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【ミ】『黄金町の終わる夜』 第三幕
114
:
『黄金町の終わる夜』
:2014/06/18(水) 22:50:08
>>95
(薬師丸)
『リリリン!』
自身の『金鈴』を鳴らし、最大限の『幸運』を呼ぶ。
『錆鈴』の残り数は『32』だ。
「──あっ!」
同時に、声を上げたのは春上だ。
「・・・・たった今、『閃いた』。
『シューティング・ギャラリー』で穴底を殴れば、
全部同時に解決するんじゃないッスか?」
「貝橋さんは、任せたッス!」
バッッ
言うなり、春上は岩盤から穴底に飛び降りる。
これが『幸運』なのか?それは薬師丸にはわからないが・・・・
天野が『魂の演奏』を奏で、『楽器』を生むとともに
薬師丸の『錆鈴』を止めてくれたが、
『特別演奏』は二人同時には行えないらしい・・・・
天野が斎藤と『炭化』を始めると、『鈴』は鳴るようになった。
>>101
(ドナート)
ブラスを呼び戻し、ガネーシャに憑依させた。
ズギュギュ!
「急げ……
穴の上に『黄金町』が見えてるぞ……!」
座木はすぐさま、二人に『ドリル』を与え、
自身も掘削に参加する。
>>106
(山田)
「おまえもだ……使え」 ズギュ!
『ドリル』を手に『魂の演奏』を聞きながら、掘削に協力する。
>穴底ALL
天野が斎藤とともに穴底に降り立ち、『炭化』を呼ぶ演奏を始めた。
二人の幽霊と山田、春上、そして座木は、『ドリル』を突き立て、
『月』の掘削に取り掛かる。
激しい『演奏』を切り裂くような『ドリル』の音色。
『木炭』の塊が剥がされる度、『衛星』は下に突き進み、
『掘削作業』はかつてない速度で進む。
だが。それは発生する『木炭』の量も、『前代未聞』であることを意味する。
浮上しない『木炭』に穴底はみる間に埋もれ、
作業中断を余儀なく──
「されないンすよね〜〜」
ドゴゴゴゴゴン!!
その『木炭』を──春上の『シューティング・ギャラリー』が打ち上げる!
見る間に無数の『衛星』が生じ、木炭を穴上に向かわせた。
「この『月』から『衛星』打ち上げたら、
地球に行かずに『月』の衛星軌道に乗るって寸法スよ!」
「あとは無明センパイ!
無敵の『ビザール・インク』に期待してるっス!」
上の危険を呼びかけながら、掘削作業を継続させる──!
深度『109m』⇒『130m』
ボゴ ォ!!
そしてついに──岩盤の底が、抜けた。
■『月』 中心核(アダン@幽霊)
>>69
(アダン@幽霊)
『卵子』・・・・そう、あれはまさに『卵』だ。
『ゲル状』のものが白身だとすれば、『黄金球』は黄身。
それが殻の中で『意思』を持ち、動いている・・・・!
ドナートの命じるまま、頭だけ地面から出して観察を続けるアダンだったが、
スゥ ゥウウウ ・・・・
『波』は動き、音もなく遠ざかっていく。
まるで潮が退く様子を早送りしたようだった。
サイズが異常すぎるため、スピード感覚がないが、相当に『速い』。(スB)
アダンの周囲は安全になったがが・・・・
このままでは、仲間の掘る『穴』からもかけ離れてしまう。
(現時点で『100m』)
と・・・・その時。
ボゴ ォ!!
岩盤の底が、大きな音を立てて『抜けた』。
ついに『貫通』したのだ・・・・『中心核』へのトンネルが。
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