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【ミ】『黄金町の終わる夜』 第三幕

118ロンパリ『落伍人』:2014/06/18(水) 23:26:39
>>115

 (『月』   ッてノが  落ちノレとすれ/\゛ だ)


 ロンパリ……いや、『マンティコア』は屋根を伝って散歩の如く
スピードで歩きつつ思考する。

 (まァ 間違いなく……アレが最初に崩れノレ  ナ……)

 平和な夜空 それが邪な虚偽で彩られたものである事は知ってる。
恐らくながら、もう目前に 己がスタンドで形成されてるなら視界を
覆いつくすような途轍もない『スタンドの満月』が形成されてるのだろう。

 ……マンティコアには それを認識出来ない。  ナラ

 見つめるは     『煙突』


 (アレが最初に   恐らく俺の視界で崩れる……崩れ落ちる場所に
巻き込まれるような場所には行かネぇ)

 見当ヲつける。スタンドと言うものは物理的にも触れるものは
何時かの時に戦った雨の臭いのする(※仇島)男との戦いの時 知った。

 ならばだ……  一糸   一糸報いる事も    ―可能な筈だ。


 「 ロンパリ    テめェノ\    大馬鹿野郎ダ」


   「ダが    ……モぅ少シ見た力ッたヨ   テめェがドウ足掻くノか」


 座して、屋根の上で待つ。煙突の崩壊、それがマンティコアの行動の
合図と考え煙突が崩れでも直ぐ退避出来るであろう位置取りをしつつ、だ。


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