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【場】『倉庫街』
328
:
マクレーン『ホリー・コール』
:2013/05/03(金) 03:34:07
>>326
「・・・」
そうだ。あまりにも当たり前すぎて・・・いや。『そうではない』と。『スタンド使い』は『人間』なのだと。
『人間は法の秩序のもとで生活する』。だから・・・『法は人を裁く』。『人は、スタンド使いだ』・・・
『スタンド使い』が『人間ではない』なら、『法』で裁けないとはそういうことで、だったら・・・
「・・・俺は」「『警察官』だ」
『法』の執行者。
『秩序』の番人。
『スタンド使い』を裁く『法』がないのなら・・・『秩序』はどうなる? 野放しの『彼』は、どれほどの脅威か?
チャ
手錠を仕舞う。
弾倉を確認。装填されている弾丸は・・・
ぶつ ぶつ
「『38口径FMJ弾』。コイツは鉛の弾丸を『銅』で覆って、『つぶれにくく』してある。弾丸は『相手の体の中でつぶれる』ことで破壊力を増す」
「この弾丸は、『つぶれる』前に『貫通』して、エネルギーを逃がすことで」「『死ににくく』なっている。もともとは硬いモノを『貫通』するための弾丸だ」
ぶつ ぶつ
「待て」
『坂本』に。『コールする前』に。
「『もう一人、患者がいる』。『胸を撃たれていて瀕死の重症だ』」「そう伝えてくれ」
言って。
ズ ガァン!! ガァァーーz____ン!!!
『殺人犯』の『胸』を『撃ちぬく』。
運が良ければ生き残るだろう・・・だが弾丸が背骨に当たれば、命があったとしても『再起不能』。
「(・・・それを狙う)」
『法で裁けない』。
ならば。
『秩序』のために、何ができるのか? 何をするべきなのか? ただひとつわかっているのは、
「テメーを野放しにはしない」
「俺は」
「俺は、警官だからな」
それだけだ。
329
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/03(金) 03:37:42
>>328
「はい、分かりました」
スマホに向かって、マクレーンの言葉を復唱する。
「『もう一人、患者がいる』。『胸を撃たれていて瀕死の重症だ』……」
しっかり聞き取れるように、落ち着いて言う。
330
:
古崎 達郎『イージー・ワールド』
:2013/05/03(金) 03:52:53
>>326
「やっとだ」
「俺は正義とか理想とか秩序とか嫌いだった」
「善も悪も希望も数さえ揃えば、単なる『力』」
「勝つためには全てを犠牲にしたとして、俺には『何のために勝つのか』という最終目標が無い」
「身の丈を超えた『何か』を手にした者には、不幸が訪れる」
「手にした『何か』が、所有者の影響力を超えているからなんだ。人間というものは己自身を知らない」
「手にした『何か』の影響を自分の力と勘違いして……自制心を失い破滅する」
「ありがとう……」
感謝を口にする。
331
:
『ようこそ、倉庫街へ』
:2013/05/03(金) 20:36:49
>>327
>>329
(坂本)
死んだと思われた男に息があったことに興奮する坂本。
すぐさまスマホを取り出し、救急車を呼ぶ。
現在位置を伝えた後、マクレーンの言葉を聞く。
重傷者がもう一人増えると告げる・・・・
>>328
(マクレーン)
『法』による『正解』が出ることはない。
あるとすれば、それはマクレーンの胸中にだけだ。
マクレーンは『逮捕』という選択肢を捨て、銃を構えた。
『殺傷度』の低い銃弾を選び、
けれど『胸』を狙って、引き金を引く――『野放し』にしないために。
ズ ガァン!! ガァァーーz____ン!!!
>>330
(古崎)
身にした『力』・・・・それが古崎を滅ぼしたのか。
その唇をついたのは、感謝の言葉だった。
ズ ガァン!! ガァァーーz____ン!!!
コンテナに銃声がこだまし、潮風に血が巻かれる。
古崎の意識は、底知れぬ闇へと堕ちた――
古崎 達郎『イージー・ワールド』 ⇒ 『再起不能』
332
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/03(金) 21:32:13
(終わったのか……)
しかし、あの鉄筋を投げた男の声、どこかで聞いたことがある気がする。
自分は彼と会ったことがあるのかもしれない。
何だか疲れてしまった。精神的に。
「刑事さん、今日は少々疲れてしまいました……。
すいませんが、後の事等はよろしくお願いします」
そういって、彼は去って行った。
333
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/06(月) 20:24:26
「……さて、今日はどうかな?」
薄暗い道に、太陽の光が少し差し込む。
そんな道を、顔付三十代のロングコートを来た男が闊歩する。
そのそばには、細長いスタンドも傍についている。
334
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/07(火) 21:58:48
>>333
ヒォン
ヒォン
「・・・うわ」
ちょっと鉄を斬る練習にコンテナでも、と思ってやってきたら、平然とスタンド出して歩いてくるおじさんを発見してしまった。
「(引くわー。)」
しかしここで後ろを向いて逃げたり、横に曲がったりして追いかけられても困る・・・
『そーいうヤツ』だって可能性も考えられるからだ。
なので正面から無言で近づいて行く。
ヒュ オン
右手でくるくる回しているのは、錘をつけたテグス。左手に持っているのは、たたんだ釣り竿と釣り道具。
練習がてらちょっと海釣りも楽しむ予定だったのだ。
335
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/07(火) 22:10:10
>>334
「ん?」
視線を感じ、その方向を見る。
見れば釣竿などをもった釣り師(?)がこっちに近づいてくる……のだろうか?
(こんな所で釣り……? いや、まあ、ありえなくはないのか)
だが警戒にこしたことはない。
取りあえず、3mメジャーを一つ持っておく。
(ただ通りすがるだけにしてほしいけど……武勇も欲しいというこのジレンマ)
心情は、複雑である。
336
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/07(火) 22:22:48
>>335
視線の先にいるのは『学生』だ。
学ランを着ているからだ。繰り返しになるが、右手にテグス。左手に釣り道具。
男にしては長い髪を肩の高さで括り、視線の読めない半眼でスタスタ近づいて行く。
「・・・」
『メジャー』を取り出すのを見て、立ち止まる。
「一応きくが」
「あなたは『通り魔』か何かか?」
ちょっと前にも『人を斬りたい』男が迫ってきたので足を叩ききったことがあるが・・・
『スタンド使い』で、近づくと『何かを用意した』こと。
それが『警戒』レベルを上昇させる。
ヒュ ン
337
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/07(火) 22:32:05
>>336
「……いや、別に罪なき人を傷つけるとかはしたくありませんよ?」
左手でブンブンと手を振る。ちなみにメジャーを持っているのは右手。
「ですけど……ちょっと超能力者と戦わないと基本スペックが落ちるというか、なんといいますか……」
さすが路地裏、学生でも自分が何をしようとしているのかわかる様らしい。
しかし相手が『スタンド使い』という証拠もなく、とりあえず『ASA』を盾の様に二人の間……というか自分の前に置く(スB)。
どれくらい距離が離れているのだろうか?
それも確かめておく。
338
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/07(火) 23:08:16
>>337
「何だよ。やっぱり『通り魔』じゃないか・・・」
罪なき誤解だ。
『戦わないと』とか言いながら『スタンド』を前に出してくるなんて・・・
そんなの間違いなく「今から襲う」ってサイン以外のなにものでもないじゃあないか・・・
シュ ラ
『抜刀』するかのように、刃を思わせる人型――『アヴェンジド・セヴンフォールド』があらわれる。
『アヴェンジド・セヴンフォールド』
『引いて』『斬る』能力。
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:B
【能力詳細】:ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/50
【持ち物】錘付きテグス(長さは5m)
【服装】学ラン。長い髪を『真田紐』で括る。紐の色は今日のラッキーカラー『橙色』。
距離は、目測でおよそ7m。両側は『コンテナ』で、道幅は約3mだ。
339
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/07(火) 23:23:44
>>338
「……ええ、事情ありましてもうそういうことになっております。
もうどんと来い! 手合せ願おうかッ!」
『アリス・スウィート・アリス』
ASAの血を浴びたモノに『斬殺の運命』を負わせる能力。
破壊力:D スピード:B 射程距離:C
持続力:E 精密動作性:B 成長性:D
【能力詳細】ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/185
【持ち物】3mメジャー×2 あやとりの紐(40㎝の物) トランプ一セット
【服装】ブレザー、その上に紺のロングコート
すぐさま『ASA』に坂本の持っているメジャーを取らせ、1m程伸ばす。(ス精BB)
その過程で、血濡らせておく。
メジャーを持っているのは左手だ。
可能なら、学ランの学生に走って近づきたい。
340
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/07(火) 23:38:32
>>339
誤解じゃなかったね。
「なんか『ヤケ』っぽいが・・・」
「容赦はしないぜ」
襲ってくるのはそっちなんだからな。
右手の『テグス(5m)』を『セヴンフォールド』の手に。
「・・・何だ、『出血』してるのか? 既に・・・」
『メジャー』が血塗れなのは見て取れる筈だ。
此方は何もしていないし、何の意味も無く『指を切る』ハズもない。
つまり『傷が必要』、あるいは出血量の異常さからして『血液』が『能力』のカギ、という推測は成り立つ。
「『近寄らせることはしない』」
幸い、こちらの『斬撃』の能力。射程距離は関係ない。長かろうが短かろうが、
『アヴェンジド・セヴンフォールド』が『手前に引いたもの』は尽く斬撃する。
ビ!!
シュ ゥゥウ―――ッ!
『テグス』を放ち、『坂本』の足に絡ませんとする!(ス精BB
距離は、約3m程度まで縮まっている。
(※『この場にありそうなもの』であれば、言い切りで『ある』として良い)
341
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/07(火) 23:59:09
>>340
質問
『テグス』の先端などに針はついているのか?
なければ、糸を足に絡ませることなどできないと思うのですが。
342
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/08(水) 00:05:42
>>341
>>338
【持ち物】で提示してあるが、『錘(おもり)』がついている。釣り用のもの。
343
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/08(水) 00:08:28
>>341
は無しで
>>340
「アリスッ!」
『ASA』の精密動作性とスピードをフルに活かし、錘の側面を蹴る!(パス精DBB)
パワーは劣る可能性がある、が。これぐらいなら逸らすことは出来るはず……ッ!!
蹴り終わったのなら、すぐさま体制を整えたい。(ス精BB)
344
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/08(水) 00:17:57
>>343
ヵ!
『ASA』の足が『錘』を捉える!
たたき落としたりすることは出来なかったが、軌道は逸らした。
『坂本』の右側に、
ガチン
と、音を立てて着弾する『錘』・・・
「互角かな」
呟く。『テグス』の動きは止まっているし、『セヴンフォールド』は『テグス』を保持したまま動かない。
『態勢を立て直す』間は充分にある。
距離は変わらず。3m程度。
345
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/08(水) 00:25:55
>>344
「そういってもらえると、こちらもありがたいですね」
そう言いながら体制を立て直し、『ASA』の親指と人差し指から血を出す。(ス精BB)
「これで、その互角が崩れるといいのですが……ッ!!」
その親指と一指し指で、『テグス』を摘む!(パス精DBB)
血を塗ると線の干渉の同時進行! 『ASA』の指なら刃C程度だが、『両断』の効果により刃Bの攻撃力ッ!!
成功すれば、『テグス』は切断されるはずだ。
346
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/08(水) 00:52:40
>>345
「何をしてるのか知らないが」
クン !
そちらは、『掴み』『血を染ませ』『そして斬る』、三段階だ。
対する『セヴンフォールド』は、『引けば斬れる』。
『ASA』の指が触れるタイミングで『テグスを手前に引く』。
発生する『斬撃』は、触れ、擦れたものに作用し、『切断』する。
故に、
シャ ッ
『糸に触れた指は、鋭利な刃に触れたのと同じく、切断される』ッ!!
むろん、『接触』が発生し、『血液』がしみ込むのは一瞬であるから、『テグス』もまた『切断』されるだろうが・・・
それはかまわない。多少、短くなって『錘』が無くなる。それだけのことだからだ。
347
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/08(水) 01:04:37
>>346
「何をしたッ!?」
右の手で拳を作り、痛みを耐える。
(コイツ……まさか僕と同じ『斬殺』の何かの能力か……ッ!!)
しかし、今がチャンス。左手の人差し指で、『血の弾丸』を撃つ!(パス精EBB)
狙いは、『アヴェンジド・セヴンフォールド』の胴体ッ!
348
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/08(水) 23:27:00
>>347
「・・・あれこれ考えてるみたいだが」
バ
チャ
『血の弾丸』。
ちょうど『みぞおち』の部分に着弾し、『血』で濡らす。だが・・・
「言っておく。ぼくの『アヴェンジド・セヴンフォールド』の能力。それは『斬撃』。『引いた』モノは尽く『刃』となる、そういう能力」
あえて『避けなかった』し、『防御しなかった』。胴体は、格闘戦には使わない。まず使うのは両手足。
「『テグス』を斬ったな」「つまりその手で・・・『血塗れ』の手で触れて『切断する』、そういう能力だと解釈する」
「『引いて』『斬る』のと同じだ。『血で濡らして』『斬る』。そして『血を飛ばす』ってことはその準備。あとは『触れられなければ』いいのか?」
テグスをまきとり、『両端』を持つようにする。
錘は無くなったが、まだ『長さ』は健在。両端を持って扱えば、縦横無尽にして変幻自在の刃だ。
「宣言するが」「『君がまた血を撃つなら、その間にぼくは君の体のどこかを切り裂ける』」「いいね?」
胴を血に濡らし、構え、迎撃の態勢。
349
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/08(水) 23:54:31
>>348
「説明してくれるなんて、親切な方だ。
私の能力もあってますし……いや、これは私のミスでしょうか?
ちなみにそれは、『私が血を撃たなければ、その間はなくなり私の体のどこかを切り裂くことはない』
……という解釈でいいんですかね?」
となると、この武装では分が悪い。
しかし、間を与えると切り裂くと彼は言う。
「なら……攻撃あるのみだッ!!」
『ASA』に『アヴェンジド・セヴンフォールド』に素早く近づき、それの持つ『テグス』に、メジャーの血濡れて『いない』部分を押し付ける!(パス精DBB)
彼が説明した通りの能力ならば、この糸は欠かせない。
なら逆に、この糸さえどうにかしてしまえば、とりあえずは大丈夫……の筈ッ!!
それでもできる隙は一瞬ということは理解している。
この左手に持つメジャーが払われるのなら、それもそうだろう。
「……ちなみに、私は貴方に傷をつけていない。
降参したら、引いてくれるとかはありますか?」
ここで、その隙を、長くできれば……ッ!!
ちなみに、これは本心でもある。
350
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/09(木) 22:50:01
>>349
(『約5m』あるテグスに『メジャーを押し付ける』という行動がよく分からない。つまりメジャーでテグスを『押さえつけ』、絡ませようとしている、ということで良い?)
351
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/10(金) 20:27:31
>>350
そういうことで構わない。
352
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/10(金) 22:36:44
>>351
了解した
>>349
「どういう解釈だ」
マジ突っ込みが入った・・・
「どうしたって君は『切断』することに既に決定済みだ。逆にじっくり狙って撃ってくれれば、据え物みたいに斬れて楽だからそうしてくれ、って意味だよ」
スピードは『同等』。
『アヴェンジド・セヴンフォールド』は『引いて、斬る』。
彼が『引く』ものは『すべてが刃だ』。
即ち。
ヂュ ィン !
『テグス』を『手前に引く』。それだけで『メジャー』は、『テグスを絡めとろうとしている』ならば、お望みどおりに絡めて、『切断』するのみだ。
ダ
ヒュ ン
そしてその動きから、一歩踏み込み、手首のスナップをきかせて『テグス』を浮かせ、『ASA』の左手に触れさせたい。(ス精BB
「しかし一つ、君と意志を同じくすることはあったな」
「『攻撃』あるのみ。そのとおり。君を『切断する』。その意志はお互い同じってわけだな」
353
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/10(金) 23:01:07
>>352
「そうですか……戦う意思は消えない、と」
ニヤリ、と坂本の口が顔を裂くように開く。
「そう来るのならいいさッ!! 後腐れなく、トコトン戦って野郎じゃあないかッ!!
そう切断ッ!! 我らは戦うべくして戦うことになったという事さッ!!」
『テグス』は『ASA』の小指に触れた。それと同時に血は溢れだした。
ここで溢れる血は『大量出血』ッ!! 『アヴェンジド・セヴンフォールド』の前面は血だらけだッ!!
「一つ忠告しておこう。アリスを傷つければ傷つけるほど、お前は不利になるという事をッ!!」
『ASA』の小指は刀で一閃を受けたような深い傷が残った。
が、それと同時に刃Cの攻撃力を受けるッ!!
「それじゃあ、いささか不安でね。コイツでどうだッ!!」
こちらも手首のスナップを利用し、薬指と小指で挟ませる。(パス精DBB)
これで両断! 刃Bの攻撃力!
「最初の一閃だァ――――ッ!!」
右手に隠し持っていた、あやとりの糸!(
>>339
メール欄参照)
それを、『大量出血』で汚れたはずの『アヴェンジド・セヴンフォールド』の指に、あやとりの糸で線をなぞるッ!!(パス精DBB)(刃B)
354
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/10(金) 23:58:25
>>353
プッ シュゥゥゥ―――z___ッ!!
『大量出血』! 勢い良く、ホースの水のように放たれる『ASA』の『血液』!
「む」
『アヴェンジド・セヴンフォールド』が『血』にぬれる。
だが『坂本』がもくろむ通り、『前面』すべてというわけではない・・・。
そして、『坂本』が覚悟した『指先』の痛みも『無い』。
『アヴェンジド・セヴンフォールド』が『手前に引く』ものはすべて刃となる。
『手放していれば』、当然引くも押すもない。それは単なる『糸』だ。
「『テグス』に集中してるよな」「『手元』じゃあなく、『テグス』の行き先に集中した」
「だから、『テグスで斬る』ことを前提に、その迎撃作戦を実行してるんだろ?」「だが残念」
テグスは『手放し』、そして『ASA』の『脇』・・・『左手』がわに抜ける動き。(
>>352
メール欄)
一歩の踏み込みは『脇』への踏み込み。テグスを舞わせたのは、そちらへの目眩まし。
『ASA』が、誰の手にもない『テグス』を両断している、その間。
ギュオ ム!
『その左脇』、『あばら』の一番下をうちぬく『肘鉄』を喰らわすッ!(破ス精CBB
355
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/11(土) 00:13:24
>>354
質問、大量出血で前面全てではないというが、具体的にどこらへんか教えていただきたい。
右腕とか、胸囲だとか。
356
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/11(土) 00:17:10
>>355
書き忘れ失礼。
『右胸』から『肩』、『首』、僅かに『あご』にも(すべて『体の右側』。『左脇』に踏み込んで入ったため、右上半身をかすめるように当たった)
357
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/11(土) 00:28:54
>>356
了解した
>>354
「うごォ!?」
予想外の痛みで、目が覚めた。
何を熱くなっている。
冷静になって考えろ。
熱くならず、冷静にだ。
「……私は教えたはずだ。『アリスを傷つければ傷つけるほど、お前は不利になる』と」
『アヴェンジド・セヴンフォールド』の左肘は、『ASA』の血で真っ赤に滲む。
「そして……今、どれだけ危険な状況かわかっているのか?」
隙だらけの首……と肩の間、そこに左手の中指と右手のあやとりの糸で、二つの線を描くッ!(パス精DBB)(刃B)
358
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/11(土) 00:33:25
>>357
訂正
>>356
了解した
>>354
「うごォ!?」
予想外の痛みで、目が覚めた。
何を熱くなっている。
冷静になって考えろ。
熱くならず、冷静にだ。
「……私は教えたはずだ。『アリスを傷つければ傷つけるほど、お前は不利になる』と」
『アヴェンジド・セヴンフォールド』の左肘は、『ASA』の血で真っ赤に滲む。
「そして……今、どれだけ危険な状況かわかっているのか?」
隙だらけの首……と肩の間、そこに左手の中指と右手のあやとりの糸で、二つの線を描くッ!(パス精DBB)
指の攻撃力は刃C、あやとりの攻撃力は刃B!
359
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/11(土) 01:11:09
>>358
手応えを感じ、うめきを聞く。
かんぺきに『肘』はメリこんだ。
あばら骨は『呼吸』をつかさどる重要な骨格だ。その内部には肺、その下部には横隔膜をおさめ、
これらを確実に保護し、そして同時にこれらの働きを妨げぬよう、その『強度』と『やわらかさ』は実に絶妙のバランスをとっている。
大切なことは、『呼吸』をまもるのに、必ずしも『痛覚』は大事ではないということ。即ち『激痛は持続する』。
骨をつらぬき肺をゆさぶる『打撃』。『致命傷』にはほど遠いがゆえに、『体の反応は通常どおり』。『痛みにひるみ、止まる』。
『攻撃』に転じるということは、そういうことだ。痛みに耐え、その余裕があるということ。
『痛みに耐える』時間と、『余裕を生み出す』時間と、『攻撃するために腕を動かす』時間。
時間はいくらあっても足りないことだろう。
ヒュ
「余裕じゃないか、君」「だったら警告も聞こえる筈だ」
『アヴェンジド・セヴンフォールド』。
『ASA』の左脇から、その脇を肘でうち(つまり左腕で)、のこった『右手』は――
ッ
『本体』。
『坂本』の、その『ロングコート』の裾に伸びるッ!(ス精BB)
それを『掴んだ』時点で『決まり』だ。同じ『斬撃』の能力だからこそ理解できるだろう。
『掴まれた』時点で、
「動くな」
動きを止めなければ、
『コート』を『引っ張って』、斬撃する。その全身、あますことなく『斬殺』する。
360
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/11(土) 01:54:49
>>359
「……参りました。私の完敗です」
そういって手を上げる。降参のポーズだ。
「傷一つつけられないなんて……未熟すぎるのにもほどがある」
361
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/11(土) 22:26:26
>>360
スゥ
「止まってくれてありがとう」
「ところでスマナイが、『スタンド』を解除してくれないか?」
手を離し、一歩下がりながら要請する。
「君は――なんていうか、『腕試し』をしてるのか?」
そしてきく。
362
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/12(日) 04:25:02
>>361
「ええ、その様な事をしています」
そう言って、スタンドを解除する。
「ちょっと反則技を使って、スタンドを成長させたんです。
その代償と言いますか……武勇をたてなければ成長が無くなってしまうらしくて……」
信条に反するんですけどね、と言って霊水を飲む。
これで傷は回復するはずだ。
ダイナーの時の傷を直した時の霊水だから、一本消費してしまったからかもしれない。
「今回は、本当にすいませんでした」
363
:
薄金『アヴェンジド・セヴンフォールド』
:2013/05/12(日) 09:50:56
>>362
「よくわからないが、『ドーピング』みたいなものかい?」
相手の解除を確認したら、こちらも『セヴン』を仕舞う。
謝られるのも妙な感じだ。こっちだって『殺そうとした』のだから、それはお互い様ってもんだろう。
「『武勇』ね。なんだかずいぶんと曖昧なドーピングだなあ。
しかしそれなら、『通り魔』みたいな真似をしなくても・・・」
なんだっけ、と思い出す。ちょっとした『噂』のことをだ。
「『地下闘技場』があるそうだ。探してみたら? 今回だって薄氷だよ。『通り魔作戦』、命がいくつあっても足りない」
ぼくも通りがかりに狙われずに済むしね、と肩をすくめると、そのまま歩いてこの場を去るよ。
364
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/05/12(日) 11:12:10
>>365
「……検討しておきます」
言えない。
挑戦権を獲得しようと戦ったらあっけなく負けてしまったなんて言えない。
そして、坂本もこの場から去った。
365
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/05(水) 22:55:49
「……また来てしまった」
背の高い、三十代の顔付の高校生が歩いていた。
その身は、熱くなってきたというのに刑事ドラマの様なコートを着ている。
その手には、メジャーが握られている。
「……そろそろ、色々とヤバい気がする」
その隣には、スタンド使いなら見えるであろう、2mはあるであろう細い体つきのスタンドが出現していた。
366
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/06(木) 22:05:04
>>365
「今日は……平和なのか?」
自分のスタンドに、3mメジャーを一つ、持たせておく。
一般人から見たら、3mメジャーが浮いているように思えるだろうか?
(……個人的にはそれは結構な事なんだけど、スタンドからみればなあ……)
367
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/06(木) 22:18:34
>>366
「お前、何を図る気だ?
そのメジャーだよ、何を図るつもりなんだァ?」
少年から10m離れた位置から、唐突に話しかけた。
天を突くような白髪にニッカポッカを履いた、如何にもな『とび職』の男だ。
368
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/06(木) 22:27:51
>>367
「……貴方、スタンド使いが見える方でしょうか?
これで驚かないって事はそういう事なんでしょう」
スタンドにメジャーを伸ばすと同時に、図る定規の部分を血濡らせる。(ス精BB)
「……一つ、手合せ願いたいんですけど、いいですか?」
そういいながら、真っ直ぐ『とび職』の男に歩み寄る。
まじめそうな顔をしている三十代顔の少年は、一見危ない人物に思えるかもしれない、が。
闘気は感じられるが、殺気はこれっぽちとして感じられないのだ。
「最初に言っておきますが、私と戦うと部位欠損位はするかもしれません」
369
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/06(木) 22:38:01
>>368
「何言ってるんだ、お前?
俺とお前が闘って、何か得でも有るのか?」
ギロ ロ
柄の悪そうな表情を歪め、怪訝そうに坂本を見遣る。
両腕を大きく挙げて頭部の後ろで組めば、けったいそうに身体を揺すった。
坂本が歩み寄って来るのならば、確実に射程距離にまで近づけるだろう。
「なぁ、俺のツラをよーく見てみろよ。
大した『悪党』ってわけじゃあないが、
ロクな生き方している人間にゃあ見えねぇーだろ?」
「俺が手脚を切られるってことは、
お前もそれ以上の怪我を負うかも知れねぇーってことだ。
訳の解らないことしてねぇーで、家に帰って宿題でもやりな」
370
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/06(木) 22:47:36
>>369
「……高校生に、見えるんですかッ!!」
変なところで感動してしまったが、『ASA』に頭を叩かせてクールダウン。
「覚悟は出来ている。さあ、始めようか!」
坂本は『ASA』を、常に自分の右斜め前に位置させておく。
そのまま、坂本のスピードで一緒にダッシュッ!
5m圏内に入ったのなら、メジャーの持っている右手の小指で、ハイジに目がけて『血の弾丸』を撃ち抜く(パス精EBB)。
371
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/06(木) 23:00:22
ちなみに、坂本の持ち物は
3mメジャー×2 トランプ×1 ディスク×10 スマホ×1 財布×1 です
372
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/06(木) 23:07:23
>>370
「少なくとも、外見よりは『ガキ』に見えるぜ」
ニヤッ
「だから決めたぜ、テメーをコケにして確実に潰すッ」
ズ
ァ ジャラララララ・・・
ァ
走り寄って来る坂本と『ASA』を見据えて、僅かに口角を吊り上げる。
己の背後から浮かび上がらせるは『クールボーン・スウィング・トループ』、
己の背後に『3mブランコ』を発現させてから、緩やかに前方へと進ませる。
ビャ
チュッ!
「いきなり目潰しかァ、
当たらねェーよ!」
飛んできた『血雫』を『クールボーン』の左手で受け止める。
------------------------------------------------------------------------------------
『骸骨』を思わせる『人型』のヴィジョン。
スタンドが『接触』した『空中』に『ブランコ』を作る。
『クールボーン・スウィング・トループ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:A 成長性:C
【記】能力詳細まとめスレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1311712763/72
持ち物:無し
------------------------------------------------------------------------------------
。
。
。 ○
┷ / | ○
/ > |
/ >
373
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/06(木) 23:22:50
>>372
質問
今ブランコがあるのは、AAを見たところハイジの背後という事でいいのか?
>己の背後に『3mブランコ』を発現させてから、緩やかに前方へと進ませる。
とあるが、前方に進んでいるのは『クールボーン』か、それともブランコか?
AAの小さな○三つは一体なんだろうか? トリックなのならば教える必要ない。
374
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/06(木) 23:27:06
>>373
>今ブランコがあるのは、AAを見たところハイジの背後という事でいいのか?
そうです。
>>己の背後に『3mブランコ』を発現させてから、緩やかに前方へと進ませる。
>とあるが、前方に進んでいるのは『クールボーン』か、それともブランコか?
『進ませる』という書き方をしているので、『クールボーン』です。
背後からハイジの脇を抜けて前方に進んでいます。
>AAの小さな○三つは一体なんだろうか? トリックなのならば教える必要ない。
発現したブランコの『鎖』の進行方向です。
375
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/06(木) 23:40:35
>>374
了解
>>372
『クールボーン』の左手は、血によって真っ赤に染まっている。
不思議なことに、血は垂れることなく、その手に滲んでいる。
「精々油断していてほしいものだ!」
『クールボーン』が『血の弾丸』を受け止めた左手を、3mメジャーで線をなぞる!(パス精DBB)(刃B)
(『血の弾丸』に素早く対処したところから見て、スピードは互角とみた!
精密動作は互角かそれ以上か……それは分からないが、とっさに左手で掴むか受け止めるかはするはずだ!
仮に同じ速度なら、かすっても不思議ではない……と願いたい)
それと同時に、『ASA』は左手を天に掲げる。(スB)
この時の動作は、マラカスで左を上げて右を下げて振る動作があるが、それと似ているかもしれない。
376
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/07(金) 00:11:35
>>375
ビュ ォオ!!
【図1】─────────────────
│ 。
│ 。
│ 。
│ ┷。 ○ ○ ○
│ ゚ | |ヽ_z==-|
│ ┻/ >/ヽ <\
└──────────────────
斬り払われる『メジャー』、その一撃は確実に『左手』を狙っている。
悟られるような『回避』はしない。その場に倒れ込むように崩れながら、
ギリギリまでメジャーを引き付ける。
ガシィ!
ジャラララララ・・・
『左手』から『1mブランコ』を発現。
『メジャー』の先端を引っ掛けるように受け止め、
そのまま自分ごと『クールボーン』を『地面』に倒れ込ませる。パス精CBA
【図2】──────────────────
│ 。
│ 。
│ 。
│ ┷ → ○
│ z=○ z=○ヽ ._z=-|
│ /ヽ /ヽ ┠/ <\
└──────────────────
「流石によォ、その『メジャー』は解りやす過ぎる。 ギ
『測る』ような仕草も見せてねぇってことは、 ャ
この『赤く』なった掌に関係あるんだろォ、ンン?」 オ
『三つ目』のブランコを『発現』したのならば、 オ
『一つ目』のブランコ――『
>>369
にて発現したブランコ』――は解除される。
『クールボーン』の類い稀なる『精密動作性』で発現した『1mブランコ』を、 オ
ハイジの『足裏』にブランコ板、『背中』に二本の鎖を隠すように発現するのは容易い。
オ
「そして、ブランコの『洗礼』よォ!」 .・
そして、その発現は【図1】の通り、人の背後を『ブランコ同士』が『くの字』を描くように発現した。
この状態で『ブランコ1』を解除すれば、屈んだハイジと『クールボーン』の頭上を抜けて、
『ブランコ2』は重力に従って真っ直ぐに発進する。
総重量は『15kg』を下らない『鉄製ブランコ』の一撃は、骨一本なら容赦なく折るだろう。
『回避』と『攻撃』、『クールボーン』は『同時』に行えるのだ。
377
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/07(金) 00:45:25
>>376
質問
引っ掛けるように受け止めるというのは、板の下の部分でという認識でいいのか?
AAを見る限りそのまま下に押し付けているように思えるのだが、そういう認識でいいのか?
更に、AAを見る限りメジャーをガードした板は、主軸が出来ておらず、鎖も伸びかけだが、これは一体どこに伸びているのか?
また、『板』のみの発現は『不可能』とあるので、これは一瞬だけの物なのか?
その一瞬は、メジャーをすぐに回収できるような時間か?
もしブランコ2が当たれば、パワーはスタンドのパラメーターでいうと、CかBか、無いとは思うがAなのか?
378
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/07(金) 00:49:58
>引っ掛けるように受け止めるというのは、板の下の部分でという認識でいいのか?
そうです。
>AAを見る限りそのまま下に押し付けているように思えるのだが、そういう認識でいいのか?
そうです。
メジャーの先端は『金具』が付いているので、
引き抜くには時間が掛かるでしょう。
>更に、AAを見る限りメジャーをガードした板は、主軸が出来ておらず、鎖も伸びかけだが、これは一体どこに伸びているのか?
>また、『板』のみの発現は『不可能』とあるので、これは一瞬だけの物なのか?
>その一瞬は、メジャーをすぐに回収できるような時間か?
・板の鎖は前方に伸び続けています。1mブランコなので、その部分で停止するでしょう。
・鎖も共に伸びているので、『板』のみの発現ではありません。持続します。
・持続しますので、回収は難しいでしょう。
・もしブランコ2が当たれば、パワーはスタンドのパラメーターでいうと、CかBか、無いとは思うがAなのか?
15kgの鉄塊を『4〜5m』の上空から自由落下で落としたに等しい威力です。
パラメーターでは正確に表現出来ませんが、骨の一本は容易いでしょう。
379
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/07(金) 01:13:32
>>378
了解
>>376
「ゲッ!?」
メジャーの先端を引っ掛ける……残念ながらこれは失敗に終わる。
『ASA』の線の干渉は、線が細ければ細いほど効果を発揮し、両断の効果を抜けば最高でもBの威力。
そして坂本はBの威力を狙っていた。
その為には、3mメジャーを通常の使い方とは違う、横向きにしなければならない!
よって、それは失敗に終わったのだ!
かといって、左手を切断できたわけではない。
結果を言えば、メジャーの先端を引っ掛けずとも、ガードは成功した。
というか、下に押し付けるのにそこまでの小細工は必要なかったのだ。
(ひ、引き抜くのは得策じゃない! 時間をかけたら、あのブランコの攻撃に当たってしまう!)
とっさに、メジャーは右手から落す。
(……いや? 逆に考えて見よう。見たところ一瞬だけ三つは出せるっぽいが、原則的に二っぽいな。
ということは? という事はという事は!? この迫りくるブランコさえ何とかすれば、攻撃のチャンスは来るッ!
下にもう一つのブランコがあるが、それもこの一瞬なら無力かもしれない!
そう、この策の名は――――)
「――――当たって砕けてみるという奴ァアアアアアアハハハハハ!!」
『ASA』の左腕の内側で、ブランコの攻撃を受ける!(ス精BB)
血が、ブランコの板に真っ赤に染みつく。
腕が痛い。反動で、左手が後ろに跳んでいくのが分かる。
(だがそれでいい。それがいい!)
チ
ラ チ
ラ
リ
左手から、赤黒い細い線が複数放たれる。
これは、第二の能力ではない。
意外ッ! それは髪の毛ッ! 坂本俊介の髪の毛だったッ!
(メール欄
>>370
参照 頭を叩いたときに抜き取った)
左手から放たれる髪の毛は、ブランコに襲い掛かる!
離れ行く腕を追うように、ブランコは迫りくるッ!
ブランコの血濡れた部分に、刃Bの猛攻が襲い掛かる!
(……頼むぜ、僕の髪の毛ッ!)
380
:
『ようこそ、倉庫街へ2 坂本 vs ハイジ』
:2013/06/07(金) 01:45:10
>>378-379
――ブ オンッ!!
『ブランコ1』の解除を受け、つっかいを失った『ブランコ2』は、
ハイジの背後から、坂本を奇襲する。
メジャーを食い止める防御と反撃を同時に行うことで、
坂本の対応は大きく遅れる――
ガシィィ ン
とっさにスタンドが上げた左手がブランコ2をガードするも、
その衝撃は『鉄の鈍器』・・・・
非力な『ASA』では受け止め切れず、その顔を痛打する。
――ブシュウ〜〜ッ!
スタンド、そして坂本の鼻から、鮮血がほとばしった。
受けた腕が折れるようなことはない
(設置した高さは4mもない、支点があるため自由落下よりダメージは低い)ものの、
『ASA』の腕はビリビリと痺れ、
手の中に握っていた『髪の毛』は、投げる前にハラハラと取り落としてしまう。
右手のメジャーは、地面に押さえられたたが、
伸長したこともあり、手放すに至らない(手放す余裕もなかった)。
『ASA』にガードされたブランコ2が、宙に跳ね返る。
メジャーの先端は、身を屈めたハイジ&『クールボーン』に抑えられた状態。
――両者の距離は『3m』。
381
:
『ようこそ、倉庫街へ2 坂本 vs ハイジ』
:2013/06/07(金) 01:49:02
>>380
メル欄訂正。
382
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/07(金) 02:12:49
>>380
メジャーを抑えていた『1mブランコ』を解除。
ガシッ
宙に跳ね返り、戻ってきたブランコを身体を起こした『ハイジ』が掴む。
ブランコの『移動』によって一旦背後に下がってから、
身体の振りによって『勢い』を付けて―――――
ギ
「下らねェなァ、血を流すのがお得意なら、 ャ
思う存分ぶち撒けてやるよォォ〜〜〜〜〜ッッ」
オ
ォ /
・
真正面からのブランコをガード出来なかったので、相手のパワーは低いと見た。
右足で蹴り落とすような『ドロップキック』にて、『ASA』の下腹部を蹴り飛ばす。パス精CBA
背後に吹っ飛ばすのではなく、その場に崩れ落とすようにしたい。
383
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/06/07(金) 02:25:55
続きは下記スレッドにて進行。
【戦】『ハイ・ヴォルテージ』
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1327853068/628-
384
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/23(日) 01:01:07
>>383
そこには敗者が横たわっていた。
虫の息。
まるで、犬の糞の様に惨めで汚らしい。
右腕は落ちており、上半身は大量の血が付いている。
意識はないように思える。
385
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2013/06/23(日) 01:04:22
>>384
久しぶりに練習に来た。
人通りも少なく、音を出しても問題がない。
カッ カッ カッ カッ
「…………あ、ら?」
何か、転がっている。
近づいてみよう。
386
:
坂本俊介『アリス・スウィート・アリス』
:2013/06/23(日) 01:13:25
>>385
「――――っ」
足音で意識は取り戻した。
だが、切断されて取れてしまった右肩からは、シャレにならない血があふれ出ている。
このままでは、死んでしまうだろう。
387
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2013/06/23(日) 01:52:52
>>386
見つけた。
とりあえず爪先で顎を上げさせる。
呼吸を確認。死んではいない。
周辺を見渡し――――肩を竦める。
「…………しょうが、ないか、な?」
ル ゥウン
ガシ!
担ぎ上げる。
とりあえず、病院まで――――
スレ移動⇒ ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/netgame/9003/1327326457/
388
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/07/31(水) 23:37:51
「あのガキ、まだ懲りてなけりゃあココにいるはずだが……。
流石にもう止めたか?
地元の漁師に目を付けられるってのもあるだろうしなぁ〜〜〜ッッ」
ニッカポッカの男が港をウロウロしている。
正確には港の『屋根上』を、だ。
赤い屋根の大きな倉庫の上を歩き、夕暮れの港を見下ろしている。
389
:
ハイジ『クールボーン・スウィング・トループ』
:2013/08/01(木) 01:16:26
>>388
「いねェ、どうやら消えたな」
ギュァン
掌からブランコを伸ばし、潮風を背にして消えていった。
390
:
古崎 達郎『イージー・ワールド』
:2013/08/18(日) 13:53:01
ニットシャツの上にジャケットを羽織る冴えない顔の男性が歩いている。
わざわざ物騒な倉庫街に来た理由は――――
「また仕事をサボって一服してるよね……たぶん」
あの嘘発見機の刑事に会う。
それだけ……
391
:
古崎 達郎『イージー・ワールド』
:2013/08/22(木) 09:44:10
結局、会えないまま倉庫街を歩き去る。
392
:
『移動図書館』
:2013/08/24(土) 15:06:49
――『倉庫街』の一角。
その一角に、大型のワゴンカーが停車している。
ボディカラーは空色。
そこに大きく、『移動図書館』と書かれた文字が見える。
ワゴンの周囲には簡易本棚が運び出され、
車の内外ともに様々な本が並んでいるが、
その場所柄、興味を持つ人間は誰もいない。
――奇妙なのは、そこに並んだ、小さな『テント』だ。
三角錐の形のそれは、ちょうど人二人が入る大きさ。
ワゴンの空色に対して、こちらは夜空の濃紺だった。
狭い入り口には帳が下ろされ、こう書かれている――
『人生の主役になりたい人だけ、お入りください』
393
:
『移動図書館』
:2013/08/24(土) 18:04:36
一人の客も迎えることなく、『移動図書館』は姿を消す――
394
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2013/08/25(日) 23:08:57
キュキュキュ
ブ ォン
ォン ォン ゥゥゥ
ド ザ パ ァァ ―――ン
大きな『水音』が響いた。
395
:
秋元亜門『一般人』
:2013/08/25(日) 23:13:16
「おかしいな…… ここはどこだろう」
黒いボロボロのバッグを提げて黒いボロボロのスニーカーを履いた青年が
プリントされた一枚の地図を広げながら、道を歩いている。
>>394
「ん、何の音だ?」
『水音』の元を、歩いて近づいて確認する。
396
:
烙『クライムウェイヴ』
:2013/08/26(月) 00:08:44
>>395
「 フッフーン♪」
「♪」
水音に向かう秋元。
もちろんそちらは海辺のほうで、垂直のコンクリート壁が海に沈み込んでいる、『港の端』だ。
そっちからご機嫌で歩いてくる男が一人。
歩きながら『秋元』は思い返すに、
『水音』の前に聞こえたのは、『車のエンジンをかける音』だ。だがその『車』なんか、どこにも見あたらない。
397
:
秋元亜門『一般人』
:2013/08/26(月) 00:20:53
>>396
秋元はご機嫌な男(烙)に気付いた。
そちらから向かってくるなら、道を前方に歩いているこちらとはすれ違うことになるだろう。
「(狭い場所だし、ここですれ違うなら挨拶した方がいいな)」
……コクン
地図から一瞬だけ目を逸らし、無言で会釈しながら、横をすれ違う。
そこで秋元は、確かに『車』の音が聞こえたのに、車なんかどこにも見当たらないのに気付いた。
「ん? なんだ、おかしいな……
間違いなく『車』の音が聞こえたんだけど」
建物の中からではないか? 地下からではないか? どこかの建物の天井じゃないか?
何かの機械の作動音が、車の音に聞こえただけではないか?
独り言を言いながら、周囲を徹底的に見渡してみる。
(本当は水の音が気になってこっちの方に来たのだが、
秋元という男は複数のことに優先順位を付けるのが苦手で、入ったことを一個一個処理することしかできないのだ)
398
:
烙『クライムウェイヴ』
:2013/08/26(月) 01:16:06
>>397
ゴゴ ゴ ゴ ゴ
「こんばんは」
にこやかに挨拶を返す。
秋元はきょろきょろしているが、何を見つけることもできないだろう。
ただ水面を覗き込めば、そこには大きな『波紋』と、泡がぼこぼことはじけているのが見えるだけだ。
ゴ ゴ ゴ
399
:
秋元亜門『一般人』
:2013/08/26(月) 01:27:39
>>398
『波紋』が走っている……
なんだか面白いな。何があったんだろう。と秋元は思った。
秋元は振り返り、男の胸元辺りを見ながら言う。
「あの。今、海に何か落としたんですか?」
疑問を、単刀直入に、聞く。
『ゴミ』でも落としたのか? いや、そんな「後ろめたい」人間は、挨拶なんて返さず早足で立ち去るだろう……
という思慮は特になく、地図を見ながら歩き続けた疲労によって、単に思考が短慮に走っただけだ。
「車の音がしましたけど」
秋元亜門という男は、『空気を読むこと』と『人の思考を読み取ること』が極端に苦手だ。
400
:
烙『クライムウェイヴ』
:2013/08/26(月) 01:34:21
>>399
「・・・」
じっと見返し、
「・・・いや? 何も『落としてなんかない』」
悪びれもせず嘘をついた。
それ以上は何も言わずに、それじゃ、と立ち去ろうとする――
401
:
秋元亜門『一般人』
:2013/08/26(月) 01:48:26
>>400
「そうですか。『わかりました』。ありがとうございます」
平坦に答える。『信じた』。
再び振り返り、男から目を放して、海の方をメガネを通してじーっと見つ……ようとして、
あることを思い出し、再び振り返る。
「それとすみません、この地図で、ここが今どこか分かりませんか?
この『総合相談センター』に行きたいんですけど」
男に、手に持った地図を見せ、『目的地』を指差す。
一枚のプリント用紙に、インターネットの検索エンジンでブラウザに表示した地図を印刷したもののようだが、
表示倍率が低すぎるのと、インクがなかったのか『ランドマーク』などがほとんど掠れており。
それでも頑張って読むことが出来れば、なんというか……彼の言う『目的地』とはまるっきり『反対側』にいることが分かるだろう。
402
:
烙『クライムウェイヴ』
:2013/08/26(月) 01:56:39
>>401
かさりと地図をのぞき、
「地図を読めるとか読めないとかの話じゃあないだろう・・・熱中症かい?」
「今居るのはここ」
ス
かすれた地図だが、それでも『港』を指さす。
「まっすぐいくとこの道」
道をなぞり、
「市内に向かうと目的地だよ」
地図は一目で把握できる。
そういうことは特殊技能でも何でもないし、なにより計画を立てたり経路を見つけるのは『必須』だからだ。
ともかく、呆れ半分に地図を教えてやり、
そして再び、立ち去ろうとする。
まだ何か声をかけますか?
ニアいいえ
はい
403
:
秋元亜門『一般人』
:2013/08/26(月) 02:07:32
>>402
「どうもありがとうございます。熱中症にも気をつけます」
地図を教えてもらったので、素直にお礼を言う。呆れられていることには気付いていないようだ。
もう声はかけない。
再び振り返り、目的地に急ぐわけでもなく、再び海を見つめてみる。
先ほどの『波紋』が気になるというより、彼はあまり海の周辺には来ないので、
単純に海を見るのが面白くなってきたのだ。
いったん面白いことを発見し、妨害されないときの集中力はなかなかのものだ。
「(地平線ってあんまり観察してなかったけど、ああいう見え方をするのか……)」
404
:
烙『クライムウェイヴ』
:2013/08/26(月) 02:11:42
>>403
声をかけないのならば、立ち去るだけだ。
好きなだけ水平線を見ていると良い・・・
405
:
秋元亜門『一般人』
:2013/08/26(月) 02:14:15
>>404
――なぜか、『青い海』を見ながら、秋元は思い出していた。
自分のマンションで『飛び降り自殺』があった次の日の朝。
自転車で通学するために、検察に自転車置き場の内部に入れてもらったら
地面にたっぷり付着していた『赤色』を。
洗い流されても、しばらく地面に残っていた赤を。毎日、自転車置き場に入るたびに思い出すあの色を。
「『命の海』とかいうけど……
この広大な海には、きっと色んな『死』が溶けて混ざっているんだろうなぁ」
とか一人ごちてみるが、彼のいつもの『考えすぎ』だろう。
その後、飽きるまで海を見てから去っていったが、男に教えられたはずの地図は結局よく分かっておらず、
結局3時間以上歩いて、到達したらしたで『熱中症』になって何も出来なかったのは別の話だ。
406
:
ようこそ、名無しの世界へ…
:2014/01/25(土) 22:15:24
黄金町南部、海岸沿いに位置する倉庫街。
日中は海運・物流業者等が出入りし、多少の賑わいを見せることもあるが、
夜間、まして冬場の寒夜ともなれば周辺をうろつくものなど余程の酔狂者以外には存在しない。
『…………ギュィィィィ……』
もし、そんな酔狂者が今夜いたならば、
倉庫街の一角から発せられる異質な気配に気づく者もいるかもしれない。
407
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/27(月) 20:30:15
>>406
そんな酔狂者が歩いてくる。
「ふぅー、寒気が毎年厳しくなってるなぁ」
青いイヤーマフに紺色マフラー。黒地のダウンジャケットで
首元を埋め、白い吐息を出しながら特徴的な部分が一切無いのが
特徴と言う顔つきの中肉中背の男性が倉庫街を歩く。
彼が此処を訪れた目的は不明だ。
手元にはビニール袋が握られており、数本の飲料水と
食料品が包まれている。
『…………ギュィィィィ……』
「ん? 何か音がしたかな?」
そして、後藤 成明はその異質な気配にピタリと足を止める。
好奇心は、常人よりも特出してる後藤の事だ。
「……」
ザッ
興味本位で、その倉庫街の気配のする方へ歩みを進めるだろう。
408
:
モリー『フラクタル』
:2014/01/27(月) 23:16:47
>>407
謎の物音に足を止め、様子を伺ってみる。
すると――
ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!
倉庫街の一角に設置された缶飲料の自動販売機、
それが今、真っ二つに『切断』されていた。
ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン!!
けたたましい金切り音と火花を散らしながら、
直径1mはある巨大な円盤が高速回転しながら、工業用の切削機械さながらに
自動販売機を水平に切り進んでいっている。
「…………」
その傍らに一人の女が立っている。
長い黒髪を携えた白人の女だ。
偏光ミラー加工のサングラスを掛け、モンクレールのダウンジャケットを一部の隙もなく着こなしている。
女は自販機の様子を注視しており、後藤の方には気づいていない。
ギュィィィィィィィィィィィィィィィ ズバァ!!
そこで円盤が自販機の端に達し、巨大な鉄の箱は文字通り真っ二つに両断された。
409
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/27(月) 23:38:34
>>408
パチ パチ パチ パチ パチ
「おぉー 凄い 凄い」
能天気に、後藤はモリーの行ってる事に対し驚愕や恐怖を
表情に浮かべる事なく拍手をする。
まるでサーカスのショーか、ソレ等を見てるような態度だ。
相手のその巨大な円盤がこちらに放たれれば簡単に後藤のような
多少特殊な力を持った程度では簡単に真っ二つになるだろう。
それにも関わらず、この男は悠長に拍手をして見ている。
410
:
モリー『フラクタル』
:2014/01/27(月) 23:48:50
>>409
感嘆の声を漏らし、拍手を叩く後藤。
金切り音の残滓に掻き消されて聞こえなかったのか、女はまだ後藤に気づいていない。
ぐッ
女は自販機に両手を押し当て、そのままぐっと前方に押し込むような動きを見せる。
すると――
ズッ……ドオン
自販機の上半分は向こう側へと倒され、両断された断面を晒した下半分が露わになった。
女はその断面へ手を突っ込み、
ヂャリ……ヂャリヂャリ……
自販機の内側から大量の硬貨・紙幣をつかみ出し、
それを手にしたナイロン製のナップサックの中へと流し込んでいく。
411
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/27(月) 23:54:47
>>410
「ふぅん」
モリーの行動を、一部始終後方で後藤は観察している。
道徳観でモリーのしてる行動は犯罪だ。等と彼は別に騒ぎたてもしない
かと言って、自販機を破壊してまで金銭を取る其の執拗性に危険を感じて
相手が気づかないのを僥倖に逃げる、と言う選択肢も彼には無い。
「ちょっと良いかい、君?」
モリーが、あらかた自販機のお金を収集した時点で後藤はモリーに声を掛けるだろう。
「君、名前は? 僕は後藤 成明」
そう、自己紹介をする。特に大きなモーションはしない、相手に余計な
警戒心を生み出す要因を後藤は避けるだろう
412
:
モリー『フラクタル』
:2014/01/28(火) 00:04:36
>>411
「……!」
女に近づいて声をかける後藤。
そこで女の方もようやく後藤に気づき振り向いた。
「……」
女は僅かに逡巡したような仕草を見せた後、
『ザーッ』
ナップサックの中身を後藤の足元に吐き出して、
「……これ、半分アンタにやるからさ、
見なかったことにしてくんない?」
と、言った。
413
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/28(火) 00:15:15
>>412
「え? 御免ちょっと言ってる事が解らないんだけど」
と、後藤 成明は困っ表情を浮かべ頭を掻く動作をする。
「別に、僕は君の其の……あぁ、器物破損と窃盗罪かな。
それを咎めるつもりは無いし、『見えない人からすれば』勝手に
自販機が真っ二つになったわけで、君はたまたま其の場で運良く
居合わせたから魔が差して其のお金を盗んだだけだから現実で
裁くとなると窃盗罪だけだろうしね。まぁ、ともかく僕は君の
やった事に対して別に通報する気は無いよ、だから安心して欲しいな」
ニコ ニコ ニコ
と、笑顔でモリーに告げる。その言葉と安心させるつもりで浮かべたのか
真意が不明な笑顔がどこまで彼女の警戒心を低められるか……。
「自販機からお金を盗んでる事にたいして僕は全く興味が無いんだよ。
興味が有るのは、君が出したと思われる円盤だな。
その円盤、どう言う風な原理で動かしてるの?
自動操縦? それとも自分の意思で動かしてるのかな?? 出来れば
僕が通報しないって事を条件に教えて欲しいなぁ」
と、後藤はモリーへ告げる。モリーの気分や思惑次第では次の瞬間には
真っ二つにされる可能性を考えてるのか? と言う感じの発言だ
414
:
モリー『フラクタル』
:2014/01/28(火) 00:42:07
>>413
「……なんだって?」
後藤の言葉に、女は面食らったような様子を見せる。
「あんた、コイツが見えてんの?」
女がそう言うと、自販機を切り飛ばしてからそのままあさっての方向に飛んでいっていた円盤が、
まるでUFOのようにカクカクと進路を変更し、女の傍らへと戻ってきた。
まるで速度が落ちる様子がなく直角な曲がり(カット)を見せるそれは、明らかに通常の物理法則を逸脱している。
ヒュカカカカカカカカカカカッ
戻ってきた円盤は、女の傍らで正方形を描くような軌道でぐるぐると回転するように飛行を続けている。
「そうか、初めてだな……あたしの『フラクタル』が見える奴と出会うのは」
そう言って女は掛けていたサングラスを額へと押し上げる。
そこで、後藤は気づいた。
女の右目の下に、『カミソリの一枚刃』を象ったかのようなデザインのマークの、
――『刺青』が、彫り込まれていることに。
415
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/28(火) 00:58:04
>>414
「あぁ、君も『刺青師』のお客さんか。
三人目だな……。三……良い数字だ3は、うん」
モリーの右目の下の『カミソリの1枚刃』の刺青に顎を撫で後藤は呟く。
「『フラクタル』って言うのか。いまの軌道を見た所遠隔操作、自分の
意思で動かしてるって所かな? それに自動停止は出来なさそうだね。
任意で解除しない限り回転の動きを止める事は物理的には困難そうだね」
と、モリーの円盤が正方形を描くような軌道でぐるぐる回転する飛行を
見ながら、そう後藤は推理をする。相手が自分の抱えてる力をそう明け透けに
見ず知らずの他人に評価される事でどう思うかは考えず。
「『フラクタル』かぁ。良いねぇ、実に良い。
ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念。
図形の部分と全体が自己相似の存在の事じゃないか。
『ハウスドルフ次元が位相次元を厳密に上回るような集合』
完全に自己相似なフラクタルにおいては
ハウスドルフ次元はミンコフスキー次元と等しい……」
何やら、うっとりとフラクタルと言う言葉に対し感慨めいた表情を浮かべる。
数学・論理学を専攻としてる後藤 成明にとって。この手の学問が少しでも
付属してる事は堪らなく好奇心を満たすのだろう。
416
:
モリー『フラクタル』
:2014/01/28(火) 21:10:52
>>415
「……」
自分の世界に浸っている後藤を見て、
『面倒くさいやつに関わっちまったな』とでも言いたげにモリーは眦を歪めた。
「……さっきのあんたの質問だが、答えとしては『どちらでもある』、だな。
基本はあたしの意思で動かしているが、頭ん中で進行軌道さえ決めちまえば
あとは自動操縦で走らすことも出来る」
先ほどの
>>413
での後藤の質問に、モリーはそう答えた。
「これで満足かい? 物知り兄さんよ」
417
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/28(火) 21:29:24
>>416
「僕の事は、物知り兄さんじゃなくて只の後藤で良いよ。呼び方はさ」
フラクタルの語感と、その意味合いに脳内が数式で満たされる波から抜けて
後藤は通常の笑みに表情を戻すと気さくに告げる。
「後藤 成明、秋映の院生なんだ。
君は……えぇっと、なんて呼べば良いかな?
あぁ、それと。僕も君と同じ刺青師に力を教授して貰ったんだ。
名前は『ザ・パラダイム・シフト』」
ズズッ……
片手を軽く水平に上げ、その手に一本のダーツが生まれる。
「能力は、簡単に言えば相手との感覚の共有かな?
刺すと数十分相手の感覚がこっちに伝わるんだぁ。良かったら
一本刺してみる? 面白いものを、見せれると思うけど」
ニコ ニコ
笑顔で、後藤は君にダーツを差し出す。
418
:
モリー『フラクタル』
:2014/01/28(火) 21:49:47
>>417
「モリー・パイソン」
女はそう名乗ると、先ほど地面に零した貨幣を再度ナップサックへと流し込んでいく。
「感覚の共有?
やだよ気持ちワリィ。そんなことは愛し合ってる相手とでもやんな」
後藤の申し出をにべもなく断ると、
モリーはナップサックを肩に担ぎ、背を向ける。
「お喋りは終わりだ。あたしはもうずらかるぜ」
そう告げて、そのまま歩き出していく。
419
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/28(火) 21:54:14
>>418
「ん、そうかい? 残念だな、折角同じスタンド使いで知り合えたんだし
もうちょっと色々親睦を深めたかったんだけど」
と、少しだけ残念そうに肩を竦めつつ。歩き出すモリーへ少し大きめに告げる。
「あ、それと『ヨハネスブルグ』って言う黒人の集団が最近此処に
来てるらしいから、気をつけてねー」
と、立ち去ろうとするモリーに忠告をしておく
420
:
モリー『フラクタル』
:2014/01/28(火) 22:18:11
>>419
後藤の言葉に応えてか、歩きながら片手を上げるモリー。
ヒュカカカッ
円盤も進路を変えモリーの後を追うかのように飛んでいき、
やがてどちらも夜の闇の中に消えていった。
421
:
後藤 成明『ザ・パラダイム・シフト』
:2014/01/28(火) 22:23:33
>>420
「んー……アドレスぐらいは交換したかったな」
そう呟き、闇夜へ消えたモリーの方角を暫く見つめてから
倉庫街を抜ける事にして足先を変える。
「……アプローチの方法、変えるべきかな」
そう、呟いた。後藤 成明の数学好きと、知的好奇心ゆえの
行動がどうも最近裏目に出てる事実に気づいたのだ。
今更の話しだが
422
:
???
:2014/03/04(火) 23:00:58
深夜の倉庫街。
タッ・・・ タッ
「はぁ」 「はぁ」
タッ タッ
「はぁ」 「はぁ」
スーツ姿の若い女。
髪を振り乱し、ヒールの折れた靴を片手にぶらさげ、
膝から血の流れる足を引きずりながら、必死の形相で路地を走っている。
423
:
才賀 冠斗『トラッシュライト・ヴィジョン』
:2014/03/04(火) 23:03:42
>>422
「迷ったよぅ……」
『ちいさい男の子』が歩いている。
どうやら迷ったようだが?
424
:
???
:2014/03/04(火) 23:18:03
>>423
・・・
「はぁ」 「はぁ」
行く手の暗い路地に、白い息が煙のように浮かぶ。
その向こうから、『冠斗』より背の高い人影が、よろよろとした足取りで近づいてくる。
425
:
才賀 冠斗『トラッシュライト・ヴィジョン』
:2014/03/04(火) 23:28:13
>>424
「!?」
心霊現象ではない。普通の一般人が散歩でもしているのだろう。
ただ、倉庫街に一般人なんぞ居るだろうか?
いないよねー
「こ、こんばんは!」
ファーストコンタクトを試みよう。
426
:
フェリシア・B・レッチュベルク『セイヴ・フェリス』
:2014/03/04(火) 23:32:27
>>424
何かある、そんな予感がしていた。
路地の煙を遠くに見つけ、歩いてきた。
何か、あった。
「……ん」
やることはひとつ。
煙のところへ。
427
:
石綿『シミアン・モバイル・ディスコ』
:2014/03/05(水) 00:35:11
>>424
スタンドを纏って夜の倉庫街を駆け回っていたら人がいた。
「あ、やべ」
流石に人のいるところでスタンドを纏って走り回ると目立つだろう。
ということでスタンドを解除。
歩いて人影のある路地のほうへ。
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