35
>>188

「(カスりもしない)」

強い。
『座木劉一郎』は強い。頭で分かっていた事が、両足首で理解できた。もうこの二本は足として機能しない。
時間は無い。時間が無い。千切れた両足首を見ることもだし、自分が今どれだけ動けるか確認することもだし、
千切れた足首の皮膚の状態もだし、この痛みを肉/骨/神経の痛みと第Ⅱ度熱傷の痛みに分解して感じ取ることも、時間が無い。

――まだ仕掛けはあるだろう。『刃』は鎌の刃ではない。回転軸。ぐるぐる回って触れば切れる、刃に見立てた、足をブッた斬ったこれは『プロペラ』だ。
扇風機ではなく換気扇でもなく、およそ『プロペラ』が最も認知された使用法。当然このサイズも考えれば――

だが地面に設置した刃で動きを止める事はもう無い。後肢が使えないなら前肢を使うまでであり、『シグマ』にはそれが不可能ではない。

「(そして当然座木劉一郎はこの数手で『俺がこうする』と読まれているから地面からは無い。そのくらいの判断はするだろう)」
「(俺には逆立ちで器用に戦うような真似は出来ないから、これは大チャンス。急所という急所は狙い放題)」

『敵スタンド』は足を『振り上げ』て――

「(踵)」

プロペラを蹴り込んだパワーは『ザ・シグマ』と互角、そう実感している。ケツでも蹴り下ろされたら骨盤が割れて大変だ。
だが、かといって(踵落としなら、逆立ちになりながら足を閉じれば腿で白刃取り出来るかもしれないが)そっちを気にして腹を曝すのは是か非か。
いまこの瞬間、『両腕と顔面以外を狙ってプロペラ状の何かが殺到していないとも限らない』――何せプロペラだ。
『敵が何をして何をされているのか』、それが分からないし、探す余裕も与えてくれる相手ではない。退ったのは一歩。たったの一歩。
情報は限られているが、既に二択か三択かだろうし、どれを選んでも概ね酷いことになるのは間違いない。要は『本命』を挫くことだ・・・
倒れ込むまま手をついて、そこからどうするか、だ。距離を取る。これは絶対に無い。もう走れないから空いた距離は詰められない。
足を振り回す。却下。どのくらい動かせるのか分からない。引きつる痛みで動きが鈍ればダメだ。この状態から出来るだけ自然な動きをしなければ。
さっきの座木保育園の真似をしてでんぐり返り。踵の方が速く落ちてきそうではある。が、少なくとも上半身は両腕が側面をカバーできる。
足を振り上げているのなら、電線は――いや、敵スタンドは普通の『スタンド』だ。伸ばすのは危険。
つまり足を折り畳んで、ころりと『前にでんぐり返り』。座木が動かなければその足下だしちょっと下がっても出来うる限り距離は開かない。
サッカーボールみたいに蹴り飛ばされることもない。その体勢から即座に攻撃するなら踵落しだ。畳んだ足が盾になる。
その場合、脛か膝かは砕かれるかも知れないがどの道足は使えないからそれは良いとしよう。
背後から何かで襲撃をされていても、でんぐり返るときに視界には入る。対処できるかは別だが、とにかく見えるのは見える。

「(バカにしたが、割と良さげだな。真似しよう)」

「」の中身がぜんぶ()なのは勿論、痛くていたくて叫んで紛らわしているので、喋っている余裕がないからだ。

194『錏葉vs座木』:2015/11/05(木) 23:23:00
>>192(座木)

             ギャ ァ ン

『プロペラヘッド』を本体の元に素早く戻し、錏葉から距離を取る。
同時に『鎌プロペラ』はすべて解除された。相手に食い込んだそれも――

           ドウンッ  ゴロ ロ ォ ッ

だが、相手も止まらず――断ち切られた左足、深々と傷ついた右足。
共に深手の両脚を折りたたんで、座木の前へと前転してくるッ!
その眼は転がりながらも、周囲の様子を把握せんと蠢く。
両脚こそ痛ましいが、力強い腕の力も未だ衰えてはいない……!

         ズギュ! ズギュン!

        ドルン! バババ ババババババ

スタンドの手の甲に『鉤十字プロペラ』を発現する。
自らに設置したが故に、速やかに『回転速度』が高まっていく。
後退しても相手が間合いを詰めて……距離は『1メートル半』。
先程と位置関係は変わらず、『座木が上、錏葉が下』だ。

>>193(錏葉)
両足の状態――左脚は足首から両断。右足は辛うじて『活きている』。
半ばまで刃は食い込んだが、少なくとも繋がっており、万全でなくとも動かせる。

「クックク……どうした?
 『手足』を失うのは……初めてか……?」

             ギャ ァ ン

座木は速やかにスタンドを引き戻し、後方へと退避していく。
だが、錏葉も停まらない。『動く』。そのタイミングで『プロペラ』が消えた。

           ドウンッ  ゴロ ロ ォ ッ

前転! 転がりながら視界の中で巡る天地を把握。
背後にはなし、上空にはなし、正面には座木がただ居る。
距離を詰めるために転がって、再度『1メートル半』に接近。

         ズギュ! ズギュン!

        ドルン! バババ ババババババ

『プロペラヘッド』は『四枚刃』――『鉤十字型プロペラ』を発現した。
両手の甲に現れており、先端は鋭利な両刃となっているようだ。
右手の『プロペラ』は錏葉に対し盾のように翳している。
左手のそれは、川の流水の洗われる水車の如く、垂直に立てている。
いずれも高速で回転し――次第に、『斬殺器』の威容を増していく……!

「──殴ったものにプロペラをつける。
 『プロペラヘッド』……オマエに止めを刺すスタンドの名だ」

前転を終えた体勢のまま、錏葉は座木を見上げる……!

195座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/05(木) 23:46:08
>>194
「やはり『来た』か……錏葉……」

引くことを知らぬ男、という読みは正しかった。
だが、こちらも引くわけにはいかない。
状況的に優位なのは、こちらの側だ──
前に出ずして、生き延びることなど叶わない。

     バババ バババババババ

                          ダダ バンッ!!


何の迷いもなく、座木は前方に跳躍する。
倒れたの上半身を飛び越え、その背中に降り立つように。

『プロペラヘッド』は前方左右に両腕を広げ、そのプロペラで風を受ける。
背後からの強風。『1mプロペラ』2枚の『帆』。
そして若干だが、『プロペラ』自身の推進力を加えれば、
倒れた錏葉の腕の届かぬ高さに跳躍することは、十分に可能なはず。
むしろ、飛び過ぎないように意識して──

刹那、背後を取る瞬間を逃さない。

錏葉もまた跳躍したなら、前に構えた『プロペラ』が襲う。
再度の前転であれば、攻撃するタイミングが早まるだけ。
左右なら……これはどうしようもないが、
相手から攻撃されることもまた、ないはずだ。

196錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/06(金) 00:13:33
>>194
「   っぐ」

確認できない。
いや、無いわけが無い。『プロペラを付ける』能力。

「グ」「っハ」「ハァ」「痛ェ」
「何遍千切っテモ『痛いモンハ痛イ』」「ボケたコト抜カスな、オ楽しみハ」「コレカらダ」

両手の刃。『プロペラ』と言うべきかは微妙だが、本人が言うならそうなんだろう。
そして正面から向かい合うこれは、嘘だ。すでに『シグマ』の『陽炎』、その能力を知っている。
足首は切れたから、皮膚の上から斬れば良いことも。ただし正面からでは困難を極めることも。
背後にも上空にも何も無い。ならば左右か

「テメーの後ろ」「気にスンナ、コッチノ話だ」

見えないところと考えれば、車内だが――天井は分厚い。窓から来るなら悠長だ。
だが何か――待っているのか? 足を切った絶好の機も見送った。無能だからか?それは無い。もっと確実な、もっと致命打を隠しているからだ。
それはあの手の甲ではない。いや、あれで腹でも殴る気かもしれないが、そうするための何かがある。――探させようとしているのか?
横を向けばこめかみを曝す。狙いはそれか? 疑心暗鬼だ。

        ドルン! バババ ババババババ

「―――」

   ブラフ
いや。 嘘 だ。
疑心暗鬼を『起こさせる』なら。
理由は一つ。行動の封殺に他ならない。成る程、仕掛けも仕込みも盤石に固めて、『ザ・シグマ』の機動力を奪い、跳んだりはねたりできなくさせた。
『出来なくした』、と、思っている。
『だから』『どこからどう見ても殴り殺す為の武器を用意した』。『プロペラヘッド』こそが『座木劉一郎』最大の武装であると―――


    グ  ちっ


右足は、生きている。結構だ。もう使えないと思ったが右足は使える。跳んだりはねたりには、多少足りないかもしれないが。
『立ち上がる』分には不足はないだろう。

   グ

「こノ俺に」「『ザ・シグマ』ニ」

    グ グ グ  グ グ

「コの土壇場、」「『スタンド』デ『殴ル』カァァ  『座木』ィ」

繋がっていて、動かせるなら、『立ち上がるのに不足はない』。
そして『立ち上がる』ことに意味がある。片足首から先を飛ばし、片足首を半ばまで斬り込み、機動力というカードを奪い―――

「 舐  メ  ル   な 」

たかがその程度で『ザ・シグマ』を『スタンドヴィジョンでどうこうしよう』、と、している。
皮膚越しに打てば問題は無い。こちらの手足の四、五本も落とさぬ前からやる無謀を考慮しなければ、だ。


  ガ
     ォ   ォ
          ォ
              ン

           ス タ ン ド
両手を振りかぶり、『立ち上がる』ッ!!

197『錏葉vs座木』:2015/11/06(金) 00:51:25
>>195(座木)
「グ」「っハ」「ハァ」「痛ェ」
「何遍千切っテモ『痛いモンハ痛イ』」「ボケたコト抜カスな、オ楽しみハ」「コレカらダ」

錏葉は――『闘志を失っていない』。
スタンドの顔面故、表情はないが――目の輝きは変わらない。

「テメーの後ろ」「気にスンナ、コッチノ話だ」

     バババ バババババババ

                          ダダ バンッ!!

呟く錏葉――に対し、座木は前方へと跳躍ッ!
だが、錏葉も両の脚を完全に失ったワケではない。
全身をバネのように使い、力強く身を起こして『立ち上がる』。

   グ

「こノ俺に」「『ザ・シグマ』ニ」

    グ グ グ  グ グ

「コの土壇場、」「『スタンド』デ『殴ル』カァァ  『座木』ィ」

「 舐  メ  ル   な 」

  ガ
     ォ   ォ
          ォ
              ン

腕を振り上げて、両の拳を顔の高さに掲げ――構えているッ。
左足が断たれている為、万全の状態で立ち上がれてはいない。
若干立った高さが低く、跳躍した座木の膝がおおよそ胴部のあたり。
『プロペラヘッド』は風を受けて高度を稼ぎ、足が錏葉の顔の高さだ。

                  ド           ドドド   ドド

――――つまり、仕込みの『靴』が錏葉の目に入る。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>192拍手の部分開示。

さらに、プロペラを回転中、スタンドの足元を隠すことでブラインド。
敵が攻めてこない前提で、座木が右の靴を脱ぎ、スタンドに与え、履かせておく。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

双方の距離は、もはや接触寸前、至近、必死の間合い……ッ!!

>>196(錏葉)
疑心暗鬼が心を満たす。
もはや何処に仕込みがあるか知れたモノではない。

「やはり『来た』か……錏葉……」

だが、それでも――まだ動く脚があるから、立ち上がる。
渾身の力と速度で身を起こす――時、相手もまだ動いているッ。

     バババ バババババババ

                          ダダ バンッ!!

座木、スタンドともに跳躍ッ! 倒れた錏葉を飛び越えんばかりに跳ぶ。
だが、それを遮らんと錏葉が、『ザ・シグマ』が――『立ち上がる』ッ!

  ガ
     ォ   ォ
          ォ
              ン

座木は錏葉を飛び越えることはかなわず、錏葉の胴部当たりに本体の膝がある。
『プロペラヘッド』は前方左右に両腕を広げ、『鉤十字型プロペラ』で風を受けている。
風の力と自身の脚力を活かし、本体より高く跳んだ。ちょうど足が錏葉の顔の高さ。

それ故に――『それ』が目に入る。
『プロペラヘッド』は『右足』にいつの間にか靴を履いている。本物の靴。
先程地を這っていた時さんざん観た、『座木本体の靴』だ。
何か異常はない。ただ靴を履いているだけで、『プロペラ』はない。

                  ド           ドドド   ドド

双方の距離は、もはや接触寸前、至近、必死の間合い……ッ!!

198座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/06(金) 00:59:39
>>197(GM)
近距離パワー型が本体に密接していれば、
スタンドで壁に捕まるのと同様、
『プロペラ』を帆にした揚力を本体も受けられる。

上記は本体の跳躍力が向上していない判定と思われるが、どうか。
(揚力含みでこの判定ならば、あきらめる)

199『錏葉vs座木』:2015/11/06(金) 01:12:16
>>198(座木・回答)
了解。レスを修正する。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

>>195(座木)
「グ」「っハ」「ハァ」「痛ェ」
「何遍千切っテモ『痛いモンハ痛イ』」「ボケたコト抜カスな、オ楽しみハ」「コレカらダ」

錏葉は――『闘志を失っていない』。
スタンドの顔面故、表情はないが――目の輝きは変わらない。

「テメーの後ろ」「気にスンナ、コッチノ話だ」

     バババ バババババババ

                          ダダ バンッ!!

呟く錏葉――に対し、座木は前方へと跳躍ッ!
『プロペラヘッド』も左右前方に『鉤十字型プロペラ』を構える。
だが、錏葉も両の脚を完全に失ったワケではない。
全身をバネのように使い、力強く身を起こして『立ち上がる』。

   グ

「こノ俺に」「『ザ・シグマ』ニ」

    グ グ グ  グ グ

「コの土壇場、」「『スタンド』デ『殴ル』カァァ  『座木』ィ」

「 舐  メ  ル   な 」

  ガ
     ォ   ォ
          ォ
              ン

腕を振り上げて、両の拳を顔の高さに掲げ――構えているッ。
左足が断たれている為、万全の状態で立ち上がれてはいない。
若干立った高さが低く、『プロペラヘッド』は風を受けて高度を稼ぐ。
共に飛翔し、座木とスタンドの両足が、ちょうど錏葉の顔の高さだ。

                  ド           ドドド   ドド

――――つまり、仕込みの『靴』が錏葉の目に入る。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
>>192拍手の部分開示。

さらに、プロペラを回転中、スタンドの足元を隠すことでブラインド。
敵が攻めてこない前提で、座木が右の靴を脱ぎ、スタンドに与え、履かせておく。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

双方の距離は、もはや接触寸前、至近、必死の間合い……ッ!!

>>196(錏葉)
疑心暗鬼が心を満たす。
もはや何処に仕込みがあるか知れたモノではない。

「やはり『来た』か……錏葉……」

だが、それでも――まだ動く脚があるから、立ち上がる。
渾身の力と速度で身を起こす――時、相手もまだ動いているッ。

     バババ バババババババ

                          ダダ バンッ!!

座木、スタンドともに跳躍ッ! 倒れた錏葉を飛び越えんばかりに跳ぶ。
だが、それを遮らんと錏葉が、『ザ・シグマ』が――『立ち上がる』ッ!

  ガ
     ォ   ォ
          ォ
              ン

『プロペラヘッド』は前方左右に両腕を広げ、『鉤十字型プロペラ』で風を受けている。
風の力と自身の脚力を活かし、本体と共に高々と跳躍ッ! 両足が錏葉の顔の高さだ。

それ故に――『それ』が目に入る。
『プロペラヘッド』は『右足』にいつの間にか靴を履いている。本物の靴。
先程地を這っていた時、さんざん観た、『座木本体の靴』だ。
何か異常はない。ただ靴を履いているだけで、『プロペラ』はない。

                  ド           ドドド   ドド

双方の距離は、もはや接触寸前、至近、必死の間合い……ッ!!

200座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/06(金) 01:34:15
>>199
(訂正感謝)


「クックク……『バレた』か」

空中、歯を剥いて笑う座木。

『プロペラヘッド』に履かせた靴のことだ。
最悪の場合、これで『消す拳』を受けるつもりでいた。


「……悪いが、おまえは危険すぎる。
 その能力……これ以上つきあうつもりは……ない」

           ──ギャンッ!

脚を縮め、頭上を通過しながら、
両腕の『鉤十字』を、錏葉の両肩に向かって振り下ろす。

足の長さから察して、振り下ろす手の長さ+『1m』では、
背後から肩を裂くのが精一杯。致命傷にはまだ遠い。

だが──
              シュルル ルルル  
                           ──ドシュウ!!

振り下ろした瞬間、左の『プロペラ』は『伸長』する。

『プロペラヘッド』の左手には濡れタオルが巻いてあった。
いざという時、リーチを伸ばす為、『プロペラ』はタオルに設置しておいたのだ。


──拍手開示───────────────────────────────

>>192
左プロペラは、手に巻き付けたようにみせているが、実は濡れタオルに設置してある。
いざとなればタオルを手放し、プロペラを開放できるよう。

───────────────────────────────────

──リーチに加えること、『1m』。
これで錏葉がしゃがんだり前転しようと、間合いに到達するはず。

            ギャギャ! ギャギャギャギャ!!

そして『鉤十字』にした理由は、
単純な腕の防御では防げない為──
回転する『四枚羽』は、四度の斬撃を意味し、
複雑な受け角度を要求するほか、防御を硬直させる。

頭上かつ背後からの二つの『鉤十字』。
これらを咄嗟に、かつ傷付いた体で受けきれるか──?

「『攻め』は十分に見せてもらった……
 今度は『護り』を見せてみろ……出来るものなら、な……」

201錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/07(土) 11:08:27
>>197

   ゾ   ヮ

来た。
来た。座木が『飛び掛かって』来た。プロペラは刃としても使えるがもちろん『飛翔』するための装置。
その機能、サイズを考えれば驚異的ですらある。

>「──殴ったものにプロペラをつける。
> 『プロペラヘッド』……オマエに止めを刺すスタンドの名だ」

言葉通りだ。
言った通り、『ザ・シグマ』に止めを刺すのは『プロペラヘッド』。
正面からの殴り合いに勝ち目は無い、だから『プロペラヘッド』は飛んできた。

    >そして、『タオル』らしきものを、なぜか保持しているのが見える。

>鎌を備えた左腕から、タオルを垂らしている。
                        >タオル』が鞭と変じて振るわれたッ!

>相手は後転から復帰し、双方の距離は『1メートル半』。
>スタンドが構えを直し、タオルを巻いた左手を構えている。

「―――捨テテたッケ」

いや、まだだ。捨ててはいない。顔面を打った、あの小賢しい塩タオルは『左手に巻いて』、それっきりじゃあないか?
目を離した隙に? いや、目を離したのは、『でんぐり返り』の一瞬だけだ。
その一瞬は、『靴を履くのに使った』。この靴は――思い切り蹴っ飛ばすための。もちろんそうだ。だが見えている。防御は出来ないが堪えることは?
出来るかもしれない。こちらが出来るかもしれないことを、前提として接近戦の圧倒的な不利を抱える『プロペラヘッド』がやる余裕はあるか?
無い。これは本命じゃあない。嘘だ。実のある嘘だ。これの向こうに殺し手がある。
『ザ・シグマ』の絶殺圏内に侵入したのなら、『ザ・シグマ』よりも速く勝負をつけなければ死ぬ。その程度のことは察して、それでも飛び掛かってきた。
何故飛び掛かってきた? 勿論明白だ。『両腕』が咄嗟に届かない背後を狙う為だ。
背中か? 首筋では無い。手でサッと防げる。心臓、あの『プロペラ刃』で、アバラを砕き尽くす気は無いだろう。
背中だ。第十一肋骨。即ち腎臓。あるいは二足歩行である人間の絶対急所。即ち腰椎。同じ骨なら、腎臓か腰を叩く。『一撃必殺』の部位だ。
『その為にタオルを持ってきた』のか――そしてこの攻撃を隠す為に、最初にクソしょっぱい使い方で意識から外しておいたのか。
拳に設置した、右は。左は『タオル』に設置して、飛び越しざまに、タオルの分だけ伸ばした『プロペラ』を、勢いと遠心力とパワーを上乗せして、急所にブチ込むために―――

   「フ はっ」

即ちこの一瞬。
攻撃を予測し、回避する箇所は『額』と『背面、腎臓から腰にかけて』。背後が本命だが、額だって力一杯蹴っ飛ばされれば割れも砕けもするだろう。だから両方だ。
そして、回避は攻撃を兼ねなければならない。完全にスカらせることなど絶対に無理だ。この場合の回避とは、食らっても死なない程度の深さに軽減する、という意味でしかない。
座木が着地するまでに決まらないなら、それは詰んだということだ。

『足は繋がっている』。
保つか? 何歩保って、何秒保って、何瞬保つのか。そしてそれを全部『今』につぎ込んだら、何が出来るのか。
『足は繋がっていて、動かせる』。
満身の力、渾身の速度で立ち上がった。エネルギーは未だ保っている。足首だ。折れようがネジ切れようがフッ飛ぼうが、
『今、繋がっていて動かせるなら』、最後の一仕事をしてもらってから千切れて良い。

「ハ ァ   ハ ハ  ハハハ ハ ハ  ハ   ハ ハ!!」

『バク宙』!!!

頭部は後方へ。蹴り足の打撃を受けても『痛い』で済むように。
腰は空中、前方、『叩き込まれるタオル+プロペラのフレイル』から逃げる。傷は可能な限り浅く――無理だ。おそらくプロペラの回転飛翔で追ってくる。が、着弾時間は、一瞬、遅れる。
そして『ザ・シグマ』は『バク宙』によって『プロペラヘッド』を『正面に捉える』。赤銅揺らぐ両腕を撃ち込めば良い。
すべては足首の具合。跳べないならば、死ぬだけだ。

202『錏葉vs座木』:2015/11/11(水) 01:16:57
>>200(座木)
錏葉を飛び越えて――その頭上ッ! そして背後へッ!
その状態から両腕の『卍プロペラ』を振り下ろすッ!


           ──ギャンッ!


              シュルル ルルル  
                           ──ドシュウ!

左の『プロペラ』は巻きつけていたタオルから伸び、ヨーヨーのように飛ぶッ!
だが、その時……敵の言葉が、呟きが、吹きすさぶ風の中、ハッキリと聞こえた。

「―――捨テテたッケ」

『何を』――――その言葉の意味を座木は理解した。

   「フ はっ」


「ハ ァ   ハ ハ  ハハハ ハ ハ  ハ   ハ ハ!!」

   バギメギッ   ギャ ァ アァ ァ ン ッ

『敵は座木の行動を察知し』――『バック転』ッ! 己が右足をへし折りながらッ!
だが、それは対処としては的確。迫る『卍プロペラ』、タオルに設置したそれを――

           バ  ゾォ  ン

右肩を深々と抉られながら、直撃を回避した。だが、敵の右腕はこれで利かない。
左手の『卍プロペラ』は斬撃圏内から外れてしまい、肩に届くことはなかったッ!
敵はバック転の体勢で、座木と『プロペラヘッド』の足が、相手の上半身に向く形だ。

           ドドドド   ドドド     ドドドド

敵は残る左手を構えている。『陽炎纏う』――『滅殺の一撃』を……

>>201(錏葉)
「クックク……『バレた』か」


「……悪いが、おまえは危険すぎる。
 その能力……これ以上つきあうつもりは……ない」

錏葉の右足はもはや万全に動くことはない。それは理解している。
そして、敵は錏葉を『飛び越えて』、上空後方寄りから仕掛けてくる――

「『攻め』は十分に見せてもらった……
 今度は『護り』を見せてみろ……出来るものなら、な……」

           ──ギャンッ!


              シュルル ルルル  
                           ──ドシュウ!

『プロペラヘッド』がその両腕に携えていた『プロペラ』を振り下ろすッ!
飛び越えた状態、背後からの攻撃――それは『予想した通り』だ。
『敵はタオルを捨ててはいないッ!』 残る右足で、『バック転』を実行!

   バギメギッ   ギャ ァ アァ ァ ン ッ

かかる力と荷重に耐えかねて、右足がへし折れるッ!
予想の通り、敵は『卍プロペラ』をタオルに設置し、振るいつけてきていた!
狙いは背後と頭部――ではない。その点は予想から外れるッ!
狙ったのは『両肩』! 直径1メートルの『プロペラ』の完全回避は叶わない。

           バ  ゾォ  ン

右肩を抉られ、『右腕が落ちる』。支える鎖骨が断たれた。振えない。
だが、敵の右手の『卍プロペラ』は届かず、敵の背面へと相対する。
敵は錏葉を飛び越える為、本体スタンド共に足を折り畳んだ体勢だ。

           ドドドド   ドドド     ドドドド

『敵の背後をとった』。体勢的に下半身を狙うことが出来る……!

203錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/12(木) 19:15:22
>>202
『当った』と思い、『斬られた』と思った。
狙いは肩? 刃渡りからすれば両腕、最良の結果として肺まで斬り込むつもりだったか、どうか。
ともあれ一撃で骨までブッた斬る威力を、腕一本の損害に留めたのは僥倖と言える。

   「―――ッ はァ」

「付き合ウツモリがナくテモ」  「付き合ッテもラウゼ」

   「ソシテてメーノ『攻撃ターン』ハとっトトお終イ」  「随分、ヌル臭エぇ『攻め』ダッタが」

目の前には『敵』。
左腕は健在、無論『陽炎』も健在。先程のような不確実な突撃ではない。攻撃を躱し、その後背を取った、確実な『射程距離』。
痛みに悶えて着地も不能、問題ない。手を伸ばして撃ち穿つには、左手一つで事足りる。
肘だの股だの足の先だの、そんな枝葉は狙わない。
腰骨を砕き臓腑を抉り、一直線にど真ン中を貫徹する。

「俺ヲ 何だト 思っテル」

ジャ キッ

「俺ハ『通り魔』。錏葉九郎」

   ヒュッ

「通り掛リガ」

         ボ ッ

「運の尽キダ」

204座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/12(木) 23:31:22
>>202
「ほう……
 今のを……避けたか」

バク転しながらこちらの足元を射程に収めた錏葉と、
その動きを見定める。

こちらは風を受けての跳躍。
何もせずとも、距離は開き、やがて前方に着地する。

対して、錏葉の使える武器は限られる。
剥き出しとなった左手だけだ──
顔面も剥き出しだが、こちらは回避のために遠ざけた。
この空中で攻撃には使えない。
使用不能の両脚を無理やり振り回す可能性もあるが、
そんな攻撃に威力は乗らない・・・
動作も大きく、見てからでも十分に『対処可能』だ。

ここまでを冷静に計算し、座木の取った動きは・・・・

空中の座木への攻撃への、防御──『それ一点』。
受けに使うのは靴を履かせた『プロペラヘッド』の足。
拳が来るなら靴底で受け止め、
そのパワーを上乗せして、さらに跳躍の距離を延ばす。
両足のやぶれかぶれな攻撃も意識しておくが、
本命は左腕であり、最優先で防御。

こちらからの攻撃は『行わない』。
油断ではない。むしろ最大限の警戒ゆえ、だ──
『まだ何か』あった時、防御に全力を注いでいれば、対応できる。

205『錏葉vs座木』:2015/11/14(土) 00:27:21
>>203(錏葉)
錏葉は眼前の敵を前に、残った『左腕』を突き出すッ!
敵を貫通せんとする、貫き手の一撃を――


        ド  ゴ ァアッ!

いや――相手には、『盾があった』。『靴を履いたプロペラヘッドの足』。
先ほど観たそれを、錏葉は失念していた! 受け止められるッ!
敵は防御ただ一つに集中し、攻撃を受け止めるだけに専念する。

         ド  ギュゥゥ――ン

                 ガ  ガンッ

座木が吹っ飛んでいくッ! 錏葉の攻撃を受けて、その勢いに乗った。
先程とは位置が入れ違いになり、電車の連結部の当たりに着地する。
『プロペラヘッド』はタオルに『卍プロペラ』を吊り下げたまま、背を向けている。

常の錏葉であれば、追撃のチャンスであろう――だが。

            ドグシャアアッ

『背中から落ちた』。痛烈な衝撃。
空を仰ぎ――動かせる箇所が、もはや左腕しかないことを悟る。

双方の距離は――5メートルにまで開いている。

>>204(座木)
錏葉に背を向けながら――座木は冷静に考えていた。
「俺ヲ 何だト 思っテル」

ジャ キッ

「俺ハ『通り魔』。錏葉九郎」

   ヒュッ

「通り掛リガ」

         ボ ッ

「運の尽キダ」

敵の手は文字通りにただ一つ――『左手での攻撃』。それしかない。
故に放たれるそれを、靴を履いたスタンドの足で受け止めるッ!

        ド  ゴ ァアッ!

         ド  ギュゥゥ――ン

                 ガ  ガンッ

足に痛烈な衝撃が襲うが、防御に専念した為、受け止めるには十分。
宙に浮いた身体がそのままに吹き飛ばされ、連結部の手前にまで移動する。
着地は出来た――背後の様子はまだ把握出来てはいないが……


            ドグシャアアッ

落下した錏葉が、電車の屋根に叩きつけられる音が響く。

206座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/14(土) 00:42:19
>>205
「……『終わり』だ。
 運が尽きたのは、お前の方だったな」

「おまえの『幸運』は……
 これまで……オレが『通りがからなかった』ことだ」


向かい風を受けながら、
濡れタオルの『プロペラ』を解除。
大きすぎる為、自分を傷つけかねない。

右の『プロペラ』は盾のように構え、さらに数歩後退。
油断なく錏葉に備える──が、その瞳に、殺意はもうない。

「だが……クックク。
 確かにおまえ……悪くない。
 そこまでバラされて戦意を失わない辺り……」

昔の自分を──と言いかけ、眉を顰める。
ともあれ、死なせるには惜しい男だ。
これだけ元気のいい『玩具』は、またとない。

「……『敗北』を受け入れろ。
 それとも、電車から転げ落ちるか?
 オレなら……おまえに指一つ触れず、やってのけるぞ」


             ド ド ド   ド ド ド ド ド


錏葉を睥睨し──『降伏勧告』する。

207錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/14(土) 00:51:16
>>205

  ヒュボ

「   」

『陽炎』の滅撃に、『感触』を覚えたことは無い。
今回もそうだ。『座木劉一郎』の纏う異様な殺気故か――
極度の緊張。それに劣らぬ身体の損傷。
そもそも、『ザ・シグマ』はともかくとして左腕を振るえることが不思議なまでの損耗は―――


    「―――」



もとより受身など思考しない。
無策無謀のまま、鋼鉄に叩き付けられたダメージは完全に『フィードバック』され、いや、そうするまでもなく、
既に『錏葉九郎』の意識は、ただ一撃を放った時点で吹き飛んでいる。

尤も

たとえ指一本動かせたところで何になるというのか。両脚片手を喪った時点で、そしてその刹那を掻き獲れなかったとき、既に勝負はついていたのだから。

208『錏葉vs座木』:2015/11/14(土) 01:18:04
>>206-207(ALL)
座木は油断なく呼びかけるが――応答はない。
敵は既に全力を振り絞り、その上でもう立ち上がれないようだ。

錏葉の意識は途絶えている。
いつの間にかその顔も、当人のモノに変じていた。
『ザ・シグマ』は既に解除されている――


座木劉一郎『プロペラヘッド』⇒『右肩と左の頬の皮膚をわずかに消失』『2度相当の火傷』『再起可能』

錏葉九郎『ザ・シグマ』⇒『右鎖骨切断』『右足重度裂傷』『右足首骨折』『左足切断』
               『背中に重度の打撲傷』『両腕と顔面に重度の火傷』『再起可能』

209座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/14(土) 02:23:58
>>208
「……………………クックク」

「すでに……か。まあいい……」

この男の気性を考えれば、降伏など受け入れまい。
首一つになってもかかって来るかもしれない。
勧告は駄目元のつもりではあったが……結果的には、これで十分。


火傷を負った肩と頬がチリリと痛む。
この程度で済んだのは僥倖だった。
どの局面を見ても、判断を誤っていれば、
手足の数、見下ろす立場も、逆になっていただろう。

「……二度とやりたくはないが。

 『次』があるなら……ククッ
 楽しみにしている……『錏葉九郎』」

煙草に火をつけ、背中越しに笑いかけると、
座木は幌を裂き、特急の中へと消えていった。

210錏葉九郎『ザ・シグマ』:2015/11/27(金) 19:24:29
評価・報酬

座木劉一郎『プロペラヘッド』 → 『10万円』

対戦ありがとうございました。
格上相手への挑発から初手両腕剥きから何から、やりたかったことは一通り出来たかなという感じです。お付き合いに感謝いたします。
基本的に瑕疵の無い安定した運用であり、特に私からああだこうだ言うことはありません。
どうということのない『目潰し』で印象を薄らせ、ここというところで急所へのプロペラ攻撃に使用するタオルの使い方には正直、舌を巻きました。
ただただ座木劉一郎から『大技』を引っ張れなかった自分の未熟を痛感するばかりです。ありがとうございました。
なお挑発の内容はフィクションです。


GM → 『10万円』

判定ありがとうございました。お疲れさまでした。
相変わらず勢い十割の行動ばかりでご苦労をおかけしたと思います。
GMレスに『会話セリフ』を記載してほしいというこちらの希望を通していただいたことには感謝しております。
また中途、レス内容についての相談も引き受けていただき恐縮の至りです。申し訳ありませんでした。

211座木 劉一郎『プロペラヘッド』:2015/11/29(日) 00:47:45
評価・報酬

錏葉九郎『ザ・シグマ』⇒『7万』

感想戦がまだなので多くは言わないが、
工夫が足りないというより、工夫できない戦場を選んでしまったのが敗因。
屋根上で戦うよりは、一旦車内に引き返し、勝負をリセットした方が
善戦する可能性があった。

途中、何度かこちらのトリックに気付けた点は評価。
ただし対応としては不十分で、結果的に押し負けた形。
『ザ・シグマ』は奇策を弄せるスタンドでないのは確かなので、
地の利や立ち回りを意識し、同スペックの敵に強みをアピールすることを
常に意識すべき。『陽炎』は無敵だが、リーチ差を埋められるわけではない。

とはいえ、『ザ・シグマ』との念願の一戦は、個人的には堪能した。
読み違え一つで手足が飛ぶのは覚悟の上での戦いには、
久々に危険度:Aのリアルバトルの充実感があった。
おそらく最後になるだろうバトル、挑戦してくれたことに感謝する。

GM⇒『7万』

トリックに対するレスの不慣れはあったが、
それ以外の部分ではこちらから問題は感じず、想像内の判定。
リアルバトルのGMは敗者から責められることは多々あるので、
自信を持って断言し、いわれのない非難は無視してよい。
明らかなミスでない限り、高危険度のGMの判定は『絶対』なので。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板