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松スレ回顧録

1管理人:2015/06/10(水) 20:54:55 ID:???0

回顧録、とは書いたがまぁそんな大それたものではない。
つまりが、スレを読んで(見返して)の個人的要約集、ということで。

対象はB'z関連、B'zスレ、松スレを00年から14年まで。

14THOUSAND NANASHI:2015/07/27(月) 14:54:18 ID:6eAOnzx60
雷鼎氏の語る松本孝弘の魅力
886 :雷鼎:2006/10/28(土) 04:24:02 ID:fCVFpr6b0
OK兄者。よーしパパ語っちゃうぞー覚悟しやがれよてめーら。
でも頑張って詰めて書くぞてめーら。
先ず邦楽界に於いて松本ほど異色のギタリストは居なかったと思う。
単に凄腕なら当時はラウドネスの高崎、中間英明等が居たが結局は
ロックの、ロックによる、ロックのための方法論を用いたヘヴィメタルの域を出ること
はなかった。
それが悪いとは言わないし、寧ろ前者に関してはかなりジャパメタ離れした幅広い
楽曲を創っていたものの、やはり前述の結論に帰結してしまう。
松本はその垣根を取っ払ったんだよね。
ポップスで嫌われがちな我の強いHR/HMアプローチを惜しみなく試み、且つそれを
違和感なく当時のテクロノジーに載せて表現しきり、メジャーのフィールドに送り込んで
大衆に完璧に受け入れられたギター弾きなんて他に誰がいようか。
この辺はアンチは愚かオタですら語ってる奴は余り居ないよね。勿体ない。
これこそ松本の最大の業績だというのに。
それ以降の日本のポップスがTMNからB'zが魅せた様式に倣ってるのは周知の
通り。
「ロックギターとテクノロジーの融合」という命題はこれまで数々のギタリストが
挑んできたが、洋楽にありがちな無機質なだけの打ち込みが素材なのが
殆どな故、そのどれもが中途半端に終わった(ように思う。)。が、松本は
明石昌夫のAOR風味の有機的な空間を用いてプログラミングの持つ欠点を克服して
いる。そのお陰で人肌の温もり感じられる見事なポップスに仕上がっていた。

15THOUSAND NANASHI:2015/07/27(月) 14:55:07 ID:6eAOnzx60
888 :雷鼎:2006/10/28(土) 05:42:28 ID:fCVFpr6b0
続き。この方法論は早くも1stソロに於いて既に確立していた。
音像こそハードでテクニカルなものの、TMN人脈を駆使したテクノロジーと、ラウドネ
ス樋口が注入した躍動感溢れるヘビィなリズム、しかして持ち前の歌謡曲譲りのキャッ
チーなポップセンスのお陰でジャズ色を取り入れようと何をしようとも決して難解に成りす
ぎず、HMだけどあくまでポップスな面白いギターアルバムに仕上がっていた。
マイケルシェンカーを受け継ぎ、更にオリエンタルな彩をブレンドしたロックマン+MG
から生み出される機械的ながらも官能的なギタートーンは後にも先にも他に聴いた
ことが無い程美麗で、松の目指す方向性とこの上なく合致していた。
ロックマンの先達であるボストンも聴いたがやっぱり別物。
この一見矛盾した、時には「キーボード的」とも揶揄されるトーンこそは先に述べた打
ち込み+ロック、ひいてはロック+ポップスとの融合のための最大限の発明であった
ように思う。
テク的にも恐らくはベック譲りであろう泣きのアーミングやサイクス、風の手数の多い、
ソロ的でさえもあるリズムギターが打ち込みのバックグラウンドに完璧にフィットして
いたのも俺からすれば「灯台もと暗し」、「コロンブスの卵」的な大発見で、これに関し
てはもっと讃えられても佳いと烈しく思う。
ヤンギとかで「打ち込みに於けるHRギターの役割」という名目で今すぐ特集しろ。
いつもいっつも「ハーモニックマイナーでのロックとクラシックの融合」ばかりじゃんつまんねぇ。

16THOUSAND NANASHI:2015/07/27(月) 14:55:51 ID:6eAOnzx60
889 :雷鼎:2006/10/28(土) 05:59:16 ID:fCVFpr6b0
続きの続き。短く纏めるの糞ムズス。つーか上のレス推敲失敗。御免よ。
さてさて、松本のスタイルといえば歌謡エッセンスをふんだん取り入れた東洋的な
フレージングなのはお前らも知っていよう。
マーティーさんなどがメタルに東洋音階を取り入れたプレイヤーとして知られてい
るが松本流は全くの別物。外人の視点から取り入れたモノと天然日本人のそれで
はやはり大きく異なるのは否めない。雅楽的なフレーズ特有の臭みを歌謡曲継承
のポップさが打ち消し、いい意味での軽さがレディゴーラウンド(英語)、Love Ya、
99等で聴かれる松本スタイルだ。これにはあの一聴して解るあのトーンも関連
していると思われ。アンチの弁にはオリジナリティがないとよく言われるが当たり前だ、
少なくともシングル、特にB'zではその実力の半分も発揮されちゃ居ない。
何処ぞのHPでは松を「非常にオーソドックスな〜」と評されていたが的外れも良い
ところだろう。まぁブラフ以降から現在に関しては……だが。
また楽曲もジャズ専門学校、スタミュでの経験から培われた豊富なバックグラウンド
のありとあらゆる音楽アプローチでリスナーを決して飽きさせない、文字通り変幻自
在の音作りと曲作り、どんな状況下でも即座に対応可能なギタープレイでおよそ
ロックギタリスト離れした幅広い引き出して愉しませてくれた。
松本の曲は単なるJポップな側面以上にHR/HMのギターリスナーも楽しめるのが
特徴で、この一粒で二度美味しいのがB'zの曲では最重要と言えた。
これこそがB'zと並の邦楽バンドとを差別する強みであって、ジャズ学校やスタミュで
培われた豊富なバックによるロックギタリスト離れした変幻自在なプレイと、時と場合
によってはそのスタイルさえも大幅に変える幅広い音作り、だけど決して根本、本質
を見失わない曲作りがとてつもない化学変化を生み出してた訳だけど、最近は
そのどれもこれもが失われつつあるのが非常に嘆かわしいんだぜ。あっ、何とか三
レスで収まった。とにかくチラ裏すまん。


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